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  1. 板橋区議会 2022-03-09
    令和4年3月9日予算審査特別委員会 区民環境分科会-03月09日-01号


    取得元: 板橋区議会公式サイト
    最終取得日: 2023-03-26
    令和4年3月9日予算審査特別委員会 区民環境分科会-03月09日-01号令和4年3月9日予算審査特別委員会 区民環境分科会            区 民 環 境 分 科 会 記 録 開会年月日  令和4年3月9日(水) 開会時刻   午前10時00分 閉会時刻   午後 4時50分 開会場所   第3委員会室 議   題  別紙運営次第のとおり 出席委員  主査      高 沢 一 基       副主査     しのだ つよし  委員      高 山 しんご       委員      吉 田 豊 明  委員      荒 川 な お       委員      大 野 治 彦  委員      鈴 木こうすけ       委員      杉 田 ひろし  委員      田 中 いさお 説明のため出席した者  区民文化部長    森     弘     産業経済部長    堺   由 隆  資源環境部長    久保田 義 幸     地域振興課長    町 田 江津子  戸籍住民課長    北 村 知 子     文化・国際交流課長 折 原   孝
     スポーツ振興課長  小 田 健 司     オリンピック・パラリンピック推進担当課長                                  (スポーツ振興課長兼務)  産業振興課長    小 林   惣     くらしと観光課長  池 田 雄 史  産業戦略担当課長  (産業振興課長兼務)   赤塚支所長     藤 原 仙 昌  環境政策課長    宮 津   毅     資源循環推進課長  森 下 真 博  板橋東清掃事務所長 歌 津 知 己     板橋西清掃事務所長 木 村   徹  農業委員会事務局長 (赤塚支所長兼務) 事務局職員  議事係長      龍 野 慎 治     書記        高 瀬   渉                区民環境分科会運営次第 1 開会宣告 2 理事者あいさつ 3 署名委員の指名 4 議  題    所管の予算について 5 閉会宣告 ○主査   ただいまから区民環境分科会を開会いたします。本日も、発言は着座にて行っていただくようお願いいたします。また、現在、まん延防止等重点措置が適用されておりますので、簡潔な質疑、そして答弁を、そして円滑な議事運営にご協力をお願いいたします。  ──────────────────────────────────────── ○主査   初めに、理事者のご挨拶をお願いいたします。 ◎区民文化部長   おはようございます。ウクライナの状況ですとか、新型コロナウイルスまん延防止等重点措置期間の延長ということで、内外で重苦しいニュースが続いております。一方、北京ではパラアスリートによる熱戦が続いておりまして、本日は板橋区ゆかりの森宏明選手も座位のクロスカントリーということで出場する予定でございます。少しでも明るいニュースと願いまして、応援してまいりたいと存じます。  本日は、令和4年度当初予算についてご審議いただきます。簡潔明瞭な答弁に努めますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。  ──────────────────────────────────────── ○主査   では、次に署名委員を指名いたします。  しのだつよし委員、吉田豊明委員、以上お二人にお願いいたします。  ──────────────────────────────────────── ○主査   議題に入る前に、運営について申し上げます。本分科会の審査項目は、当初予算、修正動議ともに、既に配付いたしております分科会別審査項目一覧表に記載されているとおりでありますので、この範囲内で質問されますようお願いいたします。また、お手元に配付しております予算審査特別委員会の運営についてのとおり、分科会では議題に対する説明は省略し、順次質疑を行うこと、主査を除く委員が1人20分を限度として質疑を行い、再質問は改めて質問希望者を募り、再度1人20分を限度として質疑を行うこと、会議終了時間までの残り時間は質問希望者で割り振ること、修正動議に対する質疑についても委員の持ち時間内で行うこと、再々質問以降の質疑については規制しないが、他の委員の質問時間を考慮して、20分以内で収めること、分科会では表決を行わないことなどが2月28日の予算審査特別委員会理事会で決定されておりますので、ご確認願います。  ──────────────────────────────────────── ○主査   それでは、所管の予算についてを議題といたします。質問のある方は挙手願います。全員ですね。質問の順番を確認させていただきます。大野委員、鈴木委員、吉田委員、高山委員、杉田委員、田中委員、荒川委員、しのだ委員、以上の順番で行います。なお、円滑な質疑応答が行えるよう、質問する際は予算書等における該当ページをお伝えいただくなど、ご協力いただきますようお願いいたします。それでは、大野委員、お願いします。 ◆大野治彦   よろしくお願いいたします。まず初めに、令和4年度の予算は緊急財政対策下での予算編成と、そして昨年度同様、新型コロナウイルス感染症の影響も予算編成に影響を及ぼしているのではないかと思います。そこで、夏の予算要求の結果を含めて、各部新年度予算の概要についてお聞かせいただきたいと思います。個別の事業については、後ほど内容等を質問させていただきますので、よろしくお願いいたします。 ◎地域振興課長   よろしくお願いいたします。区民文化部の予算について説明させていただきます。まず、予算編成の影響でございますけれども、緊急財政対策の取組としまして、部自主編成経費の8%を目標に予算要求のシーリングが行われたり、また令和3年度に行われました補助金の見直しを継続するなど、そういったことが行われた予算編成となってございます。一方で、コロナ克服のための事業展開として、地域経済活動の支援を考慮した予算編成も行っております。具体的には、令和4年度予算の概要、63ページをご覧いただけますでしょうか。こちら、63ページの中に、コロナ後を見据えた新たな展開というところの区発注工事の増加による区内事業支援というところがございます。こちら、区民文化部は集会施設、文化施設、体育施設など、多くの施設がございます。経済対策といたしまして、サマカンでは不採択となりました施設の維持・改修における16件の工事または委託などを前倒して実施いたします。  それでは、具体的な令和4年度の区民文化部の予算の概要でございます。区民文化部は、戸籍業務などの窓口業務や、地域コミュニティ、文化・国際交流、スポーツ活動の推進など、区民生活に密着した幅広い業務を所管してございます。コロナの影響で先が見通せない中、デジタルオンライン化の展開や、スポーツや文化交流によって地域の活性化を図るソフト事業を充実させるとともに、各種施設の改修等の整備を行うなど、ポストコロナ時代に即した施策と事業展開を図ったところでございます。歳入総額10億2,583万円、前年度から7,041万2,000円の増でございます。また、歳出に関してでございますけれども、歳出総額は60億3,912万5,000円、前年度から16億3,185万7,000円の減となってございます。  主な事業についてご説明したいと思います。予算の概要、10ページから11ページをご覧ください。まず、デジタル・トランスフォーメーション、DX戦略でございますけれども、個人番号カード交付関連事務、5億6,024万1,000円を計上してございます。こちら、個人番号カード交付の普及促進を図ることで、デジタルオンライン化への対応を進めてまいります。また、戸籍住民課窓口におけるキャッシュレス決済の導入、107万8,000円を計上してございます。続きまして、ブランド戦略では、文化・芸術に係る推進事業として、2,100万3,000円を計上してございます。こちらはボローニャ国際絵本原画展、三浦太郎展、クリエーターを招いたワークショップなどを開催する予定でございます。イベントによる魅力発信6事業のうち3事業を区民文化部としまして、2,745万6,000円を計上してございます。こちらは板橋Cityマラソン、区民文化祭、区民体育大会の開催でございます。美術館の特別展の実施1,296万3,000円や石景山区友好交流25周年記念事業756万6,000円などの計上もございます。東京2020大会レガシー事業667万円の計上、そういったものが主な事業でございます。  また、SDGs戦略のページには載ってございませんけれども、区民文化部は各種施設をたくさん持っておりますので、そちら、維持・改修なども行っていくところでございます。 ◎産業振興課長   産業経済部の新年度予算の概要でございます。長引くコロナ禍の影響がございまして、産業経済部、しっかりと事業者支援をしてまいるというようなところがございます。そういった中で、産業経済費でございますが、令和4年度の当初予算額が27億104万1,000円で、区一般会計総額に占める割合1.18%ということで、1%を超える予算となってございます。前年度である令和3年度当初予算額との比較では7億1,601万円の増で、前年度比36.1%ということで、大幅に増額してるところでございます。  産業振興費といたしましては25億4,884万5,000円で、前年度当初予算額と比較いたしまして、こちらが大体7億円余の増で、38.1%増額となってございます。主な増額の要因は、新規事業といたしまして計上したキャッシュレス決済推進事業につきまして皆増となっています。また、令和3年度から継続して実施いたします経営安定化特別融資に係ります産業融資の利子補給及び信用保証料補助の増が挙げられます。また、にぎわいのあるまちづくり事業では、商店街施設整備費補助事業ということで、ハッピーロードの大山商店街のアーケード屋根の張り替えは皆増となってございまして、主な要因となってございます。逆に、主な減額の要因は、ものづくり研究開発連携センターの管理運営経費ということで、舟渡にありますいわゆる工場ビルでございます、第一ビルの外壁の改修工事、こちらが終了に伴いまして、経費の減になってございます。なお、先ほどの予算の概要の62ページ、63ページでございます。新型コロナウイルスの感染症対策として、先ほどもお話しさせていただきました経営安定化特別融資キャッシュレス決済推進事業のほかに、SDGs/ESG経営推進プロジェクトや、デジタル環境構築補助金、板橋区産業振興公社によります各種助成事業など、引き続き区内事業者の支援を進めてまいります。  また、農業費につきましては1億5,219万6,000円ということで、前年度当初予算額との比較で1,300万円ほど増となってございまして、約9.4%の増額となってございます。主な増額の要因といたしましては、農業まつりの実施経費、こちらが事業規模回復ということでの増となってございます。減額の要因といたしましては農業体験学校運営経費、こちらが学校運営委託料の減というところで、主な要因となってございます。 ◎環境政策課長   それでは、資源環境部についてご報告をさせていただきたいと思います。やはり、コロナによる巣籠もりの影響が、特に清掃、資源循環分野で大きく出ております。そういった関係で、歳入のほうでございますけれども、資源環境部の歳入は約10億円で、対前年度比は24.5%、1億9,700万円の大きな増になっております。内容ですけども、粗大ごみ処理券販売見込みの増によります廃棄物手数料3,600万円の増、ペットボトル、アルミ缶等の売却見込み単価の増による空き缶等売却収入で1億7,800万円の増が主な原因となってるところでございます。  一方、歳出でございますけれども、約91億1,700万円ということで、こちらは対前年度比6.4%、5億4,800万円の増となっております。主な内容でございますけれども、粗大ごみ業務委託拡充によります廃棄物の収集経費7,200万円の増、それから瓶、缶の回収箱更新等による資源収集経費4,700万円の増、それから東京都環境公社の業務撤退のため、委託先変更に伴うシステム再構築等による粗大ごみ受付センター経費9,200万円の増、それから清掃一部事務組合の分担金増によります中間処理経費2億9,200万円の増が主な歳出の増の原因になってございます。  それから、夏の予算要求のお話もいただきましたので、これに関しまして、来年度の新規事業につきましては、ゼロカーボンシティ関連事業としまして、再生可能エネルギー100%電力の計画的導入、それから庁有車の電気自動車導入、いたばし環境アクションポイント事業の拡充、ウオーターサーバーの設置、ゼロカーボンシティ啓発リーフレットの作成等により1,500万円、それからプラスチックごみのモデル地区分別回収、区民アンケートを実施するプラスチックごみ再資源化推進事業として1,000万円を計上してるところでございます。 ◆大野治彦   ご説明ありがとうございました。恐らく、令和3年度は新型コロナウイルス感染症の影響で、予定していた事業ができなかった関係で全体で約100億円ぐらいの補正減が発生してると思います。なので、令和4年度に関しては、コロナの感染の影響がないということでつくられてるので、大幅な予算の増が見込まれてるのではないかというふうに思いました。  そこでお聞きしたいのが、令和4年度については、いたばしNo.1実現プランの2025の中間年として、区民の生活を守り、未来へつながる重点戦略実行予算と銘を打った予算案を編成したとされています。各部事業の進捗状況について、基本構想、基本計画等に基づいて板橋区は動いていますので、現在の状況について、細かくではなくていいので、順調に推移している推移してないということでお聞かせいただきたいと思います。 ◎地域振興課長   それでは、いたばしNo.1実現プラン2025の中間年に当たる令和4年度の各事業の進捗状況ということでございますので、実施計画事業を中心にお答えしたいと思っております。持続可能な区政の発展に向けまして、No.1実現プラン2025におきまして、実計事業は全部で49件ほど載ってございます。その中で、区民文化部の所管する実計事業は全部で4件ございます。  まず1つ目が東板橋体育館周辺スポーツ施設整備ということでございますが、こちらは令和3年度に東板橋体育館改修工事は終了してございます。今年度の予定としましては、加賀庭球場管理棟解体設計ということで、内部で検討を進める予定になってございます。  2つ目が東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会関連事業でございます。こちらも令和3年度に終了してございます。  3つ目が植村冒険館の整備ということでございまして、冒険家、植村直己の生誕80周年に合わせて、東板橋体育館に冒険館を移転、複合化するという、そういった計画でございますが、こちらも令和3年度に無事終了してございます。  最後、4つ目でございますが、区民集会所の改築等ということでございまして、実計事業としましては、令和3年度に前野三丁目集会所と山中児童遊園内集会所のアスベスト調査を終了してございます。令和4年度は前野三丁目集会所と山中児童遊園内集会所を除却する、また令和4年度につきましては高島平七丁目公園内集会所の改築設計に入り、令和5年度改築工事に進むという、そういった流れになっておりまして、いずれも区民文化部の事業としては計画どおりに進捗してるところでございます。 ◎産業振興課長   いたばしNo.1実現プラン2025の実施計画事業といたしましては、基本政策Ⅱ-3光輝く板橋ブランド・産業活力というところに、産業集積の維持・発展の促進と、農業の継承支援と農にふれる環境の充実と、主に2事業を掲載してございます。  まず、1点目の産業集積の維持・発展の促進につきましては、令和3年度では企業の立地継続を支援するため、操業環境の改善に係る費用等を助成するものづくり企業地域共生推進事業が、6件の予定ではございましたけれども、9件、助成を実施してございます。予定を上回る件数を調整させていただいてるところでございます。また、企業の高付加価値化に向けた取組を支援いたしますソリューションスタッフ派遣事業につきましても、60件の予定件数でございますがこちらも達成する見込みでございます。もう一つ、企業誘致促進PR事業は、例えばYahoo!やGoogle、そういったところのリスティング広告、ポップアップされる広告、またSNS、そちらの広告を利用いたしまして、区の取組を幅広くPRを行ったところでございます。順調に、令和3年度、この事業を進めてきたところでございまして、令和4年度も引き続き今の各事業を取り組みまして、産業集積の維持・発展を促進してまいります。また、農業のほうにつきましては、赤塚支所長からご説明させていただきます。 ◎赤塚支所長   農業のほうは、今申し上げましたとおり、農業の継承支援と農にふれる環境の充実ということで、まず継承支援ですが、農業の担い手の拡充、育成ということで、農のサポーターを、令和4年度、認定していこうということで、今、準備を進めておるところでございます。それに基づいて、農業スキル育成講習というものを来年度当初から開催していくということで、今、準備が大詰めの状況でございます。こちらは、来年度、順調に進めていければというふうに考えてるところでございます。もう一つ、農にふれる環境の充実ということで、これは収穫体験事業、拡充していこうということです。これも品目を、現在、農業体験農園、赤塚体育館の裏のところでジャガイモですとか、あとニンジン、大根、収穫体験をやっているんですが、この品目を増やすということで、例えばサツマイモとか、こういったものを来年度増やして、さらに区民の方が農に触れる環境を、機会を増やしていこうということで、こちらも今年度に試行などもしまして、来年度実施できる見込みで進めておりますので、いずれも順調に進んでおります。 ◎環境政策課長   それでは、資源環境部も同じく、いたばしNo.1実現プラン2025に基づく実施計画事業の進捗状況について、お話をさせていただきたいと思います。  うちは、3つ、事業がございます。まず、1点目のいたばし環境アクションポイント事業でございますけれども、今年度、令和3年度から実施しておりまして、524世帯、14事業者の方にご参加いただきました。来年度、令和4年度は2年目になりますけれども、ゼロカーボンいたばし2050の表明と機を合わせまして、対象者及びメニューを拡充する予定でございます。家庭部門の対象には、集合住宅の共用部を追加したいというふうに考えてございます。また、電気、ガスの削減による省エネ行動達成時に追加で獲得できるオプションポイントメニューというのを設けようと思ってるんですけど、これに板橋かたつむり運動参加者、省エネ診断等受診者、再エネ100%電力導入者を追加しまして、省エネ行動だけでなく環境配慮行動も含めて、より広く意識変革、行動変容を促したいと考えてるところでございます。  それから、2つ目の事業、プラスチックごみの再資源化の推進についてでございますけれども、今年度、令和3年度は廃プラスチック分別回収に向けた排出実態調査を実施しました。来年度、令和4年度につきましては、モデル調査、区民アンケート調査を経て、令和5年度中を目途に中間処理施設の選定、それから収集運搬方法の決定、家庭における分別、排出方法についての検討を進め、プラスチックの再資源化に取り組んでまいります。  最後でございますけども、新たに加えます区有施設脱炭素化に向けた再エネ100%電力の計画的導入でございます。こちらにつきましては、令和4年度からエコポリスセンターなど新規導入3施設を含めまして、来年度は本庁舎をはじめとする25施設に再生エネルギー100%の電力を導入する予定でございます。令和5年度以降につきましても、順次区施設小・中学校に拡大してまいります。 ◆大野治彦   個別の質問は、この後の順番でさせていただきます。 ◆鈴木こうすけ   よろしくお願いいたします。それでは、まず、今回、共産党から提出されております令和4年度東京都板橋区一般会計予算に対する修正動議、区民環境委員会の所管でお聞きをしていきたいなと思うんですけれども、ある程度、詳細はいただいているので、割愛できるところはポイントだけお話しいただければと思うんですが、まず省エネ機器等の購入助成事業及び既存の照明のLED助成事業について、これに関しては、省エネ機器についてが約2,923万円、それと既存の照明のLED化助成について750万円、それともう一つが中小企業、これ、私も補正総括で質問させてもらいましたけれども、区内中小企業者に対する事業継続支援金給付事業に要する経費ということで5億2,457万円というふうな形で、今回、修正動議が出ておりますけれども、まずこの3つの詳細、お示しいただければというふうに思います。 ◆荒川なお   詳細ですけれども、私からは資源環境部の関係するところをまずお話ししたいというふうに思います。1つが省エネ機器のエアコンの助成ですけれども、足立区が既に今年度実施をしているということで、板橋区でも実施が可能ではないかということで、同じような形で提案をさせていただきました。もう一つ、LEDの照明のほうなんですけれども、去年度まで集合住宅、既存照明のLED化ということで実施をしていたということで、これは平成28年から去年度までやっていたんですが、この実績が当初45件と予定していたが、違ったら訂正していただきたいんですけれども、それが予定を超えて、58件から66件と多くなっていたということで、これをまた新たに復活させたいということで、今回、提案をさせていただいたということです。産業経済部のほうは吉田委員のほうから。 ◆吉田豊明   中小企業者への事業継続支援金の給付事業なんですけれども、まず令和3年度に行った区独自の事業継続支援金給付事業は要件が、特定の、令和3年4月から9月のうち、一月を取り上げて、1年前または2年前と比べて20%以上50%未満減少した事業者に対して、上限を設けて支援金を支給するというものでした。私たちが今回提案している事業は、2021年分の年間売上げ、3月15日には確定申告が終わりますけれども、事業者の2021年分の年間の売上げが前年度、2022年の年間の売上げに比べて10%から20%未満減少した事業者に対して、一律20万円の支援金を支給するというものです。それから、広報といたしましては、広報いたばし臨時特集号を発行いたしまして、新聞の折り込み、駅スタンドへの設置、区内商業施設への設置、コンビニ内での設置等を行って、周知を図っていきたいと。この事業を行うに当たっては事業委託をする必要があるということで、委託費を計上しているところであります。 ◆鈴木こうすけ   今お話しいただきました、まず省エネエアコンの購入費助成は、本区でいうと、福祉部にもかぶってくるのかなと思うんですが、実際に所管は、環境政策課だと思うんですけれども、こういった省エネエアコンの購入費の助成、当然、夏場、例えば私も少しご相談いただいた中で、エアコンをつけてしまうと電気代が高くなってしまうから、それを我慢してということで、実は、一昨年ですか、区内にお住まいのご夫婦がご自宅でお亡くなりになるというふうな痛ましい事故があったりもしたんですけれども、そういったものに鑑みると、区側として、今、共産党が出している補正予算、この金額、750万円なんですけど、これに対しては、区側としてはどのように考えていらっしゃるか、分かる範囲で構いませんので、お答えいただければと思います。 ◎環境政策課長   省エネ家電の購入の助成に対する区の考え方ですけれども、2つございます。まず1点目ですけれども、省エネ家電につきましては既に東京都が実施しているということで、東京都において、家庭のゼロエミッション行動推進事業を実施し、商品券、LED割引券に交換可能な東京ゼロエミポイントの付与により、省エネ性能の高いエアコン、冷蔵庫、給湯器へ買い換えた都民に対して助成を行ってるところでございます、助成を行っているというのが1点。  それから、足立区の状況ということで、さっき話がありましたけども、問合せをしたところ、今年度2月28日現在で484件の申請があったということで、当初は200件程度予定してたところ、かなりの方が利用されてるということは分かりました。東京ゼロエミポイント、先ほど紹介した都の助成金との併用も可能だということで、いいことばかりに見えるんですけども、実際に設置するエアコン、7万円の補助が出るんですが、省エネ率の低い安価なものが多くなってしまうと。7万円の補助が出るので、7万円ぎりぎり、ちょっと超えるぐらいのものを皆さん入れるということですので、そうすると東京ゼロエミポイントっていうのは四つ星以上の、要するに省エネ性能の高いエアコンに対して補助を行うものなんですが、それとの併用は難しいだろうということもあります。その上、我々がやっている省エネ家電の補助っていうのは、今までやっていないんですけれども、省エネ機器に対する今までやっていた補助の事業っていうのは、脱炭素を目指すものでございました。そういった意味では、価格が安いエアコンを選ぶことによって省エネ性能が高くないということで、脱炭素社会を目指す事業として適切なものかというのは十分検討しなくちゃいけないと思います。  一方、気候変動に対する適応策の1つとしては、確かによいものではないかとは思いますけれども、我々が今進めているのは脱炭素社会の実現を目指すものですので、そういった意味では省エネ性能が高いものに対する補助のほうが望ましいのかなというふうに考えています。そういった意味では、足立区の事業を決して否定するわけではないですけれども、資源環境部が進める方向とは若干違ってるのかと、そういうふうに認識してるところでございます。 ◆鈴木こうすけ   今、課長のお話の中で、安価なエアコンという言い方が正しいのかどうかっていうところもあるんですけれども、また共産党にお聞きしたいんですけれども、助成費用の上限7万円というふうな金額を上限でつけてますけれども、例えばですよ、エアコン代と取付け費っていうのもかかりますよね、基本的には。例えば賃貸のアパートでも、そういった方がお住まいのところ、例えば外に室外機を置いたりとか、躯体に穴を開けたりとか、そういった職人が入らなきゃいけない経費というのも本体プラス取付け費というところで入っているのか、この上限7万円についての詳細が分かれば、お示しいただければというふうに思います。 ◆荒川なお   今いただきましたご質問のところでは、7万円は取付けというところも、その他、環境によって少しいろいろ出てくるかもしれませんけれども、そういったものも含めてということになります。 ◆鈴木こうすけ   それでは、もう一点だけ、環境政策課長にお伺いしますけれども、既存照明のLED化の助成事業、共産党の修正動議ですと、2,923万円というふうな形で修正動議が出てますけれども、これについて少し、区側でどういうふうなお考えがあるのかというところがあれば、お示しいただければというふうに思います。 ◎環境政策課長   こちらについても、区のほうとしては2つの視点がございます。まず1点目でございますけれども、照明器具の価格が下がって、交換も容易になってきたということでございます。LEDの照明灯器具が安価で購入できるようになりまして、家庭用のシーリングや電球型のものでは、交換が容易で工事を必要としないものも多くなってございます。そういった意味では、照明器具自体がどんどん増えてきて、値段が落ちてきてるっていうことの視点が1点。  それから、もう一つは、区が物に対する助成から、区民の意識改革、行動変容を引き出すような助成にスイッチしてきたことがあります。区では、確かに平成11年度から22年間、新エネ・省エネ機器の導入に対して助成を行いまして、CO2の排出削減に一定の成果を上げてまいりました。合わせて、22年間で5,131トンの二酸化炭素の削減を成し遂げたということで、新エネ・省エネ機器の助成事業というのはかなり成功して、効果はあったものだと考えているところでございます。  一方、省エネ性能が高い機器や新エネ機器は機器自体の価格が高くて、導入できる人が限られていたということも、また事実であります。今後は、意識改革、行動変容によって、誰もが取り組める、区民の誰もが、事業者の誰もが取り組めるようなCO2の削減に取り組んでいきたいというふうに考えたところでスイッチしてございます。区の財源にも限りがありまして、メニューは少しずつ改良してきたものの、同一の補助事業を22年間も続けさせていただきましたが、より多くの区民をターゲットにした意識改革、行動変容を促す事業に今年度からスイッチしたばかりでございます。役割分担としましては、物に対する助成は多くの予算を抱える国や都の事業を活用してもらいまして、区民にとって最も身近な区としては、区民の意識と行動を変える事業を展開していきたいというふうに考えてるところでございます。 ◆鈴木こうすけ 
