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平成31年予算特別委員会-03月05日-04号

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  1. 足立区議会 2019-03-05
    平成31年予算特別委員会-03月05日-04号


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    最終取得日: 2023-04-16
    平成31年予算特別委員会-03月05日-04号平成31年予算特別委員会  午前10時00分開会 ○新井ひでお 委員長  おはようございます。これより予算特別委員会を開会いたします。  昨日に引き続き、第5号議案の予算総則第1条中歳出第4款産業経済費、歳出第6款土木費から歳出第10款予備費、第2条債務負担行為から第5条歳出予算の流用並びに修正案、第6号議案の全部並びに修正案、第7号議案、第8号議案の全部、また、第36号議案 一般会計補正予算の予算総則第1条中歳出第4款産業経済費についても質疑いたします。  最初に自民党から質疑があります。鴨下委員。 ◆鴨下稔 委員  皆さん、おはようございます。  自分は、学校卒業してすぐ社会人になってしまったもので、そこが結婚式場を持っているような施設に行ったもので、毎日毎日、朝起きると同時にカレンダーを見て、あ、きょうは仏滅かとか、きょうは大安かなんていうことで、それが気になってしまっているわけなんですが、きょうは大安でございますので、明日は赤口で、あさっては友引というようなことで、大安ですからいいことがあるといいなと思っていますのが、自分の勝手な思いでもございますけれども、1時間の時間の30分前半を私のほうでさせていただいて、若手のホープであります、ただ委員に交代ということで質問を申し上げたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  まず、最初に、これは前、ご指名ではないけれども、密集地域整備課長が担当になってくるんではないかなと思いますけれども、昨年の5月2日に、自分の地元の駅でございます五反野駅の駅前交通広場、これが完成して、従来の江北高校のほうに行く道のところにずーっとタクシーが並んでいたというものは全部なくなってということで、いい環境になってくるのかということで期待をして、あそこの中にみんなタクシーも来てくれると思っていたところが、昨日も私、帰るときもそうでした。雨が降っているから乗る人もいるんじゃないのかなと思っていたら、ここずっと毎日毎日、交通広場の中にタクシーがとまっていないんです。なおかつ、あの近辺の方からも、「どうしてあそこタクシーとまってないの」というようなことも、いろいろの会議があったりすると、そういう話を伺う機会が非常に多いんですね。  前に、これは密集地域整備課長にもお願いして、タクシー乗り場、それからまた、バス乗り場、そういうところには、バスなんていうのはそう何本も来るわけではないですけれども、タクシー乗り場のあの辺には、できれば、今、タクシーが来るときと来ないときもあるし、年配の方はお荷物を下に置いちゃうというのは何となく、昨日みたいな雨の日はテーブルとか、椅子があれば、そういうところにということで、置いてもらったほうが、お客さんのほうも安心するし、汚れないで済むしということで、お願いをしていたわけなんですけれども、それは今年になってからつけていただけたということもあるんですが、これは逆に言って、タクシー乗り場のほうで、バス乗り場にはついていないということもありまして、1カ所だけというようなことで。それもなおかつ手が、一人ひとりがわかるような、なっているもので、荷物を置くにしても、その向こう側に置かなくちゃいけないみたいなことで、あれがいいんなら、どちらにせよ、今そんなに利用する方もいない。あそこ、タクシー乗り場、大体もうタクシー来ないということが、皆さんの中で非常に定着と言うとおかしいですけれども、そう見られてしまっているために、期待してないというような駅の交通広場になってしまっているというのが、今の今でもあるわけなんですね。  したがって、タクシーのそういう協会と言うんでしょうかね、上部機関、各ドライバーたちの各会社に通告とか何かお願いとか、そういうこともやっていただいているのか、まだそこまで行政として連絡をとったりということはしてないのか、その辺のことをちょっとお教えいただきたいと思っております。 ◎密集地域整備課長 タクシー協会のほうに、利用者の方からタクシーが待っていないということを、地域の方からお話がありますので、そういうことを伝えて、可能な限りタクシーの乗り場のほうに待機していただくようにお願いしているところでございます。 ◆鴨下稔 委員  その割には来ていない、とまっていないというようなことで。私自身も、こちらのほうから五反野駅に、四家の交差点から行くときに、ちょっと駅の手前のところで、高架の真下辺りの手前ぐらいで、車がとまっちゃっているときがあるんで、どうしたのかなと思いましたらば、右折しようとする、中に入ろうというタクシーが、また向こうからどんどんどんどん来るのがあるから、それを待ってから、行かせちゃってから右折しようというようなことで。そうすると自分の車で、後ろをバックミラーで見たら、また数台並んでいるということで、その形だけ見ていても、あの辺の道路の狭さもあるのかもわかりませんけれども、非常に交通の流れとしては余り芳しくない。  それで、この間の先週の土曜日ですか、2日の日に、自分で車を運転して、あの中に喜田屋のほうから左に入っていってということで、ぐるっと回って、それで左折して四家交差点のほうにということで行って、自分で車を動かしてみたんですけれども、入っていくには入っていきやすいんですけれども、向こうから来る場合はすぐ左折できますから大丈夫なんですけれども、今度、出ていこうとするときに、左に曲がろうと、四家交差点の方面にガードをくぐろうというようなことをする場合、従来よりも、あそこは歩道の幅が広がったのか、それから、ポールとか何かが立っていて、ぐっと前へ行って左に曲がらないと、自分の車のほうの後ろ辺り、下手すると、がちゃんとやっちゃうんじゃないのかなというぐらいの、凄く出ちゃうと、相手側の車にもぶつかるという可能性もありまして、あの辺はもうちょっとドライバーの方々にとってスムーズにいくようなシステムというか、形を考えてもらわないと。あれをつくるときに、あそこと手前のほうと、いわゆる西から東のほうの駅に入ろうとする方々用の歩道のスペースを広くしたというようなことで、あの辺もちょっと検討する必要性があるのではないかなと思っております。  その辺も含めて、何回か私もあそこでタクシーのドライバーが待っているときに、そういうときもありましたから聞いてみたこともありました。ここはどうですか、使いやすいですかということを聞いたらば、一番最初に、おたく誰ですかと言われて、いや、普通の人と間違えられたりしたもんで、こういう立場の者なんですよと言いましたら、「ああ、そう。せっかく、ここができたのに、我々ここでお客さんをいっぱい拾えると思ったんだけれども、みんな、駅をおりて改札を出たところで待っている人が多いんですよね。手を上げてそのまま行っちゃって。あそこ、江北高校に行く道のところがなくなったことに対する不満というか、不便さというものを個々の方々は感じているようだよ」ということも聞いてしまったわけなんですね。これはもう習うより慣れろということで、それに従ってもらって、より一層、あそこまで歩いて来なくちゃいけないよということを、知っていただかないとまずいかと思っていますけれども、そんなこともございました。  あと、運転者のことですから、自分たちは仕事で動かしているということで、ここはせっかくできたというのに、何で洗面所を設けなかったんですかというようなことも言われたこともありました。  いずれにしても、お客さんが近いところに行ってくれというような方々はともかくとして、結構遠いところまで行くというような希望の場合は、ちょっとすみません、洗面所あれしてからということもできないでしょうから、ドライバーの方々はそういうところも含めて使いにくいということを評価されてしまっているのかなという気もするわけなんですね。  ですから、この辺がもうちょっと、1年は経っていますけれども、直接、車を運転する、お客さんを乗せるという立場のビジネスとしてやっている方々の意見も、どうにか聞けるようなことがあるならば、並行して伺って、参考にする必要性は大いにあると思いますが、いかがでしょうか。 ◎密集地域整備課長 五反野駅交通広場が使いやすい形になるために利用者の方からご意見をいただくということは、いい方向かなと思っております。 ◆鴨下稔 委員  あと、合わせて先週金曜日に教えていただいたというのは、あそこの中に交番が設けられますということではあるわけなんですが、具体的に役所のほうに建物、いわゆる交番施設をつくるがための建築許可を求めてきているというようなことで、6月の中旬ぐらいに工事着工、そして、11月中旬ぐらいに完成予定、そして、その後に、普通の建物と違いますのでセキュリティ等々気遣って、いろいろこう完備するというようなことがあるかと思いますけれども。2019年度中に開設ということで、工事6月から入りますというようなことでもあるわけなんですが、多分、年内いっぱいには、いろいろの諸事情を鑑み、全部整備をして、来年の年明け早々ぐらいから動かしてくれると、交番として動かしてくれると助かるなと思いもあるわけなんですけれども。ここまで来るにも我々の諸先輩の議員の方々や、また、地域の、また地権者、隣接されているお仕事をあの前でやっている方々の多くの方々が協力してということで、37年、38年という時間がかかって、そして、途中の段階で、あそこは何かという場合の避難場所ということで行政が買い取って、ずっと今回のあれをつくるまでの時間がかかって、36年、7年という期間がかかっているわけなんですね。そういうような思いもあれば、初期の、ちょっとかみ合わないというところは徐々に修正、直していけばよろしいのかなと思っているわけなんですけれども、いずれにしましても、せっかくあそこまでいいものができたわけですから、それに、ましてや、もっともっといいものを、使っていて便利ですねというものをみんなで指定したり、そういう思いでいっぱいでもございます。
     それと同時に、きょうは、先ほどドライバーの方のトイレの話をちょっとしたんですけれども、私は、役所側と言うよりも、社会の、これだけやはり進歩、発展してくると、ものの見方、考え方、概念というものを変えていく必要があるのではないかと思っているのが洗面所、トイレであります。  これは何が何でもあそこにつくれというようなことは申し上げませんけれども、同じ使うならば、何て言うんですかね、汚い、くさい、女性の人だったら怖いというのは従来のトイレの、公衆トイレの概念だと思います。そういうところでは使いたくない。と同時に、弘道一丁目辺りの公園のトイレは、何て言うんですか、きれいにしたりすると、夜になって、おじさんが来て、みんなトイレットペーパーをわざとそこの中に、便器の中に一つ入れて、足で押しちゃって、水が吸い上げるみたいな形にして逃げていったというようなこともあるんですね、これは去年の話ですけれども。そういうことを滅茶苦茶やるということは、決して、トイレットペーパーが欲しくてやっていくのか、それとも、何かこう意地悪をしてあげようと、何か非常に心が狭い考えの人間がやっていくのか、その辺はちょっとわからないんですけれども。そういうものから考えれば、今の時代も、北千住駅とか、これから2年後でしたっけ、竹ノ塚駅とか、時と場合によっては五反野駅辺りにも、僕は、きょうたまたまですけれども、夜、まちづくりのまた会合が新規に始まるわけですけれども。そういう中にも、有料トイレをつくって、そして、なおかつ快適な空間の中で時間を過ごすというようなことをしていただけるような場所、何でも役所がやれば無料でやってもらえて、無料でするのが当たり前という概念を払拭してまいりたいと思っているんですね。  そういうためには、人出が大勢来るようになったこの場所に、そういうものをつくっていくというものも、そういうところはどこかないかということで、去年、秋葉原駅にもあるんですね、電気街のところに。私、行って、午後8時から午後9時ぐらいの1時間ぐらいですか、いたんですけれども、1回100円です。1回100円なんですけれども、非常にきれいで、ちゃんと水もお湯もともに出るような形で。女性のほうは、誰もいなきゃ、どうぞいいですよと言われたもので、見せてもらったんですが、三面鏡もあって、そこでちょっと化粧直しもできるようなということで、お金は100円なんですが、100円、現金じゃなくても、PASMOでも何でも使えるよと、そういうものを。  それで、外国人が結構多く使っていました。どんどんどんどん入ってくると同時に、すぐまた他の人をということで、あれだけ外国人、秋葉原辺りにも出入りも多いんだなと思うと同時に、もう今や、ああいうのはごくごく自然じゃないかと思っていますから、全てが無料というものは芳しくない。ああいうところからやっていくべきだというような気がいたしました。  たまたま私は、会社に勤めたところがサービス業の現場でもありましたので、数年前にフォーシーズンズから全部うちの会社のほうでということで、ホテルのほうをうちの会社の名前にしちゃってやっていたところのトイレなんていうのは凄く、畳半畳ぐらいありまして、そこで、本を読んでいてということだったらば、随分、前にどんどん読めるというぐらいな非常に快適な空間があってということで、ああいうようなところで、お客様にご利用いただくところですから、お客様はご利用無料で使ってくださいということになるんですが、もうそういう時代になっているんだなと思っていましたけれども。こういうまちの中ですと、官というところに全てにつくってもらって、利用させるのが当たり前で、お金なんてとんでもないというような概念を是非なくすというようなことをしていただくようなものを、これからの中でどんどんどんどん検討していく必要性があるかと思いますけれども、いかがでしょうか。 ◎公園管理課長 公衆トイレのほう維持管理させていただいておりますので、答弁させていただきます。  確かに公園トイレや公衆便所、トイレットペーパーを詰められたりといういたずら等あって、管理に困ることもございます。鴨下委員ご発言のとおり、秋葉原の有料トイレ等の先進事例を研究して、区内でそういった有料トイレが導入できるか調査研究してまいりたいと思っております。 ◎市街地整備室長 鴨下委員からご指摘いただきました区民のニーズだとか時代の変化をしっかりしっかり察知しながら、今後もまちづくりを進めていくように庁内の情報共有だとか含めまして取り組んでまいりたいと思います。 ◆鴨下稔 委員  是非、よろしくお願いいたしたいと思います。  平成もこの4月末で終わって、新しい元号、どういう時代がまた来るのか。もうどんどんどんどん、我々も昭和時代に生まれた人間ですけれども、もう昭和から平成の時代を生きて、そして、残りの人生またどういう名前になるか、三つの時代を生きて、さようならするというふうなことになってくるわけですけれども、どんどんどんどん変わっていかないのが行政システムだけだよ。また、それと同時に、区民もそういうものに、感化してもらえるような、そういうようなものを是非、積極的にやっていっていただきたいと思います。お金を払いたくなければ、自分の家へ行って、帰ってゆっくりやってくださいというぐらいのことを役所の人間、胸を張って言ってあげてもいいんじゃないかと思っておりますので、是非そういうことをしていただければ幸いかと思っております。  それでは、次、教育行政についてお伺いしたいと思います。  もう3月中旬になろうとするときでもありますけれども、今年の春、4月に、新採で、この足立区に小・中学校の先生、何名ぐらい来て、小学校、中学校で大体何名か、わかっていれば承りたいと思います。 ◎教育指導課長 すみません、新採の数ですが、小・中学校合わせて、約150名という数になっています。細かくは、すみません、もう少々お待ちください。 ◆鴨下稔 委員  150名。当然、小学校の数が多いですから、100名近くは小学校に男性の先生、女性の先生含めて来るのかなと思っていますけれども、150名ということで、今、両方でありますと、全く、これ新採の方ですから、学校出たてで、初めての就職場所が学校、そして、なおかつ30名のクラスになるのか、40名のクラスになるのか、そういうところで先生と言われるのが1名で、ついこの間まで、この3月までは学生ということを言われていたのが、箱の中に1人先生と言われるような方が、定年退職まで先生、先生、先生と言われると、先生と言われるのがもう全く当たり前のように思われる仕事が学校の教員ということになってくるかと思うんですね。  ただ、この先生方は、受入れ側の、これは私どもが言うことよりも教育長が、教育指導課長も十二分に言いたいと思うんでしょう。学校に来た先生方は、まず何も知らないから教え込まなくちゃいけない。だけれども、保護者のほうから見れば、とりあえず先生だからということで、敬意を払って、先生ということで言う方もいれば、逆に言って、年が、年齢が近い方の保護者ですと、お友達気分で接しているというようなこともしているのが多いのが実態ではあるんですね。学校に何年もいらっしゃる方々から見ると、その先生を一人前の教員にさせるために、3年、4年という時間がかからないと、一丁前にならないんですよということを先生方はおっしゃっているわけなんですけれども、そういう面において、足立区は学校数が多い、したがって150名もいる。ということは、それで、やっとなれてきて、あの先生、一人前でひとり立ちできるようになったじゃないと言うと、4年、5年で異動だということになってくると、足立区はまさに学校養成のトレーニングスクールじゃないかということも、よく前から言われているわけなんですけれども、これは今現在どういうふうに、そういうことのないように改善するようなこともされているのかどうか、お教えいただけますか。 ◎教育指導課長 確かに全都を比べ、新採数が多いというのは足立区は否めない数だと思っております。  それに伴い、すぐ先生という形になりますので、早稲田アカデミー、外部の力を借りて、教員のイロハであります、教室への入り方であるとか、板書の書き方であるとか、発問の仕方について、外部の力を借りて、初任者研修という形で、そこでまずイロハについて、年度当初に研修を行っております。  また、年度をかけて、初任者研修という形で、区独自でも趣向を凝らした形で行っておりますが、やはり都の決まりでもある3年、4年での異動という形になっております。  こちら、足立区で異動で出て行く数に対して入ってくる数が少ないというところの現状もあります。その少ないところをやはり新規採用者で補うという形なのは現状でございますが、それに対しては、我々も、また、教育長もはじめ、人事部に引き続き強く要請しているところでございます。 ◆鴨下稔 委員  できれば、我々地域に住む人間としては、いい先生は残っていただいて、余り、ちょっと教員ということで不似合いのことを感じるような方は区外の他の学校に行ってもらいたいという、わがまま放題のことを、よく言っているわけなんですけれども、学校は校長先生によって、よくも悪くも変わる。校長自身で大分変わりが、前の校長から現在の校長にということで、良く評価される方もいらっしゃれば、逆に評価されちゃう場合もあるということではありますけれども。この辺も、新任の、新採の方々もそうですけれども、中間の、中間というか、もっと上の副校長とか校長先生にしても、残念ながら、なかなか、誰が見ても、どうしてああいう方が、みたいになっちゃう方も、従来たくさんいたんですけれども、今、校長会の会長をやっている土肥さんをとっても、本当に頭が下がる思いで、1,800名からの子どもを預かっている学校で、トップリーダーで、ばしっとやっているというのは見事だなあと思いますし。あの方は、足立小学校、旧五反野小学校にもいた方でもあったんですけれども、リーダーはリーダーとしての凄い、的確な判断というものがあるような、教育委員会にいた方々はご存じだと思うんですけれども、ああいう方は是非、足立区から離さないで、また、ああいう方がいるうちに、第2の、第3の土肥さんをつくってもらって、定年退職、また、リタイアしても5年間はいられるわけですから、いていただきたいと思うので。そういうようなことで、いうならば、最後の最後まで足立で行っていただきたいと思っているのが実態ではあります。  ただ、私のほうで、きょう、こういう本で、よく存じ上げている先生も、全国小学校連合会の校長会の会長をやった角田元良先生ということで。       [資料を提示]  こういう、教育指導課長もご存じですし、結構いらっしゃるんじゃないかなと思うんです。あと、ご本人は、会っていろいろ話を聞くと、足立の校長を結構知っている方が多くて、「鴨下さん、余りそういうことを言わないでよ。あいつも今、頑張っているんだから、もうちょっとたてばあれだから、もうちょっと長い目で見てあげなよ」ということで、逆に言って、こちらが怒られちゃうようなことがあるんですけれども。こういう先生が葛飾区に住んでいて、なおかつ、大学の教師、教員まで行っちゃってということで、今、全てリタイアされてということで、その先生とも、たまにお目にかかって話をするときに、どうして、足立区は研究所をつくればいいのにと。学校の研究所、そういうものをつくる気ないのというような話が出てくるんですけれども、これは千代田区でも、ご本人、若いときにやっていたこともある方でもありますので、そういうような質問が出るんですけれども、足立も今、行政も一生懸命やっていますけれども、また違う目で教育研究所というものも設けて、そこでまた違う角度からの見方で足立区の教育行政を見てみるという機関があってもよろしいかと思いますけれども、その辺はいかがでしょうか。 ◎教育指導部長 教育研究所という考えは以前から持っておりまして、いろいろ考えてはいるところなんですが、現在は、教科指導専門員ですとか、あるいは学力定着指導員といった教員のOBたちの集団がございまして、この中で、足立スタンダードの改編、あるいは授業向上の手法などを考えながら、世代に渡って継続していくような仕組みになっておりますので、まずはこの辺から着手をしてまいりたいというふうに考えているところでございます。 ◆鴨下稔 委員  たまたまそういう話をもらったときに、いや、足立も、いろいろ他の学校の先生方と交流して、いい成果が出てきているんですよと。そのとき、もう何年ぐらいということを言えなかったもので、秋田県の大仙市、交流していますよね。向こうからこちらに来たときは、学校に、周りの学校の先生方に来てもらう。ただ、逆に言って、足立からは向こうに行くときは、毎年毎年十数名の先生方が行って、普通の授業を受けて、向こうの先生方がそれをチェックしてくれるということで、交流で、もう五、六年になるのかなと思うんですけれども、大仙市のあれは非常にいい取り組みであり、これからも是非伸ばしていただきたい、そう思っております。  余り時間がないものであれですけれども、もう一つ、最後に、教育委員の方への要望なんですけれども、それができるならば、なるべくそうしていただきたいなと思うんですが、教育委員の方々、いろいろ、校長されていた方もいらっしゃれば、保護者の方で、代表もいらっしゃればというような、いるわけなんですけれども、今ここで名前を挙げてもいいと思うんですが、女性でマラソンの浅井教育委員いらっしゃいますよね。この方なんかは、もうまさにメダリスト、アジア大会か何かでマラソンのメダリストでもあるわけなんですね。よく言葉で、餅屋は餅屋というような言葉があるかと思います。ああいうような方が、せっかく4年間、区の教育行政をつかさどるところにお力添えいただいているならば、教育委員会の委員会にもちろん出席されていると思うんですけれども、それ以外に、校長会か何かで行政側から、こういう方がいるので、おたくの学校、陸上競技頑張っているし、もっともっと伸ばすということがあれば、浅井教育委員辺りの指導を受けたり、フォームが良くなったり、それぞれの場に伸びるものがあれば、派遣をできるように、我々は先生にもお願いできるよというような言葉を出していただくこともあってもしかるべきではないか。  逆に言って、それはご本人がいるうちでないとなかなかできないことで、逆に言って、1回また文教大学でも戻っちゃえば、文教じゃなくて帝京ですか、戻っちゃったりすると、1回幾らなんていうことで、御礼みたいな、謝礼みたいなものを払うよりも、教育委員のうちだったらば、同じ出すにしても車代ぐらいで済むんじゃないのかなというような気がいたしますので、そんなことも感じるわけなんですが、いかがでしょうか。 ◎教育政策課長 地域の学校、それから、学校の要望については、浅井教育委員もよくご存じで、できるだけの協力をしたいという思いがあるそうです。ただ、応えたくても、なかなか時間的にも厳しいということがあるので、その時間に応じてというようなことをご本人がおっしゃっていたことを記憶しております。 ◎教育指導課長 現にお忙しい中ではございますが、中学生の東京駅伝の特別コーチとして講話していただいたり、また、直接子どもたちのコーチを引受けてくださったり、又は、区研、区中研の体育部で走り方の教室をするという形で、先生方に走り方を伝授していただいて、それを子どもたちに伝えるという活動も今行っているところでございます。 ◆鴨下稔 委員  できれば、各学校、体育の先生がいらっしゃいます。体育も幅が広いです。水泳を学生時代やっていたとか、また、いろいろやっている中で柔道もやっている、いろいろあると思いますが、陸上競技の先生方の中に、ああいう方も入ってもらって、1回、自分の体を鏡に映すみたいな格好で、ああいう方が見てオーケーと言うのと、ここをこうやって指導したほうがいいですよということで、指導されることだと、また違うような、幅のある指導ができるかと思いますので、学校のほうにも行ってもらうようなことをしていただければと思っていますので、それを最後お願いして、ただ委員と交代させていただきます。 ○新井ひでお 委員長  ただ委員。 ◆ただ太郎 委員  おはようございます。自民党の時間、後半担当します、ただでございます。よろしくお願いいたします。  まず、昨日の質疑の中で、あだちメッセのことがございました。それで、あだちメッセというのは区内のものづくり、BtoBとかという言葉も出ましたけれども、それぞれ一生懸命、開発してつくったものを区内外にしっかりと発信をしていく、また、ビジネスをつなげていくということで非常に重要な、地域活性には非常に重要なイベントが、このあだちメッセだというふうに思っております。  昨日の質疑の中で、何か、人数が減ったから、今回は延期ではなくて今後、一度立ち止まって、より良いものをより良い形にしっかりとしてから、再度、新しいあだちメッセとして、また開催をするんだという、そういう私はもっと強い決意を、是非、区のそういった強い決意を改めてお聞きしたいんですが、その辺りいかがでしょうか。 ◎産業振興課長 ありがとうございます。あだちメッセにつきましては、数が減ったということだけが休止の理由じゃなくて、もっと多くの企業に出展をしていただきたい、そして、魅力ある事業にしていきたいという強い思いを持っています。  ですから、今年度、やや中途半端な形で終わってしまったので、一回立ち止まって、魅力ある事業にして、各企業の皆様がそこを通じて販路拡大を図っていただけるような事業にしていきたいという強い決意を持って、今年度は一回休止、平成31年度は休止という形でいきたいと考えているところでございます。 ◎産業経済部長 補足でございます。特に企業にとっては販路拡大ということが非常に大切なことだというふうに考えております。今のメッセでなかなかその販路拡大まで広がらなかったと。今年度のものについてはということで、私たちもそこを反省いたしまして、これからは、より多くの企業がより多くの販路を見出していけるようなものを構築していきたいということで、一度立ち止まらせていただくものでございます。 ◎区長 付け加えの付け加えで申しわけないんですが、先日、女性の起業家のグループと懇談をしたときに、今のあだちメッセはどうしても製造業に業種が偏り過ぎていて、自分たちのようなサービス業がなかなかマッチングにいかないというようなこともあって、今、産業経済部長が申し上げましたとおり、BtoBという基本は踏襲しながらも、ものづくりの区というところが大きくて、今まで製造業に特化していた部分もありますが、様々な今、新規の企業の新しい機運も生まれておりますので、なるべく様々な業種、業態の方々が参加しやすいような、例えば値段設定ですとか、そういった意味でのハードルを少し下げることによった、にぎわいということを考えていきたいと思います。  また、最初、一般の区民の方、なるべく大勢の方に来ていただきたいということで、お菓子を販売したりして、一回目等は、一般区民の方を呼び込むということにも注力しましたが、実際に参加された方々からは、マッチングに結び付かない。一般の方が幾ら来ていただいてもビジネスチャンスにはつながらないんだというようなご意見が多かったものですから、実際に出展される方のお声を受けて、BtoBに、私ども特化させていただきました。ただ、業種が絞られ過ぎてしまったということが一つ反省でございますので、できたての企業力がどちらかと言うと弱い方にも参加しやすいというようなことにも配慮した、そうしたにぎわいのメッセということで再構築させていただきたいと考えております。 ◆ただ太郎 委員  すばらしいじゃないですか。役所というのは今までやってきたことを余り反省というか、そういったところを表に出すことって余りなかったんじゃないかなと思うんですね。だけど、今回、このあだちメッセに関しては、しっかりとこれまで、どうすればもっともっと広がっていくのかなということをそういったことをしっかりと煮詰めていく、考える時間をつくらないといけないよねということで、一度立ち止まる、こうした決断をすること、私は全く悪いことではないというふうに思います。これまで8年間やってきたから、また9回目、10回目、とりあえず、とりあえずと言ったらあれですけれども、まずは開催しないとという考えもあるかもしれないですけれども、新たにそういった立ち止まってしっかりと考えてから、より良いあだちメッセにしていこうと。これは強い決意のあらわれだというふうに思いますので、是非、地域経済の活性化に向けて、産業経済部も区と一丸となって、是非、大推進をしていただきたいと思いますので、よろしくお願いをいたします。  地下鉄8号線についてです。毎年、整備促進大会が行われております。確か、もう20回以上やっているのかなというふうに思うんですが、もう本当に地域の夢でありますから、是非、毎年毎年、前進をしていただきたいと思うんですが、なかなか国とのやりとりがちょっと見えづらいようなことがありまして、地域の方からも、事あるごとに8号線の話が出たりするわけでありますけれども、この8号線の整備、進捗状況というのは何か情報があれば教えていただきたいんですけれども。 ◎鉄道立体推進室長 昨年の大会の中でもご報告等させていただいておりますが、東京都が、現在、基金等を設置しまして、この中では、優先的に整備すべきという国の答申の中で6路線ほど選ばれております。この中でも、8号線の中でも、豊洲、住吉間、こちらのほうについても基金を、将来の建設に向けてというような動きもあります。  逐次、国等とも連携等、また情報交換等もしておりますので、情報の提供等も地域の皆さんにもより一層していくように取り組んでいきたいと思っております。 ◆ただ太郎 委員  この8号線につきましては、いろいろな区内のお祭り、イベント等で、しっかりブースをつくって皆様方にご理解をいただく、一生懸命やられていることは存じております。  また、のぼり旗ですとか、地域の方々に対してのそういった費用についても、また継続してやっていただけるということでよろしいですか。 ◎鉄道立体推進室長 私どものほうも積極的に取り組んでまいります。また、地域の皆さんも、もうトラスト等を活用してやっていただいておりますので、ともに協力しながら進めていきたいと考えています。 ◆ただ太郎 委員  是非、推進をして、しっかりと実現に結び付くように動いていきたい。よろしくお願いいたします。  また、中川公園の上部空間の整備、これも地域の皆様方にアンケートを取ったりですとかして、その内容をまとめたものを水道局ですか、東京都建設局のほうですか、そちらのほうにもしっかりとお伝えをしているということ、下水道局のほうにお伝えをしているということですけれども、その後の進捗状況はいかがでしょうか。 ◎ユニバーサルデザイン担当課長 建設事業調整担当課長を兼務していますので、私のほうからご答弁させていただきたいと思います。  平成29年に、下水道局、建設局に地元の代表と足立区長で要望書を出した以降でございますけれども、今年度は地元の中川公園検討協議会を2回ほど開催いたしまして、近くの小菅水再生センターの上部公園を視察をしてまいりました。  また、現在の状況でございますけれども、下水道局からは、平成30年度に下水の土づくりの里の覆蓋部の設計に着手し、おおむね10年間ぐらいの工期で完成をさせたいというふうに聞いております。 ◆ただ太郎 委員  平成30年度に計画の着手。 ◎建設事業調整担当課長 失礼しました、平成30年度、今年度に、土づくりの里を覆蓋化するための覆蓋部の構造の設計に着手すると聞いております。 ◆ただ太郎 委員  地域の声とかというのは、その計画にはしっかりと反映されている。まず、基本的な工事が始まる、計画が始まるということだと思うんですけれども、具体的な公園整備についてはまだ、計画もまだされていないよということでよろしいですか。 ◎建設事業調整担当課長 ただ委員ご発言のとおり、具体的な公園の設計については、まだ未着手ということで、まだ絵が見えてくるのは先のほうだというふうに聞いております。 ◆ただ太郎 委員  是非、具体的な上部空間の整備に着手するときは、また改めて、区と、そういった東京都の部署としっかり連携をとって地域の声を反映できるように進めていただきたいというふうに思います。  綾瀬の駅前です。こちらも、今年も新年会等々にお伺いしたときに、どうしていくんだということで、いろいろ地域の方々は本当に心配をしている、されているというか、やはり気になっているところであると思うんですね。改めて、あそこは白紙になったということですけれども、その後も、もうとにかく今、何も計画はないよと。まず、その取得をされている大手不動産会社が何を今後していくのか、具体的なことは何も区のほうは把握できていない、してないよということでよろしいですか。 ◎経営戦略推進担当課長 定期的に意見交換をしておりますが、現在のところ、新しい計画があるというふうな情報は特にございません。 ◆ただ太郎 委員  そうですね、相手のあることですから、区なり地域の声もありますけれども、一方的には、こうしなさいとか一方的にはできない事案だということは重々承知をしているんですけれども、まず、一つずついきたいんですけれども、区として綾瀬駅前整備の課題というのはどういったものがあるのか、改めてお聞きをします。 ◎経営戦略推進担当課長 綾瀬駅前の課題はいろいろあるんですが、まず、駅前の景観づくり、若しくは交通的な整備、そういった幾つかの課題はあるということで、今まちづくりのほうは進めております。 ◆ただ太郎 委員  では、そういった例えば景観ですとか交通の課題、これを解決するにはどうしたらいいと、どうしなければならないと思っているんでしょうか。 ◎経営戦略推進担当課長 まず、順番としては、地域の意見を聞いて、それをまとめるということがまず一つ。その次に、地区計画や建築制限条例など公的な整備と、そういったことが必要だというふうに考えております。 ◆ただ太郎 委員  それもそうなんですけれども、具体的に、物理的に場所がないとできないことというのは結構課題として大きいと思うんですね。先日も、綾瀬駅の西口で個人タクシーに乗ったときにそのお話になったんですけれども、あんたどっかで見たことあるねみたいな感じで始まったんですが、ここ知ってますかと。西口でこうやってタクシーで待っていると、警察官が来て、あなたたち、ここ客待ちしてはだめですよと。はい、どいてくださいと。動かないんだったら、捕まえますよじゃないな、何だ、違反になりますよということで、まず、いったん皆さんばーっと散るそうなんですね。  それが、もうここ数年あるそうなんですけれども、例えば朝、昼、夜のときもあれば、夜だけのときもあったり、いつ来るかわからない。ただ、タクシー運転手とすれば、タクシー乗り場がそこにあって、終電間近、終電後とかタクシーに乗る方いらっしゃいますよね。そういった方々のところに、仕事として、単なる路駐をしているわけではなくて、仕事として行っているわけであって、そこでもだめよと。どうしたらいいんですかと。駅前のタクシー乗り場で待っているお客さんのところに向かっていて待っていることがだめだなんて、そんなこと言われたら商売も仕事もできないじゃないですかと言われたんですね。そういったことというのは、区は把握されていましたか。 ◎経営戦略推進担当課長 綾瀬駅東口の駅周辺でのタクシーなんですが、数年前の調査ですと、常時十五、六台は待機できるスペースが必要ということで、調査で出ております。我々、今回、交通結節機能の充実というのを目指すということをうたっていますので、その辺は念頭に置いて、まちづくりは進めたいというふうに考えております。 ◎交通対策課長 今、ただ委員ご発言の綾瀬駅西口でございますけれども、駅から北側の通りに向かってタクシー待ちの行列が長いと100mぐらい続くような事態になっているということは把握しております。  警察のほうともいろいろやりとりをしておりますけれども、実はあそこにとまっていることで、一般の区民の方が通るときに危険だということで、警察のほうにタクシーの車両を何とかして欲しいということで、綾瀬警察のほうに連絡をする方がいらっしゃるということで、それに対応して警察のほうでも現場に行って指導している、そういった状況を聞いております。 ◆ただ太郎 委員  なるほどですね。やっぱり地域から通報があれば、警察官も行かないといけない。警察官もわかっていて言っている。タクシーの運転手も仕事だけれども、ご自分たちも、そこで列をなすのはよろしくないということもわかっている。皆さんがわかっているんだけれども、そうせざるを得ない状況がある現実を考えると、これはしっかりと解消をしていくべきだと思うんですね。  今回、4,940㎡ということで、旧マリアージュのサンポップの跡地ですけれども、白紙ということで、そういった問題と、あそこの場所の大手不動産会社の開発というのは、別に考えていくべきなのか、それとも何かのチャンスがあれば、あそこの場所についても、そういった課題の解消に向けて連携してというか、その場所もひっくるめて考えていくことができるのか、区としてはどのようにお考えですか。 ◎経営戦略推進担当課長 例えばなんですが、開発事業者から申出があって、一緒にやるチャンスがあれば、それは十分、検討していきたいというふうに思っています。もしそういう申出があった場合は、議会のほうにも報告させていただいて、ご相談はさせていただきたいというふうに考えております。 ◆ただ太郎 委員  わかりました。区はそう考えているよということなんですね。 ◎工藤 副区長  現在、定期的にとは言いませんけれども、交渉を進めております。その中においては、様々な形で区と一緒に開発できないかですとか、今後の交通処理も含めて何とかできないかという協議を実際にさせていただいております。 ◆ただ太郎 委員  ということは、この交通の課題については、あそこの旧マリアージュの土地と別で考えているわけではなくて、その大手不動産会社には、そういった課題もあるので何とか一緒にできないかということは、区としてもしっかりとお話をしているというところを今、工藤副区長からございまして、ですから、あちらから申出があるのを待つということではないということで、よかったなとは思うんですけれども。まずは、地域とはまちづくり協議会を設置をされて、いろいろご意見をまとめて、これはどちらかと言うと、駅前のルールづくりという名目ということですけれども、実際にはこの駅前をどうしていこうかという意見の集約というか、地域の声をまとめる大事な協議会だというふうに思うんですね。その大手不動産会社と区のほうで話合いを定期的に行っているということですけれども、区として地域はこういうふうに思っている、綾瀬駅前というのはこういう課題があって、最低でもこういったことを不動産会社と一緒になって何とか開発していきませんかと、しっかりと具体的な絵をいち早く提示をしないと、何となく協力してくださいね、ああ、考え中です。こういう意見があるんですけれども、ああ、そうですか。じゃなくて、具体的に、あそこはこういうふうにしてこういう整備をして、そして、ここにはこういうタクシーだったり、バスのこういうのが必要なんだということを地域、また区としても、これを何とかやっていただきたい、一緒にやりましょうと。具体的なことを相手の会社が具体的なマンション計画が完了する前にいち早くお伝えをしないと、手遅れになってはいけないと思うんですね。  あそこの場所というのは、本当に駅前の駅前で地域の顔ですね。あそこの場所が、民間のやることだから強制はできないと言うかもしれないけれども、今回このチャンスを逃してしまったら、50年、100年、何も変わらない。商業施設も入れなくてもいいじゃないかと言われたら、それで認めざるを得なくなってしまう。それは行政としての責任を果たせているとは私は思えないですし、地域の議員としても、それをそのまま何もせずに、こういうルールだからということで半ば諦めたような状態で過ごすわけにはいかないと思うんですね。  なので、区として具体的に、こういうのが必要で、こういうふうに何とかやりたいんで協力しませんかと具体的に提示をする時期なんじゃないかなと思うんですけれども、その辺りはいかがですか。なかなか具体的に難しいですか、どうですか。 ◎政策経営部長 綾瀬の駅前に関しては、面的な形で課題を整理をして、解決に向けた取り組みが必要だと考えております。今回の本会議でもご答弁したとおり、まずは地域の声をまとめて、本年の秋までに、事業者のほうにそれをきちんと説明できるような形をとっていきたいというふうに考えております。 ◆ただ太郎 委員  秋までということで、そうですね、その大手不動産会社、今回の件は、再開発とはまた別だと思うんですよね。再開発というのは幾つかある土地だったり、建物、地権者をまとめて新しいものをつくるというのは再開発だと思うんですが、今回の綾瀬のところも、ある意味、地域開発、再開発のようなものだと私は思うんですね。  この大手不動産会社は、もう多くの再開発をされていて、中野駅前にもタワーのマンションを2022年に完成予定で、駅前広場とつなげる歩行空間も一体整備ということで、中野駅前をやられていたり、会社のホームページ、そういった地域への貢献ということの理念を見てみますと、「地道な努力で、地権者の方々や行政と合意形成、協議を行い、複数の……」と、行政と合意形成、協議を行いということも書かれているんで。決して、こういったルールだから、ただマンションをつくって利益だけを求めているという会社ではないと私は信じています。行政としっかり話合いをして、そういったものを取りまとめて開発をするという基本的な理念、考え方というのはある会社だと思いますので、是非、粘り強く、あそこがマンション、大きなマンション、エリアデザイン調査特別委員会でも言っていますけれども、建っても、やはり地域に愛される建物には、このままではならないんじゃないかなと、はっきり僕はそういうふうに思うんですね。いかがですか、その決意というか。 ◎工藤 副区長  今回、白紙になりましたけれども、そこに至るまでも、とても私としては大変な協議をしてきたというふうに思っています。実際は、当然、地元自治体に貢献するという企業精神はあると思いますけれども、やはり利益を追求する会社でもありますので、もともとマンションをつくるために購入した土地ですので、もともとの計画がありましたから、その考え方を変えて新しい考え方にするというのは、かなり企業としても厳しい状況でございました。  今とりあえず白紙にはなりましたけれども、これから一歩でも、1日でも早く、区としての考え方ですとか、地元の合意形成も含めてスピード感を持って対応していきたいと思います。 ◆ただ太郎 委員  この綾瀬の駅前は本当に地域の方々にとっては、もう一大事なんですね、本当に。100年計画ですからね。ですから、何とか、何としても不動産会社にはご理解をいただいて、一緒にこの区のため、綾瀬地域を含めた、より良い足立区にしていくためにも、ひとつ区を挙げて、あそこの場所の開発については、是非お力添え、努力を続けていっていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。  教育の款ですので、オリンピックなんですが、「2020年 その先のあだちへ」ということで、区のほうでオリンピックの機運醸成事業、レガシー事業のまとめ、これは案ということなんですかね、1月9日に出されたものなんですが。いろいろありますが、そもそも、オリンピックに向けて、子どもたちは何をしたい、どうしたい、何をどうしたいのかと、子どもたちの希望というのは、そもそもこういった事業をやるに当たって、意見を集約というのはされていますか。 ◎教育指導課長 今は東京都の事業を受けているのが現状でございまして、子どもたちの願いや思いを聞いているというところでは、現状ではないというところでございます。 ◆ただ太郎 委員  そうなんですよね。子どもたちが何かやりたい、オリンピックについて役所がメニューをつくってやるというのもそうなんですけれども、実行して、体験なり、直接的に参加をしていくのは子どもたちがメインだと思うので、できるだけ子どもたちの意見も集約していただきたいなというふうに思うんですが。率直に、これも東京都なんですかね、子どもたちが直接観戦をする、その場所で、その観戦チケットというか、子どもたちを直接、全校生徒はどうなんだろう。わからないですけれども、席も限られているし。ただ、どういうふうにつなげていくのか、もう直接その競技を見てもらいたいというのは区もそう思っていると思うんですが、どのように進めていく予定ですか。 ◎教育指導課長 現在、東京都と調整中でございます。東京都としては全児童・生徒に見せたいという形でチケットを確保するという意向は示しておりますが、ただ、やはりこの夏の猛暑と引率といった面もありますので、現状、足立区では、今、校長会と児童・生徒をどのような形で連れていくかというところを協議中でございます。  また、観戦種目については、今後、これから調整というふうになっております。 ◆ただ太郎 委員  この後も触れたいんですけれども、そういったことが、また教員の負担軽減とかそういうところにひっかかる、ひっかかるというか、ならないようにしないといけない時代なのかなとも思いつつ、子どもたちにはそういった直接オリンピックを体験してもらいたいなというふうに思います。  あと、いろいろシティドレッシングですとか、食の世界一周とか、いろいろ計画をされておりますけれども、区内で競技がない、区内でオリンピック競技、試合がされない中での機運醸成というのは非常に大変だなというふうに思うんですけれども、その辺り、区はどうですか。東京都がこうやりましょうと言って、いただいたのぼりだったり、あれをやっているだけじゃ、なかなか機運の醸成というのはならないのかなと思うんですが、その辺りの心構えというか、決意というのはどうですか。 ◎報道広報課長 昨日もお答えさせていただいた繰り返しになってしまいますけれども、一つは広報紙というのはあると思っておりまして、来年度、特別、号外で出すような予定で今進めております。例えば区内のゆかりの選手であるとか、そういったご紹介をしながら、機運醸成に努めてまいりたいというふうに思っております。 ◎政策経営部長 今、報道広報課長の言ったことの他に、オランダ連携プロジェクト、こちらのほうは、しょっちゅう、今、連携でいろいろとオランダのほうと連携をして、子どもたちの記憶に残るような活動をしていますし、また、光の祭典や足立の花火というイベント的なもの、あと、アートアクセスあだち、音まち千住の縁とか、今言った文化のところとか、また新たな発信を、情報発信をしながら、オリンピックに向けて機運醸成を図ってまいりたいと考えております。 ◆ただ太郎 委員  よろしくお願いします。 ○新井ひでお 委員長  次に、公明党から質疑があります。たがた委員。 ◆たがた直昭 委員  よろしくお願いします。  まず、初めに、緑の普及啓発と公園整備事業について何点かお聞きをしたいと思います。  緑の普及啓発事業については、行政評価の反映結果報告書を見る限りでは評価的には悪くないと思います。特に緑の協力員や緑のサポーター支援の充実、登録者の確保などが評価されております。  現在、足立区には緑の活動に参加した区民が登録をする緑の協力員と緑のサポーター支援制度がありますが、違いをお尋ねしたいと思います。 ◎みどり推進課長 まず、緑の協力員でございますが、緑化のリーダーとして緑の普及啓発活動を行っていただくということで、区長から2年間の任期の委嘱を受けて活動しております。  次に、緑のサポーターでございますが、こちらも緑化活動に関心を持つ中学生以上が、こちらは登録制で行われていまして、サポーター同士のつながりを深めて緑の啓発をしていただくということの形で、区は活動の支援をしております。 ◆たがた直昭 委員  緑の協力員は、区の条例に基づき、先ほどの答弁のとおり、区長より委嘱状を受けて活動すると聞いていますが、年に何人ぐらいの方が委嘱を受けて、どのような日々の活動を行っておりますか。 ◎みどり推進課長 緑の協力員の人数でございますが、今年度は現在8名でございます。ちょうど2年、今年度でたちまして、次年度は20人を予定しております。
     また、活動でございますが、いろいろな連絡会、緑化事業への協力、しょうぶまつりとか、あと、みどりのカフェとかそういうところでリーダー的な活動を行っていただくようになっております。 ◆たがた直昭 委員  日頃は緑の協力員として活動を行っていると思いますが、委嘱期間終了後は区から特段のフォローもなく、2年間学んだことを発揮する場がないとの声をお聞きしました。  区は、終了後のフォロー体制もしっかりと確立し、できるだけ多くの方に活動の場を用意すべきと考えますが、いかがですか。 ◎みどり推進課長 今後の緑の協力員OBの活動場所の提供につきましては、区も様々な検討を行っていくとともに、現在、緑の基本計画改定審議会の中でも、委員の皆様からご意見をいただき、今後の活動について検討してまいりたいと思っております。 ◆たがた直昭 委員  是非、2年間そういう形で委嘱を受けて活動されたということでありますので、その後のフォローもしっかりと取り組んでいただきたいと思いますので、よろしくお願いします。  続きまして、パークイノベーション計画についてお尋ねをしたいと思います。  現在、2020年度から2024年度までの5年間に改修する公園を選定し、年間約10カ所の公園の改修に努めていると思います。既にモデル地域としては青井駅周辺や舎人駅周辺、竹ノ塚駅南東地域が選出されましたが、モデル地域に入っていない地域については、今後どのように取り組んでいくのか伺います。 ◎パークイノベーション担当課長 モデル地域に入っていない地域の公園の取り組みにつきましては、エリアデザインによるまちづくり計画が進んでいる江北地域や花畑地域、バリアフリー重点整備地区である区役所周辺地区を優先し、地域の皆様の声を伺いながら改修を進めてまいりたいと考えております。 ◆たがた直昭 委員  わかりました。  そこで、舎人駅周辺地域でのパークイノベーション計画の取り組みについて、若干お尋ねをしたいと思います。  舎人・入谷地域では、区画整理事業で創出された公園があります。その中には、いまだ遊具なども何にもなく、名称も番号で呼ばれている公園、いわゆるナンバー公園、これがたくさんあるかと思いますが、現在、何カ所ありますか。 ◎パークイノベーション担当課長 舎人地域で番号で呼ばれている公園につきましては、6カ所ございます。 ◆たがた直昭 委員  現在のナンバー公園の整備状況と今後の予定、スケジュールをお尋ねしたいと思います。 ◎パークイノベーション担当課長 これまで3カ所の公園の整備を行いました。残る3公園のうち、舎人七号公園と舎人十二号公園につきましては来年度から再来年度にかけて、舎人一号公園につきましては隣接する旧入谷南小学校の跡地利用と連携し、整備を進めてまいりたいと考えております。 ◆たがた直昭 委員  わかりました。  今の答弁では、3つの公園を整備し、残る3公園につきましては2024年度までの整備予定と今、言っておりましたけれども、既に3公園が整備されたのであれば、公園の名称も地域などと公募により親しみのある名称に早期に変えるべきと思いますが、その点についてはいかがですか。 ◎パークイノベーション担当課長 昨年開催いたしました公園活用推進連絡会におきましても、番号で呼ばれている公園につきましては、愛称につながる名称にするべきとの意見を伺いました。一通りの改修が終了した後、地域の小学校へのアンケートや地域の皆様に相談をしながら、皆様に親しまれる公園名称に変えていきたいというふうに考えております。 ◆たがた直昭 委員  これ早急にやっていただきたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。  また、地域からはボール遊びやウォーキングコースなどの設置要望を耳にしますが、具体的にはどのような形で今後整備を進めていきますか。 ◎パークイノベーション担当課長 舎人地域のウォーキングコースにつきましては、舎人七号公園、舎人十二号公園に整備を予定しております。  また、ボール遊びにつきましては地域の小学校でアンケートを実施し、要望の多かったバスケットゴールを舎人三号公園のほうへ設置させていただきました。 ◆たがた直昭 委員  ありがとうございます。  今言った入谷七丁目の舎人三号公園につきましては、バスケットボール場をつくっていただいたんですけれども、スリーバイスリーですか、地域と同時に若い世代の方は大変好評でありますけれども、利用者の方は、ただ、バスケットゴールの下の周辺が土なので、ボールを上げたときに凄く利用しづらいという声がありまして、是非、下に、舗装に改修して欲しいという要望がありますが、この点についてはいかがですか。 ◎パークイノベーション担当課長 地域の要望を受けまして、今年2月にスリーバイスリーの規格の大きさでアスファルト舗装を行いました。 ◆たがた直昭 委員  是非、あと残りの3公園もありますけれども、早期の整備をよろしくお願いしたいと思います。  次に、舎人公園について確認をさせていただきたいと思います。  C地区については、一昨年の10月にバーベキュー広場が1.5倍の広さでB地区より移動し、更にジョブカフェもオープンし、特に土日の暖かい日などは家族連れなど多くの方が来園をされております。  先日、私もC地区のジョブカフェに行かせていただきましたら、入り口付近に大きな案内版が置いてあるんですね。大きな案内版とその横に目に見えない方の点字用の案内版が設置されているんですけれども、一つだけ違いがあったのが、よく見ると、大きな案内版に関してはC地区の南側には何も表示されてないんですけれども、点字用の案内版にはC地区の南側、みんなの広場や冒険の丘、アドベンチャーヒルと書いてあったんですけれども、C地区全体の案内表示がされておりました。  冒険の丘については、アスレチック施設を整備予定ですが、以前、私が確認をさせていただいたときに、平成32年度までを目途に整備を進めていくとの回答でありましたが、改めて整備計画についてはいかがですか。 ◎建設事業調整担当課長 C地区のまだ未整備の冒険の丘ですか、こちらの状況でございますけれども、今年度、2018年度は公園の基盤造成工事とアスレチックの基本設計をして、2019年度、来年度実施設計、2020年度以降になりますけれども、工事に着手していきたいというふうに聞いております。  また、C地区全体のアスレチックを含めた開園につきましても、そういうことで、2020年度以降を予定しているということでございました。 ◆たがた直昭 委員  非常に楽しみにしている方も多いので、よろしくお願いしたいと思います。  あと、昨年、陸上競技場には夜間照明が設置をされたということで、非常に喜んでいる次第の中で、野球場の認識だけ1点確認をさせていただきたいと思います。  野球場につきましては、以前より、区内にも公式戦ができるスタジアムの要望などをよく耳にしますが、新設で本格的な野球場の建設を考えますと、当然、予算や土地など様々な課題があり難しいかと思われますが、その一方で、既存のグラウンドを活用し、バックネット裏にスタンドや外野フェンスの設置など低コストで、低コストと言っても結構かかると思うんですけれども、最小限の整備でできる場所は舎人公園の野球場だと思いますが、区として野球場の考え方というのはどういうふうに認識されておりますか。 ◎工藤 副区長  以前、舎人公園の野球場改修について、東京都と協議をいたしましたが、あの面積で2面とるのに更に観客席等はかなり厳しいということで、1面にできないということで、舎人公園については、その後、協議はなかなか進んでいない状況でございます。  ただ、区としましては、2020東京大会に向けて、野球場についても、少年野球ができるようなぐらいの整備は何とかしていきたいなと思っています。 ◆たがた直昭 委員  わかりました。是非、その辺の区民ニーズに応えられるような政策展開をしていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。  あと、舎人公園について1点。来月の6日、7日と舎人公園で千本桜まつりが開催する予定で、先日も我々のところにもポスターをいただきました。  そもそもこの千本桜まつりの開催の発想は、日暮里・舎人ライナーが平成20年3月30日に開業して1周年を迎えるに当たってのイベント開催だと思いますが、ポスターの上には「日暮里・舎人ライナーとともに11年」と書かれていますが、土曜日には陸上競技場で春の雪合戦などの企画も検討されていると思いますが、全体を通してについてはいかがですか。 ◎観光交流協会事務局長 4月の6日、7日に実施を予定しております舎人公園千本桜まつりは、昨年、日暮里・舎人ライナー10周年、開業10周年記念ということで冠をつけて行いました。  地域の方々にこのおまつりの始まった由来をしっかり覚えていただくためにもということで、東京都のほうと協議いたしまして、今後、千本桜まつりの名前の上に「日暮里・舎人ライナーとともに」ということで、そちらの開業記念のおまつりということを忘れていただかないために、このような名称にさせていただきました。 ◆たがた直昭 委員  特にこの土日は桜まつりの開催ですので、まずは天候ということをしっかりとご祈念させていただきたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。  