板橋区議会 2021-12-07
令和3年12月7日インクルージョン推進調査特別委員会-12月07日-01号
健康推進課長 荒 井 和 子
板橋健康福祉センター所長
太野垣 孝 範
障がい
政策課長 長谷川 聖 司 障がい
サービス課長 河 野 雅 彦
子ども政策課長 雨 谷 周 治
保育サービス課長 佐 藤 隆 行
学務課長 星 野 邦 彦
事務局職員
事務局長 渡 邊 茂 書記 高 橋 佳 太
インクルージョン推進調査特別委員会運営次第
1
開会宣告
2
理事者あいさつ
3
署名委員の指名
4 議題
(1)令和3年第3回
定例会調査事項に関する提言の方向性について(5頁)
(2)
当事者家族に対する理解の促進について(6頁)
5 閉会宣告
○委員長
ただいまから、
インクルージョン推進調査特別委員会を開会いたします。
本日も、
新型コロナウイルス感染拡大防止のため、発言は着座にて行っていただくようお願いをいたします。
────────────────────────────────────────
○委員長
初めに、理事者のご挨拶をお願いします。
◎
福祉部長
おはようございます。本日の
インクルージョン推進調査特別委員会におきましては、令和3年第3回
定例会調査事項に関する提言の方向性について、そして
当事者家族に対する理解の促進について、以上2件が議題となっております。よろしくご調査のほどお願い申し上げます。
○委員長
ありがとうございます。
────────────────────────────────────────
○委員長
次に、
署名委員を指名いたします。
しば佳代子委員、佐々木としたか委員、以上お二人にお願いをいたします。
────────────────────────────────────────
○委員長
それでは、議題に入ります。令和3年第3回
定例会調査事項に関する提言の方向性についてを議題といたします。
お手元に配付いたしました資料1は、前回の委員会で出されました意見を集約し、令和5年第1回定例会において2年間の活動に基づく提言をまとめるために、現時点での提言の方向性を記した正副
委員長案でございます。今後は、令和5年第1回定例会での
活動報告のまとめに向けて、委員会で出された意見を次回の委員会において提言の方向性として一定程度まとめるといった
検討サイクルで進めてまいりたいと存じます。最終的な
活動報告をまとめる際は、必要に応じて適宜、提言内容の修正を行ってまいります。それでは、本案に対する各委員の意見を求めます。
◆
しば佳代子
意見の概要のところなんですけれども、事務局に相談をしたところ、委員会でということでお伺いしたいと思うんですが、前回のときに、産後
ドゥーラについて質疑をさせていただき、
いしだ委員のほうから産後
ドゥーラについてもということでの意見があったんですが、今回この意見の概要に載っていないんですが、何かそれは理由がありますでしょうか。
○委員長
今、
しば委員からご意見を頂きましたけれども、確かに載っていないので、載せる方向で改めて検討したいと思いますが、ほかの委員さんもそれでよろしいですか。
(「異議なし」と言う人あり)
◆
しば佳代子
ありがとうございます。党としての要望にもなっておりますので、ぜひその方向でお願いいたします。ありがとうございます。
○委員長
それでは、頂きましたご意見につきましては、案文に反映をさせるように検討してまいります。本件につきましては、この程度でご了承願います。
────────────────────────────────────────
○委員長
次に、
当事者家族に対する理解の促進についてを議題といたします。
本件について、理事者より追加の説明はありますでしょうか。
◎障がい
サービス課長
特段追加の説明はございません。よろしくご審議のほどお願いいたします。
○委員長
分かりました。ありがとうございます。それでは初めに、現状確認のための質疑を行います。本件に対する各委員の意見については、質疑が終了した後、改めて述べていただきたいと存じますので、あらかじめご承知おき願います。
なお、本委員会では、建議理由に基づき、障がい福祉に関する調査を中心に行ってまいりますが、この調査等をきっかけに
インクルージョンの推進につながるようなご意見、ご提案をいただきたいというふうに存じますので、お願いをいたします。それでは、質疑のある方は挙手願います。
◆
中村とらあき
まず、
発達支援のための親の会というのがございますけれども、親の会に参加するということになりますと、やはりそこに入る前提となる条件というよりは、その内容の把握がその当事者の親御さんたちにとって必要になってくるということで、親の会の規模に応じた内容というものは存在するのか。いわゆる大きなところだと、専門的な知識を持った人を呼びやすいでありますとか勉強しやすいといったことがあるかと思います。小さいところだと、親子同士、
当事者同士の親子関係を構築することができる、あるいは悩みをお互いに相談できるなどの効果があると思います。そうした組織ごとに応じた違いがあるのではないかと考えているのですが、その点についての見解をお伺いしたいと思います。
◎
板橋健康福祉センター所長
おはようございます。よろしくお願いいたします。
発達支援のための親の会でございますけれども、2年間はコロナの影響で中止をしてございます。親の会は、大きな
健康福祉センター3つ、板橋、志村、赤塚でやってございます。令和4年度も、その大きな3つの
健康福祉センターを中心に各2回、年6回程度を予定しているところでございます。規模につきましては、この親の会は、それぞれ同様の悩みというんですかね、困り事を抱えている親御さんに参加をしていただいて、情報共有と専門家の先生によるミニ講座の計画をしているところでございます。これにつきましては、テーマはそれぞれ違いますけれども、内容的には3つの
健康福祉センターで同様のものを考えているところでございます。
また、参加資格でございますけれども、従前は、子どものあそびの会に参加した方にお声がけをしてございましたけれども、あそびの会につきましては、前回の委員会でもご報告したとおり、なかなか実施が難しいという課題がございますので、直接、1歳6か月健診のときに心配をお持ちの親御さんにお声かけをする、あるいは児童館や保育園等に通っている方で気になる方についてお声かけをしようというような形で今内容を詰めているところでございます。まだちょっと計画、企画途中でございますけれども、大体そのような方針で臨みたいと思っているところでございます。
◆
中村とらあき
コロナで2年間ほどできなかったということを聞いております。そうした中で、
コロナ禍の中でどういったことが起こっているのかということもこれから把握していかなければいけないことだと考えております。この
コロナ禍において、どのようなことが起きているのかということについて、今把握していることがございましたら答弁を願います。
◎
板橋健康福祉センター所長
特に
コロナ禍におきましては、この親の会に限らず母子保健に関しては訪問ですとか対面でいろいろとご相談に乗る機会が多うございます。思ったほど何か拒否される方はいらっしゃらないんですけれども、ただ、やはり中にはかなり心配をされている方もいらっしゃいまして、訪問は差し控えてほしいと、あるいは訪ねても玄関先でという部分があります。ただ、それはまだ十分情報が皆さんに行き届いていなかった部分もあるのかなと思っております。
一方、発達に関していろいろ困り事を持っている方は、それなりの数がいらっしゃるのかなということでございますので、そういったニーズにお応えするためにも、4年度からは違ったやり方で少し目的を達成できればなというふうに企画しているところでございます。
◆
中村とらあき
最後に、ほかの団体さん、いわゆる民間で行われている親の会さんでありますとか、あるいはほかの自治体で行われている親の会さんとの提携・連携関係というものはどのように構築されているのか答弁を願います。
◎
板橋健康福祉センター所長
今企画している中におきましては、ちょっとまだそこまで俎上にというんですかね、検討の俎上には上がっていないところでございますけれども、時間をかけて少しその辺は、どういう形で再開できるかを模索しながら考えていきたいと思いますので、まずは今お話ししたような形で令和4年度は実施したいと考えております。
◆
小野田みか
よろしくお願いいたします。
当事者家族に対する理解の促進ということなんですけれども、親御さんや障がい児のご本人に対する支援というのは板橋区でもやっていると思うんですが、その障がい児の子にきょうだいがいる場合、今、きょうだい児問題という話があると思うんですけれども、そのきょうだいがいるとき、非行に走ったりいじめをしたりするようなことはないということなんですが、アメリカの研究では、集中力がなかったり反抗的になったり興奮しやすかったりと、気持ちの上で負荷を感じていることが多いと言われています。そういった障がい児のきょうだいに対するケアについては、板橋区ではどのようにお考えでしょうか。
◎障がい
サービス課長
当事者家族に対する理解ということにつきましては、障がい児の支援の考え方といたしまして、障がい児支援の基本的な考え方、基本理念の1つに、
家族支援ということが掲げられてございます。この
家族支援というのは、当然、保護者の方を中心とした支援ということでございますけれども、保護者に限らずきょうだいなども含めた家族全体での支援ということがまずうたわれているところでございまして、それに基づき、各施設がそうした家族全体というくくりの中で支援をさせていただいているところでございます。
そういったところで、例えば
相談支援という場面においては、ご本人、保護者に限らず家族全体を見据えた支援ということもしておりますが、その中で特徴的な取組をしているということでは、資料の中にご案内をさせていただいております
東京YWCA板橋センターキッズガーデンでは、資料にはその取組は記載をさせていただいてはおりませんけれども、こちらの施設では、障がい児のきょうだいの会ということで、きょうだいを対象とした活動というものを実際に展開しておりまして、障がい児ときょうだいを含めたその家族全体への支援ということで、具体的にはイベントなどを通してきょうだいの関係を高めたり、家族全体の障がいの理解や関心を高める機会として取組をしているというような実例もあるところでございます。
◆
小野田みか
ありがとうございます。
YWCA板橋センターできょうだいに対する取組もされているということなんですけれども、やはり障がい児を持つご家庭では、母親が障がいのある子に力を入れ過ぎてしまって、きょうだいとしては我慢強くてよい子として育って、大人になってから問題が発生するようなことがあると聞いております。ですので、小学校のうちからちゃんと精神的な
カウンセリングなどのケアをして、板橋区としてもそういう
子どもたちがストレスを感じないような支援していただきたいと思っております。この
YWCA板橋センターでは、きょうだいに対する個別の
カウンセリングとかもやっていらっしゃるんでしょうか。
◎障がい
サービス課長
いわゆる障がい児に関するご家庭を含めた
相談支援ということにつきましては、
相談支援事業ということを行っておりますので、そちらにつきましては広く家族を対象としているというふうに聞いておりますので、そういったところで対応をさせていただいているところでございます。
◆
小野田みか
ありがとうございます。やはり障がい児に手がかかってしまうことが多くて、そのきょうだいになかなか目が向かないところがあると思いますので、そのきょうだいの方々への意見というか
実態調査みたいなのも含めてやっていただきながらケアをしていただきたいと思います。ありがとうございます。
◆
いしだ圭一郎
ちょっと基本的な質問になってしまうと思うんですが、よろしくお願いいたします。まず、資料のほうにございます
板橋区立加賀福祉園児童ホームの
めろんグループについて、各回10名程度というふうに記載されておりますけれども、この各回という部分が、同じ時間帯で例えば2
グループに分けてやっているものなのか、それとも違うものなのか、ちょっとそこら辺が分かりにくいので、説明していただいてよろしいでしょうか。
◎障がい
サービス課長
めろんグループにつきましては、隔週の水曜日に実施をしております。時間帯は午後の時間帯になります。およそ1時から3時の時間帯で活動させていただいておりまして、各回10名程度という、その水曜日ごとに10名程度ということで、
グループについてはこれを2
グループに分けた形での運営というような形で実施をさせていただいているところでございます。
◆
いしだ圭一郎
ありがとうございます。子どもの
発達支援ガイドブックのほうには、各
グループ10名程度というような書き方がしてあるんですね。頂いた資料のほうは隔週水曜日というような記載の仕方なので、両方見ていると何だかよく分からなくなってきちゃうんです。また、この子どもの
発達支援ガイドブックのほうの資料を見ると、
東京YWCA板橋センターキッズガーデンと
加賀福祉園児童ホームの両方の資料の記載の仕方がそれぞれ違うので、例えば
東京YWCAキッズガーデンのほうは対象年齢が書いてあるんですけれども、
