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  1. 豊島区議会 2018-07-04
    平成30年総務委員会( 7月 4日)


    取得元: 豊島区議会公式サイト
    最終取得日: 2023-03-30
    平成30年総務委員会( 7月 4日)   ┌────────────────────────────────────────────┐ │                 総務委員会会議録                   │ ├────┬─────────────────────────┬─────┬───────┤ │開会日時│平成30年 7月4日(水曜日)          │場所   │第1委員会室 │ │    │午前10時00分〜午前11時29分        │     │       │ ├────┼─────────────────────────┼─────┼───────┤ │出席委員│芳賀委員長  島村副委員長            │欠席委員 │       │ ├────┤ 有里委員  清水委員  儀武委員  木下委員  ├─────┤       │ │ 9名 │ 河原委員  竹下委員  山口委員        │なし   │       │ ├────┼─────────────────────────┴─────┴───────┤ │列席者 │ 磯議長 〈根岸副議長〉                           │ ├────┼───────────────────────────────────────┤ │説明員 │〈高野区長〉 宿本副区長                           │ ├────┴───────────────────────────────────────┤ │金子政策経営部長  澤田企画課長公民連携推進担当課長)(セーフコミュニティ推進室長) │ │          (多文化共生推進担当課長)  木村施設計画担当課長         │ │          宮田「わたしらしく、暮らせるまち。」推進室長            │ │          三沢財政課長  渡邉行政経営課長  副島区長室長          │ │          馬場国際アートカルチャー都市推進室長  高島広報課長       │
    │          矢作区史編さん担当課長  大門区民相談課長  秋山情報管理課長   │ ├────────────────────────────────────────────┤ │天貝総務部長    田中総務課長  小野寺人事課長  秦人材育成担当課長        │ │          ぬで島契約課長(心得)  田中財産運用課長庁舎運営課長)     │ │          能登男女平等推進センター所長                    │ │今浦危機管理監   廣瀬防災危機管理課長  長澤危機管理担当課長            │ │          秋山治安対策担当課長                        │ │近藤施設整備担当部長施設整備課長)                          │ ├────────────────────────────────────────────┤ │          田邊保育課長                            │ ├────────────────────────────────────────────┤ │橋爪選挙管理委員会事務局長選挙管理委員会事務局次長)                 │ ├────────────────────────────────────────────┤ │上野監査委員事務局長監査委員事務局次長)                       │ ├────────────────────────────────────────────┤ │          宮本学校施設課長                          │ ├────┬───────────────────────────────────────┤ │事務局 │栗原事務局長  野上議会担当係長  松木書記                 │ ├────┴───────────────────────────────────────┤ │                 会議に付した事件                   │ ├────────────────────────────────────────────┤ │1.会議録署名委員の指名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1  │ │   儀武委員河原委員を指名する。                          │ │1.委員会の運営・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1  │ │   正副委員長案を了承する。                             │ │1.報告事項                                      │ │  (1)東池袋第二保育園大規模改修工事について・・・・・・・・・・・・・・・・ 1  │ │   ぬで島契約課長(心得)及び近藤施設整備課長より説明を受け、質疑を行う。      │ │  (2)豊島区多文化共生推進基本方針検討委員会報告書について・・・・・・・・・ 5  │ │   澤田文化共生推進担当課長より説明を受け、質疑を行う。              │ │  (3)千登世橋中学校屋上防水・体育館その他改修工事について・・・・・・・・・12  │ │   ぬで島契約課長(心得)及び近藤施設整備課長より説明を受け、質疑を行う。      │ │  (4)上池袋備蓄倉庫新築工事について・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・15  │ │   ぬで島契約課長(心得)及び近藤施設整備課長より説明を受け、質疑を行う。      │ │  (5)清和小学校外壁・便所その他改修工事について・・・・・・・・・・・・・・17  │ │   ぬで島契約課長(心得)及び近藤施設整備課長より説明を受け、質疑を行う。      │ │  (6)池袋小学校外壁・屋上その他改修工事について・・・・・・・・・・・・・・19  │ │   ぬで島契約課長(心得)及び近藤施設整備課長より説明を受け、質疑を行う。      │ │1.継続審査分の陳情3件・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・20  │ │   全員異議なく、閉会中の継続審査とすべきものと決定する。              │ └────────────────────────────────────────────┘   午前10時開会 ○芳賀竜朗委員長  ただいまから、総務委員会を開会いたします。  会議録署名委員を御指名申し上げます。儀武委員河原委員、よろしくお願いいたします。 ───────────────────◇──────────────────── ○芳賀竜朗委員長  委員会の運営について、正副委員長案を申し上げます。  本日の委員会は、報告事項を6件予定しております。  報告事項の順番でございますが、最後に予定しておりました東池袋第二保育園大規模改修工事についての報告を最初に受けたいと存じます。出席を予定しております関係理事者の本日の子ども文教委員会での担当案件の関係からでございます。よろしくお願いいたします。  最後に、継続審査分についてお諮りをいたします。  馬場国際アートカルチャー都市推進室長は、公務のため、本日の委員会を欠席いたします。  以上でございます。運営について何かございますか。   「なし」 ○芳賀竜朗委員長  それでは、そのようにいたします。 ───────────────────◇──────────────────── ○芳賀竜朗委員長  報告事項に入ります。  東池袋第二保育園大規模改修工事について。  審査のため、田邉保育課長が出席しております。  理事者から説明があります。 ○ぬで島契約課長(心得)  それでは、契約金額9,000万円以上1億8,000万円未満の工事請負契約について御報告いたします。  報告資料をお取り出しいただけますでしょうか。東池袋第二保育園大規模改修工事についてでございます。  件名、契約締結日、契約方法は、記載のとおりでございます。  4、契約金額1億5,552万円、税込みでございます。  5、履行期間、平成30年2月23日から平成31年1月31日まで。  6、契約の相手方、南大塚2丁目、株式会社歌工務店、代表者の方は記載の方でございます。  7、入札経過でございます。本件は、総合評価入札方式により入札してございます。入札予定価格は、税込みで1億6,745万4,000円、税抜きで1億5,505万円、事前公表してございます。また、低入札調査価格制度を適用してございますが、価格については非公表でございます。入札の結果につきましては、5社から応札があり、1社が低入札調査価格未満で無効、ほか1社が辞退をしており、記載の結果になったものでございます。落札率は92.8%になってございます。  次ページ以降、工事の概要となってございますが、こちらにつきましては、施設整備課長より説明させていただきます。 ○近藤施設整備課長  私のほうから、工事概要のほうを御説明させていただきます。  件名は、東池袋第二保育園大規模改修工事でございます。  竣工年、左上のほうに書いてありますけども、昭和52年、築41年の建物でございまして、大規模改修をするのは初めてでございます。鉄筋コンクリートの2階建て、延べ面積が652平米の建物でございます。工事の概要といたしましては、外部、外壁改修工事、屋上防水、屋根関係は一度改修工事をしておりまして、さらに更新の時期を迎えているので、あわせて工事をするのと、建具関係、サッシ関係改修工事を行います。内部につきましては、全面改修工事でございまして、内装の建具等も含めて、全て改修をいたします。