豊島区議会 2017-04-13
平成29年公共施設・公共用地有効活用対策調査特別委員会( 4月13日)
│増子区民活動推進課長 森西部区民事務所長 │
├────────────────────────────────────────────┤
│齊藤総務部長 田中財産運用課長(
庁舎運営課長)
近藤施設整備課長 │
├────────────────────────────────────────────┤
│小澤文化商工部長(国際アート・
カルチャー都市推進担当部長/
東京オリンピック・ │
│ パラリンピック連携担当部長) │
│ 藤田学習・
スポーツ課長(
東京オリンピック・
パラリンピック連携 │
│ 担当課長) │
│ 山野邊生活産業課長 樋口文化デザイン課長 │
│ 關新ホール整備担当課長 末吉庁舎跡地活用担当課長 │
│ 小椋文化観光課長 │
├────────────────────────────────────────────┤
│ 直江福祉総務課長(
自立促進担当課長)
高橋障害福祉課長 │
│ 小倉障害福祉サービス担当課長 │
├────────────────────────────────────────────┤
│ 荒井長崎健康相談所長 │
├────────────────────────────────────────────┤
│ 猪飼子育て支援課長(
児童相談所設置準備担当課長) │
│ 田邉保育課長 小野寺保育政策担当課長 │
├────────────────────────────────────────────┤
│奥島
都市整備部長 │
│宮川地域まちづくり担当部長(
地域まちづくり課長) │
│ 野島都市計画課長 小池住宅課長(
マンション担当課長) │
│ 松田道路整備課長 小堤公園緑地課長 │
├────────────────────────────────────────────┤
│ 兒玉庶務課長 秦学校施設課長 │
├────┬───────────────────────────────────────┤
│事務局 │栗原区
議会事務局長 七尾議会担当係長 望月書記 │
├────┴───────────────────────────────────────┤
│ 会議に付した事件 │
├────────────────────────────────────────────┤
│1.
会議録署名委員の指名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1 │
│ 根岸委員、細川委員を指名する。 │
│1.
異動説明員・
事務局職員の紹介・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1 │
│1.委員会の運営・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1 │
│ 正副委員長案を了承する。 │
│1.
未来戦略推進プラン2017における
公共施設等の再構築・区有財産の活用につい │
│ て・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1 │
│ 木村施設計画担当課長より説明を受け、質疑を行う。 │
│1.
異動説明員の紹介・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 17 │
│1.次回の日程・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 17 │
│ 5月10日(水)午後1時30分 委員会を開会することとなる。 │
└────────────────────────────────────────────┘
午前10時開会
○
中島義春委員長 ただいまから
施設用地特別委員会を開会いたします。
会議録署名委員を御指名申し上げます。根岸委員、細川委員、よろしくお願いいたします。
───────────────────◇────────────────────
○
中島義春委員長 初めに、異動理事者及び
事務局職員の紹介がございます。
○
城山政策経営部長 ――
異動説明員の紹介を行う――
○
齊藤総務部長 ――
異動説明員の紹介を行う――
○
野島都市計画課長 ――
異動説明員の紹介を行う――
○栗原区
議会事務局長 ――
異動事務局職員の紹介を行う――
○
中島義春委員長 なお、奥島
都市整備部長は、公務のため遅れてまいりますので、本委員会の案件が終わった後に紹介いたします。
───────────────────◇────────────────────
○
中島義春委員長 委員会の運営について正副委員長案を申し上げます。
本日は1件の案件を予定しております。
なお、
未来戦略推進プラン2017における
公共施設等の再構築・区有財産の活用についての追加資料を机上に配付してございます。後ほど理事者から説明がありますが、追加資料については、本日の委員会終了後に
区議会ポータルに掲載いたします。
本日は質疑のために、
増子区民活動推進課長、
森西部区民事務所長、
山野邊生活産業課長、
樋口文化デザイン課長、
關新ホール整備担当課長、
末吉庁舎跡地活用担当課長、
小椋文化観光課長、
直江福祉総務課長、
高橋障害福祉課長、
小倉障害福祉サービス担当課長、
荒井長崎健康相談所長、
猪飼子育て支援課長、
児童相談所設置準備担当課長を兼務しております。
田邉保育課長、
小野寺保育政策担当課長、
宮川地域まちづくり担当部長、
地域まちづくり課長も兼務しております。
小池住宅課長、
松田道路整備課長、
小堤公園緑地課長、
兒玉庶務課長、
秦学校施設課長が出席しております。
なお、
小池住宅課長は、公務のため遅れてまいります。
最後に、次回の日程についてお諮りいたします。
運営については以上でございますけれども、何かございますでしょうか。
「なし」
○
中島義春委員長 よろしいですか。それでは、そのようにいたします。
───────────────────◇────────────────────
○
中島義春委員長 それでは、案件に入ります。
未来戦略推進プラン2017における
公共施設等の再構築・区有財産の活用について、理事者から説明があります。
○
木村施設計画担当課長 それでは、
未来戦略推進プラン2017における
公共施設等の再構築・区有財産の活用について御説明のほうをさせていただきます。
まず、追加で資料を机上配付させていただきましたが、事前に配付することができず、委員の皆様には御迷惑をおかけすることになりまして、まことに申しわけございませんでした。
追加の資料でございますが、2016からの主な変更点という3ページの資料を用意させていただきました。事前にお配りしていた資料でございますが、プラン2017に記載されている内容のみでございましたので、前年度との変更点がわかる資料を御用意させていただいたほうが、よりわかりやすいということで、机上配付のほうをさせていただきました。本日につきましては、追加で配付した資料のほうをメインに使って説明をさせていただきます。委員の皆様には御迷惑をおかけいたしますが、よろしくお願いいたします。
それでは、
未来戦略推進プラン2017における
公共施設等の再構築・区有財産の活用につきまして、2016からの主な変更点を中心に説明のほうをさせていただきます。
本日お配りした資料の1ページ目をごらんください。
まず、1.建物施設の適正管理のうち、(1)学校跡地についてでございます。
こちらにつきましては、学校施設のうち、公園や
スポーツ施設などの計画があるものの、現時点では暫定活用中の学校跡地を記載するものでございます。
(1)のNo.3でございます。旧朝日中学校につきましては、
巣鴨北中学校の仮校舎としての使用が始まりましたことから、NPO法人が移転のほうとなりましたので、これに伴いまして、記述のほうの整理のほうをしているところでございます。
続きまして、No.6の旧文成小学校でございますが、こちらにつきましては、池袋第一小学校の仮校舎として
利用開始年度のほうが決定いたしましたので、平成32年度という文言のほうを追加してございます。
続きまして、(2)区外の宿泊施設でございます。
山中湖秀山荘と猪苗代四季の里につきましては、プラン2016では、平成28年度に廃止を検討すると記載してございましたが、昨年度の庁内での検討結果を踏まえまして、民営化の状態を継続させ、平成31年度に施設状況をまた改めて調査のほうをいたしまして、32年度以降の取り扱いを検討するというふうに記載のほうを変更してございます。
