豊島区議会 > 2010-04-13 >
平成22年清掃・環境対策調査特別委員会( 4月13日)
平成22年行財政改革調査特別委員会( 4月13日)

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  1. 豊島区議会 2010-04-13
    平成22年清掃・環境対策調査特別委員会( 4月13日)


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    平成22年清掃環境対策調査特別委員会( 4月13日)   ┌──────────────────────────────────────────┐ │    清掃環境対策調査特別委員会会議録                     │ ├────┬───────────────────────┬────┬────────┤ │開会日時│ 平成22年 4月13日 自午前10時 2分 │場  所│ 第二委員会室 │ │    │             至午前11時36分 │    │        │ ├────┼───────────────────────┼────┼────────┤ │出席委員│渡辺委員長  永野副委員長          │欠席委員│        │ ├────┤ 古坊委員  根岸委員  村上委員  本橋委員├────┤        │ │ 9名 │ 大谷委員  木下委員  河野委員      │ なし │        │ ├────┼───────────────────────┴────┴────────┤ │列席者 │ 本橋議長委員として出席) 〈小林(俊)副議長〉            │ ├────┼─────────────────────────────────────┤ │説明員 │〈高野区長〉 水島副区長                         │ ├────┘─────────────────────────────────────│ │ 永田清掃環境部長  常松環境政策課長  高桑資源循環課長  長戸環境課長     │ │           小窪豊島清掃事務所長                     │ │──────────────────────────────────────────│ │ 村主池袋保健所長  高山生活衛生課長                       │ │──────────────────────────────────────────│
    │ 亀山土木部長    原島交通対策課長                       │ ├────┬─────────────────────────────────────┤ │事務局 │ 石川議会総務課長  須田書記                      │ ├────┴─────────────────────────────────────┤ │          会議に付した事件                        │ ├──────────────────────────────────────────┤ │1.会議録署名委員の指名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1│ │   木下委員河野委員を指名する。                        │ │1.異動説明員事務局職員紹介・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1│ │1.委員会運営・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1│ │   正副委員長案を了承する。                           │ │1.「グリーンしま再生プロジェクトについて・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1│ │   常松環境政策課長より説明を受け、質疑を行う。                 │ │1.豊島清掃工場運営協議会について・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 8│ │   高桑資源環境課長及び長戸環境課長より説明を受け、質疑を行う。         │ │1.平成21年度ダイオキシン類濃度の調査結果まとめについて・・・・・・・・・・・12│ │   長戸環境課長より説明を受け、質疑を行う。                   │ │1.平成22年春の豊島交通安全運動実施について・・・・・・・・・・・・・・・14│ │   原島交通対策課長より説明を受け、質疑を行う。                 │ │1.次回の日程・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・17│ │   5月11日(火)午前10時、委員会を開会することとなる。           │ └──────────────────────────────────────────┘   午前10時2分開会 ○渡辺くみ子委員長  ただいまから、清掃環境対策調査特別委員会を開会いたします。  最初に、会議録署名委員のご指名を申し上げます。木下委員河野委員、よろしくお願いいたします。 ───────────────────◇──────────────────── ○渡辺くみ子委員長  最初に、異動理事者及び事務局職員のご紹介がございます。よろしくお願いします。 ○永田清掃環境部長  ───異動説明員紹介を行う─── ○村主池袋保健所長  ───異動説明員紹介を行う─── ○石川議会総務課長  ───異動事務局職員紹介を行う─── ───────────────────◇──────────────────── ○渡辺くみ子委員長  では、本日の委員会運営について、正副委員長案を申し上げます。  本日は、4件の案件を予定しております。最後に、次回の日程についてお諮りいたします。  以上ですが、運営についてよろしいでしょうか。   「異議なし」 ───────────────────◇──────────────────── ○渡辺くみ子委員長  では、入りたいと思います。  最初の案件、「グリーンしま再生プロジェクトについて。  理事者より説明がございます。 ○常松環境政策課長  おはようございます。  それでは、「いのちの森」植樹祭公共施設等への植樹についてといたしましたホチキスどめ2枚ものをお取り出しいただければと存じます。  「グリーンしま」を再生するキックオフイベントということで、昨年、「学校の森」植樹祭を中心といたしまして実施をさせていただきました。これにつきまして、今後、継続的に実施をしていくことで、「グリーンしま再生プロジェクト位置付けまして、植樹その他の活動に取り組んでいくこととしたいと考えてございます。様々な緑化施策を今後、多様に展開してまいりたいと思っておりますが、年度の一番の山場といたしまして、この「いのちの森」植樹祭ということで実施をさせていただく予定でございます。資料に基づいてご説明をさせていただきます。  実施の期間でございますが、5月12日を皮切りといたしまして、5月末と書いてございますが、5月24日で一わたり終了の予定でございます。後程、植樹場所ということで、裏面に基づきまして個々ご説明させていただきます。  大変申し訳ございません。植樹の本数でございますが、集計がその都度、実態に応じて変わってまいりまして、資料が誤っておりました。大変申し訳ございません。5,525本と記載されてございますが、現時点での植樹予定数は5,229本でございます。裏面の集計表が今の正しい状況となってございます。大変申し訳ございません。5,000本を超える植樹を、苗でございますけれども、予定しているというところでございます。  「いのちの森」植樹祭といたしまして、5月12日に中心的な植樹実施をしたいと考えてございます。5月12日、会場として2カ所ございまして、一つは豊島清掃事務所記念セレモニー等実施したいと考えてございます。9時から概ね30分ほど式典を行いまして、また、本年も引き続きまして、横浜国立大学名誉教授宮脇昭先生植樹のご指導をいただこうと考えてございます。9時半から概ね1時間程度で植樹を、後程ご説明させていただく植樹人の方々に実施していただこうと考えているところでございます。その後、もう一つの会場に、区長と宮脇先生に移動していただきまして、概ね11時ぐらいから植樹指導などをしていただいた上で、また植樹をしていただくと。隣接いたしま千早自転車保管所にも植樹をいたしまして、全体が終わりますのが13時ごろと考えているところでございます。  当日、「いのちの森」植樹祭ということで、植樹をしていただく皆さんですけれども、基本的には昨年、「学校の森」植樹祭ということで、子どもたちのサポートに回っていただいたわけでございますが、今年はその大人の方々に植樹をしていただこうということでお願いをしているところでございます。また、福祉施設などにつきましては、施設の職員にも植樹をしていただこうと思っておりますし、広報などによりまして公募をかけたところ、100人近い方々が私も植樹をしたいといったような形でご参加いただけるところでございます。  周知につきましては、別添のチラシのほか、広報としま4月25日号で特集号というような形でPRをしていきたいと考えているところでございます。  おめくりいただきまして、資料の裏面をご覧いただきますと、今回予定しております31の区の施設につきましての取りまとめ結果がまとまってございます。区民ひろばで16カ所、その他様々な福祉施設も含めまして、合計で31カ所予定してございます。施設のそれぞれの行事の日程等に基づきまして、植樹日ということでそれぞれ決まっているところでございます。施設の中には非常に狭いところなどもございまして、本数にはばらつきがあるものの、先程申し上げました5,229本の植樹ができそうだと考えているところでございます。  チラシでございますけれども、「グリーンしま再生プロジェクトにつきましては、この「いのちの森」植樹祭を中心といたしまして、6月27日、後程裏面で簡単にご説明いたしますが、立教大学との共催によりまして、緑と環境区民フォーラムを開催させていただきたいと考えてございます。あわせまして、ご家庭での緑化も進めてまいりたいと考えてございまして、緑のカーテンづくりも昨年に引き続きまして、コンクールなどの実施も含めまして、今後展開をしていきたいと考えているところでございます。  それでは、チラシの裏面をご覧いただきまして、フォーラムで今予定しているあらましをご説明させていただきます。6月27日、午後12時30分から予定してございまして、立教大学池袋キャンパスの11号館をお借りする予定でございます。第一部といたしまして、昨年の「学校の森」からということで、お子さん方の作文などの発表も含めた形での内容のものということで考えてございます。第二部につきましては、今年は国際的な生物多様性年といった位置付けでございますので、樹木の関係あるいは鳥の関係、様々な生物多様性にまつわるお話をしていただこうということで、今のところ宮脇先生立教大学で鳥の研究をなさっている上田先生お願いをしてございます。また、その他のメンバーについては今現在調整中でございます。「グリーンしま」を再生するプロジェクトにつきまして、概ねご説明させていただきました。  もう1点、資料をお配りをさせていただいておりまして、「学校の森」1年後の様子というカラーの写真を添付したものをお配りをさせていただきました。これは前回の委員会の中で、その後、「学校の森」はちゃんと育っているのかといったようなご指摘をいただきましたので、簡単にご報告をさせていただきます。  それぞれ写真の点数が少なくて大変恐縮でございますが、各学校の写真をご紹介をさせていただいているところでございます。中には何本か成育できなかったものもございますけれども、概ねといたしましては成育をしているということでございます。宮脇先生に伺うと、1年目は根っこが定着するのが精いっぱいで、その根っこが地面にしっかり定着した2年目からはまた少し成長が早くなるよといったようなことをいただいているところでございます。今後、このプロジェクトの中でも学校との連携を密にいたしまして、「学校の森」を活用していただいた環境教育に取り組んでいただきたいと考えているところでございます。  私からの説明は以上でございます。ありがとうございました。 ○渡辺くみ子委員長  説明が終わりました。ご質疑お願いいたします。  特にないですか。 ○河野たえ子委員  だれも発言しないから、せっかく一生懸命やっていることだから、ちょっとお聞きしますけれども、実際に去年もこういうふうにして、それで、今年もこういうふうにまたやりましょうと。2カ所だけではないとは思うのですけども、実際に、豊島区の緑の計画があるではないですか。