[「なし」と呼ぶ者あり]
質疑なしと認めます。
それでは、各会派からの意見をお願いいたします。
◆
鹿浜昭 委員 継続で。
◆吉田こうじ 委員 継続でお願いします。
◆
針谷みきお 委員 この件に関しては、かねてより
特別支援教室が平成30年度に全校に設置をされるという段階で、これまでの方針では、通級については見直すという話がありましたけれども、実際に通級にお通いなさっている
お子さんや
保護者の方の意向なども非常に重要なので、これについては、我々本来、採択を主張してきましたけれども、この
意向そのものがどうなのかということがはっきりした段階で再度、結論出さなきゃいけないなと思っていますが、そういう状況だということなので、今回は継続で。
◆
鈴木あきら 委員 継続でお願いします。
◆へんみ圭二 委員 継続です。
○
吉岡茂 委員長 それでは、これより採決をいたします。
本件は、
継続審査とすることにご異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○
吉岡茂 委員長 ご異議ないと認め、
継続審査と決定いたしました。
次に、(4)28
受理番号25 拉致された日本人の人権と帰国を求め
東京朝鮮第四初
中級学校の
補助金を停止することを求める請願を
単独議題といたします。
前回継続となっておりますが、
執行機関、何か変化ありましたでしょうか。
◎
子ども政策課長 足立区では、
保護者の皆様方に
補助金をお渡ししているところでございますが、これまで学校を通じての
補助金を支給するという形でございましたが、今期より
保護者への直接払いというふうにさせていただいております。
○
吉岡茂 委員長 何か質疑ございますでしょうか。
質疑なしでよろしいですか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○
吉岡茂 委員長 質疑なしと認めます。
それでは、各会派の意見をお願いいたします。
◆
鹿浜昭 委員 継続でお願いします。
◆吉田こうじ 委員 継続でお願いします。
◆
針谷みきお 委員 これに関しては、いろいろるる議論してまいりましたけれども、前回も、
トランプ大統領が日本に来たときに、
横田早紀江さんが
トランプ大統領に、この問題に関連して、いわば戦争はしないでよというお願いをするという状況が事前に発表されたわけですが、これについては
安倍政権が、それを言うなみたいなことで、実際はとまってしまったというのは
新聞報道に出ているわけで、
拉致被害者が本当に安全に日本に戻させるためには、この北朝鮮の
蛮行そのものはけしからんけれども、そういう点で言うと、非常に危険な状況にあるというふうに我々は認識をしております。
その一つが、この拉致を理由にした朝鮮初
中級学校の
補助金を停止するという請願も一つだろうというふうに思っておりまして、これは
民族排外主義、更に民族の分断を図るというようなこともありますし、実際の問題として、通っている
お子さんの多くは韓国の方が多いという話も聞いておりますので、そういう点からもこの
請願自体は、まさに制裁であるという部分の内容以上を超えて、とんでもないものというふうに思いますので、これは不採択を主張いたします。
◆
鈴木あきら 委員 継続でお願いします。
◆へんみ圭二 委員 継続です。
○
吉岡茂 委員長 それでは、これより採決をいたします。
本件は、
継続審査とすることに賛成の方の挙手を求めます。
[
賛成者挙手]
○
吉岡茂 委員長 挙手多数であります。よって
継続審査と決定いたしました。
次に、(5)
受理番号9
医療的ケア児への
支援強化についての陳情、
前回継続となっておりますが、こちらを
単独議題といたします。
何か
執行機関のほうで変化はございますか。
◎
こども支援センターげんき所長 前回の
委員会でこの
医療的ケア児への
支援強化についてということで、区としてどのような課題があるのか整理して提出して欲しいというお話がございました。現在、鋭意取りまとめておりますが、本日は間に合いませんでしたので、次回にご報告させていただきたいと思います。
○
吉岡茂 委員長 何か質疑ございますでしょうか。よろしいですか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○
吉岡茂 委員長 質疑なしと認めます。
それでは、各会派の意見をお願いいたします。
◆
鹿浜昭 委員 継続でお願いします。
◆吉田こうじ 委員 継続でお願いします。
◆
針谷みきお 委員 これに関しては、かねてより実施しているのではないかということで採択を求めてきましたけれども、前回もう少し学習、調査も必要であろうというような陳情者の方のご意見もありまして、私どもとしては継続でいいという態度に変えました。
○
吉岡茂 委員長 継続でよろしいですね。
◆
針谷みきお 委員 はい。
◆
鈴木あきら 委員 継続で。
◆へんみ圭二 委員 継続です。
○
吉岡茂 委員長 それでは、これより採決を行います。
本件は、
継続審査とすることにご異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○
吉岡茂 委員長 ご異議ないと認め、
継続審査と決定いたしました。
○
吉岡茂 委員長 次に、
所管事務の調査を議題といたします。
(1)
幼保小中の連携による
基礎学力の定着に関する調査を
単独議題といたします。
何か質疑ありますでしょうか。
よろしいですか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○
吉岡茂 委員長 質疑なしと認めます。
○
吉岡茂 委員長 次に、
報告事項に移らせていただきます。
(1)平成29年度
体力調査結果(
速報値)と
投力向上の取組についてを議題といたします。
以上1件、
学校教育部長からご報告をお願いいたします。
◎
学校教育部長 文教委員会報告資料の1ページをご覧願います。平成29年度
体力調査結果(
速報値)と
投力向上の取組についての報告でございます。
本年4月から6月まで全児童・生徒を対象に実施した東京都の体力、
運動能力等の調査に関する
速報値がまとまりました。調査は、
小学校、
中学校とも1の(2)に記載してありますように、8種目実施し、その結果を2ページにまとめてございます。
現段階では、
速報値のため少数第1位まで同数値の項目は白抜きの四角を表示してあり、
都平均を上回っている又は下回っている項目数には、カウントしておりません。
小学校につきましては、1年生から6年生までそれぞれ男女別に計96項目ある中、東京
都平均を上回ったもの、表の中では白抜きの丸を表示してありますが、これが26項目ございました。区の前年度との比較、あるいは
