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平成31年 1月22日厚生委員会-01月22日-01号

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  1. 足立区議会 2019-01-22
    平成31年 1月22日厚生委員会-01月22日-01号


    取得元: 足立区議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-16
    平成31年 1月22日厚生委員会-01月22日-01号平成31年 1月22日厚生委員会       午前9時58分開会 ○藤沼壮次 委員長  それでは、時間前なのですけれども、一応出席の予定の方が揃いましたので、ただいまより厚生委員会を開会いたします。 ○藤沼壮次 委員長  まず、私から記録署名員の指名を申し上げます。  前野委員鈴木委員、よろしくお願いします。 ○藤沼壮次 委員長  次に、議員提出第2号議案 足立区子どもの医療費の助成に関する条例の一部を改正する条例を単独議題といたします。前回継続審査であります。  何か質疑はありませんか。       [「なし」と呼ぶ者あり] ○藤沼壮次 委員長  質疑、何。       [「質疑じゃないですけれども」と呼ぶ者あり] ○藤沼壮次 委員長  質疑を聞いているので、今。質疑なしと認めます。       [「議事進行に関して」と呼ぶ者あり] ○藤沼壮次 委員長  どうぞ、鈴木委員
    鈴木けんいち 委員  この議案は、我が党が提出をした医療費の助成を求めるものですけれども、ちょうど調べましたら、2016年の第1回定例会で提出をしています。ですから、ちょうどそろそろ丸三年たっております。しかし、この間ほとんど、質疑もないままに継続になっている。質疑がされて、そのまま検討が必要だということで継続であればまだしも、質疑もほとんどないまま継続としているということは、やっぱり言論の府として議会が役割を果たしていないんじゃないかというふうにも言わざるを得ません。是非、活発な議論を行って議会としての機能を発揮していただきたい、すべきだというふうに思うのですが、いかがでしょうか。       [「議事進行」と呼ぶ者あり] ○藤沼壮次 委員長  次に、各会派からの意見を求めます。 ◆白石正輝 委員  この種の請願については、やや世間的には取上げられつつあるということを私たちは十分に承知ですし、かつて私もこうしたことについて、本会議で質問をしたこともあるわけです。そういう意味では、ある意味では前向きに取り組んでいくのがいいのかなとは思いますけれども、当然予算との兼ね合いがありますので、その辺をしっかりと踏まえないと、なかなか結論が出ないというふうに思います。そういう意味では継続でお願いしたいと思います。 ◆前野和男 委員  継続で。 ◆米山やすし 委員  継続でお願いします。 ○藤沼壮次 委員長  それでは、ただいまより採決をいたします。  本件継続審査とすることに賛成の方の挙手を願います。       [賛成者挙手] ○藤沼壮次 委員長  挙手多数です。よって本件継続審査と決しました。  次に、議員提出第6号議案 足立区障がい特性に応じたコミュニケーション手段の利用の促進に関する条例を単独議題といたします。前回継続審査であります。  何か質疑はありますか。       [「なし」と呼ぶ者あり] ○藤沼壮次 委員長  質疑なしと認めます。  次に、各会派からの意見を求めます。 ◆白石正輝 委員  継続でお願いします。 ◆前野和男 委員  継続です。 ◆米山やすし 委員  継続でお願いします。 ○藤沼壮次 委員長  それでは、これより採決をいたします。  本件継続審査とすることに賛成の方の挙手を願います。       [賛成者挙手] ○藤沼壮次 委員長  挙手多数です。よって本件継続審査と決しました。 ○藤沼壮次 委員長  次に、陳情の審査に入ります。  27受理番号12 看護師等大幅増員夜勤改善で安全・安心の医療・介護を求める意見書提出を求める陳情を議題といたします。前回継続審査でございました。  何か執行機関のほうで、この間、変わったことがあったでしょうか。 ◎衛生管理課長 昨年の12月11日でございます。足立看護管理者連絡会の皆様との意見交換を行いました。その中では、慢性的な看護師不足、また、看護師看護専門学校等に対する支援についてのご要望をいただいたところでございます。ご要望については、なかなか全て応えることはできないのですけれども、従来から言っておりましたとおり、できることはしっかりやっていきたいという、そういう姿勢は変わりございません。  今回、情報連絡で報告させていただいている中に、来月の2日に看護&介護就職フェアをまたシアター1010のほうで行います。そちらにつきましては、医師会との連携のもと、1人でも多くの方々の就職につなげるように取り組んでいきたいと考えているところです。 ○藤沼壮次 委員長  ご苦労様です。何か質疑がありますか。       [「なし」と呼ぶ者あり] ○藤沼壮次 委員長  質疑なしと認めます。  それでは、各会派からの意見を願います。 ◆白石正輝 委員  大幅に看護師介護士を増員することは、少なくともサービスを十分に提供できるという意味では、必要があることはあると思います。  しかし、それは少なくとも介護料、それから医療費、これの値上げにつながっていくというものを考えると、これは少なくとも、もろ刃の剣だというふうに思いますので、慎重にもう少し審議をしたいというふうに思いますので、継続をお願いします。 ◆前野和男 委員  継続。 ◆鈴木けんいち 委員  今、もろ刃の剣だというお話もありましたけれども、やはり看護師不足、非常に深刻で、今の衛生管理課長からのお話でも介護の現場でも足りないというお話ありましたけれども、非常に看護師が不足して介護事業所がなかなかやっていけないという話も私どもにも届いております。やっぱりここを充実させていく、今いる人たち看護師が非常に過重労働に苦しんでいるという面もありますので、これは是非、この意見陳情は採択をして看護師の確保につなげていく必要があると思います。採択を求めたいと思います。 ◆米山やすし 委員  継続でお願いします。 ○藤沼壮次 委員長  それでは、ただいまより採決をいたします。  本件継続審査とすることに賛成の方の挙手を願います。       [賛成者挙手] ○藤沼壮次 委員長  挙手多数です。よって本件継続審査と決しました。  続いて、27受理番号13 全てのがん検診無料化及び女性がん検診毎年実施を求める陳情前回継続審査でした。前回から今回に至って、何か変化があったでしょうか、執行機関。 ◎データヘルス推進課長 特段の変化はございません。 ○藤沼壮次 委員長  それでは、何か質疑がありますか。 ◆鈴木けんいち 委員  がん検診負担の軽減をという陳情でありますが、調べますと、特にここで述べられている女性がん検診については、23区を見ますと、無料の区が10区です。それから、その他の足立区以外の12区は、500円から1,000円程度の検診料受診料になっているという状況だと思いますけれども、この辺はどうですか、確認していいですか。 ◎データヘルス推進課長 おっしゃるとおり、無料の区もございますし、有料の区もございます。女性がんは2種類ございますけれども、子宮頸がんについては一番高い区が、足立区は一番高くて2,000円ですけれども、次の区については1,000円で、乳がんについては、足立区は2,200円で、どちらも次の区というのは1,000円というところには自己負担なってございます。 ◆鈴木けんいち 委員  例えば中野区は1,000円ということで、無料ではないですけれども、でも1,000円です。これが足立区は子宮頸がんでは2,000円であり、乳がんでは2,200円、これはやっぱり3割負担という考え方で多分算出をされた額だというふうに思うのです。これ以外のがん検診についても、こういう計算方法で受診、検診料が算出されているというふうに思うのですが、一応、どうですか、確認したいと思うのですが。 ◎データヘルス推進課長 確か平成25年度だったと思うのですけれども、胃がんハイリスク検診を導入するときに、自己負担、全てのがん検診に入れると。その段階で委託料の約3割程度というところで算定はさせていただいております。 ○藤沼壮次 委員長  よろしいですか。他に質疑。 ◆米山やすし 委員  今の議論が正確を期するために、あえて聞きますけれども、例えば女性がんのほうの子宮頸がんのほうで、足立区23区が2,000円最高額という答弁であったけれども、調べると、大田区は偶数年齢のときは500円、ただし奇数年齢のときは2,000円というふうにして、本来の大田区が進めている、できるだけ偶数年齢のときに、2年に1回国もやれと言うのだから、ちゃんとやってくださいねっていう意味で500円、だけど奇数のときも受けていただくけれども2,000円というふうに、非常にめり張りをつけているというか、各区非常にそうやって工夫しながら、いかに子宮頸がん、あるいは乳がんについての受診率を上げるかというのに対して非常に工夫していると思います。  