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  1. 豊島区議会 2018-07-03
    平成30年総務委員会( 7月 3日)


    取得元: 豊島区議会公式サイト
    最終取得日: 2023-03-30
    平成30年総務委員会( 7月 3日)   ┌────────────────────────────────────────────┐ │                 総務委員会会議録                   │ ├────┬─────────────────────────┬─────┬───────┤ │開会日時│平成30年 7月 3日(火曜日)         │場所   │第1委員会室 │ │    │午前10時00分〜午後4時15分         │     │       │ ├────┼──────────────────┬──────┴─────┴─────┬─┤ │休憩時間│午前11時57分〜午後1時30分  │午後 2時55分〜午後 3時 5分 │ │ ├────┼──────────────────┴──────┬─────┬─────┴─┤ │出席委員│芳賀委員長  島村副委員長            │欠席委員 │       │ ├────┤ 有里委員  清水委員  儀武委員  木下委員  ├─────┤       │ │ 9名 │ 河原委員  竹下委員  山口委員        │なし   │       │ ├────┼─────────────────────────┴─────┴───────┤ │列席者 │ 磯議長 〈根岸副議長〉                           │ ├────┼───────────────────────────────────────┤ │説明員 │ 高野区長  宿本副区長                           │ ├────┴───────────────────────────────────────┤ │金子政策経営部長  澤田企画課長(公民連携推進担当課長)(セーフコミュニティ推進室長) │ │          (多文化共生推進担当課長)  木村施設計画担当課長         │ │          宮田「わたしらしく、暮らせるまち。」推進室長            │
    │          三沢財政課長  渡邉行政経営課長  副島区長室長          │ │         〈馬場国際アートカルチャー都市推進室長〉 高島広報課長       │ │          矢作区史編さん担当課長  大門区民相談課長  秋山情報管理課長   │ ├────────────────────────────────────────────┤ │天貝総務部長    田中総務課長  小野寺人事課長  秦人材育成担当課長        │ │          ぬで島契約課長(心得)  田中財産運用課長(庁舎運営課長)     │ │          能登男女平等推進センター所長                    │ │今浦危機管理監   廣瀬防災危機管理課長  長澤危機管理担当課長            │ │          秋山治安対策担当課長                        │ │近藤施設整備担当部長(施設整備課長)                          │ ├────────────────────────────────────────────┤ │          倉本総合窓口課長  宇野収納推進担当課長(心得)          │ ├────────────────────────────────────────────┤ │          山野邊生活産業課長  渡邉文化デザイン課長             │ │          小池東アジア文化都市推進担当課長  關劇場運営担当課長       │ │          小椋マンガアニメ活用担当課長  星野学習・スポーツ課長      │ ├────────────────────────────────────────────┤ │          小野環境保全課(環境政策課)  尾崎生活福祉課長          │ ├────────────────────────────────────────────┤ │          樋口保育政策担当課長                        │ ├────────────────────────────────────────────┤ │          大根原再開発担当課長  原島交通・基盤担当課長           │ │          松田道路整備課長  石井公園緑地課長                │ ├────────────────────────────────────────────┤ │橋爪選挙管理委員会事務局長選挙管理委員会事務局次長)                 │ ├────────────────────────────────────────────┤ │上野監査委員事務局長監査委員事務局次長)                       │ ├────────────────────────────────────────────┤ │          佐々木庶務課長  加藤指導課長                   │ ├────┬───────────────────────────────────────┤ │陳述者 │小吹意見陳述者                                │ ├────┼───────────────────────────────────────┤ │事務局 │栗原事務局長  野上議会担当係長  松木書記                 │ ├────┴───────────────────────────────────────┤ │                 会議に付した事件                   │ ├────────────────────────────────────────────┤ │1.会議録署名委員の指名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1  │ │   竹下委員、山口委員を指名する。                          │ │1.委員会の運営・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1  │ │   正副委員長案を了承する。                             │ │   録音・撮影を許可することとなる。                         │ │1.30請願第3号 豊島区における「パートナーシップの宣誓制度」創設に関する請願・・ 1 │ │   意見陳述、意見陳述に対する質疑を行った後、能登男女平等推進センター所長よ     │ │  り説明を受け、審査を行う。                             │ │   閉会中の継続審査が否決された後、賛成多数により、採択すべきものと決定する。    │ │1.第60号議案 (仮称)新区民センター増築工事請負契約の一部の変更について ┐・23 │ │  第61号議案 (仮称)新区民センター増築に伴う冷暖房・換気設備工事請負契約│    │ │         の一部の変更について                    │    │ │  第62号議案 (仮称)新区民センター増築に伴う電気設備工事請負契約の一部の│    │ │         変更について                        │    │ │  第63号議案 (仮称)新区民センター増築に伴う給排水衛生・消火・ガス設備工│    │ │         事請負契約の一部の変更について               │    │ │  報告事項  (仮称)新区民センター増築に伴う機械式駐車場設備工事について ┘    │ │   4件一括して、ぬで島契約課長(心得)及び近藤施設整備課長より説明を受け、審査   │ │  を行う。あわせて報告事項の報告を受ける。                      │ │   4議案ともに、全員異議なく、原案を可決すべきものと決定する。           │ │1.第64号議案 平成30年度豊島区一般会計補正予算(第1号)・・・・・・・・・・・36│ │   三沢財政課長より説明を受け、審査を行う。                     │ │   賛成多数により、原案を可決すべきものと決定する。                 │ │1.次回の日程・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・53 │ │   7月4日(水)午前10時、委員会を開会することとなる。              │ └────────────────────────────────────────────┘   午前10時開会 ○芳賀竜朗委員長  ただいまから、総務委員会を開会いたします。  会議録署名委員を御指名申し上げます。竹下委員、山口委員、よろしくお願いいたします。 ───────────────────◇──────────────────── ○芳賀竜朗委員長  委員会の運営について、正副委員長案を申し上げます。  本日の委員会は、議案5件、請願1件の審査を行います。さらに、報告事項を7件予定しております。審査は請願から行います。最後に継続審査分についてお諮りいたします。  馬場国際アート・カルチャー都市推進室長は、公務のため本日の委員会を欠席いたします。宮田「わたしらしく、暮らせるまち。」推進室長は、同じく公務のため中座いたします。  なお、木村施設計画担当課長近藤施設整備課長は現在区民厚生委員会に出席しており、そちらが終了次第、本委員会に出席いたします。御了承願います。  ここで一つお諮りいたします。傍聴の方から、撮影、録音の承認願が提出されております。いかがいたしましょうか。   「結構です」  それでは承認いたしますが、撮影、録音場所は傍聴席からとし、フラッシュの使用はなさらないようお願いいたします。  以上でございます。運営について何かございますか。   「なし」 ○芳賀竜朗委員長  それでは、そのようにいたします。 ───────────────────◇──────────────────── ○芳賀竜朗委員長  請願の審査を行います。  30請願第3号、豊島区における「パートナーシップ宣誓制度」創設に関する請願。  審査のため、倉本総合窓口課長が出席しております。  審査は、請願文書表の朗読後、まず意見陳述及び陳述に対する質疑を行います。次に理事者から説明を受け、質疑を行います。  それでは、事務局に朗読させます。 ○松木書記  それでは、朗読させていただきます。  30請願第3号、豊島区における「パートナーシップの宣誓制度」創設に関する請願。  紹介議員、高橋佳代子議員、西山陽介議員、垣内信行議員、渡辺くみ子議員、小林ひろみ議員、儀武さとる議員、森とおる議員、清水みちこ議員、村上典子議員、ふるぼう知生議員、小林弘明議員、石川大我議員。  要旨。豊島区では、性的マイノリティの理解促進のため、講演会の開催や人権週間に合わせたパネル展示をはじめ、様々な取組を行っています。最近では、「多様な性自認・性的指向に関する対応指針」の策定を行いました。職員互助会では、同性パートナーのいる職員への結婚等祝い金、病気見舞金の支給を行うなどしています。  こうした性的マイノリティの理解促進をさらに進めるため、「性的マイノリティに係るパートナーシップの宣誓制度」を豊島区でも導入いただきますようお願い申し上げます。制度は、2人が互いを人生のパートナーとして、日常生活において相互に協力し合うことを約束した関係であることなどを区長に対して宣誓する制度です。こうした制度があることにより、カップル向けの民間サービスが利用しやすくなるなど、生活上の利便性が向上し、当事者が自分らしく生きられる社会を実現することができます。また、区民の理解促進にも大きく寄与するものと考えます。  区議会では、2013年よりパートナー制度について質問されており、区長は同性カップルを「同性カップルの方々は、お互いにかけがえのない大事な存在であり、家族として安心して暮らしていくためには、周囲の理解とともに、助け合いの仕組みが必要であると思っております」と答弁しています。また、制度について、区は「スピード感をもって検討を進めていく」と答弁しています。  以上、豊島区においては、性的マイノリティに関する取組が積み重ねられ、本制度導入への条件は整っていると考えます。よって下記のとおり請願いたします。  記。1、豊島区においても、互いの個性や多様性を認め合い、誰もが生きがいと誇りを持つことができる街の実現を目指し、「パートナーシップの宣誓制度」を創設してください。  なお、6月29日に20名の追加署名の提出がございました。請願者は、請願代表者ほか685名でございます。  以上でございます。 ○芳賀竜朗委員長  朗読が終わりました。  続いて、意見陳述を行います。  請願の意見陳述の方は、陳述者席に御着席ください。   〔意見陳述者着席〕 ○芳賀竜朗委員長  意見陳述の方には、請願を提出するに至った思いや意見をおおむね10分以内で述べていただきます。  それでは、御着席のままで結構ですので、御住所とお名前を述べた上でお話しください。 ○小吹意見陳述者  私は、小吹文紀と申します。豊島区池袋3の26の6、豊田ハイツ203、特定非営利活動法人レインボーとしまの会の代表理事で共同代表を務めるとともに、東池袋のサンシャインの損保会社に在勤しております。  本日は、請願に当たり陳述の機会を与えていただき、大変ありがとうございます。
     請願に至りました背景でございますが、請願の趣旨は先ほど事務局にお読みいただいたとおりではございますが、レインボーとしまの会として、豊島区民を中心としたメンバーで活動してまいりました。10代から70代の当事者、そしてその御家族、また支援者の方々の交流や意見交換を1年半にわたり行ってまいりました。その活動から、一つの形として今回の請願に至っております。  昨日の都市整備委員会では、30請願第4号の採択を頂戴いたしました。  本日のこの総務委員会の御審査で、私たちのパートナーシップ宣誓制度創設に関する請願という望みが実現されることが豊島区に住む当事者一人一人の思い、そして豊島を愛し、さらに住みやすい環境を整えていただける自治体であることのあかしとなって、一人一人が仕事や学業、そして市民生活それぞれに与えられた役割に集中、注力し、住みやすく幸せに暮らしていける一つの力となればと考えております。  私からの冒頭の陳述は以上でございます。  御審査のほど、どうぞよろしくお願い申し上げます。  以上です。 ○芳賀竜朗委員長  意見陳述が終わりました。  なお、これから行う意見陳述に対する質疑について、念のため申し上げます。  各委員から意見陳述者には質疑できますが、意見陳述者から委員や理事者に質疑をすることはできません。また、発言の際には挙手をして委員長の発言許可を受けてからマイクを使って発言をお願いします。  それでは、意見陳述者に対する質疑はございますか。 ○清水みちこ委員  本日は、お越しいただいてありがとうございます。  これから何点か質疑させていただきますので、どうかよろしくお願いをいたします。  ただいま意見陳述ということで、今回この請願を出されるに至ったことを簡単にお話いただいたんですけれども、私、個人的に考えるのに、やはり請願を出すということで、まだまだ偏見を持つ方もいらっしゃるかと思うんで、大変勇気が要ったんじゃないかなというふうに推察をさせていただきます。  今簡単にお話は伺ったんですけれども、お答えになれる範囲で結構でございますので、なぜ意見陳述をされようと思ったか、そのことについて、お答えいただければと思いますがいかがでしょうか。 ○小吹意見陳述者  今回の請願と意見陳述に至った経緯ということで御質疑をいただきました。  まず、私はきょう一個人として、ここに座らせていただいておりますが、レインボーとしまの会は昨年の1月、2月ごろから活動を始めてまいりました。毎月20名程度の当事者や支援の方々と勉強会をしたり、いろんな意見を聞いたり、それから少しイベント的なことをやって、非常に多くの方々、100名近い方に来ていただいたようなイベントも行いました。その中で、私自身あるいはその会のメンバー一人一人というのが集まって話をすることによって、お互い自分のことだけだったものが一つの固まりとなって、私たちの中でも多様な方々がいるんだなということを改めて認識をいたしました。  としまの会には、ゲイのカップルもいらっしゃいます。レズビアンのカップルもいらっしゃいます。また、60代でもう数十年にわたって一緒に豊島区で住んできたんだという方もいらっしゃいます。なかなか、今まで先ほど清水委員がおっしゃったように声を上げることができてなかった時代が、オリンピックであったり、他の自治体の動きであったりいろんな形の中で多様性、多文化という形で出てまいりました。特に豊島区においては、例えば女性の活躍が住みやすいまちというのが、全然だめだったところがトップに上がったりとか、区長や議員の皆様のお力で行政が本当に変わってきたことも体感し、その喜びというのもこの同性パートナーや性的マイノリティのことだけではなくて、いろいろ話し合う機会を持ちました。  今回、請願の形に、これは本当に一つの形ではあるんですけれども、この場を与えていただける自治体もほかはないところもあります。こうやってお話をして、御質疑いただいてお話ができるという、この豊島区の幸せも感じつつ、いろんな形で会を代表していろんな声を一つ届けていける形があるんだということも知り、今回に至ったというところです。ですので、この時間でなかなか言い尽くせるものではないんですけれども、先ほどの60代の方のお話をやはり聞いたりしますと、世の中は変わってきたよねと。まだまだだと思います。理解も進んでいない部分もまだあるかもしれません。偏見もたくさんあると思います。ただ、マイノリティというのは性にかかわったことではないという中で、これから人口が少なくなっていく中で、みんなでいろいろダイバーシティーやインクルーシブで頑張っていこうという中の一つでお話をさせていただける機会があるのではないかなという小さな希望から今回ここでお話をさせていただいています。  最後に、先ほどの人数の685という思いがあります。今回の署名は紙をまいて書いてもらってくださいではなく、全て会のメンバーが面と向かって、お一人お一人に説明をし、書いていただいた685筆になります。豊島区以外の方もいらっしゃいますが、豊島区が変われば自分たちの自治体も変わるかもしれないというお言葉もいただいて、その思いを背負ってきょうは代表してここに座らせていただいている次第です。 ○清水みちこ委員  まず、今、署名の集め方、一人一人面と向かってということで、大変重みのある署名であるということがよくわかりました。また、今お話の中で会の中も多様な方々がいる、いろんな意見があるということで、本当にそういった中で声を上げていただくことの大切さというのをとても重く、私としては受けとめることができました。  質疑をもう一つさせていただいてよろしいでしょうか。 ○芳賀竜朗委員長  どうぞ。 ○清水みちこ委員  当事者の方、さまざま多様な方がいらっしゃる、いろいろな御意見もあるという中で、先日、NHKでハートネットテレビというので同性パートナーの特集を組まれている回を見させていただいたんですが、当事者の中にも制度があっても使おうと思わないというふうにインタビューに答えていらっしゃる方もあったので、やはり先ほどおっしゃったさまざまな声がある、多様な方々がいらっしゃるということにつながるかと思うんですけれども、一方でやはり当事者の方にもそういった制度を使おうと思わないという声もあることについて、どのように受けとめていらっしゃるか。お答えになれる範囲で結構ですので、お願いをいたします。 ○小吹意見陳述者  この場で記録に残るわけですので、公な場所ですので、このような機会が来るかどうかというのは、非常に私にとっても勇気の要ることではあるんですが、それを御信頼の上で、当然、議事録が公開されるという前提でお話をいたしますが、私自身は当事者でございます。ただ、父子家庭で子どもがおります。つまり結婚もしております。今現状パートナーがいて、このパートナー宣誓制度を使うかどうか、今すぐ判断せよといえば、今は使わないかもしれません。  おっしゃるとおり、そっとしておいてほしいという方がいらっしゃいます。これも事実です。ただ、そっとしておいてほしい方がいらっしゃるので、その制度を設けないというのは、私は違うと私個人が思っております。一つの例で、父子家庭もマイノリティです。父子制度のひとり親の助成制度とかを使うか使わないかも私の判断ですし、PTAに私は息子のところにお母さんがいないと言うかどうかというのも、それでいじめを受けるかもしれないので黙っているかもしれません。先生は知っているかもしれませんけれども。それは一人一人の私は判断だと思います。だからひとり親制度が要らないということにはならないというのと私は同じではないのかなと、自分に置きかえております。  多様な方々がいらっしゃいます。私も先日、先進的に考えていただいた港区のアンケートも見させていただきました。使いたくないという方がいらっしゃるのも、当然の部分もあるかもしれません。それは私の父子と同じです。ただ、あの数字を見たときに、10代、20代の方の71%が使いたいというのを見て、逆に仰天いたしました。若い方々がこれから長い人生を暮らしていくに当たって、この制度を求めているという方が7割もいたんだということに、逆に驚愕をして、あのアンケートはすばらしかったなというふうに思っております。  今回の請願に至るに当たって、皆で大きな議論をしました。ただ、一つのきっかけになり、私たちが大好きなフクロウのまちの豊島区が新たな形でこんなことをやるんだよって旗を上げていただけるようになればなという心からの思いを持って、ここでお話をさせていただいている次第でございます。  以上です。 ○清水みちこ委員  今伺ったお話、大変胸に響きました。  今、お話の中にあった港区のアンケート、10代、20代の方が反対に使いたいとおっしゃる方が70%もいたということで、やはりこれから長い人生を歩んでいく若い世代、またその次の子どもの中にもそういった当事者の方がいらっしゃると思いますので、そういった方たちのためにも、こういった制度は必要だと私は考えております。  やはり使いたい、使いたくないとか、そういったいろいろなさまざまな御意見、当事者の中にあってしかるべき、当然かという点あるかと思うんですけども、根底には、やはり差別とか偏見というものがあるかと私は考えております。  先ほどお話しいただいた中にあったように、使いたくない人がいるからといって制度をつくらない、その理由にはならないということは本当に私も全く同感ですので、差別と偏見をなくすためにもこういった制度をつくって、当事者の方にいろいろな選択肢をさらに広げて、個人の尊厳というものをきちんと持って、自己肯定感も持って、これから生きていくということが大切だと思いますので、やはりこういった制度は私は必要だというふうには考えております。  本当にプライベートなことまでお話しいただいてありがとうございます。私も母子家庭でございますので、本当に共感するとこ大変多うございました。  とりあえず私のほうからの質疑は以上とさせていただきたいと思います。 ○芳賀竜朗委員長  ほかにございますか。 ○山口菊子委員  2日間にわたりお仕事を休んでいらっしゃるんじゃないかと思って、議会の制度そのものが、なかなか夜間の議会というのはちょっと、とても夜間やったら朝までかかるほど、うちの議会は大変時間がかかるので、そういう制度の導入は、なかなか困難なものですから、どうしても朝から議会がありますので、2日間お仕事を休んでいらっしゃるんじゃないかと思って、大変御苦労さまでございました。  陳述されたことについてはよく理解できますし、請願の内容もよく理解しておるつもりです。  請願の中身というよりは、今回メディアで夏の陣とかといって、このパートナーシップ制度のこれから秋の陣も冬の陣もやっていくというふうにして、今回27自治体に一斉に陳情なり請願を出されたということですけども、そのやり方そのものとか、それから皆さんで考えてなさったんだろうと思います。その辺の意図というか、その辺をちょっと御説明いただけますか。 ○小吹意見陳述者  他の自治体とのつながりというか、今回の夏の陣というお言葉をいただきましたが、それについての経緯だとかということを御説明するということでよろしいでしょうか。  実は、としまの会としては、先ほど申し上げましたとおり、昨年の1月からこつこつと集まりをして、自分たちの思いをお互いに言ったり、あるいは大学の先生からいろいろお話を聞いたりとか勉強会をしてまいりました。  きっかけは、港区である方が議会に請願ですか陳情ですか提出をされて、そんなことやったんだよという連絡をいただいて、みんなも頑張っているんだなということがわかったことが、最初のきっかけです。私も確かに都庁でこのようなことをしますという記者会見の一番端っこに座らせていただいておりましたけれども、自治体には、それぞれの思いや要望というのはさまざまです。基礎自治体がそれぞれの地域に合った形で条例があり、ルールがあり、制度があります。ただ一つ、LGBTという、今SとかQとかありますが、その4文字で横のつながりの中で一緒に頑張っている人たちは少し手をとり合う部分もあってもいいんじゃないかということでつながりをしました。  正直申し上げて、その夏の陣を組んで何かを起こそう、活動しようと、そういう自治体やそういう方もいらっしゃるかもしれませんけど、私たちは本当に1年半積み上げてきて頑張ってきて、いつかこういう形ができたらいいなというのは、発足当時から夢を語っていました。