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平成30年豊島副都心開発調査特別委員会( 7月17日)

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  1. 豊島区議会 2018-07-17
    平成30年豊島副都心開発調査特別委員会( 7月17日)


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    平成30年豊島副都心開発調査特別委員会( 7月17日)   ┌────────────────────────────────────────────┐ │             豊島都心開発調査特別委員会会議録              │ ├────┬─────────────────────────┬─────┬───────┤ │開会日時│平成30年 7月17日(火曜日)         │場所   │議員協議会室 │ │    │午前10時00分~午後 3時21分        │     │       │ ├────┼──────────────────┬──────┴─────┴─────┬─┤ │休憩時間│午前10時 1分~午前10時 6分 │午後 0時 6分~午後 1時30分 │ │ ├────┼──────────────────┴──────┬─────┬─────┴─┤ │出席委員│池田委員長  小林(ひ)副委員長         │欠席委員 │       │ ├────┤中島副委員長  里中副委員長  大谷副委員長   ├─────┤       │ │35名 │ ふるぼう委員  石川委員  小林(弘)委員   │なし   │       │ │    │ 藤澤委員  有里委員  松下委員        │     │       │ │    │ 村上(典)委員  森委員  清水委員  ふま委員│     │       │ │    │ 根岸委員  西山委員  辻委員  星委員    │     │       │ │    │ 細川委員  芳賀委員  磯委員  永野委員   │     │       │ │    │ 藤本委員  儀武委員  島村委員  高橋委員  │     │       │ │    │ 木下委員  河原委員  竹下委員        │     │       │ │    │ 村上(宇)委員  吉村委員  山口委員     │     │       │ │    │ 渡辺委員  垣内委員              │     │       │
    ├────┼─────────────────────────┴─────┴───────┤ │列席者 │ 磯議長(委員として出席)  根岸副議長(委員として出席)          │ ├────┼───────────────────────────────────────┤ │説明員 │ 高野区長  齊藤副区長  呉副区長                     │ ├────┴───────────────────────────────────────┤ │ 金子政策経営部長  澤田企画課長(公民連携推進担当課長セーフコミュニティ推進室長  │ │                  多文化共生推進担当課長)              │ │           木村施設計画担当課長                       │ │           宮田「わたしらしく、暮らせるまち。」推進室長           │ │           三沢財政課長  副島区長室長                   │ │           馬場国際アートカルチャー都市推進室長  高島広報課長      │ ├────────────────────────────────────────────┤ │ 天貝総務部長    田中財産運用課長(庁舎運営課長)                 │ │ 今浦危機管理監                                    │ │ 近藤施設整備担当部長(施設整備課長)                         │ ├────────────────────────────────────────────┤ │ 齋藤文化商工部長  山野邊生活産業課長  渡邉文化デザイン課長  關劇場運営担当課長 │ │           末吉Hareza池袋調整担当課長  藤田文化観光課長          │ ├────────────────────────────────────────────┤ │ 小澤国際文化プロジェクト推進担当部長  小池東アジア文化都市推進担当課長       │ ├────────────────────────────────────────────┤ │ 奥島都市整備部長  活田都市計画課長  大根原再開発担当課長             │ │           原島交通・基盤担当課長  星野住宅課長(マンション担当課長)   │ │           東屋建築課長(建築審査担当課長)                 │ │ 野島地域まちづくり担当部長(地域まちづくり課長)                   │ │           小澤沿道まちづくり担当課長(心得)                │ │ 宮川土木担当部長  柴土木管理課長  松田道路整備課長  石井公園緑地課長      │ │           小堤公園計画特命担当課長                     │ ├────┬───────────────────────────────────────┤ │事務局 │栗原事務局長  渡辺議会総務課長  野上議会担当係長             │ │    │                  藤村書記  濱田書記           │ ├────┴───────────────────────────────────────┤ │                 会議に付した事件                   │ ├────────────────────────────────────────────┤ │1.会議録署名委員の指名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1 │ │   星委員、永野委員を指名する。                           │ │1.委員会の運営・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1 │ │   小委員会案を了承する。                              │ │1.池袋西口公園整備について・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1 │ │   小堤公園計画特命担当課長及び活田都市計画課長より説明を受け、質疑を行う。     │ │1.大塚駅北口駅前整備について・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・22 │ │   活田都市計画課長より説明を受け、質疑を行う。                   │ │1.今後の日程・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・45 │ │   9月 7日(金)午前10時 小委員会を開会することとなる。            │ │   9月14日(金)午前10時 委員会を開会することとなる。             │ └────────────────────────────────────────────┘   午前10時開会 ○池田裕一委員長  ただいまから豊島副都心開発調査特別委員会を開会いたします。  会議録署名委員を御指名申し上げます。星委員、永野委員、よろしくお願いいたします。  ここで議事の都合により、暫時休憩といたします。   午前10時1分休憩 ───────────────────◇────────────────────   午前10時6分再開 ○池田裕一委員長  それでは、委員会を再開いたします。  委員会の運営につきまして、小委員会案を申し上げます。  本日は、案件2件を予定しております。  最後に、次回の日程についてお諮りいたします。  なお、案件によりましては、関係理事者の出席を予定しております。  以上でございます。運営について何かございますか。   「なし」 ───────────────────◇──────────────────── ○池田裕一委員長  それでは、案件に入らせていただきます。  池袋西口公園整備について、質疑のため、藤田文化観光課長が出席しております。  理事者から説明があります。 ○小堤公園計画特命担当課長  私のほうから、西口公園の整備について御説明をさせていただきます。資料に沿って御説明をさせていただきます。  まず、1ページ目の1番、実施設計についてでございます。下の2行について読まさせていただきます。本事業は現在、昨年度に策定した基本計画をもとに実施設計を行っているところです。リングの材質や構造、舞台設備、樹木の配置など、説明会でいただいた御意見を踏まえ、具体的な検討に入っており、事業費の算出を含めて、本年8月末を目途に作業を進めています。現在は、実施設計を行っているところでございまして、事業費の算出をする積算の作業に入っているところでございます。それなので、まだ作業の途中ではありますけれども、今回は、新たな事業費が含まれてございませんけれども、8月に副都心がないということもございますので、現時点で決まっている内容についての御報告をさせていただきます。  2番の基本計画と実施設計の比較でございます。基本計画から変わったところ、実施設計のほうで、赤で記載してございます。公園関連のリングについてでございますけれども、リングのフィンの枚数を6枚から5枚に減らしてございます。再開発区域との関係で外周をもう少し抑えたかったということもございまして、枚数のほうを減らしてございます。リングの柱には、音響、照明、配電設備、また給水設備等も常設で設置いたします。こちらについては、基本計画のときにも、音響、配電設備については検討してございましたけれども、実施設計の中で改めて取り入れたといったものでございます。  その他のところでは、フィンに鳥害防止用のワイヤーを設置、こちらは、区民の方から、リングに鳥がとまってふんの被害があるという心配の御意見をいただきまして、対応したものでございます。  樹木では、こちらのほうも区民の方から緑のほうをふやしてもらいたいといったような御意見がございましたのを受けまして、円形の広場を囲うように緑、樹木を配置してございます。  カフェ・トイレ棟につきましては、基本計画では別々に計画をしてございましたけれども、駅側から広場が見えづらいといったような御意見がございまして、1棟にいたしました。また、構造についても、鉄筋コンクリート造から木造に変えてございます。  また、非常用発電は、当初は発電機を広場内に設置する計画でございましたけれども、非常用のバッテリーを倉庫の中で充電しておいて、災害に備えるといったような仕様に変えてございます。  2ページ目でございます。基本計画と実施設計の比較、こちら、平面図でございます。左のほうが基本計画のときでございまして、右のほうが実施設計のものでございます。  変更しているのが、先ほども表にありましたように、まず、インフォメーションカフェとトイレが別棟で計画してございましたけれども、東側のほうに一つにしてございます。こうすることで駅側のほうから来た方が、広場全体がよく見通せるといったことと、歩行者の動線を確保できるといったようなこと。それと、カフェとトイレが一つでありますと、カフェの事業者にトイレのほうの管理もお願いしようというふうに思ってございますので、大変やりやすくなるといったようなことから東側のほうに一つにまとめたものでございます。  また、トイレ棟にございました倉庫でありますとか、機械室については、舞台棟のほうに配置してございます。ただ、舞台棟のほうもできるだけコンパクトに抑えたいということがございましたので、舞台の下の地下室を少し広げまして、こちらのほうに倉庫でありますとか、機械室でありますとか、楽屋を設置するように変更してございます。  緑化につきましては、先ほど言いましたように、円形の広場を囲うようにソメイヨシノ、ケヤキ、シラカシといったものをおおよそ25本程度配置するという計画でございます。  3ページ目、こちらのほうは簡単な鳥瞰図でございます。カフェ・トイレが一体になってございます。リングのほうが6枚から5枚になっている、リングのフィンが1枚減っているといったものでございます。柱についても、少し曲線を入れて、以前よりも太くなっているというものでございまして、リングをつなげるためのはりというんですけれども、横に流す部材などもふやしてございます。こういったものは、詳細な構造計算等々を検討した結果、こういうふうになったといったものでございます。  続きまして、4ページ目の管理運営体制につきましては、この後、都市計画課長のほうからの説明になりますので、私のほうは5ページ目から7ページ目のパースを御説明させていただきます。  5ページ目のパース、これまでもお示しさせていただきましたような、上から見た鳥瞰図でございます。リング、ステージ、表裏のできるだけないような広場といったような基本的な計画は変わってございません。センターステージについても、基本計画と同じように仮設で設置するものとしております。観客席についても仮設での設置となります。奥のステージについては、音響、照明といったものを常設で設置いたします。これまで行ってきましたフラフェスタ、ジャズフェスなどはこちらのほうのステージを使って行われるということになります。  こちらのほうのリングのフィンにつきましては、厚みが18センチで幅が1メートルほどの規模のものでございます。鉄筋を組みまして曲線をつくり出して、この鉄筋の外側をアルミのボックスで覆うような構造になってございます。  6ページ目のパースでございます。こちら、広場の中からインフォメーションカフェ、また水盤が見えているものでございます。インフォメーションカフェにつきましては、間口が約14メーター、奥行きで6メーターほどの建物でございまして、高さについては5メートル弱というところで、現在、この辺の調整をしているといったところでございます。公園側のほうが全面のガラス張りになってございます。広場には、テーブルを置きながら、オープンテラスといった広場と一体となった運用を想定してございます。夜も含めまして、非常に魅力的な空間が生まれるのではないかというふうに思っております。  水盤は、前回も御説明したように、池のような深さのあるものではなくて、数センチ程度、水を張るといったものでございます。絵にあるように噴水を出すこともできます。また、暑さ対策ということもございまして、ミスト設備も一度取りやめたんでございますけれども、区民の方からの要望もございまして、改めて備えるという予定にしてございます。また、この水盤の床面には照明を設置いたしまして、夜間は水と光の演出といったようなことを計画してございます。  この絵のリングの柱についているのが常設のスピーカー、また、ライブカメラであったり、スポットライト、あとは防犯カメラといったものでございます。そういったものを備える予定にしてございます。イベント用の設備でありますとか、日常の防犯対策の設備を備えるという予定にしてございます。  7ページ目のパースでございます。こちら、駅側から広場のほうを見たものでございます。カフェを左側のほうに寄せましたので、駅から来た方も広場全体がよく見えるという配置となってございます。正面の常設ステージの上には、ちょっと小さくてわかりにくいんですけれども、幅11メートル、高さ3メートルの大型ビジョンを設置いたします。この舞台棟の側面、裏面についてはガラス張りとしてございます。裏面のほうは、既存のソメイヨシノが見えるというしつらえになってございまして、できるだけ見通しがよく、裏表ができないような計画にしてございます。また、この舞台棟の中には、ステージの様子をモニターで見ながら操作する設備でありますとか、楽屋、事務スペース、演出者用のトイレ、また、地下には、先ほど言いました倉庫、機械室等を設ける予定にしてございます。  私からの説明は以上でございます。  4ページ目の管理運営計画について、都市計画課長のほうからの説明をお願いします。 ○活田都市計画課長  それでは、私のほうから、4ページ目の管理運体制について説明をいたします。  今まで、西口公園のこれからの管理体制ということで、エリアマネジメントで行うということを御報告申し上げておりましたが、今般、基本的な方向として、区の直営、委託方式で行うということでございます。また、情報共有、イベントの企画等の検討組織として協議体を設けるということ、それから、今までもイベントを行っておりますが、今後の劇場完成後ですが、野外劇場という特殊性を鑑みて、現在の活用協議会でイベントをコントロールしておりましたが、その枠組みをある程度生かしながら、審査委員会を立ち上げて、基準をつくって、イベントについては審査していきたいというふうに考えております。  それでは、まず協議会でございます。(仮称)池袋西地区まちづくり協議会ということで、役割として、西口公園にかかわる情報共有、自主イベントの企画、提案、それから、エリアマネジメントの検討をしていくというふうに考えております。会員として、想定でございますが、地元の商店街、町会、観光協会、NPO法人、としま未来文化財団、西口駅前の再開発準備組合、大規模地権者等を想定しております。事務局としては、豊島区がグリップを握っていきたいというふうに考えております。  実際の運営でございます。図表の下からは、区が直営ということでのイメージでございます。まず、委託を3本、これは施設ごとの効率的な管理、運営のために委託ということで考えております。まず、ステージ、大型ビジョンの委託でございます。こちらについては、としま未来文化財団を想定して、委託をしていくといったものでございます。インフォメーションカフェにつきましては、カフェ事業者、これは、現在でも南池袋公園でやっておりますが、こういった形態を考えております。3番目は、公園維持管理ということで、現在も造園業者に委託しておりますが、こういったところを継続して委託していきたいと思っております。  ステージ、大型ビジョンの運営について、実際に運営を行う際の審査がございます。まずは、野外広告物、これはビジョンを運営する際に、当地区は公園地区ですので禁止区域でございます。禁止区域ですので、審査が必要だということでございます。まず、ステージ運営について、ビジョンを使う際には審査を依頼するような形でございます。仮称でございますが、屋外広告物審査委員会、これも新たに立ち上げて、ここで基準をつくって審査をするといったものでございます。委員の想定メンバーですが、まちづくり協議会の代表者と学識経験者、それと区を想定しております。  実際のイベントでございます。イベントは、右下のボックスの中でございます。こちらも基準を策定します。審査委員会、仮称でございますが、こちらも基準を策定し、イベントの審査を行うようになりますが、委員としては、これも同様に協議会の代表者、観光協会、それから豊島区ということで考えております。  以上、西口公園の管理体制の説明でございます。以上でございます。 ○池田裕一委員長  説明が終わりました。  質疑を行います。 ○村上典子委員  インフォメーションカフェなんですけれども、運営をカフェ事業者に委託するということですけれども、これはただのカフェではなく、インフォメーションというのがついているということは、何らかの観光案内とか、そういうことをするんだというふうに考えていたんですけれども、その部分の運営体制というのはどういうふうに考えていらっしゃるんでしょうか。 ○藤田文化観光課長  これから詳細は決めてまいりますけれども、やはり西口公園、外国の方が大勢見えると思います。ですから、多言語に対応した、そういった観光案内ができるようなものをこのカフェの事業者に担っていただきたいというふうに考えております。 ○村上典子委員  実際、カフェの事業者で、そこまで対応できるというところがちょっと具体的にわからないんですけれども、これから具体的に検討していくということなんでしょうけれども、観光協会もありますので、その辺、情報共有して、ぜひ有効な情報が配信できるようなものにしていただきたいと思います。 ○小林弘明委員  この間、せんだって、今、西口公園を使っている一団体からちょっとお伺いしたんですけれども、今、どちらかというと、公園というのは、ごみ箱というのは結構なくなっていく傾向にあるんですけれども、ごみとかのそういう部分に関してのイメージというのは、今、何かそういうのはあるんでしょうか。 ○小堤公園計画特命担当課長  駅前の公園、ほかのところもそうなんですけれども、まだごみ箱を残しているところがあります。住宅地のところについては、そういったものを、もう全部撤去しているんですけれども、ここに関しても、やはり少し残すということでございます。ただ、今、大きなごみのボックスが10個ほどございますけれども、そこで仕分けをしながら、ごみ出しをしているんですが、今回はそういったスペースもなくて、やはりきれいに設備が整いますので、なるべくそういうふうな作業はここでやらないで、西池袋公園に持っていくだとか、あとは業者のほうに、そのまま持っていって仕分けをしていただくとか、そういうことで考えてございますけれども、一応、ごみ箱は最低限設置するという予定にしてございます。 ○小林弘明委員  今、オリ・パラに向けて、ロンドンとかもそうだったんですけれども、すごい景観の整っているというか、外装のいいごみ箱で、かつ来街者に向けての分別とかを多言語でやっている結構きれいなごみ箱のボックスみたいなものもあるらしいんですね。ぜひ、そういう部分で、やはり池袋の一つの顔にもなりますので、そういうごみ箱、ごみの周りが汚いと景観上、やはりそうならないように、ぜひ、そういう業者間との交渉をしていただけたらと思います。
