板橋区議会 2022-06-21
令和4年第2回定例会-06月21日-04号
令和4年第2回定例会-06月21日-04号令和4年第2回定例会
令和4年第2回東京都板橋区議会定例会本会議第4日議事日程
令和4年6月21日(火曜日)
〔
企画総務委員会報告〕
日程第 1 議案第 42号 職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例
〃 第 2 〃 第 43号 東京都板橋区特別区税条例等の一部を改正する条例
〃 第 3 〃 第 47号 (仮称)
板橋区営仲宿住宅改築工事請負契約
〃 第 4 〃 第 48号 (仮称)
板橋区営仲宿住宅改築電気設備工事請負契約
〃 第 5 〃 第 49号 (仮称)
板橋区営仲宿住宅改築機械設備工事請負契約
〃 第 6 〃 第 50号 板橋区立高島第三中学校外壁改修その他工事請負契約
〃 第 7 陳情第 34号 日本政府に対して、国連の「沖縄県民は先住民族」勧告の撤回を求める意見書の採択を求める陳情
(継続審査分)
〃 第 8 〃 第207号 国民の祝日「海の日」を7月20日に固定化する意見書の提出を求める陳情
〃 第 9 総合的な行政計画、財政、契約及び防災等の区政に関する調査の件
〔
区民環境委員会報告〕
日程第10 議案第 45号 東京都
板橋区立グリーンホール条例の一部を改正する条例
〃 第11 陳情第212号 原油高、原材料高騰、円安進行の打撃から経営難に直面する中小業者への支援を求める陳情
〃 第12 地域自治の振興、産業の振興及び環境保全等の区政に関する調査の件
〔
健康福祉委員会報告〕
日程第13 議案第 44号 東京都板橋区手数料条例の一部を改正する条例
〃 第14 高齢福祉、保健衛生及び社会福祉等の区政に関する調査の件
〔
都市建設委員会報告〕
日程第15 陳情第195号 東武東上線(北池袋~成増駅)の全駅にホームドア設置を板橋区として東武鉄道株式会社に強く要望するよう求める陳情
(継続審査分)
〃 第16 〃 第209号 羽田新ルート・氷塊落下事故に関する陳情
〃 第17 〃 第210号 区営駐輪場の改善を求める陳情
〃 第18 〃 第214号 羽田新飛行ルートの固定化回避の取り組みを進めることを求める陳情
〃 第19 〃 第215号 区内の公園のトイレの改築を求める陳情
〃 第20 都市計画及び都市基盤整備等の区政に関する調査の件
〔
文教児童委員会報告〕
日程第21 議案第 46号 幼稚園教育職員の給与に関する条例の一部を改正する条例
〃 第22 陳情第208号
HENNGE(株)SumaMachi(スマまち)の利用見直しに関する陳情
〃 第23 〃 第211号 都立高校入試への
英語スピーキングテスト導入に関する陳情
〃 第24 〃 第213号 都立高入試への
英語スピーキングテスト導入に関する陳情
〃 第25 児童福祉、学校教育及び生涯学習等の区政に関する調査の件
〔特別委員会報告〕
日程第26
自治体DX調査特別委員会
〃 第27 地域・
経済活性化調査特別委員会
〃 第28
災害対策調査特別委員会
〃 第29
インクルージョン推進調査特別委員会
〔
議会運営委員会報告〕
日程第30 本会議等の運営方法の検討について
日程第31 人権擁護委員の候補者について
〃 第32 議員派遣について
午前10時00分開議
出席議員 46名
1番 小野田 み か議員 2番
内田けんいちろう議員
3番 高 山 しんご議員 7番 しいな ひろみ議員
8番 石 川 すみえ議員 9番 山 田 ひでき議員
10番 山 田 貴 之議員 11番 中 村とらあき議員
12番 間 中りんぺい議員 13番 しのだ つよし議員
15番 こんどう秀 人議員 16番 山 内 え り議員
17番 吉 田 豊 明議員 18番 田中しゅんすけ議員
19番 安 井 一 郎議員 20番 寺 田 ひろし議員
21番 さかまき常 行議員 22番 長 瀬 達 也議員
23番 南 雲 由 子議員 24番 荒 川 な お議員
25番 いわい 桐 子議員 26番 坂 本あずまお議員
27番 田 中やすのり議員 28番 いしだ 圭一郎議員
29番 成 島 ゆかり議員 31番 五十嵐 やす子議員
32番 竹 内 愛議員 33番 小 林 おとみ議員
34番 元 山 芳 行議員 35番 大 野 治 彦議員
36番 鈴 木こうすけ議員 37番 し ば 佳代子議員
39番 井 上 温 子議員 41番 かなざき文 子議員
43番 杉 田 ひろし議員 44番 茂 野 善 之議員
45番 田 中 いさお議員 46番 かいべ とも子議員
47番 渡 辺よしてる議員 48番 おばた 健太郎議員
51番 川 口 雅 敏議員 52番 佐々木としたか議員
53番 なんば 英 一議員 54番 大 田 ひろし議員
55番 高 沢 一 基議員 56番 中 妻じょうた議員
職務のため議場に出席した事務局職員の職氏名
区議会事務局長 五十嵐 登 区議会事務局次長 森 康 琢
〃 議事係長 龍 野 慎 治 〃 調査係長 鑓 水 貴 博
〃 書記 飯 野 義 隆 〃 書記 高 橋 佳 太
〃 書記 岩 渕 真理絵 〃 書記 高 瀬 渉
〃 書記 安 部 詩 織 〃 書記 鈴 木 琢 真
〃 書記 細 田 夏 樹 〃 書記 小 林 隆 志
〃 書記 横 山 愛
地方自治法第121条の規定に基づく説明のための出席者
区長 坂 本 健 副区長 橋 本 正 彦
教育長 中 川 修 一 代表・常勤監査委員菊 地 裕 之
政策経営部長 有 馬 潤 総務部長 尾 科 善 彦
政策企画課長 吉 田 有 財政課長 杉 山 達 史
総務課長 荒 井 和 子
△開議の宣告
◎事務局長(五十嵐登) ただいまの出席議員数は46名でございます。
○議長(坂本あずまお議員) これより本日の会議を開きます。
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△会議録署名議員の指名
○議長(坂本あずまお議員) 本日の会議録署名議員をご指名申し上げます。
山 田 貴 之 議員
おばた 健太郎 議員
以上、お2人の方にお願いいたします。
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△諸報告
○議長(坂本あずまお議員) 次に、諸般の報告でありますが、事務局長より朗読いたします。
〔事務局長朗読〕
4板総総第201号
令和4年6月21日
板橋区議会議長
坂 本 あずまお 様
板橋区長 坂 本 健
人権擁護委員の候補者について(
求意見)
人権擁護委員候補者として下記の者を法務大臣に推薦したいので、人権擁護委員法(昭和24年法律第139号)第6条第3項の規定に基づき、意見を伺います。
記
小 鹿 次 子
中 城 剛 志
(経歴書別紙のとおり。)
別 紙
経 歴 書
┌────┬──────────────┬────┬──────────────┐
│ │ │ │ │
│ふりがな│ こ しか つぎ
こ │生年月日│ ─────────── │
│氏 名 │ 小 鹿 次 子
│ │ │
├────┼──────────────┴────┴──────────────┤
│ 現住所 │─────────
│
│ │────────────────
│
├────┴─────────┬────────────────────────┤
│ 年
月 │ 事 項 │
├──────────────┼────────────────────────┤
│──────
│──────────
│
├──────────────┼────────────────────────┤
│──────~ │────────
│
├──────────────┼────────────────────────┤
│──────~────── │────────────────────── │
├──────────────┼────────────────────────┤
│──────~────── │─────────────────── │
├──────────────┼────────────────────────┤
│──────~────── │────────────────────────│
│ │──
│
├──────────────┼────────────────────────┤
│──────~────── │────────────────────────│
├──────────────┼────────────────────────┤
│──────~────── │────────────────────────│
│ │───────────────── │
├──────────────┼────────────────────────┤
│──────~── │──────
│
└──────────────┴────────────────────────┘
───────────────────────────────────────
別 紙
経 歴 書
┌────┬──────────────┬────┬──────────────┐
│ │ │ │ │
│ふりがな│ なか じょう たけ し
│生年月日│ ─────────── │
│氏 名 │ 中 城 剛
志 │ │ │
├────┼──────────────┴────┴──────────────┤
│ 現住所 │─────────
│
│ │────────────────
│
├────┴─────────┬────────────────────────┤
│ 年
月 │ 事 項 │
├──────────────┼────────────────────────┤
│──────
│───────────
│
│──────~────── │────────────
│
│──────
│─────
│
│──────~─── │────────────────
│
│──────~────── │─────────────
│
│──────~────── │───────────────────── │
│──────~────── │────────────
│
│──────~────── │─────────
│
│──────~─── │────────────────
│
│──────~── │──────
│
└──────────────┴────────────────────────┘
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△各委員会報告、質疑、討論及び付託案件の採決
△
企画総務委員会報告
○議長(坂本あずまお議員) これより日程に入ります。
初めに、日程第1から第9までを一括して議題といたします。
企画総務委員長から提出された議案第42号外5件及び陳情2件並びに調査事件に対する審査報告書等は、朗読を省略し、委員長から審査の結果と調査の経過について報告があります。
企画総務委員長 茂野善之議員。
◎茂野善之 議員 議長。
○議長(坂本あずまお議員) 茂野善之議員。
〔参 照〕
企 画 総 務 委 員 会 審 査 報 告 書
本委員会に付託の事件は、審査の結果、下記のとおり決定したので、会議規則第72条の規定により報告します。
記
┌──────┬──────────────────────────┬──────┐
│ 事件の番号 │ 件 名 │ 議決の結果 │
├──────┼──────────────────────────┼──────┤
│議案第42号│職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する
条例 │原案可決 │
├──────┼──────────────────────────┼──────┤
│〃 第43号│東京都板橋区特別区税条例等の一部を改正する
条例 │原案可決 │
├──────┼──────────────────────────┼──────┤
│〃 第47号│(仮称)
板橋区営仲宿住宅改築工事請負契約 │可決 │
├──────┼──────────────────────────┼──────┤
│〃 第48号│(仮称)
板橋区営仲宿住宅改築電気設備工事請負契約 │可決 │
├──────┼──────────────────────────┼──────┤
│〃 第49号│(仮称)
板橋区営仲宿住宅改築機械設備工事請負契約 │可決 │
├──────┼──────────────────────────┼──────┤
│〃 第50号│板橋区立高島第三中学校外壁改修その他
工事請負契約 │可決 │
└──────┴──────────────────────────┴──────┘
令和4年6月8日
企画総務委員長 茂 野 善 之
議 長 坂本 あずまお 様
──────────────────────────────────────────
企 画 総 務 委 員 会 審 査 報 告 書
本委員会に付託の陳情は、審査の結果、下記のとおり決定したので、会議規則第72条の規定により報告します。
記
┌───────┬───────────────────┬───────┬──────┐
│ 事件の
番号 │ 件 名
│ 議決の結果 │ 意見・理由 │
├───────┼───────────────────┼───────┼──────┤
│陳情第207号│国民の祝日「海の日」を7月20日に固定│採択とすべきも│ │
│ │化する意見書の提出を求める陳情 │のと
決定 │ │
└───────┴───────────────────┴───────┴──────┘
令和4年6月8日
企画総務委員長 茂 野 善 之
議 長 坂本 あずまお 様
──────────────────────────────────────────
少 数 意 見 報 告 書
2022年6月8日の企画総務委員会において留保した少数意見を、会議規則第71条第2項の規定により、下記のとおり報告します。
記
1 事 件
陳情第207号 国民の祝日「海の日」を7月20日に固定化する意見書の提出を求める陳情
2 意見の要旨
本陳情は、現在7月第3月曜日とされている国民の祝日「海の日」を7月20日に固定化するよう、政府に意見書を提出することを求めるものである。
「海の日」は、1995年に国民の祝日に関する法律で、「海の恩恵に感謝するとともに、海洋国日本の繁栄を願う」として祝日に制定された。その後、法改正で7月20日から7月第3月曜日とされた。
陳情に反対する第1の理由は、7月20日を「海の日」とすることは、戦前の国威発揚政策に基づいているからである。そもそも「海の日」は、戦前の「海の記念日」に由来している。「海の記念日」の制定は、真珠湾攻撃で太平洋戦争を開始した1941年であり、戦争の遂行上、海上輸送で船員や船舶の徴用と調達のために、海運関係者だけでなく、国民こぞって支援の雰囲気をつくる狙いがあったため、7月20日を「海の日」とすることは、認めることができない。
陳情に反対する第2の理由は、スポーツの日等の祝日にはそれぞれ制定された由来があるが、現在は海の日とともにハッピーマンデーとして3連休になり国民生活に浸透しているからである。にもかかわらず、「海の日」だけを元の日付である7月20日に戻すことを求めるのは、ハッピーマンデーの制定の趣旨を無視し、他の祝日とも矛盾が生じることになり、認めることはできない。
