足立区議会 2016-10-24
平成28年 第3回 定例会−10月24日-05号
平成28年 第3回 定例会−10月24日-05号平成28年 第3回 定例会
平成28年第3回定例会(第5日)
足立区議会会議録(第14号)
1 10月24日(月曜日)午後1時開議
2 出席議員(44名)
1番 松 丸 ま こ と 議 員
2番 土 屋 の り こ 議 員
3番 市 川 お さ と 議 員
4番 西 の 原 え み 子 議 員
5番 山 中 ち え 子 議 員
6番 へ ん み 圭 二 議 員
7番 大 竹 さ よ こ 議 員
8番 さ の 智 恵 子 議 員
9番 吉 田 こ う じ 議 員
10番 佐 々 木 まさひこ 議 員
11番 長 澤 興 祐 議 員
12番 伊 藤 のぶゆき 議 員
13番 た だ 太 郎 議 員
14番 工 藤 哲 也 議 員
15番 浅 子 け い 子 議 員
16番 は た の 昭 彦 議 員
17番 お ぐ ら 修 平 議 員
19番 く ぼ た 美 幸 議 員
20番 岡 安 た か し 議 員
21番 小 泉 ひ ろ し 議 員
22番 いいくら 昭 二 議 員
23番 鹿 浜 昭 議 員
24番 か ね だ 正 議 員
25番 馬 場 信 男 議 員
26番 高 山 のぶゆき 議 員
27番 渡 辺 ひであき 議 員
28番 吉 岡 茂 議 員
29番 針 谷 み き お 議 員
30番 ぬ か が 和 子 議 員
31番 鈴 木 けんいち 議 員
32番 米 山 や す し 議 員
33番 鈴 木 あ き ら 議 員
34番 渕 上 隆 議 員
35番 長 井 まさのり 議 員
36番 た が た 直 昭 議 員
37番 う す い 浩 一 議 員
38番 前 野 和 男 議 員
39番 古 性 重 則 議 員
40番 鴨 下 稔 議 員
41番 くじらい 光 治 議 員
42番 新 井 ひ で お 議 員
43番 せ ぬ ま 剛 議 員
44番 藤 沼 壮 次 議 員
45番 白 石 正 輝 議 員
3 欠席議員(1名)
18番 長 谷 川 た か こ 議 員
4 欠 員(なし)
5 出席説明員
近 藤 やよい 区長
石 川 義 夫 副区長
長谷川 勝 美 政策経営部長
秋 生 修一郎 子どもの
貧困対策担当部長
大 山 日出夫 総務部長
川 口 弘 危機管理室長
勝 田 実 資産管理部長
鈴 木 伝 一 区民部長
和 泉 恭 正 地域のちから推進部長
石 居 聡 産業経済部長
橋 本 弘 福祉部長
市 川 保 夫
足立福祉事務所長
大 高 秀 明 衛生部長
三 橋 雄 彦 環境部長
工 藤 信 都市建設部長
増 田 治 行 道路整備室長
高 橋 茂
鉄道立体推進室長
斑 目 好 一
市街地整備室長
土 田 浩 己 みどりと公園推進室長
服 部 仁 建築室長
登 川 俊 彦 会計管理室長
高 橋 俊 哉 秘書課長
定 野 司
教育委員会教育長
宮 本 博 之 学校教育部長
須 原 愛 記
学力定着対策室長
鳥 山 高 章 子ども家庭部長
6
出席事務局職員
緑 川 惠 介 事務局長
石 鍋 敏 夫 事務局次長
肥 高 浩 二 議事係長
船 水 和 成 調査係長
犬 飼 敏 雄 書記
成 田 進之介 書記
神 永 雄 樹 書記
押 田 真 樹 書記
7 議事日程
第 1 第 81 号議案 平成27年度足立区
一般会計歳入歳出決算
第 2 第 82 号議案 平成27年度足立区
国民健康保険特別会計歳入歳出決算
第 3 第 83 号議案 平成27年度足立区
介護保険特別会計歳入歳出決算
第 4 第 84 号議案 平成27年度足立区
後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算
第 5 第118号議案 足立区基本構想
第 6 第119号議案 足立区
基本構想審議会条例を廃止する条例
第 7 第 94 号議案 足立区精神障がい
者自立支援センター条例の一部を改正する条例
第 8 第 95 号議案
足立区立母子生活支援施設の指定管理者の指定について
第 9 第 96 号議案 足立区に係る沿道地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例
第10 第 98 号議案 足立区竹ノ塚駅
西口地区地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例
第11 第100号議案 足立区
花畑北部地区地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例
第12 第101号議案 足立区
新田地区地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例
第13 第104号議案 足立区西新井駅
西口周辺地区地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例
第14 第107号議案 足立区中川一丁目
南地区地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例
第15 第108号議案 足立区江北駅
周辺地区地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例
第16 第109号議案 足立区に係る防災街区整備地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例
第17 第110号議案 足立区千住三丁目地区地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例
第18 第111号議案 足立区千住大橋駅
周辺地区地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例
第19 第113号議案 足立区千住旭町地区地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例
第20 第 97 号議案 足立区舎人四丁目地区地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例
第21 第 99 号議案 足立区
高野地区地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例
第22 第102号議案 足立区六町地区地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例
第23 第103号議案 足立区
上沼田南地区地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例
第24 第105号議案 足立区保塚町地区地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例
第25 第106号議案 足立区
土地区画整理事業を施行すべき区域に係る地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例
第26 第112号議案 足立区江北三・四丁目地区地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例
第27 第114号議案 足立区花畑五丁目地区地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例
第28 第115号議案 特別区道路線の認定について
第29 第116号議案
足立区立小学校、中学校等の学校医、学校歯科医及び学校薬剤師の公務災害補償に関する条例の一部を改正する条例
第30 第117号議案
足立区立学校設置条例の一部を改正する条例
第31 議員提出第2号議案 足立区子どもの医療費の助成に関する条例の一部を改正する条例
第32 受理番号16
国民健康保険料の値上げはおこなわず、低所得者の負担を軽減することを求める陳情
第33 27受理番号12 看護師等の大幅増員と夜勤改善で安全・安心の医療・介護を求める意見書提出を求める陳情
27受理番号13 全てのがん検診無料化及び女性のがん検診毎年実施を求める陳情
27受理番号18
住宅マスタープラン改定作業においてシェアハウスなどの
空き家利活用施策策定を求める陳情
27受理番号24 足立区議会の各委員会をインターネット中継することを求める陳情
27受理番号25 「子ども・子育て支援新制度」実施後も、児童福祉法第24条1項を守り、すべての子どもの権利を等しく保障することを求める陳情
27受理番号26 大規模開発、マンション建設などで、子育て世帯が集中している地域に認可保育園のすみやかな増設を求める陳情
27受理番号35 旧足立区
こども家庭支援センター跡地施設に関する陳情
27受理番号37 日暮里・舎人ライナーの輸送サービスの改善についての意見書提出を求める陳情
27受理番号42 外国人の扶養控除制度の見直しを求める意見書の採択を求める陳情
27受理番号43 安心して暮らせる
高齢者福祉施策の充実を求める陳情
27受理番号44 情緒障がい
等通級指導学級での指導の存続と情緒障がい児教育の充実・発展を求める陳情
27受理番号48 住民の安全・安心、住生活改善と地域経済活性化のため住宅のリフォームに対する助成制度の創設を求める陳情
27受理番号50 沖縄の
米軍普天間飛行場代替施設建設の早期実現、沖縄米軍基地の整理縮小及び負担軽減を求める意見書の採択を求める陳情
27受理番号53 区立図書館における青少年の健全たる育成等を阻害する図書の排除を求める陳情
27受理番号54 千住一丁目地区市街地再開発計画に集会施設と保育所の設置を求める陳情
受理番号 1 原発の再稼働ではなく自然エネルギーへの大転換を求める意見書の提出を求める陳情
受理番号 4 介護報酬の緊急再改定を求める意見書の提出を求める陳情
受理番号 8 都に対して子どもの貧困率の調査を行うよう要請し、かつ足立区が独自で子どもの貧困率の調査をするよう求める陳情
受理番号 9
放射能健康診断への助成、区民参加での放射能測定、及び福島からの避難者への住宅支援継続を求める意見書の提出を求める請願
受理番号12 中学校の
特別支援学級通級指導学級(情緒等)の増設等を求める陳情
受理番号13 中学校の
特別支援学級通級指導学級(情緒等)の「特別支援教室」について
検討委員会設立等を求める陳情
受理番号14 米軍属による女性殺害事件に抗議し、在沖米軍基地の整理・縮小と辺野古新基地建設計画の断念の意見書の提出を求める請願
受理番号17 国会における憲法論議の推進と国民的議論の喚起を求める意見書の提出を求める陳情
受理番号18 住民の健康増進と2020
東京オリンピック・パラリンピックに向けて
受動喫煙防止条例の早期制定を求める陳情
受理番号19 足立区における
飲食施設事業者の実態に即した
受動喫煙防止対策を求める陳情
受理番号20 東京都足立区における
飲食施設事業者の実態に即した
受動喫煙防止対策を求める陳情
受理番号21 足立区における受動喫煙防止に関する陳情
受理番号22 千住一丁目地区市街地再開発に関わる多目的室(集会所)及び
子育て支援施設(保育所)の拡充と管理体制と使用方法についての陳情
第34 受理番号23 足立区内の保育・教育施設の放射線対策についての陳情
第35 議員提出第12号議案
次期介護保険制度改正における福祉用具、住宅改修の見直しに関する意見書
第36 議員提出第13号議案 返済不要の「給付型奨学金」の創設及び無利子奨学金の拡充を求める意見書
第37 足立区監査委員選任の同意について
○高山のぶゆき 議長 これより本日の会議を開きます。
事務局長より諸般の報告をいたします。
[
緑川惠介事務局長朗読]
───────────────────────
28足総総発第1805号
平成28年10月11日
足立区議会議長
高 山 のぶゆき 様
足立区長 近 藤 弥 生
提出議案の誤植訂正について
平成28年第3回足立区議会定例会に提出した下記議案について誤植がありましたので訂正方につきよろしくお取り計らい願います。
記
第118号議案 足立区基本構想
(裏面訂正一覧表のとおり)
───────────────────────
訂正一覧(第118号議案 足立区基本構想)
1 第2章 足立区が目指す「将来像」
1 将来に向けた課題と解決の方向性
