板橋区議会 2020-08-27
令和2年8月27日都市建設委員会-08月27日-01号
みどりと
公園課長 市 川 達 男
事務局職員
議事係長 龍 野 慎 治 書記 高 橋 佳 太
都市建設委員会運営次第
1 開会宣告
2
理事者あいさつ
3
署名委員の指名
4
陳情審査
<
都市整備部関係>
陳情第44号
大山駅西地区周辺の
まちづくりに関する陳情
(
継続審査分元.9.25受理)
第3項 商店街と
クロスポイント地区との連携の件
第5項
地域コミュニティ活性化施設整備の件
第6項 都への
地元要望働きかけの件(4頁)
5
所管事項調査
(1)(仮称)板橋区
都市づくり推進条例案の
パブリックコメントの実施結果について
(31頁)
(2)
こども動物園草屋根の対応状況について(41頁)
(3)
赤塚植物園農業園の運営状況について(50頁)
6 閉会宣告
○委員長
おはようございます。
ただいまから
都市建設委員会を開会いたします。
本日も
新型コロナウイルス感染拡大防止のため、質疑、答弁は着座にて行っていただくようお願いいたします。
────────────────────────────────────────
○委員長
それでは初めに、理事者のご挨拶をお願いいたします。
◎
都市整備部長
おはようございます。それでは、ご挨拶させていただきます。
着座させていただきます。失礼いたします。
本日はお暑い中、お時間を取っていただきありがとうございます。
既にご案内のとおりいわゆる第2波と言われているコロナ禍の中で、今回も少しソーシャルディスタンスを取りながら、またいろんな配慮をしながら開催という運びになりました。皆様方のご協力に心から感謝いたします。
区政といたしましては、夏になりましたので、来年度の様子を見越しながら
予算要望等を考えていくのが通常でございますけれども、まず今年度がどのように進められるのかと、今やりたいことがどの程度できるのかということを見極めながらということと、また区の実施計画、全体の見直しの時期でもありますので、そういうことも踏まえながら考えていかなければいけない時期に来ております。
ご案内のとおり財政は当然のように厳しい状況になります。まず、区民の皆様方の生活をきちんと確保することが大事ということからすれば、当然扶助費のほうから
優先順位が高まるかというふうに、
都市整備の部門としても考えざるを得ません。しかしながら、私どもがやるべきこと、やりたいことをきちんと
優先順位をつけて、少ない投資でも成果が上がるようなそういう事業の仕分をしながら、しっかり取り組んでいきたいと土木共々思っておりますので、引き続きよろしくお願いいたします。
本日の
都市建設委員会でございますけれども、引き続きの陳情のご審議をいただくのと、それから
所管事項調査として、
都市づくり推進条例等々のご報告3件を予定しております。
お忙しい時期とは思いますので、簡潔な答弁に努めたいと思います。どうかよろしくお願いいたします。
以上です。
────────────────────────────────────────
○委員長
次に、
署名委員を指名いたします。
高山しんご委員、
田中やすのり委員、以上お二人にお願いいたします。
────────────────────────────────────────
○委員長
次に、本日の運営について申し上げます。
初めに、5月14日の閉会中の委員会において、継続審査と決定した案件の審査については、
委員会構成が変更されてから初めての審査となりますが、事前に過去の審査に係る議事録を配付しておりますので、これまでの審査の経緯に関する説明は省略し、5月の審査以降に特段の変化がある場合のみ理事者からご説明をいただきます。また、質疑についても議事録を基に、過去の質疑と重複しないようご協力願います。
────────────────────────────────────────
○委員長
それでは、
陳情審査を行います。
陳情第44号
大山駅西地区周辺の
まちづくりに関する陳情、第3項、商店街と
クロスポイント地区との連携の件、第5項、
地域コミュニティ活性化施設整備の件、第6項、都への
地元要望働きかけの件を議題といたします。
その後の状況について、理事者より説明願います。
◎
拠点整備課長
陳情第44号
大山駅西地区周辺の
まちづくりに関する陳情についてご説明申し上げます。
項目3、
クロスポイント地区の市街地再
開発組合と商店街との連携支援についてでございます。
今年度も商店街と区の
まちづくり部門、
産業部門のほか、
クロスポイント再
開発事業者の関係者も参加して行ってございます。
商店街活性化まちづくり検討を進めてきてございます。
現在、都が買収した補助26号線の
事業用地などの活用による
にぎわいの対策の実施に向けた調整を進めるとともに、
空き店舗対策など実現可能なものから取り組んでいるところでございます。引き続き
にぎわいを維持するために市街地再
開発組合とも連携しながら、商店街が具体的なプランを策定、実施できるよう継続して支援しているところでございます。
続いて、項目5、
文化施設や公園等の拡充と歴史遺産の
有効活用に積極的に取り組むことについてでございますが、前回5月にご審議を受けてから、特段の状況変化はございません。
続いて、項目6の大山がよりよい町になるための
地域要望について、区から都に対して積極的な
働きかけをしてくださいというものでございます。
区は大山の
まちづくりの円滑な推進のため、
まちづくりに関する
地域要望を都に伝えてまいりました。現在、都が取得した26号線の
事業用地について、具体的に活用可能な用途や期間について、東京都をはじめ商店街、再
開発組合とも連携しながら取り組んでいるところでございます。
以上でございます。ご審議のほどよろしくお願いいたします。
○委員長
本件に対する理事者への質疑並びに
委員間討論のある方は挙手願います。
◆
内田けんいちろう
よろしくお願いします。
まず、第3項、商店街と
クロスポイント地区との連携の件の部分について質問させていただきます。
陳情書を見ておりますと、3項につきまして陳情者としては商店街が分断してしまうのかという危機感を抱いているのかなということが読み取れるわけなんですけれども、先ほど申し上げていただきました
まちづくり検討会についてお伺いしますけれども、この検討会への
参加予定者について、もう一度お聞かせいただけますでしょうか。
◎
拠点整備課長
商店街活性化まちづくり検討会の参加者でございますが、
ハッピーロード大山商店街さん、
山中通り睦会さん、クロス再
開発組合の関係者、ピッコロ・スクエアの準備組合の関係者、そうしましてあと区の
拠点整備課と
産業振興課が参加してございます。
◆
内田けんいちろう
ありがとうございます。
また、陳情の中には、板橋区には商店街と
クロスポイント地区を良好に結びつける様々な支援を、
にぎわい創出のための
まちづくりプランの提示等をしていただきたいということが書かれているんですけれども、こういった内容を検討会において検討というか討論、話合いをされるという認識でよろしいでしょうか。
◎
拠点整備課長
そのとおりでございます。
◆
内田けんいちろう
ありがとうございます。
この検討会についてなんですけども、希望者は
オブザーバー参加だとか、そういった参加方法というのはあるのでしょうか。
◎
拠点整備課長
希望者について
オブザーバー参加という形式は取ってございません。
◆
内田けんいちろう
そのほかの方法で、何かしらこの会議の内容とかを知るという方法は何かあるんでしょうか。
◎
拠点整備課長
現在、確かに内容について公表はしてございませんけれども、知りたいというお声があるということかもしれませんので、その点については検討させていただきたいと思います。
◆
内田けんいちろう
ありがとうございます。ご検討ください。
続いて、第5項についての質問させていただきます。
第5項につきましては、
大山西地区周辺の
まちづくりについての陳情かと思います。まだ計画段階ではあるかと思いますが、施設について、また陳情書の中にもありますお福地蔵について、何か新たに分かったことや決定した方向性など、お話しいただける範囲であればお聞かせいただきたいんですけれども。
◎
拠点整備課長
お福地蔵についてでございますけれども、お福地蔵については民間の資産になってございまして、
文化的歴史遺産と指定はございませんけれども、
地域住民が慣れ親しんだ施設であるということは私ども認識してございます。そのことについて何か取扱いが何か変化があったかというのは聞いてございません。
◆
内田けんいちろう
ありがとうございます。
では、続いて第6項についての質問をさせていただきます。
陳情者の方は板橋区に対して商店街との
共通認識の下、積極的に東京都への
働きかけをしてほしいというふうに陳情書にはありますけれども、この
共通認識について明記されていないんですけれども、何かお話は伺っておりますでしょうか。
◎
拠点整備課長
陳情書の中にも記載がされてございますけれども、やはり
まちづくりを進める中で商店街に対する影響があるので、それを一緒に考えていっていただきたいという趣旨で受け止めてございます。
◆
内田けんいちろう
様々な意見がある中で、明確としたこういったもので
共通認識としっかりと確定していくというのはなかなか難しい作業かと思います。いろんな意見があるということで。
例えば、こういった意見が出ましたということを板橋区と東京都が
情報交換であったり、
意見交換をする場というのは、これまであったのでしょうか。
◎
拠点整備課長
板橋区と東京都の
情報交換ですけれども、都・区の
連絡調整会というものを、
情報連絡会というものをつくってございます。そのほかに東京都と板橋区だけではないんですけれども、定例会といいまして、商店街さんと東京都と板橋区で、クロスの組合とかも一緒に
情報交換をしたり、様々な
意見交換をしたり、
まちづくりの進捗状況について共有するという場は定期的に設けてございます。
◆
内田けんいちろう
最後になりますけれども、先ほどの質問の中でも、
まちづくり検討会についてご説明いただきましたけれども、計画にはまだ全容が見えていない部分があるかと思いますけれども、こういったところが見えないからこそ不安になってしまうということがあるかと思います。一般の方が大山の
まちづくり計画について最新の情報を手に入れようと思った場合には、どのような手段があるのでしょうか。
◎
拠点整備課長
まちづくりの進捗に関しましては、ホームページで随時お知らせしておりますのと、大山の、今手元にこれあるんですけれども、
まちづくりのお知らせということで年1回発行してございまして、
連続立体事業も含めまして
不燃化事業、
あと地区計画の事業も含めてどういう進捗かというのをお知らせしてございます。
◆
山田ひでき
よろしくお願いします。
まず、
まちづくり検討会が月に一度行われているということなんですけれども、その中で恐らく先ほど
内田委員の質問でも、
空き店舗の対策などを行っているということが報告されたんですが、これの
空き店舗対策の具体的な内容で少し示せるものがあればお願いしたいんですが。
◎
拠点整備課長
空き店舗対策は、
商店街活性化委員会のほうで検討してきてございます。
現在、具体的に実現できるものということなんですけれども、
空き店舗につきましては、今まで検討会の中で他地域での事例研究とか、区が派遣しているコンサルタントによるサポート、アイデアを出しながら検討を重ねてきてございます。
現在、
空き店舗についてちょうど実際のこうしようという案件がございまして、商店街さんが借り上げて、
にぎわいと交流のある
拠点づくりをしたいということで、現地に入っていて作業中というところがございます。引き続き区としても支援していきたいと思ってございます。
◆
山田ひでき
クロスポイントが出来上がるまでかなり長い時間恐らく
空き店舗であるとか、あるいは商店街の分断であるとか、そういった状況が続くのかなというように思います。
過去の議事録では、そうした店舗の工事中、あるいは
道路予定地の空き地等の利活用について、
クッキングカーであるとか、
移動図書館であるとかといった検討がされていたと思うんですが、その後の協議で新たなアイデアなどを出されているようであればお示しいただければと思います。
◎
拠点整備課長
用途についてでございますが、昨年度、引き続き今年度も検討してございますけれども、現在、東京都との協議調整では、
原則収益事業での活用は難しいというふうに言われてございます。それではどういう用途ができるかということで、現在お
休みどころとしての活用などほかに活用の手はないかということで調整しているところでございます。
◆
山田ひでき
お
休みどころみたいなところが、本当に
にぎわいの創設、あるいは
にぎわいの維持につながるのかどうかというのは、どういう検証があるんでしょうか。
◎
拠点整備課長
にぎわいを生み出す場所というところも恐らく関連すると思うんですけれども、
事業用地で活用できそうな場所については、商店街さんが希望される場所であるかどうか、それがおっしゃるとおりに
ぎわいにつながる場所であるか、どういう用途で使えるか、また発起人の方々の調整もございますので、今それをみんなで検討調整しているところでございます。
◆
山田ひでき
すみません。少し立ち返るといいますか、この
にぎわいを継続させる、あるいは
にぎわいをつくるということが課題になっているとは思うんですが、この商店街の
にぎわいというのは、何をもってにぎわっているというふうに考えているのか、区としての考えがあるのであればちょっとお願いしたいんですが。
◎
拠点整備課長
にぎわいの定義はいろいろあるかと思いますけれども、やはり原則としては人が集まる場所、人通りが絶えない場所というところが
ポイントになるかと思いますので、やはりその点は私ども踏まえながら、どういった取組が有効かということも、皆さんと一緒に調整して考えていっているところでございます。
◆
山田ひでき
恐らくその
にぎわいについては、
産業経済部のほうの所管になるかとは思うんですけれども、商店街がにぎわっている場合に、例えば単位時間当たりの通行人数の数であるとか、そういったところが指標になってくるかと思うんです。恐らく過去にそういった調査もやられているかと思いますので、例えば過去の調査と比べて
クロスポイントの工事が今始まって随分シャッターが下りているお店も多い、そういった中で人通りについてはどういったような変化があるのか。ちょっと所管が違うかもしれないんですが、
クロスポイント開発で
にぎわいを継続させるということでいうと、ぜひその辺も調べて、可能であれば資料を出していただきたいと思うんですが、どうでしょうか。
◎
拠点整備課長
人通りの数を実際に押さえることは、ちょっと相談して考えさせていただきたいと思います。
ただ、
産業部門との連携というのは重要だというこちらの認識でございまして、やはり
まちづくりを進める中で商店街の
にぎわいを維持するということについては、連携して取り組んでいきたいと思ってございます。
◆
山田ひでき
