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  1. 板橋区議会 2024-03-07
    令和6年3月7日予算審査特別委員会 区民環境分科会-03月07日-01号


    取得元: 板橋区議会公式サイト
    最終取得日: 2024-09-09
    令和6年3月7日予算審査特別委員会 区民環境分科会-03月07日-01号令和6年3月7日予算審査特別委員会 区民環境分科会            区 民 環 境 分 科 会 記 録 開会年月日  令和6年3月7日(木) 開会時刻   午前10時00分 閉会時刻   午後 4時50分 開会場所   第3委員会室 議題     別紙運営次第のとおり 出席委員  主査       いしだ 圭一郎      副主査      荒 川 な お  委員       ひはら みちこ      委員       坂 田 れい子  委員       寺 田 ひろし      委員       岩 永 きりん  委員       田 中やすのり      委員       おばた 健太郎  委員長      間 中りんぺい 説明のため出席した者  区民文化部長   林   栄 喜      産業経済部長   平 岩 俊 二  資源環境部長   岩 田 雅 彦      地域振興課長   関 根 昭 広  戸籍住民課長   北 村 知 子      文化・国際交流課長小 林 晴 臣
     スポーツ振興課長 田 中 一 誉      産業振興課長   家 田 彩 子  くらしと観光課長 池 田 雄 史      産業戦略担当課長 (産業振興課長兼務)  赤塚支所長    藤 原 仙 昌      環境政策課長   河 野 雅 彦  資源循環推進課長 小 熊 大 介      板橋東清掃事務所長新 井   悟  板橋西清掃事務所長木 村   徹      農業委員会事務局長赤塚支所長兼務) 事務局職員  議事係長     龍 野 慎 治      書記       石 川 実 生               区民環境分科会運営次第 1 開会宣告 2 理事者あいさつ 3 署名委員の指名 4 議  題    所管の予算について(3頁) 5 閉会宣告 ○主査   ただいまから区民環境分科会を開会いたします。  ──────────────────────────────────────── ○主査   初めに、理事者のご挨拶をお願いいたします。 ◎区民文化部長   おはようございます。本日は予算審査特別委員会区民環境分科会でございます。令和6年度の当初予算が議題となっておりますので、私どもも明瞭な説明を旨としておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。  ──────────────────────────────────────── ○主査   次に、署名委員をご指名いたします。  坂田れい子委員岩永きりん委員、以上お二人にお願いいたします。  ──────────────────────────────────────── ○主査   議題に入る前に、運営について申し上げます。  本分科会の審査項目は、当初予算、修正動議ともに、既に配付いたしております分科会別審査項目一覧表に記載されているとおりでありますので、この範囲内で質問されますようお願いいたします。  また、事前に配付しております予算審査特別委員会の運営についてのとおり、分科会では議題に対する説明は省略し、順次質疑を行うこと、主査を除く委員が1人20分を限度として質疑を行い、再質問は改めて質問希望者を募り、再度1人20分を限度として質疑を行うこと、会議終了までの残り時間は質問希望者で割り振ること、修正動議に対する質疑についても委員の持ち時間内で行うこと、再々質問以降の質疑については規制しないが、他の委員の質問時間を考慮して20分以内に収めること、分科会では表決を行わないことなどが2月27日の予算審査特別委員会理事会で決定されておりますので、ご確認願います。  ──────────────────────────────────────── ○主査   それでは、所管の予算についてを議題といたします。  質問のある方は挙手願います。  質問の順番を確認させていただきます。  ひはら委員、寺田委員、岩永委員、坂田委員、おばた委員、荒川委員、以上の順に行います。  なお、円滑な質疑応答が行えるよう、質問をする際は予算資料の該当ページをお伝えいただくなど、ご協力いただきますようお願いいたします。  それでは、ひはら委員。 ◆ひはらみちこ   私のほうから、初めに予算の概要の65ページの49番、戸籍情報システム運営に関することをお聞かせいただきたいと思います。これに関連しまして、国の戸籍情報連携システムが先週、今週と障害が全国的に発生したとのことでしたが、板橋区の戸籍住民課では、公式LINE等で障害発生を通知するなど、区民の皆様へご対応されましたことに誠に感謝いたします。このシステム障害に関してですが、発生した場合、対応にも時間がかかる、それから区民の方が足を運んでくださっても交付手続が難しいっていうことが挙げられます。そこで、本システムの運用についてお聞きします。まず1つ目に、板橋区の現在の広域交付の受付状況を教えていただけたらと思います。システムは使えていますでしょうか。そして、2点目なんですけれども、ニュースによりますと、兵庫県尼崎市とかは当面の間、交付を中止、文京区は一部の請求受付を中止するとのことでした。板橋区では、現在のとおり中止はせずに行っていくとのことでよろしいでしょうか。4月には順調な利用ができるように望みますが、いかがでしょうか。 ◎戸籍住民課長   今回のシステムトラブルなんですけれども、3月1日の金曜日からスタートした戸籍の広域交付では、従来本籍地のみでしか交付できなかった戸籍の証明書が、国のシステムを介してどこの自治体でも閲覧・証明書の出力が可能になりましたが、国の戸籍情報関連システムにアクセスが集中したことから、接続がしづらくなる事象が発生しております。板橋区においても同様の事象が起こっておりますけれども、出力ができないわけではなく、つながりにくいだけであるため、申請はお受けして、お客様にご説明をして、受付日の当日交付から後日交付に切替えをしてございます。ちなみに3月1日は、20名程度のお客様が後日交付ということで対応させていただきました。3月4日の月曜日以降も証明書が出来上がったら、区からお客様にご連絡を入れて来所していただいております。現時点で前日分の積み残しはございません。自治体の窓口が閉まる時間帯以降及び窓口がまだ開く前の早朝の時間帯には、比較的アクセスがしやすい状況となっております。もう一つのご質問で、その交付の手続を止めるかどうかというところにつきましては、現在のシステム障害については原因調査中との連絡を受けていて、出力ができないわけではなく、つながりにくいだけであるため、お客様にご迷惑をおかけしないよう工夫しながら業務を進めてまいります。また、3月8日の夜22時から3月11日の朝7時までの間、システムについて緊急メンテナンスが実施されると聞いております。 ◆ひはらみちこ   後日交付になることにつきましては、区民の皆様へ広く周知はされていますでしょうか。 ◎戸籍住民課長   今回のシステム障害を受けまして、ホームページのほうも随時分かりやすく、現状も含めてご案内させていただいております。 ◆ひはらみちこ   様々な対応を取っていただいているということを確認できましたので、ありがとうございます。続きまして、同じく65ページに関連することなんですけれども、窓口業務につきましてご質問させていただきます。SDGsの観点からの窓口業務につきましてです。こちらは委託業務ではありますが、確認のためにお聞かせいただきたいと思います。現在、窓口業務は、障がいを持つ方も働くことができる環境にありますでしょうか。それと、自宅から出ることが困難な身体障がい者やひきこもりの方がリモートで窓口業務を行う、受付等を行っている自治体もあります。長崎市ですとか小田原市等で行っているとのことです。そのような自治体を調べますと、窓口業務、受付業務、こちらがやはり多いんですけれども、同様の施策や、ほかにも障がいを持ちながらも働ける、社会に参画できる機会を創出することについて、窓口担当の部署として今後のお考えはありますでしょうか。 ◎戸籍住民課長   ただいまのご質問、障がいを持つ方も働くことができる環境にありますでしょうかという部分につきましては、例えば身体障がいをお持ちの方の場合、現在南館1階の戸籍住民課の窓口においては、動線の確保も含めて物理的な配慮が必要な状況であるとは認識してございます。また、もう1点、自宅から出ることが困難な方に対する窓口業務というところで、例えば障がいなどによって外出が困難な方を職員として採用して、分身ロボットを活用して遠隔で受付業務などを行っている自治体があることは認識してございます。戸籍住民課の受付は、各種届出であるとか証明書交付等、毎日多くの方が来庁される窓口でございます。ですので、人事課であるとか障がい者部門と庁舎管理係、また戸籍住民課だけではなく、窓口のある他の部署などが一緒に連携しながら検討していくものと考えております。 ◆ひはらみちこ   そうですね、いろんなところの連携が必要かと思うんですけれども、やはり板橋区で掲げているSDGsの観点からは進めていったほうがいい取組だと思うので、ぜひとも考慮いただければと思います。もう1点、戸籍住民課の方にお伺いをさせていただきます。予算の概要の13ページにあります戸籍情報システム運営につきまして質問させていただきたいと思います。一番下のオフィス改革の推進のところにございます。戸籍住民課におけるフリーアドレスAI検索サービス導入による窓口業務のスマート化ということだったんですけれども、まず初めに、オフィス改革の推進の予算額の中で、戸籍住民課におけるフリーアドレスAI検索サービス導入に対しての予算をお教えいただけませんでしょうか。 ◎戸籍住民課長   約1,250万円でございます。 ◆ひはらみちこ   1,250万円ということで、やはり少ない額ではないということで、フリーアドレス検索サービスの導入の理由、そしてその効果についてお聞かせいただきたいと思います。 ◎戸籍住民課長   こちらのオフィス改革の推進につきましては、IT推進課による全庁LANの無線化プラス戸籍住民課におけるフリーアドレスAI検索サービスによる窓口のスマート化、この3点を合わせたものをオフィス改革の推進としてございます。まず、フリーアドレスの導入の理由なんですけれども、まず行政のデジタル化の進展などによる窓口業務の変化であるとか、本庁舎内に現在分散している戸籍住民課の窓口や執務スペースの集約の必要性などを背景にいたしまして、南館1階の戸籍住民課の執務室の有効活用を図るための手段として、フリーアドレスを検討してまいりました。効果としましては、窓口対応中は自席に戻らないという窓口業務ならではの仕事の進め方に着目をいたしまして、まず自席の概念をなくして、時間軸でのスペースを捻出することを考えました。また、フリーアドレスといった柔軟な配置によって係間の連携を強化して、なおかつ、それで生み出したスペースに可変性を持たせることも考えていて、例えば時間軸で空いたところを打合せスペースなどに活用することも考えております。また、今回フリーアドレスでできた大きなスペースの創出によって、現在人材育成センターで行っているマイナンバーカード交付業務を執務室内に配置して、カード業務に関わる複数の係の連携をより強化することができると思っております。 ◆ひはらみちこ   様々な理由があってやっていることだということを改めて確認させていただきました。板橋区自民党としても、先週GovTech東京に行きましたら、フリーアドレス化をしていたんですけれども、やっぱりオフィスがすごくすっきりしていて、紙の資料もなく、とても使いやすいんじゃないかなというのもありましたし、あと内線の扱いがどうなるかなという心配もあったんですけれども、内線はどのようにされる予定でしょうか。 ◎戸籍住民課長   今戸籍住民課で考えているフリーアドレスが、完全なフリーアドレスではなくて、グループフリーアドレスといって、基本的に係の固まりというか、係のエリアはそれほどぐちゃぐちゃにさせないで、その係の中でまた可変性を持たせるというところをやっているので、内線につきましてはそれほど大きな影響は出てこないと思います。 ◆ひはらみちこ   分かりました。続きまして、観光振興につきましてお聞かせいただきたいと思います。予算の概要の47ページになります。こちらの15番に、観光振興費として3,688万円余り、予算としてついているんですけれども、以前、一般質問等でお聞きした際に、荒川放水路通水100周年記念事業として令和6年10月12日に実施する記念イベントですが、こちらに対して、板橋区も実行委員会の一員として参加するのか、参加するのであれば、その分の予算は組まれているのか、そちらをお聞かせいただきたいと思います。 ◎くらしと観光課長   荒川放水路通水100周年ということでございますが、参加のほうは、実行委員会のメンバーに板橋区長が入っておりますので、参加はさせていただくということになっております。経費については、基本、国土交通省でポスターであるとかそういったものはご用意いただけるというところで、その辺の啓発を板橋区の施設を使ってという形で考えておりますので、特段、予算化はしておりません。ただ、例えば事業で、具体的に言うと、いたばし花火大会のポスターとかに、ロゴであるとか、そういった利用は考えているところでございます。 ◆ひはらみちこ   予算は国土交通省持ちということで、確認させていただきました。また、こちらの通水100周年記念事業なんですけれども、板橋区独自の記念イベント、100周年の年だからこそ実施するというのもありますでしょうか。3月には北区の観光協会が主催としてイベントをやるみたいなんですけれども、板橋区では何か独自の予定はありますでしょうか。 ◎くらしと観光課長   今板橋区では、近くにありますリサイクルプラザの施設なんかを使って、一部のぼりであるとか、そういったものを掲示するところはございます。ただ、個別にそういった100周年ということでの記念事業みたいなものは、今の段階では考えていないところです。 ◆ひはらみちこ   イベントはないということだったんですけれども、そのほかのところで通水100周年を皆様に周知して、流域治水の推進ですとかを図っていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。続きまして、予算の概要の81ページになります。81ページの131番、ものづくり企業地域共生推進助成金なんですけれども、こちらが今回減額となっているんですけれども、こちらの減額の理由、交付の低さがあったからですとか、それとも同じ交付先となっております生産性向上設備導入助成事業が始まるからというものなのか、理由をお聞かせいただきたいと思います。 ◎産業振興課長   こちらは、減額というか、昨年度のものは地域共生に関しては思っていたほどの件数がなかったので、もう一度精査をし直して予算計上をしたというところです。それとは別に、設備導入は実施いたします。 ◆ひはらみちこ   別立てとして生産性向上の設備導入を確認させていただいたんですけれども、こちらの事業につきまして、内容、例としてどのようなものが対象になるのか、それから生産業に絞った理由についてお聞かせいただきたいと思います。 ◎産業振興課長   区内のものづくり企業を全力で応援していきたいというところで、製造業に絞ったっていうのがまず一つございます。ごめんなさい、具体的な機械は、ここであまり示してしまうと、申請等でいろいろ差し支えもあると思うので、あまり絞ってお伝えはしたくはないんですけれども、例えばで言うと、印刷業を営んでいる方が新たな性能であったりとか生産性が上がると思われる機械を導入するというようなところが一つの例として挙げられると思っています。 ◆ひはらみちこ   ものづくりの応援ということでご理解をさせていただきたいと思います。続きまして、46ページの14番、(公財)板橋区産業振興公社運営助成の中の魅力ある個店の連携支援補助金につきましてお聞かせいただけたらと思います。こちらは公社の事業なんですけれども、お答えいただけましたらお願いいたします。こちらの令和6年の予算額と想定の件数をお教えいただきたいのと、それから魅力ある個店の連携事業は、令和4年度は1件、令和5年度は増えたとのお話をお聞きしました。ですと、令和6年度は予算額も増える形になっておりますでしょうか、お聞かせいただきたいと思います。 ◎産業振興課長   申し訳ございません、細かい数字を今持ち合わせないので、後ほどお伝えできればと思います。 ◆ひはらみちこ   続きまして、予算の概要の81ページになります。こちらの産業融資利子補給金が増額となった理由、物価高騰を受けてか、もしくはやはり融資の要望が多くなったのか、そのところをお聞かせいただきたいと思います。 ◎産業振興課長   融資につきましては、始めてから毎年毎年申し込んでる方がずっと積み上がっていく状態なので、当然3年積み上がった企業さん分の利子をご用意するということで、拡大しております。 ◆ひはらみちこ   こちらは、また新しく申込みもあったんでしょうか。 ◎産業振興課長   経営安定化特別融資などにおきましては、毎年ほぼ2,000件前後のお申込みをいただいているので、今は3年目、まだちょっと今年度末に締めてはおりませんけれども、始めてからお申込みいただいた件数が、3年だったら単純に言うと6,000件まで増えていますので、それだけの利子補給が増えているという考えになります。 ◆寺田ひろし   まず最初に、予算の中でも修正動議をいただいておりましたので、まずはそのことで提案者に質問を何点かさせていただきたいなと思います。議会が予算の修正をできるのは、地方自治法第97条第2項で定められてますので、提案することは全く問題がないと思います。これは大前提としまして、ただこの97条2項には、長の予算提出の権限を侵してはならないとただし書が書いてあるので、一応その手続などについて確認をしたいと思います。この点、総務省の見解で、行政局長通知にこうあります。予算の審議において、議会が予算修正を行おうとするときは、長との間で、つまり区長との間で調整を行い、妥当な結論を見いだすことが望ましいというふうに、総務省の見解、当時の自治省の見解があるんですね。行おうとするときなんで、事前なんですが、今回提案者は、区長との間でこの予算の増額修正について調整を行いましたでしょうか。また、どんな結論が出されたのか教えてください。 ◆荒川なお 
     今、区長とのっていう関係でいえば、区長と直接はやり取りはしていません。それで、やり取りをしたのは、これは見てのとおりなんですが、資源環境部と環境政策課とはやり取りをして、調整というのはちょっと実際どこまで話せるかっていうのはありますけれども、やり取りはしました。なので、所管のほう、区のほうはこれを把握した上で出すということは、当たり前ですけれども、やっているというのが現状です。 ◆寺田ひろし   そうですね、担当部課長と、部と課との確認はされたと思うんですが、やはり総務省の見解として、地方議会に対してこれが望ましいという手続ですので、もう一度確認ですけれども、要は何が言いたいかというと、なぜこの事前の調整が必要かというと、今回財調で取り崩して3,060万円を手当てするという提案なんですが、これ、令和6年度限りではなくて、恐らく令和7年、令和8年も続けてと考えていらっしゃると思うので、今回限りであればあれですけれども、ただ一般予算化もすることを考えると、やはり長との確認というのは必要になってくるかなというふうには通常だと考えられるんですね。そうした意味でもう一度聞きますけれども、区長との調整はしなかった、この合理的な理由は何かあるんでしょうか。もしくは、こういった見解というのは知らなかったということなんですかね。 ◆荒川なお   前回もたしか同様の質問をされてますので、知らなかったということではないです。ただ、毎回これをやっているときには、板橋区ですので部長・課長が中心になりますけれども、そこでのやり取り、これはほかも同じになりますけれども、そういうことでやっておりますので、ちょっと答弁にはなっていないかもしれませんけれども、そういう形で今回もやらせていただいたと。繰り返しになりますが、そういうことになります。 ◆寺田ひろし   なるほど、分かりました。総務省のほうが地方議会に対して望ましい手続、望ましいとされているものをあえて知っていたけれどもやらなかったというところは、しっかり今後、議決に対して検討していきたいなというふうに思います。本来であれば、区民に対してもこうした説明はなされるべきだと思いますので、ぜひ今後は検討いただきたいところでございます。次の質問ですけれども、その総務省の見解の中には、長の発案権の侵害に当たるから、判定というのも、やはり増額修正なのでしなきゃいけないと。この判定については、こういうふうに見解を出されています。予算の趣旨を損なう増額修正かどうかは、内容、規模、行政運営全体、また予算全体との関連を考えて判断すべきとあるので、まずはその中身についてちょっと確認をさせていただきます。今回の提案は、先ほど申し上げたように、財調から3,060万円取り崩すという形でございますけれども、この3,060万円の中身ですね、想定する対象者数、またなぜこの人数になったのかという、根拠に用いたデータは何なのかっていうのが1点目。2点目は、窓の断熱性の基準はあるのかどうか確認です。 ◆荒川なお   まず、ちょっと答弁が擦れ違っていたらすみません。今回我々としては、葛飾区が今年度、窓の断熱、ほかにもいろいろやっているんですけれども、やっておりまして、今年度の実績で計算をしました。葛飾区のほうが、まず個人住宅と集合住宅、あと事務所、この3つに分かれてやっているんですけれども、個人住宅が大半になっているということで、大体8割から9割以上は、もうほぼ個人住宅だということで、そこに予算をまず置きました。これが68件で、20万円が上限になりますので、1,360万円というふうになります。集合住宅が残りの17件になりますので、全部で85件での想定をしたんですけれども、それで17件で、これが100万円が最大ですので、1,700万円。それで、合わせて3,060万円というふうになります。なぜ85件にしたかっていうと、葛飾区のほうが60件から70件を想定して今年度の予算案を組んでいました。板橋区のほうが人口が1.25倍ぐらいなんですけれども、それはちょっと前のデータなので。それで掛ける1.25ぐらいで、85件はいけるだろうということで、そういうふうにいたしました。すみません、あともう一つは何でしたか。 ◆寺田ひろし   あと、断熱性能です。 ◆荒川なお   すみません、漏らしていました。断熱性能に関しては、貫流率というのがありまして、これ、ちょっと単位の読み方を忘れてしまってごめんなさい。貫流率が400っていうのがあるんですけれども、400以下、そうすると流れにくい。これも葛飾区のをそのまま引用した形になるんですけれども、貫流率の数字が低いほうが高くなるんですけれども、その数字をそのまま用いて、それであれば助成の対象になるということで、今回は考えています。 ◆寺田ひろし   なるほど。葛飾区を参考にされたと言いますけれども、実はこれ、板橋区は今までやってなかったんですけども、23区の中では大体ほとんどやっているんですね、19区ぐらい。なぜ葛飾区を選択されたのかちょっと疑問ではあるんですけれども、時間もないのでこの点には触れませんが、実はこの23区だけではなくて、地方自治体だけではなくて、国や東京都でもいろいろやっていますよね。例えば国では、経済産業省の先進的窓リノベ事業、環境省の断熱リフォーム支援事業、国土交通省のエコリフォーム推進事業、これを始めて、東京都でも断熱窓改修の助成事業、いろいろ省エネ関連はあるんですけれども、これもスタートさせましたので、地方自治体のほうでやる役割というのはもう一度考えなきゃいけないんですね。今ご答弁頂いた熱貫流の値、U値と言われてるものなんですけれども、Uw、U値・W/で。400というのは正しいですかね。4.0ではないですか。4.0W/㎡Kだと思うんですけれどもね。資料要求しても400W/㎡Kって書いてあるんですけれども、400はとてつもない数字になるんで、これはちょっと確認です。お答えいただければと思います。 ◆荒川なお   すみません、資料要求のが間違っている。4.0です、間違えました。 ◆寺田ひろし   そうですね、これは新しい事業として、提案者としてやるべき非常に重要な部分なんですね。これが間違いっていうのは、ちょっといただけないかなというふうに思います。訂正をしっかりお願いしたいと思います。この点なんですけれども、国のリノベ事業のほうはUw値が1.9なんですね。非常に断熱性能の高いもの。東京都も、実はもうこれと同じなんですね。ドアのほうは、3.46ぐらいでまだ緩いんですけれども、窓は結構高いです。一つ伺いますけれども、23区でも以前からやってて、今回、国や東京都もどんどん令和4年度からつくり始めて、より高い性能になってきてるんですね。後から制度をつくるのに、わざわざ効果が緩い基準を設けるのは、この理由は何ですか。 ◆荒川なお   すみません、ちょっとそこの値が低いっていうところに関しては、今言われるとおりだというところはあります。ただ、今自治体のほうでやられているところで、かなり助成を求めるっていう方も多くなっているということで、実際葛飾区では、先ほどの60件から70件を想定していますけれども、1月末の時点で100件近くまでいってるというふうにも聞いていたので、そういう意味では、板橋区でも同様の形であればやれるということを、まずそこのちょっと数字は抜きにして考えた部分はあります。 ◆寺田ひろし   実際、今の段階というのは、ほかがやっているからうちもというレベルではもうなくなってきてるんですね。要はどういうことかというと、しっかり国や東京都のこういった助成事業に合わせて、効果的にお互いに事業効果を高めていこうというフェーズにもう入ってしまったんですね。その理由としては、東京都の助成金も、国のリノベ事業のU値の1.9まで合わせて、両方とも取れるようになったんですね。なおかつ、地方自治体のほうも取れるものがあれば併用できますよというふうになってきてると。だから、あえてここで緩いローカルルールっていうのは、逆に区民・都民に対して、じゃ、どっちのほうをやろうかと、どっちが得かという結構厳しい選択になってくるんですね。一方の緩いものだけの、仮に板橋区だけの独自のものをやるか、それとも高いもので、しっかり国とか東京都、こっちの助成金も取れるようにしたいなという、逆にそういう厳しい選択肢を与えることになってしまうので、そういった意味でやはり本質的な部分を聞きたいんですけれども、今ご答弁頂いた想定件数で、板橋区としてはどれだけのCO2の削減を見込めるかと。やはり、しっかりお金をかけてやる事業ですので、これをちょっと確認したいと思います。 ◆荒川なお   どれぐらいのCO2削減というところまでは、数字はちょっとさすがに私どもというか会派としても出せるところではないんですけれども、ある程度これまで、ほかにも今事業をやっていますけれども、それと併せて、さらにプラスをしてほかのCO2削減、環境問題に対して、区民に意識を持っていただくという意味での効果はあるというふうには考えます。 ◆寺田ひろし   繰り返しになりますけれども、ほかがやってるからうちもというレベルではないっていうのは重ねて訴えたいんですけれども、私の考えとしてはですね。なぜかというと、東京都のほうの窓断熱の改修の件数とかを確認しましたところ、東京都で窓のほうは令和4年度で2,767件あったんですね。実は、この葛飾区も、また新宿区も、ご存じのとおり窓だけではないんですね。要は、太陽光パネルとか蓄電池とか、東京都もそうなんです。そういったことを考えると、仮になんですけども、東京都の場合を見ると、令和4年度、窓のほうは2,767件の申請がありました。太陽光発電はその3倍の8,642件、蓄電池のシステムはさらに4倍の1万4,083件なんですね。なぜ今回の提案者は、葛飾区や新宿区でもやっているほかのトータルのものでなくて、窓断熱だけなのかと。東京都のこの申請件数を見ても、低いのが窓断熱なんですね。高いのが太陽光パネル。要は、先ほどCO2の削減率を聞いたのは、ゼロカーボン政策の中でのトータルでしっかり考えた上での政策を議会として出していくべきなんじゃないかなと、そういった意味で伺ったんですね。私が伺ってるところによると、令和6年度のゼロカーボンの区の政策としては、数千万トンCO2を削減できるという。その中で今回提案されたのは、要はCO2の削減率、量が全く分からないという状況ではあるので、果たしてこの一部分だけを取り上げた窓断熱がどれだけの効果があるのかっていうのは、やはり修正動議の中ではしっかり検討していきたいなと思います。そうした意味で、今回伺った答弁の内容としては、トータルのゼロカーボン政策の中での位置づけというのは、どれだけのものをやるかっていうのはちょっと判定できたので、しっかりこれを表決に向けて参考にしたいと思います。ありがとうございました。  続きまして、予算の内容について伺います。予算の概要の49ページ、4番、自然との共生のハクビシン等被害対策について伺います。決算分科会でも質問と要望をさせていただきまして、箱わなの設置期間について、ほかの自治体を事例に、今までは原則1週間で延長して2週間のところ、他自治体との比較で延長していただけないだろうかというところは要望させていただきましたので、この点について区の進展というか、それを伺いたいと思います。 ◎環境政策課長   今お話がありましたように、ハクビシンのわなの設置につきましては、原則1週間、延長で2週間ということで運用してまいりましたが、令和6年度、新年度からは、原則1週間、延長で4週間に制度を変更することとしてございます。この延長に係る経費につきましても、令和5年度比で28万5,450円の増ということで計上させていただいてございまして、令和6年度は変更後の運用を通しまして、捕獲状況などの推移を見てまいりたいと考えております。 ◆寺田ひろし   非常に喜ばしいかなと思いますので、ぜひ区民への周知、またホームページでの掲示とかも重ねてお願いしたいところであります。続きまして、予算の概要の51ページの21の資源収集について伺います。