(図2)将来に向けた課題と解決の方向性のうち右上部枠内について、下線部を次のように訂正する。【16頁】
┌───────────┬───────────┐
│ 訂正前
│ 訂正後 │
├───────────┼───────────┤
│■重点プロジェクト等よ
│■重点プロジェクト等に│
│ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄│ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄│
│る成果(p.5〜9) │よる成果(p.5〜9) │
│ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ │ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ │
│・小学生の基礎学力の向│・小学生の基礎学力の向│
│ │ │
│ 上 │ 上 │
│ │ │
│・「
ビューティフル・ウ│・「
ビューティフル・ウ│
│ │ │
│ インドウズ運動」によ
│ インドウズ運動」によ│
│ │ │
│ る治安の
改善 │ る治安の改善 │
│ │ │
│・
シティプロモーション│・
シティプロモーション│
│ │ │
│ による発信力の向上 │ による発信力の向上 │
│ │ │
│・区内5大学による大学│・区内5大学による大学│
│ │ │
│ 連携 など │ 連携 など │
│ │ │
└───────────┴───────────┘
訂正理由
誤植による
2 第3章 将来像の実現に向けた4つの視点(基本的方向性)
本文中、上から6行目について、下線部を次のように訂正する。【20頁】
┌───────────┬───────────┐
│ 訂正前
│ 訂正後 │
├───────────┼───────────┤
│そこで、足立区の将来像│そこで、足立区の将来像│
│ │ │
│の実現に向けて、「ひ │の実現に向けて、「ひ │
│ │ │
│と」「くらし」「まち」│と」「くらし」「まち」│
│ │ │
│「行財政」の4つの視点│「行財政」の4つの視点│
│ │ │
│から基本的方向性を整理│から基本的方向性を整理│
│  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄│  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄│
│しす。 │します。 │
│ ̄ ̄ ̄ │ ̄ ̄ ̄ ̄ │
└───────────┴───────────┘
訂正理由
誤植による
───────────────────────
28足監発第932号
平成28年9月30日
足立区議会議長
高山 のぶゆき 様
足立区監査委員 加 納 將 史
同 久 保 一 夫
同 渡辺 ひであき
同 岡 安 たかし
平成28年度平成28年8月末現在における例月出納検査の結果報告について
以下報告内容省略
───────────────────────
28足総総発第1858号
平成28年10月24日
足立区議会議長
高山 のぶゆき 様
足立区長 近 藤 弥 生
足立区監査委員選任の同意について
足立区監査委員として下記の者を選任いたしたく地方自治法(昭和22年法律第67号)第196条第1項の規定に基づき、区議会の同意についてよろしくお取り計らい願います。
記
秦 邦 昭 (略歴裏面のとおり)
平成18年 3月 国税庁徴収部長
平成20年 7月 国税庁退職
平成20年 7月
公益社団法人日本租税研究協会専務理事
平成21年 4月
千葉商科大学大学院会計ファイナンス研究科客員教授
平成28年 3月
千葉商科大学大学院会計ファイナンス研究科退任
平成28年 9月
公益社団法人日本租税研究協会退職
───────────────────────
○高山のぶゆき 議長 これより日程に入ります。
日程第1から第4までを一括議題といたします。
[
緑川惠介事務局長朗読]
第81号議案 平成27年度足立区
一般会計歳入歳出決算
第82号議案 平成27年度足立区
国民健康保険特別会計歳入歳出決算
第83号議案 平成27年度足立区
介護保険特別会計歳入歳出決算
第84号議案 平成27年度足立区
後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算
───────────────────────
平成28年10月13日
足立区議会議長
高山のぶゆき 様
決算特別委員長
くじらい 光治
委員会審査報告書
本委員会に付託の議案を審査の結果、下記のとおり決定したから会議規則第76条の規定により報告します。
記
付託年月日 平成28年9月27日
┌─────┬───────────┬─────┐
│ 議案番号 │ 件 名 │議決の結果│
├─────┼───────────┼─────┤
│第81号議案│平成27年度足立区
一般│認定 │
│ │会計歳入歳出決算 │ │
├─────┼───────────┼─────┤
│第82号議案│平成27年度足立区
国民│認定 │
│ │健康保険特別会計歳入歳│ │
│ │出決算 │ │
├─────┼───────────┼─────┤
│第83号議案│平成27年度足立区
介護│認定 │
│ │保険特別会計歳入歳出決│ │
│ │算 │ │
├─────┼───────────┼─────┤
│第84号議案│平成27年度足立区
後期│認定 │
│ │高齢者医療特別会計歳入│ │
│ │歳出決算 │ │
└─────┴───────────┴─────┘
───────────────────────
○高山のぶゆき 議長 本案につきましては、委員会の審査報告書をお手元に配付のとおりであります。
これより
決算特別委員会の審査経過並びに結果について、委員長より報告があります。
41番
くじらい光治議員。
[
くじらい光治議員登壇]
◎くじらい光治
決算特別委員長 ただいま議題となりました第81号議案 平成27年度足立区
一般会計歳入歳出決算、第82号議案 平成27年度足立区
国民健康保険特別会計歳入歳出決算、第83号議案 平成27年度足立区
介護保険特別会計歳入歳出決算、第84号議案 平成27年度足立区
後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算、以上4議案について、
決算特別委員会を代表いたしまして、委員会における審査の経過並びに結果についてご報告を申し上げます。
本特別委員会は、去る9月27日の本会議において設置され、10月5日から13日までの間、延べ6日間にわたって審査を重ねてまいりました。
審査経過について述べますと、まず初日、審査に先立ち、正副委員長の互選が行われ、私が委員長に、うすい浩一委員、
浅子けい子委員が副委員長に選任されました。副委員長をはじめ、委員各位の絶大なるご協力により、この決算審査が終了し、ここにご報告ができますことを心から感謝を申し上げる次第でございます。
さて、我が国の経済は、雇用、所得、環境の改善傾向が続く中で、景気はこのところ弱みも見られますが、緩やかな回復基調が続いています。区財政に目を向けると、特別区税などの一般財源や国庫支出金などの特定財源が、ともに増加した一方で、生活保護費などの扶助費が増加しております。
さて、本決算の対象となる平成27年度予算は、足立区第二次
重点プロジェクト推進戦略を更に発展・充実させ、限られた財源を最優先の施策に振り分け、時代の変化を力にした予算として編成をされました。
こうした方針に基づき、予算が執行された結果、一般会計は歳入で2,816億3,197万9,982円、歳出で2,737億8,227万7,657円となり、前年度比では、歳入は3.46%の増、歳出は3.04%の増となっています。普通会計決算では、実質収支は約66億6,600万円で、前年度に比べ9億7,700万円の増となり、経常収支比率は75.8%で、昨年度に比べ3.4ポイントの減となり、2年連続で80%を下回り、財政構造の弾力性が更に改善され、健全化判断比率については、問題はありませんでした。
本特別委員会は、以上の点を踏まえて、
一般会計歳入歳出決算並びに3
特別会計歳入歳出決算の審査に入りました。
まず、10月5日の初日には、審査に先立ち、4議案を一括議題とし、第81号議案から順次質疑を行い、最終日には、各会派代表による討論並びに無会派の意見表明を行った後、採決を行うことに決定をいたしました。
審査に当たりましては、予算の執行が適正かつ効率的に行われたかどうか、また施策や事業の達成度、今後、改善を要する点は何か、などに視点を置き、各委員がそれぞれの立場で、多方面かつ細部にわたり活発な質疑を展開し慎重なる審議が尽くされました。
引き続き各会派により討論が行われ、足立区議会自由民主党を代表して、鹿浜昭委員から、第81号議案から第84号議案までの4議案全てを認定する立場から討論がありました。その要旨を申し上げます。
平成27年度予算は「子どもの未来のために、今。新たなステージへ」と銘打ち、特に貧困の連鎖を断ち切るため、総合的かつ丁寧な施策を展開すべく、平成27年度を子どもの貧困対策元年と位置付け、この問題に真っ正面から挑もうとする熱い思いが込められた予算でありました。
平成27年度普通会計決算では、歳入の主なものは前年度より
地方消費税交付金が68億円、国庫支出金が33億円の増となり、特別区税は納税義務者の増加や景気回復によって前年度より約12億円の増となりました。
一方、歳出のうち義務的経費は前年度比6億円の増額となり、歳出に占める割合は51.2%で、依然として高い水準にあります。また、投資的経費は約22億円の減額となり、決算全体としては経常収支比率が2年連続で80%を下回り75.8%、実質収支額66億円余と、前年度から引き続き適正な水準の範囲内を推移しており、高く評価するものであります。
一方で、
決算特別委員会では気がかりな事項がありました。議会と執行機関の関係の在り方であります。
議会の使命は、区民の目線から区の事務事業の運営が適正に行われているかをチェックし、地方公共団体の意思決定を行うことにあります。45名の議員が様々な視点から執行機関と議論を交わすことにより、民意を確実に施策に反映させ、より良い政策、施策の実現に努めなければならない。
そのためにも、議会と執行機関の意思疎通をよくして信頼関係を築けるよう、誠意と緊張感を持った議会対応を強く要望する。
最後に、今後とも更に魅力あふれる足立区を築き上げていただけることを期待するとともに、次年度の予算編成に当たっては、本
決算特別委員会において、我が党委員の指摘した様々な提案及び要望事項を尊重し、その実現に努力されるよう要望する。
以上が足立区議会自由民主党の討論要旨であります。
次に、足立区議会公明党を代表して、いいくら昭二委員から、第81議案から第84号議案までの4議案全てを認定とする立場から討論がありました。その要旨を申し上げます。
区は、足立区第二次
重点プロジェクト推進戦略の子ども、くらし、まちづくり、経営改革の四つの柱の施策を更に発展、充実させるため、子どもについては、学力向上のための、あだち小学生基礎学習教室、中学生補習講座など、くらしについては、孤立ゼロプロジェクト推進事業、健康あだち21推進事業の推進、就労支援事業、中小企業・商店街支援など、まちづくりについては、鉄道立体化の促進事業、建築物耐震化促進事業、老朽家屋対策事業、パークイノベーションの推進など、経営改革については、シティプロモーション事業、各種収納金の収納率向上対策など、我が党の要望を反映させ、区民の生活向上に資する事業となった。
今後のエリアデザインについては、江北エリアの東京女子医科大学東医療センター、花畑エリアの文教大学の移転準備をはじめ、各地域での魅力を創出したまちづくりに向けて取り組んでいただきたい。
また、綾瀬エリアについては、住民に対し、十分な説明とともに、要望を聞いた上で丁寧に進めていただくことを要望する。
更に30年後を見据えた将来像を示す新たな基本構想に沿って、区政運営を進めていただきたい。
本
決算特別委員会において、我が党の各委員が指摘し、提案、要望した災害対策、子どもの貧困対策、いじめ・不登校対策、待機児童対策、財政運営の見える化、投票所環境の整備、竹ノ塚駅付近鉄道高架化事業の更なる推進、介護施設の充実、高齢者居住支援、糖尿病対策、創業支援など区内産業施策の充実、就労支援事業、奨学金の拡充、区営住宅改修事業、