陳情の採択を主張した委員からは、国会で審議すべきとして、国会への審議に場を移す意味で採択を主張するとの意見があったが、こうした意見は、板橋区議会の独立性と自立性を損なう主張であり、容認できない。
よって、陳情第207号は、不採択とすべきである。
2022年6月8日
企画総務委員 吉 田 豊 明
議 長 坂本 あずまお 様
──────────────────────────────────────────
閉 会 中 継 続 審 査 申 出 書
本委員会は、審査中の事件について、下記により閉会中もなお継続審査を要するものと決定したので、会議規則第70条の規定により申し出ます。
記
┌──────┬─────────────────────────────────┐
│ 事件の番号 │ 件 名
│
├──────┼─────────────────────────────────┤
│陳情第34号│日本政府に対して、国連の「沖縄県民は先住民族」勧告の撤回を求める意│
│ │見書の採択を求める陳情 (継続審査分)│
└──────┴─────────────────────────────────┘
理 由 今会期中に審査を終了することが困難であるため。
令和4年6月10日
企画総務委員長 茂 野 善 之
議 長 坂本 あずまお 様
──────────────────────────────────────
閉 会 中 継 続 調 査 申 出 書
本委員会は、調査中の事件について、下記により閉会中もなお継続調査を要するものと決定したので、会議規則第70条の規定により申し出ます。
記
1 事 件 総合的な行政計画、財政、契約及び防災等の区政に関する調査の件
(
調査事項) ① 政策の総合的な企画、調整及び立案に関することについて
② 経営改革の推進、組織及び行政評価に関することについて
③ 財政に関することについて
④ 広聴及び広報に関することについて
⑤ ITの推進及び情報処理に関することについて
⑥ 情報の公開及び個人情報の保護に関することについて
⑦ 公文書等の収集、保存及び公開に関することについて
⑧ 本庁舎の維持管理に関することについて
⑨ 男女平等参画の推進に関することについて
⑩ 営繕に関することについて
⑪ 職員の進退及び身分に関することについて
⑫ 財産及び契約に関することについて
⑬ 区税に関することについて
⑭ 防災及び危機管理に関することについて
⑮ 公有財産、物品の管理運営に関することについて
⑯ 選挙管理に関することについて
⑰ 監査事務に関することについて
2 理 由 今会期中に調査を結了することが困難であるため。
令和4年6月10日
企画総務委員長 茂 野 善 之
議 長 坂本 あずまお 様
──────────────────────────────────────
〔茂野善之議員登壇〕(拍手する人あり)
◎茂野善之 議員 ただいまから、企画総務委員会における審査の結果と調査の経過につきまして、ご報告申し上げます。
初めに、4月12日に開催いたしました委員会につきまして、ご報告いたします。最初に、陳情第34号「日本政府に対して、国連の『沖縄県民は先住民族』勧告の撤回を求める意見書の採択を求める陳情」につきましては、採択との意見も出されましたが、大方の委員からは、なお継続して審査すべきとの発言があり、継続審査について諮ったところ、賛成多数をもちまして、継続審査と決定いたしました。なお、陳情審査終了後に、所管事項調査を行いましたことを申し添えます。
次に、6月8日の委員会につきまして、ご報告いたします。最初に、議案第42号「職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例」及び議案第43号「東京都板橋区特別区税条例等の一部を改正する条例」につきましては、いずれも全会一致をもちまして、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、板橋区営仲宿住宅の改築工事に関連し、一括して審査いたしました議案第47号「(仮称)
板橋区営仲宿住宅改築工事請負契約」、議案第48号「(仮称)
板橋区営仲宿住宅改築電気設備工事請負契約」及び議案第49号「(仮称)
板橋区営仲宿住宅改築機械設備工事請負契約」につきましては、いずれも全会一致をもちまして、可決すべきものと決定いたしました。
次に、議案第50号「板橋区立高島第三中学校外壁改修その他工事請負契約」につきましては、全会一致をもちまして、可決すべきものと決定いたしました。
次に、陳情第207号「国民の祝日『海の日』を7月20日に固定化する意見書の提出を求める陳情」につきましては、「本陳情を採択することで、国会での審議を後押しすべきである」として採択との意見と、「海の日の起源である海の記念日が設けられた背景を踏まえると、固定化することは妥当ではない」として不採択との意見と、なお継続して審査すべきとの発言があり、初めに、継続審査について諮ったところ、賛成少数で継続審査とすることは否決されました。改めて、継続審査を主張した委員に意見を求めたところ、「海の日だけをハッピーマンデー制度から除外することは適当ではない」として不採択との意見があり、採択について諮ったところ、賛成多数をもちまして、採択すべきものと決定いたしました。なお、1委員より少数意見が留保されたことを申し添えます。
次に、閉会中の委員会において継続審査と決定した陳情第34号につきましては、全会一致をもちまして、別途議長宛て、継続審査の申出を行うことに決定いたしました。
次に、調査事件につきましては、全会一致をもちまして、別途議長宛て、継続調査の申出を行うことに決定いたしました。
次に、地方都市における施策を参考とするため、閉会中の7月27日から28日にかけて、北海道千歳市及び北海道札幌市に赴き、千歳市では、「シティセールス戦略プランの取組及び効果について」、札幌市では、「パートナーシップ宣誓制度の運用状況等について」、それぞれ調査を行う旨、全会一致をもちまして、別途議長宛て、行政視察の申出を行うことに決定いたしました。
最後に、閉会中の5月18日に、調査事件のための委員会を開催いたしましたことを申し添えます。以上をもちまして、本委員会の報告を終わります。
○議長(坂本あずまお議員) 次に、少数意見の報告は、報告書を配付してありますので、省略いたします。
──────────────────────────────────────
△
企画総務委員会報告に対する採決の動議
○議長(坂本あずまお議員) これより質疑に入ります。
ただいまの報告に質疑がありましたら、ご発言願います。
◆しのだつよし 議員 議長。
○議長(坂本あずまお議員) しのだつよし議員。
◆しのだつよし 議員
企画総務委員会報告に対する質疑・討論を省略し、直ちに表決するよう動議を提出いたします。
○議長(坂本あずまお議員) しのだつよし議員の動議のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と言う人あり〕
○議長(坂本あずまお議員) ご異議がないものと認めます。
よって、
企画総務委員会報告に対する質疑・討論を省略し、直ちに表決を行うことに決定いたしました。
──────────────────────────────────────
△陳情第207号の採決
○議長(坂本あずまお議員) これより表決を行います。
陳情第207号「国民の祝日『海の日』を7月20日に固定化する意見書の提出を求める陳情」について、起立表決を行います。
陳情第207号に対する委員会報告は採択であります。委員会報告のとおり決することに賛成の方はご起立願います。
〔賛成者起立〕
○議長(坂本あずまお議員) ご着席願います。
起立多数と認めます。
よって、陳情第207号は、委員会報告のとおり採択と決定いたしました。
──────────────────────────────────────
△議案第42号、第43号、第47号、第48号、第49号、第50号、陳情第34号及び調査事件の採決
○議長(坂本あずまお議員) 次に、お諮りいたします。
議案第42号「職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例」、議案第43号「東京都板橋区特別区税条例等の一部を改正する条例」、議案第47号「(仮称)
板橋区営仲宿住宅改築工事請負契約」、議案第48号「(仮称)
板橋区営仲宿住宅改築電気設備工事請負契約」、議案第49号「(仮称)
板橋区営仲宿住宅改築機械設備工事請負契約」及び議案第50号「板橋区立高島第三中学校外壁改修その他工事請負契約」については、委員会報告のとおり決定し、申出のとおり、陳情第34号を継続審査とし、併せて調査事件を継続調査に付することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と言う人あり〕
○議長(坂本あずまお議員) ご異議がないものと認めます。
よって、議案第42号、第43号、第47号、第48号、第49号及び第50号については、委員会報告のとおり決定し、申出のとおり、陳情第34号を継続審査とし、調査事件を継続調査に付することに決定いたしました。
──────────────────────────────────────
△
区民環境委員会報告
○議長(坂本あずまお議員) 次に、日程第10から第12までを一括して議題といたします。
区民環境委員長から提出された議案第45号及び陳情1件並びに調査事件に対する審査報告書等は、朗読を省略し、委員長から審査の結果と調査の経過について報告があります。
区民環境委員長 高沢一基議員。
◎高沢一基 議員 議長。
○議長(坂本あずまお議員) 高沢一基議員。
〔参 照〕
区民環境委員会審査報告書
本委員会に付託の事件は、審査の結果、下記のとおり決定したので、会議規則第72条の規定により報告します。
記
┌──────┬──────────────────────────┬──────┐
│ 事件の番号 │ 件 名 │ 議決の結果 │
├──────┼──────────────────────────┼──────┤
│議案第45号│東京都
板橋区立グリーンホール条例の一部を改正する条例│原案可決 │
└──────┴──────────────────────────┴──────┘
令和4年6月8日
区民環境委員長 高 沢 一 基
議 長 坂本 あずまお 様
──────────────────────────────────────
区 民 環 境 委 員 会 審 査 報 告 書
本委員会に付託の陳情は、審査の結果、下記のとおり決定したので、会議規則第72条の規定により報告します。
記
┌───────┬───────────────────┬───────┬──────┐
│ 事件の番号 │ 件 名 │ 議決の結果 │ 意見・理由 │
├───────┼───────────────────┼───────┼──────┤
│陳情第212号│原油高、原材料高騰、円安進行の打撃から│不採択とすべき│趣旨に沿いが│
│ │経営難に直面する中小業者への支援を求め│ものと決定 │たい │
│ │る陳情
│ │ │
└───────┴───────────────────┴───────┴──────┘
令和4年6月8日
区民環境委員長 高 沢 一 基
議 長 坂本 あずまお 様
──────────────────────────────────────
少 数 意 見 報 告 書
2022年6月8日の区民環境委員会において留保した少数意見を、会議規則第71条第2項の規定により、下記のとおり報告します。
記
1 事 件
陳情第212号 原油高、原材料高騰、円安進行の打撃から経営難に直面する中小業者への支援を求める陳情
2 意見の要旨
本陳情は、原油高、原材料高騰、円安進行の打撃から経営難に直面する中小業者に対して、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用して給付型支援の実施を求めるのである。
区は「原油や原材料の価格が上昇しているものの、事業の制限は、ほぼ解除されており、新たな助成金や支援金の給付は予定していない」という姿勢を示した。しかし、区内の商業団体がおこなったアンケート調査でも「原材料・仕入れ値が1年前と比べて上がっている」と答えた業者が78%に達しており、中小企業が経営危機にひんしている実態が明らかになった。また、板橋区の景況の最新の調査結果でも、製造業、小売業、サービス業、建設業ともに不調に近い状況を脱せていないことが明らかになった。
4月26日におこなわれた「原油価格・物価高騰等に関する関係閣僚会議」において、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金の活用が可能な生活者支援、事業者支援に関する事業が示された。陳情要旨にもある「固定費助成の支援策」も活用できる事業に含まれている。しかし、区の支援は、事業のDX化やデジタル地域通貨の導入などに留まっており、対策が不十分であると言わざるをえない。
板橋区には、中小零細企業が多く存在し、その多くの業者が地域経済を支える役割を果たしている。
緊急事態宣言や、まん延防止等重点措置による行動制限は、解除されたとはいえ区内中小業者の経営状況は改善されておらず、引き続き、これまで同様の支援が必要である。
区は、消費税10%に増税されたコロナ前と比べても、景気が回復していないことを認めており、今こそ、区内の中小企業への本気の支援が必要である。
よって本陳情の採択を求めるものである。
2022年6月8日
区民環境委員 小 林 おとみ
区民環境委員 荒 川 な お
議 長 坂本 あずまお 様
──────────────────────────────────────
閉 会 中 継 続 調 査 申 出 書
本委員会は、調査中の事件について、下記により閉会中もなお継続調査を要するものと決定したので、会議規則第70条の規定により申し出ます。
記
1 事 件 地域自治の振興、産業の振興及び環境保全等の区政に関する調査の件
(調査事項) ① 地域自治の振興に関することについて
② 文化の振興に関することについて
③ スポーツの振興に関することについて
④ 国際交流に関することについて
⑤ 戸籍及び住民基本台帳に関することについて
⑥ 産業の振興に関することについて
⑦ 消費生活及び観光の振興に関することについて
⑧ 環境保全及び公害対策に関することについて
⑨ 資源化再利用に関することについて
⑩ 清掃事業に関することについて
2 理 由 今会期中に調査を結了することが困難であるため。
令和4年6月8日
区民環境委員長 高 沢 一 基
議 長 坂本 あずまお 様
──────────────────────────────────────
〔高沢一基議員登壇〕(拍手する人あり)
◎高沢一基 議員 ただいまから、区民環境委員会における審査の結果と調査の経過につきまして、ご報告申し上げます。
初めに、6月8日に開催いたしました委員会につきまして、ご報告いたします。最初に、議案第45号「東京都