次に、配付した追加資料では記載はございませんが、(3)は公営住宅等についてとはなりますが、こちらにつきましてはプラン2016から変更がございませんので、こちらの資料のほうには記載のほうはございません。
次に、(4)その他の施設でございます。
こちらにつきましては、今後3年間で転用・民間活用、あるいは、活用の検討予定などの、その他の施設について記載しているものでございます。
No.4の旧
区民ひろば池袋につきましては、昨年度、平成28年度に事業者が決定いたしましたので、その旨を記載してございます。
No.6の
埋蔵文化財資料調査室につきましては、昨年度は30年度以降の利用予定なしと記載がありましたが、調査室移転後も
埋蔵文化財調査室の倉庫として
暫定活用予定となりましたので、「利用予定なし」の文言を削除のほうをしてございます。
続きまして、No.9の旧
竹岡健康学園につきましては、旧
竹岡健康学園での校外学習のほうが終了となったことから、昨年度記載がありました「
校外学習施設として暫定活用する」旨などを削除してございます。
続きまして、追加資料の2ページ目になります。
No.10でございますが、
上池袋地区居住環境総合整備事業用地でございます。こちらは今回新たに記載された施設となってございます。区有地に隣接する土地を新たに取得のほうをいたしまして、土地を一体的に活用することで、
住環境総合整備事業用地としての機能を残しつつ、
防災備蓄倉庫を整備するものでございます。
続きまして、No.11の旧西池袋二丁目第二児童遊園でございます。こちらは、昨年記載はなかったんですが、再掲載というふうになってございます。平成28年度につきましては、と
しま産業振興プラザの改修工事の際に資材置き場として使用しておりましたが、改修工事が終了したことによりまして、再び資産活用を検討するものでございます。
続きまして、No.12、要町一丁目
福祉施設予定地でございますが、こちらは今回新たに掲載してございます。寄附によりまして、区が取得した用地について、民間に用地を貸し付けまして、民設民営の
障害者グループホームを整備する予定でございます。
次に、(5)改修・改築する主な施設でございます。
こちらにつきましては、事前にお配りしている資料では、新ホール、あるいは、
豊島区民センター、
あと生活産業プラザなど、あと、小・中学校の改築などが掲載されているところでございます。プラン2016で記載のありましたと
しま産業振興プラザ、IKE・Bizでございますが、この4月にオープンとなりましたので、今回から記載がなくなってございます。
本日配付している資料の2ページのNo.4からNo.6でございますが、小・中学校の改築といたしまして、こちらに小・中学校3校が掲載されております。
昨年度、記載のありました池袋第三小学校が、工事完了によりまして記載がなくなりました。新たに池袋第一小学校が掲載となってございます。
続きまして、No.7の
長崎健康相談所でございます。こちらにつきましては、大規模改修から建てかえに変更となりまして、
長崎健康相談所を建てかえるに当たりまして、児童相談所などの複合施設として建設するものでございます。
No.8の旧千早児童館でございます。平成30年度より臨時保育所として活用いたしまして、その後、
近隣区立保育園の改修時の仮園舎等として、活用予定である旨を追加で記載してございます。
No.9、(仮称)マンガの聖地と
しまミュージアムでございます。今回から新規に掲載となってございます。
南長崎花咲公園の中にトキワ荘を復元いたしまして、「マンガの聖地としま」の発信拠点を整備する予定となってございます。
本日配付した資料の3ページをごらんください。こちらは3ということで、
インフラ施設の適正管理についてでございます。
本日お配りした資料ですと(1)がございませんが、(1)は橋梁の長寿命化についての記載となりますが、昨年度との変更はございませんので、本日お配りした資料には記載がございません。
(2)公園施設の長寿命化についてでございますが、プラン2016では、適正管理の対象を「公園数」ということで記載のほうをしてございましたが、今回から改修状況がよりわかりやすいように、例えば、ブランコ、あるいは鉄棒などといった遊具、あるいは、トイレなどといった施設を、それぞれ1施設というふうにカウントするようにいたしまして、「
公園施設数」に変更のほうをしてございます。
最後に、(3)街路灯についてでございます。街路灯につきましては、今回から掲載を追加してございます。これにつきましては、豊島区
街路灯維持管理計画の内容を、今回から新規にこちらのほうにも追加しているものでございます。
大変簡単ではございますが、私からの説明は以上でございます。
資料につきましては、御迷惑をおかけいたしまして、申しわけございませんでした。よろしくお願いいたします。
○
中島義春委員長 説明が終わりました。質疑に入ります。
○
芳賀竜朗委員 それでは、ちょっと何点か質疑をさせていただきます。
その他施設の中で、No.11なんですが、旧西池袋二丁目第二児童遊園、IKE・Bizの横ですね。ここを今まで駐車場として使って、改修工事の期間中は使っていたかと思うんですけれど、検討するということなんですが、今の段階でまだ具体的な案というのは、本当、検討段階で何もないような状況なのか、もしおわかりになったら教えてください。
○
木村施設計画担当課長 現在はまだ検討中ではございますが、従前は駐車場として暫定活用してございましたので、そのような方向でまずは活用できるのかなというふうには考えてございます。
○
芳賀竜朗委員 あと、済みません、ちょっとお聞きしたいのが、小学校がこれ改修計画になっているんですけれど、それ以外でも、多分、老朽化の進んでいる学校が随分あろうかと思うんですけれど、そのあたりの取り扱いというのは、これから順次やっていくということでよろしいんですか。
○
秦学校施設課長 小学校・中学校の改築計画につきましては、
豊島区立小中学校改築計画というのを立てております。現在のところ、今後、池袋第一小学校並びに千川中学校のほうを改築するということで計画しておりまして、それが37年度の2学期になっております。
それ以降の計画につきましては検討するという状況になっておりまして、今年度につきましては、今後、学校改築等、それから改修も視野に入れまして、長寿命化等も視野に入れまして、今後どうあるべきかということを、外部有識者を交えて検討会を立ち上げまして、今後の方向性について検討をした上で、今年度中に何らかの形でお示しをしたいというふうに考えております。
○
芳賀竜朗委員 済みません。あと最後に1点、街路灯についてちょっとお伺いしたいんですが、3年後に水銀灯が廃止するというようなことをお聞きしているんですが、28年度の進捗率が8%になっておりますが、そうすると、早く100%に持っていくためにも、今後の方針というか、もし何かあればお聞かせいただきたいと思います。
○
小堤公園緑地課長 今後の計画でございます。今、委員が言われたように、2020年に水銀灯のほうの製造が終わってしまいますので、これからピッチを速めていくというふうなことでございまして、今後4カ年にかけては、1年間で1,280基を改修していきまして、2020年に製造を中止になってしまうんですけれども、そこでいきなり全部なくなるわけではないので、その後、2年間ぐらいは、まだ猶予があるというふうに考えていまして、33年、34年は1,400基を改修して、全ての水銀灯のほうの改修を終わらせるというふうな計画をしてございます。
○
芳賀竜朗委員 事業者さんにも協力していただいて、急ピッチでお進めいただくんでしょうけれど、何とか早く完了するようにお願いをして、質疑を終了させていただきます。
○
根岸光洋委員 学校跡地の適正管理のところについて、旧文成小学校は、現在、池袋中学校の
校庭改修施設の代替施設として使用するということが書いてありますけれど、これはいつまで使用する予定なんでしょうか。
○
秦学校施設課長 旧文成小学校につきましては、ことしの8月まで池袋中学校の仮グラウンドとして使っていきます。
そして、そのことしの8月以降に、いろいろ物品等で倉庫として、使っている部分がございますので、そのように使いまして、一応、目標と言いますか、目安としては平成31年の8月までそのように利用する予定であります。
その後、32年の4月から池袋第一小学校の仮校舎として、使用いたしますので、それに向けての改修等をちょっと前に行いまして、平成32年の4月から池袋第一小学校の仮校舎として利用する予定でございます。
○