     あともう1個言われたのが、今回、鳥の網みたいな、金具みたいなものをつけると書いてあるんですけれども、これで効果があるのかというのをちょっと確認したいんですけれども、ハトとかそういう部分で今回、それを懸念している方々が非常に多いんですけれども、そこに対して具体的に、今回のこれで対応できるというような部分というのは、何かそういう根拠があって、こういうふうにするということになっているんでしょうか、それについて確認したいんです。 ○小堤公園計画特命担当課長  ネットというか、ワイヤーをリングの内側の上のところにはわせます。先ほど言いましたように、幅が18センチの幅でございますので、そこの中心のところにワイヤーをぐるっとこう回して、設置するというふうなことで考えてございますので、恐らく、それでとまらないのではないかと、場合によっては、それを2本にするのかとか、ということも考えられますけれども、今のところは1本でその18センチの幅の中心のところにワイヤーを通すということでございます。 ○小林弘明委員  やはりこういう施工物になると、もう一度つくったら、なかなかその先を工事するにも、その時間もコストもかかるんで、やはり本来は、これがデザインだけではなく、本当に雨よけだったり、ソーラーにしたりとか、いろんな部分でやってほしいということを再三言っていたんですけれども、もうこういう状態でつくろうと決めるんであれば、最低限、やはり鳥の部分に関しては、皆さんが心配しているところなので、しっかりと根拠がある、これをやれば大丈夫だよとか、本当に鳥がとまらないような薄さになっているよとか、そういう本当に根拠がある部分でやっていただかないとやはりだめなのかなと思っているんですけれども、それについて多分大丈夫だと思いますという部分では今、御答弁いただきましたけれども、実際にこういうものに対して、そういう対応で問題なかったという、そういうケースがあって当然、そういう返答だと思うんですけれども、そういう御理解でよろしいんですか。それでよければ、その答えだけ聞いて終わりにしたいと思います。 ○小堤公園計画特命担当課長  済みません、歯切れが悪くて。今のところ、1本でワイヤーを通すということで予定はしてございますけれども、もう一度、2本にするのか、どうするのかきちんと決めて、この幅だったらとまらないよということも確認した上で対応したいと思います。 ○山口菊子委員  この公園自体の改修については、地元の皆さんも大変喜んでいらして、いい公園ができるということであるんですけれども、まだ、これからだとは思うんですけれども、ただ、この公園のコンセプトを考えていくと、クラシックが演奏できるという公園ということなわけなんですけれども、この週末も、管理職の皆さんもビール券をたくさんおつき合いで買っていらっしゃると思うんですけれども、ほぼ3日間ビアガーデンになるわけですね。また、ふくろ祭りになれば、同じように、今、そういう出店がないのはジャズフェスぐらいで、あとはみんな地元の商店街や交流都市の出店などが出ていて、焼き鳥が焼かれてもこもこ出て、それでビールを飲んでという、そういうイベントが大変多いわけなんですけれども。クラシックができるような公園と、それから、焼き鳥焼いて、ビールを飲めるような公園というもの、その辺のコンセプトは、まだ、協議会をつくって、これからのソフトの部分はやっていくんだというふうに思うんですけれども、そもそもの地域の検討会では、その辺のところの公園のコンセプトについては提案されたんでしょうか。  実は、最近になって、この設計図が出てきた中で、地元の商店街の皆さんと話しているうちに、いい公園ができるのはよかったけれども、さて、イベントをどうするかという話が、かなり話題になってまいりまして、今までみたいな焼き鳥もこもこ、ビアガーデンができるのかどうか、それがこういうコンセプトに合うのかどうかというところでは、ちょっと皆さん葛藤している部分があるんですけれども、その辺は、検討会の中での皆さんの御意見はどうだったんでしょうか。 ○小堤公園計画特命担当課長  検討会の中でも、今後の使い方ということでの議論をしているところでございます。今までやってきたイベントが、全部が全部そのままやっていくのかと、できるのかといったところもありますけれども、やはり、先ほど言いました、クラシック音楽というか、今までできていなかった品格のあるというか、そういったイベントもやっていきたいというふうに考えてございます。そうしますと、今、大体イベントで、100日以上イベント、90回ぐらいのイベントをやって、150ぐらいの日にちが埋まっているわけでございます。今までのものを全部やっていけば、新しいイベントなんかできませんので、その辺の内容については、先ほど言いました審査委員会を立ち上げますので、ここで吟味しながら調整していきたいというふうに考えてございます。 ○山口菊子委員  豊島区としては、クラシックもできるようなこういう公園にするという、豊島区がある程度提案した部分があるんですけれども、その時点で、豊島区としては、今までみたいな使い方はちょっと変えたほうがいいかなという、そういう考え方を持っていたのか持ってなかったのか、その辺のところはどうなんでしょうか。 ○小堤公園計画特命担当課長  区としては、これまでと同様の使い方ということではなくて、やはり今までになかった都市空間というか、これを生かした使い方ということで、当初から考えております。 ○山口菊子委員  池袋西口公園の使い方というのは、本当に地元の商店街や町会の皆さん、町会も商店も、町会そのものが6商店街からできているわけなんですけれども、商店街の皆さんがみずから立ち上げたイベントがほとんどなんですよね。それで、少しはいろんなところから借りたいということで、いろんなイベントもされていますけれども、基本、ベースになっていく大きなイベントというのは、ほとんど地元の方たちが実行委員を担って、汗水流して、本当に時間を割いて準備をされて、よその方がやっているイベントではなかったわけなんですよね。その辺のところの、これから協議をしていく中でどうしていくかは、今までやってきたことを未来永劫続けるというものではなく、やはり時代によって変わっていくものだということも皆さん認識していらっしゃるわけですけれども、その辺も含めて、やはり、とりあえずこの夏で、秋口でいろんなイベントお休みよということで、1年後どうするかというところで皆さん今、立ちどまって考えて、今回はとりあえず終わるけれども、来年以降どうしていくのかということは、それぞれの実行委員会の皆さんがとてもよく考えてらっしゃる、深く考え、どうしようかと悩みつつも考えていらっしゃるわけなんですよね。その辺のところで、やはり豊島区として、こういう設計をして、しかも検討会の皆さんも、地元の方が参加された検討会の中でも承知の上でこういう設計になってきたということをよく承知しているわけですけれども、その辺のそごがないように、やはりこれを機会に、もうこのイベントをやめていこうかということになって、また寂しくなるようなことがあってもならないですし、その辺のところは、まだ時間もありますから、よく協議をしていただいて、皆さんの地元の意見をしっかり聞いて、かつ豊島区としてどういうことを考えていくかということを含めて、丁寧な協議をしていただきたいというふうに思いますが、いかがでしょうか。 ○高野区長  この西口公園ができたのは平成2年で、そして、地元の方々がぜひにぎわいをということでステージをつくったのが、たしか平成14年、ですから15年、16年たっているわけでありますけれども、先ほどお話ししたように年間で100件以上利用しているという形の中で、もちろん地元の方を中心にして、この使用許可というか、そういうふうにしておりますけれども、何か最近、全然、地元の人を通じてかどうか、わけのわからないイベントなんかも随分行われたりなんかしていて、かなり前ですけれども、あそこをちょっと通ったとき、何かバザーみたいな、あるいは食べるものも売っていたり、いろいろあったんで、非常に民族豊かなので、ここは、主催はどこですかと聞いたら、主催者も何も全然わからないという状況の中であったものですから、いや、このままこういうような形で使って、どんどんいったら、本当に何でもかんでもになっちゃ困るなということが一つ、この公園をつくる趣旨というのは、やはりまちににぎわいをということ、そして、地元の方を中心にしながら、いろいろ盛り上げてきた、この経緯は非常に大切にしていかなきゃいけないのではないかと思っております。  そして、さらには池袋全体、豊島区が大きく変わってきて、文化都市というような形の中で、ラ・フォル・ジュルネ、あるいはN響がぜひやりたいとかというような形で非常にグローバルな、本当にちょっとオーバーですけれども、日本を代表するような、そういうようなことも、この野外劇場でできればいいなというか、かなりいろんな方からこういうお話も伺っておりますので、これらをきちんと整理しながら、また、地元の方々との今までの経緯も十分踏まえて、検討していきたいと思っておりますので、私は、これが一つの大きなきっかけで、さらに国際都市への一つの大きなシンボルにもつながってくるということも期待しているわけでありますので、もちろん、これを運営する方々にも十分御相談の上でございますけれども、そういう方向性を持ってやっていきたい。  それから、もう一つ、先ほど来、今回は、四つの公園がこのまちを変えるというような形の中で、非常に南池袋公園が大好評でございまして、そして防災公園、それから中池袋公園とこの場所という、それぞれ違った形の中でこの公園の活用をしているわけでありますけれども、一つのコンセプトとしては、この四つの公園がまちを変えるという形では、ただ行政がこれは全て担ってやる、公園を管理するものを越えて、民間と一緒になってにぎわいをつくっていく。それには、カフェというのは、非常に大きな役割、南池袋公園でラシーヌがなかったら、芝生が非常に広々して、すてきな公園だな、だけで終わっちゃいますけれども、あそこにラシーヌという、すてきなカフェによって雰囲気がまるっきり変わってきている。あのラシーヌ、ちょっとないイメージをいたしますと、普通の公園、そういう公園なら、芝生の公園、あちこちにあるけれども、あれは非常ににぎわいをつくると同時に、あの南池袋公園そのものが非常に高い評価というか、親しみがあり、いろんな親子連れを含めて、来るにふさわしい、やはりカフェができたのではないか、あの役割というのは、非常に大きなものを感じているわけでありますので、今回も、この西口公園もインフォメーションカフェというような形の中で大きな役割を担うのではないかと思っております。また、ほかの二つの公園も民間と一体となって、そういうにぎわいをつくるような形、これがまさにまちを変えていくといいますか、まさに品格のあるまちづくりというような形につながっていくのではないかと思っておりますので、この辺も御理解をいただきたいと思います。 ○山口菊子委員  一つには、わけのわからないイベントがあったりとかというのは、多分、社会実験で地元に運営を任せて、そこを窓口にしたときに、ギョーザ、空揚げ3週間とかといって、もうすごく臭くて臭くてたまらないのを入れちゃったりとかして、だから、そういう意味では、結構ひんしゅくを買っている部分もあったんですよね。だから、そういう意味では、としま未来文化財団が全体の核となって、委託をされて、イベントの審査委員会をつくっていたり、屋外広告の審査委員会をつくっていくということで、やはり区の目指すものというものが肝に据わるというか、核になるという部分があると思うので、そこは安心しています。  民間の力をかりるといっても、要するにそこで収益を上げて、公園の利用料、使用料で収益を上げればいい、どこにでも貸すみたいになっちゃったら、やはり困るわけですから、そういう意味では、未来財団が入ってくるということによって、コンセプトというのが維持できるかなと、そこに地元が入っていって、地元の声をどうすくい上げていくか、くみ上げてやっていくかというところがあるというふうに思うので、必ずしも民間に全て任せることがいいことばかりではないというのをちょっと西口公園では経験していると思うので、その辺のところも含めて、やはりソフトの部分、これから大事だと思いますので、せっかく、これだけお金をかけて、今回は、予算は出ていませんけれども、以前から出ている予算の金額含めて、公園としては大変金額として高い予算をつぎ込むわけですから、どう使われていくかというソフトの部分はとても大事だと思いますので、まだ時間がありますので、ゆっくり時間をかけて地元の皆さんと協議をしながら、いい使い方ができるようにやっていっていただけたらいいなというふうに思っております。よろしくお願いいたします。 ○清水みちこ委員  ちょっと時間もありますので、絞って質問をさせていただきたいと思います。これまで、去年の5月の副都心委員会でこの整備について出てきてから、私は一貫して同じ質問をさせていただいていますが、具体的な事業費、基本計画の事業費、概算では出ましたけれども、それ以上のものは、もう1年以上たっているのに一切出てこないということで、本当にこの整備事業自体について、議会もそうですし、区民の方に対して、説明責任もないですし、軽視ということは重ねて申し上げておきたいと思います。  その上で、今回、8月は副都心委員会がないのでということで、今わかっている段階のものを出すということで期待をしたんですけれども、ちょっと資料を見せていただいて、この1ページ目の比較表ですよね、基本計画と実施設計の比較表があるんですけれども、今まで、私は事業費について一般質問等でもさせていただいて、厳しく精査していく、作業が進んだ段階で御報告申し上げるという御答弁もいただいているんですけれども、この対照表が、御答弁にあった厳しく精査したという内容に当たるんでしょうか。 ○小堤公園計画特命担当課長  ここでお示ししているのが基本計画から変わったところでございます。これまでも説明会、またアンケート等で区民の方からの意見というところを反映させながら、また、機能というところも十分に基本計画の後も精査しながら計画のほうをつくって、設計のほうに入っているというものでございまして、これだけではないところもございますけれども、幾つかこの間、変更をしながら、修正をしながら、よりいい公園にしていくということで今、作業のほうを進めているといったところでございます。 ○清水みちこ委員  厳しく精査した内容だというふうに理解をいたしました。  その上でお尋ねするんですけれども、厳しく精査という、その意味合いについては、やはり事業費について厳しく精査していく、区長もできるだけ詰める、詰められるところは詰めていくというふうにおっしゃったんですけれども、それが全然、この表から読み取れないんですね。先ほど、1番のフィンのところで6枚から5枚にしましたよということで、その理由についても費用を抑えるためかなと思ったら、外周を抑えるため、再開発との関係性からということで、何か精査というところの意味が少し違うのではないかなというふうに私は思うんですけれども、説明会で区民の意見を聞きましたとおっしゃるんですが、区のホームページで、説明会の区民からの意見、もちろんさまざまな意見がありますけれども、その中でも、どのくらい費用がかかるか不安という御意見に対して、同じことをおっしゃっていますよね、今後、設計が進む中で精査に努めてまいりますというふうに、区民の御意見に対してこういうふうにちゃんと答えてらっしゃるのに、それがこの資料に全く出てないというのはどういうわけなんでしょうか。 ○小堤公園計画特命担当課長  冒頭のところで説明させていただきました。現在、積算作業を進めているというところでございます。まさに、この間で金額、事業費についてはきちんと精査をしているところでございます。基本計画の段階では、やはりどうしても概算費というところで、一式というふうなところで、見積もり等もとり切れないような部分がございましたけれども、今は、一つ一つの部材が幾らなんだ、単価が幾らなんだというところを精査しながら、それも当然、経費を抑えるという作業をしながら、現在、積算作業を進めているというところでございます。 ○清水みちこ委員  今、抑えるという言葉が出てきたんですけれども、抑えるというのであれば、事業費は、この概算の26億8,000万円から減るということなんですか、そういうことですよね。抑える、精査するというのであれば、概算事業費26億8,000万円より低目になるということなんですか。 ○小堤公園計画特命担当課長  現在、お示しできるものが、まだ作業中なのでできないということで御理解いただきたいと思います。できる限り、これを抑えながら、今度出てきたときには、これについては、こういった機能が必要だから、ここについてはふやしただとか、これについては減らしただとか、そういうことでの御説明をさせていただきたいというふうに思いますけれども、トータル的に今の金額からもう下がるのかと言われれば、それが出ていれば、今回もお示しできただろうと思いますけれども、現在、その作業を進めているというところで御理解いただきたいというふうに思います。 ○清水みちこ委員  1年以上前と御答弁が全く変わらないんで、もう繰り返しはやめますけれども、結局、今やっているところなのでお示しできない、決まってからということで、8月末の実施設計で決まってからしか何も示せないということじゃないですか。高過ぎるという認識もあって、精査もすると言っているのに、これ以上抑えられるかもわからないし、お示しできるものがないというのは、本当に無責任な事業のやり方だと私は思います。  今も言いましたけれども、全て決まってから出されても、もう区民の方もそうですし、どうしようもないですよね。決まりました、これですよと言われて、やはり区民のためのものにならないといけないと思いますので、税金も多額の税金を投入するのに、一切、その内容とか事業費、細かいところは、これからこれからで結局、決まってしまってから何も1年前と変わらない御答弁を繰り返されるばかりなんですけれども、ふえるか減るかもわからないということは、結局、この26億8,000万円でおさまるようにやっているのではないかなというふうに受け取れる御答弁に聞こえるんですけれども、ふえることはないということですか、減ることもない、ふえることもない、この26億8,000万円でおさめるように今やっていますよという理解でよろしいんでしょうか。 ○高野区長  前回からいろいろ言われているように、この金額をいかに最少の経費に抑えるかということで、努力をするようにという形で、本当に細かく、この間精査をしてきて、例えばリング1枚減らすことによって約1億円マイナスになるというような想定をしておりますけれども、この1枚減らしたら、どういうふうに公園自体の雰囲気が変わるのかというような、それらも精査をしてもらって、今のところ、5枚ならば、6枚で提案したときとほぼ変わらないというような、そんな形で詰められるなら詰める。また、逆に、音響をよくしていくというような形の中で、柱にどう組み込んでやっていくかというような、これは初めてのケースなので、難しさもあるけれども、音響、あるいは照明もリングの中をどう生かしていくかと、これも検討して、さらには、池の真ん中に装置を、区民からの要望を含めて、これは本物の深い池ではなくて、夏には、そこが、子どもたちが遊べるような形のものを考えろと、いかがかというような、そんな意見もございましたので、それを取り入れたり、それから、カフェとトイレとを一体的にするということで、最初はカフェとトイレと別々でありましたけれども、やはり南池袋公園の成功例を見まして、できれば今回はトイレとカフェを一体化して、そして、これらを全部、そのトータルの中でどのぐらいかかるか、それから補助金がどのぐらい出るかというようなことも影響してくるわけでありまして、カフェ等々、利益を生むものに対しては、補助金は出ません。それをカットし、さらには、大きなハイビジョンのところに広告を入れて収入を得るというような形では、これも補助金が出ない、対象外だと、それは除いたものでどのぐらい補助金ができるかという、これもまた精査をしているわけでありまして、それらを含めまして、西口公園をこのような形につくった意義というものは大事にして進めていかなきゃいけないという思いで精査して、本来なら今、詰めている金額はこうですよというような形でお示しすべきでありますけれども、それは今、お話したように非常に流動的でありますので、全てのものが固まった上で金額等々を再度お示ししたいと思っておりますが、私が提案した金額からやはり上がるようなことでは、精査に僕はならないと、それをいかに下げられるかということを主体にしながら、何しろ初めてこのような形に取り組む、企業もそうですから、大変難しいということも含めて、しばらくお時間をいただきたいと思っております。必ず、これをはるかに超えるような多大な投入、投資ということは考えておりません。 ○清水みちこ委員  今、区長のほうから御答弁があって、リングも1枚減らしたら、想定で1億円減らせますよと、そういう数字を出してくださいと言っているんですよ。全てそれを事細かに出せということでは、もちろん出せれば、それが一番ですけれども、そういう目安とか客観的なものが全くないままで精査していますと言っても、議会もそうですけれども、何よりも区民の方に対して説明がつかないし、御理解いただくことは絶対できないと思います。  これ以上高くならない、下げるように今やっていますということですけれども、これまでも、一般質問でも質問させていただいたんですけれども、やはり減らすというんであれば、8億7,000万円もかけて、このリングをつくる意味があるのかということで、そこから見直すべきだと私は思います。きのうも地域の区民の方とお話したんですけれども、やはり西口公園はどうなっているんだというお話になって、あのリングは何で8億円もするのという話がどうしても出てきますよ。何であの区長は、私たちが使う公園のほうにもっと予算を向けてくれないのか、西口公園は、こんなに大きく整備しても、結局は私たちが使えないじゃないか。区民のことをどう思っているのという意見が、当然、出てくるんですよ。やはり、それはこういった説明不足、絵だけをばんばん出して、概算事業費26億8,000万円とか、そういうのを出されたら、そういうふうに思われる区民がいらっしゃるのは、当然だと思います。進めていただきたいという地元の期待があるのは私もわかりますけれども、やはり区民の皆さんの日常の生活をしっかりと地域の公園でやってくださいという意見もしっかりと聞いていただかないと、ちゃんとやっていきますだけでは、全然説明にならないと思いますので、今出せるものがあれば、資料として出していただきたいんですけれども、区長がおっしゃるような、リング1枚で幾らとか、そういったものも出せないんですか。 ○高野区長  私が今、1枚減らせばどのぐらいかということは、担当ともいろいろ詰めて、ただ現場のほうで、これで決定ということではなくて、こうしたらこうなるよというような、それを検討しているわけでありまして、担当課長は、私が申し上げたような発言はできないと思います。私が、結局、この総体的な公園に対して、できる限り最小限の経費で最大の効果を上げるというようなことで申し上げておりますので、それはしっかりとその根拠で、これで大丈夫だという段階ではないと、またこの数字が動く等々によっては、議会からも批判を受けるわけでありますので、そういった面をしっかり精査していくということが大事だということで少し時間がかかっているわけであります。  それから、ほかの公園と比べて、この公園になぜこんなにお金をかけるのかが、当初から私が申し上げているように、この池袋を中心とした公園を活用した、いわゆる新しいまちづくりを進めていく。ただ、公園機能だけではなくて、それ以上のやはり大きな効果を上げるための一つの活用の仕方でありますので、それはほかの公園、区内のいろんな住宅地の公園とか、そういうところとは全く違うわけでありまして、そして、これからの池袋の西口の発展等々に、やはり寄与するような、これで公園をつくれば終わりではありません。