足立区議会 2017-08-21
平成29年 8月21日厚生委員会−08月21日-01号
◆
長谷川たかこ 委員 継続でお願いします。
○
白石正輝 委員長 それでは、本議案につきまして採決をいたします。
本議案は、
継続審査とすることに賛成の方の挙手を求めます。
[
賛成者挙手]
○
白石正輝 委員長 挙手多数でございます。さよう決定いたします。
○
白石正輝 委員長 次に、陳情の審査に入ります。
27
受理番号12
看護師等の
大幅増員と
夜勤改善で安全・安心の医療・
介護を求める
意見書提出を求める陳情を議題といたします。
執行機関、何か変化ありますか。
◎
衛生管理課長 本日、
情報連絡一覧表に報告させていただいてございますように、去る7月の22日、
シアター1010におきまして、看護&
介護就職フェアを実施したところでございます。
来場者につきましては、昨年の2倍以上ということで、大盛況になりました。
これを受けまして、通常ですと、例年1回の
フェアでございます。急遽、年明けの3月にもう1回
フェアを行うというようなことになったところでございます。その結果を踏まえまして、次年度以降、1回にするのか2回にするのか検討していきたいと考えているところでございます。
○
白石正輝 委員長 何か質疑ございますか。
◆
浅子けい子 委員 今、報告にもありましたように、
情報連絡で看護&
介護の
就職フェア、これは前からやっていることなのですけれども、今回は、非常に
参加者が多くて、何かちょっと
主催者の方のお話を聞くと、
参加者は過去最高だったのではないかというお話を聞いているのです。そういうことで、本当に仕事がきつくて、その割に報われない仕事なのですけれども、今回、なぜこんなに
参加者が多かったのか、その原因というか、これから1回を2回にしていく
可能性もあるということで、やはりたくさんの方に集まって、ちゃんと仕事につなげていきたいということを
主催者も考えているかと思うのですけれども、今回は、どういう点が、今までと違った点なのでしょうか。
◎
衛生管理課長 例年、
庁舎ホールを利用しまして、この
フェアを開催しておりました。今回、改修中ということで、
庁舎ホールは使えないことで、今回、
シアター1010のほうで開催させていただきました。そこですと、ある意味、
利便性がいいということで、通常ですと、
庁舎ホールだと、
フェアのためだけに来るということであったのですけれども、買物のついでに来るとか、いろいろな方が、「あっ、こういうのをやっているんだ」ということで、参加を予定していなかった方も、この
フェアがあるということを千住で知って、来てくれた方もいたということで、昨年の倍以上の
来場者が来たと思っているところでございます。
◆
浅子けい子 委員 そういう利点が功を奏したのではないかということで、それも是非これからも生かしていっていただきたいと思うのですけれども、あと何か
関係者の方に聞いたら、東京都
ナースプラザというところが、
共催団体になって、名前を連ねてくれて、
運営会議にも参加をしてくれて、当日も
就職相談なんかに積極的に来てくれたと。それで、
主催者のほうは、大変それが力になったというお話があるのですが、こういう関係の団体なんかは、今回は自発的なのですか、どういったような形で参加したのかわからないけれども、やはり今後もこういう力をしっかり生かす必要があるのではないかと思うのですけれども、いかがでしょうか。
◎
衛生管理課長 今回、
ナースプラザのほうのご協力いただきましたことも大変大きな要因かと思ってございますので、今後とも協力を是非お願いしていきたいなと考えているところでございます。
○
白石正輝 委員長 他に何かありますか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○
白石正輝 委員長 なければ各党のご意見をお願いいたします。
◆
高山のぶゆき 委員 継続でございます。
◆
岡安たかし 委員 不足の職種というのは、
保育士ですとか、
運送会社の大型の車両の
運転手、様々、
建設業の職人とか様々ある中で、やっぱり医療、看護、
介護職も不足ということで様々、区も手を打っているし、東京都も様々、手を打っている。そういう中で、今回のこの報告にあるとおり、一つの明るい兆しが見られた、しっかりこういうのを
継続して、更なる工夫もしていただくということをお願いして
継続で。
◆
浅子けい子 委員 看護師については、
足立区内に就業している
看護師はおおよそ5,100人ぐらいで、
病床当たりの
看護師数は、都内で最も少ないという結果が数字で出ていると。
准看護師は、都内で3番目に多いけれども、やっぱり
看護師が少ない、そこが大変なわけです。だから、そういう点では、是非こういう
看護師フェアとか、そういうことも大いにやっていただいて、
看護師を増やしていくという力にしていただきたいというふうに思いますので、採択を求めます。
◆
長谷川たかこ 委員 継続でお願いします。
○
白石正輝 委員長 それでは、本陳情につきまして採決をいたします。
本陳情は、引き続き
継続審査の申出をすることに賛成の方の挙手を求めます。
[
賛成者挙手]
○
白石正輝 委員長 挙手多数です。さよう決定いたしました。
次に、27
受理番号13 全ての
がん検診無料化及び女性の
がん検診毎年実施を求める陳情を
単独議題といたします。
執行機関、何か。
◎
データヘルス推進課長 特に変化はございません。
○
白石正輝 委員長 何か質疑ございますか。
◆西の
原えみ子 委員 私たち、
医師会とかと懇談を今回行った中で、この
がん検診の中で、
がん検診の未
受診者の把握をしていただいて、
受診勧奨を是非行って欲しいという要望が出されたのですが、区は、その
受診勧奨のための
総合受診券方式というのをやってこられたのですけれども、その結果はどうだったのか、教えてください。
◎
データヘルス推進課長 昨年度から
総合受診券方式を採用しまして、
がん検診6個あるうちの三つの検診については、
受診率の向上が見られましたが、残りの三つについては、残念ながら
受診率が前年度と比べて下がっているという状況でございます。
◆西の
原えみ子 委員 余り上がっていないということだと思うのですけれども、今年は新たに、例えば勧奨のために何かをやられる予定とかはありますか。
◎
データヘルス推進課長 未
受診者対策としまして、やはり1回目で
受診券をお送りしているのですが、そういった受診していない方に対して、年度途中でもう一度ハガキなり何なりで、再勧奨ということは考えております。
◆西の
原えみ子 委員 わかりました。そして、受診したことによって、例えば、
精密検査が必要、二次検査が必要ということが出されたときに、その二次検査とかということが、凄く大事なのですが、それをした方が、どれぐらいかとかというのを、区はつかんでおりますか。
◎
データヘルス推進課長 昨年度、
医師会の特定の
がん検診について、その
精密検査のどれぐらい受診をしているかというところは、把握はさせていただいています。
◆西の
原えみ子 委員 やっぱりせっかく受診して、その先を見ていかないといけないのだなというのを感じるのですけれども、例えば、
胃がん検診とかで、次に、
胃カメラをどうしても飲んで調べなさいとか、
精密検査をしなさいと言ったときに、最初から飲んでしまったほうが楽なのではないかなというふうに思うのですが、今回、その
胃カメラが3割負担になっていると5,000円かかってしまうということなのですけれども、やっぱりその検診を受けるとかいうときに、そういうふうに値段が高かったりすると、なかなか受けられない、そこまで行けないということが凄くネックになっていると思うのです。
他区を私たちも見てきたのですけれども、やっぱり
自己負担が、目黒区、文教区、渋谷区は50歳以上の区民は、隔年なんですけれども無料です。千代田区は40歳以上で800円で、お隣の荒川区とか杉並区は、50歳以上で隔年で1,000円というふうになっているのです。やっぱりこういう助成というか、そういうことは足立区でも必要だとは思うのですけれども、いかがですか。
◎
データヘルス推進課長 検診について、
自己負担については、
医師会と協力をしながら、委託料を考える上で、どうやって設定していくかというところを、今後、検討していきたいかなと思っています。
○
白石正輝 委員長 他に質疑ございますか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○
白石正輝 委員長 質疑なしと認めます。
それでは、各会派のご意見をお願いいたします。
◆
高山のぶゆき 委員 継続でございます。
◆
岡安たかし 委員 公明党としても、
がん対策というのは、大事な対策として、しっかり国民の健康を守るために必要だと思っているのですが、今回の陳情に関しては
無料化と書いてあるのですけれども、必ずしも無料だから
検診率が上がるわけではないという
データもありますし、何が本当に
検診率を上げ、しっかり
がん対策に結び付くのか、これはまだまだいろいろな情報も必要でしょうし、様々な工夫がまだまだ必要なのかなと思っておりますので、
継続でお願いします。
◆西の
原えみ子 委員 私たちとしましては、やっぱり陳情に出されているように、
自己負担をなくすということが、また軽減するということが、
受診率の向上に何よりも重要な対策になると考えております。やっぱり区の
医師会も今後、検討していくというお話もありますけれども、是非、
受診率を上げるためにも、
がん検診の
無料化ということをお願いをしたいと思いますので、採択を求めます。
◆
長谷川たかこ 委員 受診率の向上という面から考えますと、是非、全ての