大きな事業としては、プラスチックの資源回収、再資源化が始まりますので、改めてですけれども、収集したものを指定法人に引き渡すというところであると思うんですね。その先のちょっと確認なんですけれども、再商品化というのはどのようなものかっていうのを、また改めてですが、教えていただきたいというのと、流通先とか、あと販売額などがもし想定で、考えられるデータがあれば教えていただきたいなと思います。あと、公表されるかどうかも含めてお願いします。 ◎資源循環推進課長   まず、プラスチックの再商品化なんですけれども、形としては、中間処理に渡した後に再商品化事業者に渡します。そこで、いわゆるプラスチックをプラスチックの形に変えるマテリアルリサイクル、または、それを油だったりガス等にするケミカルリサイクルと、その両方の形で再商品化されるということでございます。あと、その単価といいますか再商品化をする場合につきましてはお金を払って再商品化をしていただくという形になりまして、予算上で、申し訳ありません、再商品化の単価は入札で決まるというところで、最終的には金額のは入札によって決まる部分がありますが、後でそれは確認させていただいてご答弁させていただければと思います。 ◆寺田ひろし   後で、お時間のあるときでも全然結構でございます。やはり先々、今回新しい取組ではあるんですけれども、集めた先がどのように活用されるかというか、そういったことも非常に区民の方も興味があるかなと思いますので、後々公表されるのであれば本当にありがたいなというふうに思った形です。関連しまして、マテリアルリサイクルとケミカルリサイクルの想定する割合っていうのはどれぐらいかというのがあれば、教えていただきたいと思います。 ◎資源循環推進課長   こちらは入札によって決まりますので、割合としては入札次第というところなんですが、そちらが公表できる段階になりましたら、改めて公表させていただくということと、現在、予算上で申し上げますとどちらになるか分からないというところで、例えばCO2削減効果等については50対50というような形で、計算はしているところでございます。 ◆寺田ひろし   最近ちょっと耳にするところで、プラスチックを粉砕・圧縮してケミカル製品を作っている事業というのを知りまして、非常に効果的かなと思って。例えば、電気高炉とか、あと火力発電とか、コークスの代わりに扱うとCO2の削減につながるということで、これはすばらしいなと思って、結構、西日本のほうではそういう取組もあるみたいなんですけれども、ちょっとそれに興味があったので伺いました。資料が出た後でまた伺いたいと思います。あと、このプラスチック再資源化について最後の質問ですけれども、現在は中間法人というか、そういった形でお願いしているところになると思うんですが、将来、たしか足立区でしたか、区が再商品化をやっていこうという。これは将来、協力企業とかが出てくることになった場合、板橋区としてこの再商品化の事業に乗り出すとかっていう選択肢もあるということですかね。 ◎資源循環推進課長   再商品化につきましては、今現在、指定法人に渡して入札で決まる。自治体によっては、パートナーがうまく見つかれば、もうそうすると製品が選べるといいますか、再商品化のものが選べる形になりますので、そういった効果的なパートナーが見つかることがあれば、その際にまた検討していくということになろうかと思います。 ◆岩永きりん   まず、令和6年度予算の概要の47ページ、いたばし花火大会についてお伺いをさせていただきたいと思います。ちょっとしつこいようで恐縮なんですけれども、令和5年度に事故があったこともあり、令和6年度の花火大会はどうなるか、関心をお持ちの区民の方も多いかと思います。まず、事故のあった今年度、そして令和6年度について、事業内容と予算、それぞれどういう変更を予定しているのか、最新の状況を教えていただけますでしょうか。 ◎くらしと観光課長   来年度の花火大会ということでございましたので、まず最初に、今回火災事故を起こしたということでのナイアガラの滝の安全対策についてというところでございますが、予算で1,827万6,000円、こちらについて増額をさせていただいてるところでございます。また、今回の増額について別に細かく申し上げますと、サマカン事業というか、今回65回の花火大会というところでございますので、少し玉数を増やして打ち上げようと。今年度は6,500発を予定していたところでございますが、来年度は7,000発ということで増やさせていただいて、その分で200万円の増額をしようというふうに考えているところでございます。また、大会存続経費は、物価高の影響や警備費であるとかそういったところの増額を受けて、2,000万円ほどこちらも増額をしているというところでございます。 ◆岩永きりん   今ご答弁頂いた中で、ナイアガラの滝の安全対策に関わる経費について、今年度と来年度の差額が1,827万円っていうことだったかと思うんですが、そもそもの予算の中のナイアガラの滝に関わる全体の経費は、令和5年度と令和6年度でそれぞれどのようになっているか教えていただけますでしょうか。 ◎くらしと観光課長   1,800万円の増額というところでございまして、ナイアガラの滝自体に純粋にかかる経費ですが、概算で申し上げますと大体1,200万円ぐらいになってます。ナイアガラの花火の設置経費と、あと下の部分の草刈りの経費というところがその程度という形になっております。 ◆岩永きりん   ごめんなさい、今分からなかったんですけれども、ナイアガラの滝に関わる経費の令和6年度の予算が1,800万円ということでしょうか。 ◎くらしと観光課長   ナイアガラの滝の部分についてというところでは、今申し上げた既存の1,200万円と、プラスで計上しました1,800万円ほどということでございますので、大体3,000万円ほどかかるというところでございます。 ◆岩永きりん   よく分かりました。ナイアガラの滝については、やっぱり会場外からは見えづらいので、観覧できる人数が少ないとか、あとは事故後に出していただいた報告書で、対策を練っても緊急車両の通路を確保するのはなかなか難しいといった懸念もある中で、それでもナイアガラの滝をこの1,800万円の増額分をもってしても実施するということであれば、区としてそれだけの価値があると考えていらっしゃるということかと思います。いま一度、ナイアガラの滝をどうして実施をするのか、実施する価値は何だと考えていらっしゃるのかお聞かせいただければ幸いです。 ◎くらしと観光課長   ナイアガラの滝につきましては、いたばし花火大会の一つの売りで開催というふうにさせていただいてます。関東最長級の700メートルということで、花火大会をいろんな媒体で取り扱っていただける際にも、ナイアガラというところでまた特別にフィーチャーして取り扱っていただけるところもございますので、そういった意味では続ける意味があるのかなというところでございます。ただし、安全対策について、先日委員会でも報告させていただきましたとおりの形で今準備を進めさせていただいておりますが、その中で課題の部分について整理をさせていただきまして、その中でどうしても難しいというところが出てくれば、その時点でまた開催については判断していきたい、そういうふうに考えてます。 ◆岩永きりん   分かりました。ぜひ令和6年度は安全に、来場者の方々に喜んでいただける形で開催をしていただければなというふうに思います。関連してお伺いをしたいんですけれども、今年度の事故を経てどのような対策を取ったのかと、今年の夏の開催に向けて、一般の方向けに広報を行う予定はありますでしょうか。 ◎くらしと観光課長   安全対策については、先日委員会でもご報告させていただきましたとおり、下草刈りの範囲を広げたりとか、また散水の時間帯であるとか量を増やしたりとか、防火対策を徹底するというようなところで、今準備を進めさせていただいてるところでございます。その部分が先ほど申し上げました1,800万円の増額というところで、対策を取っていくことを考えているところでございます。また、その部分の広報についてですが、どうしてもナイアガラに特化するだけではなくて、きちんといたばし花火大会として安心・安全に開催しますよというところを広報できちんと行っていきたいなと考えております。 ◆岩永きりん   ご提案なんですけれども、何か地域のイベントを取り扱っているようなメディアさんとかで記事にしていただいたり、何とか今年度のマイナスになってしまった部分を次に向けてチャンスに変えるような取組をご検討いただけないかなというふうに思っております。また、令和5年度に協賛をされた事業者の方からは、その事故のこともありましたので、今年はどうしようかなと思っているというような声も聞いたところです。協賛いただいたけれども昨年打ち上げられなかった方に、何か少し優待枠のようなものとか、そういったものは用意できないのかなと思ったんですけれども、そのあたりはいかがでしょうか。 ◎くらしと観光課長   ご協賛いただいた方には大変ご迷惑をおかけしたのかなということで、開催後というか事故後、ご協賛いただいた皆様には一定程度のご報告をさせていただいて、納得というか、ご説明という形を取らせていただいてございます。来年度について、特にご協賛いただいたことで特別枠という形は、ご用意の方向性は今考えておりませんが、ただ、こういった対策を行いまして安心・安全な大会を令和6年度は行うよというところをきちんとご説明をさせていただいて、ご協賛のお願いに伺う際はきちんとご説明をさせていただいて、丁寧な対応をしていきたいなと、そういうふうに考えてます。 ◆岩永きりん   丁寧な対応をということで、ぜひよろしくお願いいたします。ナイアガラの滝に関して、3,000万円かけるということで、それがやっぱり売りになったり、いいところもあると思うんですけれども、区民の方にとっては、ちょっと疑問を持たれる方もいらっしゃるのではないかなというふうに思います。先ほどのご答弁の中で、安全対策のことを鑑みながら現実的に判断をされていくっていうことではあったんですけれども、ぜひ今後も区民の方の声を集めていただければというふうに思います。続いて、同じく47ページの区民まつりについてお伺いをさせていただきたいと思います。同じ冊子の74ページに記載がありますが、区民まつり共催負担金としては、令和5年度に比べて令和6年度は500万円余の増額となっているかと思います。こちらの令和5年度と令和6年度の開催に関して、何か事業内容の違いがあれば教えていただけますでしょうか。 ◎くらしと観光課長   今回の花火大会については、500万円ほど増額をさせていただいてるところでございますが、今回の増額については、先ほどの花火大会の部分と似たようなところがあるんですが、物価高騰であるとか人件費の増額というようなところの対応経費という形でございます。ですので、特段何かを行うからという形での増額ではございません。 ◆岩永きりん   物価高騰、それから恐らく人件費とかもだと思うんですけれども、それを見越してバッファーを取ってということで理解をいたしました。令和6年度の区民まつりの来場者数の見込みについても、今何か数字があればお伺いできればと思います。 ◎くらしと観光課長   来場者数でございますが、ご報告のとおり、令和5年度については42万人でございました。会場のキャパシティの問題とかもございますので、42万人程度、令和5年度と同様ぐらいの来場者が見込めれば、十分イベントとしては成功なのかなというふうに考えております。 ◆岩永きりん   分かりました。コロナ禍を脱して、令和6年度も42万人ぐらいと、かなりの来場者数が見込まれるかと思います。私がちょっと思うのが、区民の方により板橋区であったり板橋区民まつりに愛着とか誇りを持っていただくという意味でも、来場するだけではなく、出店したりとかボランティアとして関わったり、お祭りの何か運営側として関われる余地がもう少し増えたらいいのではないかなと思うんですけれども、そのあたりについてお考えはいかがでしょうか。 ◎くらしと観光課長   区民まつりについては、演目のご出演者であるとか、あと様々なボランティアというか、清掃ですとかに関わっていただいてる方々、いろんな多くの区民の方に関わっていただいてるところでございます。そういった部分では、ボランティアであるとかにまた関わっていただけるということであれば、ぜひお願いしたいところではあるんですが、今現在、例えばボーイスカウトですと、大分組織の人数が減ってきているというところがありまして、コロナ前の区民まつりよりもなかなか人数の確保が難しいというところも聞いておりますので、その辺も含めて様々なところを模索していきたいなと思ってます。また、出店についてでございますが、やはりコロナのときに飲食エリアを大きく広げたというところがございまして、それによって出店数を大幅に減らしたという経緯がございます。令和5年度については、特にコロナ対策というところは行っていなかったんですが、同様の飲食エリアを確保してという対策を取らせていただきまして、やはり42万人の方がお見えになると、そのぐらいの飲食エリアの確保が必要かなというところがございますので、あと出店数については、近隣の様々な空き地であるとか施設とかっていうところもいろいろ打診をしているところでございます。なかなか難しいという状況もございますので、出店数については現在の数をキープしていきたいというふうに考えます。 ◆岩永きりん   分かりました。出店に関して、倍率が高くてフラストレーションをお持ちの区民の方もいらっしゃるのかなとは思うんですけれども、様々な理由で拡張が難しいということを理解いたしました。令和6年もどうぞよろしくお願いいたします。続いて、予算の概要の42ページ、板橋Cityマラソンについて少しお伺いをしたいと思います。Cityマラソンの②の部分に、オンライン等を活用した方式による開催とありますが、こちらは確認なんですけれども、令和6年度はオンライン形式の実施を行うということでしょうか。 ◎スポーツ振興課長   令和6年度も、引き続いてオンラインの開催をやっていく予定です。 ◆岩永きりん   今年度はまだちょっとないと思うんですけども、令和5年度と令和6年度のオンラインの参加者数の見込みとかはどのようになっていますでしょうか。 ◎スポーツ振興課長   2021年からスタートしていて、一番最初が1,519名、その次が1,169名で、令和4年、前回が424名という流れになっています。 ◆岩永きりん   コロナ禍も脱して、実地での開催もまたスタートしたというところで、オンラインの参加者の方は令和4年度が400人余りっていうことだったと思うんですけども、今年も恐らくそれと同じぐらいか少し減るぐらいなのかなというふうに、個人的には思ったりします。その中で、オンラインを活用して令和6年度も実施をする意義みたいなものが何かあれば、教えていただけますでしょうか。 ◎スポーツ振興課長   今まで、オンラインは参加費として1,500円ほどかかっていたんですが、今月17日にマラソン大会があるんですけども、そこから無料にしています。コロナ禍で運動から少し遠ざかっている方が、いきなりフルマラソンとかっていうのはなかなか難しいってなったときに、まずはオンラインで手軽に走ってみようかなと、慣れてきたら実際のリアル大会に出てみようかなというような、きっかけになればいいかなと思っています。 ◆岩永きりん   分かりました。参加者の方には今年からは無料でということだとお聞きしたんですけれども、経費としてはどれぐらいかかっているんでしょうか。 ◎スポーツ振興課長   経費としては、オンラインのみの開催のときには、広報であるとかというところで1,000万円近くかかってはいるんですが、実際はアプリをダウンロードしてやっていくというところで、アプリの管理であるとかというところなので、具体的な金額はちょっとあれなんですけども、そんなにはかかっていないかなという認識ではあります。 ◆岩永きりん   もし可能であれば、後ほど資料で頂ければ幸いです。 ◎スポーツ振興課長   ごめんなさい、経費は特にかかってないです。オンラインのみの開催に比べて、リアルと並行してやっていくので、経費はかかっていないですね。 ◆岩永きりん   アプリとかは全部無料でできているみたいな感じなんでしょうか。
    スポーツ振興課長   そうですね、アプリはもうできていますので、それをダウンロードして使っていただくような形式に整っているっていうところで、経費はかかってないということですね。 ◆岩永きりん   分かりました。区として費用もかけずに、さっきおっしゃっていただいたような方々にマラソンへの門戸を開くということであれば、すごくよいのかなと思います。続きまして、48ページの農業振興対策についてお伺いをしたいと思います。肥料助成について、こちらは令和4年には肥料の国際相場が急騰したことを受けて、増額補正もあったというふうに聞いております。この肥料の高騰なんですけれども、昨年の秋には全農の卸売価格も前期比で30%ぐらい下落をして、価格高騰が落ち着いてきたというふうに理解をしております。金額としては大きくはないかとは思うんですけれども、この費用助成に関して、令和6年度の見込みを教えていただけますでしょうか。 ◎赤塚支所長   肥料助成につきましては、こちらはちょうど助成金額でいきますと、昨年度比で大体2万4,000円と、ほぼ同額で計上させていただいてます。ご指摘のとおり、高騰が落ち着いたというところがございますので、今年度の予算で万が一また上振れして、そういう状況になったとしても、対応できるかなというふうに認識しております。 ◆坂田れい子   先ほど岩永委員からいたばし花火大会についての質問があったと思うんですけれども、それに補填して少し私からもお話しさせてください。予算概要の74ページ、いたばし花火大会です。先ほど岩永委員からもご質問がありましたが、共催負担金額の増額が3,821万円で、令和5年度の当初予算が約6,555万円から、本年度は1億2,760万3,000円の増額で、6,300万円の増額のうちの共催負担金の増額、3,821万円が含まれるという理解だと思うんですけれども、その増額分の残が約2,400万円なんですけれども、そこの中に防災費用というのを増額した分が含まれているという理解でよろしかったでしょうか。 ◎くらしと観光課長   防災費用、ナイアガラの対策の経費ということだと思いますが、そちらについてはこの中に含まれているという形で、3,821万1,000円、この増額の部分にその分は含まれてるという形になっております。再度になりますけれども、この増額については、令和5年度開催の際に、久しぶりということで花火の内容の充実というところで、前年度よりも100万円を減らさせていただいて、令和5年度は300万円を計上していたんですが、令和6年度は200万円とさせていただいてます。その部分と、あと大会存続経費の増額ということで、2,093万5,000円の増額。あとは、ナイアガラの滝の安全対策というところで1,827万6,000円というところで、この経費を積み上げますと、3,821万1,000円の増額という形になっております。 ◆坂田れい子   資料要求させていただきました、ありがとうございます。先ほどちょうど質問があったので、情報をシェアさせていただいたほうがいいのかなと思いますので、ナイアガラの滝の防災強化に対する費用について、下草刈りの増強が1,288万円、事前散水の増強で90万円、防火対策で210万円、消火体制の構築で219万6,000円、風速確認・基準設定で20万円の合計1,827万6,000円の予定ということを伺いました。確認なんですけども、貯水用の水槽の話が出ていたと思うんですけども、それはやはりなくすという方向でよかったんでしょうか。 ◎くらしと観光課長   貯水用の水槽、散水用の水槽の件だと思うんですが、そこについては今現在、設置の方向で検討しているという形でございます。 ◆坂田れい子   そうすると、それが防火対策のところに入ってくるのか、それとも事前散水の増強というところに入ってくるんでしょうか。 ◎くらしと観光課長   この資料でいうと、消火体制構築の部分ですね、こちらの部分にその水槽の部分とかが入ってくるかと思います。 ◆坂田れい子   風速の基準設定にかかるのが20万円なんですけれども、この風速の基準設定についてもう少し詳しくお話しいただきたいのですが。 ◎くらしと観光課長   この20万円については、まずこれはデジタル風速計の導入というところの経費となっております。中止基準の設定でございますが、今現在、東京都の環境局のほうで、ナイアガラ独自の基準について設定を行うのかどうかというところを検討しているというふうに聞いております。ですので、その内容を受けまして、板橋区のほうでそれの内容に準拠して設定をしていきたいなというふうに考えているところでございます。 ◆坂田れい子   防災強化については分かりました。それに続いて、陸上競技場の有料席でのフードコートが、前回チケットぴあに委託しているっておっしゃっていたんですけれども、それに関しての委託費用というのはどのぐらいでいらっしゃるのか教えてください。 ◎くらしと観光課長   すみません、ちょっと今手元に資料がございませんので、後ほどそれについては確認させていただければと思います。 ◆坂田れい子   そこのフードコートなんですけれども、やっぱり区内業者さんがたくさん入っていただくといいのかなって思っているので、もう少し区内事業者さんに活用してもらえる方針などについて考える余地は、現時点でいかがでしょうか。 ◎くらしと観光課長   今現在、フードコートのキッチンカーについては、多くの方が一時期にいらっしゃるというところがございますので、そういったお客様をきちんとさばけるというか、それに対応できる事業者をお呼びしているというか、お願いしているというような状況というふうに、チケットぴあからは伺っているところです。ですので、区内事業者の方で、やはり一時のそういったところをきちんと行っていただけるというところはまた確認をさせていただきながら、特に区内の事業者の方を積極的に入れてないというわけではございませんので、その辺はまた進めていく中で検討させていただければと思います。 ◆坂田れい子   今は、チケットぴあさんが独自で事業者さんを集めているという状態なんでしょうか。 ◎くらしと観光課長   チケットぴあが独自で集めているという状況です。というのは、陸上競技場の席というのは普通の席よりも若干高めの設定とさせていただいておりまして、そのプライム性を上げる意味でも、そこの部分のチケットを多く販売できる意味でもそういったところの要素を加えているというふうに聞いておりますので、来年度も引き続き行うというふうな形では聞いております。 ◆坂田れい子   板橋のブランドのコンセプトに設定していくということだと思うので、ぜひ板橋のものをたくさん入れてアピールしていけたらいいのかなと思います。もう1点なんですけれども、ナイアガラの滝に3,000万円っておっしゃっていたんですけれども、例えばメッセージ花火とかで、区内の方々、もしくはいたばし応援基金などに寄附していただける方々などを募って、メッセージ花火とか、より皆さんが参加して盛り上げていくような施策というのはお考えにありますでしょうか。 ◎くらしと観光課長   前回の大会で、実は一部の学校の卒業生の方で、記念の花火でご協賛をいただいたところがございました。ですので、来年度についても、そういった部分も含めてきちんと検討してまいりたいというふうに思います。 ◆坂田れい子   いたばし花火大会については以上となります。続きまして、予算概要の12ページと49ページ、ゼロカーボンシティ関係事業についてちょっと伺いたいです。まず、令和5年度の当初予算が2億3,700万円だったんですけれども、この3億円以上の増額について少し詳しく教えてください。 ◎環境政策課長   ゼロカーボンシティにつきましての予算を令和6年度に計上させていただいてございます。額のほうが5億7,300万円余となってございます。こちらですけれども、再生エネルギー100%電力導入でありますとか、いたばし環境アクションポイント事業、またウォーターサーバーの設置に関する費用や電気自動車の導入に関する費用等、ゼロカーボンの実現に向けて貢献する事業の総額となってございます。大きいところが再生エネルギー電力の導入ということで、令和6年度につきましては、区立小中学校61校で再生可能エネルギー100%電力を導入いたします。この光熱水費に係る経費というものが約3億円余の増額となっておりまして、こちらの増加分については、再生エネルギー100%電力導入の実施施設の増加ということが主な要因となっているところでございます。 ◆坂田れい子   この3億円というのは光熱費っていうことで理解しました。太陽光パネルなんですけども、パワーコンディショナーとかがついていると思うんですけれども、そのメーカーや寿命、設置費用について、どれぐらいかけてるんでしょうか。 ◎環境政策課長   太陽光パネルについては、区施設で改修等の際に導入というものを検討して進めていくということで、区として進めているというところでございます。メーカー等については、個別の状況によって選定をしているという中で、ちょっと具体的にどういうメーカーを採用しているのかということについては、申し訳ございません、今手元にデータがございませんので、また改めて状況を確認させていただきたいと思っております。また、こちらの耐用年数につきましても申し訳ありまません、一応耐用年数の想定というものはしてございます。後ほど確認してまた答弁させていただきたいと思いますが、現在のところでは耐用年数を迎えた太陽光パネルはないということで、1か所、不具合が生じて廃棄となった施設はございますという状況でございます。耐用年数の見込みについては、後ほどご答弁させていただきたいと思います。 ◆坂田れい子   一つ廃棄になったということなんですけれども、廃棄にかかる費用というのはどれぐらいになったんでしょうか。 ◎環境政策課長   そちらの具体的な数字を持っておりませんが、廃棄については、いわゆる産業廃棄物として、所定の手続にのっとりまして、それに要する経費として負担をした上で廃棄をしているということで、報告を受けているところでございます。 ◆坂田れい子   メンテナンスにかかる費用とか頻度もあると思うんですけれども、そういったことは想定されているのかというのと、メンテナンスの依頼事業主とか、そういった方はいらっしゃるのかどうか教えてください。 ◎環境政策課長   基本的には、購入をさせていただいた事業者、万が一不具合等があった場合については、そういう事業者にご相談をさせていただいた上でというようなことで、基本的には個々の施設の太陽光パネルの運用状況を見ながら所管のほうで対応していただくということになってるところでございます。具体的なメンテナンスの詳細な状況については、持ち合わせていないという状況でございます。 ◆坂田れい子   耐用年数は大体、太陽光パネルで20年ぐらいだと思うんですけども、そうすると61校に設置するとやっぱり20年、30年後に廃棄物がたくさん増えていって、その廃棄にかかる料金もたくさん増えていくっていう、長期的なスパンでどれぐらいの費用がかかって、どれぐらい設置したらCO2がどれぐらい減っていってという、総体的な、球体的に捉えていく必要があると思うんですけれども、それについてはどのように考えていらっしゃいますでしょうか。 ◎環境政策課長   おっしゃるように、今社会的に太陽光パネルの普及・導入が進んでおりまして、数十年単位で耐用年数があるという中で、今後、太陽光パネルの更新というものを社会的に迎えるという中で、今国のほうでも、太陽光パネルのリサイクルの在り方ということについては検討されている状況でございます。そうしたゼロカーボンということの中で、廃棄に係るCO2のマイナスの面ということも含めまして、リサイクルの在り方ということも含めまして、区としても更新の在り方、リサイクルの在り方等をよく精査をして、区全体として進めてまいりたいと考えているところでございます。 ◆坂田れい子   前回も何か申し上げたかもしれないんですけれども、パネルとかそういった原料の鉱物が発展途上国から持ってきているもので、ほとんどが中国だったりとかウイグル自治区だったりするんですけれども、そういったことを絡めると、これが果たして持続可能なことになっていくのかっていうのが私自身も少し疑問に思っているところで、太陽光パネルを都内でやる分には環境に優しいっていうふうに思えるかもしれないんですけれども、日本全国を見渡してみると、すごく森林が破壊されていたりとか、国定森林のところにも大きな、上海電力が黒いパネルを敷き詰めて環境の景観を阻害していたりとか、地元住民の反対運動とかもすごく起きている。だけども、都内にいると関心がある人以外はそこに目を向けないし、再エネが本当にすばらしい、環境にいいっていうふうに、片方の面だけで見て突き進んでいってしまうっていう懸念があるので、負の側面っていうのもあるんだよっていうことを伝えていく意思、これは教育とかそういった観点になってしまうかと思うんですけれども、そういったものを所管の方で共有して伝えていく意思というのはあるのかどうかお聞かせください。 ◎環境政策課長   区としても、ゼロカーボンということで、温室効果ガスの削減を進めている中で、今お話のありました例えば太陽光パネルというような一つの題材を取っても、プラスの側面とマイナスの側面があるというのはご指摘のとおりでございます。製品に関するライフサイクルではないんですけれども、例えばそこが出来上がってくるまでの過程なども含めて、どういったプラスマイナスの側面があるのかということなどについてはより丁寧に区としてもそしゃくしながら、区民の皆様への普及などにおいては、そうした面は丁寧にお伝えをして理解を深めていきたいと考えております。 ◆坂田れい子   ぜひ負の面もきちんと伝えて、みんなで考えていけるような機運をつくっていただきたいなと思います。あと、太陽光パネルについて、ほかの議員の方からもやはり多くのご指摘があったかと思うんですけども、防災時についての感電の可能性とか、あと荒川水域のほうでは、氾濫したときとかは結構危ないと思うんですね。あと、一回火がついたらもう何十時間も消えないっていう性質上のことがあるので、特に児童館とか学校での取扱いのノウハウとか、もしもこうなったらこうしましょうみたいな、そういうのもセットで伝えていくっていうのは、現時点ではどうなんでしょうか。 ◎環境政策課長   このたびの能登での地震ということの契機もありまして、太陽光パネルの災害時の対応は、ご指摘を頂いたようなところが報道でも取り上げられているところでございます。