続きまして、道路交通環境整備について2点だけ伺います。  バス停留所の利用環境整備についてを確認させていただきます。バスの停留所は既に区内各地で民間事業者による広告付きの上屋の整備が進み、利用環境は向上しつつありますが、現況についてはいかがですか。 ◎交通対策課長 エムシードゥコーという広告事業者ですけれども、そちらのほうでは、それぞれのバス事業者と協議をして設置をしているというような状況でございます。 ◆たがた直昭 委員  高齢者や障がい者の方も含めて全ての人が安全で快適にバス利用ができるよう、病院や福祉施設、駅前などの周辺を優先的にバスの上屋やベンチの整備を早期にしていただきたいと考えますが、区としてはいかがですか。 ◎交通対策課長 歩道の幅員等やはり制限というか、基準がございますので、そういったところを、基準に合致したところをやっていくしかございませんけれども、上屋ができなくてもベンチとか点字ブロックとか、そういったことができるものについては積極的にやっていきたいというふうに考えております。 ◆たがた直昭 委員  よく要望で言われますので、その辺は計画的に、よろしくお願いしたいと思います。  次に、産業経済部で、創業支援事業について、お聞きします。  以前もこちらで話しましたけれども、「創業するなら足立区で」をキャッチフレーズに、当区も起業支援に力を入れており、他の自治体よりも充実しています。  そこで、創業や起業支援事業について、新法人の増加率や人数など起業家支援の施策に対する結果のあらわれであると思いますが、経済活性化基本計画でも起業・創業の促進を一つの大きな柱として挙げていますが、区内での創業について現況はいかがですか。 ◎企業経営支援課長 こちらのほう、区内、足立・荒川の管内になりますが、創業率のほうはアップしているような状況になります。 ◆たがた直昭 委員  新設法人の増加率や人数などは、もう都内でもトップクラスに対し、課題となりますのが、起業家の区内における定住施策であります。  そこで、区としても、起業家同士の交流や金融機関の連携など定住促進の支援を図っていると思いますが、その辺についてのお考えはいかがですか。 ◎企業経営支援課長 なかなか定着のほうが難しいような状況で、大体半分、半数程度に定着のほうはなっているところです。  それを踏まえまして、次年度から地元の金融機関を創業プランコンテストのほうに入れたりとか、あと、足立成和信用金庫の融資のほうの調査部というんでしょうか、そちらと連携して定着が図られるような政策をちょっと考えているところです。 ◆たがた直昭 委員  あと、国では女性の起業家や事業者への支援強化を推進しています。区でも女性相談員による女性のための相談窓口などを開設し、支援の強化や女性を対象としたセミナーなどを開催していると伺っておりますが、現況についてはいかがですか。 ◎企業経営支援課長 今回、女性起業家の集まりをつくりまして、こちらのほう今3回ほど実施をしている状況でございます。なかなか活発に議論がされておりまして、今後も発展するような形で考えているところでございます。  あと、女性の相談の件数とかそちらのほうもあるんですが、ちょっと今数字が、すみません。1人、うちのほうで中小企業診断士のほうを相談の中では入れておりまして、こちらのほうで相談を行っているところでございます。実質的な数ですが、すみません、ちょっと……。 ◆たがた直昭 委員  出ませんか。じゃ、いいです後で。わかりました。  女性の起業の支援や定住施策に対しても力は入れているかと思うんですけれども、今後、充実した支援策をよろしくお願いしたいと思います。 ◎産業経済部長 女性の経営相談でございますが、平成30年度12月末現在で49件、昨年度は62件となっております。 ◆たがた直昭 委員  ありがとうございます。  では、あと1点確認をさせていただきたいと思います。  これまでの区内産業の支援については、製造業を中心に、先ほど言っておりましたけれども、販路拡大などに取り組んでこられましたが、あだちメッセについては、先ほど言ったとおり、いったん休止という状況になりました。  私、あだちメッセで凄い印象に残っていることが一つありまして、平成23年ですよね、平成23年に第1回目のあだちメッセを東京芸術センターで行ったときに、当時、私、産業環境委員会の委員長を務めておりまして、初めてだということで、来賓の挨拶を頼まれた記憶があります。  そのとき、当時の産業経済部長に、どういう挨拶すればいいですかねとちょっと聞いたら、「きょうからいよいよスタートいたします。これが来年、再来年、10年、20年続くように、皆様のご協力をよろしくお願いします」ということでアドバイスを受けて挨拶をさせていただいたんですが、今回8年目を迎えてこういう形になりまして、それはそれなりに、区の一つの英断の決断だったのかなということと同時に、それから次はどうなのということで、更なる魅力ある事業として再構築をするということでありますけれども、新年度は新産業支援策として、新規事業に2,500万円を予算計上しておりますが、その点についてはいかがですか。 ◎産業政策課長 活性化計画を策定したわけなんですけれども、そのときに一つ一つの事業の見直しというのがなかなかできていなかったということもありまして、今回、来年度なんですけれども、いろいろな事業の見直しをしたいというところで、今回予定をしてございます。 ◎産業経済部長 先ほどの答弁にもございましたとおりに、これまで製造業に特に力を入れて支援してまいりましたが、これからは業種、分野を拡大して交流ですとか支援を進めてまいりたいというふうに考えておりまして、こちらの包括委託の中でもそのような仕掛けをしていきたいと考えております。  昨日、プレイベントもやりたいというふうに申し上げましたけれども、まずは、業種等を拡大した交流会をやっていく必要があるだろうというふうに考えておりまして、その中で販路拡大の道筋を生み出していきたい、メッセについても、そういった販路拡大の先に考えていきたいというふうに考えております。 ◆たがた直昭 委員  わかりました。  最後、もう1点、確か我が党の第4回定例会の代表質問だったと思うんですけれども、区内産業支援に対する支援事業、これにつきましては実施効果を改めて調査分析し、海外も視野に入れた新たな販路拡大などの支援策の方向性を探るべきと思いますが、ということに対してどういうふうに思われましたか。 ◎産業経済部長 もう、まさにおっしゃるとおりだと思います。区内企業のお話を聞きますと、独自には海外に販路を設けたりとかということがあるんですけれども、なかなか光が当たっておりませんし、来年度、そういった専門家の事業者をできるだけ入れて、海外への進出も視野に入れた、これから販路拡大を行ってまいりたいと思っております。 ◆たがた直昭 委員  よろしくお願いします。 ○新井ひでお 委員長  いいくら委員。 ◆いいくら昭二 委員  どうも、こんにちは。公明党のいいくらでございます。この時間よろしくお願い申し上げます。  最初に、深井戸の設置の進捗状況についてお伺いいたします。  区立柳原二丁目児童遊園に設置される深井戸は昨年夏に完成した千住龍田町防災ひろばに引き続き千住地域で2件目の完成になりますが、工事が遅れております。完成はいつでしょうか。また、遅れた原因を教えてください。 ◎みどり推進課長 柳原二丁目の深井戸でございますが、完成は今年の8月末を予定しております。また、遅れた理由でございますが、1回目の入札が不調になりまして、2回目で業者が決定したような状況でございます。 ◎みどりと公園推進室長 入札の不調の原因でございますけれども、金額が安かったということで低入札といったことでございます。 ◆いいくら昭二 委員  8月末の完成ということで、この度の柳原の深井戸と、昨年できました千住龍田町の深井戸との仕様で違った部分はあるんでしょうか。 ◎みどり推進課長 仕様でございますが、千住龍田町で設置したものと今回の柳原二丁目は同じでございます。ただ、深さが柳原のほうが20m深く、240mというところだけが違いです。 ◆いいくら昭二 委員  わかりました。  千住龍田町防災ひろば内の深井戸については、利用状況及び維持管理はどのようになっているか、その点についてお伺いします。 ◎災害対策課長 今年の3月から6月に向けまして、千住消防団のほうで操法大会に向けて、この防災ひろば、そして、その際の水源として深井戸の水を使うというふうに聞いております。  維持管理につきましては、毎月、発電機の点検、それと1年に1回ポンプの点検があります。 ◆いいくら昭二 委員  ちょっと款がずれちゃうかもわからないんですけれども、この防災ひろばの管理というのは、どこの所管でやっているんですか。 ◎公園管理課長 防災ひろばの日常的な維持管理に関しましては、私の課の公園管理課のほうで見ております。 ◆いいくら昭二 委員  今、災害対策課長からお話があったんですけれども、災害対策課とこの公園管理課との連携というのは、この維持管理についてはできているんですか。 ◎公園管理課長 維持管理の経費に関しまして、災害対策課のほうで予算取りしていただきまして、その予算をうちのほうで執行して、日常、維持管理をさせていただいております。 ◆いいくら昭二 委員  様々なイベント等ある場合には、例えば先ほどお話がございましたように、災害等々におきましては災害対策課長も来ていただくと同時に、公園管理課のほうも来て、その辺の連携というのはしっかりされているんですか。 ◎公園管理課長 イベントの内容にもよりますけれども、内容によって、私ども公園管理課の職員も参加するようにはしております。 ◆いいくら昭二 委員  言いたいポイントというのは、地域の方から言われているんですけれども、ちょっと管理がどこの所管ですかねということがわかりづらいというお話を聞いておりますので、せっかくつくっていただいた防災ひろばでございますので、そこら辺の連携というのをしっかり密によろしく、これは要望しておきますので、お願いいたします。  それで、千住龍田町の防災ひろばは7,000㎡以上の敷地に設置されています。しかし、柳原に設置予定の深井戸は児童遊園の設置予定で、敷地が10分の1程度の敷地になっております。本来は千寿桜堤中学に設置を検討していましたが、不可能という話を聞いており、隣接の児童遊園に設置したと聞きましたが、それでよろしいんでしょうか。 ◎災害対策課長 千寿桜堤中学校は第一次避難所になっていますので、本来はそこにつくりたかった。ただ、敷地の関係で、隣接の児童遊園に今回設置をしております。 ◆いいくら昭二 委員  先ほどもちょっと申し上げた点で重なるんですけれども、区内の児童遊園の管理というのはどちらの所管でやっているんですか。 ◎公園管理課長 公園管理課のほうでやっております。 ◆いいくら昭二 委員  今回の児童遊園というのは面積が狭いという中において、また、防災ひろばとの、運営の形式が当然違うと思うんですけれども、今後、せっかく8月末にできる予定の深井戸なんですけれども、災害対策課としましては、どのような使用を考えているんですかね。 ◎災害対策課長 やはり日頃から避難所と連携するような使い方、そして、千住龍田町のほうでもお披露目しましたので、できれば、8月は暑いので、9月頃にお披露目をしまして、使用方法についても皆さんに周知したいというふうに考えています。 ◆いいくら昭二 委員  先ほどご答弁の防災ひろばの内では当然に訓練等々はできると思うんですけれども、この児童遊園の内では訓練はできない面積だと思うんですけれども、その場合には具体的に、深井戸が設置されたこの児童遊園で、どのような形の地域と連携した訓練等をやっていくんでしょうか。
    ◎災害対策課長 その公園の大きさが違いますので、ここについては、災害時、生活用水、若しくは消防用水、そういったものに使えるところで、地域の皆さん、それと、消防署、消防団の皆さん、そういった中で使い方について供したいというふうに考えております。 ◆いいくら昭二 委員  要望でございますが、これも先ほども申し上げましたように、管理のところが、所管がちょっと違うという話になった場合に、地域の方々は、区という一言で当然見ているわけでございますが、そこら辺の連携を密にして、せっかくつくられた深井戸でございますので、その辺との連携を密によろしくお願い申し上げます。  引き続き、特色ある公園づくりについてお伺いいたします。  足立区は公園が多い区でございます。公園面積は23区中どのぐらいの大きさになっているんでしょうか。 ◎みどりと公園推進室長 区立公園面積につきましては23区で1番ということになっております。 ◆いいくら昭二 委員  先ほど、たがた委員のほうからも質問がございましたように、足立区は特色ある公園づくりが必要だと思います。23区中、区立公園の一番面積が大きい足立区でございますので、老若男女が気軽に利用でき、憩いの場所、例えばお年寄りの皆様方が健康づくりとして健康遊具や、ウォーキングなど、また、じゃぶじゃぶ池、小さな子どもが利用する幼児向けの複合型遊具、また、若者に人気があるバスケットゴールなどの設置など、地域の特性を生かし、地域に受けられるものとしていくことが重要だと私は思っております。  そこで、区内公園に若者に人気があるバスケットゴールはどのぐらいあるんでしょうか。 ◎パークイノベーション担当課長 現在、千住桜木のほうに1カ所整備を進めておりますが、これが完成しますと10カ所の公園にあることになります。 ◆いいくら昭二 委員  今、千住桜木のほうでできる予定があるということでございますが、従来から千住地域でバスケットゴールの要望が多いということで設置を要望してきましたが、進捗状況は、今月中でよろしいんでしょうか。 ◎公園管理課長 千住桜木町公園のほうのバスケットゴールは今月中に完成になります。 ◆いいくら昭二 委員  これは先ほど、たがた委員のほうからもお話がありましたように、このバスケットゴールというのは様々な思いのあるものだと思います。地域からのご理解は得ているんでしょうか。 ◎公園管理課長 この千住桜木に関しましては、地域の方からも了解をいただいたという形で設置の段取りになりました。 ◎みどりと公園推進室長 千住桜木町公園につきましては近隣にマンションがございまして、夜間閉鎖するということで了解をいただいております。 ◆いいくら昭二 委員  あと、夜中等利用されてしまうと、当然に苦情が出る形になると思うんですけれども、管理運営はどのような形の体制になっているんですか。 ◎公園管理課長 千住桜木町公園に関しましては、ボール遊び広場が夜間閉鎖できますので、夜間閉鎖する形で管理していきたいと思っています。 ◆いいくら昭二 委員  具体的に夜間と言うと、何時まで利用できるという形でよろしいですか。 ◎公園管理課長 現在、まだ細かい時間までは決めておりませんが、通常の、夜間閉鎖ということなので、夕焼け放送等の時間に合わせて設定したいとは考えております。 ◎みどりと公園推進室長 夜間閉鎖につきましては、シルバー人材センターに依頼して閉鎖するように考えております。 ◆いいくら昭二 委員  是非とも、せっかくつくる予定のものでございますので、地域の皆様方からご理解を得て、末長く利用できるような形で、よろしくお願い申し上げます。  次に、オリンピック・パラリンピックの機運醸成と総合型地域クラブについてお伺いいたします。  私は昨年の予算特別委員会でラジオ体操を東京2020大会の機運醸成に向けて区民の皆様方で実施することを提案させていただきました。ラジオ体操は、どんなところでも、小さなお子様からお年寄りまで区民の老若男女が気軽に体験でき、時間を決めて一斉にやれるイベント的な性格を持たせることができるからです。記憶のレガシーづくりにも最適だと思ったからです。  そこで、区としても東京2020大会へ向け、例えば夏休みに虹の広場で開催しているラジオ体操を機運醸成事業と位置付け、区内の公園などにも広げて実施することを提案し、実施の運びの予定でしたが、昨年はあいにくの台風接近の影響で中止となりましたが、地域の方々からは、楽しみにしておりましたとの話がありました。  そこで、今年の夏は実施の予定でよろしいんでしょうか。 ◎スポーツ振興課長 今年はラジオ体操連盟の協力もいただきながら、実施するように進めてまいりたいと考えております。 ◆いいくら昭二 委員  是非、よろしくお願い申し上げます。  そして、地域ではオリンピック・パラリンピックの機運醸成のために総合型地域クラブも活動しております。  そこで、総合型地域クラブとはどのようなものか簡単に説明をお願いいたします。 ◎スポーツ振興課長 総合型地域クラブは、地域住民が主体となって運営し、子どもから高齢者まで多世代を対象にしたスポーツ文化活動を行っております。足立区では23区最多の9つのクラブが地域の中で、それぞれ特色のある事業を展開して、地域住民の健康づくりや文化・スポーツ等の振興、そして、地域コミュニティの形成にご尽力いただいているところでございます。 ◆いいくら昭二 委員  その総合型地域クラブが展開する様々な事業の中で、区からの委託を受けて実施するオリンピック・パラリンピック機運醸成事業があります。来年に迫った東京2020オリンピック・パラリンピック大会を見据え、各総合型地域クラブが東京2020大会を盛り上げるため、ボッチャや英会話、車椅子テニス体験など様々な事業を展開していると聞いております。  まず、総合型地域クラブで行うこのオリンピック・パラリンピック機運醸成事業については、区ではいつから予算を付けて行っているのかお伺いします。 ◎スポーツ振興課長 総合型地域クラブが行うオリンピック・パラリンピック機運醸成事業に関しましては、昨年度、平成29年度から各クラブに予算付けをして行っていただいております。 ◆いいくら昭二 委員  具体的な金額はどのぐらいの幅になっているんでしょうか。 ◎スポーツ振興課長 昨年度平成29年度は各クラブにそれぞれ20万円予算付けしたのをはじめ、平成30年度、今年度からは各クラブ30万円に増額して実施していただいております。 ◆いいくら昭二 委員  平成29年度から始まって、今年度、来年度は各20万円、30万円の中で工夫を凝らして地域を盛り上げております。そのように地域を盛り上げていったところで、その後、オリンピック・パラリンピックが終わってからはもう終わりですでは、せっかく地域がやる気になっているのに、しぼんでいきかねないと私自身は思います。  地域も、オリンピック・パラリンピックが終わったらどうなるのと心配しております。オリンピック・パラリンピックが終わった後のほうがむしろ大事ではないかと考えますが、いかがでしょうか。 ◎スポーツ振興課長 いいくら委員おっしゃるとおりだと思います。 ◆いいくら昭二 委員  そこで、オリンピック・パラリンピックが終わった後でも機運醸成事業という名称は変更するにしても、レガシー予算とか形を変えてやっていくべきと考えますが、その考え方は区にはあるんでしょうか。 ◎スポーツ振興課長 いいくら委員おっしゃるとおり、スポーツの振興という意味ではオリンピック・パラリンピックが終わった後が大事だというのは本当にそのとおりだと思います。これをきっかけに各総合型地域クラブに自主事業としてやっていただくのか、また、経常経費の中に組み込んでいくのか、個々の事業を見ながら検討してまいりたいと考えております。 ◆いいくら昭二 委員  是非とも、この終わった後というものが本当に大切に、それがまさに区長がお話されております、このレガシーにつながっていくんだろうと思います。先ほどご答弁がありました9つの総合型地域クラブの中において、せっかくこの9つが有機的にレガシーづくりということで、今、現状やっているわけでございますので、終了後もその予算というものを、枠付けを区のほうの配慮で総合型地域クラブの後押しにもよろしくお願いしたいと思っております。要望しておきます。  続きまして、昨日に引き続きまして中学校の校庭の件でございますが、昨日でちょっと答弁が途中になってしまったんですけれども、校庭の砂ぼこり、こちらのほうでございますが、被害がなぜ出ているか、その点について区は把握しているんでしょうか。 ◎学校施設課長 校庭の散水等を行っているんですけれども、今回の学校は荒川の河川敷の近くだからではないかというふうに推測されまして、そちらのほうの吹きさらしという風が吹き込んでいるという感じではないかなというのは、ちょっと感じております。 ◆いいくら昭二 委員  これはもう従来から、私どものほうで所管のほうに問合せしているんですけれども、仕様等、現状どのような形で校庭はなっているんですか。 ◎学校施設課長 今、ダストで引いたような状態になっております、校庭です。 ◆いいくら昭二 委員  これ、どうして、このように被害がこの地域のほうに大きいかと言うと、今まで荒川土手からの風を防いでいた校舎を、建て替えのときに位置が変わってしまった影響だと言われております。  今後、この校庭に関する抜本的な解決方法が必要だと思いますが、区はどのようにお考えでしょうか。 ◎学校施設課長 校舎の向きというのもございますので、校舎の建て替え等なかなかできませんが、校庭の整備、あるいは防砂ネット、今、実は4m程度、周りに囲っているわけでございますが、それのプラスもうちょっとかさ上げできないかとか、あるいは二重にしたりとか、そういったことを今考えたいというふうには思っております。 ◆いいくら昭二 委員  昨日もちょっと校庭から数歩の所がこのような形で真っ白になって。       [資料を提示]  この周辺の家の周りというのはもう真っ白な状況になる、特に強風等々が吹いて。是非とも、その周辺地域をまず足を運んでいただいて、まず、現場を確認してください。どういう状況になっているのか。そして、まず、お住まいの方の気持ちに寄り添ってください。そうした中において必ず解決方法が見つかると思いますので、是非とも、そこら辺のところを要望しておきますので、よろしくお願い申し上げます。 ○新井ひでお 委員長  次に、共産党から質疑があります。針谷委員。 ◆針谷みきお 委員  私も総合型地域クラブ、旧入谷南小学校跡地の問題についてお伺いします。  ここは災害時の防災拠点に、中継基地とか支援物資保管場所に整備することになっていますけれども、ここは統廃合のときに、地域の還元施設としてKITクラブ21というものをつくった。このKITクラブに備わっていた体育館とか運動場など、区民が文化、スポーツに親しめる施設は、この建設計画に入るんでしょうか。 ◎資産管理部長 現在は、区の方針といたしまして、災害の拠点と、それから、保管用倉庫という大きな二つの方針が定まっておりますので、基本的にそれ以外は入らないという認識でございます。 ◆針谷みきお 委員  それは説明と、当初の説明と違うし、文書にも、KITクラブの機能とか、その他の関連施設って書いてありますよ。違うんじゃないですか、これ。当初、最初、この計画を持ち込んできた地域のちから推進部、当時の部長もそんなことについてはお話あったと思うんですが、これは、今の答弁が確定なんですか。 ◎資産管理部長 現在、災害拠点を整備していく中でつくられていく空間を、平常時にどのように活用できるのかということについては、今後検討していかなければならない課題だと考えております。 ◆針谷みきお 委員  是非、これは、入谷町会も挙げて、もしかすると陳情が出てくる話もあります。ですから、これはもう見直していただいて、建設計画に入れていただきたいと思います。  次に、学校給食の無償化についてでありますが、学校給食というのは食育の推進とか保護者の経済的負担の軽減など、この無償化の効果についてはいろいろ言われていますが、子育て支援策として、無償化の効果というのが、この間、やられている自治体で出されています。  例えば給食費が未納、滞納であることに対する心理的負担の解消とか、経済的負担の軽減とか、安心して子育てできる環境の享受であるとか、親子で食について話合う機会の増加だとか、教育への関心を高める効果があるということが言われているんですが、区はどう思いますか、これについて。 ◎学務課長 針谷委員ご指摘のとおり、様々な効果はあるかとは認識しておりますが、現在のところ、学校給食費につきましては学校給食法で保護者負担という形になっておりますので、無償化する考えはございません。 ◆針谷みきお 委員  聞いてきていないことを答えなくていいですよ。私はそんなこと、まず聞いてないんですから。  それで、我が党区議団と無会派の長谷川たかこ議員、土屋のりこ議員の共同提案で、第3子の子どもの学校給食費の無償化条例を提案しました。これについては、文教委員会で、その意義については否定する人は誰もいませんでした。継続審査になっています。  文部科学省は、昨年7月に、学校給食費の無償化等の実施状況を調査しているんですね。これによると、小・中学校でも無償化をやっているのが76自治体、これは4.4%ですけれども、一部無償化とか一部補助の実施は何と414自治体で24.4%になっている。3割近い自治体が実施しているわけでありまして、足立区にお金がないわけじゃないわけで、我が党の修正案では歳出歳入ほぼ同額予算で実現できるという提案をさせていただいていますが、予算の優先順位の問題だろうと思うんですが、子育て支援策として是非実施をしていただきたいと思いますが、そこでさっきの答えを言えばいいんですよ。ね、だから、これ聞かないですよ、もうわかっているから。だから、それは是非やっていただきたいというふうに思います。  不登校・いじめ問題、問題行動などをはじめとする足立区の教育課題についてお聞きをします。  昨日から各党が足立区の不登校については23区でワーストワン、1,000名を超えているということを取上げています。子どもたちの成長を願う気持ちは同じなんだなというふうに私は思っています。問題は、なぜこの足立区が不登校が23区ワーストワンになってしまったのかという問題の分析なんですね。  まず、お伺いしたいと思うんですが、不登校児童・生徒の増加の根底に、リーマンショック以来の貧困と格差の広がりとか打開策が見えない閉塞感、更には政治に対する不信など社会全体のひずみとか、それに起因する家庭崩壊や人間同士の分断、こういうものが深刻になっていることなどが挙げられるというふうに私は考えますが、いかがでしょうか。 ◎教育相談課長 針谷委員ご質問のとおりの面もあると思います。ただ……。       [「いや、そんなこと、余計なこといい」と呼ぶ者あり] ◆針谷みきお 委員  では、なぜ、足立区の不登校は2006年頃から出現率がはっきり上昇していったのかと、東京都の平均値を上回ってしまったのかということを解明する必要があるんですね。  不登校増大期の足立区で学校が、どう変化していったのか。学校を変えるために何がやられたのか、何の施策をとられたのか。これは足立区の教育改革に突き当たらざるを得ないと思うんですね。  とりわけ教育次長制度のもとで、学校教育が民間教育産業を中心としたノウハウに依存をすると。学校現場にそれを押し付けていった時期と、不登校児童・生徒数の急増とが時系列的にほぼ一致するんです。この施策は足立区の各学校から子どもたちの安心感を徐々に奪い去っていって、学校を子どもたちの多くが不安を感じる場へと変えていってしまったのではないかというふうに考えていますが、この辺はどうでしょうか。 ◎教育相談課長 学力向上施策と不登校の関係については、今、大学の先生に分析していただいていますが、不登校の要因についても当然、学業の不振という項目がございまして、一定数、そういう面もあるかなと思います。ただ、基礎学力の定着施策というのは、学校が何とか勉強をわかって欲しいということで、不登校の、その学業の不振を解消するために一生懸命やっているということなので、一概に学力向上施策と不登校をつなげることは、判断することは難しいかなというふうには考えております。 ◆針谷みきお 委員  そこで、私、きょう皆様に是非必聴してもらいたいんですが、日本財団が、昨年の12月に、不登校傾向にある子どもの実態調査というのをやったんです。       [資料を提示]  これは全体として、現在の中学生と、それから、中学校卒業22歳までの子どもたち、現在が6,500人、卒業後22歳までの人は1万3,500人に、直接本人から聞いてやったという非常にすぐれたもので、回収率も99.5%だと。  学校生活をめぐる子どもの特徴は6タイプあるということで、ここに出ていますけれども、完全な不登校、学校に通っていない状態が30日以上、それから、学校に行っていない状態が一定期間、1週間以上というのがあるということ、これが不登校。それから、教室外登校、学校の校門、保健室、校長室などは行くが、教室には行かない。部分登校、基本的には教室で過ごすが、授業に参加する時間がない、時間が少ない。それから、4番目は仮面登校A、授業不参加型、基本的には教室で過ごすが、皆と違うことをしがち。授業に参加する時間が極めて少ない。5番目には仮面登校B、授業参加型、基本的に教室で過ごしたい、皆と過ごしていることはあるが、その中で学校に通いたくない、学校がつらい、嫌だと感じている子。更に、それ以外には登校、学校になれている、学校は好きだという子どもの数値がこの日本財団が発表しているんですね。  それで、この中で、現役の中学生に、「小学校時代はどうであったか」という設問があるんです。これ資料はちょっとないんですけれども、そこには、不登校傾向と言われている子どもは、現存している中学生より実は多いんですよ。これが14.4%。この部分が、最初の部分が13.3%。現状の中学校は13.3%なんですが、小学校で実はそういう傾向にある子どものほうが14.4%で多い。これは、既に不登校傾向は小学校時代から始まっているということだろうと思うんです。  