質問の形にすると、今23区の中で最高額が2,000円ということが、子宮頸がんについてはありましたけれども、それについては、大田区も2,000円という年があるのだから、少し正確な答弁ではなかったのじゃないかなと思いますけれども、その辺はいかがですか。 ◎データヘルス推進課長 大変申しわけございません。確かに米山委員おっしゃるように、大田区は2,000円と500円の年はございます。ただ一般的に推しているというところで申しわけないのですが、500円のところに、私の先ほどの答弁では含めさせていただいたというところです。 ◆米山やすし 委員  更に、子宮頸がん女性がん子宮関連がんについて言えば、足立区の場合は子宮頸がんだけだけれども、大田区だとかは、あとは医師が、この人は子宮体がんまで検診したほうがいいよとなると、プラス2,000円で子宮体がんのほうまで検診が受けられると。  ご承知のとおり、ちょっと年齢がいくと子宮体がんの心配も出てくるわけなので、そういうこの今回の陳情は、子宮体がんについて述べている部分が少なかったやに思いましたが、足立区として、子宮頸がんだけではなく、子宮体がんについての何らかの制度的なカバーするという考えとか、その辺はどうなっているのですか。 ◎データヘルス推進課長 様々な検診の種類ございますが、一般的に当区のほうで実施している検診というのは、国の指針に基づいて、死亡率減少効果があるという検診を実施してございます。子宮体がんですとか子宮頸がんのところのHPVですとか、そういったものについては、国のほうでいろいろ研究を進めてございますので、まだ死亡率減少効果に確固たる確証がないという段階で、今のところはまだ実施の予定はございません。 ◆前野和男 委員  がん検診の関係は、検診自己負担の軽減というのは非常に大事なことだというふうな要素があると思います。ただ、乳がん検診などは、有料検診なども数も増えてきています。その辺はどう見ていますか。 ◎データヘルス推進課長 有料検診というのは、人間ドックとかそういった形のことでございますか。それぞれやはり国の推奨する検診の手法というところを区のほうでは採用させていただいてございますけれども、人間ドックですと、それ以外も幅広く1日で終わるとか、そういった効果もございますので、個人のところでやはり必要な調査といいますか、検診等々を受けていただくことは、ご自身の健康管理のためにも大事かなとは感じてございます。 ◆前野和男 委員  これは昨日か、おとといか、ホームページを見ていましたら、ピンクリボン関係の資料の中で、乳がん検診有料の増加が増えてきていると、検診が。そういった面で、人間ドックかどうかは私わかりませんけれども、その辺の女性乳がん検診の動向みたいなものをしっかりつかんでいく必要もあるんじゃないかなと思いますが、いかがでしょうか。 ◎データヘルス推進課長 そうですね。もちろん、やはり死亡率減少のところにつながるということで、様々な検診、研究進んでございますので、そういったところは逐一、研究していきたいなと考えております。 ○藤沼壮次 委員長  他に質疑はありませんか。       [「なし」と呼ぶ者あり] ○藤沼壮次 委員長  質疑なしと認めます。  それでは、それぞれ各会派のご意見をお願いします。 ◆白石正輝 委員  この種の陳情・請願のときに、常に問題になるのは、無料なら受けてもいいよと、有料じゃ受けないよという区民意識の問題なのです。やはり自らの健康というのは、まず最初に、自らが守るという考えがなければ、幾ら区が力を入れたって全く区民の健康は守れないと。そういう意味ですから、私は、無料なら受けるだろうという考え方は、決して正しい行政の姿勢ではない、こういうふうに思います。  そうは言っても、他区の例などを見れば、しっかりとこれも研究していかなくちゃいけないというふうに思いますので、継続でお願いします。 ◆前野和男 委員  検診負担自己負担の軽減、これは予算の関係でもって、できるところはしっかりやっていっていただきたいということと、ただ無料イコール検診が増えるとはなかなか感じられないところも、様々ながん検診のアンケートをとってもそういうデータも出ていますので、その辺はやはりしっかり取り組んでいく、勧奨も進めていくといった、そういったことも必要だと思いますので、継続でお願いします。 ◆鈴木けんいち 委員  意識の問題と言いますけれども、意識があっても、やはり2,000円、2,200円となると、ちょっと気が引けてしまう、足が遠のいてしまうということも、これは現実にはあるわけです。  それで、仮に無料でなくても、500円であれば、じゃあ受けてみようかという、受けやすいなという負担の軽減という点では、非常に望ましいいうふうに思います。  先ほどの500円とか2,000円って大田区の例がありましたけれども、東京都の福祉保健局での数字では500円となっていて、これは偶数年検診を進めているからだと思うのですけれども、いずれにしても、そういう形で他区はやっていますし、足立区もこうした負担を軽減して、死亡減少効果のあるがん検診をより多く受けていただけるようにすると、これは非常に大事だと、どうしても必要だというふうに思います。この陳情については、採択を求めたいと思います。 ◆米山やすし 委員  女性がん乳がん子宮頸がんも、足立区においては、恐らく十数%しか検診を受けていただいていないと。国だと、どうなのですかね。乳がんだと3割ぐらい、欧米だと7割ぐらいの検診率であるということで、大変重要な問題だと思っておりますし、両方のがんともに、早期発見であれば9割は治るというふうなところがありながら、十数%にとどまっているというのは非常に問題だと思います。  果たして無料、2,200円ということに対して、全国平均を調べると1,500円、1,600円なので、確かに無料にすればいいのか、自己負担を1万円弱かかる検診費用をどこまで区民のご負担にするかというのは非常に重要な問題でありますけれども、ただ概して言えるのは、先ほど申し上げたとおり、他の区はもっといろんな工夫をして、できるだけ検診を受けさせようとして頑張っているのが見受けられるので、そういった当区においても、いろんな工夫をしていただきたいなと思っております。引き続いてこれは継続して審議していきたいと思います。 ○藤沼壮次 委員長  それでは、ただいまより採決いたします。  本件継続審査とすることに賛成の方の挙手を願います。       [賛成者挙手] ○藤沼壮次 委員長  挙手多数です。よって本件継続審査と決しました。  続きまして、27受理番号43 安心して暮らせる高齢者福祉施策の充実を求める陳情を議題といたします。前回継続審査でしたが、前回から今回まで何か大きく変わったことはあるでしょうか。 ◎介護保険課長 特段の変化はございません。 ○藤沼壮次 委員長  それでは、質疑を求めます。質疑ありませんか。 ◆鈴木けんいち 委員  この間、入院の場合の紙おむつ支給については、助成額を増やしていくような方向で検討していくという答弁もありましたので、是非これは検討を進めていただきたいというふうに思うのです。  ただ、もう一つ問題は、そもそもこの助成の対象にならない補助の対象にならないというのが足立区の大きな特徴、その最大の理由が要介護3、「かつ」なのです、どちらかならまだあれなのですが、かつ非課税世帯と。ダブル要件を課しているので、本当に補助が必要な方が受けられない状況があると。非常にこれは問題だと思うのです。  非課税だから、お金があるのだろうと言うかもしれませんけれども、例えばこの間、私、お話を聞いた方は、息子が働いていて、93歳のお母さんと2人で暮らしていて、結局、自分は働いているから課税世帯なのだけれども、結局、お母さんが入院したらお金を払えないと言うのです。お金払ったら、自分の食べるお金と住宅の家賃が払えないと言うのです。どうしたらいいでしょうかと言うので、区役所にかけ合って、何とか方法ないですかと聞きましたけれども、結局3カ所ほど行きましたけれども、何も助けられる制度はありませんでした。  ただ、例えばこの方が2万5,000円かかっているのです、紙おむつ代、1カ月お母さんの。ここに補助が出せれば、2万5,000円あれば何とかやっていけます、これ何とかならないでしょうかって言うのだけれども、何ともならない。ここだと思うのです。これどう思いますかと言っても、区は答えられないかもしれないけれども、これが、この問題の一番中心的な部分なのです。  この部分を、ですから非課税というところを、非課税だからお金はあるんじゃないんです、ぎりぎりの方は特に苦しいわけです。ここの部分非課税というここの要件を取り外すということは何らか考えていく、検討していく余地はないのでしょうか。 ◎高齢福祉課長 支給の要件対象のところにつきましては、再三この委員会の中でも、私がこれはご答弁させていただいておりますが、一定程度の制約というのは、これは必要だろうというふうに考えております。所得要件等非課税要件等、各区によって様々要件は違いますけれども、現状、当区においては、非課税でやってきたというところもございます。  今後、その要件をどうしていくかというのは、検討していくものもあるかもしれませんけれども、現状においては、この非課税要件というのは、現状、引き続きやらせていただきたいというふうに考えております。 ◆鈴木けんいち 委員  23区で住民税非課税要件にしているのは、3区だけです。足立区、葛飾区、品川区だけです。例えば葛飾区は、要介護3以上という要件もつけているかと言うと、それはつけていないわけです。ダブルでつけている。だから、これはどっちかを外すとか、今の私がお話しした方は介護状態はずっと重いですから、あと非課税が取り払われなければ補助は受けられないわけですけれども、いずれにしても、ダブル要件をつけておくという、ここは外していく。とりわけこの非課税だというところは、何とか外していけるように検討をすべきだというふうに思いまして、今どうですかと言っても、また同じ答弁になっちゃうと思うので、これは要望というか意見ということで。 ○藤沼壮次 委員長  よろしいですか、他に。 ◆白石正輝 委員  先日、介護保険課長がおいでになりましたけれども、千住桜木に、レスペート千住という老人ホームができたのです。どの部屋を見ても、つくりを見ても、非常に立派なつくりで、しかも個室なのです。足立区としては、個室にするとどうしても経費の問題があるので、多床室をできるだけ増やしてくれというふうに、執行機関側にもお願いし、また私たちは国のほうにもお願いをしているわけですけれども、東京都に関しては、3割まではいいよということで、とりあえず3割はつくれるのですけれども、3割ではとても足らないというふうに私は考えますが、東京都の考え方、また国の考え方というのは、変化の兆しは全くないのですか。 ◎介護保険課長 補助金の絡みもございますので、東京都等と多床式の割合について意見交換と言いますか、お話しすることがあるのですけれども、今のところ、そこの部分を考慮すると言いますか、そういった動きのお話は耳にしてございません。 ◆白石正輝 委員  これは今後の話ですけれども、個室ですと、一般的な会社の年金をもらっている人では到底入れないと。2人で22、23万円もらっていても、1人入って16万円かかっちゃうと、あと残るのは5万円、6万円という金で、残った配偶者が生活できるかということになると、これはとても生活ができないということですから、是非、今後東京都に対しても、国に対しても、多床室をつくることを相当厳しく要求していかなくちゃいけないんじゃないかと。  というのは、足立区だって、どうしても入れてあげなければならない程度の高齢者が1,000人近くいるわけですから、この人たち自分の番が回ってくるまで待てるのか、そういうことになると、自分の番が回ってくるのを待てないという高齢者たくさんいるわけです。ですから、このことについては、副区長、区としてもっと強く東京都に、国に対して要望というよりは要求していくべきだというふうに思いますが、いかがですか。 ◎副区長 国、東京都のデータに基づく考え方というのも、しっかりと私どものほうもつかんで要求をしていきたいと思っています。 ◆白石正輝 委員  もう一つだけ、基本的には、多床室でもやっていかれるという、東京はやっていかれないのです。地方はやっていかれるというのは、なぜかと言えば、地方は土地も安い、建物を建てるときの人件費建材費も、東京都と比べるとずっと安い。経営していくにも、介護士を雇うにしても、人件費東京都よりはずっと安いのです。だから、全国一律に見たら、個室だってやっていかれるじゃないかというのは全国一律で見るのであって、大都市圏はそんな簡単なものじゃないというふうに私は思っています。副区長、どうですか。 ◎副区長 今のご意見も含めて、国、東京都のほうにはしっかりと要求していきたいと思っています。 ◆米山やすし 委員  また議論を正確にするために、レスペート千住、私も行きました。理事長が、むすびの地から出発の地に来ましたとご挨拶して、僕、意味がわからなくて、どういうことかなと思ったら、岐阜の事業者だから、奥の細道の終えんの地である岐阜から出発の地である千住へ来た、本当に自分文学的素養を、パッと聞いてわからなかった文学的素養のなさに驚いたんですけれども、いずれにせよ私が見た限り、多床室も従来型も30床ありましたので、その辺。その辺は、区として90が個室で30が従来型ということで、私も拝見しました。  ただ、本当によくできていて、私は従来型と言うと、こういう大部屋に6ベッド置いてあるかと思ったら、違うのです。個室が6個つくってあって、そこが行き来できるように小さな扉があって、今までの従来型と全く違うなと。これであれば、個室メリットと従来型のメリットを両方を加味したいい工夫だなと思いましたし、そういった研究も是非やっていただきたいと思いますが、従来型の割合については、区としてちゃんと認識しているかどうか、それだけお答えください。 ◎介護保険課長 3割という認識は、必ずこれ立ち上げるときに条件としていますので、認識しています。で、レスペートの場合にも確認してございます。 ○藤沼壮次 委員長  よろしいですね。他に質疑はないようですので、なしと認めます。
     それでは、各会派から意見を願います。 ◆白石正輝 委員  継続でお願いします。 ◆前野和男 委員  継続。 ◆鈴木けんいち 委員  安心して暮らせる高齢者福祉施策ということで、先ほど紙おむつの問題も質疑いたしましたけれども、それを含めたこの陳情については、大変重要ですので、採択することを求めたいと思います。 ◆米山やすし 委員  継続でお願いします。 ○藤沼壮次 委員長  それでは、ただいまより採決をいたします。  本件継続審査とすることに賛成の方の挙手を願います。       [賛成者挙手] ○藤沼壮次 委員長  挙手多数です。よって本件継続審査と決しました。  続きまして、28受理番号18 住民の健康増進と2020東京オリンピック・パラリンピックに向けて受動喫煙防止条例の早期制定を求める陳情、以下、28受理番号19、28受理番号20、28受理番号21、いずれも受動喫煙に関する陳情ですので、4件を一括して議題といたします。前回継続でしたので、前回から今回まで何か大きな変更はありましたでしょうか。 ◎こころとからだの健康づくり課長 特にございません。 ○藤沼壮次 委員長  それでは、質疑を求めます。質疑ありませんか。       [「なし」と呼ぶ者あり] ○藤沼壮次 委員長  質疑なしと認めます。  それでは、各会派からの意見を願います。 ◆白石正輝 委員  継続でお願いします。 ◆前野和男 委員  継続。 ◆鈴木けんいち 委員  世界の動きを見ても、受動喫煙を防止する、より厳しくするという方向がどんどん広がっているのが昨今の状況です。受動喫煙については、防止条例もつくるなどしてやっていく必要も感じるのですが、いずれにしてももう少し議論をして、全体、議会で言えば全会派が一致して採択できるような方向が望ましいので、継続を求めたいと思います。 ◆米山やすし 委員  継続でお願いします。 ○藤沼壮次 委員長  それでは、ただいまより採決いたします。一括して4件を採決させていただきます。  4件につきましては、継続審査とすることにご異議ありませんか。       [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○藤沼壮次 委員長  ご異議ないと認め、継続審査と決しました。  続きまして、29受理番号19 「ゆ~ゆ~湯」入浴証の無料化とより利用しやすくすることを求める陳情、30受理番号2 「ゆ~ゆ~湯」入浴証を中川地域に隣接する葛飾区の銭湯で利用できるようにすることを求める陳情、以上2件を一括議題といたします。前回継続審査でございましたので、今回、何か変更がありますでしょうか。 ◎高齢福祉課長 特段の変化はございません。 ○藤沼壮次 委員長  何か質疑がありますか。       [「なし」と呼ぶ者あり] ○藤沼壮次 委員長  よろしいですか。  それでは、各会派からの意見を求めます。 ◆白石正輝 委員  29受理番号19については、執行機関側もいろいろと努力をされて、土日が使えなかったのが土曜日は使えるようになったということで、次は日曜日、あと残っているのは日曜日なのですけれども、日曜については、浴場組合がなかなかいいよって言ってくれない部分があるのです。そういう意味では、これは今後とも執行機関側と浴場組合によく話合いをしていただいて、できたら実現をしていただけることが一番いいというふうに思います。  