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  1. 板橋区議会 2019-02-20
    平成31年2月20日文教児童委員会−02月20日-01号


    取得元: 板橋区議会公式サイト
    最終取得日: 2023-03-26
    平成31年2月20日文教児童委員会−02月20日-01号平成31年2月20日文教児童委員会  文 教 児 童 委 員 会 記 録 開会年月日  平成31年2月20日(水) 開会時刻   午後 1時00分 閉会時刻   午後 4時40分 開会場所   第2委員会室 議   題  別紙運営次第のとおり 出席委員  委 員 長   菊 田 順 一       副委員長    竹 内   愛  委   員   松 崎 いたる       委   員   安 井 一 郎  委   員   高 沢 一 基       委   員   川 口 雅 敏  委   員   小 林 公 彦       委   員   中 野くにひこ  委   員   高 橋 正 憲 説明のため出席した者  子ども家庭                 教育委員会          久保田 義 幸               矢 嶋 吉 雄  部   長                 事務局次長
     地域教育力  推進課長                  子ども政策  事務取扱    松 田 玲 子               椹 木 恭 子  地域教育力                 課   長  担当部長  保育サービス                子育て支援          小 林 良 治               杉 山 達 史  課   長                 施設課長  児童相談所                 子ども家庭          町 田 江津子       支援センター  齋 藤   栄  設置担当課長                所   長  教育総務課長  木 曽   博       学務課長    三 浦 康 之                        新 し い  指導室長    門 野 吉 保       学校づくり   佐 藤 隆 行                        課   長  学校配置調整                        教育委員会  担当課長    大 森 恒 二       事務局副参事  千 葉 亨 二                        (施設整備担当)                        教育支援  生涯学習課長  水 野 博 史       センター    新 井 陽 子                        所   長  中央図書館長  大 橋   薫 事務局職員  事務局長    太野垣 孝 範       書   記   平 山 直 人               文教児童委員会運営次第 1 開会宣告 2 理事者あいさつ 3 署名委員の指名 4 報告事項    (1)小・中学校普通教室及び幼稚園冷暖房機器更新に向けた取組について(5頁)    (2)屋内運動場冷暖房設備設置について(26頁)    (3)新たな中央図書館の整備に向けた平成30年度の取組状況について(第2回)(47頁) 5 継続審査の申し出について 6 調査事件について    児童福祉、学校教育及び生涯学習等の区政に関する調査の件(65頁) 7 閉会宣告 ○委員長   ただいまから文教児童委員会を開会いたします。 ──────────────────────────────────────── ○委員長   初めに、理事者のご挨拶を願います。 ◎子ども家庭部長   昨日に引き続きの文教児童委員会でございます。  本日の案件は、教育委員会関連の報告事項3件でございます。  簡潔、適切な説明、答弁に努めてまいりますので、よろしくご審議のほどお願い申し上げます。 ──────────────────────────────────────── ○委員長   次に、署名委員を私からご指名申し上げます。  安井一郎委員高橋正憲委員、以上お二人にお願いをいたします。 ──────────────────────────────────────── ○委員長   それでは、昨日に引き続いて報告事項に入ります。  初めに、小・中学校普通教室等及び幼稚園冷暖房機器更新に向けた取組について、理事者より説明願います。 ◎新しい学校づくり課長   きのうに引き続いての委員会でございます。どうぞよろしくお願いいたします。  それでは、小・中学校普通教室等及び幼稚園冷暖房機器更新に向けた取組について、ご説明申し上げます。  資料につきましては、委員会資料6番をお手元にご用意をお願いいたします。  これまで、区立の小・中学校におきましては、図書室ですとか、保健室等の冷房化に始まりまして、平成19年度までに普通教室、その他の特別教室等の冷房化を完了しているところでございます。それら導入してまいりました機器につきまして、耐用年数が経過をしたことに伴いまして、かなり不調を来しているような状況が見受けられるようになってまいりました。  また、平成19年度に一斉導入いたしました機器につきましては、10年間のリース期間を既に満了しているというような状況でございます。これらの状況を踏まえまして、平成32年冬までに、小・中学校及び幼稚園、計67施設、部屋数にしまして、約2,400室の冷暖房機器の更新を行ってまいりたいというふうに考えてございます。  なお、これまで改築ですとか、大規模改修等を実施いたしまして、冷暖房機器の更新が既に完了している小・中学校につきましては、一部今回の対象外というふうにさせていただいているところでございます。  現在の機器の設置の状況でございますけれども、中ほどに志村小学校を例にお示しをしているところでございます。校舎の黒くぽちぽちと表記してあるところが、室外機が設置してあるというような状況でございます。  下の写真をごらんください。  3点写真を掲示してございますけれども、左側と真ん中の写真が屋上に設置してあります室外機の状況をお示ししているところでございます。また、右側の写真につきましては、室内機の状況をお示ししているところでございます。  1枚おめくりください。2ページでございます。  検討の経過でございます。  これまで、平成28年度から私ども更新についての検討に着手しているところでございます。その間、平成29年度におきましては、国土交通省の主催するモデル事業にも選定をされまして、多様な契約方式について検討してきているところでございます。  主な工事の導入の手法につきましては、直接工事で設置する方法、またリースで設置する方法、PFIで設置する方法というような形で検討を進めてきているところでございます。それぞれにつきまして、長所・短所がございます。スケジュールですとか、施工品質、また維持管理、区内事業者の活用方法、また職員の事務負担ですとか、ライフサイクルコスト、それらをそれぞれ比較検討を行ってまいりました。  比較検討を行ってきた結果といたしましては、表の真ん中にございますリース方式で導入をすることが、経費の平準化を図りながら、早期に更新が実現できる。また、メンテナンス契約を行うことによりまして、リース期間中にも思わぬ故障等の早期の対応が可能であるというようなことから、最も優位性があるというふうに判断したところでございます。  3ページ目をごらんください。  リース方式で事業をお願いする際に、リース事業者の方にどのようなことをお願いするかということで、囲みでお示しをしているものでございます。  各機器の設計業務、実際の施工業務、これは現在設置してある機器の撤去を含んでございます。撤去をし、新しい機器を設置するというところになります。また、これらの工事におきます工事監理業務、設置後の維持管理業務、またリース期間が満了した際の所有権移転業務等をパッケージでリースの事業者にお願いしたいというふうに考えているところでございます。  次に、空調方式の検討でございます。  現在、学校に設置してございます平成19年度に導入をいたしました機器につきましては、氷蓄熱方式という機器を設置してございます。これは、具体的に申しますと、室外機の中にタンクを持ってございまして、そのタンクの中に入っている液体を夜間電力を用いて氷にすると。この氷にしたものを冷媒にしまして、冷房をきかせるというようなタイプのものが設置されてございます。この機器のデメリットといいますか、弱点といたしましては、氷が溶け切ってしまいますと、途端に冷房能力が下がってしまうというのが一つございます。  また、室外機の中にタンクを持っているということで、非常に室外機の加重が大きくなる、重くなるというところがございます。室外機の加重が重くなるということで、建物、躯体にかかる負担が非常に大きいというようなところが、デメリットとしてあげられてございます。したがいまして、今回、更新を図る機械の選定に当たりましては、この氷蓄熱方式デメリットがどうしても大きいというところから、検討から除外をしているところでございます。  そのほかの方式としましては、電気方式、これはEHP方式というふうに申し上げております。また、ガス方式、これはGHPというような言い方をしてございますけれども、電気方式とガス方式の機器について、比較検討を行ってきているところでございます。  下の比較表をごらんください。  ちなみに、こちらに金額が表記されてございますけれども、これは定価ベースで一応金額のほうは表記をさせていただいてございます。定価ベースで、それぞれの機器の値段の比較というところもしているところでございます。電気方式とガス方式を比較しますと、初期の導入経費につきましては、電気方式のほうが若干低廉であるというところでございます。  一方で、ランニングコストを比較いたしますと、電気方式とガス方式の場合、光熱水費がガス方式のほうが安く出ているというところがございますので、仮に13年間リースを行うということで考えますと、ランニングコストとしましては、ガス方式のほうが優位になるというところでございます。したがいまして、導入経費、ランニングコストをトータルで比較しましたところ、ガス方式のほうが優位になったというところでございます。  メンテナンスにおきましては、電気方式の場合には、ほぼメンテナンスフリーという状況でございます。室外機のフィルターを定期的に交換する程度で、電気方式については、運用が可能であるというふうに考えてございます。  一方で、ガス方式につきましては、室外機の中にいわゆる車のエンジンのようなものを持っておりまして、そのエンジンを回して冷暖房を行うという機器でございます。車のエンジンとほぼ同型のものが入ってございますので、定期点検がどうしても必要になってまいります。定期的なオイルの交換ですとか、スパークプラグの点検、交換というようなところが、どうしても運用している間ついて回るというところで、メンテナンス性につきましては、電気式のほうが優位であるというふうに考えているところでございます。  また、故障時につきましては、どちらも甲乙つけがたいというような状況でございますけれども、災害時につきましては、電気とガスの復旧に関して、電気のほうが早いというふうに言われております。東京ガスと東京電力ですけれども、東京電力のほうが復旧が早いというふうに言われておりますので、災害時の信頼性という部分におきましては、電気式のほうが優位なのかなと考えているところでございます。  そのほか、施工性等につきましてでございますけれども、電気式の機器を導入する場合には、各学校、受変電容量に限りがございますので、電気式を一つの学校全て電気式で導入する場合には、ほとんどの学校で受変電容量を増強する必要が出てまいります。  一方で、ガス式の場合には、そのようなことはないんですけれども、今入っている氷蓄熱式のエアコンが電気式ということがございますので、ガス式を導入する場合には、新たにガス管の敷設をして回らないといけないという部分がございます。若干、電気とガスで工事の施工性という部分で意味合いは違ってまいりますけれども、それぞれにメリット・デメリットが出てくるというような状況でございます。  総合の所見といたしましては、電気式につきましては、トータルコストが不利にはなるんだけれども、メンテナンスでは容易だというところでございます。ガス式につきましては、トータルコストは優位になりますし、電力の低減が可能でございますので、節減に寄与してまいりますというようなところがございます。  結論といたしましては、一つの学校の中で電気式とガス式を混在するような形で導入をしてまいりたいと考えてございます。  災害時には、復旧の拠点になるであろう職員室ですとか、校長室、また保健室、家庭科室、そういった諸室につきましては、復旧の早い電気式を導入してまいりたいというふうに考えてございます。  また、日々の学校運営の中で朝から放課後まで、ずっとエアコンを回す必要があるような普通教室等につきましては、ガス式を導入することによって、ランニングコストの低減を図ってまいりたいと考えているところでございます。  4ページ目をごらんください。  先ほど、リースで引き続き更新を図ってまいりたいというふうに、ご説明申し上げましたけれども、リースの事業者の選定方式でございます。  今回のリースによる更新を図るに当たりましては、先ほど申しましたように、学校数が非常に多いというところがございます。また、更新工事を行う期間が夏休み等を含む長期休業、3期休業中に行う、もしくはエアコンの利用がない端境期に行うというようなことで、工事期間についても、非常に限られた中で施工していかなければならないというようなところがございます。  また、長期間にわたって維持管理を行っていくというようなことで、非常に課題も多うございます。これらの課題につきまして、民間事業者の有する技術力ですとか、ノウハウ、そういったもののご提案を受けながら、事業者の選定をしてまいりたいと考えてございます。  また、工事ですとか、メンテナンスを長期間にわたって行っていくに当たりまして、区内事業者を積極的に活用していただきたいという考えもございますので、区内事業者の活用について、どのようなご提案をいただけるかというところも見きわめてまいりたいと考えてございます。そういったことから、事業者の選定に当たりましては、プロポーザル方式による事業者の選定をしてまいりたいと考えているところでございます。  項番の3番でございます。今後の予定でございます。
     年度が変わりまして、4月に入りましたら、直ちにプロポーザル方式による事業者の選定を行ってまいりたいというふうに考えてございます。7月ぐらいには、事業者の決定、契約締結まで持っていきたいと考えてございます。その後、事業者のほうで各学校をごらんいただきながら、設計をしていただき、また機器類の発注等をしていただきまして、ことしの秋口ぐらいには、早い学校は工事のほうに着手をしていただきたいというふうに考えてございます。非常に、学校数が多うございますので、工事期間につきましては、ことしの秋口から来年の秋ごろまでを工事期間というふうに見込んでいるところでございます。全ての学校で新しい機器に更新がされ、新しい機械で冷暖房の提供を行うのは、来年の冬ごろを見込んでいるところでございます。  雑駁でございますが、説明は以上でございます。 ○委員長   ただいまの説明に質疑のある方は挙手を願います。 ◆川口雅敏   今、説明を伺って、まずこのリース方式区内事業者活用のところには、一重丸しかないんですよね。リース方式リース会社と区が契約をして、冷暖房の設備の設置を区内業者が行う方式と、このように思っておりますけれども、リース会社が適正な価格で区内業者に仕事を出すのかどうか、区のほうは、その辺は確かめているんでしょうか。 ◎新しい学校づくり課長   ご指摘のように、工事方式であれば工事を例えば学校ごとにですとか、エリアごとに分割して発注することによって、区内事業者が直接契約をとるということが可能かなというふうに考えてございます。  一方で、リース方式ですとか、PFI方式の場合には、事業者のほうで複数の事業者が集まって、チームを組んで対応していただくというようなことになろうと思います。そういった中で、今、ご指摘のようにリースの場合には、区内事業者がどの程度入れるのかというところですけれども、その辺につきましては、プロポーザルの募集要綱を公表する中で、区内事業者については、積極的に活用してほしい。きちんと区内事業者を入れてほしいというようなところは明示してまいります。  また、プロポーザルで採点をする際にも、区内事業者の入り方というんですか、元請に近いところに入るのか、それとも下請、孫請というような形での活用になるのかというようなところで、プロポーザルを行う際の点数に差をつけることによって対応してまいりたいというふうに考えてございます。  なお、今年度も私ども建設系のコンサルに入っていただいて、その辺の募集要綱の作成等について、お手伝いをいただいておるんですけれども、コンサルを通しまして、メーカーですとか、リース会社のほうにヒアリングをかけてございます。そういった中では、区内事業者ときちんとしたチームを組んで応募したいというようなことで、回答をいただいている企業者さんもございますので、その辺はきちんと見きわめてまいりたいと考えてございます。 ◆川口雅敏   また、説明の中で現在使っている氷蓄熱式エアコン、これが効率が悪いという話ですよね。現状でエアコンを設置したときは、なぜ氷蓄熱式にしたのか、これを採用したのか、その辺はいかがなんですか。 ◎新しい学校づくり課長   すみません、何分十数年前のことなものですから、その当時のことを詳しく承知している職員が今現在、私どものところにおりませんけれども、とにかくその当時も、かなり暑い夏だったということで、早く導入をする必要があったというようなことを聞いてございます。早く対応が可能な機種を選定していく中で、当時としては氷蓄熱式を選択したというふうに理解しているところでございます。 ◆中野くにひこ   端的に、当然、効果検証されていると思うんですけれども、一括購入した場合は幾らかかったのか。これ多分リースで云々ということなので、金利も含めた総体の費用は幾らかかったのか。恐らく、それは当然、現金で一括購入したほうが、当然、安いというのはわかっているんですけれども、どのくらいなのか。あわせて、1か月のLCCですね、電気代、ガス方式を使うということなので、その管理コストは幾らなのか、お示し願います。 ◎新しい学校づくり課長   資料の3ページのほうにも比較表ということで、お示しをしてございます。