国等におきましてもそういったところについては周知をしておりますので、区としてもそういったところを踏まえながら、改めて徹底も含めて、区民の皆さんや庁内の周知に努めてまいりたいと考えております。 ◆おばた健太郎   花火大会のことがちょっと話題に上がっていますので、私もちょっとだけお願いしたいなと思うんですが、4,900万円から6,400万円、そして今回が1億円ということで、大分増えてくるのかなというふうには思うんですけれども、これは前回の花火での火災ということがあって、今回様々な対策を取られたのかなというふうに思うんですが、今後ずっとこの1億円という数字が継続されていくのか、ブランドという意味で花火は大事だというお話は先ほどあったんですけれども、これが高止まりしていくことになるのか、これは今回限りのことなのか、その辺の見通しといいますか、来年度、来々年度のことになっちゃうんですけれども、その辺についてお考えをお聞かせください。 ◎くらしと観光課長   今回、経費についてでございますが、特別に65回大会ということで計上しているのが200万円ございましたので、その部分は減るのかなというところでございます。あと、大会存続経費の2,000万円程度の部分でございますが、実際に今年ある程度の見積りを取ってこの経費については計上しているところでございますが、実際開催してみて下振れれば若干減るのかなというところはありますが、いずれにしても、大体今の経費から大きく変わることはないのかなというところでございます。 ◆おばた健太郎   大きな事件があったので、様々な対策をしなければならないというのはよく理解できるんですが、非常に上振れたなという印象もあります。一旦こういう防災対策っていうのを施してしまうと、それを、もう十分だからやめようねっていう議論にはならないのかなというふうに思います。そういった意味で、いたばし花火大会というものの全体の経費っていうのを、収入面の部分も含めてやはり検討していかなければならないんじゃないかなというふうに思うんですけれども、今はちょっと思いますということで、何か所見がありましたら。 ◎くらしと観光課長   経費については、近隣というか、同日開催の戸田市と比較しても、チケット代なんかについては戸田市に比べると若干安価であるというところもございますので、うちでかかってる経費、その辺を含めて、またチケット代なんかも含めて、今後検討していきたいなというふうに考えてます。 ◆おばた健太郎   しっかりと精査をしていただきたいなというふうに思います。それで、この委員会の質疑でも何度も取り上げているんですけれども、報告書なんですけれども、今ホームページを拝見しますと、9月に報告書を出しました。それから、有料観覧席についてでしたっけ、何点かあるんですけれども、以前お伺いしたのは、この報告書をアップデートして、何か報告書の中には例えば警察や消防との協議を重ねるべきだというような記載もあるわけで、それで来年度行うに当たって、この協議の結果、どういったことになりましたと、こういった対策を取りましたので安心ですよという報告書ってやっぱり必要だと思うんですけれども、そちらについて、報告書を出すつもりがあるのかどうか教えてください。 ◎くらしと観光課長   報告書というか、来年度花火大会については、運営委員会のほうでいろいろ内容の決定もしてまいります。そこできちんと決定を受けた段階では、昨年度の事故を受けて、こういった対策をこのぐらいの経費で行っていきますというところを、きちんと広報してまいりたいというふうに考えております。今の段階では、前回委員会でもご報告させていただきまして、また運営委員会のほうでも決定を受けた事項についてはあくまでこの方向でいくというところでございますので、そこの内容で検討していった結果については、今申し上げましたとおり、大会の開催というところできちんと広報してまいりたいというふうに思います。 ◆おばた健太郎   すみません、何度かご指摘させていただいた部分ではありますので、前回の指摘がこうでしたと、それで、こういうことをやるべきだということが書いてありましたと、そのことに対しては、こういう対策を取ったので大丈夫なんですって、原因と対策っていう、そこをしっかりとマッチさせるような形で、ぜひ報告書というか、開催の方向性でもいいんですけれども、何か出していただけたらというふうに思います。よろしくお願いいたします。続きまして、プラスチックの回収の関係を、資源収集のところをお尋ねさせていただきたいと思います。予算書でいうと249ページ辺りになるのかなと思います。概要だと51ページかなというふうに思います。資料要求をさせていただきまして、プラスチック回収の予算の収入ということで、資料要求の74番なんですけれども、歳入としては、3億7,000万円、歳出は、10億円余というところですけれども、こちらの内容の詳細を改めて教えていただければと思います。 ◎資源循環推進課長   まず歳入からですけれども、東京都からプラ製容器包装等・再資源化支援事業補助金というものがありまして、こちらは要綱に基づいて3か年あります。なので、令和6年度が3億7,000万円で、2分の1、3分の1、4分の1というふうに減ってまいりますので、令和7年以降は2億4,700万円、令和8年度は1億8,500万円という形になってまいります。歳出のほうですけれども、一番大きなところが役務費と委託料で、役務費ということでいいますと、いわゆる収集するための雇上会社等に払う経費でございます。委託につきましては、まず集めたものをベール化するという中間処理の経費と、あとベール化したものを再商品化するための経費というところで、大きく分けるとそういった形の構成になっております。 ◆おばた健太郎   この歳入といいますか、プラスチック化、いわゆる資源を収集して再度資源化するっていうことなんですけれども、3年たつと収入がゼロになっちゃうということになると。資源を収集するということの意義は当然理解できるところではあるんですが、これを始められると、4年後にはこの10億円をかけっ放しということになっちゃうのかなということになるんですが、その辺について、なぜ今これを始められたのかということを改めてお伺いさせていただきます。 ◎資源循環推進課長   こちら、プラスチックの収集に関しましては、いわゆる国のプラ新法という法律が大きくできまして、それによって市区町村はプラスチック製品・容器にかかわらず、収集するということにされております。そのため、国の大きな方向性、たどっていけば国際情勢はありますけれども、そういった中から実施をするほかないと、ほかないという言い方はあれですけれども、するというふうなことでございますし、また実際にこちらは23区のほかの区も実施をしているところでございまして、国からの交付金等も今後プラ新法との関連づけで、区というよりかは清掃一部事務組合等の話になりますけれども、そういった関連もありますので、整ったこのタイミングから始めさせていただくというものでございます。 ◆おばた健太郎   また別途資料をお願いいたしまして、民主クラブ141番で、資源収集に関する収入と支出というものをお願いいたしました。一例で申しますと、例えば古紙ですと3,300万円の収入で、支出が1億9,900万円と。これをちょっと計算してみますと、それぞれの資源収集ということで、収入に対して支出というふうに考えると、古紙だと16%ぐらいのリターンがあるというような考えでいいのかなと思うんですが、ただ、ペットボトルですと約77%ぐらい、それから瓶・缶ですと79%ぐらい、使用済小型家電が非常に少なくて、2%程度ということになります。不燃ごみだと5%程度ということになるのかな。それと同じように考えると、ペットボトルっていうのは今申し上げた3億7,000万円に対して10億円ということで、35%程度の、収入率という言い方が正しいのか分かりませんけれども、そういうことになります。今後、国のほうからのということも考えられるということですけれども、これを実施していく上で、もちろんやらなければならないということも理解できるんですが、先ほどちょっとご質問のあった、実際に資源化されたものを収入として区でやっていくという、資源を回収する上で収益化していくかというか、そういったところの、ほかの資源収集も加味して、資源収集というものをどのように捉えていらっしゃるのか、そしてペットボトルというのは今後どういうふうにやっていかれるのかということをお伝えいただければと思います。 ◎資源循環推進課長   収入という点に関しますと、補助金がないとプラスチックについてはゼロと。結局のところ、こちらは相場観によって売却価格がというところで、プラスチックはマイナスになっているというところでございます。そのため、現状では、例えば古紙やペットボトル、瓶・缶のように売ったらお金には少なからずなるというところではないというふうな状況になっております。また、全般的なお話で申し上げますと、収入よりも支出のほうが大きいというところは、恐らく当面変わらないかなというふうには思っております。ただ、循環型社会って大きな枠組みになりますけれども、そういった中では、こういったリサイクル、3Rをはじめ、そういったものは進めていくというのは自治体の責務というふうに考えておりますので、これを黒字転換というのは恐らくなかなか難しいとは思いますけれども、継続する意義というのはそこにあるかなというふうに考えております。 ◆おばた健太郎   実際、おっしゃるとおりだとは思うんですけれども、資源回収をできるだけ、黒字化とまでは言わないですけれども、そういった方向性っていうのをぜひ目指していただきたいなと。先ほどもあったような、区としてのベール化されたものの、収益化は難しいんですけれども、そこをぜひ目指していただきたいなと思っております。それで、ごめんなさい、ちょっと聞き漏らしたかもしれないんですけれども、プラスチックの今かかっている支出というのは、今期、消耗品や印刷製本費、それから委託料等々とあるんですけれども、これは随時適正化されて、減っていくような目算なんでしょうか。それとも、高止まりといいますか、これが目下かかっていくっていうような予想なのか、そこを教えてください。 ◎資源循環推進課長   こちらの金額は、年間約5,000トンほどプラス値が出るというような試算の元に計算しております。そのため、プラスチックが増えれば収集の数も増えるですとか、払う数も増えるという話になりますし、さらに資源化が進むと、そもそもプラスチックが排出されない、リサイクルで完全に回ってしまって、資源として出てこないってことになれば減っていくので、プラスチックの量によって上下するというふうな考えでおります。 ◆おばた健太郎   そうすると、何か今回の事業を始めるに当たって特別に必要だという部分があるわけではなくて、恒常的にかかってくる。大体というかその3,000トンという、トン数に対しては大体比例するような金額ベースという認識で大丈夫ですね。 ◎資源循環推進課長   恐らく、少し現段階で力を入れてるのが、普及啓発のノベルティですとかチラシですとか、この部分は若干タイミングが一番といいますか、今年度から来年度、当面ということでございますけれども、一番大きな、収集運搬と再商品化につきましては、この規格が当面続くというふうな見込みでございます。 ◆おばた健太郎   消耗品っていうのも、この内容を拝見しますと200万円程度ではあるので、大きくは変わらないということで理解をいたしました。続きまして、キャッシュレス決済について少しお伺いをしたいと思うんですが、予算書でいうと253ページになるかと思います。過去の金額を見ますと、倍々で増えていて、様々な資料の中でも取扱店舗が非常に増えているというようなことですので、皆さんお使いになってるかなというところで期待しているところなんですけれども、来年度に向けてのキャッシュレス決済、いたばしPayの取組について改めてお聞かせください。
    産業振興課長   おかげさまで、来年度の予算は令和5年度の200%以上アップというところで取り組ませていただいております。大きなところで、ポイント還元につきましては、今年度と同様に、来年度も複数回実施をする。ただ、ポイント還元のパーセントについては、いろいろと今後も練っていきたいなというふうに考えております。それからあと、お店に対する還元事業、こちらも今年度と同様に、10%還元というのを2回程度、実施を考えています。さらに、今ご指摘頂いた店舗数を増やしていくための取組というのも、新たにやっていくというような考えでございます。 ◆おばた健太郎   先日の商店街連合会の70周年のときも非常に評価されているというお言葉がありましたので、ぜひ期待をしたいというふうに思っておるんですけれども、この区としての補助というか様々なサポート、アプローチというのは、いつまでというか期限がなく毎年やるということなのか、それとも一定程度のめどがあるのか、その点の見通しについてお聞かせください。 ◎産業振興課長   今、何年までというようなことは一切決めておりません。ただ、当初から地域にしっかり浸透して、キャッシュレス決済も多くの方に使っていただいてというところで、こちらの事業が自立していくことを目指しているところというのは変わりはありません。あと、来年度につきましても、行政ポイントであるとか区のいろいろなイベントであるとか、そういったところでも活用して、どういうふうに定着していくかというところが課題であることも変わりはありません。 ◆おばた健太郎   一面では、どこかで3か年でとかそういったお話も伝え聞こえたものですから、取りあえず継続をされるというようなお話を今伺えましたので、若干安心をいたしたところなんですけれども、ただ一方で、今答弁頂いたとおり、出口戦略というか、いかに定着をさせるのかというところって非常に重要かなと思うんですけれども、今例えば、ある種カンフル剤的な形で、何%還元ですよということで需要が伸びるというところはあると思うんですが、それを何か今、出口戦略といいますか、どういった形での自立、何をもって自立とするのか。希望はどんどんどんどん、補助を毎回やってほしいという要望に当然なるわけですけれども、そちらはどのように普及し切ったというふうに区が捉えるのか。何か目安ですとか見通しですとか、そういったのがもし今ありましたら、お聞かせいただきたいのですが。 ◎産業振興課長   まず、一番今多くの予算を使わせていただいてるのが還元ポイントだと思うんですけれども、それを、物価等もいろいろ落ち着いてきて、継続して区が大量に投入というところは見直しが入っていくんではないかなと思っています。ただ、あとやっぱり気になっているのが、事業を維持するための事務費なんですけれども、ではそれをずっと全額区が払っていくか。例えばこちらの参加している店舗さんで何かしらキャンペーンをやるなり、いろいろな工夫をして、お互いにいい形でその部分が、区の負担も減らして、ただ一方で店舗さんのサービスとしてちゃんと向上していくというような、うまいやり方は検討していけるかなと考えています。 ◆荒川なお   私は、予算の概要の43ページの19番の加賀庭球場改築のところ、これは2月の委員会のところでも質問しているので、ちょっと続きのような、あと追加のような形になりますけれども、よろしくお願いします。加賀庭球場の設計とか方向性は、この間大体聞きましたので分かってきたんですけれども、それで、工事が来年度と再来年度も約1年間ぐらいですかね、時間的には分からないんですけれども、ちょっと気になっていたのが、駐輪場がありますよね、自転車で来る方がかなり多いので。特に、土日とかは相当多いかと思うんですけれども、この駐輪場のスペース、特に工事が始まったときとかには少し影響が出てくるのかなというふうに思っているんですけれども、そこについてどういうふうになるのか、まずお聞きしたいと思います。 ◎スポーツ振興課長   今はまだ設計段階ですので、実際事業者が決まって工事が始まるのは秋口なんですけれども、その頃までには、例えばどのタイミングで駐輪場に影響が出るっていうのが見えてくるとは思いますので、見えて制限がかかるというようなことがあれば、その辺は周知等をしっかりしていきたいとは考えています。 ◆荒川なお   周知をするってのはもちろん当然だと思うんですけれども、ただ周知するだけだと、じゃ、どうしたらいいかとか、例えば半分までいかないんですかね、分からないですけれども、平日とかはまだそこまで影響がないかもしれませんけれども、自転車で来る、大体スポーツをやる方ですので、体力的には自信がある方ですので、結構私が聞いてる方では自転車で来てる方が多いんですけれども、そうすると、そこに止められなくなったということになって、1年間だけぐらいですから、仮の駐輪場も近くにできる可能性もあるとは思うんですけれども、そういうことが想定されるという認識でいいんですかね。 ◎スポーツ振興課長   今はまだ影響が出る出ないがはっきりしていないので、何とも言えないところはあるんですけれども、例えばこのタイミングは資材置場になるので半分使いますみたいな、もしそういう話が出れば、その減った半分をどこに確保するかって話には当然なっていきますので、確保していくというような形にはなりますね。例えば、加賀のスポーツセンターのほうを案内するであるとか、そんな対応にはなるかなとは思います。 ◆荒川なお   利用者のニーズですね、極端に離れたり、加賀スポーツセンターぐらいだったら徒歩で、スポーツをやる方ですので、行けるかなっていうのも想定はできるわけですけれども、そこはちょっとしっかりと、どういうふうにやったらやりやすいかっていうことも想定しなきゃいけないと思うんです。やっぱり気になったのが、ほかにも板橋区内には4か所のテニスコートがありますけれども、駐輪場の工事が始まるから狭くなるっていうことで、ほかのテニスコート、庭球場を利用するっていうふうになれば、逆にそっちはまた混んでしまいますし、そういうところで、環境がずっと変わってしまうわけですね。よりやりやすい環境になるわけです。聞くと、区内どこでも、一つの会場に限らないで利用している方っていうのも結構多いっていうのも聞いているので、やっぱりちょっとそういうところまで見込んでこの対策を持っていかなければいけないんじゃないかと思うんですけれども、そこについての考えもお願いします。 ◎スポーツ振興課長   そうですね、ほかのところにしわ寄せがいってしまうということでは、そこからも不満とかも出てしまうので、その辺は考慮しながら、よりよい対策をやっていきたいと思います。 ◆荒川なお   特に、これからいろいろニーズというか、かなりやっている方にとっては、区立のっていうところで、一番やりやすい場所でやりたいとか、そういうこともありますので、そこはしっかりと意見も聞きながら、どういうふうにやっていいかっていうのは対策を取っていただきたいと思います。あともう一つが、新しくバリアフリー化されて、再来年度から使用開始できる可能性があるわけですけれども、そのときに、例えば車椅子テニスの利用者っていうのも今後出てくると思うんですけれども、そのときに、例えば車椅子テニスの方は車でその会場近くまで着けるということもあり得ると思うんですけれども、駐車場というのは今のところ利用できないので、そういうことが想定されてないわけですけれども、今後そういうことも考えていかなければいけないんじゃないかと思うんですけれども、そこについての考えもお願いします。 ◎スポーツ振興課長   スペース的に、駐車場スペースを設けることが物理的に不可能というところと、あと、あそこは水道局の上を使っているというのもあって、水道局の許可を取らなきゃいけないというところと、いろいろ考慮していくと、あそこに駐車場スペースをつくっていくっていうのはちょっと難しいかなというふうな認識です。 ◆荒川なお   そうすると、競技はできるようにはなりますけれども、いざ来たけれども、車を置けない。例えば、それが分かると、一緒に来る方であるとか誰かが運転して違うところに止めるとか、そういう選択肢しかなくなってしまうわけですけれども、やはりそうすると、いまだに車椅子テニスをやりたいとなっても、条件として利用しにくい環境っていうのはまだまだ改善されていないのかなっていうのは今聞いてて感じるんですけれども、そこについての今後の考えもお願いします。 ◎スポーツ振興課長   加賀の庭球場に関してはなかなか難しいので、加賀スポーツセンターに止めたりとかっていう話になるかもしれないんですけれども、全体的に車椅子テニスの方が利用しやすい環境は長い目で考えていかなきゃいけないとは思いますので、施設改修等があるタイミングで、その辺も含めて考えていきたいとは思いますけれども、今時点でこうしますああしますというのはなかなか難しいかなと思います。 ◆荒川なお   確かに、今言われたように例えば加賀スポーツセンターであると、先ほどの一般の方であると徒歩でということはあり得るかもしれないんですけれども、そうではないので、しかもそこまでの道のりのバリアフリー化がどうなってるのかっていうのはちょっと、それはあと土木部とか福祉部とか、そういうところのほうになるのかもしれませんけれども、そういうこともしっかりと全体を把握した上で、どこにできるかとかいうところを、今後もつくっていかなきゃいけないんじゃないかなと思うんですけれども、そこについても再度答弁を求めます。 ◎スポーツ振興課長   そうですね、実際の段差がどうなっているか、道のりがどうかっていうところは非常に大事な視点だと思いますので、その辺は関係部署と連携しながら、対策が取れるところは取っていくというようなスタンスでやっていきたいと思います。 ◆荒川なお   いざ令和7年度から使えるようになったところで、そういう課題がそのまま残されてるのでは、やはりまだまだ、誰もが使いやすい環境にはなかなかなり得ないのかなと思いますので、そこについても対策を、あとこれはもう1年半ぐらいですかね、そういうところでは、しっかりと結論というか、ある程度どういうふうにするかというのをつくっていく必要があるのかなというふうには思います。続いてなんですけれども、これも2月の定例会で、赤塚体育館が、たしか令和10年度でしたっけ、そのあたりから改修でしたっけ、そういうのが出ていたかと思うんですけれども、実際利用している方々からは、区も老朽化しているっていうのはある程度認めているところなんですけれども、令和10年まで、今令和5年なので、あと約5年間ですよね。そうすると、なかなか工事が、しかも工事が始まる段階ですから、五、六年はまだ新しくならないということになるんですけれども、その間に、例えば老朽化しているところであるとか、あと区として意見をつかんでいるところもあると思うんですけれども、そういうところをまず部分的にだけでも改修をしていくっていう考えがあるのか。ちょっとこの間のデータでは見えなかったんですけれども、そこについての考えもお願いします。 ◎スポーツ振興課長   赤塚体育館は、確かに体育館が老朽化していて、指定管理者のほうからもここが壊れたとかっていう、修理が必要というような話はしょっちゅう来てはいます。その中で、修理をしないと営業に支障が出るものを優先して行っています。改修というか修理ですね、行っていて、実際の長寿命化工事に関しては令和10年、令和11年を予定しているんですけれども、そこまでもたすというような考え方でやっています。 ◆荒川なお   少しずつは直せる可能性があるということですけれども、やっぱりちょっと要望というのも多分、どこまでできるのか、全部できるわけではないと思うんですけれども、やはりその6年間、逆に言うと6年、5年、出来上がるのが令和11年ですから、6年後ですよね、そうするとやっぱりまだ長いのかなと。先ほど言った加賀庭球場も、この間、ちょっとうちの団のメンバーで見に行きましたけれども、大分ロッカーとか何かさびているところがいっぱいあったりして、もうちょっと老朽化とかそういうレベルじゃないんです。それでも、近いところで改善されますから、まだいいわけですけれども、結局5年、6年かかって、後になってようやくっていうふうになると、やっぱりその間利用する人にとっては、場合によってはちょっと耐え難い部分もあるのかなっていうのは思いますので、そこはしっかりとやっていただきたいというふうには思います。あともう一つ、上板橋体育館も老朽化、以前に頂いた資料では、トイレの洋式化とかがすごく、ちょっと数字は忘れちゃいましたけれども、和式がかなり残っているというようなデータも頂いたことがあるんですけれども、多分そこから変わっていないかと思うんですけれども、上板橋体育館については、さらに今のお話だと、赤塚体育館が令和10年ですから、さらにもっと後になるっていう認識でいいのか。この体育館についても、部分的な改修というか、改善されるべきところもあるんじゃないかと思うんですけれども、そこについての考えもお願いします。 ◎スポーツ振興課長   まずは赤塚体育館を改修していくというところになりますので、上板橋体育館は赤塚体育館が終わった後、どのタイミングでするかっていうところを考えていくことになるかと思います。ただ、上板橋体育館も老朽化が進んでいるということもありまして、来年度、空調のほうを全面改修、修理ですね、オーバーホールしていきますので、そういうことをしながら、赤塚体育館もそうですけれども、もたせていくというような考え方になります。 ◆荒川なお   空調のほうは、たしか補正予算のところでも何か出ていたかと思うんで、それは把握しているんですけれども、全体としてそれだけでいいのかなっていうのはちょっと感じているんです。先ほど言ったトイレについては、洋式化っていうのは、今和式になっているところですね、ちょっとここは先にでも進めていかなければ、洋式化だけじゃなくて、もっと本当はいろいろ、ウォシュレットであるとかウォームレットであるとか、そういうところも本当はやるべきだと思っているんですけれども、そういう考えも全く今のところは俎上に上がっていないっていうことでいいんですか。 ◎スポーツ振興課長   上板橋体育館については、和式のトイレが23基まだ残っていると。赤塚体育館と上板橋体育館が突出して多いんですけれども、基本的には営業に支障があるといったところ、これをしないと営業が止まってしまう可能性があるというようなところを優先してやっていくというところで、今のところ和式を洋式化まではちょっとできていないというところになります。 ◆荒川なお   営業に支障がないっていうところかもしれませんけれども、例えばですよ、上板橋体育館を障がいのある団体の方とかが利用する、こういうこともあるかと思うんですけれども、しかも大体、体育館ですと団体競技ですから、休む時間とかが同じになりますから、トイレに行きたい時間帯とかも同じになるかと思うんです。だからそうすると、影響がないっていう今の答弁ですけれども、私はそういう意味では、そういう方たちが仮に利用するとなれば、営業にも影響が出てくるんじゃないかっていうふうには、そこだけ聞いていると思うんですけれども。そうすると、洋式化って言うだけでももう十数年先ですよね。それで本当にいいのかっていうのは、今の答弁ではちょっと理解しかねるんですが、再度答弁を求めます。 ◎スポーツ振興課長   だれでもトイレの設置数に関しては、上板橋体育館は4基あって、これは加賀のスポーツセンターが3基ですので、加賀よりは多いというようなところもあって、極端に老朽化しているから少ないというようなところではないと認識はしているので、一定数のレベルは満たしているのかなというふうには考えています。 ◆荒川なお   そうですか。先ほど、4基ですよね、団体競技であれば、例えば車椅子とか、そういういろんな方が使いますけれども、じゃ、そのままで、今の話だと別にそのままでもいいっていう形になってしまいますので、やっぱりそれはニーズにはちょっと合っていないと思いますし、実際体育やスポーツに関わってる人たちが休憩時間とかに一番多く使うと思うんですけれども、健常者であれば和式でいいでしょうっていう話になってしまうのかもしれませんけれども、やはりより使いやすい、より大会とかでよりいいタイムというか結果を残したい人たちでありますから、そういう人たちのことを考えて今後つくっていかなければいけないんじゃないかなというふうには思います。やはり、その意味では少し不十分さがあるのかなというふうには思います。  あと、次なんですけれども、これはちょっとページとかにはないんですが、アーティストバンクに関して質問したいんですけれども、これも昨年も私、質問したんですが、昨年がたしか377件でしたかね、団体が登録されてて、今年度が400件をもう超えてきているというところだったと思うんですけれども、その団体の人たちのニーズ、たしか以前にもアンケートもやったなんていうことも聞いてますけれども、どういうところに登録した人たちが今、自分たちのパフォーマンスを見せたいというか、そういうところにあるのかっていうところ、ちょっとその辺をつかんでいればお答えいただきたいんですが、お願いします。 ◎文化・国際交流課長   アーティストバンク事業、パンフレットは令和3年度に作らせていただいて登録をしていただいてございますけれども、委員のおっしゃったとおり、令和5年度ですと、先月現在で424件のアーティストの登録がございます。登録されてる方に対する対応といたしまして、財団のほうでマッチング支援というところで、イベントの主催者とアーティストをつなぐという取組をやらせていただいておるところでございます。例えば、福祉園ですとかあいキッズですとか、そちらのほうに派遣をさせていただいてるという実績がございまして、そのほか活動していただいてるところでございますと、例えばロビーコンサートというのを財団のほうで月に一度、例えば本庁舎の1階ですとか成増アクトホールなどでやっておりますけれども、そちらのほうに出演をしていただいたりですとか、あとアウトリーチ事業というところで、小中学校へアーティストに行っていただいて、子どもに文化に触れていただく機会を提供したりですとか、そういった活動の場を広げていただいておるところでございまして、アーティストの方々のニーズもあるかとは思うんですけれども、そういったところで活動は広げておるところでございます。 ◆荒川なお   何でそんなことを聞いたかっていうと、先日豊島区のほうに我が会派で視察をしてきまして、結構文化的なところというのは先進的にやっているなということも感じました。一つが、やっぱり特に保育園児とかを対象に、区の施設を借りたり、場合によっては、場所もいろいろですけれども、かなり先進的にやっているというのも聞きました。今、財団のほうで小中学生とかを対象にやってるっていうところですけれども、ちょっと今数字が分かればですけれども、大体どれぐらいそういうことをやられているのかっていうのをお答えいただきたいんですが、分かりますか。 ◎文化・国際交流課長   実績といたしましては、令和4年度で11件、令和5年度で20件の実績がございまして、例えば昨年度の実績なんですけれども、板橋第一小学校に伺って音楽の演奏会をやらせていただいたりですとか、音楽のほかに落語なんかもご提供させていただいてございまして、例えば板橋第七小学校のほうに落語家の先生を派遣して体験していただいたケースがございまして、そういうような形で楽しんでいただいておるところでございます。 ◆荒川なお   質問が前後しちゃうかもしれないんですけれども、今度たしかアーティストバンクの登録団体等が、これ、ちょっと所管がずれますけれども、児童館のほうで幾つかやるっていうことだったと思うんですけれども、例えば豊島区のように、保育園であるとか、そういうところにまで区としてさらに伸ばしていく、それは登録団体がどうやりたいかっていうのも出てくるとは思うんですけれども、もっと子どもに文化に触れていく機会を早い段階から増やしていくっていうことも必要になってくるんじゃないかと思うんですけれども、そこについても考えをお願いします。 ◎文化・国際交流課長   委員のおっしゃるとおり、来年度の新規事業で児童館のほうに予算がついているんですけれども、そちらのほうにアーティストを派遣する経費が計上されておるところでございます。委員のおっしゃるとおり、いろいろな方々に、特に若い方を中心に、文化芸術に触れていただく機会っていうのは多いほうがいいかなというふうに考えておるところでございますので、やはりイベントの主催者からの要望、手を挙げていただくっていうところもあるかなというふうには思うんですけれども、一方でこちらのほうの売り込みも必要なのかなと考えてございますので、周知を積極的にやらせていただきながら、文化芸術を提供していきたいというふうに考えておるところでございます。 ○主査   所管の予算の審査の途中ではありますが、議事運営の都合上、この際暫時休憩いたします。  なお、再開時刻は午後1時といたします。 休憩時刻 午後零時02分 再開時刻 午後零時57分 ○主査   休憩前に引き続き区民環境分科会を再開いたします。  午前中の荒川委員の質問で質問者が一巡いたしました。  再質問のある方は挙手願います。  ひはら委員、寺田委員、岩永委員、坂田委員、おばた委員、荒川委員、以上の順に行います。  再質問につきましても1委員の質問時間を20分とさせていただきますので、よろしくお願いいたします。  ひはら委員の質疑を始める前に、先ほどのひはら委員の魅力ある個店の連携支援補助金の予算額等に関する質疑の答弁を理事者よりお願いいたします。 ◎産業振興課長   先ほどの魅力ある個店の連携支援事業につきましてですが、令和5年度と来年度については大きな予算の変更はございません。実績の件数なんですけれども、令和5年度は今のところ4件お見込みいただいていて、来年度もそのぐらいを見込んでいます。内訳としては、いっぴんのお店の皆さんが、一部かもしれませんけれども、連携をして、イベントをしたりということを検討されているようです。 ◆ひはらみちこ   そうですね、個店の連携事業につきましては、いっぴんの事業者さんには少し優遇措置が取られるということで、いっぴんの活性化にもつながっていけたらと思います。  次に、予算の概要の46ページ、13番、就職活動サポート事業の人材確保・就業支援事業について、こちらに関連しましてお聞かせいただきたいと思います。男女推進にもちょっと関わってくることなんですけれども、現在国のほうで、プラチナくるみん認定によって子育てと仕事の両立の支援をしているということです。国としては、内容として、くるみんの助成金を設けたりですとか、くるみんマークの普及のため、補助金等で加点措置を講じるというのもお見かけいたしました。板橋区では、くるみん助成金の周知ですとか、それから、産業振興に関する企業の補助金の審査の際にくるみんマークを持った企業に加点措置を講じるですとか、そのような施策は行っておりますでしょうか。 ◎産業振興課長   現時点では、くるみんを認定されているということでのポイント加算ですとかっていうことは、区の事業であったり補助金では特にはしていないところです。中小企業庁のほうで実施している補助金では、加点措置を始めているというところで拝見させていただきましたけれども、区のほうでは特にそういったことはしてはいないんですけれども、男女ともに働きやすい職場づくりであったり、そういったところを表彰する制度はいたばし人と未来を創る会社賞であったりということでやらせていただいておりますし、女性の活躍であったり育児と仕事の両立っていうのは、これは男性も含めてやれるようにということは、企業さんに推進していくということも今後もしっかり検討して、やれる範囲でやっていきたいと考えています。 ◆ひはらみちこ   こちらのくるみんマークなんですけれども、子育てと家庭の両立について、全て全国的に、市町村ごとに何件登録されているか、認定されているかという表も公開されております。この表が市区町村の一つの比較にもなってくるのかなと思っております。拝見しますと、板橋はくるみん5件、プラチナくるみん1社で、ものづくりで一、二を争う大田区ですと、くるみんが22社、プラチナくるみんが7社、そして区としての規模が同じくらいの杉並区ですと、くるみんが8社、板橋区より多い状況でございます。なので、こういう比較からまた板橋区で働きたいというところも変わってくるかもしれませんので、ぜひとも周知・推進のほうをよろしくお願いいたします。  続きまして、同じく予算の概要の49ページをお願いいたします。こちらの6番、地球温暖化防止普及・啓発事業の一番最後、木育啓発事業につきましてお聞かせいただきたいと思います。こちら、今年度は5歳児クラスの子に木製のお箸を配付する事業を行ったとのことだったんですけれども、私が聞く限りでは好評の声を頂いてまして、リーフレットもかわいいというお話もありました。こちらは森林環境譲与税の活用ということでよろしかったでしょうか。 ◎環境政策課長   こちらの木育啓発事業に係る経費については、森林環境譲与税を活用させていただいておりまして、令和6年度もその予定でございます。 ◆ひはらみちこ   森林環境譲与税なんですけれども、こちらの木育啓発事業以外にも活用の事業等は考えておりますでしょうか。 ◎環境政策課長   基本的には、全庁的には森林環境譲与税の活用事業というものがございますが、いわゆる環境部門においては、この木育事業ということで令和6年度は活用させていただくというところとなってございます。 ◆ひはらみちこ   森林環境譲与税の収入のほうを拝見しますと、昨年度の6,112万円から6,680万円に増額されているということだったんですけれども、この増額分で何か新しい事業ですとかはお考えではございませんでしたでしょうか。 ◎環境政策課長   森林環境譲与税の全庁的な取りまとめについては、財政課を中心に行っておりまして、森林環境譲与税については税制の改正もある中で、自治体としてはその積極的な活用ということが言われておりますので、大きな方向性としてはそうしたところを進めていくということで、予算も増額となっているところかなと認識をしております。詳細についてはちょっと持ち合わせておりませんが、大きな方向性としてはそのようなことで、全庁的に取り組んでいるというところでございます。 ◆ひはらみちこ   来年度から森林環境税も始まりますので、こちらの取組のほうを進めていただきたいと思います。続きまして、同じく49ページの雨水貯留タンク設置補助につきましてお聞かせいただきたいと思います。来年度、16件の予定ということだったんですけれども、今までの予算に関する戸数を見ますと、令和5年が16件、それから令和4年も16件、比較的同じ数字で続いてるんですけれども、今までの実績として、今年度も合わせてどのくらいの戸数、件数が利用されておりますでしょうか。 ◎環境政策課長   まず、12月1日時点の実績としては6戸ということでございますが、その後の、後半の申請等も見込んで、本年度は一応16戸の見込みということで予算のほうは確保させていただいておりまして、令和6年度も同様の戸数を前提に予算組みをさせていただいてるところでございます。 ◆ひはらみちこ 
     こちらのタンクなんですけれども、なければいけないものじゃないので、必要性は薄いかと思うんですけれども、長い目で全体的に見れば、やはり水循環のところであったらいいものでありますので、もっと周知をお願いしたいんですけれども、どのような周知をされてますでしょうか。 ◎環境政策課長   周知は、区のホームページでありますとか、そういったところなどの区の広報媒体中心ですけれども、環境関係者に対する、様々な機会を捉えて周知もさせていただいております。利用者の方からは、大分タンクの価格というのも下がってきている中で手頃に設置ができ、また、雨水を再利用していただくという観点では一定の効果というところのお声も頂いているところでございますので、そうしたところの状況なども踏まえて、より丁寧に周知に努めていきたいと考えております。 ◆ひはらみちこ   広報での周知ですとか、環境に係るところへの周知というお話だったんですけれども、やはりこの設置を考えますと、不動産会社ですとか、それから建設会社へのアプローチをして、そこで周知していくっていう方法も考えられるんですけれども、そのようなことはされていますでしょうか。 ◎環境政策課長   おっしゃるとおり、例えば住宅の新築などの際に設置をされたりとか、そういう建築絡みというところの中での設置という場面は実績からも考えられているところですので、不動産といいますか建築といいますか、そういう方面等の周知については、ちょっと改めて周知の在り方ということについては検討させていただきたいと考えております。 ◆ひはらみちこ   続きまして、同じく予算の概要の50ページになります。こちらの14番、集団回収支援につきましてお聞かせいただきたいと思います。こちらは、集団回収場所の標示物についても予算に組み込まれてますでしょうか。 ◎資源循環推進課長   集団回収は、区民の皆様と事業者が両方といいますか、私契約という形でやっていただくものになりますので、区から看板等の配付はしておりません。 ◆ひはらみちこ   町なかに掲示されています集団回収実施中の旗ですとか集団回収集積場所というプレートは、区で配付というものではないということでよろしかったでしょうか。 ◎資源循環推進課長   失礼しました。集団回収の消耗品のようなものにつきましては、区で購入する部分というのは一部ございます。周知に関するもの等については、区のほうで支出している部分がございます。 ◆ひはらみちこ   消耗品関係、こちらの標示物につきましては、予算額は幾らぐらいになるんでしょうか。 ◎資源循環推進課長   消耗品は、幾つか種類はあるんですけれども、例えばのぼり旗等っていうことでいうと、6万500円程度になっております。 ◆ひはらみちこ   こちらなんですけれども、のぼり旗も結構まちの中に掲示をされているんですけれども、地域の方から頂いた声として、その旗を結構道路のところにかけて立てている。なので、旗で道路の視界が悪くなってしまう。これ、交通安全的にどうなのかっていう声も頂いていましたり、それから旗だと切れやすくて、ぼろぼろになりやすいという意見もございます。なので、標示物につきましては、デフォルトで旗を配付しているのか、それとも選択制になっているのか、そこもお聞かせいただきたいと思います。 ◎資源循環推進課長   こちらにつきましては、のぼり、垂れ幕、旗というようなところで、集団回収の現場の状況に応じて配付をさせていただいてるというところでございます。 ◆ひはらみちこ   長く使うこととか、予算的に考えますと、やはり長く使えるプレートですとかも、こちらを進めていくっていうのも必要なんじゃないかなと思いますので、そういうところもご検討いただけたらと思います。続きまして、同じく予算の概要の75ページになります。板橋区文化・国際交流財団運営助成金につきましてお聞かせいただきたいと思います。こちらは、板橋区立文化会館の運営費も入っているっていうことで、確認としてお聞かせいただきたいと思います。 ◎文化・国際交流課長   そうですね、今年度から文化・国際交流財団が文化会館とグリーンホールの指定管理者になってございますので、そちらの経費も入っておるところでございます。 ◆ひはらみちこ   こちらの経費に文化会館の経費も入ってるっていうことで、昨年度から680万円の増、これは物価高騰を受けての増額でしょうか。 ◎文化・国際交流課長   財団助成の中で人件費が計上されておるところでございますけれども、こちらの人件費におきまして、区の派遣職員が現状で7名おりますけれども、そちらが来年度5名になるというところで、2名分プロパー、つまり固有職員が入れ替わるという形になります。その固有職員分の人件費でございますとか、あとは来年度、バーリントン市との交流の事業で、市民訪問団の受入れの経費ですとかそういった経費がございますので、増額となっておるところでございます。ですので、申し訳ございません、先ほどの答弁をちょっと修正させていただきたいんですけれども、指定管理者の指定管理料につきましては、こちらの財団の助成金の中には入ってございません。別途、文化会館の施設運営経費、グリーンホールの施設運営経費のほうに計上されておるところでございます。 ◆ひはらみちこ   文化会館に関連したところもちょっとお聞きしたいんですけれども、今年度、館長さんがいろんなイベントを企画したりですとかで活発に活動されていたんですけれども、そちらはこちらの経費に入っているということでよろしかったでしょうか。 ◎文化・国際交流課長   おっしゃるとおりでございます。こちらの助成金のほうに、そのイベントの開催経費等も入っておるところでございます。 ◆ひはらみちこ   今年度のイベント等だったので、まだまだちょっと実績とかは分からないかもしれないんですけれども、肌感覚でもいいのでその実績分、今年度の実績の成果ですとか、あとそれから、その成果に対してこちらの助成金のほうに上乗せしていただいて、さらに活発に活動できるようにとか、そういうお考えということは入ってますでしょうか。 ◎文化・国際交流課長   今年度の実績といたしまして、様々な事業をやらせていただいておるところでございますけれども、例えば新しく実施させていただきましたもので、おおやまレトロシネマという事業がございまして、小ホールを使いまして昔の映画を8ミリフィルムのほうで流して上映するという、ちょっとレトロを感じていただくようなイベントがあったりですとか、あとはサクソフォン&フルートフェスティバルというのは先月末やらせていただきましたけれども、板橋区内にございます柳澤管楽器ですとか、そういったところにご協力をいただきまして、イベントを開催したというところもございます。そういった独自の事業もやらせていただいてるというところで、こちらとしても評価しておるところでございますけれども、ただ助成金の上乗せというところで考えますと、やはり新しく何か、例えば今回ですとバーリントン市との市民の交流がございますけれども、そういった新しい事業のほうで計上させていただくというところがあるんですけれども、独自に運営する経費につきましては、基本的に財団は公益財団法人でございますので、そちらのほうで実施したイベントで出た利益をさらに区民還元というところで、新しい事業を展開していただくというところになるかなと思いますので、そのような事業運営になるかなというふうに考えておるところでございます。 ◆ひはらみちこ   こちらの財団さんがうまく運営をなされるように期待をしております。続きまして、予算の概要の81ページの134番、板橋ふれあい農園会運営費補助金につきましてお聞かせいただきたいと思います。今年度も昨年度と同様の金額で、補助の予算の変更なしということだったんですけれども、出張での区役所等での販売を見ますとすごく好評で、列もなされていて、買えなかったという人も何人かお声を頂いております。なんですけれども、こちらは出張での区役所等での販売費用も入った補助金になっておりますでしょうか。 ◎赤塚支所長   販売経費ということで反映されてるものはほんの僅かで、販売用のビニールとか、そういったもので一部計上はされているんですけれども、どちらかというと農業者さんのほうで、販売というのを決めた日程に合わせて皆さんに作付していただいて、やっていただいているっていうところでございますので、今のところ、農業者さんが精いっぱいそれに合わせて作っていただいて販売ができているような状況ですね。ご好評いただいてるのは事実なので、この辺、どれぐらい今度広げていけるかというところは、今後農業者さんとまた調整させていただければと思います。 ○主査   次に寺田委員の質疑を始める前に、先ほどの寺田委員のプラスチック再資源化の単価に関する質疑の答弁を理事者よりお願いいたします。 ◎資源循環推進課長   先ほど頂きましたプラスチック再資源化の単価でございます。こちらは容器包装と製品で若干単価が異なっておりまして、キログラム当たりでございますが、容器包装の部分がキログラム当たり62円、製品のほうが72.275円というふうなところで予算上、積算しております。 ◆寺田ひろし   予算の概要の45ページのいたばしPayキャッシュレス決済推進事業で幾つか伺います。プレス発表の68ページのほうには、流通総額61億円に達しましたというふうに書かれてありまして、この61億円の流通総額の中身なんですけれども、これは区民がお店でいたばしPayで支払った総額かと思いますけれども、そのほか何か、キャンペーンのポイントの発行分とか、もろもろのものが含まれているのか、それとも本当に支払った額だけなのかというのを伺いたいと思います。 ◎産業振興課長   この61億円の考え方ということだと思いますけれども、委員のおっしゃるとおりに、12万円ぐらいの還元ポイント分を計上しておりますので、キャンペーン還元のパーセンテージにはよるんですけれども、20%であったり、そこに換算すると、逆に0.2で割ってというか、それで大体60億円ぐらいが、皆さんが納めたお金もともに流通しているという考え方でございます。 ◆寺田ひろし   分かりました。非常にすばらしいなと思いまして、ごめんなさい、ちょっとこのまましゃべりますけれども、たしか全国放送のニュースでも、ワイドショーか何かですかね、このいたばしPayも取り上げられて、すばらしいなと思いましたし、先ほどおばた委員のほうからも、商連の会長さんも非常にご評価されていて、これは一つ板橋のブランドにもなり得るんじゃないかなというふうに思ってます。そうした意味で、ぜひちょっと期待も込めて2つほど確認したいんですけれども、このいたばしPayの結果、例えば区に返ってくるお金とかっていう考え方で、経済波及効果っていろんな指標があると思うんですけれども、例えば地方消費税交付金の中身に紛れ込んで返ってくるような、要は個店の方が地元地域で仕入れをして、その動いた分のお金がいろいろ回りめぐって返ってくるという、いろんな指標があるんですけれども、今回板橋区の令和6年度の地方消費税交付金が130億円も入ってくるんですね。だから、こういったところでも返ってくる可能性、考え方として、そういった中に含まれる可能性もあるということでよろしいでしょうか。 ◎産業振興課長   ただ、そちらの数値の確認まではさせていただいてはおりませんけれども、委員がご指摘のとおり、当然各お店が例年よりも多くの金額を売上げとして上げてるということですから、そういった形での効果も十分考えられると思います。 ◆寺田ひろし   もうぜひ、考えれば考えるほどいろいろアピールの方法があるんじゃないかなと思って、既にご用意されていらっしゃるかもしれないんですけれども、それだったら申し訳ないところなんですけれども、例えばいたばしPayに関して、経済波及効果のいろんな分析のデータとか、そういうのがおありかどうかというところですね。例えば、先ほどの61億円は、直接ベースで経済波及効果と考えられまして、直接だけではなくて帰着ベースとか、いろいろ考え方がありますので、もうぜひどれぐらいの経済波及効果がこのいたばしPayにあるのか、どれだけ力があってこれからいろんな期待が込められるとか、そういったものが私たち区民とかにも分かるようになればいいなと思いますので、何かそういったお取組の可能性があるかどうかだけ伺いたいと思います。 ◎産業振興課長   現時点では、そういったデータベース化というか、統計を詳細にというところでは分析まですることはできていないんですけれども、今後の可能性としては、十分今あるデータを元に検討することは可能だと考えております。 ◆寺田ひろし   このいたばしPayは、かなり区民の方にも広まってまして、次はキャンペーンをいつやるのっていうのはよく聞かれるところでございますので、ぜひぜひ一つのブランドとして大きく育てていただければありがたいなと思いました。次の質問でございます。  予算の概要の45ページに、続けて産業関連なんですけれども、産業活性化戦略の中で、生産性向上に資する設備導入助成事業というのが新たな事業として書かれてありましたので、幾つか伺います。ごめんなさい、その前に、この産業活性化戦略が1億6,435万円でして、昨年度の当初予算が8,269万円でしたので、ほぼ倍増になってるというふうに思います。そうした意味で、今回の新たな助成金のほうとか、あとは構想の策定とかが入ってるかと思いますので、特にこの生産性向上に資する設備導入助成金がどれぐらいの予算規模なのか、あとは想定している件数とかっていうのがもしあれば教えてください。 ◎産業振興課長   生産性向上に資する設備導入助成で検討している予算が5,500万円ぐらいになります。5,500万円で、大体の件数なんですけれども、10件程度を想定しております。 ◆寺田ひろし   これ、2分の1助成割合で上限5,000万円というふうにあったかと思うんですけれども、これは貸し付ける金額ではなくて、事務にかかる費用的なものの捉え方でいいんでしょうか、5,500万円というのは。 ◎産業振興課長   これは事業者さんが設備を購入する費用に対して補助をするもので、大体件数的には10件というふうにざっくりと言ってしまいましたけれども、ご指摘のとおり、2分の1の助成を受けられる事業者さんと3分の2の助成を受けられる事業者さんとございます。その3分の2の助成を受けられる事業者さんというのが、賃上げ方針を表明した事業者さんであったり、製品技術大賞を受賞した企業さんであったりっていうことになっています。 ◆寺田ひろし   分かりました。そうすると、一応確認ですけれども、5,500万円というのは今上限5,000万円のものと、製品大賞とか技術大賞とかになった3分の2の上限5,000万円じゃなくて500万円ですね。失礼しました、ちょっと桁を間違えてました。じゃ、それに関連して、もともとは中小企業庁の先端設備導入計画の制度が基になってるかと思いますので、ここでいろいろそのホームページを見てみると、市区町村も目標を設定するというようなものが書いてありまして、例えば労働生産性3%以上を目指すとか、この導入促進の基本計画というのが、市区町村もつくるというような記載があったんですけれども、これはもう既に板橋区もつくられているということでよろしいでしょうか。 ◎産業振興課長   市町村のセンター設備等導入計画を市町村が立ててるかということのご質問かと思いますけれども、その導入計画はうちでは立ててはいないです。 ◆寺田ひろし   分かりました。これは特に義務とかではないっていうことですかね。 ◎産業振興課長   計画を立てるのは、事業者さんがその計画を立てて、それで国とやり取りをして、助成が受けられるとなってから市区町村にその認定を受けるっていう流れになります。 ◆寺田ひろし   分かりました。一応、後でちょっとまた資料のほうを確認していこうと思います。あと、この条件として、税制支援が適用された企業が今回の助成金の対象になりますというふうにあると思うんですけれども、固定資産税の減免までいったところの企業さんですね。これ、中小企業庁のほうの先端設備導入計画の東京都の申請分が、令和5年だと9月までの半年間で東京全体で167件でして、大体月25件ぐらいだけなんですね。ほかの、静岡県とか愛知県は大体四、五百件って、結構3倍ぐらいありまして、板橋区のこれまでのをちょっと参考に伺いたい、もし分かればで結構なんですけども、この計画の採択率というのが何割ぐらいなのかとか、また全業種が対象らしいんですけれども、板橋区の事業者さんがこの令和5年度で認定を受けたとかっていうのは、何か数とかは分かるんでしょうか。 ◎産業振興課長   申し訳ございません、こちらのほうで採択率とかの認識は特にないです。 ◆寺田ひろし   分かりました。非常に魅力的な助成事業だと思いますし、また、これによって区内事業者さんの労働生産性が上がるというのであれば非常に重要かなと思いましたので、伺いました。あと、最後に確認で、区のホームページのほうには、これまで計画が認定されたら通常ですと利子補給が、設備導入で融資を受ける際に利子補給が1割加算というのがあったんですけれども、今回は、この500万円の助成金の返済のときには、プラス同じように1割加算っていう利子補給が併用できるということなんですかね。考え方だけ伺います。 ◎産業振興課長   申し訳ございません、まだちょっと新年度に向けて準備中で、確認をしてまた答弁させていただきたいと思います。 ◆寺田ひろし   またいろいろ勉強させていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。次の質問でございまして、予算の概要の46ページの、これも人材育成(リスキリング・リカレント)支援助成事業のほうですね。これで、補助率3分の2で上限10万円となりまして、一応念のため確認ですけれども、この10万円の上限っていうのは従業員1人当たりということでよろしいかどうかの確認です。 ◎産業振興課長   こちらは対象経費の3分の2ということです。 ◆寺田ひろし   分かりました。この対象経費というのは、例えば事業者さんが社員にこういったリスキリング・リカレントの研修を受けさせるとか身につけさせるといった、もろもろの経費がかかった中で、1社に対してということですかね。 ◎産業振興課長   委員のおっしゃるとおり、事業者さんが取り組んだこと、その対象経費に対する3分の2という考えです。 ◆寺田ひろし   分かりました。上限という形なので、例えばいろんな種類のリスキリング・リカレントの事業というか申し込めるものがあるかと思っているんですね。これは1つのものに対して上限10万円で、年度内で複数回できるのか、それとも本当にきっちり10万円までなのか、一応伺いたいと思います。 ◎産業振興課長   これは年度内、やはり1つの事業者さんには1回でお願いをしたいと思っております。あと、ごめんなさい、先ほどの設備助成に関してなんですが、採択率は以前の20件です。100%だったということです。 ◆寺田ひろし   100%はすごいなと思いますので、そういった意味でいうと、本当に申請したほうがいいかなと、そのための支援も多分あるかと思いますので、承知いたしました。私もいろいろ宣伝していきたいなと思います。  あと、予算の概要が46ページで、就職活動サポート事業で、⑤の若手人材確保支援事業を伺います。これまでも、合同説明会とかいろいろ行われてきたと思うんですが、今回は区内の中小企業に限定した点が特徴であるのかなと思うんですけども、それでよろしいかどうか伺います。 ◎産業振興課長 