都平均との比較では、前年度より向上しておりますが、全体としては、依然として厳しい状況にあり、特に握力や長座体前屈、ボール投げに大きな課題があるとの結果になっております。
また、
中学校につきましては、計54項目ある中、東京
都平均を上回ったものは、僅か2項目に過ぎず、更に厳しい結果となっております。
こうした中、
教育委員会では、まずは投げる力、投力に焦点を当て、その向上を図る取組に着手しております。投力を選択した理由は、最も厳しい結果になっている種目の一つであること。全国的にも
低下傾向にある種目であること。
体育授業や遊びの中で投げる動きを取り入れやすい種目であることなどです。
投力向上の取組につきましては、1ページ下段に記載してありますように、
モデル校として
小学校10校、
中学校6校を選定し、授業や休み時間、
放課後子ども教室などで、投げる動き、具体的には、
小学校が4ページ、
中学校が5ページに記載した運動や遊びを推進し、体力の向上を図っているところでございます。
この
モデル校では、12月から1月にかけて、2回目の
投力調査を実施する予定であり、
取り組み内容の成果を検証した上で、平成30年度には、全校で
投力向上に向けた取組を展開してまいりたいと考えております。
○
吉岡茂 委員長 ありがとうございました。ただいまの説明について、何か質疑ありますか。
◆
鈴木あきら 委員 それでは今の、特に
小学校は少し上がったというふうな見方をとれて、逆に
中学校が昨年度6項目だったのが2項目になってしまったということなんですけれども、これの原因と分析というのは、区のほうではどういうふうに捉えているんでしょうか。
◎
教育指導課長 まだ具体的な分析まではできていないのですが、区小研、区中研のほうに
教育委員会としては、
体力向上について投げかけてはいたという状況を、なかなか私たちが全て把握をできていなかったということがあります。
簡単に言ってしまえば、現場のほうに任せて行わせてしまったということもあります。なので、その分析も含め、今年度は投力というところに特化させていただきまして、それを口火に全体的に広めていければというふうに考えております。
◆
鈴木あきら 委員 もちろん学力も
下位レベルだというところになれば、逆に体力は下位じゃなくて中から上というふうな希望があったのですが、ずっとここのところ、
余り足立区は体力のほうも芳しくないという状況になっていますけれども、当然、例えば平均が全体的に落っこっているということで考えれば、下位が多過ぎるのか、一番
レベルが低い人たちが多過ぎるのか、それとも何か違う原因があるのかとか、そういった全体の平均は一番下のほうだけれども、押し下げている分析というのは、先ほどお聞きしたのは、そういった意味で、その辺の何か下位のほうの人たちが特異なのか、特異というか余りにも異なっているから全体的に平均が下がってしまった項目が少ないのかということも考えられるので、その辺はいかがですか。
◎
教育指導課長 その辺りも含め、今、分析中でございます。ただ、
中学校のほうは、二極化もかなり進んでいるという報告は受けております。
◎
学校教育部長 今年度の詳細な分析はこれからでございますけれども、昨年度のことでいいますと二極化が進んでいる。特に上位層は一定数あるんですけれども、下位層の
子どもが増えているというような状況がございました。
それから、昨年度の分析では、
生活習慣と
相当因果関係があるのではないかと。例えば、テレビを見る時間が他区の
子どもに比べて非常に長い、あるいは携帯等そういったものをやっている時間が非常に長い、こういうものが出ておりますので、その辺これから分析をしていきたいというふうに考えております。
◆
鈴木あきら 委員 おっしゃるとおり、
生活習慣というのが、かなり影響あるんだろうというふうに思ってはいるんですね。
なおかつ例えば、肥満とかそういったときの状況で体力がつきづらいとかということもあるでしょうしと思うんですが、今後の対策というのをお聞きしたいなというふうに思うのと、とりあえずその2番目には書いてありますけれども、もうちょっと具体的に何か特別な対策というのを考えているのかどうかというのが一つ。
それから、投力のほうですけれども、お聞きしたいのは、このA3判のこれなのですが、例えば
小学校のところのⅠ、Ⅱ、Ⅲの下のところの
体力調査区順位というのは、これは、男子が左側で、女子が右側というのですが、69校中何位というそういった意味で捉えていいのですか。それとも違うのかなと思って。後は、
中学校もこのときは35校中の例えばK校であれば、35校中の男子は33位というような見方でいいのかなと思うのですが、その辺ちょっとお聞きしたい。
◎
教育指導課長 ご指摘のとおり、これは区内の校数分の何という形になっております。
◆
鈴木あきら 委員 対策、具体的に。
◎
教育指導課長 すみません。対策につきましては、やはり分析をもとにまだ練っていないというのが現状でございます。分析を明らかにし、まずは対策を
教育指導課だけではなく、
生活習慣等々も分析に入れながら対応してまいりたいと思っております。
◆
鈴木あきら 委員 おっしゃるとおり
生活習慣と、それから、特に
子どもの貧困の関係もやはり体力のほうにも影響があるんだろうなというふうに思っていますので、是非その辺を具体的に分析結果をした上で早急に対策を練ってもらいたいというように思っていますので、よろしくお願いいたします。
◆
針谷みきお 委員 まず、そもそも論なんですが、
体力テストというのは、なぜやるのかということなんですけれども、これは文科省とか
都教委の方針によると、
都教委の場合は、10年後の東京の
実行プログラムで、児童・生徒の体力・
運動能力を
全国平均程度に向上するということが2010年頃ですか、発表されて、それで取り組まれてきたというように思うんです。
私は、この
都教委の姿勢というのは、ちょっといかがなものかなと思っているんですが、やはり基本は、
子どもたちの
健康増進とか
体力向上とか、
スポーツに励む
子どもたちの育成を目的とするというのが基本ではないかというふうに思うんですが、この辺についてはどうでしょう、見解をお伺いしたい。
◎
教育指導課長 こちらの
体力テストにつきましては、東京都が実施しているものでございます。ただ、我々としても児童・
生徒一人ひとりが自分の体力や
運動能力の現状を理解し、それを日頃に自分の
運動能力、体力について関心を持って、やはり健康な生活を送れることをすると。誰もが
トップレベルをとるということではなく、自分の現状を知り、自分の生活に生かしていくということを目的に調査をしているというふうに捉えております。
◆
