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│事務局 │渡辺議会総務課長 関谷議会担当係長 松村書記 │
├────┴───────────────────────────────────────┤
│ 会議に付した事件
│
├────────────────────────────────────────────┤
│1.
会議録署名委員の指名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1
│
│ 村上(宇)委員、
渡辺委員を指名する。
│
│1.
委員会の運営・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1
│
│ 正副委員長案を了承する。
│
│1.第2次豊島区
環境基本計画の策定について ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1
│
│ 小野環境政策課長より説明を受け、質疑を行う。
│
│1.
空間放射線測定(
定点測定)について・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・13
│
│ 小野環境保全課長より説明を受け、質疑を行う。
│
│1.
委員会の1年間の
まとめについて・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・17
│
│ 正副委員長案のとおり決定する。
│
└────────────────────────────────────────────┘
午後1時30分開会
○
清水みちこ委員長 ただいまから、環境・
清掃対策調査特別委員会を開会いたします。
会議録署名委員を御指名申し上げます。
村上宇一委員、
渡辺委員、よろしくお願いをいたします。
───────────────────◇────────────────────
○
清水みちこ委員長 初めに、本日の
委員会の運営について正副
委員長案を申し上げます。
本日は、案件2件を予定しております。その後、
委員会の1年間の
まとめについて、正副
委員長案をお諮りいたします。
以上でございますが、運営について何かございますか。
「なし」
───────────────────◇────────────────────
○
清水みちこ委員長 それでは、案件に入ります。
初めに、第2次豊島区
環境基本計画の策定について、
理事者より説明がございます。
○
小野環境政策課長 次期豊島区
環境基本計画の策定を行ってございまして、平成29年度から
審議会等でその内容を審議してまいりました。その計画が完成しましたので、本日御報告するものでございます。
これまで6回の
環境審議会を実施しております。また、庁内での係長での検討、それから
部長級での検討などを含めまして、庁内でも検討をしてまいりました。一度、昨年の11月20日に
議員協議会のほうで、議会のほうに素案ということで御報告をしております。その後12月に
パブリックコメントを実施しておりまして、1月28日、第6回豊島区
環境審議会におきまして、
審議会の
委員長であります
蟹江会長より区長へ答申があったところでございます。庁内におきましては、3月29日、
環境都市づくり推進本部会議におきまして、庁内での承認を得たところでございます。本日その内容を御報告するものでございます。
1ページおめくりください。昨年、実施した
パブリックコメントの実施結果でございます。概要につきましては記載のとおりでございますけれども、12月1日から28日間実施しております。意見が14件出てございます。下の表に
基本目標をそれぞれ立てておりますけれども、それごとに
まとめてございます。主なものを御紹介させていただきますと、
基本目標Ⅰ、
気候変動に対応し、脱炭素化に向けた
取り組みを進めるまちにつきましては、
再生可能エネルギーの推進についてなど4件。それから、
基本目標Ⅱ、みどりや生きものの豊かさを育み、人と自然がつながるまちについては、区の緑化についてなど2件。1枚おめくりください。
基本目標Ⅲ、ごみを出さないくらしと資源の循環に協働して取り組むまちについては、3Rの推進、ごみの分別等の
ルールについて2件。それから、
基本目標Ⅳについては、すべての人が安全・安心・快適な環境の中でくらし活動できるまちということで、
受動喫煙対策、
たばこについてなど4件いただいております。また、その他ということで、
羽田空港機能強化に関する新
飛行経路についてということで、2件いただいております。非常にいずれの御意見も貴重な御意見というところでございますが、素案の修正には至りませんでした。今回、いただいた御意見につきましては、今後の
取り組みの参考とさせていただきたいと思っております。
それから、
概要版、本日は用意してございますので、
概要版で概略を御説明したいと思います。通しの番号でいきますと、4ページからが
概要版というところでございます。
表紙の部分をおめくりいただきまして、5ページをお開きください。前回、内容につきましては御説明をしておりますので、今回は簡単に御説明をしたいと思います。目指すべき
都市像ということで目標を掲げてございます。「みんなが主役 文化とともに発展する
エコシティ としま」ということで、環境と文化の融合を目指しております。区の
基本計画でもございます
国際アート・
カルチャー都市としての魅力や活力の創造と環境に配慮した
まちづくりを同時に進めていくことで環境と文化が互いに向上させ、豊かでうるおいがあり、魅力と活力があふれる都市を目指してまいります。
また、下のほうに記載しておりますけども、本計画の特徴でございます。1つ目、
重点施策、それから
リーディングプロジェクトを新設しております。区が目指します
環境都市像を実現するために、優先的に取り組むべき
主要施策、その中でも特に優先して取り組む
リーディングプロジェクトを選定いたしまして、この目標をぐいぐいと引っ張っていくというものを設定してございます。
それから2つ目、持続可能な
開発目標、国連のほうでも定めておりますけども、
SDGsと
環境施策のかかわりを明示しております。各分野の施策の方向が貢献すると想定される主な
SDGsの目標には、特に
アイコンがございます。17の目標がございますけれども、それに対応する
アイコンをそれぞれの目標のところに掲載をさせていただいております。
それから3つ目、これは本計画の今までの経過での反省でもございますけれども、計画の
進行管理の強化でございます。計画の
進行管理に係る全期間の
PDCAとそれぞれ事業の
進行管理に係る毎年度の
PDCAを多層的に運用しまして、
進捗管理の強化を図ってまいります。また、
成果指標、
取り組み指標を設定し、数値化いたしまして、
進捗管理を進めていこうという
取り組みを導入させていただきました。
それから、6ページ目ですけれども、施策の体系ということで大きく4つの目標、それから、この目標を貫く連携・協働といった5つの柱を本計画の体系としております。
7ページ以降は、それぞれの
基本目標、それから連携・協働の部分を
まとめた記載になってございますので、こちらは後ほどごらんいただければと思います。
私からは以上でございます。
○
清水みちこ委員長 説明が終わりました。質疑を行います。
○
村上典子委員 10年間の第2次豊島区
環境基本計画が策定されたということで、10年というと、結構長い期間になると思うんです。それで、
先ほど報告がありましたように、前回の第1次の豊島区
環境基本計画においては
進行管理のところが少し弱かったということで、今回は多層的な
進行管理の運用と、この多層的な運用というのは、毎年、具体的にどのように
進行管理をされていくのかをもう少し詳しく説明してください。
○
小野環境政策課長 まずは、今回、来年度から2030年まででございます。正しくは12年間の計画になります。これは
上位計画といいますか、国の
環境基本計画もそういうような仕組みになっており、それに合わせたというところでございます。
今回、多層的な管理ということですけども、計画全体、この12年間をまず一つの
PDCAサイクルの期間として一つ考えます。それから、各事業には、
年度ごとにそれぞれ目標があるものもございますので、そういったものは
年度ごとにも管理していくということ。それから、内部で管理をすると大変甘くなったりいたしますので、
環境審議会で、今までは計画を立てますと、それで終了ということで休止が続いていたんですけれども、せっかく御意見をいただいた
審議会でございますので、毎年、
審議会という形で外部の方にも
進捗管理をしていただこうということで、そういう面でも多層的にという意味でございます。
○
村上典子委員 環境審議会の毎年の開催ということを確認しました。
それから、
あと中間年度を目途に
見直しというのも行われると思うんですけど、これは、12年間の計画ですと何年度になるんですか。
○
小野環境政策課長 こちらの
概要版の5ページの通しの番号の一番上の
計画期間のところにも、
中間年度を目標に
見直しますということで、ですので6年後というような意味でなりますので、2025年ぐらいを目途に計画の