加賀福祉園のほうには書いていないと。非常に分かりにくいんですが、そこら辺の見解をちょっとお示し願いたいと思います。
◎障がい
サービス課長
申し訳ございませんでした。園からの報告の資料を確認させていただきまして、
めろんグループは今ご指摘のありましたとおりこちらの記載がちょっと不足している部分がございまして、
めろんグループは2
グループでの活動、隔週での活動ということで、その
グループがそれぞれ10名程度の定員で運営をしているということでございます。2
グループということがこちらの記載に漏れておりまして、申し訳ございませんでした。
また、今お話にありました
加賀福祉園と
YWCAは、それぞれ施設の運営の細かい内容も違うというところがございますが、その点の比較ということも含めて、よりご利用される方、見ていただける方に分かりやすくお伝えすることは今後も必要と思っておりますので、今後そういった機会でこうした療育機関をご案内をする際は、その違いを踏まえながら
バランスの取れたご案内について、さらに検討していきたいと考えております。
◆
いしだ圭一郎
ありがとうございます。当然、利用される方は細かな違いという部分を比較しながら決めていっていると思うんですけれども、私たちがこの資料を見る限りでは、何がどう違うのかというのがよく分からないんですね。そうすると、利用者の方々がどういうことを基準にこの2つの中で決めていっているのかというのがちょっと分かりにくいんですが、そこら辺はどのように理解していけばよろしいでしょうか。
◎障がい
サービス課長
今お話がありましたように、今後それぞれの施設との
やり取りがある中で、利用者の方がどういった情報を求めていらっしゃるのかということについては、引き続き把握に努めてまいりたいと思っております。例えば、
グループでの実際の活動の仕方なども、
加賀福祉園と
YWCAさんでは細かい部分に違いがございます。
YWCAさんでは、かなり細かい
グループ分けをして運営をしているというような内容もありますので、そういったところを含めて、どういった内容をお届けするかということについては、実際に施設での保護者の方の声といいますか、ニーズなどもお聞きした上で、今後も私どももそういったところの精査を深めてまいりたいと考えております。
◆
いしだ圭一郎
ありがとうございます。
加賀福祉園児童ホームから、その細かな違いでやはり
YWCAのほうに移るとか、また、
YWCAのほうから
加賀福祉園のほうに移るといったそういった事例はあるんでしょうか。
◎障がい
サービス課長
あまり行き来はないように理解をしております。それぞれの施設で定着した形でのご利用となっている状況であると把握しているところでございます。
◆
いしだ圭一郎
ありがとうございます。最後の質問なんですが、資料のほうの
発達支援のための親の会について、4ページのところで、
参加延べ人数が34人ということになっておりますけれども、これはあくまでも
延べ人数ですので、
対象人数に対して実際どの程度の人がこの親の会に参加されているのか、もし分かれば教えていただきたいんですけれども、いかがでしょうか。
◎
板橋健康福祉センター所長
親の会の1回当たりの
参加人数ということでございますけれども、平均をしますと10人前後です。ただ、これにつきましては、ある一定の規模がありますので、10人前後を目標というんですかね、適正な人数というふうに考えておりまして、それに見合った方にお声かけをしていますので、オープンではありませんので、その辺も令和4年度は少し考えなきゃいけないかなとは思っております。多過ぎてもいけませんし、少な過ぎてもその事業の目的からして適切じゃないのかなと、その辺も少し令和4年度に向けて今研究をしているところでございます。
◆
いしだ圭一郎
分かりました。課題のある子どもを持つ保護者に対してですから、対象が全員ではないというように理解をさせていただいております。ただ、現状課題のある
子どもたちというのが何人ぐらいいらっしゃるのかは把握されているでしょうか。
◎
板橋健康福祉センター所長
現行のやり方でございますけれども、まず、1歳6か月健診のときに来ていただけるご本人、児も含めてですけれども、その問診の中で発達の具合を聞く項目があり、保健師が聞くわけでございますけれども、その中でうちの子はほかの子に比べてとか、あるいは言葉の発達が遅れているんじゃないかという悩みを打ち明ける方がいらっしゃいます。それに対して、今まではあそびの会を紹介していたところでございます。それで人数をある程度制限しているといっても、必要な人はその人数内でほぼご案内できたというふうに理解をしているところでございます。今後、あそびの会につきましては継続が難しいわけですけれども、親の会につきましても、それ
プラス児童館ですとか、保育園なんかでも少しキャッチしてもらってご紹介できればなというふうに今計画をしているところでございます。
◆
いしだ圭一郎
ありがとうございます。この事業をよりよく知っていくためにも、この
延べ人数の記載とともに、実際の参加者の数というのも記載されたほうがよいのかなというふうにちょっと要望だけさせていただいて質問を終わらせていただきます。ありがとうございます。
◆
荒川なお
まず最初に、
児童発達支援センターについてお聞きしたいんですけれども、今、区内には加賀と
YWCAの2つがあるということで、過去、
常任委員会でも少し議論になっているかとは思うんですが、板橋区として、この数をもうちょっと増やしていきたいという、そういう認識もあるとは思うんですが、現に増やせていないわけですけれども、実際どういうことが課題というか、こういうところが今進まない要因になっているというのをまずお聞きしたいんですが、お願いします。
◎障がい
サービス課長
まず、
児童発達支援センターにつきましてご説明をさせていただきますが、
児童発達支援センターは、まず母体が
児童発達支援、児童のデイ
サービスが母体になるところでございます。その
児童発達支援をベースに、国では
地域支援の
サービスと言っておりますが、障がい児の
相談支援あるいは
保育所等の
訪問支援というものを加えることによって、
児童発達支援センターになるというところでございます。その場合に、いわゆる障がい児の
相談支援でありますとか
保育所等の
訪問支援を行うということについては、当然一定の体制の強化ということが必要でございますので、
人材確保も含めて、そうした体制強化がなかなか難しいという課題については、ご相談を寄せられる事業所さんとの
やり取りの中でも感じているところでございます。
区といたしましては、今お話にありました区内の
児童発達支援センターは2か所、加賀と坂下というところでございますので、地域的な
バランスから考えますと、やはり空白地域における
センターの整備ということについては今後も検討してまいりたいと考えているところでございます。
◆
荒川なお
今1つあったのが、人材の確保というところですね。それは、今民間の団体が関わっていて、それは企業なりその団体の予算的にも無理ということだと思うんですけれども、そうしたら、東京都なり国なり板橋区としての助成とかそういう制度が何かしらあるとは思うんですが、それがあまり十分ではないということなんですかね、そういう認識でよいのか。だから
人材確保ができないということなんですか。お願いします。
◎障がい
サービス課長
児童発達支援センターにつきましては、区におきましても
児童発達支援センターの運営に関する補助金というものをご用意して交付をさせていただいているところでございます。体制を強化するということで一定の経費が必要ということは、事業所の皆様からもいろいろとご要望を頂いているところではございますが、やはりそれ以上に、今お話にありました人材の確保、障がい児の
相談支援ということですので、幅広い相談に対応できる一定のスキルを持った職員の配置でありますとか、また、
保育所等の
訪問支援というのは、いわゆる障がい児の支援のために保育所や幼稚園に出向いて、その中で該当のお子さんであるとか、その施設の職員の皆さんとの触れ合いの中で支援をしていくという、大変高度な能力を必要とするということで、そういった人材を確保するというのが非常に難しいと聞いているところでございます。
◆
荒川なお
そうすると、もっと根本的なところからいろんなところに予算がつけられ、人を育てるという、さらにこの前の段階ですよね。そういうところからももっと必要になってくるというところだと思うんですが、そういう前の段階、あんまり言うと今回の話からそれるかもしれないんですが、そういう前の段階というのは、どれぐらい今後の
人材確保について考えていらっしゃるのかというところをお聞きしたいんですが、お願いします。
◎障がい
サービス課長
先ほど経費のお話もございましたけれども、例えば今お話に出ました
保育所等の
訪問支援を行う場合については、いわゆる国の給付費というものは交付はされますけれども、やはり先ほど申し上げたような一定の経験やスキルを持った職員を用意するということはそれなりの経費がかかるということでございますので、そういった意味では、国の給付費の充実というようなお声もあるところではございますので、区といたしましては、そういった事業者さんのニーズなども含めて、国などに対してはそうした制度充実ということについても今後状況を見て対応していきたいと考えております。
◆
荒川なお
あと、先ほどこの件に関して、地域のアン
バランスがある。場所も今2か所しかないから、そもそもアン
バランスとかいうそれ以前の問題かもしれないんですが、それはどういうことが要因なのか。例えば土地の問題なのかとか、どういうことがあるのか、そこをお聞きしたいんですが、お願いします。
◎障がい
サービス課長
児童発達支援センターは、
児童発達支援がベースになるとお話をさせていただきました。
常任委員会でもご議論していただきましたが、
児童発達支援の事業所は区内に13か所ということで、
常任委員会では中学校区という形でのくくりで地域の
バランスというものを見ていただく中で、やはり空白地域もあるということで、その状況につきましては、今お話がありましたように、1つはやはり事業所を構える物件がより豊富かどうか、事業所の皆様がやはり地域によってなかなかご用意が難しいというような状況もある中で、やはり地域のアン
バランスというのは生じているところでございますので、その中で事業所の新規のご相談などについては継続的に対応しているところでございますので、そうしたところの中では、こうした地域の需要の状況というものについては、お伝えをする中でいわゆる空白地域などでの誘致ということについても、引き続き事業所の皆様とご相談しながら対応していきたいと考えております。
◆
荒川なお
今お話があったように、物件がないというのは、例えば結構広さも必要になってくると思いますし、場所によっては結構道が狭い地域が続いていたりもしますので、そうすると車とかで入れないとかそういう問題もある。そうすると、なかなか建物そのものが建てられないかなというふうに思うので、そうするともっとよい場所に造らなきゃいけなくもなるので、助成とかそういったところも、事業者さんもお金をなかなか持っていなかったりするので、というところまではお考えになっているということなんですかね。そこも最後確認したかったんです。お願いします。
◎障がい
サービス課長
基本的には、現在のメニューを前提として開設ということに関してはいろいろご相談をさせていただいているというところではございますが、
児童発達支援につきましても、制度の動向、国などの制度の充実ということの今後の推移も見ながら、民間事業者の皆様の支援については、区としても検討を続けていきたいと考えております。
◆
荒川なお
今後も大きく求められてくると思いますし、いろんな障がいというのもありますので、そのための対応策は必要だと思いますので、また後で意見でも言いますけれども、今後よろしくお願いしたいと思います。
あともう一つ聞きたかったのが、子ども
発達支援センターについての中で、3ページの一番下に支援者研修というのがあるんですが、いろいろ小学校の教員の方とか、あいキッズ職員の方とか、かなり幅広く参加をされているというふうにここには書かれているんですけれども、実際にもうちょっと具体的にどういう感じでやっているのか。あと、これについては全部うまくいっているというふうにも思っていないんですけれども、どういうことが課題になっているのかというところをお聞きしたいんですが、お願いします。
◎
健康推進課長
子ども
発達支援センターで実施しております支援者研修についてのお尋ねです。支援者研修につきましては、子ども
発達支援センターの区からの委託事業のメニューということになっております。こちらにつきましては、
地域支援という位置づけで、
発達支援に関わる支援が必要な様々な方に幅広い講座を設定しておりまして、今年度で申しますと5講座を組む予定です。こちらにつきましては非常に希望される対象者が多くて、こちらは幅広く保育士さんですとか幼稚園の先生ですとか児童館、あいキッズ、または民間の療育施設などにもお声かけをしているというところでございまして、今年度につきましては、定員の倍以上のお申込み等がございましたので、急遽、広い会場に設定するなどして、こういった方に対する支援を続けているところでございます。
