板橋区議会 2022-02-22
令和4年2月22日自治体DX調査特別委員会-02月22日-01号
IT推進課長 加 藤 豊
事務局職員
事務局次長 森 康 琢 書記 飯 野 義 隆
自治体DX調査特別委員会運営次第
1
開会宣告
2
理事者あいさつ
3
署名委員の指名
4 議 題
(1) 令和3年第3回・第4回
定例会調査事項に関する提言の
方向性について(3頁)
(2)
行政データの活用・
情報発信について(4頁)
5
閉会宣告
○
委員長
おはようございます。
ただいまから
自治体DX調査特別委員会を開会いたします。
本日も発言は着座にて行っていただくようお願いいたします。
また、現在、
まん延防止等重点措置が適用されておりますので、簡潔な質疑、答弁、そして円滑な
議事運営にご協力をお願いいたします。
────────────────────────────────────────
○
委員長
初めに、
理事者のご挨拶をお願いいたします。
◎
政策経営部長
おはようございます。本日の
委員会の議題といたしましては、
重点調査項目に関する本
委員会としての提言の
方向性につきましてと、それから区側からは、
行政データの活用・
情報発信につきまして現状をご報告いたします。どうぞよろしくご審議いただきますようお願いいたします。
○
委員長
ありがとうございました。
────────────────────────────────────────
○
委員長
次に、
署名委員を指名いたします。
南雲由子委員、こんどう
秀人委員、以上お二人にお願いいたします。
────────────────────────────────────────
○
委員長
それでは、議題に入ります。
初めに、令和3年第3回・第4回
定例会調査事項に関する提言の
方向性についてを議題といたします。お手元に配付いたしました資料1は、前回の
委員会で出されました意見を集約し、令和5年第1回
定例会において2年間の活動に基づく提言をまとめるために、現時点での提言の
方向性を記した正副
委員長案でございます。初めに、1ページ目をご覧ください。第3回
定例会の提言の
方向性についての案文でありますが、こちらは第4回
定例会でお示しした案文に対し、各委員より出された意見を反映したものでございます。新たな内容は、網かけの部分となっております。
それでは、本案に対して特にご意見があればお願いいたします。
(発言する人なし)
○
委員長
よろしいですか。それでは、本案を最終的な提言に向けての
方向性を示した案文といたします。
次に、2ページ目及び3ページ目をご覧ください。第4回
定例会の提言の
方向性についての案文でございます。
本案に対する各委員の意見を求めます。
(発言する人なし)
○
委員長
よろしいですか。それでは、本案を最終的な提言に向けての
方向性を示した案文といたします。
本件につきましてはこの程度でご了承願います。
────────────────────────────────────────
○
委員長
次に、
行政データの活用・
情報発信についてを議題といたします。
本件について
理事者より追加の説明はありますでしょうか。
◎
IT推進課長
それでは、資料2-1のほうでございますけれども、少し
補足説明をさせていただきます。
本日の資料、
ICT推進・
活用計画2025の
前期実施計画の
基本方針の一つであります
データの
利活用の取組の一つとして、
庁内データの
オープンデータ化に関する状況を報告するものでございます。
項番1の
オープンデータとはというところの※1というところで、
機械判読に適した形式ということの注釈を記載しておりますけれども、少し口頭で補足をいたしますと、例えば
データの中で、統計表やグラフなどが
画像データであるとか
PDF形式の
データで公開をされていたりすると、この
データを
コンピューターに与えて解析をさせるためには、事前に人間がその
画像データを表
計算ソフトに入力するとか、
画像認識等の技術によって
データ、数値や
テキストを得るとか、そういったことをする必要がありまして、
利用者に負担を求めてしまうということでございまして、効率的ではないというところになります。そのため、
オープンデータを
コンピューターに解析させる作業を効率化するためには、提供する
データについて
コンピューターによる数値や
テキストを入手しやすい形式に変換して、
利用者のコストをできるだけ軽減することが望ましいと考えられます。このような
コンピューターによる利用しやすいものを
機械判読に適した形式というふうに言っております。具体的には、
CSVファイルのような一般的な形式で、例えば統計表の
データであれば一つの
ファイルには一つの表のみを入れるとか、人間による読みやすさを目的とした空白や改行、省略などは行わないことであるとか、表のタイトルや項目は分割せずに1行で表現する、単位を明記するなど、
西暦表示だけではなくて必要に応じて和暦を併記するなどというところで、機械が読みやすい形式にしたものを
機械判読に適したものというふうに表現してございます。
続いて、※2に二次利用についての注釈を記載しております。こちらは、公開された
オープンデータの二次利用に関しては、
利用者が出典や公開元のURLなどを表示することで
営利目的を含めて自由に
データを改変、複製、再配布することができるとされることが、
オープンデータの取組では一般的でございます。区でもそのような対応としております。
続いて、項番2の区における
公開状況でございますが、別紙1に
公開状況の概要を掲載してございますが、別紙1の項番1に国が
自治体等に公開を推奨する
データというふうに記載してございます。こちら、少し補足をいたしますと、国は平成28年12月14日に公布施行した
官民データ活用推進基本法の第11条で、国や
地方公共団体が保有する
官民データについて、国民が
インターネット等を通じて容易に利用できるよう措置を講じるということを義務づけております。その折に、
オープンデータの公開とその
利活用を促進することを目的として、国が
自治体に公開を推奨する
データと、公開する
データの作成に当たって準拠すべきルールやフォーマットなどを取りまとめております。それが国が
自治体に公開を推奨する
データということになってございます。必ずしも最初から全ての
データ公開に取り組まなければいけないという縛りではなくて、各
自治体で可能なものから公開を進めてほしいという位置づけになっております。区では対応可能な
データを既に
公開済みでございます。
資料本文1ページにお戻りください。項番2の(3)
公開方法ですけれども、区の
ホームページと東京都
オープンデータカタログサイトに区の
オープンデータを公開しております。東京都
オープンデータカタログサイトでございますが、東京都に関する様々な情報を調べたりとか、都政に関する重要な
データを分かりやすく確認することであるとか、スマートフォン
アプリの開発に活用することなどを目的として、都が運営する
ウェブサイトでございます。
データを種類や公開元組織等により分類することで、検索性を持たせたサイトとなっております。
区ホームページと同様の
オープンデータを公開してございます。
続いて、資料の2ページの項番3、令和3年度における取組の(2)の
②オープンデータの
活用事例の収集及び紹介ですが、現状では
活用事例として、
お子さんとの
お出かけスポットなどを紹介する民間の
ウェブサイトで
観光スポット、
公園公衆便所、赤ちゃんの駅などに関する区の
オープンデータが活用されておりましたので、その事例を
ホームページ上で紹介をしております。
項番4の課題及び今後の取組の(2)にございます
写真データの公開でございますが、
先ほど活用事例として紹介しました
お子さんとの
お出かけスポットなどを掲載する
ウェブサイトの
運営事業者とも少し
情報交換をさせていただいたところ、やはり
写真データが公開されることでより分かりやすいページをつくることができるといった
ニーズも感じられたところでございます。
また、
ICT推進・
活用計画においても、
画像データの公開を事業用として掲載しております。資料では、「令和3年度中を目標に公開する」としてございますけれども、今月、既に公開を開始してございます。区施設であるとか
観光スポット、公園などの
写真データ約100件でございますが、
オープンデータとして公開を開始しております。
補足説明としては以上でございます。よろしくお願いいたします。
◎広
聴広報課長
それでは私のほうから、
情報発信に係る資料につきましてご説明のほうを申し上げます。
資料2-2をお手元にご用意願います。
情報発信というところにおきましては、毎週土曜日に発行してございます広報いたばし並びに
ホームページといったところが大きく
情報発信に寄与しているというところでございますが、それ以外にも、
情報発信の充実という観点から、記載の
SNSや
アプリ等をただいま活用しているというものでございます。
SNSにつきましては、区公式といたしましてはツイッター、
フェイスブック、インスタグラムといったものをそれぞれ
資料記載のとおり開設しているところでございまして、それ以外に、右側を見ていただきますと、各
主管課等アカウント数といったところの表現もございますが、こちらは児童館ですとか図書館、それぞれの所管が個別に持っているものもほかにあるというところでございます。
項番2の
公式アプリにつきましては、こちら、各テーマにのっとった
アプリといったところが現状4つ展開されているというところでございます。
項番3、
Yahoo!