それとあと、それに伴いまして、外構関係改修ということで、園庭等、門塀等の部分についても今回改修させていただきます。ここは、ブロック塀はございませんので、鉄筋コンクリート造のフェンスになっていますけど、一部改修をしてございます。  図面の表の真ん中の部分にあるのが1階平面図、配置図でございます。見ていただきますと、右側の部分が、道路が7.5メートルの広い部分でございまして、こちらのほうからトラックを搬入するということで、図面のほうに砂場と書いてありますけども、こちらのほうの塀を一回壊しまして、トラックを入れる、車両を入れる搬入口をつくる予定にしてございます。伴いまして、ここにあるテラスとか、園庭の部分も一緒に改修をするということでございます。それと、この1階の部分で大きく違う部分が、玄関の位置をテラス側に設けて、変更してございます。今、事務室と書いてある側のほうが玄関になってございますので、そちらのほうは、玄関を変えて、ちょっとレイアウトを修正をしてございます。  おめくりをいただきまして、2階平面図と立面図になってございます。基本的には全部仕上げ、下地材も全部撤去いたしまして、全面的に、トイレの部分も含めて、改修させていただくような形になってございまして、2階部分については、ほぼレイアウトの変更なく、そのまま改修、全面的改修工事をさせていただく形になります。  現在は、もう工事のほうに着手しておりまして、出来高としては大体20%ぐらいのところに来てございます。いながら工事ではございませんので、今、大塚のほうの公園のほうに仮園舎がありまして、あちらのほうに皆さん行っていただいて、それで、工事ができるということで、工事期間も単年度でまとめてコンパクトにすることができて、なおかつ、全面改修ができるということでございます。  以上でございます。よろしくお願いいたします。 ○芳賀竜朗委員長  説明が終わりました。質疑を行います。 ○山口菊子委員  学校もそうなんでしょうけど、保育園も建て直さずに、大規模改修工事ということで、大規模改修工事って、建物の延命化を図っているわけで、それは区の施設全般に共通しているんでしょうか。かなり、これだけ大規模改修やると、この金額は比較的安いかなと思うんだけれども、いろんな、例えば水回りも含めていえば、かなりお金かかるのかなというふうに思うんだけども、今回、全面改修、どの辺の、水回りとか、そういうところも全部が変わるんですか。 ○近藤施設整備課長  今回、報告案件となっておりますのは、建築工事のみでございまして、それ以外の部分も空調ですとか、水回り関係あと電気関係も全てになります。総額3億円ぐらいはかかる予定でございます、トータルでですね。それで、ほかの施設についても、大体、築年数でいうと40年ぐらいのところの部分で、40年から30年ぐらいの間で大規模改修をしてございます。議案にもなりました駒込の福祉作業所のところも築年数、大体30年ぐらいで今回大規模改修をさせていただいて、延命化を図っているような形で、あわせて、水回り関係とか、空調設備、設備関係も全て更新をして、一回やりますと、これで多分30年ぐらいは、設備機器等、空調で壊れてしまう場合もあるかもしれませんけども、更新しなきゃいけない場合もあるのかもしれませんが、基本的には水回り関係は、もうこれで30年ぐらいはもつと思っていますので、築年数を考えれば、次回の大規模改修はないんだろなというふうには想定をしておりまして、もう築年数41年ですので、次は建てかえなんだろうなというふうには思ってございます。 ○芳賀竜朗委員長  よろしいですか。 ○竹下ひろみ委員  うちの三男はここの保育園に1年間だけお世話になりまして、大変思い入れがありますので、ちょっと一言だけお聞かせいただきたいのは、今、山口委員からも改築と改修のお話がありましたが、その判断というのは、財政面があるということもあるとは思うんですけど、判断はどの辺でつけるんでしょうか。 ○近藤施設整備課長  残存の築年数の部分が一つあると思います。年数として40年ぐらい、本当はここで建てかえたほうがいいのかどうかという、その金額の部分もあるのと、それとあと、やっぱり新築となりますと、幾ら規模の小さい保育園とはいえ、丸2年は、本体の解体工事から始まって、それで新築工事となりますので、丸2年は間違いなくかかりますし、あと、単なる改修の設計じゃなくて、基本設計から始まってきますので、設計期間もあと1年、プラス1年ぐらいは必要になりますので、その辺を考えますと、期間と、あとコストの部分でいうと、大規模改修をやって、要は卒園式と入園式には間に合うように、できればしたいなというふうに思っておりますので、その期間でなるべく工事が済めばなという形で今やっておりますので、そういった形で、大規模改修にするのか、新築にするのかという判断をしてございます。ただ、場所にもやっぱりよりますので、その点は、今回はたまたまできますんで、移転して大規模改修ができますので、どうしてもできないというところについては、ほかのところに移転をして建てるということもあるのかなとは想定しています。 ○竹下ひろみ委員  そういった意味では、今お話があったように、大塚台公園のほうに仮園舎を建てていただいて、改修が終わったら、玉突きじゃないですけど、近くにあるアンソレイユ保育園がそこに入って、また、あそこは改築になるというお話を聞いていますけれども、そういった意味では、小学校の改築もそうなんですけども、その種地というか、代替地があるということはすごくラッキーで、あわせて近くの保育園とかの改修もできるのかなというふうに思いますけれども、今園庭のない保育園も数多くありますので、例えば何かの理由でビルを出なくちゃいけなくなったとかという場合もあると思うんですね、改修とかじゃなくても。または改修でどこにお引っ越しという場面もあるでしょうけど、その辺の保育園課の考え方というのは、今たくさんできていますけども、そこの辺の保育園の建てかえの計画ですね、今の私立保育園もあわせて、どのようなお考えなのかお聞かせいただきたいと思います。 ○田邉保育課長  保育園、改修となると、やはり子どもたちいながら改修工事をしなければいけないということで、どうしても仮園舎、園庭に建てられればいいんでしょうが、園庭も狭くてといった場合には、場所を確保するというのが本当に難しい課題でございまして、今回、東池袋第二保育園につきましても、あそこは園庭が狭くて、どうしても仮園舎が建てられないということで、何とか本当にいろんな部署とか、いろんなことも考えた上で公園しかないということで、公園の関係部署にも相談した上で、やっと場所が見つけることができて改修工事に至ったといったところです。また、西側では、旧千早児童館、あそこの場所も活用するということで、あそこにも保育園の仮園舎を建てまして、それを建てたことによって、近隣の保育園の改修工事の計画が立てられたといったことでございまして、本当に仮園舎の場所のちょっとスペースを確保するというのが今課題で、そういった意味では、長期的な計画が立てられないというのが現状という課題でございます。 ○竹下ひろみ委員  最後にしますが、今お話があったように、代替地を探すのが大変ということもありますし、公園が近くにあっても、公園を使うということ自体を周囲の周辺の住民の理解を得るというのが物すごく大変で、東池袋第一保育園の改修のときも、本当は大規模改修にしたかったんだけれども、その近隣の反対があって、隣が公園なのにもかかわらず、そこにはみ出るというか、ちょっとそこに仮園舎を建てることが難しかったということもありますし、いろいろな公園の使い方で近隣からの苦情も多くあるというふうに聞いていますが、やはり子どもたちの安全・安心の確保のために、住民の理解を得ていく、別な施策でもそうですけれども、理解を得ていくというのは大変なんだなというのを改めて最近感じておりますので、ぜひ改修については、しっかりとした計画の中で進めていっていただければというふうに思います。  以上です。 ○芳賀竜朗委員長  ほかにございますか。 ○儀武さとる委員  改修するに当たって、30年ぐらいから検討されているということなんですが、そうしますと、30年以上経過している保育園、どのくらいあるのか、まず、その辺ちょっと教えていただけないでしょうか。 ○田邉保育課長  30年ぐらい経過している保育園の数ですけども、例えば巣鴨第一保育園とか、それから南大塚保育園、それから、あとは目白第一保育園、それから目白第二保育園、それから長崎保育園要町保育園、南長崎第一保育園、南長崎第二保育園というような状況でございます。 ○儀武さとる委員  そうすると、10幾つほどあるということなんですけど、巣鴨第一保育園などは、園庭が本当に狭くて、ここも園庭で建てかえができない地域なんですけど、先ほど課長も場所を確保するのが大変だということですので、本当に計画的に、本来ですと、30年ぐらいに大規模改修やりたいんではないかなと思うんですが、結局それがなかなかめどが立たないから40年に延びたのか、それとも、財政的な問題なのか、その辺はいかがでしょうか。 ○近藤施設整備課長  学校と違って、お休みが特段あるわけではございませんので、一昔といったら変なんですけども、以前は1階の改修、保育園の1階を改修する際に、2階に上がっていただいて、1階のトイレを直したりとか、そういうことをしておりました。それで、園の運営に、園長さんを含めて、もちろんお母様方、お父様方も含めて、すごい御協力いただいて工事をやっていたんですが、最近は全くそういうことをやるとなると、やっぱり結局運営に御迷惑をおかけするのと、また、子どもたちがいる中で業者さんが工事、お昼寝の時間もあるんで、ちょっとやっぱり時間的にタイトになってくるんで、そのお部屋にいる子たちはどこかに、例えば園庭に仮園舎を建てて行っていただいて直すという形が主になってまいりました。したがいまして、全て今、30年たっているものが全て古いというわけじゃなくて、その前に例えば調理室だけ直しているとか、どこどこのゼロ歳児室だけ直しているとか、部分的には結構、その部分、その部分では直していまして、トイレ関係も直しているところは結構ございます。ただ、全体的にどこかに行っていただいて、大規模にきれいにするということがなかなか難しくて、部分的にサッシだけ古いのが残っているとか、そういうところはございます。 ○儀武さとる委員  本当にこの保育園の大規模改修というのは、確かに建物を長寿命化する、ここでいうと、本当に41年ですので、30年もつとなると、70年以上ということなんですけども、本当に場所の確保の問題にしてもそうですし、お金の問題もそうなんでしょうが、やっぱり保育園は地域にとってもお子さんを預かる大切な場所ですので、ぜひ安全で本当にいい施設をつくっていただけるようにちょっと頑張っていただきたいと思います。 ○芳賀竜朗委員長  ほかにございますか。 ○有里真穂委員  今回の施設ですが、この改築に当たりまして、保育士さんの意見であるとか、あと、設計図上で注意すべきところとかをアドバイスをいただいたりとか、実際の保育従事者の意見というのは取り入れられているんでしょうか。 ○近藤施設整備課長  もちろんでございまして、設計する際には、大規模改修工事をやる際には、大体何曜日の午後から、午睡が終わった後、定例会みたいな形で毎週1回打ち合わせをやりまして、その際に、この部屋はこうします、こうしますとかって、こういうのが必要ですとかというアドバイスをいただきながら、お互いやりとりをしながら大規模改修工事の設計を進めてまいっていますので、十分施設の方の御意見もいただきながら設計を進めているところでございます。 ○有里真穂委員  先ほど田邉課長のお話の中に、旧千早児童館を仮施設として利用されるということがありまして、以前、私、中を視察させていただいたときに、4歳児、5歳児が使うトイレの鍵が、子どもの内側からかけられるようになって、外側からが外すことができませんで、外から長い棒を使って保育士があけないとあけられない。中からしかあけられない仕組みになっておりまして、やはりできた後からまた直すというのはすごく大変だなと思っておりまして、細かい部分ですが、最終的な設計段階のところで、そのようなちょっとした保育の中での気づきという部分をしっかりと意見を把握していただいて、特にトイレの鍵の件は、実はつい最近知りまして、いや、困っているんですという話がございまして、できればそのようなところにも、細かい部分、注意を払っていただきたいなと思っておりますが、いかがでしょうか。 ○近藤施設整備課長  先ほどのトイレの鍵のお話も含めて、注意を払って設計のほうは進めてまいりたいと思います。 ○芳賀竜朗委員長  よろしいですか。 ○河原弘明委員  ちょっとまた仮園舎に戻るんですけれども、30年以上経過している園が何園か、先ほど報告していただきました。これはまだ仮園舎でやれるかやれないかというのは決まってないというふうに見てよろしい、今みたいに中で融通をつけ合いながら工事にかかっていくのか、それとも、仮園舎でいける保育園があるのかというのは、その辺はいかがでしょうか。 ○田邉保育課長  大規模改修ということで、旧千早児童館を活用する保育園は3園ということで現在決まっております。あと、そのほかの保育園につきましては、内部改修、一遍には改修できませんけども、細かく改修工事をしていくというようなやり方もとっていければということでございます。  あと、済みません、先ほど、高南保育園もかなり経過年数がたっている保育園でございます。失礼しました。 ○河原弘明委員  今ある保育園と仮園舎が近いといいんですけども、ちょっと遠くなる方が結構いらっしゃるのかななんて思うんですけども、その辺の手当てといいますか、どういうふうにと、やはり早目に保護者の方々に連絡しなければいけないと思うんですけれども、そのあたりはどのようにお考えでしょうか。 ○田邉保育課長  確かに一番御負担をおかけするのは、保護者の皆様、あと子どもだというふうに思っておりますので、この辺はしっかり説明をしていって、御理解、御協力いただくということに努めてまいりたいというふうに思っております。
    河原弘明委員  ぜひ、そのあたり、よろしくお願いをしたいと思います。保護者の方も仕事の絡みでこの辺の保育園って希望されて入っている方、結構いらっしゃると思うんですね。なかなか、そうじゃない方もいらっしゃるのもわかってはいるんですけれども、そのあたり、しっかりとフォローしていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○芳賀竜朗委員長  ほかにございますか。よろしいですか。   「はい」 ──────────────────────────────────────── ○芳賀竜朗委員長  では、次に参ります。豊島区多文化共生推進基本方針検討委員会報告書について。  理事者から説明があります。 ○澤田多文化共生推進担当課長  それでは、豊島区多文化共生推進基本方針検討委員会の報告書について御報告をさせていただきたいと思います。  この検討委員会につきましては、昨年の9月に設置をいたしまして、これまで多文化共生のあり方について御議論をいただいてきたところでございますが、この5月に報告書が示されたところでございます。  まず、項番の1番でございますが、本区の外国籍住民の方の状況についてでございます。外国籍住民の数、また割合につきましては、豊島区には29,010人の方が居住していらっしゃいまして、豊島区の人口のおおむね1割、10.1%ということでございまして、新宿に次いで、23区ではこの割合は第2位ということでございます。国籍別の外国人の方でございますが、中国、ベトナム、ネパール出身の方がベスト3ということでございまして、直近の6年間で申し上げますと、ベトナムからいらっしゃった方が約13倍、ネパールの方が約5倍ということで、非常に急増しているような状況にございます。また、実際にお住まいの地域といたしましては、池袋が最多ということでございまして、おおむね5,000人の方が池袋にお住まいということでございました。また、年齢別の構成で見ますと、20から29歳、20代が最も多く、住民の約半数と、これは外国籍の住民の方の約半数という意味合いでございまして、約1万5,000人の方が20代という状況でございます。そして、在留資格、期間でございますが、全体で留学の在留資格でお住まいの方が約4割ということでございます。また、最も多かったのが1年以上2年未満ということですが、要は2年未満の方が全体の45.6%、おおむね半数ということでございまして、短期滞在の方が多いという状況でございます。そして、世帯で見てみますと、単身世帯がおおむね8割ということでございます。ですので、オレンジの囲いでございますが、本区では、アジア諸国からいらっしゃっている20歳代の留学生及び単身世帯の外国籍の住民の方が多いということが特色というものでございます。以下、ちょっと今申し上げました内容のグラフをつけさせていただいております。  項番2のほうの部分でございます。主な課題と提言の内容ということでございます。この検討委員会のほうで御提示いただきました主な課題がこの枠囲いの中でございまして、まず、特に英語、中国語、ハングル語以外の言葉を使う方等に対して、生活情報が届きづらいというものがございます。記載はございませんが、出身国を見てみますと100カ国を超えているような状況でございます。1月1日の統計でいうと、111カ国と記憶してございますが、現在100カ国を超えた、非常に言語も多様化しているということがございます。それを背景として、生活情報が届きづらいということを御指摘いただいています。また、2年未満の短期滞在の方が多いということもありまして、特に来日して間もない方は、日常生活にかかるルールや制度を理解し、手続を行うことが難しい状況にあるため、地域の方々とあつれきを生じやすい状況にあるという御指摘をいただいております。また、情報発信の中心やハブとなる拠点がない。同じ国籍等の区民によるコミュニティーだけで生活や仕事が完結し、日本人との交流や共生に対する生まれづらい状況が一部に見られると、このような御指摘をいただいているところでございます。  これを踏まえた提言といたしまして、多文化共生のまちの実現に向けて、3つの基本目標ということで提案をいただいてございます。基本目標1、外国籍等区民の暮らしへの支援といたしまして、外国籍等区民の方々への日本語学習を含めた総合的な支援が必要であるという内容、また、基本目標の2といたしまして、共生意識の醸成と交流ということでございまして、国籍等を問わず、ともに暮らす区民として地域コミュニティーをつくるための環境整備が必要であるという内容、そして、基本目標3といたしまして、外国籍等区民の活躍ということで、外国籍等区民も地域社会の構成員として活躍できる環境整備が必要であるという内容、この3点を御提言いただいたところでございます。  最後に、この項番3でございます。今後の予定ですが、東アジア文化都市の開催等によりまして、来街者も多くまたふえてくるというようなこともございます。こちらも踏まえて、具体的な検討を区として進めまして、年度内に基本方針を策定してまいりたいと考えているところでございます。  雑駁ではございますが、御説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。 ○芳賀竜朗委員長  説明が終わりました。質疑を行います。 ○山口菊子委員  何か一番外国の方が多いという池袋に住んでいまして、実感をしているんですけれども、国の政策として、外国人の受け入れがどんどん進んでいるんだというふうに思うんですね。それで、例えばこういう多文化共生社会をつくっていくんだというのであれば、国が在留資格も含めてどんどん受け入れる状況にあるということは、これからこんなことをやっていこうって、今でもいろんなことやっていますけども、それに対して国の経済的な支援とか、あるいはソフトの部分の支援とか、そういうのはどこにある、どのくらいあるんですか。 ○澤田多文化共生推進担当課長  実は本区が行っている施策については、入れかわりの留学生の方が多いんで、入れかわりが激しいということもありまして、多言語によるパンフレットなどによる生活情報の提供などがメーンの今施策、中心的な施策になっています。こういったものにつきましては、基本的には区のほうからはお金については一般財源で対応ということでございまして、特に国からの支援とかはございません。その他、地域の事業についての支援等、例えば国際みこしのようなものとか、そういったものに対しての支援を行っていますが、基本的には、これは済みません、ちょっと文化のほうの者にもう一回確認しなきゃいけませんけれども、国からの補助金はたしか入ってなかったと記憶しております。 ○山口菊子委員  でも、やっぱり国の方針があって、外国籍の方がどんどん入ってらっしゃるんだと思うのね。