東京オリンピック・パラリンピックへの応援、食品ロス削減対策及びLGBTの対応等々、今後の予算執行や平成29年度予算に反映させ、区民の目線で足立区に住んで良かったと実感できる施策を求める。
以上が足立区議会公明党の討論要旨であります。
次に、日本共産党足立区議団を代表して、西の原えみ子委員から、第81議案から第83号議案までの3議案を不認定、第84号議案を認定する立場から討論がありました。その要旨を申し上げます。
区は、平成27年度当初予算編成時に財政の厳しさを強調してきたが、積立金は前年度より163億円も増額の1,329億円にもなり、区民の暮らしを支えるお金は十分あったことが、今
決算特別委員会の審議で明らかになった。
アベノミクスによる格差や貧困が拡大する中、区でも住民税非課税者が毎年1,000人以上増え、課税標準額で200万円以下の世帯と合せると、区内の人口の57%にもなる状況の中で、精神障がい者補助の打切りなど、区民負担を増やし、サービスの切捨てを行い、新たな学校統廃合にも乗り出そうとしている。
一方で、戸籍の外部委託化を本格導入、公契約条例の精神にも反しているとの指摘に、条例の趣旨には反しないと開き直った。
また、千住一丁目再開発事業では、公共の福祉に寄与すると総額40億円の税金をつぎ込みながら、公益施設は僅か1%にも満たない巨額の税金を投入する在り方は到底認められない。
介護保険料など三つの負担増の中で区財政が更に潤いながら、区民に還元しないお金の使い方の結果が本決算であり、反対するものである。
国民健康保険特別会計では、1人当たりの平均保険料は年3,422円の大幅値上げとなった。こうした中で、国は低所得者の負担軽減のために総額1,700億円の税投入をした。しかし、区は全額を一般会計から繰入れの補填に使うことが当然だという姿勢であり、認めることはできない。
また、介護保険特別会計では、区は給付水準を7.5%と高く見積もったことにより、23区で2番目に高い保険料になり、低所得者には過酷なペナルティがある。
給付も補足給付の改悪により、約3,000人の高齢者に影響が出ているのに、他区が実施している利用料の軽減制度にも背を向けている姿勢も認められない。
区民の厳しい暮らしに寄り添って施策を進め、区民の願いをかなえる行財政の運営を強く求める。
以上が日本共産党足立区議団の討論要旨であります。
次に、足立区議会民進党を代表して、米山やすし委員から、第81号議案から第84号議案までの4議案全てを認定する立場から討論がありました。その要旨を申し上げます。
足立区では予算編成に当たり、平成27年度を負の連鎖を断つための子どもの貧困対策元年と位置付けた点について、最大限の評価をしたい。各事業についても、生まれる前からの支援、子どもの健康・生活実態調査、スクールソーシャルワーカー、居場所を兼ねた学習支援等々、様々な工夫をしながら、計画、実行した職員の努力を改めて評価をする。
子どもの貧困問題は、景気回復が波及していない足立区においては長期化、構造化しがちと思うが、自治体にしかできない事業、自治体がすべき事業、子どもたちに負い目を感じさせない普遍的な事業を心がけて、今後も取り組んでほしい。
その他にも、刑法犯認知件数6,000件台の回復、復興税を活用した防災事業、鉄道立体化事業の着実な進展など、成果が上がったものも多く、区長の行政手腕に引き続き期待をする。
一方で、我が党からは奨学金制度の更なる改善、LGBT、特に教育現場での問題、自治体による無料職業紹介の必要性、区営住宅や住宅支援の在り方、あだち産業センターをはじめとする、ものづくり施策、1,500名に近づく不登校の児童・生徒対策、豊中市のような地域ごとの自治組織による課題解決の仕組み、性犯罪防止の取り組み、中高年を含めた、ひきこもりや生活困窮等の予防策の強化、各会計の不納欠損や収入未済額対策の工夫や遊休資産の活用等々質疑に加え、新たな施策や事業を提案した。
特に奨学金制度の改善、LGBT、あだち産業センターや区の就労支援の在り方、無電柱化、保育士確保支援等の問題は、会派を超えて議論が深まったように思える。区民の代表である私たちの意見をよく勘案し、来年度の予算編成や個々の事務事業を執行するよう求め、討論とする。
以上が足立区議会民進党の討論要旨であります。
なお、へんみ圭二委員からは、第81号議案から第84号議案までの4議案全てを認定する立場との意見表明があり、土屋のりこ委員からは、第81号議案から第83号議案までの3議案を不認定、第84議案を認定する立場との意見表明がありました。
以上が各会派による討論並びに意見表明の要旨であります。
討論終了後、4議案を採決に付しました。その結果、第81号議案 平成27年度足立区
一般会計歳入歳出決算、第82号議案 平成27年度足立区
国民健康保険特別会計歳入歳出決算、第83号議案 平成27年度足立区
介護保険特別会計歳入歳出決算は挙手多数により、また、第84号議案 平成27年度足立区
後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算は全会一致で原案のとおり認定すべきものと決しました。
以上で、本特別委員会における審査経過並びに結果についての委員長報告を終わりますが、議員各位におかれましては、本特別委員会の決定にご賛同賜りますようお願い申し上げ、審査報告を終わります。
ご清聴ありがとうございました。
○高山のぶゆき 議長 委員長の報告が終了いたしました。
発言の通告がありませんので、これより採決いたします。
この採決は2回に分けて行います。
最初に、第81号議案、第82号議案、並びに第83号議案の3議案について採決いたします。
第81号議案 平成27年度足立区
一般会計歳入歳出決算、第82号議案 平成27年度足立区
国民健康保険特別会計歳入歳出決算、第83号議案 平成27年度足立区
介護保険特別会計歳入歳出決算について、委員会の報告は認定であります。
本案は、委員会の報告どおり決することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
○高山のぶゆき 議長 起立多数であります。よって、本案は委員会の報告のとおり認定することに決しました。
次に、第84号議案について採決いたします。
第84号議案 平成27年度足立区
後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算について、委員会の報告は認定であります。
本案は、委員会の報告どおり決することにご異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○高山のぶゆき 議長 ご異議ないと認め、委員会の報告のとおり認定することに決しました。
○高山のぶゆき 議長 次に、日程第5を議題といたします。
[
緑川惠介事務局長朗読]
第118号議案 足立区基本構想
───────────────────────
平成28年10月4日
足立区議会議長
高山 のぶゆき 様
基本構想特別委員長
かねだ 正
委員会審査報告書
本委員会に付託の議案を審査の結果、下記のとおり決定したから会議規則第76条の規定により報告します。
記
付託年月日 平成28年9月27日
┌──────┬───────────┬─────┐
│ 議案番号 │ 件 名 │議決の結果│
├──────┼───────────┼─────┤
│第118号議案 │足立区基本構想 │原案可決 │
└──────┴───────────┴─────┘
───────────────────────
○高山のぶゆき 議長 本案につきましては、委員会の審査報告書をお手元に配付のとおりであります。
これより討論を行います。
本案について、針谷みきお議員、鴨下稔議員、並びに市川おさと議員からそれぞれ発言の通告がありますので、これを許します。
最初に、29番針谷みきお議員。
[針谷みきお議員登壇]
◆針谷みきお 議員 私は、日本共産党足立区議団を代表し、第118号議案 足立区基本構想案に反対する立場から討論を行います。
基本構想は区の憲法と言われている足立区自治基本条例第12条で、「区は政策の基本的方向を示す基本構想を定める」とされており、近藤区政の政策の基本的方向があらわれた基本構想案であると考えます。
反対の理由は、第1に、区長がこの基本構想について、議員や公募委員も入れて議論を重ねた答申を尊重したと発言していますが、民意の反映と言いながら、実際は事務局主導で持ち込まれた「協創力」が将来像、基本理念の中心にあるという点です。
基本構想は審議会の四つの専門部会からキーワードを持ち寄り、全体会で基本理念を検討することになりましたが、その審議会委員や各世代のワークショップでは一言も出されていない「協創力」というキーワードが、突如メインのキーワードとして打ち出されました。これによって、ボトムアップとはほど遠い区民の声を生かすことを形骸化する将来像、基本理念になりました。
もともと「協創力」の語源は、農水省のキャリア出身で在米日本大使館書記官や大企業の経営企画部長をしていた笹谷秀光氏が、「CSR新時代の競争戦略」の中で打ち出した造語です。企業の力をどう引き込むのかが鍵であり、そのキーワードが「協創力」ですと語っており、根本的な考え方は政府の「日本創生、地方創生」戦略と軌を一にしています。
もとより「協創」とか「協創力」は言葉の意味がよくわからず、人によって説明が違います。
区民は、わからないものに協力をしたり、一緒につくり出したりすることはできません。審議員からも異論が述べられ、議会でも全ての会派から疑問の声が上がったのも当然です。このような言葉がキーワードとされ、推進力とされる構想に賛成できません。
第2に、区政の現状認識の問題です。
基本構想案第1章で、足立区を取り巻く厳しい社会情勢、人口減少、少子・超高齢社会が更に進展するとして、今後、30年間で高齢者1人を2.6人で支える騎馬戦型から、1.7人で支える状況に変化し肩車型に近づいている。すなわち、担税力のある世代が減少と述べ、介護を必要とする高齢者などが急増、財政面に負担をもたらすと強調しています。
しかし、こうした肩車論は、高齢者を働かない者と一律に捉えることで、若・中年者の負担感や不安感を実態以上に高め、多様な存在である高齢者の意欲や能力を生かす上で阻害していると内閣府でさえ批判している論理です。
区長がこの指摘に対して、この点は認めつつ、「脅しの論理」ではなく、ありのままの事実を記載したもの、とはぐらかしました。しかし、人口減少、高齢社会が訪れていることに対して、打開の方向を示すのではなく、わざわざ財源論を持ち込んで、負担が大変、だから行政の守備範囲を狭め、縮小、撤退論を持ち出していることは、脅しの論理そのものではありませんか。
そもそも社会保障財源は人口で決まるものではなく、担税力があるかどうかの問題で、肩車型論は最も担税力のある企業が対象からすっぽり抜けています。メガバンクが法人税ゼロ、大企業の消費税による輸出戻し税の優遇、パナマ文書で指摘された財界・富裕層の100兆円を超える税逃れなどにメスを入れず、解決すべき課題を棚上げし、一般庶民に負担を押しつける肩車型論は、基本構想の前提にすべきではありません。
第3は、足立区の行財政運営、とりわけ基金のため込み過ぎの問題です。
最近、前東京都副知事の青山やすしが監修して「東京23区格差」という書籍を出版しました。
一番データ数が多く、トップだったのが足立区で、特に所得格差で区民の年収平均330万円という、23区最低という実態が指摘されています。こうした区民の生活実態に寄り添い、区民生活を支えるべき区政が、区民には冷たい態度をとっていることです。
特別委員会で幾つかの事例を挙げました。低所得者の保育料が23区で一番高いこと、区の施設駐車場の有料化を行い、スポーツ施設利用者から施設使用料と駐車料金を二重に徴収していること、住区センター、社会教育施設の団体利用の有料化による負担増、がん検診に自己負担3割を強いている。この四つは足立区だけですが、放射能汚染対策を求める区民の、測定器貸出しや食材検査をも拒否していることです。
一方、足立区の基金残高は1,300億円余、23区のトップクラスですが、23区で最も所得が少ない区民に対して、受益者負担を求めて基金をため込んできました。こうした基金のため込みが23区富裕論攻撃に根拠を与えてしまい、財調財源の一部国税化を強行されたのであります。