     区内の企業さんに若手の人材を確保していただくための事業でございます。 ◆寺田ひろし   そうすると、今回新たに取り組む区内の事業者さん専用でということなので、例えば団体さん、商工会とかそういったところからのご要望があったのかどうか。また、いろんな雇用データとかを分析した上で、やはり必要だというふうに部内で、局内で判断されたのか。そのあたりの経緯を伺えればと思います。 ◎産業振興課長   いろいろな、各団体さんからももちろんですけれども、日頃区内の中小企業さんとやり取りする中でも、やはり人材確保、特にもう若手の人材というのは大変今確保が難しいというご相談、あちこちから声を頂いて、事業化したものでございます。 ◆寺田ひろし   分かりました。ぜひ大きな効果が、結果が出ればいいかなと思いました。あと、これに関して、会派説明資料には合同説明会とかの採用支援とありますけれども、採用人数とか、あと支援企業数とか、何か目標値とかが設定されているのであれば、ポイントだけ教えてもらえればと思います。 ◎産業振興課長   若手人材確保支援事業につきましては、何人雇用とか、そういう数字的なものはまだまだ正直難しいかなと捉えております。区内企業さんには、もう一つの人材確保支援事業のほうでも、区内企業さんの魅力であったり、人材確保をするためにはどういったアピールをしていく必要があるかという、企業さんにもそこの啓発をするのと同時に、今回の若手人材では、区内中小企業の魅力等を若手の方に伝えていって、それをお互い結びつけるみたいなイメージを持っておりますので、目先の何人とか何社ということ以上に、企業さんの意識変えであったり、若手の方に対する魅力を伝えるという、こういった作業を中心にやっていきたいなと考えています。 ◆寺田ひろし   続きまして、予算の概要の49ページの地球温暖化防止普及・啓発で、これもちょっとまず額のほうで、5,824万円とありまして、昨年度の当初予算が2,000万円ぐらいから2倍以上に増えたということで、特にここに書かれてあるいたばし環境アクションポイント事業で、ポイントの拡充と条件緩和というのが大半を占めるのかなと思うんですけれども、このポイントの拡充とか、内容を具体的に教えてもらえればと思います。 ◎環境政策課長   いたばし環境アクションポイント事業についてでございます。令和6年度については、ポイントの内容の拡充をしてございます。主立ったところでございますが、まず省エネの部分になりますが、電力・ガス等の削減については、これまで1,500ポイントであったのが5,000ポイントに拡充をさせていただいております。また、オプションといたしましては、例えば再生可能エネルギー100%電力導入につきましては、こちらは令和5年度が1,000ポイントでございましたが、これを1万ポイントに、10倍ですね、こちらのほうは拡充をいたしております。その上で、昨年度、こちらは電力・ガスの削減実績がある上でオプションの上乗せをするという形を取ってございましたが、今年度は電力・ガスの削減ということを前提とせずに、オプションについても均等に、そうしたオプションに書かれてある再生可能エネルギー100%導入でありますとか、例えばウォーターサーバーの導入など、そうした実績がおありの方につきましてもポイントを加算させていただいて、より多くの方にこの事業を使っていただけるように裾野を広げたというところとなってございます。 ◆寺田ひろし   分かりました。また多分、ホームページにも掲載されることになると思いますので、期待したいところではあると思います。次に質問でございますが、予算の概要の45ページの板橋ブランド戦略事業で、産業見本市の拡充がございます。これ3日目に子どもたちがものづくり体験をするとか、会派説明資料にもありましたが、おおよその規模、大体何人ぐらいの子どもたちの参加者、あと例えばどんな体験をされるのかとか、何か代表的な具体例があれば教えていただければと思います。 ◎産業振興課長   今回拡充ということで、3日目に子ども・若者を対象とした見本市を開始するんですけれども、いらっしゃるお客様の数というのは、まだまだちょっと算定はなかなか難しいところではありますけれども、もちろんなるべく多くの方に、若者に来ていただくように、いろいろな仕掛けをしていきたいなというふうに考えています。あと、具体的な体験というところも、これから区内企業さん等の協力も得ながら検討していくので、これというものははっきりと言えないんですけれども、ただ今回、組織もできた産業ミュージアムというか近代化遺産の取組のところで、以前は区内企業さんに協力をいただいて測量の体験をさせていただいたりとか、あと光学に関して双眼鏡、望遠鏡だったかな、そのような簡易なものを作ったりというようなこともしていますので、そういったものも参考にしながら検討していきたいと思います。 ◆岩永きりん   最初に、ちょっと午前に追加で、いたばし花火大会について1点お伺いをいたします。先ほどのおばた委員の質疑の中でも少し言及があったかと思うんですが、予算がこれだけ増額となる中で、有料席の価格等の見直しなども実施されるかと思います。令和6年度以降に関して、できれば安価な席は維持していただきつつ、付加価値の高い値段の高価な席を充実させることで全体のバランスを取っていただけたらなと思うんですけれども、そのあたり、現状のお考えはいかがでしょうか。 ◎くらしと観光課長   有料席の考え方について、ご意見ありがとうございます。今の段階では、ある程度一定の料金でという形で、皆さんにご負担という考え方で料金を設定させていただいております。また、花火の見える状況とかっていうのを含めてやらせていただいております。そういったご意見もあったということで、チケット事業者等とも今後打合せを通して、どういう方向性でいくのかというのは検討してまいりたいなと思います。 ◆岩永きりん   分かりました。全国的には、結構インバウンドの方向けの席を充実させている花火大会とかも見受けられますので、ぜひご検討いただければというふうに思います。続いて、資源環境部関連で何点かお伺いをさせていただきたいと思います。まず、予算の概要の50ページ、ごみ排出実態調査についてお伺いをさせていただきたいと思います。こちら、まず確認なんですけれども、これは何年に1回行うものなのでしょうか。 ◎資源循環推進課長   こちらは今、一般廃棄物の計画を作成するタイミングで実施することになっておりまして、すみません、ちょっと明確な日程はあれですが、10年に1回計画のほうをつくり変えておりますので、それに合わせて実施するものでございます。 ◆岩永きりん   10年に1回ということで、計画の策定に合わせてっていうことだと思うんですけれども、他自治体、例えば江戸川区では、毎年同じようなごみの実態調査というのを行っていたり、本区よりも頻繁にそういった調査を行っている自治体も多いと思います。板橋区は、回数は少ないけれども細やかな調査を行っているっていうことなのかもしれないんですけれども、計画策定の時期に行う、言い換えれば、この策定の時期にしか行わないというような運用になっている理由が何かあれば、お聞かせいただければと思います。 ◎資源循環推進課長   まず、先ほどの前回の調査ですけれども、前回、計画策定する平成27年に実施をしております。こちらはいわゆる組成調査、ごみがどのような状況かという調査ですけれども、区によって毎年のように実施しているところと、ある程度計画だとかっていうところで行っております。実際、これは経費見合いっていう部分はありますけれども、一回ごみの中の性状を調査するので、費用的にまず安くないっていう部分があります。なので、その辺の費用見合いというところで、今現在は計画に合わせた調査を行ってるところでございます。 ◆岩永きりん   理解をいたしました。ただちょっと思うのが、データがないとか、あるいは古いと、データを根拠とした政策ですとか施策の企画立案がなかなか難しいのかなというふうに思うところです。それから、これは個人的な意見ですが、ごみの排出に関するデータは、研究機関であったり、環境問題に対して何か意義のある事業を実施しようとしている民間企業さんとかにとっても価値のあるものではないかというふうに思います。調査やデータ収集にはもちろん税金がかかってくるので、費用対効果という部分はもちろんあるかと思うんですけれども、なかなか一研究室だったり企業では実施は難しいのではないかなと思うところで、行政だからこそできる部分だと思いますので、ぜひデータの持つ社会的意義ですとか価値についてもご考慮いただいて、充実した調査を実施していただけたらなというふうに思うんですが、そのあたり、回数を増やすということに関してお考えはいかがでしょうか。 ◎資源循環推進課長   回数は、どこまで調査するのかという部分もあります。区で収集している可燃・不燃・資源の大きな枠組みということであれば、毎年のように数値としては出てきます。性状調査になりますと、ごみのうち、それの中身に何が、紙がどのぐらいでとかっていうことになりますので、どの程度細かくするかっていうのは実際、現状におきましては何か施策で、例えば紙ごみを減らすから紙ごみを調べるですとか、今回は食品ロスの関係でありますので、今回の計画では食品も調べる予定でございますけれども、そういったある程度の意図を持って調査っていうのが必要かなというふうに思っておりまして、その辺の兼ね合いで調査の実施回数というのは考えていくものというふうに思っております。 ◆岩永きりん   よく分かりました。加えて、ごみ排出実態調査に関してなんですけれども、所管として異なるようであれば大丈夫なんですが、令和6年度に実態調査を行ったデータに関して、使いやすいオープンデータ化、例えばデータ形式をPDFだけではなく、人間にとってもAIにとっても使いやすいような形でぜひ公開をしていただけたらなと思います。また、集計データだけではなく、できれば個票のデータも細かく、公開いただける範囲で公開いただけるといいのかなと思うんですけれども、そういったことはご検討いただけないでしょうか。 ◎資源循環推進課長   調査につきましては、通常であればPDF等で公開しているというものがあります。全庁的にはオープンデータ化というところもありますので、その辺、所管課と調整をしながらということになりますし、それが集計表だけなのか、あるいは個票、いわゆるローデータと呼ばれるものなのかにつきましても、他の調査の公表状況を見ながら判断してまいりたいというふうに考えております。 ◆岩永きりん   分かりました。ぜひ前向きにご検討いただけたらなというふうに思っております。続きまして、予算の概要の51ページの廃棄物収集に関連して、高齢者などの戸別収集に関してお伺いをさせていただきたいと思います。この制度によって、ご本人はもちろんですけれども、そのご家族とか、場合によってはその方の近隣にお住まいの方々も大変助かっているというようなことをお聞きしています。こちら、令和5年までの件数の推移と、令和6年の見通しについてお伺いをさせていただきたいと思います。 ◎板橋東清掃事務所長   戸別収集でございますが、これは高齢者の方、それとあと障がいのある方、その方たちのところに私どものほうが行ってごみを収集する、週2回取ってくるものでございます、それは可燃。あと、不燃は1回というような形になっております。今まで、過去3年間で見ますと、951戸、916戸、916戸という形で推移してきております。今後もやはり同程度で推移するんではないかなというふうに思ってるところでございます。 ◆岩永きりん   分かりました。もし個別の数字があればなんですけれども、高齢者の方などの戸別収集に関して、費用としてはどれぐらいかかっているのか。全体でどれぐらいかかっているのかと1件当たりに関して、分かればお聞かせいただければと思います。 ◎板橋東清掃事務所長   個々の経費というのは、簡単にというか、すみません、出ません。全体的な収集の中で、戸別収集も当たっているというようなのが現状でございます。ただ、使っている車としましては、軽小ダと呼んでおります軽の小型ダンプ車、こちらのほうを東清掃事務所では3台、西清掃事務所では2台、計5台使っているようなところでございます。そのうち、東2台、西2台の軽の小型ダンプ車は雇上会社さんのほうの車を使っているということで、これ以外の部分も全部含まれているので、すみません、簡単には出ないというような状況でございます。 ◆岩永きりん   分かりました。丁寧にお答えいただきましてありがとうございます。収集件数に関しまして、直近の3年では951件、916件、916件ということで、増えているということではないとは思うのですが、これが今後例えば1,000件を超えて、1,200件、1,300件とかって増えていった場合に、利用者の方にご負担を少しお願いするというような可能性はあるのでしょうか。 ◎板橋東清掃事務所長   皆様方からのご負担というところでは、やはり高齢者の方が多くございます。お一人住まいであったり、お二人であってもお二人とも体調が優れない方が多いというところを考えていきますと、やはり有料ということは現状では考えられないかなというふうに思っております。 ◆岩永きりん   分かりました。先日、ケアマネジャーをされている方々からお伺いをしたんですけれども、戸別収集を申し込んでから、実際実施をいただく、来ていただけるようになるまでに三、四週間かかるというようなお話を伺いました。申し込んでから始まるまでの間のフォローが、件数も多い中でなかなか大変だというようにお聞きをしました。特に夏場は、ちょっともうごみが大変な状況になってしまう場合もあるということだったんですけれども、仕方ないとは思うんですけれども、そういった申込みから始まるまでに少しギャップがあるということについて、認識はいかがでしょうか。 ◎板橋東清掃事務所長   今のお話は十分承ります。ただ、やはり順番に行っているというところがございまして、やはり毎週、週のうちに何日も下見に伺うとか、そういうことは順番には行っているという状況でございます。ただ、できる限りなるべく早め早めには考えてまいりたいとは思います。 ◆岩永きりん   順番にということで、恐らく現場ではすごく努力をしていただいているんではないかなというふうに思うところなんですけれども、ぜひ夏場だけでも、少し申込みから開始までの時間の短縮を図っていただければいいのではないかなというふうに思います。続きまして、次に令和6年度板橋区予算、予算書の243ページ、一番下の食品廃棄物減量に関連してお伺いをさせていただきたいと思います。令和6年度の予算に計上されているわけではないのですが、家庭用生ごみ処理機・コンポスト容器の購入費用の助成についてお伺いをしたいと思います。本区では、平成3年から平成25年度までこの補助金の事業を行われていたものの、実績減によって廃止をされたというふうに思っております。一方で、令和5年度は、23区ではおよそ11区がこの助成を実施しているというふうに思います。ちょっとインターネットで確認したので、もしかしたらずれがあるかもしれませんが、この補助金について、現在区内に需要があるのかどうか、区としての考えをお聞きできればと思います。 ◎資源循環推進課長   こちらの需要を把握しているかという点につきましては、把握していないといいますか、補助を検討するに至る需要があるというふうな認識は持ってないところでございます。 ◆岩永きりん   様々な理由があって、助成の再開というのは至っていないと思うんですけれども、他自治体のホームページ等を拝見しますと、年度途中で予算上限に達して、助成の申込みを締め切りますというような場合も散見されて、そういった自治体では助成の実績があることが伺えるかと思います。コロナ禍で生活様式の見直しがあって、コンポストに新たに関心を持たれた方もいらっしゃると思います。特に、個人的には若い世代の中で生ごみを減らす、生ごみを循環させるというところに限らず、大量生産・消費型の経済システムに問題意識を持つ方が増えていると感じるんですけれども、一方で、エコとかエシカルなライフスタイルを送るには手間とお金がかかるというのがありまして、コンポストに関しても、やってみようかなと思っても、初期費用として5,000円前後はどうしてもかかるという現状があるかと思います。助成に関して、生ごみの処理機に関しては電気代がかかる、電気を使うというほかに、生ごみ処理機のライフサイクル全体で見ると、環境負荷の面で元が取れるのかどうか、ちょっとなかなかデータもなく、よく分からないという部分があるんですけれども、生ごみ処理機は除いて、コンポスト容器限定でも助成制度を復活させるっていうことはご検討いただけないでしょうか。 ◎資源循環推進課長   いわゆるライフスタイルの変化等におきまして、コンポスト、堆肥化を含めまして、いろんな関心があるというところは認識しております。現状、その中で、コンポストの容器ですとか一部について何か助成するというのは、現在のところでは考えてはいないところでございます。 ◆岩永きりん   分かりました。この項目の最後に、区のほうでも把握をされていると思いますが、台東区の事例に関してちょっとお伝えをさせていただければと思います。台東区のほうでは、生ごみ処理機・コンポストへの助成制度を廃止して、代わって民間の2社と連携協定を結ばれて、その協定の下、コンポスト容器の購入のあっせんと、講座の開催や堆肥の回収会などを行っているというふうにお聞きをしました。この台東区があっせんを行っているコンポスト容器が、最近SNSとかでよく見かける結構人気のあるコンポスト容器で、デザインとかがすごくすてきなんですけれども、それから、コンポストには堆肥ができてもやっぱり使い道がない、土が余るみたいな問題がありますが、それも民間の事業者さんが回収をしてくれるということで、すごくいいなと思いました。本区で同様の事業、同じ会社ではないにせよ、民間会社と協定を結んで生ごみの資源化を進めていくというようなことはお考えじゃないでしょうか。 ◎資源循環推進課長   委員のおっしゃるとおり、コンポストを実施するに当たっては、出口戦略じゃないですけれども、作るところから、あとはそれをどうするのかっていうところまでの全てを考える必要があると思っております。そのためには、どのように区民の方に周知をするのか、あるいは事業者をどう見つけるのか、そのあたり、様々なクリアすべき課題があるというふうに思っておりまして、現状、他区の状況等は情報収集に当たりますけれども、そういった上で、現在のところは予定がないというような状況でございます。 ◆岩永きりん   分かりました。要望になりますが、生活の中で少しでも環境負荷を減らしたいなという意欲のある方をぜひサポートする方向で、ご検討いただければなと思っているところです。それから、先ほど言及しましたごみ排出の実態調査で、過去の調査にも少し項目があったとは思いますが、コンポスト等についての項目もぜひ入れていただけないかなというふうに思います。答弁は大丈夫です。  次に、予算の概要の43ページ、スポーツプロモーションの東京2020大会レガシー事業に関連してお伺いをさせていただきます。今年はパリオリンピックがありますが、パリ五輪に関しての事業は何かあるのでしょうか。 ◎スポーツ振興課長   今年の7月下旬から8月中旬にかけてパリオリンピックが開催されて、8月下旬からパリパラリンピックが開催される予定になっております。スポーツへの関心が高まることが予想されますので、新規事業ではありますが、10月にユニバーサルスポーツ体験会を予定しています。こちらのほうは、特色として、オリンピック競技というよりかはパラリンピック競技、あとは、来年東京でデフリンピックが開催される予定ですので、デフリンピック競技などに焦点を当てまして、そういうスポーツに触れてもらう、あとは障がいがあるなしにかかわらず運動への意欲を高めてもらう、そんなことを計画しているところです。 ◆岩永きりん   パリオリンピック・パラリンピックを迎えるに当たって、板橋区と交流のある外国都市の選手を応援しようというようなプロモーションですとか機運醸成も図っていただけないかなと思うんですけれども、そのあたりはいかがでしょうか。 ◎スポーツ振興課長   現状、友好都市と何かというところはないんですけども、今ご意見を承りましたので、考えてみたいとは思います。 ○主査   坂田委員の質疑を始める前に、先ほどの坂田委員のいたばし花火大会のフードトラックの出店料及び太陽光パネルの耐用年数等に関する質疑の答弁を理事者よりお願いいたします。 ◎くらしと観光課長   先ほどのフードトラックの件でございますが、すみません、1点ちょっと訂正させていただきたい部分がございまして、フードトラックの事業なんですけれども、チケット事業者が呼んでくるところもあるんですが、今回初めての試みで、区内枠ということで3店舗用意いたしました。それは、抽せんを行いまして出ていただいたという形になります。全部合わせて、フードトラックについては15店ございまして、出店料については3万円頂いておりますというところでございます。 ◎環境政策課長   先ほどの太陽光パネルの耐用年数でございます。令和5年12月1日現在、取りまとめをしておりまして、区で設置の52施設につきましては、まず全体で太陽光パネルの耐用年数は30年という設定で進めているところでございます。一番初めに導入した施設は2000年に導入をしてございますので、2030年に廃棄年度を迎えるということでございます。また、1施設については、2022年に故障により廃棄をしてございます。所管の予算にて、産業廃棄物として処理をしてございます。メーカーについては、取りまとめをしてございません。申し訳ございませんでした。また、リサイクルについては、国・都のほうでリサイクルルートの確立をはじめ、リサイクルの在り方については引き続き検討等を進めておりますので、今後そうしたところも含めまして、区の施設の廃棄についても十分そうしたところを踏まえ、対応してまいりたいと考えてございます。 ◆坂田れい子   フードトラックは区内事業者もあるということで、安心しました。ぜひこれは拡充をしていただいて、もっと区内で盛り上げられるような施策になるといいなと思っております。出店料が3万円ということだったんですが、少し高いなっていう感じがするんですけれども、この基準はチケットぴあさんとか委託業者さんとかで話し合ったりしているんでしょうか。 ◎くらしと観光課長   これについては、チケット事業者と話合いを行いまして、この金額という形で設定させていただいたところでございます。 ◆坂田れい子   この出店料に対して、何かご意見などはあったかどうか伺いたいです。 ◎くらしと観光課長   出店料については、特にご意見のほうは頂いてないというところでございます。 ◆坂田れい子   引き続き連携をしながら、ぜひ拡充をお願いいたします。次に、先ほど太陽光パネルのご答弁、ありがとうございました。産業廃棄物として扱っていくということで、処理費用とかそういった面も今後考慮しながらやっていっていただきたいなと思います。どんどん、パネルを設置すればするほど、それがその後どうなっていくのかっていうことがすごく大事なんじゃないかなって思っていて、有毒物質の懸念もあるので、きちんとそういった視点も持っていただけたらいいなと思います。関連して、EVなんですけれども、電気自動車、このEVは庁舎用の自動車としてと理解しているんですけれども、これはその認識でよろしかったでしょうか。 ◎環境政策課長   電気自動車の導入については、普及を進めておりますけれども、区が率先して取り組むということで、区で使用している自動車の電気自動車への転換ということで進めているところでございます。 ◆坂田れい子   こちらはリースのものですか、それとも購入しているということでしょうか。 ◎環境政策課長   区で使用している自動車については、現在全てリースでお願いをしてございますので、保有している車はございません。リースとなってございます。 ◆坂田れい子   事務事業を見ていたら、すみません、要求した資料ですね。失礼いたしました。事故内容で、毎年五、六件以上事故があるんですけれども、この内容はどういった内容か。EVによる事故なのかっていうのをちょっと知りたくて、すみません、お願いします。 ○主査   答えられればで結構です。
    環境政策課長   いわゆる庁舎管理の一環として対応しているところとは存じますが、EVの事故といいますと、バッテリーに起因する火災などが一般的に言われているところでございますが、こちらでは、そうした事故というところではないようには把握をしておりますが、詳細についてはちょっと庁舎管理部門ということになりますので、申し訳ございません。 ◆坂田れい子   これもそうなんですけれども、バッテリーも発展途上国からの輸入がないと成り立たないもので、紛争鉱物とかいろいろ言われているので、そういったトレーサビリティ、パネルもそうなんですけれども、デューデリジェンスというか、どこからもらってきて作られているのかっていうのを総体的に見ないと、これはゼロカーボンとかSDGsという前にどうなんだろうなって思うので、そういった面も調査しながらやっていっていただきたいなという、これは意見です。次に、予算編成過程公表の資料の16ページ、予算の概要の12ページの環境アクションポイントなんですけれども、これの編成過程を見ると、予算要求が1,500万円だったんですけども、これに対して、拡充と条件緩和ということで3,000万円が増額されたということなんですけれども、もともと1,500万円に設定していた理由っていうのをお聞かせいただければと思います。 ◎環境政策課長   今ご指摘のように、予算編成過程、当初要求額は1億5,000万円余ということでございますが、査定の中で4億5,000万円余というような流れとなったところでございます。こちらにつきましては、予算の編成過程と、私どもは現在、次期の環境基本計画の策定を捉えながら、事業の充実を目指して進めているというところでございます。この点、ちょっと当初予算の要求のときの取りまとめといいますか、そうしたところのちょっとタイミングも含めて、要は査定と同時並行で、その辺の充実を財政当局とご相談させていただきながら進めてきたという中で、失礼いたしました、4,500万円余でございました。1,500万円余から4,500万円余ということで、増額となったという経緯の中で、最終的な予算計上に相成ったというところの経緯でございます。 ◆坂田れい子   参加者の目標値なんですけれども、令和5年度の目標値が家庭で1,000者、事業者で40者だったかと思います。令和6年度は、家庭が1,200者で事業者が40者で、家庭部門が200者アップということなんですけれども、1,200者という決め手の根拠というか、その基準っていうのはどういったものなんでしょうか。 ◎環境政策課長   対象者のほうを、1,000者から1,200者ということで増やさせていただきました。こちらのほうについては、全体の事業の見直し、いわゆる内容充実ということも含めまして、また、今年度取り組んでいただいて電力・ガスを削減していただいた方については、ある程度そうした使用の状況が下がっているということで、来年度については一定の削減の難しさがあるということで、そうしたところも踏まえながら新たな参入をいただく方々の想定というものもさせていただいて、1,200者というような一定の増加という設定をさせていただいたというのが、その経緯となっているところでございます。 ◆坂田れい子   そうすると、この増額された分が、家庭部門を200者アップした分プラスアルファで、事業の拡大という理解でよろしかったでしょうか。 ◎環境政策課長   まず、対象者は今ご指摘のように200名増加をさせていただきまして、そのほか、先ほどの寺田委員のご質問とも共通しますが、例えば省エネの効果を上げられた方については1,500ポイントから5,000ポイントに増加をさせていただきましたり、また家庭部門で再生可能エネルギー100%導入をしていただいた方は1,000ポイントから1万ポイントの増加、また省エネ家電を設置していただいた方のオプションのポイント、こちらは令和5年度、エアコン2,000ポイント、給湯器2,000ポイント、冷蔵庫1,000ポイントというようなところでございましたが、こちらについてはそれぞれ5,000ポイントにポイントをアップしたということで、これを全体的に積み重ねまして、今回の大幅な予算額増加というところとなっているところでございます。 ◆坂田れい子   こちらも要求した資料からなんですけれども、経緯として、令和3年度の当初予算額が324万円に対してポイント付与額が96万5,000円、令和4年度は当初予算額が482万円に対してポイント付与額が144万円で、大体予算とポイントの不用額の差が200万円から300万円くらいなんですけれども、令和5年度は1,433万円の当初予算額に対してポイント付与額は248万円の結果で、差引きが1,184万円と、ポイント付与額の割合がちょっとまだそんなに上がってないのかなっていう感じを受けるんですけれども、本年度のポイント付与額の目標というのは何か定めていますでしょうか。 ◎環境政策課長   特段のポイントの目標値ということは定めておらないんですけれども、やはり多くの方々にまずはご参加いただきたいということで、参加者数の増加ということを一つの目標にして取り組んできたところでございます。 ◆坂田れい子   これのオプションポイントの獲得に、先ほどもお話があったと思うんですけれども、電気とガスの使用量削減の達成を条件としないことにしたということで、参加者の障壁を下げたと理解しているんですけれども、このオプションポイントが付与できた実績っていうのを伺いたいです。 ◎環境政策課長   現在、ちょっと細かな実績の数値については、かなりオプションのほうが幅広いメニューになってございますので、実績を取りまとめた上で、資料でご提供させていただければと思っております。 ◆坂田れい子   私も申し込んで資料を取り寄せてみたりしたんですけれども、結構説明が複雑だったりとかして、ハードルが少し高いのかなっていうふうに感じました。そういった面で、区民の皆様から何かご意見とか参加に対する反響というのは、何かあったら教えてください。 ◎環境政策課長   非常に幅広いメニューでございますので、そうした点については区民の皆様に丁寧に、こうした幅広いメニューというものがあるということを引き続き周知をしていきたいと思います。また、これまで本年度の実績のご報告のやり取りをさせていただく中では、メニューというよりも手続ですね、やはりより円滑に皆様方が手続いただけるように、いろいろと頂いたご意見も踏まえながら、申請書の書類の部分でありましたり、そうしたところも踏まえながら、来年度のこの制度の運用についても、より区民の皆様にご利用していただきやすい制度として、特に手続面などについては丁寧に精査を行っていきたいと考えております。 ◆坂田れい子   この中に、食による地産地消でゼロカーボンいたばしがあったと思うんですけれども、これのレポートを書くっていう欄がオプションにあったと思うんですけども、細かくてすみません、このレポートに対して500ポイントってあったと思うんですけども、これはどのように評価しているのかなって思うんですが、そのあたりを教えてください。 ◎環境政策課長   ベースは私どもが実施している地産地消事業ということでございますが、区のほうで、プランターで育てていただける材料ですね、セットをご提供しまして、実際に野菜等を育てていただいて、それを消費していただくライフスタイルを実践していただくということで、ここの対象については、その事業をご利用いただいた方ということもそうですけれども、要はその事業を利用しておられない方も、同様の取組をされていらっしゃれば、そうしたレポートを頂ければこのポイントの対象として認定をして進めていくというような仕組みにしておりますので、その点についてはより裾野を広げたしつらえとしているところでございます。 ◆坂田れい子   提出すれば何らかの評価でポイントが返ってくるっていう感じなんでしょうか。 ◎環境政策課長   基本的には、レポートを頂いて、個々のレポートでそういうところができていらっしゃるかどうかということを見させていただいた上で付与をさせていただくということになりますので、基本的には各ご家庭で地産地消をしていただいたという、そういうレポートを頂いて、内容をチェックさせていただいて付与をさせていただくというような運びとして進めさせていただいたところでございます。 ◆坂田れい子   参加者数の定数が100名、間口が2つあったかと思うんですけれども、環境アクションポイントから入ってくる人で、その人がオプションとしてこの地産地消を選ぶ方もいれば、また別の間口からも食のレポートだけの単体の事業があったかと思うんですけれども、その単体の事業の方からアクションポイントに流れていくっていう方はいらっしゃるんでしょうか。 ◎環境政策課長   ちょっとそこの数字も、申し訳ございません、どれぐらい流れているかということについては確認をさせていただければと思っております。申し訳ございません。 ◆坂田れい子   この地産地消っていうのはすごくいいんですけれども、魚の釣り方を教えなければやっぱりあれなので、もう少し工夫があったらもっともっといいなって思いました。 ◆おばた健太郎   先ほどの質疑の中でちょっと途中だったんで、1点だけなんですが、キャッシュレス決済の部分で、先ほど来から商店街振興組合も非常に評価が高いということで、頑張っていただきたいなと思ってるところなんですが、運営会社というか、このもともとのシステムを提供しているのが株式会社フィノバレーっていうところで、もともとさるぼぼコインですとか世田谷Payですとか、あと何か東村山市でも今度始まるというようなことで、結構利用というか普及が進んでるんですが、やはり使っていらっしゃる方の声として、入金の部分の課題といいますか、面倒くさいよねと。