がん検診を無料にしていただきたいと思うところなのですが、限られたその財源の中で、区でも
優先順位があるかと思いますので、まずはちょっといろいろとまだ調査研究していきたいと思っておりますので、
継続でお願いします。
○
白石正輝 委員長 それでは、本陳情につきまして採決をいたします。
本陳情は、引き続き
継続審査の申出をすることに賛成の方の挙手を求めます。
[
賛成者挙手]
○
白石正輝 委員長 挙手多数でございます。さよう決定いたしました。
次に、27
受理番号43 安心して暮らせる
高齢者福祉施策の充実を求める陳情を
単独議題といたします。
執行機関、何か。
◎
介護保険課長 特に変化はございません。
○
白石正輝 委員長 何か質疑ございますか。
◆
浅子けい子 委員 これ、安心してということで、
介護保険料の
軽減措置、それから
紙おむつの支給、それに更に
緊急通報システム事業などが言われているのですけれども、その中で、
紙おむつについてなのですけれども、以前から足立区では
紙おむつ支給対象ということで、説明にもありますけれども、まず
世帯全員が
住民税非課税であること、更に常時
失禁状態で要
介護3以上となっているのです。
他の区を見るならば、要
介護要件で、23区を比較すると、要
介護3以上と言われているのは、23区中9区だけ。江戸川区や目黒区では、
介護度に関係なく、失禁にある人というのを対象にしているわけです。失禁と要
介護、
介護というのは直接関係ないというか、失禁というのは
高齢者になって、そういう状態になる方もいるし、
介護になったからといって
失禁状態になるわけではないということで、やっぱり別かなというふうに私なんかは思うのですけれども、そういう点で、やっぱりそもそもの考え方として、この
紙おむつの支給というのは、
紙おむつが必要な人、常時
失禁状態を対象にということにすべきなのではないかというふうに思っているのですが、いかがでしょうか。
○
白石正輝 委員長 ちょっとお待ちください。各党のご意見をお伺いしているので。質疑は既に終結いたしております。
自民党は、
継続、
公明党も
継続、共産党はどうなのですかと態度を聞いている。
[「まだ質疑していないと思います、新しいやつです」と呼ぶ者あり]
○
白石正輝 委員長 27
受理番号43でしょう、43は質疑なかったのではないの。
どうぞ。
◎
高齢福祉課長 今ご質問いただきました失禁の方に提供するというところ、もちろん我々としても、
紙おむつですので、失禁をされる方を対象にはしておりますし、失禁しているかどうかというのを逐一確認も難しいものですから、ここはもうご自身の
自己申告というところで対応しているところです。
あと、
紙おむつの事業なのですけれども、年々、実は
決算額も上がってきておりまして、平成28年度、これから
決算特別委員会でご審議もいただきますが、昨年度、1億円を超えているような状況です。恐らく、今後も
高齢者の方が増えていくという状況を鑑みれば、失禁があるということだけでご提供していくというのはなかなか難しい、ある程度、一定の条件をつけざるを得ないというふうに考えているところでございます。
◆
浅子けい子 委員 失禁をしている人ということで確認したのですけれども、
所得制限も足立区では厳しくて、家族の全員が
住民税非課税でないと対象にならないと。
住民税非課税が対象としているのは、23区でたったの3区だけと。23区の半数は
所得制限をつけていない。全くこういう状況です。だから本当に遅れているなと思うのですけれども、保険のきかない
紙おむつ、これで入院時の例えば
差額ベッド代とか、
食事代だとか、
あとパジャマとか
いろいろシーツ代とかありますよね、そういうものなどを合わせると、大きな負担になってくるということが言えると思うのです。
私が相談に乗った方も、89歳の母親が階段から落ちてしまったと。入院せざるを得なくて、入院をしたら、1日、大体1,000円ぐらい
紙おむつにかかって、
紙おむつだけで3万円。その他、
食事代とかもろもろかかると、7万円も
保険外で支払わなくてはならなくなっていますというお話を聞いたのです。これは余りにもひどいなというふうに思います。他の区はそういうことで、高いところは、随分、軽減をしているところも、1万円とか、9,000円とか、そういう助成をしているところもあるわけです。そういう点では、この
対象要件というのは、やっぱり変えるべきではないかと。そういう
高齢者が増えているから、
元気高齢者も
失禁状態になる
可能性があるので、そういう点で、今の時代に合わせるべきではないかというふうに思っていますが、これはこういう
対象要件、いつ頃できて、今まで続いているのでしょうか。それから、変えるという、他の区を倣って変えるという考えはないのでしょうか。
◎
高齢福祉課長 まず
一つ目のご質問ですが、いつからこの要件になっているかというところなのですけれども、大変申しわけありません、この基準がいつから使われているものかについては、後ほど調べてお答えしたいというふうに思います。
二つ目の
所得要件、他区に倣ってというところのご提案でございますが、確かに
非課税要件をしているのは、足立区も含めて3区とか、
所得要件が含まれているところも、まだ6区というふうに我々が把握しておりますが、むしろこういう要件を今、厳しくしている区のほうが、逆に多いような状況です。
非課税要件を加えている区が今年度一つ増えておりますし、
所得要件を新しく設けている区も二つ増えているというような状況ですので、他の区も恐らく、今後もこういう要件を厳しくしていくのではないかなというふうに考えているところでございます。
○
白石正輝 委員長 他に質疑ございますか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○
白石正輝 委員長 質疑なしと認めます。
それでは、各党のご意見をお願いいたします。
◆
高山のぶゆき 委員 継続でございます。
◆
岡安たかし 委員 継続でお願いします。
◆
浅子けい子 委員 財源がどんどん大変になるというお話もありましたけれども、財源はやはり住民のために使うのが基本であって、
国保料とか
介護保険料も大変重い負担になってきて、これからいよいよ本当に
高齢者が多くなる時代を迎えるというときに、やはり何が今、必要なのかということを考えて、そこにはしっかりお金を注いでいくということが重要で、これは本当に微々たるものだけれども、やっぱり入院を控えてしまうようなことが、例えば7万円を払ったら大変ですから、ちょっとぐらいのあれでも我慢してしまおうという話もありますから、そういうところをしっかりと支えて、やはり健康を維持していくというところにお金を是非使っていただきたいというふうに考えていまして、採択を求めます。
◆
長谷川たかこ 委員 継続でお願いします。
○
白石正輝 委員長 それでは、本陳情につきまして採決をいたします。
本陳情は、引き続き
継続審査の申出をすることに賛成の方の挙手を求めます。
[
賛成者挙手]
○
白石正輝 委員長 挙手多数でございます。さよう決定いたしました。
次に、28
受理番号4
介護報酬の緊急再改定を求める
意見書の提出を求める陳情を
単独議題といたします。
執行機関、何か。
◎
介護保険課長 特に変化はございません。
○
白石正輝 委員長 何か質疑ございますか。
◆
浅子けい子 委員 介護報酬の再改定ということで、これは第6期の
介護報酬が
マイナス2.27%となって、とりわけ通所のみの
事業所なんかが大変だという話が今でもありますから、そういう点では、本当に大事な話だというふうに思っているのです。それで、今は、もう次期の話も出てきているわけですけれども、次期の
介護報酬というのは、今どんなふうな話になっているのか、お聞かせいただけたらと思います。
◎
介護保険課長 今現在、国のほうで、部会を通じていろいろご議論されております。通年、3年前ですと、大体、
マイナス改定か
プラス改定かわかりませんが、改定の状況については来年の1月ぐらいに、ちらほらうわさとかそういう状況が出てくるというふうに認識してございます。
○
白石正輝 委員長 他に質疑ございますか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○
白石正輝 委員長 質疑なしと認めます。
それでは、各党のご意見をお願いいたします。
◆
高山のぶゆき 委員 継続でございます。
◆
岡安たかし 委員 継続でお願いします。
◆
浅子けい子 委員 来年の
次期改定に向けて、今、話があって、そういう中で、
総合事業なんかに来年の4月から全部移行されて、ひょっとすると、
生活援助の単価が引下げられてしまうのではないかみたいな話もあって、
家事代行でできるというような話にもなってくるのではないかということもあって、本当にそうなると、一人ひとりのやはり、これからの
介護がしっかり確保できるのかと、そういう心配も今からされます。あと、更に
事業所もやっぱり、しっかり運営できるのかという心配もあります。そういう点では、再改定を次期になってしまう話もあるのですけれども、とにかく引下げないという方向でやっていくことが重要だというふうに考えていまして、この陳情、採択を求めます。
◆
長谷川たかこ 委員 継続でお願いします。
○
白石正輝 委員長 それでは、本陳情につきまして採決をいたします。
本陳情は、引き続き
継続審査の申出をすることに賛成の方の挙手を求めます。
[
賛成者挙手]
○
白石正輝 委員長 挙手多数でございます。さよう決定いたしました。
次に、28
受理番号18 住民の
健康増進と2020
東京オリンピック・パラリンピックに向けて
受動喫煙防止条例の
早期制定を求める陳情、28