この中で、イニシャルコストでお示ししている部分が67校、2,400室に、例えば電気式で導入した場合、もしくはガス式で導入した場合ということで、これは全室このタイプを入れたらという想定なんですけれども、これはあくまでも定価ベースでお示しさせていただいてございますので、工事の場合には、ここから一定金額が落ちて、なおかつ工事費がのっかってくるのかなというふうに考えてございます。 ◆中野くにひこ   工事費を含めて幾らになるかと。単純なんですよ、金利も含めて。 ◎新しい学校づくり課長   失礼しました。工事方式で導入をした場合の試算でございますけれども、機器の購入費というんですか、機器代、それと空調の工事、電気工事、また既存の設備等の撤去費、それと工事に伴う共通費ですとか、あと設計費等々も工事の場合には発生してまいります。これらを全て含めますと、私どもの試算では77億円弱でございます。  また、リース方式の場合には、その辺の経費につきましては、62億円弱というふうに試算をしているところでございます。 ◆中野くにひこ   もし、後ほどで、ここで糾弾するつもりはさらさらありませんけれども、リースで62億円ということはあり得ないですよ。工事で一括で77億円ですから、リースだったらば、当然80億円なり、金利を含めてあると思うので、総括とか、一般質問じゃないので、説明もあれなんで、急に言ったんで、後ほどでそれは構いません。それは、糾弾するつもりはないので。  要は、これはさっきのまだ答えが返ってきてないんですけれども、管理費がかかるわけですよ、全体で。これは、ちょっと私はわからないんで、幾らなのか、それを冷暖房を動かします、ガス代かかます、電気代かかります、それは幾らなんですか。 ◎新しい学校づくり課長   失礼しました。ランニングコストの比較でございます。  ランニングコストの場合には、工事の場合には、区の職員が契約事務等々を行うというようなところで、区の職員の人件費も一応比較の中に入ってございますが、それをちょっと踏まえて、お答えを申し上げますが、購入方式の場合には、私どもの試算におきましては、24億2,700万円余でございます。 ◆中野くにひこ   1か月、1年。 ◎新しい学校づくり課長   13年間運用するということで、私どもずっと試算してきてございますので、13年間で24億2,700万円余でございます。一方、リース方式の場合には、30億2,200万円余でございます。 ◆中野くにひこ   わかりました。かなり、LCCコストはかかるわけですね。工事方式にせよ2億円弱、3億円弱という形で。私は、この激甚の暑さの中で、これは冷房は否定はしないんですよ。しかしながら、板橋第七小学校でグリーンカーテンをやった実例があるんですよ。私は、車も今はハイブリッド方式ですよ。電気とガソリンというような意味で、このグリーンカーテンの水の蒸散作用を利用した空冷化と同時に冷房と、このハイブリッド方式のLCCを下げる検討してもらいたいんですよ。多分、グリーンカーテンは私も足立区の島根小学校に行きました。学校じゃないですね。杉並区役所、これも同じで区役所じゃないです、ジャングルになっています、本当に。これは、それだけ緑の葉っぱの蒸散作用によって下げると。それでも、今、激甚ですから、それはクーラーを使うべきだと。これは、子どもにとっても健康上いいんじゃないかなという持論を常々持っているんです。そういう形で、ぜひ私は検討してもらいたいということで、最後、その見解を聞いて終わりにします。 ◎新しい学校づくり課長   今、中野委員、ご指摘のように、緑のカーテン等の活用、もしくは例えばよしずですとか、そういったものもあろうかと思いますけれども、直接、日差しを遮るような方策をとりながら、エアコンを使っていくということのほうが、よりエアコンの稼働率も下がりますので、大変よろしいというふうに思ってございます。区役所も夏場になりますと、北館のほうで緑のカーテンをやってございます。また、区内の小・中学校におきましても、緑のカーテンを積極的に取り組んでいるような学校も中にはございますので、そういったところも、より推進が図られるように、私どもとしても意識啓発を図ってまいりたいと、こういうふうに考えてございます。 ◆中野くにひこ   一言だけ、今やっている緑のカーテンと、第七小がやっている緑のカーテンでは、全然規模が違うんですよね。葉っぱの大小も全然違いますので、それはやはりそれぞれのやり方があるので、今やっているとは、ちょっとイメージが違うと思います。本物を見たらいいと思いますので、これをつけ加えて終わりにします。 ◆高沢一基   まず、現状のリースのことについて、ちょっと確認したいんですけれども、現状の冷暖房機器が平成19年からで10年リースの満了という、お話を先ほどご説明いただきました。新しいやつは、32年からということなんですけれども、10年満了なので再リースをしているんだろうなというふうに思うんですけれども、現状のリースの契約は、どのような形になっているのかということと、あと32年冬から利用した場合、現状のリースが不利になる、例えば途中解約になるとか、そういうような不利益というのはあるのかないのかということを、まずリースのほうを確認したいのと、あとあわせて時間もあれなので、まとめて聞きます。  新規の次回やろうとしているリースの計画というのは、平成32年から45年までの13年間という計画で書いてありますけれども、リースというのはわからないんですけれども、10年とか、そういう単位なのか、これが何で13年間になっているのかという説明も、お聞かせいただきたいと思います。 ◎新しい学校づくり課長   平成19年に導入させていただきました機器につきましては、10年リースということで、平成29年9月にリース満了になってございます。それ以降につきましては、私どものほうに所有権を移転していただきまして、現在、区の持ち物ということになってございます。したがいまして、区の持ち物でございますので、それにつきましては、別途、保守点検委託というような形で委託をかけてメンテナンスをしているような状況でございます。非常に、機器類の故障も多発してきてまいっておりまして、年々正直申しまして、メンテナンスの費用につきましては、年々倍々で金額を負担しているという状況になってございます。  それと、何で13年のリース期間なんだというお尋ねでございますけれども、実はエアコン機器類の法定耐用年数というのがございます。このエアコン機器類の法定耐用年数につきましては、エアコンの出力に応じて、年数が分かれて設定されてございます。22キロワット以下のものにつきましては、法定耐用年数13年というふうに設定されてございます。それを超えるものにつきましては、15年と設定されております。従前、導入しておりました氷蓄熱式のエアコンにつきましては、22キロワット以下の機器類でございましたので、10年でリースのほうは契約をさせていただいて、法定耐用年数の残りの3年間の中で更新を図っていくという考えを持ってございました。  今回、私ども導入を図ってまいりたいというふうに思っているものが、非常に大がかりなもので、22キロワットを超えている機器類を想定してございます。そうしますと、耐用年数が15年でございますので、それを踏まえて13年間のリースを図ってまいりたいというふうに考えているところでございます。 ◆高沢一基   ありがとうございます。ということは、次回のリースについては、法定の耐用年数が15年だけれども、13年間のリースをさせてもらって、また2年は譲渡というんですか、譲り受けて、その期間に次の更新をまた考えるという理解でいいのかということを、確認させていただきたいのとともに、あと今回の新規のものついては、財源というのは、どうなるのかなというところを、ご説明していただければと思います。国のほうでも教室なりとか、新規じゃないとだめなのかとか、更新は使えるのかとか、今回の時期に向けての財源についても、ご説明お願いします。 ◎新しい学校づくり課長   リースの考え方につきましては、高沢委員、ご指摘のとおりの考え方でございます。  あと、財源についてでございますけれども、国のほうでも学校施設の特に普通教室の冷房化に対しましては、補助金を出しているところでございますけれども、あくまでも新規の導入分にしか補助対象にしないというふうに言われてございます。私ども、今回の場合には更新になりますので、そもそも対象外というところでございます。  また、リース、工事の区分でございますけれども、新規の工事のみ国は補助をするというふうに言っておりますので、私ども今回、更新ということもありますし、リースという形をとってございますので、そういった国の補助については、一切見込めないというところで、全て区単でというところでございます。 ◆高沢一基   全て一般財源ということなのか、単純ですけれども、子どもたちのためにも必要なものですので、やむを得ないのかなと思うところではあります。  最後に、お聞きしたいんですけれども、コスト面の件で先ほどもいろいろあったんですけれども、1点、私思ったのは、リースでいいんですけれども、電気式とガス式ということで、混在させるというお話があって、それぞれの利点を組み合わせて使おうというお話としては理解しているところなんですけれども、費用的にはどうなのかなという、例えば一般的にいうと、同じ商品を多く買ったほうが安くなるというのが、世の中の道理かなという気もするので、リースであっても、例えば電気だけ、ガスだけ、どちらだけにしたほうがリースの経費が下がるとか、あるいは工事費も下がるとか、あるいは保守管理についても、2つの方式があると、違う方式でやらない、電気は余りかからないというお話しありましたけれども、あるのかなと思うので、そういったコスト的な面で混在をするということは、課題があるのかないのか、その辺について、お聞かせいただきたいと思います。 ◎新しい学校づくり課長   どちらか一方にしてしまったほうが、手間がないんじゃないかというような考え方も一つあろうかと思います。また、トータルのコストで見た場合には、ガス式のほうが優位であるということから、全てガス式にというようなことも、私ども検討の俎上には当初上げてございました。ただ、先ほども申しましたように、災害時の復旧の早さというところでは、どうしてもガスだけ、ガスオンリーにしてしまいますと、例えば今一般的に言われているのが、大きな災害が起こってから、電気の場合には二、三日で復旧するけれども、ガスの場合には3週間とかというふうに言われていますので、その辺を考えますと、混在をやはりしていくほうが、優位なのかなと考えたところでございます。 ◆高沢一基   すみません。私は、電気式とガス式、どちらがいいかということを聞いているんではなくて、混在にすることによって、1種類だけにするのと比べて、コストがかさむとか、そういったことがあるのかと。それが、例えば余りにも混在することによって、コストがかさむんだったら、どちらかにしたほうが、ガスでもいい面もあれば、電気もいい面あるでしょうから、そういう選択の議論もあると思いますけれども、それほど差がないんであれば、両方使える混在のほうがいいという判断になろうかと思いますので、電気かガスかではなくて、1種類と混在、それについての差というのは、どのようなものがというのを教えていただきたいと思います。 ◎新しい学校づくり課長   正直申しまして、単一で導入する場合と、混在する場合でのデメリットというは、それほどないのかなというふうに考えてございます。経費的にもそうですし、メンテナンス性とかという部分も含めても、それほど遜色はないと理解してございます。そういったところからも、混在ということで判断してございます。 ◆松崎いたる   さっき、10年前の今の既存のほうの氷を使った方式だって聞いて、ちょっと10年前のことを思い出したんですけれども、前に設置したとき、まず期間が短いうちにぱっとついたというのに驚いたのがあるんですよ。それまでは、多分、普通教室にクーラーつけろ、クーラーつけろと言って、議会、各会派、要望書を競い合うようにして出し合っていて、そうしたら本当に実現して、あっと言う間にできたというのは驚いたなと思い出しているんですけれども、当時、クーラーつけろというだけじゃなくて、環境にも配慮しろという要求がすごくあったはずなんですよ。一部には、学校なんかクーラーつけると地球が温暖化するというような議論もあったんで、そういうことを思い出していくと、多分、氷を使った今の方式というのは、CO2が少なくなるというんで導入したのかななんて、ちょっと今記憶がないのであれですけれども、そんなように思っているところです。  そうやって考えていくと、ちょっと気になったのは、普通エアコン、クーラーを新しいもの、新しいものと買いかえていくと、CO2の削減が少なくなる、省エネになるっていうことがあるんですよ。これ説明を聞く前は、私もそのままそのとおりだと思っていたんですけれども、ただ氷から電気、ガスに変えるとなると、そうも言えないのかなと、ちょっと疑問に思ったんです。確かめたいんですが、CO2の削減効果については、既存のものと新しいものと、どういう差があるのか。検討はしたのか、しなかったのかというところから含めて、お知らせいただきたいんですけれども。 ◎新しい学校づくり課長   今、松崎委員、ご指摘いただいたところも、おっしゃるとおりでございます。当時は、とにかく早く設置できるものという視点もございましたし、また夜間電力を使って氷をつくるというところでの環境負荷の低減、また氷を冷媒にするということで、1教室当たり大体5馬力程度の能力のエアコンを設置してございますけれども、氷蓄熱式の場合には電気動力が4馬力分でございます。残り1馬力分については、氷を冷媒にした機能というところでございますので、通常の5馬力のものよりも氷蓄熱式のほうが動力としては4馬力なので、環境負荷が低減されるというようなこともあったのかなと思ってございます。  今回の検討につきましては、正直、環境面というところは、それほど重視はしてございませんでした。いずれにしましても、建物にかかる負荷ですとか、または冷房能力等に着目して選定を行ったというところでございます。 ◆松崎いたる   環境面はその時期ですけれども、ちょっと残念に思うのは、一方では所管が違うとはいえ、同じ区の中でCOP何たらとか、CO2の削減だ、地球温暖化対策出して、区内事業者に対しても、ある程度義務づけをしてCO2削減をするようにと、区が旗振り役をしているわけですよ。区役所の建物自身が、学校が多いんですけれども、学校も含め区役所自体が省エネに取り組まなきゃ、CO2削減に取り組まなきゃいけないというときに、私はこれ結構、絶好のチャンスだと思ったんですよ、こういう古い機械を取りかえると。一般的には、新しいものにする、お金かかるというふうな区民からは、そういう目線で見られる中、CO2削減に資するものですというのがあれば、今の時代、多くの区民は喜んでとは言わないけれども、必要なお金なら出しましょうとなると思うんですけれども、今、実際はそうじゃなかったということなんですが、ぜひちょっと今からでも、環境課からも協力を得て、CO2削減効果について試算をして、ぜひ今言ったようにCO2削減にも資するものですという事実があるんだったら、ぜひ宣伝していただきたい。事実がないんだったら、隠蔽しろとは言わないけれども、こっそりやるしかないねという話だと思うんですよ。ちゃんと、その辺のプロポーザルをかけるまでの間に、考慮もしてほしいなと思うんですけれども、いかがでしょうか。 ◎新しい学校づくり課長   松崎委員、ご指摘の点も全くそのとおりだと思ってございます。区としても、環境負荷をより低減できるような機器を選択していくべきだというふうには考えてございます。その一方で、電気式についても、ガス式についても、以前のものに比べれば、より進化しているというんですか、そういう環境負荷がより低減されているものも発売されているんだろうというふうには思います。  その一方で、氷蓄熱式というのも、今現在も正直発売はされているんですが、先ほど来申し上げていますように、非常に室外機の加重が重いというところがございます。同じ部屋を冷やすだけの能力を持った室外機を単純に比較していきますと、例えば電気式ですと、4部屋分冷やすのに560キロの室外機です。ガス式ですと、4部屋分で800キロなんですが、氷蓄熱式の場合には1部屋分で630キロの加重があるというところがありまして、非常に狭い校地の中で室外機を置く場所が、どうしても校舎の屋上にならざるを得ないというところもあるものですから、そういった要因からも氷蓄熱式については、今回、除外させていただいておるんですが、委員おっしゃるように、環境負荷の低減という部分につきましては、機器の選定をしていく中で、配慮してまいりたいと考えてございます。 ◆松崎いたる   私も10年前の機器と今の機器では、恐らく今のほうが省エネの効果は高いというふうに、CO2削減効果は高いということ、はっきり根拠はないけれども、そう思っていますので、減っていれば、ぜひ大いにアピールもしていただきたいということです。  もう一つ、関連するというわけじゃないんですけれども、スケジュールのことについて伺いたいんですが、これ2020年度に完了するというスケジュール、今、示していただいて、心配なのはオリンピックありますよね。今度の東京オリンピックというのは、暑さとの戦いというか、暑さ対策が叫ばれている中で、競技場とか、そういうところはもちろんなんですけれども、そういう暑さ、暑さというふうにPRされる中で、オリンピックと直接関係のないような施設についても、新しい冷房とか、そういうものが需要が伸びるんじゃないかと思うんです。  もう一つ言うと、10年前に板橋区がクーラーをつけたときと同じ時期に、ほかの自治体も、あれは国の補助金がついたんでしたっけ、そんな事情もあるから、一斉にクーラーをつけて、その更新時期がまた一斉に来ているという時期だというふうに考えますと、本当にこのスケジュールでいけるのかしらと。いざ始めてみたら、みんな忙しくて、とても板橋の学校には手が回りませんよということになるんじゃないかと心配をしました。  そこで伺いたいのは、そんなことはないよと答えてほしいんですけれども、例えば他区の状況とか、あと業者の仕事の混みぐあい、そういった情報は集めているのかどうかということも踏まえて、ちょっとお答えいただきたいんですけれども。 ◎新しい学校づくり課長   先ほども、ご説明の中でも申し上げましたように、私ども平成28年から更新についての検討に着手をしてございます。その中で、例えばいわゆる業界紙というんですか、産業系、工業系の業界紙の中にちょこちょこ情報を流して、記事にしていただいたりですとか、あとコンサルタントを私どもお願いしていますので、コンサルから、そういった冷暖房機器をつくっているメーカーですとか、そういう事業者向けにアナウンスをしていただいていまして、一定期間、この時期に板橋区が、これだけの数の発注が出るということについては、もう2年ぐらい前から業界のほうにはアナウンスをしてございますので、一定認識をされているというところでございます。  