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平成29年 3月15日文教委員会-03月15日-01号
平成29年 3月15日建設委員会-03月15日-01号

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  1. 足立区議会 2017-03-15
    平成29年 3月15日建設委員会-03月15日-01号


    取得元: 足立区議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-16
    平成29年 3月15日建設委員会-03月15日-01号平成29年 3月15日建設委員会       午前9時59分開会 ○前野和男 委員長  お揃いですので、ただいまより建設委員会を開会いたします。 ○前野和男 委員長  最初に記録署名員2名を私からご指名を申し上げます。渕上委員米山委員、よろしくお願いいたします。 ○前野和男 委員長  3、議案の審査について行います。  (1)第29号議案 足立区営住宅条例の一部を改正する条例を単独議題といたします。  合わせて、報告事項(13)児童養護施設等退所者の区営住宅への一時入居についてが本議案と関連しておりますので、合わせて執行機関より説明を求めます。 ◎建築室長 第29号議案の件名は記載のとおりです。  改正点は2点です。  1点目は、配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護に関する法律が改正され、生活の本拠を共にする交際相手も保護対象に追加されため、区営住宅応募対象範囲に加えるものです。  2点目は、子どもの貧困対策の一環として、区内の児童養護施設等の退所者が一定期間入居できるよう規定を整備するものです。  建設委員会報告資料30ページをお開きください。  児童養護施設等退所者の区営住宅への一時入居についてです。
     事業の趣旨、居住可能期間、居住条件、協定概要、対象区営住宅は記載のとおりです。  ご承認いただけたならば、社会福祉法人と区による協定の適用を進めるなど、順次手続を進めてまいります。  ご審議のほどよろしくお願いいたします。 ○前野和男 委員長  それでは、質疑に入ります。  何か質疑ありませんか。 ◆渕上隆 委員  児童養護施設の退所者の入居の件なんですけれども、いつも18歳までということで、その後、生活に困るということで、そういう意味では、支援するというのは、非常に大切なことでいいと思うんですけれども、これは他の自治体とか、そういう例とかというのはあるのでしょうか。その辺いかがですか。 ◎住宅課長 公営住宅を活用しての今回の仕組みづくりについては、23区初と伺っております。 ◆渕上隆 委員  それと、18歳までは高校に行っていて、その後、多分就職ということだと思うんですけれども、今は就職というか、就職状況はいいと思うんですけれども、就職についてのその支援とか、また就職できなかった場合とか、その辺の対策とか考えているのでしょうか。その辺はいかがですか。 ◎住宅課長 就職の支援につきましても、関係部署と連携をしながら進めてまいりたいと考えております。 ◆はたの昭彦 委員  まず初めに、私も児童養護施等の退所者についてなんですが、住戸については2戸という戸数なんですけれども、今年度というか、その児童養護施設を退所する対象の方が2名ということで、この戸数になったのでしょうか。 ◎住宅課長 社会福祉法人のほうといろいろ打合わせをさせていただく中で、今回の募集戸数については、初めてということもありますので、2戸という形で、今回進める考えでございます。 ◆はたの昭彦 委員  それと、このどちらの児童養護施設についても、あとDVのほうについても、1DKの単身タイプということで、現在は中央本町四丁目のアパートのみが1DKしかないから、こういうふうになっていると思うんですけれども、今後、区営住宅建て替えに伴って、こういう形のタイプの住戸ができてきた場合については、そういったところについても、こういった対象を拡大していく予定はあるのでしょうか。 ◎住宅課長 今後の取り組みにつきましては、まずは児童養護施設退所者の支援という形で取り組みを進めていく予定でございます。 ◎建築室長 次期集約として、新田地域、これから検討するわけですが、単身者用については、いろいろ構想を練る中で、整理していきたいというふうに考えております。 ◆米山やすし 委員  このDV法の28条の2が抜けているというのは、私が昨年、決算特別委員会で指摘させていただいた次第であります。婚姻とは、婚姻の意思、それから共同生活、それから届出と、この3要素がいわゆる婚姻なのでありますけれども、現在、国等の法令においても、届出が抜けている、つまり、婚姻の意思と共同生活がある、つまり事実婚、これも、そういう相手方からの暴力も保護しようと、さらに今回、28条の2ができた理由というのは、婚姻の意思がなく、最後の共同生活だけをしている、共同生活をしていた、若しくは共同生活をかつてしていた相手からの暴力についても保護しようということで、この足立区の区営住宅条例においては、このDV法28条の2が抜けているなというのを指摘させていただいたところであります。  ちなみに、23区を調べると、江東区も抜けているし、北区も抜けていたし、江戸川区も抜けているので、これ、何か課長会みたいなものがあったら、おたくも抜けているよみたいな話をして、このDV被害者公営住宅における利用を促進していってもらいたいと思うんですが、その点いかがですか。 ◎住宅課長 23区住宅課長会ありますので、その中で提案していきたいとは考えております。 ◆米山やすし 委員  それで、このDV被害者、いわゆるそのDV被害者による区営住宅というのは、事実上、そういった申込みが、差し支えない範囲って変だけれども、どれぐらいあるものですか。 ◎住宅課長 このDVに関して、住宅課のほうに問合わせ等は今ない状況でございます。 ◆米山やすし 委員  恐らくないと思うんですよ。それで、事実としては、DV被害者というのは、夫婦間若しくは家庭内での暴力、内閣府の調査によると、1割とか2割が被害になっているというデータもあるのに、しかも、そこの区営住宅にたどり着いていないということは、区における、きょう多分来ていないと思いますけれども、男女共同参画プラザというのですか、ああいったところでしっかりと、そういう相談が住宅課のほうに、この連携がとれていないから、来ていないんじゃないかなと思います。そういった、せっかくこういった改正を、区営住宅条例改正を行ったという趣旨をしっかりと、その男女共同参画、今、課が変わって、その所管をしているところにしっかりと連携してもらいたいと思うんですが、その辺はどうですか。 ◎住宅課長 庁内で連携をとって、しっかり取り組んでいきたいと思っております。 ◆米山やすし 委員  子ども貧困についてもう一つ、社会養護施設の出身者を入れるということで、中央本町のそこのアパートを予定していると思うんですが、これについても、昨年指摘したところでありまして、大体推定で3,000万ぐらいかけた部屋が120戸あって、当時、僕が質問したときでは、71部屋あいていると、大変もったいないのではないかと。71部屋、大変もったいないと。それで、現状では、活用の目途と言いますか、こういったことも含めて、現時点での空き部屋とか、いや、埋まりそうですとか、新田からの戻り入居がこれぐらい予定されていますとか、その辺の状況を教えてください。 ◎住宅更新担当課長 現在、新田の居住者の方々に、お声掛けをしておりまして、今のところ十数世帯移転の要望がございます。  また、5月に、公募を予定しております。また、その数等については、その時期になりましたら、お知らせしたいと思います。 ◆米山やすし 委員  いずれにせよ71部屋引く15で、まだ何ですか、50ぐらい、例えば、現時点では多分、五十数部屋空いているし、入る見込みもないという、まだもったいないという状況は続いているということであります。  今般、こういった社会的弱者における区営住宅の利用というのは、更に踏み出したわけでありますけれども、私が申し上げたいのは、今、公営住宅法がどんどん変わって、自治体の裁量によって、政策目的に使えるようになったわけですから、貧困も大事でありますけれども、あきる野市のように、新婚世帯にも、公営住宅を貸出すというふうに、あきる野市の市営住宅を改正してという例もあります。大阪市もやっております。そういった少し前向きと言ったらあれですけれども、何かそういった子育て、期限をつけた子育て世帯への貸出しとか、そういった政策目的に、今後、区営住宅を変えていくということは、考えていませんか。 ◎副区長 ただいまご提案いただきまして、非常にいいお話かなと思います。どういうものに使えるのか、あるいはどういう行政需要があるのかというのを少し精査して、どういうものに区営住宅あるいは事業用住宅として、そういう定期借家のような形で貸出すことについて、少し検討してみたいと思います。 ◎建築室長 中央本町の空き住戸でございますけれども、まず新田の皆様、50世帯にご意向を伺っております。意思が確認できたのが、十数世帯でありまして、これからまだ埋まる可能性もあるということで、順次空き室がなくなるように、対応していきたいと思っております。 ○前野和男 委員長  他に。       [「なし」と呼ぶ者あり] ○前野和男 委員長  質疑ないと認めます。  各会派の意見をお願いします。 ◆古性重則 委員  可決で。 ◆渕上隆 委員  可決です。 ◆はたの昭彦 委員  先ほど、質疑の中でも23区で初めてということの取り組みで、本当にもっと進めていって欲しいというふうに思います。まだまだ対象戸数ということでは、十分ではないかもしれませんけれども、今後、更に拡充をしていって欲しいという願いを込めて賛成です。 ◆米山やすし 委員  可決すべき。 ◆松丸まこと 委員  可決でお願いいたします。 ○前野和男 委員長  これより採決いたします。  本案は、原案のとおり可決すべきものとすることにご異議ありませんか。       [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○前野和男 委員長  ご異議ないと認め、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  続いて、(2)第30号議案 足立区河川流水占用料等徴収条例の一部を改正する条例を単独議題といたします。  執行機関より説明を求めます。 ◎道路整備室長 5ページをご覧ください。  第30号議案 足立区河川流水占用料等徴収条例の一部を改正する条例でございます。  足立区河川流水占用料等徴収条例の占用料は、東京都河川流水占用料等徴収条例に準拠しております。この度、東京都河川流水占用料等徴収条例額の改正がありましたので、足立区河川流水占用料等徴収条例を改正するものでございます。  なお、この条例の対象になっている河川は、花畑川で、金額は6ページの新旧対照表に示しておりますが、約2%の増額になります。  ご審議のほどよろしくお願いいたします。 ○前野和男 委員長  何か質疑はありませんか。 ◆はたの昭彦 委員  ちょっと確認なんですが、今回の値上げで、足立区のこの増収というのはどれぐらいになるのでしょうか。 ◎道路管理課長 現在、対象河川が花畑川でございます。花畑川の両側の道路の占用料として、ただいま800万円ほどいただいているところでございまして、それから増額15万円ということでございます。 ◆はたの昭彦 委員  それで、その有料占用物件ということで、第2種、第4種と書いてあって、ガス管、電気ケーブル通信ケーブルとかというふうにあるんですが、これを見ると、いわゆる東京ガスとか、東京電力とか、NTTという大企業が対象となっているふうに思うんですが、区内企業で影響を受けるところはあるのでしょうか。 ◎道路管理課長 今のところございません。 ○前野和男 委員長  他に質疑ないと認めます。  各会派の意見をお願いします。 ◆古性重則 委員  可決で。 ◆渕上隆 委員  可決でお願いします。 ◆はたの昭彦 委員  可決です。 ◆米山やすし 委員  可決です。 ◆松丸まこと 委員  可決でお願いいたします。 ○前野和男 委員長  これより採決いたします。  本案は、原案のとおり可決すべきものとすることにご異議ありませんか。       [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○前野和男 委員長  ご異議ないと認め、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  続いて、(3)第31号議案 足立区住宅・建築物耐震助成条例の一部を改正する条例を単独議題といたします。  執行機関より説明を求めます。 ◎建築室長 第31号議案の件名は記載のとおりです。  国と都は、耐震化助成制度において、建物除却項目の追加や、主に消防、病院、警察をつなぐ一般緊急輸送道路沿道建築物に関わる建て替えの助成を拡充しました。当区も国、都と整合を図るため、規定を整備するものです。  改正概要は、一般緊急輸送道路沿道建築物建て替え工事の用語の追加、助成対象工具の追加及び除却工事の助成要件の緩和です。  新旧対照表は9ページから12ページです。  条例案のご承認をいただきましたら、速やかに関連法規則等を改正し、4月1日から実施してまいりたいと考えております。  ご審議のほどよろしくお願いいたします。 ○前野和男 委員長  質疑はありませんか。 ◆はたの昭彦 委員  別紙の1のこの図の中で、ちょっとわからないところがあるんですが、この22と⑦というところ、道路があるんですが、何か大きな道路からぴょこっと飛び出ているんですが、ここが、この緊急輸送道路に指定をされたというか、決定をしたという理由というのはどういうことなのでしょうか。 ◎建築安全課長 こうした⑦とか22のちょっとこの短い道路ですけれども、主に消防署や警察、あるいは大きな病院などへ接続している道路が指定されております。 ◆はたの昭彦 委員  それで、今回、助成の対象が拡大をされたということなんですが、まだ最初に助成がされた特定緊急輸送道路沿道でも、まだ耐震化が済んでいない建物があると思うんですが、そこについては、今現在、何棟ぐらい残されていて、あと今回の道路の一般緊急輸送道路が指定されたことによって、耐震化の対象建物というのは、どれぐらい増えるのでしょうか。 ◎建築安全課長 特定緊急輸送道路沿道建築物ですけれども、もともと対象件数が56件ございまして、このうち対応済み物件が23件、それから耐震性がない物件等で指導中の物件が約33件ということになっております。  