○議長(
若林清子君) 討論はないものと認めます。 議案第二十七号について、
委員長報告に御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
若林清子君) 異議ないものと認めます。議案第二十七号は
委員長報告どおり決定いたしました。 議案第二十八号、
児童相談所電気設備工事請負契約について、ただいまの
委員長報告に御質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
若林清子君) 質疑はないものと認めます。 討論に入ります。 討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
若林清子君) 討論はないものと認めます。 議案第二十八号について、
委員長報告に御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
若林清子君) 異議ないものと認めます。議案第二十八号は
委員長報告どおり決定いたしました。 日程第八、議案第十九号、
荒川区立上
尾久保育園の
指定管理者の指定について、日程第九、議案第二十号、
荒川区立南千住さくら保育園の
指定管理者の指定について、日程第十、議案第二十一号、
荒川区立汐入とちのき保育園の
指定管理者の指定について、日程第十一、議案第二十二号、
荒川区立小台橋保育園の
指定管理者の指定について、以上四件を
一括議題といたします。───────────────○─────────────── 議案第十九号
荒川区立上
尾久保育園の
指定管理者の指定について 議案第二十号
荒川区立南千住さくら保育園の
指定管理者の指定について 議案第二十一号
荒川区立汐入とちのき保育園の
指定管理者の指定について 議案第二十二号
荒川区立小台橋保育園の
指定管理者の指定について (
委員長報告)
○議長(
若林清子君) 本案に関しては、文教・
子育て支援委員会茂木弘委員長より委員会の
審査経過並びに結果の報告があります。 〔茂木弘君登壇〕
◆十三番(茂木弘君) 付託を受けました議案四件につきまして、一括して委員会の
審査経過並びに結果の御報告をいたします。 本委員会は、付託を受けた議案について、理事者より説明を受けた後、順次審査に入りました。 議案第十九号、
荒川区立上
尾久保育園の
指定管理者の指定について、議案第二十号、
荒川区立南千住さくら保育園の
指定管理者の指定について、議案第二十一号、
荒川区立汐入とちのき保育園の
指定管理者の指定について、議案第二十二号、
荒川区立小台橋保育園の
指定管理者の指定について、以上四件につきましては、
同種関連があるとして一括して審査を行いました。 審査に当たりましては、委員より、
指定管理者候補者の登記上の所在地に関する区の見解、
保育従事者の
有給休暇取得率及び
人件費率、
メール配信システム検討に関する区の認識などについて質疑がありました。 その後、討論及び採決を一件ずつ行い、議案第十九号については、スピードが要求される
保育事業の中で、引き続きスムーズな運営が行われることを要望し、賛成との意見、本園を含めた四園は区内の
保育事業に貢献しており、引き続き賛成だが、今後も
労務環境の把握に努め、バランスのとれた
保育体制を要望するとの意見、
メール配信システムの早期整備を要望し、賛成との意見があり、委員会は原案どおり決定いたしました。 続いて、議案第二十号及び議案第二十一号の二件につきましては、いずれも特に意見等なく、委員会はそれぞれ原案どおり決定いたしました。 議案第二十二号については、
手続方法に異議があるとの意見、引き続き
子どもたちのためによりよい運営が行われることを要望し、賛成との意見があり、委員会は採決の結果、原案どおり決定いたしました。 以上、御報告といたします。
○議長(
若林清子君) 一件ずつお諮りいたします。 議案第十九号、
荒川区立上
尾久保育園の
指定管理者の指定について、ただいまの
委員長報告に御質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
若林清子君) 質疑はないものと認めます。 討論に入ります。 討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
若林清子君) 討論はないものと認めます。 議案第十九号について、
委員長報告に御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
若林清子君) 異議ないものと認めます。議案第十九号は
委員長報告どおり決定いたしました。 議案第二十号、
荒川区立南千住さくら保育園の
指定管理者の指定について、ただいまの
委員長報告に御質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
若林清子君) 質疑はないものと認めます。 討論に入ります。 討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
若林清子君) 討論はないものと認めます。 議案第二十号について、
委員長報告に御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
若林清子君) 異議ないものと認めます。議案第二十号は
委員長報告どおり決定いたしました。 議案第二十一号、
荒川区立汐入とちのき保育園の
指定管理者の指定について、ただいまの
委員長報告に御質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
若林清子君) 質疑はないものと認めます。 討論に入ります。 討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
若林清子君) 討論はないものと認めます。 議案第二十一号について、
委員長報告に御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
若林清子君) 異議ないものと認めます。議案第二十一号は
委員長報告どおり決定いたしました。 議案第二十二号、
荒川区立小台橋保育園の
指定管理者の指定について、ただいまの
委員長報告に御質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
若林清子君) 質疑はないものと認めます。 討論に入ります。 討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
若林清子君) 討論はないものと認めます。 議案第二十二号について、
委員長報告に御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
若林清子君) 異議ないものと認めます。議案第二十二号は
委員長報告どおり決定いたしました。 日程第十二、議案第十三号、荒川区
介護保険条例の一部を改正する条例、日程第十三、議案第二十三号、石浜ふれあい館の
指定管理者の指定について、日程第十四、議案第二十四号、
荒川区立荒川授産場の
指定管理者の指定について、日程第十五、議案第二十五号、
