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平成28年行財政改革調査特別委員会( 4月12日)
平成28年防災・震災対策調査特別委員会( 4月12日)

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  1. 豊島区議会 2016-04-12
    平成28年防災・震災対策調査特別委員会( 4月12日)


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    平成28年防災・震災対策調査特別委員会( 4月12日)   ┌────────────────────────────────────────────┐ │        防災震災対策調査特別委員会会議録                   │ ├────┬─────────────────────────┬─────┬───────┤ │開会日時│平成28年 4月12日(火曜日)         │場所   │第2委員会室 │ │    │午前10時 0分~午前11時 5分        │     │       │ │    │                         │     │       │ ├────┼─────────────────────────┼─────┼───────┤ │出席委員│木下委員長  池田副委員長            │欠席委員 │       │ │    │ ふるぼう委員  細川委員  藤澤委員      │     │       │ ├────┤                         ├─────┤       │ │ 9名 │ 根岸委員  竹下委員  大谷委員  渡辺委員  │なし   │       │ ├────┼─────────────────────────┴─────┴───────┤ │列席者 │〈村上(宇)議長〉 辻副議長                         │ ├────┼───────────────────────────────────────┤ │説明員 │高野区長  宿本副区長                            │ │    │                                       │ ├────┴───────────────────────────────────────┤ │陣野原総務部長                                     │ │今浦危機管理監    樫原防災危機管理課長  木村危機管理担当課長           │
    │           村田治安対策担当課長                       │ ├────┬───────────────────────────────────────┤ │事務局 │高桑議会総務課長  元川書記                         │ ├────┴───────────────────────────────────────┤ │                会議に付した事件                    │ ├────────────────────────────────────────────┤ │1.会議録署名委員の指名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1  │ │   竹下委員大谷委員を指名する。                          │ │1.異動理事者事務局職員の紹介・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1  │ │1.委員会の運営・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1  │ │   正副委員長案を了承する。                             │ │1.サミット開催期間中の警備体制について・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1  │ │   今浦危機管理監より説明を受け、質疑を行う。                    │ │1.8区による客引き対策会議について・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 9  │ │   村田治安対策課長より説明を受け、質疑を行う。                   │ │1.次回の日程・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 12  │ │   5月12日(木)午前10時 委員会を開会することとなる。             │ └────────────────────────────────────────────┘   午前10時開会 ○木下広委員長  ただいまから防災・震災対策調査特別委員会を開会いたします。  会議録署名委員を御指名申し上げます。竹下委員大谷委員、よろしくお願いいたします。 ───────────────────◇──────────────────── ○木下広委員長  初めに、異動理事者及び事務局職員の紹介をお願いいたします。最初に、高野区長のほうからお願いいたします。 ○高野区長  大変貴重なお時間恐縮です、冒頭に。昨年は新庁舎の移転等々含めて大きな人事異動はできなかったわけでありますけど、1年たって大幅な今回人事異動がございました。その中でもこの特別委員会の中で担当の執行部、区長、副区長の中で、今までは、国交省から参りました渡邉浩司副区長が、この委員会の担当ということで御出席をさせていただいておりましたけど、先般議会の御承認等々いただいて渡邉浩司が退任し、国交省へ戻り、その後に同じく国交省から宿本尚吾副区長が就任をいたしました。今特別委員会は初めてでありますので御紹介もさせていただきますが、15日の副都心、全協等々では全職員の紹介もあるかと思いますけど、この委員会、宿本副区長が担当ということでありますので、どうぞよろしくお願いしたいと思います。 ○木下広委員長  副区長、ごあいさつをどうぞ。 ○宿本副区長  おはようございます。ただいま御紹介いただきました副区長の宿本でございます。