また、一般緊急輸送道路沿道建築物につきましては、現在88棟ありますので、88棟が新たに加わるといったことになります。 ◎建築室長 補足させていただきます。  61件対象なんですけれども、耐震診断率が93%、それから、改修率がまだ5割弱という状況です。 ◆はたの昭彦 委員  それで、今回、その耐震化を進める、早期に進めていくということで、こういう助成が拡大をされたと思うんですけれども、区として、どのくらいを目途に耐震化を終わらせていこうというか、100%完了していこうという目標を持ってやっていると思うんですが、それについてはどうなのでしょうか。 ◎建築安全課長 特に明確な何年までにというのはありませんが、平成32年の住宅の耐震化率95%を目標にしておりますので、ここを一つの目安にしていきたいというふうに考えております。 ◎建築室長 住宅のほうについては95%、平成32年度、この特定建物につきましては、100%を目指すよう頑張っていきたいと思っています。 ○前野和男 委員長  他に質疑ないと認めます。  各会派の意見をお願いします。 ◆古性重則 委員  可決で。 ◆渕上隆 委員  可決でお願いします。 ◆はたの昭彦 委員  可決です。 ◆米山やすし 委員  可決です。 ◆松丸まこと 委員  可決でお願いいたします。 ○前野和男 委員長  これより採決いたします。  本案は、原案のとおり可決すべきものとすることにご異議ありませんか。       [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○前野和男 委員長  ご異議ないと認め、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  続いて、(4)第32号議案 特別区道路線の認定について、(5)第33号議案 特別区道路線の認定について、(6)第34号議案 区管理通路路線の廃止について、以上3議案を一括議題といたします。  執行機関より説明を求めます。 ◎道路整備室長 13ページをご覧ください。  第32号議案 特別区道路線の認定についてでございます。  この路線は、江北四丁目地内における都営住宅江北四丁目アパート建て替え事業に伴い東京都が新設する道路で、今回、特別区道路線の認定要件が成立したので、特別区道路線として、認定するものでございます。  幅員、延長、面積は記載のとおりです。
     次に、14ページをご覧ください。  第33号議案 特別区道路線の認定についてでございます。  この路線は、島根四丁目地内において、都市計画法に基づく開発行為により拡幅された道路で、今回の拡幅により特別区道路線の認定要件が成立したので、特別区道路線として認定するものでございます。  幅員、延長、面積は記載のとおりです。  次に、15ページをご覧ください。  第34号議案 区管理通路路線の廃止についてでございます。  この路線は、14ページ、第33号議案と同じ路線でございますが、第33号議案で特別区道路線として認定するため、区管理通路路線を廃止するものでございます。  幅員、延長、面積は記載のとおりです。  ご審議のほどよろしくお願いいたします。 ○前野和男 委員長  質疑に入ります。  何か質疑ありませんか。       [「なし」と呼ぶ者あり] ○前野和男 委員長  質疑なしと認めます。  各会派の意見をお願いします。 ◆古性重則 委員  可決で。 ○前野和男 委員長  全てですね。 ◆古性重則 委員  はい。 ◆渕上隆 委員  全て可決でお願いします。 ◆はたの昭彦 委員  3議案全て可決です。 ◆米山やすし 委員  全て可決で。 ◆松丸まこと 委員  全て可決でお願いいたします。 ○前野和男 委員長  これより採決いたします。  本案は、原案のとおり可決すべきものとすることにご異議ありませんか。       [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○前野和男 委員長  ご異議ないと認め、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  続いて、(7)第35号議案 債権の放棄についてを単独議題といたします。  合わせて報告事項(14)区営住宅使用料滞納処理対策の進捗状況についてが本議案と関連しておりますので、合わせて執行機関より説明を求めます。 ◎建築室長 議案の説明の前に、この度、都営住宅使用料滞納に対する必要な対策を講じるに当たり、高額な滞納を発生させたことにより、区民並びに区議会の皆様にも、信頼関係を著しく損ねたことにつきまして、心よりおわび申し上げます。申しわけございませんでした。  こうした事態になった理由といたしましては、1点目は、福祉的配慮をどこまで行うべきかなど、困難案件に対する判断体制が未整備だったこと。2点目は、滞納対策に対する認識及び知識不足。3点目が、滞納対策に関する要綱などに定める各種手続に時間軸の要素などが欠けていたことが挙げられます。これらを重く受け止め、これから本格実施に向け、取り組んでまいります。  それでは第35議案、債権の放棄についてご説明します。  16ページをお開きください。  相手方が失踪し、居住不明状態が続き、債権を回収することができる見込みがないため、区営住宅使用料103万円余の債権を放棄する案件でございます。  次に、建設委員会資料31ページをお開きください。  滞納対策の現状と今後の対応についてご説明いたします。  2月1日時点で、滞納総額は2,788万円、54件です。表の米印1から米印5の21件について、優先的に順次対策を講じているところです。場合によってはやむなく債権放棄につながってしまう案件です。残り33件につきましては、3月末までに、個別票を作成し、処理方針を定めます。  次は、今後の滞納対策です。  33ページの別紙をご覧ください。  1点目は、弁護士を含む仮称判定委員会を新たに設置し、定期的に開催します。滞納が3カ月以上になってしまった場合、速やかに審議案件として上程し、専門家のご意見、判断に基づき、次の対応を図ってまいります。2点目は、日常管理業務滞納整理業務を区分けし、専門非常勤などの活用を図りながら、事務の進行管理を徹底してまいります。3点目は、弁護士の意見を踏まえた要綱等の見直しを行ってまいります。  最後に、第35号議案の債権放棄の経緯につきましては、32ページ、5の表に記載したとおりでございます。  ご審議のほどよろしくお願いいたします。 ○前野和男 委員長  質疑に入ります。  何か質疑ありませんか。 ◆渕上隆 委員  これ32、33ページを見て、弁護士の対応ということで、中期対応で弁護士が担当して、その滞納者対策を委託と書いてありますけれども、これは大体どれぐらいをイメージしているのでしょう。例えば、6カ月とか、1年では遅いのかわからないですけれども、その辺はいかがですか。 ◎住宅課長 年3回程度予定しているところでございます。 ◎建築室長 年3回予定ですが、必要に応じて適宜開催していきたいというように考えております。 ◆渕上隆 委員  年3回ということは、例えば、4カ月とか、6カ月とか、そんなところですかね。  それで、私もよく滞納とか相談を受けるんですけれども、区営住宅は、今までちょっと経験がなかったかな、大体、都営住宅が多いんですけれども、都営住宅の場合は、6カ月たったら裁判所に行ってしまうのかな。確かね。大体来るのが、裁判所に行ってから相談が来るのが多いので、裁判所に行ったら、もう東京都のほうを離れてしまっているので、都議会議員を通したりと思っても、もう裁判所だからだめですよというふうになってしまうのですけれども、だから本当はそれまでに行くまでが大切かなということで、弁護士は弁護士の対応で、いわゆる法的手続開始って、後期に書いてありますけれども、これはこれできちっと期間を決めてやるということは大切だと思うんですけれども、そこに行くまでですよね。  ここに書いてあるのは、担当課から滞納者への働き掛けで、文書送付、電話、訪問と書いてありますけれども、今までの例で言うと、結構皆さん、一生懸命やっていて、大体滞納がたまってくるのは病気になってしまったとか、失業したとかあるけれども、払わないというよりはそういうのが多いんですけれども、結構皆さん一生懸命やるので、何とか自分で処理をしようと思うので、余り相談しないんです。  ですから、その途中の相談体制で、文書というのは余り見ないのかなということで、やっぱり訪問が大切なのではないかなと思うんですけれども、その辺いかがでしょう。 ◎住宅課長 臨戸訪問をして、生活状況等を確認して、失業しているとか、病気になっているとか、そういう福祉的要因を踏まえながら、きちっと対応していきたいと考えております。 ◆渕上隆 委員  順番から言ったら、最初は文書で次に電話で、それで対応がもうできる方はそれでいいと思うんですけれども、分割にしますよとか、いろいろ減額をどうしようとか、減額の申請とか、そういうのはやっていただければいいと思うんですけれども、なかなかそれがいかない場合は、最終的には訪問という形だと思うんですけれども、これは、住宅課のほうでやるのですか、それとも福祉のほうとの連携とか、その辺はいかがなのでしょうか。 ◎住宅課長 住宅課のほうで行っております。 ◆渕上隆 委員  今、国のほうも生活相談というのを、くらしとしごとの相談センターみたいなものをつくっていますし、いきなり生活保護に行く前にも、いろいろな手だてがあると思いますので、その辺は、しっかり、せっかく区営住宅なので、いろいろな周りにスタッフというか、職員がいっぱいいらっしゃるし、基本的には足立区内ですからそんなに遠くないわけですから、わざわざ遠くまで行くというのではなかなか大変ですけれども、極端な話、大体自転車で通える範囲ではないかなと思うんです。そういう意味では、きめの細かい対応をしていただければと思うんですが、その辺いかがでしょうか。 ◎建築室長 この区営住宅に入る方は、もともと低所得者でございます。相手に寄り添った対応をしていきたいというふうに考えております。 ◆はたの昭彦 委員  私もちょっと33ページの判定委員会のイメージ図というところに、附属機関で判定委員会を新設して、ここで福祉的要因に配慮しつつ使用許可、取消し、法的手続を決定というふうにあるんですが、先ほど渕上委員のほうからもあったんですが、それよりも、その前の1カ月から3カ月の対応がやっぱり重要なんだと思うんです。  例えば、その3カ月経過をして、この附属機関に来た場合に、その福祉的な要因に配慮しつつ判断というのは、どのような形でやっていくイメージなのでしょうか。 ◎住宅課長 督促、催告については、期間をおきながら進めるんですけれども、入居者の状況について、とりあえず3カ月、催告しても応じない場合については、そういう福祉的な要因も含めて判定委員会にかけて、今後の手続について、進めていきたいと考えております。 ◎建築室長 まず3カ月以上滞納というのが、初期状態でございます。この判定委員会の中に、弁護士、民生委員・児童委員、福祉部の皆さんに、我々技術職ですので、その辺をご相談して、今後の対応が悪質なのか、あるいはもう少し福祉的な要因で対応すべきなのか、その辺を判断していただきたいというふうに考えております。 ◆はたの昭彦 委員  1カ月から3カ月の間に、督促状とか電話催告をして、分納に応じるとか、相談が向こうから、相手のほうから相談があれば、判定委員会のほうに行かないと思うんです。その3カ月滞納をして、判定委員会に行ってしまうという、そこの判断で、一般的なイメージを受けると、悪質な滞納者はここに行くのではないかというふうな、僕はイメージを受けたんです。  その中で、病気や失業に配慮した細やかな対応とかというふうな二つの案件に分かれていくのかなという、本来ならば、なかなか先ほど出ましたけれども、一生懸命払おうと努力していて、なかなか相談に結び付かなくて、3カ月たってしまったということを、配慮をしながら進めていくべきだと思うんですけれども、ここに来たからと言って、悪質だと決めつけて、法的措置をとっていくということではいけないと思うんですけれども、その辺についてはどうでしょうか。 ◎副区長 やはり、その辺は、ケース・バイ・ケースに考えていきたいと思います。これ、こういう表になっておりますけれども、3カ月になったら全てこの判定委員会でやってもらうということではなくて、明らかに福祉的施策が必要だという方については、ここへ行かない前に、やっぱり福祉部とか、あるいは民生委員さんとかにご相談をして、どういう対策をとったらいいか、それは柔軟に考えていきたいと思います。 ◆米山やすし 委員  債務者が失踪、居所不明ということでありますけれども、この現代日本において、完全にいなくなる、全く追えないと、戸籍の附票なり何なり、ありとあらゆることをやってもいない、もう探しようがない、例えば、ホームレスになったりしたって、住民票、全く動かしていないとか、その辺、個人情報かもしれないけれども、何かそういう事態になっているというのは、僕が聞きたいのは、手を尽くしたのですかと。その辺はどういう状況なのですか。 ◎住宅課長 住民票をやっぱり動かしていない中で、住所が、居所がわからないのが実情でございます。 ◆米山やすし 委員  これ保証人はもう裁判を経た後だから、その保証人にも請求できないという状況なのですか。そもそも保証人、今回のこの件については、区長が報酬までという話で、大変な重く、こちらも議会も受け止めているわけでありますけれども、その保証人に対する催告とかも今後改める、あるいは保証人を常に把握するための手だてもとるということですか。その辺はいかがですか。 ◎住宅課長 保証人も含めて、今度、債務の関係につきましても、対応できるようにしていきたいと考えております。 ◆松丸まこと 委員  1点だけ。33ページの新規の7番の一番下ですけれども、3年ごとに保証人の確認とあるのですけれども、これは保証人というのは、3年という枠を付けて保証をさせるのでしょうか。 ◎住宅課長 毎年収入報告は出していただいております。その中に、保証人の書く欄もございまして、そこに記載の件もあるんですけれども、改めて、3年ごとに保証人の確認を今後進めていきたいと考えております。 ◎建築室長 補足させていただきます。  今54件、つぶさに見ているわけなんですが、もう既に保証人の方が亡くなっているという状況もございまして、今後は、定期的にその保証人の確認ができればというふうに考えております。 ◆松丸まこと 委員  そうなんですね。その3年たったときに、保証人が今、亡くなられているという場合はありますし、保証人、もう嫌だよという人が出た場合、そうした場合はどうなりますでしょうか。これ最後でいいです。 ◎住宅課長 保証人につきましては、継続して保証人になっていただくように、なっていただく方を見つけていただくように進めていきたいと考えております。 ○前野和男 委員長  他に質疑ないと認めます。  各会派の意見をお願いします。 ◆古性重則 委員  債権の放棄はそれでいいと思うのですが、やっぱり滞納対策が何よりも重要だと思うんです。前もお話をしましたが、民間では、もう入居の段階で、保証会社がほとんど入るケースが多いんです。保証会社は、1カ月でも遅れたらすぐに言ってくださいと、すぐ対応します。3カ月たったら、もう法的処置をとりますということで対応しています。ですから、民間ではほとんど滞納はなくなっていますよね。  そういう対策も含めて、是非、検討してもらいたいということと同時に、区営住宅に入る人は、恵まれた人だと思うんです、そういう意味では。だから、逆にそれは甘えがあるかもしれませんので、そこら辺も含めて、入居の段階でしっかりとした対策を立てることが大事だと思いますから、是非そういう対策でお願いいたします。 ◆渕上隆 委員  可決でお願いします。 ◆はたの昭彦 委員  本当に、幾ら低家賃だと言っても、2カ月、3カ月と家賃が滞納してくると、支払っていくのは本当に困難だということでは、初期の対応が重要だと思います。今、区営住宅都営住宅も含めてですけれども、入居者がやっぱり高齢化が進む中で、やはり年金が年々減らされている、そういった中で、物価も上がったり、社会保険料なんかも増加する中で、やっぱり暮らしが厳しくなっていく現状だと思います。  先ほど副区長のほうから、ケース・バイ・ケースで、区民に寄り添ってというお話がありましたので、その立場で進めていただきたいと思います。  議案については可決、賛成ということで。 ◆米山やすし 委員  今、住宅セーフティネット法案というのが、閣議決定されて、それがやがて成立するのかわからないですけれども、そういったことで、そこでも出ているのですけれども、今、保証人については、全く別の観点から言うと、公営住宅に入る人は、保証人も恐らく最初は契約しても見つけられないという人もいると思うので、そういったときは、居住支援法人による保証とか、いろいろなことを考えて、その取り立てばかり、それも大事だけれども、その辺のバランスも良くとっていただければと思います。  可決でお願いします。 ◆松丸まこと 委員  可決でお願いいたします。 ○前野和男 委員長  これより採決いたします。  本案は、原案のとおり可決すべきものとすることにご異議ありませんか。       [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○前野和男 委員長  ご異議ないと認め、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  以下の審査に直接担当でない執行機関の退席を認めます。       [執行機関一部退席] ○前野和男 委員長  次に、陳情の審査に移ります。  初めに、(1)27受理番号18 住宅マスタープラン改定作業においてシェアハウスなどの空き家利活用施策策定を求める陳情を単独議題といたします。  前回は継続審査であります。  また、報告事項(15)足立区住生活マスタープラン策定の取組みについて、(16)空き家利活用モデル事業に関する調査についてが本陳情と関連しておりますので、合わせて執行機関より説明を求めます。 ◎建築室長 報告資料34ページをお開きください。  足立区住生活マスタープラン策定の取組み状況でございます。  審議会5回、専門部会6回開催し、プランの骨子案がまとまりました。「ともに創り 住み継がれる 魅力ある地域と豊かな住生活 足立」を目指すべき姿としております。今後の予定は、3月27日に答申案を審議していただき、5月に審議会が足立区長へ答申する運びです。その後、区といたしまして、パブリックコメントを行い、9月を目途に住生活マスタープランの策定を目指してまいります。  続いて、36ページをお開きください。  千住エリアで実施した調査について報告いたします。
     37ページの別紙をご覧ください。  今回の調査結果であります。一次調査で把握した680棟のうち、真ん中の図にございます、実際、空き家であったのは、約3分の1の228棟でした。そのうち、利活用可能な空き家は101棟、老朽化のため、除却などを誘導すべきものが127棟でした。  特に、北千住東口の地区における利活用可能な45棟に対し、一歩踏み込んだ調査を行いました。一番下の図でございますけれども、利活用しやすいのは9棟、利活用の意向があり、第三者への情報提供承諾が2件でした。  今回の調査でありますけれども、北千住地域での注目度アップに合わせ、立地条件が良いところでは、建て替えやリフォームが進んでいます。一方で、立地が悪く、不動産市場に乗りにくい家屋が空き家状態であったり、建物所有者の様々なご事情で空き家となっている様子です。なお、千住エリアの一戸建ての住宅の空き家率は約1.8%でした。  引き続き調査によって得られた知見をもとに、平成29年度は空き家利活用モデル事業が展開できるよう検討を進めてまいります。 ○前野和男 委員長  質疑ございませんか。 ◆渕上隆 委員  空き家の利活用ということなんですけれども、今、近郊だけではなくて、日本全体というか、東京も特にそうなんですけれども、今、新築のアパートがどんどん建っていますよね。全国で800万棟ぐらい空き家があるけれども、新築はどんどん建っているということで、相続税対策とかいろいろ言っていますけれども、そうすると、いよいよ空き家がどんどん増えていくのかなみたいな感じだと思います。  ただ、今のそれは、建築側というか、供給側ですよね。今度、需要側の感じで言うと、今、人口減少とは言いますけれども、足立区なんかでもそうですけれども、ひとり暮らしの方も増えたりして、所帯数が今どんどん増えているので、多分借りようとする人は増えていると思うんですけれども。それで、その空き家の中でもどういうところが空き家があるかと言うと、アパートなんかでも、今、不動産屋に聞いたら、新築の新しいところは結構さっと入りますよね、当然ね、駅から近いところとか。それで、案外古くて、ちょっと古いなって、ぼろいと言ったら怒られてしまうけれども、古くてそういうところは、結構需要があるらしいんです。だから、中間層ぐらいが、結構残っているということで。  だから、その辺の供給側もそうですし、需要側についても、あるいはその空き家が今後どういうふうに増えていくかとか、その辺の分析については、どういうふうにされているのでしょうか、いかがでしょうか。 ◎住宅課長 今後の空き家の件数の推移ということでよろしいでしょうか。 ◆渕上隆 委員  空き家の推移というか、多分、今、需要がどういうふうになっているのかなみたいな。で、供給がないのはどういうふうな供給をしていて、需要が、例えば、今、新築のマンションみたいな、ウォーターフロントじゃないけれども、億ションじゃないけれども、ああいうところにみんな入ろうとしているのか。そういう層もいると思うんですけれども、では、どういうところが多くて、どういうところが余っているみたいな、何かその辺の分析はされているのかなみたいな。 ◎建築室長 今、不動産会社といろいろヒアリングをやっている最中でありますけれども、通常、空き家は全戸数の7%ぐらいはいつも空き家があるという状況でございます。千住エリアを見ますと、約2%弱ですので、需要のほうが多いというふうに判断しております。また、今、花畑も123棟調査しておりますけれども、結構、空き家が少なかったという状況でございます。 ◆渕上隆 委員  それで、その空き家が出てきて、利活用ということなんですけれども、調査をして、随分これぐらいの数がありますよというのが出ていますけれども、この空き家は、例えば、どういうふうに活用しようとしているのか、例えば、高齢者用なのとか、あるいはさっきの新婚という話も、新婚でなるべく足立区に来て欲しい子育て世代とか、いろいろ狙いというか活用の仕方があると思うんですけれども、その辺は、今まで、まだ、これから具体的なプランが出てくるのでしょうけれども、今、何かイメージとして計画しているようなものっていうのはあるのでしょうか。それとも、まだ全く手つかずというか、その辺はいかがですか。 ◎住宅課長 来年度に向けて、今、予算をとっているんですけれども、空き家の利活用について、コーディネートという形で、今後プラットフォームづくりで、空き家のどういう活用をするかと、今、既に空き家の活用をしている事業者がいますので、そういった方たちの中のプラットフォームづくりを今後考えていきたいと考えております。 ◎建築室長 今、千住地区をモデルにしているのですが、目的としては、地域のにぎわいの創出、それから地域経済の活性化、あと防犯、防災の強化という視点で考えておりますけれども、実際、建物所有者の意向がどうなのかが一番キーファクターになっております。今後、モデルプランの提案とか、いろいろプラットフォームづくりを進めていきたいというふうに考えております。 ◆渕上隆 委員  供給側というか、持ち主の方の多分意向も当然考えなくてはいけないし、単に住宅だけではなくて、子育て用のサロンみたいなものとか、高齢者のサロンとか、みんなが集える場所というか、そういうことも考えていくことも必要だと思いますけれども、その住宅ということで考えると、今、住宅で困っている人がどういう方かと言うと、やっぱり所得が厳しい人、それで、今、景気は別にそんなに悪くはないんですけれども、実質賃金はそんなに増えなくて、でも、今、社会保障費って今どんどん増えていますから、国民もそうだし、区民もそうですけれども、社会保険料、健康保険もそうだし、年金もそうだし、どんどん上がっていって、手取りがどんどん減っていく。  当然、消費税も上がってきますから、使えるお金が、給料は増えないんですが、使えるお金がどんどん減っていっているということで、結構厳しい方がたくさんいらっしゃって、本当に安い住宅というか、安くて良好な住宅を求める方、そういう意味では、区営住宅とかつくっていけばいいんですけれども、なかなかそうもいかないしということが1点と、それから、今、ひとり暮らしの方とかが増えてきて、なかなかアパートに入りにくいというのですか、保証人がいないとか、あるいはまた、なかなかこういう人だったら、ちょっと大家さんの許可が得られないということで、一般的に言われているのは、ひとり暮らしの高齢者の方とか、それから、母子家庭なんかも結構なかなかアパートに入れないというのを聞きます。  それから、例えば、もう一つは、今、足立区も大学が増えてきましたから、大学生でやっぱり下宿生活をしていくというのは、今、仕送りがだんだん、この10年ぐらいずっと毎年減り続けて、今、学生はアルバイトとか、奨学金なしには暮らせないというのがあるので、やっぱりそういう学生たちの支援もしていくことが大切かなと思うんですけれども、その辺の需要というのですか、こういうところを切り口として、空き家の活用ということを考えていくことも大切かなと思ったんですけれども、その辺はいかがなのでしょうか。 ◎建築室長 今現在、国交省で新たな住宅セーフティネット制度というのを立ち上げようとしております。この制度は、今おっしゃる住宅確保要配慮者に対する支援をどうしようかということが議論されておりまして、我々としましては、その国及び東京都の動向、今、注視して、使えるものは使っていきたいというふうに考えております。 ◎都市建設部長 若干ちょっと私からも補足させていただきたいのですが、いろいろ、あらゆる可能性を探っていく必要があるというふうに思っています。そういった意味で、今の法改正ですとか、プラットフォームづくりの話をしましたけれども、今、私たちが一番大切だと思っていますのは、そこをコーディネートする、いわゆる広くいろいろな人から募集できる人を探すというのが、一番重要で、そこに向けて、今いろいろなところを当たっております。そういった方に、何とかコーディネートしていただいて、今、渕上委員の提案のあった様々ないろいろな可能性を研究していくということを何とか平成29年度につくり上げていきたいと思っております。 ◆渕上隆 委員  あと、今、本当に住宅に困っている方を支援していくというのが、その区の使命というか、大切なことだと思います。  それと、先ほど言いましたけれども、住宅に限らず、やっぱりこれから高齢者が増えていくとか、子育て世代が孤立しているという意味では、子育て用のサロンとか、あるいはその高齢者の集まる場、居場所づくりですね、そういうのも必要でしょうし、それから、もう一つは、今、空き家の数が随分多いので、それだけでは使い切れないという言い方はおかしいですけれども、今度は民泊の法案も通りますし、足立区なんかはその外国人にとっても今ロケーションがいいところだし、スカイツリーも浅草も近いし、日光も近いし、そういう意味では、場所としてはいいところだと思うんです。  そういう意味では、その民泊に活用、直接足立区が民泊をするという意味ではないですけれども、そういうのも視野に入れながら考えていくということも必要かなと思ったんですけれども、その辺についてはいかがでしょう。 ◎建築室長 民泊につきましても、国が今、一生懸命制度をつくろうとしております。足立区で活用できるかどうかも含めて、平成29年度のモデル調査の中で、整理できればというふうに考えております。 ◆鹿浜昭 委員  前回、一次調査のほうで、空き家の数が足立区2,353棟ですか、あったということで、今、千住エリアが調査対象になって、平成28年度進められたかと思うんですけれども、これは全部進めていく予定なのでしょうか。 ◎住宅課長 2,353棟についての信憑性というか、それを千住エリアと花畑エリアで確認したというところで、他のエリアについて、調査する予定は今考えておりません。 ◎都市建設部長 今回、千住と花畑、全くちょっと地理的な条件が違うところの調査になります。そういう意味で、駅に近い、いわゆる千住の非常に便利なところの可能性と、花畑のような地域の可能性と、やっぱりそれをモデルにして、他の地域に広めていくかどうかというのは、今後、この結果を見てどうしていくかということで、考えていきたいと思っております。 ◆鹿浜昭 委員  一次調査は、多分、概観を見ながらあれだったかと思うんですけれども、この二次調査で聞き取り調査も多少されたのかなというふうにも思っておりまして、680棟から、その空き家が228棟で、空き家でなかったというのが452棟で約7割近かったという結果で、大変この数も足立区全体を2,300棟から大分減っていくのかなというふうに、この計算からすると思うんですけれども、やはりちょっとこの一番利活用不可で127棟のその老朽化しているという、そういった意味では、ちょっと安全面でも大変厳しい建物なのかなというふうにも思っております。  