• 発掘調査(/)
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  1. 板橋区議会 2019-06-12
    令和元年6月12日文教児童委員会-06月12日-01号


    取得元: 板橋区議会公式サイト
    最終取得日: 2023-03-26
    令和元年6月12日文教児童委員会-06月12日-01号令和元年6月12日文教児童委員会  文 教 児 童 委 員 会 記 録 開会年月日  令和元年6月12日(水) 開会時刻   午後 1時15分 閉会時刻   午後 2時50分 開会場所   第2委員会室 議   題  別紙運営次第のとおり 出席委員  委 員 長   高 沢 一 基       副委員長    茂 野 善 之  委   員   石 川 すみえ       委   員   田中しゅんすけ  委   員   さかまき常 行       委   員   南 雲 由 子  委   員   小 林 おとみ       委   員   元 山 芳 行  委   員   田 中 いさお 説明のため出席した者  子ども家庭                 教育委員会  部長        久保田 義 幸     事務局次長     藤 田 浩二郎  地域教育力                 子ども政策
     担当部長      松 田 玲 子     課長        雨 谷 周 治  保育サービス                子育て支援  課長        佐 藤 隆 行     施設課長      杉 山 達 史  児童相談所                 子ども家庭  設置担当課長    町 田 江津子     支援センター所長  齋 藤   栄  教育総務課長    木 曽   博     学務課長      星 野 邦 彦  指導室長      門 野 吉 保     新しい                        学校づくり     渡 辺 五 樹                        課長  学校配置調整                教育委員会  担当課長      大 森 恒 二     事務局副参事    千 葉 亨 二                        (施設整備担当)  生涯学習課長    水 野 博 史     地域教育力                        推進課長      諸 橋 達 昭  教育支援                  中央図書館長    大 橋   薫  センター      平 沢 安 正  所長 事務局職員  事務局次長     丸 山 博 史     書記        飯 野 義 隆               文教児童委員会運営次第 1 開会宣告 2 理事者あいさつ 3 署名委員の指名 4 報告事項    1 「いたばし魅力ある学校づくりプラン前期計画第2期対象校対応方針について(5頁)    2 令和元年度(平成31年度)あいキッズ登録利用状況について(25頁)    3 所管事務概要について(36頁) 5 調査事件について    児童福祉学校教育及び生涯学習等の区政に関する調査の件(37頁) 6 行政視察について 7 閉会宣告 ○委員長   ただいまから文教児童委員会を開会いたします。 ──────────────────────────────────────────────── ○委員長   初めに、理事者のご挨拶をお願いいたします。 ◎教育委員会事務局次長   昨日から引き続きということで、大変お疲れさまでございます。  きょうの議題でございますけれども、昨日残された教育委員会関係報告事項が2件、それから所管事項がございます。  それから、昨日、教育委員会事務局関係部課長の紹介に当たりまして、施設整備担当参事千葉亨二の紹介を忘れまして、3年のブランクがあるからといって、実はみずからの紹介をさせていただくことも失念してしまいました。改めまして、教育委員会事務局次長藤田浩二郎と申します。よろしくお願いします。  以上でございます。 ○委員長   ありがとうございました。 ──────────────────────────────────────────────── ○委員長   次に、署名委員を指名いたします。  石川すみえ委員、さかまき常行委員、以上お2人にお願いいたします。 ──────────────────────────────────────────────── ○委員長   それでは、報告事項を行います。  初めに、「いたばし魅力ある学校づくりプラン前期計画第2期対象校対応方針について、理事者より説明願います。 ◎学校配置調整担当課長   それでは、「いたばし魅力ある学校づくりプラン前期計画第2期対象校対応方針についてご説明いたします。  資料10、主に概要版をまずごらんください。  まず第1章、このプラン策定の目的でございます。  平成26年2月に、学校施設の老朽化の対応、それと学校適正規模適正配置を連動させ、検討を行うことを目的として策定いたしたところでございます。中ほどのイメージ図でございますが、改築対象校と周辺校でさまざまな要素を勘案しながら、統合や通学区域の調整などの対応を図っていくものとなっております。  第1期では、Aグループとして向原中学校と上板橋第二中学校、Bグループとして板橋第十小学校、Cグループとして板橋第九小学校と板橋第一小学校、中根橋小学校グループを編成し、統合、改築、通学区域の変更の対応をそれぞれしたところでございます。  今般は、その第2期以降についての対応となってございます。  続きまして、第2章、対応校の検討に当たってでございます。  検討に当たりましては、今後の人口動態、児童・生徒数の将来推計というものが大きな要素となってまいります。平成31年1月に見直された人口ビジョンでは、総人口もゼロ歳から14歳の年少人口も、2030年(令和12年)をピークに、その後は横ばいから減少に転じるという予測となってございます。一方、15歳から64歳の生産年齢人口につきましては、2025年(令和7年)をピークに減少していき、老齢人口は増加していくという予測となってございます。  続きまして、概要版の2ページ、第3章、対応方針でございます。  こうした状況もあり、板橋区全体として、公共施設総量抑制が求められているという状況でございます。こうしたことから、近年の児童・生徒数の増加の対応も図りながらも、対象校でグループを編成して、老朽化の対応と適正規模適正配置を進めていきたいと考えてございます。  対応の方向性につきましては、記載の3点でございます。  対象校としましては、①に記載してございます昭和30年代建築で、改築・大規模改修未実施の6校。この整備に当たりましては、そのほかに長寿命化小中一貫教育の推進の視点を持ちながら検討してまいりたいと考えてございます。  続きまして、概要版の3ページでございます。  対象の6校で記載の4つのグループを編成してまいります。恐れ入ります、ここから本編でご説明させていただきたいと思います。本編6ページごらんください。  こちらグループ編成の基本的な考え方でございます。各グループの状況につきましては、8ページ以降に記載しております。周辺校のうち、改築・大規模改修実施済みの学校を除き、児童・生徒数の将来予測、また施設の状況などを勘案し、グループ編成を検討いたしました。  本編12ページをごらんください。  Dグループ、上板橋第一中学校、上板橋第三中学校の検討結果です。下段のところの表です。両校を統合した場合、令和7年で21学級、それ以降も19学級と大規模が続く推計となってございます。そのため、このグループにつきましては、それぞれでの学校整備を検討してまいりたいと考えてございます。  上板橋第三中学校の校地につきましては7,498平米と、中学校の中で最も狭いという状況です。また、改築の際には、自主管理歩道設置のため、さらに校地が約700平米縮小してしまうという状況になることから、維持改修とし、上板橋第一中学校につきましては、改築の方向で検討を進めてまいりたいと考えてございます。  続きまして、14ページ、Eグループ、志村小でございます。こちらのグループ編成の対象は、北前野小となりますが、恐れ入ります16ページをごらんください。両校を統合した場合、長期にわたって24学級、20学級と大規模になることが予測されてございます。  一方、志村小学校は、校地が擁壁に囲まれております。そのため、昨年度擁壁強度調査を実施しました。現時点では安全性に問題はございませんが、改築の際には、擁壁の整備も必要となってまいります。そのため、工期が6年間に及ぶという結果となってございます。  また、出入り口、工事車両の搬入口と児童の動線というのが1つしかないという安全上も課題が多い状況となっております。  このため、今後はさらなる工事手法あるいは近隣の小学校のみならず、中学校ともグループ編成などを含めて検討してまいりたいと考えてございます。  続きまして、20ページ、向原小学校の検討結果でございます。向原小学校は、現在7学級、令和7年で11学級となる見込みですが、将来的には6学級程度となる推計でございます。そのため、近隣で同じく昭和42年と建設年度も近い上二小とグループを組んで、適正規模の確保を検討してまいりたいと考えてございます。  向原小の特徴としましては、校地は1万2,000平米と広いんですけれども、グラウンドの下を要町通りが通ってございまして、建築の際には一定程度の制約がございます。  また、このエリアにつきましては、区境というところもありまして、練馬区への進学も多いという特徴もございます。その辺も踏まえまして検討を進めてまいりたいと考えております。  続きまして、26ページごらんください。Gグループ、対象校として板橋第一中学校、板橋第五中学校でございます。  板橋第五中学校は、現在5学級で、今後4から6学級で推移すると見込んでございます。しかしながら、両校の周辺では、大規模なまちづくり計画が進んでおります。そのため、児童・生徒数の増加という可能性が非常に高い地域となってございます。  