板橋区立グリーンホール条例の一部を改正する条例」につきましては、全会一致をもちまして、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、陳情第212号「原油高、原材料高騰、円安進行の打撃から経営難に直面する中小業者への支援を求める陳情」につきましては、「現状の支援策だけでは不十分のため、給付型の支援を実施すべきである」として採択との意見と、「区は、中長期的な支援策に移行しており、直ちに給付型の支援を実施する状況ではない」として不採択との意見があり、採択について諮ったところ、賛成少数で否決され、不採択とすべきものと決定いたしました。なお、2委員より少数意見が留保されたことを申し添えます。
次に、調査事件につきましては、全会一致をもちまして、別途議長宛て、継続調査の申出を行うことに決定いたしました。
次に、地方都市における施策を参考とするため、閉会中の8月17日から18日にかけて、北海道北斗市及び北海道函館市に赴き、北斗市では、「商店街等元気づくり事業補助金について」、函館市では、「函館市地域交流まちづくりセンターについて」、それぞれ調査を行う旨、全会一致をもちまして、別途議長宛て、行政視察の申出を行うことに決定いたしました。
最後に、閉会中の4月12日及び5月18日に、調査事件のための委員会を開催いたしましたことを申し添えます。以上をもちまして、本委員会の報告を終わります。
○議長(坂本あずまお議員) 次に、少数意見の報告は、報告書を配付してありますので、省略いたします。
──────────────────────────────────────
△
区民環境委員会報告に対する討論、採決の動議
○議長(坂本あずまお議員) これより質疑に入ります。
ただいまの報告に質疑がありましたら、ご発言願います。
◆しのだつよし 議員 議長。
○議長(坂本あずまお議員) しのだつよし議員。
◆しのだつよし 議員
区民環境委員会報告に対する質疑を省略し、陳情第212号については討論の上、その他のものについては討論を省略し、直ちに表決するよう動議を提出いたします。
○議長(坂本あずまお議員) しのだつよし議員の動議のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と言う人あり〕
○議長(坂本あずまお議員) ご異議がないものと認めます。
よって、
区民環境委員会報告に対する質疑を省略し、陳情第212号については討論の上、その他のものについては討論を省略し、直ちに表決を行うことに決定いたしました。
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△陳情第212号に対する討論
○議長(坂本あずまお議員) これより陳情第212号「原油高、原材料高騰、円安進行の打撃から経営難に直面する中小業者への支援を求める陳情」について討論を行います。
通告がありますので、順次、発言を許します。
初めに、荒川なお議員。
◆荒川なお 議員 議長。
○議長(坂本あずまお議員) 荒川なお議員。
〔荒川なお議員登壇〕(拍手する人あり)
◆荒川なお 議員 ただいまより、日本共産党板橋区議会議員団を代表し、陳情第212号「原油高、原材料高騰、円安進行の打撃から経営難に直面する中小業者への支援を求める陳情」に対する委員会決定「不採択」に反対し、陳情に賛成する立場から討論を行います。
本陳情は、原油高、原材料高騰、円安進行の打撃から経営難に直面する中小業者に対して、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用して、給付型支援の実施を求めるものです。陳情採択を求める1つ目の理由は、区内中小企業が経営危機に瀕している実態が明らかになっていることです。全国商工団体連合会が行ったアンケート調査でも、原材料・仕入れ値が1年前と比べて上がっていると答えた業者が78%に達しています。板橋区の景況の最新の調査結果でも、製造業、小売業、サービス業、建設業、共に不調に近い状況を脱せていないことが明らかになりました。また、東京商工リサーチがまとめた2021年の調査結果では、コロナに関連する倒産が2020年の2倍に増えています。さらに、2021年の倒産全体件数の3割近くを占めており、その圧倒的多数が中小企業です。委員会質疑の中で、区は、消費税10%に増税された直後のコロナ前と比べても、景気が到底回復しているとは言えない厳しい状況にあるという認識を示しています。区内業者の経営状況が改善されていない以上、給付型支援が引き続き必要だと考えます。
2つ目の理由は、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金の事業者支援として、国は直接的な給付型支援のメニューを示しているからです。4月26日に行われた、原油価格・物価高騰等に関する関係閣僚会議において、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金の活用が可能な生活者支援、事業者支援に関する事業が示されました。具体的には、事業者に対する燃料費高騰の負担軽減、電気・ガス料金を含む公共料金補助、仕入価格上昇などにより収益が減少した事業者に対する経営支援、テナントに対する家賃などの固定費支援、中小企業等の資金の資金調達コストの低減(利子補給、信用保証料の補助等)、再生可能エネルギーの導入に向けた支援などの事業です。国が示したこれらのメニューを取り入れない理由はどこにもありません。大いに取り組むべきです。緊急事態宣言やまん延防止等重点措置による行動制限が解除されたことから、給付型支援は行わないなどと言っている場合ではありません。今必要なことは、物価高騰などにより経営難に陥っている経営者などへの直接的な支援です。
陳情に反対する委員からは、「直ちに給付型支援を実施する状況にはないと判断した」との意見が出されましたが、その一方で、「中小業者の皆様に寄り添った対策をしっかり図るように要望する」という意見も出されています。そうであれば、間接的な支援ではなく直接的に営業を支えることができる給付型の支援を行うべきです。板橋区には、中小企業が多く存在します。その多くの業者が地域の経済を支えています。今こそ、物価の高騰が進み、価格に転嫁できない区内の中小企業への本気の支援が必要です。
以上の理由から、陳情採択を求めて、私の討論を終わります。(拍手する人あり)
○議長(坂本あずまお議員) 次に、杉田ひろし議員。
◆杉田ひろし 議員 議長。
○議長(坂本あずまお議員) 杉田ひろし議員。
〔杉田ひろし議員登壇〕(拍手する人あり)
◆杉田ひろし 議員 ただいまから、自由民主党議員団を代表して、陳情第212号「原油高、原材料高騰、円安進行の打撃から経営難に直面する中小業者への支援を求める陳情」について、委員会決定「不採択」に対して、賛成の立場から討論を行います。
国によるコロナ禍における原油価格・物価高騰等総合緊急対策にて、地方公共団体がコロナ禍において、原油価格や電気・ガス料金を含む物価高騰の影響を受けた生活者や事業者の負担の軽減を実施できるよう、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金に、コロナ禍における原油価格・物価高騰対応分が創設されたところであります。対象事業として、生活支援と産業支援に分けられ、産業支援の事業例としては、収益が減少した事業者に対する経営支援や固定費支援、資金調達コストの低減等が挙げられております。
そのような中で、区では、今年度実施しております新型コロナウイルス感染症の影響により、一時的に売上げの減少等の業況悪化、または悪化が見込まれる事業者に対する資金繰り支援である経営安定化特別融資制度について、原油や原材料等の価格高騰の影響を受けている事業者でも利用できるよう、いち早く見直しを進めています。さらに、このたびの補正予算においても、デジタル地域通貨いたばしPayの20%分を上乗せしたプレミアム付地域通貨の販売セット数を6万セット追加し、15万セットに増やすとともに、新たに取扱い店舗に利用額の最大8%還元をする取組など、消費喚起、個店支援につながる対策を講じています。また、相談体制についても、区として体制を整えつつ、国や東京都で実施している対策や相談窓口等に状況に応じてつなげるなど、連携していくとのことでありますので、今後も事業者に寄り添った適切な対応に努めていただけることを確認いたしました。そのほかにも、今年度新たにデジタル環境構築の補助や、SDGs/ESG経営に対する支援など、経営改善につながる施策も展開されております。
本陳情にあるように、昨年度実施された感染拡大防止協力金、一時支援金への追加給付や、事業継続等支援金のような事業者に対する給付型の支援につきましては、新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言下における強力な行動制限が課せられた状況とは異なり、原油や原材料等の価格が上昇しているものの、事業制限はほぼ解除され、業務改善や景気回復につながる支援にシフトしている中では、直ちに給付型の支援を実施する状況ではないと考えます。今後は、中長期的な視点で、経営の安定化及び事業継続につながるよう、景気の下支えとなる支援を中心に行うべきであると考えます。
以上のことから、陳情第212号の委員会決定「不採択」に賛意を表明し、私の討論を終わります。(拍手する人あり)
○議長(坂本あずまお議員) 以上をもって、討論を終わります。
──────────────────────────────────────
△陳情第212号の採決
○議長(坂本あずまお議員) 続きまして、陳情第212号「原油高、原材料高騰、円安進行の打撃から経営難に直面する中小業者への支援を求める陳情」について、起立表決を行います。
陳情第212号に対する委員会報告は不採択であります。委員会報告のとおり決することに賛成の方はご起立願います。
〔賛成者起立〕
○議長(坂本あずまお議員) ご着席願います。
起立多数と認めます。
よって、陳情第212号は、委員会報告のとおり不採択と決定いたしました。
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△議案第45号及び調査事件の採決
○議長(坂本あずまお議員) 次に、お諮りいたします。
議案第45号「東京都
板橋区立グリーンホール条例の一部を改正する条例」については、委員会報告のとおり決定し、申出のとおり、調査事件を継続調査に付することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と言う人あり〕
○議長(坂本あずまお議員) ご異議がないものと認めます。
よって、議案第45号については、委員会報告のとおり決定し、申出のとおり、調査事件を継続調査に付することに決定いたしました。
──────────────────────────────────────
△
健康福祉委員会報告
○議長(坂本あずまお議員) 次に、日程第13及び第14を一括して議題といたします。
健康福祉委員長から提出された議案第44号並びに調査事件に対する審査報告書等は、朗読を省略し、委員長から審査の結果と調査の経過について報告があります。
健康福祉委員長 鈴木こうすけ議員。
◎鈴木こうすけ 議員 議長。
○議長(坂本あずまお議員) 鈴木こうすけ議員。
〔参 照〕
健 康 福 祉 委 員 会 審 査 報 告 書
本委員会に付託の事件は、審査の結果、下記のとおり決定したので、会議規則第72条の規定により報告します。
記
┌──────┬──────────────────────────┬──────┐
│ 事件の番号 │ 件 名 │ 議決の結果 │
├──────┼──────────────────────────┼──────┤
│議案第44号│東京都板橋区手数料条例の一部を改正する条例 │原案可決 │
└──────┴──────────────────────────┴──────┘
令和4年6月8日
健康福祉委員長 鈴木 こうすけ
議 長 坂本 あずまお 様
──────────────────────────────────────
閉 会 中 継 続 調 査 申 出 書
本委員会は、調査中の事件について、下記により閉会中もなお継続調査を要するものと決定したので、会議規則第70条の規定により申し出ます。
記
1 事 件 高齢福祉、保健衛生及び社会福祉等の区政に関する調査の件
(調査事項) ① 高齢福祉に関することについて
② 健康及び保健衛生に関することについて
③ 保健所に関することについて
④ 介護保険に関することについて
⑤ 国民健康保険に関することについて
⑥ 国民年金に関することについて
⑦ 後期高齢者医療制度に関することについて
⑧ 障がい者福祉に関することについて
⑨ その他の社会福祉に関することについて
2 理 由 今会期中に調査を結了することが困難であるため。
令和4年6月8日
健康福祉委員長 鈴木 こうすけ
議 長 坂本 あずまお 様
──────────────────────────────────────
〔鈴木こうすけ議員登壇〕(拍手する人あり)
◎鈴木こうすけ 議員 ただいまから、健康福祉委員会における審査の結果と調査の経過につきまして、ご報告申し上げます。
初めに、6月8日に開催いたしました委員会につきまして、ご報告いたします。最初に、議案第44号「東京都板橋区手数料条例の一部を改正する条例」につきましては、全会一致をもちまして、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、調査事件につきましては、全会一致をもちまして、別途議長宛て、継続調査の申出を行うことに決定いたしました。
次に、地方都市における施策を参考とするため、閉会中の8月2日から3日にかけて、富山県富山市及び富山県射水市に赴き、富山市では、「多様な世代で福祉サービスを提供するまちなか総合ケアセンターの取組について」、射水市では、「在宅療養者のための多職種連携支援システム(ICTツール)の運用について」、それぞれ調査を行う旨、全会一致をもちまして、別途議長宛て、行政視察の申出を行うことに決定いたしました。
最後に、閉会中の4月12日及び5月18日に、調査事件のための委員会を開催しましたことを申し添えます。以上をもちまして、本委員会の報告を終わります。
──────────────────────────────────────
△
健康福祉委員会報告に対する採決の動議
○議長(坂本あずまお議員) これより質疑に入ります。
ただいまの報告に質疑がありましたら、ご発言願います。
◆しのだつよし 議員 議長。
○議長(坂本あずまお議員) しのだつよし議員。
◆しのだつよし 議員
健康福祉委員会報告に対する質疑・討論を省略し、直ちに表決するよう動議を提出いたします。
○議長(坂本あずまお議員) しのだつよし議員の動議のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と言う人あり〕
○議長(坂本あずまお議員) ご異議がないものと認めます。
よって、
健康福祉委員会報告に対する質疑・討論を省略し、直ちに表決を行うことに決定いたしました。
──────────────────────────────────────
△議案第44号及び調査事件の採決
○議長(坂本あずまお議員) これより表決を行います。
お諮りいたします。
議案第44号「東京都板橋区手数料条例の一部を改正する条例」については、委員会報告のとおり決定し、申出のとおり、調査事件を継続調査に付することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と言う人あり〕
