選挙管理委員会事務局長
湯 本 隆 監査
委員事務局長 岩 田 雅 彦
政策企画課長 篠 田 聡
財政課長 小 林 緑
総務課長 織 原 真理子
防災危機管理課長 関 俊 介
事務局職員
事務局次長 丸 山 博 史 書記 戸 田 光 紀
企画総務委員会運営次第
1
開会宣告
2
理事者あいさつ
3 署名
委員の指名
4
議案審査
議案第40号 令和元年度(平成31年度)東京都板橋区
一般会計補正予算(第5号)(3頁)
5
閉会宣告
○
委員長
ただいまから
企画総務委員会を開会します。
────────────────────────────────────────
○
委員長
初めに、理事者
のご挨拶をお願いします。
◎
政策経営部長
恐れ入ります。本日、
追加議案の審議
のため、本会議を休憩いただきまして、
企画総務委員会をお開きいただきまして、どうもありがとうございます。
本日
の議案でございますが、
一般会計補正予算(第5号)でございます。ご審議
のほど、よろしくお願い申し上げます。
────────────────────────────────────────
○
委員長
次に、署名
委員を指名いたします。
高山しんご
委員、山田ひでき
委員、以上お二人にお願いします。
────────────────────────────────────────
○
委員長
それでは、
議案審査を行います。
議案第40号 令和元年度(平成31年度)東京都板橋区
一般会計補正予算(第5号)を議題といたします。
本件につきましては、午前中に行われました
議案説明会において説明を受けておりますので、説明を省略し、直ちに
質疑等に入りたいと存じます。
それでは、
質疑等のある方は挙手願います。
◆
川口雅敏
何点かお尋ねします。今回
の補正予算は、私は
新型コロナウイルスの感染症対策の補正予算が出てくるものかなと思ったんですけども、その検討はしなかったんですか。
◎
財政課長
今回
の新型コロナの部分について
の検討はしてございます。で、
予備費の関係と、
あと流用、その財源を探して
流用財源のところで、第1弾
のところで間に合うだろうと、それと学校だとか、そのほか
の保健所関係の経費について、
予備費の残額が1億8,000万ばかりありましたので、そのほうで対応ができると、こちら
のほう
の期間が2週間、実際に始まる
のが2週間という、その期間を考えますと、その間に執行できる金額もおおむね
の金額ですが、1億8,000万あれば足りるというところで見込んで、現
年度予算で対応していくというところを決めたところでございます。
◆
川口雅敏
先ほど堺部長から説明を受けたとき、今年度も本当もう残すところ何日もない。その中で、2,700万円
の予算を執行できる
のかどうか。どう考えますか。
◎
区民文化部長
よろしくお願いいたします。この事業は、国
のほうで全国
の自治体がこの
マイナンバーカードの発行業務を委任しております
地方公共団体情報システム機構、こちら
のほうから
発行業務の経費に合わせまして請求が来まして、これに基づいて区
のほうで、板橋区以外
のほか
の自治体もそうなんですけれども、
負担金として支払うという仕組みになっておりまして、年が明けて、今年になりましてから、ある程度
の精度を持った
請求額と、
請求見込額というものがこの
地方公共団体情報システム機構、通称J−
LISといいますけれども、このJ−
LISのほうからございまして、その額と予算
の現額と照らし合わせますと、この2,700万、これを補正で計上しないと、なかなか支払いに滞りが出る
のではないかということで思っておりますので、これは実際
の決算額はどうなるかという
のはあると思うんですけれども、ある程度
の精度で支払う、そういう見込みが立つ、そういった額というふうに思っております。
◆
川口雅敏
個人番号カードの取得
の促進策として、これ区独自
の何か方法、方策は何か考えたことはあるんですか。考えることがある
のかどうか、その辺いかがでしょう。
◎
区民文化部長
マイナンバーカードの発行
の促進につきましては、区独自では
コンビニ交付の推進でありまして、昨年度は、直近
の話で言いますと、従来
の住民票等にプラスして、戸籍
の証明書も取れるように区独自で取り組んでサービスを向上して、
発行率の向上を目指しているといったところもありますし、また、いろいろな
区民まつり等で
コンビニ交付の体験会をやったり、そういったものをしてきたところです。
併せまして、令和2年度につきましては、既に当初予算
のほうで計上しておりますけれども、今度は新たに
マイナンバーカードの交付に係る専門
の係を、組織を作りまして、ここ
の職員が区役所から出向いて、出張して申請を受け付けると、これで発行
