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平成29年 8月22日建設委員会-08月22日-01号
平成29年 8月22日文教委員会−08月22日-01号

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  1. 足立区議会 2017-08-22
    平成29年 8月22日文教委員会−08月22日-01号


    取得元: 足立区議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-16
    平成29年 8月22日文教委員会−08月22日-01号平成29年 8月22日文教委員会       午後1時28分開会 ○吉岡茂 委員長  それでは、ただいまから文教委員会を開会いたします。 ○吉岡茂 委員長  まず、はじめに記録署名員2名を私から指名させていただきます。佐々木委員針谷委員、よろしくお願いいたします。 ○吉岡茂 委員長  次に、異動管理職の紹介がございます。  まず、教育長から、異動のあった部長級職員の紹介をお願いいたします。 ◎教育長 私から、6月26日付で異動がありました文教委員会所管部長級職員を紹介させていただきます。  秋生修一郎待機児対策室長です。なお、子どもの貧困対策担当部長及び総合事業調整担当部長を兼務しております。 ○吉岡茂 委員長  続いて、待機児対策室長から、異動のあった所管の課長級職員の紹介をお願いいたします。 ◎待機児対策室長 私からは、待機児対策室内の異動のあった課長級職員を紹介いたします。  臺富士夫待機児ゼロ対策担当課長です。前職は学校教育部学校改築担当課長です。  なお、田巻正義子ども施設整備課長及び金子俊之待機児ゼロ対策担当課長は、同職のまま、子ども家庭部から待機児対策室へ所管替えとなっております。  また、今回の異動に伴いまして、学校改築担当課長渡辺隆史学校施設課長が兼務いたします。
    ○吉岡茂 委員長  ご苦労様でした。 ○吉岡茂 委員長  次に、組織改正に伴う新組織の事務分掌に移ります。  子ども家庭部長から説明をお願いいたします。 ◎子ども家庭部長 私からは、子ども家庭部組織改正につきまして、概要をご説明させていただきます。  先ほどの異動管理職の紹介の中でもご案内をいたしましたが、急激な保育需要の上昇に対応するため、子ども家庭部内にあった、子ども施設整備課と待機児ゼロ対策担当課待機児対策室の新設に伴い、移管をいたします。  待機児童解消に向け、対策の抜本的な見直しを行い、確実な保育施設整備を推進する体制を整えたところでございます。 ○吉岡茂 委員長  ご苦労様です。 ○吉岡茂 委員長  それでは、これより請願・陳情の審査をいたします。  (1)27受理番号44 情緒障がい等通級指導学級での指導の存続と情緒障がい児教育の充実・発展を求める陳情、(2)28受理番号12 中学校の特別支援学級通級指導学級(情緒等)の増設等を求める陳情、(3)28受理番号13 中学校の特別支援学級通級指導学級(情緒等)の「特別支援教室」について検討委員会設立等を求める陳情、以上3件を一括議題といたします。  何か変化のほうはございましたでしょうか。 ◎こども支援センターげんき所長 特に変化はございませんが、来月9月になりまして、この検討委員会のほうの検討を、第2回になりますが、始めさせていただいて課題の解決に向けて取り組んでいきたいと思っております。 ○吉岡茂 委員長  ありがとうございます。  それでは、何か質疑ありますでしょうか。 ◆針谷みきお 委員  今、検討委員会課題整理というお話がありまして、私のほうも、現段階でお聞きしている特別支援教室の問題、課題について幾つかの質疑を。  その中で検討されることになるのかなとは思っているんですけれども、まず第1点は、前々回の委員会でも出たんですが、当初、特別支援教室を設置する場合には、足立区の場合は、指導を受けられる子どもたちの発達・成長にとって、基本的には、巡回指導の問題ですが、当初、全部の学校で巡回指導をやることになるんだというふうな説明をしていたと思うんですが、実際に、巡回の指導の中身で言うと、例えば指導時間は4時間を大体、今まで通級ではやられていたけれども、2時間ぐらいに減ってしまっているという現状とか、そういうのを出されていると思うんですけれども、この辺の課題については、現在、区教委としては認識されているのかどうか、お伺いしたい。 ◎こども支援センターげんき所長 当初、通級のほうで4時間程度、それが各学校に学級が設置されたことで減っているのではないかというようなお話がございました。確かに通級の場合、そこに行かなければいけないという状況があるので、一度に指導時間を長めに取りたいというようなところもあったかと思います。現状は、それぞれ各学級につきましても、その子の課題に応じた指導の適正な指導時間という考え方ですので、一律に平均的に短くなったとか、そういうことではないと思っております。 ◆針谷みきお 委員  その辺は、是非、具体的にその検討委員会でやっていただきたいなと思っているところです。  それから、2番目ですけれども、巡回を行う教員の働き方の問題と多忙化との関連で、実際に勤務時間を大きくオーバーしないと何校もの巡回は行えないと。グループ化して巡回するというようになっているけれども、現実の問題として、複数の学校で勤務するということが一応、命じられているわけですよね。だから、その辺に関しては、どの学校でも本当は腰を据えて、じっくり落ち着けて仕事をするという場合も必要になってくる。  だけれども、残念ながら何校も一応、巡回しなければならないという点で言うと、複数の学校で勤務することによる様々な課題、それから教員の多忙化の問題、それから心理的・精神的な問題というのもあるのかなというふうに思っているんですけれども、この辺についての声とか課題についてはどのように考えているかお伺いしたい。 ◎こども支援センターげんき所長 東京都の場合には確かに巡回指導ということで拠点校に配置してというようなやり方を示されておりましたけれども、足立区の場合には、基本的には各校に籍を置くというような形で、基本的にはその学校に配置するというような形をとらせていただいております。  もちろんエリア内では必要に応じて巡回と言いますか、他の学校との共同での指導なども可能になっておりますけれども、そういう意味では教師の異動に伴うそういう時間的なロスなどは、私どもの方式のほうが少なくて済むんではないかというふうに思います。 ◆針谷みきお 委員  認識の問題で言うと、区教委は、確かにそういう発言もしているんですけれども、実態として都教委が言っているのは、「巡回指導教員を配置する」と、こういうふうに言っていて、それが全ての学校に特別支援教室をつくることによって、いわゆる通級は必要ないんだみたいな議論が都のほうからもあるということだと思うんですね。  ところが、足立区の場合はそういうことではないので、実際の問題としては、ちょっとそこはイレギュラーがあるのかなというふうには思っているんですが、その辺についても検討委員会で、是非、検討していただきたいということにきょうはとどめます。 ○吉岡茂 委員長  他に質疑ございますか。  よろしいですか。       [「なし」と呼ぶ者あり] ○吉岡茂 委員長  質疑なしと認めます。  次に各会派からの意見をお願いいたします。 ◆鴨下稔 委員  継続で。 ◆吉田こうじ 委員  継続です。 ◆針谷みきお 委員  これは継続しかないと思います。 ◆鈴木あきら 委員  継続です。 ◆へんみ圭二 委員  継続です。 ○吉岡茂 委員長  それでは、これより採決をいたします。  本件は、継続審査とすることにご異議ありませんか。       [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○吉岡茂 委員長  ご異議なしと認め、継続審査と決定いたしました。  次に、(4)28受理番号25 拉致された日本人の人権と帰国を求め東京朝鮮第四初中級学校の補助金を停止することを求める陳情を単独議題といたします。  何か執行機関のほうから説明は。 ◎子ども政策課長 特に変化はございませんが、前回の委員会のほうで、現地の視察などをしてはどうかというようなお話がございましたけれども、学校の方、ただいま夏休みに入っておりますが、夏休み明けに日程調整を行えば視察はできるという状況は確認しております。 ○吉岡茂 委員長  ご苦労様です。  何か質疑ありますか。  質疑よろしいですか。 ◆針谷みきお 委員  教育長が前委員会で、区民の理解が必要なんだということの中で、朝鮮学校の地域の中での学校なんだっていうことで、認識が非常に、行ってみたら思ったより、何て言うんですかね、変な偏向教育みたいなものは余り感じられなかったっていう話をしているんですが、この辺の課題、そして、今後の問題として、文教委員会で、もし見に行くとしたら、そういう課題も含めて課題整理が必要かなというふうには思っているんですね。その辺についての、その前回の発言の趣旨とか、その感じとしてはどういうふうに思われたのか。 ◎教育長 私の受けた感じは、今、針谷委員ご発言のとおりで偏向教育とか、あるいは日本と北朝鮮の関係についてという点では、大きな、何でしょう、違和感はなかったというところです。  この間、前回申し上げたのは、そういったことを私だけじゃなくて、あるいは区教委だけじゃなくて文教委員の方、あるいは区民もきちっとした理解をした上で、きちっとした公費を支出する、そういう必要があるだろうというのが私の考え方です。 ○吉岡茂 委員長  よろしいですか。 ◆針谷みきお 委員  ありがとうございます。 ○吉岡茂 委員長  他に質疑ございますか。       [「なし」と呼ぶ者あり] ○吉岡茂 委員長  質疑なしと認めます。  次に、各会派の意見をお願いいたします。 ◆鴨下稔 委員  継続です。 ◆吉田こうじ 委員  継続でお願いします。 ◆針谷みきお 委員  これについては、我々は不採択を主張していますので、そういうことです。 ◆鈴木あきら 委員  今度、視察に行ってくるということで、それに参加してから、またゆっくりと考えますので、継続でいいです。 ◆へんみ圭二 委員  継続です。 ○吉岡茂 委員長  それでは、これより採決をいたします。  本件は、継続審査とすることに賛成の方の挙手を求めます。       [賛成者挙手] ○吉岡茂 委員長  挙手多数であります。よって継続審査と決定いたしました。  次に、(5)受理番号9 医療的ケア児への支援強化についての陳情、前回継続でありますが、単独議題といたします。  何か変化等ございますでしょうか。 ◎こども支援センターげんき所長 特に変化はございません。 ○吉岡茂 委員長  それでは、これより質疑を行います。  何か質疑ございますか。 ◆針谷みきお 委員  議事進行に関してなんですけれども、これも前々回も前回もそうだったんですけれども、実際に今、区教委としては、予算を充てて実際に人を配置しているということで、事実上、実現しているものだと思うんですね。ですから、議会の申合せとの関係があって、既に実現している課題についての陳情については凍結・継続だということだったと思うんですが、その辺の関係で言うと、この陳情が出たことによって、そのようにとったのか、その辺の関わり合いも重要なのかなっていうふうに思うんですね。  だとすると、陳情が出たことによって、実際に時系列の関係はありますけれども、場合によっては採択なのかもしれないし、凍結・継続なのかもしれないので、その辺については事務局としては確認できるかどうか。 ◎区議会事務局次長 既に実現されているものについてはというふうなお話でございましたけれども、こちらの陳情につきましては、区のほうで確かに支出はしていますけれども、全てに対して支出しているわけではないというふうなところと、あと、東京都の動きなんかも注視する必要があるというふうに聞いておりますので、そういった点では、全てが区として実施しているものではないのではないかというふうな認識はしております。 ◆針谷みきお 委員  私はそれを聞いているんじゃないんですよ。要するに、前回の答弁はもう、これははっきり実現しているんです、実は。だから、実施しているとか、していないとかっていう判断じゃなくて、陳情の採択のルールとして、既に実現しているものについて出た場合は、これはもう吉岡委員長もご存じですね、要するに継続・凍結なんですよ。  ただ、陳情が出たことによって実現の動きになったということになると、これは採択だと私は思うんで、そこを、だから、厳密にしてもらいたい。実現しているとか、していないとかっていう認識を聞いてはいないんですよ。これは答弁見ればわかるので。そういう認識が変わらないならしようがないなというふうに思うんですが、だとすれば、もう採択しかないというふうに思いますね。  だから、変わらないね。 ◎区議会事務局次長 すみませんでした。区議会の申合せ事項につきましては、当該年度において既に計画が決定しているものについては凍結・継続というふうな形になっておりますので、陳情が出たことによってどうするというふうな、そういったような表記にはなってはいません。 ◆針谷みきお 委員  だから、最初から実現していたっていうことじゃないんだよね、つまりね。 ◆鴨下稔 委員  タイミングが一緒だっていうことだね。 ◆針谷みきお 委員  タイミングが一緒と。だから、どういうふうに扱うかだね。 ◆鴨下稔 委員  だから、行政側の考え方といい、法規と。 ◆針谷みきお 委員  あとは、じゃ、議会の対応ですね。 ◆鴨下稔 委員  そうですね。 ○吉岡茂 委員長  これ、そうすると、非常に複雑な議題となっておりますので、私が聞いちゃいけないんですけれども、一応、ここで各会派の意見を聞いて、それに伴って、次回の文教委員会までに結論をきちっと精査して出すというような形を提案したいなと思うんですが、各会派の意見をお願いしたいと思います。 ◆鴨下稔 委員  継続で。これは前にちょっと言ったんですが、ほぼ同時なんですよ、これが出たときと行政側が施しをしてくれたときとが同時にポンってきちゃったから、だから、ここでどうこうって言うよりはもうちょっと調べる必要、確認しながら。継続で。 ◆吉田こうじ 委員  配置を進めてくださいという意味では、制度としては進んでいるのかなと思うんですが、この陳情者の方は、2番目に「充実を図ってください」という全区的な話をおっしゃってもおりますし、ですから、陳情者の方のご意見も伺う必要もあるのかなというふうにも思いますけれども、とりあえず今回は継続で。 ◆針谷みきお 委員  これについては、我々は実現しているので採択だと言ってきたんですが、議事整理をするということには、これは協力したいなと思っているんで、今回は継続でいいです。 ◆鈴木あきら 委員  継続でいいですけれども、やはりこの「充実を図ってください」という部分に関して、これについてどう捉えるかっていうことだと思うんですよ、一言で言えばね。だから、どの程度っていうのがあれば、まだ私は完全に充実しているっていうふうには認識はしていないわけですけれども、そういった意味ではまだかなというところです。 ◆へんみ圭二 委員  継続です。 ○吉岡茂 委員長  それでは、これより採決を行います。  本件は、継続審査とすることにご異議ありませんか。       [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○吉岡茂 委員長  ご異議ないと認め、継続審査と決定いたしました。 ○吉岡茂 委員長  次に、報告事項に移らせていただきます。  (1)から(6)、6件を学校教育部長から説明お願いいたします。そして、(7)を学力定着対策室長からご報告をいただきます。次に、(8)、(9)以上2件を子ども家庭部長から報告をしていただきます。(10)、1件をこども支援センターげんき所長から報告をいただきたいと思います。