○議長(坂本あずまお議員) ご異議がないものと認めます。
よって、議案第44号については、委員会報告のとおり決定し、申出のとおり、調査事件を継続調査に付することに決定いたしました。
──────────────────────────────────────
△
都市建設委員会報告
○議長(坂本あずまお議員) 次に、日程第15から第20までを一括して議題といたします。
都市建設委員長から提出された陳情5件並びに調査事件に対する審査報告書等は、朗読を省略し、委員長から審査の結果と調査の経過について報告があります。
都市建設委員長 山田ひでき議員。
◎山田ひでき 議員 議長。
○議長(坂本あずまお議員) 山田ひでき議員。
〔参 照〕
都 市 建 設 委 員 会 審 査 報 告 書
本委員会に付託の陳情は、審査の結果、下記のとおり決定したので、会議規則第72条の規定により報告します。
記
┌───────┬───────────────────┬───────┬──────┐
│ 事件の
番号 │ 件 名
│ 議決の結果 │ 意見・理由 │
├───────┼───────────────────┼───────┼──────┤
│陳情第195号│東武東上線(北池袋~成増駅)の全駅にホ│不採択とすべき│趣旨に沿いが│
│ │ームドア設置を板橋区として東武鉄道株式│ものと決定 │たい │
│ │会社に強く要望するよう求める陳情 │ │ │
└───────┴───────────────────┴───────┴──────┘
令和4年4月14日
都市建設委員長 いしだ 圭一郎
議 長 坂本 あずまお 様
──────────────────────────────────────
少 数 意 見 報 告 書
2022年4月14日の都市建設委員会において留保した少数意見を、会議規則第71条第2項の規定により、下記のとおり報告します。
記
1 事 件
陳情第195号 東武東上線(北池袋~成増駅)の全駅にホームドア設置を板橋区として東武鉄道株式会社に強く要望するよう求める陳情
2 意見の要旨
陳情第195号は、東武東上線の北池袋から成増駅の全駅にホームドアの設置を板橋区として東武鉄道株式会社に強く要望することを求めるものである。
陳情に賛成する第一の理由は、ホームドアの設置が進んでいないからである。
区は東武鉄道株式会社に要望書を提出し、陳情審査の過程でそれを区のHPに記載した。しかし陳情者の願いは「一日も早く北池袋から成増駅までの全駅にホームドアを設置していただきたい」のところにある。東武鉄道株式会社は令和4年度以降に整備を検討としているが、いつまでに整備を完了するといった目標については記載していない。いつまでに整備を進めるかの目標を掲げることを求める等、区民の命と安全を守るために、区として再三再四東武鉄道株式会社に対し要望書を出す必要があると考える。
第二の理由は、ホームドアは設置されて当然の物となっているからである。
新設される鉄道路線では、あらかじめホームドアが設置されることが当然となっている。利用者が一日あたり10万人に満たないからと言ってホームドア設置を後回しにしていい理由にはならない。視覚障害者は鉄道の駅について、欄干のない橋だと表現している。橋には欄干があるのが当然のように、鉄道駅のホームにはホームドアがあることが当然となってきている以上、設置が進むまで区として求め続けることは当然である。
なお、区として国や東京都への働きかけも足りていない。ホームドアの設置に関しては様々なハードルがあり、いち鉄道事業者だけの負担で進めることは現実的ではない。設置に関して国や東京都から各種補助金が交付されるが、事前の調査に関しては補助金が出ないなどそれぞれの鉄道会社や路線の状況によって事情が大きく異なる。区としてホームドア設置に関する助成制度の拡充等を国や東京都に対して求める必要もあると考える。
よって、本陳情に賛成するものである。
2022年4月14日
都市建設委員 いわい 桐 子
都市建設委員 山 田 ひでき
議 長 坂本 あずまお 様
──────────────────────────────────────
都 市 建 設 委 員 会 審 査 報 告 書
本委員会に付託の陳情は、審査の結果、下記のとおり決定したので、会議規則第72条の規定により報告します。
記
┌───────┬───────────────────┬───────┬──────┐
│ 事件の
番号 │ 件 名
│ 議決の結果 │ 意見・理由 │
├───────┼───────────────────┼───────┼──────┤
│陳情第209号│羽田新ルート・氷塊落下事故に関する陳情│不採択とすべき│趣旨に沿いが│
│ │
│ものと決定 │たい │
├───────┼───────────────────┼───────┼──────┤
│〃 第214号│羽田新飛行ルートの固定化回避の取り組み│不採択とすべき│趣旨に沿いが│
│ │を進めることを求める陳情 │ものと決定 │たい │
├───────┼───────────────────┼───────┼──────┤
│〃 第215号│区内の公園のトイレの改築を求める陳情 │不採択とすべき│趣旨に沿いが│
│ │
│ものと決定 │たい │
└───────┴───────────────────┴───────┴──────┘
令和4年6月9日
都市建設委員長 山 田 ひでき
議 長 坂本 あずまお 様
──────────────────────────────────────
少 数 意 見 報 告 書
2022年6月9日の都市建設委員会において留保した少数意見を、会議規則第71条第2項の規定により、下記のとおり報告します。
記
1 事 件
陳情第209号 羽田新ルート・氷塊落下事故に関する陳情
〃 第214号 羽田新飛行ルートの固定化回避の取り組みを進めることを求める陳情
2 意見の要旨
陳情第209号は、2022年3月13日に発生した氷塊落下事故について、事故の詳細な事実関係を把握し、その原因を究明して区民に説明すること、調査結果が明らかになるまで新飛行ルートの運用を中止すること、航空機からの氷塊落下が認められた場合、区は航空事業者と国土交通省に抗議し、羽田新飛行ルートの廃止について検討するよう国土交通省に求めるものである。
また、陳情第214号は、固定化回避の取り組みをさらに進めることを板橋区議会から国土交通省に求めるものである。
陳情に賛成する第一の理由は、氷塊を含む落下物が板橋区に落ちてこないとは言い切れないからである。
国土交通省は氷塊について、航空機由来の可能性は極めて低く、航空機に由来するものであると断定できないとしているが、氷塊はどこから落ちてきたのかの説明はなく、航空機からの可能性をゼロといい切ることはできない。区は国土交通省の説明を鵜呑みにするのではなく、区民の命と安全を守るために国土交通省に対して真相の徹底究明を求めるべきであり、その結果について区民に対し報告をするべきと考える。
また、この間の陳情審査などでも繰り返し述べているように、どれだけ点検や検査を重ねても航空機からの落下物をゼロにすることはできず、事故をなくすことはできない。確率が低ければ都心上空を飛ばしていいということにはならない。航空機事故は一度起きてしまえば取り返しのつかない大規模な事故となる可能性がある以上、都心上空を飛ばすべきではない。
第二の理由は、住民の安全や毎日の暮らしを守るためにも固定化回避を進める取り組みが必要だと考えるからである。
国は羽田新ルートについて、固定化回避の検討会を行うとしているが、昨年8月25日に第4回が開催されて以降開かれていない。またその内容も着陸の際の降下角度を3.0度から3.5度に変更するなど、実質的に固定化を回避する議論は行われておらず、検討会において固定化を回避する真剣な議論が行われているとはいい難い。あたかも固定化を回避する検討会を開催することによって、都民及び近隣自治体の羽田新ルートに反対する声をかわそうとする意図が透けて見えると言わざるをえない。
第三の理由は、飛ばす必要のない航空機は飛ばすべきではないと考えるからである。
IATAの見通しによると、国際線の需要は早くても2024年まで回復しないとされており、増便の必要性に備えた羽田新ルートの必要性自体がなくなっている状況が続いている。国は外国人観光客の受け入れについて徐々に拡大する方針としているが、現時点で需要がない航空機を、無理に都心上空を飛ばす必要性はどこにもない。かつては海から入って海に出るルートで十分賄うことができていたのだから、少なくとも国際線の需要が大きく回復するまでは、海上ルートを使うべきである。
以上の理由から、本陳情に賛成するものである。
2022年6月9日
都市建設委員 山 内 え り
議 長 坂本 あずまお 様
──────────────────────────────────────
少 数 意 見 報 告 書
2022年6月9日の都市建設委員会において留保した少数意見を、会議規則第71条第2項の規定により、下記のとおり報告します。
記
1 事 件
陳情第215号 区内の公園のトイレの改築を求める陳情
2 意見の要旨
本陳情は、区内の公園のトイレを改築し、清潔なトイレにするよう求めるものである。
公園公衆トイレは区内に230ヵ所あり、区は、トイレの改修計画の基本を40年以上経過したトイレとしている。
そのうち、洋式化されたトイレは139ヵ所で洋式化率は、60.4%である。
区は、いたばし№1実現プラン2021で当初年4か所の改築計画を示していたが、2025では年2か所の改築と計画が縮小している。
加えて、区が目標とする100%の洋式化を進めるにはあと45年もかかることになる。
今のペースで進めると、その間にまた老朽化し、新たな改築が必要となる。これは、区民サービスの後退である。
隣の豊島区では、老朽化が進んだトイレ100ヵ所を3年で整備をしている。
区は、公衆トイレは、利用者を特定せず誰でも利用できるトイレであり、周辺の公衆衛生に寄与するものとしている。
そのため、清掃を充実し、きれいで使いやすいトイレにしていくことはもちろんのこと、ユニバーサルデザインの視点からも子ども、高齢者、障害を持つ方、持っていない方等誰もが使いやすいトイレにしていくよう改築計画を前倒しするなど陳情者の思いにこたえ、積極的に進めていく必要があると考える。
以上の理由から本陳情に賛成するものである。
2022年6月9日
都市建設委員 山 内 え り
議 長 坂本 あずまお 様
──────────────────────────────────────
閉 会 中 継 続 審 査 申 出 書
本委員会は、審査中の事件について、下記により閉会中もなお継続審査を要するものと決定したので、会議規則第70条の規定により申し出ます。
記
┌───────┬────────────────────────────────┐
│ 事件の
番号 │ 件 名
│
├───────┼────────────────────────────────┤
│陳情第210号│区営駐輪場の改善を求める陳情
│
└───────┴────────────────────────────────┘
理 由 今会期中に審査を終了することが困難であるため。
令和4年6月9日
都市建設委員長 山 田 ひでき
議 長 坂本 あずまお 様
──────────────────────────────────────
閉 会 中 継 続 調 査 申 出 書
本委員会は、調査中の事件について、下記により閉会中もなお継続調査を要するものと決定したので、会議規則第70条の規定により申し出ます。
記
1 事 件 都市計画及び都市基盤整備等の区政に関する調査の件
(調査事項) ① 都市計画に関することについて
② 都市再開発に関することについて
③ 建築物に関することについて
④ 住宅に関することについて
⑤ 道路、河川、公園緑地及び下水道に関することについて
⑥ まちの美化に関することについて
⑦ 交通安全に関することについて
2 理 由 今会期中に調査を結了することが困難であるため。
令和4年6月9日
都市建設委員長 山 田 ひでき
議 長 坂本 あずまお 様
──────────────────────────────────────
〔山田ひでき議員登壇〕(拍手する人あり)
◎山田ひでき 議員 ただいまから、都市建設委員会における審査の結果と調査の経過につきまして、ご報告申し上げます。
初めに、4月14日に開催いたしました委員会につきまして、ご報告いたします。最初に、陳情第195号「東武東上線(北池袋~成増駅)の全駅にホームドア設置を板橋区として東武鉄道株式会社に強く要望するよう求める陳情」につきましては、「一刻も早くホームドアの設置が実現するよう、より強く求めるべき」として採択との意見と、「区は、要望書を既に数回提出しており、陳情の願意は叶っている」として不採択との意見があり、採択について諮ったところ、賛成少数で否決され、不採択とすべきものと決定いたしました。なお、2委員より少数意見が留保されたことを申し添えます。また、陳情審査終了後に、所管事項調査を行いましたことを申し添えます。
次に、6月9日の委員会につきまして、ご報告いたします。最初に、羽田空港の新飛行経路に関連し、一括して審査いたしました陳情第209号「羽田新ルート・氷塊落下事故に関する陳情」及び陳情第214号「羽田新飛行ルートの固定化回避の取り組みを進めることを求める陳情」につきまして、ご報告いたします。初めに、陳情第209号につきましては、「落下物の危険性や、区民からの心配の声がある以上、原因が明らかになるまでは新飛行ルートの中止を求めるべき」として採択との意見と、「既に国に対して原因の究明や安全対策の強化に関して要望している」として不採択との意見があり、採択について諮ったところ、賛成少数で否決され、不採択とすべきものと決定いたしました。なお、1委員より少数意見が留保されたことを申し添えます。
次に、陳情第214号につきましては、「住民の安全な暮らしを守るために、区議会から国へ意見書を提出すべきである」として採択との意見と、「国に対して、区民への丁寧な説明や情報提供を徹底するよう区として既に要望を伝えている」として不採択との意見があり、採択について諮ったところ、賛成少数で否決され、不採択とすべきものと決定いたしました。なお、1委員より少数意見が留保されたことを申し添えます。
次に、陳情第215号「区内の公園のトイレの改築を求める陳情」につきましては、「トイレの改修計画を前倒しし、ペースを上げて整備を進めるべき」として採択との意見と、「改修計画に基づき区全体の公園トイレの整備を進めている中で、特定の公園トイレのみを優先することは、公平性の観点から難しい」として不採択との意見があり、採択について諮ったところ、賛成少数で否決され、不採択とすべきものと決定いたしました。なお、1委員より少数意見が留保されたことを申し添えます。
次に、陳情第210号「区営駐輪場の改善を求める陳情」につきましては、採択との意見も出されましたが、大方の委員からは、なお継続して審査すべきとの発言があり、継続審査について諮ったところ、賛成多数をもちまして、継続審査と決定いたしました。
次に、調査事件につきましては、全会一致をもちまして、別途議長宛て、継続調査の申出を行うことに決定いたしました。