更に重要なことは、学校に行きたくない理由について身体状況以外の要因では「授業がよくわからない」「ついていけない」、これが49.9%、「テストを受けたくない」28.2%、「小学校のときと比べて良い成績がとれない」28.9%など学習に関する理由が対人関係などの要因を上回って主要な部分を占めていることが日本財団の調査で明らかになっているんですね。  この調査から、不登校の大きな原因の一つに、学力テスト中心の学力向上施策が影響していると見てとれるのではないかというふうに私は思っていますが、先ほどの答弁はそれを若干否定したけれども、全てではないとは思いますよ、確かに。しかし、この傾向が強くなっているということについてはどうですか。 ◎学力定着推進課長 先ほど大仙市という言葉もありました、教員派遣という話もありました。あと、また、教科指導専門員という話もありましたけれども、我々は教員の授業力を高めて、置いてけぼりをつくらない授業というのを、わかりやすい授業、魅力のある授業を徹底して実現することで、学力の不振、学力不振、そういった児童・生徒をつくらないということを徹底してまいりたいと思っております。 ◆針谷みきお 委員  教育委員会はそういうつもりでやっていることは私は理解します。  昨日、教育長は、不登校児童・生徒の長谷川委員の質問に対して、「自分もクラスみんなからの手紙をもらった経験がある」と発言をしました。「学校に行けない状態のあるときに、頑張れ、出てこいと言われることが一番つらいんだ」と答弁しましたが、私はまさにそのとおりだというふうに思うんですね。  ここで、学力施策の問題で言うと、授業がよくわからない子ども、その子どもに対して勉強合宿をやる。それから、もっと勉強しなさいと言う、つまずきをなくすとして詰め込みをする。そのときに、仕方なくついている子どももいるかもしれないけれども、前も勉強合宿のことについて質疑しましたが、「そのときはいいが、もう、すぐ時間がたつと全く効果がない」という答弁を聞きました。  なお、この問題というのは、実際は心ここにあらずで、授業は受けているけれども、結局、自分はできないんだと、だめな人間なんだということになってしまって、自己肯定感が更に落ち込んでしまっている。これは区教委は良いことをやっているというつもりでも逆効果になってしまっているんではないかと私は推察しているんですが、いかがでしょうか。 ◎学力定着推進課長 例えば今、勉強合宿のお話ありましたけれども、勉強合宿は1対1で、マンツーマンで指導しているわけです。教員も当然努力しながらやっているわけですけれども、受けている生徒も、5日間の授業を通して、やはり自分はできるんだということで、その場では自己肯定感も高まっているかなという印象を受けております。  ただ、やはり3カ月、6カ月たっていくと、やったことがだんだん薄れていくという状況も見てとれております。  一方で、学校によっては、補習体制の中で、その落ち込みをできるだけカバーしているような実例もありますので、そういった実例、良い事例を、うまく共有しながら、より良いものにブラッシュアップしていきたいというふうに考えております。 ◆針谷みきお 委員  それで、今回、学力定着に関する総合基本調査委託をベネッセコーポレーションに委託しました。これ、ベネッセコーポレーションの提案書を私読みました。  この中には何が書いてあるかと言うと、学力テスト後の定点データ分析、S-P表であるとか、データ分析報告会をやろうと、学力到達度に応じた個別復習プリント、振り返りプリントやろうということ、予備調査と称するプレテストなどもやろうと。過去問じゃないかなという気もちょっとしないでもないですが、それはわかりませんけれども、生産技術における品質管理などの改善手法である、いわば企業の、行政でも最近言い出してはいると思いますけれども、PDCAサイクル、行政はやってもいいかなとは思っていますけれども、これを学校にやらせるということが入っているんですね。  私はこういうやり方は足立区の公教育がベネッセのノウハウに依存していってしまうんじゃないかということを危惧するんですが、この点はどうでしょうか。 ◎学力定着推進課長 ベネッセのやり方をそのまま全ての学校現場に落とし込むというよりは、我々、学力調査をやって、子どもたちの実態を把握して、つまづいている箇所を分析して、補習体制、また授業改善等に生かしていくという趣旨で、これは徹底して引き続きやっていく考えでございます。 ◆針谷みきお 委員  ベネッセの提案書は、更にこういうことも書いてあるんですよ。正答率によって子どもたちを25%ずつA、B、C、Dの4層に分けて習熟度別授業や個別指導など強化しよう。しかも、これは何なのかなというんで、これは後から文教委員会でもちょっとやってもらいたいなと思っているんですが、一部業務の再委託を行おうとしているということがあるんですね。  これは、区は、契約の中にこの一部事業の再委託というのは確認していますか、何をやるのか。 ◎学力定着推進課長 再委託先については、全て届出制ということになっておりますので、把握しております。 ◆針谷みきお 委員  おります。では、何をやるんですか。 ◎学力定着推進課長 例えば、配送業務というのはそうなんですけれども、分析した結果をウェブシステムに入れて、それがデータ提供されるんですけれども、そのウェブシステムの運営する部門ですとか、そういったことで業務を切り分けて再委託しているということでございます。 ◆針谷みきお 委員  この提案書を読むと、個人情報を守ると書いてあるけれども、そのように、どんどんやればやるほど漏えいの危険性高いんですよ。これは、私はこういうやり方が、足立区の公教育が教育産業のノウハウに従ってしまっていってしまうという危険性を指摘した、先ほど指摘したのはそういう意味もあります。  時間がないので先に進みますが、都留文科大学学長の福田誠治教授が重要な提言をして、今、話題になっています。格差をなくせば子どもの学力は伸びる、競争は能力がないように見える者を途中で排除してしまうと指摘をしているんです。点を取るための方法は画一化されるため、弊害が起きている等、述べているんですね。  それで、学力世界一と言われるフィンランドの教育は、大学まで受験がなく、数字的なテストもない。そして、一生徒当たりの教師の数が多く、授業の進め方に関しては教師に大きな裁量権がある。教育内容にスタンダードなどない、設けない。問題解決力や批判的思考、コミュニケーション能力、忍耐、自信といった教科は、横断した能力など21世紀を生き抜く子どもを育てていくということで言っています。  福田教授は、過度な競争による学力施策ではなく、一人ひとりの子どもに寄り添った学力施策こそ、今、足立の子どもたちに必要ではないかと。これは私が考えるんですが、いかがですか。 ◎学力定着推進課長 先ほど針谷委員おっしゃられました問題解決力ですとか、今、新学習指導要領でも、主体的、対話的で深い学びということは言われていますけれども、我々、先ほどの秋田の大仙市から学んだことも生かしながら、足立スタンダードという授業の型をつくっております。これは何かと言いますと、それを実現することで、子どもたちの主体的な学び、一方的な押し付けの授業ではなくて、子どもたちが学び合う授業、これができれば、子どもたちの問題解決力も当然付いていくというふうに捉えております。
    ◆針谷みきお 委員  全国の小学校校長会は、文科省に対して、今後、人的支援なしに新学習指導要領を踏まえた教育活動を実践していくと様々な問題が出ると。外国語教育も含め期待される成果は十分に出し得ない。専科の教員も増やす、少人数学級をやって欲しい、こういう提案をして、職員定数の、教職員定数の改善がどうしても必要ですという意見書を文科省に出しているんですよ。  新年度予算では、不登校対策としてチャレンジ学級とか、SSWとか、SCなど人的支援をやろうとしている。これは我が党は要望していたもので賛成なんですよ。より、しかし抜本的な対策が私は求められて、正道を歩むべきだろうというふうに思うんですね。  少人数学級は子どもの悩みやトラブルに対応する上で、子どもの発達の機会が増えるなど学習を豊かにする上で、不登校、いじめ、問題行動などを抱える教育課題を解決する決定的な教育行政の、教育条件の整備だというふうに私は思いますが、いかがでしょうか。 ◎教育指導課長 教員現場において人的支援というのはとても必要な方策だと考えております。引き続き加配等について、区としても、都のほうには訴えていきたいと考えております。 ◆針谷みきお 委員  我が党は、代表質問で区の加配による少人数学級、35人学級を実施すべきという提案もしました。区は答弁で、おもしろい答弁しているんですね。学習支援や生活指導員の配置など、きめ細かな指導の実現に努めておりますが、これでは十分とは考えておりません。学校に職を求める人材の動向を見極めつつ、更なる方策を考えてまいりますと、否定しなかった。  ということは、区として少人数学級をどこかでやりたいということだというふうに私は思っているんですが、その辺はどうでしょうか。 ◎教育指導部長 本会議でご答弁したとおりで、私ども、今、打っている施策で全て100%満足だというふうには考えておりませんけれども、ただ、その一方で、東京都の教育委員会でも、教員の定数を埋められないほど今、人材が払底している、学校に職を求める人材が払底している中で、直ちに……。       [「直ちにとは言ってない、いつかやろうとしているかと聞いているんだ、後で」と呼ぶ者あり] ◎教育指導部長 そういう考えはある、総合的に考えていきたいという答弁でございます。 ○新井ひでお 委員長  時間です。この際、審査の都合により、暫時休憩いたします。       午後零時01分休憩       午後零時59分再開 ○いいくら昭二 副委員長  休憩前に引き続き委員会を再開いたします。  公明党から質疑があります。渕上委員。 ◆渕上隆 委員  よろしくお願いします。  それでは、質問させていただきます。  きょうは教育と、それから、高架化の件と、それから、産業施策等を質問したいと思います。  最初に、特別支援教室について質問させていただきます。  区内小学校では発達障がい児を対象にした特別支援教室、コミュニケーションの教室が3年前より順次開設して本年で全校、全小学校開設されています。利用人数を見ますと、平成28年度開校では23校だったか、23校で248人だったのが平成29年度は449人、平成30年度は560人、また、平成29年度開校は26校だったかな、348人が今平成30年では524名、全校全体では1,484名です。  例えば平成28年開校のところだと248名だったのが2年たって560名と2倍以上、23校になっているわけですけれども、これは2年目、3年目で利用人数が増えているのは特別支援教室が理解されて、評価されているということなんでしょうか、その辺はどのようにお考えですか。 ◎支援管理課長 その点に関しましては、3点あると思います。まず、1点目は、保護者、児童が特別支援教室につきまして理解をしてきていると。2点目は、同じクラスの児童がその生徒に対して理解をしていると。3点目は、教職員が各校に特別支援教室があるということで非常に理解が進んでいる。この3点で特別支援教室につきましては非常に評価が上がっていると考えております。 ◆渕上隆 委員  今、支援管理課長のお話があったように評価が上がっていて、内容が多分かなり充実しているんだなというふうに思います。ただ、このように人数が増えてきますと教室の心配、更にこれから多分増えるんではないかということがありますけれども、教室とか、教員も今、足立区独自に12名だったかな、採用して、1校1名の常駐は配置しているということですけれども、この辺について、他の区でもやっていますし、教員の人数の、教員の人数はある程度確保したとしても、質の問題と教室の問題、スペースの問題、その辺はいかがでしょうか。 ◎支援管理課長 教室につきましては、日常使わない教室等を活用しまして対応していきたいと考えております。  教員につきましては、早い時期に、利用する生徒・児童の数を把握して早い時期に東京都と協議をして確保できればと思っております。  なお、必要な学校につきましては、今年度と同様に区費の非常勤教員を充てていきたいと考えております。 ◆渕上隆 委員  それで、更に今年と来年にかけて、中学校においても、2年かけて全校開設するということですけれども、この辺、スペースとかも聞いたんで、前、この辺は大丈夫ですというふうな回答だったですけれども、教員の問題とか質の問題とか、今後の課題ですね、中学校における、その辺についてはいかがですか。 ◎支援管理課長 まず、教員の資質につきましては、今年度も研修を19回と行いましたが、来年度につきましても引き続き継続してまいります。  なお、研修の内容については検討する必要はあると思っています。  また、小中連携が重要なポイントになると思っておりますので、中学校につきましては、小学校の活用も考えております。 ◆渕上隆 委員  今、小学校の段階では非常に評価が高くて利用者が増えて、中学校もそれと同じように進めればいいと思います。  ただ、利用者が増えるということは、今の段階では今のところ問題ないんですけれども、これからちょっと心配なところで、その辺、スペースの問題とか質の問題、今までどおりやっていただければ大丈夫だと思うんですけれども、しっかりお願いしたいと思います。  次に、外国人児童について質問したいと思います。  東京都の調査によると、小学校の外国人児童数は東京都全体で平成30年度は9,793名、平成25年度の時点が5,250……これは小学校ですね、小学校5,259名でしたから、この5年間で約2倍弱に増えています。かなり急激なスピードで増えているんだなと思いました。東京都全体は9,793名ですが、区別で見ますと1位が足立区1,127名。1,000名を超えているのは足立区だけです。2番目が江戸川区872名、葛飾区605名等です。中学校においても、東京都全体で3,421名、外国人児童がいて、その中で1位は足立区407名となっています。  他区の状況を見ますと、日本語学校とか等々いろいろ支援をやっていますけれども足立区の状況についてはいかがなんでしょうか。支援の体制ですね、その辺についてはいかがですか。 ◎教育指導課長 現在では、日本語適応指導講師派遣という形で、通訳を派遣して対応している状況でございます。 ◆渕上隆 委員  他区の状況を見ますと、日本語教室とか、それから、通訳、通訳はボランティアとか、専門のプロを派遣している、区によって状況が違うんですけれども。それから、補習をやっているとかもあります。足立区の通訳というのは、他の区を見ても結構、英語は派遣しないけれども、それ以外の言語を、今たくさん、何カ国語が派遣しているとかありますけれども、どういう状況なんでしょうか。 ◎教育指導課長 基本的に通訳者は日常の通訳を行うとともに、また、日本語を取り出して、短期間の日本語の指導を行い、教室に戻すということも行っています。  現在、講師の登録数に関しては、14カ国語53名の一応登録者を持っております。 ◆渕上隆 委員  いろいろ話を聞きますと、子どもは比較的、特に小学校というか低学年で来た場合は、日本語を覚えるのが早くて、学校にうまくなじめない子もいますけれども、結構なじみやすいということなんですけれども、一番課題は母親の場合と言っていましたね。親がなかなか日本語を理解できないので、学校の学校だよりが来ても中身が読めない、子どもに読んでもらうとか。それで、なかなかコミュニケーションが、親とのコミュニケーションを取り……学校の連絡は伝わらないとかってあるみたいですけれども、その親に対する対応についてはいかがでしょうか。 ◎教育指導課長 現在はこの日本語適応指導講師派遣について、保護者への対応についてもこちらで対応しているのが現状でございます。 ◆渕上隆 委員  ということは、保護者会とかそういうときにも出ていただいているとか、あるいはなかなか来ていただけないときには、訪問までするかどうかわからないですけれども、そういうような細かいケアはされているんでしょうか、いかがですか。 ◎教育指導課長 そういった会に参加することも可能ではありますが、現状では、その申請は限りなく少なく、保護者のネットワークを通じて保護者同士で対応していただいているのが現状でございます。 ◆渕上隆 委員  十分な対応をお願いしたいと思います。  これから、入管法が改正されて外国人が増えるというのはもうかなり、今まで以上のスピードで増えるんではないかと。5年間で2倍近くなったということは更に倍ぐらいに数年の間になるんではないかということで、外国人対応が非常に大切になると思います。特に、先ほど言いましたように、23区、23区というか東京都の中で足立区は一番外国人が多くて。ということは、それなりの支援体制というか、東京でも1番ぐらいの支援体制を組まなくちゃいけないなとは思っているんですけれども、その辺については、計画というか、どのような支援を考えておられますか。 ◎教育指導部長 本会議のご答弁でも申し上げたところなんですけれども、外国人の親御さんが増えてくるということは、これはもう学校だけの問題ではなくて、地域社会全体の課題になってくるだろうということもございますので、地域のちから推進部をはじめとして関係所管と横の連携をとりながら、必要な施策について早急に検討してまいりたいというふうに考えているところでございます。 ◆渕上隆 委員  ということで、しっかりした体制で、よろしくお願いし、他区の状況も結構いろいろ参考になることもあると思うんで、またそれも取り入れていただきたいと思います。  次に、竹ノ塚駅付近の高架化について、特に高架下の活用について伺いたいと思います。  高架下の活用については、区民アンケートも実施しています。まだ集計が十分出ていないと思いますけれども、高架下については東武鉄道がメインで、足立区も権利があるということで、足立区の、メインは東武鉄道ということなんですけれども、足立区は足立区での権利があるんだったら、要望はしっかり伝えていったほうがいいと思うんですけれども、足立区としては、今その高架下については何か計画とか、プランとか、その辺についてはどのようにお考えでしょうか。 ◎竹の塚整備推進課長 地域のアンケート結果を踏まえまして、庁内の高架化検討会において、高架下活用のゾーニング案を現在、策定をしているところでございます。今後、東武鉄道とそのゾーニング案をもとに協議するとともに、足立区、いわゆる土地機構、東武鉄道の三者によるエリア検討会の中でも計画案も提案しながら、高架下活用について検討していきたいと考えております。 ◆渕上隆 委員  高架下というと、最近、何か活用の仕方が随分変わってきまして、例えばJR東日本なんかは今、随分力を入れているんですけれども、高架下の利用は駐車、駐輪場や倉庫などに限定され、積極的な活用をしてこなかった。駅から離れたところでも、周辺住民の方に住みやすい、暮らしやすい環境を整備する必要があると話しているということで、今、JR東日本はビーンズという会社をつくって、そこで特に中央線とか埼京線かな、川口とか、西川口とか、赤羽とか、あの辺も開発しているみたいですけれども、随分、開発、万世橋とか有名ですよね、開発していると。  それから、東急というか、あちらの中目黒が有名なんですけれども、中目黒にあたっては、近年オープンしている高架下の特徴は単なる空間として使うのではない、そこを訪れる人や住んでいる人をつないだり、町を活性化させるハブとしての役割を帯びたりしてきているということで、私も余りわからなかったんですけれども、高架下というのは結構重要というか、活用すればいろいろまちの魅力につながっていくみたいなんですけれども、その辺について、東武に任せておくと、東武は別にだめとは言わないですけれども、東武ストアとか、何か駐輪場とかそういうふうになってしまうと思うんで、いろいろとそういうブランドプロデューサーというか、そういうのを活用して、できればその東武にお金を出してもらって、そういう提案をどんどん出してもらったらいいかなと思うんですけれども、その辺はいかがでしょうか。 ◎竹の塚整備推進課長 東武鉄道も、いわゆるそういう商業コンサルタントに委託して、これまで池袋や東京スカイツリーなどの開発については、開発計画の提案を受けていると聞いております。  今後、高架下活用の検討を進めるに当たりましては、高架下も含む竹の塚の開発についても、そうした商業コンサルタントにプロポーザルによって委託するというような予定もあると聞いておりますので、今後、東武鉄道とも情報を共有しながら、竹の塚エリアの魅力あるまちづくりを一緒に検討していきたいと考えております。 ◎区長 今の答弁ですと、何か東武のほうがプロポーザルをして、東武のほうが誘導というように聞こえたかというふうに思いますが、決してそういうことではなくて、うちがプロデューサーを入れるかどうかは別として、うちのほうが確実にリーダーシップをとって進めていきたいと考えております。  ただ、高架下だけじゃなく、もし、仮にその上に駅ビルを乗せるとすると、駅ビルの中身の店舗展開と高架下ということで、切り分けていかなきゃなりませんので、早い段階で東武のほうに、駅ビルを展開する考え方があるかというようなことも、きちっとご計画いただけるように回答を促してまいりたいと考えております。 ◆渕上隆 委員  今、区長がおっしゃったように、高架下、初めは東武だけの土地かなと思ったら、足立区もその権利があるんですよという話だったんで、9対1か、8対2か、ちょっとその辺はちょっと詳しく聞かなかった、東武はある程度メインというのはわかるんですけれども、足立区も別に全然意見を発言できないわけではなくて、権利もあるわけですから、そのように、逆に足立区のほう、しっかり発言していただいて、要望を出す。足立区というより、ほら、区民の意見ですから、要望ですから、ということをしっかりお願いしたいと思います。  次に、日暮里・舎人ライナーについてお伺いします。  うちの地域、私が住んでいる地域は日暮里・舎人ライナーが近くて、日暮里・舎人ライナーを利用して通勤されている方が多いんですけれども、日暮里・舎人ライナーは、もういつも言われているように、混雑が激しくて、新型車両、早く増やして欲しいということで、それは昨日だったかな、おとといだったかな、その辺も話がありましたけれども、1個言われたのは、新型車両は非常に乗りやすくていいんだけれども、エアコンが、吹き出し口が横に向いているんで真下が冷えないということで、その辺についてはその改良を、要望に行って欲しいというふうに言われました。  それと、始発とか終電のこともよく言われますけれども、始発が午前5時、見沼代親水公園が午前5時13分なんですけれども、私もそんな時間に乗ったことないですけれども、結構いっぱいらしいんですよ。ですから、そこを増発するか、もう1個早いやつか、鉄道というか、路線を管理する時間帯も必要なんでしょうけれども、その辺の要望についてはいかがでしょうか。というか、東京都にしっかり言っていただきたいと思いますが、いかがですか。 ◎交通対策課長 まず、始発の状況を確認しないと言えませんので、私、始発に乗って確認して、その上で増発について要望していきたいと思っています。  あと、エアコンについても、しっかり伝えて、改善ができるかどうか、これも乗らないとわかりませんので、夏場の状況なんかも踏まえて要望していきたいと思います。 ◆渕上隆 委員  すみませんね、うちの地域でおそば屋で、都心の霞が関じゃない、どこか有楽町かなんかで、ビジネス街ってお昼が混むじゃないですか。だから、朝早く行って仕込みをやらなくちゃいけなくて、始発で行くらしいんですよ。もう始発が結構いっぱいだということで、何とかしてくださいというふうに言われましたんで、すみません、そういうことでよろしくお願いします。  それから次に、産業振興についてお伺いします。  キャッシュレス化なんですが、みずほ銀行の試算によると、現金を扱うコストは産業界全体で8兆円、キャッシュレス化で4兆円程度削減できる可能性があるということで、人手不足もあってファミレスでは現金お断りの店も出ています。そのように今キャッシュレス化が進むと思いますけれども、特に10月から消費税10%の増と同時にというのはポイント還元を実施予定です。  今後、足立区でもキャッシュレス化について進めなくちゃいけないというか、問合せとか、その辺が来るんじゃないかなと思いますけれども、現状の体制、キャッシュレス化に対する体制についてはいかがでしょうか。 ◎産業振興課長 2月に足立区商店街振興組合連合会主催でキャッシュレス化の勉強会を実施しました。今後も、足立区商店街振興組合連合会では継続的に勉強会を実施したいと考えているところでございます。  そして、今後、区でも情報収集をして、その情報を整理して、足立区商店街振興組合連合会事務局と連携しながら、相談体制を整備していきたいと考えております。 ◆渕上隆 委員  チェーン店は会社自体でやるからいいんですけれども、中小、中小店舗ですよね。今回、調査をしたら、私もこの間、テレビで見たんですけれども、キャッシュレス化でポイント還元するじゃないですか。それで、利用したいと思いますかということで、キャッシュレス化というか、キャッシュレスを使うのは若い人だという考えが多かったんですけれども、それを見ますと、アンケートを取ったら、テレビでやっていましたけれども、60代が一番多いんですね、利用したいというのが。全体的にはみんな60%ぐらいだったんですけれども、20代も30代も。一番多かったのは60代ということで、結構年齢の高い方についても関心が高いんだなというふうに思いました。そういう意味では、これは結構大きいかなと思いました。  それと、12月にQRコード決済ということで、クレジットカードとか電子カード、電子マネーだと端末を置かなくちゃいけないんで、ちょっと小売店でも負担がありますけれども、QR決済だと、QRコードだけでもいいとか、スマホを持ってなくちゃいけないんですけれども、そういうことで、その負担が小さいので導入がしやすいと思います。  12月に、100億円キャンペーンってやったところありますよね。あれで、凄い、わーっとニュースになりましたけれども、今度、国のほうで、このポイント決済で計画している予算が2,800億円なんですね。そうすると、かなりクレジット、クレジットというかキャッシュレス化が進むんじゃないかなと思います。  そういう意味では、今後は勉強、今、勉強会の話もされていましたけれども、専門性を持った職員とか、それから、相談員、中小店舗の場合、勉強会をやるから来てくださいってなかなか来ないと思うんですよね。やはりアウトリーチで、状況どうですかってこう聞いていって、お伺いしてもらうというか、そういうことも必要だと思うんですけれども、その辺はいかがでしょうか。 ◎産業振興課長 QR決済の勉強会、先ほど申し上げたようにキャッシュレス化の勉強会に合わせてやらせていただきました。そして、専門性を持った職員とか相談員の設置については、まず、東京都に中小企業振興公社というのがありますので、そこのほうに相談員がいますので、そちらのほうでやっていただけるかどうか、要望していきたいと思っています。 ◆渕上隆 委員  よろしくお願いします。  それと、次に、シニア就労支援についてお伺いします。  今、定年が65歳とか延びてきていますけれども、今人生100年時代と言われているように、定年の後でも30年、40年ということで、定年の後の第2の人生を充実して暮らすということも大切になってきます。介護予防についても、予防をやってましたけれども、なかなかうまくいかないというか、一次予防、二次予防をやっていましたけれども、介護予防、日常生活総合支援事業でも今度はやはり就労とか、ボランティアとか、そういう活動が大切になってくるというふうに思います。  そういう意味では、就労支援というのが重要になってくると思うんですけれども、そのシニアの就労支援についてはどのようにお考えでしょうか。 ◎企業経営支援課長 渕上委員おっしゃるとおり、健康管理の面、また、昨今、人手不足が叫ばれておりますので、その部分の高齢者の就労も重要だというふうに考えております。 ◆渕上隆 委員  それで、一般的に65歳以上になるとハローワークではなかなかこう見つからないとか、あるいはその企業のほうも、どうせ採るんだったら、できるだけ若い人がいいとか、そういうお互いにミスマッチが起きていると思うんですけれども、前も言いましたけれども、川崎市の生活相談窓口のだいJOBセンターでは、民間企業、人材会社を導入して、職域開発ですね、会社を回って短時間で週何日かだったら十分働ける方いますけれども、そういうのはどうですかということで回って、シニアというか、高齢者の就労支援がかなり進んだということで、ハローワークに直接行くとなかなか厳しいかなと思うので、民間会社を活用してやれば、かなりお互いのマッチングができるんじゃないかなと思うんですけれども、その辺はいかがでしょうか。 ◎企業経営支援課長 まだ、私どもで、人材紹介企業ではないんですけれども、今年度、平成30年度ですが、東京しごとセンターの共催で、シニア生涯ワーキングセミナー、あと、セブン-イレブン・ジャパンとの共催で、シニア向けコンビニ就労体験プログラムというのを実施しております。高齢者の就労について意識付けをしているところでございます。 ◆渕上隆 委員  それと、待っている、例えば若者就労支援というと、「その仕事ができないんです」「探してなかなかうまいこと決まらないんです」という就職希望の方を何とか仕事に、就労に結び付けるというのがありましたけれども、シニアの場合は年金もらっている方もたくさんいて、もう年金だけで別に困ってないよという方もいらっしゃると思うんですけれども、先ほど言ったように、今、人生長くなったんで、昔の80年定年というか、寿命が80歳ぐらいだったら、退職金と年金だけで十分やっていけたんですけれども、今、90、100年となっていくと、退職金と年金だけでは厳しいかなというのもあるし、健康面も考えると、その活動するというかその就職を、1日短時間でもいいから働く、朝起きて、きょうすることがある、きょう行くところがあるということが大切らしいんですね。  そういう意味では、待って就労支援をするんではなくて、積極的に、人生豊かにするために少しでも働きませんかという呼び掛けで、センターで対応していくということが大切だと思うんですけれども、その辺いかがでしょうか。 ◎企業経営支援課長 今回、外国人の就労について調査を行うんですが、それに合わせて高齢者の就労についてもちょっと調査を行うことになっております。その結果を踏まえて考えさせていただきたいと思います。 ◆渕上隆 委員  高齢者というより、名前はシニアと言ったほうが受けがいいかなと思いますので、そういうのもちょっと。以上で終わります。 ○いいくら昭二 副委員長  長井委員。 ◆長井まさのり 委員  皆さん、こんにちは。公明党の長井です。後半の20分間質問させていただきます。  初めに、がん教育について伺います。  当区のがん教育の現状についてはいかがでしょうか。 ◎教育指導課長 現在、小学校6年生の保健の学習で、病気の予防について取上げています。  また、中学校保健分野、第3学年において、健康な生活と疾病の予防の中で、がんについて学習をしております。 ◆長井まさのり 委員  では、その効果はどのように捉えているでしょうか。 ◎教育指導課長 生活習慣病ということで、病気を予防しようと。すぐに、がんというわけでは、直結するものではないかと思われますが、今後の影響というところで、子どもたちには大きく、ときには外部指導者、外部指導員の方も活用しながら、その意識啓発を図っているというところでございます。 ◆長井まさのり 委員  東京女子医大がんセンターの林和彦教授、外部講師として授業に出向き、がんの知識を付けるのではなく、防災や人権の教育と同じように、がんに対する意識を変える教育をしたいということで取り組んでおられる方です。  家族ががんで闘病中であったり、亡くなったりしている子どもたちがいる場合、どのような配慮が必要なのかということも、事前に学校を訪問し、できる限りの打ち合わせを行っている方です。  また、事前に児童・生徒へのアンケートを行い、アンケート結果にも目を通してから本番に臨み、子どもたちの回答も引用しながら、がんにならないための12カ条も紹介しているそうです。  また、保護者にも、がん教育の事前通知をしておくように、学校側にもアドバイスをしています。  この林教授は、がん教育を全国の子どもたちに届けるために、自ら教員免許を取得し、教壇に立ち続けています。将来子どもたちには、積極的に検診を受けてもらいたいという思いに加え、家族と検診について話合う機会を持ってもらいたいという狙いがあり、授業の後には検診受診率が上がった地域もあったそうです。  家族全員の健康に気を配り、がん患者の苦悩を理解することで、他人を思いやり、命を大切にする心が育まれていくとのことです。  当区としても、学校や地域の実情、子どもたちの発達段階に応じて、こうしたがん教育の外部講師を招いた授業を展開していくべきと思いますけれども、いかがでしょうか。 ◎教育指導課長 なかなか教員だけでは十分ではないという認識もございますので、そういった専門の方の知識を、是非子どもたちにも伝えていきたいと、積極的にそういった人材も活用していきたいと考えております。 ◆長井まさのり 委員  がん教育においては、先ほどのその家族ががんで闘病中であったり、亡くなっている場合の子どもたちへの配慮という視点も大変重要と思いますが、教育長、いかがでしょうか。