それが、全て区がそれを対応しなければならないとなったら、例えば先ほどおっしゃったいろんな言語に対応した情報発信をしていくとかということについて、区が区の税金だけで全てやっていくというのは、やっぱりおかしいんじゃないかなというふうに私なんか思っていて、例えば地元の小学校なんかの場合は、非常に外国籍のお子さん多いですから、保護者の方も日本語が通じない方もいらっしゃるから、入学式のときなんかには、校長のあいさつには、必ず中国語の通訳がついているんですよね、今、卒業式も含めて。この間、運動会のときもお弁当持ってこない子どもがいたんで、お母さんいませんかと呼び出すのも中国語の呼び出しをして、中国人の通訳の方がやってらっしゃるわけですよね。それで、最終的には先生がお弁当をコンビニで買ってきて子どもに食べさせたりとかしていたんだけど、そういう例えば外国人通訳を置くとか、日本語教室もそうなんだけれども、そういったことも含めて、やっぱり一定の国の施策である以上は、国の手当てを求めていくべきじゃないかと思うんだけど、そういう仕組みはないんですか。 ○澤田多文化共生推進担当課長  まさに委員御指摘のとおりだと考えてございまして、これまでは、各所管のほう、主に生活情報の御案内が中心的な事業となっておりましたが、これからこのような報告をいただきまして、区としての基本方針をまとめてまいります。そういった中では、実際に相互の理解をする場をつくったりとか、そういうものも加えていくことになってまいりますので、そういった事業を行う上では、国にも補助金等を積極的に求めていくようなことも大切であると考えているところでございます。 ○山口菊子委員  ぜひそういうところはきちんとやっていただかないと、どんどんどんどん多文化共生って言うんだけれども、例えば私たちが海外に行ったとき、例えば転勤で海外に行ったときに、学校に子ども入れたら、子どもの学校できちんと通訳つけて説明してくれますかといったら、そういう状況はないんですよね。みんな、自分たちで言葉を覚えて、向こうの地域の中で動かなきゃいけないという状況があるのに、なぜ日本はそうやって、通訳までつけて、それはいいことよ、悪いことじゃないんだけれども、そういう状況にあるということは、やっぱり現場がそれだけ大変なわけですよね。その現場に対して、やっぱり国がこうやって門戸をどんどん広げて外国の方を入れていくという、これから、単純労働も含めて、これからどういうふうにしていくのか、労働人口としての国の施策としてどうなるかというのはまだわからないけれども、少なくともこれだけ受け入れているにもかかわらず、今伺った限りで、いろんな総合的な支援をしていくんだって、それ自体は、全然、悪いことではないし、多文化共生の社会というのは、もうグローバルな社会だから当然だとは思うけれども、やっぱり自治体が全てを背負うというのはおかしいと私は思うのね。その辺のところをきちんと明確にしないで、いつも豊島区が全て担っていく、豊島区がこれだけ外国人の方ふえたから、そういう多文化、非常に言語も、さっき100カ国以上って、対応し切れないわけですよね。そういうものを全部豊島区だけで担っていくというのはちょっとおかしいんじゃないかと私は思うんだけども、その辺はどうですか。 ○澤田多文化共生推進担当課長  おっしゃるとおりでございます。私、先ほど生活情報の提供という中で、ちょっと申し上げるのに漏れがあったんですが、例えば今年度の取り組みとして、日本語学校にいらっしゃる方、最初に日本に来たときに日本語学校に入る方というのが、留学生ですから、多くて、その後に専門学校等にステップアップしていくというパターンがございます。そういったところでも活用がしていただけるように、例えばごみ出しのルールとか、10分程度の動画を撮影して、わかりやすくお伝えできるようなものというのをちょっとことし、今年度やってみたいと考えております。こういった取り組みにつきましては、おおむね予算としては340万円程度なんですけど、そのうち300万円は補助金を受けたということでございますので、これからもこういった取り組みを進めるに当たっては、東京都、また国の補助金等については積極的に使えるようにしていくということを考えていきたいと考えてございます。 ○山口菊子委員  例えば留学に関してもすごく課題があって、例えば大学へ入りたくっていらっしゃると。ところが、大学が受からなかったら予備校行って、浪人をして、次の年、受けていくって、それは経済力のある外国人になるんだけど、その間、予備校は在留資格にならないから、専門学校に入るのね。ほとんど専門学校はほとんどパスできちゃうから。結局予備校に通いながら、ダブルスクールみたいな感じになるから、予備校にほとんど行くようになって、専門学校は籍を置いているだけで来なくなると。月謝稼ぎでいいじゃないかというんだけれども、一方で、一緒に勉強している専門学校の生徒たちの気力をそぐような、そういう課題も生じているのね。そういうこともあったりとかということにやっぱりもうちょっと目配りしていかないと、国際交流のおみこしを担ぐ会とかって楽しいことだけじゃないのね。おみこしなんて、ふくろ祭りの年に1回だけなんですよね。それで、国際交流やって多文化共生だと言われたら、それはもうやっている方たちよく存じ上げているし、すごく一生懸命頑張っていただいて、それ自体はいいんだけど、そうじゃなくって、365日、年間を通して、やっぱり外国人の皆さんを受け入れていくことに対して、さまざまな課題が生じている。そういうことにもやっぱりちゃんと目配りしてくださらないと、ちょっと私、この基本方針をさっと読ませていただいたんだけど、ある程度きれいごとというかな、そんなきれいごとじゃなくって、すごくいろんなところで摩擦を生じている。例えばやっぱり言葉が使えないということで、学校の、子どもは全然平気なんだけど、保護者の間では、コミュニケーション、親同士のコミュニケーションがとれないということで、非常に外国人の多い学校は、隣接校選択制で別の学校へ行ってしまうとか、そういう課題も生じているわけですよね。やっぱりそういうところにも言及していっていただいて、かつ、経済的な部分でも国の方針で海外の方を受け入れるのであれば、それに見合っただけの、国庫補助も含めて、政策も含めて、求めていくということをしないと、ちょっとこの報告書拝見して、実態も調査してらっしゃるし、いろいろなテーマを課題とか提言をいただいているけれども、やはり全体にきれいごとで終わっているかなと。地域はそんなに甘くないというか、そういうふうに私は認識しております。 ○金子政策経営部長  御指摘ごもっともだと思っています。私も読んで一番感じたのが、住んでいらっしゃる方、長年の方、それから最近の方、我々にはわからないような側面の御意見もいただけて、これはこれでよかったなと思っているんですけども、いろいろ御指摘いただいたような、今まさに行政の末端で、現場でちょっと困っているようなこととか、行政が困っていたり、お客様が困っていたりしますが、そういったことが全部拾われているかといいますと、どちらかというとやはり国策的に入ってきているということがありますので、我々が呼んでいるわけではないので、来たからには丁寧に御対応しようということでやっているつもりですけれども、やはりなかなか悩みはいっぱいあります。現状においては、おっしゃるように、まだ国に対してのお金の面での求めはちょっと少ないのかもしれませんけれども、例えばいわゆる国への要望という形の中では、例を挙げますと、例えば国民健康保険というような制度について、お国柄が違うので、その国にはないので、そもそもわからないということから、お支払いが少なかったりとかいうことで、実際にはちょっと行政の最前線では困っていたりとかします。そういうことについても、区としてもできることは、先ほど多文化共生推進担当課長が言ったようなことも含めて、やっているんですけれども、やはりこれは入ってくる時点での国の政策の部分にもかかわるので、そこでもちょっとこういうような努力をしてほしいというようなことは、具体的に国に対しての要望で上げたり、あるいは、保健所などでもこういう状況を迎えての必要なことを要望したりということはしております。しておりますが、なかなかまだ十分でないということがありますので、先ほど最後に言いました、御提言受けてのこれからの検討の中で、そういうある意味ちょっと避けていた部分もあるかと思うんですけど、そういう困った面の検討、それから、一方では、来年、まさに3カ国で大きなイベントがありますので、せっかく在留の方がいらっしゃる中で、文化面では、じゃあ、どういうふうにやっていくのかという面もちょっと足りないかなとも思っていますので、その両面から提言を踏まえながらも、区として、国との役割分担も踏まえながら、方針をしっかりと定めて、施策を具体的に出していきたいというふうに考えております。 ○山口菊子委員  現場の状況ってそれぞれあるわけで、例えば医療者は病人が来たら拒否ができないという、病院に病人が来たときに、タクシーの乗車拒否じゃないけど、病院は拒否できないわけですよね。だから、医療者はどんな患者さんも受け入れなきゃいけないという義務を持っているから、拒否できない。お金払われなくて、それを背負ってしまわざるを得ないとか、それはもう医療者に共通しているのね。だから、そういうことも含めて、本当にたくさんの課題がありますから、やっぱりこれから、策定検討委員会の報告書ですから、これから基本方針を策定していくわけですよね。その時点では、検討委員会の報告書は尊重しながらも、より具体的なものを出していかないと、やはり区民の皆さんに受け入れられるというふうに私は思えないのね。楽しいお祭りも結構だけど、そうじゃない日のほうが圧倒的に多いわけですよね。だから、その辺も含めて、ぜひ東京都や国との連携というか、そういうのもきちんとやっていただきたいなというふうに思いました。 ○有里真穂委員  今回、調査の結果によって、2年未満の留学生が一番多いと。特に20代のアジアから来た単身者であるというふうにございますが、この調査の中では、いわゆる外国籍の住民の割合だとかは出ているんですが、この住民税の支払い状況についての調査結果というのは、こういったところのデータには入れてないんでしょうか。 ○澤田多文化共生推進担当課長  税の状況については、この今回の検討委員会の調査には入ってございませんでした。 ○有里真穂委員  これだけさまざまな国籍の方がいらっしゃって、特に20代の留学生が多いということだと、住民税の支払い状況というのはどのような形になっているんでしょうか。 ○澤田多文化共生推進担当課長  済みません、ちょっと私も手元にデータないんですけど、もともとの例えば国民健康保険課長をやっていた経験から申し上げたときに、外国籍の方だからといって、一概に低かったり高かったりということはなかったと記憶しています。ただ、どうしても最近ふえてきている方、一つは言語が、多国籍化しているから多言語化しているということもあり、また、文化も非常に多様にわたっていますので、そういった意味で、制度自体を理解していただけてなくて、どうしても収納率が低かったりという現象はございました。 ○有里真穂委員  きのうの補正予算の審査の中でも、ベトナム人滞納者対策に係る経費の追加というのがありまして、これだけ多文化共生ということで、さまざまな行政サービスを支援している以上、やはり義務としての納税の義務というのは当然課せられるわけで、そこの点に関してはどのような現状になっているんでしょうか。 ○三沢財政課長  昨日の補正予算の中でも、今回は、税務課におけます、とりわけ外国人の中でもこのところ急増しているベトナム人に対する税の督促、催告に係るアルバイト人員の配置を所管課から提案させていただいたところです。といいますのは、非常に東南アジア系の中でも、ベトナム、ネパール、ミャンマーといった国籍の方々の転入数がすごい勢いでふえているところでございます。先ほど多文化共生推進担当課長からもお話がありましたとおり、なかなか母国に住民税制度といったものがないので、所得税については、もうその場で、給与支払われるときに源泉徴収されるので、問題ないんですが、どうしても住民税は翌年、前の年の所得に応じて課税されるので、後追いで納付書が来ると、これは一体何だということで、制度を理解してないので、払わないという方々が非常に多いというふうに理解しております。そういったこともありまして、年々ちょっと滞納者もふえているということがございますので、改めまして、税のほうで、ことし後半からベトナム人の臨時職員を雇用して、直接ベトナム語で対応している方々に電話催告するという取り組みをしたいというふうに考えているところでございます。 ○有里真穂委員  今回の報告書の中の取りまとめの中に、そのような支援の部分は非常に多く書いてありまして、メニューも豊富になっているんですが、やはりその原資の根拠となるのは我々の税金であるわけですね。そうしますと、当然このように納税の義務というのを知らないから払わないというような問題ではないと思います。また、今の御答弁のように、ベトナム人の方を雇って直接理解を深めるような活動をされるということでございますので、この点に関して、しっかりと報告書の中に盛り込んで、支援だけでなく、義務という点に関しても理解を促進するのが真の意味での多文化共生と考えますがいかがでしょうか。 ○澤田多文化共生推進担当課長  御指摘ごもっともだと思います。それで、今回、この報告書をいただいた後に、基本方針を区としてまとめてまいるわけでございますが、その際は、少しお時間をいただきまして、各所管からも十分に意見、あと、現状について聞き取りを行いまして、その上で、区としての基本方針とさせていただくということを考えてございますので、その中でいろいろと盛り込んでまいりたいと思います。 ○有里真穂委員  また、同じく、ここの提言の中に、基本目標3のところに、多国籍区民の活躍、区政参画というふうにございますが、この中での区政参画というのは、具体的にどのようなことを想定されているのでしょうか。 ○澤田多文化共生推進担当課長  報告書の中で具体的な例として挙がっているのは、例えばですが、町会等への加入であったり、また、情報交換ができるような仕組みを構築すべきであるというような例が掲載されてございます。 ○有里真穂委員  やはり町会活動であるとか、あとは、そのような情報交換ができる仕組みというのは、まさに地域活動であって、区政の参画というようなところとはまたちょっと違うのではないかなと思うんですが、この区政参画とあえてここで明記している部分では、具体的にどのようなことを想定されて、あえて区政参画というような形をとられたんでしょうか。 ○澤田多文化共生推進担当課長  いただいた御意見の中で、そういうわけで、例えばですけれども、英語とか中国語とか韓国語のガイドといいましょうか、案内は充実しているんですが、それ以外の言語がなかなかなかったりとか、そういう不便があったりというような言葉もあって、そういう声を行政に伝えたいというような御意見もあったと。そういった意味合いでの参画と。ですので、そういう情報交換ができる仕組みをつくることによって、そこら辺がより改善ができればというようなことが報告書の中では記載されてございます。 ○有里真穂委員  続きまして、今の御答弁である程度理解できました。また、同じく、このところにある就労環境ということで、実際の報告書の中には、27ページに、就労、起業の支援というようなことがございまして、就労や起業に向けた情報提供であるとか、支援を行うというふうになっておりますが、実際外国人就労というのは、今の法律の中では、外国人、就労の目的だけって、特殊な能力のある方は別ですが、一般的な労働者としては、基本的に日本はまだ受け入れてない状況にある中で、留学生が多くいるというところに関して、就労の支援であるとか、就職の支援を区が積極的に行っていくというような理解でよろしいんでしょうか。 ○澤田多文化共生推進担当課長  留学生の方でもいろいろなお立場の留学生の方がいらっしゃると思いまして、ここで想定してらっしゃるのが、例えばこの委員の中で、大学の教授の先生も入っていましたので、そういった意味で、大学で留学された方がその後というようなことで、御提案を一ついただいたというぐあいに聞いております。ただ、これは、報告は報告といたしまして、区として今後基本方針をつくる中で、これについてもどのようにしていくかというのは十分にこれから考慮していく必要があると認識をしてございます。 ○有里真穂委員  ただいまの御答弁で、方向性はこれからというようなことで理解できましたが、その続きの29ページにあります豊島区多文化イノベーションセンターというような設置というようなところの項目がございまして、この中に、まさに今お話のような、留学生の区内企業への就職支援、企業説明会の開催であるとか、それから、区内で活躍する外国籍区民の紹介とか、このような具体的な項目が並んでいるんですね。あとは、母語の教育支援というようなことまで書いてございます。これが豊島区の日本人の区民の住民の理解をある程度得た上で、それを区民が皆さんやっていこうというようなコンセンサスがとれているんであれば非常にいいなとは思うんですが、現地の国の言葉をわざわざ豊島区が地方自治体として教育支援するというような方向性は、正直、私、初めて目にいたしまして、そこを豊島区という自治体として積極的に取り組んでいくのかというようなことについての議論は、これはどういったことが前提になって、このイノベーションセンター構想というのが上がったのか、まずはちょっと経緯についてお聞かせください。 ○澤田多文化共生推進担当課長  経緯といたしましては、その委員の中のお一人の方からこういったものを具体的にお示ししたほうが目に見えて具体的にわかりやすかろうということで、今回提案という形で載ったというぐあいに聞いてございます。私の理解といたしましては、まず、基本方針は基本的な区としての全体のグランドデザインといいましょうか、枠組みでございまして、例えばこういうイノベーションセンターの設置等については、もう少し後の具体的なアクションプランのほうに入ってくるような内容かなというぐあいに認識しております。ですので、あくまでイメージ図ということで書かれておりますが、例えば将来的にこういったものを設置して、そういう交流を深めていくということも一つの考えとしてというぐあいに受け取っておりますので、その前提といいましょうか、相互理解、これがまず第一だと思っていますので、そこの相互理解に向けた取り組み等を進めた上で、その次のステップでこのようなセンターの設置等も出てくるのかなというぐあいには考えておるところでございます。 ○有里真穂委員  やはり我々、日本人の区民としても、納税の義務であるとか、さまざまな義務を果たした上で、さまざまな行政サービスを享受できるのが基本だと思うんですね。先ほどありましたように、住民税がまだ支払われる状況にないという、まず、そこの最低限のラインの理解が外国人住民の中にしっかりととれていないような中で、やはりサービスだけを供給していく、特に自治体がそれをやっていくということは、今23区の中で第2位の人口比率になっているわけですよね。豊島区に来たら全てのサービスが無料で受けられるというような間違った認識が世界に発信されるようなことはやはり避けなければならないと思うんですね。まずは、義務を果たしていただいて、その中で、どのようなことが展開できるのか、また、地域住民の中で、先ほど別の委員からもさまざまな意見があると、地域の中には、特に学校教育の現場における日本人の子どもたちと、あと、外国人の子どもたちのある意味差があるわけですよね。そういった部分をどこまで行政が踏み込んでいくのかというのは、もう少し区民の中に理解を深めていく必要があると思います。特にこのような多文化イノベーションセンターというような話が先に出てきますと、やはりまずは、やるべきことを外国人住民にやっていただいて、そこから初めて私たち日本人住民との間でのコミュニケーションとか、そういったものが必要なんだなというふうには感じるので、まずは最低限のルールというところをどう広めていくのか、そこの部分をまずは区が徹底されてから、このようなサービスの部分の充実というのを図るべきではないかなと考えますが、その点について、区のお考えをお聞かせください。 ○澤田多文化共生推進担当課長  御指摘ごもっともだと思います。ですので、先ほどお話が、御指摘いただきました外国語対応相談員による納付案内なども今回補正予算ということで計上させていただいておるところでございますが、そういった御案内とか、ルールについては、しっかりと対応させていただくこと、これは必要だと思います。センターにつきましては、そういうわけで、ちょっと一応これは例示として受けとめておりますので、また、各所管課の話を聞きながら、基本方針のほうはまとめてまいりたいと考えてございます。 ○芳賀竜朗委員長  よろしいですか。   「はい」 ──────────────────────────────────────── ○芳賀竜朗委員長  それでは、次に参ります。千登世橋中学校屋上防水・体育館その他改修工事について。  審査のため、宮本学校施設課長が出席しております。  理事者から説明があります。 ○ぬで島契約課長(心得)  それでは、報告資料をお取り出しいただけますでしょうか。千登世橋中学校屋上防水・体育館その他改修工事についてという資料でございます。  件名、契約締結日、契約方法については、記載のとおりでございます。  4、契約金額1億719万2,160円、税込みでございます。  5、履行期間、平成30年6月15日から平成30年10月31日まで。  6、契約の相手方、東池袋1丁目、酒井建設株式会社、代表者の方は記載の方でございます。  7、入札経過でございます。本件は、総合評価入札方式により入札してございます。入札予定価格は、税込みで1億1,910万2,400円、税抜きで1億1,028万円、事前公表してございます。また、低入札価格調査制度を適用してございますが、価格については非公表でございます。入札の結果につきましては、3社から応札があり、ほか3社が辞退しており、記載の結果となったということでございます。落札率は90%となってございます。  次ページ以降が工事の概要となってございますが、こちらにつきましては、施設整備課長より説明させていただきます。 ○近藤施設整備課長  工事の概要について御説明をさせていただきます。  今回は、屋上防水と体育館の改修工事でございます。建物の規模といたしましては、鉄筋コンクリート造の地上5階建て、延べ面積が8,000平米余の部分のところでございます。ちょうど図面の1枚目のところの下のほうに工事の概要といたしまして、校舎棟の屋上防水改修工事を行います。体育館棟の部分につきましては、内装工事でございまして、体育館の室内運動場の天井の一部改修、これは電気のLED化も含めて改修いたします。それとあと、床改修、これはちょうど時期でございますので、一回削りまして、研磨塗装といいまして、一回磨いて、塗装も全部剥がして、塗り直して、一回、全面改修じゃなくて、補修的な形で研磨塗装するのと、バスケットゴールの耐震化をする予定でございます。それと、サブアリーナのほうにつきましては、こちらのほうも天井改修と床改修と壁面を改修するということでございます。関連工事といたしまして、冷暖房換気整備と電気工事が入るという形でございます。  おめくりをいただきまして、千登世橋中学校の1階平面図でございます。室内運動場の部分のところの床の改修、これは研磨塗装するのと、サブアリーナのところの部分の床改修を行います。  おめくりいただきまして、2階、3階の平面図の部分のところになります。これは、屋内運動場のところにつきましては、床の改修の部分と天井の部分でございますので、網かけになっている部分のところがベランダとかバルコニーとかございまして、そこの部分については、防水工事を、もう更新の時期になっていますので、やり直すという形でございます。  おめくりをいただきまして、4階の平面図でございます。屋内運動場の一部の部分のバルコニーの部分と、校舎棟のバルコニーの部分と、やる予定でございます。  5階平面図、お進みいただきまして、こちらの部分もバルコニー部分の防水工事をやる予定でございます。  最後の部分ですが、屋根伏図になってございます。屋上の部分でございます。ほとんどの部分が、校舎棟の部分につきましては、防水工事をやる予定でございます。体育館のほうにつきましては、今後、順番にいきますと、今後外壁の改修工事をまた予定をしていまして、そのときに足場をかけることになりますので、その際に体育館のほうの屋根のほうをやるという形になってございます。  築年数といたしましては、平成13年の建物ですので、17年たってますんで、ちょうど防水がそろそろ、ウレタン防水なんで、やりかえる時期になっていまして、それにあわせて、今回体育館の部分については、床の研磨塗装とあわせて、LED化を行うというものでございます。  説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。 ○芳賀竜朗委員長  説明が終わりました。質疑を行います。 ○竹下ひろみ委員  総合評価方式について、ちょっと勉強不足であれなんですが、先ほど歌工務店さんが保育園のほうの入札では、29.1ポイントということで1番だったんですが、今回、2番目、21.2ポイントってなっていますけど、これは評価点というんですか、そこが一番ポイントに響く大きな要因でしょうか。 ○ぬで島契約課長(心得)  総合評価方式自体は、大きく分けて3つの部分で評価いたしまして、まず、価格の評価、もう一つが工事実績の評価、もう一つが地域への貢献度というところの評価、これに分けて評価してございます。価格については、落札率、予定価格と落札率の差ですね、これに100点を掛けます。例えば90%の落札率であれば、10%の開きがありますので、10点ということになります。工事成績のほうは、20点満点となってございまして、これまでの工事の点に応じて、点を割り振っていくと。それに加えて、例えば資格を持っている技術者の方がいれば、さらに加点していって、最大20点ということでございます。地域の貢献度のほうは、例えば防災協力をしているとか、ワーク・ライフ・バランスの企業であるとか、あとは、区内に本店があるとか、そういったところで、7項目で評価させていただいて、最大は5点というところでございます。今回、歌工務店さんのところで点があったりなかったりというところで、そこでこの総合評価方式というのは点、順位をつけていくわけなんですけども、やはり大きいのが価格点の部分が左右してくるというところでございます。ほかの条件は、これまでの実績点でございまして、そう動かないというところで、最後にやはり決まってくるのは価格のところかなというふうに認識してございます。 ○竹下ひろみ委員  こういった中で、総合評価方式の、3年前かな、見直しがあったときに、やはりこの価格点を豊島区は、110ポイントあって、それを100ポイントに引き下げたんですが、それでもハードルが高いねというのは、ほかの23区と比べて結構高いほうなんですね。平均でいうと、70ポイントから80ポイントというところが大きいわけですけども、やはり価格を抑えて入札することによってポイントは高くなりますので、総合評価方式の中では、それの評価としては低くなってしまうということもあるかもしれませんが、安ければいいのかというところに結びつくと思いますし、そういった意味では、本店じゃなくて、支店がとっていくということも、それは区内事業者としての認めているわけですから、それが悪いとは思いませんけど、この価格点というのをもう少し見直していくことによって、豊島区内の事業者さんがお仕事がとりやすかったり、また、次の実績とかの、とにかく仕事をとらないと実績のポイントも上がってきませんし、幾ら地域貢献度を今7項目、それをふやしていこうという動きもあるかもしれませんが、5ポイント以上はとれていけない。この実績が例えば20点満点で18点でも、仕事がとれなければそれ以上のポイントをとることが、可能でなくなってくるということもあるので、ぜひその価格点については、他区との事例も研究されていると思いますけれども、その辺の豊島区の見解というのを改めて今、労務単価とか、インフレスライドでいろいろ高くなってきている状況もありますし、オリンピック・パラリンピックということでは、結構いろんな工事がめじろ押しということもあって、本当に価格競争だけではない部分で、なかなか入札する人がいなかったり、随意契約になってしまうとか、不調に終わるなんてことにもつながりかねないので、ぜひここの価格点について、区は100ポイントということについての高いという認識があるのか、それと、今後見直していくような検討はされていくのか、その辺お聞かせいただきたいんですけども。 ○ぬで島契約課長(心得)  今御指摘いただいたとおり、やはり23区の中ではいろいろ点をつけている価格点のところ、何点掛ける落札率の差というのは変わらないところで、豊島区は100点だけれども、それが90点だったり80点だったりという区があるのは事実でございます。また、これまた、御指摘いただいたとおり、2年前に110点を100点に下げて、一方で、地域貢献度というところを大幅に、そこを3項目しかなかったのを7項目にふやして、その中で、本店というところも見て、そういったところを変えて、本格実施というところでこの2年間やらせていただいているところでございます。地方自治法的には、やはり一般競争入札がというところを、いや、そうではない、価格以外のものを見ていこうという制度が、自治法も改正されて、できてきてというところでやったところでございまして、ただ、その中で、いろんな本当に区も研究しながらやっているところではあるんですけれども、一方で、じゃあ、例えば実績点というようなところとかというところをどんどんふやしていくと、それだけ新規参入がしにくくなるという面もございますので、本当に、バランスを見ながらというところで、御指摘のとおり、ほかの区は、いろんな点のつけ方をしてございますので、そういったところを見ながら、総合評価の制度を考える委員会もございますので、その中で、ちょっと話し合って検討しながらやっていきたいと思ってございます。 ○竹下ひろみ委員  最後にしますが、適正価格はすごく大切なことで、安ければいいだろうということにはつながらないと思うんですね。やはり安く請け負って、何カ月かしないうちに雨漏りしたとか、そういうような、それが安いからというところに結びつけてはいませんけれども、そういうことになりかねない。安ければ、下請ももっと安くなってしまうわけですから、そういう意味では、価格点について、やはり他区の状況も研究の中でぜひ検討していただくように、よろしくお願いをしたいと思います。  以上です。 ○山口菊子委員  千登世橋中学校、新しい、新しいと思っていたら、もうかなりの年月がたつというのを改めて感じたんですけど、今回、屋上防水とか体育館の改修があるんですけど、あそこの体育館のトイレは直さないんですか。 ○近藤施設整備課長  今回は体育館の改修には入ってございません。 ○山口菊子委員  あそこの体育館って、和式便所なのね。洋式も1個ぐらいあったかな。