また、30受理番号2については、中川地域について、幾つかの葛飾の浴場が利用できるようにするというようなことを聞いているわけですから、そういう意味では、2については、やや願意が実現されつつあるじゃないかなというふうに思いますので、これ、委員長がおろせと言うわけにいきませんけれども、事務局側で事情をよく話をして、おろしていただければ、採択だとか不採択だとか言わないで済むんじゃないのかなというふうに思います。そういう意味で、2件とも継続でお願いしたいと思います。 ◆前野和男 委員  私も質疑を通して一歩一歩前進してきているのかなというふうに思っておりますので、是非、今回、中川地域に隣接するところで、葛飾区のほうでは大変お世話になるわけですから、周辺に住んでいらっしゃる方に対しての広報の在り方を含めて、検討していっていただければなというふうに思いますので、継続です。 ◆鈴木けんいち 委員  日曜日の利用ができるようにするなど、より利用しやすくするということは非常に重要だというふうに思います。健康増進にもなるし、社会というか外出支援にもなりますので、そういう点では大変重要な陳情だと思いますので、採択を求めたいと思います。  中川地域については、これ実施が5月ということで準備も進められていると思うのですけれども、それを後押しをする意味でも、議会として採択をしていくことが必要だというふうに思います。これについても採択を求めたいと思います。 ◆米山やすし 委員  継続でお願いします。 ○藤沼壮次 委員長  2件とも。  それでは、ただいまより採決いたします。2件ともそれぞれ同じ意見ですので、一括して採決させていただきます。  本陳情2件につきましては、継続審査とすることに賛成の方の挙手を願います。       [賛成者挙手] ○藤沼壮次 委員長  挙手多数です。よって継続審査と決しました。  なお、先ほど白石委員のほうから提案がありましたように、30受理番号2については、具体的に陳情項目については、既にそういう方向に決しているということだと思いますので、これについては、白石委員がおっしゃったように、事務局のほうから十分説明していただいて判断を願うということにしたいと思うのですが、よろしいでしょうか。       [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○藤沼壮次 委員長  よろしいですか。そういうふうにさせていただきます。  続きまして、29受理番号28 補聴器購入助成制度の創設を求める陳情を議題といたします。前回継続でした。何か前回から今回まで変更ありますでしょうか。 ◎高齢福祉課長 特段の変化はございません。 ○藤沼壮次 委員長  質疑を求めます。何かありますか。 ◆白石正輝 委員  この補聴器については、10区近いところが、助成金ないし現物支給している。助成金のことについてはわかるのです、お金を渡すということですから。現物支給というのは、どういう形でやっているのですか。 ◎高齢福祉課長 現物支給でやられている区が、江東と新宿でございます。江東区の例で言えば、確か区の指定というか、協力してくれている医者のところに行って、補聴器の必要性があるということが医師からのご意見をいただければ、その病院を通じて補聴器が支給されるという形になっているようです。当然その補聴器については区が購入をして、医者にお預けをして、その場でお渡ししているというようなことを伺っております。 ◆白石正輝 委員  そうすると、この陳情にもあるように、補聴器というのは相当値段に差がありますよね。例えば、私も前々回の委員会で言いましたけれども、ニコンで出している日本語がよく聞こえる補聴器というのを買ったのです。1万9,800円だったのです。この陳情に書いているような10万円近いものではなかったのです。よく聞こえます、確かに。ただ、使い慣れてないものだから、面倒くさいからいつもはしていませんけれども、そうなると、医者と区との契約でやるとすれば、医者としても、ある程度高いのを売ったほうがいいに決まっているのです。うちも病院経営していますが、薬だって何種類もあるのです。保険適用外の薬だったら幾らでもあるのです、いい薬が。  ただ、病院としては、保険適用外の薬を使えば保険からおりてきませんので、それは使わないという形でやりますけれども、現物支給ということになると、それはどういうふうになるのですか。 ◎高齢福祉課長 申しわけありません。ちょっと説明がわかりづらかったかもしれません。補聴器については、区のほうが補聴器の業者から一括で購入をして、それを医者にお渡しして、お預けして、対象の区民の方に、高齢者の方に渡していただいているという形式のようなのです。ですので、区と医療機関が契約をして、この補聴器にしましょうというのを個別に取決めているわけではないということのようです。補聴器は決まっているみたいなのです。 ◆白石正輝 委員  それは変じゃないかな。補聴器というのは、その人その人によって聞こえる度合いが違うわけだから、聞こえる度合いが違うのです。当然、なぜ病院に行って補聴器を調整してもらうかということは、病院に行って、あなたにはこういうタイプの補聴器が合いますよ、そういうことを病院で診察してもらって補聴器を買うのです。そうなると、一括して買って、手を挙げた人に、あなたこれを使いなさい、あなたこれを使いなさいってやったのでは非常に難しいと。その辺は、どうやっているのですかということ。  もう一つは、例えばそれを2万円なら2万円は補助するけれども、あとの部分は補聴器をつける個人が負担してくださいよという形でやっているならば、2万円補助と同じことになっちゃうのだね、現物支給じゃなくなっちゃう。この辺、よく調べておいて欲しいなと。現物支給というのは、一体どうやってやるのか。お金で払うのが一番楽は楽なのです。買った補聴器が15万円したって、2万円出せばいいのだと。5万円のやつも2万円出せばいい、私が買ったやつは1万9,800円ですから、2万円くれないと思いますけれども、そういう形で出す金額が決まっているということであれば、それはそれでいいのですけれども、現物支給というのはどういう形でやっているか、もう少し調べていただきたいと思いますが。 ◎高齢福祉課長 要は、区民の方が補聴器を選べないということなのだと思います。もう少し江東区、新宿区にもお話を伺ってみたいというふうに思います。 ○藤沼壮次 委員長  他に質疑ありませんか。 ◆鈴木けんいち 委員  今、調べていただいた表を見ますと、今の江東区と新宿区は現物支給で、この2区が、他の区と比べると非常に支給件数が多い。そういった意味では現物支給という方法はいいのかなというふうに思います。金額については、右のほうに書いてありますけれど、江東区の場合だと現物単価2万5,000円から3万円、それから新宿だと3万円から4万円前後、このように書いてありますから、そうした現物支給を医者の診断に基づいて支給をしているんだというふうに思うのです。  それで、実は補聴器の工業会が、いろいろ使いやすい補聴器をつくるために、いろいろ調査や提言をしているようですけれども、補聴器をつけたことによって改善した点はどうですかと利用者の方に聞いたら、安心感が増したというのが一番、それから会話がしやすくなった、そして自信がついた、これが上位3番の補聴器を利用した方のお答えのようです。  そういう点では、この補聴器は非常に、特に高齢になって、ちょっと難聴になった場合には、補聴器は非常に人生を豊かにする、あるいは健康を増進するという点では、非常に重要だというふうに思うのです。  一つお聞きしたいのは、日本は高齢などによる難聴者が、国際的には難聴者リストの差がないそうです。しかし、難聴者のうち何割の方が補聴器を利用しているかと言いますと、日本は14.4%だそうです。これに対して、欧米は30%、高い国で50%ぐらいの利用をしている国もあるそうです。この原因は何なのかというふうに思いますけれども、なぜだと思いますか。 ◎高齢福祉課長 約倍ぐらい差があるということですね、鈴木委員の発言だと。様々な要因があるとは思います。コミュニケーションが今まで高齢者の方同士でとれていて、補聴器を介さなくてもコミュニケーションが引き続きとれているということもあるでしょうし、中には金額のこともあるかもしれませんし、一概にこれが要因なので倍以上の差が開いているということは言えないと思ってはおります。 ◆鈴木けんいち 委員  欧米の特徴は、例えば国家資格を持つ補聴器と聴覚の専門家が、耳鼻科の医者と連携して調整に当たるそうです。しかし日本はそういう制度はありませんので、医者には行くけれども、その後どうするかは、医者なり個人の判断というふうになる。欧米の場合は、更に国家資格を持った方がアドバイスもしてくれる上に、補聴器装用に伴う個人負担もゼロの国もあるそうです。無料の国もある。あるいは無料ではないけれども、非常に少ない負担をしているところがほとんどであるということなのですけれども、こういうところに違いがあらわれているんじゃないかというふうに思うのです。  