     まず、はじめに、学校教育部長から報告をお願いいたします。 ◎学校教育部長 文教委員会報告資料の1ページをご覧願います。  小学校図書館支援業務委託プロポーザルの結果についての報告でございます。  小学校図書館、これまでは学校図書館支援員が未配置でした小学校図書館環境整備と運営に関しまして、業務委託を開始いたします。  業務委託内容は、1に記載のとおりでございますが、平成29年度は、特に配架修正や館内掲示・展示、蔵書点検などの環境整備に重点を置き、活用される図書館を目指してまいります。  委託事業者の選定は、公募型プロポーザルにより実施いたしました。  選定審査会選定委員は記載のとおりでございます。  審査対象事業者は3者で、審査結果は5に記載のとおり、また、詳細は3ページに記載のとおりでございます。  第1順位となった事業者の特徴は、調べ学習の充実を目的とした環境整備の促進や、児童、教員へのレファレンスの実施による学習支援授業支援などにあります。  学校現場には、9月4日から、週1日、支援員を配置する予定で、現在、事業者が準備を進めております。  続きまして、4ページをご覧願います。  江北小学校高野小学校統合新校の位置の比較・再検討結果及び新たな統合新校舎の位置についての報告でございます。  これまでの経緯でございますが、平成25年8月に、両校の適正規模適正配置実施計画(案)を作成し、関係者への説明を行いました。その後、地元からは統合新校の位置について、都住創出用地にするのであれば、統合について、おおむね賛同するとの意見表明がございました。  平成25年当時の実施計画(案)の概略は、2に記載のとおり、両校は適正規模化施設更新の両面の課題から、統合の取り組み対象となり、通学距離や扇小学校との配置バランスを総合的に判断し、江北小学校を改築して統合新校を設置するというものでございました。  今回、この江北小学校都住創出用地を含め、設置場所について、4カ所の比較検討を行った結果が6ページの表でございます。  敷地面積、通学区域内の位置、通学路変更や引っ越し、費用、跡地活用、地元理解などの検討項目を総合いたしますと、都住創出用地が最も優れているという結果となってございます。  したがいまして、統合新校の位置は、都住創出用地とすることとし、今後、東京都から取得できるよう取り組んでまいりたいと考えております。  なお、江北小学校高野小学校跡地活用につきましては、検討委員会を立ち上げ、公共的活用を最優先に検討していく予定でございます。  続きまして、8ページをご覧願います。  鹿浜地区適正規模適正配置事業の実施についての報告でございます。  この5月に策定いたしましたガイドラインに基づき、今後、鹿浜地区における小学校の統合に向けた具体的な検討を進めてまいります。  統合対象校は、小規模傾向が見られる鹿浜西小学校北鹿浜小学校でございます。  統合年次は、児童と保護者が統合することを知らずに入学を決めることのないよう、平成35年度以降といたします。  今後のスケジュールでございますが、地元説明と保護者説明を行い、適正規模適正配置実施計画(案)を策定して、統合地域協議会を立ち上げ、関係者の理解と協力を得ていきたいと考えております。  続きまして、12ページをご覧願います。  平成29年度第1回足立区いじめ等問題対策委員会の開催結果についての報告でございます。  外部委員が参加するいじめ等問題対策委員会を7月20日に開催し、13ページに添付してございます内容の報告と意見交換を行いました。  平成28年度足立区暴力行為・いじめ・不登校状況につきましては、14ページの別紙の1のとおり、いじめの認知件数が昨年度比で大幅に増加しておりますが、これはいじめの捉え方が変更されたことによるものでございます。  いじめに関するアンケート調査の集計結果は15ページの別紙2にまとめてございます。  調査結果の概要でございますが、「相談できる人がいる」と回答した児童・生徒は97.5%と、2月に実施した調査と比較いたしますと、1.8ポイント増加しております。しかしながら、一方で、「ひやかし、からかい、悪口を言われた」と回答した児童・生徒や「現在いじめられている」と回答した児童・生徒数は増加しております。  委員からの主な意見は、16ページから17ページまでの別紙3にまとめてございます。法が規定するいじめの概念の周知徹底、アンケート未提出者や相談できない人のフォローアップ、発達障がいのある児童・生徒の対策などの検討などについてご意見をいただきました。  平成29年度も委員による学校訪問を実施し、各校の取り組みや成果などを共有して、今後の対策を検討していく予定でございます。  続きまして、18ページをご覧願います。  平成30年度足立区立小学校使用教科用図書(道徳)の採択結果についての報告でございます。  学習指導要領の一部改定により、従来は教科外の活動であった道徳が特別の教科として位置付けられ、小学校では平成30年度から、中学校では平成31年度から検定教科書を使用した授業が行われることとなっており、8月10日開催の教育委員会定例会におきまして、平成30年度から小学校で使用する道徳の教科用図書について採択が行われました。  文部科学省から通知されました小学校用教科書目録(平成30年度使用)に登録されております道徳教科書の発行社は8社でございましたが、この中から採択されたのは、株式会社学研教育らい発行の「みんなの道徳」でございます。  採択に当たりましては、特定の価値観を押しつける教材となっていないか、分冊ノートがある教科書のメリットとデメリットは何か、文字の大きさや写真など全体的に見やすいものか、出典の明記など著作権に関し、しっかりとした認識を持っているか、区民アンケート批判的意見があったかどうかなどについて審議が行われ、これらの視点を総合し、学研教育らい発行の「みんなの道徳」が最も適しているとの意見となりました。  採択結果につきましては、今月末までに東京都教育委員会へ報告いたします。  続きまして、19ページをご覧願います。  新田学園の児童・生徒数の増加に伴う対応についての報告でございます。  昨年の文教委員会でご報告いたしましたとおり、新田地区は、これまでの近隣開発に加えまして、新田一丁目の大型マンションの建設に伴いまして、今後の児童・生徒数の増加が顕著なものになることが見込まれたため、新田学園の施設について、改めて検討することといたしました。  教室につきましては対応可能ですが、運動施設は体育授業の必要時数を確保できないことが判明いたしましたので、新田まちづくり連絡会学校部会におきまして、その対策について、これまで検討を重ねてまいりました。  その結果、バス利用を前提に、旧新田小学校跡地に校庭を整備することとし、整備できるまでの間は、必要に応じて暫定的に新田さくら公園の一部を占用利用するという方針がまとまりました。  今後、課題の整理と、その対策を検討するとともに、関係者への周知説明を行い、理解を得ていきたいと考えております。 ○吉岡茂 委員長  ご苦労様です。  続きまして、報告事項(7)につきましては、学力定着対策室長から報告をお願いいたします。 ◎学力定着対策室長 21ページをご覧ください。  平成29年度「足立区基礎学力定着に関する総合調査」の調査結果についてでございます。  実施日、受検科目、調査人数等につきましては、記載のとおりでございます。  結果につきましては、各学校がこれまで努力していただきまして、小・中学校、各教科とも全体の通過率が向上し、過去5年間で最も高い数値となっております。特に小学校のほうでは、国語、算数ともに通過率が80%を超えるということで、成果を出してきております。中学校のほうも各教科全て上がっている状況になっております。  個別の教科、学年で分析いたしますと、22ページにありますとおり、小学校では、国語、算数ともに全ての学年で通過率が向上しております。80%を超えている学年も多くございます。中学校のほうでございます。国語のほうは全ての学年で向上しております。数学におきましては、3年生では通過率が低下しているということで、少し数学のところは課題があるかなというふうに分析しております。英語のほうは、中2、中3とも昨年度より向上し、これは中1で英語チャレンジ講座等行った施策の成果が出ているものと認識してございます。  続きまして、23ページでございます。  正答率40%未満の児童・生徒の割合を見ますと、こちらも小学校のほうでは、その生徒の割合が減少しているということがわかります。中学校のほうでも、国語、英語につきましては減少しておりますが、数学のところは現状と余り変わらない数値ということで、少しここでも課題があることがわかるというような状況になっております。  4、学習意識調査の結果につきましては、おおむね昨年と同じような数値となっておりますが、(2)学校での授業が分かる、(3)宿題がなくても家で勉強する、微増ではありますが、数値が改善しているということで、これまで教科指導専門員等の専門人材を学校に派遣し、授業改善の取り組みをしていた成果があらわれているものと考えております。  これらの結果につきましては、9月に各学校の詳細の分析と、それから、今後の取り組みをまとめたものを各関係機関に配布させていただき、ホームページにも公表させていただく予定でございます。 ○吉岡茂 委員長  ご苦労様です。  続きまして、(8)、(9)以上2件について、子ども家庭部長から報告をお願いいたします。 ◎子ども家庭部長 25ページをお開きいただきたいと思います。  まず、件名、所管部課名につきましては記載のとおりでございます。  国が進めております幼児教育の段階的無償化を踏まえまして、低所得者層への教育、保育施設利用者負担の無償化の検討を行うために審議会を開催するものでございます。  審議会名につきましては、記載のとおりでございます。  審議会委員でございますけれども、学識経験者、区議会議員、区内関係団体の代表、それから、公募によります区民ほか、区職員など、合わせまして20名以内の委員をもって構成する予定でございます。  審議スケジュールでございますけれども、この報告の後、委員の選出、また、区民委員の公募の選考に入らせていただきます。  9月の下旬の教育委員会定例会におきまして、審議会への諮問内容と委員の決定、実際の審議は10月の中旬頃を予定してございます。  最終的には、平成30年の1月に、審議会からのご答申をいただく予定になっております。  これまでの利用者負担の段階的無償化の経緯につきましては、5番に記載のとおりでございます。  今後の方針でございますけれども、審議結果は、平成30年の4月からの利用者負担に反映できるように進めてまいりたいと考えております。  続いて、26ページでございます。  件名、部課名につきましては、記載のとおりでございます。  まず、理由でございますけれども、社会教育関係の団体に対しまして、区が補助金を交付する場合につきましては、社会教育法第13条の規定に基づきまして、社会教育委員の意見を聞くことになってございます。これを置きまして、条例に基づいて社会教育委員を委嘱するという報告でございます。  委嘱する方々につきましては、表のとおりでございます。  委嘱期間につきましては、平成29年の7月13日から31年の7月12日までの2年間でございます。  審議の内容につきましては、足立区少年団体連合協議会、足立区青少年対策地区委員会など、青少年の健全育成団体に対する補助金交付に当たりまして、補助の目的や補助対象者等を明らかにするということとともに、団体の自主的、主体的な活動を阻害することがないか、社会教育委員会委員の皆様から意見を聞くという内容になってございます。 ○吉岡茂 委員長  ご苦労様です。  (10)について、こども支援センターげんき所長から報告をお願いいたします。 ◎こども支援センターげんき所長 資料の27ページをご覧ください。  スクールソーシャルワーカーの平成28年度活動実績及び平成29年度の実施内容についてでございます。  スクールソーシャルワーカー、平成27年度から配置を始めまして、平成28年度は更に6名を追加し、全体では区内半数の52校に対してソーシャルワーカーが訪問しまして、活動してまいりました。  平成28年度の活動の内容ですけれども、1番の表に記載のとおり、前年187件でしたものが、平成28年度は総件数として413件の相談支援等を対応させていただいたところでございます。こちらの詳細につきましては、30ページに記載のとおりでございますので、後ほどご確認いただければと思います。  平成28年度のスクールソーシャルワーカーの活動による成果の例でございます。2番でございますが、長期不登校の児童が別室登校できるようになったですとか、あと、自傷行為を行っているお子さんが医療機関につなげられ、自傷行為が解消されたというような成果があがっているところでございます。  3番、スクールソーシャルワーカーの課題ですけれども、こちら、やはりまだ配置が始まりましてから1年、2年という段階でもございますので、スクールソーシャルワーカーの役割についての、私どもの説明等の不足もございますが、学校現場への理解という辺りも課題かと考えております。  平成29年度の実施内容、28ページでございます。8月1日付で欠員がありました4名のスクールソーシャルワーカーを採用することができました。したがいまして、一応、全校での対応が可能になったというような状況でございます。