• 苫小牧(/)
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  1. 荒川区議会 2011-11-01
    11月30日-02号


    取得元: 荒川区議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-12
    平成23年 第4回定例会(11月)荒川区議会会議録(第二日目)==============一、日  時   平成二十三年十一月三十日 午後一時一、場  所   荒川区議会議場一、出席議員(三十一名) 一番 藤澤志光君 二番 小坂英二君 四番 安部キヨ子君 五番 横山幸次君 六番 斉藤邦子君 七番 相馬堅一君 八番 小島和男君 九番 菅谷元昭君 十番 明戸真弓美君 十一番 茂木 弘君 十二番 若林清子君 十三番 竹内捷美君 十四番 小坂眞三君 十五番 服部敏夫君 十六番 並木一元君 十七番 斉藤泰紀君 十八番 北城貞治君 十九番 守屋 誠君 二十番 鳥飼秀夫君 二十一番 志村博司君 二十二番 斉藤裕子君 二十三番 浅川喜文君 二十四番 竹内明浩君 二十五番 清水啓史君 二十六番 瀬野喜代君 二十七番 菊地秀信君 二十八番 松田智子君 二十九番 吉田詠子君 三十番 保坂正仁君 三十一番 中村尚郎君 三十二番 萩野 勝君一、欠席議員(一名) 三番 小林行男君一、出席説明員 区長 西川太一郎君 副区長 三嶋重信君 副区長 三ツ木晴雄君 総務企画部長 北川嘉昭君 管理部長 佐藤安夫君 人事戦略担当部長 猪狩廣美君 区民生活部長 高梨博和君 産業経済部長 石原 久君 産業政策担当部長 釜井広行君 環境清掃部長 岡本壽子君 福祉部長 和気 剛君 健康部長 金田麻里子君 健康担当部長 大口康男君 子育て支援部長 黒川重夫君 都市整備部長 倉門 彰君 土木部長 緒方 清君 会計管理部長兼  債権管理担当部長 谷嶋 弘君 総務企画課長 五味智子君 財政課長 宮腰 肇君 教育長 川嵜祐弘君 教育委員会事務局教育部長 新井基司君 教育委員会事務局  教育政策担当部長 入野隆二君 選挙管理委員会委員長 荻原 豊君 代表監査委員 岩下 肇君一、職務のため出席した事務局職員 事務局長 高岡芳行 庶務係長 野口正紀 議事係長 赤沼克己 主事 中島 昇 主事 村田英明 主事 齊藤 潤 主事 秋元一摩 企画調査係長 齋藤紀行 議 事 日 程 平成二十三年十一月三十日 午後一時開議第一              一般質問について第二              委員長報告について①二十三第二十一号陳情     三人乗り自転車(幼児二人同乗用自転車)の購入費補助を求める陳情②二十三第二十八号請願     固定資産税及び都市計画税の軽減措置の継続について意見書の提出に関する請願第三              請願の付託について第四   議案第七十七号    荒川区景観条例第五   議案第七十八号    災害弔慰金の支給等に関する条例の一部を改正する条例第六   議案第七十九号    荒川区立南千住七丁目保育園の指定管理者の指定について第七   議案第八十二号    荒川区議会議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例の一部を改正する条例第八   議案第八十三号    荒川区長等の給料等に関する条例の一部を改正する条例第九   議案第八十四号    荒川区教育委員会教育長の給与、勤務時間その他の勤務条件に関する条例の一部を改正する条例第十   議案第八十五号    職員の給与に関する条例の一部を改正する条例第十一  議案第八十六号    荒川区立保育所条例の一部を改正する条例の一部を改正する条例第十二  議案第八十七号    幼稚園教育職員の給与に関する条例の一部を改正する条例第十三  議案第八十号     人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについて第十四  議案第八十一号    人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについて第十五             諸般の報告について   午後一時開議 ○議長(服部敏夫君) ただいまより本日の会議を開きます。 出席、欠席議員数を報告いたします。出席三十一名、欠席一名でございます。 直ちに日程に入ります。 日程第一、一般質問について。 ―――――――――――――――○――――――――――――――― △一般質問について ○議長(服部敏夫君) 昨日に引き続き、一般質問の発言を順次許可いたします。 一番藤澤志光君。   〔藤澤志光君登壇〕 ◆一番(藤澤志光君) 通告をいたしております四項目について、区長、教育長並び関係理事者にお尋ねいたします。 まず第一に、南千住三丁目にあります白鬚橋公園についてであります。四十二年前の昭和四十四年十一月、江東再開発基本構想が策定され、その中に白鬚西地区市街地再開発事業が位置づけられました。昭和四十六年には工場跡地買収に着手し、計画素案を発表したのが昭和四十八年十二月でした。二十八年前の昭和五十八年三月に、第一段階の都市計画決定がなされスタートを切ったのです。昭和六十二年十月に第一地区事業決定を見てより、昭和六十三年四月に第二地区、平成元年に第三地区の事業計画が決定されました。それぞれ再開発住宅、都営住宅また権利床住宅が決定され、事業が進められてきたわけであります。その後の幾たびにわたる都市計画の変更、事業計画の変更を経て、昨年平成二十二年三月に事業が完了いたしました。再開発事業区域四十八・八ヘクタールの中には、建築敷地十七・三ヘクタール、住宅が四千三百九十二戸、店舗、工場、業務施設等、併せて計画人口は約一万四千七百人、公園は都立汐入公園区立瑞光橋公園白鬚橋公園等であります。街路は補助一〇九、一八九、三二一号線、区画街路十路線、環状四号線、その他白鬚西ポンプ場等スーパー堤防のほかに三つの小中学校と膨大な事業が行われ、実に、再開発事業費約千九百四十三億円、公共施設工事費約百九十七億円、施設建築物工事費約三百十三億円、用地費及び補償費約千三百十七億円、その他約九十二億円、全体事業費は、何と二千九百三十六億円という巨額の事業が行われました。この間、都区をはじめとする多くの関係者や、関係住民の尽力によって長い歳月をかけて立派な事業が終了いたしましたが、実はいまだもって、すべて終了しておるわけではございません。それは区の責任で実施しなくてはならない白鬚橋公園が、いまだ着手されていないからであります。 白鬚橋公園は、昭和六十三年七月に東京都が再開発事業における公共施設の一つである児童公園として配置する事業計画を決定しました。なぜ、この時期に新たな計画を事業に入れることになったのでしょうか。西川区長も御存じのごとく、補助一〇九号線の道路事業が進捗すると、必然的に石浜神社を追い立てねばならなくなります。石浜神社は事業地内で用地の交換を行い、現在の場所に移ったわけですが、その際、神社氏子側から「神社の特殊性から同じ広さを確保してほしい」とのたっての強い要望が出されました。都のルールでは、用地の交換は等価交換でやらなくてはなりません。明治通り沿いに移ると、地価が高くなり、神社敷地が減り、狭くなってしまう。歴史のある神社を東京都の都合で移転させるのだから、どうしても等しい面積で神社を移転させたいとの主張が氏子側から出され、なかなか調整がつかずにおりましたが、窮余の一策として、都から「公園をあの場所につくり、神社境内と一体利用したらどうか」との提案がなされたわけであります。氏子側は「提案を文書にしてくれないと同意しかねる」と突っぱねたのでありますが、当時の保坂都議会議員らが「都としては、文書に残すことはできないが約束をたがえることは絶対ないから」と氏子の代表に同意を求め、その結果、白鬚橋公園都市計画決定が昭和六十三年七月になされたと聞いております。西川区長も都議会議員時代都議会自民党保坂幹事長のとき政調会長として活躍されたこともあり、ともに白鬚西地区再開発事業に大きなかかわりを持ってきた者として、そのいきさつも十分承知をされていることと思います。 平成八年三月に再開発事業の管理処分計画が認可され、白鬚橋公園の帰属先が荒川区に決定されました。平成十五年八月東京都が未整備のまま白鬚橋公園の整備完了を公告し、同年十月荒川区に公園用地を引き渡したのであります。これは荒川区が緊急一時保護センターを設置する場所に困って、都に頼み込み、この場所を使用させてもらい、五年後に撤去してから必ず公園にもどすことを約束したからです。 緊急一時保護センターについては、平成十三年八月に都と二十三区が路上対策に係る都区協定書を締結したことに始まります。これは各ブロックに緊急一時保護センター及び自立支援センターを各一カ所ずつ、両施設とも計五カ所を設置することでございます。第二ブロックの荒川区には、緊急一時保護センターの設置が求められたのです。荒川区では、都が白鬚橋公園用地の整備完了の公告前の五月に設置場所等の決定を行い、公園用地の引き渡し前の八月には、既に地元町会等への説明を始めております。 この時系列でおわかりのとおり、緊急一時保護センター荒川寮は無事平成十七年二月一日に開設され、平成二十二年一月に荒川寮は廃止され空地になっています。荒川区は都との約束を果たし、住民との約束もたがえないように、一刻も早く白鬚橋公園を完成すべきと思われますがどうお考えでしょうか。 次に、リサイクルセンターについてお尋ねいたします。 平成二十一年八月に、新たなリサイクルセンターの設置が提案されてから、整備予定地が反対を受け、白鬚橋公園用地に目を向け、環境清掃部長や副区長が石浜神社に足を運んだようですが、このことは荒川区の裏切りであり、氏子の数が台東区のほうが多い石浜神社を通じて、大きな波紋が台東区や東京都に生じております。リサイクルセンターリサイクル事業は迷惑事業だと考え、南千住に安易に持っていこうとしたことも反発された理由の一因となっているのではないかと思われます。 かつて南千住東京ガス用地に清掃工場の建設が予定されておりましたが、御承知のごとく清掃一部事務組合で、新宿・中野の建設計画と一緒にやめさせることができました。それは迷惑施設だからということではなく、ごみ減量の中で過剰施設をつくると、二十三区の区民負担がランニングコスト増にまで及ぶので、これ以上つくるべきではないとの主張が他の区長にも受け入れられたからであります。 しかし、南千住の住民にとっては、迷惑施設反対が受け入れられたものとの意識が強く残っており、リサイクルセンターの設置についての提案にも強い反発があったものと思います。今後ますますリサイクル事業が重要になってくることを考えると、早期に設置すべきだと思います。しかしながら、南千住で受け入れを拒否された迷惑施設を他地区で受け入れられることはかなり難しいことです。設置されるとみんなに喜ばれる施設と抱き合わせで設置することや、大規模施設の地下に建設するなど、工夫を凝らして設置を考えたらどうでしょうか。お答えをいただきたいと思います。 リサイクル事業については、十年前までは古紙、古布、びん、かんについては、東京ルールⅠすなわち区民一人一人が分別して集積所に出しておけば業者が回収して歩く、区は業者にその費用払うというものでありました。当時、業者に支払う費用は年間約三億四千万円でありました。これを現在のように集団回収に変え、報奨金を集団に支払う方法に変更しました。当時の三嶋環境清掃部長の献身的な努力もあり、今や全町会で実施されておりますが、町会でも町民の協力をいただき、その上報奨金収入を得て、各種行事が実施できると喜んでいます。しかも業者への支払いと報償金などの支払いを含んだ事業費は約三億四千万円と、十年後の今日でもほとんど変わっておりません。 東京都民の最終処分場である東京港外防埋め立て空間をより長く使い続ける必要に駆られて始まったと言っても過言でない分別収集も、新たなる役割が求められております。資源小国である我が国で天然資源の輸入量を減らし、地球規模での環境負荷低減を目指すためにも、都市鉱山と呼ばれる廃棄物の中に含まれるレアメタルレアアースを採取するために分別収集をより進めなければなりません。家電リサイクル法の対象外であり、その多くが不燃ごみとして埋め立て処分されている電気電子製品には、レアメタルと言われる有用な金属資源が含まれているのです。ちなみに携帯電話一台当たりに含まれる金属資源は、金〇・〇二七グラム、銀〇・一グラム、銅一五・二グラム、パラジウム〇・一グラムです。 