見直しをしていきたいと思っております。
○
村上典子委員 区の環境というと、区のさまざまな事業に横串を刺すような面が多いので、ぜひ
環境計画に基づいて、それぞれの部署の横串で
環境清掃部が、また
環境政策課が中心になって、
環境都市が確実に進むように希望いたしますので、よろしくお願いします。
○ふる
ぼう知生委員 大体、非常に細かい、多岐にわたって、きめ細かに考えられているかなという感じはするんですけど、少しミクロの観点で2点ぐらいお話を聞きたいと思います。
まず、動物との共生とかというテーマで、これまでもいろいろとあったかと思うんですけど、実は、最近犬を飼っている方々とお話をしまして、豊島区の公園に時々連れていっているんだけども、最近、公園に来てはだめというような、そういうお話が届いてきているんだけども、何か豊島区のほうはそういう方針を今後考える、あるいはそういう方針になっているのかどうかということを聞かれ、私即答できなかったものですから、確かにいろんな意味で犬をお好きな方は、それはお気持ちはわかるんですけど、一方で動物を飼っていらっしゃらない方という方々からしてみると、いろんな意味でちょっと気にさわる、気になるといいますか、そういったお気持ちもわからないでもない。そういう両者の権利というところでぶつかるところがございまして、そういうお話をいただいたんですけど、豊島区としては、
今方向性みたいなところは何か決まっていますか。
○
宮川土木担当部長 公園ごとに
ローカルルールがあるかもしれませんけれども、全体的には、犬の
連れ込みは基本的にはオーケーしておりまして、ただ、リードを放すというのは、ほかの方にも御迷惑がかかりますので、それは禁止してございます。
○ふる
ぼう知生委員 そうしますと、今後、何か全体的に方針を決めるとか、そんなお考えは、特にはないという認識でよろしいですか。
○
宮川土木担当部長 公園の
担当者に確認しないと細かいことはわからないんですけれども、犬をお飼いの方も公園を使う権利をお持ちですので、皆さんが気持ちよく使えるような
ルールを今後とも考えていきたいと思っております。
○ふる
ぼう知生委員 犬を飼っていらっしゃる方も、豊島区は狭いですから、ドッグランをつくってとか、そんなことは申し上げませんが、もちろんあったらあったでいいんですけど、そこまで、なかなか難しいところもあるでしょうから、せめて公園に入るということを禁止するとかというような、そんなお話を何かどこからかわからないですけど、何か聞いたような感じがありまして、それはどうなんでしょうかというお言葉をいただいたものですから、私が聞いてみますということで、たまたま、こういうお話があったんで、この場があったんで聞かせていただきました。その旨お伝えさせていただきます。
基本的には、やはり
お互い権利があるので、共存できるようなことで
ルールを守って、もちろん犬を飼われる方々がしっかり
ルールを守るということは前提だと思いますけど、そういった前提のもとで共存できるように、今後進めていただけたらと思いますので、よろしくお願いいたします。
次。2番目なんですけども、
たばこの問題です。池袋の
西口公園のそばの
喫煙所のことについて、今まで議論してくる中で、私も発言したことがありますし、ほかの委員が発言されたこともありましたけど、
東京芸術劇場のできるだけ離れたところで、そういう
代替地を確保するというような
方向性で議論が進んでいたと思っていたんですが、この間、
一般質問がありまして、区長が答弁をされて、
池袋西口には、いわゆる
たばこを吸う
代替地をつくらないという明言をされたというふうに、私は認識いたしました。その辺の経過をお知らせいただけたらと思うんですが。
○
小野環境保全課長 公園の
全面禁煙化ということで進めているわけですけれども、西口の公園については、非常にたくさんの
利用者がいるということで、単に公園の
喫煙所というだけではなくて、西口全体の中での
喫煙所という位置づけなんだろうということで、
代替地をやはり考えていかないといけないだろうということで、これまで議会でも答弁をさせていただいて、実際に公共の土地、あるいは民間の土地も含めて、いろいろと探してきたところでございます。なかなか
代替地が見つからなかったというところで、先般の
一般質問の中で区長が申していたところでは、やはり公園と一体となるような場所での
喫煙所は難しいだろうということでございます。あそこは
芸術劇場の土地も含めて、公園と一体となったような土地であるということから、あの近辺では難しいということで、
一般質問に対する答弁としては西口全体というふうな捉え方にもなってしまったんですけれども、公園の周辺という意味では、難しいだろう。
ただし、その後、
環境保全課、あるいはJTもそうなんですけども、喫煙の
ポイ捨ての調査をしたところ、実際に
ポイ捨てされる場所というのは、ある程度、駅前の限られた場所だということがわかってまいりました。そういうところをやはり
喫煙所がなくなりますと
ポイ捨てもふえるだろうと、まちの美化も悪くなるだろうと、そういったことから、これは
予算特別委員会の中でもそういう質疑が出まして、
環境清掃部長のほうから
喫煙所の設置については、さらに進めていきます、特に
ポイ捨ての多い場所について、場所もわかってきましたので、そういったところを今後、なかなかそういう場所は、公共の土地ではないものですから、民間の方との協力というようなことも出てきますので、引き続き、
喫煙所の設置については進めていくというようなことで、補足的に
予算特別委員会の中では御説明をさせていただいたところでございまして、一貫して、
環境保全課としてはやはりまちの美化、これがやはり一番ですので、そういった場所を引き続き粘り強く
土地所有者の方とも協力を仰ぎながら進めていきたいという方向で今いるところでございます。
○ふる
ぼう知生委員 わかりました。私、
予算特別委員会の委員ではなかったので、その辺の詳細のほうは存じ上げなかったということなので、恐縮なんですけども、
豊島たばこ販売協議会の方からも、いろいろと打ち合わせをしていたのに、何かはしごを外されたような感じで、どう組合員にも説明したらいいんだろうかというような、そんなお話もあったりしたものですから、私のスタンスとしては、やはり今課長がおっしゃったように、私は
たばこを吸いませんけれども、やはり、
たばこを吸う方にも、これは法的に許されているわけですから、
たばこを吸う方が一定程度いらっしゃると。それが、では吸う場所が本当にないよというような中で、先ほどおっしゃっていた、きょうのテーマにもありますところの
受動喫煙かというふうなことですけども、最終的に、では吸うところをなくしても、
ポイ捨てがやはり出てしまうという現実があって、そういったところは、やはりしっかり対応すべきだろうと。お互い共存できるような形にしていくということで、最終的に見ばえというか、環境というか、そういったものがよくなればという考えでございますので、区長の答弁を聞いて、あれ、今までの流れとは大きく変わってしまったのかなという感じを受けたものですからびっくりいたしましたけれども、今々課長の答弁をお聞きしまして、少しほっとしておりますが、いずれにいたしましても、ますます場所を見つけるのが大変になってくるということが現実だと思いますんで、ぜひとも、そういう形で整備していただければなと思っておりますけど、最後その辺一言、もう一度お願いします。
○
小野環境保全課長 東アジア文化都市2019豊島も始まっております。来年度は2020年オリンピック・パラリンピック、国内を含め海外からも、さまざまな来街者の方が池袋を訪れると考えております。きれいなまち、まさに計画の中にも安心・安全な、そしてきれいなまちというようなことも目標にしておりますので、美化を中心として、
喫煙所の整備、早く進めたいというふうに思っております。
○ふる
ぼう知生委員 課長、部長、期待しておりますんで、よろしくどうぞお願いいたします。
以上です。
○
高橋佳代子委員 喫煙所のやりとりでどうしても話したくなってしまって。済みません、話すつもりではなかったんですけど。現在、豊島区の中でいろんな
取り組みをされていて、喫煙に関しては。公園も基本的に禁止。若いお母さんからの苦情として、公園の前の道路でみんな休み時間になると。入ってはいけないという意識はあるんだけれども、公園の前でみんな吸っているから
たばこの煙がみんな中に入ってきて、何か結局同じようななんていうような苦情も入ってきて、ぜひ、またパトロール等々を御検討いただきたいと思うんです。西口のお話が先ほど出ましたけれども、東口についても私、十五、六年前に、1期生のときに東口の
喫煙所の設置を提案させていただいて、当時設置をしていただいた、5差路のところと
ユニクロの前とをしていただいた記憶があるんですけど、あの時代は
歩行喫煙が非常に危なかった。それを何とかして、一定のところで吸ってもらいたいというような
指定喫煙所ということで設けたんですけども、今、東口の駅前、あれだけ大きいのがあって、あそこが本当に要るのかどうなのかというようなことも、実はお声としていただいていまして。というのは、
グリーン大通りに学校がございまして、どうしても通学路、毎日通る道であって、
喫煙所の前を通らないと学校へ行けないというようなことで、
