豊島区議会 > 2018-05-15 >
平成30年豊島副都心開発調査特別委員会( 5月15日)

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  1. 豊島区議会 2018-05-15
    平成30年豊島副都心開発調査特別委員会( 5月15日)


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    平成30年豊島副都心開発調査特別委員会( 5月15日)   ┌────────────────────────────────────────────┐ │             豊島都心開発調査特別委員会会議録              │ ├────┬─────────────────────────┬─────┬───────┤ │開会日時│平成30年 5月15日(火曜日)         │場所   │議員協議会室 │ │    │午前10時00分~午後 3時34分        │     │       │ ├────┼───────────────────┬─────┴─────┴─────┬─┤ │休憩時間│午後 0時 1分~午後 1時15分  │                 │ │ ├────┼───────────────────┴─────┬─────┬─────┴─┤ │出席委員│磯委員長  ふま副委員長  小林(ひ)副委員長  │欠席委員 │       │ ├────┤村上(典)副委員長  細川副委員長        ├─────┤       │ │35名 │ ふるぼう委員  石川委員  小林(弘)委員   │なし   │       │ │    │ 池田委員  藤澤委員  有里委員  松下委員  │     │       │ │    │ 森委員  清水委員  根岸委員  西山委員   │     │       │ │    │ 辻委員  星委員  芳賀委員  永野委員    │     │       │ │    │ 藤本委員  儀武委員  島村委員  高橋委員  │     │       │ │    │ 中島委員  木下委員  河原委員  里中委員  │     │       │ │    │ 竹下委員  村上(宇)委員  吉村委員     │     │       │ │    │ 大谷委員  山口委員  渡辺委員  垣内委員  │     │       │ ├────┼─────────────────────────┴─────┴───────┤
    │列席者 │ 木下議長(委員として出席)  大谷副議長(委員として出席)         │ ├────┼───────────────────────────────────────┤ │説明員 │ 高野区長  齊藤副区長  宿本副区長                    │ ├────┴───────────────────────────────────────┤ │ 金子政策経営部長 〈澤田企画課長(公民連携推進担当課長)〉 木村施設計画担当課長   │ │           宮田「わたしらしく、暮らせるまち。」推進室長           │ │           渡邉セーフコミュニティ推進室長(多文化共生推進担当課長)     │ │           三沢財政課長  副島区長室長                   │ │           馬場国際アートカルチャー都市推進室長  高島広報課長      │ ├────────────────────────────────────────────┤ │ 天貝総務部長    田中財産運用課長(庁舎運営課長)                 │ ├────────────────────────────────────────────┤ │ 今浦危機管理監                                    │ ├────────────────────────────────────────────┤ │ 近藤施設整備担当部長(施設整備課長)                         │ ├────────────────────────────────────────────┤ │ 齋藤文化商工部長  山野邊生活産業課長  渡邉文化デザイン課長  關劇場運営担当課長 │ │           末吉Hareza池袋調整担当課長                    │ ├────────────────────────────────────────────┤ │ 小澤国際文化プロジェクト推進担当部長  小池東アジア文化都市推進担当課長       │ ├────────────────────────────────────────────┤ │ 奥島都市整備部長  活田都市計画課長  大根原再開発担当課長             │ │           原島交通・基盤担当課長  星野住宅課長(マンション担当課長)   │ │           東屋建築課長建築審査担当課長)                 │ ├────────────────────────────────────────────┤ │ 野島地域まちづくり担当部長地域まちづくり課長)                   │ │           小澤沿道まちづくり担当課長(心得)                │ ├────────────────────────────────────────────┤ │ 宮川土木担当部長  柴土木管理課長  松田道路整備課長  石井公園緑地課長      │ │           小堤公園計画特命担当課長                     │ ├────┬───────────────────────────────────────┤ │事務局 │栗原事務局長  渡辺議会総務課長  野上議会担当係長             │ │    │                  藤村書記  濱田書記           │ ├────┴───────────────────────────────────────┤ │                 会議に付した事件                   │ ├────────────────────────────────────────────┤ │1.会議録署名委員の指名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1 │ │   島村委員、垣内委員を指名する。                          │ │1.委員会の運営・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1 │ │   小委員会案を了承する。                              │ │1.4公園整備と移動システムについて・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1 │ │   原島交通・基盤担当課長及び小堤公園計画特命担当課長より説明を受け、質疑を行う。  │ │1.WEロード改修事業について・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・23 │ │   松田道路整備課長より説明を受け、質疑を行う。                   │ │1.南池袋二丁目C地区のまちづくりについて・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・34 │ │   大根原再開発担当課長より説明を受け、質疑を行う。                 │ │1.基盤整備方針について(池袋駅周辺地域)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・38 │ │   原島交通・基盤担当課長より説明を受け、質疑を行う。                │ │1.池袋駅案内誘導サイン計画について・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・48 │ │   原島交通・基盤担当課長より説明を受け、質疑を行う。                │ │1.委員会の1年間のまとめ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・49 │ │   小委員会案のとおり決定する。                           │ └────────────────────────────────────────────┘   午前10時開会 ○磯一昭委員長  ただいまから豊島副都心開発調査特別委員会を開会いたします。  会議録署名委員を御指名申し上げます。島村委員、垣内委員、よろしくお願いいたします。 ───────────────────◇──────────────────── ○磯一昭委員長  委員会の運営について、小委員会案を申し上げます。  本日は案件5件を予定しております。最後に委員会の1年間のまとめについて、お諮りいたします。  なお、小堤公園計画特命担当課長は公務のため午後の委員会を欠席するということでございます。  以上でございますが、運営について、何かございますでしょうか。   「なし」 ───────────────────◇──────────────────── ○磯一昭委員長  それでは、早速案件に入ります。  最初に、4公園整備と移動システムについて、理事者から説明があります。 ○原島交通・基盤担当課長  それでは、4公園の整備と移動システムという資料をお出しいただきたいと思います。今回、池袋副都心の移動システムと公園の整備ということの関連性を含めまして、スケジュール感を一緒に見ていただこうということで、こういう形で報告をさせていただくことといたしました。  資料の上4つ、トータルデザインから運行事業者、ここまでが移動システム、あと3つが今後、西口公園、中池袋公園、造幣局の防災公園のスケジュールというものをお示しをしております。  では、まず、副都心移動システムでございますけれども、電気バスの車両デザイン、それから停留所、制服、パンフレット等のトータルデザインといたしまして、水戸岡先生のほうにお願いをするということで進めていくといったところでございます。また、車両購入でございますけれども、これにつきましては、詳細設計を行った後、第3回定例会で契約議案を提出する予定でございます。  また、まちづくり団体のプロポーザル、それから運行事業者のプロポーザルということで2段になってございますけれども、これにつきましては第1回定例会で附属機関として選定委員会を設置させていただいたところでございます。その中で、まず、まちづくり団体でございますけれども、これにつきましては、この電気バスを活用して、地域の活性化、それから地域のイメージのアップを行うような団体、これをまず選んでいこうということでございます。これにつきましては、4月27日に第1回選定委員会を開催いたしまして、今後5月、7月ということで予定をしております。また、5月の第2回におきまして募集要項が決定できればということになろうかなと思います。その後、募集公告を発表した後に選定を進めていくといったところでございます。  また、次に、バスの運行事業者でございます。これにつきましては、まちづくり団体のプロポーザル終了後になりますけれども、そのまちづくり団体の事業の内容を加味しながら、内容を反映しながら運行事業者を選んでいこうといったところでございます。これにつきましては、7月20日を予定しておりまして、9月の中旬には事業者を選定するといった計画でございます。またその後、お互いに内容の調整をした上で協定の締結。また、車両の議決を得まして、ここの10月の終わりから11月、この時点で車両、それからまちづくり団体、それと運行事業者が決定をいたしまして、いよいよ内容について詳細を詰めていくといったところでございます。  また、来年1年間、東アジア文化都市の開催がございまして、11月には芸術文化劇場新ホール、それからとしま区民センターのオープン、それから西口公園、これにつきましても11月のオープンを予定しておりまして、これと同じ時期に電気バスについても運行を開始したいといったところでございます。  西口公園については第4回定例会で議案として、契約議案を予定しております。そして、31年10月には竣工と。中池袋公園につきましても、第3回定例会で議案の提出をして、事業の着手ができればといったところでございます。また、造幣局防災公園でございますけれども、これにつきましては、設計、積算業務を行った後に平成32年、2020年4月に開園できればといったところでございます。また2020年の6月から7月についてはHareza池袋のグランドオープン、そしてオリンピック・パラリンピックへと続けていくといったところでございます。  引き続きまして、造幣局地区の防災公園事業者選定結果についてでございますけれども、公園計画特命担当課長より御報告を申し上げます。 ○小堤公園計画特命担当課長  2ページ目になります造幣局地区の防災公園の事業者の選定の結果について、私のほうから御説明をさせていただきます。  1番の事業者の選定の概要でございます。3行目から読ませていただきます。本公園の設計、工事、管理運営を担う事業者の選定については、目指す将来像にふさわしい管理運営を反映させるため、それぞれの業務を一体としたコンソーシアムを組成して、公募型プロポーザルにて行いました。なお、選定につきましては、豊島区の附属機関でございます造幣局地区防災公園事業者選定委員会の審議の上、事業者を決定してございます。  2番、プロポーザルの選定の過程でございます。公募の期間、平成29年9月15日から11月27日で、4社からの応募がありました。一次審査を昨年12月に行いまして、4社とも二次審査に進んでございます。ことし1月に二次審査を行いまして、2月26日に選定されました事業者と協定を締結したところでございます。こちらの協定は区と事業者、そしてUR都市機構3者の協定となってございます。  3番、選定されました事業者でございます。一番上、株式会社日比谷アメニス、こちらは全体の統括の業務、造園の工事、開園後の維持管理を担います。2段目の株式会社都市計画研究所、こちらのほうは造園と建物の設計の業務を行います。株木建設株式会社、こちらは建物と隣接する道路の工事を担当いたします。エヌ・ティ・ティ都市開発ビルサービス株式会社、こちらのほうは、開園後の警備業務を行います。以上4つの企業から成りますコンソーシアム事業者に決定したわけでございます。  資料3ページ目をごらんいただけますでしょうか。審査の結果でございます。一次審査、こちらは書類審査でございまして、200点満点でございます。日常の公園の使い方でありますとか、自主イベントの内容、災害時に対応する機能といったような提案全体に対する評価が一つと、会社の実績、実施体制といった実施能力の評価、さらには、収支計画の妥当性でありますとか、工事の金額、民間資金の提案額といったコストについて、評価をいたしました。二次審査のほうは提案内容につきまして20分間のプレゼンテーション、そして25分間のヒアリングを行いまして、コミュニケーション能力でありますとか提案内容の妥当性といったものを評価してございます。こちらのほうは、160点満点で、総合評価点360点満点で、それぞれの点数記載のとおりでございます。それで、4社の中で一番右の提案者4、こちらの点数が一番高く選定をいたしたという結果でございます。  その次のプロポーザルの企画の提案のパースでございます。提案されました企画書パースにつきましては、私どもに提案はされておりますけれども、あくまでも著作権につきましては、提案者の方がお持ちになっているものでございます。ですので、使用するにも提案者の了解が必要になってきます。今回この資料として使用するに当たりまして、事前に提案者に相談をしたところ、提案者2に関しましては了解を得ることができませんでしたので、御提示することができませんでした。また、使用していいパースを指定されているところもございます。ですので、公園全体の提案がちょっとわからない部分もございますけれども、御理解のほういただきたいなと思います。  提案者1に関しましては、公園から住みやすい都市を育てるといったコンセプトで、スポーツスタジオでありますとか、コンビニといったものを設置するといった自主事業を提案してございました。2番の提案は造幣局の森と広場というコンセプトでございまして、かなり本格的なカフェレストランを自主事業で行っていくといった提案でございました。3番の提案は池袋コモンパークといったコンセプトで、同じく自主事業の中にはカフェを提案、また体験学習室といったものを設置するといった内容の提案でございました。そして4番が、選定された提案のパースでございます。コンセプトはまちを耕すプレーヤーを育てる、姿を変え成長し続けるオープンスペース、アーバンコンベンションの具体化といった3つのコンセプトを掲げてございます。公園を通じましてプレーヤーを育てるといったことと同時にさまざまなイベントを行いながら、人、もの、ことの交流の場をつくり出すといったような提案の内容でございました。今後はこの提案されましたコンセプト、提案者4の内容でございますけれども、このコンセプトをベースにしながら、特に施設のしつらえなどにつきましては、区と事業者、また地域の方たち、また隣接する大学とも協議をして提案内容をさらにブラッシュアップしていくということで事業を進めていきたいと考えてございます。  説明については以上でございます。 ○磯一昭委員長  説明が終わりました。質疑を行います。 ○小林弘明委員  ちょっと僕のほうから1点なんですけれども、バスの運行の件なんですけれども、まちづくり団体というものの役割なんですけれども、ここに関してPRですとかそういうことが書いてあるんですけれども、実際はそういう、この団体がイベントとかをラッピングしたりとか、そういうようなイメージなんですか。何か実際にこのバスを使った運用というのはどんな感じになっているのかをもうちょっと詳しく教えてください。 ○原島交通・基盤担当課長  まちづくり団体でございますけれども、これにつきましては、地元でいろいろなイベントですとか、観光名所、区長も今までも申し上げているとおり、巣鴨ですとか大塚、それからトキワ荘、そういったところへ、要はこのバスによって行くことによって、そこの活性化ですとか、そこの価値を上げると、そういったことを考えていただける団体というふうに考えております。そういった中では、豊島区の池袋で回遊するのみならず、そういったスポット的な運行、これをまちぐるみで、そして、まちの活性化に向けていい提案があるような団体を選定して、このバスを優先的に使っていただいて、まちおこしに利用していただくというような団体を選定していこうといったところでございます。 ○小林弘明委員  当然、運行業者は補助及び100円をとったりして、多分そこで何とかという感じになるとは思うんですけれども、実際、それでも人数的な部分と採算がどうなるかというのもあると思うんですけれども、実際にまちづくり団体というのは、民間の企業体なのか、それとも例えば今の話だとバスガイドじゃないですけれども、豊島区を何かガイド的に、乗っている方々にPRしながらいくような、そういうようなイメージの団体なのか、実際その営利的に動くのか、非営利的に動くのかというのはどんな感じなんでしょうか。 ○原島交通・基盤担当課長  提案にもいろいろな部分もあろうかなと思いますけれども、区としては、やはりそういった価値を上げて、それに伴う、要は費用をお支払いいただくような方々に乗っていただいて、その事業として、収支が合うような事業を行っていただけるような団体を選定していきたいというふうに思っております。 ○小林弘明委員  どうしてもやはり常にイベント自体は豊島区でさまざまあると思うので、特にやはり特定の民間企業になっちゃいますと、ある程度その業種が偏ったりとか、例えばサンシャイン60の水族館ですと、常々いろんなイベントをやっていて、いろんなPRしていろんな地域から非常にたくさん来街者を呼んだりとか、当然アニメの世界もそうですけれども、やはり、こういうプロポーザルって、ある程度年月を縛ると思うので、そういう中で、やはりいろんな業種の方々のそういう特性を生かしたイベントがPRできるようなそういう事業体、そういうのを理解してくれている団体にぜひ選んで有効活用していただかないと、やはりこういうものもうまく生きないのかなと思っていますので、ぜひその旨を要望して終わりたいと思います。 ○清水みちこ委員  何点か伺いたいと思うんですけれども、ちょっと4公園整備と移動システムについてという案件でしたので、もう少し具体的なものが出てくるのかなと思ったんですけれども、あくまでスケジュール表に集約をされている感じがするんですが、このスケジュールについてなんですが、まず1つ目お尋ねしたいのが、今まで個々に報告されてきたものを集約して、この1枚の紙にしたということで、特に今まで報告あったものがスケジュール的に変更があったということではなく、今までのものが集約された資料という認識でよろしいんでしょうか。 ○原島交通・基盤担当課長  まず、移動システムにつきましては、今回1月の定例会におきまして、附属機関として選定委員会を設置する条例を審査していただきまして、その選定の流れ、大きくはまちづくり団体と運行事業者と2つのプロポーザルを行いますというようなことが新たな御報告なのかなと思っています。  それと、この4つの公園と移動システムを同じスケジュールで見ていただくというのは、やはり31年、2019年11月、芸術文化劇場新ホールととしま区民センター、それのオープン、それから池袋西口公園のオープン、これに合わせて電気バスも運行をしていくというような全体的なスケジュール、これをお示しさせていただいて、こういった流れで各事業が動いているんだといったところをお示しするためにこういった合わせた形で御報告をさせていただいたところでございます。 ○清水みちこ委員  移動システムの附属機関については新しいけれどもという御答弁だったので、当初のスケジュールどおりの集約という認識なんですけれども、今くしくも課長がおっしゃったように、それぞれの新ホール、電気バス、池袋西口公園と同時にオープン、また運行という、これがやはりスケジュールありきの計画ということで、これまで何度も指摘をさせていただいたんですけれども、まずその点が大きな問題点であるということを重ねて指摘をさせていただきたいと思います。  今、移動システムについては附属機関が立ち上がってということなんですけれども、前回でしたか、何パターンかデザインというのが電気バスで出てきたんですけれども、今のスケジュールで見ると決定というわけではないですよね、まだデザインについては選考中というか、未定という認識でよろしいんでしょうか。 ○原島交通・基盤担当課長  デザインでございますけれども、1月の副都心特別委員会で基本的な形等々について、御報告をさせていただいたところでございます。また、1月の末には区長とデザインを担当しております水戸岡鋭治先生とともに記者会見をさせていただきまして、そこで基本的な赤い形でのバスを、記者会見をさせていただいたところでございます。細かいところは、まだいろいろと詳細を詰めている部分もございますけれども、基本的にはこれをベースとした形で詳細設計を進めるといったところでございます。 ○清水みちこ委員  詳細はこれからということなんですけれども、各種、区のほうで発行されている広報ですとか、または先般行われた西武線沿線サミットの資料などに電気バス、イメージ図ということで本当に展開されておりまして、決まったのかなと誤解されるような表現で出されております。そういったところ、今までもイメージ図優先でやらないでほしいということを再三申し上げておりますので、その点については再度要望をさせていただきます。  次の質疑をさせていただきたいと思います。各公園整備との関連性ということで、先ほど御説明あったんですけれども、やはり公園整備自体の具体的な説明というのが、議会、または区民の皆さんに対して不足しているということは、これまでも申し上げてきたんですけれども、私が今まで取り上げてきました池袋西口公園についても、1月の副都心特別委員会で基本計画が決まったということで聞いたんですけれども、それ以降というのは、全く具体的に、副都心特別委員会でも今回まで出てきませんでしたし、今後、議会または区民の皆さんにどのように報告というか、周知されていくのか、ちょっとその点について伺いたいんです。 ○小堤公園計画特命担当課長  西口公園、1月のときに基本計画の説明をさせていただきました、副都心特別委員会のほうでですね。その後、地元というか、区民向けということで、2回ほど説明会をやらせてもらいました。3月18日にIKE・Bizで説明会をしました。こちらのほう参加人数30名程度の参加をいただいてございます。3月27日にもセンタースクエアのほうで説明会をさせていただきまして、51名の方の参加をいただいてございます。いろいろな意見をいただきました。そういったものを反映していくというか、検討しながら、今、基本設計のほうを進めているところでございます。この後、実施設計のほうに入っていくというところで、これまでお答えできなかった部分についても、ある程度もう見えてきますので、その時点で、また区民の方、議会のほうにも御説明したいと考えてございます。 ○清水みちこ委員  3月に行われた2回の説明会ということなんですけれども、やはり、これだけの大きな区としても位置づけを持っている事業に対して説明会が、たった2回というのは余りにも少ないというのと、あと今、課長が御答弁いただいた実施設計が決まった時点でとおっしゃったんですけれども、では、具体的にいつなんですか、それは。 ○小堤公園計画特命担当課長  今8月いっぱいで実施設計のほうを進めてございます。ですので、その以降ということで、9月ぐらいを今のところ考えてございます。 ○清水みちこ委員  今の御答弁は1月の副都心特別委員会で御答弁いただいたのと同じ内容だと思います。8月に決まるまではお待ちくださいということで、同じことの繰り返しですので、もう私も繰り返しませんけれども、やはりそういった御答弁というのは、本当に無責任だと思いますし、決まってから決まってからということで、もう1年近くこの計画が出てから待っているんですよね。本当に無責任だと思います。  今御答弁にあった2回行った区民の皆さんに対する説明会なんですけれども、私も2回とも参加をさせていただきました。運営にかなり問題があるなというふうな印象を受けました。まず、2回行われたんですけれども、1回目の説明会資料はイメージパース数枚が出た切りで、具体的な事業費とかを書いたもの、あと図面的なものが一切なくて、本当に資料というのが不十分。これで区民の方に丁寧な説明責任を果たすということで、今まで議会で答弁されていたのが、これで本当に丁寧な説明かということで、かなり疑問がありました。また、時間の制限があるということで、1回目は質問の区民の方が手を挙げていらっしゃるのに、2回目もありますので、時間がありますのでということで、強引に打ち切られるような場面もありましたので、本当に区の姿勢というのが端的にあらわれているんではないかと区民の方にも感じられるような運営であったかと思います。
