豊島区議会 2018-11-20
平成30年第4回定例会(第14号11月20日)
平成30年第4回定例会(第14号11月20日) 平成30年豊島区
議会会議録第14号(第4回定例会)
平成30年11月20日(火曜日)
議員定数 36名
出席議員 35名
1 番 ふるぼう知 生
2 番 石 川 大 我
3 番 小 林 弘 明
4 番 池 田 裕 一
5 番 藤 澤 愛 子
6 番 有 里 真 穂
7 番 松 下 創一郎
8 番 村 上 典 子
9 番 森 とおる
10 番 清 水 みちこ
11 番 ふ ま ミ チ
12 番 根 岸 光 洋
13 番 西 山 陽 介
14 番 辻 薫
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○議長(磯 一昭) 次に、会期についてお諮りいたします。
本定例会の会期は、本日から12月10日までの21日間といたしたいと存じますが、これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(磯 一昭) 御異議ないものと認めます。
よって、本定例会の会期は21日と決定いたしました。
───────────────────◇────────────────────
○議長(磯 一昭) この際、区長より招集の
あいさつがございます。
〔高野之
夫区長登壇〕
○区長(高野之夫) 本日、ここに平成30年第4回区
議会定例会を招集申し上げましたところ、
議員各位におかれましては、御出席を賜り、深く感謝を申し上げます。
さて、2019年、豊島区は日本の代表として、中国・西安市、韓国・
仁川広域市と国境を越えて文化による
国際交流を行います。いよいよ
国際アート・
カルチャー都市、豊島区が、世界に飛躍する日が目前に迫ってまいりました。
まず、
東アジア文化都市2019豊島のうち、キックオフとなる
シンポジウムについて申し上げます。
去る11月6日に帝京平成大学の
冲永記念ホールをお借りいたしまして、
シンポジウムを開催いたしました。各団体や
区内企業、そして学生の方々も多数御参加をいただき、まさにオールとしまの
イベントとなりました。しかし、最悪の雨天にもかかわらず、会場には定員をはるかに超える1,500名もの皆さんにお集まりをいただいた結果、会場にお入りいただけなかった方も多数出てしまい、大変申しわけございませんでした。
当日は、3カ月後に迫る
オープニングに向けて、
中韓開催都市の紹介を初め、
アニメ産業100年の
歴史紹介、今や日本の文化として世界に誇るマンガ・アニメの力をアピールする
パフォーマンス披露等を行い、大いに盛り上がりました。
また、新たに制作した
東アジア文化都市2019豊島の
プロモーション映像も初めて公開をいたしました。少女が豊島区の歴史と魅力を発見していく様子を、実写を基にした
アニメーション手法のロトスコープで表現をしており、アニメの豊島ここにありと強く印象づける仕上がりとなっておりました。
また、
株式会社アニメイトと共同で制作を進めております、
池袋PRアニメも、年内には完成の見込みであります。年明け1月の
本編公開に先立ち、12月、金沢での
東アジア文化都市クロージングイベントとして、予告編となるCMを上映いたします。
この
池袋PRアニメは、
ハレザ池袋や4つの公園など、大きく変貌を遂げる2020年の池袋を舞台に、色彩感、躍動感あふれる作品に仕上がってくると聞いております。まさに、さきに触れました
東アジア文化都市PRアニメとともに、日本の
アニメ文化の広がりを、豊島区から世界へ発信する原動力になるものと大いに期待をしております。
1月の
インターネットでの公開後、同月の
台北国際動漫節など、国際的な
イベントにも積極的に出展をしてまいりたいと考えております。
豊島区では、
池袋ハロウィン・コスプレフェス、アニメイト・ガールズ・フェスティバル、マンガ・アニメフェスタなど、アニメの聖地にふさわしい数多くの
イベントが年間を通じて開催されております。
マンガ・アニメは、今や世界の
メインカルチャーといっても過言ではございません。豊島区が誇るマンガ・
アニメ文化を、今後、国内外に強く発信をしてまいりたいと思います。
さらに、来年1月に開催する
名刺交換会においても、
東アジア文化都市開催年にふさわしい
企画構成を検討しております。3つの大きな柱である「
舞台芸術」「祭事・芸能」「マンガ・アニメ」についてまとめ、映像で御覧いただけるようにしたいと考えております。
成人式におきましても、
アニメ成人式と銘打ち、若い方々にとりわけ親しみやすいマンガ・
アニメ部門に特化した企画を実施し、
東アジア文化都市を積極的にPRしてまいりたいと思います。例えば
コスプレーヤーによるお出迎えや、新成人が子どものころに流行した
アニメソングなどの
スペシャルステージの実施を計画しております。
また、この度、
区内大学から60人を超える学生による、
国際アート・
カルチャー学生特命大使が誕生をいたしました。11月2日に、大使の認定式が行われ、各学生は自ら
国際アート・
カルチャーで取り組むことを高らかに宣言いたしましたが、その言葉には自由な発想と力強い意思の力を感じたところでございます。
学生特命大使の皆さんには、今後、
東アジア文化都市を初め、様々な
都市構想事業に参画して、そのパワーと熱い思いを、遺憾なく発揮していただきたいと期待をしております。
次に、東京2020オリンピック・
パラリンピック競技大会について申し上げます。
東アジア文化都市の開催によって、本区が世界中から注目された翌年には、いよいよ東京2020大会でございます。
大会期間中には、
組織委員会公式の
ライブサイトが、
都内8つの会場の一つとして、
池袋西口公園において開催をされます。大会のパブリックビューイングだけではなくて、
文化プログラムなど、様々な事業を通じて、
大会熱気を区民の皆様にお届けできるよう、
組織委員会や東京都と協力して取り組んでまいります。
また、東京2020大会を契機とした
ホストタウン相手国として、かねてから
池袋西口公園での
イベントを中心にして交流をしてまいりました、
バングラデシュ人民共和国を、
内閣官房より登録をいただきました。今後、さらなる交流を進め、
バングラデシュ選手団の応援を通じて、大会を守り立てていくとともに、外国籍の区民の皆さんとの
相互理解についても促進をしてまいります。
次に、
東アジア文化都市2019
豊島まちづくり記念事業について申し上げます。
まず、(仮称)マンガの聖地と
しまミュージアムについて申し上げます。
ミュージアムの整備・
運営費用に充てるため、本年2月より寄附の募集を開始いたしました。もちろん、
ふるさと納税としての一環でもあります。7月から
区内関係団体の皆様に対して、さらには9月から
インターネットふるさと納税サイトを活用して、全国の皆様に対しまして、御支援を呼びかけているところでございます。
このような取組みの結果、11月18日時点で、個人・法人を合わせて544名の方々から1億8,448万6,331円もの御支援をいただいております。こうした状況を踏まえて、寄附の目標額を3億円に上方修正するとともに、今定例会には、
基金積立額の増額に係る
補正予算案を上程しております。
ミュージアム整備については、2020年の3月、
オープンを目指して、今月から
事前工事として、