同じような思いでいらっしゃる方、ちょっと言葉は悪いですがまだ歴史がない方だけど、みんなの力に背中を押されて私たちも頑張ろうと思っていらっしゃる方を一緒に手をとり合うということは、この会で手をとり合って、ここでお話をするのと同じことなのかなと思い、私たちも連絡をとり合ってわからない部分や困っていることがあれば相談に乗るよということでやってまいりました。それが一つの形となって、27自治体ということで記者発表したりとか、あるいはメディアに取り上げられるということもあります。そこがプラスになる部分、マイナス部分もあるかもしれませんが、それはそれとして私たちはこの積み上げてきた豊島で幸せに暮らしたいということを一番の大切にして、残りの26自治体とも連携をとりながら、私たちが頑張っていることがみんなの力になり、みんなが頑張っていることが私たちの力になればいいなという思いです。  したがいまして、各自治体で要望を出されていることはさまざまでございます。それを統一して何かしていこう。これはまた別の活動をしていただければいいでしょうし、私たちはNPO法人の名前にあえて平仮名で「としまの会」と入れたのは、やはり豊島で、こつこつとやっていこうよという思いがあるからでございます。頑張っていらっしゃる皆様にはサポートもしていきたいと思いますし、サポートもしていただいている分、力にもなっています。ただ、やはりそれぞれの基礎自治体で御審議をいただいて、そこに合った、その住民たちの思いを実現できる形にできればなというふうに私は考えております。これで答えになっておりますでしょうか。 ○山口菊子委員  あともう1点なんですけど、私どもの議会はみずからがLGBTの当事者だということで、それを公表して選挙に出て、そして議会活動をしている私たちの仲間がいるんですけれども、その議員は質問のたびにLGBTのさまざまな課題を取り上げていらっしゃいます。それが答弁を聞く限りでは、かなりいい答弁を引き出しているんですよね。それが具体的な施策にできてないという部分もありますけれども、それでも区の職員互助会とか、そういうところでは一定の成果を出したりとかしているんですけれども、私が行政の代弁をするのもおかしいんですし、代弁をしようとは全く思ってないんですけれども、こういう課題というのは、やっぱりなるべく多くの皆さんのコンセンサスを得ていくということがとても大事だと思っていて、意見の違いはどうしたって100人いれば、1,000人いれば、それぞれ顔が違うように心の中身の問題、考え方の違いというのは出てくるんですけれども、でもできるだけ対立をしたりけんかをしたりする話ではなくて、やっぱりお一人お一人の皆さんに理解をしていただいて、できるだけ多くの皆さんにコンセンサスをいただく、議会の皆さんにもコンセンサスをいただきながら、やっぱりこういう施策は実現していったほうがいい。多数決で何でもやってしまったほうがいいものもあるかもしれないけれども、そうじゃないものもあるという意味では私はこういう課題というのはできるだけ多くの皆さんのコンセンサスを得たほうがいいと思っている。  そういう意味では具体的な施策が実現しない部分もあるんだけれども、そういう現にすごく議会で頑張っている議員がこの豊島区議会にいるにもかかわらず、あえて請願を出されたというのはどういうところにあるのかなというのがちょっと私は気になりました。 ○小吹意見陳述者  委員長、今のは、私に対してお答えをということでよろしいですか。  石川大我先生のことをおっしゃっているのだと推察いたします。今回、やはり私が個人的に一番、会の中でもそうですけどすごいなと思ったのは、やはり2020年のオリンピック憲章の中で、性的マイノリティに関しても、これは人種や肌の色やいろんなことに対しても、そこに対しては差別しないんだよという言葉が出たことが、やはり一番の背中を押したきっかけになっています。  石川先生も私も質問とか答弁をホームページで公開されている中でいろいろ見させていただいて、勉強もこの1年半してまいりました。こうやって請願をたくさんの紹介議員の方々の御署名を頂戴して出させていただいたのは、先ほどのオリンピックですとか、あるいは国連のいろんなお話であったりとか、ということが徐々に出てきて、ニュースでもNHKですとか先ほどのハートネットテレビとか、あるいはドラマとか、そういうところにどんどん取り上げられてきて世の中も変わってきたんだなというところが大きくあります。  何よりも、議員の皆様は区民の票をもって代表してこういう場でお話をされているとは思うんですけれども、昨年度創設されたこの制度、陳述ができるよというのも私も知りまして、一市民が直接議員の方々、あるいは行政の方々にこういう声を伝えられるという場があるということを知り、ぜひそこで区民を代表した議員の立場ではなく、一市民としてお話ができればなというのが一番の一つのきっかけです。  具体的な施策という観点につきましては、まさに委員のおっしゃるとおりで、きょうは包括的なパートナーシップ宣誓制度ができればいいなという要望です。その中で一つ、あえて区営住宅に同性でも入居できるようにしてほしいという一つの施策に焦点を当てて、これも声が上がりましたので、請願第4号でさせていただいたというのも、私たちの会として一石を投じると言うと、大変もう失礼というか僣越ではあるんですけれども、市民として声を上げるという意味を持って2つの請願を出したというところになります。  当然、議員の方々皆様の議論が積み上がってきて、議事録があったからこそ私たちも背中を押されてやってまいりました。オリンピックに向けて、2020年に向けていろんな環境が整ってくる中で、新たなステージに何か動きができたらなという思いがございます。  以上でございます。 ○山口菊子委員  わかりました。先ほど来、個人的なプライベートなことをかなり発言をされていて、そこまで発言する必要があるかなと思うくらいに御自分をお出しになっていらっしゃいますけれども、皆さんの思いはよく理解させていただきました。 ○芳賀竜朗委員長  ほかにございますか。 ○木下広委員  陳述の方につきましては、本当にお疲れさまでございます。昨日も都市整備委員会のほうでちょっと大体の内容を伺っております。  私ども公明党としても、ことしの春3月に札幌市のほうに行ってきまして、3月31日に行ったものですから、本当にその廣川課長さんが最後の日に最後の視察の受け入れということで本当に丁寧に御説明をいただきまして、本当によく私どもも理解をさせていただいていい機会をいただきまして、そのときにも時々としまの動きなんかも廣川課長さんのほうからも様子を伺ったりして、先ほど山口委員のほうからも、私ども豊島区議会としては御自分がそういう多様な性の方ということで旗を上げてバッジをつけられていろいろな機会で発言をされていまして、最初は私ども全然知識なかったものですから本当に申しわけない話なんですけども、本当に戸惑いました。しかしながら、やっぱりこれからの時代はしっかりこういうのも考えていかないといけないということで、党とも連携をとりながらいろいろな話し合いの場を設けて、ここまでやってきたところでございます。  基本的には、ですのでパートナーシップの宣誓制度については、もう大賛成の立場でこれからもしっかりと応援をさせていただくという立場でいるんですけれども、しかしながら人口比におけるこういう性的な方の数が7%とも8%とも言われておりますよね。本当にそうなるといっぱいいらっしゃることになるじゃないですか。その方々がNPOを立ち上げられてレインボーとしまの会で1年半前からいろいろ議論されたということなんですけども、それ以外でこういう行政に対するいろいろな要望をやっていこうかというような取り組みというか、レインボーとしまさん以外でもそういう方々がグループを組んでやっていらっしゃるんでしょうか。その辺が数字上からいうと、やっぱり7%、8%というのは、大変な数になると思うんですね。その辺の私どもの認識が低いというのはもちろんあるとは思うんですが、現状としてはきょうお越しいただいた陳述人の方なんかはもう本当に腹を決めてここまで来られて、今後のことも考えて来られたと思うんですけども、それ以外でいろいろそういうグループにも所属してないような方がいっぱいいらっしゃるというそういうところなんでしょうか。ちょっと勉強のために御認識を伺いたいと思います。 ○小吹意見陳述者  私たちも会を運営していったり、今回の請願に至るときの話をまとめる中で、先ほどまさに山口委員がおっしゃったようにほかの自治体はどうなのか、自治体へのその請願とか一斉行動というところの中で、実はそれも議論になりました。  今、請願書の陳述として申し上げていく総意としては、いろんな役割があると思っています、活動について。例えば法的に、それも多様なんですね。先ほどのLGBTの中でも、皆さんそれぞれ立場も違いますし年齢も違いますし、私も含めて立場が違う。なので、求めることが全員同じではないので、共通点をどう見つけていくかというのは難しいと思います。そっとしておいてほしい、理解を促進するだけでもいいという方も正直いらっしゃいます。あるいは同性婚を絶対認めさせるんだという方もいらっしゃいます。そこはそれぞれの立場で、それぞれの役割を持って活動されています。  私たちは一つは、豊島の中で、豊島で住みやすく一人一人が笑顔で幸せに暮らしていけるようにということを一つ掲げ、それに応じていろんなこういう請願も含めて、行政の制度が変わっていったらいいなというようなことを中心に置いております。  とはいえ、当然みんな仲間がいろんな役割を持って頑張って活動していますので、横の連携もとったりすることもあります。一つ例を申し上げると、レインボーとしまの会で悩み相談みたいな形で来られる方も、実はいらっしゃいましたが、そこにいろいろやっていくと、私たちも先ほど仕事しながらであったりとか、という中でできないこともあるよね。ただ、受け入れて、話は聞くけども悩み相談窓口というふうになってしまうと、なんていうのもあります。ただ、そういうことを役割としてやっていらっしゃる団体も豊島区には実際いらっしゃいます。  その上で、パートナーシップ宣誓制度をつくっていただければというのは、全体の中で、一番一石を投じるというか、皆が支えになる。使う、使わないだけではなく、そういう制度ができるんだという支えになるんではないかというところで私たちはその役割を置こうというふうに考えた次第でございます。 ○木下広委員  あとは今回請願をいただいたのは、宣誓制度の創設ということでございます。渋谷区のほうでは証明書の発行という形をとっていたり、あと那覇市のほうでは登録制度というような形があるということも伺いまして、その辺については、その証明と登録と今回御要望いただいております宣誓制度、その辺というのは技術的には余り問題ないということで宣誓ということにされたんでしょうか。その辺のところを伺いたいと思います。 ○小吹意見陳述者  請願の趣旨の文章にありますとおり、今回私たちが求めておりますのは請願の中にあるパートナーシップ宣誓制度の創設というふうに記載をいたしました。これは文章に書いておりますとおり、区長に宣誓をするんだという言葉ではあります。ただ、実は思いとしては、本当は渋谷区の条例ができたらいいなというのは会の中では、実は思っています。ただ、やはりこれは御審議いただいて皆様に御賛同いただけるという、いろんなことも考えつつ、今回は宣誓というふうに書いてはおります。  したがいまして、それが根拠が条例であるか、あるいは要綱であるか、そして制度の種類が宣誓なのか証明なのか登録なのかというところは、これはやはり当然行政の方々やいろんなことも含めてできることだというふうには思っておりますが、なぜ条例としたか。条例としたいと本当は旗を上げたかったかと申しますと、条例というのは、やはりそれなりの重みがあります。条例で決まった以上、それを変えるためには、やめるためにも議会の議決をいただかなければいけません。そこにもしも罰則規定があれば、警察にもしかしたら逮捕されるような条例をつくることもできるかもしれません。  なぜ渋谷区が一つきっかけになったかと申しますと、私の今の仕事のところから少し例を申し上げますと、渋谷区は条例の中でそういうことが平等に扱われなかった場合は行政指導する可能性がありますよというふうな趣旨のことが記載されております。コンプライアンスを守らなければいけないというのは会社がいつもみんな思いますので、とりあえず渋谷区に住んでいる人たちだけはそう言われないようにしましょうということはできない。渋谷区の企業はそうできるかもしれませんけど、全国的な企業である私が勤めております会社では渋谷区の方だけはそれをして、出たらそれをやめるということはできないので、コンプライアンスという観点からそれを全国に広げて制度を変えました。これが携帯電話であったりとか、あるいは飛行機のマイレージであったりとかという家族制度というもの、それから企業の人事制度というものを、特に大企業を中心に大きく変えたきっかけになっております。実はまだ条例ができているのは渋谷区だけですので、本当はすごく大変かもしれないんですけれども、日本で2番目の条例が豊島区でできたよなんていうと、みんなの日本中の背中を押す形になるのかもしれません。ただ、今回の請願ではあくまでも御審議いただいておりますのは宣誓制度。可能性があるところを突いたというところが正直なところです。  思いを含めて少し述べさせていただきました。 ○木下広委員  最後に東京都の方でも、第3回定例会を目指して、条例化を前提として、今パブコメをやっているということだと思うんですが、そういう東京都の動きについては、陳述人さんとしては、どういう御認識をされているか。それだけ伺いたいと思います。 ○小吹意見陳述者  今回、都が非常に先進的な条例をつくろうというふうに言っていただいていることは、私たちにとってはすごくうれしいことです。背中を押して、頑張っていけるねという励みになっております。  ただ、やはり生活に即しているのは基礎自治体だというふうに思っています。国会があり、都道府県議会があり、そして市区町村の議会があり、生活をして、区役所に行っていろんなことをするというのはやっぱり区役所なんですよ。住むとか食べるとか税金とかというのは、やっぱり区役所です。都庁に何かの申請に行くということは、住民としてはほとんどないと私は思っています。となったときに都で条例ができたからということがあっても、やはり豊島区議会で何かが、あるいは行政が変わるということは私たちにとっての生活していく、幸せに暮らしていくというところで一番大切だというふうに思っています。当然、都が頑張っていただいていることは非常に励みにはなりますけども、大きな動きの中でそれができた上で、一番足元のところが変わっていけたらうれしいなというふうに思っております。 ○芳賀竜朗委員長  ほかにございますか。 ○河原弘明委員  いろいろ今お話を聞いておりまして、本当に大変な思いでこの場に来られているんだなということも理解をさせていただきました。  そして、また、先ほど東京都の話も出ました。小池知事がこの問題に関しましては、非常に理解を示されているということを、我々の都民ファーストの会としても理解をさせていただいているところでございます。  その中でちょっと質疑させていただきたいんですが、今回の請願の要旨の中にカップル向けの民間サービスが利用しやすくなると出ているんですけれども、この民間サービスというのは特にどのようなものを想定されているのか、実際に何を期待されているのか、そのあたりをちょっと教えていただけたらと思います。 ○小吹意見陳述者  先ほどの木下委員の御質疑にお答えした部分と一部重複いたしますが、やっぱり民間サービスでは、もう既に実現していることもたくさんあります。家族割であったりとか、JALのマイレージも今同性でもできるというふうに聞いております。私自身の東京海上でも、もう同性の方は宣誓を会社にするだけで家族とみなしています。自動車ももう配偶者と同じ扱いになっている。それぞれ変わってきています。  ただ、きのうの都市整備委員会の区営住宅のところでも御質疑をいただいたんですけれども、豊島区の例えば不動産屋さんであったりとか、区に根差した民間の事業者の方々はまだまだ、それは渋谷区の話でしょ、それはどこどこ区の話でしょうということは、実際にやはり出てきております。豊島区でもこういう旗が上がって、いるんだよ、一つの形ができているんだよということによって、それぞれ御理解はまだされていない方であっても、やはりその制度ができることによって理解をしなければいけないという一歩を踏み出していただけるというふうに考えております。  不動産屋さんの例を一つ挙げてしまいましたが、これはやはり衣食住という、生きていくための基本の部分ですので、非常にわかりやすいと思って、例を出させていただきました。ただ、今後は全体の動きの中、そして豊島区で何かの動きがあった、こういう動きが出てきたことで結果として、平等だったりとか、そういう偏見が減っていくことでサービスが充実するというか、普通な形になっていけばなというふうに私は考えております。 ○河原弘明委員  それで今出ましたその差別や偏見ということ、これは絶対あってはならないことだと私も思っております。  昨日の都市整備委員会のほうにかけられました区営住宅に関する件になりますけれども、これいわゆる今度は行政サービスになりますよね。行政サービスに対しましては、やはりそこには責任というものが出てくると思うんですね。通常の結婚にしても、時によっては離婚ということも出てきています。その中で、この行政サービスを受ける責任に関してどのような思いでいらっしゃるのかお聞かせいただけたらと思います。 ○小吹意見陳述者  民間から今度は行政サービスということだと思います。行政サービスは、市民の方の税金をもとに公平公正で使われていくべき。あるいは弱い方々をサポートしていったりという、いろんな観点の視点があるというふうに認識をしております。公平公正という観点で考えますと、きのうの区営住宅のところでありましたとおり、選択肢が排除される。きのうの御審査の中で、区営住宅に絶対に入れない。実態として親族である。例えば事実婚と同じようにというところで考えたときに、入れないのは暴力団と同性パートナーという形での親族であるという言葉が出て、私も非常にその言葉に心を打たれたんですけれども、一つの偏見、差別をなくすための制度ということではなく、今のこのきっかけが戸籍上の性別が別であったとしても、家族同様で何十年暮らしてきた方々がそれと同じ形で排除されないということはとても大切なのではないかなというふうに思っております。  まだまだ不勉強で、それを公正公平にどうやっていくかという手法というのは、逆にこれから勉強していきたいとは思っているんですけれども、一つのこの包括的な宣誓制度というものが創設されることによって、より具体的なサービスがどうしていけばいいのかというふうに検討されていくのが私たちの望みであります。  今、個別具体的にこの部分というのはここで話すのはちょっと差し控えたいと思います。 ○河原弘明委員  わかりました。いろいろな思いで、言葉を選ばれてお話しされているのはすごく感じているところでもあります。  この記書きのところに互いの個性や多様性を認め合いと、私これはもう本当に大事なことだと思っておりますので、そのあたりも含めてしっかりと我々としても考えていかなければいけない問題だというふうに思っております。  以上です。 ○芳賀竜朗委員長  ほかにございますか。   「なし」 ○芳賀竜朗委員長  それでは、これで意見陳述に対する質疑を終わります。  意見陳述者の方はお戻りください。  ありがとうございました。   〔意見陳述者退席〕 ○芳賀竜朗委員長  続いて、理事者から説明があります。 ○能登男女平等推進センター所長  それでは30請願第3号資料、パートナーシップ制度についてをごらんください。  1番です。他自治体におけるパートナーシップの導入状況、平成30年4月1日時点のものを一覧としてまとめたものとなっております。  上から運用開始が早い順番に、渋谷区、世田谷区、伊賀市、宝塚市、那覇市、札幌市、福岡市という形で記載をしてございまして、4月1日時点では7つの自治体で導入をしているところでございます。  区名の横、根拠でございますが、渋谷区が条例によって事業を実施しているほか、ほかの6つの自治体につきましては要綱に基づいて実施をしているところでございます。  さらに横、制度の種類です。世田谷区はパートナーシップの証明で行っております。また、下から3つ目の那覇市でございますが、こちらはパートナーシップ登録という形で実施をしておりまして、それ以外の5つの自治体につきましてはパートナーシップ宣誓という形で実施をしております。  対象ですが、渋谷区から那覇市までは同性カップル(戸籍上の性が同一)てございましたが、札幌市、福岡市では一方または双方が性的マイノリティという形に変わってきてございます。  また、資料には書いてございませんが、30年7月から大阪市がパートナーシップ制度を導入、実施をしてございます。制度の内容は、札幌市、福岡市と同じような形で要綱、パートナーシップ宣誓、対象は一方または双方が性的マイノリティという形となってございます。  2番目、パートナーシップ制度の種類と内容でございます。先ほどの種類には証明、宣誓、登録の3つがあるというお話をさせていただきましたが、こちらでは内容のほうを記載してございます。
     まず、パートナーシップ宣誓でございますが、本人確認書類のほか各自治体が定める資料をもってパートナーシップ宣誓書を区長または市長に提出をし、区または市は宣誓書の写しとその受領証を交付するという内容になっております。  パートナーシップ証明ですが、こちらは本人確認書類のほか公正証書、こちらは2種類をもって区長に申請をし、審査後にパートナーシップの関係であることを記載した証明書を交付するという内容になっております。  パートナーシップ登録ですが、本人確認書類のほか住民票、戸籍抄本をもって市長に申請をし、市がパートナーシップの関係にあると認めた場合、パートナーシップ登録簿に登録をし、登録証明書を交付するというものでございます。  最後、パートナーシップ制度の導入を予定している自治体ですが、こちらは5自治体程度というふうに記載をしてございますが、今物すごく速いスピードで動いてございまして、もうちょっとふえてきておるような状況ではございます。  簡単でございますが、私からの説明は以上でございます。 ○芳賀竜朗委員長  説明が終わりました。  質疑を行います。 ○清水みちこ委員  では、資料についての質疑をさせていただきます。  先ほどもちょっとお話が出たんですけれども、1番の導入状況というところで根拠のところに条例と要綱というふうに分かれてございます。手続的なことなんですけれども、この条例、要綱をそれぞれ定める場合の手続的な流れを簡単に教えていただいてよろしいですか。 ○能登男女平等推進センター所長  まず要綱ですが、要綱は区が事業を実施する際の覚書のようなものになってございますので、多くは課長決裁で制度の内容を簡単に定めたものを記載して決裁をしていくというような形になってございます。  一方、条例でございますが、かなり大きなものになってございますので、審議会等で審議をし、内容を定め、パブリックコメントを実施した上で議会の御承認をいただいて制度化されていくというような形で流れが起きることになってございます。 ○清水みちこ委員  では、今条例について審議会で審議をしてパブコメなどという流れなんですけれども、例えば豊島区でこういったパートナーシップ制度を導入するに当たって条例でということになれば、審議会というのは具体的にどこの審議会とか、立ち上げるとか、そういったのはどうなるんでしょうか。 ○能登男女平等推進センター所長  具体的にはまだ検討してございませんが、既存の男女共同参画推進会議がございますので、そちらのほうで御審議をいただくか、新たに立ち上げるかというような形になってこようかと思います。 ○清水みちこ委員  手続的な流れについては了解をいたしました。  こういうふうに資料で見て、条例、要綱とか、あと証明、宣誓とかさまざま形は違ってくるんですけれども、やはり区民の方がごらんになって、どう違うかというのが、なかなか御理解いただけないかと思うんですけれども、この2番の種類と内容を見ましても制度内容とかあと必要な書類とか、さまざま違うんですけれども、区民の方にわかりやすいように説明をする場合とか、ちょっとなかなかしづらいところがあるかと思うんですけれども、この宣誓、証明、登録というこの内容について、一言でわかりやすくは難しいかと思うんですけども、何かそういうのがあれば。ちょっと無理があれば、それは結構ですけれども。 ○能登男女平等推進センター所長  一言でわかりやすくというのは、なかなか難しいかなとは考えます。申しわけありません。 ○清水みちこ委員  こちらこそ済みません。簡単にわかりやすくということで言ったので、ちょっと難しいかなとは思いましたけれども。  あと、この今回の請願書の要旨の部分にも、区長の議会での答弁が出ております。スピード感を持って検討を進めていくというふうな答弁がこの要旨の部分にも出ているんですけれども、現在区として、この検討状況とかそういったものはどういうふうになっているかを教えていただきたいんですけれども。 ○能登男女平等推進センター所長  区としましては、平成23年に男女共同参画の行動計画に性的マイノリティの方々の理解促進を掲げて、それ以降、理解促進に努めてまいりました。  検討状況ですけれども、具体的な検討にはまだ至っておりませんで、他自治体の状況ですとか、それぞれの制度の違いなどを勉強しているというような状況でございます。ですから、昨年度多様な性自認、性的指向に関する対応指針、ガイドラインをつくりまして、区職員向けの対応指針をつくるなどの取り組みは行ってきているところでございます。 ○清水みちこ委員  そうですね、まだちょっと具体的には進んでおらず、ほかの自治体の状況を勉強ということなんですけれども、やはり今御答弁の中にも出ましたけれども、多様な性自認の対応指針、私も見させていただいて、かなり個別具体的につくられているなという印象を持っていますので、やはりスピード感を持って検討を進めていくということですので、それなりに具体的に進めていっていただきたいなという思いは、私はございます。  とりあえず委員長、これで結構でございます。 ○山口菊子委員  きのう都市整備委員会で職員互助会だったか、何かのところで、答弁ができていなかったんだけど、それは今答弁できますか、どうやってカップルだというふうに認証していくのかということ。 ○小野寺人事課長  豊島区の職員互助会のほうでは、同性パートナーが結婚祝い金の申請をする際には戸籍謄本と、そして住民票と、それから本人たちが同性パートナーだという宣誓文、その3点セットで出してもらっております。 ○山口菊子委員  そのみずから出すフォーマットみたいなものはあるんですか。 ○小野寺人事課長  フォーマットは特にございません。その同性パートナー同士が自分たちが同性パートナーだということをしっかりわかるような形で書いていただければ、それで結構でございます。 ○山口菊子委員  そうすると、結構ほかの今自治体でスタートしている宣誓制度とほぼ似通った形というか、大体自治体の場合は別のところに住んでいたらだめで、同じ区内に住んでいる、同じ自治体の中に住んでいるというのが一つの条件で、こちらの場合はそれも入ると。例えば同居規定とか別居していたらだめとか、そういうのはあるの。 ○小野寺人事課長  住民票を出してもらっていますので、そこで同居していることがわかるかと思います。ですので、基本的には別居していたらだめだというような考えがございます。  それから、先ほどほかの自治体とかで、例えば渋谷区とかで既にパートナーシップの何か証明書とかをもうもらっているんであれば、本人たちの申請書にかえてそれを出してもらうということも制度としてはございます。 ○山口菊子委員  私なんかは、そもそも夫婦別姓の民法改正をもう本当に長い間、みんなで一生懸命活動してきて、もう実現できないという状況があって、そういう意味では、すごくその根拠となるのが、やはり家族のあり方とか戸籍とか、そういうものが一番だと思うのね。今回こういう宣誓制度を導入したからといって、例えば相続が発生したときに、その相続の権利があるかどうかといった場合に、訴訟を起こしている例は、めったにないけど、1件あるというふうにネットで調べたら出てきたんだけれども、そういう税制面でのいわゆる異性間のカップルのような制度というのは全く、例えば渋谷区で条例にしたからといって変わらないわけですよね。 ○能登男女平等推進センター所長  そういった部分では、条例であっても要綱であっても変わらないというふうには現状なってございます。  ただし、渋谷区の場合は添付書類として公正証書を添付しておりまして、双方が任意後見人になることということのほか、双方がパートナーとして、合意契約をした契約書の公正証書を添付するといったことがございますので、公正証書をもって、そういった部分が担保されてくるのかなというふうには考えております。 ○山口菊子委員  異性間のカップルだと、入籍をしていなくても、私はこの言葉はすごく気持ち悪くて、あんまり好きじゃないんだけど、いわゆる内縁関係にあっても、ある程度相続とかそういうものも含めて配慮されるという、そういうふうになっていますよね。でも、やっぱり同性じゃだめだということになるわけですよね。その辺では、根本的にそういう権利が守られていく。多様な家族が容認されていくためにはやっぱり法改正が必要かなというふうに思うんですけれども、その辺はどうでしょうか。 ○能登男女平等推進センター所長  現状として、行政としてできる枠組みの中で何ができるのかと考えたときに、パートナーシップ制度ということになろうかと思います。海外の状況などを見てみますと、パートナーシップ宣誓から同性婚につながったというようケースも多々あるようですので、第一歩という形では考えられるのかなというふうには思っております。 ○山口菊子委員  まさに本当に第一歩で、先ほどオリ・パラのことを意見陳述の中でもおっしゃったけれども、世界に目を転じてみれば、もうちょっと違うかなという。やっぱり家族のありようというのはすごく多様で、私は戸籍制度とか、そういったものに対するそれは意見がいろいろあるけれども、私自身はそこが一番ネックかなというふうには、すごく認識をしていて、それが例えば異性間の結婚に当たっても別姓を名乗れないというか、通称で名乗っている方はうちの議会の中でもいらっしゃるけれども、戸籍上はいわゆる入籍をしないといけないというふうな形にがんじがらめになっているわけじゃないですか。何かそこはやっぱり大きい課題だというふうに私は思っています。  この間、職員向けの研修で、児童相談所設置に向けての研修のところで里親の話が出ていて、江連さんの写真が4階のところにもずっと写真展で出ていて、やっぱり家族というのは多様だといって、里親さんも里子も含めて家族というのが、すごく本当にいろんな家族があるんだぞという写真展が開かれていたし、研修会の中でもそういう江連さん自身と里親をやっていらっしゃる方の対談なんかでもそういうのが出てきて、そしたらニュースに出たのかな、東京都かな、同性のカップルであっても里親になれるというのが出てきたんだけれども、それはもう制度としてスタートしたのか、これからなんでしょうか、お尋ねします。 ○能登男女平等推進センター所長  これからというふうには記憶してございます。 ○山口菊子委員  そういう方向で、東京都は同性カップルでも里親になれる。同性だと、なかなかお子さんを得るということは難しいわけで、そういう意味ではそういう形で新しい家族として生きていこうという、そういう、いろんなやっぱり家族のあり方とか家族というのがあるんだなというのを東京都自身も認識をしているんだなというふうに私はとても好ましいことだというふうに思っています。そういう意味では、やっぱりアリの一歩も大事だし、それから先ほど私が陳述人の方にも申し上げたようにこういう制度というのは、理解していただくのに時間がかかって、今やっと当事者の方たちも声を上げ始めた。みんなで一緒に力を合わせてあちこちで請願したりして、認知してもらおうと。それをこういうことをやることによって、少し情報が広まって、孤独で、悩んでいる方たちもそういう運動があるんだ、そういう人たちがいるんだということを認識して、生きる力を得ていくということも一つあるだろうと思うから、こういうふうに一斉に夏の陣と、ちょっと戦争しに行くわけじゃない、けんかしに行くわけじゃないんだから、あんまり私は戦争用語が好きじゃないからあれなんだけど、夏の陣とか秋の陣とかやっていくことで少しメディアに取り上げていただいて、これは、やっぱり隠れた当事者にとってはとても力強いことだというふうに私は認識をしています。  ただ、本当にこの問題というのは、LGBTのその当事者の方だけの問題じゃなくって、やっぱり多様な家族のあり方とか多様な暮らし方を求める方たちにとっては共通する部分が根源的にあるかなと私は思っていて、夫婦別姓を求める民法改正をやっている皆さんたちとも私はかかわりを持っているんだけれども、そういう方たちとも底辺のところでは共通していくかなというふうにすごく思っています。だからどういう、本当は法律、戸籍法も含めてさまざまな法律をやっぱり根源的には変えていかないと、パートナーだといっても異性間であれば、さっき申し上げたように相続の問題とか、それからよく取り上げられる医療の現場、家族じゃなければ医者がきちんと情報を出してくれないとか集中治療室に入れないとか、そういう課題があるわけなんですけど、この制度を導入したところでは、そういうことについてはどういうふうになっているんでしょうか。 ○能登男女平等推進センター所長  渋谷区、世田谷区などでは、自治体のほうが、病院のほうに働きかけをして理解を求めていったというふうには聞いております。また、市などでは市立の病院については、宣誓書を持っていった場合には家族と同様に扱うようにというような形で決めたというふうには聞いております。 ○山口菊子委員  なかなか、この宣誓制度を活用することによって、少し進む話となかなか一筋縄ではいかない壁もあろうかというふうに思いますけれども、そういう事例もあるわけね。医療の現場では。とりあえずこれだけ。 ○有里真穂委員  パートナーシップ宣誓と証明、登録について、先ほど説明がございましたが、そこに要件が書いてございますが、一定の要件を満たしたとなっておりまして、この一定の要件というのは具体的にどのように違ってくるのでしょうか。宣誓、証明、登録の一定の要件と、それぞれの要件はどのような違いがありますか。 ○能登男女平等推進センター所長  要件といたしましては、そう大きく変わってはございません。20歳以上であること、区に住んでいることもしくは転入を予定されていることですとか、ほかにはパートナーがいないこと、婚姻をしていないことなどが要件として、上げられております。 ○有里真穂委員  現在、渋谷区では2人が渋谷区在住であること、そして転居した際は返還届を出すこととなっております。また、関係を解消した場合は解消届を提出し、証明書を返還するというようなことになっておりまして、この宣誓制度がある自治体では、ほかの自治体との連携がないため、また個人情報保護の観点からも情報の共有というのは、非常に難しいのではないかというふうに考えられます。  その中で、宣誓制度でも先ほどの要件の中に婚姻をしていない。ただ、ほかの自治体で宣誓制度をしている可能性というのも含まれるわけで、良心とかモラルの問題というだけでは済まされない部分があるのではないかなというふうに考えられます。  自治体の制度にする以上しっかりとした対応を考えなければならないと思いますが、本区ではこのような件に関して要件という部分に対してはどのようにお考えでしょうか。 ○能登男女平等推進センター所長  先ほどもお答えをさせていただきましたとおり、具体的な検討は、今回の議会の御判断を待って検討していきたいというふうに考えてございますので、具体的な要件等につきましては、もし御採択をされて検討を開始するということであれば、その段階で考えていくものというふうには考えております。 ○有里真穂委員  やはり自治体の制度である以上、その解消届を提出するであるとか、それなりの要件をしっかりとすることと、またその重複をどういうふうに調べるのか。ほかの自治体で宣誓制度をしているか、してないかということに関しての担保をどうとるのかというのは、非常に大きな課題となってくると考えております。  これまで政府は性同一性障害特例法を制定し、また法令上の性別の取り扱いと戸籍上の性別記載の変更が家庭裁判所の審判などにより可能となってきました。また、我が党の申し入れを踏まえて、平成28年6月、日本一億総活躍プランに理解を促進しつつ、多様性を受容する社会を目指す旨が記載され、私たちは社会において性的指向や性同一性に関する知識の理解増進を図ることが、やはり当事者の方々の困難であるとか偏見の解消につながってくるのではないかというふうに考えております。  そこで、日常生活では性的指向や性同一性をカミングアウトする場面というのは、なかなかないのかなと。なかなか、そういう光景というのは、あえてカミングアウトするというような場所をつくらなければ、余りないのかなと思っているんですが、必要のない自然な会話であるとか、お互いを自然に受け入れられる社会、つまり多様性を受け入れられる社会を目指すことが本当に重要になってくるのかなというふうに考えておりますが、それについて、本区はどのように考えておられますでしょうか。 ○澤田企画課長  本区の自治の推進に関する基本条例の中で原則がうたわれてございまして、基本原則の一つで多様性尊重の原則というものがございます。年齢、性別、国籍、心身の状況、社会的・経済的状況の違いに配慮するとともに、多様な区民の個性を尊重することというものでございます。この考え方には、多文化共生をいう場合に性的マイノリティの方々も対象になるということで認識をしておりまして、多様性を尊重するまちづくりが非常に重要なことであるという認識を持っています。 ○有里真穂委員  先ほどの陳述の中でも、差別や偏見がなくなり普通な形で生活できればというようなふうに述べられていたと思います。また、ほかの委員さんからも多くの人のコンセンサスが重要なんだというような発言もございました。  港区では、2017年に実施したアンケートの中でパートナーシップ宣誓があれば宣誓をしたいと思いますかという質問に対して、71.3%の人が思わないというふうに回答しております。したいと思わない理由は、27.4%の方がそっとしておいてほしいという回答。特段メリットはない、宣誓をして認めてもらうような事柄ではない。また、かえって偏見や差別にさらされる心配があるなどの意見も上げられておりました。当事者の方々の中でも、不安や受けとめ方が異なってくる。社会の理解が進んで、また当事者の皆様方が安心して制度が利用できる環境が整うことが大事ではないかなというふうに考えておりますが、その点について区としての捉え方はどうでしょうか。 ○天貝総務部長  やはり今おっしゃった部分というのは非常に重要でございまして、先ほど山口委員がおっしゃったように、民法上まだそういった制度化されてない中で、各自治体がそういった多様な性自認とか性的指向に関する当事者の方々のその対応をどう図っていくのか、非常に重要でございますし、その際にはやはりそういった環境を受け入れる世論といいますか、区民の皆様の考え方も、やはり一定程度そういった御理解をいただくような作業も非常に重要だというふうに、両方があって、初めてそういった方々への対応ができるのかなというように考えておりまして、区としても2月に多様な性自認、性的指向に関する対応指針を打ち出しまして、それに基づいて、先ほど人事課長もお答えしたとおり、できることからやっていくということを念頭に置いております。そういった制度化する際にはやはり慎重な対応が必要でしょうし、そういった世論喚起といいますか、一層あわせてやる必要があるというふうに認識してございます。 ○有里真穂委員  今の御答弁にありますように、憲法第24条では婚姻は両性の合意のみに基づいて成立すると定められており、現行憲法のもとでは同性カップルに婚姻の成立を認めることは想定されてないというのが、やはり政府の立場だと思います。  パートナーシップ制度については、婚姻関係に法律的または事実上求められる権利や義務について、具体的なコンセンサスが今豊島区民の中にあるような状況には、まだ至ってない部分もあるかなというふうに考えております。やはり性的指向や性同一性に対する理解の増進が前提であり、区民の中でその是非を含めた慎重な検討が必要であると考えておりまして、また区民における理解がもっと進み、議論が起きてから検討を始めてもいいのではないかなというふうに考えております。  まずは先ほども申し上げましたように社会が誤解や偏見を持たずに受け入れられる状況が当事者にとって暮らしやすいまちになるというふうに考えておりまして、先ほど豊島区の互助会の中でお互いが宣誓文を出して提出すれば対応していただけるというように、徐々に徐々にその行政の制度であるとか社会の受け入れのあり方とかが変わってきているように感じます。  それで、本区におきましては、今まで当事者の議員がいるような中でさまざまなことに取り組んできたと思いますが、今後、区としてどのような形でこの区民の中でコンセンサスを築いていこうというふうにお考えでしょうか。 ○能登男女平等推進センター所長  なかなか制度そのものを実施するかしないかといった部分でのコンセンサスをとるというのは、アンケート調査等を行うなどをしないと難しいのかなというふうには思いますが、理解促進という意味ではこれまで行ってきました取り組みをさらに今後も継続をして実施をしていきたいというふうには考えているところでございます。  また、札幌市だったかと思うんですけれども、制度を導入することで理解がさらに進み、制度を導入することが理解促進になるんだといった御意見もございましたので、その点も含めて検討してみたいというふうには考えております。 ○芳賀竜朗委員長  ほかに。 ○木下広委員  人権にかかわる非常に大事な案件でございますので、しっかりと議論をする必要があろうと思うんですけど、僕の認識としては世の中には多様な人がいらっしゃって、それで、その多様な人をやっぱり認め合いながら人間生活をやっていかないといけないという大前提のもとで、性的少数の方々が同性パートナーシップの宣誓を使いたい方についてはちゃんと使えるように行政としても準備してくださいよって。使いたくない方については、それはもちろん使わないわけだし、カミングアウトしたくない方についてはカミングアウトしないし、ただやっぱり現実問題として、アウティングというんですか、他人に自分のそういう性的少数ということをSNSでやられて命を落とされるような実例が現実的にはある。これはやっぱりもう人権問題と一緒で、11年前でしたか、子ども権利条例のときの議論と僕はよく似ているんじゃないかなと思うんですよ。はっきり僕たちは子ども権利条例については、明確にこれはこれから大事だということで言い続けて、当初、予算に反対するというような危険性もあったんですけど、一応条例は通って、しかしながらその子ども権利条例に基づく、いろいろなチェックをしたり、進むための推進委員会が全く開かれなかった。設置もされなかった。やはり行政として、政治に対してそんたくがあったって、私たちは見ざるを得ないわけですよ。  だから今回についてもやはりいろんな方がいて、いろんな方々が幸せに生きていくためには、こういう制度を区のほうで宣誓制度として認めてくださいという、そういうことは、これはやっぱり区としても勇気を持ってそういう制度をつくって、お金はほとんどかからないんですから、この制度というのは。そういう意味では、やっぱり区民との信頼関係という意味では8%から9%のこの性的少数者がいるという現状がやっとこの10年ぐらいだと思うんですね、世の中で議論が表に出てきて議論できるようになった。区議会だって本当に15年前、20年前はこんな議論なんかもう全然なかったわけですから、ただし現実問題としては、国民の8%から9%の方々はこういうところで悩んで生活をされて今まできた方々が現実にいるということは、これはやっぱり行政として何らかの形で取り組む必要があるんではないかなという基本的なスタンスを持っております。  それでちょっと伺いたいんですが、うちの議会は自分でカミングアウトされた方が議会でも発言をされて、やっといろいろ議論が始まって、ことしの2月に多様な性自認、性的指向に関する対応指針をつくられて、これは結構すごい内容。すごい内容と言うとおかしいけど、これは先進的な内容に僕は思うんですけど、その辺はどうですか、結構、勇気を持ってここまでやっているんだなというような気がするんですけど、それはどうですか。ここに指針をつくるに当たる経緯なんかについては、ちょっと御説明いただけますか。 ○能登男女平等推進センター所長  一番多くは、オリンピック憲章で人権の問題であるというふうに取り上げらたことが大きな背景としてあろうかと思っておりますが、そうした中で、豊島区はこれまで理解促進ということで職員向けの啓発事業なども行ってきておりましたが、なかなかその効果をはかるようなタイミングがなかったということで、今回改めて効果をはかる職員の意識調査を実施したところ、学んだことがあり、きちんと対応ができるというふうに答えた職員が6.3%という状況でしたので、多くの方がいらっしゃる区役所ですので、きちんと対応することが大切だろうといったところからこの対応指針をつくったところでございます。 ○木下広委員  そういう意味では、本当に性的少数の方に対しての配慮というのが、これは、やっぱり豊島区職員向けのあれですんで、非常に進んでいらっしゃる、意識も進んでいらっしゃるということで、私は大いに評価をしたいと思うんですが、もう一つ、もっとその以前というか根本的な問題として、お年寄り、高齢者については、やっぱり性的マイノリティだとかそういうことを議論することもなく過ごしてきた人たちが多いということがあると思うんですね。最近の若い方については企業を選ぶときも、自分が何らかの性的少数の方については、企業の受験のときに、私はこういう人間ですけど、こういうような制度についてはどう思っているんですかなんて、最近は聞くような受験生というか方もいらっしゃるそうなんですね。だから若い方の中では、もう本当にそれが当たり前のように今いらっしゃるというような現実があると思うんですけど、もうその辺はいろいろな時代の流れと情報のそういう多さとかそういうので、今の若い方々というのは、そういうようなこういう性的少数の方についての意識を持っていらっしゃるのかなというところが、ちょっとお年寄りの人たちと若い人たちが余りにも印象が違うものですから、その辺はどう考えていらっしゃいます、区としては。 ○能登男女平等推進センター所長  今おっしゃったように、これまで高齢者の方たちはそういった違和を感じていたとしても、それは表に出せないようなそういう状況があったかと思いますが、近年大きなうねりの中で自分を出しても大丈夫なんだというように思えてきているのは、若い方に多いのかなというふうには思いますが、昨年度、三重県と宝塚大学が共同で高校2年生1万人にアンケートを行ったところでは、やはりまだまだ御自身のセクシャリティーについて知らなかった、わからなかったといった方も多いようですので、一概にその年齢というところではないのかなという部分もあるかもしれません。 ○木下広委員  あとは、先ほどお話のあった、どう認めるかという話だと思うんですけど、これはもう私こういう人間ですのでと、自分で手を挙げる話だけですものね。ほかがどう認めるか認めないか、そんな関係ないと言うとまた乱暴な言い方になっちゃうんだけども、とにかく、その人たちの人権を守るというそういうためだけのこの宣誓の制度だと思うんで、官が上から目線で、これをどう認めるんだ、これはいろんなところにあれがあるとかって、そういう以前の問題でそういういろいろな違いのある方々を行政として、どう認識をするのかというところが一番大事なところで、そういう意味では、こういう宣誓制度を区が手を挙げてつくることによって、行政の理解度が余計深まるという、そういう相乗効果が絶対あると思うんで、そういう意味ではこの請願者の願意、私どもは紹介議員にもなっているんですけども、ぜひ採択をして、豊島区として、いろいろ細かいところにも配慮しながら、この宣誓制度を進めていただきたいというのが私どもの会派の立場でございます。  以上でございます。 ○竹下ひろみ委員  先ほどのレインボーとしまの陳述者のお話、また委員の皆さんのお話を伺って、今回この請願の審査に臨むに当たって、大変緊張もしていますし、大変重要な請願のところに立ち会わせていただいているんだなということを、今、改めて感じているところであります。  そういった中で、レインボーとしまさんの今までの活動にも敬意を表する次第なんですけれども、なかなか性同一障害とか、性自認の多様なあり方について、理解を進めていかなければいけないという中で、大分最近ではその理解を進めていこうという流れはできつつあるのかなということは感じているところなんですけれども、そういった中で今回、多様な性自認、性的指向に関する対応指針についておまとめをいただいていますけれども、いまだにまだいじめだとか差別などの対象となりやすいような現実もあるのかなというふうに思っていますが、その辺の捉え方は区としては、どのように捉えているのか教えていただきたいと思います。 ○能登男女平等推進センター所長  職員同士のことに関しましては、今回そういったことを要件としたセクシュアルハラスメントの対象になるといったこともございまして、ハラスメントの対策の研修なども行っております。また、この対応指針に基づきまして、全職員向けのeラーニングを実施し、職員の研修を実施するという形もとっておりますので、理解は進んできている、進むというふうには考えてございます。 ○竹下ひろみ委員  今、職員向けというお話がありましたが、現実に区民の皆さんから、きょうは学校の関係者がいませんので数字的なものはあれでしょうけども、そういうことで、差別やいじめを受けているというような報告を区でそういうものを捉えているかどうかということはありますでしょうか、そういう事実は。 ○能登男女平等推進センター所長  申しわけございません、豊島区の個別具体的なこととしては、男女平等推進センターのほうでは把握はできておりませんけれども、一般的なお話としてはそういったいじめがあるといったことは耳にしているところでございます。  今回の対応指針につきましては、教育委員会のほうにもお願いをしまして、学校の先生にも学んでほしいということでお願いをしているところでございますので、そういった部分でも理解が進むのではないかというふうに考えております。 ○竹下ひろみ委員  先ほど有里委員からも港区のインターネットのアンケートのお話がありましたけれども、そこで私もそのアンケート結果を見させていただいて、カミングアウトしていないという方が56.0%、しているという中にも1人から4人という方が21.6%でありまして、そのしているという方も友人とかパートナーにカミングアウトしているというところでは、なかなかそのカミングアウトについて、まだ壁があるのかな、ハードルが高いのかなということを感じていますし、また先ほど有里委員からもありましたように制度があっても宣誓しないという数字71.3%。私は、これを大変大きな数字だなというふうに捉えていまして、また私たちの自民党の会派にもこの制度があることによってカミングアウトしなければいけないんですかというようなお問い合わせだとか、見えない、可視化する方向ではなくて、そっとしておいてほしい人のための政策というんでしょうか、そこにも焦点を当ててほしいというようなお声をいただいています。  なので、先ほど皆さんの中から制度があっても、それを使う使わないは個人の自由でありますので、カミングアウトするかしないかはその御本人の中であるとしても、このことに焦点が当たることによって、何かこれをしなければいけないのかとか、そういう切羽詰まったお悩みを持つ方もいらっしゃるという中で、今まで職員向けの指導を指針の中でしてきた。