     すみません、先ほど、1点聞き忘れたので申し訳ないんですけれども、省エネエアコン購入助成で、足立区の、これは別紙で頂いてる流れがあるんですけど、また課長に少しお伺いさせていただきたいんですが、もう一点だけご質問させてください。まず、②の区職員による自宅訪問ってあるんですね。足立区は、区の職員が自宅を訪問して、エアコンがないことや故障等を確認し、申請書類をお渡ししますっていうんですけれども、うちの区でいうと、これ、所管が多分、福祉部、例えば福祉事務所の職員が回っていただくというふうな形だと思うんですけど、所管が違ったら恐縮なんですが、今、現時点でこういったエアコンを自宅に訪問できるような、そういった職員というのはいらっしゃるのかどうか、答えられる範囲でお答えいただければというふうに思います。 ◎環境政策課長   確かに、福祉事務所の職員が家庭への訪問を行ってるような実態もございますので、不可能ではないと思いますが、今、1人当たり抱えてるケースさんの人数がかなり多い中で、負担になることは間違いないというふうに考えてございます。 ◆鈴木こうすけ   それでは、少し私の持ち時間もなくなってまいりましたので、もう一つ、共産党で出してる修正動議ですけれども、区内の中小企業者に対する事業継続支援金給付事業ということで、私もこの前の補正総括でご質問させていただきました。これは、やはり国の事業、東京都の事業、そういったところがもらえない、そういった方々、約3,890件という形で申請もいただいて、区としては2,922件というふうな交付の決定がありました。  また共産党にお尋ねするんですけれども、先ほど来、その他の経費ということで、広報の折り込みですとか委託費とか、こういったお話がありましたけれども、まず目標が2,000件、それとPRの仕方、産業経済部が、かなり私もお話を聞きましたけれども、周知活動ですとか、本当に職員が徹底してPR活動を行った、私は3,890件の成果だと。当然、交付の決定は2,929件ですけれども、そういった成果がある中の期間としては、かなり前段階からの準備が必要だったと思うんですが、この件について、目標の2,000件と、あと例えば期間とかPRの仕方、委託は、じゃ実際にどこに行うのか、周知方法等が分かればお示しいただきたいなというふうに思います。 ◆吉田豊明   基本的な話なんですけれども、私たちには執行権自体が与えられていません。ですので、例えば事業者への委託に関しても、当然、公募をして決定をしていくという作業が必要なんですけれども、これは私たちが行うわけではなくて、産業経済部のほうで行わなければならないということになります。それから、周知の仕方ですが、これは鈴木委員もご承知のように、令和3年の板橋区独自で行った事業継続支援金事業の周知の方法をそのまま取り入れたものであります。 ◆鈴木こうすけ   では、今、産業経済部のお話がありましたので、産業経済部にお尋ねしますけれども、昨年、本当に皆さんに大好評で終わった事業継続支援金の給付事業ですけれども、共産党から出されている修正動議、事業の内容、それと積算の内訳等々ございますけれども、こういった事業の展開は令和4年度に可能なのかどうか。可能なのかどうかっていう聞き方が正しいのかどうか分かんないんですけれども、こういったものが今の産業経済部産業振興課の所管の中で、こういった第2弾的なものができるのかどうかお答えいただければというふうに思います。 ◎産業振興課長   事業継続支援金の令和4年度の実施でございます。対象が10%から20%で件数をお出しされています。件数の積算については承知していないところでございますけれども、事業実施に当たりまして、この予算の中には、いわゆる業者への委託がございます。委託を行う際には、現在、国や様々なところで給付事業が行われてる関係から、かなり業者自体が逼迫しているところがありまして、実際に公募等をかけた際に、この公募にお申し込みいただける業者があるかどうかという問題が、まず1点あろうかと思います。また、産業振興課の人員的な面というところも、新しい事業継続支援金というところでは人員措置をしているわけではございませんので、新たな人員が必要になってくるところもあろうかと思います。また、基本的なところでいきますと、産業といたしましては、先ほどご説明もさせていただきましたが、特別融資がございます。また、キャッシュレス決済、いわゆる地域通貨を来年度、進めていくというところもございますし、また企業にとっては、SDGs、ESGの推進やDX、そういったところの補助を進めていきまして、金銭的な給付のみならず、事業者様にはさらに成長をいただくというところも必要だというところがございます。そういったものを併せて、コロナ対策、進めていく必要があろうかというところで、来年度の予算に計上させていただいていますので、直ちに10%、20%というところの影響下の方々に現金給付というところは、現在のところは考えてはいないところではございます。 ◆吉田豊明   よろしくお願いいたします。予算の概要7ページの歳出全体のお話、質問させていただきたいというふうに思います。産業経済費が27億100万円ということで、令和3年度に比べて7億1,600万円増ということで、構成比も0.9%から1.2%に増えています。産業経済費の比率を高める必要があるということは、かねてより私たちの会派が求めてきたことなんですけれども、今回、1.2%に引き上げられたということについて、今後もこのペース、構成比で進んでいくのかどうか、その辺について答弁をお願いします。 ◎産業振興課長   産業経済費の全体の予算の関係でございます。一般会計総額に対しまして1.2%というような状況になりました。ようやく1%を超えてというようなところでございます。増額になった要因は、冒頭でご説明させていただいたところではございますけれども、様々な要因があるところでございます。コロナ禍を乗り切るというところでは、一定程度、しっかりと予算を確保して、事業者支援を進めていく必要があろうかと思いますし、コロナが落ち着いたその先でも、事業者が疲弊していて、成長がなかなかままならないというようなこともあろうかと思います。そういった中では、その時勢に応じた事業を検討して、しっかりと予算を計上してまいりたいというふうに考えてございまして、その状況に応じて、比率のほうは変異するものと考えてございます。 ◆吉田豊明   まさに事業の積上げですので、その結果として、正確にいうと1.18%の構成比まで上がったということです。ただ、1%を超えたということは、私は非常に大きなことだというふうに思います。それで、例えば産業集積を抱えています大田区によりますと、産業経済費は、令和4年は1.9%、同じく墨田区では2.2%ということで、板橋区よりも、やはり手厚い経済政策が打てているんだろうなというふうに思います。そういう点で、当然のことだけれども、コロナで疲弊している、またはなかなか事業継承が進まないとか、今の産業構造を前向きに変えるために産業振興課の役割は非常に大きいと思いますが、今後ともこうした1%を超えるレベルで構成比を保っていくということは求めていきたいと思うんですけれども、その辺はどうでしょうか。 ◎産業振興課長   大田区であったり、墨田区というようなところの構成比のご説明がございました。例えば、大田区であれば、様々な産業施設を板橋区よりも抱えていまして、そういった中で一定程度、事業の中身にもよるのかなというようなところがございます。板橋区としましては、産業経済費1%前後で、これまで推移してきたところではございます。構成比に限らず、行っていく事業の中身を検討させていただいて、それに応じた予算を計上して、しっかりと事業者支援に取り組んでいきたいというふうに考えてございます。 ◆吉田豊明   お願いいたします。それで、今回の令和4年度予算の中で、産業振興費の中で大きな伸びを示してるのが経営支援経費の、ページでいいますと予算書の255ページなんですけれども、産業融資利子補給、それから信用保証料の補助ということであります。令和3年度から令和4年度に向けて拡充した、拡充というのかな、対象件数としてどれだけ増やし、予算上は増えたのか、答弁をお願いいたします。 ◎産業振興課長   経営安定化特別融資の関係のご質問でございます。今年度からスタートさせていただいて、当初12月末で終了予定のところを3月末まで、コロナ禍の影響も勘案して継続させていただきまして、令和4年度も引き続き取組をさせていただくところでございます。令和4年度の経営安定化特別融資の件数の予定につきましては、一応、2,000件を見込んで、実施をしてまいります。 ◆吉田豊明   令和3年度予算では1,000件の対象の予算立てだというふうにお聞きしました。これが2,000件になったと、途中で補正予算で大きく膨らんだところもありますけれども、2,000件に倍化したと、予算ベースで、これは現状の板橋区内の区内経済の状況、中小企業の状況、小規模事業者の状況がどういうふうになっている、融資が必要だという判断だと思うんですけれども、区内事業者の状況について、区の判断の答弁をお願いします。 ◎産業振興課長   現在、経営安定化特別融資、融資の受付の件数は2,241件、1月末でございます。そういったところでは、やはり多くの事業者様が経営安定化特別融資、48か月の10割の利子補給と信用保証料全額補助を求めていらっしゃるのかなというようなところではございます。融資を求められている事業者様の内訳でいきますと、一番多いのが建設業でして、その次に製造業が続いています。そういった事業者様がこの融資をご利用されていまして、融資の申込みの理由としては、一番多いのは緊急時への備えというようなところで、それが大体5割程度でございます。また、将来、資金不足が見込まれるところで、そちらが33%ということで、その2点を含めて8割でございまして、そういった意味では、直ちにこの融資の活用が見込まれるというよりか、一定程度、先を見据えたところで、事業者様は融資を選択されてるのかなというようなところでございます。 ◆吉田豊明   上限の貸出金額が1,000万円だということもあって、一定程度、将来を見据えた資金はある程度確保しとこうっていうようなことだと思うんです。しかし、一方で区内事業者の正確な状況をつかむ必要があると思うんですけれども、区としては、区内事業者の状況をどのようにつかんでいらっしゃいますか。 ◎産業振興課長   区内ですと、一定程度、景況調査でございましたり、あとは産業振興公社のコーディネーターが、日々、地域を巡回しております。そういった中での生の声でございましたり、あとは区の関係する産業の関連団体様からお話を受けたり、先ほどの融資の際のアンケートであったり、状況を把握に努めているところでございます。また、来年度につきましては主要産業の調査を進めてまいるというようなところで、さらにデータのほうを収集してまいりたいというふうに考えてございます。 ◆吉田豊明   区の資料で、なかなか区内事業者の実態がどうなのかっていうのは、正確な資料がなかなかないんですよ。倒産件数がどれだけかっていうことを聞くと、6年前の経済センサスからの比較という形になって、タイムリーなものがなかなか出ないというふうに思います。そういう中で、区内主要産業の現況調査が今年度始まるということでよろしいですか。 ◎産業振興課長   令和4年度実施するものでございます。 ◆吉田豊明   令和4年度行うということで、従前行われてきた区内の製造業者の実態調査は3年ごとに行われていたんですけれども、区内主要産業現況調査はどのようなペースで行うのか教えてください。 ◎産業振興課長   今回、コロナ禍というところもありまして、一定程度、影響を把握する必要があろうということで実施するものでございます。また、先ほどお話がございました製造業調査ではこれまでも進めてきたところでございますので、統計的なところは定期的に把握していく必要があろうかと思います。まだ期間ははっきりと決まってはございませんけれども、ある程度間隔を空けずに進めていく必要があろうかとは考えてございます。 ◆吉田豊明   継続性という点では、継続的に調査を行うことが重要だと思います。それで、今回は主要産業の現況調査ということで、対象をどのように絞っているのか。それからどのようなことをアンケートで設問を設定するのか。その辺、もし分かるようだったら教えていただきたいんですけれども。 ◎産業振興課長   対象とする業種は、区内の卸・小売業、宿泊・飲食サービス業、製造業、生活関連サービス業・娯楽業、建設業の5種でございます。質問の項目でございますけども、コロナの関係もお伺いするなど、その他というようなところで、設問についてはこれからしっかりと固めてまいりたいというふうに考えてございます。 ◆吉田豊明   続きまして、キャッシュレス決済推進事業ということで、来年度から(仮称)いたばしPayが導入されるということになりました。まず、プレミアム分の1億8,000万円は分かります。それで、あと導入経費の8,000万円なんですけれども、具体的に制度設計、それからシステム構築ということかと思うんですけれども、これは初期にかかる、これを始めるに当たってかかる費用だというふうに認識していいんですか、それとも今後も毎年かかっていく費用が発生するということなのか、答弁をお願いいたします。 ◎産業振興課長   地域通貨の事業経費でございます。事業経費の導入部分の8,000万円の部分でございます。こちらにつきましては、まず事務局の運営経費といたしまして、コールセンターの設置でありましたり、広報、周知等というようなところで、約5,000万円を予定してございます。また、システム構築の運用というところでは大体3,000万円というところで、大きく8,000万円というところで見積もってるところでございまして、これは毎年かかっていくというものではございません。 ◆吉田豊明   そうすると、今後、例えば換金に当たっての手数料、事業者に発生するかと思うんですが、その辺は振興組合で負担をするということでよろしいんですか。 ◎産業振興課長   換金の手数料は、一定程度発生するというようなところがございます。地域通貨の事業を長く運営していくというところでは、歳入等の部分を見込みながら運営をしていく必要があろうというところではございます。そのあたりは振興組合としっかり打合せをしながら、例えば振興組合に加入している方と加入されてない方が、一定程度、費用の負担を分けるとか、いろいろ考え方はあろうかとございます。そういったところをしっかりと検討はしてまいりたいと考えてございます。 ◆吉田豊明   令和2年度も令和3年度も、板橋区はPayPayを活用した販売促進の事業を行いました。それで、一定程度、区内事業者でもPayPayを使う事業者が増えたんですけれども、近年、手数料が発生するようになったということで退会をされる、PayPayを使わなくなる事業者が増えているというふうに聞いています。そういうことを考えた場合に、事業者に負担がかからない形で(仮称)いたばしPayを今後も続けていく必要があるんじゃないかと思いますが、実態のシステム自体は振興組合が責任を持っていると思うので、その辺、事業者が手数料等の経費がかからないように区の支援が必要なんじゃないかと思いますが、その辺はどうでしょうか。 ◎産業振興課長   一定程度、国による支援が必要かと思っております。ただ、この事業、末永くというところでは、いつまでも区で事業経費を負担するというわけにはまいりませんので、そのあたりうまく、事業が軌道に乗って、独立して進められるような形を取れるように支援をしてまいりたいというふうに考えてございます。 ◆吉田豊明   正確にお聞きしたいんですけれども、例えば順調にこの事業が進む間は、手数料等の経費は区が持ちますよというふうに判断していいんですか、そういう答弁として理解してよろしいのかどうかお聞きしたいんですけど。 ◎産業振興課長   手数料につきましては、当初の段階では区のほうで一定、負担をしていく必要があろうかと思います。それを、要は未来永劫というわけにはいかないので、この事業自体がしっかりと収益を得て運営できるような形に構築していくことが必要かというふうに考えてございます。 ◆吉田豊明   もうちょっと正確にお聞きしたいんですけれども、収益が上がるまでは、区が手数料等は支援をしますよっていうふうに理解してよろしいですか。 ◎産業振興課長   収益が上がって、しっかりと回るような形になるように、まずは支援をして、手数料の支援というところは、一定程度、必要なところは進めてまいりたいというところでございます。 ◆高山しんご   よろしくお願いいたします。まずは、昨今、ウクライナ情勢、なかなか緊迫するところではございますが、その裏でという言い方はちょっと不適切かもしれませんが、冒頭、区民文化部長のご挨拶にもありましたとおり、北京パラリンピックが開催されているところでございます。これは本当にパラアスリートの祭典というべきものでありまして、今までの成果をしっかりと発揮する場で、大変重要な場だと思っております。そういったタイミングもありまして、まずはスポーツ振興から伺わせていただきます。部長の冒頭のご挨拶にもありましたとおり、クロスカントリースキーの森宏明選手が、ちょうど今11時から予選が始まっているということで、森宏明選手の出走時間が11時14分ということで、もうすぐということになっております。今みんなで見たいというのもありますけれども、後で言おうと思っていたんですけれども、ぜひこれはパブリックビューイングとかやっていただきたかったっていうところがあります。そこのお話は後でさせていただくんですけれども、まずは予算の話ですので、予算の概要の34ページから、今申してきましたとおり、スポーツ振興、特に東京パラリンピック、そして北京パラリンピックが同じ年度で行われるということはなかなかない、もう二度とないんじゃないかっていうところなので伺わせていただくんですが、議会でも度々取り上げられておりますとおり、ここにありますスポーツ大使のことについて伺います。とりわけスポーツ大使、毎年、任命されているところだと思っておりますが、パラスポーツ大使について、今の状況を伺わせていただきます。 ◎スポーツ振興課長   スポーツ大使は、これまで第5期までの大使がおりまして、今まで、パラスポーツの大使は今のところ任命されていなかった状況です。現在、東京2020大会、昨年夏に行われたパラリンピック、そして、今、北京で行われているパラリンピックに出場されている選手で区にゆかりのある選手に大使になっていただくよう調整してるところでございます。できるだけ早いうちに調整の結果を、またご報告させていただきたいとは思うんですけれども、複数名のパラリンピアンの方に大使になっていただけるよう、今、動いているところでございます。 ◆高山しんご   進めているというところで、できるだけ早く出てくるように願っております。スポーツプロモーションの予算で1,252万円とありますが、パラスポーツについて、スポーツ大使の部分ですとか、あとは④のウにありますとおり、パラスポーツ・障がい者スポーツ体験会ですとか、そういったところがあります。板橋区として、パラアスリート支援ですとかパラスポーツ振興、そういったところに、今回、幾ら予算が割かれているのかっていうところを伺います。 ◎スポーツ振興課長   今回の予算に関してなんですけれども、事業としてという形であれば、今おっしゃられたパラスポーツ・障がい者スポーツの体験会が大体90万円ぐらいと、あとスポーツ大使等は任命される方の数とかによって金額が変わってきてしまうので、今ここで具体的に、はっきり申し上げられないんですけれども、そういったところ、あと今回、加賀スポーツセンターとかが大規模改修されたかと思うんですけれども、車椅子のままプールに入水できるためにスロープにしたりとか、そういったところ、パラのっていう形でとか障がい者のという形だけで小分けにできない部分があるんです。金額的なものははっきり申し上げられないんですけれども、そういったところで、障がい者スポーツ、パラスポーツについても皆さんに支援していけるように、やっていけるようにということを進めておるところでございます。 ◆高山しんご   施設のバリアフリーとか、そういったところを含めてくると本当に多額な部分になると思うんですけど、やはり広報的な部分ですとかそういったところ、重要になってくると思っております。やはりまだまだ、今年度、機運が醸成してきたっていう部分もありますが、今伺った中で、やはり体験会の90万円というのが、それだけと言うのは差し支えるところがあるかもしれないですけれども、ちょっと少ないなと、パラリンピアンの支援ですとかそういったところ、少ないなと思うんですね。ここは順次、なかなか予算が厳しいところもあると思いますが、増やしていっていただければ、もっともっと機運の醸成につながっていくのかと思っております。先ほどのパラリンピックのパブリックビューイングですとか、そういったことについて伺わせていただきたいんですけれども、東京パラリンピックでは、なかなかコロナ禍の状況でそういった事業ができなかったっていうところもあります。来年度も含めて、今後のそういったパラリンピックですとか障がい者スポーツについて、区民の機運を醸成するような事業っていうのは行われるのか、あとは今回、直接的なお話になりますけど、北京パラリンピックの、今、選手が出場しているという状況で、パブリックビューイングとかを企画した経緯などがありましたらお聞かせください。 ◎スポーツ振興課長   パラリンピック東京2020大会や今回の北京大会等、皆様の認知度とか機運が高まってきてるっていうところはあるかと思います。昨年の夏にパブリックビューイングをやる予定だったんですけれども、そちらに関しては、委員がおっしゃられるとおり、コロナの関係で中止という形にさせていただいております。現状もまだ、まん防期間中でもありますし、そういったところにも鑑みまして、今年度内は、パラリンピック・オリンピックを含めて、パブリックビューイングみたいなことをやるってことは控えようという形になっております。パラリンピアン、せっかく今回の東京2020大会で機運が高まってきていますので、やはりいろいろと周知はしていく必要があるかと思っております。今年の広報いたばしの正月号とかでは、区にゆかりのある岩渕選手、パラ卓球の選手なんですけれども、にもコメントとかいただきまして、そういったところで皆さんにさらに知っていただければなというところもありますし、先ほど申し上げた調整中であるんですけれども、パラリンピアンのスポーツ大使の方とか、そういったところが任命できるような形になれば、そういった方々とも協力して、来年度、またパラスポーツ、障がい者スポーツの周知と、皆さんに知っていただいて、いろいろ体験していただきたいと思っております。 ◆高山しんご   委員会等でも言わせていただいているんですが、やはり今ちょうどパラリンピックが行われている、なかなかニュースとかでウクライナ情勢ばかり、またコロナのことも重要ですので、やっていて、なかなかパラリンピックのニュースとかが陰にいってしまっているんですが、こういった時機を捉えて、やはり区としても発信していく、今日、出場しますよとか、そういった広報活動って、地道な部分が大変重要だと思っておりますので、引き続きやっていっていただければと思っております。  次に、産業振興について伺わせていただきます。予算の概要でいいますと38ページの経営相談等から伺いたいと思います。今回の予算としましては、中小企業総合相談窓口運営というのは毎年やられているところだと思いますが、それも含めて経営相談等として1,783万円ということになっております。コロナ禍も長引いてきて、様々な相談が寄せられていると思います。板橋区に相談に来られる方っていうのは、コロナ禍の当初から時間がたって、変わってきているのかなっていう、私のところに来る相談も変遷してきているっていうところもあるんですが、それも踏まえて、コロナ禍での相談状況、例えば令和3年度の相談実績ですとか、どういう業種が増えたとか、内容がどう変わったとか、そういうところがありましたらお聞かせください。 ◎産業振興課長   経営相談の実績でございます。令和3年度2月末時点ということでございますと、大体1,300件程度のご相談がございます。あと、融資関係の相談等も含めますと、全体で大体4,500件程度というような状況ではございまして、多くの相談が寄せられているというようなところではございます。相談の中身なんですけれども、一番多いのが融資相談、次に開業関係の相談というふうに続いてございまして、傾向というのは、令和2年度、令和元年度と大きく変わるところはありません。 ◆高山しんご   そうですね、大きく変わるところはないということでしたので、引き続きコロナで、事業者、なかなか苦しんでいるところ、相談に来られる場所があるっていうことで大変評価しているところでございます。個別の、例えば区民相談ですとか、そういったところで声が多いのが、まず相談に行って、何を相談したいか分からないっていうところで、まず相談に行かないっていうことがあります。様々、広報等を通して、経営相談がありますよっていうことをお伝えいただいていると思うんですが、相談に来てもらうための施策として、広報活動、現状と令和4年度、特に何かありましたらお聞かせいただけますでしょうか。 ◎産業振興課長   相談の周知といたしましては、主なところでいきますと、区のホームページでございます。また、産業振興公社で、コーディネーターが地域を巡回してございます。そういった中でお困り事があれば、区の経営相談につないでいただいたり、また場合によっては企業活性化センターの相談にもつなげていただくというところで連携して、区内事業者様のご相談の充実というところは図ってるところでございます。また、これも公社になりますけれども、いわゆるSNSを活用した周知等というところでは努めてまいりたいというふうに考えてございます。 ◆高山しんご   結構個店の事業者とかでお年を召してる方とか、なかなか、今、じり貧の企業活動になってきて、新しいことを始めたいっていう意欲もなかなか湧かないっていうのが結構、肌感覚で、ご相談いただいているところだったりするんですね。そういったところ、まずはどういった経営状況で、どういったことをやっていけばいいのかっていうのを少し相談するだけでも違ってくると思いますので、ぜひ引き続き、そこら辺、積極的にやっていただければと思っております。  次に、相談に来られた方に対するフォローアップといいますか、そういったところについて伺わせていただきます。中小企業診断士等が対応されていると思うんですが、1つ、事業者のお話として、何をすれば、経営相談をしたいんだけど、どうしていけばいいのか分からないっていうことで経営相談に行かれた方がいらっしゃいまして、ただ、それで、それを聞きたかったのに、逆に何が聞きたいですかっていう姿勢でこられてしまって、結局何も解決しなかったっていうことがあったそうなんですね。そこに関して、なかなか中小企業診断士との対話の中で、1回の相談で解決するものじゃないとは思うんですが、そういった方に対してどういった対応をするかっていうところに関して、ご相談の期待に応えられるような部分っていうのは、常に何か、例えばアンケートを取るとか、その後追いみたいなところ、どういったところを努力されているのか伺わせていただきます。 ◎産業振興課長   今のお話ですと、ご相談いただいたんですけれども、目的が達成できなかったというようなところかと思います。その点については、おわびをするところでございます。こちらの経営相談では、ある程度、目的を持った方々がいらっしゃってご相談いただくというようなところがメインとはなってございまして、そういった中では、例えば、いわゆるよろず相談的なところですと企業活性化センターで、さらに伴走型といいますか、というようなところでの相談もお受けしてるところでございます。そういったところに、例えば今のご相談の方であればおつなぎすべきだったかなというところではございます。様々な相談の仕組みがありますので、それをうまく有機的に連携して、事業者の方が満足いただくような相談体制については今後も努めてまいりたいと思います。 ◆高山しんご   今挙げた区民の方っていうのは、そういったことがあって、その後、区からメールが来て、新しい相談会のお知らせとか、そのあたり、ちゃんとフォローアップされていてすばらしいとは思うんですけれども、そういったことが来ても、また同じような対応になってしまって、行く気がないよっていうことを言われてしまったんですね。そのあたりで、やはり直接関わる中小企業診断士とは別に、産業振興課の役割っていうのは結構重要なのかなと思うんですけど、そのあたりについて何かあれば、中小企業診断士とは別の視点で、どういうことをされているのかっていうところを伺えればと思います。 ◎産業振興課長   経営相談の窓口でございますが、やはりこちら、直接は中小企業診断士に担っていただいているところではございます。また、例えば区のほうに直接、いわゆるCRMとかでご意見等いただければ、それについては区でしっかりと検討してご回答するということになろうかと思います。また、診断士のご相談の中身につきましても、その場ですぐというわけではないんですけれども、区でもしっかりと確認をさせていただいてるところでございますので、そういった内容をまた注意深く確認をいたしまして、よりよい相談につなげていきたいというふうに考えてございます。 ◆高山しんご   まだまだコロナ禍が続いていくと思っておりますので、しっかりとやっていただいて、ぜひとも産業振興を盛り上げていければと思っております。時間がまだありますか。 ○主査   1分弱じゃないですかね。 ◆高山しんご   (仮称)いたばしPayのことについて入らせていただきます。予算の概要の37ページ、今し方、(仮称)いたばしPayのお話も少しありましたが、改めてここの、行く行くは区の関わりをなるべく薄くしていくというふうに、先ほどの答弁で私は捉えたんですが、今回、導入されて、毎年のランニングコストっていう部分で、区は毎年幾ら出していくのかっていうところを端的に伺います。