アプリでございますが、こちらは令和2年3月から
危機管理部のほうが協定を締結しまして、
防災情報をプッシュ通知して発信するということを始めてございます。以降、令和3年度に入りましてからは、
コロナ禍を受けてコロナに関連する情報のほうも発信していいというような形でお話をいただいておりまして、ただいま活用させていただいてございます。併せまして、令和4年4月というふうに書いてございますが、
Yahoo!くらし入
稿ツールといったところで、
Yahooさんのほうで一般の情報についても広く発信できるような形で検討していきたいというところで、ただいま
トライアルといったところ、1月12日に速報のほうで周知させていただきましたが、板橋区は
トライアルのほうに参加をさせていただきまして、一般の情報につきましてもお届けをさせていただいているといったところで、現状といたしまして、こちらのほうに板橋区の方で登録いただいている方が15万人を超えるというふうに聞いてございますので、非常に強いツールになるのかなという印象を持っているところでございます。
最後に項番4、YouTubeでございますが、こちらは区公式のチャンネルといったところで、動画としては500件を超えるような動画を掲載させていただいてございます。やはり
コロナ禍という状況を受けまして、
講演会等を含めてなかなか対面での実施が難しいというところから、この動画の利用といったところは非常に伸びてきているところでございまして、来年度に向けましては、機材の充実等も含めて、さらなる活用といったところを想定しているものでございます。
雑駁ではございますが、私からの説明は以上でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
○
委員長
ありがとうございました。初めに、
現状確認のための質疑を行います。本件に対する各委員の意見については、質疑が終了した後、改めて述べていただきたいと存じますので、あらかじめご承知おき願います。それでは、質疑のある方は挙手願います。
◆
内田けんいちろう
よろしくお願いいたします。初めに、
オープンデータを公開するということですけれども、一般的に
CSV形式でダウンロードできたとしても、消費者の方というか区民の方、一般の方は多少見づらい
データであって、やはり加工して見ていただく、そうすることで初めて一般に受け入れていただけるものだと認識しております。もちろん
オープンデータを民間の方に活用してもらうためにとか、そういったことも狙った上で公開されると思うんですけれども、それをすることで
区民ニーズの向上にもつながるかもしれないんですけれども、
基本方針4、
データの
利活用としては、区として
データを活用し、発表する、見やすい
データの充実も必要だと考えておりますけれども、どのようにこのあたりはお考えでしょうか。
◎
IT推進課長
今、
内田委員からご意見をいただきましたように、見やすい
データというところの必要性というのは重々感じてございます。そういったものに関しては、いわゆる
パブリックデータという形として、区の
ホームページであるとか
刊行物等で照会されていくというところがあるのかなと思っております。
オープンデータに関しましては、一方で
機械判読性というところを重視して、例えば
アプリの開発であるとか
利用者の方が編集するというところを重視する必要もあるのかなと思っておりますので、一概にちょっと人が見て分かりやすい
データばかりにはならないのかなというところが認識しているところでございます。
◆
内田けんいちろう
実際に、
オープンデータと一般の見やすい
データというここでは呼び方をさせていただきますけれども、そういうものをつくっていく中で、公開する前のものを区では持っているわけですけれども、それを加工して公開するという流れを経ていく中で、職員さんの中での
スキルアップとかにもつながってくるものだと思うんですね。
私も官公庁の公開している
データをダウンロードして情報を整理することがあるんですけれども、何ていうんですか、どうしてそんなセルの分割をしちゃっているのということだったり、そういった
ExcelデータとかPDFに当たることがありまして、そのために時間をかけてこつこつ
ファイルを自分で加工してやっていくわけなんですけれども、こういった問題はやっぱり先ほど申しましたように、
オープンデータをつくった人が自分で
データを使って分析、活用したことがあるかっていうところが大きいんじゃないかなというふうに思っておりまして、自分で
データをいじってみて初めて、
ファイル形式だったり
データの並べ方、望ましい形や後の人に易しい
データっていうのが分かってくるんだと思うんです。
データ利活用のための取組を通じて職員さんの
スキルアップをすることで、さらなる発展も期待できると思いますけれども、職員さんの学ぶ環境についてお聞かせください。
◎
IT推進課長
今おっしゃっていただいたようなセルの分割であるとか
PDF公開は、ちょっと現状の板橋区の
オープンデータでも、そういった状況がまだ残っているというのが事実でございます。
データの
編集方法等についての職員の勉強、研修というところに関しましては、昨年、今年度の11月に
データ利活用の研修ということで総務省の
地域情報化アドバイザーのほうに来ていただきまして、そもそも
データとは何かというところとか、
Excelで表をつくっていくに際して、先ほど委員がおっしゃったような、後の人が使いやすい
データとはどういうものなのかという基本的なところを講義していただいたところでございます。
◆
内田けんいちろう
我々議員としても、そういった勉強の機会があればぜひ一緒に学ばせていただきたいなということを今思いましたので、させていただきたいと思います。
ちょっと別の観点からなんですけれども、2-2の資料で
SNSとか
公式アプリについてご紹介いただきましたけれども、やはり見ていますと、各所管なのか担当される方なのか分かりませんけれども、発信する情報に差があるといいますか、いわゆるスキルだと思うんですね。
SNSアカウントの見直し、手を入れることが必要じゃないかなというふうに感じているんですけれども、それについてどのようにお考えでしょうか。
◎広
聴広報課長
おっしゃるとおり、多様な所管のほうで現在活用いただいているというところでは、やはり職員の
スキル等によって一定差があるというところは事実かなというふうに思ってございます。そういった中で、各所管での取組というのが進んでいたんですけれども、それ以外に庁内でどういうふうな媒体があったりですとかというような、発信先があったりと、そういったところを含めてなかなか共有できていなかったというところもございますので、この2月に、それを一定取りまとめて共有するような環境を庁内でつくらせていただきました。そういうところからほかの所管の取組を見ることで、学んでいただき、よりよくするというところにもつながっていくかなというふうに思いますので、そういった情報の共有につきましては今後は積極的に行って、各所管課における格差が出ないように調整、対応していきたいというふうには考えているところでございます。
◆
内田けんいちろう
今お話しいただいたことで、取りまとめる部署というか場所ができたということで、やはり一般的に
SNSを運用するとなると、大きな企業とかでもやはり情報が散らないようにまとめる部署、戦略を立ててスケジューリングまでして発信するということをされているかと思いますので、すばらしい取組だなというふうに思っておりますけれども、一律に同じ情報を出すとか区としての
方向性を定めるということはもう当然のことだと思うんですけど、もう少しこれを知っているだけでうまく発信できるのにという最低限の部分というか、そういったところがやはり共有されることが重要だなというふうに思っておりますけれども、
発信方法についての庁内での
情報共有会とか、そういったことはこれまで行われてきているんでしょうか。
◎広
聴広報課長
特段、担当している方々を集めての
講習会、こういったものは現状としてはないというところはございますが、ただ、研修というような形で外部の方をお招きしてというのは、過去にあったかなというふうに記憶はしてございます。今の時流を捉えますと、やはり今後さらなる重要性というのは増していくかなというふうに思いますので、研修ですとか担当が集う場面ですとかそういったところの設定につきましては今後検討してまいりたいというふうに考えてございます。
◆
寺田ひろし
どうぞよろしくお願いいたします。まずちょっと確認させていただきたいのが、
オープンデータはもともと
オープン・バイ・デフォルトと言われるように、本当に公共財としての
立ち位置であると思います。税金でつくられた
データも公共のものであるという、その思想の下で、G8から始まって、今こうして国内の法整備が進んで、いよいよというところだと思うんですが、この点で、ちょっと先ほどの確認なんですけど、一応推奨される、法にのっとってと、いろんな項目が出て
オープンデータで整備されてきていると思うんですが、一応確認なんですけど、こういった項目を出しましょうという
方向性と、それプラスアルファ、さらにやっていこうというお考えがあるのかどうか。要は、
ニーズにのっとってとか、それともあくまで部署として定められた
オープンデータの項目を出すところまでで、そこから先の例えば
利活用がどうなのかとか調査とか、そのあたりはちょっとまだこれからという形なのか、そのあたりの今の
立ち位置をちょっと教えていただきたいなと思います。
◎
IT推進課長
オープンデータに関しましては、私どものほうでつくらせていただいています
オープンデータの推進に関する
基本的考え方であるとか
オープンデータ公開の手引きのほうでは、可能な限りのものについては公開を進めていくことというところを記載させていただき、全庁に周知もさせていただいております。
利活用の部分に関しましても、今回この10月から
オープンデータの
公開要望フォームであるとか
事例紹介等も始めさせていただきましたので、そういった
ニーズに基づいて、必要なもの、必要だと考えられるものについては公開をこれからも進めていく想定で考えてございます。
◆
寺田ひろし
ちょうど今お話も出ました、例えば
事例紹介だと「いこーよ」が記載されていると思いますので、
あと要望フォームもおありだと思うんですが、これ、実際もういろんなご意見が入ってきたりもしてるんでしょうか。もしあれば、分かればで結構なんですが、件数とか内容とかをちょっとご提示いただければと思います。
◎
IT推進課長
事例に関しましては、今掲載させていただいてる「いこーよ」のみになってございます。
公開要望フォームに関しましても、現状、事実上はそこまで要望が殺到するとかそういうことはなくて、今きたのは1件、記憶があるのは1件でございまして、
食品営業許可の一覧について
オープンデータ化できないかというようなご要望があったところでございます。
◆
寺田ひろし
いろいろちょっと私も調査すると、多分この
利活用のところとか、
あとニーズに合った
データをどこまで自発的に各
自治体とかが出していくか、また東京都の
オープンデータサイトのほうの連携もあるかと思いますので、本当にこの点が非常に難しいなというふうなのがちょっと今私も考えているところです。ちなみに、私もいろいろ活用しようかなと思って、例えば
学校トイレとかオストメイトの温水化とか、ちょっといろいろ調べようかなと思って見てみて、検索をかけて「
トイレ」というふうに区の
ホームページから
オープンデータを検索すると、「
トイレ」で出てくるのが1件の
データだけで、公園の
データだけなんです。多分、
公衆トイレの
データだけで。ですので、今は担当課のほうに学校の
トイレのほうの
データをちょっと調査いただいているところで、いろんな声が出ない
ミスマッチとかご要望が恐らくあるんだろうなと、多分。これからにちょっとまた期待したいところであります。実際に、民間の調査によると、会社のほうで
オープンデータを活用したことがないというのはやはり8割あったそうです。さらに、
オープンデータ活用における課題の第1位は欲しい
データが見つからなかったということで、非常に今私も実感したところで、こういった