さらには、このエリア、周辺公共施設配置検討の対象ともなっておりますので、これらの状況を踏まえまして、さまざまなケースを想定して検討してまいりたいと考えてございます。  最後に、今後の進め方でございます。  まず、第2期の対象校につきましては、それぞれの地域、学校関係者の方に状況の説明、また意見交換を行い、必要に応じまして、今年度中には協議会を設置し、整備に向けて進めてまいりたいと考えてございます。  また、3期としているグループにつきましても、先ほどご説明したとおり、大規模なまちづくり計画も進んでおります。大規模の際に意見交換であるとか、情報共有する要件としまして、300戸以上の大規模集合住宅建築情報を得たときというものも定めておりますので、こちらの意味でも、地域、保護者の方に状況の説明、意見交換を行ってまいりたいと考えてございます。  説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。 ○委員長   ただいまの説明に質疑のある方は挙手願います。 ◆田中しゅんすけ   よろしくお願いいたします。  まず、概要でお示ししていただいているんですけれども、実際問題、概要の2ページ目、昭和30年代建築で改築・大規模改修未実施校を対象ということで、板一中から向原小学校まで6校記されているんですけれども、昭和30年代は、もう一度確認したいんですけれども、大体どれぐらいの耐用年数で学校を建設していたのか、それを教えてください。 ◎教育委員会事務局副参事[施設整備担当]   耐用年数についてでございますけれども、恐らくではございますが、そういった想定というのはなかなかできていなかったのかと思います。ただ、建築学会の基準などを見ていきますと、大体コンクリートの建物であれば60年から80年ぐらい、そういった設定があったかと思います。 ◆田中しゅんすけ 
     今、長寿命化といって80年目指しているわけです。この時代に、60年から80年、今でもしっかりと学校はありますので、存在はしていますけれども、適応的にそれが本当に安全か、安全じゃないかといったら、安全じゃないと思うんです。耐震工事をしていただいているので、その部分での最低限の生徒・児童の安全は確保しているというところなんですけれども、再三一般質問でもさせていただいているんですが、教育環境がしっかりと担保されていかないと、一番いけないところだと思うんです。だからいろいろな事業も含めてですけれども、大規模改修というのは、教育行政の中では一丁目一番地で、生徒たち児童たち教育環境をしっかりと整えてあげるということが大前提で、しっかりと政策を考えてはいただいているとは思うんです。その割には、第1期から第2期、第3期も含めてですけれども、時間がかかり過ぎているというふうに思いますがいかがですか。 ◎学校配置調整担当課長   委員ご指摘のとおり、学校の老朽化と一方で新しく建てた学校の差というのは、大きく年々広がっているところでございます。また、学校の教育環境、内容につきましても、例えばパソコン、プログラミングであるとか、あるいは主体的、対話的で深い学び、アクティブラーニングといった教育の内容というのも変わってきますので、そういった内容に対応する意味でも、学校の整備というものは当然進めていかなければいけないと考えております。  また、一方で、今般人口の推計、動態を見るために少し時間がかかりました。そのため、2期、3期と分けてはおりますけれども、少しでもスピーディーにいくために、3期につきましても、ことしから情報共有、提供というのを進めてまいりまして、少しでも早く整備を進めていきたいと、努めていきたいと考えてございます。 ◆田中しゅんすけ   そうしましたら、DグループそれからEグループFグループGグループ。これのどういうスケジュールで進めていくのか、おおよそのスケジュール感を教えていただきたいんですけれども。 ◎学校配置調整担当課長   まず、先ほどご説明したとおり、まず第一に地域、保護者の皆様に状況の説明といったものを、ことし中に進めてまいりたいと考えてございます。その中で、さまざまなご意見等いただけると思います。そうしたことを踏まえまして、第2期につきましては、今年度中に協議会というのを立ち上げまして、プラン上、協議会を立ち上げてから2年で結論を出すということにはなっておりますので、少なくとも2年以内、協議が整うというか、お話し合いがスムーズに進んでいけば、期間というのも短縮していけるかというふうに考えてございます。 ◆田中しゅんすけ   そうすると、全グループ、DからE、F,G、一番難しいと思われるGまでもが、令和元年度にしっかりとお話をする機会を教育委員会で設けていただいて、少なくとも2年以内には方向性を示すということでよろしいんですか。 ◎学校配置調整担当課長   すみません、説明が不足しておりまして。まず、2期のほうは今年度中に協議会は立ち上げていきたいと思っております。3期につきましても、協議というか話し合いの状況、また板橋一中の周辺につきましては、公共施設の再配置の計画もありますので、その辺の状況を踏まえながらになります。そうしますと、1年、2年程度は少しずれるかとは思ってはおりますが、なるべく早く、まず情報を地域の方におろしまして、対応というのもその後速やかに動けるようにしてまいりたいと考えてございます。 ◆田中しゅんすけ   だから、2期は何年から何年で、3期が何年から何年でとお示ししていただいた上で、さっき質問したことは、だから同じように進められるんですかというお話をしたんです。だから2期は何年から何年まででお話をします。3期はどうですと、それに対して各グループがどういう対象でスケジュールで動くのかを教えてくださいと質問しました。 ◎学校配置調整担当課長   失礼しました。今の想定ではございますが、2期につきましては、令和元年度に協議会を立ち上げまして、3年度で一定の方向性を出したいと考えてございます。  また、第3期につきましては、令和2年度、協議会を立ち上げまして、4年度に方向性を示していきたいと考えてございます。 ◆田中しゅんすけ   2期というのは、そうするとDグループEグループを指していて、3期というのはFグループGグループということでよろしいんでしょうか。 ◎学校配置調整担当課長   はい、委員ご指摘のとおりでございます。 ◆田中しゅんすけ   今度は地域的なお話をさせていただくんですけれども、やっぱり板一中と板五中、すごくこのままいくと一番難しいところでご検討いただかなければいけない。地域の方もいろいろな、特に一中は東上線の連続立体化がある、駅前広場がある、文化会館があるということで、それぞれの大きな事業と公共施設の寿命化も含めてですけれども、検討しなければいけないという時期で、何年前でしたか、周年行事をやったの、2年前でしたか。いいんですけれども、そのときに、周年行事をやりました。もう体育館を直さなければいけなかった。体育館を直しました。しかしながら、体育館の中のおトイレに行く段差はなくせませんでした。結局、つぎはぎだらけの周年行事に合わせた整備しかできないということが、今後も続くような気がしてしまうんですけれども、そこはいかがですか。 ◎学校配置調整担当課長   今委員ご指摘のとおり、なかなか対応というのが非常に難しく、また今後の人口動態などからしても悩ましい地域で、公共施設の絡みもありますが、ただ、教育委員会としましては、その中でも中学校の整備というのは優先して進めてまいりたいと考えております。ほかの調整、兼ね合いもありますので、教育委員会一存ではなかなか難しい部分もあるんですが、意気込みというか考えとしては、何とか進めていきたいと考えてございます。 ◆田中しゅんすけ   ぜひお願いいたします。いろいろと、もう私も今回3期目で、ずっといろいろとお話をさせていただいていて、それでも動きがないのが現状で、ただ周年行事とか年数は重ねていって、その年数に対して周年行事を開催しなければいけないとか、そういう状況もあるわけです。でも中学校は3年間なので、生徒さんたちはその3年の間に卒業していくんです。それはどこの学校でも一緒だとは思うんですけれども、ただここまでいろいろな状況で検討して、何とか調整をつけながらやっていきますというご回答をするしかないのかもしれないんですけれども、早く方向性だけは打ち出していただきたい。どうするのか、それは本当に改めてお願いさせていただきたいと思います。  板五中の件もあわせてお聞きさせていただくんですが、結局板五中も54年か55年、築年数、これなぜかまた校舎建築年で、築年数をなぜか違うようにしているのかというような、大体何年たっているというふうに築年数で書いてもらったほうがいいんですけれども、何年建設よりも。何年たっているから、これだけの年数たっていますという表現のほうがいいように思えるんですけれども、多分54年か55年です。55年たっているこの建物で、近隣にはご承知のように集合住宅分譲集合住宅がたくさんできている地域でもあって、学区域で言えば、加賀中とかそういう地域のほうが多いのかもしれないですけれども、今回弾道弾の史跡公園が発掘されたところの目の前が板五中ということで、そういう状況で再三いろいろな折に触れて、しっかりと、きのうもお話ししましたけれども、学区域の件も含めて検討してくださいと。建てかえも含めてですけれども、ここも55年たっているので、整備の方向性を打ち出してくださいということをお話しさせていただいていましたが、ここもどうも何か西口再開発があって、B用地に新しい分譲住宅が建つ。ただそこの入居者の世帯動向が見抜けない。今のところ予測ができない。予測ができないと整備するにも整備がしづらいという状況でお考えになっているとは思うんですけれども、ここも本当にお便所の段差、ここもあるんです。何か災害が起きたときに、もうご承知のとおり避難所になるんです。避難所になって避難して、体育館に段差があるというのは、ものすごく解消しなければいけない一番大事なことだと思うんです。ですので、その部分も含めてですけれども、板五中の、ここに出ている内容だけではなくて、これから教育委員会としてはどういう、例えば段差のことだけはしっかりと解消していきます。