これは区民に向けて窓口でどう対応するかということも含めてでしょうけど、そういうカミングアウトをするしないという、そういうことじゃなくて、普通に皆さんが多様性を生かした自由に生きていく世の中、自由というのかな、そういうしがらみのない中で日常生活を普通に送れるような世の中を私たちはつくっていかなければいけないのかなというのを改めて感じているところなんですけれども、今後、先ほど天貝部長からもお話がありましたように、カミングアウトするしないという両方の視点に目を当てて、これから、この取り組みをしていかなければならないという大変すごく難しい、カミングアウトする方には可視化しやすいので目に見えた制定をすることができますが、そっとしておいてほしいという方たちの、そこをどうすくってあげるのかということが大変重要であるのかなというふうに思っていますし、アウティングの壁は、私はやはり高いというふうに思っていますので、アウティングされたくない、カミングアウトしたくないという人たちのためのどういうふうにその人たちの声をすくっていくのかというのは、なかなか行政としては難しいと思うんですけれども、その辺については慎重にこれから検討していきますという多分そういうお答えになると思うんですけれども、改めてその辺のお考えをお聞かせいただきたいと思います。 ○天貝総務部長  先ほども申し上げましたとおり、やはりそういう方々とそれからそれを理解していただけるような社会を両方あわせてつくっていく必要があると思います。アウティングをするしないという背景には、そういった社会の理解度が足らないというような部分も多分にあるというふうに感じております。  たまたまきょうの朝刊を見ますと、某国立女子大が国内初で戸籍が違う、男性の戸籍の方でも受け入れを決めた、20年度から入れるということもあります。社会的にも、こういった状況の中で、やはり行政としてそういった方々に対する配慮、それは当然していかなければいけませんし、それを受け入れるそういう地域社会もつくっていく。両方合わせてやってこそ初めてそういった方々に対する対応ができるというふうに認識しておりますので、制度化をするという前提でおけば、先ほど申し上げましたとおりいろんな課題もありますので、慎重に取り組んでいきたいというふうに考えてございます。 ○竹下ひろみ委員  私もきょうの国立大学が性同一障害をお持ちの方であっても2020年度から受け入れるというニュースを拝見いたしましたし、昨日もこのLGBTに関するようなテレビ報道もありまして、NHKですけれども、大分皆さんの関心が今回の27自治体に一斉にこの声明を出したということもマスコミを動かしている一助となっているのかなということも感じていますが、やはり、性的指向や性自認の多様なあり方をお互いに受けとめ合う、受けとめ合える社会づくりというのは、私たちは大変重要なことだと思いますし、まずは制度づくりということよりは理解促進に、まずは、私は力を入れていくべきではないかというふうに自民党としては思っているところであります。  活動としては、全くそれをいいとか悪いとかという立場ではなくて、やはりみんなが認め合えるような社会、カミングアウトをするしないということじゃなくて、それが自然に受け入れられていくような世の中にしていかなければいけない。現行の法制度を尊重しつつでありますけれども、網羅的に理解増進を目的としたいろいろな施策がこれからも必要なのではないかなというふうに思っています。豊島区においても、さまざまな活動の中で、こういう今回の請願だけではなくて、いろいろな方がいろんなことを思いながら生活をしていて、そこをどういうふうにクリアしていくのか。そのお手伝いをできるのが、法的な役割でもあるというふうに考えていますので、ぜひ、その理解促進をまず前提として、先ほども申し上げましたがカミングアウトしなければいけないのかというようなそういう可視化しない方向の見方ということを私は大事にしていきたいと思いますし、自民党に寄せられたそういう声に今回は寄り添いたいなという考えもございますので、大変重要な請願でありますし、本当に悩みに悩んだというところでありますが、まずは理解促進から第一歩を踏み出していきたいという意味においては、自民党といたしましては、今回継続という立場で取り扱いをさせていただきたいというふうに思っています。  以上です。 ○河原弘明委員  いろいろお話を聞かせていただきまして、理解をさせていただいているところでありますけれども、その中でちょっと確認だけしたいんですが、先ほど出ました渋谷区の場合、これは行政サービスやいろんなサービスにつながることなんですね。仮にこのカップルが解消されたときの扱いの中で、渋谷区は、またそれ何か届け出を出すというような今お話が出ていましたけれども、ほかの宣誓を受け入れている自治体に関して、どんなそれは動きになっているんでしょうか。 ○能登男女平等推進センター所長  転出をされる、解消される場合には、全ての制度において解消届であったりとか、転出の破棄届などをするような形で対応しているようです。 ○河原弘明委員  それは一応、義務づけというか規定とか、そういうのがあるんでしょうか。 ○能登男女平等推進センター所長  要綱には、することというふうには記載をしてあるような状況でございます。 ○河原弘明委員  通常の男女の夫婦なり事実婚においては、片方がちょっといなくなれば、あの人たちどうしたのという感じですぐわかると思うんですけれども、いわゆる同性同士ですと、そこが友達同士でいたから、どちらかがいなくなったんだねというレベルで済んでしまう可能性もあると思うんですね。やはり宣誓をしてサービスを受ける限りは、そのあたりをきちっと制度として設けていかなければいけないんじゃないかなというふうにちょっと思いまして、今質疑させていただきました。  本来であれば、ずっと長くというか最期まで一緒にともに支え合って暮らしていける。そんなことが一番必要だとは思ってはいるんですけれども、やはり何が起こるかがわからないのがこの世の中でありますので、そのあたりはきっちりと制度として、もしつくるんであれば、やっていただけたらなと思います。  先ほど憲法の話も出ました。憲法第24条それから第94条、これとの絡みも結構あると思いますので、そのあたりをしっかりと踏まえて進めていっていただければなと思います。  今回のこの請願ですけれども、先ほども申しました互いの個性や多様性の認め合い、これが本当に私としては重要なことだと思っておりますので、これを踏まえて、この請願に関しましては都民ファーストの会といたしまして可決に賛成をさせていただきます。 ○山口菊子委員  私どもの会派も、もちろん紹介議員も出させていただいておりますし、さまざまな家族のあり方、さまざまな人間の関係というものは、本当に容認していく社会をやっぱり実現していかなきゃいけないなというふうに認識をしております。  この制度を導入したとしても、いわゆる税制だとか、そういったことだとかを含めて全ての問題が解決するわけではありませんけれども、アリの一歩というか、一つ一つ積み上げていくことが大事かなというふうに思っております。  さっきオリ・パラということもありましたけれども、本当に豊島区の指針の冒頭にも、オリンピック憲章において、撤廃すべき差別の中に性的指向が盛り込まれているということがもう冒頭に書かれているわけですね。そういう意味で、やはりもう世界的な趨勢として、多様性というものを認めていこうという社会になっているかなというふうに思いますので、本当に理解できない方というか嫌という方とかというのは100人、1,000人、1万人とかいう中には必ずいらっしゃるはずですけども、100%御理解をいただくまでには多少時間がかかるかもしれませんけれども、やはり御理解いただけるような施策の展開というのをこれからもしていかなければいけないかなというふうに思っております。そういう意味で、今回の請願について採択することに私どもの会派としては賛成をいたします。  最後に、これは請願に関係ないんですけど、この前、一般質問で私が取り上げましたが、平成15年に性同一性障害を支援する方から陳情が出ていて、性別を記入するのをやめましょうということで、その後、豊島区はやめているんだけれども、相変わらずエポック10フェスタへ行くと必ず性別の欄があるのね。あれはどうしてなんですか。 ○能登男女平等推進センター所長  男女平等推進センターでは、男性の方にもぜひいろいろな事業に参加していただきたいというふうに思っておりまして、その事業の参加の状況を御本人の申請に基づく性で判断をしていくといったところで性別欄のほうは設けているところではございますが、課の中でも現在議論をしておりまして、そこまで1人の単位まで把握する必要があるのか、おおよその概算で大丈夫なんじゃないかといったところも含めて、今、課の中で検討中でございます。 ○山口菊子委員  私、この間一般質問のときにも言って、それなりの答弁は出ているんだけれども、もう本当エポック10で相変わらず同じパターンのアンケートのところに性別を書く欄があって、何のためかというのが全然わからないわけですよね。だから質問のときにも申し上げたけども、大体目視すれば、きょうのこの集まりは予想したよりもおじさんが多かったとかおばさんが多かったとか若い子が多かったとかというのは目視で、ある程度わかるわけで、個別に一人一人にあなたは男ですか女ですかと聞かなきゃならない、その厳密にそういう性別をカウントしなければならない合理的理由は見つからないんですよね。エポック10がいつまでもそういうことをやっても、今こういうことも新たに性的指向の問題を含めてやっている、多様性と調和とかというのをやっているところでその肝心のエポック10が、この間のエポック10フェスタでも、もう本当びっくりしちゃって、性別を書く根拠が私はわからないって思いました。やっぱりよく検討していただきたいと思います。 ○木下広委員  先ほど結論を申し上げましたけども、とにかく区民の皆さん方に理解を広げるためにも宣誓制度をつくって、この宣誓制度をどういう意味でつくったかとかいう冊子とかそういうのが多分まず区民ひろばに流れ、それで教育委員会のほうにも流れて、ばあっと区民の皆さん方の目に届くようなところまで行く。それで皆さん方の理解が余計広まるという、僕はそういう認識でおります。そういう意味ではカミングアウトしたい人もしたくない人もいるわけで、この宣誓制度を使うか使わないかは本人の自由なんですよ、これは。他人ががたがた言う話じゃないので、使いたいという人がいるんだったら、ぜひお使いくださいって。豊島区としてはそういう多様な人たちのメニューもそろっていますよということを内外に宣誓するのが区の行政の信頼関係につながると私どもは考えていますので、これをつくること、宣誓制度を豊島区が旗上げることによって区民の理解が余計に広まる。性的少数の人たちのバックアップになっていくという、私はそういう思いで行政のほうでは取り組んでいただきたいと思いますので、ぜひこの請願については採択という立場でお願いしたいと思います。  以上です。 ○儀武さとる委員  私も意見陳述人のお話を伺いまして、本当に個別に署名をとって歩いて685人の方が賛同したということと、やっぱり勇気を出して、ここで意見陳述するというのは大変重いものがありますし、私も一層理解を深めることができました。  それでこの請願文で清水委員も質疑しましたけども、制度について、区はスピード感を持って検討を進めていくと答弁しましたが、先ほどの答弁では議会の判断を待って、決めたいと。こういうことだったんですけども、私はスピード感を持ってやるということに、そういう答弁したにもかかわらずちょっと行政側の判断といいますか、全く、それに反するんではないかと思うんですけども、これについてはいかがでしょうか。
    能登男女平等推進センター所長  スピード感を持って取り組んでいくということで、まずは職員に向けて理解を進めていく、対応ができるようにしていくことが大事ということで、先ほどの対応指針のほうを策定したところでございます。 ○儀武さとる委員  職員の対応指針を作成したということは、私は一歩できるところからやるという、そういうところでは一歩前進だと思うんですが、やはり例えばこの請願が出されているんですけども、パートナーシップの宣誓制度なり、あるいは条例なり要綱なり、行政として、この制度をつくって、やっぱり区民に意識啓発といいますか、理解を進めていくためには相当なインパクトがあると思うんですよね。やはり、そういう点で議会の判断を待つという、こういう姿勢は、ちょっと私は答弁から見て、なかなか腰が少し重いんではないかなと思います。これ以上質疑しても答弁できないと思いますので答弁は求めませんけども、指摘だけにとどめておきます。  先ほど自民党さんが港区のアンケート結果を持ち出して、その71%がパートナーシップ、この宣誓制度を利用したくないということを言って、かなり慎重な態度をとるべきだということを主張されているんですが、ほかの会派からも指摘ありますけども、その制度を利用したい人は利用する。したくない人は利用しない。やっぱり制度をつくることによって、区民にも理解を深める。あるいは世論の喚起にもつながりますし、そういう点では、この港区のアンケートだけでもって、ちょっと慎重な態度をとるべきだという態度はいかがなものかなと思いますが、いかがですか。   〔「答える必要はない」と発言する者あり〕 ○芳賀竜朗委員長  よろしいですか。 ○儀武さとる委員  答えられないならやむを得ない。   〔「態度表明の中で申し上げます」と発言する者あり〕 ○儀武さとる委員  この制度は、本当に例えば、最近、自治体に広がっているんですけども、議会の中でもいろいろ理解が進んでない。議員の方からそういう意見が出たりして、自治体でこの議論をきっかけに議員の人たちも理解をしたり、この制度を普及しようという、こういう動きも全国的には一方であるわけです。  それから、この性的マイノリティの理解促進のために区もいろいろ取り組みをしてきましたが、やはり今回このパートナーシップの宣誓制度を創設して足を踏み出して、区民の理解もさらに深めていくそのきっかけ、第一歩にもなりますし、これが非常に私は重要だと思います。  いろいろ、この制度を導入したからといって、法的に区民が相続ですとか、いろいろな恩恵を受けることができないという意見もありますが、自治体でこういう制度がどんどん採択されて制度が導入されることによって、やはり法改正の世論づくりにも大きな力を果たすと思うんですね。ですから、パートナーシップ、この請願、これについては日本共産党も全員が請願紹介議員の署名を行っておりますし、この30請願第3号については採択をお願いいたします。 ○芳賀竜朗委員長  よろしいでしょうか。  それでは、採決を行います。  まず、継続についてお諮りいたします。  30請願第3号について、閉会中の継続審査とすべきものと決定することに賛成の方は挙手を願います。   〔賛成者挙手〕 ○芳賀竜朗委員長  挙手少数ですので、継続は否決されました。 ○竹下ひろみ委員  先ほどからも何回も申し上げましたが、私どもといたしましてはカミングアウトする必要のない、互いに自然に受け入れられる社会づくりというのを目指していくべきだということを申し上げております。  また、必要な理解が進んでいない中で差別をすることがないということだけが先行してしまいますと、先ほど来、私が申し上げているようなそれをよしとしていない、意図しない方の意見も大事にしていかなければいけないのかなというふうに思っています。アンケートの数字だけで私は申し上げているんではなくて、実際に我が会派にメールで可視化しないでほしいとの声が届いていることは確かでございますので、今回はこの方の声に寄り添った結論としたいというふうに思っています。  これからも理解促進に向けて我が会派といたしましても、しっかりと取り組んでいくことをお話をさせていただきたいというふうに思っておりまして、今回はそちらのほうの可視化しないでほしいという声に寄り添った結論とさせていただきたいと思いますので、この請願には反対ということでお願いしたいと思います。 ○芳賀竜朗委員長  それでは、改めてお諮りいたします。  30請願第3号について、採択することに賛成の方は挙手願います。   〔賛成者挙手〕 ○芳賀竜朗委員長  挙手多数と認めます。よって、30請願第3号は採択すべきものと決定いたしました。  それでは、ここで休憩といたしたいと存じますが、再開は何時にいたしましょうか。   「1時半でお願いします」 ○芳賀竜朗委員長  それでは再開を1時30分とし、休憩といたします。   午前11時57分休憩 ───────────────────◇────────────────────   午後1時30分再開 ○芳賀竜朗委員長  総務委員会を再開いたします。  議案の審査を行います。  第60号議案、(仮称)新区民センター増築工事請負契約の一部の変更について。第61号議案、(仮称)新区民センター増築に伴う冷暖房・換気設備工事請負契約の一部変更について。第62号議案、(仮称)新区民センター増築に伴う電気設備工事請負契約の一部変更について。第63号議案、(仮称)新区民センター増築に伴う給排水衛生・消火・ガス設備工事請負契約の一部の変更について。報告事項、(仮称)新区民センター増築に伴う機械式駐車場設備工事について。  審査のため、山野邊生活産業課長、關劇場運営担当課長が出席しております。  4議案を一括して、あわせて報告事項1件について理事者から説明があります。 ○ぬで島契約課長(心得)  それでは、議案集67ページをお開きください。第60号議案、(仮称)新区民センター増築工事請負契約の一部の変更について。  上記の議案を提出する。年月日、提出者、区長名でございます。  内容につきましては、後ほど議案資料にて説明をさせていただきます。  同じページの下に説明欄がございます。工事請負契約約款第24条第6項(インフレスライド条項)及び設計変更により契約金額を改めるため、本案を提出いたします。  引き続きまして、69ページをお開きください。第61号議案、(仮称)新区民センター増築に伴う冷暖房・換気設備工事請負契約の一部の変更について。  上記の議案を提出する。年月日、提出者、区長名でございます。  内容につきましては、同様に議案資料にて説明をさせていただきます。  同じページの下に説明欄がございます。設計変更により契約金額を改めるため、本案を提出いたします。  71ページをお開きください。第62号議案、(仮称)新区民センター増築に伴う電気設備工事請負契約の一部の変更について。  上記の議案を提出する。年月日、提出者、区長名でございます。  内容につきましては、同様に議案資料にて説明をさせていただきます。  説明欄につきましても、第61号議案と同様でございます。  73ページをお開きください。第63号議案、(仮称)新区民センター増築に伴う給排水衛生・消火・ガス設備工事請負契約の一部の変更について。  上記の議案を提出する。年月日、提出者、区長名でございます。  内容につきましては、同様に議案資料にて説明をさせていただきます。  説明欄につきましても、第61号議案、第62号議案と同様でございます。  議案資料のほうをお開きいただきたいと思います。右肩、第60から63号議案となっているものでございます。  1ページ目、(仮称)新区民センター増築工事請負契約の一部の変更について、現契約の内容を説明いたします。  2番の(2)契約方法から御説明いたします。契約方法、条件つき一般競争入札です。(3)契約締結日、平成28年12月12日。(4)契約金額33億2,424万円(税込み)です。(5)履行期限、平成31年9月30日まで。(6)契約の相手方、港区芝大門二丁目、株式会社松尾工務店東京支店、代表者の方は記載のとおりでございます。  3番の変更内容をごらんください。変更は契約金額のみです。もとの契約金額が税込みで33億2,424万円、設計変更による増額によりまして1億9,689万4,800円、インフレスライドによる増額で2,680万5,600円、合計しまして、2億2,370万400円の増となり、変更後の金額が35億4,794万400円となってございます。  2ページにお進みください。第61号議案、(仮称)新区民センター増築に伴う冷暖房・換気設備工事請負契約の一部の変更について、現契約の内容を説明いたします。  2番の(2)契約方法ですが、条件つき一般競争入札。(3)契約締結日、平成28年12月12日。(4)契約金額9億7,848万円(税込み)です。(5)履行期限、平成31年9月30日まで。(6)契約の相手方、菱和・ユタカ特定建設工事共同企業体、共同企業代表者は南大塚二丁目、株式会社テクノ菱和東京本店、代表者の方は記載のとおりでございます。  3番の変更内容をごらんください。変更は契約金額のみです。もとの契約金額が税込みで9億7,848万円、これを設計変更によりまして税込みで10億3,606万5,600円、増額が5,758万5,600円となってございます。  3ページにお進みください。第62号議案、(仮称)新区民センター増築に伴う電気設備工事請負契約の一部の変更について、現契約の内容を説明いたします。  2番の(2)契約方法ですが、条件つき一般競争入札です。(3)契約締結日、平成28年12月12日。(4)契約金額8億5,457万1,600円(税込み)です。(5)履行期限、平成31年9月30日まで。(6)契約の相手方、トーエネック・広和特定建設工事共同企業体、共同企業代表者は巣鴨一丁目、株式会社トーエネック東京本部、代表者の方は記載のとおりです。  3番の変更内容をごらんください。変更は契約金額のみとなってございます。もとの契約金額が税込みで8億5,457万1,600円。これを設計変更によりまして税込みで9億956万5,200円、増額が5,499万3,600円となってございます。  4ページにお進みください。第63号議案、(仮称)新区民センター増築に伴う給排水衛生・消火・ガス設備工事請負契約の一部の変更につきまして、現契約の内容を説明いたします。  2番の(2)契約方法でございますが、条件つき一般競争入札です。(3)契約締結日、平成28年12月12日。(4)契約金額4億4,604万円(税込み)でございます。(5)履行期限、平成31年9月30日まで。(6)契約の相手方、菱機・信和特定建設工事共同企業体、共同企業代表者は東池袋一丁目、菱機工業株式会社東京本社、代表者の方は記載のとおりでございます。  3番の変更内容をごらんください。変更は契約金額のみです。もとの契約金額が税込みで4億4,604万円、これを設計変更によりまして税込みで4億7,502万7,200円、増額が2,898万7,200円となってございます。  第60号から63号議案に関連いたしまして、報告事項の5番をあわせて説明させていただきます。  報告資料をお開きいただけますでしょうか。(仮称)新区民センター増築に伴う機械式駐車場設備工事についてでございます。  1、件名、(仮称)新区民センター増築に伴う機械式駐車場設備工事。2、契約締結日、平成30年5月16日。3、契約方法は随意契約でございます。随意契約の理由といたしまして、平成30年5月29日に入札を行う予定でございましたが、4月26日時点におきまして、希望申請がなかったため不調となりました。そのため、旧生活産業プラザの機械式駐車場の施工及び維持管理を行う下記の者と随意契約を行ったものでございます。4、契約金額、税込みで1億335万6,000円。5、履行期間、平成30年5月17日から平成31年9月30日まで。契約の相手方でございます。港区西新橋一丁目、日精株式会社、代表者は記載の方でございます。  議案資料の5ページ以降に工事概要をおつけしてございますが、こちらにつきましては施設整備課長より説明させていただきます。 ○近藤施設整備課長  引き続きまして、私のほうから変更の工事の箇所の部分につきまして御説明をさせていただきます。  先ほど契約の締結日、本体工事のほうは平成28年12月に契約をいたしまして、それから昨年度の平成29年につきましては管理運営方法を踏まえましていろいろな中身の部分のところ、設置条例を上程するに当たりましていろいろ検討を重ねてまいりました。その結果を、昨年の第4回定例会の11月の議員協議会において、新区民センターの全体像ということで、パースを使ったやつで御説明をさせていただきました。一応、その説明をさせていただいたときから変更はございませんので、その後、第1回定例会でとしま区民センターの設置条例を議決いただきまして、面積等もその設置条例のときから変更ございません。  図面のほうは、下側に横判の形、下側のほうが変更前でございまして、変更した箇所を赤く囲んでございます。上のほうが変更後のところでございまして、右側のほうに、1階平面図のところでいうと、1階の平面の変更内容を記載しておりますが、平面図のほうにも赤字で記載したことについて記入をしてございます。  図面の左手側のほうが中池袋公園側になってございまして、上側が新しくできる新ホール側になります。  まず、1階の風除室の関係でございますけれども、中池袋公園側から入りまして風除室を変更するのと同時に、ここに音声案内誘導を追加しています。ここがとしま区民センターになりますというような音声案内誘導を設置してございます。  それから、1階にありました階段1、1階から2階にしか行けなかった階段を取りやめまして、エントランスホールを大きくしてございます。それとインフォメーションの形状、インフォメーションのテーブルのインフォメーションセンターの位置を変更いたしまして奥のほうに変えてございまして、カフェの形状を変更したものでございます。  そのまま図面の右手側のほうに進んでいただきまして、ちょうど、もとカフェがあったところに今度はインフォメーションセンターのほうで新ホールですとか多目的ホールのチケットを売るということが決定をいたしまして、そのチケットセンターということでその奥のほうに発券の管理事務室を新たに追加するのと、受付のほうでインバウンドの関係もございまして受付事務の予備室ということで、もともと、そこにスロープがあったところ、スロープを直線にいたしまして事務室を追加、バックヤードを追加してございます。  それと、1階の部分に記載してございますけど、機械式駐車場を42種の小さいパレットしか置いてなかったやつを、パレットを大きくいたしまして116種類の車がとめられるような機械式駐車場を別途工事でございますけども設置をしています。  それと、受付の部分については手ぶら観光に変更したのと、今あるエントランスの生活産業プラザのほうの風除室の部分につきましては同じように音声案内誘導を設置させていただいたということになってございます。  お進みをいただきまして、2階平面図になります。