本年九月六日、福岡県で「全国初、使用済み蛍光管からレアアースを回収・再資源化~レアアースの新たな供給源に~」というニュースが発表されました。 福岡県、福岡県リサイクル総合研究センター三井金属鉱業株式会社日本イットリウム株式会社株式会社ジェイ・リライツと、九州大学平島剛教授は、使用済み蛍光管からのレアアースの回収・再資源化に一定のめどが立ったことから共同プロジェクトを立ち上げ、平成二十三年度中の事業化を目指します。使用済み蛍光管からレアアースを回収する事業としては全国初となります、ということであります。 蛍光管には、イットリウム、ランタン、セリウム、テルビウムユーロピウムの五つのレアアースが蛍光粉として使用されています。現在、使用済み蛍光管は、リサイクル企業各社で分解処理され、ガラス、金属水銀が回収・再利用されますが、蛍光粉に含まれるレアアースについては技術や採算性の課題があり、ほとんど再利用されていません。一方、輸入価格の高騰により、レアアースリサイクルの社会的ニーズが急速に高まってきています。一年前に比べイットリウムは十六倍、ランタンは十一倍、セリウムは十七倍、ユーロピウムは九倍、テルビウムでは七倍に高騰しています。しかも、イットリウムテルビウム、ユールピウムは、将来にわたって中国以外での採掘は難しいと言われています。 本事業の市場規模は、九州で一年間に排出される使用済み蛍光管のすべてが回収されれば、レアアースの回収量は約五十七トン、金額にすると約二十五億円と推定されます。東京都では、分別された蛍光灯は貨物輸送で北海道のイトムカへ送られ、野村興産の手で分別処理が行われていますが、燃えないごみとして回収された本区のごみはそのまま破砕され、最終処分場へ埋め立てられているのです。二十三区の中では、既に千代田区、中央区、台東区、葛飾区、品川区の六区が蛍光灯の分別収集に取り組んでいますが、二十三区区長会会長としても、清掃一組の長としても、範を垂れ、最終処分場にやさしく、都市にある貴重な資源を活用するためにも、また節電によりLED灯への交換が進む現在、一刻も早くリサイクル事業に蛍光管を入れるべきと思いますが、区長はどうお考えでしょうか。 西川区長のみならず、我々も清潔で区民に信頼される荒川区であることが願いであります。西川区長就任後の平成十七年十月から、荒川区副区長の倫理に関する規程、荒川区教育委員会教育長の倫理に関する規程が、また、荒川区職員服務規程の追加施行が行われております。しかしながら、単なる組織内の規定にとどまっていますので、時間がたつと徐々に風化したり、知らない間に過ちに巻き込まれてしまうおそれがあります。区という狭い範囲で、区民との濃密な関係を築きながら、協力をいただいたり、生活に密着したり、長い歳月の間には自制するだけでは済まないケースも出てくるかもしれません。 昭和五十年の公職選挙法の改正により、百九十九条の二に示される議員の寄附行為の禁止規定が定められて今日まで久しいですが、本来すべての議員が自粛すれば済むことですが、いまだに区報やポスターを通じて、区民の理解と協力を求めております。これは御承知のごとく、区民の意識改革と協力がないとなかなか実施できないからです。 同様に清潔な荒川区を実現するには、職員の倫理規定も、区民の理解と協力があって初めてより厳正に行われ、職員が誤って倫理規定に違反しないで済むのではないかと思われます。以上の理由から、清潔な荒川区を目指すためには、改めて職員の倫理規定を条例で定めることが必要と思いますが、区長はいかがお考えでしょうか。 最後に、貧困の連鎖についてお伺いいたします。 子育てについて「はえば立て、立てば歩けの親心」、誠に当を得ている言葉であります。親はみずからの経験から、子どもが大人になって、社会に出て、人よりも少しでも有利になるように、そのためにいい大学に入れようと思います。いい大学に入るためには、いい高校に進学させ、そのためにはいい中学へ、いい中学へ進むためには、いい小学校へ入れることを目指します。そのため幼児期の教育を本気で考えて、幼稚園や保育園に、学習塾に、スポーツクラブに、音楽教室にと通わせます。したがって、義務教育の小学校に入学したときには、体力、知力、人間関係の中での処世術等、既に親の財力や能力、見識等が反映され、大きな格差がついてしまっております。入学後も学習塾やスポーツクラブ、音楽、絵画、英語、習字、珠算等々と通わせ、中学は私立の有名校へ進学させる等、エスカレートしてまいります。 荒川区では前の教育長のときから多くの教育改革を行い、学校選択制習熟度別学習共通学力テスト、正規授業として英語教育等々行われ、すべての児童生徒の格差是正が高いレベルで行われていることに、今日まで続いていることに対して敬意を表します。 今日の格差社会においては、全盲の辻井伸行さんやプロゴルファーの石川遼君、宮里藍さん、あるいは体操の内村航平さん等が、三歳ごろから家庭環境や親の理解に恵まれたとはいえ自分の好きなことに自主的に打ち込み、大成をなしております。 生活保護世帯が二百五万を超え、貧困の連鎖が問題となるとき、対象療法として対策を講じても、本質的な解決策にはなかなかならないのではないかと思われます。 共稼ぎ世帯がふえる中で、子どもの能力が目覚ましく発達する幼児期に、保育園、幼稚園、学童保育に依存せざるを得ない家庭もふえております。大切な、しかも能力にハンデがないときから、地方自治体が子どもの能力開発を行い、やる気を引き出し、子どもが自立できるように充実すべきだと思います。 鹿児島県の志布志市の立花保育園伊崎田保育園は、市の直営保育園だったものを横峯理事長が充実させたもので、既にこれをモデルに全国に波及しつつあります。 子どもにやる気を注入するだけで、著しい成長を促すこの方法は、特別お金がかかるわけでなく、むしろ運営は楽になり、携わる職員は子どもの成長に引っ張られ、楽しさや、やりがいを感じています。子どもは健康でけがもなく、自立して短い時間に著しく成長します。将来は、日本のすべての幼児教育の根幹をなすのではないかと思います。ハンデのない成長著しい幼児期に能力を開花させ、自立を促していけば、間違いなく貧困の連鎖は断ち切れると確信しておりますが、荒川区ではどのように考えていますか。お尋ねいたします。 併せて、これからの時代に適応できる子育てのために、幼稚園、保育園、あるいは学童保育クラブをどう充実させていこうと考えておりますか、お尋ねいたします。 とりわけ学童クラブについては、共稼ぎ夫婦がふえる中で、クラブの需要の増加に対応することが今、求められております。本年の三月十一日の東日本大震災後の職場環境の変化や勤務体制の変更などにより、学校休業時の繰り上げ保育についても、現行の九時から学校始業時間と同じ八時三十分にすることも強く求められています。 また、小学校内に設置されている学童クラブは、学校の授業が終わるまで狭い一室に閉じ込められておりますが、学校授業で制約を受けないふれあい館やひろば館等の利用を拡充すべきと思いますが、どうでしょうか。以上、学童保育クラブについては、三点をお尋ねいたします。 これで第一回の質問を終わります。   〔区長西川太一郎君登壇〕 ◎区長(西川太一郎君) 藤澤志光議員の貧困の連鎖についての御質問に、私からお答えを申し上げます。 私は貧困、とりわけ子どもの貧困問題に対しては、住民に最も身近な基礎自治体が先頭に立って真正面から取り組み、未来を担う子どもたちを守り、貧困の連鎖をあらゆる手段を用いて断ち切ることが必要ではないかと考えております。 このため区では平成二十一年五月に、他の自治体に先駆けて、子どもの貧困の問題に組織的に取り組むこととし、私を委員長とする検討委員会を設置し、課題の解決に向けた議論を開始いたしました。 この委員会での議論を通じて、子どもの貧困の要因は多面的で根が深く、幅広い観点から研究していく課題であることが明らかになったことから、二十一年十月の荒川区自治総合研究所の発足と同時に、子どもの貧困・社会排除問題を研究所のプロジェクトとして取り上げ、本年八月、最終報告書をまとめたところであります。 また、十一月には、子どもの貧困・社会排除問題への荒川区の取り組みを紹介するため、プロジェクトの研究会やワーキンググループのメンバーが執筆した論文や国立社会保障人口問題研究所阿部彩社会保障応用分析研究部長と私の対談を掲載した「子どもの未来を守る」という書籍が、三省堂より全国の書店で発売されたところであります。 研究所の最終報告書では、具体的な事例について、経済的要因社会的要因を分析した上で、貧困の連鎖を断ち切るためには、問題の早期発見と早期対応が重要であり、そのための荒川システムの構築を求めております。 私は、最終報告書に盛り込まれた提言を、具体的な政策・施策として速やかに実現し、荒川システムを構築していくことが喫緊の課題であると認識しており、全庁を挙げて取り組んでいるところであります。 また、東京都と特別区との間の懸案事項であった児童相談所の特別区への移管については、トップレベルで検討の進め方を整理することになったため、特別区長会会長として早期の実現を目指し、区が主体的に子どもの権利を守る体制を構築してまいる所存であります。 さて、幼児教育につきましては、それぞれ異なる子どもたちの性格や個性を教員や保育士等が十分に把握した上で、各人に応じた方法により、子どもたちが持つ潜在的な能力や可能性を引き出すことが肝要であると認識をいたしております。 このため、区といたしましては、子どもたちが生き生きと過ごすことができる環境の整備と子どもたちに真摯に向き合い、一人一人の個性に応じた教育を行うことができる人材の確保と育成に努めているところであります。 私は、未来社会を守ってくれるであろう子どもたちが、数多くの経験を重ねながら、人格を形成し、社会の担い手として成長していけるよう、学歴にのみとらわれることなく、親の温かい愛を受けて、まさに今、議員がおっしゃいました、子どもに対する温かい幼児教育に力を入れてまいることの必要性は十分理解をしているところでありますが、その方法については、荒川区の地域特性や、いろいろな要素を考案して考えていかなければならないと思います。 はえば立て立てば歩めの親心、「歩け」ではなくて「歩め」の親心、こういう親の気持ちを私も大事にしなければいけないと思っております。 これ以外の御質問につきましては、関係理事者から答弁を申し上げます。   〔都市整備部長倉門彰君登壇〕 ◎都市整備部長(倉門彰君) 白鬚橋公園の整備に関して、まず私から、再開発事業の経緯につきましてお答えさせていただきます。 白鬚西地区市街地再開発事業は、四十一年という大変長い期間を経て、平成二十二年三月にようやく事業完了となりました。事業完了に至るまでの期間には、スーパー堤防の導入や、補助三二一号線の導入、学校・病院の設置など、時代の変遷により、さまざまな都市計画の変更が行われ、ようやく完了したものでございます。 御質問の白鬚橋公園予定地につきましては、平成十七年二月から平成二十二年一月までの五年間、緊急一時保護センター荒川寮が東京都福祉局により設置されておりました。当時、景気の低迷や産業構造の変化などにより路上生活者が大都市に集中している状況であり、その対策として平成十三年に東京都と特別区の間で「路上生活対策事業に係る都区協定書」が締結されております。それに基づく東京都との協議により、当該地を緊急一時保護センター用地として決定し、設置されたものでございます。 当該地は、東京都の再開発事業用地でありましたが、区としても特別区の一員として、東京都とともに路上生活者対策を行う必要があり、都区調整会議において緊急一時保護センター撤去後に、区が公園を整備することを前提に、東京都から引き渡しを受けたものでございます。 なお、施設撤去後、区が公園整備を行うに当たり、御質問にありました神社境内と一体的整備とするような条件をつけられたことはございません。 また、このたびのリサイクルセンターの整備の検討につきましては、東京都から「区が設置しようとする意思を尊重し、可能な限り協力する」との了解を得ているところでございます。 したがいまして、こうした了解のもと、台東区を含めた地元の理解をはじめ、用途地域の変更などの都市計画上の見直しや、代替公園の取り扱い等の課題について検討を進めているのが、現在の状況でございます。   〔環境清掃部長岡本壽子君登壇〕 ◎環境清掃部長(岡本壽子君) 白鬚橋公園の用地に関しまして、これまでの経緯につきましては、ただいま都市整備部長から御答弁をしたとおりでございますが、現在同用地はリサイクルセンターの整備の可能性について検討しております。 