練馬区議会 > 2019-10-11 >
10月11日-08号

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  1. 練馬区議会 2019-10-11
    10月11日-08号


    取得元: 練馬区議会公式サイト
    最終取得日: 2021-05-03
    令和元年 第3回定例会1 日時 令和元年10月11日 午後1時1 場所 練馬区議会議事堂1 出席議員 50名   1番  小松あゆみ議員    26番  たかはし慎吾議員   2番  松田 亘議員     27番  かしままさお議員   3番  井上勇一郎議員    28番  上野ひろみ議員   4番  高口ようこ議員    29番  島田 拓議員   5番  やない克子議員    30番  野沢なな議員   6番  はしぐち奈保議員   31番  土屋としひろ議員   7番  星野あつし議員    32番  平野まさひろ議員   8番  つじ誠心議員     33番  西野こういち議員   9番  佐藤 力議員     34番  酒井妙子議員   10番  のむら 説議員    35番  田中よしゆき議員   11番  富田けんじ議員    36番  田中ひでかつ議員   12番  石黒たつお議員    37番  笠原こうぞう議員   13番  岩瀬たけし議員    38番  福沢 剛議員   14番  きみがき圭子議員   39番  藤井たかし議員   15番  しもだ 玲議員    40番  有馬 豊議員   16番  鈴木たかし議員    41番  白石けい子議員   17番  柴田さちこ議員    42番  吉田ゆりこ議員   18番  かわすみ雅彦議員   43番  うすい民男議員   19番  坂尻まさゆき議員   44番  柳沢よしみ議員   20番  沢村信太郎議員    45番  宮原よしひこ議員   21番  倉田れいか議員    46番  小川けいこ議員   22番  池尻成二議員     47番  小泉純二議員   23番  かとうぎ桜子議員   48番  小林みつぐ議員   24番  宮崎はるお議員    49番  かしわざき強議員   25番  小川こうじ議員    50番  関口和雄議員1 欠席議員 なし1 出席理事者   前川燿男   区長       佐古田充宏  健康部長   小西將雄   副区長      高木明子   練馬区保健所長   山内隆夫   副区長      健康部長兼務 地域医療担当部長   河口 浩   教育長      古橋千重子  環境部長   宮下泰昌   技監       技監事務取扱 都市整備部長   市村 保   区長室長     平林 明   土木部長   森田泰子   企画部長     大滝雅弘   会計管理室長   企画部長事務取扱 区政改革担当部長 木村勝巳 教育委員会事務局   唐澤貞信   危機管理室長          教育振興部長   堀 和夫   総務部長     小暮文夫   教育委員会事務局   小渕雅実   人事戦略担当部長        こども家庭部長   伊藤良次   施設管理担当部長 鳥井一弥   選挙管理委員会   山崎 泰   区民部長            事務局長   関口和幸   産業経済部長   塩沢福三   監査事務局長   産業経済部長兼務 都市農業担当部長 三浦康彰 企画課長   小金井 靖  地域文化部長   佐川 広   財政課長   中田 淳   福祉部長     大木裕子   総務課長   福祉部長兼務 高齢施策担当部長1 出席事務局職員   臼井 弘   事務局長     中西正作   議事担当係長   齋藤新一   事務局次長    清水 聡   議事担当係長   佐藤 裕   議事担当係長   諏訪さゆり  調査係長1 傍聴者数 2名1 議事日程  日程第1 議案第75号 練馬区災害弔慰金の支給等に関する条例の一部を改正する条例  日程第2 議案第76号 練馬区会計年度任用職員の給与および費用弁償に関する条例  日程第3 議案第77号 練馬区特別職の職員で非常勤のものの報酬および費用弁償に関する条例の一部を改正する等の条例  日程第4 議案第78号 練馬区職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例  日程第5 議案第79号 練馬区職員の退職手当に関する条例の一部を改正する条例  日程第6 議案第80号 練馬区職員の勤務時間、休日、休暇等に関する条例の一部を改正する条例  日程第7 議案第81号 練馬区職員の分限に関する条例の一部を改正する条例  日程第8 議案第82号 練馬区職員の懲戒に関する条例の一部を改正する条例  日程第9 議案第83号 練馬区職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例  日程第10 議案第84号 外国の地方公共団体の機関等に派遣される練馬区職員の処遇等に関する条例の一部を改正する条例  日程第11 議案第85号 練馬区職員の結核休養に関する条例の一部を改正する条例  日程第12 議案第86号 練馬区人事行政の運営等の状況の公表に関する条例の一部を改正する条例  日程第13 議案第87号 練馬区職員の旅費に関する条例の一部を改正する条例  日程第14 議案第94号 練馬区立幼稚園教育職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例  日程第15 議案第95号 練馬区立幼稚園教育職員の勤務時間、休日、休暇等に関する条例の一部を改正する条例  日程第16 議案第98号 練馬区選挙長等の報酬および費用弁償に関する条例の一部を改正する条例  日程第17 議案第103号 練馬区北保健相談所ほか複合施設新築工事請負契約  日程第18 議案第104号 練馬区立関町北小学校校舎等改築工事請負契約  日程第19 議案第105号 練馬区立関町北小学校校舎等改築機械設備工事請負契約  日程第20 議案第106号 練馬区立関町北小学校校舎等改築電気設備工事請負契約  日程第21 議案第107号 練馬区立下石神井小学校校舎等改築工事請負契約の一部変更について  日程第22 議案第108号 練馬区立大泉西中学校校舎等改築機械設備工事請負契約の一部変更について  日程第23 議案第109号 練馬区立下石神井小学校改築に伴う備品の買入れについて  日程第24 議案第110号 練馬区立石神井小学校給食調理用備品の買入れについて  日程第25 議案第111号 練馬区立大泉西中学校給食調理用備品の買入れについて  日程第26 議案第88号 練馬区印鑑条例の一部を改正する条例  日程第27 陳情第38号 固定資産税および都市計画税の軽減措置の継続についての意見書の提出について  日程第28 陳情第39号 固定資産税および都市計画税の軽減措置の継続についての意見書の提出について  日程第29 議案第90号 練馬区地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例  日程第30 議案第91号 練馬区立都市公園条例の一部を改正する条例  日程第31 議案第92号 練馬区立自転車駐車場条例の一部を改正する条例  日程第32 議案第99号 特別区道路線の認定について(土支田四丁目)  日程第33 議案第100号 特別区道路線の認定について(大泉学園町四丁目)  日程第34 議案第101号 特別区道路線の認定について(西大泉二丁目)  日程第35 議案第102号 特別区道路線の認定について(西大泉一丁目)  日程第36 議案第93号 練馬区立小学校および中学校の学校医、学校歯科医ならびに学校薬剤師公務災害補償に関する条例の一部を改正する条例  日程第37 議案第115号 練馬区立保育所設置条例の一部を改正する条例  日程第38 議案第89号 練馬区立区民農園条例の一部を改正する条例  日程第39 議案第112号 令和元年度練馬区一般会計補正予算  日程第40 議案第113号 令和元年度練馬区国民健康保険事業会計補正予算  日程第41 議案第114号 令和元年度練馬区介護保険会計補正予算  日程第42 議案第70号 平成30年度練馬区一般会計歳入歳出決算  日程第43 議案第71号 平成30年度練馬区国民健康保険事業会計歳入歳出決算  日程第44 議案第72号 平成30年度練馬区介護保険会計歳入歳出決算  日程第45 議案第73号 平成30年度練馬区後期高齢者医療会計歳入歳出決算  日程第46 議案第74号 平成30年度練馬区公共駐車場会計歳入歳出決算  日程第47 議員提出議案第12号 天皇陛下御即位に当たっての賀詞奉呈について  日程第48 委員会提出議案第1号 固定資産税および都市計画税軽減措置等の継続を求める意見書1 追加議事日程  追加日程第1 選任第5号 練馬区教育委員会委員任命の同意について                                 以上 ◎事務局長 ただいまの出席議員数50名でございます。      午後1時0分開議 ○上野ひろみ議長 ただいまから本日の会議を開きます。 まず、諸般の報告をいたします。 区長の専決処分事項の報告1件、債権放棄報告1件、定期監査結果報告2件および例月現金出納検査結果報告1件について、区長および監査委員より報告がありました。 詳細につきましては、お手元に写しを配付してありますので、お目通しをお願いいたします。 これより日程に入ります。 日程第1から日程第25まで、以上25件を一括議題といたします。 本件に関し、委員会審査結果の報告を求めます。 企画総務委員会委員長・小林みつぐ議員    〔48番小林みつぐ議員登壇〕 ◆小林みつぐ議員 企画総務委員会に付託されました議案の審査結果について申し上げます。 