南長崎花咲公園の整備を行い、施設の
本体工事は、来年1月の着工を予定しております。また、12月には地域の皆様に向けて、工事の
事前説明会を予定をしております。
次に、真っ赤な
電気バスについて申し上げます。
2019年11月の運行に向けて、
電気バスの制作、運営の骨格が固まる段階に入ってまいりました。バスの
デザインは、御案内のように
水戸岡鋭治先生の奥深い経験と知見を土台にした繊細かつ大胆な発想で完成をいたしました。外装色は、
ロンドンバスの、いわゆる
ロンドンバス・レッドを参考にしながら、日本の気候にあわせて少し明るい赤として、池袋・レッドともいうべき新色になります。その中の1台は、幸せの黄色をモチーフにした外装にすることで、まちに変化と楽しさを演出していきたいと考えております。内装には、1台1台に特徴を持たせた上品なしつらえを計画しております。
このわくわくする真っ赤なバスの
運行事業者として、国内の
高速バスを中心に毎日299台の運行をしております、最多の
バス旅行路線を持つ、
WILLER株式会社を選定いたしました。また、バスを活用して、地域の活性化に向けた活動を行う
まちづくり団体として、
一般社団法人と
しまアート・
カルチャーまちづくり協議会を、本年7月に選定をしたところでございます。
今後、今定例会に提案している
電気バス7台を購入する議案の議決にあわせて、基本的な事項についての協定を締結してまいりたいと思います。
今後は、本区、
まちづくり団体、
バス運行事業者の三者で協議することによって、さらなる
連携強化等を図りながら、より
事業内容の具体化を図ってまいります。
なお、明日21日より、この
電気バスの愛称についての募集を開始いたします。来年2月1日の
東アジア文化都市オープニング・
イベントの中で、愛称を御披露、お披露目をできればと考えております。
次に、4つの公園のうち、まず、
池袋西口公園について申し上げます。
来年1月から、
本体工事に入る
池袋西口公園は、これまで築き上げてきた文化や
にぎわいを継承し、そして、新たなまちの魅力を世界に発信していく豊島区の
シンボルとなる施設としてまいります。
劇場空間を演出するシンボリックな
グローバルリング、そして、上質な音響や
照明設備が備わった常設の舞台、新たな
にぎわいを創出する
大型ビジョン、そして、インフォメーション・カフェなど、全く新しい、他に類を見ない
劇場公園としてリニューアルすることで、豊島区の都市像である
国際アート・
カルチャー都市の実現に大きく寄与するものと確信をしております。
舞台の使用料や、あるいは実際に行う
イベント等劇場公園の運営につきましては、現在、地域の皆様の御意見等をいただきながら、検討を進めているところでございます。また、これから公募いたします、
カフェ事業者につきましても、本公園への思いを十分に理解して、公園の魅力をさらに高めていける事業者を選定してまいります。
次に、
中池袋公園について申し上げます。
現地では、既に工事に着手をしており、来年の8月には、
ハレザ池袋にふさわしい新たな
中池袋公園が誕生をいたします。整備後は、8つの劇場に囲まれた
イベント広場として、また、アニメの聖地として、豊島区の魅力を世界に発信する拠点となります。
現在、整備後の
管理運営を担う
指定管理者の選定を行っております。
指定管理者の提案によって、
公民連携のさらなる
にぎわいが創出され、また、公園の価値が最大限に引き出されるものと期待をしております。年内には事業者が選定をされますので、来年の第1回定例会には、
指定管理者の承認についての議案を提出させていただく予定でございます。
工事期間中は、公園の利用ができず、大変に御迷惑をおかけいたしますが、御理解のほどをよろしくお願いをいたしたいと思います。
そして、
造幣局跡地の
防災公園について申し上げます。
防災公園は、その名の
防災機能はもとより、緑豊かな景観や運営面の全てにおいて、世界に誇れる多彩な魅力を創出する公園にしたいと考えており、現在、事業者と精力的に協議を進めております。170メートルある
イチョウ並木、開放的なカフェ、災害時や大規模な
イベントで対応できるトイレの設置など、次世代につながる魅力的な整備を行ってまいります。詳細につきましては、12月の副
都心委員会で御説明をさせていただきます。
次に、
ハレザ池袋の
進捗状況について申し上げます。
33階建てのハレザタワーは、来年2月の上棟を目指して、20階まで鉄骨が組み上がりまして、中層部の木立をイメージした外装もほぼ完了をいたしました。その堂々たる姿は、池袋の
ランドマークがまた一つ誕生することになるとともに、国際性豊かな
ビジネス拠点になることへの期待が高まるばかりであります。
8つの劇場の中心となる
芸術文化劇場の低層部には、高さ10メートルに及ぶ
全面ガラスが取りつきました。完成すれば
中池袋公園から見た
ガラス越しの表情は、
レッドカーペットをイメージした大階段と色彩豊かな
びょうぶスクリーンが、誰もが主役になれる
劇場都市を強烈に印象づけることになります。
9階建てのと
しま区民センターは、今月下旬の上棟を目指して、急ピッチで工事を進めております。
ハレザ池袋の
デザインを特徴づける石張りの外壁が取りつく来年2月ごろには、3棟一体となった圧倒的な
にぎわいと多様な文化を創造する
国際アート・
カルチャー都市の
シンボルにふさわしい、迫力あふれる姿が御覧いただけるのではないかと思います。
今後、工事は佳境を迎えることになりますが、来年4月の竣工、11月からの
こけら落とし公演、
東アジア文化都市の
クロージングイベントに向けて、万全の体制にて準備をしてまいりたいと思います。
また、
芸術文化劇場の
ネーミングライツにつきましては、現在、
募集要項について、検討を進めております。スケジュールを前倒しすることとし、年明けに
ネーミングライツの募集を開始し、年度内の決定を目指しております。
この時期の
ネーミングライツの決定の発表は、
ハレザ池袋の全容が感じ取れる期待感が高まるタイミングに合わせたものであり、
東アジア文化都市の開催、2020年7月の
グランドオープンなど、様々な機会を捉えながら、効果的なアピールができるものと考えております。
審査・選定に当たっては、命名権の金額や
設定期間のほかに、
ハレザ池袋や
東池袋エリアとの親和性や企業の
ブランド力など、様々な観点を加味しながら、着実かつ慎重に進めてまいりたいと思います。
次に、子どもと女性にやさしいまちについて申し上げます。
まず、子育てしやすいまちへの取組みについて申し上げます。
昨年度、本区は、
民間事業者の共働き子育てしやすい
街ランキングで
全国総合第1位となりましたが、先日には、この事業者から本区が23区で最も保育園に入りやすい区であったとの発表がございました。
本区で
認可保育園への入園を希望した区民のうち、実際に入園が決定した割合を示す
入園決定率が、今年4月時点で88%と、昨年度に続き23区で第1位になったのであります。この特集を見ますと、豊島区は保育園に入りやすいので、本区に引っ越したという方も紹介をされておりました。
本区の
保育需要は、これまでの取組みによって、需要を満たしつつある地域も出てまいりました。
今後の
保育施設の誘致は、3月から実施しております妊婦さんへのアンケートによる
需要調査によって、地域別・年齢別の需要の予測を基に進めております。