荒川区立精神障害者地域生活支援センターの
指定管理者の指定について、日程第十六、議案第二十六号、
荒川区立障害者福祉会館の
指定管理者の指定について、以上五件を
一括議題といたします。───────────────○─────────────── 議案第十三号 荒川区
介護保険条例の一部を改正する条例 議案第二十三号 石浜ふれあい館の
指定管理者の指定について 議案第二十四号
荒川区立荒川授産場の
指定管理者の指定について 議案第二十五号
荒川区立精神障害者地域生活支援センターの
指定管理者の指定について 議案第二十六号
荒川区立障害者福祉会館の
指定管理者の指定について (
委員長報告)
○議長(
若林清子君) 本案に関しては、福祉・
区民生活委員会松田智子委員長より委員会の
審査経過並びに結果の報告があります。 〔
松田智子君登壇〕
◆二十九番(
松田智子君) 付託を受けました議案五件につきまして、一括して委員会の
審査経過並びに結果の御報告をいたします。 本委員会は、付託を受けた議案について、理事者より説明を受けた後、順次審査に入りました。 初めに、議案第十三号、荒川区
介護保険条例の一部を改正する条例につきましては、委員より、
介護保険法施行令の
改正内容、
改正内容に係る区民への影響及び対象人数、改正後の規定を遡及適用することに対する区の認識などについて質疑がありました。 その後、討論に入りましたが、特に意見等なく、委員会は原案どおり決定いたしました。 続いて、議案第二十三号、石浜ふれあい館の
指定管理者の指定についてにつきましては、委員より、
指定管理者選定までの経緯、同じ
指定管理者が管理するふれあい館同士の
人事交流の有無、石浜ふれあい館の特色及び
利用者内訳、南千住駅前ふれあい館との
交流事業の内容などについて質疑がありました。 その後、討論に入り、本条例の
指定管理者が管理している西尾久ふれあい館については、乳幼児から高齢者まで幅広く利用しており、特色ある事業も実施している。長期間、同じ
指定管理者が管理することによる課題は、区がしっかり対応することを要望して賛成との意見があり、委員会は原案どおり決定いたしました。 続いて、議案第二十四号、
荒川区立荒川授産場の
指定管理者の指定についてにつきましては、委員より、
荒川授産場の指導員の人数及び役割、
指定管理料及び人件費の算出根拠、管理費の内訳、
利用者数の推移などについて質疑がありました。 その後、討論に入りましたが、特に意見等なく、委員会は原案どおり決定いたしました。 続いて、議案第二十五号、
荒川区立精神障害者地域生活支援センターの
指定管理者の指定についてにつきましては、委員より、
指定管理者からの
要望内容、
相談体制強化に対する区の認識などについて質疑がありました。 その後、討論に入りましたが、特に意見等なく、委員会は原案どおり決定いたしました。 続いて、議案第二十六号、
荒川区立障害者福祉会館の
指定管理者の指定についてにつきましては、委員より、年間の
利用者数、利用者の要望を受けて行った
改善内容、修繕対応に対する区の認識などについて質疑がありました。 その後、討論に入りましたが、特に意見等なく、委員会は原案どおり決定いたしました。 以上、御報告といたします。
○議長(
若林清子君) 一件ずつお諮りいたします。 議案第十三号、荒川区
介護保険条例の一部を改正する条例について、ただいまの
委員長報告に御質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
若林清子君) 質疑はないものと認めます。 討論に入ります。 討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
若林清子君) 討論はないものと認めます。 議案第十三号について、
委員長報告に御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
若林清子君) 異議ないものと認めます。議案第十三号は
委員長報告どおり決定いたしました。 議案第二十三号、石浜ふれあい館の
指定管理者の指定について、ただいまの
委員長報告に御質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
若林清子君) 質疑はないものと認めます。 討論に入ります。 討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
若林清子君) 討論はないものと認めます。議案第二十三号について、
委員長報告に御異議ありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
若林清子君) 異議ないものと認めます。議案第二十三号は
委員長報告どおり決定いたしました。 議案第二十四号、
荒川区立荒川授産場の
指定管理者の指定について、ただいまの
委員長報告に御質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
若林清子君) 質疑はないものと認めます。 討論に入ります。 討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
若林清子君) 討論はないものと認めます。議案第二十四号について、
委員長報告に御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
若林清子君) 異議ないものと認めます。議案第二十四号は
委員長報告どおり決定いたしました。 議案第二十五号、
荒川区立精神障害者地域生活支援センターの
指定管理者の指定について、ただいまの
委員長報告に御質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
若林清子君) 質疑はないものと認めます。 討論に入ります。 討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
若林清子君) 討論はないものと認めます。 議案第二十五号について、
委員長報告に御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
若林清子君) 異議ないものと認めます。議案第二十五号は
委員長報告どおり決定いたしました。 議案第二十六号、
荒川区立障害者福祉会館の
指定管理者の指定について、ただいまの
委員長報告に御質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
若林清子君) 質疑はないものと認めます。 討論に入ります。 討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
若林清子君) 討論はないものと認めます。 議案第二十六号について、
委員長報告に御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
若林清子君) 異議ないものと認めます。議案第二十六号は
委員長報告どおり決定いたしました。 日程第十七、議案第十四号、荒川区
手数料条例の一部を改正する条例、日程第十八、議案第十八号、訴えの提起について、以上二件を