の促進に資すると、こういった取組も区独自で行う予定でございます。
◆
川口雅敏
はい。
◆中妻じ
ょうた
まず、お伺いしたい
のは、今年度
の計上されている2,700万円を足してもいいんですが、この2,700万円は、要は足りない分、不足分を計上するものだと思いますので、来
年度予算に計上する予定だった分も含めたJ−
LISの改修費用全額は幾らでしたでしょうか。
◎
財政課長
失礼、お待たせしてすみません。全額は
補正額を2,700万で、補正前
の額が5,437万円ですので、8,137万円になります。
◆中妻じ
ょうた
今、ぱっと聞いただけでも30%ぐらいですかね。それぐらい、要は積み増した感じですよね。それ、随分な額だと思うんですよ。これは板橋区
の責任ではないとは思うんですけれども、何でそんなに見積額に差が出ちゃうんですか。ちょっとそこら辺、把握してる範囲でもうちょっと教えていただけませんか。
◎
財政課長
今般、
マイナンバーカードの発行促進というところで、J−
LISのほうが
発行体制の強化を図るというところがございます。聞いている話ですけども、向こう
のほう
の申請受付の発行体制強化ということで、
建物設備の拡張、
システム増強、
コールセンター人件費の増強と、
コールセンターで
の受付を速やかにするというようなところで、大きなところがございまして、そちら
のほう
の必要経費だというように聞いてございます。
◆中妻じ
ょうた
そうすると、私はてっきり
システム改修経費かなと思ってたんで、それはそれで困るんですが、例えば、
コールセンターとかそういう性質
のものであれば、コントロールができるじゃない。規模を大きくしたり、小さくしたりすることが可能なものなんじゃないかと思うんですけれども、なぜJ−
LISは、この額をやらなきゃいけないと思った
のかっていうことが、あまり腑に落ちない、これはあまりここで質疑してもしようがないので、先ほど
の説明でいいとはしますけれども、そこでもうちょっとお伺いしたい
のが、このJ−
LISの請求額について、どのように
透明性確保をされているか。どこがチェックしているんですかね、それは。知ってる情報を教えてください。
◎
区民文化部長
このJ−
LISのかかった経費につきましては、
板橋区分については区
のほうからJ−
LISのほうに、今回
の例えば
請求額について
の理由だとか、内訳についても問い合わせたりはしているんですけども、なかなか板橋区に限らず、全
自治体に対してもそうなんですけども、なかなか内訳については明らかにしていないという状況です。
推測するところは、国を挙げてさらに
マイナンバーカードの普及促進を図っていくという中において、令和4年度末には
マイナンバーカードを全て
の国民が保有するような状態に持っていくということを目指している中で、例えば今年9月から
マイナポイントの消費還元策が始まったり、また少し置いてしばらくすると、
健康保険証として
の利用を行っていくと、そういった取組を展開していくという中において、今年度
の途中で、いろいろと
システムの増強、先ほど
財政課長が申し上げましたとおり、
システムの増強であったり、建物であったり、様々な
機能強化をしていくというような通知がございました。
それに合わせて、こういった経費
の請求見込額の増という形で通知があったものというふうに考えているところです。
◆中妻じ
ょうた
分かるんですけれども、令和4年までに、例えば全国民が
マイナンバーカード持つようにしようという計画に基づいてやってるんであれば、それに従った見積りという
のを積み上げて計画を立てるべきものなんじゃない
のかと思うんですよね。
そこで、何か急にばたばたと、何か3割増しぐらい
の請求をいきなり板橋区がやらなきゃいけなかったりとか、あと、今
マイナポイントの話も出ましたけれども、2万円チャージすると5,000円ポイントって、めちゃくちゃな話ですよね。何でそんなことできる
の。そういう非常に場当たり的な国
の政策について、少なくとも今回
の個人番号カード発行経費の件については、区としてもきちんと意見を言っていただきたいと思うんですけれど、この点いかがですか。
◎
区民文化部長
この
戸籍住民課が担当してるわけですけれども、
戸籍住民課の特別区、23区
の課長会というものがございまして、そちら
のほうから国
のほうに申入れをしてるという経緯はございます。
◆中妻じ
ょうた
じゃ、ちょっとそこで
の、最後そこで
の、じゃ、手応え。どういうことを言って、別に板橋区から
の質問じゃなくてもいいです。どういう発言があって、どういう答えがJ−
LISまたは国からあったかを、ちょっと教えてください。それで終わりです。
◎
区民文化部長
申入れ
の内容につきましては、今回
の請求