具体的なテーマとしては、例えば乳幼児期の感覚運動遊びの大切さと気がかりな子どもへの対応などを講座で作業療法士さんが行ったりですとか、ペアレント・トレーニングも3回制ということで公認の心理士が行ったりですとか、また言葉の発達に気がかりのあるお子さんへの支援というような様々なテーマで、それぞれの専門職員の方がこういった講座を実施しているところでございます。
◆
荒川なお
今、定員の倍以上の申込みがあったということで、相当いろいろな方々に求められているなというのは思うんです。私もホームページで見たら、これはハイライフいたばしとかでやっているところでは80人が定員というふうになっています。それで倍の申込みがあるということは、単純に言うと150人以上の申込みがあるということなので、やっぱり相当だなというふうには思うんですが、例えば回数とかを増やしていくということが求められてくるかなと思うんですけれども、そういった考え、何かしらさらに今要望に応えられるような形で来年度以降とかということはお考えになっているんですか。
◎
健康推進課長
こちらにつきましては、子ども
発達支援センターの委託のメニューの1つということにさせていただいておりまして、幅広く現在のところはやっているところでありますけれども、子ども
発達支援センターの専門職の方以外にも、例えばほかの部分の病院関係の専門講座ですとか、区全体でこういった福祉分野ですとか、年代やライフステージに合わせたそれぞれの講座という組立ては可能でありますので、総合的に支援者に対する研修をどのように展開していくかということは検討課題だというふうに思ってございます。
◆
荒川なお
検討課題というようなところで、例えば委託されているので委託費とか予算的な問題が今後生じてくるということなんですかね。そこも確認させてください。
◎
健康推進課長
やはり子ども
発達支援センターの専門職種は限られた方でございますので、ここにだけ委託するには、これ以上の規模の拡大は難しいというふうに考えております。そのほかのところに講座をお願いするですとか、そういったような区全体のほかの分野と併せた総合的な検討が必要だというふうに思っております。
○委員長
荒川委員、
インクルージョンの推進を念頭に置いた質疑をお願いします。
◆
荒川なお
はい。今言われたように、
人材確保というところも当然問題というか、まだ課題には上がってくると思うので、後でまた意見は言いますけれども、よろしくお願いします。
◆渡辺よしてる
よろしくお願いします。先ほど小野田委員からきょうだい児に関して質問があったと思うんですが、私もきょうだい児についてちょっとご質問させていただきます。今、保育園とかでは、いわゆる障がい当事者の子もしくはきょうだいの子というので加点を行って入園しやすいというような支援をしているというのは承知しているんですが、いわゆる一時的であっても、親御さんとかきょうだいとかがその世話から解放されるという瞬間をつくっていくというのも支援の1つだと思っているんです。
その中で保育園とか幼稚園に関して、例えば一時保育とか一時預かりとかで、そういうきょうだい児がいるきょうだいを預かるということでもよいですし、いわゆる障がいがある子を預かるということでもよいですし、一時的に預かるという意味で何か支援をやっていれば教えてください。
◎
保育サービス課長
保育園におきましては、区立で2園、私立では7園の保育園におきまして、一時保育事業というのを実施してございます。これは、特段保育の必要性の認定が要らない事業でございますので、例えば冠婚葬祭であるですとか、もしくは美容院に行きたいということでも結構ですし、もしくは、今ご指摘いただきましたようなレスパイトというような形でご利用いただくということが可能になってございます。
◎
学務課長
幼稚園につきましては、もともと幼稚園に通園されている方が希望される場合には、対応可能な幼稚園において、理由を問わず一時預かりを行ってございます。
◆渡辺よしてる
ありがとうございます。小・中学校に関しても聞きたいんですが、小学校・中学校で障がいがある子が通っているという中で、きょうだいがいるというのを把握していて、そのきょうだいには障がいがあるきょうだいがいるというのを把握しているかどうかという点と、把握していた場合はどういうようなケアをしているのかというのを教えてください。
◎
学務課長
本件に関しては学校に関することなので、重点調査項目2でお願いできればと思います。
◆渡辺よしてる
分かりました。ごめんなさい、先走っちゃって。全体的にこの資料を見ていて思ったんですが、
家族支援の中に、例えば子どもを預けるというのが、いわゆる家族の都合で子どもを預けたいんですという当事者の家族の人たちの意識よりも、自分が見られないときに同じように子どもを尊重して預けられるような
サービスというのをすごい求めていると思うんです。なので、例えば一時的に預かるでも1泊でもよいですし、預かるというポイントをもう少し研究・検討していったほうがよいんじゃないかなと思うんです。子どもが生まれて、障がいがありますと医者に言われたときに、治そうと思っていろんな医療機関に行く親御さんはたくさんいて、療育とかに行こうという方もいっぱいいる中で、それでもどんどん子どもが大きくなっていって、回復の効果があるということを何でもいろいろと試してきて生活を送っている中で、やっぱり心の
バランスを保つために心のケアとか、例えばリフレッシュするという機会が必要だと思うんです。そういった点を踏まえて、一時預かりとか1泊でもいいですし、お泊まりでもいいですし、そういう何か
サービスというのを現在検討しているのか、やっているのかというのを教えてください。
◎障がい
サービス課長
障がい児の受入れについては、今日テーマにもなっております
児童発達支援をはじめとした施設でも受入れをさせていただいているところでございます。今のご質問の点から言いますと、細かい利用実態の把握というのがまだちょっと深くしきれていないというふうに認識をしておりますので、例えば児童発達については、児童発達の事業者の連絡会等がございますので、そうした場でいわゆる利用者のニーズであるとか、それぞれの方の利用の状況というんですかね、どういう状況で利用されているのかといった、そういった実態の把握についても丁寧に行いまして、今後、区としての対応というものも検討していきたいと考えております。
◆井上温子
お願いします。今回のテーマが、
当事者家族に対する理解の促進についてということで資料を作っていただいているんだと思うんですけれども、
当事者家族というのは、多分、障がい児のいる親子ということだと思います。そういったときに、障がい児のいる親子に対する地域理解なのか、理解の促進というのがちょっとあいまいだなと思っていまして、この資料だと、障がい受容とかそういったものとか、あと
相談支援だとか専門家がいかにサポートするかみたいな視点で主に書かれているような気がしていまして、幾つか
当事者家族に対する理解の促進の部分も説明されているのかなと思うところが、例えばお父さん同士、障がい児をお持ちのお父さん同士が、お互いの障がい児だとか家族だとか、そういったことに対する理解をするような会があったりだとか、あるいはピア
カウンセリング的に障がい児を持つ家族同士の交流みたいなところが記載されているんだろうというふうに思うんですけれども、何かこのテーマというのが、
当事者家族に対する理解の促進についてなので、もう少し幅広いものなのかなというふうに私自身は理解しています。
お父さん同士、障がい児を持っている同じ層の理解促進というところだけにとどめてよいのかというところがまず疑問点で、それ以上その輪を広げて地域理解の促進というところまでやっているような事業があれば教えてください。
◎障がい
サービス課長
ご報告の設定の仕方が不十分な点がありまして、申し訳ございませんでした。障がい児支援の考え方の柱としては、
家族支援のほかに、今お話を頂きました
地域支援ということも掲げられているところでございまして、そこについては、今回の資料の中では細かくご案内ということに至っていないところでございますけれども、まずそうした地域とのいわゆる連携などを進める中で、地域とともに障がい児を育てていくような環境づくりといったことも障がい児支援の中で求められているところでございまして、それぞれの施設におきましても、地域との連携、一般のお子さんであるとか一般の障がい児の方との交流の機会ですとか、そういった取組については、それぞれ意識を持って取組をさせていただいているところでございます。若干地域連携というようなところでは、概要的に触れさせていただいているところでございますが、そうしたところについても、今後それぞれの施設での実施状況については、よく把握してまいりたいと考えております。
◆井上温子
それぞれの施設だとか、それぞれの事業所さんで地域交流だとか地域連携というのをやっているというのは存じていますけれども、そういったものがもう少しきちんと報告の資料として上がってくるようにしていただきたいなと思っていて、地域生活支援拠点とかいろいろな議論もありましたけれども、やっぱり地域の交流の拠点になっていくだとか、障がいに関係ある人たちだけの
グループだけじゃなくて、やっぱりそうじゃない人たちとの理解促進というのが必要になっていて、今報告していただいているようなことというのは、多分充実されてきたことなのかなと思うので、ぜひお願いしたいと思います。
ちょっと確認したいのが、支援者研修のところで先ほど質疑がありましたけれども、すごく人気のある研修で、定員の倍の参加がありましたということだったんですけれども、多分こういった研修に参加してくださる方というのが一定同じような人になっていないのかなという危惧があったりだとか、やっぱり参加したいなと思っていても、忙しくてなかなか参加できないという現状があったりとかするのかなというふうに思っていまして、せっかくその専門家の方たちにお話ししていただく場があるんでしたら、そういったものを録画して、各学校とか各保育園とか、そういったところで時間を使って研修時間みたいなものを取っていくということが、より一般化された研修につながっていくんじゃないかなと思うんですけれども、いかがでしょうか。
◎
健康推進課長
こちらの支援者研修の内容の配信ですとか情報提供につきましては、今検討しているところでございまして、正確に内容が伝わるということに注意しながら、今後、例えば動画ですとか、そういったことについても子ども
発達支援センターとともに検討していきたいというふうに考えております。
◆井上温子
ありがとうございます。あと、親の会についても聞きたいんですけれども、親の会というのが一覧でご案内できるような形になっているのかというところを教えていただきたいと思います。区がやっているような親の会もそうですし、民間がやっている親の会、障がい児を育てるに当たって、やっぱり不安な方はすごく多いと思うんですけれども、そういったときに、やっぱり同じような経験をされている方だとか、いろいろと日常生活などを話せる機会というのはすごく大事なことだと思っています。そういったものに早く出会えることというのは、すごく重要なことだと思うんですけれども、そういった一覧のご案内などはされているのか教えてください。
◎
板橋健康福祉センター所長
私どもがやっている親の会でございますけれども、これは育児支援の一環としてという形でやってございまして、親の会をきっかけに自主
グループができればよいかなというのも射程の範囲には入っておりますけれども、まだそこまでは行っていないようでございます。また、ほかの親の会についてのメニューについては、うちのほうでもちょっと把握し切れていないところで、特別提供しているということはございません。
◆井上温子
分かりました。あと2つ聞きたいことがあるんですけれども、ケアプランとか
相談支援について聞きたいんですけれども、高齢者だとケアマネージャーさんがケアプランとかを書いてくださって、ほぼ確実にある程度計画してくださるわけですけれども、お子さんだとか障がい者の方たちはなかなかケアプランを書いてくださる方が見つからなかったりだとか、
相談支援をきちんと受けられないという現状があるように思うんですけれども、その辺の現状についてお聞かせください。
◎障がい
サービス課長
今、お話のありましたように、障がい者につきましてはケアプランを
相談支援事業所の皆様に作成をいただいておりますが、絶対量というところを含めて不足しているという状況がございます。大まかなところでございますけれども、いわゆるセルフプランの方というのが大体4分の1という状況でございまして、やはりこういう方々への支援というものをどう高めていくかということが、今、障がい福祉の課題の1つということでございまして、
相談支援事業所の充実ということについては、引き続き、区としても方策も含めて検討しているところでございまして、いずれにしましても、そうした
相談支援の充実というか、皆様をスムーズに、円滑にそういった
サービス利用につなげられるようにということにつきましては、引き続き、区としても検討を進めてまいりたいと考えております。
◆井上温子