一括議題といたします。───────────────○───────────────
△議案第十四号 荒川区
手数料条例の一部を改正する条例、議案第十八号 訴えの提起について (
委員長報告)
○議長(
若林清子君) 本案に関しては、建設環境委員会
小島和男委員長より委員会の
審査経過並びに結果の報告があります。 〔小島和男君登壇〕
◆八番(
小島和男君) 付託を受けました議案二件につきまして、委員会の
審査経過並びに結果の御報告をいたします。 本委員会は、付託を受けた議案について、それぞれ理事者より説明を受けた後、順次審査に入りました。 初めに、議案第十四号、荒川区
手数料条例の一部を改正する条例につきましては、委員より、建築基準法の
改正内容、建築審査会の概要、特例に当たる仮設建築物の設置期間、水路敷等で舗装され、区が管理している道路の有無、区内の管理通路の概要、数量などについて質疑がありました。 その後、討論に入りましたが、特に意見等なく、委員会は原案どおり決定いたしました。 議案第十八号、訴えの提起についてにつきましては、委員より、過去の区民住宅における訴訟案件の件数、滞納者に対する区としての対応に関する基準の有無、訴えを提起するに至った背景、区が滞納者に接触した回数、方法、今回の事例を踏まえた区の認識・姿勢・取り組み、債権管理における新たなルール制定の検討などについて質疑がありました。 その後、討論に入り、家賃が長期間滞納されたことは、多くの区民にとって許されない行為であるが、区には丁寧に寄り添って支援するとともに、毅然として対応するよう要望し、賛成との意見があり、委員会は原案どおり決定いたしました。 以上、御報告といたします。
○議長(
若林清子君) 一件ずつお諮りいたします。 議案第十四号、荒川区
手数料条例の一部を改正する条例について、ただいまの
委員長報告に御質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
若林清子君) 質疑はないものと認めます。 討論に入ります。 討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
若林清子君) 討論はないものと認めます。 議案第十四号について、
委員長報告に御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
若林清子君) 異議ないものと認めます。議案第十四号は
委員長報告どおり決定いたしました。 議案第十八号、訴えの提起について、ただいまの
委員長報告に御質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
若林清子君) 質疑はないものと認めます。 討論に入ります。 討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
若林清子君) 討論はないものと認めます。 議案第十八号について、
委員長報告に御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
若林清子君) 異議ないものと認めます。議案第十八号は
委員長報告どおり決定いたしました。 日程第十九、認定第一号、平成二十九年度荒川区
一般会計歳入歳出決算を議題といたします。───────────────○───────────────
△認定第一号 平成二十九年度荒川区
一般会計歳入歳出決算 (
委員長報告)
○議長(
若林清子君) 本件に関しては、決算に関する特別委員会鳥飼秀夫委員長より委員会の
審査経過並びに結果の報告があります。 〔鳥飼秀夫君登壇〕
◆二十一番(鳥飼秀夫君) 決算に関する特別委員会の
審査経過並びに結果の御報告を申し上げます。 本委員会は、最初に、付託を受けました認定第一号、平成二十九年度荒川区
一般会計歳入歳出決算について審査を行いました。 まず、審査に先立ち、
監査委員から決算の
審査経過並びに審査結果について、また、理事者から決算の概要並びに主要施策の成果について、それぞれ説明を受けました。 その後、総括質疑に入り、七会派八名の委員より、東京女子医科大学東医療センター移転後の計画、
児童相談所設置の準備状況、新公会計制度の推進、公共施設の老朽化対策、一歩踏み込んだ防災対策、介護人材の確保・事務の効率化、ふるさと納税、日暮里切れっ子プロジェクトと駅前ファッションショーなどについて質疑がありました。 その後、各款ごとに延べ七日間にわたって詳細に審査を行いました。 その後、討論に入り、格差と貧困が広がる中、区民の暮らしの応援や底上げが不十分であり、高齢者の貧困問題では、
介護保険料の負担軽減やふろわり二〇〇の拡充を求めてきたが、実現には至らず、子どもの貧困問題についても、就学援助入学準備金の拡充自体は評価するものの、生活困窮者全体に行き渡っていない状況にある。また、基金については、一定額の積み立てや年度間の財政調整の必要性は認めるものの、将来的な適正規模が明確になっておらず、消費税問題についても、住民目線で国に対して主張していく姿勢が求められるとして反対との意見、これに対し、過去最大規模の区税収入のほか、各種財政指標が示すとおり、極めて健全な財政運営が行われており、地域包括支援センターの機能強化や手話言語条例の制定に向けた取り組みなど、弱い立場の方々に対し行政の光を与える取り組みを推進したことを高く評価している。将来を見据えた施策として、東京女子医科大学東医療センター移転後の災害拠点病院の確保及び
児童相談所設置に向けた準備を着実に進めるとともに、行財政改革、防災対策、産業振興、観光振興、文化振興、施設整備や計画的改修等、区政の各分野における政策提言を具体化することを要望し、賛成との意見、少子高齢化への対応や防災・減災対策の強化による区民の安全・安心のさらなる向上、ゆいの森あらかわ、俳句のまち宣言、読書を愛するまち宣言による地域の文化振興や経済の活性化等、西川区長の強い決意のもとで、区民の幸福実感とさらなる荒川区の未来のために執行された決算であったと受けとめている。こうした取り組みに加えて、新公会計制度の的確な運用、入札制度における適正な積算のあり方、区立
児童相談所としての運営のあり方、難病患者の相談支援の充実、補助九十号線の早期整備、水害対策を含めた防災・減災対策の強化等、各提案項目を的確に実行することを要望し、賛成との意見があり、認定第一号については、委員会は採決の結果、認定することに決定いたしました。 以上、御報告といたします。
○議長(
若林清子君) ただいまの
委員長報告に御質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
若林清子君) 質疑はないものと認めます。 討論に入ります。 討論の通告がありますので、順次発言を許可いたします。 四番
安部キヨ子議員。 〔
安部キヨ子君登壇〕
◆四番(
安部キヨ子君) 日本共産党荒川区議団を代表して、認定第一号、二〇一七年度