この調査結果の分析によりまして、誘致を必要とする地域はかなり絞り込まれてきておりまして、今月からは、さらに生後3〜4カ月の赤ちゃんの健診の際に、改めて調査を行い、より正確な需要の把握に努めて、
誘致計画の精度の向上に努めてまいりたいと思います。
この
需要調査の分析に基づく32年4月の
誘致計画は、次回、第1回定例会にはお示しをしてまいりたいと思います。
今後も、区民の皆さんの求める
保育需要を正しく把握し、必要な時期、必要な地域、必要な規模の
保育施設を的確に整備し、
待機児童ゼロを堅持してまいりたいと思います。
そして、こうした新規の施設が増え続け、多様な主体が保育に関わる中で求められておりますのが、保育の質の向上ではないかと思います。保育の
質ガイドラインの策定につきましては、8月に立ち上げた
学識経験者や
保育事業者、区民などによる保育の
質ガイドライン検討会で、鋭意、検討を進めているところでございます。
外国籍の方が多い、あるいは
人口密度が高いといった豊島区の特色を踏まえ、
子どもたちの遊びの充実や生活の充実のために必要なこと、また、職員の資質、専門性の向上に必要なことなどの内容を盛り込み、各
保育施設の保育者が、日々、保育で活用できる
ガイドラインにしていく予定でございます。
今後、12月中旬の
パブリックコメントを経て、年度末には保育の
質ガイドラインを策定してまいります。また、
ガイドラインの策定後も、講演会の開催等により、普及に努めてまいりたいと思います。
今後も、豊島区は
待機児童ゼロ、そして保育・
子育て環境の質の向上・充実に全力で取り組んでまいりたいと思います。
次に、
児童相談所の
進捗状況について申し上げます。
長崎健康相談所は、
保健福祉拠点として長年地域に愛され、親しまれてまいりました。そこで、老朽化した
長崎健康相談所を現在地で建て替えるとともに、
児童相談所と一体で整備することで、
母子保健と
子育て支援との密接な連携を図り、妊娠・出産から
育児支援まで、切れ目のないきめ細やかな支援を行う、
地域子育ての
シンボルとなる施設にしたいと考えております。
また、
児童相談所職員の
人材育成も着々と進めております。昨年から、23区初となる
児童養護施設への
職員派遣も実施し、今年度は、東京都や千葉県など各地の
児童相談所や一時保護所に職員5人を派遣しております。
さらに、現在、14世帯の本区の
里親家庭をできる限り増やしていくため、職員及び
関係機関を対象とした研修を開催するとともに、10月には区と地域、企業・団体が連携して、としまの
里親プロジェクトを立ち上げ、
推進体制を整備しているところでございます。虐待を受けた子どもや様々な事情によって、家庭で生活できない
子どもたちに、家庭のぬくもりと適切な家庭環境を与えるために、
里親家庭の普及も進めてまいります。
今後も、豊島区の子どもは豊島区が守るという強い決意の下、全力で
児童相談所の開設準備を進めてまいりたいと思います。
なお、建設に当たりましては、周辺住民の方々、特に隣接しているお住まいの方々には、きめ細かい対応をして、御理解と御協力を賜ってまいりたいと思います。
次に、中高生センタージャンプの若者相談と支援について申し上げます。
中高生や若者は、自らが相談窓口を訪ねてくることが少ないのが現状であります。そこで、対策の一つといたしまして、中高生センタージャンプで18歳以上の若者の相談に、積極的に対応することにいたしました。今後、中高生センタージャンプを若者にとっても頼れる場所として、相談と支援の機能を強化してまいりたいと考えております。
次に、男女共同参画状況第1位について申し上げます。
先日の新聞報道にありましたように、都内23区と26市の男女共同参画ランキングで、本区が第1位に輝きました。評価項目の中でも、全管理職における女性管理職の比率、男性職員の育休取得数値目標が50%であることなどが、特に高く評価されました。今後も、職員の働き方改革を推進し、職員のワーク・ライフ・バランスを図っていくことにより、女性が活躍できる職場環境を構築してまいりたいと思います。
次に、福祉・保健について申し上げます。
まず、総合高齢社会対策プロジェクトについて申し上げたいと思います。
8月に私を本部長とするプロジェクト本部を立ち上げた、総合高齢社会対策プロジェクトで、この間、これからの一段と進展する高齢社会において、豊島区はどうあるべきかについて、精力的に議論を重ねてまいりました。
高齢化に対応するためには、福祉・保健、健康づくり、コミュニティづくり、生涯学習、災害対策、
交通安全対策などの各部局にまたがる取組みを総動員し、持続的な対策を総合的に講じていく必要がございます。また、区に関わる様々な関係者が共通の認識を持ち、オールとしまで取り組んでいくことも重要であります。
現在、特に重視すべきと考えられる予防・健康、
安全・安心の各分野について、具体的な取組み内容を鋭意検討しているところでございます。
また、来年度には、大規模な実態調査を予定しておりますので、結果を施策に生かすべく、現在、対象範囲や調査方法、調査の頻度等について精査をしているところでございます。
来年1月には、仮称でありますけど、総合高齢社会対策推進ビジョンを取りまとめ、文化や子育てで成功した豊島区ならではの、全国にまさに誇れる豊島区モデルをつくってまいりたいと思います。
保健所の移転につきましては、現在、
造幣局跡地に建設する仮施設の設計を行っております。引き続き、保健所内に入る池袋休日診療所、あぜりあ歯科診療所、池袋あうる薬局をそれぞれ運営いたします、豊島区医師会、豊島区歯科医師会、豊島区薬剤師会など、関係団体とも逐一協議を重ねながら区民の皆さんにとって利便性の向上を第一に考えた最適なレイアウトを慎重に検討してまいります。
今後、平成31年第1回区
議会定例会において、そのレイアウトの詳細を報告したいと考えております。
さらに、池袋保健所の本移転についても、昨年、平成29年3月23日付で、南池袋二丁目C地区市街地再開発準備組合から要請がありました、豊島区庁舎の行政機能等連携可能な公共公益施設の導入について、私自らが、今年の9月6日に準備組合理事会に出席をいたしまして、同地区への保健所導入の意思を回答し、同時に、準備組合の協力についてもお願いをしてきたところでございます。
また、来月、池袋保健所機能拡充検討会議を立ち上げ、保健所の機能拡充の検討を開始いたします。今後、来年5月まで、保健所のあり方とその機能の拡充について検討を進め、その結果を、仮移転及び本移転後の保健所機能の充実に反映させた上で、来年の第2回区
議会定例会に、新たな保健所の機能拡充の方向性をお示しいたします。
また、池袋保健所移転後の跡地活用は、10月5日に公募プロポーザル実施要綱を公表し、活用事業者の募集を開始いたしました。10月19日に、現地見学会を実施したところ、11社の参加がございました。
募集に当たっては、最低売却価格30億、目標売却価格40億という価格設定に加えて、
国際アート・
カルチャー都市構想を踏まえた活用コンセプト、
ハレザ池袋との一体性・連続性の確保や、池袋駅東口エリア回遊性向上、転売禁止や用途変更の制限など、施設移転に伴う財政負担等、将来のまちの発展に資する様々な条件を設定しております。
このような中でも、多くの事業者の皆さんが関心を持っていることは、この物件が池袋副都心にあって極めて希少なものであり、周辺エリアを含めた将来性が高く評価されていることの証明であると考えております。