簡単にいうと、セブンイレブンですとか、そういったところでチャージをしなければならないと。一方で、PayPayですとかほかの様々な事業者とか交通系ICカードなどは、今クレジットカードを経由してのリアルタイムでの入金が可能となっているということで、フィノバレーさんのシステムは、ほかのところを見てもリアルタイムにオンラインでのクレジットカード入金っていうシステムがないのかなっていうふうな感じがするんですけれども、ちょっとそういった部分での今後の見通しですとか、あとは運営会社に対して要望を伝えているのかどうなのか。現状ですとか、もしくは行く行くは、ちょっとアプリを変えるってのはなかなか難しいかもしれないですけれども、将来的にはそういう方向に持っていきたいねというふうに思っていらっしゃるのかとか、展望についてお聞かせいただければと思うんですが。 ◎産業振興課長   以前にもそういったご質問は頂いたかと思うんですが、実際に区民の方からも、クレジットカードが使えたりとかっていうことで、利便性向上のご意見は頂いています。それについても、事業者さんにも伝えることもしておりますが、それを実現することになると当然費用もかさむところでございますので、あとセキュリティ面のことですとか、いろいろなことを検討しながら、どちらの声をどう生かしていくかっていうところは今後また検討を重ねていくことになるかと思います。 ◆おばた健太郎   先ほども申し上げた出口戦略じゃないですけれども、いかに自走できるかというところを考えたときにはそういった部分も必要じゃないかなと思いますので、引き続きお願いをいたします。それから、先ほどCityマラソンで出店料3万円っていう話があったんですけれども、ちょっと区民まつりのほうとも重なってしまうんですが、区民まつりの出店料もたしか3万円だったかなということと、あと、ふるさとひろばはもうちょっと高かったかなって思うんですけども、ちょっと確認をさせてください。 ◎くらしと観光課長   区民まつりの出店料なんですが、一般のテントについては3万円という形で、ふるさとひろばは倍の大きさになっておりますので、6万円という形で頂戴しております。 ◆おばた健太郎   私の頭の中では6万円っていう認識だったので、いつも高いなと思って。なかなかあれは、損益分岐点に行かないんですよ。なので、ぜひ値下げをしてもらいたいなと常々思っておりますので、重ねてお願いを申し上げたいと思います。あと、区民まつりについてもう1点だけなんですが、ごみ問題で、やはり出店者の側からすると、ごみはルールとしては全部持ち帰ってくださいっていうところで理解はしているんですけれども、結局区民がやってるわけでして、区民がやって、区民がごみを持ち帰って、結局ごみとして出すわけですから、だったら区民まつりで回収してくれてもいいんじゃないかなって思うんですよ。結局、ごみを持ち帰る区民が大変っていう状況に今なっていますので、もちろん事業者としてのごみなので、有料になるっていうところがあるのは理解はできるところなんですけれども、非常にそこは負担があるぞというのは私の知り合いの出店の方々がみんな言っているっていうところはありますので、いかがでしょうか。 ◎くらしと観光課長   ごみについては、いろんなご意見を頂いているところは承知しているところでございます。委員のおっしゃったとおり、ご家庭に持ち帰っていただいて、ご家庭のごみとしてきちんと処分していただけると、そこは難しいところではあると思うんですが、きちんとご家庭のごみでしていただけると回収費用がかからない。ただ、事業系のごみを家庭に持ち帰って処分するのはどうなのかっていうところはあると思うんですが、いずれにしても、うちの区民まつりの経費の中で出店者の方であるとか区民の方であるとかっていうところのごみを全て処分すると、ごみの処分費というところも大分増えてるという状況もございますので、いずれにしても、その辺も含めていろいろとちょっと検証を進めてまいりたいというふうに思います。 ◆おばた健太郎   区民の意見としては非常に要望があるというところで、またご検討いただければと思います。今ほどちょっと個人のごみなのか事業ごみなのかっていうところが若干ございましたけれども、そういう状況ですということはご承知おきいただけるかなというふうに思っております。産業融資利子補給とか信用保証料補助のところをちょっとお伺いできればと思います。予算書のページでいうと、253ページぐらいになろうかと思います。信用保証料補助、来年度は1,750件というような数値が出ていますけれども、これまで令和3、4年、5年と経営安定化特別融資ということで実施をして、多くの方に利用していただいてると思うんですけれども、来年度の信用保証料補助というところについて、継続するかどうかということと、あと予算の規模として、前年度と比してどういうふうになっていくのかという概況をまずお願いいたします。 ◎産業振興課長   令和5年度に続けて、令和6年度も経営安定化特別融資は実施いたします。予算規模につきましては、信用保証料でいえばほぼ変わらずというところでございます。 ◆おばた健太郎   それで、会派の資料要求の140番になるんですが、信用保証料の補助ということで、過去3年間の実行金額を100万円単位で区切って、どの程度の実行が行われているのかなっていう割合を頂いたんですけれども、これを見ると、マックスが1,000万円なので、100万円未満、100万円から200万円っていうような形で割られてるんですが、1,000万円というこのマックスの数値が令和3年度だと1,034件で49.2%、令和4年度で951件で49.7%、令和5年が837件で52.7%と。要するに、ほぼ申請された方の半分がマックスというか、1,000万円のマックスの数字を申請されて、実際に実行されているというようなことで、非常にニーズが高いのかなと。ニーズというか、限度額まで借りたいということなのかなというふうに値として認識できるんですけれども、この1,000万円という数値について、その根拠といいますか、決まった部分とかがありましたら教えてください。 ◎産業振興課長   この融資につきましては、あくまでも事業者さんが事業を継続したり、事業の好調不調、そういった状態によって融資を申し込むものですので、我々のほうでその理由というのを詳細に把握しているものではございません。 ◆おばた健太郎   例えばこれで、ニーズとしては、1,000万円だから1,000万円なんだけれども、1,500万円だったら1,500万円でいきたいというようなニーズがあるのかなというふうに思うんですけれども、限度額についてご検討というのはいかがでしょうか。 ◎産業振興課長   これをもっと区として枠を大きくしたほうがいいのか、小さくしたほうがいいのかということだとは思いますけれども、令和3年度、この制度を開始する際に、世の流れであったり区の企業さんの状況、数であったりっていうことを検討して、1,000万円に設定したものと思われますので、今後、令和6年度ではなくてその次ですね、それ以降等で何をどう考えるかって、それは今後の検討でございますので、特にこの金額について今回変えるというところは検討はしていないです。 ◆おばた健太郎   そういった企業の方から伺っても、非常に様々な要望というか、非常に使い勝手がいいというようなことは伺いますので、ぜひ継続はしていただきたいなと思うんですが、また一方で、ぜひヒアリングを行っていただいて、そういったニーズがあるのかどうなのか、今ほどニーズ調査がということをおっしゃって、見ていらっしゃらないというようなこともありましたので、ヒアリングをしていただければなというふうに、産業連合会さんですとか、また法人会とか間税会とか、いろんな団体がありますので、そういったところでヒアリングなさって、ぜひニーズ調査をしていただければと思うんですが、いかがでしょうか。 ◎産業振興課長   もちろん、融資の有効性であったりとか皆さんのご要望はこの融資に関しても伺っていく予定ですけれども、それ以外、産業振興全般の事業につきまして、企業さんの意見っていうのはいろいろな機会を捉えて聞いていくという考えでございます。 ◆おばた健太郎   ぜひよろしくお願いをいたします。私、本当に今回、信用保証料補助の資料を頂いて驚いたんですけれども、50%の方が1,000万円の数字っていうのは、やはりそういった資金ニーズが非常に高いんだなということを改めて思わせていただきました。ぜひ区としてっていうか産業振興として、積極的にやっていただければなというふうにお願いをいたします。続いて、次に成増の農業体験のところ、農業振興の部分について若干お尋ねをしたいと思います。成増農業体験学校ということで、予算の概要の48ページですけれども、資料で開校以来の実績ということで、平成30年から講座参加者が例年20名程度の募集でというところなんですけども、まずは一旦この事業の評価についてお尋ねをさせていただきたいと思います。 ◎赤塚支所長   こちらの資料のほうにも書いてございますけれども、農業の担い手をというところもあるんですが、まずは農業に触れるきっかけをというようなところもありますので、このように一定程度、定員20名で募集しまして、なかなか定員に満たない年もあったりとか、修了というのが年間の日程の8割ですので、それに満たない方も結構いらっしゃるはいらっしゃるんですけれども、その後、区民農園を継続していただいたりとか、比較的皆さん、これをきっかけに農業に関わるっていうか農に触れるっていう機会を持っていただいてるので、一定成果は上がってるのかなっていうふうに思っております。 ◆おばた健太郎   頂いた資料の民主クラブ119番なんですが、この中で、ちょっと残念とまでは言えないかもしれないんですけれども、うち農業就労数っていうところが残念ながらまだゼロだというようなところなので、せっかくやっていただいてる中で、なかなかこの農業体験をしていただいた中から就労というところまでいくと非常にハードルが高いのかなと思うんですけれども、その課題といいますか、その階段のステップを小さくする手法として何か今お考えがあれば、お聞かせください。 ◎赤塚支所長   今ご指摘のとおり、非常に就労までのハードルが高いところはございます。実際に、この卒業生の中で、最終的に今どうなってるかを正確に最新の状況で把握しているってことではないものですから、何らかどこかでそれに近いことをやってる方がいるのかもしれないですけれども、そういう意味では、一つは、今ですとある程度区内でというのを前提に考えていますし、そういうところはあるんですけれども、あとは少し範囲を広げて、板橋区で学んだ人が何らかどこかで農業をやっていただくとかっていうような、そういう考え方っていうのもあってもいいのかなというふうに思いますし、あとは、今既にやってる取組としては段階的にという部分がありますので、まだ本当に昨年度にようやく立ち上げて、今年度は4名の方になっていただきましたけれども、サポーターという形でやっていただいてますので、この方たちは結構、そういう意味では農業者に近づくためのステップとしては一つ踏めてるのかなというふうには思いますので、ちょっとこの辺を少し拡大していくのがまずは必要かなと思っております。 ◆おばた健太郎   三里四方の食によれば病知らずっていう言葉もありまして、要するに自分の住んでいる近くのものを食べると病気にならないよっていうことなんですけれども、やはり近郊農業といいますか、地産地消というのをもっと進めていかないといけないなという思いは私もありまして、ぜひ進めていただきたいなと思っております。ちなみになんですけども、私も実はこれ、来年度に申し込みまして、募集に外れるかもしれないし、ちょっと8割行けるか分からないので、修了者数になるか分からないんですけれども、ぜひその実態を見ていきたいなというふうに思っておりますので、またよろしくお願いしたいと思います。それと、また同じ農業の話でして、やはり区民農園の部分なんですけれども、ちょっとデータが最新かどうか分からないんですが、来年度が1.4倍ですか、募集に対して倍率が1.4倍だったかなというような数字を拝見したんですけれども、そちらの現状について教えてください。 ◎赤塚支所長   今お話しのとおり、1,674区画を募集したところ2,460世帯の申込みがありまして、倍率1.47倍ということになりました。 ◆おばた健太郎   こうやって農園をやりたいという方が結構いらっしゃる中で、資料をいろいろ拝見していますと、やっぱり販売農家数ですとかそういったものが、農地がどんどん減っているという状況が見て取れまして、その中で、生産緑地における区民農園用地貸借事業、これを年度計画で、生産緑地の借受けを1件ずつ、これは1件ずつ増えてくっていうようなイメージなんでしょうか、1件を継続するっていうことなんでしょうか。 ◎赤塚支所長   これはあくまで目標ということにはなるんですが、増やしていければというか、そういう意図でやっております。 ◆おばた健太郎   これ、目標というか、種地といいますか、ここがいけるかなとか、そういうものがあるというわけではないという、そういうことでしょうか。 ◎赤塚支所長   あくまでも前提は、農業者さんが耕作ができてるうちはそれをメインでやっていただくっていうところなんですけれども、なかなか規模的に厳しくなってきたとかっていうようなところがあれば、やめてしまう前に、畑を宅地にする前に貸してくださいっていうことで、そこは必ずその情報をキャッチして、それを逃すことなく畑として続けて、農地として守っていこうっていうようなところでやっていければというふうに考えてます。 ◆おばた健太郎   ぜひよろしくお願いします。あと最後なんですけれども、ホームページを見てたら、板橋ブランド野菜、志村みの早生大根復活への取組って書いてあって、ホームページの更新が2020年1月で止まってるんですけれども、これは今どうなってるんでしょうか。 ◎赤塚支所長   今現状としましては、10件程度の農家さんに毎年やっていただいてまして、本当に農業まつりとか限られた直売でやってるところです。非常に栽培が難しくて、なかなか大量生産に結びつかないのが課題です。 ◆荒川なお   予算の概要の49ページのところで、環境基本計画推進というところ、これは以前もちょっと報告があったかと思うんですけれども、この中でたしか、この下のほうにも書いてありますけれども、河川の生物調査、生物の実態調査みたいなものに触れられていたかと思うんですけれども、実際どういうふうな形でまずやるのか、根本的なところなんですけれども、お示しください。 ◎環境政策課長   こちらは、環境基本計画の策定の中で、生物多様性の保全などの計画を含めていくという中で、生物多様性に関する基礎調査を令和6年度に1年間かけて行うということでございます。基本的には、区内全域を前提にしまして、まず生物多様性ということでございますので、動物や植物、魚など、そうした生物、またこれを支える緑や水を保全推進していくということで、まず実態を把握するということで、区内の基礎調査を行うものでございます。対象は、植物や鳥、昆虫、魚などということで、またそれぞれ季節ごとの状況もございますので、春や夏、秋などの調査時期も設定しながら、その上でピンポイントな調査地点というものも抽出をして、今お話し申し上げましたそれぞれの区分ごとに実態を調査して取りまとめるということで、こちらについてはこうした調査の知見がある事業者に委託をして、お願いをして、生物多様性の計画に反映していきたいと考えてるところでございます。 ◆荒川なお   これまでっていうのは、そういう調査っていうのはやっていたかとは思うんですけれども、そこについてもお願いします。 ◎環境政策課長   今、ご承知のように、板橋区に生息する生物などの調査ということについては行ってまいりまして、ホームページなどでも皆様方にご案内をしているところでございますが、今回は本当に区内全域を捉えながら、よりその辺の制度を深めての計画となっておりますが、今お話のあったこの基礎調査の中では、過去に調査をした調査結果も取り入れながら進めていきたいと思っておりますので、そうした既存の調査結果も活用して、全体の取りまとめに当たっていきたいと考えております。
    ◆荒川なお   調査結果っていうのはすごく重要になると思うんですけれども、それをどういうふうに、来年度1年間やっていくっていうことだと思うんですけれども、それをどういう段階で、例えば区民に公表するであるとか環境団体であるとか、どこまでになるのか分からないですけれども、何らかの形で示していく必要があると思うんですけれども、それはどういうふうにやるんですか。 ◎環境政策課長   まず、成果物といたしましては、報告書を作成させていただいたり、また地域の状況をマップにしたような形で作成をいたしまして、そうした成果物の周知についても工夫をしながらというところで考えているところでございます。また、この調査の過程では、自然観察会、人数は限られてございますけれども、区民の方にそういう観察会にご参加いただいて、実際に区内の自然に触れ合っていただいて、その中で体験もしていただいたり、また区民の皆さんのニーズなども拾いながらということではございますが、ご指摘のありましたように、成果の周知については、その他いろいろなチャンネルを使って区民の皆様にお知らせをしていきたいと考えております。 ◆荒川なお   一番最初に言われたような、そこにいろいろな生物が、調査の対象になっているものもいると思うんですけれども、例えばこの1年間とかその前から、ここに今までいたけどもちょっと少なくなってしまっているとか、逆に多くなっているとかいうこともあると思うんですけれども、その原因とかも、これも1年でできるのかというのもありますけれども、例えばそういうことが出てくれば、追及というか、そういうことも必要になってくると思うんですけれども、そういうところまでもしっかりと視野に入れているということでいいんですか。 ◎環境政策課長   その点、確かに非常に裾野が広い調査というかテーマになっておりますので、そういった意味では現在の生息状況、またそうした生物を保全していって、要は生息・生育をつないでいくということの中では、生息環境というんですかね、緑や水の状況というのも非常に影響するところでございますので、そうしたところの保全というものも含めながら、どういう全体の仕切りとして捉えていくかということについては、ご指摘のあるように非常に幅のあるところでございますので、この点は基礎調査を踏まえた計画策定の一つの大きなテーマとなっていると思いますので、そうしたところについてはこの調査の中で事業者とも連携しながら、また、計画の策定の中でも十分そのあたりの方向性もまとめながら進めていきたいと考えているところでございます。 ◆荒川なお   先ほど言われた生物の場合には、移動とかも、自治体なんかは全然またいでいきますから、そうすると、例えば板橋区だけで何かやっていても、ほかの自治体でそうじゃなかったりしたとしたら、ちょっと動きがつかめないっていうことも出てきてしまう。これは東京都とか近隣自治体は特に関係があるのかなというふうには思うんですけれども、そういうところともちゃんともう体制は取れているという認識でいいんですか。 ◎環境政策課長   まず、東京都も都道府県レベルで生物多様性の地域戦略計画というものを策定するということになってますので、東京都は都内全域を踏まえながら捉えていくということとの、連携というのはおっしゃるとおり必要だと思っておりますので、そうしたところは東京都との連携、あとご指摘のように非常にそういう自然的な部分というのは区の地理的状況だけで収まるというところでもございませんので、近隣自治体との関係ということについては、ちょっと今後この基礎調査の中で、どのような関わりが適切なのかというところを十分見極めていきたいと考えております。 ◆荒川なお   この間、自然環境問題であるとかいろいろ、環境についてはもっと関心を持っていかなければならないっていうところ、区民の皆さんもそうなんですけれども、なかなかやっぱりちょっとまだそこに追いついていないのかなっていうのはお話を聞いてても思うんですけれども、こういうことをやっているのは、例えば板橋区内にも、以前にも言ったリサイクルプラザであるとか前野町のエコポリスセンターとか、ほかのイベントとかの機会でも、こういうことをやってて今調査をやってますよっていうところで、もっと区民の皆さんに関心を持ってもらえるような、そういうことも必要になってくるんじゃないかと思うんですけれども、そこについてもお願いします。 ◎環境政策課長   この生物多様性というものの普及については、生物多様性の基本法というものができて、これは全自治体的に取り組んでいくということで、比較的新しい活動というか行動になりますので、今お話のあったそうした区民や国民の皆さんの理解を深めていく中で生物多様性を保全して、持続可能な社会をつくっていきましょうということの新しい一つのテーマということでございますので、区民の皆さんにそうしたところを、新たな視点も含めて理解を深めていただけるように、周知、パブリシティについてはいろいろ工夫を凝らしながら進めていきたいと考えております。 ◆荒川なお   生物多様性っていうところであれば、やっぱり次世代の子どもとかにも、すごく関心がありますし、そこからそういう環境のところにもつながってくるとは思うので、そこをしっかりとやっていくことが今後につながってくるんじゃないかなとかなり思うので、そこはしっかりと対策は取っていただきたいと思います。あと、次なんですけれども、ちょっとフードドライブの推進、50ページの真ん中のところにありますけれども、この間も何度か質疑はさせていただいてますけれども、板橋区として、例えばフードドライブが、1年半ぐらい前のデータでしたかね、過去はどんどん協力する人が増えてくるっていう傾向であったかと思うんですけれども、現在どういうふうになっているのか、ちょっとまずお聞きします。 ◎資源循環推進課長   フードドライブにつきましては、実際利用者といいますか、協力者の方については増えているというふうな認識は持っております。 ◆荒川なお   以前も増えてて、さらに増え続けているっていうことだと思うんですけれども。それで、たしかこの場でも言いましたし、うちの会派のほかの委員がいつだったか忘れましたけれども、例えば今、地域センターに18か所と、あと民間も入っていたかというふうに記憶していますけれども、さらに広げてほしいということを要望したかと思うんですけれども、その後そういうことが検討されたのか、変化があればお聞きしたいんですが、お願いします。 ◎資源循環推進課長   現在、地域センターですとか子ども家庭総合支援センターですとか、あとは民間のファミリーマートさんですとか無印さんですとかマルエツさん、そういったところにお願いをしていて、これを拡大というようなお話だったかと思うんですけれども、現状、民間施設等については、お話をしながらその可能性は探っているという状況であります。問題というか、一つ課題があるとすると、集まったものをどのように実際その次のステップに持っていくのかというのは、同時並行して考えていかなければならないというふうに思っております。 ◆荒川なお   その集まったものを運ぶのには、どうしても人が必要になってくると思うんですけれども、人材確保というところで、人材というか、そこがやっぱりちょっと足りないっていう、広げればそれは人も増やさなきゃいけなくなるので、そこが課題だということは以前もおっしゃっていたかと思うんですけれども、そこについては何か改善というか、例えば、人事の話になるかもしれないですけれども、人を増やすであるとか、そういう要望とか、そういうのは資源環境部として何かやってきているんですか。 ◎資源循環推進課長   どういったところに人が必要なのかというところでいうと、実際受け取っていただいてるのは地域センターだったり各店舗だったりしますし、それを集計をして、社会福祉協議会さんと連携をしながら適切な場所に案内するというところの案内する役目、その辺のところが業務としては必要になってまいります。そこを、例えばデジタル化することによって人を増やさないで済むかですとか、とはいえ収集であれば人が必要なのかっていうのは、現状、今いろんなやり方を考えている中で、その中でまだ一定の結論っていうのは出ていないというような状況でございます。 ◆荒川なお   何でそんなことを聞いたかっていうと、特にやはり食料が今、これはちょっと福祉部のほうの話になるかもしれないんですけれども、要はフードバンクみたいな、そういうところを求めている方が多くて、そこまで増えてて、実際には、これまでもらいに行っていたけれどももらいに行けなくなってる、ちょっと遠くまで行かなきゃいけないみたいな、そういう人も出てきているんですね。そうすると、どうしてもパイの取り合いみたくなってしまうっていうところもあって、本当だったらそういうのがなくてもちゃんと生活できるような仕組みが必要なんですけれども、緊急的にはやはり今そういうのがなければ成り立たないかなというふうには思っているんです。だから、やはりそれを受け取れる場、今言った民間のところも含めて、幾つかあるわけですけれども、さらに広げるっていうことが、あと人を増やすっていうことがないとやはり緊急的な対策にはならないんじゃないかと思っているんですけれども、そこについても再度お願いします。 ◎資源循環推進課長   実際、そういった支援といいますか、食料を求めてらっしゃる方がいるというところは把握しております。そこは、資源環境部のセクションから若干福祉的な意味合いに外れてしまう部分はありますけれども、あと片や考えられるのが、機動力のある方が集まった物品を総取りするような動きですとか、そういったところも懸念としてはあるというところで、どのように適切に行き渡るといいますか、フードドライブの仕組みが回るようにするのかっていうのと併せて考える必要がありまして、その中で人を増やすのを先にするのか、システムとしてうまく回ることを先にするのか、その辺のバランス感覚というのが難しいというような認識は持っております。 ◆荒川なお   難しさはあるんですけれどもちょっと検討を、この間もずっと同じ答弁なので、それはやっぱり急いでやらなきゃいけない部分なので、ある程度結論というか、必要になってくるんじゃないかなと思いますし、一度踏み出してみるっていうことも、もちろん何か課題はあるわけですけれども、そういうことも必要になってくる、もうそういう時期なんじゃないかなというふうには思っているんですが、ちょっと繰り返しになるかもしれないんですけれども、再度答弁を求めたいと思います。 ◎資源循環推進課長   需要と供給じゃないですけれども、その辺の広がりと、あとは実際どこまで対応できるのかがやはり両面と思っておりますので、現状増えているということは認識をしておりますので、これを増えるに任せるのがいいのか、人なりシステムなりを組み立てればいいのかというのにつきましては、引き続きの検討というふうに考えております。 ◆荒川なお   ちょっと質問を変えますが、予算の概要の66ページの一番上にある区民集会所改築等というところで、3つほど集会所があるんですけれども、たしか栄町集会所については以前報告もあって、トイレのところとかも、これは場所も違いますので、ほかの2つとはまた環境が違うかなと思うんですけれども、この間、この集会所が新しくなるに当たって、例えば特にトイレですね、ここはもともと洋式化になってるとか、その辺はちょっと分からないんですけれども、あと男女別になってないところも幾つかあって、ここはどうなっているかってのもちょっと分からないんですけれども、それがどういうふうに改善されるのか分かればお願いしたいんですが、お願いします。 ◎地域振興課長   まず、集会所の改築に当たりましては、バリアフリー化を進めていきたいと思ってございます。その中にトイレの問題も当然ございまして、和式よりも当然のことながら洋式を望む方が多いわけですから、必ず洋式化をしていく方針でございます。また、今スペース的に狭いところは男女共用というような集会所もございますけれども、改築の際には少なくとも男女別には分けて設置をしていきたいと。さらに、おトイレの問題になりますと、だれでもトイレ、要は車椅子が使えるようなトイレですとか、お子様を連れてきたときのおむつ替えのスペース、あと座れるようなベビーキープと、こういったもののご要望もありますけれども、これは改築する集会所のスペースに合わせて、どういったものが設置できるのか都度都度検討していきたいと考えてございます。 ◆荒川なお   今ある赤塚高台集会所と高島平九丁目集会所に関しては、洋式化はされるとは思うんですけれども、我々からすると、特に高齢者の利用というのも、特に求める人が多くなってますので洋式化だけじゃなくて、例えばウォシュレットであるとか、そういうところまでいくと思うんです。この2つに関しては、もうスペース的に洋式化以外って、あと男女別っていうところ以外はできない、もうなっているのか分からないんですけれども、できないっていう認識でいいのか、ちょっとそこを確認したかったんですが、お願いします。 ◎地域振興課長   現在、赤塚高台集会所につきましては、おトイレを男女共用で使っておりますので、先ほどご答弁さしあげたとおり、男女別に分けて設置をするということ。あと、今現在ウォシュレットまでは設置をしていないというのがあります。今後も絶対設置をしないという方針を決めているわけではございませんけれども、現在のところ設置は予定していない。また、高島平九丁目集会所でございますが、現状ここもおトイレについては男女共用ということでございますので、男女別、個室2個の設置をさせていただきます。また、スペース的にバリアフリートイレが設置できるようでしたら、委員がご提案のウォシュレットが必要なのかどうかも含めて、検討させていただければと思います。 ◆荒川なお   集会所は、先ほど言いましたように、近所で気軽に使える施設ですので、特に高齢者なんかは一番ここが集まりやすい場所でもあったりするわけです。しかしそこが、例えば一番最近求められるのは洋室で、そのまま和室じゃないほうがいいっていう意見も高齢者の方に特に多いわけですけれども、そういうところとかやっぱりちょっとニーズに、しっかり変えるわけですから、そういうところも踏まえてやっていかなければいけないんじゃないかと思うんです。ウォシュレットができないって言うんですが、それは予算的なことなんですかね。ウォシュレットは、まだ当面、今はやらないってことじゃないですか。