ありがとうございます。ぜひよろしくお願いします。
続いて、今
クロスポイント地域で、
アスベストの
除去工事が25日から始まったというふうに言われています。その中で
アスベストの調査について
チェック漏れがあるということが
ネットニュースで指摘されている、それが広がっているんですけれども、そのことについて区が把握している現状と今後の対策をどうするのか、報告できることがあればお願いします。
◎
拠点整備課長
建物の
解体工事におけます
アスベスト対策につきましては、法令に基づき適正に処理することが重要だと考えてございます。解体対象となる建物の
アスベスト調査について、区の
環境部署とも確認指導を受けながら、再
開発組合においてきちんと処理していくべきものと認識してございます。
◆
山田ひでき
すみません。ちょっと質問の内容を変えます。
この
チェック漏れがあったことが
ネットニュースで指摘されているんですが、そのことについては把握されていますでしょうか。
◎
拠点整備課長
把握してございます。
◆
山田ひでき
把握した上で、その
ネットニュースの真贋といいますか、
ネットニュースを受けて、それは取るに足らないものというふうに考えているというふうに受け取ってよろしいんでしょうか。
◎
拠点整備課長
ネットニュースの内容は、私どもも読んでございます。ですので、きちんと
アスベスト調査を法令に基づいてやることが原則と考えてございますので、
アスベストの処理について適正かどうか
環境部署に確認を取りながら、きちんと処理するよう私どもとしても指導しているところでございます。
◆
山田ひでき
では、
拠点整備課としては
チェック漏れがあったとは考えていないということでいいんでしょうか。
◎
拠点整備課長
アスベストの調査について、適正かどうかについて
環境部署と連携しながら、こちらとしても必要な指導を行っていくつもりでございます。
◆
山田ひでき
拠点整備課としては、じゃ、その辺については判断をしないということですね。分かりました。
ぜひ個人的には、綿密な再調査を至急行うべきではないかというふうに考えますので、ぜひ徹底した再調査を
関係部署に求めるようお願いいたします。
また、7月に
解体工事について説明会が行われ、その場においても、たしか調査がずさんではないかということが指摘されていたと思います。そういった指摘を受けながら再調査であるとか、あるいは調査の検証を行っていなかったのではないか、そのことが今回のこの
ネットニュースにもつながっているのかなと思うんですが、なぜ再調査をしなかったのか、それについては
スケジュール優先ではなかったのか、それについて考え方を伺いたいと思います。
◎
拠点整備課長
アスベストの調査及び対策については、法令に基づききちんと処理することが重要だと考えてございます。ですので、きちんと処理ができていると、調査ができているという確認が取れた時点で
解体工事に入るという認識でございます。
◆
山田ひでき
なかなか新たに踏み込んだ答弁はいただけないんですが、ぜひこの
ネットニュースの記事が正しいのかどうかの検証も含めて、区としてはきちんと再調査をする必要があるというふうに考えます。ぜひ
スケジュール優先で工事を進めるのではなく一旦立ち止まって、事はやはり
アスベストが絡んでいる。これはやはり人の健康、命が関わる問題ですので、一旦立ち止まって、ぜひ絶対に安全だということが確認された上で
除去工事に入る必要があると考えますので、
関係部署ともその辺をぜひ調整して進めていただきたいと思います。
また、今回のこの
ネットニュース等で報道されたことが、商店街の
にぎわいであるとか、そういったものに影響を与えると考えているのかどうか、その辺も伺いたいと思います。
◎
拠点整備課長
アスベストの処理については、繰り返しになりますけれども、法令に基づいてきちんと処理することが大事だと考えてございまして、周辺に対する環境の影響についても、法令に基づききちんと工事をしていくべきものと考えます。ですので、皆様不安の声が出ないように、そこは対処してまいりたいと思ってございます。
◆
山田ひでき
アスベストの調査漏れがあるということは、健康被害が生じるおそれがある。そういったことを考えると、やはりその近くには近づかないようにしようという人の意識が働く可能性が高いと思うんですよ。今、商店街の
にぎわいに影響を与えるかどうかということについて考え方をお示しいただけませんでしたが、私は一定の影響があるのではないかなというように思います。ぜひ商店街を訪れる人の安全・安心、そして商店街の
にぎわいを考える上でも、この
アスベスト調査については、改めてしっかりとしていただきたいというように思います。
すみません。次の第5項の質問のほうに移ります。
クロスポイント地域に建てられる建物について、住民からの要望にある
文化施設や公園といった公共的な役割を担う施設が入居するのかどうか検討を進めるというふうに、過去の議事録に書かれているんですが、その
検討状況についてお示しいただきたいと思います。
◎
拠点整備課長
大山駅西地区周辺の
施設整備に関してでございますけれども、区の基本計画の中で既存施設の
有効活用を図り、
原則新規施設整備は行わないことになってございます。しかし、公園等の広場が少なく、災害時の一時避難場所や
子どもたちが安心して遊べる場所の確保に関しては、課題があるということは認識してございます。今後
まちづくりを進める中で、広場等の整備については検討してまいりたいと思ってございます。
◆
山田ひでき
過去の議事録の内容と基本的には変わっていないかと思うので、検討が進んでいないという受け止めでよろしいでしょうか。
◎
拠点整備課長
引き続き検討はしてございますけれども、原則としては新規の
施設整備は行わないという中で、
まちづくりの検討を行っているというところでございます。
◆
山田ひでき
クロスポイントの開発もそうなんですけども、大山53番地の開発も重なって進められていると思います。そうした場合にやはり人口の増減というものが大きく変化をする、地域の人口が大きく変化することが考えられるんですけれども、その場合に地域の公共的な施設の需要、そういったものがどのように変化するのか、区として予測があるのかどうか、これも
拠点整備課が直接関わる事項ではないかもしれないんですが、把握している範囲でお答えいただきたいと思います。
◎
拠点整備課長
地域住民の人口の予測に基づく
公共施設の必要性については、すみません、現在私のほうでは把握してございません。
◆
山田ひでき
公共的な施設というものは、地域の需要に基づいて計画されてしかるべきではないかなというように考えます。区の
政策企画課のほうで
公共施設の総量削減を進めている、新たな
公共施設は造らないという方針であることは存じているんですが、やはり地域の人口増減の予測、施設需要の予測をしっかりと立てて、それに応える形で
クロスポイントの建物の中にそういう役割の施設を造ることをぜひこれは検討していただきたいというように思います。
最後、第6項についてなんですが、区から都への
働きかけについて、この陳情が出されてから現在までの間に、区として都に何回
働きかけがあったのか、もしくはなかったのか、その実態について教えていただきたいと思います。
◎
拠点整備課長
ご質問の何回
働きかけをしたのかということですけども、数えてはございませんけれども、やはり日常業務の中では事業地の活用というのは、我々が汗をかいて東京都に
働きかけて、それを実現のほうに持っていける項目だと認識してございますので、どこが出そうだとか、どういった使い方ができるということは、定例会、その他、業務の中でのやり取りを通じて常に連絡を取り、調整を進めているところでございます。
◆
山田ひでき
ありがとうございます。
そうした都への
働きかけなんですが、その内容の中でもし示せるもの、特色があるもの、特にこの陳情44号に関して示せるものがあればお示しいただきたいと思うんですが、どうでしょうか。
◎
拠点整備課長
都への
働きかけというところで、やはり我々大きな項目だと認識してございますのが、補助26号線の都が買収した事業地に関わる商店街の
にぎわい活用に係る要望については、区も間に入って要望をしましたり、調整をしたり、また商店街の皆様のお声をお届けしたりしているところでございます。
◆
山田ひでき
区の仕事というのは、あくまでも都や国の下請ではなく、住民の声を反映した区政をつくること、住民の福祉を向上させることがやはり優先される。そのためには都に対しても、あるいは国に対しても言うべきことは言う、そうした区の姿勢が住民と行政との間の信頼をつくるのかなというように考えます。区は東京都に対してこういった要望を出しているよというのを区民にも分かるように、ぜひそういったものも広報していただきたいなというように思いますので、よろしくお願いします。答弁は結構です。
◆高山しんご
よろしくお願いします。
全体的なことに関するところなんですが、やはり現在新型コロナウイルスの影響で経済への打撃が非常に深刻ということで、今回補助26号線が通る、また商店街が分断されてしまうんじゃないかというところに加えて、今現在も店舗を営まれている方々、深刻な経済的な影響があるんだと思います。
そういった中で、今回そういった影響が出てきた中で商店街が新たに抱える課題ですとかそういったところ、また区のほうで認識している新型コロナの影響というところで、何か区のご認識がありましたらお教えください。
◎
拠点整備課長
商店街さんが抱える新型コロナウイルスに関する影響というところですと、基本的には
産業部門さんになると思うので、詳細を把握できているかどうか分かりません。
ただ、今
まちづくりを進める中で、
まちづくりの進捗に伴ってご商売のスケジュールを考えていらっしゃる方もいらっしゃいますので、我々としては
まちづくりを進めていきたいと考えてございます。
◆高山しんご
そうすると、例えば
まちづくり検討会、今後行われていくものだと思いますが、そういった中でまた課題の解決ですとか、そういったところも図られるということで考えててよろしいんでしょうか。
◎
拠点整備課長
我々
まちづくりを進める部隊になってございますので、
産業部門と連携しながらということになりますけれども、やはり商店街活性化検討会では、再開発が進んでいく中で、じゃ、どう共存共栄していくのか、その後将来どうしていくのかということを中心に、今まで検討してございますし、今後も検討していきたいと思ってございます。
◆高山しんご
最後1つだけ。その
商店街活性化まちづくり検討会なんですけど、伺った話だと、例えば事例研究ですとか、視察見学会、そういったことが行われている。過去に行われているかちょっと私は把握していないんですが、もしそういった具体的な視察ですとか、事例研究の成果みたいなところがありましたら教えていただきたいのと、今後そういった視察ないし事例研究、なかなか難しい部分も出てくるかと思います。そういったところで今後の予定に変更ですとか、どういった計画で進められていくのか教えていただければと思います。
◎
拠点整備課長
商店街活性化検討会で事例研究はしたことがございまして、過去に例えば昨年度ですと品川区の武蔵小山に行って、皆さんで勉強会をしたという実績がございます。ただ、今年度につきましては、やはり新型コロナウイルスの影響もございますので、事例研究というか、その見学会等は予定してございません。
◆高山しんご
予定していないということなんですけど、それに代わるものといいますか、必要がなければ要らないとは思うんですけど、必要はあるかなとは思うので、そういったところで具体的に商店街をより活性化していくためにできることの代替策みたいなところは考えていらっしゃいますでしょうか。
◎
拠点整備課長
現場の見学会ってなかなか難しいんですけれども、やはり
空き店舗対策等につきましてはやはり先行事例等もございますので、そこを参考にしながら、我々が派遣していますその専門家さんの力も得ながら、どうやったらできるか等についてはやっていっているところでございます。
◆高山しんご
ありがとうございます。
様々な利害関係人がいらっしゃる中でいろんな方のお知恵を拝借しながら、よりよい商店街づくりができていけばいいのかなと思います。引き続きよろしくお願いします。
以上です。
◆小林おとみ
お願いします。
再開発地区の組合と商店街との連携強化という点で仕組みがどのようになっているのかをしっかり聞いておきたいんですけど、まず前の議事録にあった商店街活性化検討会、それから先ほど
内田委員の質問にお答えになっていた
まちづくり検討会、今、高山委員とのお話でも、ここは今度は
商店街活性化まちづくり検討会とこうなっていますが、これは全部同じものですか。
◎
拠点整備課長
クロスの再開発と商店街と連携というところでご説明申し上げたのが、
商店街活性化まちづくり検討会になってございます。こちらが我々が委託しているコンサルタントを派遣しながら支援している、関係者が一堂に集まって検討している会議です。それとは別に定例会というものがございます。これも商店街さんと区の
産業部門、我々
拠点整備課も入っているんですけれども、東京都も参加していただいていて、ハッピーロードさんが事務局になっているんですけれども、定例会という形で月に1回やってございます。
◆小林おとみ
ということは、正式名称は
商店街活性化まちづくり検討会。ちゃんと聞きます。正式名称は、コンサルを派遣してやっているという検討会の正式名称は、何ていう名称でしょうか。
◎
拠点整備課長
商店街活性化まちづくり検討会になります。
◆小林おとみ
そこは責任者、その会議の責任者は誰になるんでしょうか。
◎
拠点整備課長
事務局は板橋区になります。
◆小林おとみ
事務局が板橋区ということと、会議を主催する責任者も板橋区というふうに考えてよろしいんですか。
◎
拠点整備課長
そのとおりでございます。
◆小林おとみ
そうすると、先ほど
内田委員からもありましたけども、この会議の内容をどう公開するかという点で、先ほどちょっと検討したいというご答弁もありましたけども、実際今まで始まってから何年たって、その間にどれほどの会議が開かれて、どういうテーマで議論がされて、どういう成果物が生まれているのかということについては、きちんとご報告いただきたいと思うんですけども、何年たっているのか。コンサルを派遣しているわけだから、毎年契約を結んでやっているんでしょうから、毎年毎年の成果物はどうなっているのかというのはどうなんでしょうか。お聞きしたいと思います。
◎
拠点整備課長
商店街コーディネート委託という契約がございます。今の契約は、平成28年度から毎年行ってございます。平成28年度から勉強会、見学等やってございまして、勉強会の形から実際実践に移るということで、名称を令和元年度から検討会ということにして続けてきてございます。
成果でございますけれども、各年度やはり検討会をやった成果と、どういうことを検討したかというのはございます。
例えば、昨年度の検討会の成果をご説明をしますと、まず先ほどちょっとご説明をしました
事業用地の活用についてどうしていったらいいかということですとか、あと2つ目は商店街と再開発事業との共存共栄をどうしたらよいかということを検討しています。