データ収集に課題を感じる企業というのはやはり9割あったということだそうです。また、導入していない理由の一つは、導入した際の費用対効果、そのメリットですね、これが期待できないからというところだそうです。
まだまだこれからの状況だと思うんですが、例えば区民また企業の方に活用いただきたいと、その先に、例えば
スマートシティとかそういった
方向性に結びつけられればまたよいかなと、あともしくは
コミュニティビジネスとか、そういったところが期待されているところかとは思うんですけれども、一応、どこで
オープンデータが使われてとか活用いただいてとか、その成果というのは調査できる体制とかはあるんでしょうか。
◎
IT推進課長
今委員におっしゃっていただいたような活用の状況を把握するというのが、私どもというか国のほうも課題だというふうには言っている部分でございまして、私どももやり方というところを先ほどちょっとお話を出しました
地域情報化アドバイザーのほうに確認をして、ヒアリングさせていただいたんですけれども、その中で出てきているのは、やはり
活用事例の収集、紹介のページをつくったりとか、要望フォームをつくって地道に収集するというのがまずは一つの手でしょうというところでございました。なので、まずこういった取組をさせていただいたというところと、あと一応民間企業に、
オープンデータを活用してサイトを運営しているような事業者、刊行物とかで一覧が分かったりしたので、そちらに簡単なアンケート調査をこちらから投げたりとかはして、ちょっと地道にどういったものが使われるのかっていうのは把握していこうという努力はさせていただいているところでございます。
◆
寺田ひろし
そういった取組は初めて伺いましたので、ぜひ形になればいいかなというふうに思いますので、期待したいところです。そういった意味で、私も昨年、一般質問で
オープンデータについて取り上げさせていただきまして、やはり東京都のほうでやってるよということだったのでなかなかご返答はいただけなかったんですけれども、例えば
オープンデータを活用したコンテストとか、東京都でもハッカソンをやってますけれども、こういうのは例えば京都とか東北地方のほうでも、今ちょっとコロナで中止になっちゃってますけれども、非常にこういったハッカソンとかアイデアコンテストとかがやはり有効だったり、まずは取っかかり、特に東北地方のほうでやられている、よいなと思ったのは、小学生、中学生とか、学生さんをちょっと交えてやっているというところで、非常にプログラム教育の中にマッチした形で効果的なんじゃないかなというところではあったので、ちょっと改めてですけれども、今現状、また将来的に、区として、周知の一環としてこういったイベント的なものというのはご検討とかというのはあるんでしょうか。
◎
IT推進課長
今委員におっしゃっていただいたのは、アイデアソンであるとかハッカソンというような部分かなと思います。確かに、東京都のほうで今年度も実施されておりまして、状況を少し確認しますと、かなり民間の方から
オープンデータを活用した
アプリの募集もあったりとか、そういったところで
オープンデータが今後活用されていくというようなきっかけになるんだなっていうところが見えてはおります。今後はそういった取組も検討したいとは考えてございますけれども、その場合、ちょっと課題はまだあるかなと思っています。例えばハッカソンの場合ですと、どういった
アプリをつくっていくかっていうところの支援までしていくという形になりますけれども、その専門技術については区ではなかなか難しい部分がありますので、どうしても経費をかけていかなければいけない。そこでどれだけの効果が出るのかっていうところ。あと、
アプリがリリースされた場合は、基本的には民間のものになりますので、そこに区税、税金をどこまで投入できるのかっていう部分を考えないといけないのかなと思っておりますので、ちょっとまだ具体的にどうするというところまでは答弁ができないという状況ですが、検討はさせていただきたいと考えています。
◆
寺田ひろし
本当に非常に難しい、その後の権利状況とか管理とかが難しいところだと思います。ですので、Code for Japanとか、いろいろ意欲的にやってらっしゃる団体もあったりもして、そういった意味では、委託とか支援とか後援とかっていう形、そういったのもいろいろ考えられるかなと思って、ぜひ取っかかりの周知というか、先々、私がちょっと危惧するのは、板橋区でばんばん出して、多分東京都の
オープンデータサイトとも連携して、結局板橋区の企業さんが使うんじゃなくて別のところが、各区の、23区の
データをつまんで、結局はその成果が別のところになるとちょっともったいないかなと思って、これだけいろいろコストとか費用をかけて区の方針どおりに、またはそれ以上に取り組んできたものが、その成果がこの板橋区の事業者にないとちょっと寂しいなというかもったいないなという思いで、ちょっと今確認だけさせていただきました。そういった意味で、将来的にまだまだこれからの状況もあるかと思いますが、しっかり私も勉強させていただいて、できる限り形に見える成果物というのが板橋区内でできるようにちょっと頑張っていきたいなと思います。
◆吉田豊明
どうも、よろしくお願いいたします。2-1のほうは、事業者が区の保有している
データをどう
利活用するかっていうものだと思います。それで2-2のほうは、区のほうから区民に対して、また事業者に対してもそうだけど、どう発信するかということだというふうに思います。
それで、まず2-2のほうからお伺いしたいんですけれども、例えばツイッターでいうと、現在約2万のフォロワーがあるということで、しかし開設が10年前、10年間でこの2万という数字は区としてはどのように、またそのほか、
フェイスブックもそうなんですけれども、
SNSの活用という点で区としては力を入れてきたと思うんだけれども、現状のこのフォロワー数の認識をどのようにお持ちですか。
◎広
聴広報課長
SNSの活用状況というところでございますが、
資料記載のとおり、ツイッターですと平成23年から、一番新しいインスタグラムでは令和2年からというところでございます。このフォロワー数についてどう評価するかといったところ、なかなか難しいというふうに思っているところでございますけれども、やはり多ければ多いほどよいというところは間違いないというふうには思ってございます。
そんな中、23区の状況なんかも確認したところ、やはり
SNSの活用といったところは非常に進んでいるところではございますけれども、そういった中で使っているツールというのは大体同じようなものを使っているというところ、フォロワー数なんかも確認させていただきますと、人口比というところを考えますと、当区においても特段低いというところではないというところは確認できてございます。
ですが、これで満足できるという状況ではございませんので、今後も各種媒体を通じて、連携させる等して、一人でも多くの方に使っていただけるように努力してまいりたいというふうに考えているところでございます。
◆吉田豊明
そういう方向で頑張っていかないといけないし、発信力はやっぱり強力にしていく必要があるというふうに思います。それと同時に、各主管が行っているツイッターとかの
情報発信があると思うんですけれども、その辺は、区の公式アカウントのほうは書かれているんですけれども、各主管が行っている発信のフォロワーとかそういう状況はどうなんですか。
◎広
聴広報課長
一例を挙げさせていただきますと、ツイッターといいますと、46の主管課のアカウントがあるというところでございます。その中でも、やはり防災とか防犯というものでございますと、2,200余といったところのフォロワーを抱えてるというところもございますが、例えば児童館ですとかになりますと、もう少し、1桁少ないような数字となるといったところで、やはりどこをターゲットにしてるかといったところの、利用される方の母数で違いが出てるのかなというふうには思いますが、やはり産業に関すること等、興味の高い分野に関しては一定数のフォロワーを確保してるというような状況は確認できてるところでございます。
◆吉田豊明
一定、まだまだ足りないというご認識じゃないかなというふうに思うんです。それで、これを増やしていくという点で、ターゲットが明らかになっている、所管だからターゲットが明らかなんです。そこに対してどうアプローチをするかっていうのが重要かと思うんですけれども、その辺が弱いんじゃないかなと思うんですが、ご認識をお聞きしたいと思います。
◎広
聴広報課長
先般の企画総務
委員会でもご報告がありましたが、区民意識意向調査の中でもこういった問いというのが入ってございまして、その中で年代別に属性や何かを確認させていただきますと、特に
SNSといったところに関しては、やはり若い世代のご利用が多いというところがございます。そういったところでは、一つ高齢の方にも使っていただけるように周知拡大していくというところもございますし、若い方に興味関心を持っていただいて見ていただくという工夫、それぞれの視点で取り組んでいかなければならないかなというふうに思ってございます。
そういった中、
コロナ禍で
情報発信というところが非常に注目されているところでございまして、やはり広報いたばしをはじめとする紙媒体の強み、一方でこういったデジタルの強みというところもありますし、一方弱みというところもあるかなというふうに思ってございます。その辺の
ニーズを捕捉したいというふうに思いまして、この2月、実はeモニター、タウンモニター制度という制度を持ってる中で、
情報発信についてアンケート調査をさせていただいてございます。以降、3月の末にはモニター懇談会といったところをこのアンケートの結果なんかを踏まえて開かせていただきまして、意見交換で
ニーズを把握した後、充実に向けた取組に活用してまいりたいというふうに考えているところでございます。
◆吉田豊明
ツイッターにしてもほかの
SNSにしても、基本的に一度登録をされると抜けていく人は少ないかと思うんです。それだけに、50万以上の区民がいて2万人しか登録していないっていうのはやはり僕は少ないと思うんで、その辺は各所管とも力を合わせて増やすように頑張っていただきたいなというふうに思います。
それとあと、2-1のほうについてお聞きしたいというふうに思います。先ほど
オープンデータをご自分で利用されているというすばらしい話をお聞きした後で申し訳ないんですけれども、
機械判読ができるという形式、それから二次利用が可能なツールであるということ、それともう1点でいえば、お金がかからないということが
オープンデータの特徴かというふうに思うんですけれども、この3つで、3つというか特に最初の2つに関しては、一定程度利用する方の、
方向性というとおかしいけど、個人利用というのはほとんどないんじゃないかというふうに思うんですが、企業ができる限り多くの
データを、板橋区だけではなくて、例えば東京全体で
データを活用したいと、
データを収集したいというようなことが想定されるんじゃないかと思うんですが、その辺についてのご認識をお聞きしたいと思います。
◎
IT推進課長
オープンデータの利用としては、確かに今委員がおっしゃったような企業であるとか団体での、1
自治体だけではなくて広い
自治体から
データを収集して何かしらの
データベースをつくっていくというようなことが多いというか、ちょっとその割合までは私どもも把握できていないので、あるかなと思っております。個人の場合ですと、やはり純粋なご自身の興味であるとか、あるいは大学の研究課題とかで使われるというところが想定されるのかなと考えます。
◆吉田豊明
そうすると、現状では616
ファイルでしたっけね、
データが
オープンデータ化されているということで、それを何なんていうのかな、公開をして、問題の出てくるようなものはないと思うんです。それで、今後こうした公開する
データが増えていく、それから要望フォームもできていて、先ほどのお話だと
食品営業許可の要望も出ているというお話を聞きました。そういうことになると、特に個人情報の問題で匿名加工をしなければならないとかそういう状況が出てくるかと思うんですが、具体的に、例えば