2階平面図は議員協議会のときに御報告させていただきましたデジタルサイネージがエントランスホールのところにどんとつきますので、それの下地補強と1階の階段の取りやめと、それと風除室の形状変更というところが大きなところです。  あとパパママ☆すぽっとのところだったんですが、もともと会議室よりも多少グレードを上げたような形にはなっていたんですけども、木質化を図りまして、レイアウトの変更をしてございます。  お進みいただきまして、3階平面図のほうは、扉の位置と壁の位置をずらして、管理事務室を多少大きくしたりとか、あと今後、別途工事で発注する予定でございます新ホールとつなぐ渡り廊下が来ますので、そこの部分については、新たに風除室を追加させていただいて、今回工事を進める予定にしてございます。あとデジタルサイネージの補強と、今回チケットセンターの関係で事務室内に7名程度入るコールセンターを設置するということにしてございます。  お進みいただきまして、4階平面図の部分につきましては、和室の部分はもともと設計であったんですけど、御利用いただいている団体のヒアリングをさらにしまして、水屋の形状ですとか、あと炉の位置とか、あと踊りの関係で鏡を壁際に設置するとか、そういうことをして変更してございます。それ以外の部分につきまして、あと和室関係で使用できる倉庫という形で、一部の貸し会議室のちょっと形状を変えまして倉庫をつくる予定にしてございます。それと、あと同じように面積を増にするために扉の位置と壁の位置を若干廊下側にずらしていくというところでございます。  お進みいただきまして、5階平面図になります。ここの部分につきましては、会議室の扉の位置を変更しまして会議室の面積を大きくした。あと先ほどから載っていますガラスサッシの割りつけと、非常用進入口の位置を変更してございます。  お進みいただきまして、6階のほうの平面図では、小ホールの1階の部分に新しく磁気ループを、これは、もともと多目的ホールには入っていたんですが、小ホールのほうにも磁気ループを設置しました。それと給湯室を一部追加して、これは管理運営上の話で、中池袋公園側のほうの階段のところの前に新たに給湯室を一部つけてございます。それ以外の会議室の部分につきましては、先ほどと同様に扉の位置、壁の位置を変更しまして、室面積をふやしているというところでございます。  お進みいただきまして、7階の平面図も扉の位置を変更したところでございまして、大きく変更はございません。  お進みいただきまして、8階の平面図でございます。ここの部分から多目的ホールの部分につきましては、まず昇降舞台を、視認性を広げるサイトラインを確保するために80センチまでしか上がらなかったのを1メートルにちょっと昇降舞台を高くしています。それと昇降舞台の裏側の舞台壁のところ、デジタルサイネージをつける予定にしておりますので、下地補強をしてございます。それと、あと多目的ホールの部分につきましては電動の引き幕を追加するという形にしてございます。  お進みいただきまして、9階平面図を見ていただきますと、もともと500席の予定をしておりました全体、8階の部分の席数は変わらないんですが、上の部分につきましてはコの字型で席を設けまして、固定席を設けまして、多目的ホールを使用する予定で今122席ということにしておりましたが、これだと舞台を真横から見るとか舞台関係のその上の変更後に書いておりますけれども、引き幕ですとか、そういったものを電動のつりバトンですとか、そういったのを設置する箇所が横からだとできませんので、今回、脇のほうの客席部分につきましては、全部後ろ側のほうに設けまして、もともと2列しかなかったところを6列の客席に変更し、客席部分を廊下の避難経路部分の幅に寸法を少なくしまして吹き抜けの部分の空間を広くとって、より舞台を使った催し物ができるような形で多目的ホールを変更させていただいております。今までのままですとレセプションですとか、そういったものについては全然問題ないんですけども、今回、舞台をより多くの方に、せっかく500席弱の席がとれますので、そういったことを踏まえまして、今回変更させていただいたところでございます。  また、現在区民センターのほうの工事の状況でございますけど、くいを終わりまして基礎ができ上がりまして、今やっと地下1階の配筋が始まって、区民センター側の新築側のほう、増築側のほうの工事をやってございます。生活産業プラザ側のほうは今やっと内装の撤去をやり始めまして、やっと工事のほうは順調に進んでいるところでございます。  今回こういった形でちょっと変更させていただきましたが、もともと予算上いただいているお金の中で、契約落差がございましたので、その中でどうにかやりくりしようと思っていたんですが、1,300万円ほど増になってしまいました。機械式駐車場は1億円もかかっていますのでちょっと別な話なんですけども、なるべくお認めいただいた予算の中でクリアできるように努力をしたんですけども、その辺が私としてはちょっと残念だったなと思っていますけども、説明は以上でございますので、御審査のほどをよろしくお願いいたします。 ○芳賀竜朗委員長  説明が終わりました。  質疑を行います。 ○清水みちこ委員  何点か伺います。  まず、報告事項の機械式駐車場設備工事についてなんですけれども、今回、希望申請がなかったため随意契約ということなんですけれども、この希望申請がなかった原因、いろいろ先ほど対応の車種がふえたとかいう御説明があったのですが、そういうことが関係するんでしょうか。原因はどのように分析をされているんでしょうか。 ○近藤施設整備課長  もともとこの今回随意契約の相手方の会社なんですけど、最近公共工事をやっていらっしゃらなくて、ランクがないという状態で入札に参加できなかったというのが一つ大きなことです。それ以外にも同等レベルの会社がございますので、これにランクがないからといって、ここに随意契約というわけにはなかなかいきませんので、まずは公表して図面を見ていただいて、できるかどうかというのをやっぱりこういう機械式駐車場の会社は複数、そんなに多くはないんですけどありますので、そういったところで例えばIKE・Bizをやっていただいた、あそこも機械式駐車場を取りかえたんですけど、ああいうところとも参加していただけるかどうか一応電話で連絡をして、手を挙げてくれないかというお話はさせていただいたんですが、図面を見たりとか連絡をしてもなかなかそういったのがなくて、結局はここしかやっぱりできないというようなことになりました。 ○清水みちこ委員  今の理由については了解をいたしました。  ちょっと別の質疑をさせていただきたいと思うんですけれども、今回、設計変更による、インフレスライドもありますけれども、大きくは設計変更による契約、増額、ちょっと予算のほうを考えていたのよりオーバーしてしまったということなんですけれども、先ほど御説明にあった何カ所か多数あるかと思うんですけど、一番大きく変わって、金額的にも一番膨らんでしまったというのは具体的にはどこなんでしょうか。 ○近藤施設整備課長  これはレイアウトの中身の変更のところよりも一番大きく変わったところが、当初の予算がなかったんで発注の時にできなかったんですが、カーテンウオールです。外壁側の石張りがあるところの隣にガラス張りがずっとあるんですけど、4階平面図とかを見ていただきますと、ちょうど区民センターが建っていた側のところの赤い三角マークが幾つか変更図面に載っているんですが、そこのガラスの部分の割りつけを変えたんです。下と若干違っているんです。そこを変えるときに、下のほうはコーキング剤がシールでいわゆる安価なやつを使ってやったんですが、これだと20年ぐらいすると取りかえなきゃいけなくなるので、また足場をかけるなり何かして、一回剥がして、また新しいのに取りかえるという作業が出てきてしまいます。そのため、本当はやりたかったのは上のガスケットいうやつで、四、五十年もつので、足場をかけて何か改修することが、基本的には必要ないという形なんで、これは健康プラザの山の手線側のところの外壁もガラス張りがずっとあるんですが、ああいうところに使われているやつでして、これだと雨漏りとか横からの水がなかなか入ってこなくて耐候性があるという材料になっていまして、これはちょっとお値段が高いものですから、できれば、これに今回かえさせていただきたいということでお願いをしまして、ここが一番、実際には物の材料としてはお金がかかっています。 ○清水みちこ委員  意外と目につくというかわかりやすいところでなくて、そういったガラス、そういったところの細かいというかちょっとある意味地味なところにお金をかけたということなんですけれども、具体的に金額的にはどれくらいになるんでしょう。 ○近藤施設整備課長  これは変更金額で言いますと、ここだけで3,000万円ぐらいかかっています。ただ、これに足場かけて、また何かするというと、20年後とか15年ごとぐらいにやらなきゃならないんで、そうするとまたそれだけで2,000万円、3,000万円かかっちゃうんで、そうすると、これをここでかえておいたほうが、またここに今度は、Hareza池袋の目の前の中池袋公園の前に足場かけて何かするというのはとてもじゃないですけど将来的にもちょっと厳しいなと思いまして、できる限りそういったことがないように今回かえさせていただいた。これはお隣の新ホールも今そういった形になって、やっぱり耐久性のあるものにかえて、なるべく要はメンテナンスをフリーではないんですけども長い年月メンテナンスをかけずに、お金をかけずに済むような形で今回変えさせていただいたというところでございます。 ○清水みちこ委員  将来を見越してということで、その点については了解いたしました。結構かかるんだなという印象は持ちましたが、了解をいたしました。  あと1階のインフォメーションのほうでチケット関連をやるということで、いろいろバックヤードとか、コールセンターとかそういったのが新たに変更になったということになっていると思うんですけども、チケットの発券、どれぐらいの作業と人的に必要なのかというのがイメージつきにくいんですけれども、その機械といいますか、そういう物的なものと人的なものというのは具体的にどれぐらいのものが要るんでしょうか。 ○關劇場運営担当課長  チケットセンターのほうでございますが、窓口のほうは2名体制、それからコールセンター、電話を受けるところでございます。こちら事務室のほう7名体制という形になっておりますが、常に7名いるということではなくて、やはりチケット発売当日ですとか、いわゆる繁忙期と言われる日にちについては増員するというふうなことを想定しておりまして、最大で7名プラス2名ということでございます。
     東京芸術劇場、あそこもボックスオフィスというチケットセンター1階にございますが、そちらにつきましても常勤が5名、週4日勤務が1名、週1日から3日の勤務が2名の計8名体制をしいているということでございますので、業務の多寡によって増減はありますが、こちらHareza池袋の芸術文化劇場を初め、あうるすぽっとですとか、区民センターのほうの多目的ホール、そうしたところで行うチケット、また東京芸術劇場を初めとする区内の別の劇場のチケットなどもということで、現在いろいろなところと協議を進めておりますので、人員体制につきましてはそのぐらいが適正かなというふうな判断してございます。 ○清水みちこ委員  やはり繁忙期とか閑散期とかいろいろな波がある業務だと思うので、今の人員体制については了解をいたしました。  あと、もう一つお聞きしたいところがあるので、よろしいでしょうか。 ○芳賀竜朗委員長  どうぞ。 ○清水みちこ委員  大きく最初の設計から変わったところで1階のカフェがあると思うんですが、こちら昨年の第4回定例会の議員協議会のときでもお聞きしたんですけれども、かなり席数が減ったんじゃないかなというのは印象としては持ったんですけれども、それでちょっと前から要望というか伝えさせていただいているのが、やはりカフェの運営事業主が区内の事業主であることと、やはり障害者団体の方から再三御要望があるので、障害者の方の就業場所をということで、これまで機会あるごとにお伝えさせていただいて、検討しますということで、その都度御答弁いただいているんですけれども、現在の検討状況について教えていただけますでしょうか。 ○山野邊生活産業課長  以前から御指摘いただいているところでございますカフェの運営につきましては、基本的に全体を運営します指定管理者が何らかの形で採択等を行って、その事業者を決めるというふうに考えてございます。  どの事業者にするかということにつきましては、やはり、ある程度、公平公正に考える必要ありますので、区内業者あるいは障害施設のカフェのものを選ぶとか、その辺につきましてはきちっと区もある程度関与しながら、公平な体制で選んでいくということが必要だと思っております。今も具体的にどこということはしてございませんが、どのように選ぶかということにつきまして、財団等と今検証を進めているところでございます。 ○清水みちこ委員  検討を進めているということで、区のほうもある程度かかわって検討を進めていただくということですので、引き続き、障害者の方の就業場所として御検討を進めていただきたいと思います。  障害者関連のことで、もう一点だけ伺ってよろしいですか。 ○芳賀竜朗委員長  どうぞ。 ○清水みちこ委員  一般質問でも取り上げさせていただいたんですけれども、視覚障害者用の点字ブロックですね、この図面にも各階に点字ブロックの図面にあらわれてきているんですけれども、これは色とかそういったものはどのように御検討を進めるんでしょう。 ○近藤施設整備課長  もちろん黄色のやつなんですけども、対比で輝度比2以上というものであります。基本ベースは黄色で進めさせていただきたいと思っております。 ○清水みちこ委員  やはり視覚障害者の方の御希望と御要望に沿ったもので進めていただきたいと思います。  とりあえずは以上で結構です。 ○竹下ひろみ委員  済みません、ちょっと清水委員と質疑がかぶるかもしれませんが、区民センターを増築しますよと言ってから、もうかれこれ2年たちますが、何となく進捗がお隣の新ホールの部分と比べると、まだこれからかなという中では、この設計変更というのがちょっと言葉はあれですけども足かせになっていたというか、そういうようなことはありますか。 ○近藤施設整備課長  お隣の新ホールと一応半年おくれみたいな形で今工事のほうを進めておりますが、この設計の変更で決して工事の進捗が遅くなったということは全くございません。どちらかというと、昨年のときはやっていたのは地下の躯体の解体と新しいくいを打つために既存のくいが邪魔になっているところを引っこ抜くというのがこれは時間がかかりまして、それやっと終わって年末とか年度末にかけて既存のくいを引っこ抜いて新しく打っていたというのが現状でございます。 ○竹下ひろみ委員  わかりました。  そういった中で、結構この図面を見ますと、大分、変更箇所が多いなと。それは想定内の中で、先ほども工事している間にもっといいものが出てきたら、耐久性も含めて将来的な改修の費用も含めると今やっておいたほうがいいという判断もあるということは、その設計の段階からももう想定済みのことでしょうか。 ○近藤施設整備課長  おっしゃるとおり、設計の段階からもちょっと想定はしてございました。なぜかと申しますと、これは学校とか保育園ですと、もう最初から相手方がいまして、校長先生なり保健の先生とか例えば用務さんとか調理さんとかいて、その新しい新築工事に対してもいろいろ応答ができるんですけど、これは全く新しい建物で、今回新しい新区民センターを建てるとなると、仮に主管課さんの生活産業課と打ち合わせをしてもなかなか答えが返ってこない。また、先ほど申し上げました利用者団体の方の和室の使い方、とりあえず和室をつくりましたけども、実際にどこにどういうふうに水屋があってどういう炉があって、踊るときはどんなのが必要でとかいうのも、やっぱりなるべくその設計をしながら、またヒアリングを重ねて修正をしていったというのがございまして、御利用していただく区民の皆様がつくったけど使えないとかいうよりも、できる限りやっぱり使いやすいものにしていきたいということで、今回地下の解体工事という期間がありましたので、その期間を活用させていただいてなるべくヒアリングを重ねて修正、工事の予算の範囲内の中でできる限り修正をさせていきたかったというふうに思っております。 ○竹下ひろみ委員  インフレスライドということもありますが、おおむね設計変更によって、今回の契約が変更になるということなんですけども、もともとその建築のほうの設計変更があることによって、あとの3つの設備だとか給排水、電気、こういうものがそれによって変わってくるということもありますか。 ○近藤施設整備課長  特に今回大きいのは部屋の、その設置条例をつくって、人数と面積を確定して使用料を決めたということがあってその人数の問題が出てきまして、人をそのお部屋に当初予定した人数よりも、例えば2人でも3人でもふやすと人間が発する熱量によって空調がきかなくなるという場合もありまして、空調のレベルも能力を若干上げています。そういったのと、あと能力を上げるとやっぱりダクトが天井裏を通るんで、今度は照明器具をつける位置を、またある程度やり直したり照明をかえたりとか、照度も会議室なんで、ある程度確保しながら、そういったことも踏まえて設計変更しております。 ○竹下ひろみ委員  特にお聞きしたいんですが、今回、ここの区民センターは松尾工務店さんで、お隣が別なグループということで連携を図っていく。工事の内容は同じようなデザインにしたということはありますけど、実際の工事についてはトラックだとか道路整備についても別途発注というか、そういう仕事になると思うんですけど、そこの連携が、私、かなり、そんなに広い場所ではないので、大きなトラックが新ホールのほうに入ってきます。また、こっちもやりますというと、かなりその連携が必要だと思うんですが、その辺の連携の方法も含めて教えていただければと思います。 ○近藤施設整備課長  現場のほうから聞いているのは、連絡調整会議をしてございます。隣の事業主である鹿島建設と、あと、あそこは地域冷暖房が入っていますので、その地域冷暖房の工事、大成建設がやってございまして、地面を夜中に掘っているんですね。それと、うちのほうの松尾工務店というのがありまして、今のところは、その三者で月に最低でも1回、何かあると、こういうような大きなことがありますと、例えば大きな車両が入ってくると、それは適宜行って、調整をさせていただきながら工事のほうを進めていると聞いてございます。 ○竹下ひろみ委員  本当にいつも朝も通らせていただいたりしていますと、やっぱり警備員さんというか、大きな声で今トラックが来ますよとか随分安全に配慮していただいているなというふうに思いますが、道路整備については前の議員協議会ですか、随意契約でお願いすることがどうかというような意見も出ましたけれども、やはり安心で安全にまず工事を進めて、工期に間に合うということが前提として、にぎわいを創出するという中で、まだ工事中であったというのは残念な結果にもなりますので、その辺の連携も含めてしっかりと対応して、区がそこの仲立ちをしていっていただければというふうに思っています。  この4議案、自民党といたしましては第60号議案、第61号議案、第62号議案、第63号議案まで賛成させていただきます。 ○芳賀竜朗委員長  ほかにございますでしょうか。 ○山口菊子委員  この間もちょっと聞かせていただいたんだけれども、今度はインフレスライドということなんだけど、このインフレスライドもやっぱり区のほうから業者さんのほうに言って、業者さんのほうから出していただくというそういう手続ですか。 ○近藤施設整備課長  施設整備課で、そのインフレスライドの対象になるところが幾つか、例えば巣鴨北中学校ですとか、今、工事をやっておりますし、あと目白の福祉作業所、身障センターとか年度またぎの工事をやっているのが対象となっていましたので、そういった対象になっている工事業者に全てお声かけをさせていただいています。 ○山口菊子委員  設計変更については、いろいろ皆さんの質疑を伺って大体わかりましたけれども、設計変更のできる範囲というのかしら、もう発注しちゃって設計もできるわけじゃないですか、詳細設計。こういう変更があるというのはどれぐらいまで、この期間として工事によって、今、躯体は立ち上がってないけれども、基本的には躯体に直接かかわるようなことは少ないとは思うんだけども、どのぐらいの時期まで、こういう設計変更はあり得るのかしら。 ○近藤施設整備課長  今回の場合ですと、昨年度の秋口ぐらいまでにある程度固めてお金をはじいてということになっていますので、要は翌年度の予算という形になりますので、そのためにはもう秋ごろまでには固めなきゃいけないという形で、ずっと平成28年12月に契約した以降、進めてきてございます。 ○山口菊子委員  参考に伺わせていただいているんだけど、そうすると、この半年間というのは業者さんとは、もうこの最終的に固まるまでの予算つけて、固まるまでの間というのは、その時点で設計変更があるということはもう打ち合わせ済みということなわけね。半年前にもうわかっちゃっているということね。ここの議案に上がってくる半年前には、もう設計変更はありますよということですよね。 ○近藤施設整備課長  もちろん、この議案でいただくなり、例えば予算のときにいただくということが前提になりますので、その段階を踏まえて業者とは予算がつかなかったら、これはできないというお話もさせていただいておりますし、例えばパパママ☆すぽっとの木質化についても、その部分については、一応、見積もり等はもう先にもらっとかないと業者のほうもいけませんので、そういった見積もりをもらって、実際に工事に入れるかは最終的に議決をいただいた後でないと工事に入れないというのは確認済みでお話をさせていただいているというとこでございます。 ○山口菊子委員  ですから、予算要望を伺うときにいろいろ業者さんと話していると、その時期というのが遅かったりすると、いろいろ工事のさまざまな準備を進めていく上で、結構大変だという話を聞かされたことがあるんだけれども、業者泣かせのようなことは余りしないほうがいいかなというふうに思うけれども、ただ、よりよいものをつくっていくためには、ある程度のことはしようがないんだけれども、その辺で例えば人の配置であるとか、材料の発注であるとかそういうものが置きかわってくるようなことというのはいたし方ないこととはいえ、またその時々によって、いろいろ変化することもあるだろうけれども、なかなか面倒くさいというか、大変なことなんじゃないかなというふうに、施設整備課のそちらのほうの担当も大変なんだろうけれども、そこは例えばこのホールの運営をしていく担当課との関連もあるんだけれども、その辺で、結構、事務作業としては大変なんじゃないかと思うんだけれども、どうなんですか。 ○近藤施設整備課長  ありがとうございます。確かに事務作業はすごく大変でございまして、一つの単価から決めるのでも私どももこんなの要らないとかというのも、全部値段も決めてやらせていただいてございます。  あと、先ほど工事業者さんのほうも、ある程度ここの部分だけは早目に決めてくれというのは先に教えてくださいというのは言っていまして、今回の場合は本体に係るフレームですとかその部分につきましてはほとんど変更ございませんので、その分については問題ないんですけども、先ほど言いました木質化の部分ですとか、あと今後これから発注する予定のところでございます例えば渡り廊下、これもいついつまでにこういったデザインでこうしてくれというのを教えてくださいというふうにも言われておりまして、それを決めながら一つ一つ業者さんの御迷惑にならないように、やっぱり受注していただいた業者が工事できなくなっちゃうと困りますので、スケジュール管理を徹底しながらやらさせていただいております。 ○山口菊子委員  この間の議案のときもそうだったけれども、やっぱり技術者、職方さんがいないとか、そういう困難な時代じゃないですか。だからそういう意味では、完成がおくれたら、これもあそこのにぎわいを考えたときにやっぱり計画どおりに完成してもらわなきゃいけないわけですから、その辺で大変だと思いますけれども、よりよいものをつくっていただければいいかなと思いますけれども、これだけ金額を考えただけでも、相当な金額の変更だから、やっぱり、かなり大がかりな細かい設計を含めていったら、すごい作業じゃないかなというふうに思って、ちょっと気になったところです。  それでもう一点、さっき駐車場のことでも御質疑があったのでわかりましたけれども、ただ、やっぱり不調というのは、これはいろんな意味で大変だなというふうに思うんですけども、これ以外にも最近で、この議案に上がってこないようなことでもこういうことはあるんですか。 ○近藤施設整備課長  何件かございまして、私のところで3件不調で、それで手を挙げてなかった業者にお聞きして、できませんかということで、どうにかやっていただけるということで、ようやく随意契約でやっていただくような方になってございます。  聞くとやっぱり職人がいない、手配ができないというのと、公共工事ですと、現場代理人を専任で置かなきゃいけないんですね。そうすると、現場代理人さんが会社で何人って決まっているんで、資格を持っていて、できるのが。そうすると、この業者はここへ行って、この業者はというのもあって、あと、最近公園のトイレとかでも建築業者さんとか、あと旧高田小学校とかも建築会社さんが行ったりとか、そういったところに、もう現場代理人として張りつくというのは決まっているのと。やっぱり、うちのほうの改修工事のほうのそういうのにも、なかなか手を挙げにくいというような状況は、現在聞いてございます。 ○山口菊子委員  そういう意味では、ある意味、豊島区内でも、豊島区の施設にかかわることでの建築ラッシュみたいなところは感じないこともないので大変だと思いますけれども、やっぱり技術者が足りないというのは、結構、課題かなというふうに思いました。ここのほら、議案に上がってくるのは一定の金額以上のものだから、それより低いものは上がってこないから、どういう感じかなというふうに今、伺いましたけれども、建築業界のそういう状況も少しわかりました。  私どもの会派としては、この4議案については可決することに賛成でございます。 ○芳賀竜朗委員長  ほかにございますか。 ○河原弘明委員  おおむね、これで理解はさせていただきました。  