保護者の方から声をいただいています。これについて、また、話がずれていますけど、今後どのようにお考えなのか、お聞かせいただきたいと思います。
○
小野環境保全課長 今、東口には、そういう意味で3カ所、駅を出てすぐの島のところに大きな
喫煙所と、それから今委員がおっしゃられた5差路のところに
ユニクロ側と、それから反対側2カ所ございます。それぞれ
利用者といいますか、
利用状況を私も見る機会があるんですけども、結構たくさんの方が利用しているということと、それがどうかわかりませんけど、意外に
ポイ捨ては少ないということでございます。つまりは、
喫煙所があればそこで、喫煙される方は
喫煙所で
たばこを吸われている。まさに委員おっしゃるとおり、路上での喫煙がまず減っているのかなと思っているところでございます。
最近のいろいろな
喫煙率ですとかで見てみますと、どんどん
喫煙者が減ってきているというのは、社会的な状況だと思っております。ただ、東口の
喫煙所も、大きなあの
喫煙所も結構たくさんの
利用者がございます。そういう意味で、今後、
喫煙者の数ですとか、
喫煙所の
利用状況を見ながら、
見直しという時期は、当然来るんだろうと思ってございますけれども、まず、どれぐらいの方が利用されているのかとか、あるいは
喫煙所を利用されている方というのは
ルールを守った
喫煙者ということもございますので、そういった方の御意見なども伺いながら、ここでは、すぐに廃止するとか、継続するとかということは、すぐには言えないと思いますので、そういった
利用状況ですとか利用されている方の御意見なんかも伺いながら、
方向性をこれから検討していきたいと考えております。
○
高橋佳代子委員 初めて言ったので、答えの出ないのは当たり前なんですけど、
グリーン大通り沿いの
保護者からも、私もお声、今後伺いますので、そういった公の御要望が出てきたときは、やはり区としても考えなくてはいけないと思います。中高生か、あそこは、やはり
子どもたちが毎日通る道なので、例えば片方だけにするとか、よけられるようなことは十分考えられるのかなと思いますので、そこら辺は、臨機応変にしっかり対応していただきたいなと思います。意見だけ申し上げておきますけども、
委員長、もう一つだけ確認したいんですけど、前も言ったんですが、私たち、
フードロスをずっと
食品ロスと申し上げてきたのを、区のほうが
フードロスとずっと言われてきて、これを見るとまた
食品ロスに戻っているんですけど、今後は
食品ロスという言い方でいいんでしょうか。
○
井上ごみ減量推進課長 3年前から
食品ロス、
フードロスに取り組んできたわけでございますけども、当初、農林水産省など
食品ロスということでございまして、では豊島区ではどういうふうにこれから区民の皆様に削減対策を御周知していこうかというところになりまして、当時
フードロスという、これは世界的な言い方ですけども、あと、フードドライブ、フードバンク、フードレスキューとみんなフードだったんです。ですので、豊島区ではフード、要するに若い方などにもお知らせする上では
フードロスという言葉を使って、
フードロス削減対策ということで、区民講座などもうたってきたわけでございます。
今回、
環境基本計画の中で
食品ロスにするか
フードロスを使うかというところで、やはり、これ各自治体、23区初めいろいろな団体などに配布するものでございますんで、
フードロスでも当然通じるんですけども、やはり、そこは
食品ロスということで、この
基本計画の中では
食品ロスということに、そして区民講座ですとか区民向けの削減対策については
フードロス削減対策ということで、これまでどおり使用させていただこうという考えでございます。
○
高橋佳代子委員 それは逆に一つにしたほうが。国のほうでの法律は
食品ロスなんですね。もちろん
フードロスって英語ですから、それは世界共通語というのはわかるんですけど、国で今回成立しそうな、
食品ロスという法律名でやっていますので、こういうものに関しては
食品ロスって書いてあって、区民向けには
フードロスって、逆にぐちゃぐちゃになってしまうような気がするんですけど、統一したほうが私はいいと思うんですけど、いかがでしょうか。
○
井上ごみ減量推進課長 これまで
フードロスを使ってきた経緯につきましては御説明したとおりでございますけども、確かに法案も
フードロス削減推進法案だったと思います。ですので、今後新年度に向けて、用語の統一ということについて、検討させていただきたいと思います。
○渡辺くみ子委員 私も69ページのこれ、印刷したんです。
基本計画の69ページでは、両方使っているんです。それで、やはり私もえっと思いました。少なくても、やはり一つの資料の中で固有名詞を表現するときに使わざるを得ないときというのはあるんだろうと思いますし、それから、外国の方含めて、進めるというときはそうなのかもしれませんけど、とにかく一つのページの中で
フードロスも、それから
食品ロスも同じような使い方をされているというのは、私自身も混乱をしました。質疑をしようと思っていたのでやめますけど、よろしくお願いします。
そして、本当に少し見ただけなんですけど、これが基本なんで、しかも12年間分という話なんで、最初の部分だけ、目が行き届くというか、見たところだけの質疑をさせていただきたいと思います。
一番最初のところで、計画策定に当たっての背景という部分で、これは2ページにありますけれども、豊島新時代に向けた都市づくりというのが全面に載っていますね。それで、2020年までに4つの公園を整備し、回遊性を高め云々という、展開していきますというような表現があるんですけど、こういう、この表現と、それから環境との関係、どう受けとめたらいいんでしょうか。
○
小野環境政策課長 今回、
環境基本計画を改定するに当たりまして、やはり
上位計画であります区の
基本計画を参考にするわけなんですけれども、こういう計画、特に環境で、都市部で計画をつくるとなると、他区との違いをどう出していくかというところだと思います。豊島区は、文化政策と、
国際アート・
カルチャー都市を進めていくというところがございますので、そことの連携をどうやっていくかというところが一つ大きくございました。そういう意味で、今後、区が進めていく
国際アート・
カルチャー都市の中でも、環境が一番かかわってくる、そういうものを全面に出しまして、区が進める
まちづくりと環境を融合させた、それが1ページ、2ページ、3ページあたりの部分でございます。今後、豊島区が文化を進めていく土台を、あるいは舞台を環境という、まちを環境がつくり出していく、きれいなまち、あるいは緑あふれるまち、文化を進める都市づくりを後ろから支える舞台をつくっていく、それが環境なのかなということで、このような表現になったところでございます。
○渡辺くみ子委員 いわゆる環境とか緑化というのは、すごく大事なことだという認識は、私も持っています。特に、来街者云々ということではなくて、やはりこれだけ12年間の長期にわたっての基本的な都市づくり、豊島区をどうつくっていくかと考えたときに、住んでいる人たちが安心して、いい環境をみずからもつくり上げるけれども、それと区が一緒になってつくっていくというのが、この
基本計画だろうと思うんです。そういう状況でいくと、確かに4つの公園は4つの公園で、これは否定するものではありません。しかし同時に、やはりいろんなところに幾つもある公園で、公園整備は先ほどの御答弁でも若干進んではいますけれども、やはり十分かといえばそうでもない部分がありますし、それから、私も議員にならせていただいて結構たちますけど、なる前から公園面積なんか23区最下位という。そういうことの状況の中で人口密度は上がっている。であれば、より一層、本当に各地域のところに緑豊かで自由に使える公園をどうつくっていくのかとかというような、
環境基本計画でいくとやはりふやそうということ、直接、公園をつくる側のところでは具体的にこういう公園をとかとなっていくのが本来ではないかと思いますし、それが全面のところで、やはり4つの公園がすごく強調され、4つの公園だけが強調されるというのは、ちょっといかがなものかなと思いますけど。
○兒玉
環境清掃部長 御指摘のとおりでございます。快適な生活環境というのは、土台だと思っております。これは一例ということで、比較的規模の大きい公園を取り上げて、また特に電気バスもこれから、環境に配慮した電気バス、さらに、我々のほうではバイオマスで電気発電できないかというのも検討していきますので、やはり、これら全て持続可能な都市づくりと、環境に配慮した都市整備を進めておりますけれども、環境を土台とした環境に配慮した持続可能な都市づくりを今後進めていこうということで、公園についても高田小学校も緑豊かな公園になりますし、そういったところは、この計画の中でも緑豊かにしていくということで基本的には定めていますので、委員の御指摘のとおり、環境に配慮した緑豊かな都市づくりを進めていきたいと考えております。
○渡辺くみ子委員 本当に具体的にそういう立場で進めていただきたいと思います。