29ページに各ブロックごとの対応の学校の一覧がございますが、この7番から10番のところが配置できておりませんでしたが、こちらのほうに配置させていただいて、今後、訪問等をさせていただき、支援を行っていく予定でございます。  問題点・今後の課題でございますけれども、多くの自治体がスクールソーシャルワーカーの事業を開始しておりますので、人材確保というところが課題の一つとなっております。こうした状況をまた平成29年度の今後の活動の内容等も点検いたしまして、また平成30年度以降の体制についても考えていきたいと思っているところでございます。 ○吉岡茂 委員長  ご苦労様でした。  それでは、ただいまの報告事項について質疑を行いたいと思います。  何か質疑ございますか。 ◆佐々木まさひこ 委員  それでは、私から何点か。  まず、小学校の図書館支援業務のプロポーザルですけれども、我が会派としても、この学校図書の充実、そして、学校、調べ学習等への支援ということでは、様々に求めてきたところでございますので、今回、このような形で一歩でも進むということは非常にありがたいことかなというふうに思っております。  今年は半年ぐらいの期間っていうことになりますので、調べ学習の充実に向けた整備に取り組むっていうことなんですが、あれ、充足率っていうんでしたっけ、いわゆる図書の。今、ほぼ足りている、100%以上の学校ですよね、ほとんどね。そういう面では、その内容、調べ学習に向いた図書をどのように充実していくかっていうことだろうというふうに思うんですが、その初年度ということで、図書の配架内容の要望があれば、その学校図書の予算もあるでしょうけれども、それに向けて、やはり特段に配慮して充実してもらいたいなっていうふうには思うんですが、いかがでしょうかね。 ◎教育政策課長 現在、図書の充実と合わせまして、毎年の図書更新経費といったようなものもご用意をさせていただいておりますので、その中での買い替えをまずは進めていただきたいというのが1点と、調べ学習に向けて、今、蔵書の割合がどうなっているのかっていうところが私どもとしても、専門家の目で見た結果を知らせていただきたいなというふうに思っているところですので、そういう状態はないかとは思うんですが、余りにも調べ学習を行うに当たって、かけ離れた蔵書の内容であれば、多少、上乗せしてでも早い段階で適正な状況に近づけていきたいというふうに考えています。 ◆佐々木まさひこ 委員  自然科学系の分野のほうが少ないとかね、いわゆる文学全集とか、そういうものとか、そういう課題はいろいろあろうかと思うんで、今、そういうご答弁いただきましたので、そういう偏っている内容であれば、是非、早期に、予算を組んでいただいて、せっかくそういう支援員を入れるわけですので、そういった充実に向けて頑張っていただきたいというふうに思います。 ◎学校経理課長 今お話がありました、まず数というか、蔵書率のほう、おかげさまで、中学校のほうが現状で、全ての学校で蔵書率100%を超えるような状況。今年度中に小学校も何とかという、そういった数を揃えた中に、その先に、今、佐々木委員からお話があったような質の充実、そちらを図っていきたいと考えてございます。 ◆佐々木まさひこ 委員  では、よろしくお願いします。  あと、週1日ですと、なかなか教員への調べ学習に対する支援について機動的に対応することっていうのは難しいと思うんですけれども、今後のことになりますけれども、授業の実施状況や、学校の反応とか、評価とか、そういうのを見て、対応日数を増やすなど、事業の拡大、入れたばかりで申しわけないんですけれども、今後そういうことも図っていっていただきたいというふうには思いますけれども、いかがですか。 ◎教育政策課長 とりあえず今年度入っていただいて、どのような改善が実現されるのか、そういったところをきちんと検証しながら、少し長い目で見て、どういうふうに充実させていくかということについてはきちんと考えていきたいというふうに思っております。 ◆佐々木まさひこ 委員  では、あと、もう1課題ですね。いじめ問題の対策委員会なんですが、ここで、12ページ3番、いじめの認知件数が昨年度と比べて7,675件プラス、これはいじめの定義が変わったことによる増っていうふうに書いてありますけれども、基本的にあれですよね、いじめの個票を上げて、その件数を去年いじめとしていたんだろうというふうに思うんですが、同じ基準での比較が大切だろうかというふうに思うんですけれども、昨年の報告を平成28年と同じ基準で考えると何件ぐらいですかね。いいです、わからなければまた。いきなり言っていますので。  予算特別委員会で申し上げたんですけれども、いじめは必ず起こっているわけですから、その意味では、今回のいじめを広く捉えるということは非常に評価します。狭く捉えるべきではないし、いじめは広く捉えて、数的には何千件、8,000件みたいな形で出ますんで、対外的には「何で、こんなに多いのか」っていうような形に捉えられがちなんですが、それでも、やはりこの報告自体は広く捉えるべきというふうに考えています。  それで、このいじめアンケート、この後ろのほうでもいじめ等問題対策委員会の課題として挙げられていますけれども、未認知、いじめがないというふうにされている学校が小学校1校、中学校1校。昨年と比べると随分減りましたけれども、それでもまだあるんですね。けんかやふざけ合いであっても、見えないところで被害が発生していることもあり得るわけで、そういった観点から、当該児童がいじめというか、心身に苦痛を感じていればいじめですよね。そういう定義になっていますから、そういった面では、それを繰り返し徹底していただきたいというふうに思いますので、学校に対しては、繰り返し徹底していただきたい、これがやはりいじめ問題に取り組む第一歩だというふうに考えておりますが、いかがでしょうか。 ◎教育指導課長 佐々木委員の認識、そのとおりでございまして、年度途中からの変更もありまして、この1校、2校に関しましては、まだまだ認知の考え方が低いかなと思いますが、学校でも、件が起きまして、起きているときには対応をすぐにしていただいているという確認は取れていますが、そこについて報告を上げて欲しいという話はしているんですけれども、なかなかそこについての報告が上がってきていないというのが現状でございました。  今後につきましては、引き続き指導を徹底してまいりたいと思っております。
    学校教育部長 1点だけ補足させていただきます。いじめの件数がゼロ件であった、あるいは極端に少なかった学校につきましては、今年度、夏休み前に、指導主事を集中的に訪問させまして、指導を徹底させていただきました。 ◆佐々木まさひこ 委員  そのような形で取り組んでいただけるっていうことで、よろしくお願いしたいというふうに思います。  あと、いじめの解消についても、私、繰り返し言っているんですけれども、今回というか、2017年に、いじめの解消の定義も提起されましたね。「いじめが止まっている状態が3カ月続いている」、それから、「被害者が心身の苦痛を感じていないこと」。この14ページのいじめの解消とされているのは、その定義に合っているということですか。 ◎教育指導課長 全校にはそのような定義で周知しております。 ◆佐々木まさひこ 委員  いつも、この解消率すごい高いんで。これはかなり広く捉えた中で、特に子ども同士のけんか的なところまで含んで解消になっているから高いとは思うんですが、特に個票を起票しているような、ちょっとこう継続的に続いているとか、ちょっとこう程度が中程度から重いとかっていうケースに関してはどうなんでしょうかね。 ◎教育指導課長 重篤な案件というのは、現在のところ報告していませんが、ただ、まだ保護者が納得されていないとか、引き続き見て欲しいという要望からなかなか解消に至っていないというのが、この3%、4%に上がってきているというのが現状でございます。 ◆佐々木まさひこ 委員  では、この3%、4%っていうのはそういったところっていうことなんですね。是非ここら辺の部分は、個票を通じて、しっかりトレースしていただきたいのと、やはり被害者本人とか保護者への面談とか、あと加害児童に対しても、やはりしっかりしたケアが必要だというふうに思いますんで、注意深く見守っていただきたいというふうに思いますので、そこら辺も現場にしっかり指導していただきたいと思います。 ○吉岡茂 委員長  他に質疑ございますか。 ◆鴨下稔 委員  学力向上の件で伺いたいと思います。  ここ教育委員会の方々と会ったりして話が出ると、「学力向上したよ、学力向上したよ」「通過率も良くなったよ」っていうことで、良い話ばかりが表に目立つわけなんですね。その良い話は良い話で良いんですけれども、そこに至る経緯はどういうようなものが原因として、ここ2、3年、努力されたことが実をつけて、こういう形になったのか。こういうことになったところと同時に、また現実、通過率も芳しくない学校もあるわけです。だから、そういう学校に対する、今後、教育委員会の指導っていうものはどういうふうなものを予定し、対応していこうという考え方があるのか、承りたいと思います。 ◎学力定着対策室長 これまでの学校の取り組みにつきましては、結果が出ているという点につきまして、その要因というところでございますけれども、まず一番大きいところは、教科指導専門員等入れまして、授業改善が進んでいるというところは一つ大きいかと思っております。授業でわかる授業を実現していくということで、力を入れてやっていただいております。  また、やはり個々の生徒にきめ細かく、つまずきに応じた指導をしているということで、うまくいっている学校につきましては、それが学校全体でできている、担任だけで任せる、教科だけに任せるのではなくて、学校全体でそういった取り組みができているというところが成果を上げてきているところかと思います。  あと、ご説明いたしましたけれども、英語に関しましては、中1の後半で英語チャレンジ講座をやるということで、そういった施策が効果を上げているのかなと思っております。  また、なかなかそういった中で成果を上げられていない学校というのもございます。そちらにつきましては、やはり教員が若手が多くて指導力がというところが大きな課題であったりします。そちらにつきましては、現在、全ての学校から、学力向上にどう取り組むかということで、アクションプランというのをつくっていただいております。それに基づきまして、小学校のほうでは学力定着推進校というのを学校8校ほど指定しております。それから、中学校のほうは基礎学力向上校13校ほど指定させていただきまして、各学校の皆さんに集まっていただいて、どういう取り組みが効果を上げているのか、そういうのを教育委員会と学校が一体となって取り組める、そういうような場を設けて、今後フォローアップをしてまいるところでございます。 ◆鴨下稔 委員  すごく言葉としては理解はできるんですけれども、いずれにしましても、特に底上げしなければいけない学校というようなところ、特に中学校で、高校入学できない、中学浪人を出さないようにするためにとか、今の時代においてはやっていないというのが実態でもあるんですけれども、一定のレベルの数字までいかない子どもを残して補習授業をやらせるとか。  もう親がどうのこうのって言うより、足立区の、区教委の方針だというようなことをやって、クラブ活動等々も出るよりも浪人にしないのが前で優先するだろうというぐらいのことを、昨日も教育指導課長とも、そういう話をしたわけなんですけれども、そういう一つ、やはりメリハリのあるようなことをやらないと、ただ、みんなどんぐりの背比べで、表向き全部一緒っていうような形だけで、保護者に遠慮したりとか、地域に遠慮したりとか、PTAに、PTAっていうか地域の方ですか、遠慮するということよりも、良いようなものは、従来やっていたようなことは復活させて、そういうこともやっていくというような、そういうような努力もしていこうというような考え方はないのか。 ◎学力定着対策室長 学力定着対策室のほうからは、やはり子どもたちの学力をつけるというのが最優先のことであるということで、各学校にはお願いいたしまして、それぞれ学力向上の取り組みをしていただいています。学校によりましては、部活動の時間を少し縮減して学力向上の時間をつくるとか、そういった形で取り組んでおりますので、鴨下委員ご指摘のとおり、そういったことを強力に進めていきたいと思っております。 ○吉岡茂 委員長  よろしいですか。 ◆針谷みきお 委員  余り長くなったら途中でやめますね。  まず第一に、小学校図書館業務委託のプロポーザルの件なんですが、これは結果として、こういう選定、審査結果っていうのはわかるんですが、中学校と違う形になっているという問題なんですが、そこで、前も私ちょっと指摘をしましたが、実際に学校の図書教諭の指導、それと、図書館流通センターの、要するに委託職員との関わり合いはどうなっていくのかという点について非常に危惧をするところがあるんですね。  特に、例えば調べ学習を目的とした整備の促進という点で言うと、これはどういう提案だったのかにもよりますから、これは後でその提案の中身も見せてもらいたいんですけれども、それと、学校の教育方針との関わり合いで、具体的な学校の方針と実際に派遣されてきた職員との関わり合い、この指導関係はどういうふうになるのか、まずお伺いしたい。 ◎教育政策課長 指導方針のすり合わせにつきましては、当然、業務に入ります前に、教育委員会と、学校と、それから今度、事業者とのすり合わせ、調整会議を行いますので、その中ですり合わせていくということでございます。  調べ学習というお話も出ましたけれども、新しい学習指導要領の中では、いわゆるアクティブラーニング、主体的、対話的で深い学びといったようなものがうたわれてございますが、それらを実現するといったような意味でも調べ学習というのは一つの大きな手法ということになっておりますので、これを中心に図書館のほうを整備していくといったような方針が評価されているというところでございます。 ◆針谷みきお 委員  具体的には、どの程度の打合せとか、それから、日常の、これ日常の指導っていうのはかなり厳しいかなというふうに思うんですね。学校が、これ、事務職員であるとか、用務主事であるとか、そういうところでも、校長先生が、突然、帰り際に委託業者の職員を呼んで「これとこれをやってくれ」と、「庭の掃除してくれ」とか、そういうことが起きて、これは偽装請負だという話があって、かなり揉めているというところも私は聞いているんですけれども、それはともかく、子どもたちの教育の内容に関わることなので、どの程度の指示ができるのか、偽装請負にならないようにやるにはどうするのかという点で言うと、図書教諭がどういう役割になるのかっていうのがちょっと見えてこないなというのが心配な点なんですが、この辺はどうですか。 ◎教育政策課長 このプロポーザルの審査に当たりまして、外部の有識者の方にも審査に入っていただいたわけですけれども、その方のご意見といたしましては余り、学校の教員の補助、学校の教員の領域まで進んで手を差し伸べるような、そういう関わり方はだめだと。  きちんとすみ分けをしてやっていくことのほうが望ましいといったようなご意見も頂戴しておりますので、そうした中で、毎月の打合せになりますが、月間の取り組みの計画を出していただいて、学校のほうとも十分合意をした上で、その計画に沿って、月々の業務を進めていく、これを基本にやってまいりますので、偽装請負ということについては限りなくというか絶対に抵触してはならないというふうに考えておりますし、また、事業者のほうも他の自治体で、こうした業務の実績がございまして、偽装請負のリスクというものも十分理解をした上でのご提案ということで私どもも受け止めておりますので、そうしたリスクを踏まないように、日常の業務を進めていきたいというふうに考えているところでございます。 ◆針谷みきお 委員  公式には「偽装請負やります」なんていうことは口が裂けても言えない話なんでね。私は中学校の図書館支援員の、これは非常勤職員で、校長先生なり、若しくは図書教諭が直接、いわば寄り添って、「こうしたほうがいいよ」「ああしたほうがいいよ」、もちろん自主的にやってもらう部分もあるって思うんですけれども、そういうスキルアップ、日常の、まさに今、OJTっていうのも言われているわけですから、そういう点から言うと、なぜ中学校の仕方をとらなかったのかなというふうに思うんですが、やっぱりちょっと、実際の人数、派遣する人数と、中学校のいわゆる時給の関係で言うと、こちらのほうが経済的にどうしても負担が少なかったということでそう選んだのか。  なぜこの方式、そもそも論にいっちゃうんですが、選んだのか、その要因って言いますかね、選んだ動機というか、その辺についてお伺いしたいんですが。 ◎教育政策課長 小学校69校ございますので、できるだけ各校均質なレベルでの支援の入り方といったようなものを確保したいというのが1点。また、外部の、こうした事業者のほうでノウハウ、研鑽を積んでいるところが多数出てきておりますので、そうした高度な、専門的なノウハウを活用させていただきたいといったようなところも、今回、こうしたスキームを選択した理由の一つというふうに考えているところでございます。 ◆針谷みきお 委員  その辺はちょっとよくわかりませんね。やはり具体的に、学校の教育活動の一環として学校図書館を位置付けているとすれば、教育課程の選定は学校長にあるわけですから、それに沿った図書館活動を充実させるという点で言うと、一律も、均一なものにじゃなくて、統一したものにするっていうような発想もまたまたちょっとおかしい話で、やはりそれぞれの学校の子どもたちの現状に合ったものにするということが一番いいわけで、そういう点で言うと、ちょっとこの在り方については、私は前からも、この中学校方式をやるべきだという指摘をしてきたんですけれども、この辺に関しては、既にやってしまったことなんで、どうするのかっていう点では、これ、契約は平成30年の3月っていうことは、その後の契約の変更っていうのはあり得るということで、一応、時限的な立法で見ると、平成30年の3月までという理解でいいですね。 ◎教育政策課長 今回の契約は今年度、単年度の契約でございまして、来年度以降、継続するか否かにつきましては、今年度の実績を見てからということでございます。  また、先ほどの針谷委員の発言の中で、校長の教育方針いかんに関わらず、区教委で統一した方針を押しつけるといったような意味合いのご発言あったかと思いますが、決してそういうことではなくて、各校の教育方針に沿って、どういう支援の入り方ができるか、その支援のレベルについて均質化を図りたいといったようなところですので、誤解のないように答弁だけはしておきたいというふうに。 ◆針谷みきお 委員  均質化って言うから、そういうふうに私は取るわけですよね。だから、それは今後、平成30年の3月までの話なので、準備段階の委託としてはいいにしても、できたら中学校方式に、平成30年の3月以降は是非していただきたいということを要望しておきます。  次に、鹿浜地区適正規模適正配置の実施問題なんですが、これは前委員会で、入谷地区の事実上の人数が相当増えるっていう形で、落としていたっていう関係があるんですが、今回の鹿浜西小学校北鹿浜小学校の推移っていうのが出ていますよね。この中で、ほとんど私の感じでは変わらない、若しくは減るというふうな理解の推計をしているんですけれども、これは日暮里・舎人ライナーの沿線開発とか、そういうものについてのことがあったとしても、このように減っていくという推計、それとも、それは推計に入れていないのか。どうも文章から言うと、その辺については推計されていないのかなという、ちょっと気がするんですけれども、その辺どうなんでしょうか。 ◎学校適正配置担当課長 日暮里・舎人ライナーが平成20年3月に開通して以来、人口に大きな動きがないということで、これ以降に、特段大きな開発等があるというのは、今のところは想定してございません。  はじめに出た生産緑地の関係は、6月の報告の際にお示しをさせていただいていますけれども、鹿浜地区につきましては、住宅換算で、全体で70戸程度ですので、大きな影響はないというふうに考えております。 ◆針谷みきお 委員  いや、住宅の問題っていうか、農地の問題についてを聞いているわけじゃないんですね。それで、ではそれについては、今後、もう少し様子を見て、場合によっては急増する危険性もあるというふうに私は思っているんですけれども。  次に、いじめ等問題対策委員会のことと関連して、お伺いをしたいなというふうに思っているんですが、これと先ほどの基礎学力定着に関する総合調査との関わり合いなんですけれども、一つは上がった要因の問題。  では、まず学力テストから聞きますけれども、足立スタンダードによる、教科専門員による授業改善の成果っていうふうに書いてあるんですが、私はそれもあるのかなとは、実は思っていまして、そこはどのように、どういう成果があるのかっていうのは、できたら披瀝をしていただきたいというのが1点と、それからもう一つは、これは一般的に言うと、調査の、点の取れる問題だとか、そういうものに対する、いわゆるSP表なんかを活用して、例えば計算問題だと四則計算、四則演算やれば、かなり算数的には上がるかなというふうに思っているんですね。それから、国語の作文だとか、点を取れる課題について、かなりやったのかなというふうにはちょっと思っているんですが、そういうことについての、学力テストのSP表の活用の問題についてはどうなのかと、この2点についてお伺いしたいと。 ◎学力定着対策室長 まず、1点目の教科指導専門員の成果のところですけれども、なかなか数値でお示しするのは難しいんですが、実際、私も教科指導専門員等が入っている授業等見に行かせていただきました。そこでは、やはり若手の教員、それからまた、区外から来られた先生を主に対象にいたしまして、教員OBが週1回程度きめ細かく入っております。そこで、授業の展開の仕方、子どもたちへの発問ですとか、こういう展開をすれば、子どもたちの思考力が深まるんだということを指導しております。  また、教科部会という教科の先生が集まる会議でも「こういう指導法があるよ」とか、そういう紹介などをすることなどを通じまして、教科の専門性の向上に寄与しているものと考えております。  また、2点目の質問のほうでございます。SP表の活用につきましては、各学校で、それぞれSP表、自校でつくったり、業者がつくったものを活用しながら、子どもたちがどこでつまずいているのか、しっかりそれを把握しまして、補習等行っております。もちろん授業改善にも使っておりますけれども、補修等も行いまして、特につまずきの多いところにつきましては、繰り返し指導するというようなこともやっているような状況でございます。 ◆針谷みきお 委員  これは非常に見解が分かれる部分だと思うんですね。  例えば、ある学校に行ったらテストのSP表の書類が、物凄く山のほうに積んでいたというのを私見ました。「これ何なの」って聞いたら、「そういうことなんだ」っていう話を聞いたんですが、本当にそれが学力向上につながっているのかというようなことと、それから、もう一つは、教員の多忙化との関係で言うと、要するに、業者がすぐにやらなくても、秋になれば具体的に出していただけると。それを試験をやった直後にSP表を使って、学校でやる学校がある、やらない学校もあると、いろいろ分かれているんですが、それはやはり学力の到達点とか、そういうのは、これは教員の力量にもよりますけれども、大体わかっている、その子ども一人ひとりについての状況っていうのはわかっているというふうに私は思ってるんですね、私はね。  そういう点で言うと、点数の取れる四則演算だとか、作文の話だとか、いろいろなやり方がありますけれども、そういう効果っていうこともあるのかなということをちょっと考えてしまったということもあります。  それはなぜなのかというと、実はこのいじめ問題との関わりあるデータがあって、非常にびっくりしたんですけれども、これはいじめ問題対策委員会の式次第の右のデータ、別紙1の資料で見ると、不登校が足立区の場合、異常に高いということで、小学校でこの間265名、前年度比25名増え、中学校については813名、前年度733名ですから、これ大幅に増になっていると。  実は、私は10年ぐらいの不登校の数字っていうのを、これは学力定着対策室長にお渡ししたと思いますけれども、見ると、倍増しているんですね、これ不登校の数が。ちょうど平成24年、平成24年から、全国平均、都教委の不登校の数もそうなんですが、ほぼ同じ比率だったんです、平成20年ぐらいまで、平成20年度は。この9年の辺りで倍増して、足立区だけが突出していると、この不登校が。これとの関わり合いはないのかということで、不登校の原因について、これは教育指導課なり、現場の先生のちょっとご意見をお伺いしたいなと思うんですが、大体、平均3%だったのが5.7%ないし6%という、2倍近い、不登校が増えてしまっている要因について、学力テストの関係っていうのはないのか、また、個別の家庭の状況っていうのもないのか、そういうこととの関わり合いで、単に成績が上がったということだけで喜べない問題があるのかなというふうにちょっと思っているんですけれども、その辺の分析とか、研究なり、実態調査なり、これは教育指導課の中でやられているのか、やられていないのか。もしやっているとすれば、どのような傾向があるというふうに見ているのか、お伺いしたい。 ◎教育指導課長 不登校の要因についてはつかんではおります。その中で学力不振については、小学校はさほど低くないんですけれども、中学校はやはり上から数えても高いというところはありますが、すみません、そこまでの要因につきまして、一人ひとりは追っていないので、今のところ個々のデータはないという状況でございますが、この辺りも探っていきたいというのは、今思いました。 ◆針谷みきお 委員  これ、その後に出てくるSSWとの関わり合いが、私は関連しているというふうに実は思っているんですね。  このSSWの話っていうのは、これはすごく教育委員会で努力しているっていうことは評価をした上での話ですけれども、この報告書を見ると、例えば平成28年度、SSWによる成果例っていうのは、まさに私はこのとおりだと思っているんです。そういう点では、この教育相談から特別支援教室への不登校が解消したとか、この成果について見ると、まさに平成28年度、SSWの活動の継続支援のうち、不登校が45%で、37%が家庭環境に関わる相談であったっていうのは、これは現場の校長先生とか教員に聞いても、まさにそのとおりで、足立区の特質だろうというふうに思うんですね。  これについては、不登校が45%、家庭の複雑な、本当に前、かなり前であれば、緊急、重篤な案件についても、教員の多忙化がない時代には、学校の先生がかなり取り組んで、改善されていたけれども、なかなかできなかったのが、このSSW来て、SSWの先生たちが、いわば担任と同じ認識に立ってくれているというふうに、私、報告聞いていて、これはすごい良いことで、本当にこの活動を広げることによって、もっとここに思い切って予算もつぎ込むなり、しながらやるっていうことと、当然、少人数学級をはじめとして、教員の配置、ここをやることによって、本当の意味での学力向上に私はつながっていくのかなというふうに思っているんですが、この辺の認識についてはどうお考えになるか。 ◎教育指導課長 こちらも数値での要因でしかないのですが、特に中学校は、個人の気持ちでは不安、無気力がワン、ツーの原因になっています。その次に、その係る状況として、やはり家庭の状況というのがとても大きな要因にはなっております。そこの不安の中に、進路の不安だとか、学業不振というのは、やはり否めない要因にはなってきているのは数値からは確かに言えるところだと考えています。 ◆針谷みきお 委員  これは確か、教育指導課長が浮津課長だった時代に、私も、この不登校の原因については一体どこにあるのかって言ったときに、最初はよくわからないと。先ほど言ったような不安だとか、割とアバウトな要因で不登校になってしまうと。一体、これがどこから来ているのかと言うと、やはり家庭の問題もあるのかなというふうに思いますし、その学力のテストの問題で、例えば、これは非常に、私はいじめに近いなと思うんだけれども、暗に言わないけれども、「明日、学力テストだ」と。そうしたら「具合が悪くなった」「おなかが痛くなった」「じゃあ、もう休んでもいいよ」というような話になってしまうとか、非常にセンシティブな、非常に心理的な要素で、学力テストが足かせになっていないのかというようなことも含めて、私は非常に危惧を感じていまして、この辺については区教委でも、この不登校と学力向上の関わり合いっていうのを分析をし、また解明をしていただきたいと。  この辺については、教育長も十分、私は認識しているというふうに思っているので、この辺については、教育長、この辺の認識について、ちょっとお伺いしたいなと思います。 ◎教育長 何度かこの席でも発言させていただいていますけれども、学力テスト何でやるのかと言ったら、自分の成長を確認するためだというふうに思うんです。子どもが学力不振で不登校になってしまうのは、学力テストだけじゃなくて、授業についていけない、わからないというところだと思うんですね。なので、わかる授業をする、わからない子に、わかったということですね、それを与えるのが、私、学校の責務だと思っていますし、そういう学校をつくりたいというのが私の願いです。  そういった意味では、今、針谷委員ご発言のように、どこが悪くて、どこが良いのかということをつぶさに、やはり検証することということについては私も同意見です。