ということで、一つだけ触れておきますと、この補聴器の工業会の調査では、補聴器の使用には調整が必要で、最低でも3回調整が必要で、多い方は10回ぐらいまで調整しないと、ちょうどぴったり合うというふうにならないそうなのですけれども、こういったことも含めて、行政がこうしたところへの補助制度をつくって補助をしていく、とりわけ新宿や江東などでは現物支給という形でありますけれども、例えば江東区では、平成29年度は399人、平成30年度は304人、ほぼ同じ数になっているのですけれども、これはお聞きしますが、累計ではなくて、これ多分1回だけ、最初の1回だけの補助だと思うので、新しい方だというふうに思うのですけれども、そういう認識でいいですか。 ◎高齢福祉課長 すみません、正確ではないかもしれませんが、恐らくほとんどの区が支給は1回限りというふうにしているところが多いですので、今回事例にお示ししたものについても、新規の方というふうに捉えていただいて、おおむねそれで結構かと思います。 ○藤沼壮次 委員長  よろしいですか。       [「なし」と呼ぶ者あり] ○藤沼壮次 委員長  質疑なしと認めます。  それでは、各会派意見を願います。 ◆白石正輝 委員  継続でお願いします。 ◆前野和男 委員  継続。 ◆鈴木けんいち 委員  今、東京23区でも、9区が補聴器の購入に対して助成を行っているということで、その中では他の区も、例えば墨田区でも平成29年度53人、平成30年度41人、ほぼ毎年同じくらいの方が新しく補聴器の購入をし、そこに助成を求めるというふうにして、年を重ねるとどうしても聞こえにくくなるわけですから、そこへきちんと補助をして補聴器がつけられるというふうにしていくことは、非常にこれからの高齢社会が進む中ではどうしても必要だというふうに思います。この陳情については、採択を求めたいと思います。 ◆米山やすし 委員  採択でお願いします。 ○藤沼壮次 委員長  ただいまより採決をいたします。  本件継続審査とすることに賛成の方の挙手を願います。       [賛成者挙手] ○藤沼壮次 委員長  挙手多数です。よって本件継続審査と決しました。  続きまして、30受理番号14 臓器移植の環境整備を求める意見書の提出を求める陳情を議題といたします。前回継続ですが、今回までに何か変更がありましたでしょうか。 ◎衛生管理課長 特段の変化はございません。 ○藤沼壮次 委員長  ご苦労様です。  これについて質疑がありますか。       [「なし」と呼ぶ者あり] ○藤沼壮次 委員長  ありませんか。質疑なしと認めます。  各会派意見を願います。 ◆白石正輝 委員  継続でお願いします。 ◆前野和男 委員  継続。 ◆鈴木けんいち 委員  この陳情、内容を見ますと、臓器移植の環境を整備することについては反対するものではありませんけれども、内容、陳情に添付されている意見書例を見ますと、臓器移植をした人へのプライバシーの侵害、あるいは医者に対して強要を迫る、そういう内容が含まれています。これは具体的に書かれているわけです。そういう意味では賛成することができませんので、この陳情については、不採択にすることを求めたいと思います。 ◆米山やすし 委員  継続でお願いします。 ○藤沼壮次 委員長  それでは、ただいまより採決いたします。  本件継続審査とすることに賛成の方の挙手を願います。       [賛成者挙手] ○藤沼壮次 委員長  挙手多数です。よって本件継続審査と決しました。 ○藤沼壮次 委員長  次に、所管事務の調査を議題といたします。  糖尿病対策に関する調査を単独議題といたします。また、報告事項(4)11月の糖尿病月間の取組結果についてが本調査と関連しておりますので、合わせて衛生部長から報告を願います。 ◎衛生部長 それでは、厚生委員会の報告資料、衛生部のほうの20ページをご覧いただきたいと思います。件名は、11月の糖尿病月間の取組結果についてでございます。  糖尿病対策に対する調査に関する内容でございますので、ご報告をさせていただきます。11月の糖尿病月間につきましては、引き続き、「食べて予防、測って予防、学んで予防」という3つのテーマをつくりまして、主に今年度は20代から30代の世代に働き掛けを行うということで、行わせていただきました。  20ページの1番のところの「食べて予防」でございますが、これはベジタベライフの協力店のところで、この月間に限ってメニューを提供したということで、昨年度の9店舗に対しまして、今年度11店舗ということで、少し店舗数が増えたということが結果としてあらわれてございます。  続きまして、21ページのほうをご覧いただきたいと思います。  こちら、「測って予防」ということで、本庁舎のアトリウムなどでヘモグロビンA1cを測ったり、あるいは筋肉量、体脂肪量なども測って、その測定を行わせていただいて、おのおの結果を書かせていただいております。特に若者に関しては、(3)のところにありますように、東京電機大学との連携に基づきまして、こういった事業を進めているところでございます。
     それから、22ページのところでございますが、「学んで予防」ということで、これは主にセンターで行っております糖尿病対策の講演などを記載させていただいたところでございます。  問題点といたしましては、若い世代に働き掛けたということではございますが、まだ対象者が2割程度と高くなかったということでございますので、今後も若い世代への働き掛けについて、新たな工夫を進めてまいりたいと思っております。 ○藤沼壮次 委員長  ご苦労様です。  何か質疑がありますか。 ◆鈴木けんいち 委員  糖尿病ということでの予防ということで、ベジタベライフ協力店が9店舗から11店舗に増えたということもあるのでしょうが、前回の1,205食から、今回は1,774食ということで、これについては増えているということで、大変いいことだというふうに思います。今回の20代から30代の世代について特に重視したということなのですけれども、今回は16%だというのですけれども、これは今回が初めてですか。前回もこういう調査をしたのですか。 ◎こころとからだの健康づくり課長 20代から30代をまず対象としておりますのは、足立区の野菜摂取量の調査で、その世代の摂取量が大体180gぐらいで非常に少ないということがわかっております。また、男性では、20代の男性はメタボが進んでおりますので、一つここに重点を置きたいというところで行いました。  この結果ですけれども、毎年アンケートのほうには回答いただいておりますので、例年と比較することは可能で、若干は増えているのですけれども、爆発的に増えたというものではなかったという結果です。 ◆鈴木けんいち 委員  爆発的には増えていないけれども、若干増えたということで。今回若い20代から30代の方へ意識的に何か特別に働き掛けをした結果、こうなのですか。その辺はどうですか。 ◎こころとからだの健康づくり課長 今回の糖尿病月間は、まずポスター、チラシからこういった若い方を表に載せて、それって糖尿病予備軍というテーマをつけながら、一つこういったところにひっかかることがあれば、是非学んで、測って、食べてのコーナーに行ってねという誘導を行ったところです。 ○藤沼壮次 委員長  よろしいですか。 ◆白石正輝 委員  また同じ質問になっちゃうのですが、薬局におけるヘモグロビンA1cの検査については、足立区が特に糖尿病が多いわけですから、足立区と筑波大学が連携して、実験、検証をさせていただいたと。その結果、非常に有効だということで、医療法まで変えて、実際薬局で検査ができるようになったのです。  当時は、足立区に筑波大学から検査する機械10個を借りて、10件の薬局でやっていたのです。それが全体では1,000件を超える人々を診てもらった、もちろんこれは実験でやったから、薬局も積極的に勧めて検査したのだと思いますけれども、これを見ますと、去年は測定人数が12人、こういうとんでもない低い数字になっているのは何でだと思いますか、衛生部長。 ◎衛生部長 こちらのほうは1カ月の数値でございますので、年間ということではないのですが、1カ月ですので、なかなか行かなかった月にも当たっているのかなということがあります。 ◆白石正輝 委員  裏方で聞くと、この検査のために、どんなに急いでも5分ないし10分かかると。現実に薬局の商売をしながら、5分ないし10分、その人にかかり切るような仕事をして、しかも検査には1銭も払わない、そうでしょう、違うのですか。 ◎こころとからだの健康づくり課長 この事業は、まずは薬剤師会の独自事業になっておりまして、調査研究に協力した後、筑波大学から機械のほうを貸与されて、10カ所の薬局で検査をしているものになります。こちらの検査代については、個人負担を求めていて、これは薬剤師会が決めた料金ですけれども、区民であれば500円、区外の方には1,000円というところを薬局の方は受け取っておりますので、これも区が提案したものではなくて、薬剤師会のほうで定めた料金で現在運営しております。区のほうで補助しているのは、そのときにドクターにつないでいただいた方に対しては、そこは手間賃を考えて、区のほうで現在では1,000円を払うという仕組みになっております。  