針谷みきお 委員 そうすると、やはりこの発表の仕方というのは、平均がどうだとか、順番がどうだとかそういうことになっているわけですけれども、やはり
科学的根拠に基づいた
健康維持のための必要な基準値などを種目別に設定していくということが、私は求められているのかなというように思っているんですね。
そこで1点だけ聞きたいのですが、20メートル
シャトルランというものなんですが、私もやっているのを実際見ました。これは、
小学校から
中学校は当然
レベルが違うと思うんですが、1
レベルから21
レベルまでありますよね。いわゆる20メートルほぼ体育館の倍かなと思うんですけれども、20メートルを行ってタッチして、また戻ると。これが7
往復繰り返しの1
レベルということで、最後21
レベルまでやりますが、それぞれ
学年ごとによってその
レベルの設置というのは違うんでしょうか。
◎
教育指導課長 レベルの設置というのは、基準は一緒になっています。自分がどこまでできるかというところで
レベル分けはされていますが、どこまでいけるかという
到達レベルではかるような形になっています。
◆
針谷みきお 委員 そうすると、何人かが一緒に走って、自分がもうギブアップだというところでやめるという、そういうことでよろしいんですね。
◎
教育指導課長 そのとおりでございます。
◆
針谷みきお 委員 それで私はこれ実際にやっているところを見させていただいて思ったのは、かなり負荷が高いなという気がしているんですね。それで特に最近、
子どもたちの
生活習慣病との関係もあるんですが、いわゆる心筋梗塞を起こしてしまうとかそういうものもあるので、例えば、実際に低学年の
記録方法とか、実際に実施する場合の検査とか、そういう体力の状況や
健康状態についてのチェックをしておかなければ、もし事故が起きたときに
区教委並び学校に問われることもあると思うんですが、その辺はやられているんでしょうか。
◎
教育指導課長 日々、毎朝、
健康観察を行っております。更に
体力テストを行うときに関しましては、十分な
準備運動、又は確かにおっしゃるとおり、
シャトルランかなり負荷が高いものになっています。例えば、給食を食べた午後一番にやるとか、そういうことがないようにという指導はさせていただいております。
◆
針谷みきお 委員 私、こういう発表の仕方に問題があると思っているのは、これは、順番を競うものではなくて、その
子どもの
一人ひとりの体力そして
健康増進、そういう点では、過度な競争心をあおって順位を上げる、上げないということでやるべき話ではないんじゃないかなというふうに思っているんですね。
しかも、
指導方針というのは、幾つか
都教委が出していますけれども、その中で、例えばボールの投げ方の練習であるとか、
シャトルランの
実施方法を身につけたりということで、1カ月以上の
練習期間を設けたりしろというふうに
都教委がやっているんですが、そういうテストのための準備をやりなさいということが果たして正しいのかなというふうに思うのですが、その辺については、足立区としてはどのような対応をとっているんですか。
◎
教育指導課長 体力テストの実施につきましては、安全な
実施方法ということで
レクチャーをすることは位置付けておりますが、そのために1カ月程度の練習を行うということはしておりません。
また、練習のやり方につきましても、学校には任せてはおりますけれども、2時間程度という形での
レクチャー時間というのを設けて、安全に実施できるように実施しております。
◆
針谷みきお 委員 これは
健康維持のための基準値というのが大事だろうと思うんですね。そういうものを目指していくということで、順番ではなくて、この間の私、前回の
学力テストのときにも言いましたけれども、全
都平均が何位だったとか、それより上なのか下なのかという学校を評価するのが数値やそういう競争的な発想で、全国何位だとか全都何位だとかそういうことで体力というものを、また教育にそのことを過度にストレスになるような形でやるのは、安全面で一層の配慮が必要な状況があるわけで、その辺については、私は是非出し方も含めて、
体力テストそのものがだめというふうには私は思ってはいません。体力つけたほうがいいし、
健康増進のために私も
スポーツは好きですから、そういうことについては大いにやりながら、特にその中で何を培うのかという点で言うと、例えば、低学年の
お子さんなんかは、私は思っているんですが、日々の遊びとか
スポーツの中で養われる、そういう
体力テストの項目を重視するとか、そういうやり方というのもあるのかなというふうに思うんですけれどもいかがでしょうか。
◎
教育長 針谷委員ご指摘のとおり、何のためにやるかということについて言えば、
運動不足の解消、そして
小児生活習慣病を予防するということに私は狙いがあるというふうに思います。ただ、発表の仕方と工夫が必要だということもわかりますので、それについては十分検討させていただきたい。
特に、
学力テストもそうですけれども、個人の能力がどのくらい伸びたか、あるいは健康が増進されたかということがポイントですので、そういったどういう発表の仕方ができるかわかりませんけれども、それについては、十分これからも検討させていただきたいというふうに思っています。
◆
針谷みきお 委員 最後にします。やはりこれは、一つは持久力を測定する20メートル
シャトルランであるとか、いわば
心肺機能の病気等の危険性のある場合は、この把握が不可欠であるというふうに思いますので、その辺は配慮をしていただきたいというように思いますし、またリスクのある
テスト項目を悉皆で実施することが果たしていいのかということも、安全面では一層の配慮が必要なのかなというふうに思いますので、この辺に関しては、是非、配慮をしていただきたい。
それから、これはやっているのかやっていないのか聞き忘れましたけれども、5段階の
総合評価に対する
色分け認定書の配付というのは、かつて
都教委はやったと思うのですが、今はやられているんですか。その1問だけちょっと聞きましょう。
◎
教育指導課長 現在、この結果は、個票として
一人ひとり、また
保護者に返却しております。その中でのランクづけというのは現在行われておりません。
◆
針谷みきお 委員 おりません。
◎
教育指導課長 はい。
◆へんみ圭二 委員 これは、東京都の調査ですけれども、足立区の
子どもたちの体力の状況というのは、全国的な
レベルで見ると、どのような状況なんでしょうか。
◎
教育指導課長 東京都の平均値は、全国区の平均を上回っております。よって、やはり全国でも少し足立区の場合はこの結果ですので、なかなかまだ芳しい結果ではないということがあるということだと思います。
◆へんみ圭二 委員 研究者の方によっては、家庭の状況、