第4に、区は2015年3月、基本構想策定に当たり区民一人ひとりの人権が尊重され、心豊かに暮らせる足立を協働して築くことを目指すものとすることを基本姿勢とすると答弁したにもかかわらず、構想案には自治基本条例の一人ひとりの人権が尊重されるなどの基本理念が全く視野になく、足立区の骨格をなす基本構想としてはふさわしくないため、賛成できるものではありません。
基本構想は、我が党が提案したように、憲法、地方自治の基本に立ち、各専門部会が打ち出した多様性を認め、安心・安全な暮らし、真に豊かな生活を実現できる、住民力が生きるなど、将来像、基本理念を中心に据えるべきです。
基本構想の改定の視点として、公共の果たす役割は何かを明確にする必要があり、住民の権利からのアプローチなど、新しい概念を取り入れていく必要があります。
環境権は、人は尊厳と福祉を保つに足りる環境で、自由平等及び十分な生活水準を享受する基本的権利ですが、憲法25条の生存権や憲法13条の幸福追求権として学説上、承認されており、条例化すべきであります。
また、札幌市では子どもの最善の利益を実現するため、子どもの権利条約で重視されている意見表明権、余暇・休息、遊び、文化の権利などを明記した条例を制定しました。こうした条例に学び、学校など、あらゆる教育の場で子どもの意見表明権、余暇・休息、遊び、文化の権利などを含む条例を制定すべきです。
我が党が提案したような憲法、地方自治の基本に立ち、やさしさ、希望、魅力あふれる足立区を目指すべきであることを指摘し、討論を終わります。
○高山のぶゆき 議長 次に、40番鴨下稔議員。
[鴨下稔議員登壇]
◆鴨下稔 議員 私は、足立区議会自由民主党を代表して、ただいま議題となっております第118号議案 足立区基本構想に賛成する立場から討論を行います。
新たな基本構想は、足立区のみならず日本全体が直面している人口減少、少子超高齢社会進展の中で、そこから生じる様々な課題の羅針盤として、今後、30年間における足立区の将来像を示したものであります。
策定に当たっては、将来を担う中学生、高校生の他、初めての試みとして無作為抽出による幅広い世代の区民参加型ワークショップ方式により、意見集約を行いました。
更には、それら多くの意見も踏まえつつ、区民の代表者を含む39名からなる、足立区基本構想審議会において、全体会を7回、そして、子ども、くらし、まちづくり、経営改革の四つの部門会議を延べ12回開催し、十分に議論を重ねました。
審議会答申については、建設的かつ熱心に修正意見などが出された結果、最終的な調整を我が党のみならず、他の党から選出された委員も含め、全委員が会長及び副会長に一任する了解のもと区長に提出されました。
そして、区はこの答申の内容を尊重して、基本構想案を策定しました。また、パブリックコメントによる意見公募も実施したなど、まさに民意が反映された基本構想と言えます。
基本構想で示された将来像は「協創力でつくる活力にあふれ 進化し続ける ひと・まち 足立」です。今後30年間における高齢者の増加、生産年齢人口等の減少による人口構造の変化に伴い、社会保障費の増大や担税力のある人口の減少が懸念されます。
この課題認識に対し、ある会派からは、基本構想特別委員会において「脅しの論理」であるとの発言がありました。しかし、審議会の公募区民委員からは、生産年齢人口が少ないのに、老年期の人が多く、扶助費がかかることを前提とした区政運営であるべきだとの発言が寄せられたように、財政面に大きな負担をもたらすことを前提とした上で課題解決をするという方向は、区民の皆様の一定の理解が得られたものと判断をいたします。
また、より複雑化、困難化する地域課題など、区が直面する喫緊の課題を区民の皆様とともに解決し、更に地域の新たな魅力を創造していくため、これまで実績を上げてきた協働をより発展させた協創の仕組みを取り組んでいこうという力強い提言がされました。
この「協創」や「協創力」の言葉は、審議会の中で数多く提案された様々な取り組みに共通する考え方として、事務局が区民評価委員の学識者から意見を頂戴し複数案を審議会会長に諮った上で、最も適していると、ご納得いただいた上で提案されたものです。
比較的新しい用語でもあることから、是々非々も含め様々な議論を行いましたが、直接人権には触れないまでも、お互いに多様な個性や価値観を認め尊重し合うことを前提に、未来への夢と希望を託せる将来像のキーワードとして、審議会では対案が出されることもなく決定をいたしました。
そのため、基本構想特別委員会における会派によるトップダウンだという発言は正しくはありません。むしろ協創や協創力は将来に向けて大いに発展していく可能性を感じる言葉であると言えます。
特に30年後の将来を担う大学生の最年少委員から言葉の意味について、「何だろうという部分も必要だと思います。何だろうという疑問を持つ、その言葉がどのような意味で使われているのか知りたいと思うためです。そこから足立区の取り組みを知ってもらうチャンスになります」という発言もありました。
今後は区が協創の考えを広く周知し、取り組みを推進していくことにより、区民と区が様々な形で連携し、ともに知恵を出し合って課題解決を図られていくものと期待をいたします。
以上、区民参画による様々な意見が反映され、かつ足立区の方向性や将来像が明確に示された基本構想を今後、実践していくことで、将来にわたって人やまちが活力を維持していけることを確信して、本議案に賛成するものであります。
○高山のぶゆき 議長 次に、3番市川おさと議員。
[市川おさと議員登壇]
◆市川おさと 議員 第118号議案 足立区基本構想に反対の立場から討論を行う。
足立区基本構想案の表紙には、「協創力」という言葉が大きく記してある。協創は足立区基本構想の最重要な概念、最重要な用語だ。にもかかわらず、その意味するところは曖昧模糊としていることについて、私は繰り返し指摘をしてきた。
言う人と聞く人とが、同じ意味を共有しているとき、初めて言葉を使ったコミュニケーションが成立する。行政の発する言葉が住民に、意味・内容が共有されていないとき、施策に対する不信や無関心をもたらす。その不利益は主に住民側が負うことになる。
8月の台風10号で岩手県のグループホーム利用者9人全員が死んだ。避難準備情報が朝出ていたにもかかわらず、避難準備情報という言葉の意味を施設管理者が知らず、漫然と時を過ごしたことが一因だった。
自治体が適切に施策を動かし、決まりどおりに住民に伝えても、最終最後、肝心要の住民に言葉が理解されていないと命を落とすことさえあるという事例でもあった。
バズワードという言葉がある。もっともらしいけれども、実際には定義や意味が曖昧な用語のことだ。今、自治体や企業などで様々な漢字で当てられた「きょうそう」という言葉が使われている。協創や共創、共奏や協奏や響奏、更には共走や協走だ。充ててある字は皆、異なるが、意味するところは、皆ほぼ同じだ。多様な主体がそれぞれの力を発揮し合い、プロダクトの価値を高めていくというほどの意味だ。
私見によれば、これは言葉遊びなどという高尚なものではない、経営コンサルタントや経営コンサルタントみたいな学者が珍奇なことを言ってクライアントを煙に巻く程度なものだ。基礎自治体の大切な役割は、施策をわかりやすく伝えることだ。「やさしい日本語」を用いよと、私は継続的に主張している。
国が使う言葉、法律の用語がわかりづらいことがしばしばある。そういうとき、基礎自治体は住民に一番身近な行政としてわかりやすく伝える必要がある。
一方、今回の基本構想の作成は、区の全くフリーハンドでつくられたにもかかわらず、その中核、最重要概念がバズワードになっていることを恨みとするものだ。
以上、私からの反対討論です。
○高山のぶゆき 議長 討論が終結いたしましたので、これより採決いたします。
本案について、委員会の報告は可決であります。本案は、委員会の報告どおり決することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
○高山のぶゆき 議長 起立多数であります。よって、本案は委員会の報告のとおり可決されました。
○高山のぶゆき 議長 次に、日程第6を議題といたします。
[
緑川惠介事務局長朗読]
第119号議案 足立区
基本構想審議会条例を廃止する条例
───────────────────────
平成28年10月4日
足立区議会議長
高山 のぶゆき 様
基本構想特別委員長
かねだ 正
委員会審査報告書
本委員会に付託の議案を審査の結果、下記のとおり決定したから会議規則第76条の規定により報告します。
記
付託年月日 平成28年9月27日
┌──────┬───────────┬─────┐
│ 議案番号 │ 件 名 │議決の結果│
├──────┼───────────┼─────┤
│第119号議案 │足立区基本構想審議会条│原案可決 │
│ │例を廃止する条例
│ │
└──────┴───────────┴─────┘
───────────────────────
○高山のぶゆき 議長 本案につきましては、委員会の審査報告書をお手元に配付のとおりであります。
発言の通告がありませんので、これより採決いたします。
本案について、委員会の報告は可決であります。本案は、委員会の報告どおり決することにご異議ございませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○高山のぶゆき 議長 ご異議ないと認め、委員会の報告のとおり可決されました。
○高山のぶゆき 議長 次に、日程第7、第8を一括議題といたします。
[
緑川惠介事務局長朗読]
第94号議案 足立区精神障がい
者自立支援センター条例の一部を改正する条例
第95号議案
足立区立母子生活支援施設の指定管理者の指定について
───────────────────────
平成28年10月17日
足立区議会議長
高山 のぶゆき 様
厚生委員長
せぬま 剛
委員会審査報告書
本委員会に付託の議案を審査の結果、下記のとおり決定したから会議規則第76条の規定により報告します。
記
付託年月日 平成28年9月27日
┌─────┬───────────┬─────┐
│ 議案番号 │ 件 名 │議決の結果│
├─────┼───────────┼─────┤
│第94号議案│足立区精神障がい者自立│原案可決 │
│ │支援センター条例の一部
│ │
│ │を改正する条例
│ │
├─────┼───────────┼─────┤
│第95号議案│足立区立母子生活支援施│原案可決 │
│ │設の指定管理者の指定に
│ │
│ │ついて
│ │
└─────┴───────────┴─────┘
───────────────────────
○高山のぶゆき 議長 本案につきましては、委員会の審査報告書をお手元に配付のとおりであります。
発言の通告がありませんので、これより採決いたします。
本案について、委員会の報告は可決であります。本案は、委員会の報告どおり決することにご異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○高山のぶゆき 議長 ご異議ないと認め、委員会の報告のとおり可決されました。
○高山のぶゆき 議長 次に、日程第9から第19までを一括議題といたします。
[
緑川惠介事務局長朗読]
第 96 号議案 足立区に係る沿道地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例
第 98 号議案 足立区竹ノ塚駅
西口地区地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例
第100号議案 足立区
花畑北部地区地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例
第101号議案 足立区
新田地区地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例
第104号議案 足立区西新井駅
西口周辺地区地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例
第107号議案 足立区中川一丁目
南地区地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例
第108号議案 足立区江北駅
周辺地区地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例