それで、今電気バスのお話をされました。たまたま古いのを探したら、こういうのが出てきたんですが、これは平成20年ですから、環境モデル都市提案書というのがあるんですよ。平成20年だから、すごく古くて、しかし、なぜ、これをわざわざ取り上げたかというと、2025年ごろの豊島区が目指す環境モデル都市の姿というのが、ばあんと載っているんです。この中で、環境を優先するということで、LRTが導入され、歩行者優先の空間が整備されているという文章なんです。今LRTのエの字も言わないじゃないですか。それで今度出てきたのが電気バスです。LRTに関してはもちろん、申しわけないです、部長や課長にお尋ねする話ではないだろうという認識は持っていますけれども、LRTはやめましたとは言っていません、区は。ではLRTどうなっているのって。私たちの会派は、豊島区の道路事情からいえば、LRTなんてそう簡単には入らないだろうという認識は持っていましたけれども、これを言わなくなって、やめるとも言わないし、しかし、そのまま言わなくなって、ぽおんと出てきたのが電気バスです。確かに電気バスは、この間の話からいうとガソリンじゃなくて電気なんですけれども、それに対する、専門的にはよくわからないんですけれども、廃油を使ってどうのこうのとか。だから、全体的に本当に無駄をなくす、それこそ要らないものを使いながら充電をしながら走らせるという、いろんなこと配慮されているのはわかるんですけれども、これ2030年までの計画でしょう。ここにこんな絵が描いてあって、果たして、どうなっていくんでしょうか、今後、12年後。走っていますか。
○兒玉
環境清掃部長 LRTにつきましては、やはり、いろいろな課題があって、すぐには実現できないということから、今回この4つの公園を結ぶ電気バスは実現可能だということで導入したと聞いております。ですので、我々としては、電気バスですから環境に配慮した交通機関ということで、さらに電気バスを、今電気で走っている動力を、電源を火力発電といったそういうようなものではなくて、豊島区から出る廃油を燃料にして、まさにバイオマスで、
再生可能エネルギーで発電するバスを目指していきたいというふうに考えているところです。
○呉副区長 都市整備の観点もありますので、少し補足をして御説明しますが、確かに委員がおっしゃるように、LRTの構想は区もおろしてはいないんですが、具体的な言及はありません。というのは、いつの年に具体的に実現できるかという見通しが現状では立ってないから言及できていないというのが正直なところなんですが、ただ、構想としましては、本体の2ページから3ページの見開きのところの青い線はLRTの構想が残してありまして、よく見ると小さい字でLRT構想って書いてはあるんですけど、何しろこれを実現する上では、まず少なくとも駅前周辺の、東口駅前周辺の交通量、車の交通量がずっと減らないと非常に難しいという状況です。そのためには、明治通りの今のバイパス、環5の1の道路ができて、交通量がそちらのほうに移って、かつ駅周辺の交通体系を大きく見直すようなことができた暁には、このLRT構想の検討がまたできるとは思っておりますが、まだそこに至るまでの道筋がまだ判然としてないといいますか、スケジュール的には判然としていないという状況ですので、当面できるものとして、電気バスを走らせるというところで表現をさせていただいているというところでございます。
以上です。
○渡辺くみ子委員 私は環境に優しい交通機関をきちんと持続的に使っていくということを否定しているわけではないんです。ただ、この2ページ、3ページの部分というのは、最初から池袋駅周辺の、要はもっとすっきり言えば、来街者のための具体的な施策であることは間違いないと思っていますので、そういう点で考えたときに、やはり一番最初に発言した中身に戻るんですけれども、区民の人たちに対して、区民の日常の生活をどういうふうに環境に優しい状況を提供しながら協力してもらうかということが、私は
環境基本計画をつくる上では一番大事な部分だろうというふうに思っています。
LRTそのものの構想がなくなっているわけではないという話ですけれども、少なくても、この何十年間の中で、ではどういうところにLRTをどういうふうにしていくのかというような話というのは、全く聞かれなくなったことだけは事実ですので、特にLRTを入れるんだったらば、周辺だけじゃなくていわゆる一般道でもきちんと走ってくれて、今はいろんなバスを使ったりしている人たちが安心して使えるような、そういうような大きい目線で見て考えていかないと基本的には無理だろうというふうに思っていますし、電気バスはどのくらい続くのか知りませんけれども、これは、もう、ここの周辺という形であれば、やはり来街者のためのものだという認識を、私は新たにいたしました。御答弁は結構です。
それで、今度4ページに移ります。もう一つ、やはりいかがかなと思っているのは、4ページの特定都市再生緊急整備地域の指定なんですよ。ここで4行書いてある中で、大規模な都市開発の展開が期待されますということで、再開発事業そのものが期待をされていると書いてあるんですけれども、これが、環境との関係でどうなっていくんでしょうか。
それから、具体的にこの間、東池袋五丁目で竣工しますよね、3月の末に。今までの住宅の状況と、それから新しいああいう20階建ての再開発が環境のところにどう影響するという御判断をされているのか。今後、まだまだ、あと5カ所か6カ所計画されていると思うんです。そこをどう分析をされて、こういう文章をおつくりになったのか、そのことを教えてください。
○
小野環境政策課長 ここの記載の、今4ページ、2ページ、3ページもそうですけれども、これは、区の計画とのリンク、連携しているというようなところを総括的に記載したところでございまして、そこと、どのように環境がリンクしていくかということになるんですけれども、これからどんどん新たな都市開発が展開されるわけですけれども、そういったこともにらみながら、例えば
概要版でいきますと、通しの7ページのところですね。
基本目標Ⅰ、
気候変動に対応し、脱炭素化に向けた取組みを進めるまちの中の
リーディングプロジェクト、こちらに例えばとしま低炭素モデル地区基準の設定などのように、これから都市開発をしていく、そういうところをモデル地区ということで基準を設定しまして、あとは基準がありますけれども、そういう基準を満たしたところを低炭素モデル地区というようなことで指定して、低炭素な
まちづくりを進めていく、そういったことも考えております。ですので、これからさまざまな地域で開発が進んでいくわけですけれども、そういったところには低炭素モデル地区の基準をはめ込みまして、低炭素な
まちづくりを進めていきたいということで、環境との融合も図っているところでございます。
また、委員御指摘のとおり、それぞれの区民の方の役割、あるいは区の役割なども、4つの目標と連携のところに掲げてございまして、ここら辺が具体的に区民目線といいますか、区民の立場に立った計画を実現する具体的な記載のところかなと考えています。
○渡辺くみ子委員 大変申しわけないんですが、今の御答弁はわかりません。要するに、ここに書いてあるとおり、緊急整備地域の指定があって、土地利用規制の緩和や事業認可等の手続期間の短縮、民間プロジェクトに対する金融支援等特別な措置を受けることが可能になると。民間の活力やノウハウを生かした大規模な都市開発の展開が期待されますという表現です。私がごく一般的にああいう高い建物をつくれば、それなりに電気量だとか、いろんなものが消費する部分というのも多いだろうと。もちろん、ここなんかでも、屋上に緑化をやったりとか、それから壁面に緑をとかという努力をされていることはわかりますけれども、いわゆる一般の住宅の状況から見れば、全体的には、相当のエネルギーは使うだろうと。当然、戸数がふえるわけですから、そこから出る熱量だって多いだろうと思うんです。そういうようなことがそうではないと、高い建物をつくる再開発をやることによって、こういうことがこういうふうに削減できるんですという、そういうような手法がどこかに書いてあれば、まだわかるかなと。でも、それでうんと言うつもりはありませんけれども。しかし、何にもないんです、ここは。だから、どこかありますか。
○兒玉
環境清掃部長 本体の44ページに低炭素な
まちづくりということで、一言で言うとコージェネレーションですとか、地域冷暖房ですとか、そういったエネルギーを面的に利用して効率的なエネルギーを使用する。例えば大きな建物を建てますと、その地下の部分に発電所を設けて、しかも、その発電施設は
再生可能エネルギーですとか、火力発電ではなくて、ガスを使って発電ですとか、一つ一つ電気を使うと非常に不効率になりますから、一つのところの場所で発電して、それを各地域で面的に使うと。そうすることによって、たとえ人が多くなったり、家が多くなったり、電気を使う量が多くなったとしても、効率的なエネルギーを活用し、まち全体が低炭素な
まちづくりになる。再開発をするときにはやみくもに建てるということではなくて、環境に配慮したエネルギー利用というのも必ずそれは取り入れると、今後は
まちづくりをするときには、そういう計画でやっていきましょうということで、この
基本計画の中には、具体的には44ページにその手法が記載されているところでございます。
○渡辺くみ子委員 でしたら、少なくても、ここの整備地域の範囲で、先ほども言いましたけど、今2カ所やっている、それからもう一カ所がすぐ始まるとか、それから、そのほかに準備組合が幾つかあって、全体的には6カ所から7カ所ぐらい、状況によっては8カ所ぐらいになるんですか。多分これがここ10年ぐらいの中にやられるんだろうと、実質されるんだろうと思うんですけれども、具体的に、では今度完成を迎えるところでは、こういうおっしゃっているような
