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  1. 板橋区議会 2019-06-12
    令和元年6月12日区民環境委員会-06月12日-01号


    取得元: 板橋区議会公式サイト
    最終取得日: 2023-03-26
    令和元年6月12日区民環境委員会-06月12日-01号令和元年6月12日区民環境委員会  区 民 環 境 委 員 会 記 録 開会年月日  令和元年6月12日(水) 開会時刻   午後 1時00分 閉会時刻   午後 3時34分 開会場所   第4委員会室 議   題  別紙運営次第のとおり 出席委員  委 員 長   荒 川 な お       副委員長    大 野 治 彦  委   員   内田けんいちろう      委   員   山 田 貴 之  委   員   こんどう秀 人       委   員   山 内 え り  委   員   寺 田 ひろし       委   員   井 上 温 子  委   員   成 島 ゆかり 説明のため出席した者  区民文化部長    有 馬   潤     産業経済部長    尾 科 善 彦  資源環境部長    渡 邊   茂     地域振興課長    坂 井   亮  戸籍住民課長    石 橋 千 広     文化・国際
                           交流課長      吉 田   有  スポーツ振興                オリンピック・  課長        金 子 和 也     パラリンピック   小 田 健 司                        推進担当課長  産業振興課長    木 内 俊 直     くらしと観光                        課長        北 村 知 子  産業戦略                  赤塚支所長     宮 津   毅  担当課長      長谷川 吉 信  環境政策課長    田 島   健     資源循環推進                        課長        新 井   悟  板橋東                   板橋西  清掃事務所長    森 下 真 博     清掃事務所長    森   康 琢  農業委員会  事務局長      (赤塚支所長兼務) 事務局職員  事務局長      太野垣 孝 範     書記        伊 藤 祥 平               区民環境委員会運営次第 1 開会宣告 2 理事者あいさつ 3 署名委員の指名 4 報告事項   (1)農業委員会報告について(5頁)   (2)東京二十三区清掃一部事務組合議会会議結果について(5頁)   (3)専決処分の報告について(直営清掃車両によるごみ収集作業中に発生した事故に係る示談処理)(5頁)   (4)平成30年度東京都板橋区一般会計予算繰越明許費に係る繰越計算書について(11頁)   (5)プレミアム付商品券事業について(11頁)   (6)区立美術館リニューアルオープンについて(37頁)   (7)東京2020オリンピックパラリンピック競技大会を契機とした取り組み状況及び大会期間前・期間中における区立体育施設について(40頁)   (8)所管事務概要について(54頁) 5 調査事件について    地域自治の振興、産業の振興及び環境保全等の区政に関する調査の件(59頁) 6 行政視察について 7 閉会宣告 ○委員長   ただいまから区民環境委員会を開会いたします。 ────────────────────────────────────────────── ○委員長   初めに理事者のご挨拶をお願いいたします。 ◎産業経済部長   本日は、一昨日に引き続きまして、今期定例会2日目の区民環境委員会でございます。  本日の委員会、報告事項8件でございます。引き続きまして、簡潔、丁寧な説明と答弁に努めてまいりますので、よろしくご審議のほど、お願い申し上げます。  以上でございます。 ────────────────────────────────────────────── ○委員長   次に、署名委員を指名いたします。  山田貴之委員寺田ひろし委員、以上お二人にお願いいたします。 ────────────────────────────────────────────── ○委員長   それでは、報告事項に入ります。  初めに、農業委員会報告について及び東京二十三区清掃一部事務組合議会会議結果については、いずれも定例的な報告でありますので、特段の質疑がなければご了承願います。 ────────────────────────────────────────────── ○委員長   次に、専決処分の報告について、直営清掃車両によるごみ収集作業中に発生した事故に係る示談処理について、理事者より説明願います。 ◎板橋東清掃事務所長   それでは、よろしくお願いいたします。  専決処分の報告について、直営清掃車両によるごみ収集作業中に発生した事故に係る示談処理について説明させていただきます。  資料1をごらんください。  項番1、事故の発生でございます。  平成31年1月17日、午前8時39分ごろ、区の清掃車両が板橋一丁目31番先の丁字路で、一旦停止後、前進しようとしたところ、上り勾配であったため、同車両が後退し、後方から来た自転車と接触したことで、乗車していた相手方に対して通院を要する傷害を負わせたものでございます。  ここで、資料の裏面をごらんください。  1、事故現場付近図がございますが、この図の右下、電車のマークと大きく板橋と書いてあるところがJR板橋駅、また、図にはありませんが、左下の先に東上線下板橋駅がございます。JR板橋駅からおおむね二百数十メートル程度西側の場所となります。  事故現場と表示されている丁字路の交差点に向かって、清掃車両は図の下側から進行していたことになり、ここが上り勾配となっています。  2、事故現場付近の様子に写真がございますが、その上り勾配のぐあいはちょっとわかりにくいかと思いますが、当該丁字路清掃車両の進行方向の様子はある程度おわかりいただけるかと思います。  再び、表の面に戻りまして、項番の2、損害の程度でございますが、(1)相手側は、人的損害としまして、左膝関節靭帯損傷左膝関節捻挫左足打撲傷、物的損害はございません。  (2)区側に損害はありませんでした。  3、示談の相手方は、区内在住の女性の方でございます。  4、損害賠償額は、11万5,235円。  5、示談成立日は、平成31年2月15日でございます。  6、示談の処理としまして、本件の示談金として、金11万5,235円を支払う。  保険会社を通じて、相手方よりこの事故に関する何ら債権債務が存しないことを確認し、今後一切の請求をしない旨の承諾書、免責証書の提出を受け、示談いたしました。  7、支払いにつきましては、賠償額は全額、自動車損害賠償責任保険から支払われております。  8、事故防止策の実施でございますが、事故の原因を分析するとともに、再発防止を図るため、清掃車両運転手全員を対象とする安全運転研修並びに事故惹起者を対象とする安全運転再教育研修を実施いたしました。  また、清掃車両運転マニュアルの改訂を行い、周知徹底を図ったところでございます。  今度とも、事故防止指導の実施により、事故の発生防止に努めてまいります。  説明は以上でございます。 ○委員長   ただいまの説明に質疑のある方は挙手願います。 ◆内田けんいちろう    まず、幾つかお伺いさせていただきます。  区内在住の女性は、その後、問題なく快方に向かわれているのでしょうか。 ◎板橋東清掃事務所長   この女性の方、現在問題ないということでございまして、治療期間が、総治療日数が11日、その間に通院回数4回、処方のほうですと、湿布薬ですとか痛みどめといったようなところで、今は既に問題ない状態というふうに聞いているところでございます。 ◆内田けんいちろう    ありがとうございます。  続いて、再発防止についてというところに、やはり考えが及ぶのではないかと思うんですけれども、今回の事故についての直接的な原因なんですけども、人的な部分なんでしょうか。それとも、またシステムであったり、車本体の機材についての部分によるところだったのでしょうか、お聞かせください。 ◎板橋東清掃事務所長   今回、職員で研修により、議論して整理したところでございますが、まず1つには、この区直営車両には、特別仕様としまして、バックモニターがついております。  清掃車両、後ろに大きな特別な架装装置がありますので、ルームミラーで後ろを見ることができません。後ろにカメラがついておりまして、そのカメラで常時ルームミラーの位置にモニターで後ろを見えるようにしております。このバックモニターをきちんと正しく使った後方確認が不十分だったというのが1つ上げられるのかなというふうに考えております。  また、もう一つ、今回の小型プレッシャーには、坂道発進補助装置というものがついております。ご存じのとおり、マニュアル車両でございますので、どうしても坂道発進のときに後ろに下がりやすいところがありますので、補助装置というものが2秒間ブレーキを踏みっ放しでいると、下がらないような装置がついておりますが、今回の場合は、きちんとそれを踏み込んで2秒停止がなかったために、それが作動してない状態だったということがわかっておりますので、この2つが直接的な要因ではなかろうかというふうに考えているところでございます。 ◆内田けんいちろう    そのバックモニターに関しては、ドライブレコーダーはついているんでしょうか。 ◎板橋東清掃事務所長 
     録画することができまして、私も拝見しましたが、おおむね50センチちょっとぐらい下がったような映像で確認しております。 ◆内田けんいちろう    やはり、機械であるとか、システムであるとか、そういった部分とあわせて、人のエラーがないような、そういった施策、これからの対策、準備というのが必要になっていくかと思うのですけれども、例えばですけど、このバックモニタールームミラーで見られるということですけども、アラームとか、そういった音が鳴るようなものがついていたんだったらば、さらに補助的なものとして改善できるかと思うんですけど、そういったシステムの刷新というか、より事故が起きないような対策というのは今後考えていかれるのでしょうか。 ◎板橋東清掃事務所長   残念ながら、アラーム等々の機能はございませんが、まず、先ほど申し上げましたように、こうした装置をきちんと確実に使用するといいますか、確認するといいますか、そこがまず必要かなと思っておりまして、先ほども申し上げましたように、マニュアル等でこのバックモニターの仕様であったり、それから、今申し上げました坂道発進補助装置の確実な作動であったり、こういったものの周知徹底をまず始めていこうと思います。  また、技術の進歩に応じまして、そういった、今、ご指摘のほうもございますから、車両更新の際には検討したいというふうに考えております。 ◆山内えり    過去にもこうした事例があると伺っているんですが、そういった再発防止策が、今回の事例にどのように有効的になったのかというふうにはいかがでしょうか。過去に3回、4回と聞いておりますけれども、今回、安全運転再教育実習も実施していることですけれども、それ自体が今回初めてなのか、過去も事故を含めて、どんな再発防止策を行い、それがどのように生かされてきたのかというのはどのように考えているでしょうか。 ◎板橋東清掃事務所長   ご指摘のように、過去に事故がありまして、その都度、さまざまな方策を検討しているところでございます。  今回、特に、事故後すぐに、先ほど申し上げました事故惹起者についての再講習ということで、それまで明確にそういった制度的なものを用意していなかったんですが、平成28年度の事故以降、そうしたものを改善を行うという方針を出しまして、今回は、地元の志村警察署のほうにお願いいたしまして、志村の清掃事業所のほうにおいでいただきまして、実際の事故をシミュレートしながら、実技と、さらに自転車、歩行者等との関係というもので講義をいただいたというようなことも行っております。  なかなか、事故が根絶できない状況でございますけど、引き続きさまざまな手法で事故防止に努めていきたいというふうに考えております。 ◆山内えり    清掃の運転手の方々は、50代というふうにも伺っているんですが、そうした年齢の今高齢者の運転についても言われておりますけれども、とても50代の方を高齢と思っているわけではないですが、やはりそうした講習を繰り返し行うことも必要ですし、今回改めて、教育講習でしょうか、できたということで、より繰り返される原因をどのようにして今後なくしていくかという再発防止の対策が必要かと思いますので、ぜひ二度とないような形で進めていただきたいと思います。  それから、ちょっと気になったのは、けがをされた方は、その場でどういった対応をなされたかというのはちょっと気になっておりまして、どなたかが救急車を呼んだのか、それとも、後日病院に行くことになったのか、もう少し経緯についてお聞かせいただきたいと思います。 ◎板橋東清掃事務所長   事故の際に、ご本人と当然お話をさせていただいて、すぐ清掃車両のほうで警察も呼んでということだったんですが、その場ではご本人は大したことないので、また仕事を急いでいるということで、警察の到着まで待てないということで、先ほど申し上げましたように、事故の発生時刻が8時39分ごろですが、一応、我々のほうの手持ちの記録ですと、8時45分ごろ、事故発生の五、六分後ぐらいに職場に向かわれております。  ただ、こちらのほうとしましては、当然、こちらの連絡先もお教えさせていただきまして、ご本人から住所、連絡先等も全部お聞きして、病院へ行っていただければ、後日、警察のほうへ届け出て、人身事故扱いになるというようなお話も後日改めさせていただいて、当日は、その日の夜、連絡がつきまして、こちらのほうにお伺いして、手続であったり、病院等と話をさせていただいて、事故の翌日、病院のほうへ受診しますというお話をいただいているところでございます。 ◆山内えり    大きくなかったかどうかというのは、ちょっと私も今回のけがのぐあいわかりませんけれども、やはり、お互い焦っているときというのは、救急車を呼べない、つい大丈夫ということにもありますし、やはり、そういうけがの際とか、事故の際の対応というのも、清掃の方もきちんとそういうマニュアルであったり、再発防止も含めて、相手方があることですから、きちんとした対応を今後とっていただきたいというふうに思っております。その点についていかがでしょうか。 ◎板橋東清掃事務所長   今回も、やはり警察の立ち合いも含めて、ご本人に遺留といいますか、お願いしたところなんですが、仕事がということでありましたので、やむを得ず連絡先をという先ほどの対処になってしまいましたけど、今、委員おっしゃったように、事故発生当初は、やはりいろいろ頭に血が上っている状況もございますので、そういったところもあるかと思いますので、できるだけその場でクールダウンしながら、きちんと双方が冷静に対応できるようにしたいと思ってございますし、また、そういった事故の際のマニュアルも、こちらのほうで用意してございますので、運転手、作業員、含めて、冷静にきちんと対応できるように今後ともしたいと思っております。 ◆こんどう秀人    ちょっと今、先ほど聞いた車にブレーキ補助装置つきがついていると聞きましたけども、これ、まず車のメーカー、教えてもらえますか。 ◎板橋東清掃事務所長   直営車両が使っているのは、ISUZU製のものでございます。 ◆こんどう秀人    その場合、この補助装置がついている場合は、完全に停止しないと働かないはずです。  この裏に書いてある絵の位置、場所は一時停止ですね。一時停止線を踏み越えた位置で、車が書かれてます。この状態で、仮にブレーキ補助装置が働いてないということは、一時停止をしていないんじゃないかと思いますけどどうですか。 ◎板橋東清掃事務所長   停止線のところで一時停止しましたが、ちょっと写真ではわかりにくいんですが、建物が両サイドにありますので、ちょっと死角になっておりますので、その停止線で停止した後、さらに前進したときに、右側から車両が来たために、一時的にとまってしまった。そのときに、先ほど申し上げましたように、作動する時間まできちんとブレーキを踏んでなかったということが原因かなというふうに考えているところでございます。 ◆こんどう秀人    すみません。一応念のためにお聞きするんですけども、これ、操作ミスでエンジン停止したりとかはしてないですね。 ◎板橋東清掃事務所長   エンストとかそういったことではございません。 ◆こんどう秀人    あと、最後にお願いしたいんですけど、ドライブレコーダー積んであったということなので、その映像記録があれば、できれば、後で見せていただきたいんですが、可能ですか。 ◎板橋東清掃事務所長   ドライブレコーダーのメーカーの、セキュリティーといいますか、買ったところでないと、その映像を見られないようなセキュリティーがかかっておりますので、ちょっと映像を切り取って、お出しすることは著作権の関係も含め、難しいかと思いますが、少なくとも、清掃事務所のほうにおいでいただければごらんいただくことは可能です。 ○委員長   本件につきましては、この程度でご了承願います。 ──────────────────────────────────────────────── ○委員長   次に、平成30年度東京都板橋区一般会計予算繰越明許費に係る繰越計算書について及びプレミアム付商品券事業について、一括して理事者より説明願います。 ◎産業振興課長   それでは、平成30年度東京都板橋区一般会計予算繰越明許費に係る繰越計算書につきまして、ご報告させていただきます。  お手元の資料の2をごらんいただきたいと思います。  項番1にございますように、板橋区プレミアム付商品券事業につきまして、昨年度、平成30年度の予算を、本年度、令和元年度の予算に繰り越したものでございます。  その理由につきましてご説明申し上げます。  本年10月に予定されております消費税率の引き上げに際しまして、低所得者、子育て世帯の消費に与える影響を緩和し、地域における消費喚起、下支えをすることを目的といたしまして、プレミアム付商品券の販売を行う区市町村に対しまして、国はその実施に必要な経費を全額国庫補助することといたしました。そして、これに係る国の平成30年度の補正予算を、本年2月の通常国会で可決成立させたところでございます。  これを受けまして、板橋区といたしましても、プレミアム付商品券事業の実施に要する経費の一部につきまして、平成30年度補正予算に計上いたしまして、去る平成31年3月22日に議決をいただいたところでございます。  しかしながら、平成30年度内に、本事業に係る支出負担行為及び事業執行ができなかったことから、予算の全部を繰り越したものでございます。  繰越明許に係る繰越計算書につきましては、項番3、4、5に記載のとおり、予算規模、予算翌年度の繰越額ともに4,500万円、全額を国庫補助金で、板橋区プレミアム付商品券事業の実施に要する経費といたしまして、令和2年3月末の支出完了を予定しているでございます。  なお、項番6にございます現在の進捗状況でございますが、商品券の購入申請受け付けを初め、販売や換金処理等の業務を委託する事業者との契約を、今月中に締結する予定でございます。  その後、商品券取り扱い店舗の公募や購入対象者確定作業等を進めまして、10月1日からの販売、流通開始に向けて事業を進めてまいるところでございます。  そして、このプレミアム付商品券事業でございますが、ただいまご説明いたしました低所得者、子育て世帯向けの商品券のほかに、区の補助を受けて、板橋区商店街振興組合連合会が発行する商品券もございます。  それぞれの事業につきまして、ご説明申し上げます。  お手元の資料の3を、今度ごらんいただきたいと思います。  資料の中に表がございますが、左側の①に示されているのが、板橋区商店街連合会が発行いたします商品券事業でございます。右側の②に示されているのが、今のほどご説明申し上げました国庫補助金を活用して区が発行する商品券となります。  いずれの商品券も、本年10月に予定されている消費税率の引き上げを見据えまして、区内での消費への影響を緩和し、消費の下支えとするものではございますが、大きく異なる点が、表中、中ほどにございます購入対象者でございます。  ①の板橋区商店街連合会が発行する商品券につきましては、広く区内在住、在勤、在学の方を対象としておりますが、一方で②の国のスキームに基づき区が発行する商品券では、所得の少ない方や3歳未満の乳幼児のいる子育て世帯に限定している点でございます。  そのほか、幾つか異なる点もございますので、抜粋してご説明申し上げます。  商品券の発行総額、販売価格、購入限度額あとプレミアム率につきましては、①の商店街連合会の発行する商品券は、10%のプレミアムのついた1冊1万1,000円分の商品券をお一人当たり10冊を限度に、1冊1万円で販売をいたします。  一方、②の区が発行する商品券は、25%のプレミアムのついた1冊5,000円分の消費券を、お一人当たり5冊まで、最大5回に分けて、1冊4,000円で購入することができるものでございます。  また、販売日、期間、販売場所についても異なっておりまして、①の商店街連合会の発行する商品券につきましては、6月23日と9月29日の日曜日の2日間、商店街の事務所など、区内13か所で販売をいたします。  一方、区が発行する商品券につきましては、10月1日から31日につきましては、本庁舎を含めて4か所で、また11月以降につきましては、2月の中旬まで本庁舎のみで販売をいたします。  最後に、利用期間についてでございますが、いずれの商品券につきましても、来年、令和2年2月の末日までが使用期限となっております。  大変雑駁な説明ではございますが、報告は以上でございます。 ○委員長   ただいまの説明に質疑のある方は挙手願います。 ◆内田けんいちろう    よろしくお願いいたします。  プレミアム付商品券については、先日の本会議でも、幾つか皆様の前でもご質問させていただきましたので、そこにはそこから派生した部分といいますか、気になった部分を追加でご質問させていただきたいと思います。  私も、その後考えたんですけれども、やはり、プレミアム商品券自体は使われるべきところ、本当に使ってほしい人に使っていただくというところが本来の趣旨であるかと思います。そういった中で、転売防止策というのは、やはり徹底していただきたいなと思うところなんですけれども、先日のご質問ですと、ご質問に対するご回答ですと、金券ショップでお知らせを出すと、そういった対策をされるということでしたけれども、やはり我々世代がイメージするところですと、金券ショップにすぐに持って行くかと考えるよりも、メルカリだとかヤフオクだとか、そういったオークションサイト、またはフリマアプリ、こういったもので転売するのがすぐ浮かぶのかなと、私自身感じまして、実際に自分で検索してみたんですね。落札相場とか、過去のものが見ることができたんですけれども、プレミアム商品券自体は見つかりませんでした。その期間というのも限られているがゆえ、重ならなかったから検索にひっかからなかったのかもしれないですけれども、ただ、有料、無料問わず、さまざまなクーポン券であったり、招待券であったり、販売している人が購入したもの、無料であったもの問わず販売されていて、やはり、しっかりと購入されている、販売が成立してしまっているという状況は非常に多く見られました。  また、先日の記憶に新しいのは、オリンピックの観戦チケットの予約なんかを見ますと、非常に厳重で、インターネットから予約するにも非常に時間がかかる。厳重に管理されているということを踏まえますと、やはりこれから起こるかもしれない問題に対する対策というのも、しっかりと考えていくべきかと思います。その点についてお聞かせください。 ◎産業振興課長   確かに、転売自体が違法でないというところではございますが、やはり、今回発売するプレミアム商品券につきましての趣旨から考えますと、やはり望ましくないかなというところではございます。  先日、ご説明しましたように、商品券の裏面に引きかえ等についての注意事項ということを記載いたしますとともに、金券ショップ等にも依頼を申し上げるところではございますが、どうしても、ネット等では手が届かないというか、声が届かないような部分もございますが、期間も限定ということと、あと使えるのが区内に限られるということではありますので、それほど感覚としては、余り転売などしても、売る方もそうですし、買う方もなかなかメリットは余りないのかなというふうには考えているところではございます。  一方で、委員のご指摘のとおり、そういったところは、やはり力を入れていかなければいけないですし、やはり、使うべき方に使っていただくということは大切な考えだとは思いますので、今後、そういった内容につきましては、事例等も含めて、研究をさせていただきながら、よりよい適正な活用というか、販売もそうですし、使っていただくということは考えてまいりたいと思っております。 ◆内田けんいちろう    このメリットについて、商店街振興組合連合会が発行しているもので10%、板橋区発行のもので25%、その差額をという話になるかと思うんですけども、そこのメリットについては、人それぞれの価値観の部分があると思いますが、それ以上に、やはり板橋区がお金を出しているというところで、例えばですけど、メルカリなどのフリマアプリで検索したときに、ずらっと並んでしまう状況というのは、余り区民の方に、我々の活動としていいイメージを持たれない、ネガティブな部分、せっかくいい活動をして地域でお金を経済活動を活性化させようというところの目的があるにもかかわらず、違うイメージが先行してしまうというのは、非常にもったいないことだと思いますので、ぜひ周知徹底等をしていただければなと思います。  続けてなんですけれども、例で1点挙げました。QRコードつきのプレミアム付商品券、これをすることで、転売防止、複写防止、データ取得、分析、活用による地域経済の発展も考えられるかと思うんですけれども、これについては今後可能性はありますでしょうか。 ◎産業振興課長   確かに、QRコードで、その商品券、それぞれをしっかり使い方も含めて、把握できるということは非常に今後の施策にもいい影響はあるのかなというふうには考えております。  一方で、当然にして、そのQRコードを読み取る機器等が取扱店のほうに用意しなければいけないというような部分では、非常にイニシャルの部分で費用がかかってしまうというところもあります。  今後、キャッシュレスというようなことで、国も進めていますので、そういう中で、しっかりと対応できるスキームあるいはシステムが整った段階では、私どものほうもそういった形でいろいろ情報をとりながら、適正な事業の執行に結びつけられるように考えてまいりたいとは思いますが、すぐにはさすがにちょっと難しいかなというふうに考えているところでございます。 ◆成島ゆかり    お願いいたします。  板橋区発行のプレミアム付商品券について、何点か確認をさせてください。  販売場所が区内4か所で販売を予定ということで、10月、11月と、このように示していただいているんですけども、これ、土日も購入は可能でしょうか。 ◎産業振興課長   10月1日から販売を開始しようと思っておりますが、今のところ、原則的には平日の日中ということで考えております。  一方では、本庁舎につきましては、日曜日に開庁している第2日曜日等につきましては、そのときには販売できるように考えていきたいと思っております。 ◆成島ゆかり    ありがとうございます。  ぜひ、ちょっと対象者の方を見ても、平日は厳しいのかなという方も、これ対象に、3歳未満のお子様をお持ちの方とかは、平日ではちょっと厳しいのかなという部分も考えられますので、ぜひそこは考慮していただければなというふうに思っております。  あとこれ、代理購入というのは可能ですか。 ◎産業振興課長   今現在、これから事業者はもうプロポーザルで選定済みなんですが、契約がこれからということにはなっておりますが、一応代理の方でも、引きかえ券をお持ちいただいてということであれば、販売をさせていただこうかなというふうには考えております。 ◆成島ゆかり 
      ありがとうございます。  ぜひ、たくさんの方、本当に必要な方にご購入されるように、工夫をしていただければなというふうに思っております。  もう一つ、これ、事前に購入引きかえ券が対象者の方に、これから選定されて送付されるというふうに伺っておりますが、例えば、引きかえ券と、あと、あそこには必ず説明文だったり、案内文が一緒に入っていくと思うんですけども、この部分というのは、全国共通のものなのか、もしくは板橋区独自でこれ作成されて発行されるものなのか、教えていただけますでしょうか。 ◎産業振興課長   全国的に行われる事業でございますので、内容につきましては、国のほうが示しているような形で考えております。  一方で、自治体の独自というようなところもありますので、それは各自治体と異なりますので、板橋区につきましても、盛り込む内容については当然国のスキームを網羅しつつということで考えていきたいと思っております。 ◆成島ゆかり    ありがとうございます。  ぜひ、国のものは、ベースとして、本当に板橋区民の方にわかりやすくきめ細かく、今言った日曜日も販売、購入可能ですよとか、代理購入も可能ですよということをきめ細かくぜひ周知徹底していただければなというふうに思っておりますのでよろしくお願いします。  以上です。 ◆山内えり    2番の6、現在の進捗状況のところで、商品券の取り扱い店舗の公募というふうにあるんですけれど、従来のこの商店街さんの発行のものは、こうした取扱店が商店街組合連合会に登録しているということですけど、こちらの板橋区発行のは、これから公募なのかなと思ったんですが、どんなふうに公募をして、そしてどういう大型店舗とか、そういった、いわゆる商店街の活性化だけでなく広く扱うのか、そのあたりの公募の状況については、どういうふうに考えているかお聞かせいただきたいと思います。 ◎産業振興課長   商店街連合会のほうで発行いたします商品券が使えるというところが、商店街と振興組合のほうに加盟している商店等になっておりまして、それがおよそ2,000店舗ございます。  今、ご質問の国のほうのプレミアム付商品券でございますが、これから事業者を選定して、公募をする中では、各、当然にして商店街のほうは2,000店舗近くはそのまま使えることでお話をさせていただいておりますので大丈夫ですが、それに加えて、ほかに希望されるところにつきましては、当然広報やホームページ等でも周知してまいりますし、国の同一のスキーム、事業でございますので、その辺は各加盟されていない店舗につきましても、一定程度ご理解いただいているのかなと思っております。