第109号議案 足立区に係る防災街区整備地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例
第110号議案 足立区千住三丁目地区地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例
第111号議案 足立区千住大橋駅
周辺地区地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例
第113号議案 足立区千住旭町地区地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例
───────────────────────
平成28年10月18日
足立区議会議長
高山 のぶゆき 様
建設委員長
前 野 和 男
委員会審査報告書
本委員会に付託の議案を審査の結果、下記のとおり決定したから会議規則第76条の規定により報告します。
記
付託年月日 平成28年9月27日
┌──────┬───────────┬─────┐
│ 議案番号 │ 件 名 │議決の結果│
├──────┼───────────┼─────┤
│第96号議案 │足立区に係る沿道地区計│原案可決 │
│ │画の区域内における建築
│ │
│ │物の制限に関する条例の
│ │
│ │一部を改正する条例
│ │
├──────┼───────────┼─────┤
│第98号議案 │足立区竹ノ塚駅西口地区│原案可決 │
│ │地区計画の区域内におけ
│ │
│ │る建築物の制限に関する
│ │
│ │条例の一部を改正する条
│ │
│ │例
│ │
├──────┼───────────┼─────┤
│第100号議案 │足立区花畑北部地区地区│原案可決 │
│ │計画の区域内における建
│ │
│ │築物の制限に関する条例
│ │
│ │の一部を改正する条例
│ │
├──────┼───────────┼─────┤
│第101号議案 │足立区
新田地区地区計画│原案可決 │
│ │の区域内における建築物
│ │
│ │の制限に関する条例の一
│ │
│ │部を改正する条例
│ │
├──────┼───────────┼─────┤
│第104号議案 │足立区西新井駅西口周辺│原案可決 │
│ │地区地区計画の区域内に
│ │
│ │おける建築物の制限に関
│ │
│ │する条例の一部を改正す
│ │
│ │る条例
│ │
├──────┼───────────┼─────┤
│第107号議案 │足立区中川一丁目南地区│原案可決 │
│ │地区計画の区域内におけ
│ │
│ │る建築物の制限に関する
│ │
│ │条例の一部を改正する条
│ │
│ │例
│ │
├──────┼───────────┼─────┤
│第108号議案 │足立区江北駅周辺地区地│原案可決 │
│ │区計画の区域内における
│ │
│ │建築物の制限に関する条
│ │
│ │例の一部を改正する条例
│ │
├──────┼───────────┼─────┤
│第109号議案 │足立区に係る防災街区整│原案可決 │
│ │備地区計画の区域内にお
│ │
│ │ける建築物の制限に関す
│ │
│ │る条例の一部を改正する
│ │
│ │条例
│ │
├──────┼───────────┼─────┤
│第110号議案 │足立区千住三丁目地区地│原案可決 │
│ │区計画の区域内における
│ │
│ │建築物の制限に関する条
│ │
│ │例の一部を改正する条例
│ │
├──────┼───────────┼─────┤
│第111号議案 │足立区千住大橋駅周辺地│原案可決 │
│ │区地区計画の区域内にお
│ │
│ │ける建築物の制限に関す
│ │
│ │る条例の一部を改正する
│ │
│ │条例
│ │
├──────┼───────────┼─────┤
│第113号議案 │足立区千住旭町地区地区│原案可決 │
│ │計画の区域内における建
│ │
│ │築物の制限に関する条例
│ │
│ │の一部を改正する条例
│ │
└──────┴───────────┴─────┘
───────────────────────
○高山のぶゆき 議長 本案につきましては、委員会の審査報告書をお手元に配付のとおりであります。
これより討論を行います。
本案について発言の通告がありますので、これを許します。
16番はたの昭彦議員。
[はたの昭彦議員登壇]
◆はたの昭彦 議員 ただいま議題となりました、第96号議案、第98号議案、第100号議案、第101号議案、第104号議案、第107号議案、第108号議案、第109号議案、第110号議案、第111号議案、第113号議案、以上11議案について、日本共産党足立区議団を代表して討論を行います。
平成27年6月に「風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律」、いわゆる風営法が改正され、これに伴い足立区内の19件の地区計画区域内における建築物の制限に関する条例の改正が必要となり、今回、提案されました。
しかし、この11議案は区が法改正の趣旨を反映させず、引き続き規制をかけ、ダンスホールやナイトクラブ等について風営法改正前と同様に建築物の建築を制限するというもので、認められません。
風営法によるダンス規制の廃止は、共産党から自民党までの国会議員約60名が超党派でダンス文化推進議員連盟をつくり推進してきました。
また、国会には16万筆を超す、ダンス規制の廃止を求める署名も届けられ、国内の主要なダンス団体も改正を求めていました。
そのような中で政府の規制改革会議において、国民の生活様式の多様化が進み、ナイトライフの充実を求める国民の声が高まっていること、ダンスに対する国民の意識の変化などを踏まえて検討、その結果として、ダンスに関わる風営法規制の見直しなどが盛り込まれた規制改革実施計画が閣議決定されました。
風営法改正を審議した平成27年6月16日の参議院内閣委員会で、越智隆雄内閣府副大臣は、近年、社交ダンス以外にも様々なダンスが国民に愛好されるようになり、小・中学校の教育現場にもダンスが取り入れられるなど、ダンスの文化的、経済的な重要性が増している。また、2020年の
東京オリンピック開催が決定している中、ダンス文化を活用した魅力あるまちづくりを進め、海外観光客を呼び込むためにも、早急な見直しが必要と述べています。
ダンスが若者から高齢者まで健全な文化、交流、あるいはスポーツとして息づいているときに、風俗を乱すという発想のもと風俗営業から除外されたダンスホール等を引き続き規制することは、法改正の趣旨からも逸脱し、健全なダンス文化の発展の阻害にもなりかねず、時代遅れと言わざるを得ません。
また、地区計画の変更は地域住民の合意が必要ですが、区は規制の継続であり説明は必要ない、今後、声があれば地区計画の変更を考えるとのことですが、法改正の趣旨を考えれば、これらの地域の住民に対し、法改正の中身を説明し、まず継続の是非を諮った上で判断すべきでありました。
以上のような理由から賛成することはできないことを申し上げまして、討論を終わります。
○高山のぶゆき 議長 討論が終結いたしましたので、これより採決いたします。
本案について、委員会の報告は可決であります。
本案は委員会の報告どおり決することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
○高山のぶゆき 議長 起立多数であります。よって、委員会の報告のとおり可決されました。
○高山のぶゆき 議長 次に、日程第20から第28までを一括議題といたします。
[
緑川惠介事務局長朗読]
第 97 号議案 足立区舎人四丁目地区地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例
第 99 号議案 足立区
高野地区地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例
第102号議案 足立区六町地区地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例
第103号議案 足立区
上沼田南地区地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例
第105号議案 足立区保塚町地区地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例
第106号議案 足立区
土地区画整理事業を施行すべき区域に係る地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例
第112号議案 足立区江北三・四丁目地区地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例
第114号議案 足立区花畑五丁目地区地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例
第115号議案 特別区道路線の認定について
───────────────────────
平成28年10月18日
足立区議会議長
高山 のぶゆき 様
建設委員長
前 野 和 男
委員会審査報告書
本委員会に付託の議案を審査の結果、下記のとおり決定したから会議規則第76条の規定により報告します。
記
付託年月日 平成28年9月27日
┌──────┬───────────┬─────┐
│ 議案番号 │ 件 名 │議決の結果│
├──────┼───────────┼─────┤
│第97号議案 │足立区舎人四丁目地区地│原案可決 │
│ │区計画の区域内における
│ │
│ │建築物の制限に関する条
│ │
│ │例の一部を改正する条例
│ │
├──────┼───────────┼─────┤
│第99号議案 │足立区
高野地区地区計画│原案可決 │
│ │の区域内における建築物
│ │
│ │の制限に関する条例の一
│ │
│ │部を改正する条例
│ │
├──────┼───────────┼─────┤
│第102号議案 │足立区六町地区地区計画│原案可決 │
│ │の区域内における建築物
│ │
│ │の制限に関する条例の一
│ │
│ │部を改正する条例
│ │
├──────┼───────────┼─────┤
│第103号議案 │足立区上沼田南地区地区│原案可決 │
│ │計画の区域内における建
│ │
│ │築物の制限に関する条例
│ │
│ │の一部を改正する条例
│ │
├──────┼───────────┼─────┤
│第105号議案 │足立区保塚町地区地区計│原案可決 │
│ │画の区域内における建築
│ │
│ │物の制限に関する条例の
│ │
│ │一部を改正する条例
│ │
├──────┼───────────┼─────┤
│第106号議案 │足立区
土地区画整理事業│原案可決 │
│ │を施行すべき区域に係る
│ │
│ │地区計画の区域内におけ
│ │
│ │る建築物の制限に関する
│ │
│ │条例の一部を改正する条
│ │
│ │例
│ │
├──────┼───────────┼─────┤
│第112号議案 │足立区江北三・四丁目地│原案可決 │
│ │区地区計画の区域内にお
│ │
│ │ける建築物の制限に関す
│ │
│ │る条例の一部を改正する
│ │
│ │条例
│ │
├──────┼───────────┼─────┤
│第114号議案 │足立区花畑五丁目地区地│原案可決 │
│ │区計画の区域内における
│ │
│ │建築物の制限に関する条
│ │
│ │例の一部を改正する条例
│ │
├──────┼───────────┼─────┤
│第115号議案 │特別区道路線の認定につ│原案可決 │
│ │いて
│ │
└──────┴───────────┴─────┘
───────────────────────
○高山のぶゆき 議長 本案につきましては、委員会の審査報告書をお手元に配付のとおりであります。
発言の通告がありませんので、これより採決いたします。
本案について、委員会の報告は可決であります。
本案は委員会の報告どおり決することにご異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○高山のぶゆき 議長 ご異議ないと認め、委員会の報告のとおり可決されました。
○高山のぶゆき 議長 次に、日程第29、第30を一括議題といたします。