ありがとうございます。あと、お父さんプログラムのところで、いろいろちょっと読んでいて思ったんですけれども、お母さんプログラムとお父さんプログラムが何か別だというのも何でなのかなというところが1つ疑問に思ったんですよね。頻度も違うし、充実度も違うし、何かこう今の時代それでよいのかなというところがまずあるのと、あと障がい児の理解としてというか、障がい児を育てているご家庭で、離婚とか虐待とかの兼ね合いというのをどのように板橋区として考えているのかというのも併せて教えてください。
◎障がい
サービス課長
今、ご指摘がありましたように、
家族支援の中でも保護者支援のアプローチの仕方は、様々なアプローチの仕方があろうかと思っております。その中で、こちらの事例の中では、お父さんとお母さんを分けた形でのプログラムということでさせていただいているところでございます。いろいろな
やり取りの中で、分けている趣旨ということにつきましては、いわゆる実態としては、ご本人の支援ということに関して、やはりストレスでありましたり、ご負担というものを抱えているという部分については、お母様のほうが抱えている状況というところの中で、そうしたお母様に対するケアであるとか、また、お父様については、お父様がおかれている状況というのもまた様々で、例えば、実際にご参加されていただいている方の中ですと、単身赴任でいらして、なかなか子育てに関わる機会が持てないですとか、それぞれの事情というものがある中で、分けて実施をするという形のほうが適切だというような中で、実際にこうした取組をさせていただいてはおりますけれども、今お話も頂きましたが、基本的には
家族支援というのは、いわゆる保護者を包含した考え方でございますので、そうしたところについては、合同で行うというのも当然1つのアプローチとして考えられるところとは考えておりますので、こういったところの今後の動向についても、区としては事業者さんとの
やり取りの中で、いろいろ注視していきたいと考えております。
また、当然こういう
家族支援の中で、いろいろな状況が明らかになってくるということは、支援に当たる者としては認識を持って対応させていただいているところでございます。虐待といいますか、ネグレクトなどのそうした疑いであるとか、やはり育児に関するご負担がかなり強いというようなところの中で、心理的なケアが必要な状況、そういう状況がある場合については、より突っ込んだ支援でありますとか、また専門的な支援につなぐなど、そういった対応の必要性ということについては、いわゆる
家族支援の中で求められているところでございますので、それぞれの
センターにおきましては、そういう視点に立っての支援に取り組んでいるということで聞いているところでございます。
◆井上温子
分けちゃいけないと言っているわけじゃないんですよ。お父さんだけ、お母さんだけのほうが話しやすいこともあると思うし、その両方がいたほうがよいときもあると思うので、絶対分けるなとは思わないんですけれども、お母さんプログラムだけが充実していて、お父さんプログラムがちょっと何か、その4分の1ぐらいでよいんじゃないのという感じの雰囲気は、私はちょっと違うんじゃないかなというのは思っていて、さらに離婚との関係性をお伺いしたいんですけれども、やはり父親の障がい受容というか、お子さんの受容みたいなものというのはすごいやらなきゃいけないことなんじゃないかなというふうに思っていて、結構離婚される方は、統計はちょっとあれですけれども、多いんじゃないかなというところがありまして、その辺の見解を伺いたいなと思います。
◎障がい
サービス課長
やはり障がいの理解という点では、お父様については、お子様との関わりが全てではないですけれども、やはり薄いケースが多いという状況の中では、非常に障がい理解という点ではハードルが高いということは聞いているところでございます。そうした状況の中では、そうした理解を促進するということでいえば、確かにおっしゃるとおり、よりお母様に対する支援よりも注力すべきところもあるかと思いますので、いずれにしましても、こうした取組というのは、
家族支援を進めていくということの中で取り組んでいるところでございますので、そうしたお父様が置かれている状況に対して、よりマッチした支援ができるように、今後ともこうした事業者さんとの
やり取りの中で深めてまいりたいと考えております。
◆五十嵐やす子
よろしくお願いします。ちょっといろいろとお伺いしたいんですけれども、まず最初に、先ほど宿泊の利用というところですよね、レスパイトですとか、それで実態把握がまだできていないというようなお話があったんですが、2020年の2月から3月にかけて、障がい者
実態調査をやっていますけれども、今日のお話の中での実態把握をするためのそういう調査というのは、これからまたいつやるとか、何かそういう計画というのはあるんでしょうか。
◎障がい
サービス課長
今、ご案内いただきました障がい者
実態調査につきましては、いわゆる区の障がい者計画及び障がい福祉計画・障がい児福祉計画の更新を踏まえて、そのときの障がい福祉に関する課題でありますとか、そうしたものを踏まえて、お聞きする内容というのも精査した上でお伺いしているものでございまして、ちょっとどうなるか分かりませんけれども、こうした様々な議論を踏まえて、実際に当事者の皆様などのお声をお聞きしているということでございます。現在は第6期の計画ですので、第7期の計画の策定前にこうした大規模な調査ということは行われるものと見込んでいるところでございます。
◆五十嵐やす子
ありがとうございます。やっぱり当事者の方たちのお声をしっかり聞いていくというのは大事だと思うんですけれども、その内容もやっぱりどういうことが必要なのかとか、何か審議会とかそういうところで意見を出してもらうとかそういうことはできるんでしょうか。
◎障がい
サービス課長
こうした計画については、計画の策定のプロセスとしては、自立支援協議会の本会でありますとか、障がい児部会といったところにこうした計画の内容をご説明して、ご意見なども頂いてというようなところでございますので、そうした場では、いわゆる有識者の方であるとか、障がい当事者団体の皆様などもお入りいただいていますので、そうしたそれぞれの立場からいろいろなご議論もしていただいて実施をしていくというようなところでございます。
◆五十嵐やす子
ぜひお願いいたします。今回はその理解の促進ということなんですが、やっぱり幾ら理解していても、人間は感情がありますし、その時々でやっぱりすごく疲れているときですとか、ふだんできていてもやっぱりこう一瞬できないときというものもあったりするので、そういうときにどういうふうに支えていくかというのが必要なんじゃないかなと思うんですね。切れ目のないという意味でも。ですので、ぜひどういう支援が必要なのかとか、どこが足りていないのかというのは、その利用者のニーズですとか、その実態把握はしっかりしないとやっぱりつかめないものだと思いますので、ぜひお願いいたします。
それから、今回、
児童発達支援センターについて、
加賀福祉園児童ホームですとか、こちらの
YWCAのキッズガーデンさんのことですとか、書いていただいていますけれども、それの中で1日定員30名で、例えば
めろんグループさんですとかいろいろありますけれども、ただ、例えば親子通園だと週に1回だったりとか、隔週で1回だったりということで、それこそ板橋区障がい者計画
2023障がい福祉計画(第6期)・障がい児福祉計画(第2期)の中を拝見しても、保育園や幼稚園に8割以上のお子さんが通っていてということなので、両方併用してお使いになられているような実態があるんだなというのを思いながら拝見していたんですけれども、ただ、やっぱり幼稚園に入るまでに、自分のお子さんは障がいじゃなくて、単なるちょっと場所見知りだったり、人見知りが激しいだけだというふうに思っていらっしゃるような方もいらっしゃったりして、どこでそれこそ理解をしていただいて、なるべく早くしっかりと支援していくことというのが必要になって、それはお子さんに対しても親御さんに対してもだと思うんですけれども、その辺りをどういうふうに工夫しているのかというのを、もしできたら教えていただきたいんですがいかがでしょうか。
◎障がい
サービス課長
障がい児の皆様も様々な
サービスをお使いになっていく中で、
児童発達支援センターにおきましては、いわゆる今お話のありました親子通園で通っていただく機会をつくらせていただきましたり、また、そうした方々につきましては、必要に応じて併用していわゆる
相談支援をお使いいただくという形にさせていただいております。そちらについては、通園日ということではなくて、ほかの日にちでもって設定などもさせていただいてご利用いただいているということでございまして、そうしたご相談につきましては、令和2年度におきましてもかなりご相談なども頂いているという、ちょっと今実績がございませんけれども、そうした中で、実際に施設の中で集団で生活もしていただく機会ですとか、個別のご相談の機会、あと、限りはありますけれども、場合によってはご家庭を訪問するとか、そうしたケースに応じたご相談の支援というのも行っているというような状況がございます。
◎
健康推進課長
保健所のほうでは、1歳6か月健診、また3か月健診、ほとんど95%程度以上のお子さんが受診をされていて、そちらのほうで早期発見、発達に気がかりなことについて早期発見に努めております。こちらも繰り返しになりますけれども、そこで少しでも気がかりなことがあった場合には、保健師などが心理相談、これも専門の公認心理師等が相談に応じ、また関わり方の助言ですとか、また専門の見立てが必要な場合には、子ども家庭支援
センターの専門相談につなげる。また、親も含めて支援が必要な場合は、地域の保健師のほうが同行して、そちらの相談につなげる。また、その後も経過観察を行っていくということで、早期発見、早期支援ということで、その後の児童の療育ですとか、適切な期間での治療ですとか、そういうことに取り組んでいるところでございます。
すみません、今、3か月と申し上げましたが訂正します。3歳児健診、こちらのほうで、発達の関係で、相談に応じて専門のところにつなげているところでございます。
◆五十嵐やす子
ありがとうございます。それから、4ページのところに乳幼児発達健康診査というところがあって、ハイリスクケースを対象にしてというふうにもあるんですけれども、コロナの中で、またそのハイリスクというものが増えてないかなというふうにちょっと心配しているんですけれども、その辺は実態としていかがでしょうか。
◎
健康推進課長
こちらにつきましては、新生児訪問事業として、全数家庭訪問をご都合に合わせて直接連絡をして対応しております。ご家庭を含めた親子の状況を見させていただいて、またEPDSという産後うつの検査なども行っています。こちらの件数は、
コロナ禍、コロナ前と変わってございませんで、お話しされることで、いろいろと社会全体がこういう状況でありますので不安なことはあるかと思いますけれども、それには寄り添ったアドバイスですとか、支援を行っているということでございます。
◆五十嵐やす子
ありがとうございます。ちょっとほっとしながら、だけれどもやっぱり必要性はとても大きいなというふうに思いながら今伺いました。それから、板橋の場合は児童館でも相談をいろいろと受け付けたりしていると思うんですけれども、その児童館とのいろいろな機関との連携というところを教えていただきたいんですが、いかがでしょうか。
◎
子ども政策課長
前回の第3回定例会の本特別委員会のほうでもご報告申し上げましたが、児童館でも発達が気になるお子様たちへのプログラム、それから、それらを支える地域の方たちへの意識啓発等々をやっているところでございます。そんな中で、児童館のほっとプログラムというような事業があるんですが、これのご案内等も、例えば
健康福祉センターのほうからのご案内をいただいて参加しましたですとか、子ども
発達支援センターから紹介されてというような形で、それぞれお互いの情報については、その気になる親御さんへ情報提供をして、連携をしているというような状況にあります。
◆五十嵐やす子
ありがとうございます。ちゃんとそうやって横でつながっているなというのを、今日確認できてありがたいなというふうに思いました。これから、(仮称)板橋区子ども家庭総合支援
センターもできていくわけなので、さらにこの連携が進んでいくというふうに思いますけれども、この連携の中で、連携していく中で、一番板橋区はここに力を入れていくとか、何かそのような話があるのかないのか、もし何かありましたら教えていただけたらと思うんですが、いかがでしょうか。
◎
子ども政策課長
新しくできる(仮称)子ども家庭総合支援
センターと児童館との連携ということでお答えいたしますけれども、来年の7月から新しく(仮称)子ども家庭総合支援
センターができます。そんな中で、なかなか施設としましては敷居が高いというようなイメージもございますので、区内に点在している児童館等でそういったちょっとした相談事を受けて、場合によっては(仮称)子ども家庭総合支援
センターにつなげるというような形で、7月の開所を目指してどういう連携ができるのかというのは今内部で検討しているところでございますので、まずはふだん利用されているような、私どもでいくと児童館になりますけれども、そういったところにおいでいただいて、気になることがありましたらお話しいただければ、7月以降、(仮称)子ども家庭総合支援
センター等につないでいくというような連携の仕方は今検討中でございます。
◆五十嵐やす子