根岸光洋委員 御丁寧に説明していただき、ありがとうございます。そうすると、32年までの間は、物品の倉庫として使うわけですけれど、校庭とか、その他もろもろは、どういうふうな何か使い方というのはあるんでしょうか。
○
秦学校施設課長 校舎につきましては、倉庫として利用する予定でございまして、グラウンドにつきましては、地域の方々に貸し出すという予定でございます。
○
根岸光洋委員 わかりました。あと、池袋第一小学校の改修がいよいよあるということなんで、そちらのほうにまたスムーズに行くように進めていただければと思います。
あと、もう一つ、委員長済みません。
○
中島義春委員長 どうぞ。
○
根岸光洋委員 公園施設の長寿命化のほうで、対象施設を「公園数」から「
公園施設数」に変更したと、この変更した理由というのは、どういった理由なんでしょうか。
○
小堤公園緑地課長 先ほど説明の中で触れさせていただきましたように、ちょっと進捗状況というか、対応したところを見えやすくというふうなことでございまして、対象の54公園は変わらずに、それぞれ1公園に五つから六つ施設がございます。それを全部カウントしていきまして、より改修した進捗率がわかりやすいというふうなところでの記載の変更でございます。
○
根岸光洋委員 そうしたら、ちょっと細かいところで申しわけないんですが、409施設の内訳というんですか、大体、遊具とかトイレとか項目あると思うんですが、大体を教えてもらえませんか。
○
小堤公園緑地課長 集計というか、今、手元にないんですけれども、滑り台だったり、トイレも含めてですけれども、鉄棒だったり、ブランコだったり、シーソーだったりというふうなものを全部足していって、その数になります。
ちなみに、
江戸橋公園、昨年度、ブランコ、シーソー、鉄棒を
江戸橋公園で改修しましたので、例えば、そういったものを1個1個で一つ一つのカウントというふうな数字でございます。
○
根岸光洋委員 そうですか。そうしますと、この409施設、さっきも街路灯がありましたけれど、10%の進捗率で、これがどのぐらいで全てを改修するというか、予定は。
○
小堤公園緑地課長 長寿命化の計画でいいますと、35年までに大よそやっていくというふうな計画でございますけれども、長寿命化は26年度につくっているんですが、それ以降にも、まだまだふえたりというふうなところがございますので、もう少しピッチを速めて、改修はしていかなきゃいけないというふうに思ってございます。
○
根岸光洋委員 わかりました。もう一つ、済みません。トイレについては、何かいろいろ民間の力を使って、いろいろ改修すると入っています。これもこういうところに入っていらっしゃるんですか、トイレの改修について。
○
小堤公園緑地課長 はい。施設の中にはトイレもカウントされてございます。ただ、今回の
予算特別委員会で御説明させていただきましたように、パイロットプロジェクトとして、この長寿命化の計画には、ちょっと乗ってこないというか、もっと早くやっていく。長寿命化でいうと、もう少し長い年月をかけていくんですけれども、トイレに関しては、この3カ年で集中的に改修していくというふうに、中身については変わってございます。
○
根岸光洋委員 わかりました。いろいろ民間の活力を使うのは、また別で早目にやるということと、これは長寿命化計画に基づいてやるということなんですが、着実にですね。遊具の事故というのは、そんなに多く大きな事故というのは言われていませんけれど、時々そういうのが見受けられますし、トイレは特にきれいに早くしてもらいたいという声も、当然のように区民の皆さんからあると思いますし、いろんな面で、これからこの辺の施設の計画的に、また、進捗率をスピードアップして対応していただければと思っております。
私のほうからは以上です。
○山口菊子委員 橋梁の長寿命化のところでは空蝉橋がここに出ていて、西巣鴨橋も改修ということで、工事に入っていくわけですけれど、この池袋大橋、前からずっと言われているんだけれども、これは基本的にはいつごろ。老朽化の度合いというか、それとあわせて、どういう計画になっているのかちょっと教えていただけますか。
○
松田道路整備課長 今、御指摘のありました池袋大橋につきましては、平成24年から工事を行っていまして、ただ、その橋の延長そのものがかなり長いものですから、空蝉橋だとか西巣鴨橋と比べると、工事そのものを分割して、発注し、またスパンを決めて設計して発注しているということになってございます。
最終的にいつまでに仕上がるのかということですけれども、現在の予定ですと、平成34年に最終のスパンのところが終わるということを予定してございます。
○山口菊子委員 これは架けかえるほどではなくて補修をしていけば、何か昔、架けかえたほうがいいみたいな話が出ていたんだけれども、そうではなくて、架けかえないで、今のまんまで補修をしていくという、そういうことなんですか。
○
松田道路整備課長 おっしゃるとおりでございまして、一気にやはりかえるとなると、下の鉄道なんかも大変路線数が多いものでございますので、部分的に悪い箇所を補修し、また、鋼板等で巻きながら、長寿命化を図っていくというものでございます。
○山口菊子委員 いずれにしろ、空蝉橋も西巣鴨橋も池袋大橋も、交通量そのものは全部少ないわけではなくて、結構多いから、やはり安全性というかな、そこは架けかえなくてもできると言いつつも、本当に確実に安全な橋として、やはりないと困るなと、私なんかもよく利用するから、すごく思っていますので、改修で済むのであれば、相応に安全にやっていただきたいというふうに思います。
あと、もう一つ、旧第十中学校の跡地については、
予算特別委員会のところで、かなり私、申し上げたというふうに思いますけれども、しっかり検討し直してもらいたいというのは、すごくあって、やはり、PFIなんかは間違っても活用しないように、運用権を売却してしまうと、豊島区が全く関与できなくなっちゃうというのがあるから、それだけは
予算特別委員会の中で指摘をしましたけれども、重ねて申し上げておきたいなというふうに思います。
子供たちが使える場所、少年野球や少年サッカーができる場所というのを、確保してほしいというふうに重ねて申し上げておきたいと思います。
区長も答弁されていたから、考え直すとおっしゃってくださっていましたから、大丈夫だと思いますけれども、そこはしっかりやっていただきたいというふうに思います。
あと、もう一つ、前にどこかで説明があったのかもしれないんだけれども、
長崎健康相談所を建て直している間の仮の場所というのは、どこが計画されているんですか。
○
荒井長崎健康相談所長 旧第六出張所になります。1階はもとの地域振興が入っていたところと、地下の区民ひろば長崎を活用する予定にしております。
○
中島義春委員長 いいですか。あと、いかがですか。はい、渡辺委員。
○渡辺くみ子委員 今、山口委員さんがお尋ねになった、長崎何でしたか、旧第十中学校でしたか、
予算特別委員会のときのテレビをずっと見ていて、えっというので、すごく驚いたんですけれども、今回のところで引き続き検討というような感じになっているんですけれども、現実的にどういうような構えでいくのか。
この間、他の自治体の議員さんなんかとも話していると、PFIとの関係で言うと、やはりこれは大きな問題だし、事故が起きたんだよとかね、いろんな話もこの間、聞かれました。それから、地域の方からの要望としては、少年野球がすごく大きく出ているんだよなんていう話も聞いたりしていて、とりあえず暫定開放事業などということでやってきて、今後検討というふうになっていて、PFIとか、そういう部分というのは、ちょっとなくなってきているのかなというふうには思うんですけれども、ただ、検討のその具体的な方向性とか、そういうものというのは、ああいう
予算特別委員会の経過を含めて、どういうふうに今はされようとしているんでしょうか。
○
木村施設計画担当課長 旧第十中学校の今後についてですが、まずは、あそこの場所が、そもそもPFI事業がふさわしいのか、成り立つのかどうかということを、今年度中に検討のほうをしていきたいというふうに今のところは想定してございます。
○渡辺くみ子委員 たしか前のあれでいくと、今年度、検討で、来年度は具体的な事業者を募集するとかというふうに書いてあったと思うんです。それが、とりあえず検討が、29、30、31は検討というふうになっていますよね。でも、何か今のお話だと、29年度は、もちろん今年度は検討なんですけれどね、要するに検討の方向性を、どういう形で検討をされるのかということが、やはり大事かなというふうに思っているんですけれど、この間のああいう委員会での指摘等々も含めて、私たちも大変これは問題だという認識を持っていますので、やはり検討の方向づけ、その中身について、もうちょっと具体的に御答弁いただけないでしょうか。