建てかえまでに含めて、そういう避難所になるようなところに段差があることだけは何とか解消しますというようなお考えはありますか。 ◎新しい学校づくり課長   田中委員のほうからのお話るるありました。確かにご不便かけているところはあると思ってございます。ただ、その中で、今学校調整担当のほうからもお話ししましたとおり、大きな方向性を出した上で、大きな改修等、見直しとかを入れていくような形になると考えてございます。  現時点で、確かに学校教育環境あと避難所として非常に困る点があれば、改修とかはるる計画的にやっていきたいと思ってございます。その中で、まだ段差のほうが解消されていないというお話でございますので、それについても方向性をにらみながら検討のほう、させていただきたいというふうに考えているところでございます。 ◆田中しゅんすけ   ぜひ検討してください。検討して早めに対応してください。そして、とにかく方向性、これを早めにお示ししていただきたい。本当に私の地域でいつもここ最後残ってしまって、今回すごく楽しみに、第2期どうなるんだろう、うちの地元と思ったときに、また一番最後かというところで、理由的には公共施設それからいろいろな開発が一緒になって、その地域をどう考えるかととても大切だという、その理由はわかります。わかるんですけれども、方向性だけでも、だってここ特に板五中のところは、小中一貫教育も含めて、いろいろなことを検討していただいていたじゃないですか。でもそれが学びのエリアになって、なかなか小中一貫教育の現場として、新しく一歩を踏み出すのに難しい地域でもあった。ただし、いろいろなことを考えるのには、この地域をもう一度そういう俎上にも上げていただいて、学校の適正規模適正配置、それからここはそもそも学校施設は、最終的には地方と一緒で、中学校区域で物事を考えていくわけでしょう。中学校区域で物事を考えていく拠点として、もう一度しっかりと方向性を含めて考えていただきたい。それをお願いして質問を終わります。 ◆さかまき常行   幾つか確認させていただきます。  必要教室数の算定ですとか、さまざまな検討のベースとなるのが、人口動態と言いますか、人口推計かと思います。今回、ベースとなるものがピークのところが10年ずれ込んでいるというふうなことから、さまざま配慮しながら計画を出してきたかと思うんですが、その学齢人口の推計、ピークがずれ込んだ要因と言いますか、今後さまざま検討するに当たって、また毎年更新する中で、予測が変わるということもあると思いますので、その変化によって計画も変わる重要な部分ですので、大きく変わってしまった要因というのを今押さえるのも重要かと思いますので、まずそこのところをお聞かせください。 ◎学校配置調整担当課長   まず、人口ビジョン、プランを立てるに当たって参考にした人口ビジョン自体が、国の国勢調査をもとにして、ちょっと名称ははっきりしないんですけれども、国立社会人口問題研究所というようなところが推計というのを出します。それをもとに政策企画課のほうで、大規模マンションの状況だとか、そういったものを踏まえて推計したものをもとにして出してございます。  その中で、理由として上げられているのは、やはり社会増、人口流入というのが非常に要素としては大きくなっているのかと考えております。きのうの議論の中でもありましたが、東京一極集中ということもございますので、長期的に見れば、日本全体、今後人口は減っていくだろうというふうには見られておりますが、今後、これが10年と今言って、それがまたどんどん10年さらに延びていくのかというのは、なかなかはっきりとは申せないところはありますけれども、さらに長期で見れば減少していくだろうというところは念頭に置いて、今回このプラン作成に当たって検討を行ったところでございます。 ◆さかまき常行   ありがとうございました。日々、年々変わっていく要素かと思いますし、もちろん予測は困難かとは思うんですけれども、その要因というものを押さえながら、検討、年々変化しながら進めていくものかと思いますので、そういった動向を注視しながらの最適をやっていただきたいというふうに思います。  続いて、今回の第2期ですか、基本的な考え方として、生徒数の将来予測と学校施設の状況を鑑みながら、通学区域の調整ということで、この大きな3点で検討を進めていくこととしておりますが、きのうからもありましたけれども、その一方で、学びのエリア、小中一貫の推進ということも、方向性としては上がっております。その辺が検討するに当たって整合性と言いますか、先ほどの五中、一中の部分のことにも影響するかと思いますが、学びのエリアと通学区域が微妙にずれている中で、さまざまなあり方を検討していくというところで、どちらが優先、両方見ていくということかとは思うんですが、その辺の整合性と言いますか、考え方をお聞かせいただければと思います。 ◎学校配置調整担当課長   委員ご指摘のとおり、学びのエリア、きのう大分ご議論あったと思うんですけれども、確かに小学校と中学校、通学区域というのがずれているところが多いという状況になってございます。  一方で、今現在も、中学校は学区域のちょうど真ん中と言いますか、小学校との真ん中にあればいいんですけれども、学びのエリアじゃないすぐ家の横に違う中学があるのに、学びのエリアというので縛ってしまうと、全員が必ず行かなければいけないのかというところもあります。その辺は、入学予定校変更希望制という中で対応しているところではあるんですけれども、やはり一番わかりやすいのは、中学校と小学校の通学区域というのが一致しているほうがわかりやすいとは思いますので、今後、特にこういった改築等を機に、中学校の受け入れというか、可能な数、ふやすであるとか、あるいは小学校のほうをずらすであるとか、いろいろやり方はあるかとは思うんですけれども、そういったのも今後の検討の課題として、昨日の議論もございますし、捉えて対応してまいりたいと思ってございます。 ◆さかまき常行   もちろん難しい検討というか課題として、両方鑑みながら進めていくということですので、できるだけ整合性を合わせて、両方それぞれ目指すべき姿がある中で、通学区域の意義もありますし、学びのエリア、小中一貫という意義もありますので、常に整合性をとりながら、最適をとっていけるように、ぜひお願いいたします。  以上でございます。 ◆石川すみえ   向原小学校について質問したいと思います。  きのうから、東京一極集中ですとか、板橋区で人口がふえているというお話が続いているかと思いますが、一方で、向原小学校は、将来の設計を考えても適正規模を下回る見込みとなっているんですが、その原因について、要因について、区としてどう考えているかお聞かせください。 ◎学校配置調整担当課長   区全体としてピークはあと10年先にずれたということと、その先は減少になっていくと、区全体の状況としてございます。  一方で、各地域によって、特性というか動向というのにも違いがございます。今ご質問のあった向原小の地域なんですけれども、過去の推計等も、我々も検証してございます。過去の推計で、現時点の推計というのを、5年前今を推計した数字というのが、大分今よりも多く推計をしていたんです。いろいろと原因を調べていくと、就学前の人口、保育園だったり幼稚園だったり、就学前の人口は多いんですけれども、就学前あるいは就学時に転居されてしまうという傾向が非常に強い地域でございます。ですので、この傾向が今後も同様に続くかというのは、なかなか確実ではないんですけれども、一方で住宅の事情、賃貸であるか、分譲であるかとか、戸建てが多いとか、そういった事情も考慮しながら、そういった状況の変化というのをつかみながら、推計というのもいろいろと考えていきたいとは思っております。 ◆石川すみえ   確かに子育て世代として、就学前に賃貸のお家に住んでいて、家を買うタイミングとしては、子どもが小学校に入るときだというのは、すごくよくわかるんです。少し埼玉のほうへ行けば、家賃も安く、ローンも安く家が建てられるので、そちらに移られる方が多いのかとも思うのですが、ただ区としての姿勢として、就学後も、小学校のときも板橋区に住み続けたいと思ってもらうように、そんな働きかけを区としてすべきではないかと思うんですけれども、いかがでしょうか。 ◎学校配置調整担当課長   非常に難しいご質問だと思います。当然教育委員会だけでの施策というよりも、区全体の住み続けたいまちというところはございます。そういった中で、教育委員会としては、やはりよりよい教育というのを、環境を整えていくというところはあるのかと思いますが、やっぱりそれぞれのご家庭に事情があると思いますので、なかなかうまくいくかどうかというのは、ちょっと答えづらいところではございます。 ◆石川すみえ   板橋の教育として、しっかり魅力をどの世代にも打ち出していってほしいと思うと同時に、私が向原地域でいろいろな方のお話を伺っていますと、新しい大型マンションができました。そこにきっと保育園も近くにできるだろうと思って入ってきた。そうしたら保育園ができなかった。保育園落ちたんです、困っていますという方のお話、とてもよく聞くんです。そういう方にとってみたら、保育園に入れなかったというのは、やっぱり区として魅力を、板橋の魅力を感じなくなる大きい要因ですし、さらにこの地域に小学校もなくなってしまうかもしれない。向原小に行けないかもしれないというのを考えたときに、ますます板橋に魅力を感じなくなってしまうと思うんです。その可能性が出てくると思うんです。だからこのプランも、いたばし魅力ある学校づくりとなっていますから、本当にどの地域のどの世代の方々、特に小学校に入る就学時の世代の方々に魅力あるプランとなるように、向原小学校をなくすという、ありきで進めるのではなくて、どうやったら今の学校の位置で、児童数の、通学区域の調整なども含めて、残していけるか。小学校を遠くに通うというのは、とても大変なことなので、近い小学校に通えるような計画を、そういった考えも持って進めていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ◎学校配置調整担当課長   この魅力ある学校づくりプラン自体が、平成24年の適正規模適正配置の方針を受けまして作成したものでございます。