食品営業許可の場合だとそういう必要があると思うんですが、どうでしょうか。
◎
IT推進課長
食品営業許可を今例としてお話しいただきましたけれども、例としては、申請者が法人でなく個人だった場合とかは個人名が出てくるような部分があったりとか、屋号に個人名がついていて、それは個人情報なのかちょっと疑問な部分がありますけれども、少し個人情報に抵触しそうな部分というのは
データとしてあり得るのは事実でございます。そういったものを公開するに当たっては、やはり一つひとつの
データをしっかり確認をする必要があると思いますので、区政情報課であるとか、また法が改正されて施行されると国の個人情報保護
委員会というふうになりますけれども、そこへ問合せ等して、出し方を検討していくというような形になるかと考えております。
◆吉田豊明
そうすると、今後の方向としては、現時点では
食品営業許可の
データを
オープン化してくださいっていう、フォームに要望が載っていたと。それで今後、こういった個人情報も含むようなものを公開していくということは当然考えられると思うんですけれども、今後の
方向性としてはそれでよろしいですか。
◎
IT推進課長
オープンデータに関しては、個人情報というものについては基本的には除外する形で考えています。今の、
食品営業許可が例として出ましたけれども、に関しても、例えば個人情報になってしまうような個人名とかについては、それが含まれるレコードは空白にして出すであるとか、そういった対応方法は取れるのかなというふうに考えていますので、そこはちょっと今ここで判断は難しいですけれども、そういった個人情報保護の観点からも配慮した出し方を考えていきたいというふうに思います。
◆吉田豊明
そうした個人情報に配慮した出し方について、何ていうのかな、条例みたいな、区で一定程度の定めを示すみたいな、そういうことは考えていらっしゃらないですか。
◎
IT推進課長
現状において、そういったところを条例化するというようなことは考えてはいません。私どものつくっている指針であるとか手引であるとか、あと区政情報課等がつくっていく個人情報のマニュアルであるとかというところで対応すべきものかなというふうに考えております。
◆吉田豊明
しかし、個人情報保護審議会がなくなる方向で、例えば先ほどの
食品営業許可、このものだったら個人情報は含むかもしれないけれども、これを一定程度加工して
オープンデータ化しようというときに、これでいいかどうかを判断する客観的なところが必要になるのではないかと思うんですが、どうですか。
◎
IT推進課長
こちらについては、今は区政情報課で作業を進めているような個人情報保護条例の改正等にも関わってくるかと思いますけれども、まだ
自治体のほうにそういったガイドライン等も提示されておりませんし、匿名加工情報等に関しても今後細かなマニュアル等が出てくるものと認識していますので、そちらを確認しながら検討していきたいと思っております。
◆吉田豊明
じゃ、そういった匿名情報の加工についても今後の課題になるというふうに理解してよろしいですね。
◎
IT推進課長
匿名加工情報については、現状においては政令指定都市以上は公開を義務づけというか公開するようにというふうになっていますけれども、市区町村レベルはまだそこまでの縛りになってございません。なので、匿名加工情報として出していく、
オープンデータとはちょっと観点がずれてしまいますが、匿名加工情報を何か出していったりとかそれについて手数料を取るのかどうかっていうところは今後の検討課題なのかなと思っておりますので、まだ今は具体的な答弁ができない状況です。
◆中妻じょうた
よろしくお願いいたします。資料にもありますとおり、平成26年度に
オープンデータの公開が始まったということで、これももう7年前ですか、このときも私は期待して、予算総括質問などでいろいろ質問をさせていただいたんですが、現状を見るに、7年でこうかという思いもなくはないところでございます。ちょっと今までの質疑の中でも感じるんですけれども、まずフロントエンドとバックエンドの考え方が整理されていない、我々のほうもですけれども、ちょっとここはちゃんと分けて考える必要があるんです。
まず大事なのは、再三ご答弁にもありました機械可読性という話。これは私が、平成26年3月だったかはちょっと忘れてしまいましたけれども、
オープンデータを総括質問で取り上げたときに、もうこれは申し上げたことなんです。機械可読性を向上させないと
オープンデータの利用は進みませんと。これはバックエンドの話なんですね。元
データ、ロー
データって一般に言われますけれども、一番根っこの
データは徹底的に機械可読性を高めないと、
利活用が進まない。人にとって見やすい情報というのは、じゃ、どうやってつくっていくべきかっていうと、そのロー
データをフロントエンドで加工して、新たにPDFとして出力するなりウェブページとして出力するっていう、そういう手順を踏まないといけないはずなんです。
まず、ちょっとロー
データの話からなんですが、別紙1に板橋区における主な公開
データがありますけれども、
Excel、PDFというのがまだあるというのもあれなんですが、ほぼみんな
CSVファイルになっていますと。これ、私が、恐らく7年前、6年前だったかも、ちょっとその辺ですけれども、そのとき総括質問で申し上げたことが、CSVでも足りませんと。CSVってもともとどういう形式かっていうと、
Excelファイルなんかで開くことが多いんで何か表形式のようなものを想像するんですが、実際の
データはコンマ区切りの一列の
テキスト分なんです。これは属性というものが判別できない、登場順で判別しているだけなんです。例えば、仮にですけど、住所、氏名、電話番号みたいな
データがあったとしますけれども、そうすると1番目にあるのが住所、2番目にあるのが名前、3番目にあるのが電話番号っていう、順番でそれがどういう
データかというのを判断しているわけですよね。これがずれるとどうなるか。例えば、4番目の
データとしてメールアドレスって入れるとどうなるかというと、
データが全部ずれて、今までその
オープンデータを活用していた
ウェブサイトなり
アプリケーションなりが全部使い物にならなくなる。
データの形式が変更になりました、皆さん変えてくださいと言わないと、それぞれの
アプリケーションや
ウェブサイトでバグが発生するということになってしまうので、当時から私はXML
データの活用を進めてください、XML
データなら属性がタグでつけられて、住所なら住所、電話番号は電話番号っていう
データが外れなくなるから、そこを見ておけば、たとえ
データ形式が変わってもそれを活用している
アプリケーションはそういったバグが発生せずに済みますよと言っていたんですが、そういったものがちょっと進んでいるように見受けられないので、ちょっとこういった機械可読性をXML
データできっちり確保するっていう検討をされなかったんでしょうか、この間。
◎
IT推進課長
XML
データであるとか、あるいはRDF形式であるとかという形で、そういった属性情報等を持たせるというところについては、ご指摘のとおり現状できておらず、なかなかそこについて全庁的にこういうふうにやりましょうというところまでは現状では正直できていないというのが事実でございます。ですので、
CSVファイルの形式という形がほぼほぼというところでございます。
どちらかというと、これは今までやってきた内容を少し否定するような言い方になってしまいますけれども、
データの
ファイルの数であるとか種類であるとかを増やしていくというところに少し注力していたのかなというふうに思っておりまして、今後
データの内容ですね、今委員にご指摘していただいたような
機械判読性の質を高めるというところをやっていかなければいけない段階に来ているというふうに私は認識しています。
◆中妻じょうた
ここのところがもっともっとフロントエンドとバックエンドを整理すべきだって言っているところで、一般職員にXMLやRDF
データを書けって言っても無理です、それはできないと思います。ですから、例えば入力は
Excelでも構いませんよとか、あるいは入力フォームをつくりましょうとか、そういう話でいいんです。ただ、ロー
データはXMLやRDFで持っていないといけない、XMLなりで
データベースをつくっておかなきゃいけない。つまり、区の職員のほうでも、フロントエンドで
データを入力する人のサポートをするために、IT推進課なりが
データベース設計をしなきゃいけないっていうことになってくるんです。ロー
データはどうあるべきかっていう議論が必要なんです。
アプリケーション開発においては、ここは重要な一部門なんです、ロー
データ、
データベース設計をどうすべきか。そこをきっちりIT推進課で担当するっていうことが重要だと思うんですけれども、そういった検討をされますか。
◎
IT推進課長
オープンデータは、そもそもが機械で判読できるということが重要な部分ですし、今後そこについては、現状においてどういうふうに解決しますというところまでは答弁できませんけれども、そういった視点を持って検討していかなければいけないと思っております。ただ、今は616
ファイルがありますけれども、即座に全てというのは多分難しいと思いますので、やはり
ニーズが高い部分から進めていくとか、そこら辺はちょっと検討させていただきたいと思っております。
◆中妻じょうた
これまでつくってきたCSVの
オープンデータは、決して無駄ではないんです。不十分とはいえ、一応属性はついているわけですから、順番という形で。ちゃんと
データベース設計をする人がいれば、これをXML化することは何ら難しくないはずなんです。そういうことをやっていこうという取組が始まるかどうかっていう問題だと思います。その際には、きちんとそういった専門家と話をして、
データ設計はどうあるべきかっていうところの議論をしっかり詰めて、それに従ってあるべきフロントエンドとバックエンドの仕事の仕方というものを整理していくべきだというように考えておりますので、ぜひそこはIT推進課もレベルアップを図っていただきたいなと要望いたします。
オープンデータがどのように活用されているかっていう話なんですけれども、まず民間の中で板橋区の
データがどう活用されているかということ以前に、板橋区自身が
オープンデータをまず徹底活用しないことには、
データのよしあしも分からないし、
オープンデータの可能性も分からないわけです。そこでちょっと伺いたいんですが、資料2-2と、それから資料2-1の別紙1を見比べながらちょっと聞いていただきたいんですけれども、じゃ、1個ずつ質問しますが、例えばITA-Port、板橋区統合
アプリITA-Portで、ごみ出し・リサイクルの案内って書いてありますよね。ごみ出し・リサイクルについては、場所もいろんなところがありますし収集曜日もそれぞれ違うということで、これはまさにちゃんと
データ化して活用すると大変便利なもんだと思うんですが、このごみ出し・リサイクルの案内の
データってどこに格納されていますか。
◎
IT推進課長
そちらについては、ITA-Portの中での公開分はITA-Portの中にありますが、
データベースとしてしっかりと、今のこのITA-Portで出ている形式をどこかでダウンロードして保持しているとかっていうところは、ちょっと私は認識はしてございません。
◆中妻じょうた
お分かりとは思いますけど、そういうところですよね。ITA-Portの中に
データがあるんだから、その
データは
オープンデータにすべきじゃないですか。これがフロントエンドとバックエンドの区別をちゃんとつけなきゃいけない理由なんです。もったいないじゃないですか、ITA-Portでせっかく
データをつくっているんだから、それを
オープンデータにすべきなんです。
こういうやり取りをやっていくべきで、
データとしてはごみ出し・リサイクル案内というロー
データ、ぱっと見、何か分かんないような形に見える
データが
データベースの中にあって、ITA-Portに限らずどの
アプリでも、民間がつくった
アプリでも板橋区のごみ出し・リサイクルの情報は取り出せるというのが、あるべき
オープンデータの形式だというふうに思います。