今後、10月に設置した池袋保健所跡地活用事業者審査委員会におきまして、年内に受けた事業者からの提案を公正かつ慎重に御審議をいただいた上で、3月には、本区にとって最も望ましい事業者を選定したいと考えております。
次に、
手話言語の普及及び障害者の多様な
意思疎通の促進に関する条例につきまして、申し上げます。
平成26年1月の障害者の権利に関する条約批准までの間、障害者基本法を初めとする関係法の改正・制定が行われました。これらの法には、手話が言語であることや障害者が自ら選択する手段等による
意思疎通、表現・意見の自由、権利行使を確保する措置の必要性等について定められておりますが、実態といたしましては、法の理念の普及、理解は十分とは言えません。
このため、区の姿勢を最も明確に示す条例という形で、まずは区の責務、区民・事業所の役割を明確にし、手話が言語であることを区民の皆様と確認してまいりたいと考えております。あわせて、手話を用いる聴覚障害者と同時に、聴覚障害者等、それぞれの障害の特性に応じた多様な
意思疎通手段の理解の促進と環境づくりについても定めることといたしました。このように
手話言語と
意思疎通を一体の条例として制定することは、23区では初の取組みではないかと思います。
本条例の制定を機に、区民及び事業者が障害者について関心を持ち、理解を深め、こころのバリアフリーが推進できるよう積極的に取り組んでまいります。
次に、環境について申し上げます。
初めに、「いのちの森」「学校の森」10万本達成について申し上げます。
去る10月28日にみらい館大明で、「いのちの森」「学校の森」10万本達成記念
イベントを開催いたしました。当日は、342名もの多くの方に参加をしていただき、「いのちの森」「学校の森」づくりを指導いただきました横浜国立大名誉教授の宮脇昭先生も駆けつけてくださいました。
日本一の高密都市豊島区を緑いっぱいにする取組みとして、グリーンとしま再生プロジェクトを立ち上げ、小さなところでも森はできるという信念を持って、森づくりを進めてまいりました。学校の敷地にも「学校の森」と命名し、植樹や苗木の手入れなどを続け、緑と触れ合う環境を活用した学習を展開してきたところでございます。
10月28日の記念式典では、区内植樹10万本達成を祝い、池袋小学校の児童が自分たちの取組みの発表と合唱を披露してくれました。
今後、グリーンとしま再生プロジェクトは、区民1人1本の植樹による29万本という壮大な計画を目標として、学校、家庭、地域が一体となって推進をしてまいりますので、関係各位におきましても御支援をお願い申し上げる次第でございます。
次に、環境基本計画の改定について申し上げます。
現在、第2次豊島区環境基本計画の策定作業に取り組んでおります。これまで5回の環境審議会で、委員の皆様から貴重な御意見を伺い、素案を作成いたしました。12月1日から
パブリックコメントを実施いたします。
前計画の策定以降、環境行政を取り巻く状況は大きく変化をしております。2016年に、豊島区基本計画を策定し、
国際アート・
カルチャー都市を掲げ、区が持てる力を、魅力を最大限に引き出して、都市のイメージの向上をさせるまちづくりにチャレンジをしております。また、世界においては、SDGsの採択やパリ協定の発効など、世界各国が協力して、温室効果ガス削減を含む持続可能な発展に取り組んでおります。
こうした背景を踏まえて、次期計画では、目指すべき環境都市に「みんなが主役 文化とともに発展するエコシティ としま」を掲げまして、
国際アート・
カルチャー都市の実現に環境の側面から寄与するとともに、文化と環境の融合により、都市の魅力、活力にあふれるまちづくりを進め、緑あふれる
防災公園の整備や4つの公園を結ぶ環境に配慮した
電気バス、豊島の森や公園を活用した環境学習、食品ロスの削減など、高密都市豊島区だからこそできる環境対策に取り組んでまいります。
次に、
安全・安心なまちづくりについて申し上げます。
まず、区立小中学校体育館の冷暖房化について申し上げます。
冷暖房化の必要につきましては、昨年の第1回定例会で、公明党豊島区議団からの一般質問において、主に防災上の観点から御指摘をいただき、その後も強く要請をいただいております。また、今年の記録的な猛暑を受けまして、第3回定例会において全会派から御質問をいただいたところでございます。
その後、6,234名から成る町会長やPTA会長から署名をいただくなど、体育館の冷暖房設置は区民の皆様の切実な願いであると感じております。御承知のとおり、本区の学校体育館は、児童・生徒の体育や部活動を初め、子どもスキップや学校施設開放で利用されておりますほか、救援センターとして、体育館は避難所としても活用されるわけであります。
私は、セーフコミュニティの認証都市として、さらなる
安全・安心なまちづくりを実現していく上で、この度の全小中学校体育館の冷暖房機器の設置は最優先課題の一つであると考え、来年度中にこれを導入いたすことにいたしました。
導入に当たっては、何よりもスピードを重視しておりますが、大変大きな事業であるため、財政的な負担もおのずと大きくなってまいります。国や都の補助制度の活用を図りながら、鋭意準備を進めてまいりたいと思います。
次に、防災・テロ対策の推進について申し上げます。
11月15日、区と池袋駅周辺混乱防止対策協議会が連携して、池袋駅周辺において帰宅困難者対策訓練を実施いたしました。
今回の参加者は1,000名を超えて、昨年の916名から増加するとともに、防災行政無線に代わる新たな通信機器の試験運用、埼玉県と連携したバスによる要支援者の移送、外国人の日本語研修生による通訳支援など実践的な訓練となりました。
また、11月21日には、区と東京都が連携して、防災ウーマンセミナーをとしまセンタースクエアで開催をいたします。セミナーでは、女性の視点を生かした災害対策の重要性や災害時に働く女性に起きること、池袋駅周辺での防災対策の講演を予定しております。区内を初め、都内や埼玉県などから参加される女性従業員の皆さんに、女性の視点から、防災対策の理解を深め、池袋駅周辺での取組みを知っていただく機会にしたいと考えております。
最後に、昨年に引き続き、第2回となる豊島区危機管理フォーラム2018を、12月18日にとしまセンタースクエアで開催をいたします。2019年の
東アジア文化都市、2020年の東京オリンピック・パラリンピックを控え、地域の皆さんとテロや犯罪に対する知識を共有し、一体となってテロや犯罪の標的とならないまちづくりの機運を高めてまいりたいと思います。
こうした防災・テロ対策を通じて、地域の皆さんや警察・消防などとの連携を強化し、
安全・安心を実感できる国際文化都市に向けた取組みをさらに進めてまいりたいと思います。
次に、教育について申し上げます。
まず、インターナショナルセーフスクールについて申し上げます。
今年度は、区内7校目となる高南小学校がインターナショナルセーフスクールの認証取得を目指し、取組みを行いました。さらに、朋有小学校は再々認証、富士見台小学校は再認証の取組みをそれぞれ行いました。あわせて申し上げます。
11月1日、これら3校のISS認証に係る現地審査が、順次、各学校で実施をされました。3校とも地域と一体となった