その答申の中でも、合意形成には地域、保護者の意見が重要であるというふうにされておりますので、単独の学校というよりも、地域で学校のあり方というのをどう考えるか。よりよい教育環境を整えていくのか。そういう視点で地域、丁寧に説明、意見交換というのを進めてまいりたいと考えてございます。 ◆石川すみえ   そうしますと、これからFグループ、向原小はFグループですけれども、Fグループは先ほどのご説明だと令和2年度に協議会の前の準備会ですか、準備会を進めるということなんですが、準備会のときの地域の方々への説明の際には、向原小を施設の老朽化が進んでいます、児童数は減っていく見込みがありますがどうしますかという、この段階で地域に対して投げるということでよろしいでしょうか。 ◎学校配置調整担当課長   協議というか、説明の進め方なんですけれども、このプランをつくる際にも、意見を聞くのは大事だと、一方で区としての方向性というのはどうなんだという議論があったかと思います。そういった意味では、まずは状況、先ほどご説明したような状況、そういったものをしっかり説明した上で、結論ありきという形ではなく、ただ一方で、どこかで区としての方向性というのは当然示していく必要があると考えてございます。 ◆石川すみえ   区としての方向性を示すことは、大変重要だと私も考えています。でももちろん準備会、地域の皆さんにご説明する際には、方針ありきではなくて、地域の皆さんの意見を十分に聞いた上で、方針をある程度地域の皆さんに反映する形にしていただくようにお願いしたいのですが、いかがでしょうか。 ◎学校配置調整担当課長   ご意見というのは常に聞いていきたいと考えておりますので、当然その中で、いろいろなご意見あると思いますので、全ての方にとって最適というわけにはいかないかもしれませんが、ご意見というのはきっちり聞いていきたいと考えてございます。 ◆南雲由子   よろしくお願いいたします。  初めに、人口動態のフィードバックの仕方について伺いたいんですけれども、1つは先ほどさかまき委員のご質問の中で、国勢調査の変化をフィードバックしていますというようなお話があったかと思うんですが、それ以外に住んでいると、あそこに大きいマンションができるらしいとか、だんだん最近多くなってきたみたいとかという、地域に住んでいるからこそわかる人口の動態ということがあるかというふうに思うんですが、そのあたりの情報収集というのは、日ごろどういうふうにされていて、どのように反映されているかということをまず教えてください。 ◎学校配置調整担当課長   まず、こちらの推計につきましてなんですけれども、令和7年までにつきましては、既に出生されている方ですので、その地域の住民登録者から割り出しているというところがあります。  一方で、地域的な個別の案件として、大規模集合住宅というのが、大きな要素になってまいりますので、そういった点は、建築の際に、都市整備部のほうに、まず協議というか申し出がありますので、その情報というのが、教育委員会のほうにも回ってくるというか、共有しております。  一方で、我々も日々学校回りというか、課の修繕部門もいますので、そういった中で、例えば空き地が出た、あるいはチラシが入っていた、そういった形で、あらゆる面で情報収集というのは進めて、それを推計というものに反映させているところでございます。 ◆南雲由子   ありがとうございます。この計画をつくられる区役所の方々が、現場に行ったりとかお話を聞いたりということも、機会としてはあるんでしょうか。 ◎学校配置調整担当課長   学校につきましては、例えばふだんのクラス数の増であるとか、そういった対応もありますので、大規模なマンションができるという情報が入りました。そうした場合には、学校にまず現地の確認というものに行きます。その先でどれぐらいふえるから、学校の中をどうしていきましょうかというご相談をしていますので、そういった意味では学校の先生であるとか、校長先生ですね、意見というのは聞いているところでございます。 ◆南雲由子   余りに大きな、長期的な計画になりますので、その中で板橋区がつくるからこそできることというのがあるかというふうに思うんです。民間のコンサルタントの方が数字で、机上ではじき出しただけではなくて、地域の方がどういうふうに感じてらっしゃるかとか、地域のどういうふうに大切にされてきた学校なのかということも含んだ上でやるために、区としてこの計画をつくられていると思いますので、ぜひ現場の声を聞くとか、そういったことも大事にしていただきたいと思うのと、住んでいるからこそわかる人口動態みたいなものは、しっかりつかんでいただきたいというふうに思います。  もう一点、先ほどの質問とも多少重複するんですが、若者の定住化という政策の、いろいろな政策がなされているかと思うんですけれども、それに対する効果の検証だとか、それを受けてこういうふうに反映するというようなことが、何かこの計画とそういった若者の定住化政策のリンクするところというか、影響するところというのはあるんでしょうか。 ◎学校配置調整担当課長   教育委員会ですので、小学校、中学校、9年間の義務教育の中で、まず環境を整えて、よりよい教育というのを行う、そういった中で、将来も自分が育った、教育を受けた郷土にと言いますか、また住みたいと思うという意味では、定住化に資するものもあるのではないか。直接的に若者の定住化というのと、このプランというのの関係性というのは、なかなか難しいところではありますが、そういった一面もあるのかとは思っております。 ◆南雲由子   ちょっとすみません、質問をかえます。そうすると、例えばGグループの編成のところで、板橋地域のまちづくりの影響が、今後ここにもかなりあらわれるかもしれないので、それも含めて検討しますというお話があったんですけれども、すごくはかりにくいことですし、まだ目に見えないことを、どうやって検証して、どうやってここの計画の中で取り上げていくのかというところが知りたいんです。  板橋地域のまちづくりの影響ということについては、区としては具体的にどのように、この計画を考える上で、調査をしたり、まちづくりの影響というのをどういうふうに計算すると言いますか、検証していこうと考えてらっしゃるか。具体的に教えてください。 ◎学校配置調整担当課長   まず、大規模な住宅ができる際には、例えば300戸であれば300戸、どれぐらい将来的に子ども、就学するような子どもが引っ越してくる、あるいは将来的に出生するという率というのが、東京都のほうで出しているものがありますので、それを参考に、その子たちが今の学校に通った場合どうなるか。あるいは今それとともに施設が受け入れが可能かどうか。あるいは小学校と中学校の兼ね合いというのもございますので、そういった状況をいろいろと検証して、幾つかの例としてお示ししていくようになるかとは思っておりますが、まだそこまで具体的に見えてはおりませんので、あくまで想定というところでございます。 ◆南雲由子   わかりました。ありがとうございます。  それと、協議会というのをこれから開かれるというお話だったんですが、協議会にそれぞれ誰が呼ばれるか教えてください。 ◎学校配置調整担当課長   協議会のメンバーにつきましては、保護者の代表です。まずPTA関係の方、あるいは地域の代表としまして町会の方、または同窓会の役員、また寺子屋であったり青少年委員さん、あとは学校長、あるいは今後はiCS、板橋コミュニティ・スクールが動いていきますので、そういった方と多くの部分で重複することが想定はされるところでございます。 ◆南雲由子   それは区からその方に声がかかるというふうに考えていてよろしいですか。 ◎学校配置調整担当課長   こちらのほうで、協議会につきましては、一定の構成員という範囲を決めてはおりますが、幅広くご意見も伺う必要があるとは思いますので、それ以外にも必要に応じて意見というのは聞いていきたいと、協議会の構成員としてお願いするということもあり得ると思います。
    ◆南雲由子   今のところでいいんですけれども、協議会に公募される予定だとか、あとは広くアンケートをとられるというような予定はあるかどうか教えてください。 ◎学校配置調整担当課長   公募というところは、今のところは想定はしていないんですけれども、アンケートという点につきましては、今進めている第1期の協議会の中でも、それぞれの団体の代表としての意見ということでは伺ってはいるんですけれども、それ以外の方、例えば近隣の小学校については、保育園在園児の方の意見というのが、なかなか取り入れられないということもご指摘もいただいておりますので、なるべく幅広い形でご意見というのはいただきたいとは思っております。 ◆南雲由子   ありがとうございます。  それと、協議会の話し合いの方法というのは、どういうふうに行われるかということを伺いたくて、議事録等も拝見したことあるんですけれども、例えば短い時間でもワークショップを行うとか、いろいろな意見の収集の方法が今あると思うんですが、そういったことを取り入れる予定があるかどうか教えてください。 ◎学校配置調整担当課長   基本的には、進め方としましては、まずは状況の説明というのが、こちらのほうで資料をおつくりして、お諮りしてご意見をいただく。それをまた次回に反映して、またご意見をいただくというのを、スケジュールを組んでやっていくことになろうかと思います。その中で、今いただきましたワークショップということについても、ちょっと検討というか、していきたいとは考えてございます。 ◆南雲由子   学校の問題ですごく重要になるのは、地域の方のご理解だとか合意形成ということかというふうに思うんですけれども、区役所の方が来てお話になるということが、普通の区民にとっては、多分区役所の方が思ってらっしゃる以上に、上から言われたみたいな感じがすると言いますか、こう方針がありきで話されたという印象を受けるかと思いますので、そこは話し合いの仕組みをかえるとか、話し合いを回数をふやして丁寧にするとか、思いとか誠意ということは必ず伝わると思いますけれども、仕組みから少しずつかえていただきたいというふうに思います。