その辺で、除却の建て替えとか、除却の推進ということでありますが、本当にこの辺の条例を発令するぐらいの厳しい建屋が何棟ぐらいあったのか、ちょっと内容を教えていただきたいんですけれども。 ◎住宅課長 すみません、老朽危険家屋に該当する棟数でよろしいでしょうか。ちょっと資料のほうが。 ◎建築安全課長 老朽危険家屋に該当する案件については、今現在14棟ぐらいございますが、そのうちの空き家は半分ぐらいです。ただ、今回の調査の詳細については、また確認させていただきたいと思います。 ◎建築室長 平成29年度予算に計上させてもらいました老朽危険家屋、約1,800棟、5年たちましたので、老朽度がどれくらい進んでいるか、再調査します。その中で、この127棟についても、すぐ解体が必要なのか、その辺は分析していきたいというふうに考えております。 ○前野和男 委員長  他に質疑ないと認めます。  各会派の意見をお願いします。 ◆古性重則 委員  やはり今もお話させてもらったし、シェアハウスに対しては、やはり進めていくべきというふうに思っております。是非、まだこれからもいろいろ話合いが必要かと思いますので、継続でお願いします。 ◆渕上隆 委員  継続でお願いします。 ◆はたの昭彦 委員  継続で。 ◆米山やすし 委員  継続でお願いします。 ◆松丸まこと 委員  継続でお願いいたします。 ○前野和男 委員長  これより採決いたします。  本件は、継続審査とすることにご異議ありませんか。       [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○前野和男 委員長  ご異議ないと認め、継続審査と決定いたしました。  次に、(2)27受理番号48 住民の安全・安心、住生活改善と地域経済活性化のための住宅のリフォームに対する助成制度の創設を求める陳情を単独議題といたします。  前回は継続審査であります。  また、報告事項(17)住宅改良助成制度の見直しについてが本陳情と関連しておりますので、合わせて執行機関より説明を求めます。 ◎建築室長 38ページをお開きください。  住宅改良助成制度について、委員の皆様、区民評価委員や関係団体から多くの意見をいただきました。それらの意見を踏まえ、三つの視点でこれから見直していきたいと考えております。  39ページです。  1点目は、手続の簡素化などの視点。2点目は、在宅医療に関する支援。3点目は、東京オリンピック・パラリンピックに向けた防犯対策の強化の視点でございます。 ○前野和男 委員長  質疑ありませんか。 ◆はたの昭彦 委員  制度の活用については、平成28年度は前年度より多少伸びて12件ということで、申請件数が増えているというようなご報告なんですが、ただ、この住宅改良助成制度については、やはりバリアフリーとか、そういったことが中心で、やはり制度的には、介護保険のその住宅改良制度とダブっている部分が非常に大きいと思うんです。その点で、制度自体に問題があるのかなと。  やはり、そういった意味では、居住の安全・安心制度の構築も含めて、一般的なリフォームについても、助成制度に加えていくべきだと、私は思うんですが、いかがでしょうか。 ◎住宅課長 今、助成制度の見直しの中で、防犯対策という視点と、あと子育ての視点とか、そういう居住の安全の面で、今、検討を進めているところでございます。 ◎建築室長 リフォームと言いましても、幅広いものがあります。耐震化もそうですし、あるいはバリアフリーもそうです。そのほかに壁紙の替えとか、あるいはペンキの塗り替えとか、様々にあるんですが、我々としましては、その目的を明確にした上での助成制度で、皆さんが利用しやすいようにしていきたいというふうに考えております。 ◆はたの昭彦 委員  それで、ちょっと具体的に、この(3)のその防犯対策を更に強化しということなんですが、防犯対策ということで言うと、防犯カメラの設置だとかというのは、他の制度で、町会・自治会などに助成制度があるんですが、これについては、具体的にこういうものというのは何か考えていることはあるのでしょうか。 ◎住宅課長 まだ今、検討中でございますが、例えば、1階の窓の面格子とか、あと強化ガラスへの取替え、またインターホンの中で記録付きインターホンの設置とか、そういった今、防犯対策に向けての内容、メニューを検討しているところでございます。 ◆松丸まこと 委員  1点だけ。リフォームのこれを見て、例えば、おじいちゃんとかおばあちゃんとかと一緒に住むと。親子3代で住みたいんだけれども、そのためにちょっとリフォームしなければいけないんだという場合なんかは、親子3代で住む場合のリフォームというのは、この中にないですか。研究材料に。 ◎住宅課長 既存の助成メニューの中で、間取り変更の助成メニューがありますので、そちらを活用していただければと思います。 ○前野和男 委員長  それでは他に質疑ないと認めます。  各会派の意見をお願いします。 ◆古性重則 委員  継続でお願いします。 ◆渕上隆 委員  継続でお願いします。 ◆はたの昭彦 委員  採択です。 ◆米山やすし 委員  継続でお願いします。 ◆松丸まこと 委員  継続でお願いいたします。 ○前野和男 委員長  これより採決いたします。  本件は、継続審査とすることに賛成の方の挙手を求めます。       [賛成者挙手] ○前野和男 委員長  挙手多数であります。よって継続審査と決定いたしました。  次に、(3)27受理番号54 千住一丁目地区市街地再開発計画に集会施設と保育所の設置を求める陳情、(4)28受理番号22 千住一丁目地区市街地再開発に関わる多目的室(集会所)及び子育て支援施設(保育所)の拡充と管理体制と使用方法についての陳情、以上2件を一括議題といたします。  前回は継続審査であります。  最初に、27受理番号54の陳情について、追加署名の提出がありましたので、区議会事務局次長から報告いたします。 ◎区議会事務局次長 27受理番号54 千住一丁目地区市街地再開発計画に集会施設と保育所の設置を求める陳情につきましては、3月14日付で、17名の追加署名の提出があり、合計で1,475名になりましたので、ご報告いたします。 ○前野和男 委員長  また、報告事項(3)千住一丁目地区市街地再開発事業の取組み状況についてが、本陳情と関連しておりますので、合わせて執行機関より説明を求めます。 ◎都市建設部長 報告資料の5ページをご覧ください。  千住一丁目地区市街地再開発事業の取組み状況についてでございます。  まず1番ですけれども、既存建築物の除却工事について、1月19日に事業者のほうが現場事務所を開設して、同25日から除却工事に着手したところでございます。  2点目、3点目につきましては、地域の皆様から情報をしっかりと出して欲しいということで、ニュースの発行、それからホームページの開設を行ったところでございます。6ページがその概要でございます。  4番でございます。  今後の事業のスケジュールでございますけれども、平成29年度に再開発ビルの工事を開始して、平成31年度に竣工予定ということでございます。 ○前野和男 委員長  質疑何かありませんか。 ◆はたの昭彦 委員  まず報告のほうで、ちょっとお聞きしたいんですが、1月25日から除却工事に着手したということで、近隣の皆さんのお話を聞くと、第一生命のビルの解体が始まって、トポスについては、内部のアスベストの除却が始まったということなんですが、事前に地元の町会・自治会を代表として、工事協定を結ぶという話があったんですが、その辺についてはどうなっているのでしょうか。 ◎都市計画課長 現在、組合のほうでは、工事協定については、締結する方向で考えているというふうには聞いております。 ◆はたの昭彦 委員  普通、工事協定というのは、工事の時間ですとか、1日のその工事の内容だとか、どういうふうに工事を進めているかというのを、事前に協議をして、それで進めるのが当たり前で、工事着手する前に協定を結ぶのが当然だと思うんです。  私も以前に、亀有の駅の周辺で、専門学校があって、そこを解体してマンションを建てるときの近隣の紛争の相談に乗ったときに、建築よりも、解体工事のほうが騒音が大きくて、ほこりがひどくて、車の走行も多いということで、非常にそこに近隣の皆さんが問題視をして、交渉に当たったという経緯があるんです。  そういう意味では、やはり区としてもっと指導責任を果たして、その工事着手する前に、近隣との工事協定を結ばせて、どういった時間帯で工事をやるのか、日曜、祭日どうするのか、以前に、この委員会の質疑の中で、都市建設部長だったか、日曜だけではなく、祭日についても、搬出時の車については、あそこは商店街で、多くの皆さんが買物に来ているので、その辺も含めて、規制をするみたいなことも含めているような話も出たんですけれども、もう既に工事が着手してしまっていて、協定を結ばれないというのは、やっぱり区としての責任を果たしていないのではないかと思うんですけれども、その辺はどうでしょうか。 ◎都市計画課長 工事に際しまして、国道4号線から現場に行くルート、それと現場周辺の建物については、工事業者個別に当たって、詳しく説明をして、ご理解を得ていっているというような状況でございます。  工事協定につきましては、そういう個別の方も含めて、包括的に地元と協定を結ぶということで、現在、千住一丁目の町会ですとか、二丁目の町会、それと商店街振興組合と協定を結ぶべく現在、協議をしているというふうに聞いてございます。  協定の内容につきましては、はたの委員おっしゃられるとおり、その作業の曜日ですとか、作業の時間、安全対策、騒音振動対策、あるいは清掃ですとか、現場の風紀等について協定を結べればということで、今、考えているというところでございます。 ◆はたの昭彦 委員  そこについては、工事が実際に始まってしまっているわけですから、区として、やっぱり早急にその工事協定を結ぶように、強く指導をしていただきたいなと思います。  次に、私、この間の本会議の一般質問で、この千住一丁目の問題を取上げて、地域要望に基づくまちづくりを推進して欲しいということの答弁については、引き続き地域要望を踏まえ、子育て支援施設や多目的室の充実を指導してまいりますというようなご答弁なんですが、具体的には、どのような充実を指導していこうと考えているのでしょうか。 ◎都市計画課長 建物の中に入る施設につきましては、現在、権利変換は終わって、確認申請をしている最中というふうに聞いておりますけれども、この中で変更があるのであれば、少しでもその施設について拡大する方向で検討するようにということは、組合のほうには伝えてございます。  また、周辺の空地等につきましては、地元のほうに開放される公開空地ですとか、あと歩道上空地につきましては、しつらえを良くして、また、森鴎外の碑とかもございますので、そういう文化的なものも復旧する形で地元に貢献するような形で整備するようにということは伝えてございます。 ◆はたの昭彦 委員  それで、先日の予算特別委員会で、我が党の山中議員の質問に対して、待機児童が非常に増えているという中で、子ども施設整備課長のほうから、平成30年4月1日の新定義の待機児ゼロを目指しつつ、その後も第一次不承諾をゼロにする観点で、待機児童解消を図っていくというようなご答弁をいただいたわけです。  それで、地域の要望ということでは、今回、陳情にも出されているように、やっぱり保育施設、認可保育園、フル規格というか、それが要望なわけです。そういう意味では、この平成30年度以降の第一次不承諾をゼロにする観点というか、立場に立って、やはり認可保育園ということで、あくまでも、最後までその事業者について、求めていくべきだと思いますけれども、どうでしょうか。 ◎都市計画課長 もともとその協議をしている中で、担保性等も含めて、認可の保育園で行うようにということで、現在、小規模型で、長期に行えるようにということで、協議はしているというところでございます。  また、千住地域の待機児解消につきましては、この千住一丁目再開発だけではなくて、周辺の区域においても、随時その保育園を開設している状況でございますので、地域として解決していく必要があるかなというふうに考えてございます。 ◆はたの昭彦 委員  千住地域全体ということで、今ご答弁があったのは、多分、千住消防署の跡地に、都有地に、今後、認可保育園ができる、そこも含めてというようなことだと思うんですが、ただ、地元の皆さんのお話を聞くと、指数48でも入れないお子さんがやっぱりたくさんいると。まして今後、千住については、住みたいまちランキングも随分上がってきて、今後、人口が増えるということでは、更なる施設の拡大が必要だと思います。そういう意味では、小規模保育室ということにやっぱり限定しないで、より面積拡大を最後まで追求していっていただきたいと思います。  運営についてなんですけれども、これ本来なら区が責任を持って、その保育施設の運営に、責任を持つ必要があると思うんですが、この間の答弁では、すみません、その前に、認可の権利変換手続が終わっているということなんですが、その保育施設が入る部分の所有権については、どこが所有するようになったのでしょうか。