リサイクルセンターにつきましては、荒川区独自の方式である区民の皆様の御協力による集団回収をより一層地域に根づかせ、安定的、継続的に進めるとともに、資源化の徹底とさらなる促進を目指した資源の中間処理体制を整備し、区民のリサイクルに対する意識を高め、ごみ減量を一層進めるための拠点でございます。さらに、資源化工程の現場を見学できる体験型学習の場としての機能も有する区の環境政策になくてはならない施設でございます。こうしたことから、区の基本計画・実施計画事業にも位置づけ、整備のための用地について検討を進めておりました。 平成二十一年三月には、都市計画上の要件に合致する南千住三丁目の東京ガス用地について借用できるめどが立ちましたことから、地元への説明を開始いたしました。その後、平成二十二年二月に実施した近隣にお住まいの方々や地元町会の関係者が多数参加された地元説明会において、多くの方々からリサイクルセンターが区にとって必要な施設であることは理解できるが、白鬚橋公園用地での整備可能性について検討するよう御要望がございました。 この要望を受けまして、都市整備部、土木部などと連携し、東京都の関連部課との協議・検討を重ね、さらには、東京都都市整備局を副区長がこれまで二度訪問し理解を求めるなど、整備の実現に向けた具体的な折衝を粘り強く行ってまいりました。 こうした中で、東京都からは、区がリサイクルセンターを設置しようとする意思を尊重し、可能な限り協力していただけるとの回答を得ております。 区といたしましては、リサイクルセンターを早期に整備するため、東京都とのさらなる調整を進めるとともに、台東区を含めた地元の御理解をはじめ、代替公園の取り扱いや用途地域上の建築物制限への対応などの諸課題の解決に向け、庁内一丸となって推進しているところでございます。 なお、御質問の中で、リサイクルセンターについて迷惑施設との御発言もございましたが、私どもは迷惑施設とは全く考えておりません。 リサイクルセンターは、環境先進都市を目指した資源循環型社会の構築のためには必要不可欠な施設でございます。施設整備に当たりましては、防音や防臭など周辺環境にも配慮し、環境保全対策には万全を期すことはもとより、リサイクルの流れや意義について実体験を通して学ぶなど、環境学習の場として区民に御活用いただける施設とする所存でございます。 今後ともリサイクルセンターの整備に向け、区民の皆様の御理解が得られるよう、引き続き鋭意進めてまいります。 続きまして、蛍光管のリサイクルに関してお答えいたします。 現在のところ、蛍光管につきましては、不燃ごみの回収としておりますが、区民のリサイクル機会の拡大の観点から、検討の必要性について認識しておりました。さらに、これまでも議会などからも、蛍光管に使用されている高純度で良質なガラス素材の有効活用、また、都市鉱山とも言われる金属やレアメタルの有効活用について御提案をいただき、回収及び資源化に要する経費や回収方法、拡大生産者責任との整合などのさまざまな課題について検討しているところでございます。 今回の御質問にあります福岡県の蛍光管からレアアースを回収・資源化し、事業化するという事例につきましては、現在はまだ事業化には至っていない状況に加えて、九州で一年間に排出される事業系も含めた蛍光管のすべてを回収するといった前提であるなど、広域的な実施、事業領域の違いなどもございます。 今後とも、先進的な事例について幅広く探求するとともに、さまざまな御意見を参考にしながら、貴重な資源を効果的に回収し再利用していけるよう、費用対効果も含めて、引き続き調査・研究してまいります。 ○議長(服部敏夫君) 残り時間三分三十秒です。   〔子育て支援部長黒川重夫君登壇〕 ◎子育て支援部長(黒川重夫君) 幼児教育と学童クラブについての御質問にお答えいたします。 御質問にありました鹿児島県志布志市の保育園で実践されている教育モデルにつきましては、私もDVDで拝見させていただきました。跳び箱や漢字、音楽に挑戦し、また、レスリングに負け、悔しがる姿が印象的でありました。 先ほど区長から答弁がございましたが、幼児期に潜在的な能力や可能性を引き出し、生きる力をはぐくむことは重要であり、この教育モデルもそうした観点から実施されているものと認識しております。 区内の保育園や幼稚園においても、幼児一人一人の個性に応じた保育や教育が行われております。御質問の教育モデルにつきましては、幼児教育の一例として参考にさせていただきたいと考えております。 次に、学童クラブにつきましては、現在は、入会希望のあった方全員が利用できることとなっており、学校休業時につきましては、必要な児童は、午前八時三十分からの受け入れを行っております。また、区といたしましては、放課後子どもプランの全校実施を目指しているところでございます。 なお、現在整備を進めているふれあい館におきましては、児童事業の充実に努めているところでございます。   〔人事戦略担当部長猪狩廣美君登壇〕 ◎人事戦略担当部長(猪狩廣美君) 職員の倫理規定に関する御質問にお答えいたします。 職員の服務に関する規定につきましては、平成十六年の事件により区役所への信頼が大きく揺らいでしまったという状況の中で、二度と不正を起こさないという誓いのもと、職務及び地位の私的利用の禁止、信頼を損なうおそれのある行為の禁止等を内容とする条項を、荒川区職員服務規程の中に新たに加え、服務規律に関する規定として整備を行ってございます。 議員からは、職員の倫理規定を条例とすべしとの御意見をいただきましたが、申し上げるまでもなく、憲法において、公務員は全体の奉仕者であって一部の奉仕者ではないという服務の根本基準が規定され、刑法等においては、公務にかかわる贈収賄等が犯罪であること、さらには地方公務員法で法令順守義務や信用失墜行為の禁止、懲戒処分の事由などが明定されていること、区の条例といたしましても、職員の服務の宣誓に関する条例や、職員の懲戒に関する条例が定められ、加えて訓令として職員服務規程が整っている現状などを踏まえますと、現状に加えて職員の服務規定を内容とする新たな条例を制定する必要はないものと考えております。ぜひ御理解をいただきたいと存じます。 ○議長(服部敏夫君) 三十秒です。 ◆一番(藤澤志光君) 時間がないようですので、ただいま質問の答弁にありましたことにつきましては、今後、委員会や各種機会を通じまして、さらに詰めさせていただきたいと思っているところでございます。 以上をもちまして、私の質問を終わります。 ○議長(服部敏夫君) 十七番斉藤泰紀君。   〔斉藤泰紀君登壇〕 ◆十七番(斉藤泰紀君) 自民党の一員といたしまして一般質問をさせていただきたいと思います。どうぞよろしくお願い申し上げます。 巨大震災や原発事故からいろいろ考えさせられています。日本人のこと、国家の育成のこと、地域のことなどであります。歴史上のもしも、ヒストリカル・イフがありますけれども、歴史に関心の薄い方はよく「歴史にイフはない、であるからイフの検証の必要はない」と言われます。歴史は決して必然だけでは動いていません。たまたまに近い偶然で動くということもあります。人間のそのときの気分で大きく動いてしまうことは、少なくありません。理論や整理ややさしさや思いやりよりも、うっくつしたはけ口、権力への強烈な欲望、反発や恨み、おそれ、逃避などで、事象が動き、歴史がつくられてきたと思います。 今回の巨大震災、原発事故からの国の対応や国民の意識や言動の結果が、後の歴史になります。未来の人たちは、このとき国はどう対応したか、しなかったか、国民はどんな思いや意識でどう反応したか、対応したかを検証され、評価されることと思います。歴史は検証の連続であります。国民は恐怖とともに、被災者そして被災地に深く同情しました。そして、物資や義援金を集め、送り、多くの方がボランティアとして現地での過酷な作業にも参加されておられました。やむにやまれぬ心情だったのかと思います。例えば、今、除染作業のボランティアの方も一部おられますが、放射能汚染地域に対しては、事実上はお手伝いのしようがありません。むなしさだけであります。 反面、八カ月以上のときがたち、当然とも思いますが、忘れ去られようとする現実も一部はあるのかと思います。特に原発で避難されている方たちの地域については、そうなのかもしれません。直後からこれまで、政府の対応はどうだったでしょうか。民主党政権、せめて菅内閣でさえなかったらと思わざるを得ません。なぜ発災直後から、政府のすべての組織を余すところなく徹底的に使うことをしなかったのか。直後から必要不可欠である権限を持たせた専管の組織も立ち上げなかったのはなぜだったのか。本気の対応を感じることが難しかったのはなぜだったのか。ただただ不思議さだけでありました。仕事をしてくださいよ、早くしてくれよ、私だけではなくて、多くの方がいらいらする腹立たしさをお持ちになったのではないかと思います。 残念ですが、責任は重大でありますけれども、東電だけをスケープゴートにしている風潮があったことも疑問であります。私は以前、二十歳代のころでありますけれども、尾瀬地方の自然保護のようなことで木道をつくったり、足を湿地に踏み入れないというような作業をお手伝いしたことが四十代ぐらいまでありました。後で聞いたことですが、それはすべて東電が責任を持ってやっておられるということで、いいこともやっておられるなという思いをずっと強くしていたこともあります。すべてが悪いということは決してないんだろうと私は思っています。 私の近い親戚が津波で不明のこともあり、いくたびか津波被害地域での手伝いをしてみたり、福島の各地へは幾度となくお邪魔をしていて、今でも政府の姿があまり感じられないというのが現状です。政府が当たり前の仕事を全うにしてさえいてくれれば、被災地域の復旧がこれほどまでにおくれ、悲惨さがいまだにこれほどまで続いていることだけはなかったのではないかと思わざるを得ません。残念であります。 末期状態だった内閣立て直しに利用したこと以外の理由を見つけることは困難であります。時の総理と内閣が、気分と権力への異常な執着によって、今の歴史がつくられてしまったことは、国民の不幸としか言いようがありません。何とか質問を早く終わらせて、よい答弁を期待しておりますので、どうぞ早口をお許しください。 福島県の計画的避難区域以外の自治体では、いつまでかわからない予測不能な恐怖の日々が続いています。空間放射線量は徐々に低下しているものの一マイクロ以上の地域は広範囲にわたり、年間追加外部被爆量は普通に一ミリシーベルトを超えると言われています。八カ月以上経過した今、やはり政府の姿があまり見えない中、福島の各地域の人たちは放射能を恐れることだけではなくて、立ち向かおうとして、行政では対応し切れない除染作業を各自治体が除染マニュアルをつくり、町会PTA各個人で実施を始めているのが現状であります。 避難を余儀なくされている方たちはさらに悲惨であります。例えば、浪江町の方たちは、今でも一マイクロ以上の二本松市ほかに分散避難をされておられ、先の見込みはありません。例えば、大熊町の方の多くは会津若松市に避難をされ、我が家に戻れる見込みがほとんど薄れた状況から自暴自棄になられる方もおられて、地元住民とのトラブルも出始めています。このような場所には、やはり政府の姿は全くといっていいほど見えていません。そんな思いの中で、幾つか質問をさせていただきたいと思います。 最初に、行政と首長についてということでお伺いさせていただきます。 国内原発のことについて、朝日新聞は、穏やかさを装いながら、意図的に継続的に脱原発、原発は要らないことを主張し続けています。今の国民には、脱原発、反原発について受け入れやすい環境にありますから、このときを逸してはならないと、自然の風を装い導こうとしているのかもしれません。真逆に、読売新聞は、原発の必要性をやはり継続的に、意図的に紙面構成をしています。今の私にはどちらとも判断はつきません。しかし、原発も含め原子力関連のことについて、怖いからだけで廃止などの判断を軽々早々にすることには理解の範疇を超えます。落ち着いた熟考、熟慮が必要であります。原発地域の各知事さんたちが、マスコミや風潮の影響、まして選挙のための自分の評判のために軽々に判断されてしまうかもしれないということに、私は懸念を禁じ得ません。 皆様も御記憶と思います。大きく報道されたことが幾つかありました。愛知県日進市の花火大会で、一部と思われる市民の批判があり、福島県川俣町の煙火業者の花火が突然に差しかえられました。