また、ことしお願いしているコンサルにも、いわゆるサウンディング調査みたいなのをかけていただいておりまして、そちらのほうでも板橋がこのスケジュールで発注を出すというところについては、興味があります、対応したいですというような返事が来ている状況でございますので、確かにおっしゃるように、国の補助ですとか、去年あたりから、かなり拡大されていますので、他の自治体においても学校のエアコンについては、かなり急加速的に普及していくのかなというふうには思ってございますけれども、今のところ、私どもはそれほど心配する状況にはないのかなという認識はしてございます。 ◆松崎いたる   油断しないで、ちょっと情報を集めていただきたい。前例がないわけじゃないんで、どこぞの中学校の解体工事なんて、ふたをあけてみたら業者が応募しなかったなんてことがありましたから、そういうことのないように、お願いしたいなと思うんですけれども、最後、今の話は業者が混んでいて、仕事を押しつけ合うというような状況を想定して言ったんですけれども、今度は逆に13年間長期の契約で100億円ぐらいでしょう、九十何億円、違うの、とにかくばか高い金額の工事というか、事業でしょう。それを、プロポーザルをかけるというんだけれども、普通何かイメージとしては、クーラー設置しますよというと、物を買う、あるいは工事するということで、競争入札でやるのが今まで普通だったかなと思うんですけれども、ここあえてというか、プロポーザルのほうがいいだろうということで、そういう入札によらないでやるわけなんですが、プロポーザルって入札と違って結果が出たときに、ちょっと素人にはわからないわけですよ、金額じゃないから。はっきり言えば、金額が高い値段で出しているのに、そういうところがとっちゃったりすると、素人目にはよくわかりづらいなというところがあるんで、公平性がどう担保されるのかというところが心配なんです。  それも大丈夫ですよという答えをしていただきたいんですが、業者がこの仕事を欲しいと競い合うようにとるとしたら、やはりちょっと生半可な気持ちじゃなくて、区役所にも攻勢をかけてくるでしょうから、その辺のところ、受けるプロポーザルをする側の心構えにもよるんじゃないかと。会社のほうも情報を収集しようということで躍起になるでしょうから、その辺のところ、どう注意をするのかなと、公平性をどう担保するのかというところで、どんな工夫をするのか、どんな心構えでいるのかというところを教えていただきたいんです。 ◎新しい学校づくり課長   プロポーザルの場合には、金額が高どまりになる傾向はあるというようなことは、一般的に言われているところかなと思ってございます。今回、まだ私どもプロポーザルの細目というんですか、どういったところに、どういった加点をしてというところについては、まだ十分に詰めきれてないところではございますけれども、一定、価格を重視するようなプロポーザルの点数、配点にしてまいりたいと思ってございます。金額を重視した上で、より低廉な金額を提示していただいた上で、先ほど申しましたように、いろいろな創意工夫ですとか、区内事業者の活用というところで、よりよい提案をいただきたいというふうに考えているところでございます。  松崎委員、おっしゃるように、いろいろな業界の方からお問い合わせはぽつぽつ今来ているような状況でございますけれども、出せる情報につきましては、きちんと公平にお問い合わせいただいたところ、全てにお知らせしていきたいというふうに思ってございますし、今もそういった対応をとってございます。  また、プロポーザルの選定委員につきましては、当然、誰が審査員であるというところについては、非公開でございますので、個別にそういった働きかけはないものと思ってございます。 ◆安井一郎   二、三質問、ちょっとさせていただきます。  19年に導入して、今現在まで使っているわけですけれども、今回、2,400室につくと。過去に、19年度からつけて、学校別に故障のデータとかは、それぞれ管理されているんでしょうか。  それと、コンサルタントが入って設定するということなんですけれども、リース業者、更新事業者が機種、メーカー、これを決められるのか。それとも、板橋区側がこの機種、メーカーがいいというふうにできるのか。それは、なぜかというと、個別のデータがメーカーごとにきちんとあると思うんで、そういう条件をメーカー別に板橋区としては、メーカーを呼んで、これがメリットがあるとか、比較、対称的に考えるということも考えていらっしゃるのでしょうか。  それから、もう一つ、学校の中の話なんですけれども、これはもう19年のときからついていますから、学校の校地の教室の向き、それから階数、1階よりも2階、3階のほうが当然、部屋の温度が上がるでしょうから、それに対応した個々の学校の中では部屋の温度は何度の設定でとか、外気が何度だったときは何度の設定だとか、それから暖房の時期は何時から何時までで、外の温度が何度だったらとか、そういう細かなイニシャルコストを減らす部分の指導もされているのかどうかを、それですね、カーテンをつけるとか、あけるだとか、細かなことまで指導されているんでしょうか。その3点をお願いいたします。 ◎新しい学校づくり課長   平成19年度に導入いたしました機器類の学校ごとの故障の頻度というんですか、実際、業者に現場に行っていただいた頻度というのは、データとしては一定とってございます。結構、学校ごとにばらつきがあるなというのは、正直見てとれるところでございます。  機器の選定についてでございますけれども、具体的には製品指定まではかけられないのかなと思ってございます。したがって、性能発注というような形になろうかというふうに思います。例えば、何キロワットの出力のものを何台とか、どれぐらいの能力があるものをという形で、性能を一定縛って発注をかける。  それと、また製造年月日等につきましても、同じ性能でも型番の古いものを持ってこられちゃいますと、燃費が悪いみたいな形になっても困りますので、何年以降製造のものを納めるようにという形で、そこについても一定縛りをかけていきたいと思ってございます。  あと、実際に運営上の温度設定ですとか、時間設定というようなところにつきましては、平成19年度に導入したものについては、一切ついてございません。一番最近の学校ですと、これちょっと今回の更新とは別になりますけれども、中台中学校が改築を行った際に、ガス式の空調を入れてございますけれども、これにつきましては、各教室ごとに時間の設定ですとか、温度設定というのを、学校個別ですけれども、かけさせていただいています。ですから、使ってない教室はまめに切っていただくというのは当然ですけれども、先生が例えば教室で残業しているようなときに、一定の時間になるとエアコンが切れちゃうという今設定にしてございます。そういった設定をすることによりまして、やはり光熱水費については、低減が図られるという、エビデンスを中台中学校でもとっておりますので、今後、更新を図っていく空調機器につきましては、そういった対応もとれるようにしてまいりたいというふうに考えてございます。 ◆安井一郎   もう1点だけ、このいただいた紙の表紙の1ページの志村小学校の室外機の配置図が黒い点で落とされている、今27個ぐらいがあるのかな。先ほど、室外機が4教室で1個の室外機が560キロ、それ以上だと800キロぐらいあるということですけれども、技術の進歩で機械は軽くはなっているんでしょうから、この19年度導入したのに比べたら、これから20年度につける機械は、室外機についても重量は軽くなってくるのが当然だろうと思うんで、私はメーカーごとのデータがあったほうが判断しやすいから、ちょっとそういう話をさせていただきたいんですけれども、あと工事業者が学校の教室、校庭から屋上に上げる、室外機を上げる作業、これしやすさも配列に加わってくるんじゃないかなと思います。
     特に、過去に区役所の空調機器を取りかえたときは、ここの下に50トンぐらいのクレーンを置いて上まで上げたという経緯がありますから、学校によってはたかだか500キロのものを、50トンぐらいのクレーンを使わないと上がらないような場所も出てくるんじゃないかなと思うんで、それについては、それぞれ平準化ができない工事費用が発生すると思うんですけれども、それを引っくるめてだから、もうそれでリースでいいという考え方なんですか。ちょっと、その辺だけ、私は不審に思ったので、お願いしたいんですけれども。 ◎新しい学校づくり課長   先ほど、ちょっと室外機の重量について申し上げましたけれども、氷蓄熱式の630キロというのが、今入っている氷蓄熱式のエアコンが室外機1台に対して、1教室の対応になっています。1教室で630キロの室外機を今乗っけっているという状況です。電気式とガス式の重量も申し上げましたけれども、こちらにつきましては、マルチ型の室外機を想定してございまして、例えば電気式であれば560キロで4教室分の能力を持った室外機というところでございます。そういった意味では、今、発売されている氷蓄熱式についても、実はマルチタイプのものがあるんですけれども、一つの室外機で複数の部屋を冷やせられるようなタイプがあるんですけれども、3教室で1,800キロとか、そういうようなオーダーになるそうでして、1,800キロの室外機を屋上に置いてしまいますと、もう完全に加重オーバーということになりますので、なかなか難しいのかなというふうに思ってございます。  室外機の配置につきましても、安井委員、ご指摘のように、クレーン車を持ってきて、恐らく校庭側から上げていくというような形になろうかと思ってございます。その辺も当然、学校の配置、ロケーションによってクレーン車が入れる、入れないというようなところもあろうかと思いますので、配置につきましても、当然、現場を確認していただいた上で事業者のほうには見積もっていただくことになろうと思います。  事業者の募集に当たっては、既に私ども各学校の配置図等につきましても、既に整備してございますので、そういったものをお示しして、事業者のほうには一定工事費を見積もっていただいた上で、ご応募いただきたいと考えてございます。 ◆竹内愛   まず1点目、コンサルタント業者さんの報告書みたいなものがあると思うんですけれども、それについてはいただきたいんですけれども、お願いできますでしょうか。 ◎新しい学校づくり課長   コンサルは、当然、コンサルタント業務の成果物として報告書は納めていただいているところなんですが、基本的に皆さんに配付することを想定して報告書を納めていただいているわけではないものですから、非常に部数が限られてございまして、コピー対応でもよろしければ資料として、お出しすることは可能でございます。 ◆竹内愛   結局、今回、報告されたものは、このコンサルさんがいろいろ調査・検討された内容を踏まえて、区が判断した内容だと思うんですけれども、私たちこの中身しかわからないので、もっと多分いろいろな検討されているんだと思うんですね。その中身も踏まえないと、この結論がそうなのかというのは、なかなか私たちとしては導き出せないので、そのコンサルさんの報告書というのは、コピーで結構ですので出していただきたいと思います。  それから、前回の今のリースで設置されたときに、実際には工事をされているわけですよね。そのときには、実際に区内事業者がどの程度、工事を請け負っていて、その工事の内容が、きちんと工賃も含めて、適正に支払われていて、良好な関係だったのかどうかということも含めて教えていただきたいんですけれども、いかがでしょうか。 ◎新しい学校づくり課長   報告書のほうにつきましては、後ほど提出をさせていただきたいと思います。  前回の工事につきましては、正直にどの程度、区内の事業者がそこにかかわったかということについては、私ども今、確認できる書類が何も残ってございません。ただ、聞いたところによりますと、いわゆる現場で下請、孫請的な作業にしかかかわれなかったんだというような話は、事業者のほうから聞いたことはございますけれども、具体的にそれがどの程度だったかというところについては、申しわけございません、承知してございません。 ◆竹内愛   前回もリース方式にすることによって、区内事業者の方々が、その仕事に入ることができるのか。また、適正な価格で仕事をすることができるのかという懸念があって、非常に議会の中でも、いろいろ意見があったところなんですね。そのときの区の説明が、これと全く同じなんです。区内事業者の活用方法を仕様で盛り込むというふうに言っているんですよ。区内事業者を活用するように、要請します、要望しますということだったんですね。今のお話だと、確認してないわけじゃないですか。そうすると、今回も結局は要請します、プロポーザルで点数が高かったです。でも、結果的には前回みたいに元請的なところではなくて、下請や孫請のようなかかわり方でしたと言うんだったら、全く意味がないと思うんですよ。前回やっているので、その状況を踏まえて、より確実性を高めていただかないと、本当にリースでよかったのかなという話になりかねないと思うんです。それは、前回、どういうふうに工事が実際にやられたのかを、きちんと調査して把握していただきたいし、もしこのリース方式プロポーザルをやるときに、この記述で不十分だというんであれば、やはり区内事業者の活用方法については、区側からきちんと一定の基準を示すということが必要だと思うんですけれども、いかがでしょうか。 ◎新しい学校づくり課長   大変申しわけございません。私も過去の経緯について、十分承知していなくて申しわけないんですけれども、今回のプロポーザルに当たりましては、募集要綱にも区内事業者の活用につきましては、きちんと明記させていただいております。区内事業者の活用の提案がない場合には、配点はかなり低くなるというところについても、明記させていただいてございます。実際の審査を行うに当たっての配点につきましても、ほかの項目よりも区内事業者の活用のところについては、かなり重い点数をつけるような方向で今考えてございますので、きちんと十分な担保という部分については、なかなか難しいところがあるのかなというふうには思ってございますけれども、応募いただいた事業者の審査を行っていく中に、その辺は見きわめてまいりたいと思ってございます。 ◆竹内愛   結果については、プロポーザルをして点数が高かったところが選ばれて、でも結果的には区内事業者の活用が提案どおりなされていないとか、そういうことになったら、途中で契約というのは破棄されるんですか。それとも、途中で是正をさせるんですか、お伺いします。 ◎新しい学校づくり課長   応募グループの組み方によるのかなと思ってございます。私ども今、想定している応募者の形が代表企業がいらっしゃって、その中に構成企業と、グループを組んでいただく構成企業というものを明示していただきます。その下のいわゆる協力会社、下請、孫請に当たる部分になろうかと思いますけれども、そこについては、特に問うていないんですけれども、応募グループの構成企業を組んでいただく際に、区内事業者がどれぐらい入っているかというところを見きわめてまいりたいと思ってございまして、実際に契約した後につきましては、代表企業と構成企業については、差しかえを認めないというふうに応募要領の中にも明記してございますので、応募していただいた段階と、その後の段階で企業者が変わるというところについては、認めないという対応を今私ども考えているところでございます。 ◆竹内愛   確実にというか、そもそもリース方式というのは議決事項ではありませんので、それが適正にやられているのかということ、議会側として判断するのが非常に困難だということで、前回リースで導入するときも、いろいろ検討されたんですけれども、今回も結局リース方式にすると、今言われたように、いろいろ枠はつくっても、本当に区内事業者の方々が適正な価格で工事が請け負えるのかというところについては、きちんとした検証しますよ、区としてという姿勢がないと難しいと思うんですね。なので、そこは前回の結果ということを、きちんと聴取して、それを踏まえて改善をするということをやっていただきたいと思います。  それと、もう一つはスケジュールのところで、設計、施工期間ということであるんですけれども、これ既存機器の撤去を全校まで一斉にやって、新規の設計、設置工事というのをやるのか。それとも、グループごとにとか、余り規模が大きくなると、もう1年以上全然使えないというふうになるじゃないですか。その辺のやり方についても教えていただきたいんですけれども、いかがでしょうか。 ◎新しい学校づくり課長   竹内委員、ご指摘の点につきましては、区内の企業者へのヒアリングも含めて、前回どうであったのかというところについては、確認をしてまいりたいと思ってございます。  あと、このスケジュールでございますけれども、お示ししている期間が実際の工事、設計、施工の工事の期間として、14か月ぐらい見ているところでございますけれども、この間も今ついている空調機器については使い続けます。例えば、夏休み等の長期休業であるとか、10月とか、エアコンが暖房も冷房も使わないような時期に集中的に機械を取って、新しいのをつけてというような形で対応していきたいと思ってございますので、全部一遍に取っちゃったということにはならないように、必ずどっちかの機械が古いか、新しいかはともかくとして、冷暖房の必要な期間については、どっちかの機械が必ず動いているという状況を担保してまいりたいと思ってございます。 ◆竹内愛   それと、議会側への報告についてなんですけれども、先ほど来、お話ししていますように、議決事項ではありませんので、これについて賛成、反対というのを、議会として意見を出すときがないんですけれども、スケジュールの過程できちんと議会のほうにも報告していただきたいんですね。プロポーザルの事業者の公募、選定、契約のときには、きちんと報告をしていただきたいし、設計や施工の今の具体的なお話についても、決まった段階で議会側には、きちんと報告、こういうふうに進めますということも含めて報告していただきたいんですけれども、それはいかがでしょうか。 ◎新しい学校づくり課長   他の事業でもプロポーザルを行った際には、議会報告等がなされているかと思います。今回のこの件につきましても、プロポーザルの事業者の選定の過程ですとか、実際の工事等の折々について、議会のほうに報告してまいりたいと思ってございます。 ○委員長   本件につきましては、この程度でご了承願います。 ──────────────────────────────────────── ○委員長   次に、屋内運動場冷暖房設備設置について、理事者より説明を願います。 ◎新しい学校づくり課長   引き続き、委員会資料の7番をお手元にご用意をお願いいたします。  今度は、屋内運動場の冷暖房設備設置についてでございます。  特に、昨年の夏季の猛烈な暑さを受けまして、学校体育館、屋内運動場、冷暖房機器、特に冷房機器の設置を求める声が高まってきているところでございます。こうした中で、今回、私どもモデル校として5校を選定させていただきまして、冷暖房機器を設置して、その効果検証をしてまいりたいということで考えているところでございます。  資料の項番2番をごらんください。  