もう1個だけちょっと、ちなみにですけどお伺いしますが、いたばし子育てナビ
アプリってありますよね。これの中に、別紙1のほうに子育て施設一覧という
CSVファイルがありますけど、この子育て施設一覧という
データ、これは利用されていますか。
◎
IT推進課長
恐らく、この
オープンデータのほうのものは、ナビ
アプリから直接出しているものではなく、所管で別で作成したものだと思いますので、中妻委員がおっしゃりたいことは今認識はしてございますけれども、途切れているということですね、連携されていないというふうに認識しています。
◆中妻じょうた
そうですよね。もう言いたいことはお分かりだと思いますけれども、要は子育て施設一覧って
CSVファイルがあります。国の
ホームページからダウンロードできます。子育てナビ
アプリをつくっている方々は、この子育て施設一部の
CSVファイルを手でダウンロードして、読み込んで使ってるっていうことになるわけですよね。
オープンデータの機能として大分いけてないっていうことが、ちょっとこれを見ると気がつくじゃないですか。人間でダウンロードしなきゃいけないんだったら、やっぱり十分じゃないんです。ということが、ちゃんと
オープンデータをまず区自身で活用するという発想があれば気づくはずなんですけれども、そこまで至ってないっていう現状がちょっと見えちゃったかなっていうところです。ですから、子育て施設一覧というXMLなりRDFの
ファイルがあれば、いたばし子育てナビ
アプリはもう黙っててもそこを見れば、いろいろ何か子育て施設一覧のほうに人間でダウンロードしみたいなことをやらなくても全部、子育て施設が追加されれば黙ってても最新の情報が出るという姿があるべき姿ですよというところをちょっともう一回認識していただいて、まず区自身で
オープンデータを徹底活用してみるという発想にちょっと切り替えていただきたいというふうに思います。
もう一つ、
先ほど活用事例についてのお話がありました。区の
オープンデータがどのように活用されているかちょっと把握できていないというお話なんですが、これもちょっとびっくりな話で、アクセスログを見れば分かるじゃないですか。
オープンデータにアクセスしてきたアクセスログ、どのIPアドレスからアクセスしてきたのっていうことを見れば、どのサイトから
オープンデータを引っ張ってきたかがすぐ分かるわけですから、アクセスログを全部整理すれば、どこどこどこどこが板橋区の
データをつくっているというのがすぐ分かるはずなんですけれども、そういった形でアクセスログの解析というのはされてないんでしょうか。これも前に聞いた気がするんですけど。
◎
IT推進課長
現状で、アクセスログのところまでの把握というのは私のほうではしてございません。今回の資料でお出ししたような、
データのクリック数のところまでは把握していますけれども、その先、どの会社、どのサイトにアクセスされてるのかっていうところまでは、把握まではしておりません。ちょっとできるのかどうかも含めて、確認はさせていただきたいと思います。
◆中妻じょうた
ホームページである以上、できないわけがないと思うんです。今はグーグルアナリティクスという非常に優れたものもありますので、アクセス
データを持ってくれば非常に詳細な分析ができますんで、そういった形で、
アプリケーション開発というか
データ設計とかそういったところについての、IT推進課については特に、今一般的にどのようにそういったものの設計が行われているかっていう研究、情報収集をぜひちょっと徹底的にやっていただいて、区全体にあるべき姿を打ち出していって、区の一般的な職員からも使いやすい区の仕組みというものをぜひつくっていっていただきたいというふうに最後にお願いしたいと思いますが、感想等があれば最後にお聞きいたします。
◎
IT推進課長
今おっしゃっていただいた意見のところ、理解はしたと思っております。なかなか実現をしていくというところについては、時間等もかかるとは思っておりますけれども、今おっしゃっていただいたような内容を踏まえて、IT推進課として
データの
利活用を前向きに進めていきたいというふうに考えております。
◆南雲由子
よろしくお願いします。私は全然専門家ではないんですけれども、
オープンデータ化して民間の
アプリ会社などに使ってもらうということで、区民の利便性がアップするといいなという視点でお伺いしたいと思うんですが、先日子育てナビ
アプリの参考になるかなと思って、民間の子育て
アプリの会社の方にオンライン視察させていただいたんですけれども、
アプリ自体は30万ユーザーのかなり人気もあるし質も高い
アプリなんですけど、その会社の方に板橋区の子育て
アプリというのはできるんでしょうかっていうふうに聞いたら、やっぱり
オープンデータになっていないってことと、
自治体によって
データの形が違うので、3人しかいないベンチャーの会社ではできませんというお答えだったんです。例えば、東京都
オープンデータカタログサイトっていうのの中で、イベント一覧というのを昨日見てみたんですけど、2021年11月16日時点のイベントっていうリストの中に64個のイベントが出てて、でもそれを「子ども」って検索すると3つ出てくるんです。はじめての歯みがきひろばと食育について3つだけ出てくるんですけど、でも実際は、その64の中に親子で農業体験っていうのもあったし、離乳食から幼児食へっていうのもあったし、小豆沢公園の出張こども動物園っていうのも行ったら楽しそうだし、図書館でやってみよう!どうぶつしょうぎっていうのも子どもをターゲットにしてるんじゃないかなと思うんですけど、現状イベント一覧の中での検索っていうのがどうなってるかっていうことと、あと
オープンデータから例えば子どもに関する情報、イベント情報というのを抜き出すことはできるかどうかっていうことを教えてください。
◎
IT推進課長
現状では、イベント情報の検索という部分ですけれども、検索というか、もともとの
データのつくりとして、先ほど中妻委員からも指摘があったような形ですけれども、子育ての
データ、イベント情報というのが明確に一つの
データベースにまとまるとかっていうところができていないのが実情なので、今、南雲委員がおっしゃったような形になってしまって、ヒットしないようなものが出てくるっていうところはあるのかなと思っています。
オープンデータの中から子育てのイベントを一括で抜き出すのができるかどうかというところですけれども、正直、現在の状況ではCSVの
ファイルを公開しているという形になりますので、一つひとつを人間の目で検索しない限り出せないというふうには認識してます。
◆南雲由子
今後それを改善していただくことはできるのか。今のご報告の中で、
公開済みデータの整備っていうことが1点あるので、
公開済みのものについては改善できるのかっていうことと、今後公開されるものについては改善できるのかっていう点をお伺いします。
◎
IT推進課長
公開済みの
データに関しては、
機械判読性というところを含めて改善をかけていきますので、今南雲委員がおっしゃったような視点というところも入れながら改善を図っていきたいと思いますが、なかなか視座をどうするかっていうところは難しいテーマだと思いますので、そこについてもちょっと研究というか勉強しながら、どういったものがいいのか、出し方はどういったようなのか考えていかないといけないかなと。そのために、多分
ニーズを確認して、今委員がおっしゃったような
データのまとめ方っていうところ、何ていうんでしょう、広い中からやるんではなくて、こういったもの、こういったものというところでポイントを絞って
データをまとめていくというのが必要なのかなというふうに考えます。
◆南雲由子
例えば、先ほども中妻委員からもお話があったように、子育てナビ
アプリって今度リニューアルをされると思うんですけれども、その
アプリをつくるのと併せて、そこにひもづいている情報を
オープンデータ化するってことについてはいかがでしょうか。
◎
IT推進課長
子育てナビ
アプリは、今ちょうどプロポーザルをかけ始めてるのかというところでありますので、その機能の中で、区のほうの
オープンデータ化ができるような
データの吐き出しができるのかっていうところをちょっと所管と確認をしながら検討したいと思います。
◆南雲由子
あと、その民間の会社の方にお話を伺ったときに、ほかの区と、例えばほかの
自治体と板橋区の情報の出方が違うと、それは多分
データとして使い勝手が悪いということだと思ったんですけども、例えば、試しに港区で出てるイベント情報で、100件あって、「子ども」ってやると40件が検索で残るみたいな、子どもに関する情報っていうところで見ただけでも他区とかなりずれがあることは分かったんですけども、他区あるいはほかの
自治体と
データの形式を合わせるとかっていうところについては、今後の動きはどういうふうになっていくんでしょうか。
◎
IT推進課長
他区であるとか他
自治体との
データのずれというところは、
オープンデータを進めていく中での課題であって、東京都の
データ整備事業の中でも恐らくそういったレイアウトの部分とかも検討がされるはずだと認識しています。ガイドラインというか、都のほうの手引というのですか、が令和4年度には出されるというふうに聞いていますので、その中でも対応方法等が示されれば、それに合わせていくような形で考えたいなというふうに思っています。
◆南雲由子
今お話があった東京都からのガイドラインっていうのがもし出された場合に、それに合わせて板橋区なりほかの
自治体も
データをそれに形式を合わせるっていう認識でよろしいでしょうか。
◎
IT推進課長
都から出る手引書、手順書というのは、まだ内容が公開されていませんので、どういったものになるかは分からないですけれども、できるだけ広くの
自治体が同じレイアウトであるべきだとは思いますので、ただ全ての今の
オープンデータを一気に公開するのはなかなか難しいと思いますので、
ニーズの高そうなものから合わせていくという作業はしていきたいと思います。
◆南雲由子
それとあと、
オープンデータの公開について要望フォームを設けましたっていうお話が今あったかと思うんですけれども、やっぱり一区民でどういう
オープンデータが欲しいですかって言われても、ちょっと分からないっていうのが正直なところで、それよりはむしろ、やっぱり各課であるとか広聴広報課のほうにこういうことがしたいんだっていうのが寄せられてきて、そこからひもといていくとこれは
オープンデータ化する必要があるなっていうことが、その判断が必要かなというふうに思います。それは、やっぱり区の職員の方たちがふだんの業務の中で、区民の方から寄せられる声の中から政策立案といいますか、その中で
オープンデータが必要だっていうことが必要なんですが、そのあたりについて、今後の研修とか、あるいは今後どういう体制で区の中から
オープンデータ化っていうのをしていくかっていうところを教えてください。
◎
IT推進課長
今おっしゃっていただいたようなところの一つの切り口になるのかなというふうに思っているのは、例えば情報公開請求で上がってきているものに関して
オープンデータ化することで、情報公開請求ではなくてそもそも
オープンデータとして出しておけば、そういった事務の効率化というのもできるという観点はあります。ただ、情報公開請求に係るものって個人情報が含まれる部分とかもありますので、それだけで即座に出せるかどうかはちょっと微妙な部分がありますけれども、そういった切り口で庁内から必要な
データを
オープン化していくっていうところは考えていきたいなと思っておりますし、そこら辺は少しヒアリングもしているところではございます。
◆南雲由子
先ほど企業さんにもヒアリングされるってことでしたので、そこもまた大変重要かなというふうに思っています。
資料2-2の、各種広報ツール等の利用拡大の可能性についてお伺いをしたいんですけれども、今ツイッター、
フェイスブック、インスタグラムのDM機能ってあると思うんですけども、発信するだけじゃなくて、それを見た方が発信者に直接メッセージを送れる機能ってあると思うんですが、それは使っていらっしゃるのかどうか、現状分かる範囲で教えてください。
◎広
聴広報課長
基本的に、ツイッターと