なので、子どもたちが学校に来て、「わかった」「明日も来たいな」と、こういう学校つくるというためにやっているんだと、私はそういうふうに認識しています。 ◆針谷みきお 委員  この辺については、かつて鴨下委員と文教委員会の正副委員長組んでたことあるんだけど、そのときに、例の区内小学校の、要するに机たたき事件があって、非常に大きな問題になったわけですね、全国的にね。  あのときに、私は中学校の、当時、第十四中学校の校長先生が、校長会を代表して、「国が学力調査をやっている。都もやっている。足立区で引き続きやる必要があるのか」という問合せを、私、質問させていただいたら、はっきりと、私はそのときに、校長先生だから、「いや、必要だ」っていうふうに答えるのかなと思ったら、きっぱりと「学力調査をやらなくても、子どもたちの実情については、校長会としてはわかっている。だから、足立区独自の学力調査をやるんだったら、その分の授業が潰れる時間とか、いろいろ考えると必要ないと」いうふうに。ここにその当時、文教委員会に属していた管理職の人が何人いるか知りませんけれども、はっきりそういうふうに答えているんですね。  これは多分、今の段階で、特にそれは中学校、当時、第十四中学校の校長先生でしたから、第十四中学校は必ずしも学力が低いところではないというふうに思うので、その校長先生がそういう、きっぱりとおっしゃったという点については非常に重要な、私は発言だったなというふうに思っているので、この学力テストの在り方については、是非、そのことも含めて検討すべき状況に来ているのかなというふうに思っています。  その程度にして、次に、新田学園の問題なんでございますが、これについては、この間、新田小中一貫校に、実は私行かせていただいて、いろいろ先生に聞いていただいたら、本当に大変だなと思ったんですが、今、登校班が新田学園では100あると、100以上あるということで、生活指導主任はもうアップアップだということで、100以上も登校班があって、2,000人近い子どもが学校に通ってくる。  特に第2校舎から、この地図である、17ページにありますけれども、第2校舎から第1校舎に行くのに、指導主事が、主事ですね、指導主事じゃない、主事がついてやって、10分ぐらいこの交通整理をやるという、もうそれだけでも大変だという状況だというふうに聞いて、「何とかしてくださいよ」みたいな、もう、副校長先生が3人も4人もいて、本当にアップアップしているという状況は聞いてきたんですが、ここでもう体育の授業が成り立たないっていうんで、これはまさに苦肉の策でやられることなんで、それ自体だめよとか何とかもう言える状態じゃないんですけれども、ただ、そういう認識があるという問題について、生活指導上の問題も含めて、かなりの困難があるのかなというふうに思うんですが、区教委の認識、私の指摘したようなことについてはどうお考えでしょうか。 ◎教育指導課長 確かに体育の授業が一番大きな、ハード面ですね、大きな問題になっていて、活動場所として、こちらは校庭を2分割する、学年の発達状態に応じますけれども、体育館も2分割するなどで、机上ではありますが、年間やらねばならない時数と児童数、学級数に合わせて計算はしております。しかし、今、学校の努力で、今現在51学級、特別支援学級のほうが2学級とありますが、校庭、体育館の他に、中庭や屋上も使っていただきながら、工夫してやっていただいているというのが現状でございます。こちらについても早急に検討していかなければいけないという認識はございます。 ◆針谷みきお 委員  それで、これはバス登校、登校じゃない、校庭を新田一丁目の旧校舎を使うっていうことで、これはもうやむを得ないと思うんですけれども、今後の問題として、これからまた新田一丁目にマンションが建っていくということになると、このまま小中一貫校で、そのまま一つの学校で大きくしていくっていうことが果たして良いのかというふうに思うんですね。その点については、私は、場合によっては、これ地元の理解も得ながら、この新田一丁目のところにもう一度、ちゃんとした学校をつくるっていうのも視野に入れなきゃいけないのかなというふうにちょっと思っているんですけれども、この辺に関する検討とか協議っていうのはされているんでしょうか。 ◎学校施設課長 今回、小中一体ということで、最初の頃出ていたんですけれども、今回、生徒数が増えたということで、旧新田小学校、体育の授業ということでのお話は地元のほうとさせていただいている状況でございまして、ちょっと詳しい話、詳細というか、詰めた話まではまだ出ていないんですけれども、学校のほうもいろいろ懸念しているというのは実態でございます。 ◆針谷みきお 委員  その辺は、私の提案も含めて検討していただきたいと思います。  終わりのほうになります。子育て支援サービス利用者適正化審議会、これは非常に大いに結構なことで、担当の子ども施設入園課の努力も敬意を表したいと思います。  それで、問題は、今後の問題なんですけれども、これは来年のところで条例改正等もあるのかなというふうに思っているんですが、この流れの中で、どこまで、どうするのかっていう、段階的無償化の経緯というところで、この審議会の諮問の予定、こんなことについて、この目的のそのものなのでっていうのはわかるんですが、一応、そのアウトライン、この辺までこういうふうにしたいっていうような構想みたいのがあれば教えていただきたいんですが。 ◎子ども施設入園課長 アウトラインということですが、この審議会、今回、開催する契機というのが平成29年の第2回定例会のほうで、区議会のほうから質疑をいただきました。その具体的な内容としては、保育料、各区と比較すると、B、C階層について足立区は高い状況にある。子どもの貧困対策を掲げている足立区として、ここのところをもうちょっと考えてはどうなんだというご提案をいただきました。これに基づいて、今回、この審議会を立ち上げることとなりましたので、具体的には、このB、C階層について無償化にするということについての議論が内容になると思っております。 ◆針谷みきお 委員  最後。この高野小学校江北小学校の話なんですけれども、これ、いろいろな経費も出ておりますが、建設費のやつは同じなんですが、都住創出用地ということで言うと、土地代が38億4,000万円ということになるんですが、これについては、これを採用した場合には、新たにこの財源はどのように捻出する予定なのかをお伺いしたい。 ◎学校適正配置担当課長 確かに都住創出用地は、都から取得するという必要があります。この財源については、この資料にも書かせていただいておりますけれども、中期財政計画で、平成30年度の財政フレームとして担保されているというところでございます。 ◆針谷みきお 委員  それは、私は土地代聞いているんですが、建設費は、合わせると、そうすると84億円かかっちゃうわけですよね。その土地代の38億4,000万円も中期財政計画に入っているということなんですか。それとも、要するに、他の学校の48億6,000万円というのは、これ基本的には変わらないと思うんですけれども、そこの、念のため確認だけお願いします。  入っているのね、中期財政計画に。入っているんだ。 ◎学校施設課長 中期財政計画に入っているような状況でございます。 ◆鹿浜昭 委員  すみません、私からも何点か質問させていただきます。  まず、8ページのほうの鹿浜地区適正規模適正配置事業の実施についてなんですけれども、4番目の今後のスケジュールということで、もう既に各地元町会・自治会、開かれた学校づくり協議会には、もう9月に、何日に伺うというような連絡が入っているというようなことも聞かせていただいておりますが、内容はどのような形で、どこまで話されるのか、内容を教えていただきたいなと思うんですけれども。 ◎学校適正配置担当課長 今回、説明させていただくというのは、今回お出しした資料の範囲内ということになろうかと思います。 ◆鹿浜昭 委員  私、内容って言われても。基本的にこの内容ぐらいということですか。そうすると、地域では、具体的な話がやはりどうしても先に、「どうなるんだ」「どことどこがどうなって、どこにできるんだ」とか、そんなうわさがバンバンバンバン立ってしまうんですね。逆に、私なんかちょっと逆効果かなというふうに思うんですね。いろいろな話が方向も、ままならぬ方向に進んだり。ですから、ある程度、具体的なお話も合わせてしていただけたらいかがかなと思うんですけれども、どうでしょうか。 ◎学校適正配置担当課長 この8ページの3のところに書かせていただいたんですけれども、小学校の場合、6年前から周知をするという関係で、今年の10月の学校説明会のほうで、統合の予定ということをお知らせしていくには、今年入って、平成35年になるということです。今のところ、実施計画については、来年度、平成30年度にやろうというふうに考えているんですけれども、議会に先にお示ししてとなると、実施計画についても、今後、年末とか、急いでも年末とかという話になろうかと思いますので、ちょっとその辺、今後の地元への入り方については、改めて検討はさせていただきたいと思います。  ただ、この10月の説明会で周知していくというのがありますので、それについて、地元にもご説明する必要があるだろうというのを考えているところでございます。 ◆鹿浜昭 委員  なかなか、まだ具体的にも決まってないのかなというふうにも思うんですけれども、どうしても、聞く話によると、云々という話も、決定ではないのでしょうけれども、私も耳には入っておりまして、やはり「どっちがどうなんだ」っていうのがなかなか、平成35年度、6年後ということになっても、新入生入るには、この学校、今後どうなっていくのかなというのはやはりあるかと思うんで、もうある程度そういう方向で、もう、ね、決まっているような状況で、各地区にその説明に上がるということであれば、具体的なある程度の話も合わせてしても。今回は9月の時点ではそれでいいかとは思うんですけれども、その後も少し早めにご検討いただいて、結論を少し早めていただいたほうが、逆に地域の皆さんは安心するのかなというふうに私は思うんですね。ですから、その辺合わせて、ちょっと要望でしておきます。  それと、いじめ問題についてお話させてもらいます。  今回、いじめの定義が変わったということで、328件から8,003件という、24.4倍ですから、もう異常な件数になったのは、これ事実としてあるかと思うんで。先ほど佐々木委員のほうから、当然、その範囲は広範囲にということで、定義のほうはしっかりとるべきだという話もあったかとは思うんですけれども、逆に学校の教員が、学校の先生方としては、結構、定義が広過ぎて、いじめに対する、何て言うんですかね、共通意識っていうか、その辺が持てないっていうようなご意見もあるかと思うんですね。  ちょっと調べたら、奈良県と京都府、一番多いのが京都府で、佐賀県が一番少なかった、その差でも30.5倍の差があったっていうことなんです。なかなか、これ線引きって相当難しい。やはりいじめられた児童・生徒の立場に立って行うということなんですけれども、その子が持つ感覚の差もすごくあるかと思うんですね。その辺、どう捉えて、どういう、何て言うんですかね、共通的な認識を持たせるかっていうのをどう考えているかちょっと聞かせてください。 ◎教育指導課長 こちらについては、学校のほうもやはりまだまだ温度差があるというのは現状でございます、先ほどのとおりですね。しかし、足立区といたしましては、けんか、嫌なことを言われた。言われたからには、言ったほうも、何か昔あったのではないかとか、そのことも全て、まず、いじめとして捉えましょうということ。これまでは、多分、小競り合いだとか、何か嫌なことを言われたというのは、いじめとしては上げてはいないというのが、この300件という数字にはなったと思いますけれども、今度この8,000件になったことについては、まずはそれをいじめとして上げていこう。学校にはいじめ対策委員会がありますので、そちらのほうに、まず必ず上げていきましょうと。それで、学年、学校のほうで共有して、「いや、これはやはり全体で捉えていくべきか、いかないか」というところまで協議した上で個票は書いていただきたいということを指導、徹底していきたいと思っております。 ◆鹿浜昭 委員  今回、平均すると8,003件だから、104校あると1校当たり77件ぐらいになるのかな。多少、この辺解決するのは、当然、軽いいじめから、いろいろな重さっていうのは当然あるかとは思うんですけれども、この足立いじめ等問題対策委員会の委員というのは、基本的に何人いらっしゃるんですか。 ◎教育指導課長 こちら5名で編成しております。 ◆鹿浜昭 委員  5名で、その学校訪問、9月から10月に行ってやっていくっていうんですけど、この件数をこなしていくっていうのは並大抵の、何て言うんですかね、物理的にもちょっと難しいのかなっていうふうに懸念するんですけれども、その辺はどう捉えているんでしょうか。 ◎教育指導課長 この時期なんですけれども、2校ほど、まずは回っていただいて、小・中学校1校ずつという形で、5名それぞれの場所に伺っていただこうというふうに、今は計画しております。 ◆鹿浜昭 委員  では、9月、10月の実施で、その後も、どんどん進めていくということなのかな、モデル的に1校ずつという。 ◎教育指導課長 どちらかと言うと、やはり全校、全部の案件ということではなくて、まずは委員のほうにも現状を見ていただくという形で、小・中1校ずつ程度、まずはご覧いただいて、年3回のいじめ等問題対策委員会のほうで報告を、全体はさせていただきたいというふうに考えております。 ◆鹿浜昭 委員  この件に関しても何年たつのかね、いじめの問題はやはり昭和61年ぐらいかな。いろいろとこの定義のほうも、どんどんどんどん変わって、平成25年から、また3年で、昨年、この9月にも見直されるのかな。何かね、新たにまた見直されて、本当に、相当、いろいろな意味で、文部科学省のほうも大変な、今ね、思いをしながら進めているかとは思うんですけれども、本当に実際、学校の先生方も大変な思いしながら、いじめ対策のその組織を確立しているかと思うんですけれども、どちらかと言うと、僕らが、受ける側だと、学校のいじめ対策組織委員っていうの、先生方のそれがちょっと形骸化しているような感じも受けるんですけれども、先生方の、その辺の、何て言うんですかね、意識っていうのは、どう捉えていますかね。 ◎教育指導課長 今、私が認識しているのは、週1回、生活指導部会等で全教員が共有して、月1回程度、全体会で生活指導部会を中心に協議しているというのが、これまではある事象が起きたらという形で、余り行われていなかったのではないかなというものが、今回このいじめの定義、認識が変わったことにより、かなり活発化して、子どもについて全体で見ていこうという目が変わってきたのではないかなと。