これがまちづくりの一つのきっかけづくりとか、そういう面で、この公園づくりを進めておりますので、この問題については、清水委員ともうずっと長い間議論しておりますけれども、基本的に考え方が違うわけでありますので、それらを御理解いただけないと、これもいつまでたっても平行線だと思います。  ただ、私は、このほかの公園等々は、やはり区民が本当に安心していい公園になるように再点検をして、トイレを初めとして、そういう思い切った改修等々に進めておりますので、必ずや私は、豊島区全体の公園の活用ということは、他の自治体にないようなやはり取り組みというような形でしていきたい、いろいろ豊島区の背景がありますので、それをしっかり踏まえて進めてまいりたいと思います。 ○清水みちこ委員  もちろん区長と私は考え方が違うのは当然でありますので、それに対して、客観的資料をお示しくださいということは、これまでずっと申し上げていますので、その点については、事業費、その他、維持管理経費含めて、具体的なものをしっかりと出してください。  事業費の点から見ても、計画自体を根本から見直す必要があるというふうに申し上げておりますが、やはり、もうこれだけの巨額の税金をつぎ込むんですから、ちゃんとやりますだけではなくて、根本からの見直しが必要であると思います。  あと1点だけ、確認させていただきたいことがあるんですけれども、今、実施設計の作業に入っていますということなんですけれども、基本計画の策定の契約については、当委員会で報告があったんですけれども、実施設計、これはどこがやっているんでしょうか。どのような契約が、もう既に契約されてしまっているんですか、どうなっているんですか、この実施設計は。 ○小堤公園計画特命担当課長  基本設計、実施設計、既に進めているところでございます。契約方は、基本計画をやってもらいました三菱地所設計とランドスケープ・プラスの企業体というところでの随契というところで作業を進めてございます。 ○清水みちこ委員  では、既に随意契約を締結されているということになると思うんですが、契約の金額はどうなっているんでしょうか。 ○小堤公園計画特命担当課長  トータルで8,960万円でございます。 ○清水みちこ委員  8,960万円の随意契約を締結したということなんですけれども、それに関して議会に何も出てないですよね、ありましたか。ちょっと私は出ていないと思うんですけれども、いかがでしょうか。 ○小堤公園計画特命担当課長  この金額についての御報告というのは、債務負担をとっていまして、30年度の債務負担で、6,500万円という金額で債務負担の御報告はさせていただいております。 ○清水みちこ委員  30年度の債務負担6,500万円の御報告をさせていただいているということなんですけれども、実際、8,960万円の契約をされて、そのことが議会に、一切報告も何もないということ自体、池袋保健所のプレハブの契約ではないですけれども、議会軽視のきわみではないかと思うんですけれども、その点についていかがなんでしょうか。 ○小堤公園計画特命担当課長  議会軽視というふうなことではなくて、契約のほうは進めさせていただきまして、随意契約についてもきちんとした理由がございますので、そういった契約をさせていただいているというところでございます。 ○清水みちこ委員  きちんとした契約という、そのきちんとした、どうきちんとしているのかを御説明してくださいって言っているんです。 ○小堤公園計画特命担当課長  私どものほうだけではなくて、契約課のほうに御指示いただきながら作業のほうを行っているといったところでございます。 ○齊藤副区長  確かに、これは基本設計の際にプロポーザルで事業者を決定いたしまして、その基本設計を実施した事業者が、引き続き、実施設計についても担っていただくことが経費的にも内容的にも一番大きな効果が得られるだろうということで、今回、随契しているわけでございますけれども、以前から、本来は議会に御報告する案件ではないんですけれども、こういった重要案件についてはできる限り、機を捉えて御報告すべきかなと思っておりますので、ちょっと随意契約というところで、事業者がかわらなかったということもあって、今回は御報告として漏れたかと思いますけれども、基本的には議会に御報告する義務がなくても、重要な案件については、区としては、御説明をしていくというスタンスに変わりはございませんので、今後はそういうことで進めていきたいと思っております。 ○辻薫委員  私からもちょっと質問させていただきます。  この池袋西口公園整備につきましては、地域の方々だけではなくて、私が住んでいる西部地域の方々も大変に期待しております。  先ほど、高野区長が四つの公園というふうにおっしゃっていましたけれども、その四つのうち三つが東口ということで、唯一の公園整備ということで非常に期待しています。これを成功させないと、ちょっと私も地域として生きていけないなという感じですので、ぜひよろしくお願いしたいと思います。それで、高質空間として整備していくということで、より高質的なということで、私もラ・フォル・ジュルネのコンサート、区長と一緒に見たりして、非常に変わってきているなというふうに思いますけれども、しかし、実態は、ちょっとほど遠いところがありまして、例えばイベントがないときには、現ステージのところで酒盛りをして、明け方までいて、そのままごみが散乱していると、こういう実態がございます。  そこで、この基本計画からなんですけれども、実施計画に至るまで、こうした実態を排除していくというか、改善していくための計画的な取り組みというのはどうなっているのか確認させてください。 ○小堤公園計画特命担当課長  これまでは、舞台の設備でありますとか、カフェの大きさでありますとか、そういったところを重点に設計のほうを進めてきてございます。それと含めて、現在の西口公園でいろいろな課題があるということもやはり把握してございます。夜間の警備のあり方とか、ホームレスの対策とか、というところを今、検討しているところでございます。できる限り、そういったことのないようにどうしていくべきなのかというところで、例えばデッドスペース的なところをつくると、やはりそこに居座りやすいということがございます。それと、警備のことも考えなくちゃいけないというふうに思ってございます。  現在は、やはり夜から朝方までかけて約12時間、半日は警備をかけないといけないのかなというふうに思ってございます。それと今度、昼間はカフェもございますので、南池袋公園のように、やはりそういった目が行き届くというふうなところがございますけれども、夜間はそのカフェをやってございませんので、そういった部分での警備のあり方、また、舞台のほうは、設備のほうがかなり高級な設備が整いますので、そういったところに立ち入らないようなところでの装置というか、そういった警備も含めて必要になろうというふうに思ってございます。 ○辻薫委員  私は、この今回の整備計画の中で一番大事な点だということで考えております。やはり、先ほど区長がおっしゃっていましたけれども、公園がまちを変えるということで、この西口公園のイメージを変えていくチャンスということで受けとめております。イメージ的にはやはり南池袋公園のような、ちょっと機能的には違いますけれども、がらっとこう変わって、区民の憩いの場となったということで、新たな区民の施設ということの期待が非常に大きいということです。  また、ちょっと具体的に近隣の苦情なんかもお話しますと、実は、この公園に隣接しているビルを管理している会社から何とかしてほしいということがございました。それは、具体的にこの2ページ目にありますけれども、実施設計の平面図を参考に申し上げますけれども、この舞台裏の植栽とこの区道が面している、縁石付近に腰かけて、飲食を行い、そこにごみを捨てていく人が多いということを聞いております。特に、イベント時に多く、隣接ビルには飲食店が多いことから、日常的に掃除を行っていただいているということで、水をまいたり、毎日やっているんですね。それは特に区のほうには言ってないかもしれませんけれども、そこで私も現場を見てまいりましたけれども、その縁石の高さがちょうど40センチぐらいで腰かけるのにちょうどいいという状況でございます。  そこで、この実施設計の中で、まだ間に合うんであれば、この植栽のところの部分の見直しということで、ぜひとも、例えばフェンスをちょっとつけるとか、ものが投げ込まれないとか、座って飲食ができないようにしていくとか、そういった工夫も必要になるんだろうなというふうに思っております。この点につきましては、どうでしょうか。 ○小堤公園計画特命担当課長  今進めている中で、委員がおっしゃったように、ここのところの植栽、舞台の右側にある植栽でありますとか、裏側にある植栽、やはりここは少しデッドスペースになるということで、今、事業者のほうとも検討しているところでございます。特に右側のほうは舞台のほうに上がっていく、これはスロープなんですけれども、ふだんはほとんど人が使わないというところで、まさにこのところで酒盛りしたりとか、ごみを投げ入れたりというふうなことが今、懸念してございますので、ちょっとこのスロープなんかを変えて、ここにベンチを置くなりして、人の行き来ができるようなことでそういった課題を解決できないかというふうに思ってございます。  それと、大きな柵を周りに囲うということは、現在、申しわけありませんが予定はしてございません。できる限り見通しのよく、行き来できるようなというコンセプトがございます。ただ、植栽については、低木植栽をこの辺には植えますので、その植栽の種類でありますとか、少し盛り上がりをして、入りにくいような、居座りにくいようなつくりにしていくということで、今後、検討してまいります。 ○辻薫委員  どうしても来街者とか、この公園に参加される方は表からしか見られませんけれども、やはり裏側に区民も住んでおりますし、裏側からの視点をぜひとも検討していただきたいということで、私たちはやはり、そこで生活されている方の視点からこういった点も指摘させていただきましたので、ぜひとも取り組んでいただきたいと思います。  以上です。 ○高野区長  今、本当に西口選出の辻委員のことですから、大変思いが強く伝わってきておりまして、今お話した今回の公園の大改修にかけては、発言がありましたけれども、ホームレスの問題、これらについても、なかなか人権の問題、あるいは人に迷惑をかけていないとか、いろんな課題があって、なかなか排除というのは難しいということで、ずっとできなかったわけでありますけれども、今回は、特にラ・フォル・ジュルネのときに、国際的な事業ですから、外国からのお客さんを含めて、来街者が今まで池袋に来たことのない人が大勢来てくれるだろうということで、来て、まず、その印象で、ああ、池袋はもうこういうまちなんだという印象にしたくないというのが、東京芸術劇場の副館長の高萩さんが非常に強いことを思っておりましたんで、これも急遽、ラ・フォル・ジュルネの前の日に、警察当局を初め、地元の方々、それらを含めて、ここにやはりお住みになるのは違法でありますというような形の中で、手続をとりながら、ちゃんと始末書まで書いたんですけれども、前にもお話したけれども、現住所といったら池袋西口公園って、何と14年間ここに現住所を置いているんだって、非常に主張されている方もおりました。けれども、やはり先ほど来お話したように、この機会に、やはり池袋の駅前の顔ですから、それは無理を言ってでも変えていかなければいけないということで、当局等々も含めて、地元の方も本当に大勢参加して、このような形をとらせていただいて、それから多少見受けられますけれども、前から比べると、ずっと変わってきていますよね。粘り強く、これも警察当局とやっておりますけれども、やはり、この西口公園は、池袋に来る方々のまず第一印象のところでありますので、これは、そういう面で進めていきたいと思っております。  また、先ほどもお話したけれども、屋外広告物の収入とか、あるいはカフェの収入等々が、これを管理費にどのぐらいつぎ込めるかとか、どのぐらい管理費がかかるか、また、それから収入等々もしっかり精査していく、こういう作業も今進めております。  また、トイレに関しては、南池袋公園の成功例で、今回出店するカフェに、このトイレの管理といいますか、そういうところも全部責任を持ってやってもらうということで、常にきれいなトイレにしておくということが、やはりこれも大事なことではないかな、そんな意味も含めて、今回の西口の改修というのは、これから西口の、池袋の、豊島区のイメージを大きく変えるという、そういう意気込みを持って、この計画を進めております。どうぞよろしくお願いします。 ○星京子委員  私は利用者側の視点から1点だけ確認をさせてください。  もちろん池袋西口公園が新たな文化やにぎわいが生まれることは、大いに期待をしているところではございます。ただ、利用者側からすると、先ほど区長が申し上げたように、本当にいつでも西口公園はイベントをやっていて、練馬の方たちが来ると、豊島区は毎週毎週こうやって無料でいろんなイベントをしていて、すごいですねという話はよく聞くところでもございます。ただ、この利用者が、先ほど言ったように、もちろん各種団体や自主イベントという形で、いろんな団体が利用しているのも、確かでございます。これからイベント審査委員会が立ち上がって、その辺を精査していただけるということではございますが、今、既存に利用している団体について、多分100ぐらいの団体がいるかと思うんですが、今、その団体については、行政のほうは個々に、今、工事の工程や再利用についての、そういう話し合いというのはどこまで今、進んでいるんでしょうか。 ○小堤公園計画特命担当課長  現在、使われている方が申請に来られます。そういったときに、実はこういうふうな計画があるんですよということを御説明しています。実際にことしであれば11月以降は、申請に来られる方に関しては、工事に入りますのでだめですと、使えませんということで御説明をさせてもらっています。1年間は使えませんということを御説明させてもらっています。ただ、その人たちが今後使えるかどうかということも相談はされる方も実際にいらっしゃいます。それについては、先ほど言いました審査委員会等、これからのことで、できるかできないか、ちょっと即答はできませんということで答えさせていただいてございますけれども、フリーマーケットでありますとか、バザーでありますとか、そういうものをかなり多くやってございますので、それが全部が全部、今までどおりに使えるかといったら、ちょっとその辺は難しいですというふうな答え方もさせていただいてございます。 ○星京子委員  多分、各団体がいろんな事業計画を立てて、本当に来年、再来年までいろんなことを検討しながら活動しているという方が、今、いらっしゃいます。やはり期待に沿えないような、本当に無理があるんであれば、こういう審査があって、今後の活動に対してはこうですよと方向性を、今おっしゃっていただいたようにきちんと示していただければ、さまざまなやはり団体もこれから活動の拠点をいろんなところで変えていかなければいけない状況でもあるというのも事実でございます。ですので、そこも含めて、しっかりと個々の団体については、いろんな区の方針をしっかりと示していただければと思います。  また、難しいとは思うんですが、その代替地についてもいろいろございますし、かといって、南池袋公園を緩和するということも難しいかとは思うんですが、少しでも代替地についても、今まで活動していただいている団体についても、少し配慮していただきながら、今まで本当に先人たちが培って西口公園をつくり上げてまいりました。やはりそこを拠点にいろんな活動をしている方たちがいらっしゃるのも現実でございますので、そこも今後、区の課題として検討していただければと思います。 ○高野区長  あうるすぽっとができて約10年たちました。当初、あうるすぽっとをつくるに当たって、大変な議論をして、あのころはまだ、豊島区としては、文化事業等々に対してのいろいろな予算も含めて進んでおりませんでしたけれども、あのあうるすぽっとをつくるときに、もう無理やりつくったといったら大変あれなんですけれども、図書館と一緒につくったわけで、これは将来の豊島区の文化を担っていく拠点にしたいという思いで、あうるすぽっとを設計したわけでありまして、客席数が301席という大変少ない、300席では採算は絶対、興業は成り立たないわけであります。けれども、その舞台を含めていい劇場が、その専門のところでは非常に評判がいい。ですから、あそこをお貸しする場合には、当然委員会ができて、その委員会でいろいろ精査して、このところにお貸ししましょうという、西口公園とは違いますけれども、それが10年間ずっときちんとやってきたことによって、あそこのあうるすぽっとでやる演劇というのは、やはり日本の一流の演劇だと評価されておりまして、あそこでやりたい方々が、かなりいろいろ選考が毎月ありますけれども、非常に10年たっても色あせない、やはり演劇のメッカにもなって、高い評価を受けています。それには当然、興業が十分成り立つわけでは、収入が潤沢に入るわけではありませんで、やはり区としての管理費の持ち出しがあります。それはこれからの将来の豊島区の文化を育てるという、そういう意味で私はこの10年間頑張り、これからもそういう高い評価を得られるような劇場にしていきたい。  片や、この西口公園、本当に今おっしゃったように、本当に長い歴史の中で地元が育ててくれたんですよね。ですから、この地元の方々を無視して、やはり公園をつくるということは、私は絶対にタブーではないかと思っておりますが、当然、ここにもそういう地元の方を含めた形、また利用者を含めた委員会をつくった中で、何でも貸すということではなくて、やはりそういう、先ほどのあうるすぽっとの例とはちょっと違うかもしれないけれども、そういう意味で、これから大きな役割を果たす、やはりそういう公園にしていきたい。また、地元のいろんなイベントをやる方も、そういうただ飲み食いで騒ぐのではなくて、本当に文化芸術をあそこから発信できるような、そういう場所にまさにしていくことが、これからの未来へ向けての豊島区の文化の方向性ではないかと思っておりますので、これらについては、今おっしゃったようなことを十分踏まえてやってまいりたいと思います。 ○垣内信行委員  各委員の皆さんのいろんなやりとりを聞いていまして、私もちょっと発言しておかなきゃまずいと思って、ということでちょっと質問させていただきます。  私ども共産党区議団、今アンケートをやっているんですね。恐らく、区長のうちにも入っているのではないかと思います、毎年やっているんですよ。その中に、この西口公園の整備の問題についての質問も入れました。今、返ってきている答え、毎日アンケートが返ってきているんで、私はつぶさに目を通させていただいていますけれども、やはりこの西口公園の整備の費用、26億円かけてもいいのかということについては、ほとんどの方は、こういうかけ方は賛成できないということで丸をつけている方が多いです。やはり私も地元に行って、区長が進めている、このまちづくりの中の西口公園の整備で、26億8,000万円もかけた整備、特にこのリング状のもの、初めて絵を見せると、これは屋根ですかというふうに聞く方が一番多いんですよ。雨の日でも使えるようなもので、こうやって屋根つきのこういうリングでもってドーム球場ではないけれども、このリングに大きな、巨大なものをかぶせて、そうすると雨の日でも使えるのではないかなというふうに思っていらっしゃる方、そうではなくて、これはリングというのはあくまでもデザインなんです。こういったら、それ幾らぐらいかかるのかといったら、8億円以上かけてやるでしょう。これはちょっと余りにもひどいのではないのという方が圧倒的でした。  そこで、このリングなんですけれども、これはどうしてもやらなきゃだめなんでしょうかね。だって、区民の皆さんが嫌だと言っているって、区民の意見を聞くと、私のところに寄せられた。考え方が違うのは仕方ない、さっき清水委員とのやりとりで、そのまちづくりの考え方が違うのは。でも、アンケートをやって、大多数の方がお金をかけないでほしい、特にリングなんかやめてほしいというふうに、私のところには来ているわけですよ、寄せられているわけだから。これは、どうしてもこれをやらなきゃならないものなのかなというふうに思ったら、今回いろいろ見直しのあれがあったんですけれども、これでもだって8億円もかかるんでしょう。こんなにかけてどうしてもやらなきゃならないものなんでしょうかね、まず、ここからお聞かせください。 ○高野区長  この西口公園の改修に当たっては、どういうものがこれからの西口の顔になり、そしてまちの発展につながっていくかという、それは今まで民間の方々が仮のステージをつくって、そして、本当に連日、土日もにぎわいを見せておりますけれども、さらにこれらをしっかりとした要するに顔にしていく。そして、隣に芸術劇場があります。この芸術劇場があるからこそ、今回のこういう案がプロポーザルの中で採用されたと思っております。私はもちろん委員になっておりませんけれども、たしか六つぐらいのプロポーザルがあった中で、それぞれの提案が来ました。そして、しっかりした劇場みたいなものをつくる案があったり、いろいろそこに山をつくるとか、いろんな案がありましたけれども、それらは、隣のやはり芸術劇場と一体となって物を考えるという案ではなかったわけでありまして、その中でこの案が採用されたというのは、やはり芸術劇場の隣のテリトリーの中の野外劇場というような形、これが採用の一番だと思っております。  芸術劇場がなくて、このリングだけつくったら、これは一体、何、私だって、このリングがこれだけだったら何の価値もないという思いがありますけれども、芸術劇場が隣にあることによって、お互いにこれは相乗効果といいますか、今、芸術劇場もリニューアルして、あれは100数億円をかけて、つい数年前に改修しました。あれで、がらっと芸術劇場も雰囲気が変わり、また音響等々も含めて、日本を代表する劇場になってきたわけでありますので、その隣の一体となったこの西口公園がこのような形で、やはり提案を受けたものを委員の皆さんが採用した意図というのは、そういうところにあるのではないかと思っております。  それからもう一つ、反対というような形が、もう何かお話を聞いておりますと、雪崩を追ってきているというような、そんな大勢来ているというようなお話ですけれども、確かにそういうアンケートで、それぞれやって、そういう反響もやはり垣内委員のほうは感じられるかもしれませんけれども、私のほうには、これはやはりこれからの豊島区の未来のために、この投資は決して無駄な投資ではないというような、さまざまな意見を本当に大勢いただいておりますので、何としてもこういう形の中で、やはり品格のある、そしてまさに文化都市として、これからの豊島区、今のままでずっと流れていたら、国際アート・カルチャー都市も生まれませんし、また、それにふさわしい文化都市、東アジアも、やはりこういうような一つの取り組み、そのものが非常に期待を持っているからこそ、こういう流れができてきているのではないかと思いますので、そういう効果もぜひお考えを入れておいてもらいたいと思いますが、いずれにしろ、私はやはり全てこれによって結果が出る、その結果が次の世代へどういう結果を生み出すかということを常に考えて、この計画を進めているわけでございますので、どうか御理解といっても、御理解いただけませんけれども、こういう形で、私は区民の意見を聞きながらやっております。 ○垣内信行委員  26億8,000万円をかけているこういう整備ですので、やはり区民の皆さんは、今、それぞれの生活基盤を見ますと、かなり大変な生活をされている方たちが大勢いらっしゃる中で、今、お金を投資するという、私もちょっと柔軟な頭を持っているつもりで言っていますからね。そういう中で、こういうものに対して、いかがなものですかと言ったら、そんなにお金をかけるんだったら、もっとやってもらいたいことがたくさんあるじゃないかというのが寄せられたものですから、これは一つ頭に入れてほしいと思います。  それで、このデザインなんですけれども、デザインって、このリング、大体耐用年数というのは、どれぐらいもつものなんですかね。 ○小堤公園計画特命担当課長  材質については、中は鉄骨で組みまして、外側はアルミなものですから、相当数というか、50年、60年というか、そういった年数はもつものというふうに思ってございます。 ○垣内信行委員  それで区長、いいですか、芸術劇場との一体化になった、こういうデザインだから選ばれたんだとお話があったでしょう。このデザイン、恐らく、私はちょっとデザインとか苦手というか、疎いんですけれども、でも、恐らく、今ならこういうデザインが受けるんだと思うんですけれども、50年、60年先なんかわからない話でしょう。だけども、このデザインが本当に時代にマッチしたものなんていうのは日進月歩するじゃないですか。これはずっとこのままというわけにもいかないんだと思うんですけれども、こういうデザインというのは、ちょっと素人で申しわけないんですけれども、どれぐらいの賞味期限、賞味期限というんですか、見た目がすばらしいなというふうに思われるのはどういうものなんですか。ずっと50年先もこんなデザインでいいのかなというふうに、日進月歩するじゃないですか。ついこの間まであったデザインが、もう古い古いと、10年ぐらいたっちゃうと、ああいうのを採用されないでしょう、今の時代。でもこれをつくっちゃったはいいんだけど、8億円もかけて、そのときに我々も多分いなくなっちゃうけれども、でもつくっちゃったはいいけれども、また壊さなきゃならないなんて時代が必ず来るんだけども、これが一番、私は今心配しているんですよ。いかがでしょうか。 ○高野区長  垣内委員と同じように、私も同じ考えを持って、そして設計者等とも何回もお会いして、これを例えばつくっちゃったから、もうこれでおしまいではなくて、やはり、これが一つの大きなきっかけになって西口全体がまちづくりにかかわっていくという形で、恐らくこれを中心に、さらにはマルイの前の通り等々は三つの建物ができる。その中心はやはり今のリングと連携したような形で考えておりますというようなことを、これはあくまでもまだお話している段階ですけれども、そのぐらい先を読みながら考えていく。せめて私はこのリングは、20年はしっかりもたせるような形で、それがおのずと、ここだけで西口が発展しません、奥深くずっと広がることによって、やはり中心も変わってくるでしょうけれども、そんな点も含めて、担当者とは、こういった点について、今、垣内委員お話したようなことを常に議論をしながらやっております。  ただし、将来というのは全くわかりませんから、だけど、これが本当に失敗するか成功するか、これらについては、やはりまさに私も真剣勝負で、限られた頭脳でありますので、先の先までは読めませんけれども、やはり将来のことを十分考えていくべきだと思っております。 ○垣内信行委員  あと1点です。  あと問題は維持管理経費なんですよ。それで、こうやってつくるでしょう。そうすると、立派なものができ上がりましたって、こうなっていって、照明なんかもつくんでしょう。すると、これはどれぐらいの時間、照明がつくのかわからないけれども、一日中というか、夜中中明かりを照らしていくとすれば、恐らく維持管理経費も相当かかってくるでしょう。そのときにリング状のやつ、これは絵なんだけど、リングもずっと光で照らすんでしょう、照明つけて。下にも照明ができるような感じでやれば、恐らく今、池袋西口公園の維持管理経費どれぐらいかかっているか、ちょっとまだ資料を持ってないんですけれども、今度相当これはかかるのではないですかね。それについては、精査しているんですか。まだですか。 ○小堤公園計画特命担当課長  維持管理経費につきましては、基本計画のときにも御報告をさせていただいてございますけれども、現在、もう少しきちっと精査をしているところでございます。  先ほど言いましたリングに関しては、そこに照明をつけます。その照明については、耐用年数10年というふうに捉えてございます。あと、舞台の機構でありますとか、音響でありますとか照明でありますとか、舞台に対する設備であるとか、水景施設についてもメンテナンスがかかってきます。トータル的に、今のところは毎年の経費で1,100万円ほどの経費がかかるというふうに試算してございます。 ○垣内信行委員  毎年1,100万円ですよ。かなりの維持管理経費がかかるでしょう。これをどこが負担するかというと、区でしょう。そうすると、私の頭を今すぐよぎったのは、公園の維持管理経費というのは、枠内配分でやっているでしょう。そうすると、今まで以上にふえちゃうと、別のところを削らなきゃならないということになっちゃうわけでしょう。だって今、予算がそういうふうな仕組みになっていんだから。ぶつぶつ言わないで、いつもそれを問題にしているんだから。結局、維持管理経費が余計なところにかかれば、その分上乗せしてくれれば補えるけれども、補わなければ別のところにやらなきゃならなくなっちゃうでしょう。  この間も私が都市整備委員会で問題にした妙義神社、区長も本会議で聞いていたと思うんだけど、地域の公園は、今いろんな状況はありますよ。無償で貸与したのを返さなきゃならなかった、こういう実情もあったかもしれないけれども、結局、貴重な公園を条例上外しちゃって、あの部分は廃止しちゃったわけ。今いろんな形でもって公園の問題について、私は問題にしているけれども、私の地域でも公園の半分、トキワ荘の問題だって、トキワ荘そのものはいいけれども公園を使わないでくれという話も出ましたでしょう。今いろんな設備計画の中で公園を使って、新しく設置しようなんていう動きなんかも、実は私のほうの地域であります。第七出張所の跡地の区民集会室なんかも、隣の公園を潰して広げようという話なんだから。  だから、そういうことでいうと、豊島区なんていうのはいつも言っているんだけど、一番緑が少ないでしょう。だから、貴重な土地なんですよ。そういうところを潰していくというのはまずいと思うんです。さらに維持管理経費がかかれば、そうやって、公園を減らしていくとか、緑を減らしていくとか、あるいは別のところでトイレの掃除だとか、そういうものに影響しちゃうことになるのではないか。これを一番僕は心配しているところなんですよ。だから、つくっちゃったはいいけれども、将来負担が、しわ寄せが来るようなことになっちゃったらまずいので、そこのところは絶対そういうふうにしないでほしいというふうに思いますので、そこをお尋ねして終わりにします。 ○高野区長  この池袋西口公園だけに限っての維持管理費、これは早急に出すように指示しております。ただ、収入の部分で、先ほどお話したように、屋外広告物収入ということを考えております。これは恐らく今まで公園法で許されなかったところを、初めて、今回、エリアマネジメントというような形の取り組みで、これも屋外広告物収入が得られるということであり、またカフェの収入もあるわけであり、また、あそこは地下鉄が占有して通っておりますので占有料等々も入るわけでありますが、いずれにしろ、また使用料というのもそんなにべらぼうに取るわけではありませんけれども、それなりの応分の負担もいただくというようなことも含めて、できる限り、今、垣内委員がおっしゃったような形で多大なここに経費を、毎年管理費をつぎ込むということは絶対にしたくないと思います。できれば、とんとんでいくぐらいな形の中で、今いろいろと考えておりますので、なかなか具体的な数字がまだ見えてきませんけれども、私はいずれにしろ、できるだけ議会にもそれらについても報告をさせていただきたいと思います。  それから、他の公園等々については、やはり緑が少ない、公園が少ないということは常に念頭に置きながら、ただ、公園をしっかり活用、利用してもらうという意味で、利用しやすい公園に、やはりシフトしていくべきだということで、今回も85カ所のトイレを全部改修に向けてやっていくというようなことを含めて、これら本当に再度公園の活用、またできるだけ、やはりそういう緑、公園が欲しいんですけれども、今回29万人を人口も大台を超えて、空き地もなきゃ畑もないという豊島区の中で、これらについて、やはり知恵と工夫とあらゆる努力をしていかなきゃいけないと思っておりますので、十分考えてまいりたいと思います。 ○山口菊子委員  今やりとり聞いていてびっくりしたんですけれども、この間の公園の説明会の意見と回答で、現在の維持管理費は2,100万円程度ですが、新たなところでは年間1,500万円の維持管理費を想定していますと書いてあるんですけれども、それが正しいのであれば、きちんと答弁していただきたいし、ちょっと答弁が曖昧だったんで少しびっくりしました。 ○小堤公園計画特命担当課長  前回のときの基本計画のときのランニングコストということで、トータル的に1,500万円ほど新たにかかるものというふうなところで、これまでの維持管理経費、清掃でありますとか樹木でありますとか、そういったものでいうと2,100万円というふうなことで御説明をさせていただきました。  その後、もう少し精査をしていっているところでございまして、舞台、音響、照明、映像システム、非常用のバッテリーでありますとか水景施設でありますとか、年間にかかる点検、メンテナンス費用というふうなものをもう少し積み上げをした結果が1,174万3,000円というところで、今捉えているところでございます。  それと前回も御説明した現在の光熱費、清掃関係の2,100万円というものは別でございまして、トータル的には3,300万円ほどの経費が今のところかかるのではないかというふうな試算でございます。 ○宮川土木担当部長  今の説明で大体おわかりいただけたかと思うんですけれども、これまでかかっていた経費、現状の西口公園の経費が2,100万円ほどかかってございます。これに新たに施設物をつくりますので、メンテナンス経費ですとか、さらに清掃などにも力を入れていかなければならないということで、上積み分が出てまいります。それが年間大体1,200万円弱ぐらいだろうというふうに見込んでおりまして、今小堤課長が申し上げましたように、トータルで3,300万円ほど毎年かかるであろうというように、今想定してございます。 ○ふるぼう知生委員  済みません、ちょっと不穏な空気の中ですけれども。私はことしの3月の予算委員会でも西口公園、しかもパーゴラの件で、かなり厳しい発言をさせていただいたつもりであります。今回、この項目があるということで資料を見させていただきましたけれども、数字が書いてありませんでしたので、では次回になるのかなという思いの中で、担当課長からも御説明ありましたし、区長からも御発言ございました。ですので、その経費につきましては削減の方向で努力しているんだということで認識をいたしまして、次回、いい報告が得られるものと期待をしているところでございます。  いずれにいたしましても、やはり投資事業ということでございます。それが将来的に投資してよかったというふうにならなければいけません。ですから、トータルで考えなければいけないというふうなことでございますけれども、一方において、区民の皆様に対する説明責任というのもありますので、そこをしっかりしていただきたいということをまたあえて申し上げさせていただきます。  ちょっと若干ほかで気になる点がございまして、先ほどカフェ・トイレスペースと、今回、一体化をしてというようなことでありまして、村上委員のほうからもありましたけれども、観光案内の機能ですよね、私としては、こちらがメーンだろうというふうに思っているんですね。もちろんカフェもイメージという意味では、またにぎわいをつくるという意味では、必要な部分かなとは思うんですけれども、観光案内機能というものが、ある意味で豊島区観光協会の最前線というふうなところだと思うんですけれども、この辺、ちょっと図を見ると、結局のところカフェスペースが基本計画から実施設計でちょっとスペースが狭くなっているような気がするんですけれども、そうすると、ますますその機能が失われていくのではないかと危惧しているんですが、その辺はいかがなんでしょうか。 ○小堤公園計画特命担当課長  スペース的には、若干でございますけれども、少し少なくなっているのかなと思います。前回までは57.2平米がカフェというふうなところでございましたけれども、今回は99平米の中にトイレがございますので、50平米から55平米ぐらいのカフェの面積という予定にしてございます。この中にカウンターをつけまして、カフェとして飲み物をお配りしたいというスペースと、あわせて、そのカウンターの中にインフォメーション、観光案内ということができるようなしつらえを今考えてございます。 ○ふるぼう知生委員  では、その観光案内機能とカフェの機能は、大体スペース的には、どれくらいの比率なんでしょうか。 ○小堤公園計画特命担当課長  やはり3分の2ほどがカフェの機能であって、残りの3分の1が観光案内機能になるのかなという想定でございます。 ○ふるぼう知生委員  今、外国の方々もたくさん来られてということでは、多言語対応というようなこともあり、そうしますと観光案内機能として、いろんな外国語を使えるような方も必要になったりとか、考えられることが多々あると思うんですね。そうしますと、今観光協会でも、うちの大塚のほうでもそうですけれども、外国の方々のためのボランティアガイドという、そういった方々が人材育成をされておられます。そういった方々の拠点とかということもありますし、いろんな意味で、その場所の使い方というのが非常に重要になってくるんで、私はもう少し機能面をふやしたほうがいいのではないかな、工夫したほうがいいのではないかなというふうに思っているんですけれども、その辺はどうですか。
    小堤公園計画特命担当課長  今想定しているのが、カフェ事業者で案内ができる事業者を考えてございます。実際にそういった事業者ともヒアリングをしてございます。ですので、きっちりとそこで3分の1のところで分かれるというところではなくて、カフェの事業者が必要に応じてというか、そちらのほうも同じようにできるような事業者を募るということで想定してございます。 ○ふるぼう知生委員  そうしますと、観光協会とか、そういったガイドとか、連携みたいなものは事業者とどういうふうになっていくんでしょうか。何かちょっとイメージができないんですけれども。 ○藤田文化観光課長  私も外国語のボランティアの方と、この間もお話をさせていただきました。実際に観光協会で52名の方が登録されております。今後ですけれども、実際には、やはりそういったボランティアの方を例えばイベントだとかの際に西口公園のカフェのところに来ていただいて、そしてその事業、あるいは観光の案内、外国の方への対応だとかということも考えられるかなというふうに思っています。  ただ、ボランティアの方でございますので、やはり強制はできませんので、その辺の仕組みというものについては、今後、検討していきたいというふうに考えております。 ○ふるぼう知生委員  ボランティアガイドの使い方と言ったら変ですけれども、失礼かもしれませんが、そういったことについては、おいおい検討するにいたしましても、やはり、ふだん外国の方が来られたときに、すぐ多言語で対応できるという体制が必要だということですよね。その辺が、カフェの事業者がということになると、何か本当にぴんとこなくて、今事業者に聞いているとかとお話がありましたけれども、そういうちゃんと対応できるんだろうかというのはちょっと心配ですけれども、何かちょっと納得させていただけませんか。 ○藤田文化観光課長  日本政府観光局というJNTOというのがありますけれども、実際にはそこのカテゴリー、これは英語もできる、多言語、ほかもできるといったカテゴリーが1から3まであります。やはり今後の業者の選定に当たっては、そういったところの細かいところ、例えば2以上だとか、そういったところについては、今後の検討なんですけれども、これはそういうことができる方がそこにいるということになりますので、実際には、そういった業者に入っていただくような形になるのかなというふうに考えております。 ○ふるぼう知生委員  わかりました。では、また詳しくはいろいろと教えていただけたらと思います。  あと1点ですけれども、仮称池袋西地区まちづくり協議会(任意団体)と、いろいろとありまして、ステージ、大型ビジョン、これの委託先を、としま未来文化財団を想定というふうになっていまして、そのほかのインフォメーションカフェだとか公園につきましても、カフェ事業者、造園業者委託先というようなことになっております。これは確認ですけれども、公募型プロポーザル方式ということで委託をしていくというような手続になっていくんでしょうか。 ○小堤公園計画特命担当課長  私のほうからインフォメーションカフェと公園についてでございますけれども、こちらについては、インフォメーションカフェにつきましては、プロポーザル方式で予定してございます。先ほど言いましたような条件、観光案内ができる、例えばカテゴリー1をとった事業者を募るというふうなところは、プロポーザルの条件として示して事業者のほうを募ろうかというふうに思ってございます。公園の通常の維持管理に関しましては、これは一般競争入札で事業者のほうを決めるということで想定してございます。 ○活田都市計画課長  運営の件で、委託について、あと二つございます。ステージ管理と大型ビジョンの運営については、としま未来文化財団を想定しておりますが、できれば随契という形になるかなというふうに考えております。  また、カフェ事業者については、これは一般的にどこでもあるというか、そういったところもございますので、プロポーザルだとか一般競争入札等の手続になるというふうに考えております。 ○高野区長  今おっしゃったように、カフェで対応ができる、多言語にということで、ちょうど1カ月ぐらい前、サンシャインのほうから御案内いただいて、サンシャインを入ったらすぐ、1階のいい場所にグローカルカフェといって、店員がみんなそれぞれ多言語、この人は中国語に堪能ですよ、この人はイングリッシュ、あるいはトルコ語とは言わないけれども何とか語とか、かなりの方々が対応できるような、こういうカフェができたからということでお邪魔しまして、うちのメンバーもかなり大勢で行って、どんどんこういうふうに時代が変わっていくんだなというようなことを感じました。  そして必ずインターネットみたいな形の中で、すぐ対応してやれるということで、こういう形にどんどん今変わってきているんだなというような、それこそ、今申し上げたようなここなんかぴったりというか、そういうことが可能かなというような思いもありますので、これから検討させていただきます。 ○ふるぼう知生委員  私も、では、現地へ行って勉強したいと思います。  それで、あとちょっと1点だけ、基準策定というところで、屋外広告物審査委員会にせよ、イベント審査委員会にせよ、構成メンバーはまちづくり協議会代表者とか学識経験者、豊島区となっています。その下のほうでは観光協会も入ったりとしておりますけれども、これの比率みたいなもの、メンバーとか何人ぐらいとか、それはどのように考えていらっしゃるんですか。 ○活田都市計画課長  まだ、それぞれの団体、学識経験者も含めて当たっておりませんで、おおむね5名程度以上にはなるかと思いますが、はっきりした人数は、まだ決まっていない状況でございます。 ○ふるぼう知生委員  何でこういったところを聞いているかといいますと、大塚のほうでもTRAMパルをつくっていただきまして、こちらが、先日、大塚駅周辺を考える会の総会がございまして、その会を母体として一般社団法人をつくって、TRAMパル大塚をぜひ管理運営していきたいということで、一応、決まっております。今、今度は阿波踊りとか祭礼とかありますので、多分、年度中にはというようなことで考えてやっておりますけれども、要するに一応公共の場所ですから、でも、そこを管理運営する民間の団体がそうしたときに、区の政策的な方向性もあるでしょうし、それに合致させていかなければならない部分もある。かといって地元の色を失わないように、あるいは地元の考え方を十分に発揮していく、その辺のバランスが非常に難しいなというふうに思っていまして、そういった意味では先駆的にこういうことが出てきているというところで、私としては関心を持っているといいますか、今見ているわけでございますけれども、何が言いたいかというと、大塚のほうはまだしも、池袋西口のほうは、実はやりようによってはどんどん収益が上がる場所だと思うんですよね。オーロラビジョンもありまして、非常に大きな収入を生むチャンスがあると。ですから、未来文化財団のほうがやることを想定というふうになるんですけれども、さっき区長はとんとんとおっしゃっていました。確かに維持管理費が、結構かかるようですから、年間3,300万円ですか。そうしますと、利益を上げるというのは、なかなか大変かもしれませんけれども、しかし、オーロラビジョンとか、いろんなところで武器がありますので、私はとんとんと言わずぜひ収益を上げてほしいなと。そればかり強調してはいけないかもしれませんけれども、そんな意気込みを持っていただきたい。ただ非常に難しいのは、政策の方向性というものと民間の方々とを一致させていくという、地域の事情も考慮しながら、この辺は非常に難しいと思っているんですけれども、ちょっと課長のその方向性みたいなものを、区のお考えがありましたら、ちょっとお願いしたいと思うんです。ちょっとむちゃ振りで済みません。 ○活田都市計画課長  基準が二つありまして、屋外広告物審査委員会については、規制の方向ですので、委員の人数を絞っていくような形になろうかと思います。一方で、イベントのほうは今までの活用協議会、考える会等、地元での活用の実績がございますので、こういったメンバーを中心に、規制ではなく、どういった催しが適切かという判断をすることになりますので、人数は地元のメンバーが多くなるというふうに考えております。 ○ふるぼう知生委員  いずれにいたしましても、いろんな意味で時代が流れていく中で、役所と民間がどうやって協働していくかというところが、今ますますポイントになっていくのかなと思います。そういった意味で、区のほうはしっかり民間のほうの意向、地域のほうの意向も酌み取っていただきながら、また私たち地元のほうも区のほうの意向というものも尊重しながら、しっかり前に向けて進めていけたらと思っておりますので、またいろいろと課長、御指導よろしくお願いします。  以上です。 ───────────────────◇──────────────────── ○池田裕一委員長  それでは、運営についてお諮りしたいと思います。  