受理番号19 足立区における
飲食施設事業者の実態に即した
受動喫煙防止対策を求める陳情、28
受理番号20 東京都足立区における
飲食施設事業者の実態に即した
受動喫煙防止対策を求める陳情、28
受理番号21 足立区における
受動喫煙防止に関する陳情、以上4件を
一括議題といたします。
執行機関、何か。
◎
こころとからだの
健康づくり課長 特にございません。
○
白石正輝 委員長 何か質疑ございますか。
◆西の
原えみ子 委員 この
受動喫煙防止については、
都議選が終わった中で、
小池都知事が9月の都議会で
条例提出を目指すという考えを示したということを言われておりまして、
国レベルでは、なかなか進んでいかないということだから、先送りになっているから、東京都がまずということを聞いているんですが、その辺は把握しておりますか。
◎
こころとからだの
健康づくり課長 マスコミの報道などを通じまして、そういう情報は注視しておりますが、具体的に東京都がどのような条例を制定するかという、具体的な
情報提供はいただいておりません。
◆西の
原えみ子 委員 あと、また豊島区でも今度、
子どもの
受動喫煙を防止する
条例案というのがまとまって、家庭では
子どもと同室での
喫煙禁止、
受動喫煙を防げない
飲食店などに、
子どもたちを立ち寄らせてはいけないだとか、要するに、
保護者の規定、
努力規定というかそういうものを設けたということで、9月の議会で提出されて、もし、この条例が
区議会で可決、成立されたら、
子どもの
受動喫煙を規制する
全国初の条例になると、そういうことも、私はちょっとニュースで知ったのですけれども、やっぱり本当に
子どもに対してのこの
受動喫煙の問題が、とても重要であると凄く感じますけれども、足立区でも、そういう
子どもに対して条例をつくるという立場に立つべきではないかなと凄く感じたのですが、いかがですか。
◎
こころとからだの
健康づくり課長 子どもに対して
受動喫煙の防止を図るということは、とても大切な視点だというふうには考えておりますが、まずは、いろいろな課題を整理していく必要があると思っておりまして、東京都のほうで条例を制定するのであれば、まずはそちらがどのように制定されるか、法整備されるかというところを注視してまいりたいというふうに考えております。
○
白石正輝 委員長 他に質疑ございますか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○
白石正輝 委員長 質疑なしと認めます。
それでは、本陳情につきまして、各党のご意見をお願いいたします。
◆
高山のぶゆき 委員 4件とも
継続でございます。
◆
岡安たかし 委員 私も個人的には、本当に
たばこは吸わないし、嫌いなんです。採択したい気持ちなのですけれども、区民の代表たる議員という立場で行けば、やっぱり
嗜好品として、楽しみにしていらっしゃる方もいるので、そういう方たちが楽しめる環境はどう守っていくのかというところも、本当に考えていかなければいけないですし、大変難しい問題だと思います。これは
継続でお願いします。
◆西の
原えみ子 委員 今、質疑したように、特に
子どもたちが有害な
たばこの煙にさらされないようにするということが、凄く重要だと感じます。都や他区の動きを見ていただくと、まず東京都がどのような形を出すかということも見てからということを聞きましたので、是非それを聞いた上で、
受動喫煙防止を足立区でも進めていって欲しいと感じます。
嗜好品のことだとか、そういうお話では、いろいろ、そういうこともというのを今おっしゃっていましたけれども、やっぱり
たばこというのは、嗜好、そうなのですけれども、人権の問題として、やっぱり私たちはここでしっかり議論をしていかなければいけないと凄く考えておりますので、
継続でお願いしたいと思います。
◆
長谷川たかこ 委員 区と国と東京都の動向をこれからも見ていきたいと思うのですけれども、今のお話だと豊島区もそういう流れがある中で、やはり足立区としても、何かしらいろいろと研究しながら、施策というものを打っていかなくてはいけないのではないかなと考えるところです。場合によっては、足立区もその条例制定ということ、努力義務を設けるような形での方向性を持っていってもいいのではないかなと、私自身は思うところでもあるのですけれども、もう少し調査研究をしていきたいと思いますので、
継続でお願いします。
○
白石正輝 委員長 それでは、4陳情につきまして採決をいたします。
この四つの陳情につきましては、引き続き
継続審査の申出をすることにご異議ございませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○
白石正輝 委員長 異議なしと認め、さよう決定いたしました。
次に、
受理番号3 精神障害者も心身障害者
医療費助成制度(マル障)の対象とすることについての陳情を議題といたします。
執行機関、何か。
◎中央本町地域・保健総合支援課長 特に変化はございません。
○
白石正輝 委員長 何か質疑ございますか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○
白石正輝 委員長 質疑なしと認めます。
それでは、各党のご意見をお願いいたします。
◆
高山のぶゆき 委員 継続でございます。
◆
岡安たかし 委員 継続でお願いします。
◆
浅子けい子 委員 三障害一元化の立場から、一刻も早くこのマル障の
意見書、東京都に上げていっていただきたいというふうに思っていますので、採択を求めます。
◆
長谷川たかこ 委員 採択です。
○
白石正輝 委員長 それでは、本陳情について採決をいたします。
本陳情は、引き続き
継続審査の申出をすることに賛成の方の挙手を求めます。
[
賛成者挙手]
○
白石正輝 委員長 挙手多数でございます。さよう決定いたしました。
○
白石正輝 委員長 それでは、次に、報告事項に移ります。
報告事項(1)から(6)までを福祉部長、(7)を衛生部長からご報告願います。
◎福祉部長 福祉部の
厚生委員会資料1ページをお開きいただければと思います。
まず1点目、足立区
高齢者保健福祉計画・第7期
介護保険事業計画の策定スケジュールについてでございます。主なスケジュールにつきましては、1の(1)のとおりでございますけれども、7月28日の地域保健福祉推進協議会におきまして、7期の
介護保険料について諮問させていただいたところでございます。今後、9月の8日の
介護保険・障がい福祉の専門部会について、計画の内容の中間報告を差し上げ、パブリックコメント、それから公聴会等を開きまして、今年度末に計画をまとめていきたいというふうに思っております。
また、保険料につきましては、2月の上旬に地域保健福祉推進協議会から答申をいただきまして、平成30年の第1回定例会の条例変更というような形のスケジュールを考えているところでございます。
2ページ目のところでございます。
高齢者人口等の推計及び第6期
介護保険事業の給付分析についてでございます。7期の
介護保険事業計画の策定に当たりまして、今後の
介護の給付額を予測するために、
高齢者の人口推計、それから
介護保険の事業実績の分析を行ったところでございます。
まず、
高齢者の人口推計でございます。1の(1)をご覧いただければと思います。これは、各年10月1日現在の人口を推計しているところでございます。予測によりますと、今年度の10月には、前期
高齢者65歳から74歳の
高齢者と75歳以上の
高齢者の人口が逆転するというふうに予測しております。
高齢者の高齢化率も進みまして、平成34年、37年には、25.3%というような形、このときには、74歳までの前期
高齢者が6万8,000人、75歳以上は10万人を超えるということを予測しております。それに伴いまして、要
介護者の認定者数も増えていくということを予測しております。
3ページ目から6ページ目につきましては、平成28年度の要
介護認定の数ですとか、サービスの推移等の分析をしたところを記載しているところでございます。
この
高齢者人口、それから給付の分析につきましては、計画に活用していきたいというふうに思っております。
続きまして、7ページをお開きいただければと思います。
(仮称)足立区地域包括ケアシステムビジョンの策定に向けた検討の着手についてでございます。今から2年前になりますけれども、足立区地域包括ケアシステムの推進会議の条例を策定いたしまして、現在、このビジョンづくりに向けて分析をしているところでございます。今月の末に、推進会議を開きまして、そこで区長から諮問をし、計画づくりに着手していきたいというふうに思っております。
高齢者が、可能な限り住み慣れた地域で尊厳を保ちながら自立した日常生活を営めるように、ビジョンを策定していきたというふうに思っているところでございます。そのビジョンを策定するに当たりまして、推進会議だけではなくて、地域保健福祉推進協議会ですとか、それから
厚生委員会の場でもご意見を頂戴しながら、計画を進めていきたいというふうに思っております。1回だけではなく、複数回のご審議をしていただきながら、来年度末に向けた計画の策定をしていきたいというふうに考えております。
続けて9ページでございます。
地域密着型サービス事業の整備・運営事業者の公募についてでございます。平成31年4月開設を予定している、地域密着型サービス事業の整備・運営を行う事業者を公募させていただきたいというふうに思っております。整備施設の内容、それからスケジュールについては、記載のとおりでございます。