ありがとうございます。児童館がそのように頑張ってくださっていて、そのほかに民間の今日紹介していただいたようないろんなところもありますので、全体がしっかりとつながって、
子どもたち、また保護者の皆さんを支えるようなそういう制度にしていただけたらというふうに思いますし、またその保護者のご家庭の方たち、
家族支援とさっきありましたけれども、その方たちもしっかりと支えていかないといけないというところで、これから制度を深めていただけたらというふうに思います。よろしくお願いします。
◆いわい桐子
よろしくお願いします。
当事者家族に対する理解の促進ということなんですけれども、この理解の促進という中にはいろんな段階があるかなというふうには思っていて、そう考えると、どの年齢の段階でもどこに住んでいても、相談やその支援が受けられる体制ができるかという量の問題が1つは重要になってくるのかなというふうに思っています。そういう面で、この
児童発達支援センターについても、子ども
発達支援センターについても、
健康福祉センターの取組についても、量が十分かどうかということについて少し確認をさせてください。
1つは、先ほど
児童発達支援センターについては、
人材確保が課題になっているということなんだけれども、区の計画を見ると、各中学校区エリアに1つはあったらよいなと。だけれども、今の段階では13か所で、量的にいうとあと30か所ぐらいは増えないと需要に合っていかないなという計画になっているんだけれども、その課題が
人材確保というお答えだったんだけれども、
人材確保は確かに専門的なスキルが必要になる分野で、どうやって人材を確保していくのか。それは事業者任せでは進まないんじゃないかなというふうに思うんですよ。そこについて、区はどういう努力を今後考えていこうと思っているのかということと、実際にはこの
当事者家族に対する理解の促進で一番大事なのは、
地域支援をやってくださっている
センターになっているところをどれだけ増やすかということも両面で進めなきゃいけないと思うんですけれども、そういった辺りのもうちょっと踏み込んだ支援が必要になるんじゃないかというふうに思っているんだけれども、そこについてどう考えていますか。
◎障がい
サービス課長
児童発達支援センターについては、区内2か所ということの中で、今後は区内全域を踏まえて整備を考えていく必要があろうとは、まず思っているところでございます。その中で、
人材確保という課題もある中で、こちらにつきましては、事業所の皆様が
人材確保というものを今後より進めていく上で、障がい福祉
サービス全体として、国・都を含めて処遇改善でありますとか、いわゆる事業所で働ける方の環境向上ということで、こちらについては、国・都・区、自治体を含めて取り組んでいるところでございますが、そちらについてはまだまだ人材不足という状況がある中で、区といたしましても、例えば様々な補助金の中で、
人材確保に資するメニューも加えるようなことも含めて対応しているところでございますけれども、また、今後は国の制度の動向も見ながら、事業者の
人材確保の支援については引き続き考えていきたいと考えているところでございます。
◆いわい桐子
特に、一番この
当事者家族の支援とか理解の促進でいうと、相談機能が非常に重要になると思うんですよ。相談機能は勉強や資格証を持っているだけでは駄目で、やっぱりスキルや経験がすごく重要になってくるので、例えば経験をさせられる場所をつくるとか、何かちょっとやっぱり踏み込んだ支援を、私は国待ちじゃなくて区として取り組んでもらいたいなというふうに思っているんですね。そういうことを抜きには、板橋区内どこに住んでいても身近なところで相談ができるというふうにはなかなかなっていかないなというふうに思うんです。やっぱり療育に通っている家庭の話を聞いても、通園バスになかなかなじめなくて乗れないお子さんなんかもいて、車がないと通えないとか、移動が本当に大変なんですよね。公共交通機関で移動するということそのものが。だから、そういう移動がかからない場所に、いつでも安心して相談できる、療育ができるというところを量として増やしていかないと、本当の意味で家族への理解や支援の促進にはならないかなというふうに思っているので、その量の問題はやっぱり行政として責任を持ってやっていく必要があるんじゃないかな。
もう一つは、量の問題だけで言うと、子ども
発達支援センターについてはなかなか相談も多くて、1か月待ちという状況ではあるけれども、そこは若干改善されてきたのかなというふうに思っているんだけれども、それでも現状の待ち期間を見ると、まだまだちょっと量としては足りていないんじゃないかなというふうに思うんですけれども、ここについてどういうふうに考えているかということと、志村
健康福祉センターでは週1回の出張専門相談というのをやっていらっしゃるんだけれども、小茂根と志村だけではなくて、もっと区内の
健康福祉センターの5つのエリアで出張専門相談をやるとか、身近なところで相談をできるというふうにするための対策というのは何か考えていますか。
◎
健康推進課長
子ども
発達支援センターの専門相談につきましては、平成23年に開所以来、志村の出張相談を平成24年度に開始いたしまして、そこで相談の受入れ枠を増やしました。現在のところ年間1,000件程度の相談枠がありまして、現状は先ほどご説明いただきましたように、30日程度は新規相談受付まで待機ということになってございます。これは昨年度から比べると10日前後は短縮ができたということなんですけれども、今後一層相談の待ち時間を短くするために、来年度は志村の出張相談のところでICT技術を活用して、サテライトのような形で対応するような事務改善の取組を予算要求しているところで、これが実現すればさらに相談の枠が増えますので、そこでさらに待ち時間が短くできるかというふうに思ってございます。
こちらにつきまして、ほかの5か所ですとか、もう少し場所を増やす計画はあるのかというお尋ねでございますけれども、こちらも先ほど障がい
サービス課長からご説明がありましたように、人材というものがございまして、相談対応する公認心理師さんですとか、STさんですとかそういう専門職の方のローテーションややりくりがなかなか難しいというところがございますので、そこが課題になっているなというふうに認識してございます。
◆いわい桐子
それから量の問題だけで言うと、最後の
健康福祉センターの親の会は、板橋と志村と赤塚なんですけれども、これは何で3か所なのかということを聞いてもよいですか。
◎
板橋健康福祉センター所長
親の会を実施している
健康福祉センターですけれども、これは規模が大きいところでやっております。それから、人数的にもそれぐらいというんですか、運営がしやすいということに鑑みて、3か所でやっているということでございます。会場もありますので、場所の部分ですね。小さいところは会場を確保するのもちょっと困難だという部分もございます。様子を見ながら、拡大というのも考えていきたいと思いますけれども、今の需要に対してはこの3か所で足りているんではないかという認識でございます。
◆いわい桐子
私としては、やっぱりいろんなことを、特に障がい者支援やその家族への支援、理解という部分では、区内のどこにいても必要な取組ができるというふうにしていく必要があると思うんです。そのためには、どの取組も少ない。3か所はやっぱり少ないんじゃないかなと私は思っていて、そもそも福祉事務所だって足らないと思っているぐらいなんですけれども、だから全体で、区内のいろんな取組をせめて
健康福祉センターの5つのエリアというふうに考えて充足させていくということを私は考えていく必要があるかなというふうに思っているので、ぜひ施設が小さいところは周辺の会場を借りてでも、私はぜひやってもらいたいなというふうに思っています。
そういう意味では、全体で量のことについて確認してきたんですけれども、今回の報告の中身は、一つひとつの事業は非常にそれぞれ努力されているのかなと思うんだけれども、区内全域に対してこの
当事者家族への支援が行き届くかという点では、まだまだ量が足りてないなというふうに思っていますので、そこについては、ぜひ量が足りるために、民間の事業者任せにせず、それから専門的な視点も含めて、どうやって人材を確保していくのかというのは、これからむしろもっと足りなくなると思うんですよね。そこはぜひ考えてもらいたいなというふうに思っています。
それから、先ほど教育については来年以降の議論でということなんだけれども、
当事者家族に対する理解の促進というテーマなので、本来なら通しで私は必要なんじゃないかなというふうに思っているので、そこはちょっとどうしても所管で、縦割りで分断されている感じがあるんですよね。先ほどの子ども
発達支援センターは15歳までという対象になっているんですけれども、実際の利用状況は主にどういう状況でしょうか、年齢で言うと。
◎
健康推進課長
統計的に見ますと、最も多い相談の歳児は3歳になっております。3歳、4歳、5歳の順ということで、やはり就学前に発達の状況が徐々にはっきりしてくるというところで、こういった相談の申込みがあるのかなということと、また
健康福祉センターの3歳児健診のところでつなげるということもございますので、3歳が一番多くなっている状況でございます。
◆いわい桐子
就学後のお子さんというのはどれぐらいあるんですか。
◎
健康推進課長
就学前のお子さんがほぼ大部分でございまして、その後はやはり義務教育となりますので、区でしたら教育支援
センターですとか教育相談室でのご相談、またどういった形で家族に教育機関が関わっていくかということ、加えて医療療育
センターなどにつなげるということになっていますので、初めての相談についてはやはり3歳児から就学時前ということになっています。
◆いわい桐子
そうすると、やっぱりこの
発達支援については、子ども
発達支援センターは15歳までの
センターだけれども、実際には就学前で、学校に入学した途端に教育支援
センターに相談に行くことになり、学校を卒業するとまた大人の
発達支援センターに行くことになるという、この何というか、その
当事者家族にすると、通しでその子どもの発達、成長を追いかけてくれるというのはとても重要で、例えば就学前ではいろんな診断をしたけれども、診断結果としては具体的に障がいと判断されなかった。就学後はどうかというと、どうもちょっと深刻になってきたのでというその経過は、やっぱりその同じ目線で見てもらうということが私はとても大事になってくると思うんですよ。そういう仕組みが、今は相談機能1つ取っても年齢で分けられちゃうわけですよ。
そこについて、やっぱり相談機能そのものが共有できる仕組みが必要なんじゃないかというふうに1つ思っているんですけれども、そのことについてどう考えているかということと、前回のときにサポートファイルという話がございましたけれども、非常に期待しているんですけれども、それはいつどういうふうになっていくのか、その後ちょっと変更があれば、状況や見通しをお示しいただきたいんですけれども。
◎
健康推進課長
成長するそのたびに相談機関が変わっていくのではないかというご指摘です。子ども
発達支援センターにつきましては、学齢期の15歳までということで、こちらのほうに専門の相談が必要だったり、また親支援が必要な方に対してももちろん対応してございます。また、関係者の発達ネットというものを組織していて、そちらのほうで
発達支援に対する区内の民間も含めた情報共有、また個別のケースに対するケース会議なども行っておりますので、全てにおいて相談者が年齢に応じて様々に変えていく必要があるということではないというふうに認識しておりまして、こちらでは
発達支援に対しても支援をしているという状況でございます。
◎障がい
サービス課長
サポートファイルにつきましては、内容の最終的な調整ということで、関係者からいろいろとご意見なども伺い、今最終的に整えているところでございます。あと同時に、まず試行的な実施ということで、いわゆる障がい当事者団体の皆様にご協力をいただきまして、実際に使っていただきまして、その結果をちょっと一度フィードバックしていただいて、見直しをした上で本格実施ということを考えているところでございます。現在、障がい当事者団体の皆様との
やり取りを行っているところでございまして、スケジュールとしては、年度内に試行実施ができればということで、今スケジュールの最終調整というような段階でございまして、その辺のスケジュール調整が固まりましたら、モデル実施ということで進んでいけるかというような状況にございます。
◆いわい桐子
ぜひサポートファイルについてはいろんな方からも質問が出ていますので、必要な段階で議会にも報告してもらいたいというふうに思っております。
あと、成長に応じてそれぞれの機関が対応しているとおっしゃっているんだけれども、実際の
当事者家族の方からすると、通しでワンストップ
サービスをしてもらいたいというのが率直な声なんですよね。それはやっぱり応える必要があるし、その当事者の立場に立って対応する必要があるというふうに思うんです。だから、今はその仕組みが、ぱつんぱつんと正直切れていると思うんですよね。これについてどういうふうに改善していくのかというのは、発達ネットをやっているということなんだけれども、年2回の会議じゃ実際には進まないと思いますよ。そこは、ぜひ教育や子ども分野や障がい分野できちんと連携してもらって、どうやって具体的に