先ほど生活習慣というものが影響しているというお話もありましたが、具体的には、所得の状況というものがこの体力のほうにも比例してしまっているんじゃないかというような話もあるんですが、そういった点については、区としては分析をされているんでしょうか。
◎
教育指導課長 現在、その分析を行っているところでございます。他の調査とこの
体力調査の結果をクロス集計かけるなどで分析してまいりたいと考えております。
◆へんみ圭二 委員 その分析結果もしっかり出していただければと思いますけれども、学校間での格差の状況というのは、どのような状況なんでしょうか。
◎
教育指導課長 学校間格差というのがあるのは、やはり否めないところでございます。体育の
指導者が
小学校は
学級担任が行っている。
中学校は専科というところがありますが、
学校地域、その辺りも分析の視点になるかというふうに考えております。
◆へんみ圭二 委員 福井県が全国的にも体力がトップで、学力も
トップですが、文武両道ですぐれている県だというのは、
教育委員会の皆さんももちろんよくご存じだと思うんですが、その福井県がなぜずっと
トップで居続けられるのかというようなことというのも、
教育委員会として分析をしていくべきではないかなと思うんですが、そういった点については、何か福井県が
トップで居続ける理由というのをどのようにお考えになっているというのはありますか。
◎
教育指導課長 すみません、まだ、福井県等々の情報を得てはおりません。この辺りも分析の中に組み入れて考えていきたいというふうに思います。
◆へんみ圭二 委員 私が少々調べたところだと、福井県では、学校の体育の授業で体を常に動かしている時間が長い、教員の
レクチャーがある以外の時間というのは、
子どもたちが体育の時間が始まる前にグラウンドに移動したら自主的にランニングを始めて、ずっと体を動かし続けているというようなこともあるそうなので、その辺り、例えば
小学校で足立区の授業ではどの程度の時間、授業内で体を動かしているかというようなところも重要になってくるかなというふうに思いますし、その辺りも分析の中に取り組んでいただきたいと思うんですが。
それから、文科省のほうで、これから
子どもたちの体力を向上させていくに当たって、家庭と地域とも連携をしていかなくてはいけないという方針を出しているようなんですけれども、その家庭と地域との連携をどのように進めるかというのが今後の課題というところで、ちょっと見えてこないなと思うんですけれども、その点についてはいかがですか。
◎
教育指導課長 私も、へんみ委員ご指摘のとおりだと考えております。やはりこの
体力調査、家庭への周知、又はその状況の内容についてお知らせすること、また地域では開かれた学校づくり協議会等、又は放課後学習等々、一緒に連携をしながらやっていくことで、少しずつ現状と
子どもたちの
運動能力について理解啓発を図り、ともにやっていくということが必要になってくると思っております。
また、先ほど体育の授業と、授業改善ももちろんのことですが、やはり運動は日常化していかなければなかなか定着しないと思っています。例えば鬼ごっこ一つをとったとしても、なかなか鬼遊びのルールがわからない、なかなかできないということもありますので、体育の授業で教えながら、それを日常の公園等の遊びにつなげていければという努力は行っているところでございます。
◆へんみ圭二 委員 足立区は、公園の面積が23区で一番多いということから考えると、もっともっと
子どもたちの体力というものが上がっていてもおかしくない、それだけのポテンシャルというものがこの足立区というものにはあるんだというふうに強く思うんですけれども。例えば、
子どもたちが野球チームとかサッカーチームとか、学校以外でどれぐらい運動しているのか、そういったクラブだとかチームに
子どもが入っている率だとかそういったことというのは、区としては調べられているのでしょうか。
◎
教育指導課長 教育指導課では調べていないのですが、さまざまな調査結果、全国等々では出ています。そちらに足立区のほうも反映させて、足立区の児童・生徒の実態というのを知るというベースは必要かと思います。
◆へんみ圭二 委員 私も、少年野球をやっていましたし、小学生の頃思い返すと、ボールを投げられない
子どもがほとんどいなかったと思うんですが、先日、学校の先生に伺うと、野球ボールの投げ方もわからなくて、投げ方からもう徹底的に教えないといけないという
子どもたちが増えているということでしたので、その辺りも、例えば、野球チームに入っている
子どもが多ければ、その
子どもたち同士で教え合うというのも非常に
体力向上に資するというような文科省の報告というものも見ましたので、そういった
子どもが
子どもに教えるというような取り組みというのも一つ考えていっていただければなと思うのですが、最後にその点だけお伺いしたいと思います。
◎
教育指導課長 まさに、そちらも授業改善の一つだと考えています。
小学校では体育を得意にしている先生もいれば、なかなか苦手にしている先生というのもおります。それは全てを教師が教えるのではなく、
子ども同士の兼ね合い、又は主体的に自主的に教育をするというところは、とてもポイントになってきますので、その辺りは授業改善のポイントとして、こちらも捉えております。
○
吉岡茂 委員長 他に質疑ございますか。
◆
鹿浜昭 委員 特に質問ではないんですけれども、要望的にお話させてもらいたいんですけれども、やはり知育、徳育、体育と本当にこの体力というのは大切なものだなというふうに私は実感しております。
やはり学力と今、体力というのは、何か並行しているということで、学力の高いさっきの福井県の話じゃないんですけれども、そういった意味でも体力に関しては、しっかりと取り組んでいくように私もお願いしたいなというふうに思うんですけれども、その辺を
子どもたち、中央教といいますか、
子ども会の人たちにしっかりとこういうような状況を把握して、何らかの会で報告していただいて、そういうような取り組みを
子ども会の人たちにも取り組んでもらえるというような、足立区全体で大きな視野で見ていただいて、今後そういう方向で進んでいって、
子どもたちの体力づくりというものを進めていっていただきたいなというふうに要望させていただきます。
◆佐々木まさひこ 委員 私も短く。足立区、体力に関しては取り組んでいないわけではない。文科省のホームページなんか見ますと、元気アップタイムということで、足立
小学校の事例なんかが紹介されていますよね。そういう形で取り組んでいるわけですけれども、さまざま二極化というご報告もありました。今回の
体力調査でも二極化傾向があらわれているというのは、文科省のホームページなんかにも書いてありますけれども、これは、今、