続きまして、10ページ、「足立区障がい者通所施設整備方針」の一部変更でございます。平成26年に、障がい者の施設整備方針について策定いたしました。現時点での区内の既存施設の利用者数等を勘案した結果、方針の一部について、変更したいというふうに思っております。具体的には、12ページの足立区の地図のところをご覧いただければと思います。ちょうど足立区の真ん中になります3地区、6地区のところでございますが、通所の施設の需要見込みが受入れを行っている現在の施設で、当初の予測よりも早く飽和状態、定員が多くなってしまう見込みになりました。それと2点目なのですが、2地区のところ、江北の地域で、平成31年開設の江北の施設がございますので、そちらのところで重度身体障がい者の20名の受入れを新たに設けたことによりまして、募集する地域を変更させていただきたいというふうに思っております。
大変恐れ入ります、10ページのほうにお戻りいただければと思います。
変更内容でございますが、施設のCというところ、計画の方針のところで考えていましたCの施設なのですが、変更前ですと、公募を平成29年度、今年度行う予定でしたが、変更後につきましては、平成29年度末から30年の初めにかけて公募を行いまして、施設の開設につきましては、予定どおり平成33年開設を目指していきたいというふうに思っているところでございます。
続きまして、資料最後のページ、13ページをお開きいただければと思います。
障がい者の就労施設等からの平成28年度の調達の実績について、まとまりました。平成28年度は、お蔭様で、39件、約5,000万円近く調達することができました。調達した内容については、表のとおり記載のとおりでございます。今後につきましても、区内のほうで、庁内でより一層、施設のほうに発注をしていただけるように声掛けを行っていきたいというふうに思っております。
◎衛生部長 それでは、恐れ入ります、
厚生委員会報告資料衛生部のものをご覧いただきたいと思います。
1ページでございます。件名は、東京女子医科大学東医療センター整備及び運営等協議会の設置についてでございます。
去る4月5日に、東京女子医大と足立区の間で、建設及び運営等に関する覚書を締結いたしました。その際に、新たに建設されるこの東京女子医大の東医療センターの整備及び運営に当たっては、区民あるいは地域の医療
関係者等の意見を反映するための協議会を設置するという覚書になってございましたので、今回その協議会を設置するものでございます。
1番でございますが、意見交換を行う所掌事項でございますけれども、新東医療センターの整備及び運営に関すること。あるいは、地域医療との連携に関することになってございます。2番の
委員構成につきましては、
医師会、歯科
医師会、薬剤師会の3
医師会あるいは地域住民の代表、東京女子医科大学からの代表、それから足立区の代表ということの構成になってございます。8月以降に、今会議の調整をしておりますけれども、定例的に会議を開催して、東医療センターの移転の実現に向けての意見交換を行ってまいりたいと思います。
2ページ、3ページに設置要綱をつけてございます。後ほどご覧いただければと思います。
○
白石正輝 委員長 以上で報告は終わりました。何か質疑ございますか。
◆西の
原えみ子 委員 私は、
高齢者人口等の推計及び第6期
介護保険事業の給付分析についてということで、2ページからなのですけれども、この分析の中で、3ページの(2)の居宅サービスの利用者数の推移ということで、要支援1・2の増減率が大きく
マイナスになっておりますけれども、これはどうしてですか。
◎
介護保険課長 昨年10月から
総合事業が始まりました。その辺の関係です。
総合事業に移行したというところで、居宅サービスの利用者数は減ってございます。
◆西の
原えみ子 委員 それと(4)のところに関連して、今度、要
介護1・2がやはり、施設サービスの利用者数の推移ですね、これの要
介護1・2のところが、やはり大きく
マイナスになっているのはどうしてですか。
◎
介護保険課長 平成27年度より、特別養護老人ホームの入所要件が要
介護3以上になったというところで、
マイナスになってございます。
◆西の
原えみ子 委員 介護保険のその保険法改正によって、要支援1・2の方は、
総合事業に移って、
介護保険から外されていったということのあらわれだと思うのです。こういう中で、報酬の引下げが行われるとか、いろいろ状況が出ているとは思うのですが、来年3月末で、全て
総合事業に移行するということになりますと、今まで
介護サービスを受けていた方たちが、置いていかれるというような心配が私は凄くあるのですけれども、そういう方は大丈夫なのでしょうか。それと、特に医療に関わっていない方たち、その方たちに対しての対策というか、それが凄く心配されるのですけれども、いかがかなと思うことと、あと、続けて、その特養ホームなのですけれども、要
介護3以上でなければ入れなくなったという中で、要
介護2に、少し元気になってなったという方は、特養から出されてしまったというのが、足立区ではありますでしょうか。それで、その方たちはどこに行ってしまったのかなという、その2点をお聞きしたいのですが。
◎地域包括ケアシステム推進担当課長 まず私のほうから、
総合事業に移行した要支援1・2の方のその後の支援についてでございますが、今年度末をもって、全員が
総合事業に移行していきます。現行の
総合事業の報酬単価、サービス内容で行きますと、現在の予防給付と同等サービスをとっておりますので、
介護事業から外れますよというところの不安感はあるかとは思うのですけれども、そこにつきましては、
介護事業者も含めて、しっかりとした説明をしていかないといけないかなと考えております。
今後、基準緩和等プロの
介護事業所の職員、ヘルパーから、国のほうは軽度の方につきましては、移行ということを示しておりますが、足立区でどうしていくのかにつきましては、給付状況であるとか、各
総合事業の予算を十分勘案して、しっかりと組み立てていきたいなと思っております。医療につながっていないというところがあれなのですが、医療につながっていないと、なかなか
介護認定につながりませんので、そこにつきましては、これまでどおり地域の中で、孤立ゼロプロジェクトであったり、地域包括支援センターがしっかりと地域把握をしていく中で、必要な方につきましては、しっかりと支援をしていくということで
介護から漏れてしまう、生活が現状で苦しくなるというところをなくしていくような努力をしていきたいと思っております。
◎
介護保険課長 特別養護老人ホームの中で、要
介護3から2になったケースというのは、基本的にはありません。もしあった場合には、特例入所という形もございますので、それにつきましては、その利用者の方が、不便というか、そういう状況にならないように、しっかりやってきております。
◆西の
原えみ子 委員 是非しっかりやっていただきたいと思っております。なかなか、私もよくわからない部分があって、お聞きしたいのですけれども、私も相談者の方が、要介護が2で、1人で暮らしていたのです。今回、余りにも暑いと熱中症になってしまって、病院に入りました。そうしたら、不安になってしまって、きっと夜かな、歩いてしまったみたいなのです。それで、拘束していいかということで病院に言われてしまって、家族は仕方ないと、拘束をしたら、要するに、トイレに行きたいと言っても拘束のまま行けないで、おむつになってしまったと。御飯を食べるときも、縛り付けられたまま食べるような状況で、どんどんみるみるうちに凄く弱ってきてしまったというのです。
それで、結局その方は、治ればすぐ戻れるかと言うと、なかなか見込みがないのか、ちょっと1週間ぐらいしかいなくても、どんどん弱ってきていて、もう死にたいと、嫌だと、殺してくれみたいなことを言い出して、頭のほうは全然平気だった方が、そういうことも言い出してしまって、本当に、もちろん病院と
介護施設は違うから、仕方がないことだと私も思うのですけれども、やっぱり
介護をするということが、それこそ本当に今後、重要なことになってくるし、一刻も早くその
介護に移していくということもとても重要だというふうに思うのですけれども、やっぱり要
介護の人たちを、いかに重度化させない、そういうことがこの本来の
介護保険を使ってやっていくことの大きな目的だと思っているのです。
ですから、やっぱりこういう今回の改定で、今、要支援の方は、
総合事業にとか、いろいろ要
介護3の方もということもいろいろ言われていましたけれども、是非こういう形で、重度化しないようなところには、本当に力を入れて欲しいなというふうに思っております。
その関係で、この6ページのところで、(イ)の地域密着型サービス別給付額の比較というところで、この地域密着型
介護老人福祉施設入所者生活
介護、これが大きく
マイナスになっているのですが、これはどうしてですか。
◎
介護保険課長 足立区内には、地域密着型の
介護老人福祉施設というのはございません。他の区にあるところに入所をしているものでございます。恐らく、ここにつきましては、人数が減ったというところで分析をしてございます。
◆西の
原えみ子 委員 これ、29人以下の小規模のところは、足立区にはなくて、移ってしまったということですか。
◎
介護保険課長 地域密着型通所
介護、これは(イ)の上から3番目の地域密着型通所
介護、これが昨年4月から定員18名以下につきましては、今まで広域型、東京都の指定だったのですが、今回、足立区の地域密着型のサービス施設になったというようなところでございます。
◆西の
原えみ子 委員 特養が増えたからという。下からの2番目のもので、地域密着型
介護老人福祉施設入所者生活
介護が大きく
マイナスになっていますよね、これは、29人以下のそういう施設から出た方というか、それが、凄く増えてしまったのかなということで、それはなぜですかという。
◎