    ◎教育長 現在、医師会と連携して、中学3年生向けの補助教材、がんについて知る、あるいはがん検診の重要性を知るという授業を行っておりますけれども、先だっても、医師会の先生方とお話しましたけれども、がん教育をきちっと子どもたちに伝えていくことが将来の検診にもつながるということで、積極的に進めていきたい。また、医師の方の授業とか、そういったことについても工夫していきたいなと、こういうふうに考えております。 ◆長井まさのり 委員  では、是非よろしくお願いいたします。  次に、体育活動時等における事故対応テキストマニュアルについて伺います。  さいたま市では、平成23年に小学6年生の女子が駅伝の課外練習中に倒れ、救急搬送された後、翌日に死亡するという大変悲しい事故を教訓として、「体育活動時等における事故対応テキスト~ASUKAモデル~」というのを作成をいたしました。教員研修を充実させ、学校の安全度を高めることを目的としています。亡くなった明日香さんの事故から学ばせていただき、二度とこのような事故を繰り返さないという強い思いを込めてつけたテキストの愛称でございます。さいたま市の全学校で命の教科書として教習が義務付けられています。  当区として、こうした体育活動時等における事故対応テキストはあるのでしょうか。 ◎教育指導課長 現在、足立区独自のマニュアルというのはないのが現状でございます。  しかし、東京都のほうが安全マニュアルを作成していますので、そちらのほうを参考に、全校に配布し、学校でつくっているのが現状でございます。  また昨今、12月に、部活動に係る運動部の活動方針に関しまして、足立区中学校版という形で足立区でも作成させていただきました。  そちらでは熱中症とか、そちらについても書かれておりますが、そういった全てのものが網羅されているものがない現状ではございますので、そちらについても検討し、前向きに作成していきたいと思います。 ◆長井まさのり 委員  そうしたマニュアルを通した研修や、子どもたちへの日常からの意識付けがなければ役に立たないかと思います。  この「ASUKAモデル」はDVDもあり、事故対応能力の向上を図るため、自ら考え、実際に訓練を行う場面も設定をされ、水泳時や給食時、校外学習や登下校時などもあり、英語版も収録をしてあります。子どもたちを毎日元気な姿で家庭にお返しすることを教員一人ひとりが心に刻み、日常や体育活動時等における重大事故の未然防止、事故発生時への対応のため、こうしたテキストも活用していくべきと思いますが、合わせていかがでしょうか。 ◎教育指導課長 とても重要な視点だと考えております。是非、そちらのモデルも勉強させていただいて、前向きに検討させていただきたいと思います。 ◆長井まさのり 委員  では、是非よろしくお願いいたします。  次に小・中学校体育館のスロープの設置について伺います。  独立型の体育館で、現在スロープが設置されていない学校に第十三中学校があります。保護者の方から要望がありました。体育館にスロープを設置すべきと思いますが、いかがでしょうか。 ◎学校施設課長 現在、第十三中学校につきましては、今年度から来年度にかけて保全工事を行っておりまして、それの中で体育館スロープ、今、設置の予定でございます。 ◆長井まさのり 委員  では、是非よろしくお願いいたします。  次に、交通環境の改善事業について伺います。  昨日聞けなかった質問を、引き続きさせていただきます。  文教大学の2021年の開学に向け、六町駅からのバス路線を検討していると思います。地域の声を生かして、その検討状況についてはいかがでしょうか。 ◎交通対策課長 現在、バス事業者のほうで、どこをバスを通すか、そういった運行ルートのほうを検討しているという情報でございます。 ◆長井まさのり 委員  そのバス路線の検討についてバス事業者にはどのような要望をしているのでしょうか。 ◎交通対策課長 既存路線を充実するとか、あと、新たな経路を設定するとか、利用者の利便性向上に資する、そういった運行形態になるよう要望を今しておるところでございます。 ◆長井まさのり 委員  また、花畑と六町間の既存ルートは便数も少なく、利便性も若干悪い状況でございます。文教大学の開学に合わせて増便し、花畑と六町間の交通アクセスを強化すべきと要望しますが、いかがでしょうか。 ◎交通対策課長 バスの増便や新たなそのルートが設定できれば、そのアクセスはかなり強化されるというふうに考えております。  今後、開学以降についても、利用状況とか需要の動向なんかもしっかり把握して、より利便性の高い運行計画へ、見直しなんかも含めてできるように進めていきたいというふうに考えております。 ◆長井まさのり 委員  また、現在、総合交通計画の見直しが進められており、今後、交通不便地域へのバス交通や新たな交通手段の導入に向けた検討が提案をされています。  今後、これらの交通手段の実現に向けては、どのような手順で進めていくのでしょうか。 ◎交通対策課長 現在、総合交通計画の改定協議会を進めておりまして、その中で行政と地域交通事業者が連携して検討会を立ち上げて、運行計画や検証運行を進めていこうということで議論されています。  協議会の答申を受けて、総合交通計画を改定した後になりますけれども、こういった検証運行実施に向けて、地域を選定して事業を進めていきます。本格運行も視野に入れてということですけれども、そういったことで進めていきたいと思っております。 ◆長井まさのり 委員  また、バス事業者の現状を見ると、検証運行の実施に向けては区の支援なしには実現は難しいと思いますけれども、それについてはいかがでしょうか。 ◎交通対策課長 これも協議会で今検討されている内容でございますけれども、検証運行実施に際しては、財政支援が必要だろうということで議論されています。地域に入って検討会を進める中で、具体的な支援の在り方については検討してまいりたいと思っております。 ◆長井まさのり 委員  わかりました。  また、検証運行から本格的な運行に移行した場合の財政支援については、区はどのように考えているのでしょうか。 ◎交通対策課長 これもまた協議会での議論内容でございますけれども、本格運行の実施の有無とか、財政支援、どういった財政支出をするかについては、検証運行の実績をもとに判断が必要というふうに議論されています。  区としましても検証運行後の状況を見ながら、本格運行の支援の在り方について議論を深めていければというふうに考えております。 ◆長井まさのり 委員  わかりました。また、交通不便地域の解消に向けて取り組んでいただきたいと思います。  次に、地下鉄8号線の整備促進について伺います。  予算編成のあらましの57ページであります。  地下鉄8号線の区内延伸の実現に向け、国の答申に示された課題の検討を進めていくと聞いています。平成28年4月の交通政策審議会答申で示された事業採算性の課題については、これまでどのように取り組んできたのでしょうか。 ◎鉄道関連事業担当課長 事業性の課題の取り組みにつきましては、地下鉄8号線の需要予測や利用者増加のための沿線の現状把握、問題点の整理、そして、効果的なまちづくりの検討などを行っております。 ◎鉄道立体推進室長 若干補足させていただきます。  各区間、野田市までの一気に整備したような場合、また、押上から八潮まで整備した場合、様々なパターンを検討しております。とりわけ、野田市まで一気に整備した場合には、かなり長期間を、採算性の向上まで時間がかかるというような結論ですが、押上から八潮までですと、50年以内には黒字転換が可能だというような結果のほうも得ております。  引き続き、採算性の向上に向けて検討を続けているところでございます。 ◆長井まさのり 委員  また、もう一つの課題である沿線の自治体との協調についてはどのように進めてきたのでしょうか。 ◎鉄道関連事業担当課長 地下鉄8号線沿線には、葛飾区や江東区などによる地下鉄8・11号線促進連絡協議会と、埼玉県越谷市や千葉県野田市などによる地下鉄8号線建設促進並びに誘致期成同盟会が組織されております。これまでも取り組み状況の把握や決起大会の参加等、相互の連携を行ってまいりましたが、今後も課題解決に向けた情報の共有化を積極的に行い、同じ方向性を持って実現に取り組みたいと思っております。 ◆長井まさのり 委員  また、今年度、東京都が東京都鉄道新線建設等準備基金を設立したと聞いていますけれども、内容についてはいかがでしょうか。 ◎鉄道関連事業担当課長 交通審議会の答申で、事業化に向けて検討することを進めるべきとされた8号線、つまり有楽町線の豊洲と住吉間を含む都内6路線を対象とした基金で、建設費等の充当を想定しております。  また、設立金額は今年度末で620億円を予定しております。 ◆長井まさのり 委員  地下鉄8号線の延伸計画、また、江東区の豊洲と住吉間の動きについてはいかがでしょうか。 ◎鉄道関連事業担当課長 江東区からの情報によりますと、東京都が基金の活用など事業計画について取り組むとのことです。 ◆長井まさのり 委員  わかりました。  地域の機運の醸成については、様々なイベントでPRしていくべきと思いますけれども、今後の予定についてはいかがでしょうか。 ◎鉄道関連事業担当課長 これまでも大谷田公園の梅まつりやしょうぶまつり等でPR活動を行っておりまして、機運醸成を図ってまいりました。  今後は、新たに4月に予定しております地元町会等による葛西用水の桜まつりのイベント等でもPR展開をするとともに、更なる機運醸成に向けて引き続き啓発活動の充実に努めてまいります。 ◆長井まさのり 委員  わかりました。  また、子どもたちの未来への我々の責務と捉えて、しっかり取り組んでいきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  また、次に、北綾瀬駅について伺います。  先日、3月16日からのダイヤ改正の時刻表をいただきました。利用者の待ち望んでいた状況でございますけれども、これを見ると、どれが十両編成の車両なのか、わからない状況でございます。平日の綾瀬と代々木上原間は51本の十両編成と聞いていますけれども、わかりやすい時刻表にと要望しましたけれども、いかがでしょうか。恐らくこの「綾」と書いてあるのが3両編成かと思いますけれども、どうですか。 ◎交通対策課長 長井委員おっしゃるとおり、基本的にはその「綾」、綾瀬止まり、綾瀬行きが3両編成ということになるかと思います。 ◆長井まさのり 委員  わかりやすい時刻表、十両編成は十両編成とわかるように、ちょっと下のほうにでも何か書いていただければ、利用者も助かるなという思いがするんですけれども、いかがですか。 ◎交通対策課長 利用者の声がこれ大事ですので、利用者の声、東京メトロのほうでも重視しているようでございますので、そういった声が上がれば、必要な改善をするように我々としても求めていきたいと思っております。 ◎都市建設部長 今のようなご要望、多数あるかと思いますので、伝えてまいりたいと思います。 ◆長井まさのり 委員  では、折を見て、よろしくお願いいたします。  また、北綾瀬駅で、朝の挨拶を私はしていますけれども、ときどき道を尋ねられるときがございます。       [資料を提示]  そこで、周辺に地図がないかなと思って見渡してみましたら、ちょうどこの駅の改札口に入るこの上のところに地図が設置してありました。高齢者の方から聞かれたときに、もうかなり上のところにあって、それは小さい地図でありますので、非常にまずい状況だなって思って、こちらについても改善の要望してきましたけれども、これについてはいかがでしょうか。 ◎都市計画課長 今、長井委員、お見せいただきましたものにつきましては、大分高いところにありまして、シニアの方も随分見づらいところにあるのかなと思っております。十両化に伴いまして来街者も増加が予想されますので、別の看板を設置できないかというふうに検討していきたいというふうに考えております。 ◆長井まさのり 委員  わかりました。  あと、様々な方々、幅広い方々に、また、シニアの方にも、ちゃんとわかっていただけるように、工夫のほうよろしくお願いいたします。  また、環七北側のエレベーターについては、多くの利用者が予想されます。しょうぶ沼口についてもそうでありますけれども、エレベーターは何人乗りになるんでしょうか。 ◎交通対策課長 どちらのエレベーターも20人乗りを予定していると聞いております。 ◆長井まさのり 委員  わかりました。20人乗りで。  また、2020年6月完成予定の高架下駐輪場は何台駐輪できるんでしょうか。 ◎駐輪場対策担当課長 自転車の収容台数は420台でございます。 ◆長井まさのり 委員  その420台で足りる状況でしょうか。 ◎駐輪場対策担当課長 今のところ、駅周辺の駐輪場、空きがありますので、足りると予測しております。 ◆長井まさのり 委員  わかりました。  是非、また、整備に向けて、よろしくお願いをいたします。  次に、通学路のブロック塀の安全対策について伺います。  通学路についての安全点検のため、足立区建設設計協会と委託契約を結んだと聞いていますが、現在の取り組み状況とスケジュールについてはいかがでしょうか。 ◎建築審査課長 現在の取り組みにつきましては、学区域ごとにグループ分けしまして、地域危険度の高いところから調査に着手したところでございます。7月末をめどに調査結果をまとめてまいります。 ◆長井まさのり 委員  また、その点検で危険と思われる塀があった場合はどのように指導していくのでしょうか。 ◎建築審査課長 対策が必要と思われるブロック塀を把握した場合は、速やかに所有者を訪問して、耐震アドバイザー派遣制度をはじめ各種助成制度を周知し、危険なブロック塀解消に向け、粘り強く安全指導をしてまいります。 ◆長井まさのり 委員  区がいち早く設置したアドバイザー派遣やブロック塀等カット助成のこれまでの実績についてはいかがでしょうか。 ◎建築安全課長 2月末の数字ですが、アドバイザー派遣の数は110件、ブロック塀カット助成は15件という状況になっております。 ◆長井まさのり 委員  また、その中で危険と思われる事案は何件で、対応状況はどうでしょうか。 ◎建築安全課長 緊急に対応しなければいけない危険なブロック塀は今のところ報告ありません。  ただ、基礎部分の調査が精密には行えないため、安全が確認できないブロック塀は多数発生している状況でございます。 ◆長井まさのり 委員  わかりました。  また、今後も引き続き点検をよろしくお願いいたします。 ○いいくら昭二 副委員長  次に、共産党から質疑があります。鈴木けんいち委員。 ◆鈴木けんいち 委員  こんにちは。共産党の鈴木です。  私は、初めに自転車走行環境の改善と安全対策についてお伺いをしたいと思います。  区は、自転車走行環境の改善と安全対策について、条例も制定して向上や強化を図ろうとしています。自転車安全条例の制定については、私もかつてこの予算特別委員会で提案したこともあり、大変うれしく思います。中身が重要で、安全対策ではマナーの向上などとともに、左側通行の徹底など要となるルールを守っていただくことについて明記をし、意識啓発や、自転車は左側を走ってくださいねなどと呼び掛ける街頭での案内などが必要なのではないかなというふうに思うんですが、いかがでしょうか。       [いいくら副委員長退席、浅子副委員長着席] ◎交通対策課長 これまでも街頭指導、警察と協力して、一緒に、連携して、街頭指導等も行っておりますので、引き続き条例制定を機に強化してやっていきたいというふうに考えております。 ◆鈴木けんいち 委員  是非しっかりやっていただきたいと思います。  それから、走行環境の整備では、区は自転車ナビマークの設置を進めています。これは、このナビマークを設置するという基準というか、場所を選ぶ目安というのはあるんでしょうか。 ◎交通対策課長 以前、自転車走行環境の整備指針素案というのを定めまして、その中で主要駅の周辺をナビマークを整備するということで進めております。
     これまで、西新井駅、あと、北千住駅を実施しましたので、あとは、梅島駅は警察のほうが主導で実施しました。これから、あと、竹ノ塚駅、綾瀬駅、六町駅、これを2020年度、来年ですけれども、までにできるようにということで今進めているところでございます。 ◆鈴木けんいち 委員  そうですか。ナビマークは法令に定めのない、いわゆる法定外標示であるということで、これは区の資料に書いてありますけれども、それで区の説明書を見ても、「この表示は自転車優先などの意味はありません」と書いてありまして、ナビマークがあると自転車は走りやすくはなると思うんですけれども、でも、必ずしも安全性が確保されたとは感じられなかったりします。  例えば環七にもナビマークがあるんですけれども、あの車がびゅんびゅん走るところにナビマークがあって、あそこを例えばママチャリで走るというのは非常に勇気がいります。ナビマークはないよりはあったほうがいいので、適度に設置して欲しいと思います。  今後の予定をお聞きしようと思ったんですが、今もう既にお答えいただいたので、その上で、これに対してブルーレーンは自転車専用通行帯と言われ、法令に規定された通行帯であるとされております。このブルーレーンについては自動車を短時間の停車とか左折での通行は認められていますけれども、侵入したり、停車をしたりすることは禁じられているわけです。  江戸川区では、このブルーレーンの設置については主要駅周辺の道路ということで進めているようですけれども、足立区ではこのブルーレーンの設置については、どのような計画になっているでしょうか。 ◎交通対策課長 基本的には駅周辺で広い、幅員の広い道路がございませんので、なかなか厳しいんですけれども、我々としては都市計画道路等の整備に合わせて、自転車専用通行帯のほうを設置していくというような考えで進めております。 ◎工事課長 今年度、おしべ通りのほうでブルーレーンを引かせていただいたところです。 ◆鈴木けんいち 委員  このブルーレーン、大変重要かなというふうに思っております。自転車の安全走行のためにも、それから、自転車利用を促進して自動車の排気ガスを減らすこととか、それから、公害患者の減少、温暖化の防止にもつながり、というふうに思うんですね。是非、このブルーレーンの設置については計画的に進めていくよう求めておきたいと思います。  次に、交通空白地域や交通不便地域解消のためにということで、今、区は総合交通計画改定を進めておりまして、この計画については、間もなく答申が出て、パブコメも行ってということだと思うんですけれども、この計画決定までの予定をちょっとお聞かせください。 ◎交通対策課長 3月28日に協議会のほうが予定されておりまして、その中で、その時点で答申案のほうを決めていただいて、4月に区長のほうに答申をする予定ということに、今なっております。  その後、パブリックコメント等を経て、ちょっと交通網・都市基盤整備調査特別委員会等が開催されないで、その関係もありますけれども、秋口ぐらいに計画を確定して、皆さん方にお知らせできればというふうに考えております。 ◆鈴木けんいち 委員  決定は秋口頃になりそうですけれども、区としてはこの決定、計画に基づいて、区の施策を進めていくことになるのかなというふうに思いますけれども、コミュニティバスなどの交通手段の増便とか路線延長、新規路線の開設という、こういうことを実現していくには、自治体の財政支援が鍵になると思います。先ほどの長井委員の中で財政支援はもう触れられましたので、同じ話になっては恐縮なんですけれども、足立区はこれまでのコミュニティバスには財政支援を行っておりません。そういう中で、新規路線開発、敷設は進まないし、増便、路線延長も行き詰まって、今、バス事業者が採算がとれないなどの理由で減便する事態も相次いでいます。  この財政支援についてなんですが、これは区のつくってくれた資料なんですが。       [資料を提示]  この黄色いところ、これは23区の一覧表なんですが、そのうちの黄色いところは財政支援を行っている自治体であります。ほとんどのところが財政支援を行っているわけです。  こういう中で、これから、この計画を実行していく上では、この財政支援が鍵になるというふうに思うんですね。国土交通省のガイドラインでも、「コミュニティバスとは、交通空白、交通不便地域解消を図るため、市町村等が主体的に計画し、バス事業者等への委託等により運行するもの」、このように述べて、財政投入を前提としているわけです。  足立区も、交通空白不便地域を解消していく中では財政支援を行っていくべきだと思いますが、どうですかと言うと、さっき言いましたけれども、もう一度きちんと言ってもらおう。お願いします。 ◎交通対策課長 今、コミュニティバスの国土交通省の定義をお話いただきましたけれども、区がコミュニティバスを当時走らせた時点、ときには、まだ、国がそういったコミュニティバスの定義を示しておりませんでした。その当時は、いろいろな形のコミュニティバスがありまして、現在では、今、鈴木委員がご発言のとおりのコミュニティバスの定義というふうになっています。  財政支援につきましては、長井委員の答弁の繰り返しになりますけれども、今後、検証運行については財政支援は必要だろうと。そうしないと、事業者も走らせることができないだろうということで考えておりますけれども、その先、本格運行の実施に際しては、その検証運行の実績をもとに判断していくということで考えております。 ◎都市建設部長 ちょっと話が混同されてしまうとあれなので、追加でご答弁なんですけれども、既存の今のはるかぜのバスに対する支援と、それから、新規路線に対する支援という部分はちょっと分けて考えておりまして、今後、今の答申、計画の中で検討しておりますのは、様々なアンケート等から出てきた新規路線に対する支援については検討していこうということでございます。 ◆鈴木けんいち 委員  是非、財政支援については、前向きに検討をしていただきたいと思います。  次に、国民健康保険についてお聞きしたいと思います。  国民健康保険は国民皆保険の重要な制度としてつくられ、健康と命を守るセーフティネットとして運営されてきていると思いますが、いかがでしょうか。 ◎国民健康保険課長 国民皆保険制度を維持する重要な制度であると考えております。 ◆鈴木けんいち 委員  そして、創設当初は農業や商工業など自営業者の加入が多かったわけですが、今は年金などの無職者、それから、非正規雇用などの低所得者が多くなっていると思いますが、いかがですか。 ◎国民健康保険課長 鈴木委員ご指摘のとおり、無職者や高齢者等が増えているという実態でございます。 ◆鈴木けんいち 委員  足立区では、今回の予算説明書では15万8,500人の加入者がいるというふうに書かれておりまして、これは区民の4人に1人が国民健康保険に加入をしていることになります。  そして、この国保は社会保険と異なって事業主負担がありません。また、子どもが生まれると即座に均等割という人頭税のような保険料が賦課されて、非常に高くなっている。どれくらい高いかと言いますと、足立区を含む特別区の保険料で見ますと、給与収入400万円で、夫婦と子ども2人の4人世帯では、中小企業などの労働者が加入する協会けんぽでは19万8,000円なのですけれども、この国保のほうでは42万6,200円となります。実にこの協会けんぽと比べると2.15倍、そして、この400万円の収入のご家庭では実に年収の1割を大きく超える。これぐらい高い保険料になっております。  なぜこんなに高いのかと言うと、いろいろ調べますと、これは他の健康保険にはなくて、そして国保にだけはある均等割、これが影響している。この均等割を除いて計算すると、今の400万円の4人世帯の方は幾らになるかと言うと、22万2,200円になります。そうすると、先ほど協会けんぽが約20万円の保険料ですから、ほぼ同じくらいにまで下がるわけですね。この傾向は、他の所得の世帯に、300万円の世帯、200万円の世帯、あるいは家族が少なくなっても同じような関係になるんですね。  このように国民健康保険は、他の協会けんぽや組合健保などより2倍から3倍も高い保険料となっていると思いますが、どうでしょうか。 ◎国民健康保険課長 鈴木委員ご指摘のように、雇用主負担分を除きますと、国民健康保険料のほうが高くなる傾向にございます。 ◆鈴木けんいち 委員  それで、この均等割、いかに保険料を高くしているか。それも、生まれたての子どもにも課して、1人分とみなして均等割を一律に課すわけですよね。これはもうまさにこの子育て支援にも逆行しているというふうに思います。  それで、この国保制度ということでは、この均等割を廃止して、高過ぎる保険料負担を軽減することが必要だと思います。仮に均等割全部でなくても、例えば子どもに係る均等割だけでも廃止して軽減を図る必要があると思いますが、いかがでしょうか。 ◎国民健康保険課長 子どもに係る均等割の軽減についてでございますが、区としましても必要性を感じております。  そのため、特別区長会を通して、国や都に制度の設置について要望しております。  今後も継続して要望してまいりたいと考えております。 ◆鈴木けんいち 委員  是非、均等割の部分の廃止を区としても強く要望していっていただきたいというふうに思います。  全国では、岩手県の宮古市では、今度、2019年度から、子どもに係る均等割は全部廃止するというふうに決定をしたそうです。そして、その財源については一般会計からの法定外繰入れで賄う、これによって保険料自体は上がらないということも含めて実施をすることになっています。やろうとすればできることであり、強く、足立区でも求めたいというふうに思います。  そういう中で、昨日、高いというか、高過ぎる保険料を滞納すると、その分が全体の保険料に上乗せされるという話がありましたけれども、これは本当でしょうか。 ◎国民健康保険課長 鈴木委員ご質問の収納率と保険料の関係でございます。