どうぞよろしくお願いいたします。本日は防災・震災対策調査特別委員会皆様方、日ごろより大変お世話になっております。どうぞよろしくお願い申し上げます。  私はこれまで主として国土交通省国土交通行政全般をやってまいりました。一番長いのは住宅行政都市行政建築行政という行政なんですけれども、古くは阪神・淡路大震災のときにはたまたま都市局にいて、都市防災対策ということをやっておりました。長田で非常に大きな火災があったときに当時やっていたのは、当時から都市防災不燃化促進事業とかやっておりましたので、そういったことの対策をやったり、それから最近では東日本大震災のときには、このときは住宅局におりまして仮設住宅の供給をやっておりました。仮設住宅自身災害救助法の枠組みでありますので、厚生労働省がお金を払ったり所掌しているんですけど、現実につくる住宅メーカー住宅局に近い位置におりますので、ハウスメーカーなどにお願いをして供給をしていくと。ただ、ハウスメーカーからしても過剰供給になっても困りますので供給のバランスをとったり、すそ野の広い業界ですので対応するというようなことをやってまいりました。そういったことが直接、間接的にこの豊島行政にお役に立てればというふうに思っております。  これまでいろいろ学んできたことをこの豊島区のまちづくりに生かしていけるように精いっぱい頑張ってまいりますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。 ○高野区長  この防災特別委員会のほうは私のかわりに宿本が責任持って皆様方に対応してまいりたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。 ○木下広委員長  よろしくお願いします。あと、部長さん。 ○陣野原総務部長  ――異動理事者の紹介を行う―― ○今浦危機管理監  ――異動理事者の紹介を行う―― ○高桑議会総務課長  ――異動事務局職員の紹介を行う―― ───────────────────◇──────────────────── ○木下広委員長  委員会の運営について正副委員長案を申し上げます。  本日は、2件の案件を予定しております。  最後に、次回の日程についてお諮りをいたします。  以上でございます。運営について何かございますでしょうか。よろしいですね。   「なし」 ───────────────────◇──────────────────── ○木下広委員長  それでは、早速案件に入ります。  サミット開催期間中の警備体制について。理事者から説明、よろしくお願いします。 ○今浦危機管理監  それでは、お手元の資料、サミット開催期間中の警備体制について御報告いたします。  これは豊島区の警備計画の抜粋に当たります。御理解を容易にするために、この計画を作成する過程について若干御説明させていただきます。この5月の26、27に行われる伊勢志摩サミットに当たり、区としての警備体制をいかにするべきかと。これは2月ごろから分析を開始しました。その分析に当たって、資料として添付しております別紙第1、第2がありますが、まずテロリストはどういう攻撃対象、どういう目的で、どういう手段で攻撃するんだろうかと。自治体としてそれをいかに抑止し、対処するかということを、一案をもって3月7日に軍事アナリスト意見交換を行いました。それをもとに3月22日、消防、警察、区の役所の各部と意見交換要望事項等を確認し計画を概成しております。さらに3月の30日、第2回目の会議を開きまして細部の時程、あるいは細部の実行要領、これに基づき各部から実行の可能性の可否を確認し、3月31日に計画として完成をいたしました。4月1日、区長の決裁をいただいております。  それでは、内容について御報告いたします。まず、ページ2になりますが、別紙第1のテロの目的と手段をお開きいただきたいと思います。ここにありますように白紙的に頭の整理ということでまとめたものですけども、例えば攻撃対象公共交通機関、これはロンドンサミットのときの事例でもおわかりだと思いますが、駅、鉄道等をねらった、あるいはバスをねらったテロ等、こういう目的であらゆる手段をもって攻撃をすることができるということであります。また公共施設集客施設等、これは区役所含め池袋駅周辺、サンシャイン60までのまさしくソフトターゲットになり得る地域が豊島区にあるということで、やはりテロの格好の目標になり得るというところであります。  続きまして別紙第2でありますけども、それでは自治体として、豊島区として、これをいかに抑止し、対処するかという白紙的な検討であります。まず1つ目地域社会の体制、つまりテロ組織が活動しづらい環境をつくっていくことが必要だろうということであります。これには住民の意識の高揚であるとか、監視体制の強化が必要になるというふうに考えております。また、公共機関あるいは区役所等集客施設等インフラ関係機関、それぞれの場所で警備の強化を行う手段が必要であろうというふうに考えました。  また4ページ目ですが、その警備の強化の手段といたしましては、警察力あるいは警備会社、あるいは自体でということを考える必要があると思います。  ここでおわびを申し上げますが、施策等の左側の枠の2ぽつ目、繁華街警備隊による巡察の強化と青パトによる巡回と脱字がございまして、申しわけありません。  あとは、テロ対策に対する訓練の充実が必要だというふうに考えております。また、対処としては迅速な初動対処救護体制の確立、二次被害の防止等を日ごろから関係機関と連携することによって、いざというときに対応できる体制を整えておくことが必要だというふうに考えております。また、広報についてはあらゆる手段を使って、正しい情報を区民の方に提供するということが必要だというふうに考えております。  これらの過程を経まして、警察、消防の要望等を確認の上、計画としましたのが1ページに戻りますけれども、この警備体制であります。目的から御報告いたします。目的に触れてありますように、昨年11月のパリ同時多発テロ、それから本年3月のブリュッセルのテロ等、ISILによるテロが連続して起きています。このような中、5月26、27と開催されます伊勢志摩サミットは、彼らにとって格好の標的だということが言えます。特に会場に比べて警備が手薄であり、かつテロの効果が絶大である、いわゆるソフトターゲットに対する攻撃、これが懸念されているところであります。