はじめに、議案第75号・練馬区災害弔慰金の支給等に関する条例の一部を改正する条例について申し上げます。 本件は、災害弔慰金の支給等に関する法律等の一部改正に伴い、災害援護資金に係る償還免除の範囲等について所要の改正を行うとともに、災害弔慰金等支給審査会の設置に関する事項を定めるものであります。 審査の結果、原案どおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第76号・練馬区会計年度任用職員の給与および費用弁償に関する条例について申し上げます。 本件は、地方公務員法の一部改正に伴い、会計年度任用職員制度を導入し、会計年度任用職員の給与および費用弁償に関する事項を定めるため、条例を制定するものであります。 採決の結果、原案どおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第77号・練馬区特別職の職員で非常勤のものの報酬および費用弁償に関する条例の一部を改正する等の条例について申し上げます。 本件は、議案第75号で設置する災害弔慰金等支給審査会の委員の報酬を定めるほか、会計年度任用職員制度の導入に伴い、会計年度任用職員へ移行する職等について、所要の改正を行うものであります。 採決の結果、原案どおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第78号・練馬区職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例、および議案第79号・練馬区職員の退職手当に関する条例の一部を改正する条例の以上2件について、一括して申し上げます。 これらは、地方公務員法の一部改正に伴い、会計年度任用職員制度を導入するとともに、同法の一部改正により成年被後見人等が欠格条項から削除されることに伴い、所要の改正を行うものであります。 採決の結果、いずれも原案どおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第80号・練馬区職員の勤務時間、休日、休暇等に関する条例の一部を改正する条例について申し上げます。 本件は、地方公務員法の一部改正に伴い、会計年度任用職員制度を導入するため、所要の改正を行うとともに、同法の一部改正の趣旨を踏まえ、臨時的に任用される職員に関する事項について、所要の改正を行うものであります。 採決の結果、原案どおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第81号・練馬区職員の分限に関する条例の一部を改正する条例、議案第82号・練馬区職員の懲戒に関する条例の一部を改正する条例、および議案第83号・練馬区職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例の以上3件について、一括して申し上げます。 これらは、地方公務員法の一部改正に伴い、会計年度任用職員制度を導入するため、所要の改正を行うものであります。 採決の結果、いずれも原案どおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第84号・外国の地方公共団体の機関等に派遣される練馬区職員の処遇等に関する条例の一部を改正する条例、および議案第85号・練馬区職員の結核休養に関する条例の一部を改正する条例の以上2件について、一括して申し上げます。 これらは、地方公務員法の一部改正に伴い、条例で引用している同法の規定が変更されるため、規定の整備を行うものであります。 審査の結果、いずれも原案どおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第86号・練馬区人事行政の運営等の状況の公表に関する条例の一部を改正する条例について申し上げます。 本件は、地方公務員法の一部改正に伴い、会計年度任用職員制度を導入するため、所要の改正を行うものであります。 採決の結果、原案どおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第87号・練馬区職員の旅費に関する条例の一部を改正する条例について申し上げます。 本件は、地方公務員法の一部改正に伴い、条例で引用している同法の規定が号ずれするため、規定の整備を行うものであります。 審査の結果、原案どおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第94号・練馬区立幼稚園教育職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例について申し上げます。 本件は、地方公務員法の一部改正の趣旨を踏まえ、臨時的に任用される職員に関する事項について、所要の改正を行うとともに、同法の一部改正により成年被後見人等が欠格条項から削除されることに伴い、所要の改正を行うものであります。 採決の結果、原案どおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第95号・練馬区立幼稚園教育職員の勤務時間、休日、休暇等に関する条例の一部を改正する条例について申し上げます。 本件は、地方公務員法の一部改正の趣旨を踏まえ、臨時的に任用される職員に関する事項について、所要の改正を行うものであります。 採決の結果、原案どおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第98号・練馬区選挙長等の報酬および費用弁償に関する条例の一部を改正する条例について申し上げます。 本件は、公職選挙法施行令の一部改正に伴い、投票管理者を交替制とする場合の報酬について定めるため、所要の改正を行うものであります。 審査の結果、原案どおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第103号・練馬区北保健相談所ほか複合施設新築工事請負契約について申し上げます。 本件は、練馬区北保健相談所ほか複合施設新築工事を行うに当たり、工事請負契約を締結するものであります。 審査の結果、原案どおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第104号・練馬区立関町北小学校校舎等改築工事請負契約、議案第105号・練馬区立関町北小学校校舎等改築機械設備工事請負契約、および議案第106号・練馬区立関町北小学校校舎等改築電気設備工事請負契約の以上3件について、一括して申し上げます。 これらは、関町北小学校の校舎等の改築を行うに当たり、工事請負契約を締結するものであります。 審査の結果、いずれも原案どおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第107号・練馬区立下石神井小学校校舎等改築工事請負契約の一部変更について、および議案第108号・練馬区立大泉西中学校校舎等改築機械設備工事請負契約の一部変更についての以上2件について、一括して申し上げます。 これらは、それぞれ平成29年第二回練馬区議会定例会、および平成30年第四回練馬区議会定例会において可決された契約について、賃金等の変動に対するインフレスライド条項を適用したことから、契約金額を変更するものであります。 審査の結果、いずれも原案どおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第109号・練馬区立下石神井小学校改築に伴う備品の買入れについて申し上げます。 本件は、下石神井小学校において、児童・教員等の利用に供するため、備品を購入するものであります。 審査の結果、原案どおり可決すべきものと決定いたしました。 最後に、議案第110号・練馬区立石神井小学校給食調理用備品の買入れについて、および議案第111号・練馬区立大泉西中学校給食調理用備品の買入れについての以上2件について、一括して申し上げます。 これらは、それぞれ石神井小学校および大泉西中学校において、給食調理の用に供するため、備品を購入するものであります。 審査の結果、いずれも原案どおり可決すべきものと決定いたしました。 以上で、企画総務委員会の報告を終わります。(拍手) ○上野ひろみ議長 次に、日程第26から日程第28まで、以上3件を一括議題といたします。 本件に関し、委員会審査結果の報告を求めます。 区民生活委員会委員長・田中ひでかつ議員    〔36番田中ひでかつ議員登壇〕 ◆田中ひでかつ議員 区民生活委員会に付託されました議案等の審査経過および結果について申し上げます。 はじめに、議案第88号・練馬区印鑑条例の一部を改正する条例について申し上げます。 本件は、住民基本台帳法施行令の一部改正に伴い、印鑑登録において使用可能な事項に旧氏を加えるものであります。 審査の結果、原案どおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、陳情第38号および陳情第39号・固定資産税および都市計画税の軽減措置の継続についての意見書の提出について、一括して申し上げます。 陳情第38号および陳情第39号の願意は、小規模住宅用地に対する都市計画税を2分の1とする軽減措置、小規模非住宅用地に対する固定資産税および都市計画税を2割減額する減免措置、および商業地等における固定資産税および都市計画税について負担水準の上限を65%に引き下げる減額措置について、令和2年度以後も継続するよう都に対して意見書を提出されたいというものであります。 本委員会は、都が実施している現行の固定資産税および都市計画税軽減措置等の内容について、理事者から説明を受けました。 審査の結果、23区の固定資産税は都区共通の財源であり、こうした軽減措置等の継続は当区の財政運営にも影響を与えることになるが、都が軽減措置等を廃止することになれば、区民や小規模事業者に与える影響は極めて大きいことから、令和2年度以後も引き続きこれらの軽減措置等を継続することを都に働きかけていく必要があるとの点で意見が一致し、いずれも願意を了として採択すべきものと決定いたしました。 