の増額について
の内容について、明らかにしてほしいといった内容であったということでございまして、それに対する答えとしましては、政府
の閣僚会議のほうで決まった内容ですというようなお話だったようで、あまりはっきりとした中身について明らかになっていないというような状況でございます。
◆中妻じ
ょうた
分かりました。
◆
長瀬達也
今お話を聞いていて、本当に何に使われているか、よく分からないというお話で、もちろん仕組みとして、僕はそもそも論として
の個人番号制度に反対はしてたんですが、そもそも論として、何にやっぱり使われているか分からないものに対して、それは歳入はありますけれども、それに対して支出をするという
のが果たして本当にいい
のかどうかっていうところは、しっかりと見極めていかないといけないというふうには思うんですね。
先ほど
のお話なんですけれども、区で分かっていることとしては、
コールセンターに使われるということなんですが、その
コールセンターという
のは、実際どういうふうに運営をされてるものなんですか。
◎
区民文化部長
こちら
のコールセンターのほうは、全国
の自治体であったり、国民
の方から
の様々な
マイナンバーカードの申請業務等についてお
問合せ等があった場合に、それを電話でお受けしてご案内するという、そういった業務でございまして、確かにこの
コールセンターの事業に関しましては、これまでJ−
LISに対する
負担金の費用
の一部ということで明らかになってきているところではございます。
◆
長瀬達也
ということは、ちょっと今
の回答、今
のだとちょっとよく分からないですが、
マイナンバーに関しては、やっぱり区
の持ち出しの、全体的な区
の持ち出しもやはり多いわけでして、それも区で負担する部分も非常に多いわけで、前に頂いている資料を見ますと、全体で3億5,000万くらい使って、1億4,000万くらい
の歳入があると、約2億円は区
の持ち出しになってる
のかなというふうには思うんですが、要は、何に使われてる
のか実際
のところ分からないものに対して予算を使う
のと、あとは、もちろん区でもそれは
住民票の発行だとか、
印鑑証明だとかが
コンビニ交付ができるようになったので、そうした
プラス面は確かにもちろんありますので、便利か便利でないかと言われると、一部便利な部分はあると、ただ、
不透明感は増したんではないかなというふうに思います。
ぜひ、区でできることってなかなか難しいところはあると思うんですが、仕組み上ですね。ただ、しっかりと声は上げていかないといけないので、ぜひそれは伝えていただきたいと思います。議会
の意見をお願いします。
◎
区民文化部長
すみません、質問ではないかもしれませんけども、この
負担金の中身につきましては、先ほどちょっと私
の説明がなかなかちょっと不十分だったと思うんですけれども、今回
の請求
の増額
の分について、ちょっと明らかにしてほしいという中では、なかなか明らかにならなかったんですけども、もともと
のJ−
LISへ
の負担金につきましては明らかになってまして、
通知カード等の作成、
発送作業にかかる経費だったり、
マイナンバーカードの申込処理、
発行事業にかかる経費だったり、それから先ほど
のコールセンター事業、それから
システム等の保守運用等事業、これにかかる経費として挙げられているところではございます。
◆
竹内愛
私も、ちょっと何点か伺います。
先ほど、増額
の理由とか、
増額そのものではなくて、1年間
の経費
の見通しが改めて示されて、追加
の請求になったというふうに認識しているんですけども、これは国
のほう
の通知を頂きまして拝見しますと、12月24日に通知があったときには、上限が示されていたと思うんですね。
その
交付金の上限見込額、つまり
負担金の上限額としては1億4,552万という上限ですよという通知がなされてると思うんですね。1月29日に来た通知を拝見しますと、このときには第2回
の交付金の請求見込額として、今回
の補正に係る金額
の根拠になると思うんですけど、1億2,328万8,000円という額が請求されてるんですよ。3月5日
の、今回
の補正
の額に直接関わる金額で来た通知が、5,908万6,000円という額だと思うんですね。
これ、こんなに上限というか、金額に差が生じるっていう
のは、先ほど来、根拠
のお話もありましたけど、一体何を根拠に積算されている
のかっていうふうに言われると思うんですけど、私がお伺いしたい
のは、当初予算
の段階ではどういう積算をされている
のか、お伺いをします。
◎
区民文化部長
当初予算
の場合は、例年、実は同額を計上しておりまして、4,972万8,000円という額を計上してます。これは、例年