日進市の行政と市長の判断でした。一瞬、一夜だけの花火の打ち上げへの反発は、素朴に理解しようがありません。市長さんは、どんな気分で差しかえの決意を決定されたのか、さらに理解できません。市民の安全を考慮した判断であるはずがありません。マスコミや世間も、単なる風評被害で片づけてしまっていました。最も怖いことは、一部の反対、一握りの声の大きな言動、市長自身の評判の損得で判断、決定をされてしまう可能性があることです。 例えば、大阪府河内長野市内の架橋工事が夏前に中断されていました。架橋橋桁が福島県郡山市の業者製造のものだったからであります。さらに不思議なのは、中断の決定は、安全性に問題ないとしながら判断をした、当時府知事の橋下氏でありました。反対住民を真剣に説得した形跡は全くなく、理解に苦しみます。マスコミはやはり風評被害で片づけてしまいました。 私はこれを恐れています。その他、これに類する事象は幾つもありました。全く経験のない原発事故による放射能汚染のことであり、各地の住民が不安に思い、放射線の影響をあえて過大に言う人もある中、汚染の影響があるかもしれないことに対して、反対があることは一定理解できなくもありません。しかし、さきに述べた事例や、京都五山の送り火事件にも見られるように、決して一部とも言えない住民、国民意識に恐ろしさを感じます。 とはいえ、住民の思いはどうであれ、最後に判断、決定するのは、その自治体の役所であり首長であります。今、首長や行政のあるべき姿を問われているのではないでしょうか。日ごろも、恐らく全国各地の幾つもの役所において、一部の極めて声の大きな住民、一部の有力者、一部の圧力団体等、プレッシャーに抗し切れずに、要求、要望を取り入れてしまいがちのところもあるのかと思われます。困難なこと、厳しい反発により、楽そうな道を安易に選択することではなくて、後退することではなくて、真摯に向き合い、住民を説得し、最後には厳しい決断をすることは、求められる首長の資質であり責任であるのではないかと私は考えています。日本のこれからがさらに不安であります。区長はどのようにお考えになられますでしょうか。 次に、管理職への期待ということで申し上げます。課長の皆様、係長の皆様、大変な職務での心身への御負担、お疲れさまでございます。御苦労さまでございます。質問というより、期待とお願いです。やっているよ、わかっているよ、よくわからずに無責任なことを言うな等々、御不快かと思いますが、御理解いただければと思います。 自民党からの要望で、個人の視察旅行が形を変えて復活されていると思います。何とか日程調整をされて利用されている方もおられますが、執行されない方が多いのかと思います。全く関心のない方もおられるかと思いますが、利用しにくいこともありません。一歩踏み出しにくい御気分もあるのかもしれません。別の環境に身を置き地方のまちを訪れるのは勉強になります。考えの整理もできます。違う発想が生まれることもあります。気分の転換にもなります。どうか頑張って積極的に出かけてください。さらに、できるだけ利用しやすい環境を整えることが、区政へのプラスになると私は思っています。その具体の環境をつくってみたらと思いますが、いかがでしょうか。 徹底的な行革によりまして、正規職員の数は千五百五十人前後になりましたが、非常勤職員の方は再任用、再雇用も含めて九百二十人前後と増加をしています。仕事量はふえても、当面、この総数をふやさないということが大きな課題だと思います。そのためには、一つは管理職の皆様に期待をしなければなりません。 この数年で二百人を超える新人職員の方たちが入庁されて励んでおられると思います。上昇志向の方もおられるでしょうし、仕事への前向きな期待を強くお持ちの方も多いのではないかと推察いたします。早く職場になれるのではなくて、早く一線での仕事ができるようになっていただかなければなりません。そのためには、当たり前ですが、中堅、ベテラン職員、係長、そして管理職の御指導が最も大事であります。 区政にはベテラン職員の方の力が最も必要です。その御本人も御認識と思います。もし私がその立場で、五十代も過ぎてくれば、終わりの準備を考え、前向きに取り組むことにはうっとうしさを感じてくるのではないかと思います。最も仕事のできる、それを御認識のベテランの方が、半歩、一歩、もう一度前に出ていただいて、新人の方、中堅の方を指導していただければと私は思います。そんな姿を新人職員はしっかり観察をしているはずであります。そのためにも管理職の方のお力が必要でありますし、期待をするところであります。上司への不平不満が日ごろあったとしても、管理されることのほうがいかに楽かが、私は十二分に想像できますから、面倒な上昇思考もない方が多いわけですから、こんな職員の方に昇任試験を受けていただくようになるかどうかは、やはり個人の管理職の魅力と指導が大きく影響されることだと思います。 さらに一歩前に出ることは大変なことかと想像いたします。私は安易に申し上げているつもりはありません。能力があって、管理職に登用された皆様であります。意欲を減退させず、さらに魅力を重ねていただいて、職員指導を一歩進めていただくことを私は期待したいと思います。難しいことは理解をしておりますが、管理職の方たちに対して「研修」と言っていいかどうかわかりませんけれども、特売チラシ風に表現すれば「管理職魅力倍増プラン」とか、組織的、計画的、具体的の方策のお考えはいかがでございましょうか。 次に、複合施設内に設置する、故吉村昭先生の記念文学館についてお伺いいたします。 吉村先生の文学館設置について、津村節子先生は三鷹市での対談で、次のように話をされています。西川区長から文学館の提案があったが、吉村昭は、最初は固辞された。文学館なんて一度来たらそれっ切りだし、維持費のお金もかかるからということであったようでありますが、区長さんの再度の強い要請で、単独館でなく、区で有用な建物が建ったときに、ささやかにでも入れていただければというようなことであったようであります。 私は若いころから吉村昭の大ファンでありましたが、恥ずかしいことに、荒川区の御出身のことは、最近まで全く知りませんでした。区から、吉村昭の文学館をつくりたい、その具体的準備を始めたいとの提案があったときには、しみじみとしたうれしさがありました。本心では小躍りをする思いでありました。不遜ではありましたが、ファンである議員として、文学館設置について何らかのお役に立ちたいと思ってまいりました。文学が好きですから、趣味も兼ねて全国各地の文学館や記念館の見学を続けています。その際、荒川区で吉村昭の文学館をつくることを、できるだけ宣伝をするようにしています。 全国各地の図書館にも行きますが、開架書庫に吉村昭の小説を数多く置いていただけるよう必ずお願いするようにしています。当然、荒川区で文学館の準備をしていることを宣伝します。各地の専門職として従事されている方たちは、吉村文学館に強い興味を示されるばかりか、吉村ファンである方にも多く出会えます。最近では、津村節子先生が吉村文学館のことをお話、御宣伝いただいているということに、私が訪問する各地で接する機会がふえてきています。 今月初め、委員会で長崎県立図書館を訪問し「吉村昭と長崎」という標題で御講演をしていただく機会を得ました。前長崎県知事も吉村ファンであったり、県立図書館の方たちは、私たち以上とも言えるほど、吉村昭の研究者であり、かつ思い入れも強いものを感じられました。恥じ入りながらも深い感銘を受けました。私たち自民党だけでなく、お許しください、公明党の吉田先生、お許しください、民主党の竹内先生も、そしてお許しください、元気クラブの斉藤裕子先生も、そのような御感想を持たれたようでありました。 吉村昭は荒川区の誇りであります。知れば知るほど、さらにその感を強くしています。開設以前のたった今から、しっかりした準備と具体的発信をしていただく必要を強く思います。観光資源にもなり得る施設であると思います。区は、なぜ吉村昭の文学館をつくろうとされたのか、その思いと決意を、設置者、できれば区長にお伺いいたします。 次に、文学館準備の今必要な具体のことでお伺いします。 申し上げたように、吉村昭は荒川区の大きな誇りです。記念館として足跡を顕彰するだけでは意味がありません。吉村、津村御夫妻が懸念されていたように、陳腐な施設にならないよう、施設の中をどんな文学館にするかどうかも当然大事です。そのようなことは、基本計画に基づいて、庁内御担当の方と設計会社とともに準備をされていることと思いますので、そのことには触れません。 私がぜひお願いしたいことを、以下申し上げさせていただきます。役所は往々にして、建築工事が進み、竣工が感じられてきてから準備作業に入られることがあります。それでは機を逸します。今しておかなければならないことが幾つもあります。ぜひ、今すぐに具体の準備と行動に移していただくことを強く要望します。文学館をつくりますとして大きくうたい、名称はともかく「吉村昭友の会」のようなものを立ち上げることであります。そして、区内だけではなくて、全国に発信することであります。そのために専門家、研究者、御夫妻と親交のあった方たちなど、全国におられる吉村昭の関係知識人を、失礼な申し上げ方ですが、リストアップをすることです。そして接触していただきたいと思います。御協力のお願いをしていただきたいと思います。もしかすると、このことをきっかけにして、全国の著名な文化人や、市井(町中)の研究者の方たちが、荒川区に御集合いただける可能性が大きいのではないかと期待されます。そればかりか、この先生方が、さまざまなステージで荒川区を宣伝していただけるようになる可能性も十分に秘めています。庁内御担当のこれまでの蓄積をすぐに使ってください。それだけではなくて、そのために最大の理解者、津村先生をはじめ、柳田先生、山崎先生、大河内先生ほかの先生方と、「友の会のようなもの」の設立のための相談を始めていただきたく思います。文壇関係だけではなくて、山内先生のような正当な歴史学者もおられます。取材活動からの交流が深まった全国の図書館、資料館、文学館関係の方もおられます。お亡くなりになられた方もおられます。御高齢の方も少なくありません。長崎県庁郷土資料課長さんのように、退官された方もおられます。待ったなしのときになっています。いかがでございましょうか。 そして、区民への発信もさらに必要です。幾度ものイベント等、御努力は評価しておりますが、しかし、まだまだ多くの区民は吉村昭先生を知りません。区民に認識をしていただく努力がさらに必要だと思います。これまでと違う発信の仕方の工夫も、知恵を出さなければならないと思います。庁内でも、少ない方たちが吉村昭の著書に触れておられないという現実もあります。知恵を出し切って、区民の認識を高めて、まず著作に触れていただくなどの努力もぜひしていただければと思います。 次に、再三再四でありますが、区政の課題解決のことを望みたいということでお伺いします。以下の五課題のうち幾つかは、区当局からは、まともに相手にされることなく、恥を上塗りながら、幾度となく提案し訴えてきましたことですから、説明を省きながら伺います。なぜ決断をしていただけないのか不思議です。 最初に質問しました、行政と首長とのあり方とも当然かかわる問題であります。私たち自民党は、当然区民から反発が予想される有料化の問題等を好き好んで提案をし続けているはずがありません。御理解をいただいて、画期的な御対応を期待しています。 最初に、不接道宅地解消への道ということでありますが、直下型であれ、何であれ、地震の際に最も私たち荒川区がおそれるのは、区内各地同時発生の火災です。問題提起から十年たち、二十年が経過しても、建て替え不可能な接道しない宅地がいまだに四千戸と変わりません。近隣まちづくり制度など、本当に御努力はいただいていても、共同化事業は事実上機能ができません。区民の安全のためには、法の大きな壁を乗り越えてでも、建て替え可能な環境を何としても整えなければならない時期ではないかと私は思っています。放置をぜひ続けることでなく、東日本大震災後の今こそ、動かなければならないときではないでしょうか。 石原知事も都内木密地区解消の必要に言及されました。二十三区との協力、メディアを使うこと、都知事にもぜひ協力をいただきながら、区長会会長でおられる今こそ、大きな期待をもちたいと私は思っています。本気での御努力はいかがでございますか。 次に、放課後児童プラン、いわゆるにこにこすくーるの推進と学童クラブ継続の今後についてお伺いします。 