○
木村施設計画担当課長 現時点では、この記載内容につきましては、サッカーやラグビーなどの多目的な競技ということで記載のほうをしてございます。
このサッカー、あるいは、ラグビーはもうこれで決定だということではございませんので、PFIの手法が成り立つのか、ふさわしいのかどうかという検討もしつつ、敷地の形状とか、そういったのを含めて、どういった競技をできるようにしていくのがよいのかというのも、今年度、検討していく予定でございます。
○水島副区長 旧第十中学校の跡地開発は飯能のほうの倉庫の整備とも絡んでくるわけですね。これは事業スキームで、PFIでなじむかどうかを今年度検討しまして、その結果を見て、これはあんまりふさわしくないと、また、これまでいろいろな御指摘もいただいているわけですから、先ほどの山口委員さんなんかもそうでございますね。そうしたことも含めて、事業スキームとして、PFIがなじむかどうか、それをまず検討して、これはどうも事業スキームとしてPFIが余りよくないなという結論になれば、別な手法でやると、こういうことでございます。
○渡辺くみ子委員 私どもはPFIに関しては、やはり基本的に公共施設の管理運営、全面的に全てをやるわけですから、そういう点ではなじまないだろうというふうに思っていますので、それはそれで発言をしておきます。
それで、もう一つ、これだけではないんですけれども、豊島区の基本計画の公共施設、建物の施設の適正管理等の方針とかね、公共施設のあり方とかというような項目の中で、いわゆる区民の声を反映する手法を取り入れるとかというような表現というのが入っていて、ここら辺というのは、どういう形で今使われてきているのか。あるいは、地域の人たちにとっての、もう長くつき合っていた施設ですから、そういう施設が地域の中でどういうあり方をしているのかとかね、そういう点では区民の声をきちんと聞くというのは、ものすごい大事なことだろうというふうに思うんですけれども、少なくとも旧第十中学校との関係では、そこら辺はどういう経過があったんでしょうか。
○
木村施設計画担当課長 今後は、旧第十中学校のあり方といいますか、内容につきましても、会議体を立ち上げまして、その中で検討はしていきたいというふうに考えてございます。
その会議体の中には、例えば学識経験者の方たちにも入っていただきますし、あるいは、公募の方を募集するとか、まだそこのメンバーの構成については、まだ決定のほうはしてございませんが、そういった会議体の中ででも皆さんの声も拾っていきたいと思います。
また、旧第十中学校の事業を進めていくに当たりましては、その整備していく過程の中では、パブリックコメントとか、そういったのも当然入ってまいりますので、なるべく区民の皆様の声は、きっちりと受けとめていきたいというふうに考えてございます。
○渡辺くみ子委員 わかりました。基本は区民の人たちのいろんな検討会とかね、そんなような利用されている団体さんとの協議とか、そこが私は中心になるんではないかというふうにも思っています。
ただ、ここは立地帯とかね、いろんな条件からいって、大変いい場所だという位置づけは、この間のいろんな答弁の中でも、そういう見方をされている地域だというのはわかりますけれども、でも、やはり少なくても区がきちんと表明をしているように、区民の声を反映するということは、私は主にやっていただきたいというふうに思っています。
それとあわせて、先ほど副区長さんも御答弁いただきましたけれども、私は今回のこの予算案重点事業というので、具体的なページで17ページのところで、ぱっとこういうのが出て、PFIが太字で書いてあってというので、正直に言って、こういう段階でびっくりしたという思いです。これは素直に見れば、決定事項という感じで出されちゃっていますので、副区長さんも、さっきよくなければやめる場合もあるというような、そんな御答弁をしていただきましたけれども。やはり検討経過、それから、その経過中のこと、それから、決定する前にやはり知らしめていただきたい。どうなんだろうかというふうな形で説いていただきたいと、我々のほうにもね、やはりそこら辺は大変重要なことだろうというふうに思いますので、これに関しては改めてお願いをしておきたいというふうに思います。
それで、今度、次の関連なんですが、さっき言いましたように、この基本計画の中で、例えば、いろんな施設関係を見たときに、例えば、地域区民ひろば、小学校区に施設が2カ所分かれて設置されている区民ひろばは、改築工事等の機会を捉え、地域性や利便性等を考慮し、統合の可能性について検討していきますという文章があります。
今回の今年度の施設との関係で言うと、ここら辺の動きというのは、特にはないと受けとめてよろしいんでしょうか。
○
木村施設計画担当課長 現在、具体的にどこの地域でこういうのが決まっているというのはございませんので、それにつきましては、今年度、検討のほうを進めてまいりたいというふうに考えております。
○渡辺くみ子委員 小学校区の関係なんですけれども、この間、何十年の経過の中ですけれども、例えば、私なんかの生活しているところでは、三つの小学校がなくなりました。それで、二つの中学校のうち、一つの中学校がなくなりました。
大体、いろんな公的な施設というのは、学校、中学校、あるいは小学校の単位で設置をしているという状況はあります。だけれども、住民自体はふえているとかね、いろんな変化ってあるんですよ。
それから、雑司が谷小学校、高田小学校、それから、日出小学校、ここの跡ですけれどね、ここがなくなって1カ所になったというと、南池袋小学校の学区域の弾力化がありますから、かなり全てが広範囲ですけれども、でも、一定区民が利用するというときには、もう南池袋小学校しかないんですよ。
こういうのというのは、区民が本当に区民集会室とか、そういうような感覚で活用できる施設というのは、やはりそれなりに住民がそこに住んでいる以上は必要なんだろうというふうに思うんですよ。
でも、今年度はこういう統合の可能性についてはないけれども、今後検討していきますという御答弁をしていただきましたけれども、そういう内容というのは、住んでいる側からすれば、大変不便になると思うんです。こういうような一方的な検討というのは、私は非常に疑問を感じるんですけれども、いかがでしょうか。
○
木村施設計画担当課長 確かに、小学校の区域とかですね、そういったものにつきましては、従前からの歴史的な経緯もございます。それぞれ地域の方たちは、やはり思い入れというのはあるというふうにも考えております。
その一方で、今後の区の財政状況はどうなのかとか、あるいは、今持っている区有施設を、そのまま今後もずっと同じレベルで維持していくのが、それがそもそもできるのか、そういったところも総合的に判断しながら、再構築といいますか、検討のほうはしていきたいというふうに考えます。
○渡辺くみ子委員 検討そのものは、いろんな意味では必要だと思います。だけど、その前提に統合の可能性について検討するというような、こういう姿勢というのは、私は改めていただきたいというふうに思っています。
これはもちろん、ここの委員会だけで論議をして結論が出るということではないと思いますけれども、こういう方向というのは、区民にとって必要なものは、やはりきちんと備えていくというのが、すごい重要なことなんだろうと私なんかは思っていますので、そういう目線で見ていただきたいということを要求します。
委員長。済みません、もうちょっといいですか。
○
中島義春委員長 はい。
○渡辺くみ子委員 それで、もう一つちょっと伺いたいのは。済みませんね、最近こういうことが多いんです。質疑しようと思って、ぽんと忘れちゃいまして。ちょっと一旦、手を下げます。済みません。
○
中島義春委員長 一旦下げる。はい、細川委員。どうぞ。
○細川正博委員 私からは、まずちょっと考え方について伺いたいことがありまして、公園の改修などについてなんですけれど、例えば、この事前に配られた資料の(5)改修・改築する主な施設ということで、「マンガの聖地と
しまミュージアム」という事業も入っていまして、これは公園の一部を改修する事業についてです。
これはある意味、半永久的に施設をつくる場所だからということで、これに載っているという考え方なのか。それとも、この暫定の施設ですね、例えば、ちょっと私が気になった、地元の大塚台公園では今、もうちょっとで廃止されますけれども、大塚駅の駅前の地下駐輪場をつくっている最中に、暫定利用で臨時の駐輪場が設置されていたんですけれど、こういったものを臨時の駐輪場は5月に廃止されて、そこから原状復旧ということで、また公園に戻すというような工事が行われるはずなんですけれども、この辺というのは、こういう計画には入ってこないものなのかどうか、その辺についての資料の考え方を教えていただけますでしょうか。