そこで、手を挙げていただければ、私どものほうで、一定程度の審査はしたいと思っておりますが、おおむねそこは認めてまいりたいと考えております。 ◆山内えり    ということは、商店街の加盟店よりはふえるということになるわけですね。わかりました。  いろんな小規模の方とかは、産業振興という意味では、いろんな店舗の方が特に大変な事務作業ですとか、何か登録することで、大変だとか、あと返ってくるその換金が遅くなるとか、そういうことで登録することをちゅうちょするようなことがあると、ちょっと違うのかなというふうに思っておりまして、その事務の作業とか、登録に対する負担感というのはないものというふうに考えていいんでしょうか。 ◎産業振興課長   確かに、実際に取扱店が商品券で販売をして、それをじゃ換金どうするのかというところでございますと、金融機関にそれを持ち込んでいただいて、今現在、プレミアムがついていない区内共通商品券でも同様のスキームでやっているんですが、そこで持ち込んだ翌営業日には、口座のほうに振り込まれるような形でやっております。  ですので、取扱店としては、金融機関に独自のご自身の口座をつくらなければいけないというような手続は必要ではございますが、それほど過度の手続があるというふうには考えていないところでございます。 ◆山内えり    ぜひそうした事務作業の負担とかないようにお願いしたいと思います。  それから、広報については、ホームページ、それから広報いたばしということなのかなと思ったんですが、ほかに何か広報の対策等考えていれば、その状況についても教えていただきたいと思います。 ◎産業振興課長   広報については、もちろん今委員のおっしゃったホームページや広報いたばしではございますが、あとは、ポスター、チラシ等、それと、各取り扱い店舗による掲示等につきまして行っていこうと考えているところでございます。 ◆山内えり    特に、ちょっと気になっているのは、板橋区の今回のいわゆる低所得の方ですとか、3歳未満の乳幼児のいる子育て世帯ということですので、なかなかホームページを見るとか、広報を広げてみるとかという、あるいは、発送されるということですから、気づく体制というのは広がると思いますけれども、なかなか買いに行くという、4か所となると、一定地域が離れている方もおられるので、そのあたりちょっと心配しているところなんです。なので、広報をしっかりお願いしたいのと、あと、ちょっと気になったのが、商店街に比べると、箇所数が少ないので、例えば、何か足が不自由だとか、買いに行けない方への対策というのは考えているでしょうか、つまり、電話したら、何か購入できる方法があるのか、そういった手段というのは何か考えているところがあれば教えていただきたいと思います。 ◎産業振興課長   やはり、対象者には直接郵送をして、発送してやりとりをさせていただくというところがありますので、それに返事のないような方については、気づいてない場合もあろうかとは思います。そういった意味合いでは、やはり広報等も、さまざまな形でのお知らせということが必要なのかなというふうには考えております。  また、先ほど成島委員のほうからもご指摘ありましたように、代理人についても、一定程度は認めていこうかなというふうには考えておりますし、販売期間が、商店会のほうは2日間というだけではございますが、国のプレミアム付商品券につきましては、10月1日から原則平日となってしまいますが、2月の中旬まで販売をさせていただいております。  また、どうしても販売所にお願いできる方もいなくてというような場合には、私どものほうでやりとりをさせていただいて、郵送等での取り扱いというところも考えていきたいと思っております。 ◆井上温子    まず、確認で、それぞれの使われる税金の額をお聞きしたいと思います。 ◎産業振興課長   基本的には、区の商店街連合会のほうの発行する部分について、区の負担がどのぐらいあるかというようなところでお答えさせていただきますが、まずは、11億円分のうちの、プレミアム分10%に当たる1億円分と、あとは、商店街連合会のほうで負担いたします事務費相当分、これが1,800万程度ということなので、こちらのほうは1億1,800万円でございます。  国のプレミアム付商品券につきましては、全額が国庫補助金となりますので、そういった意味合いでは、全て区の負担というところはないところでございます。 ◆井上温子    板橋区発行のプレミアム付商品券も、税金という意味合いではきちんと答えていただきたいんですけど。 ◎産業振興課長   国のプレミアム付商品券につきましては、区の負担はないものも、区からの補助金、国からの国庫補助金を活用してということでございますと、およそ9億円程度を今考えているところでございます。 ◆井上温子    多額な税金を使ってそれを行う効果があるのかというところで問いたいんですけども、何人がこの商品券それぞれ買えることを想定されているんでしょうか。 ◎産業振興課長   およそ、商店街連合会のほうで発行いたしますものが、10万冊ということでございますので、そういった意味合いでは1人1冊というふうに考えると10万人の方、また、国のほうのプレミアム付商品券につきましては、非課税世帯の方が約10万5,000人、3歳未満のお子さんの数が1万5,000人ということなので、12万人程度を想定しているところでございます。 ◆井上温子    私、板橋区のプレミアム付商品券のほうを計算していたら、これって1人2万円分買ったとしても、12万人超えないですか。何か、私の計算が間違えてるのかしら。1人2万円、5冊買った場合に買える人数を教えてもらえますか。1人5冊分ずつ買った場合に買える人数というのはどのぐらいになるんでしょうか。 ◎産業振興課長   そこの部分で、1人5冊買ったと想定すると、12万人の方が最大限まで買えるというような計算でございます。 ◆井上温子    1人1冊の場合と5冊の場合、教えてもらえますか。 ○委員長   答弁違うような気がするんです。  もう一度お願いします。 ◎産業振興課長   失礼いたしました。  約60万冊を発行いたしますので、1人5冊か、買うということが可能だというふうに考えております。国のプレミアム商品券につきましては、12万人の方が5冊まで買って大丈夫ということです。 ◆井上温子    私も何かそういう計算になっていて、そうするとなんですけど、1人5冊買わないと、対象者が11万5,000人。          (「12万」と言う人あり) ◆井上温子    12万人なんですよね。だから12万人じゃないですか。5冊買って同じ数じゃないですか。5冊買わなきゃいけないのかという話にはなるのかなというのがちょっと疑問になっちゃって、1人1冊ずつ買ってったら売れ残っちゃうのかとか、そういったところが、だからよくわかんなくて説明してほしいんですけど。 ◎産業振興課長   大変失礼しました。  そうですね。1人5冊まで買えますけれども、5冊買わない場合は余ってしまうということになります。 ◆井上温子    すみません。じゃ、12万人がみんな5冊ずつ買うという想定でやっていて、買わないことがないものなんですね。買わない想定がない事業なの。 ◎産業振興課長   12万人の方が限度額まで買えるように準備をしているところでございます。 ◆井上温子    想定が全員マックスというのが何かちょっと見込みとして甘いんじゃないのかなと思って。いや、8割とか9割ぐらいが買うという想定だったらわかるんですけど、何か12万人が対象者で12万人分の分を、しかも1人5冊で用意するというのがちょっとすごく違和感が。1人5冊分の予算を組んでいるわけじゃないですか。1人1冊の方もいらっしゃいますよね、きっと。そしたら、予算が余る事業を組んでいるのかなって、ちょっと私が思っちゃって、そこで何か幾ら計算しても12万人分の予算を組んでいるので、なぞになっちゃって、1人5冊、12万人100%で予算組んでいいものなんですか。何か大体こういうものって、8割の方が買うとか、50%の人が5冊買うとか、そういう何か今までの経験をもとにある程度算出するものなのかなって思ってたんですけど、いかがなんでしょう。 ◎産業振興課長   全員が、皆さんが買っていただくというようなことで考えておりますが、ただ、現実的には、そこまで至らないというような可能性もございます。  そういった場合は、当然、販売しなかった分については、額面での歳出というのは抑えられるのかなとは思っておりますので、当然、戻入というか、補正をして減額をするというようなことは考えられます。 ◆井上温子    何か、最初から減額補正を予測される事業設定って、何か余り聞かないので、私、あり得ないと思うんですよね。12万人の人が5冊みんな買うなんてあり得なくて、それでこういう事業をつくってていいのかなというのがちょっと疑問なので、ちょっとあとでまた新しい情報があったら教えていただきたいなと思うんですが、あと、過去の議事録見ていると、1店舗当たりどれぐらいの額が使われるのかというのも言われていて、2012年の議事録ですと、6か月で1万数千円が1店舗当たりで平均使われるような、3億3,000万円ぐらいの商品券の場合なんですけど、その当時は3億3,000円で想定したことでいうと、6か月1店舗当たり1万数千円が使われることになりますよと。そうすると、余り効果がないんじゃないかみたいな話が議事録上あったんですが、今回は、それぞれの商品券についてどれぐらい1店舗当たり、平均でいいんですけども、商品券が使われるというのを見込んでいらっしゃるんでしょうか。 ◎産業振興課長   今、1店舗当たりということなので、商店街の発行するものと、板橋区で発行するものと、それぞれ合計しますと41億円の分のものが発行されます。それが、今、大変雑駁ですが、2,000店舗程度は確保できるだろうということで、2,000で割るとおよそ、幾らになるのかな。 ○委員長   あとで、それ計算してください。 ◎産業振興課長   失礼しました。  200万程度の売り上げが年度末までにあるのかなというふうには見込んでいるところでございます。 ◆井上温子    じゃ、1万数千円という見込みからすると、かなり額が1年間でふえる、額も大きいのでそうなるのかなと思うんですが、今回、最近しばらく、イオンさんとか大型のスーパーさんとかも、こういった事業に参加してもらうことになったじゃないですか。それというのは、使う側にとってはメリットが大きいと思うんですけども、私はこの商店街振興とか小規模店舗の応援とか、そういった意味では、なかなか意味があるものなのかはちょっと薄まっているような気がしていて、イオンさんとかの場合、通常でも5%オフとか10%オフとか、さまざまな事業をされていて、そういうことをよく見て、そのときになるべく多く買おうとか、そういう消費者心理ってあると思うんですけども、何かそういったところも入れるという妥当性というのが、私の中では理解できないんですけど、教えていただきたいと思います。 ◎産業振興課長   確かに、そういった今井上委員ご指摘の部分は、懸念はあろうかと考えております。  一方で、過去の商品券等にプレミアム付につきましても、おおむね日用品を買うということが過去の実績では8割程度あるというふうには聞いておりますので、そういった意味合いでは、いろいろなものが日用品として買われるのかなとは思っております。それが置いてあるところに集まるとは思いますので、それぞれ、大型店舗だけでなく、小売店のほうでも、それぞれの独自性を生かしながら、強みを生かしてもらって商品券の活用に努めなければ、やっぱりならないのかなというふうには思いますので、売る側の意識というところがやはり高くなってくるのかなとは思っております。それがなくしては、なかなか大型店舗にとられてしまうという懸念もありますけれども、しっかりとこれを契機に、小売店のほうでも活用していただけるように対策を考えていただきながら、進めてもらえればというふうには考えております。 ◆井上温子    もう一つ何かちょっと懸念点があるのは、小規模の店舗というのは、基本的に何か多分大型の店舗よりちょっと高いと思うんですよね。ネット上での販売価格とかと比べても、それこそ10%、20%、結構高いものは3割ぐらい価格差というのがあると思うんですよ。  だから、プレミアムというのが本当にプレミアムに区民にとってなるのかというところは、大変疑問があるわけなんですよね。その点はどういうような見解をお持ちなんでしょうか。 ◎産業振興課長   確かに、価格競争ということになりますと、薄利多売というようなことありまして、多く仕入れたところが安く売れたり、消費者のほうが安いものをということで求められれば、そういった意味合いでは、小売店に対しては非常に不利に働くのかなとは思っております。  一方で、小売店のほうでも、自分の扱っている商品に対しての質というようなところでは、しっかりと示していただきながら、商いとして商品を販売していただくことによって、お客様、固定の消費者等はつかめるのかなというふうには考えておりますので、先ほども、繰り返しになりますが、やはり小売店側のほうの努力次第でいろいろ変わってくるのかなというふうには考えているところでございます。 ◆井上温子    先ほど、日用品の買い物に使われる方が多いので、そういったスーパーとかイオンさんもというお話しされてたんですけども、2012年の議事録で、本来はついで買いがないと経済効果は出ないんですけれども、通常の日用品の買い物に使われているというのが大多数であろうというふうに書かれているんですね。これというのは、経済効果を本当は上げるためには、ふだん使っている日用品じゃないものに使ってほしいという議論がずっとされているんですよ、いろんな議事録、何年分も読むと。何かそれって、先ほど、日用品に使われるのを促進されちゃってるんじゃないのかなと。過去の反省点を踏まえると、日用品に使うんじゃなくて、もうちょっとついで買いとか、もうちょっと違ったものについて使ってもらわないと、経済効果とは言えないんだよねという話をされているんですね。  そうすると、イオンさんとか、そういったものを入れるというのは、逆に経済効果の観点からいうと、違かったんじゃないですかって思ったんですけど、いかがでしょうか。 ◎産業振興課長   確かに、経済効果というようなところでは、板橋区で商品券を使うに当たって、どういった経済的な、売り上げがどれぐらい伸びるかとかというようなことにもなろうかと思います。先ほど、日用品の消費が約8割と申し上げました。残りの2割というのが、その商品券を入手したこと、購入したことをきっかけに、新たな商品やサービスを購入したというような形になろうかと思います。2割分は、新たな消費喚起になっているのかなというふうにも考えますし、また、今回、お釣りを出さないことになっております、商品券、額面500円になりますが、500円に上乗せをしてということで、前回の実績からすると、約11.2%が追加して、上乗せして金額をということにはなりましたので、額面以上に経済効果というのはあろうかと思います。  一方で、先ほど申し上げましたように、大型店になるか、小規模店になるのかというようなところは、消費者の判断によるのかなというところではございますので、それぞれについてのというところだと、ちょっとわかりかねるところはございます。