意見として。  合意形成は丁寧にしてほしいというふうに思う一方で、スピード感も持って進めていただきたいということを申し添えて終わります。 ◆田中いさお   よろしくお願いします。  ピンポイントのところで、本編だと16ページの志村小学校のところです。擁壁、崖の上に建っていまして、敷地もそんなに広い状況で、僕の地元なんでわかるんですけれども、そこに前野小をまた入れるというのは、非常にハードルが高いんだろうと、イメージ的には。お金をかけて高いビルみたいなのを建てればできるのかもしれないですけれども。  ただ、僕心配なのが、各小学校は防災拠点にもなって、避難場所にもなっているわけです。所管は違うんですけれども、志村小で言うと、坂の下は志村三丁目から坂下、万が一水が出た場合に逃げる安心な場所でもあるわけです。ここの地域で言うと。それが擁壁の問題、いろいろあって違う場所に移動するとなると、結構ハードル高い。地域住民にとっては心配事がふえるのかというイメージがあるんだけれども、まだ検討しているということなので、どうなるかはきっとわからないんでしょうけれども、統合していくということによって、防災の面とまたお子さんの安全面で言っても、遠くから通わなければいけないというところも、地方だとスクールバスを出すのが当たり前だと、歩いて30分通うとか、そういうのは普通なんでしょうけれども、都会ですから、大きな幹線道路を渡って通えるのかというところも、そこの安全面も非常に心配。その2面が特に私は心配だと、そこら辺ぜひ、今検討しているということですので、本来なら統廃合せずに単独で維持、自分の家の前に学校があるのがいいんでしょうけれども、数自体がどんどん少なくなっていく状況で、箱物行政は特にお金がかかるということなので、これはもういたし方ない部分はあるのかという思いもあるんですけれども、ただ防災の面とお子さんの安全の面は、ぜひちゃんと担保していただきながら、そういうのも入れていただきながら、方向性とまた統合するというところはぜひ行っていただきたいと要望いたしますが、答弁はどうでしょうか。 ◎学校配置調整担当課長   まず、防災拠点としての学校の役割という意味では、委員ご指摘のとおり、避難所にもなりますし、重要な役割は持っているんだと思っております。  一方で、この後のことですので、今までもそうなった際には、防災の所管のところと調整しておりますので、留意していきたいと思っております。  一方で、子どもの安全という点では、通学距離として小学校は1キロ、中学校は1.5キロという目安として定めておりますので、その中で、また距離だけでなく、委員ご指摘のとおり、幹線道路であるとか地形的な問題、そういったのも考慮しながら対応してまいりたいと思っております。 ◆小林おとみ   第2期の対象校の対応方針のことで、第1期の計画について、今の段階でどういうふうに考えているか。今、教訓と言いますか、その後の進捗状況で課題がないのかとか、その辺についてはちょっとお聞きしたいんですけれども。 ◎学校配置調整担当課長   今行われている1期の対応でございますけれども、まず向原中学校につきましては、上板橋第二中学校と統合しまして、向原中学校の校地に、今年度から新しい校舎を建設中というところでございます。また、板橋第九小学校につきましては、中根橋小、板橋第一小、板橋第八小と統合して、通学区域をそれぞれ変更して、もう2年目というところでございます。また、板橋第十小学校につきましては、単独の改築というところで、今改築を行っているところでございます。  教訓というか、反省というか、いろいろあるかとは思うんですけれども、協議の進め方としましては、地域の方のご意見というのを踏まえまして、いろいろ賛否はあったとは思うんですけれども、合意形成のもとで、こういった結果になっていると思っております。  一方で、また意見の集約の仕方としましては、先ほどお話しした広く意見というのはいただく必要があるというふうに思っておるところでございます。 ◆小林おとみ   聞きたいのは、板九小の周辺の大規模化の心配はないのかというところを聞いておきたいんです。金沢小が大規模になっていますし、板一小の大規模化が心配されるような気もしまして、その辺のことについて、今どんなふうに考えてらっしゃるか。 ◎学校配置調整担当課長   板橋第九小の閉校に伴って、板橋第一小と板橋第八小、中根橋小に主に通学区域というのを分けております。板橋第一小につきましては、今後も18学級で推移していくというふうに見ております。  一方で、一時期は小規模化が心配された板橋第八小学校につきましては、今は増加傾向にありまして、適正規模に将来的にはなろうかというふうに思っておりますので、今回の統合がもとで、いっぱいになるというふうには見てはおりません。 ◆小林おとみ   それは今後の推移を見守っていきたいと思いますが、人口ビジョンの関係で1つ聞いておきたいんですけれども、今の第1期の計画も、前の人口ビジョンでやったわけです。でも実際には、それとは違う推計で動いているわけです。今度の人口ビジョンも、とにかく5年ぐらいで一気に変わるわけですから、こうなったはずがこうなるわけですから。こうなったと言っても議事録に残らないね。ここで文章はあれですけれども、2045年まで人口は減らないんです。ここに書いてあるように、長期的には横ばい基調で緩やかな減少というけれども、でも実際には人口は今の人口よりも57万人の規模は下回らないままいくわけです。だからやっぱり人口は増加傾向でということで、対応していくのが本当なんだろうと思うんです。その辺では、人口の全体の増加傾向というところは前提にしつつ考えていく必要はあるというふうに思いますけれども、そこも聞いておきたいと思います。 ◎学校配置調整担当課長   10年ずれたということなんですけれども、国勢調査も5年おきにやっていますので、その都度変えるのかというところだとは思うんですが、前回のプラン策定時というのが、特に全体の人口も落ちていましたし、児童・生徒の数も落ちていたという状況がありまして、その後の見直しでちょうど転機という形になっていますので、しばらくはこの傾向というのは続くんだろうとは思っておりますが、また大きく変わるようなときには、見直しというか、というのも含めて考えていく必要は当然あると思っております。 ◆小林おとみ   それと、さっきの向原小のところで数字が気になったことがありまして、概要版のほうの学級数推移予測というのがありますね。これと本編のほうの数字がちょっと違う気がして、本編は19ページなんですけれども、R2、概要版のほうは17学級になっているんですけれども、本編のほうの19ページのR2は、足すと20学級になるんじゃないかと。R7も概要版は20学級なんですけれども、本編のほうはR7は23になるんじゃないかというふうに思うので、ちょっとすみません、お願いします。 ◎学校配置調整担当課長   こちらにつきましては、総数で計算しておりますので、それぞれの学年ごとを足しますと、学年ごとです、1年生から6年生それぞれで見ますと、1、2年生は35人、3年生以降は40人ですので、単純に2クラスと2クラスを足して4にならない場合もあります。場合によっては3の場合もありますので、そういった計算の中で単純に足していったものとイコールではないというずれでございます。 ◆小林おとみ   じゃあ、この数字はいいということですね。  それから、Gグループのところなんですけれども、向原の関係でいっても、大規模化というところがあるんではないかということを心配しますが、Gグループのほうは、中学校の話ではなくて、まちづくりの中で、これはだから老朽化の学校をどうするかという考え方だけの案なんだけれども、町にとってみれば、そのことよりももっと心配なことがある。それは、例えば大山のまちづくりの中で、大山小学校も統合してしまいましたので、板橋第六小学校がいっぱいで狭いです、入れませんというようなことが起きているようなことについて、まちづくりの中で、学校の問題を問題にしても、なかなかそこでは、それは教育委員会がやることでと、こうなっているので、なかなか議論になっていかないことがあって、私は気になっていたんですけれども、教育委員会としては、ただ板一中と板五中の老朽化をどうするかという話だけの角度からだけでは、問題は済まない気がするんです。まちづくりの中で、小学校からどうするのかということと、あともう一個、板一中は、区役所周辺の施設、公共施設の整備計画の中でも、グリーンホールと文化会館と何か全部あわせて、板一中も含めてまちづくりみたいになっていますし、そういうこととの関係でも考えなければいけない問題があるんじゃないかと思うんです。その辺も、このグループの集まりの中ではどういうふうに、それも含めて話し合うということになるのかどうかです。 ◎学校配置調整担当課長   委員おっしゃるとおり、全体含めて、公共施設のあり方もそうですし、まちづくりもそうですし、検討していくことになるかと思います。ここでまちづくりを行っていく際には、当然先に小学校のほうから入っていきますので、その辺の中学校の対応ではありますけれども、小学校のあり方というのも検討していく必要があるというふうに考えております。 ◆小林おとみ   そうすると、このための、魅力ある学校づくりプランの協議会がこれから立ち上がっていくとすると、まだちょっとすぐにはできそうな雰囲気ではなさそうですけれども、この話し合いと、それからまちづくりの話し合いとの関係はどうなっていくのかと思うんです。まちづくりの検討会がトータルで町の中の子どもたちの受け皿をどうしていくのかという話はされていくべきだろうし、施設の老朽化はまた別に切り離して協議会とならないんじゃないかという気もするんですけれども。 ◎学校配置調整担当課長   老朽化の対応とともに、魅力ある学校づくりプランの中では、大規模化の対応というのもうたっておりまして、その中で、先ほど申し上げた300戸以上の大規模集合住宅、マンション建設の情報を得たときという場合は、意見交換情報共有をするというふうにもなっておりますので、老朽化とそういった大規模な今の状況をあわせまして、意見交換情報共有というのをしてまいりたいと考えてございます。 ◆小林おとみ   あともう一つ、この間の学級編成のときもありましたけれども、子どもが増加傾向になっていて、教室が足りなくなるという問題が起きています。昔いっぱい入ったはずなのに、最近どうして子どもが、そんなにふえてもいないのに学級が足りなくなる、クラス足りなくなるんだという、でも学校のいろいろな教育の多様化がありますから、いろいろな教室も必要になってきて、たくさん需要ができてくる中で、特に少人数編成のクラスの教育活動とかも大事になってくる。今は弾力的に少人数かもしれないけれども、将来的にはやはり少人数化を目指すべきだと思いますし、そういう新しい学校づくりとの関係でも、新しい学校のプランというのはつくっていく必要があると思うんです、規模も含めて。だからそういうこともぜひ加味した形で考えていただきたいと思うんですけれども、いかがでしょうか。 ◎学校配置調整担当課長   昔というか、以前と比べまして、私なんかが子どものころは、多分今の小学校の1クラスの人数自体が違ったと思いますので、それとともに委員おっしゃったとおり、少人数であるとか、いろいろな教育の仕方というのも変わっていますので、普通教室以外に必要な教室というものはふえているというところもございます。  一方で、それがもとで、既存の校舎においては、大分ご負担をかけている部分もありますので、こういった改築の際には、そういった面も解消できるように踏まえて検討してまいりたいと考えてございます。 ○委員長   よろしいですか。  では、本件につきましては、この程度でご了承願います。  ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長   次に、令和元年度(平成31年度)あいキッズ登録利用状況について、理事者より説明願います。 ◎地域教育力推進課長   それでは、令和元年度のあいキッズ登録利用状況について説明いたします。  資料11をごらんください。令和元年4月末現在のあいキッズ登録利用状況となります。  あいキッズにつきましては、区内の小学生を対象としまして、学校内で楽しく安全に過ごすことのできる放課後の居場所を提供する事業でございます。文部科学省の全児童を対象とする放課後子ども教室事業と、厚生労働省の就労家庭等の児童を対象とする放課後児童健全育成事業、いわゆる学童保育とを一体型で運営しているものでございます。平成21年度から段階的に実施しまして、平成27年度から区立小学校全校で実施しているところでございます。また、平成28年度からは土曜も開設し、就労家庭の支援を強化しているところでございます。  それでは、項番1、平日の登録状況でございます。こちらのきらきらタイムにつきましては、就労家庭などを対象としました利用区分で、いわゆる学童保育といわれるものに該当いたします。最長で午後7時まで利用できる有料の区分でございます。  また、さんさんタイムにつきましては、全児童対象とし、放課後から午後5時まで、10月から2月にかけては、午後4時30分まで利用できる無料の区分でございます。  きらきらタイムの登録児童数でございますが、こちらにつきましては5,989人ということで、昨年に比べまして444人の増となっております。  また、隣のさんさんタイムの登録児童につきましては1万6,565人ということで、昨年に比べ28人の増となっております。  きらきらタイムとさんさんタイムの合計は、その隣2万2,554人の登録数で、あいキッズ全体としましては472人の増となっている状況でございます。  隣にまいりまして、在校生数に対する登録率といたしましては、きらきらタイム、こちらにつきましては25.9%で、昨年の24.4%から約1.5%の増ということでございます。その隣、さんさんタイムにつきましては、同じく71.6%ということで、昨年の72.9%より1.3%減っております。きらきらタイムまたはさんさんタイムのみのいずれかを利用しているあいキッズ事業の登録率は、その隣合計しましたもので97.5%ということで、昨年度よりも0.2%減となっております。一昨年あたりから、登録の傾向としましては、きらきらタイムにつきましては増加傾向、さんさんタイムにつきましては減少傾向、全体としましては横ばいの状況にございます。  続きまして、項番2、平日の利用状況でございます。先ほどは登録状況でございましたが、こちらは実際の利用状況、4月1か月間の実績を1日平均にしたものでございます。きらきらタイムにつきましては、全体の1日平均利用人数が4,347人、登録児童数に占める利用率で申し上げますと72.6%となっております。利用率で見ますと減少傾向にありますが、先ほど説明いたしました登録児童数の増加傾向を受けまして、平均利用人数は全体で見ても、1校平均で見ても増加しております。  さんさんタイムにつきましては、全体の1日平均利用人数が1,992人、登録児童数に占める利用率で12.0%となっております。こちらは、平均利用人数につきましても、利用率につきましても、減少傾向にあります。  続きまして、項番3、土曜日の登録利用状況でございます。就労家庭などの方を対象とし、平成28年度から実施しております。平日の登録とは別に登録をいただいた方が利用できるもので、利用料は1回当たり700円、前の月の20日までに参加する日をお知らせいただくことを原則としておるものでございます。  登録状況でございます。登録人数が1,376人、昨年に比べまして83人の登録増となっております。また、在校生に対する登録率も5.9%ということで、昨年の5.7%とほぼ変わらずという状況でございます。利用率につきましても、昨年の26.4%から今年度27.1%ということで、ほぼ横ばいという状況でございます。  裏面2ページをごらんください。  学校別の平成31年4月末現在の登録状況及び利用状況となります。ほとんどのあいキッズで、昨年に比べて登録数、登録率とも上昇している状況でございます。登録率が100%を超えているという学校が幾つかございますが、こちらにつきましては、当該学校の通学区域に居住している子どもにつきましては、区立小学校に通っていなくとも、私立あるいは国立等の学校に通学している児童が、その学校に登録できることから、そのような登録がありますと100%を超えるということになっております。  説明は以上でございます。 ○委員長   ただいまの説明に質疑のある方は挙手願います。 ◆田中しゅんすけ   すみません、確認なんですけれども、今小学校51校ですね。一番直近でいうと、板九小と大山小学校がなくなって51で間違いないですか。 ◎地域教育力推進課長   おっしゃるとおり、板九小がなくなって52が51になって現在に至っております。 ◆田中しゅんすけ   すみません、さんさんタイムときらきらタイム、さっき利用料のお話、土曜日が利用料がかかるというご説明があったんですけれども、さんさんタイムときらきらタイムは、きらきらタイムは利用料があるのかどうか教えてください。 ◎地域教育力推進課長   きらきらタイムが有料の区分、さんさんタイムが無料の区分ということになります。 ◆田中しゅんすけ   そうすると、きらきらタイムが昔でいう学童で、さんさんタイムが校庭開放の感じですか。そうだ、逆に書いてあるから勘違いした。さんさんタイムが別にお金がかからないほうで、きらきらタイムは補食とかがある学童ということでいいんですね。  今、きらきらタイムは補食の件もあるので、利用料はどれぐらいなんですか、月に。 ◎地域教育力推進課長   きらきらタイムにつきましては、細かな区分があるんですけれども、基本的に昼間が明るい太陽が出ている状態、さんさんタイムということで無料ですので、放課後から5時まで、10月から2月で言うと4時半までになりますけれども、ここまでは無料ということになります。この後、基本的に5時から6時の区分につきましては、月額2,700円、5時から7時までを使おうとしますと3,900円、土曜につきましては、先ほど申し上げました1回、日額につき700円という形でございます。 ◆田中しゅんすけ   土曜日は、きらきらタイムに登録していないと、土曜日は利用できないんですか。 ◎地域教育力推進課長   きらきらタイムの申し込みを受けまして、土曜日の、S区分と呼んでおりますけれども、土曜日も使えるようになるということでございます。 ◆さかまき常行   学校別の登録利用状況なんですが、すみません、ちょっと参考までに確認をさせていただきたいと思っています。大体おおむね登録数、登録率、利用状況もほぼ平均値に、そんなにばらつきなく数字としてはあると思うんですが、志村第三小学校と向原小学校だけ利用率が40%以上ありまして、何か他校と違っていたり、何か要因があるんであれば、参考までにお聞きしたいと思っております。よろしくお願いします。 ◎地域教育力推進課長   基本的にきらきらタイム、就労家庭等の家庭が利用できる区分というところで申しますと、今、板橋もそうです、全国的にも働くご家庭がふえているという要因においては、どの地域についてもきらきらがふえて、さんさんが減っているという状況がございます。中でも、地域によっては、そういった就労、ご両親が働いている区分が多いということがあれば、そういった傾向になってくるかとは思うんですけれども、この地域特有にそれ以外で特別何か目立った理由があるかと言われると、そこについては把握していないというか、そういう理由は特に見当たらないと思っています。 ◆さかまき常行 
