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平成24年総務委員会(10月 4日)

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  1. 豊島区議会 2012-10-04
    平成24年総務委員会(10月 4日)


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    平成24年総務委員会(10月 4日)   ┌────────────────────────────────────────────┐ │              総務委員会会議録                      │ ├────┬─────────────────────────┬─────┬───────┤ │開会日時│平成24年10月 4日(木曜日)         │場所   │第一委員会室 │ │    │午前10時 2分~午後 5時32分        │     │       │ ├────┼──────────────────┬──────┴─────┴──────┬┤ │休憩時間│午後 0時 7分~午後 1時32分 │午後 3時25分~午後 3時48分  ││ ├────┼──────────────────┼───────────────────┼┤ │休憩時間│午後 3時49分~午後 3時50分 │                   ││ ├────┼──────────────────┴──────┬─────┬──────┴┤ │出席委員│堀委員長  高橋副委員長             │欠席委員 │       │ ├────┤ 古坊委員  細川委員  儀武委員  藤本委員  ├─────┤       │ │ 9名 │ 中島委員  竹下委員  小林(ひ)委員     │なし   │       │ ├────┼─────────────────────────┴─────┴───────┤ │列席者 │ 村上議長  木下副議長                           │ ├────┼───────────────────────────────────────┤ │説明員 │ 高野区長 〈水島副区長〉                          │ ├────┴───────────────────────────────────────┤ │ 吉川政策経営部長  小澤企画課長  金子財政課長  田中行政経営課長         │
    │           齋藤区長室長  矢作広報課長  高橋情報管理課長         │ │           齊藤セーフコミュニティ推進室長                  │ │           高橋シティプロモーション担当課長                 │ ├────────────────────────────────────────────┤ │ 齋藤総務部長    天貝総務課長  石橋人事課長(人材育成課長)           │ │           佐藤契約課長  佐藤防災課長  上野防災計画担当課長       │ │           猪飼危機管理担当課長  稲村治安対策担当課長           │ │           木山男女平等推進センター所長                   │ ├────────────────────────────────────────────┤ │ 鈴木施設管理部長(財産運用課長)                           │ │           野島施設課長  田中施設計画課長                 │ ├────────────────────────────────────────────┤ │ 上村新庁舎担当部長 小池庁舎建設室長  近藤庁舎建築担当課長             │ ├────────────────────────────────────────────┤ │           八巻文化デザイン課長  岡田学習・スポーツ課長          │ ├────────────────────────────────────────────┤ │           佐々木環境課長                          │ ├────────────────────────────────────────────┤ │           星野高齢者福祉課長  大須賀障害者福祉課長            │ │           山澤生活福祉課長  小花中央保健福祉センター所長         │ ├────────────────────────────────────────────┤ │           田中健康推進課長                         │ ├────────────────────────────────────────────┤ │           坪内子ども課長  活田子育て支援課長  小野寺保育園課長     │ ├────────────────────────────────────────────┤ │           奥島都市計画課長  園田建築指導課長               │ ├────────────────────────────────────────────┤ │           宮川道路整備課長  廣瀬交通対策課長  石井公園緑地課長     │ ├────────────────────────────────────────────┤ │ 大門会計管理室長(会計課長)                             │ ├────────────────────────────────────────────┤ │           井上学校運営課長  兒玉学校施設課長               │ ├────────────────────────────────────────────┤ │ 若林選挙管理委員会事務局長                              │ ├────────────────────────────────────────────┤ │ 石井監査委員事務局長                                 │ ├─────┬──────────────────────────────────────┤ │事務局  │陣野原事務局長  小椋議会担当係長                     │ ├─────┴──────────────────────────────────────┤ │              会議に付した事件                      │ ├────────────────────────────────────────────┤ │ 1.会議録署名委員の指名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1   │ │    細川委員、藤本委員を指名する。                         │ │ 1.委員会の運営・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1   │ │    正副委員長案を了承する。                            │ │ 1.第49号議案 南長崎中央公園(仮称)の整備に関する造園工事等委託契約に      │ │          ついて・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1   │ │    佐藤契約課長及び田中施設計画課長より説明を受け、審査を行う。          │ │    全員異議なく、原案を可決すべきものと決定する。                 │ │ 1.第51号議案 和解について・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 8   │ │    鈴木施設管理部長より説明を受け、審査を行う。                  │ │    全員異議なく、原案を可決すべきものと決定する。                 │ │ 1.第53号議案 平成24年度豊島区一般会計補正予算(第2号)・・・・・・・14   │ │    金子財政課長及び星野高齢者福祉課長より説明を受け、審査を行う。         │ │    小林(ひ)委員ほか1名より修正案の提出がある。                 │ │    修正案については、挙手少数により、否決することとなる。             │ │    原案については、全員異議なく、可決すべきものと決定する。            │ │ 1.報告事項                                     │ │  (1)公開事業評価の実施結果について・・・・・・・・・・・・・・・・・・・56   │ │      田中行政経営課長より説明を受け、質疑を行う。 ┐              │ │  (2)椎名町小学校給食室・便所他改修工事について   │・・・・・・・・・59   │ │  (3)西池袋中学校改築に伴う外構その他工事について  │              │ │  (4)旧大明小学校耐震改修その他工事について     │              │ │  (5)(仮称)池袋本町電車の見える公園整備工事について┘              │ │      佐藤契約課長、野島施設課長及び石井公園緑地課長より4件一括して説      │ │      明を受け、質疑を行う。                           │ │ 1.継続審査分の請願・陳情10件・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・65   │ │    全員異議なく、閉会中の継続審査とすべきものと決定する。             │ └────────────────────────────────────────────┘   午前10時2分開会 ○堀宏道委員長  ただいまから総務委員会を開会いたします。  会議録署名委員を御指名申し上げます。細川委員、藤本委員、よろしくお願いいたします。 ───────────────────◇──────────────────── ○堀宏道委員長  委員会の運営について、正副委員長案を申し上げます。  本日は、議案3件の審査を行います。さらに、報告事項を5件予定しております。  最後に、継続審査分の取り扱いについてお諮りいたします。  報告事項の2番目から5番目につきましては、4件を一括して報告を受けます。案件によっては関係理事者の出席を予定しております。  以上でございますが、運営について何かございますでしょうか。   「なし」 ───────────────────◇──────────────────── ○堀宏道委員長  それでは、早速議案の審査に入ります。  第49号議案、南長崎中央公園(仮称)の整備に関する工事委託契約の一部の変更について。  質疑のため、岡田学習・スポーツ課長、佐々木環境課長、廣瀬交通対策課長石井公園緑地課長が出席しております。  理事者から説明がございます。 ○佐藤契約課長  議案集15ページをお開きいただきたいと存じます。  第49号議案、南長崎中央公園(仮称)の整備に関する工事委託契約の一部の変更について。上記の議案を提出する。年月日、提出者、区長名でございます。  平成22年3月26日、表記契約について議会の議決をいただきまして、都市再生機構東日本賃貸住宅本部と契約を締結したところでございますが、その後、履行期限を延長する必要が生じたため、平成22年10月29日及び平成23年12月12日に議決をいただきまして、契約変更、履行期限を変更したところでございますが、今般、説明欄にございますように、土壌処理及び東日本大震災の影響によりまして、履行期限を延長する必要が生じましたので、本案を提出するものでございます。  別途、御説明用の資料を御用意いたしましたので、そちらをお取り出しいただきたいと存じます。南長崎中央公園(仮称)の整備に関する工事委託契約の一部の変更についてというタイトルの資料でございます。一部変更の理由でございますが、土壌処理及び東日本大震災の影響により、履行期限を延長するものでございます。契約の概要ですが、件名は記載のとおりでございます。契約方法は、随意契約によりました。契約締結年月日は、平成22年3月30日。契約金額は、35億6,340万2,000円でございます。内訳は、解体工事等が2億4,552万7,000円、屋内施設建設工事が33億1,787万5,000円でございます。  現在の履行期限は、平成25年1月の15日でございます。契約の相手方は、新宿区西新宿六丁目にございます独立行政法人都市再生機構東日本賃貸住宅本部でございます。  変更の内容ですが、履行期限を変更するものです。現在、平成25年1月15日までとなっておりますが、これを平成25年2月5日に変更しようとするものでございます。  4番の履行期限変更の概要につきましては、田中施設計画課長から御説明申し上げます。 ○堀宏道委員長  引き続き、田中施設計画課長から説明がございます。 ○田中施設計画課長  それでは、変更の概要につきまして御説明をさせていただきます。  現在、屋内施設スポーツセンターの工事中でございますが、そのスポーツセンターの地下の掘削工事中に、掘削土から、溶出基準値をわずかに上回る自然由来と推定される鉛が検出されております。基準値は0.01ミリグラムパーリットルでございますが、それに対しまして、搬出土については0.014ミリグラムパーリットルでございました。  鉛が検出された場合は、専門の処理施設へ処理を依頼しなければならないということで、そのため、鉛の分布域の確定のための土壌調査や、その土壌の掘削作業、専門処理業者、施設への搬出など、一連の処理が必要となりまして、20日余り工事がストップしたものでございます。  処理自体は昨年の11月に終了しておりましたが、そのときの工事の遅延は現契約の履行期限の範囲内におさめる想定でございました。その後、東日本大震災の復興需要の影響によりまして、工事作業員を思うように確保することがかなわず、今回、履行期限の延長が必要となったものでございます。  なお、今回の工事延長に伴います施設のオープン時期の変更はございません。25年4月にスポーツセンター開設となる見込みでございます。  それから、周辺地域への影響についてでございますが、ちょうどことしに入りまして、周辺の民家の井戸で飲用にしているものが若干存在するという情報が入りまして、念のため、今回、地下水の水質検査を行いました。その結果が先日出まして、地下水の水上については検出されませんでした。水下につきましても0.002ということで、基準値の0.01から考えますと、非常に低い値ということで、いずれも基準値を下回ったため、影響はないと考えてございます。  以上でございます。よろしくお願いいたします。 ○堀宏道委員長  説明がそれぞれ終わりました。質疑を行います。
    ○細川正博委員  今、御説明いただいた鉛の検出に関してのところで幾つか質問させてください。  まず、溶出基準値をわずかに上回る自然由来と推定される鉛ということですけれども、これは自然由来というふうに推定されるというのは、何を根拠にこのような推測が立つんでしょうか。 ○田中施設計画課長  自然由来と断定するには、いろいろな調査を行わなければ断定はできないということではございますが、なぜ自然由来と推測されるかという理由でございますけれども、過去の土地利用の履歴を最初に洗い出しまして、それによって東京都に届け出を行います。その履歴については、人工的に由来が発生するような工場等、そういったものがあったとは考えられない、そういう履歴がないものから人工的なものと推測されないんではないかということが1点。  それから、汚染土の出現の位置でございますが、今回、グラウンドレベルから8.8メートルから9メートルの位置にありました。こちらの出現位置が何万年も前の地層であると考えられますことから、推測したものでございます。 ○細川正博委員  了解しました。その2点の理由でこういった自然由来と推定できるということですので、それはよくわかりました。  今回、溶出基準値をわずかに上回るということで、基準値は0.01ミリグラムに対して0.014というのが出たということですけれども、これはもう具体的に、もちろん多少は上回ってしまったんですけれども、このレベルの数値で何か人体に対する影響というのは考えられるようなことはあるんですか。 ○佐々木環境課長  人体への影響でございますが、影響につきましては、直接風等の影響によって土が土ぼこりとなって口から入る、あるいは飲料水等で水を飲むということが想定されるかと思います。  直接吸い込んでしまう場合ですと、70年間、毎日100ミリグラムを摂取した場合、害が出るということになっています。また、飲料水につきましては、毎日2リットル、70年間摂取した場合の害ということが基準値となっておりますので、おおむね今回出た値につきましても、人体への影響は少ないものと判断されております。 ○細川正博委員  相当頑張らないと人体に影響が出ないというのがよくわかりました。  ちょっと質問の角度を変えまして、今回、こういった鉛が出てきたということで土壌の調査、掘削とかで、工期もさることながら、かなり想定していたよりも余計なお金がかかっていると思うんですけれども、まず、このかかる費用というのは区のほうが持つのか、業者が持つのか、また、それの水準といったところはお答えいただけますでしょうか。 ○田中施設計画課長  これにプラスしてかかった費用ということでございますが、処理業者への運搬費、処理ができるようになるまでの一時保管費、実際の処理費とか、そういったものがかかってまいります。  業者に聞いたところ、3,000万円余、3,500万円ぐらいの金額であると聞いておりますが、今回の契約の範囲内で、実際に契約の中で契約落差がございましたので、その落差で賄える金額ということではございます。  この3,500万円余の金額につきましては、URと区のほうで査定といいますか、調べまして、妥当な金額であろうというようなことである程度決定した金額でございます。 ○細川正博委員  ちょっとよくわからなかったんですけれど、契約落差で賄える額だと、業者にこういうのは負担していただけるということなんですか。 ○田中施設計画課長  区とURとの関係におきましては、議決された限度額がありまして、その中で工事を行うということですので、URと施工業者との間では新たにそういった契約を追加で結んで処理をするというものでございます。 ○細川正博委員  承知しました。そうすると、URに委託している限度額内なので、区としては新たな財源措置は必要ないということだと思います。さらに、URが施工業者に入札でかけて、その契約落差額の範囲ということだと思うんですけれど、ちなみに、URと施工業者の間での契約落差の金額というのはどのぐらいあるんですか。 ○田中施設計画課長  現時点での当初の金額でございますけれども、大体8億円から9億円ぐらいの落差がございました。 ○細川正博委員  率直に、少し落札率はやや低めなのかなとは思うんですけれども、ただ、この範囲で当然URと施工業者のところで適正な工事ができますよということで契約されていると思いますので、その範囲、落差額の中で今回は処理ができたということで理解しました。一度質問を終えます。 ○藤本きんじ委員  今回、地下掘削工事中に掘削土から鉛が出たということですが、これは、まず工事を始める前にボーリングで土壌調査は行うと思うんですけれど、そのときにはわからなかったということなんですか。それとも、ある程度工事が進んでから土壌調査をしたということなんでしょうか。 ○野島施設課長  土壌汚染の調査につきましては、東京都の環境確保条例に規定されているものでございます。この条例によりますと、3,000平米以上の敷地の場合にこういった調査をすると。  今回の南長崎につきましては、土壌の搬出出業者が独自に規制値を設けていて、そこでひっかかったということでございますので、今回対象にはならなかった。事前には調査はしなかったということでございます。 ○藤本きんじ委員  ということは、東京都の基準で3,000平米以上のものということで、ある程度工事が進んでからやるということで今回わかったということですか。わかりました。  よく初めにボーリングで土壌を調べると思ったんですけれど、それは基準にのっとって。0.014ということで非常に微量とは言いながらも、鉛の害というのは非常に深刻なものがあると思うんですけれど、部分的に出たと思うんです。ここに分布域確定のための調査ということで、これは大体何カ所ぐらい、どういう範囲かという全体的な土壌調査はされたんでしょうかね。 ○田中施設計画課長  スポーツセンターの敷地内といいますか、建物の範囲を掘削しておりますので、掘削したところはすべてその範囲、見つかったところからどのぐらい広がっているかというようなところはすべて調査をいたしました。 ○藤本きんじ委員  その範囲内は大丈夫だったということだと思うんですけれど、今後、長崎の中央公園はグラウンドがメインなので、やはり微量とはいえ、鉛は非常に危険な物質だと思うんですけれど、グラウンドのほうはやっていないんですか。グラウンドのほうも全部、今、建物の範囲内と言われていましたけれど、そこはいかがでしょうか。 ○田中施設計画課長  今回見つかった範囲が地上から9メートルほどの地下であったということで、掘り下げていったその表面の土については特に問題がございませんでした。ただ、そこの部分の表面は問題はないんですけれども、念のため、今回、敷地内全部の表面の土については調査をしたいと考えておりました。今、アスファルトで加工されている部分がほとんどですので、そこら辺はどういうふうに調査するか範囲を決めまして、できるところで調査をしてまいりたいと思います。 ○藤本きんじ委員  わかりました。地中で出たということは、もしかしたら表面にも可能性はないとは言えないと思いますので、ぜひ調査をやっていただきたいと思うんですけれど、そうすると、その地表面の調査というのは、やはり区が独自で行うことになるんですかね。 ○田中施設計画課長  まだ具体的に詰めてはおりませんが、恐らくこの工事の範囲内で追加で発注することになろうと思います。 ○藤本きんじ委員  わかりました。微量とはいえ、非常に的確に処理をしていただいているというふうに思いますし、念のためといいますか、グラウンドのほうも調査をされるということですので、この件については賛成させていただきたいと思います。 ○儀武さとる委員  鉛分布域確定のための土壌調査ということになっているんですが、8メータトルないし9メートルのところから出た。徐々に掘って、鉛が出るところを結局、掘ったものを確認するわけですよね。どのぐらいの量が出たんですか。その土壌はどのぐらいの土を搬出したんでしょう。 ○田中施設計画課長  鉛が入っているというか。 ○儀武さとる委員  可能性がある。 ○田中施設計画課長  はい。配合されていると思われる範囲で考えまして、約860立方メートルを特殊に処理をしたということでございます。 ○儀武さとる委員  これは専門の業者にお願いするということになっているんですが、保管等、業者に持っていくことになるんですが、その処理の仕方といいますか、その860立方メートルの土を専門業者というのはどうやって処理するのか。何か固めるのか、洗浄するのか、ちょっと教えていただけますか。 ○田中施設計画課長  この程度の汚染といいますか、0.014ミリグラムパー立方ということでございますが、この程度の汚染であれば、コンクリートの材料になるということで、最終的にはコンクリートで固めることになるそうです。 ○儀武さとる委員  それでは、土壌処理及び東日本大震災の影響によりというふうになっているんですが、東日本大震災の影響により、これは具体的にはどういうことでしょうか。 ○田中施設計画課長  先ほど少し申し上げましたが、復興需要の影響によりまして、当時の工事作業員が東北の作業に当たったということで、なかなかこちらの工事に割けなかったということがございました。 ○儀武さとる委員  作業員といってもいろいろあると思うんですが、具体的にはどこでそういう人材というか、確保できなかったのか、その辺を教えてください。 ○田中施設計画課長  不足しておりましたのは、鉄筋工と型枠工と言われる職人たちでございまして、こちらの方々は躯体の工事にかかわる作業員でございます。したがいまして、今はもう躯体がほとんどでき上がっておりますけれども、ことしの春ごろ、冬から春にかけて、ちょうど躯体の工事をしていたときにこの鉄筋工と型枠工の方々が不足していたという状況でございます。 ○儀武さとる委員  普通、建物を建設するときに近隣住民の皆さんは工事協定を結ぶわけなんですが、これの作業時間はどういうふうになっていたんでしょうか。 ○田中施設計画課長  基本的に8時から5時でございます。 ○儀武さとる委員  実はこの鉄筋工が不足していた、なかなか確保しづらかったということなんですが、ある業者から相談を受けまして、実はこの頼まれていた業者、ある業者が倒産したというんですよ。この鉄筋工。それで、区は、そのことは知ってはいたんでしょうか。 ○齋藤総務部長  ちょっと具体的なお話ではございませんが、そうしたたぐいの相談をちょうだいをしていまして、当該企業、会社が倒産したという事実は承知はしておりません。 ○儀武さとる委員  じゃ、倒産じゃなくて、その最初受けた業者が途中でほうり出したということですか。 ○齋藤総務部長  ちょっと御質問があれでございますが、私どもが相談をお受けをいたしましたのは、当該工事に関しまして賃金の未払いがあるとおっしゃっている事業者がいらっしゃるものですから、その方のお話等をお伺いをしたというふうなことであります。 ○儀武さとる委員  ちょっと私の質問に答えていないんですけれども、実は私、相談を受けた鉄筋業者は、工事がおくれているから突貫工事でお願いしますということで頼まれたらしいんですけれど、再三断ったらしいんです。最初。でも、どうしても間に合わせないといけないからということで、責任者も来て頭を下げて、無理にお願いされて承知したということなんですね。  それで、期間が定まっているので、その突貫工事で残業を11時までやらされたと。こういうことはつかんではいるんでしょうか。 ○田中施設計画課長  工事の日程について、定時で終わることもあれば、10時、11時ということがあったということは聞いてございます。 ○儀武さとる委員  先ほど協定時間では8時、5時とお話がありましたけれど、11時までやっているのをつかんでいて、どういう指導をされたんですか。 ○田中施設計画課長  例えば、近隣に振動、騒音の出ないような工事でありますとか、例えばコンクリート打設のように、コンクリートを一度流してしまいますと、それの処理が終わるまでは5時を過ぎても一通りの段落が済むまでは工事を続けなければならない工事もございますので、そういったものにつきましては5時を過ぎてからも行うことがありますと、近隣の皆様にも御承知おきいただいてございます。 ○儀武さとる委員  この業者は、鉄筋を組むときに、もう何日間も残業せざるを得ないと。それで、11時ぐらいまで仕事をしていたら、やはり近隣住民から何やっているんだとどなり込まれたということなんですよ。ですから、工事は突貫工事で残業もしながらやってほしいと。しかし、やれば近隣住民から苦情が来るということで、今のお話ですと、住民に説明したということなんですけれど、やはり住民からの苦情は来なかったんでしょうか。 ○田中施設計画課長  夜間の工事ということに限らず、振動、騒音につきましては、朝から夜間まで苦情を受けたことは何度かございます。もちろん区に情報が入りましたら、現場から直ちにお宅に伺って事情を説明したり、工事を中止したり、そういった対応をその都度してございます。 ○儀武さとる委員  本当にこの方がおっしゃるには、足場も十分組まないで鉄筋の作業をさせられたということで、非常に危険な仕事をしたと、本当に大変な思いをしたと。  先ほど部長から賃金未払いの問題もあるということで、もう本当に下請が泣いている。私はこういう実態を区がいつつかんだのか、その辺をお答えいただきたいと思います。 ○齋藤総務部長  7月の20日にお話がございまして、多分、そうだろうと思いますけれども、委員御指摘の方と私も直接お会いをして、その方のお話をお伺いしたというふうなことでございます。  当然のことながら、これは当事者のお一方であるわけでございますから、お話の内容を信じないというわけではございませんけれども、私どもが工事をお願いしているのはURでございますから、URにも当然お話をお伺いし、また関係部局から実際の工事をお願いしている戸田建設等にも詳しくその後お話をお伺いしました。  賃金の未払いについては、いろいろ経過があるようでございますが、今お話し申し上げました戸田建設は、当初の契約の認識の違いもあって、それが原因なのではないかという御見解ですが、それら未払い分の賃金に相当する証明書といいますか、具体的には、例えばお支払いした方の領収書とか、あるいは金融機関に振り込んだ振り込み証明書等があればお支払いさせていただきたいということで、私どもとしても何か特別な書類を求めているのではなくて、非常にハードルを低くして、お支払いするという意向だと確認できたものですから、そういう対応を続けてほしいと、相手のお話を十分聞いて対応を続けてほしいというふうなことで、戸田建設の対応は十分であろうと判断をいたしました。  なお、あくまでも私どもが契約をさせていただいているのはURでございますので、また、今回は公共工事でございますから、双方言い分が違っても、こうしたこと自体が発生するということは好ましくないと考えておりますので、これは私の名前でございますけれども、URの責任者にこうした旨の注意喚起を文書で行わせていただいたところでございます。  なお、御相談を受けた方については、私どもも何かありましたらまた御相談をしてくださいとお話をしてございますが、その後、具体的なお話をちょうだいをしてございません。  また、今、御指摘がございましたような、いわゆる工事についてのその事業者の方のお話についても、先ほど申し上げました聞き取り、あるいは調査の中で、戸田建設にはお伝えをしたというふうなことでございます。  以上でございます。 ○儀武さとる委員  先ほどURに注意喚起、文書で送ったということなんですが、これはいつ送ったんでしょうか。 ○齋藤総務部長  9月5日付で発送いたしました。 ○儀武さとる委員  9月5日付で注意喚起を行ったということなんですが、私はこの公共工事は、確かにいろんな状況でおくれるということはあるとは思うんですが、やはり下請業者が工事日程との関係で本当に無理な作業を強いられるというか、こういうことはあってはいけないと思うんです。しかも、区が直接発注している公共事業ですので、やはりこの実態は正確につかむということが求められると思うんです。  今、部長のお話で7月の20日につかんだということですので、それまでこういうおくれている実態、深夜まで作業をする実態、こういう実態をつかんでいなかったということだと思うんですが、これは結局UR任せでやっているからこういうことになると思うんです。そういう点では、作業もほぼ終わりに近いんですが、今後の公共事業についてはしっかり実態をつかみながら進めていただきたいと思います。  この議案については賛成をいたします。 ○小林ひろみ委員  今、意見のほうは言いましたので、会派としてはこれは賛成なんですけれど、経過なんですが、鉛が出たのは昨年11月で、もう工事は終了したというんですけれど、例えば、この後の報告事項の池袋本町の電車の見える公園で、やはり鉛が出たんだけれど、それについての処理は住民説明会とかもやったんですけれど、ここはそういうことはやったんでしょうか。 ○田中施設計画課長  今回は住民説明会等は行っておりません。 ○小林ひろみ委員  あちらの公園はちょっと経過が違って、まず東京都からこちらが買うに当たって、調査をちゃんとやってもらって、それで鉛が出たというのが私の記憶ですが、どういう経過だったんでしょうか。公園課長が、きょう、いらしているのでお聞きします。 ○石井公園緑地課長  清掃車庫跡地について、3,000平米以上の用地を公園にしたりとか建物を建てたりするに当たって、事前に書類審査というのがございます。土地の地歴で前に何があったのか、そういったものをまず出す必要がございます。  あそこにつきましては、清掃車庫があったということで、可能性があるのではないかと調査をしたら何カ所か出たと。土地を買うに当たって、やはりそういったものをきちんと処理していただかないと、区としては土地を購入しないというような形で交渉をして、数年かかっております。  東京都の責任において、説明会と土壌の入れかえ等、そういったものを行っていただいたところでございます。 ○小林ひろみ委員  ここの鉛はどのくらい出たんですか。 ○石井公園緑地課長  今、手元に資料を持ち合わせておりませんけれども、それほどの値ではなかったと思います。 ○小林ひろみ委員  そうはいっても、もともと清掃車庫だったということで、何で鉛が出るんだろうという思いもあったんですが、やはり東京都には結構きちっとやってもらっていたんですけれど、今回のこの鉛が出たという話は、やはり議員も多分ほとんど知らなかったんじゃないかと思うんですね。それで、どこかに報告はあったんですか。 ○田中施設計画課長  こちらにつきましては、先ほど申し上げましたとおり、履歴等の調査で東京都には届け出は済んでおりましたので、その後、例えばこういった鉛があったと、鉛以外もあったとしても、どこかに届け出るというような義務はございませんでしたので、特に御報告はしておりませんでした。 ○小林ひろみ委員  ちょっとこれ、戻って悪いんですけれど、例のあそこの自転車の駐輪場のときもいろいろ突発があるんだけれど、契約金額等に関係があると議会には話が来るんですけれど、今回のようにないと来ない。そもそも何でここで鉛が出てきたかというと、土壌を処理する業者が独自に調査をしていたという話なんですけれど、これはどうして独自の基準でやっているんでしょうか。 ○田中施設計画課長  処理をする業者が独自に調査をしていたということとは若干ニュアンスが違いまして、そもそも工事に当たりまして、土を搬出するに当たって、処理するに当たっては、5,000立方メートルごとにその土の成分分析調査を行うことになっております。鉛以外の二十数種類の成分につきまして調査を行って、その基準値の範囲内であれば、通常に処理をする。超えれば、それなりの処理をすると決められております。 ○小林ひろみ委員  通常の処理というと、どんな処理になるんですか。 ○田中施設計画課長  廃棄ということになりますと、資格を持っていない普通の業者さんといいますか、鉛を処理するにはそれなりの業者、資格のある業者に頼まなければなりませんが、そういう資格がない業者でも処理ができるということでございます。 ○小林ひろみ委員  いわゆる建設残土と言われるもので、産業廃棄物にはなるんでしょうけれど、いろいろ埋め立てに使ったり、いろんなことに使うんだろうと思うんですけれど、そういう一連の過程の中で今回の鉛が発見されて、それによってやはり契約自体、特別な費用もかかるし、本来だったら、先ほど都から買うときは結構区は慎重にというか、ちゃんときれいにしてくれとやって、それで、住民の皆さんにも安心、心配ないですよと、こういうふうにやってきたんだけれど、自分の土地から出たときに、対応がまずかったんじゃないかなと。  もちろん、最終的に地下水も調査していただいたのは、本当に大事なことなんですけれど、先ほどからお話があるように、やはり鉛というと、鉛中毒というのは昔からありまして、やはり怖いものだと。もっと怖いものはいっぱいありますけれど、そういうところもあるので、どこかにきちっと報告して、はっきり言えばこういうことですから心配しないでくださいというアナウンスを、情報公開をしていくという必要があるんじゃないかと思いましたので、その点、よろしくお願いします。 ○中島義春委員  この議案に関しては、賛成したいと思います。もう皆さんの質疑で十分わかりまして、鉛が出たということで、これも自然の由来でしっかりと処理をなさっているということです。またあわせて、念のために表面のほうも調査するとお聞きしましたし、さらに東日本大震災の影響で躯体に関する作業員が確保できなかったのが原因で期間延長ということですので、私もこれは賛成したいと思います。  以上。 ○細川正博委員  私どもの会派も、議案については賛成させていただきます。鉛に対しての適切な処理もしていただいていると思いますし、また、一連の履行期限の変更の理由というのも明確だと思いますので、我々の会派は賛成いたします。  以上です。 ○古坊知生議員  1つだけ確認させてください。先ほどの御説明ですと、土壌処理等々で3,500万円ぐらいの経費がかかるということでした。しかし、契約金額との落差の中で処理できるということで、その落差が8億円とか9億円とかとおっしゃったと思うんですけれども、要するにその落差から3,500万円を引いて、残ったお金というものは、これは精算されて豊島区に戻ってくるという理解でよろしいんですよね。 ○田中施設計画課長  はい、おっしゃるとおりでございます。 ○古坊知生委員  それで、説明を受けたのかもしれませんけれども、もう一度この契約金額の中で、これが35億6,340万2,000円。その落差が8億円とか9億円とかという非常に大きな額なんですけれども、この辺の理由は何でしたか。理由というか、大体そのくらいの落差になりそうだということなんでしょうけれど。 ○田中施設計画課長  区とURとの協定といいますか、契約の後に、URがそれぞれ施工業者を入札という形で契約をするということです。現在判明しているもので解体工事の契約、建物工事の契約について、URと業者との当初の契約額がおおよそわかっておりますので、それを差し引きますと、URの事務費等々ございますけれども、大体8億円ぐらいになるのではないかということを今は推定しております。 ○古坊知生委員  了解しました。基本的には、契約金額からどんどん低くなってくると、その分区に戻ってくるわけですから、大変ありがたいことだなと。しかも、今回はその落差の中で精算される中で、この鉛という非常に人体にとって危険なものが出てきた。今までそれぞれの委員からの質疑を聞いていましても、適切に対応しておられる。また、地下水の水質調査、表面のほうもこれから調査されるとおっしゃっていますから、そういう意味で、この議案に関しましては内容を了解いたしましたので、我が会派といたしましても賛成をさせていただきます。 ○堀宏道委員長  各会派の意見が出そろいましたので、採決に移らせていただきます。  第49号議案について、原案を可決すべきものと決定することに御異議ございませんか。   「異議なし」 ○堀宏道委員長  異議なしと認めます。  よって、第49号議案は、原案を可決すべきものと決定をいたしました。 ───────────────────◇──────────────────── ○堀宏道委員長  続きまして、第51号議案、和解について。  理事者から説明がございます。 ○鈴木施設管理部長  それでは、議案集の19ページをお願いいたします。
     第51号議案、和解について。上記の議案を提出する。年月日、区長名でございます。  和解について、豊島区は、別紙1、物件目録記載の区有地について、土地を占有している建物所有者と、別紙2、和解条項のとおり和解するというものです。  記書き以下ですが、1番、当事者としまして、土地所有者、豊島区、豊島区長名でございます。  それから、土地を占有している者、練馬区在住の記載の方でございます。  和解金額につきましては、584万2,496円を区が支払うとするものでございます。  以下につきましては、別途資料を用意しておりますので、そちらで御説明させていただきたいと思います。  51号議案資料、和解物件概要というものをお取り上げいただきたいと思います。  まず、位置でございますが、東長崎駅の南西、南長崎はらっぱ公園の北東側ということで、下のほうの図面、区有地現況図のほうをごらんいただきまして、はらっぱ公園の北東側、引揚者住宅区域と、ここになっております。ここのうちの一部、左のほうに和解物件と図示して墨塗りをしてございますこの物件につきまして、今回和解しようとするものでございます。  裏面に移りまして、土地取得等の経緯でございますが、もともと都有地でございましたが、平成27年4月1日に東京都の土地譲与指令というのがございまして、豊島区が土地所有権を取得したというものでございます。それから、昭和32年にはらっぱ公園の部分につきまして都市計画決定を行いまして、38年、区立公園となっております。それから、平成15年になりまして、東京都から豊島区へ土地所有権の移転登記を済ませております。  4番目、引揚者住宅区域の経緯でございますが、昭和21年12月、引揚者の入居を開始ということで、住宅困窮しております引揚者に対しまして、廃車になったバスを並べて、とりあえずそこに住んでいただいたということで、通称バス住宅というような呼び方をさせていただいておりました。その後、昭和29年、この後、東京都と豊島区、それから引揚者との間でいろいろなやりとりはあったわけですけれども、解決を見ないできたということでございます。平成15年あたりから、豊島区もこれは解決しなきゃいけないということで、本腰を入れようということで移転登記を済ませまして、地元に入りましてアンケート調査等、それから占有面積等の調査、こういったものを行いました。  それで、平成16年のところの下から2つ目のポチでございますが、対応方針といたしまして、占有建物所有者に土地利用権等の補償交渉を行いまして、合意が成立したものから土地明け渡しを受けるという、こういう方針を決定しまして、この件につきましては総務委員会で20年度に報告をさせていただきました。この方針に基づきまして、和解交渉を開始したのが21年度。平成22年度には、和解契約が2件成立しております。表の表の今回の物件の上のほう、2件、既に和解が成立しているということで、23年はありませんでしたが、今年度1件、和解をしようとするものでございます。  それから、3ページに移りまして、今回の物件の概要ですが、土地の所在、地目、占有面積等については記載のとおりでございます。建物につきましても、所在は記載のとおりです。構造につきましては、登記上、木造亜鉛メッキ鋼板ぶき2階建てとなっておりますが、現況は木造カラー鉄板かわら棒ぶき3階建てということです。家屋番号は、記載のとおりで、床面積は、39.43平米という建物の面積になっております。  この6番目、補償金額の算定方法ですけれども、大きく土地利用権の補償と、物件補償と建物に対する補償がございまして、土地利用権のほうにつきましては、土地評価、これは鑑定をいたしまして、これに対しまして借地権については、この地域の相続税の路線価では7割という借地権となっておりますので、これを適用します。ただし、契約等がありませんで、正式な借地契約ではありませんので、さらに0.2減額して、都合5割6分の借地権を認めるということです。逆に、賃料を10年分さかのぼっていただく、賃料分は差っ引くということでございます。  賃料の計算につきましては、その下の米印にありますように、相続税路線価に1.25、これは実勢値に近づけるために1.25を掛けまして、個別補正としてそれぞれの土地が不整形であったり、小さかったり、そういったことで減額をする。賃借料率0.0025というのは月額で、年額に換算しますとこれは3%で、大体行政が貸し出す場合の賃料は3%になっておりますので、これで計算し、あと土地面積を掛けて賃料相当額を出しております。  物件補償といたしましては、現在あります建物の価値、これの分を評価いたしました。これは業者、専門のコンサルに見積もりを出しまして額を決定しまして、それぞれ交渉したということでございます。  もう一度、議案集のほうに戻っていただきまして、22ページをお願いします。  和解条項ということで、この内容で和解をしたいということでございますが、1番、豊島区と土地占有者は、平成25年1月31日までに和解契約を締結する。  2、豊島区は、土地占有者に対しまして、土地利用権補償及び建物等の物件補償として584万2,496円を支払う。  3点目、土地占有者は、別紙1、物件目録記載の区有地にある建物所有権を豊島区に移転することに同意し、移転登記に要する書類を豊島区に発行する。書類の発行に伴う費用は、土地占有者の負担といたします。  4点目、土地占有者は、別紙1、物件目録記載の区有地上に残しおいた物件及び区有地上にある建物内に残しおいた物件の所有権を豊島区のために放棄をする。  5点目、豊島区は、土地占有者から建物所有権移転登記に要する書類を受けて、移転登記を行います。  6点目、豊島区は、建物所有権移転登記及び建物の引き渡し完了後に第2項の補償金を支払います。  7点目、豊島区と土地占有者は、本件に関し、本件和解条項に定めるほか、何ら債権債務がないことを相互に確認する。  こういった条項で和解をしたいというものでございます。  御審査のほどよろしくお願いいたします。 ○堀宏道委員長  説明が終わりました。質疑を行います。 ○藤本きんじ委員  こういうような解決の仕方しかないのかなというふうに思います。まだまだ時間はかかりそうですけれど、根気よく和解を進めていただくということだと思いますが、ちょっと確認をさせていただきたいと思います。6番で、補償内容のところで土地利用権補償と物件補償で、これが584万2,496円ということでよろしいわけですよね。 ○鈴木施設管理部長  そのとおりでございます。 ○藤本きんじ委員  それで、最後のところの和解条項の4番で、建物ごと引き渡すということで、むやみに解体すると隣の建物に影響が出たりする可能性もあるんですけれど、これは解体または今後保存するのか、その辺はいかがでしょうか。 ○鈴木施設管理部長  御指摘のとおり、長屋づくりになっておりまして、1戸だけ解体するということが困難なものですから、そのまま維持管理を続けるということで、既に和解した2件につきましても、そのままの状況で維持をしております。何件か固まってくれば、その時点で解体をしたいという考えです。 ○藤本きんじ委員  じゃ、ずっと空き家のままなんですか。何か倉庫か何かに。 ○鈴木施設管理部長  倉庫として使うことは可能なんですけれども、現在のところ空き家として管理しています。 ○藤本きんじ委員  余りあいているとまた侵入されたりとか、放火ということはないだろうと思いますけれど、気をつけていただきたいと思います。  それで、一応、和解金額プラス、解体をしないということであれば多少の維持管理と整備費はかかるわけですけれど、もうそれ以上に支払っているものはないわけですよね。補正予算でも584万3,000円ということですから、ほかに例えば引っ越し費用だとかそういうものというのはないということでよろしいでしょうか。 ○鈴木施設管理部長  占有者に対しましてお支払いするのは、この584万円だけでありまして、それ以外ありません。 ○藤本きんじ委員  参考までに、今こういう和解ができそうなところとか、今後、この図面を見ると、まだまだ本当に果てしなくかかりそうなんですけれど、どうなんでしょうか。和解が進んでいるところとか、あと和解できそうな可能性のあるところ、一定のある程度固まってくれば、敷地内の移動で少しずつでも公園利用とかができるようにしていければいいと思うんですけれど、その辺の短期・中期的な見通しというのはいかがでしょう。 ○鈴木施設管理部長  現在、具体的な金額の交渉に入っている物件は残念ながらございません。ただ、問い合わせは何件か入っている状況です。もう1つは、今回の占有者の方、3戸ほどこの並びに物件を持っておりまして、そこを賃貸しているんですね。ですので、その店子がいなくなったところで整理するということになっておりますので、ほかの残りについてもそういう状況になれば、今回と同じように整理をしてくれるだろうと、この流れで結構整理がついていくと考えております。  現在1年に一遍、ニュースをつくりまして、地元に流す。地区外権者には郵送するということで、今回もここが和解になりましたということを押さえてニュースを流そうと思っておりますが、ここの列というか、ここの部分について重点的に取り組んでいきたいと考えております。 ○藤本きんじ委員  わかりました。そういうふうに、やはり連棟式でもちょっとあけておく心配というのもありますし、一定の固まりでうまく解体を進められるように進んでいけばいいと思います。少しでも公園用地として広く使えるように、今後も長期にわたるかと思いますけれど、御努力いただきたいと思います。  この件については賛成させていただきます。 ○小林ひろみ委員  今の質疑にもかかわりがあるかと思います。今、地区外占有者という話がちらっと出まして、実は私も、この当事者の方が豊島区ではないということで、これはどういうのかと思ったんですけれど、今おっしゃった地区外占有者というんですか、そういう関係というのも結構あるんですか。実際には。 ○鈴木施設管理部長  実際には20人ぐらいは権利は持っているんですけれど、本人は住まないで別の方に貸しているというような方もいらっしゃいます。 ○小林ひろみ委員  補償の内容でいうと、住んでいる方と地区外の方と変わってくる部分もあるんでしょうか。 ○鈴木施設管理部長  土地の評価と建物評価については変わりませんで、仮にそこに住んでいる人であれば、その住んだまま交渉したとすれば、その人の移転費用というのをある程度面倒見なければいけないということになります。店子も移してということなりますと、これはその人の家賃補助とかしなきゃなりませんので、かなり高くなってしまうので、現在のところはお住まいであるか、あいたところという考え方で交渉を進めております。 ○小林ひろみ委員  わかりました。この案件には賛成をいたします。 ○細川正博委員  まず、幾つか質問させてください。  まず、今回は584万円の和解ですけれども、これ、この引揚者住宅区域のところの土地の鑑定というのは一通り一応終わっているんでしょうか。 ○鈴木施設管理部長  済みません、聞き取れません。 ○細川正博委員  土地の評価額の鑑定というのは終わっているんでしょうか。 ○鈴木施設管理部長  個別に何平米ということで評価しますんで、全体が幾らという鑑定はしておりません。 ○細川正博委員  そうしましたら、個別の宅、これが今全部で何件あるのかというのと、その個別の住宅ごとの鑑定というのは一応済まされているんでしょうか。総額幾らぐらいかかるのかとかを含めて、もし御存じであれば教えてください。 ○鈴木施設管理部長  鑑定も個別に行いますので、全体それぞれを今の時点で押さえているというものではございません。数で言いますと、登記されているものは57件、都税の台帳上は63棟ということで、棟がつながっているものですから、実際に交渉してみると、その件数はまた変わってくるかもしれません。  過去2件の和解が大体同額ですので、1件につき500万円程度は最低かかるだろうということで計算しますと、全体として3億円程度の費用が最低でも必要になります。 ○細川正博委員  先ほどの藤本委員の御質問にもちょっとかかわると思うんですけれども、今回新たに和解物件が出たということで、当然そこでまた土地の評価額の鑑定を改めてされているという理解なんですけれども、それにかかわる費用というのはどういったところで計上しているんでしょうか。 ○鈴木施設管理部長  これは財産運用課がコンサル、鑑定士のほうに支出をしております。 ○細川正博委員  ちなみに、1件どのくらいかかるんですか。 ○鈴木施設管理部長  ちょっと正確な数字が今ありませんので、後ほどお答えさせていただきたいと思います。 ○細川正博委員  鑑定は。 ○鈴木施設管理部長  失礼しました。鑑定で30万円。 ○細川正博委員  建物は。 ○鈴木施設管理部長  建物のほうも30万円ということで、60万円ほどかかっております。 ○細川正博委員  60万円ということで、五百数十万円のものを鑑定するのに60万円もこれからずっとかかっていくと思うと、ただ、この方法しかないと思いますので、承知しました。  そのほかに、今の所有者、いらっしゃいますけれども、この所有者が別の所有者に、豊島区ではなくて、全く別の民間の方とか会社とかにこの権利を転売するということは可能なんでしょうか。 ○鈴木施設管理部長  これは契約は自由ですので、そういった形で転売されて現在に至っているということで、所有者が変わる可能性はございます。  ちなみに、もともとバス住宅の時代から住んでおられる方というのはもう1人か2人です。御高齢になっていますので、その親族の方とか配偶者の方とか、そういった方が住んでいるのが大体20軒程度、それ以外の方はその後に転売して所有権が変わっているという方です。 ○細川正博委員  この問題をもう解決しようということで今本腰を入れて、ようやく3件目の和解ということにつながっていると思います。こういった流れの中で、豊島区以外に転売できないように制限をするような条例というのはやはり難しいんでしょうか。 ○鈴木施設管理部長  先ほど申し上げましたように、契約は自由ですので、こういう物件でもいいよということになれば、それを買う人を制限することは難しいと思います。ただ、不適正占用で建物そのものも建築基準法には違反していると、そういった物件ですので、なかなか売買は難しいと考えられますけれども、それを規制するのは困難と考えます。 ○細川正博委員  そういった条例の可能性というのは、探ることというのはなかったんですか。それとも、何か一定の結論というのは、どういうことで出ているんですか。 ○鈴木施設管理部長  私有財産に対して規制をかけようということですので、ちょっと今思いつきませんけれども、なかなか困難と考えます。 ○細川正博委員  登記上は土地の所有者というのは、豊島区に移転しているという理解だったんですが、そうじゃないんですか。 ○鈴木施設管理部長  建物登記だけ行っておりますので、その部分は豊島区に移転していただくということです。 ○細川正博委員  済みません。ちょっと知識不足で申しわけございません。今の和解物件に関して、登記を建物に関しては移転していただくということで、現況は建物に関して、今このバス住宅に住まわれている方とか、もしくは所有者の方というのは建物に関して所有権を持っていると思うんですけれど、土地に関してはどのような理解ですか。 ○鈴木施設管理部長  土地はあくまで豊島区のものですので、そこを不適正に占用しているという格好になります。 ○細川正博委員  土地が豊島区のもので、その上物の取引について、昔の流れで余りある意味正当じゃないというのもあれですけれど、平穏無事にずっとこういう状況が続いていた。この現状を打破するためにということで今流れがあるのも理解しているんですけれども、土地が豊島区のもので、なおかつその上物というのは本来は、その人たちのものでは本来はないけれども、事実上ずっとこういう流れから来ているということだと思うんですけれど、それに対しての取引の制限の可能性というのは全然できないんですか。私有権とかそういうことで。 ○鈴木施設管理部長  建物そのものはその所有者の方が建てたものですので、その人の財産になります。だから、土地の地主の許可なく、そこに許可なくというか、最初は住むことを認めたわけですけれども、その後、建てかえ等については許可をしないで建ててしまったという、そういう経過の中ですので、その取引を停止することはやはりちょっと難しいと思いますけれど、研究はしてみます。 ○細川正博委員  済みません。今ちょっとしつこく伺ったのが、要するに区とこういう関係になっているときに、反社会勢力とかがこういったところに入ってくるというのも十分あり得るのかなと思うので、そういったところに一定の歯どめをかけておかないと、また別の問題が発生してくる可能性があるんじゃないかなと思いました。ですので、もしそういった研究の余地があるのであれば、何かしら処置をとっていただけると、今後、淡々とこういった和解が進んでいって、最終的に全部区のところに、何年かかるかわかりませんけれども、戻ってくるのかなと思います。  この議案に関しましては、自民党としては賛成させていただきます。 ○中島義春委員  この議案に関しては賛成したいと思います。やはりこれからまだまだ先の長い事業だと思いますけれども、しっかり取り組んでいただければなというふうに思います。  これは平成16年度にアンケートを実施して以来、実際には交渉開始が平成21年、それで、平成22年には和解契約2件ということで、今回もう一件追加で3件目ということなんけれども、ちょっと基本的なことで申しわけないけれども、よく土地の売買等に関してはいつも財産価格審議会にかかりますけれども、これもある意味では税金を通すものだが、和解だからかからないのか、その辺ちょっと教えてもらえれば。 ○鈴木施設管理部長  土地の売買ではなくて、権利を和解で整理しようというものですので、財価審にはかかりません。 ○中島義春委員  わかりました。それで、先ほど来、藤本委員からも質問がありましたけれども、今後ということで、平成16年にアンケートをとったときは、昔の話で申しわけないけれども、今後のということもいろいろ聞いていらっしゃると思うんですけれども、その辺、やはり見越して今ずっと交渉をやってきていると思うんですけれども、当時どんなアンケートで、またどういうあれだったんですかね。 ○鈴木施設管理部長  済みません。今ちょっと資料出てこないんですけれど、いろいろな御意見ございまして、売却してほしいという意見も一部には、もともとそういう御意見もありましたし、今までほうっておいて今さら何なんだというような御意見とか、このままほうっておいてくれというような御意見もあったようです。区が買って解決してくださいという意見が多かったということではございません。 ○中島義春委員  そういう中で、こうやって交渉して、和解を結んでいるわけなんで、本当に御苦労が多いと思うんですけれども、ただ、これはしっかりやって、一歩一歩進まないと、本当に公園として活用できませんので、しっかりお願いしたいと思います。  これについては賛成したいと思います。 ○古坊知生委員  もういろいろと質疑応答の中で疑問に思っていることも解決されました。一歩一歩という進み方だとは思いますけれども、お話を聞いていますと、お1人解決されたら付随的に3件解決できることもあるようでございますので、ぜひとも、大変な御苦労はあるかと思いますけれども、しっかり進めていただきまして、今後公園にしていくのか、どういうふうにしていくのかわかりませんけれども、公園が広がればいいなという思いも今こう見ていると感じます。区民の公共サービスに資するような形で、住んでいる方のお立場もありますから、そういったところも酌んでいただきながらも、しっかり進めていただきたいと思います。  この議案には賛成いたします。 ○堀宏道委員長  各会派の意見が出そろいました。意見は分かれていないようでございます。  それでは、採決に入らせていただきます。  第51号議案について、原案を可決すべきものと決定することに御異議ございませんか。   「異議なし」 ○堀宏道委員長  異議なしと認めます。  よって、第51号議案は原案を可決すべきものと決定いたしました。 ───────────────────◇──────────────────── ○堀宏道委員長  運営についてお諮りをいたします。  次が53号議案、一般会計の補正予算に入らせていただきますが、この説明に40分から45分程度、説明だけに時間がかかるということでございます。ですけれども、これを説明だけちょっと進めさせていただきたいと思いますけれども、よろしいでしょうか。   「はい」 ○堀宏道委員長  それでは、第53号議案、平成24年度豊島区一般会計補正予算(第2号)。質疑のため、八巻文化デザイン課長、岡田学習・スポーツ課長、星野高齢者福祉課長大須賀障害者福祉課長、山澤生活福祉課長、小花中央保健福祉センター所長、田中健康推進課長、坪内子ども課長、活田子育て支援課長、小野寺保育園課長、園田建築指導課長、宮川道路整備課長、廣瀬交通対策課長石井公園緑地課長、井上学校運営課長が出席いたしております。  理事者から説明がございます。 ○金子財政課長  それでは、議案集別冊のほうの平成24年度豊島区補正予算のほうをごらんいただきたいと存じます。  恐れ入りますが、5ページ目の青い色の間紙までお進みいただきたいと存じます。第53号議案、平成24年度豊島区一般会計補正予算(第2号)でございます。