もう間もなくお昼でございますけれども、次の大塚駅北口駅前整備について、説明を受けて、午後の昼食休憩としたいと思いますが、いかがでしょうか、よろしいでしょうか。   「異議なし」 ○池田裕一委員長  それでは、説明のほうを行わせていただきます。  大塚駅北口駅前整備について、理事者から説明があります。 ○活田都市計画課長  それでは、私のほうから大塚駅北口駅前整備について御報告を申し上げます。  大塚駅の北口については、平成20年から地域の皆様と整備について検討してきたところでございます。このたび一定の方向性が定まりまして、いよいよ整備ということになりましたので、御報告を申し上げます。  まず1つ目です。道路等の基盤整備についてでございます。こちらいろいろ書いてございますが、大塚駅は南北自由通路が平成20年、昨年5月にはTRAMパル大塚がオープン。これに続き北口のリニューアルということでございます。誰もが安全で安心して利用ができる駅前空間を創出するために、歩道の拡幅、バリアフリーなどの歩行者優先の基盤を整備するものでございます。また、歩道に広がる自転車駐車場の再整備や不要な通過交通の排除、後ほど説明いたしますが、歩行者空間の拡大を図るものです。さらに、御要望もございましたJR、都電の屋根についても整備する予定でございます。  2番目、大塚駅の駅前の空間整備の基本計画でございます。1番目は基盤整備、次は空間の基本計画でございます。照明の工夫やモニュメントの設置などにより、区民や多様な来街者が夜間でも安心して演劇などの余韻を楽しみながら過ごすことができる新たな地域となる空間を創出するために、駅前ロータリー広場、駅から商店街に至るエリアについて、ランドスケープデザインに関する計画、これは大塚駅北口駅前空間基本計画と称しますが、を作成するものでございます。  3番目は整備スケジュールでございます。上の段が駅前広場と基本計画、ランドスケープでございます。下が周辺の道路工事でございます。まず、ランドスケープ、駅前空間でございますが、今月の29日に説明会を開催する予定でございます。同時に基本設計、実施設計を進めてまいりたいというふうに考えております。広場の整備については、来年4月からということで想定をしておるところでございます。道路整備については、現在、周辺道路の基本・実施設計をやっているところでございまして、おおむね平成32年、2020年のオリンピック・パラリンピック後の整備というふうに考えております。  なお、駅前広場、モニュメントについては、オリンピック・パラリンピックを目指して鋭意進めていきたいというふうに考えております。  4番、概算工事でございます。合計で19億円。内訳でございますが、駅前の土木工事、JRから出てきたところでロータリーに至るところまでの駅前広場、こちらが6億7,000万円、三つのモニュメント、大きなリング、光のファンタジーとして8億8,000万円、周辺の土木工事、これは駐輪場の移設も含みますが、3億5,000万円を予定しております。  それでは、次の別紙1をごらんいただきたいと思います。こちらは基盤整備計画の概要図でございます。なお、こちらについては、実はまだ警視庁協議が最後まで終わっておりませんので、若干変わる可能性があるというふうに見ていただきたいと思います。まず、12のポイントがございます。左の上から丸で番号を振っております。①番、歩道の拡幅とバリアフリー化。②番、不要な車両通過動線の排除と歩行者空間の拡大。③番、これは駅前でございます、歩行者空間の拡大。④番、横断歩道の集約化、今二つあるのを一つにして、安全の確保をしたいというふうに考えております。その隣、⑤番、これは屋根を設置いたします。既存の屋根ではなくて、新たに設置をするといったものでございます。上のほうに行っていただいて、駅前ロータリーでございます。現在半径10メートルの大きなロータリーでございますが、ここを半径7.5メートルに縮小したいというふうに考えております。⑦番、公衆トイレの移設でございます。今、決してきれいだというふうには言えませんトイレを、高質化をして移設をしたいというふうに考えております。下のほうに行っていただいて、右の中段より下のところ、車道の一方通行化、今相互通行のところを一方通化をする予定でございます。その上、自転車駐車場の再整備を予定しております。⑩番、真ん中の下のほう、歩道内の自転車空間の確保ということで、車道を一方通行化して狭めますので、その分、歩道を広げて、自転車も通りやすくしたいというふうに考えております。⑪番、信号の廃止及び車両のスピード抑制ということで、ここは4メートルのところなんですが、信号があって、現場に行くとわかるんですが、なかなか信号を守っている方も多くない状況であります。さらに、またこの歩道の幅が狭くなるというふうに想定されておりますので、こちらについては信号を廃止ということで調整をしております。ただ、信号廃止ですと車がいきなり突っ込んでくるということもございますので、信号を廃止した際にはちょっとクランクをするような形で今想定をしているところでございます。⑫番、右の上のほうでございますが、一方通行化に伴う交差点の改良ということで、車線が減りますので小さくするといったものでございます。  次、別紙2でございます。こちら概要版でございますが、空間の整備基本計画でございます。これは分量がありますので、かいつまんで説明をさせていただきたいと思います。  上位計画は1番で、ごらんのとおりでございます。  2番、整備関連計画でございます。2番の1)基本方針でございます。これも御承知のとおりでございますが、2020年の東京オリンピック・パラリンピックを契機に外国人を含めた観光客の増加が見込まれるため、多様な来街者を受け入れるための環境を向上するとともに、駅前からまち全体へ人々が足を運びたくなるような奥行きのあるまちにしていくといったものが大きな方針でございます。2)が空間整備のコンセプトとして、5点上げてございます。3)は空間の要素ということで4点上げてございます。  大きい3番でございます。駅前空間を再整備するに当たっての配慮事項と基本計画の範囲ということで、1)広がりのある景観づくりということで4点、2)大塚らしさの創出ということで、①造形テーマ(シンボル)を設定します。②施設類のデザインの統一、③モニュメントの整備、④多様な視点場を想定した景観づくりということで複数のモニュメントを設置するものでございます。3)安全・防犯の向上ということで4点、右に行っていただきまして、4)多様な利用シーン・ニーズへの対応ということで5点上げてございます。空間計画の範囲は、5)でごらんのとおりでございます。  次でございます。大きな4番、計画のテーマ、小さな感動の舞台ということでアフター・ザ・シアター、光のファンタジーということで設定をしております。北口の整備により、新たな歩行者空間とにぎわいの場が生まれる。現在の明るく行き交う笑顔が一層輝きを増す。大塚は小さな感動の舞台となる。アフター・ザ・シアター、光のファンタジーと題しているところでございます。  それぞれ1)大塚駅の特徴を生かすということで3点、2)大塚駅を中心とする南北の広がり、奥行きのあるまちを目指すということで2点でございます。  大きい5番でございます。三つのシーンに変化する表情ということで、祭りの予感・微笑伝播・破顔満点、ちょっと難しい言葉ですけれども、祭りを予感し、それがいろんな人に伝わって皆さん笑顔になっていく、こういったイメージで、祭りではない通常、日常、夜間、イベント時ということでそれぞれシーンを設定して、それに合った整備をしていきたいというものでございます。  大きい6番、「〇」をテーマにした空間構成ということで、1)造形のテーマ「わ!」です。ここは①大塚の〇、個性化のシンボルとして〇を抽出するということでシンボル化するといったものでございます。②は、〇は無限であり、完結、無欠、満足を象徴するものでございます。③円形ロータリーを中心として大塚駅北口の多様な視点場から〇を感じさせるランドスケープを構成する。④円形のモニュメント、広がりを感じさせる舗装パターンなど、駅前から周辺のまちへの放射状の人の流れを誘導するものでございます。  2)空間整備の展開でございます。①が四つのモニュメントにより空間の骨格を形成する。②これは「広間」と書いていますが、誤植でございます。「昼間」です。昼間は機能性を確保し、夜間はまちの魅力を演出する。③見通しを確保する、④人の居場所を創出する、⑤多様な視点場を意識するといったものでございます。  次のページがモニュメントでございます。3+1のモニュメント。五行ということで、古代中国の自然哲学の思想ですが、空間を構成する五つの要素として、土、金、水、木、火、これらをコンセプトとして、それぞれのモニュメントに特徴づけをしているといったものでございます。  次、4枚目でございます。光のファンタジーということで、それぞれのモニュメント、これは単に光を照らすというだけでなく、光が動いたり、あるいは色が変わったり、こういったことを日没30分前から午前1時まで多様な光の演出を図るということで、それぞれのモニュメントが多様な光の輝きを発するといった計画書でございます。  次でございます。資料としては2番目です。イメージパースをごらんいただきたいと思います。こちらは、山手線の大塚駅から見たら、こういうイメージになるといったところです。上が昼間で夜が下段でございます。なお、下段のほうですが、光が駅ビルの上から照らすような形になっておりますが、これはイメージでございまして、今後、地権者等とはお話をしていきたいと思っております。  次でございます。これは駅からの人の目線で見た風景でございます。それぞれのシンボルになるモニュメントが昼と夜の顔があるといったものでございます。  雑駁ですが、私の説明は以上でございます。どうぞよろしくお願いいたします。 ○池田裕一委員長  それでは、ここで休憩といたしたいと存じますが、再開は何時にいたしましょうか。   「1時半」 ○池田裕一委員長  1時半というお声がございました。よろしいでしょうか。   「異議なし」 ○池田裕一委員長  では、1時半再開ということで、ここで休憩といたします。   午後0時6分休憩 ───────────────────◇────────────────────   午後1時30分再開 ○池田裕一委員長  それでは、豊島副都心開発調査特別委員会を再開いたします。  午前中、説明がありました大塚駅北口駅前整備について、質疑を行いたいと思います。 ○竹下ひろみ委員  よろしくお願いいたします。  大塚駅は南北に分かれておりまして、南口が特に駅前も整備されましたし、駐輪場もアトレヴィと合わせますと1,500台規模の駐輪場も整備されたということで、本当に大塚は変わりつつあります。また、最近ではテレビ報道等で大塚が大きく取り上げられていることもございまして、大注目の中で、いよいよ北口が改良になるということで、地元を初め、私も一人の議員として、大変期待をしているところであります。  そこで、幾つか質問させていただきたいと思うんですが、北口については南北自由通路が開通してから連絡協議会というものが発足されて、何回か協議をされている中で、今回こういう形になったというふうに思っておりますけれども、北口連絡会ですね。北口連絡会について、できた経緯と、それからこれまで何回くらい開催されてきたのか、その辺をあわせてお聞かせいただきたいと思います。 ○活田都市計画課長  北口の連絡会でございます。委員御指摘のとおり、平成20年に南北の自由通路が開通して、それで第1回目を開催しております。第1回目は、地元の5町会と2商店街の組織で開催をしております。このときは、実は、区は参加をしておりませんでした。第2回目から参加をさせていただいております。今まで回数を重ねております。先月までで44回ほど連絡会を開催しております。年に数回程度のときから、平成29年度は16回開催をしております。 ○竹下ひろみ委員  合計で44回という連絡会でございまして、南口の改修工事がございましたので北口の準備はなかなか整わなかったのかなという感じはいたしますが、44回の開催がここまで伸びてきたということは、何かほかに理由はありますか。 ○活田都市計画課長  当初、平成20年の前半のほうは、なかなか南口を見ながらというところもあって、現実的な検討がなかなか進んでないところがございました。区のほうとしても、地元の皆さんに周知をするという意味でアンケートを2回ほど、パブリックコメントも2回ほど行っております。そういったところから、近年は回数もふえてきております。  具体的な検討が進まなかった一つの例は、なかなか地元の皆さんの御意向と、今も継続しています警視庁の道路線形等の協議がなかなかうまくスムーズに進まなかった部分がございます。それがここに来て、おおむね大体整ってきたかなといったところでスピード感が増したというふうに考えております。 ○竹下ひろみ委員  大変、今回の北口の改修については、御地元の皆様も積極的に改良してほしいということで、私もお声を聞いております。そういった中で、1回目と比べますと、本当に北口のあり方、それから来街者の皆さんの数的にも多くなってきたと思いますし、特に外国人も多く来たということで、いよいよ改良という中においては、ここ二、三年の動向というんでしょうか、大きく影響してくるのかなというふうに今回の絵を見ても思わせていただきました。  そういった中で、連絡会の中で御地元の要望というものは、幾つくらいあったのか、具体的なものがあればお示しいただきたいと思います。 ○活田都市計画課長  連絡会は回数を重ねてきております。我々、行政側としても、地元の皆さんとも本当に顔見知りというか、そういう形でざっくばらんに言うような雰囲気が連絡会の中ではできているかなと思っております。  そんな中で、特にやはり地元の皆さんが心配されているのは、暗いというところですね。特にトイレのあたりのところが暗い、そういったところと、あとはトイレが汚いだとか、そういった要望も複数回にわたって受けております。主にその二つが大きな要望なのかなというふうに考えております。 ○竹下ひろみ委員  そういった中では、トイレの改修、今回、場所も変えてということで、それはかなうことになったのかなというふうに思います。  トイレが使いづらいであるとか不衛生な感じがする、または照明が暗いので、トイレの周辺だけではなくて、北口全体が、本当に日が暮れますと、余り駅周辺ではおのおののお店の光はありますけれども、ぼやけた感じがありますので、駅の明るさというものについて、もう少しイメージ的にもアップしてほしいというような意見ではなかったかというふうに思いますが、今回モニュメントについては、そのような意見が反映されているものなのでしょうか。 ○活田都市計画課長  モニュメントについては、二つの機能を主に上げることができるかなと思います。御指摘いただいたように、暗いという意味では光を発するという機能が一つ、もう一つは光のファンタジーですね。来街者、あるいは住んでいる方が見て、和やかな気持ちになってもらう、華やかな気持ちになってもらう、そういった機能をあわせ持つものがモニュメントだというふうに認識しております。 ○竹下ひろみ委員  照明だけではなくて、まちの雰囲気を明るくするために、このような今回、空間基本計画というものを作成するというふうになりまして、エリアマネジメントとかという言葉は聞いていますが、空間基本計画、空間を創造していく、設計していくというんでしょうか、そこに何か落とし込んでいくというような手法というのは、今までの改修工事には見られなかった手法かなというふうに思いますが、こういうコンセプトになったということは、明るさということをイメージした中でのランドスケープデザインということなのでしょうか。その辺ちょっと詳しくお聞かせいただきたいと思います。 ○活田都市計画課長  今回、空間基本計画の策定に至るまでに、地元の皆様と地域の皆様と、もう何十回も協議を重ねた結果、一つの構造物をつくるというのではなくて駅前全体を整備していこう、そういった中で空間計画、全体計画という位置づけで進めていこうというのを地元の皆さんと話し合ってきました。  当然、その中の一つの大きい要素としては、やはり明るさをどこまでまちまで行き渡されるか、まちの入り口としての象徴となるか、そういったところも協議を重ねてきたところでございます。 ○竹下ひろみ委員  先ほどの午前中の御説明の中でも、大塚の〇をコンセプトというんでしょうか、イメージの丸いデザインということで、今回三つのモニュメントと大きなリングが入っているわけですけれども、私は空間基本計画の中でこういうものを落とし込んできたということについては、いろいろな考え方がありますから、こういうデザインで、まち全体を明るいイメージで、来街客も、またそこに生活する人にとってもイメージ的にそこに吸い込まれていくようなまち並みをつくりたいというようなお考えなのかなというふうに思いましたが、いかんせん、概算工事費を見ますと8.8億円ということで、池袋西口公園のリングも当初7億円ということでびっくりしたわけですけれども、それに光のファンタジーも入りますから8.8億円整備がかかると。それから、計画では民間のビルを使って、それをスポットライトで照らすということですので、今後、維持管理経費もかかってくるというふうに感じていますが、8.8億円について、内訳はどうなっているのかお聞かせいただきたいと思います。 ○活田都市計画課長  内訳でございます。8.8億円というのは、今回のランドスケープに係る費用、工事費ということでございます。大塚のほうの大きいリング、タクシープールのところがおおむね3億5,000万円ぐらいということで見込んでおります。また、ロータリーの部分、2番目に大きいところですけれども、これが、工事費が1億5,000万円、商店街の三角のところが4,000万円、都電の脇が5,000万円、そのほか屋根が6,000万円、トイレが4,000万円、電気設備、給水、ベンチ等でその他として1億8,000万円程度ということで、これは基本計画の本当に超概算ということでございます。内訳としては、こういうような形で算定しております。 ○竹下ひろみ委員  三つのモニュメントと大きいリング、それと光のファンタジーだけではなくて、トイレの近くの屋根、JRと都電との屋根の改修費用も入っているというふうに御説明いただきましたが、それにしても8.8億円というのは、かなりの金額ではないかなと。合計19億円の中で、半分とは言いませんが、半分近くの金額がリングとかモニュメントに使われるということについては、物の価値というのは、それを置いたからこうなるとか、それは後々ついてくるものなので、私はある程度の投資は必要であるというふうに思っています。しかしながら、8.8億円というのはとてつもない金額でして、これについての地元の皆さんの合意形成がとれているのかどうか、その辺はいかがなんでしょうか。 ○活田都市計画課長  8.8億円のうちの内訳、先ほど申し上げましたが、リングに係るものですと5億9,000万円ぐらいでございます。ただ、リングだけではなくて下の空間も整備するということですので、リングそのものの値段が5億9,000万円というわけではございません。いずれにせよ、大きい金額でございます。地元の皆さんには細かい数字はまだ出してございませんが、おおむねということで、億単位での御紹介はしておるところでございます。そこについて、地元の方が高いからやめろとか、そういう話は、今のところそういった議論にはなっておりません。 ○竹下ひろみ委員  金額の多寡で、まちづくりを判断するものではないというふうに、私自身も思っていますし、これまで南池袋公園であるとか、それから、いろんな計画の中で功を奏してきたというんでしょうか、その政策について、後追いで人がたくさん来るようになった。そして売り上げが多くなってきて、区に例えばラシーヌも、ある一定程度の金額以上もうかると数%、0.1%でしたか、豊島区に入ってくるというような仕組みづくりも、当初は大丈夫なのかというお話もありましたが、それも功を奏して、整備することによって、投資をすることによってまちづくりとしての認知度が高くなってきたということはわかるので、私もここにリングだけでも今5.9億円というお話がございましたけれども、それ自体を責めるわけではないんですけれども、余りにも今回、池袋西口公園についてもそうなんですが、そういう物にこだわるというんでしょうか、まちづくりの一環として、それが必要なんだという、そこら辺の説明をもう少ししっかりとしていただきたいということと、それからちょっとお聞きしたいんですが、4ページの、4分の4となっている大塚駅北口駅前空間基本計画の概要版の8、光のファンタジーの土というふうになっている、ちょうど大塚の駅から上からのぞいたような絵なんですけれども、駅前広場、フェンスの手前のところにこういう白い壁みたいなのがあるんですが、ほかのところはないんですけれども、この絵についてはついています。大きなパースになるとないんですけれども、これは何でしょうか。 ○活田都市計画課長  まず、では後段の御質問からですけれども、この土と書いている駅前広場の造形ですが、簡易的なベンチを想定しております。これをパースであらわすとこんな形で、要は腰かけみたいなところですね、それが円形になって、それが〇という構成の一部をなしているというような表現でございます。ここもなかなかコストがかかったりする部分もありますので、最終的ということではなくて、基本計画の段階での構想というものでございます。  2つ目のまちづくりの大きな方向性、どれだけ投資すればということでございますが、大塚の連絡会でもお話をずっと続けていた中で、平成20年からやってきまして、話が爆発的に進んだ一つの要因が、やはり区が掲げるアート・カルチャー構想です。アート・カルチャーをまちづくりの基本に据えるという区の大方針がございます。それは多分お金では換算できないものです。しかしながら、お金をどれだけかけてもいいという話ではないと思います。ただ、大塚は特に池袋の例えばアフター・ザ・シアターの機能を担ったり、そういった区の施策の方向性とも合致しているポテンシャルを持っている箇所、貴重な駅前でございますので、こういった投資は必要だというふうに私どもは考えているところでございます。 ○竹下ひろみ委員  駅前の手前のほうの〇になるというイメージの絵は、そこはJRの敷地の向こう側というか、敷地の外だというふうに思いますけれども、結構朝の通勤も人がたくさんいますし、簡易的なので、多分移動型なのかなというふうには想像いたしますけれども、その辺のどういうふうにまちを捉えていくのかということはしっかりと説明していただけるようにしていただきたいというふうに思うんですね。  南口と北口の改良工事がしっかりと終わってから、また新たな大塚のにぎわいというものが出てくると思います。今は正直申し上げまして、南口が先に改良が終わって、人々がそこに集い、そしてにぎわいを想像した以上にTRAMパル大塚に来る機会が多くなったというふうに私も思っていますし、北口については商人まつりであるとかよさこいであるとか、ずっと続けてきたことが、モニュメントがあっても使えるというふうに思いますけれども、まちのにぎわいや祭りをどういうふうに生かして、今までの資源をどう生かしていくのかということを、新たなモニュメントがなければだめなのかというところも含めて、もう少しもっとまちの先を見据えたコンセプトというものをしっかりとお話をしていただく中で、5.9億円のことについても、ではそうですねと言えるようになってもらいたいなと私は応援団の一人としてそういうふうに思っています。  