リーディングプロジェクトの中での対策というのは、どういう形で行われているんですか。
○兒玉
環境清掃部長 具体的に今検討しているのは、豊島清掃工場で燃やしている、捨てている熱を導管を伝って、再開発の地区に持ってきて、結局、今まで捨てている熱を利用するわけですから、非常に効率的といいますか、環境負荷低減が非常に図れるような、そういう仕組みが導入できないかというのは、具体的に今検討しているところです。
○渡辺くみ子委員 それは池袋駅西口・東池袋一丁目地区の開発関連だと思うんです。しかし、その後、すぐそこがどういうふうになっていくのかとか、それから造幣局の近隣のところがどうなっていくのかという部分なんかも、今後出てくるんだろうと思うんですけれども、やはり書く以上は、そういうような部分も含めて、具体的に今の段階ではこういう計画を持っていて、今後もちろん再開発そのものというのは具体的に進んでみないとわからない部分がたくさんありますから何とも言えないんですけれども、もう少しそういうところを丁寧に示していただかないと、なかなか、こちらも受けとめ切れないところがありますので、何か御答弁いただけるならお願いいたします。
○
小野環境政策課長 こちらの計画は
基本計画ということで、これからの2030年までの大きな
方向性を出す、そういうような位置づけになってございまして、一つ一つのプロジェクトや計画につきましては、今まさに始まった計画でございますので、これを参考にしていただきまして、それぞれの組合、準備組合も含めまして、計画のほうを進めていっていただければと思ってございまして、実際、この計画をつくるときも都市計画課なども入って、計画のほうもつくっておりますので、今後、再開発の部分につきましては、ぜひ
リーディングプロジェクトを参考に計画のほう、一緒になって進めていきたいと思います。
○渡辺くみ子委員 私自身は、本当に再開発という手法で、やはり身近な方が追い出されるとか、これは少し話がずれますけれども、そういうような流れはすごく目にしていますので、それから低エネルギーというか、そういうようなところをくっつけるから、これはすばらしいんだという、それだけの発想で進められること自体に対しては、大変問題だろうと思っていますので、やはりそこら辺をここで書き入れるというのは、なかなか難しいことだろうと思いますけれども、具体的にどう環境をよくする部分にきちんと対応できるのかというようなことは、やはりきちんと示していただきたいと思います。
この間、壁面の緑化とかと言われるので、これにも写真が載っていますけれども、そんなには広がってないです。そんなに簡単なことではないなというのは、改めて思ってますんで、やはりそういうようなことも含めて、区民の皆さんにきちんと協力していただくわけですから、わかるような形で還元していくのが大事かなと私は思っています。
最後です。もう一つ教えていただきたいんですが、40ページに自転車交通環境の整備運営というのがあります。それで、全体的には確かに自転車が区民にとっても身近なものだというような感じで進めていただくのは、大いに結構だろうと思っています。ただ、この数年、南池袋四丁目の人や雑司が谷の一丁目の人たちから、お店がないから池袋まで行くんだけど、前は簡単にとめられたのに今はとめられなくなってしまったから困っているとかという声が寄せられたり、この間、ちょっと正確ではないんですけど、駐輪のお金が若干高くなっているのかなという気がします。そういう点では、本当に駐輪場の整備、それからどこにでも置いていいなんて、そんなことは全く思っていませんけれども、やはり自転車を一番簡単でいろんな害を出さない乗り物という位置づけを豊島区が持つんであれば、もうちょっとこれに対する対策というのはつくっていかないとだめではないかなというのが、これを読んだときの印象なんですが、いかがでしょうか。
○
柴土木管理課長 駐輪場自体が、駅周辺では、まだまだ足りない部分があるのかなという認識はしております。今いろいろと駐輪場対策につきましては民間の状況なども、調査しながら検討しておりますが、その中で、民間の企業で、少し民有地を借りて、そこに自転車置き場をつくって、駐輪場として貸し出すというような会社も出ておりまして、私どものところに、相談に来られたこともあります。また、国立市のほうだったか、そういった形で市と協定を結んで進めているという話も聞いておりますので、民有地を生かして駐輪場として使えないかと、今検討しているところでございまして、今後、駅前の駐輪場が足らないというところを何とかいろいろと方策などの検討を進めたいと考えております。
○渡辺くみ子委員 ぜひ、環境整備の視点からもよろしくお願いしたいと思います。
聞きたいことはいっぱいありますけど、一応、これでやめます。
○河原弘明委員 先ほど少し公園の話が出ました。池袋周辺の4つの公園ということなんですけれども、私の地元のほうでは、それなりに公園は整備されてきているのかなという感じがするんです。はらっぱ公園しかり、それから南長崎のスポーツ公園しかり。いずれは真和中学の跡地も公園にするというような計画を聞き及んでいるところなんですけれども、そんな中で、数年前に公園のごみ箱が撤去されました。それによって、その前までごみ箱に山のようにごみがあって、地域の方からあれ何とかならないのかと言われて、その当時、相談させていただいたことがあったんですけども、そしたら、ごみ箱を逆に撤去すると言われて、今はごみ箱は撤去されて、ごみを捨てる方もいなくて、公園としてはすごくきれいになっているんですけども、それがイコールごみの減量に実際つながっているのかどうかって、その辺の何か数値的なもの、いわゆる清掃工場に運び込まれているごみが少しでも減ったかどうか、そのようなのは何かありますか。数値的なものがわかれば、お聞かせいただきたいんですが。
○
井上ごみ減量推進課長 可燃ごみ、不燃ごみ、粗大ごみってございますけども、この合計で申し上げますと、合計では29年度、28年度から比べて若干ふえたんです。ただ、区民1人当たりのごみの量でいきますと減っています。人口がふえているという影響が若干出ているということでございますので。ただ、この5年間を見てきますと、家庭ごみというのは減っている傾向でございます。もう一方で、いわゆる事業者がお出しになるごみもございますので、こちらのほうは、微増傾向でございます。といいますのは、ごみ処理券、要するにごみシールを張って出す方が民間の収集業者にごみをお渡しするような形での移行というのがふえてきているというのが、その部分の増の原因になっているところでございます。ですので、総合計で申しますと減少傾向にあることには変わりはございません。
○河原弘明委員 ごみはいずれ出てきてしまうもの。それをどうやって、各個々人、把握して減らしていくかという、意識を持たせるための施しというんですか、そのあたりもしっかりとしていかなければいけないのかなと思います。
公園で今、きょうも来るときに椎名町公園のところでビニールシート敷いて、花見をされている親子連れを見たんですけれども、そういう方々が、いずれは持ち帰って普通な形でのごみ出しをしているのかなとは思うんですけれども、そんな中でも少しでも減らしていただけるような方向に指導をしていただきたいなと思っております。
それと、
委員長、もう一つ、やはりさっき出てきた
たばこなんですけども、あらゆるところで灰皿が撤去されました。ごく一部、駅前とか、置いてあるところは、
たばこ屋が管理しているとか、そういうところはあるんですけれど、前も多分言ったと思うんですが、駅におりて、
たばこを口にくわえて吸って、そのまま歩き始めて、家に着く手前、ちょうど
たばこが吸い切れるところで
ポイ捨てをされると。ある家の前にそれで相当なごみが、ちょうどたまたま歩くと大体その家の前が、
たばこが吸い切れる場所というのがあって、うちの前に
たばこの吸い殻がいっぱい落ちてるんだよと言われたこともあるんです。そのあたりの何か手だてがないのかなとすごく思うんです。
あと、これ港区でしたでしょうか、
ポイ捨て、くわえ
たばこを禁止するときに罰金を取ったというようなこと、あったと思うんですけれども。よく新橋の駅なんかで、最初のころは、もめながら、それでも罰金を払っていった人が結構いらっしゃるということで、大分それで減ってきたという話も聞いてはいるんですけれども、罰金を取る・取らないはあれなんですけども、いろんな形でそういう方々への指導を、多少やられているのはわかっているんですけども、もう少し徹底できないかなと思うんですけども、いかがでしょうか。
○
小野環境保全課長 駅を出て、火をつけて一服しながら歩く。そもそも、その行為自体が豊島区の場合はできないことになっておりますので、今パトロールで、シルバー人材センターの周知活動と、それから委託業者、これは警備会社ですけれども、こちらは制服を着て、しっかりと研修を受けた指導員といいますか、パトロール員なんですけど、そちらの方が主に注意をしているところになってございます。
公園の
全面禁煙化ということで、パトロールのお金も少しふやしていただいてございまして、ちょうどそういった連絡、相談などを受けますと、特に