ああいう計画と照らして、このぐらいやっていこうではないかという、年次計画ではないけれども、あると思うのですよね。そうすると、それに対応してどうなのかとか、そういう、一つは資料を本来ならば出すべきではないかと思うのですね。うまくいっている、うまくいっていない、そういうことは関係なく、やはりよくいっているのならいっているなりにここまで来ているとか、計画に対してここまで来ているとか、来ていないとか、過ぎているとか、いろいろあると思うのですよ。そういうものがないと、これ自体は私、大変いいことだと思っておりますけれども、そういう計画なしに区の事業だからやはりやるというのはいま一つ、せっかく「グリーンしま」と銘打っているわけだから、その辺のことについてもう少しきちんと説明していただけないでしょうか。 ○常松環境政策課長  緑の計画につきましては、平成13年に策定いたしました「みどり広場基本計画」というのがございます。ただ、社会状況もその後大きく変わっておりまして、なかなか「みどり広場基本計画」どおりの実施ができていない、施設の点数なども増えていないというような状況にございます。それがちょうど平成13年からでございますので、今、策定の見直しの時期に来ているところでございます。緑化関係につきまして、この「グリーンしま」を再生するプロジェクトなどの新しい取り組みを今しておりますので、策定を再検討させていただく緑の計画の中で、きちんとそういった目標についても検討していきたいと考えているところでございます。  今、ご指摘いただいたとおり、なかなかあるべき計画との整合性、このものをどう位置付けていくのかというところについてお示しができていない状況についてはそういった形で、今後取り組みをさせていただきたいと考えてございます。 ○河野たえ子委員  これからやりますということだから、それは大いにやっていただきたいと思うのですね。ただ、今、対象になっているのはまず学校、区の施設ということになって、我が家の周辺は道路計画ががんがん進んでいて、それで、やはりもちろん歩道に木を植えるというような計画もあるのですけれども、全体量としては、これは私の、科学的な根拠ではないですけど、やはり減っているのね。減っているというか、増えたという実感がないわけ。なぜかというと、構造物がうんと高層化して、道路なんかは両側がずっとコンクリートの建物。山手通りだったら14、5階ぐらいが中心で、172号線でも駅に近いほうは高くなっているし、住宅街の中だって5、6階から7階ぐらいの計画がうんと進んでいるわけですよ。そうすると、そういう中で全体のボリュームを増やしていくためには、公的な施設に植える、これはこれで大いに結構。しかし、そういう民間のところについても、やはり具体的に増やしていく計画というか、指導というか、どういうやり方で、強制力はないですから、でも、やはりアメニティや何かであるわけですよね、何%とかね。まあ、私の持論は、立体化して高くしたら高い分、容積で、今、建物の残りの平面積でやっているのだけれども、そうではなくて、容積でやるべきだという考えを持っていますけれども、それはそれとして、実際にこの区の施設以外にこういう緑化を進めていくと思うようにいかないと、私はそれは一生懸命頑張っても限界があるのだと思うのです。そうすると、それをさらに定着させ、広げていくということをやるとすれば、そういう民間に対する、こういう植樹をやっていくという方向性計画の中で、見直しの中で入れていかなくてはいけないと思うのですよ。そういうあたりの検討というのはどうなっているのですか。 ○常松環境政策課長  ご指摘いただきました、例えばアメニティ形成条例などの中にも、一応緑化を進めてもらいたいといったようなことは記載されているわけでございますけれども、委員ご指摘のとおり、強制力があるわけでは。計画書を出してもらうとか、みどりの条例に基づきましても緑化計画書制度というものがございますので、出していただく形にはなっている。ただ、それが具体的な体感的なところでの緑が増えているといったような実感につながっていっていないという状況にあるのだろうなと思っております。  今、ご指摘いただきましたように、遮へい物も多くなっていく中で、屋上緑化ですとか、そういったものも進めていきたいと考えているわけですけれども、屋上緑化の場合、例えば上から見ないと実績が感じられないといったようなこともございます。なかなかご指摘のとおり、民有施設に対する指導というのは非常に隘路が様々ございますけれども、取り組みを続けていく中で、緑化の意義などについて広く広報を図っていくとともに、先程申し上げました緑の計画の中で、今後、どういった形で民間部門に対する働きかけをしていくのかというようなことにつきましても検討していきたいと考えてございます。  当座、やはりできることからやっていかないといけないと思っておりますので、区の施設緑化を率先して行っていく姿勢を示していくことが肝要と考えているところでございます。 ○河野たえ子委員  私はこれから民間に対する、区がやっていないのに民間もやらないかもしれないから、それはそれで区が大いにやってください。ただ、今言ったように、民間施設、いわゆる民有地に対する緑化指導なんかについても、相当きちっとした方向性を出して計画を立てないと、やはりこれは相手に対する説得力がないわけですよ。  それから、もう一つは、例えば屋上緑化についても、なかなかこれはコストが高くなるでしょう。だから、いわゆる普通の業者はすごく嫌がるわけなの。西池袋四丁目の保護樹林のあるところも、マンション7階が建つんだけれども、実際は屋上緑化は10平米、それもヘデラといってツタの一種を増やしただけで、現実の問題としては今まであったものから比べたら減ってしまうのです。そういうあたりが、庁舎なんかも40何階の上に緑を増やすというのだけれども、私はあれも正直言うと、ここでは今日は論じませんけれども、本当にそういうものをわらにもすがるような思いで増やすと、担当課としてはそれはそれであるかもしれないけれども、余り利用価値がないようなところへつくってもしようがないし、大体東京というのは風が強いんですよ。だから、高いところに、この区庁舎の上だって、風の強い日はすごくゆっくりできないのね、時々行きますけれども。風が本当にないときは暖かでいいなと思いますけれども、そういういろんな諸条件、木というのは生きているわけだから、気候条件やそういう環境条件によって左右される。  