フェイスブックに関してはこちらから情報を発信させていただくといった側面のみですので、一方向の形になってございますが、インスタグラムに関してはこちらのほうから呼びかけて投稿していただいてといったところ、それをコンテストをやったりですとかを含めて、
情報発信の双方向というのは兼ねているというところはございます。
◆南雲由子
DM機能っていうのも、やっぱり今まであったツールと
SNSの違いの一つかなというふうに思ってまして、私もふだん活動する中で、様々なご相談とかご意見をインスタグラムのDMとか
フェイスブックのメッセージでいただくっていうのが、もうほとんど8割、9割そうかなと思っているんですけど、ぜひそれも活用も検討していただきたいなというふうに思います。
それともう1点、
SNS投稿の中でのブランディングについてお伺いをしたいんですが、先ほど
内田委員からもあった全体の戦略性みたいなところで、例えばこの前、企画総務
委員会でもご報告があった絵本のまちっていうブランディングを板橋区全体としてしていきましょうっていったときに、絵本のまちに関することを各課の
SNSとかで発信すると、それは大分見え方が変わってくると思うんです。そういったブランディングの戦略と
SNSの投稿についての関係というのは、今どういうふうに考えていらっしゃるでしょうか。
◎広
聴広報課長
先ほど
内田委員のご質問に関する答弁の中でも少し触れさせていただいたんですけども、全庁的に各所管がどういうような発信ツールを持っているかといったところを取りまとめさせていただいて、それに伴って、我々としてもこういったツールがあるんだなということを再認識できたというところがございます。それに関しては、ターゲット等も含めて属性別に整理しているというところもございますので、南雲委員のおっしゃるとおり、絵本のまちというブランディングをするに当たっては、その中でどういったツールが使えるのかといったところは非常に有用に活用できるかなというふうに思ってございますので、そういったものも活用して広くブランディングできるように、ブランド戦略担当課とも連携して対応していきたいというふうに考えてございます。
◆南雲由子
ぜひ、目に見えてることが変わってくるとブランディングは大分変わってくるのかなと思うので、ご検討いただきたいと思います。
それから、特にインスタグラムなのかなと思うんですけれども、ハッシュタグの統一というのがされてるかどうか。各課が発信する情報をひもづけることもできるだろうし、それによって、検索して、例えば子育て世代の方が板橋区の情報に、そこに行き着けるか行き着けないかっていうことがハッシュタグによって変わってくるのかなと思うんですが、ハッシュタグの扱いについてはどのようにされてるでしょうか。
◎広
聴広報課長
ハッシュタグの扱いといったところで、我々広聴広報課のほうでやってる区公式のインスタグラムにおいては、よく「いいねいたばし」というのをハッシュタグにつけて投稿していただいているというところはございますが、各所管のほうで使っているものとそこが統一されているかというと、恐らくされていないというふうに認識してございますので、委員のおっしゃるとおり、様々な方がたどり着ける仕組みをつくるためにはハッシュタグの統一は非常に大事かなというふうに思いますので、今後その辺の調整を含めて検討させていただきたいと存じます。
◆南雲由子
例えば、「#板橋区」とか「#子育て」とかっていうふうに、一定のものを、30個かな、ぐらいはつけられたと思うので、それをある程度フォーマット化して、これを基本の形として各課が必要なハッシュタグをプラスアルファでつけていくみたいな形にしていくと、大分その情報の整理がされてくるのかなと思うんですが、併せてお伺いします。
◎広
聴広報課長
ご意見のとおりだというふうに思いますので、その方向でできるように、ちょっと全庁的な調整のほうを図ってまいりたいというふうに考えてございます。
◆山田貴之
じゃ、まず2-1のほうから質問をさせていただきます。私も東京都のほうの
オープンデータカタログサイトを拝見して、いろいろカチカチ動かしたりしてみました。板橋区のサイトよりも
ファイル形式とかがいろいろあったりとか、あとは見やすかったりとか、検索しやすさみたいなものを感じたりということはありました。
板橋区のほうは、今現在69種類、616
ファイルということなんですけれども、この69種類というのは、私が見たところによると、どこでも誰でもおでかけマップ、例えばどこでも誰でもおでかけマップというカテゴリーに、赤ちゃんの駅、これで1つ、救急っていうことで1つ、救急病院かな、郵便局、商業施設と、こういうふうにさらにいろいろ枝が分かれてるっていうようなイメージなんですけど、これを例えば1種類数
ファイルっていうことで今ここに書いていただいているのか。この種類と
ファイルっていうのの関係をちょっと教えていただければと思います。
◎
IT推進課長
今委員がおっしゃっていただいたような形で認識は合っているかと思いますが、例えばどこでも誰でもおでかけマップの
オープンデータ、公共施設、これで1種類。この場合は、1
ファイルが出ているという状態。どこでも誰でも出かけマップの
オープンデータの公園っていうのでも、1種類として、1
ファイルという形になっております。
例えばほかでは、子ども・子育て・教育ですと、保育園関係のものとか小・中学校であるとかっていうふうに分かれて、子ども・子育て・教育として1種類、その中に
CSVファイルが、今ちょっと数えがあれですけれども、6
ファイルとかがあるような形になっているというような形です。
◆山田貴之
それで、この
データのケアの件なんですけど、当然まちは動いているわけで、学校が統廃合でなくなったりとか公園の手洗いが増えたりとかっていうふうに変化があるわけですね、
データには。だから、上げておしまいなのかというと、時がたつに従って更新していかなきゃいけない。これをどう考えるかっていうことなんですけど。例えば、2022年の時点で上げた
データ、そこに2023年、翌年、新しくなった
データに更新して入れ替えるのか、あるいはその2022年のものは残したまま2023年の
データを置くのか、この辺の
データ更新の考え方っていうのをちょっと教えていただければと思います。
◎
IT推進課長
簡単に言うと、
データの上書き保存ではなく、別
ファイルで保存するという形で公開していく考えでいます。
◆山田貴之
分かりました。そうすると、要は載った
データはもう手は基本的には加えずに、次々
データファイルを増やしていくことができるということになるかというふうに思います。ありがとうございます。そうすると、この
ファイルの、新しい
データの
ファイルを載せる作業っていうのは当然増えるわけですけれども、それはどこの課が行うのでしょうかっていうことをちょっと教えてください。
◎
IT推進課長
通常の表形式のものであるとか通常の
データ形式のものは、最終的に各
データを持っている所管課で
データは出すという形を取っております。
◆山田貴之
今別紙でつけていただいた
オープンデータの
基本方針改正概要、義務ではないけれども、方針としては改正内容のとおり重要性の高いものから
データを公開していこうというふうな方針になってるんですけども、板橋区としては、じゃ、どの
データから優先順位をつけて載せていくかっていう判断はどのように行っているのかっていうことを教えてください。
◎
IT推進課長
板橋区においては、広く
データを公開するというところを基本として考えていますので、国の推奨
データセットに関しては、そこへできるだけ優先して出していきたいとは考えておりますけれども、明確にどこから出していきますというような基準や方針までは定めていないというのが現実でございます。
◆山田貴之
そういったところで、ほかの委員からもお話をいただいたように、
オープンデータ・ラウンドテーブルみたいな、民間の企業等からのヒアリングに基づいて必要性の高いものというのを判断して載せていくっていう手法があったりとか、今でもありますけども、リクエストボックスのようなものからの、ご意見をいただいて検討していくとかっていうこともあるかと思います。
ただ、今板橋区が載せている
データというのは69種類616、東京都のほうを見ると4,065ぐらいあったかなというふうに思うんですけれども、この
データ数っていうのは、やっぱり認識としては、まだまだこれから載せていける
データはたくさんある、何割ぐらいの、総量でですね、
データがあるうちのどれぐらいを今載せている、その進捗の感触っていうのをちょっと教えていただきたいというふうに思います。
◎
IT推進課長
割合で、数字で答えるというのがなかなか難しい部分かなと思っております。先ほど来、ほかの委員からもご質問があったように、
データの切り口という観点からも様々まだ出していけるものがあるっていうところも考えられますので、割合としてはなかなか難しいと思っていますが、一つの目安として、国がここからはやってほしいと言っている推奨
データセットに関しては、不十分なものもありますけれども、基本、段階の1個目の部分、2段階に基本編、応用編みたいな形で分かれてますけれども、基本編については不十分なところもありつつ出しておりますので、一定そこの最低限はクリアできているというような認識で考えています。
◆山田貴之
先ほどまたほかの委員からもご提案があったように、民間のエンジニアやプランナーさんの技術やアイデアをうまく活用させていただいて短期間に
アプリケーション等を開発するみたいな、ハッカソンみたいなことっていうのは、ある程度やっぱり公開されてる
データのボリュームがないと難しいのかなというふうに私自身は思ったんですけども、これはだから順番的には、まず最低限の
データを拡充しながら、ちょっと有用性の高い
データとか、今求められている即時性のある
データみたいなものを反映した後でハッカソンみたいなことをやるのが順番なのかなというふうに認識としてはいるんですけども、区の考えとしてはどうでしょうか。
◎
IT推進課長
一定程度の
データセットがないとそういったハッカソンとかも実効性が担保できないだろうというところは、私もそういう認識でございます。ただ、東京都の状況とかを資料で確認してみますと、例えばハッカソンとかをやったときに、こういった
データがあればさらにいいものがつくれるのにといった意見も出てくることがあると。それにできるだけ対応することで
オープンデータが拡充できるというような考え方も示されていましたので、多少不十分であっても、ハッカソンをいつやるかとかそういったところまでご答弁できませんけれども、
データの不十分な状態でも、そういった取組というのは考えられるものじゃないかなというふうには思っております。
◆山田貴之
ありがとうございます。
データセットっていうんですね、なるほど。それで、裏面に行きまして、
写真データの公開っていうところで、(2)ですね、クリエイティブ・コモンズも採用されて、著作権のルールを一定定めた上で広く使っていただきたいというようなところで、100枚の写真があるということで、私も拝見させていただきました。非常にビジュアルのよい、花火の写真とか、すごく汎用性の高い、しかも良い画質というかよい画角のというか、そういうものが多くありました。これは今後、今100件ってことですけど、更新していく中で、どういった
方向性のどういうものを増やしていこうっていうような考えがあれば教えてください。
◎
IT推進課長
現状は、広聴広報課であるとかくらしと観光課等と協力しまして、出させていただきました。区の魅力がPRできるような写真を中心にというふうにしております。全庁にも、今回
写真データを公開するということで周知をしている中では、特段魅力を発信するとかっていうふうにちょっと絞らないで出させていただきました。というのは、まずは
写真データにどういうのがあるのかっていうのを私どもも知った上で、何から出していけばいいのかっていうところを検討していかないといけないかなというふうに思ったので、ちょっと今は広く出させていただいて、その中でどういうふうに出していくか考えていきたいなというふうに思っております。
◆山田貴之