先ほど設計変更に関して、学校の絵を出されまして、校長先生とか副校長先生方からいろんな意見が出て変えていくというのがあったと思うんですけども、今回、これだけの設計変更において、どのようなところから、どういう声が上がったかというのを、ちょっと幾つか確認できますでしょうか。 ○山野邊生活産業課長  今までの議論の中でよく出てきて、よりよいものをつくるということで、この初めの設計が26年2月にできたものですから、その後に消滅可能性都市の話が出てきて、やはり女性に優しいまちづくりというところで、大きな、区長を初め、区として判断したものですから、例えばパパママ☆すぽっとなどは、やはり大きく変えて、さらにどう使いやすくするか、どういったシステムを入れていくと、さらに子育て世代等にも役立つかというような視点で、そういったF1会議であったり、区の職員のイクメン懇談会、あるいは区民説明会の中でさまざまな意見をいただいて、それを反映したというところでございます。 ○河原弘明委員  わかりました。  いろんな方の意見を聞いて、利用しようとしている方々も含めて、そういうところから意見を聞くということは本当に大事なことだったのかなというふうに思っています。これだけの設計変更をする限りはしっかりしたものをつくっていただきたいし、先ほど出ましたが、その納期がおくれてはいけないということも含めて、そのあたりもしっかりとやっていただければと思います。より使い勝手のいいものにしていただきたいなということを希望させていただきます。  私どもの会派といたしまして、この4議案には可決に賛成をさせていただきます。 ○木下広委員  私どもの会派も、第60、61、62、63号議案、全て可決に賛成ということでございます。  公共工事がめじろ押しで大きな工事がいっぱい続いておりますので、とにかく事故のないようにしていただきたいというのが、一番の希望ということでございます。  ちなみに、最近ここ数年のうちに絡む公共工事で事故が起きたというのは、あの目白小学校の件以外はないですよね。覚えていらっしゃる方がいたら。 ○近藤施設整備課長  私は新庁舎だったんでいなかったですけども、目白小学校の話は聞いています。それ以降、大きな事故というものはございません。 ○木下広委員  夢のあるような、Hareza池袋の整備ですので、ぜひ事故のないようにやっていただくと。  この内容についても、理事者から細かく情報もいただきながら、ヒアリングさせていただいておりますので、主に設計変更という内容でございますので、了解をさせていただきます。  それで、ちょっと区民の方から御質問があって、庁舎を建てるときも防災面で結構いろいろ何とか配慮しながら、ソフト面、ハード面、しっかりやっていますよというような御説明もいただきました。このHareza池袋については、そういう防災面というか、そういう面で何か売りというか、そういうのってあるんでしたか。この際ですので、議案には関係ないんですけど、ちょっと教えていただけますか。 ○近藤施設整備課長  ここは一時的な避難場所になるということはございませんので、帰宅困難者対策のたむろ施設になる予定でございます。  生活産業プラザの地下に今まで備蓄倉庫がございまして、それは同じように備蓄倉庫を設置する予定でございます。 ○木下広委員  免震はそんな大したというか、新しいあれでもないんだった。 ○近藤施設整備課長  こちらの建物は免震とか制震とかというのは、特段使ってございません。あくまでも通常の耐震設計になっています。 ○木下広委員  わかりました。結構でございます。全て可決に賛成ということでお願いします。 ○儀武さとる委員  9階の平面図で、多目的ホールの2階席の形状変更なんですが、当初は、これはちょうどコの字型で席がありましたけど、今回、全部、真正面というか、後ろのほうに持ってくるんですけども、これは当初から、設計の段階から幕のところが見づらいというのはわかっていたと思うんですけども、なぜ、このような変更になったのか、その辺を。 ○近藤施設整備課長  当初、もともとここはその下の階の8階の部分をごらんいただけると、平土間の形式になってございまして、レセプションの会場であるとか、その平土間として使うような、要は多目的なホールになってございますので、そのために、そこを見るという形になって、コの字型と。  それで、その当時考えられたのは、移動式のステージを真ん中に置いてやるとかですね、端っこだけじゃなくてですね。上にそのバトンも余りなかったものですから、そのテーブルをというか、その舞台をずらして、ちょうど長手方向の真ん中につけて、何か演説会をやったりとかすることもできるというような形のいろんなバージョンを考えていたというのは、その当時の資料として、残ってございまして、恐らくその設計によって、どの席になっても、そういった場合は見れるとか、この場合は見れないところがあるんだけど、ここの場合は、ここの人は見れるとかという形になっていたようでございます。  ただ、今回、舞台のところに、これはやっぱり電動引き幕というのを変更図に描かせていただきましたけど、どんちょうの形式みたいになる幕もないような形で、舞台としては、ステージはあるんですけど、舞台機能として、ちょっと不足するというようなイメージを私は持っていたものですから、ここの8階、9階に関しましては、区長も入っていただいて、中で結構、検討をやって、それでなるべくこのステージを有効活用した上で、その平土間形式にしたいということで、今回、設計を変更させていただいたという形でございます。 ○儀武さとる委員  その舞台を有効活用するということなんですけども、やっぱり区民といいますか、団体、そういう要望が具体的にあったんでしょうか。 ○山野邊生活産業課長  これまでの文化ホールもそうですが、講演会とか、そういう式典で、相当、利用が多かったということでございますので、やはり一番前の舞台を基本として、それを聞くような体制の利用方法が一番多いんではないかというところで、やはり、それに基づいた設計に変えていくというような議論がなされてございますし、そういう要望が区民の方からあったということでございます。 ○儀武さとる委員  実績と要望があったということですけども、了解しました。  それから、全体の変更額が3億6,526万6,800円ということで、総額で59億6,859万8,400円ということなんですが、この財源の手当てといいますか、お金をどういうふうに考えているんでしょうか。 ○近藤施設整備課長  先ほど申しました契約落差がまだ3億2,000万円ほどありましたので、それで埋めることできないかなと思ってはいたんですけども、ちょっとオーバーしてしまったというのはございます。  財源のほうといたしましては、この金額も含めたところ、債務負担行為で、今年度のお金を入れてございまして、それで債務負担として変更額の部分も計上してございます。支払いは基本的には最後にまとめて、31年度にまとめて支払いますので、今年度の支払い部分といたしましては、これから契約するデッキの、渡り廊下の部分の新ホールとつなぐ、これ別途工事なんで、この部分については前払い金が発生しますけども、それ以外につきましては、前払い金等は発生しませんので、変更額も含めて、最後に支払うという形になります。 ○儀武さとる委員  枠内でできるだけやるというお話でしたけども、結局、1,300万円ほど余計にかかるという、こういう理解でよろしいんですよね。 ○近藤施設整備課長  そのとおりでございます。 ○儀武さとる委員  わかりました。  この新区民センター増築に伴う機械式駐車場の問題ですとか、これは先ほど質疑が出て、人手が足りないということで、特に技術責任者ということでよろしいんでしょうか。一般に型枠工だとか、いろんな技術者がいるけども、技術責任者が足りなくて、現場の責任者がいないという、こういう理解でよろしいんでしょうか。 ○近藤施設整備課長  これは、今のその技術責任者のお話は、あくまでも区内業者さんのお話でございまして、豊島区だけの工事じゃなくて、例えば東京都さんの工事もやっていらっしゃいますので、その登録しているところ、例えば東大の工事を行ったりとか、いろいろ工事をやっていますので、そこにやっぱり公共工事ですと技術責任者が張りつくような形に決まりがありますので、そのために区のその区内業者さんについては、もう人手が、自分のところから出す人手がいないということです。  下請さんの、例えばやっていただく、先ほどお話ししました型枠工ですとか鉄筋屋さんとかは、まだいらっしゃるのかもしれませんけども、そういった形で管理する部門が区内業者さんの中には、もうだんだん少なくなってきているということでございます。 ○儀武さとる委員  これは、新区民センター増築工事請負契約も、当初たしか2社希望して、実際に応札したのは1社だと。それから冷暖房も1社のみだと。それから、給排水も1社だということで、契約4件中、3件が1社のみで、確かに条件つき一般競争入札であるんですが、事実上、1社だけのみとなると、ちょっと通常、じゃあそういう条件つき一般競争入札に該当しないということなんですけども、やっぱりどうしても、この施設が必要だということで1社でも認めると。これは今まで例がなかったような気がするんですが、そういうことで、特例というわけでもない。その辺がちょっとわからなくて、ちょっと質疑させていただいているんですけど。 ○ぬで島契約課長(心得)  入札の結果、1社しか応札しないというのはよくあることでございます。  今、豊島区は電子入札をとってございますので、開札までは誰が入札に参加しているかというのもわかりませんので、きちんと競争が働いているというふうに理解してございます。 ○儀武さとる委員  本当に今、公共工事もどんどんあちこちでやっていて、なかなか応札企業も少ないのかなという、そういう思いもあるんですが、この施設は本当に、区民が本当に気軽に使える低廉な施設、私どもも一貫して、こういう立場からいろんな要求も出してきたんですが、この工事、この第60号議案、第61号議案、第62号議案、第63号議案と、この議案については賛成をいたします。 ○高野区長  ここまで来るまで本当に長い長い時間がかかり、検討に次ぐ検討で、当初は、こちらの区民センターのほうが前にもお話ししてありましたけど、ここだけで、単独で設計をうちのほうで出して、そして、できればお隣の新ホール、さらには旧庁舎とも合わせるような形が考えられればというような形でありましたけど、うちが先にこの区民センターのほうは設計が進んでおりまして、なかなか合わせるには苦労したわけでありますけど、やはり3つの建物が一つになって、その効果が上がるというような形に至って、いろいろ検討し、今回も設計変更で出しておりますけど、区民センターの1階、2階ですか、入ってすぐエントランスのところに階段があった。  この階段が生活産業プラザと区民センターとを別々に建てていたら、階段はそれぞれ2つずつつくらなきゃいけないという形の中で、一体としてつくることによって、階段の、そのエントランスに入ったすぐの階段が、それを計画に入れなくても設計上、大丈夫だという形になって、非常にエントランス等々もゆったりできたというようなこともあるわけでありまして、それと同時に、議会でも新ホール、あるいは旧庁舎に見劣りすることのないような、区民センターだけ何かこう詰めるだけ詰めちゃって、そして見劣りがするような形では困るというような、そんな意見も議会からも十分出されたものですから、これは十分に踏まえて、この設計を進めてきたわけでありまして、かなり今回の設計にも変更があったことは、それらを含めた形の中でよりよいものを、特に区民センター、何か見劣りがすると言われるようなことがないように、使いやすく、そして、十分に、このHareza池袋という名前のとおり、この3つの建物の、これはつなぐのはデッキでつないでというような、こういう形も、この区民センターの活用によって、さらにあの地域が一体的なものになったというような、こんな苦労が、本当に苦労があったわけでありまして、当初からこの3つを、最初から一緒につくるという形だったら、ずっと違った形になっていたかもしれませんけど、私はよくここまで、ここまでよく詰めに詰めて、私は本当に自慢作と言っては、ちょっとオーバーかもしれませんけど、まさにHareza池袋にふさわしい、そういう建物、そしてさらには8つの劇場というような形も含めて、本当に、まさに国際アートカルチャーの拠点というのにふさわしいものに、ここまで仕上がったと思っているわけであります。  そういう面では、大変金額的にもかなりオーバーした面もありますけど、これもできるだけ、できるだけ詰めるようにしながら、ここまで努力した結果ではないかと思っておりますので、これらについては、ぜひ委員の皆さん方にも十分御理解をいただきながらよくやったと言われるように、私たちとしては自慢の作だと思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。 ○芳賀竜朗委員長  それでは、採決を行います。  採決は分けて行います。  第60号議案について、原案を可決すべきものと決定することに御異議ございませんか。   「異議なし」 ○芳賀竜朗委員長  異議なしと認めます。  よって、第60号議案は、原案を可決すべきものと決定いたしました。 ──────────────────────────────────────── ○芳賀竜朗委員長  第61号議案について、原案を可決すべきものと決定することに御異議ございませんか。   「異議なし」 ○芳賀竜朗委員長  異議なしと認めます。  よって、第61号議案は、原案を可決すべきものと決定いたしました。 ──────────────────────────────────────── ○芳賀竜朗委員長  第62号議案について、原案を可決すべきものと決定することに御異議ございませんか。   「異議なし」 ○芳賀竜朗委員長  異議なしと認めます。  よって、第62号議案は、原案を可決すべきものと決定いたしました。 ────────────────────────────────────────
    ○芳賀竜朗委員長  第63号議案について、原案を可決すべきものと決定することに御異議ございませんか。   「異議なし」 ○芳賀竜朗委員長  異議なしと認めます。  よって、第63号議案は、原案を可決すべきものと決定いたしました。 ───────────────────◇──────────────────── ○芳賀竜朗委員長  第64号議案、平成30年度豊島区一般会計補正予算(第1号)。  審査のため、宇野収納推進担当課長(心得)、渡邉文化デザイン課長、小池東アジア文化都市推進担当課長、小椋マンガ・アニメ活用担当課長、星野学習・スポーツ課長、小野環境政策課長、小野環境保全課長、樋口保育政策担当課長、大根原再開発担当課長、原島交通・基盤担当課長、松田道路整備課長、石井公園緑地課長、佐々木庶務課長、加藤指導課長が出席しております。尾崎生活福祉課長は、現在の区民厚生委員会での担当案件が終わり次第、出席いたします。  それでは、理事者から説明があります。 ○三沢財政課長  それでは、議案集別冊の平成30年度豊島区補正予算をごらんいただきたく存じます。 ○芳賀竜朗委員長  課長、どうぞお座りになって御説明いただければと思います。 ○三沢財政課長  ありがとうございます。ちょっと試しにチャレンジしてみます。  5ページをお開きください。第64号議案、平成30年度豊島区一般会計補正予算(第1号)でございます。  1枚おめくりいただきまして、7ページをごらんください。平成30年度豊島区一般会計補正予算(第1号)は、次に定めるところによる。  第1条、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ9億5,272万1,000円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ1,256億191万6,000円とする。  2項、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、第1表、歳入歳出予算補正による。  第2条、債務負担行為の追加は、第2表、債務負担行為の補正による。  提出日、提出者、区長名でございます。  1枚おめくりいただきまして、8、9ページをごらんください。第1表、歳入歳出予算補正の金額でございます。歳入歳出それぞれの款項の補正予算額を計上したものでございます。  まず、8ページ、歳入です。4つの款に補正を行うものでございます。  13款国庫支出金です。1項国庫負担金に225万円を追加し、184億18万1,000円に、2項国庫補助金に3億2,576万1,000円を追加し、41億3,507万2,000円に、13款国庫支出金は225億4,470万8,000円となります。  続いて、14款都支出金です。2項都補助金に3,872万9,000円を追加し、53億7,028万2,000円に、3項都委託金に1,050万円を追加し、7億16万5,000円に、14款都支出金は合わせまして106億9,063万8,000円になります。  続きまして、17款繰入金です。2項文化振興基金繰入金に422万3,000円を追加し、2億6,604万3,000円に、14項財政調整基金繰入金に5億7,004万3,000円を追加し、計も同額となります。これにより、17款繰入金は、70億8,781万円となります。  19款諸収入です。6項雑入に121万5,000円を追加し、31億4,030万4,000円に、19款諸収入は、38億2,833万2,000円となります。  以上、歳入の合計は9億5,272万1,000円を追加し、合計で1,256億191万6,000円となります。  続きましては、9ページ、歳出です。9つの款にわたりまして増額補正を行うものでございます。  2款政策経営費です。1項同名、2,925万1,000円を追加し、2款政策経営費は、38億7,021万7,000円となります。  3款総務費です。1項総務管理費に394万9,000円を追加し、65億842万円に、3項選挙費に136万1,000円を追加し、1億361万9,000円に、3款総務費は、合わせて531万円を追加し、68億9,856万3,000円となります。  4款区民費です。1項同名に5,146万9,000円を追加し、4款区民費は、118億7,984万5,000円となります。  5款文化商工費です。1項同名に1億9,580万1,000円を追加し、5款文化商工費は65億5,929万2,000円となります。  6款環境清掃費です。1項同名に2,176万円を追加し、6款環境清掃費は、43億4,017万5,000円になります。  7款福祉費です。1項同名に3,168万円を追加し、7款福祉費は、308億7,662万3,000円になります。  9款子ども家庭費です。1項同名に6,134万7,000円を追加し、9款子ども家庭費は、258億4,497万1,000円になります。  10款都市整備費です。1項同名に5億2,116万9,000円を追加し、10款都市整備費は、176億4,630万円となります。  11款教育費です。1項同名に3,493万4,000円を追加し、11款教育費は、98億2,996万7,000円になります。  以上、歳出合計は9億5,272万1,000円を追加し、合計で1,256億191万6,000円となります。  ページをおめくりいただきまして、10ページをごらんください。第2表、債務負担行為の補正です。3件を新たに追加するものでございます。  19番、旧第十中学校跡地活用等事業経費は、野外スポーツ施設事業者公募等支援委託の債務負担行為で、31年度まで1,400万円の限度額です。  20番、豊島区無電柱化事業経費、巣鴨地蔵通りですが、こちらは巣鴨地蔵通り入り口部から高岩寺までの区間に係る無電柱化工事の設計工事等の債務負担で、31年度から33年度まで3億1,700万円の限度額です。  21番、道路構造物の整備事業経費は、ウイロード改修に係る建築工事及び工事管理の債務負担で、31年度まで8,200万円の限度額です。  17ページをお開きください。一般会計補正予算の具体的な内容につきまして御説明申し上げます。まず歳出、その後に歳入の順で御説明いたしますので、40ページまでお進みください。  2款政策経営費、1項同名、1目企画費に2,925万1,000円を追加する。1番の旧第十中学校跡地活用等事業経費2,172万7,000円、こちらは野外スポーツ施設の整備に向けて設計、整備、運営を行う事業者を公募するための支援業務委託や旧校舎のアスベスト調査、飯能市にある区有地の測量調査等を行うものです。  2、千登世橋教育文化センター改修等検討事業経費752万4,000円、こちらは千登世橋教育文化センターについて、今後、改修工事等を行う際の基礎資料とするために、建物の老朽化状況を調査するための経費です。  42ページをお願いいたします。3款総務費、1項総務管理費、1目総務費に244万9,000円を追加する。豊島区非核都市宣言35周年事業特別企画の一環として、昨年の広島に続き、ことしは長崎平和祈念式典に中学生を派遣するものです。4目防災危機管理費に150万円を追加する。安全・安心なまちづくりの推進強化策の一環として、区内防犯協会に重要政策補助金を追加計上するものです。  44ページをお願いいたします。3款総務費、3項選挙費、1目同名に136万1,000円を追加する。来年5月に予定されている元号改正に伴い、投票システムのプログラム改修が必要となるため、経費を計上するものです。  46ページをお願いいたします。4款区民費、1項同名、4目税務費に5,146万9,000円を追加する。1の還付金関係経費(1)株式配当割等還付金追加額5,000万円、当初想定以上の高額還付額が発生したために、株式配当割還付金に追加するものです。2の外国語対応相談員による納付案内経費追加額146万9,000円、こちらは近年急増しているベトナム人滞納者に対し、ベトナム語対応可能な相談員を配置するための経費です。  48ページをお願いいたします。5款文化商工費、1項同名、2目文化デザイン費に1億8,293万3,000円を追加する。1、東アジア文化都市推進事業経費追加額836万9,000円、今年度に実施する開催都市正式決定後の機運醸成のためのプレ事業と、来年3月に開催予定のマンガ・アニメ部門の新規事業について、国庫補助金、国庫補助の交付決定がなされたため、これに対応する追加経費となっております。  2、池袋/としま/東京アーツプロジェクト事業経費1億7,456万4,000円、あうるすぽっと、東京芸術劇場における演劇公演やフェスティバル東京事業等への助成経費となっております。3目文化観光費に1,286万8,000円を追加する。インターネットを活用した寄附キャンペーン実施に係る経費を追加するものです。  50ページをお願いいたします。6款環境清掃費、1項同名、1目環境政策費に1,500万円を追加する。豊島清掃工場の焼却熱の余熱を再開発事業の計画に合わせて利用する具体的な事業スキーム、CO2削減効果、事業の可能性などの調査、検討を経営コンサルタント会社に委託する経費となっております。  2目環境保全費に676万円を追加する。1、路上喫煙、ポイ捨て防止事業経費追加額178万3,000円。公園の全面禁煙化に伴い、普及啓発活動の強化に係る経費の追加額です。2、路上喫煙ポイ捨て防止パトロール事業経費追加額497万7,000円。公園の全面禁煙化に伴い、公園周辺のパトロールの強化に係る経費の追加額です。  52ページをお願いいたします。7款福祉費、1項同名、4目生活福祉費に2,670万円を追加する。1、被保護世帯援護経費1,657万7,000円、生活保護受給者のうち、住居に風呂のない世帯に配付する入浴券の枚数を現行1人30枚から60枚にふやすものです。2、生活保護法施行事務経費追加額712万3,000円、本年10月の生活保護基準額の改定に伴い、生活保護システムの改修に要する経費です。3、生活保護法に基づく進学準備給付事業経費300万円、生活保護世帯の高校生が大学等に進学した場合に、新生活の立ち上げ費用として一時金を給付するものです。  6目介護保険費に498万円を追加する。介護保険事業会計の補正予算に伴い、一般会計から繰出金を追加するものです。  54ページをお願いいたします。9款子ども家庭費、1項同名、3目保育費に6,134万7,000円を追加する。私立保育所の保育人材確保のために、保育従事職員用宿舎の借り上げを行う事業者に対し、その経費の一部を補助する経費です。今年度、新たに保育所を12園新設し、本制度を利用する園が増加したため補正するものです。  56ページをお願いいたします。10款都市整備費、1項同名、1目都市計画費に2億122万円を追加する。平成29年度より西武鉄道株式会社が実施しているびっくりガード上空デッキ整備について、当初の計画以上に進捗することが想定されたため、補正するものです。  6目道路整備費に2億8,620万1,000円を追加する。1、豊島区無電柱化事業経費追加額6,450万円、巣鴨地蔵通り入り口部から高岩寺までの区間に係る無電柱化工事の設計工事費です。2、道路構造物の整備事業経費追加額2億2,170万1,000円、老朽化したウイロード改修の工事に係る費用です。  7目公園緑地費に3,374万8,000円を追加する。土地所有者である駒込妙義神社の建てかえに伴い、妙義児童遊園を廃止の上、土地を更地返還するために遊具等の撤去に係る経費のほか、公園の全面禁煙化に伴い、10月1日より区内公園全面禁煙化の予告看板、チラシ及び指導実施に伴う経費、さらには公園及び園内トイレ清掃の回数増加に係る経費となっております。  58ページをお願いいたします。11款教育費、1項同名、1目庶務費に1,624万1,000円を追加する。1、一般事務経費追加額914万1,000円、国の教育改革指針や新学習指導要領を反映するために、豊島区教育ビジョンを改定し、教員実態調査等を実施し、豊島区学校における働き方改革推進プランを策定するものです。2、埋蔵文化財の発掘調査経費追加額710万円、幻の貝塚と言われた池袋東貝塚の発見に伴い、出土した遺物等の整理や調査を行い、学術報告書やパンフレットを作成し、文化財の普及啓発を図ろうとするものです。  5目指導費に1,869万3,000円を追加する。