設置校の選定の方針でございます。  モデル校というところでございますので、区内の5地域に平均的に設置してまいりたいというふうに考えてございます。  また、小学校と比べまして、夏場、夏休み期間中においても部活動等で屋内運動場、体育館の稼働率の高い中学校を今回は中心に選定させていただきたいと思ってございます。  また、設置する機械につきましては、後ほどご説明申し上げますけれども、電気式の機械で考えてございますので、各学校の受変電容量に今の受変電容量でも、まず対応ができる学校と、かつ体育館の中の設置する場所に構造上の課題が少ない学校という選定の方針に基づきまして、項番3番に記載のような5校を選定させていただいているところでございます。具体的な学校名といたしましては、板橋第二中学校、桜川中学校、中台中学校、赤塚第二中学校及び高島第二中学校でございます。設置の機器といたしましては、スポット型の冷暖房機を1校当たり6台程度設置してまいりたいと考えているところでございます。  また、3番の表の欄外、米印のところをごらんください。  現在、改築工事を進めてございます上板橋第二中学校、板橋第十小学校につきましては、さまざま課題はございますけれども、今般、設計変更を行わさせていただきまして、改築工事の中で体育館の冷暖房化については、対応してまいりたいと考えているところでございます。  また、31年度実施設計をさせていただきます長寿命化改修工事の対象校でございます舟渡小学校及び紅梅小学校につきましても、実施設計の中で冷暖房整備の設置について、対応していきたいと考えているところでございます。  1枚おめくりください。2ページでございます。  項番の4、導入の方式の検討でございます。  こちらにつきましても、工事方式とリース方式について比較検討させていただいたところでございます。その中で、モデル校を選定して、費用対効果の検証という目的を持ってございますので、ことしの夏には稼働させたいと考えてございます。そういったスケジュール感から考えまして、工事方式の場合には設計業務、また工事発注業務ということで、それぞれについて契約手続を踏み、またそれぞれについて、業務を行っていただかなければいけないというようなところから、ことしの夏の稼働には間に合わないという判断をさせていただきました。  一方で、リースによる導入の場合には、契約手続が一度で済むというところがございますし、設計、施工においても、リース事業者のほうで一体的に取り組んでいただけるというところで、期間の短縮が図られるというようなところから、リース方式で導入させていただきたいと考えたところでございます。  どのような空調機器を導入するかというところでございますけれども、(2)番、空調方式の検討でございます。  こちらにつきましても、ことしの夏にまず間に合う機器を導入したいというのが一つございます。また、既存の施設に設置いたしますので、配管ですとか、配線の工事が極力少なく済む方法の方式をとりたいと。設置後の構造体への影響についても配慮した機器を設置していきたいということを考えてございます。また、これは当然のことでございますけれども、より低廉なものを設置したいというところから考えまして、今回、私ども導入する5校の空調機器につきましては、3ページ、8番のところに写真を載せてございますけれども、スポット型の冷暖房機器を設置してまいりたいと思ってございます。  8番のところの右側の写真が他の自治体において、先行で導入されているスポット型の機器の写真を例示で載せさせていただいているところでございます。このような形に、体育館のギャラリー、体育館の上の通路のところに機器を設置してまいりたいと考えているところでございます。  冷暖房機能がついてございますので、夏季・冬季、それぞれにおきまして、室温ですとか、湿度の検証、また実際に稼働するに当たりましての光熱水費の推移等も見きわめながら、今後の導入の参考にしてまいりたいと思っているところでございます。  なお、今回のこの機器の導入に当たりましては、国の補助は対象外でございますけれども、東京都の補助が対象になります。従来、東京都、国もそうですけれども、補助金というのはリースの場合には適用にならなかったんですが、今回、東京都の補助金につきましては、リースでも補助対象になるということでございます。  工事設置の場合の補助金とリース設置の場合の補助金を私ども、それぞれの学校の大きさによって試算をしましたところ、いずれの学校におきましても、リースで導入した場合の補助率が高いというようなところも出てございますので、そういったところも今回リースを選択させていただいた理由の一旦になってございます。  3ページ目、項番7番をごらんください。今後の予定でございます。  4月早々に、事業者の選定を行いたいと思ってございます。今回の設置につきましては、5校という学校の数が非常に少ないというところもございますし、スポット型ということで、メーカーも実は限られてございます。そういった意味で、特段、事業者の創意工夫を求めるというような内容のものでもないものですから、普通の入札方式で事業者の選定をさせていただきたいと思ってございます。したがいまして、5月の半ばごろには、事業者の選定が一定できるのかなと考えてございます。事業者が決まりましたら、直ちに設計と施工のほうに入っていただきまして、7月の夏休み前までには、全て5校におきまして、冷房が稼働できる状況に持っていきたいと考えているところでございます。  説明は以上でございます。 ○委員長   ただいまの説明に質疑のある方は挙手を願います。 ◆川口雅敏   これは、自民党としても、大いに評価をしたいと思いまして、それでここにある構造上の課題が少ない学校というのを、この構造上の課題とは、どんなことを指しているのか、それをちょっと教えてください。 ◎新しい学校づくり課長   まず、学校の受変電容量に余力があるというのが、まず一つございますけれども、あと体育館のつくりによるというところもございます。今回の機器を設置する際に、床に置くということになりますと、どうしても児童・生徒の活動する場所が制限されてしまいますので、設置する場所としては、やはりギャラリーに置くというのが、実は一番手っとり早い、かつ安全だと判断してございます。ただ、ギャラリーの通路幅が学校によって、若干、差がございます。今回の機器につきましては、幅が機械の側が50センチぐらいあるんですけれども、それを置くことによって、ギャラリーの通路がふさがれてしまうような学校には設置できません。ギャリーの幅が、ある程度90センチとか、1メートルとか、広い学校でないと置けないというようなところもございまして、そういったところから構造上の課題が少ないというところをお示ししているものでございます。 ◆川口雅敏   来年5校に配備される冷暖房の機械ですけれども、現在、志村一中にはついているんですよね。それで、聞きたいんですけれども、冷房を稼働して大体何度まで下がるのか。要するに、小学校なんか卒業式は暖房だけれども、かなり前から入れて温まっているじゃないですか。中学の場合は、体育館が広いじゃない。それを、例えば30度あるところを下げるとなると、どのぐらいの時間、前に入れて、そして大体どのぐらい下がってくるのか。それは、やはり必要でしょう。 ◎新しい学校づくり課長   ご指摘のように、体育館、非常に大きな空間になります。上から下まで、その空間の中を丸っと冷やそうということは、今回、想定してございません。あくまでも、人が活動できるエリアを冷やしたいと考えてございます。当然、空気というのは、暖かい空気は上に上がっていきますので、冷たい空気は下にたまるという特性もありますので、まず人が活動できるところさえ、ある程度、快適な温度になればいいのかなと割り切っているところでございます。  今回の導入を予定しますスポット型のクーラーなんですけれども、もともとの製品が工場ですとか、倉庫、また大規模な農業ビニールハウスなんかでの冷暖房を想定してつくられているものでございまして、非常に大風量で冷気を噴き出すというような機械になってございます。それが、ですから人がいるところに吹くことによって、人がいるあたりを冷やしたいと考えてございます。他の自治体で、同種の機器を導入した際に検証している結果を私どもいただいてきてございます。それによりますと、外気温が31度のときに、最大で最高でいうんですか、24度まで下がっているという実績がございますので、外気温が例えば去年みたいに38度、40度とかという温度になりますと、どこまで下がるのかというのは、正直未知数ではありますけれども、それなりの効果は期待できるだろうと思ってございます。ただ、いずれにしましても、私どもの学校と、また検証した学校ではロケーションが違いますので、そういったことも踏まえて、検証してまいりたいと考えてございます。 ◆川口雅敏   最後、区立の小・中学校、全ての体育館に冷暖房の機械を配備することになるんでしょうけれども、全ての学校に置くとなると、どの程度の期間が必要なのか、その辺は考えていますか。 ◎新しい学校づくり課長   正直、現状におきまして、全ての学校にということは、俎上には上げてございません。今回、導入する5校で検証を進めてまいりたいと思ってございます。また、改築ですとか、大規模改修、長寿命化改修、今、予定している学校については、対応してまいりたいと思ってございますので、それは各学校の状況を踏まえて、当然、財政状況等も踏まえながら、今後の方針については立ててまいりたいと考えてございます。 ◆小林公彦   これは、前回も要望していたことなので、大変ありがたい話だと思っていますので、私もこれだけ早く要望してできた制度って、余りなかったですね。数か月の間に決まってしまったという、我々議員としても大変ありがたい。言いかえれば、相当、昨年の夏は暑かったというになるんでしょうけれども、それで川口委員が最後に言われた、これが一番気になるところで、実は今回、5地域に私の地域は全く入ってなくて、地域名を出すつもりは一切ないですけれども、やはり比較になっちゃうんで、どうしても区民は。この中学校ができて、快適な夏を過ごすため、どうなるか。どうしても、これは言うまでもなく、皆さん、それはまた別としても、その辺が一番気になるところで、ただ練馬はたしか10年がかりで、あそこは全小・中学校で100校くらいあるんですね。10年がかりで計画を立てました。ただ、あそこはつくらないので、その分、財政的な違いもあるんで比較はできませんけれども、これはある程度、最近、普通教室のほうのデータに国から一切補助金来ないんですから、特別区の関係でという今後の、東京都の補助金頼みになっちゃうんでしょうけれども、見通しとして、どうなんですかね。ですから、結局、5校プラス4校で今、全部で9校か。9校は1年ぐらいタイムロスありますけれどもつくと。残りの七十数校ありますから、六十数校ぐらい、これに対して、我々もどう説明していいかというのがあるんですから、その辺どうなんですかね。共通の話題と思いますので、その辺をまず。 ◎新しい学校づくり課長   おっしゃるように、ついた学校、つかない学校というのが出てまいりますと、当然、格差がというようなお話にはなろうかと思います。東京都の補助金につきましては、現状では平成33年度までは補助を出すというふうに言われていますけれども、その先については、ちょっと東京都の補助金も、まだ不確定な状況にございます。小林委員、ご指摘のように、練馬区は99校、小・中学校ございますけれども、向こう10年間で全校にというような方針を出されて、最近、その10年間を7年間に短縮して前倒しにするということも、練馬区のほうは言われているようです。私どもも、当然、全校に満遍なく設置ができれば,それにこしたことはないんだろうとは思ってございますけれども、設置するだけではなくて、設置すれば、当然、運用していく中でランニングコストというものが、延々とかかり続けていくということにもなりますので、そういった部分での財政負担は、決して軽くないと思ってございます。したがいまして、現状におきましては、繰り返しで大変申しわけございませんけれども、今年度設置の5校プラス改築、大規模、長寿命化改修の4校と合わせまして、9校が今現在見えているところでございます。その先につきましては、今回、設置する5校の運用状況等も勘案しながら、方向性については、検討してまいりたいと考えてございます。 ◆小林公彦   それ以上、こちらでは言えないことだと思うんですけれども、この辺が一番、今後、話題になると思うんですけれども、今言われたランニングコスト、これは今後、検証するということなんですけれども、ですから5校を選考して、全部で9校について、今後は学校の中でプラスになりますよね、電気代みたいなものが。今後、その辺も含めて考えるということなんですか。ちょっと思ったんですけれども、体育館を貸し出ししますよね、区民に。そういうときに、例えば冷房費をプラスしてもらうとか、これは所管が違うんで答えられないかもしれませんけれども、そういう工夫をしていくのも一つの案だと思うので、ランニングコストを区民にもらっちゃうという、そうしていかないと、なかなか負担ばっかりふえちゃって、今の話どうですかね、所管が違うけれども、案として。 ◎地域教育力推進課長事務取扱地域教育力担当部長   今回、中学校の5校に冷房が入るということに伴って、区民の団体に貸し出す際に、どうなのかということについては、ちょっとどのくらいのコストがかかるのかということを検証した上で、やはり場合によっては、借りていただく際の価格というんですか、経費のほうにのせることも検討しなければいけないのかなというふうに今は考えてございます。ただ、具体的お幾らにするということについては、まだ明確には決められていません。 ◆小林公彦   今言われたことを含めて、負担分はある程度、区民と分かち合うという意味で、残りの六十数校を一日も早く見通しをつける方向を考えていただきたいということを希望して終わります。 ◆高橋正憲   まだ、導入方式ということで、工事方式とリース方式の導入後、効果を検証するとあるんだけれども、もう既にリース方式を導入すると、こういうことで今やっているわけだよね。それは、リースのほうが効果があるからやっているわけでしょう、導入するわけでしょう。何の効果を見るんですか。導入で工事方式とリース方式があって、その効果というんだけれども、既にリース効果のほうが高いよと、そういうことで導入するという話でしょう。それは、ランニングコストも含めて、違うんですか。 ◎新しい学校づくり課長   初期の導入につきましては、工事方式、リース方式ということで、よりとにかく早く導入をしたいという視点もございまして、今回、リース方式という形をとらさせていただいています。その後の効果検証という部分につきましては、ありていに言ってしまえば、きくか、きかないかというところを見きわめたいというのが、まず一つございます。  また、どれぐらい電気代、今回、電気式ですので、どれぐらい電気代が上がるのかというようなところでも見きわめをしてまいりたいと思ってございます。きかないのに電気代ばっかりかかってもしょうがないだろうというお話にも当然なろうかと思いますので、実際の温度ですとか、まだ子どもたちにどれぐらい快適かということも、子どもたちの感触も聞きながら、効果の検証をしてまいりたいと思ってございます。 ◆高橋正憲   導入しないよりしたほうがいいと、先ほど言っていたよね。これ当たり前の話だって、導入したほうがいいんですよね。ただ、ランニングコストがどれだけかかるかという、そういう話がモデルなんでしょう。そこで一言、SDGsという考え方があるよね。それは、教育委員会としては、どういうことなんですか。子どもが今後、持続的に勉強していくという立場でSDGsという考え方なのか。それとも、ランニングコストでSDGsという考え方なのか、どっちを優先するんですか。私は当然に子どもが、これから勉強していくために、持続可能なそういう教育という考え方でいくというのであれば、ランニングコストとか何とかという話よりも、まず子どもたちの教育環境を整えると、そういうことが優先されるべきだと僕は思うんですよ。ですから、先ほどから言っているように、残った学校に対しても、きちっと教育委員会としての責任を持ってやっていく、早期にやっていくということが、板橋の子どもたちが持続的に勉強していく、こういうことにつながると思うんですけれども、先ほど来から聞いていると、何かランニングコストとか、金がかかるということばっかり言っているんだけれども、でも金かけてやった9校に対しては、9校の子どもたちは、いいなと、ほかの人は暑くて、暑くてしょうがないと、勉強もできないと、持続して勉強できないという、そんな状況でいいのかなと思うんだけれども、ことしから予算でも全てSDGsという、そういう持続可能な、そういう部分が出ているんだけれども、教育委員会として、持続可能という考え方を、ただ単に金だけで見ているのか、それとも本当の意味で子どものたちの勉強がという、ずっとやっていけるのかという視点で見ているのか、どっちなのか、ちょっと聞きたいです。 ◎新しい学校づくり課長   高橋委員、ご指摘のように、当然、区としてもSDGsの視点というのは、十分に踏まえて施策を進めていかなければいけないというところについては、おっしゃるとおりだというふうに思ってございます。ただ、その一方で持続可能な区政経営ですとか、持続可能な財政という視点も、やはり欠かせないものなのかなと思ってございます。子どもたちの学習環境を少しでもよりよくしたいというのは、当然、教育委員会に携わる職員としては、当然の思いと私ども思ってございますが、その一方で財政というものは、どうしても切っても切り離せないところがございますので、費用対効果という視点は私ども、どうしても持ち続けながら、施策を展開していかなければいけないのかなというふうに思ってございます。考え方、思いとしましては、高橋委員がご指摘になるような思いは、しっかりと持っているところでございます。 ◆高橋正憲   私の言ったとおりのようなことを思っていると言うけれども、思っているだけじゃだめなんです。そんなの私は、こう思っていますよと言ったって、実際に子どもたちが、そういうよい環境、こういう中で勉強できなきゃ、子どもたちに対して、あそこの学校の人はいいねと言われたときに、どう答えるの、基本的に。  もう一つは、やはり費用対効果ってわかるよ。お金がなければできないというのはわかるよ。でも、実際に教育委員会のほうで、ちゃんと期限を決めて、例えば5年なら5年間、33年度までに全部やるよとか、そういうふうに決めて物事というのは進めていかなきゃいけないんだよ。今すぐ全校やれとは言わないよ。でも、もう既に差が出てくるわけだから、9校と、ほかに残された学校と差が出てくる。ほかの子どもたちは、四十何度の、そういう暑い中で、それも体育館むれむれになった場所で体育の授業をやらなきゃいけない。一方では、二十七、八度のある程度そういう状況のもとでできる。これは、もう平等に受ける権利、教育を受ける権利から見たっておかしいじゃない。それを、費用対効果だけで判断して、お金がないからできませんよということだって、余りにも教育委員会としては、ちょっとまずいんじゃないの。