そういう点から言うと、もう少し、だから、この計画を立て直すというのであるならば、やはり計画についてその辺の検討がどうなのか、そういうことをきちんと明らかにしていただきたいし、それから、やはりせっかく、取り組むのがいけないと言っているのではないです、大いに結構ですけれども、これだけでは私はやはりちょっと何となくまだるっこいなと思っています。  それから、意見ですけれども、やはり豊島区は土地が狭いから仕方がないと最初からあきらめてしまっているきらいがあるのですけれども、狭いところに植えてもいいんですよ。だけど、やはり区と計画みどり広場計画で言えば、やはり一定努力をして、そして、やはりこれは政策的な問題に入っていますから、課長だけではできないかもしれないけれども、やはり広場をきちっと、大きな広場を確保するとか、町の中に一つのポイントの緑地をつくるとか、そういうものをしないとだめなのですよ。それで、人工地盤があるけれども、例えば西口広場だって東口だって、結局、人工地盤の上は大きな木が植わらないのですよ、根の関係があるから。そうすると、モザイクカルチャーだとかという形で変わり者が来るのだけれども、夏場なんか日光がすごく強いから、反射がすごいんですよ、ああいうコンクリートのところって。ああいうところこそ、私なんかはやはり木があって、日陰が確保される環境をつくるというのは必要なのだと思うのですが、そういう人工地盤を先につくってしまうと、後から木を植えましょうかといっても植わらないのね。だから、そういう先を見た計画をやはりきちんとつくってもらいたいと、今日はこれ自体は別にどうこう言うわけではありませんけれども、やはりこれで安心しないで、さらに挑戦していただきたいと思います。 ○常松環境政策課長  委員のご指摘にもありましたとおり、わらにもすがる思いで少しでも、1本でも2本でもという取り組みをしています。  屋上緑化につきましても、今、ご指摘いただいたように、本当に条件の厳しいところもございますけれども、緑化といったようなことよりもヒートアイランド対策みたいな位置付けも含めて進めていきたいと考えております。ただ、なかなか本当に経費の問題との見合いになってしまいますので、まとまった空地の確保とか、そういった思い切った施策については、十分考えた上でないと踏み出せないと思っております。そういった中で、緑の計画についても、それぞれの機能の位置付けなどを検討させていただいて、またご検討させていただきたいと考えてございます。ありがとうございました。 ○古坊知生委員  2点だけ質問があります。  1年前、「学校の森」ということで正直ちょっと準備不足という感じもしましたのですけれども、しかし、区長の強いリーダーシップと、そして、また、関係者の方々の本当にご努力で「学校の森」植樹祭が立派に終わって、こうやってお写真を見せていただいて、それなりに育ってきているという感じがいたしました。もちろん植樹自体が大変な環境教育になったと思うのですけれども、1年間、また、あるいは、植えた子どもはいいんですけれども、これから新しく4月に入学して、どんどん月日がたっていくわけで、そういう子どもたちのためにも環境教育というのはどのような形で生かしていこうとされているのか、その辺を確認をしたいなと思います。 ○常松環境政策課長  環境教育につきましては、教育委員会とも連携が比較的うまくいっていると考えてございます。1年過ぎまして、当初は、昨年は正直申しまして、植えるところで精いっぱいみたいなところがございましたけれども、その後、学校とも継続的に、校長会に伺いまして環境教育についてお話をさせていただく中で、平成22年度の教育の中にあれを生かしていっていただけるといったような傾向が少し現れてきております。学校によってはお子さん方に一人一人担当というか、自分の株を認識してもらってといったようなことを今年やりたいと言っていただいている学校などもございますし、また、校庭の芝生化などとあわせた形で「学校の森」について何か指導したいのだけれども、いいテキストはないかといったようなお問い合わせをいただいたりもしているところでございます。  実は、昨日12日に植えていただく区民の皆さんへの説明会をやりました際にも、ぜひ地域の方々としても植えたところがどうなっているのか、見にいきたいのだといったようなお声がけなどもいただいておりまして、そういったことについても今後、学校サイドに、授業中という、お子さんと一緒にというのはちょっと難しいとは思っているのですが、難しいとこちらから言ってしまうとだめなところもありますので、何ができるかというところをこれから探っていきたいと思いますけれども、いずれにいたしましても、木が今後成長していくことを一つのきっかけというか、素材として使っていただけるような環境教育への取り組みが一つ一つの学校の先生方の中で今芽吹き始めたという感じを最近心強く思っているところでございます。 ○古坊知生委員  ありがとうございます。植えたお子さんは非常に意識があると思うのですけれども、これから新しく入ってくる子どもたちにもそういう気持ちというものが本当に受け継がれていくような形で、ぜひともご検討をお願いします。  あと1点ですけれども、緑と環境区民フォーラムが6月27日、立教大学であるということなのですが、第一部で「わたしたちが描くみどりのまち~「学校の森」から「いのちの森へ」」とありまして、第二部「つながるいのち~いま生物多様性を考える」ということなのですけれども、この「学校の森」から「いのちの森へ」という、この辺のコンセプトを、どのようなことを考えておられるのか、お聞かせいただきたいと思います。 ○常松環境政策課長  「学校の森」というのは非常に、場所を示していて、いいネーミングだったなと私どもとしては思っているのですけれども、今後、公共施設等に植えていく際に、それぞれの公共施設の名前を冠するのも一々煩雑な感じがいたしまして、全体で考えていきたいと。そのときには、「学校の森」は「学校の森」ということで進めているわけですけれども、豊島区が目指していく方向としてはやはり拠点の名前ではなくて、全体として「いのちの森」といったような、もっと広い観点でとらえていった方がいいのかなと。ですので、今年やるものが「いのちの森」ということではなくて、「学校の森」も含めた「いのちの森」というところに位置付けを明確化していきたいと考えまして、そういった内容をフォーラムの中で皆様方と共通の認識に立てていけるとありがたいなということで、第一部をそのような形に位置付けさせていただいておるところでございます。 ○古坊知生委員  何となくわかりました。そうであれば、第二部で「いま生物多様性を考える」ということなのですけれども、将来的にどうなのでしょう。