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平成29年決算特別委員会-10月12日-06号

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  1. 足立区議会 2017-10-12
    平成29年決算特別委員会-10月12日-06号


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    最終取得日: 2023-04-16
    平成29年決算特別委員会-10月12日-06号平成29年決算特別委員会  午前9時59分開会 ○古性重則 委員長  それでは、これより決算特別委員会を開会いたします。  昨日に引き続き、4議案に対する総括質疑を行います。  最初に、共産党から総括質疑があります。西の原委員。 ◆西の原えみ子 委員  おはようございます。共産党の西の原です。きょうも一日よろしくお願いいたします。  まず初めに、保育料についてお伺いいたします。  我が党は以前から、足立区の低所得者階層、B、C階層の保育料が他区と比べて極めて高い実態を明らかにして、繰り返し是正を求めてまいりました。  また、今年3月に行われた予算特別委員会では、他党の反対で否決はされましたが、低所得者層の保育料を無償化する、その予算修正案の提案も行いました。  また、子どもの貧困対策の上からも、低所得者階層の保育料、これを無償化していくことを求めてきました。  経済協力開発機構(OECD)の加盟各国の調査では、学校などの教育機関に対する公的支出の国内総生産(GDP)に占める割合、2014年分ですが、日本は比較できる34カ国中最下位となり、幼児教育への公的支出の割合も46%、OECD平均82%を大きく下回り最下位となっております。  このような中、政府も重い腰を上げて、幼児教育無償化の方向を打ち出しました。幼児教育、保育料などの無償化は、子育て世代の家計への負担軽減につながって少子化対策にも有効だと思いますが、いかがでしょうか。 ◎子ども施設入園課長 本年6月議会で議会から質問を受けまして答弁させていただきましたとおり、国が進める段階的無償化を踏まえまして、低所得者層、具体的には非課税世帯、それから所得割非課税世帯、こういった世帯への保育料の無償化について審議会でご審議いただくことを決定いたしました。  今後、今年度中に結論をいただき、平成30年4月から適用に向けて進めていきたいというふうに考えております。 ◆西の原えみ子 委員  ありがとうございます。是非、その審議会で出された方針、来年4月から反映できるようにやっていただきたいと要望いたします。  次に、上沼田小学校の跡地利用についてお伺いをいたします。  旧上沼田小学校で行った上沼田東公園都市計画変更の説明会ですが、本委員会で自民党の議員が、総務部長のその発言を示して、拍手に包まれた説明会だと言っておられました。参加していたさとう純子元議員に聞いてまいりましたが、これは、区の部長としての発言ではなくて、元PTA会長として、えんぴつ門や長年培ってきた思いを生かして欲しい、そういう旨の発言に共感の拍手が沸いたということでした。  そして、また説明会では、校舎を壊すことに、批判、そして意見が続々と出されまして、校舎を残して欲しい、避難所としての役割を残して欲しいという発言に、区は、公園にしてトイレなどをつくる避難場所になると答えてきました。  さとう元議員のご面識もない方が、避難場の屋根はどうするんですかと、屋根が必要だと発言があって、やっぱり屋根のないところに寝泊まりはできない、その思いからだったと思いますが、どうでしょうか。
    みどり推進課長 当日、みどり推進課のほうで説明会を開催しましたのでご回答したいと思いますけれども、今回、旧上沼田小学校につきましては、一時避難所が移転されるというふうな形で避難場の再編になりますので、こちらの校舎につきましては老朽化しているということで、それは撤去するというような形で、当日、説明をさせていただきました。 ◆西の原えみ子 委員  拍手に包まれたということもあるけれども、やはりこうやって凄く心配の声があって、避難所にすると、避難する場所といって屋根がなくて平気なんですかという質問なんですけれども、それについては、そういう意見も、要するにいっぱい出たんじゃないですかという質問なんですが。 ◎みどり推進課長 当日、そのようなご意見はありました。 ◆西の原えみ子 委員  やはり本当に地域住民の方たちは、その問題については、とても心配して、凄くそういう意見がいっぱいあって、やりとりをやっていたというのは、私も凄く話を聞いてわかりました。  そういう中で、区も、とても誠実に、総務部長の発言だとか、みどりと公園推進室長などの丁寧な回答に、確かに好意を持った方たちが本当に多かったと思いますけれども、それでも最後に、学校は残しませんという、そういう区の発言に、前のほうの席からは、ため息、ため息で包まれたということでした。  もともと女子医大の予定地内に江北平成公園都公園用地が含まれているということから、都市計画変更の必要性が生じたことが、これはきっかけになっております。  この公園用地部分なら普通財産になった学校の校庭部分でも代替ができるんじゃないですか。わざわざテニスコート部分の公園を潰して学校を解体しなくても済むのではないでしょうか。 ◎みどりと公園推進室長 当日の説明会の中で、私のほうで、小学校は解体するという区が決めたことですというお話をさせていただいております。  その代わりと言っては何ですが、東側の4,500㎡の用地を、住民の方たちと一緒になって話をして利活用していくということで説明をさせていただいております。 ◆西の原えみ子 委員  きっと住民の方たちとのお話もきちんとそういう形で一つ一つ進んでいるとはわかりますが、この学校の校舎部分、それをやっぱり解体するということではなくて、地域の防災拠点、そういうものとして生かして災害時に避難できる場、そういう場にしてもらいたい、そのことを強く求めて、要望して質問を終わらせていただきます。 ○古性重則 委員長  次、ぬかが委員。 ◆ぬかが和子 委員  引き続いて、私のほうからは、まず国民健康保険についてお伺いします。  この決算の平成28年度の国民健康保険料は、16年連続の値上げでした。均等割で1,500円の値上げ、1人当たりの平均保険料の引上げ額は、この数年間で最大の4,644円と言われていました。  この年、例えば年収が500万円の40歳の夫婦で、子ども2人の4人世帯、こういう場合だと保険料は幾らになったんでしょうか。 ◎国民健康保険課長 平成29年度、57万1,935円でございます。 ◆ぬかが和子 委員  決算の平成28年度、今、平成29年と言われましたけれども。 ◎国民健康保険課長 失礼いたしました。平成28年度は54万33円となります。 ◆ぬかが和子 委員  54万円強ということなんですよね。年収500万円ですと、課税所得が313万円なんです。所得税9万7,500円、住民税は31万円余と。これと比べても、国保料の54万円というのは非常に重い負担だというふうに思うんですね。  この国保料とか、こういったものを引きますと、可処分所得というのが405万円余になると。そして、家賃が仮に7万円だとしますと、可処分所得が319万円になっちゃうんですよ。これは、生活保護水準と余り変わらない、そういう金額になってしまうんですね。  国民健康保険というのは、高齢者や失業者、自営業者、若者、非正規などの区民が加入していて、財政基盤が弱いという中では、そういう中での医療保険のセーフティネットなわけですね。社会保障として支えるのが当たり前だと思うんです。払いたくても払えない高過ぎる保険料によって、滞納世帯も全国で急増していると。まさに、国民皆保険制度の崩壊の危機に瀕しているとも言われています。  払える保険料で収納もちゃんと高めていく、このことが保険制度も維持できることになると思いますが、どうでしょうか。 ◎国民健康保険課長 ぬかが委員ご発言のような国保の現状、課題については、国のほうも認識をしております。  今回、国保制度改革に当たっては、これまで1,700億円の公費拡充に加えて、更に1,700億円の拡充が予定されておりますところで、これを使って、保険料については、急激な負担の上昇を抑えるということを図っていくというふうな考えで進めております。 ◆ぬかが和子 委員  まさに、この平成28年度も、今言われた国が3,400億円の財政支援を行ったわけです。この財政支援というので、今言われたとおり、保険料の負担の軽減とか、伸びの抑制が可能になると言っていたんですよね。  でも、この1年間、この平成28年度、私たちは、これを23区、足立区だけでというのは無理だから、23区区長会で、これを保険料の負担軽減に使って欲しいと。要は、財政安定化のためにということよりも、保険料の負担軽減ために使って欲しいということを求めてきましたけれども、足立区は、そういうことを発言をするとか、主張するという立場に、残念ながら、この年度は立ってこなかったんですよ。このお金については。そういう点では、こういう姿勢は是非改めていただきたいというふうに思っております。  そして、この国民健康保険制度が来年度大きく変わろうとしています。都道府県が国保の財政主体となる都道府県単位化になります。  先月20日に行われた第1回東京都の国保運営協議会では、初めて試算結果が明らかになりました。  この運協で示された保険料は、足立区で言えば、23区の法定外繰入れ後の平均保険料10万6,228円に対し、伸び率、保険料の試算結果、これ平均ですね。幾らというふうに示されたんでしょうか。 ◎国民健康保険課長 金額13万8,915円になりまして、伸び率が130.77%ということになりました。 ◆ぬかが和子 委員  3万円も上がる、130%というのは、実は23区最大の伸びになってしまうんですね。  国保の運協の資料では、三つのケースで試算しています。例えば、先ほどの年収が500万円の4人家族の世帯では、この試算で三つのケースでいきますと、最小で幾らで、最大で幾らになるでしょうか。 ◎国民健康保険課長 最小で61万6,760円、最大になりますと69万2,444円になります。 ◆ぬかが和子 委員  もうまさに、平成28年に54万円で、それでも大変な重い負担だったものが、最大で69万円になると、このまま行けばとんでもない値上げになってしまうという中で、さすがに国もこの試算結果を受けて激変緩和を言い出したというのが、9月26日付けの国保新聞で言われています。こう言ったんですね。厚労省は、更に急激な保険料上昇が生じないよう、都道府県や区市町村に対応策の検討を要請と。都道府県に対しては、1号だけでなく2号繰入金を活用すること、市町村については、法定外繰入れの維持などについても検討するよう要請と、こういうふうに国も言い出したと。  そういう中で、保険料の大幅な値上げを抑えるためには、やはり23区の統一保険料方式を堅持していくということが大きな力になるというふうに思っていて、激変緩和にもなるということは、この間もう確認もされてきているわけですよ。  ところが、来年の実施を前にして、今年3月に、この統一保険料で行くかどうか、区長会で決定するはずだったんですけれども、いまだ決定されていないと。これ、区長に見通しや決意をお伺いしたいんですが、どうでしょうか。 ◎区長 決意と問われれば、ぬかが委員ご承知のとおり、統一保険料から外れれば大変なことになると、高額の保険料を強いられるという状況ですから、区としては何としても統一で行かざるを得ない、その点については、私もまさにそこがポイントだというふうに思っておりますが、中には、様々なお考えの区長がいると、江東のブロックの中でも異なるお考えの方もいらっしゃるということで、決して予断は許せないなという状況かと認識しております。 ◆ぬかが和子 委員  この問題では、本当に議会も、そして行政も一丸となって声を上げていって、何とか23区統一保険料方式を堅持していくということが大事だなというふうに私たちも思っています。  その上で、新たに保険者となる東京都の役割というのは非常に重大だというふうに、重要だというふうに思っています。  これ、そもそもの国保制度導入時の覚書なんですね。       [資料を提示]  これは、都知事と特別区長会の会長と、それから都議会議長、それから東京都の医師会の会長で、国保制度導入にときに覚書を交わしました。そこには、診療報酬の支払いに支障を来たさないように、予算が不足する恐れがある場合は速やかに追加予算を計上、この追加支出額調整対象需要額に算入するというふうに記されていて、そこから財調の基準財政需要額に算定されるようになったと、こういう経緯だと思うんですが、どうでしょうか。 ◎国民健康保険課長 そうですね。当初、そういったことを言われていまして、その後、都区制度改革のときに一部見直しがされています。  それまでは、医療費の増については都の交付金を使うという話だったんですけれども、それが平成12年度からは区の自主財源を投入するということがありまして、財調の算定も少し変わってきています。  ただ、その財調の算定の中では基準単位が決められていて、スーパー補正とかをかけて、1人当たり3万3,000円の基準単位を使って財調の負担金を決めるということをやっております。 ◆ぬかが和子 委員  そうなんですね。途中で制度改革はあったけれども、この精神が生きている中で、基準財政需要額の中で、保険者1人当たり、今お答えあったように、3万3,000円強の、そういったものが基準財政需要額として入っているということなんですよ。  そういう点で見ていきますと、この今回の決算との比較で見ますと、一般会計の繰入金は、この決算説明書で104億円というふうになっているんですけれども、法定内の繰入金、これは東京都や国からも一定割合の補助もある法定内繰入金が、保険基盤安定、それから出産育児、それから職員給与費、これらが51億円余と。法定外その他一般会計繰入金が53億円なんですけれども、先ほどの都区財調の3万3,000円を加入者19万人弱で掛け合わせますと、約60億円は、財調のうち、この国保にかけるお金だと、こういうふうに考えますと、一般会計からの繰入れ100億円だと言っても、実際の区の真水というのはほとんどないということだと思うんですね。  都道府県単位化を目前にして、この1人当たり3万3,000円余の分を東京都がどうしていくのか、一般財源、すみません、この都道府県単位化を目前にして、このお金を東京都がどうしていくかというのが非常に重大になってくるなというふうに思っているんですね。  引き続き、きちんと基準財政需要額として算定していくか、若しくは保険者であるわけですから東京都がその分をきちんと補助する、こういったことを、責任を東京都が果たすべきだろうと、こういうことを強く求めていっていただきたいと思いますが、どうでしょうか。 ◎国民健康保険課長 これまで財調が果たしてきた役割というのを含め、区の実情を説明しまして、都に対して必要な財源措置を求めていきたいと、そのように考えております。 ◆ぬかが和子 委員  是非、今度は足立区と東京都が並立して保険者になるという形になりますから、責任も果たしていただくと。そのことが、そしてその支援を増やせば区民の保険料負担軽減もできる、高過ぎる保険料じゃなくて、特に子育て世代、働き盛り世代に重い保険料、この負担を軽減していって、払える保険料、滞納が生じないような妥当な保険料にしていくということを、そういう立場で是非働き掛けをしていただきたいということを強く求めたいと思います。  それから、この滞納対策についてなんですけれども、実は日本共産党足立区議団は、この夏に、生活困窮者支援策で先進的な取り組みをしてきて、政府の審議会にも参加している野洲市を調査してきました。  そこでは、この滞納というのは困窮者のSOSのサインだと位置付けていまして、市長に言わせますと、よくぞ滞納してくれましたとまで言ったそうなんですね。要は、そこでサインに私たちが気づくことができたと。そして、当事者に寄り添った滞納解決の姿勢に立てるんだというふうに語っていたのが印象的でした。  足立でも、この数年は、本当に丁寧な滞納対策を行っているということも私も認識していますけれども、一層、当事者に寄り添った滞納解決の姿勢に立っていただきたいというふうに考えますが、どうでしょうか。 ◎国民健康保険課長 滞納対策につきましては、区のほうでも強化をしているところでございます。こちらは、ちょっと外部化の取り組みの中で人を生み出して、そこを使って滞納繰越しのほうをやっていると。  この滞納対策については、担当者制を用いまして、各担当者が責任をもって対応するという形で、きめ細かく丁寧に対応をしているというところでございます。 ◆ぬかが和子 委員  別に外部化しなくても、ちゃんと担当者制とか、そういう改善はできるんですよ。税務は、外部化する、しないじゃなくやっているわけでしょう。そこじゃなくて、やはり当事者に寄り添った実態に即した滞納対策というのが大事だということで、そういう立場に立っていただくことを求めて、午前中の質問を終わります。 ○古性重則 委員長  次に、自民党から総括質疑があります。吉岡委員。 ◆吉岡茂 委員  おはようございます。この決算特別委員会もいよいよ最終日ということで、私もこの決算特別委員会、最後の質問に立たせていただくということで、その緊張感から、ゆうべはちょっと晩酌するのを忘れてしまいまして、普段も滑舌は余り良くないですが、きょうはもうちょっと聞きにくいかもしれませんけれども、しっかりと質問させていただきたいと思います。  前回、六町のまちづくりについて質問をさせていただきました。難しい言葉や表現などは余りしないでくれと強く申し上げたわけであります。ただ、私も限られた時間の中で答弁をしなければいけないという部分は十分に承知しているわけでありますし、ただ強くお願いしたいのは、可能な限り、区民の目線を意識した答弁を皆さんには心掛けていただきたい、このお願いでございます。  ちょっと2点ほど、時間の関係で聞き漏らしてしまったことがあるんですが、やはり本会議で、私、六町加平橋の完成時期についての質問をしました。そうしたところ、平成30年度の早期に工事発注できるよう、区で設計作業を進め、関係機関との調整を行っているところで、工事期間は平成30から31年度の2カ年を予定しているとのことでございました。  そこでお聞きしますけれども、六町加平橋本線取り付け部の工事が完了しますと、いよいよ258号線、環七北通りの全面開通が見えてくるような気がします。  その全面開通というのはいつ頃になると現段階で見込んでいるのか、お聞きします。 ◎企画調整課長 橋梁ができた後、まだ、あそこ、実際の道路自体が完成していないという状況で、ただ完成後、はっきり東京都のほうからは確認していないですけれども、数年で、数年じゃないな、1年、2年の間には開通できるかなというふうに考えております。 ◆吉岡茂 委員  わかりやすい答弁をするって難しそうだね。よくわかります。  やはり地域の専らの今、関心事と言ったら、早く橋が完成して、258号線、環七北通りの早期開通というふうに話題が大分来ておりますので、もしかすると、駅前の施設の開発よりも、むしろそっちのほうに関心が行っているかなという印象を受けております。1日でも早く全面開通できるように努力を重ねていただきたい、要望しておきます。  それと、その全面開通が実現するまでには、現在、六町二丁目町会というところが、その地元のコミュニティ広場というのをグラウンド・ゴルフ等々で使っております。  計画でいくと、その258号線が全面開通するときには、そのコミュニティ広場がなくならないと道路ができないという、こういう流れになっているんですけれども、この辺について、もし、その258号線、環七北通りが全面開通したときは、そのコミュニティ広場にかわる何か場所を提供するというようなことを考えているのかどうか。 ◎企画調整課長 現在のところ、そのコミュニティ広場の代替というようなことは考えてございます。  区画整理の中で、公園等整備されていくという中で、そちらをお使いいただきたいなというところでございます。 ◆吉岡茂 委員  六町二丁目単独のそういったコミュニティ広場を確保していただけるということは非常にありがたいことではありますが、私のおります六町三丁目町会としては、今ある区画整理事務所の右側の公園、そこを共用してもいいんじゃないのかという、そういうスタンスもありますので、その辺をよく、また東京都又は区のほうで、よく話を連携して、地域の声をきちんと吸い上げてうまくまとめていただきたい、そのお手伝いは私もさせていただくことはやぶさかではありませんので、是非引き続き頑張っていただきたいと思います。  次に、ちょっと区画整理に関連してのことだと思いますが、これ決算報告書の335ページ。335ページに、加平小学校校庭拡張工事で4,950万円余の計上がございます。これは、どういうお金だったんですか。 ◎学校施設課長 加平小学校、区画整理で一部残った分がございまして、そちらの補償関係でございます。 ◆吉岡茂 委員  補償金というのは、どこに支払う補償金ですか。 ◎学校施設課長 こちらにつきましては、六町の区画整理のほうですね。そちらのほうに一部残った部分の補償ということで、1区画ちょっと残った部分がございまして、そこの部分の補償ということでございますが。 ◆吉岡茂 委員  ごめんなさい。ちょっとよくわからないんですが、東京都から区に補償金が下りて、それを加平小学校のほうに支払ったということ、どういうことなんですか、ちょっとよくわからないです。 ◎学校施設課長 一部、もともと丸々学校の用地をもらうことになっていたんですけれども、その部分が一部、4軒ばかり残っていた部分がございまして、その部分が後になったということになりまして、その部分を、そちらの方がどくということも含めて、その部分をうちのほうで補償として出したということでございます。 ◆吉岡茂 委員  その4軒残っておられたところは、校庭の南東の角の場所ですよね。そこには、東京都から補償金が払われているんじゃないんですか。 ◎学校施設課長 すみません。ちょっと今、詳細をまた確認しましてご連絡するような形にします。申しわけございません。 ◆吉岡茂 委員  それは恐らく、ちょっとわからないですよ。こういう公共施設ですから、もしかしたら特別な、それこそ私の知らせないルールがあって、東京都から区に補償金が来て、教育委員会のほうにですね。教育委員会から、その地権者の方に支払いがあったということも可能性としてはゼロじゃないですが、今まではちょっとそういう話は聞いたことない、基本的に、その地権者の方には、東京都とが交渉して、それで区画整理に伴う移転に伴う補償金というのが生じてくると、こういうふうに認識しているので、その辺はちょっと一度、精査して報告していただけますでしょうか。 ◎学校施設課長 申しわけございません。その辺、また精査しまして、ご報告させていただきます。申しわけございませんでした。 ○古性重則 委員長  どなたか答弁できる方はいますか。教育長、できますか。 ◎教育長 私が存じ上げているのは、東京都とそういう協定を結んで、区のほうで補償を施行するという約束していると、それでこの予算をつくって施行させていただいたと、こういうふうに聞いております。 ◆吉岡茂 委員  確認ですが、じゃあ地権者の方に、足立区から地権者に支払いがあったということでよろしいわけですね。 ◎教育長 私は、そうやって承っております。 ◆吉岡茂 委員  ちょっとその辺、詳しい経緯だけ、後ほどで結構です。教えてください。  それから、その下、加平小学校区画整理事業移転補償等負担金、これで1億1,339万円の支出があるんですが、これはどういう、内訳を教えてください。 ◎学校施設課長 すみません。今の拡張工事と補償金含めまして、ちょっとまた再度、確認しましてご報告させていただきます。 ◆吉岡茂 委員  もうちょっと、もうちょっと頑張って、いろいろ活躍してください。  ちょっとだけ話題かえます。せっかく学校関係の話をさせていただきました。もう少し簡単なこと。かつて、私、小学校の副会長を4年間、PTA会長を2年間務めました。お陰様で、区内の小・中学校でお世話になった子どもたちもみんな成人し、一番下の末っ子も、ようやく今年、社会人になったわけです。その子どもたちが成人した時点で、今後は教育委員会に対する質問なんかは随分減ってくるんだろうななんて、ちょっと寂しい思いもしたことがありました。  でも、ところがどっこいでございまして、やっぱり今度、孫が生まれてきますと、次の欲望がむらむらむらむらと出てまいりまして、それで二、三、当時と大分、もう十五、六年前ですから、教育委員会の考え方又は学校の考え方も違ってきているのかなという、そんなことも思いつつ、やはり孫への深い愛情に負けまして何点か現状を教えていただきたい、これは素直な気持ちを教えていただきたい部分でございます。  まず、私の自宅というのは、花保小学校と加平小学校のちょうど中間地点に位置していまして、朝、子どもたちが学校に行く姿をよく見かけます。そうすると、通学路って多分あるんだろうなというふうには想像しているんですけれども、ただ子どもたちがいろいろなところから出てくるんですね。いろいろな通学路、だから、まず通学路って、きちんとそれぞれの学校で決められているのかどうか。 ◎学務課長 各学校で学校長が定めております。 ◆吉岡茂 委員  そうすると、子どもたちは、その学校で定められた、校長によって定められた通学路を通って学校に通っていると、こういうことでよろしいですね。 ◎学務課長 吉岡委員おっしゃるとおりでございます。 ◆吉岡茂 委員  何か、それじゃあ、この道路は通学路として適しているよ、この道路はちょっと危ないよとかと、何かその辺を判断する、通学路を決める上での判断する基準なんていうのはあるんですか。 ◎学務課長 特に基準等はございませんけれども、やはり地域の実情を踏まえて、最適なルートを学校のほうで定めるというふうに考えております。 ◆吉岡茂 委員  わかりました。何となく子どもたちが気ままに好きな道を歩いているように見えちゃってしようがないんですね。やっぱり、あと、もう一、二年すると、うちの孫たちも地域の学校でお世話になって、毎回、この間の六町の質問にもありますように、かなり通学路付近にも大型車両が通行したりですとか、交通量が、大分抜け道として市街地を走っている、こんな状況もあるものですから、ちょっとお尋ねしたわけでございます。  ついでに、さっき言ったように、うちの近くを登校する子どもたちが大勢います。見ていると、集団登校をしている子どもたちがいます。それから、あと二、三人の仲良しふうの子どもたちが通学している姿も見かけます。それから、1人で登校している子などもいて、その通学するときの状況というのが、もう様々であって、一体これはどうなっているのかなと思いながら、ちょっと不安な気持ちになってしまう、そんな状況がございます。  自分なりに、それは何でだろうと考えたんですけれども、これは私の個人的な見解ですけれども、やっぱり登下校方法に統一感がないような気がするんですね。  地域の人として拝見する限り、やっぱり時々、新聞とかニュースで嫌なニュースが入ってきます。集団登校の列に車が突っ込んだだとか、1人で登下校している子が連れ去られてしまっただとか、そういう非常に嫌なニュースを耳にするわけで、そんなことを思わず連想してしまう、そんなことにならなきゃいいなと思わず心配になっちゃう、そういう状況の中で何点かちょっと質問したいんですが、実際に経験あるのは、集団登校をしているんですけれども、それが1列、2列となっているんではなくて、ちょっと道に広がりながら通学しているという姿を見かけたときに、やっぱり地域の人として、思わず危ないよと声をかけたことも、本当に1回や2回じゃありません。