当事者家族が途中で切れない仕組みをつくっていくのかということを検討してもらいたいというふうに思っています。いかがでしょうか。
◎障がい
サービス課長
発達支援におきましては、それぞれのライフステージに応じた取組ということで、そこがなかなか連携が深められていなかったという課題がある中で、現在は、庁内、また外部の方も入れた形での
発達支援というのを地域の中で連携を深めていってということで取り組んでいるところでございます。その中でも、今お話がありましたライフステージごとの実施ということにはなっておりますけれども、そうしたご指摘の点につきましては、今後そうした連携の議論の中で、どういった形でさらに連携を深めるかでありますとか、そういったところの1つの視点として私どもも頂戴して、今後もそうした
発達支援に係る連携を深める取組を進めてまいりたいと考えております。
◆いわい桐子
ぜひ当事者の方々の立場に立って取組を行ってもらいたいと思います。最後に1個だけ、子ども
発達支援センターで行っている支援者研修なんですけれども、先ほどなかなか子ども
発達支援センターでは負担が重くなってきているというお話だったんですけれども、やっている内容をホームページで見たら非常に魅力的で、何かこの委員会でみんなで見に行ったほうがよいんじゃないかなというぐらい、この2月の発達障がい児の「気づき」の段階からの支援とか、このお医者さんの話とか、非常に面白そうだなと思っているんですけれども、大事なのは子ども
発達支援センターが主催しているということが需要につながっているんじゃないかなというふうには感じていて、ぜひどういうつくりで支援者研修をやるようになるとしても、子ども
発達支援センターが旗を振っていく必要があるんじゃないかなというふうに思っていますので、お願いしたい。終わります。
◆
しば佳代子
まず、1つ目の
児童発達支援センターについてなんですけれども、区内に13か所ある中で、今回2か所の報告があったんですけれども、この2か所にした理由は何でしょうか。
◎障がい
サービス課長
いわゆる
児童発達支援が区内で13か所、そのうち2か所が
児童発達支援センターでございます。いわゆる
児童発達支援を行っている
サービスというのが、基本的に本人支援、ご本人に対する支援ということで行っているというところがまず基本にございます。
児童発達支援センターは、その本人支援に加え、
家族支援、
地域支援という機能を加えて行っているということで、今回のご報告のテーマに一番沿った形での運営をしているということで、この2か所を抽出させていただいたという次第でございます。
◆
しば佳代子
よく分かりました。その中で、
YWCAが行っていますお母さん、お父さんプログラムについてなんですけれども、例えば保育園ですとか小学校もそうですかね、例えばパパ、ママに限定をした行事ですとか、そういったものは少なくなっていると思うんですけれども、そんな中で、お父さん、お母さんを対象にしたプログラムを行っていくことによって、寂しい思いをするお子さんがいたりとか、そういったことはないかどうかは気をつけていただきたいと思っているんですけれども、その辺はどのような対策をされていますでしょうか。
◎障がい
サービス課長
今、お話がありましたように、基本的には
家族支援という広い視点でございますので、そうした中では、ある意味、お父さん、お母さんにかかわらず、先ほどもお話がありましたけれども、きょうだいや祖父母の方々まで含めた広い視点での支援ということは、各事業者さんとも共有をしているところでございます。
先ほどお話し申し上げましたお子さんを取り巻く状況によっては、いろいろとプログラムに参加できたりできなかったりということはございます。今後も、連絡会でのいろいろな情報共有も通して、そうした現場のニーズでありますとかというところに照らして、それぞれの事業所の皆様の取組ということも区としては十分把握を深めてまいりたいと思っておりますし、今ご指摘がありました視点というんでしょうか、そういった点でどういった活動が望ましいのかということも、いろいろと事業所の皆様の取組をお聞かせいただく機会も大変多いですので、そういう機会などもちょっといろいろ活用しながら、区としても把握を深めてまいりたいと考えております。
◆
しば佳代子
決してプログラムを否定することではないんですけれども、こういった取組の中で寂しい思いをするお子さんが1人も出ないようにしていただければと思います。
次の子ども
発達支援センターの中にあります⑥の個別支援調整会議についてなんですけれども、どのくらいの件数がこれはあるんでしょうか。
◎
健康推進課長
こちら個別支援調整会議につきましては、ご本人といいますか、ご家族の確認の下に、医師がこの場でケース会議ということを行っております。現状
コロナ禍ということもありまして、昨年度実績としては3件ということになっています。
◆
しば佳代子
コロナ禍で3件ということなんですが、通常どのくらいあるんでしょうか。
◎
健康推進課長
こちら、年によって様々になっておりますのと、あとセンシティブな内容ですので、ご家族の同意と関係機関との調整ということで、なかなか件数は増やせないというような状況は伺ってございます。
◆
しば佳代子
縦割り行政の中で、やはりこういったいろいろな方が集まって、解決をしていくということは必要になってくると思いますので、
コロナ禍で減っているのか、それとももともとそういった需要がないのか分からないんですけれども、こちらについても必要な方にしっかり支援ができるような形にしていく必要があると思うんですけれども、今後どのようになりますでしょうか。
◎
健康推進課長
日程につきましては、月1回という当初からのスケジュールにして、医師の関係もございますので設定してございます。通常、先ほどちょっと件数がなかなかという話をしたんですけれども、1回につき内容も濃いので、2件程度というのが通常で、年間24回ですか、そのぐらいの件数で対応しているという状況でございます。
◆
しば佳代子
分かりました。次に、3番目の
発達支援のための親の会なんですけれども、先ほど来ありますように、
コロナ禍であそびの会がなかなかできないということだったんですが、大きなところで行っていると。逆に言うと、小さなところは実施されていないということなんですけれども、
コロナ禍でできなくなった方で気になる方へのお声がけですとか、1歳半の健診ですとか、そういうところで気になる方へのお声がけをしているということだったんですけれども、この小さいと言われる
健康福祉センターでは、こういったことはきちんとされていますでしょうか。
◎
板橋健康福祉センター所長
先ほど説明が足りなくて恐縮でございます。5
センターでそれは同じようなことをやってございます。会場が3か所ということでございます。
◆
しば佳代子
ここは大事なところになりますので、気づきということもありますので、あそびの会はできなかったとしても、しっかりここはサポートをしていただきたいと思います。
全体的に伺いたいと思うんですが、障がいがあるかもと保護者の方が思った気づきなんですけれども、4ページの取組事例のところにも、
健康福祉センターの乳幼児健診で気がかりのある幼児を把握した際にはというふうに書いてあるんですが、この気がかりのある親の方へのサポートはここだけではないと思うんですけれども、ほかにどういったところがあるんでしょうか。
◎障がい
サービス課長
今お話のありました
健康福祉センター以外にも、いわゆる障がい児のご相談は障がいの一般相談というところでお受けをすることができるところでございます。今日ご案内をさせていただきました
児童発達支援センターをはじめ、また例えば障がい者福祉
センターにおきましても、一般相談ということで対応しているところでございます。本当に気軽にいろいろなご相談から、本当に成長に関することでありますとか、様々な
サービス利用でありますとか、そういったことで一般相談というものはお受けしておりますので、そういったところも通して、区としては広くそうしたご相談のニーズを受けていきたいと考えているところでございます。
◎
板橋健康福祉センター所長
発達にちょっと課題があるという部分で、私どもの事業の流れをご説明したいと思うんですけれども、これは発達障がいだという確定をするところではなくて、あくまでも養育の過程において、少し親御さんが気になることに対して支援をしていこうということでございます。特に、1歳半といいますと、発達にはかなりの個人差がございますので、なかなかここの段階で確定できない部分もございますので、その中で親御さんがどういう形で養育をしていくか、あるいはどういうことを注意していくかということを、ここで相談、あるいは親の会という形で支援をしているわけでございます。確定的になったときは、しっかりとしたそれなりの機関をうちのほうで紹介をしているということでございます。
◆
しば佳代子
障がいがあるかもということで悩んでいる保護者の方は、障がいのほうに結びつくかと思うんですけれども、ちょっと違うのかなとか、不安があるという保護者の方に対しての支援が必要で、裾野を広げるといいますか、そちらに対してもぜひお願いをしたいと思います。
保護者の方が、障がいがあるというふうに、障がいがあるかも、また障がいがあるというお子さんや保護者の方への支援なんですが、障がいと向き合うですとか、障がいを知っていく、深めるというところはどこの部署になるんでしょうか。
◎障がい
サービス課長
こちらは、いわゆる基本的にそういう障がい児に関する支援ということに関しては福祉部、私ども障がい
サービス課をはじめとした福祉部のほうで対応をまずさせていただいているところでございます。
◆
しば佳代子
保護者の方からの相談は障がいの方のところになると思うんですけれども、相談に限らず、表面的なことではなくて、親を育てると言ったら変なんですけれども、支援を深めていくところもそちらの障がいのほうで行っていただいているという認識でよろしいでしょうか。
◎障がい
サービス課長
いわゆる保護者支援ということに関しては、こうした障がい児が通所される施設におきましても、こういう個別的な施設を通して行っているというところがございますし、今日ご案内の
センターというところでは、より機能を高めて保護者の方も関われる機会を増やすなどして行っているというところがございます。その他にも、いわゆる障がい児に係る例えば障がい者福祉
センターでありますとか、あと様々なそうした機関の中でも保護者支援、
家族支援ということをテーマにしながら、例えばピア
カウンセリングというような、お互い
当事者同士がお話しする機会を設けさせていただいたりというようなことの中で取り組んでいるところでございます。
いずれにしましても、障がい者支援の中では、
家族支援というのは支援の柱の1つと言われているところでございますので、こうした理念を踏まえて、各施設がいろいろ知恵を絞りながら取り組んでいるというのが区内の現状となっております。
◆
しば佳代子
各
センターで保護者の方への支援を行っていると。より機能を深めた子ども
発達支援センターでもということなんですけれども、その各機関との連携はきちんと取れているんでしょうか。
◎障がい
サービス課長
そちらについては、十分かというところですとまだまだ連携ですとか状況把握も含めて深めていく必要があろうかと思っております。区内では、先ほど申し上げました
発達支援ということで、庁内また地域も含めて連携体制を取ってやっていくということで進めておりますけれども、その中では様々な課題ですとか、議論すべき点があろうかと思っております。この点の中で、保護者支援ということに関して十分に議論が尽くされているかというところについては、ちょっとまだまだというところもあろうかと思っておりますので、今後のそうした連携の議論の中で、こうしたエッセンスについても、どういうふうに取り扱っていくかということについては、また今後も検討を進めてまいりたいと考えております。
◆
しば佳代子
最後なんですけれども、地域福祉コーディネーターがこれから計画としてできるというふうに、令和5年度にということなんですけれども、もっと早めていただきたいというふうに要望はしているんですが、こちらについての今おっしゃっていただいた連携はどのようになっていくのか、位置づけはどのようになっていくんでしょうか。
◎障がい
サービス課長
地域福祉コーディネーターは、今まさに検討をさせていただいているところでございます。そうした地域福祉コーディネーターでありますとか、また背景として重層的支援体制整備というようなことでの地域福祉を高めていくという観点で、包括的な支援でありますとか、そういった動きが出てくるというところでございますので、そうした中で私どものこういう支援、
家族支援等を含めた支援ということも、やはり有効な連携を考えていく必要があるかと思っておりますので、そちらの議論の流れを踏まえて、私どもとしても検討してまいりたいと考えております。
◆佐々木としたか
ちょっと重ならないように二、三点お伺いします。1つは、この障がい者相談はかなり増えてきていまして、予約もなかなか取れない状況というのも先ほどありましたけれども、これからはオンライン相談ですね。つまり、子どもを連れて現場へ行かなくても、オンラインでの相談体制ができれば、かなり私は速やかにいろんな相談ができるんじゃないかなと思うんですね。将来は医療機関ともつないでくれれば大変ありがたいなと思いますが、今オンライン相談の取組状況についてはどうなっているのか、また今後どう取り組もうとしているのか、その辺についての考え方や計画があればお知らせしていただきたい。