     今回、幾ら選挙があるからって、5校ふやして9校でやりますよという話で、また4年後に選挙で、またやるよなんて、そういうふうにも聞こえてくるんだけれども、それはおかしいよ。やはり、SDGsの考え方というのは持続可能というのは、これは区長も言っているけれども、そもそも子どもたちがずっと勉強し続け日本のために、国の宝だと言っていますよね、教育委員会も子どもたちに対して。そうならないでしょう、だって。区長が言ったことを、きちっと受けてやっているのかな。区長はSDGsで持続可能な、そういう財政に対しても、板橋の区政に対しても、教育のそういう場に対しても、そういうことをやると言っているんだから、何で職員はそれに対して、財政的だとか、何とかかんとか言っているの、教育委員会が。もっと、真摯に受けとめて、きちっとやるべきですよ。義務教育整備基金だって、いろいろとそういう基金とか何かのところをやって、基金だって取り崩したっていいじゃない、ためとくだけが能じゃないんだから。本当に板橋、日本の宝である子どもというふうに考えたら、それ取り崩してやったっていいじゃないの。なぜ、教育委員会として頑張ろうとしないの。教育委員会事務局次長、そういうことをしっかりやりなさいよ。 ◎教育委員会事務局次長   学校の体育館の冷房化につきましては、いろいろご指摘、ご要望いただいて、我々にとっても取り組まなければいけない仕事だと認識しております。ただ、全てすぐに入れるということ、それを教育委員会としては望んでいるところなんですけれども、なかなか経費的な問題もありまして、今回は5校でモデル的に入れていこうということで進めていきたいと思っています。  いつまでにというようなことも言えないものかということで、検討はさせていただいたんですけれども、そこの部分については、まだまだ庁内的な合意もとれずに、今のところは効果の検証した上で考えていきたいというところでとまっているところでございますが、教育委員会としては、先ほど佐藤課長も言ったように、当然、全校に入れていきたいということは視野に入れながら、取り組んでいきたいと思っているところでございます。 ◆高沢一基   よろしくお願いいたします。  他の会派も言われていましたので、私も言わせていただきますが、民主クラブも議会でいろいろ質問させていただいたり、予算要望等でも言わせていただいておりまして、それが動き始めたということは歓迎をさせていただきたいと思っております。  また、先ほどの話のように、全校で実施したいけれども、そんなに簡単にぽんといけないのは事実だと思いますし、この5校、検証として始まったことについても評価させていただきたいと思っております。  まず、まとめて少し最初に聞いて、その後もお聞きしたいんですけれども、検証について、お聞きしたいと思います。  今回の冷暖房機器ということでの設備が入るという話でありますけれども、まずこの5校、今回の板二中以下の5校は暖房器具はないところという理解で、もちろん当然いいんですよねと。暖房が既存で設置されてないというところに、冷房も暖房もない学校だから、冷暖房機器で設置をするんだということでよろしいんですよねということを、お聞きしたいと思います。  夏季・冬季、それぞれの温度やランニングコストの検証をするという話なんですけれども、例えば冷房機器だけ追加をする、暖房機器はあるけれども、そういったところの検証というのは、今回は行えないと思うんですけれども、そういった学校については、今後、どのように考えているのかということと、検証の期間、これについては31年度中までとか、区切っているのか、まだ永遠にずっと検証期間が続きますと、なかなか他校への波及が少ないと思いますので、その検証期間についても、お聞きしたいと思います。  それとともに、先ほど来言っている財政上の問題も大切なところだと思います。その中に当たって、今回の検証に当たって、1校当たりの6台入れる導入の経費、リース代、それからランニングコストも当然、想定で予算を組まれるんだと思うんですけれども、検証は別としても、その想定も含めて、1校当たり幾らぐらいの、この規模の、今回の検証規模のものをやった場合には、お金が必要になるかというふうに想定されているか。今、何点か言いましたけれども、あわせてお答えをお願いしたいと思います。 ◎新しい学校づくり課長   今回、導入を予定しています5校のうち、実は改築ですとか、大規模改修の際に遠赤外線型の暖房機が既に設置されている学校がございます。中台中、赤塚第二中、高島第二中、この3校については、現状でも暖房機は設置されてございます。実際に、冬季、どっちを使うんだというお話になろうかなというふうには思うんですけれども、当然、夏、冬の稼働状況も確認をしてまいりたいと思ってございますので、できれば冬場もこっちの機械を使って検証してもらいたいなということは考えてございます。  今後の方向性ですけれども、今回、スポット式で5校については入れさせていただきますけれども、改築を今進めてございます上二中と板十小については、スポット式ではなくて、きちんとしたという言い方も変ですけれども、スポット式ではないタイプの冷暖房機を設置したいなということも考えてございます。そういったさまざまなタイプの冷暖房機器の稼働状況ですとか、温度、光熱費の推移等も見きわめてまいりたいなと思ってございますので、何年もずっと先ということでは、もちろんないんですけれども、それら9校の冷暖房機器が出そろって、少なくとも1年は運用した後に、検証の結果がまとめられるのかなと考えているところでございます。  それと、導入にかかわる経費でございますけれども、今回、1校当たり設置等、いわゆる維持管理にかかわる経費、リース代、1校当たり大体、私ども2,500万円程度かかるのかなと想定しているところでございます。東京都のリース導入の際の補助金については、機械の導入経費と工事費について、補助対象としていただけるということでございます。その2分の1が補助金として、東京都から出てまいるということでございますので、実際に区の持ち出しとしましては、1校当たり1,500万円ぐらいが導入と維持管理にかかる経費かなというふうに思ってございます。  また、光熱水費につきましては、仮の試算というのが、今、私どものほうでもしてございます。機械の能力から単純に今の電気代に掛け合わせた金額になりますけれども、仮に1日4時間、月に20日稼働したというふうに試算をしますと、基本料金のアップ分と合わせまして、年間で60万円から65万円程度かなと試算をしているところでございます。 ◆高沢一基   まず、経費的については1校2,500万円プラス光熱水費ということで、それなりにやはり額がかかりますから、これはしっかりと検証が当然必要だなというのは理解できるところでありますが、ただ今ちょっと心配になったのは、検証期間の話でして、今のご答弁では9校設置後、1年ほど様子を見てからという話だったんですけれども、舟渡小と紅梅小、これから実施設計完成して、それから1年、そうしたら他校への波及というのは、まだまだ先ですよね。それは、どうなのかなと思うんですけれども、これはやはり上二中、板十小、舟渡小、紅梅小は別だと思うんですけれども、検証はこの5校、スポット式で後から追加でつける部分については、どうなのかなというのを検証して、例えば31年度中に検証して、そして32年度はまた何校、この場所はつけやすい学校だからつけようかなとか、そういうことで少しずつ広げていくとかしないと、そうしないと今のご答弁のような感じで、長寿命化の舟渡小、紅梅小まで入れたら、これ次この5校以外に展開するのは、どのぐらいになっちゃうんですか。もう5年以上先、6年ぐらいですか。  それは、やはり私はゼロか100を言っているわけではなくて、少しずつふやしていくということが大事なのかなと思っているんで、これは私の意見なので、そういうふうに思っていますので、それはやはり5校やったからといって、しばらく様子を見るというのでは、これは問題じゃないのかなと思いますので、その辺の検証期間について、もう一度お聞きしたいとともに、今言いたかったのは、冷暖房器具を設置で当然、暖房器具のないところだと私は理解していたんですけれども、3校あるということで、冷房専用機と冷暖房専用、共用というのかな、お金がどれくらい変わるかはちょっとわかりませんけれども、冷房専用機だけという選択肢も当然、暖房器具が積載されるところがあると思います。  何で私が言ったかというと、今回、アリーナ上部の管理用通路部分に設置ということでありますけれども、当然、先ほどの利用形態からいって、そのほうがいいって、第一ですけれども、上からやるんだったら、当然、冷房のほうがいいですよね。暖房だったら、赤外線の横のところにはついているほうが近いからきくような感じしますよね。あるいは、暖房だったら空気を循環させたほうが、体育館全体が温まりますね。そうすると、やはり検証の結果が違うと思うんですよ。それは、もしせっかく暖房がついているところに、冷房をつけるんであるならば、冷房専用機をつけるということも選択肢の一つで、それが検証じゃないのかなと思うんですけれども、トータルで見てケース・バイ・ケース、ここにはこういう機具をつけるほうが財政的にも費用対効果が高いと。だから、少しずつ広げていきましょうという形にしないと、本当の検証にならないんじゃないのかなというふうに思うんですが、今の2点と、あともう時間があれなので、もう1点聞きますけれども、冷暖房だけじゃなくて、冷房については、例えば遮熱塗装であるとか、体育館の建物自体、これもやはりあわせてやっていかないと効果は上がらないというふうに思います。それについては、やはり遮熱塗装であったり、窓の部分の日除けをするとか、そういったところも含めて一緒にやった上での検証にしていかないと、本当の意味での普及にはつながっていかないというふうに思いますので、以上の3点について、ご見解をお聞かせください。 ◎新しい学校づくり課長   検証の期間につきましては、確かに高沢委員おっしゃるように、今回、導入する部分と改築校とは違うんだろうというところについては、そのとおりかなというふうに思ってございます。  その一方で、冒頭の説明の中でも申し上げましたように、今回、中学校に入れる5校のタイプ、スポット型の場合には、ギャラリーに置けないような学校も中にはございますので、そうした場合には、ギャラリー置きではないタイプを検討していかなければいけないというようなこともありますので、当然、導入するエアコンの機器の形ですとか、タイプ、また学校の体育館の中のギャラリーも含めたロケーション等も勘案しながら、導入については検証していかなければいけないのかなと思ってございますので、順次、検証しながら、走りながら考えていくという形に結果的にはなっていくのかなと思ってございます。  あと、3つ目のほうを先にお答えしますけれども、遮熱塗装ですとか、日除けという部分につきましては、学校体育館は基本的にみんな窓のところに暗幕がありますので、日が当たるほうは、例えば暗幕を閉めていただいて、直接、日射が入らないような形で運用するとか、そういった指導はしてまいりたいなというふうに思ってございます。  それと、あともう一つ、今回、導入しますスポット型の形でも冷房の専用機というのは、正直売ってございます。売ってございますけれども、余り種類がないというんですか、球数がないというような状況もございまして、あと値段的にも、それほど遜色がないというところもあったものですから、冷房専用機を導入しても、金額的に差異がそれほど出ないという判断もありまして、今回については冷暖ということで導入させていただいているところでございます。 ◆高沢一基   先ほどの答弁で漏れがあったので、遮熱塗装について、どのように考えているのかということも、ご答弁についてはいただきたいのと、最後の1点だけにします。これについては、先ほどの冷房、暖房の件で、今そういうふうにおっしゃったんで、機械の値段が、リースが高いとか、安いとかという比較だけじゃなくて、総合的な検証じゃないですか。きくか、きかないか、先ほどご答弁にもありましたけれども、そうなると冷房のほうが空気が下ですから、きく可能性は高いかなと想像がつきますけれども、暖房ですと体育館、屋根が高いですから、なかなかきかせるのは厳しいのかなと。暖房をきかそうとすると、当然、エネルギーを多く消費しないときかないと思いますので、そうするとランニングコストが高くなりますよね。そうなると、暖房をきかすためにランニングコストが高いから、なかなか難しいですという結論になってしまったら、夏、熱中症の可能性があるとか、夏、体育館が利用できない、そういったようなことで、去年の夏の対応で冷房化をしてほしいと我々が要望していたものとは違うところで検証をして、その結果で結果が出るというおそれが出てきてしまうじゃないですか。そういう面においては、暖房機がついているんであるならば、冷房に特化したやつで、今までの冬使っていたランニングコストとは別の部分で、簡単に言えば夏の部分のランニングコストが幾らなのかという検証をしないと、それはやはり本当の検証にならないというふうに思いますので、その点については、どのようにお考えかを最後、遮熱塗装もあわせて、お聞きしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ◎新しい学校づくり課長   遮熱塗装の件につきましては、今後、例えば学校の外壁改修等が当然定期的に各学校入ってまいりますので、そういった際に遮熱塗装の導入についても検討してまいりたいなと思ってございます。当然、外壁だけではなくて、屋根等においても、体育館の屋根については遮熱塗装することによって、効果も期待できるだろうと思いますので、そういった部分も検討してまいりたいと思ってございます。  また、冷房・暖房という部分での検証でございますけれども、今回、暖房が既に入っている学校が3校ありますので、例えばこれは具体的にまだどういうふうに検証するという、検証の仕方については煮詰まってございませんけれども、例えばAという学校では、今回の冷暖房機を回す、Bという学校は、既存の暖房機だけでやってみるというようなことでの比較検証ということも可能かなと思ってございますので、高沢委員、ご指摘のように、コストがより上がらないような形で、多角的な検証を進めてまいりたいと思ってございます。 ○委員長   委員会の途中ですが、議事運営の都合上、暫時休憩します。  再開は3時20分、よろしくお願いします。 休憩時刻 午後2時55分 再開時刻 午後3時20分 ○委員長   休憩前に引き続き、委員会を再開いたします。 ◆松崎いたる   ちょっと幾つか質問があるんですけれども、まとめて質問させていただきますので、聞き漏らしのないようにお願いをいたします。  1つ目は、風や音の影響についてなんですが、どのぐらいのものなのか。例えば、バドミントンや卓球、ピンポンが競技できるような状況なのかどうか。  2つ目は、避難所として活用するときのことですが、長期の停電などがあった場合にも、例えば外部電源、電源車のようなものをそばにつければ使えるようにする、そういう工夫をしていただきたいと思うんですけど、いかがでしょうかということ。  3つ目は、費用対効果の検証方法についてなんですが、使っていかなければ検証はできないと思うので、例えば町内会の防災訓練だとか、その他いろいろな行事に積極的にイベント会場として使っていただくこと。また、皆さんからもありますけれど、5つしかないわけですから、ほかの地域の方を呼んで見学会とか、あるいは議員の視察会とか、そういったものも積極的に開いていただきたいということ。  あと、先ほどもちょっと団体使用のことが出ましたけど、まだ冷暖房費をとるか、とらないか検討するということですけど、この検証期間中はそのことは置いておいて、ぜひ体育館を利用団体の方にも大いに使っていただいて、そこでも聞き取りなどをすることをやっていただきたいと思います。  あわせて、検証するときに、いつ、どこで、どんな使い方をしたら電気料金が上がったとか、あるいは温度がどれぐらい下がったかというのは、1日ごとじゃなくて、時間ごとで記録しておかなければ十分な検証ができないと思うので、これを学校の先生方に1時間置きにはかれって言ったらとんでもないことになるので、できればそういう記録する機械なども備えつけて、記録が残るようにしていただきたいなということなんですけど、お答えをお願いいたします。 ◎新しい学校づくり課長   今松崎委員から3点ほどご質問をいただきました。  まず、音ですとか風量のところですけれども、ご答弁でも今まで申し上げましたように、今回設置する機械が開発されたそもそもの目的が、倉庫ですとか工場、また大規模な温室ビニールハウスを空調するために製造されたものでございます。したがいまして、音や風量というところにつきましては、いわゆる一般的に人が使うようなところを想定しているものではないものですから、かなり大きい音が出ます。また、風量についてもかなり強烈な風が吹き出すというふうに言われております。したがって、体育館での種目によっては、例えばバドミントンみたいな軽い羽根を打ち合うような競技ですと、若干影響が出ることも懸念はされているところです。  ただ、その一方で、他の自治体でも体育館にこのタイプを入れている自治体は数多くございまして、若干使いにくさはあるけれども、全然競技によって使えなくなっちゃうよというところまでの話も聞いておりませんので、そういった実際の運用上の影響も含めて、児童・生徒、利用者の反応もお聞きしながら検証を進めてまいりたいというふうに考えているところでございます。  また、外部電源というお話でございます。今回導入する機械は、200ボルトの電源を必要とする機械でございますので、いわゆるポータブルのバッテリーみたいなものですと接続がちょっと難しいのかなというふうに思いますけれども、大規模な電源車のようなものをお持ちいただくんであれば対応は可能なのかなというふうに思ってございます。  費用対効果のご質問でございます。私どもも当然費用対効果をはかっていく上では、より多くの方々にご利用いただいて、それぞれの利用状況に応じた効果検証というのをしていく必要があるのかなというふうに思ってございます。それぞれの機械に電気の子メーターをつけて、電気使用量の推移については見ていきたいというふうに思ってございますけれども、なかなか時間ごとにはかるというところまでは今現在想定してございませんけれども、まめに電気の使用状況なんかも確認をしながら検証してまいりたいというふうに考えているところでございます。 ◆竹内愛   私も何点か質問します。  今後改築や改修の際には冷暖房を体育館にも設置をしていくということの確認と、それから設置校選定方針というのを今回の5校を選定するに当たって出されていますけども、屋内運動場の稼働率も高い中学校を優先するということで、この5校については中学校だったということでいうと、今後も中学校を優先して検討していくということになるのかどうか、まずこの2点伺います。 ◎新しい学校づくり課長   今回お示しをしてございます、上二中、板十小、また長寿命化改修の今設計に入っております舟渡小と紅梅小については設置をしていくということで庁内合意が今とれているところでございます。  それ以降の学校につきましては、まだ具体的に改築ですとか大規模改修の学校名については絞っていない状況でございますので、今後、次の改築校ですとか長寿命化改修校を選定していく中で、その辺については、どのように対応するかということを含めて考えていきたいというふうに思っているところでございます。  また、今回中学校5校ということにさせていただいております。選定の基準といたしましては、夏場も部活動があるということで、小学校よりかは中学校のほうがやはり稼働率が高いというところで中学校を選定してございます。  今後どういうふうに展開していくかというところにつきましては、必ずしも中学校オンリーという考え方はもちろん持ってございません。それぞれの学校の構造上の状況ですとか、受変電容量の状況なんかも学校によってみんなまちまちでございますので、さまざまな要素を加味しながら考えていきたいというふうに思ってございます。 ◆竹内愛   先ほど来、ほかの委員の方からもありますけども、やはりスピード感を持って設置していくということが非常に重要だと思うんですね。一斉に導入できればそれはもちろんいいんですけども、少なくとも何年間かはかかるというわけですよね。そうすると、ほとんどの学校が去年の夏と、この寒いときは冬と同じ状況が何年間も放置されるということになるわけじゃないですか。  そうすると、今回は当面導入するところだけの報告ですけども、ほかの学校に対しての当面の対策についてお伺いしたいんですが、各学校に伺うと、スポットクーラーが、スポットクーラーというのは、今回導入するものではない簡易なスポットクーラーがありますという学校と大きな扇風機みたいなものがある学校と、それから暖房も大きなものがあるところと幾つかあるんですけど、それもPTAで寄贈されましたというものだったり、行事のときにリースしたものだったり、各学校まちまちで、必ずしもあるわけではないんですね。  そうなると、教育委員会として、冷暖房が設置されるまでそういった状況が続くんであれば、私は当面の対策として、各学校にそういった簡易なものを設置するということが必要なんじゃないかと思うんですが、いかがでしょうか。 ◎新しい学校づくり課長   今回導入する機械については冷暖房機能がついた機械でございますけれども、私どももこれまでも、暖房については、改築ですとか大規模改修を行う際に暖房を体育館に設置してきてございます。今現在においても、小・中合わせまして31校については暖房機だけですけれども、暖房機はもう設置をされているという状況にございますので、今回の5校プラス、改築、大規模の合わせて9校だけが冷暖にはなりますけども、暖房だけで見ればある程度進めてきているところもありますので、そちらについてはその暖房機を引き続き活用していただければなというふうに思ってございます。  また、冷房がついていない学校につきましては、実は先般教育委員会のほうからも、各学校のほうに冷風機、先ほど委員がおっしゃいましたスポット型のというのは、いわゆる冷風機に当たるのかなと思いますけれども、冷風機ですとか、大型の扇風機を各学校のほうできちんと備えてほしいということで、校長会等の席上でも各学校にお願いしてきているところでございます。当面はそういった形で対応していただきながら、お待ちいただくというんですか、対応のほうをとっていただければなというふうに思っているところでございます。 ◆竹内愛   暖房がある学校も31校ということで、今回ちょっとプラスになるということですけども、でも半分ちょっとですよね。さらにいうと、今のお話だと、学校で買えということなんですか。学校で買ってくださいというのは、令達予算で買ってくださいということなんですかね。ちょっとそれは、冷暖房をつける学校があるのに、ないところは、ちょっとすみません、自分のお金で買ってもらえますかというのは、余りにもひどいんじゃないですかね。ある学校があるから、それはわからなくはないですけども、ある学校も十分な数あるわけじゃないんですよ。だとしたら、せめて暖房だけでも教育委員会で入れるとかね。2年間の間に全部つけますというのだったらわかりますよ。でも、そういうお答えもいただけない。冷風扇や大型扇風機、暖房も学校で買ってください。じゃ、その分令達予算ってふえるんですか。それを聞きます。学校で買ってくださいという区の方針に沿って、令達予算は新年度ふえるんですよね。ということを確認したいんですけど、いかがでしょうか。 ◎新しい学校づくり課長   令達予算につきましては、特段冷風扇ですとか扇風機を買う予算として増額をしているわけではございませんので、各学校で配当されています備品購入費等でご対応をお願いしたいというふうに考えているところでございます。 ◆竹内愛   入学式とか卒業式とかで地域の方々もいらっしゃるじゃないですか。この前、PTAの50周年の行事をやったときにも、そこの小学校は、暖房も、エアコンもない学校だったんですね。まちの皆さんからも、今どき暖房もないのということを言われるわけですよ。学校の授業としては、まあまあいっときのことかもしれませんけども、今学校施設ってフル活用されているじゃないですか、ほとんど。災害のときにはということにもなるわけじゃないですか。それなのに、何か学校の予算だけで、しかも令達予算をふやさないで対応をするというのはちょっとおかしいと思います。なので、ぜひこれは検討していただきたいです。  だったら、もう冷暖房を設置する計画をちゃんと示していただきたい。3年間で全部の学校につけます。なので、その間は各学校で対応してくださいという計画ならまだ対応のしようもありますけども、レンタルしたっていいわけですし、そのときだけ。リースしたっていいわけですし。でも、そういう計画もない。じゃ、何年かかるかわからない、何年後かになるかわからないのに、買っちゃったら、いや、あなたの学校は2年後に入れますよって、2年後はないね、この計画だと2年後はないですけど、そのほうが無駄になるんじゃないですか。むしろ教育委員会が大規模改修や改築、長寿命化をする学校って、対象がわかっているわけですから、それをリストアップして、それ以外の学校には教育委員会として配置をするとか。そういうことというのは教育委員会しかできないと思うんですよ。それをぜひ検討していただきたいと思います。今全く認識していなかったということかもしれませんけど、検討していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ◎新しい学校づくり課長   これまで暖房機の設置につきましても、大規模改修ですとか改築の際に限って進めてきているという状況もございます。機器類の設置は、単純につければいいというお話だけではなくて、つけるに当たって、諸設備の整備もきちんとした上で冷暖房機を設置していかなければいけませんので、例えば受変電容量が足らなければ、キュービクルを増強するですとか、ガスの配管がなければガスを新たに敷設するというようなことで、いわゆる付随する工事等もかかりますので、なかなか一長一短に物事が進んでいかないというようなところがあるというのが正直なところでございます。  そういった中で、例えば冬の行事の際の暖房等につきましても、学校で燃料を備蓄するということについては教育委員会としては認めていませんので、恒常的に暖房の設備を持つということもなかなか難しいのかなというふうに思ってございますので、行事の際には、委員のほうからも今おっしゃられましたように、例えば一時的にリースで借りてくるというようなことで行事の際には対応をお願いしたいなというふうに思っているところでございます。  また、夏期の対応につきましても、繰り返しになって大変恐縮でございますけれども、各学校によって、当然今保有している台数もまちまちでございますので、その辺勘案しながら、各学校のほうでご対応をお願いできればなというふうに思っているところでございます。 ◆竹内愛   最後にしますけど、検討してください。避難所としても使うということで今回検討されているわけですよ。いつ災害が起きるか、そのときに避難したところにそれがなかったら、なんてひどい学校なんだというふうになりませんか。やっぱりそこは教育委員会としてきちんと手だてするべきですよ。じゃないと、学校側で対応なんてできないですよ。  あと、冷風機とか大型扇風機ってそんなに、学校の令達予算で買うのは多分すごく大変だと思いますよ。教育委員会として、何か目ん玉飛び出るような金額なんですか、これ。聞きたいです。          (「言葉選んで言えよ」と言う人あり) ◆竹内愛   失礼しました。幾らかかるんですか。冷風機1台、大型扇風機1台数。調べたことあるんですか。それを聞きたいです。 ◎教育総務課長   学校令達予算の話ですので、私のほうが引き受けてお話ししますけれど、今般こういうようなご要望がありまして、12月までに各学校の冷風機なり、扇風機なりの配置状況の調査をさせていただきました。当然各学校によって配置状況はそれぞれまちまちでした。  その中で、一定程度今回の対応については最重点課題だと思っていますので、年度末までに学校令達予算のほうで、ここを重点的に使用してくださいということでお話をさせていただいて、校長会にもお伝えして、ご了解をいただいているところだと考えております。  そういった意味では、今年度中の予算の中で一定程度配備について各学校でご配慮いただいている部分があるかと思っております。追っかけこの後、各学校の配置状況については調査をしたいと思いますけれども、その中で、まだまだ配置が間に合っていないということであれば、その辺は学校とご相談しながらいきたいと思っております。  また、学校令達予算の中で、例えば行事の中で暖房が必要な場合には、学校裁量予算の中で、暖房機のリースについても予算を計上していただいて措置をするというようなルールになっておりますので、そういったところは、今回PTA連合会の赤塚小についてはありませんでしたけれど、学校行事の中では計画的に学校のほうで予算措置をするというようなルールになっていますので、そういった形でも指示をしていきたいなと思っています。  今、令達予算の中で裁量予算も約1,000万円等ではありますので、その中で学校の中で、最重要課題、あるいは重点項目を設けて、裁量予算の予算編成をしていただいているということで考えております。 ◆竹内愛   ぜひそれは検討していただきたいです。冷暖房がつくところは、それを別のことに使えるわけじゃないですか。私、前、令達予算の中でどういうものを購入していますかと聞いたときに、子どもたちが使う習字の紙だとか、そういう学習に必要なものを個人の負担にしないで令達で買っていますという学校もあったんですよ。そういう予算を削って、買わないで、こっちを優先するという話になったら、それはまた逆のことだと思いますよ。きちんと教育委員会として手だてしていただきたいです。ぜひそれは再検討、年度末までに調査するということですけども、ぜひ教育委員会として手だてするように再度検討していただきたいということをお願いしておきたいと思います。 ○委員長   検討してください。  本件につきましては、この程度でご了承願います。 ──────────────────────────────────────── ○委員長   次に、新たな中央図書館の整備に向けた平成30年度の取組み状況第2回について、報告をいただきます。説明をお願いいたします。 ◎中央図書館長   資料番号8番をごらんください。  新たな中央図書館の整備に向けた平成30年度の取組み状況について、第2回目の報告でございます。
     こちらについては、9月の文教児童委員会において取組み状況を報告しておりまして、その後の10月以降の状況についてを報告するものです。  現況といたしましては、設計、計画通知を経ましての工事概要の取りまとめが1点、あわせて、新しい施設の事業サービスの展開についての検討状況を報告するものでございます。  改築工事概要につきましては、資料1ページ目から6ページ目まで、項番での1、新たな中央図書館についてに施設概要と配置図、平面図を示しております。  前回までにお示ししました計画から大きく変更した箇所はございません。当定例議会での議決を経まして、施工業者と工事の契約を踏まえて、4月から着工の予定でございます。着工につきましては、常盤台地域で開催されます桜まつり、3月末の予定なんですが、これの後に着工ということで町会の方とはやりとりをさせていただいた経緯もございます。平成32年(2020年)秋からは、公園内の外構工事を実施しまして、それを踏まえて2021年春に開館を目指しておるところでございます。  なお、平和公園を利用しておる団体に対しては、これまでの利用実績のある団体を対象としまして、工事予定のお知らせという形で周知をしているところでございます。  続いて、事業サービスの検討状況についてご説明します。  資料、進みまして、7ページをごらんください。  まず、(1)児童・ボローニャ絵本館関係でございます。  (ア)「絵本のまち板橋」、こちらについては、世界の絵本の魅力の発信などをエリアのモチーフと考えております。絵本は子どもだけでなく、大人にとっても魅力的な図書というところを示しながら、そのような魅力も「絵本のまち板橋」という中で展開して広げていきたいと考えております。  その他、(イ)教育科学館、(ウ)学校との連携事業、こちらにつきましては、引き続き所管課との協議を進めてきたほか、アンケート調査を学校に対し実施いたしまして、より効果的な支援ができるように、図書資料の選定や購入に反映させてきているものでございます。  次いで(2)障がい者等サービス関係です。  サービスの対象者を新たに来館困難の方、心身障がいの方や身体的理由といったものへの考慮を広げ、宅配、郵送サービスの対象を拡大しようと考えております。また、デジタル録音図書の提供などの資料充実の検討もあわせて進めているところです。  次に、(3)サポーター制度関係でございます。  こちらは、図書館で活躍する人材の育成、支援に係る図書館サポーター制度の取組みについてです。こちらは9月以降引き続き実施しているもので、人材の育成のための講座を進めるほか、登録の手続等を進めております。いずれ区内図書館、または学校図書館での活躍につなげていきたいと考えております。  続いて(4)青少年(ヤングアダルト)関係でございます。  こちらについては、近隣の小・中学校とのワークショップの実施などを行って、意見などを収集しております。青少年が図書館で自主的な活動につなげていけるような、そういった検討を次の段階として進めてまいりたいと考えております。  資料の8ページをごらんください。  続いて、(5)蔵書関係、図書資料についてのものです。  こちらについては、前回報告から引き続き購入、除籍を計画的に順調に進めております。また、一般配架の部分、一般図書にかかわるところでは、2階中央のインデックスエリアの配架資料として、鮮度を重視して、前回ご指摘などもありましたビジネス支援の図書、それから新着図書、そういったものを常設テーマとして、鮮度がいいものを見せていくといったところとあわせて、特集展示として、季節ごとであるだとか、行事ごとであるといったテーマを設定した資料案内を充実していこうと検討しているものでございます。  (6)視聴覚の関係でございます。  こちらは、前回までの報告にはございませんでしたが、今回加わるものです。  新たなサービスといたしまして、DVD、映像資料の個人貸し出しの準備を進めております。こちらの実施に向けて資料選定などを進めております。また、2階のエリアに視聴ブースを4か所設置しまして、そこでCD、あわせてDVDを視聴できるようなことも検討しております。また、映画会、こちらはギャラリーを使った開催であるだとか、カフェとの連携企画などで新たな利用者も獲得していきたいと考えている分野です。  続いて、(7)地域資料関係についてです。  3階のフロアに板橋区コーナーの設置を検討しております。櫻井徳太郎氏に係る展示や、また公文書館が所蔵するほかの自治体、全国のですね、自治体史の資料の移管を選定いたしておりまして、2,000冊余りの移管の調整が進んでおるところでございます。  (8)新中央図書館のICT関係についてです。  自動貸出・返却機や予約資料受け取りシステムといったICタグを利用した機器の導入については、先行して準備を進めておるところでございます。今年度末に納入業者をプロポーザルにより選定する予定で準備を進めております。また、その他の機器につきましても、開館までの導入を検討してまいります。  そのほか、(9)の管理運営基本方針の関係や(10)広報・情報発信関係につきましては、事業サービスの検討と並行して、関連する運営方法、活用方法などを集中的に検討しておるものです。こちらは、中央図書館職員、また絵本館の職員も含めまして、職員挙げて細かな事案を検討しているものでございます。  続いて、(11)、こちらも新たな情報でございます。いたばしラウンジ運営事業者の選定についてです。  こちらは、2月の当初に速報として内容をお示ししたところでございますが、改めてご報告させていただきます。  事業者は株式会社ポッカクリエイトとなりました。審査は、書類審査である1次審査においては2者がいずれも通過いたしまして、最終審査においては1者が参加することになりました。1者は辞退となっております。今後は、事業者と協定を結び、2021年春の開店とあわせた営業開始を予定し、準備を進めていこうと考えております。  続いて、(12)のネーミング(愛称)の設定についてでございます。  区議会においても何度か要望が出てきたところではございますが、板橋区立中央図書館の正式名称とは別に、新しい施設が目指すところのテーマ、あるいは施設の特徴などを踏まえた愛称を検討するものです。開館に至る広報活動も兼ねて進めてまいりたいと思います。  検討した結果をこうなりましたと示すのではなくて、検討過程においては、幾つかの案を示しながら、議会、あるいは地域の皆様のご意見を聞きながら消していきたいと考えております。  続いて、3の取組み状況につきましてです。  庁内の検討会議であります(1)中央図書館改築推進検討会の実施のほか、(2)の板橋区立中央図書館区民懇談会や(3)上板橋第三中学校生徒等との意見交換会の開催などを精力的に進めております。庁内のほか、学識経験者の利用など、そういったものを共同して取組みを進めておるところです。  すみません、資料の記載には間に合いませんでしたが、改築推進検討会につきましては1月16日に、また区民との意見交換会は1月23日に、また上板橋第三中学校との意見交換会は、記載のほかに、1月30日に淑徳高校の生徒も交えて意見交換の時間を設けたものでございます。  