あと、薬剤師会のほうでお話を伺うと、この人数が決して多いとは思っていないと。かといって以前のように1,000人、それを1,000人ぐらい測っていたのは一つの薬局なのですけれども、葛飾区との境にある薬局なのですが、あそこと同じように全部がやれるということは難しいと。ただし、自分たちが相談に来てくれた方で心配な方がいれば、はかれるような環境は整えたいので、人数は少ないと思っているけれども、まずはこれを続けたいというご意見をいただきましたので、今後、薬剤師会と協議しながら、もう少し人数がどうやったら増やせるかというところは協議を続けて検討してまいります。 ◆白石正輝 委員  薬剤師会が勝手にやっている事業だから、糖尿病の検査なんかしなくてもいいと、そういうふうに聞こえるのです、そういう説明だと。確かに薬剤師会が筑波大学と連携して実験を始めた。結果的には厚生労働省が認めて、医療法も変えて薬局でこの検査ができるようになった。  ところが、検査ができるようになったけれども、筑波大学と一緒にやっていた数よりは全然伸びない、伸びないどころじゃなくて減っていると。これは今の考え方が、もとになっているのです。これ薬剤師会が始めた仕事じゃない、だから勝手にやらせておいたら、件数なんか少なくたって多くたって関係ないよ、そういうことでは絶対ないでしょう。糖尿病の早期発見、早期治療、絶対に必要なことなのです。  だったら、もっと前向きな姿勢で取り組むべきなのです。薬局がやってもいいなと思うような環境をつくってやる必要があるのです。そうすることによって、糖尿病が早く発見される、結果的には医療費の削減につながっていくじゃないの。なんでそれを、これは薬剤師会がやっている仕事だから、私たちは関与を余りしていないのだと、勝手にしなさいと聞こえるのだよ。どうなのですか、副区長。 ◎副区長 これまでも薬剤師会とはいろいろとお話をさせていただきました。糖尿病の早期発見には、これは有効だということは私どもも理解しておりますので、どんな形でやることが有効な件数につながっていくのか、この辺も改めて協議をして、また医師会との調整もしながら進めてまいりたいと思います。 ○藤沼壮次 委員長  よろしいですね。他に質疑。 ◆前野和男 委員  あだちベジタベライフの協力店というのは、これまで何店舗ぐらい拡大してきているのでしょうか。 ◎こころとからだの健康づくり課長 現在、738店舗ございます。今後、900店を目指して、更に増やしてまいります。 ○藤沼壮次 委員長  よろしいですか。 ◆米山やすし 委員  私からは、報告資料の20ページのヘルシーメニューを提供しようと、ヘルシーメニューを食べようということで、これは1食ですよね。1食500キロカロリー台で、野菜120g以上はいいのだけれども、塩分8%未満のヘルシーメニューと書いてあって。       [「3g」と呼ぶ者あり] ◆米山やすし 委員  塩分3g未満のヘルシーメニューと書いてあって、ここが気になるのだけれども、3g、例えば2.9とか、どうせだったら2gとか、何か中途半端じゃない。3g、例えば2.5g掛ける3食食べたら7.5gになって、学会が推奨する6g、あるいはWHOが推奨する5gをはるかに上回ってしまうわけで、足立区の区役所の食堂も参加したけれども、区の職員の皆さんの食生活を見ていると、ラーメン、カレーライスにみそ汁つけて、それで、たくあん2切れで、ざっと考えると、これが今の言ったメニューだけで13gぐらいに。  何が言いたいかと言うと、せっかくキャンペーンなのだから、2g未満にして、塩分2gというのがどんなものかというのを体感して、区民の皆さんも、区の職員の方も特に、我々区議も、何か3gというのは非常に中途半端なような気がしたので、その辺はどういう基準で3g未満がヘルシーメニューなのですか。 ◎こころとからだの健康づくり課長 もちろん3食で、今、男性とか女性の基準を3分の1で割れば、この3gは多い数字になってしまいます。そこは1食当たりで多いという認識はあるのですけれども、外食の平均が今6g前後になっています。ですので、それを2g台まで持っていく、今回2.9とか2.6のメニューを出してもらっているのですけれども、ここが大分お願いする限界がありまして、今はお願いする中で、やっと11店舗がやっていただけたというところになります。地下の食堂についても、営業もありますので、あんまり本当に人気がないメニューだと、それを続けるのは難しいという意見もありまして、現在のところは、まだここまでしか調整できなかったのですけれども、引き続きまた塩分の少ないメニューが出せるように努力は続けてまいります。 ○藤沼壮次 委員長  よろしいですか。質疑なしと認めます。 ○藤沼壮次 委員長  次に、報告事項に移ります。  福祉資金貸付金長期滞納債権の放棄にかかる「債権等処理判定委員会」の答申について、続いて、「(仮称)医療的ケア児ネットワーク協議会」の設置について、続いて、足立区大学病院施設等整備費補助金交付条例施行規則の制定について、以上3件を一括して報告してもらいます。それで終わった後に、質疑に移らせていただきます。  まず初めに、福祉部長のほうから報告願います。 ◎福祉部長 それでは、福祉部の報告資料マル新と表示されていますものをご覧いただきたいと思います。  冒頭おわびでございますけれども、最初にお配りした資料が、次の定例会の議案に関係する資料が入っておりましたので、申しわけございません。それを削除しまして、マル新の資料で説明させていただきます。申しわけございませんでした。  では、1ページをご覧いただきたいと思います。  福祉資金貸付金長期滞納債権の放棄にかかる「債権等処理判定委員会」の答申についてという案件でございます。内容といたしましては、長期滞納債権のうち時効の期間を経過している債権につきまして、債権の放棄が適当かどうかを諮問機関に諮問したところでございます。  その結果のご報告でございますが、1番が答申内容でございまして、答申は、債権放棄が適当と認め、本件は了承するという内容でございました。  その理由が記載のとおり二つございまして、一番大きなところが①でございます。この債権につきまして、訴訟を提起しても、消滅時効の援用の申出があった場合には、訴訟費用が無駄になってしまうというところが一番大きなものでございます。  ②番に、これまで区の職員及び弁護士からも、債権の催告については、きちっと実施したということも含み、このような答申があったというものでございます。  2番で、諮問の対象債権が、記載のとおり34件で1,370万円余の金額でございました。  また、3にありますが、現在この対象としていない未整理の債権がございますけれども、こちらは訴訟中、ないしは預貯金等の調査中ということで、今回の対象としてございません。  今後の予定としましては、先ほどちょっと申しましたが、100万円以上については議案として、そして、それ以外につきましては、債権管理条例に基づきまして適正に処理をしていきたいというふうに考えてございます。  それから、2ページ目でございます。  「(仮称)医療的ケア児ネットワーク協議会」の設置でございまして、昨年策定いたしました障がい児福祉計画に基づきまして、医療的ケア児に関わります協議会の立ち上げをしていきたいというふうに考えてございます。  そこでの協議内容は、2番に記載がございますけれども、足立区におけます医療的ケア児の実態の把握ですとか、各事業所での取り組み、課題、それから家族の支援に関する意見交換などをしていきたいというふうに考えてございます。  3に、委員構成でございますが、今予定しています構成が、記載のとおり学識をはじめ、医療機関、学校、家族会などから25名ほどの委員を選出いただければというふうに考えております。  スケジュールといたしましては、今年度内は庁内での検討会を実施いたしまして、来年6月をめどにネットワーク協議会のほうを立ち上げてまいりまして、協議内容にあります内容について協議していきたいというふうに考えてございます。 ◎衛生部長 それでは、衛生部の資料1ページのほうをご覧いただければと思います。  足立区大学病院施設等整備費補助金交付条例施行規則の制定についてでございます。  昨年12月の第4回定例会で条例のほうを制定していただきまして、まことにありがとうございました。こちらのほうに基づきまして、その条例の施行に必要なことということで、施行規則のほうを設定させていただいたところでございます。  内容でございますけれども、1番の(1)にございます対象とする学校法人につきまして、①から⑦のところで、こうしたものを全て満たす学校法人が対象になるということを規定させていただいております。  例えば①の救急救命センター、②の地域災害拠点中核病院等、⑥まで書かせていただいているところを全て満たすということを要件とさせていただきます。  また、(2)、(3)のところで、補助の対象経費につきましては二つございまして、一つが病院棟の建設費、もう一つが先進高額医療機器の導入経費でございます。