     私も質疑応答の時間も設けてありましたので聞いていましたけれども、やはり圧倒的に聞いている限りではリングが高過ぎるのではないかとか、ほかの公園とバランスがどうなんだとか、財源は大丈夫ですかとか、そういった心配とか安全面とか、防災面もそうですけれども、今後のことに対して懸念の声が圧倒的だったというふうに私は認識をしております。そのときに区民の方に直接御意見を伺う、本当に絶好の機会だったと思うんですけれども、区民の皆さんの意見、区としてどう認識されているのかと、検証ですね。これから計画にどう具体的に反映していくかというのが、本当に大切なことだと思いますので、その認識と検討状況、計画にどのように反映されていくのか、そのことについて、御答弁お願いします。 ○小堤公園計画特命担当課長  2回の説明会の中で、まず1点が資料のつくり方というところでございます。1回目のときにはお配りした資料については、パースをお配りさせていただきました。そのときにやはり事業費なんかについても渡すべきではないかということで、パワーポイントで説明はさせていただきましたけれども、配付の資料としては、その中には入ってございませんでした。それなので、2回目のときには、それを含めてお配りをさせていただきました。それなので1回目の名簿に記載してある方に関しましては、その資料を追加で送らせていただきました。  それと、あと時間の制限というところでございます。確かに短い時間なのかなと思われるのかもしれませんけれども、それなので1回目のときにそういった意見がございましたので、2回目のときには意見書、アンケートを入れさせていただきまして、後日でもいいので意見をいただきたいということでお配りをさせていただきまして、1回目のときにもその方たちに追って通知をさせていただきまして、何人かの方からの意見をいただいてございます。  先ほど言いました、圧倒的に反対者という捉え方というのは、確かに事業費に関してどうなんだと、あと安全面に関してどうなんだという御意見はいただきました。ただ、西口エリア15地区の町会長はみんな前向きにこの事業については進めていただきたいという意見もありました。決して、全てが問題あるという意見ではないというふうに私どものほうは捉えてございます。音の問題でありますとか、あとリングから雨が滴ってくるだとか、あと耐震性の問題とかという御意見をいただきました。あと公園として緑を少し残してほしいとか、イベント時だけではなくて、憩いの空間というふうなところでの検討をしていただきたいという御意見をいただきました。そういったものに関しましては、今、設計の中でできる限り反映しながら、検討をしながら進めていっているという状況でございます。 ○清水みちこ委員  御意見については認識をされているということで、圧倒的に反対というわけではないということなんですけれども、私、別に反対者がいたとか、そういったことで言っているのではなくて、御心配の声とか御懸念の声に対して、ちゃんとしっかりと説明責任を果たしてくださいということを申し上げているんです。そういった御懸念が払拭されないまま、どんどん計画が進むと、やはり区民の皆さんとの溝がどんどん広がっていくことになりますので、そういったことを丁寧に説明するのと、計画自体に反映していくという姿勢がないと、この計画自体がやはり御懸念の声が出るということであれば、見直す必要がある計画ということをきちんと認識をしていただきたいと思います。  今、資料についてもパース図のみで、必要ではないかという意見が出たから概算の資料を出しましたよとおっしゃるんですけれども、そういったことを参加の区民の皆さんに言わせるまでもなく、皆さん担当の方が必要だなと思われるのが当然ではないんでしょうか。パワーポイントで説明したから大丈夫ですよという、そういった御答弁では納得できないと思いますし、会場の関係もありましたけれども、パワーポイントの字が小さくて全然見えませんでした。本当に不十分な説明と用意だったと思います。そのことを重ねて指摘をさせていただきたいのと、あと概算の数字については2回目で資料を出しましたということなんですけれども、ちょっとこの資料も今まで概算工事費は議会のほうでも26億8,000万円ですよという報告できたんですけれども、その資料の中に記載がありましたA3の大きいほうの右側の上に3月予算特別委員会という記載のところで、18年度予算3.1億円、19年度債務負担25.5億円という表記があったんですけれども、これを合わせると28億6,000万円になるんですよね。同じ資料にある、上にある予算のところの28億6,000万円と下のほうに表にあった概算工事費26.8億円というのが、ちょっと計算が合わなくておかしいねという声もちらちら出ていたんですけれども、この数字の差額というか、そごはどういった意味合いなのでしょうか。 ○小堤公園計画特命担当課長  26.8億円というのが御説明をさせていただいているところでございましたけれど、これはあくまでも工事費だけの金額でございまして、設計費でありますとか、工事管理の費用というものが入ってない金額でございます。そういったものを含めますと28.6億円、28.5億円、そういうふうな数字になりますので、26.8億円については工事費のみのお金というふうに捉えていただけたらと思います。 ○清水みちこ委員  工事費のみの概算が26.8億円ということなんですけれども、やはり私も議会で、これまで事業費自体どれぐらいかかかるんだということを再三質問をさせていただいて、やっと出てきた概算工事費が26.8億円で、これもすごい莫大な金額で、この広さの公園では、本当に他区のものと比較してもということで、かなり経費をかけるということなんですけれども、さらに1.8億円ということで、また積み上がっていくというのを、どんどん経費がかかっていくというのを懸念して、再三質問もさせていただいたんですけれども、設計費とか工事の管理費とか、もともとある程度はわかっているものではないんでしょうか。資料に出ている数字が合わないという、その説明もなくて、区民の方にお示しするというのは、本当に重ねて説明責任というか、資料をちらっと見ても数字合わないねというのがわかるような資料を出すというのは、いかがなものなんでしょうか。その点についてどうなんでしょう。 ○小堤公園計画特命担当課長  できる限りわかりやすくというところで、工事費の中には、備品だったりそういったものも全部含まれているものでございますけれども、またそこに設計費なんかを入れていく、工事管理費なんかも入れていくということで言うと、純粋なこの公園どのくらいでつくったんだろうというところでのものが少し見えてこなくなったり、また道路の工事費なんかも当初入れていたんですけど、そういったものを抜いた資料のほうはつくってございますんで、今後もできる限り、わかりやすい資料をつくっていくように努めてまいります。 ○清水みちこ委員  わかりやすいようにという御答弁だったんですけれども、わかりやすいようで全然わかりにくい資料になっていると思います。そういった設計費、管理費を抜いています、道路整備費も抜いていますということなんですけれども、では、そういったものを全て合わせたら、今わかる範囲で、合計でお幾らになるんですか。26.8億円では済まないということですよね。お答えいただけますか。 ○小堤公園計画特命担当課長  道路のほうがどこまでやっていくのかというところがありますので、道路を抜いた金額ということで言いますと、28億5,400万円という数字で今のところ捉えてございますけれども、ただ、今、基本設計、実施設計のところで、その数字に関しても多少変わってきているという状況でございます。 ○清水みちこ委員  変わってきているということは、これからもどんどん変わるということにもなるんじゃないかなというふうに思います。今、実施設計の中で積み上げてきていますということですけれども、8月で実施設計が決まってみないとわからないという、やはり従来の答弁に終始するだけで、私ももちろん納得できませんし、区民の皆さんに御納得くださいというのも到底それだけの材料では納得できるものではないと思います。これまで丁寧に区民の皆さんへの説明責任を果たします、わかった時点でということですけれども、やはり相変わらず何も示していただけませんし、丁寧な説明責任というのは全く果たしていないということを言わざるを得ません。  このスケジュールについても、先ほど御答弁いただいたんですけれども、やはり最初の同時オープン、同時運行という、このスケジュールありきで進めるという、今回のこの計画自体に問題があると思います。きょうの報告事項は4公園整備と電気バスですけれども、先般、5月10日に開かれた施設用地特別委員会でも池袋保健所の移転について、やはりスケジュールありきの計画ではないかということで指摘を我が党はさせていただいたんですけれども、こういったことで区民の皆さんに十分お知らせも、区民の皆さんに説明責任も果たさないままどんどんと計画を進めていく、Hareza池袋ですとか、東アジア文化都市とか、そういったものに合わせて進めていくというのはかなり問題がありますし、計画自体を見直す必要があると思います。  もうまとめますけれども、区民の皆さんへの丁寧な説明責任、再三議会でお話をされていますけれども、今申し上げただけでも全然丁寧な説明ってされてないですよね。区民の皆さんに対する責任と説明責任、これからどういうふうにきちんととっていくのか、どんどん計画だけ進めて、実施設計が決まりましたよというところで示されても、やはり私もそうですし、まず何より区民の皆さんが御納得されないと思います。そのことについて、改めて、御認識を伺って終わりたいと思います。いかがでしょうか。 ○宮川土木担当部長  今の御質疑でございますけれども、今後の区民の方々への説明につきましては、ある程度設計がもう少し固まってきませんと全体の概要が御説明できません。道路につきましても公園の実施設計に合わせまして、どの部分をどのように改造するかというのも、今後詰めていきますので、それがある程度お示しできる段階で説明会などを開きまして、より丁寧な説明に心がけてまいりたいと思います。 ○高野区長  説明等々については、今、土木部長が申し上げたように、できる限り数字がしっかりしたものに詰め上がったらできるだけ早く御説明等々はしてまいりたいと思います。  今回、西口公園についてちょっとお話ししますけど、ゴールデンウイークの3日、4日、5日、東京芸術劇場を中心として丸の内と池袋がラ・フォル・ジュルネ、これが開催をされまして、そして西口公園、まだこれから工事に入るわけでありますけど、グローバルリングを使うような、そういうことを想定した形の、これは仮でありますけど、いろいろ工夫をして真ん中にステージを置いて、クラッシック演奏、あるいは今回ジャズみたいなのも多かったんですけど、そういう演奏を実験的といいますか、今回、ラ・フォル・ジュルネで行いました。大変好評で、何かグローバルリングがこういうような形の中でこの公園が活用されるんだなというような形、特に地元の人たちに大勢参加をいただきまして、そしてそんな御意見も十分聞いた中で、やはり私は東京芸術劇場と、それからあの公園が本当に有効的な活用することによって、私は池袋西口のみならず、豊島区全体のまちづくりに先導的な役割を担っていくというような、そんな思いもいたしました。大変音響板等々も入れながら、また周りの人たちのいろんな御意見もたくさん聞きました。音の出ぐあいとか、あるいはこういう形でこうなるのかというような想定した形で、かなり今回は実験的というか、第1回で開催したわけでありますけど、非常に主催者のほうもいい感触を持たれて、やはりまちがこういう形の中での一つのにぎわいをつくり上げていくというような形では、もちろん反省点もございますけど、これらを重ねてやっていきたい。これはラ・フォル・ジュルネは毎年、丸の内と池袋で、ぜひ、やりたいというような主催者の強い要望もありますので、それは池袋のまちに合ったような形の中でこれからいろいろと検討してまいりたいと思います。 ○清水みちこ委員  今、部長の御答弁にもう少し具体的に決まってからということだったんですけれども、ちょうど1年前、この計画が出てきたときに、何をお尋ねしても、基本計画が決まってから、決まってからということで、基本計画が出ても、今度は実施計画設計ですか、決まってから決まってからということで、相変わらず何もお示しいただけないということははっきりしたと思います。その点について説明責任が果たされていないということを申し上げたのと、あと西口公園のゴールデンウイークの音楽のイベントですけれども、もちろんそれを楽しみにやっていらっしゃる方も池袋にお見えになる方もいらっしゃると思いますが、以前この委員会でも申し上げましたけれども、西口公園がイベント会場化してしまって、あそこを通れないと。あそこを駅前に行くのにあの公園を迂回して行っているんですよという高齢者の方もいらっしゃるんです。そういった方の声もしっかりと聞いてくみ上げていただいての計画にしていただきたいと思います。終わります。 ○ふるぼう知生委員  私のほうは造幣局の地区防災公園の事業者選定結果について、先ほど御報告いただきました。それで審査結果で提案者1と提案者4、そんなに差がないわけでございますけれども、この絵を見ますと、どちらかというと提案者1のほうが色彩というところもあるかもしれませんけど、ちょっと印象的には提案者4よりは強いのかなというふうな感じもいたしますが、いずれにいたしましても、豊島区は、今回、提案者4を事業者として、選定したということですけど、先ほども御説明あったかと思いますけれども、どの辺を高く評価したのかというところをまず教えていただきたいと思います。 ○小堤公園計画特命担当課長  このパースだけで見ると、やはりちょっとパースのできというところで言うとどうなのかなという御意見かと思います。今回、評価していただいた評価委員の方、学識経験者を含めて11名の方の審査委員会で審査をしていただいてございます。その中で、やはり選ばれたこの提案者4に関しましては、先ほどもちょっとコンセプトをお話ししましたけれども、長い目でこの公園を運用していく、使っていくというところを、非常に評価されまして、ちょっとわかりにくいんですけれども、確かに1番のほうは建物がきっちりと提案をしていただいているんですね。それに比べると、4番に関してはちょっとまだ見えにくいところがございます。ただ、先ほど言いましたように、人を育てていくと、そこで来る方、プレーヤーを育てていくというふうなことです。豊島区で若い人たち、出店を希望されている方たち、そういったものも含めて、提案でございました。その辺を建物ありきというか、そういったものだけではなく、10年後、20年後、長いスパンで公園を生かしていくというところは、委員の方のかなりの評価がついたところだというふうに認識してございます。 ○ふるぼう知生委員  さっき何か進化する広場とか、そんなことおっしゃっていました。この絵で見ると、隣地の仮の避難所というようなことをイメージしているのか、それともイベントということをイメージしているのか、この辺のイメージもちょっと教えていただけませんか。 ○小堤公園計画特命担当課長  ここに書いてあるのはテントを張って、これはたしか有事のときのイメージだったかと思います。皆さんの提案、大体そうなんですけど、防災公園というのが前提でございまして、200平米以上、300平米以上というか、そういったものをイベントとして使えるスペース、または防災時に使えるスペースというものを確保して提案してくださいというものがございました。その中で、この絵に関しましてはそういった有事のときにはこういうテントを張りながら使っていくんだよというものでございます。  先ほど言いましたコンセプトの中には、姿を変えて成長し続けるオープンスペースというふうなのも、この提案者4のコンセプトの一つとして掲げてございました。 ○ふるぼう知生委員  そうですね、姿を変え成長し続けるということですね。  それで、提案者4の図の左側のほうですけど、建物らしきものがあるんですけど、これ管理棟とか、あと池のようになっている水たまりがありますね、その横にも建物らしきものがあるんですけど、この辺はどういうことを示しているんでしょうか。 ○小堤公園計画特命担当課長  小さくて本当に申しわけございません。一番左のところの小さな箱、これが備蓄倉庫でございます。それで、池の隣の建物、これが管理棟、体験学習室、トイレというふうな施設でございまして、それで池は終わって、その前でイベントをやっていくというものでございます。この池でありますとか、この辺のしつらえについては、27年につくった基本計画がほぼベースになってございます。それなんで踏襲しながら、この計画はつくってくれているわけでございますけれども、この辺はまた今、事業者のほうと詰めながら実施設計というか、固めていきたいというふうに考えてございます。 ○ふるぼう知生委員  この防災公園をつくるに当たりましては、地域のいろんな層の方々を集めてワーキンググループも行って、いろんな意見を出していただいて、大体の案をまとめたというふうに認識しているんですけど、その地域の皆様方の御要望については、満たしているというふうな認識でよろしいんですか。 ○小堤公園計画特命担当課長  この4つのパターン、2番目のはちょっと示してございませんけれども、4つのパターンの中で地元のほうが、今までつくり上げてきた基本計画をベースにして、つくった提案というのが4の提案でございます。ほぼ想定していた配置なんかはそのままで提案をしていただいているというふうな結果でございます。 ○ふるぼう知生委員  私もワーキンググループ参加したことあるので、詳細はわかっているつもりではありますけれども、今、課長がおっしゃっているような地域の御要望というものも盛り込んでおられるかなというふうには思います。  それで、先ほど姿を変え成長し続けるということで、防災というふうなこともありますけれども、イベントにもというお話もございましたけど、これはイベントに使うということはいろんな団体にもお貸しするというふうなことを想定しているということなんでしょうか。 ○小堤公園計画特命担当課長  今度このコンソーシアムの中では、日比谷アメニスが将来管理をしていくということで、指定管理者になっていただくという候補者でございます。正式に決まるのは31年に指定管理者の審査委員会というところで、認定されまして、議会に議案として通れば正式に決まるというところでございます。そうしますと、日比谷アメニスのほうがなった場合、指定管理者として、合意をしていくことになります。南長崎スポーツ公園のようにイベントでありますとか、区が開催するイベントももちろんそうですけれども、自主事業としてやっていくイベントをいろいろ提案してくれてございます。そういったものは間違いなくというか、イベントをやってにぎやかさをつくっていくだとか、人を集客していく、そういったものも提案の内容というか、条件に募集をしたわけでございますので、そういったことも当然やっていくという予定でございます。 ○ふるぼう知生委員  確かににぎわいというか、そういったことを考えるということも、あるとは思うんですけれども、そもそものコンセプトで、地域の子どもさんを持つ、あるいは持たなくても構わないんですけれども、御家族でのんびりと、その場で、例えば南池袋公園のようなイメージで、そういう場が欲しいねということもございましたんで、余りいろんなイベントが重なりますと、そういった意味も薄れるのかなというところもありまして、その辺もうまく調整してもらえたらなというふうに思いますけど、いかがでしょうか。 ○小堤公園計画特命担当課長  先ほど言いました指定管理者になってもらうという言い方をしましたけれども、当然、管理者は区なわけでございます。指定管理者といっても区に成りかわって公園を管理していくというもので、指定管理者のほうに全部それをお渡ししてやってもらうというわけではございません。それで、例えばそこでやっていくイベントの日数でありますとか、内容でありますとか、占用する面積でありますとか、そういったものは、当然、私どものほうがグリップを握りながら公園のほうの運用ということでやっていくつもりでございます。 ○ふるぼう知生委員  ぜひよろしくお願いします。  それで、最後の一つちょっと基本的な質疑で、大変、恐縮なんですけど、そもそもこの防災公園、ヘリポートをぜひともつくりたいということの中で、そこから最初、防災公園ということで枠組みが決められていたという経緯があります。実は最近この周囲でいろんな開発計画がどんどんと進んでおりまして、だから周りが高い建物がどんどん建ってくるという中で、一体全体、緊急時にヘリコプターが、ちゃんと着地できるのかということは心配になるんですが、これは総合グラウンドとか朋有小学校が現状のままであれば、それは大丈夫だという認識でよろしいんでしょうか。 ○小堤公園計画特命担当課長  この絵でいいますとテントが張っている横のところのこのスペース、2,000平米ほどございますけど、この中にHとちっちゃく書いてあるんですけれども、ここがヘリポートでございます。40メートルマーク角で最低とりなさいとよという条件で提案を求めてございまして、ここのところにヘリポートを設けるというふうなものでございます。今、委員が言われましたように、あと進入区域というものがございます。25%で前後に物が建ってないという条件で、ヘリポートの認定がされるかどうかというものがございます。今のところ、そういった大学側ではない左右のところが進入ルートというふうに考えてございまして、それを満たしているという状況でございます。 ○ふるぼう知生委員  大学側ではないということは、そのほかの方向からは大丈夫という、現在はということですか。 ○宮川土木担当部長  ヘリコプターにつきましては、当初の計画から北側から進入するような想定をしておりまして、現状の使い方であれば、十分ヘリポートとしての機能は果たすということで考えてございます。 ○ふるぼう知生委員  はい、了解しました。 ○森とおる委員  資料の1枚目を見ますと、この中に劇場公園であるとか、4つの公園整備、電気バス、そこに加えてHareza池袋と命名された旧庁舎跡地開発、こういったものが掲載されておりまして、総事業費にしますと百数十億円、これがこの1枚の中に盛り込まれて、しかも区議会定例会ではことしにほとんどが決められていこうとしている。ただ、高野区長が示しているのは、国際アート・カルチャー都市構想であり、さらには池袋駅周辺地域まちづくりガイドライン、それから本日、報告されます基盤整備方針、これらの中では、この百数十億円もほんの一部の事業であるということがわかるわけですけれども、私はそれらの事業が完成したことで、あるいは運行したことで完了ということではなくて、始まった後に区民にどういう効果がもたらされるのか、区民にどういうメリットが生まれるのか、これらが明らかになっていない、具体的になっていないということが問題だと、今時点でも感じております。  そこで、まずは造幣局地区防災公園、今、ふるぼう委員の質疑を聞いていたんですけれども、このプロポーザル方式、本来出す必要がない図面を出したからいいじゃないかであるとか、それでも非公開。この1枚だけで区民が何で提案者4を選んだのかということはわからないわけですよ。やはりこのプロポーザル方式については、これまで質疑を繰り返してきましたので、あえて質疑ということはしませんけれども、一つだけ確認をさせていただきたい。こういうやり方は、やはり改善、変えていく必要があると思うんです。その点について、豊島区は我が党区議団のこれまでの質疑を受けて、どのように考えているのか、この点だけお聞かせください。 ○齊藤副区長  プロポーザル方式については大きく2つ課題があるというふうに思っております。1つ目は選定プロセスの透明性の確保だというふうに思います。もう一つは、プロポーザルというものが‥‥、1つ目から申し上げますけれども、透明性の確保については、選定プロセス、それから評価方法について、しっかり区のほうでそれぞれの課が取り組んではいるんですけれども、1点目はその取り組み方が全庁的にもう少し基準化される余地があるんではないかなというふうに思っております。物によって、これがコンサルティングの場合もありますし、こういった公園の設計の場合もあるかもしれませんけれども、金額もさまざまなプロポーザルをやっておりますけれども、それが全庁的にそれぞれの課で評価基準の設定の仕方ですとか、ウエートのつけ方、全て、ある意味でそれぞれの課が独自に設定しているというところがありますので、そこについては、やはり全庁的に統一していくような余地があるのかなというふうに思っておるところでございます。  