二十二年度決算で学童に約四・五億円、にこにこすくーるに約一・五億円、にこにこすくーるをふやしていけば、さらに負担がふえていきます。学童でさえ、この五年間で約一億円の負担がふえています。どちらも放課後の児童の過ごし方に変わりはありません。一般区民が知れば、二重支払いと非難されても仕方がないのではないでしょうか。二つの事業を原則一本化する御決断をされる時期ではないでしょうか。 まず、モデルとして早急に一カ所統合を決定されてみていただくことを期待します。並行して学童クラブのよきところを取り入れた放課後子どもプランに統合する統合計画を策定されることを期待しております。これは自由民主党のずっと予算要望にも入っております。学童クラブも二十四カ所すべてを廃止するのではなくて、保育園民営方式が一つの参考になるのかもしれません。いかがでございましょうか。 なぜなさらないのか、がん検診の有料化ということであります。自民党の予算要望でもあります。がん検診の有料化について、一、二年前の御答弁は、社会経済状況から区民に負担をさせられない、受診率を上げることが優先、よって有料化の予定はないとの御趣旨でありました。それ以前とそう変化のない御答弁です。受診率のことではっきり申し上げれば、荒川区民の健康よりも、他区との比較の面目を優先させておられるとしか私は考えようがありません。私たち自民党は、低額でも受診の御負担をいただいて、その分、検診精度を上げ、検査項目をふやし、受診者の不安を少しでも解消していくことが望ましいと申し上げ続けています。 かつて、こんな御答弁もありました。例えば、肺がん検診に、ヘリカルCTを提案いたしましたところ、費用からのことではなくて、精度がよすぎて必要のない箇所まで見つかってしまうので導入が難しいと、一般人には理解を越えた御発言で驚きがありました。御専門家の論理より、ぜひ区民受診者の安心を優先、そして選択をしていただくことを望んでいます。いかがでございましょうか。 次に、行政評価結果と、その具体的対応の今後についてお伺いいたします。 行政評価を具体的に始められたことを高く評価しています。もしかすると、今後の区政にとって大きな可能性を示唆していると感じられるからであります。一つは、行革の新たな手法の糸口になるかもしれないということであります。一つは、職員の区政参加と意識改革になるかもしれないということであります。そのために、次のステージにいかなければならない時期かと思います。せっかくのいいものが有効に活用されていないこの評価結果を、具体的に活用していただきたいということであります。 そのためには、まず、例えば、各課職員、係長、課長の皆様にもお願いです。始めて五年、毎年のことでうっとうしい面倒な作業かと推察はできます。しかし頑張っていただきたいと思います。二十三年度の、この年度の決算時の評価の際には、ぜひ少しの勇気を出してください。本当に推進でいいのか、継続を続けていいのか、見直していいのではないか、休止・完了でも仕方がないのではないか。幾つも対象になる事業があることは御認識と思います。御面倒でも、真摯に御判断をしていただきたく期待をします。そのためにも、各課長さん、管理職さんのリーダーシップに期待をしています。とはいえ、せっかくの評価をしっかり活用するためには、別の検討・決断組織が必要かと思います。それも有効に機能させるためには、毎年千を超える事業の評価は困難です。例えば、一年度に一つの部内などに特化して検討評価するなど、より実効性のある手法で結論を出していただきたいと思いますが、いかがでございましょうか。 次に、家庭ごみ有料化についてお伺いします。 私たち自民党区議団は、毎年の予算要望の際、家庭ごみの有料化を要望し続けていることは御認識と思います。有料化が実施されれば、相当多くの区民からの反発も覚悟しての要望を続けています。ごみ減量の必要性はさらに増しています。二十三区横並びの必然もないかと思います。御検討は続けてこられたと思いますので、そろそろ御決断の時期ではないでしょうか。いかがでございましょうか。 最後に、幼児、就学前児童の教育・保育環境整備の今後について、お伺いさせていただきます。 幼児教育充実と、在宅での子育て家庭への具体的投資と支援のことであります。このことも再三お願いしてまいりました。残余時間のこともありますので説明は省きます。ある程度は御理解をいただいて、提案、お願いしていた一時保育の事業、子育て交流の場づくりなど、しっかり実施していただいておることもあります。今は、待機児童解消の必要性から、保育園の施設整備を重点的に進め、お金もエネルギーもとられていることは仕方がない現実と、一定理解はしております。 今から今後のことであります。幼児教育充実とそのあり方の具体、子育て家庭への具体的支援とその投資、そのための計画をぜひ策定していただけないかと思っています。保育園への投資は、〇から二歳で一人平均約三百万円、在宅子育て家庭との絶対的不公平の是正の必要があります。同じ区民であります。幼稚園児家庭が決して経済的に余裕があるわけではありません。保育園と幼稚園家庭支援の格差是正が必要ではないでしょうか。年間少なくとも仮に百万円の給付をしたとしても、格差は埋まりません。幼稚園希望でも、家計の不安から仕方なく保育園を利用する保護者にとって、幼稚園への道が開けます。結果、子供のためになり、区財政の効率化にもつながるのではないでしょうか。真剣に御検討してみていただけないでしょうか。 幼児教育はとても大事です。民主党の政策が心配です。不安です。民主党政府は、保育園待機児童解消の目的のためだけで、幼保一体化のこども園に統一し、事実上全国すべてを保育園化しようとしています。これは現実です。幼児教育をないがしろにし、在宅子育て家庭を無視する暴挙であります。区がこの制度に乗らないということを強く願っています。 決算委員会でも申し上げました。幼稚園が不足です。公設民営ができないため、私立幼稚園を誘致すべきだと思っています。区が土地を提供するなり、誘致の環境を整える必要があります。以上、御見解を伺います。 以上で、質問の第一回目を終わらせていただきます。どうもありがとうございました。どうぞよろしくお願いいたします。   〔区長西川太一郎君登壇〕 ◎区長(西川太一郎君) 区長就任七年を過ぎた今日、初めてこの議場に登壇をさせていただきましたときには、国会の議場に比べて、いかに狭い議場であるかということ、議員の数がたったの三十二人であるということに、率直に言って戸惑いを感じました。そして御記憶でしょうか、そのとき、一番初めに、自由民主党の代表質問をされたのが斉藤(泰)議員でございました。大変厳しい御質問を、今とは違っていただいたことを思い起こしております。 そして今、この議場は十分に広く三十二人の方々が二十万六千の区民の御付託にこたえて、それぞれお立場や主張は違っても立派に義務を果たしておられることに、この機会に改めて敬意を表する次第であります。 それはもう既に答弁に入っているわけでございまして、私自身が首長として、まず尊重しなければならないことは、二元代表制とよく議員の方々から御指摘をいただきますように、私も公選の区長であり、区民の意向を代表している一人であるという自覚、そして皆様は皆様としての大きな幅広い選択の中から選ばれてきた選良であるという御自覚をお持ちだと思いますが、ここで闘わされる者は、声の大きい人に対する単なるおもねりや、特別な議論に引き込まれて目標を見失うということのない冷静さを、私自身は常に持たなければいけないと思いますし、何より大事なことは、私も議員の皆様も信頼を持って選んでくれている多くの区民の方々に対する裏切り行為は絶対にあってはならないということであり、それは単なる行政運営上の清潔さだけではなくて、清潔さはもとよりでありますが、温かい、本当の幸福を住民の皆様に対して、どれだけお届けすることができるかというお互いが持っている哲学の違いを、思想の違いを乗り越えていくことではないかと思っております。 昨今、大阪府のダブル選挙の結果がマスコミに取り上げられておりますが、私どもは八百九十万の二十三区区民の皆さん、二十三人の区長がそれぞれの地域で、人口の多寡の違いはあるにせよ、それぞれがそれぞれの地区の行政の長としての責任を全うできるよう、その調整力を図るのが、私、区長会会長としての役目であると思います。三兆円を超える予算、六万人を超える職員が今回の三・一一以降の未曾有の混乱の中で、いかに適切な対応を行い、また被災地から、ある意味日本の八百を超える市の中で、一番頼りになる、力のある二十三区と目されていることに、我々は自負を持ち、議員の皆さんの御提案も受けながら、しっかりとやっていきたい。これが斉藤(泰)議員から私に対して賜りました御質問についての答弁であります。 細部にわたりましては、またゆっくりお話を申し上げる機会もあろうかと思います。手柄を誇る気はありません。ただ真摯に、土曜も日曜も返上して、まじめにお互いが働いているという、この相互を信頼し合い、尊敬し合うという気持ちを失ってはいけないというふうに思います。私は、そういう意味では、清潔な首長を志して、入札制度やまた口きき等については、これは多年の友人であろうと、どんなに権力の大きな方であろうと、一切お断りをしてきた七年であることは胸を張って申し上げることができます。そのように、これからも真摯に努力をしてまいりたいと考えております。 三月十一日は間違いなくパラダイムシフト、価値観の変化がありました。基礎自治体が何より、この国を動かし、この国を守り、この国の国民のために、国以上にある意味働けるときではないかと思っております。私は、昨日、竹内民主党議員の御質問に御答弁を申し上げました際に、細野豪志環境大臣と四十五分間、隔意なくお話ができたことを御報告申し上げました。小さいことかもしれません。しかし、一つの例は、大臣は静脈産業という言葉を盛んにお使いになられました。私はいわゆる静脈産業が歴史的に蝟集している荒川区の首長として、それを聞き逃すことはできませんでした。大臣に「失礼ながら、環境省では静脈産業という言葉を正式に用いられているのか」とお尋ねしましたら、大臣の脇にいる役人の方が「そうだ」とお答えになった。私は「それは直ちにやめられたらいい、環境産業という立派な言葉があるじゃないか。動脈と静脈では、医学的に言っても、何となく動脈は活発的で新鮮な血を体内に配る、働きを終えた老廃物も含めた、そういうものを体外に排除するために静脈というものが機能しているんじゃないか」と、もちろん私は医者ではありませんから、しかし、そういうふうに申し上げたら「直ちに変えよう」と、その場で、たったそれだけのことでありますが、私たちの主張に対して、ささやかでありますけれども国が動いたということでありますから、これをすべてだとは思いませんが、一生懸命やっていきたいと思います。 斉藤(泰)議員のお時間がないのを承知でありまして、大演説を行いましたことをお詫び申し上げまして、吉村昭先生のことにつきましては、もう十分大ファンでいらっしゃるということでありますから、私が今さら吉村文学の値打ちを長々と申し上げる必要はないと思います。しかし、吉村先生は限られた時間を完全燃焼して生きた人間、それが私にとって一番関心のある人間であるというふうに、ある講演の中で仰せになっています。この荒川の地で生まれ、学習院大学に通いながら、御家業である繊維業、特に製綿業、わた屋さんでありますが、私の実家とも取引がありましたが、そういう中でアルバイトを、お兄さんやお父さんを助けながら頑張って、結核にもなられ、御苦労され、いろいろな経緯を積まれた方が、この荒川の空気を、荒川の水を、私たちの親の世代と一緒に飲み、吸った、こういう方がすばらしい文学者が、この荒川から出たということを、私は何より記念を申し上げるべきだと考えてお願いを申し上げました。 仰せのとおり、複合施設といたしました理由は、先生の御意思を十分尊重すると同時に、斉藤(泰)議員をはじめ、多くの議員から図書館の充実を、子どもの育成の充実を御主張されたことが、私の心の中にあって、そのことを同時に、いわゆる多目的を満足させることが、一つの投資によってできるならば、これにすぐることはないと考えて今日まで専門家の方々にお願いを申し上げてまいりました。 私は、首長として、この七年余が私にとって、個人的には大変ありがたい七年でありました。国会議員よりもはるかに世の中の役に立った七年だと自負いたしております。したがいまして、私としては、これからもよく皆様と御相談をしながら、過ちがあれば改め、そして主張すべきはきちんと主張して、荒川区を誇りのある、住むにふさわしい、そういうまちにしていかなければいけない。