介護保険課長 先ほど申したように、
足立区内の施設ではございません。これは他の区の施設でございます。この方について、人数が減ったというところで分析してございます。足立区にはございません。
介護給付費なものですから、住所地特例、実際に転居しますと、住民登録があるところが保険者になるのですが、こういう地域密着型
介護老人福祉施設は、もともとの保険者が面倒を見てくださいというようになっていますので、そういう意味で、ここの給付費に反映されているというところでございます。すみません、説明が。
◆西の
原えみ子 委員 わかりました。それと、この一番上の定期巡回・随時対応型訪問
介護看護、ここも大きく減っているのですけれども、ここはどうしてですか。
◎
介護保険課長 定期巡回・随時対応型サービスなのですが、現在は4
事業所ございますが、平成27年4月時点では、5
事業所ございました。その1
事業所が、平成27年12月から一応休止、最初はやめたいという話もあったのですが、もうちょっと何とか頑張ってもらえませんかというところで、休止になっておりました。それで、最終的に、どうしても人材、
介護の人材が集まらないというところで、今年の2月末で閉めたいということでしたので、ここにつきましては、今、廃止になってございます。その関係で、増減率が
マイナスになっているということでございます。
◆西の
原えみ子 委員 そうしますと、この次のところといいますか、この9ページのところに、ちょっと関連してですけれども、地域密着型サービス事業の整備、運営事業者の公募という形でこうやってまた公募をされているのですけれども、地域包括ケアシステムのやっぱり要とも言われている、この定期巡回・随時対応型訪問
介護看護の増設、整備というのは、やっぱりどうしても必要だというふうに思うのですけれども、なかなかこの間、募集しても手が挙がらなくてということで、また更に募集をしているというような状況に関して、区としてはどう考えていらっしゃいますか。
◎
介護保険課長 昨年11月に公募しまして、1事業者の方から応募があったのですが、その事業者の方については、選定審査会で6割に満たないというところで非選定になってございます。このサービス事業におきましては、公募しなければ、補助金も付きませんし、当然、事業を開始できないというところがございます。
今回につきましても、事前に事業者の方から、やりたいという事業者が出ました。というところも含めて、今回、また公募をさせていただいて、是非、最低、今4施設なのですが、10、本来は足立区は5圏域なのですが、1圏域に2施設は、先ほど西の原
委員がおっしゃったように、地域包括ケアの本当に核になるサービスなものですから、これについては、しっかり今後ともめげずにというか、公募をし続けて、是非、事業者の方に参入していただきたいというふうに思ってございます。
◆西の
原えみ子 委員 是非、公募し続けるというところで、でも、何か区としても対策なり考えないと、なかなか手が挙がらないのではないかなというような事態なのかなというふうには考えるのですけれども、何か区独自の加算も含めてということは、考えないですか。それと、そういう見通し、どうでしょうか。
◎
介護保険課長 昨年10月から区独自の加算ということで、要綱を改正してございます。内容につきましては、独居
高齢者の面倒を見るというところと、もう一つが、
介護・医療連携推進会議を3回ほどやるというところで、こちらをクリアすれば、1人1カ月、大体5,000円なのですが、5,000円の加算が付くということで、今やっておりますが、根本的な問題として、国のこの制度の規制緩和というか、実際に行うオペレーターという方が、実際に通報を受ける方、その方が受けて、その人の状況をしっかり確認して、それで実際に行くのか、それとも様子を見るのかという重要なポストというか、そういう役割を担った方が、資格が保健師とか、
看護師、医者とか、そういう形で、結構、資格要件が厳しいというところと、あとは、その兼務というところも柔軟にできればもうちょっと増えるというようなことも、事業者のほうから聞いておりますので、これについては、国のほうにも機会があれば、こういう要望を出していきたいと思ってございます。
◆いいくら昭二
委員 私のほうで、ちょっと二、三質問させていただきたいと思うのですけれども、2ページの
高齢者の人口等の推計の給付分析についてということで、人口等の推計資料を見せていただきまして、今、先ほどご説明の中において、ちょうど平成29年が65歳から74歳までの方と、75歳以上の方が、ちょうど同じ数字になるという話を聞いて、これ以降この数字を見ていくと、何か平成37年で行くと、3対5になるような話になっているのですけれども、これ、足立区はもう高齢化社会という中において、もう10年前からこういうことって言われてきていると思うのですけれども、まず足立区としては、このような推移というのは、10年前と今の分析と同じような状況で捉えてよろしいのでしょうか。
◎
介護保険課長 従前から、こういう前期
高齢者が後期
高齢者を抜いていくというところでは、推定してございました。
◆いいくら昭二
委員 今、平成29年は平気だろうということで、そうすると、それから推測すると、平成37年を10年前に推計したときも、平成29年にはちょうどこれ一致するだろうと。その分析で行けば、平成、あと10年先には、このような形になっているということが想定される話になると思うのですけれども、(2)のところの要
介護、要支援の認定者数の部分においても、同じような形になれば、当然にちょっと計算させていただいたら、平成29年の部分で行くと、19%ぐらいなのですけれども、平成37年、10年後には、25%ぐらいになるという中において、区としてもしっかりと対応をしていただかなくてはいけないということだと思うのですけれども、その中において、いろいろ様々な
介護事業、保険事業等々で考えていかなくてはいけないと思うのですけれども、これもう当然に、私たちは年をとるわけでございますので、当然にこの65歳に入る前から、様々やはり私たちは健康で長生きするのが一番いいのかなと思うのですけれども、区として、何もしなかったらこのような数字行くと思うのですけれども、どのような手立てで、今後このような数字が見えている中において、この予想を何とか低水準に抑えるとかという形で、区としてはどのような取り組みを考えていらっしゃいますか。
◎地域包括ケアシステム推進担当課長 確かに、今の年齢ごとの
介護認定率、85歳以上ですと、3人に2人は
介護認定を受けているという現状でございますので、この年齢区分ごとの、まず
介護認定率、どれだけ元気でいられるかというのは、いい
くら委員おっしゃったとおりだと思っております。ですので、まず入り口というのですか、
介護認定の入り口になってしまうのですけれども、これ、入り口なのか出口なのか微妙なのですが、まず
介護にならないように、
介護予防をしっかりしていこうというところが大事なのかと思っております。
◆いいくら昭二
委員 やはり65歳からということではなくて、60歳からでも当然に、ならないために、どのような
継続的に現役のときからということで、やはり区のほうも、PR、また推奨していかなくてはいけないと思うのです。この中で、ちなみにちょっとお伺いしたいのですけれども、副区長なんかは、そういう部分において、ご自身が、例えば65歳になる前に当たって、このような健康を留意してやっているとか、そういうことがあったら、ちょっとお聞かせいただきたいと思うのですけれども。
◎副区長 一番は、やはり健康になるための運動かなと思っておりまして、できるだけ規則的に運動をしたいということで、朝起きたら、少し筋トレをやるとか、あるいはできるだけ歩く機会が少ないですので、歩くことをするとか、そういうことに気をつけて、体力を少し維持しながら、少しずつ衰えを、急激に衰えないようにしていきたい、そういうことに心掛けております。
◆いいくら昭二
委員 この場で白石
委員長にご質問するのは、大変恐縮でございますのであれなのですけれども、やはり思い、実際、皆さんは、頭では当然思うのだろうと思うのですけれども、それは実際に行動に移すかどうかによって、もしかすると、65歳以上とか、75歳以上での健康のあれが違ってくるのではないのかなという部分だと思うのですけれども、これはあくまでも統計的な部分の中において、数値が出てくると思うのですけれども、区として、今後、先ほど副区長のほうから、大変恐縮でございますが、どのような健康のちょっとされているのかなと、早起きして運動するという形なのですけれども、区としてもそこら辺のところというのを、今後、皆さんはそういうことは当然わかっているのですが、区としてもっとこのような、もっと推進していくために、どのような施策というのを考えているのですか。
◎地域包括ケアシステム推進担当課長 これまで、区のほうでは、
介護予防事業としまして、住区センターだったり、地域学習センターではつらつ教室であったり、らくらく教室というような事業を行ってきております。ただ、この事業につきましては、やはり1回当たり20名、25名という定員がございますので、なかなか17万人の
高齢者全部を補っていくというのは難しいのかなと思っております。ですので、今、国の流れもそうなのですけれども、いかに自分たちの活動を広げていくか、自主的な健康体操であったり、それは、趣味のサークルなのかもしれませんが、そこにどうそういった
介護予防の部分を付加しながら進められていくかというところが肝心なのかなと思っております。
ですので、区としましては、そういう健康体操に資する、自立支援に資するそういう区民同士の自助、共助の中での活動がどれだけ進められるかということが、重要なのかなと思っております。