体力調査の詳細の分析をしていないというふうにおっしゃいましたけれども、これは前にも私、文教委員やったときにもこういう報告があって、ほとんど同じ傾向ですよね、毎年こういった傾向です。体力が全国平均というか東京
都平均を上回らない。
多分、問題だと思うのは、特に1年生のときには比較的成績が良いのに、6年生辺りになるとほとんど東京
都平均を下回ってくる、こういったところの分析を多分しているんだろうと思うんですけれども、
生活習慣、先ほど
学校教育部長がおっしゃいましたけれども、そういったところを改善していく根本的な施策、とにかくボールテスト1項目でも改善させようという努力も当然、必要だろうと思うんですが、そういった根本的なところで、
体力向上施策というのをしっかり取り組んで欲しいというように思うんですけれどもいかがですかね。
◎
教育指導課長 先ほど、これまで学校でと話をさせていただきましたが、これまで各学校、
体力向上プランというのをこの調査をもとにしてやっています。そちらは、やはり方向性がさまざまでありますので、区として今回は投力に全校で視点を当ててやっていこうという取り組みを、まず今年度は
モデル校、来年度広げていって、今後どうなるかというところで検証してまいりたいと思っています。
更にその内容、1年生からというのは、足立区だけではなく、全国的にやはり学年が上がるごとにだんだん下がっていく傾向は見られます。この辺りも分析をしていきながら、どのように
子どもたちが楽しく安全に運動に取り組めるかというところを命題にしてまいりたいと思います。
◆佐々木まさひこ 委員 ボール投げだけが体力ではありませんし、握力、それから長座体前屈、柔軟性というのはもちろん大事ですよね。多分遊ばないから体の柔軟性がだんだん失われていくのかなと思うんですけれども、そういったところも含めて、
子どもの全体の体力を底上げする、足立区としてもさまざまな取り組みをしていますけれども、そういったところを根本的に考えながら進めていただきたいと思います。これは要望しておきます。
○
吉岡茂 委員長 他に質疑ございますか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○
吉岡茂 委員長 それでは質疑なしと認めます。
○
吉岡茂 委員長 次に、その他に移らせていただきます。
何かその他ございますか。
◆
針谷みきお 委員 まず情報連絡のあだち5歳児プログラムの改定に伴う
小学校スタートカリキュラムとの一体化の検討ということで、結論めいたことは書いてはあるんですね。
例えば、「5歳児プログラムは移行期の実行計画であり、
小学校スタートカリキュラムとの接続が不可欠であることから、5歳児の10月から
小学校1年生の6月頃までの一体のプログラムとして検討していく必要がある」ということが確認されたということですが、これは、いわゆる接続の問題としてなのか、保育指針との関わり合いの問題もあるのかなという気がするんですが、この辺のこういう一体化の検討についての詳細な内容、これはどういうところが、特に一体化する必要というふうに感じたのが1点。
2点目は、改定
委員会の作業部会メンバーの問題ですが、
小学校教育の学識経験者とか
教育指導課長は入っていますけれども、この辺については、作業部会担任の先生たちも入っているので、それは現場の声が反映する形ではいいと思うのですが、この学識の先生たちの予定とかその辺もあれば教えていただきたい。
◎就学前教育推進課長 まず、先ほどおっしゃいました検討の結果というかですかね、こちらにつきましては、まず接続期であるということが一つ確認されたというところでございまして、5歳児プログラムにつきましても、
小学校1年生スタートカリキュラムにつきましても、三つの大きな柱がそもそもありまして、基本的
生活習慣、他者との関わり、学びの芽生えというところで、そういったことも合わせてきておりますので、今までは別々のプログラムであったものは、やはり一つに合わせたほうがいいでしょうという話と、それから保育所保育指針、それから幼稚園教育要領につきましては、
小学校との接続というところがはっきりと明記されて、重要性が増しているというところもございますし、
小学校の学習指導要領との関係性もありまして、育むべき、育みたい資質能力というところは、就学前のところからずっと
小学校学齢期のほうまで続いていきますというような形になっておりますので、こういったことを踏まえて、一緒に考えていこうというような形になりました。
それから、
小学校の教育の学識経験者につきましては、今、帝京科学大学の学識の先生のほうに入っていただくように考えております。
◆
針谷みきお 委員 それは、5歳児プログラムに関しては、いわゆる区立の保育園なのかなというように思うんですが、これはかつて教育委員であった、もう退任しましたが、小川清美先生なんかと議論したんですが、特に私立幼稚園とか私立保育園の中で、本来、
小学校に上がってからやるべき教育内容が幼稚園や保育園の中でやられる。
よく俗論でいう早期教育が、ある意味、学校に入ってきたときの接続の問題の改善よりも逆に弊害となっているという指摘がありまして、私は、意見が一致したんですが、そういう点から言うと、この5歳児プログラムの改定との関わり合いで言うと、まず私立はどうするのかということが1点、それから区立の保育園との関係、その辺についてのスタートカリキュラムとの関係で言うとどうなのか、この辺についてもう1回お伺いしたいと思います。
◎就学前教育推進課長
針谷委員おっしゃるとおり、現在は区立園中心で取り組んでおりますけれども、今、改定メンバー、検討メンバーの中に私立幼稚園、私立保育園等の民間の代表者の方も入っていただいております。
小学校につながるというところでは、今までは区立園中心でしたけれども、5歳児プログラムとスタートカリキュラムを合わせるということでは、やはり私立幼稚園のほうもそこは一緒に、学校に上がるというのは一緒でございますので、そこは同時に取り組んでいけるというふうに考えておりますので、その代表の先生たちを通して、しっかりと周知してまいりたいというふうに考えております。
◎
子ども家庭部長 今回、検討会の中でも、私立幼稚園の先生の中でも取り入れて、自分たちの教育の中身がどうなのかというのを比較しながら検証している園もあったというのがわかってきましたので、かなり温度差あります。使っていただけるところと、ないところがありますので、今、就学前教育推進課長申し上げたとおり、私立の皆さんも入っていただいて一緒につくったものですよということで、私立のほうでも使っていただけるように取り組んでいきたいというふうに思っています。
◆