    ○主査   20分経過しましたので、答弁は後ほど。続きまして、杉田委員。 ◆杉田ひろし   よろしくお願いいたします。まず、予算の概要の35ページ、16番の美術館管理運営につきまして伺いたいと思います。こちらにつきましては、令和4年度の施政方針におきまして、区長からも、美術館所蔵の経年劣化が進んでる11作品の修復を3年間かけて行うとともに、改修後初めての重要文化財の展示となる関東初の椿椿山展を開催し、継承と威信を極めた美術館の価値をさらに高めていくと言及がございました。まず、修復経費につきまして、どういった作品でどのような、修復ということですので、しっかりと修復していかないと、どこかの国でかなり修復で問題になったこともありますので、どのような形で修復を進めていくのか、入札の形式も含めて、その辺について伺わせていただけますでしょうか。 ◎文化・国際交流課長   ご質問いただきました美術作品の修復に関しましてですが、今、美術館では作品が大体、近現代が474点、古美術というものが636点あって、合計で1,100点を超える所蔵の作品がございます。今、最大限、注意を払いながら保管しておるんですけれども、どうしても劣化というのが生じてしまいます。破れであったり、折れであったり、そういったものが生じております。そういったものに対応するため、今の1,100点を超えるもののうち、特に劣化の激しいもの11点について、3か年、じっくり時間をかけてになりますが、修繕を行っていきます。中身についてなんですけれども、狩野派であったり、そういった古美術系のものが多いんですけれども、古美術が9点、近現代の作品が2点で、そういう内訳で進めていきます。業者については、専門的な知見であったりだとか技術が必要となっておりますので、そういった専門業者を選定するような形になっていく予定でございます。美術作品、せっかくいいものを持っていてもお客様に見せることができないと、なかなか意味がないものになってしまいますので、そういった意味でも、美術館のブランドを上げてくという意味でも、こういった修繕に関してもしっかり取り組んでいきたいと考えております。 ◆杉田ひろし   今、聞きそびれちゃったんですが、修復経費は幾らぐらいかかるもんでしょうか。 ◎文化・国際交流課長   こちらの修復に係る経費でございますけれども、少々お待ちください。合計で1,226万8,586円となっております。内訳ですけれども、まず令和4年度に関しましては349万円、令和5年度に関しましては275万円、最終年度については602万円っていう形になっております。 ◆杉田ひろし   3年間で1,200万円余りかけますので、これまた修復後はしっかりと活用を、区民の皆様方にいい作品を見せていただきたいと思います。それと、先ほどの施政方針の中で紹介させてもらいましたけども、重要文化財の展示となる関東初の椿椿山展のことについて伺いたいと思います。ちょうど、昨日、地元でちょっとした会合がありまして、私も赤塚でありますので、今度、美術館で椿椿山展というものが開催されますので、皆様、ぜひお越しくださいということで、事前にホームページで調べてみました、紹介するに当たりまして。そうしますと、令和5年3月18日から4月16日までということでホームページに掲載がありまして、これをもって地元で紹介したわけなんですけども、もちろんこういった周知するのはすごく重要なんですけども、まだ議会も議決が終わってない段階なので、多分、予算案が出た段階でホームページでも紹介したのかなというふうに推測してるんですけども、この辺の関係っていうのはどんなもんなんでしょうか。 ◎文化・国際交流課長   委員のおっしゃられたとおり、椿椿山展については来年度の終わり頃、3月18日から4月16日にかけて、翌年度にかけて、年度をまたがった形で開催する予定でございます。企画展に関する支出なんですけれども、年度をまたぐ、最初の、まず設置に係る費用と、設置後に関しては、常に債務が、経費がかかるようなものとはなっておりません。最初に設置してしまえば、館の中に保管しておく、静かに保管する形になりますので、継続して債務がかかるようなものではないので、債務負担という形では取っておりません。一方で、撤去のタイミングで運び出すときには撤去費用という形がかかりますので、翌年度に撤去分の費用を要求して計上するという形の運用を取らせてもらっております。2か年にわたって、予算的にはそのような形になります。 ○主査   予算の議決前の周知、広報についてはどういうことかなというご質問。 ◎文化・国際交流課長   あくまで、企画展示期間は予定になりますので、議決を見込んだ予定期間になります。 ◆杉田ひろし   分かりました。いずれにせよ、先ほどのとおり関東初っていうことでありまして、よく周知をしていくのは重要だと思いますので、皆様に周知方よろしくお願いいたします。それで、昨日、地域の方から、ちなみに椿椿山っていうのはどういった方っていうことで、はっきり言いますと、よく分からないと言われました。それで、先ほどのとおりホームページを見ると、19世紀の、江戸画壇っていうんですかね、の中で重要な人物ってことで江戸時代にすごく活躍した方なんですよということで、私も紹介したところなんですけれども、かなり著名な方であるかと思われるんですけれども、私がよく知らないだけかもしれませんけれども、どういった方をターゲットとしてこのイベントを企画したのか、その辺についても伺えますでしょうか。 ◎文化・国際交流課長   椿椿山展に関してのご質問でございます。こちらの展覧会、関東初、もちろん23区初の開催となります。実は、板橋区立美術館で椿椿山の作品を3点所蔵しておるんですけれども、当館が1979年に開館したんですけれども、まず初めに所蔵作品となった、まず最初の江戸絵画作品というのがこちらの椿椿山というものでございます。そういった部分も、今回こういったイベントを開こうという、開催しようと決断した1つの要因ではあるんですけれども、あとリニューアルした美術館、様々な展示環境を整えるために改修を行ったんですけれども、このリニューアルによって、重要文化財レベルの作品が展示できるようになりました。今回の椿椿山の作品に関しても、重要文化財レベルのものが多数ございますので、そういったものを期間中に紹介して、板橋区立美術館の江戸美術のコレクションっていうアイデンティティーもありますけれども、あとは重要文化財、地域の美術館であってもこういった重要文化財も設置できるという形をPRできたらと。お客様の対象なんですけれども、もちろん今までの古美術の方のファンというのはもちろんなんですが、ある程度重文クラスとなると区外の方も呼び込めるようなイベントとなると思います。また、今まで足を運ばれていなかった地域の方々にも、そういった重要文化財が板橋区立美術館で展示されるというのが大きな動きとなると思いますので、そういった地域の方にも足を運んでいただく。ですので少し幅は広めに、多くの方に、これまでのファンも、新しい人に対しても知っていただきたいなと思っております。 ◆杉田ひろし   板橋区立美術館、23区でも本当に貴重な美術館でありますので、区外の方にもぜひ来ていただきたいなというふうに思っております、今、ブランド力の向上という点もありますので。それで、また美術館のホームページ見てましたら、懐かしいなというものが、展覧会の紹介が載ってました。ディック・ブルーナ展、ホームページで見ますと、2004年の2月21日から3月28日開催をということで、これ、ホームページを紹介させてもらいますと、ミッフィーの絵本で日本でもすっかりおなじみのディック・ブルーナ、彼の絵本は既に100冊を超え、これまでに40数か国語に翻訳され、世界中で親しまれています。絵本作家としてあまりに有名なブルーナですが、実はオランダを代表するグラフィックアーティストでもありますということで、このディック・ブルーナ展、ここでミッフィーの出張郵便局っていうのがありまして、私、当時、郵便局の職員でしたので、この出張郵便局に出向いて、一生懸命、切手販売したんですけれども、すごく若い方々がたくさん来られて、郵便臨時出張所におきましても行列ができるぐらい、ブルーナデザインの切手、またそこでミッフィーアンドブラック・ベアの消印ということで消印も押して、そんなような形でやったんですけれども、行列ができて、すごく私ども大繁盛だったんですけれども、本当に若い人たちが美術館に、多分区外の方々もたくさん来られたのかなと思うんですけれども、ぜひそういった、今、板橋区も絵本のまちで売出しをしておりますので、そういったディック・ブルーナ展みたいなのも、若い方々も本当に大勢の方が来てくださいましたので、そういったイベントも検討してはどうかなと提案をさせていただきたいと思いますが、ご見解はいかがでしょうか。 ◎文化・国際交流課長   以前行われたディック・ブルーナ展、私も、大変多くの方が区外を含めお越しいただいたというのを記憶しております。当館でも、絵本のまち事業というのが深い関係性でございますので、特に板橋区立美術館の関係ですと、ボローニャ原画展、イタリア本国で行ってるブックフェアだとか、そことの事業の連携というのもあるので、絵本アーティストの方、作家の方っていう方のつながりというのがすごく強いものがあります。来年度に関して申しますと、三浦太郎展というのがございまして、代表的な作品、ご存じない方いらっしゃるかもしれないけど、「くっついた」っていうお子さん向け、赤ちゃん向けの、全国的にも非常に有名なものがございます。そういったアーティストを今後招いて、絵本文化の発信というのをやっていく予定です。あわせて、過去にレオ・レオーニさんの作品のレオ・レオーニ展というのを行いまして、そういった当館との関係性を受けて、何点か作品の寄贈というものを受けました。将来的な、これは希望的な部分も入ってしまうんですけど、今後もそういった絵本の寄贈、館蔵作品、収蔵作品を増やしていって、最終的には館蔵品展という形で、今までだと古美術だとか古典のものだったんですけど、絵本分野での館蔵品展だとかもできるような形で、そういった形で板橋区立美術館のブランドを出していければなとは考えております。 ◆杉田ひろし   ぜひ絵本のまちという観点からも、いろんな企画を考えていただければなと思います。先ほどのとおり、私もディック・ブルーナというのはオランダの方だったんだなっていうのをホームページ見て、改めて知ったんですけども、例えば先ほどのボローニャ展、ボローニャとイタリアとの連携もありますし、場合によってはオランダと提携しながら、また改めて絵本のまちっていうのを売り出しても、また国際交流という点でも何か面白いかなと思うんですけれども、そういったことももし考えていただければなと思うんですけども、ご見解をいただければありがたいです。 ◎文化・国際交流課長   国際交流の観点を踏まえた事業展開でございますが、これまでも美術館で行う各種セミナーであったりっていうそういう部分で、実は各国の大使館の方だとかをアドバイザーだとかで招いて、そういった各国の絵本文化、そういったものを紹介するようなものを展開してきました。そこでのつながりだとかを生かして、来年の事業、お金自体は教育委員会のお金になるんですけれども、中央図書館を会場に、板橋区立美術館のそういったネットワーク、ノウハウを合体させる形で、大使館の方を招いて、そういった海外の文化を絵本をツールに紹介していくっていう事業も、今、展開する予定で考えておりますので、委員のおっしゃられたそういった絵本を活用した国際交流というのも積極的に実施してまいりたいと考えております。 ◆杉田ひろし   ぜひ絵本のまちということで、様々なイベント、また様々な交流も深めて、ぜひ進めていっていただきたいなというふうに思います。ちなみに、予算の概要の37ページにも絵本のまち板橋プロジェクトも掲載をされております。また、これはプレス発表の資料43ページにも載っておりますけども、絵本のまちプロジェクトの推進の経費と概要についても、この委員会に限っての部分になるかと思いますけども、ご紹介いただければと思います。 ◎文化・国際交流課長   こちらに関連する当課が所管する部分になりますけれども、既存事業としてはボローニャ原画展、あとそれにプラスアルファで三浦太郎展、そういった企画展の中に、今回は絵本の作家、こういったクリエーターが多くいらっしゃるので、クリエーターの講師を招いて、次世代の絵本作家を育てていこうという観点がございますので、そういった育成講座だとかも今年度の事業として、絵本のまちプロジェクトの事業として当課で考えて、実施していく予定で考えております。金額に関しましては、すみません、およそですが、ボローニャ原画展のほうが1,100万円、三浦太郎展が900万円になっております。 ◎くらしと観光課長   絵本のまちプロジェクトということでございますので、区民まつりの中でも事業展開を予定しております。区民まつりの際、板橋第一中学校の体育館を絵本のまちエリアといたしまして、その中で様々な事業を予定しております。簡単に言いますと、アーティストのフリーマーケットのようなものであるとか、あと中の装飾を整えて、来場者の方に仮想空間なんかも楽しんでいただけるようなものも予定をして、準備を進めてるところでございます。 ◆杉田ひろし   それでは、次に予算の概要の55ページの本庁舎窓口サービスの委託で、戸籍住民課窓口等業務委託のキャッシュレス決済の導入について伺いたいと思います。もう時間がなくなっちゃうんですけれども、キャッシュレス決済、いろんな種類、クレジットカードとかQR決済とか様々ありますけども、どのような種類の採用を検討しているのか伺えますでしょうか。 ◎戸籍住民課長   こちらのキャッシュレス決済なんですけれども、実は令和4年11月から戸籍住民課の窓口業務委託の再選定があるんですね。それで、ちょうどこれから今、プロポーザルで業者を決定していく中で、決済の内容もそちらの提案の中で決まってくることになるので、現状まだ、これとこれとこれを使いますということがお話しできないような状態でございます。 ○主査   20分経過しましたので、次に移らせていただきます。よろしいですか。 ◆田中いさお   午前中最後の質問者となると思いますので、親切丁寧な答弁を求めておきたいと思います。代表質問が無事終わりまして、なかなか考える時間も少ない中だったんですけども、拙い質問になるかもしれませんが、よろしくお願いいたします。まず最初になんですけども、先ほども何回か出てる産業経済費のほうが1.2%になったということで、私も代表質問の中で評価をしまして、お話をさせてもらいましたけれども、共産党の代表質問の中では、これでは少ないみたいな、先ほど吉田委員の話では一定評価されてんだな、そういう認識はしましたけれども、区の持ち出しが少ないんじゃないかっていう話がありました。コピーも持ってきて、ざっくり言いますけれども、前年度は結局、最終補正で1.7%の産業経済費になったっていうことになってます。最終的には1.7%になった、国庫補助とかいろんな中で、結局、区の負担分は1億7,528万円と3分の1以下ですって指摘されています。これは、それでよろしいんでしょうね、原稿でそう書かれてますから。それで、区の支出は24%にとどまっているというふうに言われていますけれども、どこの、国と都の補助があったとしても、結局、今回の令和4年度の予算の計上額も過去最高って伺っていますので、そこでの構成比が上がるということは、やはりそれ相当の金額が上乗せされているんじゃないかなという認識もしています。先ほど、他区の状況で大田区とか墨田区の話もありますけれども、それぞれの国の補助金、都の補助金、それぞれ内容を見てみたいっていう気もしますけれども、まず区の持ち出しについて、ここ数年どういう推移あったのか、いろんな補助金がありますけれども、補助金を抜いた区の持ち出し分は24%って指摘されてますけれども、その件について、数字が分かれば教えてください、ここ二、三年で結構です。 ◎産業振興課長   今、数値としては持ち合わせてございません。申し訳ございません。 ◆田中いさお   また分かるときにってことで、評価したいってことですよ、言いたいのは。持ち出しがいかように、区の行政って、産業も、ここの分科会でも資源環境等様々な分野があります。福祉部とか教育関係もいろいろなお金がある中で、限られた中で、削られやすいのは、やっぱり産業経済部とか資源環境部とか、そういうふうに見えちゃいますよね、実際。だって、命に関わるところが最優先で、産業だって命に関わるところがあると思いますよ、企業支援とかいろいろあるわけですから。だから、その中でよく踏ん張って、よくここまで、1.2%までにしたなというのは純粋に評価いたしますし、あとは中身の話になってくると思いますから、使われたお金がちゃんと効果的に使うというのが、またお金を使わなくても知恵を使うっていうところももちろんありますから、そこら辺もぜひ、また区民の皆様の産業振興については取り組んでいただいてるんだと思いますけれども、さらにやっていただきたいなというふうに思います。産業の話でしたので、産業のほうから質問させていただきますけれども、まずここ、大体予算の概要でやりますけれども、37ページの一番最初、光輝く板橋ブランド・産業活力っていうふうにあります。頭から気になったところを聞いていきたいと思います。1の産業活性化戦略、ここに予算づけされてますけれども、①のア、企業誘致促進事業、これ、どのようになってるのか、内容についてお聞かせください。 ◎産業振興課長   ①の企業誘致促進事業でございます。こちらにつきましては、PRを主な事業としてございます。いわゆるYahoo!の検索サイトでありましたり、Googleのサイトでございましたり、そういったところに、リスティング広告っていいましてポップアップされるような広告で、区の事業を周知させていただいて、板橋区の産業集積に役立てていくと、こういった事業をやってますよっていうところで、板橋区は、ものづくりのまちというところを広く知ってもらうというようなところで取り組んだものでございます。 ◆田中いさお   予算額について、幾らぐらい、ここで使われてるかお聞きしていいですか。 ◎産業振興課長   こちらにつきましては、大体200万円程度、委託料として使ってございます。 ◆田中いさお   これ、きっと、米印がついてないので、継続実施っていうことなんですけれども、今までの成果については、それぞれずっといろんな施策があるんでしょうけれども、これはよくできた成果だから継続実施ってことだと思うんですが、そういう認識は区はどのように考えてるのかお聞きしていいですか。 ◎産業振興課長   具体的にいきますと、年に五、六テーマをピックアップして、PRをさせていただいてるところでございます。表示される回数といたしましては600万回以上というところで、かなり表示されていますので、一定程度、板橋のものづくりというところでの、そういった地だということをご認識いただけるところには役立ってるのかなと思ってございます。それが直接、企業がそれを見て板橋区に来られたかっていうところまではつかめていない状況ではございます。 ◆田中いさお   なかなか評価のつかないようなこともありますけど、絶対意味はあると思っていますので、引き続きということで、その下のイ、共同研究事業の中身について伺います。 ◎産業振興課長   こちらの共同研究開発事業でございます。理化学研究所の新技術でございましたり、区内の光学精密機器関連企業のニーズを基礎にいたしまして、新たな製品や技術の開発、実用化に向けまして、板橋区の重点集積業種、印刷、光学精密といったところの試験研究でありましたり、技術課題の検討を実施するために行っている部分でございます。こちらにつきましては、試験研究といたしまして、令和4年度は開発事業に向けた試験研究ということで5社、区内企業における技術課題の検討ということで5社、そういったところで進めていくというようなところでございまして、令和3年度と同様の形で進めてまいります。 ◆田中いさお   これも継続実施っていうことですから、何年間続いてるか分からないんですけれども、共同研究ですから、どのような研究をして、どういうような評価されているか、この研究によってこういうことができましたとか、そういうことなんですか、そういうものがあるんだったらご紹介ください。 ◎産業振興課長   取り組むことで直ちに成果として生まれるというようなところはなかなか、やはり技術革新というところもあるので、時間が必要になってまいりますので、難しいところではございます。こういった、理化学研究所の地でありましたり、そういう区内事業者の地がいろいろ集まることによって、新たな製品開発につながるというようなところでは、今後の先を進めるためにも重要なものであるとは考えてございます。 ◆田中いさお   あんまりしつこくやらないようにしたいんですよ、どうしても気になっちゃうので。これ研究しているので、何かしらの研究結果が出てると思うんですよね。研究する力を育むんだったら分かるんですよ、そこで何か新しい情報が入ったりとか、なるんでしょうけど。研究事業なので、通常、研究結果が僕はあるというふうに認識するので、こういうものができたということではないわけですね、研究した結果、こういう研究結果が出ましたみたいなっていう、新薬ができましたみたいな、コロナ禍の中でいうと、そういうことではないということでいいですか。 ◎産業振興課長   そうですね、すぐに成果につながるというものではございませんので、まさに技術が革新していくというような段階にいるところではございますので、最終的には何らか成果が生まれる可能性もありますけれども、現時点で特にしっかりしたものがという状態ではございません。 ◆田中いさお   すみません。それで了解とします。その下のウ、地域共生推進助成、この中身について伺います。 ◎産業振興課長   こちらにつきましては、ものづくり企業が立地を継続していくために、例えば騒音や臭気が発生して、地域の方から苦情等につながって、なかなか立地を継続しづらいというような状況になるのを、いろいろな設備を整えたりというようなところで助成をするところでございます。防音、防臭でありましたり、防振で設備を改修して、それに対する経費を助成するというようなところと、今年度につきましてはございませんけど、耐震補強の助成も行っている事業でございまして、一応、予定件数では6件というところで進めておりますけども、令和3年度につきましては9件、助成を行ってるところでございます。 ◆田中いさお   例えば、会社を興している方が、印刷機の場合、音が出ると、うるさいと、近隣の方に迷惑かかるので防音措置をしたいんですけどという、そういう補助事業っていう認識でいいですか。 ◎産業振興課長   おっしゃるとおりでございまして、例えば窓を二重窓にするとか、壁に防音材を入れるとか、そういったところで助成をしてまいるものでございます。 ◆田中いさお   理解しました。その下のエ、ベンチャー企業・起業家支援賃料補助事業なんですけれども、ずっと継続実施ということで、ベンチャー企業、どのように起こってきたかっていう、ここ数年ですね、ベンチャー企業が何社立ち上がって順調に経営してるとか、これ単年度じゃないから、数年やってるんだと思いますよね、起業家支援ももちろん同じことだと思いますけど、この中身について伺います。 ◎産業振興課長   こちらにつきましては、ベンチャー企業でありましたり、起業家の方が、オフィスを必要とする際にその賃料の一部を補助をするものでございます。実績といたしましては、令和2年度でいきますと、11社ほど採択させていただいてございまして、令和3年度には40社程度採択してございます。板橋区にしっかり地をはって成長いただけることを支援していければというところではございます。 ◆田中いさお   そうなんですよね。大概、成功すると他区に移るっていうのは、板橋区の助成金を使って、何で成功すると、芸能人もそうだと思いますよ、成功すると、いらっしゃる方には失礼ですけれども、残ってる方もいらっしゃってるんでね。本当、何か縛りですよね、板橋区で成功して、何で成功するとほかの区に行くのかっていう、これ本当に誰しもそう思うと思うんですよ。そこの縛りについて、現状どのようになってるか伺います。 ◎産業振興課長   基本的に、なかなか強制的に縛るというところは難しいので、区のこういったいろいろな取組を実施してくことによって、板橋区に立地し続けたいというふうにお考えいただくように我々が取り組んでいくっていうところが、必要なのかなと思ってございます。そういった意味では、今後もしっかりと取り組んでまいりたいというふうに考えてございます。 ◆田中いさお   ぜひ、板橋区の税金が入っていますから、きっとずっとこういう状況が続いてきているんだと思います、この家賃助成については。ですので、僕の拙い考えでは、出ていくのはしようがないと。ただ、板橋区で行われる産業イベントとか、そういう産業見本市とかいろいろあるじゃないですか、そういうときには絶対に協力しますとか、居座れないんであれば、それぐらいやってもらっていいんじゃないすか、だって、区の税金を使っているわけだから。それぐらいの誓約書を書いてもらってやるっていうのは、それは要望にしときますので、ぜひ、なるべく残ってもらうというのが主眼でしょうから、そこに努めていただきたいなというふうに思いますので、よろしくお願いします。次の②にいきます。ソリューションスタッフ派遣事業の中身について伺います。 ◎産業振興課長   企業の方が新製品の技術開発になかなか時間や人材の余裕がないというような課題を抱えている事業者様に、アイデアとかイメージを具現化したりというようなところで、試作設計から試作開発までワンストップの伴走型で支援していくというところで、スタッフを派遣させていただくというところでございます。どういったスタッフなのかということになりますと、技術士の方を派遣させていただくというものでございまして、中には、いわゆる士業の方、診断士の方もいらっしゃいますし、いわゆるITの専門家の方もいらっしゃるというような、幅広くいろいろなスタッフをそろえているところでございます。 ◆田中いさお   スタッフ派遣ということで、技術者とか、その内容によって派遣するんでしょうけれども、大体1年間で何社ぐらいに何名ぐらい派遣してるのか伺います。 ◎産業振興課長   年間で60回ほど予定してございます。一応、4回をワンセットといたしまして、15事業ということで60回程度ということで、今年度まだ行ってるというところではございますけれども、一応、予定の60回は達成する見込みでございます。 ◆田中いさお   次ですね、また同じ37ページですけれども、ちょっと飛びまして、3のにぎわいのあるまちづくり事業ですよね。②魅力ある個店の創出・発掘支援事業についての今までの実績、これも継続実施ですが、そういう魅力ある個店を何社ぐらいつくったのかなと思うわけですよ、新規事業じゃないので。この支援事業について伺います。 ◎産業振興課長   こちらの事業は、セミナーで実践型の講座を行わさせていただいているものでございます。1から、何もしてらっしゃらない方が参加するというよりかは、今、例えばお店をやられていて、さらに魅力を高めていきたいとかでご参加いただくというようなところでございまして、直近でいきますと、令和2年度、セミナーにご参加いただいた方が271名ございまして、その後の連続した講座では、12名の方にご参加いただいてございます。令和3年度につきましては、コロナ禍で人が多く集まってというのがなかなか難しいというところがございまして、中止とさせていただいているところでございます。 ○主査   所管の予算の審査の途中ではありますが、議事運営の都合上、この際、暫時休憩いたします。