またもう一つは、冒頭申し上げました透明性の確保ということでございまして、旧庁舎のときもかなり公表の仕方についてはガイドラインをつくって、それをお示ししながら、それに基づいてやったわけでございますけれども、やはりそこについても、まだまだもう少し改善の余地があるのかなというふうに思います。それは事前、それから事後両方について、透明性の確保というのは、もう少ししっかり取り組んでいく余地があるのかなというふうに思っておりますので、区としてはこのプロポーザル方式と申しますのは非常に有効な一つの手法だというふうに思っているところでございます。なかなか区民の皆様の税金を投入していく上で金額だけで決めていいというものばかりではございませんので、これは地方自治体としては、全国的にも一つ有効な手段としてある。それを豊島区としては、よりその手段の透明性を高め、また全庁的に統一した基準にのっとってやっていくという、適正に運用していくという部分についてはもう少し改善の余地があるかと思っておりますので、その辺、具体的に今年度プロポーザル方式の課題について、少し検討させていただきまして、また、それをそれぞれの各課のプロポーザルの中に反映させていただきたいというふうに思っているところでございます。 ○森とおる委員  提案者のみならず、選定する委員の皆さんの責任が大変重いと思うんですよね、このやり方だと。しかしながら、どういう審査がされて、どういう決定までの過程が行われているのかというところが、やはり明らかになっていかないと、委員の皆さんが、全然違う方だとまた違うものが出てくるというようなやり方だと、誰も区民納得しないですよ。そこはまた、今後、徹底的に改善をしていただきたい。また、我々も取り上げていきたい、このように思っています。  そこで、具体的に聞くんですけれども、提案者4が決定したということですが、一番下の角っこに何か建造物のようなものが、三角のようなもので示されているんですけれども、これは門ですか、滑り台ですか、この辺がやはり工夫をされて出てきているんだろうと思うんですけれども、お答えください。 ○小堤公園計画特命担当課長  この三角、小さくて本当に申しわけございませんけど、建物ではなくて、階段と、その周りにくにゃっと描いてあるのが、これはスロープでございます。先般も御説明したように、補助176号線が下に下がる、盤下げする関係で、高低差がございます。それを解消するための階段と周りに設けるスロープの絵でございます。 ○森とおる委員  176号線、これが、高低差ができるということで、あのときの図面にも階段が示されていて、そんな階段があるような公園が果たして、防災公園としてふさわしいのかどうなのか、その点の指摘はしたんですけれども、この事業者はそういう絵を描いてきたわけです。これはぜひ階段のないような形でつくっていただきたいと思います。いかがでしょうか。 ○小堤公園計画特命担当課長  実際問題、ここにそれだけの高低差が生まれてしまうというのは事実でございます。そうしますと、階段を設けない公園と、ここに壁をつくってこちらのほうからの入り口ができなくなるというしつらえにすれば、それは、階段はないわけでございますけれども、やはりこちら側からのほうの入り口についても設けるべきであろうというふうに思いますし、ここはそういうふうなことでの高低差がございますけれども、ほかにつきましては、そういった全部が全部、階段で出入りするかといったらそういうわけではございませんので、そういったことで御理解していただきたいなというふうに思います。 ○森とおる委員  高低差があれば、イコール階段をつけなければならないというわけではないでしょう。なだらかにスロープにするであるとか、工夫をすれば階段をつけなくてもいいじゃないですか。道路にしても階段ありき、それしかやり方がないというようなやり方で進めるやり方を私は改めるべきだって言っているわけですよ。ぜひ再検討をお願いしたいと思います。 ○宮川土木担当部長  こちらの造幣局の敷地はかなり高い状態になってございまして、御指摘のこの南東の角でございますけれども、4.5メートル近くの段差がございます。これを、176号線を通すために角のところで約3メートル近く盤下げすることになります。その3メートルの段差を車椅子が通れる5%の勾配でなだらかにすりつけようとすると60メートルの距離が必要になりますので、ほぼ公園全体をスロープにしなければならないということになります。そのかわりにもっと使いやすくなるように、申しわけありませんけれども、階段を一部設けさせていただいて、この三角に見えるところがベビーカーとか車椅子が対応できるようなスロープにして、折り返しになりますけれども、入り口を設置するという絵になっているものでございます。 ○森とおる委員  まだまだ改善の余地があると思います。  それから、提案者1から4まで見るんですけれども、なかなか提案者3あたりを見ると、建物しか出てなくて、これが面積の中でどれだけを占めるのかというのがわからないんですけれども、第1回区議会定例会で公園に建物を建てられる条件というのが緩和されましたよね。それが何%から何%に変わったのかというのをお示しいただきたいのと、この提案者1から4、どういう条件でこういう建物を提案してきたのかということもお聞かせください。 ○小堤公園計画特命担当課長  第1回定例会の中でPark-PFIという都市公園法の改正によって、条例の改正をさせていただいたというところでございまして、今、委員が言われましたように、そのときに建ぺい率の緩和があったということでございます。実は、第1回定例会の中での条例改正というのが、まさにこの造幣局の事業にも反映させていくためのものでございまして、通常ですとこういったレストラン、便益施設ですと2%までというものでございますけれども、都市公園法の改正によって10%まで設けていいという緩和がございました。豊島区が条例を変えているというわけではなくて、都市公園法、法律自身がそういうふうになって改正しましたので、それを生かしていく意味で条例を改正したというわけでございます。  今回の3の建物が、それが何%ぐらい使っているか、平米どれくらいかというのは、今、持ち合わせがございませんのでわかりませんけれども、この提案者に関しましては、先ほども説明の中でも述べさせてもらったように、使えるパース、出してもらってもいいよというパースについては限定されたものの指定がございましたので、ちょっと公園全体を見るということができないというのは御理解していただきたいなというふうに思います。 ○森とおる委員  都市公園法が改正されたんでということですけれども、この豊島区での条例改正というのは3月でした。しかし、このプロポーザル選定過程を見ると、2月26日にはもう終わっていたわけじゃないですか。手続上もおかしいですよ。またどこかでこの件についてはやらせていただきたいと思いますが、もう一つ、電気バスについて伺いたいと思います。変更点であるとか、その後、進展した点について伺いたいと思います。  東京都の補助金は、これはいつ確定するんでしょうか。 ○原島交通・基盤担当課長  昨年度につきましては実績に基づいて昨年度末で決定をしております。今年度につきましても1億1,500万円の歳入ということで予算を計上してございます。これにつきましては、契約後、金額に基づいて決定するものというふうに認識をしております。 ○森とおる委員  ということは、もう確定をしていて、金額に応じてそれが決まるということで受けとめました。  それから、現時点、車両価格というのが1台当たりどれだけを見込んでいるんでしょうか。 ○原島交通・基盤担当課長  現在は設計の最中というところでございます。10月に皆様方に試乗していただいたバスと1月に記者会見等でお示ししたバスでは大きく形が違っている部分がございます。大きくは多くの方々の御要望にお応えする形でドアですとか窓についてもつけられないかという検討をしております。また、16人ということの乗車定員、これについてもふやせないかという検討をしてきております。また、走行距離につきましても、電池の容量をふやすというようなことも検討しておりまして、その辺で、現在価格についてはその辺の増嵩分、この辺についてはあるのかなと思っておりますけれども、価格の決定についてはここにお示ししております8月の仮契約、この前にはお示しできるのかなと思っております。 ○森とおる委員  さまざまな試乗された方の要望を受けて上がっているというお話がありましたけれども、水戸岡氏のドーンデザイン研究所のシャーシであるとか色であるとか、その変更によっての価格の上昇というのはないんでしょうか。 ○原島交通・基盤担当課長  色等について変更があるかどうかというところはないのかなと思っておりますけれども、やはり形自体が変わってまいります。先ほどの繰り返しになりますけれども、やはりドアがついたり窓についても一定のものをつけたりということの中では、そういった意味での変更というのはあるのかなというふうに認識をしています。 ○森とおる委員  それから、16人乗りをふやすということでしたけれども、座る場所をふやすということでしょうか、それとも立って乗るということなんでしょうか。 ○原島交通・基盤担当課長  大きさについては変更する予定はございません。そういった意味では、現在の試走で御乗車いただいた16人乗り、椅子の席、これについては変える予定はございません。ただ、総重量上、立ち席を設けてない定員になってございますけれども、足回りですとか機能、それの強化によりまして、総重量を上げた形で、通常の乗り合いのバスの立ち乗り、これの人数をふやせればということで検討しているところでございます。 ○森とおる委員  私も試乗しましたけれども、背の高い人は頭が天井につくような、そういう低さなんですよ。そこにつり革をどうやってつけるのか、バーをどうやってつけるのか。私は危険だと思いますね。  もう一つは、アクセルのオン・オフで、これはぎくしゃくしました。具体的に言えば、マニュアルシフトの乗用車をちょっと雑な運転をすればぎくしゃくしますよね、あれが起こるんですよ。私は、やはり立って乗るという考え方はやめていただきたいと思います。  それと、ふやそうとしていることは、それは運賃が幾らになるのかという、その経費を賄うってしていましたけれども、ふやさなければ運賃を低くできない、そういう発想からやられているんでしょうか。その辺は改めていただきたい。 ○原島交通・基盤担当課長  運賃等からというよりも、やはり、このバスが椅子の数16人乗り、運転手を除きますと15人乗りということになりますと、それ以上の方がもし停留所にいた場合にはお断りをするようなことにもなろうかなと思います。かといって、座ってみておわかりかと思いますけれども、真ん中にはそれ相応のあいている空間がございますので、法的な中で、その空間によってどれだけの人数を乗せることが可能かということで、それに基づく足回りの強化ですとか、そういったことを検討しております。そういった中で、やはり、私も172センチありますけれども、私自身は頭がつかなかったわけですけれども、やはり180センチを超えている方ですと、なかなかちょっと窮屈なのかなというところは認識として持っておりますけれども、そういう形で安全に立った形でも運行できる、そういったものの装備をした上でナンバーを取得していくということで関係部署と協議をしているといったところでございます。 ○森とおる委員  法律にのっとっていれば何をやってもいいというわけではないんですよ。私はこれまで指摘してきたように、安全性、それから快適性、ここに問題があるというんであれば、公共交通機関としてはふさわしくないわけです。その点はぜひ改めていただきたいと思います。  それから、まだ1台当たりの車両価格は決まっていないという話でしたけれども、購入する台数というのは、どの時点で誰が決定するんでしょうか。 ○原島交通・基盤担当課長  台数については運行のルートですとかそういった仕様によってどういう形でという。それと、先ほども言いましたとおり、仕様が大分変わってきておりますので、1台当たりの価格、これについてもちょっと動いているといったところでございます。そういった中で予算、そしてどういう形で運用していくかといったところの整合性の中で台数を決めていくということになろうかなと思っております。 ○森とおる委員  私はそのやり方がおかしいと前から言っているんですよ。購入する台数は乗車する人数の予測であるとか、ニーズであるとか、そういった調査をした上で決めていくものではないんですか。運行事業者がいざ決まったときに、そういった調査を、当然、開示するであるとか、運行事業者の収支予算計画であるとか、決算であるとか、それらは、全て調査の上に開示されるものと考えていいんでしょうか。 ○原島交通・基盤担当課長  台数ですけれども、今年度予算として、車両購入として、2億3,000万円を予算計上してございます。当初では10台程度ということで、想定をしておりましたけれども、いろいろな増嵩分ですとか、仕様の変更によって、1台当たり2,300万円で納まるのかどうかというところは、今検討をしているといったところでございます。いずれにしましてもどういう形でプロポーザルによって、バス運行事業者、それからまちづくり団体の利用、これについてもいろんな御提案を受けた中で、どういった運行ができるかということを、要はこの10月以降の協定等々を結ぶ前の内容調整、それから協定を結んだ後、実際に1年弱ではございますけれども、この中で認可をとって進めていくといったことの中では、対話をしながら事業を進めていくといったような流れを進めていくといったところでございます。 ○森とおる委員  2,300万円ということがようやく出てきたわけですけれども、昨年は1,500万円から2,000万円だと言っていたんですよ。それが上がってきてしまっているわけですよ。1,500万円だとしたら800万円も上がっているわけですよ。そこに水戸岡氏に3,000万円も払っているわけですよ。ニーズ調査もしていない、どれだけ乗るのかも調査もしていない。こんな税金の使い方ありますか。反対の立場に変わりありませんが、前もお話ししたように、この表で見ますと試運転というのがあります。少ない台数でモデル運行後にそれでも必要があればふやしていくというやり方をとるのが私は当たり前だと思います。ぜひそういうやり方に改めていただきたいと思いますが、いかがですか。 ○原島交通・基盤担当課長  まず、車両の価格でございますけれども、1,500万円というのはeCOM-8、10人乗りでございます。eCOM-10、16人乗りにつきましては、税引き2,000万円ということで、それから車椅子のリフト等々を含めますとやはり2,300万円という数字になってこようかなといったことで予算計上をしたといったところでございます。  また、流れにつきましては、試運転をして、それから育てていくというような御意見でございますけれども、やはり2019年、平成31年の11月には、まず4つの公園を結ぶルート、それとバスを活用して池袋のみならず、スポット的なまちの活性化に向けたまちの価値を上げる一つの装置として、これを導入するということで進めていきたいというふうに考えております。 ○森とおる委員  冒頭、私はお話をしました。国際アート・カルチャー都市構想、これは、まちをにぎわす、来街者がふえれば池袋が変わる、そういうコンセプトのもとに進められているものということですけれども、では、これらが区民にどういうメリットがあるのか、どういう効果をもたらすのか、そこがずっと曖昧なまま来ています。ここはやはり明確にならないと、こういう計画に賛成することはできないわけなんですよ。その点について、最後に明確にお答えいただきたいと思います。 ○高野区長  私も大変長らく区長をやらせていただいて、大変厳しい財政状況、これを乗り切って、そして、これからの豊島区というのはどういう都市像を目指していくかということをようやく打ち出すことができ、さらには、4年前には消滅可能性都市と言われるような指摘もいただいたわけでありまして、それらを含めて、やはり将来へのしっかりした都市像を掲げることによって、まちの魅力、自治体の特色を出していく、これは終始一貫、私は厳しい財政状況の中でも、文化を中心にしながらまちづくりを、確かに文化というのは目に見えないものかもしれませんけど、にぎわいをつくる、これも一つの大きな文化であり、にぎわいのないところには文化というのは絶対育ちません。そんな強い思いから、このような都市像を目指してまさに進めてきているわけでありまして、そしてそれはやはり今、あと260名ぐらいで29万人という、この間、人口も大幅にふえてきている。これはやはりまちに魅力があるからでありまして、まちに魅力がなければ、人口もふえていかないし、また、そこに住む人の満足度というのも非常に低下をしていくというような、そんな思いを終始一貫、私は持っているわけでありまして。今回このような形の中で、池袋を中心としてにぎわいをつくり、そしてそれが、もちろん来街者もさることながら、区民が満足できるような、そういうまちづくりを進めていきたいと思っているわけでありまして。また、この池袋が非常に活性化することによって、お隣の、最近特に大塚は注目をされまして、今、本当に取材がもう毎日のようにあるわけでありまして、そういう中で、また大塚も池袋と同時に変わってきて、そして本当にまち全体が、今回の特に星野リゾート等々の調査、進出は、このまちと一緒に、ホテル業といいますか、そういうこともぜひ今までにないようなまちづくりの視点に入れた形、これがやはり今の大塚、非常に考えがぴったりしているという形の中で、大塚の特徴を出し、さらには巣鴨、あるいは駒込、また長崎のトキワ荘等々も含めながら、そのほかの地域も、豊島区の中心である池袋がやはりにぎわい、光り輝くことによって、この豊島区全体が本当に目指す、まさに国際アート・カルチャー都市として、そして、それが区民にもまだまだ十分理解をされておりませんけど、私はそういう大切な文化というものを大事にしながら、まちをつくっていくというような形について、今後も区民の皆さんに御理解いただけるように、そして、区民の皆さんと一緒にこれらが、まちづくりが進められるように努力をしてまいりたいと思います。 ○垣内信行委員  私のほうからも何点か、ダブらないように、ちょっと疑問が出ましたので質疑します。  まず、造幣局地区の防災公園のことですけれども、区長の今の思いは、そういう説明だったんですけれども、国際アート・カルチャー都市の実現のために、にぎわいと回遊性を生み出すという、こういう文句でこの4つの公園整備をするわけですけれども、今、示されたこの提案者の事業者のこの絵を見ますと、これはパースがありまして、この絵に描いてあるテントが張ってあるところ、ありますよね。これとか、あとこちらの、噴水みたいな形になるんですかね、これはどういうものを考えてらっしゃるんですか。この絵ですけれども。 ○小堤公園計画特命担当課長  先ほどもちょっとお話しさせていただきました。このテントに関しましては、恐らく、これは災害時なんかのときに物資を供給する拠点として使っていく絵なのかなというふうにちょっと思います。イベントのときにも、当然これは、こういった使い方もできます。物産展とか、そういったところでも使うことができます。  池は、これは噴水というか、当初これは計画のときにもありました、じゃぶじゃぶ池というか、浅い池でございまして、深い池を想定しているものではなくて、水が抜けるような池の計画がありました、基本設計の段階です、これを踏襲した形での提案というふうに思ってございます。  ちょっと、これは細かくて申しわけない。ただ、真ん中のところについては、芝生広場なんですけれども、ここのところが有事のときにはヘリポートになるというふうな使い方ということを想定してございます。 ○垣内信行委員  有事の際とか災害に強いというテントのところの意味はわかるんですけど、そんな、災害のための防災公園という意味はわかるんですけど、日常、ふだんのことを聞いているんですよ。国際アート・カルチャー都市の実現のために、にぎわいと回遊性を持つ公園になっているんでしょう。では、このテントは一体、ふだん何に使ってらっしゃるのかということと、この池のところは、ふだんはどういう意味合いをもたらすものなのかという質疑です。 ○小堤公園計画特命担当課長  ふだんのときには、ここの北側のところについては、イベントをやってございます。ふだんというか、毎日というわけではございませんけれども、例えば、土日のときにはここで物産展をしたりとか、何かイベントを開くということをこれから詰めていくところでございます。スペース的にはこういうスペースがあって、ここでイベントだったり、有事のときにはテントを張ってという使い方をしていくということでございます。ただ、それが月曜日から毎日そういう公園になっていくのかということで言うと、先ほども言いましたように、管理者である私どものほうと調整、協議をしながら、その回数でありますとか、その面積でありますとか、一般の利用の方にどれだけの影響をするようなイベントであるのかとか、そういうのを一つ一つ協議をしながら、行っていくものに関しましても、今後決めていきたいというふうに考えてございます。 ○垣内信行委員  ごめんなさい、全然よくわからないんだけど。要するに、西口公園のところで、今、古本売りをやったりとかしますよね、ああいうイメージで、テントを張るというイベントを毎週毎週やるみたいな、こういうイメージですか。 ○小堤公園計画特命担当課長  毎週古本市をやるかといったら、そうではありません。先ほど言いましたように、そのやる内容でありますとか、その使い方でありますとか、それについては、これから決めていくわけでございまして、やれる日数とか内容については、私どものほうが、先ほども言いましたグリップを握りながら、今度、指定管理者になる事業者のほうと調整をしていくというところでございます。 ○垣内信行委員  では、こっちの池のあるほうは何ですか。 ○小堤公園計画特命担当課長  池の前にあるのが、こちらは自主事業で飲食店を想定した絵になってございます。ただ、これについても、このしつらえというふうなもの、どういう建物を建てていくのかというところについてはこれから決めていくというものでございまして、先ほど言いましたように、ちょっと考え方というか、運用の仕方というところの提案で評価しているところでございまして、きちんとした内容については、今まさにこれは設計を始めるところでございますので、改めて事業者のほうと私どものほう、またURを含めて協議して決めていくというものでございます。 ○垣内信行委員  全然さっき区長が言ったようなコンセプトになってないじゃないですか。でしょう。だって、これからだ、これからだといっているんだけど、いい悪いは別として、区長の思いは、にぎわい、回遊性を持たせるような公園をつくって、来街者の方たちを呼んで、魅力あることをやりたいんだといっているんだけど、今、公園計画特命担当課長の答弁にそんなこと一つもないじゃないか。 ○宿本副区長  少し説明がまどろっこしくて恐縮ですけれども、今回選定しているのは、計画をこれから立てるわけですけれども、管理者も含めて、そのコンソーシアムで選定をして、まさにこれからつくり込んでいくと。これは、事業者からの提案があったものがこういうふうに評価されて、こういう内容になっているという御説明でございます。区の意思が完全に反映されたものではございません。したがって、この事業者、管理まで含めて、日比谷アメニスという管理者まで含めて、これから設計をしていきますので、その中で私どもからさまざまな提案をして、より池袋に合った公園につくっていくという計画を進めてまいります。その段階で、また今の垣内委員の御質疑に対しては、お答えできるような絵をお示しして、こういう絵柄になりますということを御説明することになろうかと思います。 ○高野区長  私と担当とが全然思い、目標が違うというような御指摘がありますけど、私は、公園というのは、やはり区民の憩いの場というのが一番の大事なものでありまして、南池袋公園、あのように、本当に区民がゆったりとあそこでくつろげるような、これは最大の公園の目的であります。そして、さらに加えて、この公園が土曜、日曜とかというような先ほどのお話でありますけど、そこにどういうイベントができるか。ただ憩いだけではなくて、さらにその公園、いろんなイベントによって価値も上げていくということでありまして、本末転倒にしないようにして当然考えていかなきゃいけないわけでありますけど、この4つの公園というのはそれぞれの地域に特色があるわけでありまして、これらを生かした形の中で進めていく。  また、これは提案が、全てこれを実行するということではなくて、今、私が申し上げたような形の中で、それを基本にしながら、これからいろいろと検討をしていくわけでありまして、先ほどの段差のある防災公園、これはやはり当然解消していかなきゃいけないわけでありまして、提案者はそこまでそういう形の理解をしてないという形の中では、基本はやはり防災公園であるということを中心にして、そして、今、私が申し上げたような形に進めていくというようなことでございますので、まだまだ、これは、提案はあくまでも提案でありまして、本当に皆さんが納得いただく、少しでも皆さんたちが納得いただけるような形に、これから御意見も十分聞きながら進めていくということであります。 ○垣内信行委員  では、そこはいいです。  それから、提案の選定事業者が示したこの公園の、要するに総事業費、一体これ幾らかかるんですか。 ○小堤公園計画特命担当課長  今回の整備に関しましては、上限額12億9,000万円ということで示しながら公募を行ってございます。その中で、今回、選ばれた選定者のほうの工事費に関しましては、約10億円という提示で提案をいただいてございます。 ○垣内信行委員  10億円ですね。 ○小堤公園計画特命担当課長  全体の事業費としていただいている金額は約10億円というものでございます。  それと、特定公園施設といって、先ほど池の前のあたりが自主事業で整備してもらうという提案があります。これに関しましては、整備費が約5,400万円と。 ○宮川土木担当部長  事業費でございますけれども、全体事業費としては、今のところ188億円を想定してございます。内訳といたしましては、用地費が177億に工事費が約11億円なんですけれども、今、公園計画特命担当課長が申し上げておりましたのは、この11億円の中身でございまして、これを今、さらに切り詰めるようになるのか、もうちょっと区からお願いして、建物をふやしたほうがいいんじゃないかという話になれば、工事費が若干ふえる可能性もありますので、まだ確定した金額ではございません。