私は千登世橋中学校をたまに使ったりするんだけれども、新しい学校で、新築されて、すばらしい学校だといって、新築だ、新築だといって見に行ったのがついこの間のようなんだけども、実は、この年月たっていて、かつ、新しいと思っていたところが和式トイレがあるんで、非常にびっくりしていて、それはもう、でも、改修、今回の対象にはならない。 ○近藤施設整備課長  学校を、緊急で、3カ年間で洋式化を、今年度が最終になってございまして、主に子どもたちが使う部分のところについて、特に洋式化を進めて、トイレ改修を、全面改修をしているというところでございます。次に来るのが、直してはいるんですけど、10年くらい前なんですね、まだ和式が残っているのがまだ残っておりまして、そういったところを今度、上を取っ払って乗っけるというリモデル方式とかというのがありますので、今度はそういった形に順次かえていかなきゃいけないなというふうには、施設整備課としては思っておりまして、教育委員会のほうとも相談をしながら、もう配管等とか、水回り系は全部直っているんで、器具だけが取りかえてないというのがありまして、あと、そこへ今度、電源を持ってこないと、ウォシュレットですとか、暖房便座になりませんので、その辺がございますので、その辺も踏まえて、恐らくLEDもしなきゃいけないですとか、いろいろ出てくると思いますので、そういったことを総合的に考えながら洋式化を進めていきたいというふうに思ってございます。 ○山口菊子委員  じゃあ、千登世橋中学校が新築されるときは、まだ和式も残しましょう。洋式もあるのよね。だけど、生徒が使うものだからウォシュレットまでは必要ないと思う。時々いろいろ開放されて、大人も使うけども、基本的には体育館のトイレにわざわざウォシュレットまでは必要ないと思う。そうすると、明豊中学校とか、あの辺はまだ残っている。 ○近藤施設整備課長  済みません、細かな数字を把握しているわけじゃございませんけども、恐らく残っていると思います。実を言うと、新庁舎も残っていまして、3階のトイレに1カ所ずつ、男子、女子のトイレに和式がございます。どうしてもやっぱり御要望があるんで、和式じゃなきゃだめだという方のために1カ所ずつ残しているような次第でございまして、場合によっては、池袋小学校なんかも、体育館下は直してはいるんですけど、リニューアルしているんですけど、まだ和式のまんまになってたりとかしているところが幾つかございますので、そういうところは、やっぱりトイレ改修として、系統として、縦系統、どんと全部リニューアルをして、全部洋式化しているのと、部分的にも先に直したところで、洋式じゃなく、和式が残っているところもございますので、その辺は、年代によってあるというのは事実でございますので、徐々に直していきたいというふうに思ってございます。 ○山口菊子委員  ちょっと確認したいんですけど、確かに文化ではあるから、和式を全部取っ払えというのも、なかなか日本の一つの文化であるとは思うんだけれども、やっぱり残さなきゃいけないのかな、どうなんだろうなって、その辺の判断というのはどういう判断なんですか。 ○近藤施設整備課長  新庁舎においては、御要望が、実際に区民の声があって、残せということで、最終的に区長と相談をいたしまして、1カ所ずつ残すというふうにさせていただいたところでございまして、それ以外は全部洋式化になっています。 ○芳賀竜朗委員長  よろしいですか。   「はい」 ──────────────────────────────────────── ○芳賀竜朗委員長  次に参ります。上池袋備蓄倉庫新築工事について。  理事者から説明があります。 ○ぬで島契約課長(心得)  それでは、報告資料をお取り出しいただけますでしょうか。上池袋備蓄倉庫新築工事についてという資料でございます。  件名、契約締結日、契約方法は、記載のとおりです。  4、契約金額1億5,336万円、税込みでございます。  5、履行期間、平成30年6月20日から平成31年3月15日まで。  6、契約の相手方、池袋二丁目、立花建設株式会社豊島営業所、代表者は記載の方でございます。  7、入札経過でございます。本件は、総合評価入札方式により入札してございます。入札予定価格は税込みで1億6,232万4,000円、税抜きで1億5,030万円、事前公表してございます。また、低入札調査価格制度を適用してございますが、価格については非公表でございます。入札の結果につきましては、1社から応札があり、ほか4社が辞退しており、記載の結果になったというものでございます。落札率は94.4%となってございます。  次ページ以降が工事の概要となってございますが、こちらにつきましては、施設整備課長より説明させていただきます。 ○近藤施設整備課長  上池袋備蓄倉庫の工事の概要について御説明させていただきます。  場所は、こちら側からいきますと、西巣鴨橋を渡って、豊成小学校のちょうど先のところでございまして、上池袋1丁目33番20号でございます。敷地面積が656.44平米、鉄筋コンクリート造の地上3階建て、延べ面積が705.45平米でございます。工事の概要、建築工事と、今回、別に換気設備があるんですけど、空調設備等はつけてございませんので、給排水衛生設備工事と、あと電気の工事がございます。図面のほうのちょうど右側の下のところに書いてあるのが、前面道路、11メートルの道路がございまして、奥のほうに新しい建物を建てると。工期といたしましては、3月15日まで、期間としては約8カ月間を予定してございます。  お進みいただきまして、2ページ目でございます。1階平面図でございまして、もうコンクリート造の単なる建物でございまして、こちらに備蓄倉庫が入るというのが1階、2階で、直送の輸送機、これは荷物を運ぶリフトでございまして、500キロのものまで運べるようになってございます。  お進みいただきまして、3階の部分につきましても、備蓄倉庫でございまして、3階平面図のところまでは階段がありまして、同じようにリフトが入るという形でございます。  お進みいただきまして、立面図でございまして、本当に西池袋公園にあるような備蓄倉庫でございまして、それの3階建てという形のものでございます。  説明は以上でございます。どうぞよろしくお願いいたします。 ○芳賀竜朗委員長  説明が終わりました。質疑を行います。 ○清水みちこ委員  契約の入札経過で、5社のうち4社が辞退、今回、ほかの案件でもこういった辞退ということで、職人さんがいないとか、価格の件でということだったんですけども、この契約に関しては、この辞退の理由はどういったことだったんでしょうか。 ○ぬで島契約課長(心得)  この件につきましても同様でございまして、4社のうち2社が積算の結果、予定価格をちょっと超えてしまったという理由、そのほか2社が技術者を配置できないという理由でございました。 ○清水みちこ委員  やはり職人さんの不足というのがかなり深刻だなというのと、あと、入札して、また、1社、落札した1社以外が辞退というのも、ちょっとこういった案件がこれからふえていくのもどうかなというふうに私自身としては思います。
    芳賀竜朗委員長  よろしいですか。 ○清水みちこ委員  はい。 ○芳賀竜朗委員長  ほか、よろしいですか。 ○木下広委員  ちょっと僕、総務委員会は久しぶりなんで。これは、財源は、何か特別な財源があって、この上池袋に倉庫をつくろうということになったんでしたっけ、ちょっとその辺を教えていただけますか。 ○三沢財政課長  こちらにつきましては、まず、国から密集市街地総合防災事業補助金としまして、2分の1の補助金が出ます。また、あわせまして、木造住宅密集地域整備事業補助金といったものが東京都から4分の1出るという状況で財源を確保、調達しているところでございます。 ○木下広委員  じゃあ、同じような形で、今回上池袋以外にも新たにつくるとかって、そういうのはないんですか。 ○長澤危機管理担当課長  今回の上池袋一丁目に建てます備蓄倉庫でございますが、当地は、居住環境総合整備事業を実施しているところでして、そういった制度を活用しまして、区の負担をできる限り少なくして防災面を強化していくということで建てたものでございます。ただ、現在、区におきましては、備蓄倉庫全体の見直しも検討してございまして、そうした中で、そういった機会がございましたら、備蓄倉庫の整備を進めていきたいと思っておりますが、現時点で具体的にここという場所は決まっているわけではございません。 ○木下広委員  よくわかりました。結構です。 ○芳賀竜朗委員長  よろしいですか。 ○木下広委員  はい。 ○芳賀竜朗委員長  ほか、よろしいですか。 ○儀武さとる委員  ちょっとお聞きしたいんですけど、建物が奥のほうに配置されて、そこに3階建てを建設することになっているんですけど、手前の大きなスペースがあるんですけど、これはどんなふうに活用すると想定しているんでしょうか。 ○長澤危機管理担当課長  トラックがどうしても横づけされるスペースが必要だということで、運び出すために建物は奥のほうになっているというような形でございます。 ○儀武さとる委員  トラックを活用して、備蓄物資を送ったりするということなんですけど、そうすると、この備蓄倉庫の備蓄品を区内のエリアといいますか、全体をにらんでいるのか、近い将来、造幣局跡地にも備蓄倉庫、大きなものができるんですが、それとの関係ではどうなんでしょうか。 ○長澤危機管理担当課長  今回、上池袋に整備いたします備蓄倉庫につきましては、区全体の備蓄物資の拠点としたいというふうに考えてございます。もちろん周辺地域の皆様にも災害状況に応じましては、備蓄品を配布いたしますが、区全体の備蓄物資を保管していくということを考えてございます。また、造幣局跡地に整備いたします備蓄倉庫につきましても、やはり防災公園ということで、区の拠点となる機能、防災機能を持たせているところでございますので、こちらについても、区全体の備蓄物資の拠点というふうに位置づけたいというふうに考えてございます。 ○芳賀竜朗委員長  よろしいですか。   「はい」 ──────────────────────────────────────── ○芳賀竜朗委員長  それでは、次に参ります。清和小学校外壁・便所その他改修工事について。  審査のため、宮本学校施設課長が出席しております。  理事者から説明があります。 ○ぬで島契約課長(心得)  それでは、報告資料をお取り出しいただけますでしょうか。