     なお、再開時刻は午後1時といたします。 休憩時刻 午後零時02分 再開時刻 午後零時58分 ○主査   休憩前に引き続き、区民環境分科会を再開いたします。  それでは所管の予算について審査を続けます。荒川委員、お願いいたします。 ◆荒川なお   よろしくお願いします。まず最初に、予算の概要の34ページの板橋Cityマラソンに関わって質問したいんですけれども、今年度までは、この2年間は、オンラインを活用した形のみでやってきたと思うんです。来年度は、両方書かれているわけですけれども、どういう形で、時期も、普通にやるとかぶってしまうわけで、同じようになってしまうわけですけれども、ちょっとその辺、どういうふうに開催をしようとしているのかというのをお聞きします。 ◎スポーツ振興課長   板橋Cityマラソンなんですけれども、今年度、昨年度はコロナに関連して、オンラインでのマラソン大会になって、今年度については、現在開催期間中となっております。来年度なんですけれども、具体的にはっきりとした期間、実際に走るほうは3月19日の日曜日を予定しておりまして、オンラインのほうは、その前の段階、まだちょっと確定した時期ではないんですけれども、年末からその後にかけてぐらいで、実際に走るマラソンの練習にも使っていただけるような時期を想定して、開催していこうと思ってはおります。 ◆荒川なお   そうすると、今言われたように、確定ではないけども、オンラインのほうを12月、1月ぐらいにやるのかなというふうに感じているんですけども、それで、例えばもう3年ぶりですので、両方開催できるとしたら、例えば参加者の中には、練習の時期っていうふうに言っていましたので、オンラインも、例えばリアルも両方参加したいという方が出てくると思うんです。そういうときに、例えば参加料とかについての、両方料金別々に分かれていますよね、今はね。だけど、リアルのほうを開催し両方参加するんだったら、もうリアルの開催だけにするとか、そういう料金設定とかについても、区の考えをお聞きしたいんですが、お願いします。 ◎スポーツ振興課長   実際に走る大会と、オンラインのマラソンの大会ということで、当然参加料は異なってくるかと思います。実際にかかる経費等によって、金額も実行委員会で決めていくことになるかと思いますが、先日行われた東京マラソンに関しても、通常よりも定員数は少なくして、逆にPCR検査は必須になっていたり、料金も従前よりもやはり高くなっているという話も聞いております。そういった状況等も踏まえて、定員がどれぐらいで実際に走るときにできるかとか、そういったところも含めまして、料金の設定をさせていただくということと、一緒にやって、そこで料金を一緒の料金にするかどうかというのは、今のところまだ具体的な話は出てはおりませんが、今後実行委員会でどういうふうな形で、定員だったり、参加料だったりを含めて、どういう形で実施していくかは決定していくことになるかと思います。 ◆荒川なお   今の話だと料金というか、参加料が安くなるというか、また今いろいろと条件が増えてくるので、そうすると、またそれを予算というか、お金が参加者のところにまたプラスされていく心配があるなというふうに思っていて、そうすると、まだ分からないですけども、そうすると、なかなか今までこの二、三年間、スポーツに関われていなかったという人が参加しようと思ったときに、さらに参加しにくくなってしまうんじゃないかなというふうに思うんですが、そういったところまで考えて計画を立てるべきだと思うんですが、それについてもお願いします。 ◎スポーツ振興課長   委員がおっしゃられるように、いろんな方、参加したいという方ができるようになるということも大事なことだと思います。それと、もう一つは、参加される方の受益者負担ということの考え方も大切な考えかと思いますので、そういったところでバランスを取りながら、どれぐらいの価格が適正か、どれぐらいの定員数が適正かというのは、今後検討していきたいと思います。 ◆荒川なお   すみません、参加者の定員数について聞こうと思っていたら、先に答えが出てきたんですけども、それは、もう減らしていくというか、そういう方向で話が進んでいく感じなんですか。 ◎スポーツ振興課長   コロナ禍におけるマラソン大会ということで、ガイドライン等含めて、例えば、走る人の間のスペース、待機時のスペースを空けなきゃいけないとかっていうところとかもあります。荒川河川敷に関してなんですけれども、ご存じのとおり、道幅、コースの幅が狭いこともありますので、多くの人に参加はしていただきたいとは思うんですけれども、実際どれぐらいの人数で走れるかどうかっていうのは、対応をどういうふうにしていくかというところ、そのときの状況等を踏まえて、考えていかなければいけないというふうに思っております。 ◆荒川なお   確か秋ぐらいでしたっけ、大体が決まるのっていうの、例年のことがあると思うので、大体分かると思うんです。そこも確認したかったんですが、すみません。 ◎スポーツ振興課長   例年、大体10月ぐらいに大会の募集のご案内をしておりますので、それより前に一応決まる形になるかと思います。 ◆荒川なお   あと、気になっているのが、以前もこれに関連して質問しましたけれども、3年ぶりっていうことで、開催したときに比べると参加者から求められるものや条件というのが全然変わってくると思うんです。以前にも人の配置、職員の方々の過去の経験がある方とかの必要性ということも言ったんですけれども、職員だけじゃもちろんできませんから、ボランティアである方とか、あと全部は分かりませんけれども、医療班の方とかもいらっしゃいますよね。そういった方々の配置というのは、変えずにやっていくっていうことでいいですかね。 ◎スポーツ振興課長   以前の大会と、運営等に求められるものというのは違ってきていると思います。ガイドラインとかでも、こちらもいろいろ二転三転することはあるので、まだはっきりとしたことは申し上げられないですけれども、例えば昨年の今頃ぐらいですと、後方支援病院みたいな形で、何かあったとき、コロナ関係で何かあったときの待避場所というか、そういったところも指定しなきゃいけないとかだったりとかしていました。それが、また今はガイドラインが変わって、なくていいとかっていうふうにもなっているかと思うんですけれども、ロードレース大会、マラソン大会等を行うために必要な対応はしていかなければいけないので、前回、3年前とかにやったときと全く同じということはないかと思います。 ◆荒川なお   全く同じようにやられてしまうと、参加者も不安になってしまいますし、また地域に住んでいる方とかも、これでいいのかなと思ってしまうと思うので、全く同じにはできないと思います。それで、会場の中で混雑する場所とか、一番混むのは、私が経験している中ではトイレとかがすごいんですけれども、以前、これはコロナどうこう関係ない立場で質問していましたけれども、その会場周辺とかにも、トイレというのをもっと設けてほしいっていうことも言ったことがあるんですけれども、3年間を経て、そういうことも改めて必要じゃないかと思うんですけれども、それについての考えもお聞きしたいのでお願いします。 ◎スポーツ振興課長   トイレ等についても、参加する定員数、設定する定員数や、そういったところを踏まえながら、あと、先日行われた東京マラソン等で、どういうふうにやったかとかっていうところも、そういった情報を得ながら、関係団体等を含めて協議して、適切な数を配置していけるようにはしていきたいと思っております。 ◆荒川なお   なるべく早い段階で、そういうものがどうなっているのかと、参加者は当日会場に行って初めて知るわけですよね。だから、今回、今までとはこういうふうに変えましたっていうことも周知をしながら、ただ募集はもちろんやるんですけれども、それだけではなくて、こういうことを改善していきますっていうことを、参加者なり、区民なりに知らせていくっていうことも必要になって、今まで以上に早く進めていくっていうことが必要だと思うんですけれども、そこについても考えをお願いいたします。 ◎スポーツ振興課長   おっしゃるとおりです。あと、変わった点もそうですし、3年間実際にやっていなかったということで、周知は大切なことだと思っていますので、皆さんに分かりやすいように周知をしていけるように頑張っていきたいと思います。 ◆荒川なお   結構苦労が多いかとは思うんですが、ぜひ多くの人が参加できるっていうこと、またオンラインもやるっていうことでしたので、より多くの人たちが関われるようにっていう立場で、やりやすい環境をつくっていただきたいというふうに思います。  それで、産業経済部にもお聞きしたかったんですが、大体何かイベントとかが始まる直前になると、これはどうなるのかっていうところで結構聞かれてくるので、先ほど午前中も区民まつりのことを少し触れていましたけれども、区民まつりについても、開催については、縮小とかそういう方向も含めてなのか、事業も10月っていうことで、マラソンより早いわけですけれども、そこについてもお願いいたします。 ◎くらしと観光課長   区民まつりについて会場の規模は、例年の今までやっていた規模で、今のところ予定しているところでございますが、ただ、開催の時期が6月ぐらいになると思います。その時点で、様々、東京都とか国のコロナに対する指針であるとか、そういった最新のものを確認しながら進めさせていただきたいなというふうに考えております。 ◆荒川なお   そうすると、先ほど別のところで、絵本の開催については板一中の体育館でやるとかいうところはもう既に決まっている部分もあると思うんですけれども、出店する方とかに対して、それも全部ひっくるめて6月に分かるということでいいんですか。 ◎くらしと観光課長   出店の方も含めて、開催するしないとか、出店のお願いとか、そういった周知については、全て大体6月ぐらいに開催の可否決定、実行委員会形式でやっておりますので、実行委員会でその辺を確認して、それから皆さんに周知してという流れになってくると思います。 ◆荒川なお   去年は開催できなくて、その代わりに、区役所で、あとオンラインでもあったと思うんですけれども、何でこれ質問するかっていうと、やっぱり当日まだ不安になってしまうとか、大勢のところで出店をするのはという方も結構出てくるとは思うので、そういったことを考えると、去年やったような、別の日で、別の場所でっていうこととかも広げていくっていうことも含めて考えていく必要があると思うんですけども、そこについてもお願いします。 ◎くらしと観光課長   区民まつりについては、もし開催ということであれば、昨年行いました11月のイベントにつきましては、一応代替という形で行わせていただいたという認識でおりますので、区民まつりを開催すれば、そういった事業は一応は行わないというか、代替はないということでご理解いただければと思います。 ◆荒川なお   去年11月ですね、確かやったのは。私も区役所に行ったときに利用しましたけれども、かなり盛況だったなという、出した方もすごい盛況だったということも、早い段階でものが売れちゃいましたみたいなことも言っていたので、その意味では、そういう経験も生かしていくっていうことが必要なんじゃないかなと思うんです。もうやらないっていうことで、区民まつりをやるとしたらやらないっていうことで決定っていう、今の答弁でそういう受け止めでいいんですかね。 ◎くらしと観光課長   今の時点で申し上げられるのは、区民まつりを行った場合は、そういった代替事業は当然行わないという形で、11月の事業につきましては、大変盛況をいただきましてありがとうございます。11月のときは、すぐに売り切れてしまったというところは、11月という時期と、開催規模的なところも含めて、主催者側としても、あと出店の皆様も、どのぐらいお客様が来るかというところは、確かに未知数なところございましたので、準備の数が、初日なんかについては随分足らなかったというふうなことは、出店者の方から聞いております。ただ、3日目については、大分改善をしたんですが、それでもかなりご盛況いただいたというような状況でございました。 ◆荒川なお   以前、補正予算のときも質問しましたけれども、例えば、花火大会が中止となり地域の舟渡とか蓮根とかの方々の地域経済もかなり落ち込んできた。それと併せて、区役所でやってきた、イベントの名前を忘れてしまいましたけれども、そういったものもやってきたというふうに、以前答弁しているわけですよ。だったら、区民まつり、あと花火大会もどうなるか分かりませんけども、そういう全体的にやっぱりひっくるめて考えていかないといけないんじゃないかなというふうに思うんですが、再度、答弁が同じになるかもしれないですけれども、お願いします。 ◎くらしと観光課長   昨年は、花火大会が中止でございましたし、区民まつりの代替事業という形で開催させていただきまして、区民まつりでそういった出店というのもありますけれども、あと区で昨年はPayPay事業であるとか、そういった形で商店の皆様に、底上げ事業というか、そういった事業を行ってまいりましたので、そこで昨年については対応していただいたというふうに思っています。来年度については、花火大会を組みまして、通常どおり開催された場合は、その中で、皆様に、そういった経済活動を行っていただいて、売上げを上げていただくというような形で考えておりますので、それにプラスしての事業というようなところは、今のところ考えておりません。 ◆荒川なお   前向きな答弁、全然いただけないんですけれども、やはり経済的にどれだけ落ち込んでいるかっていうのはご存じだと思うんですけれども、売上げが皆さん上がるように、特に人が多く出るときには、そこを狙ってやるわけですので、それは多分、区に言われなくてもそうすると思うんです。だからそうじゃなくて、それに対して、さらにこの何年間か落ち込んでいる部分に対しての、やっぱり補助というか、経済支援策っていうことが、もっとないといけないのかなというふうに思いますので、答弁も繰り返しになるので言いませんけども、そこは今後もしっかりと検討はしていただきたいというふうに思います。  次に、これも先ほど午前中に質疑がありましたけれども、美術館の、予算の概要の35ページ、美術館の管理運営についてなんですけれども、私もこの絵本のまちプロジェクトっていうところはやはり気になっていまして、三浦太郎さんが来て、展示等があるというふうには、先ほども答弁があったんですけれども、それで、今のままだと、ただ1回この展示をやるっていうことで、何かこう単発的かなという印象なんですけれども、例えば、ほかの板橋区にゆかりのある絵本作家である方とか、どれぐらいいるのか私は分からないんですけれども、そういうところまでつないでいくっていう考えとか、その辺についてもお聞きしたかったんですが、お願いします。 ◎文化・国際交流課長   絵本のまちに関連してつなげていくという部分ですけれども、1つの例として三浦太郎さん、この方に関しましては、全国的に有名な作品を通じて、ボローニャの原画展に入賞されたという経緯もあって、一緒に板橋区立美術館と作家さんが共に成長してきたという経緯がございます。その受賞を契機として、区立美術館に戻って、セミナーで講師をやっていただいたりだとか、そういった良好な関係が続いておりまして、今回初めてですけれども、こういった形で、企画展示という形でご紹介できる。今、こういったアーティストさんの背中を見て育ちつつある若手の方っていうのもいらっしゃいます。原画展で入賞される日本人の作家の方っていうのも毎年いらっしゃいますので、そういった方とも、引き続きつながり、区立美術館とのつながりというのを生かして、そのネットワークを、また今後も全ての世代を作家にっていう部分でのクリエーター支援の講演会みたいのも予定しておるんですけども、そういうのを引き続き継続してやっていくためにも、どんどん来る新しい作家さんとの関係性を継続することが大事だと思っておりますので、そういった部分で持続性というものを考えていければと思っています。 ◆荒川なお   今回、絵本のまち板橋っていうことで、旗とかまで立てて、いろいろやっています。ただ、何か率直に言って、私もずっと生まれてから板橋で過ごしていますけれども、絵本のまちだなって思ったことは、率直に言って一度もないし、今現在も、何かこのキャッチフレーズだけが一人歩きしているような、そういうところの印象はすごくあるんですね。なので、やはり今言われたように、あと午前中にもこの育成の講座もやるっていうのもありましたけれども、例えばそういうものを継続し、もっと違う方とかも出てきてもらうというのもあると思うんですけれども、何でしょうね、例えばそれをさらにこう周知していくというか、そこからどう、ほかの部署とも絡めて発展させていくのかっていうところまでは、ちょっとあまり今の答弁から見えなかったんですけれども、そこについての考えもお願いいたします。 ◎文化・国際交流課長   絵本のまち事業に関しましては、今、区が一体となって進めておって、各得意分野ごとに絵本というものを推進しております。そこの部分でも、クリエーターとのつながりっていうのを美術館では生かしてやっておるわけですけども、美術館単独の所管のみならず、来年以降については、教育分野、図書館、そういったところとも連携して、絵本のまちでの取組を始めておりますので、そういった単独だけでやるものじゃなくて、連携の幅っていうのも、これからは強めていく必要があると、うちだけじゃなく、全体として必要があると考えています。 ◆しのだつよし   よろしくお願いいたします。昨年は、穏やかな回復基調が続いておりましたが、新たな変異株の出現で依然として収束の兆しは見られなくなりましたが、新年度も引き続き感染症防止対策を強化しつつ、生活支援、地域経済活性化対策に、迅速に取り組んでいかなければなりません。そういったところから、まずは事業者を支援するそれぞれの事業の内容や目的について、お話をお聞きしてまいります。まずは、区長の施政方針の光輝く板橋ブランド・産業活力についてお伺いいたします。この中で、感染症が長期化して、厳しい状況が続いている区内中小企業・事業者をサポートするため、経営安定化特別融資を延長するとありました。この特別融資について、お聞かせください。 ◎産業振興課長   経営安定化特別融資のご質問でございます。コロナ禍で打撃を被られている事業者様の運営や経営設備の資金使途目的に実施しているものでございまして、48か月の10割の利子補給と、信用保証料の全額補助ということで実施しているものでございます。当初、令和3年度につきましては、12月末までの受付の予定ではございましたけれども、コロナ禍がなかなか収束しないというところで、3月末までということで延長させていただいたところでございます。令和4年度も引き続きということで、そのまま維持していくというようなところで進めているところでございます。 ◆しのだつよし   同じく、施政方針で、デジタル環境構築補助事業を実施するとありました。これは、予算の概要の37ページの1の産業活性化戦略の⑥にもありますが、これはDXの取組への補助金だと伺っていますが、詳細をお聞かせください。 ◎産業振興課長   こちらにつきましては、生産性の向上や新たなビジネスの創出のために、デジタル技術を活用するに当たりまして、専門家の派遣による事前診断や、戦略の策定支援を行いますとともに、デジタル技術導入に要する費用を助成させていただくものでございます。DXに該当する計画につきましては、補助事業、補助上限を500万円といたしまして、補助率が2分の1となってございます。DXまでにはいかないというようなところで、いわゆるデジタル技術の活用にとどまるというようなところでは、補助上限を250万円の2分の1ということで実施をしてまいる事業でございます。DXの事業500万円のほうは1件を、デジタル活用につきましては、250万円を3件ということで年間の予定をしているところでございます。 ◆しのだつよし   DXを推進するためには、事業者の皆さんには、まずDXは何かから知っていただく必要があるんだと思います。それについては、何かお考えはありますでしょうか。 ◎産業振興課長   DXについてということでいきますと、産業振興公社で、DXに関するセミナーを実施してまいります。そういった中で、補助事業につきましてもご紹介させていただいて、意欲のある事業者様につないでいくというようなことで進めてまいりたいというふうに考えてございます。 ◆しのだつよし   続きまして、産業活性化戦略の⑤番のSDGs/ESG経営推進プロジェクトについてお伺いいたします。このSDGs/ESG経営推進プロジェクトはどのような支援をするのかなど、事業内容を伺えますでしょうか。 ◎産業振興課長   こちらにつきましては、SDGs/ESG経営に取り組む意欲や関心のあります区内の中小企業者の方に対しまして、経営計画の策定から実施までを、専門家が一貫して支援をしていくというものでございまして、SDGs/ESG経営の理解の促進と、企業価値や競争力の向上を図ってまいるものでございます。実施の内容といたしましては、同じくSDGs/ESGの経営のセミナーを開催させていただきまして、その後に、意欲のある10社程度を想定してございますが経営計画の策定支援から、計画の実施支援までということで、伴走型で取り組んでいく事業でございます。 ◆しのだつよし   続いて、37ページの1番の産業活性化戦略の⑦番、区内主要産業現況調査を行うに至った経緯を伺えますでしょうか。 ◎産業振興課長   コロナ禍が長引いているところで、事業者様の実態をより細かく、これまでもいろいろな手段を用いて把握には努めてきているところではございますけれども、さらに多くの情報を得るために区内中小企業者約5,000件に対しまして、主要産業で調査をかけさせていただくというところでございます。 ◆しのだつよし   続きまして、次のページの38ページの13番、就職活動サポート事業、⑤番の就業支援・人材確保事業について、離職を余儀なくされている方にとってはありがたい事業だと思います。この就業支援、人材確保事業について伺えますでしょうか。 ◎産業振興課長   失業者や非正規雇用者の方などの求職者の方を、板橋区内の中小企業とマッチングをいたしまして、雇用に結びつけるというものでございまして、具体的にいきますと、求職されている方が区内の中小企業で求職を求めている企業に対しまして、派遣で人材を送り込みまして、一定程度そこで実際にお仕事を体験していただいて、双方でマッチングすればそのまま就職に結びつくので、求職の方にとっても企業者さんにとってもメリットがあるというようなところでございます。 ◆しのだつよし   続きまして、昨日、産業振興公社の評議員会に出席させていただきました。産業振興公社は、企業を支援し、また勤労者の福利厚生を図るために、昭和52年に設立されたと認識しています。昨今、板橋区と公社との役割が不明確になりつつあるとのことの課題が浮き彫りになっているとのことでした。公社としては、今後どのように取り組んでいくのかをお聞かせいただければと思います。 ◎産業振興課長   産業振興公社の区との在り方の検討ということを内部で進めてまいりました。その一定の方向性というところが見えてまいりました。取り組んでいる事業につきましても、実際に区と産業振興公社のそれぞれの事業分担、強みというところが少し曖昧になってきている部分もありまして、事業の整理等も含めまして、令和5年度からの新たな産業振興公社の形を目指しまして、東京都で来年度、公益認定の変更申請を行っていく予定でございます。そういった中で、例えば事業というところでいきますと、公社の継続的な個別支援力でございましたり、個別事業者に対する周知力、また経済環境の急変に対応できる柔軟性・迅速性、あとは支援の専門性というところを生かしていくと、公社の事業をしっかりと、いま一度見直しを行って進めていくというような予定をしてございます。 ◆しのだつよし   昨日の評議員会の席上で、産業見本市のことについてお話がありました。来場者が少ないのではないかと、また、もっと今風に変えていくべきではないかというようなお話がありました。あと、勤労者へのメニューを充実するべきではないかというような意見も出ました。このようなことにつきましては、どのようにお考えでしょうか。 ◎産業振興課長   まず1つ目のご質問でございます。産業見本市についてでございます。今年度につきましては、コロナ禍というようなところもございまして、実際のリアルでの会場での運営と、あとはオンラインによるご参加で、会場にお越しいただきましたのが1,081名で、オンラインにより参加いただいてございますのが、大体4万2,000件強というところでございます。ちなみに、令和元年度、会場のみで行った参加者の方は2,223名ということでございまして、やはりオンラインも併用して、会場にお越しいただけた方は、半数程度ということにはなってしまっている状況でございますが、オンラインの件数ということでは、4万2,000件を超える方にご来場いただいているというようなことにもなりますので、会場もこういったいろいろな集客を目指して、ご来場いただく方を増やしていくというようなところも必要かとは思いますけれども、こういった状況になりましたので、オンラインも併せつつというところで、しっかりと見本市、区内外に誇れるものにしてまいりたいというふうに考えてございます。
     もう一点、ハイライフのメニューでは、多く使われたものもあれば、なかなかご利用いただけないものというようなところもございます。そういったニーズを捉えまして、事業につきましては整理させていただいて、今後充実を図ってまいりたいというふうに考えてございます。 ◆しのだつよし   オンラインが4万2,000、4万2,000……          (「4万2,000」と言う人あり) ◆しのだつよし   そういう意味では、オンラインで見ていただく方が多くなるということは、逆にいいことかなというふうに思っております。これからも、会場とオンラインでやるということの意義というものをよく理解いたしました。ありがとうございます。また、ハイライフにつきましても、これからもいろいろと、若い人たちを取り込むいいチャンスだと思いますので、ぜひともお考えいただければと思います。  続いて、優良企業顕彰事業についてお尋ねいたします。令和4年度の事業計画の1つに優良企業顕彰事業がありますが、新たな賞を設けたということというお話聞いております。その賞についてお聞かせいただければと思います。 ◎産業振興課長   新たにいたばし人と未来を創る会社賞ということで創設をしてまいるものでございます。これまでいたばし働きがいのある会社賞ということで、この優良企業顕彰事業を進めてきたところでございます。これまでの働きがいのある会社賞では、働きやすさとやりがいというところに着目をして進めてきたところでございますが、それにプラスいたしまして、今度は将来性というところも加味をしてこの賞を進めてまいります。将来性を評価する視点ということでは、その企業さんの成長に向けた取組でございましたり、SDGsへの取組も勘案しながら、新たなこの顕彰事業に発展的に取り組んでまいるというところでございます。 ◆しのだつよし   続いて、予算の概要の38ページの14番の板橋区産業振興公社の運営助成につきましてお尋ねいたします。⑬の産業データベースのリニューアル、これ現状どのくらいの企業を登録、公開しているんでしょうか、お尋ねいたします。 ◎産業振興課長   現在は、419社登録いただいて、公開をさせていただいているところでございます。 ◆しのだつよし   このリニューアルの概要を教えていただければと思います。よろしくお願いいたします。 ◎産業振興課長   産業データベースにつきましては、構築から8年が経過していまして、機能面で、老朽化や陳腐化が起こっているというようなところでございます。そういった中で、魅力発信や情報発信というようなところであったり、総合配信機能という面で、今のデータベースでは不足している部分が課題となってございます。そういったところを改善して、新たにデータベースとしてリニューアルをしていくというところでございます。リニューアルに当たりましては、大きく企業情報発信ページということで、これまでと同様の公開をというところと、戦略的情報発信ページということで、いわゆる内部的に活用していく部分ということで、大きく2つに分けて取り組んでまいります。  まず、公開用でございます。これまで、動画とかが掲載できなかったんですが、動画を掲載できるようにしたり、あとは、写真も掲載できる容量を増やしたりということで、登録企業の個別ページの充実を図ってまいります。それに加えまして、区や産業振興公社のお知らせや企業ごとの問合せに対応できるような機能も追加してまいりたいというふうに考えてございます。戦略的情報発信ページということで、こちらは内部的なものになるんですけれども、これまでデータをインポートやエクスポートっていう、内部的な話になってしまうんですけれども、できなかった機能を追加させていただいたり、データの一元化と情報の鮮度維持を保っていくような形で進めてまいります。具体的には、参加の状況でありましたり、申込状況等を、企業さんがそういったものに参加いただいたのを1画面で把握できるような、そういった改善を図ってまいるとともに、あとはメール配信機能というところもしっかり充実させて、情報発信等にしっかりと努めてまいりたいというところでございます。 ○主査   では、ただいまのしのだ委員の質問で、質問者が一巡いたしました。  再質問のある方は挙手願います。          (挙手あり) ○主査   全員ですね。では、大野委員、鈴木委員、吉田委員、高山委員、杉田委員、田中委員、荒川委員、しのだ委員、以上の順番で行います。再質問につきましても、1委員の質問時間を20分とさせていただきますのでよろしくお願いいたします。それでは、大野委員。 ◆大野治彦   板橋区ゼロカーボンシティ表明ということの実現に向けた取組を積極的に進めていくということで、令和4年度は、エコポリスセンターなど新規導入の3施設を含め、本庁舎をはじめ、25施設へ再生エネルギー100%の電力を導入というふうにうたわれております。そこで、再生可能エネルギーの定義というのを調べましたら、エネルギー供給事業者による非化石エネルギーへの利用及び化石エネルギー原料の有効な利用の促進に関する法律、エネルギー供給構造高度化法においては、再生可能エネルギー源について、太陽光、風力、その他非化石エネルギー源のうち、エネルギー源として永続的に利用することができると認められるものとして政令で定めるものと定義されており、政令において、太陽光、風力、水力、地熱、太陽熱、大気中の熱、その他の自然界に存ずる熱、バイオマスが定められていますという定義があります。そこで、板橋区が進めようとしている、再生エネルギー100%の電力の導入というのは何なのかということを、ちょっと具体的にご説明いただきたいと思います。 ◎環境政策課長   今、再生可能エネルギー100%電力の導入に当たり、そのエネルギー源は一体どういうものなのかということでご質問いただいたというふうに認識してございます。我々は、実は再生可能エネルギー100%の電力を供給してくれる事業者さんと電気の供給契約を結ぶわけですが、その中身の構成につきまして、太陽光が何割、風力が何割、水力が何割といったことについて、特段求めていないところでございますので、その入札に応じてくれた事業者事業者で、この内訳が若干変わってくるものだというふうに認識してございます。 ◆大野治彦   申し訳ございません。日本になるんですけど、電力系統は、主として大規模電源と需要地を結ぶ形でつくられてきたということなんですが、従来の大規模電源が立地している地域と、再生可能エネルギー電源のポテンシャルのある地域は、必ずしも一致しませんということで、そのため再生可能エネルギーを電力系統に接続する際に、系統につなげない、費用が高い、時間がかかるなどの系統制約の問題が顕在化しているということで、系統の増強には多額の費用と時間が伴うため、まずは既存の系統を最大限に活用していくことが有効ですということで、これは資源エネルギー庁からのをちょっと引っ張り出して、今読み上げさせていただいているんですが、これについて、板橋区はどのように考えられているのかということ、多額の費用がかかるということなので、今回予算の概要の40ページでも728万円、それもそのゼロカーボンシティだけじゃなくて、ほかの事業についても合算して728万円の予算が計上されているので、これを導入するに当たって、幾らの経費を見込んでいるのかというのをお示しいただけないかなと思います。 ◎環境政策課長   再生可能エネルギー100%の電力でございますけれども、つくられる場所と使う場所が違ったりして、エネルギー、電気については特に、移動の距離が長くなればなるほどロスが大きいというようなこともございますので、本来であれば、地産地消に近いような形で供給できるようなものが当然よろしいわけですけれども、なかなか大手の事業者がつくってくれる再生可能エネルギーでないと、コスト的に合わないということで、資源エネルギー庁の資料にありますとおり、なかなか課題も多いのかなというふうに認識しているところでございます。その上で、再生可能エネルギー100%の電力の導入に当たって、一体どれくらいの費用がかかっていくのかというようなところが、これから課題になっていくんだろうと思うんですけども、総論的に言いますと、現在の普通の化石燃料を燃やした電力に対して、再生可能エネルギーを導入すると、費用的には1.25倍ということで、2割5分増しの費用がかかっていくところでございます。予算の概要等に載っているところから、なかなか、その費用を読み解くのが難しいので、それとは別に個別に説明させていただきたいとは思うんですけども、2割5分増しというところで、今後新たに導入するところで、どれくらいお金がかかるのかというのがここに明確に出ていないもんですから、具体的に説明させていただきますと、来年度新規に導入します弥生児童館の複合施設において、どれくらいの金額がかかるのかというと、大体240万円程度かかってくると。それから、板橋子ども家庭総合支援センター、大きな施設ですけれども、かかってくる費用が大体1,485万円ぐらいじゃなかろうかということで、予算を取ってもらっているところです。これが全て、従来の化石燃料をエネルギー源とした電力の1.25倍の費用がかかっているということで、今後増やしていく中で、費用が増していくことはご理解いただければというふうに考えているところでございます。 ◆大野治彦   少し割高になっても、環境の負荷が抑えられるのであれば、先々のこともありますので、そこはそれでいいと思うんですが、今お示しいただいた、子ども家庭総合支援センターと弥生児童館の再生可能エネルギー100%導入ということなので、もう導入は決まって、オープンからもうそれを運用するという形でよろしいんでしょうか。 ◎環境政策課長   これにつきましては、現在導入を予定しているというところで、実際には入札をかけた結果で、取ってくれる事業者さんがいないと契約できないものですから、あくまでも予定ということでご認識いただければと思います。それから、昨今の外国での紛争等もありまして、エネルギー源の供給というのが化石燃料ですけど、かなり危ぶまれている中で、電気の価格自体の相場がかなり上がっているようでございますので、通常の電力契約もなかなか厳しくなっている中で、再生可能エネルギーの取り合いの中で、ますます契約については厳しくなっていくので、あくまでも予定という形でご理解いただければありがたいと思います。 ◆大野治彦   分かりました。そこで、板橋区でも地球温暖化対策2025実行計画を定められて、再生エネルギー100%というのも、板橋区の取り組む一環だと思います。公にも示されています。事業者への取組にも、事業者は守っていただけると思います。一番気になるのが、区民の皆様への温暖化防止対策の取組について、やはりなかなか今このご時世で、協力していただいて、板橋区から示す方針が幾つか、こういうことやってくれれば数値が下がりますよっていうことを気にしていただいていければ減っていくと思うんですけれども、やっぱりこの3団体のうちで一番気になるのが、区民の皆様が取り組むことが非常に気になってしようがないんですが、そこについて、もう一歩踏み込んだ形で、区から、区民の皆さんはこういうことに協力してくださいっていうようなことを、令和4年度、考えられていることがあればお聞かせいただきたいと思います。 ◎環境政策課長   そういった意味では、区民の方への意識の改革というんですかね、それを図るために、今年度、板橋のゼロカーボンシティ表明というのをさせていただきました。来年度につきましては、この板橋区ゼロカーボンシティの普及啓発のための予算をいただく予定でございまして、130万円ほどこの経費の中に入ってございます。具体的には、予算の概要の40ページの6、地球温暖化防止普及啓発の④のところでございます。今年度つくりましたマークを基に、子どもにも分かりやすいマークを基に、ゼロカーボンに取り組んでいただけるような形で、意識啓発を図っていきたいということで130万円の予算、具体的には、委託料でデザイン等で50万円、印刷製本費で80万円という予算をいただく予定になってございますので、よろしくお願いいたします。 ◆大野治彦   それでは、関連ではないんですけど、清掃事業について質問させていただきます。まず、いつも私は思います。雨の日も、風の日も、寒い日も、暑い日も、日々、私たちの出すごみを収集していただいていることに心より感謝申し上げます。ありがとうございます。そこで、現在コロナウイルス感染症がまだ収束をしていない状況の中で、収集運搬に携わられている清掃職員の皆様の感染症対策について、本当に神経を使われて収集されていると思うんですが、今どのような対応を取られているかお聞かせいただきたいと思います。 ◎板橋東清掃事務所長   昨今のコロナ関連のごみ、コロナに関しましては、感染者の拡大によって、自宅療養者の方が非常に多いということで、恐らく一集積所当たりに、3つないし4つくらいの袋が出ているのではなかろうかというふうに想定をしております。まず、そのあたりをしっかり収集職員に周知を行いまして、そういったごみが入っていることを前提に積込みをしなさいと。積み込む際も、機械で、我々が使っている収集車は、後ろのバンでプレスをして、多くのごみを集めるような仕組みになっておりますので、はじける場合、袋が破袋する、いろいろはじけてしまう場合もありますので、そうなると、感染症に自分が感染してしまうおそれもありますので、そういったことがないように、十分注意をしながら積込みをしろというようなことでの指示はしております。当然、防具としても、マスク、ヘルメット、それからゴム手袋等々、自分が感染しないということをしっかり防護した上で、収集作業に臨んでいるということでございます。 ◆大野治彦   数か月前の新聞で、こういった状況になってきたときに、手を使わない収集方法ということで、アームが出て、ごみをつかんで収集するっていうようなことが新聞に出ていたんですけど、そういったことを今後取り組むような予定はあるかないかお聞かせいただきたいと思います。 ◎板橋東清掃事務所長   積込みの方法についての機械化ということになろうかと思いますが、正直申し上げて、板橋区の収集する環境というのは非常によろしくないと、非常に狭い道を、それこそ今の使用している車がやっと通れるかどうかというような状況の中で収集活動を行っているものですから、そこにアームを使ってということになりますと、場所的な問題とか、あとは多分非常に時間がかかってくると思うんですね。そうしますと、通行の阻害とか、そういったこともいろいろあろうかと思いますので、今のところ導入するという予定はございません。 ◆大野治彦   そこで、ごみの分別についてお聞きしたいと思うんですけど、もう私も議員であると同時に区民なので、ごみの集積所を2か所管理をしたり、集団回収のところも2か所管理している中で、ごみの分別をできていない方が非常に多いという状態になってしまって、何でこんなものを出すのとか思いながら、その管理をしているわけなんですけれども、板橋区でもかたつむりのおやくそくでしたっけ、そういったことで区民の皆様に意識啓発を図っているんですが。やっぱりこれは、区の取組は本当に感謝するんですけど、守る守らないは、それぞれ区民の皆様モラルやマナーの問題になってきているので、最近特に悪くなってきているような気がします。もうちょっと厳格に厳しく、また収集の清掃の作業員の方も大変だと思いますし、もう少し何かもっと守っていただけないかなというふうに思うんですけど、その取組について、ぜひ行政のほうからも、再度そのさらなる何か徹底みたいなものをいただけると、子どもじゃないのでちゃんとやりなさいって言えばそれでおしまいなんですけども、何か考えられていることがあれば、お聞かせいただき、今の現状を踏まえて、お聞かせいただきたいと思います。 ◎資源循環推進課長   ご指摘のとおり、収集作業の妨げにもなるというところもございますし、もちろん美化の問題もございますので、分別のルールをきちんと守っていただけないという、非常にゆゆしき問題かなというふうに私どもも認識しております。いろんな手法を取り入れているんですが、1つには、今ご指摘いただいたように、ハンドブックみたいな形でお配りし、さらに実際に住民の方から、ごみの排出状況よくないというご報告等をいただきましたら、その場所に行って調べて、例えばどちらかのアパート、集合住宅の排出状況がよろしくないということであれば、その集合住宅の住戸全部に、今お話しいただいたパンフレットを家に各戸配布してくるですとか、そういったことを実施しているところもございます。また、外国籍の方ですとかで、なかなか分別のことをご理解いただけない状況もありますので、今ⅠTA-Portという携帯のアプリに、ごみのことも入れてございまして、それは韓国語ですとか中国語、英語、外国語対応になってございます。登録していただければ、外国籍の方にも、分別状況ですとか曜日などが確認できるようなシステムになっておりますし、アラーム機能で、今日がどのごみの日ですよというのを通知するメッセージなども届くようなシステムになっていますので、そういったものも活用していただきながら、できるだけルールを守っていただくような工夫をしていきたいと思っていますし、引き続きコロナでなかなか実現できていませんが、小学生・保育園のお子さんなどにも、いろんな事業を通じて啓発をしておりますので、小さいうちからきちんと身につけていただければなというふうに、いろいろな多様な方法で今後とも取り組んでいきたいと思っているところでございます。 ◆大野治彦   お子さんも必要なんですが、まず大人が積極的に模範を示さなければ、子どもにも伝わらないんじゃないかなというふうに思います。特に、資源回収ですと、瓶の中に化粧瓶を入れたり、缶の中にスプレー缶を入れたり、ルールは守っていただきたいなと。これから始まるプラスチックごみの回収、これから実験的に行っていくと思うんですが、それもその資源回収と一緒のところに、同じ集積所でやってくださいってなると、余計分別ができない状況で、そういうのが始まると、管理しているところがもうたまったもんじゃないんですよね。例えば、缶だって、もう回収に来て、畳んでしまったのに、また敷地から出して、広げて入れられるとか、もうね、ごめんなさいね、多分皆さんもそうだと思いますよ。どうしちゃったの日本はっていうぐらいに、もうおかしくなってきちゃっている世の中なので、もうちょっと何とかなってもらえないかなというふうに私は、ごめんなさい、個人的なこと言っちゃってね、すみません、思います。本当にごみに関しては、日々の収集には、本当に心より感謝申し上げます。ありがとうございます。  それと、次に移ります。これも数か月前に、光学の板橋を世界へというのが出てきました、整理してきましたら。そこで、板橋区は光学に積極的に取り組んでいて、令和4年度の予定も、いろいろな事業が展開されるということになるんですが、理科学研究所跡地について整備を図るということを、何年か前に取組を始められる予定とお聞きしていたんですけども、その後、理化学研究所跡地については、史跡公園と一緒に進められていくのか、それとも、もう別に考えられていくのか、それとも今のところペンディングになっているのか、その状況についてお聞かせいただきたいと思います。ミュージアムつくるというふうにお聞きしたんですけれども。 ◎産業振興課長   理化学研究所の板橋分室の跡地のご質問でございます。こちらにつきましては、史跡公園の整備と一体的に、産業ミュージアムというところで、整備をしていくことで計画をしてございまして、設計とかそういった段階には至ってございませんけれども、現時点では、機運を醸成するために、産業ミュージアムの展示事業というようなところで、今年度でいきますと、中央図書館で、そういったイベントを生涯学習課が主催になるんですけども、開催しているような状況でございます。 ◆大野治彦   いい施設ができることをお祈りいたします。また質問が変わるんですけれども、1階の窓口についてお聞きします。窓口が委託になって、中のほうは、区の職員さんが対応されているんですけど、こちらの体制になってもう何年かなると思うんですけど、このことによって、区民の皆様が、書類とかを請求する際の時間は短縮になっているのか、なっていないのか、現状についてお聞かせいただきたいと思います。 ◎戸籍住民課長   時間につきましては、例えば受付案内システムというものを活用してございまして、今回の予算にも計上させていただいているんですけれども、低層階の取組として、複数の窓口で行う手続を一度に受付をしまして予約をするので、二重待ちをなくして、待ち時間の短縮を図るという取組をしております。また、混雑予想カレンダーであるとか、リアルタイムの混雑状況も、携帯から確認できるという取組を行っているので、委託により、かなり改善できていると思います。 ◆大野治彦   この待ち時間については、個々の個人によって受け止め方が違うと思うんですが、私は最近、自分のを取りにいきまして、後が控えていたので、早くできないかなと思いまして、なかなかできなくて、お答えをいただきありがとうございました。いろいろ機会を図って、だんだん便利になってきたということはよく理解しました。 ○主査   20分となりましたので、よろしいですかね。続きまして、鈴木委員、お願いします。 ◆鈴木こうすけ   よろしくお願いします。まず、先ほど各委員からありましたけれども、かぶらないようにご質問させていただければと思うんですが、予算の概要の38ページ、就職活動サポート事業がありますけれども、4,990万円、5,000万円余の予算で、⑤で就業支援の人材確保事業、先ほどしのだ委員からもありましたけれども、これはなかなか、現状マッチングが厳しいんじゃないかってお声をかなりいただいているんですけれども。具体的には、新規の事業でもなく、継続の事業と認識はしているんですけれども、当然このコロナ禍で、なかなか再就職ができないですとか、メンタル的に、会社から辞職を余儀なくされたとか、いろんな事情がこのコロナ禍、多数のご相談もいただいている状況はあるんですけれども、こういった中で、このマッチングについて、今現状と、やっぱりなかなか厳しいお声を聞くもんですから、今後どういうふうな形で改善していくんだっていうところも、課長のお考えがあれば、まずお聞かせいただければというふうに思います。 ◎産業振興課長   就業支援、人材確保事業のご質問でございます。今、委員がおっしゃられたとおり、この事業、今回ですと、区内で職を求めているものと、区内事業者をマッチングさせるというようなところで、お互いの求めているものがうまくかみ合わないというようなところがありまして、なかなかこう、正規採用に結びつくまでに至っていないというようなところがございます。現時点では、参加いただいている方は44名いらっしゃいます。参加企業数につきましても、30社ではあるんですけれども、実際の就職に結びついたという方は2名にとどまっていると、現時点ではというようなところでございます。産業振興課といたしましては、どちらの支援に重きを置くかというところでは、やはり事業者の支援が中心となるであろうというところで、来年度のこの事業の取組といたしましては、区内の事業者に雇用を確保していくというようなところも含めまして、求職者を区内に限定するのではなく、少し広く募集を募って、マッチング率を高めていって、区内事業者の人材の不足のところを埋めていけるような取組にしていければというふうには考えてございます。 ◆鈴木こうすけ   ぜひ、そういった取組をしていただき、マッチングというか、若者が正規の雇用がされないというふうな状況ですと、例えば家庭を持てなかったりとか、今後また少し年を取ってしまったときに、すごく大変な思いをされるという現状があると思いますので、ぜひいろんな工夫をしながら、先ほど雇用が2名というふうなお話だったんですけれども、やはりどうしても、Aさんはすごく外に出て、営業が得意だとか、Bさんはあまりそういうのが得意じゃないので、内向的なのでというふうなところも、しっかりと、この上にありますいたばし若者サポートステーションさんとも連携を取っていただいて、正規雇用を、先ほど課長から事業者向けのものであるというふうなお話もいただきましたけれども、区内で就職、中小企業でも、正規雇用ができれば、一生懸命板橋区で仕事をして頑張ろうというふうな若者が増えていくんじゃないかなというふうに思いますので、ぜひとも取組をしていただければという、これは要望ですので、よろしくお願いをいたします。  それと、もう一点です。この予算の概要の38ページでございます。15番の観光振興、ちょっとよろしいでしょうか。私もずっと今コロナ禍ですので、なかなか外に出歩く機会がなかったりですとか、ソーシャルディスタンスを取らなきゃいけない等々の縛りがあるので、この④番目に書いてある1,240万円の中の、既存で④に桜のライトアップというところがありますけれども、私は中板橋が地元なものですから、ライトアップ事業でくらしと観光課の前任の課長にも、いろんなお話をさせていただいて、工夫をしていただきました。ぜひとも、今このコロナ禍で、本当に皆さん、ご自宅にいらっしゃる方は大変多くいらっしゃるとは思うんですけれども、この時期に桜の開花とともに、ソーシャルディスタンスを取りながら、ライトアップというふうな形で、ぜひ皆さんに本当に元気を与えていただきたいなというふうに私自身は思うんですけれども、この区内の桜のライトアップ事業、まず詳細をお示しいただければというふうに思います。 ◎くらしと観光課長   観光振興のこちらの桜のライトアップについては、板橋、いわゆる仲宿の商店街のあります板橋と、あと浮間公園のぼんぼり、この2か所の設置についての経費になっております。それ以外の公園であるとか、そのあたりについては土木費であるとかそういったところで組んでいるところになります。こちら、若干経費が昨年よりも増えておりますが、経費とか人件費の高騰というようなところで若干の増という形ですが、ライトアップの場所については、今申し上げた2か所という形になっております。 ◆鈴木こうすけ   ごめんなさいね、私が勘違いしておりました。例えば、じゃ中板橋とかでいえば、所管は土木部になるってことですね。ありがとうございます。その下の⑤番の観光アプリですけれども、これもやはり今、観光というふうな視点がどうしても、先ほど来お話ししましたけども、コロナ禍で、なかなか積極的に皆さん捉えられないという現状がある中で、この板橋の観光アプリのダウンロード数というのはどのぐらいになっているのか、前回からどのぐらい増えたのか、大体課長の中でも把握されていると思いますので、お示しいただければというふうに思います。 ◎くらしと観光課長   2月末現在、ダウンロード数につきましては7,327件というふうになっております。前回でも800件、ちょっとすみません、前回申し上げた数字を詳しく把握していないので申し訳ないんですが、今回スタンプラリーも開催しているところもございまして、そういった効果もありまして、大分増えてきているというようなところです。 ◆鈴木こうすけ   ぜひ、前もお話ししましたけど、ダウンロード数が高い、例えば前もお話ししましたけど、札幌市、横浜市ですとか、ああいったところをしっかりと取り入れて、ぜひとも、ダウンロード数も上げていただきながら、私は持っているんですけれども、最終的にいろんなアプリが全部統括してできればいいなというふうに私自身は思っているので、そういった部分も含めて、観光アプリのダウンロード数のアップに向けた施策といいますか、強化をしていただければというふうに思いますのでよろしくお願いします。これは要望でございます。  続きまして、予算の概要の40ページでございます。先ほど、大野委員からお話がございましたので、かぶらないように、私も質問させていただければというふうに思うんですが、40ページの6番の地球温暖化の防止、普及啓発ということで、先ほどありました資源環境部、728万円ということでございます。これゼロカーボンシティ板橋2050ということで、本当にすばらしい取組なんだなというふうに私自身も思いますし、この計画の目的としては、この本区が1事業者として、この地球温暖化の防止のために、自ら率先しながら、事務事業に伴い排出する温室効果ガスを抑制するというふうに、目的を定めておるというふうな認識をしておりますけれども、先ほど来お話があった板橋区の地球温暖化対策の実行計画、事務事業編の2025の5ページにありますけれども、まずは、本区としての温室効果ガス総排出量の削減目標、これを掲げておりますけれども、本計画目標が令和7年、2025年度目標で36%削減、そして中期目標で、令和12年、2030年度の目標で51%の削減というふうな設定をされておりますけど、今後も具体的な、例えばその2025年度には36%の削減というふうな目標値がございますので、具体的な取組、そういったものが今あれば、課長からお示しいただきたいなというふうに思います。 ◎環境政策課長   地球温暖化に向けた取組についてのご質問をいただきましてありがとうございます。2025年度までに36%、2013年度比ですけど、温室効果ガスの排出を削減するという目標を立てさせていただいたところでございます。板橋区役所の事務事業に伴って、排出します二酸化炭素の原因となっているものの7割が電気によるものでございます。その他、3割弱がガスによるもので、今二酸化炭素の排出のほとんどは電気が占めているという中で、ここの部分を一定程度クリーンにしていければ、二酸化炭素の排出が減らせる、あるいは電気の使用量を一気に減らすことができれば、二酸化炭素の排出を減らせるわけですけれども、事務事業に伴って、省エネ・節電をするというのは非常に厳しいところで、一気に36%減らせるわけでは当然ございません。そういった意味では、先ほども説明しましたけど、少し割高にはなりますが、再生可能エネルギー100%の電気を購入して、導入することによって、二酸化炭素の排出の削減を図ろうということで計画をさせてもらったものでございます。この計画に基づきますと、再生可能エネルギー100%の導入を、現在2021年度に18.9%、23施設、使用量にして18.9%の部分を再生可能エネルギー100%の電力を導入させていただいているところですが、この導入施設を増やしまして、64.3%まで増やさせていただくという計画を立てさせていただきました。これに伴いまして、具体的には、8,000トンを超えるCO2が削減できる、二酸化炭素の排出が削減できるということで、この数字が5ページ、先ほどご紹介いただきました資料、今お持ちの方がいらっしゃらないかもしれませんけど、計画書の5ページで上げるところの36%の削減をするのに必要な、これから必要な排出量が8,092トンというふうになっていますので、おおむねこの再生可能エネルギー100%の電力を計画的に導入できれば、区役所における二酸化炭素の排出量を減らすことができるような計画としてつくったものでございます。 ◆鈴木こうすけ   ぜひ、こういった目標値がありますけれども、我々議員も含めた形で、1業者というふうな捉え方をしながら、温室効果ガスの排出量の削減に向けて取り組んでまいりたいなというふうに思いますので、よろしくお願いをいたします。  それと、今お話しいただいた中で、この地球温暖化の対策の実行計画2025の中にも、④番、板橋区版のプラスチック・スマートの推進ということで、少し触れていきたいなと思うんですが、先ほど来、これも大野委員のほうからちらっとお話があったんですけれども、お聞かせいただければと思うんですが、この予算の概要の41ページ、19番、資源環境部ということで986万7,000円というふうな形でございます。これ詳細を見ると、モデル地区のモニター調査、それと区民アンケート調査ということで、令和3年度から3か年かけて実施するというふうな状況だと思うんですけども、まずこのモデル地区のモニター調査、これは100世帯と書いてありますけれども、実際に分別の排出を実際に行っていただいて、協力者からの意見聴取を行うということで、ある程度、リサーチといいますか、情報といいますか、そういったもの出てきたと思うんですけど、今現在でそういったものを分かればちょっとお示しいただきたいなというふうに思うんですが、よろしいですか。 ◎資源循環推進課長   プラスチックごみの再資源化推進、来年度予算が986万7,000円と予算をつけてございます。今ご指摘のように、今年度からこの調査をいろいろ実施しているわけなんですが、今年度は、実際にごみの集積所から実際のごみを持ってきて、その中身の分析をする、組成調査といいますけれども、それを11月に実施したところです。その成果は、今年度中まだ委託事業費が上がってきていないところなんですが、これが今年、まず3か年の調査の中の最初の調査になります。来年度、令和4年度にも、こちらに書いてございますように、モデル地区のモニター調査と区民アンケート調査という、調査の2か年目になります。この2か年目のここに書いてございます、モデル地区のモニター調査というのは、100世帯を区内の中から、できるだけ均等になるように地区を選びまして、100世帯の方にあらかじめご説明し、実際にプラスチックの分別をして、ごみ出しをしていただきます。それを実際に我々のほうで回収して、どこまで我々のご説明でできたかどうかというのを分析し、またその100世帯の方に実際やってみて、面倒くさかったとか、曜日はこうだったらよかったとかっていろんなご意見をお聞きする、それが100世帯のモニター調査になります。それとは別に、実際に分別を行っていただいていない一般の方にも、無作為抽出で約2,000世帯ほど選ばせていただいて、ごみの分別収集に向けていろいろご意見をお聞きするというのが区民アンケート調査、これらの調査を基に、どのような形で収集するのがいいのか、どういった周知方法が適切なのか、どのような収集・運搬方法がいいのか、そんなことを検討していく基の資料にしていきたいと考えているところでございます。 ◆鈴木こうすけ   ということは、まだそのアンケートの収集は集約というか、まだできていないというふうな認識でよろしいですかね。はい、ありがとうございました。本年度から3か年かけて、そういった調査をされているというお話がございました。我が区も、今23区でいうと12区ですかね、プラスチックのごみ再生化事業というような形で、令和3年から3か年ですか、令和6年度ぐらいまでに、それがいろんな形で推進事業が終われば、本格導入というふうな形につながっていくと思うんですけれども、この前ちらっと、すみません、補正予算でも聞いた内容とかぶってしまうかもしれないんですけれども、今後区としては、その中間の処理業者ですとか、いろんな問題・課題等々あると思うんですけれども、最後に、プラスチックごみの再資源化推進事業に向けての区の意気込みといいますか、今、現時点でこうやってこうというふうなものがあれば、お示しいただいて終わりたいというふうに思います。 ◎資源循環推進課長   今、お話ししましたように、今年度、そして来年度調査をさせていただきまして、令和5年度には、この間、様々な事業者さんともいろいろ情報共有しながら、今ご指摘ありました中間処理施設、これにつきましても、できるだけ区内の業者で処理していただくのが一番、その運搬の脱炭素の意味でも効率的だと思いますので、できるだけ区内の業者の方というところで、中間処理業者も確保をし、また様々な運搬処理業者等とも打合せをし、運搬収集方法も決定し、もちろん、先ほどの調査に基づいて、区民の方々にできるだけ分かりやすい形で分別収集について周知を進めていきまして、調査検討期間の後には、できるだけ速やかに、区内全域で分別収集ができるように頑張っていきたいと考えているところでございます。 ○主査   よろしいですか。では、続きまして吉田委員。 ◆吉田豊明   先ほど、産業経済費のところで、1つ質問を忘れてしまいまして、お聞きしたいんですけれども、全体の構成比、産業経済費が1.2%になって、しかし、その中の事業では、産業振興公社では給付型の事業を行っていますけれども、事業者を支援するという意味での給付型の支援というのが入っていません。それで、従来から板橋区では、令和2年度、令和3年度とも、補正予算を組んで、こういった給付型の事業を行っているんですが、令和4年度に関しては、こうした給付型の事業を補正予算で組んでいくお考えがあるのか、状況によってはそういうこともできますよということなのか、ご答弁をお願いします。 ◎産業振興課長   給付型の事業のご質問でございます。おっしゃるとおり、当初予算でそういったものを組んでいるわけではございません。これまで区では、緊急事態宣言というようなところで、大きな強制力が働くようなときに、この給付型の事業を進めてきたところではございます。今後も国や都の給付事業もございます。そういった状況を見極めつつ、今現在行っております経営安定化特別融資、こちらも来年度実施いたします。また、その後様々、先ほどからちょっとお話しさせていただいていますSDGs/ESG経営でありましたり、またキャッシュレスの推進でございましたり、そういった様々な事業で総合的に事業者支援をしてまいるというところでございまして、状況がさらに悪化するようなタイミングには、また一定の検討をする余地があろうかとございますけれども、今の段階で、特に補正で新たな給付事業を行っていくという考えはございません。 ◆吉田豊明   次に、地球温暖化防止対策についてお聞きしたいというふうに思います。来年度でいうと、大きくいうと2つの事業が大きな目玉かなというふうに思っていますが、1つは、再エネ100%電力の計画ということで、令和4年度には3施設、そして令和5年度以降は、区立小・中学校を中心に導入拡大を図るということなんですけれども、2025年までという、多分、あれがスパンで見られているかと思うんですが、この小・中学校を中心に導入の拡大の具体的な、1年当たり何校に導入していくとかいうような計画あるんですか。