安全・安心な学校づくりの取組みが、国際認証委員でありますワン・シュウメイ氏、白石陽子氏から認められ、見事、認証・再認証を取得することができることになりました。児童・生徒、教職員はもちろんのこと、保護者や地域の方々と喜びを分かち合うとともに、年明けに予定されております認証式の準備を進めてまいりたいと思います。
インターナショナルセーフスクールは、豊島区として進めているセーフコミュニティの取組みと車の両輪であり、学校を中心としたコミュニティを挙げて、
安全・安心な学校とまちづくりに取り組んでいることに、大変大きな意義がございます。
今後とも学校、地域、家庭、
関係機関の協働の下、インターナショナルセーフスクールの成果を、地域防災の充実等につなげいくことに大きな期待を寄せるものであります。
次に、秋田県の能代市との教育連携について申し上げたいと思います。
平成24年度より、能代市と教育連携を結び、教員派遣交流や中学生いなか体験、教育フォーラムにおける
シンポジウム開催等の事業に取り組み、今年で7年目を迎えました。
この教育派遣交流ですが、区立小中学校から3名の主任教諭を、6月と11月に1週間ずつ、能代市の小中学校に研修派遣し、能代市での授業の実際について学び、その成果を持ち帰っているところでございます。
今年度は、この11月8日から9日の両日にわたって、校長、副校長、教員で結成された9人の教員派遣団と教育長を初めとした教育委員全員が能代市を訪問し、研修派遣の成果を参観し、研究協議会に参加したとの報告を受けております。
御案内のとおり、例年8月には、能代市から教員派遣団を豊島区に迎え、豊島教育フォーラムにおける実践発表を共同して行うなど、連携を見える形で実施をしてまいりました。私もフォーラムに参加をいたしました。今年度は、道徳科に焦点を当て、能代市の先生方と本区の先生方が、互いに学びを深めたところであります。
また、中学生いなか体験は、7月末に能代市より14名の中学生をお迎えし、豊島区の中学生と生徒交流を行ったり、立教イングリッシュキャンプにともに参加をして、交流を深めているところでもあります。同じく、この11月には、豊島区の中学生16名が能代市を訪問し、農家のお宅へ民泊させていただき、農産物の収穫体験や風の松原散策等、東京では味わうことのできない貴重な体験をさせていただいたのでございます。
今後も教育連携を継続し、互いの教育のよさを学び、豊島区の教員の授業向上、ひいては児童・生徒の学力向上につながるものと期待をしております。
次に、内部統制の改善・強化について、二点申し上げます。
まず、内部統制について申し上げます。
区では、今年4月に豊島区リスクマネジメント指針を策定し、多様化するリスクへの対応や区長までの迅速な報告体制の強化に取り組んでまいりました。6月にはリスクマネジメント推進本部を設置し、現在、区として構築すべき内部統制のあり方について、検討を進めております。
このうち、事務執行上のリスクについては、2020年4月に改正地方自治法が施行されまして、都道府県及び指定都市の長は、適正な事務執行を確保するため、内部統制に関する方針を策定し、方針に基づく内部統制体制の整備と運用が義務づけられております。その他の区市町村は、努力義務とされておりますけど、豊島区におきましては、改正地方自治法の施行にあわせて、内部統制体制の整備に取り組み、区民の皆様から安心していただける区政運営に努めてまいります。
今年に入って、個人情報の不適正な取り扱いや主管課契約による違法な廃棄物処理委託など、法令遵守を問われる事務執行上の事案が続いて確認をされております。区政への信頼が揺らぎかねない事態に、区政の最高責任者である私自身の責任を深く自覚をし、反省をするとともに、私自らが先頭に立って、職員の声を聴きながら、コンプライアンスを徹底する組織づくりに取り組んでまいりたいと思います。
次に、(仮称)公文書管理条例について申し上げます。
国が、公文書等の管理に関する法律を制定した平成21年をはさみ、年金記録や防衛省の文書問題などがマスメディアでも大きく取り上げられ、公文書は住民共有の知的資源として認識をされるようになりつつあり、その後、他の地方公共団体においても、公文書管理条例の制定が進められております。
本区は、豊島区自治の推進に関する基本条例で定める、区民が「必要な情報を知る権利」の行使に応えるための公文書管理を行う責務を担っており、また、適切な公文書管理は情報公開の前提であるとの認識から、公文書管理を区民合意の下で実施すべく、条例を検討しております。
本年4月からは、
学識経験者及び区民の参画の下で、豊島区公文書管理のあり方検討委員会を設置いたしまして、これまでに、公文書管理の理念や具体的な公文書作成・整理・保存・廃棄の方法、さらに、歴史的公文書の考え方などについて議論が進んでおります。公文書の定義としては、職員が職務上作成し、または取得したものであること、職員が組織的に用いるものであること、実施機関が保有しているものであること、この3つの要素を取り入れ、電子メールに代表されるような電磁的記録もこれに含まれる点を明確にするという点が、この条例の大きな特徴の一つとなっております。
本年度中には答申をいただける段階となったことから、来年の第1回定例会の上程を目指し、12月から
パブリックコメントを実施し、区民の皆さんの御意見をいただく予定でございます。
この条例を制定することで、区行政の透明性・公平性を推進し、現在及び将来の区民に対して、より一層の説明責任を果たして、区民の皆さんの信頼を得てまいりたいと思います。
早いもので、今定例会が今年の納めの区議会となります。今年は、豊島区が未来へ向けて大きく飛躍するため、着実に準備を進めるべき年であり、また、持続発展都市への転換に向けた総仕上げの年でもございました。改めて、今年1年を振り返り、終わりに一言、所感を申し上げたいと思います。
まず、1月にはアートトイレの第1号が完成をいたしました。保育園の多くが区内の公園を利用しております中で、誰もが使いやすい公園としていくための象徴となる事業でもございます。4月には、昨年に引き続き、2年連続で
待機児童ゼロを達成することができました。
今年度から、保育園で出た使用済みの紙おむつを園で処分する新たな取組みも始めました。ロタウイルスワクチンの接種費用の一部助成、子ども若者総合相談窓口のアシスとしまの設置など、子どもと女性にやさしいまちづくりに向けて、加速度的に取り組んでまいったわけであります。
8月には、第10回日中韓文化大臣会合の場での3カ国の文化大臣の合意により、豊島区が2019年の
東アジア文化都市に正式に決定をいたし、本区の
国際アート・
カルチャー都市に向けた取組みが、まさに国際的に認められました。来年の開幕に向けた準備をしっかりと進めてまいりたいと思います。
9月には、秩父市長と一緒に共同記者会見を行いました。人口を奪い合うのではなく、区民の皆さんのライフスタイルの選択肢を広げ、豊かな生活を実現するため、会見の中では二地域居住のライフスタイルを提案したところでございます。今後、この取組みが全国的なモデルとなるよう推進をしてまいりたいと思います。
そして、現在、全国トップレベルの高齢社会対策を実現するため、私自身を本部長とする全庁的なプロジェクト本部を立ち上げ、検討を開始したところでございます。来年1月の推進ビジョン策定に向けて、鋭意検討を進めてまいります。