     1枚おめくりいただきまして、7ページをごらんください。平成24年度豊島区一般会計補正予算(第2号)は、次に定めるところによる。  第1条が歳入歳出予算の補正でございます。歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ23億648万5,000円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ1,018億1,550万2,000円とする。  2項でございます。歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、第1表歳入歳出予算補正による。  第2条が債務負担行為の補正でございます。地方自治法第214条の規定により、債務を負担する行為をすることができる事項、期間及び限度額は、第2表債務負担行為の補正によるということでございます。  提出日、提出者、区長名でございます。  次の8ページ、9ページをごらんいただきたいと存じます。  まず、8ページが歳入でございまして、6つの款にわたりまして増額補正を行います。  13款国庫支出金は、まず1項国庫負担金に1億5,414万6,000円を追加いたしまして、158億4,244万円となります。また、2項国庫補助金に2億1,596万6,000円を追加しまして、24億5,853万7,000となります。13款国庫支出金合わせまして3億7,011万2,000円を追加いたしまして、183億1,752万1,000円となるものでございます。  14款都支出金、まず1項都負担金に7,707万3,000円を追加いたしまして、31億7,558万7,000円となります。また、2項都補助金に1億2,528万3,000円を追加いたしまして、25億7,571万円となります。14款の都支出金合わせまして2億235万6,000円を追加いたしまして、63億7,236万9,000円となるものでございます。  15款財産収入、1項財産運用収入に435万3,000円を追加いたしまして、1億438万円となります。  17款繰入金、13項特別会計繰入金、9億577万9,000円を追加しまして、57億6,845万円となります。  18款繰越金、1項同名、8億1,865万8,000円を追加しまして、9億68万4,000円となります。  19款諸収入、4項受託事業収入に522万7,000円を追加しまして、18億1,892万円となります。  歳入合計では、23億648万5,000円を追加しまして、1,018億1,550万2,000円となります。  続きまして、右側、9ページでございます。こちらが歳出となっております。8つの款にわたりまして、増額の補正をいたします。  2款総務費、1項総務管理費に1,320万2,000円を追加しまして、124億9,049万3,000円となります。  3款福祉費は、まず2項高齢者福祉費に837万1,000円を追加しまして、12億4,138万1,000円となります。次に、3項障害者福祉費、3億1,088万円を追加いたしまして、52億2,229万円となります。さらに、6項児童福祉費に1億372万4,000円を追加しまして、152億7,064万3,000円となります。3款福祉費を合わせまして4億2,297万5,000円を追加しまして、392億7,123万8,000円となります。  4款衛生費、3項保健衛生費に1億3,101万5,000円を追加しまして、33億9,416万円となります。  6款都市整備費、1項同名に1億5,388万1,000円を追加しまして、55億480万4,000円となります。  7款土木費は、まず1項土木管理費を583万円減じまして、13億9,847万5,000円となります。また、2項道路橋梁費は、2,796万円を追加いたしまして、27億9,571万4,000円となります。7項土木費合わせまして2,213万円の追加となりまして、51億4,483万8,000円となります。  8款文化商工費、2項文化費に2億449万2,000円を追加しまして、36億7,805万9,000円となります。  9款教育費は、まず2項小学校費に391万1,000円を追加しまして、40億6,664万7,000円となります。次に、3項中学校費に195万6,000円を追加しまして、26億8,001万9,000円となります。9款教育費合わせまして586万7,000円の追加で、92億3,060万9,000円となります。  11款諸支出金は、まず2項基金積立金に8億7,957万3,000円を追加しまして、15億46万4,000円となります。次に、4項諸費に4億7,335万円を追加しまして、4億7,335万2,000円となります。11款諸支出金合わせまして13億5,292万3,000円を追加しまして、126億168万7,000円となります。  歳出合計は、23億648万5,000円の追加で,1,018億1,550万2,000円となるものでございます。  次のページをごらんいただきたいと存じます。  10ページ、第2表、債務負担行為の補正でございます。合わせて5件の債務負担行為の追加を計上させていただきます。  まず13番、旧平和小学校樹木移植委託でございます。  平成27年度までの期間で新たに483万8,000円を限度とする債務負担行為を設定するものでございます。旧平和小学校跡地につきましては、御案内のとおり、(仮称)西部地域複合施設の整備に向けまして、いよいよ来年25年の1月から旧校舎の解体工事に着手しまして、新たな施設の27年度中の開設を目指して、現在、実施設計を進めているところでございます。  この敷地内に多数の樹木がございまして、このうち、解体に着手する前の12月に31本の移植を行いたいと考えてございます。建物配置や作業スペースなどの関係から、敷地内での仮移植が困難でございますので、仮移植先へ一たん移植をいたしまして、養生管理した上で、平成27年度、複合施設の敷地へ再び移植し直すという段取りとなっております。  限度額の483万8,000円でございますけれども、本件に係る事業費は、全額では913万8,000円と見込んでおりますけれども、24年度分として、当初予算で既に430万円を計上済みでございますので、25年度以降の残額につきまして、限度額として追加を見込んだものでございます。  移植経費のほか、樹木養生の経費、あるいは仮移植先での用地賃借料なども含めた形で、11月には委託契約を締結したいと予定してございます。  次に、続きまして14番、巣鴨第一保育園分園新築工事でございます。  平成25年度までの期間で新たに7,865万9,000円を限度額とする債務負担行為を設定するものでございます。  当該保育園につきましては、斜め前の敷地への分園の設置に向けまして、これまで設計等を進めてまいりましたけれども、先ごろ分園舎のほうの屋上を園庭として使えるように仕様を変更するということがございまして、プレハブ工法から在来工法へと工法変更する必要が生じましたことから、開設が当初の平成25年4月から25年10月に半年ほど延びまして、工事期間が年度をまたぐことになりましたために、こちらの債務負担行為の設定を行うというものでございます。  待機児童対策の一環としまして、本園舎を含む今回の改修によりまして、ゼロ歳から5歳児までの定員を合計で30人ふやす予定でございます。  限度額のうち、7,500万円が工事請負費、残りは工事監理委託経費と「備品購入費などを見積もったものでございます。  続きまして15番、南池袋公園内自転車置場内装設備等工事委託でございます。  平成25年度までに新たに限度額4億円を設定するものございますが、南池袋公園につきましては、平成21年8月に東京電力と交わしました協定に基づきまして、現在は地下に変電所の建設が進められております。この地下1階部分を自転車置き場として無償提供を受けるということになっております。  置き場につきましては、既に22年度までに基本設計、実施設計を完了しておりまして、次回の定例会には東京電力との工事委託協定案を議案として提出いたしまして、年内に協定締結、来年度に内装工事に着手しまして、25年度末には開設という予定でございます。  なお、変電所につきましては25年度後半に供用開始、地上部の公園につきましては25年度まで設計を進め、26年度に造園工事を経まして供用開始ということを予定しております。  続きまして、16番、道路維持修繕経費は、平成25年度までに新たに限度額4,000万円を設定するもの、また17番、掘削道路復旧等受託工事経費は、同じく平成25年度まで新たに限度額2,500万円を設定するものでございます。  この2件につきましては、25年度の当初予算成立後に契約事務手続を行うということですと、なかなか新年度における工事着手が進みませんで、最速でも6月上旬ということになりますことから、この2カ月間の空白期間を解消しまして、年間を通じてできるだけ工事の平準化を図るということから、昨年度同様、設定するというものでございます。  続きまして、予算の具体的な内容につきましては、29ページ以降の予算説明書のほうで説明をさせていただきます。  初めに歳出のほうから説明させていただきますので、恐れ入りますが、ずっとお進みいただきまして54ページをお願いいたします。54ページ、55ページでございます。  それでは、54ページから歳出の説明をさせていただきます。  2款総務費、1項総務管理費、まず1目一般管理費に735万9,000円を追加するものでございますけれども、これには2つの事業がございます。  1つ目が、池袋駅周辺混乱防止対策経費に500万円を追加するものでございまして、全額特定財源となっております。この事業は首都直下地震等に対応するために実施しておりまして、今年度も対策計画に基づきまして対策協議会を中心に、一時滞在施設、あるいは備蓄の物資、あるいは情報伝達手段を確保するなど、実践的な訓練等を実施しまして、その結果の検証を行いながら、今後の帰宅困難者対策の強化を図るという予定でございます。今回は東京都からの補助金の交付を受けまして、その全額を訓練に係る運営経費、あるいは活動拠点の資器材の購入経費の充実に充てたいというものでございます。  2つ目が、男女共同参画事業記録用資料の電子データ化事業経費に235万9,000円を追加するものでございます。こちらは、緊急雇用創出事業を活用いたしまして、全額特定財源となっております。かつて平成4年から8年にかけまして刊行いたしました「風の交叉点」という豊島区の女性史の本がございますけれども、この作成時のインタビュー録音の入った300本以上のカセットテープを電子データ化する、あるいはセンターの所有しております記録写真等も8,000枚以上ありますので、これも電子化いたしまして、いずれも整理して長期保存に耐えるように管理することで、今後のセンターでの視聴、閲覧にも有効活用できるようにしていきたいと考えております。全額が委託経費でございます。  今回は、この事業を含めまして緊急雇用の創出事業としては3事業、教育費のほうで1事業が小・中学校の2つに分かれておりますので、予算書上は4事業となっております。金額としては、2,210万7,000円の計上と緊急雇用はなっております。  55ページの特定財源内訳欄の都支出金額は、今御説明しました2つの事業のそれぞれに充てる都補助金の合算額というふうになってございます。  次の3目財産管理費に584万3,000円を計上するものでございますが、旧西椎名町公園周辺地域対策事業経費への追加額でございまして、全額が一般財源でございます。先ほど51号議案で御審査いただいた案件の1件分の移転補償料でございます。説明は省略させていただきます。  恐れ入りますが、次のページをお開きいただきたいと存じます。3款福祉費、2項高齢者福祉費、まず1目高齢者福祉総務費に837万1,000円を追加するものでございまして、こちらには3つの事業がございます。  まず1つ目が、高齢者対策事業経費のうちの敬老入浴事業経費でございまして、482万3,000円を追加するものでございます。全額が一般財源でございます。こちらは、高齢者の健康保持と閉じこもり予防、あるいは浴場の経営支援を兼ねて実施してきておりますけれども、御案内のように、昨年度よりカード化をいたしまして、都合のいい日に自分で入浴可能となったことから、非常に需要が増加しておりまして、カード発行数が毎月平均100枚ずつ増加するような状況がございます。当然、入浴者数もふえてございまして、経営支援にも貢献をしているというところでございます。既に7月末で8,000枚を超えているということでございまして、当初予算で見込んだ年間2万2,000人程度という見込みを、超過する見込みになりましたことから、改めて年間の見込みを3万5,800人ほどと想定し直しまして、不足する入浴料助成金を追加計上するものでございます。  2つ目が、認知症介護者等支援事業経費に206万円を追加するものでございまして、全額特定財源でございます。こちらは、これまでも認知症高齢者を介護する方々に認知症に関する講座などを実施しながら、介護者との懇談や情報交換などを図りまして、支援の輪を広げる事業を実施してきておりますが、今回の補正の内容としましては、介護者支援に実績のあるNPO法人に業務委託を行いまして、介護者の会の立ち上げを支援し、また、家族介護者ボランティアの育成なども図ってもらうというものでございます。経費につきましては全額NPOへの委託料でございまして、同額の都補助金を見込んでございます。  3つ目が、見守り訪問事業経費で、148万8,000円を新規計上するものでございます。全額特定財源となっております。  57ページにございます特定財源内訳欄の都支出金は、先ほどの事業への都補助金206万円と本件の都補助金148万8,000円の合計額となっております。こちらにつきましては、現在、見守りが必要な高齢者世帯を訪問する、そのことにより孤立化を防止する、不審な状況の早期発見をすることが、非常に迅速な対応として喫緊の課題となってきております。これまでもさまざまな形でこれにつきましては取り組んできておりますけれども、今回、地域包括センターと連携した、定期的な訪問活動による見守り支援を行おうとするものでございます。こちらにつきましては別途説明資料を御配付申し上げておりますので、後ほど担当課長より、資料に基づきまして詳しく御説明を申し上げます。  それでは、次のページをお願いいたします。3款福祉費、3項障害者福祉費は、1目障害者福祉総務費に3億1,088万円を追加するものでございまして、2つの事業がございます。  1つ目が、障害者自立支援給付等経費のうちの施設給付費に3億829万2,000円を追加するものございまして、こちらは、障害者、障害児に必要な障害福祉サービスを支給しまして、これらの方々の自立生活を支援する事業でございますけれども、今年度、当初予算を編成後に、国が報酬改定及び処遇の改善による加算を決定いたしましたことに伴いまして、経費の大幅な増加が見込まれます。さらに、法改正により東京都から移管されました療養介護の一部につきまして、支給決定数が当初見込みを大幅に上回るということに伴いまして、経費の増加が見込まれます。これら3つの要素によりまして不足分が出ますので、それらの追加計上を図るというものでございます。  財源内訳は、国が2分の1、都が4分の1を負担するという制度になっておりますので、59ページの財源内訳欄の国庫支出金1億5,414万6,000円がその2分の1に当たります。都支出金につきましては次の事業分との合計額になっておりますので、今書かれている記載額のうちの7,707万3,000円分がこの事業の4分の1に当たる都負担金となっております。同じく一般財源欄のうち7,707万3,000円分が残りの4分の1に当たるこの事業の一般財源という内訳でございます。  2つ目は、障害者施設運営助成等経費のうちの福祉基盤等整備費助成事業経費に258万8,000円を追加するものでございまして、東京都の区市町村包括補助金が2分の1の補助率で特定財源となっております。こちらは、都の補助事業を活用しまして、グループホーム等の整備を実施する社会福祉法人等に対しまして対象経費の8分の1を補助する事業でございますが、今回、社会福祉法人が来年4月に、まず巣鴨四丁目に開設するグループホームの施設や設備の整備経費への補助金312万5,000円を予定しております。ここから当初予算での残額見込み53万7,000円を差し引いた不足額を今回は計上させていただいております。施設の対象は知的障害者の施設でございまして、定員は5名の予定でございます。  経費の2分の1の、129万4,000円が東京都の包括補助金でございまして、財源内訳欄の都支出金に含まれております。同じく129万4,000円が一般財源欄の金額に含まれているものでございます。  次のページをお願いいたします。3款福祉費、6項児童福祉費、まず1目児童福祉総務費に395万9,000円を追加するものでございまして、全額が保育所入所事務経費の追加額でございまして、全額一般財源でございます。別途、本定例会には、保育料の改定につきまして条例改正案を提出させていただいております。この改定は、平成25年4月から、所得階層に応じて定めている保育料額のうち、中高階層の部分の区分の細分化及び高額所得者の区分の新設を行うものでございますけれども、こちらの追加経費は改定に伴い必要となるシステムの改修経費でございまして、全額がその改修の委託費となっております。  続きまして、2目保育所費に5,048万円を追加するものでございまして、私立保育所施設整備経費の追加額でございます。全額が一般財源でございます。本事業では、当初予算で既にしいの実保育園とみのり保育園の2つの保育園の改築補助を予定しておりますけれども、両保育園への補助額がそれぞれ当初の予定額を上回る見込みになりましたことから、不足額を計上するものでございます。  まず、千早一丁目のしいの実保育園、これは旧千早第二保育園でございますけれども、東日本大震災後のプレハブ賃料の急騰というものが24年度に入りましても高どまり状態となっていることから、多少落ちつくと想定してとっておりました当初見込みを若干上回るということで、区有地への賃借料などの補助も発生しまして、2,570万1,000円の不足が見込まれます。  続きまして、池袋本町三丁目のみのり保育園のほうですが、現在、本町一丁目の臨時保育所とプレハブを共用いたしまして仮設で運営しておりますけれども、こちらは、当初予算の計上時に総事業費がまだ若干不明であったために、国庫補助の補助基準額の程度で見込んでおりましたけれども、実際の総事業費が判明してまいりまして、5,000万円以上超過するということになりましたために、園舎の改築補助金の不足が2,477万9,000円見込まれるというものでございます。  この2つを合わせまして5,048万円となるものでございます。  最後に、5目児童施設建設費に4,928万5,000円を追加するものでございまして、2つの事業がございます。  1つ目が、区立保育園改築・改修事業経費に4,678万5,000円を追加するものでございまして、全額が一般財源でございます。こちらは、現在、改築に向けて実施設計中の駒込第一保育園の隣地購入経費でございまして、改築に際して大きな効果が得られるということから、約119平米の土地を購入するものでございます。既に7月の財産価格審議会の審議を経まして、9月24日に土地開発公社が先行取得をしております。今回の計上額は、この間の利息分17万円ほどを加算いたしまして、土地開発公社から買い戻すという経費でございます。なお、保育園の建設工事につきましては、来年の7月から26年6月までの予定でございます。  2つ目は、子どもスキップ施設改修経費に250万円を追加するものでございまして、全額一般財源でございます。こちらは、豊成小学校に校舎内型で開設するスキップでございまして、今回、学校側からの教室提供の申し出がありまして、資料室や教材室などの整理をいたしまして、あるいは保健室等の配置がえもいたしまして、それらの工夫によりまして1階のスペースを何とか確保するというめどがついたことから、来年11月の開設を目指しまして改修工事のための実施設計に、早速12月から着手したいということで、経費を計上させていただいたものでございます。  次のページをお願いいたします。4款衛生費、3項保健衛生費、2目予防費に1億3,101万5,000円を追加するものございまして、感染症対策経費のうちの予防接種(定期)経費の追加額でございます。ことしの4月に単独不活化ポリオワクチンが薬事承認されたことを受けまして、9月1日より、これまでの生ワクチンが一斉に不活化ワクチンに切りかえられることになりまして、既に接種も開始されておりますけれども、さらに11月1日からは、ポリオを含む4種混合ワクチンというものも導入されるという予定になってございます。対象は平成17年3月から平成24年12月生まれの未接種の方及び未完了者でございまして、これまでの生ポリオが接種回数2回であったところ、このたびの単独不活化ポリオ、あるいは4種混合ワクチンにつきましては4回となっております。  接種委託の単価につきましては、生ポリオが1,379円だったのに対しまして、単独のものが1万1,062円、混合のものは1万2,375円となる見込みでございまして、それぞれ上がります。接種率は95%と想定いたしまして、単独のほうが3,500人程度、4種のほうは900人程度というふうに見込み計上いたしました。ただし、今年度内では最大3回までの接種回数になろうということで、接種費用のほかシステム改修の委託費、予診票の印刷、送付の経費などを含む全体の経費を今回は計上させていただいております。  63ページの特定財源内訳欄のその他の欄、522万7,000円は、23区相互乗り入れの関係がありまして、ワクチン接種費用の受託実施で行う分でございます。残りはすべて一般財源となります。  次のページをお願いいたします。6款都市整備費、1項同名、まず2目都市計画費に1,388万1,000円を追加するものでございます。こちらは、都市計画決定図書等の電子化事業経費を新規計上しておりまして、こちらが2件目の緊急雇用の事業となっております。全額が特定財源でございます。現在、永久保存文書となっております都市計画図書、あるいは縦覧図書、これは図面だけで3,000枚にも及びます。また、都市計画審議会の資料につきましても、これらの審議経過を把握するために永年保存としておりまして、やはり相当量に上っております。これらは、紙ベースの管理では劣化もいたします。紛失のおそれもありますので、新庁舎での保管スペースの確保も含めまして、紙文書の削減、電子化による保存、活用を図ろうとするものございます。経費は全額電子化の委託経費となってございます。  続きまして、5目建築行政費に1億4,000万円を追加するものでございます。こちらは、特定緊急輸送道路沿道建築物耐震診断助成経費の追加額でございます。昨年3月に制定されました都条例に基づきまして、特定緊急輸送道路の沿道建築物に、ことしの4月からの耐震診断の義務化を見据えまして、既に昨年の11月から本事業による耐震診断に要する経費の助成を開始をしております。対象は、旧耐震基準で建築されたもののうち、道路幅員のおおむね2分の1を超える高さのものとなっておりまして、本区の対象道路は目白通り、春日通り、白山通りなど、総延長12.4キロメートル、推定対象棟数は約120棟とされております。今回は、昨年度の申請分18件の事業完了がすべて今年度にずれ込んでしまいましたことから、当初見込みの25件を40件上回る65件の助成件数と見込みまして、1件当たり平均額350万円として不足額を計上しております。  特定財源内訳欄をごらんいただきますと、国庫支出金と都支出金がございますが、国が3分の1、都が3分の2を補助いたしまして、全額を特定財源といたしております。  次のページをお開きいただきたいと存じます。7款土木費、1項土木管理費、2目交通対策費から583万円を減じるものでございますけれども、追加と減額、2つの事業がございます。  1つ目は、池袋駅東口駅前公園横自転車駐車場の整備経費に1,500万円を追加するものでございまして、全額一般財源でございます。先週視察をいただきまして、既に契約案件として御審査をいただいたものでございます。昨年度より工事を実施中であるところ、追加工事の発生により増額補正するというものでございます。詳細は省略させていただきます。  2つ目でございます。巣鴨駅第三自転車駐車場の整備経費は2,083万円の全額を減額補正するものでございまして、全額一般財源の減額となっております。東京都交通局の巣鴨自動車営業所の新築工事の遅延によりまして、全額を減額補正するものでございます。現時点では、営業所の新築工事がことしの12月ごろまでかかりまして、来年の2月に営業所の開設となると聞いております。その後、既存設備の解体や附帯設備の建てかえなどを経まして、駐輪場用地の引き渡しになりますが、来年の9月ごろとなる予定でございますので、新しい駐輪場の開設も平成25年度末となる予定でございます。  次のページをお願いいたします。7款土木費、2項道路橋梁費、2目道路維持費に2,796万円を追加するものでございますが、全額街路美化経費への追加額でございまして、全額一般財源でございます。こちらは、駒込、巣鴨の緑陰道路のソメイヨシノの街路樹に関するものでございます。御案内のように、昨年の秋の台風時に倒木が発生いたしまして、昨年度、樹木診断を実施いたしましたところ、25本分が生育不健全と判定がなされました。うち1本は、ことし4月の暴風雨でさらに倒れそうになりましたところ、緊急に対応いたしました。結果、残り24本もまだ危険な状態ということですので、強剪定及び伐採をするものでございます。強剪定というのは強めの剪定ということで、大きな枝を幹に近い部分まで剪定するというような意味でございます。これが12本、完全に伐採するというものが12本という内訳でございます。経費につきましては、剪定、伐採、支障移転も含む委託の経費となってございます。  次のページをお願いいたします。8款文化商工費、2項文化費、1目文化総務費を1億6,930万円追加するものでございます。こちらは、池袋/としま/東京アーツプロジェクト事業経費の新規計上でございます。こちらは、国庫補助事業を活用いたしまして、全額が特定財源となっております。本事業は、フェスティバル/トーキョーですとか、あうるすぽっとでの事業、さらには東京芸術劇場での地域に密着した事業、あるいはアジア舞台芸術祭なども含めまして、これらを一体的にアピールをいたしまして、地域活性化に寄与する事業であるという評価を受けまして国庫補助金が交付されるものでして、これらを一括して区が受け入れまして、池袋/としま/東京アーツプロジェクト事業実行委員会に交付するものでございます。  続きまして、3目文化学習施設管理費を545万3,000円追加するものでございます。こちらは、旧鈴木信太郎邸の保存・活用経費の追加額となっております。全額一般財源でございます。こちらは、平成26年度中の一般公開へ向けて、必要となります経費のうち、24年度中に必要な経費、これには建物の耐震診断ですとか改修のための基本設計の委託、保存内容の調査経費、活用検討委員会の運営経費などとなっております。今後につきましては、25年度に実施設計を行い、26年度に改修工事という予定でございます。  次に、4目スポーツ施設管理費を2,973万9,000円追加するものでございます。こちらは、南長崎中央公園管理運営経費の新規計上でございまして、全額一般財源でございます。こちらは、既に7月に指定管理者として東京ドームグループが指定を受けたところでございますけれども、屋外施設以外のオープンと供用開始がいよいよ来年の3月、4月でございます。建物自体は、先ほど案件も出ておりましたけれども、2月ごろに引き渡しを受ける予定となっておりまして、それ以降は実際の施設の管理運営が必要となってまいります。そこで、今年度分の施設管理料約2,424万円、若干の自転車駐車場の分を含んでおります。これらにオープニングの式典開催などの委託、あるいは消火器の設置や初期不良への対応などの経費550万円を加えた額を計上しております。全額が委託料となっております。  次のページをお開きいただきたいと存じます。9款教育費、2項小学校費、1目学校管理費に391万1,000円を追加するものでございます。こちらは、学校運営諸経費の中の学校維持管理経費への追加額でございまして、全額が特定財源となっております。平成23年度より、小・中学校の図書館へのネットワーク型図書システムの導入を計画的に進めておりますけれども、24年度までに、小学校10校、中学校3校のデータベース化は完了する見込みでございます。このデータベース化によりまして蔵書の管理を一元化して、児童・生徒の調べ学習を容易にし、本に親しみやすい環境を充実させて、児童・生徒の読書習慣の確立を図り、もって基礎学力の向上、豊かな人間形成に寄与するという目的でございます。今回は緊急雇用創出事業を活用しまして、区立小学校2校、西巣鴨小学校と池袋小学校で、このデータベース化のための準備作業を実施するというものでございます。全額作業委託経費でございます。  次のページをお開きいただきたいと存じます。9款教育費、3項中学校費、1目学校管理費に195万6,000円を追加するものでございます。こちらも先ほどと同様、学校運営諸経費の中の学校維持管理経費への追加額でございまして、同じく全額特定財源、同様に緊急雇用事業を活用したデータベース化事業でございます。こちらにつきましては、事業は1校、千登世橋中学校が対象となってございます。  次のページをお開きいただきたいと存じます。11款諸支出金、2項基金積立金、1目財政調整基金積立金に8億7,957万3,000円を追加するものでございます。財政調整基金の23年度末の残高は53億2,344万円でございまして、24年度末には、仮にこの追加積み立てがなければ43億6,018万4,000円となる見込みでございます。来年度以降も景気の回復による大きな歳入増が見込めませんことから、財源対策としまして引き続きこちらの基金からの繰入金に頼っていかなければならない状況があると考えております。これを踏まえまして、基金残高の回復が急務であると判断しております。この追加積み立てによりまして、24年度末残高は前年度比8,368万3,000円の減となります、52億3,975万7,000円になる見込みでございます。これを踏まえまして、25年度の予算編成、それ以降の財政運営に対応してまいりたいと考えてございます。  次のページをお願いいたします。11款諸支出金、4項諸費、1目国庫支出金返納金に4億7,335万円を追加するものでございます。こちらは、平成23年度分の生活保護費国庫負担金につきまして、実績額が交付決定額、すなわち受入済額を下回ったことにより、差額分を精算し返納するため、所要の経費を追加計上するものでございます。交付決定されて受け入れました額は155億6,700万円でございまして、負担率4分の3を乗じました116億7,500万円ほどでございました。一方、実績額のほうは149億3,500万円程度でございまして、同じくこれに4分の3を掛けまして112億200万円ほどが本来もらうべき額ということで、この116億円との差額分を計上するということでございます。  歳出は以上でございます。  続きまして、これまで説明しました歳出経費を賄います歳入につきまして御説明します。恐縮でございますけれども、お戻りいただきまして、38、39ページまでお戻りいただきたいと存じます。  38ページからが歳入となってございます。13款国庫支出金、1項国庫負担金、1目福祉費負担金1億5,414万6,000円は障害者自立支援給付費負担金でございまして、障害者自立支援給付費等経費へ充当いたします。  次のページをお願いいたします。13款国庫支出金、2項国庫補助金、5目都市整備費補助金4,666万6,000円は住宅・建築物耐震改修等事業費補助金でございまして、特定緊急輸送道路沿道建築物耐震診断助成経費に充当いたします。  8目文化商工費補助金1億6,930万円は文化芸術創造発信イニシアチブ事業補助金でございまして、池袋としま東京アーツプロジェクト事業経費に充当いたします。  次のページをお願いをいたします。14款都支出金、1項都負担金、1目福祉費負担金7,707万3,000円は障害者自立支援給付費負担金でございますが、障害者自立支援給付等経費へ充当いたします。  次のページをお願いいたします。14款都支出金、2項都補助金、まず1目総務費補助金735万9,000円のうち235万9,000円が緊急雇用創出事業補助金でございまして、男女共同参画事業記録用資料の電子データ化事業経費に充当いたします。また、500万円が駅前滞留者対策事業補助金でございまして、池袋駅周辺混乱防止対策経費に充当いたします。  次に、2目福祉費補助金484万2,000円は、148万8,000円が高齢社会対策区市町村包括補助金でございまして、見守り訪問事業経費に充当いたします。また、129万4,000円が障害者施策推進区市町村包括補助金でございまして、障害者施設運営助成等経費に充当いたします。また、206万円が地域支え合い体制づくり事業補助金でございまして、認知症介護者等支援事業経費に充当いたします。  次の5目都市整備費補助金1億721万5,000円のうち9,333万4,000円が緊急輸送沿道建築物耐震化促進事業補助金でございまして、特定緊急輸送道路沿道建築物耐震診断助成経費に充当いたします。また、1,388万1,000円は緊急雇用創出事業補助金でございまして、都市計画決定図書等の電子化事業経費に充当いたします。  次の8目教育費補助金586万7,000円も同じく緊急雇用創出事業でございまして、小学校費及び中学校費のそれぞれの学校運営諸経費にそれぞれ391万1,195万6,000円を充当いたします。  それでは、次のページをお願いいたします、15款財産収入、1項財産運用収入、1目財産貸付収入435万3,000円は土地等貸付料でございまして、しいの実保育園との定期借地契約に基づく賃料の収入でございます。一般財源ですので、充当先というのはございません。  次のページをお願いいたします。17款繰入金、13項特別会計繰入金、3つの特別会計すべてに前年度会計の精算に伴います返還がございます。まず、1目国民健康保険事業会計繰入金が6億6,087万8,000円でございます。2目後期高齢者医療事業会計繰入金が1億2,777万9,000円でございます。3目が介護保険事業会計繰入金1億1,712万2,000円でございます。3項目ともに一般財源となっております。  次のページをごらんいただきたいと存じます。18款繰越金、1項同名、1目同名でございまして、前年度からの繰越金を8億1,865万8,000円追加いたしまして、前回の補正1号で計上いたしました8,202万6,000円と合わせまして9億68万4,000円となります。こちらが23年度決算剰余金の2分の1の額の全額となっております。  次のページをごらんください。最後に、19款諸収入、4項受託事業収入、2目衛生費受託収入、予防接種受託収入522万7,000円でございます。感染症対策経費の予防接種経費に充当いたします。
