• "テスト"(/)
ツイート シェア
  1. 板橋区議会 2024-02-15
    令和6年2月15日区民環境委員会-02月15日-01号


    取得元: 板橋区議会公式サイト
    最終取得日: 2024-09-09
    令和6年2月15日区民環境委員会-02月15日-01号令和6年2月15日区民環境委員会  区 民 環 境 委 員 会 記 録 開会年月日  令和6年2月15日(木) 開会時刻   午前10時43分 閉会時刻   午後 4時20分 開会場所   第3委員会室 議題     別紙運営次第のとおり 出席委員  委員長      いしだ 圭一郎      副委員長     荒 川 な お  委員       ひはら みちこ      委員       坂 田 れい子  委員       間 中りんぺい      委員       寺 田 ひろし  委員       岩 永 きりん      委員       田 中やすのり  委員       おばた 健太郎 説明のため出席した者  区民文化部長   林   栄 喜      産業経済部長   平 岩 俊 二  資源環境部長   岩 田 雅 彦      地域振興課長   関 根 昭 広  戸籍住民課長   北 村 知 子      文化・国際交流課長小 林 晴 臣
     スポーツ振興課長 田 中 一 誉      産業振興課長   家 田 彩 子  くらしと観光課長 池 田 雄 史      産業戦略担当課長 (産業振興課長兼務)  赤塚支所長    藤 原 仙 昌      環境政策課長   河 野 雅 彦  資源循環推進課長 小 熊 大 介      板橋東清掃事務所長新 井   悟  板橋西清掃事務所長木 村   徹      農業委員会事務局長赤塚支所長兼務) 事務局職員  議事係長     龍 野 慎 治      書記       石 川 実 生               区民環境委員会運営次第 1 開会宣告 2 署名委員の指名 3 陳情審査   <区民文化部関係>    陳情第44号 選択的夫婦別姓制度の法制化に賛成する意見書の提出に関する陳情(20頁)    陳情第45号 事実婚カップルとその子供等を法律婚と同等に保護する「日本版PACS」制度導入に賛成する意見書の提出に関する陳情(28頁) 4 議案審査    議案第18号 東京都板橋区手数料条例の一部を改正する条例(34頁) 5 報告事項  (1)農業委員会報告について(40頁)  (2)東京二十三区清掃一部事務組合議会の会議結果について(40頁)  (3)いたばしNo.1実現プラン2025改訂版について(3頁)  (4)区民環境委員会関係組織改正について(41頁)  (5)プラスチックの資源化に関する区民等周知状況について(41頁)  (6)(仮称)板橋区環境基本計画2035の基本方針について(51頁) 6 調査事件について    地域自治の振興、産業の振興及び環境保全等の区政に関する調査の件(62頁) 7 閉会宣告 ○委員長   ただいまから区民環境委員会を開会いたします。  ──────────────────────────────────────── ○委員長   初めに署名委員でありますが、分科会と同様に、ひはらみちこ委員、おばた健太郎委員、以上お二人にお願いいたします。  ──────────────────────────────────────── ○委員長   次に、本日の委員会の運営につきまして申し上げます。  報告事項3のいたばしNo.1実現プラン2025改訂版については、議事運営の都合上、陳情審査に先立ちご報告をいただきたいと存じますので、あらかじめご承知おき願います。  なお、本日の委員会は案件が多数ございますので、各委員、理事者におかれましては簡潔な質疑、答弁、そして円滑な議事運営にご協力賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。  ──────────────────────────────────────── ○委員長   それでは、報告事項に入ります。  理事者の皆様におかれましては、報告事項の背景、意図、狙いなど、ポイントを絞って簡潔にご説明くださいますようお願い申し上げます。  初めに、いたばしNo.1実現プラン2025改訂版についてを議題といたします。  本件について、理事者より簡潔に説明願います。 ◎地域振興課長   それでは、私から改訂版の概要をご説明申し上げたいと思います。それでは、No.1プラン2025の概要をご説明いたします。配付いたしましたA3判横の資料、いたばしNo.1実現プラン2025改訂版の概要という資料をご覧ください。左側の第1章、総論の項番の1、改訂理由でございますけれども、No.1プランは、コロナ禍において1年前倒しで策定いたしましたが、先行き不透明な中、事業量、経費、財政計画を示していたのは令和5年まででございました。今回の改訂で令和6年度、令和7年度の計画も明らかにし、併せて令和8年度以降の次期基本計画を見据えた方向性も示しているところでございます。右側に移りまして、第2章、実施計画でございます。これまで取り組んでまいりましたSDGs戦略、DX戦略、ブランド戦略の3つの柱とする重点戦略について、バージョンアップにチャレンジしていく考えを図で示してございます。裏面、左側をご覧ください。実施計画事業でございますが、(3)のところをご覧いただくと、全56事業、2か年の事業費が一般会計で約489億円となってございます。続きまして、第3章、経営革新計画でございます。項番の4、計画事業につきましては、①から⑭まで記載のとおりでございます。以上の重点戦略、実施計画、経営革新計画の事業のうち、本委員会の所管する部分について、一覧にまとめたものが参考資料の2でございます。この参考資料の2には、資料の本編に掲載されていますページ番号を記載しておりますので、併せてご参照いただければと思います。プランの全体につきましては企画総務委員会で報告しておりますので、本委員会ではこの参考資料2に掲載されている事業についてご意見、ご質問がありましたら、よろしくお願いしたいと思います。簡単ではございますが、説明は以上でございます。 ○委員長   それでは、本件について質疑のある方は挙手願います。 ◆ひはらみちこ   私からは、概要版のほうでお聞かせいただければと思います。こちらなんですけれども、表面の右側、重点戦略バージョンアップの方向性の産業ブランド強化につきまして、大規模イベント魅力向上も入っているんですけれども、全て産業ブランド強化の中で予算も組まれておりまして、こちら、来年度も進めていくということだったんですけれども、今年度、イベントがコロナ明けで復活して、またさらに来年度、イベントの魅力を向上するような施策をしていくに当たりまして、今のところどのような施策があるのかというのをお聞かせいただきたいと思います。 ◎くらしと観光課長   私のほうから、こちらにございます区民まつりと花火大会の件でお答えさせていただければと思います。区民まつりでございますが、ブランド力向上ということで、プラスチックごみの削減とか、そういった取組を行っていくというところと、コーナーとして絵本のまちの推進、そういったところで区民まつりの魅力向上に努めてまいりたいというふうに考えております。そのあたりの予算を今年も計上させていただきましたし、来年度も要求しているところでございます。また、花火大会につきましては、打ち上げ花火の内容について充実をさせて、花火大会としての魅力を向上させていきたいというふうに考えております。こちらについても、今年度につきましても要求させていただいたところでございますし、来年度も引き続きそこについては要求して、充実に努めてまいりたいというふうに考えております。 ◆ひはらみちこ   それから、農業まつりと板橋Cityマラソンについてもお聞かせいただきたいと思います。 ◎赤塚支所長   農業まつりにつきましては、今年度からおみこしも復活しまして、従来どおり戻ってきたというようなところと、あとSDGsとの関連とかっていうのを強調できればということでやらせていただきました。あと、農業の人材育成を今進めているところでございまして、その辺の活動の状況なんかを来場者の方に知っていただいたりとか、そういうことで板橋の農業に触れる機会がどこにあるのかっていうようなところをより多くの方に知っていただけるような、そういった仕掛けを今後やっていければというふうに考えております。 ◎スポーツ振興課長   引き続いてマラソンの魅力向上について話をさせていただきます。前回はフルマラソンのみだったんですけれども、今回、来月にありますけれども、サブ種目であったりとか出店であるとか、そういうところも復活をさせる予定です。メイン会場でのにぎわいも含めたやり方に戻す方向で、今、調整をしているところです。あと、ゲストランナーについても、今までは土佐礼子さんにずっと引き続いて、来月も引き続いてお願いするんですが、インフルエンサーの三津家貴也さんという方にもお願いをして、X等で発信をしていただくというような予定になっております。あと、前回は国内のみの申込みだったんですが、今回から海外の申込みも受け付けておりますので、そういった意味でもマラソンの魅力向上につながるのかなと思っています。 ◎産業振興課長   産業振興課としても、産業ブランド強化というのは、全般的にここにもかなり複数の項目が入っているんですが、大きなものとして、この後の組織のところでもお話ししますけれども、史跡公園の絡みも含めて産業ブランドの強化というのは図っていきますので、産業見本市の拡充なども含めて、強化については進めていきたいと考えております。 ◆寺田ひろし   まず最初に、集会所のほうです、改訂版の71ページでお伺いしたいと思います。区民集会所の改築等ということで年度別計画で挙げられておりまして、まず2点、先に伺いたいのが、こういった個別の計画というのは今後ホームページとかでも、令和6年度はこことこことか、そういうのは表記されることはあるんでしょうか。 ◎地域振興課長   改築が具体的に決まりましたら、区民の皆様に、地元の説明に入ると同時にホームページでも周知を図ってまいりたいと、そのような計画でおります。 ◆寺田ひろし   その先の、令和8年度以降の方向性というふうにも書いてありまして、計画的に推進というのもあるんですが、これもやはりこの場所を、この集会所を改修することが決定しましたということで発表されて、ホームページとかで誰もが見られる状況になるのか、それともここを改修していきますという事業者と契約前の段階で、計画段階では発表される予定とかございますでしょうか。 ◎地域振興課長   今回のNo.1プランの改訂版の次には、次期基本計画と、それに伴う実施計画も策定をし、発表していきますので、まずはそちらを先行して計画を発表していくということになろうと思います。さらに詳細につきましては、具体化を進めていく中で、区民の皆様には周知をしていきたいと考えます。 ◆寺田ひろし   分かりました。結構、私もいろいろ、過去にもご要望を課のほうにさせていただいたりして、集会所にやはりエレベーターが欲しいとか、もしくは椅子とか、昨日の一般質問の中でも出ましたけれども、洋室化とかも含めて、やっぱり身近な施設であるので、区民からのご要望を本当にたくさん頂きまして、利用されている方の高齢化に伴いまして、やはりエレベーターとか手すりとか、本当にその点が切実に、今、来ているところでして、あと存続するしないとかも含めてなんですが、例えば参考資料1のパブリックコメントのほうを拝見させていただいて、やはり7ページのNo.30の区民参加についてというところで、施設の利用者から声を聞いてほしいというような意見が、これは非常に私もよく伺う点でして、住民の意見がどう反映されるのかというふうにパブリックコメントで声を寄せていただきました。この回答のほうで、公共施設の再編整備や廃止、縮小等に当たっては広く区民や施設利用者等のご意見を伺いながらという、確かに意見は聞きますというふうに書いてありまして、その後、真ん中辺りに、プロセスが重要であると考えてますというので、例えば現実に集会所の改修とかも含めて、存続、廃止とかも含めて、事前に決定される前に区民から意見を聞くプロセスというのはどういうものがあるのかというところ、意見を伺いながら検討を進めていく必要がありますという、検討に当たっては、適宜区が責任を持って考え方を示し、成案に練り上げていくプロセスが重要なので、最後決定する前のプロセスというのがあるかと思いますので、そこのところを教えていただければと思います。 ◎地域振興課長   事前に計画を決定する前のプロセスでございますけれども、今も区民の皆様からは、委員がおっしゃるとおりいろんなご意見を賜りまして、適宜対応させていただいてございますが、次の計画をつくる際、18か所の地域センターがございますので、そういったところを、対象の施設につきましては事前に意見を伺うなど、様々な工夫をしていければなというふうに今のところは考えているところでございます。 ◆寺田ひろし   なかなか、本当に声を聞くと際限なくというところもあるかもしれませんし、大変だとは思いますけれども、どうにか、やはり利用されるのが区民の方で、利用者のための施設ではありますので、ひとつ、今後こういったプロセスの明確化というのは、区民集会所に限らずではあるんですけれども、これはつくっていく必要があるのかなというふうに思います。そうでないと、なかなか区民が納税の意識というか、納得感とか、やはりそういうのは、やっぱり実際に利用される方を第一に考えなければいけないのかなと思いまして、私も区民の方に回答するにしても、要望頂いて、これは、いつ頃になりますと言えない状況でして、ここに計画があるので、これをご覧くださいとも言えない、そういうのもないので言えないし、本当に受けるだけで、またそれをお伝えするだけという、あとは要望するだけという状況になって、関係する方がそれぞれ、区側も含めて、なかなかもやもやとした中で最後決定するのを待つしかないというところでありますので、これは、いろいろ総括質問とかも含めて、またお伺いしながらやっていきたいと思います。ぜひご努力いただきたいところでございます。それに関連して、改訂版の93ページでして、No.006の区民集会所のあり方検討というところで、左下の廃止対象6か所、検討対象5か所という、5か所を検討対象と載せてあるんですが、この検討の中身はどういったものが挙げられるのかというのを教えていただきたいと思います。 ◎地域振興課長   検討の中身でございますけれども、こちらのほうは、廃止を前提としてございません。集約・移転という方針でやっていこうと思ってございます。ここに書かれている集会所の名前が、何々公園内集会所というのが多くなってございまして、実は公園内にある集会所につきましては、建蔽率の関係でこの場所に建て替えが難しいというところが数多くございます。また、集会所単体ではなくて、公園の管理棟ですとか防災倉庫、あと公衆のトイレ、こういったものもトータルで考えていかなければならないところが今残ってございますので、適正配置上は残していきたい、ただ、移転する場所を探していかなければならないというのが多く残っているところでございます。この中で唯一、本町の集会所だけは公園内ではないんですが、こちら、民間の施設を借り上げている関係で、運営が民間借り上げですと不安定になる関係で、できれば区の建物、近くの公共施設を建て替える場合は併設をしていくというふうな形で検討をしていこうということで掲載をさせていただいてるものでございます。 ◆寺田ひろし   よく理解できました。具体名が計画で挙がってくるといろいろご意見も出てくると思うんですけれども、やはりこうしてご説明をいただくとご理解も進むかなと思います、ありがとうございました。続いて、事業のほうで伺いたいのが、別のところでございますが、50ページのNo.016ですかね、産業集積の維持・発展の促進というところで、左下の2か年事業量という中で、企業誘致促進PRというのが各年度で1件ずつというふうに書いてありますので、企業誘致促進の中身と、あとPRの方法とか、何かお決まりのことがあれば教えていただければと思います。 ◎産業振興課長   このPRは、事業者さんにお願いをして、ホームページなどでトップのほうに宣伝が上がってくるような仕組みをお願いしているので、1件という数え方にはなっておりますが、ただ、産業全般、板橋のいっぴんであるとか、いろいろな産業に関する事業をここで宣伝をさせていただいているものでございます。 ◆寺田ひろし   すみません、あまり、僕、理解できていなくて申し訳ないですけれども、これは、板橋区のホームページでいっぴんのホームページが上に上がってくるとかですかね。 ◎産業振興課長   説明が足りず、ごめんなさい。区のホームページであったりとか、いっぴんのホームページということではなくて、一般の皆さんが見ていただく中で上がってくるような、検索ワードで上がってきたりとかっていうふうにするようなものでございます。 ◆寺田ひろし   SEO対策に対する支援というようなイメージなんですかね、分かりました。企業誘致という感じだったので、本当に誘致なのかなと、すごいなと思って、以前、一般質問で、より将来のことを考えて、上場企業というかそういったのを増やしていく必要もあるのかなと思っていろいろ提案させていただいた中で、いよいよと思ったところでありました。何となくイメージがつきました。あと、最後にシンプルな質問だけ、確認だけですけれども、隣の51ページのNo.018の区施設再生可能エネルギー100%電力の導入で、これは、それぞれ年度は施設数が書いてあるんですけれども、再生可能エネルギー100%導入を対象とする施設数全体を教えていただければと思います。 ◎環境政策課長   こちら、区施設における再生可能エネルギー100%の導入ということで、計画に基づいて導入施設を増やしていくという流れになっております。最終的には、一定の高圧・低圧受電施設に再生可能エネルギー100%電力を導入していくということで、ここの施設数については現在165施設ということで、目標を持って進めているところでございます。 ◆おばた健太郎   続きで、50ページの、今ほどの産業集積の維持・発展の促進の部分なんですが、まずものづくり企業地域共生を令和5年度もやっていらして、いわゆる工場の改築だとか移転だとか改修だとかというようなところなのかなというふうに思って、引き続き実施されるというところかなと思うんですが、ごめんなさい、不勉強で恐縮なんですが、6件というのは、毎年6件よりも応募が多い状況なのか、件数の具合というところをまず教えてください。 ◎産業振興課長   ご指摘のとおり、こちらは地域に企業さんが根づいていただくための補助金でございますけれども、ここのところについて言いますと、平成31年度が5社、令和2年度が7社、令和3年度が9社というような流れでございまして、令和4年度は6社ということで、目標としては、アベレージというか、6社ぐらいにはご利用いただいて、根づいていただきたいというような考えでございます。 ◆おばた健太郎   予算としては6社ぐらいをめどにというところなのかなということで理解いたしました。これ、実行に至ったのが6社ということで、お申込みというか、ご相談っていうのはもっと多い状況なんでしょうか。
    産業振興課長   ごめんなさい、正確にはつかんでおりませんけれども、なるべくお申込み、ご相談いただいたときには、なるべくこの補助金を使っていただくように担当としても話を深く聞きながら対応しているような状況でございます。 ◆おばた健太郎   大体、応募された方にはできる限りやっていただいてるというようなことで理解いたしました。それから、先ほどご質問のあった企業誘致促進PRが1件ということなんですが、私、ホームページで発見できず、どういった広報でこれをやっていらっしゃるのかなというところと、SEO対策っていうところだと非常に効果はあるのかなというふうに思うので、1件といわず多くの対応をしていただくっていうのもいいのかなと思うんですが、件数の見込みですとか、その辺についていかがでしょうか。 ◎産業振興課長   ありがとうございます。これは、リスティング広告になりますので、1件というのが、要は1事業者さんにお願いしているからという数え方の1であって、実際にお願いしている広告の種類としては、いっぴんだけではなくて、製品技術大賞であったり、光学のサポートオフィスであったり、発明王コンテストについてであったり、一通り産業に関わる事業については広告を投じていただいてるような状況でございます。ただ、産業集積としては、ここにはリスティング広告と地域共生の事業が挙がっておりますけれども、それ以外にも産業振興課として取り組んでいる事業は多くございますので、あくまでも目安としてこの2つを挙げさせていただいてるような状況です。 ◆おばた健太郎   理解いたしました、そういうことですね。1社にお願いしているということで、多くの板橋区で頑張っていらっしゃる企業さんのリスティング広告を一手に引き受けているというようなことかなということで理解いたしました。今、挙がっているのは、例えば板橋のいっぴんだとか、大賞を取ったとかっていうところなんですが、そういうのを取ってないけれども私もお願いしたいっていう、そういう窓口っていうのはあるんでしょうか。そこはない状況なんでしょうか。 ◎産業振興課長   この広告に一企業さんの要望を答えるということは難しいですけれども、ただ、産業振興公社のほうで営業活動の促進をする補助金なども実施しておりますので、何かしら、どんなことでも公社に、産業振興課にご相談いただくことは可能だと考えております。 ◆おばた健太郎   分かりました。産業振興課のほうにご相談くださいということかなということで理解いたしました。続きまして、49ページの心躍るスポーツ・文化の上段ですね、加賀庭球場管理棟の実施設計、解体・改築工事で、令和7年度に解体・改築工事ということですけども、こちら、管理棟が具体的にどういうふうになっていくのかっていうところを教えていただければと思います。 ◎スポーツ振興課長   加賀庭球場管理棟なんですが、今、庭球場自体は2階にありまして、1階に更衣室とかがあって、2階に管理人室とか談話室とかがあって、そのアプローチが階段しかない状況になります。なので、車椅子の方とかが利用できないということになっておりますので、こちらのほうの1階の部分に2階建ての管理棟を建てまして、中をエレベーターで行き来できるようにして、車椅子の方も2階の庭球場のほうにアプローチできるような形で改築する予定になっております。 ◆おばた健太郎   それで、解体中の利用についてはどういうふうになるのかということと、完成が令和7年度末っていうことでいいのかしら、令和8年度以降の方向性にはその文言がないので、令和7年度末に完成というような、スケジュール感について教えてください。 ◎スポーツ振興課長   工事をしている間、どうするかというところなんですけども、一応、今2階が管理人室と談話室があるんですが、1階の更衣室とかを2階のほうに、仮の建物を建てて集約をして、2階だけで営業できるような形を取ります。なので、閉鎖をするとかということは考えていません。開業しながらの工事を予定しております。あと、スケジュール感なんですが、こちらの49ページにも書いてあるとおり、実施設計がまだ終わっておりませんので、令和6年度に実施設計をして、工事の準備に入って、実際に工事が始まるのが令和6年の秋ぐらいを予定しております。そこから1年ちょっとかかりまして、令和7年12月末ぐらいに完成予定となっております。 ◆おばた健太郎   ここの加賀庭球場については、階段でというところで不便を感じてるという話も委員会でもよく出てましたので、ようやくエレベーター設置ということで、ありがたいなというふうに思います。順次進めていただければなというふうに思っております。続いて、49ページの下の近代化遺産としての史跡公園整備についてというところなんですが、コロナで、今回計画が後ろ倒しになったというところで、以前質疑が随分あったところでは、せっかく時間がしっかり取れたのでこの時間を利用して、しっかりとした史跡公園を整備していきますというような、当時の答弁もありました。それを踏まえて、今回、後ほどの報告事項でも、新しい係長が就くというようなところなんですけれども、こちらのまずは概要というか、書いてあるとおりなんですけれども、再度ご説明いただければありがたいなと思ってます。 ◎産業振興課長   大枠の史跡公園の整備は中心が教育委員会のほうでございますので、こちらとしては、この後の組織改正も含めて関わる部分は、産業技術の発展の地としてのブランド強化というところをどのように努めていくかということだと考えております。そういう意味では、今年度の見本市においても、史跡公園の整備について、特別展で周知をしていったりであるとか、いろいろと連携を始めているところでもございますので、今後教育委員会と併せて史跡公園の整備については、特に産業技術の発展の地というところのブランドとしての認識もより強めて、事業をより進めていきたいというふうに考えているところです。 ◆おばた健太郎   非常に期待をしているところではあるんですけれども、特にSDGsの視点というところで、歴史・文化・産業を体感できる公園という、体感っていう言葉が入っておりまして、すぐ近くに植村記念加賀スポーツセンターができまして、植村冒険館があるわけなんですけれども、スタートの頃から完成まで私も見てまして、様々な人が訪れるようなものを造ってくださいということをお願いして、加賀スポーツセンターのほうの話ですけども、完成はしたんですけれども、以前の委員会で、来客者が移転前と比べると減ってしまいましたと、1階の展示物を含めると多少ありますよというようなご説明もありましたが、それはそれとして、ぜひ史跡公園については、こういった体感できる公園というところをしっかりとやっていただいて、閑古鳥が鳴くような、そういった公園にならないようにということをぜひともお願いしたいんですけれども、もし今の段階でまだないかもしれませんが、体感という部分で来館者が楽しめるというようなところで、何か今お考えですとかありましたらお願いしたいと思うんですが。 ◎産業振興課長   あくまでも、やはり史跡公園全体の整備ということでいえば教育委員会が所管となってしまいますので、我々のほうとしては、あくまでも産業ミュージアムのところであったり、産業技術の発展の地がそこであったというところの歴史的価値を踏まえながら、企業とのつながりをつくっていくというところが産業振興課の所管だと認識しています。ただ、その中で産業ミュージアムの価値を高めて、来場をいただくなどの、そういった貢献ができるようには努めていきたいと考えています。 ◆おばた健太郎   そういったところで、産業分野でも体感っていうか、来て、訪れて、実際に産業の振興ですとか発展という部分を体感できるっていうところは当然できると思いますので、そういった観点をぜひしっかりと取り入れていただければなというふうに思っております。よろしくお願いいたします。実はまだたくさんあったんですが、先ほどの寺田委員のご質問のパブコメの部分で私も非常に気になっているのが、区民の意見を取り入れてほしいっていうのが非常にたくさんありまして、全体のパブコメが39個ですか、このうち8個ぐらいが、区民の意見をぜひ取り入れてくれというご意見が非常にあります。これ、全体的な話になってしまうんですけれども、やはりパブリックコメントの中でも、板橋区が区民の声に耳を傾けるっていうところに、もう一歩届いてないんじゃないかなというご意見も非常にあると思いますので、先ほどの例じゃないですが、例えば史跡公園についても、今、選定委員の人たち、区民の方から来て、委員会をやってるのは当然存じておりますけれども、それ以外の、やはりオープン型の説明会であり、その意見がどのように反映したかというのを見える化するっていうところが、いたばしNo.1実現プランという観点については非常に重要かなと思うんですが、誰にというところが。 ◎産業振興課長   産業ミュージアムの点では、産業振興課としては企業さんの意見を取り入れたりということは十分に考えておりまして、企業さんを集めたような会議体で、産業ミュージアムについて改めて周知を図ったりであるとか、産業ブランドを向上するために、板橋区という地が科学技術の発展の地であったということを改めて皆さんとお話をして、共有をして、一緒にブランドを高めていくという作業をさせていただいておりますので、企業さんとそういった機会は十分にこれからも、計画策定もございますし、設けていきたいと考えています。 ◆おばた健太郎   まだ大丈夫ですか。 ○委員長   大丈夫です。おばた委員、全体的なお話は企画になるので、そこら辺をもうちょっと精査していただければと思います。 ◆おばた健太郎   ありがとうございます。全体的な話ではあるんですが、個別の課でも重要なことだと思いますので、ぜひご認識いただければと思います。最後、まとめて、区民環境委員会関連の新しい事業について詳細をそれぞれ教えていただければなと思ってます。この資料の公衆喫煙所維持管理経費助成事業の600万円、こちらの成増で今1件、企業の中でというところがあると思うんですけれども、こちらの600万円の予定の計画についてと、あと2ページのバージョンアップ3のオフィス改革の推進ということで、こちら5,700万円ということですけれども、こちらの詳細について、今のお分かりのところを教えていただければ、あと最後ですけれども、3ページの大山駅周辺地区まちづくり事業の推進ということで、こちらはどういったことを計画されているのかというのと、3点をお願いします。 ○委員長   おばた委員、大山まちづくりは所管が違うと思うので。 ◆おばた健太郎   あれ、このページに入ってますけども、産業振興課で。 ○委員長   何ページ。 (「にぎわいは入ってます」と言う人あり) ○委員長   にぎわいは入ってる。 ◆おばた健太郎   ごめんなさい、私の理解がよくないんですが、3ページのバージョンアップ3、「安心・安全な環境づくり」にチャレンジ!、大山駅周辺地区まちづくり事業の推進というのは、これは対象外ですってことですか。 ○委員長   参考資料2の3ページを言ってるの。 ◆おばた健太郎   そうそう、参考資料2の方です、すみません。まとめますけれども、質疑応答担当所管一覧の1ページの公衆喫煙所維持管理経費助成事業の部分、掲載ページが27ページと書いてあって、同じ資料の2ページのバージョンアップ3、オフィス改革の推進、戸籍住民課、掲載ページが29ページ、それから3ページのバージョンアップ3、「安心・安全な環境づくり」にチャレンジ!の大山駅周辺地区まちづくり事業の推進と、以上3点でございますが、大丈夫でしょうか。 ◎資源循環推進課長   質疑応答担当所管一覧の公衆喫煙所維持管理経費助成事業についてご説明させていただきます。こちら、現在区では、公衆喫煙所を民間の方が新設するための補助というのは用意してございます。来年、こちらに記載されているのは、いわゆるランニングコストというところで、賃借料ですとか光熱水費ですとか、そういった維持管理に関する経費というところで、年間60万円で10か所というふうな予定をしております。具体的に申しますと、公衆喫煙所を既に設置をしている、あるいはこれから設置するところに対して、家賃その他を、ランニングコストを補助するものでございます。 ◎戸籍住民課長   オフィス改革の推進、5,700万円についてご説明させていただきます。オフィス改革につきましては3つの要素が含まれておりまして、1つはIT推進課による本庁舎南館における全庁LANの無線化、2つ目として戸籍住民課におけるフリーアドレスの導入、もう一点につきましてが戸籍住民課におけるAI検索サービスの導入、この3点になっております。戸籍住民課のフリーアドレス導入の背景としましては、行政のデジタル化の推進などによって、窓口業務の変化であったりとか、本庁舎内に分散していた戸籍住民課の窓口、執務スペースなどの集約をする必要性を背景にしまして、フリーアドレスを導入することに至っております。フリーアドレスにつきましては、南館1階を対象として、繁忙期以降の7月中旬の導入を目指しております。この導入によって、マイナンバーカード交付窓口を今現在2階の人材育成センターに設置してあるんですけれども、それを1階の窓口のところに取り込むことができるようになりました。また、実績という概念をなくして、執務へ時間軸の導入を検討したりとか、また係間連携の強化と可変性の導入を実現するというところで、フリーアドレスを考えております。AIの検索サービスにつきましては、戸籍の専門的な部分についてAI検索サービスを導入して、効率的な業務を図ろうといったものです。 ◎産業振興課長   大山駅周辺地区まちづくり事業についてなんですけれども、これは再開発を契機とした商店街の活性化について、こちらを補助するという内容で、具体的にアドバイザーであったりとか、まちを活性化するための様々な事業について補助をしたりとか伴走支援をしたりっていうような内容でございます。 ◆岩永きりん   改訂版の冊子のほうで、ご質問を何点かさせていただければと思います。まず、冊子の30ページの上の部分のBtoC関連専門展示会への板橋区ブースの出展のところに関してお伺いをできればと思います。不勉強で恐縮なんですけれども、具体的にはどういった展示会へ出展をされる予定なのかということと、これまでの実績等あれば教えていただければと思います。 ◎産業振興課長   こちらは、産業振興公社のほうの事業でございますけれども、BtoCということで、一般的には展示会もBtoBでやられてることが多いんですが、ここのところ、BtoCということでインターナショナル・ギフト・ショーというのに出展を、ついこの間にしたところでございます。実績としては、まだまだ商談が幾つ出てとかっていうところまでは集計できておりませんけれども、具体的に区内の企業さんに大手の企業さんから商品の引き合いがあったという実績はあると伺っております。 ◆岩永きりん   分かりました。今おっしゃっていただいたインターナショナル・ギフト・ショーは、これは今年度出展されたのが初めてだったのか、これまでも出展されていたのか、そのあたりも教えていただけますでしょうか。 ◎産業振興課長   昨年から出てるということです。 ◆岩永きりん   分かりました。効果測定はまだということなんですけれども、これからどういった成果があったか、しっかり確認をしていただければと思います。それから、すみません、これに関連してなんですけれども、ギフト・ショー以外の、何かそういった専門的な展示会のようなものへの、区としてブースの出展は予定しているのか否かということについてもお伺いできればと思います。 ◎産業振興課長   こういった専門展示会の出展については、公社のほうの事業でございます。年間、幾つか出ております。機械要素技術展なんかも出ておりますし、私がやってた昔はもっと違う展示会にも出ていたんですけれども、年間の計画等は、また改めて別のときにお伝えできればと思います。 ◆岩永きりん   分かりました。続きまして、50ページに関してお伺いをできればと思います。先ほどの質疑の中でも少し出ていた部分について追加で、細かいところなんですけれども、お伺いできればと思います。上の部分、事業名が産業集積の維持・発展の促進のところで企業誘致促進PRっていうのがあるというお話で、これはリスティング広告ということだったんですけれども、リスティング広告のこれまでの過年度の成果に対してデータを取って、効果測定みたいなのは行っているのかどうかということをお伺いできればと思います。 ◎産業振興課長   こちらは、何件出してとかっていうところまでは分かりますけれども、それによって、どれだけ見られてとかっていうところも一応把握はしているところです。 ◆岩永きりん   できれば、データが年々たまっていくと思うんですけれども、データに沿って、次の年の広告の運用の方法ですとか改善をしていただければいいのかなと思うんですが、そのあたりいかがでしょうか。 ◎産業振興課長   当然、こういった広告の効果というのは、一番数字として把握しやすいというところだと思っておりますので、どういったものがよく見られていてとか、あとどういったところがまた奥まで、出ただけでなくて、そこからどれだけの方が展開していただけるかというところが重要かと思ってますので、そういったところもしっかり考察しながら、どういったものをここで広告していくかというのを検討していきたいと思います。 ◆岩永きりん   ありがとうございます。広告は、個人的にも非常に重要なんではないかなと思っているところでして、効果測定と改善をお願いできればというふうに思っております。続きまして、その下の部分なんですが、No.017、事業名が農業の継承支援と農にふれる環境の充実というところに関してお伺いをできればと思います。事業概要のところにSDGsの視点というのがあって、そこに農家支援による農地保全ということが書いてあるんですけれども、さらに下の部分に書いてある事業量のところに、農のサポーター、それから収穫体験事業の拡充、学校給食食材提供拡充という事業が挙げられているんですけれども、下に挙がっている事業が農家支援にどのようにつながっているのかについて、ご認識をお伺いできればと思います。 ◎赤塚支所長   こちら、農のサポーターで新しい人材を育成しまして、まずは収穫体験とか食材提供をやっていただくんですが、それによって、現在収穫体験事業の生産をお願いしている農業者さん、ベテラン農業者さん、食材提供も同じなんですけれども、そういった方たちの負担が軽減されて、よりご自身の生産活動に注力できるとか、そういった効果が見込めるというのが、まず目先の部分での効果になろうかなというふうに思っています。拡充との直接の結びつきではないんですけれども、行く行くはその方たちが農業者さんに代わって生産活動ができるような人材になっていければ、なおこの事業の成果になるのかなというとこで、それはまだまだ見通しは立ってないんですけれども、そういったところまで想定はしております。 ◆岩永きりん   分かりました。不勉強で本当に恐縮なんですけれども、今年度の時点で農のサポーターの方は区内に何人いらっしゃるのか教えていただけますでしょうか。 ◎赤塚支所長   今年度から4名のサポーターさんがなっていただきまして、活動しております。 ◆岩永きりん   分かりました。今年度から4名ということなんですけれども、これまでは別にいらっしゃったんでしょうか。 ◎赤塚支所長   この活動自体、昨年度に初めて養成コースというのを、農業スキル育成講習というものを設けたものですから、活動は今年度からの活動になっております。 ◆岩永きりん   ありがとうございます。続きまして隣のページに関してお伺いできればと思います。冊子の51ページのところでございます。上の部分の事業名が区施設再生可能エネルギー100%電力の導入のところに関して伺いたいと思います。事業経費が、令和6年度が約5.2億円、令和7年度が約1.4億円となっているんですけれども、これは具体的には、施設に再エネを導入することでどういった内容の経費がかかるのかということについてお伺いできればと思います。 ◎環境政策課長   こちらは、区の施設への再生可能エネルギー電力の導入に係る経費ということで、令和6年度は5億2,000万円余、令和7年度が1億4,000万円余ということになってございます。この経費につきましては、いわゆる光熱水費といいますか、電力を購入しておりますので、これに必要となる経費を見積もって、お示しをしているところでございます。令和7年度は導入施設数が少ないということで、令和6年度よりは事業経費が少なくなってるという状況でございます。 ◆岩永きりん   分かりました。光熱水費とのことなんですけれども、これは、もともとの再エネ100%電力を導入する前の光熱水費と比べて、これだけのプラス分が生まれるっていうことでよろしいでしょうか。 ◎環境政策課長   電力の購入は入札させていただいておりますけれども、こちらも多少市場の影響というところがございまして、いわゆるコストの水準というのは経年で見極めているところでございまして、大体これまでの東京電力さんの電力に比して約10%増程度の、今、状況となっているということで、こちらの状況については、今後もその辺の購入の水準というものを見極めながら、取組を進めていきたいと考えております。 ◆岩永きりん   今おっしゃっていただいた約10%の増加分が事業経費となるのか、110%の分がこれになるのか、教えていただけますでしょうか。 ◎環境政策課長 
     申し訳ございません。今、こちらは110%、含めた総額ということでございます。 ◆岩永きりん   よく分かりました。個人的には、もちろん再エネ100%電力の導入は、ゼロカーボンシティ実現のためにも導入は不可欠であると考えているところなんですけれども、やっぱり電力の価格に応じて税金の投入が必要になるという部分でもあると思いますので、注視していけたらなというふうに思っております。最後、51ページの下の部分に関してお伺いできればと思います。事業名がいたばし環境アクションポイント事業のところです。令和6年度、令和7年度、それぞれ4,600万円の事業経費が記載されているんですけれども、こちらの大まかな内訳だけ教えていただければ幸いです。 ◎環境政策課長   基本的には、こちらの経費については、ポイントを付与させていただきます。商品券を購入させていただいて、それをお使いいただく、またいたばしPayということで、そちらのポイントを購入する形でお使いいただくという、基本的に経費というところになってございます。事業参加数が令和6年度は家庭1,200者ということで、本年度が1,000者でしたので、来年度はこの点の事業参加者数の枠も拡大をして、こちらの事業を推進ということで、そのほかにも付与ポイントの拡充ということも含めて事業の充実を図り、区民の皆さんの生活の中でこうした省エネ活動・省エネ行動というものをより定着を深めていただきたいと考えております。 ◆岩永きりん   家庭が1,000者から、令和6年度は1,200者に拡充をされて、ポイント付与の内容も拡充をされるということで、すみません、最後にポイント付与に投入する経費の令和5年度分と令和6年度分の比較だけ教えていただけますでしょうか。 ◎環境政策課長   申し訳ございません。おおよその予算の水準の推移というか、比較ですと、令和5年度予算と比して、令和6年度予算は約3倍の予算額というボリュームで、今回予算計上をさせていただいてるものでございます。対象参加者数の増加のほかに、先ほど申し上げました付与ポイントの拡充ということでございまして、例えば再エネ100%電力を導入されている方の付与ポイントをアップをさせていただいたり、また省エネ家電を設置している方のポイントを増加させていただいたり、また、いわゆる環境活動に取り組んでいただいてる方のポイント、こうしたところも増加をさせていただいたり、いろいろな幅がございますけれども、そうした付与ポイントのアップをなるべく幅広く行わせていただいて、より多くの方に使っていただけるように、来年度、内容を取りまとめたところでございます。 ○委員長   岩永委員が今言ってたのは、ポイント移行に係る経費の違いの、令和5年度と令和6年度を知りたかったわけですよね、そこら辺のお答えがなかったような気がするんですが。 ◎環境政策課長   いわゆるポイント、1ポイント1円ということでございますけれども、先ほど申し上げました、例えば再生可能エネルギー100%導入電力の場合のポイントは、令和5年度1,000ポイントでしたのが、令和6年度は1万ポイントに引上げをいたします。また、省エネ家電設置者の方につきましては、令和5年度は2,000ポイント、エアコン、給湯器ですね、冷蔵庫は1,000ポイントでございましたけれども、こういったところが、エアコン、給湯器は5,000ポイント、冷蔵庫も5,000ポイントでございます。また、フードドライブなど、環境活動に取り組んでいただいてる方、令和5年度は500ポイントでございましたが、令和6年度は1,000ポイントに拡充ということで、こういった拡充を、全メニューを精査して行っているところでございます。大変失礼いたしました。 ◆坂田れい子   少し企画総務委員会の部分にも関わってくるかもしれないんですけれども、SDGsの視点というもの全てに、ロゴが入っているのがすごく気になっていて、これらの事業を決定する上でSDGsを先行させて、後から事業を当てはめる形で形成していったのか、それとも事業内容がもちろん先で、SDGsのロゴを当てはめていっているのか、事業内容を形成していくプロセスについて、それぞれの部長の方に伺いたいんですけれども、どのようなお考えでしょうか。 ○委員長   これは企画の所管になると思いますので。 ◆坂田れい子   事業をつくるに当たって、ロゴを当てはめるっていうことになると思うんですけれども、事業をつくってからロゴを当てはめているのか、そのあたりはあまり関与されてないということなんでしょうか。 ○委員長   それも企画のほうになるかと思いますので、すみませんね。 ◆坂田れい子   分かりました。これは連動してないという理解でいいんでしょうか。 ○委員長   答えられないですよね、恐らくね。 ◆坂田れい子   分かりました。何で気になるかっていうと、最近の小学校の教科書にも全てのページにSDGsのロゴがあって、あなたのこの行動はどこのSDGsの番号にマッチングするかとか、このSDGsの番号をやることで、あなたの解決したいのはこのSDGsのロゴの何番に当てはまるかとかって、そういうSDGsをマッチングさせるっていうような印象を受けるものが教育界にもすごく浸透しているのが個人的にちょっと気になっていて、SDGsの視点を強調し過ぎることで、事業の本質的な目的とか地域における具体的なニーズっていうのが薄れる懸念があるのかなと思って、今回このような全体的な質問を、どのように考えてるのか聞く機会があったのでお伺いさせていただきました。