なお、これらの陳情の採択に伴い、東京都知事に対し「固定資産税および都市計画税軽減措置等の継続を求める意見書」を提出することを決定し、委員会提出議案として議長に提出いたしました。 以上で、区民生活委員会の報告を終わります。(拍手) ○上野ひろみ議長 次に、日程第29から日程第35まで、以上7件を一括議題といたします。 本件に関し、委員会審査結果の報告を求めます。 都市整備委員会委員長・うすい民男議員    〔43番うすい民男議員登壇〕 ◆うすい民男議員 都市整備委員会に付託されました議案の審査結果について申し上げます。 はじめに、議案第90号・練馬区地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例について申し上げます。 本件は、北町一丁目地区地区計画区域内における建築制限を定めるものであります。 審査の結果、原案どおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第91号・練馬区立都市公園条例の一部を改正する条例について申し上げます。 本件は、こぐれこぶし公園を新設するとともに、議案第89号の練馬区立区民農園条例の一部改正に合わせ、南大泉市民農園谷原東市民農園および谷原西市民農園をこの条例から削るものであります。 審査の結果、原案どおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第92号・練馬区立自転車駐車場条例の一部を改正する条例について申し上げます。 本件は、平和台駅地下自転車駐車場を新設するとともに、氷川台駅第七自転車駐車場を廃止するものであります。 審査の結果、原案どおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第99号から議案第102号までの以上4件の特別区道路線の認定について、一括して申し上げます。 これらの道路は、都市計画法に基づく開発許可などにより設置された道路であり、特別区道路線と認定することにより、住民の利用に供するものであります。 審査の結果、いずれも原案どおり可決すべきものと決定いたしました。 以上で、都市整備委員会の報告を終わります。(拍手) ○上野ひろみ議長 次に、日程第36から日程第37まで、以上2件を一括議題といたします。 本件に関し、委員会審査結果の報告を求めます。 文教児童青少年委員会委員長関口和雄議員    〔50番関口和雄議員登壇〕 ◆関口和雄議員 文教児童青少年委員会に付託されました議案の審査結果について申し上げます。 はじめに、議案第93号・練馬区立小学校および中学校の学校医、学校歯科医ならびに学校薬剤師公務災害補償に関する条例の一部を改正する条例について申し上げます。 本件は、都立学校の学校医、学校歯科医及び学校薬剤師公務災害補償に関する条例の一部改正に伴い、介護補償の限度額について東京都との均衡を図るため、所要の改正を行うものであります。 審査の結果、原案どおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第115号・練馬区立保育所設置条例の一部を改正する条例について申し上げます。 本件は、移転に伴い、東大泉保育園の位置を変更するものであります。 審査の結果、原案どおり可決すべきものと決定いたしました。 以上で、文教児童青少年委員会の報告を終わります。(拍手) ○上野ひろみ議長 次に、日程第38を議題といたします。 本件に関し、委員会審査結果の報告を求めます。 都市農業・みどり環境等特別委員会委員長田中よしゆき議員    〔35番田中よしゆき議員登壇〕 ◆田中よしゆき議員 都市農業・みどり環境等特別委員会に付託されました議案第89号・練馬区立区民農園条例の一部を改正する条例の審査結果について申し上げます。 本件は、区民農園と市民農園を練馬区立区民農園条例に一本化し、市民農園条例を廃止するものであり、併せて、向山四丁目区民農園を新設し、上石神井南町区民農園および大泉学園町一丁目区民農園を廃止するものであります。 審査の結果、原案どおり可決すべきものと決定いたしました。 以上で、都市農業・みどり環境等特別委員会の報告を終わります。(拍手) ○上野ひろみ議長 以上で、日程第1から日程第38までの委員長報告を終わります。 ただいまの委員長報告のうち、議案第76号を除く報告に関し、ご質疑のある方はご発言願います。 ◆26番(たかはし慎吾議員) 動議を提出いたします。 ただいま各委員長から委員会審査結果の報告がありました。本件は、委員会において慎重に審査した結果であります。この際、質疑を省略し、直ちに委員長報告どおり承認されますようおはかり願います。    〔「賛成」と呼ぶ者あり〕 ○上野ひろみ議長 おはかりいたします。 ただいまの動議のとおり決定することにご異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○上野ひろみ議長 ご異議なしと認めます。よって、各委員長報告どおり承認することに決定いたしました。 次に、議案第76号について、討論の通告がありますので、発言を許可いたします。 40番・有馬 豊議員    〔40番有馬 豊議員登壇〕 ◆有馬豊議員 私は、日本共産党練馬区議団を代表し、議案第76号の会計年度任用職員を導入する議案に反対の立場から討論を行います。 今議案は、地方公務員法地方自治法の改定により、来年4月から自治体の非常勤職員会計年度任用職員を導入するため、所要の改定を行うものです。 そもそも自治体の業務は、住民の命と暮らしや権利を守る業務であるため、恒常的で専門性が要求され、臨時的で非常勤的な職員が担うことを想定していません。ところが、この間、定員の適正化やアウトソーシング、市町村合併など行政コスト削減路線で非正規化が進められ、全国では約26万人もの正規職員が削減される一方で、非正規職員が21万人も増やされてきました。練馬区でも、非正規職員が全体の職員数の半分近い数となり、正規から非正規に置きかえられてきた実態があります。 今度の議案は、任期の定めのない常勤職員を中心とする公務運営の原則が崩されている今の実態に対して、その責任には一切触れず、追認し、固定化するものにほかなりません。 確かに、この制度導入で、これまでと比べれば、期末手当など処遇を改善する中身も含まれていますが、労働条件では正職員との格差は埋まらないばかりか、給料も上がらず固定化され、一般職の公務員とされることで、地方公務員法に規定された公務上の義務、規律、人事評価が課され、責任だけは負わされることになります。 更に、任用期間は年度ごとであるため、毎年再任できるかもわからず、5年ごとに必ず公募により選考されるため、長年勤め現場経験を積んでいても、採用される保証はどこにもありません。まさに、雇いどめが自由の制度です。また、採用されても新規で採用された人と同じ待遇で働かなければならないなど、多くの問題があります。 更に、練馬区がこの制度を導入するに当たっては、すべてパートタイムでの対応をするなど、運用面においても問題があります。会計年度任用職員には、フルタイムとパートタイムが規定されています。フルタイムには退職手当が支給できますが、パートタイムには支給できず、期末手当以外の諸手当は報酬などに含まれているとされており、事実上、支給があるかもわからないなど、大きな格差が生じます。必要な財源は東京都からすべて財政調整交付金で手当てされ、制限額が設けられているわけではないのに、なぜすべてパートタイムでの対応にしたのでしょうか。 実際、今度、会計年度任用職員になる職種の中には、1日の労働時間は正職員と同様の7時間45分と同じで、月の勤務日数が正規は21日間、非正規は16日間との違いだけという職もあります。こうした違いで退職手当もない、諸手当も不十分なパートタイムにするやり方は、同一労働、同一賃金の原則に照らしても問題があると言わざるを得ません。 また、今度この職員になる職種の中には婦人相談員も含まれています。この仕事は傷ついた女性と信頼関係を築き、支援へとつなげていく仕事です。雇いどめで相談員が次々とかわるようなことになれば、相談者との信頼を勝ちとることができるでしょうか。これは一例ですが、少なくとも福祉職は安定的、継続的に支援ができるよう、異動や兼務のない正規の専門職として位置づける必要があったのではないでしょうか。 以上の理由から、日本共産党練馬区議団を代表しての反対討論といたします。(拍手) ○上野ひろみ議長 以上で討論を終わります。 これより採決に入ります。 議案第76号・練馬区会計年度任用職員の給与および費用弁償に関する条例を、起立により採決いたします。 本議案に対する委員長報告は可決であります。 本件を委員長報告どおり決することに賛成の議員の起立を求めます。    〔賛成者起立〕 ○上野ひろみ議長 起立多数であります。よって、本件は委員長報告どおり可決することに決定いたしました。 次に、日程第39から日程第41まで、以上3件を一括議題といたします。 本件に関し、委員会審査結果の報告を求めます。 予算特別委員会委員長・福沢 剛議員    〔38番福沢 剛議員登壇〕 ◆福沢剛議員 予算特別委員会に付託されました議案の審査経過および結果について申し上げます。 本委員会は、10月1日の本会議において、議長を除く全議員により設置することが決定され、議案第112号・令和元年度練馬区一般会計補正予算、議案第113号・令和元年度練馬区国民健康保険事業会計補正予算、および議案第114号・令和元年度練馬区介護保険会計補正予算の3議案が付託されました。 議案の付託を受け、同日、直ちに委員会条例第8条の規定に基づき、議長招集の予算特別委員会が開催され、正副委員長の互選が行われました。