いじめに対する意見に関しても、いじめゼロではなくて、いじめはあるものと捉え、早期発見、早期対応という形での認識が変わってきたのではないかなというふうに捉えております。 ◆鹿浜昭 委員  そうすると、この328件から8,003件に増えたときに、先生の意見というのはどんなご意見が出ていますか。 ◎教育指導課長 やはりこれまでのいじめ、「受けた側の心理に立って」という気持ちがとても多かったので、なかなか、いじめに対する、「これもいじめですか」という認識は確かにありました。ただ、今はもうそういったものもいじめと捉え、幅広く見ていこうと、アンテナを高くしようということで、全先生方にご理解いただいている最中でございます。 ◆鹿浜昭 委員  そうだね、理解しているかどうかは、まだわからない話ですね。 ○吉岡茂 委員長  よろしいですか。 ◆鹿浜昭 委員  いや、もうちょっと。すみません、では、その辺は引き続き一生懸命頑張っていただきたいなというふうに思います。  それから、学力の件で、何点か質問させていただきたいんですけれども、先ほど鴨下委員のほうからも、本当にこの5年間ですばらしい結果になっていると、何でしたっけ、20ページね、になっているということで、結果からとしても、21ページの小学校で、この5年間で平均すると12ポイントのアップ、中学校でも、同じようにこの5年間で12ポイントのアップということで、基礎学力の定着がますます良いのかなというふうに、通過率のほうも伸びているということで、すばらしい結果になっているなというふうには思うんですけれども、この結果、区でやる学力調査等の問題と、やはり都、国がこのテストを今も実施されているかと思うんです。都のほうが7月ぐらいですか、実施されているの。  まだ、結果は出ていないのかなとは思うんですけれども、この数年間で、その辺の、何て言うんですかね、レベルアップというか、その正答率しか出ていないのか、どうなのか、ちょっとわかりかねるんですけれども、その辺が今の段階で、この足立区が、伸び率がどのくらい伸びているのかっていうのを私たち承知していないんで、その辺っていうのは把握されていますよね。 ◎学力定着対策室長 国の調査の結果につきましても、国のほうは、毎年度、難易度等、問題の傾向等も変わりますので、一概には言えないんですけれども、国の平均値、それから、都の平均値と比べまして、これまでは足立区は少しずつその差を縮めてきておりまして、小学校のほうでは、例えばA問題っていうのが基礎・基本のところなんですが、それについてはもう国を上回るというようなところまで来ているような状況でございます。ただ、B問題のほうが、いわゆる応用、活用力と言われるところなんですけれども、そちらのほうは、まだ少し課題があるということで、そちらが国平均、都の平均を超えるようには、目標にして、そちらのほうも取り組んでいるところでございます。
    ◆鹿浜昭 委員  そうですね、ちょっと都のほうが、国のほうはそのA、Bっていう評価は結構見させていただいたかと思うんですけれども、都の公表結果はいただいていましたかね。 ◎学力定着対策室長 都のほうの結果もいただいておりますので、また、文教委員会の場で報告できるように準備したいと思っております。今年度のは、まだでございますけれども、いずれ、秋頃にまいりますので、また準備したいと思います。これまでのもございますので、分析したいと思っております。 ◆鹿浜昭 委員  やはり当然、区の施策は、こういうような良い結果出ているということは、もうすばらしいことなんで、是非、継続していっていただきたいなというふうに思うんですけれども、その結果が、実際、当然、都や国の結果に結びついて、それがいわゆる進学に対しても良い結果が出ていって、いずれ大学進学率も伸びていく、経済的な理由もあるけれども、いずれそういう形で、足立区も23区に、何とか、下位じゃなくて大学進学率も伸びていくというのが、やはりある程度、順序立てていくとすばらしいことになっていくのかなというふうに思うんですね。そうすれば、当然、経済力もついて、貧困からも脱出できるような、区の全体の底上げができていくのかなというふうに思いますんで、是非その辺、これから少しずつ結果が出ていくかと思うんで、期待しているところでありますが、その辺をトータル的に見ていただきながら、是非、これからの基礎学力の定着等も合わせて進めていっていただければということで、これも要望しておきます。 ◆鈴木あきら 委員  まず、私も、時間もかなり経過しているので、簡便に。  5ページのほうなんですが、都住の建て替え創出用地のほうがっていうことは、これ報告受けたんですが、先ほども話ありましたけれども、土地代が38.4億円と、2分の1ということでも19.2億円っていうことですが、この財源として、例えば江北小学校とか、高野小学校の跡地を、これは売却可能なところなんでしょうか、この二つは。どうなんでしょうか。 ◎経営戦略推進担当課長 ご報告の5ページにも記載させていただきましたが、江北小学校高野小学校の跡地の活用につきましては、まず公共的活用を最優先に検討会を立ち上げて、具体的に検討していきたいと思っております。現在のところは、これをお売りするということで検討はしないということで考えてございます。 ◆鈴木あきら 委員  これはこの委員会でっていう話じゃないかもしれないので。ただ、一般的に区民にとっては、「新しい学校をつくるために取得する土地だから」って言ったら、「そうしたら、今までの二つのところを、どっちかを売るのが、まず先じゃないかな」っていうふうな感覚を持つのが当たり前なので、その辺を、もしそういったことで検討委員会で話合うんだったら、そういったことも区民によく伝わるようにしていただきたいっていうのはありますので、よろしくお願いいたします。  それから、もう一つ、今度、12ページですね、いじめ対策の問題ですけれども、これも先ほど来ずっと話がありますけれども、いじめの定義が変わったことによる増っていうことと、それから、もちろんダブルカウントするっていうことでの問題という、一つずつ、これ大きな問題があるんですが、これについて、何件ずつ増えたのかっていうことも含めて、これは区民に正しく伝わるようにしなくてはならないと思うんですが、この辺のPRの方法や何かも含めてどういうふうにお考えでしょうか。 ◎教育指導課長 なかなか、まだ、すみません、PRまでは今考えてはいないところなんですけれども、先ほど青少年問題協議会のほうでも出させていただきましたので、できる限りこの数値につきましては公表していく、又は学校についても「うちの学校はこのぐらいの件があるんだ」ということで、校長先生方からも、地域や保護者のほうにも広く周知をしていただきたいというふうに、こちらからアピールしてまいりたいと思っております。 ◆鈴木あきら 委員  結局、先ほど来あるように、小競り合いとかけんかも入るんだっていうことが区民にとって伝わらないと、いきなりこの数字だけがボンと上がっているという話になると、ひとり歩き、絶対しますので、また他の区との比較をしたら、こんなに違うとかっていうんで、どうしても数字が出ますので、足立区の場合は、ここがこういう形でもってカウントしているんですよと。  したがって、これは、あくまでもいじめっていう広い意味での、けんか、小競り合いも含めてですので、その芽が小さいときから関わって、いろいろなところで目を光らせていくんだということが大事なんだっていう点を強調しないといけないっていうことなんで、これ特に強く要望いたします。  それから、ちょっと戻りますね、8ページの鹿浜地区の件ですけれども、これは前回の6月にも報告ありましたけれども、仮にこの生産緑地問題、改正の問題っていうことで、これ意外と今、私もいろいろ調べてみましたら、不動産業界でも2022年問題ということで、かなり大問題にしているんですね。そういった意味からいけば、当然、入谷地区はもうある程度、もうかなり厳しいよっていうのはわかっているっていうことでしょうけれども、この鹿浜地区の70戸程度っていうのは、これは確か住宅だけでなくて、例えば大型マンションとか何とかっていうのも、これ想定をかなりしているのかどうか、その辺はどうなんでしょうか。 ◎学校適正配置担当課長 それぞれの生産緑地で、どれぐらいのが建つかということで加味して、70戸程度というふうに算出してもらいました。 ◆鈴木あきら 委員  特に足立区なんかは狙われていると言うと変なんですが、不動産業界でも、かなりこの辺を、生産緑地に向けて動きがありそうなので、その辺、特に気をつけていただきたいという、配慮をしていただきたいというふうに思っております。  それから、18ページなんですが、ごめんなさい、18ページは、これいいんだ、私のほうで見ました。  19ページのほうですね、新田ですけれども、まずはバス利用っていうことを前提にしたっていうことなんですが、具体的にどういったバスを、どういう時間帯にとか、その辺をどういうふうに考えているのかっていうのをお尋ねしたいんです。というのは、もちろん部活とか、そういったことは関係してこないっていうふうに思うんですが、その辺はいかがでしょうか。 ◎学校施設課長 基本的には、バス、通常、都バスとか、そういったものを考えているところでございます。学校との授業の割り振り等もございますので、1台なのか、2台なのかっていうところを、今、学校と詰めたり、あるいは体育の授業を2時間1コマということで、いろいろ考えられないかということで、やりながら今進めているところでございます。 ◆鈴木あきら 委員  両方とも、送り迎えと、それから、当然、その次の授業があるということであれば、その次の授業をまた今度、運ばなくちゃいけない、常に子どもたちを運ばなくちゃいけないっていう話になると、当然、1往復だけじゃなくて、その倍必要だとか、その辺までちゃんと検討してあるんですよね。 ◎学校施設課長 送り迎え、それも含めて、あと中に、今回、旧新田小学校のほうに、バスをとめられるスペースをちょっとつくらなきゃいけないっていうのは地域の方からもいただいていますので、その辺も踏まえて往復、あるいは2台を2往復とか、そういったことで考えております。 ◆鈴木あきら 委員  その辺、もうちょっと具体的に、学校側と話ができましたら、また是非お知らせ願いたいと思うんですが、当然、これはプールとかその辺はもう関係ないですね、プールはね。あとは、部活のときにどうするかっていうのは、それはもう十分足りるのかどうか、その辺も具体的に検討していただきたいと思うんですが、その辺いかがでしょうか。 ◎学校施設課長 こちらにつきまして、中学校の部活とかもございますので、これ学校の先生とのお話の中では、「バスというよりも、中学生は走ってもいいんじゃないか」っていう話とかも実際出ています。ただ、これについては安全面とかもございますので、その辺、話をしながら、検討しながら進めていきたいというのは考えているところでございます。 ◆鈴木あきら 委員  それでは、最後のテーマとして、24ページですね。学力調査の関係なんですが、これは当然、通過率は当然上がってうれしいことなんですが、上位校と下位校っていう言い方して良いのかどうかわかりませんけれども、その差というのは拡大したんでしょうか、それとも縮小したんでしょうか。 ◎学力定着対策室長 教科ごとに、それぞれ違っていたりはするんですけれども、下位層が中位に上がって、中位が少し上位にというところでは、格差が縮小している部分も大きいかなというふうに考えております。英語なんかは、少し、2つこぶ、3つこぶラクダになっているような状況もございますけれども、少しずつ上のほうにシフトしているというような状況でございます。 ◆鈴木あきら 委員  いつも上位校に関しては、別に放っておいても上がるって言ったら変なんですが、ある程度は力を抑えてでも結構、自分たちで頑張っていきますので、特に下位校を底上げするのが公教育の一番重要な点だというふうに思っておりますので、その辺でいくと、今回たまたま通過率で平均は上がったけれども、前回よりもかなり落ちてしまった学校とか、落ちてしまったクラスとかっていうのもあると思うんですね。その辺はどういうふうに捉えて、それをどうやって底上げするかっていう、その辺はいかがでしょうか。 ◎学力定着対策室長 今、鈴木あきら委員ご指摘のとおり、学校ごと、それからまた学年とか、あと教科ごとに見ますと、やはり少し低いところというのはございます。そちらにつきましては、例えば教科指導専門員ですとか、あと、当方の指導主事等赴きまして、指導をなるべく厚く入れるとか、あと、それでも足りないようであれば、また非常勤の職員をというようなことで、学校のそれぞれの状況に応じて、どういう手立てが必要かっていうのをご相談いただきまして、教育委員会としても支援していくところでございます。 ◆鈴木あきら 委員  最後に、日々の努力の結果がこういう形であらわれてくるので、それについてはとっても良いことだと思うんですけれども、たまたま、例えば4月13日に実施するこの総合調査向けに、特に、ここだけを重点的に数日前からやるとかって、そういうような学校で上がったとかっていうケースも、これも別に悪くはない話なんですけれども、その調査だけの点数を上げるためにっていうことが余りにも、例えば過度になってしまうと、それは校長先生の取り組み方によって、かなり熱心な先生、それが熱心かどうかってまた別でしょうけれども、他の教科がどうなのとかっていう話もあるので、その辺のバランスなんかも含めて、ちょっといかがかなと思ったんで、ちょっとお尋ねしたいんですが。 ◎学力定着対策室長 多くの学校では、年度末から、また春休み、それから4月にかけて、少し時間をかけまして、その学年のつまずきをなくすということで取り組みをされています。学力調査があるということもありますけれども、それより前に、子どもたちにしっかりと力を付けさせたいと、そういう思いで、学校のほうも取り組んでいるものと考えております。 ◆鈴木あきら 委員  ある意味では、学校によっては、かなり、「これだけ上がったよ」と言って喜ばしいことがあって、地域にも話をするのはとても良いんですけれども、ただ、それに対して、余り私たちも一喜一憂にしないで、全体の長い目で見ていくっていうのも必要でしょうし、また、要するに子どもたちの学力がどんだけ上がるかっていうこと、日々の蓄積したものがどんだけ上がっていくかっていうことなので、こういう調査があって初めてわかることではありますけれども、この調査がイコール全てっていうふうには思っていませんので、それはもう校長先生方も当然わかってらっしゃると思いますので。そういった意味では、子どもたちに対しても、別にランク付けするわけじゃないでしょうけれども、ただ、下位校については、徹底的に何しろバックアップするというような姿勢だけは、是非、教育委員会のほうで持っていただきたいなというふうに思っておりますので、よろしくお願いたします。 ◆へんみ圭二 委員  小学校図書館支援業務委託についてなんですけれども、週1日の支援員というのは、この支援員は何人体制で、1回につき、1日何時間ぐらいの勤務になるんですか。 ◎教育政策課長 1回、1日、1名が入ります。終日勤務ということになります。 ◆へんみ圭二 委員  全体的な支援員の人数というのはどれぐらいなんですか。 ◎教育政策課長 委託業務ですので、人数の指定まではちょっとできないんですが、約70校に週1回、5日間で全体回すわけですから、少なくとも14人は必要なのかなというふうに思っています。 ◆へんみ圭二 委員  この蔵書点検など、高い専門性が求められるというところだと思いますから、この支援員の方々というのは、当然、司書資格がある方々ということになるんですか。 ◎教育政策課長 司書の資格を持ってらっしゃる方、若しくは司書教諭の資格を持ってらっしゃる方、あるいは同等の技能を身に付けている方ということで、募集をかけているということです。 ◆へんみ圭二 委員  同等の技能というのがちょっとよくわからない部分があるんですが、調べますと、この図書館流通センターが、今、人材を募集しておりまして、その人材募集の内容を見ますと、司書資格ありで時給が1,186円、司書資格なしで1,156円、司書資格があっても30円ぐらいしか変わらないような時給の募集内容になっています。  履歴書も、きょう8月22日必着で、あさって面接という予定も出ているんですけれども、この中で、この「図書館流通センターでは、研修制度が充実しているので、未経験の方やブランクのある方でも安心してご応募ください」というような募集内容になっていまして、この9月から配置をされるこの支援員の中に未経験の人材が入っていた場合に、もちろんこの民間のノウハウを、しっかりと蓄積されたノウハウを活用するというのは、私も大事なことだと思うんですが、未経験の方が配置をされたところで、このノウハウを発揮することはできないというふうに思いますし、この未経験やブランクのある方が支援員として来た場合に、学校側の負担に逆になってしまう、戦力にならないような支援員というのが来ることがあってはならないと思うんですが、その点について、どのようにお考えですか。 ◎教育政策課長 先だって、事業者のほうと初回の打合せを行ったところでございまして、きちんとした人材を確保して学校に配置するというのはもうきちんと約束をいただいているところですので、その約束がきちんと履行されるものというふうに信じておりますし、期待もしておりますが、実態、開けてみて、そうした課題が出るようであれば、また、きちんと事業者のほうと話し合って、善処申入れていきたいというふうに考えます。 ◆へんみ圭二 委員  是非、この資格ありの方がしっかりと全員あるのかどうか、なかった場合でも、どのような経験がある方々がこの支援員として配置されたのかというのはチェックをしていただきたいと思いますし、そのことについても報告をいただきたいなというふうに思います。  この小学校については、これまで保護者や地域のボランティアの方々が、この学校図書館の環境整備というのを行ってきていたと思いますけれども、そうした、これまでの協力していただいていたボランティアの方々との関係性というのは、今後はどうなるんですか。 ◎教育政策課長 当然、司書1人では、週に1回ということもございますので、図書館全てを切り盛りすることはできません。図書館ボランティアと、きちんとした良好な関係を築くということも、今回のプロポーザルの採点の基準の一つとして捉えております。本事業者につきましても、同じような状態で学校支援に入っている経験、非常に豊富に積んでいるところでございまして、ボランティアとの人間関係のつくり方の重要性というのは十分に認識をしておりますので、その辺は、業者任せにはしないようにはいたしますけれども、うまくやってくれるのかなという期待はしているところでございます。 ◆へんみ圭二 委員  僅か7カ月の契約期間ですから、この契約期間の中で支援員の研修をしてというような、その支援員を育てるという形にはならないように、しっかりと取り組んでいただきたいと思います。  あと、江北小学校高野小学校の件についてなんですけれども、設置場所の比較表を見ますと、この都住の用地で、建設費用、三角というふうに書かれています。30億円以上増えるのに、三角というのがいたし方ないなというような区の皆さんの感覚なのかもしれないんですが、ただ、一方で、昨年度のエリアデザインの調査特別委員会で、綾瀬小学校の改築に際して、自校敷地内での施工の場合、10億円ぐらい、1.2倍になってしまって、「この場合は高いからだめなんです」というような報告のされ方をしていたにも関わらず、この30億円かかってしまうというのが、三角でやや仕方ないというような表記のされ方というのは、やはり区側の都合のいいように判断をしているような感覚が覚えてしまうんですけれども、その点について、どのようにお考えなんでしょうか。 ◎学校適正配置担当課長 確かに大きな金額でございますので、非常に厳しい状況であるというふうには思っております。ただ、平成26年来、地元から要望が出ていて、中期財政計画にも認められているということで、この三角というのをつけたという経緯でございます。 ◆へんみ圭二 委員  様々な状況を勘案して、この場所ということにされるんだと思いますけれども、三角ではなく、もうこの金額を見ればバツだと思いますから、これだけかかってしまうけれども、地域の皆さんの要望をかなえるために区は進めていますよというような説明をしていただかないと、綾瀬で10億円増えるのが高いからだめだというような言われ方をしている地域の人間からすると、おかしな話だなと思いますから、説明の仕方というのをもう少し考えていただきたいなと思います。  最後に、いじめ問題について、るるお話がある中で、私はもういろいろとお聞きしたいなとは思っていたんですが、1点だけ。  夏休みがもうすぐ終わるということで、長期休みが終わると自殺が、子どもの自殺が増えてしまうというようなことが報道でもよく言われておりますけれども、これだけ不登校児が増えてくるという中で、必ずそういった危険性というのは増えていると思いますから、足立区の子どもが自ら命を絶ってしまうことが絶対にないように、この夏休み明け、気をつけていただきたいと思いますけれども、その点について、どのような対応はとられていますか。 ◎教育指導課長 長期休業明けに関しましては、必ず全児童・生徒と連絡を取ることになっています。保護者だけではなく、必ず子どもの声を聞くということも学校のほうに話をしております。そちらについて、取れなかった場合は、こちらのほうに報告をいただき、関係部署、福祉部等とも連携をしながら、安否の確認等取っていきたいと考えております。 ◆へんみ圭二 委員  不登校を助長するようなことになってしまってもまずいのかもしれませんけれども、無理をして学校に来なくちゃいけないというようなことになって、プレッシャーになってしまうんであれば、まず自分の命を守るということを大前提に考えていただいて、そういったことを子どもたちに伝えていく中で、子どもたちが避難する場所というものもしっかり確保して、子どもたちを守ってもらいたいというふうに思います。 ◆吉田こうじ 委員  まず、私も数点、いろいろ委員の方の質問がありましたので、わかった点も多々ありましたので、数点ちょっと。  まず、最初の小学校の図書館の支援業務委託プロポーザルの結果についてなんですが、この今、へんみ委員からもありましたけれども、図書館流通センターっていうのは、足立区内での実績っていうのは、過去にあった業者なんでしょうか。 ◎教育政策課長 この業者について、この業務での足立区の実績はございません。 ◆吉田こうじ 委員  今、へんみ委員からもお話ありましたけれども、やはり、その小学校の図書館もいろいろな方が、何とか、この図書館で子どもたちにいっぱい集まってもらって、有効に利用していただきたいという、そういう思いを持って取り組んでこられている方も大勢いらっしゃると思いますので、是非、今後も、もし民間のその能力を、いろいろな場所で、こういう形で取り入れていこうという方針があるということでしたらば、是非、単純にうわさで聞くとか、そういうことではなく、きちっと形として、どういう成果があったのかとか、どういう問題点があったのかっていうのをきちっと精査できるような形をつくっていただきたいなというふうに思うんですけれども、いかがでしょうか。 ◎教育政策課長 特に今年度、力を入れて取り組んでいただきますその蔵書の点検ですとか、あるいは配架修正、環境整備といったような点につきましては、それぞれの支援員が入った時点でどうだったのか、中間でどの程度まで改善されたのか、最終的に、どこまできれいになりましたよといったようなところをきちんと報告をいただいて、評価をできるように、そうした報告書をいただくということも仕様の中に盛り込んで契約をしていくことになってございますので、その辺につきまして、また、改めて私どものほうでも、それを受け取った時点で精査をしてまいりたいというふうに考えております。 ◆吉田こうじ 委員  わかりました。よろしくお願いいたします。  それと、あと、私もいじめ等問題対策委員会の開催結果についてということで、12ページに、平成29年度のスケジュールで、このいじめ等問題対策委員会の委員の方たちによる学校訪問というのが予定されて、9月から10月に実施予定っていうふうになっているんですが、これはどういう基準で、具体的に学校名までは結構なんですけれども、例えばいじめがあったところなのか、それを解決したところなのか、こういう対策を練っているところだとか、なかなか手がついていないところだとか、いろいろ訪ねてみたいところは豊富にあると思うんですけれども、今回に関してはどういうところに行かれるのかなと。 ◎教育指導課長 先駆的というか、モデル的な取り組みを行っている学校を見たいという要望と、やはりまだまだ課題がある学校という要望がございましたので、できる限り、移動のこともありますので、近い学校でという形で、その形の学校を選定させていただき、全委員に見ていただこうというふうに計画しております。 ◆吉田こうじ 委員  わかりました。  特に今回、別紙の3番、16ページに、条例改正ということで、前回の委員会でも、ちょっと私もお話させていただいたんですが、教師による体罰、あるいは不適切な行為についても、想定しても良いという内容が盛り込まれたので、足立区もそういうふうにしたというのも、この数が増えたというのも一つになっているのかなと思うんですけれども、このいじめの実態把握についての手立てについては、14ページの6番の表にアンケート、それから個別面談、それから日記ですね、それから家庭訪問というふうにあるんですが、やはり一番、結構、大事なのはアンケートなのかなというふうに思うんですけれども、私、去年、おととし、前々回の文教委員をしていたときに、アンケートの扱い方と言いますか、それについて、例えば、当時はやはり記名されていたのかどうか、きちっと封筒に入れてたとか、封をしてたとかっていう取決めがあったかと思うんですが、それについては、今はどういうふうになっているのか教えていただきたい。 ◎教育指導課長 吉田委員ご指摘のとおり、いじめのきっかけとしては、やはりアンケートがとても大きなウエートを占めています。現在、アンケートにつきましては、年3回、封に入れて、記名式で行っています。封をして、記名をして、ごめんなさい、記名をして書いた後に封をして提出という形になっております。 ◆吉田こうじ 委員  これは、家に持ち帰らずに学校で書くというのを原則なんでしょうか。 ◎教育指導課長 こちらは、各家庭に持ち帰って書くという形になってございます。 ◆吉田こうじ 委員  すみません、確認させていただきました。  というのも、なかなかデリケートで難しい問題なんですけれども、教師による体罰とか、不適切な行為というのが、そのアンケートの中に盛り込まれていく項目の中にも載っていることなんでしょうか、それも1点お聞きしたいんですが。 ◎教育指導課長 こちらについては、現在は載っていません。ただ、その発見につきましては、相談箱、又は12月に、別途に、その調査については行っております。そちらについては、また家庭で書き、封をし、管理職に提出、管理職は開封というふうにさせていただいております。 ◆吉田こうじ 委員  よくわかりました。なかなかいろいろ温度差があったりとか、いろいろあると思うんですけれども、そこすごく大事なところで、書けないお子さんがいらっしゃったりとか、書いても否定されたりとかっていうことがあったりすると、またそれも数字には乗ってこない、また事例になってくると思いますので、是非その辺の徹底を各学校に、よろしくお願いしたいと思います。  私も、この8,000件に増えたということはすごく良いことだと思いますし、ただ、単純に、ヒヤリハットっていう言葉が適性なのかどうかわからないんですけれども、ハインリッヒの法則って、ご存じの方もいらっしゃると思うんですが、300件の、これ例えば建築関係とか、あらゆるそういう危険を伴う作業のときですけれども、300件のヒヤリハットがあったときには29件の軽微な事故があって、その300件、29件って重なったときに、1件の重大事故が起きるというふうに言われているのがハインリッヒの法則っていうのは皆さんよくご存じだと思うんですけれども、私も、この底辺を大きくしたっていうのはとても良いことであって、今まで見えなかった部分も見えてくるものも多くあると思うんですが、でしたらば、逆に言うと、リスクアセスメントじゃないんですけれども、どういう種類のいじめを受けていたかっていうことにも、今後は注目していかなくちゃいけないんじゃないのか。  例えば暴力を受けた、それから無視をされた、それから悪口を言われた、何かものを隠されたとかって、いろいろな種類のいじめがあると思うんですが、それそれぞれについて、私はやはり危険度っていう言い方はおかしいんですけれども、これ長引くものなのかとか、今後どういうふうな経緯をたどっていくのかとかっていう、そういうデータも少し取ってもいいんじゃないかな。ここまで、せっかく底辺を広くするんであれば、そこまで徹底して、ちょっと調べてみるのも、私は教育委員会としては必要なんじゃないかなと思いますけれども、その辺はいかがでしょうか。 ◎教育指導課長 こちらも、このいじめ等問題対策委員会のほうの委員のほうからも、そういった形で是非、協議をしたいということが言われていますので、名前等細かいところは伏せますが、このいじめ等問題対策委員会の中でも、そのような形で、是非、実態のほうを入れさせていただいて、協議を進めているところでございます。 ◆吉田こうじ 委員  先ほど、学力の問題と不登校の問題ということで、針谷委員のほうからもご指摘ありましたけれども、足立区の場合は貧困対策という部分で、今、待機児対策室長もおいでになりますけれども、横串で、あらゆる施策をとって、貧困対策、貧困の連鎖を断ち切るんだという強い決意で進んでいるところではあるんですけれども、私は先ほど出ました不登校という問題に関しても、このいじめという問題に関しても、家庭環境の問題に関しても、例えば以前ですと、いじめの問題は教育指導課、それから不登校の問題はこども支援センターげんきとかって、単純に分けられていた部分っていうか、役割が分担されていたときっていうのがあったと思うんですけれども、今、不登校の原因が不安であるとか、よく実態としてつかめないものであるならば、私は、貧困も、学力も、いじめも、全てがその不登校という形であらわれてくるというのが一つの大きな、私は貧困対策と同時に、もう一つ大きな、これからの足立区の将来に大きな影を残していくものになりはしないかなというのを非常に、今、懸念しているところなんですけれども、そういう意味で、例えば、先ほど教育指導課長がおっしゃっていましたけれども、いろいろないじめを受けるに関しても、例えば先ほどのお話を要約すれば、例えば10人いじめられていた子がいれば10種類のいじめがあって、10人不登校の子がいれば10種類の不登校の原因があるっていうふうに捉えられると思うんですね。  そういう場合は、やはり行政としては、もう機関銃のように、あらゆる手立てをしていって、どの子にどの対策、どのものが当てはまるのかっていうのは、単純に昔のように、大きい原因のものを取り除けば、例えば半分以上は解決するとかっていう問題じゃなくて、細かく、細かく、施策っていうのは打っていかなくちゃいけない時代に入っているんだと思うんです。  だから、そういう意味では、今後は、これは横串に、一つの不登校なら不登校でもいいですし、一つの課題に光を当てて、そこから見えてくるものを子どもの貧困対策担当部みたいに、貧困対策と同じような形で、子どもたちに対してもトータル的にいろいろな原因を探っていくっていう必要はあるんじゃないかなっていうふうには思うんですけれども、学校教育部長いかがでしょうか。では、教育長かな。 ◎教育長 まさに吉田委員おっしゃるとおりでして、子どもには様々な要因が、いじめにしても、不登校にしてもあります。実は、子どもにターゲットを当てると、それは子どものデータということになりますので、我々個別に持っている、例えば不登校のデータ、いじめに関するデータ、教育相談に関するデータ、こういったものを、今どうやって統合して、それをきちっと把握した上で、いろいろな指導だとか、アドバイスができる、そういった仕組みをつくろうじゃないかということに、今、手がけておりますので、早晩、そういったこともご提案できるんではないかなと、このように考えております。それに向けて全力を挙げたいと、このように考えています。 ◆吉田こうじ 委員  ちょっと漠然とした言い方で大変恐縮だったんですけれども、是非その方向を私も全力で応援したいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ◆佐々木まさひこ 委員  大分、時間も過ぎて、この後、生涯学習振興公社の協議会もあるので、短く、本当に。すみません。  午前中の建設委員会で米山委員から、いわゆる江北小学校高野小学校統合新校の位置で、東京女子医科大学東医療センターのすぐ北側で問題があるんじゃないかっていう指摘がなされて、午後の文教委員会でしっかり議論してもらいたいっておっしゃっていたので、全く触れないのも悪いかなと思うんで。  東京女子医科大学東医療センターの、いわゆる三次救急、平成27年度1,660件で、救急搬送、非常に多い病院ではありますけれども、学校側のデメリットとしては救急車の音とかっていう、そういう問題があろうかと思いますが、こういうのも、別に音消して近くに寄ってきてもらえばいいだけの問題でもありますし、病院側としては、学校側の校内放送の音とか、運動会の音とか、ブラスバンドなんて例を挙げておられましたけれども、これは病院も学校も設計はこれからですので、これらの音の問題っていうのは工夫次第というふうに考えておりますが、そこら辺のところだけ、一応、確認しておきます。 ◎学校適正配置担当課長 佐々木委員おっしゃるとおり、これからというところで、いろいろと工夫をしていきたいと思います。学校の敷地については、6ページの資料にも書いたんですが、緑化率緩和のための公園用地もあります。それを敷地のどこにするか、そういったこともまだ確定はしておりませんので。  あと、もう一方では、そういった病院、救急車の音とか、そういったことも含めて、地元と話し合う場もできていくというふうに聞いておりますので、そういったものを活用しながら、お互いに、相乗効果じゃないですけれども、これからそういったのを工夫しながら、両方ともより良い施設になっていければというふうに考えております。 ◎学校施設課長 校庭等の位置とかもございましたり、あるいは校舎の位置とかもございますので、それについて病院関係と詰めながら進めていければなというふうには思っております。あと、病院の位置とかもございます。 ◎経営戦略推進担当課長 すみません、補足させていただきます。東京女子医科大学のほうには、きょうの文教委員会が終わった後、こちらのほうに学校用地として取得を目指していくということをお知らせいたしまして、今後、協議に入らせていただきますので、お互い、学校、病院ともに支障のないように進めていきたいと考えております。 ○吉岡茂 委員長  他に質疑ございませんか。  よろしいですか。       [「なし」と呼ぶ者あり] ○吉岡茂 委員長  質疑なしと認めます。 ○吉岡茂 委員長  それでは、その他に移らせていただきます。  その他、何かありますでしょうか。 ◆針谷みきお 委員  情報連絡の中で、第6回あだち子ども将棋大会、それから、第9回あだち子ども百人一首大会、報告がありまして、それはそれぞれ成果もあり、いろいろあろうかと思うんですね。  それから14ページにあるこういった行事に対して、それぞれ選抜して、いろいろな参加しているわけなんですけれども、これで教員の付き添いなりは、どのぐらいの数の先生が、この行事をやると動員されてついていくっていうことになるんでしょうか。 ◎青少年課長 こちらにつきましては、基本的に参加している学校、例えばあだち子ども百人一首大会は全校参加しております。あだち子ども将棋大会のほうにつきましては30校程度参加してございますので、1校1名と考えれば、それなりの人数が、教員の方が引率として参加されているということになります。 ◆針谷みきお 委員  これ、こういういろいろな行事との関係で、やはり教員の多忙化との関係の一つの要因になってないのかなとちょっと心配するわけなんですね。例えばなんですけれども、これについての、何て言うんですかね、人的な配置とか、部活の問題もありますけれども、そういう形にして、教員のいわば多忙化を解消するという点の対応っていうのが、この種の関係っていうのはかなりあるのかなというふうに思うんですけれども、こういった区の開く、この行事そのものを別に否定するつもりは毛頭ないし、良いと思うんですよ。  ただ、それについての、本来の学校の先生がやるべき、いろいろな本来の業務、こういうことについての阻害要因にならないようにするための人的配置っていうのは考える必要あるんじゃないかなっていうふうに、私は前から思っているんですけれども、この辺は検討したことございますか。 ○吉岡茂 委員長  どなたですか、答弁は。 ◎教育長 今のご指摘の二つの事業だけではなく、他にも様々な引率の仕事があると思うんです。今、教員だけじゃなくて引率できるという制度もありますので、そういったことが取り組めないかどうか、今後、検討させていただきたいと思います。 ◆針谷みきお 委員  では、よろしくお願いします。  こういう全体として良い事業をいっぱいやったとしても、それが教員の多忙化につながったり、本来なら、今、問題となっている、前、鹿浜委員もおっしゃっていましたけれども、家庭訪問ができないとかね、そういう本来、先生が取り組むべき課題を第一にやれるような仕組みをつくっていくということは、非常に私は、先ほど吉田委員も、私の発言からいろいろ言っていただいて、私もそのとおりだと思うんですね。  そこに足立区が本当に光を当てて、教育行政のレベルアップを図っていくという点で、よく他区から来た校長先生に言わすと、「足立区はお金の出し方が足りないんじゃないか」と。もっと、「口はいろいろ出すけど、お金の出し方が足りないんじゃないか」という意見を聞かれて、私もちょっとそういう面はあるのかなというふうに思うんで、例えば中学校のマラソン大会っていうのもあれでしょ、これ多分、土日の出勤の回数が特に、私は教員の、土日だから、休みだからいいじゃないかっていう議論はあるかもしれない。それで、自分の、何て言うかな、スキルとか、自分の得意な分野で頑張る先生なんかは、それはそれで良い部分あるのかなとは思うんですけれども、そのことがいろいろな多忙化につながっていくということも含めて、いよいよ、特に土日なんかは、是非、具体的に調査していただければ、よく区のいろいろな行事、地域の行事に校長先生、副校長先生は必ずと言っていいほど出てきているから、先生に聞くと「今月は、私は1日も、土日は休めませんでした」とか、そう聞くわけですよね。だから、そういうこととの関連を是非お願い、よく実態も把握していただいて、対応していただきたいなというふうに思います。  これは以上です。
    ○吉岡茂 委員長  その他ございますか。       [「なし」と呼ぶ者あり] ○吉岡茂 委員長  その他なしと認めます。 ○吉岡茂 委員長  次に、所管事務の調査を議題といたします。  (1)幼保小中の連携による基礎学力の定着に関する調査を単独議題といたします。  何か質疑はありますか。       [「なし」と呼ぶ者あり] ○吉岡茂 委員長  質疑なしと認めます。  次に、(2)平成29年度地方都市行政調査についてを議題といたします。  本件につきましては、別紙のとおり、希望する調査事項並びに調査都市についての提案がありました。最終的な決定につきましては、受入れ先の都市の都合等もありますから、正副委員長にご一任いただきたいと思いますので、ご了承願います。  続きまして、(3)公社等の決算に関する調査についてを議題といたします。  本件につきましては、公益財団法人足立区生涯学習振興公社の役員の出席をお願いしておりますので、文教委員協議会を開催し、調査をいたしたいと思います。  つきましては、これより同協議会を開会したいと思いますが、ご異議ありませんか。       [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○吉岡茂 委員長  ご異議ないと認め、協議会を開会することにいたします。  以下の審査に直接担当でない執行機関の退席を認めます。       [執行機関一部退席] ○吉岡茂 委員長  これより文教委員会を暫時休憩いたします。       午後3時44分休憩       午後4時06分再開 ○吉岡茂 委員長  引き続き文教委員会を再開いたします。  ただいまの協議会を踏まえ、何かご意見等ございませんか。 ◆針谷みきお 委員  私、かねてから、生涯学習振興公社が、確か平成4年だかそこらに設立したときに、あれは第2区役所だと。文化・スポーツ行政の役割を担ってやるんだということで発足をし、それなりの役割、多分、全国でも北九州に次ぐぐらい、若しくはそれを上回る施設を受託しながら運営していたっていうふうに思うんですね。  そういう点の生涯学習振興公社の果たしていた役割、今、社会教育法だとか、生涯学習の考え方っていうのが、いろいろな遍歴を経てきていると思うんですが、特に私は、大きいのは、本来、教育委員会の仕事が、何ていうんですかね、首長部局に移管をして、こういうことになっているのかなというふうには思っているんですね。  ただ、せっかく、私なんかは、このプロパー職員の身分とか、役割とかっていうのを、是非、最後まで全うしてもらいたいというふうに思っているので、そういう点で言うと、ここまで思い切って、放課後子ども教室を重点にするのはいかがなのかなという、ちょっと疑問あるんですね。  もう少し、等分ぐらいで、せっかく当初、採用された、先ほど言ったようなスポーツの専門家、また、文化の、図書館の専門家、そういう部分の役割とは違う仕事についている人もいるわけですよ、前も来ましたけれども。完全に、こう言っちゃなんだけれども、組織の体制なんか入れば事務屋みたいなことになっているわけで、それ自身だめとは言えないけれども、本来的に言うと、そういうことも含めて、公社の在り方について、私としては2本柱ぐらいに是非するような、残っている部分は残っていると思うんですね。いうふうに思うので、その辺については今後の課題として、是非、検討していただきたいということだけ要望させていただきます。 ◎生涯学習振興公社事務局長 現在、主要事業として放課後子ども教室を据えてございますが、その放課後子ども教室の中でも、例えば今、課題になっております子どもたちの体力向上、これについては、私どものスポーツの専門家がいますので、そちらが熱心に取り組んでいるところでございますし、それから、もう一つ、読書でございますが、読書通帳というような制度もつくりまして、これは司書の資格持っている者が担当しておるというようなことで、これまでのノウハウをやはりかなり活用しながら、この放課後子ども教室の運営もしているところでございますが、そういう点では、職員も非常にモチベーション高く事業に取り組んでいるところでございます。  その他、今まではイベント等もやってきたんですけれども、これも大事な事業ではあるという認識はございますが、今の人員の中では、人材の育成ということで、地域での活動の広がりができるような形で、それを今までの公社の職員が担って培ってきたノウハウを活用できるような人材育成の形をとっていきたいというふうに考えております。それぞれ職員のモチベーションを十分保ちながら、一生懸命取り組んでまいりたいというふうに考えてございます。 ○吉岡茂 委員長  他にご意見等ございませんか。       [「なし」と呼ぶ者あり] ○吉岡茂 委員長  ご意見等なしと認めます。  以上で本日の案件は全部終了いたしました。  本日、各委員から提案されました意見、要望等につきましては、ご検討され、今後の事業等に反映していただきたいと思います。  これをもちまして文教委員会を閉会いたします。       午後4時10分閉会...