4年前、忘れもしない平成26年度に、消滅可能性都市と指摘をされた本区でありますが、本年7月5日には、40年ぶりに人口が29万人を突破いたしました。また、この4年間で納税義務者が1万7,000人増加し、過去最高の区民税収入、23億円の増収となりました。区民の皆さんと一緒に先進的な取組みを進めてきた結果、豊島区は消滅可能性都市から脱却し、まさに持続発展都市へ変貌を遂げたのでございます。
無謀な挑戦、不可能な挑戦と言われました
東アジア文化都市の開催は、見事にその栄冠を勝ち取ることができました。豊島区は、今、最大のチャンスのときを迎えております。それは、豊島区が真に国際都市として、世界にその存在をアピールするときが来たのであります。
去る11月6日の
東アジア文化都市2019豊島キックオフ
シンポジウムにおいて、会場である帝京平成大学
冲永記念ホールに、新しくできたたくさんのポスターを掲示いたしました。これは幕を
デザインしたもので、次のようなメッセージを掲げました。
都市は、劇場だ。文化で豊島の幕が開く。
2019年は、文化交流による3都市交流の幕開けであり、
芸術文化劇場や
池袋西口公園など、新たな劇場が次々と
オープンすることにより、文字どおり新たな舞台の幕が開く年でもございます。平成が終わりを告げ、新たな元号となる2019年、豊島区にとって新たな時代の幕開けにふさわしい、すばらしい1年になります。86年間の豊島区の歴史の中で、こんなにもまちのイメージが変わることはございませんでした。この訪れたチャンスを最大限に生かして、みんなで力を合わせ、オールとしまで挑んでいく所存でございます。
議員の皆様におかれましては、引き続き最大の御理解と御協力を賜りますように切にお願いを申し上げる次第でございます。
本日、御提案申し上げる案件は、条例5件、補正予算1件、そのほか9件、合わせて15件でございます。
各案件につきましては、後ほど、日程に従いまして、齊藤副区長より御説明を申し上げますので、よろしく御審議の上、御協賛を賜りますよう、よろしくお願いを申し上げます。
以上をもちまして、私の
招集あいさつといたします。
───────────────────◇────────────────────
○議長(磯 一昭) これより日程に入ります。
日程第1及び第2を一括して議題といたします。
○
事務局長(栗原 章) 第80
号議案、豊島区
行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する条例の一部を改正する条例外1議案。
○議長(磯 一昭) 2議案について理事者より説明がございます。
〔齊藤雅人副区長登壇〕
○副区長(齊藤雅人) 第80号議案及び第81号議案の2議案について、御説明を申し上げます。
最初に、第80
号議案、豊島区
行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する条例の一部を改正する条例についてでございますが、本案は、難病患者福祉手当の支給に関する事務において、個人番号の利用を可能とすることについて、所要の改正を行うほか、規定の整備を図ろうとするものでございます。
改正条例は、公布の日から即日施行しようとするものでございます。
次に、第81
号議案、豊島区
附属機関設置に関する条例の一部を改正する条例についてでございますが、本案は、池袋地区駐車場地域ルール策定協議会を、区長の附属機関として条例に位置づけるとともに、附則において、豊島区附属機関の構成員の報酬及び費用弁償に関する条例を一部改正し、当該附属機関に係る委員の報酬を定めるほか、規定の整備を図ろうとするものでございます。
改正条例は、公布の日から即日施行しようとするものでございます。
以上でございます。よろしく御審議くださいますようお願い申し上げます。
○議長(磯 一昭) これより質疑に入ります。
○8番(村上典子) 第80号議案及び第81
号議案の2議案は、総務委員会に付託することを望みます。
(「賛成」と呼ぶ者あり)
○議長(磯 一昭) 賛成者がございますのでお諮りいたします。
本動議に御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(磯 一昭) 御異議ないものと認めます。
よって、これら2議案は、総務委員会に付託することに決定いたしました。
───────────────────◇────────────────────
○議長(磯 一昭) 日程第3及び第4を一括して議題といたします。
○
事務局長(栗原 章) 第82
号議案、豊島
印鑑条例の一部を改正する条例外1議案。
○議長(磯 一昭) 2議案について、理事者より説明がございます。
〔齊藤雅人副区長登壇〕
○副区長(齊藤雅人) 第82号議案及び第83号議案の2議案について、御説明を申し上げます。
最初に、第82
号議案、豊島区
印鑑条例の一部を改正する条例についてでございますが、本案は、印鑑登録証明書等を交付する自動交付機の廃止に伴い、所要の改正を行うほか、規定の整備を図ろうとするものでございます。
改正条例は、平成31年1月1日から施行しようとするものでございます。
次に、第83
号議案、豊島区
手話言語の普及及び障害者の多様な
意思疎通の促進に関する条例についてでございますが、本案は、手話が言語であることへの理解の普及に努めるとともに、身体障害、知的障害、精神障害、その他の障害の特性に応じた多様な
意思疎通手段の利用の促進をすることにより、障害や障害者への区民の理解を深め、障害者の社会参加を促進し、誰もが
安全・安心に暮らせる共生社会を実現しようとするものでございます。
本条例の主な規定事項は、
手話言語の普及及び障害者の多様な
意思疎通の促進について、基本理念、区の責務、区民の役割、事業者の役割、施策の基本方針及び財政上の措置を定めるとともに、
手話言語の理解の促進及び普及並びに障害の特性に応じた多様な
意思疎通手段の利用の促進に関して、必要な事項をそれぞれに規定しようとするものでございます。
本条例は、平成31年4月1日から施行しようとするものでございます。
以上でございます。よろしく御審議くださいますようお願い申し上げます。
○議長(磯 一昭) これより質疑に入ります。
○8番(村上典子) 第82号議案及び第83
号議案の2議案は、区民厚生委員会に付託することを望みます。
(「賛成」と呼ぶ者あり)
○議長(磯 一昭) 賛成者がございますのでお諮りいたします。
本動議に御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(磯 一昭) 御異議ないものと認めます。
よって、これら2議案は、区民厚生委員会に付託することに決定いたしました。
───────────────────◇────────────────────
○議長(磯 一昭) 日程第5を議題といたします。
○
事務局長(栗原 章) 第84
号議案、
豊島区立自転車等駐車場条例の一部を改正する条例。
○議長(磯 一昭) 本議案について理事者より説明がございます。
〔齊藤雅人副区長登壇〕
○副区長(齊藤雅人) 第84
号議案、
豊島区立自転車等駐車場条例の一部を改正する条例について、御説明を申し上げます。
本案は、大塚駅北口路上自転車駐車場の位置を変更し、大塚駅北口第一自転車駐車場を廃止するとともに、大塚駅北口第二自転車駐車場の定期利用を廃止しようとするものでございます。