病院棟の建設費につきましては、上限が80億円、先進高額医療機器の導入につきましては、上限を5億円とさせていただきました。  それから(4)でございますけれども、補助金の支払いの方法を定めさせていただきました。1回目から3回目まで分けて払うことが工事費のほうにはできます。1回目といたしましては16億円を上限として、実支払額との少ないほうの補助ということ、これは平成30年度の交付を予定させていただいております。それから2回目につきましては、今度は24億円までか、あるいは実支払額の少ないほう、それから3回目につきましては、全ての上限額80億円の少ないほう、あるいは国等の補助金を除いた2分の1との比較でございます。1回目、2回目支払われた分をそこから除くということで、これは完成のときに支払う予定、2021年の交付予定でございます。  ④につきましては、先進高額医療経費につきましては、対象経費の国庫補助等を除く2分の1又は上限5億円の少ないほうということで規定をさせていただきます。  (5)の手続でございますけれども、こちらのほうは様式のほうに定めさせていただいているように、まず病院のほうから交付の申請をいただきまして、区のほうでは審査会等を開いていただきまして、交付の可否について決定し、通知をするものでございます。またその実績に基づいて、病院からいただいた実績報告に基づいて額を確定して、交付の請求をいただいて支払いに至るものでございます。  条文につきましては、3ページ以降19ページまで載せさせていただいておりますけれども、施行につきましては、公布の日より施行ということで定めをさせていただいたものでご報告をするところでございます。 ○藤沼壮次 委員長  ご苦労様です。  では、質疑ありますでしょうか。 ◆白石正輝 委員  債権放棄についてお伺いしたいのですが、こうした債権を放棄することが妥当かどうかということを債権等処理判定委員会に持ち込んで、これ放棄することが妥当じゃないという結論が出るはずないのです。誰が考えたって消滅時効を過ぎているやつ、訴えるにも訴えようがない現実には。そんなのが当然、債権処理の判定委員会に持ち込んでも、債権放棄してもいいですよという答えが出ることはわかっていて、この委員会に答申したのですか。 ◎福祉管理課長 これまで、不良債権処理について弁護士と相談させていただきました。弁護士からも、時効の援用を、もう支払う意思がないということが確認がとれれば、それはそのまま債権放棄してもいいと。ただ、今回この諮問した34件については、相手から時効の援用の確認がとれないものについて、再度、安全を期すためと言っては変な言い方かもしれないのですが、そこで意見をもらった上で放棄という手順を踏んだほうが良いという弁護士の意見をいただきましたので、今回諮問させていただいたということでございます。 ◆白石正輝 委員  ちなみに、この中で一番経過年数が長いのは何年ですか。 ◎福祉管理課長 一番長いのが、応急小口資金の43年経過しているものがございます。 ◆白石正輝 委員  これ、どう考えたって、裁判所に持ち込んだって勝てるわけがないのです。だから債権放棄することについては、事務的なものをいつまでも残しておけば事務的に煩雑になるから、債権放棄をしてきれいにしちゃおう、それはわかるのです。  ただ、問題は、ここに持ち込む前、43年間もほっといたのかと。何回もこれは債権放棄、これだけじゃなくて何回もあるのです、貸付金の債権放棄というのは。その都度、私は言っているわけですけれども、放棄するのは簡単です。でも放棄される金額は全て税金ですから。だから放棄するこの委員会に持ち込む前に、区としてはどんな形で債権回収のための方向、方法をとったのかということが一番大事なことなのです。今後はどういう形で、こうしたことに持ち込まない、そういう仕組みというか、制度をつくっていく予定ですか。 ◎福祉管理課長 これまで不良債権処理について、明確な方針を示してこなかったことが理由と考えております。この点につきまして、債権放棄せざるを得ない状況をつくったことについて、この場を借りて深くおわびさせていただきたいと思います。  今後でございますが、今、区のほうでも方針として、不良債権処理を積極的に進めるという考えで、今、収納率向上委員会、内部的な検討会を設けて、こういった債権の処理について検討を行っています。私どものこの福祉資金貸付金については、どうしても貸付対象者が所得が低い方を対象にしていたということもございますので、そこら辺も踏まえながら、弁護士と相談しながら滞納対策、訴訟等も合わせて検討しながら今後進めていきたいと、そのように考えております。 ◆白石正輝 委員  これが最後にしますけれども、きょう放棄の報告があっただけで1,300万円になるのです。その1,300万円、これ要らないよって、区民の皆さん方にどうやって説明するのですか。貸した人貧乏だから取れませんって、そういうわけにいかないのです。  だから、区の組織として、制度としてしっかりと、債権放棄にまで持ち込まない制度というのをしっかりつくらなくちゃいけない。そのことについて、福祉部長、今後の方針をしっかりと説明して欲しいと思います。 ◎福祉部長 これら福祉資金につきまして、貸付けに当たっての返済計画というのをまずきちっと立てた上で、その納付が遅れた場合には、徴収嘱託員という専門の非常勤もつけておりますので、定期的に訪問して家庭状況を見るなどしながら、無理のない返済計画に変更するなど、滞納に陥らないような対応をしてまいりたいと思います。  また、それでもどうしても納付が認められない場合には、先ほど申しましたとおり弁護士に相談しつつ、法的な手段も講じながら、極力こういった放棄にならないような対策をしっかりと打ってまいりたいと思います。 ○藤沼壮次 委員長  他に。 ◆鈴木けんいち 委員  今の債権放棄なのですが、この間、例えば弁護士を通じてというか、弁護士名で督促、催告を行ったら、かなりの方が納入、払ってくれたという話も聞いているのですが、その辺の数はどのぐらいになっていますか。 ◎福祉管理課長 全体として、平成29年の7月時点でございますが187件、既に時効期間を経過していた債権がございます。このうち34件が、今回連絡がないということで諮問させていただきましたので、その差分については、弁護士から連絡、153件ですか、153件については弁護士名で催告を行った結果、相手から時効の援用をするという連絡があった、1件については、和解ということで今、分納していますけれども、弁護士からの連絡について回答があったものについては、153件と、そういうことになります。 ◆鈴木けんいち 委員  ちょっと返しそびれたという方もいらっしゃるのかもしれませんし。今、貸付金は、例えばきょうも実は、妻ががんで入院をして医療費が払い切れないので、どうにかならないだろうか、結局はじゃあ応急小口で30万円まで借りられるから、それでどうだろうかというようなことも、ちょっと実はお話があったぐらい、お金に苦しい方は、特に病気などになると生活自体ができなくなってしまうわけですから、そういうときに一時的にお貸しするというこういう制度は大変重要で、今でも条件が厳しくてなかなか借りられないというのが実態の面もあります。そういう中で、しかし長いのは43年ですか、経過した方もいらっしゃるというわけで、やむを得ず、これしか方法がないという方法ですので、これは厳正に対処していっていただければいいかなというふうに思います。  次にお聞きしたいのは、医療的ケア児ネットワーク協議会ですが、これは協議会がいよいよ立ち上がるということで大変喜ばしい、うれしく思っております。第1期障がい児福祉計画に基づきとなっておりますが、これは設置する経過に至っては、単に計画を最初からこの時期に立ち上げるということだったのでしょうか。もう少し何か経過がありそうなのですが、お聞かせください。 ◎障がい福祉課長 この件につきましては、国のほうから医療的ケア児の協議会の設置についてということで通達がございまして、それに基づいて障がい児計画のほうにも反映させたという形になっております。 ◆鈴木けんいち 委員  国の通知というのは、どういう内容、例えばいつまでに、平成はもう終わるのかもしれませんが、平成30年度中にとかという期限が指定されていたということですか。 ◎障がい福祉課長 厚生労働省社会・援護局のほうから平成29年3月に通知が出ておりまして、こちらの中では、平成30年度末までに設置することを基本とするというような形になっております。 ◆鈴木けんいち 委員  例えば文教委員会には陳情が提出されて議論がされているということもあったと、関係もあったのかなというふうに思いますけれども、是非設置を進め検討を早めていただきたいというふうに思います。きょうはこの程度にとどめて。 ◆前野和男 委員  関連で。ケア児についてのいつから開始するかとかといったスケジュールというのは決まっているのでしょうか、計画の中に。 ◎障がい福祉課長 協議会につきましては、今年度1月29日に第1回目、庁内の検討会、3月に第2回目を開催しまして、今年6月に外部の委員を交えまして、庁内と外部を交えまして、ここで第1回の医療的ケア児ネットワーク協議会を開催という形を予定しております。 ◆前野和男 委員  実際、医療のケア児の現場でどういった処遇をしていかなきゃいけないのかといった、そういうことになるわけですよね、最終的に。ということなのでしょうか、これは。この協議会を開催されて、開催されたこの結果としてどういうふうに現場でもって反映されていくのかということで。 ◎障がい福祉課長 関係機関の情報も共有をいたしまして、前野委員おっしゃるように、医療的ケア児を例えば昼間預かってくれる事業所の数を増やすとか、そういう要望とかなども出てくると思いますので、それを庁内関係のところ皆で協議して、施策として反映できるようにしていきたいということでございます。 ○藤沼壮次 委員長  よろしいですか。 ◆米山やすし 委員  私からは、まず福祉資金貸付金長期滞納債権の放棄ということで、確認ですけれども、また今度、本会議のときに、どこをしかるべき委員会にこういったものが関連する議案として出てきて、更にご説明いただけるのかなとは思うのですけれども、その際でもいいのですけれども、この福祉生業資金貸付金の全体像がわからない。今、何件貸付けていて、平均金額は幾らか、それぞれの項目、それで回収率はどれぐらいなのか、あるいは期限を過ぎたものがどれぐらいあるのか。その全体像がわからないと、34件ですよと言われても、ああそうなのというぐらいな感じです。特に社協の方もいらっしゃるから、緊急小口との関係とか、そういう関連したことも更にあると、ありがたいなと思います。その辺いかがですか。 ◎福祉管理課長 生業資金については、既に平成23年度で貸付けは終了しております。今、福祉管理課で取り扱っているのは、応急小口資金の貸付けのみということでございます。全体像を説明して欲しいということでございますので、次回までに資料のほうは提供させていただきたいと、そのように考えております。 ◆米山やすし 委員  医療的ケア児ネットワーク協議会についてということで、今年つくった第1期障がい児福祉計画を読んでいたら、年度中につくるということで、いよいよ年度中も年度中、3月、年度中にはつくれなかったのか、なるほど。本来だったら年度中に協議会をつくらなきゃいけなかったから、庁内検討会で今年度は終わってしまって、非常にそれは残念だなと思いますけれども、そういう試みがあったということで、それは前向きに考えますが。ここで一つ医療機関とありますが、委員の構成、医療機関、どんなところを考えていらっしゃると。 ◎障がい福祉課長 医療的ケア児の支援をしているということで、例えば都立北療育医療センター城北分園、こちらのほうの例えば園長は医者ですので、こういう方とかが候補としては考えられると思います。 ◆米山やすし 委員  障がい児福祉計画第1期を読んでいると、当区においても、区内に医療型児童発達支援施設があると。これ多分FLAP YARD(フラップヤード)のことかなと思っているのですけれども、そういった民間の事業者も当然、是非考えていただきたいのと。もう一つ、衛生部の80億円の条例の要綱、この交付申請書に80億円と入るのかなと思ったら、ぎりぎり80億円って、これ何度かに分けるのだろうけれども、それだけ巨額のものをやるにしては余りにも簡素な仕組みだなと、交付申請して決定して実績出すというのは、本当に一番シンプルなタイプだなと思います。  それは、この間指摘したからとどめますが、これだけのお金を出すのだから、東京女子医科大学東医療センターのNICUの部長の長谷川先生というのは、我が国における医療的ケア児の権威でいらっしゃるのだから、別に80億円、高額医療で5億円プラス85億円出す、あるいは土地も37億円取って使ったとか、そういうことをお金だから来なさいということじゃなくて、せっかく、これだから区民のお金を使って東京女子医大東医療センターを足立区内に誘致するという意味の一つ一つが、まずこういった医療的ケア児のネットワーク協議会のときに、長谷川先生忙しいかもわからないけれどもいかがですかと、東京女子医科大学東医療センターから今NICUから在宅へ、更に在宅から通所、学校とか通学、そういったことに対して非常に東医療センターとして取り組んでいるのだから、そういうときにこそ、こういった協議会のメンバーに加わっていただきたいなと思うのですが、そういう民間の事業者、更には東京女子医科大学の先生に対するお願いについて、どうですか。 ◎障がい福祉課長 民間事業者につきましては、児童発達支援事業所、現在、区内に4カ所ございますので、こういうところの事業所からも出ていただければというふうに思っております。それから長谷川先生の件ですけれども、長谷川先生は急性期の医療的ケア児を救うというか、安定させるための部分、急性期の部分のすばらしい先生ではあるのですけれども、大変お忙しいということと、それから医療的ケア児の成長に従って、ライフステージに合わせて支援をどうやってやっていくかという検討会をやるわけですので、どちらかと言うと、長谷川先生のほうはスポット的に来ていただいて、いろいろご講義いただくとか、そういう形でお願いできればなというふうに考えております。 ◆米山やすし 委員  東京女子医科大学東医療センターのNICUの人員というのは、十数名いて、在宅移行について論文を書いてらっしゃる先生も、長谷川先生の部下の方でたくさんいらっしゃるので、是非そういったこともフォローしていただきたいのと、第1期障がい児福祉計画を読んでいると、もう一つあったのは、医療型障がい児入所施設が当区にはありませんと。24時間入所施設がないということで、さすが藤沼委員長ということで、誰かの提案があったかもわからないけれども、当委員会においては、わざわざ大分まで行って、足立区において懸案となっている24時間型というか、医療、かなりの障がいを持った子どもたちが家族と過ごせる施設を見に行った。だから、これは本当に一度見に、これだけ大型で何か医療的ケア児を地域で受入れるということに対して、なるほどと、ここまでの体制が要るのだなということがみんなわかったぐらい凄いから、是非そういった視点も持っていただきたいなと。せっかく計画に、当区においては、医療型障がい児入所施設がないというふうに認識しているのだったら、是非そういった我が国における先進事例も見ていただきたいと思います。その辺どうですか。 ◎障がい福祉課長 米山委員おっしゃるような点につきましても、今後検討していきたいというふうには考えております。 ○藤沼壮次 委員長  米山委員、もうそろそろ次がありますので、適当なところで。 ◆米山やすし 委員  結構です。
    藤沼壮次 委員長  よろしいですか。それでは、質疑なしと認めます。 ○藤沼壮次 委員長  その他、簡単に。 ◆鈴木けんいち 委員  世の中というか、インフルエンザが流行というか非常に広がっているので、区内の状況と、それから区として何かできることというか、やっていることがありましたらお聞かせください。 ◎保健予防課長 区内のインフルエンザの流行状況ですが、直近の第2週、1月7日から1月13日の1週間で、1医療機関当たり32.53の患者報告がございまして、足立区内もインフルエンザは警報状態といった流行となっております。  これを受けまして、区といたしましては、先週時点で、足立医師会のほうに足立区内が警報レベルに達したといったような注意喚起の通知文を出したとともに、ホームページのほうで区民の方にも注意喚起をいたしております。 ◆白石正輝 委員  今週の土曜日、足立医師会の新年会があるのです。きっと聞かれるのだろうと思いますけれども、内視鏡の検査について医師会との話合いというのは、どういう形でどの程度進んでいるのですか。 ◎データヘルス推進課長 月に2回、医師会と定期的に会合を持たせていただいております。大まかな検診の対象者ですとか、実施の方法等々、合意を得たかなというところなのですが、あとは実際やっていただくお医者様、医療機関の選定方法について、今現在、医師会と協議をさせていただいている状況です。 ◆白石正輝 委員  全然わからない。大まかな形で合意をいただいたって、そこが聞きたいのだから。 ◎データヘルス推進課長 失礼しました。国の指針に基づいて、50歳以上2年に一度ですとか、内視鏡検査をハイリスク検診の方でBCDの方にも受けていただけるとか、あと自己負担の金額等々、そういったところは医師会と協議はさせていただいています。 ◆白石正輝 委員  わかった。もう一つ、自己負担は幾らなのですか。具体的なことを教えてくれなかったら、聞かれたとき困っちゃう。 ◎データヘルス推進課長 今、医師会と協議をさせていただいている中では、2,000円というところで。 ○藤沼壮次 委員長  白石委員、後で詳しく個別に聞いておいてください。お願いします。よろしいですか。 ○藤沼壮次 委員長  以上で厚生委員会を閉会といたします。       午前11時31分閉会...