    ◎環境政策課長   これが実施計画上位置づけられることになりまして、我々のほうも、電力使用量で、具体的には縛る形にして進めていこうというふうには思ってございますけれども、小・中学校も規模によりますが、単年度当たりですと、25から30の施設について、再生可能エネルギーを導入していかないと、電力を再生可能エネルギーに切り替えていけないというふうに考えているところでございます。 ◆吉田豊明   分かりました。それから、環境アクションポイント事業です。令和3年度に行った事業に追加をするという形で、4つの事業を行うということなんですけれども、令和3年度から行ってきた家庭の電源の削減、それから事業者の削減、それに併せて今回の4つだと思うんですけれども、性格の違う事業なんだけれども、想定している登録者、参加をしてくれる事業者や個人や団体の想定というのはどのようになっていますか。 ◎環境政策課長   今年度、最初に募集した段階では、家庭は1,000世帯、それから事業者としては40事業者を募集した形で、実際に参加してくださった方は、524世帯と14事業者ということで、我々が目標としていたところのおおむね半分でした。そういった意味では、来年度以降この事業を拡大していくことが脱炭素に向けた鍵になっていくのかなと思っている中で、今年度立てた目標のところまで近づけようということで、追加のアクションポイントを設定したところです。そういった意味では、来年度の目標も同じで、家庭につきましては1,000世帯を目標にし、事業者については40事業者を目標に進めていきたいというふうに考えているところでございます。 ◆吉田豊明   先ほど、再エネ100%電力の計画に対しては、2025年には8,000トンのCO2を削減するという計画だというふうにお聞きしました。このアクションポイントについては、どのくらいのCO2が削減されるのか、試算されているようでしたら教えてください。 ◎環境政策課長   こちらにつきましては、1年度当たり117トンの削減を目標にしているところでございます。 ◆吉田豊明   両方合わせると、2025年の段階で8,117トンという形ですかね。これは、地球温暖化対策実行計画2025の区域施策編、板橋区全体でどれだけCO2を削減しなければいけないかという、区が立てた計画では、平成29年の208万9,000トンから、2025年には162万3,000トンに減らすという計画です。区が削減、脱炭素のための計画として、大きな令和4年度の計画として取り組んでいるこの2つの事業を合わせても、僅か8,117トンと。そのほかにも、緑のカーテンであったり、これには登録しなくても、削減をしなきゃいけないと思っている区民の方はいらっしゃると思うんですよ。ただ、現状では区が定めた計画にも到達しないんじゃないかっていう危惧を持っています。私が言いたいのは、ゼロカーボン表明をしましたよね。2050年には、吸収分を含めて、ゼロカーボンを実施するんだという表明だと思います。それで、当初私たちは、気候危機非常事態表明をすべきだということを求めていました。これはなぜかというと、これは私たちの考えで、区民の皆さんと今の状況を共有をして、一緒に脱炭素の事業を進めていこうというためには、非常に今の状況を分かる形で表明する必要があるんじゃないかというふうに思ったんですけれども、この気候非常事態表明ではなくて、ゼロカーボン表明ということになったのは、どういう理由があってそうなったのか教えてください。 ◎環境政策課長   まず、最後の質問だけきちんとお答えをさせていただきます。ゼロカーボン板橋2050ということで、ゼロカーボンシティ表明をしました。具体的に、この中の文章でこう書いてございます。板橋区は、人と緑を未来へつなぐスマートシティを推進し、持続可能な社会を構築するため、気候非常事態を宣言し、あらゆる主体と連携・協働して社会全体の自主的な行動変容を促すと書いています。これによりまして、実はゼロカーボンシティ表明プラス気候非常事態宣言もしたということでございますので、表の部分、表題の部分に気候非常事態宣言とは出てございませんが、併せてどちらもしたということでご認識いただければありがたいと思います。 ◆吉田豊明   そんなことは僕も十分分かっていて、ただ、区民と一緒に進めるんだったら、ゼロカーボンシティ表明よりも、気候危機非常事態表明のほうが一緒に進めやすいんじゃないかなというふうに思ったので、お聞きしたということです。これ以上聞きません。今後、世界レベルでいうと、2月末には、IPCCの第2作業部会が第6次の報告書を発表いたしました。この中では、次の10年ですよね、だから板橋区でいえば2025年って考えていいのか、2030年かな、2030年までの努力が、今後の地球温暖化の大きな枠を決めると。この10年間で、どれだけCO2、温室効果ガスを減らすことができるかが、今後の脱炭素に向けての大きな鍵を握っているというような内容だと思うんですけれども、こういう点でいうと、これから2030年に向けて、板橋区が設定しているように、真っすぐ描く削減ではなくて、この10年間頑張って減らすと。それで、そういう政策が今求められている、世界的には求められているのかなというふうに思うんですけれども、次期計画とかの場合に、ご検討いただけるかどうかだけお聞きしたいと思います。 ◎環境政策課長   先ほど、区が立てております二酸化炭素の削減の数値をまず修正させてもらいたいんですけども、117トンと申し上げたのは、単年度で117トンですので、2025年まではもう少し積上げがあるというところの上で、実は区役所が排出している二酸化炭素等の排出量というのが、区全体で排出している量の2%に満たないということで、区役所のみが頑張ったところで、到底二酸化炭素は減らないというのは、十分にご認識のことだと思います。そういった意味で、区役所がどこまで区全体の二酸化炭素等温室効果ガスの排出削減に取り組めるのかといったときに、今、区役所の中で来年度に使うようなお金を、区民の皆さん、あるいは事業者の皆さんのところにどんどん投入していって、多額のお金を使ってどこまでやれるのかというやり方をやったときに、きっと破綻を迎えるんだと思うんです。そういった意味で、ここでスイッチしたのは、お金を機械とか、そういう技術に我々がお金をつぎ込むのじゃなくて、区民の皆さん、事業者の皆さんの意識を変えて行動の変容を促すと、こういったことをやることによって、あまりお金は使えませんけれども、皆さんの意識を変えることで、一緒に協力してもらいながら、区内全体の二酸化炭素排出を減らしていこうというふうに考えたところでございます。  それで、目標の立て方なんですけども、直線的に2050年にゼロにということで、国は表明していますので、それに合わせて、我々はバックキャスト的に予定を立てたところなので、直線で結ばれていますが、今後世界の目標が変わり、日本の目標が変わったときに、この最終的な目標が2050年になるのか、もっと前倒しになるのか、後ろになるのかは我々も分かりませんけれども、国がこう進むといって、国民がみんなでやろうって言っている以上、同じような形で進むしかないのかなと。それでも、今の技術のままではそこまで減らないのは、皆さんもご承知のとおりだと思いますし、我々、資源環境行政を担っている者も、そこまで急激に減らせるっていうような見込みは、正直言っていないところなんです。ただ、国がそうやってやろうと言っている中で、その思いを受けて、我々も計画をつくっていると。そういった意味では、下に振る、もっと大きく、短期間で減らせるような計画をつくれないかというようなご質問でございましたけれども、それについては、技術的な裏づけとか、我々の計算できる範囲内で、確信が持てない中で立てているバックキャスト的なものですから、そこまで求められるのは、正直言って厳しいということはご理解いただければありがたいと思います。 ◎資源環境部長   若干の補足をいたしますが、私ども区民の皆さんに対する啓発の方法としては、このまま行くとお先真っ暗だぞとか、オオカミが来るぞとか、そういったやり方っていうのは望んでいないんですね。脅すやり方でいきますと、それに慣れてしまうともう効果がなくなってしまうんです。それではなくて、あなたがちょっと工夫することによって、その暗いと言われる未来に少し日が差してくるんだよ、明るくなるんだよ、希望を持って前へ進みましょうっていうのが、行動経済から行く、より質の高い啓発の方法であると思っています。確かにほかの区では、そうやって、もうこのまま行くとお先真っ暗になりますよみたいな、啓発、広報しているところもありますけれども、私どもはそのやり方にはくみしません。あくまでも、区民の自助努力によって、明るい未来が訪れるという希望を前提にやっていくというのが、私ども環境行政を担う人間のやり方の根底でございます。緊急事態ではあるけれども、これだけやりましょう、頑張りましょう、その結果が出ます、そういった形の啓発事業を進めてまいりたいと思います。 ◆吉田豊明   方向性は同じ方向を向かっていて、現状認識も近いところがあると思います。だから、一緒に頑張っていきたいなという思いであります。最後に、個人番号カードの申請、令和4年度に、国のほうはマイナンバーカードを100%持ちましょうという目標を持っていて、板橋区のほうは75%持ちましょうという計画です。まず、何で国と地方自治体で、こういう逆の乖離っていうのが起こったのかということと、あと何万人の申請者、マイナンバーカードを持たなければいけない、75%にするためにあと何万人のカードを作ることが必要なのか、この2点だけ教えてください。 ◎戸籍住民課長   マイナンバーカードについて、まず国の100%と区の75%の乖離についてなんですけれども、2月末時点で、板橋区の申請率は58.34%です。ただ、交付については、申請から1か月半かかるのでタイムラグが生じていて、2月末時点では45.9%になります。それで、この75%を100%にという国の円滑化計画の見直しの機会は何回かあったんですけれども、やはり板橋区としては、きちんと、ちょっと高めの目標で、手が届くところに目標を設定してしっかりやっていこうという形で、今現在、75%を目指しているところです。それで、75%を目指すためには、総交付数が42万7,500枚にする必要があるので、ちょっと全人口からこの分を引いた部分が残りになり、25%のところになります。          (「目標75%になるためにはあと何枚発行なり、申請なりができれば」と言う人あり) ◎戸籍住民課長   75%になるためには、すみません、お待ちください。          (発言する人あり) ◎戸籍住民課長   お待たせいたしました。 ○主査   はい、どうぞ。 ◎戸籍住民課長   あと、24万3,600枚です。 ◆吉田豊明   この24万三千何百枚のカードを作るための体制はできているんですか。ちょっとまず数字が違うような気がしないではないけど。数字は…… ◎戸籍住民課長   すみません。体制につきましては、目標として75%を4年度末までに達成するっていう形で計算をして、交付につきましても、申請につきましても、それを目指して体制は整えているところです。  すみません、先ほどの訂正をさせていただきます。あと、16万5,817枚になります。失礼いたしました。 ○主査   続きまして、高山委員の質疑を始めますが、先ほどの(仮称)いたばしPay導入後のランニングコストに関する答弁を求めます。 ◎産業振興課長   すみません、(仮称)いたばしPayで、デジタル地域通貨のランニングの経費でございます。令和5年度以降でいきますと、事業運営経費とシステム運用の経費を合わせて、利用量によってちょっと変動はあろうかとは思うんですけれども、大体1,000万円程度は経費としてはかかってくるものというふうに考えてございます。 ◆高山しんご   今、ランニングコストについて、約1,000万円程度じゃないかっていうお話だったんですけど、導入で8,000万円、それからランニングコストで年間1,000万円程度がかかってくるということで、やはり導入のときがやはり一番勝負だと思っていて、この一、二年でやはり、例えばスケールメリットをどれだけ大きなものにするかとか、あと付加価値をどうつけていくかっていうところで、今後、先ほどもあった長く続ける、持続可能性っていうところがあると思うんですね。そのスケールメリットについて、消費者は、来年度やるような補助の部分、そこをつけることによって、ある程度その参加者というか、使っていただける方っていうのは増えてくると思うんですけど、事業者は、なかなか余計なことをやりたくないとか、そういう方もいらっしゃると思うので、まず事業者が参加するに当たって、コストはどれぐらいかかるのか、もしくはかからないのかと、あと事業者が参加することによってのメリットですとか、インセンティブっていうのが、今の段階でお示しできるものがあれば教えてください。 ◎産業振興課長   事業者にかかる経費というところでございます。初年度につきましては、特に事業者様は経費かからずに実施できるように、しっかりと区で補助等を進めていきたいと思ってございます。あと、事業者の方が、この(仮称)いたばしPay、デジタル地域通貨に参加するインセンティブでございますと、例えばですけれども、各個店でありましたり、商店街等のイベントの周知で、そのアプリからそういった情報を発信できるとか、あとは、例えばスタンプラリーをしますというときに、そのアプリを基にして、そういった機能を持ち合わせてご利用いただくようなところも、機能付加できればなというふうには考えてございます。お金を払うだけという形じゃないインセンティブは、しっかりと装備していく必要があろうかとは考えてございます。 ◆高山しんご   そこの部分について伺ったのは、決済手段としてだけだと、どんどんインセンティブをつけていかないと、埋もれていってしまう、使われなくなってしまうというのがあると思うので、自治体がやるからには、その付加価値っていうものを、自治体としての付加価値をくっつけていかなきゃいけないと思っています。他の自治体で、先行というか同時に進んでいるような状況だとは思うんですけれども、自治体の地域通貨というところで、目指していく取組として、例えば環境分野との連携ですとか、あと健康増進分野と連携っていうのが他の自治体で行われています。これを板橋区に落とし込んでみると、例えば、先ほど来お話が出ている環境アクションポイントですとか、あと、終わってしまいましたけど、健康増進事業としてポケットヘルスケアっていうのを板橋区でやっていたと思います。そういったところで、金銭的価値に置き換えられるポイントですとか、そういったものを(仮称)いたばしPayに乗っけていくことで、相乗効果っていうのは生まれてくると思うんですが、例えばここでいえば資源環境部さんとの連携ということになるんですが、そういった部、課を超えた連携というのはどのように考えていますでしょうか。 ◎産業振興課長   先ほどのエコポイントであったりというようなところで、ポイントを付与するような事業で、一定程度、そのポイントをためていただいて、それが何かしらのメリットというようなところで、例えばそういった、デジタル地域通貨に置き換えられるというようなことは、ぜひ進めていきたいというふうには考えてございます。そういった中では、まずは資源環境部ともしっかりと連携をさせていただきながら、ほかにもポイント付与のような事業が、今後検討されるようなときには、しっかりと調整をして、なるべく、デジタル地域通貨のほうに取り込めるような形で進めていきたいというふうには考えてございます。 ◆高山しんご   ぜひとも、先ほども申しましたとおり、長く続けるという視点で続くものであればいいなと思っております。よろしくお願いいたします。  あともう一つ、産業経済部で伺いたいのが、予算の概要の37ページの、板橋ブランド戦略事業の中の、絵本のまち板橋プロジェクトの推進の部分で、区長の施政方針の中で、印刷製本業の集積っていうお言葉があったと思うんですね。この意味が、ちょっと私の中で分からなかったんですけれども、板橋は印刷製本業が盛んなのは重々承知しているところなんですが、この集積というのはどういうことを意味しているのか、お聞かせください。 ◎産業振興課長   印刷関連産業ということでは、板橋区、全国の区市町村でも、事業所数は1位でございまして、多くの関連企業、関連事業者様が、集積いただいているというようなところでございます。そういった中で、印刷関連の事業と事業者様でございますので、絵本というところにも深く結びつきがあるだろうというところの事業展開でございます。 ◆高山しんご   施政方針の一文が長いので、集積の述語みたいなところがちょっとよく分かっていなくて、恐らく集積しているところで、そういった資源を生かした取組をするっていうことだと思いますので、すみません、ありがとうございました。  次に、今出ましたその環境アクションポイントのお話をさせていただきます。先ほど来、お話に出ているところで、重複若干するんですけれども、すみません、環境アクションポイントの参加者について伺わせていただきます。私、この事業、大変いい事業だと思っていまして、うまくいっている部分っていうのは、重々承知しているところでございます。本来なら、その部分も聞いておきたいんですけれども、時間の関係で、課題の部分っていうのをお聞かせいただきたいと思います。先ほど課長さんの答弁の中で、行動変容に転換を考えているというところで、まさにそれが今の時代に即したものだと思っております。ただ、区民と事業者が参加する中で、やはりCO2の排出量というのは、事業者が結構大きな部分だと思っております。先ほどの参加事業者っていうところで、14事業者っておっしゃっていたと思うんですが、やはりCO2を削減していくっていう点では、14事業者は少ないのかなと思っております。そのあたりのことも含めて、今後の環境アクションポイントの事業者の視点での課題っていうところを伺えればと思います。 ◎環境政策課長   確かに、もともとの募集が40社ということで、もともとが少ないところで、果たしてこの数だけで二酸化炭素の排出削減、事業者さんに対して図れるのかというような疑問も湧くところかと思います。そういった意味では、事業者さんが取り組みやすい、省エネ診断の受診者さんというのを新たにメニューで追加させていただいたところではございますが、我々が思うところでは、産業見本市等にもご来場いただいていると思うんですけども、東京都の環境公社、クール・ネット東京を会場に呼んで、実はあの場に呼んでいるのは、そこで事業者さんとマッチングして、クール・ネット東京自体が、実は省エネ診断をやっている主体でございますので、そういった意味では、経営診断も併せた形で省エネ診断も受けながら、どうすれば自分の会社のところで経営もうまくいくのか、あるいは省エネをすることによって、経費がかなり大きく削減できるものですから、そういった視点で取り組んでもらいながら、二酸化炭素の排出を図ってもらえればと思っています。いろんな間口を広げていきたいので、我々も環境アクションポイント事業ということでやっていますけど、その中に省エネ診断を入れることで、省エネ診断を受けるということが、二酸化炭素の排出にもつながり、企業にとっても経費の削減につながるということに気がついてもらって、そういった形で進めていっていただければと思いますので、いろんなことを手を使いながら、事業者さんの二酸化炭素の排出削減に努めていきたいというふうに考えているところでございます。 ◆高山しんご   事業者の参加っていう点で、なかなか地道に時間のかかることだと思うんですが、そういったメニューを用意している中で、どうやって事業者に参加していただくかっていう具体的な、例えば広報の取組ですとか、そういうところっていうのは何かお考えありましたらお聞かせください。 ◎環境政策課長   我々、昔の公害問題のところから、事業者さんとのつながりというのはいろんな形であります。板橋産業連合会で、公害のことに一緒に取り組んできたところでつながりがあったり、あるいは今ですと、板橋エコアクションですか、ISOの区バージョンですけども、こういったことに取り組んでいらっしゃる事業者さんも多くいらっしゃいます。そういったつながりを通じて、事業者さんに働きかけることによって、この事業の普及も図りながら、脱炭素化も図っていきたいというふうに考えているところでございます。 ◆高山しんご   何しろ、やはりすごく環境に対する機運というのが徐々に盛り上がってきたところだと思っております。引き続き、ご尽力いただければと思っております。  次、プラスチック再資源化について伺います。予算の概要の41ページですね。もう大分質問があったので、気になるところだけ伺わせていただきます。調査が令和3年度、令和4年度、令和5年度っていうふうに3か年計画で行われているので、早ければ令和6年度から始まるのかなっていうところを考えているんですが、家庭の中で排出するプラスチックを分けるっていうことを家庭でやっていただくっていうことなんですけれども、家庭から一歩出たときに、例えばファストフード店とかで、ごみを一括して、今燃えるごみ、燃えないごみみたいな、あと飲み残しみたいな感じでごみ箱が設置されていると思うんですね。そこで、そこも変えていかないと、恐らく家庭での排出で分別するっていうところっていうのが、なかなかおざなりになってくる可能性があると思うんですが、家庭から一歩出たところで、外の飲食店で分別してもらうっていうところに関しては、何か考えはあるんでしょうか。 ◎資源循環推進課長   飲食店に関しましては、基本的に産業廃棄物になりますので、もともとプラスチックはきちんと分別して収集されたというふうになっています。それを、家庭に持ち込まれた場合のところがありますので、今後、今までサーマルということでプラスチックをそのまま可燃にしていたご家庭が、今後分別しなくてはいけませんので、そこは外から持ち込んだものについても、家庭のものとして排出するときには、今後きちんと分別しましょうということで、啓発を徹底していかなきゃいけないところかなと思っています。あわせて、今後様々な機会を捉えながら、事業者の方にも、今後例えば区がプラスチック分別を開始しますということで、区民の方々にこういう形で働きかけをします、周知徹底をしますということで、事業者の方々にもきちんとご協力いただけるようなことは考えていかなきゃいけないかなと思っているところでございます。 ◆高山しんご   すみません、分かりづらい質問で恐縮だったんですけど、要は、イートインの話なんですけど、プラスチックがまとめてごみの中に入っているっていうことは、恐らく事業者さんが後で分けていると思うんですね。そういうところもやっぱり食べた人が分けるっていうふうにしていかないと、やっぱり全体的に啓発が弱くなってしまうんじゃないかと思いますので、そのあたりも意識してやっていただければありがたいなと思っております。  次、伺わせていただきます。廃棄物収集について、先ほどもありましたが、ほかの区の事例になりますが、資源収集で、一度コロナでちょっと人員が確保できなくて止まったっていう、資源回収だったと思うんですけれども、そういったところで、収集業務、それから焼却業務のところで、焼却施設、そういったところで、止まらないようにするための取組っていうのはどのようにされていますでしょうか。 ◎板橋東清掃事務所長   ごみ収集は、非常に市民生活にとって重要な業務ということで、我々も認識をしております。その中で収集をストップさせないために、現コロナ禍においては、感染防止に努め、行っておるわけですけれども、今現在クラスターという形では発生しておりませんので、大量に職員が休むというようなことはございませんが、危機管理上の話で言えば、総職員の30%までを限度として、クラスターが発生した場合、30%までであれば、残った全職員を、休みなしという形になりますけども、1週間ないし10日程度、総動員で対応すれば何とかなるという計画は持っております。          (「BCP」と言う人あり) ◎板橋東清掃事務所長   それは業務継続計画、いわゆるBCPの部分において、そういった計画を持っておりますので、そこまで行く状況ではございませんし、各自が注意をして行って今おりますので、そういった形での発生はしておりませんけども、最悪を考えた場合、そういうBCPでいけば、今申し上げたような状況で考えております。 ◎資源循環推進課長   焼却というお話ですが、中間処理ということで、可燃ごみについて焼却をしていますけれども、東京の場合、二十三区清掃一部事務組合が焼却を担当しておりまして、この辺ですと、板橋清掃工場が焼却を担当しています。今、一部のホテルで、コロナの患者が収容されたりしていまして、そこのごみが、そのホテルから板橋清掃工場に持ち込まれています。その場合に、清掃工場でほかのごみと一緒に燃やしますと危険が伴うということで、ホテルから出るときに、東京都の職員が、確実にそのものだけを分離して運んでいるかというチェックをした状態で車に積み、板橋清掃工場に入ってくるときには、他の清掃工場のごみバンカといいまして、ごみを蓄えるところに落とす作業を一旦止めて、ホテルからの車だけのごみを落とし、他のごみと混じらないないように、そのごみだけを素早く、見ていたら、でかいクレーンでごみをつかんで焼却炉に入れるんですけれども、そのごみだけを素早くクレーンでつかんで焼却炉に落としてから、ほかの業務再開というふうにして、できるだけコロナのものが広がらないような工夫を、焼却の工場でも行っているところでございます。 ◆高山しんご   日頃の収集業務、大変なものだと思っている中で、ましてやコロナで気を遣わなければならないところが多々あると思います。本当に止まることがないようにしていただくのがやっぱり一番なんですけれども、なかなか難しい感染症との闘いだと思いますので、引き続きしっかりとやっていただければと思っております。 ○主査   では、所管の予算審査の途中ではありますが、議事運営の都合上、この際暫時休憩いたします。  なお、再開時刻は午後3時30分といたします。 休憩時刻 午後2時59分 再開時刻 午後3時28分 ○主査   それでは、休憩前に引き続き、区民環境分科会を再開いたします。  所管の予算について審査を続けます。  それでは、杉田委員よろしくお願いいたします。 ◆杉田ひろし   引き続きよろしくお願いいたします。まず、予算の概要の40ページの地球温暖化防止普及・啓発について、関連して質問させていただきます。今、板橋区におきまして、EVバイクの実証実験を開始しておりまして、今月13日までEVバイクバッテリーシェア推進事業を行っておるところでありますけれども、こちらの令和4年度、今回3月で終わるわけですけれども、令和4年度もこの事業をぜひ進めていただきたい、進めるというのは区民の意識向上とか、または機運を高める、そういった取組も引き続き、せっかく実証実験を東京都と連携しながら事業者さんでやっていますんで、これをまた生かしていっていただきたいなと思うんですけれども、これまで12月から取り組んだ感触と、また令和4年度どういった取組を今後これを機会に進めていくか、その辺について伺えますでしょうか。 ◎環境政策課長   EVバイクのバッテリーシェアの実証実験につきましては、基本的には東京都の事業でありますが、区がエリアの提供と、それから充電スポットの提供等ということで協力させていただいて一緒に進めてきたものでございます。実証実験も間もなく終わりますが、まだ集計の結果については東京都から来てございませんので、何か機会を捉えて皆さんに報告できればいいなというふうには考えているところでございます。来年度につきましても、東京都で、EVバイクに関する事業を行うというような情報も入ってきておりますので、引き続き東京都と連携しながら、板橋区において、特に郵便局の話もありましたけれども、郵便局は既にEVバイクを使っておりますけれども、EVバイクが区内の事業者さんでもきちんと普及できるような形で進めていければと思っていますので、皆様のご協力よろしくお願いいたします。 ◆杉田ひろし   都内初という取組でありますので、ぜひこれを今後に生かしていっていただきたいと思います。  続きまして、これは予算書の173ページだったんですけれども、北京市石景山区友好都市提携25周年記念事業につきましてお伺いしたいと思います。まず、予算額は756万6,000円でありましたのでこの内訳と、今コロナもありますので、なかなか事業を実施というのも難しい場面も出てくるかと思うんですけれども、せっかく友好交流しておりますので、本当にいい事業が、イベント等ができればいいなと思っているんですけれども、この辺の内訳とどのような事業を実施するのか、教えていただけますでしょうか。 ◎文化・国際交流課長 