1、スクールサポートスタッフ配置事業経費追加額579万9,000円、都教育委員会の指定を受け、臨時職員のスクールサポートスタッフを配置し、一般教員の負担軽減を図り、教員がより児童・生徒への指導や教材研究等に注力できる体制を整備するものです。  2、学校と家庭の連携推進事業経費239万4,000円、豊成小学校、池袋小学校、南池袋小学校、目白小学校、要小学校、西巣鴨中学校の6校が、都教育委員会の指定を受け、学校生活にて課題の見られる児童・生徒や、その保護者に適切に対応するため、学校が家庭と連携して対応する仕組みを整え、家庭教育の支援を展開するものです。  3、安全教育推進校事業経費20万円、仰高小学校が都教育委員会の指定を受けて、生活安全、交通安全、災害安全の各領域についての安全教育を推進するものです。  4、東京都道徳教育推進拠点校事業経費20万円、考える道徳、議論する道徳の授業実現に向けた指導の改善等を行うもので、西池袋中学校が都教育委員会の指定を受け、実施するものです。  5、オリンピック・パラリンピック教育推進事業経費840万円、各教科等の学習内容と、オリンピック・パラリンピックと関連づけた取り組みを展開するもので、区立全幼稚園、小・中学校において実施するものです。あわせて池袋小学校、南池袋小学校、富士見台小学校、明豊中学校が同アワード校として、池袋第三小学校がパラリンピック競技応援校の指定を受け、実施いたします。  6、アクティブライフ研究実践校事業経費60万円、基本的生活習慣の定着、改善に向けた取り組みの推進、栄養、運動、休養の健康3原則に係る保健指導の強化等を行うもので、朋有小学校、南池袋小学校の2校が都教育委員会の指定を受け、実施します。  7、スーパーアクティブスクール事業経費60万円、体力向上の目標と、具体的な取り組み内容の効果を検証し、効果的なトレーニングや指導法の研究、開発などを行うもので、巣鴨北中学校、西巣鴨中学校の2校が都教育委員会の指定を受け、実施します。  8、プログラミング教育推進校事業経費50万円、仰高小学校が都教育委員会の指定を受けて、支援団体及び企業と小学校との間でプログラミング教育に関する効果的な連携を推進するものです。  60ページをお開きください。特別職に係る給与費明細について、御説明いたします。表の左側、区分欄の一番下に補正後と補正前の比較の中に、その他の特別職という欄がございます。ここに報酬203万8,000円、共済費64万4,000円を追加計上しております。これは先ほどの埋蔵文化財の発掘調査経費追加額、事業費710万円のうち、新たに採用する非常勤職員に係る経費を計上したものです。  続きまして、62ページですけれども、こちらは債務負担行為の補正でございますが、先ほど御説明いたしましたので、内容につきましては省略させていただきます。  次に、これら歳出予算を賄う歳入予算について御説明いたします。  26ページまでお戻りください。13款国庫支出金、1項国庫負担金、3目福祉費負担金に225万円を追加する。生活保護法に基づく進学準備給付事業経費に充当いたします。  28ページをお願いいたします。13款国庫支出金、2項国庫補助金、4目環境清掃費補助金に1,500万円を追加する。豊島清掃工場焼却熱利用実現可能性調査検討事業経費に充当いたします。5目福祉費補助金に356万1,000円を追加する。こちらは生活保護法施行事務経費に充当いたします。7目子ども家庭費補助金に2,788万円を追加する。施設型給付費等関係経費の運営充実補助経費に充当いたします。8目都市整備費補助金に1億61万円を追加する。こちらは池袋駅東西連絡デッキ整備事業経費に充当いたします。10目文化商工費補助金に1億7,871万円を追加する。こちらは池袋/としま/東京アーツプロジェクト事業経費に1億7,456万4,000円を、また東アジア文化都市推進事業経費に414万6,000円を充当いたします。  30ページをお願いいたします。14款都支出金、2項都補助金、8目子ども家庭費補助金に2,470万2,000円を追加する。12節の保育対策総合支援事業補助金及び13節の保育従事職員宿舎借り上げ支援事業補助金は、いずれも施設型給付費等関係経費の運営充実補助経費に充当いたします。  9目都市整備費補助金に420万円を追加する。これは豊島区無電柱化事業経費に充当いたします。10目教育費補助金に982万7,000円を追加する。14節及び15節の補助金は、都教育委員会指定の補助事業にそれぞれ充当いたします。16節学校における働き方改革推進事業補助金は、教育費の一般事務経費のうち、学校における働き方改革推進プラン策定経費に充当いたします。  32ページをお願いいたします。14款都支出金、3項都委託金、7目教育費委託金に1,050万円を追加する。ここに記載の3節から8節の委託金につきましては、都教育委員会指定の委託事業にそれぞれ充当いたします。  34ページをお願いいたします。17款繰入金、2項文化振興基金繰入金、1目同名に422万3,000円を追加する。東アジア文化都市推進事業経費に充当いたします。  36ページをお願いいたします。17款繰入金、14項財政調整基金繰入金、1目同名で、特定財源を引いた残りの一般財源5億7,004万3,000円を財政調整基金から繰り入れるものです。  38ページをお願いいたします。19款諸収入、6項雑入、4目納付金に121万5,000円を追加する。1節から4節につきましては、外国語対応相談員による納付案内経費、教育費の一般事務経費のうち豊島区教育ビジョン改定経費、埋蔵文化財の発掘調査経費、最後に、スクールサポートスタッフ配置事業経費の4事業における社会保険料等に係る自己負担分を計上してございます。  大変雑駁ではございますが、以上をもちまして、第64号議案、平成30年度豊島区一般会計補正予算(第1号)の説明を終了させていただきます。御審査のほど、どうぞよろしくお願いいたします。 ○芳賀竜朗委員長  説明が終わりました。質疑を行います。 ○木下広委員  委員長、5分ぐらいちょっと休憩。 ○芳賀竜朗委員長  それでは、お諮りをいたします。  ここで休憩といたしたいと存じますが、再開は、3時5分でよろしいですか。   「はい」 ○芳賀竜朗委員長  再開を3時5分とし、休憩といたします。   午後2時55分休憩 ───────────────────◇────────────────────   午後3時5分再開 ○芳賀竜朗委員長  総務委員会を再開いたします。  説明が終わりました。質疑を行います。 ○清水みちこ委員  では、質疑させていただきます。先ほど財政課長から御説明はいただいたんですけれども、ちょっと資料のほうで質疑をさせていただきたいと思います。  まず、5ページの総務費について伺います。憲法・非核平和・人権思想周知関係経費ということで、区内中学生の平和祈念式典参加のための経費の追加なんですけれども、行き先が去年の広島から、今回、ことしは長崎ということになったんですけれども、内容につきまして、日にち、何日間とか、あと現地に行かれた中学生の生徒の皆さんが体験される内容とか、そういったものに関しては、昨年のものとほぼ同じものというような理解でよろしいんでしょうか。 ○田中総務課長  ことしに関しては、8月8日、9日の1泊2日ということで、区内中学校の各校代表者16名で、プラス引率者で向かう予定になってございます。  内容につきましては、特に広島と大きく変わることはございませんが、視察ですとか、それから祈念式典への参加ですとか、そういったことで行程を組んでいるところでございます。 ○清水みちこ委員  昨年の私も一般質問で取り上げさせていただいて、昨年は非核宣言の周年事業ということで、引き続き、これからも実施してほしいということで御要望させていただいて、ことしは長崎のほうにということなんですけれども、同じ総務委員の儀武議員も本定例会の一般質問で、引き続き、この平和祈念式典の中学生派遣事業について、継続してということを求めたんですけれども、中学生の負担などということで、周年事業に、今後は周年事業の行事としてやっていくという御答弁だったんですけれども、負担という点については理解はするんですけれども、やはり毎年こういった事業を続けるということの意義は大きいと思いますので、方法など検討していただいて、やはり毎年こういった事業を引き続きやっていただきたいというのを我が会派としては引き続きの要望とさせていただきます。  別の、次の質疑をさせていただいてよろしいでしょうか。 ○芳賀竜朗委員長  はい。 ○清水みちこ委員  引き続き質疑させていただくのは、6ページの福祉費についてです。福祉費の生活保護受給者への入浴券支給に係る経費の追加ということで、先ほど入浴券30枚から60枚という簡単に内容を伺ったんですけれども、今回の補正でこれは議案が通ればということなんですけれども、保護受給者の方には、いつからこの追加になった分の支給というのは、具体的にはいつからというふうになるでしょうか。 ○尾崎生活福祉課長  今回の入浴券の配付に関しましては、6月28日に郵送もしくは保護費を窓口で払う方に関しましては6月29日に配付しております。その時点で既に1人30枚を配りまして、後期になりましたら、改めて30枚を配るという手続となっております。 ○清水みちこ委員  では、既に受給者の方のほうに渡っているということで理解をいたしました。  この入浴券については、私が議員になる前から会派のほうで、行革で削減した分の復活ということで要望を上げさせて、ずっと上げてきたんですけれども、今般やっと枚数のほう復活ということで、60枚になったということで、本当によかったなという思いでおります。その点については内容についても了解をさせていただきまして、もう一点だけ、質疑させていただきます。  もう一点質疑させていただきたいのが、ちょっと5月の副都心特別委員会のほうでも報告あったウイロードのことで質疑をさせていただきたいと思います。今回この補正と債務負担行為のほうで数字が上がっているんですけれども、5月の副都心特別委員会のときに御報告いただいたときに、土木工事で1億円、建築工事で1億7,000万円で、大体、金額的には今年度2億2,000万円、来年度で6,000万円で、合わせて2億8,000万円で考えておりますということだったんですけれども、ちょっと数字見ますとふえているのかなということなんですが、これは具体的には、この数字はいかがですか。どうしてちょっとふえたということなんでしょうか。 ○松田道路整備課長  今、委員が御指摘のとおり、5月の副都心特別委員会時点で今言われたような金額を提示していたものでございますけれども、実は土木工事につきましては、今年度、終了予定になります。そこには当然、今やっているところ、擁壁を解体したりですとか、天板材を剥がしたりだとかした中で、当然、設計変更等々の類いも入ってくるというようなことも想定してございます。
     また、今はまだ設計、土木のほうも行っておりまして、8月をめどに起工し、9月から工事着工予定にしてございますけれども、一部設計を、予算をとるに当たってはマックスで少し考える必要があるということでございます。また、この内容につきましては、土木工事につきましては報告事項にもなりますので、またこの総務委員会の中できちんと契約以降につきましては、その詳細について、お示しすることができるというふうに考えてございます。 ○清水みちこ委員  設計変更ということで、また詳細については御報告いただけるということで、その点についてはお願いをいたします。  副都心特別委員会でも地元のほうに説明のほうをしっかりとお願いしますということで、説明会を開いていただいたんですけれども、今回アーティストさんが、実際、その場で、公開で制作をされるということでお話は伺っているんですけれども、ちょっと具体的には今回の工事というのが一般的な工事と異なるような進め方にはなるかと思うんですけれども、そのアーティストさんに関する謝礼というか報酬というようなのは、この工事費のほうにどのように具体的に入っているんでしょうか。 ○松田道路整備課長  今、植田志保さんという女性アーティストへの支払いにつきましては、11月に発注予定の建築工事の中に含めてお支払いをする予定にしてございます。当然、今回、公共施設への描画ということで、その辺につきましては公共労務単価、今、東京都建設局の中で定めている文化とか芸術に従事するようなことということで技師長という単価がございます。そのあたりを用いたものということで算出をする予定にしてございます。  現在、ちょっとその描画の面積等々については、今はまだ調整しているところもございますので、これ建築工事発注するまでには、その辺の金額は算定、公共労務単価を掛けたもので平米数に掛けて、お支払いを予定するといったものでございます。 ○清水みちこ委員  公共労務単価で計算して、これから具体的な数字を出していくということで、決まった段階でお示しいただけるということでよろしいですか。 ○松田道路整備課長  この建築工事も9,000万円以上になりますので、報告事項にはなりますので、女性アーティストの方へ幾らその対価として、お支払いをしたのかということについては、お示しすることが可能です。 ○清水みちこ委員  その点についても、また御報告のほう、お願いをいたします。  5月の副都心特別委員会のほうでも申し上げましたけれども、やはり工期が長いのと、実際の現場で公開の制作をされるということで、引き続き、安全に十分配慮して、通行される方もデータにありましたように多いですので、そちらの配慮のほうを十分にやっていただきたいと思います。とりあえず終わります。 ○竹下ひろみ委員  5ページの環境清掃費の中の路上喫煙、ポイ捨て防止事業経費等についてお伺いさせていただきます。  今回の10月からの公園の全面禁煙、一部を除いてですけれども、全面禁煙化を目指していく取り組みの中で、1月の終わりでしたでしょうか、第1回定例会に条例改正案についてやりたいという行政の御意向があって、それで第1回定例会で10月に向けて全面禁煙になるということの条例改正をしたわけですけれども、それまでの10月までが事前だとすると、10月以降が事後ということの中で、事前の対策というか、啓蒙活動も含めて、大変必要な、重要な事業の一つではないかなというふうに思っているんですけれども、その中で、今、喫煙者の多い公園の利用実態の調査とか、公園の周辺道路の実態調査を行っていると聞いています。事後もやるということなんですけれども、この時間帯とか、何をするための実態調査なのかというのは、改めて、確認も含めて教えていただけますか。 ○小野環境保全課長  公園の全面禁煙化が10月1日からということで、現在、喫煙されている公園と、それから禁煙化後の状況を前後で調査する必要があるだろうということで、現在、環境保全課のほうで、全公園のほうを調査しているところでございます。  調査の内容ですけれども、6月18日から既に実施に入っておりまして、約2カ月間で、まずは一通り全公園を回ろうということで、今、計画をしております。実際に職員が現場に行きまして、時間が午後、喫煙者の方がお昼を過ぎたあたり、多い時間帯をちょっとターゲットに30分ぐらい、たばこを吸われている方の人数などをカウントするのと、それから公園周辺、写真を撮ったりして、台帳化をいたしまして、その後、10月1日以降の、今度は事後になりますけれども、同じような調査をやりまして、道路上がどれぐらい汚れているかとか、あるいはまた喫煙者がどれぐらいまだいらっしゃるのかといったようなデータをとっていきたいというふうに考えております。 ○竹下ひろみ委員  その実態調査の中で、目的として、どういうことに使っていくのか、いろいろな今回のうちの池田議員が一般質問した際もそうなんですけども、新たに喫煙所を設置するということは考えていないと。  そのかわり喫煙者の減少傾向などを鑑みて、これから積極的にそれを整備していくことはかなり難しいけれども、既存の指定の喫煙場所であるとか、あるいは商店街のボランティア灰皿を案内して分煙を進めていくというお話もありましたし、それから、既に民間で設置している喫煙所とか、コンビニとかカフェというものも含めて、周知方法について考えていくという御答弁がありましたけれども、その実態調査をしたことをどう生かしていくのかということがすごく大切だと思っていて、例えば駐輪対策については、まず駐輪場を整備して、そして放置自転車をなくしていきましょうということで、区民の協力や周知の中で、今、本当に御理解の中で、みんなが駐輪をしてくださるという時代になってまいりました。  なので、今、既存のあるものはふやしていかないけれども、でも公園が全面禁煙になっていって、吸えなくなった人たちをどう誘導していくのか、その周りの実態調査をした中で、どう生かしていくのかということが、すごく大事だと思うんですが、その辺のお考えについて、もう一度お聞かせいただきたいと思います。 ○小野環境保全課長  まさに委員おっしゃるとおりで、前後で、10月前と、それから後、そういった比較もそうですけれども、実際10月以降になって、路上で吸われている方が実際どれぐらいいらっしゃるのかというようなことも調査をいたしまして、恐らく、全ての公園がそんなに汚れたといいましょうか、汚く使われているというわけではないでしょうけれども、その中でもやっぱり力を入れて、公園緑地課と一緒にやらなきゃいけないと思いますけれども、対策をとっていかなければいけないところが見えてくると思います。そういったところに重点的に対策をとっていく。そのようなデータにも使っていきたいというふうに思っております。 ○竹下ひろみ委員  実態調査も午後の時間帯だけではなくて、全面禁煙になる10月からのところに入っていないかもしれませんが、早朝であるとか、それから夜間、公園での喫煙がどういう状況なのか、また公園以外においても、公園が禁煙になっていった後、駅前周辺であるとか、その公園の周辺がどうなっていくのかということは、きちんと見て、実態調査をしていかないと、かなり、たばこのポイ捨てだけではなくて、最近ではビールの缶であるとか、何か食べたものとかが駅前のところにぽんと置いてあることが、結構、見受けられます。  なので、ポイ捨てだけではなくて、やはりまちの浄化という意味においては、いろんなことがかかわってくると思いますので、喫煙のみならず、そこもきちんとしていっていただきたいなと思いますけど、通勤時間帯などの実態調査の工夫などは検討していただけないでしょうか。 ○小野環境保全課長  今回、補正予算の中でも普及啓発事業と、活動ということで、178万3,000円を計上しております。これは今、委員おっしゃられたとおり、やっぱり朝の通勤時間帯ですとか、帰りの時間帯、たばこを吸われる方が多いということで、その時間帯を、今でもやっているんですけど、その時間を延長して啓発活動をしていこうというふうに思っているところでございますので、こういった費用を十分活用していきたいというふうに思っております。 ○竹下ひろみ委員  最後にいたしますけれども、ポイ捨ての防止パトロール事業経費についても事前にちょっと御説明いただいたときには、シルバーさんを使ってラジカセでいつもやっているようなことを、もう少し頻繁にというか、事業費を計上しているというふうに伺っていますが、じゃあそこの公園がだめならどこにありますかというような御案内も、なかなかシルバーさんにそれを全部お願いするということは無理かもしれませんが、こういう大切な時期なので、職員の人たちもあわせて、シルバーさんだけにお任せするのではなくて、やはり全体を見て御案内場所であるとか、それから民間の例えばJTさんとか、いろいろなそういう啓発も含めて、まちにいろいろ御貢献いただいている企業さんとかに意見を聞いて、こういうところがありますというような案内図をつくっていく。  または、それを御案内できるような、そういうことを職員さんやシルバーさんにもすぐにお話ができるような状況に持っていくということも、やはり全面禁煙に向けての事前と事後の大切な作業だというふうに思っていますので、この補正に上がってきてはいますが、次の予算にもかかわってくると思いますので、引き続きこの全面禁煙に向けての進捗状況については、また事あるごとに報告をいただければというふうに思っていますので、ぜひよろしくお願いをしたいと思います。 ○山口菊子委員  私もちょっと環境清掃費のところで伺いたいことがありまして、この清掃工場の焼却熱の利用の実現可能性調査で、再開発地区というのですけど、この場合の再開発地区はどこの、どこまでの範囲なんでしょうか。 ○大根原再開発担当課長  この場合の再開発地区なんですけれども、東池袋一丁目地区の市街地再開発、それから西口の駅前の再開発となっております。 ○山口菊子委員  いろんな技術の方法があるだろうし、サンシャインを使って、かなり広範囲でやっているわけだけど、例えば清掃工場の位置からいうと、鉄道線路があって、そこを越えていくのが、なかなか大変だというふうに聞いているんだけれども、だから、そういう意味では、余り活用しにくい場所だというのは昔から、あの清掃工場ができたときから、もったいないから何か使わなくちゃといったときに、それが一番ネックだったと思うんですけども、それがこの調査では可能になるようなことは検討できるということなんですか。 ○小野環境政策課長  これまでも清掃工場の余熱の活用については検討してまいったところでございます。まさに委員おっしゃるとおり、技術的なところで、線路を越えるというところが一番のポイントになってくるかなというふうに思っておりまして、現在、今、再開発担当課長がお話ししましたとおり、開発のほうがどんどん進んでいるということもありますので、この機会にそういう技術的なことが可能かどうか、可能であるならば、どれぐらいの費用がかかるかとか、どこがその費用を負担するのかとかいうところを今回の調査で徹底的に洗って、やっぱりできないという可能性もあるわけなんです。その場合も含めて、今後、今回の補助金を使って、調査をしていこうという中身になっております。 ○山口菊子委員  いろいろ検討していただいて、あのエネルギーもやはり有効利用していくって大事だとは思うんですけど、結構やっぱり鉄道を越えていくから、鉄道事業者との関係もあるから、なかなか壁が高いなというふうに私なんか思っておりますが、実現できたらいいというふうに思いますし、これは一般財源ではなくて、これはどこから出る予算ですか。 ○小野環境政策課長  こちらは国の補助金でございまして、環境省の補助金になります。 ○山口菊子委員  少しでも活用できるといいなというふうに期待をしておきます。  それで、あと今、公園の全面禁煙化に伴う御質疑がありました。私もちょっと質疑させていただきたいと思ったんですけれども、これっぽっちの予算で全面禁煙化の啓発だとかはできるんですか。ちょっと、千代田区がやっぱり路上喫煙を禁止したときに、罰則規定をつけたけれども、物すごい人件費ですよね。もう駅周辺とかやたらと人がいて、ちょっと吸っている人がいたらぱっと捕まえて、ちょっと吸っている人はぱっと捕まえて、禁煙ですよといって罰金を取っていったんだけれど、物すごい人件費を使っていたのよね。  今回、やっぱり全面禁煙化に伴う普及啓発で178万3,000円というのは、その下のほうのも490万円、この程度の予算で間に合わないんじゃないかと、私なんか率直な気持ち、思うんですよね。やっぱり物すごい人海戦術をして、たくさん人を出して、やっぱり啓発して声をかけていって、公園でたばこが吸えないんですよといって声をかけていかなきゃいけないと思うんだけれど、その辺でどうなんですか。 ○小野環境保全課長  今回、第1回定例会で条例改正をして、10月の施行ということで、かなりの周知期間が今回はございます。そういう意味で、公園緑地課さんのほうでも看板を設置するですとか、あるいは実際にたばこを吸っている方にチラシを配って、10月から禁煙になりますよというような事前の周知、ホームページにも出しますし、関係の専門学校とかにも周知をして、まずはその前の段階で、とにかく周知活動をして、実際に今度は禁煙になったら人海戦術で、余り厳しくやりますとトラブルになりますけど、直接声がけをすることによって、今回の禁煙化を理解していただこうということで、前と後ということで、今回は周知、また実際の声かけというように、2段階で今回は対策をとっているということでございます。 ○山口菊子委員  周知期間が長いといっても、やっぱりそんなに完璧に伝わっているわけではないし、例えば池袋西口公園なんかでも喫煙所はあるんだけれど、そこでは間に合わなくて、道路とか公園内とか、あるいはもうあの駅前の花壇、皆さんが一生懸命、毎日水やりしたり、お花を植えたりとかして、すごい頑張っているにもかかわらず、もう灰皿状態で、ぽんぽんぽんぽん、あそこにたばこが捨ててあったりするわけですよね。  何か性善説に私も立ちたいとは思いますよ。だけど、やっぱりなかなかそうならない状況の中で、周知期間が幾ら長い、長いということは、これは例えば今回、予算が可決されて、そうすると、7月の終わりから8月、9月、2カ月でこの予算でやれば、十分周知ができるという認識に立っているわけですか。 ○石井公園緑地課長  これは単独で環境保全課のほうの予算がついて、今、表に出ておりますけど、公園緑地課のほうのところにも予算がついてございます。公園緑地課のほうでは643万6,000円で、環境保全課のほうで676万円というような形で、双方合わせると1,200万円ほど、今回、予算がついてございます。  既にもう6月中に公園のほうの喫煙ができなくなるところにつきましては、まず文字だけのものですけれども、A3判のものを出入り口のところに今、張りつけて、張りつけは終了したところでございます。今後、そういうようなチラシとか、そういったものをつくって、段階を経て一月前とか、そういうような形で、また張りかえていくというような形を公園のほうも周知をしていく予定でございます。  それに向けて、1カ月前ぐらいになりましたら、本当に看板を立てたりとか、チラシを配布したりとか、そういった手順でやっていきまして、10月1日に一斉に灰皿を撤去していくと。そこから今度、私どものほうの公園では、いろいろトラブルになることが想定されますので、警備会社の方にお願いをしながら、当然、私ども職員も出ますけれども、指導を行っていく予定でございます。 ○山口菊子委員  補正予算ですから、もうこれでやめますけれども、いろんな意味でトラブルも生じるかもしれないし、通り越えなければいけない一つの垣根というか、そんなものだと思いますので、みんなで力を合わせて子どもたちの環境を守るためにも、ぜひ、本当に実現が100%の状況で実現できるように、みんなで力を合わせていただけたらな、私たちも協力しますので、よろしくお願いします。