の経費支払いの流れを見ますと、この時点では予算を組む段階では、ちょっとなかなか見えない部分があるということで、これは平成28年度
の実績
の金額である最大値で、これだけ組んでいればいけるんじゃないかということで、あとで調整をしていくというような流れで、今実際は事務を行っているところでございます。
◆
竹内愛
そうすると、当初予算を組む段階では、国からこういう金額になりそうです、こういう事業やるので、こういう金額になりそうですって見通しさえも示されず積算されてるっていうことでよろしいんですか。
◎
区民文化部長
確かに、大体予算を組む
のは例年秋頃からそういう見積りを立てて作業に入っていくんですけども、その段階ではその辺
のお知らせは国からなくて、年が明けて、今回で言いますと1月4日
の日に
上限見込額というものが
お知らせがあったところではあります。
◆
竹内愛
要するに、金額
の根拠もよく分からないけど、実績で見積りせざるを得ないという状況なんだということだと思います。
ちょっと
マイナンバーカードの交付状況について確認をさせていただきたいんですけども、増額ということですけども、全体として
交付件数が増えるというふうに見込んでいるということですので、今後
の交付
の状況について、現在
の2月末時点で
の申請実績、それから3月末
の見込みがどのぐらいになる
のかということと、国
のほう
の交付実績についても、併せてお答えをお願いします。
◎
区民文化部長
区
の交付状況ですけれども、今年度1年間、令和元年度ですけれども、こちら
のほう
の申請件数ですけれども、こちらは2月末で1万9,302件でございます。今度は
交付件数ですけれども、
交付件数は1万5,545件でございます。
これまで
の累積
の申請件数としましては、14万4,526件で、申請率25.7%、
交付件数につきましては累計で11万9,424件で、
交付率は21.3%でございます。
今年度
の、これは先ほど申し上げた
のは2月末ですので、3月については、大体毎月2,000件程度だというふうに思いますので、それにプラス2,000件程度ではないかと思います。
全国
の、こちら
交付件数の実績だけが明らかになっておりますが、こちらは令和2年3月1日時点で1,973万752件ということで、
交付率15.5%です。
なお、3月15日にJ−
LISのほうから
情報提供がありまして、国
の交付件数は2,000万枚を超えたというような提供があったところでございます。
◆
竹内愛
国
のほう
の交付枚数の想定についてなんですけども、今年
の7月末までに3,000から4,000万枚ということで、全体
の3割から4割程度を目指すと、2021年3月末までに6,000から7,000万枚、全体
の約6割から7割を目指すというふうになっているんですが、この想定から見ると、今
の申請状況という
のは、それに追いつくまたはそれを上回るような実績が見込める
のかどうかということを、確認をさせてください。
◎
区民文化部長
少し乖離がある状況ではあるんですけれども、国
のほうでは、先ほど申し上げましたような
消費還元事業であったり、
キャッシュバックの事業等が決まってる、予定しているところでございまして、そちら
のほうに向けて、実際もう既に動いている状況でございます。
この乖離をできるだけ縮めていく、そういった流れで全国
の自治体が取り組んでいくということを想定しているところです。
◆
竹内愛
J−
LISの予算を、ちょっと見てみたんですけど、当初予算から今回
の1月
補正予算という
のがホームページで見られるんですね。当初予算で、
個人番号カード等関連交付金、今回
の負担金に当たる項目だと思うんですけども、この
営業収益として149億9,816万8,000円を見込んでるんですね。
ところが、1月補正になると、今回
の増額にも影響するんだと思いますけど、その約倍以上
の327億1,511万1,000円を見込んでるんですよ。そうすると、倍以上も
の事業拡大を行うということなんですよ。
お聞きしたい
のは、今回
の、先ほど根拠というか、よく分からないという状況だってお話なんですけど、今回
のこの増額含めた
負担金の支払い
の根拠
の中に、新たなセキュリティ対策っていう
のは盛り込まれている
のかどうか。またそれが分かれば教えてください。
◎
区民文化部長
今回
の増額
の部分について問合せしても、なかなか明らかにはなっていないところではあるんですけれども、こちら
のほうで想定している
のが、先ほど説明が
財政課長のほうからありましたとおり、増額
の理由として、国としていろいろ
マイナンバーカードの交付増に向けた取組を行っており、そのため
の受付体制だったり、
発行体制の強化として、建物や設備
の拡張や
システムの増強等を行うという情報がありまして、そういった中に、当然このセキュリティ