     そういう環境なものですから、やはりちょっとその辺については現在どうなっているのか、改善が必要なら改善をしていただきたいという意味でお尋ねします。  そこで、子どもたちへの登校方法など、学校はどのような指導を行っているのか、ちょっとお聞きしたいと思います。 ◎教育指導課長 下校指導という形で、年に何回、数回、学校によっても違うんですけれども、数回行っております。  登校班を組んでいたり又は個別登校をしたりと、これはPTAや学校のほうが、学校長が協議して決めることになります。先ほど学務課長が答弁させていただいた主な通学路、ここは安全であると、そこを通ったほうがいいと推奨はしますけれども、各家庭で、一般的には、保護者のほうと一緒に確認をして、このルートで学校に行きますということを、年度初めに学校のほうに届け出て、この通路を通って我が子は通っている、また、それをもとに、学校のほうは年に何回か場所を決めて、教員がそこまでお送りして、そこから自宅に帰るという訓練を年に数回行っているという現状でございます。 ◆吉岡茂 委員  確かに、先生が時折、街角に立っていただいているという姿を私も見ていますけれども、じゃあそうすると、区内の小学校全部が、今、教育指導課長がご答弁いただいた、そういう方法で各校とも対応していると、こういうことでよろしいですね。 ◎教育指導課長 はい、そのとおりでございます。統一といった見解ではなく、学校長と保護者とPTAで決めているというのが現状でございます。 ◆吉岡茂 委員  よくわかりました。我々、それこそ、だから私がPTA会長をやっている頃、余りPTAと学校での協議ということがなかったので、やっぱりちょっと今、教育の現場は、我々と、私は一昔、二昔前の感覚でいたのかなと、ちょっと反省をしなければいけないところですね。  それと、せっかくなので、ついでに、スクールゾーンについてお聞きします。  学校周辺なんかを散歩だとか、歩いていますと、いわゆる通学路と思われるところにペイントがしてある、グリーンのスクールゾーンのペイントがしてあるところとそうでない、ペイントが施されていない場所があるのに気づくんですけれども、そのペイントすべきところ、そうでないところという、何かその辺の判断基準みたいなものはありますか。 ◎学務課長 やはり事故とか起こりそうなところについては、そこは通学路として通っているということを、車、運転者の方に認識してもらうために、そういう危ないところを中心に塗ったりしているところでございます。 ◆吉岡茂 委員  何でしょう、どこの場所に、ここは明らかにペイントしてあったほうがいいんじゃないのと思うところも実際見ることあるんですよね。ちょっとその辺の判断基準というのはどうなのかなと思って質問させていただいたんですが、その辺も、結構、地域の町会の会長だとか、交通部長なんかは心配してくれています。  ですから、例えば、区民事務所の職員の方でもいいですけれども、何となくそういうふうに、役所のほうから、どこか危険を感じるところないですかねと言うと、恐らく地元の人はよく知っていますから、子どもたちが登校している姿もよく見ていますんで、きっと何か、ここが危ないよと、だって私こういう情報を持ってくるのって、みんな地域の人たちからの話ですから、だから、私よりも、もしかしたら地域の皆さんのほうがもっと詳しく危険な場所を知っていると思われますので、そういうところを少し意識するようにしていただければありがたいなと思います。 ◎学務課長 今、各学校で4年に1回、通学路の合同点検というのを行っておりまして、そこでは開かれた学校づくり協議会の方とかPTAの方とかも入っております。その中で、そういったグリーンベルトとかを塗ったほうがいいとかいうようなことがあれば、積極的に対応してまいりたいというふうに考えております。 ◆吉岡茂 委員  今まさに、私、そこを言おうと思ったんですけれども、やっぱり車なんかで走っていると、ペイントが薄くなっちゃっているところ結構あります。栗島小学校の北側の道路なんかも、かなり薄くなっているところがある、それから加平小学校の南側の一ツ家公園のほうから通ってくる子どもたちのところも、もう相当薄くなっちゃっている。一部区間だけペイントがしてあって、しかも薄くなっちゃっている、そこを言っているんですけれどもね。そういうところは、どういうふうに対応するのか。  それから、例えば、教育委員会として定期的に点検をしているのかということを聞きたかったんですが、もう一度、答弁してもらえますか。 ◎学務課長 4年に1回、通学路の安全点検というのを行っております。  そこには我々学務課だけではなくて、地域の方、PTA、開かれた学校づくり協議会の方、それからあと、警察とか道路関係の方も集まって、全体で見回って危ないところはないかどうかということを検討しております。そこで上がってきたものについては必要な対策をしておるところでございます。 ◎教育指導課長 先ほど、集団下校の際に、教員も地域等を回っています。そこで危険な箇所があるという判断したときは、それで学校長から教育委員会のほうに上げて、早急に点検いただき対応いただくという例も多々ございます。 ◆吉岡茂 委員  大変参考になりました。きょう帰ったら、娘たちに、こうなっているから、こうなっているからと、ひとつ演説ぶちながらうまい酒を飲みたいと思います。きょうで昨日の分を取り返したいと思います。  次に、渡し船について、ちょっと皆さんにお尋ねしたいと思います。  皆さんは、矢切の渡しというのをご存じですか。これは歌ではございません。矢切の渡しとは、江戸時代初期から続く柴又と対岸の千葉県を結ぶ渡し船のことで、小説や歌謡曲に登場するあの矢切の渡しのことでございます。  矢切の渡しのルーツを私なりに少し調べてみました。矢切の渡しとは、江戸川の上流から埼玉県と茨城を結ぶ関宿の渡し、それから埼玉県と千葉県を結ぶ野田の渡し、それから東京都と千葉県を結ぶ松戸の渡し、市川、浦安の渡しなど、地区ごとにありまして、確認できる限りでは、この五つの地区で合計約50カ所の渡し場があったそうであります。  各渡し場とも、明治初期の関所の廃止及び橋の開設に合わせて営業を終了しているということです。この時期に営業を終了していなかった渡し場も、鉄道や陸運の発達とともに渡し場を閉めるようになっていったとのことでございます。  皆さん多分、今頃、何でこの人こんなことを言っているんだろう、何言い始めるんだろうと思っていると思います。  そこで、先日の区民まつりの際、初日は、我々、様々な事情がありまして、ゆっくりとそれぞれ皆さんのブースに寄って話しすることが全くできなかったわけでありますが、2日目は天気にも恵まれまして、暑いくらいの中で、あちこちのブースに寄らせていただき、世間話などに随分、花を咲かせていただき、楽しい時間を過ごさせていただきました。その中でおもしろそうな話をしている人がいまして、ここでちょっと皆さんに質問します。  そこで、一つ質問させてもらいます。皆さんの中で、矢切の渡しに乗ったことのある方はいらっしゃいますか。       [挙手する者あり]  結構いらっしゃるんですね。ありがとうございます。私は、矢切の渡しに乗ったことないんですけれども、じゃあ、どんな印象だと。もう一回手を挙げてもらっていいですか。       [挙手する者あり]  困るね、これだけいると、じゃあしようがないから、渡辺委員、お答えいただけますか。 ◆渡辺ひであき 委員  何を答えればいいんですか。 ◆吉岡茂 委員  印象ですね。印象、感想。 ◆渡辺ひであき 委員  風情があって、とてもよかったです。 ◎教育長 まずは、有料だったということを覚えているのと、それから川面を走る風が非常に気持ちよくて、そういう思い出があります。子どもと一緒に乗った思い出があります。 ◆吉岡茂 委員  ありがとうございます。  私も、あの日天気が良くて、それで川辺に出て、確かにこの状態はいいだろうななんて思いつつ拝見していました。  私は、そこで、区民まつりのときなどに、荒川を渡し船で渡らせるイベントなどを検討できないかなということを思いつきまして、その話の始まりというのは、あるブースの皆さんとそんな会話をしている中、何かおもしろいことないかねみたいなような話がありました。ちょっと区民まつりも少し中身がマンネリ化しているかなという、そんなようなやりとりの中で、そこにいたある人が、川のほうを見つめながらポソッと、ここにあるじゃんというようなことをおっしゃられました。そこで一気に渡し船の話が盛り上がって、今、質問させていただいたような流れになったわけでございます。  今後、五反野の駅前広場も完成しますし、区民まつりも更ににぎわいを増すことが期待できるのではないかなと私は考えるんですが、その辺はどう見られますか。 ◎産業政策課長 大変参考になるご意見だと思いますが、なかなかその実情をまだ把握しておりませんので、少し研究させていただかないと何とも申し上げにくいところだと思います。 ◆吉岡茂 委員  そうでしょうね。きっとそうなると思います。  ここで参考までに、ちょっと矢切の渡しの現状を紹介したいと思います。  矢切の渡しの運賃は、先ほど教育長もおっしゃられましたけれども有料で、片道大人200円、子どもは100円だそうです。乗客は、ほぼ観光客ですが、観光案内などは一切なく、船頭は黙ってろで船をこぐだけで、観光船ではなく交通手段の一つであると、こういうことでございます。ただし、強風のときなどはエンジンを使うこともあるそうです。  30人ほど乗れる木造の小船で、河川敷の一角のやぶの中で崩れ落ちそうな桟橋から出航している、ほのぼの感があり風情を感じることができる、10分から15分ごとに乗客が集まり次第、出航すると、こういうようなことだそうです。  ですから、確かに、ほのぼの感も感じられるし、風情も感じるという方の書き込みもありました。ですから、そういう意味では、私はおもしろいかなというふうに思っております。  ただ、これを考えたとき、ただ無責任に提案すればいいだけじゃないと。じゃあ、これをやるためにはどんなことが問題になってくるのということで考えました。  それは、まず当たり前のことなんですけれども、船の確保どうするのということですね。それから、渡し船は荒川を横断します。そこには、川の上流から下流からモーターボートが往来します。その接触など危険を回避するためにはどんなことを考えなきゃいけないの、それから先ほども申し上げましたけれども、強風のときなどはエンジンを使うということで、船舶の恐らく免許が必要となってくるんじゃないのかなと、そんなふうに思っております。  この他にも幾つか解決しなければいけない問題はあるんですが、でも、余談ですけれども、私も船舶の免許を持っていますし、同じ友達も船舶の営業できる、車でいう2種免許の船舶免許を持っていますので、区民まつりの2日間ぐらいはボランティアでお手伝いさせていただきますので、この問題は余り深い問題ではないかと思われます。  さっきご答弁いただいていますけれども、この程度の情報での判断は大変難しいだろうと思います。是非、前向きに検討して欲しい、でも、それでも、きちんと調査研究し検討して欲しいと思うんですが、いかがでしょう。 ◎産業政策課長 いろいろお調べいただきましてありがとうございます。調査研究させていただきます。 ◆吉岡茂 委員  絶対だよ。我々の足立区は四方を囲まれているわけでありまして、区民や、これから東京オリンピック・パラリンピックに向けても多くの観光客の方にも来ていただきたいし、せっかく来ていただいたからには、しっかり楽しんでいただけるイベントになるんだろうと私はこう確信しているので、しつこいようですが実現に向けた取り組みに取り組んでいただくことを、強く、強く要望しておきます。  さて、次に、もう時間もありませんので、昨日、白石委員もおっしゃっていました。毎年、我が党は、各種団体の予算要望の聞き取りを行わせていただいております。  今回、私が、これ、できそうかなと思ったのが、歯科医師会の先生方が要望に来られた、幾つかの要望をされて帰られました。ただ、これはいけるかなと思ったのが、我々議員も皆さんも受けている健康診断のことでございました。  ちょっとお尋ねしますけれども、健康診断にかかる費用は、1人当たり幾らぐらいかかっているのかわかりますか。 ◎人事課長 大体5,000万円。 ◆吉岡茂 委員  1人。 ◎人事課長 失礼しました。全体ですね。 ◆吉岡茂 委員  全部で5,000万ということは、1人1万円ちょっとぐらいということになるのかな。その聞き取りの際に、医師会の先生から、健康診断の科目に歯科検診も入れて欲しいという要望がありました。  そこでまた、ちょっともう一つ聞きますけれども、虫歯や口腔内に疾患があると健康に悪い影響を及ぼすと言われておりますが、どこにどのような影響が出てくるのか、ちょっと教えていただけますか。 ◎保健予防課長 例えばですが、歯周疾患等がありますと、糖尿病等、他の炎症性疾患が増悪するというふうに言われております。 ◆吉岡茂 委員  何か、そうらしいんですよね。心臓とか、そういう内臓なんかにも影響があるというような話を聞きました。  そこで、先生に、健診の際、特別な医療機器などの必要性はあるんですかという確認をさせていただいたところ、何もないよということでした。  何年か前に、私も、健康でいられるための目安として80歳で20本の歯を保つことであると聞いたことがございます。  私も50歳過ぎてから、いよいよ少しずつ歯の老化も進んできておりまして、医者の中で一番大嫌いな歯医者に最近通い始めたとこでございます。  そこでお尋ねですが、足立区民における虫歯の罹患率はどのくらいでしょう。 ◎データヘルス推進課長 申しわけございません。区民全体というところではちょっと把握してございませんので、例えばですけれども、小学校1年生で言うと48.52%にですね。 ◆吉岡茂 委員  その先生の話では、そんなに巨額な費用が健診でかかることもないという話ですので、是非、区民の皆さんにも健康診断を勧めているのに、我々議員や区の職員が定期的に歯の健診を受けてないというのはちょっと違和感を、私、覚えますので、是非とも健診科目に加えていただくことを強く要望して私の質問を終わらせていただきます。 ◎人事課長 職員の歯科健診につきましては、平成30年度予算ということで新規事業として、節目健診という形で実施するように予算計上をしてまいります。 ◆吉岡茂 委員  是非よろしくお願いします。ありがとうございました。 ○古性重則 委員長  渡辺委員。 ◆渡辺ひであき 委員  今、小学校1年生の虫歯の罹患率48.52%と答弁ありましたけれども、たまたま、きょう質疑しようと思った財務報告書の47ページ、子ども・家庭の良い生活習慣の定着ということで、虫歯のある子の割合が減少、平成28年度で小学校1年生の虫歯の罹患率40.2%と書いてありますけれども、さっきの答弁と数字違いますが、いかがですか。 ◎データヘルス推進課長 先ほどご答弁申し上げたのは、平成24年度の数値ということでございます。 ◆渡辺ひであき 委員  けんかを売っているのかどうかはわからないけれども、ここに40.2%という数字があって、それが一番最新なんだから、そういう答弁を心掛けるべきじゃないですかねと思いました。いいです、いいです。  昨日の朝、NHKのニュースを見ていましたら、近藤区長、出演されていました。それは、日本スポーツ振興センター、オランダオリンピック委員会・スポーツ連合、JSN宣言団体との連携プロジェクト調印式の実施について、これは、ここまで至った経緯について、まずお伺いをしたいと思います。 ◎経営戦略推進担当課長 オランダオリンピック委員会のほうから、地域課題の解決をスポーツを通して一緒にやっていきたいということで、自治体のほうの応募の要請がありました。それに立候補しまして、実際に足立区を見ていただいて、それから決定をいただいたという状況でございます。 ◆渡辺ひであき 委員  本来でしたら、決算特別委員会の期間中ということで区長は出席ができないはずだったのが、選挙、解散があって、10月10日が予備日になったということでご出席することができたということだと伺いました。  出席された感想についてお伺いしたいと思います。 ◎区長 責任が重大だなという実感でございます。余りそういう認識なかったんですけれども、オランダというのは、非常に障がい者と健常者がともに生きる共生社会、インクルージョンということが非常に進んでいる先駆的な国であるということだそうでございまして、そういったところのノウハウ、手法といったものを足立区に入れることによって、足立区の地域課題、様々な課題の解決に貢献したいというお話でございました。  単なるイベントごとに終わるんではなくて、実際に、そうした区民の気持ちを変えていくということになると、私どもも3年間、性根を据えて取り組んでいかないと相手の思いに応えることができないということでございますので、様々なこれから情報も議会に提供させていただきますので、是非ご協力よろしくお願いしたいと思います。 ◆渡辺ひであき 委員  私たちも一生懸命頑張らなくちゃいけないなというふうに思いました。  パラリンピックを2回目の経験をするのは、私ども日本が初めてということになるわけでして、私の友人が私的にやっている会合で、3カ月、4カ月に一遍、あるお店でやるんですけれども、そこには鈴木大地スポーツ庁長官、それから谷川真理さん、マラソンランナーですけれども、もいらっしゃるんですね。パラリンピックの草の根運動を広げようよということで趣意書なんかが配られたりしております。  また、あと足立区の医師会の中でも、パラリンピックについて何かできることはないかということで組織体ができるやに伺っておりまして、そうした様々な草の根が一緒になってオリンピックとパラリンピックの成功になるんだろうというふうに思っておりますので、よろしくお願いをいたします。  総括ということでございますので、いろいろあちこち行きますけれどもお許しをいただきたいと思います。  今回の決算審議、財政課長の答弁が随分、途中から減ったなと思っていますけれども、普通会計決算、国民健康保険、介護保険、後期高齢者医療特別会計、いずれも気は抜けないけれども、順調という評価だというふうな答弁が多かったなと思っております。  ただし、一番考えなきゃいけないなと思っていることは、区民の皆さんの負担感だというふうに思います。  区政評価等々で区政に対する満足度が高まっているということと、そうした負担に対する負担感又はサービスを受けている感覚ということについては違うものがあるんだろうというふうに思います。このことについては、どのようにお考えでしょうか。 ◎財政課長 数字的には、平成28年度決算、良好な数字というふうに認識をしておりますが、町場の中では、なかなか景況感がつかめない等のお話も聞いているようなところはあって、ちょっとその辺が、どの辺りが正確な情報というんですかね、経済状況のトレンドをつかむのが非常に難しいなというふうには思っているところではございます。 ◆渡辺ひであき 委員  全くおっしゃるとおりで、私たち区議会議員は、町場の中で様々なご意見を伺っていて、その皮膚感覚というのはあるなというふうに自負をしております。  そこまで皆さんが踏み込んでいけるかどうか、当然、足立区に住んでいらっしゃる方、それからそうでない方いらっしゃると思いますが、それぞれの皆さんが、役職上、町場で区民の皆さんと接したときに、そうしたことについても伺ってみる、それを集約してみる、これ、システマティックにできることではないかもしれませんけれども、それが庁議や何かに反映されるといいなというふうに思いますので、そうした感覚で区政を運営していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ◎区長 おっしゃるとおりだと思います。所管によっては、本当に庁内に閉じこもらざるを得ないような状況で仕事をしている職員も大勢おりますけれども、おっしゃるとおり、今回の委員会の中でも、それぞれの議員が様々に町場で拾われたお声を、ご質問いただいて大変ありがたく感じております。区民視線に立つということが区政の原点でもございますので、肝に銘じてまいりたいと思います。 ◆渡辺ひであき 委員  ありがとうございます。  区長は、この決算特別委員会の中でも、世代間のバランスのとれた原資の配分をしていかなきゃいけないよということを答弁されておりますので、そうしたことについては頑張っていらっしゃるというふうに評価をしたいと思います。  もう一つ気になったのは、長澤委員、総括質疑の時間がないものですから、質疑を伺っていて感じたことですけれども、初日だったかな、長澤委員からの質疑の中で、人件費の比率が減ってきているよ、だけれども民間委託が増えているじゃないかと、それに対するコストパフォーマンスについて考えるべきじゃないかという質疑があったと思いますが、それについてはやっていないということだったですよね。答弁としては。それはいけないことですよ。やっぱりやるべきだと思いますが、いかがですか。 ◎政策経営部長 私のほうで答弁させていただきましたけれども、事業によっては、きちんとその費用対効果を考慮して実施しているものもありますけれども、全ての例えば委託についてやっているかと言うと、やっていないところもございます。  そういった意味で、今後、どういう形でその費用対効果を表に出して区民の皆さんにわかりやすくできるのか、これについて少し研究をしていきたいと思っています。 ◆渡辺ひであき 委員  是非よろしくお願いをいたします。  それで、例えば、たった3年だか4年だか5年前には、公共施設、足立区の公共施設の再編ということで、360施設を今後20年間で整備をしていこうよ、にかかる予算が2,000億円だよと言っていたんですね。  それが、オリンピックの決定以降は、原材料費が高騰してしまったり、人件費が高騰してしまったりして、その数字について言う方がいなくなってしまった、いなくなってしまったんですね。これ、じゃあ中期財政計画でどうするんだとか、今後の区政運営でどうしていくんだというときに、その議論もしなきゃいけないんですよ。  まさに決算ですので、財政課長も様々これからもこういう努力をしていかなきゃいけない、それから財調については個人住民税の影響も受けていくよと、こういうこともあるので、そうしたことも、つまびらかにしていく必要があると思いますが、それについてはいかがですか。 ◎財政課長 公共施設については、今後、更新が順次進んでいくというようなことで、昨年度、公共施設の総合管理計画のほうを策定して、今後、個別計画のほうの策定に入っていくと。その中で、ある程度の施設更新の形が見えてくるのかなと。例えば長寿命化をどのように取り組んでいくのか等々の話になってくるかなと思っております。  中期的には、中期財政計画、まさに平成36年度までの計画のほうを昨年度策定させていただきまして、これに基づいて財政のほうの運営をしていきたいというようなところで取り組んでいるところでございます。
    ◆渡辺ひであき 委員  さっき区民の皆さんの負担感とか、サービスを受けている感覚とかという話をしましたけれども、以前に、360施設、20年間で2,000億円という数字を出しているわけで、それが今後どのように変動していくのかについては、どこかでうたわなければいけないと思いますが、いかがですか。 ◎財政課長 繰り返しのご答弁になりますけれども、今後、個別計画が順次つくられていくというような中で、財政の今後の負担感については、かなり正確な数字が出てくるのかなというふうに思っているところでございます。 ◆渡辺ひであき 委員  次に、昨日、白石委員から質疑があった塗装のことも含めた質疑をさせていただきたいというふうに思います。  資産管理部長、認識は不十分だったと答弁されていましたけれども、後ほどちょっとお話聞いたら、もう少し答弁したかったような節があったので、是非是非、その点について、もう一度答弁を求めたいと思います。 ◎資産管理部長 業界のほうからの要望をしっかりと受け止めて、しっかりとした認識で取り組んでいかなければいけなかったということで、特に技術職場、部が分かれているというところもございますので、やっぱり今後につきましては、情報交換会等を行いながら、しっかりとできる限り区として統一的な対応が図れるようにということで対応していかなければいけないなというふうに考えているところでございます。 ◆渡辺ひであき 委員  あと、学校施設課にお尋ねをしたいと思いますけれども、私も、この塗装の関係については、数年前に質疑をさせていただきました。  それはどういうことかと言うと、足立区の小学校などの塗装の仕様書が余りにもひどいもので、最低のペンキを使わなければいけないような仕様書になっていたと。その当時、その資産管理の中で言われていたのは、アセットですよね。それを考えれば、学校の長寿命化という話もありましたけれども、施設更新を考えていく又は延命というかな、長く使えるようにするためには塗装が凄く大事、これを、例えば今年は何校やっていきましょうよと、こういうことをするためにアセットが大事だよという議論があって、そうしたことにだんだん変化していったんですけれども、その議論って最近なくなっちゃったんですか。 ◎学校施設課長 定期的なものですけれども、年間何校ということでは進めていくような形では、今、考えているんですが、大体3校から4校ということで、10年ぐらいの周期ということで、今、考えているところでございます。 ◆渡辺ひであき 委員  では、学校施設課はやられているということですよね。  そうしたことは、何でつながっていっていないのかな。前の資産管理部長は総務部長でしたよね。そこら辺の引き継ぎされていないんですか。 ◎総務部長 そういったアセットに関しましては、今、営繕管理課のほうにもシステムが入っておりますので、計画的な改修、改築のほうは、計画的に進めている状況でございます。 ◆渡辺ひであき 委員  それを全庁的にやると、白石委員の指摘が生きてくるんだろうというふうに思いますので、是非、全庁的な取り組みをしていただきたいというふうに思います。  今回の決算の質疑の中で、幾つか、これまで足立区政を揺るがすような大きなことについては、レガシーとして情報を共有していただきたいやの質疑もさせていただきましたけれども、例えば、駐輪場管理なんかもそうでした。今は、入札で様々な駐輪場管理が行われていますけれども、その以前はどんな状態だったんですか。 ◎交通対策課長 今、総合委託等でいろいろ契約の形態を変えていますけれども、やっぱり入札とか、過去を振り返れば、シルバー人材センターとか、そういったところにお願いしつつ管理をやっていたという実態もございました。 ◆渡辺ひであき 委員  やっぱり認識が違うと思いますよ。ある特定の、当時、だから建設省か、建設省の天下りの公社みたいなところが随契でずっとやっていたんですよ。それを議会から発信をしていって、足立区にもそうしたことができる民間業者ができるじゃないかと、だから、こうしたものをオープンにしてやっていこうよということでできたんですよ。  そのことについて記憶のある方は他にいらっしゃいませんか。 ◎教育長 どこのというふうには言えませんけれども、あるところで、やはり随契で国の外郭団体がやっていて、そこを足立区の事業者でもできるということで入札にかけるということをやったという事実は私、認識しておりますし、その後、そういったことが区内でずっと広がっていったということを覚えております。 ◆渡辺ひであき 委員  行革というのは、白石委員たちが、給食を民間委託したり、そういう様々なところで区政の進展に役立ってきたんだろうというふうに思っています。  ですので、そうした知見というか、過去の歴史というか、そうしたことは折々でやはり話し合っていただきたいなというふうに思いますので、よろしくお願いをいたします。  さて、そこで、私、議長を以前やらせていただいていたときに、大変疑義を感じたことがありました。それは、二十三区清掃一部事務組合であります。  私ども足立区も、清掃一部事務組合には22億6,000万円余のお金を投入しています。分担金としてですよね。5月の30日に議長にさせていただいて、6月の半ば頃に第1回の議長会がありました。  そこで、これから幾つか、今年は幾つかの炉を補修、改修しなきゃいけない、それに13億円だとか8億円だとか、それに技術的には問題がないので、ここで特命随契をやってくれということで手を挙げてくれと、こういう僅か5分だか10分の説明ですよ。これ、どうしようもないんですね。手を挙げざるを得ない。技術的なことわかりませんし、そうした経緯がありますが、このことについて、区ではどのような認識をされていますか。 ◎環境部長 議会については、各区の議長が議員になってもございますが、情報量としては少ないのかなと感じるところはございます。 ◆渡辺ひであき 委員  それで、実は、3カ月、4カ月ぐらいたったときに、私、発議をして、各区の議長たちに納得をしていただいて、これは予算特別委員会決算特別委員会をつくるべきだよということで、承認をされて集中審議をやるということになりました。  したがって、様々いろいろ私も調べ事をしていったんですけれども、とうとうその炉のことについては入札には至らなかったんです。  全国全部を調べてみましたら、札幌で一度だけ入札をやったことあるそうです。広域自治ということで。ところが、手を挙げたところはやはり1者しかなかった。まるで不可侵条約があるやに感じてしまったんですが、そうしたことについての認識はありますか。 ◎環境部長 清掃関係の設備についてはやっぱり業界が限られていますので、それの対応については競争性が少ないかなという認識はございます。 ◆渡辺ひであき 委員  競馬組合も、23区の清掃一部組合も、これ自治体です。私ども、23区の議長が出ていって議決をしなければならないわけでして、その責任は本当に大きいんですね。  当時、そうしたいろいろな幾つかの議論をやって、その次の予算、30億円ぐらい削れましたよ。びっくりしました。  清掃一部組合についてもいろいろ思うことがあります。きょうは時間がないのでやりませんけれども、そうした中、かねだ議長から、新江東清掃工場における労働災害死亡事故についてという速報の資料をいただいたんですね。議長、差し支えなければ、これ、どんなことを感じられたか。 ○かねだ正 議長  8月の27日なんですけれども、新江東清掃工場において死亡事故が発生をいたしました。補修工事中に発生したということなんですけれども、少し議長会でも、この問題について一つ大きな問題になったのは、この業者名は控えさせていただきますけれども、死亡事故を起こしてしまった元請の会社が、数年前にもやはり同じような死亡事故を起こしているという点が大きく、少し問題視をされました。  また、死亡事故を起こしたペナルティーというのが、指名停止期間が2カ月だけというところも、どうなんだろうというところも議論されました。 ◆渡辺ひであき 委員  ありがとうございました。  今ぐらいの技術が発達した時代で、そうした炉の改修、補修がつくった会社へ行くと、その下請しかできないなんていうことは僕はないと思うんですよ。議長会だけでは、そのことについての変更等はなかなかできないんだなと思っております。  23区全体として、こうしたことについては考えていくべきだと思いますが、どなたか答弁できますでしょうか。 ◎環境部長 この事故の関係については、清掃主管部長会のほうにも報告ございまして、これについてはしっかりと対応しなくちゃいけないという中で、あくまでその事業者についてはプラントをつくったところで、補修工事も受け持っているんですけれども、それの適格性とか安全確保については、今後も清掃主管部長会の中で清掃一組のほうには申入れしていきたいというふうに考えてございます。 ◆渡辺ひであき 委員  是非よろしくお願いをしたいというふうに思います。  広域自治の在り方というのは、これからますますいろいろな形で、例えば地域包括ケアシステムも足立区の中だけでやっていくんだろうけれども、これは足立区として。だけれども、AIだとかIoTの話が、毎日のように新聞を見てもテレビを見ても言われている時代で、2020年には、インターネットの接続、500億デバイスまでなると言われていますよね。  そうしたことで、インターネットの速度は格段に上がって、例えばセンサー技術や制御装置だとか、そうしたものとインターネットの接続によって、自動車の自動運転だとか、こういうことになっていく、そうしたときに、ビックデータだとか、クラウドをどのようにして活用していくかということがあって、もしかしたら地域包括ケアシステムのやり方も物凄く良いものになっていく可能性があるだろうというふうに思っています。  