現在の制度では、標準的な保険料収納率というのが東京都より示されてございます。その収納率を達成できなければ都へ支払う納付金が賄い切れないため、収入不足が生じ、その分を一般会計から当該年度繰入れるという形になります。  しかしながら、一方で、この標準的な収納率を達成できないと、翌年度、標準保険料率が変更となります。 ◆鈴木けんいち 委員  学校給食費みたいに誰かが納めないと、その分、他の人に影響するということなんですか。 ◎国民健康保険課長 給食費とは、立て付けは若干違います。 ◆鈴木けんいち 委員  それで、国保は2018年度から都道府県単位化されました。現在のこの2018年度の保険料が決められましたけれど、そのときは1人当たりの保険料が前年から比べて平均で3,547円の引上げだったと思いますが、どうでしょうか。 ◎国民健康保険課長 鈴木委員ご指摘のとおりでございます。 ◆鈴木けんいち 委員  この制度改正が行われて、そのもとで保険料はどうなのかと非常に注目されましたけれども、やはり引上げになりました。  財政基盤を強めると言いながら、一般会計からの法定外繰入れを減らして解消するということがうたわれて、特別区では、国の言うとおり、6年間でこれを解消するという方針が出されております。  そういう中で足立区は、2018年度は、この法定外繰入れについては前年の75億円余から30億円余に約45億円減らしたと思いますが、どうでしょうか。 ◎国民健康保険課長 鈴木委員ご指摘の数字に関しましては予算ベースだと思います。平成28年度が、決算ベースでございますが、約53億円、平成29年度が35億円、平成30年度、これ補正をお願いしておりまして、決算見込みでございますが、31億1,000万円余で想定をしております。 ◆鈴木けんいち 委員  31億円も繰入れを減らしているわけです。これが保険料の引上げに、上がるのに影響しているわけなんですね。こういう法定外繰入れを減らしていくという方向の中で、2019年度は、先般開かれた今年の国民健康保険運営協議会で示された案では、1人当たりの保険料が前年と比べて3,186円の引上げになるという案が示されたと思いますが、どうでしょうか。 ◎国民健康保険課長 鈴木委員ご指摘のように、平成31年度の保険料につきましては2月26日に、足立区国民健康保険運営協議会が開催されました。  その中で諮問し、答申をいただき、今後、区議会のほうでご審議いただく予定でございます。  鈴木委員ご指摘のように、今回の答申案では、保険料が値上がりする見込みでございます。 ◆鈴木けんいち 委員  連続して、昨年に続いて今年もまた上がるという、こういう内容で、これはなかなか区民としては、もう耐えがたいというふうに言わざるを得ません。  しかも、1人当たりで上がるだけでなくて、加入者全員に係る均等割が、この案では1,200円上がる案になっていると思いますけれども、これについてはどうでしょうか。 ◎国民健康保険課長 鈴木委員ご指摘のように、均等割も値上げする予定でございます。 ◆鈴木けんいち 委員  23区の中で、今20区で統一保険料方式をとっておりまして、これを維持することが非常に重要だというふうに思います。この統一保険料の中で、しかし、こうした値上げが行われているというのは、なかなか認めがたいというふうに思います。ひどい値上げであって、特に所得の低い世帯に重い負担となりますし、値上げを抑え、高過ぎる国保料は法定外繰入れを増やすとともに、国が1兆円の国費を投入して均等割をなくしていけば引下げることはできるわけで、このことを強く求めて、私の質問を終わりたいと思います。 ○浅子けい子 副委員長  次に、立憲・民主の会から質疑があります。松丸まこと委員。 ◆松丸まこと 委員  立憲・民主の会の松丸まことでございます。きょうは余り熱くなり過ぎないように気を付けますので、よろしくお願い申し上げます。  まず、この予算編成のあらましの27ページの就学前教育の充実の部分からお尋ねいたします。  これを見ますと、「多彩な経験で子どもたちの意欲を育む」となっております。これは幼保の連携、これは私もいつも思っていたことでございますので、とてもいいなと思っております。  その中で一つだけ。この幼保連携の部分で、平仮名の指導というのは、幼稚園と保育園の目的が違うのは存じてますけれども、平仮名を教え切ってしまうとか、そういう考え方が入っているのでしょうか。 ◎就学前教育推進課長 区立園におきましては平仮名を教えるということはいたしませんが、幼児クラスになりますと、自分の名前を書くというような場面も出てきますので、そのときには指導するような形はとっております。 ◆松丸まこと 委員  勉強を覚える場所でもないのかもしれませんけれども、線、横の線を引く、縦の線を引く、丸を描くとか、それはやっていると思うんですけれども、できれば、平仮名は五十音順全部覚えていると小学1年生になってから、特に子どもが勉強にすぐに入りやすいのかなと思ったりもいたします。  そして、今度、小学校時代の英語に関してお伺いいたします。  私のもとに、中学校の先生が言っているという話が聞こえてきました。その話は、せめて小学校時代にアルファベットの大文字と小文字は完璧にみんな覚えてきてもらいたいんだけれどもなという先生の言葉ということを聞こえてきていますけれども、区としてはそういう話は聞こえてきていますでしょうか。 ◎学力定着推進課長 そういった声があるかどうかということは、ちょっと私の耳に入ってないんですけれども、外国語活動で、あくまでも音声を耳に入れて、言葉になれ親しむというところを重点に置いて活動しております。 ◆松丸まこと 委員  小学校時代にアルファベットを、これは先ほどの平仮名と同じようなもので、大小のを知っていると、中学へ入って初めて英語の勉強という、鉛筆を持って勉強という部分において、子どもがすんなり入っていくいいきっかけになるのかなと思います。アルファベットを一つ、あれっと忘れちゃった時点で、もうそこだけ集中しちゃうと、話を聞いてないということも起きてくるかと思いますので、その辺も。  その辺から、授業のほうですけれども、入っていきますけれども、先日、2020年から英語が学校に入ってくる、正式にですね。小学校で中学校の勉強がおりてくると思っていたんですけれども、小学校では中学校の勉強がおりてこないという話が聞こえてきたんですけれども、最近。これはいかがなもんなんでしょうか、どういう形になりますでしょうか。 ◎学力定着推進課長 中学校の学習内容が学校におりてくるということはないというふうに理解しております。 ◆松丸まこと 委員  そうですよね。そうすると、書くという、例えば、確かに曖昧なんです、文部科学省のほうの、小学校の英語教育の目標と内容を見ますと、結構曖昧でして、考え方が二つあって、音声を中心とした英語のコミュニケーション活動、ALTを中心とした外国人との交流を通して音声、会話表現、文法などのスキルと言うんですね。そして、考え方の2には、ALTや留学生の外国人との交流を通して積極的にコミュニケーションを図る態度と、2種出ているわけでございますけれども。また、これにおいてでございますけれども、これが結構有名な進学塾の文書で、これは文科省ではないですけれども、文科省が言うにはというところですけれども、この進学塾では、今までは外国語活動は基礎的な会話を通して英語を聞く、話すの体験に触れ親しむと。しかし、次期学習指導要領においては、読む、書くに加えた英語4技能を使った活動が行われると。この部分は正確なんでしょうか、このとおり、読む、書くが入ってくるんでしょうか。 ◎学力定着推進課長 音声に慣れ親しみながら、会話をしながら、また、聞きながらスペルを書き写すというような活動は小学校の段階で入ってまいります。 ◆松丸まこと 委員  そうすると、書くということになるわけですけれども、もう一つあるのが、小学校の習得する英単語数、英単語ですね、小学校5年から6年の2年間で600から700あると。中学校に関しましては、今は小学校のほうで結構ですけれども、1,200の単語の半分ぐらいになる。中学校はもう1,800ぐらいになると、増えるんだということが出ているんですけれども、これもまた事実でしょうか。 ◎学力定着推進課長 それは事実でございます。 ◆松丸まこと 委員  そうなると、今ほどご答弁いただきましたことでは、この数百の単語をただ書くだけということ、やはり覚えるということになると思うんですね。これを小学校のこの単語を覚えたことを基準として、中学校のほうの英語の単語数が1,600、1,800だとかに増えるということですから、ここをしっかりとこの単語を教えていかないと、中学校に入ったらもうついていけないという状況が起きてしまうんではないかと思うんですけれども、その辺はどのようにお考えでしょうか。 ◎学力定着推進課長 あくまでも英語嫌いをつくらないということが大変重要かと思っております。  小学校段階では、確かに600から700の単語に触れるという機会はあります。それは触れるんですけれど、それを覚えなさいという指導ではございません。触れて、何となくこう使ったねとか、これ小学校時代やったことあるよねということを、中学校の教員が理解した上で、うまくその子どもの理解を引き出すということが非常に大事であるというふうに考えております。 ◆松丸まこと 委員  ちょっと僕の聞き間違いかな、覚えさせることは目的としないということになると、中学校へ入ってから、今度、中学校の単語が1,200から1,800まで一気に増えていくということになると、これ中学生になってから英語やり切れるのかなという疑問があります。  今、小学校のほうのを聞いておりますので、そうしますと、ここにはネイティブの講師とか人材とありますけれども、この人材なんかを集めなきゃならないと思うんですけれども、そんな簡単に集まらないんじゃないかと思うんですけれども、その辺は人材確保はどのようにお考えでしょうか。 ◎学力定着推進課長 まず小学校段階からなんですけれども、担任の英語のレベルというのは非常になかなか、人によって様々でございますので、外国語活動アドバイザーということで専門の講師を雇いまして、派遣しておるわけなんですけれども、そちらのほうが教員の授業づくりのお手伝いから、また、T2のような形ですね、一緒に授業に入ってコミュニケーションを中心に引っ張っていくというような活動もしておりますし、教員の英語の指導力、英語、英語力ですね、こちらを高めるようなバックアップをしているということです。  また、中学校におきましては、ALTを派遣してT2のような形で入ってコミュニケーションの中心となって活用しているということでございます。 ◆松丸まこと 委員  正式に2020年から入る段階で、今の講師の数で足りるんですか。もっと増やさなきゃいけないんじゃないでしょうか。 ◎学力定着推進課長 小学校段階におきましては、今アドバイザー、外国語活動アドバイザー、今、非常に多く雇っておりますので、そちらのほうで授業支援、十分できていくというふうに捉えておりますし、中学校のALTにつきましても、半年間、学校に張りつくような形でおりますので、学校のほうでは、うまく活用しているというふうに認識しております。 ◆松丸まこと 委員  私が今聞いたのは、回答よくわかりましたけれども、もし足りないんだったらば、もう来年度から、もう人材を用意していくという形、準備しなきゃいけないと。そうすると、予算が今の予算で足りるんですかということを言いたかったわけですけれども、その辺はどうなんでしょうか。 ◎学力定着推進課長 ALTにつきましても、活用状況見ながら、また、予算のほうもまた相談しながら、必要に応じて、また見直すところあれば改善していくということで考えております。 ◆松丸まこと 委員  そうですよね。文科省のでいくと、英会話表現、文法などという部分があると先ほど読みましたけれども、小学校でやる例えばI wantという部分ですけれども、こういうことを覚えさせようという授業はするんですか。 ◎学力定着推進課長 そういうやりとりはあるにしても、あくまでも、なれ親しむということが中心ですので、覚えさせるというようなことではないのかなというふうに理解しております。 ◆松丸まこと 委員  何か、通訳というか大変になりそうな感じがしてきましたけれども。というのはI wantって、何々が欲しいですけれども、I wantというのは、とても魔法の言葉だと僕はよく言っているんですけれども、I want to go、行きたいになりますよね。I want to beで、なりたいとなる。I want toから始まってと言うんですけれども、このI want toですけれども、学校ではI want toで覚えると思うんです、中学校とか。ところが、ネイティブの方というのはI want toを本当に使っているかというと、ほとんどI wannaを使って。ですから、実用英語の3級あたり聞いていても、I wannaと言う。リスニングのテストを聞いていても、I wannaを使っていますし、大坂なおみさん、テニスの。彼女のインタビューを聞いていても、I wannaを使っておりました。  すると、I want toで覚えてきたのに、問題を聞いたときに、また、長文を読んだときに、I want toで出てればいいんです。I want to be a doctor、医者になりたいとなっているのだったらいいんですけれども、I wanna be a doctorと、もし出たら、その瞬間、子どもはもうテストわからなくなってくる。この辺は、授業として、中学校含めてどうお考えなんでしょうか。 ◎学力定着推進課長 中学校の段階でのテストということだと思うんですけれども、小学校段階どういう外国語活動を経て中学校に来ているかということを中学校の教員が理解しておく必要があるのかなというふうに思っております。  この間、あるシンポジウムがあったんですけれども、中学校の教員が間違いに気付き、それをすぐ指摘するのではなくて、子どもたちがその英語を使っているということをまず認めてあげて、なれながら、少しずつ間違いを修正すればいいんだというようなお話を聞いていますが、まさにそのとおりなのかなというふうに考えております。 ◆松丸まこと 委員  英語の問題に関しては最後の一つとします。  英語と、今度、国語、小学校ですからね。3年生から英語に入ってくると思うんですけれども、英語と国語の問題でございまして、実はこういうことを経験いたしております。  小学校2年生ぐらいだったかと思います、その子は、国語のテストでトランポリンというのを書いたんですね、カタカナで。ところが、彼はトランプリンと書いたんです。こういうことでは、ばってんになるんですね。ところが、英語を結構知っていた子ですから、勉強している子だったものですから、英語を聞くとトランプリン、トランプリンなんですね。彼は、その聞いたものを、そのままカタカナでトランプリンと書いたら、国語はばつというのがあるんですけれども、ここのトランポリンとトランプリン、発音で聞くとトランプリンと聞こえるんです。この国語はそれがばってんになる。トランポリンというのは全体的にはもう合っているんだけれども、トランプリンと書いたからばつというの、これもわかるんです。ここの部分は、小学校では、どんどん耳で聞いていく、聞いていくと、そういうことが出てくる可能性もあると思うんですけれども、そのときに国語と、どうしても、トランプリンを丸にしてあげるのか、ばつにするのか、三角にするのか、そういうことも含めて、どうお考えでしょうか。 ◎教育指導課長 こちらは各教科の目的によるかなと思います。  確かに国語だと、やはりばつという表記になりますが、外国語活動であれば聞いたままを発音する、それをカタカナでよく書いてくれと言われるのですが、そうではなくて、聞いたまま発音すればいいんだよという形を重要視していますので、その辺り、微妙な差はあると思うんですけれども、外国語、言葉だけではなく、文化等にも親しむということを目的にしておりますので、書く、正確にやるよりかは、なれ親しむことを重要視しているのが現状の対応でございます。 ◆松丸まこと 委員  ですよね。ここで結論が出る問題ではないと思っていますけれども、ただ、学校の先生方にも、その辺はちょっと理解をした上でばつ付けるなら、ばつ付けていただいたほうが、子どもにとって傷つかないのかなと。子どもは間違えたつもりでもないと思いますので、いろいろなところで出てくると思いますので、片仮名英語とネーティブの発音の部分の。それを片仮名にするということは、小学校の中で、授業で多分、今後出てくる、こういうこともあると思うんです。ですから、そういうことも、ちょっと心豊かに考えて、企画をしていただければと思いますので、是非、要望として、よろしくお願いいたします。  続きまして、ワンダフルCMコンテストのことで。本来このワンダフルCMコンテストの開催の意義は何でしょうか。 ◎報道広報課長 あだワンCMと呼んでいるものでございますけれども、区民の皆さんに、足立区が大好きだというCMをつくっていただいて、応募していただく企画でございます。 ◆松丸まこと 委員  そうですね。なかなかすばらしい動画ができていると思うんですけれども、そのための講座というのはあると思っていますけれども、どういう講座をなさっていますでしょうか。
    ◎報道広報課長 今年度に関しましては、大人向けの講座を開催しております。  エイベックスに手伝っていただいて、映画をつくる、映像をつくる企画でございます。  もう一つ、子ども向けの企画を今年度はやっておりまして、コマ撮りの動画をつないで、動画をつくるという企画を開催しております。 ◆松丸まこと 委員  そうですね、私もそのことはちゃんと見ました。そうすると、今度、編集ということになってくるわけですけれども、編集の活動をするに当たって、これはコンピュータが必要かと思います。足立区には生涯学習センターに編集室があります。その編集室の稼働率はいかがでしょうか。 ◎地域文化課長 約50%から70%辺り、その内容によって違ってきます。 ◆松丸まこと 委員  50%から70%あるんですか。 ◎地域文化課長 はい。 ◆松丸まこと 委員  それは驚き。 ◎長谷川 副区長  生涯学習センターのビデオ等の編集室について、私も視察をさせていただきました。非常に、現状、機器も古くて、稼働率が悪いということで視察をさせていただいた記憶がございます。 ◆松丸まこと 委員  ありがとうございます。そうですよね。       [「すいません」と呼ぶ者あり] ◆松丸まこと 委員  いいです、いいです。  ホームページ、区のホームページを見ても、モニターがブラウン管のモニターが写っているんですけれども、これは写真が古いんですか、それとも、今現在ブラウン管のモニターの機器なんでしょうか。 ◎地域文化課長 以前にアナログのビデオを入れたときのままのものですので、そのままの状態でございます。 ◆松丸まこと 委員  ですよね。要は機械が古いでしょうということを申し上げたいんですけれども、その「あだワン」を、とてもいい企画だし、いい作品もできているし、そのためにコンピュータが必要。そうすると、編集室も足立区は用意してありますよと。確か1時間500円ぐらいだったと思いますので、どうぞお使いくださいということが、今一応あるんですけれども、機械が古くて使えないのかなと思っております。  私自身が、動画編集というのは、比較的に得意といたしておりまして、コンピュータも、動画編集できるコンピュータをつくって持っております、普段作業しているやつですけれども。なぜつくるかと言うと、CPUの問題だとか、AからBに画像を持っていくためのメモリーの問題だとか、ハードディスクの容量とか、電源の問題で、いろいろ。普通のノートパソコンだとなかなか動きが遅かったりとあるんですね。  それが今の区にあるその編集室はもっと古い。画像ですけれども、現在の画像は、もう画像の容量が非常に重くなっておりますよね、画像が良くなっておりますので。そうすると、昔は、画像、テレビのモニターは4対3でございますけれども、これなんか4対3かな。今、16対9ということがありますよね。カメラ自体が性能良くなっていて、ハイビジョンだとか、今、4K、8Kなんてあるわけですね。  そうすると、多分、普通のコンピュータだともう動かない。いや、動くんだけれども、凄い時間になる、画像AからBに持っていくと止まってしまう、固まって随分待つみたいな。そういうことが起きてくる。  だけれども、このあだワンはとってもすばらしいし、これをどんどんもっとやっていくためには、これは編集機器を新しくするべきではないかと。きょうのこの質問の結論の部分はそこにあるんですけれども、どうでしょうか、新しく。でも、これはお金かかりますよ、だけれども、編集機器を新しくするということは、いかがでございましょうか。 ◎地域文化課長 ビデオ編集室につきましては、来年度の指定管理制度のその選定で提案を求めておりますけれども、区のほうでも、ビデオ編集室と言いますか、その部屋自体の活用方法について検討しております。  先日、土曜日なんですけれども、ビデオ編集室を使いまして、今、シニアの、シニアによるタブレット教室を行いまして、ニューメディア開発協会の協力も得まして、そういった使い方もございます。  また、閉ざされた空間で、音響関係と言いますか、外に音が漏れにくいということもございますので、そういった環境を用意してということで考えておりますので、今、ご質問のビデオの編集自体について、デジタル化と言いますか、そういったニューメディアに関してやっていくということについては、最近は自宅でかなりのものができますし、それから、YouTubeをはじめ、今ネットワークの世界でどのような編集をするかということありますので、以前のようなアナログからデジタルにするにしても、そのビデオ編集というのを生涯学習センターとして活用するかということについては疑問の点もございますので、あとの方法について、そのお部屋の活用を今検討しているところでございます。 ◆松丸まこと 委員  とても微妙に聞こえてきました。編集室をなくすということですか。 ◎地域文化課長 今、検討中でございますけれども、ビデオの編集を行うということについての専門的な部屋ということだけでは活用の度合いが高まらないために、別な提案を求めて、区のほうでもそれについて検討しているという内容でございます。 ◆松丸まこと 委員  あと2分半しかないので、すみません、くどいですけれども、ビデオの編集機器は入れるんですか、入れないんですか。今、先ほど考えていると言っていましたけれども、入れるんですか、入れないんですか。 ◎地域文化課長 すみません。結論的には入れる予定はございません。 ◆松丸まこと 委員  そうなんですか。入れたほうが小・中学生がちょこっと勉強がてら、できるかと思うんですけれどもね、入れる予定にしていただきたいと要望しますけれども、いかがでしょうか。 ◎地域文化課長 先ほどの説明の中にありましたように、最近はネットワーク機器を使ってタブレットなどで動画の編集などもできますので、編集機器として、座ってやるような形のものというのは考えていないということでございます。 ◆松丸まこと 委員  1分30秒でございますので、最後になると思います。  今、音の部分、ナレーションを入れたり、これは防音、吸音というものが必要な部屋が、例えば音を、ナレーションを入れる。例えばここだと多分、音がはじくんですけれども、そういう防音、吸音のナレーションを入れられる部屋というのはあるんでしょうか。 ◎地域文化課長 こちらの編集室、それから、ビデオのスタジオ、その隣にある編集室についても防音効果がございます。 ◆松丸まこと 委員  すみません、聞こえない。吸音もあるんですか。 ◎地域文化課長 一定程度の吸音性能を持った部屋でございます。 ◆松丸まこと 委員  そうすると、ビデオ編集ではなくても、この音をとるための機材、マイクだとか、そういうのはどうなんでしょうか。 ◎地域文化課長 スタジオには、その撮影だけではなくて音響についての、音響をとるというような内容を備えております。 ◆松丸まこと 委員  ある。ありがとうございました。  まさか編集室がなくなっちゃうとも思っていませんでしたけれども、なくなっちゃうということに今聞こえておりますんで。やはり中・高校生が、ちょこっと行って、ビデオを自分で画像をつくる、あだワンに入ろうというときには、それなりのものは残して、せっかくあるんですから残していただければと思います。  是非、前向きな点、お願いいたします。よろしくお願いいたします。 ○浅子けい子 副委員長  この際、審査の都合により、暫時休憩いたします。       午後2時25分休憩       午後2時45分再開 ○いいくら昭二 副委員長  休憩前に引き続き委員会を再開いたします。  質疑に先立ち、執行機関から発言を求められておりますので、これを許します。 ◎地域文化課長 先ほど生涯学習センターのビデオ編集室のご質問がございました。この件に関しましては、ビデオスタジオや他のところとちょっと誤解をしておりまして、編集室については平成27年度、平成28年度、今、資料ございますけれども、0.8%、0.5%という数値にとどまっております。       [「何の、何」と呼ぶ者あり] ◎地域文化課長 ごめんなさい。今のが稼働率、利用率でございます。これは時間で計算したものでございます。 ○いいくら昭二 副委員長  無会派から質疑があります。へんみ委員。 ◆へんみ圭二 委員  よろしくお願いいたします。  きょうの一番最初の質問は、五反野駅の交通広場の件についてでありました。  この交通広場を実現させるために長年ご苦労されてきた鴨下委員からの質問ということでしたけれども、その実現した後も更に利便性を向上させるために熱心に質問されているお姿を拝見をして、自分自身も、これからも区民サービス向上に向けて、どんなに難しそうなことであっても粘り強く訴え続けていかなくちゃいけないなというふうにも感じさせていただきました。  それで、その五反野駅の交通広場の件についてなんですが、実際に私の友人でタクシーの運転手をやられている方がいまして、その彼に話を聞くと、あの交通広場には、なかなか、やっぱりもう行かないなというような話でした。  なぜかと聞くと、「あの交通広場で、真面目に待っていても、その外で待機をしているタクシーの運転手にお客を持って行かれてしまう。ずーっとあそこで待っていてもお客さん拾えないんだ。だから、あそこ、せっかくできたけれども、正直あの状態じゃなかなか使わない」というような話でした。  実際に、あの交通広場がオープンした当初というのは、あの交通広場内に誘導するように誘導員の方もいたというようなことなんですが、その誘導員というのはどういった立場の、どなたがやられていたんでしょうか。 ◎密集地域整備課長 五反野駅交通広場ができたことによって、当然あれを周知を図るということもございますし、歩行者等の安全も確保する中での誘導も兼ねて設置したものでございます。 ◆へんみ圭二 委員  どなたが誘導していたんでしょうか。区の職員ですか。 ◎密集地域整備課長 委託をして業者の中で、現地へ派遣したものでございます。 ◆へんみ圭二 委員  区が委託をした方が交通広場の利用促進ということで誘導していたということなのかなと思うんですが、今の状態のままでは、あのタクシー広場は区民の方も利用しないでしょうし、タクシーの運転手も利用しない。せっかくつくったのに使われないという状態になってしまいますから、そこは定期的に誘導員の方を、引き続き設置をして利用促進というものを進めていくべきじゃないかと思いますけれども、いかがですか。 ◎市街地整備室長 へんみ委員ご指摘のとおり、タクシー協会のほうと定期的な打合せをちょっとさせていただいて、打開策を検討してまいります。 ◎都市建設部長 今の誘導員と言いますか、交通広場ができたことにより、交通安全を主に人をつけさせていただきましたので、タクシーについては、また別な方法も考えたいなというふうに思います。 ◆へんみ圭二 委員  タクシー業界のほうにしてもそうですし、それから、余りにもタクシーが外に並んでしまうというような場合には、そこは警察とも連携をして交通広場を利用してもらえるような形をしっかりと進めていくべきだというふうに思います。  平成28年なんですけれども、東京都の無責任な体質ということについて、本会議で質問をいたしました。どのような内容だったのかと言うと、東綾瀬公園、都立公園の遊具が危険な状態であるということをわかっているにもかかわらず、東京都は何年も放置をしていたと。そして、その遊具を撤去するときにも、地域住民に全く説明をせずに急に撤去してしまって、このような無責任な体質というのはおかしいんじゃないですか、区としても責任が、もし子どもたちがけがをした場合には、区は知らなかったということでは済まないんじゃないかという質問をしまして、その質問を受けて、区のほうでは要望書を東京都の東部公園緑地事務所長宛てに送りました。  その要望書は、当時の都市建設部長の工藤現副区長から出していただいていますけれども、内容としては、区民の安全確保等に影響が及ぶ事例については、今まで以上に都区間の情報共有を進め、更なる安全安心のまちづくりに努めてまいりたいと考えております。つきましては、公園利用者や近隣住民に説明の必要な内容については、当区へも情報提供していただきますよう要望いたしますということで要望書を出しておりますけれども、この要望書の回答というのはどのようなものでしたでしょうか。 ◎建設事業調整担当課長 へんみ委員ご発言の平成28年に、区から東部公園に送った要望書の回答でございますけれども、文章としてはいただいておりません。ただ口頭で、今後、区民の安全に影響を及ぶようなことにつきましては、足立区のほうに情報提供してまいりますという言葉はいただいております。 ◆へんみ圭二 委員  それで、実際にその撤去された遊具なんですけれども、撤去をされたままの状態で、その代わりに何かが設置されることもなく、ずっとそのままの状態になっているんですが、そうしたことについて区は、東京都から何か情報を得ているんでしょうか。 ◎建設事業調整担当課長 特段の遊具の、こういう遊具をまた再度つけるというお話は聞いておりません。 ◆へんみ圭二 委員  アスレチックのようになっている場所の遊具が幾つも撤去されてしまいました。そこは、僕自身も小さい頃から遊んでいましたし、ずっと近所の子どもたちが大勢遊んでいる場所だったにもかかわらず、急に撤去をされて、撤去をされた後も新しいものが設置されるのかどうか、全く地域住民にも知らされていないという状況になっています。  是非、そこは子どもたちのためにも新しいものを、撤去したんであれば新しいものをつけるべきだと思いますし、そうしたことは、区としても東京都に対して要望していくべきだと思うんですが。 ◎建設事業調整担当課長 へんみ委員ご発言のとおり、遊具を楽しみにしている近所の方もいらっしゃると思います。そういった声を是非、東京都のほうに伝えまして、必要な対応をとっていただくよう強く要望してまいります。 ◆へんみ圭二 委員  それで、3年前に要望書を提出をして、都のほうに出していても、都のほうの体質というのが変わっていない。こうして、区が部長名で要望書を出していても、どうも変わらずにいるというのは、見くびられているというような感じを持ってしまいます。  と言いますのも、2月の下旬に、こういうライトが東綾瀬公園内に42カ所設置をされました。       [資料を提示]  これも突然2月の下旬に設置をされたんですけれども、これについて、事前に、区に報告はあったんですか。 ◎建設事業調整担当課長 足立区と東京都の年に1回、年度当初に行います行政事務連絡会の中で、東綾瀬公園で、防災公園に関する何らかの整備をするという話は聞いておりました。ただ、具体的に、今、へんみ委員ご発言のようなLED照明をいつ工事するという話は聞いておりません。 ◆へんみ圭二 委員  何らかのというだけで済まされてしまって、突然こういうものができ上がる。この照明も、高さが低いんですね。なので、地域住民の方々に、どうですかと話を聞くと、ここのライトの部分が低いので、非常にまぶしい。そしてLEDなどで直線的に下は明るくなるんですけれども、そこ、下だけが明るくなった分、周りが余計に暗く感じてしまうので、女性なんかは逆に怖いと感じるようになったという方もいました。  こういうものを、地元の住民、そして、地元の町会長や地元町会にも全く知らせずに設置をするという東京都のこうした無責任な体質、説明責任をとらない体質というものは変えていくべきだなというふうに思います。  これが設置された後も、説明書きも何もされていないので、これが何なのかというのも、地域からすると全くわからない。こういうものは説明をしっかりとしていただいて、地域の中で説明をしていただいて進めていくべきだと思いますし、こうした東京都の無責任な体質というのは、是非、都議も務められていた区長のほうから、要望書を出しても変わらないわけですから、区長から強く抗議をしていただいて、地域住民に対しての説明もしっかり行うように進めていただきたいと思うんですが。 ◎区長 申しわけありません、私も、そして両副区長も、今、写真を見て初めて、そういう事実を知ったわけでございまして、議会からそういうお話があったこと、直接私のほうから担当の部長、局長のほうにお伝えしたいと思います。 ◆へんみ圭二 委員  こうして、都と区の情報共有というのがなぜ必要なのかというのが、どうしてこういうことを口酸っぱく言うのかというのは、東日本大震災があったときに、東京武道館のほうに被災された福島の方々が大勢いらっしゃいました。300人、400人という方々がお越しになっていましたけれども、東京武道館というのは東京都の施設なので、都の職員が、まずは前面に立って対応していた。ただ、地元としては、大勢被災者の方が来られていて、情報が出てこないということで、東京武道館に行ってもなかなか情報を出してこない、地域とのつながりが全然取れていないという中では、いざというときに地域住民の不安というのは、ますます逆に募ってしまうという部分がありますので、例えばそうした震災などがあった際には、都の職員が前面に動くというだけではなくて、その当時も区の職員の方々が後から入っていただきましたけれども、むしろ区の職員が前面に立って行動ができるように、都と調整をしていくべきじゃないかなと思うんですが、いかがでしょうか。 ◎都市建設部長 今回の公園の件については、本当に東京都の中でも特に道路の関係、第六建設事務所とかですと、地域の住民の方への説明とかというのが結構丁寧にしていただくんですが、公園ということもあるかもしれませんけれども、そういう意識が非常に薄かったのかなと、私どもも反省をしております。  今後、今お話のような、震災等々の場面においても、都市建設部として、東京都との間に入って、皆様にご不便かけないようにしていきたいというふうに思います。  本当に申しわけありませんでした。 ◆へんみ圭二 委員  都としては新しいライトをつけてやるんだから別にいいだろうというような感覚もあったのかもしれませんが、そこは、区としても、しっかりと是正を求めていくべきだと思いますし、一地域住民としても、何だかわからないままにいろいろと進められるというのは腹立たしい思いが、非常にありますから、そこはしっかり正していけるようにしていただきたいと思います。  これもまた都立公園についての話なんですが、舎人公園で、今度、千本桜まつりがまた開催されます。ライトアップも行われるんですけれども、以前にライトアップ、舎人公園でのライトアップ伺った際に、同時にたまたま、あの地域は時期が重なったということなんですが、東京地酒と酒器うつわ祭りというものが行われていました。ちょうどライトアップを見ながら、地酒ですから、熱燗でも一杯飲みながらちょうどいいかななんていうふうに思って行ったんですけれども、着いて、買おうかなと思ったら、ちょうどその時間に、確か午後6時に終わってしまって、ライトアップの時間には、せっかくその地酒が飲めるタイミングなのに飲めないというような形になっていました。  ですので、今回は、また時期が重なるようですから、この地酒とうつわ祭りというものについて、実行委員会形式で行われるそうなので、そこの実行委員会のほうにも働き掛けて、時間を延長して、ライトアップのときにも、訪れた皆さんに楽しんでいただけるようにできないかなと思うんですが。 ◎観光交流協会事務局長 へんみ委員のご意見のように、ちょうどこちらのライトアップの時期に期せずして飲物の提供のお祭りということで出店いただいておりますので、連絡をとりまして、こちらのほうでライトアップが午後8時までですから、もしできることでしたら、延長できないかということの働き掛けはしてまいりたいと思っております。 ◆へんみ圭二 委員  実際にこの地酒とうつわの祭りというのは、先ほど話にも出ていた東綾瀬公園のいわゆるハト広場でも行われていまして、先日、成人式の1月12日かな、まで行われていました。  そこでお話を聞くと、いろいろな都立公園でやっているんだけれども、なかなか地元自治体のほうは宣伝だとかに協力をしてもらえないんだよねというような部分もあったので、その地元自治体としての協力というものもして、もう少し周知を協力してやっていくべきじゃないかな、なんていうふうに思うんですが。 ◎観光交流協会事務局長 実は、昨年、へんみ委員のほうから、いいお祭りをやっているので、協会のほうでもコラボできないかというご提案いただきまして、こちらのほうも、東京都の公園のほうに確認いたしまして、出店者の代表者と連絡を取ろうとしたんですが、なかなかご多忙ということで、直接私まだお話ができておりません。ですので、引き続き、こちらのほうでも協力する体制があるということを、姿勢を示した上でコラボできるように模索してまいりたいと思っております。 ◆へんみ圭二 委員  八丈島の方だということですから、直接お会いするというのはなかなか難しいとは思いますけれども、是非粘り強く連絡を取る努力をして区民の皆さんにより楽しんでいただけるようにしていってもらいたいなと思います。  それから、東綾瀬公園で防災フェスタというのが行われるというのはご存じの方いらっしゃいますでしょうか。 ◎危機管理部長 ちょっと日程までは記憶にないんですけれども、今月だか、来月だかやるというチラシをちょっと見た記憶はあります。 ◆へんみ圭二 委員  3月16日に防災フェスタが東綾瀬公園で行われるんですけれども、そこについても、都と区で連携をとって、もう少し、区のほうも情報を取りにいく努力をすべきじゃないかなと思いますし、こうした都のイベントについて、例えば観光交流協会でも周知をしたりということで、区だけではなくて、都と区で、どんどんイベントの周知をしていくという姿勢が必要じゃないかなと思いますが。 ◎観光交流協会事務局長 観光交流協会では、舎人公園千本桜まつりを実施する関係で、東京都、また、東京都の交通局と年に数回、意見調整会議を持っております。その場でも、私自身も出席しまして、是非、情報欲しいというふうに申入れているんですが、なかなか、こちらの思いが一方通行で、そちら、東京都のほうから情報がいただけないという実情がございます。 ◎危機管理部長 先週末が、確か舎人公園での防災フェスタで、へんみ委員がおっしゃった日程で、東綾瀬の防災フェスタで、うちの災害対策課のほうも出ておりますので、実際、災害が起きたときには、当たり前ですけれども、東京都と緊密な連携をとりながらやっていきますので、その辺の情報についてはきちんとやりとりをしながら、これからも取り組んでいきたいと思っております。 ◆へんみ圭二 委員  日頃の情報共有というのが、いざというときには、やはり必要だと思いますから、しっかりやっていただきたいと思います。  あと、それから、区のイベントでも、観光交流協会でもなかなか出ていないものもありまして、例えばスポーツフェスティバルなんかもイベント情報としては出てこない。区の中でのイベントというのは最低限全て観光交流協会として周知していくべきじゃないかなと思うんですが。 ◎観光交流協会事務局長 庁内のイベントにつきましては、職員が閲覧できるシステムがございまして、そちらのほうで、こちらのホームページの担当者がチェックしているんですが、スポーツフェスティバルにつきましてはチェックが漏れてしまったということで、申しわけございませんでした。  引き続き、多くの区民の方が楽しんでいただけるイベント情報につきましては、なるべく網羅できるように努力してまいります。 ◆へんみ圭二 委員  観光交流協会の職員の方だけじゃなくて、様々なイベントを行う各部署の皆さんが自分たちのイベントの周知というのがどういう状況になっているのかというのをチェックをして、もし載っていなければ、観光交流協会のほうにお知らせをするという形をしっかりとっていくべきじゃないかなというふうに思います。  次に、地下鉄8号線についてお伺いをします。
     地下鉄8号線について、関係自治体との協力関係というのは必要であるというのはよく言われていますけれども、特に隣接区である葛飾区との連携というのをもっと進めていくべきじゃないかなというふうに考えています。  それで、毎年、地下鉄8号線の促進大会を行っていますけれども、促進大会に、例えば亀有駅周辺の町会・自治会の皆さんに参加をしていただけるように働き掛けをしてはどうかなと思うんですが。 ◎鉄道立体推進室長 地下鉄の8号線、押上から墨田区通りまして、また葛飾区通りまして足立区に至る路線を想定しております。葛飾区との連携、非常に重要と私どもも考えております。  また、大会への参加、これはどなたでも参加していただきたい大会でございますので、私たちも重要な相棒と言いますか、いいパートナーと考えております。 ◆へんみ圭二 委員  足立区民と葛飾区民も一体となって機運を醸成していくということが必要だと思いますし、その亀有周辺の町会の皆さんにお声掛けをして、もし参加していただけるという場合は、今出しているバスも、そういった方々のところにも回って、参加をしやすい仕組みづくりというのが必要かなと思いますが、どうでしょうか。 ◎鉄道立体推進室長 へんみ委員おっしゃるとおりと考えています。ただ、1点だけありますのが、少々、私どもの想定しているルートと、葛飾区、地域の皆様や、また行政のほうでも同じなんですが、若干想定しているルートが異なっている部分もありまして、非常にデリケートな部分もあります。参加の交通手段等も含めまして、まず、葛飾区と連携を深める中で、検討のほうさせていただきたいと思います。 ◆へんみ圭二 委員  そうしたちょっと政治的な部分については、足立区議会としても、葛飾区議会のほうに働き掛けをして、葛飾区民、そして葛飾区議会と一緒になって進めていけるように、自分自身も努力していかなくちゃいけないなというふうに思います。  続いて、東綾瀬小学校の校庭芝生化について、スケジュールを教えていただきたいと思います。 ◎学校施設課長 来年度工事の予定をしております。こちらにつきましては、来年の夏休み挟みました7月から10月ということで、今予定をしております。 ◆へんみ圭二 委員  東綾瀬小学校が学校の改築もずっと入っていた関係もありまして、しばらく校庭が狭い状態になっていたと。その狭い状態の中で、その東綾瀬小学校を使っている少年野球チームは何とか練習をやっていたんですけれども、なかなか練習はちゃんとできないということで、足立区内だけではなくて区外にも行って、様々な場所で、自分たちが練習する場所というのを探して、苦労している状態なんですけれども、今度また芝生化の工事が入ってしまうとなると、練習をする場所がない、何とかならないかなという話なんですけれども、そういった場合について、区のほうでは何か代替策というのは協力をしていっているんでしょうか。       [いいくら副委員長退席、新井委員長着席] ◎スポーツ振興課長 学校開放の場合、登録は1団体1校までという大前提がある中で進めて、運用しているわけですが、そうは言っても、へんみ委員おっしゃるとおり、改修等で制限を受けている。改修も順番に回ってくるので、お互いさまで譲り合って利用していくべきというのも非常にごもっともな意見だと考えております。  今後、開放委員会等で現在利用中の団体、そして、他の学校の利用を希望される団体、双方の意向を踏まえながら、丁寧に対応してまいりたいと考えております。 ◆へんみ圭二 委員  例えば統廃合でそのままになっている学校の校庭を使うということは難しいんですか。 ◎学校施設課長 統廃合の、今、実際廃校になっている学校、あるんですが、そちらにつきまして、実際ライフラインとか、水とか、電気関係、押さえられちゃっているのと、あと、校庭等、ちょっと荒れたりしているという部分がございまして、基本的にはそちらのほうは使えないような状態になっております。 ◆へんみ圭二 委員  そこも、これからの活用策がなかなか決まらない中で、ずっとそのままにしておくというのは非常にもったいない話ですし、できるだけ活用できる方策というのを早急に考えていくべきだというふうに思います。  それから、先ほどの学校開放のことについて、1団体につき1校という決まりがある中でも、学校の都合、改築などの都合によって、学校開放が利用できなくなった場合には、特例として、ブロックの中でも、どこか違う場所を登録できるようにということをしていくべきだと思いますし、先ほどそういった方向性のお話もありましたけれども、それが実現できる、そういうふうに、他の学校にも登録できるようになるまでどれぐらいかかるんでしょうか。 ◎スポーツ振興課長 かなり他の学校においても、空きが、余裕のある団体とか飽和状態にあるところとか、いろいろある中で、ちょっと利用中の団体の意向、また、他の学校で意見を聞きながらちょっと丁寧に対応してまいりたいと思います。ちょっといつまでということは今お答えしかねるんですが、できるだけ早急に対応してまいりたいと考えております。 ◆へんみ圭二 委員  先ほどの東綾瀬小学校の校庭の芝生化のスケジュールだと、もう夏休みは全て潰れてしまいますし、自分自身も少年野球をやっていたときに、最後の小学校6年生のときの練習、非常に厳しかったですけれども、自分にとっていい思い出に残っていますので、子どもにとっての貴重な時間というものを潰すことがないように、本当にその期間、どこかでちゃんと練習できる環境というものを区が提供すべきだと思いますし、早期にというお話でしたが、それは校庭の芝生化工事が始まるまでに何とかやっていただきたいと思うんですが、どうでしょうか。 ◎スポーツ振興課長 開放の制度そのものをすぐにというのは難しいかもしれないんで、その他の代替案として、河川敷とか、あとは公園のグラウンドですとか、そういうところの状況とかも踏まえながら、そういうところでやっていただける場所とか時間とか、できないものかちょっと検討してまいります。 ◆へんみ圭二 委員  河川敷とかが使えないから、今こうしてお話をしているんであって、河川敷が簡単に使えるんであれば、こうした話もしないんです。ですので、区として、子どもたちが練習できる場所をちゃんとつくってくださいというお話なんですけれども、それについてはなかなか難しいという話でしたが、本当になるべく早くやっていただきたい。最後に、もう一度、お願いできますか。 ◎スポーツ振興課長 子どもたちのことも第一に考えて検討を進めてまいります。 ◆へんみ圭二 委員  お願いします。  続いて、あだち産業センターについて伺います。  あだち産業センターで、以前はWi-Fiが使えていたというのが使えなくなっていると議会で質問しまして、現在ではWi-Fiが使えるようになったということです。そのWi-Fiの利用状況というのをお伺いしたいと思います。 ◎企業経営支援課長 平成28年の10月から開始をしておりまして、平成28年度は182件、平成29年度は1,155件、平成30年度は1月までの数字なんですが、724件という形になります。 ◆へんみ圭二 委員  どんどんどんどん利用者が増えているということで、非常にこうしたサービスを進めていただいたというのは良かったなと思いますし、このあだち産業センターで、Wi-Fiだけではなくて、電源も利用できるというところが、利用者の皆さんにとっては大きいのかなと思います。  図書館のWi-Fi、これについても、以前からずっと求めていて、ようやく中央図書館で始まり、他の図書館でもWi-Fi使用できるようになりましたけれども、今後、地域BWAの中で地域図書館でのWi-Fiも利用できるようになるというのが、全館で利用できるようになるのはいつ頃なのかなと、教えていただきたいんですが。 ◎中央図書館長 地域BWA、各拠点の基地開設に伴って行ってまいりますので、夏頃までには一通り、設置されていくかなと思っております。 ◆へんみ圭二 委員  夏頃には地域図書館全館で利用できるということなんですね。はい、わかりました。  是非、そのWi-Fiだけではなくて、電源も使用できるようにできないかなというふうに思います。  というのも、昨年まで、僕も大学に通っていました。レポートを提出するというのは、今もうほとんど手書きのレポートは受け付けないという教授ばかりでして、実際にパソコンでレポートを作成しなくちゃいけないということなので、図書館でレポートを作成するというときにも、途中で電源が落ちてしまうという可能性を考えれば、電源も使えるようにして、地域の皆さんに使いやすい図書館に変えていくべきではないかなと思うんですが。 ◎中央図書館長 区立図書館の閲覧席での電源利用については、区民の方からもご要望があるところでございます。  一方で、閲覧席のほうで、パソコンの持込みに非常に否定的な意見が寄せられることも多々ございます。  ただ、一方、他区の図書館での状況を見ますと、PC利用席については電源を利用可能にすると、限定的には利用可能としている状況も確認がとれております。  足立区でも、全部の図書館にWi-Fiのサービスを導入するという方向性がございますので、パソコンを可能としている席、ここに関しましては電源も利用可能となるように、このためにはまた条件整備が必要になってまいりますので、このような条件整備を進めていくような方向で、今考えているところでございます。 ◆へんみ圭二 委員  それは、電源を使えるようにする方向性ですという理解でよろしいんですか。 ◎中央図書館長 はい、へんみ委員おっしゃるとおりでございます。 ◆へんみ圭二 委員  是非お願いします。  最後に1点だけ、綾瀬小学校仮設校舎という図案をいただきました。  これからエアコンも設置すると。足立区内の体育館にエアコンを設置するということになっていますけれども、仮設校舎であっても、綾瀬小学校の跡には東綾瀬中学校も仮設校舎として使うことになっていますから、是非、仮設校舎の体育館にもエアコンというのは設置していくべきだなと思います。最後にその点をお伺いしたいと思います。 ◎学校改築担当課長 綾瀬小学校の仮設校舎でございますが、へんみ委員のおっしゃるとおり、綾瀬の跡には東綾瀬中学校で使用することもございますので、今現在、体育館にエアコンを設置する方向で検討を進めているところでございます。 ◆へんみ圭二 委員  ありがとうございました。 ○新井ひでお 委員長  次に、自民党から質疑があります。工藤委員。 ◆工藤哲也 委員  皆さん、こんにちは。自民党の工藤でございます。最後のお時間、ただ太郎委員と対応させていただきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。  私のほうからは、昨日の続きになりますが、教員の働き方改革について質問させていただきたいと思います。  ご承知のとおり、副校長の業務の負担感や多忙感については長年の課題になっているというふうに思います。今年度は東京都の学校マネジメント強化モデル事業ということで、足立区では亀田小学校と、それから、蒲原中学校に副校長をサポートする人員を配置して取り組みを進めているかと思いますが、現在の状況と、その効果について、情報が上がっていれば教えていただきたいと思います。いかがでしょうか。 ◎教育指導課長 東京都が平成30年、平成31年でモデル事業として実施しているものに手を挙げ、亀田小学校と蒲原中学校が配置されたという流れになっております。  亀田小学校は今年度の4月1日から、蒲原中学校は6月1日からという形になっており、両方とも、副校長のルーティンワークには主になりますけれども、そちらが省かれるだけで、本来、教員の指導であったり、子どもたちの支援であったりというところに副校長が動くことができるというお話を聞いていて、大変効果があるというふうな状況で伺っております。 ◆工藤哲也 委員  副校長の業務量の負担感は、かねてから問題視されてきたことでございますので、是非、進めていただきたいと思います。  今後は副校長の業務支援に特化した施策も区として進めていただきたいと思っております。働き方改革の実施方針にも、具体策としての記載はありますけれども、今後、区として、どのように進めていくのか、足立区としての今後の方向性について伺いたいと思います。いかがでしょうか。 ◎教育指導課長 まず1点、大きな方策としては、私費会計の、今回の働き方改革の方針にも載せましたが、私費会計関係で副校長は関与している面が多々あります。こちらに関しても、人員を配置することで、どれだけ副校長の業務が改善されるか、また、今、学校支援員や生活指導員等も入れておりますので、こちら、又は先ほどの学校マネジメント強化モデル事業の活用、この辺りを全て精査して考えていく必要があるというふうに考えております。 ◆工藤哲也 委員  是非、その実施方針に基づいて進めていただきたいと思っております。  次にお話変わります。千寿青葉中学校の仮校舎への移転について伺いたいと思います。  これは私は第4回定例会の際に質問もさせていただいたんですけれども、地域からの声も上がってきておりますので、幾つか伺いたいと思います。  まず、千寿青葉中学校の学区域のうち、千住大川町の北部は、仮設校舎からの距離が区の中学校の適正配置基準に定める1,800m、1.8kmを超えることになります。この基準を超えることに対しての区の見解と、そこに通う生徒たちへの安全対策については具体的にどのように考えているのか、まず、見解を伺いたいと思います。いかがでしょうか。 ◎学務課長 工藤委員ご指摘の仮設校舎から1,800mを超える千住大川町の北部の方々につきましては、まず、第一中学校、更には千寿桜堤中学校への優先入学措置を設けております。  また、通学の安全確保につきましては、まず、交通安全面でございますが、千寿小学校が、千寿青葉中学校の仮設校舎に仮移転した際に、横断歩道の新設、グリーンベルトの施工など行っております。  更には、今回、踏切のところを通るので、その対策であるとか、はるかぜの事業者に注意喚起を行うといったところでございます。  更に防犯面でございますが、こども110番の家の場所を生徒に周知するなど、そういった形で総合的に対策をとってまいりたいと考えております。 ◆工藤哲也 委員  詳しくありがとうございます。わかりました。  安全対策については、これからも十分に配慮していただきたいと思っております。  また、教育委員会として第一中の前は通学路とできないというようなことで、千住緑町の踏切、千住緑町の踏切を渡るルートを学校側にお願いしたというふうに伺っておりますが、この点については間違いないでしょうか。 ◎学務課長 間違いございません。 ◆工藤哲也 委員  あそこの踏切なんですけれども、ちょうど国道4号に抜ける道となっておりまして、朝の時間帯かなり交通量が考えられます。この交通量については、区として、現場での調査などはしっかりと実施されましたでしょうか。 ◎学務課長 何度か現場を確認させていただいておりまして、一定程度の交通量があるという形で認識しております。 ◆工藤哲也 委員  確認済みということでよろしいですね。  千住緑町の踏切周辺、交通量も多くて、生徒たちもそこを渡ることになりますので、事故などを未然に防ぐための安全対策をしっかりと考えるべきだと思っています。  地域の声としても、その踏切の付近に通学時間の1時間だけでもいいから警備員を配置していただけないかというような強い要望をいただいているんですけれども、この辺りについて、区として何か対応を考えてますでしょうか。 ◎学務課長 年末のことでございますが、通学路の合同点検を行いました。その際に、工藤委員ご指摘のとおり、この踏切の安全対策、必要だというところでございますので、工藤委員ご指摘のところ、踏切の手前に交通指導員をつけるというところで、登校時間中、考えております。  更には、グリーンベルト等を施工して、きちんと成立するようにというところも合わせて対策をとってまいりたいと考えております。 ◆工藤哲也 委員  交通指導員を配置していただけるということで、本当にありがとうございます。  是非、生徒たちの安全対策、これからしっかりと行っていただきたいと思っております。  次に、お話変わります。足立の花火大会について伺いたいと思います。  まず、昨年の花火大会は、天候にも恵まれまして、非常に内容的によかったのかなと思っております。地域の方々からもたくさんのお褒めのお言葉をいただいている次第でございます。昨年もかなりの方々が花火大会にご来場いただいたかと思いますけれども、全体的な運営に関して、その感想を大まかで結構なんで、いただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ◎観光交流協会事務局長 お褒めいただき、ありがとうございます。足立の花火の認知度が高くなってきたこと、また、天候に恵まれたこともありまして、第39回の66万人を大きく超える70万人の方にご来場いただきました。  来場者が多かったにもかかわらず、運営につきましても、警察、消防をはじめとする関係機関のご協力により、特に大きな事故、混乱もなく、無事実施することができたというふうに思っております。 ◆工藤哲也 委員  ありがとうございます。  区内外に誇れる花火大会になってきたのかなと実感をしているところでございます。  かねてからの課題であった部分について、幾つか伺いたいと思います。  ごみの件については、昨日、長井委員のほうからご質問がありましたので省略をさせていただきたいと思いますが、以前から、防災スピーカーの音ですとか、音楽なども含めて非常に聞き取りにくいと、聞きづらいというような課題もあったと思います。その辺りについては、以前より改善は図られたんでしょうか、お聞かせください。 ◎観光交流協会事務局長 放送設備につきましても、各ブロックでの聞こえ具合の状況を把握した上で、ここ数年間かけましてスピーカーの増設又は設置箇所、スピーカーの向きなどを専門事業者の意見を聞きながら、改善に取り組んでまいりました。40回大会についてはかなり改善できたというふうに確認しております。 ◆工藤哲也 委員  わかりました。このスピーカーは有事の際にも大変重要な機能を果たすと思いますので、防災面の観点からも今後も抜かりなく対応をお願いしたいと思っております。  座席については、また更に、これから工夫を凝らして、今年の花火大会に生かしていくんだろうというふうに思っておりますが、今後の方向性についてと、また、障がい者団体の皆さんから観覧席を確保していただきたいというようなご要望もあったかと思います。この辺りについては、区として対応されたんでしょうか。 ◎観光交流協会事務局長 まず、車椅子の方の席につきましては、これまでも千住側と西新井側に、車椅子のままで観覧できる席を設けておりましたが、こちらの協会の広報が十分でなく、利用者が少ない状況でございました。  昨年は団体からの要望もございましたので、障がい者団体の役員を通じて、団体の皆様のほうに広報していただきましたので、39回大会のときには20人の利用でしたが、昨年40回大会のときには倍増の41人と、多くの方に利用されることができたというふうに思っております。  また、有料席につきましても、ニーズの高い席種が増やせるように、今、検討しているところでございます。 ◆工藤哲也 委員  こちらのほうも是非よろしくお願いしたいと思います。  それから、2020東京オリンピック・パラリンピックに向けてになりますけれども、この花火大会、外国人の方が年々増えてきていると思います。特に今年、来年と、おもてなしの観点からも、案内ボードには、日本語だけではなくて外国語を掲示することも是非考えていただきたいと思っているんですが、区として何か考えていることはございますでしょうか。 ◎観光交流協会事務局長 工藤委員ご指摘のとおり、第40回大会ということで注目度も高まったせいか、外国人の方が多くいらっしゃっておりました。今後、他の花火大会や大規模イベントでの案内表示の工夫などについて情報収集を行いまして、2020年大会に向けて、まず2019年の花火から外国人来場者への案内について着手してまいりたいと思っております。 ◆工藤哲也 委員  是非、こちらのほうの配慮もお願いしたいと思います。  また、2020の足立の花火大会は、5月に開催になったということで伺っております。オリンピック・パラリンピックの機運が高まりつつある中、警備体制も大丈夫かというふうに心配をしているところなんですけれども、どのぐらいの来場者があると現段階で想定をされているのか。また、それに見合った安全体制が必要になるんではないかと思いますが、この辺りについて区としてはどのように考えていますでしょうか。 ◎観光交流協会事務局長 2020年大会が、開催時期が、これまでの夏から5月になるということで、来場者を減らすことがないよう、足立の花火を多くの方に楽しんでいただけるように、事前周知については工夫してまいりたいと思っておりますので、例年規模の来場者を見込んでおります。  また、5月開催を決めるに当たりましては、警察、消防、警備会社等と事前に調整した上で決定しておりますので、例年規模の安全対策は十分に組めると確信しております。 ◆工藤哲也 委員  ありがとうございます。  あらゆる情報をしっかりと収集した上で、万全な安全体制で臨んでいただきたいというふうに思っております。  次に、お話が変わります。災害用の深井戸の件で伺いたいと思います。  午前中に、いいくら委員からもご質問がありましたけれども、私のほうからも幾つか質問させていただきたいと思います。  以前、千住龍田町の防災ひろばの深井戸は生活用水と消火用水として利用ができるということでございましたが、ろ過装置を設置すれば飲用水として利用ができるようなお話がありましたけれども、水質調査の状況も含めて詳細をいただきたいんですけれども、いかがでしょうか。 ◎災害対策課長 昨年、深井戸の整備の中で水質調査を行っています。その場合、飲用水として適合するか、そこまでのレベルまでの調査をしまして、結果的には飲用水とできるという結果は出ています。