の対策強化というものも含まれている可能性があるんじゃないかなという、これはそういったことを想定されるかなというようなところでございます。
◆
竹内愛
最後に、今回増額補正ということで上程いただいたわけなんですけども、ほか
の自治体も皆さん先ほど
の国
の通知を見ますと、当初予算よりも足りなくなるという
のが一覧で全部
自治体ごとに出ていますので、大体ほか
のところも同じような状況があるんではないかなというふうに思うんですが、これ補正をする以外に、補正をしない対応っていう
のが可能な
のかってことと、ほか
の自治体ではどういう処理をされてる
のかってことも、併せて確認をさせてください。
◎
財政課長
すみません、既に12月
の段階
の通知で、第1回
の更正
の通知
のところで、不足ということで全額を組んだ区もあります。ですから、かなり大きく組んだ区も何区かあると聞いています。
それと、うち
のパターンが一番多いと思うんですけども、補正で対応するといったところもありますし、
予備費の部分についてかなり大きく組んでるところもありますので、これぐらい組んでるところもありますんで、そういったいろいろですね。それと流用で対応するといったところも聞いております。
◆いしだ圭一郎
根本的なことをまたお聞きしてしまうんですけども、今回
の補正は、国庫支出金からということでございますが、今
の竹内
委員からもありましたけれども、ほか
の自治体という部分で、23区で申し上げると、23区で全てが今回補正という部分ではないというような認識でよろしいんでしょうか。
◎
財政課長
全て
の区が補正を組んでるというわけではありません。
予備費で対応するといった区が6区ばかりあります。それと、
流用財源をたくさん持っているところもありますので、五、六区ありますよね。そのほかは検討中といったところもありますけども、ほとんどが補正で対応するというように捉えてございます。
◆いしだ圭一郎
ありがとうございます。そういった中で、先ほど
のご説明
の中にも、令和4年には全て
の国民にというようなお話がありましたけれども、それを踏まえた上で、今現在は板橋区は累積で25.7%というご説明があったと思います。
また、全国
の平均で言うと15.5%だということでございますけども、今後、令和2年、3年、4年に向けて具体的な数値目標、パーセンテージなど、また人数なども含めて、あれば教えていただきたいと思います。
◎
区民文化部長
国
のこの令和4年度末に向けたということに対応して、今、まだそこまで
の計画というわけではないんですけども、板橋区
のほうでは、ICT化推進計画という計画を持っておりまして、その中で、この
マイナンバーカードの交付率アップというものも、計画項目
の中
の一つとして現在ございます。
そこでは、この令和2年度、来年度ですね。令和2年度までに35.14%という目標値を、今現在、それが区
の持っている目標値でございまして、これについてもまだちょっと乖離はあるわけですけれども、当面はこれに向けて進んでいくというところでございます。
国
の、全て
の国民がというものには、またさらにこのICT化推進計画でも乖離があるわけですけれども、これはまたICT化推進計画をまた見直す際に、国と
の整合性とも照らし合わせながら検討していかなければならないというふうに考えております。
◆いしだ圭一郎
分かりました。現状的には、あまり進みが少し鈍い
のかなというふうに思っておりますので、横
の連携もしながら、この向上に向けて取り組んでいっていただきたいと思います。そういった中で、今回
の補正に関しては、
コールセンターの人件費等も含まれているというご説明があったかと思います。
その上で、先ほど
のご説明
の中で、出向いて
の出張というそういうお話もあったと思うんですが、そこ
の部分もうちょっと詳しく教えていただいてよろしいでしょうか。
◎
区民文化部長
先ほど、区
の独自
の取組として、来年度出張、区内
の様々な
マイナンバーカードの交付に結びつく可能性が高い場所に出向いていって、申請
の受付業務を行うという新規事業があるわけですけれども、これに係る経費と今年度
の5号補正という
のとは、ちょっと中身は異なるんですけれども、確かに来年度、そういった出張
の取組を行うという予定では、新規
の当初予算で、来年度
の当初予算で組ませていただいております。
◆いしだ圭一郎
分かりました。じゃ、ちょっと私勘違いしていたと思うんですけど、出張という
のは別に個人宅へ行く
のではなくて、場所を設けてやるという認識でよろしいということですよね。承知いたしました。ありがとうございます。
あと、最後になりますけれども、この
マイナンバーカード普及、また促進に対する板橋区として