清和小学校外壁・便所その他改修工事についてという資料でございます。  件名、契約日、契約方法は、記載のとおりでございます。  4、契約金額1億487万8,800円、税込みでございます。  5、履行期間、平成30年6月15日から平成30年12月14日まで。  6、契約の相手方、巣鴨五丁目、松本建設株式会社、代表者の方は記載の方でございます。  7、入札経過でございます。本件は、総合評価入札方式により入札してございます。入札予定価格は税込みで1億1,653万2,000円、税抜きで1億790万円、事前公表してございます。また、低入札調査価格制度を適用してございますが、価格については非公表でございます。入札の結果につきましては、4社から応札があり、ほか1社が辞退しており、記載の結果になったものでございます。落札率は90%でございます。  次ページ以降が工事の概要となってございますが、こちらにつきましては、施設整備課長より説明させていただきます。 ○近藤施設整備課長  清和小学校の外壁・便所その他改修工事でございます。  契約日よりことしの12月14日までの工期になってございます。工事の内容といたしましては、外部の改修と外壁の改修、屋上防水の改修、屋上のフェンスの改修、あと便所の改修という形でございます。図面のところの配置図のところに網かけになっている部分が屋上部分の改修でございまして、体育館棟以外の部分につきましては、今回、校舎棟の部分について、屋上の部分を全て改修させていただくというものでございます。  お進みいただきまして、1階、2階の平面図でございます。トイレといたしましては、昨年度、もう校舎の昇降口側のほうのトイレの改修は終わってございますので、残りのトイレ系統の改修工事ということで、図面の右側のほうにありますトイレ改修の部分を今回内部としては行うものでございます。それ以外につきましては、2階平面図にございますように、屋上防水、ひさし等の改修、あと、一部のフェンスの改修を行うような形になってございます。  お進みいただきまして、3階、4階の平面図でございます。こちらのほうも便所の改修とひさし防水の改修と屋上の防水と外周フェンスの改修工事でございます。  お進みいただきまして、最終的に屋上の改修工事でございまして、屋上の改修工事、塗装とかも全部ウレタンの防水とかやり直しますんで、ヘリサインですね、新たに清和小学校と書いています。こういうところは全部やり直す予定になってございます。  最後は、参考で立面図をつけさせていただいてございます。  以上でございます。どうぞよろしくお願いいたします。 ○芳賀竜朗委員長  説明が終わりました。質疑を行います。 ○山口菊子委員  たしかことしになってからだったかしら、教育研究会があって行ったんだけど、すごい寒いんだけれど、学校がね。いろんな学校お伺いさせていただいて、冬、あっちの学校もこっちの学校も、例えば池袋本町小学校とか、そういうところは別にして、古い学校、物すごく寒いんだけれど、これは建物の構造上、これは屋上とか、こういうのをやるんだけれども、密閉度とか、そういうのが悪いのかしら、どうなんだろう。 ○近藤施設整備課長  古い学校、今回の清和小学校も含めて、結構、築年数たっている学校につきましては、普通教室、音楽室とか、そういうところは別なんですけど、普通教室の内側に断熱材とか張ってないのが多いです。やると、今度、教室自身が小さくなったり、ロッカーが入んなくなったりとかというのがありまして、あと、ガラスのサッシも新築の学校であれば、ペアガラスという二重になっているやつで断熱効果がある程度あるものにかえていますけど、単板のスクールテンパという強化ガラスになって、割れないガラスなんですけど、そういったガラスになっていますので、やっぱり断熱の効果というか、熱の伝導はもうすごい、もう外寒いと、中もすごく冷えるような形になっています。そういった格好になっています。 ○山口菊子委員  池袋第一小学校もすごいもうどうなっちゃうかと思うぐらいに寒くて、体育館なんかのセーフスクールのときなんか、もう本当凍えそうだった。もうおなかと背中にホカロン張ったって何だって、すごい体育館なんか寒くっても、子どもたちも先生たちも毎日なれているからすごいなと思ったんだけど、すごく寒かったのね。でも、池袋第一小学校は改築が決まっているからともかくとして、清和小学校なんかも改築の予定、当分ないわけでしょ。子どもたちはその学校しか知らないから、自分の行っている学校が一番いい学校だから、わからないんだけど、何かかわいそうになっちゃうぐらいにやっぱり清和小学校も研究会行ったときすごく寒かったのよね。何か学校間の格差が余りにもあり過ぎる気がして、たまたまちょっと子ども文教委員が続いたし、去年も本当、研究会とか周年行事が多かったから、しょっちゅう学校行きましたけどね、いや、ちょっと清和小学校もひどかったなというのは思って、トイレも3年目になってということで遅いんだけども、この辺の考え方というのは教育委員会が決めることでしょうけれども、やっぱりかなり大がかりな改修していかないと、ちょっと学校間格差が広がるかなというものはすごく感じてはいますね。どうなんですか。 ○宮本学校施設課長  今、委員御指摘のとおり、新しい学校と、そうでない、なかなか年数がたってしまった学校について、差がちょっと出てしまっているところは承知しているところでございます。また、改修等でトイレを初めとして、できる限り改築校に近づけていく努力は教育委員会の中でも検討してやっているところでございます。今、委員御指摘の教室ですとか、体育館等についても、環境が改築校に比べるとなかなか厳しい部分も承知してございますが、現段階で何かという対策はとってはいないんですけれども、今後、改築ですとか、大規模改修、または長寿命化計画もございますが、そういった中で、少しでも早く、子どもたちの学ぶ環境がよくなるように改築校に近づけるように、また検討を進めてまいりたいと考えております。 ○山口菊子委員  そう簡単に学校の新築なんていうのはもう桁が違って、お金もかかることだし、それでまた、仮校舎の問題とかも含めて、すごく大変なことだというのはよく承知していますけど、あんまり学校間格差が広がらないような計画というか、改修を重ねていくとか、そういうことはやっぱりぜひやったほうがいいかなというふうにはすごく思います。よろしくお願いします。 ○芳賀竜朗委員長  ほか、よろしいですか。   「なし」 ──────────────────────────────────────── ○芳賀竜朗委員長  それでは、続いて参ります。池袋小学校外壁・屋上その他改修工事について。  審査のため、宮本学校施設課長が出席をしております。  理事者から説明があります。 ○ぬで島契約課長(心得)  それでは、報告資料をお取り出しいただけますでしょうか。池袋小学校外壁・屋上その他改修工事についてでございます。  件名、契約締結日、契約方法は、記載のとおりでございます。  4、契約金額9,011万1,204円、税込みでございます。  5、履行期間、平成30年6月6日から平成31年2月28日まで。  6、契約の相手方、目白2丁目、扶桑建設株式会社、代表者は記載の方でございます。  7、入札経過でございます。本件は、総合評価入札方式により入札してございます。入札予定価格は、税込みで1億12万3,560円、税抜きで9,270万7,000円、事前公表してございます。また、低入札調査価格制度を適用してございますが、価格については非公表でございます。入札の結果につきましては、4社から応札があり、ほか5社が辞退しており、記載の結果になったものでございます。落札率は90%となってございます。  次ページ以降が工事の概要となってございますが、こちらにつきましては、施設整備課長より説明させていただきます。 ○近藤施設整備課長  池袋小学校外壁・屋上その他改修工事でございます。  工事の概要といたしまして、4)番の工事の内容でございます。外壁の改修、屋上の防水改修、フェンスの改修、あと、一部分ですね、老朽化している空調機がございまして、空調機に伴う改修工事も行う予定でございます。工期といたしましては、来年度の2月28日までの工期をいただいているところでございます。  1枚目の図面の今回見える校舎棟の部分と屋上プールの部分と体育館の部分のところですね。そこの部分につきましては、防水のほうの形のほうは全部改修をさせていただくような形になってございます。  おめくりをいただきまして、2枚目、1階平面図でございます。1階平面図の一部分ですね、鉄骨階段がございますので、その鉄骨階段の塗装をやりかえるというのと、保健室の空調機が老朽化していますので、それの改修を行いますので、それに伴いまして、部分的に取り合いの部分の建築工事が入ります。  お進みいただきまして、2階平面図になります。2階平面図のところは、音楽室の部分の改修、あと、屋上の防水改修、鉄骨の階段の塗装改修、それと、陸屋根の部分の残った部分の屋根の防水改修、それと、ことばと聞こえの教室の部分の空調改修工事を行うというものでございます。  お進みいただきまして、3階平面図でございます。図書室の空調機の改修、たんぽぽ教室の空調機の改修、それと、陸屋根の部分の防水工事、鉄骨の階段等の塗装改修を行います。  お進みいただきまして、屋上の最終的な部分のところでございますが、防水改修工事、屋上フェンスの改修工事を行います。プールの部分につきましては、昨年度、もうプール改修は終わっていますので、そちらのほうは改修をいたしません。体育館のほうにつきましては、もう済んでございました。失礼いたしました。  最後の部分が立面図の参考図で、A棟、B棟の部分につきまして、つけてございます。  説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。 ○芳賀竜朗委員長  説明が終わりました。質疑を行います。  御質疑はよろしいですか。   「なし」 ───────────────────◇──────────────────── ○芳賀竜朗委員長  それでは最後に、継続審査分についてお諮りいたします。  継続審査分3件については、引き続き閉会中の継続審査といたしたいと存じますが、御異議ございませんか。   「異議なし」 ○芳賀竜朗委員長  異議なしと認め、そのように決定をいたします。  以上で、総務委員会を閉会いたします。   午前11時29分閉会...