◆いいくら昭二
委員 4ページの
介護給付の分析で行くと、平成12年度は120億円余、平成28年度が480億円余ということで、もう3.9倍になっているということで、今後もこのような数字で行けば、足立区としても、しっかりと対応していかなくてはいけないのですけれども、何かそこら辺のところ、もう少し今以上に何か推進ということをやっていただいて、そのような予防のほうにも力を入れていただいて、是非とも区のほうでも足立区に行けば健康でいられるという、そのような区を推進していただきたいと思っております、要望しておきます。
◆
浅子けい子 委員 私も
高齢者人口と第6期の
介護保険事業の給付の分析についてということで、まずは質問したいのですけれども、これを初めにちょっと見て、いろいろ数字が出ているので、見たのです。
例えば、3ページで言えば、先ほど西の原
委員が質問した居宅サービスの利用者数の推移は、平成24年4月、それから平成29年4月が、各
介護度によって出ていて、人数ですか、これ出ていて、そして、増減率が出ていると。米印は、下にありますけれども、平成27年4月に比べ、平成29年4月では全体で1.0%増加していると。これしか書いていなくて、これって分析になっているのですかと、ちょっと思ったのです。どれを見ると、何か数字の増減、増加しているとか、減少しているとかというのは書いてあるのですが、分析というのは、そうではないと思うのです。
例えば、さっき西の原
委員が聞いたように、要支援1・2で
マイナスになっていると、これは一体どうして
マイナスになったのか、それを、その背景を考えて明らかにしていって、こういう問題がこういうことで
マイナスになったのではないかと、それが分析だというふうに私は日頃思っているのです。そういう点で、私はこれ、どれも分析になっていないと思っているのですが、いかがでしょうか。
◎
介護保険課長 浅子
委員のおっしゃっていることは十分理解いたします。これまでも、こういう形で出していたというのは、言い訳にしかならないと思うのですが、今後、もう少し丁寧に大きな動きがある部分、明らかな部分につきましては、この辺を、理由を表示していきたいと思っておりますので、申しわけありませんでした。
◆
浅子けい子 委員 これに基づいて、あと
高齢者の実態調査とか、幾つかの資料に基づいて、次期の、第7期の
介護保険事業計画が決められるわけです。
今度の第7期もいろいろな新たな問題とか、新たな提案がなされているわけです。第6期も要支援1・2の問題とか、要
介護の特養からの追い出しの問題とか、あと利用負担ですか、利用料も所得によって2割になってしまうとか。大変な、今まで
介護保険制度ができてから、大改定ではないかと言われてきたのですけれども、今度の第7期はもっとあれですよね、例えば、利用料で言えば2割だけではなくて、3割負担にもしてしまったり、
総合事業はきちっとこれから全て要支援1・2の方は、そちらになってしまうわけですし、あと障がい者、あと障がい児と
高齢者の支援を同一
事業所で行う共生社会と、何か言っていますけれども、共生社会サービスの実現ですか、社会の実現ということで、そういうことも創設するという内容が入っているわけです。
だから、本当に
介護が、今まで2000年からやられてきて、多くの方が、
高齢者が増えるのだけれども、安心して
介護が受けられない、そういう声が常にずっとあって、そして、保険料もどんどん、ほとんど上がっているときのが多いと思うのですけれども、そういうことで、だから、ちゃんと分析を区がしてもらわないと、事業計画をこれから考えるといっても、分析がなくて、事業計画なんて考えられないというふうに思うので、今後というよりも、やはりこれもう1回分析をきちっとしたのを出していただきたいなと私は思うのですけれども、いかがでしょうか。
◎
介護保険課長 これまでの実績を計画値と合わせて、どのぐらい乖離したかなというところの、これは分析でございます。実際、この差が出てくるのが、やはり
介護保険制度自体の2割負担とか、想定していなかったものについての乖離というところが相当ございます。
今後におきましては、これまでの経緯と分析を踏まえて、今後どういうふうな
高齢者の方が増えていくのか、給付費はどのぐらい増えていくのかというところも、
介護保険制度の内容によって、相当変わります。特に、報酬改定で、どこまでサービス種別ごとに、削減なのか、プラスなのか含めて、そういうところをしっかり見極めながら、今後、特に
介護保険料の決定と施設整備につきましては、どのぐらいの方が需要が見込めるのかと、施設をつくりますと、当然、
介護保険料が上がってしまいます。そういうところは、十分踏まえながら、今後しっかり公聴会、パブコメ等々で皆さんにお話をしますが、それについてもしっかり説明をしながら、説明をしていきたいというふうに思ってございます。
◎福祉部長 計画の策定のスケジュールの中にも、9月の8日に、
介護保険・障がい者の専門部会で計画の中間報告をさせていただきますという記載もしておりますので、そちらも踏まえまして、浅子
委員おっしゃるとおり、分析をしっかりしてまいりたいというふうに思っております。
◆
浅子けい子 委員 是非、ちょっと私たちに数字だけを見せて、増減を知らせるだけして、私たちがどうしてなのだろうと、やっぱり一から考えるというのではなくて、行政がもっとつかんでいるはずだから、きちっとそこまで分析をしたものを出していただきたいと。でなくては、分析報告とは言えないというふうに、何か私は思うのです。これから重要な内容ですから、是非この
介護保険・障がい者福祉専門部会、計画内容の中間報告がもう既に出されようとしていますけれども、その事前にきちっと、その分析なんかをわかる限りで、区の分析ということで、出していただきたいというふうに思います。
それから、あと、先ほど西の原
委員のほうから、居宅サービスの利用者数の推移では、
マイナスはやはり第6期の改定によってだと。それからあと施設サービスも要
介護1・2が減ったのは、やはり今度の第6期の計画の結果だというふうなことが出ました。更に、第6期の改定という点では、施設入所の補足給付が所得によって、低所得者対策として行われてきたのですけれども、2度にわたって、負担増が実施されたということで、私たち問題にしてきましたし、あと、利用料が所得によって2割負担になった、そのことも大きな改定だったというふうに思っているのです。そのことがどのように給付に影響しているのか、それこそ本当は分析になるのでしょうけれども、もしわかれば、この補足給付の負担増によって、どのぐらいの方がどんな状況になったのか、わかれば教えていただきたいのと、あと利用料が2割負担になった方が、何人実際にいるのか、それも人数がわかれば、ここには出ていないので、教えていただきたいというふうに思います。
◎
介護保険課長 まず補足給付でございます。平成27年8月に改正がございまして、これにつきましては、これまで世帯分離していれば、別々に見ていたのですが、これはもう一緒に見るというところと、預貯金が1人1,000万円、2人で2,000万円という大きな改正がございました。これにつきましては、影響する人数なのですが、単純に、これまで改正の月の前の月と後の月で比べました。ところが、1,800名ぐらいの方が、この改正によるものだけではないのですが、単純計算で1,800名の方が少なくなっているという状況でございます。
もう一つ、平成28年8月の改正、これにつきましては、非課税年金を収入に算定するということで、これにつきましては、人数は変わることはございません。非課税の世帯なものですから。段階が、第2段階から、第3段階に上がりまして、やっぱり居住者・食費の金額は増えてしまうのですが、大体1,500人の方が影響を受けているというふうに分析してございます。実際に給付費がどのぐらいになったかというところは、一人ひとりは本当に追いかけないとわからないものですから、これについては、なかなか分析が難しいということになってございます。
それと、2割負担なのですが、大体、足立区の方、3万3,000人ぐらい認定者がいるのですが、大体1割で3,000人ちょっとぐらいの方が2割負担になっているという状況でございます。
◆
浅子けい子 委員 そういうことで、給付の分析の報告ですけれども、では一体、給付費はどんなふうになっているのかということなのですが、給付費全体は、当初では7.5%の伸びというふうに見込んでいたというお話を聞きまして、平成27年度は、それが4.5%だったという話は、以前に
委員会か何かで伺ったのです。では、平成28年度は、どんなふうに、まだ中途で、出ていないかもしれないけれども、どんなふうで、更に最後の平成29年度は、どんな数字が予測されるのでしょうか。
◎
介護保険課長 平成27年から28年につきましては、
総合事業が始まったというところがございまして、
総合事業を入れると、約3.7%ぐらいの減になってございます。平成28年から29年度の増加率につきましては、ほとんどそんなに変わらない状況で推移するのかなというふうに思ってございます。
◆
浅子けい子 委員 共産党は、当初、給付を多く見積もっているのではないかという指摘をして、保険料の値上げもするなという話もしていたのですが、これを見ると、今の報告を聞くと、やはりちょっと多く見積もっていた、いろいろな状況があるでしょうけれども、そういうことが言えるのかなというふうに思うのです。
国では、
高齢者を社会で支えるという立場でつくられてきたものですけれども、この間は、骨太方針なんかで、福祉の面で、厚生の面というよりも、やっぱり財政の面から