互選の結果、私、福沢 剛が委員長に、坂尻まさゆき委員が副委員長に選出されました。 また、委員会を円滑に運営するために、理事会を設置しました。 本委員会は、10月1日に理事者から議案の説明を受け、10月4日には質疑を行った後、採決の運びとなりました。 それでは、付託されました議案の審査結果を申し上げます。 はじめに、議案第112号・令和元年度練馬区一般会計補正予算について申し上げます。 補正額の規模は、歳入・歳出それぞれ33億9,439万1,000円の増額であり、補正による本会計の予算規模は、2,779億2,248万9,000円となるものです。 採決の結果、原案どおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第113号・令和元年度練馬区国民健康保険事業会計補正予算について申し上げます。 補正額の規模は、歳入・歳出それぞれ1,470万7,000円の増額であり、補正による本会計の予算規模は、652億1,232万6,000円となるものであります。 審査の結果、原案どおり可決すべきものと決定いたしました。 最後に、議案第114号・令和元年度練馬区介護保険会計補正予算について申し上げます。 補正額の規模は、歳入・歳出それぞれ6億7,435万円の増額であり、補正による本会計の予算規模は、562億7,424万2,000円となるものであります。 採決の結果、原案どおり可決すべきものと決定いたしました。 以上で、予算特別委員会の報告を終わります。(拍手)
    上野ひろみ議長 これより採決に入ります。 議案第112号および議案第114号、以上2議案について、順次起立により採決いたします。 まず、議案第112号・令和元年度練馬区一般会計補正予算を、起立により採決いたします。 本議案に対する委員長報告は可決であります。 本件を委員長報告どおり決することに賛成の議員の起立を求めます。    〔賛成者起立〕 ○上野ひろみ議長 起立多数であります。よって、本件は委員長報告どおり可決することに決定いたしました。 次に、議案第114号・令和元年度練馬区介護保険会計補正予算を、起立により採決いたします。 本議案に対する委員長報告は可決であります。 本件を委員長報告どおり決することに賛成の議員の起立を求めます。    〔賛成者起立〕 ○上野ひろみ議長 起立多数であります。よって、本件は委員長報告どおり可決することに決定いたしました。 次に、議案第113号・令和元年度練馬区国民健康保険事業会計補正予算についておはかりいたします。 本議案に対する委員長報告は可決であります。 本件を委員長報告どおり決することにご異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○上野ひろみ議長 ご異議なしと認めます。よって、本件は委員長報告どおり可決することに決定いたしました。 次に、日程第42から日程第46まで、以上5件を一括議題といたします。 本件に関し、委員会審査結果の報告を求めます。 決算特別委員会委員長・西野こういち議員    〔33番西野こういち議員登壇〕 ◆西野こういち議員 決算特別委員会に付託されました議案の審査経過および結果について申し上げます。 本委員会は、9月4日の本会議において、議長を除く全議員により設置することが決定され、議案第70号・平成30年度練馬区一般会計歳入歳出決算、議案第71号・平成30年度練馬区国民健康保険事業会計歳入歳出決算、議案第72号・平成30年度練馬区介護保険会計歳入歳出決算、議案第73号・平成30年度練馬区後期高齢者医療会計歳入歳出決算、および議案第74号・平成30年度練馬区公共駐車場会計歳入歳出決算の5議案が付託されました。 議案の付託を受け、同日、直ちに委員会条例第8条の規定に基づき、議長招集の決算特別委員会が開催され、正副委員長の互選が行われました。互選の結果、私、西野こういちが委員長に、野沢なな委員が副委員長に選出されました。 また、委員会を円滑に運営するために、理事会を設置しました。 本委員会は、9月13日に理事者から一括して、決算関連の5議案、主要事業成果報告および財政健全化判断比率報告の説明を受けた後、一般会計の歳出各款、歳入、各特別会計などについて、9月17日から26日まで7回にわたり、慎重かつ熱心に審査を行ってまいりました。 この間、関係理事者からは、審査の参考とするために、多くの各種資料を提出していただきました。 また、更に充実した審査とするため、9月27日と30日には、全款にわたる補充質疑を行いました。 このような審査経過を踏まえ、10月9日には各会派から意見表明をいただくなど、12回にわたる委員会運営を行ってまいりました。 それでは、付託されました議案の審査結果を申し上げます。 議案第70号、議案第71号、議案第72号および議案第73号の4議案につきましては、採決の結果、いずれも賛成多数で認定すべきものと決定いたしました。また、議案第74号につきましては、全会一致で認定すべきものと決定いたしました。 以上が、本委員会における審査経過の概要および結果であります。 最後に、理事者に申し上げます。 本委員会は、最終日の10月9日に各会派から意見表明・要望を受けましたが、この各会派意見表明および毎回の審査において、各委員から示唆に富む提案や、行政に対する多くの指摘等がありました。 理事者におかれましては、これらの提案や指摘等を真摯に受けとめ、今後の予算編成や事業執行に反映されますよう切望し、決算特別委員会の報告を終わります。(拍手) ○上野ひろみ議長 これより討論に入ります。 討論の通告がありますので、順次発言を許可いたします。 10番・のむら 説議員    〔10番のむら 説議員登壇〕 ◆のむら説議員 日本共産党練馬区議団を代表して、議案第70号から73号までの練馬区一般会計、国民健康保険事業会計、介護保険会計、後期高齢者医療会計の4決算に反対の立場から討論を行います。 反対理由の第1は、区民に負担を強いる決算になっていることです。 財政調整基金は400億円もため込む一方、国民健康保険料や介護保険料、後期高齢者医療保険料は軒並み値上げにされました。国民健康保険料は多子世帯の減免もされておりません。消費税率の8%へのアップに伴う消費不況が依然として続く中で、国は逆に生活保護費の扶助額や就学援助制度の認定基準額を引き下げました。しかし、区はこれを適正だとして容認し、これを補う施策もありません。 更に、これまで徴収してこなかった公園の使用料についても減免対象から外し、事実上、新たに使用料を課しました。まさに、肝心なところで区民に冷たい区政と言わざるを得ないのではないでしょうか。 第2に、区民の気持ちを酌まない決算になっているということです。 今年度待機児は公表14人でしたが、認可園入園を希望しながら入れなかった子どもは786人でした。区は630人分の定員を増やすとしておりますけれども、やはり認可園を望むすべての子どもたちが希望どおり入園でき、5年間安心して通い続けられる保育体制の整備こそ必要ではないでしょうか。 学童クラブも、入会基準を新1年生優先にしたことで、2、3年生の待機児が多く生じております。区はねりっこクラブの定員拡大で待機児解消を図る考えですけれども、大規模化で指導員の目が届かないなどの問題も起きています。 保育園をはじめ、公立施設の民間委託を加速させて、行政の責任を投げ捨てることが区民の不利益につながっています。 地元の反対が強い小竹小学校の廃校を伴う小中一貫の教育方針にいまだ固執していることも問題です。少なくとも向こう5年間は児童数が増加傾向にあり、同校の築年数を問題にするのであれば、全面改修でこそ対応すべきではないでしょうか。 教員の働き方については、在校時間が小学校で週58時間超、中学校では60時間超と過労死ラインに及ぶ深刻な事態となっております。10年以上前から求めてきたタイムカードの導入がいまだに実現されていないことも重大です。 中小企業支援についても、区内中小事業者に対して産業融資あっせんの拡充や店舗改修の充実、住宅リフォーム助成制度や公契約条例の創設など、小規模経営を底上げする施策に背を向けています。 消費不況に苦しむ区内事業者を支えるための産業経済費は、決算全体のわずか0.9%にとどまり、小規模事業者登録制度は契約件数が減少しております。 こうした実態を直視しない姿勢は、区民の暮らしと営業をよくする本気の姿勢が感じられません。 第3に、不要不急の事業を相変わらず推進している決算だということです。 石神井公園駅前の再開発や大二中を分断する都市計画道路などは、住民の合意も得ないまま、多額の税金を投入し、コミュニティをも破壊するものです。 更に、使途がはっきりしない大江戸線延伸基金には7億円も積み増ししています。仮に今すぐ事業化しても、完成までに10年を要し、多額の基金を積み立てる合理的根拠はありません。限りある財源を現に今支援が必要な区民のために有効に活用すべきではないでしょうか。 自民党安倍政権は、地方自治体を支援するどころか、地方財政の削減と企業のもうけ先づくりのために、行政サービスの切り捨てと公共施設の統廃合を自治体に迫り、政策誘導のために地方交付税制度まで改変するなど、地方自治を壊す政策を推し進めています。 今、練馬区政に必要なのは、区民に最も近い基礎自治体として、この悪政から区民の暮らしを守ることです。憲法がうたう地方自治体の自主性と、その取り組みに必要な財源の保障を国に強く求め、区民の暮らしを守る取り組みに全力を傾ける区政への転換を求め、日本共産党練馬区議団を代表しての反対討論といたします。(拍手) ○上野ひろみ議長 次に、27番・かしままさお議員    〔27番かしままさお議員登壇〕 ◆かしままさお議員 練馬区議会自由民主党を代表して、議案第70号・平成30年度練馬区一般会計歳入歳出決算、ならびに議案第71号から73号までの各特別会計歳入歳出決算について、その認定に賛成し、討論を行います。議員各位の賛同を求めます。 