の意義というものをもう一度確認させていただきたいと思います。
◎
区民文化部長
国を挙げて、国民に対する行政サービス
の向上であったり、それから行政内部
の効率化であったり、そういった
マイナンバー制度
のもともと
の目的があると思います。それに向けて、板橋区としても取り組んで、進めていく必要がある、そういった事業だというふうに思っております。
◆いしだ圭一郎
分かりました。
◎
財政課長
すみません、先ほど竹内
委員のところで中途半端なご返答した部分あります。予算流用が6区で、これは
流用財源があるから、流用をかけるということで、
予備費充用が3区で、その他
のところも流用と
予備費の合わせ技が7区ということで、現況
のところ対応せざるを得ないという
のは16区、その他
のところは検討中というところで、うち
のほうでは捕まえ切れてないというところが7区ございます。
◆なんば英一
すみません、ちょっと基本的なことも含めて分からないんで、ご説明をいま一度お願いしたいと思うんですけれども、いわゆるこのJ−
LISから請求が来たということですよね。この契約なんですけれども、いわゆるこれ23区が一括で契約してて、それで按分に応じて各区にこの請求が行ってると、こういう形になるんですか。
それか、ちょっとその辺
のあれがよく分からないんですよ。委託な
のか、請負な
のかもよく分からない。全国で一括してて請け負ってて、各
自治体の分を按分して請求してる
のか。それとも23区
の分で按分してやってる
のか、その辺がよく分からない
の、まず1つ。
それから、例えばさっきも
コールセンターという話が出てきてる
の、それはだから一括で
コールセンターの話なんでしょう。だから、これ板橋区で
コールセンター作ってて、そこで
のあれっていうことじゃないと思うんですよね。
だから、結局それは按分で
の請求という理解でいい
のかなということなんですね。だから、それは当然、そこには按分だから、各区
の請求金額がもちろん違うという
のは、そこは理解できるんです。だから、その按分を比較して、もっと本当は突っ込んで聞きたいところは、じゃ、按分を比較して、板橋区
のこの金額っていう
のはどうな
のかっていうところは聞きたいんだけれども、結局取りあえずそこはもしブラックボックスになってるんだったら、それはあまり突っ込んでもしようがない
のかなとは思うんですけどね。そこ
のところなんです、お聞きしたい
のは。
じゃ、それを踏まえて、板橋区が要は業務委託してるんでしょう。国が業務委託してる
のか、板橋区が業務委託してる
のか、それはよく分からないんですけれども、その委託している業務
の項目ですよね。さっきちょっと説明してもらいました。
コールセンターとか何だ、かんだ、かんだって。もう一遍、委託してる業務
の内容について、もう一度ちょっと説明を、すみません、聞き漏らしてる分も、アバウトじゃなしに、その辺はちょっと正確にお願いしたいなと思うんですけど。
というところで、以上、その辺、ちょっと全体像が見えないもんですから、ある程度素人が全体像を知りたいなということでしてる質問なんですので、その辺ちょっとお答えいただければありがたいです。
以上です。
◎
区民文化部長
この
マイナンバー発行業務は、国がJ−
LISと契約をしているということで、実際、この業務を関係する
自治体は23区じゃなくて全国
の全て
の自治体が関係しております。
その経費につきましては、日本全国
の、時点がございますけれども、約1億2,000万
の人口
の分
の自治体の人口、板橋であれば56万という、何年何月何日時点という
のが決まっておりますけども、1億2,000万分の56万という、そういう人口比
の按分で全体
のかかった経費掛ける人口比按分
の計数から算出されたものが経費として請求されるという流れになってございます。ただ、そこにかかった経費については、国庫支出金として各
自治体に歳入としてあるという流れでございます。
それで、したがって国とJ−
LISと
の契約
の契約内容について、ちょっと今、契約内容
のものが手元にはないんですけれども、こちら
のほうで知らされている
のが先ほど申し上げました経費という
のは一体何かといいますと、
通知カード等の作成、
発送作業に係る経費、それから
マイナンバーカードの申込処理、
発行事業に係る経費、それから
コールセンター事業に係る経費、それから
システムの保守運用等事業に係る経費というものがうたわれております。
ご指摘
のとおり、この
コールセンターという
のは全国
の自治体だったり国民が電話をかける
コールセンター、これはちょっと全国に何か所ある
のかとか、そこで何人人がいる
のかという
のは、ちょっとそれが明らかになってないんですけども、電話番号しか明らかになってませんので。全国