介護を見ていくような、何かそんなふうになっているのではないかなというふうに思います。第7期に向けて、住民の立場に立って、この足立区、是非しっかり分析をして、サービスを安心して受けることができるようにしていただきたいというふうに思っているのですけれども、いかがでしょうか。
◎
介護保険課長 私も、保険料、本当に1円でも上げたくはございません。ただ、給付費の伸びというところでは、
介護保険制度を維持するためには、ある程度やむを得ないというところで、ただし、分析をしっかりします。ただ、6期の分析におきましては、
介護報酬改定が相当、種別によってばらつきがあったというところでは、言いわけになるかもしれませんが、その辺についても、今後はしっかり分析、見極めながら、
介護保険料の設定をしていきたいと思ってございます。
◆
浅子けい子 委員 次、7ページの(仮称)足立区地域包括ケアシステムビジョンの策定についてなのですが、先ほどもお話があったように、
高齢者が可能な限り住み慣れた地域で尊厳を保持しながら、自立した日常生活を営むことができるように、そういうために今、構築をしていきたいというお話で、自助、共助、公助というようなお話もありましたけれども、とりわけ、この間のいろいろな施策なんかを見て、やっぱり自助が強調されて、そして次に、共助で、次に公助みたいな感じを私なんかは受けるのですけれども、この地域包括ケアシステムでは、「我が事・丸ごと」とかというような言葉も言われていますけれども、そういう中で、足立区ではどのように考えているのでしょうか。
◎
高齢福祉課長 地域包括ケアシステム計画担当課長を兼務しておりますので、私から答弁させていただきます。
今、浅子
委員おっしゃったとおり、この地域包括ケアシステムのビジョンの中でも、自助・共助・公助という考えはお示ししていくことになろうかと思います。どれが一番筆頭にあって、どれが下位でということではなくて、それは全てその三つがバランスよく整えられているというところが大切なポイントかと思っておりますので、その中でもちろん、健康づくり等々のところでは、区民の方ご自身に頑張っていただかなければいけない部分はどうしても出てきますので、その部分では自助のお願いをするところもございますが、そういった自助を高めていくための下支えで公助とか共助、その辺もしっかりと一緒に取り組んでいくというようなものにしたいなというふうには考えております。
◆
浅子けい子 委員 是非、公助があってこそ自助や共助もしっかりできるというふうに思っているのです。是非、そこら辺、しっかりお願いしたいというふうに思います。地域からは、やはり構築をするために課題として、足立区なんかの特色、例えば、都営住宅が非常に多いとか、
高齢者が多いとか、やっぱりそういうものをしっかりと把握して、つくって欲しいという声があるのです。そこら辺はいかがでしょうか。それから、あと、このビジョンは、いつ頃までという想定でビジョンをつくっていくのでしょうか。
◎
高齢福祉課長 まず後半のご質問ですが、このビジョン自体は、念頭に置いているのは2025年、平成37年でございます。団塊の世代の方が、この年で全て後期
高齢者に入るという年になりますので、いったんここを目途にというふうに考えております。
前段の地域の特色の話なのですが、もちろん地域ごとの特色というのは、考えていかなければならない部分ではあるとは思うのですけれども、このビジョンにおいては、足立区総体として、どう取り組んでいくのかというような視点でまとめることに恐らくなろうかと思います。ただ、今後、正直まだ、この議論始まっていませんので、推進会議等の中で、どのような意見が出るかは、ちょっと今後わからないのですが、今、我々事務局のレベルでは、足立区総体のところのビジョンになるのかなというふうに思っているところでございます。
◆
浅子けい子 委員 わかりました。そして、あと、最後に、一つなのですが、第7期
介護保険事業計画、これ1ページ、これの策定のスケジュールで、公聴会が5日間やられて、合わせると定員が319人しか聴くことができない、聴くというか、意見を交換したりすることができないような公聴会になっているのです。やはりこれから大事な問題を皆さんに説明したり、意見を交換したり、聞いたり、要望を出してもらったりするので、やはりこれでは少な過ぎるのではないかと。最初からもう319人よと限ってしまうのは、ちょっと私は、問題かなというふうにおもっているのです。ですから、もっといろいろな場所、設定をしていただきたいと。いろいろな場所的には困難もあるかもしれませんけれども、設定をしていただきたいのと、以前もやっていましたように、町会とかあといろいろな団体、障がい者団体とか、
高齢者団体とか、そういうところが是非うちへ説明に来てくださいと言ったときには、是非それをやっていただきたいというふうに思っているのですが、いかがでしょうか。
◎
介護保険課長 公聴会におきましては、会場がとれなかったという部分もございますが、1圏域に1施設というところで、今回、5カ所やらせていただきます。それと、町会・自治会、町自連のほうにも、お話をしまして、町会のほうの方を希望があれば、うちのほうから出向いてお話をするということで、その他の団体のほうからお話があれば、是非、私のほうが行きまして、説明をさせていただきたいと思ってございます。
◆
岡安たかし 委員 私のほうからも、何点か質問させていただきたいと思うのですけれども、先ほど来の質疑を聞いていますと、何かあたかも分析がなされていないかのような、
介護保険事業計画に関して、そういうようにも聞えてしまうのですけれども、6期においても、しっかり分析をしたと私は認識しているのですけれども、いかがですか。
◎
介護保険課長 その時点で、いろいろな情報、国の制度の改正とか、そういうものを踏まえて、しっかり分析したということでは、間違いないというふうに思ってございます。
◆
岡安たかし 委員 7期に向かっていくに当たっての分析、この報告書の書き方にもよるのでしょうけれども、どこまでしっかり分析したのか、していないのか、ちょっとごめんなさい的な発言もあって、何かあたかも、まだ全然やっていなくて、これからですよと。それならそれで、いや、これからしっかりやるのだということであればいいのですけれども、その分析の仕方、コンサルが入るのか入らないのかわかりませんが、また専門職の方が入った会議体をこうやってもって、こうやるんだというのをしっかりとこういう場でも説明していただかないと、私ども聞いた話を同じような質問があれば、区民にそのまま伝えるわけですから、足立区大丈夫なのでしょうかという話になりかねませんので、この辺はしっかり説明してもらいたいと思うのですけれども、分析に関しては、先ほど増えたとか減ったしか書いていないということですが、その原因、そういったところに関しても、やっていただけると思いますけれども、その更にそれだけの分析力があるそういう会議体や構成人員でやるということでいいのですよね。
◎
介護保険課長 今後、地域保健福祉推進協議会本体と
介護保険・障がい福祉専門部会の
委員の方に、今回の分析自体がちょっとわかりにくいというところがございますので、それについては、しっかり分析を踏まえて、そこの場でしっかり議論をさせていただきたいと思っております。それと先ほど公聴会、町会等では、皆さんの意見をやっぱりしっかり踏まえた形で、それを踏まえて、推進協議会のほうに諮って、最終的に決めていきたいと思ってございます。
◆
岡安たかし 委員 第6期
介護保険給付分析報告書の59、60ページで、6期の計画時の見込み量と実績値の比較とあるのですが、この一番右の欄のパーセント、これが、どれだけの数値だと、ほぼ合格点なのかどうかというのは、私わからないのですけれども、例えば、60ぺージで、通所
介護が166%、増えている、上回っている、66%が上回っているか、まあ、こういったところも、やっぱりしっかり原因を、国の動向、法整備の変更によって、法律の変更によって変わる部分、そういった補正率をどう考えるのかとか、そういうのもしっかり分析しなければいけないのかなと、反映しなければいけないのかなとは思いますけれども、7期、8期と、これから続く中で、本当に
高齢者福祉という、これから、先ほど来のずっと議論にあるとおり、人数は増える一方ですし、財源にも大きく関わっていく話です。社会保障というところは、これから国のほうも、本当にしっかり議論していかなければいけない柱の相変わらず、その柱の中心軸にあるんだと思うのですけれども、これ、コンサルは入るのですか。
◎
介護保険課長 入ってございます。
◆
岡安たかし 委員 そのコンサルの分析というものの評価は、区はどのように捉えているのでしょうか。
◎
介護保険課長 コンサルを決めるに当たりまして、プロポーザルでしっかり
委員の方だったり、審査していただいたのですが、なかなか実際の事務能力というか、その辺の分析というところは、なかなか見るのが難しいというところで、今、押し問答というか、そういうところを一生懸命やっていまして、本当にしっかりやってもらえる形で、会社の上層部にもお話しながら、今やっております。最終的には、区のほうが、責任を持って出す数字というところを理解してございますので、しっかりやっていきたいと思ってございます。
◆
岡安たかし 委員 本当に、この
介護保険事業計画に沿ってやっていくわけですから、また何かがあれば、その
介護保険事業計画の中で、このようにうたっていますとか、それとずれてしまうのでできませんとか、それがもとになるわけですから、やっぱりしっかり分析した、本当に精度のいい事業計画して欲しいと思いますし、公聴会に関しても、先ほどの場所がとれないというのもどうかなと思うのですけれども、そんなの幾らでも工夫でできると思うのですが、一般区民の人に、広く意見を1,000人に聞けばいいのか、1万人なのか、10万人なのかと、これも難しい話で、聞けば聞くほどいろいろな意見が出て、やっぱり専門性のある人たちとか、あと、やはり団体の方たちには、こちらからしっかり呼び掛けて、意見を聞かせてくださいというほうのが大事だと思うのです。団体の方たちは、やっぱりそれなりに仕事を持って、専門性のある方たちがやっていますので、そこでの意見というのは、アドバイスあるいはいろいろな、中には苦言もあるでしょう、そういったものは、かなり貴重なものがあると思うのですけれども、いかがですか。