この言葉から受けるイメージとしては、森が育って、そこに何か生物が住んでくれればいいという、そんなことをイメージしているなんていう気がしたんですけれども。ただ、私が心配したのは、いや、もうこれはチラシができ上がっているので仕方がないのですけれども、何か生物多様性といっても、キリンとか象とか、あんまり豊島区に関係なさそうな動物なものですから。すみません、ちょっと小さいことを気にしているかもしれませんけれども、その辺についてどのようにお考えなのか。お願いします。 ○常松環境政策課長  ちょっとイメージが貧困だったかなと思っておりますけれども、生物多様性を考えていく際に、やはり一番大切なことは地元の地域における生き物が生きやすい環境を今後どうしていくかということなのだと思っております。本当は、「学校の森」「いのちの森」を今後考えていく際に、いかに土を豊かにしていけるかというところが大切なのだと思っております。やはり今まで虫に対するネガティブなとらえ方をする方もとっても多かったと思っておりますけれども、虫がいないと鳥も来られないというようなこと、あるいは鳥が住めないような環境であるとほかの哺乳類も含めて住みづらいと。なかなか虫もそうですし、小さな哺乳類というとネズミとかになってしまったりするので、生活衛生課長がいる前でどういうふうにしゃべったらいいのかと思っているのですけれども、そのあたりがやはり今後の課題としてはあると思っています。ただ、やはり豊かな腐葉土というか、そういうようなことにこの「学校の森」を通じて関心を持っていただけるように、それが行く行くは世界的な、例えばよく温暖化のシンボルとなっているホッキョクグマがどうだこうだとか、そういうようなことも含めて、やはり今後、ワールドワイドで考えていただくことも必要かと思っていて、そこのところが環境問題というのは地元のことも考えなければいけないし、地球のことも考えなければいけないしで、ちょっとアブハチ取らずになってしまったかもしれません。すみません。 ○永野裕子委員  まず、先程河野委員からもありました「みどり広場基本計画」について、私も予算委員会のところでいろいろ触れさせていただいて、今年が見直し作業に入るということですので、予算委員会のところでも言ったわけですけれども、緑化の方針についての考え方がこの基本計画プロジェクトが全くリンクしていないということで、ぜひ、これは基本計画は法定計画で横に置いておいていいという、長年のものですから、時勢が変わったりとか、なかなか計画どおりいかないということがあると思うのですが、これは密にやるべきだということを重ねて意見として言わせていただきたいと思います。  それで、質問なのですが、「グリーンしま再生プロジェクト、これは始まったときには、先程古坊委員からもあったように、ちょっと拙速な感じで、トップダウンの感じが否めなかったということで、前の委員会のときにも次年度からは区民の方に積極的に主導的に入っていただくというような、そういう動きになるというお話だったと思うのですが、この実行委員会の動きとして、この間どのようなことがあったのか。以前、説明の中にサポーターでしたか、正式な名前を覚えていないのですけれども、協賛の方々のリストが載っていたと思うのですが、この方たちとの関係というのはどう進めていったのか、お願いします。 ○常松環境政策課長  昨年、「学校の森」を中心としたキックオフをやらせていただいた際には、正直申しまして、区でこういうことをやらせていただきたい、それに子どもたちの植えていただくサポートをしていただきたいといったような形のお願いから始まりました。今年度はこの「グリーンしま再生プロジェクトということで、メンバーの方については多少増えたりはしておりますけれども、基本的に変わっていないのですが、今回の実行委員会の中で力点を置いておりますことが、緑化について皆さんどうお考えでしょうかと。植樹はさせていただきたいと思っているのですけれども、それ以外の緑化についても様々なご意見をいただきたいというような形で、その実行委員会でいただいたご意見を、今年度直にということではないのですけれども、先程来お話の出ております緑の計画ですとか、そういったところにも反映させていきたいなと考えてございます。  ですので、この「グリーンしま」を再生するプロジェクト実行委員会という位置付けでございますけれども、そこでの緑化のご意見などをどういうふうに今後の計画に組み入れていけるのかというようなことも大きな課題と思っているところです。  ですので、継続的にやっていく取り組みが一方であり、具体的にこれから目指す方向が一方で検討されなければならない、それを車の両輪にして、豊島区の緑化を進めてまいりたいと考えてございます。 ○永野裕子委員  わかりました。この5月、6月のイベントだけではなくということですので、今後もということで理解したいと思うのですが、お声がかかった人の中には何で自分に声がかかったのかわからないというようなご意見もあったりして、町会の方とか、明確に団体の長という方はわかるのですけれども、やはりいろいろな民間活動をやっていて、かつて代表だった方とか、何で今、自分にかかったのかわからないというような声を何人からか聞いたのですが、この人選の基準というか、どの辺から声をかけたのでしょうか。 ○常松環境政策課長  今回のプロジェクト、その前のキックオフがもともとなわけですけれども、本当に応援していただける方を増やしたいといったような位置付けで考えてございまして、まちづくりをやっている方、子どもの育成をやっている方、あるいは町会のような総合的な取り組みをやっていただいている方、企業で緑化に関心を持っていただけそうなところといったところで、こういう言い方は担当者としていかがかと思いますけれども、本当に幅広くを心がけた結果です。それが正直申しまして、今ご指摘いただいたように、最新の情報でできたかどうかというところについては、昨年度に把握できるリストのような形で声をかけてしまったところがありますので、団体の中の役員のご異動等については、もしそういった方がいらしたとしたら、大変恐縮なのですが、事務局の方がそれぞれ主管課の方から聞いたデータがもしかしたら古かったところがあるかもしれませんので、そのあたりは、より今の団体のご活動の中でふさわしい方、適切な方をご紹介いただければと考えてございます。  また、実行委員会で、今のお話も含めまして、そういったところについてのご指導をいただくようにお願いをしてまいりたいと考えてございます。 ○永野裕子委員  区の考え方としてはそれはいいと思うのですけれども、その団体として声をかけたという形にはなっていないわけですから、受けた側は、何で今来たのかわからないというようなことになるのだと思うのですね。