    ◆井上温子    いろんなアンケートを見ていると、買い方に変化が見られなかったというのが53%いたとか、客の変化ということで、変化がないというのが65%とか、大多数のところで余り変化が見られないみたいなことを、過去の議事録を見ているとあるんですよね。  しかも、2012年の議事録を見ていると、経済効果が10倍あるんだということについては、商店街連合会の宣伝文句でございますって、当時の産業振興課長がおっしゃっているんですよ。もう、これは休廃止ってなってるからなんですけど、行政評価で休廃止になっていて、行政としてももう取り組まないと。もう、これは廃止事業なんだということで、一生懸命廃止する妥当性について述べていて、それをクリアされるような事業じゃなかったら、こんな多額の税金使うべきじゃ私はないと思ってるんですが、その点についての見解を伺います。 ◎産業振興課長   かつての部分は、特段、毎年のように出してた時期もございました。そういった中では、しっかりと分析もされずに進んでいた点がございましたので、そういう結果になったのかなとは思っております。  一方で、今回は、冒頭にもお話ししましたように、10月の消費税率の引き上げということでの部分で、景気の下支えあるいは消費の喚起ということで考えておりますので、そういった社会的な事情の変化というようなタイミングでは、一定程度の効果があるんじゃないかなというふうには考えております。 ◆井上温子    消費税とか、そういったようなのは関係ないと思うんですよね。消費が喚起されるか、されないかというのは、事情をいかに組み立てるかの問題であって、今まで長年これを廃止するんだと言ってきた事業について、改善点が組み込まれてないんであれば、それはやる事業じゃないと思うんですね。税金の単なる無駄じゃないですか。こんなに何億円も使ってやることなのかというのをもう一度問いたいと思います。 ◎産業振興課長   税金を投入して、消費喚起というようなことで、このタイミングでやはり消費税率が引き上げられるというようなところでは、消費者にとっても、非常に買い控え等に走らざるを得ないような意識を持たれてしまうのかなというふうには思っておりますので、このタイミングで商品券事業を行うということは、一定の効果も、過去の実績からも、追加で現金を支出して11%程度の経済効果等もありますし、また、商品券を手にとったからには、新しい商品や、あとはサービスを受けたというのがあると思いますので、そういった意味合いでは効果があるというふうには考えているところでございます。 ○委員長   井上委員の質疑の途中ですが、20分経過しましたので、ほかの委員で質疑ありましたら、挙手願います。 ◆山田貴之    質問をさせていただきます。  まず、説明もしていただきましたけれども、令和元年10月に予定されている消費税率引き上げが8%から10%になるということで、政府としては、この引き上げによって、皆さんに一律に消費者に税金がかかる中において、いわゆる弱者、低所得者、子育て世帯向けプレミアム付の商品券を発行することで、消費税のアップに対して、多少なりとも緩和したいという思いがあっての発行だというふうに思ってます。使用のされ方は、商品券を買っていただいた個々人の皆さんに委ねられるんだろうというふうに思います。切実に、生活が苦しいというふうに思われる方は、日常の必要なものをその中で買っていくことになるかと思うんですけども、例えば、今回、お一人5冊、2万円まで買えるということなんですけれども、この購入する利用期間というのは、非常に幅を持たせて10月から2月までですから、4か月間、購入期間があるということです。  例えば、低所得者の方とかですと、いきなり2万円を月に払うことというのは難しいかと思うんですけども、これは利用されたらまた次、期間内であれば買えると、分けて必要なときに買うことも可能なんでしょうか。 ◎産業振興課長   低所得者が、先ほど申し上げました10万人を超えるというようなところもありましたし、1回に2万円を持ってくるということは、非常に厳しいことも想定されることから、一応5回に分けて購入できるように、1冊ずつというふうに考えておりまして、窓口に対しても、申請書のところにスタンプを5個押せるような形をとりまして、その都度、1冊ずつ販売をしたいと考えております。 ◆山田貴之    お米ですとか、何かお金がかかるものがあって、定量的に毎月かかってくるようなものに、利用をうまくしていただいて、消費税率アップが少しでも、一定期間ですけれども、緩和されるといいなというふうに思います。  その一方で、子育て世代ということで、また購入対象者が限定をされています。これは、対象児童が1万5,000円で、3歳未満の子ということであります。子育て世代も、さまざまな消費、食料品ですとか、お子さんのおむつですとか、かかってくるものがあるかと思うので、そういうようなものに充ててくださるんだろうというふうに、想像するわけですけれども、説明書きのこの3番のほうのいただいている資料のほうには、地域における消費喚起も目的とされているというふうに書いています。近年、インターネットなんかの販売を通じて、地域にない企業さんからいろいろ商品を買うケースというのもあるかと思うんですけども、この商品券というのは、商品券を持っていた区内の店舗でしか使えない、使うことができるというふうに応募に対して答えていただいたその店舗でしか買い物ができない。要するに、インターネット上のお買い物には使うことができないということを確認させていただいてもいいですか。 ◎産業振興課長   委員おっしゃるとおり、取扱店というのを定めて、そこで消費してもらうということになりますので、インターネット等でですと、取り扱いますというようなところも、こちらのほうで一度手を挙げていただいた店舗に対して、一定程度の審査をしてということになりますので、そういった区内での消費というところに結びつけたいと考えております。 ◆山田貴之    そこで、今回は、商店街連合会のご要望などもあり、区としては商店街振興組合連合会発行のプレミアム付商品券を計画していく中で、今年度に入って、令和元年度の2月7日の通常国会で予算が可決をして、実際に、急遽という形になろうかと思うんですけども、板橋区の発行のプレミアム付商品券が後から実施することになったということの理解でよろしいでしょうか。 ◎産業振興課長   おっしゃるとおりでございます。 ◆山田貴之    今回は、たまたま区が独自で考えていた、商店街振興組合連合会さんと一緒に考えていたところから、さらに板橋区発行のプレミアム付商品券と、2種類になったわけですけども、今回、このように2種類になっている自治体というのは、板橋区のほかにもあるんでしょうか。 ◎産業振興課長   ちょっと特別区のほうで調べさせていただきましたが、板橋区以外で、国のものとあわせてやったところがございます。  例えば、実施しているところが、港区であったり、文京区、品川区、世田谷区、あと葛飾区と江戸川区になります。 ◆山田貴之    なるほどですね。ありがとうございます。  板橋区は結構まれなケースなのかと思ったんですけども、恐らく消費税率が上がるということで、区内の商店街の組合さん、連合会さんなんかが多分陳情をされたり、要望されたりということを受けて、多分ほかの自治体もそのような流れになっているのかなというふうにちょっと理解をしたところですけども、そこでちょっと伺いたいんですけども、その商品券の名称、プレミアムというふうにやはり名前をつけて、発行をしているんでしょうか。今回、これなぜこのようなことを聞くかというと、どちらもプレミアムという名前がついていて、その商品券自体の効果というか、どんなことが有効なのかということはわかります。確かに、プレミアム、付加価値がついているということだからプレミアムなんですけども、プレミアムが両方ともについていることによって、非常にちょっと混乱するんじゃないかなという懸念があって、そのほかの自治体さんも、やっぱりどちらの商品券もプレミアムという名称が入るような名称の商品券として発行されようとしているのかということをちょっと教えていただければと思います。 ◎産業振興課長   そこまではちょっと確認を、名称まではしていないところでございますが、一応、区のそれぞれ通常から商品券を発行しているというような自治体が、今重なって出すよといったところが多いことでございますから、多少なりともこのタイミングでプレミアムというような名称は使われているのかなというふうには推測するところでございます。 ◆山田貴之    すみません。突然だったので、なかなか名称まではと思うんですけども、要は何を伺いたいかというと、結構混乱されるんじゃないかなということを懸念していて、その予想される混乱に多少準備をしておく必要があるんじゃないかなと思ってまして、今回、6月8日発行の広報いたばしには、区内共通プレミアム付商品券を販売しますと書いてあって、ぱっと見これ、どっちのことだかよくわからないんですね。販売日6月23日となっているので、あ、こっちかと私はわかるわけですけども、しかもこのプレミアム付板橋区内共通お買い物券という券の実物のものが縮小されて掲載されているわけですけれども、ここには実施は東京都板橋区ってこう書いてあるんですよね。さらに、りんりんちゃんの柄が載っているということで、これ板橋区のものだよねというふうに理解される方もきっといらっしゃると思うんですよね。そういう中で、そういう前提で何が起こるのかということを考えますと、例えば、6月23日にこの商品券が発行されます。区内共通プレミアム付商品券、板橋区商店街振興組合連合会発行のものが発行された後に、ああ、その商品券買いたかったわって、うわあ、もう買えないのね、1日だけなのねといったときに、10月にまた発行になりますとなったときに、あ、10月また発行するんだ、買いに行きますね、で、この区内4か所のところに行く、そうすると、購入対象者じゃないから、買えないという状況になりますよね。そうすると、ここでもう、この時点で少し混乱が起こるんじゃないかというふうに思いますし、例えば、発売期間が10月1日から板橋区発行プレミアム付商品券も始まるわけで、10月1日以降は、区内に両方の商品券をどちらか持っている方、両方を持っている方、いらっしゃる中で、この商品券はA店で使えるけども、この商品券はどうやらA店では使えないみたいなことになりかねない。これをどういうふうにわかりやすく区民の方にお伝えするのかというのは、区の大事な課題かなと思うんですけども、今現状のお考えを教えていただければと。 ◎産業振興課長   確かに、同じ店舗で使える場合もありながら、国については公募も始めるということなので、商店街のほうの商品券が使えないお店が多少ふえてこようかと思っております。  一方で、対象者が限られておりますので、それぞれの対象者に宛てには、ここで使えますというような形でお示しをする一方、取扱店についても、これが使えてこれが使えないというようなことは、しっかりと周知をしていただきながら、ただ、消費者として間違えてしまわれるということは、非常にあり得ることだとは思いますので、もう少し、新たに使える店舗については、このタイミングを利用しながら、商店街連合会にも加盟等をしていただくというような働きかけもしながら、それぞれのお店で使えるというような試みも続けていきたいと考えております。 ◆山田貴之    区に連絡が来て、どういうところで使えますかみたいになったときには、区は当然わかって答えれると思うんですけど、お店に問い合わせになる可能性もあるんですよね。そのお店で使えますかって、このプレミアム付商品券使えますかって言われたときに、お店の方も、あ、使えますよって、気軽に言っちゃったら、使えないほうの商品券を持って来たみたいなこともあるかと思うんですね。  そこで、これ、今6月23日発行の区内共通プレミアム付商品券も名称はもう両方ともこういうことなんだと思うんですけど、これりんりんちゃんのマークなんですよね。これで発行されると。もう一つのこれから発行する商品券というのは、もうデザイン決まっているんでしょうか。 ◎産業振興課長   一応、同じような形のものにしようと思っております。  そういうふうに決断した経緯といたしましては、これから国のほうの補助金を使ってというようなところでの区で発行するものに関しては、低所得者の方がほとんどになります。そういった際に、違うものを使う際に、どうしても周りの目を気にされたりもするのではないかというようなことも、私たちも懸念をいたしまして、ぱっと見わからないような形にはしていくべきだろうということで、山田委員のご指摘のほうには、ちょっとそぐわないとは思うんですが、似た近しいものにしようというふうに、今考えているところでございます。 ◆山田貴之    そうですか。  りんりんちゃん、これ右手が挙がっているので、左手挙がっているような、何か問い合わせのときにどっちの手挙がってますって聞けば、わかるような、そんな何かちょっと工夫をして利用される方が困惑したりしないように、ちょっと、電話だと、お互い見えてないもので、混乱するかと思うんですよね。足が不自由だとか、体の調子が悪いという方が使われたりすることも想定すると、やっぱり何か電話問い合わせしたときに、間違いなく答えて差し上げれるほうがいいんじゃないかな。それでなおかつ、言われたように、人目が気にならないような、何か対策を、まだ決定じゃなければ、何かその余地があるのかなと思いますけれどもいかがでしょうか。 ◎産業振興課長   今現在、デザインとして考えているのが、こういう形で、端に色を変えようということで、ぱっと見わからないんですが、細かく見ると、ここが板橋区だったり、商店が連合会であったりというようなところでは差を設けつつ、この端のラインで色を変えることによって、店舗側、取扱店のほうでも判断できるようにということで考えているところでございます。 ◆山田貴之    そういうデザインということなので、りんりんちゃんが右手挙げてても、左手挙げてもいいんですけど、色が変わっていれば、その色をちょっと電話、もし問い合わせが来たときに聞いてみてくださいということを、参加いただけるお店の方には周知していただいて、区民の皆さんの問い合わせにもそのようにちゃんと聞いた上で、そのプレミアム券がどっちなのかというのを判断した上で、情報発信をしていただければなと思いますので、よろしくお願いします。 ◆大野治彦    もとに戻ってしまったら大変申しわけないんですが、板橋区の商店街振興組合連合会が発行するプレミアム付商品券、これはこの事業をやりましょうと言ったのは、こちら側から板橋区に対してやってくださいというお願いがあったから行うのか、それとも板橋区から連合会でやりましょうというふうになったのか、どちらかちょっと、どういう経緯かお聞かせいただきたいと思います。 ◎産業振興課長   商店街のほうにつきましては、やはり消費税率が本年10月に上がるであろうというようなところから、昨年度、予算計上をさせていただいたところです。  そういった意味合いでは、つくるに当たっては、どうであろうかというようなことは商店街連合会のほうには打診はしたところでございます。 ◆大野治彦    板橋区のほうから、商店街振興組合のほうに打診をしてやりませんかというふうにして、アプローチを図ったということでよろしいですか。 ◎産業振興課長   プレミアムではない、普通の商品券につきましては、毎年、商店街連合会のほうでも発行しておりますので、それに対してということもありましたし、一度行政評価の関係もありまして、休廃止にした後も、商店街連合会のほうからは、ぜひ区からの補助をもらって、プレミアムとしたいというようなことでのご要望は毎年いただいていたところでございます。 ◆大野治彦    毎年そうやって要望をいただいてましたけど、板橋区のほうでは、ちょっと余り効果が期待できないからということで行わなかったんですが、今回に関しては、振興組合からの要望を受け入れて、行うということになったというふうに理解したんですね。  