あと大山ふるさと夏まつり、
まちづくりの社会実験をしてございます。それの内容もやってございます。
あと26号線の沿道の
にぎわいのためにはどのようなことをしたらよいか、地元の意見を集約するというようなこともやってございます。
あとは先ほどちょっとご紹介しました見学会の実施ですとか、将来の
まちづくりとエリアマネジメント、再開発と商店街が一体的に動いていくために、エリマネの検討をしなければならないというようなことを検討してきてございます。
◆小林おとみ
それ、できれば資料で後で提出していただきたいのと、あとほかの
まちづくりでもよくニュースを発行していますけども、ニュースなどもぜひ発行をお願いしたいなと思いますけどどうでしょうか。
◎
拠点整備課長
今
まちづくりの取組については、先ほどちょっとご紹介をしました
まちづくりのお知らせということで、全ての
まちづくり事業が載っているということで皆様にお知らせしているところでございますけれども、その他方法がないか等も含めまして、また検討していきたいと思ってございます。
◆小林おとみ
それともう一つ、その中でやはり商店街との連携強化というときに、組合と商店街が連携していくことはどうしても不可欠だということについては、組合側もきちんとそういう認識に立っているのか、そういう同じ土俵の上で話合いができるという場所になっているのかどうかというのはどうなんでしょうか。
◎
拠点整備課長
再
開発組合も検討会に参加していただいてございまして、やはりそこは大山の
まちづくりということで、
にぎわい立志のためにお互い情報を共有して、同じ方向に向かっていきたいというところで参加して、一緒に検討いただいてございます。
◆小林おとみ
そうしますと、商店街としてはやはり再開発そのものがどうなっていくのかということは、大きな関心事だと思うんですね。例えば、住友不動産のこの開発のプレスリリースなどでも、4街区全てに商店の部分をつくって、既存の商店街との連続性や調和を図った商業区画をつくるんだと、4,000平米超の
にぎわい拠点をつくると、こんなふうにも打ち出しておりますし、それからそういう点ではどういう商業区画がこの開発ビルの中に入るのかとか、それからそういう計画がいつ頃示されるのかとか、そういうことは出てきているんでしょうか。
◎
拠点整備課長
具体的などの商店が入りますですとか、そこら辺はまだ決まってはないというふうに聞いてございます。
ただ、同じエリアで
まちづくりを進めるところですので、様々な例えば荷さばきスペースの話ですとか、そこら辺も含めてやはり探っていかなければいけないということは、両者認識していただいてございまして、そのようなことも含めまして、今年度の検討会の中では共存共栄ということで検討していく予定になってございます。
◆小林おとみ
もう権利変換も終わっているわけですから、商業区画がどういう区画になってどんなような、つまりどういう形になっていくのか、ほぼ決まっているんじゃないかなと思うんですけども、そこについてはお示しいただけないんでしょうか。
◎
拠点整備課長
建物の内部の区画というのはもう決まっているところですけれども、実際にどのテナントを誘致するですとかいうところは、組合がヒアリングも含めて今検討しているところと聞いてございます。
◆小林おとみ
もう一つお聞きしたいのは、今までそこで商店を営んでいた方々、前回もお聞きしましたけども、地権者の方で開発ビルに入って商売される人、あるいは出ていかざるを得ない人、土地の所有者、借地権者などの関係では、数はどういうふうになっていますでしょうか。再開発後も継続する店舗、再開発後はそこには継続しない店舗の数というのは把握していますでしょうか。
◎
拠点整備課長
権利変換計画では土地の所有権、建物所有権、借地権、借家権と、それぞれの権利についての変換計画となってございますけれども、詳細については個別の事項となりますので、お答えは差し控えさせていただきたいと思います。
◆小林おとみ
前回もそうおっしゃったんですけども、しかし全体として、個別の案件ということではなくて、全体の件数ぐらいは発表できるんじゃないんですか。
◎
拠点整備課長
権利変換計画というのは決まってございますけれども、具体的にどのお店がどうやって残るかというところは個別の交渉、協議になってございますので、ちょっとお答えは差し控えさせていただきたいと思います。
◆小林おとみ
もう一つ。そこは、じゃ、もうちょっと。前回と変わっていないことは問題だと思いますが、4,000平米の商業施設をどんなものにしていくかというのは、商店街にとっては大きな問題だと思うんですよね。全く関係のない商店街とは無関係なものがつくられても困るわけなので、そういう点でのどんなものを誘致するかとか、どういう品ぞろえにするかとか、そんなものも実は商店街としては一番興味があり、話合いがしたいところじゃないかなと思うんですけれども、そんなあたりの話合いとかいうのは、どの場所で行われるようになるんでしょうか。要望が出せるような場所というのは。
◎
拠点整備課長
今年度の
商店街活性化まちづくり検討会の中で、ハッピーロードとクロスの共存共栄についても検討していこうということになってございます。その中で再開発後の
にぎわいの創出ですとか、商業床になると思うんですけれども、どういったものにしていくかということについても、内容としては入ってきてございますので、情報共有と意見の出し合いというのがあれば、そこになってくるかと思われます。
◆小林おとみ
それは先ほど言った
商店街活性化まちづくり検討会が、その場所になるということですか。
◎
拠点整備課長
そのとおりでございます。
◆小林おとみ
それと大谷口上町のほうの26号線の様子を見ても、大きな道路ができて広くはなるけれども、商店街的にはほとんど店はないという状況になっています。大山が動いていったときに、同じような状況になっていくのじゃないかという心配ももちろんあるし、それが大谷口のほうにいい方向に何か進むのかという声ももちろんありますし、ただ商店街の連携という点では、そういうことをよく話し合っておかないと、何もない町になっていくんではないかという心配が大変ありますので、大谷口上町地区の26号線とのつながりについては、何か議論がありますか。出ていますか。
◎
拠点整備課長
すみません。今そこまで議論があるかというのは、ちょっと私としては認識してございません。ただ、やはり
まちづくりを進める中で、
にぎわいの継続というのは必要であると思ってございまして、26号線が通りますけれども、今の現ハッピーロードさんの通りが、川越街道まで人が途切れないような形で、
まちづくりは進めていきたいと考えているところでございます。
◆小林おとみ
開発組合というか、住友不動産のこの売出しでも、4,000平米の商業部門をつくりますというだけのことで、具体的なプランというかな、商店街とどのように連携していくかというあたりのプランというのは、住友不動産側、
開発組合側からのプランというのは何か示されているんですか。
◎
拠点整備課長
現在、再
開発組合からはテナントについて、先ほども申し上げましたけれども、ヒアリングを含めて検討しているところというふうに聞いてございます。
◆小林おとみ
商店街、地元の声がきちんと反映できるような形での検討をぜひお願いしたいというふうに思います。
さらに、この開発そのものの可否というのか、成功ができるのかどうかというところが一番の根っこに、私は心配事が横たわっています。
というのは、この住友の売出しを見ても、ビッグターミナル池袋に近いということが、大きな打ち出しだったりするんだけど、だけど都市集中で人口が集まっていくことは引き続き変わらないという前提でのマンション計画だし、それから340戸の都市型住宅ということで、若い人、ファミリー層を呼び寄せるというようなことが書いてあるんだけど、今住まいに対する需要がかなり国民的な関心事としては、かなり変わってきているんじゃないかと思うんですよ。その辺の見極めというんですかね、それをどういうふうにしていくのかなと大変心配しています。
タワーマンションを造って、タワーマンション、実際にはエレベーターも密になるし、駅までの道も密になるしというので、武蔵小杉も大分ひんしゅくを買っているみたいだし、それからタワーマンションそのものが、なかなか管理組合の合意も得られない中で、先々大変心配というのはあちこち出ていますし、それからそういうコロナの時代の後、今の都市計画が時代遅れになっていくということが話題になっている中で、この計画がどこまで進むのかなというのは、大変大きな話ですけど、心配しているところですが、そういうことの事業の成否というんですか、そこのところについては必要な時期に必要な検討をし続けるということは必要じゃないかと思うんですけども、どうでしょうか。決まったことだから決まっていくという話にならないんじゃないかと。
◎
拠点整備課長
今、大山の
まちづくりで拠点として
クロスポイント、再開発事業が入ってございます。現在も
にぎわいを維持しながら地域の希望に応えて、魅力的な
まちづくりと防災に強い
まちづくりを進めていきたいと思ってございます。
◆小林おとみ
簡単なお答えでよく分からなかったですけど。
内閣府が今年の6月に発表した新型コロナ後の影響下における生活意識と行動の変化に関する調査、これ結構テレビ、マスコミでも取り上げられていますけども、テレワークを経験した人たちの意識変化が大変際立って大きいと。地方への移住については、約25%が関心を持っている。64%が生活を重視するように変化したと答えている。テレワークを継続したいとする人が約7割と。住宅選びにも駅近マンションより、ゆとりあるスペースを確保するほうに向かうことになるということだとか、オフィスの床面積の縮小、都心から離れたサテライトオフィスなどなど、方向性としては都心に近いところに超高層タワーマンションを造って、2LDKか4LDKの少し狭めだけど都市生活だというようなマンションを造っていくという方向は、これから少し時代遅れになっていくんじゃないかなと思うんです。
そういうような社会の状況が生まれていくことについても、きちんと行政としては情勢判断として見極めていくということをやっていく必要があると思うんですけれども、そういうことができるような行政のほうの仕組みになっているのか。行政のほうがそういうことを考えていただけるのかどうかですね。そこをよく聞いておきたいんですけど。
◎
都市整備部長
すみません。大山に限った話ではないと思いますので、私のほうからお話しさせていただきます。
今、委員のほうからお話のあった懸念につきましては、ほかの開発も抱えておりますので、非常に
都市整備部全体として危機感を持って捉えていたところです。
住まい方、働き方が変わってきますので、これまでの経過、あるいは成果に基づいた民間企業の判断による開発だけを当てにしているのでは、まずいのではないかというのは、おっしゃるとおりの部分だと思っております。
その中で区の中にできる開発が有効なのかどうか。特に大山に限って言えば、商店街と今もお話ししましたように、今後のこの先をどういい形にしていこうかというところをやっている矢先のお話ですので、今後の展開について、コロナと一緒に住んでいく世界の中で、今考えるマンションの規格がそれで合っているかどうかということを再確認するように、私のほうから実はこの大山に限らず、区内全体の事業に対して各業者にヒアリングするように指示を出しました。
また、関連でご縁があるデベロッパーさんですとか、あるいは住宅開発関係を扱っているところに幾つかヒアリングをさせていただきました。正直一番まずい地域にいるのではないかというふうに思っておりましたが、いや、予想外というかあれなんですけれども、この板橋区がちょうどいい位置だというお話をいっぱい聞いたのは、意外と都心に近そうで、また郊外に緑もある、住宅地もあるというところを評価する住民の方、そういうところを選ぶ世の中の方は結構いるよと。いろんな民間、マンションをやっていらっしゃる方のお話を聞いても、板橋区は意外と、郊外にいろんな皆さん目は向いていますけれども、郊外というのは例えば南房総であるとか、あるいは真鶴であるとか、軽井沢であるとか、そういうことを考えていらっしゃる方もいるけれども、やっぱりある一定層既存の勤務形態を保たなければいけない方もいらっしゃる、またテレワークと共存でやっていかなければいけない方もいらっしゃるということからすると、板橋区の今のマンション形態は、それほど大きく状況を変える必要はないんではないかというようなお話が基本的なところです。
ただ、今いろんな民間の申請で許可をいっぱいやっていますけれども、間取りの取り方、テレワーク用の部屋を確保したりというようなところは、確かに変わってはきています。ですから、進んでいるものをどの程度変更できるかというのは、程度感あるかと思いますけれども、事業がきちんと成立する中で、今の事業者ができる範囲で工夫をしていくこと、事業をきちんと進めていくこと。ここの大山に関しましては26号線をきちんと通して、今
地震が来ても、今火事が来ても対応できるように町を安全な形にしていくこと、これを目指して
まちづくりを進めていきたいと思っておりますし、区内全体の
まちづくりについても、そういうスタンスで取り組んでまいりたいと思いますので、よろしくご理解いただきたいと思います。
以上です。
◆小林おとみ
大事なお話いただいたと思います。現状認識について、部長のほうからかなり区内全体についての聞き取りもやっているということで、大変勉強になりましたけども、やはり状況は動いていくと思いますので、それについて臨機応変な対応ということを私は求めておきたいというふうに思います。
また、板橋区の強みとして、やっぱり人口が増えていく傾向になっていくんじゃないかなという感じはありますので、これは
公共施設の関係でも、私たちはこのことはちょっと言っておきたいという部分です。ですので、そこのところを開発のそういう状況も商店街との共有の中でよく共有して、情報公開もしていただきたいということを言っておきたいと思います。
あともう一つ。ちょっと長くなって申し訳ないですけど、当面の問題のことなんですけども、当面の問題として、先ほど解体期間中のこと、騒音、振動、粉じん、
アスベストいろいろあります。工事車両の問題など安全確保もしながら、
にぎわいを継続してということがあります。
ここについては、
アスベストの問題は既に再調査も含めて申入れもされていると思いますので、ぜひこれは真摯に受け止めて、行政としても対応をお願いしたいんですが、解体期間中の
にぎわいづくりの問題と、それから解体後アーケードは残り、解体までは、道路までは柵が立ちます。建築が進んでいくと、今度は東京都の道路と開発地域の境目のところから外が建築計画が始まるわけで、そうするとそこの道路と計画の間のところがスペースが空きますよね。そこが結局、金網を張って
事業用地と。普通でいけば金網を張って、ここは事業予定地ですとなって、アーケードだけが独立してすっくり立つみたいなそういう見通し、感じがするんですけども、アーケードが独り立ち、その脇に何メートルかの