一般会計歳入歳出決算の認定に反対の討論を行います。 安倍政権のもと、消費税八パーセント増税で丸三年が過ぎ、アベノミクス丸五年がたちましたが、安倍政権のもとで労働者全体の実質賃金は十八万円減り、二人以上世帯の実質消費支出は二十一万円も減りました。また、所得の最も少ない一〇パーセント層の実質所得が下がり続け、貧困と格差がさらに拡大しています。 こうした中で、「くらし・子育て・安心予算」と位置づけられた二〇一七年度予算が区民の暮らしの防波堤として役割が発揮される予算執行であったかが問われました。 荒川区の二〇一七年度の歳入決算では、歳入約九百四十億円、歳出約九百十七億円、約二十三億円の黒字です。
基金残高約三百五十二億円で、五年前と比較して百億円もふえています。区民の暮らしの応援や底上げについては不十分であることを申し上げます。 財政上できないと言ってきた就学援助準要保護の入学準備金を引き上げ、熱中症予防エアコン購入助成の緊急対策の実施など、区民の暮らし応援の視点で検討すればできるのです。新年度予算編成では、この姿勢を区政全体に広げ、財政を振り向けることを強く求めておきます。 決算認定に対する反対の理由を述べます。 第一に、格差と貧困の解消に向けた取り組みについてです。 社会保障費削減による医療と介護の負担増は深刻です。
介護保険料の負担軽減やふろわり二〇〇拡充など求めましたが、実現に至りませんでした。 また、子どもの貧困問題について首都大学の行った子ども生活実態調査の詳細な分析でも、家賃助成などを含めた経済的支援の重要性が指摘されています。 就学援助は生活保護の一・二倍以内で生活困難層全体には届かないのです。義務教育の家計負担軽減のために、学校給食の無償化や教材教具の父母負担軽減など、根本的な対策の検討、実施がありませんでした。政策判断でタブレットパソコン年間六億円を投入し、その教材関係費は全額
公費負担としていることに比べると、バランスの欠いた予算執行と言わざるを得ません。 第二は、自然災害が多発する中、最重要課題は西日暮里駅前、三河島駅前北地区の再開発ではなく、防災・住み続けられるまちづくりを第一課題にすべきです。 大規模地震による木造・非木造建物の耐震化で決算の執行率三五パーセントです。わが党が提案している不燃化特区の簡易耐震補強工事で、道路の確保、近隣の火災防止なども免れます。簡易耐震補強工事の助成は「実行しない」答弁でしたが、区民の命一人ともたりとも守るという立場から遠のいてしまいます。具体的な対策での立ちおくれであることが問題です。 第三に、荒川区の財政運営上、基金の一定の積み立ては必要ですが、現状は過大な積立金を行っていることが問題です。 基金を積み上げる理由として、今後の公共施設改修更新などの対応とのことでしたが、総合管理計画においても、どこまで必要なのか、明らかではありません。 また、財政調整基金も、区の標準財政規模では三〇パーセントまで積み上げています。公共施設の改修や更新に当たって多くの部分を起債で対応し、基金の取り崩しは一部です。これは世代間の負担の公平面から見ても、当然です。 計画的な財政運営を行っていけば、毎年の決算剰余金などのその一部を経常的に暮らし、応援に回すことは十分可能です。超高齢化社会、少子化、施設の老朽化などを口実に、区民に財政危機をあおって、区民に我慢を強いるのでは、住民と滞在者の福祉と安全を守る本来の自治体の役割が果たせません。 第四に、消費税増税や最低限度の生活保障である生活扶助費の削減について、「消費税は社会保障の安定的な財源、消費税による負担の増加は、国民生活と地域経済の安定に資するもの」「生活扶助費の削減の痛みはない」という政府丸写しの認識は、区民の生活実態からかけ離れています。その認識から出発すると、区民の暮らし、営業を守る対策がおくれてしまいます。 最後に、決算に関する特別委員会で指摘してきました幾つかの問題について触れます。 地震国イタリアの避難所の事例なども紹介しましたが、これらにも学び、教訓化すべきです。電力停止のブラックアウトを避けることも大事ですが、非常時の電源のバックアップ体制についても総点検をすること。想定外は禁句です。 家具転倒防止、感震ブレーカー等の設置を進めていますが、設置率が高まるよう取り組みを強化していただきたいのです。 また、防災ラジオの導入は、一日も早く実施に踏み切れるように求めておきます。 ゆいの森あらかわ図書館のシステムは、いまだにふぐあいが発生していることはまことに遺憾であります。フリーズエラーは少なくなったようでありますが、システム改修が十数パーセントあるとのことでした。適材なプロポーザルであったのかが問われました。地域図書館とのシステム連携とホームページの不十分さの改善を求めます。 保育園のゼロ歳児の十一時間保育について、昨年度この事業を行うと区は表明しましたが、いまだに具体的になっておらず、来年の保育園案内には明記されていません。募集を締め切ってからの様子見では遅過ぎます。 なお、保育士の育休中の任期付
職員体制について、全園での常勤対応が進むように、格段の努力をお願いしておきます。 区立の在宅高齢者通所サービスセンター再編案については、区立の役割や利用者の状況から慎重に検討すべきです。在宅高齢者通所サービスセンターも障害者放課後デイサービスも報酬が下がっています。事業が成り立たなくなる事態を防ぐためにも、区はきちんと実態を把握し、必要な手だてをとることです。 高齢者、障害者の事業充実のために、区の独自の支援と国に介護報酬の増額を上げること、強く求めておきます。 厳しい営業環境の中で、区内企業の応援に知恵を出すべきです。小規模支援や創業支援にさらに力を入れることを求めます。 エアコンの体育館への設置を進めることは評価しますが、異常な暑さでエアコンが効かず、ぐあいが悪くなった子どもさん、学校によっては、教室を移動したなどの事態も発生しました。普通教室のエアコンのふぐあいの改善を強く求めます。 一人一人の子どもの成長を保障するために、日暮里地域の教室不足への対応、学童クラブの増設、また、特別支援教室の備品教材の充実についても具体的に進めていただきたいと思います。 オレオレ詐欺対策の一環として、高齢者、六十五歳以上で区の事業に関わっていない方々の名簿を警察に情報提供することは、個人情報の問題として、軽々に取り扱ってはいけません。職員が該当の区民に直接訪問し、防止策など説明を行うことで十分対応できるはずです。一万人ものひとり暮らし高齢者の基本情報を一括して警察に提供する必要性は認められないことを改めて申し上げておきます。 以上、申し上げまして、討論といたします。(拍手)
○議長(
若林清子君) 十一番菅谷元昭議員。 〔菅谷元昭君登壇〕
◆十一番(菅谷元昭君) 私は、自由民主党荒川区
議会議員団を代表いたしまして、認定第一号、平成二十九年度荒川区
一般会計歳入歳出決算につきまして、賛成の立場で討論をいたします。 アベノミクスの推進により、企業収益は過去最高を記録し、就業者数の増加や賃金の上昇等、雇用・所得環境の改善が続いており、九月の内閣府の月例経済報告では、「景気は緩やかに回復している」との判断が示されています。 しかしながら、区民や区内企業の実感からすれば、依然として景気回復の効果が十分に行き渡っているとは言いがたい状況にあります。 加えて、切迫性が増している首都直下地震への備えや少子高齢化、人口減少等による社会構造システムの変化への対応、施設・インフラの老朽化対応、子どもの健やかな成長を支えるための環境整備等、重要かつ困難な課題が山積しています。 これらの課題解決のためには、区民生活に最も身近な存在である区及び区議会がともに力を合わせて大きな役割を果たしていく必要があります。 我が自由民主党荒川区