ですから、幅広くというのであれば、過去の役職の方に声をかけることも別におかしくないわけで、コンセプトがちゃんと伝わっていれば、そういうことだったら協力しようということになると思うのですね。コンセプトが正確に伝わっているのかなというところがちょっと不安だったものですから、その辺、せっかくいろいろな協力をしてくださるような方々がいるわけですから、もうちょっとコンセプトなり、どういったことをやりたいのか、どういう協力をいただきたいのかということを丁寧にやった方がいいのではないのかということを意見として言わせていただきます。 ○渡辺くみ子委員長  そのほか、ございますでしょうか。  よろしいでしょうか。   「はい」 ───────────────────◇──────────────────── ○渡辺くみ子委員長  では、2番目の案件に入ります。  豊島清掃工場運営協議会について。  理事者より説明がございます。 ○高桑資源循環課長  それでは、豊島清掃工場運営協議会についてという資料をご覧ください。ご説明でございますが、1ページ目に、次第といいますか、載っていますけれども、この2の2)の環境調査結果について、この部分を後程環境課長よりご説明申し上げます。私はこの部分を除いて、先に、一番最後までご説明したいと思いますので、よろしくお願いいたします。  それでは、1枚おめくりいただきまして、委員名簿でございます。住民側委員豊島委員、一組の委員ということで、ご確認いただきたいと存じます。ただ、一番上の住民側委員ですが、清掃一組から個人情報の関係でお名前を出せないということで、人数のみの記載になっておりますので、ご了承いただきたいと存じます。  それでは、第26回豊島清掃工場運営協議会という資料をご覧いただきたいと存じます。  おめくりいただいて、1ページ目でございます。操業状況でございます。ごみ搬入量・台数及び焼却量です。21年4月から12月までの9カ月のデータが載ってございます。ごみの搬入量ですが、表の一番下ですが、合計で7万5,681トンです。9カ月間です。その内訳でございますが、豊島区とその他となっておりますが、豊島区のところには豊島区の区集、区が収集したごみと、豊島清掃事務所絡みの持ち込みごみ等が入ってございますが、5万1,505トン。それ以外ですが、これはその他の区の区集ごみ等が入っておりますが、2万4,176トンという数字でございます。また、焼却量は7万3,699トンということです。焼却量ですが、1日平均282トンということになってございます。また、搬入台数でございますが、1日平均で217台ということで、440台までと協定でなっておりますので、それをクリアしているということがご確認いただけるかと存じます。  その下ですが、定期点検補修期間、中間点検期間ということで、この日数、炉をとめていた期間がありますので、ご確認いただきたいと思います。  一番下の部分ですが、先程440台と申し上げましたが、これについては覚書に基づいた搬入計画を作成し遵守するよう指導していますということと、その下ですが、池袋大橋からの搬入車両、これは45台までとなっておりますので、それについても台数の管理をしているということが記入されています。  それでは、2ページ目をご覧いただきたいのですが、操業に関わる苦情状況は、この期間、21年7月7日から12月31日まで、なかったということが記載されています。
     その下ですが、施設見学の関係です。合計の一番右下の部分をご覧いただきますと、1,197名ということになっておりまして、内訳ですが、それぞれ数字が出ていますが、小中学生がやはり一番多くなっておりまして619名、52%が小中学生だということです。その内訳ですが、区内の小中学生が14件、547人、区外の方は2件、72名という内訳です。また、高校生・大学生は115名ですが、内訳は、区内が1件、15名で、区外の方は5件、100名ということです。また、一般住民ですが、8月のところが185名ということで多くなっておりますが、これはエコライフフェアに工場も参加しまして、工場を紹介するパネルや写真等の展示、または工場見学、工作教室を行いましたということで多くなっております。  それでは、この運営協議会の資料につきましては以上とさせていただきまして、その次ですが、1ページ目の3)ですが、一般廃棄物処理基本計画の改定についてということで、清掃一組から小島総務部副参事、基本計画担当の課長が見えて、お配りしましたこの(原案)(概要版)に基づいてご説明がありました。なお、この内容につきましては、12月の当委員会でご説明していますので、割愛させていただきたいと存じます。  それから、資料の配付なのですけれども、資料2ということで、廃プラスチックのサーマルリサイクル実証確認実施結果についてというA3判の資料ですが、こちらは豊島清掃工場以外の工場についてのデータということで、資料の配付だけということで運営協議会で配付させていただいております。それから、豊島清掃工場周辺大気環境調査結果、これも資料の配付だけということになっております。  私からは以上です。 ○長戸環境課長  恐れ入ります。引き続き、こちらの第26回の工場運営協議会3ページをお開きください。2-1、排ガス調査結果でございます。平成21年6月から平成21年9月にかけまして行いました3回分の排ガス測定の結果をこの表に記載しております。ご案内のとおり、豊島清掃工場の焼却炉の排ガスにつきましては、ろ過式集じん機、排ガス洗浄塔などの処理設備を経まして、煙突から大気に排出されております。清掃工場の焼却排ガスの中にある物質のうち、この表にございますように、大気汚染防止法により基準が設けられていますのは、一番左側の調査項目にありますように、ばいじん、硫黄酸化物、窒素酸化物、塩化水素の4つでございます。水銀については法律による排出基準がございません。棒線を引いてございます。以上、法定4物質の排出条件につきましては、2カ月ごとに定められた測定方式に基づいて実施することが大気汚染防止法によって義務づけられておりまして、この表からもおわかりいただけますが、いずれの測定値につきましても法規制値並びに自己規制値を下回っているという結果になっております。  恐れ入ります。1枚おめくりいただきまして、4ページをご覧ください。2-2、ダイオキシン類調査結果でございます。平成21年6月から11月にかけまして実施した排ガス、排水、飛灰処理汚泥中のダイオキシン類調査結果を載せてございます。