改正条例は、平成31年4月1日から施行しようとするものでございますが、大塚駅北口路上自転車駐車場の改正規定につきましては、同年11月1日から施行しようとするものでございます。
以上でございます。よろしく御審議くださいますようお願い申し上げます。
○議長(磯 一昭) これより質疑に入ります。
○8番(村上典子) 第84号議案は、都市整備委員会に付託することを望みます。
(「賛成」と呼ぶ者あり)
○議長(磯 一昭) 賛成者がございますのでお諮りいたします。
本動議に御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(磯 一昭) 御異議ないものと認めます。
よって、第84
号議案は、都市整備委員会に付託することに決定いたしました。
───────────────────◇────────────────────
○議長(磯 一昭) 日程第6及び第7を一括して議題といたします。
○
事務局長(栗原 章) 第85
号議案、
電気バスの買入れについて外1議案。
○議長(磯 一昭) 2議案について、理事者より説明がございます。
〔齊藤雅人副区長登壇〕
○副区長(齊藤雅人) 第85号議案及び第86号議案の2議案について御説明を申し上げます。
最初に第85
号議案、
電気バスの買入れについてでございますが、本案は、契約金額2億1,814万2,718円をもって、株式会社シンクトゥギャザーと随意契約をしようとするものでございます。
次に、第86
号議案、
巣鴨北中学校改築に伴う初度調弁(第1次)
給食室備品等の買入れについてでございますが、本案は、本年9月27日に希望型指名競争入札を実施した結果、契約金額5,734万8,000円をもって、株式会社中西製作所東京支店と契約をしようとするものでございます。
以上でございます。よろしく御審議くださいますようお願い申し上げます。
○議長(磯 一昭) これより質疑に入ります。
○8番(村上典子) 第85号議案及び第86
号議案の2議案は、総務委員会に付託することを望みます。
(「賛成」と呼ぶ者あり)
○議長(磯 一昭) 賛成者がございますのでお諮りいたします。
本動議に御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(磯 一昭) 御異議ないものと認めます。
よって、これら2議案は、総務委員会に付託することに決定いたしました。
───────────────────◇────────────────────
○議長(磯 一昭) 日程第8を議題といたします。
○
事務局長(栗原 章) 第87
号議案、(仮称)マンガの聖地と
しまミュージアム新築工事請負契約について。
○議長(磯 一昭) 本議案について、理事者より説明がございます。
〔齊藤雅人副区長登壇〕
○副区長(齊藤雅人) 第87
号議案、(仮称)マンガの聖地と
しまミュージアム新築工事請負契約についての御説明を申し上げます。
本案は、本年10月23日に条件付一般競争入札を実施した結果、契約金額3億2,724万円、工期を平成31年12月20日までとし、渡邊建設株式会社と契約しようとするものでございます。
以上でございます。よろしく御審議くださいますようお願い申し上げます。
○議長(磯 一昭) これより質疑に入ります。
○8番(村上典子) 第87号議案は、総務委員会に付託することを望みます。
(「賛成」と呼ぶ者あり)
○議長(磯 一昭) 賛成者がございますので、お諮りいたします。
本動議に御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(磯 一昭) 御異議ないものと認めます。
よって、第87
号議案は、総務委員会に付託することに決定いたしました。
───────────────────◇────────────────────
○議長(磯 一昭) 日程第9を議題といたします。
○
事務局長(栗原 章) 第88
号議案、
豊島区立自転車等駐車場の
指定管理者の指定について。
○議長(磯 一昭) 本議案について、理事者より説明がございます。
〔齊藤雅人副区長登壇〕
○副区長(齊藤雅人) 第88
号議案、
豊島区立自転車等駐車場の
指定管理者の指定についての御説明を申し上げます。
本案は、千登世橋自転車駐車場、目白駅東自転車駐車場、目白駅西自転車駐車場及び目白駅北自転車駐車場につきまして、公の施設として管理を行わせるため、サイカパーキング株式会社を
指定管理者に指定しようとするものでございます。
指定管理者の指定の期間は、平成31年4月1日から平成36年3月31日までの5年間でございます。
以上でございます。よろしく御審議くださいますようお願い申し上げます。
○議長(磯 一昭) これより質疑に入ります。
○8番(村上典子) 第88号議案は、都市整備委員会に付託することを望みます。
(「賛成」と呼ぶ者あり)
○議長(磯 一昭) 賛成者がございますので、お諮りいたします。
本動議に御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(磯 一昭) 御異議ないものと認めます。
よって、第88
号議案は、都市整備委員会に付託することに決定いたしました。
───────────────────◇────────────────────
○議長(磯 一昭) 日程第10から第13までを一括して議題といたします。
○
事務局長(栗原 章) 第89
号議案、と
しま区民センターの
指定管理者の指定について外3議案。
○議長(磯 一昭) 4議案について、理事者より説明がございます。
〔齊藤雅人副区長登壇〕
○副区長(齊藤雅人) 第89号議案から第92号議案までの4議案について、御説明を申し上げます。
最初に、第89
号議案、と
しま区民センターの
指定管理者の指定についてでございますが、本案は、と
しま区民センターについて、公の施設として管理を行わせるため、公益財団法人としま未来文化財団を
指定管理者に指定しようとするものでございます。
指定管理者の指定の期間は、平成31年4月1日から平成36年3月31日までの5年間でございます。
次に、第90
号議案、
豊島区立芸術文化劇場の
指定管理者の指定についてでございますが、本案は、
豊島区立芸術文化劇場について、公の施設として管理を行わせるため、公益財団法人としま未来文化財団を
指定管理者に指定しようとするものでございます。
指定管理者の指定の期間は、平成31年4月1日から平成36年3月31日までの5年間でございます。
次に、第91
号議案、
豊島区立体育施設の
指定管理者の指定についてでございますが、本案は、豊島区立雑司が谷体育館について、公の施設として管理を行わせるため、共同事業体コナミスポーツクラブ・近鉄ビルサービスグループを
指定管理者に指定しようとするものでございます。
指定管理者の指定の期間は、平成31年4月1日から平成33年3月31日までの2年間でございます。
次に、第92
号議案、
豊島区立地域文化創造館の
指定管理者の指定についてでございますが、本案は、
豊島区立地域文化創造館について、公の施設として管理を行わせるため、公益財団法人としま未来文化財団を
指定管理者に指定しようとするものでございます。