そこで豊島区役所といたしましては、まず自らがテロの標的にならないということを目標に、区民の対テロ意識を高揚するとともに、池袋駅周辺混乱防止対策協議会等を通して関係各機関と連携し、情報の共有、警察、消防等関係機関への協力、迅速な初動体制等、必要な体制を整えてテロを未然に防止したいというふうに考えております。  重視事項は3点です。まず、即応態勢の確立と自体警備の強化、2つ目が関係各機関との連携、3つ目が区民への正確な広報です。  対象期間は5月の23日から27日の1週間というふうに設定しております。  実施する内容でありますが、(1)、まず危機管理対策本部をこの期間設置いたします。これによりまして、日々豊島区内の各機関の異常の有無を確認し、本部長に報告いたしますとともに、非常事態発生時、各部を一元的に運用して事態に的確に対処してまいります。  2つ目が、庁舎の警備の強化です。庁舎内への侵入経路となります地下1階、2階、それから1階のそれぞれの侵入経路を押さえるように、警備員6名を配置する。それから、警備員2名で庁舎内の巡回を実施し、不審物不審者早期発見に努めてまいります。また、開庁前8時20分までに各部に担当場所を割り振りまして、異常の有無を確認させます。  3つ目が、区が管理する施設等の警備です。まず、公園につきましてはごみ箱を4月28日までに撤収いたします。対象となる公園は7公園になります。また、サミット1カ月前から2週間の告示を経まして、トイレを閉鎖いたします。対象となる公園は14公園、いずれも池袋駅周辺の地域に当たります。この際ですが、所轄の警察署、消防署と連名で、対テロ警戒強化中という表示をトイレに行います。また、イベント等による公園の使用申請に際しましては、主催者持ち物検査等自体警備の強化を必要に応じて義務づけるようにしてまいります。  4つ目ですけども、繁華街警備隊の運用です。現在の客引き防止に運用しております繁華街警備隊につきまして、この期間中、東口、西口の巡回警備を実施していただきます。また、いわゆる青パトによる対テロ広報と区の管理施設に対する巡回を実施いたします。  5つ目が、警察への協力です。としまテレビと対テロ広報を実施するとともに、区、町の広報掲示板へ警察がつくった対テロパンフレットを掲示をいたします。  最後に広報でありますけれども、あらゆる媒体を用いまして正しい情報を発信し、区民が正しい対応がとれるように努めてまいりたいと思います。  以上で説明を終わります。 ○木下広委員長  説明が終わりました。御質疑をお願いします。 ○藤澤愛子委員  御説明ありがとうございます。私からは、4ページ目に対処に迅速な初動対処というのがあると思うんですけども、避難場所への誘導、受け入れ体制の確立ということで、ふだんの防災であれば池袋の周辺の施設が受け入れ先となるかと思うんですけども、テロなどが起きるのは池袋などが中心となってしまうと思うので、この際における避難所というのはどこになるんでしょうか。 ○今浦危機管理監  この避難場所云々というのは、1つの想定としましてはシーバーン化学剤等、これを1つ想定としております。そういう観点で言いますと池袋周辺であればセンタースクエアであるとか、あるいは近傍の学校等、あるいは公園、これを想定する必要があるというふうに考えております。 ○藤澤愛子委員  ありがとうございます。迅速な誘導員の配置というのは、平日サミット行われると思うので、職員もいると思うんですけども、どのような方が何人ぐらい対応するかというのは計画はできているんでしょうか。 ○今浦危機管理監  先ほど触れました警備員、それから繁華街警備隊、これを巡回させていますので、まずそれを活用するというのが1つ。あるいは近傍であるということであれば、危機管理体制の中で我々を主体としたものが現地に赴くと。さらに本部を立ち上げておりますので、そこと連携をしつつ対応を練っていくという形になると思いますが、今具体的に危機の対象というのがいろんなパターンがございますので、その対象ごとに具体的にどう動くという、具体的な計画は現在のところ持ち合わせておりません。ただ、検討を進めてまいりたいというふうに思います。 ○藤澤愛子委員  ありがとうございます。住民が逃げなければいけなくなってしまった場合など、区内にいて大丈夫なのかというのも少し心配になるんですけども、ほかの他区に逃げたりとか、自治体に逃げたりということは考えているのでしょうか。 ○今浦危機管理監  そのような大規模な被害というのはシーバーン以外には考えづらいというふうに思います。特にシーバーンの中で最も効果が大きいであろうと思われるのはサリンですね。サリンであったとしても他区に避難するほどの大規模な被害を小規模なテロリストが行う、例えば2リットルのポリタンクぐらいのもののサリンをまいても、そのエリアがそれほど広くなるということはありませんので、御質問の他区に避難するということは考えておりません。 ○ふるぼう知生委員  サミット開催期間中ということで、対象期間が23日から27日となっておりますけども、対策本部の設置が20日に開設完了しとなっています。この辺の20日にというふうなことはどういうところから来ているんでしょうか。 ○今浦危機管理監  前の週の金曜日にもう体制をとっておくと。いついかなる、要するに23日朝からいついかなる場合でも対応がとれるようにという意味です。 ○ふるぼう知生委員  それと3ページのテロの抑止と対処ということで、豊島区ホームページ、としまテレビ広報掲示板青パト等による具体的な注目点、注意点の周知と書いてありますけども、この辺の意味がちょっとイメージできないんですが。 ○今浦危機管理監  まず区民の方々、あるいはその一般の方々に注意していただきたいのは不審者不審物不審車両。そういうものに感性を高めていただきたいと。明らかにテロを行う者たちというのは事前の偵察行動をやったり、あるいは挙動、あるいは服装が明らかに見分けがつくわけです。例えば服装ですね。私もイラクで群長をやっていましたが、私の部下、30発入りの弾倉6発を携行させていました。胸いっぱいになるんですよね。恐らくテロリスト、どんなに頑張ってもカラシニコフ30発入り弾倉8つが限度、4つずつですね。あるいは手りゅう弾を両肩に1つずつやると、どんな格好になるかというと、それを隠すともこもこの服になるんですよ。5月にそういう服装をしている人というのはやっぱりおかしいだろうと。あるいは小銃は90センチありますね。自動ライフルです。そういう長いものって目立ちますし、あるいは爆発物を運ぼうとするとやはり何らかのスーツケースみたいなもの、昼間からごろごろ集客施設等、あるいは宿泊施設以外でごろごろ引っ張っているとか、明らかにやはり挙動が、感性を高めて見ると違うわけです。