これから館内検討、庁内検討を進めていく中で、このようなプロセスで得たご意見はできるだけ生かしていきたいと考えております。また、工事が始まりますと、進行については近隣住民の皆様への配慮を丁寧に特に進めてまいりたいと考えております。  簡単でございますが、説明は以上です。 ○委員長   ただいまの説明に質疑のある方は挙手を願います。  時間をお互い配慮してください。 ◆川口雅敏   先日一般質問で我が党の杉田議員がこのいたばしラウンジのこと、今業者が決定したという話がありましたけれども、また障がい者雇用について、前向きな答弁とは私は聞こえなかったんですけれども、事業者が選定の際にプレゼンなどを行ったと思いますけれども、その質疑の中で、明確に応募事業者に対し、障がい者雇用について確認をしたのか、その辺はいかがでしょうか。 ◎中央図書館長   プロポーザルの募集において、障がい者の項目を設けて、それについて聞いております。特に雇用についての考え方については明確な形で聞いております。また、2次審査、プレゼンテーションの中での質疑の中でもやりとりをさせていただきました。  提案書も含めて、障がい者雇用についての考え方として、当該業者については、障がいのある方、ない方にかかわらず、同様に能力、適正に応じた職について、自立した生活を送ることができるように採用、また定着支援というのを取り組んでいくというようなお話をいただいています。また、雇用安定のためのアルバイトから正社員への切りかえといったものを進めるというようなお話も伺っているところでございます。  いずれにせよ、これから開店に向けて、施設的なところの協議とあわせて、営業内容であるだとか、メニューの内容とかも話していくところになりますので、それと関連して、雇用というものについてもやりとりを進めていきたいと思います。 ◆川口雅敏   今話があったけど、選定に当たって、障がい者雇用に対して、プレゼンで大体どのぐらいの点数がついたのか。また、その中で、その事業者は、障がい者雇用について、どういうことが難点、こういうところは厳しいんだよとか、そういうような意見があったのかどうか、その辺を教えてください。 ◎中央図書館長   業者とのやりとりの中で、現状で、ここの業者については、店舗ごとに店舗の施設環境とかと関連して、働きやすい環境などを個々に対応しているという状況はあると伺っております。また、試用期間として3日なり、1週間なりを踏まえて雇用につなげられればといったようなお話、そういったことも相談していくというお話もいただいております。  また、実績としては、肢体不自由者の方だとか、内部障がいの方とかが雇用としてはあるというお話も伺っているところです。  特に感じたところではあるんですけれども、やっぱり働く意思の部分、こういったところが重要であると。捉え方としましては、ミスマッチがないようなことはこの先話を進めていく中でしっかり捉えていきたいと考えております。 ◆川口雅敏   配点、何点。 ◎中央図書館長   配点につきましては、評価項目として11項目あるうちの一つの項目として位置づけられております。714点を満点とするうちの障がい者雇用の考え方についての配点は35点となっております。ちなみに、地域の活性化の考え方といったところでの、要は地域人材の雇用、活用といったところと同じ配点となっております。 ◆川口雅敏   最後に、板橋区で障がい者雇用に関する意気込みというか、障がい者雇用に対して板橋区としてはどういうふうな考えなのか、そこを最後に聞かせてください。 ◎中央図書館長   前回9月の当委員会の中でも同じような質問を受けた覚えがあります。この部分に関しては、29年の3月に、対話型調査ということで、このカフェの選定が動き出したところでございます。対話型調査の中では、福祉法人の方にもお声がけはさせていただきまして、出店ができないか等のお話も調査の中でしてきた経緯がございます。それを踏まえて、今回事業選定のといった形で、残念ながらお手は上がりませんでしたが、これから事業者が決まった中で、ここでどのようなパフォーマンスをしてもらうかというところ、一方で中央図書館が目指しているカフェの姿というのもございますので、それを十分見きわめながら進めていく必要があると思います。先ほど少しお話ししましたが、障がい者の方、またカフェ、図書館にミスマッチがないよう、十分踏まえながら最大限向き合ってまいりたいと考えております。 ◆小林公彦   私は(12)のネーミング(愛称)について、以前からも何度か質問いたしまして、これは結構簡単なようで難しいと思いますけどね。前回の小豆沢のプールの、ああいうことのないようにですね。たしか委員会でもめましたよね。区民環境委員会で。小豆沢のプールだったっけ。私はそんな悪くないと思ったんだけど、あの名前はね。結構簡単そうで難しいと思います。  今の状況、これを見ますと、9ページのところで、ネーミングについて検討会で出していますけど、とりあえず反響と、どういうふうに決めていくのか、この2点お聞きします。 ◎中央図書館長   ネーミング(愛称)の設定については、庁内会議の中では説明をして審議を始めているところです。また、ネーミングについては、ほかの施設においても今検討があったところでもあるので、そういうのを踏まえた形での検討が必要だといったお話は意見としていただいているところでございます。  決まった形をこうなりましたというのではなくて、ある程度複数案を示した中で、それを説明する上で、意見をいただきながら消していくと、そういったところで進めてまいりたいといったところで話をしているところでございます。 ◆小林公彦   ダイバーシティの時代、多様性の時代ですから、万人がいい名前をつけるというのは難しいと思いますよ。昔、山手線をE電と言ったのを知っていますかね。50歳以上だと知っていると思う。あれ、結局全然はやらなかったですよね。ですから、1回決めて、愛称ですから、一生残るわけですからね。途中変えるというわけにいかないでしょう。それは慎重にやりながらも、非常に難しいと思うんですけれども、愛称って大事なので、しっかりと決めていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。 ◆高橋正憲   3点ぐらい簡単に聞きます。  太陽光発電なんですけど、設置いたしまして、これ、能力としてはどのぐらいあるんですか。  それと、地下の駐車場、これは何台で、どうするんですか。有料にするのか、無料にするのか。平和公園だから、何となくみんなが車じゃなくて来ていただいて、自然に接してもらうというかね。それが大事かなと思っているので、その部分と、それから、あそこのすぐそばに科学館がありますよね。その科学館との連携をどのように考えたか。全くこの中には出てこないんですよ。我々は、あそこは平和公園のところが近いので、その連携を考えるべきだという主張をして、教育委員会は多分やりますよと言っているはずなので、その辺のことについてお聞きします。 ◎中央図書館長   まず、地下駐車場の部分からなんですが、車の台数としては8台でございます。駐車場の利用料の部分についての検討は、今庁内で進めております管理運営の中で検討しているところでございます。  続いて、教育科学館との連携の部分についてです。  こちらは、7ページの、すみません、説明が端的で申しわけなかったんですが、(1)の(イ)の部分で、事業連携として掲載させていただいております。実際、教育科学館、例えばお子様に向けて、自由研究であるだとか、調べものに関するところだとか、図書館と連携することでさらにブラッシュアップできるところもあると、やりとりとかは始めさせていただいているところです。また、天体観測なども実施できるような形で準備を進めているほか、先行して施設が完成する前に実施できる事業については、その規模だとか、参加者の状況だとか、意見とかも踏まえられるように、先行実施も交えながらできればということで協議をさせていただいているところでございます。 ◎教育委員会事務局副参事[施設整備担当]   太陽光パネルについてのご質問でございます。  ちょっと今正確な数字を、すみません、持ってきていないんですが、10キロから15キロの間の一般的に区内の施設につける分量でございます。容量としては全て賄えるところではないんですが、こちらの照明等に内部で使う予定でございます。 ◆高橋正憲   駐車場の関係について、有料にするか、無料にするか、それと利用について検討していないというのはちょっとまずいよね。いまだにきちっとした方針が出ていないというのは問題だと言っているんだ。そうでしょう。有料にするか、無料にするかって大変なことだよ、あそこ。どういう人が利用するかといったって、安易にみんながそこの駐車場を利用するという話になっちゃったら、またそれはそれで大変だし。だから、その辺はちゃんとした方針を持って、既に現時点ではそのようなちゃんとした方針を持って答弁できないとまずいよね。  それと、教育科学館との関係についてもちょっとお粗末だね。あそこはずっと議論の中では、新しく中央図書館が平和公園にできるということで、非常に近いよと。その中での連携というのはきちっととっていかなきゃいけないよと。そういう話はずっとしてきているんだ、この間も。それが、科学館には天文のがありますよなんて、そんな話は当たり前じゃないの。そうでしょう。プラネタリウムもやるとか何かという話もあるし、いろいろとあるわけだから、そこを図書館から科学館、科学館から図書館の連携というものをしっかりと相乗効果を生み出すようなことを何できちっと考えてこの部分に入れていないのかということが僕にとっては不満なんです。図書館をつくることについては大いに賛成はしますよ。当たり前の話であってね。でも、その辺のせっかくそういう教育的なものがあるにもかかわらず、その辺の連携ができていないというのはちょっと僕は不満だよ。それについてお願いします。 ◎中央図書館長   まず、駐車場の部分について、管理運営基本方針というのを示して検討を進めている中でのものです。この部分は大変細かいところ、多岐にわたるところを一斉にやっているところでご指摘はごもっともかと思います。特に利用者への影響があるところ、また来館者の利便性についてのところは特に配慮をしながら進めて、スピードアップしていきたいと考えております。  また、教育科学館との連携の部分についてのお尋ねでございますが、こちらについても、細かい個別の事業についての協議はある程度しているところではあるんですけども、なかなか検討内容として報告する段には至っていないところは申しわけないと思っております。これも、この図書館の改築事業の中で大きく取り上げてアピールしてきたところだと思いますので、それにつながるようにさらに進めてまいりたいと思います。 ◆高橋正憲   あの近辺には駐車場って少ないよね。そうすると、来館者というイメージじゃなくて、あそこに駐車場があるなと思ったら、一般の人とか、何かそういう使用目的と違うような形で利用される可能性があるんじゃないかなと思うわけ。ですから、その辺はやっぱり図書館に来るという、もちろん障がい者の方には当然優遇措置というか、そういうので来て、駐車券については無料の券を発行するとかね。これは僕は有料というイメージで言っているんだよ。それさえもはっきりしていないわけだね、今ね。検討するという話だからね。だから、その辺について、もしもあるんだったら、ちゃんと答弁で言ってくださいよ。  それと、教育科学館については、これからでもいいから、しっかりと連携がとれるように。お互いに相乗効果を生み出すようなことをやらないと、何のためにあそこに図書館を持ってきたかということにもなるんだから。教育科学館が少しいろいろとくたびれてきて、展示物とか何かについても、これはもうつくったときからの議論があるんだけども、そういう中で、逆に図書館をつくったことで効果が上がるような形の取組みというか、そういうことをしっかりとやってもらいたいと思うわけ。についてだけ聞きます。 ◎中央図書館長   管理運営の検討の中では、駐車場、駐輪場も含めて、有料というのは視野に入れて検討はしているものでございます。周辺の駐車場の市場といいますか、そういったものの調査なども含めて検討の中で進めているものでございます。 ◆高沢一基   私からは蔵書についてお聞きしたいと思います。先ほどのご説明でも資料購入及び除籍ということで始まっているというお話がありましたけれども、図書館、私も再三、文教児童委員会に今回ずっと所属しておりましたので、中央図書館の件も言わせていただきましたし、建物としていろんな特色をつくるというのも大事だし、部屋とか配置をしていくことよっても大事だと思うんですが、もうここまで図面も出てきておりますから、今さらいろいろ言っても大きくは変わらないと思いますので、そうなると、やはり魂である本の内容だというふうに思っています。  蔵書については、中央図書館ですから、広範にやはり資料がなければならないというのも当然でありますし、その趣旨も理解しているつもりではあるんですが、その一方でやっぱり特色ある図書館、板橋の中央図書館に来なきゃ読めない、触れ合えない、そういったような蔵書の収集というのがあれば、区外からの、もちろん区内の区民に対してもあれなんですけど、区外からの魅力ある図書館として訪れるということにもなるんだろうというふうに思っています。  そこで、具体的にお聞きしたいんですが、今、ボローニャで絵本の特色がありますよ、教育科学館との連携でありますよ、それからヤングアダルトコーナーで子どもからも聞いていますよと、どういう本を置きたいかということを言っていますが、現状の蔵書計画を進めて、33年の春ですね、開館までもう期間がありませんから、これが具体的に絵本、教育科学館の連携、ヤングアダルトで、どういった今蔵書の収集等、あるいは除籍も含めてやっておられるか、具体的にもし動きがあったらお聞かせください。 ◎中央図書館長   委員冒頭にご指摘のとおり、中央図書館の蔵書については、基幹の館として幅広く蔵書するというのがまず基本にございます。それを踏まえてどういう特色ある配架というのを計画的に進めていくかというところがございます。中身としては、NDCといいまして、図書の分類というのがございまして、それを中心にしていくところではあるんですが、例えば並べ方については、視聴覚のエリアの近いところに関連図書を寄せていくだとか、ちょっと今まで書室として離れていたところがあったので、そういったものを関連づけられるような、全体の施設の中での関連性というのをまず第一に蔵書の配架というのを考えているところでございます。  また、児童の部分については、NDC、今言った書誌の部分で配架を基本とするんですけども、テーマ性を持った配架のエリアもつくっていこうと考えております。例えば、創造性というのをテーマにするのであれば、そういった図書を中心に配架するといったことも考えております。これは、先ほどお話がありました、科学館の展示のコーナーとのリンクもあわせて検討しているところでございます。  施設の特徴としている絵本館との併設の部分については、国際絵本を多く所蔵しているところでございますので、世界を知るというテーマで、世界中をいながらにして図書の中で旅ができるような配架にするだとか、また、セット絵本といって、外国語の絵本と和書、日本語で書かれたものをワンセットとして、読書または貸し出しができるように検討するなど、そういった公開書庫については、絵本の特色を生かして配架していきたいと、そういったことを考えておるところでございます。  また、特に地域資料の配架の部分については、板橋区のコーナー、また友好都市や平和図書の部分についても、平和図書も大分幅が広がって、近年の戦争まで含めた資料なども配架していきたいと考えておるところです。常設、また企画展示あわせて検討を進めているところでございます。
    ◆高沢一基   今広範なご説明をいただきまして、私が言いたかったところが多分ちょっとかみ合っていないかなと思ったんですけど、配架はもちろん大事ですね。でも、配架するためには、収集していないと開架するのか、閉架で持ってくるのかわからないですけど、収集しないとできないと思うので、その収集に当たって、やっぱり重点的にやるのも必要かなと。それは、広範な中央図書館としての機能もやらないといけないので、その収集ももちろん必要だという前提に立った上で、板橋区の中央図書館だったらこれだという資料収集というものは打ち出すべきじゃないのかなと。  今るるご説明いただいて、最後は地域の平和までおっしゃっていただきましたけど、広過ぎるとぼやけてしまうわけですよね。そこで、例えば絵本に関しては、ボローニャ絵本館としてなのか、中央図書館としてなのか、それは区別がないのかよくわかりませんけど、絵本のこういう分野はさらに集めていきますとか、教育科学館では天文に関してやりますとか、ヤングアダルト、こういう要望があったら、こういう種類はほかの区の中央図書館よりも多く集めますとか、そういったものをお聞きしたいのと、ぜひ持つべきだと。  あと、ご答弁すごい丁寧にやっていただくので、ここであわせて聞きますけど、教育科学館との連携については、1階の児童エリアでの実施を検討されていると書いていただいているんですけど、これはこれで大事だと思うんですが、もう一点、絵本もそうかもしれないけども、教育科学館の天文に関しては、大人の来客者ということもかなり見込める分野じゃないのかなというふうに思います。そういう面では、大人向けの天文だとか、あるいは望遠鏡とか、そういうメカニックのほうとかも含めて、いろいろやれば、教育科学館との連携ということで、大人で教育科学館のプラネタリウムを見て、その帰りに図書館とか、そういうこともあり得ると思うので、子どもだけではない連携や資料の収集というのも必要だと思うんですけど、その先ほど2点、そこについて最後お答えいただきたいと思います。 ◎中央図書館長   すみません、読書の資料につきましては、図書館の資料選定基準という中に示させていただいております。中央図書館における特色ある資料としましては、先ほどお話をさせていただきました地域資料のほかに、板橋区の特色ある産業に関する資料、それから民俗学に関する資料、これは櫻井徳太郎氏に関連するところでもございます。また、先ほど話しましたが、平和に関する資料、また、科学館との関係で自然科学分野の資料、多文化の資料、これは絵本館国際化との関連の資料でございます。そういったものに関する資料というものを重点的な特色ある資料として蔵書してまいりたいと考えております。  続いて、教育科学館との総合事業の部分に関連して、大人向けの資料の部分についてですが、例えば教育科学館と連携して行う事業としては、1階のギャラリーを使ったイベントなども想定されるところです。そういったところでは、先ほどお話がありました天文、天体に関しての観測などとあわせると、大人の方も利用される可能性があると。