ここは議論のあるところかなというふうに思うんですけども、私などは、子育て世代としてはタブレット端末が各学校に入ったりしていることを知っていますんで、やっぱり学校で学習に使えるような資料があればいいな、板橋区の文化財とか、今はもちろん観光資源となっているような写真もあるんで、そういうところをもって板橋区の特徴みたいなものをつかめるかなとは思ったんですけど、文化財、郷土資料館とか、あるいは美術館に眠ってるようなこの土地ゆかりの作品、そういったものが見れるとタブレットの活用もまたより進んでいくのかなというふうに思いますんで、やっぱりここは教育
委員会とも連携なんかをしていただけると、各所管と連携はする中で、優先順位をもしつけなきゃいけないとするんであれば、100周年に向けて、子どもは板橋の宝っていうテーマで進んでいることを受けると、こういうDXとかデジタルガバメントの
方向性もある一定子どもに易しいような、デジタル、
オープンデータ化っていうのもあってもいいのかなというふうに思います。これ、意見になっちゃったんで、ちょっとまた後で言わなきゃいけないんですけども。
あと、2-2にいきます。ちょっと早めます。2-2のほうで質問は、ツイッターのフォロワー数1万9,939とあるんですけども、各主管課等のアカウント数は46あるんです。この46それぞれ、公平に多分このフォロワーがついているわけじゃなくて、恐らくすごくついてるフォロワーと、もう全然、課の職員4人ぐらいみたいなフォロワーもあるんじゃないかなというふうに思っていて、何がついてるついてないっていうのは今把握されてますでしょうかっていうことをちょっと伺います。
◎広
聴広報課長
こちらの資料2-2の1万9,939というものにつきましては、区の公式のツイッターのフォロワー数でございまして、それ以外、各所管のほうでアカウントを46というふうに持っているところでございます。先ほども少し触れさせていただきましたが、防災・防犯といったところですと2,200余、また少し多いところですと、美術館のツイッターとかですと5,000を超えるというところはございますが、一方で、委員ご指摘のとおり、例えばなんですけども、消費者センターとなるとちょっと35という数になっていたりというところもございますので、その辺の数は把握はしているところではございます。
◆山田貴之
そういったことも分析をしながら、求められている情報がどこなのかということと、あるいはその周知がやっぱりなされてる、足りないとかっていうこともあるかと思うので、これはそういった状況を把握しながら分析をして、どこのフォロワーを伸ばしていったらいいのかっていうのはご検討する余地があるのかなと感じました。ありがとうございます。
あと、
アプリに関して伺いたいんですけど、ダウンロード数っていうのがあって、例えばITA-Portだと1万5,555なんですね。ダウンロード数っていうのは、これは今実際使っている数ではもちろんないっていう認識でいいんですよね。例えば、ダウンロードしたけど使わなかったからアンインストールしたっていうことって把握できないですよねっていうことの確認です。お願いします。
◎広
聴広報課長
基本的には、このダウンロード数に関しては、アンインストールされた方は把握できないといったところですので、今までの延べという形が基本的な考え方というふうに認識はしてございます。
◆山田貴之
ここは一つ課題がありそうだなと。ダウンロードして、その数は着実に増えていくでしょうと、ただそれが実際、区民に刺さってるか、それがダウンロードしている数が多いからいいのかっていうふうになると、どういうふうにその事業を検証していくかっていうところに一つ係ってくるのかなというふうに思います。例えば、いたばし子育てナビ
アプリは子育てが終わった世帯は恐らく見なくなるっていうことになるかと思いますし、防災マップ
アプリもダウンロード数は確かに1万9,000で、これはインターネット非接続時にも使用と、一見よいように思うんですけども、これ、使ってないと例えば更新しなかったりして、じゃ、いざっていうときに見ようとすると、僕なんかはよく
アプリがそのままになってるのがあって、いざポイントをつけようと思うとそこで更新が始まっちゃって、全然間に合わなくて後ろに並ぶみたいなことがあるんです。
だから、ダウンロードしてもらっておしまいのところから、やっぱりそこでもう一歩、何か区として考えなきゃいけないなと思うところがあるんですけど、やっぱり更新しているしていないっていうのも板橋区としては認識していないということでよろしいでしょうかっていう質問です。
◎広
聴広報課長
ご指摘のとおり、ダウンロードしておしまいというところではなく、日々やっぱり見ていただくといったところが非常に重要かなというふうに思ってございますので、例えばなんですけれども、我々のほう、広報いたばしの周知といったところで、民間さんの
アプリなんかと連携させていただいたりですとか、広報いたばしのほうで周知記事を出しますと、それに反応してダウンロード数が伸びるというようなところも分かっているところでございますので、やはりその辺、中身を日々更新していくというのもありますけれども、きちんとこのツールを発信していくといったところで、より多く触れていただくというような、活用されるように工夫、対応を図っていかないといけないというふうには認識しているところでございます。
◆山田ひでき
ごく短く、確認だけ幾つかさせていただきたいと思います。一つは、資料2-1のほうなんですけれども、個人情報保護の観点から、例えば先ほど食品管理の方の
データを上げる可能性があるといった話がありました。そういった中で、屋号なんかに個人名が含まれていたりするようなことがあり得る、そうした場合にどうするのかみたいな議論もあったんですが、例えば区民の方から自分の個人情報のところは掲載しないでほしいというような要望があった場合に、どういった対応になるのかを確認したいと思います。
◎
IT推進課長
現状、今山田副
委員長がおっしゃったようなケースが発生していない状況ですので、具体にどうしていますという実績はお話しできませんけれども、個別対応になると思いますけれども、もしどうしてもこれは載せてほしくないというようなところがあった場合、
データのレコードも数をいじってしまうと、実際の例えば店舗数とかに影響しますので、その
データの部分は空白にして更新するとか、そういった対応は取ることは可能かなと思っております。
◆山田ひでき
恐らく、今後
オープンデータを進めていくに当たっては、場合によっては個人情報が含まれるものも掲載されるおそれがある。そういった場合には、ぜひちょっと慎重な対応をできればなというふうに考えています。
もう1点、
オープンデータの中で、例えば写真を公開しているというのがありました。写真については、撮影された方の著作権があったりするかというように思います。区が公開している写真である以上、例えば区の職員が撮影されたりしたものだというふうには考えるんですけども、先ほどもインスタグラムの中で画像投稿キャンペーンをやっている、例えばそういったものと連携して
写真データを公開するというようなことを考えたりする場合には、インスタグラムの投稿で入賞した作品を公開するような場合に、著作権についてはどのように考えたりするのか伺いたいと思います。
◎広
聴広報課長
インスタグラムの投稿キャンペーンにおきましても、投稿いただいたものに関しましては区のほうで活用させていただくというようなお約束の下、やらせていただいてございますので、今般やらせていただいたキャンペーンも、投稿していただいたものを基にPRするような、少し小冊子を作らせていただいたりというふうにしてございますので、その辺は投稿いただく際にきちんとお約束をした上で対応を図るというものでございます。
◆山田ひでき
その上で、
オープンデータの中には、
データを加工、編集、再配布等して利用することが可能だというふうにあって、例えばそれで商品を作って販売をして利益を得たというような場合もあり得ると思うんです。そうした商品にインスタグラムの投稿キャンペーンの写真が使われたりするようなケースについてはどうでしょうか。
◎広
聴広報課長
今の段階では、そこまで踏み込んだ
オープンデータという形では公開していないという状況はございますので、今後活用するというような方向になった際には、今ご指摘いただいた部分の整理なんかもきちんとしなければならないというふうには考えてございます。
○
委員長
以上で質疑を終了いたします。
次に、
委員会としての提言のまとめに向け、各委員の意見を求めます。
理事者に対する質疑ではなく、提言をまとめるための
委員会への意見提案をお願いいたします。質疑の中で意見が述べられている部分もありましたが、改めてこの場でも述べていただきたいと存じます。また、出されました意見、提案に対して他の委員で意見がありましたら、その都度お願いいたします。
それでは、意見のある方は挙手願います。
なお、資料2-1、2-2、これは明確に分けて意見出しのほうをよろしくお願いしたいと思います。では、お願いいたします。
◆
内田けんいちろう
オープンデータの整備についてですけれども、区が持つ情報を公開することで公の利益を得ることにつながり、区のさらなる発展のために必要なことだと思います。加えて、区が区民に提供する見やすい加工後の
データ提供も変わらず必要ですし、その充実をすることで後の人に易しい
オープンデータの作成
スキルアップにもつながるのだと思います。時代も変わりDXの推進を掲げる中で、
データの取扱いはどの課においても関係することですので、一部の人だけが使えればよいというものではなく、多くの職員さんに触れていただき、
データの扱いに慣れていただきたいと思います。
広報ツール、
SNS等の可能性についてですけれども、このたび取りまとめて運用される方針ができたということで、見直しとうまく活用できていないところの底上げをしてほしいと思います。
SNSの特性もあるので、区としての
方向性は一つにしながら、所管の特性、色を出し、親しみの持てるアカウントに育てていただきたいと思います。ツールが増え、窓口が増えれば、それぞれがユーザーを伸ばすのは難しくなってくることも考えられますので、手間やコスト、情報の伝わりやすさを考えて、一定整理も必要だと思います。
◆
寺田ひろし
ご答弁のほう大変ありがとうございました。私の意見としましては、まず
データのほうに関しましては、やはり大前提として、税金でつくられた
データというのは公共財であると、その上で個人情報を保護しながらというところで、その前提を軸にしながら、まず1点目が、
オープンデータそのものです。これは議論の中にもあったように、
データ形式の統一も含めまして、やはりAPI連携で広がりを見せていく、有効活用されていく、これがしっかり期待される整備がされなければいけないなと思います。
あとは、本当に将来的には、これも一部指摘されておるんですが、日本国内だけの
データ統一なのかと。今インバウンドが見込めなくなって、メタの世界に入ってきてるんですけれども、海外まで視野を広げる必要もあるかなというふうに指摘されているところでもあります。要は、民間の
オープンデータ活用をした、アメリカではNASAでもかなりな全世界的なコンテストも開かれてまして、例えば住所表記、これよく日本で行われている板橋二丁目という、「二丁目」が漢字になってるケースがあるんですけど、これは普通、海外ではもう全部ハイフンでつながれていると。電話番号は、括弧なのか、それとも海外のように空欄、ブランクでつなぐのかと、こういった議論も将来的には必要になってくるかなと思います。そうした意味で、1点目の
データそのものについては、基本的にはAPI連携も進めていけるような下地をつくっていただきたいというのが意見でございます。
2点目が、
利活用につきまして、活用されない課題点というのが今後明確にどんどんなっていくと思いますので、先ほどご答弁いただいたような調査も期待しながら、やはり全体的な取組というのも必要かなというふうに考えております。
オープンデータそのもの以外にも、例えば教育現場では今、高校生年代を中心に内閣府のRESASとかを活用した授業も行われておりますので、