事業用地が金網でくくられ、その向こうで建設工事が進むというようなときに、事業予定地のところは金網のままにしておくのかどうかというところの話合いを東京都とやっていただいているということなんでしょうか。
◎
拠点整備課長
お話のとおりいってございまして、今後クロスの再開発が進んでいく中で、東京都が買収した
事業用地とクロスで解体したところの空き地で将来の
道路予定地というのが出てくることになります。
工事スケジュールがございまして、安全第一ということで、工事用地等の調整ございますけれども、その中で具体的にどこの部分でその
にぎわいのための暫定活用ができるか、場所、期間含めて区が積極的に商店街の皆様や東京都、再
開発組合を含めて調整を図っていきたいと思ってございますし、今それを一生懸命やっているところでございます。
○委員長
小林委員の質疑の途中ですが、20分を経過しましたので、ほかの委員で質疑がありましたら挙手願います。
よろしいですか。
ここで、陳情についてはあくまで区議会に提出されたものであり、議会で判断するための参考として理事者への質疑を行うものです。そのため理事者への質疑は、見解を聞く場合は節度を持って行うようよろしくお願いいたします。
ほかの委員の質問がない。さらにじゃ。
◆小林おとみ
節度を持ってやっているつもりでおります。
最後に、今お話しになった商店街が一番求めているのは、やはり長い期間の間をどういうスケジュールで進めていけるのかというところだと思うんですね。タイムテーブルも含めて、今ちょっと課長もおっしゃいましたけども、タイムテーブルも含めてきちんと状況が見えるようにしておくということについて、ぜひ努力をお願いしたいと思います。
最後に、コロナの中でなかなか説明会もやらないとか、いろんなことが起きていますけども、やはりそうではなくて丁寧な説明を工事も含めてやっていただくことを強く求めておきたいと思いますが、よろしくお願いいたします。いかがでしょうか。
◎
拠点整備課長
説明会の場というのは、なかなか対策をしながらということになると思いますけれども、個別の説明ですとか、現地への掲示も含めて、地域の皆様の必要な情報をできる限りお知らせするようにやってまいりたいと思ってございます。
○委員長
以上で質疑並びに
委員間討論を終了し、意見を求めます。
意見のある方は挙手願います。
◆田
中やすのり
陳情第44号に残っている3項、5項、6項についてですけれども、今まで関係者の連携強化の仕組みづくりとか、あとは地域の住民の方の声を要望を聞いていきましょうというような項目については、まだそれを取り入れて行政に反映できるという余地がたくさんあるだろうなと思っていましたので、継続審査ということで議論を議会でもしてまいりましたけれども、既に皆さんご存じのように、
クロスポイントの周辺の地域の
解体工事が動き出しているということで、本日はある程度一定の陳情に対しての結論を出す必要が出てきている状況かなというふうに認識をしております。
まず、3項についてなんですけれども、この3項については質疑の中でもいろいろとありましたけれども、区はコンサルタントを派遣して、
商店街活性化まちづくり検討会を既に実施をしてきておりまして、まさに組合と商店街の連携強化のために事業を行ってくださっております。これからもこの事業、時系列で続いていくということも聞いておりますので、既に連携強化のための支援が行われているというふうに認識をしております。
そしてもう一つ、次ちょっと6項目めに話が飛びますけれども、6項目めも区から東京都へ積極的な
働きかけをということでございますけれども、クロスのところに関して言えば、東京都が道路用地として取得した
事業用地について、商店街の活性化のために何かできないでしょうかと、使用することができないでしょうかということで、都に要望も伝えてくださっておりますし、より具体的に少し話もしてくださっていると。日々業務の中で日常的に話も出ておりますということでございますので、こちらも区のほうとしては対応をしっかりと行ってくださっているというふうに認識をするところでございます。
ですので、引き続き今までどおり業務をしっかりと取り組んでいただきたいということですので、願意は達成されているということで、3と6について不採択をまず先に主張いたします。
5についてなんですけれども、5も結論は不採択を主張しますけれども、
文化施設や公園というような文言が入っておりまして、区の基本計画や公共整備計画について、これらの
公共施設を造っていこうという今計画がない中で、なかなか賛同しにくい部分がございまして、不採択とさせていただきますけれども、陳情書を見れば、地域のコミュニティの活性化の促進ということのために、ここには
文化施設とか、公園というのが文言として入ってしまっているというだけで、お気持ちはよく分かるので、これからの
まちづくりの中で広場づくり、そしてコミュニティの活性化につながるようなものは、当然ながら区のほうも考えてくださっておりますので、この陳情に書かれている文言については、区も重々理解をできるところだと思いますので、そこは引き続き念頭に置いて取組を進めていただきたいというふうに考えているところでございます。
以上です。
◆
山田ひでき
陳情第44号、3項目につきましては、全て採択を主張します。
今回
クロスポイント、
アスベスト除去工事において調査漏れが発覚したということが
ネットニュースでも取り上げられ、大きな問題になっています。これは再
開発組合側がスケジュールを優先するあまり、
アスベスト除去工事については当初説明会も行わずに強行しようとしていたこと、また説明会で調査のずさんさを指摘されていながら再調査を行わなかった、そういったことが問題になったものではないかなというように思います。
陳情3項にあるように、商店街との連携を強め、商店街の意見、また説明会での意見などを聞いていれば、こういった調査漏れについて改めて検討する機会もあったのかなというように考えます。
また、そもそも商店街を分断する道路を通して、巨大な高層マンションを建設するということが目的となっている再開発を地元に押しつけているにもかかわらず、商店街との連携というのが今十分に強化されているのかというと、今それは十分に強化されている状態ではないというように考えます。そうである以上、陳情第3項、
クロスポイント地区と商店街との連携というのは、さらに強化が必要であるというように考えます。
地域コミュニティ活性化施設整備については、
クロスポイントもそうなんですが、大山町53番地の開発それぞれが完成した場合には、新たな住民が大幅に増えることが簡単に予想できるにもかかわらず、そうしたコミュニティ施設については、
公共施設の総量削減という区の計画の下で、そちらが優先されて公共
施設整備は進めないという、そういう区の姿勢が大きな問題かなというように思います。
将来的に長い目で見て、人口の減少が予想されている。そのために
公共施設は増やさない、むしろ減らしていくという方針ではあるんですが、それまでの間、住民が増えているにもかかわらず
公共施設を増やさないというのは、本来の住民の福祉向上を優先しなければならない区の立場を履き違えているのではないかなというように思います。地域の実情に合わせ、また予想される人口の増減に対応して必要な
施設整備を検討するというのは、当たり前のことではないかというように思いますので、これについても採択を主張します。
都への地元要望の
働きかけですが、大山の
まちづくりは東京都も大きく関わっている以上、住民の要望を都へ
働きかけることは、区としての重要な仕事であるというように考えます。
国や都の言いなりに働くことが、自治体の仕事ではありません。優先されるべきは、住民の福祉の向上です。そのために国や都に対しても、言うべきことは言うのが区民の信頼に応える区としての仕事であると考えます。
以上の理由から、陳情44号、第3項、第5項、第6項について、採択を主張します。
◆高沢一基
本陳情につきましては、昨年からずっと継続して審査をされてきて、私どもの会派も継続で主張して審査をしてまいりました。
その中で見ている中によりまして、先ほど来ご説明、質疑もありましたけれども、商店街との連携強化につきましても、東京都を交えての商店街と板橋区の定例会というところでしっかりと意見を聞いたり、あるいは
商店街活性化まちづくり検討会も今年度も実施をしていく予定ということでスケジュールも示されております。そういった点において、商店街との連携強化というのは進んできているものではないのかなというふうに認識をしております。
また、広場等の設置についても検討が進んでいるという状況で、まだすぐに確定できるものではないと思いますけれども、報告を聞いているところであります。
また、それ以外、東京都への
働きかけということも、折に触れて実施をしているということで、おおむねこの陳情3項、5項、6項の願意はかなっているのかなというように認識しているところであります。
そういった中、地域の声や商店街の声をしっかり聞いていくって、もちろん大切なことではありますけれども、
クロスポイントの再
開発組合のご意見というのも、これもやっぱり地域の声でありますから、再
開発組合の皆様方の声も聞きながら、そして大山駅周辺の鉄道の立体化、それから補助26号、その他の開発も含めて大山、この地域の防災性の向上と魅力ある
まちづくりのためには、この開発を着実に進めていく必要があるというように考えますので、この3つの項目、3項、5項、6項、共に不採択を主張いたします。
◆高山しんご
私も本陳情44号、第3項、第5項、第6項、一括して不採択を主張させていただきます。
本件陳情が出されたのが令和元年9月11日ということで、そこから約1年間議会でも、また区役所の中でも議論されてきたものと思います。
そういった中で本日も闊達な議論がありまして、板橋区と商店街、また
クロスポイントの組合さん、また東京都との関わり合いにおいて、しっかりと積極的な関わりということを果たしているということが、私の中で確認されたと思っております。
その点について引き続き積極的な関わりを果たしていただきたいというのと、また第5項に関しては、板橋区の中で例えば
公共施設の配置検討、そういったところの話もありますので、これも積極的に取り組んでいるものと考えます。
以上のことから、一括して不採択を主張させていただきます。
以上です。
◆大田ひろし
今回のこの陳情でございますが、去年の9月に提出されて約1年間、この3つの項目が継続となっています。
基本的に陳情ですから、その会期で結論を出していくというのが基本なんですが、私自身ももうちょっときちっとした意見をもっと早めに出すべきだったかなというふうにちょっと感じておりまして、約1年間やってきましたけど、ほとんど質疑は、深まるような質疑ということはなかったように思います。そういった意味では、今回は私のほうもこれまで継続してきたことに対して、意見、結論を出していきたいというふうに思っております。
まず、3点目ですけれども、これはやっぱり
クロスポイントの再
開発組合とハッピーロードの商店街との連携強化ということですが、これは再三言われていますけれども、板橋区がこれ中心となって、板橋区が
商店街活性化まちづくり検討会を設置して、そして地域の方々、関係する方々が入るのと同時にコンサルタントを入れたり、あるいは行政も、場合によっては東京都も、あるいは板橋区の
都市整備部、
産業経済部が入ってやってきたということが1つありますが、その中で十分
情報交換はできているんじゃないかというふうに思うわけでございます。
さらにハッピーの定例会というのがあるというふうに伺いました。これは5者拡大定例会ということで、これは月1回やってきたと。これについても、東京都も行政が防災都市づくり課や、あるいは市街地整備事務所等々が入って、さらに区も
産業振興課、
拠点整備課、鉄道立体化推進担当課、さらにはクロスの再
開発組合等々がこれ十分入って、ここで
意見交換をしたり、あるいは商店街の要望が出たりということを積み重ねてきたんだと思います。
そういった中にあって、板橋区がより積極的な関わりを支援してもらいたいという中のこの具体例として、
にぎわい創出のための
まちづくりプランを提示してもらいたいというようなことがちょっと書かれていますが、このことについてはやはり商店街とか、あるいは再
開発組合の方々が自分たちの商店街をどうしていくのかというプランは、やっぱり自分たちでつくっていくというのが基本だろうと。これ、板橋区が提案すべきものではないというふうに、私は思っております。
そういったことから含めて、さらに
クロスポイントの再
開発組合の権利変換が終わって、ここで説明会も進められて着々と進んでいる中で、今回はこの3項については、不採択を主張してまいりたいと思います。
5項なんですが、5項もこれ大変悩ましい要望なんですけれども、基本的には
公共施設マスタープランというのが議会でも承認をされて、それが今基本計画の中にもきちっとうたわれて、板橋区のベースになっていることからしてみて、大山地区に新たに
文化施設や公園等の拡充というのは、なかなかこれは現実的には他の地区と比べても、これはなかなか難しいのではないかというのが1つあります。
それから、都有地、あるいは区有地などピッコロ・スクエア周辺地区ですね。これをどうするかということになるわけですけども、ここについてもピッコロ・スクエア周辺地区については、地域的にも一遍、二遍大きく変わってまいりました。そういった中からなかなか準備組合もできておりますけれども、まだまだ意見がまとまっていないし、地権者である東京都、あるいは板橋区がこれをどういうふうに活用していくかということ自体も、まだ検討すらなかなか難しい状況にあるというふうにも伺っております。
それから、お福地蔵の地域。お福地蔵については、やはりこれは地域的な財産だというふうに思いますので、やっぱりこれは地域である程度決定していかなきゃいけない問題。
それから、アーケードについては、最終的には商店街がこれをどうするかという問題を決めていくことになると思いますので、ここに5項で示されているようなものというのは、なかなか難しい状況、板橋区で様々やっていくということは難しいのかなというふうに思う次第でございます。
そういう中でお福地蔵に連携する道路をどういうふうに整備していくかとか、あるいは広場、再三、課長から言われておりますけれども、防災面で機能するような広場を構築できないかどうか、あるいは子育て支援等できるようなものが検討できないかということは、これからも積極的に検討はしていくということも聞いていますので、ちょっと長くなりましたけども、以上の判断から、この5項についても一旦不採択をさせていただきたいと思っております。
6項目めですが、これは東京都へ積極的な
働きかけをしてくださいということですが、先ほども言いましたように、活性化
まちづくり検討会、あるいは定例会で様々な意見が出ている中で、改めて区が東京都に要望するといっても、基本的には課長が言っているように、26号の
事業用地の活用についてぐらいしかできることはないと、法的にですね。いうふうに思いますので、これについても今回は不採択を私どもも主張してまいりたいと思います。