お金を多くかけたからいいものではないし、安上がりというか、道路だけを整備しただけでは、やはりまちのにぎわいは出てこないというふうに思っていますので、光のファンタジーと今、区が推し進めている余り焦点が当たらなかった夜の文化というものをいかに生かしていくのか、どういうコンセプトで大塚の北口がこういうふうになるんだということをもう少し明確にあらわしていただけると、もっと違う応援が、私はできるのではないかなというふうに思っていますし、今、大塚の北口は民間が大変元気で、星野リゾートを初めホテルもできてまいりました。それから、昔から、そこに有名なカフェがあったりして、外で、テーブルでお茶を飲んでいる人たちもいます。最近では、駅前のパチンコ屋が別の量販店ですけれども変わってきました。その手前のセブン-イレブンもいよいよビルの解体に入るというふうに聞いていますので、どんどん南口がよくなったということで、北口も私は今元気をもっともっと出そうということで活気づいているふうに受けとめています。  なので、今回の改良工事を契機として、あのときやはり議論を重ねたけれども、これでやってよかったよねと言われるような、そういう、私たちも町場に出て、皆さんに御説明するときに、何でこれが必要なのかということもしっかりとお伝えできるような、そういう体制というんでしょうか、それをぜひお願いしたいというふうに思っていますので、まだまだこれから実施設計に入っていくというふうに思います。その中で金額が多くなったり少なくなったりするんでしょうけれども、その辺のバランスをよくとっていただいて、駅前だけではなくて、相乗効果で北口のもっと奥のほうまで、そして折戸通りの奥のほうまで、そのにぎわいが延伸していくような、そういう改良工事になることを希望いたしておりますので、モニュメントについての説明を今後また、きょうもう時間もあれですので、きょう1回だけではないというふうに思っていますので、ぜひその辺はよろしくお願いしたいと思います。  質問を終わります。 ○高野区長  今お話のように、この大塚、大変長い長い時間がかかりまして、大塚を考える会、南北通路をまず通すこと、この皆さんの要望が通って、まさに南北通路の開通が、大塚の新しい私は夜明けでないか、そんな思いをしておりまして、それから南口のTRAMパル、大塚の大変広い駅前広場が地下の駐輪場含めて大きく変わってきて、そして、さらにそれが刺激というわけではございませんけれども、北もやはり一体として、今までは南北通路が通ってないときには、完全に南と北が商店街もがらっと違うし、交流がなかったんですけれども、あの開通によりまして北の人たちも非常に南の方の開発に刺激を受けて、私のほうにも再三にわたり何とかならないかという、特に言われたことはやはり暗いというんですね。確かに緑がたくさんあるということはいいことかもしれないけれども、その緑が大きく成長してビルを全部見えないようにしているようなぐらいでありまして、暗い暗い、これを何とかということからスタートして、今回、思い切って南が終わったんで北の開発という形でプロポーザルをいたしました。  そういう中で、確かに四つか五つのプロポーザルがありましたけれども、ほとんどがやはり暗いということ、現地を見まして暗いということに対して、やはり明るい、今、光のファンタジーと言いましたが、そういう取り組みが今大塚のあそこには一番大切ではないかという形の中で選考委員の方々もあの案を採用したわけでありまして、それから、さらにブラッシュアップして、当初はそれぞれのモニュメントが違った、統一性がなかったんですけれども、地元の方々、あるいはまた星野リゾートも本当に都会型のホテルをつくるということで、大塚が大変気に入られてというか、大塚のまちづくり、ぜひやりたいということを含めていらっしゃったんで、十分にオーナー等々にも提案された絵を見せながら御意見を聞きました。また、そのほか地域の方々のいろんな御意見を聞いて、あの大塚の開発はまさにそっくり建てかえるというのではなくて、今の建物を一つずつ生かしながら、それを変えながら、そしてまちを変えていく、そういうまちづくりというのは、恐らく、ほかのところにはまずないのではないかな。大塚の北口はそういう環境の中でまちを変えていく、僕はすばらしいことではないかな。  そういう中で、当初いろいろ統一性がなかったものが大きな大塚の〇ですか、〇という形をうまく使いながら、五つのそれぞれのポイントを考えていこうという、私は、この計画は地元の方にも十分やはり御意見を踏まえた上での新しい開発だというようなことでありましたので、ぜひ期待をしていただきたい。しかも、ああいう駅前に光のモニュメントというところで、今山手線をぐるっと回ってもどこにもありません。大塚らしいものが本当に南と北ででき上がるのではないかな、そんな期待もしているわけであります。  確かに、当初、提案した中ではタクシープールまでは考えなかったんですけれども、今回採用された企業の方はタクシープールもあわせて考えていこう、この提案はすばらしい提案だなということで、恐らく委員の方も高い評価をしたのではないか。今おっしゃったように、大塚の一部分ではなくて全体をやはり変えていくというような、そういうような提案ということが採用され、私はこれから非常に奥深くまちが変わっていくきっかけづくりがまさに生まれるのではないかなと思っております。  ここも発表するまでは本当にかなりの期間、いろいろ内部も詰めたり、あるいは外部の方にも聞いたり、またいろんな御意見を聞いた上でのこういう形で、しかも、それが一つのきっかけになって、大塚のれん街ができたり、あるいはそのほかいろんな形で注目をされまして、今や何か豊島区では一番注目されているまちと言ってもいいぐらいに、こういうチャンスをまさに生かしていくということでありますので、費用の点等々も、一応、お示しいたしましたけれども、今回そもそもが周辺の土木工事を変えようということからスタートでありますので、土木工事、あるいはそのほかを含めて19億円というような経費の額が出ておりますけれども、土木工事等々は国費といいますか、財調とか、いろんな形でできますので、かなりの部分、経費も一般会計の持ち出しは少なくなるのではないかと思っておりますけれども、けれど、やはり10億円を超える金額ですから、これらについては無駄にならないような、本当にそれによってまた新しい大塚が生まれるきっかけになるように、私は今のこういう流れを見ますと、何十倍もかけたお金以上のものが生まれてくるような気がしてなりません。ただ、やはり地元とかけ離れた開発であってはならないということを常に肝に銘じながら、今後も進めてまいりたいと思います。 ○儀武さとる委員  私も、大塚駅北口駅前整備については一般質問を今定例会でしました。それで、北口駅前の整備に当たっては大小四つのモニュメントがありますが、池袋西口公園のリング状屋根のモニュメントのように巨額な費用がかかるのではないかと懸念する声もありますがと一般質問しましたけれども、まさに案の定といいますか、8.8億円の巨額の費用がかけられているということなんですね。  ちょっと確認したいんですけれども、光のファンタジーについてなんですけれども、このパース図ですとか、それからいろいろモニュメントの図を見ますと、光のファンタジーのところでは朝の10時から夜の9時までは赤、オレンジ、黄色、緑、ブルーとさまざまに色が変化するようになっていまして、土、金、水、木、火とそれぞれ模様が違うモニュメントになっているんですけれども、これイメージとしては1カ所で何か操作してそういうふうになっているのか、個別にみんなそれぞれ設定してそういうふうになっているのか、その辺のちょっとイメージをまず教えていただけますか。 ○活田都市計画課長  モニュメントについては、日没30分前から午前1時ぐらいをめどにということで考えております。  光の調整ですけれども、今のところ個別でできるものは個別でしたほうが安価になるのではないかというところもありますので、個別というふうな形で考えておりますが、これも基本設計、実施設計の段階で詳細に詰めていきたいというふうに思っております。 ○儀武さとる委員  それから、ランドスケープデザインなんですけれども、光のファンタジーでは5億9,000万円ということなんですけれども、これは先ほど工事費だというふうな説明のされ方をしたんですけれども、これのデザイン・設計料は別に上乗せされているんですか。 ○活田都市計画課長  デザイン・設計料は当初のランドスケープの委託の中に入っておりますので、別途委託以上にかかるものではありません。 ○儀武さとる委員  そうすると、委託費というのは幾らでしたか。 ○活田都市計画課長  基本計画の策定は約600万円でございます。
    ○儀武さとる委員  それから、ランニングコストが一番心配なんですね。これだけ光をいろいろ工夫して点滅する。1カ所でするか、それぞれ個別にするかによってもランニングコストが変わってくるとは思うんですけれども、全体としてランニングコストはどのぐらい見込んでいるんでしょうか。 ○活田都市計画課長  現在の基本計画での光の調合ですと、大体1年間で500万円弱かかるというふうに算定しております。 ○儀武さとる委員  光熱費だけでなくて維持管理費全体で幾らになるのか教えていただけますか。 ○活田都市計画課長  基本的に維持管理も含めてという、ほとんどが光熱費だというふうに考えております。維持管理がほとんどかからないような素材を使って、整備をしようというふうに考えております。 ○儀武さとる委員  それから、民間のビルの屋上を借りてライトアップするということなんですけれども、これも維持管理費がかかると思うんですが、どのぐらいを見込んでいるんでしょうか。 ○活田都市計画課長  こちらについては今後ビルオーナーに相談、お話をする中で明らかにしていきたいと思いますので、今のところ幾らというふうに算定しているものではございません。 ○儀武さとる委員  いずれにしても、ランニングコストはもっと膨らむ可能性があるということだと思うんです。  それから、このパース図を見ますと、現在、大塚駅北口周辺には、皆さんが巨木というような表現をしているんですけれども、木がいっぱいあるんですけれども、これは現在、何本ありますか。 ○活田都市計画課長  済みません、何本あるかちょっと定かではないというか、数えたことはないんですが、きのう、たまたまちょっと行ったんですが、15本から20本ぐらいあるのかなという、ちょっと印象でございます。申しわけございません。 ○儀武さとる委員  実は、私も行きまして数えましたら25本あるんですよ、周辺にね。きのう、本当に暑くて大変だったんですけれども、やはり結構待ち人といいますか、待っている方が木陰で涼みながら、いろいろ、人が何人かたむろしたりしまして、パース図のようになってしまいますと、本当に緑が少なくなってしまうなということなんですけれども、この樹木をどのぐらい撤去することを考えているんでしょうか。 ○活田都市計画課長  まず、済みません、本数については大変恐縮でございます。私も行って、木陰で休んでいる方は誰もいなかったんですね。休んでいるとしたら、多分、中央連絡通路のところのほうが涼しいので、ほとんどの人がそこにいたような印象がございます。  さて、樹木の本数でございますが、今、基本計画の段階では、ちょっと減らすということの方向性だけで、それを具体的に何本だということまでは行っておりませんが、おおむね10本程度は減るような形になろうかというふうに考えております。 ○儀武さとる委員  10本程度ということなんですけれども、このパース図は、本当に樹木がほとんどないですよね。木がなくなると、その分だけ照り返しですとか、これから、本当に気候変動もありますし、地球温暖化といいますか、特に駅前は暑いので、やはり樹木はきちんと残すと、そして剪定をしっかりとやっていくと。そうすることによって、陰にならないというか、そういうこともつくることが可能だと思うんですけれども、樹木をできるだけ残すと、そういう方向を確認してよろしいでしょうか。 ○活田都市計画課長  今回のランドスケープデザインの検討の中で、地元の皆様の御意向の中には、視覚的に陰になるようなところに木がある、木があるから陰になる、暗いだとか、そういった話もございましたので、今の本数を維持するというのは、なかなか地元の皆様の意向にはそぐわないのかなというふうには思っております。  今後、基本計画から基本設計に移りますけれども、その中で適切な本数については、再度検討していきたいと思います。 ○儀武さとる委員  それから、豊島区のみどりの基本計画では、大塚地域の地域別方針、キャッチフレーズ、これはどうなっているでしょうか。 ○活田都市計画課長  今回の資料の基本計画のページ、4分の1の別紙2のところでございます。みどりの基本計画、3)上位計画のところで書いてございます。このとおり読み上げますと、地区別の方針、大塚地域でみどりのキャッチフレーズですが、「色とりどりの花に包まれ、人々が交流する花と緑の美しいまち」ということで4点上げられてございます。 ○儀武さとる委員  この方針に照らしますと、例えば商店街のモニュメントも、現在ツツジ等、花がありますけれども、サツキだ、サツキが咲くころは大変きれいで見ばえもするんですが、現在、見ますと草が覆いかぶさっているんですよ。ですから、本当にこの地域別方針に照らすと、私は四季折々、いろんな花が咲いて、それをきちんと管理することが大事だと思うんです。それから、駅周辺前の樹木もきちんと管理して剪定もすると。この方針に照らすなら、そういう方向でやるべきだと思うんですが、緑と花がいつの間にか光のファンタジーにちょっと変わっているんですよね。この辺は北口連絡会、どのような議論がされたのか。緑と花を残す、こういう話は、議論はなかったんでしょうか。 ○活田都市計画課長  連絡会では、緑を残すという話も、当然、出てきております。今回ちょっとパースの見せ方もあるかと思いますが、当然、空間の基本計画の上位計画に上げていますので、緑をないがしろにするというわけではございません。残すべき緑は残し、地元に任せ、四季を感じられるような空間も当然一緒につくりながら設計を進めていきたいというふうに考えております。 ○儀武さとる委員  それから、都電のモニュメントもあります、三角地帯。補助82号線の接続している三角地帯なんですけれども、ここ今、定期の有料の駐輪場なんですけれども、現在、何台ぐらい登録されているんでしょうか。 ○柴土木管理課長  都電の横の三角のところでございますね。そこですと140台ということになっています。 ○儀武さとる委員  140台と。ここを全部、駐輪場をなくすわけで、モニュメントをつくるわけなんですが、ここも都電沿線沿いでせっかく貴重な土地ですので、ここに本来なら先ほどの「色とりどりの花に包まれ、人々が交流する花と緑の美しいまち」と、そういう地域別方針に照らして、ここもやはり駐輪場を一部残しながら、きちっと緑と花をしっかり整備していくと、そのほうが上位計画の方針も矛盾しませんし、私は、ここはそのような方向で整備すべきだと考えるんですけれども、いかがでしょうか。 ○活田都市計画課長  上位計画には駐輪場をふやせとか維持しろというのがないと思いますので、駐輪場はほかのところで代替すればいいかなというふうに考えております。  一方で、花と緑については、このパースには表現されておりませんが、都電沿い、都電の側のほうには例えばバラを植栽して地元の皆様と一緒に育て上げるというようなことは想定をして考えております。 ○儀武さとる委員  私は今、北口駅前周辺の話をしているんで、ほかの話はしてないんですよ。そこは花と緑はふえるんですか、減るんですか。 ○活田都市計画課長  今御指摘があったのが都電の三角地のところの駐輪場がということでしたので、都電の三角地の駐輪場はなくしてモニュメントを置きますけれども、一部都電に面する側についてはバラを整備する、そして地元の皆様と育て上げるという構想を持っているというものでございます。 ○儀武さとる委員  この地図を見ますと、駐輪場は新たに整備されるところがあるわけですよね。ここは植栽があるんですけれども、そこの植栽はふえるんですか、減るんですか。 ○活田都市計画課長  こちらについては、植栽の部分が駐輪場になりますので、結論としては緑の部分が減るというふうに考えております。 ○儀武さとる委員  やはり上位計画、花と緑、美しいまちという、この点から見ても、この計画はちょっとおかしいですよ。光のファンタジーというふうになっているんですけれども、緑と花が減る、これは、非常に私は問題だと思っています。  それから、アフター・ザ・シアターという表現が、何カ所が見られるんですけれども、ここは、私は駅周辺には劇場がありませんし、アフター・ザ・シアター、これはどこからこういう考え方が出てくるのか、ちょっと説明していただけますか。 ○活田都市計画課長  大塚には劇場は何カ所かございます。これはメジャーな劇場ではない部分もございます。萬劇場等、劇場はございます。また、池袋には大変劇場が多いので、池袋で見た方が大塚に泊まる、そういったストーリーも考えられるというふうに思っております。 ○儀武さとる委員  池袋から大塚へ、わざわざ終わって大塚まで来る方いるんでしょうかね。そんなデータはあるんですか。 ○活田都市計画課長  データはございませんが、そういったまちづくりを進める。アフター・ザ・シアターというのは、池袋だけではなくて池袋を基点に、あるいは劇場、シアターを基点に夜のまちが広がるというイメージでございますので、今そういうデータがないからやらないという話ではなく、これからまちをつくっていくという意味でもチャレンジしていきたいというふうに考えております。 ○儀武さとる委員  これからチャレンジしていきたいという、そういう希望なんですが、私は本当に翌日仕事もありますし、観劇したら余韻は確かにありますけれども、みんながみんな、そんな一杯飲みに行くというわけでもありませんし、本当に池袋で終わったら早く家に帰りたいと家路につくと、そういう方がたくさんいらっしゃるのではないかなと思うんですね。今大塚、一般質問でしましたけれども、大塚のれん街で本当に大きなちょうちんを出したり、深夜の2時、3時、4時まで営業していたり、本当に明け方まで騒音、それから大声を出してうるさいという、こういう苦情もいただいて、一般質問もしました。その後、担当課長はちゃんと指導もして、きのう、私も再度確認しに行ったら、路上に出ていた大きなちょうちんはなくなっていました。一定改善されてはいるんですが、でも、まだまだちょっと看板の文句など、「精つく運つく女つく」という看板は相変わらず出ていまして、区民から何とかならないかなと、まるで、住宅地が飲み屋街になると。奥行きのあるまちづくりというんですけれども、奥にどんどん飲み屋が広がっていったら住民は困ると言っているんですよ。こういうまちづくりはやってほしくないと。これが私は地元住民の声だと思います。  それから、課長の報告では7月29日説明会を開くということでしたけれども、これは、場所はどこでやるんですか。 ○活田都市計画課長  まず、看板については、僕もきのう確認をしましたので、所管とちょっと調整をしたいと思います。  説明会でございます。7月29日の18時30分から東部区民事務所の会議室で行う予定でございます。 ○儀武さとる委員  東部区民事務所、6時半にやるということなんですけれども、そうしますと、周知はどのように考えているんでしょうか。 ○活田都市計画課長  今週、早い段階で、地元の皆様にはポスティング、それからホームページでも周知をこれから、きょう、あしたでしたいというふうに考えております。 ○儀武さとる委員  どの辺の地域まで考えているんでしょうか。 ○活田都市計画課長  基本的には連絡会の町会の範囲というふうに考えております。 ○儀武さとる委員  では5町会ということだと思います。ぜひ、区民の方は、この大塚駅の北口駅前の整備については大変関心も強いですので、ぜひ区民の声をしっかり聞いて、駅前整備に生かすと、そういう立場に立っていただきたいと思います。  それから、トイレも移設するんですけれども、トイレの仕様といいますか、これはどんなふうに整備する予定でしょうか。 ○活田都市計画課長  トイレの整備ですが、現状のトイレはあんまり清潔感もなく、あと男女の部屋の境もないんですね。ですから、そういったところを改善したいと思っています。便器の台数についても、できれば多目にということで考えております。  基本的には男女のトイレとだれでもトイレ、その三つの区画でトイレの台数も検討していきたいというふうに思っております。 ○儀武さとる委員  本当に誰もが使いやすいトイレ、安全で安心で使えるという、そういうトイレに整備していただきたいと思います。  財源なんですけれども、モニュメントのほうはどのように考えているんでしょうか。 ○三沢財政課長  現在、所管課のほうで検討を進めております事業計画をよくよく今聞いているところでございますが、今のところモニュメントに係る財源につきましては、まだ、未整理の状態となってございます。いずれにしましても、今の段階では国や都費などの特定財源、あるいは財調のほうで算定されるという見込みがちょっとまだ薄いかなと考えておりますことから、経費のあり方から含めまして、よく調整を図りたいというふうに考えているところでございます。 ○儀武さとる委員  特定財源が見込めないので調整したいということなんですけれども、結局は、一般財源を投入せざるを得ない。池袋保健所の移設もそういうことでした。だから、本当に来年度から借金が400億円台、貯金は300億円台で、この4年間、今後130億円台の借金超過といいますか、大変な財政運営を強いられる中で、一般財源が、またまたここで大きくふえるということで、私は本当にそういう点では、こんなに巨額をかける必要が、こういう点から見ても本当にかける必要があるのかなと。これこそ本当にそういう精査をするというなら、きちんとメスを入れる、こういう立場で臨むべきだと思います。  いろいろ言いたいことはありますけれども、ちょっと大塚駅前の空間整備といいますか、大きな大リング、光のファンタジーについては、本当に8億8,000万円というのは、本当に高過ぎると。区民はまだまだ知りません、このお金のことは。それから、緑と花のまちづくり、四季折々の花を楽しむまちづくりが光のファンタジーになぜ変わったのか。それから、北大塚二丁目の区民からは、今のまちづくりで知り合いが次から次へと転居して知り合いが少なくなって、逆に客引きが多くなってきて大変困ると、不安だと、こういう話もあります。それから、住宅地で2時から4時まで、明け方まで本当に飲み屋がふえるということは、まちづくりの視点から見ても本当に困ると。やはりまちづくりというのは、区民の声をしっかり反映させるべきだと、今でもこういう意見が私どものところに寄せられています。ですから、私はこの8.8億円は非常に高過ぎると、基本的には根本的から見直すべきだと考えます。その点いかがでしょうか。 ○活田都市計画課長  連絡会でも話をしてきましたけれども、客引きがふえているという話は、やはり議論されております。なぜ客引きがふえているのか、やはり暗いというふうになるんですね。ですから、花と緑という調整もありますが、まず、まちを明るくして、残すべき緑は華やかに残していく、こういったまちづくりの提案を申し上げているものでございます。  また、飲み屋をふやすというのを区の方針として掲げているわけではなく、民間ベースでリノベーションした、そういうものが発現をしております。それを否定するわけではないんですが、それを推進するという立場では区はございません。むしろ、そういった新しいものに対して、地元のルールにのっとって、ともにまちづくりを進めていくというのが区の責務だというふうに考えております。 ○儀武さとる委員  済みません、ちょっと発言やめるつもりだったんですけれども。暗いという話は、先ほどトイレの周辺のお話でしたですよね。ですから、あそこに大きなリングをつけるということだと思うんですが、確かに商店街の入り口にリングをつける、あそこは暗いところもあることはあるんですけれども、やはり、ここに本当にモニュメントとリングだけで8.8億円をかけるというのは本当に高過ぎますよ。  私の地域も、大親公園ですとか駒込七丁目児童遊園、二丁目にある公園も、ここを特定整備路線で、二つの公園、半分以上はなくなるんですよね。妙義児童遊園もなくなるということで、もう本当に池袋西口と大塚駅北口では、巨額の費用をどんどん投入するんですけれども、片一方では公園がどんどんなくなっているわけですよ。区のみどりの基本計画では、やはり緑をふやそうということですので、公園が減るということは、これは周辺の住民からするととんでもないと、そういう怒りの声のほうが強いんです。この計画はぜひ見直すべきだと思います。 ○ふるぼう知生委員  まず、概算工事費ということですけれども、今いろいろと議論がありました。トータルで19億円というふうなことでございます。三つのセクションに分けて書いてありますが、今ちょっと私、この数字に対して批評できるようなまだ論理も持ち合わせておりませんので、先ほど課長のほうから大リングは幾らとかというようなところもございました。そういったもう少し細かい内訳みたいなものを資料として提供していただきたいと思いますけれども、いかがでしょう。 ○活田都市計画課長  基本計画の段階ですので、どこまで精度がというところもございますが、その辺も含めて概算ということで経費は内訳出していきたいと思います。 ○ふるぼう知生委員  では、よろしくお願いいたします。  それで、2ページ目の基盤整備計画概要図でいろいろと書いてあるんですけれども、ちょっと気になる点で、まず4番目の横断歩道の集約化による歩行者の安全の確保ということで、これは今の横断歩道を、これどれくらいですかね、1.5倍、それ以上ですかね、広げるということなんですが、これは割とラッシュアワー時といいますか、通行者が多いときに、結構、通る方が多くて車がずっととまっているという状態が見受けられるんですけれども、広くすることによって、ますます通行者が多くなるんですけれども、その辺の車との関係性みたいなものについてはどのように検討されているんでしょうか。 ○活田都市計画課長  御指摘の基盤整備計画の概略図の④番ですけれども、④番、二つの指摘の線がございます。1つ目の横断歩道は廃止をして、それで集約をするという形です。これは警視庁とも話をしているんですけれども、近い位置に横断歩道が二つあると非常に危険だと、であれば集約したほうが安全だという警視庁の指導も含めて、こういった形で計画をしているものでございます。 ○ふるぼう知生委員  安全性は確保できますけれども、車が渋滞とまではいかないのかもしれませんが、その辺のちょっと懸念はどうでしょうか。 ○活田都市計画課長  こちらは現在のところ、今までなかった信号をつけるだとか、そういったところでのコントロールをしていきたいというふうに思っております。 ○ふるぼう知生委員  はい、わかりました。ではその辺、よろしくお願いします。  それで、5番目ですけれども、JR-都電間の、これは上屋設置というふうになると思うんですけれども、こちらに関しては以前から御報告いただいておりまして、都電を利用されている方がJRに連結しやすいように、雨が降っているときも傘なくということで、トイレを壊してということで上屋を設置していただけるようになっていると思うんですけれども、要するに庚申塚のほうに向けての都電の乗降客は、それはしっかり連結されているんですが、反対側の都電の向原に行く側のほう、そちらのほうからも、もちろんJRのほうに連結するという方いらっしゃるんですけれども、その辺が前からずっと要望させていただいているんですけれども、今どういう状況ですかね。これは可能なんでしょうか。 ○活田都市計画課長  委員を含めて、複数の区議会議員の先生から御相談受けている案件でございます。こちらについては、所管が東京都の交通局でございます。要望があることは伝えておるんですが、なかなか現実的な検討ができていない状況でございます。 ○ふるぼう知生委員  なかなか、そういったところで壁が高いのかもしれませんけれども、ぜひとも、やはり片方だけというところでは不完全だと思いますので、ぜひ今申し上げたことを粘り強く交渉していただきたいと思います。よろしくお願いします。  それから、9番の自転車駐車場の再配置ということなんですけれども、これについて、ちょっと詳しく御説明いただけますか。 ○活田都市計画課長  こちらについては、一番大きい点は駅前のロータリーの周辺に駐輪場がございました。そこを基本的にはほとんど廃止をして、この図示している⑨のところに再配置をする予定でございます。また、都電脇の定期の駐輪場、こちらも廃止をして、再配置をするものでございます。  ただ、南口に地下の駐輪場ができて、結構、余力があるというところもありますので、同じ台数を再配置するというのではなく、自転車の南北の行き来もしやすくなることから、一部は南口の地下の駐輪場に誘導するようなことも想定しているところでございます。 ○ふるぼう知生委員  その辺はずっと議論してきたところで、では現在、南口の地下の駐輪場、これは定期として契約している方が、現在キャパがどれくらいあって、契約者が何名で何%ぐらいなのか、どれぐらいあいているのかというのをちょっと教えていただけませんか。 ○柴土木管理課長  6月末現在なんですけれども、63%の利用率で、700台中大体560台ぐらい埋まっているという状況です。 ○ふるぼう知生委員  63%ということでは、残りまだ結構あいているというところでございますんで、こういったことをひとつきっかけにぜひ誘導していただけたらというふうに思うんですけれども、ではそうしますと、具体的にロータリーのそばにあった駐輪場というのは、都電沿いも含めて、今まで何台整備していて、今回、整備をして何台になるのかというところはわかりますか。 ○柴土木管理課長  今回、工事で撤去する予定の駐輪場ですけれども、大塚駅前の北口路上自転車駐車場、こちらが272台、収容台数がございます。それから、先ほどの三角の都電脇の駐輪場、こちらは大塚駅北口第一自転車駐車場になりますが、こちらが定期利用140台ということで、この定期利用の140台を大塚駅南自転車駐車場、現在560台ぐらいですので、140台でちょうど700台になるのかなというところでございます。そして、大塚駅北口路上自転車駐車場、272台分なんですけれども、別紙の図面にありますように、自転車駐車場再配置ということで、黒い細長い棒のような図で3カ所ありますけれども、その3カ所がおおむね200台ぐらい、今計画をしているところです。それ以外の72台の部分につきましては、大塚駅北口第四自転車駐車場もしくは北口第二自転車駐車場の増設で対応したいというふうに考えております。 ○ふるぼう知生委員  わかりました。いろいろと計画的にやっておられるようで、台数も何かうまく計算が合うような感じですので、ぜひとも計画どおりに行きながら、南口の駐輪場のほうに、最終的にはしっかり誘導されていってほしいなということを希望いたします。  それで、あと最後は光のファンタジーというところなんですけれども、これはいわゆる最初に聞いたところから、また今回詳しく駅前空間基本計画という概要版も出ているんですけれども、これは木火土金水というんですかね、この説明というのは、そもそもプロポーザルのときにあった概念ですかね、どうなんでしょう。 ○活田都市計画課長  プロポーザルのときは五行の考え方は示されておりませんで、そもそも、中央のロータリー部分は水盤、モニュメントではなかったんですね。ですから、我々との協議の中、あるいは連絡会での協議の中で、こちらもモニュメントとして、モニュメントの位置づけを、それぞれを考えていこうという中で五行の発想が出たということでございます。 ○ふるぼう知生委員  では、区のほうからの提案のようなことで、地元の方々も、ではそれで大丈夫だと認識されたということでよろしいんですね。 ○活田都市計画課長  地元の皆様には何度か報告をしておりますし、先月は区長が地元に直接伺ったりしております。その中でも、特にモニュメントについて、これではだめだという話はなく、まさにこういったことが進んだほうがいいというような意見ばかりだったというふうに認識しております。 ○ふるぼう知生委員  そうしましたら、これを整備するといたしまして、なかなか、しかし、一般の地元の方は、これを説明して、地元の方もちょっとわかりにくいかもしれないですけれども、来街者の方はますますわかりにくいといいますか、ですから、何かわかりやすい名前をつけるとか、火のファンタジーとか、わからないですけれども、そういう工夫が必要かと思うんですけれども、その辺はどうでしょうか。 ○活田都市計画課長  大変恐縮でございます。今そこまで、委員のアイデアのレベルまで発想がなかったものですから、今後、公募だとかネーミングライツ等あるかもしれません。そういった多角的な検討をしていきたいと思います。 ○ふるぼう知生委員  ぜひお願いします。せっかくつくるということであれば、そういうふうなことで、話題性を呼ぶような形で工夫してもらって、やはり光のファンタジーということでやる意味としましては、商店街として奥行きを広く持ちたいといいますか、北口商栄会だったら一方通行のラインがあるんですけれども、そこだけではなくて、もっと折戸通りのほうにも行ってもらえたらとか、商店街をどんどん奥行きを持ってお客さんに来ていただきたいというのが、そもそもの目的だと思うんですよね。そうであるならば、せっかくつくるものをしっかりうまくアピールしてもらって、名前なりなんなり話題性をつくっていただけたらというふうに思いますので、ぜひ、その点は工夫していただきたいと思います。  最後に、あと光のファンタジーで夜景のイメージパース2のほうですけれども、真ん中のモニュメントに近くの近隣のビルからライトアップしている絵があるんですけれども、先ほど、課長は地権者の方とはこれからというようなお話を、これから協議をというお話がありました。私はたまたまちょっと地権者の方とお会いする機会があって、北口どうなんですかと言われたんで、ちょっとこの図を見せましたら、あれ、話を聞いていないよという話になりまして、ただ、別に怒っているかということではなくて、ただ現実的に大丈夫かなというようなことをちょっとおっしゃっておられるところもございました。そういった相談みたいなのは、今後どういうふうになっていくんでしょうか、具体的な日程みたいな件では。 ○活田都市計画課長  今回、議会のほうで報告をさせていただきましたので、直ちにアポイントをとって、説明に伺う予定でございます。 ○ふるぼう知生委員  はい、わかりました。ちょっと私のほうが、情報提供勇み足だったのかもしれませんけれども、聞かれたことですので、そういうふうなことで、ぜひ説明をしっかりやっていただきながら、なるべく今申し上げたようなことで、今非常に、もともと私はあると思っておりました大塚のポテンシャルが、本当に区長を初め、多くの方々にいろいろと御協力していただき、投資をしていただいて、一気に花開くというふうなところまで来ているというところでございます。ぜひとも、金額ということに関しましては、私もこれからまた精査していきますけれども、投資に見合った分、またさらにまちの発展につながるように、ぜひまた今後ともよろしくお願いしたいと思います。 ○高野区長  そもそもが、先ほどもお話しましたけれども南北通路の開通から始まって、そして南のTRAMパルの開発、そして、さらには北口の人たちが、本当に今まで長い要望等々、それがやはり今回整備が加速してきたというか、何しろ早くやってくれ、やってくれというような、せっつかれたわけでありまして、当初は北口の人を主体にしていろんなお考えを聞きました。それで、いろいろプロポーザルで出されたものを検討した中で、これが今最優秀賞というか、北口には一番合うのではないんですかというような説明をいたしまして、大変いろんな面でもたくさん御意見いただきましたけれども、それが、だんだん北口としての意見はまとまったという、さらに、今度、南口の人たちにも、やはりいろいろ南も北も一体でやはり大塚というような形でなければ、私は大塚の整備にならないと思っておりまして、南の方のいろんな御意見もまたお聞きをしてというような、ここまで至るまでには本当にこんなに地元の方々の熱意というのがあらわれたまちづくりというのは、そう僕は余りないような気がいたします。それだけ大塚の人たちというのは日々いろんな交流がたくさんあるんだなということを改めて感じると同時に、何しろ明るく、今までにないような形の整備で、それが、大塚全体が変わっていくような、そんな意見がここまで集約されて、ただこの意見ができていますけれども、警察協議がまだ残っているんですね。ロータリーですから光の出し方と、恐らく上からビルからやるのも警察が許可するかどうか、これも詰めていかなきゃいけないし、それからできるだけ明るくということで真ん中のロータリーのところを間接照明でというような案ですけれども、これもまだ警察協議が済んでおりませんので、これら、特に光に関しては交通等々のいろんな影響があるので、相当、まだ壁が高いところもあろうかと思いますけれども、こういうイメージで、こういう形でという形で、できるだけ早く議会にもお示しをしたいということでありますので、金額等々も、これもまだ大ざっぱな形でありますので、これから詰めていく、御意見賜るということで、これに決まったからこうですよではなくて、そういうような形で今進めているわけであります。  前にもお話したように、こんなにやはり地元の人たちがまるっきり再開発でやるという形ではなくて、今のところをどうやって生かした形でやるか、これが本当に理想的なまちづくり。というのは、地元の人がそこに住んで、そして開発して、まちをにぎやかにしていくというような形は、私はこれからのまちづくりのお手本になるのではないかと思っておりますので、ぜひ、これらをできるだけ皆さんにもどんどん御意見もいただきながら、いいまちづくりのモデルになるように、ぜひ大塚はしていきたいという思いを持っておりますので、どういうふうにまた変化していくかわかりませんけれども、いろんな面で前向きに捉えて、いい大塚をぜひつくりたいと思っておりますので、よろしくお願いします。 ○細川正博委員  今も再三いろいろお話が出ているんで、北口連絡会の方々の強い思いというのは、私もお話伺っておりまして、すごく感じております。この大塚の整備は、本当に私自身も相当期待をして、これからいろいろな審議が出てくると思いますけれども、臨んでいきたいなというふうに思っております。  まず、先ほどふるぼう委員からの御質疑の中で南口の駐輪場の契約状況について、数字の説明があったんですけれども、ちょっと数字が合わないと思ったので、再度確認したいんですが、先ほど700台中560台埋まっているということの説明だったと思うんですが、それで利用率が63%ということで、これは算数をすると合わないんですが、きちんと数字を示していただきたいんですが。 ○柴土木管理課長  済みません、利用率については63%ということなんですけれども、台数については、ちょっと勘違いしていたと思います。6割ということで理解していただければと思います。 ○細川正博委員  それを前提に質疑を多分ほかの委員もなさっていると思うんで、数字を出すときは、ちょっと慎重に出していただけるとありがたいなというふうに思います。  それで、私から、まず全体の計画について、もう少しちょっと御説明いただきたいんですけれども、今回の資料の1ページ目、ここに整備スケジュールということで、3番目に上がっているんですけれども、今は30年の7月という段階に来ているわけですけれども、今後、工事に入るのが31年度入って4月から工事をすると。その後、完成の時期が、何か曖昧な矢印になっているような気がするんですけれども、これはどういうスケジュールになっているのか御説明いただけますでしょうか。 ○松田道路整備課長  工事に関する御質問に対してお答えいたします。  まず、こちらのほうの1ページ目に載っております駅前広場基本実施設計、こちらのほうで図面を固め、数量を拾って、なおかつ区の職員が積算を行って、今、現在載っていますスケジュールでいけば、平成31年の第1回定例議会において、議会案件として、駅前広場の工事を出そうというふうに考えてございます。  それがうまくいきますと4月から工事スタート、つまり1定で議決をいただければ、4月から工事に入れるわけでございますけれども、ちょっと現在ではまだ、一般的な道路工事の部分についてはあらかた工程が読めるんですけれども、あるいは上のほうのリングであるとかモニュメントであるとか、製作物はこれから実施設計を行う中で材料をどういうものにするのか、足をどうするのか、基礎の大きさをどうするのか等々を決めていくものでございまして、本当は気持ちとしてはオリンピック、32年のやはり7月に開催されるということであれば、そこに間に合わせるのが、一番事業効果が高いというふうに考えているわけでございますけれども、今ちょっと工事内容だけ見ると、少しその辺が若干残ったり、後回しにするところが出てくるのではないかというようなところもありまして、こういうような表現になっているというものでございます。 ○細川正博委員  当初、オリンピック・パラリンピックまでには間に合わすということだったと思うので、それは、今御説明で、ある程度、工期が押してしまうのは仕方ないかもしれませんけれども、一部だけでも完成させるとか、その辺はちょっと内容の工夫をしていただければと思います。  それで、矢印が二つ出ていて、周辺道路基本・実施設計も同じ時期にまさにやっていると思うんですけれども、これが途中で矢印が1年以上飛んで、32年度のまた、これは駅前広場整備工事が終わった後ということなんですかね、それともこれ並行してこの工事が行われているということなのか、ここも御説明いただけますでしょうか。 ○松田道路整備課長  この白塗りの駅前広場整備工事というのは、これで1本契約を出そうというふうに、今想定してございます。その下、灰色の周辺道路整備工事につきましては、これはモニュメントとかということではなく一般的な道路工事になりますので、これは別途工事のほうを出そうと思っています。  2ページ目、A3の全体図の中でいいますと、駅前広場に関する部分が、今こちら32年の7月、8月あたりを目途に行おうと思っている内容でございます。一方で、東側の車道の一方通行化だとか書いてある部分につきましては、こちらは周辺道路の中に含めて、駅前広場工事が終わった後に引き続き工事を行っていこうと、現在は、そういうふうに想定しています。 ○細川正博委員  そうすると、同じ2ページ目の図面の中で、整備スケジュールの中で二つ矢印が大きくありますけれども、この中で駅前広場整備工事に含まれるものと、周辺道路の工事に含まれるものと2種類あるというふうに理解したんですが、周辺道路整備工事に含まれるのはどの部分でしょうか。 ○松田道路整備課長  御説明しますと、まず今申し上げました東側の車道一方通行化、南と北とを結ぶ、こちら区道部分のところが1カ所で、その後に、実はちょっと想定していますのが、西側、この図面でいいますと左側になるんですけれども、空蝉橋へのアプローチの下、今自転車の駐輪場に擁壁の下になっているところでございますけれども、このあたりも道路整備を引き続き行っていきたいというふうに考えてございます。  もう一つは、折戸通りから補助79号線側の、今これも開発なんかがされているところがございますけれども、こちらのほうもできることであれば、一体的に歩道拡幅整備をすることで面的な整備ができていくのではないかというふうに想定してございます。