     ありがとうございます。たまたま志村第三小学校の近くによく行くものですから、確かに近くを通ると、ほかの学校よりも活気があるように聞こえて、利用している方が多いのかという印象を受けておりましたので、何か環境の違いでもあるのかと思ってお聞きさせていただきました。 ◆石川すみえ   確認なんですけれども、夏休みと長期休みのときの利用率について、利用状況を教えてください。 ◎地域教育力推進課長   すみません、細かな区分を今持ち合わせていないので、後ほど必要があれば資料で提出したいと思います。 ◆石川すみえ   後ほど資料でいただきたいと思っています。  ちょっと裏面の数字を見ますと、さんさんタイムの利用率が本当に低いというのを感じます。この委員会でもずっとあいキッズの補食の問題については話し合われてきたかと思いますし、保護者の方から、またそれ以外の教育関係の方から、いろいろなご意見をいただいていると思いますが、これだけさんさんタイムの利用率が低いのであれば、利用しているお子さんも少ないということにもちろんなりますから、さんさんの子にはおやつを提供できないから、おやつが5時以降という話があったと思うんですが、これだけ低ければ一緒に補食を早い時間にやってしまってもいいのではないかと思うんですが、いかがでしょうか。 ◎地域教育力推進課長   1年生から6年生まで全体でのさんさんタイムの利用率は、ここであらわしておりますように低い数字になっております。ただ実際に来ている方々については、学年が下がるほどにたくさん来てらっしゃいますし、学年が上がるごとに減っているという状況においては、1年生、2年生、3年生というところは、さんさんタイムの子もきらきらタイムの子も一定数同等ぐらいに利用されているということにおいては、さんさんの子が5時までの利用の中で、ほぼいないということではない状況でございます。 ◆石川すみえ   さんさんタイムの利用率が本当に低い、1年生から6年生までの平均ということでしたけれども、これだけ、全体で見ると合計12.0ということで、この数字を見るとさんさんタイムであいキッズに来ている子たちは、果たしてあいキッズ楽しいのかというのを純粋に数字だけ見て思うんですがいかがでしょうか。 ◎地域教育力推進課長   もちろん感じ方は一人ひとりの子どもで違うとは思いますが、毎年とっておりますアンケート、満足度調査等においても、そのあたりについては楽しいという子が多くおりますので、実際私も現場を回って、その時間帯にあいキッズにいることもございます。見ている状況においては、さんさんの子もきらきらの子も一様に楽しく過ごしているという状況でございます。 ◆石川すみえ   引き続き子どもたちが楽しめる、子ども主体のあいキッズになるように取り組んでいただきたいと思います。よろしくお願いします。 ◆南雲由子   よろしくお願いいたします。  資料でいただければというふうに思うんですが、学年別の利用状況というのは、資料でいただくことはできるでしょうか。 ◎地域教育力推進課長   学年ごとに登録人数を集計して、平均利用人数を出して、それの利用率ということでお出しする形でよろしいでしょうか。はい、ご用意いたします。 ◆南雲由子   よろしくお願いいたします。と言いますのは、私自身も小学生の子ども自身と話をしたりですとか、小学生のお子さんを持つ保護者の方とお話ししていて、あいキッズについて多く聞くというふうに感じるのは、あいキッズは高学年になったら行かないというのをすごくよく聞くので、それを数字で見ることができるかどうかと思うんです。もし数字で、高学年の利用状況が少ないですとか、低学年に偏っているということであれば、あいキッズのあり方ということと、あいキッズがじゃああいキッズに来ない子どもたちにとって、どういう役割を果たしていくかということですとか、あいキッズに行かない子どもたちがどこで遊べばいいのかということについても、政策的に考えていくべきじゃないかと思うんですが、そういった学年別の利用状況を踏まえて、今後検討していただきたいと思うんですがいかがでしょうか。 ◎地域教育力推進課長   先ほど申し上げましたように、傾向として6年生になるほどに、あいキッズの利用が減っているということが1つあります。同時に、学年が上がるごとに、しっかりと自分で時間を管理しながら、遊ぶ相手を見つけて遊んでいるという状況もあります。そういう意味で言いますと、あいキッズというところは、学校でも家庭でもない、子どもたちにとっての第三の場所ということで、大変貴重な、重要な場所であります。そこで過ごしていただくことで、さまざまな先生や親以外の大人とのふれあいですとか、子ども同士の関係性が育まれるという点では、重要な場所と思っています。  同時に、それ以外にも子どもたちにとっては、遊ぶ場所、遊べる場所、放課後を過ごせる場所というのがあって、それは一定いいことだと思っています。そういった外で、あいキッズ以外で過ごす高学年の子などが、道路とか公園とかで遊んでいて、もし何か起きたり、危ないことがあったりというところには、以前通っていたあいキッズが近くに一定ありまして、そこに駆け込めるですとか、そこの先生に相談できるというような場所として機能すればいいのかと思っておりますので、あいキッズに皆が、6年生になっても全員来るようにということでもなく、そういったさまざまな関係性の中で、あいキッズの利用を促していけたらいいと思っております。 ◆南雲由子   ポジティブに私もそういうふうに思うんですけれども、あいキッズに高学年が行かないということが、本当に問題なのかどうかということは、数字を見ながら、じゃあ何をしているのかということだとか、それでも近所で何かあったときに駆け込めるというお話ありましたけれども、そういった役割が何年か実施してくる中で見えてきたことというのもあるかもしれないので、それは後ほど資料でいただいて、ぜひ検討していただきたいというふうに思います。  後ほど、先ほど石川委員のご質問の中で、長期休業中の利用状況というお話もあったので、それもぜひいただきたいと思います。これについては、圧倒的に多く言われるのは、夏休みに行く場所がない。それは暑いから外でも遊べないし、児童館にも行けないし、ことしに関してはプールもなかったので、もうとにかく行く場所がなかったというようなことは伺っていますので、その状況についても、実際にどのぐらいなかったか。あいキッズにどのぐらい行っていたかということをヒントに考えたほうがいいんじゃないかというふうに思います。  あいキッズに行かない子どもたちが、必ずしもあいキッズを利用しなさいというふうに向けていく必要はないというふうに思うんですけれども、これからコミュニティ・スクールとかそういった地域との連携ということが始まる中で、子どもの遊び場ということは考えていただきたいというふうに申し添えておきます。  それともう一つ、これは小学6年生の男の子に言われたことなので、小学6年生の意見かと思うんですけれども、ルールが厳しいというふうに言われていて、あいキッズで何で行かないかというと、ルールが厳しくてうるさいから行かないというふうに言われたんですけれども、あいキッズの中でのルールというのは、各あいキッズで決められているかということと、区としてある程度の方針であるとか、時々教育委員会意見交換があるというような、ある程度の交流というのはあるかどうか教えてください。 ◎地域教育力推進課長   基本的なルール、例えば帰るためのルールですとか、そういった部分については、しっかりと共通で決めさせていただいて、全あいキッズで適用されています。  そういったことを踏まえて、生活の場所ですから、いろいろな一定子どもたちが過ごす中での細かなルールが必要になります。おもちゃをどういうふうに使うとか、どうやって片づける、どうやって貸しっこするとか、遊ぶ場所、時間をどうやって子ども同士で融通し合う、そういった細かいルールについては、基本的には各あいキッズで設定されていて、結構よく見るのは、壁に張り出されていて、それをしっかりあいキッズに来たときに皆で確認してから、遊びが始まるとか、そういったことが一般的に行われておる状況でございます。 ◆南雲由子   多くの小学生の方からご意見いただいたりとか、保護者の方からご意見いただく中で、あいキッズに関する意見というのはすごく多くいただくように感じています。何年か実施された中で、板橋の区民の方にとって、あるいは子どもたちにとって、あいキッズがどういうものかということが、少しずつつかめ始めたところかというふうに思いますので、そういった区民の声とか、子どもたち自身の声もフィードバックしていただいて、生かしていただければというふうに思います。 ◆小林おとみ   さんさんタイムのほうの減少傾向ということなんですけれども、数字だけでわかる話ではないとは思いますが、ここだけ見ても、利用率のところで、大きな学校ほど利用率が低い、さんさんタイム。例えば下のほうで、紅梅小、北野小、成増ケ丘小、みんな6.7とか7.4とか、赤塚新町小も8.5、上のほうへ行って金沢小も5.5とかというような数字になって、志村六小も8.8とかというようなことで、大きな学校ほどさんさんタイムの利用率が低い。分母が大きいというのはあるかもしれませんけれども、でもその辺の傾向というのはどういうふうに見てらっしゃいますか。 ◎地域教育力推進課長   学校が大きいことによるそういった利用率の差があるかと言われると、そこの要因というのは見出してはおりません。ただ、現場でよく見かける光景としては、子どもたち同士の関係性の中で、仲のいい子があいキッズから家庭の条件等が整って来なくなったときに、それについて行かなくなる子がいる状況、聞きますし見かけました。そういうさまざまな個々の個別の子どもの要因ですとか、あとは地域に遊びに行ける広い公園とか場所があるとか、その当時、そのとき学校等ではやっている遊び方とか、そういったことにも影響されるのかというふうには考えております。 ◆小林おとみ   それと逆に今度は小さな学校、小規模な学校だと、きらきらタイムの登録率とか利用率が高い。志三小とか、板一小はちょっと大きいですか、あと向原小。先ほどお話があった向原小などは、きらきらの登録も高いけれども、さんさんの利用も高い。こういうような傾向というのが、周辺の地域の環境もあるかもしれませんけれども、小さな学校できらきらの利用が高いというあたりについてもどうでしょうか。 ◎地域教育力推進課長   きらきらについても、同じく小さいことによる個別要因というものは見出しておりませんけれども、一番感じるところでは、地域地域によって共働きの率が高いとか、そういったところにおいては、きらきらの子どもたちが多くなるという傾向はあるかと思っております。 ◆小林おとみ   学校の中で人間関係性が強いところと、あと一定程度逆に言うと余り学校にいつまでもいたくないと思ってしまう学校の中の状況というのが、影響していないかというのは心配なんです。  