そうすると、広域自治の中で、そうしたものも共同で運営できるようになるかもしれない、そうすると行政コストが下がるかもしれない、こうしたことまで考えなければいけないのかなというふうに思っています。  そうすると、そういうことについて詳しい部署みたいなというか、そうしたところを区の中に設置するとか、少し遊軍的なってしまうかもしれないけれども、未来の行政の在り方を考えるべきだと思いますが、そんなことについて議論されたことはあるんでしょうか。 ◎長谷川 副区長  実は、ビックデータ、それから区が今、保有している様々なシステムのデータの活用については、今、学識を入れて検討しておりまして、今、渡辺委員のお話があったように、特に、そういう専門家としてチーフ・データ・オフィサーということで、CDCという方を区として設置する必要があるだろうということで、今年度中に一定の方向を出したいということで今議論をしております。 ◆渡辺ひであき 委員  よかったです。是非やってください。よろしくお願いします。  あと、この決算特別委員会じゃなくて、本会議の一般質問で災害対策について特化して質問をさせていただきまして、この決算特別委員会の中でも、支援物資の拠点集積場については幾つか質疑をさせていただきました。その後考えたら、やっぱりさすがに舎人公園と保木間ではきついだろうなと。あと、物流センターもいいけれども北だけだよなというようなことを思っていたら、やっぱり市場がいいんじゃないかな、足立市場、それから北足立市場、ここが拠点の集積場として使えたら良いなと思ったんですが、いかがですか。 ◎区長 かつてお話したことがございます。ただ、市場は一日も早く再開をしたいということで、避難物資とか避難民を受入れたときに、そこに、言葉は悪いですが、長期的に居座られてしまうと事業の再開ができないということで、その辺のところが払拭できればということがございましたけれども、なかなか課題として難しいなという認識は持ちました。 ◆渡辺ひであき 委員  そうすると、やっぱり北は物流センターで危機管理上、頑張っていただきたい。  そうすると、あと民間に頼るしかないなというふうに思います。太成倉庫株式会社なんかはどうでしょうね。 ◎危機管理部長 おっしゃるとおり、ロケーション的にも、それから規模的にも、非常に条件が合うのではないかと思いますので、今後、協議を仕掛けていきたいなというふうに思います。 ◆渡辺ひであき 委員  地域の行事に対する理解も大変ある方だというふうに認識をしておりますので、是非進めていただきたいなというふうに思います。  それから、どんどん飛びます。住区センターの1億円ルールというのは最近外れたと聞きましたが、これはなぜ1億円ルールというのがあったんですか。 ◎地域調整課長 申しわけございません。ちょっと1億円ルールというのがちょっと存じていないので。 ◎営繕管理課長 住区センターを1億円規模で統一的に改修できないかということで数年前やっておりました。  ただ、最近は、必要な工事がメニューも増えてきましたので、しっかりした見積もりをした上で、1億円を超えたとしても工事をしているという状況でございます。 ◆渡辺ひであき 委員  そうすると、1億円ルールでやっていたところは随分損をした、言い方はちょっと良くないかもしれないけれども、十分な改修ができなかったりしたところがあったんじゃないかなというふうに思っているんですね。  さっきの塗装の話もそうだし、施設の更新計画についてもそうですけれども、去年、監査なんかもやっていると、ここはこういうふうに改修してしまってそれを予算化してしまったほうが将来的にはいいんじゃないかなと素人目で思うことがあったんですけれども、そうしたことってなかなかかなわないですよね。  でも、最近は住区センターの改修の1億円ルールは取っ払って、長寿命化を図って区民の皆さんのために尽くしていこうという姿勢は大変すばらしいというふうに思います。  そうすると、過去に1億円ルールでやってきたところで、今、不具合が生じているようなところは調べなきゃいけないと思いますが、いかがですか。 ◎営繕管理課長 過去につきましても、しっかり普段のメンテの中でフォローできるように、営繕管理課としても最善を尽くしていきたいと思います。よろしくお願いいたします。 ◆渡辺ひであき 委員  先ほど言った子どもたちの生活習慣のことであります。5歳児プログラムだったり、おいしい給食だったり、「早寝・早起き・朝ごはん」、本当にいい事業として定着をして、先ほども申し上げたように、虫歯のある子の割合が4年間で8%も減っている、これはすばらしいことだというふうに思っています。  これは、子ども家庭部でやっている事業ですよね。なんだけれども、生活習慣とか、そうしたことまでいくと、衛生部も関与するべきなのかなと思うんですが、どういう関与をされているんですか。 ◎子ども政策課長 子ども家庭部、それから衛生部との協力体制で行っているところでございます。 ◆渡辺ひであき 委員  昨日、おとといかな、これもテレビ見ていたら、睡眠について照明が大変重要だということを知りました。  睡眠2時間ぐらい前から照明を落として、そうすると子どもは早く寝てくれるよ、早い人は1週間ぐらいで効果が出るそうです。  そんなことまで、せっかくなら生活習慣のために関与してあげるべきかなと思ったんですが、いかがですか。 ◎区長 各ご家庭にお配りしている「早寝・早起き・朝ごはん」のリーフレットの中に、そういったことも、メラトニンとセロトニンですか、その効果についても表記してございます。 ◆渡辺ひであき 委員  逆に勉強不足でした。ありがとうございます。  あと、パークイノベーションのことについて伺いたいというふうに思います。  10月7日、私たちがなかなかA‐Festaに行けなかったという吉岡委員からの指摘ありましたけれども、それは一つには、北千住駅の西口で、私ども選挙に備えての自由民主党としての街頭活動をやったということもございまして、多くの聴衆の方に集まっていただいて、区長もお越しをいただきましたけれども、ペデストリアンデッキ見たら、みどりと公園推進室長がいらっしゃいました。後ほど、どうしていたのと聞いたら、過日、米山委員から質疑があった南池袋公園を見る前に、たまたまそこに遭遇したので聞きましたというお話で、その後行かれたんですか。 ◎みどりと公園推進室長 街頭を全て見させていただいた後に南池袋に行ってまいりました。 ◆渡辺ひであき 委員  勉強になりましたか。 ◎みどりと公園推進室長 公園もさることながら、街頭も凄く参考になりました。 ◆渡辺ひであき 委員  街頭のことは聞いていないんだけれども、何を申し上げたいかと言うと、パークイノベーション、とってもいい事業と思っていて、各世代ごとに喜ばれる、特に高齢化なので、健康遊具をたくさん取り入れていただきたいということを要望申し上げまして終わります。ありがとうございました。 ○古性重則 委員長  次に、公明党から総括質疑があります。渕上委員。 ◆渕上隆 委員  前半20分、私が質問させていただきたいと思います。きょうは、スマホ充電スポット、農福連携、介護保険、子ども食堂、フードバンク等々、質問させていただきたいと思います。  最初に、前回もお話したんですけれども、10月1日から、舎人公園バーベキュー広場が移転しました。それで、ちょうどこの間の土曜日と、それから月曜日と2回、行ったというか、あの辺は近くなのでよく通るので、そうだと思って見に行ったんですけれども、行かれた方もいらっしゃるかとも思うんですけれども、思った以上に素敵でしたね。  店舗ができるとか、そういう話を聞いたんですけれども、現状の今までのバーベキュー広場って、木立の中にあって、それがそのまま移動するのかなと思ったら、今までフェンスがあったので中見えなかったんですけれども、今度は芝生になっていて、そこにバーベキュー広場が、1.5倍の広さというから、多分バーベキューの数が増えたのだと思いますけれども、店舗というから、もともとB地区にあるあの店舗のイメージがあったんですが、そうじゃなくて、おしゃれなカフェみたいな、あとベーカリーもあるし、ソフトクリームが400円で売っていて、ちょっとこんな高いの売れるのかなと思ったんですけれども、土曜日はちょっと雨だったので、まだお客さんが少なかったんですけれども、月曜日に行ったら、もうちょっと暑くて、3種類あって、バニラなんかは品切れになっていましたね。足立も随分変わったのかなということで、凄いおしゃれな広場ができていて、これ都立公園ですから東京都が設計して、本当に開設したんでしょうけれども、これは足立区でもかなりいろんな要望を言って、ああいう結構、素敵な広場になったんでしょうか。その辺いかがですか。 ◎政策経営部長 当時担当しておりましたので、そのときに、区議会及び区民の要望をお伝えして、少しでも良くということで要望させていただいております。 ◆渕上隆 委員  本当に素敵なバーベキュー広場で、これからバードサンクチュアリとか、アスレチックとかできるので、是非、本当に素敵な足立区の目玉になるような舎人公園にしていただきたいと思います。  9日の日は、舎人公園フェスティバルということで、コンサートとかいろいろな出店があって、ちょうどA‐Festaと同じ時期なので、何かA‐Festaの関連でやっているのかなと思ったら、これは東京都公園協会が主催しているふれあいフェスティバルということで、毎年やっているみたいだった、私もちょっとわからなかった、春の桜まつりは足立区がやっているというのはわかっていたんですけれども、これ、A‐Festaと連動してやったほうがいいのかなと思うんですけれども、その辺はいかがですか。 ◎産業政策課長 この時期、いろいろなイベントが各地でありますので、そこら辺、なかなか連携してやるということができないという状況がございました。 ◆渕上隆 委員  それと、すみません、舎人公園で1点だけ、ちょっとこの間も忘れていたんですけれども、今、こっち側の地域で言うと、例えば西伊興とか東伊興とか伊興とかの地域があって、あそこも結構、今は日暮里・舎人ライナーができた影響で家がたくさん建っていて、舎人公園の利用客って昔は少なかったんですけれども、今は利用客多いんですね。あそこ公園じゃないですか、他の谷在家とか西新井大師西とか、あの辺は結構お店ができていて、駅の周りが明るいんですけれども、あそこ周りが全部公園なので暗いんですよ。よく利用客から、あそこ決して暗くはないんだけれども、もっと明るくして欲しいというふうに言われていて、今、補助第261号線の工事をやっているんですけれども、工事は、今、東京都がやっているんですけれども、やっぱり照明は足立区の担当かなと思うんですけれども、もっと明るくしてもらいたいなと思うんですけれども、その辺いかがでしょう。 ◎政策経営部長 数年前から、暗いという要望をいただきまして、東京都のほうにも照度のテストですとか、いろいろやっていただきました。  その中で、現状は、数値上は余り暗くないねというお話をいただいていますけれども、更にちょっと現場を確認させていただいて明るくできるかを検討したいと思います。 ◆渕上隆 委員  今、政策経営部長が言われたように、暗くはないんですよ。別に、多分。もうちょっと明るくなったら、じゃあ安全なのかと言うと、暗いより明るいほうが当然いいと思うんですけれども、何かお店みたいのができたらとか、何かちょっと別の対策も考えなくちゃいけないのかなと思うんですけれども、できたらちょっとまた考えてください。  次、スマホ充電スポットに行きます。  スマートフォンって今、持っている方は、大体、今は7割とか8割とかと言われていて、一番のスマートフォンの問題点というか、課題というのは、やっぱり電池切れが早いというのが課題だそうです。昔の携帯のときは、そんなに二、三日ほっといても大丈夫だったんですけれども、スマホってやっぱり1日もたないとか結構あって、充電の問題があって、今、東京都のほうでシティチャージということで、太陽光発電を利用して、そこにテーブルを置いてスマートフォンの充電をできる設備、シティチャージというふうに言っているみたいなんですけれども、それの設置を始めています。  今年からは、都内の区市町村に対して助成を開始しました。都が10割を補助する事業だということなんですけれども、この辺、足立区も是非取り組んで、人が多いようなところにはつくってもらったほうがいいかなと思うんですが、いかがですか。 ◎環境政策課長 東京都の環境局が今年10分の10の補助で出してございまして、この定例会のほうに2カ所設置することで補正予算を出させていただいている状況でございます。 ◆渕上隆 委員  ありがとうございます。よろしくお願いします。  それと、今年から店舗型を開始して、例えば上野公園のスタバとか、そういうところでも、やっぱりそういうシティチャージの設備をつくり出したらしいので、店舗型についても、また今後、検討していただきたいなと思います。  次に、農福連携についてお伺いします。  先日もちょっと質問したんですけれども、横浜に行ったとき、K2インターナショナルという若者支援をやっているところが、農作放棄地を購入して、そこで就労体験の場所をやっていました。  やっぱりその就労支援というか、今まで、例えば引きこもりとか、余り働きに出なかった人とか、最初にそういう方たちが、いわゆる障がい者も含めて、自立するには農業体験というのは非常にいいらしいんですね。農福連携ということを言っているらしいんですけれども、その辺についても、足立区でも取り組んでいただきたいということで先日申し上げたんですけれども、その辺の状況というか、今後の対応についてはいかがですか。 ◎産業振興課長 今年、農家の方のご好意により、介護のデイサービス利用者の方ですとか、障がい者施設の方ですとか、いろんな方に収穫体験みたいなものをやっていただいています。その際に、私も立ち会える場面、立ち会えない場面ありましたけれども、非常に生き生きとやっているということで私どもも認識しております。  ただ、どういう体制でやるのか、例えば営農指導、農業の指導をする人も必要になりますし、いろいろな条件の整備が必要になってきますので、少しずつですが進めていきたいなとは思っております。 ◆渕上隆 委員  私、これテレビでも見たんですけれども、農水省のほうで農福連携による障がい者の就農促進事業という事業があって、助成を出しているんですけれども、テレビでやっていたのは香川県をやっていました。香川県というのはタマネギの産地で、秋になると、タマネギの収穫になると繁農期になって、人手が、どこでも今は人が足りないので人手が足りないと。そうすると、いろいろな社会福祉法人のほうに人を出してもらう、人を出してもらうというか、手伝いに来てもらうと。そのコーディネーターがいるわけですよ。どこの農家は何人、ここは何人、どこの社会福祉法人から何人行ってもらうと。コーディネーターは社協の方がやっていて、その社協の方の人件費をこの就農促進事業でお金を払うというのをやっていました。  ですから、いろいろ使い方があると思うんですけれども、単にその障がい者の自立というだけでなくて、その農業でもやっぱり農繁期と農閑期がありますよね。忙しいときと暇な時期と。やっぱりその忙しい時期には、このいろいろな、障がい者だけに来てもらうというのがいいのかどうかわからない、とにかく今は事業として出るのが、その障がい者の就農促進事業ということなので、また活用していただければと思います。ということで、よろしくお願いします。  次に、介護保険についてお伺いします。  来年度より、第7期介護保険事業計画が始まり、今、中間報告が出ていて、ずっと話題の中心になるのがやっぱり介護保険料ということで、上がるのか下がるのか、下がるというのはないかもわからないですけれども、それでさっきも皆さんの区民の生活の状況というか、経済状況という話をしていましたけれども、長年で言うと、ここ何年かで言うと、所得はある程度増えているんですよ。  リーマンショックのとき一遍下がりましたけれども、大体、毎年1%、2%と増えつつあるんですけれども、それ以上に大きいのが、やっぱり社会保障費と税金が、今、上がりつつあって、昔、皆さんも知っているのかもわからないですけれども、昔、定率減税があったりして所得税の控除があったりしたけれども、今はそういう控除はもう全部ほとんど廃止になったし、それこそ消費税についても5%から8%になって、今度は10%になりますよということで、それから社会保障と税金以外に、今は教育費がやっぱり大きくて、結構、高校、高校は結構、無償化というのが進みましたけれども、大学とか専門学校とか、結構、今はローンなんかでも、いわゆる奨学金なんかでも随分大変だというのがありますけれども、そういう意味では、可処分所得が随分減りつつあるということで、一番やっぱり結構しんどいのが年金生活者ですよね。
     給与所得者は、ある程度は、社会保障料は上がるけれども、所得自体も少し上がりますけれども、年金ってもう今、下がることはあっても上がらないじゃないですか。そうすると、健康保険料も含めて保険料が上がると、どんどん手取り減っちゃいますよね。ですから、もう上がると、いつも苦情を随分言われます。もう本当に、自分でも払っていても結構大変だなと思いますけれども、一番言われるのは、やっぱり年金生活者ということで、そういう意味では、介護保険はやっぱり上げないほうがいいには越したことはないんですけれども、ずっと推移を見ていますと、例えば給付費ですね。  平成28年度が481億1,500万円、これが始まった平成12年が122億円ですから、もう約4倍になっています。じゃあ、その対象者が4倍になったかと言うとそんなことはなくて、大体1.5倍ぐらいだったかな、対象者は要介護の人は3倍ぐらいにはなっていますけれども、対象者、65歳以上の人口で言うと1.5倍ぐらいです。  これが毎年、給付費は大体この5年間の平均で見ると、やっぱり5.7%上がっています。高齢者の人口はこれからどんどん増えていく、しかも後期高齢者が増えていく、前期高齢者が今まで、要介護の方が5年間の平均が5.8%ですけれども、後期高齢者になると要介護の方が33%、後期高齢者の要介護度もどんどん上がっていくのはやっぱり長生きになって80代、90代、それこそ100歳の人が増えてくると、どうしても要介護の人の比率が増えてくると思うんですね。  そういう意味では、この介護保険の給付費というのは、もう、ある程度抑えられないというか、増えるのは仕方がない。逆に、私たち苦情受けるのが、介護事業者の方から、厚労省がこれ決めるんですけれども、介護保険の単価というのは毎年、毎年といか、毎回下げられていて、もう何で上げてくれないんですかと言われます。これはちょっと国が決めているので、余り私のほうでは答える立場がないというか、対応できる力はないんですけれども、ですから、介護給付費もそんなに単価は下げられない、そうなってくると、ある程度、保険料にしわ寄せというか、保険料になってしまうんじゃないかなと思うんですが、その辺の状況についてはいかがですか。 ◎介護保険課長 今、渕上委員がおっしゃったとおり、今後、給付費というのは本当に増えてきます。  そういう中で、第7期の計画にも載せる予定ではいるんですが、やはり介護給付費の適正化というところが一つ大きなところだと思います。  私ども職員が定期的に事業所に向かいまして、ケアプラン点検等の給付がどうなっているかという確認をさせていただいております。そういうときに、また指導もしております。場合によっては、返還金の生じる場合もございます。  もう一つが、やはり一番大事なのが介護予防になってございます。介護が必要になった方に対して、らくらく教室とか、そのような教室を開きながらしっかりやっていくと。このような状況を次期計画に盛り込みまして給付抑制にしっかり取り組んでまいりたいと思ってございます。 ◆渕上隆 委員  今、介護保険課長もおっしゃられましたけれども、本当に保険料が上がる、下がるというのも大切なことで、なるべく上げないほうがいいんですけれども、それよりもっと大切なことは、この第7期で何をどういうふうに計画していくか。  本当に介護保険対策をしっかりやって、単に、その給付費を上げないというよりは、元気な高齢者をたくさんつくっていく、なるべく要介護状態にならない、あるいは要介護状態になっても介護予防等でまた元気な自立する姿に戻していくというか、そういうことが大切だと思うんですけれども、介護予防については、平成18年の第4期のときだったかな、第3期のときですか、介護予防に力を入れようということで、厚労省のほうでも転換をして、随分、介護予防に力を入れたんですけれども、今回、総合事業ではかなり見直しがあります。その反省については、どのようにお考えですか。 ◎地域包括ケアシステム推進担当課長 平成18年からの介護予防の取り組みとしましては、区主導型の教室等への参加というところを打ち出しておりましたが、やはりここに関しては、現状1%程度の方しか参加していないということの反省があるかと思っております。 ◆渕上隆 委員  昔は特定高齢者という名前をつけて、声掛けをして呼んで来てもらおうと思っても、何で私が行かなくちゃいけないのということでなかなか来てくれなかったというか、多分、1割行かないというか、5%ぐらいの参加率しかなくて、費用対効果で言ったら、本当になかなか難しい問題があって、そうではなくて、当然そんないろいろな教室があって来ていただくというのも大切なんですけれども、それよりも、その地域で活動してもらう、あるいは、今、寿命が延びて、もう今は100歳の時代と言われていますから、65歳定年になってもまだ30年ぐらいあるので、本当に退職金と年金だけではやっていけないと、元気のためにももっと働いてもらうとかね。  ということで、この間、今度、地域生活支援の総合事業が始まりますけれども、その中でサービスA型の話をしましたけれども、サービスA型は、確かに高齢者が参加する場合もあるでしょうけれども、この間もうちょっと見ていましたら、サービスB型、これは生活支援コーディネーターが地域の資源を発掘してやらなくちゃいけないのかなと思ったら、墨田区は区が募集をしてやっているんですよね。シルバー人材センターと社協で。  利用者は60分で1回200円、区が、区というか、介護保険の地域支援事業のほうから900円出して1,100円払うと。事務手数料を取ったら、多分その働いた方は、働いたというか、利用者は200円ですけれども、従事した方は700円とか800円、800円と900円ぐらいもらえるのかな、じゃないかなと思って、こういう事業もいいかなと思ったんですが、シルバー人材ですから、そうすると高齢者もすっと入りやすいかなと思って、元気な高齢者はですね。  だから、生活支援をやりながら、こっちは片や介護予防にもなると、両方できるのでいいかなと思うんですが、その辺についてはいかがですか。 ◎地域包括ケアシステム推進担当課長 確かに、渕上委員おっしゃるとおり、総合事業の介護予防・日常生活支援総合事業という、この名称の理由が、生活支援をすることが高齢者の介護予防にもつながるということに準じた事業名になっておりますので、渕上委員おっしゃるとおり、どれだけ元気な高齢者の方が生活支援を行う、それが介護予防につながるというところに、足立区としても取り組んでまいりたいと考えております。 ◆渕上隆 委員  私もちょっと調べて電話で聞いたぐらいなので、また今度ちょっと現地にも行って聞いてこようと思うんですけれども、是非また、墨田区すぐそばですから、是非また参考に見に行ったり、ちょっと勉強していただいて、すぐやるとかというよりも、ちょっと実態を見て、利用できるものは利用していったほうがいいかなと思います。ということでお願いします。  次に、子ども食堂とフードバンクについてお伺いしたいと思いますけれども、足立区では子ども食堂が数多く開設されていますが、足立区としての支援としては、今どのような支援をしているのでしょうか。 ◎子どもの貧困対策担当課長 足立区では、助成金の交付、それから場の提供、それから食材のご提供などが企業からあった場合に、その仲介役となって子ども支援のネットワークのほうにつないでおります。 ◆渕上隆 委員  私も子ども食堂やりたいんですけれどもという相談を結構受けて、結構、一番大変なのが、その子どもを集めるというんですか、私も声掛けしたんですけれども、案外来ないんですよ。来ないというか、いや、困っていませんということで。  ですから、やっぱり子どもをどうやって集めるかって、広報だと思うんですけれどもね。あるいは、学校にポスターを張らせてもらうとか、でも学校に行って校長先生に話すと、やっぱり教育委員会の許可が要るとか、学童に行くと住区推進課を通してくださいとか、ある程度やっぱり、どこのどういう団体かよくわからないじゃないですか。大体、急に行っても、地域の団体と言っても。だから、やっぱりそういう支援も必要かなと思うんですけれども、それと食材の、人は比較的集まります。集まるというか、ボランティアの人は結構いるんですけれども、やっぱり大変なのが食材というか、お金ですよね。  一番最初のやっぱり開設費用とかはちょっとお金かかると思いますけれども、あとは結構、寄附とかあるんですけれども、私も、声掛けというか、いろいろ頼まれて、今、例えば北足立市場、初め市場に行ったら、だめと言われたんですけれども、責任持てないからだめですと言われたんですけれども、個人の事業者のところへ行ったら、いっぱいお金払って捨てているから是非持っていってくださいと、今、利用させてもらって、子ども食堂と勉強のところですね。修学支援のところと、そこも今、供給をさせてもらっていますけれども、でも、そういうふうに協力してくれているところたくさんあると思うんですよ。  そこはやっぱりネットワークでつないでいくというのが、お金を出すというよりは、区がやっぱり中心となってやっていくということが、お互いに信用の意味で、事業者にとってもどこにとっても大切だと思うんですけれども、その辺についてはいかがですか。 ◎子どもの貧困対策担当課長 渕上委員おっしゃるように、やはりつなぎ、いろいろな企業ですとか、いろいろな団体同士のつなぎが大事だと思っております。  それから、先ほど渕上委員がおっしゃっていた広報発信、こちらについては、豆の木メールで、今回、夏休み前に子ども食堂の情報をお流ししたり、あとは情報の一覧を支援者側に持ってもらったりという工夫をしております。 ◆渕上隆 委員  また、今度聞きますけれども、やりたいというところは、その相談の窓口もちょっとつくっておいてもらうと、とりあえずここに相談に行ってくださいといったやり方って、いきなりお金を出してくれるとかというのはそんなにいないので、逆に、一所懸命やる、お金も何とかしますのでやりたいというところもあるので、また、それに相談に乗っていただきたいと思います。  それと、7月に文京区でこども宅食というのを始めましたけれども、これについては、内容とかはご存じでしょうか、いかがですか。 ◎子どもの貧困対策担当課長 内容は承知しております。 ◆渕上隆 委員  これは、文京区で、ふるさと納税と、それからクラウドファンディング等を使って、フローレンスというところ、フローレンスって足立区もなんだっけ、病児保育とかでも利用していたと思うんです。駒崎さんってよく出てきますよね。あそこと連携してやっているんですけれども、いいなと思ったのは、お金はクラウドファンディングを使うとか、ふるさと納税とかいろいろなやり方がありますけれども、申込みは結構、簡単なんですよ。  児童扶養手当700所帯、それから就学援助1,000所帯、文京区はあるそうで、そこに案内書を、利用の申込書というか、案内書を送って、一番最初スタートしたのは150所帯ですけれども、そこから何かQRコードとか、ラインとかを使って、いわゆるスマホとか何かで、簡単に申し込めます。別に、わざわざ福祉事務所へ行くとか、役所まで行かなくても、申込みが簡単にできるんです。申込みが簡単にできて、月2回、10キロの食材が届くということで、結構そういうやり方も、これ個人のほうですけれども、さっき言った子ども食堂とかじゃなくて。  ですから、そういう意味では、今後についてはそういうふうに本当に、声掛けすると、案外みんな、いや、食べることには余り困っていないとかと言われるんだけれども、やっぱり栄養のバランスとか、いわゆる栄養格差とよく言われるように、やっぱり野菜の提供とか、そういう食材の提供も必要だと思うので、是非また、今後いいところはまた学んで活用していただきたいなと思います。ということで、以上で私は終わります。ありがとうございました。 ○古性重則 委員長  次に、小泉委員。 ◆小泉ひろし 委員  午前中最後となりますので、小泉ですが、よろしくお願い申し上げます。  足立区は、第3次足立区環境基本計画で、年間CO2の排出量を2024年度までに23%削減する目標といたしました。  私も2年間、環境審議会の委員として関わらせていただきまして、2017年度比ですけれども、第1段階の目標をそのように設定したわけですが、やはり絵に描いた餅にしてはいけないというふうに思います。  足立区では様々な施策に取り組んでおりますけれども、例えば太陽光の発電ですとか、省エネルギーの機器等購入費等補助制度なんかを行っております。太陽光に限らず、LED照明と施設用の助成又は小型雨水タンクだとか、家庭用の燃料電池システム、エネファームですね。又は電気自動車等いろいろ行っております。  決算説明書の255ページには、これらの平成28年度の決算数字が出ておりまして、255ページですが、実績は1億680万円ということで、大まかなこれらの助成制度というか、補助金の予算は大体1億2,000万円ぐらいで考えているのかなというふうには思いますが、執行率が95.6%、執行残が378万円ぐらいですか、ということになっております。  このように足立区は取り組んでいるわけですけれども、個々の補助制度というか、この制度においては、申請状況に変化が年々あるかと思うんですが、今年度の平成29年度の状況も含め、傾向性についてはどうか、簡単にちょっとお話ししたいと思います。 ◎環境政策課長 まず、一番大きな太陽光発電システムでございますが、FITの買取り価格が下落してきた中で年々下がってきておりますが、予算の規模を縮小してございますので、年間の部分では、現在48件、上半期で出てきていますので、125件、下半期でかなり伸びるというようなここ数年の状況がございますので、いい数字に行くんではないかというふうに思っています。  