そういう観点で不審者不審物不審車両、日ごろと変わったことがあれば連絡してくださいという意味です。 ○根岸光洋委員  済みません、ちょっと基本的なところなんですけど、自体警備の強化というのは、これもう少し具体的に自体警備ということについて御説明を。 ○今浦危機管理監  ここで言います実施事項で申しますと、まず庁舎の警備強化、これが1つです。それから2つ目が警察への協力という観点から言いますと、区が管理する施設、つまり公園のごみ箱の撤収、トイレの閉鎖、それから区が運営しております繁華街警備隊の運用。こういうものをまとめて、要するに豊島区役所が目標にならないように警備を強化するという意味です。 ○根岸光洋委員  わかりました。ありがとうございます。そうすると、済みません。4ページの抑止のところの中項目の必要に応じ自警団の編成とありますが、この自警団というのはどういうのを指すんですか。 ○今浦危機管理監  例えば区職員による警備巡察隊の編成であるとか、あるいは町々、129ある町会でそういう本当に危機が迫っているという情報がある場合ですが、そういう不審物不審者不審車両、これを見回るというような意味であります。 ○根岸光洋委員  わかりました。あと、5月20日に設置される危機管理対策本部本部長以下人員というのはどういう方がつかれるんでしょうか。 ○今浦危機管理監  これは規則に明記されているわけですけれども、本部長が区長、副本部長が副区長、教育長です。私がそのサポートをしつつ、本部員としまして政策経営部長総務部長政策経営部広報課長政策経営部区長室長総務部総務課長総務部防災危機管理課長総務部危機管理担当課長総務部治安対策担当課長、これが正規のメンバーですが、今回公園の管理、それから庁舎の警備という観点から、加えて土木担当部長公園緑地課長庁舎運営課長を含めております。 ○根岸光洋委員  わかりました。それから済みません、細かいところで申しわけないんですけど、庁舎の警備強化の中で警備員さん6名が地下1階、2階と1階の侵入経路に6名、それから2名で巡回する、合計8名となっていますけど、これ今の警備体制と比べるとどういうふうに、新しい方がこの期間だけつくのか、ちょっとその辺だけ。 ○今浦危機管理監  現在の警備会社に委託をするというのが1つです。実際に配備につくのはプラスアルファでついていただきます。地下2階からの侵入経路を押さえるのに1名、地下1階に1名、1階に4名、これが固定的な配備です。それから2名を巡察をさせるということで計8名、今の体制にプラスで警備会社とお願いをいたします。 ○根岸光洋委員  わかりました。ありがとうございます。ちょっと最後というか、あれなんですけど、今池袋駅とか周辺で結構警察がパトロールというか、職質とかやっていると思うんですけど、たしかだいぶ前のサミットのときも結構いろんなところから機動隊とか警察が来ていたと思うんですけど、今回東京が主体じゃないのですが、東京にはやっぱりいろいろ各方面から警視庁以外で応援が入るんでしょうか。その辺の警察との関係はどうなっているのか教えてください。 ○今浦危機管理監  豊島区で申しますと各所から応援が入っています。既に警備強化に入っておりまして、巡回であるとか駅の警戒等に当たるというふうに聞いております。 ○根岸光洋委員  全国から来るというか、そういう規模では東京はないということですね。 ○今浦危機管理監  実際に具体的に何県警から何名来るというふうには聞いておりませんが、区内、要するに23区以外から応援が来るというふうに聞いています。 ○竹下ひろみ委員  危機管理監が豊島区に着任した直後ですか、インターネットに書き込みがあって、23区の役所に爆破予告というのでしょうか、そんな書き込みがありまして、区役所警備体制を整えたというふうにお聞きしていますが、そのことの中で今回の危機管理対策本部を設置するということなんで、そのときも設置されたと思うんですけれども、それに生かされることというのは多少はあると思うんですが、その辺はいかがでしょうか。 ○今浦危機管理監  各部長で脅威の情報を共有したということは1つ教訓だというふうに思います。その当時まだ庁議室での会議、それから対策で終了できた事案でした。ただ、今回は脅威の度が余りにも違い過ぎますので、根本的にもっと本格的にといいますか、対応するためにいかにあるべきかというのを根本から考え直しまして、各関係部長と協議の末、この体制をとるということにいたしました。 ○竹下ひろみ委員  わかりました。以前、危機管理監がいろいろ情報交換させていただいたときに、ソフトターゲットになる、例えば池袋の駅であるとか、その周辺にやはり警察等が動きやすい、そのことを環境を整えることが区役所としての危機管理の役目というようなお話を伺ったことがあるんですけども、そういう意味では私たちが何かするというよりは、やはり広報をしっかり、正しい情報をしっかりと受けとめて、余り騒ぎ立てないということも大切だなというふうに思うんですが、動きやすい体制を整えるというのはすごく難しいことかなというふうに思いますけれども、その辺は具体的にはどうなんでしょうか。 ○今浦危機管理監  個々の警備体制実施事項に関して御説明させていただきますと、まず我々区役所、あるいは一般の人というのはテロに対する反撃する能力がないと。実際は警察力なんですね。という意味でいうと、我々は実際にその対応する人たちをいかに動きやすくするかという視点から、警察等の要望を聞きながら反映させたんですが、1つはやはり公園なんですが、ごみ箱の中に例えば爆発物を仕掛けたりとか、トイレの中に例えばシーバーン、化学剤を仕掛けたりとか、そういうことは十分あり得まして、それは人目につかないところにそういうものを置かれるということですので、であれば撤収してしまえと、あるいは封鎖してしまえと。より置きづらい環境をつくるということでひとつ協力ができるというふうに思います。また、庁舎の警備の強化というのは要するに警察力を頼らないで、自分たちで庁舎を強化することで警察がその力をさらに重要な場所に振り向けることができると、これも協力体制の1つだと言えます。さらに広報ですね。としまテレビを利用させてくれと、これは警察からの要望だったんですが、あらゆるメディアを通じて、あるいは掲示板を通じて区民の皆さんの対テロ意識を高揚させる手段と。これも警察への協力になるんだろうというふうに思います。 ○竹下ひろみ委員  わかりました。