[
緑川惠介事務局長朗読]
第116号議案
足立区立小学校、中学校等の学校医、学校歯科医及び学校薬剤師の公務災害補償に関する条例の一部を改正する条例
第117号議案
足立区立学校設置条例の一部を改正する条例
───────────────────────
平成28年10月17日
足立区議会議長
高山 のぶゆき 様
文教委員長
藤 沼 壮 次
委員会審査報告書
本委員会に付託の議案を審査の結果、下記のとおり決定したから会議規則第76条の規定により報告します。
記
付託年月日 平成28年9月27日
┌──────┬───────────┬─────┐
│ 議案番号 │ 件 名 │議決の結果│
├──────┼───────────┼─────┤
│第116号議案 │
足立区立小学校、中学校│原案可決 │
│ │等の学校医、学校歯科医
│ │
│ │及び学校薬剤師の公務災
│ │
│ │害補償に関する条例の一
│ │
│ │部を改正する条例
│ │
├──────┼───────────┼─────┤
│第117号議案 │
足立区立学校設置条例の│原案可決 │
│ │一部を改正する条例
│ │
└──────┴───────────┴─────┘
───────────────────────
○高山のぶゆき 議長 本案につきましては、委員会の審査報告書をお手元に配付のとおりであります。
発言の通告がありませんので、これより採決いたします。
本案について、委員会の報告は可決であります。
本案は委員会の報告どおり決することにご異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○高山のぶゆき 議長 ご異議ないと認め、委員会の報告のとおり可決されました。
○高山のぶゆき 議長 次に、日程第31を議題といたします。
[
緑川惠介事務局長朗読]
議員提出第2号議案 足立区子どもの医療費の助成に関する条例の一部を改正する条例
───────────────────────
平成28年10月17日
足立区議会議長
高山 のぶゆき 様
厚生委員長
せぬま 剛
継続審査申出書
本委員会に付託の議案を審査の結果、下記により閉会中もなお継続審査を要するものと決定したから、会議規則第74条の規定により申し出ます。
記
付託年月日 平成28年2月26日
┌─────┬──────────┬───────┐
│ 議案番号 │ 件 名 │ 理 由 │
├─────┼──────────┼───────┤
│議員提出 │足立区子どもの医療費│今後も引き続き│
│第2号議案│の助成に関する条例の│審査する必要が│
│ │一部を改正する条例 │あるため。 │
└─────┴──────────┴───────┘
───────────────────────
○高山のぶゆき 議長 本案につきましては、厚生委員会委員長から、委員会において審査中の議員提出第2号議案について、会議規則第74条の規定により、お手元に配付のとおり、閉会中の継続審査の申出がありました。
お諮りいたします。
本案は、閉会中の継続審査に付することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
○高山のぶゆき 議長 起立多数であります。よって、本案は閉会中の継続審査に付することに決定いたしました。
○高山のぶゆき 議長 次に、日程第32を議題といたします。
[
緑川惠介事務局長朗読]
受理番号16
国民健康保険料の値上げはおこなわず、低所得者の負担を軽減することを求める陳情
───────────────────────
平成28年9月29日
足立区議会議長
高山 のぶゆき 様
区民委員長
うすい 浩 一
陳情審査報告書
本委員会に付託の陳情を審査の結果、下記のとおり決定したから会議規則第92条第1項の規定により報告します。
記
1 不採択とすべきもの
付託年月日 平成28年6月10日
┌────┬────────────┬─────┐
│受理番号│ 件 名 │ 委員会 │
│ │ │ の意見 │
├────┼────────────┼─────┤
│ 16│
国民健康保険料の値上げは│陳情の趣旨│
│ │おこなわず、低所得者の負│に沿いかね│
│ │担を軽減することを求める│る。 │
│ │陳情
│ │
└────┴────────────┴─────┘
───────────────────────
○高山のぶゆき 議長 本件につきましては、委員会の審査報告書をお手元に配付のとおりであります。
これより討論を行います。
本件について発言の通告がありますので、これを許します。
30番ぬかが和子議員。
[ぬかが和子議員登壇]
◆ぬかが和子 議員 私は日本共産党足立区議団を代表し、受理番号16
国民健康保険料の値上げはおこなわず、低所得者の負担を軽減することを求める陳情について、付託された区民委員会での不採択に反対をし、採択を求めて討論を行います。
この陳情は、来年度の保険料について、保険料を値上げしないで欲しい、再来年度から予定されている広域化に向けて、住民の声が反映できるようにして欲しいと、今年度、新たに出された陳情でした。
自民党委員は「実態としてはなかなかそぐわないので不採択。」公明党委員は「ちょっと質問させていただいた中において、足立区においては23区統一方式の中において、いい方向に行っていると、今、答弁をいただいた。制度改革ということで区民に寄り添って制度設計をして欲しい」と、理由にならない理由で不採択を主張しました。
しかし、来年度の保険料がどうなるのか、23区でも議論が始まったばかりであり、実態がそぐわないのか、いい方向なのか、まだ何も決まっていません。ましてや再来年度の都道府県単位化に向けて保険料額や低所得者対策などは、議論も始まっていません。この時期に不採択にするなど、理由にもなりません。
国民健康保険料は15年以上連続して値上げになり、協会けんぽなど、他の社会保険と比べても負担が過酷です。国保料の場合は、必要経費と基礎控除の33万円しか控除されず、更に所得がなくとも均等割保険料があり、他の保険や税などに比べ、負担感の大きい原因になっていることを、区も認めています。
40代の夫婦と子ども2人の4人世帯で所得250万円というのは、生活保護の受給世帯に該当するような所得層ですが、その世帯に対し、40万円を超える保険料を課しています。
このような生活保護基準に該当するような所得対象でも、保険料は法定減免や免除の対象にはなりません。厚生労働大臣も構造的な問題があることを認めました。この保険料負担を少しでも抑えるために、国が投入した1,700億円の公費を活用して保険料を値下げしている自治体もあります。
しかし、足立区にはこういった姿勢は一切なく、わが党の、23区統一保険料の堅持は大事だから、23区協議の中で負担を減らすために、国が投入した公費を活用する立場に立って働き掛けて欲しいとの要望にも背を向ける姿勢です。
また、再来年度の広域化、都道府県化の実施に当たり、標準保険料率だけをもって保険料を決定したら、最大で平均3万円の保険料の値上がりにつながることも、区も認めています。まさにこれから議論し、少しでも負担を抑え、払える保険料にしていくことが必要です。
自民党委員からは、陳情願意は理解できる。公明党委員からも、陳情者の気持ちはよくわかる、との発言もありました。それならば不採択にすべきではありません。議員の皆様がこの切実な区民の声に応える立場に立たれることを願いまして、討論を終わります。
○高山のぶゆき 議長 討論が終結いたしましたので、これより採決いたします。
本件は所管委員会の審査報告書のとおり、不採択とすることに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
○高山のぶゆき 議長 起立多数であります。よって、本件は委員会の報告のとおり決しました。
○高山のぶゆき 議長 次に、日程第33を議題といたします。
[
緑川惠介事務局長朗読]
27受理番号12 看護師等の大幅増員と夜勤改善で安全・安心の医療・介護を求める意見書提出を求める陳情
外27件
─────────────
27受理番号13 全てのがん検診無料化及び女性のがん検診毎年実施を求める陳情
27受理番号18
住宅マスタープラン改定作業においてシェアハウスなどの
空き家利活用施策策定を求める陳情
27受理番号24 足立区議会の各委員会をインターネット中継することを求める陳情
27受理番号25 「子ども・子育て支援新制度」実施後も、児童福祉法第24条1項を守り、すべての子どもの権利を等しく保障することを求める陳情
27受理番号26 大規模開発、マンション建設などで、子育て世帯が集中している地域に認可保育園のすみやかな増設を求める陳情
27受理番号35 旧足立区
こども家庭支援センター跡地施設に関する陳情
27受理番号37 日暮里・舎人ライナーの輸送サービスの改善についての意見書提出を求める陳情
27受理番号42 外国人の扶養控除制度の見直しを求める意見書の採択を求める陳情
27受理番号43 安心して暮らせる
高齢者福祉施策の充実を求める陳情
27受理番号44 情緒障がい
等通級指導学級での指導の存続と情緒障がい児教育の充実・発展を求める陳情
27受理番号48 住民の安全・安心、住生活改善と地域経済活性化のため住宅のリフォームに対する助成制度の創設を求める陳情
27受理番号50 沖縄の
米軍普天間飛行場代替施設建設の早期実現、沖縄米軍基地の整理縮小及び負担軽減を求める意見書の採択を求める陳情
27受理番号53 区立図書館における青少年の健全たる育成等を阻害する図書の排除を求める陳情
27受理番号54 千住一丁目地区市街地再開発計画に集会施設と保育所の設置を求める陳情
受理番号 1 原発の再稼働ではなく自然エネルギーへの大転換を求める意見書の提出を求める陳情
受理番号 4 介護報酬の緊急再改定を求める意見書の提出を求める陳情
受理番号 8 都に対して子どもの貧困率の調査を行うよう要請し、かつ足立区が独自で子どもの貧困率の調査をするよう求める陳情
受理番号 9
放射能健康診断への助成、区民参加での放射能測定、及び福島からの避難者への住宅支援継続を求める意見書の提出を求める請願
受理番号12 中学校の
特別支援学級通級指導学級(情緒等)の増設等を求める陳情
受理番号13 中学校の
特別支援学級通級指導学級(情緒等)の「特別支援教室」について
検討委員会設立等を求める陳情
受理番号14 米軍属による女性殺害事件に抗議し、在沖米軍基地の整理・縮小と辺野古新基地建設計画の断念の意見書の提出を求める請願
受理番号17 国会における憲法論議の推進と国民的議論の喚起を求める意見書の提出を求める陳情
受理番号18 住民の健康増進と2020
東京オリンピック・パラリンピックに向けて
受動喫煙防止条例の早期制定を求める陳情
受理番号19 足立区における
飲食施設事業者の実態に則した
受動喫煙防止対策を求める陳情
受理番号20 東京都足立区における
飲食施設事業者の実態に則した
受動喫煙防止対策を求める陳情
受理番号21 足立区における受動喫煙防止に関する陳情
受理番号22 千住一丁目地区市街地再開発に関わる多目的室(集会所)及び
子育て支援施設(保育所)の拡充と管理体制と使用方法についての陳情
───────────────────────
平成28年9月28日
足立区議会議長
高山 のぶゆき 様
総務委員長
鴨 下 稔
継続審査申出書
本委員会は、審査中の事件について下記により閉会中もなお継続審査を要するものと決定したから、会議規則第74条の規定により申し出ます。
記
┌─────┬────────────┬─────┐
│ 受理番号 │ 件 名 │ 理由 │
├─────┼────────────┼─────┤
│27・50│沖縄の米軍普天間飛行場代│今後も引き│
│ │替施設建設の早期実現、沖│続き審査す│
│ │縄米軍基地の整理縮小及び│る必要があ│
│ │負担軽減を求める意見書の│るため。 │
│ │採択を求める陳情
│ │
├─────┼────────────┼─────┤
│ 1│原発の再稼働ではなく自然│今後も引き│
│ │エネルギーへの大転換を求│続き審査す│
│ │める意見書の提出を求める│る必要があ│
│ │陳情 │るため。 │
├─────┼────────────┼─────┤
│ 14│米軍属による、女性殺害事│今後も引き│
│ │件に抗議し、在沖米軍基地│続き審査す│