ともどもお力を拝借しながら頑張っていきたい、このように申し上げて、斉藤(泰)議員からの御質疑に、ほとんど原稿に書いてあることとは違う答弁でありますが、申し上げてみました。御理解をいただきたいと思います。ありがとうございました。   〔人事戦略担当部長猪狩廣美君登壇〕 ◎人事戦略担当部長(猪狩廣美君) 管理職への期待に関する御質問にお答えいたします。 まず、行政視察についてでございます。全国各地でさまざまな行政課題に対応している先進自治体の取り組みを調査する行政視察は、議員御指摘のとおり、区における施策やその運営のあり方を考える上で、大変有意義なものであると考えております。職員の行政視察につきましては、管理職のみならず係長や一般職員であっても、必要に応じて視察ができるよう制度を整えてございますが、昨年度の実績は、必ずしも多いとは言えない状況でございますので、さらに周知に努めますとともに、管理職が率先垂範し、利用しやすい環境づくりに積極的に取り組んでまいりたいと存じます。 次に、職員の職務意欲向上に関する御質問でございます。区役所が区民の幸せを実現するシステムとして、今まで以上に、その役割を果たしていくためには、その担い手である職員の職務意欲の向上が極めて重要でございます。一人一人の職員が意欲を持って職務を遂行してまいりますには、やりがいを感じ、みずからの能力が生かされ、そして適正な評価が得られていることなどが必要であり、これらを組織全体の中で実現していくには、議員御指摘のとおり、管理職の役割が大変重要であると考えます。 区では、これまですべての職員を対象に、管理職と話し合いながら毎年の目標を設定し、職務を遂行していく、目標設定型の自己申告・人事考課制度を導入するとともに、ベテラン職員を対象としたキャリアデザイン研修等を実施し、意欲喚起を働きかけてまいりました。また、人材育成や職務環境の醸成に大きな役割を負います管理職に対しては、組織マネジメントや職員の育成手法、コーチングなど、さまざまな研修を実施し、そのスキル向上にも努めております。 職員の職務意欲の向上につきましては、有効な対策が必ずしも確立していない困難な課題ではございますが、極めて重要な課題でございます。一人一人の管理職がみずからの課題として、明確な意識を持って取り組み、現状よりも少しでも向上させていくことができるよう、なお一層努めてまいりたいと存じますので、御理解のほど賜りたいと存じます。どうぞよろしくお願いいたします。   〔子育て支援部長黒川重夫君登壇〕 ◎子育て支援部長(黒川重夫君) 最初に、教育・保育環境整備についての御質問にお答えいたします。 現在、荒川区では、〇歳から二歳までの児童の約六五パーセントが家庭で育児されており、区では、在宅で育児をしている保護者を支援するため、現在、区内八カ所で専用保育室による一時保育を実施し、二十二年度には、延べ四千三百人が利用しております。また、子育て交流サロンを区内十二カ所に設置しており、二十二年度は、児童、保護者を合わせて約六万八千人の利用がございました。 区といたしましては、今後も在宅育児家庭に対する支援策の充実に努めてまいる所存でございます。 議員御提案の幼稚園を希望する保護者に対する支援策につきましては、保護者の就労が単に収入を得るという目的だけではなく、自己実現や生きがいづくりという面があることや、女性の就労人口の増加が求められている現状にあることなどの課題があると認識しております。 一方、区では、幼児教育の充実を図るため、保護者や私立幼稚園等の設置者に対する支援に努めております。私立幼稚園では、本年度から定員の弾力的運用により、三歳児の募集人数をふやしております。また私立幼稚園等については、保護者に対する負担軽減を図るとともに、設置者に対しては幼児教育を充実させ、幼稚園の魅力をさらに高めるための助成を行っております。 今後は、区内の幼稚園児の約四割が区外の私立幼稚園へ通園している現状を踏まえ、区内の身近な幼稚園へお子さんを通わせたいという保護者の要望にこたえるため、区内への私立幼稚園の誘致についても検討してまいりたいと考えております。 次に、放課後子どもプランと学童クラブについての御質問にお答えします。 放課後子どもプランは、小学校の全学年を対象に、保護者の就労等に関係なく、放課後を安全・安心に過ごすことを目的とした事業であります。一方、学童クラブは、昼間、家庭において適切な保護を受けることができない小学校低学年の児童に対し、遊びと生活の場を提供することにより、その健全な育成を図る事業でございます。 放課後子どもプランも学童クラブも、対象となる児童の範囲が異なるとはいえ、安全な環境のもとで児童を保護するという点では共通しております。区といたしましては、学童クラブと放課後子どもプランを併設している学校につきましては、学童クラブの登録児童数が減少傾向にあることから、その数が一定数以下になった場合には、放課後子どもプランとの一本化を図り、効果的・効率的な運営に努めていくこととしております。 現在、各学童クラブの登録児童数の推移を注視しているところでございますが、放課後子どもプランと一体化を図るまで登録児童数が減少していない状況にございます。このため、学童クラブを利用する保護者を対象として、放課後子どもプランに対するニーズ調査を行うなど、議員御提案の趣旨を踏まえ、学童クラブから放課後クラブへの移行を促進する方策等を検討してまいる所存でございます。   〔教育委員会事務局教育部長新井基司君登壇〕
    教育委員会事務局教育部長(新井基司君) 文学館の周知などに関する御質問にお答えいたします。 文学館設置の準備の段階から、荒川区に文学館を設置することや、吉村文学のすばらしさを、多くの区民をはじめ、全国の方々にも知っていただくことは、文学館を円滑に設置し運営するために、非常に重要な取り組みであると考えております。 これまで、区民をはじめより多くの方々が吉村文学に親しめるよう、吉村昭先生を紹介するしおりの配布、吉村作品やその舞台を紹介する記事のホームページへの掲載、日暮里図書館と荒川ふるさと文化館郷土学習室での常設展示、さらに、企画展、講演会の開催などを通じて、区内外への情報発信に取り組んでまいりました。現在のところ、区内の吉村先生のゆかりの地を紹介するふるさとマップを作成中でございます。 また、十一月八日からの文教・子育て支援委員会による行政視察におきましては、生前、吉村先生が調査に訪れた長崎県立長崎図書館において、郷土課の係長さんから、長崎に関連する吉村先生の著作や吉村文学のすばらしさを語っていただきました。この係長さんの吉村文学に対する熱い思いに大変感銘を受けた次第でございます。 さらに、生前吉村先生と親交のあった方々は全国におられるため、これまで、長崎、北海道、越後湯沢に職員が出張し、その方々からお話を伺い、吉村先生の足跡をたどる聞き取り調査を実施しております。 今後は、このような活動を継続して行いながら、その内容も含めた情報提供を行うため、定期的に広報誌を作成し、区内外に発信してまいります。このように、これまで以上に文学館設置の周知や吉村文学の紹介を積極的に行う取り組みを進めてまいります。 御質問の吉村昭友の会につきましては、文学館の運営などを支援するために必要な組織であると認識しております。これまで文学館設置に向けて検討を進めてまいりました山崎一穎氏を委員長とする文学館推進委員会のメンバー、聞き取り調査に御協力をいただいた皆様、さらには企画展やACC主催の吉村昭の世界などの参加者がいらっしゃいます。このような吉村文学にかかわりを持った多くの方々に呼びかけ、支援組織の設置に向けて取り組んでまいります。 教育委員会といたしましては、吉村文学を全国に発信する拠点として、また、区民からも親しまれる文学館となるように、設置に向けて積極的に取り組んでまいります。   〔都市整備部長倉門彰君登壇〕 ◎都市整備部長(倉門彰君) 不接道宅地の解消についての御質問にお答えいたします。 区内には約四千戸の不接道宅地が存在し、合法的な建て替えが困難であることから、木造密集市街地の改善が進んでいない状況にあります。 区では、このような状況を改善するため、区独自の制度として、平成十五年度より、連担建築物設計制度を活用した「近隣まちづくり推進制度」を制定し、不接道宅地にある老朽木造住宅の建て替えの促進に取り組んでまいりました。 しかし、これまでは、相談があっても、関係者の合意が得られないなど、建て替えの実績には結びつかない状況にありました。そのため、過去の相談事例を踏まえて、制度の要件緩和等を行い、地域の実態に合わせて、できるだけ利用しやすいよう、平成十九年度に制度の改正を行いましたが、建築基準法の特例規定を活用したものであることから、一定の限界がございます。 今後は、不接道宅地の改善に向け、東京都が現在検討を進めております不燃化プロジェクトの動きを視野に入れながら、区の内部に検討会を立ち上げるとともに、特別区の担当部長会や課長会でも議題として取り上げ、同様の課題を抱える区の事例を参考にしながら検討してまいりたいと考えてございます。   〔健康部長金田麻里子君登壇〕 ◎健康部長(金田麻里子君) がん検診の有料化についての御質問にお答えいたします。 がん検診の有料化につきましては、平成十八年、健康部とがん予防センターとの統合に当たり、検診機器の更新によるがん検診の充実と合わせて、受益者負担を導入する方向で検討したところでございます。 しかしながら、当時は、税制改正や医療制度の改正等によって、区民負担が増大することが予測されていたため、当分の間、有料化を延期することとしたところでございます。 また、がん検診の受診率は二割前後を推移しており、国が目標として掲げる五〇パーセントには達していない状況が続いております。 有料化の必要性については理解できるところでございますが、現下の経済情勢の中では、区民に新たな費用負担を求めるのは大変困難な状況にあると考えております。そのため、まずはがん検診の受診率の向上に努めつつ、新しい検診機器の更新、導入等も含めて、引き続き検討してまいりたいと考えております。御理解くださいますようお願い申し上げます。   〔総務企画部長北川嘉昭君登壇〕 ◎総務企画部長(北川嘉昭君) 行政評価に関する御質問にお答えいたします。 行政評価につきましては、区民への説明責任や職員の意識改革、行政評価結果と計画・予算等との連携、事務事業の改善などを目的として、平成十八年度の本格導入当初から千を超える事務事業について評価を行い、決算特別委員会前に議会に報告いたしますとともに、すべての事務事業をホームページで公表するなど、これまでも大きな成果を上げてまいりました。 区では、これまでも制度の一層の充実を目指し、指標設定の見直し、減価償却費等の潜在的な経費を含めた、いわゆるフルコストの段階的な導入、予算事業と事務事業の整理を行うなどの改善を図ってきたところでございます。 加えて所管部課での評価を原則としながらも、より実効性を高めるために企画部門と所管部課との意見交換、さらに副区長によるヒアリングなど、事務事業を多面的に評価する方法も導入してまいりました。 御指摘の行政評価のさらなる改善の必要性につきましては、区としても認識を同じくするところであります。例えば、特定分野での重点的な評価を行い、一定の効果が認められたものにつきましては、全体の評価に反映させていく、あるいは企画・財政部門等による二次評価など、新たな手法についても積極的に検討を行うことにより、御質問の趣旨を踏まえ、行政評価制度の一層の改善に努めてまいる所存でございます。   〔環境清掃部長岡本壽子君登壇〕 ◎環境清掃部長(岡本壽子君) 家庭ごみの有料化に関してお答えいたします。 ごみの減量は「環境先進都市あらかわ」を目指していく上で、欠かすことのできない取り組みであり、区の重要な課題であると認識しております。 このため区では、区民、事業者、区の協働による集団回収の実施町会の拡大や回収品目の充実、ごみ減量に向けた3Rの積極的な推進などに努めてきたところでございます。 家庭ごみの有料化につきましては、ごみの排出抑制や再生利用の推進、排出量に応じた負担の公平化及び住民の意識改革など、一層のごみ減量を図り、循環型社会を実現するための有効な施策の一つでございます。 これまで有料化につきましては、平成十九年三月に、荒川区清掃審議会からいただいた答申において、可能な限りの発生抑制、再使用、再利用を徹底した上で導入について検討を進めていくことが必要ですとされておりました。 