○
木村施設計画担当課長 こちらの資料に記載してある施設の位置づけでございますが、こちらのほう、平成28年の3月に豊島区
公共施設等総合管理計画、あと、あわせて行動計画というのをつくってございます。基本的にはその計画に載っているものを記載してございます。
また、その後、平成28年3月以降に、計画策定後に施設の活用方針とか、そういったのが決定したものを載せているところでございます。
○細川正博委員 だとすると、決定の過程というんですかね、要するに、そういった公園の一部など暫定使用するようなものというのは、基本的にこういったところに載ってこないのかどうか、それと、行動計画とかにもそういった公共施設の一部を暫定使用するようなことについては載せないという方針なのかどうか、その辺の基本的な考え方を知りたいんですけれども。
○
木村施設計画担当課長 一応、考え方といたしましては、区全体としてインフラの施設をどう適正配置をするかとか、再構築をしていくかという視点からの記載になってございますので、必ずしも個別の計画、工事なりが、全てがこちらのほうに載ってくるというものではございません。
○細川正博委員 ちょっと正直よくわからないんですけれど、行政の施設を公園とかでも、かなり大規模な改修をする場合とかというのも、一部利用など出てくると思うんですね。具体的にはちょっと今、思い浮かべているのは大塚台公園なんですけれど、大塚台公園も今度、あれですよね、前の前の11月のこの委員会でまさに取り上げた中で、東池袋第二保育園の仮園舎の設置というのもありまして、これに関して大規模改修を保育園がするために、公園の施設を大幅に改修するわけですよね。ジャブジャブ池とかもなくなりまして、一部公園の遊具も移設されるという、結構、公園としては大きな工事がありまして、その後、31年度に復旧工事というのがあるんですけれど、この復旧工事の際には、大きな公園の施設を組みかえるようなことも検討なさっているような御答弁もあったと記憶しているんですけれど。そうなってくると、そこまで視野に入れているような施設ということになれば、こういう計画にも、予算の規模もある程度大きなものになるでしょうし、こういったところに上がっていてもおかしくないんではないかなというふうに感じたもので、その辺の施設をどういうものを載せて、どういうものを載せないのかという基本的な考え方を知りたいなと思って、質疑をさせていただいているんですけれど、その辺はいかがですか。
○
木村施設計画担当課長 委員の御指摘のとおり、どういったものが載っている、あるいは載っていないというところも、わかりにくい部分もあると思いますので、そこはちょっと改めて内容については精査したいというふうには考えております。
一応、こちらの今、記載しているものにつきましては、
未来戦略推進プランの第4章のほうに、
公共施設等のマネジメントシステムの構築というのがございまして、そこに関連するというものが載ってございますので、一つ一つの施設の改修、改築も当然大事なものではございますが、こちらに記載してあるのは、区全体の中でマネジメントをどうしていくかと、そういった視点から掲載しているところではございます。ただ、冒頭で申し上げましたとおり、記載内容については、ちょっとまた翌年度以降は考えたいというふうに思います。
○細川正博委員 いや、区全体のマネジメントにというような御答弁ですけれど、そうすると、大塚台公園はそういったところには入らないという意味にとれるんですけれど、それは非常に答弁として納得いかない答弁なんですけれど、その辺のお考え方はいかがですか。
○
木村施設計画担当課長 決して大塚台公園の工事が特に重要でないとか、そういった意味合いでは決してございません。それぞれの施設の改築のほうも、しっかりやっていかなければいけないものだというふうに考えてございます。なので、こちらの記載している施設のすみ分けについては、またちょっとしっかりと検討のほうはさせていただきたいというふうに思います。
○細川正博委員 決して、別に大塚台公園のことを載せてくれというような意味で申し上げているわけではなくて、それはそれできちんと計画してやっていただいているのはわかっていますので、それはよろしいんですけれども。私が確認したかったのは、基本的な考え方ですね。この施設の一部改修でもこういったところに載ってくるのか、載ってこないのか。一部改修に見えるものも載っているのかなと思ったもので、その辺が、整理ができていないと、この施設は載せて、この施設は載せないという、ある意味、恣意的な資料になってしまいますので、その辺はまたさらに精査をなさるということですので、未来戦略プランにどれを載せるのかというのも、一つの一定の基準を設けて載せていただいているんだと思うんですけれども、もし、そういった基準があるのであれば、ぜひちょっと精査してお示しいただければなと思っております。これは要望でございます。
続いて、もう一点あるんですけれども、先ほど根岸委員のほうから、まさに私も確認したかったような内容を確認していただきまして、公園施設のところについてなんですけれども、恐らく今、手元にないだけで、資料としては409施設というものの内訳というのもあるのではないかとは思うんです。あるのではないかというか、ないとこういった細かい数字にはならないと思いますので、あると思うんですけれども、そういった中でトイレの改修について伺いたいんです。
トイレも今回の
予算特別委員会でも目玉として、NPPPというような言い方でしたけれども、トイレの改修工事、民間の力も借りながらやっていくというようなことでした。これは、これまで公共施設というのは、ある程度耐久性があるものをつくっていくという考え方をしていた中で、そうではない考え方に切りかえていくというようなものだったと思うんですけれども、そういった中で、409施設の中に、トイレがもし含まれているのであれば、先ほどの御答弁ですと、NPPPについては、この計画に入ってこないというような御答弁の内容だったと思うんですけれど、その辺の整合がとれているのかどうか、これは確認させていただきたいんですが、いかがでしょうか。
○
小堤公園緑地課長 こちらの409施設に関しては、長寿命化で対象にしている施設です。先ほど言ったように、平成35年度までの10年間の長寿命化計画の中に改修すべきトイレというふうなところが幾つか載ってございます。PPPで今年度取り組むものに関してはこれ以上にやっていく。児童遊園なんかのトイレも含めて対象にしてございますので、409施設の中に載っているトイレも含まれると。それ以上にやっていくんだよというふうなところで、トイレ自身は全部で130カ所ございまして、その中で既に改修しているところ、廃止するような予定のところを除きますと、90カ所のトイレが対象になってございます。それに対して3年間でいろいろな手法でやっていこうと思っています。今までのように大規模に全部建てかえするものもありますし、児童遊園みたいに小さなトイレに関しては、安価なトイレも持ってくるような予定もしてございます。
また、改修だけというふうな、洋式のトイレに改修するというふうなことも考えてございますし、あとは清掃も今までと違ったような清掃のやり方というふうなところで改善を図っていこうというふうに計画してございます。
○細川正博委員 ちょっと済みません。今、お答えいただいた内容はすごく参考になる話だったので、それはそれでよろしいんですけれども、私が質疑したかった内容はもうちょっとシンプルな話で、NPPPという言い方を
予算特別委員会でしていましたけれど、今、御答弁はPPPとおっしゃっていたので、PPPと言わせていただきます。PPPで取り組むトイレがこの409施設の中に入っているのか、入っていないのか、そこを簡潔にお答えいただけますか。
○
小堤公園緑地課長 考え方としては入ってございます。
○細川正博委員 いや、そうすると、ちょっとおかしいと思うんですよ。この資料に関して409施設は長寿命化を図る施設の数として、409という母数が示されているわけですよね。それに対して進捗率を示しているわけではないですか。だけど、PPPでやる場合というのは長寿命化ではないですよね。ですから、そうなると、この対象施設の母数から外さないとおかしいと私は思うんですけれど、その辺はいかがですか。
○