以上であります。
○委員長
以上で意見を終了いたします。
これより表決を行います。
陳情第44号
大山駅西地区周辺の
まちづくりに関する陳情、第3項、商店街と
クロスポイント地区との連携の件、第5項、
地域コミュニティ活性化施設整備の件、第6項、都への
地元要望働きかけの件を採択することに賛成の方は挙手願います。
賛成少数(2-6)
○委員長
賛成少数と認めます。
よって、陳情第44号、第3項、第5項、第6項は、不採択とすべきものと決定いたしました。
◆
山田ひでき
少数意見を留保します。
◆小林おとみ
少数意見を留保します。
○委員長
少数意見留保、承りました。
────────────────────────────────────────
○委員長
次に、
所管事項調査を行います。
初めに、(仮称)板橋区
都市づくり推進条例案の
パブリックコメントの実施結果についてを議題といたします。
本件について、理事者より追加の説明はありますでしょうか。
◎
都市計画課長事務取扱都市整備部参事
追加の説明はございません。よろしくお願いいたします。
○委員長
ありがとうございます。
本件について質疑のある方は挙手願います。
◆
内田けんいちろう
よろしくお願いします。
まず、基本的なところなんですけども、今回のこの
パブリックコメントは初めて実施したものなのでしょうか。また、今後追加でやる予定はあるのでしょうか。
◎
都市計画課長事務取扱都市整備部参事
まず、今回の
パブリックコメントでございますが、今回初めて実施させていただいております。
今後、条例につきましては、予定としては9月に上程させていただく予定でございますので、それを踏まえますと、次の実施というのは今予定していないところでございます。
◆
内田けんいちろう
ありがとうございます。
実際にこの結果を見てみますと、意見提出者が11名というので、僕は少なく感じたんですけれども、どのようにお考えでしょうか。
◎
都市計画課長事務取扱都市整備部参事
パブリックコメントにつきましては、こういう言い方をすると語弊がございますが、なかなかいつもそれほどの件数が上がってこない状況ではあります。ただ、今回コロナ禍において広報等もしっかりやった中と、あと併せまして通常図書館で実施している
パブリックコメントの閲覧の場所を図書館の閉鎖等の関係もございましたので、地域センター等を活用させていただいて、18か所で利用させていただいております。期間につきましても、通常の2週間を3週間という形でやらせていただいた中では、一定の成果を得ながら取組が進められたというふうに認識しているところでございます。
◆
内田けんいちろう
ありがとうございます。
それほど上がってこないというのが通常というところをお伺いすると、なかなか難しいのかなと思うんですけども、そもそもこの出てきた11件、11名の方というところの考え方として、
パブリックコメントが実施されていることを認知した上で答えないのか、そもそも認知もされていないのかというところって、大きく違いがあると思うんですね。これを把握しなければ、この11件という件数に対する意味合いというのも、また変わってくるんだと思います。その上で、区がホームページ以外でなかなか数値化するというのは難しいのかなと思うんですけれども、効果測定をする手段というのはお持ちでしょうか。
◎
都市計画課長事務取扱都市整備部参事
実際には、例えばアンケート調査とかを実施した際に、3割ぐらい返ってくればいい線だというふうに考えられていることが多いと思っております。
その際は、全員宛てに配布なり送付させていただいて3割という中で、広報活動のみで今こういう形でいただいておりますので、つくっていくものによっての
パブリックコメントの中では、実際には説明会とかを実施してやることもあります。ただ、それであっても説明会の参加者全員から
パブリックコメントをいただけるわけではございませんので、一定の数字でなっていると思いますが、ただ、今、委員のおっしゃっていただいたように、どれだけの方が認知しているかということについて、なかなか今調査している状況ではございませんので、何かこの担当部署、
パブリックコメントの要綱を持っている担当部署ともご相談して、一定のそういう認知ということをどのくらいされているかということも、今後調査することが有効だと思いますので、ちょっと庁内でまた調整させていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。
◆
内田けんいちろう
ありがとうございます。まさにおっしゃるとおりだと思いますので、実施であるとか、何かしらのアイデアで対応していただくことを望んでおります。
最後になんですけども、当該
パブリックコメントに関するウェブサイト、ページの期間内のアクセス数を教えていただけますか。
◎
都市計画課長事務取扱都市整備部参事
アクセス数についてはちょっと今数字を持ち合わせておりませんので、後ほどお知らせしたいというふうに思います。
◆
内田けんいちろう
ありがとうございます。
その上でなんですけれども、アクセス数をぜひ把握しておいていただきたいということと、先ほど申し上げたようにどなたに、何人の方に周知して認知していただいた上で、認知しているけれども答えていないという状況を把握する、これがまさしく大事なことだと思いますので、取り組んでいただければと思っております。
◎
都市計画課長事務取扱都市整備部参事
今いただいたことを参考にさせていただいて、今後ともそれについて取り組みまして、少しでも
パブリックコメントの数が向上するように取組を進めたいと思います。ありがとうございます。
◆
山田ひでき
よろしくお願いします。
今、
内田委員のほうからも、
パブリックコメントの意見の提出者が11名ということについて質問がありましたが、若干重複をしますが、区としてはこの11名という数字について納得できているのかどうか。これをもって、広範な区民の意見が寄せられたというふうに考えているのかどうか、お答えをお願いします。
◎
都市計画課長事務取扱都市整備部参事
数値としては一定の数字ではあると思いますが、57万人の区民が皆さん認識されたかどうかということからそこを母数と考えると、非常に少ない数字だと思っております。ただ、いろんな中で取組を進める中で、今回も広報活動等もしっかりやらせていただいたというふうに認識しておりますので、その中から一定の数字をいただいているのかなというふうに思っているところでございます。
◆
山田ひでき
すみません。一般的な議論として、例えばこういう
パブリックコメントではどのぐらいの意見が寄せられれば十分意見が寄せられたというふうに判断できるものなんでしょうか。
◎
都市計画課長事務取扱都市整備部参事
その辺の数値的な規定はございませんので、この数字というふうには申し上げませんが、委員会等で過去においてもご説明する際に、二桁の数字を委員の皆様から今回多かったふうな認識を持っていただいていますので、ただそれが本当に望ましい数字かというと、そこまで全然至っていないと思いますが、この辺の数字で今回一定の数字だというように認識しております。
◆
山田ひでき
やはりより多くの方からコメントを寄せてもらうように、どうしたらいいのかということをしっかりと検討していく必要があると考えるんですけれども、これは
都市整備部だけの話ではなく、広く
パブリックコメントを集める場合にどうするのかということを、これは広聴広報課になるのか分かりませんが、全庁でちょっと検討を進める必要があるのかなというように思います。
今回のコメントを集約した上で、今後どういった工夫が必要だというふうに考えているのか、もし所見があればお願いします。
◎
都市計画課長事務取扱都市整備部参事
まず、今回の周知をどういうところにしたかということをちょっとお知らせさせていただきたいと思いますが、一定の広報活動として、関係の団体にも実は情報提供ということでお話を差し上げたところでございます。
例示といたしましては、日本不動産協会とか、宅地取引業協会とか、建築士会とか、産業連合会とか、関連しそうな団体様には一定のご連絡を差し上げていますし、メール等でも送信しまして、取組を進めているところでございまして、そういう面ではできる範囲のことではありますが、直接的にお声がけできるような、今回のことに関係を持っていただけそうなところには連絡を取っているところでございまして、そういう面では取組としては一定の部分はやってきたところではございますが、ただ先ほど来あるように、11人という数が多い数字かといったときには、多いというふうにはなかなか言えないところでございますので、そういう面を含めて今後とも取組を進めたいというふうに思っております。
◆
山田ひでき
意見提出者をどう増やすのかということと、あとはやはり寄せられた意見が、声の大きな人の意見がどうしても前に出てくる傾向があるのかなというように感じます。もちろん、それだけではないということも承知しているんですが、特定の意見に偏らず、幅広く意見をするためには、この
パブリックコメントという方法だけではなく、違うやり方も検討しなければいけないのかなというようにも思います。
今、例えばフェイスブックであるとか、ツイッターであるとか、そういったSNS、板橋区もアカウントを持っていますので、例えばそういったところを通してコメントを集めるみたいなことも検討してもいいのかなというように感じますので、ぜひ幅広い意見が集約できるような工夫を今後重ねていただきたいというように思います。
まちづくり協議会の内容について踏み込むのは、今回これは所管外になってしまうのかな。
(「大丈夫です」と言う人あり)
◆
山田ひでき
大丈夫ですか。すみません。
すみません。
まちづくり協議会で、土地を所有している方が5名以上で協議会をつくることができるというふうに伺いました。この場合に、一部の大きな土地所有者の意見が優先されるようにならないのかがちょっと心配かなというふうに思うんです。また、マンションを借りている、あるいはアパートを借りている、一軒家を借りている、そうした方が協議会に入ることはできないというふうになってしまうかと思うんですが、広範な区民の参加を考える必要があるのかなというふうに思います。そういう観点からいうと、この
まちづくり協議会の参加要件というものは、少し検討する必要があるかと思うんですが、その辺はどうでしょうか。
◎
都市計画課長事務取扱都市整備部参事
土地の所有者の方はそうですが、
まちづくりの協議会等にご参加いただく場合には、最終的に今回の
まちづくり協議会をつくって取組をする中の大きな1つとして、地区計画という制度を活用していただくようなことを目指す協議会になりますので、そのときに提案制度という例えば制度を用いるようだとすると、土地の地権者ということがどうしても出てきてしまいます。ただ、それであっても、その提案するときには、そういう権利が必要になりますが、協議会の中に参加いただくことは、通常どなたがよくて、どなたが駄目というふうに言えないと思いますので、地域の方たちの多くの方に参加いただいて取組を進めることは可能だというふうに考えております。
ただ、その先のところのときには、それがちょっと分かれてしまいますので、そういう面では一定の自分たちの町をよくしていきたいという人の中でも、権利を持たれている人というのは、土地の所有状況に応じて少し変わってくるところはあると思います。
◆
山田ひでき
ありがとうございます。
あと恐らくこれは一つの地域につき一つの協議会というふうになっていくんだと思うんですが、例えば特定の方向で進めたいという人が5人固まってしまえば、それで協議会がつくれてしまうのではないか。ちょっとそれとは違う方向で話を進めたいという人が、協議会に参加できなくなるのではないかみたいなことの少し心配があるんですが、その辺はどうなんでしょうか。
◎
都市計画課長事務取扱都市整備部参事
確かに、そのような懸念はあると思いますが、その地域で自分たちの町をどういうふうによくしていきたいかということをご議論いただきながら、自分たちの町の将来像というのを見つめていただくことになると思いますので、特定の方の利益ということで都市計画を考えられるわけではございませんので、考え方が違うということは議論の必要がある話だと思いますので、そういうことを重ねた上で、よりよい
まちづくりをしていっていただきたいと思いますので、この人たちだけが集まってスタートするということがもしあったとしても、地域をどういうふうに捉えるかによっては全ての方たち、関連する人たちの議論により
まちづくりが進められると思いますので、そういう面では今のご心配というのは、それほど大きく考えなくてもよいというふうに私たちは思っておりまして、ただそういう部分をうまく区のほうの関われる部分としての仕事としては関わっていきたいというように思います。
◆
山田ひでき
では、区のほうでその辺は調整をするということでよろしいんでしょうか。
◎
都市計画課長事務取扱都市整備部参事
調整するということを前提にしてしまいますと、住民発意の、区民発意の
まちづくりの推進になりませんので、まず最初スタートするときにワークショップ形式とか、そういうもので都市計画または地区計画というのはどういうものであるかとか、そういう部分もいろいろご説明しながら、自分たちの目指す
まちづくりにどういう手法、どういう形でご利用いただいて
まちづくりが進めていけるかということの、まずそういう部分についてお話しすることができると思います。
そういう中で途中途中で、例えば疑問が生じたときに区のほうにも相談していただくことはできますが、考え方を極端に左右してしまうようなことに私たちが関わってしまいますと、地域の
まちづくりという面では少し語弊がございますので、その辺については地域の方々の発想に基づいて、ぜひ進めていただきたいというふうに思っているところでございます。
◆
山田ひでき
それと現在既に5つそういった
まちづくり協議会があって、動いているというふうに伺いました。その5つの協議会の、分かればで結構なんですけども、構成メンバーとして年齢層であるとか、あるいは社会的な階層であるとか、分かるようでしたらどういった人たちが参加されているのか教えていただきたいと思います。
◎
都市計画課長事務取扱都市整備部参事
今5か所で動かれている団体がございますが、まだこれからその方たちにもお話をした上で、協議会としての一定のこの取組への参加というか、認定をしていくことになると思いますので、それの個人情報的な部分にはまだなってしまうと思いますので、お話しするのは少し控えさせていただきたいと思いますが、町会を中心にしたりとか、そこに住んでいて地区計画化しようと過去に取り組んだときに集まられたメンバーの方でありますとか、あとは自分たちでもともとその地域で疑問を持たれてやり始めたいということで動き出した方たちとか、そのような方たちのグループというか、団体がそのような団体、
まちづくり協議会という形で今後区のほうが認定すれば、取組が進められるような形になっていくというふうに認識しております。
◆
山田ひでき