そこで、今回も1億円の税金を補助するわけですから、これ、使用期間も令和2年2月29日というふうに決まってますから、これはやっぱり検証しなければいけないと思うんですけども、その検証については、どのように効果があったのか、消費喚起にこの事業が、区が1億円を投入して消費喚起につながったのかどうかという検証の仕方については、どのようにお考えになってるかお聞かせいただきたいと思います。 ◎産業振興課長   確かに、検証が必要だというようなところもありまして、前回の緊急経済対策のときには、その検証も行ったところでございます。そういったところで、8割方が日用品に使われているとか、2割が新たなものを購入した、それとお釣りが出なかったので、プラスでどのぐらい消費したのかというようなところは出たところではありますので、それを一定程度考えながら、また、同じような調査というのはちょっと今のところは考えていませんが、ある程度の、どれぐらい使われたか、換金がどれぐらいされたかというようなところでは、数字はつかんでいきたいなというふうには考えております。 ◆大野治彦    物が何が売れたかもいいですけど、お金を投入しているわけですから、板橋区内でどれだけのお金が、発行することによって、プレミアム商品券の効果が発揮できたのかと、金額ベースにまで落とし込んでいただいて、効果があったかなかったかを検証していただきたいと思います。  それと、先ほど板橋区からの税金の投入と、国からの税金の投入ということで、木内課長、お答えになりましたけど、これはマックスの数字だと思うんですよ。例えば、板橋区商店街連合振興組合でしたっけ、これ1億円補助して1,800万円の事務費ということですから、全部売れたとして、1億1,800万円の区からの税金が投入されるわけであって、仮に売れなかった場合は、その分お金が返ってくるとか、プレミアム分は税金の投入がないということですから、先ほどそういうふうにお答えになられているので、ちょっと訂正をしたほうがいいんじゃないか、余計なことなんですけど、そういった国からのほうも、9億円というたしか言われましたけど、9億じゃないですよね。これもマックスで、6億円だと思うんですよ。あと、こちらの繰越明許で4,500万円、だから、これもマックスでの数字で、9億円というのもちょっと違うと思うので、この辺ははっきりさせておかないと、全て売れたことを想定して、税金と売れなかったときについての税金も違いますので、その辺ははっきりさせていただいたほうがいいかと思いますので、ちょっとお聞かせいただきたいと思います。 ◎産業振興課長   大野委員、ご指摘ありがとうございます。  おっしゃるとおり、全部売れなければ、当然にしてプレミアム分は使われないということになりますので、区のほうは使わないで済む形になります。  先ほど、9億円と申し上げたのは、全体で6億円分のプレミアムが国のほうはつきます。それとあわせて、およそ3億円弱になるんですけれども、先ほど申し上げました、受託事業者への委託料等も含めて、発送から換金に至る人件費等々も含めて、およそ3億円弱というようなところですので、こちらのほうも売れなかった場合には、そのプレミアムの6億円分の何がしかは使わないで済むというような形でございます。 ◆大野治彦    それと、これは12万人の方がマックスで2万円買われた場合というのは24億円になりますから、30億円を予定されてますけど、24億がマックスということになると思うんですよね。それは、私の考えで合っていますかね。  12万人の方が2万円のマックスの金額まで買ったとしても、24億しかいかないんですよ、板橋区の場合。だから、30億円にはならないということでよろしいんですかね。 ◎産業振興課長   2万円分をご負担いただいて、2万5,000円分の商品券になりますので、という計算でございます。 ◆大野治彦    それと、国が発行するというのかな、板橋区が発行する商品券の販売場所なんですけども、本庁舎と赤塚支所と高島平地域と大谷口、桜川地域となってますけども、これは地域センター、桜川とか大谷口、高島平とか、これは地域センターで販売するんですか。 ◎産業振興課長   本庁舎以外でございますと、赤塚支所と高島平地区は旧高島第一小学校、それと桜川地域センターで今考えているところでございます。 ○委員長   大谷口は。 ◎産業振興課長   大谷口から桜川ということで、4か所だと、区役所、赤塚支所、旧高七小、桜川地域センターでございます。 ◆大野治彦    これ、大谷口、桜川というのは、うちの近くなので、偏ってるなと思ったんですけど、大谷口か、桜川って書かないと何かわからないですよ。  あと、地域センターで、税の窓口の収集とかは行わないと言っているのに、プレミアム商品券は販売したりできるんですか。 ◎産業振興課長   これも、受託事業のほうに含めているんですが、ブースを設けたいと思っております。そこには、区の職員も出向いて、それとあわせて、受託事業者のほうでもニーズを出していただいて販売をするというような、そこの中のだけを収受というような形で考えております。 ◆大野治彦    これはあれですか、何か条例とか変えなくても、そういう受託ということなので、そういう窓口でお金の現金のほうのやりとりというのはできるものなのかどうか、最後にお聞きして終わりたいと思います。 ◎産業振興課長   地域センターの職員が直接収受するわけではございませんので、その地域センターの一室を借りて、その中で販売をするということでございます。  施設の貸し施設をお借りして、そこで販売するというような形でございます。 ◆寺田ひろし 
      ちょっと簡潔に、今3点ほど、1点目は、これ購入は現金だけでよろしかったでしょうか。 ◎産業振興課長   現金のみでございます。 ◆寺田ひろし    ありがとうございます。  今回、この2種類のプレミアム商品券、ほぼ同時に発刊されるということで、共通の目的としては、やっぱり景気浮揚策と、落ち込まないように。ただ、国がやるプレミアム商品券は、低所得者と子育て世代に、ちょっと温かい意味で、痛税感をなくしていこうというところだと思います。  その上で、先ほどからお話が出ているように、検証データ、これ、1つは国がやるものもあると思うんですけれども、前回2014年の内閣府の調査だと、およそ置きかえ消費と、あと事務費、除いたもので、このプレミアム商品券があることによって購入したと、国民のアンケートによっては1,500億円浮揚効果があったという調査結果も出ております。  その上でなんですけども、今回の検証データの中で、やっぱりせっかくの税金を使っている事業でございますので、まずは、予定枚数、売り切れる方策とか、結果、どの程度全部使われたのかどうか、またはその使うために、使っていただくためにはどのようにすればいいかというような、ちょっと突っ込んだ検証データも加えていただきたいなというふうに思います。いかがでしょうか。 ◎産業振興課長   検証につきましては、今現在、どういう形でやるかというところは決まっておりませんし、また、検証自体がどういう形で行うかは決まっていないところではございますが、その辺、ほかの国等の動向も見ながら、どういう形が望ましいのかというようなことを、これから考えてはまいりたいと思います。 ◆寺田ひろし    最後に、今、いろいろ商店の方々、いろんな、今度お伺いして、プレミアム商品券、商店街に出てますねということで、いろいろお話伺ったら、中には、ちょっと高齢の商店の方だと、いやいや、そんなに期待してないよとか、どうせ大型店舗に行くんでしょうとかというには言われておるんですけれども、1つぜひそういった地元の板橋区内の商店の方々を、共通の目的である景気の底上げといいますか、景気浮揚にしっかり区がサポートとしていただきたいなと思います。それが唯一できるのは、この比較表のほうでもありますように、商店街のほうのプレミアム商品券は、先んじて7月1日から、要は消費増税がされる前から使えるんですね。8%の時点から使えると。10%のプレミアムがつくと。これをしっかり区民の方々にお伝えできるように、この国がやるプレミアム商品券は10月1日からと。この7月、8月、9月と、ここが1つ大きな勝負になるんじゃないかな。ここでしっかりぜひ区民への周知と。あと、商店会の皆様へのサポート、ここでしっかりご活用いただけるように、商店会の方々、喜んで次回もよりいいものをつくっていこうという、ちょっと意欲が沸くような施策もお願いしたいなと思います。 ○委員長   答弁はよろしいですか。 ◆寺田ひろし    そうですね、じゃ、ちょっとこの点について。 ◎産業振興課長   寺田委員おっしゃったように、やはり、この商品券の発行事業についての目的といたしましては、景気の下支えというようなところもありますし、ひいては、それを活用して、商品を買って、消費につなげるというようなところもありますので、各店舗、大型店も含めて、小売店、小規模店舗についても、これを機会に活性化できるように、地域での消費というようなところにはつなげていきたい。  また、それに対して、各店舗に対して、私どものほうでもできる限りの支援をしてまいりたいと考えております。 ○委員長   じゃ、2巡目いきます。 ◆井上温子    1点だけちょっと問うておきたいことがありまして、申しわけないんですけども、板橋区の商店街連合会のほうのプレミアム商品券に関しては、プレミアムが1億円で、事務費が1,800万円じゃないですか。板橋区発行のほうは、6億円がプレミアムで、3億円もの事務費がかかると。両方とも、かなりの事務費に使われるわけですよね。商店街連合会さんからは、いつも要望が上がっているのは存じてますが、しかしながら、24年度に一度休廃止すると、廃止すると、一生懸命本当に議事録読むと、廃止の方向に向かって皆さん頑張って答弁されていて、それで再開するといったときに、私が気になるのは、例えば国のお金がおりてきました、だから、国のお金だからやりますというのは、私、今回、区でも予算とってやっているのはさらに悪循環だなとは思ってますけど、国の予算がついたら、国のお金は自分たちの財政痛まないからやるみたいな発想があると思うんですよね。  先ほども、板橋区発行のプレミアム付商品券というのは区負担ありませんっておっしゃったんですよ。区の負担はありません。板橋区発行のプレミアム付商品券は、区の負担はありませんと、それは国のお金だから。でも、それってもともと税金であるということが根源にあるわけじゃないですか。消費がどんどん喚起されていくというのは、何が一番重要なのかって、増税するのは福祉を充実させるためだったということが、多分皆さんおわかりだと思うんですけれども、これから少子高齢化が進んで、税金がたくさん必要で、福祉を充実させなきゃいけなくて、本来そこに充てなきゃいけなくて、そういったところに充てれば、安心感が増して、その結果、消費をふやさなきゃいけないわけじゃないですか、本来は。こんな何か、一時的なことに使ってしまって、そういったところの予算がどんどんどんどん削られていくということに危惧していて、私は板橋区としても、きちんとこういった国の予算がおりてきても、私たちとしては、24年度の行政評価で、休廃止になって、効果が余り見込めないとなっているんだというぐらい突き返せるような気持ちがなければ私はいけないと思ってるんですよ。じゃないと、どんどんどんどん国の財政赤字ふえるし、大事なところに使われないみたいな悪循環があって、それは自治体がやっている以上、本当に情けないなって私は思うんです。これなら、きちんと再検証されて、効果があるものに仕組みを変えましたよというんだったら、まだ検討の余地ありますよ。ただ、今回、大して変わってないわけですよ、いろいろ調べさせていただいた結果。そのところについて、ちゃんと見解を最後伺っておきたいんですね。国の予算だから、関係ないと、使ってしまおうと、ほかの自治体もやっているんだからという意識こそ変えなきゃいけないんじゃないでしょうか、伺います。 ◎産業振興課長   一度行政評価のほうで休廃止というところで決めさせていただいて、行っていないところでございます。  一方で、消費税率の引き上げというようなところは、特段の環境の状況の変化ということは否めないところでございまして、このタイミングにおいて、やはり消費を下支えしていくというような意味合いでは、非常に効果がある事業だというふうには考えております。そういった事情がなければ、これまでの検証も余りなされてなかったというようなところがありますので、休廃止せざるを得なかったところではあります。  一方で、緊急経済対策として、平成27年度に行ったものでは、検証をしている中では、いろいろな形で経済効果が、例えば、先ほど申し上げましたお釣りを出さないというような仕組みを変えたことによって、プラスアルファでの使っていただくというようなこともございますし、2割程度は、商品券を手にしたから、新たな消費に結びついたというようなところもありますので、そういった意味合いでは、今回の環境の変化というところを見据えて、しっかりと進めていきたい、そのように考えて、予算計上してそれが議会でも認められて執行をしていくというようなことで進めてまいりたいと考えております。 ○委員長   本件につきましては、この程度でご了承願います。 ──────────────────────────────────────────────── ○委員長   次に、区立美術館リニューアルオープンについて、理事者より説明願います。 ◎文化・国際交流課長   よろしくお願いいたします。  それでは、お手元の資料4をごらんください。  区立美術館リニューアルオープンについてご報告いたします。  昨年4月から、改修工事のため休館しておりました区立美術館でございますけれども、工事が順調に進捗いたしまして、6月28日金曜日のリニューアルオープンを迎えるところまでやっとたどり着いたところでございます。  下記のとおり、オープン当日につきましては、現地において、招待者、関係者によるオープニングセレモニーを開催いたします。  翌29日の土曜日から、リニューアルオープン開館40周年記念といたしまして、2019イタリア、ボローニャ国際絵本原画展にて、通常の観覧入館利用を再開したいと思ってございます。  項番1のオープニングセレモニーでございます。  6月28日金曜日、午後3時から1時間程度を予定してございます。  場所は、新しくなりました美術館の1階講義室でございます。  招待者は、美術館運営の展覧会関係者が記載のとおりでございます。100名程度を想定してございます。  式典の内容につきましては、主催者来賓挨拶、改修概要説明、テープカット等を予定しておりまして、それが終了次第、館内を自由に内覧いただけるようなことを考えてございます。  項番の2でございます。  リニューアルオープン及び開館40周年記念の展覧会といたしまして、先ほど申し上げましたイタリア・ボローニャ国際絵本原画展、板橋区立美術館の一番の本の展覧会でございますけれども、こちらで再開したいと思います。  6月29日土曜日から8月12日までの39日間でございます。  観覧料は、記載のとおりでございますが、オープン初日の2日間、土日は全員無料で今回は開放したいというふうに思ってございます。  (5)の主な内容でございますが、イタリア・ボローニャブックフェアで開催されます、今回の27か国76名のイラストレーターの作品、約500点を展示するとともに、今回は改修設計の特別展示を同時開催する予定でございます。  ぜひ、たくさんの方にご来館いただきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。  以上でございます。 ○委員長   ただいまの説明に質疑のある方は挙手願います。 ◆山内えり    観覧料の2の(4)のところですけれども、高齢者、障がい者、割引ありというのは、高齢者は何歳以上というのと、割引はどういうふうになっているのか教えてください。 ◎文化・国際交流課長   高齢者65歳以上の方及び障がい者は半額ということでご案内してございます。 ◆山内えり    今回は、展覧会名ということで、イタリア・ボローニャ国際絵本原画展ということですけれど、ちょっと私も、中のほうは行った記憶があるかなという状況なので、何か美術館の中で、区民の方が今回だけに限らず、たくさん訪れるような、そういう充実したものになる必要があるかなと思っておりますけれども、展示についてや、今後区としてどういうふうに区民の皆さんに来ていただくような美術館にということで、展開考えているのか、考えを教えていただければと思います。 ◎文化・国際交流課長   ありがとうございます。  ボローニャ国際絵本原画展につきましては、年に1回、美術館でやってございまして、昨年は、改修中ではありましたけれども、それでも、やはりボローニャから来ていただけるので、昨年はアートギャラリーで開催を、規模を小っちゃくして開催させていただいたところでございます。  新しくなった美術館は、何と言いましても、展示環境がよくなったというところが一番の売りでございまして、今回も展示パネルを自由に動かせるようなものを導入するとともに、展示室の、今までは展示室1、2の2つでしたけれども、それを4つにし、かつ、環境もよくなりましたので、今回、また違った、新しい絵本展の魅力を感じていただけるんじゃないかなというふうに期待しているところでございます。  また、お子様たちに向けて、例えば、仕掛け絵本をつくるようなアトリエであったり、また、中高生を対象にしたものもありますし、あと、イラストレーターの方に対するもの、それから、講演会、テーブルトーク、シンポジウムと盛りだくさんでございますので、ぜひ多くの方にご来館いただけるような展覧会を今後も続けていきたいというふうに考えてございます。 ◆山田貴之    教えてください。  じゃ、今回の展示室の展示ケースが、国宝とか重要文化財を飾ることができるように変わったと、リニューアルされたということなんですけれども、今回のイタリアのボローニャ国際絵本原画展では、それは何か重要な作品が来てたりとか、そのケースを使った展示というのはあるんでしょうか。 ◎文化・国際交流課長   今回、委員ご指摘のとおり、展示ケースをエアタイトケースという国宝、重要文化財であっても、文化庁から許可を受けやすいケースとしたところが1つの売りになってございますが、こちらについては、絵本の展覧会につきましては、そういったものはないわけでございますけれども、かつ、文化庁のほうから、今言いました国宝文化財を公開するという許可を受けるために、結構厳しい湿度管理、温度管理というのが求められておりまして、例えばですけれども、温度だと摂氏22度で、相対の湿度が60%、プラス・マイナス・5%と、1年間維持きちんとできているかどうかとか、そういったようなことを、ちょっと測定をしなきゃいけません。  そうしますと、オープンしてから、大体1年ぐらいは、そういったことで、展示ケースの環境が一定に保たれているかどうかということを踏まえた上で、そこから、山田委員ご承知のとおり、学芸員が今度はそういった企画をし、いろんな美術館に当たりということを考えていくと、この展示ケースを使った古美術関係の展示というのは、これが特徴だと言いつつ、もうちょっと先になるかなと。申しわけございませんけれども、もう少しお待ちいただいて、オリンピックが終わった後の年ぐらいには、それを使った展覧会を企画していきたいというふうに考えているところでございます。 ◆山田貴之    私は、学芸員資格を持っているわけですけども、学芸員の研修は、この板橋区立美術館に伺いまして、バックヤードでいろいろ研修させていただいた経緯もあるので、裏側もずっと拝見させていただいているんですけれども、ぜひ、すばらしい展示ケースが入ったということなので、それを活用して、コレクションに対して、疑念を呈している区議会議員さんもいらっしゃるので、やっぱりコレクションとしての価値がより高まるような、文化庁と連携して、国立とか、そのほかの美術館さんとうまく連携をして、貸し借りを信頼関係に基づいてしていただく中で、より質の高い展覧会を、学芸員の皆さんには期待をしているところです。  1つ教えていただきたいのは、収蔵庫なんですけど、幾つか既存の美術館の収蔵庫とは別のところにも、かつては収蔵されてたかと思うんですけど、現状、この新しくリニューアルされて、その収蔵スペースというのは少し大きくなったんでしょうか。それとも、やっぱりほかのところに収蔵していかなければいけない状況でしょうか。 ◎文化・国際交流課長   委員ご指摘のとおり、美術館の収蔵庫は、1階にございますけれども、入り切らずに、日通の倉庫をお借りしている状態でやってきました。  今回は、改修でございまして、施設全体の床面積はふえてございません。その中で、先ほど言いましたとおり、展示室をふやす、あるいは、今回は、入り口付近にラウンジをつくるというようなことで、新たにちょっと面積を創出しましたけれども、その関係もあり、収蔵庫を拡張するということは、断念をしたところでございまして、引き続き、倉庫につきましては、民間の倉庫をお借りしながら運営していくということを考えてございます。 ○委員長   本件につきましては、この程度でご了承願います。 ──────────────────────────────────────────────── ○委員長   次に、東京2020オリンピックパラリンピック競技大会を契機とした取り組み状況及び大会期間前・期間中における区立体育施設について、理事者より説明願います。 ◎オリンピックパラリンピック推進担当課長   それでは、資料5に基づき説明させていただきます。  資料5をお手元におとりください。  東京2020オリンピックパラリンピック競技大会を契機とした取り組み状況及び東京2020大会期間前・期間中における区立体育施設についてご説明いたします。  区では、東京2020大会の開催に係る施策を総合的に推進し、区のさらなる活性化につなげるため、東京2020オリンピックパラリンピック推進本部を設置し、基本計画で示した6つの施策展開として取り組んでおります。  また、その主な取組みにつきましては、いたばしNo.1実現プランに実施計画事業として定め、現在も取り組んでいるところでございます。  その取組みを行っている中で、直接的には、東京2020大会に関係していなくても、令和2年度、西暦で言いますと2020年度を意識した施設整備やまちづくりなどの事業が区内各地で進められているところでございます。  そこで、東京2020大会を契機としたまちづくりという観点から、区の取組みを施策別展開と地域別展開としてまとめさせていただきました。  項番の1、(1)は施策別展開になります。  施策展開1から6までの6つの施策展開別に取組みをまとめたものが別紙1となりますので、1枚おめくりいただいたA3の用紙、別紙1-1をごらんください。  別紙の1-1ですが、左から施策展開や施策の方向などが書かれており、その後に平成30年度の主な事業、令和元年度の主な事業を掲載しております。資料にある「新」、新しいというマークは、その年度から始めた事業をあらわしております。  例えば、令和元年度の一番上に記載されているオリンピックデーランの実施や、その少し下にある本庁舎、商店街、NTC周辺への機運醸成の装飾、さらには、少し下に下がりまして、イタリアバレーボールチーム応援ボランティアの創出などは、本年度、令和元年度から実施する事業となっております。  こちらの別紙1-1には、施策展開1から3までを掲載しており、1枚おめくりいただいた別紙1-2、こちらには施策展開の4から6までを掲載させていただいております。  さらにもう一枚おめくりいただきまして、今度別紙2になるんですけれども、こちらは、先ほどの別紙1の事業、全部ではないんですけれども、抜き出しまして、地図上に落とし込んで視認性を高めたものとなっております。  続きまして、もう一枚おめくりください。  別紙3になります。  東京2020オリンピック競技大会期間前・期間中における区立体育施設についてをご説明します。  小豆沢体育館につきましては、イタリアバレーボールチームが大会前及び大会期間中に使用する予定となっております。
     東板橋体育館は、大規模改修工事のため、来年2月から再来年夏ごろまで閉館となる予定です。よって、来年7月から8月までの期間、約1か月程度の間、2つの体育館が使用できなくなるため、区民の皆さんに周知を行っていくというものであります。  項番1につきましては、今説明させていただいた内容を表に落としたものとなります。  項番2、周知方法です。  体育施設への掲示、広報いたばし、ホームページ、区施設システムのお知らせ欄等で今後周知をしていきます。  また、使用制限情報でなく、利用可能な施設を案内できないかと調整を進めているところでございます。  雑駁ですが、報告は以上となります。ご審議のほどよろしくお願いいたします。 ○委員長   ただいまの説明に質疑のある方は挙手願います。 ◆内田けんいちろう    1点だけ、質問させていただきます。  別紙2のオリンピックパラリンピック競技大会契機とした取組み状況について、地域別といったところの⑦高島平・荒川河川敷周辺について、新しく取り組まれる板橋Cityマラソンにおけるオリンピックパラリンピック競技体験コーナーの設置とございますが、私自身も、実際に板橋Cityマラソン走ったことがあるわけなんですけれども、かなり荒川に上るまでの階段であるとか、当然河川敷ですから石であるとか、そういったものがたくさんごろごろとある状況の中で、心身に不自由のある方がどのような形で、例えば階段を上ったりとか、そういったところのケアが、実際に板橋Cityマラソンで走った経験からすると、ここを全てケアするのってかなり難しいなと思ったんですけれども、この場合の競技体験に関しましては、健常者の方でしか体験ができないような想定でつくられるんでしょうか。 ◎オリンピックパラリンピック推進担当課長   Cityマラソンにおける競技体験事業なんですけれども、昨年度におきましては、「NOLIMITS CHALLENGE」という障がい者スポーツ、パラスポーツに関する体験をさせていただくものをやらせていただいております。  なので、今年度に関しても、いまだちょっと検討中ではあるんですけれども、スポーツ、パラスポーツを含めまして、皆さんが体験できるようなものを検討していければなと思っております。  以上です。 ◆山内えり    まず、私も別紙2のところで、②の東板橋体育館周辺のところで、東板橋体育館周辺スポーツ施設整備、令和3年度中を予定とありますけれども、これは周辺のスポーツ施設というのは、どこでどんなふうな整備を考えているのか、計画の内容等わかれば教えていただきたいと思います。 ◎スポーツ振興課長   東板橋体育館周辺の整備につきましては、まず、東板橋体育館の整備、さらには、ちょっと離れたところに、加賀庭球場等がございますので、その辺を含めて、整備を進めていくというような内容でございます。 ◆山内えり    そうすると、具体的には加賀庭球場を整備を考えているということでいいんでしょうか。 ◎スポーツ振興課長   加賀庭球場の整備を考えているところでございます。 ◆山内えり    そうすると、今後の話かとは思いますけれども、庭球場でテニスをしている方々の休憩所というんでしょうか、いわゆる、日よけが全くない状況を見られるので、この間も、お持ちになったブルーシートかなんかを、加賀庭球場だったと、東板橋体育館なのかな、大変すみません、間違ってたら申しわけないんですけど、そういう日よけがないようなところがちょっと見られましたので、ちょっとそのあたり、利用している方の声も聞いていただいて、休憩するスペースというんでしょうか、日よけとか屋根というんですか、そういうところが整備の状況を見ていただきたいと思うんですけど、大変失礼しました、加賀ではなくて、東板橋体育館の庭球場だったかもしれないんですが、そのあたり、整備をする際に、テニスをする方の休憩場のところも、もう一回確認をお願いしたいんですけど、いかがでしょうか。 ◎スポーツ振興課長   確かに、近年、暑さも増してきております。そういった中で、熱中症の対策ですとか、そういった意味につきましては、しっかりと日よけの対策ですとか、そういったところは整備の中で、しっかりと進めていきたいというふうに考えております。 ◆山内えり    すみません。お願いいたします。  それから、別紙の3のところで、小豆沢体育館、そして東板橋体育館の利用できない期間の記載がありますけれども、そのイタリアバレーボールチームがトレーニング場所として使用する小豆沢体育館については、この期間、日常的に利用されている方が一定期間利用できないということになるかと思いますけれども、日常的に使っている団体であったり、個人の方への配慮というのは今どういうふうに考えているんでしょうか。 ◎スポーツ振興課長   まず、日ごろ使われている方につきましてですけれども、まずは団体貸し切り、もう一つが、例えばトレーニングルームですとか、そういった個人利用の方、大きく2つに分けて、利用の方法がございます。  まず、団体貸し切り等につきましては、基本的には体育協会加盟等の団体さんが主に大会ですとか、そういったものをするということで、実施をしております。そちらにつきましては、例年、翌年度の年間利用計画を立てる際に、優先して調整をしているところでございます。  ただ、こういった形で、2館同時に利用できなくなる期間が、早い段階からわかっておりましたので、もう昨年の段階から、今後を見据えまして、例えば、大会運営の見直しということで、大会の開催の日程ですとか、大会の場所ですとか、そういったところは、昨年度のうちから、徐々に協議をしつつ、今年度の年間利用調整をしたところでございます。  さらに、今後も、来年度に向けまして、そういった各団体とも、個別具体的に協議をいたしまして、年間利用で皆さんが大会等を運営できるような形で、全体で調整をしていきたいというふうに考えております。  さらに、個人利用者につきましては、基本的には、例えばトレーニングジムですとか、なかなか代替の機能、代替施設ということはなかなか考えられませんので、基本的にほかの体育館をご案内するなど、そういった方法で対応していきたいというふうに考えております。 ◆山内えり    期間中で、ご理解はいただける可能性は高いとは思いますけれども、そうはいっても、日常使っている方たちにとっては、不便であったり、困るというケースも生まれると思うので、早目の周知と、それから代替施設、こういうところがありますよとか、そういった何か、探す負担とかって、そういうことがないようにぜひお願いしたいと思います。  それから、別紙の1-2のところなんですけど、ちょっとお伺いしたいのは、右側にレガシーという点がありまして、施策展開4のレガシーのところなんですけど、7行目、8行目ぐらいのところに、年齢や性別、国籍や障害の有無にかかわらず、戸惑うことのなく、快適に過ごせる環境整備が進んでいるということで、ユニバーサルデザイン化が促進されているということになるのかと思って読んでおりましたけれども、どんなふうな整備が進んでいるのか、状況がわかれば教えていただきたいと思います。 ◎オリンピックパラリンピック推進担当課長   施策展開4、レガシーのところに、委員おっしゃられるように、戸惑うことなく、快適に過ごせる環境整備が進んでいるということで書かれておりまして、一応こちらのほうでは、例えば、屋外案内ガイドラインに基づく優先路線の整備ということで、今後今年度とかは、小豆沢公園とか、赤塚地域のほうを改修するときとか、新たに屋外標識をつくるとき、もしくは、取りかえたりする際に、それをわかりやすいユニバーサルデザインのものにかえていくということで、そういったところ、訪れた人が戸惑うことのないように、わかりやすいようなまちの整備を進めていくというところがこういったもののレガシーになっております。 ◆山内えり    あと、例えば、日本語がわからないとなると、外国語とかの対応というのは何か、何か国語とか、そういった検討もしているんでしょうか。 ◎オリンピックパラリンピック推進担当課長   日本語がわからない方に向けて、こちらのガイドラインとはまたちょっと別になるかもしれないんですけれども、屋外案内板のところにQRコードも入れていて、多言語で見られるように、そういったものを進めていくとか、あとはフリーWi-Fiの環境も今整えているところではありますので、そういったWi-Fiのところで、お調べいただけるようにするとか、そういったところを含めて、レガシーとして残していければと思っております。 ◎文化・国際交流課長   補足をいたしますが、例えば、先ほどありました屋外案内標識のデザインガイドラインでは、多言語の標記につきまして、町なかにあるサインというのは、いろいろごちゃごちゃしても、逆にかえってわかりづらくなりますので、基本的には、日本語と英語の2か国語表記というのを基本としてございます。  ただ、場所によっては、例えば区役所本庁舎の案内板などでは、韓国語、中国語も入れた4か国語表記というのもございますので、基本は日本語と英語の2か国語表記で屋外案内標識はやっていこうということで、ガイドラインはつくっているところでございます。  あとあわせまして、施設を改修、例えば、先ほど報告しました美術館もそうですけれども、サインの案内については、英語表記を入れたり、あるいはピクトグラムを入れたりというようなことで、サインの多言語基準というものを屋外案内のデザインのところで盛り込んだというような対応を図っておりまして、これがレガシーとして今後も残っていくのかなと考えているところでございます。 ◆山田貴之    ありがとうございます。  まず、別紙1-1なんですけれども、1-1、1-2、いろいろ網羅的に書かれていて、ずっと取り組んでこられたことも、このオリンピックパラリンピック競技大会ということをきっかけに、くくわれているというか、1つ関連するものだろうというところで位置づけられているところがあるかと思うんですけども、これ、東京都の事業等、あるいは、東京都と一緒になっている事業と、板橋区の独自の事業と、これ全てまざって載っているんでしょうか。それとも、東京都が何か板橋区内でやろうとしている事業について、ここまでの年数のものでいいんですけど、まだほかにも実はあったりとかするんでしょうか。その辺をちょっと教えていただきたい。 ◎オリンピックパラリンピック推進担当課長   こちらのほうの取組みについては、主なものという形で載せさせていただいていまして、施策展開2のところで、今おっしゃられていただいたように、パラリンピック体験プログラム「NO LIMITS CHALLENGE」の実施というのは、都とも連携している事業になりますので、区だけで単独でやっているようなものでないものも、こちらにも入れさせていただいているところではございます。  都のほうで行っているものとしては、例えば、今年度であれば、学校連携観戦プログラムという、ちょっと正式名称、今ちょっと違ったかもしれないんですけれども、学校のほうと連携を、都のほうでやる事業としては、各公立学校のほうで、オリンピックパラリンピックを見に行けるようなことを考えているようなものもあるんですけれども、この一覧には、今回は載っていないところでございます。 ◆山田貴之    観戦プログラムというのを、何かここに載せない理由というのは、例えばあるんですか。「NO LIMITS CHALLENGE」というのは載っているのに、観戦プログラムというのは載せない、そこの何か違いというのはあるんでしょうか。 ◎オリンピックパラリンピック推進担当課長   「NO LIMITS CHALLENGE」については、こちらと一緒に、今連携して実質やっているようなものでありまして、あと、学校連携プログラムのほうは、都のほうでやるものを、今調査が教育委員会から教育のほうにかかってはいるんですけれども、あと、時期的なものとして、載せるにも間に合わないという時期もありましたので載っていないものとなります。 ◆山田貴之    一応、2019年度、今年度の主な事業ということで載っているので、来年の年度末までのところなのかと思うんですけれども、協議のいろんな詳細とか、大会のさらなる詳細とかが、もう決まってはいるんでしょうけど、オープンになるタイミングとかによって、恐らくこれからも、さまざまな事業がふっと急に上がってきたりとかするものなのかなと。まだ今は言えないけど、もうちょっとしたら出てくるとか、そういうことがあるのかなと思うんですけども、その辺の見通し、いや、そういうのもうないよと、もうその観戦事業ぐらいでおしまいですということなのか、いや、まだほかにもやはり、区内で実施されそうな事業で、まだちょっと詳細は決定されてないけれども、だから公表はできないんだけども、そういう事業というのは、幾つか計画されているものがあるんでしょうか。教えてください。 ◎オリンピックパラリンピック推進担当課長   私たちも把握してないようなものも出てくると思いますので、全てがもうないということはないかと思います。  あと、今、ここに載ってないもので、一番大きなものとすれば、6月1日に日付順が発表された聖火リレーとかは、やはり板橋区にとっても大きな影響があるものだと思います。ただし、その詳細については、まだ私ども知らされてない部分も多うございますので、そういったものは今後ふえてくるのかなと思っております。 ◆山田貴之    板橋区は、開催会場がない中で、イタリアの選手が練習に来られるというところだと思うんですけども、多くの皆さんは、選手を一目見たいなとか、練習風景を見れないのかな。周辺の体育館を中心に、周辺に住まわれている方中心に思っておられると思うんですけど、なかなか現実的には、やはり試合に来られているわけで、それは難しいのかなと思うんですね。であれば、大会の前でも、後でも、体育館に行ったときに、イタリアの選手、バレーの選手が日本に来たんだなということが、何かわかるような、余韻のようなものをやっぱり残しておく何か工夫をしたほうがいいのかなと思うんですよね。そういう交渉を事前にしっかりしておいて、いらっしゃったときには、時間をとらせない、最大限許される時間の中で、何か区としても、イタリアの選手が来たと。とても大きな選手がいっぱい来るわけで、恐らく道を歩いてても非常に目立つ選手だとは思うんですけど、その選手の写真が体育館にばんと張ってあるとか、何かその選手のメッセージが書いてある布が飾ってあるとか、何かそういうメッセージみたいなものが書かれてて、その体育館を利用する、これから子どもたちがそれを見たときとかに、特に、バレーをやっているような子どもたちが見たときに、あ、こんなに大きい選手がここに来てやってたのかというようなことがわかるような、何か余韻みたいなのをぜひ考えて工夫して実施してもらえないかなと思うんですけどもいかがでしょうか。 ◎オリンピックパラリンピック推進担当課長   今、委員おっしゃっていただいたとおり、まず、本当にできれば練習を見ていただいたり、親善試合とかを見ていただけるようであれば、それはまず最もすごくよろしいことだと思います。今、それに向けても交渉はしてる最中ですけれども、おっしゃっていただいたように、試合前本気で世界最高のレベルの大会に来てるところではありますので、お時間がとれるかどうかとか、今調整しているところではあります。  大会後も、イタリアバレーボールチームが小豆沢体育館で練習してくれたんだという、何かしらのレガシーを私たちも残したいとは思ってますので、体育館を訪れた方が本当にこちらに来てたんだなというのがわかるようなものを残せないかというのも含めて、イタリアのオリンピック委員会と調整をしていければなと思っております。 ◆井上温子    別紙1-2なんですけども、項目の一番上のユニバーサルデザインの推進というところで、ガイドラインによる区施設のユニバーサル化の推進というものと、あと、その上から9個目の板橋の文化の発信と外国の文化にふれる機会の創出の多文化紹介・国際理解教育事業の実施というのが、オリンピックパラリンピックを契機として、どのように工夫をされているのかということを伺いたいと思います。  結構、何でもかんでもいろんなものがオリンピックパラリンピックを契機にということで、事業がたくさん並べられているような感じもするんですけども、ただこれを機に、こういったユニバーサルデザインとか、そういったものは、促進できることにはこしたことはないとは思うんです。いや、それで、契機としたことによって、どの辺が促進されているのかというのが、今答えていただいてもいいですし、資料でいただいてもいいんですけど、お願いしたいと思います。  あともう一つ、住んでいる外国人の課題に寄り添った施策というのが見当たらないような気がしていて、オリンピックパラリンピックを契機とするのであれば、今いらっしゃる外国人の住民の人たちにもっと焦点を当てたものをやっていく必要があると思うんですよね。私自身、外国人の方々から聞くと、板橋区の窓口の多言語化が進んでないだとか、あと、住宅を拒否されてしまって住めない、自分が好きなところに住めないとか、あと、職業の選択の部分で、制限があったり、差別されたり、学校でもなかなかなじめなかったり、親御さんがなかなかプリントが読めなくて大変だとか、そういった住んでいらっしゃる外国人視点のものがここら辺、何かなかったような感じがするんですよね。そういったものは、どのようにお考えになられているかという2点を聞かせてください。 ◎文化・国際交流課長   ご意見ありがとうございます。  私のほうは、先ほどの多文化紹介国際理解教育事業と、それから2つ目の多文化共生の取組みについてお答えさせていただきますが、まず、多文化紹介国際理解教育事業につきまして、文化・国際交流財団がやっている事業でございますけれども、学校のほうも、オリンピック教育ということで力を入れてございまして、財団もそれと連携しまして、各学校あるいはあいキッズのほうに財団が登録してございますボランティア等々を派遣をする、あるいは、JICAに行かれた方は派遣をして、その国の文化を紹介するような事業を、ここ2年ぐらい、数多くやってございまして、ふえてきているので、今後も充実を図っていきたいというふうに考えてございますし、それから、在住外国人に対する施策がなかなか見受けられないんじゃないかということでございましたけれども、窓口の、先ほどご指摘もありました行政情報の多言語であるとか、あるいは、区の通訳、翻訳業務の改善等々も検討してまいりたいと思ってございますので、多文化共生のまちづくり推進計画、今、計画4年目を迎えてございますけれども、さらに充実を図っていきたいと思いますし、このオリンピックの施策のこの今の体系の中で、どこにどのように反映させるかということは、また考えていきたいというふうに思っているところでございます。 ◎スポーツ振興課長   先ほど、ガイドラインによる区施設のユニバーサルの推進というところでございます。  特に、体育施設につきましては、例えば、ことしの2月1日にオープンいたしました小豆沢プール棟がございます。こちらにつきましては、車椅子のまま入水が可能なスロープの設置ですとか、あとは障がい者用の更衣室、そういったようなものも、しっかりと整備をしております。  さらに、小豆沢体育館の管理棟やアリーナ棟につきましては、今まで英語表記ですとか、そういったサインが整備されておりませんでしたので、こういったことを契機としまして、今年度、小豆沢の管理棟、アリーナ棟につきましては、ユニバーサルデザインに基づいた形で、しっかりとサインの更新をしてまいります。  あともう一つ、今現在、東板橋体育館の大規模改修を設計中でございます。その設計の中でも、同じくプールにつきましては、障がい者用の更衣室ですとか、車椅子のまま入水できるスロープの設置を検討しているところでございます。  さらに、体育館の中での段差の解消ですとか、あと、体育館周辺のバリアフリー化ということで、少し路面がでこぼこしているような部分がございますので、そういったところもしっかりと平たんになるような形で、外構もあわせて整備をしていくというような状況でございます。 ◆井上温子    今、おっしゃってくださったの、区の体育関係の施設なんだと思うんですけど、多分区施設全体をそういうふうにしていくということだと思うので、これ、所管も越えてしまうことでもあるので、資料で、今後どういったものをユニバーサルデザイン化していくのかという計画をお示ししていただきたいなと思います。  あと、先ほど多文化紹介・国際理解教育事業の実施のところで、例を挙げておっしゃったオリンピック教育ということに関しては、多分私が言っていたのは、施策展開5のほうなんですけど、今おっしゃったの、大体6の話をされていて、そちらのオリンピック教育の話をされているんですね。でも、これは、施策展開5として、多文化紹介・国際理解教育事業の実施として独立してあるので、ほかにやらなきゃいけないんだと思うんです。オリンピックの教育というのは、下に書かれてますから、もう2段下のところに書かれてますから、それは別事業なんだと思います。なので、これに関しても、今後、どういうふうな事業展開を考えていらっしゃるのかというのをきちんと私は明示していただきたいんですね。結構、力が抜けていく部分だなっていつも思っていて、多文化とか、そういった国際理解教育とかというのを、財団にお願いしてますよということで、特段の、力を入れた事業というのか、なかなか見えてこなかった部分があるので、せっかくなので、オリンピックパラリンピックできちんと何をしていくのかというのは示していただきたいと思ってます。  先ほど、あと最後に、外国人の課題に寄り添ってないんじゃないかというふうにご指摘させていただいたんですけど、このオリンピックパラリンピックの契機とした取組みの中で、外国人の課題に寄り添っていたものがないのであれば、きちんと住宅支援や職や学校関係のことに関しても、連携をしていってやっていただかないと、住んでいる外国人には厳しいというか、そこから私は文化を変えていかなきゃいけないなと思っていて、国際理解とか言うんだけども、何か日本の中では結構差別が残っているなって思う部分がありますので、そこはぜひ力を入れていただきたいと思います。いかがでしょうか。 ◎文化・国際交流課長   ありがとうございます。  2つあったかなと思いますが、多文化紹介・国際理解教育事業は、ちょっと例でオリンピック教育も力を入れているのでというお話をしましたけど、もちろんそれはそれですけれども、そういったこともあって、財団に対する学校あるいはあいキッズから財団に対して、こういった講座、教育事業にも派遣依頼というのがふえております。それは、このここの上のこの事業になります。こちらが、年間例えば20回とか30回とかという回数をこなしてふえてきておりまして、そういったことは引き続き財団としても対応できるように充実を図っていきたいということもございます。  