しっかり理解できました。ありがとうございます。 ○渡辺くみ子委員  ちょっと時代錯誤的な質問になっちゃうかもしれないんですけど、今回の警備体制とか、この区としての取り組みというのはすごく物々しいというか、怖い雰囲気がすごくあるんですけれども、やはりこの辺はこの間の政治情勢というか、国際情勢とかを反映したものなんだろうというふうに理解はしているんですが、この間のさまざまな例えばサミットをするときに、池袋の駅という特性からいっても一定の体制というのはとられたと思うんですけど、プラスアルファの部分、どこに主に重点を置いて今回の計画体制をとってきているのかというその点はいかがでしょうか。 ○今浦危機管理監  背景には、今般の外相会議でもありましたが、もうテロの脅威というのが世界じゅう対象外がないという時代に入っておりまして、ISILも日本を対象にすると言っている以上、もうそこから目をつぶることはできないんだろうというのが前回サミットとの大きな違いだろうと思います。その中でいかに抑止し、対処するか。区役所として、要するに自治体としてそこを今回考えたものでありますが、私はこれは最後ではなくてむしろキックオフじゃないかと。たびたびこういうことをしっかり対応していかないといけない時代に入っているんじゃないかというふうに考えております。 ○渡辺くみ子委員  そういった点では率直に言えば怖いなと。お巡りさんが池袋の駅に今たくさん配置されていますよね。ああいう状況も物々しさを感じるんですけれども、1つはこの手段のところの表現というのがすごいなという思いがあるんですけれども、ここら辺というのは今までどうだったのか、今まで以上にこういうものとの関係でいろんな手段を想定しているというか、考えていらっしゃるのか。そこら辺はいかがでしょうか。 ○今浦危機管理監  この手段は過去のISIL等のテロリストの攻撃パターン、そこで使っていたものですが、実はもっとあるんです。もっと強力な武器を彼らは持っていて、例えばRPG―7、対戦車ロケット弾とかですね。それはしかし警察力を超えるんで、今回は手段の中に入れていません。恐らくそれを対応するには自衛隊が動かないといけない。それのためには恐らく治安出動、物すごくハードルの大きな政治判断があるということなんで、そこはちょっと自治体とは次元が違うんで載せていないんですが、少なくとも最低限このぐらいの手段はISILは使えるということで載せております。 ○渡辺くみ子委員  伺えば伺うほどちょっと想像しきれないような状況かなというふうにも思っているんですけど、もう1つこれは伊勢志摩サミットということで、池袋という1つの特性があると思うんですけれども、隣接区の体制とかというのは、やはり同じような感じのことをやっているんでしょうか。 ○今浦危機管理監  私が情報交換をしている品川区、それから東京都ですが、同じ立場にある人たちと話している限り、ほかにこのような体制をとっている区はないんじゃないかなというふうに思います。 ○渡辺くみ子委員  1つちょっと懸念するのは、先ほどほかの方の御質問でいわゆるその不審者に対するイメージというのをちょっと改めて持つことができたんですけれども、そうはいっても旅行のこのガラガラというのを引っ張っている人というのは物すごく今多いですよね。そういう中でだれもが、あれ、あの人見たことないとか、いろんな構えをすること自体が反対に人に対する疑いみたいなのをつくっていくみたいな、そういう懸念というのは常にこういう問題とは相対して出てくると思うんですけど、その辺に対する基本的なお考えいかがでしょうか。 ○今浦危機管理監  おっしゃるとおりで、警備員がいるから、じゃ、持ち物検査をさせてくださいと言えますかというと権限も何もないわけで、私が今申し上げたのはむしろプラスのほうで、疑いの目を持つのではなくて、地域社会が一体となって、要するに地域社会の協力関係、そこでいつもと違うようなこと、人、変な動きがある場合、それはすごく目立つわけですよ。逆に地域社会が一体化するといいますか、より仲よくするみたいなコミュニティが発展していくというようなところに向けばいいなというふうに思っています。 ○渡辺くみ子委員  そういう点では今の御答弁わかりました。  最後にしますが、現在広島でG7やっていますよね。そことの警備体制の関係で今回のこの計画というのは、向こうは現地ですからより一層強固なものがあると思うんですけれども、現状的にどういうふうにそこから学んだものがあるとか、そういう対策との関係では豊島区はこういうふうにするんだよとか、何か教訓的なものとか、そういうのってあるんでしょうか。 ○今浦危機管理監  広島の外相会議については私も情報持っておりません。じゃ、サミット期間中というのは実はG7首脳会議だけじゃなくて、9月ぐらいまであちこちあるわけで、全部その間にこういう体制をとるのかというと、やはり区民の皆さんの生活もありますし、それは不可能だろう。であれば蓋然性といいますか、可能性として私がテロリストだったら象徴的に攻撃するんであれば、G7首脳会議の期間に限るというか、そこが一番やはり攻撃のアピール度といいますか、高いわけで、であれば市民の皆さんの生活との接地を考えると、やはりその26、27の1週間が限度かなというのが私の結論で、期間の設定もその間にさせていただいたということです。 ○細川正博委員  いろいろな体制を組んでいただいてありがとうございます。私のほうからちょっとまず1点、細かいかもしれませんけど伺いたいのが、公園のごみ箱の撤収なんですけど、4月28日まで撤収ということで、これはこのサミット警備体制云々とは別に、別の観点から公園のごみ箱の撤収というのはこれまでも進めてきたことかなと思うんですけど、これを計画を前倒ししてやって、その以降もこの撤収でもう再び設置はしないのかとか、ちょっとその辺の考え方を教えていただきたいんですが。 ○今浦危機管理監  直接所掌しているのが土木担当部のほうなので、私も詳しくはちょっと存じ上げないんですが、確かにごみ箱というのはどんどん撤収されていっているみたいで、現在対象となるのは7公園しかないというふうに認識しております。今回、28日というのは警察の要望によりまして、1カ月前に撤収してくださいというところを具現したんですが、今後要するにそういう例えば池袋西口公園等含めて、そういうところのごみ箱をどうするかと、難しい問題だとは思うんですけれども、担当部のほうにお伝えしたいというふうに思います。