の方々が利用する
コールセンターという、そういう事業があるということでございます。
◆なんば英一
だから、これ2,700万で、これから拡大するぞってあれじゃなしに、既にもう実績ベースで今まで
の、それでこれだけ足りませんでしたという、こういうお話になるんですか。ということだけ確認する。
◎
区民文化部長
基本的には例年、そういった流れ
の中でこれまでかかってきている経費、先ほど申し上げた項目に関して、請求があったというところでございますけれども、今回ちょっと異なった部分が、5号補正を組んでまで対応することになったという部分について、何らか例年に比べて経費
の何か増というものがあった
のかというような
問合せ等をJ−
LISとやらせていただいたというところがあるというところが、ちょっと例年と違うところはあります。
◆なんば英一
ますます分からなくなった。
◎
財政課長
すみません、今ちょっと補足させてください。国がJ−
LISという外郭団体を設立したものは、会計年度に縛られないで事業を経年通じてやりたいといったところは恐らくあったんだろうということがあります。
今回請求している額がありますけども、それは置いておいて、例年
のところですと要求額と実際
の決算額には大きな乖離があります。それはこのJ−
LISの実際行っているところ
の事業費経費が請求した分に追いつかない。要は実績がなかったといったところだと思うんですけども、だからそこら辺
のところでは乖離があります。
ただ、今回は国が
マイナンバーカードの大きな強力な推進をするということで考えて、J−
LISのほうに指示して、これだけ
の事業量をこなせと特に言ってきたというところは新聞報道でもありますので、私ども
のほうでもそちら
のほうは捕まえておりましたから、今回
のJ−
LISの請求という
のは、ある程度決算ベースに近くなる
のかなと、そういう推測で満額積むという、そういうような判断をしたところでございます。
◆なんば英一
じゃ、これから
の伸び
の予測も含めた請求ということなんですか。そういう理解でよろしいんですか。それとも、さっき私が言ったように、実績ベースで足りなかったから来た
のか。そこだけちょっと答えてもらえます、どっちだいということで。
◎
財政課長
3月末まで
のマイナンバーカードの発行状況、それと
請求見込額といったところ
の数字ですので、今私が申し上げた内容で今後推移していく部分も含めてというふうに捉えてございます。3月末までにJ−
LISが事業を完了するものを見込んだ数字で数値をたたき出してきたというところでございます。
○
委員長
よろしいでしょうか。
以上で
質疑等を終了し、意見を求めます。
意見
のある方は挙手願います。
◆
竹内愛
結論から申し上げますと、反対をいたします。
理由なんですけども、先ほど来質疑で確認をさせていただきましたけども、増額または
負担金そのもの
の根拠、積算根拠、内訳が全く不明瞭だという点です。先ほども少し紹介いたしました国から
の通知文書を見ても、今回示されてる全市区町村
の交付金請求概算見込額が、トータルで、板橋区だけじゃなくてトータルで132億を超える見込額が示されてるわけなんですが、この通知
の中に注意書きがありまして、この概算見込額
の内訳及び算出方法については、調達事務における公平性
の確保
の観点等から外部に非公表としている数値が含まれているため、お示しすることができませんっていうふうに書いてあるんですね。
こういう状況で、例えば先ほど来、出てる
コールセンター、例えば、今まで2人体制だった
のを5人体制にしますとか具体的なもの、例えば1か所だった
のを拠点を2か所、3か所に増やしますとか、普通、板橋区が、例えば委託契約をするんだったら、そういう契約をするわけじゃないですか。で、入札をかけて、その差額がその落札額で契約をするっていうふうになりますよね。そういう作業が一切ない作業なんですね。これで、幾ら国
のほう
の補助金だというふうに言っても説明がつかない。一体、何に幾ら必要な
のかっていう根拠が全く不明なまま、今回
の補正額2,700万円が適切かどうかという
のは、判断することはできないというふうに私は思っています。
それから、2点目、
マイナンバーカードの交付を増やすためと、増える見込みがあるためということなんですが、先ほど来、答弁いただいたように、板橋区
の交付状況でも25%強で、政府
の目標に照らしても、全国
の交付実績も3月15日時点で2,000万枚ということで、7月までにとても3割、4割、3,000万、4,000万枚なんていう
のは到底行かないと、全体
の2割弱にしか過ぎないってことで、今回補正をしたからといって、これが目標に到達するような状況にあるとは言えないので、そもそも補正する必要性があるんでしょうかというふうに私は思います。