◎障がい
サービス課長
障がいの部分で申し上げますと、
相談支援事業所さんとの連絡会というのがございまして、定期的に皆さんお集まりいただいて、いろんな情報共有とかをさせていただいております。
コロナ禍ということもあり、今おっしゃっていただいたオンライン相談という話は非常に出ておりますけれども、まだその点については利用者の皆様に気軽に使っていただけるという状況までにはなっていないというところでございます。先般の健康福祉委員会等の議論の中でも、オンライン相談の活用ということはご指摘を頂いているところでございまして、コロナにかかわらず、そうしたより相談しやすい環境に向けて今後もオンライン相談の可能性については検討してまいりたいと考えております。
◆佐々木としたか
分かりました。それはあまり深くやりません。考えているということですし、これから必ず必要になってくるということだけは申し上げておきたいと思いますので、検討していただきたいと思います。
それからもう一つは、いろいろ板橋でそういう
健康福祉センターとか、
子どもたちのそういう障がいのあるなしにかかわらず集まって気づきをしていくわけですけれども、例えばそこで相談している方が、転勤とか引っ越しでほかの居住地へ行った場合に、板橋でいろいろ積み上げてきたデータとか情報はどのように活用されていくのか。この辺はその子どもの人生を通してのあれですので、板橋でせっかく積み上げた情報とかデータが、そういう居住地が変わることによって生かされるかどうかね。またそこへ行ったらゼロからの相談になっていくというのであれば、私はいささかちょっともったいないし残念だなと思うんですね。したがって、そういうデータを転勤とか引っ越しとか、居住地が変わった場合の活用についてはどのように考えているんでしょうか。
◎
板橋健康福祉センター所長
障がいに限らず私どもは母子の支援でございますけれども、養育、あるいは母親、あるいは父親にリスクがある人につきましては、今までの記録データをそのまま転出先のところに提供して、引き続き支援をお願いしているところでございます。時によっては、保健師が口頭でもそういう引継ぎはやっておりまして、外国に行けば別ですけれども、全国それはお互いに、うちのほうも転入してきた方で前住所地でリスクがある方につきましてはしっかり引継ぎを受けて、切れ目のないサポートをしているところでございます。
◆佐々木としたか
それは母子に関してじゃなくて、いわゆる障がい全般について今話しをしているわけですので、母子のデータは母子健康手帳もありますし、いろいろありますけれども、そうではなくて障がいについてはなかなか微妙な判断をせざるを得ないじゃないですか。そういう意味で今やっているわけですので、そういう微妙なデータとか情報も共有していく必要があるということを申し上げているので、そういう板橋で蓄積したデータは、例えば居住地が変わるときには、要求されればそういうデータをつくって、それを向こうの居住地へ持っていくこともできる、そういう処理をしているということで理解をしてよいんですか。
◎障がい
サービス課長
障がい者の皆様方におかれましては、いわゆる転出先で継続して必要になる情報については、転出先からのお求めに応じてお出ししているということがあります。例えば、障がい者等の手当でありますとか、医療費助成に関する情報などは引き継ぐというような形になっております。ただ、今お話にございましたようなもの以外にも、やはりその方に関する情報でなかなか引き継がれない情報というのもあろうかと思っております。そういったところで、先ほどお話に出ましたサポートファイルということについては、いわゆるもう少し細かい日常的にお使いになっている情報ということで、そういったものを引き継げる1つのものとして今後検討してまいりたいと思っておりまして、またそこに掲載する情報というのも、今後いろいろ活用を進めていく中で検討を深めてまいりたいと考えております。
◆佐々木としたか
本当にそれが大事なんですよね。いわゆる等級がはっきりして、全国共通のそういう障がい認定とかを受けていれば、それはどこへ行っても共通ですよ。そうではなくて、微妙な段階でそういう認定も受けられないけれども、やっぱり何となくちょっと一般の健常者と違うところがあるなと。それは個性と取ればそうですけれども、例えば居住地へ行って小学校、保育園に入ったときに、そういう情報をきちっと向こうの先生にお知らせして情報を共有すれば、例えばいじめを回避できるとか、学校とか保育園、幼稚園での指導のそういう参考になるとか、それはいろいろ活用ができるので、ぜひ子どもが一生をかけて成長していく過程の中の一部分になるので、もっと丁寧な対応をする必要があるということだけは申し上げておきたいと思いますし、最後に1つだけ要望をさせてもらいたいんですが、先ほど研修の話がありました。私は、この研修は非常に大切だと思っているんですよね。
今これを見ると、子ども
発達支援センターでやっている研修の対象者というのは、そういう障がい者に対応する、お付き合いする、また支援する、直接触れる人が対象になっているんですが、これは区として少なくとも公務員全員、それから地域でネットワークをつくって支援するそういう一般の区民の皆さんにも、こういう教育はきちっとしなきゃならないと私は思うんですね。いつ部署が異動になったり、いつどこで障がい者と対応するような部署に行くか分かりませんし、そのときに初めて研修というんじゃなくて、やっぱり常時研修をしていくと。公務員については、これを義務化すると。それから、それに関係する区民と連携をするんであれば、そういう方へも研修を広げていくと。だから、子ども
発達支援センターにお任せするんじゃなくて、区としてそういう障がい者の研修をプログラムとして組み込むという姿勢をぜひ私は持ってもらいたいんですが、それについてはどうですか。
◎障がい
サービス課長
そうした点については、現段階で明確な方針を持ち合わせているところではございませんが、確かにおっしゃるとおり、先般、ちょっと時期があれですけれども、発達障がい者支援
センターの開設に合わせまして、発達障がい者支援
センターの所長に、職員向けに発達障がいの基礎的な理解を深めていただこうということで、研修を実施していただいたというところもございます。
おっしゃるように、そうした障がい者理解を職員としても深めていくということは必要な取組であると思っておりますので、また今後もそうした機会も含めて、障がい者理解の促進の取組については検討してまいりたいと考えております。
◎障がい
政策課長
若干補足をさせてください。私どものほうでは、自立支援協議会の下に当事者部会等の6つの部会を設けて、当事者からのご意見等も伺っているところでございます。ただいま佐々木委員からご指摘のあった研修については、一般の方への周知活動も含め、要望が挙げられているところでございます。区の取組としては、例えばユニバーサルデザインについて、全職員を対象にしたアンケートを行って、どういう理解が進んでいるかという調査も行っています。職員に対する研修についても、職員が見れるデスクネッツというシステムがあるんですが、そこでも障がい者理解に関する情報等を流しているところでございます。今後とも私どもとしては区職員を中心に、職員だけではなくて一般の方への周知活動も含めて、今後検討してまいりたいというふうに思ってございます。
それから、先ほどのサポートファイルのお話でございますけれども、原則として本人同意の下にサポートファイルをつくる予定でございます。他の自治体に移動した際についても、本人同意が確認できれば、そういった情報は提供できるのかなというふうに思いますので、それも含めて現在のサポートファイルの位置づけについて、より確かなものにしてまいりたいというふうに思っているところでございます。補足でございます。
◆さかまき常行
手短に数点だけ聞かせていただきたいと思います。
児童発達支援センター、
児童発達支援事業所について何点か聞きたいと思います。今後の
サービスの見込量として、障がい者計画の中では年々増加していくと。
児童発達支援事業所、いわゆるデイ
サービス的なものが、事業量の見込みが増えていく傾向にあるというのは、ご家族の方、いわゆるご家庭の状況の変化といいますか、その利用量の見込みが増えていく要因というのは、ご家庭、ご家族の変化なり、ありようがどういった傾向にあるのかというか、その辺をどう捉えているかということをまずお聞きしたいと思います。
◎障がい
サービス課長
障がい者計画におきましては今ご案内のとおり、これまでの実績を踏まえて、今後も利用の見込みが増加するという計画を立てているところでございます。そこの背景につきましては、先ほどもレスパイトというお話がありましたけれども、いわゆる保護者の方の就労が引き続きあると。また、そういうところの高まりもあるところと考えているところでございます。そうした中では、やはり引き続きこうした障がい福祉
サービスの利用のニーズというのは、引き続き高まっていくものと認識しているところでございます。
◎障がい
政策課長
利用量の増は、様々な要因があるのかなというふうに考えております。特に、医学の発達に伴って、いわゆる医療的ケア児については、従来なかなか助けることができなかったお子さんがかなりの確率で助けられる、そういうような医療状況になったことが医療的ケア児の増加に結びついているというふうに一般的には言われております。
さらに、発達障がいについても、従来から存在はあったかもしれませんが、それがここ数年で非常に認知されてきて、そういった意味で相談件数が非常に多くなっているという実態があるのではないかというふうに認識しているところでございます。
◆さかまき常行
ありがとうございます。そういった社会の変化に応じてニーズ、またその量が変化していく、またそれによって
当事者家族に対する理解の促進も対応していかなきゃいけないのかなということが今聞かせていただいて分かりました。
その上で
地域支援体制といいますか、いわゆる相談業務、
保育所等の
訪問支援を付加した
児童発達支援センターを中心に児童発達事業所という、量の話が先ほどありました。地域の話もありましたけれども、
センターは今2か所あって、もっと必要だというお話も出ましたけれども、
センターの質問を昨年度の
常任委員会で聞いたときに、令和3年度、令和4年度ということで、3か所に増やしていく計画があって、ココロネ板橋さんにこういった
相談支援を付加しながらというような答弁があったと思うんですが、今現在2か所で、今回この2つが出ていますがもう1か所の状況というのは今どうなっているかというのを。
◎障がい
サービス課長
常任委員会のほうで、今ご案内をしていただきました質疑をしていただいたところでございまして、区としては
児童発達支援センターのさらなる箇所数の増加ということは、引き続き取り組んでいるところでございまして、今おっしゃっていただいたココロネさん、
児童発達支援を含めて非常に障がい福祉
サービスのラインナップをそろえた支援で運営をしていただいておりますけれども、
センターへの格上げの可能性については、今引き続き検討を継続してお願いしているところでございます。
◆さかまき常行
ありがとうございます。ニーズがあって量を増やしていかなければいけないというところではあるんですが、一方で児童相談所設置市の政令指定がなされて、設置市の事務の中で質を上げていくと。その設置市の事務としては検査ですとか、調査ですとかそんなことも計画の中には今後の展望としてあるんですが、政令指定となった設置市として、こういった事業所に対しての検査によって、従来と質の向上に向けてどういうところが変わって、どういうふうに質を上げていけるのかということと、それからそれによって
当事者家族に対する理解の促進につながるようなことというのがあるのかないのか。これが最後の質問ですが、その状況を聞かせていただければと思います。
◎障がい
サービス課長
今お話がありましたように、児童相談所の設置に伴いまして、児童相談所設置市ということで、東京都から権限の移譲がございます中で、障がい福祉につきましては、この
児童発達支援と放課後等デイ
サービスについては、いわゆる認可権限が区のほうに下りてまいるという形になるところでございます。そうしますと、今申し上げました区が認可権者という中で、いわゆる事業所の皆様の質の向上というところに対する取組というのは、一層高めていく必要があろうかと思っております。
その中では、指導検査というのも1つのアプローチでございますし、その他にもいわゆる事業所の皆様のスキルアップを図るような取組というものも、やはりそうした認可権者としての立場でどのように地域全体を考えていくかという視点は、より高めていかなければいけないものと考えているところでございます。そうした中で事業所の皆様のより一層の質の向上を図られることによりまして、障がい児支援の中核でもある
家族支援というものも高まっていけるように、区としても引き続き取り組んでいきたいと考えております。
○委員長