     来年度は、北京市の石景山区と25年の節目となります。予定しておる事業といたしましては、公式訪問団の受入れ、あとはイベントとして、今年度もモンゴルを対象に行いましたが、区役所の本庁舎の1階でお互いの交流を発信できるような展示を中心としたイベント、こういったものを予定しておるところでございます。予算につきましては、こちらの予算書に記載しているうち、区長部局で対応する部分が、こちら区長部局と議会事務局で分かれて行う形になるんですが、区長部局で756万6,000円。先ほど申し上げました公式訪問団のイベント、こちらに係る部分が699万円となっておりまして、その他細かな消耗品だとかが31万9,000円、車両のバスの借り上げだとかで運搬に係る部分が、あとは通訳だとかそういった役務の部分が大体190万円という形になっております。  来年度事業の実施の部分になるんですけれども、皆さんご承知のように、現在国際交流、ロシアのウクライナの関係であったりだとか、欧州のみならず今アジアを含む国際社会の秩序というものが非常に問題な動きであると認識しているところでございます。板橋区のこういった国際交流事業というのは、あくまで、市民、区民レベルの相互訪問であったり、そういった中で、お互いの文化を理解することができて、最終的には平和、相互理解に進んで、平和を願う気持ちというものが醸成できていける、そういった取組であると考えております。なので、あくまで自治体同士の交流というものでありますので、そのレベルで実施できたらと、今の時点では考えておるところでございます。ただ一方で、姉妹都市の関係というものが、国と国との関係だとかに考え方が持ち込まれて、プロパガンダ、政治的な宣伝というんですか、そういった利用される部分の懸念というのも一方ではありますので、ちょっとこの点については国際情勢であったりだとか、国と国との状況だとか、そういったところもしっかり注視して、情報、状況を見極めながら、実施に向けては検討していきたいと考えております。 ◆杉田ひろし   今までは、卓球での交流とか書道での交流とか、区民レベルで行っておりまして、これが本当に重要かと思いますので、今回もいいイベントになりますよう、よろしくお願いしたいと思います。  続きまして、予算の概要の37ページの板橋ブランド戦略事業、先ほども絵本のまち板橋プロジェクトの推進ということで内容をお聞かせいただいたところでありますが、ちょっと私も何度も提案というか、質問というかさせていただいて恐縮なんですけれども、デザインマンホールについても若干触れさせていただきたいと思います。デザインマンホールは、もう東京都で初年度また2年度10分の10の補助ということで、上限もありますけれども、令和3年度、そして令和4年度についても3分の2、東京都から補助があるということでありまして、このデザインマンホールにつきましてもスタンプラリー、東京都の産業労働局でスタンプラリーも行って、23区でも半分近くの区が今デザインマンホールを採用して、スタンプラリー等にも参加しているかと思うんですけれども、私も昨年の予算審査特別委員会総括質問と前回の昨年の10月の分科会でも提案、質問させてもらったんですけれども、板橋区は、デザインマンホールについては、特段、令和4年度の予算書を見てもどこもないんですけれども、やっぱり導入というのは、検討はどんな状況なのかちょっと伺えますでしょうか。 ◎くらしと観光課長   デザインマンホールにつきましては、都から3分の2の補助金が出てというところで認識しておりまして、くらしと観光課でも、現在、設置場所も車道ですと当然車が来るので危ないと、歩道であるとか、歩行者の方が安全にマンホールをご覧になれるというか、そういった場所の確保とか、そういったのが必要だと思っています。その辺について、引き続き、場所なんかも含めまして、またそのデータマンホールのデザインについて、どういったものにしていくのかというようなところも含めて、調査検討を進めてまいりたいなというふうに考えております。 ◆杉田ひろし   ぜひ調査検討を引き続きお願いしたいと思います。というのは、先ほどの絵本のまち、ちょっと私もこれはぜひ推進していただきたいというふうに思っておりまして、前回の予算審査特別委員会、昨年ですけれども、この場でも、りんりんちゃん、板橋区のキャラクターのりんりんちゃんと絵本のまちをデザイン化したデザインマンホールを新中央図書館の近くに設置すれば、そのデザインマンホールを探しに来た区外の方々が教育科学館を見たり、また平和公園、まさに緑と文化のかがやくまち板橋の象徴、中央図書館、そういったものを区外の方々、場合によっては海外の方々ももしかしたらデザインマンホールは今すごく大ブームでありますので、来ていただける、そういった事業については、やっぱり絵本のまちを推進する立場でもいいのかなと思って、昨年来、提案をさせていただいているところでもありまして、というのも私も渋谷区に行ったことあるんですけれども、渋谷区、豊島区とか、千代田区とかいろいろ行ったんですが、特に渋谷区に行ったときに3月の末ですか、将棋を題材としたアニメのデザインマンホールがありまして、ちょうどそこに行きましたら、一生懸命見ていたら近隣の方がせっかく来たんだから能楽堂を見ていきなよとか言って、能楽堂を見たり、将棋会館を見たり、またはオリンピックスタジアムを見たりとか、1日本当に楽しんで、最後渋谷区の公園のトイレがすごく斬新なのでそこまで見て、丸々1日楽しんできて、まさに板橋区のマイクロツーリズムにも通じますので、デザインマンホールはちょっとかなり私もこだわっちゃって申し訳ないんですけれども、ぜひ前向きにまた検討をお願いしたいと思いますが、もしご見解がありましたらお願いいたします。 ◎くらしと観光課長   デザインマンホールにつきましては、補助金をもし東京都のほうから3分の2を受けるとなりますと、キャラクターに限定されているマンホールというふうな規定がございますので、そのキャラクターについてどこまでどう認められるのかというところもあるかと思います。絵本のまちの部分がキャラクターとして補助の対象になるかというところもありますので、そこも含めて、もちろん調査してまいりたいというふうに考えております。 ◆杉田ひろし   ぜひ、アニメに限らず、これも東京都のホームページを見ますと、アニメ、漫画、ご当地キャラクター等を活用したデザインマンホールの設置に取り組んできましたということで載っておりますので、ぜひその辺につきましても、りんりんちゃんがどこまで活用できるかとか、また鋭意検討をお願いしたいと思います。よろしくお願いいたします。  続きまして、予算書の概要の38ページ、観光振興、同じところでした。渋沢栄一関連事業と載っておりまして、昨年も、先ほどもお話ありましたけれども、板橋区民ふるさとマルシェ、大好評でありまして、私もいい事業を今回、区民まつりできなかったけれども、よかったなというのを感じました。こういった形で、せっかく渋沢栄一氏の協定に板橋区も入っておりますので、ぜひまた引き続き板橋区にゆかりのある偉人でありますので、引き続きこの渋沢栄一関連事業というふうに記載もありますので取り組んでいただきたいと思いますが、令和4年度はどのような取組を今、想定されているのか、教えてもらえますでしょうか。 ◎くらしと観光課長   来年度の渋沢栄一顕彰プロジェクトにつきましては、記念事業、公開講座、区民散策ツアー、スタンプラリー、グッズ作成なんかを予定しております。記念事業については、区民まつりの日程に合わせまして、渋沢栄一像の周辺で物産展なんかを開催しようかという方向で、今検討しているところでございます。また公開講座につきましては、養育院が設立150周年というところもございますので、現在引き継いでいます健康長寿医療センターとも連携しながら、令和5年2月ぐらいに、基調講演なんかをできればという方向で、今調整をしているところでございます。また、区民散策ツアーについては北区とも連携しまして、北区の飛鳥山公園であるとか、あと、こちらの健康長寿医療センター、そういったところで連携をしながら進めていきたいなというふうに考えております。また、スタンプラリーも同じく北区と連携しながら、場所をいろいろと決めながらスタンプラリーというところ、また、グッズでございますが渋沢栄一の銅像が健康長寿医療センターにございますので、そのキーホルダーのようなものを作成できればなという方向で、今検討を進めているところでございます。 ◆杉田ひろし   あと、これも関連して前回の分科会でも指摘させてもらったんですけれども、関連史跡の書籍の制作ということで、これはもうできたかどうかと、どんな感じで販売をされているのかも併せてお願いできますでしょうか。 ◎くらしと観光課長   渋沢栄一の関連書籍につきましては、板橋区版渋沢栄一地図というタイトルで、発行を今、進めておりますが、まだ製作のほうは終了していないんですが、今月の末には販売を開始できるように今準備を進めておりますので、もう少々お待ちいただければというふうに思っております。 ◆杉田ひろし   ぜひ、楽しみにしております。それで、販売方法というのはどういう感じでなるんでしょうか。一般の書籍店でも販売されるか、または板橋区限定なのか。せっかく先ほどのとおり、これも783万6,400円の予算だったと思うんですけれども、より広く販売、展開してもらいたいなと思っているんですが、いかがでしょうか。 ◎くらしと観光課長   書籍については、定価は今2,400円で販売という方向で準備を進めております。また、販売場所は、区のくらしと観光課ではもちろんなんですけれども、それ以外に全国の書店、取り扱っていただけるかどうかは未定なんですけれども、書店のほうに取り扱っていただくように、また、通信販売サイトの書籍のそういったところにも販売という形で全国でご購入できるような体制は整えているということでお願いします。 ◆杉田ひろし   この点につきましても、本当に楽しみしていますのでよろしくお願いいたします。次に、予算の概要の37ページの板橋のいっぴんリニューアル事業について、伺いたいと思います。これは令和2年度の施政方針でリニューアルに取り組むという言及があったわけでありますが、いろいろとコロナの影響とかもあって、これから新たなリニューアル事業が始まるかと思うんですけれども、この予算の経費と、あとどういうものを今想定されているのかというのも、板橋区には本当にたくさんのいっぴんがありますので、これも全国展開してもらいたいという思いなんですけれども、その辺についてお考えをお聞かせいただけますでしょうか。 ◎産業振興課長   いっぴん自体が平成15年度に初回認定が行われまして、それから長らく新たな追加認定というところでは、一旦、一時期少しやってはいるんですけれども、抜本的には変えてきていないというようなところがございます。そういったところから、改めてリニューアルを進めていくところではございます。本事業につきましては、食のブランドとして区民に認定されておりますこのいっぴんを、今、お話がございました区外の方にもぜひ親しんでいただけるような形で、時代やお客様のニーズに合わせてリニューアルを進めていきたいというふうに考えてございます。そのため、今回積極的なプロモーションでありましたり、販路拡大というところをしっかり取り組んでまいって、食を基本といたしました板橋のいっぴんのブランド価値をさらに高めてまいりたいというところでございます。具体的には、まずは板橋のいっぴんのブランドの戦略をしっかりと策定いたしまして、どのように事業展開していくのかというところを検討していきまして、板橋のいっぴんの認定というようなところで、認定に当たりましては、一定程度著名な方や、例えば区内の食品メーカーや区内の大学等、多様な分野の審査員の方を選出いたしまして、また区民からの投票等も考えながらしっかりとした認定の形を取っていきたいなというところでございます。あわせて、プロモーション活動、販路拡大支援というところは、まさに区内外に誇れるというようないっぴんにしてまいりたいというふうに考えてございます。 ○主査   予算についてはいいですか。大丈夫ですか。 ◎産業振興課長   経費につきましては、板橋のいっぴん委託料といたしまして、1,340万円余というようなところでございます。失礼しました。 ◆田中いさお   午後もよろしくお願いいたします。初めに、先ほどのペースだと1ページで終わりそうですので、まず消費者センターについて聞いていきたいと思います。これ何年も続けてずっと聞いているんですけれども、議事録も振り返ってみると結構きついことも言って申し訳ないなと思いつつも、本当のことを言っていることもありますのでね、ぜひ改善に努めていただきたい。予算の概要でいうと、39ページです。配置が6人ということで、まずこの最近の相談内容です。どのような相談内容が多いのか、まず伺っていいですか。 ◎くらしと観光課長   現在、相談員からいろんな相談が来ているという話を聞いておりまして、その中で多いのはやはり情報商材と、あと改修です。家の改修、屋根の改修とかそういった形の相談というようなことが結構多いというふうに聞いております。 ◆田中いさお   情報発信については、今現状どのような手だてで情報発信していますか。 ◎くらしと観光課長   情報発信については、区のホームページはもちろんですが、くらしのEye、あとTwitterなんかで、随時、情報発信させていただきまして、若い方とかもご覧になれるような形、あと区の広報も活用させていただきながら情報周知に努めています。また、屋根のそういった改修の部分なんですけれども、やはりお困りの方という形でご相談をいただいた場合に、一部、地域が分かった部分についてはその地域に青パトを走らせていただいて、そういった周知を定期的に行わせていただいているというようなところもございます。 ◆田中いさお   私も、ホームページ、以前全然更新されていないと言った経緯もあったんで見に行ったらちゃんと更新はされていますし、Twitterも見てみました。そうしましたフォロワーが36人で、僕がすぐフォローしまして37人になりました。今日の朝の時点の話ですので、ここにいるメンバー全員が入ったらこれもうすぐ50人とかそのぐらいになるような話で、この部分はもうちょっとどうやって進めるかというのは、それでよく更新されていましたよ、Twitterは。こういう詐欺がありました、こういうことがありますと、これやっている方は悲しみますね。こんだけ更新しても見られる人がいないという、これはモチベーションを下げる話になっちゃうので、これはぜひ、どうやってかは分からないですけれども、SNSをやっている方については、まず区職員をはじめ区議会議員まで、区議会議員が全員入ったら46人ですから、本当に。まず身内から地道に広げていけばそこのまたフォロワーさんがまたフォローしてくれるとか、様々あると思う。せっかくいっぱい更新しているので、Twitterについては特に周知活動していただきたいなと思いますので、もう職員さんのやる気がなくなっちゃいます、あんだけ見ていないと。ぜひ、それはお願いしたいなというふうに思いますので、これで消費者センターを終わりますので、よろしくお願いします。  あと、続きましてゼロカーボンシティ、皆さんが質問していまして、代表質問のほうでもちょっと取り上げさせていただいて、特にちょっと分かりづらかったのが持続可能な森林整備の部分です。そこは答弁もいただきまして、これから検討するということだと思うんですよね、難しい分野だから。ただ、ちょっと気になったのが、板橋区が管理している日光市の板橋区の森では年間96トンの二酸化炭素を吸収しておりましてという、既存のものですよね、森はずっとあるもんで。もう10年になるか、もう大分前に行ってあの森がちょっと心配なんですよね、森がちゃんと管理されているかどうか。熊が出るので入らないでください、剪定なんかされていないんじゃないかなと、何となく僕のイメージですよ。森の管理がどのようになされているのか確認させてもらっていいですか。 ◎環境政策課長   確かに、野生動物等が出るということで、一般の区民の方に森を訪ねてもらうということができなくなっているのは事実でございます。その一方で、森林ボランティアの活動は続いているというふうに聞いてございまして、ボランティアできちんと枝打ち等しながら、あるいは倒れた木もきちんと片づけながら森の管理のほうは適正に行っているというふうに聞いてございます。 ◆田中いさお   ボランティアといってもプロの方ですよね、剪定する方なので。本当の素人の方がボランティアで行っているのか、そういう森を管理するような仕事に従事している人のボランティアなのか、安全の確保が心配なんです、熊が出るからもう柵をしていましたから、もう入れないんじゃないかなと思う。そこら辺のボランティア、プロが行くならいいけれどもボランティアなのか心配なんです。そこの内容だけちょっと教えてください。 ○主査   確か管理の主管はみどりと公園課になるんですかね。 ◎環境政策課長   聞いている範囲で、お答えできる範囲でよろしいでしょうか。聞くところによりますと、ボランティアの構成メンバーの中には、奥多摩のほうの森林管理の経験がある方等がいらっしゃるということで、セミプロみたいな方がいて、その方を本に素人で入ってこられた方もきちんと育成しながら、共に活動を行っているということで、一定のスキルがあるというふうには聞いてございます。 ◆田中いさお   ちょっと安全に管理、私たちが行ったときは何か雑木林みたいになっていまして、管理が大変だな、森林の管理だって板橋区の森以外の森の管理だって大変なことというのは分かりますので、ぜひ安全に管理をして94トンの二酸化炭素を吸っていただいている森でしょうから、大事にしていただきたいなと思いますので、よろしくお願いします。  また、予算の概要でいきますけれども39ページです。農業振興の件が様々載っています。25番から、これはぱっと見、31番までです。それで、昨年もちょっと触れさせてもらって、農地がなくなるんじゃないかと極端なことも言ったりして申し訳ないなと思うんですけれども、農業委員会をやらせていただいて、一生懸命農家の方がやっています。それで心配なのは、区画がどんどん減っていくだろうし、またもう手に負えないから区民農園という形で区画が増えているっていう部分の増減は常にあると思うんですけれども、まずその傾向について、大体で結構ですのでお示しください。 ◎赤塚支所長   まず、農地の状況でございます。毎年、農地の利用、農業の経営の実態調査というのをやってございます。これはもうずっと傾向的にはそうなんですけれども、やはり徐々に減少傾向にあるというような状況で、何年か前からそういう状況が続いておりまして、その辺の傾向はまだ止まっていないという状況でございます。 ◆田中いさお   なるだけ農地が残るようにということで、それは本当にそのままなんですけれども、あとは今回農業まつりについても、90周年記念の1つのメニューに載っていると思うんですよ。区民まつりから農業まつり、これは予算計上されていると、11月12日、13日ということで、これ90周年ということで、特別、コロナ禍で大分中止になって赤塚庁舎の前で宝船を設置したりとかあるんですけれども、特別何か90周年だからということで予定されていることがあれば教えてください。 ◎赤塚支所長   90年ということで、それにちなんだ取組というものをやっていこうというところまでは、方向性としてはしているんですけれども、ただ具体的にどういうものをしていこうかというようなところは、今後JA東京あおばさんなんかとも一緒に相談しながら、特段その予算上その90周年記念という形で予算計上をちょっと概要等にも出ていますが、それだけのための予算というのは計上しておりませんので、既定予算の中で対応させていただきたいというふうに思っております。 ◆田中いさお   コロナの状況でどうなるか分からないんですけれども、せっかく90年のメニューにこの農業まつりが入っているので、やっぱりふだん今までやっていたのとは何か違うことをするべきだと私は思います。90周年とうたっている事業に入っているから、今までどおりというわけにいかないと思うんですよ、僕はですよ。お金かけない方法でも、何かしら工夫しながらぜひやっていただきたいなと思いますので、よろしくお願いします。  続いて、予算の概要の34ページの板橋Cityマラソンです。これも、何人か各委員さんが質問していましたけれども、こちらをこのまま見ると、やりますということだけで、これも90周年のメニューに入っているんですよね、記念事業の。何で、まずここにそれが載っていないのかなというのが不思議なんです、僕は。ほかにも、本当は農業まつりはもちろんそうなんでしょうけれども、90周年ということで何をするのかという記念事業のメニューに入っていますから、それで違う書面を見ると、ゼッケン90番目の人に何か記念品を贈呈するとか、何かすごいせこいものになっている。それで何で90周年をお祝いするという、僕は何かあまり伝わらないんですよ、これね。90周年という何かあるんじゃないかなと、普通誰しもそう思うんですけれどもと僕は思うんです、個人的に。そこら辺ちょっとご説明ください。 ◎スポーツ振興課長   Cityマラソンも、90周年事業の1つに入っているんですけれども、今、ちょっと委員がおっしゃられたように、90の数字に何か関連するようなもので企画していこうというところで考えているところであります、ゼッケンのほうもその1つではありますので、今後、実施までにもう少し練られたらいいかなとは思ってはおります。 ◆田中いさお   ぜひ、まだ期間がまだ1年あるでしょうから、ぜひ90番目の人だけに何かするということじゃなくて、もっと何かあればと思いますんで、皆さんは英知があるんで、何かよくやってくれると思うんで、期待しています。  予算の概要の41ページ、皆さんがこれも聞いていますけれども、プラスチックごみです。先ほどから出ていますモデルケース、これもこの当時、サーマルリサイクルに変化したとき、以前にも言いましたけれども、私はそのときに区民環境委員会で、課長さんがこれからは熱回収するんだと、理由とすれば夢の島がもう満杯ですと、捨てられませんからもう焼いちゃうんだという話を受けていたので、そこら辺大丈夫なんですかということを確認させてください。 ◎資源環境部長   その当時の清掃事務所長でございます。そのときは、確かに本当に夢の島というか中央防波堤の外側のところまでもういっぱいになるから、それが30年でいっぱいになるというところを50年でいっぱいなところまで広げていきたい、そのためにごみの減容化を進めるということで、プラスチックごみを焼却、サーマルリサイクルしていくというところで、CO2の排出量も若干上がる程度でとどまるだろうというところで始めたものですけれども、もうそれじゃ今の状況では足りないと、CO2の削減も図らなきゃならない。別な方法で、プラスチックを抜いて減容化、またリサイクル、多分ケミカル用途になると思うんですけれども、そういった形でのリサイクルをしなきゃいけないというところまで、逆に別の方向から、今度はCO2という次元から追い詰められてきています。そういったところで、もうほぼ15年ぶりのごみ種変更になるんですけれども、ですので慎重にやっていかなきゃならないというのはありますので、時間をかけて進行していきたいと思っております。 ◆田中いさお   ぜひ、区民の方、大きく生活が変わることなので、もう、うちの家庭でもそうですよ、今までごっちゃにしていっていたのが、全部分別。それはすごい変化だと思いますので、そこら辺は準備万端でやっていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。  次に、予算の概要の42ページです、動物死体処理。これは、たまに区民相談で来るところで、25番ですよね、処理件数949頭ということで、まず動物の処理について伺います。違うのかな。 ○主査   動物の処理の現状についてということですか。 ◆田中いさお   いいよね。 ◎板橋西清掃事務所長   自宅等で飼っている犬猫などが亡くなった場合は、飼い主に届けていただいて、葬祭業者にお願いするというようなところでございます。また、野良で届出等あった場合については、手数料の減免というようなことで処理をさせていただくというようなところでございます。今年の予算については、330万4,000円となってございます。 ◆田中いさお   まず、その動物の種類を聞いていますのでそれ言っていただくのと、          (「大変失礼しました」と言う人あり) ◆田中いさお   いいです、もう一回続けます。それで、今の説明がよく僕は分からないんですよ、減免しているというのがよく分からないです。私は、連絡すると区の業者の委託業者が来て引き取ってくれると、僕はそういう認識ですけれども、その減免についてちょっと詳しく教えてください。 ◎板橋西清掃事務所長   動物の種類、動物処理は、一般的に犬や猫などが大変多いと思います。また鳩などというのも多いところでございます。減免ですけれども、本来、飼っているペットは飼い主の方にご負担いただいて、動物の死体の処理については費用を負担していただくということになってございます。ただ、野良犬ですとか無主物の場合については、その請求のしようがないので、これは届けていただいた方に料金を負担していただくというのはなかなか難しいので、その分については減免というような形になってございます。 ◎資源環境部長   若干の補足をいたしますが、個人の敷地なんかで動物の死体が発生した場合というのは、もともと民法の規定がありまして、その土地を管理する人間が処理をするということになっているんです。  私が、事務所長の頃はそうやってよくけんかしました。それはもう今合理的ではないよというので、そういったものについても、もう取れないだろうというところで減免の措置という扱いで、今、私どもで引き取って処理をしているということになります。これも、仏教平和会というところにお願いをして焼却をしていただくんですけれども、そこの委託料はうちのほうで払っていますので、そういったことで減免という扱いになるということでございます。 ◆田中いさお   よく分かりました、基本的には。それで、これは区民相談で来て、土日に、田中さん、志村ふれあい館の前で狸が死んでいるから何とかしてくれと来るわけです。これは通常いろんな場面でこういうことがあると思います。そういうときの正しいその申告方法というのを教えてください。 ◎板橋東清掃事務所長   土曜日は、清掃事務所がやっていますので、土曜日については清掃事務所にご連絡いただければ回収に伺うことができるかと思います。それで、日曜日と三が日、お正月の三が日は清掃事務所が開いておりませんので、その場合は委託業者に待機をしてもらっています。連絡があれば、引取りに伺うということなんですが、当然、皆様方から直接委託業者に電話をしていただくということはできませんので、区役所の守衛室、いわゆる夜間窓口ですか、そちらのほうに電話をしていただくとそちらから委託業者に連絡が行くような体制を取っていますので、守衛室にご連絡をいただければと思います。 ◆田中いさお   そうなんですよね、これは守衛室に電話するんですよね。僕も困ったんですよ、どうしたらいいか。頼るところはやっぱり区役所なんですよ。区役所に電話すると守衛室につながるんですよね。じっと我慢するとつながるように、緊急な方はまた緊急連絡先が出て、そこの方に言うと対処していただくっていうことは経験して分かったことなんですけれども、これは一般区民の方はこれを知っているんですかねということなんですよ。それ、そういうのを周知されているんですか。たまたま僕に来たら僕はそれを知っているからやりますよ、これはそこの清掃事務所の動物の処理についてのこの方法、死体の処理についての周知はどうなさっているか伺います。 ◎資源循環推進課長   ご指摘の動物死体処理の件ですが、一般的に区民の方々にお配りしているごみの分け方のハンドブックかたつむりのおやくそくというものにつきまして、動物死体処理につきましては、管轄の清掃事務所にとしか書いていないもんですから、今ご指摘あった休日につきましては、区のホームページを確認しながら、区民の方に分かりやすい形で啓発するように意識してみたいと思います。 ◆田中いさお   ぜひ、きっと困る方が結構いる。僕、何体かあるんですよ、そういうことが。猫ももちろんありました。ぜひそちらのほうはやっていただきたいと思います。 ◆荒川なお 