また、最近では、施設用のLED照明の交換が非常に伸びてきている状況にございます。それと、省エネ設備の改修のリフォーム、窓の交換ですとか遮熱塗装、こういったものも非常に順調に伸びてきていると。  省エネ家電につきましては、従来から非常に人気がありまして、今年も10月の4日の日で申請を締め切らせていただいた状況でございます。  電気自動車も、昨年、年間18台だったんですが、上半期で30台ということで、非常にこの辺も伸びてきている状況でございます。 ◆小泉ひろし 委員  時間の関係で簡明にお願いいたします。  細かくは足立の環境に書いてあるんだけれども、机の上に来たのが10月4日ですよ。そういうこともあるわけで、これを見れば細かくは書いてあるのかもしれませんが、実は、本年2月の第1回足立区議会定例会で、区議会公明党の代表質問の中で私が行いましたけれども、温暖化対策について質問をいたしました。  5つ星製品に対する省エネ家電製品購入費補助制度、この平成28年度の実績は好評だったと。それで、平成29年度も3,000件を予定しているが、必要に応じて拡充するという答弁をもらいました。  この10月4日の日には、省エネ家電の製品購入費補助金、受け付けを終了しましたというふうに聞きましたけれども、この代表質問で行ったときは、平成28年度が補正予算も含めて3,000件となったために、平成29年度もそれを上回る可能性があるということを想定して質問して、当時、環境部長はお答えになった中での答弁だったわけですが、今年度、受け付け締め切ったということなんだけれども、追加は考えられないんでしょうか。 ◎環境政策課長 確か2月の1定本会議の中で、更なる拡大につきましては、申請状況を踏まえて検討しますというような答弁だったかと思います。  今回も昨年同様、非常に好評で、これの更なる拡大をできるかどうかというような部分で申請状況を踏まえましたところ、他の補助金からの流用財源があるかどうかを見たところ、先ほどもちょっと話しましたが、太陽光発電システムについて、上期の倍、下期来るというなことで、上期48件で全体で125件というような件数をとっていますので、流用財源もないということで、今回も、昨年よりは若干、期間が延びたかとは思うんですが、申請は締め切らせていただいたというな状況でございます。 ◆小泉ひろし 委員  やはりもう全体的な予算とかあるわけですけれども、状況も変化しているので、包括予算というか、やりくりの中でも、そういうことをいろいろ考えられるんじゃなかったの、ニーズはあるわけですよ。しっかりと、また代表質問の答弁なんですから、その辺を想定して質問して答弁いただいているので、しっかり重く受け止めいただきたいなというふうに思います。  また次に、平成28年度より、区民を対象にして電気自動車等購入費補助金を交付しているが、申請が伸びていないこともあって、個人から法人へも広げるなど利用を促進すべきと質問しているわけですが、途中状況、一言でご回答をお願いします。 ◎環境政策課長 今年度、法人にも対象を増やしまして、上半期で30件の申請があるというような状況でございます。 ◆小泉ひろし 委員  ちょっと角度は変わりますけれども、バイクというか、自動二輪車の件です。  国内4メーカーのバイクの生産終了というのが相次いでおります。ラインナップというか、車種ですよね。全体の38%が終了しちゃったと。  なぜかということなんですが、新しい環境規制というか、排ガス規制も対応できない。また、自転車では電動アシスト自転車の普及などもあるでしょう。いずれにしても縮小傾向にあると。  特に、50ccについては、日本独自の規格ということで輸出も厳しいと。1年前には、ホンダ、ヤマハ発動機、これが生産開発で生産と開発で業務提携したわけですね。ヤマハの生産も台湾からホンダ熊本製作所に移っているというふうに聞いていますが、明るい話も最近あって、ホンダが比較的、生産規模が大きくて円安に推移していることから、ロングセラーのスーパーカブですね。カブって有名ですよね。生産を、このモデルチェンジを機に、中国から熊本の製作所に5年ぶりに生産を戻すという明るいニュースも耳にしました。  ライトをLED化にしたり、いろいろ省エネの技術を使って国内生産に戻すということだと思うんですが、いずれにしても、この違法駐輪の取り締まり強化だとか、電動アシスト自転車の普及で、ピーク時は1980年代ですか、年間330万台ですが、今は1割程度の37万台ぐらいしかもう販売していないという、マーケットも縮小しているのかと思いますが、ただ、国内メーカーも生き残りをかけて、そういう省エネ対策ということで、今後は電動バイクの普及に向けた連携なんかも模索しながら生き残りを図っていく、そのような動きしているわけで、最近は品質の良い電動バイクも多様に販売されて、車と同様、今後注目されてくるんじゃないかと思うわけですが、価格もちょっと調べましたけれども、経済的な10万円から20万円程度のもの又は本格的な業務用にも使えるレベルというのは20万円から45万円ぐらいということで、家庭用コンセントで充電できて、従来のバイクで言えば50cc以下だとか又は125cc以下だとか、250ccを超えるような、そういう品質のものも出ているようですが、本当に環境に優しく、CO2の排出抑制になることから、区としても、省エネ家電や電気自動車と同様に、補助金の助成制度を設けたらと考えますが、いかがでしょうか。 ◎環境政策課長 電動バイクにつきましては、走行時に排ガス全く出ないと、CO2が出ないということで環境に優しいものでございます。電気自動車の一つのメニューに加えることについては検討してみたいと思います。 ◆小泉ひろし 委員  国も補助金制度を行っておりますが、一部限定されております。しっかりとこのような取り組みは、全体的な予算の考え方もあるでしょうけれども、今後、普及し、温暖化対策のためにも有効だというふうに考えますので、是非とも実現していただきたいなというふうに思います。  ちょっとバイクの話が出たので、区役所には、バイク置場が一応、設置されているというか、あるんですけれども、元区役所の東京芸術センター、ここにおいでになる方から、複数ですけれども、置場がないので大変困ったという声を聞きました。  直接の管理者ではなくなったと思うんですが、ハローワークだとか区の関連イベント、こういうことで区民が駆けつけることが多いわけで、実際に、そういうバイクで行かれた方は本当に困っちゃったということなんですけれども、自転車とともに、少なくてもいいんですけれども、マーケットも小さくなっているし、利用している人も少ないのかもしれないんだけれども、少なくてもいいけれども、その設置に向けたいろいろ課題はあると思うんだけれども、努力や工夫というものを是非とも取り組んでいただきたいと思うんですが、いかがでしょうか。 ◎中小企業支援課長 東京芸術センターには、入居企業用のバイク置場はございますけれども、小泉委員おっしゃるとおり、来客用のはございません。  ハローワークとか入居企業に関しては、総合商事のほうから、バイク置場とかがないので、公共交通機関を利用してというようなご案内をするようにというようなお話をさせていただいているように聞いております。 ◆小泉ひろし 委員  公共施設であれば、そういうものを改築だとか設置するときに、あらかじめそういうことも考えておかなきゃいけないんじゃないかと思います。他の施設については、ちょっと触れません。  次に、雨水利用について伺います。  温暖化の影響などで、地球全体では、干ばつ地域が広がるだとか砂漠化するだとか、また、そういう意味では水資源というのは貴重なわけで、日本は恵まれております。水脈を有する産地を、外国の資本家というか、買い求めるニュースもありました。  一方、日本国内では、桁外れの雨量となる豪雨などで各地に災害をもたらしておりますが、平成26年4月に、水循環基本法とともに雨水利用促進法が公布され、その後、施行されました。  雨水、雨水は流せば洪水、受けてためれば資源、そういう考えで、政府は、この雨水利用のための設備のための税制上、金融上の措置を講じるなどとした法案ですけれども、私、平成26年の6月、第2回足立区議会定例会の本会議で、これも代表質問だったと思いますが、この件を取り上げました。  その内容についてはちょっと割愛させていただきますが、当時は、政策経営部長が環境部長だったということで覚えていますでしょうかね。一言で結構です。 ◎政策経営部長 当時、ちょうど法律が成立しまして、それに対して答弁をしたことは覚えております。 ◆小泉ひろし 委員  区は、環境対策の一つとして、小型雨水貯留槽購入費補助を行っているが、主に個人宅でございます。  これまで、累計補助件数というか、また、キャパシティーというか、最大キャパシティー、容量、満タンだと、大体、貯留能力ってどのぐらいになるんでしょうか。簡明にお願いします。 ◎環境政策課長 雨水タンクですが、平成15年から開始しまして、これまで349基、容量にしまして約8万リットルの貯留ができるような部分で補助してございます。 ◆小泉ひろし 委員  それだけの容量が活用できるということだと思うんですが、雨水には消毒用の塩素が入っていなくて、野菜や草花を育てる水としても、また、金魚などの飼育用にも役立ちます。  極端な例を言うと、飲んでも飲めるんじゃないかと思いますが、断水時には手を洗うだとか、災害、又は洗濯の下洗いなどにも重宝です。  水を大切にするという環境施策に加え、防災まちづくりの視点からも、密集市街地やプチテラスなど区民の身近なところで雨水の貯留槽の設置を進めていただきたいと思います。  区内には防火水槽がありますけれども、防火水槽は、水源は水道水でございます。断水したり、あくまでも水道水、お金もかかります。使えば補充が必要です。  雨水タンクについては、設置してあるプチテラスが、ちょっと調べましたら、千住仲町地区に2カ所とか、この足立区役所近く、足立地区に3カ所とか、限定的にあると聞いていますけれども、密集市街地の関原、本木、興野などにもないわけで、この辺はやはり拡充できないでしょうか。 ◎まちづくり課長 密集事業で、これまで小泉委員おっしゃった箇所に、プチテラスの中にそういった雨水タンクを設置しております。可能な限り、関原地区等でも設置はしていきたいと考えております。 ◆小泉ひろし 委員  墨田区なんかは、これは他区のことですけれども、雨水タンクを埋設して手押しポンプで、路地尊という名称ですけれども有名で、路地尊って何だと、路地の安全を守るシンボル、路地を大切にしながら自分たちの手でまちを守ろうという考え方、そういう意味で、災害時にも使える手押しポンプで水をくみ上げるということなんですけれども、雨水の流出抑制にもつながり、必要なときに使ってもらうためにも、やっぱりせっかくそういうものも足立区にもあるし、これから拡充していただきたいわけですが、また周知も必要だと思うんですよね。  昨日ですか、西新井のさかえ公園で井戸がありましたけれども、これ何だろうという話題になりまして、どうやって使うんだろうとか、誰が管理しているのか話題になりましたけれども、選挙の街頭演説の関係でしたけれども、やっぱり名前をつけるべきじゃないかと思うんですよ。防火水槽とはちょっと違うわけで、例えばですよ、私も歩きながらちょっと考えたんですけれども、まちなかプチタンクとか、何でもいいです。何か名称をつけないと、墨田区のまねをする必要はないんですけれども、もし、これを採用されたら、商標など著作権は放棄してもよろしいので少し検討していただきたいなと思います。  時間が残り少なくなりましたので一言でお願いしたいんですが、アレフの問題、その後、状況で、公明党の代表質問でもしておりますが、署名数の状況又は東京地方裁判所でひかりの輪は違法と判断され、そのような動きがあったわけですけれども、控訴などの動きはどうか、一言でお答え願います。 ◎危機管理課長 回収署名につきましては、回収が済んだ署名のうち、昨日までの集計済み数は約9万3,000筆となっております。  あと、控訴状況でございますが、公安審査委員会は10月6日に控訴手続を行ったという状況でございます。 ◆小泉ひろし 委員  もう残り30秒ちょっとなので、前回の質問のときに、興野町の住宅の建て替えに伴うことがございましたが中途半端になっておりました。  やはりこれから協議会で進めていくわけですが、江北バス通りや尾久橋通り、本木新道100号線とのアクセスを視野にまちづくりを進めるよう、今後、行政としても誘導していっていただきたいんですが、一言お願いして終わります。 ◎まちづくり課長 今後、協議会を立ち上げて、東西に抜ける道路を整備していきたいと考えております。 ◆小泉ひろし 委員  ありがとうございました。 ○古性重則 委員長  この際、審査の都合により暫時休憩いたします。       午後零時01分休憩       午後零時59分再開 ○古性重則 委員長  休憩前に引き続き、委員会を再開いたします。  無会派から総括質疑があります。市川委員。 ◆市川おさと 委員  市川です。よろしくお願いします。  つい先日、先ごろ新聞を読んでいましたら、静岡県伊東市の天城高原の別荘地で4歳の男の子が行方不明になっていたということで、最初にこのニュースを見たときには、靴が発見されて本人がいないということで、非常に私も心配していたんですけれども、45時間ぶりにその近所の沢で体育座りをしている姿が発見されたということで、本当によかったなと思います。  改めて、この記事を見てみると、この子どもというのは、足立区の子どもなんだそうでありまして、お父さんが足立区の美容師だということでもあります。やはりこういった子ども、本当に目を離してはいけないなと。うちの子も小学校2年生で大きいんですけれども、やはり目を離しちゃいけないなということを改めて感じた次第でありますし、また、万が一はぐれたときには、歩き回らないでその場でじっとしているということ。そうしたことがこの命がつながったということにつながったのかなというふうにも思う次第であります。いずれにせよ、最初本当に靴が発見された、近くにいないということを見たときには、私も胸がふさがれる思いがあったんですけれども、無事に見つかって大変よかったなということを思ったということ、まずこのことを申し上げます。  さて、それからもう一つ。小さい話なのですけれども、8階に私が来るのは、そんなにたくさんあるわけではないのですね。そのときに8階でお手洗いを使うのですけれども、普段聞いてみると、あのお手洗いが余り使う人がいないということで、初めに使ったときは、石けんの出がすごく悪くて困ったので、秘書課に行って、石けんの出が悪いから言っておいてと言ったんですよ。  次、また昨日入ったら、手を洗う蛇口をひねったら、水がしゅーと出ないで、ばしゃばしゃと空気入りの爆発するような感じで水がばしゃばしゃと出て、これは、水浸しに近い状態になってしまって、それも秘書課に行って、見ておいてくれと言ったんですよ。この話がどこに落ち着くかというと、実は、僕、平成15年に初めてこの区議会に当選させていただきまして、この世界入ったんですけれども、そのときにそれ以前には、足立区役所ほとんど来たことがなくて、それから足立区役所来るようになった。  そのときに僕は、ぷっと驚いたのは、各フロアに多目的トイレ、車椅子用のお手洗いが必ずあるということ。これは、すごくびっくりもしたし、感動もしました。この建物は各フロアに必ずあるんですね。この新館というんですかね南館、中央館というのは。それは、すごくよかったなと。僕なんか、本当に学生時代、大学生の時代なんかは、お手洗いがとにかくなくて、あっても遠くにあったりして、総合病院、大学病院なんかでも、お手洗いまで行くのにえらい時間がかかったなという、昔はそういう時代もあったんですよ。そういうことがあったので、この区役所に来たら、各階に車椅子用のお手洗いがあるというのは、すごくよかったなとうれしいなと思っています。  ただ、フロアの多目的お手洗いによっては、ほとんど使われていないところもあるというふうに聞きます。8階の区長室の前のもそうだというふうに聞いています。こういうところは、特に普段から是非、機械ものですから、使うようにしてもらいたい。機械ものだから、特に余り行っても使われていないようなところは、是非、普段から皆さんにも使うようにしてもらいたい。そうしないと、たまに来る僕みたいな人が使うと、石けんが出なかったり、蛇口から爆発して水が出ちゃったりとか、大変困っている状態もあります。  僕もある会社に関わっているんですけれども、その会社でも、最近またある支店で、車椅子用のお手洗い、僕用につくってもらったんですよ。それも、東京じゃなくて支店だから、僕なんか普段全然使わないので、それもまた普段使うようにということで言っています。この言い方も難しいんですけれども、僕みたいな人が、車椅子の人が普段からよく使うようなところは、余り使っては困るんだという部分もあるので、その辺はなかなか難しいんですけれども、普段余り使わないようなところというのは、機械ものですから、是非、皆さんのフロアのそばにそういうお手洗いあるはずですので、特に1階なんかは、よく使うのかなと思うんですけれども、そういう使わないようなところは、普段から意識して使うようにしてもらえれば、その機器の使用する中でのメンテナンスという形にもなるのかなと思うんですけれどもいかがでしょうか。
    ◎資産管理課長 すみません。本庁舎内のトイレにつきましては、毎朝、清掃をしておりますので、その際にそういった機器類の点検も合わせて行うようにしていきたいと思っております。 ◆市川おさと 委員  ちょっと待って。何かぬかが委員じゃないけれども、質問に答えてない。普段から使うようにして欲しいということですよ。やっているというんだから、やったってそうなっていないんだから。 ◎石川 副区長  私は、8階に勤務しておりますので、結構、日に3回くらい私は使っております。たまたま昨日、確かに水やったら、ばっとなりました。私も同じ経験をしました。 ◆市川おさと 委員  総務部長どうですか。 ◎総務部長 職員にそういったご要望がありましたので、適度に使用するように周知したいと思います。 ◆市川おさと 委員  そういう形で、機器ですから掃除の人がするぐらいじゃなかなかできない部分もありますので、是非使う部分は使っていってもらいたいというふうに思います。  それから、前回の続き。自治体の障がい者採用についても続きを言います。  前回、前々回と言いましたけれども、この自治体の障がい者採用、一括で23区特別区で採用試験を行うと。その採用試験の結果、年度ごとに各区での需要に応じて採用していると、こういう認識でよろしいんですね。 ◎人事課長 そのとおりでございます。 ◆市川おさと 委員  そういうことであるならば、私も何度か言いましたけれども、介助者なしに職務の遂行な可能な人ということが、昨年度から削除されております。そうしたこともしっかり明記するようにということも言っておるんですけれども、そうした該当の人の受入れる準備は、この足立区役所にはどうでしょう、あるんでしょうか。あるんでしょうか、足立区役所は。どうですか副区長。これは、もうちょっと相当な判断だと思いますので、副区長。どちらでも。 ◎長谷川 副区長  来年度から採用で、その介助者なしの規定がはずされたということで、具体的にどのようなイメージになるのか、まだ詳細、これから詰めるというところでございますので、今すぐに準備ができているかというふうな問いについては、万全ですというところまでは言い切れない状況です。 ◆市川おさと 委員  それは当たり前です。万全なところなんで23区一つもないと思います。ただ、心構えの問題ですね。  今年度からというか昨年度からそういう制限は外れておりますので、是非、足立区としても、今こういって私も言っていることでもありますので、さまざまな方が就労していく。特に障がい者の課題につきましては、いろいろなバリアフリーとか教育の問題とか生活の問題とか収入の問題とかいろいろありますけれども、その最終最後のゴールというのが実は就労です、就労。教育がしっかりしていて、生活がちゃんとできていて、あるいは、通勤通学のバリアフリーもちゃんとなっていると、そうしたものが全部できないと就労という形には結びつきません。ですから就労というのは、実は、この障がい者の施策の最終的なゴールだという言い方もあります。ですからこの就労という点でしっかりと足立区が準備整っていないって、それは当たり前です。23区準備整っているところあるわけありません。足立区がそういったことに意を用いて、逃げることなくしっかりと取り組んでいってもらいたいということを改めて強く要望する次第であります。  そして、もう一つ。ギャラクシティのこと、これはやはり言います。ギャラクシティのことも先日言いました。このギャラクシティ設置条例、こども科学館条例というので目的が三つ書かれている。一つは、確かな学力の向上。次は、変化する社会に対応して生き抜く力を育む。さらに、青少年の健全育成の推進と。この三つの目的が書かれているわけですけれども、最大の目的は、この順番に意味があるとすれば、学力の向上であります。そして、現状のこども未来創造館ギャラクシティの、このこども未来創造館の現状について、この条例の言っていることから見て、現状認識、まずどのような認識を持っているのか、現状のこのギャラクシティですね。どのような認識を持っているのか、まずお聞かせください。 ◎地域文化課長 この4月から私ども地域文化課のほうで担当いたします。地域文化課としましては、これまで教育委員会のほうで、やはりギャラクシティの来場者100万人という大きな目標は達成していただいたと思っております。今後、地域文化課としましては、具体的により多くの子どもたちがこのギャラクシティで学べる、楽しんでいただける、そういうような施設を目指していきたいというふうに考えております。 ◆市川おさと 委員  わかりました。それから今、4月から所管が変わったということで、それ以前はずっと青少年課だったわけですけれども、このたび所管が変わったということの理由ですね。なぜ所管が変わったのかということについては、どうでしょうか。これ地域文化課長じゃ答えられないと思うんだけれども。 ◎地域文化課長 地域文化課は、今、区内の施設、シアター1010、地域学習センター等15施設を有しております。今までは、ギャラクシティはギャラクシティという単独の施設としての活用でしたが、今後は、やはり実際に掲げている目的を達成するには、それぞれの学習センター等の連携を図っていく。そして、地域の子どもたちに地元でも楽しめるようなプログラムを提供していく。そういうような形での今後の歩みを考えたときに、地域文化課という判断がなされたというふうに考えております。 ◆市川おさと 委員  地元でも楽しめるようにという言葉があったので、ちょっとまた聞きやすくなったんですけれども。あそこの近隣というのは、西新井駅のそばということで、大型マンションが最近、非常に建っている教育熱心な家庭が割に多いのかなというふうに思います。また、あの近隣の小学校、例えば島根小学校、それから駅またいだ向こうに栗原小学校という小学校があるわけですけれども、こういった小学校の子どもたちというのがギャラクシティをどの程度使っているのかなと。特に平日なんか余り使われていないのかなという思いが、私も見に行くたびにどうしてもそう感じてしまうんですけれども、この近隣の小学生にこのギャラクシティという施設が、果たして選ばれているのかなという思いを持っているんですけれども、その辺はいかがでしょうか。 ◎地域文化課長 確かにご指摘のとおり、昼間の中間というのは、なかなか人が入っておりません。ただ、この時間帯というのは、小学校も授業をやっている時間帯ですので、ここに子どもたちを誘致するというのは、ちょっと難しい部分もあるかと思います。また、授業中ですので、やはり近くとはいえ、ギャラクシティを使うとなったときには、授業の組み立てを学校側ときちんとお互いに調整をしなければいけないかと思います。ただやはり、近くにある区の施設ですので、有効活用はしていただきたいと思いますので、今後何らかの形で近隣の学校と取り組んでいけるように、また近隣の学校以外のところにも働きかけるようにしていきたいというふうに考えております。 ◆市川おさと 委員  授業中に使えないというのは、それは当たり前。放課後を含めて僕は言ったつもりだったんですけれども。放課後でもなかなか使われていないのかなと。要するに、学校終わった後、このギャラクシティ使われていないのかなというふうに思うんですけれども。その辺りいかがでしょう。 ◎地域文化課長 子どもたちに向けたやはり講座の在り方、そういった授業というのは、これからどんどん考えていかなければいけないというふうには思っています。ですから、今後、具体的に子どもたちがより楽しめるような取り組みを計画して行きたいというふうに考えております。 ◆市川おさと 委員  楽しめるというのは、すごく僕も大事だなと思います。ただ、楽しめるという中でやはり学力の向上というもの、そうしたものをしっかりと中心に据えてやっていってもらいたいなと。  先日、政策経営部長ともやりとりしましたけれども、やはり越谷のミラクル、よその自治体の話ではあります。よその自治体の話ではあるけれども、僕は、この手の子ども向けの科学館というものを近隣の自治体のものは、おおむね見て回っています。見て回って、その上ではっきり言いますけれども、越谷のミラクルというのが一番いいです。何で一番いいかと言うと、これ、始まる前に政策経営部長とも言ったんですけれども、いきなり行って体験できるんですよ。いきなり行っていろいろな体験ができる。いろいろな科学的な喜び、発見の喜び、驚き、そうしたものを感じることができる仕掛けが本当にたくさんあるんですよ。そうした中で、この越谷のミラクルというのは、私は、近隣の自治体の同種の科学館の中でも非常にすぐれているなと。  例えば質だけで言ったら、ちょっと国の施設、独立行政法人、上野の国立科学博物館あるんですよね。国の独立行政法人。これは、日本一ですよ。場合によっては、世界一かもしれない。すごい施設です。だから比較には全然ならないのだけれども、それでも実際に子どもを連れて行ってみれば、上野の国立科学博物館と越谷のミラクルどっちも楽しめるんですよ。それは、やはり自分で実験をして楽しめる、確認できる、驚きを感じることができるという経験。これは、非常に得がたい経験です。ですから、今後、所管も変わったということ。それからギャラクシティの在り方も今後変わっていくのかなというふうにも思いますけれども、そうした中で、是非この子どもたちが驚き、感動、発見の喜び、そうしたものを感じることができるような、何ていうのかな。経験して、うちに帰ってきて、お父さん、お母さん、「お父さん、きょうこんなことやったんだよ」って喜んで言えるような、そういう施設に僕はなってもらいたいなというふうに思うんですよ。これは、前回も言ったことですけれども、今回改めて言いましたので、改めて教育長いかがですか。 ◎教育長 子どもたちがさまざまな体験を通じて、感動や喜びを得るというのは、たくましく生き延びる力の根源だと、あるいは、学びに向かう意欲をつくるものだと思っておりますので、積極的に進めるべきだとこう思っております。 ◆市川おさと 委員  一方で、今、前向きな話したんですけれども、前向きじゃない話もすると、例えばギャラクシティのハード面ですね。ギャラクシティというのが建物の相当大きな部分を丸い吹き抜けでネットを張っていると。これが非常にある意味、目玉的な施設にもなっていると。この施設のネットですね。非常に大きい施設ですけれども、この狙いというのはいったいなんでしょうか。狙いは何ですか。狙いがあってつくっているはずですけれども、狙いは何ですか。 ◎地域文化課長 子どもたちにネットを歩いたり不安定なところで歩いたり、そういったところでスポーツ的、運動能力を少し高めるという狙いがあったかと思います。 ◆市川おさと 委員  狙いがあったかと思いますと言うけれども、ちょっとこの間、所管担当になって、狙いを聞かれて答えるというのもちょっとどうなのなかと。できた当初の狙いを知っている人の立場で答える人いませんか。 ◎経営戦略推進担当課長 リニューアルしたときの担当者でしたので、その部分答えさせていただきたいと思います。  狙いは二つあります。まず、リニューアルしたということで、シンボリックなオブジェをつくりたいのが一つ。もう一つが、条例の目的にも書いてありましたけれども、学力を上げる、若しくは生き抜く力そういったものを達成するためには、学ぶこと、驚き、体を動かすこと、そういうのも大切だと。体を動かす一つのものとして、ネット型の遊具をつくったというのが経緯でございます。 ◆市川おさと 委員  ただ僕は、ネットについては、実はそんなに今でも賛成ではない。というのは、ギャラクシティという限られたスペースの中で、特に丸い吹き抜けというのは、場所をかなりふさいで、しかも他の部屋もスペースもかなり狭くしてしまう。丸い吹き抜けというのは、実は、つくりとしてはかなりぜいたくなものでありまして、皆さんも四角い建物に恐らくお住まいで、その中に住んでいらっしゃるはずです。この四角というのは、場所を有効的に使うという意味では、非常に当たり前の話で、そういう中でギャラクシティの限られた空間の中で、丸い吹き抜けをつくって、ネットをつくったというのは、僕はどうなのかなとはっきり言って思います。  今、そういった狙いをおっしゃいましたけれども、例えば子どもたちの体力の向上という一つの目的があるのかどうか知りませんけれども、そうしたものについてもこれをやったことによって、子どもたちの体力、どの程度向上したのかということが数字的にはかなりわからないような形にもなっているというふうに僕は考えているんですよ。しかもPDCAプランでこういう形でプランしましたと。実際にやってみましたと。チェックしたらうまくいかないから今度変えていきますって、これが普通、役所に限らず事業の基本的な流れ、サイクルだと思いますけれども、一旦ああした丸い巨大な吹き抜けをつくってしまうと、それ以外の用途にはなかなか転用できない。これが果たして、一番いいのかどうかということも含めて、議論にならないというふうにも思います。  