     歳入の内容は以上でございます。  なお、予算説明書の最後の80ページに債務負担行為の先ほどの財源内訳がございますので、後ほどごらんいただければと存じます。  私からの説明は以上でございます。  引き続きまして高齢者福祉課長より、福祉費の見守り訪問事業につきまして御説明を申し上げたいと存じます。 ○星野高齢者福祉課長  恐れ入ります。私から見守り訪問事業について御説明をさせていただきます。A4資料2枚物とA3の高齢者の見守りのイメージ図という資料をお取り出しいただきたいと存じます。  本事業につきましては、実施に当たりまして、去る9月の18日に開催されました個人情報保護審議会に諮問させていただきました。事業の必要につきましては御理解をいただいたと考えてございますけれども、主には民生委員の皆様への事業に対する御協力や御理解について、それから委託事業者が取り扱う個人情報に関する私の説明不足、さらには委託事業予定者について、以上3点について御指摘をいただきまして、是という結果をいただくことができませんでした。  この事業につきましては、本区の高齢者が介護保険のサービスを初めとした各種福祉サービスの利用や、民生委員の皆様、地域の皆様のお力により見守りがなされておりますけれども、それでもなおそのようなサービスに結びつかない世帯を対象に、区の広報誌やお知らせを定期的にお届けし声かけを行い、安否の確認をしたいという事業でございます。もちろんアウトリーチ事業等を初めといたしました専門的な対応につきましては、地域包括支援センターの保健師を初めとした専門職がしっかりと訪問活動を行ってございますけれども、今回の事業の対象者につきましては、そのような専門的な対応は現段階では必要ないわけですが、定期的な緩やかな見守りが必要であるという世帯に対しての訪問を行いたいというものでございます。  私どもの区で孤独死とか孤立死、そういうものを防ぎたいということで、1つの有用な手段と考えてございますので、この事業の必要性を御理解いただきたいと存じます。  さきの審議会の結果を踏まえまして、事業の実施内容につきまして検討し、修正を加えましたので、改めて個人情報保護審議会には諮問させていただきたいと存じます。  それでは、説明に入らせていただきます。  まず、事業の実施目的であります。地域におきまして見守り等が必要な高齢者がいる世帯を対象といたしまして、広報誌の配布等による定期的な訪問により声かけを行い、安否の確認等を行いたいというものでございます。  この地域において見守り等が必要な世帯というものでございますけれども、恐れ入りますが、A3のイメージ図をお取り出しいただきたいと存じます。  本区の高齢者の見守りのイメージ図でございますけれども、まず左側のほうでございます。地域区民ひろばを拠点といたしまして、見守りと支えあいネットワーク事業というものを展開してございます。65歳以上のひとり暮らし高齢者を対象に、定期的な見守りを行ってございます。この事業は、自分のことを見守ってくれと手を挙げた方を対象にしてございます。  また、下のほうでございますけれども、例えば池袋本町のおたすけクラブ、町会、高齢者クラブでは会員同士で友愛訪問という見守りを行ってございます。  その右側の中ほどでございますけれども、介護保険サービスの利用によりまして、例えばヘルパーが週に何回か来る、区の事業といたしましては、週に何回かお弁当を届けるという配食サービス、緊急通報システムなどによる見守りが行われております。  右上をお願いいたします。区内には現在245名の民生委員の皆さんがいらっしゃいます。皆様方におかれましては、御自分の地域におきまして気になる高齢者を定期的に訪問いただいております  右下では、新聞事業者とか郵便事業者でございます。あくまでも業務中になりますけれども、例えば倒れている方などを発見した場合につきましては、速やかに地域包括に御連絡いただくなどの協力依頼を行っているわけでございます。  今申し上げましたように、さまざまなサービス利用とか地域の皆さんの力によりまして地域の高齢者を見守っているわけでございますけれども、今回、原則といたしまして、これらのサービスの外にいる方を対象に、右側中ほどの点線で囲んでおる事業でございますけれども、こちらを展開したいというものでございます。  外にいる方というのは、地域包括でとらえている高齢者世帯のうち、現在はそんな急な対応が必要がなくても、体調の変化などに注意が必要な世帯でありますとか、若い方と一緒に住んでおるので、一般的には大丈夫でしょうけれども、その若い方の健康状態によっては日常生活の継続が困難になると思われる世帯、またサービスを使ってほしいと思うんですけれども、なかなかそのサービス利用に結びつかない、もしくは利用することを避けようとする世帯を対象としたいと考えてございます。  今、原則、外にいる方と申し上げましたけれども、必要によっては現行サービスに加えてこの事業による見守りを行いまして、重層的に安否確認を行いたいと考えてございます。  恐れ入ります。それでは、もとのA4資料にお戻りいただきたいと思います。2番の対象でございますけれども、今年度は、各地域包括で50世帯、8包括ございますので、合計で400世帯を対象としたいと考えてございます。  3番、実施内容でございます。月に2回の訪問を行いまして、その際に広報誌とか区のお知らせなどをお届けし、声かけを行って安否の確認をしたいと思います。その際に、万が一の場合については、速やかに関係機関に連絡をするということとしたいと思います。また、この訪問の結果と内容につきましては、毎月、地域包括に報告をするということにしたいと思います。  この事業は、対象者の意向にかかわらず実施したいと考えてございます。今幾つか説明したサービスというのは、ほとんどが自分はこういうサービスを利用する、したい、こういうふうに見守られたいと手を挙げた方を対象にしておるわけですけれども、今回につきましては、御意向にかかわらず、地域包括において必要だと思われる世帯を対象にしたいと考えてございます。  4番、この事業の委託先でございますけれども、公益社団法人豊島区シルバー人材センターに委託する予定でございます。  事業経費でございます。ごらんのとおり、都の補助金を活用したいと考えてございます。  事業の実施は、最初に申し上げましたように、再度、個人情報保護審議会に御審議いただき、また補正予算の御審議をいただいた後、12月を予定してございます。  冒頭申し上げました個人情報保護審議会で御指摘いただきました民生委員との関係につきましては、10月の9日になりますけれども、会長会が実施される予定でございます。こちらで詳しく説明し、御理解をいただきたいと存じます。また、各地区の民生委員・児童委員協議会におきましても、改めて御説明したいと思ってございます。  訪問の際には、民生委員の皆様が訪問に当たっての留意点等をよく御存じだと思いますので、民生委員の皆様にも委託事業者にレクチャーをしていただきたいと考えてございます。もちろん区からも個人情報の取り扱いについては事前研修を十分に実施いたします。  なお、委託事業者が取り扱う個人情報につきましても、個人情報保護審議会で御指摘をいただいたわけでございますけれども、恐れ入ります、もう一枚A4の資料がございます。見守り訪問チェック票というものをつけさせていただきました。  中ほどの点線より上段が区から委託事業者に提供する情報、下段が委託事業者が収集する情報でございます。当初は、この上段にあります①から⑨番の情報を委託事業者に提供し、下段では、委託事業者がこの内容を収集すると考えておったものですが、個人情報保護審議会で御指摘をいただきまして、現在、見え消しにしてございますけれども、提供する情報は①番から④番のいわゆる基本4項目、収集する情報につきましては、訪問日、時間、在宅なのか留守なのか、それから一番下の通信欄でございますけれども、何をどうしたかということを記載するというふうに変えさせていただきました。  私からの説明は以上でございます。 ○堀宏道委員長  説明が終わりました。  運営についてお諮りをいたします。  12時を回ってございますので、ここで休憩をとらせていただきます。再開時間は何時にいたしましょうか。1時半でいいですか。それでは、委員会は1時半に再開をさせていただきます。  それでは、総務委員会を暫時休憩といたします。   午後0時7分休憩 ───────────────────◇────────────────────   午後1時32分再開 ○堀宏道委員長  それでは、総務委員会を再開いたします。  第53号議案の審査を続けます。午前中に御案内しております関係理事者に加え、奥島都市計画課長が出席をいたしております。  理事者からの説明は終わっておりますので、質疑を早速行います。 ○藤本きんじ委員  毎回補正予算の議案が上がってくると、こういう緊急雇用の特定財源がよく計上されるんですけれど、基本的なところを伺いたいんですけれど、年度当初等に大体今年度はどういう項目で幾らぐらい緊急雇用の予算があるとか、その辺というのはわかっているものなんでしょうか。 ○小澤企画課長  御案内のとおり、緊急雇用に関しましては、平成20年度に国が補正予算を組んで、国庫補助金が各都道府県におりまして、そこで東京都が基金を積んだものを出している。なかなか経済状況が改善いたしませんので、当初、1年限りということであったものが逐次延長されてきているという状況にございます。  そういう意味では、昨年あたりから新たな基金の積み増しは行わないで、残った額がある中でということでございます。そうした状況でございますので、特に幾ら、あるいは1区当たり幾らぐらいの事業を想定してくれというような申し出はもう既にここ2年ぐらい東京都からございませんで、思いつくものがあれば、とりあえず出してみてもらいたいと。そういう状況の中で、基金の残高と照らし合わせながら追加の募集があるというようなことですので、御質問の今年度幾らぐらいの予算があるのかということは必ずしも明確になっていないという状況でございます。 ○藤本きんじ委員  わかりました。緊急雇用の中でも、確かに単発的な事業もあれば、できたら継続してやっていただきたいような事業もたくさんあるんですけれど、なかなか一般財源に切りかえてまでやっていくゆとりもない状況もあったりして。非常に金額も百数十万円とか、二百数十万円とか、余り大きな金額でないものもあれば、今回、都市計画図書、縦覧図書のように1,300万円ぐらいついているものがあって、比較的こういう1,000万円を超えるような緊急雇用はそんなに目にすることはないんですけれど、この辺の予算は、今後かなり縮小してくるというか、例えば事業的に早い者勝ち的なものがあったりとか、その辺の今後の見通しというのは、今、もう基金は積んでいないということですから、2、3年で終わってしまうと、そんなイメージなんでしょうか。 ○小澤企画課長  御指摘のとおりでございます。そうした中で、結構大きな事業を出してくる区もあれば、うちはどちらかというと小ぶりの事業を幾つか数を出すというような形になっているようでございます。そういう意味では、1回限りというような事業が基本とは思ってございますけれども、中には御指摘のとおり、継続して実施すべきなのかと。  やはり特財100%ですので、事業を採用するというときには容易に採用されやすいんですが、持続をすべきかどうかということについては、やはり慎重に精査をした上でやらなくてはいけないということでございます。幾らか決まっているわけではありませんので、ある程度主管部局からの要望を取りまとめて、東京都との折衝の中で事業選択がされると。ここ数年は、要望したものについては通っているという状況でございます。 ○藤本きんじ委員  データベース化の予算が結構多いと思うんです。緊急雇用というか、ある程度その予算で区の仕事をやりやすくするようなものが多い。緊急雇用という名前がついているとおり、緊急な雇用対策ということなんですけれど、実際どのぐらい雇用対策になっているのか。少し全体として、もちろん事業が認められて予算がついてくるものということになるんですけれど、やはり比較的単発のアルバイト的な方を雇って、本当に雇用対策になっているのかという疑問も若干あるんですけれど、その辺は雇用対策としての特財の使い方という面ではどんな感じなのか教えていただきたい。 ○小澤企画課長  緊急雇用のこの事業費では、もう大半が人件費に充てられるということでございます。ごく必要な需用費等について認められるケースがございますが、ほとんどが人件費に充てられていると考えていただいて結構かと思います。  例えば今回の補正も含めまして、平成24年度では約303人の方を雇用する。緊急雇用の要件ということでは、303人のうち、約260人が新規雇用ということでございます。そういう意味では、今御指摘のように、アルバイト的な雇用形態ということもあろうかと思いますけれども、緊急雇用の性質上、次の雇用に行くまでの短期のつなぎという職、勤めの提供ということでございますから、そういう趣旨でいけば、ある程度合致しているのではないかと考えてございます。 ○藤本きんじ委員  よくわかりました。そういう意味では、比較的立案がよければ採用されていく。あと2、3年の間で、そういうお金もなくなってくるということであれば、ぜひ緊急雇用に採用されるような事業提案をいろんな部署から1つでも多く取り上げていただいて、申請していただきたいと要望をさせていただきます。  それで、今ちょっと伺いましたその緊急雇用で、今回、都市計画決定図書等の電子化事業経費で、意味がよくわからないんですけれど、都市計画決定図書等の電子化事業経費というのは、都市計画の決定図書の意味が何となくわかりづらいんですけれど、ここをもう少し御説明いただきたいと思います。 ○奥島都市計画課長  今回の電子化のために補正予算を組ませていただきますのは、都市計画審議会に諮りまして、それの関連資料がございます。これも保管しておかなければいけない資料、もしくは決定した図書も縦覧の対象になっておりますので、それも永久的に保存していかなきゃいけないということです。そういうものを、紙ベースで残っているものを電子化するという経費でございます。 ○藤本きんじ委員  わかりました。決定した図書、過去のものということですよね。以前、都市計画決定されたいろんな案件について、今まで文書で残っていたものを電子化するというイメージでよろしいんですかね。 ○奥島都市計画課長  御指摘のとおりでございます。決定された図書、あとは審議会にお諮りした資料も含めて対象としたいと思っております。それは今回の電子化だけなんですが、今後のことですけれども、それをデータベース化しまして、閲覧に対応できるような形にも発展させていければと考えてございます。 ○藤本きんじ委員  都市計画決定、都市計画審議会の審議の状況等をまた引っ張り出して参考にさせていただくということはあるのかもしれないんですけれど、今回、非常にそういうデータベース化する経費としては1,380万円で、かなり大きな金額と思うんです。それでどちらかというと、過去のものというか、都市計画で進んでいって、今、例えばうちの近くですと、環5の1はもうでき上がっていますけれど、でき上がって、例えば5年、10年たった後に、その道路がどうやってできたのかと、過去を振り返ってみるようなことって何となく少ないのかな。どちらかというと、さらにこういうところをああしてほしい、こうしてほしいという要望は比較的積み上がっていくものってあるんですけれど、後ろを見て、また前に進もうというのは、都市計画では余りイメージがわかないんですけれど、その辺はどういう利用方法を考えられているんでしょうか。 ○奥島都市計画課長  今のお話にございましたのは、道路ができ上がって、それがどういうふうに管理されているのかというのは財産管理の部分になりますので、それは都市計画とは別の話になります。で、今、都市計画事業として道路を進めておりますのは、ほとんどが昭和21年代の戦災復興で都市計画決定されたもの、それも定まった当初のものですので、これはもうずっと永久的に残していかなきゃいけないものなんです。その区域の中には都市計画制限がかかっておりますので、そういう意味で都市計画決定された図書というのは、もう永年残していかなきゃいけないということになりますので、その決定された図書、もしくは今、区のほうで審議会に諮ったその経過がわかりますので、そういうものも残しながら、その都市計画のあり方も含めて、いろんな意味でその地域の方々からお問い合わせがあったときに、閲覧できるような形に発展させていければと考えているものです。 ○藤本きんじ委員  わかりました。具体的には、パソコンのハードディスクに残すのか、CDとかDVDみたいな形でデータベース化するのか、その辺はどうなっているんでしょう。 ○奥島都市計画課長  当面は電子化したものの納品はハードディスク、もしくはDVDで提出していただきますけれども、それを分類して作業するのはこの次のステップになります。とりあえずはその書面は膨大な量がありますので、都計審の資料だけでももう数万枚単位がございます。そうしたものをまずは電子化し、その次のステップとしてそれを分類して、その後の閲覧に耐え得るような状況にしていきたいというものでございます。 ○藤本きんじ委員  そうすると、今後も同じような保存をしていくことになるわけですよね。例えば、今、都計審でやったようなことも、今後は同じような形で。そうすると、今回は緊急雇用ですけれど、永遠にやはり費用がかかってくるということになるんですか。 ○奥島都市計画課長  近年、都市計画決定されたものは、基本的にホームページで公開をして、既に文書については電子化されておりますので、それはその都度、私ども職員の中でやっていくということになります。 ○藤本きんじ委員  わかりました。一たん。 ○古坊知生委員  文化商工費のほうで、池袋/としま/東京アーツプロジェクト事業経費ということで、国庫支出金ということなんですけれども、1億6,930万円ですか、額が多いものですから、これについてちょっと御説明をお願いしたいと思うんですが。 ○八巻文化デザイン課長  こちらは文化庁のほうの国庫補助でございます。ことし2月に募集されまして、申請締め切りが3月31日で、非常に急な申請でございました。こちらのほうは、あうるすぽっと、芸術劇場、国際的な舞台演劇の祭典でありますフェスティバル/トーキョー、アジア舞台芸術祭、主に池袋周辺で行われます演劇に関する、舞台芸術に関することを一体的に包括いたしまして申請した補助金でございます。 ○古坊知生委員  ざっくり、内訳みたいなものがわかるとありがたいんですけれど、金額的に。 ○八巻文化デザイン課長  では、資料をまた御用意するような形にさせていただきたいと思いますが、よろしいでしょうか。今、お話しさせていただきます。失礼しました。  芸術劇場のほうが、国庫補助採択額が1,900万円ほど、フェスティバル/トーキョー1,150万円ほど、アジア舞台芸術祭5,476万円、あうるすぽっとが2,175万円というような形で、全部採択されると1億6,225万円という申請額になります。それぞれが実行委員会を組みまして、大きな実行委員会は、こちらの池袋/としま/東京アーツプロジェクト事業で、実行委員長は高野区長になってございます。 ○古坊知生委員  では、後日で結構ですから、簡単な資料をいただけたらと思います。 ○八巻文化デザイン課長  はい、資料を御用意します。 ○古坊知生委員  あと、その下にございます旧鈴木信太郎邸の保存・活用経費追加額となっております。先ほどの御説明で、平成26年度中のオープンとあったかと思いますけれども、どういうふうな建物で、どういうふうなイメージを持っておられるのか、もうちょっと詳細に御説明いただけたらと思います。 ○岡田学習・スポーツ課長  こちらにつきましては、平成22年度に負担つき贈与契約ということで、鈴木信太郎様の御遺族の方から寄贈を受けたものでございます。所在地が東池袋五丁目52―3番地というところでございまして、敷地面積が595平米。建物の延べ床面積でございますが、296平米といったものでございます。  こちらにつきましては、こちらにお住まいになっていた鈴木信太郎氏がフランス文学におきまして、今日の日本におけるフランス文学の研究の基礎を築いたという御功績がございます。  それから、御長男の方は、既にお亡くなりになっていらっしゃいますけれども、その方も建築に関しまして、現在の公共住宅の設計につきまして相当程度の御功績があるということでございます。51Cという今日の公共住宅の基礎的な設計等にも深く関与されたということがございます。そういった、お住まいになっていらっしゃった方の功績がございます。  それから、建物の価値もございます。こちらは昭和3年に書斎と蔵の部分、こちらは鉄筋コンクリート造りになってございますけれども、そちらは最初に建てられたということでございます。それから、東京大空襲を逃れまして、その蔵の部分だけが残ったんでございますけれども、その後、昭和21年に茶の間の部分、これは和式でございますけれども、そちらの部分を増築して、さらには明治26年から27年につくられたと言われている、埼玉県の今の春日部市にあるこの鈴木家の本家の分室をこちらに移築を、戦後いたしまして、3つの建物が1つに合築したものでして、そういった建物の価値がございます。  この建物だけではなくて、それぞれ昭和の初期、戦後、明治時代と3つの時代を生きてきた建物が1つになったという建物の価値がございまして、今回、保存、活用ということで補正予算に計上したというものでございます。 ○古坊知生委員  そうすると、具体的に保存というのはどういうふうな形にしていくんですか。 ○岡田学習・スポーツ課長  昨年度、こちらは文化財の指定を受けてございます。文化財の保存を、この建物を保存をするということもございますし、既にお住まいになっていた住居といったこともございますので、その改修等も含めながら、最終的には区民の方に公開するような形に耐えられるような、改修も図っていくものでございます。 ○古坊知生委員  区民の皆さんに公開できるようにということなんですけれども、そうすると、やはりだれかしら使わなきゃいけないという、管理する方が出てくるかと思うんですけれども、そういう形で平成26年度中にオープンするということをイメージされておられるということですかね。 ○岡田学習・スポーツ課長  具体的にどういった形で運営をしていくかといったところは、これからさまざまないろんな関係者の方々も含めて検討を行っていくということでして、本年度の補正予算につきましては、その検討会の経費ということで、謝礼も含めているところでございます。維持管理も含めながら、今後、必要な改修も含めて26年度のオープンに向けて準備をするといったところでございます。 ○古坊知生委員  済みません、本当に地元なものですから、しつこく聞いちゃって申しわけないんですけれども、そういった流れのことを町会とか御近所の方々にどのような形でお話しされているのか聞かせください。 ○岡田学習・スポーツ課長  文化財の指定があったすぐ後に、私のほうから近隣の方々に、実はお住まいになっていらっしゃった方が、既にもうその建物に人が住んでいない状況であったものですから、例えば落ち葉とか近隣の雑草の繁殖の問題がありまして、私のほうから直接出向き、こういった物件があり、こういった形で保存、活用等も今後検討していきますということで、個別に情報提供を行っています。町会とか団体等に向けてのことは、今後行っていこうと考えてございます。 ○古坊知生委員  今、課長からそういうお話がありましたので、安心させていただきましたが、ちょうど区境ということで、私のほうにも隣の文京区議からお話が届いて、落ち葉とか結構住民が御苦労しているんだというようなお話もあって、課長に御相談させていただいたこともありました。そのとき、適切に対応していただいてありがたいなと思っておりますけれども、最後の部分で課長がおっしゃった町会とか、そういった方々にも、これから検討会を開いていくということですけれども、ぜひ地元のことですから、どなたかその検討会にも入っていただいて、地元の貴重な資源として大切に、愛されるような形に持っていっていただけたらなというふうにちょっと要望させていただきたいんですけれども、その辺についてはどうお考えですか。 ○岡田学習・スポーツ課長  この保存、活用等の検討につきましては、この建物の御遺族の方々、あるいは先ほどお話し申し上げました、御長男の方が建築関係でということでお話し申し上げましたけれども、そういったお弟子さんたちとか、あるいはこの施設にはフランス文学等の貴重な資源もあるということから、専門的な見地からかかわっていただきたいと考えてございます。  この保存、活用とかの方向性がある程度決まった時点で、関係の方々、近隣の方々にも情報提供という形で対応していきたいと考えてございます。 ○古坊知生委員  ぜひ地域の方々に、ある程度の方針が決まりましたら、そうやって周知をしていただいて。本当に、地元の方々は余り御存じないなという状況が正直あります。まだ方針が決まっていないからだと思いますけれども、そういう方向性が決まりましたら、ぜひ逆に周知していただきまして、先ほど言いましたように、本当に大切にされる、愛される、そういう貴重な文化財、資源として地域の方に守っていただけるような形にしていただけたらと思います。  とりあえず一たん終わります。 ○中島義春委員  今回の補正の中で、特に衛生費なんですけれども、一般財源が1億2,578万8,000円ということでちょっとお聞きしたいと思うんです。一般財源の補正は1億3,100万円ということで、非常に一般財源も多く持ち出しということで、先ほど来の金子財政課長からるる説明はあったんですけれども、ポリオの生ワクチンから、今度は4月に不活化ワクチンが承認されたということで、国のほうでも今度定期接種にしましょうとなって、この9月、あるいは10月、11月から4種混合もできるとなっていますけれども、今まで生ワクチンは集団でやる、不活化は今度は集団ではなくて個々でやるということで単価費用は大分、本当に変わってきていますけれども、事業の概要がわかれば、もう一度詳しく教えていただければと思います。 ○田中健康推進課長  ポリオにつきましては、今まで行っておりました生のワクチンが、非常にまれではありますけれども、麻痺を起こす可能性があるということで、不活化への切りかえということが数年前ぐらいからかなり課題となっておりました。  先ほど説明がありましたように、ことしの4月に不活化ポリオワクチンが薬事承認をされたということを受けまして、9月1日からは単独の不活化ポリオワクチンに完全に切りかえとなっております。11月1日からは、不活化ポリオを含んだ4種混合ワクチンも導入の予定となっております。今まで生ワクチンの時代には、集団接種で、春と秋の2回で集団接種を行っておりました。口から飲むワクチンで、非常にワクチンの単価も安うございます。なおかつ、お1人のお子さんに対して2回飲めばいいというものでございました。  今度、不活化になりますと、注射になりまして、お1人のお子さんに対して4回打つことになります。集団ではなく個別接種で、それぞれ医療機関で接種していただくということで、生ポリオのときには、1回当たりの委託単価が1,379円だったものが、単独の不活化ポリオで1万1,062円、4種混合は、まだ三者協の単価が確定しておりませんが、やはり1万2,000円を超えるような値段になると想定されております。ですので、1回当たりの単価が10倍まではいかないですけれども、かなり10倍に近いぐらいで、なおかつ回数が2回だったのが4回にふえますので、金額的には相当な増になっております。  以上です。 ○中島義春委員  それで、この9月、あるいは10月から4種ということで、今までに当然生ワクチンを受けている方もいらっしゃる。そういう中で、対象人数なんかはどのように考えているのか。 ○田中健康推進課長  今年度接種する想定人数といたしましては、単独の不活化ワクチンが3,500人弱ぐらいで、延べ件数として9,000ちょっとぐらいの件数を想定しております。4種混合のほうが11月から始まりますので、900人程度を想定して、2,500件程度の接種回数を想定しております。 ○中島義春委員  その人数を想定して、今回の補正予算ということで、先ほど95%とか言っていましたけれども、この人数想定でこの予算ということなんですね。 ○田中健康推進課長  はい、人数は先ほど申し上げた人数で、それに件数のほうは95%を想定した件数にしております。 ○中島義春委員  それで、これは国のほうでも定期ということになっているわけなんで、一般財源がこれだけということは、この前の高橋委員の一般質問でも言っていると思うんですけれど、財調とか、あるいは特財が522万7,000円になっていますが、この辺、ちょっと教えていただければ。 ○田中健康推進課長  特定財源につきましては、定期接種ですので、23区相互乗り入れ分がございまして、豊島区の方がよその区で接種をされた場合には、逆にこちらから払うことになるんですが、他区の方が豊島区内の医療機関で接種した場合には、後ほど他区からその分の接種費用をいただくことになるので、そのいただく分の費用を特定財源として積んでいるものでございます。  一般財源の分については、通常の定期接種については、ほとんどの分が財調の対象になっておりますので、今回この追加になった分も恐らく対象になるのだろうと思います。 ○金子財政課長  ちょっと補足いたします。こういう年度途中の改正でございましたので、当初算定等々には、これはまだ算定しておりません。逆に、今までいろんなワクチン等でございましたように、国のほうで国庫補助をつけるような形であれば、また違う形になるんですけれども、このような追加の場合は、この後、いわゆる再調整が行われる際に要求していく。そこにもかなわないということであれば、特別交付金のほうで見てもらうなり、何らかの財調措置はとっていくということしかないんですけれども、いずれにしましても、このように決まったからには、来年度、25年度からはこの制度に沿った財調措置を求めていくということになろうかと思います。 ○中島義春委員  一応一般財源とはなっているけれども、最終的には財調なり、また国のほうにもこれは交付金みたいな形で要求していくということで、はっきりはしないけれども、そういう方向で考えているということでいいんですね。