今ちょっと年齢層などが示されなかったんですが、町会の方が中心というようなコメントもありましたので、恐らく若年層や現役で働いている人たちは参加が少ないのかなというように思います。ぜひそういった若年層や現役で働いている人、あるいは子育て世代、そういった人たちも今後板橋区に住み続けていただくということで考えれば、そうした協議会にもぜひ参加していただきたいというふうに考えるのが普通だと思うんですが、その辺についてはどのように考えているでしょうか。
◎
都市計画課長事務取扱都市整備部参事
私たちの考えているところは、例えばでございますが、直近で問題が
発生する場合と将来的なことをにらんだ場合という、いろんな想定が時間的な部分で言うとあると思います。
例えば、そこにお住まいの方のご自分の
子どもたちのこと、もしくは孫の世代になったときのことを考えようとしたときには、いろんな層の方たちが自分の町をどうしたらいいかということを思われると思いますので、そういう発想に立てば年齢の今高齢だとか、若いとかと関係なく、町をどうしていきたいという視点に立てると思いますので、いろんな形態でのご参加とか、ご協力というか、そういう部分あると思いますので、極端な形にならないような年齢構成も含めて、将来を見込んだ
まちづくりが進められるようないい体制づくりに、私たちもそういう部分での考え方をまとめて、今後とも取り組みたいというふうに思っております。
◆
山田ひでき
ぜひ幅広い年齢層、幅広い階層の方が参加して、将来にわたって住み続けたいと思う板橋区、また区内の地域の
まちづくり、協議が進められるように、今後も工夫をしていただきたいというように思います。
以上です。
◆高沢一基
私も少し確認させていただきたいと思います。
施策の内容については、また条例案が提出されたときに指摘したいというふうに思いますけど、
パブリックコメントについてなんですけれども、先ほどの最初のご説明のときに、緊急事態宣言が出されているということもあって、図書館が閉館をしていたため、地域センターで18か所、公表資料を置いたというお話ありましたけれども、緊急事態宣言下なので、地域センターであってもなかなかお越しになる方は少ないのかなというように思うところはあるんですけれども、今回初めての試みということなので、その閲覧実績、地域センターにおけるですね。というのをもし把握されていましたら、お聞かせいただきたいと思います。
◎
都市計画課長事務取扱都市整備部参事
閲覧については、地域センターの方たちも今おっしゃっていただいたように、通常の業務、またコロナ禍の対応業務とかしておりますので、何か台帳をつけて閲覧したい人が何名来ましたとか、もしくは閲覧者が名前を書いてとか、そこまでは今回ちょっとお願いしなかった部分がございますので、ちょっと数字の把握は残念ながらできておりませんので、今後取り組むときには、そのような部分も踏まえて閲覧者、また意見をいただく方が多くなるような形で取組を進めさせていただきたいと思います。
◆高沢一基
今後のコロナの収束次第ということもあるとは思うんですけれども、閲覧場所についての新しい試みでありますので、ぜひ実態を把握していただいて、必要であれば拡充をしていっていただきたいと思いますけど、その一方で提出された意見、11名の方が提出いただいていますけど、直接提出が1名で、残りが電子メールと意見提出フォームで10名ということで、恐らくインターネットをご覧になってご意見をいただいて、資料もご覧になっているのかなというふうに想像されるところではあるんですけれども、これは今後のコロナの影響も含めて、大体ネット空間での活用というのは非常に増えてくるのかなという、年代の幅も広がってくるのかなという印象があるんですけれども、そういった中でこの
パブリックコメントを実施しているというのは、広報について広報紙に記載されているというのがありました。先ほども少し質疑ありましたけど。ネット上における、ネット空間における広報、これはどうなっておりますでしょうか。区のホームページに載るというのは当然ですけど、それ以外に例えばSNSの活用等、今、区が実施しているものもあると思いますので、その辺のネット空間での広報の実情についてお聞かせください。
◎
都市計画課長事務取扱都市整備部参事
ツイッターで2回ほど発信はしているところでございまして、今やった状況としては以上のようになります。
また、今後も今いただいたような部分を含めまして、多くのそういう媒体をちょっと研究させていただいて、少しでも多くの方に見ていただけるような状況はつくりたいというふうに思います。
◆高沢一基
ぜひですね、せっかく
パブリックコメントを行うんでしたら、ぜひ広く広報していただきたいと思います。
ツイッターを2回されているというのは、もちろん評価するところですけど、それ以外もたしか区はインスタグラムとかもやっておられたと思いますし、フェイスブックもやっているのかな、ちょっと分からないですけど。手段、媒体は多いほうがいいというふうに思いますので、しかもこれ費用がかかるものではないので、ぜひ積極的にSNSの活用についても広報においてやっていただければと思います。
以上です。
◆小林おとみ
ご質問の中で、従来からある
まちづくり協議会との関係を聞いている方がいらっしゃるんですけども、このマスタープランのほうにも171ページに、多くの
まちづくり協議会が活動していますというような文言もあるんですね。板橋区内で今現在活動している
まちづくり協議会がどういう種類のもので、どんなふうに活動しているかというようなことについて、資料をお作りいただけるかなと思っているんですけどどうでしょうか。
◎
都市計画課長事務取扱都市整備部参事
今、先ほど山田委員さんのときにもお答えしたんですが、これから制度等を条例化していく中で、地元の団体の方たちとも話をしていきますので、その方たちが今回の協議会に参加するかしないかということは、まだ明確になっておりませんので、それについてのコメントも含めた、ただ取組というのは実際に5か所取組をしている団体がございますので、それについては一定の取りまとめができると思います。ただ、それをこの協議会に参加するということを前提に使っていただくと、話が違う方向に行ってしまいますので、5つの団体についてどういう団体があるかについては、別途資料でお示しできればというふうに思います。
◆小林おとみ
お願いします。今の現状のマスタープランの中で協働、区民が主体で進んでいる
まちづくりというあたりの資料としていただければなというふうに思います。
それからもう一つは、
まちづくり憲章とか、ガイドラインとかというのは、実際板橋区にどれぐらいあるのかというのも知りたいんですけど、それはどうでしょうか。
◎
都市計画課長事務取扱都市整備部参事
具体的に今後こういうものをつくっていこうとしておりますので、今回はこれからつくっていくということになりますので、該当するという意味では、この
まちづくり憲章とか、地区ガイドラインというものはございません。ただ、いろいろ任意的な取組をされている部分は把握している部分がございますが、それは区の活動というよりは、そのグループなり、そういうところの活動でございますので、そういうふうな状況でございます。
◆小林おとみ
ということは、今現在、区としてつかんでいるものはないと考えたらいいんですか。
◎
都市計画課長事務取扱都市整備部参事
区として、区が関わったという意味でのそういうお知らせすることはございません。ただ、実態としては、いろんな地区計画とかをつくる際に
まちづくり計画とか、そういう意味で
まちづくりプランというものをまとめたりしているものもありますので、そういうものはいろいろ多くあると思いますので、それと今回、今後進めていこうというものがイコールというわけではございませんので、そういう意味で今後進めていくための
まちづくり憲章とか、地区ガイドラインに今該当するという形のものはないということでございます。
◆小林おとみ
あともう一つだけ、中身にちょっと踏み込んでしまいますが、大規模建築物のほうで言える、意見を言う、大規模土地取引に係る制度で土地の売却自体2,000平米、計画については5,000平米でしたか、そこのところをちょっと。なぜ2,000なのか、なぜ5,000なのかというあたりをちょっと聞いておきたいんですけど。
◎
都市計画課長事務取扱都市整備部参事
こちらにつきましての数字等につきましては、国土利用計画法とか、公有地の拡大の推進に関する法律というものが今もございまして、一定の届出とかをしていただいていまして、そういう部分で例えば2,000平米というのは、国土法の届出の対象の面積と整合している部分でございますし、5,000平米というのは大規模な土地という部分で捉えたときに、おおむね5,000でございますとか、あとは今後提案制度とかを利用する際に、0.5ヘクタールと言っているのは5,000平米でございまして、そういう部分との整合を図っているところでございます。
実際に建物を建てる際に、もしマンションとかを造るようであれば、5,000平米あれば100戸以上の住戸数も備えることになると思いますので、それも一定想定はしているところでございまして、関係する要綱等々の一定の整合を取っておるところでございます。
◆小林おとみ
あまり中身を聞いてもということなので、
パブリックコメントについて言いますと、寄せられた区民の皆さんの中で、専門家の方からのご意見などもかなりあったんでしょうか。ここも聞いておきたいと思います。
◎
都市計画課長事務取扱都市整備部参事
こちらの意見の中で内容的に専門家というか、
まちづくりをしっかり取り組んでおられる方ではないかなというふうな意見は幾つもございますので、その部分は把握しておりますが、その方を専門家と呼ぶかどうかというのは、そこまでの判定はしているところではございません。
○委員長
本件につきましては、この程度でご了承願います。
────────────────────────────────────────
○委員長
次に、
こども動物園草屋根の対応状況についてを議題といたします。
本件について理事者より追加の説明はありますでしょうか。
◎みどりと
公園課長
ありません。
○委員長
本件について質疑のある方は挙手願います。
◆
内田けんいちろう
よろしくお願いします。
本件につきまして、専門家の方から報告を受けたとありまして、主な意見というところ、原因に関するところ、事象に関する責任の所在であったりとか、提案等々を受けたというふうにあるんですけれども、その中で設計者、施工者、発注者それぞれに責任があるものと考えられるというふうに抜粋されて掲載されているわけでございますけれども、この中で専門家の方による分析、責任割合とか、数値化、見える部分で提示されているものがあれば教えていただきたいんですけども。
◎みどりと
公園課長
責任割合、具体的に何割ずつというような数値での意見というのはございません。
ただ、責任の順番として、業者の方のうちの1者の方につきましては、発注者である区、また設計者、施工者、その順で責任があるというふうに考えるというようなご意見はいただいております。
◆
内田けんいちろう
ありがとうございます。
実際に追加の費用が
発生してしまっており、それが税金が使われてしまうというところを鑑みますと、やはりこのいただいたご意見、責任の所在であるとか、分析しているということは、これをもって話合いであったり、その費用分担であるとか、そういった話になるということでお考えなのでしょうか。
◎みどりと
公園課長
現在、主に設計者のほうとは文書で協議を行っております。今まで10回ほどやり取りをしているわけですけども、その中で設計に当たっての考え方、今回の事象における考え方、責任について今文書でやり取りしながら協議を進めているところでございます。
今後、具体的な損害賠償部分について、具体的な協議をしていきたいなというふうに考えております。
◆
内田けんいちろう
ありがとうございます。ぜひ話合いの中できれいにここを解決できる方法というのを導き出していただければなというふうに考えております。
最後に1点だけ。このリニューアルに向けての工事の進捗状況をお伺いいたします。
◎みどりと
公園課長
資料2にございます。2ページをご覧いただけたらと思います。
現在、撤去工事のほうは全て8月1日の時点で完了してございまして、現在草屋根の再工事を行っているところでございます。
飼育ステーション棟につきましては、8月4日に中間検査が完了しているということで、参考として白黒のコピーの写真のほうをおつけさせていただいておりますけども、4枚の写真の左上のところですね。こちら飼育ステーション棟になりますけども、白黒でちょっと分かりづらい点ございますが、芝張り等まで全て完了し、足場まで撤去されている状態でございます。
また、それ以外の建物につきましては今施工中ということで、足場が組まれている状況でございますけども、写真の左下の複合施設の畜舎の上部につきましては、ほとんどが芝張りまで終わっている状況でございます。
残りの畜舎以外の庭球場の部分ですね。写真右下の部分になりますけども、これは人工土壌が全て整備されて完了したということで、これから芝張りの工事が行われるというような状況になってございます。
また、右上の部分、事務所棟になりますけども、こちらの部分は現在排水設備の基盤を今整備をしているということで、今後、人工土壌を乗せて芝張りを行っていくということで、おおむねの工事としましては、9月の中旬には大方工事は完了できるのかなと。その後検査の上、引継ぎというような形になってございます。
工期のほうは10月30日までというような契約工期になってございますけども、前倒しして完了できるのかなという形で、今現在工事のほうが進んでいる状況でございます。
◆
内田けんいちろう
ありがとうございます。
こんなご時勢ですから、やっぱり明るいニュースが欲しいなというのは区民の方々も思っているところ、我々も思うところでございますので、適切な段取りを踏んでいただき、すぐにできるだけ早い段階で、オープンできるという明るいニュースを聞かせていただけるようにしていただければと思います。答弁は結構でございます。ありがとうございます。
◆
山田ひでき
よろしくお願いします。
専門家の方からの検証委託意見書まとめというのを受け取りました。結構辛辣なことも書かれているかと思うんですけれども、この分析の結果について、区としてどのように受け止めたのかについてお示しいただきたいと思います。
◎みどりと
公園課長
原因につきましては、設計の考え方についてやはり改めて問題があったのではないかということが、しっかりと後づけされたのかなというふうに思っております。
当初、私どものほうも今回の設計の在り方について、水を逆に草屋根の部分にため込むような構造で、排水設備がないというようなことが原因ではないかということでご説明を差し上げてきたわけでございますけども、改めてそういった排水設備の不備というものについて大きな原因であったということが、しっかりと専門家の方からもご意見をいただけたのかなというふうに考えております。
◆
山田ひでき
ぜひそういった反省をしっかりと今後に生かしていただきたいなというように思います。
今回のこの