    ○垣内信行委員  188億円のうち、その内訳を聞きたいんですけれども、公園が今11億円といったでしょう、そのほかのやつで区が持ち出しするお金の内訳は幾らですか、どこと、どこと、どこで幾らですか、その188億円の内訳をちょっと御答弁ください。 ○宮川土木担当部長  188億円の内訳ですけれども、まず、大ざっぱに用地費と工事費に分けますと、用地費が177億円でございます。工事費が11億円を想定してございます。用地費の177億円のうち、国庫補助金が入りますので、これが約3分の1入りまして、58億円を想定してございます。区費が119億円でございます。工事費につきましては、国費が半分つきますので、ただ、想定事業費を8億円程度に見込んでおりますので、国費は4億円を見込んでございます。残りの7億円が区費でございます。  そうしますと、事業費の内訳といたしまして、国費が全体の約3割入りまして62億円、区費が約7割を見込んでおりまして126億円です。さらに、この区費7割の126億円でございますけれども、これもまた特定財源がつきまして、都市計画交付金がそのうちの35億円、起債を80億円見込んでございますけれども、この起債の80億円と一般財源の11億円、合わせて91億円に対しまして、財調が見込めます、財調が85億円見込めますので、差し引き、ちょっとわかりづらかったかもしれませんけれども、純粋な区の持ち出し分としては約6億円を見込んでいるところでございます。 ○垣内信行委員  では、後でその資料はください。  それで、ことしの予算特別委員会の資料の中で、当面の3カ年の経費で、造幣局跡地で62億円の投資が入っているでしょう、公園整備のところで。4つの公園の事業の内容で、ことしの予算のその説明で、当面する3カ年投資的経費の想定のところで、4公園整備事業になっていて、3年間で94億円を出すことになっているでしょう。その内訳は、造幣局の公園が62億円、池袋西口が29億円、中池袋4億円となっているでしょう。この62億円の内訳というのは、今の宮川部長が答弁した中で、どれですか。 ○小堤公園計画特命担当課長  3カ年の62億円ということだったかと思いますけれども、年間で支払いをしていくものでございまして、造幣局に関しましては、7年間で払っていくというものでございまして、それの当該年度というか、当初は20億円ぐらいから22億円、後半については16億円ぐらいのいうことでお支払いをしていくというふうなものでございます。 ○垣内信行委員  全然違う。そういう質疑ではないんだよ。当面の3カ年の投資的経費の想定概要について、この間の予算を示されたでしょう、区が、これは財政課が出したやつ。4つの公園の事業が、ことしの30年度予算では27億円、来年の見通しが54億円、それから32年の見通しが13億円ってなっているんですよ、この4つの公園の事業。その右肩に3年間の事業費を備考のところを見ると、造幣局で62億円、池袋西口で29億円、中池袋で4億円って括弧つきで書いてあるでしょう、その62億円の内訳は、今、部長が答弁したもののどれですかと聞いているの。 ○宿本副区長  資料を後ほど整理してお渡しいたすようにいたします。今、申し上げましたトータルの額を、7年間で分割をして払うということになります。用地なんかにつきましては、購入したときに全額払うのではなくて、何年間か分割して払うことになっています。一方、工事費については、また当該年度で払うと、ちょっと複雑な仕組みになっていますので、それを足し合わせますと、ある部分で、3年間で62億円ということになっているのかと思います。それらにつきましては、ちょっと数字を精査いたしまして、後ほど提出をさせていただきます。 ○垣内信行委員  では、後でそれはお願いします。 ○三沢財政課長  恐れ入ります、財政課のほうで提出いたしました資料の内訳でございます。30年度当初予算で27億円となっておりますが、この4公園事業の内訳といたしましては、今年度、まず池袋西口公園について、建設工事費でありますとか調査設計費等で、こちらの公園で3億800万円かかる予定でございます。  続きまして、今やっています造幣局跡地の公園でございますが、こちらが先ほどから答弁しておりますとおり、用地費につきましては数カ年度の割賦ということになっておりまして、こちらの用地費が30年度は21億3,000万円ほど、その他の設計費を含めまして、30年度は22億9,000万円を計上しております。  最後の中池袋公園ですが、こちら30年度につきましては、設計工事費として1億4,800万円計上しており、これら3公園に係る経費の合算が当初お示ししました27億円と、そういった内訳となってございます。 ○垣内信行委員  では、それは後でまた資料でもらいますけれども、この4つの公園の整備の平米単価は、そうすると幾らになりますか。用地はしようがない、用地は造幣局が特別に用地は取得しなきゃならないんだけど、公園の整備費だけです。それは、4つの公園の造幣局防災公園、中池袋公園、池袋西口公園と4つあるでしょう。4つだから、南池袋公園もちょっとついでにお願いしますけど、公園の整備費として、平米は幾らぐらいかかっていますか、それぞれ。 ○小堤公園計画特命担当課長  今ちょっと正確な手持ち資料がございませんので、後ほど御提示しますけれども、中池袋公園に関しましては、平米当たり8万円ぐらいですね、舗装のほうがですね。南池袋公園に関しましては5万円程度でございまして、ちょっと池袋西口公園については、今はちょっと精査しているところでございますので、後ほど、また御提示させていただきます。 ○垣内信行委員  これからだ、これからだって言うんだけども、一番心配しているのは、今後の財源の問題と、それから投資なんですよ。それで、一体幾らかかるんですかという話をすると、何か曖昧でしょう。ほんで、西池袋のやつなんか、極端にあれですよ。ああいうデザインがあるために突出しているんですよ。だから、これが一番、今後の財政運営をやる上でネックになるというか、今後の財政運営を左右する重大問題と思っているんで、私はこれを聞いているんです。  それで、いいですか、この公園のやつ、だから、今はちょっと資料を後でもらって、平米当たりの公園面積の事業費、どれぐらいかかるか、本当精査してやらないと、まずいと思うんですよ。造幣局だって、こういうふうに、幾らかかるかわからないまま、コンセプトもこれからだというんでしょう。本当にこれに回遊のバスを走らせて、お客さん、来ますか、いい悪いは別として。私だったら、こういう4つの公園めぐるためにバスなんか乗らないな。だって、公園というのは、そこのところに行って、くつろげるから公園なんでしょう。そこに行って、ごろごろひっくり返って、あるいはカフェに入ったりとか、あるいは、そういうふうに、そういう芸術を味わうとかという話になっているでしょう。西口公園というのは芸術公園というふうに言っているんだから、そこに、中でイベントをやったときに、そこに見に来るわけでしょう。何で4つの公園、これを回遊させて、あっちの公園、あっちの公園、あっちの公園なんて行きます、普通は行かないな。僕、ほかの地区に行って、公園めぐりしましょうといったって、行きませんよ、バスに乗っていこうという発想なんかないですよ。それを何で、わざわざ、さっき森委員も言ったけれども、電気バスを走らせて、そうやって都市の価値を上げるなんて、こんな発想になるんですかね。公園をめぐるなんて、普通考えられない。 ○高野区長  今の状況では、バスは走らせても何の価値もないし、乗る人も少ない、いないかもしれませんけれども、今、計画している、この4つの公園、それぞれの公園の特色があり、そして、その公園を中心にしながらまちをつくっていくというような形の発想でありますので、19年、そしてオリンピック、パラリンピックの開催の20年3月には全てオープンするわけでありますので、この時期に、私はこのような形の中のまちづくり、そして、Hareza池袋もオープンするし、あらゆる特色が生まれてくる。今は計画の段階でありますけれども、本当にいろいろマスコミを初め、あるいはさまざまな方々からのいろんなお問い合わせ等を含めながら、御意見も聞きながら、私は、間違いなくこの池袋というのが、このような形の中で、必ずやこのバスを生かしていったまちづくりになると思っているわけでありまして、さらには、この池袋だけではなくて、特別便といいますか、この豊島区のさまざまな特徴のあるところへこれらを走らせていく。もちろん、これと同じような例は全くありませんので、初めてのこのような試みになりますので、今おっしゃったように、さまざまな、もちろん不安といいますか、ありますけれども、だけど私は、この新宿・渋谷から比べ、またあるいはほかの東京都内のやはり魅力といいますか、そういう池袋を中心とした、こういうような形が新しい形として非常に高い評価とともに、赤字を出してまでこれを運営していくということは、もう当初から考えておりませんので、それらの公園がそれぞれの特色を生かした形で、これが大いに活用されるように、そういう形を目指して今、進めているわけでありますので、垣内委員がおっしゃる意味も十分わかりますけれども、私はこれらを、さらに価値を含めながら、こういうまちづくり、私は自信を持って、間違いなくこういう形が成り立つと思っております。 ○垣内信行委員  それで、区長、いいですか、今の夢のような話をするために、この投資の合計が3年間で759億円ですよ。特定財源なんかもありますけれども、起債をやったり、基金も繰り入れますよ。これで本当にこうなったときに、ちょっと本当に今まで、何回も私、言いますけれども、過去の負債があったでしょう。3年間でこれだけの投資をやるということは、私も長い間やっていますけれども、こんな投資はないです。過去には、財源がないときには、いろんな物すごい土地を買ったりしたことはあったけれども、これは今でも、当時は公園が物すごく23区でもビリでしょう、今でもビリなんだけど。そうやって一生懸命小さいものも買いましたよ、それから、区民の需要に応じた形で特養もふやしましたよ。だけど、そういう中でなかなか大変なときに、これだけの投資を投入することによって、将来の財政運営に支障はないのかどうかも検証しないままやるというのは、これは暴言もいいところなので、本当にそこのところは大丈夫だということを言うならば、示してもらわないと今後進めてはならないというふうに思いますので、投資というふうにおっしゃいますけれども、過去の負債のことをよく考えた上でやっていただきたいということを申し上げて終わりたいと思います。 ○高野区長  過去にはないとおっしゃいますけれども、私が区長になる前に、ちょうど、バブルが絶頂期からバブルがはじけたときに、3年間で、もう1,000億円を超える投資をしています、過去に。もうあれが大きな、財政破綻への大変厳しいことを味わってきております。あのときは全く基金もなければ、いわゆる貯金もなければ、借金だけだったわけでありますけれども、今回時間がかかりましたけれども、財政バランスもとれてまいりましたし、そして、そのまちの魅力、私は、この豊島区の池袋を中心とした魅力は、あの当時とは数段の魅力、注目をされておりますし、今回のこのような計画等々については大変高い評価等いただいているわけでありますので、必ずやそういう、投資をするということに対する御指摘、ごもっともでありますけれども、私は、このチャンスを生かした形で、今まさに、私としては過去のことも十分踏まえた中で、この財政運営を考えていく。そして、さらに借金だけではなくて、当然、収入がそこに生まれてくるわけでありますので、それらの収入ともにらみ合わせた形の中でこういうようなスキーム、改めて、これらについて全てを検証しながら、また議会にもお示しをしてまいりたいと思います。 ○渡辺くみ子委員  ちょっとごく簡単な部分だけ伺います。  防災公園絡みの部分なんですけれども、この間、私はいろんなことを、区がやっていらっしゃることに対して、区民不在ということを物すごく感じているんです。それで、この防災公園の手前側というのは、住民の住宅がそれなりに建っているところです。ここで毎回毎回イベントとかとなってくると、騒音の問題とか使い勝手の問題とかというのが出てくる可能性があります。そういう点では、やはり地域をきちんと見ながら、地域の方と具体的にいろいろ御相談をしながら、区が責任を持って計画を持っていただきたいというふうに思いますが、いかがでしょうか。 ○宿本副区長  この防災公園については、これまでその基本計画をつくるに際しても地元の方々とさまざま相談をして、ワークショップ等々をやりつつ進めてきたというふうに認識をしております。今回こういう提案が出てきたわけですけれども、御指摘ごもっともで、建物のしつらえ、イベントのやり方等々については、区と事業者、それから大学のみならず、地域の方々ともよく連携をして、相談をさせていただきながら、内容をブラッシュアップして、事業を進めていきたいと考えております。 ○渡辺くみ子委員  それで、特にここの地域はいわゆる共同化の問題とか、それからA街区の再開発の問題とか、あわせて造幣局の解体とかで、本当に住んでいらっしゃる方からは、もういつも地響きがしているという声が今でも寄せられています。そういう点では、今、御答弁いただきましたから繰り返しませんけれども、お願いをします。  委員長、もう一点だけ、ごく簡単です。  きのう私、家に帰りましたら、「わたしらしく、暮らせるまち。」推進室長からのファクスが入っていました。これを見ましたら、11箇所のトイレが完成をしたというお話になっています。それで、私はつい最近、5月11日に雑司が谷二丁目、四つ家児童遊園に関して、地元の方々から、区は一切相談をしないままトイレをこっちのほうにつくったとか、本当に利用者に対しても何一つ相談をしないというお怒りの声をもとに、直接課長においでをいただいて、区の住民の方の意見を聞いていただき、それから改善できるところはするという流れをつくっていただきました。  その中で、トイレが変わりました。これも位置も勝手に変えたというんで、かなりお怒りなんですけれども、このきのういただいた資料は、供用開始日が5月9日です。でも、私が課長と御一緒に、地元の方と一緒に行ったときは5月11日、トイレは使えません。多分5月半ばと書いてありましたけれども、それも無理だろうというふうに伺っています。これどういうふうに見たらいいんでしょうか、送られてきたファクスを。 ○石井公園緑地課長  そこの5月9日の供用というのが、恐らくアートトイレの部分が5月9日の供用ということで、雑司が谷二丁目中央と高松二丁目とか、そういったところのところでの今まだ開園できない部分のところについては、5月中旬ないし下旬というような形になっているかと思います。こちらのところにつきましては、おりひめトイレという積水というメーカーが設けたトイレなんですけれども、やはり一部の部品に燃えやすいものが使われていて、その部品の交換をしないと検査済み証がきちんとした形でおろすことができないということがございまして、現在、その交換部品を取り寄せるというような形で進めているところでございます。 ○磯一昭委員長  課長、我々に送ってきた資料の中で、四つ家公園も5月9日供用となっていたから、それを今、渡辺委員が指摘しておりますので、行ったら公園のトイレは使えてないということなので、その質疑だと思いますので、それについて言ってください。 ○石井公園緑地課長  ちょっとそこのところは記載のところにミスがあったかと思いますので、それは大変申しわけございません。 ○渡辺くみ子委員  委員長、ありがとうございます。そのとおりです。  四つ家児童遊園で、中央児童遊園はとてもすばらしいトイレで使っておりますのであれですけれども、四つ家児童遊園がこういうことで、セクションがどういうふうになっているのかというのはよくわからないんですけれども、アートトイレ完成、11カ所完成の御報告という、こういう中身で来ているわけですよ。だけど、実態に関してはそうじゃないというのが、この区の中でさえ、ずれが生じていると。  もう一つお願いをしたいのは、あのトイレに関しては、女性の2人の町会の役員の方もごらんになりましたけれども、外から見て、非常に、トイレに窓というのがいいのかどうかというのは知りませんけれども、今みたいな恐ろしい時期に、自分がトイレへ入ったら、後ろから男の人にぽんと押されちゃったら、その中に閉じ込められちゃうという意味では、大変怖いというお声が上がっています。そういうことも含めて、事前に地域の住民の方に何ら御相談がなく、いろんなことが進められているというところが、私は根本的に一つ問題がある。それから、この庁内の中での意思統一が十分できていない、情報交換ができていないということ、この2つを指摘して、ぜひきちんとした対応と改善を求めていきますが、いかがでしょうか。 ○宮田「わたしらしく、暮らせるまち。」推進室長  アートトイレにつきまして、トイレの改修については、もちろん公園緑地課の予算で、3カ年で予算を積み上げてやっております。私のところは、その改修そのものもそうなんですが、改修のプロセスをきちんと住民とともに進めて、ただきれいになるのではなくて、きちんと住民と一緒につくり上げていく。そして、きれいになった後も、公園そのものがきちんとにぎわって、トイレもきれいに使われていく、愛着を持ってもらいたいということで取り組みを進めておりますので、まさにその2つの課が連携しながらやっております。初めてのことですので、工事施工業者とのやりとりの中に私もできるだけ打ち合わせ等入っておりますけれども、住民の説明を含めて、まさに一つ一つの公園、それからトイレをめぐりながら進めているところであります。  昨年は15カ所改修がありまして、そのうち11カ所はアートトイレを行いました。私のところでは、1個1個の公園、全部回りまして、それからお披露目等もありますので、町会長を含め、地域の方とのコミュニケーションはとっているつもりでありますけれども、そのトイレの配置ですとか、そういったところの最初の地域の説明というところは、公園緑地課のほうでやってもらっているという認識でいたんですけれども、ちょっと一つ一つの地域について、私のところでも全部把握し切れていないというところもあります。今後、数も、昨年度15カ所、今期は23カ所、場所がふえます。各地域の状況も全く異なりますし、公園の置かれている状況、利用者の状況もかなり異なりますので、よりきめ細かくそういったことは公園緑地課と私のほうで連携しながら進めていきたいと思います。  ファクスの中のちょっと文言についても、こちらのほうで公園緑地課のほうに供用開始の日程は確認したつもりなのですが、そのアートトイレの竣工日とまた実際のその供用開始日の何かこういう行き違いがあったのかもしれません。その点についてはおわび申し上げます。 ○渡辺くみ子委員  申しわけないんですけれども、すごい言いわけ的に聞こえちゃいました。  私、職員の方々がすごい御努力をされていることはよくわかります。少なくても雑司が谷二丁目、四つ家児童遊園に関しては、何でトイレをあそこに移したのかというところも皆さん、疑問を持たれています。今回、直接お話をしていただいて、広場というか、空地をいかに確保するかというような要望が出されて、それに関して石井課長のほうで対応をするというようなことが示されました。  それから、さっきも言いましたけれども、トイレそのものに対しても、使い勝手がどうなんだろうかという声が、やはり地元の女性の方から出ています。そういう点では、やはり相当きちっとした連携をとっていただきたい。  それから、一番大事なのは、住民の方に聞いて、こういうふうにしようと思うがどうかという、そういう提案をしていただきたい。  それから、供用開始に関しては、本当にこれはもう間違いなくミスですので、こういう流れだけはつくらないでいただきたい。  終わります。 ○磯一昭委員長  それではここで、運営についてお諮りいたします。  ちょうど12時になりました。ここで休憩をとりたいと思いますが、再開は何時としたらよろしいでしょうか。   「1時15分」  それでは、一番声が大きかったと思いますので、1時15分再開とさせていただきます。  ここで休憩といたします。   午後0時1分休憩 ───────────────────◇────────────────────   午後1時15分再開 ○磯一昭委員長  それでは、豊島副都心開発調査特別委員会を再開いたします。  WEロード改修事業について、理事者から説明がございます。 ○松田道路整備課長  資料、WEロード改修事業についてというページをお開きいただければと思います。  事業目的のほうから説明いたします。池袋駅の東側と西側を結びます主要な歩行動線として、WEロードは多くの区民や来街者に利用されております。一方で、山手線の環状運行に合わせて、大正14年に建設されたとされる構造物は老朽化が著しく、漏水が各所で見受けられることや、公共地下道特有の暗い、汚い、怖いといったイメージから、女性の歩行者が少ないといった課題がございます。2019年には東アジア文化都市の開催が決まり、2020年には東京でオリンピック・パラリンピックが開催されることから、池袋には国内外から多くの観光客が見込まれており、課題への対応を含めた早期の施設改修が必要となってございます。  ここで、このWEロードの課題、実は、大きく分けて2つあると考えてございます。一つは、ここの写真、2つ載せていますけれども、雨漏りの問題。これは、地下躯体がそもそも老朽化していて、そこを上からの雨が通り抜けて流れ込んでいるというようなものでございます。ですので、この部分については、何らかのやはり対策をしていかないといけない。  もう一つの課題が1枚おめくりいただきますと、そちらのほうに歩行者交通量の調査結果というものをお示ししてございます。上が平成29年12月に行った平日の交通量、1日3万189人、平日に通ってございます。これは区内のほかの道路と比べましても大変多い交通量という認識でございますが、もっと特筆すべきは、その赤と青で示した男女比の割合です。男性が77%近く、女性がそれに比べて23%程度しか歩いていない、これが大きな課題ではないか。  同じく休日、下の段に示しておりますけれども、若干平日よりはパーセントは上がるんですけれども、それでも3割そこそこの方しか女性は歩いていないということが大きな課題の2つ目でございます。  その上で、もう一度、1枚目にお戻りいただきまして、2番目の施設概要について、少し簡単に御説明いたします。こちら先ほど躯体の老朽化によって、雨漏りが生じているというふうに申し上げましたけれども、この躯体構造そのものは、鉄道の、鉄道というのはJRと東武鉄道のことですけれども、それぞれの橋梁形式の構造物が緑色の部分でございまして、区が実際に管理しているのは、この内面の、内面とか底盤の、このピンクの部分のみです、これが区の自由になるところということでございます。  しかしながら、昨今の雨漏り対策につきましては、我々の内面管理で全部をどうにかできるというものでございませんので、実は、昨年、平成29年10月に、区は今、WEロード内面を全部撤去しまして、実は、そのままになっているというようなことなんですけれども、その間に東武鉄道とJRのほうにお願いをしまして、それぞれ躯体の補修に入ってもらっております。もうこの5月末にはJRのほうの躯体補修が完了して、鉄道事業者がするべき漏水対策というものは、ここで完了する予定にしております。これに係る費用等については鉄道事業者が負担していただいているということでございます。  そのような2つの課題、一つは漏水の問題と、もう一つは女性が非常に通りづらいといったものに対して、2ページおめくりいただきますと、3ページ目に改修計画というのを載せてございます。そのような課題に対して、基本コンセプトを設けました。明るい・きれい・女性に安心・快適性と、このあたりのキーワードをもとにそれぞれ対応をしていくと。例えば、検討事項は、明るいでしたらライティングだとか内装の基調色をどうするかとか、きれいであれば、漏水対策や清潔感をどうやって出していくか、女性に安心ということであれば、防犯性だとか壁面のデザインをどうしていくか、あるいは快適性であると、歩行空間の歩きやすい歩行空間をどう整備するか、それから自転車の対策といったものを挙げることができるわけでございます。  それに加えまして、WEロード単独だけではなく、例えば、西側では西口公園の改修、あるいは東ではHareza池袋のほうが新しくできるわけですが、それをつなぐ公共空間の整備をどうやっていくかということ。それから、あわせまして国際アート・カルチャー都市構想だとか東アジア文化都市の開催とどう連携していくのか、こういうような大きな面的なまちづくりも踏まえて、WEロードの改修を行っていく必要があるだろうと考えたわけでございます。  その下に、3番目に整備方針を挙げております。この中で実際的な対策をそれぞれ上げているわけでございますけれども、1つ目は、LED照明を連続的に配置しまして、適切な照度、こちらを確保いたします。それから、内装は明るい色を基本とします。それから、漏水の原因となる躯体補修については鉄道事業者と連携して行うと、これは5月末で完了の見込みでございます。それから、さらに天井パネルを設置しまして、老朽化が著しい雨どい、それから排水溝の改修もこの際行うということにしてございます。それから、これは防犯的な目的ですけれども、監視カメラ、これは今ついていますのが、水防対策用のカメラでございますので、入り口部なんかはそれで映せるんですけれども、中、通路の部分が映せないといったような問題ございますので、通路の中にカメラがきちんと映っているんだよということで、防犯性のほうを高めていきたいと思ってございます。それと、内装デザインにつきましては、女性アーティストの方に描画をしてもらおうと、今回考えておりますが、それについては、ちょっと次ページ以降で御説明いたします。