今夏に行われた参議院議員選挙は、自民党と公明党を合わせた与党が過半数を大きく上回る議席を獲得し、勝利しました。6年間の徹底した経済政策で有効求人倍率が1.63倍と45年ぶりの高水準を記録するなど、安定した政権運営の手腕が国民から広く評価されたものと考えます。 政策の実現には、継続と安定性が何よりも重要であり、将来を見据え、課題を一つひとつ解決していく現実的な手腕が求められます。 平成30年度は、練馬区においても区長選挙が行われ、「改革ねりま第Ⅱ章」を掲げた前川区長が圧倒的勝利をおさめました。区民の皆様が1期4年間の実績に対する評価と政策の継続を望んだ結果であると言えます。 そうした区民の力強い後押しを受け、「みどりの風吹くまちビジョン」に基づくアクションプランを着実に実施し、区政を更に前へ進める重要な1年でありました。 新しい児童相談体制「練馬モデル」の構築や攻めの防災、病床の確保と医療機能の拡充など、課題を一つひとつ着実に前に進められてきた区長の手腕を高く評価いたします。 普通会計の決算状況を分析すると、実質収支比率、公債費負担比率はいずれも適正水準を維持しています。一方、経常収支比率は84.3%で、依然として適正水準とされる80%を超えています。保育所定員の大幅な拡大や特養ホームの拡充など、練馬区が他自治体と比較しても最大限福祉の充実に取り組んできたことが大きな要因であると推察しますが、引き続き改善に向けて取り組まれるよう要望します。 歳入の総額は約2,650億円で、前年度と比べると114億円余の増となっています。 景気の回復基調を踏まえ、特別区税や財政調整交付金が増となっており、それ自体は歓迎すべきことでありますが、米中貿易摩擦など世界経済の動向は不透明さが増しており、今後も経済動向を慎重に見きわめていく必要があります。 また、法人住民税の一部国税化や地方消費税の清算基準の見直しなどは、今後も財政運営上、厳しいポイントとなることは避けられません。特に、ふるさと納税による流出額は増加する一方で、平成30年度は影響額が16億円を超えています。インターネットを通じた寄附受け入れの強化など、積極的に対策を講じ、自主財源の確保により一層尽力する必要があります。 また、これまでの収納対策の強化により、特別区民税の収入未済額が大きく減少してきたことは評価できますが、一方で、生活保護の不正受給等による弁償金の収入未済額が増加しています。区民の貴重な税金を不納欠損により無駄にしないよう、取り組みを強化していくことを求めます。 歳出の総額は約2,587億5,000万円で、前年度と比較して132億円余の増加となっています。 歳出の構成を見ていくと、都市整備費、土木費など道路整備やまちづくりに関する支出は全体の9%以下にとどまる一方、保健福祉費、子ども家庭費、教育費など福祉や子どもに関する支出は全体の66%を超えています。 大型道路優先の区政だと的外れな批判をする声もありますが、数字を見れば、区がいかに福祉や医療、介護、子育て、教育分野に力を入れているかは一目瞭然です。 幼児教育・保育の無償化への対応や保育所、学童クラブの待機児童対策、各種区立施設の更新に加え、高齢者への扶助、交通インフラや病院整備、災害に備えたまちづくりなど、今後も行政需要の増加は避けられません。 持続可能な区政運営のためには、強固な財政基盤を構築することが不可欠であり、歳入の増加を追求し、歳出の抑制を目指していくほかありません。 区民との協働を根幹に、自主財源ならびに特定財源の獲得に努めるとともに、受益者負担や委託民営化促進の観点から、積極的に事業の見直しに努め、「改革ねりま」を更に前へ進めていただくことを期待いたします。 われわれ練馬区議会自由民主党は、前川区政を支える区議会第一会派として、ともに知恵を出し合いながら、練馬区が更に大きく発展するようより一層の努力を重ねてまいります。 一昨日、吉野彰氏がノーベル化学賞を受賞されました。日本人として大きな喜びであり、心からお祝いを申し上げます。この受賞を契機として、日本の子どもたちが将来へ向けて、更に夢や希望を輝かせることを期待し、討論といたします。 ご清聴まことにありがとうございました。(拍手) ○上野ひろみ議長 次に、4番・高口ようこ議員    〔4番高口ようこ議員登壇〕 ◆高口ようこ議員 市民の声ねりまを代表して、一般会計、国民健康保険事業会計、介護保険会計、後期高齢者医療会計、以上4決算の認定に反対の立場で討論を行います。 保育園、学童、図書館などの指定管理、民間委託。今回の決算も官から民への流れを大きく感じるものでした。突然民間委託が決まった学童の保護者からは、いきなりなくなると知ってショック、今の先生を信用し子どもたちも安心して通っている、なぜ委託にしなくてはいけないのか、決定ありきで説明会をされても、という不安の声が届いています。 生活を根底から支える福祉が民間の活力でサービスが拡大するとの口実のもと、実際には経費の抑制を大きな目的とし、労働者の権利保障に無関心な中で進められています。その結果、起こることは、活力とは裏腹の不安定な雇用、低賃金労働の拡大です。 私自身、就職氷河期ど真ん中の世代。3日は家に帰れない、朝から晩まで働いて手取りは16万というブラック企業でも働きました。民の厳しさ、下請の弱さ、安定した労働環境のありがたさを身にしみて知っています。官から民へによって疲弊するのは現場の一人ひとりです。 世界を見れば、PFIやPPP、民間委託をいち早く推進してきたイギリスでは、不透明な運営、負担した税が市民に還元されないなど、問題が次々浮上。再公営化にかじを切るのがいまや世界の潮流です。 また、練馬区では先日、石神井図書館での防犯カメラの画像を区の条例が求める適正な手続のないまま、警察に確認させる問題がありました。これは民に任せ過ぎることの危険性を私たちに問うています。 国が進める官から民への流れは、実は官から私へ、公共を私的財産として囲い込むこと、市場の取引にのせることではないのかとの指摘もあります。私たちは今こそ公共とは何かを問い直すときに来ています。 そして、この練馬区、基礎自治体である私たちこそ、国の方針に流されず、公共を守る第一線にいます。公共としてお互いを支え合う制度が社会保険や医療、介護です。しかし、今回の決算においても、なし崩しの給付制限、負担が広がりました。社会全体で一人ひとりを支えるというまさに公共の根幹が揺らぎ、制度の存在意義が問われるところに来ています。 決算の質疑で私たちは、例えば児童発達支援、放課後デイサービスでの福祉人材への区の独自加算など、根本的な施策を検討すべきと指摘しました。課題を抱える方々の視点に立ち、本気で取り組むことが公の責任、基礎自治体の使命であると考えます。 公のあり方を考えるうえで、まちづくりの方向性も危機感が募ります。地域の議論と合意形成のプロセスを反故にする石神井公園駅の再開発事業、石神井公園の商店街に深刻なダメージを与えかねない232号線、大泉第二中学校の教育環境などへの影響が甚大な補助232・135号線、地域に溝を生んだ旭丘、小竹地域の学校統廃合。 先日、私は第四次優先整備路線に指定された放射35号線延伸部分の遺跡をめぐるまち歩きに参加しました。下練馬道、田中道、埼玉道など、古い街道が今もまちの中心道路であること。細い道は水路や石神井川の支流の跡であること。今のまちの形は積み重なった歴史の上にあります。街並みには意味がある、それこそが練馬らしさです。 そして、まちは今だけのものではありません。過去から未来へ、大きく影響を与えます。 まちを守りたいという声を無視して、協働など成り立ちません。強引に押し切った末に待っているのは反感と諦めです。それは明るい未来にはつながりません。 結論ありきではなく、自分たちのことを自分たち自身が多様な意見を出し合いながら決定していく。主体となるのは常に区民です。 そして、対話の参加者は多様であるべきです。しかし、いまだ区には女性が一人もいない審議会が存在します。障害者、子ども、外国籍住民、LGBTなど当事者の多様な意見を区政に反映できる仕組み、パートナーシップ条例などの人権を保障する制度を構築すべきです。開かれた対話を地道に重ねるプロセスの中から、これからの公共が築かれるのではないでしょうか。 練馬区がよりよい方向へ進むよう要望し、上記4議案に対する反対討論といたします。(拍手) ○上野ひろみ議長 次に、25番・小川こうじ議員    〔25番小川こうじ議員登壇〕 ◆小川こうじ議員 私は、練馬区議会公明党を代表して、議案第70号・平成30年度練馬区一般会計歳入歳出決算と議案第71号から73号までの3特別会計歳入歳出決算について、認定に賛成の立場から討論を行います。 昨今の世界経済の先行きは、米中貿易摩擦や中東情勢など不透明さを増しています。海外発の景気下振れリスクにも十分な目配りが必要であり、景気減速のリスクが顕在化する場合には、迅速に対応できるよう万全の構えが必要です。 10月からスタートした消費税引き上げによる増収分は、公明党が訴えてきた教育の無償化や低年金者への加算などに使われます。公明党は、地方議員と国会議員のネットワークを最大限に生かして、円滑な実施を推進し、子どもからお年寄りまでが安心できる全世代型社会保障の構築に全力を尽くしてまいります。 練馬区においては、新たなグランドデザイン構想のもと、「第2次みどりの風吹くまちビジョン」とアクションプランの計画を立てられました。確実に実行され、持続可能な財政運営と着実な福祉向上に取り組むことを望みます。 さて、今決算特別委員会において、財政運営の健全性、財産管理の適正化、予算執行において区民福祉の向上に的確にこたえて、効率的な実施が図られているかについて慎重な審査を行いました。 平成30年度の練馬区普通会計決算は歳入2,650億2,577万円、歳出2,587億5,540万円となり、実質収支は61億1,992万円の黒字となりました。 しかし、財政の弾力性を示す指標である経常収支比率は0.7ポイント減少し、84.3%となりましたが、依然として適正水準の70%から80%を超えているため、財政の硬直化が見られます。