こども動物園草屋根の崩落事故について、まだ原因の意見書はいただいたけども、区として発表できる段階ではないかとは思うんですが、まとめられた際には、これはきちんと区民に対して広報されるものと考えてよろしいでしょうか。
◎みどりと
公園課長
当然、今後の交渉になってくるわけですけども、損害賠償ということになれば、その金額によりますけども、当然議会のほうに上程させていただくというような手続になります。
また、予算等についても、歳入の予算という形で議案として出させていただくような形になります。そういった中で、区民の皆様にもご説明させていただくというような形になるかと思います。
◆
山田ひでき
そもそもは今年度当初で開園予定だったものが、来年1月というふうになっていますので、そういったなぜ遅れているのかも含めて、逐次やはり区民への広報というものは非常に大事なのかなというように思います。
ぜひどういったことが起こったのか、調査中であるならば調査中であるとしても、きちんと区民に広く知らせる必要あるのかなというように思いますので、ぜひその辺をしっかりとやっていただきたいというように思います。
以上です。
◆高沢一基
よろしくお願いします。
まず、崩落の原因についてのところなんですけれども、今回の専門家の4名の方のご意見によると、基本的に排水の不備というところで土壌も一緒に水とともに、雨水とともに流れて落ちてしまったというお話になるんですけれども、実際の事故が起こったときなんですけれども、実際草屋根が流出しなかったところもあるわけですよね。そのしなかったところとこの流出してしまった部分のその違いについては、何か専門家の中でご意見というのは出ておりましたでしょうか。あるいは、区として何か分析をされているかお聞かせいただきたいと思います。
◎みどりと
公園課長
施工の時期につきましては、大きく違いはなかったということで、施工の時期云々による今回差が出たということではないのかなというふうに考えております。
ただ、やはり雨の吹き方、風の吹き方、これはやはり近隣の建物の状況とか、樹木の状況とかによって、やはり大分詳細なところでは違いがあったのかなということで、そういった面で崩落したところ、しなかったところが出たのかなというふうに推測をしております。
◆高沢一基
ということは、その草の芝生というか、根が張っていたから大丈夫だった、根が張っていないから駄目だったというわけではなくて、施工の時期ではなく、風雨の状況によって、地形によって変わったというふうに今認識を示していただいたんですけれども、そういったことであると、逆に言うとどこであっても起こり得る状況であったのかなというふうに思っているところであります。
その中で当初、責任の問題のところになるんですけれども、今回のこの意見を拝見しますと、設計者への責任を指摘される方が多いのかなというところがあります。常識的に見て、崩落流出が起こることは明らかに予見できるレベルというような厳しいご意見もいただいているようでありますけれども、それとともに発注者の責任というのも当然あるのかなというように思っております。
今回この草屋根を実際こういう形でやろうという企画が出て進めるときにあって、板橋区としては同様の事例を調査研究されていると思うんですけれども、どういった検討をした上でこの草屋根を実施しようというふうに、発注されるときにご判断されたかお聞かせいただきたいと思います。
◎みどりと
公園課長
今回平成27年にプロポーザルで草屋根の提案を受けながら、28年に基本設計、また29年度に実施設計を行ってまいりました。その中で、プロポーザルの中で草屋根の提案があったわけでございますけども、基本設計実施設計の中で全面的な建物への草屋根の検討をしてきたわけでございます。
そういった中で今回特殊な事情としてヤギを乗せるということ、またメンテナンスにコストをかけないで済むようにということで、メンテナンスフリーというようなことなどの条件等もお示しさせていただきながら、専門家である設計会社のほうに構造等を検討していっていただいたわけでございますけども、結果、設計事務所のほうの今回の構造の提案に対して、しっかりと区のほうでも検証し切れなかったというところは、反省すべき点があるのかなというふうに考えております。
今回、同様の事例というのは国内にはなかったということで、いわゆる新しい工法での設計だったということで、そういった面から言えば、もっとしっかりと調査をしながら、安全性の確認がなされるべき点があったのかなというふうに考えているところでございます。
◆高沢一基
新しい事例であったのでという話もありましたけれども、ただ新規でやるからこそ、やはり類似の事例であるとか、類似の建築等も含めて、それは調査されるのが責任あるやり方なのかなというように思っているところでありますけれども、今のご答弁の中で、設計のほうの提案をそのままのんでしまったということについての言葉もいただきましたけれども、そういった面においては、やっぱり設計者の責任というのは当然重いとは思うんですけれども、それを見抜けなかったというところ、それはやっぱり発注者として大きな責任があって、その発注者の責任というのは、民間のところでしたら自分のお金が損をするという話ですけれども、これはやっぱり税金を運用している地方自治体としては、それを改修するのにもまたさらに莫大な税金が投入されるということになると、やっぱり納税者への説明していく中においては、発注者の責任をしっかりと検討する必要があるのかなというように思うんですけれども、今後についてはこの意見書を受けて、先ほどの賠償云々という話とは別に、区の発注責任についての何か検証というのはどのような作業でされていくのか、もし今現時点でお話しできるところがありましたら教えていただきたいと思います。
◎みどりと
公園課長
区の職員のほうにつきましては、やはり区の服務等の基準等に基づいて今後、何か問題があったのかどうか、責任が問われるべき事象だったのかどうかというのが、話が出てくるのかなと思っております。まだ現在の段階では、そこの検討の段階までには至っておりませんけども、まずは今優先すべきは設計会社との協議を進めながら、損害の賠償について協議を深めていくというところを今優先させていただいているところでございます。
◆高沢一基
過失の度合いがどうなのかということもありますが、それによって処分云々という話であるんですけど、私が言いたいのは、その処分という話ではなくて、やっぱりこういう事例を出してしまったので、今後こういったことを起こさないためには、先ほどの事前の提案を受けた時点での調査研究も含めて、そういったものをしっかりしていれば防げた事例なのかなというふうに思っているところなので、ぜひそこは当然部内で検証されているとは思うんですけれども、しっかり今後起こらないような教訓になるような検証作業というのはしていただきたいなというように思うのと、あとその中でちょっと私もこれ意見としてなんですけど、こういった事例が起こると、今後新規の新しい手法を取り入れようという発想がなくなってしまうというこれもやっぱり私、行政の硬直化になってしまうと思うので、避けないといけないというように思いますので、逆に安全安全という、先例のあるもの先例のあるものという話じゃなくて、ぜひ新規のものに挑戦する、だけど挑戦するときには、その事前の調査研究が必要なんだよという、そういった体制風土をこれをきっかけにつくっていただきたいというように思っておりますが、そういった意見についてはどのように今お考えでしょうか。よろしくお願いします。
◎みどりと
公園課長
今回、設計者の提案をしっかりと検証できなかったというところで、反省すべき点があるということでございます。区の職員の特に技術者の技術力の向上というのが、まずは第一なのかなというふうに思っております。
当然新しい技術への挑戦、チャレンジというようなスキルも維持していかなければいけないと思っておりますので、そういった点につきまして、部内だけではなく、全庁的な取組というのを行っていければというふうに考えております。
○委員長
委員会の途中でありますが、議事運営の都合上、暫時休憩いたします。
なお、再開は1時といたします。
休憩時刻 午後零時02分
再開時刻 午後零時57分
○委員長
休憩前に引き続き、
都市建設委員会を再開いたします。
質疑を続けます。
質疑のある方は挙手願います。
◆高山しんご
午後もよろしくお願いします。
損害賠償責任のところだけ伺わせていただきます。
まず、3ページ目の委託件数4件というところなんですが、これは4者から調査・分析結果をいただいたということでよろしいんでしょうか。
◎みどりと
公園課長
委託件数4件とございますけれども、専門家の方4者からの意見書を提出していただいております。
◆高山しんご
ありがとうございます。
次に、損害の範囲、区としてどのように考えているのかというところなんですが、今まで調査、分析で91万3,000円で、1ページ目にあるとおり、草屋根の工事で6,949万円かかっているというところなんですけれども、区として損害の範囲というのはどのように考えているのか、お示しください。
◎みどりと
公園課長
今回の崩落につきましては、全体900平方メートルほどの草屋根の部分のうち、約226平米ほどの箇所が崩落をしております。最低でもそこの崩落について復旧する必要があったわけでございますけれども、そこの部分については最低でも損害賠償の範囲なのかなというふうに考えております。
◆高山しんご
ありがとうございます。
最後に、これから具体的な損害賠償責任の割合ですとか、そういった具体的な話があるということだったんですが、最終的に当事者間でお話しになって、そこで話がまとまればそこでということで、訴訟の可能性ももしかしたらあるということかもしれないんですが、最終的に、当事者間でお話合いでまとまった場合の最終的な結果の決裁権者というか、どなたがその割合でいきましょうということをお決めになるのか、区の中で誰なのかということを教えていただければと思います。
◎みどりと
公園課長
最終的な金額でもございますけれども、議決をいただいての和解というような形になるかというふうに考えております。
◆高山しんご
そうじゃなくて、区でこれだけの金額というのを議会に提出する前の金額を決める方というか、それは誰ですかということなんですけれども。
◎みどりと
公園課長
最終的には区長の判断になります。
◆高山しんご
ありがとうございます。先ほど来ありますとおり、税金が使われているということが重要だと思いますので、引き続きしっかりと話合いのほうを進めていただければと思います。
以上です。
◆小林おとみ
今回は屋根のことで新しい取組、新しい挑戦、しかし、それが本当はかなりの大きな問題があったことが見抜けなかったというような問題があって、大きな反省の上でこれから取り組まれると思いますが、私、心配しますのはその後、屋根はこれから改善されるんでしょうけれども、ヤギが屋根に上る、それからこの程度の広さで草屋根を管理するというようなこと、この勾配でというようなことで、今後の管理の問題で、本当に安全にこれから維持管理していけるのかどうかというところも大変心配するところなんです。その辺について新たな考え方などが区のほうで示されているなら教えていただければと思っています。
◎みどりと
公園課長
ヤギにつきましては、まだ動物のほう、現地のほうには戻ってきていないわけですけれども、9月下旬には畜舎のほうにヤギのほうを戻しながら、オープンに向けた調教を行っていく予定になってございます。そういった中で草屋根の部分についても安全に上れるような状況になることを確認しながら、実際の行動展示を行っていくということになります。
ついては、今リニューアルオープンの予定、資料のほうでは1月というふうになってございますけれども、工事のほうも今早く進んでおりますので、12月、早い段階でリニューアルオープンをしていきたいなというふうに今、調整も行っている次第でございますけれども、場合によっては、行動展示につきましてはもう少し安全性を確認した上での展示というような形になりますので、リニューアルオープンに合わせてヤギの行動展示ができるかどうかというのは、それはしっかりと安全を確認した上でということで考えてございます。
あと、建物の屋根の安全な維持管理につきましては、今指定管理者で管理のほうを行っていただいているわけですけれども、草屋根のところの草刈り等につきましても、年に二、三回の草刈り等を行う予定になってございます。その業務の中でしっかり安全管理を行いながら作業を行っていただくということで、その際、足場等はやはり当然ないわけなんですけれども、命綱等をつけながらの作業等、その辺の安全対策については徹底していきたいなというふうに考えております。
◆小林おとみ
大きな広場で大きな山の中でやっているわけじゃないので、狭いところでかなり急勾配の中での管理になるので、行動展示もそうですし、命綱をつけながらの管理というようなことになると、大変安全性も心配されますので、ぜひその点での注意をよろしくお願いしたいと思います。
以上です。
○委員長
本件につきましては、この程度でご了承願います。
────────────────────────────────────────
○委員長
次に、
赤塚植物園農業園の運営状況についてを議題といたします。
本件について理事者より、追加の説明はありますでしょうか。
(「ありません」と言う人あり)
○委員長
本件について質疑のある方は挙手願います。
◆
内田けんいちろう
よろしくお願いします。
1点だけお尋ねいたします。今回、この資料を読ませていただきますと、多くのイベントが中止になってしまったという状況があるかと思います。様々なイベントが中止になるということで、畑、土地自体は使われていない状況というのも生まれてくるのかなというふうに推測しておりました。この空いている土地の
有効活用、10月頃に親子参加区画の導入などと書かれているのがこれに当たるのかなと推測しておりましたが、このあたりのご説明をお願いします。
◎みどりと
公園課長
畑の活用につきましては、コロナの中での暫定運用というような形になってございます。委託業者のほうで直接の作付等を行いながら、作業のほうは今行っているところでございます。そういった中で、状況を見ながらこの正規のプログラムへの復帰を目指しているところではございますけれども、しっかりと、それまでの状況につきましては、暫定運用という形で委託業者による管理を行っていくというような形になってございます。
◆
内田けんいちろう
ありがとうございます。
この親子参加区画の導入というのは、具体的にどういったものなんでしょうか。
◎みどりと
公園課長
まだ具体的に区画の面積等と、また募集の方法等については、こういう状況ですので具体化はされておりませんけれども、一定の面積を親子参加で作付から、また収穫までに使っていただくと、親子で農作業を体験していただく、そういった区画を設けていきたいなというふうに考えております。
◆
山田ひでき
すみません、よろしくお願いします。