今回やるってことになってないわけですけれども、それができない理由としては予算的なところなんですか。その理由が分からなかったんですが、お願いします。 ◎地域振興課長   ウォシュレットを設置しない理由でございますけれども、これまでは確かに財政的な面もあって、優先をしていたのは和式トイレを洋式化していこう、これに予算を投資していたということになります。現状としては、洋式化率が地域センターで77%、区民集会所で89%まで伸びてきましたので、これから先のサービスの向上ということで、そういったウォシュレットの設置というのも検討の中に入ってくるということになります。 ○主査   所管の予算の審査の途中ではありますが、議事運営の都合上、この際暫時休憩いたします。  なお、再開時刻は午後3時30分といたします。 休憩時刻 午後2時58分 再開時刻 午後3時27分 ○主査   休憩前に引き続き区民環境分科会を再開いたします。  再質問者が一巡いたしました。  再々質問につきましては、残り時間を質問希望者で割った時間が1人当たりの質問時間となりますので、ご承知おき願います。  それでは、再々質問のある方は挙手願います。  質問希望者が6名いらっしゃいます。残り時間が90分ですので、1人当たりの質問時間は15分となりますので、よろしくお願いいたします。 ◆ひはらみちこ   2点ほど質問させていただきたいと思います。1つ目が、予算の概要65ページ、二十歳のつどいにつきましてお聞かせいただきたいと思います。こちらなんですけれども、補正予算のときに聞くことができなかったので、今回お聞かせいただきたいと思います。こちら、18地区別に実施とのことでしたけれども、こちらの予算は各地区に振り分けて、地区ごとに行事内容を決めて支出ということでよろしかったでしょうか。 ◎地域振興課長   委員がおっしゃるとおりです。区としましては、18の支部で、区と町連支部、あと青健地区委員会、3者の共催という形で実施しておりますので、分担金という形で、まずお金をお支払いをしてございます。内訳としましては、6割が基礎額、4割ほど、参加者の比率に応じて分配をするということで金額を決定させていただいてるという仕組みになってございます。 ◆ひはらみちこ   今回、二十歳のつどいがいろんな場所で、いろんなイベントで行われたということで、やっぱりイベントの差も大きいという声も聞かれました。その差っていうのは、やはりその比率に関するところも大きいのかなと思っております。金額的な大きさも違うんですけれども、地域ごとでどういうのをやってますよという情報交換の場というのはあるんでしょうか。 ◎地域振興課長   一旦、二十歳のつどいが終わりましたら、実績報告というのを区の内部でも共有しまして、当然地域センター内でも共有してございます。今、二十歳のつどいで一番多いのは、フォトスポットの設置ですか、これは好評を参加者から得ているので、設置する地域が多くございます。そのほかに懇親会を実施したり、あとアトラクションということでお笑い芸人を呼んだりしたりする地区がございます。 ◆ひはらみちこ   集約して、地域センターに向けて発信しているということで、そうですね、周知もされているということを確認させていただきましたので、ありがとうございます。続きまして、特殊詐欺についてなんですけれども、くらしと観光課の関係のところで、ページのほうが、消費者センターに関する業務となります。すみません、ページのほうを把握していなかったんですけれども、こちらに関しましてお聞かせいただきたいと思います。こちら、平成30年8月のくらしのEyeにも、特殊詐欺が多発していますという啓発を行っていると拝見させていただきました。こちらの特殊詐欺につきましては、消費者センターと、それから防災危機管理課が連携して、対策に取り組んでいるというお話もお聞きしております。資料によりますと、板橋区は今年度11月末の時点でも他区に比べて被害額が大きいというところがあります。ほかの他区では、11月末現在ではそこまで多くないんですけれども、板橋区は被害件数129件で、被害額も3億円以上という計算になっております。こちらにつきまして、現在どのような対策を行っていますか、消費者センターの取組を教えていただきたいと思います。 ◎くらしと観光課長   消費者センターでは、そういった特殊詐欺については、ご相談があったときに、ご相談者と解決に向けた助言等を行っていくという形になっております。また、そういった特殊詐欺なんかについての啓発については、消費生活講座等を通して定期的に行って、あと委員がおっしゃったくらしのEyeの冊子であるとかを通して、啓発に努めているところでございます。また、近隣の警察署なんかとも情報交換を行いながら、啓発に努めていくというのを行ってるところでございます。 ◆ひはらみちこ   警察との連携も行っているということだったんですけれども、他区ではATMのところに音声で、オレオレ詐欺を防止する音声が流れる機械を置いたりですとか、そういうことも全域でやってるというお話をお聞きしました。板橋区なんですけれども、それは一部でしか行っていないという現状もございます。これに関しまして、分かるところで結構ですので、状況、それから今後について教えていただきたいと思います。 ◎くらしと観光課長   そういったATMというの、そういった啓発の部分については危機管理部のほうで行っているということでございますので、消費者センターでは、先ほど申し上げた講座であるとか、ご相談いただいた方への助言で事業を行っているところです。 ◆ひはらみちこ   こちらの特殊詐欺被害につきましてですけれども、目黒区等では条例の制定も行いまして、自治体に権限を付与しているというところもあります。そして、指導まで行えるような形になったりもしているんですけれども、板橋区としての方向性は、どのようなお考えでしょうか。 ◎くらしと観光課長   現在、23区では6区ほど、そういった条例を制定しているというふうに認識しております。こういった条例を通して指導権限を持ってというところがあるというふうには聞いておりますが、実際その6区については指導等はなかなか、今現在では行っていない、今まで、過去も遡って、実績として行っていないというようなことは聞いておるところでございます。板橋区については、そういった条例を制定して権限を持つとなりますと、そういったことを行うための職員の育成であるとか、なかなか難しいところがあるかなというところがございますし、また、例えば被害に遭われた方が板橋区ですが、事業所がほかの区であったり、ほかの市部であったりとなりますと、なかなか指導権限的なところが行き届かないのかなというところもございますので、そういった部分は東京都であるとか国のほうの機関にお願いして、板橋区では、今までもやっております助言というところをきちんと行っていきたいなというふうに思ってます。 ◆ひはらみちこ   すみません、ページなんですけれども、予算の概要の47ページになります。こちらの19が消費者センターの項になりまして、こちらについて、今お聞かせいただいてるんですけれども、条例のほうは、現在そのような方向でいらっしゃるというお答えなんですけれども、指導とか、行政が入ったことが、条例がある自治体、今までのところは実績がないということだったんですけれども、もしかしたら被害件数も少ないので、条例があるからこの地域では特殊詐欺を控えておこうという、詐欺グループのそういう考えもあるかもしれない、そういうところも考えつつ、条例制定についても何かしら、今後検討いただければと思います。よろしくお願いいたします。 ○主査   寺田委員の質疑を始める前に、先ほどの寺田委員の、生産性向上に資する設備等導入助成事業に関する質疑の答弁を理事者よりお願いいたします。 ◎産業振興課長   先ほど、説明が不足して申し訳ございません。先端設備等導入計画についてなんですけれども、こちら、事業者様が先端設備等導入計画を策定しますが、もちろん市区町村のほうでも認定をするに当たって導入促進基本計画というものを策定しておりまして、こちらで目標値としては40件程度、設定はさせていただいております。過去の実績でございますけれども、平均で20件で、採択率100%と申し上げましたが、過去には最高で40件、年間の申請をしていただいたこともございまして、申請いただいた企業様には全て助成ができるようにやってまいりました。最後に、利子補給の優遇についてですけれども、こちらも、今回もさせていただくということで、以上になります。 ◆寺田ひろし   私の質問がちょっと分かりにくくて申し訳なかったところでして、私もホームページで見つけましたので、ありがとうございました。非常に心強いご回答を頂きまして、本当に物価高とか、あと資材購入でも大変な思いを中小企業さん、皆さん、されていらっしゃるので、こうした固定資産税の軽減ですとか、またこうした助成事業というのは非常に後押しをしてくれるんじゃないかなと思いましたので、ぜひ私も周知に努めていきたいなというふうに思いました。一応確認で、先ほどのにちょっと関連はするかもしれないんですけれども、予算の概要の46ページの10の産業融資利子補給が、今度、新年度は4億9,000万円ということでしたけれども、今年度、令和5年度の当初予算が3億5,000万円でしたので、1億4,000万円ほど増額したメニューが、右側に書かれてるうちの、何か特徴的なものがあるようであれば、増額した中身を教えていただければと思います。 ◎産業振興課長   こちらの利子補給なのですが、令和3年度から始めている経営安定化特別融資の申込みをいただいた方々の利子補給が毎年度毎年度積み上げになっておりまして、数値的には、令和2年度まではこちらの予算、1億500万円程度で推移していたのが令和3年度から上がっていて、それ以降、令和3年度から令和4年度、令和4年度から令和5年度って、ざっくりというと1億数千万円ずつ増えている状態なんですね。なので、この先もずっと続ければ、毎年度毎年度1億数千万円ずつ、財政規模が拡大していくというふうにご理解いただければと思います。 ◆寺田ひろし   大変勉強になりまして、ありがとうございました。ちなみに、これは国とか東京都から何か交付金とか、そういったものがあるのか、それとも本当に区独自の単独の予算なのかというのを参考に教えていただければと思います。 ◎産業振興課長   ありがとうございます、自主財源でございます。 ◆寺田ひろし   分かりました。ぜひぜひ効果的な事業になることを応援したいなと思います。次に予算の概要の43ページの17、美術館管理運営で、新年度特別展、レオ・レオーニと仲間たち展という特別展をやられるということなので伺いたいと思います。この作者、アメリカに亡命した経緯もありまして、非常に、かわいい魚だけじゃなくて社会的な作品もあるそうでして、今回の展示ではそういった作品も展示されたりもするのか、またもう一つは、区がレオ・レオーニさんの作品っていうのは所蔵されてらっしゃるのかどうか、そういったのも今回展示されるのかどうかっていうのも、この2点を伺いたいと思います。 ◎文化・国際交流課長   来年度実施するレオ・レオーニと仲間たち展でございますけれども、展示する具体的な内容につきましてはまだ存じ上げてないところであるんですけれども、ご寄附いただいた68点のレオーニ作品というのがございまして、そちらを展示させていただくほか、レオーニと交流があった、また影響を受けた画家たちの作品も含めて展示をさせていただきたいなというふうに考えておるところでございます。 ◆寺田ひろし   分かりました。これも、ぜひ私も楽しみにしていきたいなと思いますね。次に、予算の概要の42ページの6、ペナン植物園交流というところもお伺いしたいと思います。今回、交流30周年ということで、お互いにいろいろ交流もされるということなんですが、この記念事業の中身、いろいろ資料を読むと、プロジェクションマッピングとかあるそうなんですけれども、まずはこの記念事業の中身、ほかに何か特徴的なものがあるようでしたら教えていただきたいと思います。 ◎文化・国際交流課長 
     来年度、ペナン植物園の交流30周年ということでございまして、そちらのほうでペナンに公式訪問団を派遣する、それとペナン植物園のほうから訪問団を受け入れるという事業をやらせていただきたいなというふうに考えてございまして、それがメインの事業でございます。それと併せて、例えば、これは資源環境部のほうの事業になりますけれども、熱帯環境植物館でペナン関係のイベントをやっていただいたりですとか、そういったこともやる予定でございます。 ◆寺田ひろし   プレス発表の資料の29ページには熱帯環境植物館プロジェクションマッピングとありましたので、これをやるとしたら、時期はいつぐらいになるかを伺いたいと思います。 ◎環境政策課長   熱帯環境植物館でプロジェクションマッピング、またマレーシア、ペナンフェアということで2日間予定をしておりまして、その経費も計上させていただいてるところでございます。時期については確定はしておりませんが、秋口ということで、今、見込んでいるというところでございます。 ◆寺田ひろし   分かりました。私も、タイミングが合えば、ぜひ見に行きたいなというふうに思います。あと、続きまして予算の概要50ページの15、食品廃棄物減量というところで③、フードシェアリングサービスというのがありまして、これは、たしかタベスケのアプリのことでよろしいかどうかですね。 ◎資源循環推進課長   こちら、フードシェアリングサービスは、タベスケの運営に関する経費でございます。 ◆寺田ひろし   私も登録して、何回か見たんですけれども、なかなか常盤台、中板橋近辺で、僕が見るタイミングがあまりよくないのか、出てこなかったりもすることが結構多くて、これは、今回決算ではないのであれですけれども、状況として、参考として、掲載されている店舗さんは増えてきているのかどうかという、そういった傾向とか、もしくは何か対策があれば教えていただければと思います。 ◎資源循環推進課長   こちら、店舗が現在6店舗となっております。こちら、増えているかといいますと、営業活動で徐々に徐々に増やしているという状況で、今後のさらなるてこ入れについては現在考えてるところでございます。 ◆寺田ひろし   分かりました。ぜひ頑張っていただきたいなと思います。あと、だんだん質問がなくなってきてしまったんですが、できる限り時間が終わるまで、調べたところがありましたので、1個ずつ、時間が終わるまで聞いて、シンプルにお答えいただければありがたいところなんですが、何度か質問させていただいてる、令和5年度の当初予算と今度の新しい令和6年度の当初予算、ちょっと開きがあるものだけピックアップしましたので、1個ずつ、時間のある限り聞いていきたいと思います。予算の概要の65ページの50、地域センター維持管理、今回8億6,499万円ぐらいかな、今年度が当初予算11億4,000万円で、マイナス2億4,000万円でしたので、減額になった理由をお願いします。 ◎地域振興課長   減額になった主な理由でございますけれども、まず電気、ガス、水道料金、これが、燃料費高騰の影響がまだ不明瞭だった関係で多めに取っておりました。ただ、一定程度余裕を持たせて予算措置をしていたものを、今回はちゃんと精査をして計上していると。あとは、施設改修の内容ですね、年度ごとによって委託料ですとか工事請負費の金額が変わってきますので、その差額が出てございます。 ◆寺田ひろし   続いて、予算書の179ページ、5にグリーンホール運営経費がありまして、これが2億5,000万円ほどなんですけれども、今年度は8,400万円ぐらいなので、今年1億7,000万円ぐらい増額したので、その中身を教えていただければと思います。 ◎文化・国際交流課長   こちらの経費の主な増額の要因でございますけれども、グリーンホールの外壁・屋上改修工事というものを来年度やらせていただく予定でございまして、それで1億5,000万円ほど計上しておるところでございます。そのほかにも工事があったりするんですけれども、それが主な増額の要因でございます。 ◆寺田ひろし   続いて、予算の概要の47ページの21、ものづくり研究開発連携センター管理運営、新年度が9,255万円ということで、今年度が2億3,600万円ほどでしたので、右の①から③は変わらないんですけれども、メニューがですね、今年1億4,000万円の、6割も減額になったというところなので、その中身を教えてもらえればと思います。 ◎産業振興課長   こちら、多くを工事が占めておりまして、受変電設備の工事が終了に伴って予算が減ったというものです。 ◆寺田ひろし   続いて、予算の概要の47ページ、23の企業活性化センター運営です。これが新年度8,900万円ほどでしたが、今年度当初予算は1億7,700万円と、これも同様に右側の①から④はほぼ変わらない内容ではありますが、今年9,000万円の、大体5割減額となりましたので伺います。 ◎産業振興課長   こちらも工事でございまして、空調の工事が終了しました。新たな入居者、募集中でございます。 ◆寺田ひろし   ぜひ、いろんな方に入っていただきたいなと思います。最後になりましたので、予算の概要の50ページの11、エコポリスセンター運営、これも新年度は2億2,000万円ちょいですが、今年度は1億6,000万円なので、今年6,000万円の増額になりましたので、特徴があれば教えていただきたいと思います。 ◎環境政策課長   こちらも施設工事ということで、空調機の整備、また中央監視装置の交換委託というようなところの整備が加わりまして、増額となっているところでございます。 ◆岩永きりん   先ほど、休憩前、予算の概要の43ページ、東京2020大会レガシー事業に関連して、パリオリンピック・パラリンピックに関してお伺いをさせていただきました。その続きで小林課長にお伺いをさせていただきたいんですけれども、すみません、オリンピック・パラリンピックに向けて、交流のある外国都市の選手を応援しようという、何か取組を図っていただけないかと思いますが、いかがでしょうか。 ◎文化・国際交流課長   そうですね、今のところ予算で、今年開催するパリオリンピックのものは計上してございませんけれども、何かできることは考えられるかなというふうに思いますので、そこは検討させていただけたらと思います。 ◆岩永きりん   東京オリンピックのときに、ネットで見つけたんですけれども、オリンピックの際に交流都市をまとめてチラシのようになっているものもネット上で拝見しましたので、それと同じような感じで何か作っていただいたり、SNSで発信をしていただけないかなと思ったところでした。オリンピックに関してなんですけども、いろんな場所で人道危機も続く世界情勢の中で、平和の祭典と銘打ってオリパラを世界的に行うということかと思うんですけれども、こういった状況だからこそ、この機会を活用していただいて、他国との区民レベルとか市民レベルでの相互交流とか理解を強化していくことは結構大事なことではないかなと思っております。令和6年はバーリントンとペナンとの相互訪問もありますし、ぜひそういった交流を深める取組を、オリンピック・パラリンピックも活用しながら図っていただければと思ったところでした。関連して、予算の概要の42ページのバーリントン市姉妹都市提携35周年記念事業に関してお伺いをしたいと思います。こちら、訪問団の受入れ時に区民向けイベントを実施するということだと思うんですけれども、このイベントの内容についてお伺いできますでしょうか。 ◎文化・国際交流課長   イベントの時期が、予定といたしましては10月14日から25日にかけてやらせていただく予定でございまして、理由といたしましては、訪問団の受入れが予定では10月17日から19日でございまして、区民まつりを楽しんでいただきたいなというふうに思ってまして、そこの部分でお越しいただきたいっていうところで今考えておるところでございます。ただ、交流イベントにつきましては、まだ現状では、どのような形でやるかっていうのは具体的なところは決まってございません。申し訳ございません。 ◆岩永きりん   ちなみに、前回訪問していただいたときにはどんな事業をされたのかとかって分かったりしますでしょうか。データがなければ、大丈夫です。 ◎文化・国際交流課長   詳しいデータは現状ではないんですけれども、一般的に交流のイベントでございますので、そもそもバーリントン市とはどういう都市なのかっていうところのご紹介をさせていただいたりですとか、バーリントン市の方々に宛てた手紙を書きましょうですとか、そういったのが基本的な交流のメニューになってくるかなというふうには思うので、そういった形を企画するようになるのかなというふうに思います。 ◆岩永きりん   分かりました。ぜひ、子どもたちを含めて、たくさんの区民の方に興味関心を持ってご参加いただければいいなというふうに思います。次に、産業経済部関連で、いたばし未来の発明王コンテストについてお伺いをしたいと思います。こちら、まず確認なんですけれども、令和5年度の評価と、令和6年度に向けて予算や事業内容、何か変更があれば教えていただけますでしょうか。 ◎産業振興課長   令和5年度、先日に表彰も行いまして、非常にいい、皆さんの笑顔も見られたというところでございます。令和6年度に向けて大きな変更は、今のところ、特に考えておりません。 ◆岩永きりん   分かりました。令和5年度に関して、最終プレゼンテーションの結果、受賞されたのは8組とお伺いをしたんですけれども、応募自体は何件あったのでしょうか。 ◎産業振興課長   令和5年度の応募は11件でございました。 ◆岩永きりん   最初、令和2年度は50件近い応募があった中で、やっぱり応募数が落ち込んできてしまったのかなと思うところなんですけれども、こちらに関して考えられる原因と、あと令和6年度に向けての改善案等がありましたら教えていただければと思います。 ◎産業振興課長   ありがとうございます。確かにここ数年、件数が低迷しております。この辺については実行委員会のほうでも話題になっておりまして、教育委員会さんのほうでやられているコンテストと時期も重なっていたりということもございますので、逆に一緒になって、教育委員会さんとも連携しながら、例えば教育科学館であったり、それ以外のまなぽーとであったり、教育施設等でもチラシを設置するなど、早めの周知の展開等、やれることは、いろいろ取り組んでいきたいと思っています。 ◆岩永きりん   分かりました。ごめんなさい、さっきページ数を伝えるのを失念していたんですけれども、令和6年度予算の概要の45ページに関してお伺いをさせていただきました。続けて、いたばし未来の発明王コンテストに関してなんですが、申込数が今年度少なかったということに加えて、2月に行われた最終プレゼンテーション、私は参加ができなくて残念だったんですが、参加していた方からは、小中学生の皆さんから頼もしい発表があった一方で、プレゼンテーションを聞く聴衆の方がもう少し多いとよかったかなということも聞きました。こちらに関して、最終プレゼンテーションの会場を文化会館ではなく、例えばなんですけれども、いろいろ問題があるかと思うんですけども、区役所の1階で行うとか、広く一般の方も目にするような方法は取れないのかと思うんですけれども、お考えを伺います。 ◎産業振興課長   ありがとうございます。確かに、より多くの方に見ていただくという方法はいろいろあるかと思うんですが、ただ、今回発表いただいた方も、学年でいえば小学校1年生もいらっしゃって、初めて人前で発表するっていうのに当たって、ご家族であったり、あと同じような年代の方であったり、そういった中で見守られた中で発表するという環境としては、今回のやり方としては非常によかったかなというふうに私自身は考えております。ただ、あと多くの方に見ていただく方法としては、撮影もしておりますので、そちらのほうを見ていただく方法というのもございますので、そういう意味では、会場を大きくしたり、多くの人にということももちろん考えますけれども、発表するご本人様たちの今後のことも考えて、いろいろ検討をしていきたいと思います。 ◆岩永きりん   よく理解をできました。この事業、職員の方からアイデアがあって始まった事業ともお伺いしましたし、未来を担う子どもたちへの投資みたいな面もあるのかなと思いますので、この事業を今後も大切にしていっていただけたらいいなと思っているところです。続きまして予算の概要の76ページのウクライナ避難民への一時金のところに関してお伺いをいたします。令和6年度は一時金に関してはゼロ円ということなんですが、ウクライナ避難民の方への支援の現況と令和6年度の見通しについてお伺いをしたいと思います。 ◎文化・国際交流課長   令和6年度につきましては、委員のおっしゃるとおり、一時金の支援は終了という形で考えておるところでございます。理由といたしましては、今年度、合計で18人のウクライナ避難民が板橋区のほうにいらっしゃいましたけれども、そのうち17名が国内転居というところもあって、ウクライナから直接避難されてくるというよりかは国内で転居されてきたというところがございまして、そちらの前に住んでらっしゃったところでの支援というのがある程度進んでるだろうというところもありまして、そういった実情もあるものですから、来年度につきましては一時金の支援というのはやめさせていただきたいというふうに考えておるところでございます。ただ、お金がかからない支援、ワンストップ窓口というのを今現状でも当課のほうに設置させていただいてございますけれども、それは引き続きやらせていただいて、お困り事があったら気軽にご相談いただけるような窓口として、サービスを提供していきたいというふうに考えておるところでございます。 ◆岩永きりん   今、答弁の中で言及していただいたお困り事の相談みたいなものは、最近は何かあったりするんでしょうか。 ◎文化・国際交流課長   最近の支援ですと、日本語学校に通学中の19歳の男性の方が来庁されて、エンジニアを目指して、日本で大学に行きたいけれども、ウクライナでの中学の卒業証明しかないと。まず、4月から高校に行きたいというご相談を頂いていて、東京都に連絡して、都立高校への入学へつないだというケースがあったりですとか、あともっと身近な相談ですと、成増にお住まいの方で駐輪場の場所が分からないというご相談なんかも頂いて、交通安全課の職員に窓口に来ていただいて、場所を詳しく説明したりですとか、そういったきめ細やかなサービスはやらせていただいていて、支援はさせていただいておるとこでございます。 ◆岩永きりん   きめ細やかなご対応をいただいているということで、安心をいたしました。息の長い支援が求められていると思うんですけれども、引き続きどうぞよろしくお願いいたします。最後、細かい質問を幾つかさせていただきます。予算の概要の49ページ、地球温暖化防止普及・啓発のウォーターサーバーについて伺います。令和5年度は12か所に設置ということだったかと思うんですけれども、令和6年度はどのようになっていくのか、予定を伺いたいと思います。 ◎環境政策課長   ウォーターサーバーでございます。こちらにつきましては、令和5年度につきましては16台分の設置ということでございまして、令和6年度については設置予定箇所数が22か所、22台ということで、それに係る経費を計上させていただいているところでございます。 ◆岩永きりん   22台追加でということになりますでしょうか。 ◎環境政策課長   22台追加ということでございます。失礼いたしました。 ◆岩永きりん   分かりました。 ◎環境政策課長   大変申し訳ございませんでした。訂正させていただきます。プラス6台ということでございますので、令和6年度はプラス6台の追加計上ということでございます。 ◆岩永きりん   分かりました。合計で、令和6年度中に設置場所が22か所になるっていうことですかね。毎年拡大していっていただいていて、すごくいいなと思います。ウォーターサーバー、各地にあることで、やっぱり利便性が上がっていくと思いますので、今後もどうぞよろしくお願いします。 ◆坂田れい子   予算の概要の42ページ、いたばし文化芸術・多文化共生ビジョン策定について伺いたいと思うんですけども、計画策定に向けた調査等っていう、この詳細について教えていただけますか。 ◎文化・国際交流課長   ビジョンの改定におきまして、今までもやらせていただいているんですけれども、区民意識調査というのをやらせていただいてます。2つの分野がございまして、文化芸術に関する意識調査と多文化共生に関する意識調査をやらせていただいておるところでございます。そちらのほうをまずやらせていただいて、区民の方々のご意見、ご要望を踏まえた上でビジョンのほうを策定をさせていただきたいというふうに考えておるところでございます。 ◆坂田れい子   特にそこに有識者が加わったりとか、そういった専門的な知識を持って多文化を調査するっていうことはないという理解でよろしいでしょうか。 ◎文化・国際交流課長   調査におきましては区民の方から幅広いご意見を頂こうかなというふうに考えておるところでございますけれども、実際ビジョンの作成におきましては、策定の部会のほうを組織させていただいて、その中に有識者も入っていただいて、ビジョンの策定を進めていきたいというふうに考えておるところでございます。 ◆坂田れい子   今後5年間で特定技能で80万人を入れていく、どんどん外国人依存が広がる中で、板橋区も今3万人ぐらい外国の方がいらっしゃいますけれども、恐らく今後どんどん増えていくと思うんです。前回の決算の総括でも、私、多文化について少し問題提起をさせていただいたんですけれども、海外とかでは、本当に外国の方がどんどん移民が入ってくると、移民の方たちのやっぱり人数がどうしても割合的に多くなると、やっぱり主権を主張し出す、社会的秩序とか国家間の違いとかいった、そういった法規的なものでも全く全然違う異文化が交流していくことで、共生っていうのはすごく難しいのは海外の知見からも多く出ているんですけれども、人口侵略じゃないですけれども、多文化で共生するってすごく難しいと私は問題意識を感じているんですね。海外では自分たちの言語が通じないところが出てきているところもあって、心配し過ぎなのかもしれないんですけれども、こういった日本語をどう守るかっていうところにも関わってくると私は思っているので、先行事例の自治体の調査だったりとか、群馬県の例もありますけれども、川口市の例にしても、未来への責任という視点からもきちんと調査していく必要があるんじゃないかと思っているんですけれども、その辺の認識を皆さんで共有していただくっていうあたり、多文化共生の考え方として、どういう、今、現状の認識でいらっしゃるのかを伺いたいです。 ◎文化・国際交流課長   委員のおっしゃるとおり、外国人の人口は過去最高を記録しておりまして、これからも増えてくる傾向でございます。そんな中で、やはりいろいろなあつれきといいますか、いろんな問題が出てくるのかなというふうに考えておるところでございます。多文化共生で大事な視点というのが、理解する努力といいますか、やっぱり知識がないことで、どうしても差別意識が生まれて、どうしても意識が分断されてしまうというところもあるかと思いますので、やっぱり区民の方には外国の方を容認する心を養う必要があると思いますし、そのためには外国の方の文化も理解しなければいけないと考えておるところでございます。また、併せて、日本語を守るって、今、委員がおっしゃられましたけれども、日本語も分かっていただくための取組が必要なのかなと。もちろん日本語教室を財団でやっておりますけれども、そういったことで日本語を教えたりですとか、ただ、一方で、先ほど申し上げたとおり、日本人も外国の方を受け入れるような姿勢がどうしても必要となってくるのかなと考えておるところでございます。容易に解決できない問題になってくるかなというふうに考えておるところでございますけれども、やはり板橋区としては、多文化共生の施策は引き続きやる必要があるのかなと考えておるところでございます。 ◆坂田れい子   私も当然排外的に思っているわけではなくて、双方の理解が必ず必要っていうのは分かっていますし、外国の方も、日本に住みたいとか日本の文化を理解したい方に対しては、とてもすばらしいことなのでいいのかなと思っているんですけれども、どうしても、やっぱり福祉の面とかでスウェーデンとかも見てますと、生活保護の割合が多くなったりとか、中には考えたくないですけれども、やっぱり日本人がきちんとマナーを守れるのは当たり前として性善説で動いていきがちなんですけれども、どうしても文化の違いで、何かを悪用して、公共の福祉を悪用したりとかっていうのは少なからず出てくるのかなというのは、今、ほかの自治体を見ても思うので、そういった多文化共生、文化面とかではなくて、福祉とか、あと治安の維持とかだったり、広い網をかけて調査をしていくのも大事なのかなと思います。今、ちなみに受付に来られて、日本語の講座とか伝統文化に流れていく仕組みのスキームはどの程度あるんでしょうか。 ◎文化・国際交流課長   新しく板橋区にお越しいただいた方にはウェルカムパックをお渡ししてございまして、その中には生活に関する情報、まさにごみの出し方ですとか、いろいろな地域で暮らしていただくためのルールをお教えするための冊子をお出しさせていただいてるほか、文化・国際交流財団と連携して事業を行ってございますので、やはり日本語を学んでいただくための日本語教室ですとか、そのほか教室という形じゃなくても、本当に楽しんでいただくためのイベントを財団のほうでやっておりますので、そういったご案内を通じてご参加いただくことでコミュニティが生まれて、暮らしやすくしていただくような仕組みのほうは、事業としてやらせていただいておるところでございます。 ◆坂田れい子 