もうこれは、ギャラクシティは、そういう形でつくっているんですから、余り言ってもしょうがないのかなと思いますけれども、丸い吹き抜けに関しましては、例えば西新井駅の西口にパサージオという民間の商業施設があります。これは、足立区、全然関係ないですよね、この施設はね。確認だけです。 ◎石川 副区長  ただいまのご質問については、まるで関係ない施設でございます。  先ほどのギャラクシティの丸い筒でございますが、もともとあそこは、バーチャル型の宇宙飛行船というんですか、そういうのがあって、そこに乗せるということでああいうふうにつくってありました。それをリニューアルしたときに何に使うかと言ったときにいろいろアイデアを出して、今のネットになったとこういう経緯がございます。 ◆市川おさと 委員  すみません。どうもその辺の経緯、僕わからなかったのですけれども、やはり汎用性のある、今後は、やはり四角い建物の四角い部屋というのは、非常に汎用性があって、例えば何かやったときに最初の狙いとしてはこうなんだけれども、その狙いをある程度達成したよとか、あるいはうまくいかないよというときに転用しやすいわけですね、汎用性のあるものというのは。  ただ、ああいう非常に奇抜な丸い吹き抜け、それは今話したパサージオの民間の施設ですけれども、西新井の駅の非常にいい場所にもかかわらず集客に苦戦していると、それは、いろいろ理由はあるんでしょうけれども、やはり丸い吹き抜けつくっちゃって、場所のスペースの自由さをなくしちゃったというのも一つあるだろうというふうに考えています。ですから、今後は、区の施設をつくる際には、こうした丸い吹き抜けというのは、どうしても建築家が進めたがるんだって。  どうも建築家が昔から建築家というのは、有名な建築家も有名じゃない建築家も、丸い建物とか丸い吹き抜けとかを昔からつくりだがるんですよ。立教大学の図書館も昔、丹下健三がつくっちゃって、後でえらい苦労したとか、別な話だけれども関西大学の図書館何ていうのもやはり丸いのつくられちゃって苦労したとか、丸い建物というのは、そこから先の発展性がなくなっちゃうんですよ。ですから、今後の話です。今後の話として、区の施設をつくる際には、是非こうした奇抜な丸いものじゃなくて、標準的な今後のPDCAサイクル回す際にも四角いもの標準的なものをつくっていってもらいたいなというふうにおもうんですけれども、いかがでしょう。 ◎営繕管理課長 今後とも実用的な面を十分考慮して、どうしてもデザインというのは、時代の流れも少しあるところがあります。そういった中でも実用性をしっかり見て、計画を立てていきたいと思います。 ◆市川おさと 委員  今、丹下健三の話も出ましたけれども、東京都庁もそうです。やはり丸い塔見たいのをつくられて、今、苦労しているという話も聞いています。偉い建築家に依頼するのは、最近はやっています。どこかの庁舎なんかでも豊島区なんかでもはやっていますけれども、使い勝手を重視して、特に建築家、偉い建築家にうまくだまされないようにしっかりしていってもらいたいというふうに要望をいたします。  すみません、今回言いわけじゃないですけれども、本会議質問のときに僕もかなり具合が悪かったんですよ。あのとき病院から来たんですけれども、あのときは、相当具合悪かった。だから原稿があったのでそれなりにちゃんとできたんですけれども、今回の決算特別委員会は、原稿もほとんどないままやってしまったので、ちょっと普段にもまして、出来がいまひとつだったかなという思いもあるんですけれども、しっかりと今後、足立区のために頑張りますので、皆様のご指導よろしくお願いするものであります。どうもありがとうございます。 ○古性重則 委員長  次に、民進党から総括質疑があります。米山委員。 ◆米山やすし 委員  私は、介護保険の件をやろうと思います。  この間、決算特別委員会でも介護保険の特に保険給付が余ったということについては、さまざまな議論があったやに思います。私は、それはむしろプラスの面だと思います。この決算説明書の436ページ、介護保険給付事務ということで、455億円余の予算を計上していたところ、決算が436億円であったと。19億円ですね、20億円余ったと。これだけ保険給付が出なかったということですから、素直にこれは大変な成果だと思います。そのページを見てきますと、442ページにいきましょう。在宅医療・介護連携推進事業これについていくと、1000万円計上しているところをわずか360万円しか使っていないと。これについては、残が639万円と。執行率僅かに36%と。これについては、どんなふうに所感は持っていますか。 ◎地域包括ケアシステム推進担当課長 在宅医療連携に関する委託の中で地域にあります医療・介護の在宅療養に関する医療機関、介護事業所の資源マップというものを作成しているところでございましたが、実際、1000万円の計上ではあったんですけれども、今回、今年度取り組んでおりますインターネットを利用した情報提供システムの基盤の構築ということころで、委託が小額であったということで執行率が下がっているというところでございます。 ◆米山やすし 委員  これ、第4期だったか第5期ですか。高齢者保健福祉計画を取り上げます。現行ですね、高齢者保健福祉計画。これには、今皆さんご答弁いただいた在宅医療・介護連携について、計画があると。今おっしゃったのは、リストマップについて、地域の医療機関や介護事業者の所在地等をこれは、平成27年度にもう実施となっています。  今何をやるべきかというと、この計画、平成29年度ですよ、もう。平成29年度。政府が出した指針、厚生労働省老健局老人保健課、これには、全ての在宅医療・介護連携推進事業については、平成30年4月から開始することってある。それなのにも関わらず、まだリストマップづくり、しかもこんなにお金があるのにも。これ、どうしても理解できないですね。そして、この間の今回の定例会で区長の冒頭の発言で、地域包括ケアシステムのグランドデザインについて策定と。グランドデザインの策定というのは、平成29年、2017年当初からつくれという話であったわけだから、このお金もあるのに何もしないというのは、しかも自分で計画していることすらやっていない。もう少し細かく行きましょうか。  在宅医療・介護連携に関する相談支援これがいかに足立区がやっていないということが珍しいことかというと、東京都は、23区もちろん区市町村も在宅医療・介護連携推進事業については、一覧表をつくっています。足立区のところだけ窓口つくりましたかって空欄になっている。情報連携ツールつくりましたかって空欄になっている。医療圏の中の他の自治体と連携しましたかって空欄になっていると。こういうことで残で、本当にすごいなと思いますね。  どういう気持ちなのかというのが、しっかりと今何で僕が早口で急いでいるかというと、先ほど他の委員からもありましたけれども、医療報酬の改定、そして介護保険の報酬改定というのは、2年ごとと3年ごとから6年に一度重なる。それが来年なわけですよ。だから、介護事業者もお医者さんの先生も区が一体どういう地域包括ケアシステムについて計画を出すのかとか実施具合というのは、来年に向けて、じゃあ僕は金を借りようとか思っていらっしゃるところに、区のほうが役所自体がこんな足踏みしていて、情報連携ツールも作成していません。       [資料を提示]  これも拡大コピー足立区だけバツ。もちろん渋谷区、墨田区、中央区まだありますよ。それでもしかし、こういったことは、是非、次の期の後期高齢者の保健福祉計画に生かしてもらわなければ困るし、本当にその辺が平成30年4月にできるのかなというのを思いますが、どなたか部長答弁どうですか。 ◎福祉部長 今、足立区版の地域包括ケアの構築に向けて、推進会議等々で議論しているところでございます。米山委員言われております医療・介護の連携の相談につきましても、来年度早々に対処できるような形で今、検討を進めているところでございます。 ◆米山やすし 委員  情報共有ツールについてはどうですか。これは地域包括ケアシステム推進担当課長で結構です。  私何でこんなこと言ってるかと言うと、東京大学に情報連携ツールについての京大出て、マサチューセッツ大学で勉強して、日立に勤めていた矢島教授というのは専門家だと。何度も区に紹介しているんだけれども、矢島教授とこの間話したら、まだ連絡ないですねと。地域にまさにこういう碩学いらっしゃるんだから、こういったことについても情報共有ができなかったらどうやって連携するんですか。在宅医療と介護が。我々も老います。90歳になったら、恐らく誰もが1割の人しか全て自立というのは、90歳になったら1割ですよ。そうなります。2025年に団塊の世代が巨大な3,700万人の塊となって、カナダを超える巨大な後期高齢者になっていく。そんな世界至上未曾有なことに対して、本当にのんびりしているなと、お金あるのかな。何か秘策があるのかなと思わざるを得ないですね。これについては、次の計画づくりとか執行について、こんな35%しかやりませんでしたと、これで決算認定してくださいというようなことにならないようにやってもらいたいと思います。  地域包括ケアシステムについては、ご承知のとおり、地域包括支援センター25カ所が鍵となります。もちろん地域包括支援センターを見ると保健師ぐらいしか医療的な知識がある人がいなくて、社会福祉士の人とかケアマネも、主任ケアマネもややというところがありますので、今、医師会が在宅医療については、連携センターをつくろうとしています。  民主党政権のとき、その構想について国全体で地域包括支援センター等、更に医療連携のセンターが地域にあるというのは、事業仕分けで削ったという苦い経験があって、よく覚えているんですけれども、絶対これは二つ必要です。なぜならば地域包括支援センターだけではとてもやりきれないと私も思うから、医師会の動きは、是非、応援していただきたいなと思います。  25カ所ある地域包括支援センター、これは、僕もかみそうに言っていますけれども調べてみると、18区において、愛称をつけています。千代田区高齢者あんしんセンター。中央区おとしより相談センター。世田谷区あんしんすこやかセンター。地域包括支援センターというのは法律名ですけれども、余りにもちょっとなじみが難しくて、まさにこれから地域包括ケアシステムが本格化する中で、愛称というのも当区においても考えていいんじゃないかなと思いますけれども、その辺はどうですか。 ◎地域包括ケアシステム推進担当課長 足立区におきましても、平成18年当初にフォーユーという愛称を一度試みたこともあったんですが、なかなかこれは根づかなかった。地域包括支援センターというところに、高齢者の相談窓口でありながら、高齢者お年寄りというところがないというところが一つやはり認知度が大きく広がらない原因でもあるのかなとは思っております。今いろいろヒアリング調査をしていきますと、大体、半数ぐらいの高齢者の方が包括のことは認識していただいておりますが、更にこれを広めていかなければいけないというところもありますので、検討していきたいなと考えております。 ◆米山やすし 委員  もう一つ。地域包括支援センター25個あります。       [資料を提示]  これは、他の市の資料ですけれども、この市では、第三者評価をやって、すぐれた運営から厳しいところは、水準を満たした運営とか3段階ぐらいに分けています。こういったこと第三者の目というのは、地域包括見ているとずっと変わらないし、これは、随契ですか。 ◎地域包括ケアシステム推進担当課長 現在、平成18年から随時契約で行わせていただいております。 ◆米山やすし 委員  そういったことについても、本当に第三者評価を入れるとか随契が悪いというわけじゃないです。これは、本当に継続的な仕事になりますから、それは、随契については、しかるべき選定手段によって、余りにもパフォーマンスが落ちている地域包括支援センターについては、何らかの手段を考えるということにとどめたいと思います。  何せ、これ女子医大の話にも少し関わるから慌てているのであって、先ほどの地域における情報連携ツールというのは、ほかの医療圏では、もうやり始めています。だから、仮に言うと、大学病院がどこにあろうと、その医療圏の中では、情報ツールがあれば、在宅に出かけた人も荒川区のお医者さんも足立区のお医者さんも葛飾区のお医者さんも慈恵と女子医大の情報がその場でリアルタイムで使えると。それが在宅医療・介護連携推進事業ということなんですから、その点についてもしっかり申し添えていきたいと思います。  この間、ありがたくも浅子議員とかねだ議長と私とへんみ議員が足立区功労者表彰ということで、受賞いただきました。本当にありがとうございます。  それでギャラクシティ行ったんですけれども、そこで目撃したことが、おめでたい席で僕も座っていたんだけれども、目の前で舞台で大道具さんが一人こう持ってきて、写真台の何か手配だったと思いますけれども、区長、議長がいる中で写真台こんな大きなやつをいかに設置するかということで、総務部長、力があるからあれですけれども、総務部長、総務課長、総務課職員みんなでよいしょよいしょとやっていると。これも何か物すごくめずらしい風景だなと思います。段取りがいいとか悪いとかではなくて、更に言うと、僕何が不安になったかと言うと、市川議員からギャラクシティについてありましたけれども、これがもし子どもたちがいたら、そして地震があったら水害があったら、この指定管理者に写真台を出せよというとき、みんなで声掛けて、だって僕らクライアントでしょう。指定管理者に対して。  二元代表制のツートップがいて、社員が台車でコンペ、後は皆さんでやってくれって、先に注文してこなかった我々が、執行機関が悪いのかもしれないけれども、もう少し臨機応変の対応って、この指定管理者としてできないのかなと不安に思いました。西新井ですよ、佐々木さんも行ったかもしれませんけれども、駅前滞留者が大問題になるところ。そして地震があって、3.11のとき覚えていますよ。3.11のとき、私のささやかな決起集会を3.11で企画していて、それで地震があってもうクローズですよ。全く滞留者とかそういう問題じゃない。何も使えなかったはずですね。  こういったこと本当に指定管理者と足立区との間で緊急時の対応どうなっているのですか。ギャラクシティとか、あと一休みしてから家に帰ろうというところで使えるとしたら北千住のシアター1010とか、指定管理者と避難所の協定について、どうですか。 ◎災害対策課長 ギャラクシティにつきましては、指定管理者と区のほうで、例えば区のほうと災害時に協力するというふうな内容が入っています。ただ今現在、一時避難場所となっていませんので、その部分については、今後、指定管理者のほうと災害に向けて調整していくことだというふうに考えております。 ◆米山やすし 委員  千葉市、避難所使用に関する協定書、千葉市と何とか共同体は、管理する芸術文化ホール、ギャラクシティみたいなものですね。避難所及び避難場所と利用する以外に、次のとおり協定を締結すると。指定管理者に関する業務契約というのは、それは、議会も見ているし、やっていますけれどもそうじゃなくて、更にですよ。だからお金は出しますって皆さんで議会に諮ってもらいたいんですけれども、かかったお金、それは避難民と呼ばれる帰宅滞留者が来た、そうしたら水も飲むだろうし何か食料も食べるかもしれない。そういった費用というのは、後で支弁するから、何とかそれをひとまずいてくれというようなことをこの協定書で考えてもらいたいですね、是非これは。  いろいろなギャラクシティとかシアター1010は、例え話ですよ、これ。国民保護計画上は、総合スポーツセンターだって、本当に僕、Jアラート鳴ったとき、札幌市にいたんですよね。6時2分に鳴って、何で札幌市にいたかと言うと、契約行為に対して、労務状況カードというのを非常に札幌市やっていたりするので、無理言って議会派遣で行っていたんですけれども。小さなホテルで6時2分鳴って、北海道って出るわけですよ。やばいかなって米韓軍事演習ちょっとやめてくれないかなとか思いましたけれども、その後、Jアラートが解除されるまで、恐らく札幌市、函館市上空を通過して6時6分ぐらいに僕の頭上通ったんですよね、ミサイルはね。それで、襟裳岬まで行ったと。あれ以来、本当に何か体験してみると、今度、Jアラートの避難実験やって、是非皆さんもひやっとしてもらいたいですけれども、人ごとじゃないなと思いましたね。そうしたらもうちょっといきましょうか。まだ時間あるから。  今回、水害のこと随分取り上げました。皆さんも取り上げている。やはりカスリーン台風70年だから、荒川がカスリーン台風のとき、500とか600ミリですよ。この間の東海豪雨ぐらいですよ。カスリーン台風というのは、70年前です。70年前の区長、大山雅二さん、僕も1階の名誉区民の一番左にいらっしゃる大山雅二さんの顔をしげしげと立派な方で、昭和22年の後、こんなものを記録で残しているんですね。こういったことは、是非、災害危機管理のトップは読んでほしいですけれども、読んだことはありますか。 ◎危機管理部長 私は、読んだことがございません。 ◆米山やすし 委員  同じ地形です。そして、同じ東海豪雨600とか700ミリとかそういうときにどうなるかというのをシュミレーションするには、貴重な足立区の38%が水につかったわけですから、利根川が決壊した、荒川の上流も決壊したと。誰か答えられるとしたら、荒川がもし決壊したら、今、私たちがいるここ区役所、浸水どれぐらいくるかわかります。 ◎企画調整課長 5m程度かなと思います。 ◆米山やすし 委員  さずが。5mというのは、道路交通法だと、歩道橋が4.7mぐらいですから、目の前の歩道橋すれすれまで水につかっちゃうところですね、埋まっちゃうわけですね。だからこそ、鈴木あきら委員がドローンとか、だってそうでしょう。海のようになっているところでどうやって状況を確かめるかといったら、ドローンとか船としか考えられないんですけれども、その辺は、ここに船とかドローンとかあるんですか。そういう一面泥の海。皆さんの周りが。 ◎危機管理部長 いわゆる最悪の2mから5mという想定になっているわけですけれども、そういったときのための船舶とかドローン、航空関係の機材を区は、今のところ保有しておりません。 ◆米山やすし 委員  地元の皆さんにとっては、物すごくこの間、深刻な話を聞いたんですけれども。その22年の水害の記録の中で、中川のこれ地形ですよね。       [資料を提示]  ここまで水が入って、鈴木委員にこの辺の事情を一番詳しいですね。今でも町会が分かれているんですよ。70年前の水害の結果。その辺、鈴木委員どうですか。 ○古性重則 委員長  説明できますか。 ◆鈴木あきら 委員  水害で常磐線の線路のところでとまっていて、そこを少し空けてほしいという。そうすると水がはけるからといったところに土のうを積んで防いでしまったということで、町会が多少、悪くなったという話で分かれたということです。 ◆米山やすし 委員  もちろん今は、神社を中心に大変仲よくやっているわけですけれども、70年前のその出来事をきっかけに、今もそういうふうになっていると。だから区民にとっては、まだ過去でもないし歴史でもないですね。白石委員が、あと自分とかおっしゃるからびっくりしましたけれども、こういう歴史とかこういったものは、2階の区政情報室に行けばあるし、是非こういったことも知っておいていただきたいと思います。カスリーン台風は70年前、今の何が違うかもう一つあると、その後、高度成長期に足立区は物すごく地下水を掘ったんですね、地盤沈下したと。  だから、変な話ですけれども、カスリーン台風並みのものが来ると、70年前よりも今、例えば京成本線架橋なんかは、4mも下がっているわけだからもっと危ないわけですね。もちろん土手はやっているけれども、鉄道は上げられないから、今度この洗面器のくぼみみたいなところから水が漏れないように何となしなければいけないということですよね。その辺どうなんですか。京成本線の橋とか。 ◎都市建設部長 今、米山委員お話のとおり、実際には、3.7m下がっているということで、来月まだ地元でも説明会、まだまだ先になりますけれども取り組みに向けて説明会を行うというふうに聞いております。 ◆米山やすし 委員  何年ぐらいかかるんですか。 ◎都市建設部長 これから用地取得をしてということなんですけれども、実際に今聞いておりますのは、工事を着工してから16年、終了するまでかかるというふうに聞いております。 ◆米山やすし 委員  荒川のタイムラインを見ると、鉄道は、京成はとめるとありますよね。とめた後、ひょっとしたら、そのくぼみを、誰か土のうを積みに行くという命令を受けている予定の職員とか我々、消防団とかあるんですか。 ◎企画調整課長 現在のところ、荒川に対して、水防活動というのは想定してございません。 ◆米山やすし 委員  やはり漏れちゃうんだね、そこから。できるだけ早くやらなきゃいけない。そうして、漏れるからこそ、本会議でも取上げたけれども、広域避難というのが問題になって、広域避難って10万人とか20万人、福島第一原発が水素爆発したときに逃げた方が7万人で、この間、広野町行ってきました。広野町の町長に話を聞いて、いかに大変だったかという、全町民5,000人ぐらいの方ですけれども、聞いてきました。それで、県は何をやってくれたんですか、国は何をやってくれたんですかと言いましたら、結局、大熊町には、当時の民主党政権が用意した100台のうちの40台が届いたらしいんですけれども、広野町は自主的に、しかも爆発した後、7時だったかな、5時ごろにいろいろな連絡が入るんですけれども、国は連絡したと言っている。東電は連絡すると言っている。でも、広野町には連絡は来ませんでした。6時半のやつでも連絡は来ない。そのうち、庁舎が全ての電源が落ちたと。携帯もつながらなくなったということで、テレビだけが情報の頼り。そこで、自主的な避難命令を出し、更には翌々日バスの手配をしたと。  だから今、タイムラインだと足立区と防災協定は、バスのそれぞれの会社やってないと思うんですけれども、タイムライン上は逃げるとあっても広域避難だとしても。だから、国も東京都もそんなに信用できるものであるのかとても思えませんので、是非、区内にこれだけバス事業者あるのだから協定すべきですよ。いざとなったら垂直避難もできない、外に行かなきゃいけない方が足立区だけで何万人いますよと。障がい持っていらっしゃる方、高齢者の方いろいろな方がいらっしゃるから、是非どこどこ集合してバスで逃げる。そういうのというのは、おかしい発想ですかね。バスとの防災協定どうですか。 ◎災害対策課長 他の地区でバス業者と結んでいるケースがありますので、それにつきましては、今後、足立区としましても、各バス業者のほうと検討したいと思います。 ◆米山やすし 委員  最後に、千住区民事務所に行ってきました。大変混んでいました。椅子を出すぐらい混んでいる。7時までやるところだけれども、さばききるのが、平日だと8時というのが多いじゃないですか。これマイナンバーの事情もあるかと思います。マイナンバーは、自民党が本会議でお聞きになったけれども、9点何%と。全然進んでいないという。もちろん23区、これワーストですよね。それで、新しい部屋も借りましたと。借りるのはいいけれども、またお金がかかっているはずですよ。  今、マイナンバーの強化週間、月間だったかなんだから、なぜ日曜開庁をやらないのかなと思いますね。引取りだけは、日曜日来てくださいと。もちろん本庁舎、月に1回、日曜日やっていますけれども、その千住の区民事務所でも利便性が高くて集中しているんだから、よそに引っ越すとかじゃなくて、シフトを組んで、是非それも考えてもらいたいですね。  もう一つ考えてもらいたいのは、市川委員が、なぜ越谷まで行って、科学館が見れたかというと、あれは科学館が日曜やっているからですよ。そこが足立区には68カ所の児童館だとか、今度、子ども子育て新法によって、地域子育て拠点と位置づけられたのは68カ所あるけれども、日曜日やっているのは、たった二つでしょう。所管が全部一緒になったのだから、是非そこのほうを児童館も日曜日やってもらいたい。だから行けないんですよ。日曜やっているのは、ギャラクシティと生物園と総合スポーツセンターの子育てサロンだけじゃないですか。その辺を要望して質問を終わります。 ○古性重則 委員長  次に、共産党から総括質疑があります。ぬかが委員。 ◆ぬかが和子 委員  委員会の2日目に、保健所のパソナへの外部委託は、偽装請負やさまざまな問題があるという公益通報の問題について質問しました。  公益通報が業務委託契約書の契約条項10条に抵触する内容だったのに、その公益通報として受理しなかったこと。そして、発注者として、真摯に向き合わない市政はおかしいということを指摘しました。すると、区は、公益通報とは別にチェックを行っているから問題ないと判断したという旨の答弁を行いました。問題ないと判断した業務改革調整担当課長は、通報者と会って話を聞いたんでしょうか。 ◎業務改革調整担当課長 経営戦略推進担当課長を兼務しておりますので、私のほうからお答えいたします。  先日、私のほうでお答えしたのは、公益通報とは別に業務委託が4月から始まったので。
    ◆ぬかが和子 委員  会ったかどうかだけ聞いているんですけれども。 ◎業務改革調整担当課長 私のほうで回った限り、問題はございません。 ◆ぬかが和子 委員  会ったかどうか、通報者と会って聞いたかどうか聞いているんです。 ◎業務改革調整担当課長 通報者とは会ってはございません。 ◆ぬかが和子 委員  それだけを聞いているんです。ちゃんと聞いたことを答えてください。  この通報者の方は、行政書士の資格を持っているんですね。だから余計に法令遵守の意識が強くて、違法状態に耐えられなくなって、適応障害を起こしてしまった。そういう訴えを真摯に受け止めて、検証し改善すべきで、まるで訴えから逃げるように関係ない、問題ないとするそういう態度というのは絶対あってはならないことだと思います。ちなみに、公益通報者がこう言っているんです。もし、これが事実だったら、違法性があるのかどうかお伺いしたいと思います。  一つは、日常的に足立区職員から指示を受け、あるいは自ら区職員に指示を仰いでいたというのが一つ。二つ目は、パソナの現場責任者も自らの判断がつかない事実に関し、職員に指示を仰ぐように通報者はじめパソナ従業員に命令していた。三つ目、休憩を取得していなかったにも関わらず、タイムカード上は取得したように記録するように指示していた。これが事実だったら違法性ないですか。ガバナンスか何かどうですか。 ◎ガバナンス担当部長 もし記載されていることが事実だとしますと、やはり違法性があるというふうに思います。 ◆ぬかが和子 委員  そうなんですよ。そういう問題なんですね。ちなみに、パソナでは、来庁者の個人情報、氏名を保健センター内パソナ従事者のグループラインで共有していたんです。       [資料を提示]  それがこれなんですけれども、個人情報に関わるところは、もちろん隠してありますけれども、驚きました。これ、そのセンター内ですよ。「お疲れさまです。至急です」と。受け付けの本日注射済み表、黒塗りと仮名でね。「足立太郎という方、受けたでしょう。受けた方誰でしょうか。柴犬の雄、ぽちちゃんです」と。それに対して皆、返事しているんですよ。例えば「何々町のアダチさんですか。私は受けていませんが、私の知人のアダチさんがきょう来ました」と。「もしその方なら来所者は女性です」と。「当日登録と注射済み受け付けしました女性だったけど、ぽちちゃんだったかどうかは覚えていません」と。  こんなことまでパソナの方がラインで共有している。これいいんですか。外部委託している受託事業者が個人情報ですよ、これ来庁者の。それを自分のところの従事者のラインでこういうふうに共有しているんですよ。それそのものなんですよ、これ。保健所のほうは、こういうの認識していますか。 ◎衛生管理課長 パソナに対する個人情報管理につきましては、しっかりやるようには伝えてございます。また、共通OAの中での情報共有ということは、許可しているところでございます。ラインについても基本的には、事務室にはそういう携帯等は持ち込まないような形での指導はしているところでございます。 ◆ぬかが和子 委員  これ、夜の既読12人、夜21時05分。要は、個人のラインの中でこういうやりとりしているんですよ。グループつくって。これいいんですか、もう一度聞きますけれども答えられない。誰も答えてくれないのかな。 ◎長谷川 副区長  個人のラインで使っていたと今ご指摘ありましたけれども、私どもその事実を確認しておりませんので、改めて今、ぬかが委員からご指摘のあった点について調査に入りたいと思います。 ◆ぬかが和子 委員  是非よろしくお願いしたいと思います。要は、この方は、こういうことが行われていて、これ問題だと。そういうことで公益通報やったんですよ。その方、どういう思いで言ったかと言うと、なるほどと思いましたけれども、パソナが、そもそも十分な請負マニュアル及び体制を築けなかったことに起因する面も大きいと。この方、先ほど言ったように行政書士の方なので、何か行政にそういう資格を生かして役に立つ仕事がしたいと思って応募したんですね。  だけど、マニュアルが不十分だったから、こういう体制が築けなかったことに起因する面が多いと。それとともに、本質的には、保健所という区民の皆様の高度な個人情報、病気、障がい等取扱い、その所掌事務が広範囲にわたる業務を民間に委託することに無理があることが原因だと言っていて、自分が訴えることで、今の足立のコンプライアンスの推進、行政サービスを受ける区民の皆様の安心につながればという思いだったんですよ。これをこの公益通報を労働基準監督署だの東京労働局、公安ですね、需給調整事業部、こっちに回したっていうこと、本当によかったんでしょうか。 ◎ガバナンス担当部長 私ども公益通報に関しましては、やはり私どもの仕事の枠組みの中で、公益通報者法というのに基づいて行っているものですし、また、前回のご答弁の中では、申し上げておりませんでしたが、そういったことと、あとは弁護士である公益監査委員からも意見をお伺いいたしまして、このような対応になったわけでございます。 ◆ぬかが和子 委員  例えば仮に、労働基準法違反だとかそういうほうは、そっちのほうがいいですよという返事はあると思うんです。でも、区としては真摯に受け止めて、指摘された事項については、足立区との契約条項にも関わるので、そういう点では、調べて改善や対処をしたいと。少なくともそういう返事をすべきでしょう。