以上で質疑を終了いたします。次に、委員会としての提言のまとめに向け、各委員の意見を求めます。理事者に対する質疑ではなく、提言をまとめるための委員会への意見・提案をお願いいたします。
質疑の中で意見が述べられている部分もありましたが、改めてこの場でも述べていただきますようお願いをいたします。また、出されました意見・提案に対して、ほかの委員で意見がありましたら、その都度お願いいたします。それでは、意見のある方は挙手願います。
◆五十嵐やす子
先ほども申し上げましたが、
実態調査の件ですね。ぜひ協議会ですとか、当事者の方々の部会の中でどんな質問をするかということも聞いた上で、調査に生かしていただけたらというふうに思います。それによって、本当に必要としているものというものを明確にしたり、支援をさらに深めていくということが必要だというふうに思います。
それから、先ほど来、ほかの委員の皆様もおっしゃっていましたが、研修の申込みがとても多いということは、それは必要性があるということの裏返しだと思うんですね。ですので、人材の確保ということ、あとは予算づけもぜひお願いしたいというふうに思います。
それから、お父さん参加プログラムというお話も先ほどありましたけれども、父の存在、男性の介護者というんでしょうかね、お子さんもどんどん体が大きくなっていって、また体力もついてきますので、子どもの頃からしっかりと父親が参加していくことというのがすごく後々にも大きな影響があると思うんですね。その部分ではしっかりとお父さんの存在というものも生かしていただきたいというふうに思いますし、本当に子育ては誰がするというんじゃなくて、両親がどっちかだけじゃなくてというのが基本だと思いますので、そこはお願いしたいというふうに思います。一方で、先ほどお父さんは単身赴任をしていたりということ、そんな発言もあったように思うんですけれども、そうすると本当に一人の孤独な子育てにお母さんが陥っているということにもなりますので、そしたらもっとそこではサポートが必要になりますので、そういう実態も踏まえながらお願いしたいというふうに思います。
それから、先ほど3つ目の
センターをということで、この間ちょっと私もココロネさんのほうをもう一度拝見させていただいたんですが、本当にすばらしい事業をなさっています。それで、一番上のところには、どんな障がいがある方もそこで宿泊できるというようなそういうスペースというか事業もなさっていますので、ぜひこちらを
センターとして板橋区のほうで進めていただけたらというふうに思いますし、そのためにはやっぱり
人材確保と、あとは補助というところも大事になっていくと思いますので、よろしくお願いいたします。
◆井上温子
まず1点目は先ほども申しましたが、障がい受容ができず離婚するケースというのがすごく多いなというような印象があります。なので、特に父親が障がい児のお子さんを受容できるような支援の充実をさせていく必要があるというのが1点目です。
2点目が、支援者研修についてなんですけれども、先ほども出ていましたけれども、録画をするなどして、当日の参加だけではなくて、様々な方が受けられるようにすることで、板橋区全域に理解者を増やしていく必要があるということです。
3点目ですけれども、親の会とか自主
グループについての一覧を、もちろん許可を得た上でですけれども、一覧を作成して、障がい児のいる家族がつながれるきっかけをより一層強めていく必要があるんじゃないかなというふうに考えます。
4点目が、障がい児と関係している人たちの輪の中で理解を促進するだけではなくて、地域の多様な人たちの関係づくりを進めていくことで、インクルーシブな地域づくりをする必要があると。地域での理解促進の取組については、区としてもきちんと把握していて、こういった委員会のときに内容を報告できるようにすべきだと考えます。
5点目が、今回の報告もそうだったんですけれども、当事者が発信しているというような機会が本当に少ないなと思っていまして、
当事者家族の理解と書いてあるんですけれども、どちらかというと専門職がいかに支援するかだとか、ピア
カウンセリング的な
当事者同士の理解みたいなところにとどまっているなというところがありますので、当事者が発信する、伝える機会というのをつくるべきというのがあります。
最後に、障がい児が家族や地域とともに長い人生をいかに生きていくか、短期的、長期的な視点も含めて相談できる機能の充実をすること、またどのような日々を過ごしていくのか。専門的サポートはもちろんなんですけれども、地域資源の活用も含めてケアプランを希望する人全てに作成できるようにすべきということです。
◆渡辺よしてる
家族への理解なんですが、いろいろとあると思うんですね。今回テーマにしていたものは、行政からの支援というものが大きかったかなと思っていて、家族に対する理解という話になると、例えば職場であったり、幼稚園、保育園、学校であったり、子どもの友人であったりとか、その友人であったりとか、いわゆる周りの人の理解というのも1つ家族の理解だと思っています。その中で前回の提言の方向性と似ているんですが、そもそもの障がいがうちの子にあるという理解、認識に至るまでの過程が長いということを、ほかの一般の家庭の方はあまり理解されていないと思うんですね。言ってみると、障がいの子どもを持っている家族は大変だよねと、ふわっとした認識だけであると。ここの過程に至るまでにどれだけ大変だったかとか、今どういうことが大変であるかということを、当然データやアンケートを活用することも大切ですし、それが施策につながるのも大切なんですが、これを発信していくこと。先ほど来ほかの委員からもありましたが、区民の理解に対して実際の当事者の話を発信していくことが重要であると思っています。
いわゆるニーズを把握して施策をつくる上で、同じような内容なんですが、例えば宿泊支援は何が重要かというときに、例えば宿泊したときに夫婦で出かけて食事をしたりとか、例えば別のきょうだいに
サービスをする機会になったりとか、ふだんできないことを特別にやれるという意識なのか、ふだん普通の家庭だったらやれることが、この家庭だと特別じゃないとできないという認識をしていくのかという、そういうような目線が必要だと思っています。なので、やはり周りの人がどのように見えているか、どのように見るか、どのように理解するかというところに焦点を置いて、実態というものをどんどん周知していくことが必要だと思います。
◆
いしだ圭一郎
まず、
当事者家族についてですけれども、これまで区のほうもしっかりと情報発信はしてきたかと思いますが、さらに細やかでありかつ分かりやすい情報発信、プッシュ型も含めて積極的に行っていくべきだというふうに感じております。
また、これは当事者以外の区民の方々に対しても、しっかりとこの
インクルージョンを推進していくというそういう意味で、この施設や支援者情報、また当事者の家族のコメントなど様々な状況を発信する場をつくっていくとともに、当然動画配信なども含めて、あらゆる情報発信をしながら提供していっていただきたいというふうに思っております。
また、
発達支援のための親の会についても、今の課題のある子どもを持つ保護者のみではなくて、大なり小なり心理的負担というのは保護者の方は必ずありますから、少しでも
参加人数の拡大というものは図っていただきながら、しっかりと寄り添っていただきたいというふうに思っておりますので、提言させていただきます。
◆
しば佳代子
質問させていただきましたけれども、保護者の方へのサポート、今も相談事業をしっかり行っていただいていると思うんですけれども、さらなる手厚いサポートをしていく。そして、障がい児の教育ですね。療育、教育に対しての合理的配慮、教育を受ける権利がありますので、コミュニケーション能力ですとか、人との関わりですとか、自己肯定感を高めるとか、そういった教育を強めていただきながら、各課の連携の強化は課題があるというお話がありましたけれども、連携の強化をしていただく、そして地域の手を借りてサポートをすること、こういったことに力を入れることによって、理解の促進が深まるのではないかというふうに思います。
最終的には、この理解の促進が深まったことによって、共生社会も理解が一層深まることになりますので、社会的な機運の醸成ができるというふうに考えます。社会的な醸成、機運の醸成の必要に迫られている、必要があるというふうに認識されますので、ここに財政がついてくるのかなというふうに考えますので、人材不足というお話がありましたけれども、そういったことも解消できるのかなという、相互の関係ができるのかなというふうに思いますので、こちらのほうに意見をさせていただきます。
◆
荒川なお
1つは、先ほど質疑でもさせていただいたんですが、
児童発達支援センターのところでも質問させていただきましたが、需要に合わせて必要な量を確保できるようにするべきと。そのためにも、やはり今課題となっている
人材確保については、区としてもっと、さっき予算の話もありましたけれども、踏み込んだ支援等を行っていただきたいということを提言したいと思います。
あともう一つが、支援者研修についても質問したんですが、子ども
発達支援センターとしてこのことが重要だとは思いますが、ほかの部署とも連携を強化しながら、さらなる充実を図っていただきたいということを提言します。
◆いわい桐子
ほかの委員の方たちもおっしゃっていたように、実際の当事者の家族になる手前の部分の取組というのをもう少し強化する必要があるのかなというふうに、私も聞いていて思いました。あと、質疑でもやらせてもらいましたけれども、実際の当事者の方々からは、ワンストップ
サービスをやってもらいたいというのが切実な要求なんですよね。区としてはそれぞれの分野がやっているということなんだけれども、実際には切れ目が生まれているということを受け止めていただいて、どうしたらワンストップで当事者の皆さんが大変な思いをしないで取り組んでいけるのかということについては、ぜひ検討してもらいたいというふうに思っていますので、よろしくお願いいたします。
◆
小野田みか
障がい者の
家族支援といいますと、現在だと保護者を中心とした考え方が一般的だと思うんですけれども、先ほども申し上げました障がい児のきょうだいに対するケアについての社会的認識が薄いと思いますので、そこら辺について、そういった
子どもたちにもしっかりと目を向けていただいて、ニーズや
実態調査も含めて、区の支援の拡充をしていただきたいと思います。
また、ほかの委員からもたくさんご意見が出ていたと思うんですけれども、当事者や当事者の家族以外の方の理解も、もっと深めていく必要があると思います。そういった交流の場とかを増やすことで、よりインクルーシブな社会の実現ができると思っております。
また、最近私のところになんですけれども、困り事に対する陳情というよりは、どちらかというとボランティアに参加したいという方からのお声が多くて、そういう方と困っている方をつなぐパイプラインが薄いと思っているんですね。ですので、社会福祉協議会さんなどにいらしたとしても、どうやって実際に困っている方を助けてよいか分からないという方も多いので、そういう方とのパイプラインも区としてつないでいただいたりですとか、大学生とかあとそういった機関を利用して、障がい者、障がい児の方々への理解を深めたりですとか相談に乗るような
サービスができる方を増やしていただいたりできたらよいと思います。
◆
中村とらあき
コロナ禍によって、全般的に事業展開が滞っている状況が板橋区ではあります。そうした中で、親御さんたちが共通して持っている悩みとしては、子育てについて、自分の子どもは発達障がいを持っているんじゃないかという不安を常に抱えながら生活をしている可能性があります。こうした中で心理的な負担を軽減するためにも、将来への不安、子どもの将来を抱えている家族、また家族内関係への不安、介護やそうした問題を抱えている家族などを総合的に感知して見ていく必要があるだろうと。こうした中、先ほどあそびの会ということ、親の会ということで取り上げさせていただきましたが、親の会は5回、3
センターで行われ、延べ34人近くの児童が参加しているという状況がございます。こうした中、不安を抱える親御さんの不安や課題などを発見する機能が低下しているのではないか、
コロナ禍で低下している可能性があるのではないかということが考えられます。
こうしたことから、これまで心理的負担の軽減、育児への前向きな取組など、親への支援を継続していけるよう、また親御さんが抱えている問題を発見できるような計画の構築を行っていただければと考えます。
◆さかまき常行
若干抽象的ではありますが、この提言を検討している中で、児童相談所設置市としての政令指定というのが大きな変化かと思います。それによって、区の立場というものが変化をしておりますので、それをよりよい形で生かしながら質の向上、展開してくださっている事業者に対しての区の向き合い方というものの中から質の向上をしていって、
当事者家族の理解の促進というものに寄与していくべきだというふうなところを提言をしたいというふうに思います。
○委員長
頂きました意見は、正副委員長でまとめた上、次回の定例会の委員会にてご確認いただきます。
本件につきましては、この程度でご了承願います。
────────────────────────────────────────
○委員長
以上をもちまして、
インクルージョン推進調査特別委員会を閉会いたします。...