現在、本年度末で計画期間が終了する「荒川区一般廃棄物処理基本計画」の新たな策定について、清掃審議会で御審議をいただいております。 また、清掃事業につきましては、区、二十三区清掃一部事務組合、東京都が役割分担して進めていることもあり、区のみならず二十三区全体で調整が必要な部分もございます。 今後とも、さらなるごみの減量化に向けた施策を継続していくとともに、家庭ごみの有料化につきまして、引き続き検討を進めてまいります。 ◆十七番(斉藤泰紀君) 終わります。 ○議長(服部敏夫君) 以上で、一般質問を終わります。 この際、約二十分間の休憩をいたします。   午後二時三十七分休憩   午後三時三分開議 ○議長(服部敏夫君) 休憩前に引き続きまして会議を開きます。 日程第二、委員長報告についてを議題といたします。 ―――――――――――――――○――――――――――――――― △委員長報告について ○議長(服部敏夫君) 各委員長より付託事項について報告があります。 総務企画委員長茂木弘君。   〔茂木弘君登壇〕 ◆十一番(茂木弘君) 閉会中の所管事務調査について御報告申し上げます。 十月十九日開会の委員会におきまして、荒川区商店街連合会創立六十周年記念「プレミアム付き区内共通お買い物券」の発行に対する支援について、理事者より説明を受け、調査研究を行いました。 また、十月二十四日から十月二十六日にかけて、本委員会は、帯広市、小樽市及び苫小牧市を行政視察いたしました。 帯広市では、民間提案による公共サービス改善制度について、小樽市では、若年者就業支援事業、商店街のにぎわいづくりなどについて視察を行いました。苫小牧市では、苫小牧市行政改革プランについて、それぞれ説明を受け、調査研究を行い認識を深めました。 次に、十一月十四日開会の委員会において、社会資本整備総合交付金の申請に伴う都市再生整備計画の策定について、平成二十三年特別区人事委員会勧告の概要について、理事者より説明を受け調査研究を行いました。 なお、付託を受けました平成二十三年第十三号陳情外二件につきましては、なお一層慎重審査すべきとして継続審査といたしました。 以上、御報告といたします。 ○議長(服部敏夫君) 以上で総務企画委員長の報告を終わります。 文教・子育て支援委員長斉藤泰紀君。   〔斉藤泰紀君登壇〕 ◆十七番(斉藤泰紀君) 閉会中の継続審査に付されました陳情の審査経過並びに結果の御報告を申し上げます。 初めに、結果の出ました陳情一件から御報告申し上げます。 平成二十三年第二十一号陳情、三人乗り自転車(幼児二人同乗用自転車)の購入費補助を求める陳情につきましては、委員より、三人乗り自転車の価格、他区における購入費補助の実施状況などについて、質疑がありました。 その後、討論に入り、三人乗り自転車の必要性は認めるが、すべての三人乗り自転車を補助の対象とすることについては賛同しかねるとし、趣旨採択との意見、補助を実施するに当たっては、さらに検討を行う必要があるとし、趣旨採択との意見、陳情書では、補助の割合及び限度額が明示されているものの対象者が明示されていない。購入が困難な方については、何らかの支援策が必要であり、区としても、さらに検討を要望し趣旨採択との意見、子育て家庭の経済的負担の軽減は必要であるが、今後、三人乗り自転車の無料レンタルなども視野に入れて検討を要望し、趣旨採択との意見、さらには、経済的負担の軽減は必要であるが、補助の割合及び限度額を一律にすることが最善の策ではないと考えるので、さまざまな支援策を区に検討するよう要望し、趣旨採択との意見があり、委員会は全会一致で趣旨採択とすることに決定いたしました。 なお、付託されております平成二十三年第二十九号陳情外二件の陳情につきましては、今後、なお一層調査研究し、慎重審査すべきものとし、継続審査といたしました。 以上、御報告でございます。 ○議長(服部敏夫君) ただいまの委員長報告に係る二十三年第二十一号陳情についてお諮りいたします。 委員長報告は趣旨採択であります。 委員長報告に御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(服部敏夫君) 異議ないものと認め、二十三年第二十一号陳情は趣旨採択と決定いたしました。 福祉・区民生活委員長萩野勝君。   〔萩野勝君登壇〕 ◆三十二番(萩野勝君) 閉会中の審査、調査について、御報告いたします。 まず、結果の出ました請願から御報告いたします。 本委員会は、十月十九日開会の委員会において、平成二十三年第二十八号請願、固定資産税及び都市計画税の軽減措置の継続について意見書の提出に関する請願について審査を行いました。 審査に当たっては、委員より、軽減措置を行った場合と行わない場合の固定資産税都市計画税の税収の増減額などについて質問がありました。 なお、当日の委員会では質疑のみにとどめ、十一月十四日開会の委員会におきまして、討論と採決を行いました。 討論に当たっては、固定資産税及び都市計画税については、継続的に軽減すべきであるとして採択との意見、区内事業者の経営は厳しい状況が続いており、少しでも負担を軽減すべきとして採択との意見があり、本請願を採択することに決定いたしました。 なお、本委員会に付託されております平成二十三年第二十七号陳情については、なお一層、慎重審査すべきとして継続審査といたしました。 以上、御報告といたします。 ○議長(服部敏夫君) ただいまの委員長報告に係る二十三年第二十八号請願についてお諮りいたします。 委員長報告は採択であります。 委員長報告に御異議ありませんか。   〔「異議なし」「異議あり」と呼ぶ者あり〕 ○議長(服部敏夫君) 異議がありますので、起立によって採決いたします。 委員長報告は採択であります。委員長報告に賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 ○議長(服部敏夫君) 起立多数と認めます。よって、二十三年第二十八号請願は採択と決定いたしました。 建設環境委員長小島和男君。   〔小島和男君登壇〕 ◆八番(小島和男君) 閉会中の所管事務調査について、御報告いたします。 まず、十一月十五日の委員会におきましては、清掃負担の公平による調整額の確定について、再開発事業に係る荒川区独自の評価について、マイバッグ利用促進キャンペーンの実施について、荒川区景観計画の策定と荒川区景観条例の制定について、コミュニティバス停留所における上屋等の設置について、それぞれ理事者から報告を受け、調査研究を行いました。 次に、本委員会は、平成二十三年第二十三号請願、三河島駅北地区第一種市街地再開発事業に関する請願について、十月二十四日の委員会におきまして質疑を行いましたが、なお一層調査研究し、慎重に審査すべきものとして、継続審査といたしました。 また、十月二十五日から二十七日にかけて、本委員会は、秋田県、岩手県葛巻町及び岩手県紫波町を行政視察しました。 秋田県においては、住宅リフォーム緊急支援事業に関する事項、岩手県葛巻町においては、クリーンエネルギーへの取り組みに関する事項、岩手県紫波町においては、循環型まちづくりに関する事項について、それぞれ説明を受け、調査研究を行い認識を深めました。 以上、御報告といたします。 ○議長(服部敏夫君) 以上で建設環境委員長の報告を終わります。 議会運営委員長志村博司君。   〔志村博司君登壇〕 ◆二十一番(志村博司君) 閉会中の調査内容につきまして、御報告いたします。 初めに、十一月十一日開会の委員会において、平成二十三年第四回定例会の提出予定案件及び定例会の招集日について、理事者より説明を受けた後、会期及び会期中の日程などについて協議し、いずれもこれを決定いたしました。 また、十一月二十八日開会の委員会においては、平成二十三年第四回定例会における初日及び二日目の議事日程、一般質問の順序、議案の付託委員会などの議事の取り扱いについて協議し、いずれもこれを決定いたしました。 なお、付託されております平成二十三年第五号陳情外十一件につきましては、なお一層調査研究し、慎重審査すべきものとして継続審査といたしました。 以上、御報告といたします。 ○議長(服部敏夫君) 以上で議会運営委員長の報告を終わります。 震災対策調査特別委員長並木一元君。   〔並木一元君登壇〕 ◆十六番(並木一元君) 閉会中の調査内容につきまして、御報告申し上げます。 本委員会は、十月十八日の委員会におきまして、荒川区地域防災計画の見直しについて(対応の方向性)、防火用バケツの地域配備による震災時の初期消火力のさらなる強化について、大垣市との災害時相互応援に関する協定の締結について、荒川区建築業連絡協議会との協定の締結について、それぞれ理事者から説明を受け、調査研究を行いました。 なお、付託されております平成二十三年第十六号陳情につきましては、今後なお一層調査研究し、慎重審査すべきものとして、継続審査といたしました。 以上、御報告といたします。 ○議長(服部敏夫君) 以上で震災対策調査特別委員長の報告を終わります。 健康・危機管理対策調査特別委員長吉田詠子さん。   〔吉田詠子君登壇〕 ◆二十九番(吉田詠子君) 閉会中の調査内容について御報告いたします。 本委員会は、十一月一日開会の委員会におきまして、平成二十三年度における荒川区の防犯対策について、今夏の節電対策の成果について、国のガイドラインに基づく放射線量の測定について、理事者より、それぞれ説明を受け、調査研究を行いました。 なお、本委員会に付託されております平成二十三年第三十二号陳情外二件については、なお一層慎重審査すべきとして、継続審査といたしました。 以上、報告といたします。 ○議長(服部敏夫君) 以上で健康・危機管理対策調査特別委員長の報告を終わります。 観光・文化推進調査特別委員長北城貞治君。   〔北城貞治君登壇〕 ◆十八番(北城貞治君) 閉会中の委員会の調査内容について御報告いたします。 本委員会は、十一月七日の委員会におきまして、初めに、交流都市フェアin日暮里~鴨川市がやってくる~の開催について、理事者から説明を受け、委員より、区内外へのさらなる広報体制の充実、常設ステージの設置による設営費の削減、交流都市イベントの他地域への拡大、荒川区の魅力の戦略的な発信手法などについて質疑があり、調査研究を行いました。 その後「2k540 AKI-OKA ARTISANにおけるモノづくり見学・体験スポット」紹介イベントの開催について、現地視察を行うとともに、理事者より説明を受け、調査研究を深めました。 以上、御報告といたします。 ○議長(服部敏夫君) 以上で観光・文化推進調査特別委員長の報告を終わります。 これをもって委員長報告を終わります。 日程第三、請願の付託についてを議題といたします。 ―――――――――――――――○――――――――――――――― △請願の付託について  (資料の部に掲載) ○議長(服部敏夫君) 陳情書二件、議長において受理いたしました。 お手元に配付いたしました請願文書表のとおり、所管委員会に審査を付託いたします。 日程第四、議案第七十七号、荒川区景観条例、日程第五、議案第七十八号、災害弔慰金の支給等に関する条例の一部を改正する条例、日程第六、議案第七十九号、荒川区立南千住七丁目保育園の指定管理者の指定について、日程第七、議案第八十二号、荒川区議会議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例の一部を改正する条例、日程第八、議案第八十三号、荒川区長等の給料等に関する条例の一部を改正する条例、日程第九、議案第八十四号、荒川区教育委員会教育長の給与、勤務時間その他の勤務条件に関する条例の一部を改正する条例、日程第十、議案第八十五号、職員の給与に関する条例の一部を改正する条例、日程第十一、議案第八十六号、荒川区立保育所条例の一部を改正する条例の一部を改正する条例、日程第十二、議案第八十七号、幼稚園教育職員の給与に関する条例の一部を改正する条例、以上、九件を一括議題といたします。 朗読を省略いたします。 ―――――――――――――――○――――――――――――――― △議案第七十七号 荒川区景観条例 △議案第七十八号 災害弔慰金の支給等に関する条例の一部を改正する条例 △議案第七十九号 荒川区立南千住七丁目保育園の指定管理者の指定について △議案第八十二号 荒川区議会議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例の一部を改正する条例 △議案第八十三号 荒川区長等の給料等に関する条例の一部を改正する条例 △議案第八十四号 荒川区教育委員会教育長の給与、勤務時間その他の勤務条件に関する条例の一部を改正する条例 △議案第八十五号 職員の給与に関する条例の一部を改正する条例 △議案第八十六号 荒川区立保育所条例の一部を改正する条例の一部を改正する条例 △議案第八十七号 幼稚園教育職員の給与に関する条例の一部を改正する条例 (議案の部に掲載) ○議長(服部敏夫君) なお、議案第八十四号、議案第八十五号及び議案第八十七号までの計三件については、地方公務員法第五条第二項の規定により、あらかじめ人事委員会の意見を聴取しておきましたので、事務局長より朗読いたします。   〔事務局長朗読〕 (資料の部に掲載) ○議長(服部敏夫君) 本案に対し理事者の説明を求めます。   〔総務企画部長北川嘉昭君登壇〕 ◎総務企画部長(北川嘉昭君) 議案第七十七号から議案第七十九号まで及び議案第八十二号から議案第八十七号までの提案理由及び内容を御説明申し上げます。 議案第七十七号、荒川区景観条例は、景観行政団体として、景観計画の策定、行為の規制などのほか、区民と進める景観まちづくり等について必要な事項を定め、もって地域特性を生かした良好で個性あふれる景観形成の実現を図るものでございます。 議案第七十八号、災害弔慰金の支給等に関する条例の一部を改正する条例は、災害弔慰金の支給等に関する法律の改正等に伴い、規定の整備を図るものでございます。 議案第七十九号、荒川区立南千住七丁目保育園の指定管理者の指定につきましては、南千住七丁目保育園の指定管理者を指定するため、地方自治法第二百四十四条の二第六項の規定に基づき提案するものでございます。 議案第八十二号、荒川区議会議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例の一部を改正する条例は、区議会議員の平成二十四年三月三十一日までの議員報酬の月額を改めるものでございます。 議案第八十三号、荒川区長等の給料等に関する条例の一部を改正する条例は、区長及び副区長の平成二十四年三月三十一日までの給料の月額及び平成二十四年三月に支給する期末手当の支給月数を改めるものでございます。 議案第八十四号、荒川区教育委員会教育長の給与、勤務時間その他の勤務条件に関する条例の一部を改正する条例は、教育長の平成二十四年三月三十一日までの給料の月額及び平成二十四年三月に支給する期末手当の支給月数を改めるものでございます。 議案第八十五号、職員の給与に関する条例の一部を改正する条例は、職員の給与について、特別区人事委員会勧告に基づき、給料表を改定するほか、規定を整備するものでございます。 議案第八十六号、荒川区立保育所条例の一部を改正する条例の一部を改正する条例は、南千住七丁目保育園の開設時期を変更するものでございます。 議案第八十七号、幼稚園教育職員の給与に関する条例の一部を改正する条例は、幼稚園教育職員の給与について、特別区人事委員会勧告に基づき、給料表を改定するものでございます。 以上が本定例会に御提案する議案でございます。よろしく御審議のほど、お願い申し上げます。 ○議長(服部敏夫君) 本案に対し質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(服部敏夫君) 質疑はないものと認めます。 議案第八十二号から議案第八十五号までの計四件については総務企画委員会に、議案第七十九号、議案第八十六号及び議案第八十七号の計三件については文教・子育て支援委員会に、議案第七十八号については福祉・区民生活委員会に、議案第七十七号については建設環境委員会に、それぞれ会議規則第三十八条第一項の規定により審査を付託いたします。 日程第十三、議案第八十号、人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについてを議題といたします。 ―――――――――――――――○――――――――――――――― △議案第八十号 人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについて (議案の部に掲載) ○議長(服部敏夫君) 事務局長より朗読いたします。   〔事務局長朗読〕 ◎議会事務局長(高岡芳行君) 議案第八十号 人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについて上記の議案を提出する。平成二十三年十一月二十九日            提出者 荒川区長 西 川 太 一 郎 人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについて人権擁護委員候補者として下記の者を推薦したいので意見を求める。            記住所   東京都荒川区荒川●●●●●●●●●●●●●氏名   宇津井 洋 子(うつい ようこ)生年月日 ●●●●●●●●●●(略歴省略) ○議長(服部敏夫君) 本案に対し理事者の説明を求めます。   〔総務企画部長北川嘉昭君登壇〕 ◎総務企画部長(北川嘉昭君) 議案第八十号人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについてを提案いたしました理由並びに内容を御説明申し上げます。 現在、人権擁護委員でございます宇津井洋子氏が平成二十四年六月三十日をもって任期満了となります。宇津井洋子氏を人権擁護委員候補者として、法務大臣に推薦するため、人権擁護委員法第六条第三項の規定に基づき、議会の御意見をお伺いするものでございます。 宇津井洋子氏につきましては、別紙略歴にもありますとおり、民生委員・主任児童員、荒川区青少年育成荒川地区委員会委員として、地域の発展や青少年の健全育成のため活躍されております。平成十五年に人権擁護委員になられて以来、使命感に燃え、熱心にその職務を遂行されております。このことから人権擁護委員として適任であると存じ、その候補者として推薦するため、ここに提案申し上げる次第でございます。よろしく御審議くださいますよう、お願い申し上げます。 ○議長(服部敏夫君) 本案に対し質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(服部敏夫君) 質疑はないものと認めます。 九番菅谷元昭君。 ◆九番(菅谷元昭君) 茂木弘君、小坂眞三君、両君の賛成を得て動議を提出いたします。 本案は、委員会の審査を省略されるよう提議いたします。 ○議長(服部敏夫君) 所定の賛成者がありますので、ただいまの動議を議題といたします。 本案は委員会の審査を省略することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(服部敏夫君) 異議ないものと認めます。本案は委員会の審査を省略することに決定いたしました。 討論に入ります。 討論はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(服部敏夫君) 討論はないものと認めます。本案については、適当との意見を付すことに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(服部敏夫君) 異議ないものと認めます。議案第八十号については、適当との意見を付すことに決定いたしました。 日程第十四、議案第八十一号、人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについてを議題といたします。 ―――――――――――――――○――――――――――――――― △議案第八十一号 人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについて (議案の部に掲載) ○議長(服部敏夫君) 事務局長より朗読いたします。   〔事務局長朗読〕 ◎議会事務局長(高岡芳行君) 議案第八十一号 人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについて上記の議案を提出する。平成二十三年十一月二十九日            提出者 荒川区長 西 川 太 一 郎 人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについて人権擁護委員候補者として下記の者を推薦したいので意見を求める。            記住所   東京都荒川区●●●●●●●●●●●●●氏名   新 田 知 子(にった ともこ)生年月日 ●●●●●●●●●●●(略歴省略) ○議長(服部敏夫君) 本案に対し理事者の説明を求めます。   〔総務企画部長北川嘉昭君登壇〕 ◎総務企画部長(北川嘉昭君) 議案第八十一号人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについてを提案いたしました理由並びに内容を御説明申し上げます。 現在、人権擁護委員でございます新田知子氏が平成二十四年六月三十日をもって任期満了となります。新田知子氏を人権擁護委員候補者として、法務大臣に推薦するため、人権擁護委員法第六条第三項の規定に基づき、議会の御意見をお伺いするものでございます。 新田知子氏につきましては、別紙略歴にもございますとおり、荒川区青少年育成日暮里地区委員会委員として、地域の発展や青少年の健全育成のため活躍されております。平成十八年に人権擁護委員になられて以来、使命感に燃え、熱心にその職務を遂行されております。このことから人権擁護委員として適任であると存じ、その候補者として推薦するため、ここに御提案申し上げる次第でございます。よろしく御審議くださいますよう、お願い申し上げます。 ○議長(服部敏夫君) 本案に対し質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(服部敏夫君) 質疑はないものと認めます。 二十八番松田智子さん。 ◆二十八番(松田智子君) 菊地、吉田、両君の賛成を得て動議を提出いたします。 本案は、委員会の審査を省略されるよう提議いたします。 ○議長(服部敏夫君) 所定の賛成者がありますので、ただいまの動議を議題といたします。 本案は委員会の審査を省略することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(服部敏夫君) 異議ないものと認めます。本案は委員会の審査を省略することに決定いたしました。 討論に入ります。 討論はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(服部敏夫君) 討論はないものと認めます。本案については、適当との意見を付すことに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(服部敏夫君) 異議ないものと認めます。議案第八十一号については、適当との意見を付すことに決定いたしました。 ○議長(服部敏夫君) 起立多数と認めます。よって、議案第八十三号は委員長報告どおり決定いたしました。 日程第十五、諸般の報告についてを議題といたします。 ―――――――――――――――○――――――――――――――― △諸般の報告について  (諸般の報告の部に掲載) ○議長(服部敏夫君) 区長並びに監査委員から、お手元に配付のとおり、報告並びに書類の提出がありましたので、事務局長より朗読いたします。   〔事務局長朗読〕     報     告第一  専決処分した損害賠償額の決定に関する報告について第二  平成二十三年度(第五回)定期監査結果の報告について第三  例月出納検査(平成二十三年八月及び九月)結果の報告について ○議長(服部敏夫君) この際、お諮りいたします。本日の会議はこの程度にとどめ、散会いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(服部敏夫君) 異議ないものと認め、そのように決定いたします。 なお、明日十二月一日から十二月十一日までの十一日間は委員会審査のため休会いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(服部敏夫君) 異議ないものと認め、そのように決定いたします。 次回の本会議は十二月十二日午後一時から再開いたします。 本日はこれをもって散会いたします。まことに御苦労さまでございました。   午後三時三十二分散会...