    ○金子財政課長  ちょっと申し上げ方が悪かったかもしれません。特別に途中から国庫補助を伴ってやるようなパターンのものもございましたけれども、今回のように予防接種の定期接種にはっきりと入れるということは、逆に言うと、特別なお金は来ないということでございます。法律上、自治体がきちっとやる義務を持ってやるということでございまして、財政的にはなかなか厳しいことでございますけれども、そういう前提に立って、今後やっていくということになろうと思います。ですので、財調といいましても我々の自主財源でございますので、その中で何とかやりくりしていくと、全区がですね。そのようなことでございます。 ○中島義春委員  わかりました。かなり厳しいけれど、定期ということで、財調のほうで何とかやはり措置していただくようにお願いしたいと思います。  それとあと、別件で、子どもスキップの施設改修経費、これは地元なので、豊成小学校が今回子どもスキップ開設に伴って施設改修をするということなんですけれども、当初、いつになるかわからないというふうなことをずっと言われていたんですけれども、急に今回補正が組まれて、教室の幾つかを移動したりして、それでコアスペース、セカンドスペースを確保できたみたいで、それを改修すると先ほど聞いたんですけれども、その辺をもう一度お願いいたします。 ○坪内子ども課長  豊成小学校は、実は平成17年の段階では全学年1クラスだったようなんですが、近隣に大規模なマンションが建ってきたりとかで、徐々にいろんな学年、主に低学年のところを中心に、だんだんクラス状態になってきて、それがここ3年ぐらいは全学年2クラスというのが安定してきたという状況のようです。  学校を運営する小学校の校長先生のほうでも、学校のクラス数がどう変化するのかがわからない中で、子どもスキップが展開できるのかどうかについては判断がなかなか難しい状況が続いていたという状況です。それがまた、クラス数がふえる状況の中でその話が出てきますので、今決断するのはというところでなかなか話が進まなかった。それが、ここのところ安定してきて、周りの転入の方の状況もある程度安定感が見えてきて、3クラスになる状況が何学年か出るということは、今後ちょっと見通しとしてはないだろうと。このまま全学年2クラスが安定して当面続くだろうという判断ができた中で、学校の中の部屋をどういう活用ができるのかと改めて小学校のほうでも御検討いただいて、その結果、子どもスキップの校舎内型という形での整備が今度はスケジュール的にできるだろうということで、今回は踏み切ったというような状況でございます。 ○中島義春委員  そういう中で、今まで児童館として使われていたところが、今度は区民ひろばというふうになってくると思うんですけれども、その辺の今後の動きなんかを教えていただけますか。 ○坪内子ども課長  この件につきましては、地域区民ひろば課と協議をしてまいりました。実は、子どもスキップが展開されて、今までの流れの中でも児童館が区民ひろばになるという形は、ここの地区につきましても同じような形で考えてございます。  ただ、近接する区民ひろば上池袋のほうの改修工事の予定というのがございます。ちょうどその上池袋とこの豊成小学校区のところ、両方とも上池袋地区になります。お住まいの方が施設の使い方として、そちらの施設を適宜状況に合わせてお使いになっているということがございますので、上池袋の区民ひろばの改修のときに、今ある上池袋第一児童館を代替施設の機能としても果たしながら使い、また、上池袋第一児童館を区民ひろば豊成のほうに持っていくときの改修期間中、逆に、区民ひろば上池袋を代替的に使うというような、相互にその施設をその地域の方の中で暫定的に利用していただきながら、最終的な形で整備していくと。そういうような形で今は話を進めてございます。 ○中島義春委員  本当にずっと子どもスキップを開設してもらいたいという、地域の方の要望というのはやはり強いものがあったと思うんです。こういう形でいよいよ開設に向けて改築するということですので、今度、この区民ひろばに関しても、やはり地域の方の協力がなければ当然できないことですから、地域住民にも説明をしっかりやっていただいて、進めていただきたいと思います。  とりあえずはこれで。 ○儀武さとる委員  福祉費の高齢者対策事業経費、敬老入浴事業経費についてお聞きをします。  財政課長の説明でよくわかったんですけれども、7月末で8,000枚に届いて、毎月100枚ずつ売れている。当初は2万2,000人を予定していたのが、3万5,800人ほどになる見込みだという、たしかそういう説明だったと思うんですが、これは、未来戦略推進プランを見ますと、23年度予算では5,999万6,000円で、24年度当初予算が5,516万5,000円に減っているんですよね、この敬老入浴事業。補正予算で追加するのは、私、結構だと思うんですが、これは当初予算を何で前年実績で減らしているのか、まずそこをちょっとお聞きしたいんですけれど。 ○星野高齢者福祉課長  昨年度当初予算においては、これはユズ湯だと思いますけれども、ユズ湯は当初予算に入ってございませんで、昨年、第4回定例会で補正を御審査いただきまして、たしか500万円だったと思いますけれども、当初予算には入ってございませんものが途中でありました。また、今回と同じように、やはりたくさん利用されることによって、浴場に払う利用料が不足したということで、あわせて補正をさせていただいていると思います。 ○儀武さとる委員  これ、ちょっとよくわからないんですけれど、23年当初予算で5,999万6,000円なんですよ。それで、24年度は5,516万5000円ということで、ユズは当初予算に入っていなかったんではないかと思うんですけれど、それだったらますますふえるということになるんではないかと思うんですが。  済みません。これ、よく見たらICカード導入と書いてありますので、もしかしたら初期投資で膨らんだとも思えるんですが、正確なことをお聞きしたいと思ってちょっと質問したんですが。 ○星野高齢者福祉課長  おっしゃるとおりで、昨年度からICカードを導入いたしましたので、カード代金であるとか、各浴場に置く機械等々が当初予算に入ってございました。詳しい件につきましては、後ほどお調べして御報告いたします。 ○儀武さとる委員  そうしますと、昨年よりも、当初予算よりも、課長の説明ですと約1,000人以上ぐらい見込んでいるわけですけれど、またさらに予定よりもふえる、こういう考え方でよろしいんでしょうか。 ○星野高齢者福祉課長  敬老入浴事業につきましては、各浴場には一月当たり250人分はそれより少なくても払うわけでございますけれども、それを超えた実績分について、多く入られた浴場にはお支払いをするというスキームになってございます。今回、250人を超えて入ると予測した人数が2万2,200人でございましたけれども、7月の段階で既に1万2,000人入っていらっしゃいますので、残り9カ月が1万人というわけにいきませんので、今回補正をさせていただいたということでございます。 ○儀武さとる委員  区立保育園改築・改修事業経費で、4,678万5,000円計上されているんですが、駒込第一保育園の隣地購入経費ということなんですが、これは今度、都市計画道路に係るわけでして、この特定整備路線というか、今度整備すると、東京都が発表した以前の話だったと思うんですが、この隣地の方が区役所に買ってほしいと、こういう申し出があったんでしょうか。 ○小野寺保育園課長  昨年、ちょうど隣地境界線の確定に職員が伺っていた際に、隣地の方から購入の件を打診されまして、それで購入のほうを検討するような、そんな流れでございました。 ○儀武さとる委員  ちょうど駒一は耐震の問題があるということで、急遽改築することになったんですが、当初設計したのと、今回、都市計画道路にかかる、事業が進むだろうと言われて設計をやり直したんですけれど、この設計費というのは、一番最初の設計費がどのぐらいで、今回どのぐらいになっているのか、その辺がもしおわかりでしたら教えていただきたいんですけれど。 ○小野寺保育園課長  大体で申し上げますと、以前の設計費と比べて、設計費自体の増額は1,000万円ぐらい。済みません、その辺の細かい金額が今すぐに出てこないので、確認次第また御報告します。 ○儀武さとる委員  保育計画で待機児解消ということで、定員を拡大すると。たしか110人に拡大するということだったんですけれども、今回、設計変更によって、これに影響はないんでしょうか。待機児を解消するために定員を拡大したんですけれど、この設計変更で減るようなことはないんですか、土地が狭くなりますよね。建てるところが。そういう関係で影響はないんでしょうかということです。 ○小野寺保育園課長  補助81号線が今後10年以内に実現する可能性が強くなってまいりましたので、これまでの設計ですと南側に園庭をとるべく、補助81号線にちょっとひっかかるような感じでございました。ただ、この道路を避けて設計変更することにいたしました。ただ、隣地の土地を購入することで、建築面積が約160平米ほど広がりますので、これまでと同じような2階建ての高さで十分な容積、延べ床面積がとれますので、建物の形自体は大きな変更はございません。 ○儀武さとる委員  先ほどの説明で半年ぐらい工期が延びるというお話でしたけれども、例えば、今、染井よしの桜の里公園に仮園舎があるんですけれど、結構その仮園舎をつくるときも、地元住民からいろんな意見が出たと思うんですが、今度、延長することによって、そのことで地元住民の反応といいますか、説明会をされたのかどうか、いかがでしょうか。 ○小野寺保育園課長  工事がおくれると、それだけ仮園舎の保育の期間も延びますので、7月の下旬に各近隣の方を個別にお回りして御説明申し上げました。ほとんどの方が非常に好意的な反応で、御理解いただいた、そういった状況でございます。 ○儀武さとる委員  わかりました。それから、文化商工費で、南長崎中央公園管理運営経費2,973万9,000円、指定管理者への指定管理料等の経費ということで計上されているんですが、たしか二定で東京ドームに指定管理者が指定されたと思うんですけれど、実際、東京ドームが動き出すのは来年度だと思うんですが、何で今度の補正予算で計上するのか、その辺をちょっとお聞きしたいと思うんですけれど。 ○岡田学習・スポーツ課長  スポーツセンターを所管しておりますので、私のほうから御答弁させていただきたいと思ってございます。  こちらにつきましては、先ほど南長崎中央公園の工事契約の案件のときにお話もございましたけれども、引き渡しが2月にございまして、引き渡しが終わった後すぐ、自転車駐車場の業務につきましては、すぐにオープンするといったところです。  スポーツ施設につきましては、4月から一般の区民の方々に供用を開始しますけれども、その運営に関して、新規の施設ということもございまして、さまざまな準備を行うといったところから、この指定管理料につきましては、今年度予算で補正で計上するものでございます。 ○儀武さとる委員  今のお話ですと、自転車駐車場の管理が2月、全体の引き継ぎが4月ということで、随分手回しがよいというか、準備がよ過ぎるというか、単純にそういう疑問を持ったんですが、これ、本当は4定でもよかったんではないかなと思うんですけれど、その点はなぜこんなに急いでいるのか、お聞きしたいんです。 ○金子財政課長  4定で補正があるかないかということはこの先の話でございますけれども、現在、予定してございません。現在見込めるものは見込んで提示したいということで編成を行いました。ですので、金額についての精査等々は、全部の事業について、この先、あろうかとは思います。おおよそのことがわからなければもちろん補正予算を組みません。どういうことが起こって、どういう対応が必要ということはもうはっきりしております。それから、先ほどもお話がありましたように、2月という日付も延長の結果として出ているということもありまして、このタイミングがよろしいと考えてございます。 ○儀武さとる委員  債務負担行為のところで、巣鴨第一保育園の分園新築工事なんですが、もう一度説明をお聞きしたいんです。済みません。債務負担行為のところで、私がちょっと聞き漏らした。 ○小野寺保育園課長  巣鴨第一保育園の件で、もう一度具体的に説明すればよろしいでしょうか。もう一度というか。 ○儀武さとる委員  当初はたしかプレハブで建てるということだったんですが、今度、課長の説明ですと、在来工法でやるということで、値段が高いような気がしたんですけれども、その辺がどうして変更になったのか。プレハブではなくて在来工法にすることで今後ずっと永久的に使いたいという意味で変更したのか、その辺をちょっとお聞きしたいと思います。 ○野島施設課長  債務負担の理由でございますけれども、今、儀武委員の御指摘のとおり、建物の構造は当初、軽量鉄骨造で考えておりました。プレハブというよりは軽量鉄骨造で考えていました。理由としては、今お話のあったプレハブ発注を考えていたからです。  プレハブというのは、ぱっと聞くと、仮設の現場事務所みたいなイメージがあるとは思うんですけれども、そうではなくて、あらかじめ工場で規格品として柱、はりなどをつくることによりまして、工期が短縮できる、あるいは工事費の縮減が図れるといったような工法でございます。ですから、プレハブだから期間が短いとか、早く老朽化が進むということではございません。  ただ、設計を進めていく中で、保育園のほうから、屋上を園庭として活用したいという要望を受けました。屋上を活用する場合、そこに積載荷重という新たに荷重を見込んで構造計算をしなくちゃいけないことなります。そうしますと、軽量鉄骨造ではもたないと。部屋の下の柱が落とせない空間があるので、柱が飛んでいますので、軽量鉄骨造ではもたないということが判明いたしました。  このため、肉厚の厚い重量鉄骨による従来の在来工法に切りかえる必要が生じまして、工事期間等々を変更する事態が発生してしまったということでございます。 ○儀武さとる委員  わかりました。今回、国保会計と介護保険会計、後期高齢者会計から9億円が、繰入金に入っているわけなんですが、我が党の森議員が国保料の値下げに使うべきだと質問しましたら、冷たく、使えませんという答弁だったんですけれど、私たちはこのように保育園ですとか、本当に、今、区民が大変困っていて、切実な問題として、もう直ちにやってほしいということはいっぱいあると思うんです。この基金に積んだお金はやはり必要なときがいっぱい出てくると思うんですが、先ほどの財政課長のお話ですと、4定では補正予算を考えておりませんという答弁でしたが、必要なとき、私は使うべきだと思うんですが、財政調整基金に積んだ9億円を、今後必要なときはちゃんと使うと。 ○金子財政課長  4定の件は先で、私が決めてしまうわけにもいかないんですけれども、必要なときはきちっと使う。そのための財調基金であります。  何よりも、御説明が足らなかったかもしれませんが、来年度の当初予算自体がどう組めるかという問題が私の一番の悩みでございまして、これはある意味、清算金が戻ってきただけですのであれですけれども、非常に助かるというところはございます。  と申しますのは、来年度も大変大きな額を国保にも、後期高齢にも繰り出さなければいけない。これが現実でございまして、もっともっといろんなサービスを高めなきゃいけないという現状がありますけれども、まさにそういう大きな億単の金を工面するために、返ってきた部分について、またもう一度使うことができるということでございます。 ○細川正博委員  福祉費で質問があります。まず、障害者自立支援給付等経費、施設給付費についてですけれども、こちらの特定財源が2億3,000万円、一般財源が7,700万円ということで、かなり金額が大きいんですけれども、理由が当初予算の算定時に見込めなかった報酬額の改定ということなんですけれども、これは具体的にどのようなことなんでしょうか。 ○小花中央保健福祉センター所長  額としては大変大きなものですけれども、3つの要素がございます。1つは、障害者福祉サービス費の報酬改定。これは地域別に決まっておるんですけれども、それが12%ほどアップされたこと。それから、障害者福祉サービス費の処遇改善加算。これは、かねてからいろいろ課題になっておりました、福祉サービスに従事する福祉系法人の皆さんの処遇、待遇が余り芳しくないということで、月1万5,000円のアップを国のほうで見込んでおります。それからもう1つは、療養介護の一部の事務が都から移管されたこと。この3つによりまして、大変大きな額になりましたけれども、先ほど委員御指摘のように、そのうちの4分の3は国及び都からの特定財源で賄うことができることとなっております。 ○細川正博委員  今年度の改定は、年度当初でそういった改定が行われたんで、この補正で出てきたという理解でよろしいんですか。 ○小花中央保健福祉センター所長  障害者に限らず福祉の事項につきましては、国の決定がなかなか食い込んでしまうというような事情が従来からあるんですけれども、今回も国の予算が固まりましたのが平成23年12月21日の厚生労働大臣、財務大臣の合意に基づくもの。それから、国からさまざまな概要、改定の中身についての文書が発出されましたのが、ことしに入って1月31日という大変遅い時期でしたので、当初の予算に盛り込むことができなかったという事情がございます。 ○細川正博委員  今のスケジュールだと、例えば2定とかでも間に合わないということなんですか。その辺がちょっとよくわからなかったんですけれど。 ○小花中央保健福祉センター所長  それぞれ社会福祉系の法人がサービスの事業を担当しているわけですけれども、それぞれの事業者に対しまして、なかなか周知が及ばないという事情もあります。周知が及んでから、実際に、例えば職員が雇用され、精算がなされるというように、順繰りに進んで、どのぐらい予算の費用がかかるのかという全体像がなかなかつかみづらいというのがございます。  ちなみに、昨年度も同様な改定が行われましたけれども、なかなかつかめずに、4定でお願いしたというような事情もございますので、その辺については苦しい事情がございます。 ○細川正博委員  今、昨年度もあったという御説明でしたけれども、今後もこういった年度途中での改定というのは続くような見込みなんでしょうか。それとも、これでもうそろそろ終わりということなんですか。その辺もちょっと教えていただけますか。 ○小花中央保健福祉センター所長  国の福祉に対する考え方が定まる時期というのが遅くなってしまうというのが根底にあると思います。それが早まれば、あるいは国の予算の固まる時期がもう少し早くて、その概要についてのお知らせが早くこちらにいただければということでございます。 ○細川正博委員  当然、区だけでコントロールするのはなかなか難しい分野だとは思いますけれども、やはり一般財源がこういった財政状況の中で、8,000万円近くが当初見込めないというのは、かなり大きな穴になると思いますので、やむを得ないところもあると思いますけれども、当初見込める範囲ではやっていただいていると思うんですけれど、今後もやっていただければと思います。無理なのかな。 ○小花中央保健福祉センター所長  なかなか見込めないという事情はありますけれども、確かに、どのような動向で国が考えているかというようなことは事前に知らせていただけることもありますので、なるべくそうしたことを踏まえまして、財政の当局とも十分詰めながら、予算の執行を適切に進めるように努めてまいりたいと思います。 ○細川正博委員  福祉費でもう一点質問があります。私立保育所施設整備経費についてなんですけれども、今回、先ほどの御説明ですとプレハブ賃料の急騰などによって、こういった補正が必要ということでした。これも全部一般財源ですけれども、正直、プレハブの賃料というのも、上がったり下がったり、資材のお金ですのでいろいろあると思うんですけれども、これは補正を組む具体的な基準というのはあるんでしょうか。 ○小野寺保育園課長  昨年からこちらの法人と協議を続けていまして、その中で、この法人がかかわっている業者の情報を区も交えて相談をずっと続けて、大体このぐらいの数字ということは区も了解し、把握しておったんですけれども、思ったよりもプレハブの賃料が急騰したということでございます。 ○細川正博委員  通常の工事ですと、そういった理由というのは恐らく許されないんじゃないかなと思います。道路工事とかであれば、アスファルトとか、コンクリート二次製品とか、値段が多少上がっても、当初落札した業者がその範囲でやるというのが通常だと思うんですけれども、この件は、プレハブの賃料に関して動きがあると補正をするというのはどういう基準なんでしょうか。 ○小野寺保育園課長  こちらのプレハブについては、このしいの実保育園というか私立の保育所が仮園舎として使う建物なんですけれども、もともと区立保育園を民営化した園でございます。民営化をする際に、区が仮園舎のリース代とか、仮園舎の建設費用とか、そういったものを区が負担するといった約束もございましたので、今回こういった経過になったということでございます。 ○細川正博委員  この運営業者と当初からプレハブを使うときの時価で契約しますよということになっていたという理解でよろしいんですか。 ○小野寺保育園課長  大体そのぐらいの金額になるということで想定して契約をいたしました。 ○細川正博委員  区で想定していた金額から上がったり下がったりした場合には、そのときの取引されている金額で契約しますよという契約になっていたということでよろしいんですか。 ○小野寺保育園課長  はい、そのとおりでございます。 ○細川正博委員  それが一般的な契約なのか、私はわからないんですけれども、プレハブ賃料が急騰してということで、そういった事情はあるんだと思います。何年か前に、鉄の値段が物すごく上がったときに、国交省でも鉄にかかわる、鉄とか燃料とか、そういったところにかかわる積算のお金というのは、総工事費の1%以上上がったときだったと思いますけれども、決めていたと思います。  当然、プレハブの賃料急騰というのは今後もあったり、逆に下がったりというケースもあるんじゃないかと思います。そういったときに、一定のルールがないと、何かある意味、ちょっと恣意的にできちゃうところもあると思ったもので、今、ちょっとしつこく質問させていただきました。その辺について、この契約がイレギュラーなんですか。それとも、そういうルールというのは何か区で持っていらっしゃるんでしょうか。 ○金子財政課長  本件は、正確にいいますと、民間と民間の契約がありまして、その金額を確認しながら区が補助をするという立場、そういう形になっております。当然ながら、当初見込んでいたものが100であっても、実際、契約で落差が出て、80ということであれば、区の補助対象というのはあくまでその80になります。  先ほど来、保育園課長が申しておりますのは、当初の見込みとの差ということで、民民の話し合いというか調整の中で見込んでいた額を聴取し、それでもって補助金の予算を組んだわけですけれども、実際にこういう金額になったということが判明してきたので、制度としましては、そこにもちろん間違いがあればあれですけれども、きちんとそこは精査した上で、間違いなくそういう金額でもって行われている。それに対して、補助金の制度にのっとってその補助を出すと。こういう形ですので、当初の予算が100であっても、逆に、おっしゃられたように金額が下がったりして80、70になれば、それしかもちろん対象にはなりませんので、補助金も下がってくる。そういうことが一般的にはあると考えております。 ○細川正博委員  ありがとうございます。今のでわかりました。  次に、土木費の街路美化経費について伺いたいんですけれども、今回、巣鴨、駒込の街路樹について、御説明いただいたとおりかなと思うんですけれど、この前も記録的な台風が来たりとかして、かなり区内でも被害があったように聞いているんですけれども。  この巣鴨、駒込は樹木診断もされて、こういう対応をとられるということですけれども、ほかにも街路樹ってたくさんあると思うんですが、ほかの地区ではそういった対応をとる必要は特に今のところはないということなんでしょうか。 ○石井公園緑地課長  まず、今、傷んでいるところにつきましては、西巣鴨中の裏の桜並木、椎名町の駅の南側にある桜並木、これにつきましては来年ぐらいで一度調査をかけていきたいと考えております。  今回、樹木医の診断を受けて、駒込の部分につきましては伐採という形で輪切りにしてみましたら、やはり中身がぐずぐず、ぼろぼろというような形で、実際そういうような状況のところが西巣鴨は見られますので、これにつきましては早期の対応をしていきたいと考えてございます。 ○細川正博委員  ふだんから地元を職員の方が回っていただいていて、そういった状況を把握しているのもよく承知しておりますので、引き続きそういった危ないところとかはチェックしていただければと思います。また来年対応をとっていただけるということですので、その辺もよろしくお願いします。  最後、もう一点だけ、文化商工費の池袋/としま/東京アーツプロジェクト事業経費について伺いたいんですけれども、こちらも金額は大きいものですが、フェスティバル/トーキョーは前から区でもやっていたと思うんですけれども、今回は芸術劇場とかこういったところとの連携ということで、特定財源を組んでいただいたと思うんですけれど、質問が2点ありまして、まずは、これは一般財源が全く今回計上されていないんですけれど、何で全部補助でやっていただけるのかなというのがちょっと率直に思ったことです。あともう一点は、これは単発の事業ということで今年度だけなのか、それとも今後もこういった大きな、一体のプロジェクトとしてやっていただけるようなものなのか、その2点を教えていただきたいんですが。 ○八巻文化デザイン課長  1つ目の御質問にお答えいたします。こちらの11億6,000万円は全部補助でございます。その前に、先ほど古坊委員からの御質問にありました、あうるすぽっと、芸術劇場、フェスティバル/トーキョー、アジア舞台芸術祭、豊島区と5団体が実行委員会を組んでいますが、それぞれ実行委員会で持っているお金がございまして、それの倍額を補助でいただけるというようなことでございます。豊島区としては、文化政策記念誌等の作成に予算を持っておりますので、その倍額をこちらの文化庁の補助でいただくという形でございます。  2点目の単発の事業かということですが、こちらの補助金は今年度からできた補助金でございます。今年度、来年度、再来年度と3年間は申請ができるんですが、この事業の目的が、やはり地域の活性化、それからコミュニティーの再生、文化芸術を通して地域をつくっていくというような目的に沿ったものかという審査が毎年ございますので、ことしは審査を通って採択されましたが、また来年も審査に挑戦してみたいと思っておりますが、採択されるとは、確実なお約束はできないということは文化庁のほうから言われてございます。 ○細川正博委員  よくわかりました。最長3年間、もし目的に沿って毎年審査を通ればということですけれども、こういった事業ができるということですので、ぜひその方向でやっていただければと思います。  終わります。 ○堀宏道委員長  各会派、御意見だけで結論が出ておりませんので、ここからは、ぜひ結論のほうも導いていただきたいと思います。 ○小林ひろみ委員  1つは、見守り訪問事業について、きちっと資料もいただいて、皆さんにもわかる形で説明がされたというふうに私は認識をしております。  私は個人情報審議会の委員でしたので、ここで議論をやりました。やはりそのときに、先ほど課長から説明があったように、1つは、事業そのものが民生委員のやるような仕事ではないだろうかと、こういうお話がありました。もう1つは、個人情報保護という観点でありました。3つ目が委託という、この3点が大きな問題だったと思います。  まずちょっと伺いますけれど、そういう意味では、今回はこういうふうになりましたよという感じなんですけれど。そういう観点から改めてお伺いしますが、先ほど聞いたら、民生委員へのいろんなお話はまだされていないというか、これからというふうに伺ったんですが、そういうことでよろしいんでしょうか。 ○星野高齢者福祉課長  個人情報保護審議会でも御指摘いただきまして、民生委員の皆様には、その際には御説明がなっていなかったものでございます。それで、10月9日、来週の火曜日でございますけれども、民生委員の会長会がございますので、改めてお話をさせていただきます。実は昨日、10月3日でございますけれども、皆さんがそろわなかったんですけれども、予定していて、いらっしゃる会長の皆様には改めて御説明は済んでございます。 ○小林ひろみ委員  あのとき、やはり民生委員というお話がありましたが、このイメージ図でいう、ひとり暮らし高齢者等の実態調査、アウトリーチ事業そのものは、まず実態調査については、本当に民生委員の方々に協力をいただいて調査をしたわけですね。その委員もおっしゃっていたのは、一体それがどういうふうになってくるのか、一体どこにどういう大変な人がいるのかという情報について、当時審議会に出され、一切というイメージでしたけれど、民生委員のほうには全然情報は提供されていないというお話があったんですが、そういう意味では、個人情報とはちょっと別にしたときに、豊島区のこの見守りの事業全体の連携、分担、この辺が一体どうなっているのか。特に今回の、これを入れることによってどうなるのかというところの観点をまずお聞きします。 ○星野高齢者福祉課長  個人情報保護審議会において民生児童委員協議会の会長のお話でございますけれども、おととし、民生委員の皆様には、75歳以上のひとり暮らし高齢者及び高齢者のみ世帯、1万5,000世帯ほどを皆さんに調査をいただきました。地域包括支援センターにおいて、民生委員からその調査に行ったときのお話を伺いながら、実態調査の内容についても意見交換してございます。その中から、この方は何かサービスを使ったほうがいいという人を抽出して、サービスにつなげるアウトリーチ事業を行っているわけでございます。  それで、情報共有がなされていないという御指摘でございますけれども、民生委員は実際に回りましたときの実態調査票はお持ちなわけです。それを地域包括にお持ちになるときは、その内容、会ったときの情報を情報交換しております。その後どんなサービスにつながったのかということにつきましても、民生委員はお忙しいものですから、時を見計らって地域包括においでいただいて、情報交換するという仕組みは一応できております。ただ、皆様が必ずしもそういうふうにされているとは限らないと思いますけれども、仕組み自体はできてございます。  それから、豊島区のこの見守りのことでございますけれども、このイメージ図で地域包括に矢印が行っている点線、点線以外のものもそうですが、矢印が行っているものがあります。これについては地域包括が、この方はこれによって見守られている、この方はこういうサービスを利用されているというのを承知している方々です。矢印が行っていないものがあります。これは、やはり地域でそれぞれ独自にいろんなことをやられているということなんですけれども、ここを把握していないと、だれがどなたに見守られているのかということがわからないということになります。つまり、ばらばらにそれぞれいろんな人がいろんな人を見守っているということになりますので、なるべくここに点線が行くように、地域包括に点線が行くようにしたいと思ってございます。  今現在、そのすべてに点線が来ておりませんので、地域包括においても地域の高齢者の中で必要と思われる方については、今回の点線で囲った新しい事業でやはり見守っていきましょうということで、このような事業を考えたわけでございます。 ○小林ひろみ委員  それで、先ほど、きのうは一定の人にはお話ししましたという話ですけれども、この事業のスキームで本当にいいのかどうかとか、そういうことについては、正式にはまだ民生委員との協議というのは終わっていないんだというふうに思います。  それで、民生委員の方は特に地域で見守っていくということで、すごく責任を持って、誇りを持ってやっていただいております。やはりそこのところは、何かいつも仕事だけお願いをしてやっているような感じに絶対ならないようにしないとまずいだろうと、これだけはまず指摘をしておいて、かつ、やはりちゃんと全体の事業そのものを整合性を図ってやっていただきたいということだけ、まず一言言っておきます。  それで、ただ、個人情報保護審議会の問題としては、事業内容もそうですけれども、個人情報という観点は大きいと思うんですね。一番、個人情報として問題なのは、今回、訪問チェック票の中で、行政が渡す情報と委託をされたところが集めてくる情報。渡す情報の中にも、健康状態とか同居人とか、あるいは本人も含めて同居者の健康状態ということもありまして、やはりこれはかなりセンシティブな情報だろうと私なんかも思います。  そして、同時に、御本人から集めてくる情報も同じような状況と同時に、生活状況ということもありました。この生活状況というのは一体具体的にはどういうことだったんでしょうか。 ○星野高齢者福祉課長  先ほど、私が御説明いたしました、この見え消しになっている部分は、審議会の御意見を踏まえて、なくすというものでございます。そもそも生活状況でございますけれども、例えば前回訪問したときよりも散らかっているとか、例えばにおいであるとか、ここに書いてありますように、安定しているのか、普通なのか、不安定なのかというところで、一般的に見て感じた内容として生活状況は設定した次第でございます。 ○小林ひろみ委員  いろんなことがあって、散らかっていないかといえば結構聞こえはいいけれど、ごみ屋敷になっていないかとか、あるいはパジャマのまま出てきていないかとか、そういったことも含めて、いろいろ状況を見てきてほしいというようなこともあって、そういうことはかなりプライバシーだと私は思います。そういう意味では、そもそもそういう情報を集めていいのかどうかという問題が個人情報では出てくると思うんです。行政としてどういう情報を集めるか。民間業者もいろんな情報を集めますけれど、区としてそういうプライバシーにかかわる部分をどこまで集めていいかという考え方なんですけれど、これについていかがでしょうか。 ○星野高齢者福祉課長  今回の事業に限って申し上げますと、やはり目的がはっきりしておりまして、とにかく心配な方については、地域包括の専門職がふだんかかわっている、もしくは心配している方については、専門職が必ず行っているわけでございますけれども、そこまで至らない方で生活の変化とか、健康状態の変化にちょっと目配りが必要だなという方について委託をして行うというものでございます。イメージとして健康状態になりますと、例えば顔色を見てくるとか、先ほど委員がおっしゃったような、家の中がごみ屋敷かとか、そのようなイメージだと思うんですけれども、今回の事業に限って言えば、ふだんの生活に変化がないか、普通に暮らしていらっしゃるのかという部分で私どもはこれを設定した次第でございます。 ○小林ひろみ委員  逆に言えば、今、課長がおっしゃったような、センシティブな部分というのは今回は全部基本的に外して、在宅か留守かということだけを基本的には集めてくると。こういうふうにはなっているんですけれども、そもそも、今回の事業は、先ほど課長がおっしゃったように、本人の同意がない場合、これが一番、実は個人情報でもひっかかってくると私は思うんですね。本人が見守ってほしいと、訪問していいですよという場合ならば、百歩譲ってというと変ですけれども、それなりに同意がある中では、個人情報といえども、集められる場合というのはあるんです。けれども、この場合は、先ほどありましたけれど、課長がわざわざおっしゃいましたのでメモしましたが、対象者の意向にかかわらず実施する。場合によっては、現在の見守りをやっている人でも重複して、二重、三重にやると、こういう事業なんですね。やはりそこが、個人情報的に言うと、本当にそういう情報を集められていいのかということなんです。  何となくよさそうな気もするけれど、逆に、集められるほうの身になったときに、勝手に行政が、この人はどうも危なそうだというリストをある意味つくるわけです。今回の場合は。そして、見守って、本人の知らないうちに、何か危ないよという情報が集められちゃうというのは、例えば私なんかはちょっと自分がそうなったら大変嫌だなと思います。  プライバシーという概念の中に、秘密にしたいとかそういうものだけじゃなくて、プライバシーの中に自分についての情報をコントロールする権利というのも逆にあって、結構行政としては、私の情報を行政が持っているなら開示してくださいと、自分の情報の開示をお願いします、変なことを書かれたら訂正してくださいと、こういうこともやりかねないというか、あり得る、そういう問題だろうと思うんですが、この個人情報についての認識はどうでしょうか。 ○星野高齢者福祉課長  この事業に限って申し上げますけれども、去年ぐらいから、札幌市を初めに立川とか、豊島区でも7月末にございました。すべてがそうだと申し上げませんけれども、私が説明したようなイメージ図の中のどれかの1つでもサービスがあったとしたら、もしや防げていたのかもしれないと思っています。  それはその方のお考えで、私は来てほしくないとか、私は利用したくないという方は、それはそういう主張はあると思いますけれども、いわゆる地域包括の専門家が、やはりほうっておけないという世帯は必ずあると思うんです。ですから、そこで収集する情報については、先ほど申し上げた健康状態とか、生活状況とありましたけれども、専門家が行かなくちゃいけないときは間違いなく行きますが、そこまでいかなくて、ごめんくださいと言って広報をお渡ししてくる、お渡ししてくることで、元気に暮らしていらっしゃるというのを確認できるだけでも、もしかしたら、それはそういうような事態が防げるんじゃないかと思っているんです。  また、このサービスを利用していたとしても、追加で重層的にやる場合があると申し上げました。一番いいのは、毎日だれかが行って、元気ですかとかヘルパーが行くとか、配食のお弁当を届けると、多分いわゆる孤独死、孤立死というのはなくなると思うんですけれども、それは無理ですので、やはり必要に応じてサービスを使っている方に合わせて、専門職の地域包括が今回の事業も入れたほうがいいと判断した方については、御本人の御意向もありますけれども、対象にしたいということでございます。
    ○小林ひろみ委員  私は、この間の我が党の一般質問、渡辺くみ子議員がやりましたけれど、本当に必要だとは思うんです。そういう拒否をしている人とか、本人は必要ないと思っているけれども、実際には見回りが必要な人がいるだろうと。それは専門家の判断です。そして、だったらやはりその専門家の人たちが、今回の場合で言えば、そういう事業を本来的にやるべき地域包括支援センターがみずからやっていく。その部分ね。  百歩譲って、本人が月2回訪問していただくのは結構です、ぜひ来て、ちょっとお話もしてくださいと。そういう意味では、先ほど見守りのツールの1つ、いろんなツールがここにも出ていますけれど、例えば緊急通報システムもちょっと嫌、配食サービスも嫌とか。こういう流れの中で、じゃ、月2回ぐらい来て話してもいいですよと、こういう事業であれば、逆に本人のところに本人の納得の上でやることも可能かなとは考えてはいますけれども、何でこれは委託をしなきゃいけないんでしょうか。 ○星野高齢者福祉課長  各地域包括ができて7年目になりますけれども、やはり結構いろんな重い事案がたくさんございます。毎日、地域包括の専門家が伺って、例えば御飯を持っていくとか、病院に連れて行くとか、最終的には入院をしてもらうとか、この間もありましたけれども、1人の方が困難になったときに、手のかかりようというのはちょっと昔と相当違うことになっているんです。  何を言いたいかと申しますと、地域包括はやはり限られた人数でその地域の5,000人から7,000人の高齢者のケアを行っておりますので、自分たちでやりたいことはやまやまだと思いますけれども、それが必ずしもすべてができないものですから、先ほどツールとおっしゃっていただきましたけれども、いろんなツールを使う中で、普通に生活していることを見守っていくというか支援していくということでございます。  そういう意味では、実際はやりたいですけれども、そういう状況にございませんので、今回、簡単な、お届けものをしてお顔を見てくるということで、委託というふうに考えた次第でございます。 ○小林ひろみ委員  だから、逆に、こういうツールの1つであれば、例えばこちらの専門家が必要と認めた人じゃない人だって、月2回ぐらいぜひ来てくださいという関係であればやってもらえる事業なんですか。 ○星野高齢者福祉課長  申しわけございません。今、ちょっと質問が、済みません。申しわけございません。 ○小林ひろみ委員  だから、そういうツールの1つだとすれば、配食サービスなんかも前は特定高齢者という人だけに一時期絞っちゃって利用者が少なくなったけれど、今は拡大をして、配食サービスは希望すれば、お金はかかるけれども、やってもらえるようになっているじゃないですか。本人たちはやりたいという人がやってもらっているわけなんで、今回の例えばこういう見守り訪問事業、これはスキームとしては地域包括が指定するとなっているんだけれど、高齢者で、家族もいるけれど月2回ぐらい来てもらいたいと思った人が手を挙げたらやってもらえるんですかということ。 ○星野高齢者福祉課長  失礼しました。今想定しているのは、地域包括が指定する、月2回程度伺ったほうがいいという世帯、高齢者でございますけれども、御希望がありましたら、それは対象にしてもいいと思っています。 ○小林ひろみ委員  ただ、逆に、こちらとしてはそういう名簿をつくってやっていくわけで、そうすると、もう1つなんですけれど、委託をするに当たって今回、事業費は都の補助金で区市町村包括補助事業ですが、これは一体どういう事業で、簡単に言うと、ちゃんとずっと出てくれるものなんですか。使えるものなんですか。 ○星野高齢者福祉課長  高齢社会対策区市町村包括補助事業というものでございまして、結構幅広い分野を補助対象にしてございます。先駆的に行っている事業でありますとか、メニューの中から選ぶという選択事業、それから一般事業と分かれておりますけれども、例えばこんな事業というふうに分かれております。そのうちの1つを使うわけでございます。  これは、以前は事業別に相当補助事業も分かれておったわけでございますけれど、その名のとおり、都のほうも包括的な補助ということで、結構区市町村の自由な選択に任せる仕組みをつくったわけでございます。なので、これは続いていってほしいと思いますし、続けるべき補助事業と私は考えてございます。 ○小林ひろみ委員  そういうことではなくて、例えば先駆的な取り組みなんかだと、試行的という感じになっているじゃないですか。この試行的な、新たな課題に取り組むものとか。これについては、そういうことも含めて、例えば3年でやめるような組み合わせとかにはなっていないということですか。 ○星野高齢者福祉課長  失礼しました。今回の事業は一般事業でお願いしてございます。ですから、今、委員がおっしゃいました、一たんやって3年までということはないと考えてございます。 ○小林ひろみ委員  わかりました。それで、これは例えば区が直営でやろうと思ってもお金はもらえるんですか。 ○星野高齢者福祉課長  直営ということは区の職員とか地域包括の職員がということかと思われますけれども、その場合は補助対象にはならないと聞いてございます。 ○小林ひろみ委員  この事業のちょっと問題なのは、私はやはりそこだろうと思うんですね。やはり先ほども言ったように、こういう事業であれば、かなり皆さん簡単に考えるかもしれませんが、やはりセンシティブな情報だろうというふうに思いまして、本来は区としてやっていくべきではないかと思うんです。  それから、例えばちょっと矛盾だなと思うのは、よく似た事業では、見守りと支え合いネットワークというのが、これはみんなボランティアでやられている。それから、民生委員も、正式な報酬というんですか、そういうものはない中で、地域のことをやっておられる。この事業だけはお金がもらえると言うと変なんですけれども、そういう事業になっているんです。この点、一体どのくらいの金額なんでしょう。まずお伺いします。 ○星野高齢者福祉課長  今御指摘の見守りと支え合いネットワーク事業でございますが、こちらも同じ都の補助金が入ってございます。  1軒訪問いただくのに一応310円ぐらいを想定してございます。 ○小林ひろみ委員  310円で2回で大体40軒でしたか。1人。そういうふうになって、大体1万円弱ぐらいと、こういうことなんですよね。  それで、逆に私なんかはちょっと思うのは、今、シルバー人材センターの仕事は少なくなっていますから、そういうところに本当にきちっとした仕事を本当は行政として出すべきだと思うけれど、1万円というのもすごく少ない。生きがいだとおっしゃるかもしれませんが、現実には国民年金しかもらえないで生活の足しにしている人も多い中で、一体この事業がどうなのかという点もあります。  それから、先ほど、見守りネットワークは補助金は出ているとおっしゃっていたんですけれど、やっている方々は、私はお金をもらっていないと思うんですが、どうでしょう。 ○星野高齢者福祉課長  まず、シルバー人材センターの会員の方に行く賃金、その件でございますけれども、今回の事業は、実は3月、春ぐらいから、シルバー人材センターから、こういうことをやってみたい、地域貢献したいというお話がございまして、御案内のとおり、当初予算には載せておりませんでした。ずっといろいろお話し合いをしてきた中で、7月の高松の事件もありまして、ほかにもそういう危機があるであろうということで、今回、補正でお願いしたわけでございます。詰めていく中で、シルバー人材センターの会員の方については、本業としてやるんですけれども、それがまた負担になると大変だろうということで、私どもも本当は毎日行ってほしいですけれども、お金がかかることですし、会員の方にも負担がかかることですので、月2回程度がいいんじゃないかということで、大体つくってきたわけでございます。  その中で、委託料についてもいろいろお話ししているわけでございますけれども、会員の方については、先ほど委員がおっしゃいましたとおり、地域貢献とか生きがい対策とかそういう部分が、定年退職した後に地域に戻ってきて、そんなことをしてみたいんだという方を対象にこの事業についてもらうということで、その程度の金額で詰めさせていただいたものでございます。  それから、見守りと支えあいネットワーク事業については、おっしゃるとおり、協力員の方については無償でございます。 ○小林ひろみ委員  そういう意味でのバランスというか、大体同じようなことをやっているにもかかわらず、お金をもらっている人ともらっていない人がいるという、本当、それでいいのかというのもあるんですね。それもちょっと1点あります。  それで、ちょっとこれは保留にして、あと2点ほど聞かせていただきたいんですが、よろしいでしょうか。この件については終わり。終わりというか、後でやります。 ○堀宏道委員長  小林委員、もう30分近くやっています。 ○小林ひろみ委員  では、あと2点ほどあるんですけれど、これは簡単に。課長のところじゃないところです。  今回、改めて債務負担行為もちょっと気になるものがありまして、それは南池袋公園の自転車置場整備工事委託、4億円です。私は経過を知っておりますが、平成21年、2009年でしたか、南池袋公園の地下に東京電力が変電所をつくるから、そのかわりに、公園を結構きれいに、もとどおりにしますとか、いろいろあったんです。当時、自転車置き場を変更するということでやっておりまして、たしかあの当時は公園課長が結構答えていたと思うんですが、3億円でできる、普通は5億円くらいかかるのが3億円でできると、こういうふうに何度も御答弁をいただいた。つまり、躯体は全部東京電力がつくってくれるというふうに聞いたような気がするんですが、3年たったら4億円になって、またさらにふえるというのはちょっといかがなものかと思ったものですから、この辺を改めて伺いたいと思います。  それから、当時も、当初は自転車置き場と言っていたのが、地元の声とかいろいろあって、駐輪場も置きますという話にもなって、ただ、合計1,500台と、こういう話だったんですが、何か、そろそろ契約関係も出てくるらしいのですが、その辺のところはどうなっているんでしょうか。 ○廣瀬交通対策課長  南池袋公園内の自転車置き場という形で、債務負担を出させていただいております。この内装設備工事は、面積も2,000平米を超えるということで、結構な値段はするんじゃないかとは思っておりますけれども、再度、工事案件を4定に提出させていただく予定になっています。それに向けて精査をしているところでございますので、上限でもかなり今多く見ておりますので、実際には3億円程度での可能性は出ております。  それから、当初、自転車置き場、あるいは撤去した自転車の保管所、どういった形であそこを整備したらいいのかということで、交通対策課としては、駅からちょっと遠いこともありまして、保管所を主体として考えたいということでは当初は考えておりました。しかしながら、委員が今おっしゃいましたとおり、地元の方と協議をしていく中で、地元に貢献する施設にしてほしいという声も大分高うございまして、当面、駐輪場としてスタートさせていただいて、利用状況を見ながら、あいているスペースが出たら保管所としての兼用施設ということも現在は考えているというところでございます。 ○小林ひろみ委員  保管所と駐輪場とどっちが高くつくんですかと言うと変ですけれど、余りラックなんか入れちゃうと置き場としては使いづらくなっちゃうかなとかいろいろ思うんですが、その辺は大丈夫、そごがないようにできるんでしょうか。 ○廣瀬交通対策課長  例えば、共通する部分はかなり多いかと思うんですけれども、今回、機械式のラックということでは考えておりませんので、平面の平置きで、ガードパイプでとめてという形になりますので、そういったところでそんなに大きな違いは出ないと考えております。 ○小林ひろみ委員  わかりました。関連して、池袋東口駅前横自転車駐輪場の整備経費1,500万円。これは、逆に言うと、この間の案件をやってなるほどと思ったところがあるんですが、この数字が契約の金額と違う理由を改めて教えてください。 ○廣瀬交通対策課長  ことし使える予算には、当初予算と昨年からの繰り越しのお金がございます。これに対しまして、先般、審査いただきました契約変更後の金額、さらに区から別発注でラック等の整備費というのを別にとっております。そういったもろもろ、今年度支出予定の額を引いた差額分として足りないものを補正予算として計上させていただいたというところでございます。 ○小林ひろみ委員  わかりました。ただ、これは、この中には本当は、150万円程度ではありますが、向こうの言いなりで高くなっちゃったお金とか完全にありますので、本当はここは三角というかバツに近い部分なんですけれど。  それで、もう一点改めてお伺いしますが、さっき金子財政課長の話を聞いていたら、いつも繰越金はずっと残して4定もやって、場合によっては1定も残して、最後に清算するというふうにしたのを、3定で全部きれいにして、それで残ったのを財調基金に積むという話がありました。  大変だという話がありますが、まず一点ちょっとお伺いするんですが、この間、行財政の委員会でも財調の当初フレームの算定が出て、若干予算よりもへっこみますと。そのときは、全体がどういう税収になるかわからないのでという話がありましたが、現状、今年度の東京都の財調の関係では、どのくらい大丈夫そうなのか、だめそうなのか、改めてお伺いします。 ○金子財政課長  今年度の大半の歳入の見込みという御質問だと思います。行財政でも御説明しましたように、当初算定では割れていると。しかしながら、フレームどおり、東京都の見込みどおりの歳入が来れば、とんとんぐらいにはなるんではないかというお話もさせていただきました。  現状ではどうかということですけれども、なかなか都からの情報が遅い関係がありますが、今来ている情報の限りでは何とかキープできる、つまり予算割れはあっても少ない形でできると期待はしております。ただ、何分にも景気状況でございますので、毎月ごとに来る情報を眺めざるを得ないということで思っております。  一方の区税につきましては、およそ予算は何とかなるのかなということでは見てはおりますけれども、予断を許さないところですので、気を引き締めてやっていきたいと思っています。 ○小林ひろみ委員  衛生費の予防接種なんだけれど、健康、子どもを守るためにはこれは必要だとは思いつつ、やはり単価がすごく高いんですけれど、まず1つ聞きますが、これはやはり仕方がないというか、何でこんなに10倍、前回の10倍になるのかを教えてもらえればと思います。前は飲むのだったんだけれど、接種になったからとか、あるいは新しい薬だとか、いろいろあると思うんですけれど。同時に、先も、ずっとこういうお金が必要になっていくかどうかということも含めてお願いします。 ○田中健康推進課長  今回の不活化ポリオにつきましては、国としても新しいワクチンをなるべく早く導入をしたいということで、相当メーカーにも開発を急がせているような面もあるのかと思います。やはり新しいワクチンをつくり出すということにはそれなりのお金がかかるということか思います。  生ポリオワクチンは、本当にかなり以前から何十年と使われているものですので、そういう意味でも非常に安価になっていたと思われます。今後につきましては、一応4種混合で来年度以降は基本的には続いていくものですので、来年度もこれから新たに生まれてくるお子さんに対して、1人について4回接種をしていくということが続きますので、やはり相当の経費がかかっていくと考えております。 ○小林ひろみ委員  この間、学校医会の先生も、これは国家としてもちゃんとやってもらいたいと、豊島区は金がないそうだからとかとおっしゃっていたんです。そうはいっても、私はこれはちゃんと出すべきだと思いつつ、本当に国としてこれをどうしていくかということでは、さっき、豊島区の場合は財調ぐらいしかないみたいな話だったんだけれど、やはりちゃんと出すべきものは出してもらって、どこでもやってもらえるようにしてもらいたいと思います。国に意見書を上げたっていいんじゃないの、このぐらいちゃんと。自治体だけでやるのは大変ということで。私はそんなふうに思いました。  それで、もう1つ、その関係でいうと、さっき、補正予算は来年まで組まないかのように聞こえちゃったんだけれど、必要なことがあれば財調基金を崩すんですよね。 ○金子財政課長  済みません。その前に中島委員のお答えのときにも言わねばいけなかったことをちょっと失念しておりました。国のほうでは、地方交付税でこれは措置されております。23区はその対象にならないというだけでございまして、国としてはそれなりにすべきことはしているということかと思います。そういうことでございます。  それで、今の御質問でございますけれども、もちろん必要があればそういうことをやっていくのは当然でございます。財源としても、ごらんいただいたような積み立てをしておりますので、財調基金から崩していくと。  これは各区ともいろんなやり方をやっておりますけれども、本区は非常に補正が多い区のようでございますが、だからということでこうしているということではございません。逆に、今、現状のストックがどのぐらいあるのかということをきちっとごらんいただきながら、非常に限られた財源ですけれども、必要なものに使っていただくというふうに考えております。 ○小林ひろみ委員  今のお話を聞きまして、改めて意見というか、いろんな事業がありまして、問題があるのもあります。さっきのJRのものとか、ちょっと問題だなと思う面もありますが、ただ、この見守り事業については、やはり一度個人情報審議会で否決を、是としてもらえなかった事業でありますし、そもそもそうであるなら、補正予算に出す前に、削って出すという内容だろうと思います。ただ、もう議案として上程というと変ですけれど、付託はしていないんだけれども、一応正副幹事長会まで出てしまっておりますし、あそこから取り下げる、変更するというのは結構手続上は大変かなと思います。  そうであるとすれば、やはりこの委員会でこの問題についてどう考えるか、必要ならこれは削除して、そしてまた、場合によっては、審議会で是という意見をいただいてからやるというのも方法だろうと思っております。今、そういうふうに思っておりまして、できればというか、皆さんがどういう御意見かというのもあるんですけれども、私たちとしては、この部分だけの修正を出したいと思っております。 ○堀宏道委員長  今、共産党から、この補正の1項目、見守り訪問事業についての修正案を出したいという旨の発言がございました。  審査が午後から始まって2時間を経過しようとしておりますので、ここで10分程度のトイレ休憩を挟んで委員会を進めてまいりたいと思いますので、よろしいでしょうか。運営について。   「はい」 ○堀宏道委員長  それでは、暫時、総務委員会を休憩とさせていただきまして、再度再開をさせていただきますので、よろしくお願いいたします。   午後3時25分休憩 ───────────────────◇────────────────────   午後3時48分再開 ○堀宏道委員長  それでは、総務委員会を再開させていただきます。  先ほど、共産党の小林ひろみ委員から修正案を提出したい旨の発言がございました。これについて再度御確認いたしますが、小林委員、どのようにいたしますか。 ○小林ひろみ委員  修正案を出したいと思いますので、お願いします。 ○堀宏道委員長  それでは、文書にして御提出願いたいと思いますので、余り時間はとれないと思うんですけれども、暫時休憩とさせていただきたいと存じます。   午後3時49分休憩 ───────────────────◇────────────────────   午後3時50分再開 ○堀宏道委員長  休憩前に引き続き委員会を再開いたします。  小林ひろみ委員から第53号議案についての修正案が提出されましたので、机上に配付してございます。  小林ひろみ委員から説明がございます。 ○小林ひろみ委員  着席のままで大変失礼します。  修正案は、私と儀武さとる委員の2人で提出者とさせていただきました。  それでは、第53号議案に対する修正案について、提出者を代表して御説明申し上げます。  第53号議案、平成24年度豊島区一般会計補正予算(第2号)に対する修正案、上記の修正案を豊島区議会会議規則第69条の規定により提出する。年月日、提出者、総務委員長あてでございます。  第53号議案、平成24年度豊島区一般会計補正予算(第2号)の一部を次のように修正いたします。  第1条第1項中、23億648万5,000円を23億499万7,000円に、1,018億1,550万2,000円を1,018億1,401万4,000円に改める。  そして、第1表中、歳入歳出補正予算を改めることについては、説明については、修正に関する説明書により御説明いたしますので、1枚おめくりいただきたいと思います。  平成24年度豊島区一般会計補正予算(第2号)に対する修正に関する説明書でございます。  まず歳出ですが、3款福祉費、2項高齢者福祉費の補正予算額を148万8,000円減額し、688万3,000円とするものであります。内容といたしましては、1目高齢者福祉総務費における3、見守り訪問事業経費を全額減額するものであります。  以上が歳出の内容であります。  これに充てる歳入につきましては、14款都支出金、2項都補助金、2目福祉費補助金の補正予算額を148万8,000円減額し、335万4,000円とするものであり、内容といたしましては、1、高齢社会対策区市町村包括補助金を全額減額するものであります。  1枚目の修正案に戻っていただきたいと思います。これに伴いまして、歳入歳出補正予算の補正予算額は23億499万7,000円、合計は1,018億1,401万4,000円となるものでございます。  今の内容はこの補正予算の、私もこれで勉強いたしましたが、7ページ、それから7ページから10ページまでのところが議案の内容でございまして、それをこのように修正するという形でございます。  私ども日本共産党は、この間の総務委員会の質疑におきまして、1つとして、やはり個人情報審議会、ここでこの事業が是とされなかったことについてやはり尊重すべきだということでございます。その中でもいろいろ議論になりましたが、事業内容、個人情報の保護、委託、こういう点が議論になったんですけれども、その事業内容について、特に民生委員の皆さんからの疑問、民生委員からの疑問に本当に答えられているかどうか、このことについては審査の中で明らかになりましたように、正式には9日以降にならなければわからない、今の現状ではわかっていないということであります。  それから、個人情報保護の関係でいえば、今回の事業が対象者本人の承諾を得て集める情報ではないということから、相当慎重な扱いが必要だということであり、かつ、そういうものであればあるほど委託をすべきではないというのが私どもの考え方でございます。  以上のことから、今回、この見守り訪問事業については、まず今回の補正予算からは削除するということが妥当だと考えて提案したものでございます。  以上でございます。よろしく御審査のほどお願い申し上げます。 ○堀宏道委員長  説明が終わりました。質疑を行います。 ○藤本きんじ委員  個人情報保護審議会のことで伺います。2枚目に見守り訪問チェック票というのがあって、横線で消してあるものは前回の個人情報保護審議会で情報提供をしたいということで行政側から諮問した部分だと思うんですけれど、この線が引いてある部分以外、氏名、住所、生年月日、性別、これだけであれば、個人情報保護審議会には既に同様の案件でこういう情報提供がされていれば諮問はしなくていいというふうになっているんじゃないかと思うんですけれど、この①から④、氏名から性別までで個人情報保護審議会の承認が必要なのかどうかということと、あと、下のほうに健康状態、同居者の健康状態、生活状況は、これも横棒が引いてありますから、もう提供しないということなんですけれど、訪問日、在宅、留守、通信欄の部分ということになるわけですよね。そうすると、これは改めてまた個人情報保護審議会の承認が必要なものなんでしょうか。 ○天貝総務課長  御指摘の氏名、住所、生年月日、性別等につきましては、御指摘のとおり、この保護審議会の一括承認基準に当てはめれば、これは改めてとる必要はないというふうに考えているわけですけれども、ただ、前回の審議会で否という形になったものを尊重した上で、また内容を変えていく上ではやはりもう一回やっておくという会長の御判断がありました。  本来であれば、おっしゃるとおり一括承認基準に合致して、この程度の個人情報であれば、改めてやる必要はないということもあるんですが、前回の事業の内容について、委員の方々が、個人情報の提供に対しての中身よりも、前段の事業そのものについての疑問点が噴出してしまったということにおきましては、会長のほうも、やはりこういった審議会をもう一回開いて理解をしていったほうがいいんじゃないかというような御判断がございました。 ○藤本きんじ委員  私も以前、個人情報保護審議会に所属していたときがあるんですれけれど、会長が議論を引っ張っちゃうきらい、今回がそうとは言っていませんけれど、引っ張ってしまって、中身がもう何か議会のようになってしまって。個人情報保護審議会というのは個人情報の提供が適正になされるか、そうでないのかということを審議していただかなければいけないところを、事業自体がいいのか悪いのかみたいなことになってしまうケースが私も委員のときにもあって、こういう、同じように否決されたような案件もありました。  ただ、事業自体のよしあしというのはやはり議会で決めるべきであって、個人情報保護審議会は、前回の部分でいえば、健康状態や、同居者の健康状態まではどうなんだ、こういう情報の提供のあり方はおかしいんではないかということであればね、私はそれは尊重すべきだと思いますけれど、その中身、この事業自体は、私は100%というか、その事業自体もまだまだ精査していくところは残っていると思います。  先ほど来いろんなお話が出ていると思いますけれど、もう少しやはり重複的にいろんな部署が訪問して、何層にも重ねて安全面を確保するということは確かに必要だと思います。もう少し全体の効率化を図る余地は残っているというふうにも思います。そこに行き着くまでの過程として。今回の見守りの事業というのは、やはりその辺をしっかりと豊島区なりの地域に合った高齢者の見守りができるようになっていくための過程だと思っていますので、今回の事業についてはやはりやっていくべきだと思います。  それで、その中で、今これを外すという修正案が出てきたわけですけれど、実際、個人情報保護審議会について、今、天貝課長からもお話がありましたけれど、本来一括で、もう既に諮らなくてもいいものを、現実的には前回との整合性もあるので、報告も兼ねて審議会を開いて、もう一度審査をするということで、それはそれで丁寧にやっていただくという意味では必要だと思います。ただ、事業の中身をまたもう一回精査するようなことになってしまっては、審議会としての役割が違うところにいってしまう懸念を持っていますけれど、その辺は大丈夫なんでしょうか。 ○齋藤総務部長  こうした審議会でございますので、審議のやりとりが今非常に広範囲に及ぶということもあり得ると考えております。会長御自身も、これは個人情報の保護審議会の果たすべき役割というものを常に各委員に投げかけていらっしゃいまして、決して事業を判断する、是非を判断するような場ではないというようなことを、審議の途中途中でもおっしゃっていただいているということから、我々事務局といたしましても、そうした審議をお願いするような資料、あるいは御提案ということに心がけてまいりたいと考えております。 ○藤本きんじ委員  もう1つ確認させていただきますが、今回、補正予算が仮に原案が通ったとして、また、個人情報保護審議会で万が一反対意見が多かった、決をとるのかどうかも含めてですけれど、まず決をとるのかどうかということと、例えば決をとって否決が多くても、これは一括審査事項なんで、本来、諮問しなくても通っているものなんですよという説明でこの補正予算が執行されるのか、その2点を確認させていただいきたい。 ○齋藤総務部長  今回は、この事業は委託によるということと、収集する情報が本人の御同意がないという状況もあって、ぴったりそのまま過去の一括承認基準に当てはまるかどうか。これは一般論から言うと、先ほど課長が申し上げたように、この程度の情報を外部提供するということであれば基準があるんですけれども、そうした事業内容でございますので、そうした点も含めて会長に相談して、前回の経過もございますから、もう一度ということで再諮問させていただくということでございます。事業の骨格は今回変えてないわけでございまして、この事業は実施をし、委託によって行うという骨格は変えてございません。  ただ、ごらんいただいたように、情報を変えて、非常にセンシティブな情報であるにもかかわらず、前回は非常に漠としているという御判断も会長からいただいておりますし、委員からもそうした意見が寄せられましたので、できるだけそうしたものをなくせるように資料も整備をし、また審議会にお出しする資料も再度検討させていただいて、その原案を実は会長のところに、事前に取り扱いも含めて御相談に上がりました。9月の24日でございます。仮の話ということでございますけれども、そのときの会長の御判断では、前回の審議会で出していただいた各委員からの疑問に、これであれば十分お答えできますねと会長も見通しを示していただきましたので、これは是という御答申がいただけるものと考えております。