    ◎都市計画課長 権利変換の従後に対する権利に関することですので、詳しくはお伝えすることはできないのかなと思っておりますけれども、従前の権利者のほうが、テナントとして持つというようなことは聞いてございます。 ◆はたの昭彦 委員  ちょっと良くわからないんですが、どこがその所有権を持つかという把握をしていないみたいなお話ですと、区が責任を持って保育施設を事業者にやらせていくというのは、では誰に向かってやっていかせるのかというのが曖昧になってしまうのではないかと、今のご答弁では思うんです。  恐らく杉本興業じゃないかなというふうに思うんですが、この間の委員会の中の答弁では、持ち主が事業者にそこをお貸しして、それでそこが施設を運営するというような形で進めていくということだと思うんです。通常ですと、足立区がその認可保育園とか、保育施設を整備しようという場合には、例えば千住地域、この地域に認可保育園、小規模保育施設をつくりたい、事業者を募集しますということで進めると思うんです。  そういう中で言うと事業者が、例えば運営に当たって、事業採算ベースに乗るように建物を探す、土地を探す、それで建物を建てていくと思うんですが、今回の場合は、既にその千住一丁目の再開発の建物の中のこの場所だということで決まっているわけです。  そこの賃料については、恐らく事業者が決めると思うんですけれども、それで事業採算ベースに乗るか乗らないかという判断は、事業者がするわけですよ。その上で区として、どのように運営の責任を持って対処していくつもりなのでしょうか。 ◎都市計画課長 申しわけございません。保育の実体的な運営については、少し私も勉強不足で、把握していないところがあるのですが、ただ、保育の担当のほうと事業者のほうは協議をしておりまして、認可につきましても、保育の担当が責任を持ってやっていくということになりますので、そういう意味では、事業者と保育担当のほうで、協議をして進めていくことになるかなというふうに考えてございます。 ◎副区長 当然、保育園として継続できるような対策をとります。そうしないと、そこに保育所ができないということになりますので、例えば、その賃料についても、やはりこのぐらいでないと成り立たないという情報は少し流していますので、それでやってもらうということで指導しています。 ◆はたの昭彦 委員  でも、そうすると、今、副区長の答弁だと、持ち主がそれぐらいの値段に抑えるかどうか、してくれるかということも含めて、判断が関わってくるのだと思うんです。  どうしてこういうことを質問したかというと、先ほど出た消防署の跡地、都有地については、足立区が借受けて、安価な、事業者が運営できるような値段で、土地をお貸しして、建物を建てるんだと思うんです。私、考え方は同じじゃないかと思うんです。  陳情にあるように、やはりその千住一丁目のその部分についても、やはり区が事業者から借受けて、その運営をできるような賃料を設定して、事業者にお貸しをするということで、募集をかけるというふうな必要というか、方向性ということが、安定的に保育施設を運営していく担保だと思うんですけれども、その辺についてはいかがでしょうか。 ◎都市建設部長 この施設をつくるに当たっては、子ども家庭部のほうと、何歳を対象にしていくのかということを含めて、あとは区の考え方として、認証とそれから認可と両方、駅近くは認証のほうがいいんじゃないかとかという考え方もありますので、そういうことも含めて、子ども家庭部と相談をしながらやっていっているところです。  運営に当たっても、補助金を活用しながらしていくということで、事業者としては、何とか運営できるのではないかというようなことをお聞きしております。 ◆はたの昭彦 委員  すみません、これまでのご答弁だと、認可保育園の小規模のA型ということだと思うんですけれども、今の答弁だと、何か認証も含めて検討しているみたいなご答弁だったんですが、もう一回お願いします。 ◎都市建設部長 すみません、ちょっとわかりにくくて。区の全体の待機児対策としては、駅近くは認証、民設の認証であったり、ここについては、認可の小規模ということですけれども、そういった全体の取り組みの中で、いろいろな形態、形があるということを私はちょっと説明をしたかったということでございます。 ◆はたの昭彦 委員  すみません。それで、ちょっと質問が前後して申しわけないんですが、既に先ほどの工事のほうのところにちょっと戻って申しわけないのですが、家屋調査については、進捗状況については、どうなっているのでしょうか。 ◎都市計画課長 国道4号線から現場に至るルート、東西方向の道路と現場の周辺、一回りにつきましては、工事業者は回って、一通り調査が必要だということで、お話を個別具体にしているというふうに聞いてございます。ただ、その一皮分より奥のところにも、当然その要望される方がいらっしゃいますので、そこら辺にも声を掛けて、必要であれば、声をかけてくださいと、調査にまいりますということは、声掛けはしているというふうに聞いてございます。  3月の1日には、そこら辺のチラシもまきまして、工事のお知らせもしているというところでございます。 ◆米山やすし 委員  私からは、最初の1番目のときにプルミエ、2番目がミルディス、3番目がエミエルタワーというふうに、いずれも区民からの公募によって、愛称を決めたんですけれども、今回、4回目の法定市街地再開発事業ということで、愛称とかそういった予定というのはあるのですか。 ◎都市計画課長 区権利者としては入っていないので、特にその公募をしてとかということはないのですが、ただ、名称につきましては、その地域を構成する一つの要素にもなり得ますので、景観の審議会のほうでは、変な名前は付けないでくれという話はしてございます。 ◆米山やすし 委員  是非、本当に区民の一人としてもおっしゃるとおりで、変な名前を付けないで欲しいと思います。公金が支出されていることでもありますし。ですから、その辺は公募なり何なりの手続が望ましいのではないかなと思います。  それから、竹の塚もそうですけれども、綾瀬もそうだと思いますが、何らかのこのアートモニュメント、レリーフとかやりましたけれども、そういった壁面を利用して、だんだんこちらの要求も要望もいよいよ壁だけになってきたけれども、だんだんなってきましたけれども、何かせめてそれぐらいのことは、区が借りるなり、あるいは区として要望していくなり、そういったことはできないのかと。  合わせて、きょう案件がいっぱいあるから、合わせて質問してしまうと、景観審議会の話が出ましたけれども、そろそろ建築確認申請ができるのですから、景観についても色だとか意匠だとか、旧道という歴史的な賑わい、まち並みに資するものにちゃんとなっているのかどうか、区議会としても見てみたいので、それについてはパース図というのですか、一度出してもらったことがあると思いますが、そういったものも次回の委員会までに用意していただけるようお願いしたいと思いますが、いかがでしょうか。壁面の何かアートモニュメントのことと、あと外観のどんなふうになるのか、お願いします。 ◎都市計画課長 壁面につきましては、少し相談をしてみたいなと思います。  外構につきましては、先ほど申しましたとおり、森鴎外の碑をただ置くだけではなくて、その保存している団体の方とも話をして、森鴎外がそこにいたというようなことがわかるように、少ししつらえを検討してくれという話はしてございます。  あと、パースですとか、外構の緑化につきましては、ある程度固まってまいりましたら、4月の委員会等には提出できればというふうに考えてございます。 ◆松丸まこと 委員  私のほうからは、何点か。今回、組合の権利変換が決まったわけですけれども、基本的なことを1点まず。  この組合の権利変換に対しては、区は介入はできないと僕は思っているんですけれども、それでよろしいでしょうか。 ◎都市計画課長 介入はできないと言いますか、東京都のほうで権利変換について認可をするものですので、区を経由して、東京都に行って、東京都のほうでそれを認可しているという状況でございます。 ◆松丸まこと 委員  そうしますと、子育て支援施設の部分なんですけれども、これ今、権利を、僕も今までずっとこれはどちらかがお持ちになって、どこかにお貸しになるのかと思っていましたけれども、これ、売ってしまうということは考えられないのでしょうか。 ◎都市計画課長 保育事業者が床を取得して入ってくることが考えられるかということでしょうか。それは今のところは考えていないと聞いてございます。 ◆松丸まこと 委員  では、保育事業者にでも、その床を売ってしまうということの可能性はあるということでよろしいのですか。 ◎都市計画課長 今のところの権利変換では、テナントとしてお入りいただくということですので、現段階で売るというようなことは考えられていないですし、そうはならないのではないかなというふうに思っております。 ◆松丸まこと 委員  そうしますと、テナントですよね。そうすると、これ始まったらば、子育て支援施設ではなくて、違う目的の違うことになってしまうということはないのかなと、僕ちょっと不安に思うんですけれども、こういう場合も、足立区の影響力というのでしょうか、強制力だとか、そういうのは足立区はお持ちなのでしょうか。 ◎都市建設部長 今回の運営に当たっては、しっかり何年以上できるのかということで担保をしていきたいと思っております。  それと、ただ、今後何年もたったときに、保育需要がなくなった場合、それについては、やっぱり再度、子ども家庭部のほうと協議をしながら、変更が可能なのかどうか、用途変更も出てきますので、そういった手続もしっかりしてやっていくような形になると思います。 ◆松丸まこと 委員  ということは、一度、子育ての保育所でも始まれば、次はもうすぐ違うことに変換できないという解釈でよろしいですか。  それでは、あと、二つ。  解体が終わると、多分補助金の第1回目が執行されるんだと思うんですけれども、この金額と日にちを教えていただけますでしょうか。 ◎都市計画課長 補助金につきましては、平成27年度の事業計画作成費から既にお支払いはしているところでございます。平成28年度事業費で、解体について、見込んでいるところではあるんですけれども、先の予算特別委員会でも提出させていただきましたが、少し解体工事が遅れているということで、平成29年度に繰り越す形で今、解体工事を行っているところでございます。今年度の出来高、それと平成28年度に繰り越した分で、除却費につきましては、補助金の額につきましては、4億2,800万円余を予定しておりますが、平成28年度の出来高と平成29年度に解体が終わった段階で、それが支払われるというところでございます。 ◆松丸まこと 委員  いつ頃か大体わかりますでしょうか。 ◎都市計画課長 春頃にはということは聞いているんですけれども、具体的にいつというのは、ちょっと確認はとれていないところでございます。 ◆松丸まこと 委員  では、最後になります。  ここに来て、ちょっと商店街の方から不安の声が聞こえてきているんですけれども、その辺のフォローはどうなっておりますでしょう。これ最後で結構でございます。仕事をやるに当たって、お客が減ってしまうとか、これからどうなっていくのか、不安の声がちょっと上がってきているのですけれども。よろしくお願いいたします。 ◎都市計画課長 私どものほうの耳には入っておりませんで、現在、対応していないところですけれども、組合のほうには、そういう、松丸委員から今そういうことがあったということで伝えていこうと思います。  ただ、解体工事に際して、事故が絶対起きないように、今のところ解体を含めた車両につきましては、国道4号から現場に向けて、車と一緒に歩いて誘導しながらやっていくということで、そこら辺は万全の体制でやっていくということは聞いてございます。 ◎都市建設部長 今後、中に入る内容ですけれども、現状の内容プラスそれほど大規模な商業施設は入るというふうには聞いておりませんので、そういった面では、千住の周りの商店街の皆さんと競合するようにはならないんじゃないかなと。ただ、中身がはっきりし次第、地元のほうにはお伝えしたいと思っています。 ○前野和男 委員長  それでは、質疑ないと認めます。  次に、各陳情に対する各会派の意見をお願いします。 ◆古性重則 委員  我が党としては、再開発事業は、足立区の発展のためにも大変重要なものだと思いますので、期待をしながら、応援をしていきたいと思っています。  この陳情につきましては、今も区のほうで、指導、相談をしていくということですから、見守っていくためにも、継続をしていきたいと思います。 ◆渕上隆 委員  継続でお願いします。 ◆はたの昭彦 委員  継続でお願いします。 ○前野和男 委員長  継続ですか。以前は採択でしたよ。継続でもいいのですけれども。 ◆はたの昭彦 委員  採択で。 ◆米山やすし 委員  継続でお願いします。 ◆松丸まこと 委員  継続でお願いいたします。 ○前野和男 委員長  これより採決いたします。  27受理番号54と28受理番号22につきましては、継続審査とすることに賛成の方の挙手を求めます。       [賛成者挙手] ○前野和男 委員長  挙手多数であります。よって継続審査と決定いたしました。 ○前野和男 委員長  次に、所管事務の調査に移ります。  (1)自転車利用及び自転車駐車場の整備に関する調査を単独議題といたします。  また、報告事項(4)「足立区自転車走行環境整備指針(素案)」について、(5)千住大橋自転車駐車場(区営)の移転について、(6)綾瀬南自転車駐車場(区営)の運営再開についてが本調査と関連しておりますので、合わせて執行機関より説明を求めます。 ◎都市建設部長 報告資料の7ページをご覧ください。  「足立区自転車走行環境整備指針(素案)」についてでございます。  概要ができましたので、報告をさせていただきます。  まず1点目が、走行環境の考え方ということで、短期、中期、長期に分けてということで、9ページ、10ページ、11ページ、12ページにその路線等進め方を書かせていただいております。8、9ページのほうに、短期、中期、長期の考え方を書かせていただきました。まずは、主要5駅で行いまして、その後、広げていきたいと思っております。  8ページ、今後の進め方でございますけれども、平成28、29年度に実施するモデル整備の効果の検証を踏まえて、指針として決定をしていきたいと考えております。  続きまして、14ページをご覧ください。  千住大橋自転車駐車場(区営)の移転についてでございます。  これは、これまで千住大橋駅の高架下を利用しておりましたけれども、今度、駅広のほうに整備を行うということで、4月15日開設予定ということでございます。収容台数は362台、移転前は322台ということで、料金については記載のとおりでございます。  続きまして、15ページをご覧ください。  綾瀬南自転車駐車場(区営)の運営再開についてでございます。  こちらも区営ということで、今まで閉鎖をしておりましたけれども、下流のほう、緑道を整備するのに合わせまして、今回16ページの一番上の鍵型のところです。こちらのほうに400台整備をするものでございます。定期が356台、一時利用が44台ということでございます。一時利用の料金につきましては、24時間300円ということですけれども、これは、大体4時間100円ということで、買物客の方に使っていただくよう、通学通勤の方は使えないような形で、行っていくところでございます。  なお、16ページの黒く書いてあります袋橋第1、第2、第3、これについては、今後、廃止をしていく予定でございます。 ○前野和男 委員長  質疑ありませんか。 ◆渕上隆 委員  自転車なんですけれども、台数の把握ということでは、今どういうふうにされているのかなと思ったんですけれども。と言いますのは、前もちょっと言ったかもわからないですけれども、原付バイクは今、全然売れなくて、売れなくてというか、一時のちょっとはっきり数は忘れたんですけれども、10分の1ぐらいになったらしいんです。原付が今凄く減ってしまって、女の人なんかも結構買物に使っていたりしたと思うんですけれども、今、やっぱり電動アシスト車が凄い増えたじゃないですか、ですから、やっぱり自転車の数が随分増えたのかなと思うんですけれども、その辺の状況把握はいかがでしょう。 ◎交通対策課長 電動アシスト自転車が増えているというのは間違いないですけれども、実際にどれだけの数が販売されていて、利用しされているかというところまでは、なかなかその統計的な数字、全部では出ていると思うんですけれども、この区内限定とかというところではなかなか把握できないというのが現状でございます。 ◆渕上隆 委員  原付の場合は、車と一緒で、道路ということの感覚の範疇で良かったかなと。そうすると、以前は、車と歩行者ということで、道路と歩道があれば、それである程度済んだと思うんですけれども、今、自転車が出てきて、自転車って、道路を走ったり、歩道を走ったりするので、結構事故も今増えてきましたよね。  そういう意味では、やっぱり自転車専用道みたいなのをきちっとつくっていかないと、今後いろいろ事故の問題もあるし、これから足立区のその交通を考えていくときに、やっぱり自転車の専用道というか、自転車がどういうふうな道路になっているかというのは大切だと思うんですけれども、その辺でやっぱり台数とか、もっと大枠で、今、何となくと言ったら怒られてしまいますが、ちゃんとある程度はやっているんですけれども、その辺もうちょっと計画立ててやらなくてはいけないというのが1点と、ちょっと、また質問が長くなってしまうとあれですから、もう一緒に質問してしまいますけれども、シェアサイクルというか、レンタサイクルですね、あれが今凄い動きが活発になってきて、東京でも今、都心区、最初に始めたのが、多分、千代田区、中央区、港区で始めたのかな。それで、今、それが江東区と新宿区が加わったのですかね、5区で共通で使えるようになったので、利用者が凄い増えたらしいんです。足立区の場合は都心区とちょっと違うかもわからないですけれども。  それとこの間テレビを見ていたら、中国でも今シェアサイクルというのが、中国って、PM問題とか、排気ガスの問題があって、今、北京なんかは、普通の自動車と電気自動車と凄い差をつけていて、普通の自動車は、走るのに制限があるんだけれども、電気自動車だったら制限がないので、走っちゃいけないですよという制限がないので、今、電気自動車が凄く売れているらしいんで、それはそれで考えなくてはいけないんですけれども、自転車も凄い増えているらしいんです。  レンタサイクルは、普通はステーションがあって、そこから借りて、そこに返すというのがあるじゃないですか。でも、何か、中国で始まったのは、どこに置いてもいいとかで、今、GPSとかがあったりして、それで全部IT化になっていて、どこで借りて、どこで返してもいいみたいになっているらしいんです。  それと、当然、中国に限らず、ロンドンとかパリでも、今、レンタサイクルというのは、シェアサイクルというのですか、凄い、ワーッと、行ってみたわけじゃないからわからないですけれども、テレビとか写真で見ると凄いですよね。  ですから、やっぱりそういう意味では、自転車道の整備と、そのシェアサイクルについても、足立区もちょっと、真剣にやっていると思うんですけれども、もうちょっと対応をきちっと考えなくてはいけないと思うんですけれども、その辺、いかがでしょうか。 ◎交通対策課長 まず冒頭にありました台数把握等につきましては、もう少しちょっと詳しい調査をやって、進めていければと思っていますので、特に電動アシストの伸びとか、そういったものを含めて調査したいと思います。  それから、シェアサイクルにつきましては、中国のシェアサイクルにつきましては、中国から帰ってきた職員がいまして、その方からよく聞きました。本人も特にそれを利用していて、スマホで全部登録して利用できるという、そんなことも聞きましたので。ただ、足立区でどういった形の、都心部のような多分、料金体系とか、同じような形ではなかなか難しいのだろうと思いますので、足立区に特化して、他の周辺区とも連携したような形でどういったことが可能なのかというのは、十分に調査して、研究していきたいと思っています。  今後、文教大学等の進出に伴って、シェアサイクルの話も出ておりますので、大学と連携したそのシェアサイクルの在り方なんかも含めて検討してまいります。  それから、自転車道の整備ですけれども、今ナビマークを中心に整備を進めておりますけれども、やはり自転車が安全に走り得る環境というのは、自転車道、自転車レーンが整備されることだというふうには考えております。  これから、都市計画道路の整備に合わせて、自転車レーンが整備されていくとは思うんですけれども、都市計画道路自体の整備がなかなか進んでいかないという状況の中では、青い自転車レーンを全面的に短期間でつくるというのはなかなか難しいですので、都市計画道路の整備に合わせて、着実に整備が進められるように、関係機関と調整していきたいというふうに考えております。 ◆はたの昭彦 委員  自転車走行環境整備指針の素案についてというところで、考え方ということで、短期整備、中期整備、長期整備ということで、3段階に分かれているんですけれども、それぞれこれ何年ぐらいを目途に考えているのでしょうか。 ◎交通対策課長 短期につきましては、基本的には西新井の今、今年、大正新道のところをやりましたけれども、概ね来年で終わると、2年ぐらいかけてやろうかなと思っています。5カ所あって、2年だと10年という話になってしまうんですけれども、5駅周辺がありますので、それは今の予算ベースだと、恐らく2カ年かかるような形にはなってしまうんです。1地区で2カ年かかるような計算なんですけれども、警視庁のほうが、このうちどこまで駅周辺で実施するというような話も聞いていますので、またそれが具体的になっておりませんので、それらと合わせて、できるだけ早期にこの5地区短期部分については、完成できるように進めていきたいと思っています。  中、長期につきましては、なかなかその全体のネットワーク計画となると、先ほど申し上げたように、都市計画道路の整備と合わせてということになりますので、まずはその第四次の事業化路線のところを短期並びに中期ぐらいに考えておりますけれども、その先となるとなかなかいつまでというのが、見通しが立たない状況ではありますけれども、今後、ここの18ページに自転車通行空間ネットワーク調整会議ということを記載しておりますが、これは国と都と、あと警視庁と都内の全区市町村が入って会議を行っているわけですけれども、全体のネットワークの考え方を今ここで整理をしています。  区間でばらつきがあってもいけないということですので、こういった計画を見ながら、我々としても計画を策定して、できるだけ早期にできるように整備を進めていきたいと思っています。ただ、長期がいつまでというのは、なかなか今目途が立たないというのが現状でございます。 ◆はたの昭彦 委員  今のお話だと、短期でも一つ2カ年ということで10年かかるというようなお話なんですが、予算的なこともあるんだと思うんです。ただ、この間、前回だったか、年度内に、環七については自転車ナビマークを付けると、本当に付けられるんですかというようなご質問をしたら、大丈夫ですと。その後に、一気に付いて、僕も、こんなすぐできるんだというふうに驚いたんです。私も、環七通って区役所に来ているものですから、あれがあると少しやっぱり真ん中に寄せないといけないかなとか、意識的に少し運転も注意をしてというふうになるんです。  だから、そういう意味では、確かに予算的なこともあるかもしれないんだけれども、自転車の安全走行という観点からは、是非、予算も増やしていただいて、副区長に。なるべく短期で進めていただけるように、お願いしたいなと思います。  ただし、その足立区の走行環境整備指針については、平成28、29年度に実施するモデルの検証結果を踏まえてということなので、そこまでかからずに、この指針については、出してくるということで、そこはそれでよろしいのでしょうか。 ◎交通対策課長 西新井駅周辺でモデル地区を進めるということで、前回の委員会で報告させていただきましたけれども、今、既に今年度やった部分については、交通量調査なんかもやっていますので、ある程度効果はやっぱり出ているというような結果も出ています。
     指針については、平成29年度中に取りまとめて報告させていただきたいと考えております。 ◎都市建設部長 指針の内容については、以上の交通対策課長の答弁のとおりでございますけれども、いつまでにやるかというお話ですけれども、これについては、それぞれの、例えば六町のエリアデザイン、綾瀬の状況、こういったことを踏まえて、1カ所2カ年程度かかると思いますけれども、並行してできるように、気持ちとしては平成32年、2020年を一つの目安にやっていきたいなと思っております。 ◆鹿浜昭 委員  ちょっと私も自転車走行環境整備指針の件でお尋ねしたいんですけれども、今、ナビマークですか、大分あちこちに見えるようになって、逆走とかなくなっているというような、良い方向に進んでいるなというふうに思うんですけれども、やはり自転車の交通事故というのは、全体の2割ぐらいを何か占めているという。       [「4割」と呼ぶ者あり] ◆鹿浜昭 委員  4割ですか。占めているということで、大変危険が多いということでございますが、ちょっと素朴な疑問で、そのナビマークがあって、バス停、バスがとまるとか、あとは駐停車している車の場合、それを右側から自転車が通行するというようなことなのでしょうか。その辺ちょっとわからなかったものですから、教えてください。 ◎交通対策課長 ナビマーク自体は多分、バス停の真ん前には表示はしていないはずです。ですけれども、ただ、自転車レーンは、実態はバス停の部分も含めて青い線を塗っています。ただ、そういった中で、今、東京都のほうでも、具体的な設計のマニュアルを今、整備をしているところで、例えば、バス停の部分の要は整備の在り方とか、あと交差点部分のナビライトという、青い矢印だけ書くようなところがあるんですけれども、それの書き方とか、そういった詳細のところを今、設計マニュアル化しようということで、東京都のほうで動いています。  今、鹿浜委員からお話がございましたけれども、バスがいたらこっちから抜くのかということなんですけれども、基本的には歩道に上がれないような状況になってしまいますので、後ろを注意しながら、バスを追越していくような形の走行になるのだろうというふうに思います。  ただ、十分に後方を確認した上で、車が通らないのをちゃんと確認して、それから車の横をすり抜けていくというような、停車している場合については、自転車教室などでもそういった指導をしておりますので、具体的にはそういった形での通行になると思います。 ◆鹿浜昭 委員  結構後ろを気にしながらと言っても、なかなか後ろを見ながら、追い越すというのは相当テクニックも要るだろうし、危険が伴うのかなというふうに思うので、何かその辺うまい対策がとれればいいのかなというふうに思います。  あと、今、横断歩道に自転車、前はどちらかに自転車通行というような、横断歩道になっていたんですけれども、今、最近、逆にその自転車専用がなくなっているという、あれはどういう意味なのでしょうか。 ◎交通対策課長 横断歩道の横にレーンがあって、自転車横断帯と言いますけれども、今、それを消す方向で考えているようです。そもそも横断歩道を自転車で渡る場合には、歩行者と一緒ですので、歩いて、乗ってではなくて、歩いて渡るのが原則ということで、それとあと、自転車が交差点から車道から行って、その横断帯のほうに入ろうとすると、後方から来た車両が、自転車が左折すると思い込んで、ちょっと巻き込んでしまうというような事故があるということで、なるべく自転車は、その横断帯のほうではなくて交差点を真っ直ぐ、逆に車両として、軽車両としてであれば、真っ直ぐ抜けるような、そういった誘導策を警視庁のほうは、今、考えているようでございますので、横断帯については、消す方向で、今進められているということを聞いています。 ○前野和男 委員長  では以上で終わります。 ○前野和男 委員長  次に、報告事項を議題といたします。  初めに議案の審査、陳情の審査、所管事務の調査で説明のあった(3)、(4)、(5)、(6)、(13)、(14)、(15)、(16)、(17)を除く、(1)、(2)、(7)から(12)、(18)、(19)まで執行機関より説明を受け、最後に一括して質疑を行いますのでよろしくお願いします。  それでは、(1)土づくりの里の覆蓋化及び中川公園の整備について、(2)都市計画マスタープラン改定素案について、(19)平成29年度足立市街地開発株式会社の事業計画及び収支予算について、以上3件を都市建設部長から報告をお願いします。 ◎都市建設部長 報告資料の1ページをご覧ください。  土づくりの里の覆蓋化及び中川公園の整備についてでございます。  これにつきましては、地元の中川公園整備検討協議会、1年以上前になりますけれども、平成27年11月5日に発足をいたしまして、この間6回、今度を入れまして、3月、7回目を予定しておりますけれども、その中身でアンケート等を行って、地元の整備案をまとめてきたところでございます。  2ページが地元のアンケートによる結果、それからその右下のところに、夏休み子どもまつりのアンケート結果を踏まえて、3ページをご覧いただきたいと思いますけれども、中川公園が目指すべき将来像をこういう形でまとめて、これを今後予定しております7回目の協議会で最終的なものをまとめ、区のほうに提言をいただいて、そして区がそれを受けて、東京都に改めて内容を確認して、要望を上げるという手続で進めていく予定でございます。  4ページをご覧ください。  都市計画マスタープラン改定素案についてでございます。  これについては、別添の資料を付けさせていただいておりますけれども、章構成としては、1章から4章ということで、4ページの2番のほうに書いている内容でございます。これを進めるに当たっては専門部会ですとか、まちづくり審議会、あるいは様々な世論調査の結果を踏まえて、これをつくり上げてきたところでございます。  今後の予定ですけれども、今月、都市計画審議会を経て、区長への答申、5月のパブリックコメント、9月の都市計画マスタープランの改定ということで進めていく予定でございます。  (19)の平成29年度の足立市街地開発株式会社の経営状況説明について、説明させていただきます。  中を開いていただきまして、1ページが組織図でございます。2ページが、平成29年度予算編成方針ということでございまして、方針としては、7項目ございます。そのうち新たなものが3点、それと継続3点、それと廃止するものが1点でございまして、1、2、3につきましては、新規ということでございます。  内容は、電気自動車の充電器を設置するということ。それとパークアンドライドを行う、合わせてカーシェアリングを行うということです。