また、歩きやすく滑りづらい底面材というのは、歩くところの底盤のほうを滑りづらい材料で改修したいと考えてございます。最後、自転車の降車を促す車どめだとか、サインの設置を行ってまいります。  これからWEロードの実際に、外側の部分は補修が終わったわけですから、中の改修に移っていくわけですけれども、その具体的なスケジュールの方法を示してございます。昨年度、内面撤去を行いまして、現在鉄道事業者による躯体補修工事が終わろうとしております。この7月、第2回定例会で、WEロードのこちら補正予算と債務負担のほうを議案として上げようと考えてございます。それから、その補正予算の議決をもって、平成30年9月から平成31年3月、これは主に底面部とアプローチの壁部等々の土木工事の発注を行おうと思っております。また、この30年11月から31年10月につきましては、天井パネルだとか雨どいだとか照明だとか、こちらのほうを建築工事として発注を予定してございます。  こちらまでが事業スケジュールで、1枚おめくりいただきますと、実は、内装デザインについて、こちらで紹介しております。デザインにつきましては、美術作家の植田志保さんという方に、天井や壁面、これを公開制作で描画してもらおうというふうに予定してございます。  この方、そこに作品例だとかいろいろ載せているわけでございますけれども、非常に女性なんかに人気があるという作家で、非常に多彩な色遣いと濃淡をつけた、抽象的表現ではあるんですけれども、見た方が非常に好感を持たれるような作品をいろいろと出し続けている方で、そこの企業との連携というところを見ていただきたいんですけれども、このファンケル化粧品というのが1番目にありまして、これはまさに、今年度の4月1日からファンケルの新しい化粧品で出す物に対して、ANDMIRAIと言うらしいんですけれども、新ブランドに対して、この植田志保さんがアートワークを行われているということでございます。そのほかにもモロゾフのパッケージだとか、スターバックスのギフトカードだとか日比谷花壇とのコラボだとか、あるいは、ここには載せていませんけれども、ユニクロだとか赤坂柿山だとか、いろんなところが彼女をいろいろ企業イメージを高めるために採用しているというようなものがございます。  そのほかに壁画制作ということも、つまり、彼女が平面制作だけではなくて、この3次元のものについてもいろいろ制作活動を意欲的に行っているということで、そこに2つの例を挙げていますけれども、左側に示していますのがカフェとレストランの壁画に頼まれて、絵を描いている様子。それと、右の2枚につきましては、つばさ保育園という、ちょっと大阪の東淀川区なんですけれども、この4月に開園する保育園の壁画なんかも任されて、その全部内装を彼女のほうが絵を描いていくということで、単に水彩のみならず、こういうようなペンキなんかで色を壁画制作ということも実績としてはおありだということをお伝えしたいと思います。  1枚おめくりいたしまして、最後のページ、5ページ目になります。実際に彼女がこのWEロードに何を描いていくのか、今の時点でコンセプトができております。WEロードの床面をWEロードを含む豊島区の現在になぞらえて、あるいは天井を未来、壁を過去と捉えまして、この辺、豊島区の歴史や文化からモチーフを取り出し、色に映し出し、描くというような構想を持っておられるということです。また、77メートルというような、非常に長い距離であるということも考慮されまして、中を5つのテーマに分けて、つまり、非常にこの長いところを、地下道を圧迫された空間を歩くというのが、一つの通りづらい原因なのかなということも非常に考慮された上で、ちょうど躯体が5つに分かれて、設置されているということもあって、そこで5つの異なった世界観、5つのテーマで中を表現していくというようなことを考えられています。  ちょうど実際のこの制作時期というのは、平成31年3月ぐらいから7カ月程度を予定しているんですけれども、この期間というのは東アジアの文化都市の開催とも重なるわけです。この辺に、プロの作家に実際現地で、公開制作で描いていただくことで、この事業そのものが文化的な取り組みを区民の方々にも見ていただきながら、あるいは、来街者に対して、豊島区の文化に対する姿勢を示しながら、このWEロードを改修していくと非常にいいんじゃないかということで、この方向で進めたいというふうに考えているものでございます。  説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。 ○磯一昭委員長  説明が終わりました。質疑を行います。  一応3人ぐらいでよろしいですか。4人。あらかじめちょっと人数を把握しておきたいもので。 ○山口菊子委員  WEロードは、私の子どものころから比べれば、もうはるかにきれいになって、もう雲泥の差だというふうには認識をしております。  先ほど来、女性の通過率が少ないとかと言われましたけれども、ここって、比較的やはり自転車で通り抜ける方が、その歩行者か自転車かというのが、ここ区分けが余り出てないんですけれども、自転車で通り抜ける方が多いんですよね。やはり、びっくりガードでは、ちょっとあそこはもう引いて、すごく大変で、急な斜面を引きずって、上げたりおろしたりもあったり、車道を通れませんし、それから、3・11のときは、私は、役所からどうやって帰ろうかと思ったときに、ちょっとWEロード、地下で心配だったんで、やはり川越街道のほうを通って帰りましたけれども、そんなことで、比較的WEロード、自転車で通り抜ける方が多いんで、だから、買い物をしながら通り抜ける。私も自転車ではなくて歩行であったらば、地下道のほう、別のお店やなんかのほうを通っていく。その辺の分析を含めて、ちょっと、この歩行者交通量調査結果を見て、女性が少ないから女性を多くしようという、その数値の考え方、見方というのは、ちょっと違うかなというふうには思って、その辺の分析はもうちょっとどうなのかなというふうな印象を持っております。  それで、この前、西口の商店街の皆さんが区長のお話を伺ったときに御意見が出たんですけれども、これをやるに当たっては、ここでじかに描かないで、どこかで描いてきて張ったらいいんじゃないか、そのほうが、期間が短くて済むんじゃないかというような御意見が出ました。確かにここに、この今のこの女性の作家の方については、じかに描いてイメージをアップするということで、それは一つのコンセプトで考え方だというふうに思いますから、それはそれとして、実際に東アジアの文化都市との関連で、それも一つの手かというふうには思いますけれども、ただ、非常に交通量が多いですよね、実際、工事中のときも、この間あたりもずっと半分しか通れなかったときも物すごく通りにくかったですし、きのうも私、通りましたけれども、やはり非常に交通量が多い。そこで、この作業を7カ月間にわたってやっていくということが、そんなきれいごととして、東アジア文化都市でこういうものをやることが、一つの芸術力の発信みたいなことで通るのかどうかということは、少し疑問があります。  それで、今、2つ質疑しましたけれども、男女の通る通らないでの分析の仕方の私の受けとめ方と、それからその期間、ここで実際にやることの、その実際の交通量の中での考え方、その辺のところをちょっと御答弁いただきたいと思います。 ○松田道路整備課長  まず先に、制作のほうからお答えしたいと思います。  私のほうで、7カ月で制作を行うと言ったんですけれども、実は、現地で制作を行うのは4カ月、残り3カ月は、今、委員御指摘のとおり、別の場所で制作をして、それを持ってきてはめるというようなことを考えてございます。その区分けは何かといいますと、天井パネル、こちらのほうは、天井にこうやって描くというのは、かなりの平米数もございますし、非常に労力もかかります。それから、天井を描いている間というのは、実は、下は全く通れないような形にもなってしまいますので、このあたりは天井用のアルミパネルを用いまして、それを池袋の東口側にあります駅前公園という長細い公園があるんですけれども、あそこに天井パネルを敷いて、その公園内で公開制作を行おうと思っております。ですので、それは3カ月ぐらいの期間を想定しているんですけれども、その公園内で制作をしている間というのは、全く問題なく、WEロードのほうは通行できるというようなものでございます。  それが終わりますと、実は、側壁のほうを描いていくんですけれども、これは、4カ月程度は現地で描いていくと。これもいろいろ確かにお話はあると思うんですけれども、一つは、このWEロードのごつごつした立体面のところに直接描くということによるメリットが結構ございまして、一つは芸術的な表現というのもあるんですけれども、もう一つは、その壁にわざわざパネルを設置するとなると、これは非常にまた費用的にもかかります。実際にこの間、内装撤去工事を行ったときに、非常に窮屈だったというお話もあったんですけれども、あのときは2分の1程度張り出して、撤去工事の性質上、そこまで張り出して行ったんですけれども、図絵を描くだけということになれば、そこまで半分も張り出さなくても絵は描けるだろうということで、そこまで張り出さずに制作というのが、例えば3分の1だけ張り出して、そこを透明のパネルで仕切らせていただいての作業だとか、いろいろその辺は、確かに非常に多い交通量ですので、注意しながらやっていこうというふうには考えているところでございますので、その辺は何とかそれで御理解をいただけるとありがたいなというふうに思ってございます。  それと、男女比のところで、このデータをどう捉えて、あるいは自転車の問題のほうがはるかに例えば大きい問題もあるじゃないかというようなこともあろうかとは思うんですけれども、率直に、実は、データのみをもってこれを見て、こういうのがあるんだなというだけではなく、実は、このWEロードの事業を進めていくに当たっては、女性管理職の方も3人加わっていただいて、プロジェクトチームをつくった上で、どこに問題があるのかというのを生の声を聞きながらやっていったところもございます。その中で、女性課長のお話なんかをいろいろ聞いていると、やはり、あそこは通りづらいとか、どうしても敬遠するだとかいうようなお話が出てきたことも含めると、単にデータのみで、それを解釈して、勝手に課題を上げているわけではなく、そういうじかのお声も聞きながら、少しここが改修されれば、もっともっと通りやすいことになるんじゃないかということで考えているところでもございます。  自転車につきましては、当然こちらの整備方針の中でも降車を促す車どめやサインの設置というふうに書いてございますけれども、こちらは多分にマナーの問題もあります。こちらを自転車が入れないように、逆にがちがちに固めてしまったりだとか、そういうことをすると、今度、ベビーカーの方だとか、車椅子の方が通行しづらくなるだとか、これは大変難しい問題だとは思っているんですけれども、できる限りソフト対策において、その辺を解消できていけばというふうに考えてございます。 ○山口菊子委員  なかなか地下道というのは、どこの道もそうなんですけれども、通りにくいというのがありますから、ただ、昔に比べたら、地元に住んでいる人間として見れば、昔に比べたらすごくきれいになって通りやすいし、早く行ける。自転車だったら、あそこでさっと向こう、東西に動けるというのでは大変便利な場所として使っていますので、女の人が通りにくいと感じるというのは、多分、豊島区に住んでない、豊島区の地元の方ではない方の感覚かもしれませんので、来街者のことばかりではなくて、地域の皆さんという視点で言えば、それほど通りにくい道ではないなというふうには思っています。  あとそれから、5月に工事は終わると言っていますけれども、水漏れとか、これはやはり避けて通れないのかもしれないし、これで、5月で完成して、うまくいくかどうかというのは、まだ、きれいな壁画が描かれても、そこにまた水が漏れてくる可能性というのもあると思うんだけれども、これは、もうまめに改修していくというか、やっていくしかない、それとも完璧に直るんですか。 ○松田道路整備課長  実は、コンクリートのこのひび割れというのは、目に見えてないものも含めまして、今、多分かなり多くひび自体は入っているんだと思うんです。実際水が通っているか、通ってないか、出ているか、出ていないかというのはあるんですけれども、なかなか全てを現在の鉄道事業者のほうで漏水をとめるというのは、これは実際、難しいことだというふうに考えてございます。  その上で、先ほど天井パネルを設置して、絵を描くというふうに言ったんですけれども、実は、その天井パネルというのは絵を描くため、絵が描きづらいから天井パネルを設置するだけではないんですね、もう一つ理由がございまして、天井パネルを一面に張りますと、天井から仮に漏水してきても、天井パネルで受けて、それから横どいを通って、縦どいを通って、下の排水溝に流せます。それは、もうここまで古いコンクリート躯体ですので、これから、どんどんよくなることはないだろうと、悪くなることはあると思います。そうしたときに、コンクリートの補修だけでそれを直そうというのは無理があって、その下に天井パネルを設置して、そこを水が通るような形にすれば、十分その天井パネルの中の雨どいを使って排水ができますので、下に垂れることはないだろう。つまり、絵を描くというのが一つと、もう一つは、そういった雨水の漏水対策も含めて、天井パネルで、今回はそれを補おうというふうに考えてございます。 ○山口菊子委員  遅くなるといけないから、もうやめますけれども、いずれにせよ、きれいになることはいいことだというふうに思いますが、絵を実際に描いていく、その4カ月間というのは、やはりかなり通行量の多い中ですので、危険が伴うと思いますので、そこはちゃんとしていただきたいというふうに思います。  それから、自転車のマナーは随分上がっていますから、そこを乗ったまま走る人は、もう本当激減をしていて、よくなっています。それから、お掃除も朝と夕方と結構まめにあそこの掃除会社だか、お掃除の担当でやっていただいているので、ごみも昔と比べてすごく少なくはなっています。だから、そういう地道なメンテナンスというのかしら、それが、やはりきれいにしていくあれだと思いますので。あと、突き当たりのあの変な造形もかえるというふうに聞いていますので。  それから、あとスケボーで、結構あそこ坂道のところを遊ぶ人もいるみたいなんで、そこら辺はちょっと夜中になるから、なかなか管理は難しいんだけれども、その辺、気をつけていただければと思います。よろしくお願いします。 ○西山陽介委員  私も池袋に住んでおりますので、地元駅は池袋駅ですし、利用する改札も北口を通ってということで、もう物心ついたときから通っている。東側に行くときも、WEロードのほうは近いわけですから、もう自然ともう体になじんでいる通行路というふうに思っています。  そういう中で、以前ですけれども、近接する高齢者クラブの方から御相談がございまして、WEロードを通らないとして駅の地下通路を通るとすると、やはり北口のところもエスカレーターもございませんし、また地下通路の人の混雑度、混雑さ、これも非常に高齢者にとっては危なっかしいという、そういった思いもあって、高齢者の皆さんも、西側の人間にとって見れば、東側に行くにはこのWEロードは非常に便利な道というふうな感覚をお持ちでございます。  そういう中で、その当該の高齢者クラブの方から、このアプローチ部というんでしょうか、この坂道がどうしても雨が降ったりとかした場合も含めて、滑って転んじゃうんじゃないかという、そういった御不安の声も聞かれまして、それで区のほうに手すりをつけられないかというような、そういった要望も出していただいて、当時、道路整備課長でございました宮川部長が非常に御尽力くださいまして、設置もしていただいたと、それが平成26年、2014年だったと思います。  そういう中で、この当該の高齢者クラブの皆さんも非常に喜んでくださいまして、私たちの要望でつけてもらったんだから、自分たちの手でこの手すりの清掃をしようじゃないかと、そういうおじいちゃん、おばあちゃんたちの熱意が湧き出まして、区と協定も結んでいただいて、清掃活動もしてきたと、そういった経緯がありまして、本当に行政と区民とが協働する、すごくすてきな姿だなというふうに、そのことを印象深く思うところでございます。  そういうところでございますけれども、今回の改修事業について、いろいろ2つの課題ということで、構造的な改善をしていこうという部分と、それから女性等が安心して通れるようなものを造作していこうというようなことでありますけれども、この地下通路という、今回の事業の範囲ですね、地下通路というところだけのことを言っているのか、それともこの手すりがついているところも含めた、この坂道アプローチ部も含めての事業なのかどうか、その辺については、まず、いかがですか。 ○松田道路整備課長  施工範囲に指定してございますのは、その地下道とあわせまして、西側、東側ともにアプローチ部分の道路も含めて、今回は改修を予定してございます。 ○西山陽介委員  そうしますと、地下通路のところは非常に資料を含めて解説がありますので、イメージが湧くんですけれども、このアプローチ部の床面ですとか、それから横面には、これはタイルだと思うんですけれども、こちらも非常にもう最近はちょっと汚れが、清掃もしていただいていると思いますけれども、目立ってきていると思いますけれども、その辺の手入れという部分についてはどういう方向でやっていくんでしょうか。 ○松田道路整備課長  今、アプローチ部分のまず底盤材につきましては、現行のものが少し滑りやすいのかなというところがございますので、地下道内と基本的には同じようなものを敷き詰めていって、摩擦のきいた滑りづらいもの、あるいは方向性がそれで感覚的にわかるような並べ方だとか、そういうのを今、検討しているところでございます。  また、アプローチ部の壁につきましても、大幅に変えるというよりは、むしろタイルが、大きなALC板というところにタイルが薄っぺらくついているようなものでございますので、その辺をちょっと造作して、そこにまた少し先生のほうに絵を描いていただくのか、あるいは吹きつけを行って、同じようなちょっと仕様のものを行うかは、現在ちょっと検討しているところでございます。 ○西山陽介委員  どうせというか、非常に大きな、見違えるような地下通路になると思いますので、そのアプローチ部、底面部、それから側面も含めて、もうどうせやるなら思い切って、もうがらっと変わるようなことも目指していただきたいと思います。  3番目に改修計画がありまして、基本コンセプトということで、私もなかなか資料を拝見させていただいて、オレンジ色で、ブルーで、ピンクで、グリーンという色合いをつけた資料を見るのも、土木の方の資料としては非常に珍しいななんて、びっくりという感じなんです。それぞれ整備方針でありますけれども、真ん中に関連事業があります、そこも2点ほど解説していただきましたけれども、この国際アート・カルチャー都市構想と東アジア文化都市との連携という中で、面的なまちづくりをというような、そういった解説もございました。西側にとって見れば、西口エリアの再開発も進んでおりますし、西口公園もそうですけれども、予算特別委員会でもお尋ねもさせていただきましたけれども、ここは駅の北口前の部分の再開発をどうしてもやはりこれはしていく方向に向かってもらいたい、このことも先立って申し上げさせていただきまして、区長からも力強い御回答もいただいたところでありますけれども。どうしてもこのWEロードの入り口は、この北口と接続しているわけですので、今後この北口の面的な広がり、災害時についてのまちづくり、そういったコンセプト、構想もやはりつなげていってほしいなと、そんなふうに思っているところであります。  予算特別委員会では区長が御答弁いただきましたけれども、そういったことについても、都市整備部長もいろいろ御構想がおありかというふうに存じますが、いかがでしょうか。 ○奥島都市整備部長  御指名でございますので、私のほうからお答えさせていただきます。  今回のWEロードの整備にあわせて、西口地区でも再開発が検討されておりまして、東武鉄道も同一に都市再生特区を目指して、今、検討を進めております。そこでは、そのWEロードの駅側への斜路についてもあわせて整備するという構想の中で今、検討を進めているものでございまして、御指摘のその北口街区も含めて、トータルで、現在の歓楽街を含めて、どのようなまちづくりをしていくかということについては、都市整備部の中でも今、勉強を重ねているところでございまして、基盤整備とあわせて周辺の面的なまちづくりにつなげていけるように努めてまいりたいと思っております。
    ○西山陽介委員  次回はまたもう少し突っ込んでお聞かせいただければというふうに思います。  一方、事業スケジュールの中で、第2回定例会で補正予算をというふうになっておりますけれども、この事業予算についてはどのような中身になっていくのか、その辺についてはいかがでしょうか。 ○松田道路整備課長  今、想定している予算につきましては、土木工事で1億円、建築工事のほうで1億7,000万円程度、それからある程度、それぞれ変更等も見込まれるでしょうから、1,000万円程度の余裕を加えて2億8,000万円程度の事業規模というふうに捉えてございます。そのうち平成30年度に予定しておりますのが2億2,000万円程度、31年度に6,000万円程度ということで、補正そのものは2億2,000万円程度は取れるかなということで、事業次年度予算で6,000万円を取ると、総事業費2億8,000万円ということを、これは現時点でのあくまで概算での想定ということでお答えいたします。 ○西山陽介委員  詳しいところは定例会のほうで審査が行われるかと思います。  一方、先ほども自転車の話が出ましたけれども、私の認識では、自転車はおりて押してくださいという、そういった放送とかも流れていましたし、それから看板みたいなものも立っていますので、だけども、人の心理として、自転車を乗ってWEロードを通行しようと思う場合、坂道だけは乗りながら行きたいという、そういう方もいらっしゃるように見受けられます。入り口のところでおりてみたいな方もいらっしゃると。厳密には、坂の始まりから乗っちゃいけないんじゃないかなって思うんだけれども、その辺というのはどうなんです。 ○柴土木管理課長  やはり、WEロードは交通量がかなり多い通りでございまして、坂の上からおりて、押して通るということになっておりまして、坂の上からだとスピードも出ますので、事故が起こる可能性も非常に高いということで、やはり坂の上からおりて、押してWEロードに入っていただくと、そういった形で注意をしております。 ○宮川土木担当部長  ちょっと補足いたしますけれども、WEロードは、坂道の始まり、道路から入ってすぐのところに交通標識が立っております。自転車はおりなければならないことになっておりますので、ルール上もおりていただくことになるんですけれども、ガード部分に比べまして、坂道の部分は幅も広いことから、どうしても乗ってしまう自転車もいますので、お声がけをしながら安全を確保していくように今後も努めてまいります。  また、先ほどちょっとお名前出していただいたので、ちょっと補足でお答えいたしますけれども、手すりをつける際には、西山委員にはかなりお骨折りいただきまして、つけさせていただきました。また、その後も老人クラブの方々に清掃もやっていただいて、西山委員のお母様を初めといたしまして、やっていただきました。まことにありがとうございました。 ○西山陽介委員  その部分はいいんですけれども。  一方、通行する際に、いわゆる右側通行、左側通行という話なんですけれども、今、何となく左側通行で、整然と通行されているようなふうに見えるんですね。ちょっとこの写真1を見ますと、壁面に何となく矢印があって、そういうことを意味しているのかなというふうにも思うんですけれども、今度、壁面はもうこの植田さんの絵が入りますので、明確に何か右側通行、左側通行ですよというところまでする必要はないとは思いますけれども、ただ、今、経験的に、人が左側で大体流れている部分をそのまま踏襲していってもいいだろうとは思うんだけども、そういう部分で、例えば何か一工夫していくとか、そういった考えはどうですか。 ○松田道路整備課長  まさに底盤材につきましては、一つは、滑りづらいものと先ほど申し上げましたけれども、もう一つは、少し細長いもの、ブロックなんかが使えないかと、それを組み合わせて、例えば、左側のほうには、左側への矢印がそれで、直接見えると、また何となくその意味合いが顕著になり過ぎて、アートと、今度マッチするのかというような問題が出てくるんですけれども、それを自然にちょっとタイルの配列で、半分より左側は西側のほうへ歩いていくような、あるいは半分より右側というか、東側から見た右側については西側から進むような、底盤材を工夫しまして、少しその辺を自然に誘導できるようなしつらえができないものかというものについて、現在検討をしてございます。 ○西山陽介委員  要は、このアートの部分として、見違えるようなWEロードにしていこうということもありますし、このようにお金をかけてやっていくことですので、アプローチ部分も含めて、より安全に、快適に、コンセプトにもありますけれども、それがかなったものができ上がってくると、そういったものをぜひ目指していただきたいというふうに思うところであります。  WEロードは、WEと書いて、西と東をつなぐという意味合いかというふうに思いますけれども、その名づけの部分も含めて大正14年に建設ということで、このときからも土木の技術ということがここにも集約されているというふうにも思います。そういう中で、アトカルですとか東アジア文化都市、それからオリンピック・パラリンピックを目指していく中で、この一つの歩行動線が豊島区にとっての価値となっていくようなものにぜひ仕上げていってもらいたいと思います。歴史あるこのWEロードですので、例えば、この歴史を刻んだ、何か大正14年にこういうふうにつくって、こういう経緯があって、こういうWEロードという名前の命名の歴史があって、そして、今回この壁画で若手のデザイナーの方が起用されて、そういったものができてと、例えば銘板とか解説のものをつけるとか、それの手法はわかりませんけれども、そういったものをとどめながら、来街者の方、それから区民の方にもより親しんでいただけるような、そういったものとして仕上げていただきたいというふうに思います。  