    ○藤本きんじ委員  私が聞いたのはまず2点。決をとるのかどうかということと、あとは、仮に否決となっても予算は執行できるのかという2点なんですけれど。 ○齋藤総務部長  失礼いたしました。通例であれば、これはいつも採決をお願いして、運営で採決をとっていらっしゃいますので、採決はされると考えております。  否になった場合にこの事業が執行できるかどうかは、当日の審議内容等にもかんがみなければいけませんけれども、一応審議会の御意見というのは尊重するというふうな規定が置かれてございますので、十分尊重できるような対応にしなければならないと考えております。 ○藤本きんじ委員  尊重するということは、今、部長のお話では、会長には理解は得ているということですけれど、委員がどういう態度に出るかはやはり今の段階ではちょっとわからないわけですよね。そうすると、また確認なんですけれど、私はこの見守り訪問事業については会派としてもやっていくべきだろうという判断は持っています。ただ、個人情報保護審議会がもしかしたら賛否が分かれる可能性はまだあるわけです。議案を通してから個人情報保護審議会にかかるということは、別に手順としてはこれは間違っているわけではないんですよね。 ○金子財政課長  自治法に基づいて予算を調整し、提出させていただいております。その中には、いわゆるこういう関係の審議会等々の前置主義といいますか、そういうものを通さないと予算を出せないとか、あるいは可決できないとかいうことは一切ございません。  先ほどの御質問に若干触れさせていただきますと、執行段階については、予算の可決後も、多分この件に限らず、例えば、何かを建てるというときに周辺の方々の反対があったり、そういうものが予想に反して大きかったりした場合には、当然そこは修正がかかったり、恐らくは先ほどお話のとおりでして、今回のこういう委員会、議会において、事業のあり方についても御審議いただいているわけで、我々のほうがお出ししたアイデアも100%それでいいということでは必ずしもないと思います。執行に当たってはこういうことに気をつけなさいということはいろんな事項について言われているわけでして、そういうものを勘案しながら慎重にやっていくということであります。審議会を通していくと、それももちろん今説明があったとおりでございますけれども、いろんな場合がありますが、それらを反映した形で執行していくしかないと思っています。 ○藤本きんじ委員  手順としては、本来は、個人情報保護審議会の審議を経た上で議案を通していくということが普通、望まれるべき姿だと思いますけれど、今回のケースはそういう面では少し紆余曲折もありましたし、ただ、議会の意思としては、この事業はぜひやりたいという判断、議会のといいますか、会派としてはこの事業をぜひやりたいと。その上で個人情報保護審議会の皆さんにも、先ほどなりの修正を加えていただいた上で、また御審議をいただいて、議案は通っている案件という上で、しっかり個人情報のあり方について審査をしていただきたいと思っております。私どもの会派としては、日本共産党から出ました修正案に対しては反対をいたしまして、原案を可決に賛成をさせていただきたいと思います。 ○竹下ひろみ委員  この見守り訪問事業についてはるる各会派からも意見を聞きました。全部ではありませんけれども、自民党としても、いい事業であると思っております。  ただ、最初にこの議案が補正予算にのってくるということで、そもそも私が個人情報保護審議会の中でこれが否とされたという事実を知ったのが正副幹事長会の中で、たまたま私は幹事長で出ていたんですけれども、共産党の幹事長のほうから、こういうものが出ているけれども、否としたものをのせていいのというところからわかったわけです。まずそこも私は、段取りというか、いろいろな時間的なものもあったでしょうけれども、それを後で知るということも問題があったのではないかと思っています。  会派に戻って、個人情報の委員に聞いたら、いや実はそうなんだというお話で、今回この事業についての説明は議会についてはちょっと遅かったとも思っているんです。でも、いろいろお話を聞いている中で、高齢化率、豊島区も22%に届こうとしている中で、5万人以上の高齢者がいると言われている中で、少しでも高齢者の施策を充実させていこうという、いい事業だというふうにも思っております。民生委員の方の日ごろの負担を少しでも軽くしようという、そういうお気持ちの中で、どうにかみんなでいろんな手当てをしながら高齢者を見守っていこうという事業の1つだと思っていますので、ぜひこれは進めていきたいと思っておりますけれども。ボタンのかけ違いだと思うんです。民生委員の方たちも、個人保護情報の審議の方たちも、これを全くだめというふうには思ってないと思うんです。ただ、相談がなかったとか、前もってこれはどうなんだろうかという意見をちょっと聞いてもらいたかったというお気持ちもあったのではないかなと思いますけれども、その辺の段取りについては行政としてはどのようにお考えでしょうか。 ○齋藤総務部長  まず、前段のところでございますが、御説明が十分できなくて、議会の先生方には大変申しわけない。審議会は、18日の夜間に開催されまして、今、委員から御指摘の意見をちょうだいしたのが20日の幹事長会であったろうと思います。そのときに、今申し上げた、会長のところにその次の週にお伺いして、対応等がまだ十分図れていなかったものですから、御説明が後手になってしまったということについては大変申しわけなく存じます。  また、これは所管課長おりますけれども、審議会の中でも後段の民生委員との事前の調整等についても、これは十分ではなかったということで、委員の方から御意見がございました。そうしたことが、全体の中でのこの事業の位置づけがわからないという御意見が相当程度ございまして、そうした点でも、事前の関係機関、団体への説明が十分ではなかったということで、これは十分反省をしておるところでございます。 ○竹下ひろみ委員  先ほど、10月9日に民生委員の方たちに説明の会を開くということですので、ぜひそこで。皆さんこれをだめというふうには絶対に思っていないと思います。  この間の、先日の80周年のセーフコミュニティの佐々先生の講演の中でも、阪神・淡路大震災のときにだれが一番助けてくれた、近くにいた人、近所の人、それと家族だったと、そういう話を聞いたときに、家族がいない人もいますし、近所づき合いがなかなか苦手な人もいるかもしれません。そういった中で、豊島区ではそういう人を取りこぼさないでいこうという意気込みの高齢者施策だと思っていますので、ぜひ私は早くこの事業を進めていくべきではないかと思っています。  そういった、包括のほうで7年たって、なかなか人数も限られている中で手が回らない、そういうところを委託で400人程度に対して今回はやっていくということですけれど、400という数字は私は余り多いとは思わないんですけれども、その辺はどんなふうにお考えでしょうか。 ○星野高齢者福祉課長  この事業の対象者というのは400では多分足らないと思っています。一応今年度については12月からお願いしたいと思ってございますので、この4カ月を50世帯ずつ8包括で400。予算とか補助金との関係もございすので、また来年度につきましては、ことしの検証を踏まえながら、来年度はまた拡大についても考えてまいります。 ○竹下ひろみ委員  そういった中でちょっと確認なんですが、先ほどのこの見守り訪問チェック票を見ましたけれども、横棒を引いてあるのは、今回、最初の個人情報保護審議会ではこの横棒はなかったんでしょうか。それとも、何かそういういろんないきさつの中で横棒が入ったものを今度の個人情報の審議会にかけていくのか、ちょっと確認させてください。 ○星野高齢者福祉課長  個人情報保護審議会の資料については、提供する情報とか収集する情報を、項目を載せておった次第でございます。この見守り訪問チェック票のうち、例えば、提供するほうは①番から⑨番の項目だけなんです。収集するほうも、健康状態、同居者の健康状態、生活状況という項目だけでございまして、右側の、例えば健康だとか、普通だとか、やや不調という、こういうところを載せてございませんでした。  私の説明不足もございまして、この健康状態等が、いわゆる随分センシティブ情報を提供したり、収集するんじゃないかという御議論もございましたので、今回わかりやすく、このようなことを考えておって、こういうふうに修正したいと思っています。 ○竹下ひろみ委員  個人情報の件についてはいろいろな意見があると思いますけれども、今この時代になって高齢化が随分進んでいって、私は、ある意味、個人情報を守る、プライバシーは守るべきだと思いますけれども、隠すというんでしょうか、それを見ないふりするという、ちょっと言葉が見当たりません。私はしっかり、チェック票をもっとやってもいいと思うんです。それはいろんな方がいます。会いたくないという人もいる。それは別として、本当に高齢者を守っていくんだという意味では、個人情報はそんなにひとり歩きしない程度のものであるならば、私は、しっかりと地域の人、それから見守る人が守りながら知ることも、それが継続して人を守っていく、人の命を守っていく一歩なのではないかと思っています。世帯がどうであるかということは、やはり委託するんであれば、高齢者の人はわからないですよね。訪問に来て、この人はどこまでの権限を持っているのか、民生委員とどう違うのか、包括の人とどう違うのかということは、見守られる高齢者、訪問してもらっている人にとっては、そんなに関係ないと言ったらおかしいですけれど、みんな一緒なんですよね。  ただ来てくださる、見守ってくださるという、そのことが大事なのであって、私は、ある意味区別というか、そういうことをしていくこともいかがなものかと今思っている状況です。委託先の件については、民生委員の方の協力や研修、いろいろなノウハウを民生委員の方は持っていらっしゃいますので、その経験を委託先の、今度見守る事業に参加してくださる方にぜひ受け継いでもらえるような、そういう事業にしていただいて、みんなでこの地域を守っていく、豊島区の高齢者を守っていくんだということを統一させていっていただきたいと思っているので、ぜひこれは始めていただきたい大切な事業だと思っています。  さっき、藤本委員からもお話がございましたように、個人情報保護審議会は、事業の内容について、特に、いいとか悪いとかという審議会ではないと私は理解しております。個人情報保護を適切に、これは使えるのかということを審議していく中では大切に審議会のところで認めていっていただかなければいけませんけれども、それがだめだからといって、この事業を全部だめなのかということには私はつながらないと思います。資料の提供であるとか、先ほど申しましたように、民生委員の方、会長、委員に詳しく説明をする。このことを教訓に、失敗と思わないで、こういうこともあったけれども、これからは審議会を開くとき、こういう会議を開くときに、どういうことをしていったらいいのか、十分に今回のことを踏まえて、生かしていけるようにしていただきたい。この事業だけじゃなくて、最近いろんなことがありますので、職員の方、皆さんお忙しくて大変だと思いますけれども、その辺の丁寧な取り扱い、丁寧な説明もしっかりと踏まえていっていただきたいと思っております。自民党といたしましては、共産党が出しました修正案には賛成はできません。  この事業について、それと、ほかの一般会計につきましても、総点検という中で、今大変だというお話も伺っています。私の一般質問の中でも総点検でいろいろやりくりしているけれども、7割くらいしか総点検の中でお金も生み出していかない。でも、必要なものはちゃんと補正予算を組んでやっていくという区の姿勢、それは私はしっかりと大事にしていかなければいけないと思っています。ぜひこれはきょう可決していただいて、12月の事業の開始に間に合うように御努力いただきたいと思っておりますけれども、もう一度御答弁いただいて。 ○高野区長  いろいろ御議論いただきまして、今回、経過等を含めて、当方としても、大変いい事業だからとこれを進めさせていただいた中で、十分な御説明等々が欠けていた点、あるいは個人情報審議会等々での御論議も十分お聞きしました。  今回は高齢化が進む中で、少しでも孤独を、あるいは地域とのつながりを持つというような形で、東京都がこういう補助事業を出してきたものですから、我々としても、こういう機会を大いに利用しようというような、そんな気持ちも強かったのではないかと思っております。また、これですべてができるんじゃなくて、本当にわずかな形で、私はこれは1つのきっかけだと思っているんです。この事業がよりよい、いい事業であるならば、何も補助金だけじゃなくて、区としても独自にこういったものを今後考えていく、そういうようなことにもつながっていくのではないか、そんな思いをしております。  ただ、今回のいきさつ一連については我々も十分に反省をして、ただいい事業だから、これならいいんだということではなくて、これらを十分に御理解いただけるような形で進めていかなきゃいけない。改めて我々もこれらについても、今後の大きな糧としてこれを生かしていくような形でぜひ進めていきたいと思っております。 ○中島義春委員  今、区長のほうから答弁もいただいて話しづらい部分はあるんですけれども、この審議会が9月18日、個人情報審議会が行われて、それで、私どものほうの会派からも委員として出させていただいて、この見守り事業に関しては非常にいい事業ということです。先ほど説明がありましたけれども、この間の高松の件や、やはり豊島区に限らず、全国至るところで孤独死とか、そういう事件、事故が多いということです。豊島区内にもあったということで、とにかくこういう見守り事業を一刻も早く進めたいという、そういう思いの中でこういうものが計画されたと思うんです。  ただ、先ほど藤本委員からも質問がありましたけれども、やはり一刻も早くという思いと同時に、ある程度、これは基本的なことかもわかりませんけれども、やはり今回議案としてかけられて、補正予算で組まれているわけですから、予算が決定した段階で、事業としての個人情報にかかわる部分で審議会に諮らなきゃいけないということがあれば、段取りとしてはそういう段取りもあったんじゃないのかと思っているんです。その辺の考えはどうなんですかね。 ○天貝総務課長  予算の議決後に、該当事業の個人情報があれば、審議をかけてから実施というお話でございますけれども、補正でなくて翌年の4月から新規事業等で実施するものについては、当初予算では3月の議決があって、同時並行で通常やっております。どの自治体もそうなんですけれども、大体12月から2月までの間で審議会を通して、それを踏まえて議決という形になっていますので、それは前後という形では取り決めはございませんが、通常ですと、議決といいますか、予算審議と並行して、ある程度来年の事業が固まった段階で審議会を通してという形で進んでおります。通常はそういう形でございます。 ○中島義春委員  わかりました。これはイレギュラーでの、通常のやり方でもあるんだというのは確認できましたけれども、かといって、個人情報のほうで、先ほど来皆さんのほうからも話がありましたれども、審議会では是とされなかった。これは本当に尊重すべきものではあるとは思うんですけれども、逆に、また議会としてはそれに縛られることはなくて、議会独自の判断というのはやはり必要になってくると思います。  それで、私どもとしては、この見守り事業に関しては本当に賛成したいと思うんですね。ただ、どうしても、先ほど区長の答弁もあり、申しわけない、ちょっといいづらいんですけれども、やはり今までの流れの中では段取りが悪かったんじゃないかと思っているんです。  それで、先ほど来、今度、10月9日に民生委員に説明される。そこでしっかりと民生委員に御理解していただいて、10月16日に個人情報審議会が行われる。この議会中という中であるんで、これが議会から外れた中でやっちゃうとまたあれですけれども、たまたま議会中にあるんであれば、一方で、個人情報審議会の1つの方向性みたいなのはやはり確認した上で、この件に関する議会としての採決を行っていってもいいんじゃないのかなという思いは持っているんです。  それだけ、行政の皆さんもある意味で個人情報、先ほど、一括承認事項であるんであえてかけなくてもいいけれども、今までのいきさつの中でやはり個人情報審議会をもう一回開く。それも議会中に開くというところまで段取りを組んでやっているのであれば、審議会の状況を確認した上で採決を諮られてもいいんじゃないのか、私はそういう思いなんですよ。それが、今までは段取りをちょっと手違えの部分があるので、それを修正する意味では、やはりしっかりとした、丁寧な対応をやったほうがいいのではないかなというふうに思っております。  それで、先ほど共産党の出された修正案なんですけれども、これに関しては、基本的にはこの見守り事業というのはやはり必要だというふうな認識ですので、それを今回外すということですので、それには賛成はできないんですけれども、そういう意味では、私どもは継続ができないのか、運営によりますけれども、予備日なんかを利用しながら、もう一回採決を諮る機会を得ていただければというふうに思っております。きょうのところは当然として継続でと思っております。 ○堀宏道委員長  今、継続という御意見が出たんですけれども、とりあえずもう一方、会派ありますので。 ○古坊知生委員  どうも皆様方のお話、質疑を聞いておりますと、個人情報保護という観点の質疑と事業のよしあしの質疑が何かごっちゃになっているような感じがして、ちょっとはっきりさせたいんですけれども。  いずれにいたしましても、先ほど個人情報保護審議会の話が出ておりました。私どもは会派から代表者が出ておりませんので、お話を聞きながら、推察しながら考えるしかないという状況ですけれども、いずれにいたしましても、その審議会の中で、今お話を聞いておりますと、会派の意思といたしましては、事業のよしあしについても賛否は分かれているというふうなことでした。それと、多分、個人情報保護審議会においてもその辺で賛否が分かれていたのかなと。  私がお聞きしたいのは、個人情報保護審議会で委員になっている民間の方、こちらの方々は一応そのときは全員反対されたというふうな認識でよろしいんですか。 ○天貝総務課長  当日、14名の委員の中で12人が出席。区民委員が7人いるんですけれども、欠席が2人ございました中で、反対でございます。 ○古坊知生委員  そうしますと、その民間の委員の中には民生・児童委員をされている方の代表者も入っておられるんですよね。 ○天貝総務課長  ええ、そのとおりです。 ○古坊知生委員  結局、その民間の委員の方々の中で、個人情報保護という観点からは否決といいますか、反対をされた。事業のよしあしに関してはお認めいただいているという御発言があったんですけれど、そこはそのとおりでよろしいんですか。 ○齋藤総務部長  会長からも、見守り訪問事業それ自体は、今あるものより一歩進んで前に行こうという区の姿勢は皆さんよいものと受け取られているというおまとめをしていただきましたので、こういうことで皆さん御認識だと理解しております。 ○古坊知生委員  そうしますと、見守り訪問チェック票というのを資料として出していただいています。棒線が引いてあるところ、今回そちらのほうを消して提出して、今度の審議会にまた諮るということなんですけれども、先ほど総務部長のお話にありました、審議会の会長には、これだったら御理解いただけるんじゃないかという旨のお話をいただいていたということであります。  私は個人的に、確かにそういう審議会での否決という形が出たので、それにかんがみてこのような形でほとんどといいますか、消して、無難な形にされたというお気持ちはわかるんですけれども、先ほどの話でも、これだったら個人情報になるのかなというくらいのものかなというお話がありました。  通信欄のところで、これは例として広報としまを手渡したと書いてあるんですけれども、ここに、例えば、ちょっとお風邪を引いているような感じだとか、そういうメモ書き程度なことを書いても全然構わないんですよね。 ○星野高齢者福祉課長  訪問された方が感じたことをお書きになるのは、それはもうお任せするということでございます。 ○古坊知生委員  ですから、それぐらいないと逆に意味が果たせないという、逆に心配になったという感じもいたしました。  いずれにいたしましても、この見守り訪問は、いろんなお話を聞いて、いろんな方面から多角的に、ある意味重なるぐらいに高齢者の見守りをされるということ、そういう観点も必要と思いますし、また先ほど藤本委員のほうからもありましたけれども、もっと効率的に行えるんじゃないか、そういう視点も必要かなというふうに思ったりもしますし、なかなか難しいところはあります。  いずれにいたしましても、この見守り訪問活動は、おれなんかほうっておいてくれというような方もいらっしゃるようですが、そうはいっても、そのままにしておいて、もしも孤独死だとか、そういうような事件がもし出てしまったら、区、行政としても非常に責任ということもありますから、この見守り訪問のこの活動はやはり必要なのかなという思いで私どもも感じております。  具体的な方法として、シルバー人材センターということなんですけれども、であるならば、個人情報保護という観点でこれをある意味で御指導していく、チェックしていくというふうなことになるんですよね。 ○星野高齢者福祉課長  この従事者は16名ぐらいを予定してございますけれども、これに従事する方をシルバー人材センターで選定していただくわけでございます。その際には、個人情報保護に関する意識の高さでありますとか、実際に訪問するので、人当たりがいい人というんでしょうか、そういう面も考えて人選をするというふうに聞いてございます。それから、先ほど申し上げました民生委員の皆様から留意点のレクチャーを受けたり、区ももちろん研修は行いたいと思います。 ○古坊知生委員  ですから、そうやって研修をされるということは、またそこからのスタートということになる。一方で、同じような見守り活動をしながら、団体のほうには補助金が来ているかもしれないんですけれども、会員の方はボランティアでされている団体もあると、先ほど審議の中でありました。  そういったところの整合性というものもどう考えるのかというところもございます。私はシルバー人材センターのお力を否定するわけではありませんけれども、そういった若干気になるところもあります。そこについてちょっと最後お聞かせいただければ。 ○星野高齢者福祉課長  このイメージ図のとおり、いろんなことをやっています。今、委員がおっしゃったように、無報酬で協力員として民生委員さんがボランティアでやっていただいているものもあります。例えば、高齢者クラブも完全に無報酬だと思います。  いろいろやっておりますけれども、やはりもう1つつくるというところでは、また1つ無報酬の何か事業を考えるというのもあるやもしれません。今回やりたいというシルバー人材センターの意向もございますし、私どももこれはぜひやりたいと考えてございますので、このような形で事業をつくったわけでございます。 ○古坊知生委員  済みません、補足的にまたいろいろと聞かせていただきました。  結論から申し上げますと、個人情報保護審議会の中で否決された中ではありますけれども、私はやはり個人情報保護という観点からちょっと詰めが甘かったのかなというふうな印象を持っております。そこは区としましても反省点としてとらえて、今こうやって修正案を出しておられますから、こういう形で次の審議会に通していただけるようにしっかり御説明をしていただけたらというふうに思います。そもそもこの見守り訪問活動の必要性ということについては多くの方々に御理解いただいているという観点から、やはり今度のこの事業をのせてある補正予算案について、私は賛同していかなければならないと思っておりまして、日本共産党から出された修正案には反対をし、この議案には賛成をしたいと思います。  以上です。 ○竹下ひろみ委員  確認させていただきたいんですが、先ほど公明党から継続という、個人情報保護審議会の結果を見てというお話がございました。その前には共産党から修正案が出されたわけですけれども、いろいろお話を伺っている中で、共産党は委託のこと、民生委員のこと、個人情報審議会の件の3つの疑問がある中で今回この修正案を出されたと思うんです。例えば、個人情報審議会の結果を見て、それがいいよと、この事業をやっていいですよという結果になれば、どうでしょうか、それであるならば待てるのかなみたいなところがあったので、ちょっと確認です。  できたら、いい事業なのでというふうな、いろいろありますけれども、共産党はどんなお考えなのかなと思って、ちょっと確認をさせていただければと思いました。 ○小林ひろみ委員  大変難しい質問でございまして、今回はたまたまかもしれませんが、やはり個人情報審議会にかけたときに、結果として、事前にそこが是ではないということが明確になってしまったというのが、やはり修正案を出した一番大きい理由であります。  だけど、そこが通れば、この事業に賛成できるかと言えば、ちょっと微妙なところがあります。その審議会の中でどのような議論がされるかわかりませんが、先ほど皆さんの中で、この4情報ぐらいだったらいいじゃないかみたいな話がありましたが、ただ、先ほど部長から話があったように、実は4情報だけではなくて、今回は、本人が希望しない場合にも行くという、そういう部分があります。そういう意味では、先ほど言った、本人が来てくださいと言って来てもらう事業だけではない部分が多分にあるということで、そういう情報管理は一体どうするんだというのは、ちょっと議論が必要ではないかというふうに思っております。  それからもう1つは、そういう面での委託ということはなじまないんじゃないかということがございましたので、そういう意味では、その辺のところで御判断いただければと思います。言いづらいんですけれど、本当は賛同いただきたいんですけれど。 ○堀宏道委員長  それでは、第53号議案に対しての修正案、共産党から出ましたものについて採決を行わせていただきたいと存じます。  第53号議案、平成24年度豊島区一般会計補正予算(第2号)に対する修正案に賛成の方は挙手を願います。  〔賛成者挙手〕 ○堀宏道委員長  挙手少数と認めます。  よって、第53号議案の修正案は否決をすべきものと決定をいたしました。 ○小林ひろみ委員  ただいま、我が会派の修正案に皆さん御論議をいただきましてありがとうございました。  残念ながら否決はされたわけではありますが、先ほども申し上げたとおり、やはりここの事業そのものについては問題はある。ただ、皆さんから出ていたように、今の情勢の中でやはり本人が拒否しているような場合であっても、何らかの手だてが必要だろうというのは、これは私どもも思っている、同感というかね、そこについて否定をしているわけではありませんが、それをどういうふうにやっていくかという点で、やはり個人情報の点とか、特に本人の情報の点で慎重に議論しながらやっていく必要があるということでございます。  それで、今回これは否決されましたが、全体としての意見はまだ申し上げておりません、補正予算全体の。それで、これは事業として削ってしまいたいぐらい問題があるというのが1点と、先ほど質問しました1,500万円の東池袋駅前公園の自転車の駐輪場の工事等、問題点は幾つかあるとは思いますが、全体、総額から考えたときに、必要な事業も幾つもあります。障害者の自立支援の問題とか、私立保育園の建てかえの補助とか、こういうものは評価をしておりますので、全体としては補正予算には賛成をいたします。 ○堀宏道委員長  それでは、第53号議案について、本日のところ継続とすることに賛成の方は挙手を願います。  〔賛成者挙手〕 ○堀宏道委員長  挙手少数ですので、改めてお諮りをいたします。 ○中島義春委員  これから決をとるということで、私どもはこの見守り事業に関しては本当に必要な事業ということは再三言っております。ただ、先ほど来、丁寧にやるべきだという趣旨のもとで、きょうのところは継続というふうに言ったんです。これに対しては賛成をさせていただきたいと思います。 ○堀宏道委員長  それでは、改めてお諮りをいたします。  それでは、第53号議案について、原案を可決すべきものと決定することに御異議ございませんか。   「異義なし」 ○堀宏道委員長  御異議なしと認めます。  よって、第53号議案は原案を可決すべきものと決定いたしました。 ───────────────────◇──────────────────── ○堀宏道委員長  済みません、皆様方の御協力でここまで進めさせていただきました。残すは報告事項のみとなってございますけれども、できましたならばおつき合いいただいて、きょうじゅうに上げさせていただきたいと思いますけれども、いかがでしょうか。   「異義なし」 ○堀宏道委員長  よろしいですか。 ───────────────────◇──────────────────── ○堀宏道委員長  それでは、報告事項に入ります。  最初に、公開事業評価の実施結果について理事者から説明がございます。 ○田中行政経営課長  それでは、7月末に実施をいたしました公開事業評価につきまして、本区初めての取り組みということもございますので、この場をおかりして結果を御報告申し上げます。  資料のお取り出しをお願い申し上げます。  なお、本日は取り組み自体の結果と今後の取り扱いを中心に、3枚物、概要の資料に基づきまして御説明を申し上げます。  それでは、平成24年度公開事業評価の実施結果の概要版をお取り出しいただきたいと思います。  まずは、1番としまして実施概要を改めて記載いたしました。目的は、事業の現状と課題を区民の皆様に知っていただくとともに、事業内容や事業手法の改善を図る機会とするものでございます。  開催の日時でございますけれども、記載のとおり、7月末の日曜日1日、評価時間は1コマ60分といたしました。会場につきましては豊島清掃事務所、こちら2会場に分けて実施をしております。  4番のテーマでございます。区民の皆様に親しみのある公共施設の運営といたしました。  対象施設は無作為抽出の方法で、区民の皆様1,000人の方にアンケートを実施いたしまして、その結果をもとに選定をしております。  なお、評価のポイントにつきましては、各施設が効果的、効率的に運営されているかということでございます。  続きまして、(5)の評価者でございます。この4月に政策や事業に対し、専門的見地からの意見をいただくために政策評価委員会というのを設けました。こちらの外部委員の方6名、それに本区と交流のある自治体の職員4名、合計10名ということで評価の体制を組んでおります。  なお、政策評価委員会の概要と当日の委員名簿につきましては5ページに記載しておりますので、後ほどごらんいただきたいと存じます。  続いて、2番の参加者でございます。今回、評価委員と区の職員の議論をお聞きいただいた上で、評価を行う区民の方々を無作為抽出で募集をいたしました。当日参加いただきました区民評価人は31名、傍聴者の方は48名という結果でございます。