議会議員団は、このような認識のもと、区民生活が少しでも向上し、安全・安心に暮らすことのできる街を目指して、日々取り組んでまいりました。 このたびの決算審査では、西川区長の第四期目の二年目に当たり、その成果を確認させていただきました。区政の全般にわたり、区民サービスの向上に向けた着実な前進が図られており、改めて西川区政の成果を高く評価いたします。 では、まず、財政状況について申し上げます。 過去最大規模となった特別区税収入をはじめ、実質収支比率、
基金残高、起債残高、健全化判断比率、実質赤字比率、連結実質赤字比率、実質公債費比率、将来負担比率等、各種財政指標はいずれも極めて良好な水準であることを確認いたしました。区財政がここまで改善を見せたのは、我が党がかねてから主張し続けてきた、徹底した行財政改革に区が真摯に取り組んできた結果であると評価しております。 今後、行財政改革を一層推進していくために、新公会計制度のさらなる活用を図り、行政評価制度とともにしっかり連動させ、事務事業のあり方や執行方法等の徹底した見直しにつなげていただきたいと思っております。 続きまして、具体的な施策について意見を述べさせていただきます。 防災の分野については、全国各地でさまざまな災害が発生している状況を踏まえ、本年八月に策定した地域防災計画実施推進計画の着実な推進や災害時受援・応援ガイドラインの実効性を高めるための相互応援協定締結自治体との関係づくり、災害時情報収集・管理・伝達システムの早期整備と防災ラジオの導入、防災士資格取得費用の助成、水害対策としての避難計画の策定・周知、課題のある橋梁の改善に向けたJRへの要請等、ハード・ソフト両面におけるさらなる充実・強化を期待いたします。 次に、福祉の分野につきましては、誰もが住みなれた地域で生き生きと暮らすことができる地域の実現のために、地域包括ケアシステムの推進体制の強化・充実をはじめ、手話言語条例の周知や学校における教育、高齢者住宅改修助成制度の周知、難聴者のコミュニケーション支援、介護人材の離職防止に向けた支援等に関し、積極的な取り組みの推進を要望いたします。 次に、健康・衛生の分野につきましては、区民の要望の高い東京女子医科大学東医療センター移転後の災害拠点病院の確保や地域医療体制の維持・健康づくりの拠点整備等を強力に推進するほか、胃内視鏡検診の利用の促進、違法民泊に対する取り締まり強化、より実効性のある旅館業法施行条例の改正等を着実に推進するよう要望いたします。 次に、子どもの健やかな成長のための子育て環境の整備については、区立
児童相談所の開設に向けて、専門人材の確保を含め、着実な準備を進めるとともに、満一歳未満の保育時間延長の周知、発達障害児の増加に伴う保育園、学童クラブ、にこにこすくーるにおける体制整備、AIを活用した入園審査の実施、あらかわ遊園リニューアル工事の休園期間中もつながりを持たせる仕掛けづくり等に積極的に取り組むよう要望いたします。 また、教育分野については、学校施設の個別改修計画の策定や優先順位づけによる計画的な中規模改修の実施、全ての学校体育館や特別教室における空調の早期整備、タブレットパソコン関連機器の最適な更新、特別支援教室の整備や巡回指導の充実、インクルーシブ教育の推進等の実現に向けて、創意工夫を重ねながら着実に取り組むよう要望いたします。 次に、産業振興・観光振興の分野については、小規模経営力強化補助制度や新創業融資制度の充実、東京都受動喫煙防止条例の施行を踏まえた対策経費補助の周知、区内共通買い物券の効果検証と使用対象店舗の拡大、商店街とまちづくりの融合、インバウンド対策としての地域の観光マネジメント機能(
DMO)の充実や公衆浴場マップの作成、都電沿線のイルミネーション化、三ノ輪橋おもいで館との連携等、まちの活力やにぎわい創出のために、関係機関と連携した取り組みをさらに推進していってほしいと考えております。 また、商店街の核施設として、地元の期待の最も高い(仮称)東尾久三丁目付近ふれあい館の整備についても、着実に推進するとともに、区民施設全体の利便性の向上のために、Wi-Fi設備の整備についても要望いたします。 次に、芸術文化振興やスポーツ振興の分野では、「読書を愛するまち・あらかわ」宣言の実効性を担保するための条例化や、読書と俳句をマッチングした取り組み、芸術文化振興基金の有効活用、オリンピック・パラリンピックの機運醸成や、障がい者スポーツの推進、和の文化の情報発信、スポーツセンターの改修に伴う代替事業の実施、スポーツハウスや町屋文化センターの改修等について、積極的に取り組むことを要望いたします。 また、まちづくりの分野では、紅葉橋へのエレベーターの早期設置や京成高架下の活用等について、関係機関とともに連携を図り、取り組みの推進をお願いいたします。 以上、区政の各分野にわたる具体的な施策について意見を申し述べさせていただきました。平成二十九年度決算の内容を全般的に見ますと、予算の目的を達成し、区民の期待に応えた予算執行がなされたものと認識しております。これからも区民が真に幸福を実感できる荒川区の実現に向けて、全力を尽くしていただきたいと思います。 先ほど申し述べさせていただいたとおり、決算に関する特別委員会においては、我が党の委員から多くの意見、提案を出させていただきました。区におかれましては、これらの提案や要望を真摯に受けとめ、今後の区政運営に反映させていただきますよう強く要望し、本決算に対する賛成の討論といたします。
○議長(
若林清子君) 二番
小坂英二議員。 〔
小坂英二君登壇〕
◆二番(
小坂英二君) 私は、日本創新党として、認定第一号、平成二十九年度荒川区
一般会計歳入歳出決算につきまして、反対の立場で討論を行います。 反対する最大の理由は、昨年度と同じく、学校教育全体を道具頼りで自律性のない方向に劣化させるタブレットパソコンの全校実施、そして、さらに今後、機器の更新をするという反省のなさについてであります。 小中学校における教育は、みずからの体と五感をフル活用して、そうした学びを中心にすべきであります。また、OECDの調査によると、生徒一人当たりのパソコンの台数をふやした国ほど成績が下落しています。この事実を重く受けとめるべきであります。しかし、そうした大原則を外れ、タブレットパソコン使用ありきの授業を全校の全児童への配付を通して強行、継続しているという状態であります。 また、自虐的で反日的な教科書を平然と使い続け、日本人としての軸を育てる教育で誇りを持ち、みずから前に進んで学ぶ児童・生徒を育てることを怠る、その一方で後年度負担を極大化し、さまざまなリスクを伴う道具に頼った教育へと突き進む。実に本質を見失った迷走と言わざるを得ません。今からでも教育の本来のあるべき姿に立ち戻るべきであります。 また、議会費においては、指摘し続けていることについて改善が進んでおりません。議員定数の三十二名から二十四名への削減の断行、議長、副議長の異常な高額報酬の引き下げ、理由が不明の辞任を繰り返すことによる役職たらい回しの根絶、議会での議論を活発にするように、時代錯誤の発言規制を撤廃し、適正なルールを作らねば、区民の負託に応えることはできません。 