城山政策経営部長 長寿命化の考え方は、もともとアセット、施設の更新に金がかかるという視点から、それを計画的に地域の政府の財政事情に応じた計画でサービスを維持していこうという考え方でございます。ですので、長寿命化することで、その施設の機能を維持するという考え方は、イコール経費の問題とセットになっているということでございます。
PPPの問題も同様に、施設をよりよく維持したい、更新したいという考え方に立って、多様な資源を導入するというものでございますので、長寿命化の問題と根っこは同じで、決して矛盾するものではないというふうに考えてございます。
ただ、表記の問題で、長寿命化という概念の中に短期の設備、いや、そんなに長く持たせなくていいんだというような施設も入っているのでは矛盾ではないかという御指摘であれば、それはそれでごもっともな御意見でございます。今後、そういったものもかき分けて、内訳として外に出して、わかりやすくするように努めてはいきたいと考えてございます。
○細川正博委員 非常に苦しい御答弁だったんではないかと私は思っています。もちろん長寿命化と施設が陳腐化していくのを前提に、早目に更新をしていこうという考え方を今回PPPで新たに示されたものだと思っています。この考え方は、私はすばらしいと思っておるもので、そこは切り分けて考えるべきだと考えているもので、こういった質疑をさせていただいています。
この長寿命化、問題の捉え方、根っこは一緒ではないかというようなお話ですけれど、しかし、考え方を切りかえて今回PPPと新たに区も打ち出しているわけですから、それと従来の長寿命化の事業を一緒くたにするというのは、いかがなものかということを私の考えとしてお伝えさせていただきます。
それで、もう一点、PPPで今後トイレの改修というか更新をやっていくわけなんですけれど、そうすると、従来の公共施設の考え方と違って、ライフサイクルがもっと短くなるわけですよね。そうすると、別途管理が必要になってくると思うんです。今までコンクリートの構造物ですと、数十年持つことを前提にライフサイクルを考えて、どのように設備を改修していくかとか、補修していくかとか、そういった考え方だったはずなんですけれど、それが10年、20年という短いサイクルで施設を更新していくという考え方に切りかえたと。これが一番の肝になる考え方だと考えています。
そうなると、こういった施設の管理のところでも、やはり別立てで章立てする必要もあると思いますし、また公園のトイレ以外にもそういった考え方、公共施設でとれるようなものが、もしあるのであれば、そういった考え方に切りかえる施設というのも今後出てくるのではないかというふうに思っているんです。
ですので、その辺、区のほうとしても、ライフサイクルが短いものに関して、どのように今後管理していくのかとか、そういったこともぜひお考えいただきたいと思うんですけれど、その辺のお考えはいかがでしょうか。
○
城山政策経営部長 コンクリートの質も過去100年ぐらいの間にいろいろよくなったり、悪くなったりというようなことがあるように思います。それで、これまでは長大重厚というか、そういうしっかりしたものをつくって、長く持たせることがサービスの提供の基盤として、よいのではないかということであったわけですけれども、トイレの例を一つ見ても、使われ方によって、人々がそこを使いたくないというような状態になれば、箱はしっかりしておっても、中そのものは全部変えてしまわなければならないというようなことになってきているわけでございます。そうなってまいりますと、外も含めた一体的な改築をするのがいいのか、中だけを全部変えたほうがいいのかということになってきますと、それは経費の問題と密接に関連するわけでございます。物によってどのような技術を入れて、どのように建築していけば維持できるのかということを、今、一生懸命調査研究して実施に移しているところでございます。
今回のトイレにつきましても、10年というような話が出ておりますけれども、実際は20年持つか、30年持つか、それはわからないわけでございます。メンテナンスの仕方にもよってまいります。ですので、施設のあり方と管理の仕方によって、寿命も延びたり、縮んだりするということもございますので、その辺は総合的にきちんと調査いたしまして、仕分けていく考え方を明確にしていきたいと。先ほどから委員御指摘のような、長寿命化という概念も含めまして、きちんと分けて出すところは分けて出していきたいと考えてございます。
○本橋弘隆委員 私のほうからは、区有財産と地域とのかかわりみたいな感じで、ちょっとお話を聞かせていただきたいんですけれども、ぱらぱらと見ていますと、旧高松第一保育園とか、あとは保健福祉部分庁舎とか、あと旧雑司が谷保育園。これを見ますと、「利用予定なし」、そして、「資産活用などを検討する」という、そういった記述なんですけれども、これはもう本当に文言どおり利用の予定は全くなくて、ある意味、売却等を検討するんだという、こういったふうに純粋に捉えてしまっていいのか。でも、そうした文言が踊っていながらも、地域の何がしかの要望に応えられる余地はあるのかどうかという、その辺についてちょっと総論的ですけれどもお聞かせいただきたい。
○
木村施設計画担当課長 確かに、資料の中で「利用予定なし」というのが幾つかあるところでございます。利用予定なしがイコールすぐ即、売却ということでは決してございません。地域の皆様から見れば、例えば、自分の住んでいる近くの建物が、ずっと放置されたと、そのままの状態であるというのは、やはりどうしてだろうというのは当然御心配になるところだと思います。
なので、今回、利用予定なしというのが幾つかあるところでございますが、なるべく今年度中には一定程度の何か方向が出るように、それぞれ検討のほうは進めていって、来年の資料には、なるべく「利用予定なし」という文言がなくなるように、今年度は努力してまいりたいというふうに考えます。
○水島副区長 結構たくさんございますね。利用予定がないとか、どうもはっきりしないというのが、それぞれ事情があるんですね。例えば、分庁舎のところありましたね、4ページの7番目ですね。追加資料ではなく、前の資料。これは、白山通りの整備が終わりますと、土地の評価が全然違っちゃうんです。要するに大きな建物が建つんですよね。そうした建築条件のもとにある土地になるんです。ですから、それまでちょっと待とうと思っているんです。その時点でどういう活用をするかによっては、十分地元の期待にお応えできるような活用の仕方もあるでしょうし。
あとは、雑司が谷保育園ありますね。ここも保育園を廃止をしたんです。廃止になるのは開園したときは全然考えられなかったんですが、その後さまざまな事情がありまして廃止にしまして、その後の処分で、買収した当時の所有者の方に買い戻し、特約があったわけではないんですけれども、私のほうが必要なくなったのでどうされますかということを聞くことは、一般論として、これはまずやらなければいけないこと、そうしなさいと、別に法的に義務はないんですけれどね。そしたら、その方ができれば買い戻しをしたいというふうな御意向がございまして、ただ相当な金額がするものですから、その辺で、なかなかまとまらなくて今日まで来ていることと、私どもも全部はその方が買う資力がないと。残ったところをどう活用するのかというようなことも、その両方との調整が結構ございまして、今はっきりしないんですが、私どももこれもできればいろんな行政需要、あるいは地元の期待に応えられるようなものにしたいというふうに思っています。
それぞれ御説明すればたくさんございまして、今、担当課長が言うように、今年度中に全部整理してまとめますというふうなわけにはいかない土地が残っているということは、御理解いただきたいと思います。
それから、西口の西池袋のきんぷく、第二児童遊園。あそこも非常に小さい土地なんです。この間、臨時の駐車場なんかで有効活用してまいりましたが、ああいう細かい土地は結構たくさんではありませんが幾つかあるんですね。これを持っておくことがすごく大事なときがあるんですよ。
例えば、用地を買収するのに、例えば小中連携校の前の用地を買収しましたよね、田中工業所さん。あの方に買収には応じていただけるんですが、移転先というときに、豊島区さん、どこか土地がありませんかというふうなことで、あそこも実際提供したんですけれども、提供というかお話はしたんですが、ちょっとお仕事をするにはふさわしくないということで、結局別なところを求められたんですが、そういうふうな種地なんかとして、結構使えるときがあるんです。