    ○細川正博委員  済みません、ちょっと場所がよく最後の説明はわからなかったんですが、今御説明いただいた形の一つが、⑧というふうに番号が振られている車道の一方通行化のところだと思います。2点目のところというのは、番号とか色は塗られていませんが、②の西側あたりのことだったのかなというふうにわかりました。3番目のところは、この図面の北側というか、歩道の拡幅と書いてあるところのことを指すのか、それとも、それをさらに越えたところを指しているのかがちょっとよくわからなかったんですが、御説明いただけますか。 ○松田道路整備課長  大変申しわけありません。こちら色がついています、今、委員御指摘の歩道の拡幅が折戸通りまで、こちら拡幅することになっているんですけれども、こちら折戸通りから先の、都道の小石川西巣鴨線というのが延びていきまして、都市計画道路でいうと補助79号線という太い道路があるんですけれども、その補助79号線と折戸通りで挟まれた区間の、こちら色は塗ってないんですけれども、上の部分の道路について、工事を行う予定にしてございます。 ○細川正博委員  ごめんなさい、僕ちょっとわかってなくて。歩道の拡幅で色を塗られてないところの、この色塗られているところというのは、要するに一心病院の前ですよね。その一心病院のところよりもさらに東側に進んだところということでしょうか。ということですので、済みません、わかりました。  それで、今整備工事の範囲を、お話を伺いました。その中で、今お話ありました⑧の車道の一方通行化ということなんですけれども、これは南口側ですね、既にタクシー乗り場、タクシープールとかあるような場所にも影響してくるのではないかと思うんですが、この辺は、図面には特に反映する場所はないんでしょうか。 ○活田都市計画課長  今回の整備で、南口側を表現しているもの以外は整備をしませんので、これで形状が変わるということではございません。 ○細川正博委員  道路の形状は変わらないということでわかりました。ただ、これは、今まで対面通行だったものが一方通行化になるということは、当然ながら、車の利用者の方々には、かなり影響がある話になると思うんですけれども、この辺は先ほどの北口の御説明をなさる、5町会のところにやるということでしたけれども、南口側の方にも当然こういった説明は必要になってくると思うんですが、一方通行化についての南口側への説明ですとか、あと車の利用者に対しての周知というか、そういったものはどのようになさる予定でしょうか。 ○活田都市計画課長  今回7月29日に予定している説明会ですけれども、基本計画の概要ということで、説明をさせていただいております。先ほど来申し上げておりますが、実は、基盤整備の警視庁協議が全く終わっているという状況でございません。したがいまして、一方通行も確定ということではございませんので、とりあえず7月29日は、一方通行の話をメーンにするということではございませんので、そういった意味で説明の対象者は絞っていきたいと思います。  しかしながら南口も、先ほどちょっと申し上げませんでしたが、声をかけていきたいというふうには考えております。 ○細川正博委員  今後、声をかけていくということですので、ぜひお願いをいたします。当然、北口を利用する南口の方もいらっしゃいますし、逆もしかりですので、その辺は、ぜひ説明の範囲も少し広げて考えていただければと思います。  それで、先ほど来、基本計画の概要版についての御説明をいただいているわけなんですけれども、これの本体の基本計画というのは、いつごろ完成するんでしょうか。 ○活田都市計画課長  ほとんどできているんですけれども、基本的には警視庁協議が終わった段階で、パースを入れ込んで製本をして完成品という形で考えておりますので、7月終わりか8月になるかなというふうに考えております。 ○細川正博委員  では、基本計画がまたでき上がったときに、そこは詳しく拝見したいなというふうに思っております。  それで、あと、今回のコンセプトを示しているところがありますよね。3ページ目の2の2)大塚駅北口駅前空間整備のコンセプトということで、③のところに外国人を含めた多様な来街者の受け入れ環境の向上というコンセプトがうたわれているんですが、3の基本計画の配慮事項とかのところに、特に外国人対応のこととかが余り触れられてなくて、ちょっとその後のところにもそこに外国人対応というのが読み込めるようなところが、ちょっと私には見当たらなかったんですが、これはどういったことを指しているんでしょうか。 ○活田都市計画課長  今回の整備に上位の構想としては外国人対応ということですが、具体的な整備になるとどこに表現していいかというのは若干ちょっと悩んでいるところもございます。例えばサインであるだとか、そういったところに表記を工夫するような形で現実的にはなると思うんですが、この基本計画の概要版には、ちょっとその辺が表現できてございませんので、わかるような形で整理したいと思います。 ○細川正博委員  では、そこは基本計画の段階で、恐らくまた触れていただけると思うので、それを拝見したいなというふうに思っております。  それで、今回光のファンタジーということで、アフター・ザ・シアターの構想ともつながるようなお話をいただいているんだと思っております。大塚には今、星野リゾートを初めとして、来年の秋にはアパホテルもできる予定ですし、ほかにもホテルが建築中というような状況もあって、恐らくほかの委員がおっしゃったような池袋からのお客さんが大塚に来ることはないということは、私はないというふうに思っておりまして、むしろ池袋で観劇した後のお客さんが大塚に来るというのは、十分考えておくべきだというふうに思っております。  そういったアフター・ザ・シアターの構想と大塚の整備、これはソフトとハードの話になってくると思うんですけれども、この連携というのは、まさに光のファンタジーが連携している一つの答えなのか、それともほかにもちりばめているものがあるのか、その辺、御説明いただきたいんです。 ○馬場国際アート・カルチャー都市推進室長  アフター・ザ・シアターにおきまして、確かに池袋だけではなく、2020年には防災公園、東京国際大学の誘致もございまして、非常に池袋から大塚への流れというのができてくるのではないかというのも先般のお話でさせていただいたところでございます。  まさに大塚が持っております、もともと個店とか、お店とか、非常に夜、楽しんでいただく場所も大変ございます。また、それ以外にも、開発に伴いまして、まちを非常に明るく照らすことによって、安全・安心をふやすことによって、来街者といいましても、さまざまなファミリー層から女性、そういった方々も当然、いろんな方が今後は、大塚のまちにもお泊まりになったり楽しんでいかれることも考えられると思います。さまざまな多様な文化を国際アート・カルチャーとしまして、大塚でも展開していく上では、さまざまな可能性をまちの方と一緒にお話をしながら今後進めてまいりたいというところで、幾つかのメニューは今後も考えていきたいと思っているところでございます。 ○細川正博委員  アフター・ザ・シアターも、ことしも、また大塚の方々との意見交換もなさるというふうに前回の一般質問でも御回答いただいていますので、そういったところも含めて取り組んでいただければと思います。  もう一点、その関連で、交通機関について、大塚と池袋の移動手段で、既に当然JRとか、あと都電もあるので交通の便が悪い場所ではありませんけれども、こういったアフター・ザ・シアターに特化して、移動手段をまた新たに考えていくようなお話もあったかと思うんですけれども、その辺の絡みをちょっとお答えいただけますでしょうか。 ○馬場国際アート・カルチャー都市推進室長  池袋、大塚、大変近い距離でございます。その間を例えば、まだこれからの検討でございますが、都バスを大塚までつないだらという御提案もいただいた話もございました。今後、回遊性につきましては、さまざまな可能性もございますので、今委員御指摘のとおり、バス、あるいは電車が何時までというのはあるかと思いますが、今アフター・ザ・シアターは、一応、終電までを目標にしておりますので、そういった中で安全・安心に楽しんでいただく中で、できる限り便宜を図れるような交通機関を今後は検討するということで、今この段階でございます。 ○細川正博委員  あとは、先ほど来、ハード面の整備のところで、かなり駅前が暗いというところが問題点としてあって、それを解決させるために一つの答えとして、こういった照明を充実させていくというようなお話があったかと思います。この照明を明るくしていくというようなこととともに、安全・安心のまちづくりのために、やはりソフト面の充実というのも必要だと思います。これは地元の商店街からも、やはり環境浄化パトロールを強化したりですとか、そういった警察との連携とか行政との連携とか、こういったこともおっしゃっていますし、また、音響設備を整えたりとか、そういったこともしながら駅前の空間を、あるいは安全・安心な場所にしていきたいというようなことがあったんですけれども、これの行政と警察と地元の連携についてお答えいただけますでしょうか。 ○高野区長  本当にここまで来るまでには、大変な時間がかかりましたけれども、急激に大塚が注目され、そして今までいろんな面で、まさに池袋と巣鴨の間に挟まってというような形から、ここに来て急激にいろんな形の中で注目をする。今お話のように、交通なんかも、やはり防災公園等々も都電ですぐ直結でありますし、防災公園は大塚のほうが近いのではないかなと思うぐらい。さらには、バスも延長したらどうだという御意見もあったり、またそのほか、EVバス等々も含めながら、足の便等々も含め、それはやはりまちに魅力ができて初めてそういうような形が生まれてくるわけでありますので、今まさに、まだまだこれから、緒についたばかりでありますけれども、大塚の魅力がどんどん引き出されることによってあらゆるところにまた光が当てられて、今までにないようなまちづくりが期待されるのが、特にまた細川委員等々、地元の地元ですから、よく御存じだと思いますけれども、ようやくそういう形の中で大塚がまさに今輝くときが来たというように私は思っておりますけれども、地元の方々もそういう期待がすごくあるのではないかな。そういう面でソフト、ハードを含めて、大きく変わるこのチャンスをお互いに逃がさないように努力してまいりたいと思います。 ○細川正博委員  これで、ちょっと最後にしますけれども、今区長からも非常にすばらしい御答弁をいただきまして、ソフト、ハードを駆使して大塚のポテンシャルを引き出していけるような、そういったまちづくり、私も寄与していきたいなと思っています。  それでは、最後に伺いたいのが、先ほども少し触れられていましたけれども、北口と南口の関係についてなんです。これは以前、南北自由通路ができるまでの経緯をいろいろ伺っていると、そもそもやはり南北商店街はほとんど行き来がなかったというふうに聞いています。ですので、ちまたで言われている仲が悪いとか、そういったことではなくて、そもそも交流が余りなかったんだということが実際だというふうに地元の商店街の会長からは伺っております。  そういった中で、今、南北の自由通路ができた後は毎年商人まつりもされていまして、これは南北の商店街で、合同でやっていますし、また大塚駅の南北商店街連合会というのも、そのときからできていまして、連携をしているというような状況があります。今、南口のTRAMパルが完成して、1年ちょっとたちましたけれども、あちらはどちらかというとイベントを多くやることを想定したようなつくり方をしています。この北口の整備に関しては、少し歩道空間は広げるけれども、またちょっと違うコンセプトを持っているのかなというふうに思います。まさに北口と南口は違うだけで同じ駅ですので、やはり役割が重ならないようにまちづくりしていくというのも、やはり空間を有効に利用するためには必要だと思います。  例えば今はタクシー乗り場が重複してありますけれども、タクシー乗り場も今、南口のタクシー乗り場も一つ信号を越えないとタクシー乗り場までたどり着けないというような状況にありますので、余り使い勝手がいいものとは思えないと思っています。ですので、そういった機能が重複しているようなものとかも、今後どうしていくのかというような見方も必要だと思います。ですので、北口と南口の利用について、よりある意味シェアしていくような考え方で、今後、役割分担をしていくべきだと思うんですけれども、その辺の考えをお聞かせいただけますでしょうか。 ○高野区長  本当に南、北が南北通路、これできてからも、急にはなかなか結びつかなかったんですけれども、まさにTRAMパル大塚、そして、北口の開発ということで、お互いにそういう面では強い関心を持つ、お互いにやはり一緒にやらなければ大塚の魅力が生まれてこないのではないかということを、地元の方は随分意識なされまして、今回のアフター・ザ・シアターを含めながら、星野リゾートができたり、あるいは、これからホテルもできていくわけでありますけれども、星野リゾートは地元のまちのOMOレンジャーというんですかね、いろいろ御案内するところを専門にそういうチームをつくっている形の中では、非常に北よりかえって南のほうがいろいろ、穴場と言っちゃあおかしいんですけれども、来た方に喜ばれるような場所がいっぱいあるというんですね。ですから、そういうような交流が地元の方の意識が非常に生まれてきまして、今はまさに今おっしゃったようにタクシー乗り場の統一とか、あるいはどういう形で南北が一体になって大塚が盛り上がっていくかというのは、これからだと思います。ようやくお互いに南と北の人たちが、本当に真摯に意見交換ができるような形になってきた。これは、やはりまちづくりの大きな大きな前進ではないかと思っておりますので、これから南北両方が一体になって、初めてすばらしいまちづくりが生まれると期待をしておりますので、ぜひそんな面も含めて、今後、お互いにみんなが地元で頑張るようにしていきたいと思っております。 ○森とおる委員  日本共産党区議団の考え方については、先ほど儀武委員が質疑をしたとおりです。私は、細かい点について、幾つか確認をしたいと思います。  パースが幾つか示されていますけれども、右上に4分の3、4分の4、それから右肩に資料2ということで、それぞれありますけれども、デザインがそれぞれ違うんですよね。どれが最新版なんでしょうか。 ○活田都市計画課長  大変失礼いたしました。資料としてお示しをしていますイメージパース1、2、3、4、こちらが最新のものでございます。 ○森とおる委員  その中でもデザインが4分の3、4分の4、微妙に違うんですよ。どちらが最新なんですか。 ○活田都市計画課長  済みません、ちょっとその違いが、なかなか把握しておりませんで、基本的には同じデザインということです。ただ、例えば大リングの幅だとかは、まだ決まってない部分がございますので、そういったところというのは、若干のそごがあるというものでございます。 ○森とおる委員  ここまで来て、デザインの微妙な変化が設計のほうから出てきて、そういった説明をしてもらうであるとか、区側から説明を求めるであるとか、そういう細かい作業をしないんですか。 ○活田都市計画課長  今回は、先ほど申し上げましたが、基本計画の策定前の中間的なものでの御報告でございます。基本計画策定の際にはその辺の整合はとらせていただきます。なかなか調整する時間がタイトなものですから、若干のそごが生じているものについてはおわびを申し上げます。 ○森とおる委員  私は常々言っていることとつながるんですけれども、民間任せではだめなんですよ。やはり区が主導的に、ここはこうしてほしいという注文であるとか、依頼があって、初めてデザインも変わるものだと思うんです。いや、変わったこともわからないというようでは、行政としての役割というのが、私は果たせないと思うんですよ。区長がもういなくなっちゃったんで、これは終わりますけれども、最近いろんな面でそれは感じますので、そこはしっかりと区が主導を持ってやっていただきたいと思う部分です。  それから、概算工事費、光のファンタジーについては説明がありましたけれども、それ以外に二つの土木工事があります。これについては歩行空間の拡大ということで、南口、TRMAパル大塚、それから北口においても、この部分については同意できる部分なんです。そこで、費用がそれぞれ書かれてありますけれども、これは平均的なものなのか、それともあつらえであるとか何か若干グレードが高いものであるとか、そういった点について説明をしていただきたいと思います。 ○松田道路整備課長  こちら載せております6.7億円と3.5億円という二つの土木工事のうち、まず駅前広場のほうにつきましては、平米8万円で見ております。こちらは大塚の南口、こちらの実績をもとに駅前の広場ということもありますので、ただの道路ではない、いろいろ照明だとか植栽だとか、そういう一般的な駅前広場の基盤整備にかかる費用ということで見てございます。そのほか、3.5億円、周辺道路につきましては、細かくちょっと拾っているところでございますけれども、基本的には、平米5万円から6万円の間で、それぞれの道路について、やる内容をもとに金額を平米数に掛けた上で、概算として出しているものでございます。 ○森とおる委員  今の説明だと、TRAMパル大塚と合わせているような、そういうイメージだったんですけれども、ということであれば、南口に比べて光のファンタジー8.8億円というのが、さらに高く乗っかっているということになりますよね。  次にお尋ねしたいのが、タクシー乗り場のお話が出ました。そこで、JR-都電間の屋根を整備するというところは、たくさん要望が出ておりましたけれども、同じように要望が出ているのがタクシー乗り場なんですよ。南口も通過交通を排除したということで、タクシー乗り場が先ほども話がありましたけれども車道を越えて遠くになった。しかし、本当にせっかく新しくするのであれば、近いところで雨にぬれずに屋根があるところにタクシー乗り場が欲しかったという声が今でもあるのは、これは事実です。そこで、北口については同じ場所、近いところにあるわけですから、リングというのが上に乗っかっていますけれども、それこそ改札からぬれずにタクシー乗り場に行ける、そういった計画をぜひ盛り込んでいただきたいと私は思います。いかがでしょうか。 ○活田都市計画課長  現在のこの基本計画では、タクシー乗り場まで行くには、ぬれていくということになってしまいます。屋根をつける予定はございません。これは景観上と光のファンタジーというところでやっているところもございまして、また地元の皆さんにもマストな部分というところがあると思いますが、タクシーのことについては、特段この計画がだめだという話では進んでおりませんので、現状ではこの計画では屋根をつけるということは考えておりません。 ○森とおる委員  そこはぜひ検討に入れていただきたいと思います。かなり声が上がっているわけなんですよ。北口の皆さんにも議会でこういう話が出たんだけれどもどうだろうかという、そういう話をぜひ豊島区から持ちかけていただきたいと思います。  それから、これも常々言っていることなんですけれども、今回、概算工事費が出てきました。これはプロポーザルということでこういう金額が出たということなんですけれども、当初計画では、やはり予算計画を立ててやるのが当たり前じゃないですか。それは、当然だろうと思うんです。そのときの費用は幾らと見込んでいたのか、これについて、明確にお答えください。 ○活田都市計画課長  今回の整備については、特にモニュメントについては、想定のものを持ち合わせておりません。道路整備については、当然、単価を掛ければ出るものですから、今と同じようなものは持ち合わせておりましたが、こちらのモニュメント、光のファンタジーについては新規に掘り起こしたということで、想定しているものではございません。 ○森とおる委員  想定をしていなかったということがおかしいんですよ。民間事業者でもあり得ない話ですよ、そんなことは。税金を預かる行政が、それでどうするんですか。これは仕組みもおかしいんですよ、ですからプロポーザルということで。そこは、やはり改めないと私はならないと思います。これも次の機会にまたやりましょうか。  それでは、最後にしますけれども、明るくしようということがコンセプトで、それは私も今いろんな質疑を聞いてなるほどと思ったんですけれども、やはり見通しをよくしたい、それから暗さを幾分か照明で補いたい、明るくしたい、これが二つだと思うんですよ。そこになぜモニュメントが入ってくるのか。これは明るさとは関係ないじゃないですか。そこの説明がないんですよ。明るくするためにモニュメントは必要かというと、私はそうではないと思います。では何のためのモニュメントなのか、そこの説明がないんですよ。明確にお答えください。 ○活田都市計画課長  モニュメントについては、明るさの機能は、当然一部はございます。一番大きいのは、やはり北口の皆さんも声を上げていましたけれども、北口にシンボルみたいなものが欲しい、ついてはモニュメントでいいのではないかという話も出てございます。シンボルという意味でのモニュメントには意味が非常にあるというふうに考えております。 ○森とおる委員  北口の皆さんの地元の合意はあるんでしょうかという、そういう質問が最初にありましたけれども、そこが金額は示して、いいのではないかという話になったと、私は聞きましたけれども、行政がそういう計画を示したら、示されたほうはできるんだと思うんですよ。そこをしっかりと財政面であるとか、まちづくりの面であるとか、それをリードして引っ張っていくというのが行政ではないですか。できないものを示されるとは思わないんですよ。予算計画もないし、それからお金をどんどんかけて、どこまでかけられるのかという、そういうところもないし、先ほど儀武委員も言いましたよね、今後の財政計画。そこを総合的に考えて提案するというのが豊島区の役割ではありませんか。私はそこもおかしいと思っています。  明るくするというのであれば、私はこういう人工的な無機質なものではないと思います。これも儀武委員が言ったように、やはり自然の花、樹木、四季折々を感じられるというのが日本のよさではないですか。明るくするというのであれば、心が明るくなるような計画をやってほしいんですよ。お金をかけてやるというものでは私はないと思う。そこをしっかりと考え直していただきたいと思います。いかがでしょうか。 ○活田都市計画課長  まず、まちづくりの面、行政が示したらという話ですが、豊島区としては、アート・カルチャー都市を推進していくという大前提のもと、いろんなところでまちづくりを進めております。また、財政的なものですけれども、当然、示す前に全体の財政の中でどれぐらいのインパクトがあるのか、それが区として容認できるのかというのは、財政セクションと当然話した上で、これが可能だというところで地元に流しているわけでございます。その中で地元のおおむねの方向性は確認ができたかなというふうに考えております。  また、明るくするということです。残念ながら木とか花は自分で明るくなりませんので、特に今回、何が問題かというと、夜、物騒だ、特に北口はいかがわしい店が多い、それは暗いというのも一つの原因なんだ、そういったところの声が大きかった。それには照明しかないというふうに考えております。ですから、花とか草、これは阻害するわけではなく、バランスをとった構成にしていきたいというふうに考えております。 ○森とおる委員  TRAMパル大塚にしても、照明についてはどうするかということで、地元で本当に考えながらやってきたわけなんですよ。しかしながら、こういう結果にはなりませんでした。区長がほかにはないというのは当たり前です。そんなもの望む方がどれだけ多いかということと、それだけのお金を使えるかというところ、そういう総合的な観点からいって、やれるはずがないんですよ。それを豊島区はやろうとしているわけですよ。最後にします。明確な答弁をほかの方にお願いしたいと思います。 ○金子政策経営部長  デザインの問題、まちづくりの問題、さまざまございまして、各セクションからお答えしたところでございます。なかなかデザインについては、これが一番だというのは一致するところ、なかなか難しいかもしれませんけれども、もう一点ございました財政面の御心配については、再度再度お尋ねいただきまして、ありがたいと思っております。振り返ると、10年前、20年前でしたら、こんな計画自体ができないという時代も経てまいりましたけれども、そういう意味では、今回、前回お示しした予算の大枠には、まだちょっと入っていない部分がありますけれども、その上で、また細部の部分の御心配もいただいておりますが、重々心していきたいと思っております。  この辺も毎年予算決算の段階で数字が変わってまいります大きい数字ですので、そういう意味では、既にお示しした仮決算の中で剰余金等も出てまいりまして、既に予算の段階でお示ししたものとは、また変わってきておりますけれども、またよく精査しまして、全体、入ってなかった部分をきちっと精査して入れ込む中で、また新たな見通しについてはお示ししてまいりたいというふうに思っておりますし、現時点でこういうものについて、とめるという段階ではないというふうに考えております。 ○池田裕一委員長  よろしいでしょうか。   「はい」 ○池田裕一委員長  それでは、案件についてはこれまでとさせていただきます。 ───────────────────◇──────────────────── ○池田裕一委員長  次回の日程についてお諮りいたします。  次回は9月7日金曜日、午前10時から小委員会を、9月14日金曜日、午前10時から委員会を開会したいと存じますが、いかがでしょうか。   「異議なし」 ○池田裕一委員長  それでは、そのように決定いたします。  以上で豊島副都心開発調査特別委員会を閉会いたします。お疲れさまでした。   午後3時21分閉会...