針谷みきお 委員 なかなか難しいところだと思うんですよ。私立幼稚園は、どちらかと言えば早教育をいわば売りにしてやりたいという傾向がまあまあ強いわけですね。園児募集なんかで言うとね。
ですから、ヨコミネ式だとかいろいろな早教育の典型みたいなものを売りに出している点で言うと、なかなか本来の保育指針の改定とスタートプログラムの狙いとしているところ、
子どもの全面発達にとって、この時期にやるべきことをきちんとやるということがされないで先に行ってしまうと、そうすると
小学校に上がったときのいろいろな矛盾とか問題が出てくるというところなので、この辺に関しては、よく研究をしていただいて、特に私立の幼稚園とかそういうので、先生方又は学校の経営者の方々の理解も必要なのかなというように思っていますので、その辺に関しては、どのように組み込むのかということが非常に重要かなというように思うんですが。
それから学識の先生方、帝京科学大学の先生の話ありましたが、その1人でいいのかなと。もう少し、いわゆる今は多様性というものが言われている中では、様々な学識の知見を取り入れる場合にはある程度、集団的な指導というか援助というものも必要なのかなと思うんですが、その辺いかがでしょうか。
◎就学前教育推進課長 学識の先生につきましては、
小学校の教育の専門の先生の方以外に、幼児期の運動発達の先生ですとか、もちろん幼児期の学識の先生ですとか入っておりますので。
◆
針谷みきお 委員 何人いるの。
◎就学前教育推進課長 学識が全部で5名入っております。
小学校の教育の部分を含めて5名となっております。
◆
針谷みきお 委員 学力定着対策室長が手を挙げたから。具体的にその5名の先生方の特徴として、こんな点とこんな点を重視したというのを言えれば言ってください。
◎学力定着対策室長 この
委員会の
委員長としては、こども教育宝仙大学の齊藤先生ということで、昨年度、
子ども家庭部のほうでつくっておりますガイドラインのほうを担当していただいた先生にお願いしております。齊藤先生のほうは、特に乳幼児期がお強いということはありますけれども、保育全般についての知識のある方だというふうに考えておりますし、足立区の状況のほうもよくわかっていただいておりますので、
委員長としてお願いしております。
その他の先生方につきましては、区内で園長経験の後、学識に入られた方ですとか、先ほども説明ありましたとおり運動のところを今回、強化するというところもありますので、東京学芸大学の先生にお願いしているというようなこともございます。
それから先ほど申し上げました
小学校の先生等も入っていただきまして、まさに保育論も本質からわかる方、それから運動の分野の方、それから
小学校の接続もしっかりわかる方ということで、多様な分野の方にお願いしております。
◆
針谷みきお 委員 私は、学識の先生方の意見は、非常に知見があるわけでそれを重視するというのは大事なんですが、これはちょっと苦言になりますが、往々にして学識の意見を本当に聞くのかなと言うと、聞かないケースがいっぱいあるわけですよ。ということで、それは余り細かくは言いませんが、学識の先生たちの意見が出されたら、そのとおり行政運営もやっていただきたいというふうに思います。
それからもう一つは、今、先ほど
鹿浜委員もちょっとおっしゃっていましたけれども、我々、
文教委員会として、福岡県古賀市に行ってまいりました。「日本一通いたい、通わせたい学校を目指す」ということで、非常に我々も感銘を受けたんですが、足立区とやや似ていた状況、経過をたどりながら思い切って踏み切ったのは、最初は足立区みたく育ちとかつまずきを、
小学校の3年生か4年生のつまずきのために教員を配置して、そしてやってきたと。これは約7、8年やってきたと。
しかし、本当に効果を上げるためには、もっときめ細かく教育全般を進めるという点で、35人学級を実施する必要があるということで、平成28年度から小・
中学校全てに35人学級を実施したと。そのときに、不登校の発生はどうなんですかという話をお聞きしたら、不登校はそれ以後、発生していないと思いますというふうに担当課長がおっしゃっていました。
その辺は細かく聞いているわけではないからわからない部分もあるけれども、かなり効果がある取り組みを、古賀市というのは小さな市なので、足立区みたく大きなところではありませんから、財政の問題も若干あるのかなと思って聞いたところ、いわゆる県費職員の加配教員を担任に当てて、そして、その担任が本来、加配で来ているわけですから、そこに非常勤の教員資格の持つ人を当てて、全校で35人学級を実施したというような取り組みがあったんですが、そこで私ちょっと心配になったのは、例えば仮に、足立区がそれをやろうとしたときに、
都教委としては、今どういう態度をとる、多分、加配教員を少人数学級に当ててはならんみたいなことを言っているのかなと思うのですが、その辺どうでしょうか。
◎
教育指導課長 現在、様々な加配がついています。一例を言えば指導力、指導方法工夫改善加配、いわゆる算数、数学、英語につける加配ですね。それと、小2加配です。これは
都教委がつけています。あと中1ギャップ。それと日本語指導、不登校加配という種類がついております。この辺りは全てその
都教委の施策にのっとった計画を出して、その後、
都教委の審査を経て加配がつくというものになっています。その加配は、もともとは
都教委が
都教委の方針に基づいてという形になっておりますので、そこに各学校が、足立区が手を挙げるという方針になっています。
◆
針谷みきお 委員 そこで、私はちょっと知恵なんですがね、かつて35人学級を実施した自治体が市独自にやった場合に、国会答弁でもあったように、自治体の判断についてはそれ以上言わないということで進んできた経過がありますね。
ですから、これは
都教委との交渉ごとになるのかなというふうには思うんですけれども、この辺に関しては、私は古賀市の話を聞いて、多分ここにいらっしゃる委員の方もその辺に関しては、はっきり古賀市の担当の方がおっしゃっていたので、その効果のことについてはもう認識しているんですけれども、やはり私はつまずきを取り除くというのは、ある程度、対症療法的に効果があるかもしれないけれども、かつて我々も言っていましたけれども、副担任講師が35人学級を実施するまでの間、効果があるということで、これはある意味、不登校についても小1プログラムなどについても、指導に当たれるということが特化をされたためになかなかできない状況にあるということもありますので、この件に関しては、是非、研究も、そして
都教委とも闘っていただいて、この辺の対応ができるようにしていただきたいというふうに思うんですが、この辺については、
教育長の答弁をいただきたいと思います。
◎