データに触れるというところは非常に教育現場からも必要かなと。そうした意味で、全体的な取組というのも視野に入れていく必要があるなというふうに思います。そうした意味で、アイデアソン、ハッカソンとか、こうしたイベントの誘致というのも見込まれていくと思いますし、あとは、例えば既存の板橋区の事業として
コミュニティビジネスとか、既にこういった起業塾もされてらっしゃるので、ここで
オープンデータを活用したメニューも一つ加えていただくのも有効なんじゃないかなというふうに考えております。こうした全体的な取組というところを、
利活用の点で意見として上げさせていただきたいと思います。
あとは、
利活用という点では、企業のほうにどんどん個人事業主も含めて活用いただきたいというところで、例えば官公庁向けには、
自治体向けには
地域情報化アドバイザー派遣制度、これも多く活用されておりますが、これ、やはり企業版でこういうのがあればまた進むのではないかというふうに考えております。例えば、経営改善のアドバイザー派遣のメニューの一つとして、やはり今、小さな企業とか
データ分析とかをしたいけれども人材またノウハウがないというところが、なかなか踏み出せないというのも民間アンケートで明らかになっていますので、こうした多くの中小企業振興も施策の一つとして、こうした派遣事業というのも有効なんじゃないかなというふうに思います。
最後に、広報ツールのほうでございます。PRのほうで、やはりもっとフォロワー数というのも増やしたいというところはあるかと思いますので、今いろんな芸能人の方にも区のPRにご協力いただいてますので、そういった方のご発信を、お力を借りながら、あるどこかのところでブレークといいますか、ピークを持っていって、そういった流れをちょっと年間のイベントのところでご活用いただけるといいかなというふうなところが意見でございます。
◆吉田豊明
よろしくお願いします。国のほうは、デジタル田園都市国家構想ということで、成長戦略の柱としています。その内容としては、
オープンデータの促進と地域ビッグ
データの活用というふうに言われていて、今後
オープンデータに対する、国の推奨みたいな形でかは分からないですけれども、公開を迫ってくる可能性があります。それで、そういう中において、これから板橋区が一律に求められたものを一律に
データを提供するということになると、個人情報をどう加工していくかっていう問題、課長は今後の検討課題だということだったのですが、今後としても、個人情報の加工の問題をどうしていくのか、これについては慎重な上にも慎重に対応していただきたいと、すべきだと思います。
それともう1点、2-2の情報の発信のほうなんですけれども、先ほど多くの委員からも
SNSに関しては底上げが必要だという意見がありました。これは同感であります。そういう点で、広聴広報課が一定のイニシアチブを取って現状を打開していく必要があるということを求めたいと思います。
◆中妻じょうた
先ほど質疑で申し上げたことのまとめになりますが、まず
オープンデータの
利活用をより一層推進していただきたいのは変わらないんですが、そのために必要なこと、まずフロントエンドとバックエンドの考え方をきちんと整理をすることが重要です。その上で、バックエンド、ロー
データについては、より一層の機械可読性を推進して、APIによるアクセスによってリアルタイムで手間のかからない
データ活用ができるように進めていくべき、
データ形式についてはXMLやRDFの採用を推進していくべきだと、このように思っております。そして、フロントエンドについては、区民や、あるいは
利活用したい民間の方々、あるいは板橋区の庁内でも利用しやすいようなフロントエンドを提供していく必要があるという、この2段構えで、
データの有効活用をさらに進めていただきたいというふうに思います。そして、
オープンデータについては、民間の活用動向をアクセスログを活用して把握すると同時に、板橋区自身でも、もっと自分自身が公開している
オープンデータを活用していくべき。そうすることによって、現在の
データのもっといい在り方、設計の仕方というものが見えてくるはずだと、こういうふうに思います。
広報ツール等についても関連していまして、これはまさしくフロントエンドのほうになるわけですけれども、区民に向けた
アプリケーションを開発していけば、
データの在り方についての意見というものが出てくるはずだと。ちょっと使いにくいね、これはとか、あるいはもっとこれは公開できるんじゃないかといったことが見えるはずだと思うんです。この点について、十分にバックエンドを設計する側、
データ設計をする側とよく協議をして、それを新たな
オープンデータの活用につなげていっていただきたいというふうに思います。
◆南雲由子
よろしくお願いします。初めに、
データの活用については、4点意見を申し上げます。
1点目は、目的に合わせて必要な
データを抜き出せるように、
公開済みの
オープンデータ及び新規の
データについて
ニーズが高いものから
公開方法を改善すべき。2点目は、活用しやすくなるように、東京都のガイドラインも注視しながら、他
自治体と合わせた
オープンデータの形式など汎用性を検討すべき。3点目に、子育てナビ
アプリ等、区制作の
アプリに併せて、そこで使用されている情報の
オープンデータ化を進めるべき。4点目が、
ニーズの把握については、要望フォームだけではなく、企業、事業者へのヒアリングをすべき。また、各課に寄せられた区民の声から、その手段としての
オープンデータの
ニーズを吸い上げるべき。以上4点です。
SNSの活用については、3点申し上げます。1点目が、各課の
SNSを区のブランディング戦略と連携して進めるべき。2点目が、ハッシュタグについては、ターゲットに情報が届くよう、一定各課で一貫したハッシュタグをつけるなど、戦略的に活用すべき。3点目が、区民から気軽に意見を寄せられる場として、DM機能の使用も検討すべき。
◆山田貴之
幾つか申し上げます。まず、
機械判読に適した形式、かつ、二次利用が可能なルールで公開した
データ、見やすい
データと見やすい
オープンデータカタログサイトの整備をしていく必要があると。もう一つが、
オープンデータカタログサイトに展開される
データの種類と
ファイル数を拡充していく。優先順位をつけて増やしていくことが必要。あとは、
オープンデータ・ラウンドテーブルあるいはリクエストボックス、そしてその時々に行われるハッカソンやアイデアソンから得られた
ニーズを反映して、カタログサイトの
データセットを拡充していく。あとは、東京都の
オープンデータカタログサイトでは、即時性ということで、コロナ関連
オープンデータというのが掲載されています。それは、例を挙げると、新型コロナコールセンター相談件数とか、確定日別による陽性者数の推移とか、コロナ受診相談窓口相談件数と。リアルタイム性というふうに国の指針では言われていますけれども、こういった
データの
オープン化をどのように図っていくかということも検討が必要ではないかと考えます。
ほかには、
写真データは、クリエイティブ・コモンズの定めに基づいて今後も周知と活用を図っていくべき。特に、教育分野に資するような美術館、郷土資料館、区政
資料室、こういったところが持っている
写真データ、作品
データ、こういったものの公開も進めていくべきと考えます。これが2-1についてです。2-2についてですけれども、こちらは、
アプリに関してはダウンロード数をもって区民に利用されている数にはならないので、政策的な評価をどのように行っていくか、指標を定めていくことが必要である。その検証をもって、さらに区民への周知を図っていく必要があると考えます。
あとはもう一つ、最後、やはり
アプリも利便性とか有益性がないと利用の継続が行われないので、使い勝手のチェックが必要と思われます。
利用者からの意見の聴取を行うなど、PDCAサイクルをしっかり回して、望まれる
アプリの運用を進めていく必要がある。
◆田中いさお
少しだけ述べさせてもらいます。DX推進については、我が会派でも視察等、熊本県八代市とか千葉市のほうにも行かせてもらって、もう10年前ぐらいになりますけれども、他
自治体では非常に進んでるところがありました。そこで勉強して、本当につくづく思ったのは、人材に尽きるなというのが率直な感想でした。これは専門家が、やっぱり2-1についても2-2についても、職員さんのスキルと、あと今回、DXを推進するに当たって専門家も入れるというふうに伺っていますので、専門家の話をしっかりと聞きながら推進しない限り、これは無理だなと。僕は、視察先でそれを実感もしたところだったので、時折に向けてはそういうことも発信してまいりました。
オープンデータの話も、先ほど中妻委員から、それぞれ各委員からも出ていますけれども、
ファイル形式については、様々な
ファイル形式を用意するべきだと思います。これだっていうことじゃなくて、今使っている形式から先ほど出ていたXML形式とか、様々あると思うんですけれども、一つの
データについて使う側が使い勝手がいいのは、やっぱりいろんな形式があったほうがもちろん使いやすいのは普通の話だと思うので。また、デジタル化のものっていうのは常に変化もするでしょうし、どんどん追加しながら、
データの在り方もその都度変わってくるんじゃないかなということも思います。まず、どちらにしても、人材の確保について、これはまた新しい情報を仕入れながら進めていかないといけない分野でしょうから、どちらの2-1、2-2についても、しっかりとそこら辺は進めていくべきだと思います。
あと
ファイル、
オープンデータの69種類と、あと616の
ファイルの数については、やはりこれは地道にどんどん増やしていくべきだし、南雲委員からも、特に使えそうなものからっていうのはもちろんのことだと思うんですけれども、民間の視点で、こんな使えないような
データも活用される可能性もあると思うんです。よくこれをこういう形で使っていただいたなと、よくここまで区の情報を使ってということもあるので、ここの
ファイルについては、地道に増やしていく作業ですよね。そこには、お金も伴う、人材も伴う、マンパワーも要るというところで、区がどのくらいこの分野に財政措置をするとか、区の腹積もり、僕はそこが一番重要じゃないかなという思いがあります。
今いる担当の課長さん以下、職員さん、今ある資源で頑張っていると僕は評価もしますし頭も下がる思いですけれども、今後区がどこまでこれを真剣にやるのかっていうのは上層部のほうとしっかりと話し合いながら、どこら辺までは行こうと、23区で最後は許されないと思います。23区で上のほうじゃないですかとか、そこまでは目指しましょうよってなるのかは、いろいろな、様々な、お金もかかることだと思うので、そこはしっかりと見極めながら、限りある資源で
ファイル数はしっかり増やしていく、形式も増やす、広報についても新しい情報を仕入れながらまた発信していくという不断の努力をお願いしたいと思います。
◆こんどう秀人
一つだけちょっとお願いしたいと思います。別紙1の4のところに載っている期日前投票所一覧というの、これだけ多分、この
データの中で質が違うんです。必要な時期にそれが載せられていれば皆さんが使うんですけれども、これ、選挙があるとき以外は使っていないものですから、必要な、生きた
データとして使えるときにそれを提供できるように、それを心がけてほしいと思います。
◆山田ひでき
じゃ、2点だけ言いたいと思います。
オープンデータについては、ぜひ積極的な
利活用を進めていただきたいんですが、その上で、やはり個人情報の取扱いについてはより細心な注意を求めていただきたいというのが1点と、先ほども質疑の中で言いましたけれども、広報ツール等と
オープンデータを連動して活用する際には、写真等の著作物の取扱いについても、著作権の取扱いについてしっかりとした確認が必要であるということを言いたいと思います。
○
委員長
では、よろしいでしょうか。
(「はい」と言う人あり)
○
委員長
いただきました意見は正副
委員長でまとめた上、次回の
定例会の
委員会にてご確認いただきます。
本件につきましてはこの程度でご了承願います。
────────────────────────────────────────
○
委員長
以上をもちまして
自治体DX調査特別委員会を閉会いたします。...