そして、他の事案については、今まで私は、区はそういうのをちゃんとやっていると思うんですよ。ミスはミスで見逃さない。問題があればそれを是正する。そういう立場に、なぜ外部委託になるとならないのか。本当におかしいというふうに思っているんですね。是非、保健所の外部委託含めて、撤回見直しをしていただきたいというふうに思います。  それから、戸籍の外部委託についてなんですけれども、これもこの決算特別委員会の中で年間約2,500万円のコストメリットがあると、経費も節減、サービスが向上というような質疑がありました。その根拠として示された委員会報告というのがここにあるわけですけれども。       [資料を提示]  これ平成27年11月の委員会報告、区民委員会報告なんですけれども、聞いたことにきちんと答えていただきたいのですが、この経費節減は、バリュー・フォー・マネーという考え方で、実際に係ったお金が減ったわけではないと思いますがどうでしょうか。 ◎戸籍住民課長 こちらぬかが委員のご指摘の、バリュー・フォー・マネーの考え方に立っております。 ◎業務改革調整担当課長 ぬかが委員ご質問の委託料で実際に払った金額ではございません。 ◆ぬかが和子 委員  そうなんですね。ですから、この委員会のときには、実際には1,100万円ぐらいの持ち出しが増えているということを区側が言っているんですよ。サービス、それからサービス拡大の一端として紹介される受付窓口が増えた。客だまりが増えた。こういったフロア改修の契約というのは、富士ゼロックスシステムサービスへの戸籍業務委託とは別の契約だと思いますが、どうでしょうか。 ◎戸籍住民課長 ぬかが委員のご指摘の部分につきましては、委託の全般的な一体なものとして考えております。 ◆ぬかが和子 委員  本当ですか。 ◎業務改革調整担当課長 申しわけございません。フロアの設計につきましては、富士ゼロックスののほうに委託をかけましたが、実際の物品の購入等は、区のほうで行っております。 ◆ぬかが和子 委員  あのときの契約課長、今も契約課長だと思いますけれども、契約案件としては別だったんですよ。だから、補正予算でも別だったんです。だから私たち、この案件は賛成したんですよ。なぜかと言うと、フロア改修も、それからフロア改修とかサービス向上というのは、直営であろうが民間であろうがやるべきことだし、それによってサービス向上することはいいこと。窓口が増えるのはいいこと。これは、直営でもやはりやるべきことだから賛成したんですよ、ここの部分は。そういう点では全く別の契約なんです、契約案件としては。委託契約とフロア改修契約は。いい加減な答弁はしないでいただきたいと。  サービス水準の向上の具体的な内容として、番号発券機が1台から2台になったというふうにしていて、これは、多くの皆さんがご存じだと思いますが、それがサービス向上の具体策でここ書かれているんですよ。もう多くの方ご存じだと思いますが、2台の発券機が隣同士に並んでいて、一般の区民は使えないようになっている。申請用紙に記入をしたら、係員をお呼びくださいとこうなっているわけですね。2台でサービス向上どころか、結局これは、係員の人がふたをあけて、ボタンを押して発券機取り出すわけですよ。2台でサービス向上どころか、1台で十分な使い方で、結局は無用の長物、無駄遣いじゃありませんか。どうですか。 ◎戸籍住民課長 そちらの発券機の増加は、それと同時にフロアマネジャーも増員いたしておりますので、個別に細かく案内できるようになっております。 ◆ぬかが和子 委員  発券機2台というのは、どうだったのと聞いているんですよ。それ答えられないから、そういう答弁しているのね。 ◎業務改革調整担当課長 すみません、当初、正面の入り口と裏口から両方に発券機をつけて、フロアマネジャーをつけていたという経緯がございました。しかしながら、正面から入ってくるお客様が多いということで、2台を正面のほうに並べて、フロアマネジャーをつけてご案内をしているという経緯がございます。 ◆ぬかが和子 委員  だって、誰がどう見たって、一般の区民が押せないのだったら、2台並べて置く必要もないわけですよ。誰が見たって明らかじゃありませんか。しかも年約2,500万円のコストメリットの部分ですけれども、これは当時、今の委託費用が1億3,800万円。それから、区が直営でやった場合には、1億6,300万円かかったと。だから2,500万円のコストメリットなんだという試算なんですよ。  だけど、この区の直営の人件費換算というのが、何と常勤職員を新たに16名、平均で870万円の給与。非常勤職員は8名、290万円。こういうふうに試算して、そうすると足立区が直接やったほうが高くつくんだという試算なんですよ。ところが、この16名常勤職員配置なんていうものの根拠示していないんです。強いてあげれば、その当時の区の常勤、非常勤の配置比率で試算したというふうにも言えなくもないんですけれども、その後に区が戸籍問題で是正したときに誰を雇ったの、常勤雇ったのと言ったら、常勤じゃないんですよ。全部、非常勤雇っているんですよ。これをちなみに、さっきの24名を常勤と非常勤を半々で雇ったと試算すると、コストメリット2,500万円じゃなくて、ちょうどとんとんなんです。  全部、非常勤で雇ったとすると、これは、区でやった場合は6,960万円になるんですよ。そうしますと、コストメリットどころか区がやったほうが安く済むと。要は、意図的に区で直営に戻したらこんなに高く済むんですよというふうに試算しているのが2,500万円という結果。しかも、その単価の平均給与870万円というのは、これは足立区の職員の平均ですよ。そうしますと、他からそんなに16人も一遍に持ってこれないわけですから、新規に採用したらもっと安いんですよ。それをあたかも区が直営だったら高いということでというふうに描いて、それが年2,500万円のコストメリット。そして、三十数年までで1億数千万円のコストメリットだという数字だということで、そこをよく認識して、ものを言っていただきたいと。結局、経費の試算が意図的だということを指摘もさせていただこうと思っております。最後あと1分になりましたので。 ◎区民部長 私ども委員会でもご説明しましたけれども、職員の配置は、当時の職員の正規職員と非常勤職員の配置割合これに基づいて計算している。 ◆ぬかが和子 委員  だから言ったじゃない、それを。 ◎区民部長 決して不当な積算ではございません。 ◆ぬかが和子 委員  だからそう言いながら、あと直営に届出業務を戻したときに、2対1で新規職員雇ったかと言ったら、雇ってないじゃないですか。それをそういう理由で言うべきではないというふうに思います。  結局、意図的にサービス向上、経費節減を強いていますけれども、実際には全く異なると。今決算であらわれたのは、ためこんだ基金も財産総額も史上空前で、区民には行政水準低く抑えて、負担増も強いて、一方で特定事業者を利するような再開発、それから外部委託、こういったものには、費用を費やすと。こういうお金の使い方は、是非、改めていただきたいということを求めまして、質問を終わります。 ○古性重則 委員長  次に、公明党から総括質疑があります。前野委員。 ◆前野和男 委員  血圧が上がらないようにやりますので。私も聞いていて、何が何だかわからなくなってしまいました。もう少しわかりやすくお話していきたいと思っています。  最後になります、公明党からの前野和男でございます。  保育所について、若干お伺いしたいと思っております。現在、病後児保育は、区内で何カ所行われているでしょうか。また利用状況。 ◎子ども政策課長 施設型で2カ所行っておりまして、平成28年の利用は157件でございました。また、訪問型で一部やっているところもございまして、そちらは16件でございました。 ◆前野和男 委員  非常に需要が高いというふうに思われます。また、東京女子医大が江北に移転するに当たっては、院内保育所の設置も考えられているのかどうかお伺いしたいと思います。 ◎経営戦略推進担当課長 院内保育でございますが、本年4月5日に締結いたしました覚書で、院内保育のほうを施設用途で定めておりますので、今後とも女子医大と協議調整してまいりたいと思います。 ◆前野和男 委員  現在、葛飾でございますけれども、東部地域病院で病児保育を考えられているとお聞きしております。東部地域病院は、葛飾といえども、足立区の本当に真裏でございまして、本当に近しい関係でございます。この病児保育について、区の考え方をお聞かせください。 ◎子ども政策課長 現在、区内には施設型の病児保育がございませんので、こうしたサービスが展開できるということは、一つの子育て支援策の拡張につながるというふうに考えております。 ◆前野和男 委員  葛飾区が東部地域病院の場を病児保育の場として、考えているようでございます。是非、足立区も隣接というメリットも考慮して、追加して取り組んでいく考えはないかお伺いしたいと思います。 ◎子ども政策課長 ただいま葛飾区のほうと足立区のほうと、定員を分けるような形でできないかということで協議をしているところでございます。 ◆前野和男 委員  是非、成果があらわれるように取り組んでいただきたいというふうに思っております。要望です。  あともう一つは、保育コンシェルジュの方々がいらっしゃいますけれども、現在8名ぐらいいらっしゃって、この実績についてはいかがでしょうか。 ◎子ども施設入園課長 保育コンシェルジュの実績でございますが、平成28年度の年間の相談件数2,922件でございます。今年度につきましては、まだ年度途中ということもございまして、出ていませんが、昨年度の約1.5倍の数字で推移しております。 ◆前野和男 委員  非常に高い相談件数が来ていますし、更に1回の相談時間も非常に長いですね。この点いかがですか。 ◎子ども施設入園課長 実施者への聞き取りを行いまして、丁寧に説明しております。その結果、一応全体の52%の方が30分以上60分未満の数字となっております。 ◆前野和男 委員  コンシェルジュに対して、期待しているお母さん方が非常に多いです。私たちも小さい子どもを連れて、エレベーターに乗って3階にとめるんだ。多分、コンシェルジュの相談を受けるんだなとか、そんな思いもしているわけでございますけれども、区役所だけじゃなくて、出張もしていますね。出張はどのくらい行われていますか。 ◎子ども施設入園課長 出張の件数ですが、先ほどの平成28年度の2,922件のうち、出張件数1,230件となっております。具体的な場所は、子育てサロン、それから保健センター、そういったところに出張させていただいております。 ◆前野和男 委員  非常にこれも平成27年度と比べれば倍近い数字に上がってきています。そういう意味ではコンシェルジュの果たす役割というのは、非常に高いものがあるわけでございまして、やはり今後この10月、11月にかけて、更に多くの方々がコンシェルジュの相談に乗ってくるのではないかなというふうに思っております。そこで、それでも全体を考えて、例えば保育園に入園できる、保育施設に入所できるといった方々の中でコンシェルジュの方に相談に乗ってもらったという数は、把握できていますか。 ◎子ども施設入園課長 申しわけございません。入園した方の中で、どの程度コンシェルジュ受けたかというのは、ごめんなさい。ちょっと数字が取れていないんですが、逆に今年度、待機となった374名のうち、コンシェルジュに相談された方は91名、約24.3%というふうになっております。 ◆前野和男 委員  私も後からそれを聞こうと思ったんですけれども。やはりコンシェルジュに相談に乗ってもらった方というのは、非常に早い手を打つことができるということですよ。ですので、本当にコンシェルジュの方々の働きというのは、重要ですし、それをやはりどう広報していくのかということが大事なことだと思いますが、いかがでしょうか。 ◎子ども施設入園課長 前野委員おっしゃるとおり、相談をいただければ、そのご家庭に合った保育サービスを提供できるというふうに考えております。やはりこういった方々の思いに寄り添って、丁寧な説明をしていきたいというふうに考えております。 ◆前野和男 委員  出張とか本庁舎、ほかに例えばSNSを使った、やはりコンシェルジュがいるんだよと皆さんの保育を相談に乗れるんだよ、乗っていただけるんだよと、そうした体制づくりも必要だと思うんですね、広報の部分で。その辺いかがでしょうか。 ◎子ども施設入園課長 前野委員おっしゃるとおり、広報活動重要だというふうに考えております。今後そういったSNS等活用して、更に充実させていきたいというふうに考えております。 ◆前野和男 委員  是非、SNS等で若いお母さん方非常に、私なんかほとんどスマートフォンとかそういうのはわかりませんけれども、ああいうネットワークですね。そういうのをしっかり持っているので、すぐに伝わるんですね。びっくりするぐらい。ですので、今までのずっとこの決算特別委員会で、このSNSの利用というものを非常に大事だと言ったことも話に出ていますので、是非こういったことも検討に入れていただきたいというふうに思っております。  次に、学校図書館の運営について、話題を変えます。  学校図書館の運営については、さの委員からもさまざま質問をさせていただきました。今後、学校の図書館につきましては、学校の支援員を導入することになったということで、この1年、2年の間は、非常にさまざま課題を見つけながら、学校と、また支援員と、また学校の図書館部会の先生方とのコラボで進めていかなければいけないと思いますが、本当に様々課題もあると思いますので、慎重に進めていただきたいと思いますがいかがでしょうか。 ◎教育政策課長 今、支援員の方回っていただいておりますけれども、入っている中で図書ボランティアの関わり方ですとか、いろいろ慎重に進めていかなければならないといったようなところの報告も上がってきておりますので、前野委員ご指摘のとおり、この事業を一気にかじを切ることなく、慎重に徐々に徐々に進めていきたいというふうに考えております。 ◆前野和男 委員  そういう意味では、学校の図書館の役割を高めていくためにも、本格稼働までしっかり工程表をつくって進めていかなければいけないと思いますが、各学校、弱いところ強いところさまざまあります。非常に進んでいるところも遅れているところもありますので、そういったところ学校一つ一つに合わせて工程表をしっかりつくっていっていただきたいと思いますが、いかがですか。 ◎教育政策課長 今年度、1年足らずの契約になっておりますけれども、まず入った時点での学校の図書館の環境の状況ですとか、あるいは、中間でどこまで改善した、最後にどこまで到達したといったところを各校ごとに報告をいただくようになっておりますので、それを見ながら、また来年度以降のホップステップを考えてまいりたいというふうに思っておりますし、また事業者自身もプロポーザルの中で、環境整備からスタートしまして、利用促進、そして、学習支援と言ったようなホップステップジャンプの計画を提案いただいておりますので、こうした知見も活用しながら、小学校の図書館すばらしく仕上げてまいりたいというふうに考えているところでございます。 ◆前野和男 委員  そこで、例えば学校内における学校図書館担当の教員、司書教諭といわれるような方々というのは、一つの学校図書館の中での担当教員というのは、何人か複数で関わっていくようにするんでしょうか。 ◎教育指導課長 基本的には、12学級以上の学校には、1名以上という形になっておりますが、基本的には、1名で配置という形に担当がなっております。 ◆前野和男 委員  そうすると、学校の中で1名という考え方で行くわけですね。私、新宿区の津久戸という小学校の図書館の運営を見させていただきました。やはり1人だけではなくて、複数でこの関わっていくことが非常に大事かなと思いますね。1人だけのご意見で事を進めることよりも、複数の先生方がいることによって、情報を緩和することができる。そういうふうに思いました。是非1人だけではなくて、各学年ごと一人ひとり出していただいて、その各学年ごとのさまざまな課題も出てくると思いますので、そうした中で、支援員の人と、またボランティアの人とさまざまな打合せをしながら進めていかなければならないと思いますのがいかがですか。 ◎教育指導課長 基本的には、校務文書の扱いで、学校長が各学年に図書館担当1名決めたりという形は、学校においてあります。しかし、今、学校担当で一番中心となるのが、司書教諭が取りまとめという形になっているのが現状でございます。  今後、支援員や図書ボランティア、保護者の開かれた学校づくり協議会のメンバー等々の地域の方とも連携しておりますので、その辺りが同じ歩調で進んでいけるようになればいいなと、こちらも考えております。 ◎教育政策課長 委託業務ですので、月に一遍、事業者と校長と図書担当の教諭、関係者交えた事務打合せがございますので、まずは、そうした会議の場を有効に活用して、相互の情報連携努めてまいりたいというふうに考えております。 ◆前野和男 委員  あと、学校図書館と支援員と教育委員会をつなぐ図書館のスーパーバイザー、スーパーバイザーというのは、足立区の場合は、雇うんですかね。 ◎教育政策課長 現在、スーパーバイザーという役割の方はおられません。当面は、契約を結んでおりますTRCという事業者の専門的な知見を活用しながら整備を進めていく上で、スーパーバイザーの必要性についても、検討の材料というふうに考えているところでございます。 ◆前野和男 委員  非常に業者の方も大事なんですけれども、僕も現場ですからね。ただ、その辺のつなぎをうまく取っていくスーパーバイザーというのは、東京都内の中でも数少ないのですけれども、非常にそうした人たちのご意見もしっかり受け止めていくことが、この図書館のこれからのさまざまなプロが見る教育だとか、何とか教育とさまざまありますよね。そうした中での回しが非常によくなるんじゃないかなというふうに思っておりますので、その点考えていただきたいと思っております。  あともう一つ、話を変わりまして、いじめと不登校の対策についてお伺いしたいと思います。  吉田委員が児童・生徒の悩みの相談を受ける取り組みとして、ラインの活用を要望いたしました。私もいろいろ調べてきたんですけれども、長野県では、これまで電話とメール、また学校の中で目安箱みたいなものを置いて、子どもたちのさまざまな相談を受けてきたそうです。  ただし、1日当たりの相談件数、長野県は広いですから一概に同じとは言えませんけれども、相談件数が1.8人しかなかったと。しかし、ラインでの相談を受け付けるようになったら、これが何と1日125人も相談に、ある面で嫌な言い方ですと、引っかかってきたというか、相談に本当に乗ってくれる場所があるんだなという、ほっとした気持ちで相談できるようになったという。それが非常に大きな一つの成果だったということなんですが、この点、他県、他市、他区も行われているようですので、是非、真剣に検討していただきたいと思います。いかがでしょうか。 ◎教育長 先日もご答弁しましたけれども、ラインのよさというのもございますので、そういった子どもたちが自分の悩みを気軽にというかストレートに発信できる場があるというのは、非常に有効だというふうに思っております。大津の例もお聞きしましたし、今、長野の例もお聞きしました。24時間どんな体制を取るかといろいろな対象の問題もありますけれども、検討させていただきたいと思っております。 ◆前野和男 委員  教員の働き方改革について、若干お聞きしたいと思います。  足立区の教員の勤務実態の調査データというのはあるんでしょうか。 ◎教育指導課長 前回、答弁でもお答えしましたが、足立区では、基本的に今取っておりません。しかし、文部科学省、区内にもありますけれども、直接、国のほうが学校に調査をかけています。それをもとに、こちらの地区でも検討を進めていくという形で取っておりません。 ◆前野和男 委員  そうすると、平成28年度文科省のほうで取ったということですよね。さまざま本当に細かく分刻みですかね。その考え方でもって、教員の方々の定量測定というんでしょうかね、そういったものが行われています。ほぼそうすると、この間の平成28年度の文科省のデータに基づくものというのは、足立区の教員にも同じようなことが言えるんでしょうか。 ◎教育指導課長 そのように考えております。 ◆前野和男 委員  しっかり工程表をつくって進めていかなければいけないと思っております。さまざま働き方改革の軽量については、本当に一つ一つ分析をしながら、今、一番何をしてあげたらいいのかといったことをしっかり含みながら進めていただきたいと思っています。その中で、来年度、国では教員の働き方改革の一環として、教員の事務作業をサポートする、いわゆるスクールサポートスタッフを考えております。この点、もしこの予算が通れば、足立区も手を挙げる考えがあるかどうかいかがでしょうか。 ◎教育指導課長 こちらの情報は得ております。大規模校にということはございますが、足立区も積極的に手を挙げてまいりたいと考えております。 ◆前野和男 委員  大規模校中心ですけれども、ただ大規模校と小規模校、中規模校ぐらいなそういったところもあると思いますので、その辺引っかからなかったところで、是非うちのほうは、応援をしていただきたいといった学校があれば、是非、検討していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ◎教育指導課長 先ほどの国のスクールサポートスタッフとともに、情報として教諭は、学校経営サポーター、副校長補佐等の計画もしております。こちらでも積極的に手を挙げて、全校教員の多忙感を解消できるような形で検討してまいりたいと思っております。 ◆前野和男 委員  続いて、今度、土木のほうに行きます。  ごみの不法投棄対策についてお伺いしたいと思います。私有地にごみの不法投棄が多く困っているとの声があります。不法投棄の通報は、これまでにどれくらいあるかお伺いしたいと思います。 ◎環境部長 不法投棄につきましては、環境部と道路整備室と一緒にやっていまして、それぞれトータルで約1万件ほど来ていますが、それを下回るぐらいの個別のお問合せがございます。 ◆前野和男 委員  どのようなものが多いんですかね。例えば、これ書き写してきました。       [資料を提示]  こういうガソリン入れたんだか、水入れたんだかわからないポリタンク。あと家庭の家具。本当に車椅子から家庭電化製品、テレビですよね。映らないうちにとってみれば、大変な資源だと思いますけれども。こういうことが主に開発地域のところに捨てられていくということで、この土地を持っていらっしゃる方と、また近くに住んでいらっしゃる方が非常に、何だこんなものを置いてみたいなことを周りから思われている。どうしようもない。そういう状況があるんですけれども、こういった場合、この土地の隣の人が捨てたのでもない、何の関わりもないのにそういったものが捨ててある場合は、何か対策はないですかね。 ◎環境部長 基本的には、不法投棄されている場所の管理者が廃棄するというところでございますので、例えば道路の場合は道路管理者、民地の場合は、民地の所有者といったところになりますので、区としては、なかなかアドバイスはできますが、その撤去まではいかないというところが状況でございます。
    ◎道路管理課長 対策でございますが、民地の中については、管理者の民有の方が管理をしていただくということでやっておりますから、対策については、看板を張るとか、そういうもので対応しているところでございます。 ◆前野和男 委員  そうすると、隣の家の土地に移動されたら、また同じようなことが起きますよね。管理者が道路、区道のほうにちょっと寄せたら、区が回収してくれるんですか。 ◎道路管理課長 民地のものを道路に動かすと、それ自体が不法投棄になりますので。 ◆前野和男 委員  堂々巡りになるんですよね。 ◎道路管理課長 そうですね。申しわけございません。 ◆前野和男 委員  これ、本当にあれですよ。ビューティフル・ウィンドウズ運動ではないけれども、このままに放置しておくということ自体が、まちの美観に相当影響が出てくる。知らない、本当にまちとしては、非常に不安定になってきますよね、気持ち的に。ですので、是非こういったところも考えていただきたいと思います。いろいろ調べていただいての結果、やむを得ない場合には、そこに置くでしょうし、でもこれは、もう隣の家の方のごみ捨ての問題ではないねと。不法投棄で区のほうで関わっていただいたほうがいい場合は、区で関わっていただくことが大事だと思いますよ。いかがですか。 ◎区長 正直申し上げて、担当課からは、民有地の不法投棄についても処理の予算をつけるようにということで何度か上がってきておりますが、財政当局のほうからなかなか許可が出ないということもございます。  人のせいにするわけではなく、やはり基本的には、土地を持っていらっしゃる方がどれだけ不法投棄をさせない努力をしていただけるか、対応をしていただけるかということもあるかと思いますが、おっしゃるとおり、そうした開発が進んでいく場所に偏在しているようなところもあるかと思います。どこまで区の仕事として取り組むべきか、またどこまでが個人の責任かということは、本当に難しい見極めがございまして、なかなかルールづくりというのは、生半可なことでは行きませんけれども、ご指摘もございましたので、どのようなことが一歩進んでできるのかどうかということにつきましては、新年度予算も見据えながらもう一度、担当者で議論させていただきたいと思います。 ◆前野和男 委員  ありがとうございます。是非、困っている方が大勢いらっしゃいますので、うちの佐々木議員がこの現場に行って、どうしようかと一緒に悩んで涙したそうです。キリンにも涙が出るのかなと思ってあれしたんですけれども。是非よろしくお願いしたいと思います。  あともう一つ、、これも不法投棄ですね、これも。バス停のところにせっかく椅子を置いてくれたんだけれども、椅子の座る板がなくなっちゃっている。       [資料を提示]  本当にこれは、かなり厳しい状況でございます。このままになっちゃっていますね。小さな親切大きな迷惑みたいな形になっていて、これも木の台があったなんですけれども、なくなっちゃって。これ誰が座るのかなと思って、座ったら出てこれないんじゃないかなと。これなんかも本当に、最初は置いたときは、きれいだったと思うんですね。でも、座る板が壊れてしまっている。これが、実は、結構あるんです。この路線は、私の住む東綾瀬の一丁目から三丁目の間にこういうのが3カ所あるんです。ですから、足立区全体では、非常に多いと思います。もう立派なビニールで、どこかのスナックの飲み屋にあるような椅子もたまに置いてありますよ。ただ、もう引き裂かれて、水が満タンにたまっているようなそういったようなところがいっぱいあるんですね。こういったところについての、これは不法投棄でいいんですかね。 ◎道路管理課長 前野委員おっしゃるとおり、善意で置かれているというところもありますが、道路法上は不法占用物となります。法を預かる者としては、どかしていただくというのが第一なんですが、今、バス事業者のほうで、いろいろバス停の屋根をつけたり、そこに座れるようなもの設置したりということが進んでおりますので、善意で置かれていても道路交通上も支障になる場合もございますので、そちらのほうは撤去させていただいて、正規に設置できるようなものを今後進めてまいりたいというふうに考えております。 ◆前野和男 委員  道路管理課長の前向きな答弁ありがとうございます。もしこういったものがあって、非常に邪魔だなと、乗降客の方に対して、非常に不快な思いをする場合は、これ持っていっていただくということでよろしいですね。 ◎道路管理課長 もう善意の果てに使い物にならないものについては、支障物ということでございますので、連絡をいただければうちのほうで片づけに参ります。 ◆前野和男 委員  よろしくお願いします。  あと、北綾瀬のホームの延長工事のその周辺の開発について、確認させていただきたいと思っております。  当初、北綾瀬の駅関連については、工事完了、平成31年3月末と聞いておりましたけれども、この点変更がありますでしょうか。 ◎交通対策課長 あすの交通網の委員会で報告される内容になりますけれども、平成31年3月ということで、当初皆さんにお知らせしておりましたけれども、10両編成車両、直通のためのホームの延伸工事としょうぶ沼公園につくる出入り口、それにつきましては、予定通り31年3月に完成する予定となっておりますが、他の高架下の店舗とか、北側から環七に係る橋とかそういったものについては、一番遅くなるものでは、平成32年12月完成ということで、遅れるということでメトロのほうから報告がありました。 ◆前野和男 委員  平成31年の3月末ということで、地元の説明会でもお話を受けておりまして、ただ、地元の人からすれば、少しでも早くガード下の店と駅ビルの中に入るお店、これについては、10両編成の出発と同時に、是非、開店をしていただきたいというのが、皆さんの地域の思いであると思うのですね。是非、東京メトロのほうに高架下の店と駅ビルの店については、少しでも早く完成してもらいたい、供用してもらいたいということをお伝え願いたいのですが、いかがでしょうか。 ◎交通対策課長 10両化の直通運転と同時というのは、かなり厳しい状況にはなっていると私も判断していますので、今、前野委員お話がありましたけれども、1日でも早く店舗のほうがオープンできるように、メトロのほうに申入れをしていきたいと思います。 ◆前野和男 委員  是非お願いします。こういう話は、もともとなかったわけですから、そういう面でご理解をいただきながら、また、まちづくりを進めていく上で信頼関係がなくなれば、また一つの溝ができて、前に進まないといったことが多々あると思いますので、どうかよろしくお願いしたいと思います。  あと、先ほどカスリーン台風の話がございました。今年で70年、これについては、カスリーン台風によって、足立区はどのような被害を受けたでしょうか。先ほど米山委員からもお話がありましたけれども。 ◎災害対策課長 特に葛飾のほうが被害が大きかったように聞いていますが、中川地区のほうも一部水が出たというふうに聞いております。 ◆前野和男 委員  そうですね。この足立区では、中川の地域というのは、非常に激甚です。