この土木の皆さんの知恵とこの技術を結集して、アートの価値を残すと、そういった強い決意を最後お聞かせいただいて、終わりにします。 ○松田道路整備課長  今、委員から御指摘のあった、その辺の銘板を設置するということにつきましては、この先また東アジアだとかオリパラで多くの来街者が見込まれることもあります。その中で、WEロードの、例えば名前のこの由来ですとか、あるいは歴史であるとか、今回のデザインのコンセプトであるとか、そういうことを来街者に対しても、あるいは区内でも池袋在住でないと、たまにしか来ないという方につきましても、きちんとそこで、こういうコンセプトで豊島区はデザインを改装したんだよということがわかるようなものを一つ残すということは、大変親切でいいことではないかというふうに思いますので、今回のデザイン系統の中の一部に、あるいはそういうような銘板みたいなものを設置することについて検討してまいります。 ○清水みちこ委員  今回、WEロード改修事業ということで、本当に雨の日とかは、雨漏りひどくて、私も通るたびに何とかして、早くできないかなという思いで通っておりましたので、きれいに整備していただく、通りやすくしていただくということは、本当にいいことだと思いますし、また、担当の皆さん、この構造を見ても、かなり制限された空間でということで、本当に技術的なこととか、あといろいろなところで、大変御苦労があるかとは思うんです。  まず、伺いたいのが、この事業スケジュール、改修計画3の4、事業スケジュールということで、先ほど来御説明いただいたように、昨年から内面撤去工事というのが始まっているんですけれども、この事業計画自体が、スケジュール的にどういったことで、いつぐらいに決まったというのがちょっとわかりにくくて、今回この事業計画の説明、恐らく議会でこれほど詳しくといいますか、出していただいたのは、初めてではないかなと私の記憶では思うんですけれども、いつごろこういった計画になったのか、ちょっと概要で結構ですので教えていただけますでしょうか。 ○松田道路整備課長  今回のこのWEロードの改修につきましては、区内の道路構造物等々と一緒の考え方、事業経費の中で言いますと道路構造物の整備事業経費というのがございます。その中で予算化されて、撤去に至ったものでございますけれども、経緯といたしましては、もともとこちら躯体の老朽化で雨漏りがしているということは重々理解していたわけです。この辺を鉄道事業者と平成28年ぐらいから積極的に協議を行って、何とか我々のほうで内面を撤去するから躯体のほうの補修をしていただけないだろうかというのをJRと東武鉄道に対して行っていたものでございます。その辺が少し鉄道事業者のほうもこの事態を理解していただいて、では、そういうことであれば補修をいたしましょうと乗ってくれたこともあります。そこで、29年の予算の中で、このWEロードの整備工事の化粧タイル、天井、照明の撤去というものを計上させていただいているものでございます。 ○清水みちこ委員  では、昨年度の撤去工事は予算化ということで、ちょっと具体的な数字もあわせて教えていただけますか。 ○松田道路整備課長  解体工事、平成29年度に発注している金額としましては、2,574万5,040円、こちらのほうで内装撤去のほうを行ってございます。 ○清水みちこ委員  では、撤去工事は昨年度の予算ということで、今回新たに第2回定例会のほうで補正予算が組まれる、審議されるということで理解をいたしました。  なぜこういった質疑をさせていただいたかというと、ちょっと私も、今回、初めてこれを見せていただいて、先月の副都心特別委員会の別の案件なんですけれども、池袋駅周辺のまちづくり動向という中に、ちっちゃい絵でWEロードの絵が入っていたので、あれ、これ何だろうなというのがありましたし、また地域の複数の方から、昨年壁面剥がして、むき出しでそのままなんだけど、どうしているのかな、大丈夫なのかなという御心配の声を何件かいただいているので、そういったところから、かなり鉄道事業者の補修工事とか、御説明を聞けばわかります、そういったある程度の一定期間、必要だということはわかるんですけれども、やはり区民の方からすると、ずっとむき出しのまま、このままかなという御不安な思いがあると思うので、区民の方に対する説明なり告知、周知はある程度どこかで今まではされていたんでしょうか。 ○松田道路整備課長  これは大変申しわけないんですけれども、いろいろ鉄道事業者も入れる時期だとか、あるいは設計のタイミングがいろいろ東武とJRでずれていたりとか、少し読めないところもありまして、実は、ここまで長くなるんだったら、確かに、そのような措置をとっていっていればよかったんではないかというふうには思うわけでございます。当初、内装を撤去したときは、撤去してすぐ入れるかなというような算段もあったものですから、このように長い間、結局放置という形になりましたことについてはおわび申し上げます。  それと、今回の事業計画も含めまして、このあたりにつきましては、現在6月8日にセンタースクエアのほうできちんと住民説明会のほうを行おうと考えてございますので、その中でも、単にこれからの内装計画だけではなくて、撤去から、鉄道事業者のほうにこうやって依頼をしたというような経緯も含めまして説明をしてまいりたいと考えてございます。 ○清水みちこ委員  やはり御心配、不安の声というのを払拭するために御努力いただきたいのと、あと説明会が行われるということなんですけれども、やはり来ていただけない区民の方もいらっしゃるかと思いますので、そういった方々への周知、御案内とかもしっかりとしていただきたいと思います。  具体的にどういった方策を御検討になっているかを伺って、終わりにしたいと思います。 ○松田道路整備課長  一つは、この取り組みそのものを6月1日の広報としま、それからホームページ上でアップしまして、事業そのものがこういうふうに進んでいくんだというようなことについては区民の方々にお示ししたいと思っております。  それともう一つは、この先生そのものがWEロードのいろいろな歴史を区民との対話によって、いろんなお話を聞いた中で、色に寄せて現地に落としたいという強い御希望をお持ちですので、そのような場も今後、まずは6月8日に説明会を行うんですけれども、地域の方々、特にこのWEロードにお詳しい方々、歴史に詳しい方々なんかとの場をセッティングして、そういったお声を聞きながら、実際現地に色を落としていくということになると、本当に皆様から愛される道路ができるんじゃないかというようなことも考えてございますので、そういうような形で展開をしていきたいというふうに考えてございます。 ○小林弘明委員  私から、各委員からいろんなWEロードについての意見が出たので、重複しない中で。  今回、本当にこのようなデザイナーの方で、これだけいろんな女性に支持を得ている、そういうセンスがある方を、どういう経緯かわかりませんが、豊島区がこういうのをチョイスできたということは、非常にすばらしいなと思っております。  そういう中で、もともとやはりWEロード自体は、ほかの委員からも出ましたけれども、自転車の通行というのを軸に僕らも結構地域で思っていまして、北口から入りやすかったりとかして、歩行者は、どちらかというとWEロードを通るよりは、やはり地下道から行くのかなみたいなイメージだったんですけれども、このように明るくデザインが一掃されれば、もっともっと人がふえるというのは間違いないなと。  そこでなんですが、こういう造形的なものを採用した場合、この公共道路というか、その公共の地下道をやはりもっと利活用してほしいなと思っていまして、これから国際アート・カルチャー、東アジア文化都市、オリパラとさまざまな中で、豊島区も本当に、特に国際アート・カルチャー、文化芸術を中心としたさまざまなイベントが東西に起きて、これから行われていくと思うんですけれども、そういうような、ああいう公共の道路も一つのやはりPRする場所でもあると思うんですね。そういう造形の中に一人のアーティストが余り、空間で固執しちゃいますと、例えば、公共のPRポスターを張りたいといった流れの中でも、そのコンセプトが、イメージがということで、非常にそういう中で、アーティストから、こういうのはやめてほしい、ああいうのはやめてほしいとなりますと、せっかくの公共のそういう地下道をもっとPRに使える部分も多々あると思うんですけれども、そういうような部分に対して、やはりあそこの場所は、すごく有効になると思うんですけれども、それに対しての答えをしていただきたいんです。 ○松田道路整備課長  今、委員御指摘のとおり、冒頭にも申し上げましたけれども、平日で3万人、休日で4万6,000人という非常に多くの方々が通られているところです。また、当然ながら、公共地下道でございますので、ただ、少し広告を出す云々については、また屋外広告等々の話もありますので、その辺のきちんと行政が公共目的で出すものについてはよろしいかなとは思うんですけれども、その辺とのマッチングが一つあるかなというのは思います。  しかしながら、この先生につきましても、ここが公共地下道ということは、重々理解されていて、またそのような使われ方をするのが前提で、自分は絵を描いていくというようなことはお持ちですので、少しその全体的なデザインの中で、今、御指摘のような、例えば掲示板のようなものだとか、そういうようなものが、例えば入り口の部分だとか、それをどこに設置するかというのは、いろいろ検討が必要になってこようかとは思いますけれども、せっかくの御提案いただきましたので、検討してまいりたいというふうに思っております。 ○小林弘明委員  ぜひ、本当に東西を直結する一つの重要な通路になるし、またこれだけ、こうやってアートを描いていただくことで、またそれもそれで一つの話題になって、そういう流れの中で、もう本当に豊島区がやる、さらなるイベントを今、やはりPRする場所というのは、非常に少ないなというのを重々感じております。非常に各部署で、いろんな国際アート・カルチャーに向けたものを含め、これから東アジアもそうですけれども、たくさんやっていくと思うんですけれども、では、どうしてもやはりJRの問題、メトロの問題とかで、なかなか地下道でPRするということになると、やはり広告費がかかったりと、いろんな予算的なもので難しい中で、まさにそういう、WEロードとか、例えば改修前の東西デッキのところのびっくりガードの通路とか、ああいうところに本当に公共的なイベントというのをPRすることで、まさに動く道になるというか、私はそういう考えを持っておりますので、ぜひ、そこら辺を踏まえて本当にやっていただけたらなと思います。  最後になんですけれども、特にそういう女性、女性だけではないんですけれども、最近のボキャブラリーでインスタ映えとかというのもあると思うんですけれども、そういうような、例えば、先ほど、入り口のオブジェとかあるじゃないですか、ああいうところでも、こういう先生方へのそういうアイデアとか、そういうのを使って若い人たちが、道が狭いんで、あんまりたまっちゃうと困る部分もあると思うんですけれども、何かちょっと、ああいうシンボルになるような、そういうような部分も何か考慮してもらうとか、造形的に組んでいただくと、また、それはそれで非常にPRになるのかなと思うので、ぜひ、そういう部分について、どういうお考えがあるかお答えを聞いて終わりにしたいと思います。 ○松田道路整備課長  今、委員御指摘のとおり、最近ではインスタ映えというようなことも出ておりまして、いろいろなところで、それがもとに今度は人が集まってくるだとか、そこで写真を撮りたいからというようなことも多く聞かれるようになってきました。  今回、中であるとかいうところ、天井であるとかいうところは、植田先生のほうに描いてもらうと予定しているわけでございますけれども、それに付随する入り口部であるとか、あるいは先ほども申し上げたアプローチ道路の壁の仕様であるとか、今、委員も御指摘のあったどん詰まりのところの壁面のモザイクでつくられているアートみたいなものをどう変えていくかというのは、現在、担当が必死にコンサルタントと一緒に考えて、あるいは先生の意見も聞きながらやっているところでございます。このあたりを、せっかくいいものを中で、非常にこういうような公共地下道でこういうようなことをするというのは、大変新しい取り組みだと思っていますので、それをうまく消化できるように、具現化できるように、そのあたりの周囲につきましても、あんまりそこのイメージを壊さないようなものをつくっていきたいと思いますので、その辺については、それを考慮しながら、きちんと物をつくっていくということで、御理解いただければと思います。 ○磯一昭委員長  よろしいですか。   「はい」 ───────────────────◇──────────────────── ○磯一昭委員長  次に、南池袋二丁目C地区のまちづくりについて、理事者から説明があります。 ○大根原再開発担当課長  私からは、3件目、南池袋二丁目C地区のまちづくりについて御報告いたします。  先日、5月11日の都市計画審議会において付議され、議決された都市計画について、御説明申し上げます。  A3の資料で御説明させていただきます。  新たに決定する都市計画といたしまして、南池袋二丁目C地区第一種市街地再開発事業でございます。  施行区域面積は約1.7ヘクタール、公共施設の配置及び規模としまして、道路として2本の道路を幅員9メートルに拡幅整備するものでございます。  建築物の整備でございます。街区Ⅰ-ⅠとⅠ-Ⅱに分けまして、それぞれ主要な用途、住宅の建物を整備するものでございます。  建築敷地の整備でございます。こちらもⅠ-ⅠとⅠ-Ⅱに分かれて整備するものでございます。  住宅建設の目標ですが、戸数は約1,450戸を想定しております。  右側に行きまして、新たに決定する都市計画②でございます。南池袋二丁目C地区地区計画でございます。  地区計画の区域、再開発等促進区の区域については、約2.3ヘクタール、容積率の最高限度は800%、最低限度は300%でございます。建ぺい率の最高限度は60%で、高さの最高限度は190メートルとするものでございます。  主要な公共施設の配置及び規模でございます。道路が区画道路1と2でございまして、いずれも9メートルの拡幅の道路でございます。その他の公共施設としまして、地下通路、幅員3メートルを新設するものでございます。  地区施設の配置及び規模でございますが、広場につきましては、地区広場1、2、3、それから地下広場について、それぞれ新設するものでございます。その他の公共空地につきましては、歩道状空地1、2、3、4と敷地の真ん中あたりに敷地内通路、幅員6メートルのものをいずれも新設するものでございます。  次のページでございます。変更する都市計画でございます。  ③高度地区でございます。市街地再開発事業の決定に伴い、高度地区を変更するものでございます。  ④防火地域及び準防火地域でございます。こちらも市街地再開発事業の決定に伴い、表記のとおり変更するものでございます。  下に行っていただきまして、都市計画手続についてでございます。これまでの経緯及び今後の都市計画手続のスケジュールについて、簡単に御説明をいたします。  平成16年12月に南池袋二丁目地区の街並み再生地区に指定されて以降、区が主導して、まちづくりを進めてきましたが、平成28年3月に南池袋二丁目C地区まちづくり基本構想(案)を作成し、再開発準備組合を設立いたしました。以降、都市計画に向けて準備組合が活動しておりまして、右のほうに行っていただきまして、平成29年12月7日、都市計画審議会の報告から、都市計画手続が始まるわけですけれども、その後、都市計画(原案)の公告、縦覧・意見募集、原案に関する説明会、それから、都市計画審議会への報告、都市計画(原案)の意見書に対する説明会及び個別相談会を経まして、都市計画(案)の公告・縦覧・意見募集をいたしました。3月29日に都市計画審議会の個別対応と懇談会を行いまして、先日の5月11日、豊島区都市計画審議会に付議を行ったものでございます。  今後の予定でございますが、今後、東京圏の国家戦略特別区域会議、国家戦略特別区域諮問会議を経まして、都市計画の決定・告示ということを予定しております。  説明は以上でございます。 ○磯一昭委員長  説明が終わりました。質疑を行います。 ○森とおる委員  先週の11日の金曜日、私も都市計画審議会の委員として、この議決に臨み、日本共産党区議団としては、渡辺議員と私、この2名が反対をいたしました。  今後の少子高齢化、人口減少社会の中にあって、さらには国も豊島区も財政状況が厳しくなることが見込まれる中にあって、このような50階建てのツインタワーマンションがどういう影響を及ぼすのかということについて、幾つか質疑をいたしましたが、その点について、本日は繰り返すことはいたしません。区からも、明確な納得できる答弁は少なかったと感じております。  そこで、反対する一番大きな理由というのが、C地区の権利者の皆さんが反対もしくは疑問の声を多く出しているという点があることです。その声は、今まで何の不自由もなく普通に家族団らんがあって幸せに暮らしている中、突然、この計画が出て、将来、この計画が進められた後にどういう生活がみずから待っているのかが全くわからない。昨年の12月まで全く聞かされていなかった。それから、この5カ月たったんだけれども、豊島区に聞いても、ディベロッパーに聞いても、聞いたことに対して明確な答えがない。そういった状況の中で、これが議決されて、豊島区がそれを問いただしたということについて、私は憤りを感じています。このような状況が続いているのであれば、私は決定を延期すべきだという主張を、これまでも繰り返し述べてきましたし、そして、11日も当然のように発言をいたしましたが、議決が行われました。私は今でも時期尚早だという考え方は変わっておりません。区があえて付議したということについて、改めてどのように考えているのか、最初にこの点についてお答えください。 ○活田都市計画課長  今回、付議した経緯でございますが、最初の都市計画手続のところで、再開発課長が説明したとおり、昨年10月、準備組合のほうから企画、提案があり、協議を続けてまいりました。都市計画手続を経て、今回、付議をしたものでございます。正当な都市計画手続に基づいて、手続を進めたという認識でございます。 ○森とおる委員  昨日、権利者の皆さんによる高野区長への申し入れが、懇談会という形式で行われました。ここにも私は渡辺議員と一緒に同席をいたしました。これまで、この計画の説明会であるとか、公告・縦覧の意見書、この内容を見ても、昨日の懇談会で出た数々の発言を聞いてみても、やはり豊島区の対応が不十分だったという点が浮き彫りになったと思っています。これを受けて、豊島区としては反省をしているのか、この点についてお答えください。 ○大根原再開発担当課長  権利者の方々から豊島区の説明が不足しているというような御指摘をいただきまして、もちろん法に基づいて手続は、説明はしてきたつもりではありますけれども、皆様の御理解を得られるというところにつきましては、やはり皆様全員同じレベルで御理解いただいているかというと、そういうわけではなかったと思います。したがいまして、皆様に御納得いただけるような説明は、今後も引き続きしていきたいと思いますし、準備組合からも説明するように指導は続けていきたいと思っております。 ○森とおる委員  そこで、高野区長からも今と同じような、さらに力強い発言があったと、私は思っています。再開発は、皆さんの理解なくできないと、できることを最大限努力していくと、この発言に対して、参加者からは、今まで本当にもやもやしていた気持ち、いら立ち、不安、そういったものが少しは和らいだという表情をされていました。  活田課長は、法に基づいて進めるんだと、しかし、一方で、大根原課長は、今までの反省もあるんでもっとしっかりやっていかなければならないということを言いますけれども、では、具体的にそれをどう実現していくのか、どう具体的に今後行っていくのか、やはりそこが明確に示されないと私は納得できないし、権利者の皆さんもそこに期待しているのに、また期待外れじゃないか、このことが繰り返されるわけですよ。これを明確にお答えいただきたいと思います。 ○活田都市計画課長  今後の進め方ですが、未同意者というか、準備組合に加入されていない方々の多くの疑問は2種類あると思っています。一つは、再開発事業の根本的な仕組みがわからない。これは準備組合に聞いても、なかなかはっきりしないんだみたいな御疑問です。もう一つが、自分の権利はどうなるんだ、再開発後の管理組合の管理費が高くて生活が維持できないんじゃないか、そういった再開発後の生活の不安、この2つに分かれると思っております。  私どもは、前段の1つ目、一般論という再開発事業の仕組みについては、丁寧に権利者の方に対応をしていきたいと思っております。当然、準備組合とも連携していく部分があるかと思います。2つ目については、これは事業の問題になりますので、今回、都市計画決定が進むということですので、事業の進捗の中で解決できる部分が多いというふうに考えておりますので、この2つの種類の課題については同時並行的に進むというふうに考えているところでございます。 ○森とおる委員  そんな簡単なことが今まで何でやられてこなかったかということなんですよ。これから、どうやってそれを取り返していけるのかということについては、きちんと行動で示していただきたいと思います。  それから、高野区長はこうも言っていました。このA地区の再開発の事例を示して、反対者はいたけれども、全員に理解してもらったんだと。だからこそ、皆さんの理解なくできないということを言われたんです。そうであるならば、全員合意を形成していくということは約束していただきたいと思います。いかがでしょうか。 ○奥島都市整備部長  昨日、高野区長から申し上げたことは、A地区の事例を参考にして申し上げたということは事実でございまして、A地区の事例については、都市計画決定の段階では反対者がいらっしゃった。ただ、事業に向かう中で全員合意いただいたという経緯を御説明する中で、全員合意に向けて最大限の努力する、それに当たっては公平公正に取り扱っていくというふうに申し上げたというふうに記憶しております。 ○森とおる委員  言葉を切り取って、都合のいい部分だけで進めてもらっては困ります。皆さんはそのように受けとめているのか、私はそうは受けとめてないと思いますよ。やはりそういう考え方があるから、権利者の皆さんは不満を持ち、不安を持って、毎日生活していらっしゃるんですよ。そのことがわかっていない。改めて伺います。明確にお答えください。 ○奥島都市整備部長  今、私が申し上げた公平公正に取り扱っていきますということについては、何度もその場で私から申し上げております。また、こうも申し上げました。きのういただいた意見の中で、文書で回答するというふうに申し上げまして、それについては、きのういただいた意見に対する回答、これをまず一旦出します。あと代表の方から、また、さらに意見を取りまとめるという言葉もあった中で、それについては、また、私ども事務レベルで懇談会なり、意見交換をする場を設けましょうということになっておりますので、その中で意見交換をしながら、不安を少しでも解消していくように努力していきたいと思っております。 ○森とおる委員  これまで努力をしてこなかったわけですから、最大限の努力はやっていただきたいと思います。  それから、都市計画審議会の中で、私もさまざまな質問、意見を述べました。ほかにも大学の教授であるとか、建築士であるとか、そういった方からも発言があって、共通していたのは、やはり区民の声をしっかりと豊島区は聞いていない、それはやはりこれからきちんとしてほしい、それは共通していたと思います。  そこで、会長も最終的には議決に踏み切ったわけですけれども、附帯条件がつきました、私はそう思っている。その点についての認識を伺いたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○活田都市計画課長  都市計画審議会の会長が採択をする際に、こういうふうにお話をしております。改めて、この都市計画決定後も、区は区民支援及びまちづくり支援の立場でかかわれることを審議会としては要望するということを議事録にとどめさせていただき、肝に銘じていただきたいというふうにおっしゃっています。私、これは非常に重い発言だと思っております。これを胸に刻み事業は進めていきたいと思います。 ○森とおる委員  そこで、高野区長が離席しているのは、大変残念なんですけれども、ということは、当然、高野区長の耳には入っているんでしょうか。それに対して、高野区長は何と答えたんでしょうか。 ○活田都市計画課長  きのうの懇談会の前に事前レクということで、内容はお話をしております。時間もなかったものですから、区長は、そうだということの御理解はいただきましたが、特段の発言というのは時間がないということで承っておりません。 ○森とおる委員  そこは改めて、大事なところですからね、しっかりと御報告いただきたいと思いますし、本当に残念なんですけれども、この都市計画審議会の高野区長のあいさつの中に、次のようなくだりがありました。この都市計画審議会は、豊島区の中でも最上の審議会であると。ああ、そう思っているんだなと私も聞いておりましたが、それはもろくも崩れ去ったと思っています。その審議の前に、高野区長は、もうほかに公務があるからと言って退室されたんですよ。以前は、毎回のように、副区長が2名いるわけですから、出ていたわけですけれども、両名ともいなかった。言っていることとやっていることが違うじゃありませんか。だからこそ、こういう区民の声を受けとめなくても、適切にやっているという考え方で仕事をしているわけですよ。何で区長がいないのか、少なくとも何で副区長がいないのか、そこはおかしいと思います。何でですか。 ○奥島都市整備部長  その件につきましては、私としては全くおかしくないことだと思っておりまして、区長として付議をしているわけでございまして、審議会の委員の方々の、御意見に対する支援をするために、私ども事務局としておりますので、審議会の意見を支援する立場の事務局と付議をする立場としての区長、副区長という立場がございますので、私としてはおかしなことではないのかなというふうに思っております。 ○森とおる委員  私は都市整備部長に聞いているんではありません。 ○宿本副区長  先日の都市計画審議会でございますけれども、今、奥島部長のほうから申し上げたような理由で私は出席をしてございません。  ただ、もう一方、確かにまちづくりを担当する部局として、都市計画決定をするとか都市計画審議会の事務局をやるということとは違って、まちづくりを担当する副区長として話は承っておりますし、森委員の御指摘もごもっともだとも思っております。  今回、区の都市計画審議会では答申をいただき、今後、手続に入るわけでございますけれども、この一連の審議の過程で課題として挙げられていること、区民の方々の声を踏まえて、区長も申し上げているとおり、最大限の努力はしてまいりたいというふうに考えております。 ○森とおる委員  きのう、懇談会の中で、次のような御発言がありました。この計画を知ってどうなるんだろうと周りに話をしたら、出ていけばいいじゃないか、と言われたと。ふだん、仲いい、親しく話している方から賛成者の方ですよね、相手は。白い目で見られた。それから口も聞いてもらえなくなった。こういう状況をつくり出しているのは、誰の責任なんですか。豊島区の責任以外にないではないですか。こういう状況になっているわけですから、それを解消する努力というのをぜひ結果を出して示していただきたいと思います。最後にお答えください。 ○宿本副区長  昨日、区長が事例としてお話をいたしましたとおり、ここのA地区でございますが、ちょっと私も記憶が定かではないんですが、都市計画決定をした段階では、恐らく同意する率は7割を切るぐらいの水準だったと記憶しております。最終的にこの事業を進める中で、事業の詳細が御理解いただけて、最終的には全員が同意していただいたというふうに聞いておりますが、実はこういうふうに最終的にであっても全員が合意するのは極めて全国的にも珍しい事例であります。  今回のC地区につきましても、そういう意味では全員合意というのは非常に高いハードルではありますけれども、そういうことを行い得た都市計画でございますので、最大限の努力をしてまいりたいというふうに考えております。 ───────────────────◇──────────────────── ○磯一昭委員長  次に、基盤整備方針について(池袋周辺地域)、理事者から説明があります。 ○原島交通・基盤担当課長  それでは、基盤整備方針についてという資料をお出しいただきたいと思います。  まず、1ページ目につきましては、検討経緯ということで、本年の2月14日に議員協議会にてパブコメ案について、御報告をさせていただいたところでございます。その後、2月14日から3月9日までパブコメを実施いたしまして、5月9日に池袋周辺整備の再生委員会において策定をいたしました。基盤整備方針については策定をいたしました。その策定内容について、本日、御報告をさせていただくというものでございます。  それでは、2ページ目でございます。まちづくりの検討体制ということで、再度、お話をさせていただきます。一番上に、池袋駅周辺地域再生委員会、これは区の附属機関でございまして、日本大学の岸井教授を会長といたしました再生委員会、これにおきまして、2017年7月にはガイドライン、それから昨年の5月に中間まとめをさせていただきまして、今回、方針として策定をしたといったものでございます。  この再生委員会の中には3つの部会を御用意しています。基盤整備方針につきましては、この基盤検討部会におきまして、27年から29年、8回開催をさせていただきまして、ここでまとめてきたものでございます。  また、交通検討部会でございますけれども、これにつきましては、昨年度まで池袋副都心交通戦略委員会として設置をしていたものでございますけれども、基盤整備方針ができまして、基盤の方針と交通というのは非常に密接に関係するということで、今回、この委員会の部会として設置をさせていただく。部会長につきましては、今まで、池袋副都心交通戦略委員会の委員長をしていただきました横浜国大の中村先生に引き続きお願いをする。  それから、都市景観検討部会でございます。これにつきましては、基盤整備方針といいますか、緊急整備地域の区域内におきます、あらゆる大規模建築物等や公共デザインについての相互調整を行うために、29年度設置をいたしまして、昨年度6回開催をしてきたわけでございます。
     これらの委員会、そして、3つの部会によりましてガイドラインにお示ししております、「世界中から人を惹きつける国際アート・カルチャー都市のメーンステージ」の実現ということで進めてきているといったところでございます。  それでは、基盤整備方針に関するパブリックコメントについてということで、3ページをおめくりいただきたいと思います。  意見の提出者数については11名、意見の件数については46件いただいたところでございます。幾つか御紹介をさせていただきます。  まず2番でございます。地域の特徴として、事務所家賃が低廉であるとは一概に言えないのではないかと、この辺につきましては修正をさせていただいております。  また、下に行きまして、6番でございます。副都心線の東池袋新駅の設置を明記し、これを前提とした人の動きをといったことで、東池袋コア・ゾーンの取り組みの表現の中で、主要な歩行者動線について、新駅設置の際にも活用できるルートを選定しますというような内容を追記させていただきました。  それから7番でございます。さまざまな空間が考えられるので、サンクンガーデンに限定しないほうがいいのではないかということで、こちらにつきましても、サンクンガーデン等ということで修正をしているものでございます。  4ページにお進みいただきたいと思います。14番でございます。バス停の集約化は利用者の利便性の向上につながる。それから15番、通過交通の動線を確保した上で、駅前ロータリーでは不要な通過車両の流入を抑制し、それから16番、グリーン大通りの広場化に当たってはロータリーの整備を先行し、高速バスや路線バスの運行を確保してもらいたいというような、バス、公共交通に関しての御意見をいただいたと。こちらにつきましては、池袋駅東西の駅前広場では、現在、分散化している交通機能の集約化を図ります。実際の整備に際しては、運行や使い勝手に支障がないよう、十分な調整を図りますといったところでございます。  次に、5ページでございます。一番上の17番でございます。おおむねの方向性はよい。それから18番、これは公園環境整備についてでございます。造幣局跡地防災公園は、子どもを半日遊ばせられるような公園にしてもらいたい。それから19番、南池袋公園はよい環境が維持されているというような御意見、これにつきましては、造幣局跡地の防災公園の整備については、現在、計画を検討中です。いただいた意見を参考にさせていただきますといったところでございます。  次に、23番、歩行者・道路・自転車ネットワークでございます。23番の歩行者の利便性と安全性を高めるために、土日や時間帯による歩行者天国の実施を検討してもらいたいと。これにつきましては、Hareza池袋周辺の道路については、時間帯による歩行者優先化に向けた社会実験を実施するとともに、関係者等の協議を進めていますと。周辺道路の整備等の動向を踏まえながら検討をしてまいりますといったところでございます。  次に、6ページ、28番でございます。防犯についての取り組みについて充実してもらいたいと。御意見を参考にさせていただきまして、基盤整備の方針取り組み、防災、防犯の取り組みの表現を修正いたしますと。それから、案内誘導について、29番です。わかりやすい案内誘導サイン整備に取り組んでもらいたい。また、バスや都電、東池袋駅へ人を分散する案内誘導を実施してもらいたいといったところでございます。これにつきましては、池袋駅だけでなく、他の交通結節点からも、誰もが安心してまち歩きを楽しんでいただけるよう、回遊ルートや案内誘導サインの整備についても検討を進め、回遊性の向上を図ってまいりますといったところでございます。  次に、通しページの7ページ、今後の進め方というところで、40番になります。イメージ図だけでなく、本方針によって豊島区政の何が変わるのかを示してもらいたいと。それから、区民にとってのメリット、デメリットを示してもらいたいと。これにつきましては、本方針は、公共と民間との協力・連携により、過度な公共負担を抑えながら、都市機能の向上を図っていくための考え方を整理したものです。池袋駅周辺地域については、駅だけではなく面的にまちづくりを展開していくことを目標としています。今後、具体の都市再生事業が進展する際には、区民の皆様に情報発信をしてまいりますと。  次に、8ページ、方針の運用についてでございます。ナンバー43になります。今後の状況によって、更新していくことを想定しているのであれば、2018年版ということを記載すべきと。これについても、タイトルについては修正をさせていただきます。  44番、事業化に向けての取り組みの基盤整備方針の更新要件として、技術の進歩といった要素を加えるべきと。これにつきましても、事業化に向けた取り組みのところの表現を訂正させていただいたところでございます。  それでは、9ページになります。これが2月にお示しをしましたパブリックコメント前の案から変更をしたものの一覧でございます。  基盤整備方針につきましては、10ページ以降、変更したものを御用意しておりますので、順次、そこのページまでおめくりいただきたいと思います。  まず、通しページの14ページまでお進みいただきたいと思います。  2、地域の現状と特徴を踏まえたエリア設定、これの右側でございます。一番上、可能性のある業務機能、ここにつきましては、企業の支店が集積している大規模なオフィスが少なく、建築物の更新時期を迎えているというように訂正をさせていただきました。  次に、15ページにつきましては下の部分でございます。下の左側、池袋駅コア・ゾーンの一番下、自動車の進入を最小限に抑えということで、今までは過度な交通や不要な車両の流入を抑制しと書いてありましたけれども、最小限に抑えという表現に変えてございます。  また、右側の東池袋コア・ゾーンでございます。これの黒ポチの下から2つ目、バスの連携強化や周辺の都市開発の動向に合わせ、新駅設置の検討により、交通結節点機能の向上を図るというようなことを追記させていただきました。  次に、17ページまでお進みいただきたいと思います。これは駅コアの整備方針ということで図が書いてあります。その凡例のところにアート・カルチャー・スポット、これを追記させていただきました。  次に、22ページまでお進みいただきたいと思います。一番上に駅関連施設(池袋駅コア・東池袋駅コア)という青い帯のところでございます。ここの取り組みの2行目、括弧書きのサンクンガーデン等というのを追記いたしました。  次に、25ページまでお進みいただきたいと思います。道路ネットワーク・駐車場の部分でございます。ここの取り組みの1行目の後ろから、通過経路の見直しや池袋駅コア・ゾーンの周辺部でのフリンジ駐車場の整備等により、池袋駅コア・ゾーンへの自動車の進入を最小限に抑制ということで、これにつきましては、さきに御説明をさせていただきました、駐車場整備計画の文言と合わせる形で追記をさせていただいたところでございます。  26ページの上、防災・防犯施設の下から2番目です。「交番等の防犯拠点や環境美化活動等の地域活動」というところを追記させていただいたものでございます。  次に、29ページまでお進みいただきたいと思います。これは基盤整備方針の方針図でございます。これの一番右側、赤いところの東池袋四、五丁目まちづくりというボックスの一番下に「一時滞在場所」というのを追記いたしました。  次に、30ページでございます。事業化に向けた取り組みの一番下でございます。上記事業の進捗の状況ということで、「交通や情報に関する技術的な進歩等に応じて基盤整備方針を更新していく。」というところを追記させていただきました。  また、31ページでございますけれども、2番の段階的な都市再生事業をつなぐ一体的な都市基盤整備の事業スキームの構築というところ、ここにつきましては、公共貢献資金を一時的にプールし、事業実施に合わせて拠出する基金を設置するなど、事業のタイムラグを埋める仕組みを構築するという内容を記載しておりました。これにつきましては、この基金について、第3回定例会におきまして、基金条例を上程したいというふうに考えておりまして、6月、1カ月でパブリックコメントを実施いたしまして、第3回定例会に上程をしたいと思います。詳細につきましては、都市整備委員会のほうで御審査をいただくという形になろうかと思います。  私からの説明は以上でございます。 ○磯一昭委員長  説明が終わりました。質疑を行います。 ○清水みちこ委員  基盤整備方針ということで、パブリックコメントの結果等、今、御説明いただきましたけれども、やはり資料を見ると提出者数11名ということで、件数46件ですけれども、基盤整備方針に対して、意見提出いただいている方の数が本当に少ないと。これに限らず、パブリックコメントはこういった結果が多いんですけれども、そういったこと、もう少し人数がふえるようにとか、そういった工夫をされないとちょっとパブリックコメントといっても、なかなか疑問と言ったらおかしいですけれども、方法について疑問が私はあります。  個々、御意見さまざまいただいているんですけれども、その個々の内容もそうですけれども、やはり検討について、資料の通し番号の7ページで、先ほど、検討の進め方についてというところで、課長のほうからも幾つか抜き出して御説明ありましたけれども、こういった区民の方の御意見、検討の進め方自体についての御意見にもう少し真摯に向き合って、対応を考えていただかないと、積極的な情報発信に努めますよという区の考え方に終始するばかりで、これでは何も改善されないと思いますので、そういったところをしっかりと今後取り組んでいっていただきたいというのが、まず、私の要望です。  それとお尋ねしたいことが、具体的にありまして、先ほどWEロードの計画の報告がありました。やはりWEロードとなると、今度、南口のほう、びっくりガードというのが、どうしても対比として出てくると思うんですけれども、ちょっと基盤整備方針の中でデッキとか地下道とか、いろいろ位置づけがあるんですけれども、WEロードとかびっくりガードについて、どこに位置づけられているのかがよくわからないのと、あと昨年の予算特別委員会で、我が党の小林ひろみ委員が、びっくりガードのバリアフリー化について質疑させていただいて、まだ、その時点では具体的な御答弁いただけなかったんですけれども、もう1年たちまして、こういった基盤整備方針、また、WEロードのああいった具体的なお話も出ていますので、びっくりガード側はどのような現状になっているのか、お知らせいただければと思います。 ○松田道路整備課長  びっくりガードにつきましては、現在、西武本社ビルのほうのエレベーターがつきますと、デッキも使いながら、車椅子だとかベビーカーだとか、いわゆる車輪を使った、そういうようなものが通行しやすくなるというようなことが予定されております。東側で、そのようなバリアフリーが進んでいることもありまして、現在、西側、びっくりガードが冠水した際のポンプの排水場があるんですけれども、そちらのほうの側なんですけれど、場所で言うと目白方面になるんでしょうか、そちら側の階段をスロープ化しようというようなことを検討してございます。  ただ、いろいろ躯体がJRのものであったり、階段の下にいろいろ埋設管が入っていたりと、なかなか一筋縄ではいかないところもありまして、現在の予定としては、今年度いっぱいで何とか設計をまとめて、平成31年度末、つまり32年3月までには、階段のスロープ化を実現させたいなというふうに考えてございます。 ○磯一昭委員長  あとちょっといいですか。今、副委員長のほうから御指摘があったんですけれども、資料の3ページ目、パブリックコメントについてというものの、受付期間が平成30年2月14日から平成29年3月9日までとなっておりますので、これ、平成30年3月9日でよろしいですよね。 ○原島交通・基盤担当課長  申しわけございません。30年でございます。失礼いたしました。 ○磯一昭委員長  それでは、よろしいですか。  はい、どうぞ。 ○清水みちこ委員  済みません、ちょっとタイミングがうまく合わなくて失礼いたしました。  今、びっくりガードの計画も、平成で言えば32年3月までにはという計画で進んでいるという御説明というふうに理解をしたんですけれども、今、御答弁いただいた内容ですと、バリアフリー化というのはあくまで西武本社側のエレベーターを使ってのバリアフリーということで、先ほどWEロード、通行が1日、平日だと3万人超えて、土日だと4万人超えるという、そういった調査もあったんですけれども、私もびっくりガードのほうを役所に来るときは使っているんですが、見ていますと、私もそうなんですけれども、やはり通行量が多いのは西武本社側ではなくて、池袋駅側だと思うんですね。それぞれ行き先、個人によって違うかと思うんですけれども、今、実際に使われている池袋駅側と西武本社側のこの通行量の調査ですとか、また、駅側のほうにそういったバリアフリー化ができないかとか、そういった御検討はされなかったんでしょうか。 ○松田道路整備課長  今、予定している西武本社側へのバリアフリー化ということにつきましては、実は、そちら側の利用者の多い、少ないということではなくて、バリアフリー化するための余地があるかどうかというところで選定したものでございます。つまり、実際には、多分、委員御指摘のとおり、池袋側のほうが利用者の方は多いのかなというのは、我々としても感覚としてあるんですけれども、前に補助176号線でもこんな話をしたかと思うんですけれど、今、階段というのは25%の勾配でできています。これを本当はバリアフリーの基準に合わせると5%の勾配というのが基本的には定められているんですけれども、そうすると、5倍の延長が必要になります。それは、ちょっと、さすがに今の余地の中ではどうしてもバリアフリー化できないものですから、バリアフリーの基準の特例的なパーセントとして、8%までだったら、まあいいというようなことがありますので、一つ、実は、現在、西側のほうで検討していますのは25%の勾配を8%に持っていくというようなことを検討しているわけでございます。これにつきましても、単純に3倍以上の延長が必要となってくるわけでありまして、今回の計画といいますのは、先ほどちょっと頭出ししましたけれども、我々のびっくりガードが冠水した際のポンプ場、こちらの用地を迂回させながら距離を何とかとって、捻出して、その距離をとった上で、勾配を緩やかに上に上げていこうというような計画でございます。対岸側の池袋駅側には、そのような余地がないことから、どうしてもバリアフリー化ができないために、こちらの西武本社側でエレベーターがつくということもございますし、一連の中でその処理をしているというもので御理解を賜りたく存じます。 ○清水みちこ委員  余地があるかどうかということなんですけれども、西武本社側にエレベーターがつくのと、あと勾配ですか、それを考えると、やはりかなりそちらに、バリアフリーといっても、それを使うことによって、かなり時間的にかかってしまう、利便性について少しどうかなという思いもありますので、余地がないということなんですけれども、もう少し御検討いただけないかなというのが、私の実際のところなんですけれども、ちょっとそのことに対して、今、御答弁いただけるのであったら御答弁いただいて。 ○松田道路整備課長  この件につきましては、もともと町会長から、そういうような話が、何とかバリアフリー化できないかというようなお話が出てきて、私も、実際にこれは、一番初期の検討というのは、自分で絵を描いて、その中で勾配を入れ込めないかどうか距離をはかってやっていったところがございます。その中で、こればかりはやはり、3倍も距離をとるというのは、実はここでお話するよりも、実際にやはり現地行って、例えばもうできているマンションの敷地であるとか、そういう既設の構造物のところを無視すれば、当然、幾らでも余地はとれるんですけれども、今ある建物の入り口にきちんと入れるようにするだとか、必ず動かせないポイントというのが出てきています。そのあたりを考慮すると、決して逆側のところの現地調査してないわけではなくて、どうしても今ある中でバリアフリー化を進めようとすると、西武本社ビル側の西側の階段であれば、何とか、今ある区の施設を利用しながら、迂回するというのが、これはもう精いっぱいということで御理解いただければと思います。 ○磯一昭委員長  よろしいですか。  あとお二人ですか。後からどんどん出てくると、ちょっと運営上、あれなんで。誰ですか、ちょっと見えない。では、儀武委員と渡辺委員と垣内委員、3名でよろしいですか。 ○儀武さとる委員  3ページの、ここに、意見として、おおむねの方向性はいいと。造幣局地区防災公園は児童がのびのび遊べる公園とするため、芝生エリアの面積の確保を優先してもらいたいと。区のほうはいただいた意見を参考にさせていただきますということなんですけれども、私の近くに北区の防災公園があるんです、みんなの広場。私もよく朝も利用するんですけれども、結構、豊島区民も巣鴨の四丁目、五丁目、駒込七丁目、六丁目の住民もラジオ体操に参加したりしているんですね。本当に朝はラジオ体操、それから日中も、北区の区民もそうですけれども、結構、豊島の区民も利用しているんです。本当に健康遊具もありますし、本当にいつでも、誰でも使えると。特に制限がほとんどない。地域的にも非常に閑静な住宅地もあるんですが、そういうような環境で、まさにここにパブコメに書いてあるようなことが実現されている防災公園なんです。  ですから、午前中もいろいろ質疑がありましたけれども、区はこういうことも、ぜひ実現してほしいと思うんですが、いかがでしょうか。 ○宿本副区長  この17番、18番あたり、19番もそうなんですけれども、個別の施設について、パブリックコメントで御意見いただいているんですけれども、実は、この基盤整備方針というのは、もう少し大きな都市全体を見たときの基盤の方向性、哲学、考え方なんかを整理しているものなので、ここで、そこが芝生だとか、こういう公園にするんだとかということを議論する場ではないので、パブリックコメントではこういうふうにお答えをしております。  もちろん午前中の議論でもありましたように、さまざま御意見ございますので、これから実施設計を進めていく中で、地域の皆様方とも御相談しながら、計画をお示しできるように準備を進めてまいります。 ○儀武さとる委員  午前中の質疑ではにぎわいをつくり出すということでしたけれども、電気バスも回遊することになっているんですが、区民が乗って、イベントがたくさんあって、区民が利用できない、そういうケースがあってはいけないと思うんですよね。ですから、そういうこともぜひ検討していただきたいんですが。 ○宿本副区長  案件であります基盤整備方針の議論とは、多分違う観点でおっしゃっているんだと思いますけれども、これから、バスを進めていく中、公園整備を進めていく中で、さまざまな観点から検討を進めてまいります。 ○儀武さとる委員  ここには、公園・環境施設についてということでパブコメもありますし、確かに、先ほど、3つの視点からいろいろ基盤検討部会ですとか、交通ですとか、都市景観、こういう大きな視点から検討されていると思うんですが、区民から見ましたら、実際に防災公園を区民がどういう利用の仕方ができるか、これが一番大事な問題ですし、もちろん防災公園としての役割も求められますから、そういう点では、ぜひ検討していただきたいと思います。  それから、パブコメの最後、ここに多様な文化交流や外国人観光客を迎えることはすばらしいですが、闇民泊の増加などにより、住民の生活環境が犠牲にならないようにまちづくりを行ってほしいと。本当に訪日外国人に来てよかったと、それから、受け入れる側もそういう豊島区であってほしいと、そういう関係を、観光政策としてもそれはつくることが本当に大事だと思います。  そこで、ちょっとお聞きしたいのは、3月15日から民泊の申請を受け付けているんですが、もう2カ月たちました。現在、この申請状況というのはどうなっているんでしょうか。担当課長がいないから、なかなか答えにくいかもしれませんが。 ○宿本副区長  今の第2回定例会で御報告すべく、所管課のほうで資料を作成しておりますので、本日のところは手持ちがございませんので、改めて御報告したいと思います。 ○儀武さとる委員  では、そのときで資料、結構ですけれども、私はこの視点も非常に大事な視点だと思いますので、きょうはもうこれ以上質疑はしませんけれども、ぜひ資料を、私は事前に欲しいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○垣内信行委員  確認です。この整備方針というのは、2018年と書いてあるんですけれども、これはいつまでの整備方針ですか。 ○原島交通・基盤担当課長  通しページの31ページをごらんいただきたいと思いますけれども、基盤整備方針の流れというところで、基盤整備方針の目標の実現、ここに目標年次、2035年というふうに明記をしております。2035年までの方針ということで、ただ、まちづくりの状況ですとか、そういったものの変化によって、随時更新ということも考えておりますので、年次とすれば2035年ということでございます。 ○垣内信行委員  それで、この方針というのは区の行政計画ですか。 ○原島交通・基盤担当課長  この方針につきましては、池袋駅周辺地域再生委員会、これが策定をしたものでございます。これはさきのガイドライン、それから中間まとめのときにもお話をしましたけれども、この再生委員会には、学経の先生、それから鉄道事業者、それから地下を含めます百貨店事業者、地元の方が入った中で、一定の合意のもとにこの方針ができたということで、この方針につきましては再生委員会の策定ということになります。 ○垣内信行委員  これはわかりました。