この表からもおわかりいただけますように、いずれの測定値につきましても法規制値、自己規制値を下回った状況になっております。  続きまして、右側のページ、5ページでございます。こちらは周辺大気中のダイオキシン類調査結果であります。夏に実施測定を行ったものを今回の報告に載せさせていただいております。工場周辺の大気中のダイオキシン類調査結果でございまして、周辺4カ所と豊島清掃工場、合計5カ所におけるダイオキシン類の濃度を測定して、異常がないということを確認しております。この調査は季節変動を考慮いたしまして、夏・冬の2回実施して公表しているものでございます。それぞれの調査対象につきましては、平成21年8月19日から26日にかけまして、連続7日間実施しております。検体の採取方法と分析につきましては、環境省の定める方法によっております。計測された値は調査結果の表の測定値の欄にあるとおりでございます。それぞれ0.054、0.034など、非常に低い数値になっておりまして、評価の基準といたしまして、その表の下にございますように、1立方メートル当たり0.6pg-TEQが基準値でございまして、測定値はこの基準よりも大幅に小さい値となっております。  続きまして、6ページ、7ページ、見開きの資料でございます。こちらは排水調査結果でございます。平成21年5月から11月にかけまして、4回行いました測定結果の一覧でございます。工場内の処理後の水質は下水道法による下水排出基準によって評価しております。基準値というのがそれぞれございますが、この中で6ページの2行目の水素イオン濃度につきましては5.0から9.0とございますが、こちらは中性を7といたしまして、その上限が9、下限が5というような基準になっておりまして、それぞれの測定は7.4、7.4、7.3、7.8ということで、ほぼ中性に近い状態になっております。また、6ページの一番下の項目で、アルキル水銀化合物は、検出されないことという基準値になっております。こちらにつきましては、いずれも不検出という結果になっております。  恐れ入ります、8ページと9ページにお移りください。こちらは騒音等の調査結果でございます。東京都の環境確保条例では、用途地域と時間帯に応じまして、騒音や振動の規制基準を設けております。それぞれお隣の9ページにあります地図でお示しした測定箇所で測定したものでございます。図の中で、ちょっと見にくいかと思われますが、①から⑩の工場を取り巻く10地点での騒音測定を行いました。工場の停止時、稼働時の測定を行っております。各調査地点、調査時間で測定値にばらつきがございます。例えば、停止時が稼働時よりも高いデシベルが出ているというようなばらつきがございますが、これらにつきましては工場からの騒音ではなく、周囲からの環境騒音によるものと分析しております。これまでのところ、清掃工場では騒音苦情について寄せられているものはございません。今後とも工場に起因する近隣騒音、苦情等が発生しないよう、十分してまいりますとの工場長からの報告がございました。  次に、下の段の振動ですが、調査地点1から6と記載してあります部分について、結果が出ております。停止時、稼働時とも規制基準をクリアしております。  恐れ入ります、10ページでございます。こちらは臭気調査結果でございます。これらは工場の敷地の境界でそれぞれ測定したものでございまして、昨年の8月に実施いたしました。3つの地点で測定しておりまして、①②③の地点でございますが、それぞれ臭気指数という方法によります臭気調査を行いました。結果は規制基準を満足しているものでございます。  項目としては最後になります。11ページでございます。こちらは搬入ごみの組成状況調査結果でございます。ご案内のとおり、平成20年10月から、豊島清掃工場に搬入されますごみは、すべての収集地域で廃プラスチック、可燃ごみに分類されるようになっております。表の構成が前回ご報告しました構成とちょっと変わっております。以前は中段ほどにプラスチック類という大きな項目がございまして、その中に可燃物・不燃物と、プラスチック類という項目を立てまして、大きな可燃物・不燃物とは別に立てていたんですが、その部分がなくなりました。その部分につきましては、今回、可燃物の欄に移動して表記させていただいております。それぞれの対応ですが、前回はプラスチック類のプラスチックとあったものは単純にプラスチック類、その他と表示されていたものにつきましては今回はゴム・皮革類と、このような表示になっているものでございます。  なお、一番下の欄に平成21年度の発熱量の平均値がございます。3回の平均値でございますが、1万474kJとなっております。  なお、次の12ページ、13ページでございますが、これらにつきましてはそれぞれの調査を担当した分析機関の証明でございます。  以上が私からの報告でございます。 ○渡辺くみ子委員長  説明が終わりました。ご質疑お願いいたします。 ○河野たえ子委員  大したことではないかもしれないです、よくわからないのですけれども。この騒音等調査結果とありますよね、さっき説明された。それで、停止時より稼働時が低いのがあるのではないですかと、こういう話だった。それよりも規制基準というのがありますよね。これは騒音だからフォンだと思うのですけれども、規制基準より稼働時は大体高いではないですか。昼間も大体、夕方は規制値が55なのに高いところが結構ある。夜間についても高いところがあるとか。こういうのは規制値との関係で許容の範囲なのですか、オーバーしても。内でやらなければいけないとかということではないのですか。 ○長戸環境課長  ご案内のとおり、清掃工場は非常に道路に隣接しておりまして、本来でしたらば、この規制値をクリアするのが望ましいとは思うのですが、工場自体から発しているものは規制値を下回っているのではないかと思われるのですが、いろいろな車両とか、その他の騒音が入っておりまして、私どもではこのような結果を工場からいただいているので、その点についてはもう一度確認してみます。 ○河野たえ子委員  あそこは川越街道が隣接していますから、要するに騒音値が高くなる、純粋に工場の騒音かどうかはわからないというのはわかるのです。しかし、規制値というのは一定の目安であって、ほかのいろいろなものについては規制値内でカバーできているのに、騒音だけ規制値よりオーバーしているということになると、国道があるから仕方がないではないかという話で済ませていいのかどうかというのが私はよくわからないです。