│ │の整理・縮小と辺野古新基│る必要があ│
│ │地建設計画の断念の意見書│るため。 │
│ │の提出を求める請願
│ │
├─────┼────────────┼─────┤
│ 17│国会における憲法論議の推│今後も引き│
│ │進と国民的議論の喚起を求│続き審査す│
│ │める意見書の提出を求める│る必要があ│
│ │陳情 │るため。 │
└─────┴────────────┴─────┘
───────────────────────
平成28年9月29日
足立区議会議長
高山 のぶゆき 様
区民委員長
うすい 浩 一
継続審査申出書
本委員会は、審査中の事件について下記により閉会中もなお継続審査を要するものと決定したから、会議規則第74条の規定により申し出ます。
記
┌─────┬────────────┬─────┐
│ 受理番号 │ 件 名 │ 理由 │
├─────┼────────────┼─────┤
│27・42│外国人の扶養控除制度の見│今後も引き│
│ │直しを求める意見書の採択│続き審査す│
│ │を求める陳情 │る必要があ│
│ │ │るため。 │
├─────┼────────────┼─────┤
│27・53│区立図書館における青少年│今後も引き│
│ │の健全たる育成等を阻害す│続き審査す│
│ │る図書の排除を求める陳情│る必要があ│
│ │ │るため。 │
└─────┴────────────┴─────┘
───────────────────────
平成28年10月17日
足立区議会議長
高山 のぶゆき 様
厚生委員長
せぬま 剛
継続審査申出書
本委員会は、審査中の事件について下記により閉会中もなお継続審査を要するものと決定したから、会議規則第74条の規定により申し出ます。
記
┌─────┬────────────┬─────┐
│ 受理番号 │ 件 名 │ 理由 │
├─────┼────────────┼─────┤
│27・12│看護師等の大幅増員と夜勤│今後も引き│
│ │改善で安全・安心の医療・│続き審査す│
│ │介護を求める意見書提出を│る必要があ│
│ │求める陳情 │るため。 │
├─────┼────────────┼─────┤
│27・13│全てのがん検診無料化及び│今後も引き│
│ │女性のがん検診毎年実施を│続き審査す│
│ │求める陳情 │る必要があ│
│ │ │るため。 │
├─────┼────────────┼─────┤
│27・43│安心して暮らせる高齢者福│今後も引き│
│ │祉施策の充実を求める陳情│続き審査す│
│ │ │る必要があ│
│ │ │るため。 │
├─────┼────────────┼─────┤
│ 4│介護報酬の緊急再改定を求│今後も引き│
│ │める意見書の提出を求める│続き審査す│
│ │陳情 │る必要があ│
│ │ │るため。 │
├─────┼────────────┼─────┤
│ 18│住民の健康増進と2020│今後も引き│
│ │東京オリンピック・パラリ│続き審査す│
│ │ンピックに向けて受動喫煙│る必要があ│
│ │防止条例の早期制定を求め│るため。 │
│ │る陳情
│ │
├─────┼────────────┼─────┤
│ 19│足立区における飲食施設事│今後も引き│
│ │業者の実態に則した受動喫│続き審査す│
│ │煙防止対策を求める陳情 │る必要があ│
│ │ │るため。 │
├─────┼────────────┼─────┤
│ 20│東京都足立区における飲食│今後も引き│
│ │施設事業者の実態に則した│続き審査す│
│ │受動喫煙防止対策を求める│る必要があ│
│ │陳情 │るため。 │
├─────┼────────────┼─────┤
│ 21│足立区における受動喫煙防│今後も引き│
│ │止に関する陳情 │続き審査す│
│ │ │る必要があ│
│ │ │るため。 │
└─────┴────────────┴─────┘
───────────────────────
平成28年10月18日
足立区議会議長
高山 のぶゆき 様
建設委員長
前 野 和 男
継続審査申出書
本委員会は、審査中の事件について下記により閉会中もなお継続審査を要するものと決定したから、会議規則第74条の規定により申し出ます。
記
┌─────┬────────────┬─────┐
│ 受理番号 │ 件 名 │ 理由 │
├─────┼────────────┼─────┤
│27・18│住宅マスタープラン改定作│今後も引き│
│ │業においてシェアハウスな│続き審査す│
│ │どの
空き家利活用施策策定│る必要があ│
│ │を求める陳情 │るため。 │
├─────┼────────────┼─────┤
│27・48│住民の安全・安心、住生活│今後も引き│
│ │改善と地域経済活性化のた│続き審査す│
│ │め住宅のリフォームに対す│る必要があ│
│ │る助成制度の創設を求める│るため。 │
│ │陳情
│ │
├─────┼────────────┼─────┤
│27・54│千住一丁目地区市街地再開│今後も引き│
│ │発計画に集会施設と保育所│続き審査す│
│ │の設置を求める陳情 │る必要があ│
│ │ │るため。 │
├─────┼────────────┼─────┤
│ 22│千住一丁目地区市街地再開│今後も引き│
│ │発に関わる多目的室(集会│続き審査す│
│ │所)及び
子育て支援施設 │る必要があ│
│ │(保育所)の拡充と管理体│るため。 │
│ │制と使用方法についての陳
│ │
│ │情
│ │
└─────┴────────────┴─────┘
───────────────────────
平成28年10月17日
足立区議会議長
高山 のぶゆき 様
文教委員長
藤 沼 壮 次
継続審査申出書
本委員会は、審査中の事件について下記により閉会中もなお継続審査を要するものと決定したから、会議規則第74条の規定により申し出ます。
記
┌─────┬────────────┬─────┐
│ 受理番号 │ 件 名 │ 理由 │
├─────┼────────────┼─────┤
│27・44│情緒障がい
等通級指導学級│今後も引き│
│ │での指導の存続と情緒障が│続き審査す│
│ │い児教育の充実・発展を求│る必要があ│
│ │める陳情 │るため。 │
├─────┼────────────┼─────┤
│ 12│中学校の特別支援学級通級│今後も引き│
│ │指導学級(情緒等)の増設│続き審査す│
│ │等を求める陳情 │る必要があ│
│ │ │るため。 │
├─────┼────────────┼─────┤
│ 13│中学校の特別支援学級通級│今後も引き│
│ │指導学級(情緒等)の「特│続き審査す│
│ │別支援教室」について検討│る必要があ│
│ │委員会設立等を求める陳情│るため。 │
└─────┴────────────┴─────┘
───────────────────────
平成28年9月30日
足立区議会議長
高山 のぶゆき 様
議会運営委員長
新 井 ひでお
継続審査申出書
本委員会は、審査中の事件について下記により閉会中もなお継続審査を要するものと決定したから、会議規則第74条の規定により申し出ます。
記
┌─────┬────────────┬─────┐
│ 受理番号 │ 件 名 │ 理由 │
├─────┼────────────┼─────┤
│27・24│足立区議会の各委員会をイ│今後も引き│
│ │ンターネット中継すること│続き審査す│
│ │を求める陳情 │る必要があ│
│ │ │るため。 │
└─────┴────────────┴─────┘
───────────────────────
平成28年10月19日
足立区議会議長
高山 のぶゆき 様
交通網・都市基盤整備調査特別委員長
工 藤 哲 也
継続審査申出書
本委員会は、審査中の事件について下記により閉会中もなお継続審査を要するものと決定したから、会議規則第74条の規定により申し出ます。
記
┌─────┬────────────┬─────┐
│ 受理番号 │ 件 名 │ 理由 │
├─────┼────────────┼─────┤
│27・37│日暮里・舎人ライナーの輸│今後も引き│
│ │送サービスの改善について│続き審査す│
│ │の意見書提出を求める陳情│る必要があ│
│ │ │るため。 │
└─────┴────────────┴─────┘
───────────────────────
平成28年10月19日
足立区議会議長
高山 のぶゆき 様
待機児童・子どもの貧困対策調査特別委員長
いいくら 昭二
継続審査申出書
本委員会は、審査中の事件について下記により閉会中もなお継続審査を要するものと決定したから、会議規則第74条の規定により申し出ます。
記
┌─────┬────────────┬─────┐
│ 受理番号 │ 件 名 │ 理由 │
├─────┼────────────┼─────┤
│27・25│「子ども・子育て支援新制│今後も引き│
│ │度」実施後も、児童福祉法│続き審査す│
│ │第24条1項を守り、すべ│る必要があ│
│ │ての子どもの権利を等しく│るため。 │
│ │保障することを求める陳情
│ │
├─────┼────────────┼─────┤
│27・26│大規模開発、マンション建│今後も引き│
│ │設などで、子育て世帯が集│続き審査す│
│ │中している地域に認可保育│る必要があ│
│ │園のすみやかな増設を求め│るため。 │
│ │る陳情
│ │
├─────┼────────────┼─────┤
│ 8│都に対して子どもの貧困率│今後も引き│
│ │の調査を行うよう要請し、│続き審査す│
│ │かつ足立区が独自で子ども│る必要があ│
│ │の貧困率の調査をするよう│るため。 │
│ │求める陳情
│ │
└─────┴────────────┴─────┘
───────────────────────
平成28年10月20日
足立区議会議長
高山 のぶゆき 様
災害・オウム対策調査特別委員長
伊藤 のぶゆき
継続審査申出書
本委員会は、審査中の事件について下記により閉会中もなお継続審査を要するものと決定したから、会議規則第74条の規定により申し出ます。
記
┌─────┬────────────┬─────┐
│ 受理番号 │ 件 名 │ 理由 │
├─────┼────────────┼─────┤
│ 9│
放射能健康診断への助成、│今後も引き│
│ │区民参加での放射能測定、│続き審査す│
│ │及び福島からの避難者への│る必要があ│
│ │住宅支援継続を求める意見│るため。 │
│ │書の提出を求める請願
│ │
└─────┴────────────┴─────┘
───────────────────────
平成28年10月20日
足立区議会議長
高山 のぶゆき 様
エリアデザイン調査特別委員長
はたの 昭 彦
継続審査申出書
本委員会は、審査中の事件について下記により閉会中もなお継続審査を要するものと決定したから、会議規則第74条の規定により申し出ます。
記
┌─────┬────────────┬─────┐
│ 受理番号 │ 件 名 │ 理由 │
├─────┼────────────┼─────┤
│27・35│旧足立区こども家庭支援セ│今後も引き│
│ │ンター跡地施設に関する陳│続き審査す│
│ │情 │る必要があ│
│ │ │るため。 │
└─────┴────────────┴─────┘
───────────────────────
○高山のぶゆき 議長 本件につきましては、常任、議会運営並びに特別委員会の各委員長から、目下委員会において審査中の請願・陳情28件を会議規則第74条の規定により、お手元に配付いたしました申出書のとおり閉会中の継続審査の申出がありました。
お諮りいたします。
本件は、いずれも閉会中の継続審査に付したいと思います。ご異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○高山のぶゆき 議長 ご異議ないと認め、さよう決しました。
○高山のぶゆき 議長 次に、日程第34を議題といたします。
[
緑川惠介事務局長朗読]
受理番号23 足立区内の保育・教育施設の放射線対策についての陳情
○高山のぶゆき 議長 お諮りいたします。