ポイ捨てされるようなところに集中的にパトロール員を配置するようにしております。また、路上に
ポイ捨ての防止のステッカーといいますか、路上シールを張りますと、結構、有効だということもございますので、特定できるんであれば、そういうところのパトロールと、それから路上への注意喚起ということで、かなりそれでも効果があるというふうに聞いておりますので、ぜひ、そういう場所がございましたら御連絡いただければと思います。
○河原弘明委員 ぜひいろんな形で、環境を整える意味でもしっかりとやっていただきたいなと思いますので、今後ともよろしくお願いします。
○芳賀竜朗委員 1つ目の案件で1時間以上やっているのでさらっと確認だけさせてください。
先ほど来、
喫煙所の件が各委員から御質疑があって、西口については、民間事業者なりと協力しながら、しっかりと整備を進めていただくという御答弁もいただいたので、そこについては、ぜひその方向できちっと対応していただければなと思いますので、そこだけは改めてお願いをさせていただくところであります。
それとともに、私、最近実感として思うのが、北口の
喫煙所、これは
一般質問で、西口の
喫煙所の整備とかで取り上げさせていただいたことや、副都心でも少しお話しさせてもらったんですけど、
西口公園の
喫煙所はなくすけども北口はなくしませんという御答弁いただいて、最近、その北口の
喫煙所があふれ返っているというか、もともと人がすごかったんですけど、ウイロードの上に
喫煙所とトイレがあって、狭い歩道があって、そこのガードレールに腰かけながら吸っている人が、多分、西口でもう吸えないので北口に吸いに来ている人もいると思うんです。そういう人が非常に多くて、近くのベビーカーを押しているお母さん方からちょっと言われて、要はそこを通れないと。なれている人ははなから向かい側のコーヒーショップ伯爵があるほうを通って、横断歩道を渡って、駅のほうに行くからいいんだけど、やはり知らないで通ってしまうと
たばこを吸っている人が座っていて、通れたにしても通るのが嫌だという御意見を随分いただくようになりました。パトロールをしていただいているのも重々承知していますし、朝なんか行けば
たばこの吸い殻を拾うシルバー人材センターの方もいっぱいいらしているので、その点についてはあまり言うと北口もなくすなんていうことになると大変なので、あり方についても、ウイロードもせっかく今きれいにしているところですので、あわせて北口の
喫煙所のあり方ということについても、これから再開発の中で、いろいろ変わってくるんだろうとは思いますけど、そこについても、ひとつ御検討いただければなと思っております。
それとあわせて、
喫煙所の吸い殻の処理についてお伺いしたいんですけど、今、事業者なんかだと、廃液というんですか、吸い殻を取り除いて残った水の部分ですね、事業者とかで、一回ろ過するとか、きれいにしてから捨てないといけないとか、そういうこともあろうかと思うんですけど、多分自治体にそういう制限はないとは思うんですけど、豊島区の処理の仕方ってどうやっているか、もしおわかりになれば教えてください。
○
小野環境保全課長 今4カ所です、北口も入れますと。4カ所は
環境保全課のほうで管理をしているんですけれども、吸い殻と、それから中に火が出ないように水を入れているんですが、それを水も含めて処理をするんですけれども、これ1回、東京都の下水道局に話を聞いたことがございまして、このまま下水に流していいのかということだったんですけど、結論から言いますと、そのぐらいの量であったら問題ないということでございましたので、今のところ、下水のほうにそのまま流しているところでございます。
○芳賀竜朗委員 問題ないということでございますので、それは少し安心をしました。とはいえ、これだけ環境に配慮をしている豊島区ですから、廃液の処理の方法についても、また何かいいアイデアがあれば御検討いただければなと思います。
最後に1個だけお聞きしたかったのが、温室効果ガスの排出のことで、2030年までに39%削減と書いてあるんですけど、12年間で約4割削減というのは、この中に載っていることを全て達成すれば可能な数値という認識でよろしいんですか。
○
小野環境政策課長 この39%の削減なんですけれども、本編のほうに、本編の111ページのあたりに削減の具体的な根拠が示されてございます。それぞれ産業部門だとか、家庭とか業務部門でやっている
取り組みを引き続き行っていただければ、このぐらいの数字が削減できるというような形で、積み上げ方式で計算をして、4割の削減ですので、かなり高いわけですが、これから、さまざまな技術革新ですとか生活のスタイルも変わってまいります。そういったことも含めますと、これぐらいを目標にやっても達成可能というような数字が出たというところでございます。
○芳賀竜朗委員 なかなか困難な道だと思いますし、簡単に達成できる目標値ではないとは思いますけど、しっかりと
取り組みながら、
喫煙所の件もあわせて、ぜひよろしくお願いします。
以上です。
───────────────────◇────────────────────
○
清水みちこ委員長 では、次の案件に参ります。次に、
空間放射線測定(定点観測)について、
理事者より説明がございます。
○
小野環境保全課長 それでは、
空間放射線測定、
定点測定を実施してございますので、その頻度を
見直したいというところの御報告でございます。
これまでの
取り組みを簡単に御説明させていただきます。平成23年3月、東京電力福島第一原発、発電所の事故を原因としまして、放射性物質が広い範囲に拡散しました。都内でも放射線量の高い場所が確認されたところでございます。これに伴いまして、区では区民の不安を解消するため、空間放射線量の測定を実施してまいりました。
まず、第一弾として、区施設の代表的な地点での測定を行っております。平成23年6月から11月にかけまして、学校、幼稚園など、特にお子さんの通う施設、あるいは公園など、お子さんが遊ぶ施設248施設を測定いたしました。このときには、いわゆるホットスポット、ほかの地域よりも放射線が高い地域はなかったというところでございます。
その後、第二弾として、
定点測定を実施しております。23年7月から区の東西、中央、具体的には仰高小学校、朋有小学校、要町保育園で継続的な測定を実施しております。現在は、隔週1回測定をしているところでございます。測定結果については、安全・安心メールの配信ですとか、区のホームページで区民の皆様に周知をしております。測定値は、現在0.4から0.09マイクロシーベルトで安定しております。目標値と比べて、十分に低い値で推移しているということ、目標値というのは、後ほど御説明させていただきます。それから、下にグラフを記載してございます。
第三弾といたしまして、区施設の詳細な測定をしております。平成24年1月から7月にかけまして、側溝や滑り台の下など、放射性物質がたまりやすい場所で詳細な測定を実施しております。測定箇所は1,589地点。このうち24地点において、豊島区放射性物質対策ガイドライン、23年12月26日策定の目標値である0.23マイクロシーベルトを超えたということで、この24地点については除染作業を行って、この目標値の下回る数値になってございます。
1枚おめくりいただきます。2ページ目でございます。東京都でも測定をしておりまして、東京都は区内に8カ所、常設で常時測定ができるモニタリングポストを設置しております。そこで大気中の空間放射線量を常時監視しており、ホームページで、リアルタイムで公表をしております。豊島区の付近では新宿区の百人町にモニタリングポストがございまして、その測定値は既に事故前のレベルまで下がっております。
本日の測定値を確認してまいりました。朝の9時から10時の1時間の平均ですけども、0.039マイクロシーベルトということでございますので、豊島区の測定値の低い値に近い値が出ているというところでございます。
それから、それとは別に都は降下物、いわゆる空からの落ちてくる雨やちりに含まれる放射性物質についても計測しておりまして、こちらは同じ百人町で毎日測定しております。測定結果は、平成23年9月以降、不検出、いわゆる放射能を帯びた降下物は、平成23年9月以降は落ちていないということでございます。新たな放射性物質の飛来は、6年以上確認されていないというところでございます。
このようなことを受けまして、31年度以降の豊島区の
定点測定についての考え方でございます。現在3カ所、仰高小学校、朋有小学校、要町保育園で測定しております結果は、先ほどお話ししたとおり低い値を継続しているということ、それから東京都のモニタリングポストで常時監視体制の整備がされていることを踏まえまして、31年度からは、現在の隔週1回から四半期ごとの、つまり年4回へと変更をするものでございます。
なお、区は東京都のホームページで公表されているモニタリングポストを常時監視してございます。これを引き続き注視いたしまして、異常が発生した場合は、職員が速やかに状況確認できる体制を整えておくこととしたいと思っております。
なお、他区の状況については記載のとおりでございます。
御報告は以上でございます。
○
清水みちこ委員長 説明が終わりました。質疑を行います。
○