これは一つの例でございますけれども、それ以外にも、例えばですけれども、留学生の外国人を対象として日本の伝統芸能の鑑賞会をやったり、それをホームビジット事業と連携させたりといったような事業展開をやっておりますし、今後も継続していきたいと考えてございます。  それから、決して在住の外国人に対する施策をここに盛り込んで、この施策体系にちょっとはまってなくて、ありませんけれども、先ほど言いましたように、多文化共生のまちづくりの計画において、きちんと力を入れておりますし、今後も充実を図っていきたいということは考えておりますので、このオリンピックの施策体系との関係で、多文化共生の計画との関係性はよくよく精査はさせていただいて、今後、どのように扱うか考えていきたいと思ってございます。 ◎オリンピックパラリンピック推進担当課長   すみません。  先ほどいただいたガイドラインによるユニバーサルデザイン化なんですけれども、まず、平成30年度は、6件の基本設計段階において、ガイドラインを用いてユニバーサルデザインのチェックを行ってます。舟渡小学校、紅梅小学校の大規模改修工事、東板橋体育館の大規模改修工事、区営坂下一丁目住宅の改築工事、(仮称)子ども家庭総合支援センターの新築工事、赤塚植物園管理棟の改築工事、この6件について、基本設計の段階でユニバーサルデザインチェックを行ったということです。  今年度、令和元年度については、建築工事のうちに、主な新築、改築、増築、大規模改修工事、もしくは公園の新設全面改修工事、これらに伴う工事について、ユニバーサルデザインのチェックをかけていくというふうに聞いております。 ◆井上温子    すみません。資料でもらいたいんですけど、結局、今おっしゃったことって普通にやることじゃないですか。ユニバーサルデザインというのは、もともと進めていくことだと思うんですよね。でも、オリンピックパラリンピックを契機とすることによって、何が変わるのかというのが、もう大事なんですよ、ここの計画に載るからには。基本的に、別にここ載せなくても、ユニバーサルデザインはしていただきたいし、段差の解消もするし、当たり前というか、やってかなきゃいけないことですよね、通常。でも、ここに載せたからには何が違うんですかということを資料要求とさせていただきたいので、今答えなくて大丈夫ですので、資料でいただければと思います。  以上です。 ○委員長   資料で。何の資料かはわかりますか。
     今、先ほど説明して答弁あった以上にどういう計画があるかというのを資料で欲しいということです。出せますか。 ◆井上温子    わからないですか。もう一回言いましょうか。 ○委員長   じゃ、もう一回。 ◆井上温子    通常、ここの計画に載せなくても、ユニバーサルデザイン化というのは、施設しますよね。どの施設もしてきますよね。それが通常だと思います。  でも、オリンピックパラリンピックのこの取組みの表に載せたからには、何かプラスアルファ、そこに工夫がなければ、ここに載せるものとしては、不適切だと思うんです。そういうふうに考えてかないと、何でもかんでもここに載るんですよ。  なので、何をここに載せたことによって、工夫されたのかという点を、私は知りたいですという、その資料を、今答えられないような気がするので、資料でいただけませんかとお伝えしてます。 ◎オリンピックパラリンピック推進担当課長   ちょっと後ほどご相談させてください。 ◆寺田ひろし    すみません。ちょっと1項目だけ。  この別紙2で非常に板橋全土、さまざまなイベントとか催し物、また機運醸成の地域が書かれております。  ぜひ、区民の皆様が身近にいろんなイベントを体験できるような体制を整えていただきたいという思いで、やっぱり、ぱっと見ると、例えば小茂根地域とか、あと大谷口、向原、またちょっと南のほうの下のほうの、東側の南町、幸町のあたり、若干、ちょっと遠いかなという気がして、そこで1つポイントになるのが、このオリンピックデーランの実施だと思うんですね。  この施策展開1、2の両方にも新しい試みとして、オリンピックデーランの実施というのが書かれております。ぜひ、2つございまして、いま一度ちょっとこのオリンピックデーランの概略、この城北中央公園だけの中でやるのか、ちょっと飛び出て走り回るのかというのもちょっと教えていただきたいのと、あと、ぜひこの南側地域、この方々にこのオリンピックデーラン、唯一、恐らく身近で大きなイベントになると思いますので、広報紙とかホームページ以外の手だてで、何か周知いただけるような方法がご検討いただけないかという質問でございます。お願いします。 ◎オリンピックパラリンピック推進担当課長   オリンピックデーランなんですけれども、ことし、令和元年9月15日日曜日に、城北中央公園と上板橋体育館を使って行うイベントとなっております。イベントの概略としては、メインが2.5キロメートルのウオーキング、トーチプログラムと、あとオリンピアン、複数名いらっしゃるという想定になってますけれども、オリンピアンの方のトークショー、あとサイン会、あとはオリンピック競技を体験するコーナー、あと午後になりますと、上板橋体育館でスポーツ教室を行う予定となっております。  周知方法なんですけれども、広報いたばし等々でも周知させていただくのと、あと、私ども以外にも、日本オリンピック委員会、JOCのほうでも周知はさせていただくとともに、小学生には、全部チラシを配って、ぜひ皆さんで参加していただきたいというふうに思ってはおります。  以上です。 ○委員長   本件につきましては、この程度でご了承願います。  今、もう3時過ぎたんですが、あと1件、報告事項残ってますが、休憩30分入れるか、このまま続けるかを。          (「要らない」と言う人あり) ○委員長   要らないですか。  じゃ、このまま続けたいと思います。よろしくお願いします。 ──────────────────────────────────────────────── ○委員長   次に、所管事務概要につきましては、既に配付してありますので、特段の質疑がなければ、ご了承を願います。  質疑のある方は。手を挙げていただけますか、もう一度、質疑のある方。  ページ数を言って述べてから質疑してください、よろしくお願いします。 ◆山内えり    まずは、11ページのところで、3番の掲示板設置管理のところでお伺いします。  今、たしか補正予算がついて、300か所において、掲示板の改修が進んでいるかと思いまして、アクリル製とか、いろいろ改修が進んでいるんですが、たしか今年度を全区内の区設掲示板が改修というふうに伺ってますけれども、その改修経費もこの予算額に入っているのかというのが1点と、さまざま予算額あるので、改修経費の部分は幾らになるのか、教えてください。 ◎地域振興課長   掲示板につきましては、風雨によって剥れたりする部分がありましたので、今、透明なアクリル板をつけまして、また断面もマグネットで取りつけるように交換しているところでございます。  こちらにありますとおり、現在1,636基ございまして、そのうち30年度の補正予算で、300基既に交換してございます。残りの1,336を本年度実施する予定でございまして、こちらの交換のための工事請負費が、約1億420万程度計上してございます。 ◆山内えり    わかりました。  今年度中に全部改修するということで予定になっているのか、そちらについても確認させてください。 ◎地域振興課長   今年度中に全て交換する予定でございます。 ◆山内えり    わかりました。  ぜひ、非常に地域の方からは喜ばれていますので、よろしくお願いいたします。  それから、21ページのところで、3番の住民票閲覧のところで伺いたいと思います。  この大量閲覧というのは、有料と無料の違いをまず伺いたいと思っております。よろしくお願いします。 ◎戸籍住民課長   住民票の閲覧につきましては、個人情報ということで、今制限が設けられておりますが、公的な機関ですとか、あとは世論調査等に活用するということで、住民票の閲覧をしております。  無料につきましては、基本的には公的な機関から閲覧の申し出があった場合、有料につきましては、例えば新聞社とかテレビ局のような公的な色彩の強いところで、世論調査等を行うという場合に、住民票の閲覧をする場合、有料ということで料金をいただいております。 ◆山内えり    今、無料の公的機関というのは、例えば、どういう公的機関なのか、名称で教えていただきたいと思います。 ◎戸籍住民課長   例えば、警察ですとか、あと自衛隊、その他、官公庁が行うような世論調査等でも閲覧の申し出があれば、無料ということでやっております。 ◆山内えり    こちらの今おっしゃった公的機関が望んだ場合に、どういうふうな形で閲覧ができるんでしょうか。コピーはどうなのかとか、下記写しのみなのかというのと、それから、基本的に、求められれば断れないものなのか、その辺についても伺いたいと思います。 ◎戸籍住民課長   閲覧につきましては、事前にどういう目的でということをお示ししていただく必要がございますが、公的な機関からの場合には、基本的な閲覧ができるということになっておりますので、閲覧をしていただいております。  あと、閲覧の仕方につきましては、現在は端末で見ていただくという形で、必要に応じて書き写していただくというようなことになります。  基本的には、どういう条件の方を閲覧したということで、事前にお申し出いただきまして、その条件に合った方だけを閲覧していただくということで、余分な個人情報は見せないということで閲覧をしていただいているというような状況でございます。 ◆山内えり    基本的には、そうすると、その申し出があった場合は、区としては断れないものということになるのか、ちょっとそのあたり、どういう判断で公的機関に対しての閲覧を認めているというか、了承しているのかというのをもうちょっと伺いたいと思います。 ◎戸籍住民課長   住民票の閲覧につきましては、住民基本台帳のほうで閲覧ができる場合ということで決められておりまして、地方公共団体、国につきましては閲覧ができるというふうには定められておりますので、閲覧の申し出があった場合、基本的にはお断りできないというふうに考えております。 ◆山内えり    それから、有料の場合は、30分単位で幾らになるのか、それから、この104件というのは、1単位が幾らで、それで、時間によって件数がふえていくのか、この有料の状況というのを教えてください。 ◎戸籍住民課長   閲覧につきましては、30分単位ということで、30分を1回ということで、104回行われたというふうな計算になります。  料金につきましては、30分で2,500円ということで料金をいただいております。  基本的には、新聞社ですとか、テレビ局ですとか、あとは銀行の公共的な団体ですとか、そういったところが世論調査を行うということで閲覧される場合が多いです。 ○委員長   すみません。山内委員、詳細な質問が今続いてますので、今回は所管事務の範囲の現状を確認するという場合になっておりますので、詳細な部分については、別の機会でお願いいたします。 ◆山内えり    わかりました。  あと最後に1点にします。  23ページの4番、個人番号カード交付事務について伺いたいと思います。  個人番号発行件数が、1万8,487件とありますけれども、今の直近でわかる、この発行の件数と、それからパーセンテージがわかれば教えてください。 ◎戸籍住民課長   これも累計数でございますが、30年度3月末で、10万3,879枚でございます。  交付率といたしましては、平成30年1月1日の人口で割り返しておりますが、18.5%という交付率になっております。 ◆井上温子    15ページのボランティア、NPO活動の推進で、板橋総合ボランティアセンターについてなんですけれども、4月から大きく板橋総合ボランティアセンターの運営体制変わりまして、いろいろと課題があるところなんですけども、開館時間とかも、もともとはすごく短くなっていて、住民やNPOの人たちが問題だという話をして、今午後9時半までとりあえずはあくことになったりとか、そういった改善を図られているところなんですけど、ここに市民活動の推進という文字がないんですけど、市民活動の推進というのはするのかというのを確認をさせていただきたいのと、あと、2点目が、運営委員を公募する答弁を昔いただいてたんですけど、運営委員が何か既に決まっているというような形で、大変問題があるなって、答弁とちょっと違うなという認識があるんですけど、ボランティアセンターの運営委員の公募についての現状について聞かせていただきたいです。  あと、大きくこのボランティアセンターって変わってますので、近いうちにきちんと報告を委員会でもしていただきたい。新体制でどうなっていて、昔どうだった、今はどうなのかという、ちゃんと報告事項として上げていただきたいというのが3点目なんですが、いかがでしょうか。 ◎地域振興課長   こちら、市民活動推進課、入っておりませんが、市民活動の推進も当然事業の中には入ってございます。  その運営委員でございますが、こちらの公募事業との関係で、運営委員さんに委員をお願いする関係で、現在、9名の委員さんが決まっております。ただ、その中のそれ以外の委員さんについて、今後、公募で募集していくというところで聞いてございます。  あと、報告につきましては、内容、そのときのボランティアセンターの今後の状況を見ながら、報告については検討させていただきたいと思います。 ◆井上温子    一応、最後にしますけど、それ以外公募という答弁じゃなくて、もともとは運営委員は公募しますというふうにおっしゃっていたので、それも大変大きな問題だなと思ってます。  報告についても、ボランティアセンター、リサイクルプラザもそうだったんだろうなと思うんですけど、報告がずっと長年上がらないような事業というのが幾つかあるなと思いますので、そういったものに関しては、きちんと委員会上で報告していただくということが、私は皆さんの仕事だと思ってますので、その点は前向きにお願いします。  以上で終わります。 ○委員長   答弁はよろしいですか。 ◆井上温子    はい、いいです。 ○委員長   本件につきましては、この程度でご了承願います。 ──────────────────────────────────────────────── ○委員長 
     次に、行政視察につきましては、お手元に配付しております案のとおり、地方都市における施策と参考とするため、8月21日から22日にかけて、福岡県久留米市では、文化交流施設、久留米シティプラザの取組みについてを、福岡県筑後市では市民との協働によるクリーン作戦についてを視察する旨、別途議長宛て行政視察の申し出を行うことにご異議ございませんか。          (「異議なし」と言う人あり) ──────────────────────────────────────────────── ○委員長   次に、すみません。1個飛ばしてしまいました。  次に、本委員会の調査事件につきましては、お手元に配付してあります案のとおり決定し、別途議長宛て、継続審査の申し出と行うことにご異議ございませんか。          (「異議なし」と言う人あり) ○委員長   前後してしまいました。申しわけありません。 ──────────────────────────────────────────────── ○委員長   以上をもちまして、区民環境委員会を閉会いたします。  どうもお疲れさまでした。...