また、決算に関する議論において、たびたび申し上げておりますが、朝鮮学校が九割を占める外国人学校保護者補助金を廃絶しない区の姿勢は、何を護るべきかの本質が理解できていないか、それを見ないように逃げているとしか言えません。朝鮮学校への直接・間接問わず支援をすることは、すなわち北朝鮮の核・ミサイル開発に加担し、拉致問題への解決に妨害をしているということにもほかなりません。荒川区が北朝鮮の暴挙に加担し続けるなど、あってはならないことであります。 学校教育法の第一条から外れた括弧つきの教育を行うことをみずから選択し、朝鮮学校においては、「拉致問題は右翼が極大化しているといった記述、うその歴史、特に日本をおとしめる記述のオンパレード」「血塗られた独裁者賛美教育」「チュチェ思想なるいびつな思想」「竹島を朝鮮の領土と教え、日本が小さく描かれた地図を使って教育する等々」、具体例を挙げれば切りがありません。こうした日本を敵視している集団に日本国の自治体が保護者を通してとはいえ、実質的な補助金を出すなど、あってはならないという私からの問題提起に対して、保護者の負担を減らすためにやっているという詭弁で逃げるのみで、ひたすら問題提起に耳を塞ぐのみで、正面からの議論、説明が何ひとつなされない状態が十数年続いております。 北朝鮮の出先機関である朝鮮総連、朝鮮学校は、頻繁に人事が行き来しており、朝鮮学校は朝鮮総連の一部であるということが実態であります。日本を敵視し、歴史を捏造し続け、数限りない日本人を拉致し、居直りを続ける許しがたい北朝鮮と朝鮮総連、朝鮮学校は一本の線でつながり、一体であるとも言える状況を指摘する声になぜ耳を塞ぎ、公金を垂れ流し続けるのでしょうか。 こうした長年の論戦で正面からの議論から逃げ惑うばかりの区の姿勢が不認定の大きな理由の一つでもあります。 さらに、法と正義が存在せず、安全の確保など不可能なチャイナや韓国との都市交流の名のもとに行われる取り込み工作活動への加担も許しがたいものであります。 また、チャイナは沖縄を皮切りに侵略の毒牙を日本に向けており、チャイナへ入国した日本人はそうした観点での人質交渉の材料となることへの危機感を持つべきであり、そうした国へ荒川区が主導して、
交流事業と称して荒川区民を送り込むということは、あってはならないことであります。ここで何か不測の事態があったら、一体誰が責任をとるのでしょうか。相手国の組織は、何も責任をとってくれる組織ではないということは、さまざまな事実を見れば明らかなことであります。 基礎的自治体の政策決定については、国益を常に考え、歴史の縦軸の中で何をしっかり引き継ぐべきかという大局観を持たねばならないことは、言うまでもありません。そうしたことが残念ながら見られない予算、そして、今回の決算であります。 国あっての地域であり、地域あっての国で、相互で不可分の存在であります。その点がますますないがしろにされた決算である以上、認定に反対し、各会派の皆様にも認定に反対することを呼びかけ、反対討論といたします。
○議長(
若林清子君) 二十九番
松田智子議員。 〔
松田智子君登壇〕
◆二十九番(
松田智子君) 私は、公明党荒川区
議会議員団を代表しまして、認定第一号、平成二十九年度荒川区
一般会計歳入歳出決算につきまして、賛成の立場で討論を行います。 平成二十九年度予算は西川区長の四期目の一年目となる予算であり、これまでの実績や昨今の社会情勢の変化等を踏まえ、介護予防の強化や子育て環境の整備、防災・減災対策の推進などに基づき、「くらし・子育て・安心予算」として編成され、執行されてきたものと思っております。 我が党は、本決算の審査に当たり、予算の執行を通じて区政がいかに運営されてきたかを問うという観点を持って臨みました。 初めに、平成二十九年度決算を総括しますと、一般会計の歳出総額は九百二十一億円余で、前年度に比べ五・八パーセントの減となっております。 財政運営の健全性の目安として、普通会計における主な財政指標を見てみますと、経常収支比率は八三・八パーセントと前年より二・一ポイント上昇いたしましたが、特別区債残高は十二億円以上減少し、償還が着実に進んでおります。 さらに、財政健全化法に基づく健全化判断比率においても、実質赤字比率、連結実質赤字比率、実質公債費比率、将来負担比率の四つの指標は、いずれの数値も算出を開始した平成十九年度決算から引き続き、早期健全化基準を大きく下回る良好な水準を維持しております。 また、一方で、少子高齢化の進展に伴う社会保障関係費の増大、老朽化した公共建築物等の更新、首都直下型地震への備えなど多額の財政負担を伴う行政需要が見込まれております。 引き続き財政の健全性を確保しながら、今後の区政運営に当たっては、さらなる効率的・効果的な展開が求められると考えます。 次に、平成二十九年度の具体的な施策ですが、我が党が区長に提出した「平成二十九年度予算に関する要望書」に掲げた項目はおおむね予算化され、執行されております。 主なものを挙げてみますと、公会計制度改革の推進、がん検診に内視鏡検査の早期導入、認知症予防対策の充実、子どもの貧困対策のさらなる充実、障がい者における文化活動の推進、快適な読書環境の整備、教員の多忙化解消に向けた人的支援強化、東京オリンピック・パラリンピックに向けた意識啓発事業の実施、創業・起業の促進による地域産業の活性化、花と緑を活用した潤いを感じる生活環境の形成、防犯カメラを活用した犯罪のない街づくりの推進、木造住宅密集地域の解消による燃え広がらない街づくりなどです。 これらのほかにも、数多くの事業が着実に進展していることを高く評価いたしますとともに、引き続き区民サービスの一層の向上を目指し、精いっぱいの努力をされるようお願いいたします。 さて、このたびの決算に関する特別委員会を前に、我が党は、日ごろの区民相談等で受けた意見や要望などを百二十三項目の政策にまとめた「あらかわ公明ボイス一二三」を区長に提出いたしました。これは六年前に提出した「あらかわ公明ビジョン一〇〇」が検証・改善を経て、「あらかわ公明アクション一一一」「あらかわ公明ボイス一二三三」へとバージョンアップしたものです。 この取り組みは、日本最大の政策コンテスト、「マニフェスト大賞」において、応募総数二千二百四十二件中三十六件の優秀賞に選ばれました。生活者の視点を重視した点や検証作業の充実、実績と政策を明確にする姿勢などが評価されたもので、予算編成の際には、この私たちの声を重く受けとめるよう強く求めておきます。 さらに、我が党は、このたびの決算に関する特別委員会においてもさまざまな要望や改善の提案を行ってまいりました。主なものを挙げてみますと、まず、総括質疑では、新公会計制度に基づく財務データの今後の分析や活用、有形固定資産減価償却率の公共施設マネジメントへの活用、公共施設等総合管理計画に基づく公共施設の老朽化対策などの質問を行い、要望や提案をいたしました。 また、各款の審査では、自転車事故を防ぐための掲示物等設置及び定期的な見直し・改善、ふるさと納税の実態の区民への周知、学校図書館における貸し出し履歴と読書通帳の一本化の検討、避難所生活のストレス緩和に向けた取り組み、避難所よりもストレスのたまらない在宅避難の周知・推奨と情報伝達手段の確立、俳句の意識高揚策、マイタイムラインの作成、避難所に長時間滞在する訓練の実施、自転車事故に備えた強制保険等の検討、ふれあい館建設における地域住民への丁寧な対応、ふれあい館駐輪場の利用に係るルールの徹底、新設施設における駐輪スペースの確保、子育て不安等への学校、地域と連携した対応の強化、東尾久運動場多目的広場に係る愛称名の募集や人工芝の導入、スケートボードのできる場所の確保、不調となった建設工事の適正価格で落札に至るための努力、歳出不用額分析表の改善及び次年度予算編成への適切な反映、難病専用窓口の検討、高齢者みまもりステーションの適切な職員配置、産後ケア事業の周知拡大、さまざまな地域資源と連携した区民に寄り添った