財政の健全性を維持し、向上していくため、財源の確保に努められるとともに、引き続き行財政改革を推進する中で、なお一層の効率的、効果的な財政運営に取り組まれることを要望いたします。 この財政状況の中、わが会派からかねてより提案、要望してきた多くの課題が施策として着実に実施されたことを高く評価するものであります。 第1に、子育て支援として、妊娠期から切れ目のない支援を継続するため、産後ケア事業の実施場所の増設と育児の見守り支援が必要な家庭への訪問を充実。また、保育所待機児童解消のため、私立認可保育所5か所、小規模保育事業所5か所等を増設し、928人の定員を拡大されました。 第2に、福祉・医療の充実として、高齢者相談センターを25か所の地域包括支援センターに再編し、高齢者の支援体制の強化を図りました。また、順天堂練馬病院の増床、練馬光が丘病院の移転整備、高野台運動場への回復リハビリテーション病院の誘致を推進されました。 第3に、安全・快適な都市の実現として、大阪北部地震を受けて、危険なブロック塀の安全調査をされ、教育施設の危険箇所を改修しました。また、世界都市農業サミットのプレイベントを実施。地域のみどりを守るための練馬区みどりの総合計画を作成。大江戸線延伸の早期着工と西武新宿線立体化の事業化に向けて推進されてきました。 決算特別委員会における審査過程で、わが会派より指摘、要望した内容につきましては、今後の施策に十分に反映されますよう切望し、平成30年度練馬区一般会計歳入歳出決算と3特別会計歳入歳出決算に賛成するものであります。 以上、練馬区議会公明党の賛成討論を終わります。議員各位のご賛同をよろしくお願い申し上げます。(拍手) ○上野ひろみ議長 次に、14番・きみがき圭子議員    〔14番きみがき圭子議員登壇〕 ◆きみがき圭子議員 生活者ネットワークを代表して、議案第70号から第73号、2018年度練馬区一般会計、国民健康保険事業会計、介護保険会計および後期高齢者医療会計の決算の認定に反対の討論を行います。 2018年度決算約2,587億円は、「みどりの風吹くまちへ 区民とともにさらに前に進む」と位置づけた予算に対するものです。しかし、その区民とは賛成する区民のことであり、異論反論を排除したものでした。 以下、反対の理由を述べます。 プラスチックによる海洋汚染、温室効果ガスによる地球温暖化は生物の生態系を崩し、異常気象が私たち人間の生活にも大きな影響を及ぼしていることは誰もが認識しています。スウェーデンの16歳の環境活動家グレタさんは、温暖化サミットで、経済効果を優先し温暖化に真剣に取り組まない大人たちに怒りの訴えをしました。 福島第一原発の事故も、環境を大きく破壊し、いまだに解決していないにもかかわらず、再稼働。更には、行き場のない汚染水を海に流そうとしています。 区は、原発について、国任せにするのではなく、脱原発をエネルギービジョンに掲げ、再生可能エネルギーによる自立都市へと大きくかじを切るべきです。脱原発、脱プラスチック宣言で環境に配慮した区政を求めます。 予算の67%を子ども、福祉施策に配分したと言うものの、保育所、学童クラブの待機児童の問題は解決に至っていません。3歳児1年保育はあくまでセーフティネットであり、ないほうが望ましいと言っていたにもかかわらず、区立幼稚園から更に私立保育園まで増やしたことは、子どもの最善の利益を保障する保育ではありません。 学童保育についても、低学年で入れない児童が増え続けています。保育園の在籍状況から、先を見越した学童保育の対策を区が責任を持って急ぐべきです。 子どもへの虐待が後を絶たず、尊い命が次々と奪われていきます。区に児童相談所を設置するかしないかの問題ではないと言う人もいますが、本気で子どもの命を守るために何が必要かを考えるのであれば、設置するかしないか、必要性についても、区民とともに深く議論することはとても大事なことと考えます。 その中で、共通の認識として持つべきことは子どもの権利の視点です。遺棄、虐待、貧困に苦しむ子どもを最も不幸な存在と考える区長の子ども観からは、子どもの人権尊重が感じられません。区長の考えのみ押しつけるのではなく、子どもの権利を基本に据えて、議論を重ねるべきです。 区長は、記者会見でまちづくりについて、手間どっていると聞いているが、行政としては積極的にまちをよくしていく、今合意いただいていない方にも粘り強く働きかけて合意を得ていきたいと話しています。しかし、行政のまちをよくする視点と地域住民が求めるよいまちが違うことや、同じ住民同士でも意見が分かれることがあるのは当然です。駅前再開発、道路整備の計画は、いずれもその地域の住民の暮らしそのものです。手間どっていると受けとめること自体、合意形成を重視せず、反対する区民を厄介者としているあらわれであり、計画ありきで強引に進める区の姿勢は改めるべきです。 高齢化が加速する中、区の福祉施策だけでは支え切れない部分を補う地域の力が必要となります。いきがいデイサービスや食のほっとサロンなどの地域に密着した介護予防事業は、地域に根差して活動している事業者や市民団体なくしては成り立ちません。実情を把握し、活動しやすいよう支援するべきです。 地域包括支援センターは在宅介護のかなめです。体制を強化し、ケアラーへの個別相談や多職種、関係機関との連携による支援が必要です。 柔軟剤などに含まれる香りの害、香害に苦しんでいる人の実態を把握し、その声を受けとめようとする積極的な姿勢が見られません。区はリーフレットを作成して終わりではなく、周知・啓発のための取り組みに力を入れ、特に学校は子どもたちが安心して学べる環境を早急に整備するべきです。 陸上自衛隊と米軍の大規模な軍事演習、ヤマサクラが12月朝霞駐屯地で実施されます。また、最近になって駐屯地の出入り口で警備する自衛隊員が小銃を携行していることで、多くの住民に恐怖感や威圧感を与えています。 安倍政権は自衛隊を明記する改憲を目指し、自衛隊を国軍化するための実態づくりに邁進しています。平和祈念碑碑文で平和を守る決意をした区として危機感を持ち、情報を収集し、軍事演習の中止を求めるべきです。 戦争のない平和な社会のもとで、一人ひとりの命を大切にし、暮らしを守る区政を求めて、討論を終わります。(拍手) ○上野ひろみ議長 次に、3番・井上勇一郎議員    〔3番井上勇一郎議員登壇〕 ◆井上勇一郎議員 私は、練馬区議会未来会議を代表しまして、議案第70号・平成30年度練馬区一般会計歳入歳出決算、議案第71号から議案第73号までの3特別会計歳入歳出決算の認定について、賛成の立場から討論を行います。議員各位の賛同を願うものであります。 平成30年度は、ビジョンに基づくアクションプランおよび区政改革計画を推進することを最優先としてきた1年であり、前川区長におかれましては、4月に2期目の再選を果たされ、新たな総合計画である「第2次みどりの風吹くまちビジョン」を策定され、グランドデザイン構想で示す練馬区の将来像の実現に向けた「改革ねりま第Ⅱ章」をスタートさせた1年でありました。 具体的な事業の執行としては、ビジョンで示された体系に沿って6つの方針に基づき、区民参加から区民協働へ進化させていく事務事業を着実に進めてこられました。 高齢者見守りネットワーク、災害時における応急物資の供給、臨時災害放送局の開設・運営、要保護児童の早期発見と児童虐待の未然防止に向けた情報共有、街かどケアカフェなど、福祉、防災等の事業に対しては、さまざまな関係機関と積極的に協定を締結し、区民の安全・安心に結びつけてまいりました。 また、地域おこしプロジェクトの充実、協働ワークショップの開始、みどりの保全・創出に向けた取り組みを通じて、練馬区ならではの新たな自治の創造に向けて積極的に取り組んできたことは、区民参加と協働を軸とした行政運営の成果でもあり、高く評価するものであります。 都市整備の観点からも、大江戸線の早期事業化に向けて積極的な基金の積み増しを行い、西武新宿線立体化の早期事業化に向けては、上石神井駅、武蔵関駅、上井草駅周辺のまちづくりを前進させ、外環自動車道、都市計画道路、都市農地保全に対しても、着実に快適な都市基盤の整備に向けて、積極的かつ具体的に取り組んでこられました。 また、来年開催されるオリンピック・パラリンピック東京大会、本年開催される世界都市農業サミットに向けた取り組みでは、区民に対して機運を高め、多くの夢を与え、更なる区政改革に対して期待の高まりを感じる年となりました。 決算状況としても、一般会計、各特別会計すべてにおいて適正な運営をされており、法律で定める財政健全化判断比率すべてにおいて早期健全化基準を大きく下回る結果となり、良好な財政運営となっていることが引き続き確認できました。 しかしながら、将来的な課題もあります。 社会保障関連経費や区立施設の改修改築経費、インフラ整備など不可避な歳出増加は続いていくことが予想されており、歳入面としても、区税および地方消費税の増税に伴う交付金の一定の伸びが期待できるものの、ふるさと納税制度の影響、財政調整交付金財源の一部国税化の拡大で、大幅な減額も想定され、引き続き予断の許さない厳しい財政運営は続いていくものであり、深刻に進む人口減少による労働力不足、多発する自然災害、多様化する、そして複雑化していく区民ニーズなど、区が取り組むべき課題は未知数であります。 われわれ会派として、このような課題を打開していくために必要なことは、着実な実績を積み上げてきた決算議案に反対し、改革の歩みをとめるのではなく、引き続き政策の一貫性、継続性を持って、前川区長とともに、「改革ねりま第Ⅱ章」を力強く区民と協働で前進をさせていくことがあすの練馬区の発展につながるものと考えます。 以上、申し上げてきたことを踏まえ、区民福祉の向上、区政改革の歩みを前進させていくために、議案第70号から議案第73号までのすべての議案に賛成するものであり、議員各位の賛同を改めて求めるものであります。 以上で、練馬区議会未来会議を代表しましての賛成討論を終わらせていただきます。