そういったところに応えられるような資料も3階の地域の関連のところで準備ができればと思っています。 ◆松崎いたる   私もだんだん楽しみになってきました。図書館というのは、憩いの場であったり、楽しみの場でもあるんですけど、一番根本的に忘れちゃいけないのは、国民の知る権利を保障する民主主義の基礎になる、そういう施設だということだと思うんですよ。ですから、お楽しみとかいうようなのは当然お客さんを呼ぶためには必要なんでしょうけど、どんな資料を集めていくかというのがやっぱり一番大事だと思います。  今のお話もあったんですけど、私はもうちょっと地域資料のことについて少し突っ込んでご提案も含めてお聞きしたいんですが、私、最近方々の図書館に出向くようになって、必ずのぞくところが地元の地域コーナーってあるんですけど、ここの内容量というのは本当に図書館ごとに千差万別という感じなんですよ。でも、大概地方のほうへ行くと、大体そこのまちとか村の情報を知りたいなと思うと、そこの図書館へ行くと大ざっぱなことはわかるんですけど、翻ってここ地元板橋に来てどうかというと、余りわからないというか、現在の板橋の姿というのが。というのは、さっき言ったみたいに櫻井徳太郎さんがいます、歴史はこういうのですというのはわかるんですけど、今現在どういうニュースがこのまちにあるのかというのはない。工夫している図書館だと、例えば新聞や何かを切り抜いたものを、そのまちに関する新聞記事をスクラップして、それを一つの資料として提供しているというところもあるんですね。私、そういう取組みをぜひ板橋の図書館でもやっていただきたいなと。  というのは、東京は3大新聞がありますけど、地域情報というのは新聞にほとんど載っていないんですよ。板橋区の情報というのは。ですから、新聞をめくってもわからないというのがあれなんですけど、でも、ここの板橋区役所の広報課の皆さんが毎日新聞の切り抜きをつくってくれていますけど、そうやって集めていけば、区政に関することというのは資料として読み応えのあるものができるんだなと思います。  例えば、だから、1つ提案として、この板橋区役所の広報課がつくっているような新聞の切り抜きを図書館の資料としても集めていただくということをやったらいかがかということ。  続けて言います。あと、そのほかに思うのは、我々議員活動をしていますけど、意外と知られていないんですよね、区民に。だから宣伝してくれという意味じゃないですよ。区民が議会に何か相談をしたいというときに、じゃ、どの議員さんに相談しようかと。全く議員とコネクションがない人は、インターネットや何かで検索するんでしょうけど、図書館へ行ってもそれがわかるようにしたらどうかと思うんです。  1つは、我々議員は政務活動費をもらって、広報活動で、自分の政権や調査内容をまとめた区政報告とか、議会報告というチラシをつくっていますから、これは公費でつくっているものですから、これを各議員に提出してもらって、それをまとめていくだけでも、これは板橋の区政の今を知る大事な資料になると思うんです。かさばるというんだったら、スキャナーでとって、デジタルにして公開するということもあるかと思うんです。  これはどうかとは思うんですけど、そのほかにも、ほかの図書館でいくと、例えば新聞に折り込んでいるスーパーのチラシや何かもきちんと資料として保存している図書館もありました。これはやるかやらないかあれですけど、そこまでやって地域の情報を集めて、住民の皆さんに提供するというところを一生懸命やっている図書館も見てきたので、そういうのも今の板橋の図書館にあってもいいのかなと思います。スーパーのチラシなんかよそ者が行ってもおもしろくも何ともないんですけど、ただ、当地の人からすると結構人気があって、必ずこれを自分の家に持って帰らないでくださいみたいな注意書きが張ってあるような人気のコンテンツでしたから、そういうみずからつくる資料というのも検討していただきたいんですけど、いかがでしょうか。 ◎中央図書館長   今、委員お尋ねの地域資料の充実や、それに関連する議会とか、制作した資料については、地域資料という選定基準の中で位置づけておりまして、その中で、近隣自治体が刊行したものであるだとか、国、東京都が刊行したもの、板橋区の関連団体等が刊行したものとして収集、また配架というのも検討できる素材であると考えております。 ◆松崎いたる   その際、ここでもIoTということがありますけど、そういったいわば雑多な資料というのは、ファイルしてもなかなか目立たなくて、紙のままだと調べにくいということがありますから、ぜひ検索ができるようにデジタルにして、キーワードで検索できるような整理の仕方も検討していただきたいなと思います。  それはおいおい、それこそ他の自治体の図書館ともつながることができれば、もっと利用価値の高いものになっていくかと思うので、そういったことも今度の新しい図書館の中でぜひ検討していただきたいと思うんですけど、いかがでしょうか。 ◎中央図書館長   資料の電子資料化のような検討もICTの関連の中で検討した経緯はあるんですけども、なかなか難しい課題もあるのかなといったところでとまっているところではございます。引き続き研究は続けていきたいと考えております。 ◆中野くにひこ   押し迫っていますので、端的に何点か質問をさせていただきます。  板橋区の中央図書館にふさわしくなるように祈っている次第でございます。  司書は何人いらっしゃいますでしょうか。 ◎中央図書館長   すみません、すぐに数字が出てきておりませんが、中央図書館の窓口業務は委託しております。前提としてですね。事務局の部分が区職員が運営しているというところなんですが、窓口の部分に関しましては、委託職に関しては50%が司書として資格を持っておる者になります。 ◆中野くにひこ   約半分の方が司書の資格を持っているということですね。であるならば、例えばご婦人の方がネイルサロンを開きたいといった場合に、この司書の何人かの方は対応できますか。また、そういうふうに今後していくのかどうか含めて。 ◎中央図書館長   今のお尋ねはレファレンスに関するところだと思います。起業であるだとか、そういったのを念頭に調べものをしてくると。それを図書館員に尋ねるといった場面だと思いますが、そういったところにおいては、関連する書籍であるだとか、検討する期間であるだとか、あるいは複雑なものに関しては、こちらの施設に行けばさらに深く知ることができますよというような案内はできると思います。それの精度も高めるように、今担当会議などを通じて深めているところでございます。 ◆中野くにひこ   他自治体では、図書館のそういったまちづくりの中での大きな一つの柱となっていますので、ぜひともそういう機能を持たせていただきたいなと思います。  あとちょっと確認なんですけれども、これは今概要で、建築面積が約1,500平米弱でございます。この建物は、ここに建蔽率70、容積率200と書いてあります。公園はたしか5%だったかな、あると思うんですけれども、この建物で余力はないんですかという質問です。もう目いっぱい使っていますよということであればそれはそれで、もう設計変更もきかないんですけども。 ◎教育委員会事務局副参事[施設整備担当]   容積のお話だと思うんですが、公園のほうは10%上限ということで考えております。公園の中に、別途トイレと倉庫の棟がございます。こちらで示しているのが、建築面積のほうはある程度目いっぱいの形で使ってはいるんですが、容積についてはかなり余裕があると思いますので、今後の計画の中ではいろんなやり方があると思います。 ◆中野くにひこ   なぜ質問したかといいますと、さまざまな行政需要がたまたまこの課では、子ども政策課もあるので、常盤台はやっぱり待機児童が多分ゾーン的に多い地域であったかなと記憶してございます。そういう中で、もうこれはいいんですけども、今後のことについて、検討をシームレス的に、要するに壁を取り払って、そういう行政需要がある中での、それは目いっぱい使えとは言いませんけれども、ある一部分を新たにつくるとなると大変なわけですよ。要は複合化ができた検討がされたのかどうかということについて、これはもう設計変更できませんから、今後について、垣根を取っ払ってぜひ検討していただきたいと、こう思います。 ◎教育委員会事務局副参事[施設整備担当]   複合化、それから将来の用途転用のお話だと思うんですが、こちらの例えば構造でいいますと、図書館ということでつくっておりますが、将来的にはいろんな形で恐らく使えるんだと思います。また、近隣の建物に関しましても、恐らくは今後の検討の中で、建てかえの時期等もございます。それから大規模改修の時期もございますので、そういった中での検討は十分できると思います。ただ、公園の中で何ができるかという部分については、用途もございますので、そういったところは複合的な考えになるかと思いますので、いずれにしても検討の材料となると思います。 ◆中野くにひこ   何事も水際で処理するということが大事だと思うんです。後になれば、負担が、時間が、コストがやっぱりかかりますので、これをつけ加えておきます。  また、我が会派でも区長との懇談の流れの中で、伊万里図書館がいいということで、伊万里まで行って視察をしてきました。今回の図書館、課長も大分かわってあれなんですけど、参考にした図書館というのはございますか。 ◎中央図書館長   図書館は、4月に就任以降、23区内のほかの図書館等、大分視察はさせていただきまして、どこをというよりも、それぞれのいいところを導入できればといった形で検討等には臨んでおるところでございます。 ◆中野くにひこ   これはご提案でございます。日比谷図書館に行かれたかどうか。かなり立派です。日比谷公園の中にありまして、1つすごいなと思ったのは、図書館のコンシェルジュがいるんですね。みんな、地方から来る人、23区でも遠いところから来る人、昼、食事になります。この辺におそば屋さんありませんか。コンシェルジュが、はい、この信号を右に行って左にございますとか。そういった類いのコンシェルジュ。もちろん図書館の機能についてもさることながら、この近隣の教育科学館との連携云々ではありませんけれども、そういったコンシェルジュ的な機能を持たせることも1つ大事なのかなと。ご検討お願いします。 ◎中央図書館長   いわゆる社会教育施設としての図書館としてだけでなく、地域にある施設としての位置づけもあろうかと思います。そういった中で、どのような形で地域をどうデザインするか、案内するかというのもあるのかなと。  図書に関していえば、絵本に関するところ、あるいは児童図書に関するところでは、職員が利用者をご案内できるような形でサービスができればと検討しているところでございます。 ◆中野くにひこ   来館者は幾らぐらいを予定していますか。といいますのは、高島平図書館が、調べると、第1位なんですね。中央図書館にふさわしく、少なくとも目標設定はそれ以上にすべきなのかなと。どう考えているのか。それをお聞きして終わりにします。 ◎中央図書館長   委員ご指摘のとおり、来館者数については、今中央図書館は1番ではなくて、高島平に次ぐ人員でございます。入館者数の目標は80万人を目指してまいりたいと考えております。 ◆竹内愛   2点お伺いしたいと思います。  まず、1点目は、この取組み状況についての中で特段記載がないんですが、建物について、この委員会でもいろいろ各委員から意見が出されておりました。公園の中の、また緑の中にある建物としてどうなのかなという、外観ですね、こういった指摘がありました。  それから、私のほうでは、建物の裏側、駐輪場側のほうが一面、建物でいうと4階の大きな、一般住宅よりも高いですので、4階建てで、壁面がどーんというふうになってしまっているので、その壁面についても何か工夫はできないのかということで指摘をさせていただきましたが、そういった建物についての検討というのはなされたのか、また意見が反映されているのかどうかというのをお伺いします。 ◎教育委員会事務局副参事[施設整備担当]   前回からの引き続いてご質問ありがとうございます。  まず、外観の点でございます。こちらが資料の中で、まず配置をごらんいただきたいんですが、3ページになります。下のところに配置図がございます。公園の中で、南東側にいろんな検討の中で来たところでございますが、道路が南と東にございます。それから、北側には隣地がございまして、こちらは住宅がある関係で、特に北側と東側、こちらについては開口部を設けずに計画したところでございます。  公園の外周部につきましては、かなり高木が茂っておりますので、恐らく道路を歩いている方からすると、それほど圧迫感はないのかなという印象ではございます。ただ、防犯の面がございますので、何らかの形で建物からちらっと明かりが出るような、そういったしつらえはしております。  それから、公園側でございますが、こちらでいいますと、西側と南側、逆にガラス面となっておりまして、これは公園と一体的な計画ということで、特に緑を中から見られるようにということで配慮されたものでございます。前回からご質問いただいたところで、外側のルーバーが公園と合ってくるのかという部分では、前にお示しした立面図に関しましては、木が全然ない状況の立面図でございました。ところが、当然公園の中でございますので、緑が近くに感じられるものでございまして、特にこのルーバーに関しましては、開口部を西側、南側にとった点で、特に光が差し込むことが考えられます。特に西日については、木があったとしても、特に冬に関しましては直射日光が入るところでございます。こういったところの環境面も配慮しながら、それからメンテナンスしやすいというところで、汚れの面も前回ご質問いただいたところなんでございますけれども、こちら、かなり斜めに今回ルーバーをとらせていただいた関係で、汚れについてはなかなかたまりづらい、雨が降ったら例えば落ちてしまうというような状況でございます。また、メンテナンスに関しましても、内側に1.2メートルほどのバルコニー状のコンクリートの床をとっておりますので、中から拭く、それから脚立を使ってまた拭くということができます。ガラス面についても、清掃については特に配慮しているところでございます。  そういったところで、特に温度の面もございます。光が差し込まずに、中から外の緑を感じられるということで、そういった一体感を持った計画となっておりますので、我々としては自信を持って緑に調和するような建物だと思っております。 ◆竹内愛   ウオーキングコースになっていまして、区道のところからは木がある程度あるのかなというふうに思うんですけど、ただ、4階の建物なので、木を超えてしまうような高さということもあると思うんですね。全部が全部高い木ではないので。それから、ウオーキングコースになっている中、公園の中に入ると、全くその壁面がむき出しといいますか、そういう状態になるのかなと思うので、その辺も圧迫感のないような色使いですとか、中央図書館をイメージするような壁画ですとか、何かそれは工夫をしていただきたいなというふうに思います。  もう一点は、障がい者雇用についてです。  いたばしラウンジの運営事業者の選定について、最も重視した点についてお伺いしたいんですが、いかがでしょうか。 ◎中央図書館長   先ほど少しご説明させていただきましたが、事業者選定に当たりましては、11の項目を設定した上で、2次審査をさせていただきました。その中で、重点項目とさせていただいたところは3点ございまして、1つは店舗のコンセプト、またレイアウトについての部分、また提供いただけるメニュー、それの価格、また改定の頻度に関してのもの、また顧客満足度向上への取組み、が2点目。もう一点は、安全管理、衛生管理、環境への配慮といったところを重点項目とさせていただいたところです。 ◆竹内愛   先ほど、川口委員が配点の中の割合について確認をしていましたけれども、全体でいうと5%弱ぐらいの障がい者雇用の配点になっているんですね。今お伺いすると、最も重視した点の中にも障がい者雇用というのは入っていないと。そうすると、一般的に一般企業が障がい者を雇用しますと、障がい者枠の何パーセントという、そういった範囲の中で雇用をするというふうになるんじゃないかなと思うんですよ。  私も求めたいのは、知的や精神の方々も含めた障がい者の方々の雇用の場というのを板橋区としてきちんと持ってほしいんですね。先ほどのお話だと、選定された事業者さんも、内部疾患の方や肢体の方については雇用の実績があるということでしたけど、知的や精神のことについてはお話がありませんでした。最も雇用が難しい、雇用の場所がないのがこの知的障がいの方や精神障がいの方々なので、私はいたばしラウンジの運営の最も重視することとして、障がい者雇用というのを入れるべきだというふうに思っているんですね。  これについては、ぜひその事業者さんに対して、一般的な枠でなく、障がい者雇用というのをきちんと位置づけた形にするということを板橋区としてやっていただきたいんですけども、いかがでしょうか。 ◎中央図書館長   前回同様な意見をいただいたところで、区内の障がい者が通う高等学校の就職課のようなところに出向きまして、現状などもお話を伺ってきたところです。例えば、こういったところと事業者とを結びつけるなど、そういった形で雇用が創出されるような形、あるいは活躍ができる形も検討していきたいと考えております。  また、カフェ以外のところでも、物販のところで障がい者の方が活躍できる場がないか、そういったものも引き続き検討を続けてまいりたいと考えております。 ◆竹内愛   ぜひ委託費の中できちんとした対応ができるような、事業者任せではなくですね、障がい者雇用の、もうからない部分になりかねないわけで、そうすると、やっぱり全体の事業として成り立たないというふうになりかねないので、そうならないように、きちんとした予算をつけて、区としてしっかりとやっていただきたいということをお願いしておきたいと思います。  以上です。 ○委員長   以上で、本件につきましては、この程度でご了解願いたいと思います。 ──────────────────────────────────────── ○委員長   次に、1月24日の閉会中の委員会で継続審査と決定した陳情第125号第2項及び第175号につきましては、別途議長宛て、継続審査の申し出を行うことにご異議ございませんか。          (「異議なし」と言う人あり) ○委員長   異議ないものと認め、さよう決定いたします。 ──────────────────────────────────────── ○委員長   次に、調査事件でありますが、引き続き、児童福祉、学校教育及び生涯学習等の区政に関する調査の件を別途議長宛て継続調査の申し出を行うことにご異議ございませんか。          (「異議なし」と言う人あり) ○委員長   異議ないものと認め、さよう決定いたします。 ──────────────────────────────────────── ○委員長   以上で、2日間にわたる文教児童委員会を閉会いたします。  どうもお疲れさまでした。...