そういう中でこの地域は、鈴木委員が住んでいらっしゃいますから、鈴木委員応援しなきゃいけないなと思っているんですけれども、私の地域でもありますので、お話もしなきゃいけないと思っております。要は、カスリーン台風70年になりますと、非常に台風の被害といったものが風化してくる。そうした中で、どうカスリーン台風の被害の状況というものを風化させないようにするためにはどうしたらいいかという点では、何か教育のレベルではお話をされているでしょうか。カスリーン台風のことについて、教育のレベルで何か防災の話の中で取り入れていることというのはあるのでしょうか。 ◎災害対策課長 先日、六木小学校のほうで避難所訓練ありまして、やはり70周年ということで水害の関係についての話をしてくれということで、地域のほうに対しては、そういったお話をしました。中には学生もいましたので、そういう話は聞いていると思います。 ◆前野和男 委員  さっきも大山前々前区長が書いたそうしたものもありますし、これは、やはりカスリーン台風、よく私たち8月の利根川治水大会行くと、必ずカスリーン台風が出てきますよね。あの話が必ず出てくる。私たちが忘れない、毎年毎年行っているということは忘れない。そういった災害に対する危機感、そういったものを学校の中でしっかり教えていくことが大事ではないかと思います。特に中川、私は、この中川の地域ですので、中川の地域の学校の中で、中川ある中で、中川を通してさまざまな水害があったんだよといったことをしっかり学んでいけるような体制づくりをお願いしたいと思いますが、いかがですか。 ◎石川 副区長  実は、先日カスリーン台風70年ということで、利根川の工事事務所のほうで、これは国交省のほうになりますが、大会がございまして、そのときに国交省のつくった映像が、要するに被害を受けた方々がこういう状況だった、あるいは、こういうようだったという映像がありますので、そういうものをもし借りられるということであれば、そういうものを見せるということによって、恐らく教育には役に立つと思っております。 ◆前野和男 委員  石川副区長お答えいただきましたので、是非取り入れていっていただければというように思っております。  あと、江東5区というのは、大半が海抜ゼロメートル地帯でございます。そういった面では、もし大規模水害が起こるぞといった発生3日前から、住民に5区外の広域避難を呼びかけております。発生の6時間前については、マンション上層階などの垂直避難を勧告するということになっておりますけれども、足立区の場合は、この姿勢でよろしいんでしょうか。 ◎災害対策課長 5区共通のタイムラインになっておりますので一緒でございます。 ◆前野和男 委員  そうしますと、現実的か現実的ではないかは別にしても、とりあえずこういったこの考え方があるわけなので、かなり災害対策課としては、中川の地域、水害対策としてのコミュニティタイムラインを、地域を挙げてつくっていっていただいております。そういったことを考えると、やはり周辺の高い10階以上ぐらいのビルについては、垂直避難としての協定を結んでいく必要があるのではないかというふうに思いますが、いかがでしょうか。 ◎災害対策課長 やはり垂直避難という中で、今後区営住宅及びいろいろな施設について、そういう協定を今後結んでいく方向で検討したいと考えております。 ◆前野和男 委員  中川の地域、都営住宅ないんですよ。幾つかありますよ、それは。でも、多くの人は出向けない。そういう意味では、URもあります。大谷田UR。あと環七路線の周辺には、10階建て以上のマンションが多くあります。そういったところも考えてアタックしてもらいたいと思いますが、いかがでしょうか。 ◎災害対策課長 葛飾区が、水害の関係で亀有のアリオ、あそこと協定を結んでいます。あそこについては、足立区も一部区域入っていますし、地元のほうも要望ありますので、今後アリオのほうと協定を結ぶ方向で検討したいと思います。 ◆前野和男 委員  是非、年度中にお願いしたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いします。  あと、私たちは、高知のほうに行ってきましたけれども、高知では、非常に垂直避難を本当に真剣に考えています。是非、各県で行われているような、そうした垂直避難の計画、推進について、勉強していっていただきたいと思います。よろしくお願いします。以上です。 ○古性重則 委員長  次に、自民党から総括質疑があります。新井委員。 ◆新井ひでお 委員  いよいよ本決算特別委員会の最終最後の時間を担当させていただきます自民党の新井ひでおでございます。よろしくお願いいたします。  先週から決算特別委員会始まり、トップの時間と最終最後の時間担当ということで、6日間緊張しながら、もちろん一睡もせずに皆さんの質疑を伺っておりました。  まず、昨日、きょうも大分上がっているようですが、この中に皆さん、株とかをはじめとした投資をされている方いっぱいいらっしゃると思うんですけれども、日経平均が高値を超えたと。直近の20年10カ月ぶりということで高値を超えました。企業業績も改善されたこともあると思いますけれども、IMFが世界景気拡大宣言を行ったということもあります。そういうような状況で、この株が上昇基調というのは、今選挙中というのもありますから、安倍政権に対する期待度もあるのかなという気もいたしますし、景気動向指数とか、もちろんそういう数値も関わってきているというふうに私も思っております。  まず、そんな中で、総選挙中ということで、自民党も国民の幸せのためにということで、さまざまな公約をうたっているわけでございます。一方、期待の星ともメディアでもてはやされていました希望の党の小池知事も公約を当然掲げているわけですが、私はちょっと注目したのは、ベーシックインカムでございます。  以前もいろいろ評論家とかから、究極のばらまきであるけれども、社会保障の最高の追及をされたものだというのも語っていたなという記憶があって、改めてネットで調べてみたんですけれども、政府が国民の生活を最低限保障するため、年齢、性別等に関係なく一律で現金を給付する仕組み。当然、失業保険、生活保護とか年金とかそういうのはなくなって、社会保障制度が根本的に変わってしまうという制度でありますが、オランダをはじめ外国では、何カ国かでモデルとして導入しているところもあるし、モデルとして実験してみようというところもあるように書いてありました。メリット、デメリットも当然あるわけですけれども、まずベーシックインカムということについて、簡単でいいですからどういうふうに印象を持っているか、財政課長のご意見をいただきたい。 ◎財政課長 最低生活費といいますか、生活費を保障するという意味では、そういった考えもあるのかなとは思いますけれども、なかなか日本の国内においては、なじまないのかなというのが私の考えでございます。 ◆新井ひでお 委員  どの辺がなじまないのでしょうかね。 ◎財政課長 均等に国民にあるいは区民にお配りするという発想が、やはり今の日本で何ていうんですかね、競争意識といったらあれですけれども、やはり就労意欲の阻害ですとかそういったことにも関わってくるのかなという感じは持っています。 ◆新井ひでお 委員  でも、小池知事が将来に向けて公約まで含めていることであって、自由主義国家の日本の中でも共産主義を標榜するわけじゃないわけでして、これを導入したからといって、収入になるというか働く意欲のある人は、どんどん収入は増えるし、資産もあればどんどん増やすことはできる。ただ一定の割合で国民全体に同率のお金を給付するということですよね。根本的に社会保障が変わってしまうけれども、別に日本人に合うかどうかは、それはわからないですよね。やはり実験してみないと。  メリット、デメリット別に小池知事が総理になるわけじゃないですから言ってもしようがないんですけれども、足立区がもしモデル地域となったらどうかなとちょっと考えたところもございました。財政課長そういうご意見ですから、これ以上聞いても意味がないので、ベーシックインカムは一応、話題として終わらせていただきます。  それでは、我が党からもいろいろきょうは総括の質疑がございましたけれども、私も簡単にこの6日間の話で締めくくりのことを話させていただきたいと思います。  この総括で言えば、当然、歳入の確保という意味で収入の確保の努力、そしてその実績が今回上がってきていると。区民税の滞納アクションプランとか、各種収納金の自主収納率の向上ということでの案内センターに業務委託をしたりということで、本当に数字的にも成果を上げて努力をしていることは認めるところでもございます。ただ、これからも期限までしっかりと納税している善良な区民との不公平が生じない、今後も努力していただきたいということを申し添えさせていただきたいと思います。  もう一つ。足立区内には、未利用地、活用していない長年放置していて活用していない土地もあると思うのですが、その土地の扱いについて、いい時期に有効かつ適正な時期に処分するというのも歳入の意味では必要かと思うのですが、今は全く未利用、利用していない土地は、幾つぐらいありますか。 ◎資産管理課長 現在、行政目的を失って、しかも将来的な価値も決まっていない土地は、約15件ほどございます。 ◆新井ひでお 委員  ざっと評価すると、どのくらいの金額になりますかね。ざっとでいいですけれども。 ◎資産管理課長 評価の件については、詳細のほう、こちらの手元に資料がないものでわかりません。 ◆新井ひでお 委員  おかしい。財産価格審議会にかけているとかそういう厳密なこと言っているわけじゃなくて、ざっとでわかると思うんだけれども、いいです。ともかく、適正な時期にそれを処分するというのも、いつまでも活用していないのであれば意味ないと思うので、その辺、好景気もいつまでも続くわけではないですから、山あり谷ありなんですから、それを見極めて、利用する状況がないとすれば早目に対応したほうがいいというふうに、きょう申し添えさせていただきます。  歳出については、成果報告書にたくさん載っていますが、これは、確かに成果が上がっているものであって、載っていないものは、成果が上がっていないのも当然あるんだと思うんですけれども、各自民党の委員からもそれぞれ指摘がありましたから、評価するところは評価させていただき、個々のことは、今は省かせていただいて、ただ、不用額というのが、こちらを見るとやはり結構あります。節約、工夫されて不用額になったものは、当然、努力の成果としてだろうと思いますけれども、過大見積もりだったとか、執行の時期を失ってしまったというのもあるように思われるんです。  例えば、ざっと幾つも付箋したんですけれども、いちいち言うのもあれですから。大分、執行率の低い3学校連携授業とかニュービジネス支援事業とか、これは、相手が手を挙げなかったということもあろうかと思いますね。あと規制指導事務というので、環境部のいろいろな環境を調査する事務ですね。公園の整備も大分、執行されていない部分もありました。そういうので、不用額についても今回、来年度の予算に向けてしっかりと精査して、よりよい予算へつなげていただきたいというふうにその辺は思います。  財政運営については、財政健全化の各判断比率がしっかりとしているという状況でもございました。総合的に判断すれば、適正に皆さんが努力されているからかなというふうに思いますが、計画性、弾力性、積極性、この三本柱を中心として、区民の皆さんに、どのような区民のためにどのような仕事をしたかという、その出来高というか、その辺をよく検証する必要もあろうかと思います。  例えば、私がどれだけそれぞれの皆さんが区民のために、今年、平成28年度予算でどれだけの仕事をしたか。区民のためにこういう自負があるというようなことがあれば、お話いただきたいと思うのですが。誰も手を挙げないでしょうから、環境部長どうですか。平成28年度予算で、私は区民のためにこれだけの仕事をしたという自負があれば。 ◎環境部長 すみません、昨年度、環境基本計画改定しまして、そのために、いわゆる資源循環型社会の増進のために資源化を推進したり、CO2削減のために補助金をやったりというところで、区民とともに環境の向上に努めたといったところでやったつもりでございます。 ◆新井ひでお 委員  余りおもしろくないんで、やっぱり秘書課長がいいな。 ◎総務部長 平成28年度でいいますと、前任資産管理部長でおりましたので、今回いろいろ決算特別委員会のほうにも出ております施設の更新ということで、公共施設等総合管理計画の策定に携わりまして、ある一定の方向性は出せたのかなというふうに判断しております。 ◆新井ひでお 委員  お二人ともそれなりの自負があって、区民のために公務員として奉仕しているということが垣間見えました。  区民に対して、一番区民サービス、税金の対価としてサービスしているという意味でいうと、投資的経費の部分だと思うんですが、374億円で42億円増だったということでございますが、区民1人に当たりで言うと、どのぐらいの経費になっているのか。割ればいいんですよね。 ◎財政課長 現在68万人余の人口ありますので、1人当たりで割り返すと、5万4,807円というような数字になっております。 ◆新井ひでお 委員  この数字は、比較対象とすると、足立区と同じような自治体と比較すればいいことだと思うんですけれども、どうですか。葛飾、江戸川、北区、荒川区辺りと比べると。そういうのわからないですか。 ◎財政課長 行政規模が大分違うので、全体の歳出に関わる割合みたいなもので比較するのがいいのかなと思うんですけれども、足立区でいうと、23区中8番目に高いというような形になります。一番高いのは中央区、葛飾区は15番、江戸川区辺りは19番ということで、投資的費用のほうは、比較的高めなのかなという、平成28年度ですね。 ◆新井ひでお 委員  周辺区にしてみれば足立区は、投資的経費は高めだということですね。それはそれで区民にとっては、ある意味幸せなことになるということにつながるとは思いますけれども、簡単に申し上げて、この皆さんがこの決算を総括すると、皆さんが区民のために何をするかということを基本に据えてできた今回の数字だというふうに思います。  最後に聞きたいのは、基金の運用で、これは、余りたいしたことではないんですけれども、基金の運用の部分で私立高等学校等入学資金融資基金というのが、これ監査委員のときにも1回申し上げたことがあるんですけれども、1,000万円を足立区内の金融機関に預託して融資しているんだけれども、平成26年ぐらいは7件、平成27年は1件、平成28年が4件と本当に数少ない人たちなんですね。  それともう一つは、国民健康保険出産費資金貸付基金というやつなんですけれども、これも3,000万円で平成26年度18件、平成27年度15件、平成28年度9件となっているのだけれども、これは、こんな状態なんだけれども、この基金は必要性があるんでしょうかね。 ◎国民健康保険課長 出産の際に一時的なお金がない方について貸付けを行う制度でございますので、必要性はあるというふうに考えております。 ◎学務課長 私立高校の入学資金につきましても、やはり私立につきましては、さまざまなお金が必要な場合もございますので、こうしたセーフティネットは、今のところは必要かというふうに考えてございます。 ◆新井ひでお 委員  たとえ1人でも残す必要があるんですか、それ。効率的、効果的と言えるんでしょうかね。この一桁の数字というのは、存在としては、ほかの形で助けることできるんじゃないですか、これ。7件とか1件、4件でしょう。出産だって、二桁で18件、15件、9件だよ。そういうふうに国民健康保険課長言うけどさ。たとえ1人でも残すべきなの。 ◎国民健康保険課長 出産育児一時金の関係は、確かに制度が変わってきておりますので、直接払い等がありますので、必要性は下がってきていると思います。今後、基金の見直しというのは考えられるかと思います。 ◎学務課長 一応、申込みといたしましては、18件、18件、10件というような形でありますので、今のところは継続したいと思っておりますけれども、今後、今、私立の授業料等につきましては、国等のほうの見直しもございますので、そういったことを踏まえながら、見直しは検討していきたいというふうに思っております。 ◆新井ひでお 委員  他の育英資金もあるし、他のもので代わりにできるものがあるのであれば、いつまでもこれを残す必要性はないんでしょう。残さなきゃいけないということはないわけでしょう、この基金。ずっとこんなふうな数字が続いてきたというふうに、前監査やったときもそう思ったので、よく考えていただきたいなというふうに思います。  以上で、この決算についての大雑把な総括は終わりますので、残り23分でございますが、いいお返事をいただいたので終わらせようと思ったんだけれども、恒例の予算特別委員会の最後、勇退する、まだ半年ありますけれども、この半年だからこそやることがあるんじゃないかというご意見があればと思いますけれども、仮に勇退する人何人いらっしゃるんですか。       [挙手する者あり]  ここは4人。4人もいるんじゃ時間もったいないからやめましょう。予算特別委員会でやはり準備してあれしてもらおうかな。本質的なことからちょっとずれながらも、23分ありますから。  よく共産党が、議会運営委員会の視察を余り議会運営委員会でやるのは意味がないから、やめたらと言って、来るときもあったけれども、ほとんど来ないという状況で、でも議会運営委員会の視察も行って、効果があったということをあるんじゃないかということをお示ししたいので。  今年の2月に加賀市とか行ってきたんですけれども、議会活性化の取り組みという中で、その一つは、タブレット端末利用して、ペーパーレス化をするということ。議会のこういった資料をペーパーレスにすると。そのかわり、端末を各議員に貸与するということになるんですけれども、当然それ予算かかりますよね。このことについて、例えば議会の資料膨大なんですが、ペーパーレス化するとどのくらいの節減になるかというと、大雑把でもいいからわかりますか。 ◎区議会事務局次長 申しわけございません。執行機関からいただいている資料や事務局で作成する資料全て何ページになるかカウントしたことはございませんので、正確な数字はございません。ただ、相当なボリュームになるというふうなことは、申し上げられます。 ◆新井ひでお 委員  細かいことわかるわけないので、それだけ膨大な資料だとすれば、ペーパーレスにすれば効果があるということになりますよね。  今、議会費の不用額が結構出ているんだけれども、中身は政務活動費の返還とか視察の余った分とかということでしたか。それでいいですよね。それはそれで当然、毎年ある程度一定の人は、返還するだろうからその辺は残るんでしょう。その費用としたらタブレット1台5、6万円だから十分賄える。それを買えというわけじゃないよ。もちろん政務活動費は決まっているわけだから、その分、議会費を上乗せして確保してもいいのかなと思いまして。この中身いちいち細かく言いませんけれども、加賀市の結果とすると、ペーパーレスの節減だけではなくて、効果的に説明したり、質疑がすんなりとできて、議会活動の成果が上がったというようなことだったんですね。それについて、かねだ議長が、そのとき行っていないんだけれども、議長としてどう思いますか。これは、議長が率先しないと、ペーパーレス、タブレット端末。 ○かねだ正 議長  私も場所がどちらだったか忘れてしまったんですけれども、会派で一度、宮崎に視察に行かせていただいて、タブレット端末にしたときのペーパーレス化、それは、規模が足立区と比べて少し小さい行政都市だったんですけれども、十分効果はあるなということは感じました。やはりいろいろ研究しながら進めていく価値は、十分にあるかと考えております。 ◆新井ひでお 委員  かねだ議長もよく勉強されているようで、効果が結構あると思うんです。最後に、予算的なもので、区議会事務局長。 ◎区議会事務局長 新井委員からお話いただいていますタブレット端末でございますけれども、予算の面もございますが、江東5区の中で実際に行っている区がございますので、研究をさせていただいているところでございます。予算的なものにつきましては、区の一定のルールとしまして、電算関係の審議会にかける等々ありますし、執行機関でのタブレットの使用等、議会と執行間との両方での検討が必要だと思いますので、今後、執行機関とも検討をさせていただければと考えております。 ◆新井ひでお 委員  検討なの。議会としては、かねだ議長先頭に、幹事長会とかそっちのほう全面的に。多分、反対する会派はないと思うんですけれどもね。是非とも進めさせていただいて、執行機関とやってくださいよ。是非、前向きに。  来年の予算特別委員会から放映とかとなっているんだけれども、それより僕は、こっちのほうが大事なことだと、本当は思いますよ。こっちのほうが優先だと思いますよ。別に全然視聴率なんて上がらないですよ。そんな放映したって、僕らも気を使うし、質疑に言葉遣い、雰囲気まで気を使わなきゃならないんでね。集中しない。ともかくタブレット、優先的に取り組みましょうということで。  あともう一つは、一応、事前に言った質問で答えていただきたいのですが、初日に申し上げました介護予防事業の中で、柔道整復師が一番人の体を施術してわかっていることなので、高齢者をはじめとした介護予防には有効だということを申し上げたところ、その資格というのは、ただ、柔道整復師じゃだめなので、柔道整復師の中でも、健康運動指導師とか介護予防運動指導師という資格をしっかり取った人が、らくらく教室とかそういう介護の教室をできるということでありましたから、それはそれでいいんですけれども、更にこれから地域包括ケアシステムも進んでいくわけですし、柔道整復師の活用をこの間中途半端になってしまったので、その地域包括ケアシステム推進担当課長いるかな。活用について、お答えいただきたい。 ◎地域包括ケアシステム推進担当課長 介護予防事業の中で、柔道整復師も含めたリハビリ職の活用というのを物すごく国のほうも推奨しております。骨折や脳梗塞で機能低下したときに、なかなかその機能をしっかりと回復しなければ、その後は要介護状態が続いてしまうということで、いかに機能を回復するかというところに着目されております。リハビリ職の活用という中で、柔道整復師のほうに介護予防事業も含めて、また地域の中の地域ケア会議であったり、介護予防サロンへの講師であったりというところの活用等も含めて、検討してまいりたいと考えております。 ◆新井ひでお 委員  是非まず、地域包括ケアシステムのほうの協議会とかにちゃんと入れてあげて、意見も参考になりますし、していただきたい。  それともう一つ。これは、要望として申し上げますけれども、地域包括ケアシステムになってからのそれぞれの接骨院で、今申し上げたような資格を持っているとすれば、それぞれの接骨院で身近に対応できるというサテライト型の介護予防、それは、その柔道整復師が訪問するのもあるし、ちゃんと受ける、その場で受けるのも当然あるわけなんですけれども、文京区でもやっている事業ご紹介したいと思いますから、そういうのも今後へ向けて、検討していただきたいというふうに思います。 ◎地域包括ケアシステム推進担当課長 総合事業の通所型、訪問型というのもありますので、その辺を含めて検討してまいりたいと考えております。 ◆新井ひでお 委員  よろしくお願いします。  それでは、これ何回もしつこく、本当は言いたくないんですけれども、全然進んでいないので、再度この場で短く、短めに質問させてもらいますけれども、平成27年の4定と平成29年、今年の予算特別委員会でも質問している花畑二丁目の住区センター予定地の件なんですけれども、詳しい話はもう何回もしつこいほど言っているので、都の保留地と区の住区センター予定地の一体化した中での活用ということで進めていますが、この間、建設委員会で陳情を採択した工場地、生コンの工場地と同じように住居専用地域なので、なかなか民間の企業も来ないということは、想定されると。  そこでお伺いしますけれども、これは、平成7年に古性直区長が、東京都との申合せ、この保留地部分1,000㎡について、足立区は購入して住区センター予定地の区の土地と合体した中で活用するということを契約しているけれども、これは反故にしちゃった。これについて、古性委員長の父君ですけれども、こういうのを反故しちゃう。古性区長が約束したことをね、区は反故にしちゃう。 ○古性重則 委員長  誰ですか、それ反故したの。 ◆新井ひでお 委員  前の鈴木区長かな、今の近藤区長。 ◎区長 住区センター予定地ということでのお約束だという認識でございまして、桜花住区センター、もう既にできておりますけれども、あそこのところに活用できる土地があるので、できれば早く住区センターを設置したいというような地元のご要望を就任直後に私、受けた記憶がございますけれども、そこで48個目ということで、新たな住区センターができてしまったということでございまして、これ以上、同じ地域に住区センターはいらないというような地元の方のお話もございますので、公益的な施設として、何が適当かということも一方でございますが、新井委員が最初にお話のとおり、閑静な住宅地の中というような状況もあって、公益的な施設をつくることによって、人が集うというようになりますと、回り、周辺の方々に対するご迷惑も一定程度出てくるということも考えて、なかなか先に進まない、本当に申しわけないと思っておりますけれども、今そういった実態でございます。
    ◆新井ひでお 委員  古性委員長に聞きたかったのは、父君の話だったので、聞きたかったというだけの話で。  区長の気持ちとすれば、それは、桜花住区を率先してつくっていただいたので、それはそれで、当然、評価させていただくことなんですけれども、この住区センター予定地として残っているこの土地と区画整理も、都施行の区画整理も間もなく清算事業に今入っていて、終わるわけでして、いつまでもこの保留地1,000㎡を残しておくわけにはいかない。最後は、売却せざるを得ないでしょうけれども、これを区が買わないとすると売却になるわけだ。そうすると、幾ら毎回、質問する中で、いろいろな一体型で民間を誘致したいと言っておりますけれども、1年、2年とたってしまうんですね。要は、何も手がつけられていない状態になっているんだけれども、これについて、その当時は都市建設部長なんだけれども、今の政策経営部長に聞くべきなのかな、これ。今後どうやって対応していきます。保留地は永遠じゃないから、もう処分しなきゃならない時期が間もなく来ますからね。どうしますか。 ◎経営戦略推進担当課長 この保留地については、公益施設ということで、東京都と地元の方とそういう方向でということで、ここまで進んでおりましたので、東京都と来年度サウンディングをやりまして、土地の活用の可能性を図っていきたいと思います。その結果を見て、また方針のほうは検討させていただきます。 ◆新井ひでお 委員  サウンディング、サウンディングと、どこもかしこもサウンディングと言うけれども、特にここはサウンディングしても、なかなか手を挙げないと思いますよ。私も地元のいる議員として、いろいろこの間申し上げたけれども、大学関係の施設とか、そういうのもある程度検討してもらったんだけれども、なかなか需要としてどうかということで進まないですね。  仮にの話をさせていただきますけれども、さっき冒頭言ったように、どうにも使えなかったら売るしかない、売却するしかないということも、もしかしたら話出ますよね。事実ここは角田助役が売却しようという話を進めていた土地だから。安易に売却する必要は、まだ早急に対応しなきゃいけないとは思いますけれども、仮になんですけれども、売却した場合、それなりの金額で売れるわけですよね。これは、そもそも住区センターは、地域の区画整理という反対する事業を賛成させるために還元策の一つとして、住区センターというのを地域に還元して、そして、皆さんにアクションしたものだ。  できないとすれば、できないというか、桜花住区はできていますよね。ただここは、実際、今も住区センター用として残っている中で、地域が望んでいるのは、何かといえば交通アクセスの整備なんですよね。やはりコミュニティバスも事業者がなかなか手を挙げない状態だと。補助金を仮に売却したその金をではないけれども、それは違うところ入るんだろうから。その分、地域還元は、別の意味で交通アクセスを整備する、コミュニティバスでも補助金を出して、ここを賄うという方法。それはどうなのかということを聞きたい。 ◎交通対策課長 バス事業者への運営補助ということについてということで理解しておりますけれども、今後、総合交通計画を見直しする中で、当然そういったバス事業者への支援といいますか、そういったことの内容についても議論していきたいと思っています。新井委員には、その協議会のほうに入っていただくような形になっておりますので、是非その中でご発言いただいて、運営の在り方、支援の在り方についても議論を深めていきたいというふうに考えております。 ◎都市建設部長 今、お話をいただきました花畑の状況ですとか、地域貢献をしなきゃいけないだろう還元をしなきゃいけないだろうという部分については、十分理解をしているつもりでございますけれども、今、交通対策課長も申し上げましたとおり、今年度、来年度で計画の改定の審議会行わせていただきますので、その段階で十分議論させていただければというふうに考えております。 ◆新井ひでお 委員  その審議会で、そこを走らせたほうがいいとか事業者との合意できて、できればそれに越したことはないんですけれども、こっちの意味で、この住区センター予定地が遅滞するようであれば、もし私は、売ったほうがいいなんて今言っているわけではないけれども、もし仮の話として、そういう地域に還元する施策とすれば、求められているのは交通だと思っているので、どうかなと言ったわけでございます。  次は、新たな次期学習指導要領のことで簡単に質問させてもらいますけれども、来年から適用されるわけなんですけれども、この中に幾つか新たに入ってきて大変だなと、道徳もあるんですけれども、例えば家庭科は男女入っている。中学の技術家庭科は、今度、女の子も女性も入るというようなふうになっているし、特別活動として、主権者教育をしっかりやるとか、そういうのもあってますね。僕は、まだ子ども、小学生がいるんで思いましたけれども、この家庭科ちょっと見させてもらった。