次に、地方都市における施策を参考とするため、閉会中の8月2日から3日にかけて、京都府京都市及び奈良県生駒市に赴き、京都市では、「Park-PFI制度を活用した大宮交通公園の整備・運営について」、生駒市では、「空き家流通促進プラットフォームの取組について」、それぞれ調査を行う旨、全会一致をもちまして、別途議長宛て、行政視察の申出を行うことに決定いたしました。
最後に、閉会中の5月19日に、調査事件のための委員会を開催いたしましたことを申し添えます。以上をもちまして、本委員会の報告を終わります。
○議長(坂本あずまお議員) 次に、少数意見の報告は、報告書を配付してありますので、省略いたします。
──────────────────────────────────────
△
都市建設委員会報告に対する討論、採決の動議
○議長(坂本あずまお議員) これより質疑に入ります。
ただいまの報告に質疑がありましたら、ご発言願います。
◆しのだつよし 議員 議長。
○議長(坂本あずまお議員) しのだつよし議員。
◆しのだつよし 議員
都市建設委員会報告に対する質疑を省略し、陳情第215号については討論の上、その他のものについては討論を省略し、直ちに表決するよう動議を提出いたします。
○議長(坂本あずまお議員) しのだつよし議員の動議のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と言う人あり〕
○議長(坂本あずまお議員) ご異議がないものと認めます。
よって、
都市建設委員会報告に対する質疑を省略し、陳情第215号については討論の上、その他のものについては討論を省略し、直ちに表決を行うことに決定いたしました。
──────────────────────────────────────
△陳情第215号に対する討論
○議長(坂本あずまお議員) これより陳情第215号「区内の公園のトイレの改築を求める陳情」について討論を行います。
通告がありますので、順次、発言を許します。
初めに、山内えり議員。
◆山内えり 議員 議長。
○議長(坂本あずまお議員) 山内えり議員。
〔山内えり議員登壇〕(拍手する人あり)
◆山内えり 議員 ただいまより、日本共産党板橋区議会議員団を代表し、陳情第215号「区内の公園のトイレの改築を求める陳情」に賛成の立場から討論を行います。
本陳情は、地域の行事で公園トイレを利用した際、狭くて汚く利用する気になれなかったことから、近隣の公園トイレも調査した上で、区内の公園のトイレを改築し、清潔なトイレにするよう求めるものです。陳情に賛成する第1の理由は、区も掲げる誰もが使いやすいトイレになっていないからです。区は、公園・公衆トイレの適正配置改修計画で、「公衆トイレは、利用者を特定せずに誰しもが利用できるトイレであり、周辺の公衆衛生に寄与するもの」としています。公園トイレは、公園利用者が利用するほか、公園付近を通行する方、外回りの営業マンや配送員、タクシー運転手など、業務の合間にも利用します。また、災害時には、一時避難場所などとして多くの住民が集まることも想定されるため、いつでも誰でも利用できるトイレへの整備は重要です。清掃については、使用頻度によって毎日清掃するところから週に4回など、頻度は異なるとしており、清潔感や臭気など、個人差はあるものの、公衆衛生上、清潔を保ち、利用しやすいトイレであることは欠かせません。陳情者が調査したトイレに私も行ってみましたが、3か所のうち2か所が和式であり、しかも20cmほどの段があるため、足を高く上げなければ用が足せません。区は、委員会質疑の中で、「今どき和式便所の家庭も少ないと思う」と答弁しましたが、和式を利用したことのある子どもが減っている上、段差があるために足や膝に困難がある方も使えません。ほかの公園まで移動するか、帰宅しなければならず、利用できる方が限られていては設置の意味がありません。区が目指すユニバーサルデザインの視点からも、子ども、高齢者、障がいを持つ方・持っていない方など、誰もが使いやすいトイレにしていくこと、建蔽率や公園の状況からユニバーサルデザイン化のトイレ設置が難しい場合はせめて洋式化を進めるなど、公園や設置場所に適した改築計画を積極的に進めていく必要があると考えます。
賛成する第2の理由は、区の整備計画はあまりに遅過ぎるからです。公園・公衆トイレは区内に230か所あります。区は、公園・公衆トイレの改修計画の方針を、1、老朽化したトイレから順に、2、バリアフリー化率の地域格差に配慮して改修を行うとし、委員会では、改修の基本を40年以上経過したトイレと答弁しました。洋式化されたトイレは139か所で、洋式化率は60.4%。ユニバーサルデザイン化されたトイレは102か所、44.3%です。もともと年4か所だけ整備する計画だったものが、いたばし№1実現プラン2025では、年2か所へさらに整備計画が縮小し、後退しています。これでは、区が目標とする100%の洋式化を進めるには、あと45年もかかることになります。現在のペースで改修を進めれば、その間にまた老朽化し、新たな改築が必要となります。不採択を主張した委員からも、「今の区の計画では、生きているうちに最後までトイレがきれいにならない」という意見がありました。隣の豊島区では、老朽化が進んだトイレ100か所を3年間で整備しています。区として早急な整備計画へかじを切るべきです。
最後に、陳情に不採択を主張した委員より、「地元のトイレの改修を求める気持ちは分かるが、区が優先度を決めていくもの」「区の計画を飛び越えて3つの公園トイレだけ手をつけるのは、公平性の観点からも難しい」などの意見がありました。しかし、優先度は、区民が納得できる形で示されていないことも質疑の中で明らかになりました。区の計画が国の目標よりも大きく立ち後れていることを指摘する委員もいました。全体の計画をスピード感をもって引き上げていくことこそ陳情者の思いであり、地元のトイレを最優先的に改修することを求めているのではありません。区内の公園トイレを改築し、清潔なトイレにすることを求める陳情者の思いに寄り添い、議会として採択すべきです。
以上の理由から、本陳情に賛成し、私の討論を終わります。(拍手する人あり)
○議長(坂本あずまお議員) 次に、田中やすのり議員。
◆田中やすのり 議員 議長。
○議長(坂本あずまお議員) 田中やすのり議員。
〔田中やすのり議員登壇〕(拍手する人あり)
◆田中やすのり 議員 ただいまから、板橋区議会自由民主党議員団を代表して、陳情第215号「区内の公園のトイレの改築を求める陳情」について、委員会決定「不採択」に対して、賛成の立場から討論を行います。
本陳情は、3つの公園のトイレを改築し、清潔なトイレにしてほしいとの趣旨となっています。まず、清潔ということに関してですが、公園トイレの清潔さに対する利用者の水準や期待が高まってきていることは間違いないと思います。最近の公園のトイレは、昔に比べてきれいになっているとは思いますが、自由に使えるコンビニやガソリンスタンドのトイレなど、管理者が常駐している室内のトイレと比較すると、土の進入やメンテナンスの頻度、利用のスタイルなどの点で見劣りすることは仕方のない面もあり、こうした問題の多くは、改築だけでは解決できない問題であろうとも思います。清潔の工夫やマナーアップ、新しい構造や管理方法の研究開発など、区の総合的な取組に期待をいたします。
次に、改築の問題ですが、区は、区内230か所の公園・公衆トイレの改築について、公園・公衆トイレの適正配置・改修計画の考え方をベースに、№1実現プラン2025実施計画編により、計画的なトイレの更新を進めています。すなわち、老朽化や破損の状況、利用率、公園改修とのタイミングなどを勘案して優先順位をつけ、限られた財源を最も有効に活用できるように、腐心しながら事業展開をしています。そのスピードをさらに加速させてほしいという会派としての希望はありますけれども、財源的制約もあって致し方ない面も承知しています。区としても思いは同じのようで、改築やリフォームができるまでの間、せめてもの利便性・安全性向上の見地から、洋式化便器の設置を先行して実施する施策も並行して進めています。トイレがよくなることは、そこに住んでいる区民の満足の向上につながる政策だと考えます。それだけに、区内全体のトイレの改善を区民が納得できる順序で進めていくことが大事なのではないでしょうか。特定の公園を優先して進めることに賛意を示すことはできません。
現地の状況を見ると、氷川児童遊園、愛染児童遊園、氷川つり堀公園のトイレは、共に建築が古いために相応の経年劣化はあるものの、清掃の工夫の余地はありますけれども、便器、床、共にきれいに清掃されており、愛染児童遊園については洋式化も施工済みとなっております。ただし、今後については、この3つのトイレを直ちに改築することが困難であると理解をしています。それは、高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律の改正に伴って、それ以降の増改築を含め、新たに設置する公園・公衆トイレについては、道路からの通路も含めてバリアフリータイプのトイレにすることが義務づけられており、男女車椅子兼用の最低面積のものでも8平方メートルの面積が必要になることになります。ところが、都市公園に設置できる建築物については合計での制限があり、トイレについては公園面積の2%以内となっています。この条件で確認すると、氷川・愛染両児童遊園は、トイレを改築するとなると、防災倉庫など、他の建物を除却することが前提となり、地元と十分に話し合いを行い、合意の上で実施することが条件となるとのことで、会派としては、地域生活を踏まえないことになる改築に安易に賛同するわけにはいきません。また、つり堀公園のトイレにつきましては、建築制限は数値的には問題ありませんが、ほとんどが水面となっており、具体的な場所として、建物本体だけでも縦横2メートル掛ける4メートル程度となるトイレとバリアフリー通路を設置する空間の確保が難しいと考えます。
私たち自由民主党議員団としましては、区内の公園・公衆トイレが今以上に清潔かつ安全・快適に使えるようになることを期待し、できる限り支援していきたいと考えていることは、陳情の趣旨と軌を一にする部分も多いと思いますが、これまで述べてまいりました理由から、陳情第215号については、委員会決定「不採択」に賛意を表明し、私の討論を終わります。(拍手する人あり)
○議長(坂本あずまお議員) 静粛に願います。
以上をもって、討論を終わります。
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△陳情第215号の採決
○議長(坂本あずまお議員) 続きまして、陳情第215号「区内の公園のトイレの改築を求める陳情」について、起立表決を行います。
陳情第215号に対する委員会報告は不採択であります。委員会報告のとおり決することに賛成の方はご起立願います。
〔賛成者起立〕
○議長(坂本あずまお議員) ご着席願います。
起立多数と認めます。
よって、陳情第215号は、委員会報告のとおり不採択と決定いたしました。
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△陳情第195号の採決
○議長(坂本あずまお議員) 次に、陳情第195号「東武東上線(北池袋~成増駅)の全駅にホームドア設置を板橋区として東武鉄道株式会社に強く要望するよう求める陳情」について、起立表決を行います。
陳情第195号に対する委員会報告は不採択であります。委員会報告のとおり決することに賛成の方はご起立願います。
〔賛成者起立〕
○議長(坂本あずまお議員) ご着席願います。
起立多数と認めます。
よって、陳情第195号は、委員会報告のとおり不採択と決定いたしました。
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△陳情第209号及び第214号の採決
○議長(坂本あずまお議員) 次に、陳情第209号「羽田新ルート・氷塊落下事故に関する陳情」及び陳情第214号「羽田新飛行ルートの固定化回避の取り組みを進めることを求める陳情」について、起立表決を行います。
初めに、陳情第209号「羽田新ルート・氷塊落下事故に関する陳情」について、起立表決を行います。
陳情第209号に対する委員会報告は不採択であります。委員会報告のとおり決することに賛成の方はご起立願います。
〔賛成者起立〕
○議長(坂本あずまお議員) ご着席願います。
起立多数と認めます。
よって、陳情第209号は、委員会報告のとおり不採択と決定いたしました。
次に、陳情第214号「羽田新飛行ルートの固定化回避の取り組みを進めることを求める陳情」について、起立表決を行います。
陳情第214号に対する委員会報告は不採択であります。委員会報告のとおり決することに賛成の方はご起立願います。
〔賛成者起立〕
○議長(坂本あずまお議員) ご着席願います。
起立多数と認めます。
よって、陳情第214号は、委員会報告のとおり不採択と決定いたしました。
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△陳情第210号及び調査事件の採決
○議長(坂本あずまお議員) 次に、お諮りいたします。
委員会からの申出のとおり、陳情第210号を継続審査とし、併せて調査事件を継続調査に付することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と言う人あり〕
○議長(坂本あずまお議員) ご異議がないものと認めます。
よって、申出のとおり、陳情第210号を継続審査とし、調査事件を継続調査に付することに決定いたしました。
──────────────────────────────────────
△
文教児童委員会報告
○議長(坂本あずまお議員) 次に、日程第21から第25までを一括して議題といたします。
文教児童委員長から提出された議案第46号及び陳情3件並びに調査事件に対する審査報告書等は、朗読を省略し、委員長から審査の結果と調査の経過について報告があります。
文教児童委員長 安井一郎議員。
◎安井一郎 議員 議長。
○議長(坂本あずまお議員) 安井一郎議員。
〔参 照〕
文 教 児 童 委 員 会 審 査 報 告 書
本委員会に付託の事件は、審査の結果、下記のとおり決定したので、会議規則第72条の規定により報告します。
記
┌──────┬──────────────────────────┬──────┐
│ 事件の番号 │ 件 名 │ 議決の結果 │
├──────┼──────────────────────────┼──────┤
│議案第46号│幼稚園教育職員の給与に関する条例の一部を改正する条例│原案可決 │
└──────┴──────────────────────────┴──────┘
令和4年6月9日
文教児童委員長 安 井 一 郎
議 長 坂本 あずまお 様
──────────────────────────────────────
文 教 児 童 委 員 会 審 査 報 告 書
本委員会に付託の陳情は、審査の結果、下記のとおり決定したので、会議規則第72条の規定により報告します。
記
┌───────┬───────────────────┬───────┬──────┐
│ 事件の
番号 │ 件 名
│ 議決の結果 │ 意見・理由 │
├───────┼───────────────────┼───────┼──────┤
│陳情第208号│