    ○細川正博委員  ありがとうございます。全部撤収するという方向だったと思うので、多分前倒してここで全部完了しようということだと思うんで、あと残り7公園ということで理解しました。  もう一点、この同じ項目のところなんですけど、トイレサミットのひと月前から2週間告示を経て閉鎖ということで、恐らくこういうこのテロリストのパターンとしてこのごみ箱とか、トイレにこういったものを仕掛けるというのがパターン化されているので、こういう対応だというふうな理解なんですが、その理解でよろしいんでしょうか。 ○今浦危機管理監  そのとおりです。 ○細川正博委員  ありがとうございます。そうすると、こういった公園とか公共施設はこういう対応ができるということですけど、テロの対象、2ページ目の対象のところで、公共の交通機関ですとか、いろんな公共施設、社会インフラということで、社会インフラはトイレとかあれですけど、公共交通機関ですとか公共施設、集客施設とかもやはり同じようにごみ箱とかトイレというのはやはり設置されているわけで、その辺が公共施設だけやればいいというようなことでもないようにも思うんですけど、この辺のお考えはいかがなんでしょうか。 ○今浦危機管理監  まさしくそのために池袋駅周辺混乱防止対策協議会をベースにしまして、それぞれがそれぞれ努力をしていくということを促すとともに、連携をしまして情報の共有、それから相互の警察、消防等への協力体制をとっていこうということで、4月の20日にこの協議会を実施いたしまして、このような考え方をまず徹底させるとともに、協力をお願いしようというふうに考えています。 ○細川正博委員  ありがとうございます。やはり、帰宅困難者対策とかそういったところから始まった対策協議会ですけど、こういったテロ対策でも生きてくるということで、ふだんの準備がこういうときにも生きてくるんだなというのを改めて感じます。そうすると民間施設への情報共有とか協力体制の整備とか、こういったところでやっていくということですけど、もう一点、実際にこういった警備とか受けるのは警備会社さんとかになろうかと思うんですけども、そういった警備会社さんに対して情報共有ですとか、こういうところをチェックしなきゃいけませんよとかというチェックポイントですとか、そういったものというのは各警備会社さんそれぞれでの研修でやっておられるとは思うんですけど、改めてそういった情報を行政のほうから流すとか、そういった対応もあったほうがいいんじゃないかなと思うんですけど、その辺のお考えいかがでしょうか。 ○今浦危機管理監  実は既に4月7日の日に、先ほど軍事アナリストと言いましたけれども、これはテロの専門家ですが、によってこの協議会の皆さんにテロに対する危機管理セミナーというのを設けまして、先ほどのテロリストってどんなことをするのか、事前の偵察であるとか、あるいはその服装がやはり違和感のある服装になぜそうなるのかとか、詳しく過去の事例からひもといたセミナーを実際に実施いたしました。警備会社については、私は豊島区のこの庁舎を守る警備会社については、先ほど申しましたような注意点ですね。着意点といいますか、それは改めてちょっと説明したいというふうに思っています。 ○大谷洋子委員  手短にいたします。公共交通機関、けさも私が登庁するときに地下鉄何か事故があったらしくて、相当池袋駅が人の流れが大混乱をしておりましたときにぶつかったんですけれども、ちょっとした一鉄道がそういった事故にぶつかっただけでも相当の混乱がある中、260万近くの乗降客のあります池袋駅周辺、特に地上より地下の今流動というのがすごい混乱して、どの通路も相当の人の流れがありますけれども、そういったときに鉄道関係とか、バスは地上ですけれども、警備が盲点と言われている中では、特にそこに重視された警備が手厚くされるかと思われますけれども、一方、通行人は突然の出来事に対してあれですけれども、高齢者の方等ができるだけその期間は必要最小限で外に外出も控えるというような、こういったことの協力ぐあいというのも仰ぐことが必要ではないかなと思われますので、その辺も周知の折にはしっかりとお願いをしたいということを要望させていただきたいと思います。 ○今浦危機管理監  承知いたしました。 ○渡辺くみ子委員  ちょっと先ほど聞き忘れちゃったんですが、区の管理施設等の警備というところでイベント、公園を使ってのイベントの問題が書かれているんですが、これは具体的に何かもう計画は出されているんでしょうか。 ○今浦危機管理監  これについては土木管理担当部長のほうにこの申請が来るんですけども、今まだ何件あったというのはちょっと承知しておりません。もともとこれを計画の中に入れましたのは、巣鴨署のほうから一例としまして、コスプレですね。コスプレ、銃持っている人、剣持っている人、それが本物かどうかわからないと。そこに紛れる危険性というのがあるので、そこに協力するという意味で一文を入れたわけですが、やはりそういう視点というのは大事かなというふうに思っています。 ○渡辺くみ子委員  コスプレの銃というのは初めてわかりましたけど、自体警備の強化ということでこれは自主的という部分が中心になっているんだろうというふうに思うんですけど、こういうこの自体警備の強化ということを主催者団体にやってもらうというお願いとかというのは、例えば主催者が参加する人に1人ずつこういうのというのは、やっぱりイメージ的にはやっぱりイベントとの関係でいうと、余り楽しくないなというイメージがあるんですけれども、例えば主催者側が今こういう時期ですと、こういう問題に対してはきちんとした対応をとりたいので、とりあえず持ち物については調べさせていただきますとか等々含めて、主催者がそういう例えば掲示でお知らせをするとか、そんなイメージを持てばいいんでしょうか。 ○今浦危機管理監  私もそのようなイメージを持っています。パリ同時多発テロの唯一成功例はスタジアムでその持ち物検査等があるがゆえに中に入れなかったんですよね。これは物すごく大きな抑止になりますので、やり方は主催者にお任せするしかありませんけども、やはりそれを義務づけるというのは必要かなというふうに思っています。区役所としてですね。 ○渡辺くみ子委員  もちろんテロは絶対に許せる話ではありませんし、それに対して最大の防御というか、やるという。だけど、同時にこういう例えばイベントなんかの楽しい行事がマイナスの雰囲気になってくるというのは、やっぱりやる側にとってはちょっとつらいかなというふうにも思うんで、そこら辺はそういう意味では注意をしながら、義務づけるとはいいつつもそういうイメージというか、あくまでも主催者の方たちにお願いをして防いでいきたいというような協力要請をするという感じでよろしいんですか。 ○今浦危機管理監  私もそのようなイメージで考えております。 ───────────────────◇──────────────────── ○木下広委員長  それでは、次の案件に移ります。8区による客引き対策会議について。理事者から説明をお願いします。 ○村田治安対策担当課長  失礼いたします。お手元に8区による客引き対策会議についてという資料があると思いますが、これに沿って御報告をさせていただきます。  まず目的でございますが、オリンピック等の開催を控えて観光客の増加が見込まれますことから、より一層安心して楽しめる繁華街を構築するために、繁華街を有する8つの自治体が新たな取り組みを発表したものでございます。  日時、場所は先月25日、当豊島区議会の議場をお借りして開催しております。  この参加者は豊島区を初めとした繁華街を有して、また客引き防止条例を制定している8つの自治体、それと警視庁のオリンピック対策、特に盛り場対策を担当する理事官の出席をいただいております。  内容としましては①でございますが、発表した施策というのは高野区長のほうで発表していただきました。客引きしない飲食店を区がインターネット紹介事業者に紹介をし、インターネット紹介事業者がサイト上に優良店ということで表示をするという仕組みをつくったものでございます。具体的には店舗側には客引きを利用しない旨の誓約書を環境浄化推進連絡会、これは区長が会長となりますが、こちらに提出をしていただく。そうすると環境浄化推進連絡会のほうが店舗に環境浄化推進ステッカーを配付するとともに、大手のインターネット紹介事業者にお店を御紹介すると。そうするとサイト上で客引きを利用しない優良店として紹介してもらうという仕組みになっております。こういった内容を説明した後、インターネット紹介事業者と8区がそれぞれ共同声明を発表したものでございます。  この会議に報道10社来まして、同日の夕方NHKのニュースのほうでも紹介されまして、豊島区のほうにも反響として埼玉県の市のほうから問い合わせが来るなどの反響があったものでございます。  今後の課題としましては、まだ飲食店を実際に呼びかけをしておりませんので、今その根回しをしているような段階になります。  以上が説明になります。 ○木下広委員長  説明が終わりました。御質疑をお願いいたします。 ○細川正博委員  ありがとうございます。インターネット紹介事業者の共同声明があったということですけど、具体的にどこの会社が賛同してくださっているんでしょうか。 ○村田治安対策担当課長  まず、サイト名のほうがわかりやすいと思いますので、ぐるなび、それから食べログ、それからホットペッパーになります。 ○細川正博委員  ありがとうございます。本当に主要どころが賛同してくださっていると思うんですけど、具体的にこれインターネットで検索するときに、こういった客引きを利用しないという、何かそういうチェック項目というか、検索の条件が絞れるようになるとか、そういったこの飲食店は安心ですよとか、そういう特集を組むとか、具体的な何か今後のやり方というのは、何か方向って示されているんですか。 ○村田治安対策担当課長  インターネット事業者とはそういった打ち合わせをしております。また、店舗のサイト上の表示にも優良店であることの表示がされるというような仕組みをしていくというものでございます。 ○細川正博委員  ありがとうございます。今後それも煮詰めていくんだとは思うんですけど、サイトの利用者がわからないと余り意味をなさないと思うので、その辺はうまく広報とか、周知とか、わかりやすい表示とか工夫していただければなと思います。  あと、今回のが繁華街の環境改善ということで、繁華街を抱えるような区が参加しているということなんですけど、具体的に豊島区でいうとこれは例えば池袋とか、そういったエリアを絞ってやることなのか、そこの区全体の取り組みとしてやるのか、その辺はどのようにお考えなんでしょうか。 ○村田治安対策担当課長  基本的には区域は絞っておりません。賛同する業者があればそれを受け付ける予定でございます。 ○細川正博委員  ありがとうございます。実際にそもそも客引きとかがいないようなエリアもあるんで、そういったところの飲食店はもちろんこういったことはやってないでしょうし、また客引きをそもそも利用していなくて、こういう情報に触れるところも少ないというようなところもあると思うんですけども、これ、今後の展開として飲食店側のほうにもかなり情報の共有をしてあげないと、この仕組み自体をそもそもわからないというなこともあると思うんですけど、その辺はどのように今後展開していくのかという見通しあれば教えていただきたいんですが。 ○村田治安対策担当課長  今考えておりますのは、日本フードサービス協会という協会がございまして、加盟店800社で約6万5,000店、日本国内で加盟している店でございます。こちらのほうにもう既にちょっとお声がけをしておりますので、そういったところを利用して広く周知してまいりたいと思います。 ○細川正博委員  ありがとうございます。そうすると、そういった協会のネットワークを使っての周知ということなんですけど、例えば保健所ですとか、そういったところで飲食店と具体的に接する部署というのは区でもありますので、そういったところでも何か情報共有ぐらいはしてあげたほうがいいんじゃないかなと思います。というのも、これせっかくこういった8区という大きなくくりでやって、またそのインターネットのサイトも3つ大きなところが賛同してくれていて、今後恐らく検索の条件だとか特集だとか、そういったところでこういったお墨つきがあったほうがより集客につながる可能性が出てくるということだと思いますので、そういった際にこの情報をきちんと出してあげることが、豊島区もやはりそういった意識を持って、飲食店で環境をよくしていくことですとか、その客引きに対しての厳しい対応をしているとか、そういったPRにもつながると思いますので、この辺の情報の共有をもうちょっと煮詰めてきたときに工夫していただければと思います。  以上でございます。 ○渡辺くみ子委員  この報告なんですけど、これは3月25日に開催をされましたということですよね。この報告書からいくと、開かれたというのはわかります。参加者もわかります。でも、例えば内容のところで8区の共同声明というふうになっているんですが、これは当日こういう声明が出されたということなんですか。 ○村田治安対策担当課長  そのとおりでございます。これは代表して新宿区長のほうが発表しております。それからネット紹介事業者の共同声明も、これは当日はいらっしゃらなかったんですけれど、取りまとめて当時の治安対策課長が代弁して発表しております。 ○渡辺くみ子委員  それで、きょう御報告いただくというのは、この対策会議の中で具体的に豊島区は客引き防止条例をつくって、一定の経過の中でどういう成果があったのかとか、問題点はこういうことがあるんだとか、それから他区との関係ではこういう会議の中で非常に経験的な有効な発言なんかがあったとか、教訓になるものが出たとか、それから一番あれなのはやっぱり8区の共同声明の中身はこうだったとか、そういうようなものが出ないと、これは私の感じですけど、正直言いまして対策会議をやりますよという報告にすぎないんじゃないかという印象なんですよ。もちろん4月1日におつきになられているんで、経過についてはあれですけど、ちょっとこれは報告の中身としてはいかがかと思わざるを得ないんですけど、どなたにお聞きすればいいかわからないんですけど、じゃないでしょうか。 ○村田治安対策担当課長  失礼いたしました。では、8区長の声明文を控えたものがこちらありますので、ちょっと読み上げさせていただきます。  声明文。千代田区、港区、新宿区、墨田区、品川区、大田区、渋谷区、豊島区は、繁華街や駅周辺などにおける客引き行為や違法行為の根絶に向けた対策を推進することにより、各々の自治体の区域内から客引き行為等を根絶し、繁華街を訪れる利用者が安全で楽しく過ごせる環境を築き、環境浄化対策に積極的に取り組む都市としてふさわしいまちづくりに努める。  以上でございます。 ○渡辺くみ子委員  読み上げていただいて、それ自体は当日の会議の中でまとめられているんで、一定の内容的にどうかというのはあるのかなとも思うんですけれども、ただ少なくてもこの御報告を出していただく以上、最初に言いましたけれども、なぜこういう会議を今回開いているのか、それからこの会議を開いた中でどういうことが豊島区にとって教訓的なものだったのか。それから、今読み上げていただいた共同声明等も含めて、やっぱりそういう資料をきちんとつけていただいて、この会議がどういう意味合いを持っていたのか、豊島区としてどういうふうに今後取り組んでいくのかというようなことを、もうちょっと具体的なものを私は出していただきたいと。今日の今日というのは間に合わないと思うのですけれども、これに関してはぜひお願いしたいと思います。やっぱりそういう内容が明らかになっていかないと、ちょっと論議は深まり切らないのではないかというふうに思います。 ○今浦危機管理監  委員御指摘のとおりで、次回のときに議事録等を確認しまして、各区のいろいろ紹介がありましたので、こういうことがありましたよということと、あと、区としてそれをどう生かせるかとか、そういう視点からもう一度報告させていただきたいと思います。 ○ふるぼう知生委員  今の渡辺委員の御質問にもちょっと関連するかと思うんですけども、私も一番興味があるのは、東京都も条例を改正し、また豊島区も条例を改正して、この客引きというふうなことについて根絶していこうというふうなことで動いている中にあって、私も以前ですけども、西口の環境浄化パトロールにも参加させていただいたこともありますし、そんな中で昔と比べて今そういう客引き等々がどういうふうな現状になっているのかというところを、そういうふうなことがわかるようなデータなり資料なり、いただけるとありがたいと思います。やっぱりそういう現状を踏まえた上で、そういう背景があってこういう会議が出てきて、そしてこのような声明文が出されてというふうになってくると非常に理解しやすいかなと思っておりますので。やっぱり4月1日着任なんで、なかなか過去とのあれがわからないとは思うんですけども、そういった豊島区が今現在環境浄化ということではどういうふうになっているのかというふうなことをちょっとお伝えいただけたらなというふうなことで、今ちょっと難しいと思いますので、ちょっと要望というふうなことでさせていただきたいと思います。 ○竹下ひろみ委員  当日私この会、ちょっと途中で退席したこともありましたけれども、傍聴させていただきました。また、自民党からも何名か議員が傍聴しておりましたけども、大変自治体がこの意見交換をするということは、すごくすばらしいことだなというふうに思いましたし、当日いろんな意見が出た中で、やはり各自治体が持っている課題が同じ繁華街でも多少というか大分違い、客層も違いますし、それをどう生かしてそのまちづくりにしていくのか、各自治体がお客さん来ていただきたいという中で、どれだけ努力しているかというのを直接お聞きできた会でしたので、私は大変参考になりましたし、これから、先ほど危機管理監からこれがスタートですというようなお話がありましたが、やはり今の時代、安全・安心とただうたっているだけではなくて、その中で自分たちが何をしていくのか、どういう役割があるのかというのを確認し合う意味でも、大変にいい会議だったのではないかというふうに思っておりますので、いろんな意見出ましたけれども、それも踏まえて今後、今回1回限りではなくて、ほかの自治体からも問い合わせがあったというふうに先ほど御報告がありましたので、これを広げていくということも大変大事だと思いますし、23区のみならず、これ、繁華街を抱えている大規模な都市の中で、やっぱり豊島区がリーダーシップをとってこういう会議を進めていくということは、大変意義があるものだということを実感させていただきました。  以上です。 ○木下広委員長  ほかによろしいですか。   「なし」 ○木下広委員長  それでは、案件は以上とさせていただきます。 ───────────────────◇──────────────────── ○木下広委員長  続きまして、次回の日程についてお諮りをいたします。  次回は1年のまとめに入ってまいります。正副委員長といたしましては、5月12日の木曜日の午前中を考えているのですけども、どうでしょうか。日程表皆さんお持ちですか。前日は議会報告会があって、その前もあいているんですけども、ちょっと議会報告会が終わったほうがいいかなと思って。12日の木曜日、午前10時ということで開会いたしたいと存じます。よろしくお願いいたします。   「はい」 ○木下広委員長  それでは、そのように決定させていただきます。  以上で、防災・震災対策調査特別委員会を閉会といたします。   午前11時5分閉会...