(拍手) ○上野ひろみ議長 次に、23番・かとうぎ桜子議員    〔23番かとうぎ桜子議員登壇〕 ◆かとうぎ桜子議員 市民ふくしフォーラムとして、2018年度一般会計、国民健康保険事業会計、介護保険会計、および後期高齢者医療会計の決算の認定に反対の立場から討論をします。 多くの区民が暮らす住宅地域である練馬区として、子ども、働く世代、障害のある人、高齢の人など、それぞれが暮らしやすい施策をつくっていく必要がありますが、まだまだ課題も多くあります。 まず、子どもについては、今回の決算特別委員会の質疑で、今後の区の児童相談体制に不安を抱きました。子どもと家庭に必要な支援を届け、子どもの命を守るためには、都と区の施策のはざまに落ちる人が出ないということを最優先に考えなければなりません。そのためには、区が率先して具体的な取り組みを考え、都との役割分担の仕方も含め、構想を示していくことが必要です。にもかかわらず、今回の決算特別委員会での答弁が余りに曖昧で心配になりました。区として主体性を持った児童相談体制づくりをすることを強く求めます。 学校給食費、教材費等の学校徴収金システムは、現金を取り扱わないという点でのリスク軽減はされても、多額の徴収金を校長名義の口座で扱い、区の予算や決算にその収支が出てこないことによる会計の不透明さと、事務は相変わらず学校ごとに行わなければならず、学校の負担軽減として不十分であるという点が課題として残っています。区の新システムを活用しながら公会計化することも含め、積極的に公会計化を検討すべきです。 働く世代への施策として、2014年度のビジネスサポートセンター開設以来、314名の創業者がセンターを利用しているということです。今、都心区ではさまざまな民間の創業支援もありますが、区内ではまだ始まったばかりです。区民が区内で創業し、定着するように、住宅が多く都心部とは異なる練馬区の地域性の中で求められる創業支援のあり方を検証する必要があります。 障害のある人の地域での暮らしには、一人ひとりがその障害の状態に合わせ所属でき、安心して通える場が必要です。現状では、就労継続支援B型事業所は工賃という成果が求められるため、一定日数通うよう求められる場合も多く、一方、生活介護は事業所数も利用できる障害の種別にも限りがある状況です。また、障害者地域生活支援センターは、決まって通うよう所属するタイプのものではありません。 事業所に所属をしていることは、平時でも災害時でも安否確認できるということに端的にあらわれるように、社会とのつながりの一つの重要な要素です。それを必要とする人にとって、選択肢を持って利用できる体制づくりが必要です。行き場なく、人知れず孤立する人が出ないよう、多様な生活介護の選択肢をつくるなど、区として通える場を増やす方法を検討すべきです。 高齢の人の生活については、介護の必要性が高くなっても、病気が重くなっても、社会とのつながりを持ち、自分らしく地域生活を送ることができるように、専門職がさまざまな社会資源を活用できるよう連携する仕組みづくり、具体的な支援体制づくりがより一層求められます。 練馬区に暮らすあらゆる人が心豊かに安心して暮らせる施策を充実させることを求め、討論とします。(拍手) ○上野ひろみ議長 以上で討論を終わります。 これより採決に入ります。 議案第70号から議案第73号まで、以上4議案について、順次起立により採決いたします。 まず、議案第70号・平成30年度練馬区一般会計歳入歳出決算を、起立により採決いたします。 本議案に対する委員長報告は認定であります。 本件を委員長報告どおり決することに賛成の議員の起立を求めます。    〔賛成者起立〕 ○上野ひろみ議長 起立多数であります。よって、本件は委員長報告どおり認定することに決定いたしました。 次に、議案第71号・平成30年度練馬区国民健康保険事業会計歳入歳出決算を、起立により採決いたします。 本議案に対する委員長報告は認定であります。 本件を委員長報告どおり決することに賛成の議員の起立を求めます。    〔賛成者起立〕 ○上野ひろみ議長 起立多数であります。よって、本件は委員長報告どおり認定することに決定いたしました。 次に、議案第72号・平成30年度練馬区介護保険会計歳入歳出決算を、起立により採決いたします。 本議案に対する委員長報告は認定であります。 本件を委員長報告どおり決することに賛成の議員の起立を求めます。    〔賛成者起立〕 ○上野ひろみ議長 起立多数であります。よって、本件は委員長報告どおり認定することに決定いたしました。 次に、議案第73号・平成30年度練馬区後期高齢者医療会計歳入歳出決算を、起立により採決いたします。 本議案に対する委員長報告は認定であります。 本件を委員長報告どおり決することに賛成の議員の起立を求めます。    〔賛成者起立〕 ○上野ひろみ議長 起立多数であります。よって、本件は委員長報告どおり認定することに決定いたしました。 次に、議案第74号・平成30年度練馬区公共駐車場会計歳入歳出決算についておはかりいたします。 本議案に対する委員長報告は認定であります。 本件を委員長報告どおり決することにご異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○上野ひろみ議長 ご異議なしと認めます。よって、本件は委員長報告どおり認定することに決定いたしました。 次に、日程第47・議員提出議案第12号・天皇陛下御即位に当たっての賀詞奉呈についてを議題といたします。 本件について、提出者に提案理由の説明を求めます。 47番・小泉純二議員    〔47番小泉純二議員登壇〕 ◆小泉純二議員 私は、練馬区議会自由民主党、練馬区議会公明党、練馬区議会未来会議、都民ファーストの会練馬区議団、練馬区民の会、以上5会派33名の議員を代表いたしまして、議員提出議案第12号・天皇陛下御即位に当たっての賀詞奉呈について、提案理由を申し上げます。 それでは、奉呈文を読み上げ、提案理由にかえさせていただきます。 賀詞。 天皇陛下におかれましては、風薫るよき日に御即位されましたことは、まことに慶賀に堪えないところであります。 天皇皇后両陛下が御清祥であられ、令和の時代が悠久の歴史に新たな希望と光を添えるものとなりますよう心からお祈り申し上げます。 ここに練馬区議会は、謹んで慶祝の意を表します。 以上であります。 何とぞ全議員のご賛同を賜りますようお願いいたします。(拍手) ○上野ひろみ議長 本件に関し、ご質疑のある方はご発言願います。 ◆26番(たかはし慎吾議員) 動議を提出いたします。 ただいま上程されております議案につきましては、この際、質疑および委員会付託を省略し、直ちに起立により採決されますようおはかり願います。    〔「賛成」と呼ぶ者あり〕 ○上野ひろみ議長 おはかりいたします。 ただいまの動議のとおり決定することにご異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○上野ひろみ議長 ご異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。 これより起立により採決いたします。 議員提出議案第12号・天皇陛下御即位に当たっての賀詞奉呈について、賛成の議員の起立を求めます。    〔賛成者起立〕 ○上野ひろみ議長 起立多数であります。よって、本件は原案どおり可決することに決定いたしました。 次に、日程第48・委員会提出議案第1号・固定資産税および都市計画税軽減措置等の継続を求める意見書を議題といたします。 案文はお手元に配付してあります。 おはかりいたします。 本件については、会議規則第38条第3項の規定により、提案理由の説明を省略することにいたしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○上野ひろみ議長 ご異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。 本件に関し、ご質疑のある方はご発言願います。 ◆26番(たかはし慎吾議員) 動議を提出いたします。 ただいま上程されております議案につきましては、この際、質疑を省略し、直ちに提案どおり可決されますようおはかり願います。    〔「賛成」と呼ぶ者あり〕 ○上野ひろみ議長 おはかりいたします。 ただいまの動議のとおり決定することにご異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○上野ひろみ議長 ご異議なしと認めます。よって、本件は原案どおり可決することに決定いたしました。 次に、各委員長から閉会中の継続審査の申し出がありました。 おはかりいたします。 お手元に配付いたしました継続審査申出案件一覧のとおり、それぞれ閉会中の継続審査に付することにご異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○上野ひろみ議長 ご異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。 次に、陳情について申し上げます。 本日までに追加受理いたしました陳情は、お手元に配付いたしました文書表のとおりであります。それぞれ所管の常任委員会に付託いたします。 ただいま付託いたしました陳情は閉会中の継続審査にいたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○上野ひろみ議長 ご異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。 おはかりいたします。 ただいま区長より、選任第5号・練馬区教育委員会委員任命の同意についてが提出されました。 