こちらの質問は、地域住民の福祉に直結するような形で進めていただけたらと思っています。もちろんそのようにさせていただいてると思うんですけれども、ありがとうございます。では、もう一点、プラスチックごみ再資源化の推進、52ページなんですが、2か年事業経費のところで約10億円を見積もっているんですけれども、これ、2か年で約10億円という理解で間違いないでしょうか。 ◎資源循環推進課長   こちらの約10億円につきましては令和6年度のお金ということで、令和7年度以降、経常事業に移行しますので、令和6年度だけの金額となっております。 ◆坂田れい子   そうすると、これは回収すればするほど経費がかかるというわけではないということでしょうか。 ◎資源循環推進課長   こちらの金額につきましては、回収量と連動している部分がありますので、回収量が増えれば収集運搬のお金もかかりますし、中間処理、再商品化のお金もかかるというのが、恐らくそういった関係になるかと思います。 ◆坂田れい子   そうしますと、経常事業へ移行っていう、令和7年度のところと令和8年度のところなんですけれども、経常事業の移行っていうのは、令和6年度と何か違いがあるのかないのかも教えていただきたいです。 ◎資源循環推進課長   予算としては、予算の色のつけ方、実計事業ということではなくて、経常事業というところで整理をされるというところでございまして、実際それによって何かが変わると、実際の手続、委託契約の内容が変わるとか、そういったことではございません。 ◆坂田れい子   ありがとうございます。そうすると、再資源化をすればするほど経費がかかっていくっていうことについて、今の時点でどのような見解をお持ちかどうか教えてください。 ◎資源循環推進課長   今、可燃ごみで出していただいてるプラスチックを資源化すると、最終的にはごみを減らすというふうな方向ですので、これが増えればいいというふうには思っておりませんで、ごみの減量化、資源化という流れで、最終的には減っていくというのが理想の姿かと思っております。 ◆荒川なお   まず最初に、49ページの心躍るスポーツと文化のところ、上段のところで、先ほど加賀庭球場のところで質問があったんですけれども、あとその下には東板橋公園運動場改修工事っていうことも書かれているんですが、これ、野球場とテニスコートのほかにもあるのか分からないんですけれども、どういうふうな改修をされようとしているのかっていう中身をお願いします。 ◎スポーツ振興課長   東板橋公園運動場なんですが、こちらのほうは、今、土のグラウンドになっております。こちらのほうを人工芝化していく工事になります。 ◆荒川なお   それは、テニスコートも野球場も全部ひっくるめてということなの。 ◎スポーツ振興課長   少年野球場の部分です。 ◆荒川なお   テニスコートは、私、そこを使ったことがないので分かんないんですけれども、今のままで、これはある程度十分だっていうことなんですか。 ◎スポーツ振興課長   テニスコートのほうは平成31年に人工芝化しておりますので、特に今回は手を入れません。 ◆荒川なお   分かりました。それで、あともう一つ書かれてるのが、赤塚体育館長寿命化改修工事なんですけれども、これもかなり老朽化しているっていうのは、この間も答弁があったんですけれども、どういうふうに変わってくのか、全面的に変わる、今決まっている範囲で、ここはこういうふうに変わりますっていうところが分かっていれば教えていただきたいんですけども。 ◎スポーツ振興課長   令和7年度に基本計画をつくって、令和8年度から設計に入って、実際の工事は、今の予定だと令和10年、11年になっております。なので、今の段階で、こうしていきますっていうところは打ち出していないんですが、来年度、基本計画に向けて、いろんな要望を頂戴していますので、どういった機能が必要なのか、不足しているのかというところの洗い出しを課の中でやっていくところかなと思っています。 ◆荒川なお   この体育施設を利用している方から、老朽化の影響ですか、ロッカーとか、かなり古く、多分ほかもそういうふうになってるんじゃないかと思うんですけれども、具体的にはそういう声も聞いてて、それでちょっと気になってたのが、東板橋体育館のときも、どういうふうにやってくかっていうのは、例えば工事期間が始まったら使えなくなりますよね。その間、プログラムとか、これ、また5年たつから指定管理者とかが替わる可能性もあるわけですけれども、こういうプログラムをできなくなる分、どうするのかとかいうのが、結構工事の寸前になってから話合いとかが具体化されたんですけれども、やっぱり同じことを繰り返さないように、もっと早くからそういうこともひっくるめた計画も立てていかなければならないんじゃないかと思うんですけれども、そこについてもお願いします。 ◎スポーツ振興課長   加賀のスポーツセンターの改築のスケジュールとか段取りとかも踏まえて、より早くできる部分については、より早くやっていくというような考え方でやっていきたいと思います。 ◆荒川なお   やっぱり工事をやるということがそもそも知られていないっていうことで、やっと遅くに知られて、そこから意見が出るっていうことなので、全体として周知をしていく、施設の目立たないところに貼ってあったとか、そういうふうな答弁が4年前はありましたので、それだと知られるわけないなっていうのは、私も聞いてて思いましたので、そういうふうにはならないようにしていただきたいと思います。加賀庭球場については、先ほどおばた委員からもあって、一つ確認なんですけれども、決算調査特別委員会の分科会のときに、エレベーターを一つは建物の中に、1階から2階に行くと、2基つける可能性みたいなことを言っていたんですが、それはそこの棟とは別に、もう一基つくっていう認識、そういう方向で立てられるということでいいんですかね。認識が違ったらすみません。そんなこと言ってなかったですか。 ◎スポーツ振興課長   そうですね、元からエレベーターはつけたいということで検討していて、もともと手前にスロープをつけようかとかっていう話も出ていたんですけども、今回エレベーターをつけるということになったんですけども、多分、元から1基だったと思います。 ◆荒川なお   そうすると、2段にわたってますよね、1階部分というのが、駐輪場があるところから、ここが1階ということなのか、その辺が、今、地図もあるわけじゃないのでなかなか共有できないんですけれども、そこへはスロープで上がるっていう認識でいいんですか。そこを確認させてください。 ◎スポーツ振興課長   基本的に2階に今の1階の機能を集約させて、営業をしながら工事を行うときに、1階の今の建物を除却するときに、少し入り口を入ると段差があるんですけれども、あそこも根こそぎ取って、平らにして、2階建てを建てるっていうような計画になっています。 ◆荒川なお   認識が今までちょっと違ってたもんですから、じゃ完全に1階と2階だけに、真ん中はなくなるっていうことなんですね、分かりました。あと、すみません、もう一点が環境のところに関して、52ページなんですけれども、これ、学校以外の公共施設LED化推進ということで、これは政策経営部のほうもちょっと絡んでいるんですけれども、これ、来年度と再来年度で6か所の建物っていうことで、LED化をどういうふうに、例えばやりやすい施設を選んでいるのか、その辺がいろいろあると思うんですけれども、その辺の説明をお願いしたいと思います。 ◎環境政策課長   こちらについても、今おっしゃったように、いろいろと施設の状況ですとか、いわゆる小規模な改修であるとか、そういったところの見合いも含めて、LEDの交換、更新ということに適した施設を施設経営課と連携しながら、対象施設については決めているという状況でございます。 ◆荒川なお   そうすると、具体的な施設名っていうのはまだこれからっていう認識でいいんですかね。 ◎環境政策課長   対象施設についてはまだ協議中ということなので、まだ確定していないという状況でございます。 ◆荒川なお   LED化をする際に、結構LEDになると古いものよりも大分明るくなるなというので、例えば集会所とかであると高齢者の方が利用していたりして、そこをやるかどうかは別ですけれども、かなり明る過ぎて、逆に使いにくいっていうような、そういうことも、施設はいろいろありますけれども、ただ単に改修の時期だからやっちゃおうかっていう発想もあるとは思うんですけれども、そういうニーズとか、集会所なんか、特に多いんじゃないかなと、あまり広くないですし、そういうところも、これは政策経営部とちゃんとすり合わせてやるっていう方向でいいのかをお聞きしたいと思います。 ◎環境政策課長   そういったところについては、そういったニーズといいますか、そういったものも捉えながら、施設整備の部署と連携をしながら、使っていただきやすい環境の整備ということで、例えば、いわゆる電力ワット数というんでしょうか、その辺のどういったものを採用するのが適しているかですとか、そういったことについては、今後の整備を通して検討してまいりたいと考えております。 ○委員長   本件につきましては、この程度でご了承願います。  委員会の途中ではありますが、議事運営の都合上、暫時休憩いたします。  なお、再開は午後1時といたします。 休憩時刻 午前11時54分 再開時刻 午後 零時57分 ○委員長   休憩前に引き続き、区民環境委員会を再開いたします。  ──────────────────────────────────────── ○委員長   それでは、陳情審査を行います。  初めに、区民文化部関係の陳情第44号 選択的夫婦別姓制度の法制化に賛成する意見書の提出に関する陳情を議題といたします。  陳情の朗読を省略し、理事者より現状について説明願います。 ◎戸籍住民課長   陳情第44号 選択的夫婦別姓制度の法制化に賛成する意見書の提出に関する陳情についてご説明させていただきます。陳情者の主訴としましては、議会より国へ婚姻届の備考欄などに呼称上の氏、戸籍法上の氏は旧姓を使用するとのチェック欄を設けることを要望する意見書を提出することを求めるとされています。なお、この陳情では、旧姓使用の拡大を求めているのではなく、あくまでも婚姻時において戸籍法上の氏を使用できる制度の新設でございます。理由ですが、今日、家族の多様化や女性の社会進出が進む中、明治民法制定の夫婦同姓制度は実情にそぐわない。また、夫婦同姓強制制度とこの方はおっしゃっているんですけれど、民法750条は女性全体の地位を下げ、抑圧する制度であり、憲法13条、14条、24条2項、女子差別撤廃条約等に違反している。また、平成27年の最高裁大法廷では、民法750条の夫婦同姓規定は合憲と認められたが、一方で、結婚前の旧姓使用が広まることで、不利益が緩和されるとの意見が示されております。補足ですけれど、現状として、平成31年4月から、女性活躍推進の見地から住民票、マイナンバーカード等へ旧氏、旧姓を併記できるようにするため、住民基本台帳法施行令の一部を改正する政令が公布されております。こちらは、令和元年11月5日に施行されています。このことによって、婚姻等で氏に変更があった場合でも、ご本人の申出によって従来称していた氏を住民票とマイナンバーカード等に併記できるようになっております。 ○委員長   本件に対する理事者への質疑並びに委員間討論ある方は挙手願います。 ◆寺田ひろし   すみません、確認でございますが、大方は意見を述べるときにお伝えいたしますが、ちょっと確認で、これまで意見書として、こういう選択的夫婦別姓制度とかで議会のほうから提出された動きとかっていうのをちょっと確認で伺います。
    ◎議事係長   このような選択的夫婦別姓制度に関する陳情に関しましては、まず令和元年3定なんですけれども、選択的夫婦別姓制度について国会審議を求める意見書を国に提出することを要望する陳情というのが提出されまして、採択となり、同趣旨について国会で議論していただきたいというような意見書が提出されているところになります。 ◆寺田ひろし   承知いたしました。詳しくは、また意見のところでまた述べさせていただきますので、理事者のほうに確認ですが、この陳情で書かれてあるようなチェック印というのは、婚姻届とか、そういったところの選択するところに、もう一個チェック印を設けるみたいな、旧姓を使用するとか、そういったイメージという感じでよろしいでしょうかね。 ◎戸籍住民課長   現在の婚姻届は、民法750条にのっとって、婚姻の際には夫婦どちらかの氏を称するとあるので、届け書に妻の氏を名のる、夫の氏を名のるというところで、チェックを入れられるような項目がございます。そちらに、もう一本、旧姓を利用するというところを加えてくださいという陳情になっております。 ◆岩永きりん   何点かお伺いをできればと思います。まず、先ほどご説明の中でおっしゃっていただいたんですけれども、令和元年度より実施されている旧姓の住民票等への記載申請の現況について、概要をお伺いできればと思います。 ◎戸籍住民課長   旧姓につきましてなんですけれども、住民票に現在旧姓を併記している方につきましては、2月1日現在で1,010人になってございます。うち、男性が66名、女性が944名、93%の女性の方が住民票に旧姓を併記してございます。ただし、全てが婚姻中の方かどうかは不明でありまして、例えば養子縁組であるとか、離婚をして戸籍は旧姓という方もいらっしゃるので、いろいろな方がいらっしゃるんですけれども、旧姓併記としては、今申し上げた人数になっております。 ◆岩永きりん   分かりました。1,010人の方々が、今、夫婦別姓を望んでという理由のみではないんですけれども、住民票に旧姓を併記されているということなんですが、この数字に関して、令和元年度からどのような伸び率というか、どのような感じで、毎年何件ほど増えてきているのか、そちらに関してもお伺いしたいと思います。 ◎戸籍住民課長   平成元年に旧姓併記が始まったときに、まず男女社会参画課のほうで女性活躍推進の見地から、住民票とマイナンバーカードには旧姓が併記できるようになりました。ただ、ほかの所管についても、何かできるものがあれば検討して拡大してくださいという通知が、全庁的にまかれたんですね。それ以降の取組につきましては、戸籍住民課では把握がちょっとできていないんですけれども、ちょっとお待ちください。申し訳ございません。申請数の推移についてちょっと申し上げます。令和2年度につきましては、260件でございます。内訳は、男性が13名、女性が247名。令和3年度が合計で237件、男性が19件、女性が218件。そして、令和4年度、こちらが合計が228件、男性が内訳として20件、女性が208件となってございます。 ◆岩永きりん   分かりました。続いてお伺いをしたいんですけれども、現在、住民票上で続柄のところに、妻(未届け)、あるいは夫(未届け)という表記を採用されている方は、区内でどれぐらいいらっしゃるんでしょうか。 ◎戸籍住民課長   妻(未届け)、夫(未届け)という形で、大体、例年450件前後ぐらいの方が、そういった表記をされています。具体的に申し上げますと、令和5年度は、合計で420件でございます。こちらの内訳としましては、妻が319件、夫が101件。令和4年度が合計で434件、内訳は妻が336件、夫が98件。パーセントとしましては、大体0.13%から0.14%ぐらいになってございます。 ◆岩永きりん   分かりました。続いてなんですが、今教えていただいた数字等も踏まえまして、区として選択的夫婦別姓を望まれる区民の方は、どれぐらいいるかというのを把握されてはいらっしゃいますでしょうか。 ◎戸籍住民課長   もともと婚姻届を出されていないっていうところで、正確な数の把握がなかなか難しいんですね。それで、先ほどお答えした住民票の続柄が未届けとなっている妻、夫につきましても、この方たちがイコール事実婚カップルとは言い切れなくて、例えば今婚約中で、もうすぐ婚姻届を出すという方も、この未届けの中に入っているので、ちょっと正確な数が分からない中で、その事実婚と思われる方たちが、果たして事実婚にしている要因が、この選択的夫婦別氏なのかっていうところについても、ちょっとなかなか確認する方法がないので、分かりかねます。 ◆岩永きりん   分かりました。今おっしゃっていただいたとおり、現状出てくる数字では、それがイコール選択的夫婦別姓のニーズとつながるかというのは分からないところだと思うんですが、ちょっと所管としては異なるかもしれないんですけれども、区として選択的夫婦別姓制度のニーズ把握の調査をこれまでにされてきたか、あるいは今後される予定というのはありますでしょうか。 ◎戸籍住民課長   所管と思われる男女社会参画課のほうに、今までのその把握に関わる調査等について、実施の有無は確認をさせていただいたんですけれども、現時点で実施はしてないということなんですね。それで、今後についてっていうところにつきましては、改めてきちんと男女社会参画課のほうに伝えていきたいと思います。 ◆坂田れい子   2点だけ補足的な質問になるんですけれども、この事実婚に法定根拠を要望する区民からのそういった相談っていうのは、今までにあったのかどうかっていうのが、もし分かればお願いします。 ◎戸籍住民課長   戸籍住民課の窓口自体が、結局、婚姻については法律婚の方が申請に来られる部署なので、なかなか戸籍住民課の窓口で、そこまで踏み込んだ、別姓についてどうなんですかっていうところまでのご質問とか、ご要望は、窓口であるとか、CRMとか、いろいろな手段をもってしても、今のところ把握してないです。 ◆坂田れい子   もう一点、このチェック欄を設けることで、戸籍実務として生じられる、考えられるような負担っていうのが、もしあればで大丈夫なんですけれども、私自身想像がちょっとつかないので、アドバイスいただけたらと思います。 ◎戸籍住民課長   チェック欄を設けるっていうことは、現在、家族の1筆頭者の中に、同じ氏の家族の方もいらっしゃるっていう体裁の今家族としての戸籍が出来上がっている中で、例えばその中でお母さんだけ氏が変わるっていうところの表記の仕方が、ちょっとイメージが湧かないんですけれども、その一つの今の家族の中での戸籍の記載というか、編成というか、書き方、表記の仕方自体が多分見直しというか、大きく見直すことになってくるので、もしそういったことになれば、現状のシステムであるとか、今の運営の仕方とか、影響はかなり負担も含めて大きいとは思います。 ◆間中りんぺい   僕もその確認をしたいんですけれども、ほかの区の状況を自分で調べてなくて申し訳ないんですけども、これは夫の氏と妻の氏のほかに旧姓を使用するの新しいチェック欄を設けてほしいって内容じゃないですか。ほかの区で、こういうことをやっている区ってあるんでしたっけ。婚姻届にチェック欄を設けているようなところ。 ◎戸籍住民課長   この方が求めているのは、入り口としては、今ある戸籍の婚姻届にチェック欄を1つ加えてくださいっていうことなんですけれど、このチェック欄、この戸籍の届け書自体が戸籍法に基づく手続法にのっとって様々な処理をしているので、法律になるんですね。なので、よその自治体も皆同じような形でやっているので、こういったチェック欄を設けて対応をしている自治体はありません。 ◆荒川なお   陳情書の下のほうに書いてあるんですけれども、戦後、民法改正で家制度が廃止されてから70年以上が経過したにもかかわらず、96%の女性が夫の氏を改姓する現状っていうことをいろいろ書いてあるんですけれども、板橋区で、これちょっと戸籍のほうで分かればなんですけれども、結婚する際に夫の姓を名のっている、奥さんの姓を名のっているいう、そのパーセント程度の割合っていうのは、今、もし分からなければ大体これと同じぐらいとか、そういうことでもいいんですけども、分かりますかね。 ◎戸籍住民課長   ちょっと把握ができてなくて申し訳ございません。 ◆荒川なお   何でそんなこと聞いたかというと、今ここにも書かれているように、男性のほうの姓を名のるっていうのが、やっぱりちょっと当たり前の社会になっているっていうところがずっとあって、そこから少し最近では変わってきているところもあるのかもしれないですけども、あまりその変化は見られないというところで、板橋区でそういう数字が分かればというのは思ったんですが、それで先ほど旧姓を名のるというのは、区民のほうについては先ほど岩永委員から質問があったんですけれども、たしか区職員のほうでも、例えば名札とか、そういうところなんですかね、旧姓とかでできるっていうのを以前、委員会とかで出ていたかと思うんですけれども、例えばそれが今どれくらいか、例えば推移として増えてきているのかとか、そういうのが分かれば教えていただきたいんですが、お願いします。 ◎戸籍住民課長   区職員の旧姓利用につきましては、2月現在で299名おります。内訳としましては、男性が11名、女性が288名。今までの推移としましては、推移は4月1日時点なんですけれども、平成31年が186名、令和2年が202名、令和3年が229名、令和4年が251名、そして令和5年が275名と増加してございます。 ◆荒川なお   ということは、区としてはどういうように見るかというのもありますけれども、ある程度区職員とかの中でも、そういうニーズが増えてきているっていうことでいいんですかね、そういう認識で。そういうことを求めている人は、今後も増えてくるという認識でいいんですか。そこも再度確認させてください。 ◎戸籍住民課長   そうですね。数字を見ると、やはり女性、男性、入区してずっと仕事をしていて、途中で結婚っていうことがあるんですけれど、その結婚を契機に、必ずしも夫のほうの氏に名前を変えるっていうのではなく、今までのキャリアを継続する形で、旧姓利用っていう方が、女性が多いですけれども、数字では増えております。 ◆荒川なお   あと、最後なんですけれども、先ほど選択的夫婦別姓についてニーズ調査みたいなものを、私もやってもらえたらいいのかなっていうのは、ちょっと感じていたところなんですけれども、それで男女社会参画課のほうなんですかね、やっていないっていうことだったんですけれども、例えばそういうような調査っていうのは、ほかにも求められるところが幾つかあると思うんですけれども、やっていない理由とかまでは分からないですかね。ちょっとそこを聞きたかったんですけれども、そこまで把握されていますか。 ◎戸籍住民課長   戸籍住民課では、まずそういった区民向けの調査は実施していないので、あと区で実施しているものとしては、やはり男女社会参画課は行動計画をつくるところを契機として意識調査をやっているので、もし必要があればそういうところに盛り込むことはできると思うんですが、ただそちらについては、やはり男女社会参画課はアクティブプランという行動計画にのっとって内容を組み立てているので、ここがそぐうそぐわないっていうところはあると思うんですね。