指定管理者の指定の期間は、駒込、巣鴨、南大塚及び千早の地域文化創造館については、平成31年4月1日から平成36年3月31日までの5年間、雑司が谷地域文化創造館につきましては、平成31年4月1日から平成33年3月31日までの2年間でございます。
以上でございます。よろしく御審議くださいますようお願い申し上げます。
○議長(磯 一昭) これより質疑に入ります。
○8番(村上典子) 第89号議案から第92
号議案までの4議案は、子ども文教委員会に付託することを望みます。
(「賛成」と呼ぶ者あり)
○議長(磯 一昭) 賛成者がございますので、お諮りいたします。
本動議に御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(磯 一昭) 御異議ないものと認めます。
よって、これら4議案は、子ども文教委員会に付託することに決定いたしました。
───────────────────◇────────────────────
○議長(磯 一昭) 日程第14を議題といたします。
○
事務局長(栗原 章) 第93
号議案、平成30年度豊島区
一般会計補正予算(第3号)。
○議長(磯 一昭) 本議案について、理事者より説明がございます。
〔齊藤雅人副区長登壇〕
○副区長(齊藤雅人) 第93
号議案、平成30年度豊島区
一般会計補正予算(第3号)につきまして、御説明申し上げます。
今回の歳入歳出補正予算の総額は4億11万9,000円で、これにより歳入歳出予算の総額は1,271億364万7,000円となるものでございます。
まず、歳出の内容でございます。
第1款議会費につきましては、職員関係経費に1,800万円を追加で計上するものでございます。
第2款政策経営費につきましては、公共施設再構築基金積立金に9,074万8,000円を追加で計上するほか、
国際アート・
カルチャー都市推進事業経費に1,194万2,000円を追加で計上するとともに、職員関係経費として、合計で1,100万円を追加計上するものでございます。
第3款総務費につきましては、職員関係経費として、合計で3,500万円を追加で計上するものでございます。
第4款区民費につきましては、職員関係経費として、合計で5,740万円を減額計上するものでございます。
第5款文化商工費につきましては、
東アジア文化都市推進事業経費に3,800万円を追加計上するほか、トキワ荘関連施設整備基金積立金に1億3,500万円を追加計上するとともに、マンガ・アニメ関係経費の(仮称)マンガの聖地としま
ミュージアム整備事業経費の財源更正を行うものでございます。
第8款衛生費につきましては、職員関係経費として、合計で1,560万円を減額計上するものでございます。
第9款子ども家庭費につきましては、保育対策総合支援事業費補助金に係る国庫支出金返納金に2,419万3,000円を追加で計上するものでございます。
第10款都市整備費につきましては、豊島区無電柱化事業経費に693万4,000円を、区道の整備事業経費(特定道路分)に289万円を追加で計上するほか、上池袋東公園整備事業経費に1,204万1,000円を新たに計上するものでございます。
第11款教育費につきましては、小学校ICT環境整備事業経費に4,994万円を、中学校ICT環境整備事業経費に1,656万1,000円を、さらには小学校就学援助費に1,187万円を追加で計上するものでございます。また、職員関係経費として、合計で900万円を追加で計上するものでございます。
以上が歳出でございますが、これに充てる歳入につきましては、14款都支出金693万4,000円、15款財産収入9,074万8,000円、16款寄附金1億3,500万円、17款繰入金2億3,549万5,000円、19款諸収入2,594万2,000円、20款特別区債マイナス9,400万円をそれぞれ計上しております。
また、債務負担行為につきましては、(仮称)マンガの聖地としま
ミュージアム整備事業経費のほか、計8件を定めるものでございます。
以上が
一般会計補正予算案の概要でございます。
説明は以上でございます。御審議のほどよろしくお願いいたします。
○議長(磯 一昭) これより質疑に入ります。
○8番(村上典子) 第93号議案は、総務委員会に付託することを望みます。
(「賛成」と呼ぶ者あり)
○議長(磯 一昭) 賛成者がございますので、お諮りいたします。
本動議に御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(磯 一昭) 御異議ないものと認めます。
よって、第93
号議案は、総務委員会に付託することに決定いたしました。
───────────────────◇────────────────────
○議長(磯 一昭) この際、日程の追加についてお諮りいたします。
ただいま区長より契約1件が提出されました。よって、これを本日の日程に追加し、
追加日程第1として直ちに議題といたしたいと存じますが、これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(磯 一昭) 御異議ないものと認め、そのように決定いたします。
───────────────────◇────────────────────
○議長(磯 一昭)
追加日程第1を議題といたします。
○
事務局長(栗原 章) 第94
号議案、
池袋西口公園改修整備工事請負契約について。
○議長(磯 一昭) 本議案について、理事者より説明がございます。
〔齊藤雅人副区長登壇〕
○副区長(齊藤雅人) 第94
号議案、
池袋西口公園改修整備工事請負契約についての御説明を申し上げます。
本案は、契約金額23億803万5,600円、工期は平成31年10月31日までとし、大成建設株式会社東京支店と随意契約をしようとするものでございます。
以上でございます。よろしく御審議くださいますようお願い申し上げます。
○議長(磯 一昭) これより質疑に入ります。
○8番(村上典子) 第94号議案は、総務委員会に付託することを望みます。
(「賛成」と呼ぶ者あり)
○議長(磯 一昭) 賛成者がございますので、お諮りいたします。
本動議に御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(磯 一昭) 御異議ないものと認めます。
よって、第94
号議案は、総務委員会に付託することに決定いたしました。
───────────────────◇────────────────────
○議長(磯 一昭) 最後に、陳情の付託について申し上げます。
ただいまお手元に御配付いたしました陳情3件は、付託表に記載のとおり、それぞれ所管の委員会に付託いたします。
それでは、付託表を局長に朗読させます。
○
事務局長(栗原 章) 陳情付託表、平成30年11月20日。受理番号、件名、付託委員会。30陳情第15号、核兵器禁止条約への署名・批准を求める意見書に係る陳情、総務委員会。30陳情第14号、固定資産税及び都市計画税の軽減措置の継続について意見書の提出に関する陳情、区民厚生委員会。30陳情第16号、豊島区にコミュニティバスを走らせることを求める陳情、都市整備委員会。
以上でございます。
───────────────────◇────────────────────
○議長(磯 一昭) 以上で、本日の日程全部を終了いたしました。
本日はこれをもって散会といたします。
午後2時31分散会...