3点目が、長期修繕計画に基づいて施設を更新するということでございます。4、5、6は継続でございます。7点目が、チャイルドシート付の3人乗り電動自転車レンタル事業を行ってきたのですけれども、20台で行ってきたんですがなかなか効果が限定的になるということ、あるいは思っていた以上に事故に対する対応が難しいということで、弁護士のほうからもお話をいただきましたので、貸付けるよりは助成とかそういったことのほうが有利なのではないか。  あとは、なかなか黒字化が難しいというようなことを踏まえまして、足立市街地株式会社では、今年度をもってこの事業を終了するというようなことです。ただ、内容については、区のほうにその成果について説明を受けておりますので、区としての対応は、今後どのようにしていくかということになってくるかというふうに思います。  続きまして、5ページ、6ページをご覧いただきますと、現状の収入、支出ということで、収入については228万円ほど減、支出について118万円ほど減ということの内容でございます。  7ページ、8ページをご覧ください。  貸借対照表でございますけれども、資産総額が70億9,200万円余でございます。右側のほうの下のところに、利益剰余金がございますけれども、2億6,400万円余でございます。8ページの一番下にございますけれども、当期の純利益が、4,962万円余ということでございます。非常に雑駁ですけれども、私からは以上でございます。 ○前野和男 委員長  次に、(7)花畑川環境整備基本計画の見直しについて、(8)大型街路灯のLED化について、(9)都市計画道路補助第256号線(花畑大橋通り)の事業着手について、以上3件を、道路整備室長から報告いたします。 ◎道路整備室長 報告資料の17ページをご覧ください。  花畑川環境整備基本計画の見直しについてでございます。  花畑川の環境整備につきましては、これまで橋りょうの架け替えに合わせて整備を進めてまいりましたが、富士見橋の架け替えも含め、早期に環境整備を進めるために、環境整備基本計画の見直しを行ってまいりました。見直し案の内容につきましては、恐れ入りますが、19ページの平面・縦断イメージ案をご覧ください。現在、花畑川は、潮の干満を利用し、水門の開閉により中川から綾瀬川方向に水を流しております。見直し案では、花畑川の両端にある二つの水門の内側に、新たな堤防をつくり、花畑川を閉塞された空間にした上で、親水護岸などの環境整備を行い、ポンプ等で取水した河川水をその親水水路に流すというものでございます。親水水路部は、水深を浅くして、親水護岸の規模を小さくするなどの見直しにより、整備費を3分の2程度に低減できる見込みです。  次に、同じ19ページですが、橋りょう型式と道路型式のイメージ案をご覧ください。  区が河川水をポンプで取水して、花畑川の水位をコントロールすることで、計画高水位を低くすることができ、富士見橋の架け替え部につきましては、図のようなボックスカルバートを敷設して、この中に河川水を通すことで、橋の架け替えでなく、道路と同じような形で整備ができます。周辺道路との高低差も少なくなり、車両を通行させることも可能になります。他の橋も、橋の架け替えでなく、道路として整備することができ、整備費も5分の1程度に低減できる見込みです。平成29年度は、概略設計を行うとともに、地域検討会を発足して、地域の皆様の意見を聞き、計画の見直しに反映させてまいります。  次に、20ページをご覧ください。  大型街路灯のLED化についてでございます。  小型街路灯のLED化は10年計画の6年目で、約67%の進捗率と順調に進んでおりますが、大型街路灯についても、近年、大型街路灯用のLED照明器具が多く開発され、コストも低価格化してきており、2の表にありますように、電気料金は水銀灯の約4分の1、明るさも約1.5倍と効果も大きいので、大型街路灯の老朽化に伴う改修に合わせて、LED化を進めてまいります。毎年、約350灯ずつ、約7,000灯の大型街路灯を概ね20年でLED化していく予定でございます。  次に、21ページをご覧ください。  都市計画道路補助第256号線(花畑大橋通り)の事業着手についてでございます。  四家交差点から環状街路七号線までの約840mの区間については、人や自転車、自動車の交通量も多い道路で、現況幅員7mを、両側歩道のある幅員15mの道路として整備するものでございます。平成29年度は、まず用地測量の作業を行う予定です。 ○前野和男 委員長  続いて、(10)追加報告、西新井駅東西自由通路の検討状況について、以上1件を、市街地整備室長から報告いたします。 ◎市街地整備室長 22ページをお願いいたします。それから別添資料で、西新井駅の平面図面が載っている資料がございますが、合わせて、そちらのほうがわかりやすいと思いますので、そちらをご覧いただければと思います。  今まで、足立区、東武鉄道、それからイオンの3者の勉強会等で、3案を検討してまいりました。その内容について、ご説明申し上げます。  平面図をご覧いただきたいと思いますが、緑色の地下案でございます。東西に区有地がある場所はそこしかございません。ここに地下で東西自由通路をつくる案でございます。幅員につきましては4mということで、竹ノ塚駅の仮設の東西自由通路の少し幅が狭いバージョン、そういうようなイメージでお考えいただければということでございます。  ただし、地図でもご覧になってもおわかりのとおり、リライズガーデン西側の東武鉄道高架下の道路から150mしか離れていないということで、国庫補助金の導入が非常に困難だということでございます。整備費は約15億円の区単費扱いとなるということでございます。それから、駅前広場から見ますと、大分、梅島駅寄りに寄っていますので、その辺も課題かなというふうに感じております。  続きまして、2番目の既存通路活用案、赤でございます。2番目の既存通路活用案でございますが、これにつきましては今までも課題でございましたけれども、今現在の階段にエスカレーター、それからエレベーターの設置の場所の確保が困難であるということがございます。それから、上部上りまして、通路の幅員が5.4mということで、そこにもし自転車を通すということですと、ちょっと幅員が相当足りない、不足であるというようなことでございます。  それから3番目の上空新設案、これ点、点、点で書いてあります青色でございます。これにつきましては東武鉄道が、この東武ストア、それから西口のトスカ、これを解体して、建て替えをするという予定でございます。それから東口もトスカ、それからその上部には分譲マンションが載っているのですけれども、ここにつきましても、耐震診断をこれからやっていくというふうに聞いております。その東武鉄道のビルの建て替えの予定、これは時期が未定でございますけれども、それに合わせて新設する案でございます。上空に約10mの幅員でエスカレーター、エレベーター等を設置できるという可能性がございます。それで、自転車は上部を渡るような形になるかと思います。  こういう3案を検討しているということでございます。  今後でございますけれども、この3案を更に精査申し上げまして、特に東武鉄道等と調整を行いまして、バリアフリー対応で自転車も通行可能、かつ改札に近い東西自由通路の設置に向けまして、来年度、平成29年度中に方向を出していきたいということでございます。 ○前野和男 委員長  続いて、(11)パークイノベーションの取組み状況について、以上1件をみどりと公園推進室長から報告お願いします。 ◎みどりと公園推進室長 報告資料24ページをお願いいたします。  件名は記載のとおりでございます。  舎人駅周辺地域の地域懇談会を記載のとおり実施をいたしました。地域の意見を踏まえまして、別添資料の計画を策定しましたので、後ほどご覧になっていただきたいと思います。  次に、じゃぶじゃぶ池の適正配置計画でございますが、26ページのほうを見ていただきたいと思います。  新設する地域でございますが、斜線になっているところでございまして、江北地域、それから六町地域ということで、合わせて2カ所の設置を予定しているところでございます。廃止をする施設につきましては、太字で書いてありますが、中郷公園と下の公園の2カ所を予定しております。  スケジュールについては、新設については、江北平成公園、平成31年度に開設を予定しておりまして、六町地域のほうにつきましては、区画整理事業の進捗を見ながら開設時期を検討してまいります。  それから廃止のほうについては、平成31年度廃止ということで、平成29年度と平成30年度は営業をしていくということでございます。  それから今後、施設を新設改修する際には、噴水型施設の導入についても検討していくということでございます。 ○前野和男 委員長  最後に、(12)感震ブレーカー設置助成における対象製品の拡充について、(18)区営住宅建替えの進捗状況について、以上2件を建築室長から報告をお願いします。 ◎建築室長 27ページでございます。  実績あるいは関係団体の主な意見は記載のとおりです。  29ページをお開きください。  夜間の大地震を考え、避難時間約3分を確保できる新製品が開発されました。29ページに、センサー連動型タイプを記載しております。従来の一番上にあります工事型は、電気工事資格を持つ方しか工事ができませんでしたが、新製品に関しましては、足立区の家具転倒防止工事登録者にも取付けが可能です。製品代が約1万円、それから取付け費が3,000円で制度設計を考えております。平成29年度は工事型を50件、新製品を約150件を予算計上させていただきました。なお、対象エリア、それから旧耐震基準の件については変更ございません。  続きまして、40ページです。  区営住宅建替えの進捗状況についてです。  新田二丁目、三丁目は居住者の皆様が中央本町四丁目アパートの内覧会を行いました。13世帯の引っ越しの希望がありました。居住者の意向を十分把握して、対応してまいります。なお、次期集約候補、新田でございますけれども、関係所管と地元の皆様と候補地の絞り込みを検討していきたいと考えております。 ○前野和男 委員長  それでは、質疑に入ります。  何か質疑ありませんか。 ◆はたの昭彦 委員  まず花畑川の環境整備基本計画の見直しについてなんですけれども、私も地元のほうから、富士見橋の架け替えが一体いつになるのだということで、いろいろご意見をいただいて、本当に一生懸命考えていただいたなというふうに思っております。その上で、この説明のデメリットの(2)のウのところに、花畑川のほぼ全域の河川水を汲み出した上でと、かなり大規模な工事になるのかなというふうに思うんですけれども、その一方で、今後のスケジュール案のところの平成29年度に、生物の保全策等というようなことも書いてあるんです。花畑川に生物の保全がどの程度生物がいるのかどうかわからないですけれども、1回遮断をして全部汲み出すということは、魚がいなくなって、その上で両方をとめて、ポンプで入れるということは、あそこには魚というか、今まで中川と自由に行ってきたのは、いなくなってしまうというようなことなのでしょうか。 ◎工事課長 基本的に、取水はポンプ等を考えておりますが、いわゆる水門等の併用等も今後考えていきたいと思っていますので、ある程度、ポンプでありましても、大型の魚類等はポンプから通って花畑川には行き来はできませんが、小さいものは通りますし、そういうことも含めて、改めてシステムを考えてまいりたいと思っております。 ◆はたの昭彦 委員  まるっきりポンプだけで水を行き来するわけではなくて、水門を開けてということなんですね、わかりました。  その上で、この図を見るというか、雪見橋を架け替えるときに、仮設橋ということで、この都市計画道のところに、仮設橋をつくって、そのまま地元からは使えないのかという声が出たんですが、これだけ大規模な工事をやるのであれば、この都市計画道で、その橋の計画があるわけだから、東京都にも申入れをして、一緒にこの橋を架けられるようなことも是非考えていただきたいのですが、それはどうでしょうか。 ◎街路橋りょう課長 このような19ページのような形では、橋ではなくて、ボックスカルバートのような形で道路をつくるような形になりますので、東京都と連携しながら、事業を進めていきたいと。都市計画道路につきましては、東京都は事業認可を着手、もらってからやるというような形になると思います。 ◎建設事業調整担当課長 都市計画道路109号線につきましては、先ほどのご答弁のとおり、第四次優先整備路線に位置付けられました。延長が環七北通りから、都市計画道路261号線の南北で、約1,200m、大変長いものですから、事業効果の上がる方向で、着手時期につきまして、適切な時期を東京都と協議してまいりたいと思います。 ◆はたの昭彦 委員  同じような工事を何回にも分けてやると、税金の投入についても余計にかかるということもありますので、是非、一緒にできるような方向で、お願いしたいなと思います。  次に、西新井駅の東西自由通路についてということで、今のご説明を聞くと、非常に難しいのかなというふうに思いました。地元の議員からも、当初のその地下の自由通路については、先ほど説明がありましたように、現在の通路からも離れていますし、既存のそのリライズガーデンのところの通路の部分からも近いということで、余り利用が増えないのではないかということでは、今のある場所により近いほうでの整備のほうが、利用価値があるのではないかというようなこともあるのですが、ただ、今のご説明のように、東武ストアが解体しないとできないですとか、ましてや東口のマンションなんか、分譲マンションなわけですから、そこの合意形成をやっぱり得てからということになると、一体いつになってしまうのかなという懸念が非常に大きいんです。  平成29年度中にも整備計画というようなお話がありましたけれども、できる限り、やっぱり早い段階でのその自由通路の設置を区としても目指していっていただきたいのですけれども、それについてはいかがでしょうか。 ◎まちづくり課長 この3者の勉強会についても、新年度も続きます。東武のほうもやっとこのストアとトスカを解体して建て直すという、やっと情報を流しましたので、引き続きいつ壊すのかという情報を、また、この勉強会の中で聞き出したい、合わせて2021年以降、ここについてはホームドア化も考えていますので、そういうものを含めて、今後また勉強会の中で、早く深度化を進めたいというふうに考えております。 ◆はたの昭彦 委員  非常に地元の議員も、東武鉄道が絡んでくると、工事が遅れるみたいなことをおっしゃっていますので、そんなこと言われないように、是非、早急に進めていただきたいと思います。  次、パークイノベーションの取組みについてなんですが、じゃぶじゃぶ池の適正配置についてということで、今回、下の公園と中郷公園の2カ所が廃止というご報告がありました。