     今、日本語教室のほうでも利用者参加、どうしても何十名とかに、100名いかない教室もあったりするんですけれども、そういったことでも日本語に興味がある方は習っていただけるんですが、どうしても、今、本区にいる家族帯同の方が多分10%だったと思うんです。働いてる方はもちろん日本語をマスターしていると思うんですけれども、家族帯同で来られた方って、あまり日本語をしゃべらない方が多くて、そうすると学校の先生方からもお話を聞いたり、地域の方も聞いたりするんですけれども、そうすると仲間を呼び寄せて、そこでどんどん少しずつ集住していって、日本語を話せなくてもいい小さな文化が少しずつ出来上がっていってしまうっていうのがあって、どうしてもすごく難しいなって感じているところがあるんですが、そういった意味でもスキームづくりをしっかりしていただきたいなというのと、教育現場との連携も重ねて強く要望したいと思います。これは、要望です。次が、プラスチックごみ資源化関連なんですけれども、予算書の141ページの歳入の部分で、3億7,000万円、プラ製容器包装・再資源化支援事業費補助金なんですけれども、このうち都の支出金の補助金が3億7,050万円、期限が令和9年3月31日の4年間を上限とすると、すみません、会派資料要求の640番で拝見したんですけれども、4年間っていうのは、毎年一定額という設定なのかどうか教えてください。 ◎資源循環推進課長   こちらの補助金でございますけれども、人口掛ける単価でございます。そのため、人口がおおむね変わらなければ、積算の根拠の数字としては近しい数字なのかというところでございます。 ◆坂田れい子   そうすると、残りを一般財源でということでしょうか。 ◎資源循環推進課長   そういうことになります。 ◆坂田れい子   先ほどもほかの方が質問していたんですけれども、収集率と再資源化率のバランスを見て、経費もかかってくるっていうことだと思うんですけれども、どのあたりを理想としているのかという目標値っていうのは、バランスはあるんでしょうか。 ◎資源循環推進課長   目標値といいますか、予算の算定上はこれぐらいお出しいただけるだろうというふうな数字になっております。なので、実際は、プラスチックは可燃、不燃、資源全体のうち10%前後がプラスチックになりますけれども、実際それを回収できるのは全体の中で5%程度、5,000トン程度なので、これが家庭から排出されるごみが全てプラスチックで出るのが究極の目標でございますけれども、ただ、他区の事例等見てみましても、実際排出されるプラスチックのうち40%ぐらい出れば普通というふうなところになっておりますので、当面はそこを目指していくのかなというふうな形で考えてるところでございます。 ◆坂田れい子   あと、すみません、細かくなるんですけども、40%が再資源化っていう理解でいいですか。 ◎資源循環推進課長   プラスチックのごみだったり、資源だったり、全体の40%がプラスチックとして出てきて、それが資源化されるというイメージでございます。 ◆坂田れい子   そうすると、60%がプラスチックで出しても資源化されないような状態っていうふうな認識でよろしいでしょうか。 ◎資源循環推進課長   60%は、プラスチックではなくて可燃の中に入ってしまっているというイメージでございます。 ◆坂田れい子   分かりました。そうすると、中間処理施設なんですけれども、そこに処理したものを持って行って、すみません、予算書が251ページなんですけれども、中間処理経費が27億円で、令和5年より5,174万円アップしていて、先ほどと質問が重なってしまいがちになるかもしれないんですけれども、この経費っていうのは委託費と考えてよろしいんでしょうか、それとも回収したものを何か、イメージがちょっと分からないので、そこだけ教えてください。 ◎資源循環推進課長   予算書251ページの27億円と書いてあるのが、これは、可燃に関する中間処理ということで、清掃一部事務組合に負担金として払う金額でございます。今回のプラスチックに関する部分でいうと、249ページの2、資源収集経費の(7)プラスチック回収、この中に中間処理と再商品化の経費が入ってるという形になっております。 ◆坂田れい子   クリアになりました。そうすると、中間処理委託費と再商品化の経費があるんですけれども、これに関して、資料要求させていただいた640番なんですが、中間処理に関しては板橋区が1つと、あと他区の2社で行うということなんですけれども、選定に向けた、何か評価軸っていうのがあったんでしょうか。 ◎資源循環推進課長   こちら、中間処理施設につきましては都内全域でも限られた部分がありまして、結局搬送する距離等を考えまして、区内1事業者、区外1事業者、近しいところを選ばせていただいてるという状況でございます。 ○主査   おばた委員の質疑を始める前に、くらしと観光課長より、先ほどの区民まつりにおける出店者のごみの回収について、発言の訂正の申出がありますので、これを認めます。 ◎くらしと観光課長   先ほど申し上げました、いたばし区民まつりの出店者のごみの処分についてですが、出店者の方についてはお持ち帰りいただいて、お持ち帰り先の自治体のルールにのっとって適正に処理されていると主催者としては認識しているところでございます。ですので、あと、今後そういった出店者の方のごみの回収について、主催者側で受け入れるとなった場合についてはその処分費等々の問題がいろいろ出てくると思いますので、そこについて、どう負担していくのかというところもございますので、慎重にその部分は検討してまいりたいというふうに思ってます。 ◆おばた健太郎   ありがとうございます。おっしゃるとおりかなと思って、クリアになりました。ぜひご検討いただきたいなというふうに思います。それから、先ほどの坂田委員の質疑の中で出てきたので、一つ思い出したんですが、プラスチック回収について、前回の区民環境委員会か何かで、資源の収集をする方々への周知の徹底といいますか、実際に毎週1回っていうことになったのかなと思うんですが、実際にネットを片づけたり、黄色のコンパネを出したり引っ込めたりする方々への周知をぜひ検討いただきたいということを申し上げたかなと思うんですけれども、そちらの検討状況など、もし変化がありましたらお願いしたいです。 ◎資源循環推進課長   先日、恐らく前回の2月かと思うんですけれども、そこから特段変化といいますか、進展という点では、申し訳ありません、特にないという状況でございます。 ◆おばた健太郎   ぜひ、私の妻に先日このプラスチックの話をしたら、そんなの知らないよと言われてしまいまして、私の周知不足だったんですけれども、周知がまだまだ足りてないなというふうに実感したところですので、ぜひ周知をいただければと思っております。それで、予算書の173ページの二十歳のつどいのところで何点かだけお伺いしたいんですけれども、私、二十歳のつどいというか、成人式と以前呼んでいた部分からいろいろと議事録を拾っていくと、平成25年に、祝い酒を出さないでほしいという陳情が上がっていて、当時は否決されたということなんですね。いろいろとコロナ等々がございまして、まず確認ですけれども、今回の二十歳のつどいで、18か所で、いわゆるお酒といいますか、アルコールといいますか、そういったのが出されたというところがあるんでしょうか。 ◎地域振興課長   今回の二十歳のつどいから、区側から正式に地域のほうに対して、懇親会での飲食のときにはアルコールは出さないでくださいと正式に依頼をして、そのとおり実施をされているところでございます。 ◆おばた健太郎   分かりました。私も何地区か出させていただきまして、アルコールの有無にかかわらず、非常に二十歳という場を楽しんでいただいているのかなというふうには思ったところなんですけれども、平成25年から時が10年ほどたって、やはりアルコールというものに対して、当時は、やはり議会として、それをやめるとか言うべきではないという判断をしていたわけですね。そこから10年という時がたって、先ほど、今ご答弁があったとおり、出さないでくれという判断に至ったわけですけれども、その環境の変化というか、その判断に至った状況といいますか、時代の背景ということかもしれないんですけれども、そちらについて、再度ご説明いただければと思います。 ◎地域振興課長   委員のお言葉にもありましたとおり、昔は寛容されていた部分が多々ございましたけれども、最近の報道の傾向を見る限り、お酒を飲んで、何か問題行動を起こすと、起こした人もそうですけれども、提供した側の責任も問われる時代になってございますので、今回、正式にお断りするということでお願いをしたところでございます。 ◆おばた健太郎   まさに時代の流れかなというふうに私も前向きに捉えてはおりますので、ありがとうございました。二十歳のつどいについて、あと1点だけなんですが、18地域で分かれてやるというのは、ある種の板橋の伝統といいますか、ずっと守ってきた部分、よい面ももちろんあるかなというふうに思うんですが、また一方でいろいろな質疑の中で、出席率のばらつきがあるだとか、あとは中学校によってはどっちの地域にというところがあるというのは、再三、問題認識としてはあるというふうには思うんですけれども、これは、一つの方向性として、例えばですけれども、小学校PTA連合会がA地区、B地区とかって分かれているように、中学校PTA連合会も幾つかの地区で、ある程度緩やかに分かれているという中で、18地域という細分化された状況ではなくて、例えば各中学校のグループ単位ですとか、6つぐらいとか4つぐらいとか、その辺はいろいろですけれども、そういった議論があってもいいのかなと。過去のよさという面と、またいろいろと実際に地域センターや様々な人たちは、私がちゃんとやっているんだぞというのはよく分かるところなんですが、また一方で二十歳の人たちを主人公として考えたときに、同じ中学校の人たちで集まりたいよねって、もちろんそっちに行けますよという制度があるのは存じていますけれども、それ以上に大きなある程度の固まりにするのも一つの方向性かな、考え方かなと思うんですが、お考えだけお伺いします。 ◎地域振興課長   委員がおっしゃっているとおりでございます。板橋区としては、もてなしの心が非常によく出ている優良な事業ということで捉えておりますが、今、参加者は、委員のご発言にあったとおり、中学校区での同窓会的な形での集合が増えておりまして、その影響を受けて参加率が低くなっている支部がございます。これは事実でございますので、今すぐには変えることは不可能でございますが、検討すべき時期に来ているというふうに捉えております。 ◆おばた健太郎   ぜひ問題意識として共有して、すぐにとは言わなくても、ぜひ検討課題として挙げていただいて、よりよい形にしていただければいいかなというふうに考えておりますので、よろしくお願いします。それから、文化事業といいますか、先ほどあったアーティストバンクいたばしについて少しお伺いさせていただければなというふうに思うんですが、令和5年度でばっと散見しますと、子ども家庭部のほうですけれども、そちらの事業というのが挙がっていますけれども、それ以外のところでのアーティストっていうのは、これまで様々、コラボ事業に50万円出して、いわゆるコンサートの補助ですとか、あとはロビーコンサート云々といろいろあったわけですが、令和6年度についてはどういったご支援ということを考えてらっしゃるのか、改めてお伝えいただければと思います。 ◎文化・国際交流課長   来年度の予定でございますけれども、引き続きマッチング支援を重点的にやらせていただきたいというふうに考えておるところでございます。イベントの主催者とアーティストをつないで、活動しやすくする、イベント主催者もお願いしやすくするというマッチング支援をやらせていただいて、それをメインに据えて、あと財団で引き続きアウトリーチ、小学校のほうに出向いて音楽や落語を楽しんでいただいたりですとか、あとロビーコンサートを楽しんでいただいたりですとか、そのほか新たな取組といたしましては板橋アート広場という、仮称でございますけれども、やらせていただこうかと思ってまして、内容といたしましては、文化会館の大ホールが空いてるタイミングでロビー開放をさせていただいてるところなんですけれども、それを利用して、今までは音楽ですとか芸術を楽しんでいただく場だったんですけれども、それとはちょっと趣向を変えてワークショップ型の、実際に物を作ったりですとか自分で体験するイベントをやらせていただこうかと思ってまして、そういうのをアーティストバンクに登録されているアーティストの方に講師としてやっていただこうかなというところで、拡大の方向で今のところ考えておるところでございます。 ◆おばた健太郎   体験型って、大変すばらしいなというふうに今伺ったところです。アートというか、芸術っていうのは、聞くだけではなくて、自分が体験するっていうことで身につくというか、身近に感じるというところが非常にあると思いますので、ぜひ進めていただきたいなということと、これ、なかなか来年度でというのは難しいとは思うんですが、前やっていたアーティスト応援キャンペーン、いわゆるコンサート等の開催に対する補助金というのを、これがあるからコンサートをする方も、団体も結構ありましたので、それがなくなっちゃって、できなくなっちゃったっていうこともありますので、ぜひそちらを検討いただきたいなということが1点と、あと今ほどマッチングというお話がございましたが、これっていうのは声がけ方式になっているのか、要するにそういった話があったら団体のほうから、こういった団体はどうですか、やりますかやりませんかという方向なのか、願わくば手挙げ方式にしていただきたいなというふうに思うんですね。424団体あったときに、声がけが全然ないよっていうところもあると思うんです。だったら、こういうイベントがありますけれど、どうしますか、やりますか、やりませんかという、そうなってるのかも分からないんですけれども、できるだけそういった形を増やしていただくほうが多様な参加者になるのかなと思うんですけれども、そちらはいかがでしょうか。 ◎文化・国際交流課長   まず、1点目のご質問の、令和4年度までやってございましたアーティスト応援キャンペーンの件でございます。こちらにつきましては、国の地方創生臨時交付金を使用してやらせていただいた事業でございまして、それぞれの皆さんが開催するライブですとか文化芸術活動の助成をさせていただいたところでございますけれども、メインの目的といたしましては、やはりコロナ禍によって非常に活動の場が失われてしまったのをフォローするための事業という形でやらせていただいておるところでございます。皆さんご存じのとおり、コロナが5類に分類されたというところもございまして、一定の成果が出たというところもございまして、今年度は実施してございませんけれども、やはり財源的な課題もあるというところもありますし、予算的にはちょっと心もとないところでございますけれども、財団でも一部助成をやらせていただいてる、最大で20万円程度の助成でございまして、予算もそれほどないので、そんなに何百件もっていうのはなかなか難しいところでございますけれども、そういったところをご利用いただくというところでお考えいただいて、やはり基本的にはマッチング支援というのをメインにやらせていただきたいなというふうに考えておるところでございます。あと、2点目のマッチング支援の中身でございますけれども、基本的にはイベントの主催者からのお問合せに応じてマッチング、要はアーティストの方を探して決めていくところでございますけれども、基本的にイベント主催者が、この方、こういう方にお願いしますというご依頼を頂いて、財団のほうで、この方はどうでしょうかっていうところになろうかと思うんですけれども、イベントの主催者もあまり知識がない部分もあるかと思いますので、そういったところで財団のほうで幅広くお声かけをして、その中から出ていただく方を決めていくケースもあるかなというふうに思いますので、そこは本当にケース・バイ・ケースなのかなというところでございますが、基本的にウィン・ウィンの関係になるような形で、財団のほうでは支援をさせていただいておるところでございます。 ◆荒川なお   予算の概要の45ページの1、産業活性化戦略のところで、先ほども6番のところであったんですが、生産性向上に資する設備導入助成事業っていうところで、先ほど答弁があったので少し分かってきましたし、これが助成の範囲が500万円で、2分の1でしたかね、そういうふうになっているということなんです。これをやること自体は大変いいと思うんですけれども、私のところにも以前から相談がある人で、やっぱり設備を新たにする前に、今ある設備を替えるために、古くなったりするっていうか、これから使えなくなっているような、替えたいというのは、しかし処分にも結構お金がかかるんですかね。そういうところに、もうちょっと助成の対象を広げることが必要だったんじゃないかなというのは思うんですけれども、そこについては検討されなかったのか、なぜそういうのがないのかお聞きしたいんですが、お願いします。 ◎産業振興課長   ご意見として受け止めさせていただきますが、これからいろいろと新しい設備をどんどん入れていきたいという企業さんを中心に応援をしていきたいというふうに考えています。 ◆荒川なお   今の答弁、新しいところを入れていきたいっていうところだと思うんですけれども、なかなか新しいことがどこまでできるかというところもあるとは思うんですけれども、例えば長く企業で板橋区で働いてる方となると、なかなか新しいものっていうところにいきづらい部分もあると思うんですけれども、そういうところにもちゃんと視点を置くことが今の答弁の中で分からなかったんですが、必要じゃないかと思ったんですけれども、お願いします。 ◎産業振興課長   経営においては、いろんな局面があるかと思います。確かに、新しい設備に簡単に切り替えられないという企業さんもあるかと思いますので、そういった企業さんの全般的な経営相談にも応じて、その中でどういった、そこのところで工夫ができるかとか、新しい設備を導入するのに何かしらハードルがあるのであれば、そういったところもしっかり経営相談を受けて、そういったところの解決も一緒にしていければなというふうに考えます。 ◆荒川なお   それはしっかりとやっていただきたいです。やっぱり結構急がれるところかなというふうには思うんですね。やっぱり、今、苦しくなっていたり、かなり生活苦が広がっていたり、特に中小企業が板橋区に多い中で、今、大変な状況も広がっていますので、これは急いで、何かしらの上乗せ、上乗せというか、何かをやっていく必要があるんじゃないかと思うんですけれども、答弁が同じになるかもしれませんけれども、お願いします。 ◎産業振興課長   お困りの企業さん、大変多くいらっしゃるかと思います。実際に経営相談を受けている企業活性化センターのセンター長もおっしゃっていたことなんですが、皆さん、本当に最後の状態になって、相談に来ると。そうではなくて、もうちょっとその前に相談を頂いて、一緒に金融機関に相談するなり、いろいろな方法を取っていきたいなということは、私も昔から聞いておりますので、企業さんには早いところ、まだそんな大きな悩みになっていない段階でも経営に関する相談を、我々、区のいろいろな場所で相談場所は設けておりますので、そういった資源を活用いただいて、より経営に強い企業さんにどんどんなっていただきたいなというふうに考えています。 ◆荒川なお   今答弁があったように、かなり最後のところまでくるというか、今から相談じゃちょっと遅いというか、そういう状況に追い込まれてから、やっぱり動いている方が多いのかなというのも、以前にもそういう答弁があったかと思うんですね。結構、そういう方々、こう言ったらあれですけども、ちょっとアナログというか、なかなかSNSであるとかインターネットの情報であるとか、今、板橋区でいろいろな情報を発信していますけれども、そこにたどり着きにくい方なのかなというふうに思うので、そういうところもひっくるめて対策も必要ではないかと思うんですが、そこについても答弁お願いします。 ◎産業振興課長   ここのところ議員のほうからもいろいろ、そういったご案内ができないかというご相談も頂いているので、いろいろ公社の事業であったり、チラシなども議員にもお渡しいただいて、そういう経営相談につながるようなご協力もいただいてるところですが、おかげさまで3月末の広報いたばしのほうにも経営相談について掲載できる流れとなっていますので、そういったもので、多くの事業者さんに経営相談を利用いただくきっかけをつくらせていただければと思っています。 ◆荒川なお   あと、全体的な話になっちゃうんですけれども、産業経済部の中で物価高騰対策が、全くないとは思わないんですけれども、新しいものが今回ないかなというふうには感じたんですけれども、それはどうしているのかをお聞きしたかったんですが、お願いします。 ◎産業振興課長   経営安定化特別融資を延長することもさせていただきましたし、公衆浴場の助成も継続もさせていただきました。物価高騰の新たな支援というところはないんですけれども、先日の部長の答弁でもあったかと思いますけれども、国のほうでも、経済の面では新たなステージに移ったというところで、積極的な設備投資の助成であるとか、そういった方向にもちょっとシフトしていっていいのかなというところは、一つ考えはあります。 ◆荒川なお   国のほうでっていうところなんですけれども、先ほど言いましたように、中小企業、例えば23区でも大田区とか墨田区とかに並んで多いわけですから、やっぱり板橋区として独自の、この間もそういう答弁になっていたかと思うんですけれども、ずっとその答弁でいいのかなというのは、やはり感じるところがあるんですけれども、どこかでしっかりと、区として独自でやっていくっていうところを示していかなければいけないんじゃないかと思うんですけれども、再度、お願いします。 ◎産業経済部長   従前と同じ答弁になるんですけれども、板橋区の考え方としては、企業支援の柱は融資だというふうに思っていますので、非常に有利な経営安定化特別融資も延長するということで、あとは企業が努力をするしかないと思いますので、その努力の後押しをする支援として経営相談を行っております。板橋区は、特に板橋方式と言われるような、かなり事業者に寄り添った相談体制も取っておりますし、あとは企業活性化センターだけでなく、公社であるとか、あと本課でも経営相談を行っておりますので、ぜひそちらを利用していただいて、ご自身で経営を立て直していただきたいというふうに考えております。 ◆荒川なお   努力って、多分皆さんはやってると思うんですね。それは多分していると思うんですけれども、そこで追いつかないからこそ、融資というのは、やっぱり借りるわけですから、ただ、やっぱりそこで、しかもそれしかないから、先ほど午前中の答弁では件数も言ってましたけれども、ただ、結局そこしか選択肢がないから、そういうふうになっているわけですよ。だから、やっぱりそれでできなくなったら、この間も地元で商店がなくなっているなんていうのもありますけれども、なくなってからじゃ、何もできないわけですから、やっぱりそこを見据えた対策、こんなのを言っても答弁が同じになるのかなというふうに思うんですけれども、そこをしっかりとやっていかなければいけないんじゃないかなというふうに思います。次に、先ほど地域振興課の続きのような形になっちゃうんですけれども、2つの集会所に関しては、男女別にはなるのと洋式化をされるということは分かったんですけれども、それでその前に、例えば子育て世代の方とかが来られるようにということで、おむつ台とか、あとはベビーキープ、その設置っていうのは、あと条件、もうちょっと大きいのかなと思うんですけれども、そういうことは、設置は来年度の中で予定はされているんですか。 ◎地域振興課長   例示として挙げさせていただきましたが、設備を充実すればするほど、その設置の面積が必要になってまいります。その影響は、建築面積を変えることはできませんので、実際には部屋の広さが小さくなっていくというような状況もございますので、こちらは検討課題ということで、地域の皆様とお話をする中でいろいろ決定をさせていただきたいなと思っているところでございます。 ◆荒川なお   例えばおむつ台って、かなり小さい子、高齢者も場合によっては必要になるのかなっていうときもあるかと思うんですけれども、今、私もたまに使っていますけれども、場所がかなり狭いところでは本当に大変なので、集会所、地域センターとかだと少し可能性があるのかなというふうには感じますけれども、やっぱりそれは、ただ、ベビーキープとかだと、そこまでの場は条件があるところも、全部は分からないんですけれども、あるんじゃないかと思うんですけれども、そこについての答弁をお願いします。 ◎地域振興課長   設備の充実に関しては、先ほどもご答弁させていただいたんですけれども、サービスの質の向上で候補には入ってきますので、これからいろいろな施設を改修・改築していく中で、設置可能であれば検討の俎上に上げて、実際にやっていく場所もあるでしょうし、広さの関係で設置できないところもあると思いますけれども、対象として捉えて、今後も検討していきたいと思います。 ◆荒川なお   できるところとか、今、確かに狭くて、条件がないところとかもあるとは思うんですけれども、そこはしっかりと見極めるというか、一つひとつをやっていただきたいというふうに思います。次の質問にいきたいんですけれども、環境のほうで、以前2月のときにも質問しているところなんですけれども、気候市民会議のところで以前答弁があったかと思うんですけれども、それでそのときには、ほかの自治体についても参考にするというか、そういうことも、令和8年度以降実施のところだと思うんですけれども、していきたいというふうには聞いていたんですけれども、実際に今、板橋区としてこういう自治体を参考にできるとか、そういうところがあるのかをお聞きしたいんですが、お願いします。 ◎環境政策課長   まだ特定の自治体を目当てというところで固まってはいないところではございますが、気候市民会議については、環境基本計画の策定の過程の中で資源環境審議会等でもご意見を頂いているところでございますので、いろいろとそういうご意見を頂く中で、候補となる自治体というものも目当てを深めながら、今後検討してまいりたいと考えております。 ◆荒川なお   2月の委員会でも、たしか来年度と再来年度で3回ずつ、これは区民検討会ですかね、それをやっていくという中で、その流れの中でいろいろ可能性が出てくるのかなというふうに思うんですけれども、終わってからまた検討とかになっちゃうと、随分先送りしてしまう印象があるんですね。だから、やっぱりその中で検討、どういうふうにしていくかも、板橋区としてどういう考えがあるのかも示されていかなければいけないんじゃないかと思うんですけれども、そこについても最後お願いします。 ◎環境政策課長   今おっしゃるとおり、環境基本計画の策定の中では、区民検討会を実施をいたしまして、区民の皆さんの意見をお寄せいただくということで、いわゆる気候市民会議と同じ視点に立って進めていくところでございますので、その点、区民検討会の状況というものも丁寧に精査をしながら、いずれにしましても広く区民の皆さんの声をどのようにお寄せいただくのかということについて、両者を見据えながら検討していきたいと考えております。 ○主査   以上で本日の審査を終了いたします。  ──────────────────────────────────────── ○主査   これをもちまして、区民環境分科会を閉会いたします。...