終わります。 ○芳賀竜朗委員長  ほかにございますか。 ○河原弘明委員  私からも今の公園の全面禁煙化についてお伺いしたいんですけれども、幾つかもう先行して灰皿を廃棄しているところがありますよね。そんなところで、今まで路上喫煙禁止なんですけども、駅おりて、そのまま、たばこを吸って歩きながら、あそこの公園に灰皿あったよねと思いながら行って、捨てられずに、ちょっといろんな家の前にぽんと捨てていっちゃう方がいらっしゃるんですね。そういう方に対する啓発とかパトロールというのは、一応、対象に入るんでしょうか。 ○小野環境保全課長  今回の補正につきましては、主に公園周辺を手厚くするということで、追加で補正を上げているところでございます。現在もやっぱりパトロールをやっております。これはどちらかというと駅周辺になっております。やはり委員おっしゃられたとおり、よく捨てられる場所というのは、やっぱり何かあるようでございまして、そういうところはパトロールの巡視を強化して、そういうところは見てもらうということで、今、対応をしているところでございます。 ○河原弘明委員  たばこを吸って、1本吸い終わるころが大体同じ家の前ということが多いんですね。ちょっと私も相談を受けて、そこの家の方が、うちの前にもう本当、吸い殻がいっぱい捨てられるんだよ、何とかしてくれというような話もされたものなんで、そのあたりを含めて、パトロールのほうもやっていただければなというふうに思っています。  それで、また先ほどパトロール等でラジカセを使われるという話も出ました。これはラジカセ、どのような形で、いわゆる車で動くのか、駅の何か放送施設を使ってのラジカセの放送なのか、その辺ちょっと教えていただけますか。 ○小野環境保全課長  シルバーさんにいろいろなところを回っていただきたいということで、キャリアというんですかね、あれで音を大きく出してもらうということと、あと、自分たちもここにゼッケンというんですか、わかるように路上喫煙だめですよという、そういうPRをしていただいたり、直接お声がけしていただく場合もありますけれども、なかなかシルバーさんということもあって、けがとかされない程度に声がけのほうもしていただいている状況でございます。 ○河原弘明委員  ちょっと私の提案なんですけども、商店街にいろいろ、商店街の中での放送がありますよね。そういう施設をお借りして、朝とか夕方の一定の時間、放送していただくという、そういうことはいかがでしょうか。 ○小野環境保全課長  今は池袋周辺ではそういう防災のスピーカーなどを使ってやっていただいているところもございますので、協力していただける商店街に声がけをして、ぜひ実現していきたいと思います。 ○河原弘明委員  それと、あと今度は都市整備費のほうの公園のほうになるんですけれども、区内公園の、これはトイレの清掃と出ています。このトイレの清掃を新しくトイレを改修されたところと古いところがあるんですけども、その辺の清掃の頻度というのは、今どうなんでしょうか。 ○石井公園緑地課長  現在、主に住宅地のトイレというところにつきましては、週5日清掃、もう少し利用頻度が大きいところは6日、あと週7日で、毎日1回清掃しているところと、あと常駐のところ、西口公園とかは1日、作業さんがそこに常駐していますので、数回清掃を行うというような形になってございます。 ○河原弘明委員  今回、この補正において、どれだけこのトイレの清掃に関してふえているかというのはわかりますか。 ○石井公園緑地課長  この清掃の頻度が少ないということで、やはり苦情をいただいております。今回11カ所、トイレをきれいに建てかえて行っているわけですけれども、清掃がそこまで引き上がってないものですから、建物がきれいになったのに、清掃の状態は非常にそのままでよろしくないというような御意見を頂戴しているものですから、まずはもう1日1回、必ずやるということで、毎日ですね。まず、標準的なものを底上げいたします、全てのトイレの部分。それに加えて、ごみ箱をちょっとなくしたものですから、公園の中のところに、やはりごみが結構多いという、それもまた苦情をいただいております。  ですので、せっかくトイレの清掃に清掃業者さんが行くんで、そうでしたら、そのついでに公園の中の清掃もやっていただこうということで、園内清掃の数も毎日という形で上げております。  あと、利用頻度が高いところについて、1日2回ぐらいやる、もう1日1回ふやす、ですから1日2回にするところが出るわけですけれども、そちらのところがほぼ10数カ所ぐらい、これは利用状況を見ながら、そこをふやしていくということで、清掃の部分もかなりこれで手厚くなりますので、全体的に公園の状態はかなりよくなるんではないかというふうに考えております。 ○河原弘明委員  よろしくお願いします。せっかくきれいなトイレになっても、やはり清掃がないと、また汚れてしまうということもあるので、そのあたりでしっかりとフォローしていただければと思います。  それから、委員長、もう一つだけ。 ○芳賀竜朗委員長  はい。 ○河原弘明委員  子ども家庭費のところの施設型給付費等の関係経費なんですが、ここに、ありますのは保育従事職員専用の宿舎借り上げと出ています。これってちょっと具体的な方策というんですか、そのあたりちょっと聞かせていただきたいと思います。 ○樋口保育政策担当課長  これは保育従事者がアパート等に、そこから通勤したい等があったときに、それを借り上げて、事業者のほうが借り上げて、それを補助するというものでございます。 ○河原弘明委員  事業者ということは、その保育士の方が働いている保育施設のほうから申し込むという形になるんですか。 ○樋口保育政策担当課長  そのとおりでございます。 ○河原弘明委員  今、これだけ豊島区、保育園を増設してきて、保育士の方々が足りるの、足らないのという話もあると思います。そういう方々の家をしっかりと提供できるようなシステムはすごくいいなと思っておりますので、ぜひしっかりとやっていただければと思います。 ○木下広委員  僕も河原委員のほうからありました保育従事職員の借り上げの件なんですけど、ひとり身の方の部屋のそれを借り上げるという形で職員のあれにするという考え方が一つと、もう一つは家賃の補助制度みたいな形でやっていく区もあると思うんですけども、そういう制度はうちの場合はとっていなかったんでしたか。要は渋谷区に住んでいて、渋谷区の保育園の現場で働いていた方が、今度は豊島に来て、民間の保育園のほうに従事するということになって、渋谷区のほうでは8万円の家賃の助成が出たという話なんですね。豊島区のほうに聞いたら、いわゆる世帯主であれば、その8万円の補助をするけども、配偶者はその対象にはならないというようなことを聞いたというようなことがあったと思うんですけれども、ちょっとその辺、事実関係も含めて説明していただけますか。 ○樋口保育政策担当課長  委員おっしゃるとおり、昨年度まではそういう制約があったんですけども、今年度からその辺の制約がなくなりまして、そこに配偶者の方であってもほかでお住まいを持っていないということが証明できれば、補助の対象になるということになっております。 ○木下広委員  そうですか。  もう一つ、最後はびっくりガードの上空デッキ整備にかかわる進捗の見込みということで、西武ホールディングスの本社の建物がもうがっと立ち上がっていまして、それで西武池袋線の池袋駅の上空を、多分あれはこのふたがかかるんだろうという予想はつくんですけども、その辺の進捗状況というか、その辺をちょっと教えていただけますか。 ○原島交通・基盤担当課長  西武鉄道の池袋ビルでございますけれども、今はもう立ち上がりまして、デッキもでき上がっているという状況でございます。今回、補正で打ち出しますのは、びっくりガード上空ということで、あのデッキに続くびっくりガード上空部分、これについては西武鉄道が整備をし、区が国庫補助を受けながら応分の負担をするといったところでございます。  工期でございますけれども、西武鉄道池袋ビルについては今年度末、来年3月までには竣工を予定しております。また、びっくりガード上空デッキについては、それから半年ないし10カ月程度の差、来年度末程度に完成を予定しております。 ○木下広委員  駅のふたかけについてはどれぐらいの予定だった。要は、JRをまたいで向こうに行きたいわけだよね、はっきり言うとね。それがなかなか、ちょっと今、厳しそうになっている話は聞いたんだけども、だったら、駅をふたかけただけでは何ら使い物にはならないんじゃないのという気がするんだけど、その辺ちょっとわかりやすく教えてもらえますか。 ○原島交通・基盤担当課長  今回の事業は、西武鉄道の池袋ビルの敷地のデッキ、それとびっくりガード上空、ここまででございます。また、西武鉄道の池袋駅、今、大屋根がかかっている部分、ここから今の西口のメトロポリタンプラザのメトロポリタン口へのデッキ、これについては基盤方針の中では方針として定めておりますけれども、事業化については、まだ関係者との協議をこれからやっていくといったところでございます。 ○木下広委員  何遍も、済みません。びっくりガードの上にふたかけて、何か意味あるの。ごめんなさい。いやいや、今、あそこは人が行き来できんじゃないですか。あのびっくりガードを行き来すると。 ○原島交通・基盤担当課長  まず、びっくりガード上空にデッキをかけることによって、そこにエレベーター、エスカレーターで上ることができます。また今、バリアフリーになってございません、メトロポリタン駐車場に行く下の道路、あそこにエレベーターでおりることが可能になりますので、ベビーカー等につきましては、東口から西武鉄道の線路をバリアフリーで渡っていかれるという形にはなります。 ○木下広委員  よくわかりました。補正予算に賛成でございます。 ○芳賀竜朗委員長  ほかにございますか。 ○儀武さとる委員  最初に、生活保護法に基づく進学準備給付事業経費についてお聞きをします。このちょっと中身、内容と、それから何人ぐらいが該当するのか教えていただけますか。 ○尾崎生活福祉課長  まず、内容でございますが、生活保護を受給していた高校3年生が大学等に進学した場合に、自宅から通う子どもに関しては10万円で、転居して自宅外から通う通学生に関しましては30万円を新生活の立ち上げ経費として支給するものでございます。  何人ぐらいかという御質疑でございますが。 ○三沢財政課長  済みません、今回の補正の見積もりといたしましては、さかのぼることになりますが、今年度、30年度入学者が14名、31年度に入学する方についても今回の補正で予算をとるため、それが16名、合わせて30名を想定しているところです。 ○儀武さとる委員  14人と16人ということで、新しい制度で、生活保護の高校生も大学に行けるようになったということは、一歩前進だと思うんですが、これは自宅外という方は30万円ということですけど、これは結局、世帯分離をして通うようになりますよね。そうしますと、結局自分で自炊して、いろいろ買わなくてはならんということで、私は、大変厳しいと思うんですよね。  やっぱりきちんと食事だとか、いろんな生活、ちゃんと同居してできるような、そういう世帯分離しなくても大学へ行けるようにもっと改善すべきだなと、こういうふうに思います。  それから、続いて、生活保護法施行事務経費ということで、生活保護法改正に伴うシステム改修に係る経費の追加ということで300万円あるんですが、これは生活保護基準が引き下げられた結果だと思うんですけど、これについても区内の方、何人が影響するのか教えてください。 ○尾崎生活福祉課長  こちらにつきましては、もちろん保護基準の改正がありましたから、それに伴うものというものもございますが、先ほどの話の進学準備給付金ですとか、自立支援にかかわる新制度への対応ですとか、もろもろに関してのものですので、一概に保護基準の引き下げによるものということではございません。 ○儀武さとる委員  でも3%引き下げられますから影響は受ける人はいます、ですよね。 ○尾崎生活福祉課長  こちらの経費につきましては、システム改修経費ということですので、それについての影響ということはないという意味でございます。もちろん生活保護の基準が引き下がるわけですから引き下がる人もいるわけですから、影響を受けて保護費が下がる方もいますけども、具体的には豊島区のほうでどのぐらい数字がかかっているかというのは、特には算出しておりません。 ○儀武さとる委員  じゃあ、後でその資料を下さい。  それから、マンガ・アニメ関係経費1,286万8,000円、予算計上されているんですが、これはインターネットを活用した寄附キャンペーンを行うということなんですけども、この1,200万円というのは、そのホームページを立ち上げる経費というか、その事業者と契約した金額だと思うんですが、これは丸々その事業者に支払う金額なんでしょうか。 ○小椋マンガ・アニメ活用担当課長  今回の補正の予算額のうち、インターネットのサイトを活用するというような関係で計上している経費が、およそ事業者への成功報酬といたしまして、目標金額5,000万円というようなことで17%を成功報酬ということで見込んでおりまして、そちらが850万円となっております。  また、公金の収納代行業務というようなものも別途契約をする必要がございますので、そちらのほうを目標金額5,000万円の1%ということで、55万円を見込んだものとなっております。それ以外がPR経費、あと消耗品の経費、そういったものを見込んで1,200万円余というような形になっております。 ○儀武さとる委員  そうしますと、インターネットで5,000万円を目標に成功報酬17%というと850万円払うと。それから公金収納の関係で、これは10%で55万円、何か55万円と聞こえたんですけど。あっ、1%か、ごめんなさい。 ○小椋マンガ・アニメ活用担当課長  1%ということで見込んでおります。 ○儀武さとる委員  そうしますと、これはインターネットを活用してやるということは、予算審査の際はふるさと納税、豊島区も、それから23区の区長会も、大都市から税金を吸い上げるというか、狙ったものがふえるので批判していたわけなんですが、豊島区もこれを、みずから手を挙げてやるということになるんですけども、これは予算審査のときは批判して、今度は補正予算では手を挙げるということは、いつから、こういうふうに方針が変わったんでしょうか。 ○三沢財政課長  区の方針といたしましては変わっているところはないと考えております。ふるさと納税に対しまして、区が懐疑的といいますか、考えを持っているのは、あくまでも出身地であるとか、応援したい自治体に対する純粋な思いで寄附しているということではなくて、例えばお米であったり、牛肉であったり、そういった特産品目当てで、本来自分が住んでいる自治体に納めるべき納税が、そういった恣意的に流れていってしまっている、こういった形が本来の税制上、あるいは地方分権上よろしくないというふうに言っているものでございまして、今回トキワ荘において、我々が考えておりますのは、こういった漫画、アニメ文化をしっかり守っていく、日本のコンテンツ産業として守っていくために必要な寄附を募るというものですので、先ほどのような、私利私欲に絡んだような寄附に便乗したふるさと納税を本区ではやるわけではないといった意味で、全く異なるものだと考えているところです。 ○儀武さとる委員  本来のふるさと納税の趣旨でやっているということで、返礼品というか、そういう立場でやっているわけではないと、こういうことだと思います。私たちもふるさと納税そのものについては反対という立場ではないんですが、ただ、これは事業者にとっては、もうこういう事業者は全国の自治体のふるさとチョイスで見ると、全国の自治体が載っているわけなんですけども、この事業者にとっては本当にうまいもうけ仕事だなと、こういうふうに思うんですけども、この区もやっぱりそういう事業者に便乗してもうけさせるというか、うまい事業主に17%というと結構な額ですよね、最初の額が17%で850万円。この立ち上げるときの経費というのは、そうすると、これはかからないということなんでしょうか。 ○小椋マンガ・アニメ活用担当課長  その辺は事業者によって、さまざまございまして、初期費用というんでしょうか、固定経費のような形で月々3,750円がかかって、12月分で4万5,000円が固定費としてかかって、そのほかにその成功報酬でお支払いするというようなところもございますし、またその事業者によっては、その成功報酬の中にそういった固定費的な部分も含まれているというようなところがございますので、現在、さまざまな事業者のヒアリングを行っております。  そうした中から今回、トキワ荘、日本の漫画、アニメの文化を将来につなげていくような、そういった施設を建設するということに多くの皆様から御支援をいただけるような、そういったところを十分に研究した上で事業者のほうを選定していきたいというふうに考えております。 ○儀武さとる委員  わかりました。  それから、巣鴨地蔵通り商店街の無電柱化について、ちょっとお聞きをします。6,450万円ということが計上されておるんですが、これまで商店街で地中化にするか、白山通りの歩道上に設置するかというさまざまな議論があったんですが、今回の補正予算では、アーケードに設置をするということなんですけど、例えばコンデンサーの設置というのは何百メートルに、たしか基準があった、一定の間隔で何か設置されていると思うんですが、それとの関係でいうと、アーケードを何本ぐらい設置が必要なのか、既存のアーケードで足りるのか、その辺はどうなんでしょうか。 ○松田道路整備課長  今の御指摘の変圧器の類いというのは、高圧の線が、電力が流れてきて、その6,600ボルトで流れてきた、例えばものを御家庭に送るために100ボルト、200ボルトに下げてから送るためのものです。  これをどのくらい配置していけばいいのかということで、さらに余りその変圧器で低圧に落としてから60メートルを少し超え始めると、さらに電圧降下が起きるというようなことをお聞きしております。ですので、おおむねですけれども、一つ60メートルぐらいを目安にして、それ以内に変圧器から御家庭までの距離を想定してやっていくというようなものでございます。  今回、1工区と言われる、あの入り口部から高岩寺までのところにおいては、入り口部にアーチが1基と、高岩寺の前に1基あります。約180メートルで、その間に実は昔の警視庁跡地、巣鴨寮というのがありまして、ここの前の区道が少し幅員ございますので、こちらのほうにはその脇道の区道を利用して地上機器を幾つか置く予定にしてございます。  ですので、アーチ2カ所と脇道の区道からの引き込みを利用して、この入り口から高岩寺までの御家庭、あるいは商店のほうに電力を引き込む予定にしてございます。 ○儀武さとる委員  変圧器、そうすると3カ所ぐらいでされると。これは、例えばやっぱり日中は来街者が多いんですけども、そうすると、やっぱり夜、工事するということになるんでしょうか。
    ○松田道路整備課長  御指摘のとおり、特に4の日には4万人を超えるというような、非常に多い、区内でも屈指の通りだと思ってございますので、基本的には夜に施工を予定してございます。 ○儀武さとる委員  安全で、事故のないように事業を進めていただきたいと思います。  それから、今度、公園、児童遊園、妙義児童遊園の管理費について、ちょっとお聞きをしたいと思うんですが、平成30年10月10日付で廃止する妙義児童遊園の撤去に関する経費の追加ということなんですけど、これは幾らになるんでしょうか。 ○石井公園緑地課長  児童遊園の撤去費用でございますが、483万3,000円でございます。 ○儀武さとる委員  これは撤去ということなんですけど、あそこには桜の大きな木ですとか、遊具ですとか、鉄棒ですとか、滑り台ですとか、いろいろあると思うんですが、その桜の木、これも撤去費用に含まれているんでしょうか。 ○石井公園緑地課長  新たに、今の児童遊園地の部分のところに神社の社殿が建つというような形になります。端のほうにある部分の桜の木はそのまま残すというような計画でございます。  ただ、広場の真ん中にある部分の木の樹木につきましては、ちょうど社殿が建つ位置に当たりますので、この部分は神社さんのほうで撤去するものと、うちの公園緑地課のほうで撤去するものがございます。 ○儀武さとる委員  あの公園は本当に地元の方もよく利用していますし、サラリーマンもあの公園を横切って、駅に行ったりすることで利用されているんですけど、23区で豊島区は、その公園面積が最低で、この児童公園がなくなると、本当にもっともっと公園面積が少なくなる。それで、この公園面積というのは幾らなんでしょうか。 ○石井公園緑地課長  この面積は979平米ですから、繰り上げますと980平米でございます。 ○儀武さとる委員  あの地域では、やっぱり一定まとまった児童遊園で、その前にも今、保育園があって、よく利用されているという話を聞くんですが、区がこの児童遊園を廃止する、こういう話を知ったのはいつごろなんですか。 ○石井公園緑地課長  こちらのところにつきましては、御相談とかそういったものにつきましては、昨年の3月ぐらいということでございます。 ○儀武さとる委員  昨年の3月ということで、私もちょっと地元周辺を、いろいろこの棒立てのときから地元周辺の方にも聞きましたら、全く知らないということで、みんなびっくりしているんですよね。そういう点で、私は区がそういう情報をキャッチしたときに、そこの議員にはきちんと知らせて、どうするのか。やっぱり区が、23区で最低ですので、何としてでも減らさないと。むしろふやす方向で頑張っていくべきだと考えています。残念ながら、今回、都市整備委員会では、この委員会では可決されて、なかなかまとまった公園面積が減るなと、そういう思いでいます。本当にこれは残念だなと言わざるを得ません。  それから、先ほども東西デッキのお話が出ました。2億122万円が計上されているんですけども、債務負担行為でも、繰越明許でもいっぱい残しているんですけども、今回、2億122万円も計上する。どうしてこういうことになるんでしょうか。 ○原島交通・基盤担当課長  昨年の10月に協定を締結いたしまして、おおむね準備工等を入れまして、昨年についてはなかなか1、2、3月、工事が始まらなかったということで、やはり繰り越しということになりました。そして、今年度、想定では7億円ほど当初予算で入れてございますけれども、来年には完成という中で、総額がおおむね18億円を想定しています。3分の1が区で、3分の1が国庫補助で、国庫補助を区が受けて、区の負担金としては3分の2、おおむね12億円程度を想定しております。  そういった中では、やはりくいを打って、上に板を載せるということでは、ことしが一番の山場ということになりますので、そういった工程を引き直した中では、やはり、その7億円以上の工事が見込まれるということで、今回補正予算ということでお願いをしているといったところでございます。 ○儀武さとる委員  3分の1を事業者が負担して、残りの3分の2は国庫負担と、それから区が負担するということなんですけども、12億円を税金が投入されるということなんですね。あそこは先ほども質疑がありましたけど、線路上にふたかけてどうするんだという、そういう質疑もありましたけども、本当に西武のためにやっているようなもので、本当にこれは事業者がもっと出すのが筋だと思うんです。やっぱりこういう事業に区のお金を、税金を投入するやり方というのは、私たちは間違っていると、こう指摘せざるを得ません。  それから、このお金を手当てするのに基金の取り崩しがあるんですが、これは何から取り崩しをしているんでしょうか。 ○原島交通・基盤担当課長  まず、先ほどのおおむね12億円でございますけども、国費が6億円、それと区の6億円の負担については全て財調対象ということで、一般財源に、年度的なずれはありますけれども、そういった形でされるといったところでございます。  それから、今回の事業、このデッキに関しては基金等々ということではなくて、今、申し上げたとおり、区の支出については財調、そして国庫補助という歳入が見込まれているといったところでございます。 ○芳賀竜朗委員長  儀武委員、そろそろおまとめください。 ○儀武さとる委員  繰入金5億7,426万6,000円と、財調基金から取り崩すという、ごめんなさい、ちょっと今。 ○三沢財政課長  ちょっと確かにわかりづらいところでございますが、一般的な補正予算を組んだ場合、国や東京都等からの特定財源のほかの部分は一般財源を充てることになるんですが、一般的に財調基金から取り崩して一般財源相当額を捻出しておりますので、今回の池袋駅東西連絡デッキにつきましても国庫補助というのは、これは国から区に入りまして、その金額と区が出す負担部分の1億61万円分については、財調基金から取り崩しているということですから、一般財源相当額だと考えていただければと思います。 ○儀武さとる委員  結論を申し上げますと、駒込の妙義児童遊園の公園の廃止にかかわる、これは、管理経費ですね。それから、東西デッキの経費ということで、私たちはこういう経費は認められないということで、この第46号議案については反対をいたします。 ○芳賀竜朗委員長  それでは、採決を行います。  第64号議案について、原案を可決すべきものと決定することに賛成の方は挙手を願います。   〔賛成者挙手〕 ○芳賀竜朗委員長  挙手多数と認めます。  よって、第64号議案は、原案を可決すべきものと決定をいたしました。  ここでお諮りをさせていただきます。  4時を回ってしまったんですけれど、本当はきょうじゅうにと思っていたんですが、いかがいたしますか。   「これできょうは」 ○芳賀竜朗委員長  よろしいですか。   「はい」 ───────────────────◇──────────────────── ○芳賀竜朗委員長  それでは、次回の日程についてお諮りをいたします。  次回は7月4日、水曜日、午前10時から開会したいと存じますが、いかがでしょうか。   「異議なし」 ○芳賀竜朗委員長  それでは、そのように決定いたします。  開会通知は、会期中につき省略をさせていただきます。  以上で、本日の総務委員会を閉会いたします。   午後4時15分閉会...