3つ目
の理由について、先ほど事務
の中に今回
の増額含めて、
負担金の積算
の中に、セキュリティ対策が含まれていますかというふうに確認をしましたけども、それも分からない。想定は、じゃないかなっていう。で、国
のほう
の通知文書にも、明確にセキュリティ対策が含まれてます、書いてないんですよ。交付
の事務だから。
なので、国民
の皆さんが
マイナンバーカードを取得しない理由で、やっぱり一番心配な
のは個人情報
の流出なんですよ。個人情報
の流出や漏えいが、
自治体も含めて、民間事業者も含めて度々発生する中で、さらに銀行
のカードだって暗証番号は度々変えてくださいとか、1か所に個人情報を集約しないでくださいということが指導されているような状況
の中で、さらに
健康保険証など、今後活用を広げていくっていう計画自体が、本当におかしいというふうに私は思います。
セキュリティ対策も十分に図られていると思いませんし、そんな状況
のまま、利便性
の向上という1面あるかもしれませんけども、そのために板橋だけで8,000万ですよ。全国で132億円ですよ。こんなお金があるんだったら、ほかにやることあるでしょうと私は本当に怒り心頭です。こんなことに莫大な税金を投入すること自体が本当に大問題じゃないかなというふうに思っています。
国
のほう
の補助金だということなんですけども、国
の補助金も全額税金です。ですので、税金
の使い方として私は不適切ではないかなというふうに思いますので、本議案については反対を表明したいと思います。
以上です。
◆中妻じ
ょうた
本件ですが、まず、
マイナンバーという
のは非常に重要でして、特に今こそ徹底活用すべきときなんですよね。それぞれ
の住民
の所得状況、あと社会保険
の状況等分かりますので、それに応じた一人ひとり
の状況に応じた、例えば納税猶予ですとか、減免とか、現金給付といったことが検討可能なんですよ。
ですから、今、国
の新型コロナ対策が混乱してますけれども、なぜ混乱している
のかという
のはこういうときに使うために
マイナンバーという
のはあるんだという認識不足なんじゃない
のかという、そういう意味で、現在
マイナンバーカードの交付状況が非常に低いという
のは、国
の認識不足だろうと、もうちょっとそういうところをきちんと訴えて、これまでだって大災害がさんざんあったわけですから、こういうときに役に立つんですよということをきちんと訴えて、国民
の理解を得るべきだというふうに私は思っていたんですが、現在、今からではこういう状況になってから、だから
マイナンバー使ってくださいといってもちょっと遅過ぎですので、これは現状
の中から考えるしかないんですけれども、今
の国
の新型コロナの対策見ていても、そういう個別
の対応ということを考えて
マイナンバーを活用しようという
のが全然見えないですよね。
そういう中で、今
のご説明を聞いていても、元が5,437万で2,700万、約50%プラスという非常にアバウトな請求書を送りつけられてきた。今お話を聞いても、各区でもどれくらい
の幅か分からないから、すごく多めに取っている
自治体もあるというような、どの
自治体も困っていると思うんですよね、そんな状態。それが年度末に急に送られてきて、何とかせいという、そんな丼勘定許されていいわけないじゃないですか。私は非常な怒りを持って、今回
の案件見ていますけれども、こんな不透明なもの認められるかと思う気持ちはとてもありますが、ここで賛成しなければ板橋区
の皆様がお困りだろうと思いますので、賛成をしたいと思いますけれども、何かそこまで織り込み済みな気がしてならないんですよ。
どうせ賛成すんだろうみたいな目で、J−
LISは見てるんじゃないかと、めちゃくちゃ腹立ちますよね。ですが、ここはちょっと申し訳ないんだけど、今回
のちょっと
区民文化部長の答弁、若干ちょっと心もとないんで、ここはこれから
の交渉に当たって、板橋区魂を見せていただいて、言うべきことは言うと、ふざけるんじゃないということをびしっと言っていただくということを付け加えていただいて、本議案は賛成します。
◆いしだ圭一郎
議案第40号に関しましては、賛意を表したいと思います。行政サービス向上に向けた取組
の一環として、
マイナンバーカードの普及促進というものは非常に重要なものだというふうに認識をしております。
また、今後、
マイナポイントも含めまして、さらなる行政サービス
の向上に向けた取組を期待したいというふうにも思っております。しかしながら、個人情報を扱うものでございますので、しっかりと個人情報
の漏えいを防止する対策、さらには詐欺など
の対策もしっかりと行いながら進めていっていただきたいということを要望いたしまして、賛意を表したいと思います。
以上でございます。