HENNGE(株)SumaMachi │不採択とすべき│趣旨に沿いが│
│ │(スマまち)の利用見直しに関する陳情 │ものと決定 │たい │
├───────┼───────────────────┼───────┼──────┤
│〃 第211号│都立高校入試への英語スピーキングテスト│不採択とすべき│趣旨に沿いが│
│ │導入に関する陳情
│ものと決定 │たい │
├───────┼───────────────────┼───────┼──────┤
│〃 第213号│都立高入試への英語スピーキングテスト導│不採択とすべき│趣旨に沿いが│
│ │入に関する陳情
│ものと決定 │たい │
└───────┴───────────────────┴───────┴──────┘
令和4年6月9日
文教児童委員長 安 井 一 郎
議 長 坂本 あずまお 様
──────────────────────────────────────
少 数 意 見 報 告 書
2022年6月9日の文教児童委員会において留保した少数意見を、会議規則第71条第2項の規定により、下記のとおり報告します。
記
1 事 件
陳情第208号
HENNGE(株)SumaMachi(スマまち)の利用見直しに関する陳情
2 意見の要旨
本陳情は、2022年4月よりスタートした「スマまち」導入経緯の調査、及びサービス利用の見直しを求めるものである。
委員会審査のなかで、本サービス導入にあたっては、従前のメール配信サービスの契約期限終了にともない、あらたなサービスを探し、競争入札で事業者を決定したことがわかった。本サービスの契約は3年間で税抜き324万円とのことである。8万人以上を対象としたサービスとしては低コストである。本サービスはiPhone版のアプリはあるがアンドロイド版は現時点では存在しておらず、アンドロイドの使用者はウェブブラウザ上で区教委及び学校側のお知らせを確認している。従前のメール配信システムによる情報の受け取りは、システム上可能で、区教育委員会によると一定数の登録があるとのことである。
区教育委員会は、アプリのあるなしで検討していないと説明しているが、保護者にきている通知には「これまでのメール配信システムからアプリケーションをメインとしたシステムに変更しました」と記載がある。本アプリのアンドロイド版の開発を事業者に求めると同時に、メール配信も可能である旨の通知を保護者に対し行うべきである。
よって本陳情に対して採択を主張する。
2022年6月9日
文教児童委員 竹 内 愛
文教児童委員 石 川 すみえ
議 長 坂本 あずまお 様
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少 数 意 見 報 告 書
2022年6月9日の文教児童委員会において留保した少数意見を、会議規則第71条第2項の規定により、下記のとおり報告します。
記
1 事 件
陳情第211号 都立高校入試への
英語スピーキングテスト導入に関する陳情
〃 第213号 都立高入試への
英語スピーキングテスト導入に関する陳情
2 意見の要旨
両陳情は、都立高校入試へのスピーキングテスト導入に対し、区教育委員会として東京都教育委員会に対して、導入の見送りを求めること、及びスピーキングテストの周知を求めるものである。
委員会審査のなかで、区教育委員会は11月実施のスピーキングテストの試験会場も知らされておらず、またどのように入試に影響するのかという説明については文書すら配付されていないことがあきらかになった。
本陳情を不採択とした委員からは、周知はすでに行われ、またテストについての公平性の担保も図られている、との意見があった。さらに日本は英語のスピーキング能力が低いといわれており、本テストの導入によって英語全般の能力の向上につながる、との認識が示された。
しかしながら、両陳情が最も問題としているのは、都立高入試に導入されるという点である。入試に影響があるということは、本区の中学生にとっても人生を左右する大きなことであり、区教育委員会は「都教育委員会からは、入試に活用はするが、不利に働くまたは混乱を招くという説明は受けておらず、そうした認識はない」としており、都教育委員会に対し延期する等の意見をする立場ではないとし、さらに「都教育委員会が目的をもって進めているところで、区教育委員会が反対する立場にはない」と答弁していることは、本区の中学生に対して無責任である。
また、英語スピーキングテストについて、民間企業のテストを入試に採用することが一企業への利益誘導になること、その企業は過去に大規模な個人情報漏洩をおこしていたことも指摘されている。テストの申し込みにあたっても、全生徒が受験することが想定されている入試に用いるにも関わらず個人申し込みであり、2回の受験ができなかった場合には、スピーキングのテストだが筆記試験の点数から導き出して加点がされる等の問題点が指摘されている。さらに、障がいのある生徒や不登校の生徒への配慮が後手後手であり、不十分である。
加えて、英語の授業では、英語スピーキングテストで高得点を取るための授業展開が行われることは明白である。学習塾等では対策するための講義等が宣伝されており、コロナ禍で広がった教育格差をさらに広げる取組が入試に導入されることは信じがたい。
本当に会話の能力を身に着けるためには、少人数学級、少人数での授業展開こそ必要である。東京都は35人学級の実施を中学校でも進めるべきであり、区は都に先んじて行うべきである。
以上の理由により、本陳情に対して採択を主張する。
2022年6月9日
文教児童委員 竹 内 愛
文教児童委員 石 川 すみえ
議 長 坂本 あずまお 様
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閉 会 中 継 続 調 査 申 出 書
本委員会は、調査中の事件について、下記により閉会中もなお継続調査を要するものと決定したので、会議規則第70条の規定により申し出ます。
記
1 事 件 児童福祉、学校教育及び生涯学習等の区政に関する調査の件
(調査事項) ① 児童福祉に関することについて
② 学校教育に関することについて
③ 生涯学習に関することについて
④ 図書館の運営に関することについて
2 理 由 今会期中に調査を結了することが困難であるため。
令和4年6月9日
文教児童委員長 安 井 一 郎
議 長 坂本 あずまお 様
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〔安井一郎議員登壇〕(拍手する人あり)
◎安井一郎 議員 ただいまから、文教児童委員会における審査の結果と調査の経過につきまして、ご報告申し上げます。
初めに、6月9日に開催されました委員会につきまして、ご報告いたします。最初に、議案第46号「幼稚園教育職員の給与に関する条例の一部を改正する条例」につきましては、全会一致をもちまして、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、陳情第208号「
HENNGE(株)SumaMachi(スマまち)の利用見直しに関する陳情」につきましては、「利用方法を保護者に丁寧に説明するとともに、Androidの利用者がアプリで使用できるようにすべきである」として採択との意見と、「デジタル化の推進が求められる中で、アプリ等を利用した情報発信サービスを選択したことは妥当である」として不採択との意見があり、採択について諮ったところ、賛成少数で否決され、不採択とすべきものと決定いたしました。なお、2委員より少数意見が留保されたことを申し添えます。
次に、
英語スピーキングテスト導入に関連し、一括して審査いたしました陳情第211号「都立高校入試への
英語スピーキングテスト導入に関する陳情」及び陳情第213号「都立高入試への
英語スピーキングテスト導入に関する陳情」につきまして、報告いたします。初めに、陳情第211号第1項「テスト導入見送りの件」、陳情第213号第2項「検証結果発表の件」及び第3項「テスト導入延期の件」につきましては、「障がいがある生徒や不登校の生徒への配慮が不十分である」として採択との意見と、「区単独で見送りを求めるのではなく、周辺自治体の状況を踏まえ、判断する必要がある」として不採択との意見と、なお継続して審査すべきとの発言があり、初めに、継続審査について諮ったところ、賛成少数で否決されました。改めて、継続審査を主張した委員に意見を求めたところ、「実践的に使える英語を身につける機会を提供すべきである」として不採択との意見があり、採択について諮ったところ、賛成少数で否決され、不採択とすべきものと決定いたしました。次に、陳情第211号第2項「周知強化の件」及び陳情第213号第1項「周知強化の件」につきましては、「当事者である中学生以外の幅広い世代に向けた周知が必要である」として採択との意見と、「生徒及び保護者に対しては十分に周知されている」として不採択との意見があり、採択について諮ったところ、賛成少数で否決され、不採択とすべきものと決定いたしました。なお、2つの陳情について、2委員より少数意見が留保されたことを申し添えます。
次に、調査事件につきましては、全会一致をもちまして、別途議長宛て、継続調査の申出を行うことに決定いたしました。
次に、地方都市における施策を参考とするため、閉会中の7月25日から26日にかけて、愛知県名古屋市及び岐阜県岐阜市に赴き、名古屋市では、「部活動の地域移行に向けた取組について」、岐阜市では、「子どもの権利条例の制定経緯及び支援策について」、それぞれ調査を行う旨、全会一致をもちまして、別途議長宛て、行政視察の申出を行うことに決定いたしました。
最後に、閉会中の4月14日及び5月19日に、調査事件のための委員会を開催いたしましたことを申し添えます。以上をもちまして、本委員会の報告を終わります。
○議長(坂本あずまお議員) 次に、少数意見の報告は、報告書を配付してありますので、省略いたします。
──────────────────────────────────────
△
文教児童委員会報告に対する討論、採決の動議
○議長(坂本あずまお議員) これより質疑に入ります。
ただいまの報告に質疑がありましたら、ご発言願います。
◆小野田みか 議員 議長。
○議長(坂本あずまお議員) 小野田みか議員。
◆小野田みか 議員
文教児童委員会報告に対する質疑を省略し、陳情第211号及び第213号については討論の上、そのほかのものについては討論を省略し、直ちに表決するよう動議を提出いたします。
○議長(坂本あずまお議員) 小野田みか議員の動議のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と言う人あり〕
○議長(坂本あずまお議員) ご異議がないものと認めます。
よって、文教委員会報告に対する質疑を省略し、陳情第211号及び第213号については討論の上、その他のものについては討論を省略し、直ちに表決を行うことに決定いたしました。
──────────────────────────────────────
△陳情第211号及び第213号に対する討論
○議長(坂本あずまお議員) これより陳情第211号「都立高校入試への
英語スピーキングテスト導入に関する陳情」及び陳情第213号「都立高入試への
英語スピーキングテスト導入に関する陳情」について、一括して討論を行います。
通告がありますので、順次、発言を許します。
初めに、石川すみえ議員。
◆石川すみえ 議員 議長。
○議長(坂本あずまお議員) 石川すみえ議員。
〔石川すみえ議員登壇〕(拍手する人あり)
◆石川すみえ 議員 ただいまから、日本共産党板橋区議会議員団を代表して、陳情第211号「都立高校入試への
英語スピーキングテスト導入に関する陳情」及び陳情第213号「都立高入試への
英語スピーキングテスト導入に関する陳情」に賛成する討論を行います。
東京都教育委員会は、株式会社ベネッセコーポレーションと協定を結び、2023年春の都立高校入試から、民間資格・検定試験を活用した中学校英語スピーキングテストを導入するとしています。申込みは来月7月7日から始まり、実施は11月27日です。本テストを入試に活用することについて、保護者や関係者から多くの懸念が示されており、本陳情では、板橋区教育委員会が都教育委員会に対し、テスト導入の見送りを求めること、本テストを幅広く周知することを求めています。陳情に賛成する第1の理由は、本テストは入試に活用されるにもかかわらず、公平性の担保がなく、実施は見送るべきと考えるからです。区教育委員会は、「都教育委員会から、あくまでも入試に影響、という説明は受けていない。スピーキングテストの目的は、ふだんの授業力の向上と授業改善、そして、テストの結果を子どもたちが受け取って、英語力がどのくらい身についたかを知り、今後の自分が英語力を向上させる意欲につなげていくことと説明されている」と言っています。本テストは、都立高校入試の際に20点加点されます。なぜ都立校入試に加点されるのに、入試に影響がないという説明に納得できるのか、理解に苦しみます。
また、教育格差という点でも問題です。陳情に反対する委員からは、「英会話学校や学習塾に通える子どもが有利で、経済的に通えない生徒と一定の差が生じるのは事実だが、経済力による教育格差で今回の導入を見送るのは、論理の飛躍である」という意見も出されました。コロナ禍で家庭の経済力には大きな格差が生まれています。公教育は、その格差を広げてはならないのです。加えて、本テストの採点者が、ベネッセの家庭用学習教材・進研ゼミやベネッセの英語テストの採点者と同一人物であった場合、入試の公平性・中立性は大きく損なわれることも指摘されています。しかし区は、こうした問題点について都教育委員会の説明をうのみにし、積極的に明らかにしようとしていません。公教育の根幹を揺るがしかねないテストの導入に対し、きちんと都教育委員会に意見を述べるべきです。
陳情に賛成する第2の理由は、幅広い周知は全く行われていないからです。委員会質疑の中で、本テストが中学3年生以外にほとんど知られていないこと、また、区教育委員会としての周知も図っていないことが分かりました。入試に加点されることは、子どもの人生に大きく影響します。にもかかわらず、周知でさえも都教育委員会任せ。甚だ不十分な対応と言わざるを得ません。
陳情に賛成する第3の理由は、このスピーキングテストを受けても英語の会話力は身につかないからです。本陳情に反対した委員からは、「英語のスピーキング能力が低いと言われる日本において、スピーキングテストの導入によって英語全般の能力の向上にもつながる」、「経済的な格差が機会の差を生まないためにも、公立中学校で実践的な使える英語を身につける機会を与えていただきたい」と意見が出されましたが、日常の授業では特段の変更がなく、会話力のレベルアップを保障する体制が新たにつくられるわけではありません。ただ、テストの導入と、そのテスト対策が授業で行われるだけです。日本の子どもたちの英語力で課題と言われている実践的な会話が身につくものではないことは、既に専門家から多くの指摘が出ています。陳情の審査を通じて改めて感じるのは、都教育委員会も、区教育委員会も、子どもたちへの影響を真剣に考えているのかということです。都教育委員会は、学校現場の状況を踏まえず一方的に導入を強行しようとし、区教育委員会は、都がやることだからと意見も述べていません。本当に日本の子どもたちのスピーキングの力をつけようとしているとは到底思えません。会話力を向上させるには、何といっても少人数の授業です。体験を重ねることが重要だからです。世界には多様な英語があり、それぞれの母語によるなまりがあること、1つの事象を伝えるのにたくさんの言い回しがあることを実感できる学習にするためには、少人数での授業展開こそ必要です。小学校では、国において5年かけて35人学級にすることが決まっていますが、中学校では少人数学級を進める計画さえもありません。都教育委員会に対し、区教育委員会としてスピーキングテスト導入を見送るよう求めるべきです。