教育長 結論、研究させていただきたいというのが答えなんですけれども、なかなか
都教委を動かして、35人学級を実現するというところは、なかなかいかないのかなと。私どもとすると、今年4月に各校に、
小学校ですけれども、学習支援員という形で置かせていただいたり、いろいろな手立てをこれからも打っていきたい。その中で今のような古賀市のような先例を拝見させていただいて、都とも相談をさせていただきたいと、このように思います。
◆
針谷みきお 委員 私もう一つ、古賀市で質問して、資料をいただいて、多分まだ全部の委員に伝わっているかどうかわからないんですが、グランドデザイン発表会というのを古賀市ではやっているんですね。
これはどういうことかと言うと、学校長が自分の学校をこのようにしたい、こういういわゆる学習編成権を持っている校長先生の権限の部分ですから、このような取り組みをしたいということがそれぞれの市教委の中で、発表会の中でいろいろな考えをグランドデザインとして発表されていると。
足立の場合のやり方というのは、どちらかと言えば、足立スタンダードをつくり、これは
教育指導課がつくっているんだろうと思うんですけれども、その内容でやりなさいよみたいな形で、どちらかと言えば古賀市のやり方は、ボトムアップ方式、基本的な学習指導要領とかそういうものに決まってやるわけですから、それからはみ出すわけにはいかないわけで、当然そういうものに基づいて、自分の学校の課題はこうだから、こういうものにやっていきたいよというものを引き出すということは非常に重要なことで、かつて
中学校の校長会の会長をやっていた本田技研にいた、皆さんもご存じの校長先生いらっしゃると思うんですが、「足立区にはグランドデザインが足りない」ということを言っていたんですね。
ただ、これは区教委のグランドデザインということよりも、どちらかと言えば各学校ごとの校長先生を初め、学校運営に携わっている人たちの意見、そしてまた、教職員の意見も含めて、自分の学校に現実に合ったグランドデザインを、発表会をやりながら切磋琢磨していくということは非常に重要で、足立区の教育行政の課題なんじゃないかなというように思って帰ってきました。
その辺に関しては、突然言ったので答えられるかどうかわかりませんけれども、
教育長にこの辺についてもお考えを伺いたい。
◎
教育長 今でも、学校の運営方針、経営方針というのを各校長立てています。そういったところを、もっと交流を、報告会というのはどういうものかわかりませんけれども、そういったものを通じて、もっと広めるとかそういうことは、私は必要だと思いますし、もしそういう方針が各校でつくられていないようであれば、つくっていただかないといけないだろうと。
ただ、それも自発的にできるようなそういう雰囲気というのは、私は大変重要なことだというふうに思いますし、私どもも区内の100校以上ありますけれども、温度差もありますが、そういったところをうまくやっていくべきであろうというふうに思います。
上からのお仕着せで
子どもたちが動かないように、校長も動きませんから、そういったところを私としては重視したいと、それは変わっていません。
◆
針谷みきお 委員 これは、経験もあると思うんですね。例えば辰沼
小学校のあだちキッズぱれっと、あの取り組みというのは、いじめ問題をやっていく上で、足立区中に広がった一つの経験だろうというふうに思いますし、それをもっと本当に校長などを初めとした現場の意見を大事にするというところに区教委としても視点を、そういった光を当てて、それを引き出すということがいろいろな課題、足立区で不登校の問題もそうですし、さまざまな課題に取り組んでいくキーワードの一つだろうというふうに私は思って、視察を終えて帰ってきたんで、是非これは、多分皆さんも、針谷さんこれやるんだろうという話もあったのでやらせていただいたという経過もあります。
◆
鈴木あきら 委員 私からは、情報連絡の中で、第9回給食メニューコンクールということで、なかなか取り組みとしては、これとってもいいことだなと思っていますし、是非もっともっとPRをしていただきたいと思うんですが、特に、今年なんかは応募総数が6,800点ということで、前年よりも1,000点も増えているという。
子どもたちが一生懸命頑張って、いろいろなことを考えているなというふうに思って、とても評価したいんですけれども、今度、実施をするということで、12月11日から15日で小・
中学校全校でやるということですけれども、これは
保護者に何か、こういった形のものをやってますよと、その中の一つのメニューはこうですよとかということは、
保護者全員には伝わるんでしょうかね。
それからもう一つは、小松菜のほうなんですけれども、JAのほうの東京スマイル農業協同組合のほうで、授業の一環ということなので、今回この小松菜を提供いただきというのは、費用的にも全部向こうで面倒見てくれるかどうかということで、もしそういうことであれば、当然これも小・
中学校の
保護者に、JAにこういうのをやってもらっていますよということをPRしてあげないと、せっかくこれだけやってくれているんですから、そういった部分を含めてPRを強化してもらいたいなと思うんですが、その2点まずお伺いしたいんですけれども。
◎学務課長 おいしいメニューコンクールについては、お蔭様で人数も多くなって、非常に学校の取り組みが進んでいるかなというふうに思っております。そういったものを
保護者に伝えるということについては、学校のほうから
保護者にというふうになっておりますけれども、より一層、
保護者のほうに伝わるように、私どものほうとしても学校のほうに働き掛けていきたいと思います。
それから、小松菜給食につきましては、いわば無償で提供していただいているものでございますので、こちらについても、合わせて学校のほうには、そういった取り組みがあるということを重ねて
保護者のほうに周知するように働き掛けていきたいと思います。
◆
鈴木あきら 委員 以前クックパッドでやってくださいと言ったら、すぐ早速やってくれたということで、そういったことでは、ネットや何かも含めて、これだけこういうことやっていますよと、特に今回の区長賞とか何とかはこういうメニューですというのをばんばん載せてもらいたいなと、広報紙でも何でも。
それからJAがやってくれたのだったら、こういったものもこんなにたくさんやってくれているということももっと広く伝わるように、何か学校側からだけではなくて、区のほうからも何かやっていただければありがたいなと。かなり費用的にも負担をしてもらっているわけだと思いますので、その辺よろしくお願いいたします。
それからあとは、今回、中間集計ということだったので報告も何もないと思うんですけれども、
中学校の選択の応募状況や