ですから、今、使っていないから直ちに処分だとかというふうなことは、私は必ずしも賛成できないんです。それはいろんな事情、土地に関しては区民の期待に応えられるような土地としても使いたいですし、また処分をするということも当然考えなければいけませんし、その場所、場所によってふさわしい計画を、ちょっと時間かかりますけれども、立てて、その都度御説明してまいりたいと思います。
○本橋弘隆委員 今、御説明を聞いて、たった2行しかない活字の向こう側に、いろんな物語があるんだなと感じ取れた次第です。
そうした中で、「一部倉庫として使用」という記述があるんですけれども、これは誰のための倉庫としての使用なんでしょう、これ。
○
田中財産運用課長 旧雑司が谷保育園でございますけれども、文書倉庫でございまして、所管のほうは総務課でございます。このような形で活用しております。
○本橋弘隆委員 では、保健福祉部分庁舎の一部倉庫として使用というのは何でしょうか。
○
直江福祉総務課長 こちらにつきましては、倉庫という扱いにしているわけではございませんけれども、現状、選挙管理委員会で選挙の物資を置いてございます。
○本橋弘隆委員 そこで、旧高松第一保育園のところを見ますと、倉庫としても使用されておらず、ここにも検討というような文字が書かれているんですよね。そうした中で、旧高松第一保育園というのは、これ、何にも利用されていないんでしょうか。
○
樋口文化デザイン課長 今年度から旧第十中学校に保管してあるものが、雨漏りがあって、一部使えなくなっているところがございますので、それを一部旧保育園のほうに置かせていただくと、そういうような一応お話をしているところでございます。
○本橋弘隆委員 そこで冒頭申し上げた論点の表題に入っていくんですけれども、旧高松第一保育園の隣には、実は私の地元の高松三丁目会館というのがありまして、これはもう築50年近いような建物なんですよね。ここで仮に建てかえというような話になっていきますと、その中にあるおみこしから山車から鍋、やかんはもちろんですね、そういったのを、では、建てかえる際にどこに置くかというような論点がちょっと浮上してきまして、それはどこかで民間で倉庫を借りなさいよと言われれば、それはそうなんですけれども、しかし隣で何かずっと薄暗い旧高松第一保育園が視界に入っていれば、当然、地元の町会として、あそこにもし建てかえというようなときは、町会の公共的なグッズ、私物は入れませんから、そういったのも置けるようにしていただけるとありがたいなというような思いがあるのと、逆にまた一般論としてそういった使い方もできれば、基準はどうするかわからないですよね。町会の建てかえといっても、会館を持っている町会は15から20の間しかないですから、その辺の基準づくりはあるんでしょうけれども、そういった形でこういった利用予定なし、資産価値を検討するみたいな施設に関して、地域への教室といったら、これ、表現変な、悪いんですけれど、これもただ活用の一環だとは思うんですよね。そうした中で、地域との連携プレーについて、ちょっとどんなお考えというか、展望というか方針をお持ちなのか、今、具体的に私は高松三丁目町会会館の建てかえという切り口でお話ししましたが、その辺はどのようなお考えなのか、ちょっとお聞かせください。
○
木村施設計画担当課長 やはり、あいているところがあれば使いたいという気持ちも当然わかるところでございます。例えば、現時点では、区として行政需要として、使っていない、あるいはそのほかにも活用できていないというようなところにつきましては、そういったことも選択肢の一つではあるというふうに思いますので、そこは委員おっしゃるとおり、基準づくりも必要かもしれませんが、そこら辺は個別にそれが可能なのかどうかというのは、個別に調整のほうはさせていただければと思います。
○本橋弘隆委員 ぜひ、日ごろ理事者の皆さんが区政連絡会に来ていただいて、いろいろと細かく説明していただけて、区政連絡の委員も当然行政の動きというのは受けとめることはできるんですけれども、ただ、それを踏み越えてこちらのほうから強く要望するというようなことも、ちょっと萎縮してできない局面もありますので、ぜひ行政のサイドにおかれましては、この区有財産の活用という流れの中には、先ほど副区長がさまざまな背景にあるお話を聞かせてくれましたけれども、そういった地道な切実な要望も地域によっては抱えていますので、ぜひその辺も斟酌していただくような、鳥の目みたいなものを持っていただければありがたいと思いますが、最後にちょっと御見解、城山部長あたりから聞いて終わりたいと思います。
○
城山政策経営部長 行政の財産あるいは普通財産も含めて、全て区民の財産でございますので、そういう区民の要望をというものについては、大切に受けとめて、仕事を進めていかなければならないというふうに考えてございます。
一方で、先ほど来、申し上げておりますけれども、公共施設の再構築というのは、本区にとっては、まだ道半ばの、これから成し遂げて、持続可能なものにしていく大切な資源でもございますので、計画のあり方とあわせて、具体的な地域の皆様方の要望等も視野に入れて、うまく調整を進めていきたいというふうに考えてございます。
○渡辺くみ子委員 済みません、思い出しました。何を伺いたいと言ったら、基本計画の中の文言なんですが、まさに高齢化の進行に伴うというので、ちょっと私も高齢化になっているものですから、発言の途中で忘れちゃったりとか、実践をしてしまっているんですけれども、将来人口の推移、年齢構成の変化に伴う公共施設の需要の変化というようなところで、高齢化の進行ということが出されているんですけれども、今回の計画の中では、ちょっとそこら辺が具体的に見当たらないというふうに思っているんです。もちろん、これは基本計画は2025年ということで、あと9年ぐらいあるわけなんですけれども、現実的には高齢者人口比は上がっているのは事実ですので、やはりそこら辺も公共施設のあり方としては重点的に考えなきゃいけない部分ではないかというふうに思います。そこら辺に対しては基本的な考え方はどういうふうに受けとめればよろしいでしょうか。
○
木村施設計画担当課長 確かに委員おっしゃるとおり、豊島区内におきましても、やはり高齢化の進行というのはどんどん進んでいるところでございます。そうなれば、高齢者の皆様に対する行政需要、それに応える必要というのは当然出てくることになりますので、そういった人口動態の変化なども視野に入れて、区全体の公共施設のあり方については、しっかりと考えていきたいというふうに思います。
○渡辺くみ子委員 一つは、千川二丁目にグループホームというような部分が載っかっています。ここが具体的にどういうふうになっていくかということなんですけれども、検討の期間が結構長いんですよね。ここら辺は今の状況というのは、どういうようになっているんでしょうか。
○
直江福祉総務課長 本当に高齢化の進展に伴って、福祉施設を整備していかなければいけないところですが、ただいまの御質疑の千川二丁目に関しましては、この間、検討に時間を費やしているといいますか、なかなか地域との交渉等でちょっととまっているというような状況でして、本当に当初考えた方法でできない場合に、ほかの方法で進めるなり、そういったことは今後さらに考えていかなければいけないなとは思ってございますが、一定のところまでして、できないところは、また別の方法と、さまざまに考えながら進めていくところかなと思います。
○渡辺くみ子委員 わかりました。全く考えにないということではなくて、やはり地域的ないろんなつながりの中で、なかなかという部分というのは、今の御答弁で受けとめました。
基本的にはやはり基本計画の中で、こういう形できちんと示していただいているわけですから、そこら辺も公共施設のあり方のところで、私は重点的に考えていただきたいというふうに思っています。
もう一つ、今、本橋委員からも出たんですけれど、旧高松第一保育園。うちは孫がお世話になったような経過もあるんですけれども、やはり保育園全体が足りない。保育園をどうふやすか、認可保育園をどうふやすかというのが、全部、株式会社も含めて民営化の方向で今、進んでいます。
だけど、本当に高松第一保育園というのは、場所もお母さん方にとっては行きやすかったですし、それから、それなりの広さも確保できていましたし、普通で言えば保育園が足りないという状況の中で、もちろん近隣のところに民間の保育園ができたことも知っています。ですけれども、全体的にやはり足りないという、こういう状況の中で、私は資産活用というような文言でずっと来ているということに関しては、非常に驚きを感じているんですよね。
基本的に保育園をふやすと、認可保育園をふやすんだという流れからいうと、逆行しているんではないかというふうに思うんですけれども、これに対してのお考えというのは、どういうふうになっているんでしょうか。