以上で私の討論を終わります。(拍手する人あり)
○議長(坂本あずまお議員) 次に、しのだつよし議員。
◆しのだつよし 議員 議長。
○議長(坂本あずまお議員) しのだつよし議員。
〔しのだつよし議員登壇〕(拍手する人あり)
◆しのだつよし 議員 ただいまから、自由民主党議員団を代表して、陳情第211号「都立高校入試への
英語スピーキングテスト導入に関する陳情」及び陳情第213号「都立高入試への
英語スピーキングテスト導入に関する陳情」について、委員会決定「不採択」に対して、賛成の立場から討論を行います。
まず、英語スピーキングテストの周知についてですが、東京都教育委員会では、ホームページで広く周知しているところであり、また、本テストの内容や受験までの流れ等をリーフレットにまとめ、5月中旬に生徒や保護者に配付するとともに、本区においては、書面等に限らず生徒には授業の中で伝えたり、保護者には保護者会等々で伝えたり、細かなところで口頭での周知をしています。また、本テストの過去の問題や解答例をウェブサイトに掲載するとともに、英語で話すことの練習ができる動画教材についても配信しており、現段階での周知に関しては、十分と考えます。
次に、プレテストの段階でのスピーキングテストでの事故、トラブルの検証を発表することについてですが、東京都から、プレテストの段階で採点結果に関わる大きなトラブルはなかったと説明されています。また、本区においても、生徒の採点結果に関わる大きなトラブルや保護者からの問合せがあったとの報告はありません。東京都教育委員会は、事故やトラブルの検証について、実際に起きたときに発表すると話しています。そのため、現時点では、板橋区からスピーキングテストでの事故、トラブルの検証を発表するよう東京都に求めるものではないと考えます。
続いて、板橋区教育委員会が東京都教育委員会に対して、都立高校入試へのスピーキングテスト導入の延期を求めることについてですが、中学英語スピーキングテストは、東京都教育委員会が公募・選定した民間の試験実施団体との協定に基づき、東京都が実施する事業です。本テストは、生徒の英語科における「話すこと」の能力を評価し、英語指導の充実や改善に活用することを目的としています。また、都立高校入学者選抜においても、本テストの結果を活用し、学習の成果を的確に測定することとしています。東京都教育委員会は、令和3年度にプレテストを実施し、様々な視点から内容・方法等を検証し、令和4年度からの円滑な実施に向けて準備しており、板橋区からスピーキングテストの延期を東京都に求めるものではないと考えます。
最後に、同陳情内容の関連事項として、平成30年度第1回板橋区情報公開及び個人情報保護審議会において、「英語力アセスメントツールによる英語力測定に係る外部委託」に関して諮問が行われ、同内容について全ての委員の承認を得ておりますことを申し添えておきます。
以上のことから、陳情第211号及び陳情第213号の委員会決定「不採択」に賛意を表明し、私の討論を終わります。(拍手する人あり)
○議長(坂本あずまお議員) 次に、五十嵐やす子議員。
◆五十嵐やす子 議員 議長。
○議長(坂本あずまお議員) 五十嵐やす子議員。
〔五十嵐やす子議員登壇〕(拍手する人あり)
◆五十嵐やす子 議員 通告に従い、社会民主党が、陳情第211号「都立高校入試への
英語スピーキングテスト導入に関する陳情」、陳情第213号「都立高入試への
英語スピーキングテスト導入に関する陳情」について、委員会決定「不採択」に対し反対し、陳情に賛成の立場から討論をいたします。
2023年度の都立高校入試に英語スピーキングテストを導入すると発表されました。2023年度と言いつつ、実際は今年の11月27日にはテストが行われ、その個人申込みが7月から始まります。私も今定例会の一般質問で質問をいたしましたが、このテストについては、見過ごすことができない大きな様々な問題が既に指摘されております。区民の方々も様々な疑問や不安を抱き、今回の陳情に至っていると理解しております。板橋区教育委員会は、入試に影響はないと理解しているようですが、東京都教育委員会は、東京都教育施策大綱の中でグローバル人材を育成するとうたい、その中の事業の1つとして、2022年度から都内全公立中学校など、第3学年生徒に対して中学校英語スピーキングテストを実施し、その結果を都立高校入試に活用する予定としています。東京都が肝とするグローバル人材の育成のための大切な事業ならば、それを行うだけのしっかりとした準備や周知、テストの信頼を得る公平性が欠かせません。今回の2つの陳情の中でも、評価、採点についての公平性への課題が挙げられていますが、その公平性をどうクリアするのかは、残念ながら文教児童委員会の質疑の中では、納得できる明確なお答えはなかったと受け止めております。また、委員の中からは、「いろいろ相対的な評価の部分もあるため、絶対的な公平・公正というのは難しいところだと思う」というご意見や、「評価方法については、まだもやもやしたところが残る」というご意見もありましたが、それこそが問題の本質であり、その状態で1点を争う都立高校の入学試験において、内申点となるテストを実施することが問題だ、だから導入を見送ってほしいと陳情者は言っているのです。採点の公平性が担保されなければ、試験そのものの信頼性は損なわれます。それが公教育の入試となれば大問題です。
さらに、周知はまだまだ不足しています。委員会の中でも委員より「10人中9人の保護者が知らなかった」との発言がありました。実際に私の周りでもほとんどの方が知りませんでした。同居している自分のお孫さんが中学3年生だけれど、英語スピーキングテストについては何も知らなかったという方や、いわゆる大手の塾ではない塾で英語の講師をしているが、スピーキングテストについては初めて聞いたという方もいらっしゃいました。また、学習指導要領の改訂に伴い、どの教科でも主体的・対話的、深い学びということが重視されている中で、英語科の授業においても、コミュニケーション能力をはかるという意味では、「聞く・話す・読む・書く」の4技能のうちの「話す」ことに重点を置き、板橋区教育委員会の指導で、各学校でもコミュニケーションの授業に力点を置いているとの答弁がありました。しかしながら、英語科の授業を少人数、習熟度別でやっている学校は、区立中学校全校ではありません。同じ板橋区立中学校でも、少人数、習熟度別授業が徹底されていないことが答弁から明らかとなりました。既にここで、英語教育の環境の学校間格差が生まれています。その状況が分かっていながら、改善もなく、このまま英語スピーキングテストを受けることになるのでしょうか。区内中学校の英語教育の公平性も疑問視されるのではないでしょうか。また、授業での英会話は、教師対生徒ではなく、生徒同士で行っているとのことです。お互いに楽しくコミュニケーションを行うことは大事ですが、今度はスピーキングテストという評価が加わるわけですので、生徒同士でそのテストへの対応が的確にできるのかという疑問があります。テスト結果の活用においても、学校では、テストの結果から、より分かりやすく英語の力を身につけることができる授業にしていくと4月に配付されたお知らせには書いてあるとのことですが、中学3年生で受験が終わってテストの結果が返ってきたとして、結果の内容はどこがどうだったからこの点数なのかの明記はなく、分からないとされています。それをどのように授業の中で生かすのでしょうか。
英語スピーキング能力が必要なことは否定するものではありません。現に1989年、英語の学習指導要領に「コミュニケーション」が記載されて以降、学校の英語教育では既に会話が重視されてきました。申込みが約2週間後という今の段階となっても、採点の公平性や公正性がどのように担保できるのかが明確でないものを、このまま生徒たちに受けさせてしまうことは心配です。また、何かあったら影響を受けるのは生徒たちです。その疑問や問題とする声は、有識者、教員、保護者からも上がっており、解決に至っているとは思えません。公平かつ正確な採点ができるのか、スピーキングテストの配点と評価の点数化は適正か、不受験者の扱いはどうなるのか、スピーキングテストの結果についてのみ開示請求に応じられないことによる入学試験の透明性・信頼性への懸念、一企業への個人情報提供の危険性、一企業への利益誘導・利益相反への疑い、家庭の経済状況による格差を広げる懸念などの問題がまだまだ未解決です。スピーキングの学習に力を入れたり、テストをすることと、一企業による公平性に疑問が残るテスト方法に問題があるから一旦立ち止まるということは別次元の問題であり、同列に考えることではありません。
よって、両陳情には賛成し、委員会決定「不採択」には反対をいたします。(拍手する人あり)
○議長(坂本あずまお議員) 次に、南雲由子議員。
◆南雲由子 議員 議長。
○議長(坂本あずまお議員) 南雲由子議員。
〔南雲由子議員登壇〕(拍手する人あり)
◆南雲由子 議員 ただいまから、陳情第211号「都立高校入試への
英語スピーキングテスト導入に関する陳情」及び陳情第213号「都立高入試への
英語スピーキングテスト導入に関する陳情」について、周知に関する項目、第211号の2項目め及び第213号の1項目めについては、委員会決定「不採択」に反対の立場から、テストの実施見送りとプレテストの検証に関する項目、第211号の1項目め及び第213号の2項目め・3項目めについては、委員会決定「不採択」に賛成の立場から討論を行います。
この陳情は、今年秋の都立高校入試からスピーキングテストが導入されることに対し、見送りやプレテストの検証、また周知の徹底を求めるものです。初めに、周知については、私も区内の保護者10人にスピーキングテストが今年秋から導入されることを知っているかを聞いたところ、9人が知りませんでした。特に知っていた1人は、中学3年生の保護者で、中学生以外には全く知られていません。スピーキング能力の向上には、日頃からの積み重ねが重要であり、小学生や幅広い世代の子どもとその保護者にもさらに周知を徹底してほしいという陳情の趣旨に賛同するものです。一方、スピーキングテストの見送りとプレテストの検証に関する項目については、さらに議論を深めたい部分があり、初めに継続を主張しましたが、継続は少数でした。改めて賛否を示すことになり、不採択を主張させていただきました。
今回導入されるスピーキングテストは、東京都教育委員会が進めてきたグローバル人材の育成の一環で行われるものです。3つの柱として、実践的な英語力、国際感覚、自覚と誇りを掲げ、小中学校と都立高校での授業の充実や、TGG(TOKYO GROBAL GATEWAY)や、都独自のオンライン教材などの取組を行ってきた上に、今回のスピーキングテストがあります。私は、スピーキングテストの導入自体には賛成です。英語で海外の友達と話すことは楽しいものです。ぜひ、自分の子どもや板橋区の子どもたちには、広い世界を体験してほしいし、そのためには、これまでの長年学校で習っても使えない英語や習い事をしなければ身につかない英語ではなく、学校で実践的な英語を身につけられる環境を整えていただきたいと考えます。経済格差が社会課題になる中で、公立の中学校や高校でテスト導入と併せて授業を充実されることは、むしろ私立との格差や塾や習い事との格差をなくすと考えます。よって、委員会決定「不採択」に賛成するものですが、2点、今後も区教育委員会や現場の学校で注視していただきたい点について申し添えます。
1点目は、評価の在り方についてです。陳情の中で、正確で公正な評価の在り方や、内申点の中でのバランスについて指摘がありましたが、仮にテストが始まっても数年は評価に対する評価には様々な意見が出るかと思います。改善点は、生の学校現場からしか見えてきません。現場での生徒の実態と評価を注意深く検証し、必要な改善点は、都教育委員会に積極的に伝えていただきたいと考えます。2点目は、コロナ禍の子どもたちが置かれた状況についてです。東京都がグローバル人材の育成として行った事業の中に、TGG(TOKYO GROBAL GATEWAY)があります。できたばかりの頃、視察に伺いましたが、テーマパークのように中に飛行機やカフェなどのセットがあり、そこでロールプレイを行うなど、体感しながら学べる施設です。本来は、学校単位でその施設を利用した校外学習なども行われる予定でしたが、コロナ禍で、板橋区内でも学校単位での利用は実施されていません。また、板橋区では、英語村の取組を進めてきましたが、こちらもコロナ禍、ストップした状態です。今年中学3年生になる学年は、小学校の卒業頃からコロナの影響を強く受けてきた世代で、英語村については、希望した子が小学生の頃参加したことがあるといった状況です。委員会の中で、実際に声を出してお互いにコミュニケーションを取る英語授業の実施状況も確認させていただきましたが、中学に入ってからは、マスクをずっとつけたままで、様々な活動を制限されてきました。入試まで残された時間は短いですが、生徒が自信を持ってテストに臨めるよう、声を出す授業の充実を改めてお願いするとともに、テスト実施に当たって課題が見えた際には、積極的に都にも声を上げていただきたいと申し添えます。
以上で私の討論を終わります。(拍手する人あり)
○議長(坂本あずまお議員) 以上をもって、討論を終わります。
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△陳情第211号第1項及び陳情第213号第2項・第3項の採決
○議長(坂本あずまお議員) 続きまして、表決を行います。
初めに、陳情第211号「都立高校入試への
英語スピーキングテスト導入に関する陳情」第1項「テスト導入見送りの件」及び陳情第213号「都立高入試への
英語スピーキングテスト導入に関する陳情」第2項「検証結果発表の件」・第3項「テスト導入延期の件」について、一括して表決を行います。
陳情第211号第1項及び第213号第2項・第3項に対する委員会報告は、いずれも不採択であります。委員会報告のとおり決することに賛成の方はご起立願います。
〔賛成者起立〕
○議長(坂本あずまお議員) ご着席願います。
起立多数と認めます。
よって、陳情第211号第1項及び第213号第2項・第3項は、委員会報告のとおり不採択と決定いたしました。
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△陳情第211号第2項及び陳情第213号第1項の採決
○議長(坂本あずまお議員) 次に、陳情第211号「都立高校入試への
英語スピーキングテスト導入に関する陳情」第2項「周知強化の件」及び陳情第213号「都立高入試への
英語スピーキングテスト導入に関する陳情」第1項「周知強化の件」について、一括して起立表決を行います。
陳情第211号第2項及び第213号第1項に対する委員会報告は、いずれも不採択であります。委員会報告のとおり決することに賛成の方はご起立願います。
〔賛成者起立〕
○議長(坂本あずまお議員) ご着席願います。