この方針と区との関係というのはどういうものなんですか。つまり、この方針を受けて、区が行政計画に反映するものなのか、区の意思決定の、要するに基本計画にのっとった計画なのか、方針なのか、これはどういうことでしょうか。 ○原島交通・基盤担当課長  当然、区の基本計画、それから都市計画マスタープラン、都市づくりビジョンですね、そういったものと整合をとった中で、そういった各民間の方々、この再生委員会の委員の方々の一定の合意のもとにやるべきことを記載したといったことでございますので、区の上位計画、基本計画、それから都市づくりビジョンとも整合をとりながら内容を詰めてきたといったものでございます。 ○垣内信行委員  では、この方針に従って池袋周辺のまちづくりやそういうものも含めて、こういう方向を打ち出しているというふうに理解してよろしいんですね。 ○原島交通・基盤担当課長  さようでございます。 ○垣内信行委員  そしたら、では、質疑があります。これに全く載っかっていないんだけども、池袋周辺の旧池袋保健所、現在、生活福祉課の分庁舎というのかになっているでしょう。一言も書いてないが、あれはどうするんですか。まちづくりとかでいろいろ公園とか区の行政計画の上位計画でしょう。 ○奥島都市整備部長  基盤整備方針と銘打っておりますのが、都市基盤に関する方針ということであります。都市基盤というのは何かと大きく言うと、道路ですとか公園ですとかという、そういう基盤をどのように今後つくっていくのか。それを行政だけではなくて、民間の開発と連動しながら、どういうものを確保していくのかという方向性を、これはお示ししたものでありますので、保健所の移転等については、ここには記載をしてございません。 ○垣内信行委員  それはおかしいと思うよ。だって、これまで区の庁舎の跡はどういうふうにするかっていったら、人を呼び込むための劇場ホールだとか、あるいは、いろんな意味で、まちづくりとして、こういう位置づけとして、区有施設をこうするんだ、ああするんだと言っていたでしょう。そしたら、いろんな区の施設にかかわり合いを持っているから、いろんな公園の問題だとか、いろんな区の施設だとかって絡んで、こういう計画が出ているじゃないですか。だから、まちづくり方針、駅をこうしようとか、デッキはこうしようとか、あるいは入り口はどうしようかとか、それはこれを見ればわかりますよ。だから、私が聞きたかったのは、これの方針に基づいて、まちづくりをしていくんだ、あるいはこういうふうに誘導していくんだって言ったから、当然、区がかかわるようなものの施設というのはどうなのかなというふうに思ったら、一言も書いてない話が出たんで、ああ、では、旧池袋保健所の施設だとか、ああいうものは、一体どうなるのかなというふうに思ったんですよ。そしたら、これは一言も載ってないでしょう。  何で、これが聞きたかったかというと、この間、施設用地特別委員会ではないんだけども、この委員会の中で、池袋保健所の移転の問題についてが議論されたと報告があったと聞きました。もともと何であそこに池袋保健所ができたということを言うと、あそこに、旧池袋保健所の近くに移転したでしょう。そのときの経過、今から19年前の経過、それは要するに役所の近くに、庁舎の近くになくちゃならないということもあるんだけども、要するに行政的に区民が利用するのに便利な場所にならなきゃならないということもあって、あそこに移転した経過があったんですよ。それで加えて、あそこの保健所の近くには生活福祉課の拠点となるものが、やはり必要だという意味が言われていましたよね。だから、それとの関係で、この池袋保健所の移転計画をきのう聞いたときに、今の分庁舎にあるような生活福祉課はどうなるかなというふうに思ったんですよ、この移転を聞いたときね。ふとよぎった話よ。だから、そういうものとか、いろんな過去の歴史的な経過があったんだけども、この基盤整備との関係があったんで、この方針が上位計画だというふうに言うから、ああ、これはちょっと看過できないなというふうに思ったんですよ。 ○齊藤副区長  このまちづくりの計画論にお詳しい垣内委員から、これは計画論というのは上位という言い方だけで捉えるべきでもないのかな。特に、やはり少し広域的に見た豊島区池袋の基盤整備のあり方というのは、それを前提にしながら、区のほうも公共施設の配置の適正化を考えていく前提として、一つ、存在しているという意義があるのかなと思いますので、この中で、例えば今、戦略プランで、毎年公共施設の再構築について計画化しておりますけれども、それをここに全て落とすという意味では、私は少し違うのだという意味で上位計画という言葉を使えば、それはある程度、意味としてなしているのかなと思いますけれども、この中に全て区の区有地の問題、公共施設の問題をここで落とすのではなくて、これを前提としながらも、連携しながらも、区民の皆様の利用しやすいような公共施設の配置について、戦略プランで考えているという形で御理解いただければと思っております。 ○垣内信行委員  調子いいんだよ。この間のちょっと見せてもらった資料を読むと、池袋保健所の移転の跡については、Hareza池袋のエリアをさらににぎわいのあるまちづくりに推進するために売却するというふうに書いてある。としたら、これは、まちづくりの一環でしょう。こっちは何にも書いてないわけ。だから、次から次へととんとん、全く無計画なまま、こうしよう、ああしよう、ああしなさいというのは、これは行政計画ではありません。こういうのが一番困るんだ。だから、区民の意見から何だって聞かないで進めるというやり方が、今、問題になっているんですよ。きょうの議論を聞いていたら、ほとんど区民の意見がないまま、どんどん進められちゃっていることについて、我々はいろいろ言っているでしょう。区民不在の区政はだめです。 ○齊藤副区長  決して、こういう計画を策定するに当たって、区民の不在でという姿勢ではございません。  ただ、計画の関係について、これ以外にもまちづくりについては、まちづくりビジョンというものがございます。ですから、いろんな計画が相互に連携しながら、区の政策を説明している。ただ、一番区民の皆さんに身近な公共施設の配置については、毎年、ローリングしている戦略プランですね、そちらのほうで御説明をしているということでございますので、御理解をいただければと思います。 ○渡辺くみ子委員  時間のことが気になっていますが、ちょっと質疑いたします。  通しで29ページの東池袋四、五丁目のまちづくりというところで、一時滞在場所、一時滞在施設備蓄倉庫等というんで、印が下のほうについています。どこら辺のことを言うのかなというのがわからなくて、特に記載内容は位置や規模を特定するものではありませんというふうにあえて書いてあるんで、あれなんですけれども、これはちょっと具体的にはどういう中身のことをおっしゃっているんでしょうか。 ○原島交通・基盤担当課長  位置というわけではございませんで、この四、五丁目のまちづくり、共同化ですとか、そういった中でこういった場所ですとか、施設を確保していく、それによって、ここの地域の安全性の向上を図っていくという意味で、こういったものを必要としていますということで方針図に示しているものでございます。 ○渡辺くみ子委員  本当に今、あそこの地域は幾つもの再開発を持っています。それから、ワンルームができるという計画なんかも出ています。それから共同化の話もあります。だけど、いわゆる一時滞在とか、滞在施設とかという話というのは、今の段階ではどこも聞いたことないんですが、何か具体的な提案とか、かかわりとかというのがあるんでしょうか。 ○野島地域まちづくり課長  東池袋四、五丁目につきましては、密集事業を展開しておりまして、敷地を購入しているというような状況もございますので、その部分について、今後どうしていくのか、そういったようなことの検討の中で、こういうものも検討してまいりたいというふうに思っております。 ○渡辺くみ子委員  そうすると具体的に言うと、例えばURが従前居住者対策をある程度提供するというような動きは、この間ありますけれども、そういうような感じで、URが幾つか取得している土地とか、あるいはその他の土地も含めて、これから考えていくという受けとめ方でよろしいんでしょうか。 ○野島地域まちづくり課長  委員御指摘のように、この地域では再開発が幾つか起こっているということで、その中でこういうものも確保していきたいと思っておりますし、そういったような敷地で確保できないか、そういうような検討をこれからしてまいりたいというふうに思っております。 ○渡辺くみ子委員  ぜひ、そこら辺も御検討の経過等を教えていただければというふうに思います。  通し番号25ページ、私は原島課長がこういう御報告をするときは必ず伺っているんですが、環状5の1号線との関係です。  この取り組みのところ、環状5の1号線の整備を契機とした通過経路の見直しやという表現があります。この通過経路の見直しやという表現というのは具体的に何を示しているんでしょうか。 ○原島交通・基盤担当課長  まず、環状5の1号線の地下道路、これによって、通過車両についてはそちらを通っていただくというのを基本と考えております。それによりまして、池袋駅前の通過車両、これを極力そちらに移行、経路の見直しというのは、そちらに誘導していくという意味でございます。それによって、池袋駅のコア・ゾーンですとか、そういった部分を歩行者優先化にするとともに、フリンジ駐車場ですね、そういったことによって、コア・ゾーンへの自動車の流入を最小限、ゼロではございません、必要な車は入ってくるという形になりますけれども、通過車両については、環状5の1号線の地下道路、そちらに誘導していくと、経路の見直しというのはそういう意味でございます。 ○渡辺くみ子委員  そうすると、これも毎回伺っていますが、必ず皆さんの地域の中で不安な声として上がってくるのがバスの道路です。毎回伺っているんですが、毎回明確な御答弁が得られないんで触れざるを得ないんです。そうすると、では、全部ゼロにはしないと。バスぐらいは通しますよという認識でよろしいんでしょうか。 ○原島交通・基盤担当課長  駅前でございますけれども、現在、都市計画駐車場もございます。そういった意味では一般車両も含めて、駅前まで来ることは可能な路線は整備すると。ただ通過車両、この池袋駅周辺に用のない車、これについては環状5の1号線を通って、地下道路を通っていただくというようなルートに変更してもらいたいということでございまして、当然ながら、駅前広場まで公共交通、こういったものは、交通結節点として必要な施設でございますので、バス、タクシー等は駅前広場まで行き来できるというようなことで考えているところでございます。 ○渡辺くみ子委員  初めて明確な御答弁をいただいてよかったと思います。  ただ、今、通過交通というか、サンシャインから来るんですよね。サンシャインまで行くんですよね。でも、あれは通過交通というよりもバスという認識で、そのまま受けとめてよろしいですか。 ○原島交通・基盤担当課長  環状5の1号線の地下道路ができた暁には、路線バスの東口の発着、この路線バスの考え方というのは、大きく再検討しなくちゃいけないというふうに考えています。そういった中では、例えばヤマダ電機の東側に発着している国際興業バスですとか都バス、これも含めて集約ということを念頭に置きながら、どういったことができるのか、どういった形が利用者にとって、交通結節点として、優良な位置になるのかということを再検討するということに、交通の地下道路によって、交通の考え方が変わった時点では、再度検討をするというときが来るというふうに認識をしてございます。 ○渡辺くみ子委員  ちょっとまたこんがらがってきました。要するに、この間、29年1月の副都心特別委員会でも報告をされていますが、「地上道路の整備計画【地上道路整備における意見交換の中間のまとめ】」というのが、これは地域の方々の声を東京都第四建設事務所がまとめて出したものですけれども、どれにも地上道路は生活道路として計画してほしいという要望が載っかっています。それから、私の手元に前の町会長なんかからも、環境道路、それから生活道路をきちんと守ってほしいというような、そういうメモも残っています。それから、この道路をつくる上では、通過交通は全部地下に、地上道路は生活道路ということが最優先で了解をした中でつくり始められた道路です。だからこそ、いろんな、今後50年、100年というような経過の中で、そこまではこだわるつもりはありませんけれども、少なくとも環状5の1号線の道路ができ上がった時点で、地上は基本的には東京都が回答しているように、沿道に用事のある方等のアクセス機能を担う道路という方向、それから、ただし緊急車両の通行が確保される、こういう点だけはきちんと示していただきたいんですよね。だから、いろいろバス停の状況が変わるとか、いろんなことがあるのかもしれません。だけど、地上道路にそれよっていうんで、バスを通すというような安易なやり方はやめていただきたい。このことを明確に御答弁が欲しいんです。 ○原島交通・基盤担当課長  地上道路にバス路線が引けるか引けないか、これについては、以前からも申し上げておりますとおり、構造上、バスが通れるような道路、これが整備をされると言っております。バス路線となるか、バス停をつくるかつくらないか、これは周辺の方々がそれを望んでいるか、そして、それだけの需要があるかどうか、これによって路線を引くかどうかということになってこようかと思っています。そういった意味では、この時点で、今引きますとか引きませんとかということではなくて、地上道路、地下道路ができた段階で、地元の方がどう思っているか、必要性があるのかないのか、需要があるのかないのか、そういった中で決定していくものというふうに認識をしております。 ○渡辺くみ子委員  つい最近、インターネットの中でも、結構長いトンネルの中を走るのはつまんないと。トンネルを使わず環状5の1号線の地上部を都電と並走した後、目白通りに出てから云々ということで、やはり地上道路に対する魅力というのは、道路の形態なんかを知っている方にとってはそれなりの魅力があるんだと思うんですよ。こういうことがインターネットにも載ってきているんです。ただ、あそこに住んでいる我々としては、本当にこの道路の着手する前の何十年という経過の中で、環状5の1号線の道路をどういう形をするか、本来はこの計画はなくなって、でも、それが復活をした。復活をしたんだったら、こうしようということで、本当に区長がきょういれば、一緒に13号線の議員連盟なんかも都議のときに一緒にやっていましたから、区長なんかはよくおわかりになると思うんですけれども、やはりいろんな何年、何十年という経過の中で、使い方はいろいろ変わると思います。ですけれども、少なくとも昨年の1月、おととしの12月、東京都が地域の住民にアンケートをとった段階では、こういう思いというのは変わってないんですよ。だから、そういうところをきちんと受けとめて、今後考えますということではなくて、基本的にはそういう立場で、ただし、また、いろんな変化の中では対応をしていくとかというぐらいのことを、私はきちんと豊島区として、そういう対応をするということを決めてほしいと思うんですよ、毎回、毎回中途半端なことばっかりしないで。 ○宿本副区長  細かに言いますと、原島課長が説明しているように、さまざまなケースがあって、さまざまなことがということでございますが、区長からも私はこれについては厳しく言われておりまして、渡辺委員のお考えと同じで、私ども、この道路については生活道路として整備をしていると、そういう認識でございます。 ○磯一昭委員長  よろしいですか。  それでは、2時間過ぎたんですけれども、あと案件1件とまとめなんですけれども、続けさせていただいてよろしいですか。   「はい」 ○磯一昭委員長  それでは、続けさせていただきます。 ───────────────────◇──────────────────── ○磯一昭委員長  次に、池袋駅案内誘導サイン計画について、理事者から説明がございます。 ○原島交通・基盤担当課長  それでは、池袋駅案内誘導サイン計画についてという資料をお出しいただきたいと思います。  池袋駅の案内誘導サインにつきましては、昨年の5月にガイドラインを策定しましたという御報告をさせていただきました。それから、おおむね1年かけまして、各事業者とそのガイドラインに基づきまして、1個1個、駅の現在のサインについて、どういったデザインで、どういった表示をするかということを進めてきたといったところでございます。  その中では、29年11月にはサインの掲出実験をさせていただきまして、実際にどういうふうに見えるかとか、そういったことをやってまいりました。また、5月9日には、やはり先ほどの基盤方針同様、池袋駅周辺地域再生委員会におきまして、サインガイドラインの一部変更をさせていただきましたけれども、その確認、それから、サイン整備計画、これを確認させていただきました。
     今後、そのガイドラインとサイン整備計画に基づきまして、各事業者が国費、都費を活用して、平成30年、31年の2カ年をかけて整備をしていくといったところでございます。補助スキーム、国と事業者ということで3分の1ずつを想定しております。  それでは1枚おめくりをいただきたいと思います。2ページになります。  主要なサインの設置でございますけれども、天吊りのサイン、各社、各数字が書いてありますけれども、全てで236基、これを変える予定でございます。天吊りサインというのは、右側にあります横の帯のものでございます。  それから、地下の案内図でございます。これにつきましても、現在は、JRはJR、東武は東武、西武は西武という形で、地下の案内図というのは、おのおの自分の管理者の部分だけになっておりましたけれども、今回、この地下の案内図については、地下全体をお示ししている、この案内図を29基、中に設置をいたします。  また、周辺案内図、これについては、その下側になりますけれども、もうちょっと広域な、サンシャイン、それから立教大学まで入ってくるような周辺案内図、これを29基設置いたします。  また、出口の誘導サインでございますけれども、真ん中にあります。ここの事例では東口(北)となってございまして、行く施設等について記載をする、この出口のサインは57基。  それから、バリアフリー案内図、これは東西2つありますが、エレベーターに誘導していくということで、エレベーターの案内、これを、今、どこの管理地につけるかというのは決まっておりませんので、4基ということで、全部で355基、これを下のスケジュールで行きますと、JR東日本、東武鉄道、それから東武ホープセンター、これについては今年度内と、JRについては、それから来年度、西武鉄道、東京メトロ、それと池袋ショッピングパークについては来年度に設置をいたしまして、新ホール、それからHareza池袋のオープン、そして東京オリンピック・パラリンピックまでには、池袋駅の地下及び駅前広場等々のサインについては、統一の名称のものに入れかわるといったところでございます。  説明は以上でございます。 ○磯一昭委員長  説明が終わりました。質疑を行います。  よろしいですか。   「なし」 ───────────────────◇──────────────────── ○磯一昭委員長  それでは、最後に委員会の1年間のまとめでございますが、小委員会案をお手元に配付してございます。調査項目別と日程順の2種類がございますが、調査項目別のほうを事務局に朗読させます。 ○藤村書記  それでは、朗読いたします。  豊島副都心開発調査特別委員会調査項目と活動状況(案)。  平成29年5月から平成30年5月まで。  1、都市環境整備に関する諸課題。(1)都市づくりグランドデザイン(素案)に対する区の意見回答について。平成29年7月21日、野島都市計画課長より説明を受け、質疑を行う。(2)池袋西口公園整備事業について。平成29年9月15日、小堤公園緑地課長より説明を受け、質疑を行う。(3)補助172号線沿道長崎地区まちづくりについて。平成29年9月15日、鮎川沿道まちづくり担当課長より説明を受け、質疑を行う。(4)池袋西口公園事業者選定結果について。平成29年11月13日、小堤公園緑地課長より説明を受け、質疑を行う。(5)南池袋二丁目C地区のまちづくりについて。平成29年11月13日、活田再開発担当課長より説明を受け、質疑を行う。平成30年1月15日、活田再開発担当課長より説明を受け、質疑を行う。平成30年5月15日、大根原再開発担当課長より説明を受け、質疑を行う。(6)特定地区の指定について。平成29年12月15日、鮎川沿道まちづくり担当課長より説明を受け、質疑を行う。(7)池袋西口公園等整備基本計画の概要について。平成30年1月15日、小堤公園緑地課長より説明を受け、質疑を行う。(8)中池袋公園整備事業について。平成30年1月15日、小堤公園緑地課長より説明を受け、質疑を行う。(9)景観計画の一部改正について。平成30年1月15日、野島都市計画課長より説明を受け、質疑を行う。(10)基盤整備方針について(池袋周辺地域)。平成30年1月15日、原島交通・基盤担当課長より説明を受け、質疑を行う。平成30年5月15日、原島交通・基盤担当課長より説明を受け、質疑を行う。(11)池袋駅周辺地域の市街地再開発事業の動向について。平成30年4月13日、大根原再開発担当課長より説明を受け、質疑を行う。(12)池袋駅案内誘導サイン計画について。平成30年5月15日、原島交通・基盤担当課長より説明を受け、質疑を行う。  2、交通環境整備に関する諸課題。(1)池袋副都心移動システムについて。裏面に参ります。平成29年7月21日、原島交通・基盤担当課長より説明を受け、質疑を行う。平成29年9月15日、原島交通・基盤担当課長より説明を受け、質疑を行う。平成29年11月13日、原島交通・基盤担当課長より説明を受け、質疑を行う。平成30年1月15日、原島交通・基盤担当課長より説明を受け、質疑を行う。(2)池袋駐車場整備計画について。平成29年9月15日、原島交通・基盤担当課長より説明を受け、質疑を行う。平成30年1月15日、原島交通・基盤担当課長より説明を受け、質疑を行う。平成30年4月13日、原島交通・基盤担当課長より説明を受け、質疑を行う。(3)交通戦略歩行者優先化について。平成30年4月13日、原島交通・基盤担当課長より説明を受け、質疑を行う。(4)国際興業バス「池07系統」について。平成30年4月13日、原島交通・基盤担当課長より説明を受け、質疑を行う。(5)WEロード改修事業について。平成30年5月15日、松田道路整備課長より説明を受け、質疑を行う。  3、旧庁舎跡地活用に関する諸課題。こちらは、案件がございませんでした。  4、JR関連の諸課題。(1)西巣鴨橋の撤去工事について。平成29年6月9日、松田道路整備課長より説明を受け、質疑を行う。  5、その他関連事項。(1)住宅白書について。平成30年4月13日、星野住宅課長より説明を受け、質疑を行う。(2)4公園整備と移動システムについて。平成30年5月15日、原島交通・基盤担当課長及び小堤公園計画特命担当課長より説明を受け、質疑を行う。  以上でございます。 ○磯一昭委員長  朗読が終わりました。  よろしいでしょうか。   「はい」 ○磯一昭委員長  それでは、本案を委員会の1年間のまとめとさせていただきます。  改めまして、本日がこの委員会の1年間の最後の委員会ということで、委員長として、一言、皆様に御挨拶をさせていただきます。大分時間がかかりましたので手短にさせていただきますので、どうぞ御理解いただきたいと思います。  まずは、この1年間、運営に関しまして、委員各位並びに理事者の皆様、本当に御協力ありがとうございました。拙い委員長のもとで、大変皆様に御迷惑をおかけしたことではないかなと思っておりますが、これで1年間やっとまとめることもできましたので、感謝、御礼申し上げる次第でございます。  この副都心特別委員会というのは、やはり、今、進化をし続けるこの豊島区において、大変重要な調査特別委員会でございますので、今後も活発な意見が交わされることと期待しておりますので、どうぞ皆様よろしくお願い申し上げます。  最後になりましたけれども、拙い委員長を支えていただきました、ふまミチ副委員長、そして、小林ひろみ副委員長、村上典子副委員長、細川正博副委員長、皆様からも一言ずつあいさつをいただいて、最後としたいと思いますので、まずは、ふま副委員長よろしくお願いいたします。 ○ふまミチ副委員長  1年間、大変にありがとうございました。磯委員長のもと、1年間活発な議論、また調査が行われました。豊島区の発展につながるものだと確信をさせていただきました。本当に委員の皆様、そして理事者の皆様、大変にありがとうございました。 ○小林ひろみ副委員長  久しぶりに副委員長をやらせていただきましたが、感想といたしましては、かなり議題が毎回多かったなということと、仕方がないのかもしれませんが、1個だけのときと7個のときがあると、やはりちょっと、もうちょっと何とかうまく情報を出していただく工夫ができないかなというふうには思っております。感想でございます。皆様、1年間、御協力ありがとうございました。 ○村上典子副委員長  磯委員長のもと、1年間、各委員の皆様方、そして理事者の皆様方、御協力ありがとうございました。本当にたくさんの案件がある中、豊島区の今後を、また、皆様と一緒に検討していきたいと思います。ありがとうございました。 ○細川正博副委員長  磯委員長のもとで、1年間、ありがとうございました。皆様の活発な議論、本当にありがたく思っていますし、また、理事者の皆様も本当に真摯な御対応ありがとうございました。  今、小林委員からも少しありましたけれど、特にことしは30年1月、4月、今回の5月と、この3回の委員会で、かなりの議題があったなというふうに思っています。それだけ、この新しい年、30年以降、また、大きくまちづくりが動いている証拠でもあろうと思っております。また、私自身も皆様とともに豊島区の未来のためにいろいろと考えていきたいと思います。どうぞよろしくお願いします。ありがとうございました。 ○磯一昭委員長  以上で、豊島副都心開発調査特別委員会を閉会といたします。   午後3時34分閉会...