新設については反対するものではありませんが、この2カ所については利用者数が少ないというようなお話で、その廃止というような方向が出されたみたいなんですが、しかし、まず下の公園については、確かに利用者数ということでは、1日平均が2.6人ということなのですが、実は北綾瀬駅は、今、10両編成化に向けて、開発が進んでいて、マンション建設も周辺でかなり多くできているんですけれども、区として北綾瀬駅周辺で、今後どれぐらいマンションができて、どれぐらい戸数が増えるかというのは把握しているのでしょうか。 ◎建築調整課長 特に具体的な数値等はつかんでおりませんけれども、周辺にはまだ低未利用地が多数存在している状況でございますので、ある一定程度の開発が見込まれるのではないかなと想定しているところでございます。 ◆はたの昭彦 委員  何か聞いたところによると、今8棟建設していて、約800から850所帯のマンション、戸数が増えると言われているんです。そのほとんどがファミリータイプなわけです。そうすると、今後、そのファミリータイプなわけですから、子育て世代がそれだけ戸数が増えてくるということでは、今後あの辺は発展の見通しもあって、そういう世代が増えて、今後、利用者数がやっぱり増えて、需要が増えていくところだと私は思っているんです。そういうふうなことを考えると、やっぱり将来性を考えると、この廃止というよりは、いかに利用者数を今後そういう新しい住民を含めて、魅力を高めていくかという検討が必要なんじゃないかと思うんですけれども、それについてはいかがでしょうか。 ◎パークイノベーション担当課長 北綾瀬周辺につきましては、平成27年度の調査で、人口推計の中で、伸び率が0%から10%ぐらい伸びるような状況にはなっておりますけれども、今後、じゃぶじゃぶ池につきましては、今回はこの2施設を廃止させていただきますが、今後、利用状況を踏まえて、また更に再配置につきましては、検討が必要かと考えておりますので、引き続き状況を見ながら検討していきたいと思います。 ◎みどりと公園推進室長 今回、下の公園のほうは廃止をさせていただきますが、私どものほうで、近接した地域に、東綾瀬せせらぎ水路という大きい施設がございますので、そちらで十分収容可能ということで、そういう検討の結果でございます。 ◆はたの昭彦 委員  非常に、何か冷たいなと思いました。  下の公園はそうなんですけれども、中郷公園については、もともとこの公園にはプールがあって、その廃止のときに代替え策として、地域の声を受けて誕生したものだというようなことなんですけれども、それについての検討はされたのでしょうか。 ◎パークイノベーション担当課長 従前ありましたプールと今回のじゃぶじゃぶ池では、その利用者層というものがちょっと違うところもありまして、中郷公園にじゃぶじゃぶ池を設置しましたが、なかなか伸びがなかったと。近接する近くにもじゃぶじゃぶ池がありますので、そういったところで、なかなか利用が少なかったのではないかと思われます。 ◆はたの昭彦 委員  利用が少ないと言っても、この中郷公園については、水面面積6.1平米、非常に小さい。6.1平米だと、2m、3mの本当に小さいところで、その利用者数が1シーズン271人ということでは、面積に対しては、そんなに少なくはなくて、やっぱり利用者数は多いというか、一定程度はあると思うんです。そういう意味では、平米当たりの利用者率が極めて高いと言わざるを得ません。そういう意味では、利用を増やすように、本来ならば改善すべきだと思うんです。少なくとも廃止にするのではなくて、例えば先ほどから出ていますけれども、もう少し経費がかからない、そのミスト型とか、噴水型とか、管理も余り手がかからないようなことで、是非、私は残していって欲しいと思いますけれども、もう1回ご答弁お願いします。 ◎パークイノベーション担当課長 今回は、昨年度と今年度の利用者状況を調査して、総合的に判断させていただきまして、この2カ所については廃止をさせていただきました。今後は、利用状況、それから、周辺のじゃぶじゃぶ池の利用状況も踏まえて、また更に再設置等に向けては検討していきたいと思います。 ◆はたの昭彦 委員  あるものがなくなるというのは、地域の皆さんから本当に、失望を得ます。1回廃止したものを、改めてつくるというのは、非常に、また余計にお金がかかるという意味では、是非、要望としては、最後まで残していって欲しいという要望を出しておきたいと思います。  最後に、感震ブレーカーについてなんですが、先ほど今回の新型については、耐震補強業者でも付けられるようにというようなお話があったんですが、この設置費用の3分2、最大8,000円というのは、その機械と設置費用合わせて8,000円ということなのでしょうか。 ◎建築安全課長 ご指摘のとおりです。 ◆はたの昭彦 委員  そうすると、機械が1万円前後なんですけれども、設置費用というのは、どれぐらいを考えているのでしょうか。 ◎建築安全課長 設置費用については、3,000円程度を目安に考えておりますが、これについては、業者自身が設定していただくものと考えております。 ◆はたの昭彦 委員  そうすると、設置費用の3分の2、最大8,000円というのは、区は3,000円と考えているけれども、業者は5,000円と考えた場合にでも、この値段しか出ないということですよね。
    建築安全課長 記載の助成金額のとおりでございます。 ◆はたの昭彦 委員  そうすると、1個3,000円で1日それしか仕事がなかったということになると、なかなか区内業者も手を挙げづらいと思うんです。やっぱり一定の、区が募集をかけるというのも変だけれども、取りまとめを行って、一定の例えば、5個、10個とか、まとめて施工できるような体制というか、支援をしていくべきだと思いますが、それについてはいかがでしょうか。 ◎建築安全課長 個別に区のほうで集約する考えはございませんが、例えば、転倒防止の工事ですと、ある程度一定地域でまとまって申込みをされている場合も多いような状況もありますので、対象は違いますけれども、そういった形で進めていただければというふうに考えております。 ◎建築室長 今回、いろいろな方からご意見をいただきました。電力会社、あるいは電気会社、それと家具転倒防止関係をやっています、その皆さんの意見を踏まえて、こういう制度設計をさせてもらっております。 ◆はたの昭彦 委員  なるべくやっぱり区内業者に仕事が行くような形で進めていただきたいと思うんですが、設置の数量については、150件ということで、前年度に比べると、数そのものは減っているように思うんですが、これは全部、助成というか、数が達した場合には、補正なんかも組んで、新たにまた増やすというようなことは考えているのでしょうか。 ◎建築安全課長 申込みの状況によりましては、年度途中で補正予算等も検討していきたいというふうに考えております。 ◆米山やすし 委員  私は、この花畑川についてですが、これ以前、副区長から花畑運河はいずれ埋めてしまわなければというのが、十数年前だったか、何かかなり前に伺っていて、いよいよ本当にやるんだという気がして、感慨深いものがあるんですけれども、1点だけ確認しないといけないのが、これは、もう七、八十年前に、もっと前ですか、掘って、この中川という非常に計画高水位も高い川、水害のときですね、綾瀬川に流すという、その水害面での何か能力とか、機動性が失われるということはあるのか、ないのか、その辺は大丈夫なんでしょうねという確認だけしたかったんですが。 ◎工事課長 両端に六木水門、花畑水門がありますけれども、これに加えて、新たに堤防のようなものを築いて、機械的にポンプ等で取水しますので、水位が一定程度保たれる機能を更に付加するということで、その部分については、十分、治水上も考慮して、設計、計画をして、見直しております。 ◎道路整備室長 中川が増水したときには、この六木水門自体を閉鎖しておりますので、現在でも。ですから、影響はございません。花畑川に逃がすという考え方は国にもありません。 ◆渕上隆 委員  感震ブレーカーなんですけれども、今回は新しい新製品で、従来よりは随分安いのができていますけれども、それで実績としてはかなり少ないですよね。平成27年度が50件で、平成29年1月末まで87件、これは多分、対象地域も絞られていますし、旧耐震基準ということで、数はちょっとどれぐらいが対象所帯なのかわからないですけれども、これからもっと普及をしていく場合には、この対象を拡大していくとか、更には、先ほど説明にもありましたけれども、簡易型で3,000円ぐらいのものもできていると。ただ、予算特別委員会のときなんかに言っていたのは、簡易型だとすぐ消えてしまうけれども、工事型の場合は、3分間ぐらいですか、電気がついていて、それを確保したほうがいいというのがありましたけれども。でも、助成がないとしても、もう3,000円ぐらいで付けておいたほうが安心かなみたいな。  あと、東京の場合だと結構、地震が予想されているので、わかるところに懐中電灯とか置いてあって、消えたらすぐ使えるようにもしているというのがあると思うので、両面です。旧耐震基準はちゃんと助成してしっかりしたものを付けなくてはいけないとかあるかもわからないですけれども、両面で普及をしていくということが大切じゃないかなと思ったんですが、その辺はいかがなのでしょうか。 ◎建築安全課長 先ほどの対象地域と、それから対象物件につきましては、東京都の危険度調査に基づきまして、特に危険な地域を優先して、安全対策を図っていきたいという考えに基づいております。  また、今お話がありましたオモリ式の簡易タイプですけれども、こちらについては、災害対策課のほうで、あっせん用品として取り扱っておりまして、市場価格3,000円程度のものが、税抜きで約2,400円程度であっせんとして取り扱っておりますので、そういった部分で、都市建設部としては、すみ分けを考えております。 ◎建築室長 対象建物はどれくらいあるかということですが、この特定エリアに4万5,000棟建物がある中で、1万4,000棟が旧耐震建物です。これがとても危険な物件ですので、こちらを特に普及啓発していきたいと思っております。従いまして、まずは特定エリアを優先的にさせていただきたいなというふうに考えています。 ◆渕上隆 委員  エリアについては、確かに環七より内側で、千住地域とか、その辺は本当に火災の危険度が高いので、この辺は重点的にとなると思うんですけれども、建物で言うと、旧建築基準のほうは優先したほうがいいと思いますけれども、新しい建築基準で耐震化はできていたとしても、これ電気製品ですから、建物が壊れなくても、何か電気製品が倒れたりとか、いろいろあって、通電したときに火災の危険があるとかそういうのもあると思うので、そっちは両面でやったほうがいいのかなみたいなふうに思っております。  それと、西新井駅の東西自由通路の件で、ちょっとお伺いしたいんですけれども、地下案みたいなのがありますけれども、これ地下案で特に心配なのは、自転車なんですけれども、竹ノ塚駅で自由通路ができて、イメージとしては、北千住の自由通路みたいなものをイメージしていたら、竹ノ塚駅って凄い深くて、スロープがないので、自転車で行こうと思ったら、全部エレベーターに乗らなくてはいけないんです。そうすると、私も結構よく自転車を使っているんですけれども、自転車は今度エレベーターが大きくなったので、前は2台しか乗れなかったんですけれども、今度は3台、無理したら4台乗れるのかな、ちょっとわからないですけれども、今度、歩行者用と自転車用と分かれて、エレベーター2台付いていますけれども、結構多いときは、並んで2回ぐらい待たないと乗れないときがあるんです。  ですから、この西新井駅の場合は、もしエレベーターとかで大変だったら、ここのリライズガーデンのところまで、百何十mしか離れていないので、自転車だったらすぐなので、余りどうなのかなと思ったんですけれども、その辺はいかがなのでしょうか。 ◎まちづくり課長 先ほど市街地整備室長のほうで答弁しましたように、竹ノ塚駅の今の仮設をベースにしていますので、自転車と身障者は、エレベーターで下におりて、手押しで行って、また向こう側で上るという形でございます。 ◆渕上隆 委員  そうすると、かえって時間がかかってしまうかもわからないですね。自転車なんかだとね。車椅子なんかだったらいいかもわからない。  それと、東武ストアのところの新しい上空新設案ですけれども、これも多分当然エレベーターを使わないと、自転車なんかは乗れないでしょうから、そうするとどうかなというのがあって、ただ、西新井駅の場合は、いつも課題なのは、歩行者が横断する場合に、駅を東西通る場合に、エレベーターは両方付いていますけれども、エスカレーターが、ビルの中を入っていけば、一応ありますけれども、階段のところにすぐ横にエレベーターがあったり、エスカレーターがあったりすると、北千住駅みたいにあったりすると、ぱっと乗れるんですけれども、それがないので、やっぱり歩行者は歩行者で、そういうのもまた考えなくてはいけないのかなと思うので、これから、案を検討するのでしょうけれども、その辺の課題をお願いしたいと思います。  それから、最後に、LED化でちょっとお伺いしたいんですけれども、今度、大型のLEDを取付けるということで、今までの通常の区道の場合は、3分の2が付けられて、電気料金が4分の1ということですけれども、まだあと通常の区道なんかでも4年ぐらいかかると思うんですけれども、これ、設置費用は結構そこそこ機材とか高いと思いますけれども、一遍設置すると、多分、電気代も当然安くなるんですけれども、寿命が長くなって、今までの蛍光灯とかだと、1年とか2年で交換だったと思うんですけれども、LEDって多分10年とか20年ぐらい寿命があるのではないかなと思うんですけれども、その辺の確認と、多分今度、維持費が凄く電気代も含めて安くなるのかなと思ったんですけれども、その辺はいかがなのでしょうか。 ◎まちづくり課長 まず最初の話ですが、既存の階段は、エレベーターがつくれません。今回につきましては、エレベーターが階段横に行きますので、利用がしやすくなるような状況でございます。 ◎工事課長 大型街路灯のLED化につきましては、現在の水銀灯に比べて、寿命が15年、現在は3年ぐらいでランプを交換していますが、15年を耐用年数を見ております。  また、維持管理等につきましては、そのランプ交換が要らなくなるとか、電気代が約4分の1になりますので、維持管理上も低減ができるということでございます。 ○前野和男 委員長  他に。       [「なし」と呼ぶ者あり] ○前野和男 委員長  その他、なしと認めます。 ○前野和男 委員長  建設委員会を閉会いたします。       午後零時16分閉会...