起立多数と認めます。
よって、陳情第211号第2項及び第213号第1項は、委員会報告のとおり不採択と決定いたしました。
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△陳情第208号の採決
○議長(坂本あずまお議員) 次に、陳情第208号「
HENNGE(株)SumaMachi(スマまち)の利用見直しに関する陳情」について、起立表決を行います。
陳情第208号に対する委員会報告は不採択であります。委員会報告のとおり決することに賛成の方はご起立願います。
〔賛成者起立〕
○議長(坂本あずまお議員) ご着席願います。
起立多数と認めます。
よって、陳情第208号は、委員会報告のとおり不採択と決定いたしました。
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△議案第46号及び調査事件の採決
○議長(坂本あずまお議員) 次に、お諮りいたします。
議案第46号「幼稚園教育職員の給与に関する条例の一部を改正する条例」については、委員会報告のとおり決定し、申出のとおり、調査事件を継続調査に付することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と言う人あり〕
○議長(坂本あずまお議員) ご異議がないものと認めます。
よって、議案第46号については、委員会報告のとおり決定し、申出のとおり、調査事件を継続調査に付することに決定いたしました。
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△
自治体DX調査特別委員会報告
○議長(坂本あずまお議員) 次に、日程第26を議題といたします。
自治体DX調査特別委員長から調査事件に対する調査の経過について報告があります。
自治体DX調査特別委員長 杉田ひろし議員。
◎杉田ひろし 議員 議長。
○議長(坂本あずまお議員) 杉田ひろし議員。
〔杉田ひろし議員登壇〕(拍手する人あり)
◎杉田ひろし 議員 ただいまから、6月15日に開催いたしました
自治体DX調査特別委員会における調査の概要につきまして、ご報告申し上げます。
当日は、初めに、「令和4年第1回定例会調査事項に関する提言の方向性について」を議題とし、前回の委員会で出された意見について、2年間の活動報告のまとめに向けて、現時点での提言の方向性を確認いたしました。次に、「区役所における業務改善・働き方改革について」を議題とし、各委員より、Web会議の実施状況及び今後の方針について、テレワークの実績及び労務管理の方法についての質疑やICTスキルのある人材育成を推進すべきなど、様々な意見・提案がなされました。
次回以降も、区民サービスの向上や持続可能な区政経営を実現するために、自治体DXの推進に向けて調査に取り組んでまいりたいと存じます。以上をもちまして、本委員会の報告を終わります。
○議長(坂本あずまお議員) ただいまの報告は、ご了承願います。
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△地域・
経済活性化調査特別委員会報告
○議長(坂本あずまお議員) 次に、日程第27を議題といたします。
地域・経済活性化調査特別委員長から調査事件に対する調査の経過について報告があります。
地域・経済活性化調査特別委員長 なんば英一議員。
◎なんば英一 議員 議長。
○議長(坂本あずまお議員) なんば英一議員。
〔なんば英一議員登壇〕(拍手する人あり)
◎なんば英一 議員 ただいまから、6月15日に開催いたしました地域・
経済活性化調査特別委員会における調査の概要につきまして、ご報告申し上げます。
当日は、初めに、「令和3年度緊急経済対策の実施結果について」の報告を所管から受け、各種給付事業の目標に対する達成状況について、消費動向のデータ活用における課題についてなど、各委員が質疑を行い、現状を確認いたしました。次に、「いたばしアーティスト応援キャンペーン2021~#つながるかさなるアートの輪!~事業実施結果について」の報告を所管から受け、アーティストを活用したイベントの実施について、今後の支援方法についてなど、各委員が質疑を行い、現状を確認いたしました。次に、「令和3年第4回・令和4年第1回定例会調査事項に関する提言の方向性について」を議題とし、前回の委員会で出された意見について、2年間の活動報告のまとめに向けて、現時点での提言の方向性を確認いたしました。次に、「地域活動等の再起動に向けた支援について」を議題とし、各委員より、各施設における団体の活動状況についての質疑や地域活動の実態やニーズを把握するためアンケートを実施するなど調査を強化すべき、各施設のWi-Fi環境を整備するなど、デジタル化に向けた支援も検討すべきなど、様々な意見・提案がなされました。
次回以降も、地域内・地域間の交流が盛んで経済活動が活発なまちを実現するため、地域及び経済の活性化について調査に取り組んでまいりたいと存じます。以上をもちまして、本委員会の報告を終わります。
○議長(坂本あずまお議員) ただいまの報告は、ご了承願います。
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△
災害対策調査特別委員会報告
○議長(坂本あずまお議員) 次に、日程第28を議題といたします。
災害対策調査特別委員長から調査事件に対する調査の経過について報告があります。
災害対策調査特別委員長 川口雅敏議員。
◎川口雅敏 議員 議長。
○議長(坂本あずまお議員) 川口雅敏議員。
〔川口雅敏議員登壇〕(拍手する人あり)
◎川口雅敏 議員 ただいまから、6月16日に開催いたしました
災害対策調査特別委員会における調査の概要につきまして、ご報告申し上げます。
当日は、初めに、調査活動の参考に資するため、荒川下流河川事務所へ赴き、「地域特性に合わせた『防災』のあり方について」、視察を行いました。帰庁後、各委員より、垂直避難の推進に向けた取組について、板橋区かわまちづくり計画の進捗状況についての質疑や国、東京都との連携体制を強化することで適宜防災対策の見直しを図るべきなど、様々な意見・提案がなされました。次に、「令和4年第1回定例会調査事項に関する提言の方向性について」を議題とし、前回の委員会で出された意見について、2年間の活動報告のまとめに向けて、現時点での提言の方向性を確認いたしました。
次回以降も、板橋区の地域特性と現状の課題を踏まえた防災対策を構築し、板橋区の総合的な災害対応力のさらなる向上に向けて調査に取り組んでまいりたいと存じます。以上をもちまして、本委員会の報告を終わります。
○議長(坂本あずまお議員) ただいまの報告は、ご了承願います。
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△
インクルージョン推進調査特別委員会報告
○議長(坂本あずまお議員) 次に、日程第29を議題といたします。
インクルージョン推進調査特別委員長から調査事件に対する調査の経過について報告があります。
インクルージョン推進調査特別委員長 いわい桐子議員。
◎いわい桐子 議員 議長。
○議長(坂本あずまお議員) いわい桐子議員。
〔いわい桐子議員登壇〕(拍手する人あり)
◎いわい桐子 議員 ただいまから、6月16日に開催いたしました
インクルージョン推進調査特別委員会における調査の概要につきまして、ご報告申し上げます。
当日は、初めに、「令和3年第4回・令和4年第1回定例会調査事項に関する提言の方向性について」を議題とし、前回の委員会で出された意見について、2年間の活動報告のまとめに向けて、現時点での提言の方向性を確認いたしました。次に、「インクルーシブ教育の推進に向けた環境整備について」を議題とし、各委員より、教育相談アドバイザーの設置状況及び処遇について、就学相談の在り方やSTEP UP教室のニーズ拡大に対する方策についての質疑や全ての教員に対して特別支援教育における専門性の向上を図るべきなど、様々な意見・提案がなされました。次に、「次回以降の調査事項及び調査内容の検討について」を議題とし、第3回定例会及び第4回定例会の調査事項等について、各委員より意見・提案がされました。
次回以降も、障がいのある人とない人が相互に人格と個性を尊重し合い、共に支え合いながら暮らすことができる社会の実現に向けて調査に取り組んでまいりたいと存じます。以上をもちまして、本委員会の報告を終わります。
○議長(坂本あずまお議員) ただいまの報告は、ご了承願います。
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△
議会運営委員会報告
○議長(坂本あずまお議員) 次に、日程第30を議題といたします。
議会運営委員長から提出された調査事件に対する継続調査申出書は、朗読を省略し、委員長から調査の経過について報告があります。
議会運営委員長 中村とらあき議員。
◎中村とらあき 議員 議長。
○議長(坂本あずまお議員) 中村とらあき議員。
〔参 照〕
閉 会 中 継 続 調 査 申 出 書
本委員会は、調査中の事件について、下記により閉会中もなお継続調査を要するものと決定したので、会議規則第70条の規定により申し出ます。
記
1 事 件 本会議等の運営方法の検討について
2 理 由 今会期中に調査を結了することが困難であるため。
令和4年6月20日
議会運営委員長 中村 とらあき
議 長 坂本 あずまお 様
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〔中村とらあき議員登壇〕(拍手する人あり)
◎中村とらあき 議員 ただいまから、5月26日、6月14日及び20日に開催いたしました議会運営委員会における調査の経過につきまして、ご報告申し上げます。
初めに、今定例会中の議会運営委員会で議論いたしました諮問事項についてご報告いたします。最初に、「特別会計の予算審査・決算調査特別委員会分科会については、必要な場合、別途日程を設けることができることとする」の諮問事項を議題とし、現状について説明を受けた後、議論をいたしました。委員より、「健康福祉分科会は、一般会計に加えて3特別会計まで審査項目が及ぶため、審査時間が不十分である」という意見や「現行の運営方法で十分に議論が可能であり、別日を設ける必要性はない」などの意見がありましたが、課題を整理しつつ、継続して議論を深めていくことに決定いたしました。次に、新たな諮問事項の提案として、「陳情のホームページ公開にかかわる手続きおよび留意事項等の検討」及び「議会資料のペーパーレス化について」を本委員会の諮問事項とすることに決定いたしました。最後に、調査事件につきましては、全会一致をもちまして、別途議長宛て、継続調査の申出を行うことに決定いたしました。以上をもちまして、本委員会の報告を終わります。
──────────────────────────────────────
△
議会運営委員会報告に対する採決の動議
○議長(坂本あずまお議員) これより質疑に入ります。
ただいまの報告に質疑がありましたら、ご発言願います。
◆しのだつよし 議員 議長。
○議長(坂本あずまお議員) しのだつよし議員。
◆しのだつよし 議員
議会運営委員会報告に対する質疑・討論を省略し、直ちに表決するよう動議を提出いたします。
○議長(坂本あずまお議員) しのだつよし議員の動議のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と言う人あり〕
○議長(坂本あずまお議員) ご異議がないものと認めます。
よって、
議会運営委員会報告に対する質疑・討論を省略し、直ちに表決を行うことに決定いたしました。
──────────────────────────────────────
△調査事件の採決
○議長(坂本あずまお議員) これより表決を行います。
お諮りいたします。
委員会からの申出のとおり、調査事件を継続調査に付することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と言う人あり〕
○議長(坂本あずまお議員) ご異議がないものと認めます。
よって、申出のとおり、調査事件を継続調査に付することに決定いたしました。
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△日程第31 人権擁護委員の候補者について
○議長(坂本あずまお議員) 次に、日程第31「人権擁護委員の候補者について」を議題といたします。
本件は、
人権擁護委員候補者として、小鹿次子さん、中城剛志さんを推薦するに当たり、議会の意見を求める案件であります。
お諮りいたします。
人権擁護委員の候補者として、適任との意見を述べることにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と言う人あり〕
○議長(坂本あずまお議員) ご異議がないものと認めます。
よって、
人権擁護委員候補者として適任との意見を述べることに決定いたしました。
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△日程第32 議員派遣について
○議長(坂本あずまお議員) 次に、日程第32「議員派遣について」を議題といたします。
お手元に配付してありますとおり、広島市原爆死没者慰霊式並びに平和祈念式及び長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典に議員を派遣する件であります。
お諮りいたします。
本件について、議員を派遣することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と言う人あり〕
○議長(坂本あずまお議員) ご異議がないものと認めます。
よって、広島市・長崎市での平和記念式典に議員を派遣することに決定いたしました。
〔参 照〕
議 員 派 遣 に つ い て
令和4年6月21日
次のとおり議員を派遣する。
1 広島市原爆死没者慰霊式並びに平和祈念式
(1) 目 的 原爆死没者の霊を慰め、世界の恒久平和を祈念するため。
(2) 派 遣 先 広島市
(3) 期 間 令和4年8月5日~6日
(4) 派遣議員 佐々木としたか 川 口 雅 敏 し ば 佳代子
吉 田 豊 明 おばた 健太郎 しいな ひろみ
2 長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典
(1) 目 的 原爆死没者の霊を慰め、世界の恒久平和を祈念するため。
(2) 派 遣 先 長崎市
(3) 期 間 令和4年8月8日~9日
(4) 派遣議員 茂 野 善 之 杉 田 ひろし 大 田 ひろし
山 内 え り 五十嵐 やす子
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△閉会の宣告
○議長(坂本あずまお議員) 以上をもって、本日の日程は全て終了いたしました。
これをもちまして、令和4年第2回東京都板橋区議会定例会を閉会いたします。
午前11時42分閉会
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以上相違なきを認めここに署名する
会 議 録 署 名 議 員
議 長 坂 本あずまお
10番 山 田 貴 之
48番 おばた 健太郎...