本定例会において受理いたしました受理番号23につきましては、災害・オウム対策調査特別委員会に付託し、閉会中の継続審査に付したいと思います。
ご異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○高山のぶゆき 議長 ご異議ないと認め、さよう決しました。
○高山のぶゆき 議長 次に、日程第35を議題といたします。
[
緑川惠介事務局長朗読]
議員提出第12号議案
次期介護保険制度改正における福祉用具、住宅改修の見直しに関する意見書
○高山のぶゆき 議長 本案について、提出者を代表し、42番新井ひでお議員の提案理由の説明を求めます。
[新井ひでお議員登壇]
◎新井ひでお 議員 ただいま議題となりました議員提出第12号議案
次期介護保険制度改正における福祉用具、住宅改修の見直しに関する意見書について、提出者を代表いたしまして提案理由をご説明申し上げます。
本案につきましては、議会運営委員会に所属する全議員が提出者となり、提案することに決定した次第であります。
なお、議員各位のお手元に配付いたしました意見書を朗読して、提案理由の説明にかえさせていただきます。
次期介護保険制度改正における福祉用具、住宅改修の見直しに関する意見書
平成27年6月30日に閣議決定された「骨太の方針」の中で、
次期介護保険制度改正に向けて、軽度者に対する福祉用具貸与等の給付の見直しを検討することが盛り込まれた。現行の介護保険制度による福祉用具、住宅改修のサービスは、高齢者自身の自立意欲を高め、介護者の負担軽減を図るという極めて重要な役割を果たしている。
手すりや歩行器などの軽度者向け福祉用具は、転倒、骨折予防や自立した生活の継続を実現し、重度化を防ぎ、遅らせることに役立っている。また、安全な外出機会を保障することによって、特に一人暮らしの高齢者の閉じこもりを防ぎ、社会生活の維持につながっている。
仮に軽度者に対する福祉用具、住宅改修の利用が原則、自己負担になれば、特に低所得者世帯等、弱者の切捨てになりかねず、また、両者の利用が抑制され重度化が進展し、結果として介護保険給付の適正化という目的に反して高齢者の自立的な生活を阻害し給付費が増大するおそれがある。
よって、足立区議会は政府に対し、
次期介護保険制度改正における福祉用具、住宅改修の見直しにおいては、高齢者の自立を支援し、介護の重度化を防ぐといった介護保険の理念に沿って、介護が必要な方の生活を支える観点から検討を行うよう強く求めるものである。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
平成 年 月 日
議 長 名
内閣総理大臣
厚生労働大臣 あ て
以上のとおりであります。
議員各位におかれましても、本意見書の趣旨にご賛同くださしまして、速やかにご決定くださいますようお願いいたします。
○高山のぶゆき 議長 これより質疑に入ります。
本案について質疑はありませんか。──質疑なしと認めます。
お諮りいたします。
本案につきましては、会議規則第37条第3項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。ご異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○高山のぶゆき 議長 ご異議ないと認め、委員会の付託を省略することに決定いたしました。
これより討論に入ります。
何か討論はありませんか。──討論がありませんので、これより本案について採決いたします。
本案は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○高山のぶゆき 議長 ご異議ないと認め、原案のとおり可決されました。
○高山のぶゆき 議長 次に、日程第36を議題といたします。
[
緑川惠介事務局長朗読]
議員提出第13号議案 返済不要の「給付型奨学金」の創設及び無利子奨学金の拡充を求める意見書
○高山のぶゆき 議長 本案について、提出者を代表し、35番長井まさのり議員の提案理由の説明を求めます。
[長井まさのり議員登壇]
◎長井まさのり 議員 ただいま議題となりました議員提出第13号議案 返済不要の「給付型奨学金」の創設及び無利子奨学金の拡充を求める意見書について、提出者を代表いたしまして提案理由をご説明申し上げます。
本案につきましては、議会運営委員会に所属する全議員が提出者となり、提案することに決定した次第であります。
なお、議員各位のお手元に配付いたしました意見書を朗読して、提案理由の説明にかえさせていただきます。
返済不要の「給付型奨学金」の創設及び無利子奨学金の拡充を求める意見書
現行の国の奨学金制度は、独立行政法人日本学生支援機構を通じて学生に貸与し、その返済金を次世代の奨学金の原資とする形で運営されている。
この奨学金制度は、国立大学、私立大学とも授業料が高止まりしていることなどが背景となって、2016年度の利用者は大学生らの約4割に当たる132万人と増加傾向にある一方、非正規雇用などによって卒業後の収入が安定せず、奨学金の返済に悩む人が少なくない。
そのような中、政府は6月2日に閣議決定した「ニッポン一億総活躍プラン」において、返済不要の「給付型奨学金」の創設を検討することを盛り込んだ。
現在、OECDに加盟する35か国のうち、給付型奨学金制度がないのは日本とアイスランドだけである。
よって、足立区議会は政府に対し、納税者である国民の理解も得つつ、学生が安心して勉学に励めるよう、返済不要の「給付型奨学金」の創設や無利子奨学金の拡充など具体的な経済支援策として、下記事項の実現を強く求めるものである。
記
1 学ぶ意欲のある若者が経済的理由で進学を断念することがないよう、奨学金や授業料減免などの支援を拡充するとともに、貧困の連鎖を断ち切るため、2017年度を目途に給付型奨学金を創設すること。
2 希望するすべての学生等への無利子奨学金の貸与を目指し、「有利子から無利子へ」の流れを加速するとともに、無利子奨学金の残存適格者を直ちに解消すること。
3 低所得世帯については、学力基準を撤廃し無利子奨学金を受けられるようにすること。
4 返還月額が所得に連動する新所得連動返還型奨学金制度については、制度設計を着実に進め、既卒者への適用も推進すること。併せて、現下の低金利環境を踏まえ、有利子奨学金の金利を引下げること。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
平成 年 月 日
議 長 名
内閣総理大臣
文部科学大臣 あ て
以上のとおりであります。
議員各位におかれましても、本意見書の趣旨にご賛同くださしまして、速やかにご決定くださいますようお願いいたします。
○高山のぶゆき 議長 これより質疑に入ります。
本案について質疑はありませんか。──質疑なしと認めます。
お諮りいたします。
本案につきましては、会議規則第37条第3項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。ご異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○高山のぶゆき 議長 ご異議ないと認め、委員会の付託を省略することに決定いたしました。
これより討論に入ります。
何か討論はありませんか。──討論がありませんので、これより本案について採決いたします。
本案は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○高山のぶゆき 議長 ご異議ないと認め、原案のとおり可決されました。
○高山のぶゆき 議長 次に、日程第37を議題といたします。
[
緑川惠介事務局長朗読]
足立区監査委員選任の同意について
○高山のぶゆき 議長 本件について、区長の説明を求めます。
◎近藤やよい 区長 ただいま議題となりました足立区監査委員選任の同意につきまして、ご説明申し上げます。
現在、識見を有する者のうちから選任する監査委員が欠員となっておりますので、秦邦昭さんを選任申し上げたく、地方自治法第196条第1項の規定に基づきまして、ご提出させていただきました。
略歴につきましては、お手元に配付のとおりでございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。
○高山のぶゆき 議長 これより質疑に入ります。
本件について質疑はありませんか。──質疑なしと認めます。
お諮りいたします。
本件につきましては、会議規則第37条第3項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。ご異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○高山のぶゆき 議長 ご異議ないと認め、委員会の付託を省略することに決定いたしました。
これより討論に入ります。
何か討論はありませんか。──討論がありませんので、これより採決いたします。
秦邦昭さんの足立区監査委員選任に同意することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
○高山のぶゆき 議長 起立全員であります。よって、秦邦昭さんの足立区監査委員選任に同意することに決定いたしました。
ただいま足立区監査委員選任に同意いたしました秦邦昭さんから挨拶があります。
[秦邦昭さん登壇]
◎秦邦昭さん ただいま監査委員の選任に同意いただきました秦邦昭でございます。どうかよろしくお願いいたします。
今回、監査委員に同意していただいたことは、私にとっては身に余る光栄なことでございます。身の引き締まる思いでございます。
私は長く公務員生活を送ってまいりました。また、直前には公益法人で仕事をし、それと同時に大学で研究指導等に当たってまいりました。これらの経験を踏まえて、地方自治法の精神にのっとって新たな監査委員の仕事に誠心誠意取り組んでまいる所存でございます。
議員の皆様からご指導、ご鞭撻を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
○高山のぶゆき 議長 以上で本日の日程は全部終了いたしました。
区長から発言を求められておりますので、これを許します。
近藤やよい区長。
[近藤やよい区長登壇]
◎近藤やよい 区長 平成28年第3回足立区議会定例会の閉会に当たりまして、一言ご挨拶申し上げます。
議員の皆様方には、32日間にわたり、足立区基本構想、平成27年度決算、平成28年度一般会計補正予算など、多数の案件につきまして慎重にご審議の上、ご決定いただきましたことを心から御礼を申し上げます。
本定例会で議決いただきました足立区基本構想につきましては、様々なご意見、ご指摘を賜りました。このことを踏まえまして、基本構想の目指すべき将来像である「協創力でつくる 活力にあふれ 進化し続ける ひと・まち 足立」を実現するため、今後、真っ先に取り組むべきことは、職員の意識改革と同時に、実際に協創力を生み出すことのできる職員としてのコーディネート力を身につけることに尽きると考えております。
地域課題は一層複雑さを増し、区民ニーズは多様化の一途をたどっております。こうした厳しい社会情勢を区職員一人ひとりが強く認識するとともに、今後の区政運営においては、避けて通れない困難に立ち向かっていくという覚悟と、多様な事をこのネットワークによる協創の力で様々な課題を私どもが能動的に解決していくという、強い気持ちを持ち合わせなければならないと考えます。そのための区職員の力と組織の力の醸成に努めてまいります。
特に縦割りの弊害になりがちな組織力を立て直すこと、そしてコーディネート力を発揮するための企画力であったり、発想力を強化するということ、庁内外の人的又は様々なネットワークを駆使することによりまして、一日も早く、この協創というものを区民の皆様方に身近に感じていただけるように全力で取り組んでまいります。
また、
決算特別委員会で賜りました数々の具体的なご意見を十分に受け止めまして、今後、本格化いたします新年度予算編成に全力を尽くしてまいります。
以上をもちまして閉会のご挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。
○高山のぶゆき 議長 以上で、平成28年第3回足立区議会定例会を閉会いたします。
午後2時14分閉会
議 長 高山 のぶゆき
副議長 たがた 直 昭
議 員 さ の 智恵子
議 員 鈴木 けんいち...