児童相談所の設置、後継者のいない店舗に対するマッチング等の支援、区内での創業希望者へのさらなる支援、サンパール通り(補助九十号線)拡幅における事業協力者への配慮、防災部による被災地訪問の成果を生かす方法の検討、冷水器、ミストシャワーの全園・全校設置、タブレットパソコンの検証と今後の更新機器の選定、生命の尊さを理解する誕生学の授業の拡大、受益者負担を活用した基金積み立ての検討などについて、要望や提案を行いました。 その他の意見、要望等についても、基本的に前向きの答弁がなされたと理解しております。今後は、その実現に向けて早急に検討に入ることを強く要望いたします。 以上、るる申し述べてまいりましたが、今後も区民の生命を守るため、「待ったなし」の課題である相次ぐ自然災害に対する「防災対策」を区政の中心に置き、西川区長を先頭に、「幸福実感都市あらかわ」を目指し、区民サービスの向上に努力されるようお願いいたしまして、平成二十九年度の決算の認定に賛成の討論といたします。
○議長(
若林清子君) 二十六番清水啓史議員。 〔清水啓史君登壇〕
◆二十六番(清水啓史君) 民主ゆいの会、清水啓史です。 会派を代表して、認定第一号、平成二十九年度荒川区
一般会計歳入歳出決算認定に賛成の討論を簡潔に申し上げます。 荒川区平成二十九年度予算は「くらし・子育て・安心予算」と位置づけ、限られた財源を重点的かつ効果的に配分すること、事務事業の再点検・見直しを図ること、中長期的な視点に立った財政運営を行うことの三点に重点を置いて編成をされました。 決算に関する特別委員会におきましては、この方針のもと、公正・公平に予算が執行され、区民が納得・満足の実感ができる施策が展開をされたのか、チェック機関としての役割と同時に、新たな事業の提案機関としての認識を持って審議に臨みました。 質疑の中では、家具転倒防止器具のさらなる普及、公共工事不調ゼロに向けた情報収集の強化、介護サービス人材確保と定着及び事務効率化の具体策、あらかわ遊園工事閉園中の子どもプールエリアのB地区の活用案、また、校庭の照明設置、雑紙回収、SNSを活用した子どもいじめ悩み相談等について取り上げました。 このほか、今決算に関する特別委員会に限らず、三歳児の眼科検診あるいは駅の図書館ポストの設置、保育園における
メール配信システムの導入など、本会議、予算に関する特別委員会、常任委員会、特別委員会で会派として申し上げている点につきましても、速やかに実施をしていくことを求め、来年二月に発表される新年度予算を楽しみにしたいと思います。 これからも引き続き、区民誰もが荒川区に住んでいてよかったと実感できる区政となるよう引き続き精進してまいることを申し上げて、認定に賛成の討論といたします。
○議長(
若林清子君) 以上で討論を終わります。 本件については異議がありますので、起立によって採決いたします。 ただいまの
委員長報告どおり認定することに賛成の議員の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○議長(
若林清子君) 起立多数と認めます。よって、認定第一号は
委員長報告どおり認定することに決定いたしました。 日程第二十、認定第二号、平成二十九年度荒川区
国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算、日程第二十一、認定第三号、平成二十九年度荒川区
後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算、以上二件を
一括議題といたします。───────────────○───────────────
△認定第二号 平成二十九年度荒川区
国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算
△認定第三号 平成二十九年度荒川区
後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算 (
委員長報告)
○議長(
若林清子君) 本件に関しては、決算に関する特別委員会保坂正仁副委員長より委員会の
審査経過並びに結果の報告があります。 〔
保坂正仁君登壇〕
◆三十一番(
保坂正仁君) 付託を受けました認定第二号、平成二十九年度荒川区
国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算及び認定第三号、平成二十九年度荒川区
後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の二件につきまして、一括して委員会の
審査経過並びに結果の御報告をいたします。 これら二件につきましては、初めに、それぞれの議案内容について理事者からの説明を受け、審議に入りました。 審査では、平成二十九年度における国民健康保険の高額療養費の支給実績などについて質疑がありました。 その後、討論に入り、まず、認定第二号については保険料の値上げ、滞納、受診抑制の悪循環を断ち切っていくことが求められているが、国による低所得者対策の財源は保険料の軽減に充当されず、資格証明書も約八百世帯で発行されている状況にある。国や東京都の責任も明らかにする時期に来ており、反対との意見があり、委員会は採決の結果、認定することに決定いたしました。 続いて、認定第三号については、討論はありませんでしたが、異議がありましたので、委員会は採決の結果、認定することに決定いたしました。 以上、御報告を申し上げます。
○議長(
若林清子君) 一件ずつお諮りいたします。 認定第二号、平成二十九年度荒川区
国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算について、ただいまの
委員長報告に御質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
若林清子君) 質疑はないものと認めます。 討論に入ります。 討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
若林清子君) 討論はないものと認めます。 認定第二号について、
委員長報告に御異議ありませんか。 〔「異議なし」「異議あり」と呼ぶ者あり〕
○議長(
若林清子君) 本件については異議がありますので、起立によって採決いたします。 ただいまの
委員長報告どおり認定することに賛成の議員の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○議長(