     基本的には、そういう中で年2回水質調査をやって、定期的に調査したい。ただ、主目的としては生活用水と防災用水、防災目的が主でございます。 ◆工藤哲也 委員  わかりました。  そうすると、新たに設置予定の柳原二丁目児童遊園の深井戸についてはどうなのか、水質調査をした上で飲用水としても活用する方向性なのか、また、従来の生活用水、消火用水としての利用になるのか、この辺りについての、区の考え方についてお聞かせください。 ◎災害対策課長 東側の防災ひろばについても、工事の中で、飲用水までの調査やっていますので、同じような調査をやっていきたい。結果的に飲用水という結果が出たとしても、基本的には生活用水、消火用水で、通常につきましても、備蓄のペットボトルがあります、災害用のペットボトル。どうしてもなくなった場合、その場合については、ろ過装置を使って、飲用するということはあるので、最後の手段というふうに考えております。 ◆工藤哲也 委員  わかりました。  基本的には生活用水と消火用水ということですね。  ありがとうございます。  確認の意味でお聞きしたいんですが、水をくみ上げる発電機については、これは確かガソリンでの稼働だったと思うんですが、有事の際、また停電の際にも、あのポンプはきちんと稼働するような仕組みになっているのか、また、大きな揺れにも耐え得るような構造になっているのか、この辺りについてお聞かせいただけますか。 ◎みどり推進課長 千住龍田町の防災井戸を担当しています。エンジンはディーゼルエンジンです。ということで燃料は軽油になります。  あと、揺れの際にそれが作動するかということでは、それについては強いものを採用していますので、それが揺れが原因で止まるということはないと想定しております。 ◎危機管理部長 東日本大震災のときには、深井戸そのものの汚濁ですとか、破損ですとか、そういったものも何パターンかは報告は上がってきていますので、実際、発災の際にはそういったものも考慮しながら、運用していくということになります。 ◆工藤哲也 委員  わかりました。  それから、千住龍田町の深井戸については、オープニングセレモニーから余り活用されていないのかなというような気がしているんですけれども、これからも、あらゆる機会を通じて、地域の防災訓練などで活用していただきたいと思っております。  その訓練ですとか、そういったものの今後の方向性と、特に柳原二丁目児童遊園の災害用の深井戸は、隣が千寿桜堤中学校ということになっていまして、これが第一次避難所と設定されていると思います。ですので、教育委員会とかと連携して、中学生に見学してもらうですとか、防災教育、それから、防災意識の啓発という観点からも、こういった見学会実施していただきたいと思うんですが、この辺りについてはいかがでしょうか。 ◎災害対策課長 避難所運営訓練等についても、中学生が参加しているケースがありますので、ここにつきましても、地域の皆さん、中学生の皆さんと、この深井戸の使い方等について認識してもらうというふうに考えております。 ◆工藤哲也 委員  是非、こういった見学会実施していただきたいと思います。  最後に伺いたいのが、この深井戸の操作の件でございます。  現在、この深井戸を操作できるのは、どういった方になりますか。 ◎災害対策課長 災害対策課の区の職員と合わせまして、オープニングの時にマニュアルを、千住消防に渡してますので、一応、区の職員と千住消防については、作動することが可能でございます。 ◆工藤哲也 委員  そうすると、現在のところは区職員と、それから、消防署のほうということでよろしいでしょうか。 ◎災害対策課長 そのとおりでございます。 ◆工藤哲也 委員  わかりました。  有事の際に、特に大規模な災害が発生したことを想定しますと、消防署員、区の職員が現場に駆けつけることができないということも想定できると思います。いざというときに、この災害の深井戸使えないというのでは全く意味がありませんので、特に地元の消防団の方々ですとか、あるいはその近隣にある病院関係の方々、また、学校関係というようなことで、そういった方々に操作方法というのをきちんと教えておくべきだと思うんですけれども、その点についてはいかがでしょうか。 ◎災害対策課長 千住龍田町の防災井戸につきましても、今回3月の操法大会に向けて訓練するということですので、まずは、消防団の皆さんにマニュアルを渡しまして、一緒に、操作方法について教えたいというふうに考えております。 ◆工藤哲也 委員  有事の際を想定した取り組みを、是非お願いしたいと思います。  次に、感震ブレーカーの助成制度について伺いたいと思います。  この内容については、私も今までの予算特別委員会でずっと取上げてきた内容になりますので、幾つか伺いたいと思います。  まず、予算について調べてみると、平成28年度は予算額3,200万円、平成29年度は570万円、平成30年度は380万円ということで、右肩下がりがずっと続いている状況でございます。感震ブレーカーの設置助成についての今年度の申込み件数と、それから、来年度の予算はどの程度になるのか、まずお聞きしたいと思います。いかがでしょうか。 ◎建築安全課長 今年度の感震ブレーカーの助成申込み件数につきましては、2月末現在で36件となっております。  平成31年度予算につきましては、本年度と同額の380万円を計上させていただいております。 ◆工藤哲也 委員  災害時には大変効果のあるものと私自身、認識をしておりますけれども、区としては、この普及が伸びない状況については、どのような原因があるのか、分析をされているのか、この辺りについてお聞かせいただけますか。 ◎建築安全課長 感震ブレーカーの普及が伸びない原因につきましては、町会等の説明時によく聞く声といたしましては、感震ブレーカー自体を知らないという声が多く、感震ブレーカーの認知度が低いのが伸び悩みの原因と考えております。 ◆工藤哲也 委員  認知度の低さも原因の一つかと思います。予算については、3年前に3,200万円付いていたものが、来年度が380万円余というものも本当にどうかなと思うんですけれども、私のほうからも、以前から、この普及啓発の手法ですとか、制度内容の基準の難しさなどについて、ご指摘をさせていただいておりました。この辺りについては改善が図られなかったのか、区としての考え方を教えていただきたいと思います。いかがでしょうか。 ◎建築安全課長 区としましても、様々な啓発活動を進めております。また、制度改善の検討も進めてきましたが、しかし、感震ブレーカー自体の認知度が低いため、何を改善すればいいのか、何を改善すれば効果的な助成拡大につながるのか、大変、今のところ苦慮している状況でございます。 ◆工藤哲也 委員  ちなみに、家の改築ですとか、耐震補強などの際にも、ちょうどいいタイミングでチャンスがあったんではないのかなと思っているんですが、電気工事店ですとか、それから、施工する工務店との連携などは、今まで図られたというような実績というのはあるんでしょうか。 ◎建築安全課長 昨年の12月に、工務店の集まりである団体に、1回訪問して、説明をさせていただきました。その際に、耐震改修工事をすると同時に感震ブレーカーもPRしていただいて、設置していただくようお願いをしてまいりました。  結果としてなんですが、耐震補強と同時に感震ブレーカーを設置できた件も報告されております。 ◆工藤哲也 委員  荒川区で配付している簡易型のものですとか、この辺りについても以前から私のほうで伺っておりましたけれども、区としては、地域や設置基準、対象者の条件などを定めた上で提供することは考えていないのか、無理であれば、その根拠も教えていただきたいと思います。いかがでしょうか。 ◎建築安全課長 区では、現在のところ、荒川区などが行っている簡易型の感震ブレーカーを無償で配付することについては考えておりません。  理由につきましては、配付を行いましても、高齢者のみの世帯や、障がい者のみの世帯など設置できない世帯があることや、配付した感震ブレーカーを設置せずに放置する可能性もあり、必ずしも有効に活用されるとは限らないと考えているためです。 ◆工藤哲也 委員  昨今、日本の国内において、震度6前後の地震が各地域で発生しておりますが、実際に通電火災が発生したという事例は多い状況なんでしょうか。地域の特性などもあろうかと思いますが、現状について情報があれば教えていただきたいと思います。いかがでしょうか。 ◎建築安全課長 近年発生しました大規模地震である北海道胆振東部地震や大阪北部地震、熊本の地震等では、現在、通電火災については発生の報告はなされておりません。 ◆工藤哲也 委員  近年発生した地震では、こういった通電火災というのは報告されてないというような認識でよろしいでしょうか。 ◎建築安全課長 工藤委員ご指摘のとおりでございます。 ◎建築室長 確かに通電火災はないんですが、地震時の瞬間にストーブとか、あるいは水槽の加熱器で火事があるという実例はまだ残っているんじゃないかというふうに認識しております。 ◆工藤哲也 委員  わかりました。  私としては、再三この感震ブレーカーの普及について取上げて、今まで様々な提案をしてまいりました。改善が図られなかったことというのは非常に残念に思っております。しかしながら、区として普及そのものが今後も困難と判断されるのであれば、再度、区民の皆様がどういったものを望んでいるのか、また、防災の観点からも、この感震ブレーカーが本当に必要なのかどうか、この辺りについて再度、原点に立ち戻って調査研究を行って、新たな方向性を見出すことも一つの手段かなって思っているんですけれども、この点についていかがでしょうか。 ◎建築室長 区民評価委員の方から、特に木造密集地域を抱える足立区において、感震ブレーカーのPRと助成は火災防止に効果的であると。ただ、時限を切って進めたらどうかというご意見をいただいています。  我々としましては、特に2点ございます。火災危険度が特に高くて、地区防災計画づくりに積極的な場所のモデル地区を抽出しながら、そこにお住まいの方のご意見を伺いながら、区としてできる支援を検討していきたいというのが1点でございます。  2点目としましては、感震ブレーカーと、今、建築安全課でやっているんですけれども、住宅課でバリアフリーの改良助成もやっています。これらの窓口の一元化によって実績づくりを進めていきたいというふうに考えております。 ◆工藤哲也 委員  再度、区民の皆様がどういったものを望んでいて、どういったものが本当に効果があるのかというところを再度検証していただいた上で、この件については進めていただけたらと思います。  最後、どうぞよろしくお願いします。 ◎建築室長 地元の方の、検証しながら、あるべき姿を求めていきたいというふうに思います。 ◆工藤哲也 委員  交代いたします。 ○新井ひでお 委員長  ただ委員。 ◆ただ太郎 委員  こんにちは。本日2度目の質問になるんですが、またおまえかと言わずに、是非お付き合いいただきたいと思いますが、まず、体育館のエアコンなんですけれども、今、いろいろな、幾つかの種類の体育館、外の体育館であるとか、学校の中にある体育館だとかいろいろ構造が違うので、それに合ったものを選定中でモデル実施をしているということなんですけれども、これから新しく新築をする、建て替える学校についての体育館にもエアコンは設置を今後していくと思うんですが、その断熱に関しては、今回のモデル実施の結果を踏まえて、断熱の効果の高いものをしっかりとまずは使って、体育館を設置をするということが大事なのかなと。エアコンのランニングコストと体育館の断熱の費用のバランスもあるとは思うんですけれども、今後の体育館の断熱についてはどのような方策で進めていかれる予定でしょうか。 ◎学校施設課長 現在、今、リースでですね、体育館に入れているところでございます、エアコン設置しているところでございますが、新校につきましては、基本的にRCというかコンクリートの建物ということですので、断熱性はあるという判断をしております。それを踏まえまして、機器を設定していければなというふうに考えております。 ◆ただ太郎 委員  暑さ、寒さというのは、エアコンのききだとかというのは凄い、断熱材というのは非常に重要だと思うんで、その辺り、研究していただいて、進めていっていただきたいのでお願いをいたします。  内閣府の平成29年度青少年のインターネット利用環境実態調査というものを見ましたら、2017年なんですが、スマホの利用率、10歳以上の小学生29.9%、中学生58.1%、高校生95.9%という調査の結果が出ているんですが、足立区のこういった児童・生徒、高校は別として児童・生徒のスマホの利用率、この辺りはいかがな状況でしょうか。 ◎教育指導課長 現状がまだはっきりした数値であらわれていないのですが、「パソコンやメールを使っていますか」という調査は行っており、なかなか、まだ、使用率については様々あり、「全くしていない」が小4では50%、中3では8.4%という形で、大きく開いているという調査はございます。 ◆ただ太郎 委員  全く使っていない人が中学生で8%ですか。 ◎教育指導課長 はい、8%で、小学校は50%。逆に「毎日している」のが学校4年生で8%で、中学校は63%という数値が上がっています。 ◆ただ太郎 委員  中学校で8%の生徒が「全く使ってない」イコール、インターネット、スマホだったりパソコンを含めた全体的にインターネットの利用というのは90%以上ですね。学校もそういった授業をやっているというのもあるとは思うんですけれども、そういう状況ですね。  今後ICT教育、タブレットですとかそういったものを使っていくに当たっては、子どもたちのそういったタブレットの使用率は高くなっていくと思うんですが、子どもたちにスマホを持たせる必要性について、区の見解はいかがお考えでしょうか。 ◎教育指導課長 まだ全体の見解というのは、中々出ていないところなんですけれども、学校側からの話によると、子どもたちがスマホを持たせて欲しい、学校に持込みたいという要望が学校に寄せられているのは確かです。行き帰り、登下校においての安全確保という視点から、やはり持たせたいという要望が高まっているのが現状でありまして、今後も現場と寄り添いながら、検討課題というふうに捉えております。 ◆ただ太郎 委員  それは、学校に持っていきたいというのは、登下校、心配しての親御さんの意向だと思うんですね。子どもたちは別の意味で持ちたいという意見もあると思うんですよ。  スマホが悪いとか、スマホがいいとかというよりも、区として、テレビやスマホの視聴時間というのは、調査をしたところ、東京都の平均より多いというデータが出ている中で、そういったテレビやスマホを使って勉強しているんだったらまた別なんですけれども、学習、学力の調査の結果を見るところによると、決してそういったもので勉強を進めていることではないのかなあというような状況が出ているんですが、区として、ルールづくり、方針、考え方というのを、ある程度を決めていかなければいけないときが来ているんじゃないかなというふうに思うんですね。おうちで、そんな、スマホというのは、おうちの保護者の方がいろいろと子どもに対してルールをつくってやるべきだというお声もありますけれども、子どもの虐待に対して条例をつくる時代になってしまった現在、そういったスマホの管理について、保護者任せというだけではちょっととどまらないときが来ているんじゃないかなと思うんですが、その辺り、区はどのようにお考えでしょうか。 ◎教育指導課長 まず、スマホの所持というところでは検討が進んでいないところではございますが、その課題があるSNS、こちらについては東京ルールが作成されていますので、区でも、足立区のSNSルールを立ち上げ、各校、全校、SNSについてというところを足立区のをもとに、全校が立てている。例えば午後9時以降はSNSを使用しないというところのルールを、今、徹底して周知しているというのが現状でございます。 ◆ただ太郎 委員  午後9時以降。9時まではやっていいという捉え方にもなっちゃうから、1日何時間とか、私は、子どもたち、スマホを持たせる必要ないんじゃないかなと個人的には思っているんですけれども、でも、保護者の方々が、部活だったり、PTAの連絡でそのSNSで連絡を取るというのが今当たり前の時代になっている中で、お父さん、お母さんやっているのに、僕、私、何でやっちゃいけないの。お父さん、お母さんのスマホを使っていろいろと、小さいうちから親しんでいると、それがもう生活の一部というか、当たり前のようなもの、ツールになっているんで、その辺り難しいのかなと思うんですが、もうちょっと厳しいルールというか。だって、学力、胸張って言えるような状況ではない中なんですから、そういったところは厳しくしても、私は厳しくするべきなのかなというふうに感じているところです。  体力については、文教委員会でもちょっと触れたんですけれども、これは区としても把握をしていただかないといけないなと思っています。平成30年度東京都児童・生徒体力・運動能力の調査、中学生で東京都平均を上回った項目数、54項目中、区全体で東京都平均を上回った項目は、54項目中ですよ、どれぐらいあったか、皆様、資料お目通していただいていると思うんで、わかると思うんですが、教育以外の方で、どれぐらい平均を上回っているか、体力。中学生です、54項目あります。54項目というか、9項目なんですが、それの3学年掛ける男女ということで、54項目と上がっているんですが。       [挙手する者なし]  では、答えます。ゼロですね。これについて、どう思われますか、区としては。 ◎教育指導課長 すみません、区としては、もう最大の喫緊の課題というふうには捉えております。  結果として、平均値、東京都の平均を目標にして、これまで取り組んできましたが、残念ながら、中学校のほうが54項目、1項目も平均を超えていないと。  ただ、平均値に近づいてはいるというところなのですが、今後、力を入れて取り組んでいきたいというふうに考えております。 ◆ただ太郎 委員  力を入れていくということなんですが、どのように進めていきますか、これ原因は何だとお考えで、その原因がわからなければ、どうやって進めていくという答えは出てこないと思うんです。どのように進めていくんですか。 ◎教育指導課長 体力調査だけが体力の向上というわけではないとは思うんですけれども、その体力調査というのがある程度の指針になっている。この辺りが、例えば自分がどれぐらい投げられれば、例えば4年生であったら18.3mというのが都教委の平均値なのですけれども、それはどうなんだというところを、まず自分が意識を持っているかというところ。又は教員のほうも、その体力調査について平均値を持っているかというところの指針も一つは必要になるかなと思います。  ただ、運動の日常化といったところも大きなポイントにはなってくると思いますので、引き続き調査と日常化というところを取り組んでいきたいというふうに考えています。 ◎教育指導部長 若干の補足でございますけれども、文教委員会でもご説明しましたとおり、足立区は東京都平均に比べて、下位に位置する子どもたちの割合が多い。この子どもたちは、運動する習慣も普段余りないみたいなところとも関連付けられるというふうに考えております。  そうした中で、日常から体を動かす一つの工夫として、私ども投力の向上と。例えば反復横跳び毎日やりましょうと言っても、これは厳しい話ですけれども、物を投げる投力を向上させていくという運動であれば、友達とも一緒に楽しみながら毎日取り組めるだろうというような考えもございまして、投力向上を中心に1点突破型で進めていきたいというふうに考えているところでございます。 ◆ただ太郎 委員  投げる力とか出ましたけれども、私が聞きたかったのは何で体力の向上しなければいけないのかというところなんですよね。東京都の平均より体力の測定値が平均を上回ることは一つもなかった。これは、それぞれのメニューの強化ということに主眼が置かれているんですよね、今、答弁だと。  そうじゃなくて、何で子どもたちにそういう体力向上させないといけないのかという根本的なところを、まず、教育委員会なり、学校の中でしっかりとした考えがないと、ただ、平均より上になれば、投げる力が多くなりました、良かったですねと言って、来年度、それで終わりになっちゃうじゃないですか。  私は、体力は健康にもつながるだろうし、体力は、知の源ですよね。そういった観点から、体力向上していこうという基本的なところを推し進めていかないと。とにかく数字だけ上げればいいというようなことではないと思うんですね。 ◎教育長 ただ委員おっしゃるとおりで、体力の低下というのはやはり運動不足だろうと。すると、運動不足が例えば肥満であるとか、あるいは小児生活習慣病であるとか、そういうところを誘発するというのは非常に健康に密接につながっているというわけですので、体力の向上は、そういった健康にもつながるという点は、はっきりしていると思います。  そういった点で、ただ委員、最初にご紹介のあったスマホの、あるいはテレビの視聴時間というのは、運動する習慣が減っていると、その時間がないということですから、これは非常に重視しなければならないことと、こういうふうに思います。 ◆ただ太郎 委員  なので、そういった意味も含めて、スマホの時間だとか、そういった時間は、東京都のルールはあるかもしれないけれども、足立区は足立区オリジナルで、オーダーメイドのスマホのルール、これ、つくるべきだと思うんですね。  そんな中、先生方の働き方改革というのが言われておりまして、私からは、運動、部活動の件、質問したいんですが、この週当たり2日以上の休養日を設定するですとか、いろいろ働き方改革実施方針平成31年2月というものなんです。これはいつから実行するべきものなんでしょうか。 ◎教育指導課長 次年度から実施で進めてまいります。 ◆ただ太郎 委員  部活動に関しましては負担、先生の負担が大きいということで、外部指導員をどんどん活用して入れていって、そういった方に部活動の時間を指導していただくということなんですが、この外部指導員の方々の選定方法というのは、例えば運動部活動であれば、そのスポーツに精通した、経験が豊富な方を選ぶということがポイントの一つだと思うんですけれども、週当たり2日以上の休養日の設定をしましょう。また、外部指導員という方はそのスポーツ、この地域の子どもたちに技術を身に付けさせよう、大会で勝たせてあげようと一生懸命になってやってくれるわけでありますから、何か働き方改革の週2日は運動部活動だめよというところと外部指導員の情熱というか熱意との差が出てしまっては、何かよろしくない部分あるのかなと思うんですが、その辺りは、区はどのようにお考えでしょうか。 ◎教育指導課長 もちろん、教員の負担化軽減というところからも、そのような休養日というところをとりますが、科学的なスポーツ分野からも休養日、適切な休養は必要であるという見解もございますので、そちらの面から、時間、量ではなく、質も考えていくというところで、このような見解を出しておるところでございます。 ◆ただ太郎 委員  この件に関しては、子どもたちは何と言っているのか、子どもたちはどう思っているのかというと、聞けば、もっと部活やりたいと多分言うと思うんですね。なので、子どもたちの可能性、やりたいというそういった思いをしっかり伸ばしてあげないといけないという、教育委員会としても、教育行政としてもその狭間だと思うんですが、同時に、週当たり2日以上の休養となると、中学生の居場所とかの問題もまた新たに出てくるのかなと思うんですよね。その辺りは、いろいろなところに波及してくる部分もあると思うんですけれども、その辺りはクリアできますか、大丈夫ですか。 ◎教育指導課長 その居場所づくりというのは課題になってくると思いますが、部活動、実際には運動しなくても、ミーティングをして、心のですね、部活動というか。また、オンザトレーニング、オフザトレーニングじゃないですけれども、他のうまい、有名選手のビデオを見て、視覚的に訴えるとか、今までの練習を振り返ってみるとか、そういったミーティングに置き替えるという話も聞いております。 ◆ただ太郎 委員  ミーティングするとなると、教員の負担軽減にならないのかなと思うんですけれども。週2日は完全に部活をやっちゃいけないよというルールじゃないんですか。 ◎教育指導課長 そちらは、質と内容にはよるんですけれども、教員の負担軽減やりたいよというところで、その辺り、休養日というところはまず重んじて、先生の中では、やはり毎日やっていきたいという話もありますが、時間を区切って、そこは精査していきたいというふうに思います。 ◆ただ太郎 委員  そうですね、各学校、また先生方の意向もあると思うんで、できる限り、子どもたちの要望に沿った指導をしていただきたいと思いますが、週2日以上休養日を設定するとなると、大会で勝つのは難しいと思います。全国大会に出て行くのも、はっきり言って難しくなると思います。  だけど、これは公立学校だから、それはそれで、けがなく、事故なく、全国大会を目指しているわけではない、違う意味での心身の健全な育成のために行っているというところだと思いますが、学力、はっきり言って、大威張りで言えるようなあれではないけれども、部活動を頑張れば、高校、スポーツ推薦で、特待生で行くこともできるんですよ。  この働き方改革の中で週2日休みなさいってなると、そういった、子どもたちの能力を開花させることが今までよりはできなくなるというのは明らかだと思うんですね。勉強ができなければ、スポーツで特待生で高校に行って、その高校で結果を出して、一流企業に、その運動能力を生かして、チームとして企業に行くのか、また、大学も推薦で行くのか、そういった選択肢もあると思うんですよ。最後に運動と進学に対して、今後、そういった芽を潰さないようにしていただくようにお願いをしたいんですが、教育委員会としての見解をお願いします。 ◎教育長 非常に働き方改革と、それから、子どもの意向に沿って、あるいは子どもの成長をいかに伸ばすのかというのは非常に難しい問題だと思います。私のところにも、実は部活やりたいと。あるいは、お兄さん、お姉さんもやっていたんだから、私も全国大会に出たい。だから、練習させて欲しいという声も届いています。ここのところを、どの線で指導していくのかというのが、これからの課題だというふうに思っておりますし、今、ただ委員からお話のあったことについても、重要なことだというふうに思います。 ○新井ひでお 委員長  本日の審査はこの程度にとどめ、散会いたします。       午後4時01分散会...