村上典子委員 2011年から8年たつということで、いろんな変化が出てくるのかもしれないんですけれども、
定点測定をずっとやっていただいて、一定の数値であるということはグラフを見ても明らかなんですけれども、私たちとしてみると、また何が起きるかわからないという、いざというときや緊急時にこの頻度を少なくすることによって、対応ができるのかという、対応できるようにしますと報告を受けましたけれども、隔週やっていたものが四半期になって、それが可能かどうかというところをもう一度確認させていただきたいと思います。
○
小野環境保全課長 まずは東京都のモニタリングポスト、これは、本当に私も毎日見ていますけれども、これで常時監視をしております。夜中も24時間監視をしておりますので、そこで異常が出れば、直ちに区職員が、今3カ所ございますけれども、この3カ所を観測しに行くということで対応をしている。また、お隣の国といいますか、核実験をする国が以前ございまして、そういうときはテレビの放送とかでそういう予兆とか実際にあったということがあれば、すぐモニタリングポストも見ますし、これは家庭でも見られますし、一番最後に核実験をしたときには、夜の9時、10時ぐらいだったでしょうか、職員が登庁いたしまして、実際に観測をしたということもございますので、それは今後、回数が減ったとしても、いざ何かと緊急なことがあれば、職員がすぐに対応するということは可能と認識しております。
○
村上典子委員 ということは、具体的には人員体制の削減とか、そういうものはないということでしょうか。
○
小野環境保全課長 人員体制の変更はございません。
○
村上典子委員 区民の安全・安心を無駄なような形でも、こういう一定程度の測定によって、担保するということは、大変行政としては必要なことだと思っているんですけれども、過去の測定状況が最後に載っていましたけれども、このように頻度を減らすというのは、ほかの区でも同じような状況になってきているんですか。
○
小野環境保全課長 今のところ、他区の状況を確認しますと、豊島区のように減らすというところはないと聞いてございます。
○
村上典子委員 そうしますと、そこは、豊島区はなぜかというところを、もう一度確認したいと思います。
○
小野環境保全課長 繰り返しになりますけれども、まず測定結果が非常に安定して低い値をずっと記録しているということと、モニタリングポストの数値と豊島区の数値が非常に近いということで、モニタリングポストの値を注視していけば、豊島区の変化も見られるだろうということ、それから回数なんですけれども、では何回まで減らしていくかというところに行き着く、これを月に1回にするのかとか半年に一遍にするのか、1年に一遍にするのかとかあります。ほかに測定をしているものもございます。例えばダイオキシンだとか二酸化窒素だとか。これが四半期ごとなんです。要は季節ごとというような捉え方だと思うんですけども、それに合わせまして、今回の放射能測定も四半期ごとと、季節ごとということと、やはり職員の測定のスキルを一定に保つ必要もありますので、3カ月に一遍ぐらいはやらなければ、そのスキルも落ちてくるかなということで、この回数にしたというところでございます。
○
村上典子委員 今後、騒音調査も入ってくると十分に考えられますので、ぜひ区民の生活の状況を
環境保全課のほうでも注視していただきたいと思うんですけど、もう一つ、空間放射線量だけじゃなくて土壌調査のほう、これは1ページ目の③のほうでは、かつて2012年のころには、水がたまりやすいところで行って除染対応をしたということがあります。この辺の土壌調査のところは、今は結局、
空間放射線測定の様子を見て、そこで異常が出たら土壌調査をするというような状況になっていたんですけども、これは四半期に1回のやはり同じような状況になっていくんでしょうか。土壌調査についても、確認したいです。どういうときに土壌調査をするかというところ。
○
小野環境保全課長 まさに委員がおっしゃるとおり、土壌の汚染は、どんどんたまってまいりますので、そういう意味では空間線量とは、またちょっと違うものなのかなと思っております。モニタリングポストでもわかるとおり、23年9月以降は、いわゆる降下物の中に放射能を帯びたものが含まれていないということから、新たな蓄積はないものと認識してございます。
そういう意味で、今後、四半期ごと、モニタリングポストも当然見ますけれども、今後、この数字が変わってくるような場合があれば、あわせて土壌の放射能も測定しなければならない時期が来るのかなと思っております。
○
村上典子委員 福島の原発の事故の後、東京電力管内の原発は動いてない状況なんですけども、先ごろ、東海第二原発の再稼働が認められたというところもあるので、それは、また東京に近い位置での原発なので、それが本当に動くことになってしまってまた何か事故が起きたときというのとか、原発は、事故は起きないと言われていたのにもかかわらず起きてしまったわけですから、常に危機感を持っていなくてはいけないと思うんですけども、特に心配されるのが子どもへの影響だと思うんですね。この辺、学務課とか保育課、あと危機対策のほうとの連携とか、そういうのはとられているんでしょうか。
○
小野環境保全課長 今回、やはり子どもの施設の所管につきましては、事前に話をさせていただきまして、何か緊急性があれば、すぐに対応するということを担保に、この測定の回数については一定の御理解をいただいたところでございます。
○
村上典子委員 本当に心配すると限りがないんですけども、福島で高くフレコンバッグに積み上げられている汚染土を今度は農地に転用するとか、あと高速道路のかさ上げに使うとか、そういう話も出ているので、そういうので移動すると、そういうのが舞うんではないかとか、さまざまな心配はあると思うんですけれども、ぜひ遠い地ではあるかもしれませんけれども、豊島区の子どもの安全を考える上で、安心・安全に常に危機感を持って、関心を持っていただきたいなということは希望して質疑を終わります。
○ふる
ぼう知生委員 今回、この御報告をいただきまして、確かに
定点測定における放射線、
空間放射線測定ということで、数値が安定していると。私の携帯のメールにも毎回報告が来ますけど、いつも数字が変わらないなというところで、それが何年間も続いているという中で、やはりこういうふうにグラフにあらわされると、やはりそうだよなと改めて認識をしたところであります。
私はこの間のときに、もうそろそろ
定点測定というようなところを今後について考えるべきだと発言したと思っております。そんな中で、今まで隔週に1回やっておられたのを四半期ごとに1回、来年度以降はやっていくということであります。これを見ますと7段階あって、今までそのうちの4段階だったのを2段階ということでしていくわけですが、例えば実施していない4区というのは、これは具体的には何区かというのはおわかりですか。
○
小野環境保全課長 済みません、4区が何区かというのは、今持ってございません。
○ふる
ぼう知生委員 では、ちなみに、これは最初からやってないということなんですか、減らした区はないということであれば。
○
小野環境保全課長 全ての区で実施はしておりまして、その後実施しなくなったところが4区ということでございます。
○ふる
ぼう知生委員 わかりました。
それで、本当に東日本大震災が起こって、また福島の原発の事故が起こった際に、やはり子どもの被曝ということを本当に心配されて、お母さん方が中心となって、本当に大丈夫なのかと、本当に心配だから何とかしてくれというお声に非常に区長初め、皆様方がスピーディーに対応していただいて、こういう体制を築いていただいて、本当にそこはすごくすばらしかったなと思っておりますし、本当に子どもを持つ親としましても、一個人としてもありがたかったなと思っております。
そんな中ではございますけども、やはり物事にはいろんな段階みたいなものもございますし、そういった中では、こういう
定点測定を行う頻度を変えるわけですけども、今課長の答弁を聞いておりましたら、もし万が一何かあったときにも、そのときにも対応できるという、対応するんだという意思も感じましたし、私は
方向性としては間違ってないのではないかなと、こんなふうに思います。村上委員よりも意識が足りないのかもしれませんけれども、しかし、やはりそろそろそういう段階に来ているのかなと。
ただ、やはり原発の事故というのは忘れてはいけないといいますか、それは教育
委員会というようなことになるのかもしれませんけど、やはり何といいましても放射線、放射能というものは目に見えないものですから、なかなか実感が伴わないというところもございますんで、そういったことにつきましては、やはり啓発と言っては変かもしれませんけども、そういったことを風化させてはいけないかなと思っておりまして、そんなところをまた教育
委員会とも連携しながら伝えていくということは忘れてほしくないなと、こんなふうに思っておりますけど、その点だけお伺いしたいと思います。
○
小野環境保全課長 委員がおっしゃるとおり、やはり放射能、放射線は目に見えないというところがございます。区といたしましても、しっかりと、年4回にはなりますけれども、この測定のやり方は職員が受け継いでいかなければいけない技術だと思っております。それは一つ肝に銘じておきます。
それから、やはり次世代を担う