若林清子君) 起立多数と認めます。よって、認定第二号は
委員長報告どおり認定することに決定いたしました。 認定第三号、平成二十九年度荒川区
後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算について、ただいまの
委員長報告に御質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
若林清子君) 質疑はないものと認めます。 討論に入ります。 討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
若林清子君) 討論はないものと認めます。 認定第三号について、
委員長報告に御異議ありませんか。 〔「異議なし」「異議あり」と呼ぶ者あり〕
○議長(
若林清子君) 本件については異議がありますので、起立によって採決いたします。 ただいまの
委員長報告どおり認定することに賛成の議員の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○議長(
若林清子君) 起立多数と認めます。よって、認定第三号は
委員長報告どおり認定することに決定いたしました。 日程第二十二、認定第四号、平成二十九年度荒川区
介護保険事業特別会計歳入歳出決算を議題といたします。───────────────○───────────────
△認定第四号 平成二十九年度荒川区
介護保険事業特別会計歳入歳出決算 (
委員長報告)
○議長(
若林清子君) 本件に関しては、決算に関する特別委員会鳥飼秀夫委員長より委員会の
審査経過並びに結果の報告があります。 〔鳥飼秀夫君登壇〕
◆二十一番(鳥飼秀夫君) 付託を受けました認定第四号、平成二十九年度荒川区
介護保険事業特別会計歳入歳出決算につきまして、委員会の
審査経過並びに結果の御報告を申し上げます。 初めに、議案内容について理事者から説明を受け、審査に入りました。 審査では、介護サービス全般における介護人材の確保、在宅医療・介護連携推進事業の概要などについて質疑がありました。 その後、討論はありませんでしたが、認定第四号については異議がありましたので、委員会は採決の結果、認定することに決定いたしました。 以上、御報告といたします。
○議長(
若林清子君) ただいまの
委員長報告に御質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
若林清子君) 質疑はないものと認めます。 討論に入ります。 討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
若林清子君) 討論はないものと認めます。 認定第四号について、
委員長報告に御異議ありませんか。 〔「異議なし」「異議あり」と呼ぶ者あり〕
○議長(
若林清子君) 本件については異議がありますので、起立によって採決いたします。 ただいまの
委員長報告どおり認定することに賛成の議員の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○議長(
若林清子君) 起立多数と認めます。よって、認定第四号は
委員長報告どおり認定することに決定いたしました。 日程第二十三、
委員長報告についてを議題といたします。───────────────○───────────────
△
委員長報告について
○議長(
若林清子君) 文教・
子育て支援委員会茂木弘委員長より陳情の
審査経過並びに結果について報告があります。 〔茂木弘君登壇〕
◆十三番(茂木弘君) 九月会議期間中に審査を行いました平成三十年度第四号陳情、
東日暮里保育園の
移設民営化に伴う
引継ぎ計画の改善を求める陳情書につきまして、委員会の
審査経過並びに結果の御報告をいたします。 九月会議において新たに付託されました本陳情につきましては、議案と同一趣旨ではございませんが、
東日暮里保育園の
移設民営化に伴う保育士等の引き継ぎが十月から実施されることを踏まえ、審査を行いました。 審査では、委員より、
東日暮里保育園引継ぎ計画の進捗状況、公募要項を
引継ぎ計画に関する区の考え方、今後の区立保育園民営化における区民への周知の検討、民営化保育園の検証の有無、保育サービスの地域不均衡の是正、新園職員の採用状況、新園事業者の選定状況などについて質疑がありました。 その後、討論に入り、保護者の意見も踏まえ、まずは計画どおり引き継ぎを進めていくことを要望し、趣旨採択との意見、円滑な引き継ぎを行うことを要望し、趣旨採択との意見、最後まで保護者の理解を求めながら引き継ぎを行うことを要望し、趣旨採択との意見、これに対し、本陳情の願意は理解できるが、計画は進行しており、見直しの実現性がないことから、不採択との意見、過去の事例から引き継ぎにおける区の方針を改める必要はないとして不採択との意見、
引継ぎ計画は適正であると判断し、不採択との意見があり、委員会は採決の結果、不採択と決定いたしました。 また、付託されております平成二十七年度第九号陳情外六件の陳情につきましては、今後なお一層調査研究し、慎重審査すべきものとして継続審査といたしました。 以上、御報告といたします。
○議長(
若林清子君) ただいまの
委員長報告に係る平成三十年度第四号陳情についてお諮りいたします。
委員長報告は不採択でありますので、本陳情について起立によって採決いたします。 本陳情を採択することに賛成の議員の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○議長(
若林清子君) 起立少数と認めます。よって、平成三十年度第四号陳情は不採択と決定いたしました。 この際、区長より発言の申し出がありますので、これを許可いたします。 〔区長
西川太一郎君登壇〕
◎区長(
西川太一郎君) 平成三十年度荒川区議会定例会・九月会議の終了に当たり、一言御礼の挨拶を申し上げます。 九月会議に提案申し上げました議案につきましては、いずれも御可決、御認定を賜り、まことにありがとうございました。 これらの審議の過程におきまして、たくさんの御意見や御要望を承りました。これらにつきまして十分に留意し、適正かつ効率的な執行に努めてまいりますので、今後ともよろしくお願いを申し上げます。 本日はまことにありがとうございました。
○議長(
若林清子君) 以上をもちまして、本日の日程は全部終了いたします。 お諮りいたします。九月会議における議決事件の字句及び数字等の整理を議長に一任願いたいと思いますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
若林清子君) ないものと認め、そのように決定いたします。 お諮りいたします。九月会議に付されました事件は全て議了いたしましたので、本日をもって九月会議を閉じたいと思いますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
若林清子君) 異議ないものと認め、そのように決定いたします。 本日はこれをもって散会いたします。まことにお疲れさまでございました。 午前十一時二十三分散会 議長 若 林 清 子 署名人 斉 藤 邦 子 署名人 並 木 一 元 署名人 中 村 尚 郎...