あと私の地域でいけば、清水町地域などでいけば、結構清水地域センターのロビーで遊んでいる子がいる。そういうあいキッズだけ、あいキッズでは飲み込めない子どもたちが実際にはいることだとか、あと中台小に去年行ったんですけれども、大規模で何しろ子どもたちのランドセルが全部廊下に置いてあるような状況で、何しろ教室の中はいっぱいでした。おやつを食べるのに、机を出したらもういっぱいになってしまうから、先生は工夫して、シートをひいて、ピクニック型とか言って、こういうふうに名づけて、やむなく名づけてそうやって地べたで食べるということが行われたりとか、ようなことが起きていて、なので少しそういう大規模化しているところのあいキッズの対策をどうするのか。  それから、学校でないところでもっと遊びたいという人たちの遊ぶ場所というのをどう確保するのみたいなところも、きちんと目配りしてお願いしたいと思いますが、そこら辺についても取組みを聞きたいと思います。 ◎地域教育力推進課長   まず、あいキッズ以外の町に子どもたちが一定あふれているというような状況について、あいキッズに来れないからそういう状況があるのかどうかという点で言うと、恐らく子どもたちの居心地のいい場所というのがいろいろあって、地域それぞれに第4、第5の場所があるということがもしあるんであれば、それはいいことなのかと思っています。地域全体で子どもたちを育てる体制が組まれておればおるほど、そういった町なかで子どもたちを見るということができるかと思いますので、あいキッズ一辺倒ではなくて、子どもたちがそれ以外でも安全に暮らせる状態、そういった町にしていくということが一定大事なのかというふうに思っております。  もう一点のほうの場所の問題、これはもうおっしゃるとおり、あいキッズは一番の問題として今抱えております。今、ピクニックの話もしていただきましたけれども、そういったいっぱいいっぱいの中で、現場が工夫をしてやっているということは事実でございます。ですが、細かなところで、例えば1年生から順番に学校が終わって帰ってくるというところで、うまく時間差になっていたりするので、そういったところを使って、静かなうちに勉強して遊んでいく。またあいたところに次の学年の子が来てくる。また、今ご紹介いただいたように、食事をする場所をピクニックということで楽しくシートを広げてやる。そういう半分は仕方なくの部分もありますけれども、工夫をしながら現状しのいでおります。中長期的には、そういった広さの問題についても考えなければいけないことですので、そこについては今からしっかりと検討を重ねていきたいと思っております。 ◆田中いさお   すみません、短くなんですけれども、あいキッズ事業につきましては、非常に皆さん各議員さんも評価した上での改善をきっと言っているんだと思うんです。もともとわくわくキッズというところで始まって、立ち消えそうになったのが、区の、また区長の判断であいキッズをやろうということで、まずモデル校から全校実施ということで、全児童対策なので非常にありがたい。居場所がそこで担保されているというところは心強いです。確かに高学年になると、いろいろな遊びもふえますし、なかなか利用率は少ないのかというものは感じますし、低学年にとっては特にそうですし、まずすごいのは学童の待機児童ゼロになったことです。全員引き受けるわけですから。それは非常に評価できる事業だと思うんですけれども、私のところにもたまに苦情が来るのが、やっぱり狭いということで、校庭が使えないときがある。そのときにどこにいればいいんだ。きっとそのときみんな出ない、出てしまうんだと思うんです、特に上のお子さんとか、5、6年生なんか特に遊べないわけですから。小さな教室に押し込められていて、全員で勉強するわけにもいかないでしょうから、まだ課題もまた見えてくる部分もあるでしょうし、そこら辺をまた利用者さんのアンケート等も見ながら、どういうニーズがあるのか、どんどん年どしに変わっていくでしょうから、そこら辺はどんどん精度を上げて、せっかくお金出して、全児童いていいですという事業ですから、少しでも快適に、また生徒さんの要望にぜひ応えていっていただきたいということは、評価だけなんですけれども、感想があればお聞きします。 ◎地域教育力推進課長   今おっしゃっていただいたとおり、場所の問題につきましては、課題が大きいですので、常に学校関係者、校長、副校長と話をしております。そういう中で、おっしゃるように、例えば会議があるので、今は校庭に出てはいけませんとあります。子どもたち、その間我慢しなければいけない部分がありますので、そういうときには、通常は開放していないけれども、体育館を借りれるとか、今の学校の形で言うと、広いフリーな廊下というんでしょうか、何かスペースがありますので、そういった部分、特別にふだん貸してもらえないところを開放してもらう、そういったことを学校と協議しながら、臨機応変にその日その日をなるべく広い面積を確保するということでやっておりますので、短期的にはそういう工夫をしながら、中長期的にはしっかりと場所の問題についても考えたいと思います。 ○委員長   では、本件につきましては、この程度でご了承願います。  ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長   次に、所管事務概要につきましては、既に配付しておりますので、特段の質疑がなければ、ご了承願います。 ◆石川すみえ   3点だけ、全体で3点質問、教えていただければと思います。  まず、保育園についてなんですけれども、区立保育園の数と定員数が示されていますが、区立保育園の数の中で、単独館で、あるいは併設された施設がなく単独で区立園としてあって、そして老朽化している、もう建てかえたほうがいいと区が考えている公立園は何園ありますか。 ◎子育て支援施設課長   昨日の再整備方針の関係もあるのかと考えてございますけれども、老朽化の判断というのは非常に難しいかと考えております。一定の基準となるのが、築年数であろうかと考えております。そういった中では、築50年以上の区立保育園は38園中8園あるということを、昨日お伝えしております。  その中で、併設していない保育園というのが7園ございます。ただ、大山西町保育園、仲宿保育園については、一定の方向性が決まっております。そういった中で、残っているのは向台保育園、板橋保育園、みなみ保育園、ときわ台保育園、中板橋保育園でございます。単独館というところではです。  ただ、私ども民営化対象園を検討するに当たりましては、保育園舎または仮園舎を整備する代替地が必須でございます。その確保がないと民営化もできないという状況がございます。そういった中では、代替地の確保が見込みが立った場合には、老朽化の状況を踏まえつつ、築年数50年に限らず、40年代後半のものもございますので、そういった全般にわたって代替地の確保を優先しながら検討していきたいと考えております。 ○委員長   申しおくれましたけれども、質疑の際は、所管事務概要のページ数を先に申し上げていただいて、理事者の方も答弁があるかと思いますので、ご協力お願いいたします。 ◆石川すみえ   じゃあ、引き続き同じ29ページで、私立保育所の状況で、認可定員数と入所児童数が違うのですが、これについて説明をお願いします。 ◎保育サービス課長   私立保育園、保育所につきましては、園によりまして定員の弾力化というのを行っている園がございます。弾力化というのは、一定の定員を歳児別に設けておるんですけれども、施設の歳児別の児童の必要な面積ですとか、あと保育士の歳児別の何人に対して保育士1人というような基準がございますけれども、面積の基準ですとか保育士の配置基準に、定員と実際の基準との乖離が出ている部分がございます。余力があるところについては、臨時的に定員を超えて預かることができる。これを弾力化というふうに申しておりますけれども、弾力化を行っている園が何園かございまして、そこで実際の定員数と実際に入っている児童数に乖離が出ている園があるという状況でございます。 ◆石川すみえ   続けて、児童館について1点だけ質問して最後にしたいと思います。  50ページなんですけれども、児童館の団体利用というのがありまして、児童館の団体利用は、現在どういった団体さんが使われているのか。特に私が聞きたいのは、児童館を利用している保護者の方、主に母親が多いと思うんですけれども、ママたちの団体というのがあるのかどうか教えてください。 ◎子ども政策課長   50ページの団体利用につきましては、非常に団体さんとしては少ない団体で、登録制でやっております。いずれにしても、それぞれの児童館を利用されている親御さんたちの登録という形になっていますので、そういった方たちがいろいろ活動する場として、貸し出しを行っている。事前に登録をした上で貸し出しを行っているという状況でございます。 ○委員長   よろしいですか。  じゃあ、本件につきましては、この程度でご了承願います。  ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長   次に、本委員会の調査事件につきましては、お手元に配付しております案のとおり決定し、別途議長宛て継続調査の申し出を行うことにご異議ございませんか。          (「異議なし」と言う人あり) ○委員長   ご異議がないものと認め、さよう決定いたします。  ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長   次に、行政視察につきましては、お手元に配付しております案のとおり、地方都市における施策を参考とするため、8月20日から21日にかけて、三重県名張市では、子ども支援センターかがやきについてを、愛知県名古屋市では、名古屋市科学館についてを視察する旨、別途議長宛て行政視察の申し出を行うことにご異議ございませんか。          (「異議なし」と言う人あり) ○委員長   ご異議がないものと認め、さよう決定いたします。  ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長   以上をもちまして、文教児童委員会を閉会いたします。...