◎
介護保険課長 今の岡安
委員のご指摘とアドバイス受けながら、実際に積極的にこちらからお話しまして、本当にいろいろなご意見をいただきながら、本当にしっかりした
介護保険制度、第7期の
介護保険計画になるように、しっかりやっていきたいと思っております。
◆
岡安たかし 委員 私は、一般の区民の方に、広げれば広げるほどいいとは思っていないのです。さっきの話のとおり。もういろいろな意見が出れば出るほど余計、混乱してしまいますし、私どもああいうふうに言ったのにどうなっているのですかという話になりかねないですから、ある程度絞るのはいたし方ないと思いますし、むしろ、やっぱり一般というよりも、くどいようですけれども、専門性のある人の意見をしっかり聞いていく、また現地で、しっかり
介護に携わっている方の意見、また医療に携わっている方の意見、聞いてみるのは大事だと思いますのでよろしくお願いしたいと思います。
それと、地域包括ケアシステム、7ページですけれども、これは、平成37年度目途とはいえ、全国の自治体の中では、もう既に、こういうビジョンを出しているところもあるとは思うのですけれども、できる限り早くというところで、足立区は決して遅くはないのかなとは思うのですが、これもやっぱりどれだけしっかりしたものが出せるかというのは大事だと思うのですけれども、これビジョンというのは、ごめんなさい、基本的なところなのですが、構想みたいなものと捉えてよろしいのでしょうか。
◎
高齢福祉課長 ビジョン、確かに、言葉がぼやっとしているもので、わかりづらい部分があると思うのですが、基本的にこういう方向に進みましょうという考え方のようなものになるのかなというふうにイメージをしております。なので、議論、先ほど申したように、まだ議論が始まっていないので、もしかしたら、形が徐々に変わってくるかもしれないのですが、最初の素案では、恐らくそういう考え方はこんな形でいかがでしょうかというところのご提案になるのかなというふうには思っています。
◆
岡安たかし 委員 そうでしょうね。恐らく基本構想、基本計画のようなこのビジョンができた後に実効性のある事業計画的なものもつくっていくのかなと思うのですけれども、それでよろしいのですか。
◎
高齢福祉課長 実行計画というところになると、それがまさしく今、我々取り組んでつくろうとしている
高齢者の保健福祉計画であったり、
介護保険事業計画というところになってくるのかなというふうに考えています。
◆
岡安たかし 委員 そのもとになる、大もとになるものに位置付けられていくのかもしれないですね。ただ、やっぱりここも、さっきから言っているその分析、どういう分析をして、それを盛り込んでいくのかというので変わっていくと思うのですが、これもコンサルに、言い方悪いのですけれども、任せてしまうのですか。
◎
高齢福祉課長 コンサルティングは入っておりますが、決して任せるということではなくて、案をもらいながら、最終的には我々のほうで考えて、素案をつくっていくような感じになるというふうに考えています。
◆
岡安たかし 委員 誤解を恐れず言いますと、やっぱりコンサルはもちろん大事です。しっかりとした分析をしてくれる、そういうところもあるでしょうし、ただ、やっぱり職員の方が、より勉強して、しっかり専門性を持って、コンサルの言っているものにも、いや違うのではないかと、しっかり反論できるぐらいではなければいけないのではないかなと私は思っているのです。やっぱりコンサルが言うのだから正しいのでしょうということではないのではないかなと。やっぱりその自治体によって、私が言うのも馬の耳に念仏かもしれませんが、和光市のように、それなりの人がいると、コンサルなんかむしろ跳ね飛ばしてしまうぐらいの議論ができてしまうのですけれども、どうなのでしょう。今、当区においては、
高齢福祉課長を含め、その辺の実力としては、どの程度だと認識していますか。
◎福祉部長 コンサルの方にも大変お世話になっております。その全
国レベルの情報ですとか、こういう取り組みをしている先進的な自治体はあるのかとか、ないのかとかというところに関しては、私どもよりもやはり情報が早いというところもございます。
しかしながら、やはり足立区が何を考えて、どう進めていきたいのかということは、コンサルと一緒に話を進めておりますけれども、やはり手前みそでございますけれども、私たちの思いというのは、こちらのほうが強いかなというふうに思っておりますので、そのコンサルと一緒になりながら、ビジョンを策定していきたいというふうに思っております。
◆
岡安たかし 委員 そうですね、一緒になって、是非巻き込まれて、引き伸ばされて、こちらの意見がもう全然どうなっているのかわからないような形にならないように、リードしていくのは、あくまでも足立区ですので、よろしくお願いしたいと思います。
これ、それぞれの地域ごとのまだ平成37年が最終ですから、いったんこれビジョンとしてつくって、また精度を高めていくのでしょうけれども、それぞれの地域でのどういうものが必要になっていて、またそれを供給できる体制がどうかとか、そういうのもできるだけ升を小さくして調べていく、こういうこともやるのでしょうか。
◎
高齢福祉課長 ご提案いただいたようなものも、大切だとは思ってはいるのですが、今回のこのビジョンの中で、そこまで細かい分析が入るかと言うと、恐らく、今回はちょっと入らないのかなというふうには思っています。ただ、これ議論次第で、どうなるかわからないのですけれども、現状では、そこまでは考えていません。
◆
岡安たかし 委員 最後にします。長くなってしまうので。
ご案内のとおり、ちょっと先行している自治体はそういうことをやっているところが多いのです。それが、最終的には、施設、こういう施設が要るのか、要らないのか、増やしていく必要があるのかないのか、あるいはこういうサービスが今後、必要なのか、必要ではないのか、増やしていくのか、減らしていくのか、そういうところにもかかっていくし、それがまたいわゆるお金の、財源のほうにも関わっていきますので、この辺の分析というのは、いずれかの時点で、是非やっていただきたいと思いますけれども、最後にこれだけ、どうでしょうか。
◎
高齢福祉課長 足立区の一つの特色というか、特徴で、5圏域あるのですけれども、そのある地域だけ突出して特色が違うというような地区があるわけではないというふうに思っています。平均的に、どこも言ってみれば同じような
高齢者の状況なのかなというふうに考えているので、地域ごとに限ったその分析というのは、今回のビジョンでは入らないというふうには考えているのですけれども、岡安
委員、今おっしゃったように、そうはいってもミクロで見ていけば、多少の違いというのは当然あるものもございますので、今後そういったものも検討していきたいというふうに思います。
○
白石正輝 委員長 他に質疑ございますか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○
白石正輝 委員長 質疑なしと認めます。
○
白石正輝 委員長 それでは、報告事項はこの程度にとどめて、その他に入ります。
何かその他でございますか。
○
白石正輝 委員長 それでは、続きまして、所管事務の調査についてを議題といたします。
糖尿病対策に関する調査についてを議題といたします。
執行機関、何か。
◎
こころとからだの
健康づくり課長 特にございません。
○
白石正輝 委員長 では、この件について、何か質疑ございますか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○
白石正輝 委員長 質疑なしと認めます。
それでは、次に、平成29年度地方都市行政調査についてを議題といたします。
本件につきましては、別紙のとおり希望する調査事項並びに調査都市についての提案がありました。最終的な決定につきましては、受入れ先の都市の都合等もありますから、正副
委員長にご一任いただきたいと思いますが、ご了承願います。
次に、公社等の決算に関する調査についてを議題とします。
本件につきましては、社会福祉法人足立区社会福祉協議会の役員の出席をお願いしておりますので、厚生
委員協議会を開会し、調査をいたしたいと思います。
つきましては、これより同協議会を開会したいと思います。
ご異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○
白石正輝 委員長 ご異議ないと認め、協議会を開会することに決定いたしました。
以下の審査に直接担当でない
執行機関の退席を求めます。
[
執行機関一部退席]
これより
厚生委員会を暫時休憩いたします。
午後3時02分休憩
午後3時23分再開
○
白石正輝 委員長 引き続き
厚生委員会を再開いたします。
ただいまの協議会を踏まえて、何かご意見等はございませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○
白石正輝 委員長 意見なしと認めます。
以上で本日の案件は全部終了いたしました。
本日各
委員から提案されました意見、要望等につきましては、ご検討され、今後の事業等に反映していただきたいと思います。
これをもちまして、
厚生委員会を閉会いたします。
午後3時24分閉会...