なので、一応、今頂いたお話については、男女社会参画課のほうにお伝えしていきたいと思います。 ◆荒川なお   それで、ちょっとここで提案というか、先ほどもあったんですけれども、今回、チェック欄を設けることを要望する意見書を国に提出するっていうことなんですけれども、率直に言って範囲が狭いというか、あまりにもちょっと具体的過ぎるかなっていうのは、すごく感じていたところなんです。我々自身は、選択的夫婦別姓というのは、大事なところだとは思っているんですけれども。それで、もし可能であれば協議会を開いて、この文言の在り方であるとかをちょっと協議できないかっていうのと、あと陳情者のこの理由のところと、その意見書を求める内容というのが、やはり少し私は乖離があるというか、読んでいて感じたところだったんです。だから、例えば今回は保留をして、次の委員会までに、本人が例えば取消しとかいうこともあるのかもしれないですけれども、そういうこともひっくるめて協議ができないかということを、協議会を開催できないかということで動議を提出いたします。 ○委員長   ただいま荒川委員より協議会を開きたいという動議が提出されましたが、本件の取扱いにつきまして協議会を開きたいと存じますが、ご異議はございませんか。 ◆寺田ひろし   荒川委員からのそういった申出があったので、しっかり受け止めて私も考えたいなと思うんですが、ただやはり一番は陳情者の思いが、多分、今回かなり勉強されている方だと思います。これを陳情者の方がいらっしゃらない場で、私たちでこれはこうだろうという、それはやっぱりあくまでこの委員会の場で、それぞれ思うところに従って意見を申し述べて、その上で採択、不採択とやるのが、まず第一かなと思いまして、後でまたこの陳情者の方が、いや、そうではないんだよということでもう一度とかっていうのであれば、その趣旨と理由のところをまたご検討いただいてというところで、全然道は閉ざされていないので、長くなって申し訳ないですが、結論として、私はしっかりこの委員会の場で議論したほうがいいなと、協議会はやらなくてもいいかなというふうには、私は思いました。 ○委員長   協議会を開くためには、全会一致が原則となっておりますので、協議会を開くことができません。  それでは、質疑並びに委員間討論のある方、荒川委員、続けますか。 ◆荒川なお   大丈夫です。 ○委員長   分かりました。  以上で、質疑並びに委員間討論を終了し意見を求めます。  意見のある方は挙手願います。 ◆ひはらみちこ   我が会派といたしましては、結論から言いますと、本陳情に対しては不採択を主張いたします。理由としましては、本件につきましては、身分や居住を公に証明する戸籍制度の法改正が必要となり、全ての国民に影響があること、また前提として選択的夫婦別姓制度は、現在の夫婦同姓制度を規定する民法第750条、それから戸籍法第74条1項にて、令和3年6月の最高裁大法廷において、結婚は本人同士の合意のみでできること、法律をつくる場合は、個人一人ひとりが大切であり、2人は平等であることを基本とすると規定している憲法第20条に違反しないことと判示をされています。またあわせて、司法では国民各層の意見を踏まえ、国会での議論に委ねるとしています。内閣府で5年ごとに実施している家族の法制に関する世論調査におきましては、選択的夫婦別氏制度についての欄がありまして、こちらの改正してもいいという方々が、旧姓の通称使用が可能になった前後で大きく変わっておりまして、使用前の平成29年ですと、改正してもいいという方が42.2%で、旧姓の通称が使用ができるようになった後の令和3年の数字ですと、28.9%まで下がっているという現状もございます。以上からして、我が会派は、慎重な検討をすべきであると判断し、不採択を主張いたします。 ◆寺田ひろし   我が会派は、不採択を主張いたします。もとより、この夫婦別氏制度、別姓制度というのは、我が会派、また党としては、しっかり進めていかなきゃいけないというところで、以前より主張しているところでございます。ただ、今回の陳情を拝見いたしますと、まずこの届け様式を変更することで、そこに法的根拠を持たせるということは、やはり法改正が必要で、その意見書の提出を求めるということでありまして、一方で、正面から選択的夫婦別姓を、別氏をする法改正をやる手間とかを様々考えて、どちらを取るかというふうになります。いずれにしても、やはり国会での議論が必要でございますし、既に先ほど質疑の場で確認させていただきましたが、板橋区議会からも、この選択的夫婦別姓制度をしっかり国会で議論するようにという意見書は、この令和に入ってから出されたところではありますので、深いところで、陳情者の願意というのは、1つ共通する部分があるんじゃないかなというふうに思います。ただ、今回はやはり他の委員からもご指摘いただいたように、ちょっとこの届け様式の変更という非常に狭まった、特定した意見書を出してほしいということでありましたので、やはり国会での議論をまずこういった選択肢も含めて、広く議論していただきたいという趣旨で、不採択とさせていただきました。 ◆岩永きりん   本件陳情につきまして、私どもといたしましては、不採択を主張させていただきます。立憲民主党といたしましては、国政において令和4年6月に選択的夫婦別姓制度を導入する民法改正案を提出するなど、選択的夫婦別姓制度の早期導入を目指しています。私自身も幾つかの事情で法律婚を見送っており、この陳情者の方のおっしゃる内容は、部分部分において大変に理解できるところです。しかし、本陳情の具体的な要望内容は、婚姻届の備考欄に呼称上の氏は旧姓を使用するというチェック欄を設けてくださいというものであり、こちらについては戸籍法上の氏と民法上の氏の二重概念の状態が加速する問題、それから子どもの姓の取扱いの課題等々、主に国において議論、検討すべき部分が多くあると考えます。どのような問題・課題があるのか自体、現時点で全て明確なわけではなく、曖昧な部分も多いため、区からの意見書として提出することは、現時点では難しいと考えます。私個人としては、選択的夫婦別姓制度については、民法の改正をもって実現すべきでないかと考えていることを申し添え、意見とさせていただきます。 ◆坂田れい子   私も結論から言うと、不採択をさせていただきます。チェック欄を設けることで、現行法の戸籍法とか、民法における夫婦同姓の原則に新たな選択肢を与えることになって、日本の今まで積み上げてきた法制度や社会構造に大きな影響を与える可能性があるっていうことを思っています。戸籍法と民法は密接に絡み合っているので、法律の解釈や運用にも大きな変更を要することになると思うので、こういった具体的な内容は国会で議論するべきですし、慎重な議論が必要と思っています。家族をベースにした歴史を紡いできた日本においては、やっぱり夫婦別氏論っていうのは、家族という社会的な機能や価値観を軽視しかねない、個人単位の社会を助長しかねないのではないかと個人的に考えておりますし、参政党としても、家族を大事にしてきた伝統を尊重すべきと考えております。子どもの姓ってどうなるのかに関しては、取決めをつくれば問題ないという次元ではないと考えています。なので、夫婦同姓は家族の一体感を象徴する重要な要素であると考えるため、こちらの陳情には賛成できないと考えております。また、旧姓の通称利用というのは、少しずつ拡大しているかなって思っているんですけれども、この既存の制度内で、より柔軟な対応ができるような社会の在り方を模索するべきではないかと申し添えたいと思います。 ◆荒川なお   我が会派としては、選択的夫婦別姓に関しては、先ほども少し意見を言いましたけれども、必要であり、法改正ということが必要であるというふうに思っています。全国的にも幾つかの自治体でこういう、先ほど板橋区議会でも令和元年度に出されているということもありますけれども、いろんな形でこの選択的夫婦別姓に関しての意見書が国に上げられているというふうに思っています。ただ、なかなか国の中では、ここに書いてありますけれども、なかなか議論が進んでいない部分かなというふうには思っています。本来であれば、先ほどちょっと答弁はありませんでしたけれども、夫の姓を名のるほうが、ここには96%というふうにも書かれていますけれども、そうではなく同等っていうふうに、本当の意味で同等というんであれば選択して、別に強制ではないので、選択して、それで夫婦別姓というところができてくるという方向性が本当に望ましいというふうには思っています。今回、先ほどほかの委員からもありましたけれども、チェック欄を設けることを要望する意見書というのは、先ほども言ったんですが、ちょっとこのまま板橋区議会として意見書というふうには、なかなかならないのかなと思っています。全体として気持ちが、理由等を読んでいると分からないことはないんですけれども、ここでこういうふうに上げてくれという内容ですから、そのまま上げるということはなかなか難しいのかなというふうに思いますので、本陳情に関しては不採択を主張します。 ○委員長   以上で意見を終了いたします。  これより表決を行います。  陳情第44号 選択的夫婦別姓制度の法制化に賛成する意見書の提出に関する陳情を採択することに賛成の方は挙手願います。         (賛成者なし) ○委員長   賛成者なしと認めます。  よって、陳情第44号は不採択とすべきものと決定いたしました。  ──────────────────────────────────────── ○委員長   次に、陳情第45号 事実婚カップルとその子供等を法律婚と同等に保護する「日本版PACS」制度導入に賛成する意見書の提出に関する陳情を議題といたします。  陳情の朗読を省略し、理事者より現状について説明願います。 ◎戸籍住民課長   陳情第45号 事実婚カップルとその子供等を法律婚と同等に保護する「日本版PACS」制度導入に賛成する意見書の提出に関する陳情について説明させていただきます。陳情の趣旨としましては、議会より国へ事実婚カップルとその子供等を法律婚の権利義務をもって、同等に保護する日本版PACSの制度の新設を要望することを求めるとされております。背景としましては、自分たちらしいパートナーシップ構築、夫婦別姓を実現する等々おっしゃっていますけれど、そのために事実婚を選択しているカップルを法律婚同様の権利義務で保護する制度、こちらPACSはフランスにおいて1999年に制定された民事連帯契約制度に倣った日本版PACSが適用されれば、相続、税金、親権、扶養義務、社会保障の全てにおいて法律婚の権利義務と同等のイメージになるとされております。理由としましては、日本人同士が婚姻する場合、法律上、選択的夫婦別姓を選択できないという制度の欠陥がある。また、姓の変更を免れるためや、より自分たちらしいパートナーシップを築くため、様々な理由で事実婚を選択するカップルがいることが推測される。また一方で、我が国における事実婚には、遺産相続、税金、夫婦の証明が難しいという幾つかのデメリットがある。そして、時代のニーズに即した制度を新設し、おのおのが理想とするパートナーシップの在り方を尊重し合える社会を構築していくということを理由とされています。なお、PACSにつきましては、1999年に制定された連帯市民協定であり、性別に関係なく、成年に達した2人の個人の間で安定した持続的共同生活を営むために交わされる契約とされております。  また、法律婚できない事情を抱えるカップルへの支援として、異性の事実婚を対象に含める自治体が増えてきているという実情がございます。千葉市、横浜市、静岡県など全国に少なくとも数十か所の自治体が、異性の事実婚も支援の対象としております。都内はパートナーシップ制度のある22自治体のうち、事実婚も含めているのは23区では墨田区のみです。以上です。 ○委員長   これより本件に対する理事者への質疑並びに委員間討論を行いますが、先ほどの陳情審査の質疑と重複しないようにご協力をお願いいたします。  それでは、質疑等のある方は挙手願います。 ◆ひはらみちこ   私のほうからは、板橋区の方向性についてお聞かせいただきたいと思います。令和3年6月4日の東京新聞電子版によりますと、異性の事実婚にも、地方自治体におけるパートナーシップ制度の対象拡大の動き、背景に選択的夫婦別姓制度という記事が掲載されました。この記事の中では、異性の事実婚をしている夫婦の方が、社会的な不利益をできるだけ回避するために法制化がされるまでの間、居住する地方自治体のパートナーシップ制度を利用していることが多いと記事にありました。事実婚夫婦をパートナーシップ制度の対象としている国立市では、登録23組中の約半分、横浜市では登録333組中の約3分の1が異性の事実婚夫婦ということです。この困り事を少しでも解消しようとするその観点からは、これも一つの試みではあると思うんですけれども、23区ですと、墨田区のみが対象としているだけとなっております。板橋区の現状といたしましては、昨年11月にLGBT性的マイノリティの方を対象に、パートナーシップ制度を導入をしております。いたばしアクティブプラン2025では、ジェンダー平等と一緒に、多様性尊重の共生社会の実現を理念として掲げていることから、板橋区でもパートナーシップ制度の対象を異性の事実婚プラス子どもに拡大していくことは考えているのか、検討しているのか、また考えていない場合は、その理由をお聞かせいただきたいと思います。行政方針、今後の方向性に関する理事者側の考え、特にこちらは総務部の男女社会参画課の所管とは思うんですけれども、本日の委員会には、打合せをして臨んでいらっしゃるとお聞きしましたので、陳情に対する態度表明において参考としたいので、答弁をお願いいたします。 ○委員長 
     ひはら委員、これはちょっと所管外になりますので、すみませんね。その上で、答えられる範囲でお願いします。 ◎戸籍住民課長   今回の陳情について戸籍住民課でお答えはさせていただいていますけれども、男女社会参画課とも方針決定の部分では、男女社会参画課のほうでパートナーシップも含めて実施されているというところがございますので、一応見解については確認してまいりました。それで、今後対象を広げるなどの予定があるのか、検討しているのかっていうところにつきましては、このまま読ませていただく形でよろしいでしょうか。区のパートナーシップ宣誓制度は、男女社会参画課の所管する行動計画アクティブプラン2025において、性的マイノリティへの支援、生活上の困難の解消を目的として検討し、導入したものであり、制度構築の段階でも、性的マイノリティを対象とした制度とすることを確認調整して策定したものです。まだ昨年に制度が始まったばかりでありますし、現在のところ対象拡大という議論がなされている状態ではありませんという回答です。また、今現在できない理由としましては、やはり今おっしゃっていただいたように、墨田区のように拡充を進めている自治体がある一方で、板橋区はなぜできないと考えるのかというところにつきましても、やはり制度構築の段階でも性的マイノリティを対象とした制度であるというところと、平成30年の東京都オリンピック憲章にうたわれる人権尊重の理念の実現を目指す条例制定や社会的機運の高まりもあって、特に配慮が必要である性的マイノリティに対する支援に取り組むこととなりましたというところで、LGBTに特化しているという回答を頂いています。 ◆岩永きりん   数点お伺いできればと思います。まず、お答えいただける範囲で構わないのですが、事実婚カップルとその子ども等を保護するということに関して、国会の動向と司法の動向について、分かる範囲で教えていただければと思います。 ○委員長   これも答えられる範囲の中で結構ですので。大丈夫ですか。 ◎戸籍住民課長   すみません、この事実婚に関わるところの国会での審議の状況とか、地方の状況については、ちょっと私のほうで資料を持っていないので、申し訳ございません。 ◆岩永きりん   分かりました。では、続いてお伺いしたいんですけれども、少し先ほどとかぶってしまうかもしれないんですが、区では事実婚カップルと子ども等が抱えている困り事というのに関しては、何か把握されていることはありますでしょうか。 ◎戸籍住民課長   戸籍住民課なので、例えば手続に来られるお客様はいらっしゃるんですけれど、そういった女性の相談窓口とか、困り事とか、悩み事をこちらのほうで伺って、把握をして、それを解決するっていう部署ではないので、なかなかそこのところの把握は今難しいです。申し訳ございません。 ◆岩永きりん   承知しました。男女社会参画課のほうとも打合せをいただいたということで、もし分かればお答えいただければと思うんですが、そういった困り事に関して、ほかの課で何か調査をしているとか、分かれば教えていただければと思います。 ◎戸籍住民課長   私は以前、男女社会参画課にいたことがあるので、男女社会参画課では、やはり女性の困り事支援っていうところで相談窓口を持っておりまして、DVを含めいろいろな困り事がある方が相談に来られているので、その解決に向けて対応はしておりましたので、そういったところでいうと、相談窓口を持っているところが、こういった事実婚だけではなく、その世帯とか、女性が今困っている状況について把握して、解決につなげていけるのかなとは認識しています。 ○委員長   皆さん共通してなんですけれども、あくまでも戸籍住民課長は男女社会参画課長とは連携を取っていますが、質問は戸籍住民課に関わることでお願いしたいと思います。 ◆寺田ひろし   その限定した形で。1点だけシンプルに。ほかの課から戸籍住民課のほうに、この方は事実婚かどうか、要は住民票の未婚の届けでしたっけ、そういう括弧書きの表記があると思うんですが、ほかの課から、この方はそういった事実婚なんでしょうかという問合せとかっていうのはあるものなのでしょうか。例えば、先ほどのような児童虐待とかで、また家族構成を知りたいとかっていう課からとか、そんな事例があれば教えていただきたいなと思います。結構、親権とかにも関わる部分かなと、法律婚と違って。 ◎戸籍住民課長   申し訳ございません。住民基本台帳がネットワークでつながっているので、もしそこを確認しようと思えば、戸籍住民課に確認しなくても、システムで確認できます。 ◆荒川なお   1つ、まずこの陳情理由の上のほうに、内閣府の調査で、これ2021年の調査ですけれども、事実婚を選択している成人人口は2%から3%を占めている、推察されるっていうことで、先ほど前の陳情のときに、事実婚のこれもあくまでも推定という形ですけれども、人数が出されていて、これはパーセンテージでいうと、例えば二、三%に近いのか、まだ全然もっと小さい数なのか、ちょっとそこを分かればお願いします。 ◎戸籍住民課長   先ほどの陳情のときに、未届けとなっている妻、夫についてのパーセントについて、例えば令和5年度だと420名、20世帯の方がどちらかの未届けという形になっていて、区全体の世帯数の中の0.13%なんですね。そうすると、内閣府の男女共同参画白書のほうに載っている事実婚の割合推定2%から3%よりは大分落ちるんですけれど、例えばこれはあくまでも一つの世帯で、妻(未届け)、夫(未届け)となっている方たちなので、例えば同住所別世帯で、それぞれが世帯主と登録されている方も事実婚の方としてはいらっしゃる可能性もあるので、実際に未届けとされている方よりも、実際の人数はやっぱり内閣府の数字を見ると、もう少し多いのかなというのは認識しました。 ◆荒川なお   ということは、板橋区でもさらに、先ほど言われた人数よりも大分多い、倍とかもうちょっといるようなぐらいが想定できるということですよね。ということは、まだまだこの板橋区でも、先ほど400名とか500名ぐらいでしたかね、ちょっと忘れましたけども。 ◎戸籍住民課長   令和5年度で420名。 ◆荒川なお   ということは、さらに1,000名とかもっと超える可能性があるということですよね。分かりました。ということは、もっといるということだと思うんです。それで、ちょっとこれは先ほど答えられるかというところですけれども、この理由のところに(1)から(3)、我が国においての事実婚のデメリットっていうのが書かれていて、これ3つ大きくは、遺産相続、あと税金の控除がされないという、あと夫婦の証明が難しいっていうことで、そういうニーズ調査というか、今年度だけでも恐らく1,000人以上はいるということが想定される中で、そういう声は聞けているのか。これちょっと答えられないかもしれないんですけども、答えられる範囲でもし分かればお願いします。 ◎戸籍住民課長   これもちょっと男女社会参画課のほうに確認をしたものをそのまま読ませていただきます。事実婚を選択しているカップルや家族への意向調査などは実施しないんですかっていうところにつきましては、住民票上、同一世帯として続柄を夫(未届け)、妻(未届け)としている世帯の抽出は、住民記録システムにより可能と思われますが、それ以外で、実態として事実婚状態にある方々の把握は現実的に困難です。支援策についても、区独自制度では、法的な権利と義務が生じない中で、どのような目的を持って意向調査をするのかという整理がまず必要かと思いますということです。なので、具体的に調査をしていきますというのはまだちょっと、まず大本の事実婚の方たちに対してどうやってあげるのがいいのかっていうところの、まず実施の目的を明確にして、そこからやるやらないを決定していくべきじゃないかっていうところだと思うんですけれど。 ◆荒川なお   もうちょっと聞きたいところはあったんですが、多分それ以上踏み込めないので、分かりました。あとは意見で言います。 ○委員長   以上で、質疑並びに委員間討論を終了し意見を求めます。  意見のある方は挙手願います。 ◆ひはらみちこ   我が会派といたしましては、結論から申しますと、本陳情に対しましては、不採択を主張いたします。理由としましては、こちらは選択的夫婦別姓制度の導入が駄目だったら、事実婚の夫婦プラス子どもに対して各種利益を担保するために、事実婚を法制化することを願意としていると解します。本件が成立しますと、異性間で認められる法律婚と日本版PACSと呼ばれる制度が2つ創立することとなりまして、様々な問題が発生する可能性がございます。選択的夫婦別姓制度と同様に、国の家族の在り方の根幹に関わる問題でありまして、慎重な議論が必要と解します。そのため、こちらにつきましては、不採択を主張いたします。 ◆寺田ひろし   我が会派は、不採択を主張いたします。もとより、先ほど意見で申し上げたように、公明党としては夫婦別姓制はやらなければいけないというふうに考えておりますが、世界で唯一、現在日本だけがこの同姓制度を定めているところで、国連からも複数回、勧告を受けている状況ではあるというのも認識しております。その前提の上に立って、今回の陳情を拝見いたしまして、一つの方法ではPACS制度というのもあるかもしれませんが、事実婚といっても様々なグラデーション、お二人のお考えのフェーズによって社会的な対応というのは違ってきているというのも実態であろうと思います。