     続きまして、3番のアンケート結果です。当日の評価終了後、今回の取り組みについてのアンケートを実施いたしました。主な項目4点を本日御紹介申し上げます。  まず1番、全体の内容についてどうだったかという項目でございますけれども、区民評価人の方が9割、傍聴者の方が8割、よかったという評価をいただいております。  (2)の評価委員の議論、評価委員と区の職員の議論がわかりやすかったかということにつきましては、わかりやすいが約半数、普通という方が約半数という結果でございます。  (3)1事業当たりの評価時間です。今回は60分という評価時間でございますけれども、こちらにつきましては、適当という方が約3分の2、短いという方が約3分の1ということでございます。今回の公共施設、さまざまな側面ありますので、60分という時間は短かったというような意見もいただいております。  (4)の今後の公開事業評価の実施、継続実施すべきかということにつきましては、ほぼすべての方が継続実施をすべきというような御意見でございました。  恐れ入ります、2ページをお開きください。主な意見、感想です。アンケートの中で今回の取り組み全体に関しましていただいた主な意見を記載いたしました。  区民評価人の方、まず肯定的な評価としましては、勉強になった、参加してよかった、区の現状と課題がわかった、区民として参加する意義がある。また、今回無作為抽出で募集をいたしましたので、無作為なので来年は来られないかもしれませんけれども、引き続きやりたいという方もいらっしゃいました。また、今回の評価に先立ちまして、評価の方法や事業の内容について御理解いただくために事前研修を実施しましたので、そういうものがあって評価しやすかったという意見をいただいております。  また一方で、否定的な意見や課題もいただいておりまして、あらかじめ論点を絞り、示すべきであると。また、じっくり時間をかけて評価できるとよいといった意見をいただいております。  次に、傍聴者の方の御意見としまして、肯定的な意見としては、区が何を考え、どう進めようとしているのかよくわかった。事業の現状だけでなく、今後の進め方という論点が明確でよかった等の意見をいただいております。  また、課題としましては、対象事業数を減らし、評価時間を長くすべきである、議論に利用者の観点が余りない気がする、公開評価の意義を考えるなら、もう少し傍聴者が欲しいというような意見もいただいております。  全体としましては、今回の取り組みについておおむね好意的に評価をいただきましたけれども、一定の課題もあったと総括をしております。特に時間配分や傍聴者数が大きな課題と受けとめております。  続きまして、3ページでございます。事業別の評価結果です。運営形態、財政負担、サービス内容など、さまざまな観点からの評価と御意見をいただいております。  表の評価区分、A、B、Cというふうに分けておりますけれども、一番下のほうに記載をしております。記載のとおり、施設ごとに評価はさまざまでございました。施設によっては、評価委員の方と区民評価人の評価にも違いが見られております。  特徴的な施設を幾つか御紹介申し上げます。まず比較的評価の高かった施設が、A会場2番目の保育園、3番目の舞台芸術交流センターです。政策目的、施設目的を理解した上で、区として最大限努力しているというような意見を主にいただいております。  厳しい評価でありましたのが、B会場、公営住宅のうちの区民住宅です。公営住宅には福祉的要素の強い区営住宅、福祉住宅と、中堅所得ファミリー世帯の定住化政策等で運営している区民住宅の3形態がございますけれども、その形態、どこをどう評価するかというのは評価者の方にお任せしたため、やや評価が複雑になってしまっております。このうち、区民住宅を評価された方はすべてC評価という結果でございました。人口が増加傾向にあり、民間マンションの供給が活発化する中で役割を終えたのではないかという意見をいただいております。  評価委員と区民評価人の評価が分かれた施設が、A会場、4番目のスポーツ施設、5番目の勤労福祉会館です。評価委員のほうからは、施設ありきで施策を進めている、目的と運営が異なっているというような意見をいただいております。一方で、区民評価人からは、利用者の観点で施設の必要性についての意見が多かったように思います。  なお、評価における具体的な意見につきましては、別途御用意しました参考資料に記載してございますので、後ほどごらんいただきたいと思います。  続きまして、4ページをお開きいただけますでしょうか。今回の公開事業評価の今後の取り扱いです。この取り組みをその場限りの評価で終わらせないために、きめ細かいフォローと対応をしていきたいと考えております。  当日の評価結果やいただいた意見につきましては、今後、政策評価委員会の中で再度精査を行うこととしております。事業や施設にはさまざまな経過、事情がありますので、そうした点も踏まえて委員会としての評価を固めたいと思っております。  取りまとめた内容につきましては、おおむね11月中をめどに公表したいと思っております。  最終的な評価結果については、予算や計画、事業改善に活用する予定です。また、いただいた意見については、区として最大限反映する方向で今後検討したいと思っております。  また、公開事業評価の来年度以降の継続実施や対象事業につきましては、今回の取り組みの成果を十分総括した上で判断してまいりたいと思っております。  説明は以上です。よろしくお願いいたします。 ○堀宏道委員長  説明が終わりました。質疑を行います。 ○小林ひろみ委員  4ページのところで、来年度以降どうするかとかというのは後だとかという話もあったんですが、直ちに対応できるものは25年度予算、25年度実施計画等に反映と書いてあるじゃないですか。これはもうリストはできているんですか。 ○田中行政経営課長  公開事業評価での意見、今回おまとめしたものをお渡ししておりますけれども、この部分をどういうふうにするかということにつきましては、まず政策評価委員会の中で可能なもの、不可能なものというのを委員会としてある程度御提言をいただきたいというふうに思っております。それを区のほうで受けて対応するということで、現在のところはまだ個別にこれは対応する、しないということは決まっておりません。 ○小林ひろみ委員  あと、私どものところにも、これをやりますよというのは、たしか1週間か10日ぐらい前に通知が来て、具体的にどうやるのか、委員会でも全然報告がない中でやるとなって、確かに初めての事業なので大変だったとは思うんですけれど、行ってみました。そうしたら、傍聴者は議員が多かったです。少ないというよりは、議員ばっかりだったんですね。  それで、ある意味私たちも関心を持って行ったというところがありますが、やはり審議の時間が少ないとか、一つ一つの事業の掘り下げとか、やはり利用者と、別の人が見ると、同じものでも違うとか、そういうことはよくわかりまして、それは同じように思ったんです。  私はちょっと聞いていなくてあれだったんですが、勤労福祉会館のところで、名前と目的が違うということがすごく争点になっちゃったみたいで、そこだけやはやっちゃうと、本当に、区の施策としてどうなのかとかという部分が吹っ飛んじゃって、言葉とか政策目的とかという部分での、本当の議論にはなっていなかったんじゃないかという感じがしたというのは我が会派の議員からちょっとありました。やはりやり方は慎重にやらないと、この結果も含めて、本来区がやるべきことと、そういう声を聞きながら変えるべきところはよく調整をしていただきたいと思います。  特に勤労福祉会館事業というのは伝統もありますし、今、豊島区内にほとんど公立の貸し館がない中で結構利用率は高いものですから、ぜひよろしくお願いします。 ○田中行政経営課長  限られた時間でございましたので、今、委員がおっしゃっているような部分をすべて網羅をするということはなかなか困難だったかと思うんですけれども、御指摘はごもっともな部分もございます。  ただ、今回のテーマでは、施設ありきというより、施設がそもそも何のためにあるのかというところの目的というのがまず第一にあって、その上で、どういう施設であるべきかという議論につながっていくものだと思っております。勤労福祉会館については貸し館を否定するようなお話というのは特段なかったかと思いますけれども、勤労福祉会館というのがそもそも何のために存在するのかというところがまず第一義的な論点になったかというふうに思っております。今、委員御指摘の部分も踏まえて今後対応したいと思いますけれども、なかなか難しい問題と認識しております。 ○儀武さとる委員  私も参加しました。それで、公営住宅の、特に区民住宅のほうが大変評価が厳しいという結果が出ているんです。評価委員の方は大変厳しい、みんな効率的な観点から論議をしていて、大変厳しい結果を出しているんですが、区民評価を見ますと、例えば区民評価のちょうど真ん中あたり、区民住宅は区としては残してほしい、一般区民が何かあった場合に必要であり、できる範囲で細やかな配慮をすれば区民も借りる人がふえると思うと。その下は、住宅利用者、住宅オーナーの意見聴取がなく、行政例の方針追認の感が強いという結果が出ていますけれど、やはり私は区民住宅をどういうふうに評価するという点は、まず区民住宅の入居者、利用者から、オーナーの意見もしっかり聞いて、その上で判断すべきだと思うんですよね。  そういう点では、本当にたった60分で審議したわけですけれども、そういう中でCという判断が下ったわけなんですが、私は本当に現場、実態を知らないんではないかという感想を持ちました。ここに意見が出ておりますので、利用者のアンケートもとっておりますので、アンケートの結果というのはもう出ているんでしょうか。ごめんなさい、秋には出るという。住宅課長はいませんからちょっとわかりませんけれど、それはまた別なところで論議したいと思います。とりあえず感想。 ○高橋佳代子副委員長  ほかによろしいでしょうか、この件は。   「なし」 ──────────────────────────────────────── ○高橋佳代子副委員長  次に、椎名町小学校給食室・便所他改修工事について、西池袋中学校改築に伴う外構その他工事について、旧大明小学校耐震改修その他工事について、(仮称)池袋本町電車の見える公園整備工事について、質疑のため、岡田学習・スポーツ課長、石井公園緑地課長、兒玉学校施設課長が出席をしております。  4件一括して理事者から説明があります。 ○佐藤契約課長  それでは御説明申し上げます。ページ数の多いほうの資料、お取り出しいただきたいと存じます。  契約金額、いずれも契約金額9,000万円以上1億8,000万円未満の工事請負契約についての御報告でございます。  1つ目が椎名町小学校給食室・便所他改修工事でございまして、本年6月28日に条件つき一般競争入札の方法によりまして、渡邊建設株式会社と契約いたしました。契約金額は1億395万円でございます。工期は記載のとおりでございます。  また、入札経過でございますが、6社に御参加いただきまして、記載のとおり、渡邊建設株式会社が落札したものでございます。  案件の2でございます。西池袋中学校改築に伴う外構その他工事でございます。本年7月9日、随意契約の方法によりまして、株式会社奥村組東京支店と契約いたしました。契約金額は、契約時は1億7,115万円でございます。現在、契約金額の変更の手続中でございまして、変更予定の金額、下段に書かせていただいております。1億7,982万3,000円でございます。  随意契約とした根拠でございますが、政令の167条の2第1項第6号に該当するといたしまして、具体的理由につきましては、建築工事の施工業者であること、工事箇所と工期が重複していること、同一業者が施工することによりまして仮設資材置き場などが省略できまして、工期の短縮、経費節減の効果が見込まれること、一元的な安全管理を行うことが可能となるということから随意契約を行っております。  1枚おめくりいただけますでしょうか。案件の3でございます。旧大明小学校耐震改修その他工事でございます。本年、平成24年9月18日、条件つき一般競争入札、総合評価の方式によりまして、株式会社歌工務店と契約いたしました。契約金額は1億2,810万円でございます。工期、記載のとおりでございます。  入札経過、7番に記載してございます。7社に参加していただきまして、記載のとおり、歌工務店が落札してございます。真ん中ほどに評価点、記載してございます。入札した価格、予定価格と入札価格との比較をしまして、安い金額で入れたほど価格点が高くなるという仕組みになっておりまして、その価格点と技術点、そちらを合計しました点数で予定価格の範囲内で最得点になったものを落札者とするという仕組みでございます。  以上、案件の1から3までの工事概要につきまして、野島施設課長から御説明を申し上げます。 ○野島施設課長  それでは、私のほうから3件の工事内容につきまして御報告させていただきます。  まず1件目は、件名といたしまして椎名町小学校給食室・便所改修他工事でございます。工事場所、建物概要につきましては記載のとおりでございます。  工事内容につきましては、給食室、便所につきましては全面改修工事を実施いたします。それから屋上防水、屋根改修、屋根改修というのは体育館の屋根でございます。防災工事を実施いたします。ほか工事も実施いたします。  それでは、次のページをごらんいただけますでしょうか。4ページ目でございます。1階平面図でございます。1階で改修する場所は、建物右上、斜めハッチ部分でございまして、こちらに配置された男子便所、女子便所、給食室、休憩室が対象部分でございます。男子便所、女子便所の間に、新たにだれでもトイレを設置いたします。  次のページをごらんいただけますでしょうか。2階平面図でございます。こちらも、建物右上、男子便所、女子便所、給食リフト室の部分を改修いたします。また、多数の者が利用する体育館がございますので、さらに、今回はだれでもトイレを設置するスペースがあることから、2階にも新たにだれでもトイレを設置いたしました。また、図面下部、斜めハッチ部分に一部屋上がございますので、こちらの部分の防水工事も実施いたします。  次のページをごらんいただけますでしょうか。3階平面図でございます。この階も2階と同様の工事を実施いたします。  次のページをごらんいただけますでしょうか。7ページ目でございます。屋上平面図でございます。屋上を全面的に防水工事、屋根工事を実施いたします。それから、建物上部のほうに椎名町小と記載されておりますけれども、ヘリサインも表示いたします。ヘリサインというのは、災害時にヘリコプターからの識別を容易にし、被害状況の把握や救助、救急活動、緊急輸送活動等の迅速化に資するために施設の屋上に表示するものでございます。  次のページをごらんください。2件目を御報告させていただきます。件名は、西池袋中改築に伴う外構その他工事でございます。工事場所、敷地面積は記載のとおりでございます。  4といたしまして、工事概要でございますけれども、グラウンドの舗装工事を実施いたしました。それから、防球ネット設置工事を実施いたしました。それから、門扉を設置する工事、緑地帯並びに擁壁の設置工事でございます。  5といたしまして、樹木移植工事も入っておりました。  それから、6といたしまして、歩道状空地を整備いたしました。  最後に、ちょっと丁寧に、学校が開校する際に、外構の一部である正門、及び正門周辺のインターロッキングが完成しなかった理由、及び工事が増額になった理由につきまして御説明させていただきたいと思います。  東日本大震災が発生する前から、先ほど施設計画課長がお話ししておりましたけれども、鉄筋工、鉄筋コンクリートの鉄筋の部分を組み上げる職人のことでございます。それから、型枠工、組み上がった鉄筋をコンクリートで固めるわけでございますけれども、打ち込んだコンクリートが流れ出ないようにするために容器の役割を果たす型枠をつくる大工でございますけれども、このような大工、職人がもともと不足している中で東日本大震災が発生しまして、復興需要のため、さらにこうした職人が不足する事態が発生いたしました。  このため、本体工事がおくれぎみになりまして、7月に入ってからも校庭に土が山積みになっていたり、資材置き場や仮設事務所として全面的に使われていたため、最終段階で重複して実施する予定だった外構工事になかなか取りかかれませんでした。最終的に本体工事は7月20日に完成したものの、外構の一部が開校に間に合わない事態が発生したわけでございます。  次に、工事が増額になった理由でございますけれども、絶対高さ制限が規制されている地域の中でゆとりある学習環境を整備するために、建物高さを制限ぎりぎりで計画したため、また、バリアフリー条例の観点からも、校庭の高さはシビアにつけなければいけませんでした。  しかし、7月に入っても、校庭が先ほど申し上げたとおりの状況に陥ってしまったため、事前に正確に排出土量は算出することができませんでした。こうした状況の中では、過払い、払い過ぎですね、または業者に泣いてもらうような事態が発生することを懸念いたしまして、今回は実際かかった費用をお支払いしたほうが正確で効率的であろうと考えまして、最後に増額させていただく方式を採用させていただいたわけでございます。  それでは、次のページをごらんください。3件目でございますけれども、旧大明小学校耐震改修その他工事でございます。工事場所、建物概要につきましては記載のとおりでございます。  工事内容といたしましては4点ございまして、耐震補強工事、外壁改修工事、屋上防水工事、内部改修工事でございます。  次のページをごらんください。図面下の平面図は1階平面図でございます。左のほうに(D)と記載された通りを中心に耐震スリットを9カ所設置いたします。また、(A)通りに耐震ブレースを3カ所設置いたします。また、建物真ん中あたりにございますハッチが引かれた給食室を防音室に改修いたします。  次に、上部にある2階平面図をごらんください。2階で工事を行う箇所は、建物右側にある体育館前で耐震スリットを24カ所設置いたします。また、(A)通りに耐震ブレースを3カ所設置いたします。  次のページをごらんください。図面下、3階平面図をごらんください。3階は体育館周りで耐震ブレースを8カ所設置する工事をいたします。  図面上、R階平面図をごらんください。R階は建物の屋根面に水平に耐震ブレースを16カ所設置する工事を行います。  次のページをごらんください。このページは、東西南北から見た立面図でございます。(S)と記載されている部分が耐震スリットを設置する部分でございます。また、ブレースと記載されている部分が耐震ブレースを設置する部分でございます。  簡単ではございますが、私からの御報告は以上でございます。 ○佐藤契約課長  続きまして、もう1件報告させていただきます。(仮称)池袋本町電車の見える公園整備工事でございます。本年8月2日、条件つき一般競争入札によりまして、西武造園株式会社東日本支店と契約いたしました。契約金額は1億3,075万3,990円でございます。  入札経過でございます。記載のとおり5社に参加していただきまして、西武造園株式会社東日本支店が落札したものでございます。  続きまして、工事概要につきましては公園緑地課長より御説明申し上げます。 ○石井公園緑地課長  それでは、平面図のほうとちょっとあわせてごらんをいただきたいと思います。  面積につきましては約4,200平米でございます。  この地区につきましては、居住環境整備事業の池袋本町地区の中にございまして、用地の取得、整備費、そういったものについて国庫補助が適用になってございます。防災とかそういったものを重点的に整備する関係から広場を大きくとって、やはりキャッチボールができるところがないものですから、キャッチボールをできるような鳥かご、屋根があるようなものをつくってほしいという要望でそういったものを設けてございます。あと、防災用のかまど、ベンチとか、そういったものを最近整備しているもので標準装備しているようなものでございます。  工事概要は、補助対象と区単費と分かれてございます。補助対象金額は全体の88%、区単費が12%ですけれども、最終的に工事ができ上がった段階で精算するというような形でございます。  3月15日を今のところ目途にしてございまして、3月の20日の春分の日でございますけれども、その日に宮脇先生をお呼びして、開園式兼ドングリを植えるという植樹祭をまた行っていく予定でございます。  概要については以上でございます。あと、先ほど鉛が出たということで、数値が大したことがないという表現をして申しわけございませんでした。やはり土壌を撤去する以上は、それ以上の、それなりの数値が出てございます。  先ほど手持ちの資料がございませんでしたが、溶け出した鉛については1リットル当たり0.001というのが基準でございます。それについては1カ所だけ0.007というのが出ておりまして、溶け出した鉛については問題がございません。  もう1点、含有する鉛としてキログラム当たり150ミリグラムを超えますと土壌を交換しなければいけないという箇所が全体の3割ぐらい出てございます。それにつきまして、東京都のほうの責任で土壌の入れかえを行ってございます。今のところはそういう対応ができていて、区としてその用地を取得したところでございます。  経緯については以上でございます。 ○堀宏道委員長  それぞれ説明が終わりました。質疑を行います。 ○細川正博委員  契約価格などについてちょっと幾つか質問をさせてください。  まず、最低制限価格が案件1、あと3と4、これに関しては制限価格というのが設けられていたみたいですけれども、この制限価格自体は非公表ということで書かれているとおりかと思うんですけれども、制限価格は案件によって異なるということで考えてよろしいわけですね。 ○佐藤契約課長  おっしゃるとおりでございます。案件ごとに最低制限価格を設定してございます。 ○細川正博委員  たまたまだと思うんですけれども、案件1と案件3が両方とも同じ会社が最低制限価格より下だったということなんですけれども、これは評価も何もないと思うんです。  これ逆算しますと、案件3のほうは八十六、七%ぐらいのところなのかなと思うんですけれど、案件1が八十三、四%のあたりかなと思うんですけれども、一般的に80%台半ばはそんなに低い数字じゃないような気もするんですけれど、その辺、区としてはどうお考えなんでしょうか。 ○佐藤契約課長  最低制限価格の算定式は公表しておりますけれども、具体的に最低制限価格が幾らになるかということは、入札後であっても公表しておりませんので、控えさせていただきたいと思います。  なお、案件3につきまして総合評価方式で実施しておりまして、最低制限価格適用と7番の入札経過の欄で記載してございますが、記載誤りでございまして、低入札価格調査制度適用と訂正させていただきたいと思います。  案件3の7番、入札経過、最低制限価格適用と記載しておりますが、正確には、低入札価格調査制度適用ということになります。最低制限価格を設定した場合と、低入札価格調査制度を適用した場合とで結果的にはさほど違わないんですが、金額の計算式は同じなんですが、仕組みとしてはそのような用語を使っておりますので、訂正させていただきたいと思います。 ○細川正博委員  確認なんですけれど、そうすると、次伺おうと思っていた備考のところで、案件1と案件3で、案件1のほうですと、最低制限未満という表記ですけれども、案件3ですと、備考のところで低入札による失格というのは、それは用語の使い分けをしているということでよろしいんですか。 ○佐藤契約課長  はい、おっしゃるとおりでございます。 ○細川正博委員  確認ですが、案件1は、単純に最低制限価格というのを設けていて、それ未満であれば問答無用で失格にする。案件3に関しては、総合評価方式ですので、もし最低制限価格よりもちょっと下のがあっても、見積もりとかそういうので妥当性があれば生きてくる可能性があると、そういう理解でよろしいんですか。そうじゃないんですか。 ○佐藤契約課長  はい、おっしゃるとおりでございます。1番目の案件は、6番、最低制限価格未満ですので、落札者とできないという規定の仕方をしております。それに対しまして案件3につきましては、調査基準価格を下回った場合でも、個々の見積もり価格を、現場管理費ですとかを見ていきまして、1つでも下回った場合は失格とするという基準がございますので、この案件3の7番の備考欄においては、低入札による失格という記載をさせてもらっています。 ○細川正博委員  よくわかりました。次、案件4について伺いたいんですが、まず1番目と2番目の会社というのは、これはグループ会社なんでしょうか。 ○石井公園緑地課長  これは全然別会社です。同系列ですけれども、会社としては、組織体としては別でございます。 ○細川正博委員  適正に入札が行われたと思うんですけれども、1社目、今落札された会社だけ10円単位まで金額があって、ほかの会社はそこまでないんですけれども、これは落札後に見積もりの根拠とか、そういうのは区としては取り寄せたりはあるんでしょうか。
    ○佐藤契約課長  見積もりの内訳書を提出してもらっておると思います。入札の際に。 ○細川正博委員  これだけ大きな金額の中で390円差ということで、相当シビアな闘いを繰り広げた結果でこうなったんだなというのがわかるんですけれども、10円単位まで、こんなでっかい工事であって、しかも、その僅差で落ちるというのは少し、何か大丈夫かなと率直に思うんですけれども、見積もりもとられて、それで問題なかったという判断をされたと、それでよろしいわけですね。 ○佐藤契約課長  はい、そのように判断いたしました。 ○細川正博委員  わかりました。あと、済みません、もう1件だけ。案件2についてですけれども、積算が難しかったという御説明がありまして、先ほどの土量がどれだけ出るのかわからないと、また、工期も限られていると、そういった中で合理的な手段を使われたということで、それ自体はそういった御判断も当然あるのかなと思うんですけれども、1点だけ。  本体の工事のときには当然入札が行われていると思うんですけれども、大体、設計変更になったときは、入札の予定価格に対しての落札率は見積もりに対してかかることが多いと思うんですけれど、今回の案件の場合は随契で、業者さんの見積もりのままで計上するんですか。それとも、そういった落札率というのは適用するんでしょうか。それだけ教えてください。 ○野島施設課長  今回は別工事となりますので、落札率の適用はございません。外構工事でございますけれども、区としても単価を持っていますんで、その単価で積算を行っていくということでございます。 ○細川正博委員  これで最後にしますけれど、区の積算の基準に基づいて積み上げた金額と比較をして妥当性を見ているという理解でよろしいんでしょうか。 ○野島施設課長  区として積算して、単価を積み上げていって積算をする、工事費をつくっていく。当然、業者のほうもそういう形でつくってくるんですけれども、その中でどういった形で折り合っていくのか、いろいろ協議をいたしまして、この金額になったということでございます。 ○儀武さとる委員  3つの契約案件が条件つき一般競争入札なんですが、案件1と案件3件と案件4は条件つき一般競争入札、そのうち案件3で総合評価方式を取り入れて、評価点が30.0919ということで一番入札金額が低い歌工務店が落札しているわけなんですが、総合評価方式というのは、先ほどの説明だと、技術点と入札金額とおっしゃっていましたけれど、少なくとも総合評価方式をとっているんであれば、もっとほかにいろいろ評価基準があるんではないんでしょうか。どうなんでしょうか、その辺。 ○佐藤契約課長  済みません、少し大ざっぱな説明をいたしました。申しわけありません。価格点と技術点。技術点と申しましたのは、施工能力評価点と地域貢献度評価点、この2つを含めて技術点と申し上げました。評価値が最も高い者を落札者とするという仕組みでございまして、その評価値は、入札金額を一定の計算式によって価格点を求めまして、それに施工能力評価点と地域貢献度評価点、こちらを合計しましたものを評価値としまして、案件3で申し上げますと評価値が最も高かった歌工務店が落札者となったものでございます。 ○儀武さとる委員  1と4の条件つき一般競争入札、ここの条件つきというのは、何がこの条件になっているんでしょうか。どういうこと。 ○佐藤契約課長  業種別のランクですとか順位、あとは区内業者に限定する、しないと、そのようなことを条件をつけてやっております。 ○儀武さとる委員  1と4は、なぜ総合評価方式はとらなかったんでしょうか。なぜ3だけ総合評価方式にしたのか。ちょっとそこが疑問なので、それをちょっとお聞きしたいんですけれど。 ○佐藤契約課長  総合評価方式を実施するに当たりましては、工事主管課とも、どの案件がふさわしいものか、より品質の高い工事をやっていただくという観点から相談して決めております。今年度につきましてはそのような工事主管課との相談もありまして、案件を選んで、案件3番につきましては対象としたというようなところでございます。 ○野島施設課長  総合評価方式を採用するかどうかということにつきましては、工事の難易度から判断しているということでございます。難易度が高いものについては総合評価方式を採用している。難易度です。工事の難しさ。 ○儀武さとる委員  でも、難易度が高いほうは総合評価方式というふうにおっしゃっているんですけれど、参加している業者が渡邊建設、小松原、メイユウビルド、堀田建設、歌工務店と、ほとんど入っているんですよね。この案件1と案件3。そうすると、今の説明じゃちょっと説明がつかないんじゃないかなと思うんですけれど。 ○野島施設課長  総合評価方式というのは金額だけで決めるわけではありません。要は、過去にいい工事をやったところというのはそれが金額に加点されますので、業者が同じでも、例えば金額が高くても、そこが落札する場合もあるというのが総合評価方式でございます。 ○儀武さとる委員  わかりました。 ○堀宏道委員長  ほかにはございませんね。   「なし」 ───────────────────◇──────────────────── ○堀宏道委員長  それでは、時間を超過しまして御協力いただいたことに感謝申し上げます。  最後に、継続審査分についてお諮りいたします。  継続審査分10件については、引き続き閉会中の継続審査といたしたいと存じますが、御異議ございませんか。   「異議なし」 ○堀宏道委員長  御異議なしと認め、そのように決定いたします。  以上で総務委員会をすべてを閉会いたします。以上です。御苦労さまでございました。   午後5時32分閉会...