○
小野寺保育政策担当課長 この間、高松第一保育園のことに関しましては、こういった委員会等でいろいろ区の考え方を申し上げてきたところでございます。高松第一保育園は、もともと耐震基準を満たしていないということもございまして、保育園としての機能を民営化しまして、千川駅の近くのところに今、移しました。
まず、待機児童対策として、とにかくスピード感が求められますので、まず今は本当に民間の提案を中心に設置のほうを進めているところでございます。何より来年の4月までにゼロにしなきゃいけないという大きな目標もございますので、そこに間に合うようなものだけを今、中心に取り組んでおります。
実際、待機児童がゼロになった後に、そういった需要とかが出てくるということも考えられますけれども、現時点では区境に近いところでもございますし、時間もかかるということでもございますので、そこを活用して何らかの保育施設というふうにすることは、今は考えてございません。
○渡辺くみ子委員 私は、耐震問題が大きいというのは、よく説明を受けていましたからわかっているんですけれども、それであれば、やはり早目に計画をつくり、建てかえをするとか、最終的に雑司が谷保育園のほうに、民間さんが運営をする、委託をする、あるいは建物そのものも民間さんの部分というのは、今、現実にやられているわけで、もともと立地条件、あるいは保育園機能というのは、あの地域の中でも根づいていたところですから、ほかをばっと当たるということだけではなくて、もともとの保育園をどう活用するかというのは、本来、当然考えるべきだろうというふうに思っています。
今、御答弁いただきましたけれども、ちょっとそういう考え方というのはどうなのかというふうに思わざるを得ません。
それから、委員長、最後です。
もう一つ、気になるのは、住宅に関する施設なんですよ。これは、ずっとこの計画からいっても、どんどんと減っていくという状況の中で、公営住宅のあり方とか、そういう部分というのは、公共施設として、当然、必要なんだろうというふうに私なんか思っているんですけれども、聞いてもきちんとお答えいただけないだろうと思いますが、とりあえず、こういう計画で本当に区民需要を満たす公共的な対応ができているというふうにお考えでしょうか。
○
小池住宅課長 この間、委員のほうからは、公営施設の増設、あるいは公営住宅の新規建設ということで考え方を問われてきておりますけれども、現状、区の考え方といたしましては、やはり既存ストックの活用ということで、区内の住宅ストックを見ますと、世帯数を遙かに上回るだけの数がございます。
そうした中で、公共施設として区営住宅をやはり増設するというのは、現在、区の考え方においてもございませんし、これは国の住生活基本計画、あるいは今回策定しました東京都の住宅マスタープラン、こちらの考え方においても、新規建設というよりは、既存のものの活用というふうに考え方が示されておりますので、本区の考え方もこれと同様の考え方でございます。
○渡辺くみ子委員 先日、神奈川県の金沢市のところで、京浜急行がリノベーションというか、空き家に対して、改築に補助金を出して、要するに住まいをきちんと確保することによって住む人がふえて、住む人がふえれば京浜急行も使う人がふえるという、そういう企業体としての発想の中で空き家住宅の改善に取り組んでいる。それを一定の期間、限定はありますけれども、貸して、そのお金で持ち主にもきちんと一定程度のお金を渡すんですけれども、家賃でもって、リノベーションをした部分のお金も回収するみたいな、それがいいとか、悪いとかということではないですけれども、少なくとも豊島区では、公営住宅そのものに関して、あるいは公共性の持っている住宅に関しては、そのままどんどん手放していると。
では、ほかの施策は何かと言ったら、住宅がたくさんあいているんだと。あいているところに区が責任を持って対応するかと言えば、これに関してはNPO法人さん、あるいは民間に完全に任せている。こういう状況だと、具体的に収入が低い人たちとか、住み続けたいと願っていても借りるところがなくなっちゃうとか、そんなような状況の中で、住めない人ってやはりふえていくんですよ。そういう部分も、私はきちんと公共施設のあり方として目線に入れて、区民の実態を目線に入れた上で検討していただきたいというふうに要望します。御答弁は結構です。終わります。
○清水みちこ委員 済みません、1点だけちょっとお聞きしたいことがありますので、旧千早児童館なんですけれども、保育施設ということで、変更点のところにも書かれているんですけれども、具体的に今後の計画が
未来戦略推進プランでは、30年度、31年度が臨時保育所というふうになっているんですが、この対照表でもちょっと具体的な姿がわかりにくいので、ちょっと具体的にどのような計画になっているのかを教えてください。
○
小野寺保育政策担当課長 今の時点では、平成30年度と31年度の2年間に限りまして、この旧千早児童館の跡地に建てるプレハブを活用して、臨時保育所を運営するということを考えてございます。今年度、前半に募集要項のほうをまとめまして、秋には事業者のほうを決めまして、来年の4月から臨時保育所としてスタートできるような準備をしていきたいと考えてございます。
実は、来年の4月までに、今、区の西側を中心として、うまくいけば10園ほど認可保育所ができる可能性も強くなってございますので、定員は大体20名くらいというふうに考えてございます。
○清水みちこ委員 では、この戦略プランどおりの2カ年臨時保育所ということなんですけれども、事業者募集ということなんですが、2カ年限定ということになると、やはり事業者の経営面とかもあると思うんですけれども、そういったところはどういったふうにお考えなのでしょうか。
○
小野寺保育政策担当課長 確かに2カ年という限定でございますので、実際に名乗りを上げる事業者がどのくらいあるのかということは、まだ定かではないんですけれども、事前に区内の保育施設を運営している事業者にちょっと当たりをつけてみて、大体どのくらい応募があるのかということをちょっと把握した上で、委託金額ですとか、そういったものを考えてまいりたいと思っております。
○清水みちこ委員 やはり2カ年限定ということで、経営面からするとちょっといろいろ難しいところがあるんだなというふうに私も考えるんですけれども。そういったところは、今しっかり検討してやっていただきたいというところでとめておきたいんですが、あと、この千早臨時保育所としてということ、2カ年で活用するということなんですが、同じ千早一丁目にも、もう1カ所、既にあるんですけれども、同じ千早の地域に2カ所臨時保育園ということで、待機児ゼロということであるかとは思うんですが、バランスについてのお考えをお聞かせいただけますか。
○
小野寺保育政策担当課長 当初、区内にバランスよくこういった臨時保育所のようなものを設置しようと思っておりましたけれども、なかなか東側のほうに活用できる施設がなかったということもございます。
ただ、確かに近隣に臨時保育所がもう一つございますけれども、つくることによって、その近隣の方がそちらに集まってきて、全体的として最終的にバランスがとれるということも、この間ございましたので、まずは待機児童解消のために活用できるものは活用するという姿勢で臨みたいなと思っております。
○清水みちこ委員 待機児童解消のためにということなんですけれども、やはり預ける保護者の立場からすると、もちろん入れるということも大切なんですけれども、同時に保育の質というのが大変重要な問題になってきますので、先ほど渡辺委員からの発言もありましたけれども、そういった保育の質といったことも考えて、バランスも大切ですけれども、さまざま検討してしっかりとやっていただきたいと思います。
以上です。ありがとうございました。
───────────────────◇────────────────────
○
中島義春委員長 では、ここで改めて異動理事者の紹介がございます。
○奥島
都市整備部長 ――
異動説明員の紹介を行う――
───────────────────◇────────────────────
○
中島義春委員長 では、次回の日程についてお諮りいたします。
次回は1年のまとめに入ってまいります。正副委員長といたしましては、5月10日、水曜日、午後1時30分から開会いたしたいと存じますけれども、いいでしょうか。よろしいでしょうか。
「異議なし」
○
中島義春委員長 では、それではそのように決定をさせていただきます。
以上で、
施設用地特別委員会を閉会いたします。
午前11時29分閉会...