区議会として意見書を上げるには、やはり区民からのお声というのも、1つ確かめなければいけないところで、現状そのような調査もなく、また明確な私自身もこのPACSのご要望というのはまだ伺ったことがなかったので、まだ検討しなければいけないなというような理由がまず1つです。現状あと様々な事実婚の社会的な中での立ち位置というのは法制度でかなり手当てされていまして、例えば都営住宅も入居できますし、また年金の第3号被保険者にもなれると。そのほか様々な制度で実はもう法律婚と似たような形で、最後残るは相続と税控除なんですけれども、相続のほうは遺言状で、遺言契約で何とか手当てできる可能性もあるということで、最後はこの税控除だけなので、これは法律で何とかできればいいんじゃないかなというふうにも、個人的には考えているところです。ですので、改めて、知名度のちょっとまだまだ少ないこのPACSへの一気にこの現段階で、現時点で区議会から正式な意見書として国に提案するというところまでは、まだ議論が成熟していないんではなかろうかというふうに考えて、不採択といたしました。 ◆岩永きりん   私どもといたしましては、採択を主張させていただきます。本陳情については、最後のページに記載のあるとおり、自分たちらしいパートナーシップ構築のために事実婚をしようとするカップルを、我が国における法律婚と同様の権利義務で保護する制度の実現を求めているものと理解しています。現状、様々な事情で法律婚を選べない、あるいは選ばない方々は、法律婚と比較すると大変不利な状況にあると認識しています。区では、事実婚に特化した調査について今までのところ行っていないのだと思うんですけれども、日頃様々な理由で事実婚を選んでいる方からは、不便だという声もよく頂くところです。昨今のパートナーシップや結婚に対する価値観の多様化を鑑み、そのような方々に対しても権利を保障する制度は必要であると考えます。現状、制度の実現に際しては、十分に検討し、配慮するべき点が様々考えられますが、区から意見書を提出することで、国での議論の活性化を後押しするという意味でも、採択を主張させていただきます。 ◆坂田れい子   私は、不採択をさせていただきます。戸籍制度に拘束されるのは嫌だけれども、戸籍制度の下で得られるはずの様々な権利は享受したいというような趣旨も見受けられるというか、そういうふうに感じることもあって、現行法の根幹を揺るがすことになりかねないし、先ほども申し上げましたけれども、日本にとっての社会構造というところに多大な影響を与えることになるのではと思っています。海外は日本とは異なる文化とか伝統、当然家族観も違うので、それに合った社会を形成していく、だからこういった個人主義の色合いが強いPACS制度もなじむのではないのかなと思います。日本においては、やっぱり家族をベースにした社会っていうのが成り立ってきたっていうのがあるので、その社会の変化がこれらの制度を通じて歴史伝統を軽視することなく、どうやって調和を図っていくのかっていうのが重要な鍵にはなると思っているんですけれども、現代社会の社会の変革とか、家族の形態も多様化している中で、様々な議論が必要になってくるというのは理解はできるんですけれども、日本にはやはり日本に合った形があって、日本的な家族観っていうのは、どういったことなのかっていうのを、そしてそれを崩すことによってどうなって、どういう影響があるのかというのをきちんと原点に立ち返った深い議論が、やっぱり国会の中で審議されるべきなんではないかなと思います。国連からの勧告というのは、日本が歴史上慣例的なことでやってきたものを、それを強制として勧告すること自体が強制ではないかと考えているので、日本は独自の趣旨に立ち返って考えていくべきだと思います。なので、こちらの戸籍法に基づく婚姻が正式な結婚の形であるというところの原点に沿って、個々の判断に基づいて事実婚を選択しているパートナーに、通常婚と同等の権利義務を付与するようなこういった制度については、日本の家族制度自体を否定しかねないということにつながっていくと思うので、不採択とさせていただきます。 ◆荒川なお   我が会派としては、結論から申し上げまして、採択を主張します。本来であれば、先ほどの陳情でも議論がありましたが、やはり選択的夫婦別姓というものが実現をして、それで夫婦別姓であっても、先ほど3つ言いました遺産相続や税金、夫婦の証明なんかも問題なくできるようになるというのが、やはり望ましいというふうには思います。ただ、今それが国会の議論でもなかなか進んでいないという中では、すぐには解決できない問題だなという、そういう中で事実婚をしている夫婦というか、パートナーの方々がこの板橋区だけでも、推定ですが1,000人以上はいるだろうという中では、そういった方々にもちゃんと権利を持たせるっていうことが必要ではないかというふうに思います。それはちゃんと戸籍を入れているか、入れていないかというそれだけで、これだけ別のものができるということは、やはりおかしいというふうに思います。それで、板橋区としてもまだニーズ調査というか、そういうことがやられていないということで、ちょっとこの後もどうなるのか、いつやるのかっていうのもありませんけれども、それを待ってこの制度をというふうになると、これは全国的なことにもなりますので、やはり今の世界の流れからするとやはり遅過ぎる、今できていないことぐらいもう遅いと思っていますけれども、そういうことにもなるというふうには思います。なので、そういう意味で、板橋区からしっかりとこの制度の新設を要望する意見書を上げるべきだというふうに考えますので、繰り返しになりますが、本陳情に対して採択を主張します。 ○委員長   以上で意見を終了いたします。  これより表決を行います。  陳情第45号 事実婚カップルとその子供等を法律婚と同等に保護する「日本版PACS」制度導入に賛成する意見書の提出に関する陳情を採択することに賛成の方は挙手願います。         賛成少数(3-5) ○委員長   賛成少数と認めます。  よって、陳情第45号は不採択とすべきものと決定いたしました。 ◆荒川なお   委員長、少数意見です。 ○委員長   はい。  ──────────────────────────────────────── ○委員長   次に、議案審査を行います。  議案第18号 東京都板橋区手数料条例の一部を改正する条例を議題といたします。  本件について、理事者より説明願います。 ◎戸籍住民課長   議案について説明させていただきます。まず、戸籍法の一部を改正する法律 令和元年法律第17号の一部が施行されて、戸籍証明書等の広域交付など、新たな事務が開始されることとなりました。今まで、板橋区に本籍のある方について、他自治体への電話確認も含めて、区民から持参された戸籍の証明書などにより、確認や審査を行っていましたが、今後、他市区町村の戸籍情報を参照、出力して業務を行う運用に今後変更になります。従来も戸籍情報が更新されると、例えば板橋区分であれば板橋区分のその情報が、国の副本データとして国の戸籍情報システムに随時送信をされて、副本記録情報として記録をされていましたが、法改正により、この副本情報を全国の自治体がシステムにアクセスすることで活用することができるようになるものでございます。この法改正に基づいての今回条例の改正になります。  まず、この法改正の前段として、まず全国の他の自治体の戸籍がネットワークでつながって参照できることになりましたので、1つ目としましては、戸籍の届け書における戸籍謄・抄本の添付が省略できるようになります。これは、例えば本籍地以外の市区町村において戸籍新システムを利用して、本籍地以外の市区町村データを参照できるようにして、今まで紙ベースで行っていた手続について、婚姻届や養子縁組の届けなど様々な戸籍の届出の際に、そういった紙の証明書の提出が不要になります。これが1つなんですけれども、もう一つの改善点としてが、今回の手数料条例に関わるところになります。本籍地以外での戸籍謄・抄本を参照できるようになり、また証明書の発行ができるようになります。これが戸籍証明書の広域交付というものになります。本籍地が遠隔にある方であっても、お住まいの市区町村であるとか、勤務地の最寄りの市区町村の窓口でも戸籍謄本を取得することができるようになります。このことによって、現在の手数料条例は板橋区に本籍のある方にのみ提供するっていう形だったのが、他の自治体のものについても発行するようになりますので、それについての改正になります。  さらに、オンライン上で行政手続をする際に、利用可能な戸籍証明書として新たに戸籍電子証明書、これは戸籍情報を符号化したものなんですけれども、これの発行が可能となります。これが2つ目のところなんですけれども、あと3つ目としましては、区外で受理した板橋区本籍分のものについても、内容証明書の発行が可能となります。4の閲覧については、今までと同様になりますが、こちらについても閲覧できるようになるというものです。こちらのほうが手数料条例のほうに反映しておりますので、今回議案として提出させていただきました。以上です。 ○委員長   本件に対する理事者への質疑並びに委員間討論のある方は挙手願います。 ◆寺田ひろし   2点だけちょっと確認だけなんですけれども、ほかの自治体も確認できるということで、この手数料というのはほぼ全国一律みたいなものなんでしょうかね。 ◎戸籍住民課長   手数料については、板橋区は標準仕様の金額にのっとって、この金額を位置づけているんですけれども、自治体によっては独自設定のところもあるので、必ずしもイコールではないです。 ◆寺田ひろし   あともう一点だけ、なかなか聞き慣れなかったんですけれども、この(2)のほうの戸籍電子証明書提供用識別符号、これは要はパスワードというか、数字の羅列で16桁で、これは一時パスワード的なもので、ずっと使えるものではないということでよろしかったでしょうかね。 ◎戸籍住民課長   戸籍証明書に代わる電子符号なんですけれど、おっしゃっていただいたように、数字の羅列の16桁の数字になります。これを板橋区の例えば窓口で、戸籍証明書の代わりに電子符号の申請をしていただくと、符号を発行することができるんですね。その符号を行政機関、今想定されているのがパスポートセンターなんですけれども、パスポートを取るときに添付が必要な戸籍証明書の代わりに、この符号を提出していただくと、パスポートセンターのほうで、その符号で法務省の戸籍システムのほうにアクセスして、その方の戸籍の電子証明が入手できるので、そこで確認が取れるというものになります。 (「有効期間は」と言う人あり) ◎戸籍住民課長   ごめんなさい。あと、有効期間につきましては、3か月になっております。 ◆寺田ひろし   最後に、やっぱりこれ紙で印字された符号ということなんですね。スマホに来てとか、そういうことではないということですかね、現時点では。 ◎戸籍住民課長   今回のものにつきましては証明書なので、紙に印字された符号ではあるんですけれども、マイナンバーカードのマイナポータルを活用して、その符号を入手できるという取組も、国のほうで今対応を進めてございますので、おいおいそういったことにもできるようになります。 ◆おばた健太郎   本件で戸籍証明書等の広域交付が可能になるということで、非常に便利になるのかなと思っているんですけれども、お聞きしたいのは、3月1日からということで、システム導入ですとか、そういった部分は完了しているのかということと、あと職員のいわゆる事務負担っていう面で増える部分があるのかどうなのか。あと、他地域からの戸籍謄・抄本を取得するに当たって、これまでとは違う作業というか、追加の作業が出るんじゃないかなというふうに思うんですけれども、そちらについてあるのかないのか、あったとしたらどういったことなのかということを教えてください。 ◎戸籍住民課長   まず、システムにつきましては、システム改修等々を進めていて、テストも含めて今いろいろ調整を行っているので、3月1日の施行に向けて滞りなく進められるような形で今対応しているところでございます。事務負担につきましては、例えば今まで紙ベースであるとか、電話であるとか、ファクスで対応していた部分につきまして、それがネットワークを検索することで済むっていうところで、事務処理上で便利になるところもあるんですけれども、例えば広域交付、例えば板橋区の窓口で他自治体の戸籍の証明書も取れるようになるということになると、窓口で複数の自治体の申請を受け付けることになるんですね。そうすると、どうしてもお客様対応に時間がかかってしまうというところがございますので、窓口全体の待ち時間の伸びというところもちょっと懸念されるところではあるので、いろいろやり方等々検討しながら、できるだけ待ち時間が伸びないような形、運用の仕方について考えていきたいと思っております。なので、追加の事務につきましては、証明書のところでは、やはり今現在は板橋区が本籍のものについての証明書を提出できていたっていうところなんですけれども、他の自治体の証明書を発行するっていうところは、もともと各自治体が独自のシステムで行っていたものなので、そこから要は同じものではなくて、各自治体によって若干特色のある証明書であったりもすると思うので、そこのところをやっぱり引っ張り出してきて読み解くスキルとか、能力とか、そういったところは、今まで以上に必要になってくるのかなっていうところは考えております。 ◆おばた健太郎   その事務負担が全国で何千という自治体があるので、それで特徴的な自治体があった場合の対応ですとかといった部分が、この後作業量としては増えてくるのかなと思うんですが、そこら辺が3月1日に当然間に合うようにということではあると思うんですが、その研修といいますか、スキル取得、そういった準備のほどは今どのような状況でしょうか。 ◎戸籍住民課長   負担につきましては、今まで手作業で行っていた部分がシステム作業に置き換わるっていうイメージもあって、短縮される部分はあるんですけれど、システムを使うことで新たな工程が追加されることもあって、作業負担としては今一定これぐらいかなっていうところは認識しているんですけれど、やはり新たな工程が追加されて、今までやってなかったことを始めるっていうところもあるので、そこのところについては、担当する係のほうで法務局等々も研修みたいなところも実施しながら、きちんと滞りないような形で、それは今進めております。あと、戸籍住民課に出先機関として区民事務所が6か所ございます。区民事務所でも広域交付が始まり、証明書が取れるようになりますので、区民事務所も含めて研修のほうを今行っております。 ◆間中りんぺい   確認だけなんですけれども、前からちょっと支援措置についても話をしているんですけれども、これは戸籍だから、その支援措置みたいなところで、外部に漏れたくないみたいなところは影響しないということで大丈夫ですか。そういう問題は起こってこないのですか。 ◎戸籍住民課長   戸籍の広域化に伴うその支援措置のところですね。もちろん、そこは大前提で、しっかり守っていくことを前提にいろいろと構築してございます。ほかの自治体のものも含めて、ほかの自治体からも取られてしまうことがないように、そこはしっかりとガードしてまいります。
    ◆間中りんぺい   分かりました。もう一点だけ、パスポートセンターはこの符号を今のところ使うっていうことですね。今後マイナポータルとかで、それも改善されるのかもしれないですけれども、今パスポートセンターも行政施設だと思うので、パスポートセンターにはこの新システムは入っていないっていうことですよね。行政施設の中で、この法務省の新システムを入れているところと入れていないところがあって、入れていないようなパスポートセンターは、これにアクセスできないから符号が必要になるみたいなことですか。というところで、役場に関するようなところは、行政施設の中で分かれるとしたら、どういったところにこの新システムが入って、どういったところには入らないのかっていうのがもしあれば、分かれば教えていただきたい。 ◎戸籍住民課長   令和6年度末を目途にパスポートセンターで、この符号を用いて手続ができるような形で今調整を進めているんですけれども、全てのパスポートセンターでこの符号を用いた手続ができると認識していて、ただ現在だと、パスポートセンターを符号を用いて電子証明書でやり取りができる行政機関と位置づけているんですけれど、ここも今後増えてくるんじゃないかっていうところではあります。パスポートセンターは、どこでもこの符号で手続ができる認識です。 ◆間中りんぺい   各自治体に、この法務省の新システムが入ったから違うところで紙で取って、それを持ってこなくてよくなったんですよね。だから、新システムが入っていると、その中身は確認できるってことですよね、外から持ってこれなくても。 ◎戸籍住民課長   今回の法改正で、全国の自治体間は符号というよりは、直に戸籍の情報が確認できる。符号については、お客様が申請書を、例えばパスポートセンターに戸籍の証明書を提出するときに、戸籍の証明書だと落としたり、紛失したりするおそれがあるので、それに代わるものとして符号というものを証明書の代わりとして出すこともできます。その符号は、単なる数字の羅列ではあるんだけれども、パスポートセンターのほうで、法務省のシステムにアクセスをして、その16桁の数字を入力すると、その方の戸籍の情報がそこで確認できるっていう仕組みなんです。 ◎区民文化部長   すみません、補足になっているかどうか、心もとないんですけれども、パスポートセンターは今、先ほど課長のほうから令和6年度末から、この符号を使って戸籍が見えるようになるというふうな話をさせていただきました。その際は、パスポートセンター独自のシステムで、法務省のシステムまでアクセスをするという形になります。16桁の符号をパスワードとして、そのシステムに入り込んで該当者の戸籍を見る状況というふうにご理解いただければと思います。 ◆荒川なお   ちょっと2点。先ほど説明の中でも触れられていたんですが、これは令和元年度に、一番上にも改正理由のところに書かれていますが、一部施行されているっていうことなんですけれども、現在が令和6年になっておりまして、単純に見ると、もっと早くできなかったのかなというのは感じたところなんですが、今に至った理由ですね、そこをお聞きします。 ◎戸籍住民課長   こちらの戸籍法の一部を改正する法律が令和元年なんですけれども、この法律の中で、5年を超えない範囲の中で施行するようにとなっていたので、今が5年のぎりぎりのところです。 ◎区民文化部長   ご指摘のとおり令和元年の法律改正で、今になってというところでは、本当に私どももそう思っているんですけれども、やはり法務省のシステムの完成と、またそこにアクセスをするのは区のシステムで、先ほどパスポートセンターの例を挙げましたけれども、そのシステムが出来上がるのがやはり各自治体レベルがありますので、そのレベル差、例えば板橋区は大都市なので、戸籍もたくさんありますから、たやすいと言っては語弊がありますけれども、ある程度資金があればできると。ただ、村や町の役場になると、やはりスタッフも少ないですし、そういった準備にやはり労力をかけられないという部分がございますから、法務省としても、これぐらいの年数をもってすれば足りるだろうというふうなところで、一応5年をめどにというふうなことがなされたと思料されています。 ◎戸籍住民課長   すみません、補足です。令和元年5月31日に法改正がありまして、5年以内に施行するという話になっていて、その中で部長からも今話があったように、システム開発等々でやはり時間を取られるというところもありまして、この時期になっております。 ◆荒川なお   利便性が結構高まりますし、今現在でもかなり必要とするところが、今まで不便だったっていうところがあれば、もっと早くできなかったのかなというように思ったんですが、確かに全国一律ですので、それは確かに分かるところです。あと、今回法が改正されて議案が通って、3月1日からなんですね。すごい早い周知等も求められてくるとは思うんですが、それはどのタイミングで、例えばどういうふうにこの周知をするのか。あと、自分が対象になっているかというのも結構分かりにくいとは思うので、それを分かるようにということで、どういうふうに考えているかっていうのをお願いします。 ◎戸籍住民課長   今、周知で、一番区民の方が目に触れるというところで、広報いたばしはとても効果的だと思うので、2月24日付の広報いたばしのほうには掲載をする形で今進めています。あと、ホームページはもちろんなんですけれども、例えば政府広報のラジオでも、こういったことをスポットCMというところで流しておりまして、例えば今月の21日に政府広報のラジオのほうでスポットCM、また28日に再放送になるんですけれども、政府広報のラジオのほうでスポットCMというところで、全国民向けに周知は予定されております。 ◆荒川なお   ちょっとすごい素朴な疑問なんですけれども、今2月24日の広報へ出ている。議案は、これ委員会では今これからですけれども、その時期との整合というのは、答弁が気になったので。すみません。ちょっとそれいいのかなと。 ◎区民文化部長   ご懸念の点、よく分かりました、広報いたばしのほうには、手数料は幾らになるとか、そういう議案の内容までは載せません。ただ、広域交付が始まりますというふうな内容にとどめたいと思います。 ○委員長   以上で、質疑並びに委員間討論を終了し意見を求めます。  意見のある方は挙手願います。 ◆ひはらみちこ   我が会派といたしましては、賛意を表します。理由としましては、利便性の向上、それからプライバシーの観点におきまして賛成とさせていただきます。利便性の向上につきましては、広域交付が実現することで、他区に戸籍がある人が受け取る際、今までですと時間的ロスですとか、金銭的ロスがあったものが、板橋区内で受け取れるとなるとそれがなくなり、利便性の向上につながると考えます。また、戸籍電子証明書提供用識別符号の発行につきましても、今までは戸籍謄本を頂いて、それを持ち歩いていたとのことで、それが識別符号になりますと、戸籍謄本を持ち歩くよりも安全かなと考えております。また、手数料におきましても調べましたところ、他自治体も同額のところが多く、妥当と考えますので、我が会派としては賛意を表します。 ◆寺田ひろし   我が会派としては、賛意を表します。ようやく自治体の情報システムの標準化・共通化が実現にこぎ着けてきたと。たしか特別委員会、議会の中でもずっとこれも議論、様々な勉強をさせていただきまして、たしか令和7年度末までに全て完成すると。戸籍情報とか、年金情報、介護情報、これも全部たしか全国で統一されるという、これが1つ実現化されるのは、本当に待ち遠しいところでございましたので、またしっかり今回の手数料条例改正で、区民の方の利便性がより一層高まることを期待いたします。 ◆おばた健太郎   我が会派も議案第18号 東京都板橋区手数料条例の一部を改正する条例に賛意を表したいと思います。