     まず最初に、アーティストバンクいたばしのことについてお聞きしたいんですけれども、今、またオミクロン株が広がって、いろんな文化団体、演劇団体等、大変になっているという状況がこの2年間続いて、特に今本当に大変な状況だというふうに聞いています。  その中で、この登録団体に……          (発言する人あり) ◆荒川なお   ちょっと普通にしゃべっちゃうと…… ○主査   そうですね、今、質疑中ですので、お静かにお願いいたします。 ◆荒川なお   そういう状況にあって、今、アーティストバンクいたばしで登録している団体が結構多くなっているというふうにも聞いているんですけれども、それで、その中で確か1月でこの登録団体に対してイベントを行う30万円の補助というのが終わっていると思うんですけれども、なかなか厳しい状況の中でそういう補助制度がなくなっていくという状況で、今後、板橋区として、そういった団体に対してどういう補助をしていくのかというのをお聞きしたいんですが、お願いします。 ◎文化・国際交流課長   アーティストの応援に関しましては、令和2年度頃からコロナの影響を受けている方を支援しようということで、板橋区と文化・国際交流財団が共催でやってまいりました。おおむね、まず最初のスタートの時点では経済的支援、続いて活動の場をしっかり確保していくと、イベントの開催基準が変動してくる中にあっては活動再開の支援、イベントを例えば50%であれば大丈夫ですよだとか、そういう動きにもなってきたので、そういった中でイベントができるように支援を行ってまいりました。こういった成果もあって、今年度行った事業に関しては117のイベント開催に対して、補助をするということができました。こういったキャンペーンをまず行うには、申し込んでいただくには、前提としてアーティストバンクという人材バンクに登録してもらうことが前提であったので、そういった相乗効果もあって、現在250件、正確には249件の団体、個人の方に、板橋区ゆかりの方に登録いただいているというところです。今後なんですけれども、今後は、所管としては一番大事なところだと考えております。こういったアーティストの方の人材というものをまず発掘できたと、そういった方々をお伝えする、皆さんに知ってもらうためのPRツールというものも同時につくりました。近く、皆さんに、事務局に持ち込んでもうすぐ届くと思うんですけれども、こういったキャンペーンのパンフレットがちょうど出来たてのところでございます。これをご覧いただくと、アーティスト、個人の特性であったりだとか、連絡する方法であったりだとか、もうそういったところにもたどり着けるようになっておりますので、アーティストを仕事に結びつける、そういったマッチングの支援というものをこれからしっかり力を入れてやっていきたいと考えております。そのためには、少し長くてごめんなさい、議員の皆さんも各いろんな地域でイベントに関わられていたり、そういったシーンがあると思うんですけれども、そういった際に今回のこういうパンフレットを使っていただいて、ぜひアーティストの活動にお力添えをいただければと思っております。 ◆荒川なお   まだ、私もそのパンフレットを見ていないんで、後で見させていただきますけれども、そういう方向にするというのは、この間例えばその団体とかにアンケートとかをいろいろやっていたと思うんですけれども、そういう声から出発をしているということなのか、板橋区と財団のほうで、これをやろうというふうになったのかというのもお聞きしたいんです。 ◎文化・国際交流課長   こちらのキャンペーンを実施するに当たっては、まず前提としてアンケートにお答えいただく、委員がおっしゃったとおり、アンケートシステムというものを入れました。その中でも、特に行政側に支援いただきたいのがPRの部分、あとは先ほど申し上げた仕事に結びつけるようなマッチング、あとは財団のほうで行っておりますけれどもアウトリーチ事業です。アウトリーチというのは、出前でいろんな文化活動を披露することなんです。例えば学校であったりとか、福祉の施設であったり、今後、できればいいなと思っているのはこういう商店街で、にぎわいがあるような場であったり、そういったものをぜひ披露の場として、行政にフォローをしてほしいというのが大きな声でありましたので、それに応えるような形で、今回も財団と区で連携して、実際目に見えてくる部分はこれからだと思いますんで、そういったところを支援していきたいと思っています。 ◆荒川なお   先ほど、そのパンフレットのところで聞き漏らしていたらすみません。どういうところにまでそのパンフレットというのを広げていく、答弁を聞き漏らしていたらすみません、ちょっとそこもお聞きしたいんです。 ◎文化・国際交流課長   PRツールに関しましては、幾つかご用意しておりまして、先ほど例に出したパンフレットに関しましては、進めていく中で必要としているところが福祉施設であったりだとか、学校であったりだとか、演者さんを必要としているのがそういったところで、あとは町会でのイベントであったりだとか、そういったところでありましたので、まずそういった団体にもお配りするというのを考えております。あとは、小型にはなるんですけれども、リーフレットというのも作成いたしまして、これは情報をちょっとコンパクトにまとめておるんですけれども、中にQRコードを入れまして、ホームページに飛んでいって各アーティストの方の情報を見ることができるような仕組みになっております。そのほかにも、そのマッチングをするときに、実際に何をやればいいんだというところが皆さんの疑問だと思うんですが、今回は漫画をちょっと取り入れまして、どこに連絡をするとどういうマッチングの仲介をしてくれて、最終的にアーティストに結びつくというところまで分かりやすい形で表現させてもらっています。ただ、アーティストさんによっては、やはり当然生活のためにやられている方も大勢いらっしゃるので、経費がかかるところがあったり、なかったりいろいろあるんですけれども、その辺は活用いただく方にご判断いただきながら選んでいただければと思っております。 ◆荒川なお   これは、アーティストバンクに登録している方々に、今いろいろあった学校とかそういうところへ本当に行っていただけたらそれでいいと思うんですけれども、アーティストバンクに登録している団体とかに、何かすごくピンポイントなところになると思うんですけれども、こういうところにも置いてほしいというところであれば、配ってほしいというところであれば、そういうのはどんどん受け入れていくということでいいんですか。 ◎文化・国際交流課長   もし、そういったご要望だとかがありましたら、こういった持ち帰り可能なリーフレットであったりだとか、配布については検討させていただきますので、よろしくお願いいたします。 ◆荒川なお   いい方向に行くということを本当に願っているところなんですけれども、仮にやっぱりそうならないというケースということも想定できると思うんですけれども、その判断、なかなかこれは事業がうまくいっていないという判断をしたときにはどういう段階でとか、今始まっていないのに言うのも何なんですけれども、そういう判断というのはどこでしていくのかというのは分かりますか。 ◎文化・国際交流課長   マッチング後の細かいスキームの部分というのは、正直なところこれからどういった内容でイベント内容を確認するかだとか、これから検討していくところであるんですけれども、今、委員からいただいた意見も参考にしながら区と財団で、できる限り問題が起きないように運営ができるよう、スキームをつくっていきたいと思っております。 ◆荒川なお   そういう文化団体、演劇団体の状況は、いつ悪化していくか、先ほども言ったように生活がかかってくる方っていうのも多いので、しっかりと板橋区として支援をしていただきたいと思います。  次に予算の概要の34ページにあるシニアグラウンド・ゴルフ大会というところをお聞きしたいんですが、確か今年度は、予算はついてなかったと思うんですけれども、また復活したような形だと思うんですけれども、その経過、なぜ復活したのかというところ、あと今後の方向性みたいのがあれば、お示しください。 ◎スポーツ振興課長   コロナの影響で令和2年度は中止になりまして、緊急財政対策等により今年度も休止になっておりました。令和4年度からは、実際にまた、コロナの状況にはよるかと思うんですけれども、実際に実施していきたいと思っております。実施は、大体11月頃を予定しているところでございます。 ◆荒川なお   高齢者の皆さんが、スポーツをする機会、この2年間このイベントに関してはなくなっていたわけですけれども、それが復活するということで、すごくいいことだと思うんです。ちなみに、11月にやるということなんですけれども、この大会というのは大体いつもどれくらいの方が、参加されるか分かりますか。 ◎スポーツ振興課長   予定しているのは定員200名規模です。グラウンドゴルフ大会を行う予定になっております。対象としましては、区内在住、在勤、在学で、65歳以上の方を一応想定しているところでございます。 ◆荒川なお   つまり、人数はどれぐらい来られているとかというのは200名ぐらいですか。 ◎スポーツ振興課長   定員200名で、大体その200名をちょっと欠けるぐらいの人数だったり、180名ぐらいだったりとかという形で例年来ていたところでございます。 ◆荒川なお   このグラウンドゴルフは、確か一時期、有料化というところも出てきたかと思うんですけれども、すみません、認識が違ったらごめんなさい。これは有料にはならないということですか、この大会ですか、ちょっとすみません、お願いします。 ◎スポーツ振興課長   シニアグラウンド・ゴルフ大会ではなくて、一般利用するときの有料化という話だったかと思うので、この件とはまた別の件になるかと思います。 ◆荒川なお   すみません、ごっちゃになっちゃって申し訳ないです。その一般利用のときというのは、今後も無料、一時期有料というふうになったと思うんですけれども、話があったと思うんですけれども、今後しばらくは無料であるのか、あと今後の方向性みたいのが分かればお願いしたいんですが。 ◎スポーツ振興課長   施設を利用する形にはなりますので、今後、受益者負担の考え等も踏まえながら、使用料・手数料等の検討会などのときも踏まえまして、どうしていくかというのは検討していく必要があるかと思っております。 ◆荒川なお   ということは、4年に1回ですよね、確かそれは。だから、2024年までは、日程がずれていたらすみません、無料で、その後は有料になる可能性があるということでいいんですか。 ◎スポーツ振興課長   必ずしも、そのときになるかどうか分かりませんけれども、受益者負担の考え方を含め、ちゃんと有料化をするのかどうかを含めて検討していくということなので、いつというところは今ちょっとはっきりとは申し上げられない状況です。 ◆荒川なお   我々としては、気軽に高齢者が出てきてやれるというところでは本当に求められているという声もいろいろ聞いているので、またお金がかかるとかいうふうになると、また巣籠もりとかいう、コロナが収まってもまたそういうことになってしまいかねないので、そこはやっぱり利用している団体の方々とお話をするとか、そういったことがされなければいけないと思うんですが、そこについてもお願いします。 ◎スポーツ振興課長   料金の改定も含め、有料化等々になる場合に関しても、やはりご利用している方のご意見も踏まえながら考えていく必要があるかと思っております。 ◆荒川なお   ぜひ、無料でやれたらいいなというふうには思います。あと、次に予算の概要の41ページで、食料廃棄物減量というところでフードドライブの推進というのがあります。これは、私もすごく大事だなというふうに思っていて、それで確か2年前から地域センターとかも関わって、いろいろやってきていると思うんですが、その後どういう変化があったかというところをまずお聞きしたいんですが、お願いします。 ◎資源循環推進課長   全地域センターで常設のフードバンクということで実施させていただいておりまして、少しずつ量も増えているところでございます。地域センターにご協力いただきまして、ご提供いただいた食材について、地域センターでリストアップしまして、それを今現在は社会福祉協議会に提示させていただいております。社会福祉協議会では、18地域センターのリストを合体しまして、一覧で子ども食堂ですとかそういったところにリストを提供し、子ども食堂とかがそのリストを見ながらご希望の食材を取りに各地域センターに取りに来ていただくと。残った食材については、区で集めましてフードバンク板橋のほうに提供させていただいている、そんなスキームで実施しているところでございます。 ◆荒川なお   このフードドライブ事業がこの2年間で進んできているのかなというのは今の答弁で分かったんですけれども、例えば協力してくれる方が増えていくということなんだと思うんですけれども、どういうことが理由でそういう方が増えてきているというふうに考えているかというところもお聞きしたいんですが、区としての見解をお願いします。 ◎資源循環推進課長   ご提供いただいている方々にアンケートとかを取っているわけではないので、あくまで推測にすぎないんですが、やはりいろんなマスコミ等を含めてフードドライブ、資源を無駄にしないというところの考え方がだんだん徐々に定着してきまして、また住民にとって身近な地域センターにいつでも持っていけるということから、少しずつ提供が増えているのかなというようなところで推測はしているところなんですが、これからさらにその増強といいますか、拡大を含めて引き続き啓発ですとか周知は進めていく必要があるというふうに考えているところでございます。 ◆荒川なお   今、推測での答弁だったんですけれども、私も同じようなことで増えてきているのかなというふうに感じているんですけれども、しっかりとどういうことでという、アンケートをやるのは難しいんですけれども、何らかの形でどういうことからそれが増えているのかというのを、区として認識していくということが必要になると思うんですけれども、それについての考えもお願いします。 ◎資源循環推進課長   施策を進めていく上で、分析ですとか調査というのは必要になってくると思いますので、どこかの機会でいろいろなご意向をお聞きするという方法もございますし、また今、区のホームページを見たということで、少ないんですが、事業所から逆に食材を提供する方法はないかと、うちのほうに問合せが来たりするところもありますので、そういった事業所にどういうきっかけで、どういうことを始めるんですかというようなことをお聞きしながら、いろんな形で、今、委員のご指摘にあったように意向といいますか、方法みたいなものを今後とも探っていきたいと考えております。 ◆荒川なお   それで、一番最後のところでは、社会福祉協議会からフードバンク板橋へというところですけれども、結局、そこへ一番最後に行ったところで食料がどれぐらい余っているかというところまでは把握はされていないということ、追えていないということでいいんですか。 ◎資源循環推進課長   社会福祉協議会さんで、子ども食堂等に提供し、そこで残ったものは区が回収し、最終的なものをフードバンク板橋さんに提供させていただいて、その後、例えばフードバンク板橋さんのほうで頒布会とかというイベントでお配りとかしているんですけれども、それが残ったかどうかというところまでは区では把握していないのが実情でございます。 ◆荒川なお   何で、そんなこと聞いたかというと、この間、食品ロスという立場だけではなくて、これは福祉部のほうになってしまうかもしれませんけれども、貧困対策みたいな形での食糧支援活動というのをやっていて、いろいろな団体の方から聞くと、相当やっぱり我々が想像している以上に食品ロスというか、何でこんなに食べ物が余っているのかなと思うぐらい、募集していないけれども、当日会場にお米を持ってきちゃうとか、何かいろいろあるというふうに聞いているんです。だから、そうすると最後の板橋フードバンクのところと、そういう民間でやっている団体とかのマッチングみたいなものも、これは資源環境部だけでどこまでできるかというのもありますけれども、そういったことも検討していかなければいけないんじゃないかなというふうに思うんですが、そこについての見解もお願いします。 ◎資源循環推進課長   確かに、私もご提供いただいた食材を見ますと、自分のうちで使えばいいじゃないかというようなものがたくさん来ているのも事実です。ですから、そういったものをきちんと必要な方に届くような手だてというものを、今後残った食材なんかの確認とかを通して、また実際に作業していらっしゃるフードバンク板橋さんですとか社会福祉協議会さん、そういったところとも情報共有しながら、福祉部と連携しながら、せっかく集まったものを無駄にしないできちんと必要な方に届くような形で進められたらというふうに考えているところでございます。 ◆しのだつよし   よろしくお願いします。まずは、予算の概要の55ページの48番、マイナンバー制度関連のシステム運営・各種発行についてをお伺いします。②の個人番号カードの発行につきましてお伺いします。昨年11月から行われた出張申請は、手ぶらで申請ができるというのが好評でした。申請率や交付率も多分伸びているんじゃないかなというふうに思っておりますが、そこで伺います。マイナンバーカードの交付によって、窓口の取扱件数に変化があったでしょうか。 ◎戸籍住民課長   窓口での取扱件数の変化につきまして、本庁舎と区民事務所における住民基本台帳関係の証明発行件数の実績について、例示としてご説明いたしますと、平成30年度は49万813件、令和元年度は47万4,115件、そして令和2年度は46万701件と、毎年3%から4%ずつ減少している状況です。 ◆しのだつよし   ということは、要は窓口に来なくてもほかで間に合っているという、そういう認識でよろしいでしょうか。 ◎戸籍住民課長   先ほど、マイナンバーカード関連ということでお話をいただいたので、マイナンバーカードを活用して取得することができるコンビニ交付の件数につきましてご説明させていただきますと、コンビニ交付は徐々に増えてきています。令和2年度の実績においては、コンビニ交付、戸籍の証明と住民票、印鑑証明に加えて、税証明を合わせた件数で77万7,624件のうち、コンビニ交付が9万70件で全体の11.6%でした。一方で、元年度につきましてはコンビニ交付分が6万2,771件で、1年間で1.45倍になっており、交付率の向上とともにコンビニ交付も増えていると認識しております。 ◆しのだつよし   この間、私が総括質問でこのことをお話ししましたが、要するにコンビニでも手軽にできるということが数字の上でも証明されたというところかなというふうに思っております。続いて、交付率とコンビニ発行件数が正比例で増えているというのは当然ながら、今お話しのように期待どおりのことじゃないかと思いますが、必ずしもうまく使いこなせているとは限らないのではないかなというふうに、やっぱり思っております。そこら辺のところはいかがでしょうか、例えば、ひもづけの支援についてお考えがあればお願いいたします。 ◎戸籍住民課長   お話しいただきましたひもづけの支援につきましては、2月からマイナポイント第2弾の支援を板橋区においてもスタートしております。コールセンターの新設と窓口の拡充で対応しているんですけれども、1か月間の実績として申し上げます。まず、コールセンターについてはマイナポイントに関することが107件、保険証連携に関することが111件、また窓口におきましては、マイキーID支援、マイナポイント支援、合計で472件のお問合せや、窓口へお客様がおいでになっております。現在、区役所に来ていただければ、そのような形でお手伝いをさせていただいております。 ◆しのだつよし   やはり、こういうような形で利便性が何となく分かってくれば、マイナンバーカードの発行も大分進捗するんじゃないかなというように思っております。  続きまして、スポーツプロモーターにつきましてお話をさせていただきます。予算の概要の34ページ、11のスポーツプロモーション、スポーツプロモーターについてお伺いいたします。このスポーツプロモーターにつきまして、恐らく今、加藤ゆかさんがスポーツプロモーターとして活躍されているんじゃないかなというふうに思っておりますが、私も、もう何年も前なんですけれども、加藤ゆかさんの講演を拝聴したことがあります。とても心の優しい人で、人柄の良さがにじみ出て、またスポーツの世界では芯の強い、さすがメダリストだなと思えるようなハードの練習もされていたというようなお話もされていました。それがすごく心に印象に残っております。また、講演の後は持ってきたメダルを皆さんにお見せしたり、手渡したりして、本当に気さくな方だなと感激したことを覚えております。こういう方が、スポーツプロモーターとして板橋区で活躍されていることに喜んでいるところでございます。そこで、このスポーツプロモーターについてお伺いします。職務内容と、この1年間の活動について伺えますでしょうか。 ◎スポーツ振興課長   スポーツプロモーターなんですけれども、スポーツの連携に関することやスポーツ及びレクリエーションの企画に関すること等を果たすために、会計年度任用職員として区で任用している職員となります。この1年というか、今までやってきたことだと今議員もおっしゃられたところもあるんですけれども、水泳の教室などをやったりとか、あとは講演会みたいな形でお話をしたりとか、あとは日本オリンピック委員会等々と連携を取りながらオリンピック教室をやったりとか、そういったところを含めてこれまでの経験や今まで培ってきた人脈というかそういったところも含めて活用していただいて、スポーツの振興に取り組んでいただいているということになります。 ◆しのだつよし   とても重要な役割だということが、よく分かりました。私、一般質問とか総括質問で何度か述べていることなんですけれども、思うのですが、東京2020大会のレガシーで大事なことは、障がいがあるなしにかかわらず誰もがスポーツに親しめること、特に、障がいを持たれている人が外に出てスポーツができる環境にしていくことだというふうに思っています。大事なことは、障がいを持つ人の意見に耳を傾けることだということも、何度か発言しているんですけれども、そういう私が障がいのことについてお話しする機会が多いんですけれども、障がいの大変さは本当に分かっているのか、理解しているのかといえば、やはり根底の部分、芯の部分は分かろうと努力するもののやっぱり分かっていないのが実情です。やはり実際に障がいを持っている人じゃなければ、本当に大変なところというのは分からないんじゃないかなというふうに思っております。先ほど、高山委員もスポーツ大使にパラアスリートをという質問をされておりました。このスポーツプロモーターについても、同じことが言えるんじゃないかなというふうに思っています。どちらかというと、このスポーツプロモーターこそパラアスリートの起用をぜひ考えていったほうがいいんじゃないかなと思っております。今期はあれですけれども、来期以降につきましてね。そのことにつきまして、何か課長からのお話があれば。私は、1人よりもやはり2人体制、アスリートとパラアスリートのお二人がお話を、いろいろと意見をするということのほうがいいのかなと思っております。今、1人体制だと思うんですけれども、2人体制でやるべきじゃないかなというふうに思っております。これにつきまして、課長、何かご意見があればお願いいたします。 ◎スポーツ振興課長   今、委員がおっしゃられたように、東京2020大会を契機としてパラリンピックを見た方がやっぱり多くいらっしゃいまして、パラスポーツへの理解、障がい者への理解も深くなったというふうには思っております。先ほど、高山委員のおっしゃられたように、スポーツ大使のほうも含めて、そういったことをやはり実際にご経験されて、ご本人の体験としてお話しできる方というのをやはりご意見を踏まえながらイベントを企画したり、体育施設の運営をしていくことは非常に大切なことだと思っています。なので、スポーツプロモーターのほうに関しては、どういった職務内容があるかとかその職務量とかそういったところも含めてになるので、設定数を増やせるかどうかとかというところはまた別にあるかとは思うんですけれども、スポーツプロモーター、スポーツ大使、それがまた障がいをお持ちの方の団体の方等を含めてご意見を賜りながら、スポーツの振興に努めていきたいと思っております。 ◆しのだつよし   ぜひとも、来期以降で構いませんのでじっくりとお考えいただければと思います。よろしくお願いいたします。  続きまして、予算の概要の39ページの18の都市交流事業、②の大船渡市連携協力締結10周年記念事業につきまして、お伺いいたします。大船渡市とは、平成24年6月29日に連携協力協定を締結して、今年で10周年を迎えて記念事業を計画しているそうですが、どのような事業が行われているかということにつきましてお伺いしたいと思います。よろしくお願いいたします。
    ◎くらしと観光課長   大船渡市との連携協定10周年ということで、記念事業を企画しております。予定では9月の5日から9日で、本庁舎の1階で大船渡市との協定の部分の展示であるとか、あと物販です、大船渡の物品とか、物産とか、そういったものの物販というようなことを今予定して、準備をしているところでございます。 ◆しのだつよし   大きな被害を受けた岩手県大船渡市に対して、職員さんが、10年間東北で、現地でいろいろと接点を持ってやっていただいたということに対して、私も敬意を申し上げたいと思います。多分、発災当初は、恐らく想像を絶する光景を目の当たりにして、さぞ大変でつらかったろうなというふうに思っております。この10年間の経験は、必ずや板橋の防災やまちづくりに生かされると思います。今後とも、大船渡市との交流につきまして、これも本当にレガシーだと思いますので、ぜひともよろしくお願いしたいと思います。  続きまして、予算の概要の35ページの美術館の管理運営につきましてお伺いいたします。各種展示5回というところです。先ほど、杉田委員からもお話があったんですけれども、これは区長の施政方針で初の重要文化財の特別展の椿椿山展が開催されるとありました。令和元年6月に、大規模改修を終えてリニューアルオープンした美術館ですが、このリニューアルと重要文化財とは大きな関係があるというふうに伺いました。その点について何か伺えますでしょうか。 ◎文化・国際交流課長   重要文化財の展示に向けましては、施設、展示環境、展示ケースであったりだとか、空調の管理であったりだとか、そういった部分で大変高いハードルがございます。そういった部分を、今回のリニューアルを受けて、国宝級、重要文化財を含めた形の作品を展示できる形で美術館を新たにリニューアルしたところでございます。今回、そういった動きを受けまして、その後の初めて美術館の成果を披露できる展示となるんですけれども、一応重要文化財関係、文書も含めてなんですが、5点以上を展示できるような方向で借受け先等を含めて、今、学芸員のほうで協議を進めているところでございます。 ◆しのだつよし   ぜひともよろしくお願いします。続きまして、今度は予算概要の50ページ、22番の大山地域まちづくり推進につきましてお伺いいたします。⑥の商店街施設整備費補助事業につきましてお伺いいたします。この事業内容と、補助金額をお聞かせいただければと思います。 ◎産業振興課長   こちら商店街施設整備費補助事業につきましては、ハッピーロード大山商店街のアーケードがございます。そちらの採光部分、屋根の採光部分なんですが、それの張り替えの経費といたしまして、4,000万円ほど交付をさせていただく予定でございます。 ◆しのだつよし   これは、都とか区とかの何かそういうような決め事はあるんでしょうか。 ◎産業振興課長   こちらにつきましては、都の補助対象ということにはなってございますので、そういったところで経費を充てているところでございます。 ◆しのだつよし   続きまして、次は、予算の概要37ページの8番、板橋ブランド戦略事業につきましてお伺いいたします。①の板橋オプトフォーラムの開催の括弧にあります東日本光学産業サミットの開催、これは、板橋が主催するという認識でよろしいのかどうかということと、あとこれは、どういうような内容なのかということにつきまして、2点につきまして、お伺いしたいと思います。 ◎産業振興課長   来年度、第9回の板橋オプトフォーラムの中で取り入れていきます東日本光学産業サミットでございます。こちらにつきましては、板橋区も共催という形になってまいるかというところでございます。第1回は、これまで埼玉県で実施されてございます、それを来年度につきましては板橋区で実施をさせていただくというところでございまして、埼玉県やあとは栃木県といったところのいわゆる光学産業に強いまちからいわゆる事業者さんを募っていただいて、そこで、パネルディスカッション等を行っていただくというようなものでございます。 ◆しのだつよし   板橋区は、国際光年と言われる2015年に全国の自治体で唯一の国際光年の推進パートナーとして名のりを上げたというふうに聞いています。名実ともに、光学の板橋とこのときになったわけでありまして、来年度に東日本光学産業サミットを開催するということですが、これにつきましては、光学の板橋のブランド力を向上をさせるといううってつけの機会だというふうに思っておりますので、ぜひとも成功させていただいて、板橋区の名を上げていただければというふうに思っております。よろしくお願いいたします。  続きまして、予算の概要の37ページ、②の板橋のいっぴんリニューアルにつきまして、先ほどお話がありましたので、1点だけちょっと確認でさせていただきたいと思います。平成15年に初認定を受けたというふうに聞きました。これまでのいっぴんなんですけれども、これは心配なんですけれどもどういうふうになってしまうのかということにつきまして、お伺いしたいと思います。 ◎産業振興課長   初代から認定されていらっしゃる板橋のいっぴんでございます。長らく板橋のいっぴんという看板を守り続けていただいてきたというようなところがございます。今回、このいっぴんのリニューアルというところに際しましては、既存のいっぴんの方々は、名称はこれからというところではあるんですけれども、例えば、元祖いっぴんであったりというようなところでしっかりとその立場はお守りしつつ、新たなリニューアル事業には取り組んでまいりたいと。相乗効果で、いっぴんを盛り上げていければというふうに考えてございます。 ○主査   これで、再質問者が1巡いたしましたけれども、残り時間がもう少ないので、このあたりということでよろしいですね。 ─────────────────────────────────────────────── ○主査   以上で本日の審査を終了いたします。これをもちまして、区民環境分科会を閉会いたします。...