よって、この際、これを日程に追加し、直ちに議題といたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○上野ひろみ議長 ご異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。 追加日程第1・選任第5号・練馬区教育委員会委員任命の同意についてを議題といたします。 事務局長に議案の朗読をさせます。    〔事務局長朗読〕 ○上野ひろみ議長 本件に関し、理事者に提案理由の説明を求めます。    〔小西將雄副区長登壇〕 ◎小西將雄副区長 ただいま上程されました選任第5号についてご説明申し上げます。 来る10月15日をもちまして、坂口節子教育委員会委員の任期が満了となります。 そこで、引き続き坂口さんを教育委員会委員に任命いたしたく、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第4条第2項の規定に基づき、議会の同意をいただきたいと存じます。 坂口さんには、この4年間、教育委員会委員として教育行政の発展にご尽力いただきました。坂口さんの豊富な経験は練馬区の教育行政の更なる発展に欠かすことのできないものであります。 何とぞ同意を賜りますようお願い申し上げます。 ○上野ひろみ議長 おはかりいたします。 ただいま理事者から提案理由の説明がありましたが、本件については質疑および委員会付託を省略し、直ちに起立により採決いたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○上野ひろみ議長 ご異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。 これより、選任第5号・練馬区教育委員会委員任命の同意についてを起立により採決いたします。 本件に関し、同意することに賛成の議員の起立を求めます。    〔賛成者起立〕 ○上野ひろみ議長 起立多数であります。よって、本件は同意することに決定いたしました。 ここで、ただいま任命の同意を得ました坂口節子さんをご紹介いたしたいと思います。 坂口節子さんの入場を求めます。    〔坂口節子さん入場〕 ○上野ひろみ議長 それでは、坂口節子さんをご紹介いたします。    〔坂口節子さん登壇〕 ◎(坂口節子さん) ただいまご紹介いただきました坂口節子でございます。 このたびは教育委員再任のご賛同を皆様からいただきまして、ありがとうございます。 大変微力ではございますけれども、これまでの経験を生かし、私も練馬の子どもたちの健やかな成長のために力をこれからも尽くしていきたいと存じます。 どうぞよろしくご鞭撻、ご指導をお願いいたします。 ○上野ひろみ議長 これをもってご紹介を終わります。 以上で、今定例会に付議されました事案はすべて議了いたしました。 この際、区長より発言があります。    〔前川燿男区長登壇〕 ◎前川燿男区長 令和元年第三回練馬区議会定例会の閉会に当たり、一言ご挨拶を申し上げます。 はじめに、千葉県をはじめ各地に大きな被害をもたらした台風15号により犠牲になられた皆様に哀悼の意を表しますとともに、被災された皆様に心からお見舞いを申し上げます。 本定例会に提案いたしました平成30年度一般会計歳入歳出決算、令和元年度一般会計補正予算など各議案につきましては、慎重なご審議をいただき、いずれも原案どおり可決していただきました。厚く御礼を申し上げます。 区長に就任して5年5か月、この間お約束した「改革ねりま」を実現するため、全力で取り組んでまいりました。「改革ねりま」の根幹は、社会福祉をはじめとする政策の先駆性と区民の参加と協働であります。 引き続き、区民の皆さんと力を合わせ、区民福祉を更に充実をし、参加を協働へと進化させ、練馬ならではの新しい自治の実現に全力を尽くしてまいります。区議会の皆様のお力添えを心からお願い申し上げます。 以上をもって閉会の挨拶といたします。ありがとうございました。 ○上野ひろみ議長 これをもって、令和元年第三回練馬区議会定例会を閉会いたします。      午後2時25分閉会                    署名議員                       議長    上野ひろみ                       副議長   宮原よしひこ                       議員    松田 亘                       議員    酒井妙子                       議員    田中よしゆき △継続審査申出案件一覧                       令和元年第三回定例会最終日陳情第14号 東京都尖閣諸島寄付金の活用について陳情第15号 核兵器廃絶ヒバクシャ国際署名を推進するための取り組みを求めることについて陳情第16号 改憲案に反対する決議を求めることについて陳情第20号 パートナーシップの公的承認について陳情第24号 オスプレイや戦闘機が区内上空を飛ばないように国に要請することについて陳情第27号 業務監査の強化について陳情第32号 慰安婦問題の報道について                       (以上、企画総務委員会)陳情第21号 選択的夫婦別姓制度の導入について陳情第25号 国民健康保険の都道府県単位化に伴う保険料について陳情第40号 石神井地域に「石神井文化ホール」の新設を求めることについて                       (以上、区民生活委員会)陳情第1号 精神障害者の交通運賃割引制度の適用について陳情第2号 高齢期難聴者への補聴器購入費への助成について陳情第18号 障害児(者)に対する各種減免制度に付帯している「所得制限」について陳情第33号 医療的ケア児や重症心身障害児を育てる家族の生活環境向上について〔第2項・第4項〕                       (以上、保健福祉委員会)陳情第4号 都市計画道路補助232号線の延伸中止と石神井公園南口西地区再開発事業の見直しを求めることについて陳情第7号 外環道青梅街道インターチェンジ沿道まちづくりについて陳情第8号 外環道青梅街道インターチェンジ沿道まちづくりについて陳情第9号 外環道青梅街道インターチェンジ沿道まちづくりについて陳情第10号 目白通り(都道第8号千代田練馬田無線)の改修について陳情第12号 練馬区上空を飛ぶ羽田新ルートの中止撤回について陳情第13号 受動喫煙の防止について陳情第22号 石神井公園駅南口西地区再開発事業について陳情第23号 地球温暖化対策について更なる取り組みを求めることについて陳情第28号 大泉第二中学校の教育環境保全および学芸大通りなどの整備拡幅について〔第2項〕陳情第29号 (仮称)旭町三丁目計画によるマンション建築について陳情第30号 石神井公園駅南口再活性化のまちづくりについて陳情第31号 都市計画道路補助232号線の整備推進と石神井公園駅南口のまちづくりについて陳情第41号 都市計画道路区画街路1号線の住民説明と計画見直しを求めることについて陳情第42号 石神井公園駅南口西地区再開発事業について陳情第43号 石神井公園駅南口西地区再開発事業の見直しについて                       (以上、都市整備委員会)陳情第3号 石神井東小学校の学童保育問題について陳情第11号 区立大泉第二小学校の放課後の子どもの居場所について陳情第28号 大泉第二中学校の教育環境保全および学芸大通りなどの整備拡幅について〔第1項〕陳情第33号 医療的ケア児や重症心身障害児を育てる家族の生活環境向上について〔第1項・第3項〕陳情第34号 待機児童解消と公的保育の拡充を求めることについて陳情第35号 すべての認可保育園に看護師、栄養士の配置と保育施設の栄養管理などを求めることについて陳情第36号 保育の質が保障された認可保育園の増設と子育て世帯に対する経済的支援拡充を求めることについて陳情第37号 大泉南小学校の教育環境保全について                    (以上、文教児童青少年委員会)陳情第17号 主要農作物種子法について陳情第26号 ごみ集積所の廃止について              (以上、都市農業・みどり環境等特別委員会)陳情第5号 西武新宿線(井荻駅~西武柳沢駅間)連続立体交差事業の早期実現について陳情第6号 東京外かく環状道路青梅街道インターチェンジについて陳情第19号 西武新宿線(井荻駅~西武柳沢駅間)の連続立体交差事業を地下方式とすることについて                    (以上、交通対策等特別委員会)          〔議会運営委員会調査事項〕1 議会の運営に関する事項2 議会の会議規則、委員会に関する条例等に関する事項3 議長の諮問に関する事項                       (以上、議会運営委員会)          〔特別委員会設置目的〕1 地域防災についての調査研究2 危機管理指針についての調査研究3 地方分権の推進および財政権拡充についての調査研究                 (以上、総合・災害対策等特別委員会)1 地域医療の環境整備についての調査研究2 病床の確保についての調査研究3 感染症対策についての調査研究                 (以上、医療・病院整備等特別委員会)1 清掃事業についての調査研究2 資源循環型についての調査研究3 エネルギー対策についての調査研究4 みどりの保全・創出に係る区民協働の推進についての調査研究5 みどりの啓発機能をもつ緑地、庭園等についての調査研究6 都市農地保全および都市農業振興についての調査研究 (農業委員会および世界都市農業サミットに関する案件は除く)              (以上、都市農業・みどり環境等特別委員会)1 バス交通等地域間交通についての調査研究2 都営地下鉄大江戸線の延伸および沿線まちづくりについての調査研究3 東京外かく環状道路についての調査研究4 西武線連続立体および事業化に伴うまちづくりについての調査研究                    (以上、交通対策等特別委員会)...