特に、私の本籍地は石川県なんですけれども、戸籍謄本を取るときに、毎回うちの母に電話をして、取ってきて郵送してくれということを毎回やっていたので、これが板橋区の区役所で取れるというのは、本当に利便性が向上するなということで、大変期待をしております。質疑の中でシステムの部分ですとか、事務負担の部分も少し確認させていただきましたけれども、しっかり3月1日から滞りなく実施していただきますように、テスト等、スキルアップ等もお願いをしたいと思います。 ◆坂田れい子   私もこちらの条例に賛意を表したいと思います。皆様方がおっしゃっていたのと同様で、やはり利用する住民の方々の利便性がより高まっていくっていうのと、やっぱり本籍が遠かったりすると、先ほどもおっしゃっていましたけれども、行ったり来たりを繰り返して交通費もかかったりとかっていうのもあるので、そういった意味では全国で統一されていくっていうのは、とても意義のあるものではないかと思っております。 ◆荒川なお   我が会派としましても、本議案には賛成をします。まず、皆さんが言われているように、利便性の向上ということでもっといろいろ早くできればそれはもっとよかったかなというふうには思いますけれども、今回実現するということで、それはすごく重要なことだというふうに思っています。ただ、個人情報であったり、あと先ほども言いましたように、自分が対象になっているかどうか分からない、どうしても見落としとかで、もっといろんなことができるんじゃないかとかいう認識になる方もいるとは思いますし、3月ということで、窓口もかなり、今も既に混んでいますけれども、混むそういう時期ですので、しっかりと見えるようにやっていただくということを要望して、本議案に賛成をします。 ○委員長   以上で意見を終了いたします。  これより表決を行います。  議案第18号 東京都板橋区手数料条例の一部を改正する条例を原案のとおり可決することにご異議ございませんか。         (「異議なし」と言う人あり) ○委員長   ご異議がないものと認めます。  よって、議案第18号は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  ──────────────────────────────────────── ○委員長   次に、農業委員会報告について、東京二十三区清掃一部事務組合議会の会議結果については、既に配付してあるとおりでございますので、特段の質疑がなければ、ご了承願います。よろしいですかね。         (発言する人なし)  ──────────────────────────────────────── ○委員長   次に、区民環境委員会関係組織改正についてを議題といたします。  本件について、理事者より簡潔に説明願います。 ◎産業振興課長   今回は、産業振興課に産業遺産担当係長を新設させていただきます。史跡公園における産業ミュージアムの整備等については、関係する事業者や団体と連携しながら、ものづくり産業との連携など新たなイノベーションを見いだす場の創出と産業振興の視点から主体的に事業に取り組んでいくというために、今回は設置に至ったものです。 ○委員長   本件について質疑のある方は挙手願います。 ◆荒川なお   この係っていうのは、係長が新設されるというだけで、ほかにはいないっていうことの認識でいいんですか。 ◎産業振興課長   担当係長のみの設置です。 ◆荒川なお   これ先ほどNo.1プランの中でもちょっと触れていて、だから、多分質問しないのかなというふうにも思うんですけれども、今後は教育委員会との連携もあるとは思うんですけれども、全体として令和11年まであと5年間ぐらいの間で、そういうもっと大きく、年々大きくしていくというか、そういう方向の一つだという認識でいいのか、最後そこだけ確認させてください。 ◎産業振興課長   ご指摘のとおり、もともと史跡公園の整備計画自体がコロナのこともあって遅れていたのが、今、令和11年度のオープンを目指すということで、今回、産業ミュージアムの担当係長は産業振興課に設置されておりますけれども、同時に教育委員会のほうにも史跡公園担当課長が設置されまして、急ぎでこの整備に向けて進めていくという、区全体の動きの中の一つでございます。 ○委員長   本件につきましては、この程度でご了承願います。  ──────────────────────────────────────── ○委員長   次に、プラスチックの資源化に関する区民等周知状況についてを議題といたします。  本件について、理事者より簡潔に説明願います。 ◎資源循環推進課長   よろしくお願いいたします。区では、プラスチックの資源化に関しまして、今年度4月から開始を予定しております。その開始に向けまして、今年度、区民向けに周知事業を展開してまいりましたので、年内の活動状況のご報告というところでございます。  具体的には、大きく今回行うに当たっては、先般、委員会等にもご報告させていただいたとおり、子どもから高齢者まで、あらゆる方が様々な媒体で見ることができるということで考えておりまして、対面の機会、あるいは紙での周知、電子での周知というところで展開をしたところでございます。資料につきましては、対面としましては説明会や各種イベントでの実施、また紙媒体ではハンドブックの全戸配布や広報、あるいはチラシ、ポスター、電子媒体では区公式サイトや、あとSNSという状況でございます。また、そういった中で説明会で寄せられた意見としては、3ページのところでございますが、プラスチックの出し方について、汚れの程度ですとか、あるいはペットボトルのキャップとラベルの捨て方、または施策等としては、プラスチック回収の回数、また他自治体等の状況ということで、プラスチックの燃やす量が減ることによって、ダイオキシンの心配がないのかといったようなご質問等を頂いて、それぞれについて回答したところでございます。また、最後4ページの部分でございますけれども、周知実施一覧ということで、紙・電子媒体、対面というところで、それぞれどのようにしたというところを一覧として掲載をさせていただいております。また、今後の主な予定というところでございますが、本日から本庁舎1階イベントスクエアにおいて、パネル展示のほうを実施させていただいているとともに、今後、外国人向け対応として、アイシェフボード、Welcome to いたばしの周知というものを考えているところでございます。以上ご審議のほどよろしくお願いします。 ○委員長   本件について質疑のある方は挙手願います。 ◆ひはらみちこ   こちらなんですけれども、周知に関しまして、住民説明会には結構高い年齢層の方が出ているということだったんですけれども、それ以外の若年層へのアプローチとして、SNSがよかったのかなと感じております。SNSでも、特にXとかを拝見しますと、インプレッション数が結構ほかのものよりも多くて、多分身近な話題だからというのもあると思うんですけれども、文章が分かりやすい、見やすいというところもあったかと思います。そういう広報についての工夫等もされたんでしょうか。 ◎資源循環推進課長   こちら、Xでの広報につきましては、いわゆる文章の出し方、あるいは140文字の中でどのようにするのかというのは、いろいろ工夫させていただきながら、またインプレッション数を見ながら、少し工夫を加えながら展開したところでございます。 ◆ひはらみちこ   やはり工夫がされていたとのことで、その結果なのかなと思っております。インスタグラムを始めたということで、本当に期待しております。今後の周知につきましても、よろしくお願いいたします。また、4月以降の周知につきましても、こちらのWelcome to いたばしの周知と書いているんですけれども、それ以外は考えておりますでしょうか。 ◎資源循環推進課長   4月以降につきましては、紙媒体というか、基本的に電子媒体がベースになってくるかと思いますが、公式サイトですとか、SNSというのは継続して行いますし、また毎年1回、10月くらいに3Rに合わせて1階で展示等を行っておりますので、そういったところでこれまでの3Rと併せてプラスチックの展開、またその他リサイクルプラザを活用した周知等は図っていきたいというふうに考えております。 ◆ひはらみちこ   ぜひ周知のほうをもっと進めていただきたいと思います。今、1階でイベントを行っているということだったんですけれども、朝寄りましたら、こちらのイベントの用紙も頂きまして、マルエツ板橋南町店でワークショップを開催するとのことだったんですけれども、やはりこの地域は若年層、親子世代とかが多い地域でして、かなりそういう人たちにも塗り絵ですとか、クイズですとかでアプローチができると考えておりますので、住民説明会に出ない層として、このような形で対象の層を絞って開催をしているのか、そういうところをお聞かせいただきたいと思います。 ◎資源循環推進課長   ありがとうございます。こういったお子さん向けですね、こういった興味を持って参加していただけるような取組は、マルエツさんですとかを使わせていただくのと、あと区民まつり、その他のイベントごとには、これも例年出しているところにクイズですとか、プレゼンというような形を行っておりますので、そういったものは来年も引き続き行ってまいりたいというふうに考えております。 ◆ひはらみちこ   やはりこの地域に合ったイベントだと思っております。また、加賀地域も同じように若い方々が多い地域だと思うので、同じようなイベントをしたりですとかで、地域に応じた周知方法も、これからも進めていただきたいと思っていますけれども、そちらの点はいかがでしょうか。 ◎資源循環推進課長   様々な機会をというふうには思っておりますので、今年につきましてはお祭りですとか、そういった各地域のイベントごとにも参加したりしますので、地域の実情も踏まえながら、展開というのは、引き続き検討してまいりたいというふうに考えております。 ◆寺田ひろし   2点だけ伺います。3ページの住民説明会で寄せられた声ということで、(1)のプラスチックの出し方についての質問④ですね。そういえばと思って、我が家でいつも使っているごみの袋は、白なんですね。半透明ではなかったなと。やっぱりこれは白とか、あとは多分独り暮らしの方は、コンビニの弁当の茶色いビニール袋もあったりして、やっぱりこれは中身が見えるように透明か、半透明というのがマストと捉えてよろしいでしょうか。 ◎資源循環推進課長   こちらは半透明と書いてありますが、こちらのレジ袋、スーパーやコンビニエンスストア、そういったところで渡されるといいますか、そういった袋についても、それを使ってお出しいただくことはできるというふうに考えております。 ◆寺田ひろし   そうすると、コンビニでは結構白のビニール袋があったりしますが、それでもいいということなんですかね。
    資源循環推進課長   コンビニの白色度ですけれども、通常のといいますか、コンビニで用いられているような白色の袋でも大丈夫でございます。 ◆寺田ひろし   安心しました、助かります。あともう一つが、ちょっと参考にということで、最後のダイオキシンの発生で心配だということで、そもそも今回のプラスチックは資源回収なので、イメージとしては資源の再資源化に回されるのかなと思って、焼却のほうにも回るものがあるという認識なんですかね。 ◎資源循環推進課長   こちら文脈としてご質問頂くのは、これまでプラスチックが燃やされていたけれども、燃やされなくなる、資源に回ることによって、清掃工場に入るプラスチックの量が減ると。そうすると、プラスチックは可燃性が高いので、炉の温度を上げる効果がある。ついては、ダイオキシンが減るという効果があって、それがプラスチックが減ることによって温度が低くなるんじゃないかという視点になりますので、プラスチックが資源に回ることによって、可燃が減ることに関するご質問ということでございます。 ◆おばた健太郎   プラスチックの資源化ということで、最初にご報告があってから周知ということで、様々なありとあらゆるというか、そういう機会を通じて周知されたのかなと理解しているところなんですが、1点、外国人向けっていう観点でどの媒体でお知らせをしたのか、あとはまた外国人という観点で周知というものが現時点で足りているのかどうなのか、その辺のご認識を教えてください。 ◎資源循環推進課長   こちら外国人向けにつきましては、説明会時のチラシもそうですし、あとはホームページにチラシ自体も公開しているというものがあります。また、ハンドブックにつきましては日本語なんですけれども、その内容を要約した外国語版というものも紙媒体として用意をしております。また、区のホームページも自動翻訳機能になりますけれども、ちょうど今検討しているところですけれども、画像といいますか、画像ベースになると翻訳されないっていうところで、テキストベースで翻訳がうまくできればというところで今進めております。実際どこまで伝わっているかという部分におきましては、正直、ご本人が見るか、ご本人が十分でないところを近隣の大家さんなどが通じてというケースもあるのかと思っておりまして、そちらについては引き続き検討が必要かなというふうには思っております。 ◆おばた健太郎   住民説明会で外国人がいたかいないかっていうのは、ちょっと分かりようがないのかもしれないですけれども、何かそういった方がいらしたかどうなのかということを教えていただきたいなということと、あと2ページの(2)紙媒体でハンドブックは、新しく転入された外国人の方については、そういう英語ないし中国語ないしっていうものをお渡ししているという、そういった理解で大丈夫でしょうか。 ◎資源循環推進課長   まず、説明会に外国人が来たかということについては、正直、外国人かどうかという確認は取れていないんですが、いらした方の中にうちのマンションやアパートに外国人がいるからチラシをもらっていきますねというような方がいたので、そういった意味で、そういった伝え方はしたのかなというふうに思っております。転入者につきましては、基本的にハンドブックを渡すときに、外国人の方に外国語版を渡すっていう形にはなっていないんですけれども、外国人の方については、区のそれはごみに限らずなんですけれども、いわゆるWelcome to いたばしという中に、ごみに限らず各種手続については翻訳されているものが公開されておりますので、ごみに限らず、区の手続も含めて、そちらをご参照いただくことがある程度想定されるものでございます。 ◆おばた健太郎   分かりました。ごみ問題でそういったことは結構ご相談もあるので、引き続き広報を努めていただきたいなというところでお願いをいたします。あと、私が気になっているのは、集積所がこちら1万9,000か所と書いてありますが、以前伺った時だと、全体で2万5,000か所あるといったときに、その集積所の片づけをされている近隣の住民の方というか、そういった方々にしっかりと、こういった場合にはこういうふうに対処してくださいというところをしっかりアプローチできているのかなというところが懸念というか、大丈夫かなというふうに思っていまして、そこの点についてはいかがでしょうか。 ◎資源循環推進課長   いわゆる集積所を管理されている方個々に、こういったご案内を個別にしているかというと、そういった形ではなくて、ある種、町会・自治会の掲示板、回覧板というところがメインになってくるのと、あと区内に集団回収の場所も多くございます。その中で集団回収の案内の中に、プラスチックにつきましてはお知らせさせていただいたので、もしそれを覚えていらっしゃる方がいれば、そういった機会を通じてご理解いただければよいかなというふうに思っております。 ◆おばた健太郎   順次、制度が始まったら少しずつ慣れていくのかなということも思わないでもないんですが、これ1つ区から各地域センターで町会長会議がありますので、町会長から各町会の各グループ長みたいな方々、そしてその地域の集積所を管理されている方々、お一人、一家庭という場合もあれば、ローテーションという場合もあると思いますけれども、町会を通じて、そういった方々に直接アプローチできる一応手段はあるかなというふうに思いますので、年度内っていうのは難しくても、新年度へ入ってからでも別に構わないと思いますので、そういった仕組みを使って、実際に集積所をメンテナンスされている方々にダイレクトに届くご案内っていうのをちょっとご検討したらいかがかなと思うんですが、いかがでしょうか。 ◎資源循環推進課長   ありがとうございます。なるべく多くの方に届けたいというところで、実際、集積所を管理されている方というのが一つのキーパーソンと申し上げますか、重要だというふうに思っております。その伝え方については、ちょっとこれから勉強研究というふうなところになろうかと思いますが、引き続き考えてまいりたいというように思います。 ◆おばた健太郎   ぜひとも、私の知り合いでも、これはずっと私がここをやっているのよっていう方がいまして、あんまりよく分かっていないと言っちゃなんなんですが、そういう場合もありますので、直接アプローチしていただけたらいいなというふうに思いますので、ぜひご検討をお願いしたいと思います。最後なんですけれども、この代表的な質問というところで、以前の質疑の中でもちょっと確認させていただいたかなと思うんですが、最後に再度なんですが、これ集めたものを結局、人が使える使えないというか、再資源化できるできないを手分けして、それで見える化するっていうふうな理解なんですけれども、ということは、あんまりにも汚れていたらそれは可燃でいいですよという、きれいなものをそこそこ、こちらの出し方のところで拭き取っていただいてという、ある程度きれいにしていただけたらいいんだけれども、これはちょっと汚いなというものは可燃でいいですよという理解でよかったのかなっていうことの確認と、もしそうなのであれば、そこもちょっとみんな迷うかなと思うので、どこかのところで周知いただけないかなと思うんですが、いかがでしょうか。 ◎資源循環推進課長   ありがとうございます。実際、汚れにつきましては、軽く拭って落ちる程度というところで、ただそれがべたべたでなった場合については、可燃でっていうご理解で、そのとおりというところでございます。そちらにつきましても、今現在もそこが大事だというふうに思っておりまして、現在SNS等今後活用する中では、よく納豆という、よく例示で出していますけれども、軽く拭いて、色として残っていても、取れていれば大丈夫ですというふうなご案内というのは、いろんな手法を使ってお伝えしていきたいというふうに考えております。 ◆岩永きりん   何点かお伺いできればと思います。まず、すみません、2ページの(2)の④、オの集積所の部分なんですが、約1万9,000か所の集積所に紙媒体で周知をされたということなんですけれども、区内の集積所全体の数が約2万5,000か所の中で、この集積所での周知が1万9,000か所にとどまっている理由を教えていただければと思います。 ◎資源循環推進課長   こちら1万9,000か所は、集積所は2万5,000か所なんですが、その中でいわゆる集積所看板がついているところというのが1万9,000か所となっておりまして、そちらの掲示というところでございます。 ◆岩永きりん   分かりました。では、集積所看板がついていないところには、こういった紙媒体のもの、あるいはその紙をラミネートしたものですとかっていうのを掲示するのは難しいという理解でよろしいんでしょうか。 ◎資源循環推進課長   そうですね。現状、集積所看板が貼れないところについて、貼れないところに何か貼れるかっていうところについては、慎重に検討といいますか、今いろんなケースで看板がない部分もありますので、そこについては現状は難しいのかなというふうには思っているところでございます。 ◆岩永きりん   分かりました。これはちょっと意見なんですけれども、若年層の方、例えば一人暮らしをされている大学生の方ですとか、学生の方ですとか、そういった方はなかなか回覧板にアクセスする機会がなかったり、それから全戸配布していただいたハンドブックや、いたばしくらしガイドも、お家には届いているかもしれないけれども、なかなか右から左というか、捨ててしまわれる方も多いんじゃないかなというふうに予想するところです。そういった方が区内にどれぐらいいらっしゃるかちょっと分からないんですけれども、そういった方も確実にアクセスをする可能性があるのは、日々の集積所にごみを捨てに行くときに、その看板、あるいは掲示物を見て、そうなんだって思うチャンスがあると思うんですね。そういった方向けに、今掲示されていない集積所に対しても掲示をするというのを、ぜひ検討していただければなと思うんですけれども、いかがでしょうか。 ◎資源循環推進課長   若年層に対するアプローチというところで、集積所に貼れるかどうかというのは、先ほどのご答弁させていただいたとおりで難しいケースもあるかなと思っております。そういった中で少しずれるかもしれませんけれども、若年層にアプローチする手法としてのSNSの活用等につきましては、少し充実を今後も図っていきたいというふうに考えております。 ◆岩永きりん   ありがとうございます。SNSに関しても、もちろんやっていただくにこしたことはないと思うんですけれども、なかなか区のSNSを見る機会が少ない方も多いのではないかなと、特に若年層の方は。そういった方も多いのではないかなと思うところです。日頃から板橋区のことがすごく好きで、区の情報をアクティブに取っていかれるような方には情報は届くとは思うんですが、なかなかそうではない方もいらっしゃると思いますので、SNSも注力いただきつつ、リアルの場でその情報に触れられる場を確保していただけるといいのではないかなと思いました。続いてなんですけれども、多言語対応についてお伺いをできればと思います。先ほど、おばた委員の質疑でも触れられていたんですけれども、外国語版のチラシはどの言語を今用意されているのか、お伺いしてもよろしいでしょうか。 ◎資源循環推進課長   先ほどのハンドブックの外国版にということですと、英語、中国語、韓国語というところでございます。 ◆岩永きりん   分かりました。4ページのところに、紙媒体、外国語版チラシ、区内施設で配布というように記載があるんですけれども、この区内の施設がどこかというのも併せてお伺いしたいと思います。 ◎資源循環推進課長   外国語版のチラシ、こちらにつきましては、チラシといいますか、そのハンドブックの変わったものについては、清掃事務所等にもお配りいたしますし、また地域センター等にも置かせていただく予定としております。 ◆岩永きりん   分かりました。ちょっと言い方が難しいんですけれども、日本人の住民の方と外国籍の住民の方の無用なハレーションを防ぐためにも、こういったチラシがあるということを、ぜひ周知していただければなと思います。もし可能であれば、ほかの区内施設、よく目につきやすいようなところにも、そういったものを配置していただけるといいのかなと思うんですけれども、いかがでしょうか。 ◎資源循環推進課長   様々なところでというところで、どこがいいのかにつきましては、先ほどの若者の話もそうですけれども、あるいは言い方はありますが、接点が多いほうがいいと。町を歩いて、何かしらで目にする機会というところで、その候補といいますか、場所につきましては、外国人も含めて検討といいますか、研究を続けてまいりたいというふうに考えております。 ◆間中りんぺい   4ページの周知実施一覧で、一部予定を含むっていうところがありますけれども、これから始まるよっていう内容だと、ひたすら誰にでもやらなければいけないので、大変だなと思うんですけども、4月以降始まったよっていう状況からであれば、より意識しやすいと思うんですね。だから、もし調査できるんであれば、4月以降どこが出してて、どこが出していないとかっていうのも分かると思うので、そのほうがより予算を集中してお知らせして意識づけしやすいのかなと思うんですけども、一部予定含むってありますけれども、4月以降どんなふうに集中していくのかっていうのが決まっていればお知らせください。 ◎資源循環推進課長   4月以降の周知という部分につきましては、SNS、ホームページ等々になるかというふうに思っております。実際どの場所が、実際この効果といいますか、どこに伝えるために注力する必要がある、あるいは年齢層まで分からないと思うんですけれども、効果、どこに不足といいますか、伸び代があるかというところにつきましては、機会を捉えて調査等が可能であればできればと思っております。 ◆間中りんぺい   すごいお金をかけて始めるんであれば、しっかりと回収しないと意味がないので、回収率を高めるためにも、どこが出していないのか、誰が出していないのかっていうのは、調査したほうがいいんじゃないのかなというふうには思います。あと、小学校とか幼稚園、保育園には、これは周知はなかったんでしたっけ。 ◎資源循環推進課長   学校や子どもの施設について、直接の配布というのは今していないところです。実際、今後、小学生向けにリーフレット、パンフレットというところを毎年更新をかけておりますけれども、来年以降はその中でプラスチックの記載を入れるよう今準備をしているところでございます。一部修正します。それを申し上げます。ポスターにつきましては、申し訳ありません、小中学校のポスターにつきましては1部、各校に送らせていただいております。 ◆間中りんぺい   小中学校に1部、1枚ずつ。52校だったら52枚。 ◎資源循環推進課長   そうですね、51枚、22枚と書いてあるので、1枚ずつです。 ◆間中りんぺい   なるほど。住民説明会なんかを見ても、20代とか30代って1%の参加率で、やっぱりこうなるとは思うし、僕も子どもが2人いると感覚的にだけれども、60代、70代よりもプラスチックはかなりごみとして出るんじゃないのかなっていう、20代、30代の1%しか参加していない層にこそ、やっぱりプラスチックごみの量が多いんじゃないのかなとも思うので、これだけ配布をいろんなところにするんであれば、小学校、中学校、20代、30代の親にも、全生徒に配布をして4月を迎えるぐらいのことがあってもいいのかなと思うので、まだやっぱり小学校とか中学校のお父さんお母さんでも、何となく聞いたことはあるけども、具体的には分かっていなかったりする方が多いと思うので、小学校とか、幼稚園とか、そういう施設においても配布をしたほうがいいんじゃないかなというふうに思います。以上です。 ◆坂田れい子   先ほどプラスチックごみを回収するために費用がかかるということでお話しをいただいたと思うんですけれども、3月から3Rで展開していくっていうことの話があったかと思うんですけども、ちょっと違っていたらすみません。それに合わせてプラごみの減量を意識できるような働きかけって、周知の仕方っていうのを今後もし現時点で展開が決まっているのであれば、少し教えてください。 ◎資源循環推進課長   3Rの掲示につきましては、例年毎年9月ないし10月に1階イベントスクエアで行っておりますので、タイミングとしては9月、10月の頃になろうかというふうに思います。その中で、今現在でもごみの減量につきましても触れておりますので、ごみの減量とリサイクル率の向上という点につきましては、周知啓発を図っていくというような予定としております。 ◆坂田れい子   併せて、どれぐらいの回収に費用がかかっているのかっていうのを見える化すると、私たちの税金がここにどれぐらいかかっているかっていうのが分かると、それも減量の意識にもつながるのかなって思うんですけれども、そのあたりはいかがでしょうか。 ◎資源循環推進課長   実際どういったコストといいますか、金額といいますか、そういったのがかかっているのかを見せるのも周知啓発の一部になると思いますので、そういった点も踏まえて、効果的な啓発手法については考えてまいりたいというように思います。 ◆坂田れい子   ありがとうございます。ぜひお願いいたします。あと1点、若年層への働きかけ、皆さんも気にされていて、私もちょっと気になっているんですけれども、1点もし分かればでいいんですけども、LINEの投稿数が4回っていう、この開封している率っていうのは分かるものなんでしょうか。 ◎資源循環推進課長   開封率につきましては、申し訳ありません、把握しておりません。 ◆荒川なお   私のほうから、今何人かの方がやっぱり若者に向けて、学生っていうところで、この円グラフを見てもそうですし、ちょっと全体、私なんかもこの話を区民の方々とする機会はありますけれども、やはりこの学生とか若者の層に伝わっていないというか、そもそもこの事業が周知されていないんじゃないかなっていうのは、すごく感じるんです。例えば、若者が行くところっていうのであれば駅とかはそうだと思うんですけれども、ちゃんとチラシを置けるという場ではですね。あとは、コンビニとかそういうところに、駅だとあれかな、コンビニだと必ず入るので、そういうところに協力を得てもらって、何かしら置かせてもらうとかいうのは、そういうことは考えなかったのか。来年度以降でもいいと思うんですけれども、ちょっとその辺についての計画をお願いします。 ◎資源循環推進課長   駅につきましては、2月から東武東上線と三田線と、あとメトロですね、そちらにポスターの掲示のお願いをさせていただいておりまして、駅ということにつきましては、チラシも配布をさせていただいているところです。それ以外の展開につきましては、現状コンビニエンスストアという形はないですけれども、それこそ若者の方もいらっしゃるイベントごとでの啓発、あと不動産ですね。不動産関係、転入者のことを考えまして、不動産の窓口にも配布をさせていただいているところでございます。 ◆荒川なお   幾つかその幅を広げていくっていうところが大事だと思うんですけれども、しっかりと目につくようにっていうところ、例えば学生寮とかであれば、恐らく今知らない人が本当に多くて、そのままそんなの知らなかったよっていって、今までどおりやっちゃうというケースがあると思うんですね。ただ、やっぱりそのままにしちゃうと、環境対策というところ、本来の目的っていうところも全然達成できなくなるので、やっぱりそこは周知の方法というのは何らか考えていく、さらに深めていく、今年度にとどまらずですね。来年度以降もやっていく必要があるのかなというふうには思っています。あともう一つ聞きたかったのが、例えば夏とかになるとお祭りやら、イベントは夏だけじゃないですけれども、ありますけれども、そこになるとごみの量、特にプラスチックを使っているケースが多いわけですけれども、恐らく洗わないんじゃないかなっていうのは、食べ物によっては洗うのがふさわしくないかなという思いもあると思うんですけれども、ただちゃんと周知するもそうなんですけれども、何かしらそういう事業があるというのは板橋区としても分かっているわけですから、主催の方たちの特典があるかというのは分かりませんけれども、そういうことも検討していかなければならないんじゃないかとは思うんですけれども、そこについての認識もお願いします。 ◎資源循環推進課長   事業者、夏のプラスチックにつきましては、食べ物ですとか、大量に出るというふうに考えております。実際、そこでの普及啓発まで現状なかなか手を広げるのは難しいというところと、実際そちら産業廃棄物だったり、事業系一般廃棄物だったりするところなので、どこまでお話しできるかっていうのは、また今後の検討研究課題かなというふうに思っております。 ◆荒川なお   ただ、大量に出て、例えば一つの町会でやるっていうのを同時期に、何十か所ってあるわけですよね。そうすると、それがちゃんと解決できているか、できていないかっていうのは、やっぱり環境問題として我々が狙っているところに対して、どれぐらい意味があるかっていうのは、大きいと思うんです。町会の人たちとか、例えばイベントを主催している人たちも、何も考えていないわけではないとは思うんですけれども、やはりちょっと負担が大きいので、これは長期的、あんまり長くちゃ駄目なんですけれども、来年度、再来年とか、ちょっとどういうふうにしたらいいのかっていうのは、しっかりと考えていかなければならないんじゃないかと思うんですけれども、再度答弁を求めます。 ◎資源循環推進課長   プラスチック全体の話になります。それこそ3Rですとか、リサイクル率の向上、資源化というところにつきましては、全体的にあらゆる主体がというところで、国も法律でうたっておりますので、その方向性を踏まえて周知啓発、それをどなた向けに発信していくのかというのは、引き続き考えてまいりたいというふうに思います。 ◆荒川なお   先ほど南町のマルエツでいつだったかイベントっていうのはありましたけれども、先ほどの答弁だと、ほかのイベントのときにだけっていう答弁だと思うんです。そうはいっても、資源環境部にも施設はエコポリスセンターであるとか、リサイクルプラザであるとかありますよね。だから、そういうところだったら区独自でもできると思う。指定管理とかいろいろありますけれども、そういうところでもしっかりと広げていくっていうことが、定期的にもうちょっとやっていくっていうことが必要じゃないかと思うんですけれども、そこについても考えをお願いします。 ◎資源循環推進課長   リサイクルプラザ、エコポリスセンターを含めて区の常設にするのか、イベントごとにするのかという部分はありますけれども、例えばリサイクルプラザでプラスチックに関する展示、海洋プラスチック問題等をしたときに、どうリンクさせるのかにつきましては、指定管理者との相談という形になりますけれども、うまくリンクができればいろんなものをつなげながら周知というのは、今後も考えてまいりたいというふうに思います。 ◆荒川なお   先ほど言ったように、もっとより幅広い範囲でそういうものをやるっていうことが、いち早くこの環境対策を区民の皆さんが理解していくっていうことにもつながると思いますので、そこは対策をお願いしたいと思います。 ○委員長   本件につきましては、この程度でご了承願います。  委員会の途中でありますが、議事運営の都合上、暫時休憩いたします。  なお、再開は午後3時35分といたします。 休憩時刻 午後3時03分 再開時刻 午後3時32分
    ○委員長   休憩前に引き続き、区民環境委員会を再開いたします。  ──────────────────────────────────────── ○委員長   次に、(仮称)板橋区環境基本計画2035の基本方針についてを議題といたします。  本件について、理事者より簡潔に説明願います。 ◎環境政策課長   それでは、(仮称)板橋区環境基本計画2035の基本方針をご説明させていただきます。A3横判の概要版でご説明をさせていただきたいと思います。こちら、項番1の計画の基本方針と項番2の計画の柱となる事項が中心となってございます。次期の環境基本計画は令和8年度からの10年間の計画期間となりまして、令和6年度、令和7年度の2年間で策定作業を行うものでございます。策定に当たりましては、初めに基本方針をお示しさせていただきまして、以降、具体的な内容を固めてまいりたいと考えてございます。左上の基本方針の基本的な考え方といたしましては、同じ時期に策定が行われます次期板橋区基本計画との整合を図っていくほか、SDGs未来都市としてのゼロカーボンシティ等の実現という視点、また短期間のアクションプランも盛り込み、実効性ある計画として策定をしてまいりたいと考えてございます。基本方針は、記載の1から6の6つの柱から構成をしてございます。1つ目のゼロカーボンいたばし2050の実現が最重点の取組として位置づけてございまして、これまでも議会の審議等で取り上げられてございます、例えば省エネの定着、再生可能エネルギー電力の利用、ZEBをはじめとした建築物のゼロエミッション化などの課題をお示ししているものでございます。2つ目が気候変動対応、3つ目は資源循環でございます。4つ目につきましては、こちらはいわゆる公害対策、また清掃事業ということで、区民の皆様の生活の基盤を支えていくものでございます。5番目は、自然の恵みとの共生、生物多様性やそれを支える緑や水の保全、回復という視点でございます。そして最後の6つ目が環境教育ということで、環境を学び続ける人づくりでございます。項番4の計画の期間は、令和8年度からの10年間。項番3の計画の位置づけ、こちらにつきましては、これまで地球温暖化対策の計画でありますとか環境教育の計画など個別的に別々に定めておりましたところを一体的に統合して、1つの計画として策定をしてまいりたいと思います。項番5の検討体制につきましては、庁内の検討組織であるエコポリス板橋推進本部、また、区民環境委員会、資源環境審議会など関係会議体と連携をして進めてまいりたいと思います。また、左下の部分でございますが、区民や事業者の皆様の参加につきましては、アンケート、パブリックコメントのほかに、区民検討会としてのワークショップの開催を予定してございます。最後に、おめくりいただきまして、スケジュール、項番6でございます。本委員会での報告を含め、令和5年度末にかけまして基本方針の取りまとめを行ってまいります。令和6年度は、基本方針を受けまして中間のまとめ、骨子案を策定してまいります。令和6年11月までに骨子案の策定作業を行いまして、12月以降に骨子案の取りまとめに移ってまいります。骨子案の策定に当たりましては、区民・事業者向けのアンケートや区民検討会、ワークショップなどを実施いたします。骨子案の策定を受けまして、令和7年度は素案の策定に移ってまいります。素案につきましては具体的な施策が含まれてございますので、いわゆる計画の最終形になるものでございます。素案の取りまとめを令和7年10月までに行いまして、10月下旬からは広く区民の皆様にパブリックコメントを実施いたしまして、以降、令和7年度末にかけまして、原案、最終案の取りまとめを行っていくというものでございます。本委員会におきましても、今後、骨子案、素案、原案、最終案の策定のタイミングでご報告をさせていただき、ご意見を賜りたいと考えております。説明は以上でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。 ○委員長   本件について質疑のある方は挙手願います。 ◆ひはらみちこ   私からは、1点ご質問させていただきます。今回の基本計画の中の計画の位置づけなんですけれども、現在、水循環基本法というのがありまして、水の循環に関わる施策について示しているものなんですけれども、この中には、地方公共団体の責務も記載しております。こちらの水循環基本法につきまして、こちらの計画に反映されるほかの法律と同じく反映されるような予定はありますでしょうか。 ◎環境政策課長   そういったいわゆる国の法律につきましては、水循環基本法でありますとか、例えばあとそのほかに都市緑地法でありますとか、非常に関係ある法令というものの動きというのが現在でもございますので、そういったところと、また他の部署のいわゆる土木部等でグリーンプランの策定というのも同時期に行われますので、そのあたりに多分に影響してくるかと考えておりますので、そのあたりと連携を取りながらこの計画に落とし込んでいくというか、内容を取りまとめていきたいと考えております。 ◆ひはらみちこ   こちらの計画の位置づけに記載されている法律というのは、主にこちらに大きく反映する法律ということでよろしかったでしょうか。 ◎環境政策課長   おっしゃるとおり、あくまでも距離感が近いといいますか、関わりが深い法律を例示させていただいているものでございますので、今おっしゃっていただいたような、このほかにも関係する法律というのはあるところでございます。 ◆ひはらみちこ   国としても、水に関する総合的な施策を進めていますので、ぜひともこちらの環境基本計画2035にも記載いただけるといいかと思います。 ◆寺田ひろし   2点だけ、確認でございます。審議会のほうでもいろいろご説明もいただいたり、質問もさせていただきましたので、一応念のための確認でございます。まず最初の基本的な考え方のところで、最初の丸ポチで、次期基本計画との整合性を持った策定と、これは本当に大前提になるかと思うんですが、今現在、次の基本計画ができていないので、一応スケジュールのほうの中で、もうこれから骨子案の作成に入るかと思うんです。この次期基本計画が出来上がって、これもう整合されていますというのが大体分かる時期というのはいつぐらいのめどなんでしょうか。 ◎環境政策課長   基本的には、同様のタイミングで、同時並行で進んでいくというイメージはございますけれども、その点は現在も政策企画部門とも連携を取りながら、区の基本計画も議会での審議も含めて策定をしていくというものですので、その中身について区の中で連携を取りながら、決まっていく時期といたしましては、やはり同じようにこちらで示しますところの素案段階になりますとかなりアウトラインが固まってまいりますので、この段階になるとかなり完成形に近い段階と思っておりますので、そういう意味では、今お話のあった骨子案の策定に向けてより連携を取りながら、その策定の現状というのを捉えながら、私どものこの計画も、庁内の組織で関係各課が参加する幹事会もございますので、そうしたところで連携を図りながら固めていきたいと考えております。 ◆寺田ひろし   あとは、実際になんですけれども、基本計画というのは全然別の人がつくるわけではなくて、やっぱりその中の専門的な部分というのは、やっぱり所管の方からこういうのを入れるべきだとそんなやり取りもあるかと思うんですが、そういった意味でも整合性が取れるという意味合いも込められていますでしょうか。 ◎環境政策課長   おっしゃるとおり、逆に区の大本の基本計画に対してもそれぞれの部門が関わっていくというスタイルになっておりますので、環境部門としても、この環境基本計画のバックボーンを持ちながら、策定に関わってまいりたいと考えております。 ◆寺田ひろし   あと、最後ですけれども、概要のほうの右上の3計画の位置づけですか、ちょっと念のためというところで、今度の環境基本計画には、それまで別々であった地球温暖化対策実行計画とか様々な、それぞれ根拠となる法律が違うものが一つの計画になるということで、問題なくやっていくということではあったと思うんですが、一歩具体的なところで、例えば基本計画の章立てでそれぞれの従来の別々だった法律に基づいた内容を、章立てで分けるのか、それとも結構重複する部分があったりもするかと思うので、そういう根拠とする法律で章立てを分けるのではなくて、やっぱり内容に、例えば2の計画の柱となる事項とか、そういったところで、それぞれの章立ての中でそれぞれのそれまで別々だったニュアンスのものが似通ったものでくくられていくのか、それでも全然法律上はオーケーなのかという、そのあたりのご説明をいただければと思います。 ◎環境政策課長   一本化していく上では、まず重複部分というのは整理をして、より区民の皆様に分かりやすい計画としてまいりたいと思います。その上で、根拠となる法令等の結びつけということもきちっと維持しながら、資源環境審議会の中でも、その構成の仕方については、章立てでありますとかいわゆる共通的な部分で横串を刺したような展開というのもあるのではないかというご意見も頂きまして、その点につきましては、そういった幾つかの選択肢というものも捉えながら、基本は区民や事業者の皆様にやはり分かりやすく浸透できる計画として、構成といいましょうか、考えてまいりたいと思っております。 ◆寺田ひろし   承知いたしました。何かその文章ごとにインデックスがつくのか、もしくは巻末にそういった根拠の法律となるものが、ここはこことか、そういうやり方になるのか、いろいろ方法があるかと思いますので、また骨子案ができたときにまたお伺いさせていただきたいと思います。以上です。 ◆間中りんぺい   2点だけ、確認をしたいんですけれども。計画の柱となる事項の2番目のReady-Goを意識した気候変動対応というところで、このReady-Goって、ほかのにも出てくる板橋区の登録商標のReady-Goリストなのかなと思うんですけれども、それとこの長期の気候変動対応というのが、どんなふうに組み合わさっていくのかがちょっとイメージできなかったので、簡単にでいいので説明をお願いします。 ◎環境政策課長   今おっしゃっていただいたReady-Goリストと基本的な背景は同じ趣旨でございますけれども、備えをしっかりしていざという対応のときに、迅速に、的確に対応できるようにということで、それを気候変動対応に当てはめさせていただいたということでお示しをさせていただいているところでございます。 ◆間中りんぺい   何か災害対策のイメージので合っていますか。 ◎環境政策課長   災害対策だけではなく、例えば熱中症対策なども含まれるところとなってございますが、これまでのやはりこの基本方針に関する議論の中では、このReady-Goについては、審議会の中でも分かりやすさ、分かりにくさという点でご指摘を頂いておりまして、この点についてはちょっと私どもは今後精査が必要と考えているところでございます。 ◆間中りんぺい   ちょっとReady-Goを広めていくのはいいと思うんですけれども、まだちょっと今の段階ではあまり分かりにくいところもあるので、使い方を丁寧にしていただけるといいなと思います。もう一点だけ、今Ready-Goを意識した気候変動対応が(2)であって、これが、計画の柱となる事項が全部で6個あるんですよね。そのほかに視点が7つあって、ちょっとこの整理がうまくいっていなかったので教えてほしいんですけれども、計画の柱となる事項が6個で、視点が7個あって、その周りに赤い矢印のところで自然環境とか気候変動とか、脱炭素とかがあって、この赤い循環している輪の上にあるこの自然環境とか気候変動とか、脱炭素という6個は何でしたか。 ◎環境政策課長   この6個は、いわゆるこの6つの計画の柱となる事項のエッセンスといいますか、イメージを丸囲いでお示しをさせていただいているものでございまして、そういう意味では重複しているようなところではございます。 ◆間中りんぺい   計画の柱の6個と、それぞれ対応しているというイメージだったんですか。 ◎環境政策課長   6個と、この丸囲いの部分は対応しているところでございますが、この図については、より今後分かりやすさという点で、他の自治体の計画などのお示し方も参考にしながらバージョンアップしてまいりたいと考えているところでございます。 ◆間中りんぺい   分かりました。この赤い循環もちょっと何を循環させているのかも少し分からなかったところがあるので、もうちょっとバージョンアップを期待したいと思います。以上です。 ◆おばた健太郎   計画の位置づけのところで、地球温暖化対策実行計画とか地域気候変動適応計画とか、そういったものが統合されますよということなんですが、関連する計画というところに、3つほど今載っているところですけれども、例えばこの計画の柱となる事項ということを広く捉えたならば、例えばいたばしグリーンプラン2025とか、板橋公園基本構想とか、道路の計画であるとか、そういった部分も含まれてくるかなというふうに思うんですけれども、その関連する計画というところで、今私が挙げたようなものはどのように捉えていらっしゃるのか、教えてください。 ◎環境政策課長   今、おっしゃっていただいたように、特にグリーンプランについては、この環境基本計画との距離感が大変近い計画と思っておりますので、そういう意味ではある意味ここに列挙すべき計画だったとも思っております。また、今関係各課ともそのあたりの今後の計画の策定状況ですとかについては共有などもさせていただきながら、どの範囲を捉えていくのかということについては、今後関係各課とのいろいろ協議の中で固めてまいりたいと思っておりますが、ご指摘も頂きましたように、これだけではなく、これ以外にも数多くの計画が関連するところと認識しているところでございます。 ◆おばた健太郎   今の時点で、ちょっと整理がされ切っていないのかも分からないんですけれども、それを改めて各様々な所管を超えた計画を、ちょっとこの関連する計画というところで位置づけていただきたいなというのが1点と、他部署の計画との、難しいと思うんですけれども、優先順位がこっちが上だとかってないという答えになると思うんですけれども、その辺の捉えはどのようにお考えでしょうか。 ◎環境政策課長   まず、他部署との計画との関連づけにつきましては、先ほどとの関連にもなりますけれども、環境部門も他の部署の計画の策定に関わらせていただいている部分も多分にございますので、特にそういう部分については、よくその状況を把握しながら、どういった連携が可能かということを今後も深めていきながら、他の部署との計画の関係を深めてまいりたいと考えてございます。優先順位につきましては、おっしゃるとおり、なかなか判断が難しいところはございますけれども、やはり都市計画課でありますとか、グリーンプランの土木部、緑系については非常に関わりが深いというところがございますので、その点も距離感の近い遠いというところも見据えながら連携をしていきたいと考えております。 ◆おばた健太郎   例えば、この計画の柱となる事項の5番の自然の恵みとの共生ということを非常に広く捉えたりした場合に、ちょっと卑近な例でございますが、私の家の近くに加賀学園通りというところがありまして、そこはそれまで車道があって、植栽があって、歩道があって、自主管理歩道、マンションとかの自主管理の、そういう状態で、自主管理歩道の奥にまた緑、マンションたちが造った緑があるという状況だったんですが、その土木部とか南部土木サービスセンターなのかが、歩道の植栽を取っちゃって、今、鉄のパイプといいますか、緑色のパイプといいますか、要するに植栽がなくなっちゃったわけです。昔はそこにツツジの花が季節になるとばあっとピンクの花が咲いて非常にきれいな状況でした。それが、例えば植栽のカットするのが何年かに一度で、ちょっと草ぼうぼうだからか、メンテナンスが大変だとか、そういった事情がもろもろあるのは理解はできるところなんですが、次この基本計画2035の基本方針として、自然と恵みの共生だと、緑豊かなまちにしていくんだってなったときに、果たしてその決断というのが正しかったのかということになると思うんです。それは、土木部は土木部でやっていますからって言うのではなくて、例えば地域の方々のボランティアで、今緑の公園の花ボランティアの方々にちょっと枠を広げて、そういった植栽の部分もカットしていただけませんかとか、いろいろな横の連携での共生ということは考えられると思うんです。ですから、お互いの計画がそれぞれ独立で、お互い関係よくやっていきますよなんて言っておきながら、それぞれが実は別の計画でやっていますということをやっぱり避けていただきたいと思うんですけれども、なかなか答弁が難しいかもしれませんが、意気込みというかお願いします。 ◎環境政策課長   それぞれの計画の目指すところもありながらも、お互いに共通する部分というのは間違いなくあるところと考えておりますので、また、今の都市部ではこの緑化については高めていこうというのが社会的な動向になっているところでございますので、私ども環境部門の視点というのも踏まえながら、土木部のいわゆるこの緑の今後の進め方ということについても十分連携を取りながら、その点、より距離感が近い中でお互いに計画というのを策定して高めていきたいと考えております。 ◆おばた健太郎   ぜひ、連携を深めていただきたいと思うんですが、その中で、その検討体制のところの右下にエコポリス板橋推進本部(幹事会)というのが、これがいわゆる課長級での打合せという感じになるのかなと、一番ある種重要な部分かなと思うんですけども、こちらの実施頻度と、もし今具体的に誰というか、どういう会議体というか、誰が出てくるよというのがもし分かっていたら教えてください。 ◎環境政策課長   基本的には、それぞれのこの策定のタイミングのときに、一番出発点としてこの幹事会を開きまして、いわゆる出席者は課長クラスでございますので、ある意味現場的な議論を含めて議論をするということで行っております。基本的には、ほぼ全庁的に、これはほぼ全部署の主要な部署に参加をしていただいておりますので、そういう点では、庁内を網羅できる会議体として機能しているところでございます。 ◆おばた健太郎   あと頻度。 ◎環境政策課長   失礼いたしました。頻度につきましては、こちらですと、そうですね、基本方針で1回、骨子案で1回、素案のときに1回、原案のときに1回ということで定めておりますが、前回のこの基本方針を策定するに当たりまして幹事会を開いた際に、1回での議論ではなかなか集約もできないというところがございますので、また大変射程範囲も広いので、それに加えて各課ごとのヒアリングのような形の検討方法というんですか、そういったのを取り混ぜて、今後進めていこうということで協議をさせていただいたところでございます。 ◆おばた健太郎   分かりました。ごめんなさい、幹事会、資料4の3ページにあったんですけれども、でもこの全庁的にとなると、なかなか総花的な会議になりがちなのかなというふうにも思いますので、今も言っていただいた各係の具体的な打合せというのを、ぜひ頻繁にやっていただくようにお願いしたいと思います。あと最後ですが、区民検討会ということでワークショップですけれども、こちらも今日の議論の中で環境基本計画2025でも区民の意見を聞いてくれというような話があったのかなと思うんですけれども、これもぜひともこのワークショップ、何度もというか、できれば数多く開いていただければなというふうに思うんですが、場所とかはまだ決まっていないですけれども、どういった規模で、どういった頻度で、どういった内容でというところが、今お分かりのところがありましたらお願いします。 ◎環境政策課長   あくまでも、現段階でのイメージの素案という形でございますけれども、ワークショップは2回に分けて実施をする予定でございます。1つは、骨子案の策定に当たりまして令和6年度に実施をする予定です。回数は3回程度、1回の参加人数は会場の規模等で25人前後と、この辺はちょっとまだ今後の段階かと思っております。骨子案ということでございますので、テーマは比較的幅広いテーマを設定してということでございます。令和7年度に素案の策定に当たりまして、もう一回、令和7年度にワークショップを、これも3回予定をしております。このときは、比較的素案という段階なので具体的な内容が固まってきていますので、少しテーマを絞って、例えば投げかけをさせていただいてというようなことでございます。また、ワークショップに対しましては、審議会でも多様な世代からの参加をお求めというご意見も多数頂いておりますので、この辺については今後取りまとめというか、参加者の取りまとめの仕方については検討してまいりたいと考えております。 ◆おばた健太郎   令和6年度に3回と、あと令和7年度にも3回かなということで理解をいたしました。ぜひとも、やっぱり地域の方で緑ですとか、あとは木を切るということに対しては非常にいろいろ多様なご意見を頂くことも非常に多くございますので、やっぱり緑を皆さんは気にしていらっしゃいますので、多くの方のご意見をしっかりと取り入れていただくようにお願いいたします。以上です。 ◆岩永きりん   私も、1月に行われた第60回板橋区資源環境審議会で質問をさせていただいたので、2点のみお伺いできればと思います。まずこの基本方針の概要のA3の紙に関してなんですが、項番の2の計画の柱となる事項の(4)の部分に関して、板橋のきれいな空気や水、クリーンな住環境づくりというのが、改めて読むとちょっと文章として違和感があるのではないかなと思ったところでございます。この(4)も含めて、それぞれの文言の形や文言が示す事項の粒度をそろえる余地があるんではないかなと思ったんですけれども、いかがでしょうか。 ◎環境政策課長   ここの柱については、区民の皆さんに直接ダイレクトにまず伝わる部分でございますので、ここの分かりやすさということにつきましては、これまでもるるご意見を頂いてきたところでございます。そういった点では、この取り組むべき事柄を表わすいわゆるスローガン的なこととして、より伝わりやすい表現ということについては、今後も私どもは精査が必要だと思ってございます。また、横文字を使っている部分がございますので、特にそういった部分については、区民の皆さんや事業者の皆さんに伝わり得るものであるかどうかということも含めて、特にこのあたりの柱の表現のお示しの仕方については、骨子案に向けて精査、検証してまいりたいと考えております。 ◆岩永きりん   先ほど申し上げました(4)に関して、私の個人的な感覚だったら申し訳ないんですけれども、例えば板橋のきれいな空気や水、クリーンな住環境で止まっていたりとか、板橋のきれいな空気や水、クリーンな住環境の保全とかであれば、何か文章としてそんなに違和感はないのかなというふうに感じるところです。今、(4)で示されている文言の内容の意味するところは分かるんですが、先ほどご答弁でもおっしゃっていただいたんですけれども、ぜひ検討いただければなというふうに思います。2点目なんですけれども、資源環境審議会の中で伊香賀会長がおっしゃっていたことの後追いなんですが、審議会の中で、今回の環境基本計画2035は、基本的に10年前につくられた、10年前につくられたわけではないですね、今ある環境基本計画2025を土台としてつくられていて、その2025はつくられたときに、2025が発行されたのはSDGsが国連サミットで採択された半年後だったという事情があって、区の中で十分に議論をされて計画も出来上がった後でそのSDGsというのが新たに出てきたので、そこの関連はあまりないというような状況だったというのを審議会の中で伺いました。その2025をベースとして今回の2035をつくっているので、SDGs未来都市には言及はされているものの個別のSDGsの中の目標とこの計画の事項の相関はあまり示されていなくて、SDGs未来都市として選ばれた板橋区の計画としては、少し違和感があるのではないかというお話があったかと思います。その点に関して、審議会の中で私もお話を伺って本当にそうだなというふうに思いました。本日のこの区民環境委員会の中でも、NO.1実現プラン2025の改訂版が議題に上がっていましたが、2025の改訂版ではSDGsとの関連の明示を随所で行っていて、それとの整合性を取る意味でも、今回の計画にもう少しSDGsの視点を盛り込んでいただければというふうに思ったんですが、いかがでしょうか。 ◎環境政策課長   現行計画については、今お話しいただきましたように国連でSDGsが普及されるタイミングとやはり合っていなかったということの中で、そのあたりの相関がそういった事情の中で薄いということは審議会の中でご指摘を頂いたところでございまして、区としても、SDGsということを今、大変重視して区政を経営している中で、新しい計画の中でもそうしたところとの相関ということについては、改めて検証した上で、よりその関わりというものも捉えながら計画を策定していきたいと考えているところでございます。 ◆岩永きりん   分かりました。ありがとうございます。SDGsの最終年度が2030年である中で、この計画は2035年まででちょっと難しい部分もいろいろあるかとは思うんですけれども、ぜひご検討いただければと思います。以上です。 ◆坂田れい子   私も、環境審議会でいろいろ質問させていただき、ありがとうございます。Ready-Goの表記とか、あと片仮名表記、先ほどもほかの委員もおっしゃっていたんですけれども、これについて精査していく予定であるということを伺ったので、もっと分かりやすい説明の仕方というのを今後考えていただきたいなということを初めに申し上げたいと思います。質問なんですけれども、これは審議会のときも私は質問させていただいたんですけれども、結局、脱炭素って手段であって、結局何度下がるのかというのが明確になっていなくて、以前からも私が指摘というか、言わせていただいているのは、ロックダウンの頃のような経済をストップさせないと実現は不可能であるという域にあるというのも、COPに出ている専門家からも私は教わっていて、こういった整合性をどうはめ込んでいくかということに関して、日本だけがばばを引いて、何か国連に従ってお金をかけて日本だけがやっているというふうに、世界的な視点から見ると私はそういうふうに見えてしまう中で、こういった議論というのをもう少し深めていく予定はあるんでしょうか。 ◎環境政策課長   おっしゃるように、究極というか、大きな目的としては、地球の温度を下げていくというところがございます。そういった点については、日本を越えてグローバルな取組として、今全世界的に取り組まれているところでございます。そうしたところの動向というのをキャッチアップしながら、一つの地域の板橋区の計画としてどう反映させていくかということについては、グローバルな視点というのをどう取り組んでいくかということは、前回の審議会の中でもいろいろな視点でご意見を頂いておりますので、そうした大局的な観点というのも認識というか、前提として、現状把握として整理をしながら、どういった背景を前提としたり関連づけるかということで、そうした視点での整理というのは、整理をしてまいりたいと考えているところでございます。 ◆坂田れい子   ゼロカーボンというのが走り過ぎると、やっぱりこれ目的を多分達成できないと思っているので、何かそこを強調するというよりは、すみません、ゼロカーボンって始まっているのでもうしようがないと思うんですけれども、審議会の中でもほかの専門家の方がおっしゃっていたように、板橋区の歴史を生かしたその循環というところに力点を置いて、本質的な環境にいいことって何だろうというのを本質的に議論を深めていってほしいなというのがあります。私は、SDGsがありきの環境というのではなくて、人々が生活の中から課題や問題点というのを学び取っていくことが大事なんじゃないかなって思っているので、SDGsがあるから、これって環境にいいよねとか、そうじゃなくて生活の中で気づいたらこれって環境にいいことをしているなとか、その課題を学び取っていくというか、そういう流れになってほしいなというのがあるので、もう少し有識者の方と話合いを深めていっていただけたらうれしいです。以上です。 ◆荒川なお   区民検討会、ワークショップのことについて、先ほどおばた委員からも質問がありましたけれども、来年度と再来年度で3回ずつやっていくということで、テーマはどういうふうにしていくかというのも少し聞きましたけれども、基本的には区民公募というところとかをどれくらい位置づけられるのかというところも結構課題になってくると思うんですけれども、ちょっとそこについての考えもお願いします。 ◎環境政策課長   公募ということを基本に考えてはございますが、世代にわたって参加していただきたいと思っておりまして、そのための集め方というか、募集の仕方ということをちょっと今後考えた上で、最終的にどういった形で募るかということについては、今後そうしたところを含めて考えていきたいと思っております。 ◆荒川なお   ちょっと気になっていたのが、私以前に、特別委員会で言ったのかな、確か気候市民会議でしたか、やったほうがいいんじゃないかということを提案したかと思います。そのときは検討していくみたいな答弁だったんですけれども、ただその後の本会議で、誰かはすみません、ちょっと忘れてしまいましたけれども、質問したときは、何か注視していくみたいな、大分後退したような答弁になっていたんですけれども、気候市民会議みたいなものを意識してこういうことをやっていくというような捉え方でいいのか、そこもお聞きしたいんですがお願いします。
    環境政策課長   これまでの審議会の議論の中でもおっしゃるとおり、気候市民会議のエッセンスというんでしょうか、そういう要は区民の意見の取り入れ方についてはるるご意見を頂いておりますので、私どももそういう部分を含めてといいますか、そういうエッセンスを捉えて、この検討会というものは検討しているところでございます。気候市民会議も自治体でいろんな開催の仕方があり、例えば今、公募というお話をしましたけれども、無作為抽出で市民を公募するようなスタイルを取っている気候市民会議もあったりということの中で、その点についてそういった他の自治体の取組も参考にしながら、区としての形というものをまとめていきたいなと考えております。 ◆荒川なお   分かりました。とにかく区民の声というか、A4の資料でもいろいろ審議会であるとか、いろいろ会議体がありますけれども、やっぱりちょっと限られた人というか、これはこれで大事だと思うのでこの人たちの意見は意見でなんですけれども、やっぱりそうじゃない人たち、今まで声を上げられていない、板橋区として区民の声を吸い上げられていない部分というのはあると思うので、そこがどう生かされていくのかなというのもすごく鍵になってくると思うんです。その後、これスケジュールから言うと、パブリックコメントをやられるんですけれども、このパブリックコメントというのも相当重要にはなってくると思うんです。今の段階だと、やっぱりあまりこういう意見を言っても意味がないのかなとか、あと過去にもいろいろありますけれども、やっぱり専門的なこと過ぎて分からなくて意見が言えないということが出てくるとは思うんです。だから、よりこのパブリックコメントも、より意見が言いやすい、そしてちゃんとしっかりとその後に、このスケジュールだと令和8年度以降になるのかと思うんですけれども、生かされていくということが分かるようなものがしっかりと示されていかなければいけないんじゃないかと思うんですけれども、そこについての考えもお願いします。 ◎環境政策課長   まず、パブリックコメントについては、区民の皆様のご意見を伺う貴重な機会と思っておりますので、この機会をまずきちっと捉えながら進めていきたいと考えておりますし、またワークショップをはじめ、そこに至るまでの間においても様々な区民の皆さんのご意見を伺う場ということも含めて進めていくということを大事にしながら、またその過程の中でこうした取組を周知させていただいたり、より多くの区民の方に、板橋区のこの環境基本計画の策定というものを認知いただいて、多くの方に関心を持っていただけるように策定作業を、2年間になりますけれども進めていきたいと考えております。 ◆荒川なお   やっぱりこの令和8年度以降というのは、すごく重要になってくると思うんですけれども、この間ゼロカーボンシティ推進調査特別委員会でも、やっぱりしっかりとこれをやるには予算をつける、この間何をいろいろ聞いても予算が、財政的なものがと言って結構縮小していっちゃって、何をやるんだろうというのがあまり見えないんです。全体的に今までもそうです。先ほどのプラスチックのごみのところでもそうですけれども、何かただ単にやっているというか、何か本当にやらなきゃというよりは何かちょっと仕方なくというか、そういうものがかなり見えてきているんです。ただ、そうじゃなくてしっかりとここに向かって何をやるのかというところが、例えば品川区にこの間視察へ行きましたけれども、そういう環境の施設があったりとか、そういうふうに区民に見えるように、そういうものができていきますよということが、この計画の中で出てこなければいけないんじゃないかと思っているんですけれども、最後そこについても答弁お願いします。 ◎環境政策課長   特別委員会のご審議の中でも、今後、区としてもゼロカーボン、温室効果ガスの削減をさらに継続していくという上では取組を強化していく必要があるということの中で、やはり施策の打ち出し方であるとか、そういったものをより明確にであるとか、インパクトを持って戦略的にといったご意見を頂いたところでございまして、そういったところは、私どものこの取組を進める上では大変大事なところと考えてございますので、今、ご意見を頂いた予算の確保も含めて、こうした計画を具体的に進めていく上での施策というものも含めて、計画の全体像を取りまとめていきたいと考えております。 ◆荒川なお   このゼロカーボンいたばし2050の実現というところで、ただこれは本当に言葉だけが今独り歩きしているような状況にもありますので、私からするとそういうところとしか思えませんので、やっぱりそうじゃなくてしっかりとやっていくというのを見せるようにというところで、それが分かるようなこの計画になっていただければというふうには思います。これは意見です。 ○委員長   本件につきましてはこの程度でご了承願います。  ──────────────────────────────────────── ○委員長   次に、調査事件でありますが、引き続き地域自治の振興、産業の振興及び環境保全等の区政に関する調査の件につきまして、別途、議長宛て継続調査の申出を行うことにご異議ございませんか。         (「異議なし」と言う人あり) ○委員長   ご異議がないものと認め、さよう決定いたします。  ──────────────────────────────────────── ○委員長   以上をもちまして、区民環境委員会を閉会いたします。...