子どもたちにも、事故といいますか、こういうものは記憶していただきたいと思っておりますので、
環境基本計画の子ども版なんていうのもつくっております。そこの中には、放射能までは記載はしてございませんけれども、
環境施策を進めていく中で、環境教育は、教育
委員会と連携して進めていかなければいけないものだと思っておりますので、今以上に教育
委員会とは連携を密にとって、環境教育を進めてまいります。
○ふる
ぼう知生委員 ぜひお願いいたします。
私個人としては、あれだけの事故がありながら、また再稼働していくということに非常に疑問を感じておりますし、また一時期は外国にまでもその技術を売っていこうというふうな、そういう
方向性も見られて、どうかしているんじゃないかと、私は個人的に思っているんですが、いずれにいたしましても、この大きな事故というもので、本当に多くの影響、被害を受けた方が出られたわけでございますけど、これを一つ本当に大きな糧として、今後に生かしていくということをしませんと意味がないと思ったものですから、申し上げさせていただきました。くれぐれもよろしくお願いいたします。
以上です。
○渡辺くみ子委員 今現在も福島県では戻れない地域があったり、それから実際最近も結構マスコミでも取り上げられて、かなり高い値が出ているとかというような報道もされているんですけれども、そういう経過の中でも、少なくても豊島区への影響というのは基本的にはずっとないよという認識になるわけですか。
○
小野環境保全課長 こちらのグラフを見ていただければわかると思うんですけども、全くなかったわけではなくて、一時期は少し高い時期もございましたけれども、豊島区の放射性物質対策ガイドラインの0.23マイクロシーベルトまでは達していないということで、今現在はその値を下回っているところが続いていると認識しております。
○渡辺くみ子委員 あと、非常時はきちんと対応しますということで、速やかに測定体制をとるということなんですけれども、具体的に高い値が出た場合に、その後、速やかな何かというのは出てくるんですか。
○
小野環境保全課長 危機管理と、もし非常に高い値が出た場合は、危機管理との今度は仕事になってくると思いますけれども、平成23年に放射性のガイドラインが出ておりますので、高い値が出たところの除染の方法とか、どのように除染するかとか、そういったところもある程度ガイドラインがございますので、これにのっとって進めていくものとしております。
○渡辺くみ子委員 先ほどふる
ぼう委員の御発言にもありましたけど、確かに送っていただくデータは安定しているというか、その都度、ああよかったなという思いを何年間かしているものですから、一概に測定の回数を減らすことはだめという思いはないんですけれども、ただ、現実的には福島にまだ戻れない方がいらっしゃったりとか、それから、先ほどのお話にもありましたけど、再稼働の問題が前面に出てきているとか、いろんなことが出てくる中では、やはりそれなりの緊張感を持って対応していないと厳しいなという思いはあるんです。
先ほど実施していない4区はと言ったら、どこだかおわかりにならないというお話でしたけど、回数だとかいろんな変化があるのは、福島との距離とか
方向性とか、何かそういうようなことって関係しているんですか。福島から見れば、みんな23区は大体同じ方向ですか。
○
小野環境保全課長 済みません、回数と距離は、把握はしてございませんけれども、それぞれの区の事情ということで、この回数は決まっているものと思っておりまして、余り距離とか、そういうのは関係ないのかなと思っております。ただ、たしか、あまり区名を出してはいけませんけども、湾岸地域は少し高いホットスポットが出たところがありましたので、そういう意味では全く距離とか関係ないわけでもなくて、そのときの風とか雲の流れとか、たしか雨なんかも関係したと思うんですけども、そういうのが影響しているところもあるように認識しております。
○渡辺くみ子委員 わかりました。そういう御説明からいくと、できれば最低でも隔週で1回はやってほしいなというふうに、改めて今思いましたけれども、とにかく何かある、あるいは、周りのいろんな状況の中であれっというようなときは、機敏に対応していただくということを最前提にしていただきたいなと要望します。終わります。
○兒玉
環境清掃部長 今からちょうど4年前の平成27年の4月に、池袋本町の電車の見える公園で放射線の高い数字が出た際は、そのときは
環境保全課が中心となって、対策本部会議を開きまして、全庁的に安全対策をしました。教育
委員会も中に入って通学路の変更をしたりですとか、そういった対策を緊急時には全庁を挙げて対応いたしますので、今後も緊急時にはすぐに対応して、区民の安全・安心を守っていきたいと考えております。
○河原弘明委員 皆さんのお話を聞いていて理解はできたところでございます。このグラフを見ていても、それから私もメールで送られてくる数値を見ても、ここのところ、本当、ずっと安定していると思っていました。ただ、今ずっと皆さん言われているように、何かのときには必ずしっかりとした体制を、測定の体制も含め、それから先ほど出ました本町の公園のこともあります。ああいう形の体制をすぐさっととれる、それだけは怠らないようにしていただきたいと、それを要望させていただきます。
以上です。
───────────────────◇────────────────────
○
清水みちこ委員長 それでは、次の案件です。
委員会の1年間の
まとめについて、正副
委員長案をお手元に配付してございます。調査項目別と日程順の2種類でございます。調査項目別のものを事務局に朗読させます。
○
松村書記 それでは、朗読させていただきます。
環境・
清掃対策調査特別委員会。調査項目と活動状況(案)。平成30年5月から平成31年3月まで。1、環境対策に関する諸課題。(1)羽田空港のこれから、情報発信ブースの開設について。平成30年6月6日、
小野環境保全課長より説明を受け、質疑を行う。(2)羽田空港のこれから、情報発信ブースの開設結果報告について。平成30年9月4日、
小野環境保全課長より説明を受け、質疑を行う。(3)
羽田空港機能強化に関する住民説明会の開催について。平成30年12月13日、
小野環境保全課長より説明を受け、質疑を行う。(4)「いのちの森」「学校の森」10万本達成記念式典の実施報告について。平成31年1月11日、
小野環境政策課長より説明を受け、質疑を行う。(5)第2次豊島区
環境基本計画の策定について。平成31年3月26日、
小野環境政策課長より説明を受け、質疑を行う。(6)
空間放射線測定(
定点測定)について。平成31年3月26日、
小野環境保全課長より説明を受け、質疑を行う。
2、清掃工場対策に関する諸課題。(1)第43回豊島清掃工場運営協議会について。平成30年9月4日、
井上ごみ減量推進課長より説明を受け、質疑を行う。
3、リサイクル・ごみ対策に関する諸課題。(1)平成29年度豊島区ごみ収集量・資源回収量について。平成30年7月11日、
井上ごみ減量推進課長より説明を受け、質疑を行う。(2)フードドライブ常設窓口の設置について。平成30年12月13日、
井上ごみ減量推進課長より説明を受け、質疑を行う。(3)株式会社エフピコ関東エコペット工場の視察について。平成30年12月13日、
委員会閉会後、視察を行う。
4、交通安全対策に関する諸課題。(1)平成30年上半期における区内等の交通事故発生状況について。平成30年11月1日、
柴土木管理課長より説明を受け、質疑を行う。
以上でございます。
○
清水みちこ委員長 朗読が終わりました。質疑を行います。いかがでしょうか。よろしいでしょうか。
それでは、本案を1年の
まとめとさせていただきます。
ここで、1年の締めくくりでございますので、正副
委員長より一言皆様に御挨拶を申し上げたいと思います。
1年間、ふま副
委員長にお支えいただきながら、委員の皆様、
理事者の皆様に御協力いただきました。1年間、本当にありがとうございました。
今朗読ありました1年間の
まとめを見ましても、どれも重要な諸課題ですけれども、私としましては、羽田空港の機能強化ですとか、廃プラスチックのリサイクル工場、そちらの視察とか、特に印象深く記憶に残っております。これからもさまざまな諸課題を取り上げて豊島区の施策につなげていきますように、また来期に向けてさまざまな諸課題に取り組んでいっていただきたいと思います。
1年間、本当にありがとうございました。
○ふまミチ副
委員長 委員の皆様、そして
理事者の皆様、本日無事に清水
委員長のもと、このように1年の
まとめができました。本当にありがとうございました。本当に感謝を申し上げたいと思っております。
この1年、さまざまな課題がありまして、皆様の活発な御意見、御議論、そしてお勉強もさせていただきました。今後の区政に生かせていただければと思っておりますので、今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。
この1年間、本当にありがとうございました。
○
清水みちこ委員長 ありがとうございました。
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清水みちこ委員長 以上で環境・
清掃対策調査特別委員会を閉会いたします。
午後3時17分閉会...