小学校の選択の応募状況というのをいただいていますけれども、気になった点だけ、今回、最終結果が出る前なので申しわけないのですが、お聞きしたいんですけれども、例えば
中学校なんですが、新田
中学校の受入可能人数が165名のところ、学区域の中の人数は181名と。それから千寿桜堤中のほうも165名の受入可能人数のところを、これは学区域内の人数は1名多いのですが166名。それから花畑中学も60名のところを68名。それから後は、谷中
中学校も130名のところを135名と。
もう既に受入可能人数を学区域の中の人数で超えているという状況の学校が例年あるわけですよね。これについて区のほうでは、どういうスタンスをこれからとっていくのかということで、当然何とか無理にでも入ってもらえるようにすると思うんですけれども、この辺の状況というのは、見えてこないなというのがあるので、それが1点です。
それからもう1点は、例えば、今回の江北
小学校と高野
小学校の状況ですね。これについて、今、中間発表ですけれども、今後この人数を見た上でどうなのかということですね。
それから後は、もちろん次の
委員会でこの辺の発表もあると思うんですけれども、もう1点は、北鹿浜
小学校と鹿浜西
小学校というところが前回報告資料で8月に出たときですね。このときの平成30年度の予測というのが出ていたんですけれども、その人数が大分、今回の中間で出た部分との差が多いなというふうに思ったので、その三つをお伺いしたいんですが。
◎学務課長 受入可能人数から超えていることについてでございますけれども、私ども学区域の人数の増減に従って、受入可能人数を少し広げたり、若しくは拡大したりというような形をやっております。超えているものにつきましては、学区域内のお子様であれば必ず入れることでやっております。
ただ、見込みといたしましては、私立に行ったり、転出したりとかというようなことがあるので、基本的には、学区域内のお子様については、この受入可能人数で入れると私どもは見込んでおります。
◎学校適正配置担当課長 まず、江北小と高野小につきましては、今回の中間で、今まで江北の通学区域内に住んでいる
お子さんが高野小に流れていたという状況があったんですけれども、場所についてもお知らせできたということで、江北小のほうが、来年入学予定の
お子さんが増えたということで、その点はよかったのかなというふうに思っております。
鹿浜西小、北鹿浜小につきましては、8月の資料は平成30年度以降は、お住まいの
お子さんが全員入った場合の数ということで出させていただきましたので、現状でも60%から70%の
お子さんが通っている、選択しているという状況ですので、そういったところで、鹿浜西小については、ちょっと少なくなったなという気がしますけれども、今のところは想定の範囲内なのかなと思っております。
◆
鈴木あきら 委員 それでは、今のところ大体全てに対して想定内というような雰囲気なのかなと思うんですけれども、最終集計がまた出たら是非その辺も議論していきたいなと思っております。
もう1点なんですけれども、例えば、ここの
小学校の選択の応募状況の中間なんですけれども、花畑地区ですね。いずれ適正配置等いろいろ考えていくところという話なんですが、例えば、URの花畑の団地のところにしても、いざ、あのままでいいのかという話になったときに、極端にまた増えるとかということも十分考えられるわけですね。
そういった部分でいくと、今回の中間集計が出ていますけれども、相当この辺も含めて考えてはいると思うんですけれども、例えば、
教育委員会だけではなくて、都市計画、そちらのほうの関係の連携がどの程度できているのかとか、その辺よく私たちにも見えていないところがありまして、何か
教育委員会だけでやっているとは思わないんですけれども、特にこの前も生産緑地の関係でというのがある程度、加味はされていましたけれども、どの程度というのは、
教育委員会だけでは相当わからない点たくさんありますよね。
そういった部分でいくと、本来見込みをどうなのかというのを、あくまでも2回失敗しているわけですから、そういった意味では絶対に失敗して欲しくないんですね、「ドクターX」じゃないですけれども。その辺で行くと、当然その辺を十分他の部署と連携をとってもらいたいなというのがあるので、それが一つです。
それからもう1点は、これも
針谷委員も関係してくるんですけれども、前回の行政視察で福岡市のほうも行ってまいりました。福岡市の
教育委員会で説明を受けたとき、これも全員が凄く感銘を受けて、「へぇー」と思っていろいろ考えてきたこと、悩まされたというか考えさせられたわけですけれども、その中で特別支援学校、向こうは市立で8校持っていて、その中で福祉避難所という部分での意味合いというか、災害時のときの避難所をどうするかと、その辺を
教育委員会のほうからかなり危機管理のほうの、災害対策のほうにも意見を出しているんですよね。
そういった意味でいくと、今まで私たちも危機管理のほうで災害対策の中で、避難所にそういったいろいろな
子どもが避難したときはどうなのかという話は、ある程度思っていて知っていたんですけれども、言ったこともあるんですけれども、ただ、それ以上に
教育委員会のほうがかなりこの辺を、担当者にもよったのかもしれませんけれども、例えば今回も足立区でも、まず避難所に学校のほうに避難をしたときに、いろいろな障がいがある方、いろいろな段階があるかと思うんですけれども、その
子どもたちがその場でどれだけ我慢できるかと。それから周りの人たちがどこまで温かい目で見られるかという話も含めて、
教育委員会のほうからどんどん声を出していかないと、災害対策のほうはなかなかそれに対して、ああそうかというふうにならないという、そういった部分を非常に思ってきたんですね。
そういった意味からいけば、先ほどの都市計画のほうの関係も他のところとの連携、これがどれだけ強固にできるかということが一番重要だなというふうに感じたわけなので、その辺も含めてコメントいただければと思うんです。
◎学校適正配置担当課長 適正配置を検討する地域での庁内の他部署との連携ですけれども、今、開発の協議等があった段階で、こちら
教育委員会のほうにも情報をいただくようにということで今、連携をしております。
また、花畑地区については、学校教育部内で今、検討をしておりますけれども、なかなか小中一貫ですとか文教大との連携とかそういったことを含めての検討ですので、簡単には結論は出ないかなと思いますので、逆に地元にうわさが、いつ頃統合するとか、そういった正しくないうわさが出るといけないと思いますので、その検討の経緯を見守りながら、いつまでは当面ないよとかそういうのがわかれば、正しい情報を学校等通じてお伝えしていきたいというふうに思っております。