教育指導課から見せてもらって。  これは、まさにだし、和食の基本となるだしを教えるというのがうたってあって、中学生の家庭科にも書いてある。だしが、なぜそんなに重要なのかよくわからないんですけれども、私もみそ汁とかつくったことあるけれども、実は、恥ずかしながら、だしを入れないで、みそだけ入れて、みそ汁だと思っていたから、小学生の子どもが「だしを何で入れないの」と言われてしまいまして、だしは、わざわざ指導要領に入れるほど重要なことなのかなと。これからは、男も1人で生活する可能性もあるから、そういうのをしっかり学ばなければいけないということもあるんでしょうけれどもね。そういうのも新たに書いてあってびっくりしました。  私が言いたいのは、幼稚園、足立区でいうと、こども園がありますけれども、ここに日本の伝統行事は、国歌に親しむというのが盛り込まれている。       [資料を提示]  それと同時に厚労省からの保育所、保育士にもこの学習指導要領に倣って、厚労省からの指針で日本の伝統文化と国歌を教えるとなっている。これは、3歳児以上ね。これは、しっかり対応しなければならないことだと私は思いますけれども、教育委員会どうでしょうか。徹底できますか。 ◎子ども政策課長 今般、平成30年の4月を目途に、幼稚園教育要領、それから保育所保育指針等が、未就学のお子様を共通して、就学前に子どもたちの育ちをどのようにしていったらいいかというところで定められることでございますので、どこの施設に通っても、そういったことは同じようにお子さんたちに、育ちの中に育んでいくということを共通して行っていきたいというふうに考えております。 ◆新井ひでお 委員  こども園においても、新たにこうやって指導要領とか厚生省の指針とか出ていますから、その辺、日本の伝統文化と国歌、それを徹底して、ある程度優しく教えてあげて欲しいと思います。  ちょうど教えるという意味で、もう一方では、学校現場で憲法や自衛隊について、どのように教えているのかということが、常日頃からちょっと心配だったのですが、この教え方について、すぐ簡単に答えられますかね。ちょっと、そのことについて。しっかり、こういう子たちを教えているよ、憲法のこととか自衛隊の教え方。 ◎教育指導課長 基本的には、社会、公民分野の中で小学校6年生、そして、中学校の中で発達の段階に応じて教えております。 ◆新井ひでお 委員  日本文教出版ですか。足立区は。小学校か中学校、小学校、教科書。これたまたま見たら、日本文教出版のことについて書いてあったから、憲法の平和主義との関係で、日本の平和と独立を守ることを主な目的として、自衛隊に対してもさまざまな意見があると書かれていたよ。子どもの言葉として。日本国憲法で平和主義が定められている一方で、平和に関する問題が今も残っているんだねという、こういった変な誘導している。これを読まされた、仮に自衛隊の子どもたちは、どんな気持ちになるだろうかということが書かれていて、本当だなと。こういうのは、教科書で、今、私が読んだのは、教科書にそういう文章になっているということなんですよ。これ、先生の教え方次第では、本当に憲法に関して、護憲であるべきだとか、自衛隊に対しては問題があると思われるようなことは、この日本文教出版には書いてある。これは、教え方でこんなのを採択した教育委員会が悪いんだけれども、教え方によって非常に問題があるから、私は問題があると思っているんだけれども、どうですか。 ◎教育指導課長 基本的に教科書にのっとって教えることになりますけれども、自衛隊については、やはり国民の安全・安心に欠くことのできない国民に感謝する存在になっているという認識で、基本的には学校で教えているという形で認識しております。 ◆新井ひでお 委員  教育指導課長とそういう細かいことを話しても、校長とかと話ししなければいけないんだろうけれども、ともかく各党、今回の選挙でも憲法について公約に入れていますから、憲法改正とか緊急事態条項、自衛隊の明記とか書いてあるわけだから、学校で教え方も関連してきますから、どういう選挙結果になるかわかりませんけれども。  最後に、危機管理の中で一つ共産党に嫌な顔をされると思うんですけれども、アメリカのほうでありましたね。ラスベガスで銃撃戦があったと。こういうことは、日本でもオリンピックを控えて、かなりの危機意識を持ってそういう対応をしていかなければならない。テロ対策とかそういうことをしっかりして対応していく必要が、準備をしていかなければならないというふうに思うんですが、破防法というのがあります。破壊活動防止法。これに調査団体として指定されているところは、どういうところがあるか、危機管理部長か危機管理課長か、わかりますか。 ◎危機管理課長 公安調査庁のホームページによりますと、公安調査庁では、共産党を破壊活動防止法に基づく調査団体として入れますという記載はございます。 ◆新井ひでお 委員  共産党だけ言っちゃったら。オウムとか朝鮮総連とか過激派とか幾つか団体あるけれども、言いたいことは、日本共産党も公安調査庁の指定調査対象団体になっていることということなんです。こちらにいる人は、優しそうな顔しているけどね。ともかくこんな身近に破防法対象の調査団体がいるんですけれども、ともかく危機管理は、東京は非常に狙われている地域だと思っていますので、しっかりと対応していただきたいと。 ○古性重則 委員長  以上で全ての質疑が終了いたしました。  この際、審査の都合により暫時休憩いたします。       午後3時21分休憩       午後3時39分再開 ○古性重則 委員長  休憩前に引き続き委員会を再開いたします。  これより4議案に対する討論に入ります。  なお、討論の時間につきましては、各会派5分程度とし、無会派の意見表明は2分程度にとどめて行っていただくようお願いいたします。  最初に、自民党を代表して、高山委員から討論があります。高山委員。 ◆高山のぶゆき 委員  私は、足立区議会自由民主党を代表し、第69号議案、第70号議案、第71号議案、第72号議案、以上4議案について、全て認定の立場から討論を行います。  平成29年4月から6月期、区内中小企業景気動向では、業況は、建設業は好調感がかなり強まり、製造業では大きく、サービス業ではやや厳しさが和らいできたと、小売業では前期並みの悪化幅であったとしております。業種によっては、まだまだ厳しい状況が続いております。  一方、当区は、少子高齢化は急速に進行しており、区内ニーズはますます多様化、複雑化してきております。  こうした中で、平成28年度予算は、「未来へ。確かな道すじを」銘打ち、区のボトルネック的な課題への取り組みを進化させ充実し、厳しい財政状況下でも、子どもの貧困対策、六つ目の大学進出や区内初の大学病院誘致等を着実に進める区長の強い思いが込められた予算でありました。  平成28年度決算は、一般会計で歳入総額2,875億円余、対前年度比59億円余で2.12%増額、歳出総額は2,798億円余、対前年度比56億円余で2.07%増額となりました。  決算全体としては、経常収支比率が3年連続80%を下回り76.5%、実質収支額74億円余と、前年度から引き続き、適正な水準の範囲内を推移しています  また、特別区債残高は、計画的に返済を進めていることから、441億円余まで着実に減少し、平成18年度の約4割の残高となっています。  これら財政の健全化は、景気回復にも影響が大きい要因でありますが、それとともに、これまでの行政改革の断行、堅実な財政運営、長年にわたって取り組んできた、まちづくりの施策の努力が実を結んだ結果と高く評価するものであります。  また、特別区税をはじめとする区税や各種保険料などの収納率の向上や滞納対策の取り組みも評価に値するものであります。  しかし、自主財源の根源たるべき区税収入はここ数年、増加傾向にあり、前年度に比べ1.6%増額となっていますが、自主財源の安定的な確保という点では、引き続き厳しい状況にあります。  このことは、区財政が、依然として国庫支出金、財政調整交付金などの依存度が高いことを示しており、財政指標は改善しているものの、内容は厳しいものと受けと止めざるを得ない状況であり、自主財源の安定的な確保に向けて積極的にまい進し、より効率的、効果的な財政運営を全庁挙げて取り組んでいかなければならないと要望いたします。  さて、今決算特別委員会において、我が党委員が指摘した本会議質問における執行機関の答弁についてであります。  我々議員は、法律や行政用語への認識、理解はあるものの、一般区民、ケーブルテレビにて本会議中継をご覧になっている視聴者の皆様からは、難しくわかりづらい言葉、用語が多く内容が理解できないとの声をいただいております。  区の施策や事業の現状と今後の方針、進めるべき方向性など、区民の皆様に区政全般にわたってご理解いただく絶好の機会であり、協働、協創を進めていくためにも、今後は是非、わかりやすい答弁に努めていただくよう強く要望します。  最後に、今後とも、更に魅力ある足立区を築き上げていただけることを期待するとともに、我が党委員の指摘した歳入の積極的な確保、分離分割発注の促進と区内企業の育成、新年名刺交換会における参加者負担の在り方、自衛官募集の更なる区民周知、教育職員に係る人事権の区の移譲と江東5区での共同採用、無電柱化の促進、婚活プロジェクトによる少子化対策、事務引き継ぎなど、全庁的な情報共有の徹底、災害対策の充実・強化、東京女子医科大学東医療センターや文教大学の着実な誘致に向けた取り組みなど、様々な提案及び重要事項を尊重し、その実現に向けて努力されますよう強く要望し討論といたします。 ○古性重則 委員長  次に、公明党を代表して岡安委員から討論があります。岡安委員。 ◆岡安たかし 委員  私は、足立区議会公明党を代表して、第69号議案 平成28年度足立区一般会計歳入歳出決算、第70号議案 平成28年度足立区国民健康保険特別会計歳入歳出決算、第71号議案 平成28年度足立区介護保険特別会計歳入歳出決算、第72号議案 平成28年度足立区後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算、以上4議案の原案に認定の立場から討論を行います。  平成28年度予算は、「未来へ。確かな道すじを」のタイトルのもと、限られた財源を最適配分する予算編成により、未来に向けた基盤づくりを行う節目の年として、足立区第2次重点プロジェクト推進戦略で進めてきた様々な施策や事業に着実な成果を上げることを目指し、子ども、くらし、まちづくり、経営改革の四つの柱の施策を更に進化充実させるための事業を推進してきました。  子ども分野においては、未来へつなぐあだちプロジェクトの本格スタート、聞かせて子育て訪問事業の推進、母子保健コーディネーターの配置、居場所を兼ねた学習支援の場の増設、中学1年生の英語基礎力向上のための英語チャレンジ講座、償還免除型育英資金貸付事業の推進、また、くらし分野においては、糖尿病対策アクションプランに基づく施策の推進、若年者就労支援、まちの美化防犯活動の充実、健康寿命延伸のための介護予防事業の推進、また、まちづくり分野では、災害に強いまちづくり、区営住宅の改修、鉄道立体化の促進、経営改革については、自主財源確保のための各種収納金の収納率向上対策や、魅力ある誇れる足立区をつくるシティプロモーション事業の推進など、いずれの分野においても、我が党の要望が多く反映された区民の生活に欠かせない事業となりました。  平成28年度決算は、歳入では、小・中学校の改築や鉄道高架化の推進などにより基金を取崩したため、繰入金が98億円増加した他、景気回復によって都区財政調整交付金、普通交付金が前年度より19億円増加し、1,013億円となりました。  特別区民税は、納税義務者の増加や収納率の向上などにより、8億円増加し、416億円となりましたが、地方消費税交付金は18億円の減。平成27年度に土地開発公社からの貸付金の返還が多かった諸収入も56億円の減収となりました。  歳出においては、人件費が345億円で6億円減少しましたが、扶助費は、障害者自立支援給付費支給事業や私立保育園の運営費助成事業などが増え1,036億円となり、77億円増加しました。  公債費は、21億円減少し62億円になり、これら人件費、扶助費、公債費を合わせた義務的経費は1,443億円で50億円の増加になりました。  投資的経費としては、小・中学校の改築事業や区営住宅改修事務などの増と土地購入費などの減との差引きにより、42億円増加の374億円となりました。  したがいまして、歳入総額は前年度比で2.5%増加し2,870億円、歳出総額も2.5%増加し2,789億円となり、ともに最大規模を更新する結果となりました。  財政構造の弾力性を示す経常収支比率は76.5%と、前年度に引き続き適正水準である80%を下回りましたが、財政調整交付金に依存する財政状況に変わりはなく、将来に備えた様々な基金の運用など、的確な財政運営が展開されるよう要望いたします。  また、人口はやや増加傾向にあるものの、今後の少子高齢社会の進展は、担税力のある世帯が減少し高齢者が急増することを意味し、税収の減少と福祉需要をはじめとする社会保障費の増大が見込まれます。  今後の状況変化を見据えて施策の優先度を考慮し、事務事業の不断の見直しや依然厳しい自主財源確保など、新たな財源確保へ向け取り組んでいただきたいと思います。  今後とも、ますます多様化する区民ニーズに対し、事業のコラボや深化など、努力と工夫で柔軟に対応し、サービスの質を落とさないよう事業展開していただきたいことを強く要望いたします。  最後に、本決算特別委員会において我が党の委員から指摘し要望した防災・減災対策、防犯カメラの設置と運用、防火シャッターの安全対策、省エネ製品購入補助金の充実、雨水利用の推進、期日前を含む投票所増設、地域図書館や学校図書館の活用、フードバンク推進、女性の健康対策、高齢者施策の充実、介護士の処遇改善、不登校対策、教員の働き方改革等々を重く受け止め、今後の予算執行や平成30年度予算に反映していただき、区民目線、区民感覚に立脚した区政運営にまい進されるよう要望いたしまして討論とさせていただきます。ありがとうございました。 ○古性重則 委員長  次に、共産党を代表して浅子委員から討論があります。浅子委員。 ◆浅子けい子 委員  私は、日本共産党足立区議団を代表して、第69号議案 平成28年度一般会計歳入歳出決算、第70号議案 国民健康保険特別会計歳入歳出決算、第71号議案 介護保険特別会計歳入歳出決算に不認定、第72号議案 後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算に認定の態度を表明して討論を行います。  平成28年度一般会計歳入歳出決算は、歳入で、前年度比2.12%増の2,875億円余で、過去最高で、世田谷区に次いで23区で2番目の規模となり、実質収支も前年度比74億円余の黒字でした。  当初予算で更に基金は積み増しされ、基金総額は、今決算で前年度比66億円増の1,395億円余、財産総額も初めて1兆円を超えました。  区は、当初予算で普通調整交付金を935億円、平成26年度決算比55億円の減収で、区財政の厳しさを強調し、低所得者の保育料は23区で一番高く、高齢者の介護保険料も23区で2番目に高くなっています。被爆者の見舞金は、支給されていない23区中、僅か3区の一つです。  また、知的障害4度の方への福祉手当支給は、23区中、足立区だけが拒否、身体障害3級の方への福祉手当支給は23区で最低で、区民には負担を押し付けて、他区に比べ低い行政水準で区民に我慢を押しつけてきました。  しかし、決算では、普通調整交付金は実際には見込みを100億円以上も多く算入されました。この結果が23区トップクラスの積立金額であり、区の言う比較的良好な財政も、こうした行政運営の結果です。  こうした基金残高の急増が国や経済財政諮問会議で着目され、「新たな埋蔵金」などとやゆされ、地方交付税の削減や法人住民税の国税化の議論につながっています。  つまり、足立区のような極端なため込みの姿勢が、区の財源を奪う事態になっていることが明らかになったのです。  その一方で、千住一丁目再開発事業では、民間主導の30階建てマンション建設に総額40億円、本決算では9億6,420万円の税金が投入されました。  公共の福祉に寄与することが目的の再開発事業にも関わらず、周辺地域は密集地域だけれども、三つの建物自体は密集には当たらず、防災向上にはなりません。  また、江北・高野小の学校統廃合で学校2校を潰すため、わざわざ新たな学校用地を購入しようとする税金の使い方は、区民の納得を得られるものではありません。  また、昨年に比べ人件費は約6億円減っていますが、その3倍以上の約20億円が外部委託費等物件費として支出されており、外部委託により人件費比率を減らしても、経済節減にもサービス向上にもならないことが明らかになりました。大手企業のもうけの材料になるもので、改めるべきです。  今決算であらわれたのは、ため込んだ基金も財産総額も史上空前、区民には行政水準を低く抑え負担増も強いて、一方、特定事業者を利するような再開発には税金投入、人件費を抑えた分の何倍も外部委託などの費用に費やすこのお金の使い方は到底認められません。  後期高齢者医療保険特別会計は、値上げという方向が打ち出されていた中で、当初予算には反対をしましたが、実際は決算剰余金が予想以上にあり、1人当たり平均9万5,492円で平均1,400円の値下げになったことが明らかになりました。  国民健康保険特別会計は16年連続の値上げです。平成28年度は均等割が1,500円値上げで、1人当たりの平均保険料の引上げ額は4,644円、この数年間で最大の値上げです。  年収500万円の40歳の夫婦で子ども2人の4人世帯の場合、保険料は54万33円になり、来年度の国保の都道府県単位化では最大で69万円に上がる可能性が明らかになりました。  医療保険のセーフティネットであり、払える保険料にして収納を高めていくことが必要なのに、国民皆保険制度の崩壊につながりかねません。  また、介護保険特別会計は、第6期当初給付水準を7.5%と高く見積もったことにより、昨年に続き、改定2年目の今年度も、実際の給付の伸びは3.4%と低く抑えられ、我が党が指摘したとおり、昨年と同様、第6期介護保険料は低く抑えることができたことが明らかになりました。  給付についても、例えば、単身で年間収入が280万円以上の人は利用料が2割負担になりましたが、質疑の中で3,000人が該当することもわかりました。更に、検証もなしに、3割の負担増は認めることはできません。  区民の重過ぎる負担軽減、福祉向上のために、地方自治の本旨にのっとり、施策の優先度を改め、行政責任を果たされるよう強く求めます。  なお、質疑の中で、日本共産党が破壊防止法に基づく調査対象団体であるとして、アメリカのテロ事件と関連付けで発言がありました。調査対象団体という概念は、破防法には一切出てこない概念であり、公安調査庁が勝手に決めている概念で、公安調査庁が日本共産党を数十年にわたり調査しても何も出てこなかったもので、厳重に抗議をしているものです。  日本共産党は、正規の機関で、暴力によって事を起こす方針をとったことは一度もありません。言論と選挙を通じて議会で多数を占めて、国民、有権者とともに一歩一歩、政治と社会を進歩・前進させるという立場に立っています。これが、我が党の変わらぬ綱領路線であり、破防法の対象になるようなことは、過去にも、そして現在にももちろん、将来にも一切ないものです。公党に対する不当な侵害です。  それを質問に答えて、共産党だけを例示で答弁する区の執行機関の姿勢にも厳重に抗議を行い、討論を終わります。 ○古性重則 委員長  次に、民進党を代表して鈴木委員から討論があります。鈴木委員。 ◆鈴木あきら 委員  私は、足立区議会民進党を代表し、第69号議案 平成28年度足立区一般会計歳入歳出決算及び第70号議案 平成28年度足立区国民健康保険特別会計歳入歳出決算、第71号議案 平成28年度足立区介護保険特別会計歳入歳出決算、第72号議案 平成28年度足立区後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の三つの特別会計歳入歳出決算について、認定の立場から討論を行います。  当区が平成28年度の予算を編成した当時、政府の月例経済報告では、「景気は一部に弱さも見られるが、緩やかな回復基調が続いている」としていましたが、平成28年12月、「一部に改善の遅れも見られるが、緩やかな回復基調が続いている」と変わり、更に今年の6月には、一部の改善の遅れは解消したとの判断なのか、「緩やかな回復基調が続いている」のみとしました。  しかし、依然として格差は解消されず、貧困問題のみならず、雇用や消費を見ても回復基調の実感はなく、回復基調と感じている人はあくまで限定的でほんの一部の方のみです。  そのような中、当区の平成28年度予算は「未来へ。確かな道すじを」と名付け、前年の平成27年度を子どもの貧困対策元年と位置付けて行ってきた様々な施策や事業を着実に成果が上がるよう目指したものでした。  そして、今回の成果報告、財務報告書など様々な資料をもとに確認、審議を行いましたが、特に未来へつなぐあだちプロジェクトをもとに、生まれる前から乳幼児、学齢期と早目、丁寧、切れ目のないアプローチを行って、貧困の連鎖を断つための様々な取り組みをしてきたことを評価するものです。  また、ハード面では、竹ノ塚駅付近の鉄道立体化の促進事業、六つ目の大学や区内初の大学病院の進出に関すること、ソフト面では、学力向上のための施策や野菜を食べる環境づくりをはじめとする健康あだち21推進事業など、高く評価したいと思います。  一方、各種収納金の収納率のひどさ、今年も特別区民税、国民健康保険料の23区ワースト1位脱却ができなかったことを反省すべきと強く指摘をしました。  特別区民税、国民健康保険料を22位の収納率と肩を並べるだけで9憶7,000万円、23区平均の収納率を確保できたら38億8,000万円もの増収が図れること、また4会計合計の不納欠損額が36億5,000万円にもなったことを、担当課だけではなく区職員全員が認識すべき問題であります。  特に、特別区民税滞納整理分のうち5億8,800万円にもなる完全に徴収できない分を、不納欠損額として帳簿処理したものですら実績として捉えているなど、民間では考えられない感覚は改めなくてはなりません。  また、在宅医療・介護連携の準備不足など、危機感の無さについて強く指摘をいたしましたので、改善を求めます。  更に、今回の決算特別委員会を通じて私たち会派が指摘、提案したこと、主なものとして、居宅訪問型保育、企業主導型保育への取り組み、帰宅困難者対策と公園の在り方、公民連携の新手法によるまちづくり、刑法犯ワースト回避への努力、地域包括ケアシステムの充実、不法投棄や危険個所などをスマホアプリで投稿してもらう区民参加、地下鉄8号線整備促進に向けての課題解決、都立中川公園への区の主体的関与、健康遊具増設、各避難所敷地内へのマンホールトイレの早期整備、学校給食費の公会計化など、今後の区政運営や来年度予算編成に対して反映するよう求めるものであります。  それらの原資となる財源確保ですが、収納金収納率の23区平均並みの徴収努力でかなり可能になるのではないでしょうか。区の今後の更なる努力をすることと求めまして、討論といたします。 ○古性重則 委員長  次に、市川委員から意見表明があります。市川委員。
    ◆市川おさと 委員  第69号議案 平成28年度足立区一般会計歳入歳出決算、第70号議案 平成28年度足立区国民健康保険特別会計歳入歳出決算、第71号議案 平成28年度足立区介護保険特別会計歳入歳出決算、第72号議案 平成28年度足立区後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算に認定の立場で意見表明をする。  身体障がい者の職員採用について、本会議質問に続いて取り上げた。特別区では、介助が必要な障がい者が昨年度から採用対象になっていることを踏まえ、足立区は採用について前向きに取り組むべきだと主張した。  飲食店との契約の在り方について、銀座アスターの事例を取り上げ、キャンセル料の適切な支払いをするべきだと主張した。  学校教育について、児童・生徒の自宅自習にネットサービスを活用するべきだと主張した。特に、成績下位層には高い効果が見込めるとの調査結果があることを指摘した。  ギャラクシティの今後の在り方について、越谷市のミラクルに範をとり、体験を通じた教育機能を強化するべきだと主張した。あわせて、円筒形の吹き抜け構造など、今後の区施設建設では行うべきではないと主張した。  以上です。 ○古性重則 委員長  次に、土屋委員から意見表明があります。土屋委員。 ◆土屋のりこ 委員  まず、評価する点ですが、1点目、優秀な決算を踏まえ、次年度新規事業として給付型の奨学金返済支援へ踏み出されたということも大きなことと受け止めております。  2点目、学校での給食や教材費等の学校会計、公会計化するということを検討されているという点も評価する点です。  3点目、介護保険で自立支援の強制をしないというふうなことを答弁いただいた点と、4点目、開かれた議会で、今特別委員会からテスト運用で中継をというふうなことが始まってきたというふうなことを評価します。  一方で、問題ではないかと思う点ですが、一つ、昨日のお話に出てきましたが、足立区の区内中小零細企業を大事にしていないんじゃないかという指摘がありましたが、民間委託の受注先を見てもわかるように、大企業優先というやり方を改めていくべきだと、区内事業を優先育成という観点をもっと持つべきだということを、委員会審議を通して感じました。  2点目、子どもの貧困に関してですが、貧しくても栄養状態がいい子もいるし、富んでいても栄養の良くない子もいるというふうなことで、世帯収入と子どもの食生活に関連があるとした最新の研究結果を否定をされたと、昨日感じました。  学識として当区に参与の阿部彩教授も名を連ねる第一線の研究結果を認めないというのは、なかなか大した度胸だなと思ったんですけれども、子どもの貧困対策担当部長のほうからはフォローをいただきまして、統計学上、相関関係は認めているんだということで、それをどう施策として具体化していくかというときの短期的視点、長期的視点という視点の違いだろうというふうなことでしたので、この点に関しては、今後、議論を重ねていきたい点だというふうに感じております。  3点目、開かれた議会というよりは公平な議会の在り方、まず公平な在り方としてですが、決算特別委員会のたびに思うことなんですけれども、たまには賛成をしたいなというふうに思うこともあるんですが、この発言順位という、この今日のタイムスケジュールを見るとその気がなくなるんですが、採決に当たって、無会派は討論には参加ができず意見表明にとどめるというふうなことで、無会派を会派よりも低く扱うという扱い方があるという点が、一番納得がいかないなと、たびに感じることです。  正当な理由なく、他より低く扱うことを差別というんですけれども、少数に対してそういった差別的扱いを、議会内においても、もちろん区行政においても、ないようにということを求めていきたいと思います。  多種多様な皆様のご努力に対しては大変申しわけないと思いますが、第69号議案 平成28年度足立区一般会計歳入歳出決算、第70議案 平成28年度足立区国民健康保険特別会計歳入歳出決算、第71号議案 平成28年度足立区介護保険特別会計歳入歳出決算に反対、第72号議案 平成28年度足立区後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算に賛成という立場に立ち、今後のより良い区行政を皆さんとともにつくっていきたいと思います。皆さんお疲れ様でした。 ○古性重則 委員長  以上で討論が終結いたしました。  これより4議案に対する採決を行います。  採決は1議案ごとに行います。  最初に、第69号議案 平成28年度足立区一般会計歳入歳出決算についてを採決いたします。  本案は、原案のとおり認定すべきものと決することに賛成の方の挙手を願います。       [賛成者挙手] ○古性重則 委員長  挙手多数であります。よって、本案は原案のとおり認定すべきものと決定をいたしました。  次に、70号議案 平成28年度足立区国民健康保険特別会計歳入歳出決算について採決いたします。  本案は、原案のとおり認定すべきものと決することに賛成の方の挙手を願います。       [賛成者挙手] ○古性重則 委員長  挙手多数であります。よって、本案は原案のとおり認定すべきものと決定をいたしました。  次に、第71号議案 平成28年度足立区介護保険特別会計歳入歳出決算について採決いたします。  本案は、原案のとおり認定すべきものと決することに賛成の方の挙手を求めます。       [賛成者挙手] ○古性重則 委員長  挙手多数であります。よって、本案は原案のとおり認定すべきものと決定をいたしました。  次に、第72号議案 平成28年度足立区後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算について採決いたします。  本案は、原案のとおり認定すべきものと決することにご異議ございませんか。       [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○古性重則 委員長  ご異議ないと認め、本案は原案のとおり認定すべきものと決定をいたしました。  以上で、本特別委員会に付託されました議案は全部審査を終了いたしました。  お諮りいたします。  決算特別委員会の委員会審査報告につきましては、正副委員長にご一任願いたいと思いますが、ご異議ありませんか。       [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○古性重則 委員長  ご異議ないと認め、さよう決定をいたしました。  なお、委員会審査報告の中には、先ほど行われました各会派の討論要旨並びに無会派の意見も含めて報告いたします。  以上で、決算特別委員会を閉会いたします。  長時間にわたる審査にご協力いただきまして、まことにありがとうございました。       午後4時10分閉会...