農業体験プログラムというのをやっているということで、これ、非常にすばらしい取組なのではないかなというように思います。募集した結果、参加団体が小学校が2校、保育園が5園ということで参加されているということなんですが、やはりこういった取組、やってみたいという学校や保育園などが増える可能性もあるのかなというふうに思うんですけれども、もしそういった農業体験プログラムをやってみたいという団体が増えた場合には、ここだけで対応ができるのかどうか、また園を拡張するようなことが考えられるのかとか、その辺をお伺いしたいと思います。
◎みどりと
公園課長
今回、小学校2校、また保育園、区立保育園ですけれども5園の参加ということになってございますけれども、実は小学校につきましては、全校を対象にアンケートを行いまして7校からの希望がございました。その中で3校を選定させていただいたわけなんですけれども、実質、コロナの状況で学校のカリキュラムが変更されるというような中で、実質2校の参加というような結果になってございます。また、保育園につきましては、保育サービス課のほうと協議をしながら、近隣のお散歩の範囲で来れる園というような形で5園を選ばせていただいております。
今後につきましては、できるだけ多くの児童、保育園児に農業体験をしていただきたいなとは思っておりますけれども、ただ、面積の拡張というのはやはりちょっと難しい状況ですので、限られた面積の中で参加していただける学校・園数というのはやはり今想定している範囲の程度なのかなと思っておりますので、ただ、今後、希望等も踏まえながらどういった学校、保育園に参加していただくかどうかというのは、その選定の方法につきましては、今後検討してまいりたいなというふうに思っております。
◆
山田ひでき
なかなか都会に暮らしていながら農業体験をするという機会が非常に貴重な機会だというふうに思いますので、ぜひたくさんの児童が、
子どもたちが体験できるようにいろいろ工夫していただきたいと思います。
以上です。
◆高沢一基
よろしくお願いいたします。
私も、この農業体験というのは非常に情操教育的にもやっぱり大切なものではないかなということでずっと言ってきました。水田も造ってほしいというようなこともかつて質問をさせていただいたりとかしていたんですけれども、そういった中でこういった赤塚植物園の農業園ができたということは本当にうれしいところであるんですけれども、5月30日の開園ということで、今お話にもありました新型コロナの中なので非常に残念なところがありますけれども、その中で農業体験プログラムも、この場所では今できない状況ですけれども、進んでいるという話がありました。
今ちょっとご答弁でもありましたけれども、応募の状況をちょっとお聞きしたいと思ったんですが、7校が応募があって、小学校についてはということですよね。3校が採用されたということなんですが、その7校から3校に絞り込むときの選考方法というのはどのようなところでやられたのか、そのあたりをまずお聞かせください。
◎みどりと
公園課長
7校あったわけでございますけれども、それぞれ希望していただいた学校に直接赴きながら打合せをさせていただいて、やはり植物園との学校との距離というものがやはり重要だったのかなということで、その辺を考慮させていただいて決定させていただいた次第でございます。
◆高沢一基
距離という話ですけれども、中台小は結構距離があるのかなという印象があるんですけれども、また今の選考の方法ですと、距離という判断になると、周辺の学校だけということなんですかね。その辺についてはどうお考えなのか、お聞かせいただきたいと思います。
◎みどりと
公園課長
現地のほうには当然スクールバス等の駐車場等もございません。基本的には徒歩でおいでいただいてというような形になりますけれども、中台小学校、実際ちょっと現地のほうに赴いて今体験作業をしていただいているわけではないので、実際現地のほうで作業ができるような状況になったときにどのような形でご来園いただけるかというのは、ちょっとまだ確認はできていないわけなんですけれども、いずれにしましても、これから参加していただく学校につきましては、やはり徒歩でのご来園というようなのは基本になってくると思いますので、そういった中で学校のほうの考え方等も確認しながら、どういった学校に来て参加していただくのかというのは調整をしていきたいというふうに思っております。
◆高沢一基
ちょっとそこもなかなか難しい課題があるかとは思うんですが、もちろん新型コロナウイルス感染症が収束しないと通常にはならないわけですから、難しいと思うんですけれども、将来的な話としてなんですけれども、特に、やっぱり距離的に逆に離れているところのほうが、赤塚周辺よりもやっぱりちょっと、言い方は難しいですけれども、緑が少ない地域が遠いところになるとあるわけですよね。そういうところのほうがやっぱり体験をしてもらいたいという需要もあるかと思うので、その辺の、移動も含めてなんですけれども、何らかのやっぱり支援というか、考える必要があるのかなと思うんですが、そのあたりについてはどのようにお考えでしょうか。
◎みどりと
公園課長
十分参加の意向のある学校のほうとは、その辺の移動の方法等も確認しながら打合せを進めさせていただきたいなとは思っておりますけれども、現地のほうはやはり駐車場というのがちょっと整備されていないものですので、ただ、小型のマイクロバス程度ですと、今ある赤塚植物園の入り口、裏口のほうに1台程度は止めるスペースも確保できるようなところもありますので、そういったところの駐車場の整備というような課題も今ありますので、それも含めて今後も検討していきたいなというふうに思っております。
◆高沢一基
ぜひその辺、課題、調整していただいて、ちょっと取り組んでいただきたいな。例えば、送迎についても、行くときだけレンタカーを借りてあげるとか、運転手さんももちろんそうですけれども、そういったことで送迎の支援をするというのも1つかなと思うので、学校ごとの判断でやりなさいというだけじゃなくて、せっかくいい授業だと思うので、多くの学校が参加できるようにしていただきたいなと思うんですが、あと、それに伴って、現在、中台小学校さんと紅梅小学校さんなんですけれども、これは1年ごとなんでしょうかね、この農業体験プログラムの参加というのは。今後、この交代、変更というのはあるのか、そういったことをまずお聞かせください。
◎みどりと
公園課長
まず、今回につきましては、1年間ということでお願いをしておりますので、また切替えの時期にアンケート等を取りながら改めて決めていきたいなというふうに考えております。
◆高沢一基
ぜひ、重ねてになって申し訳ないですけれども、学校や保育園、多くのところが希望があった場合ですね、多くのところが参加できるようにいろいろご配慮していただきたいと思いますので、よろしくお願いします。
以上です。
◆大田ひろし
すみません。なかなか言う機会がないものであれなんですけれども、あずさわスポーツフィールドも式典も何もなく進められ、この赤塚農業園についてもかなりのお金をかけたにもかかわらず、地元の私自身もまだ見に行っていないんですけれども、地元なんですけれども、開園してからまだ行っていないということもあるし、今言ったこども動物園のオープニングなんかもこれからまた検討しなきゃいけないという中で、今やっぱり国は、3密をしっかり守って、昨日もちょっと講演を聞いたんですけれども、3密という言葉は、今WHOの世界保健機関の中でもこの3密の概念を取り入れて、やっぱりいかに普通の暮らしに戻せるかということにやっぱり発信を強めているような状況があります。やっぱりあとマスクの効果ですね、やっぱりマスクをきちっとしていくことでかなりのことというのは食い止められるというのが、医学者の見解も昨日聞いたところなんですね。
そういったところから考えると、これだけお金をかけて、本来であれば、何もなければ、イベントをやって区民にも周知して、ホームページ等々でがんがんやっぱりやって、皆さんの税金でこんないいものができたというか、こういう場所ができたんですよということもアピールできる機会なんだけれども、そういうものが全部喪失されちゃったわけなんですね、なくなってしまっているという。ここら辺の考え方を、ここに係る経費をコロナ対策に回すという考え方もあるかもしれないけれども、やはりある程度3密を守った中での新しいやっぱりオープニングだとか、こういったことについてはやっぱり検討していかなきゃいけないんじゃないかなと私は思っているんです。
これは部長に言って、やはり庁議とかで意見があれば言っていただければというふうに思うんですけれども、今後、例えば全くなかったんだけれども、来年は例えばみどりの日とか板橋の環境イベントがあるときに加えて、もう一回何かをやるとか、だから特にあずさわフィールドなんて相当なお金をかけてやっていて、地域の人たちは知っているかもしれないですけれども、多くの方たちはほとんど知らないですよね。
というようなことも含めて、土木だけではないんですよ。来年は中央図書館なんかも当然控えていますし、そういったことがこれから、どんどんお金をかけて今までやってきたものが周知されずにとどまっていることが非常に僕は問題で、もう少し積極的にといったらおかしいんだけれども、できる範囲の中でもっと検討すべきじゃないかという意見を持っているんですが、ここら辺の考え方というのは、例えば土木部長なんかは庁議とかに出ていて、これからのイベントはどういうふうにしていこうかという、そういう方針とか、そういうものというのはちょっと今あるのか、ないのか、ちょっとそこだけちょっとお聞きしたいんですが。
◎土木部長
ご質問の点ですけれども、このコロナ騒動といいますか、対策が始まって以来、危機管理部局と、それから医療部局、それから健康部局が両立しながら、協力しながら、健康危機管理本部というのを全庁的に立ち上げまして、その中で様々な検討を行ってまいりました。状況が変化するときに合わせまして、区としてのイベントですとか会議等の基準を決めております。現状の段階は、ご承知のとおりはっきりしないような、解決に向かっているのか、また第2波、3波が来るのかというような状況がはっきりしない状況ですので、今のところ、以前の基準を使いながら、それぞれその基準の範囲内で判断をしているという状況です。
今委員がおっしゃったように、これからの状況を見ながら当然経済の回復も考えていかなきゃいけませんし、具体的におっしゃられたような区の施設の活用の推進、こういったこともしていかなきゃいけないということですので、今後の状況を見ながら、ただしそれぞれの所管課で、あるいは施設管理者が行動してしまいますと、統制が取れない状況が出てまいりますので、基準を取りながら安全と活用を両立させるように、今後も会議の中でいい方向を見つけていくことになろうかと思います。
会議の状況ということでしたけれども、常にそういったような方向性で討議あるいは決定がされておりますので、ご心配いただかないようにお願いをしたいと思います。
◆大田ひろし
心配していただかないようにというよりは、全くそういうものがない状況なので、できる限りのもの、例えばこんな外でやるものであれば、例えば区長とか所管が、少し代表がいて、区議会の地元の例えば人がいて、地域で声をかけたらそれほどの多くの方でなく来れたと。それは強制でも何でもないというようなことも、例えば外でやる場合、今野球が5,000人でドーム等々でもやっていますけれども、それがいいとは言えないにしても、本当の小単位であっても何か残すことはできるんじゃないかと思うんですね、そのときに。
できたときの翌年、翌々年とかというわけにはいかないと思うので、そこら辺の考え方をもう少し、区としてはイベントがあるわけだから、様々な、そこでやっぱりいろいろ検討するということをオーソライズしてほしいと僕の意見ですので、今日はたまたま
都市建設委員会のところで、土木部であったものをちょっとテーマにさせてもらいましたけれども、ぜひその辺は部長のほうからでも上げてもらえればありがたいなと思いますけれどもね。意見だから難しいんだから、いいですよ。それで、そういう要望です。
◆小林おとみ
私、ちょっとたまたま近くまで行く機会があって、寄ってきたんですけれども、この入り口の両側のところは、植えているのが大体ハバネロとかトウガラシとか、辛いものばかりが植えてあるんですけれども、これは何か虫がつかないようにとか、そういう意味なんでしょうか。収穫するのかな、どうするのかなと思ったんですけれども、分かりますか。
◎みどりと
公園課長
この入り口の両脇につきましては、畑というよりかは、いわゆる花壇のようなものということで、野菜の見本園ということで、ポタジェとかといったりとかもしておりますけれども、収穫が目的の場所ではないということです。ですので、逆に野菜というのは、なかなか花が咲いている状況とかというのがなかなか見る機会というのが少ないのかなと思いますけれども、この場所につきましては逆にそういう収穫をしませんので、例えばニンジンの葉が大きく育って花が咲くとか、そういったような状況を見ていただく、観察していただくというようなことで整備をしているところでございます。
また、植えているものにつきましては、時期を見て新しいものに植え替えていくというような形での場所になってございます。
◆小林おとみ
今、夏はハバネロ、トウガラシ系がいいのかなと、きれいだしということなのかな。じゃ、それは季節季節でよろしくお願いしますと。
あと、正面から左側に、植物園に向けて通り抜け道路、通路を造ってほしいという声が地元にあるようなんですけれども、それは何か検討されるようなことはありますでしょうか。この左側、すみません。
◎みどりと
公園課長
委員おっしゃられているのは隣接する赤塚植物園、いわゆる万葉・薬用園のほうにつながる入り口ということかなと思いますけれども、そちらにつきましてはこれから時期を見て接続するような工事を進めてまいりたいというふうに考えております。
◆小林おとみ
最後に、この植物園と農業園と全部一体で委託管理しているというふうに聞きましたけれども、委託はどこに委託しているのかというのと、全体として、今年、委託の仕様の中で、農業園での委託というのがどういうふうに書き込まれているのかなというのを知りたいです。
◎みどりと
公園課長
管理業務のほうは、本園の部分と含めて農業園の部分を併せて1者に委託業務を発注しております。日本パブリックサービス株式会社東京支店さんのほうに委託契約を行っておりまして、現在の契約額というのは3,982万円というような形での業務委託を行っております。
◆小林おとみ
その今の金額をおっしゃったのは、この農業園の部分だけですか、それとも植物園も全部含めてですか。
◎みどりと
公園課長
全体での金額になっております。
◆小林おとみ
それと、ここで言う裏面の②で、農業園で栽培した野菜を各学校や園に持っていったりとか、それから農業園で植付けしたりとかと、区でとかと書いてありますが、この区がというのは、委託業者のところでやっているというふうに考えてよろしいんですよね。
◎みどりと
公園課長
そのとおりでございます。
○委員長
本件につきましては、この程度でご了承願います。
────────────────────────────────────────
○委員長
以上をもちまして、
都市建設委員会を閉会いたします。
ありがとうございました。お疲れさまでした。...