あの周辺は電車も走っているし、国道もあって、そばに住宅街はがけ地の下の方に少しあるのだけれども、ああいう状態からいうと、特別ご不満というか、意見は出ない、そういうものだと思われている方もたくさんいるのではないかと思うのですけれども、ただ、私は、では、これは国道と電車があるから仕方がないのだよと、こういう話で済ませていっていいかどうかというのが、正直言うと判断に迷う。やはり、もし国道がうるさいのであれば、要するに自動車交通ですから、自動車交通騒音について、できるだけ低減することをしなければならないと思うのですよ。  例えば、電車がなくなってしまった時間帯でも結構規制基準を超えているのです。だから、電車だけでもないし、大した問題ではないのかなと思いつつ、やはり一定の基準をクリアするという方向性からいうと何らかの、もうちょっときちっとした調査をした方がいいのか、そういうあたりがちょっと疑問です、はっきり言って。だから、60自体はそんなにうるさいと思わないですけれども、うちのそばだって結構、一歩入ると相当静かなのだけれども、やはり自動車の音がすごくうるさいのです、表通りに出ると。だから、ああいうところにいると、会話とか難聴とか、いろいろ出てくるから、やはりもう少し細かく調べたほうがいいのではないですかという程度の意見なのです、すみません。まあ、長戸環境課長も課長になってきたばかりで、こんなの見せられてどうするかなんて思っているかもしれないけれども、ちょっと研究していただければなと思います。 ○永田清掃環境部長  この騒音につきましては、今まで一度もクリアしたことがなくて、やはりこの基準値というのが住居地域によって違ってくるようなものなのです。ですから、今までもこの運営協議会の中では苦情がないと、周りに民家がございませんので、そういうことで今まで済ませてきたのですけれども、今、河野委員からご指摘がありましたが、やはり基準は基準でございますので、今度、工場とこの辺がどうなっているか、よく調整いたしまして、またご報告させていただきたいと思います。 ○永野裕子委員  まず、前から伺っていることですが、清掃工場の緑化の基準が東京都条例をクリアしていないという話があることをこの委員会でも以前伺って、その時点では正確に確かめていないということでしたが、設置段階ではクリアしたけれども、基準が上がって、恐らくクリアしていないのではないかというお話があったのですが、それについてはいかがでしょうか。 ○常松環境政策課長  工場ともその部分について、意見交換というか、確認したのですけれども、工場は全くそういう認識をしていないのです。あそこは屋上に緑地をつくっておりまして、工場のこちら側の屋上のところ。基本的には現時点でどういう適合関係になるのかを一組の施設と確認してみますとは言われているのですけれども、首をかしげている状況です。すみません、どういうご趣旨だったのかも含めて、検討したいとは思っているのですけれども、一組としても、いや、大丈夫ですよといった楽観的な回答が来てしまっていて、あれ、おかしいなと正直言って思っています。 ○永野裕子委員  私も具体的にどこがというような部分を把握しているわけではないので、ただ、そういうような話があったので、もしそうだとしたら、先程から緑化を進めて、いろいろなところに協力を求める豊島区のあり方としては問題があると思いますので、それを再度確認させていただきました。  それと、基本的に環境調査となると、かつての公害基準というか、それが基本的な数値基準になってくるので、こういった数値が中心になると思うのですけれども、昨今の課題としてはやはり温暖化対策というものが大きくなって、予算委員会の中でも質疑があったと思いますが、サーマルリサイクルによってCO2の発生量が格段に増えている状況を、こういった運営協議会の中で把握したり審議したりということが必要になってくるのではないかと思うのですけれども、一般廃棄物処理基本計画の中で、目標や取り組みの中にはそういったことを言葉ではうたっておりますけれども、具体的にそれをどういうふうに見て評価しているかが出ていないと思うのですが、これについての考え方、新しく出てきた課題ですから今後ということになると思いますし、各自治体によって数値基準が違っていたりとか、豊島区は非常に高い目標を掲げているわけですから、大きなCO2排出施設であるわけですから、これをどう見ていくかというのは区の中の課題ともなっていくことだと思うのですが、これについての考え方はいかがなのでしょうか。 ○常松環境政策課長  プラスチックを燃すことによって熱量がこれだけ高まっているわけですので、それに応じてCO2というのも排出されているのだろうとは考えてございます。今後、清掃工場の排熱も含めた形で、プラスマイナスをどういうふうに評価していくのかというところについては、環境基本計画の中でもそうですし、まちづくりの副都心ガイドラインの中でも今後の検討をしていかなければいけない。CO2の出る入るの部分について、今、エネルギーをどういうふうに考えていくのかというところについては、正直言って国レベルの検討も難航している状況なのです。そのあたりについては、私どももオブザーバーで入ったり、検討会の見学をさせていただいたりというような中でしておりまして、もちろん清掃事業と環境問題については同じ部の中にあることもそのとおりでして、今後の大きな課題と考えてございますけれども、だから、では廃プラはどうなのかといったところと、もともとこの廃プラをこういう処理をする形にした経過とCO2というところが直接リンクするわけではないので、CO2の関係につきましてはCO2の関係ということで、そういった国の検討ですとか、一組との意見交換などを、ちょっとお時間をいただいて検討させていただきたいなと考えてございます。 ○渡辺くみ子委員  すみません、私から一つだけ、数字上で伺いたいのですけれども、いいでしょうか。  どうということはない話なのですけれども、1ページのところに1号炉、2号炉の停止期間というのがあるのですけれども、記憶でいくと、2号炉が年末に停止した時期がありましたよね、そこが抜けているなと思うのですが、ここのカウントはどうなっているのでしょうか。 ○高桑資源循環課長  運営協議会でも、12月8日から23日までの15日間、2号炉が故障のため停止しましたということを口頭でご報告がありましたが、資料としましては定期点検とか、通常の点検を載せていたものと思われます。 ○渡辺くみ子委員  運営協議会で出していることというのもあるのかもしれませんけれども、私はやはり停止期間に関してはきちんと入れていただいて、客観的にどういう形で操業されているかというのを示すべきだろうと思いますので、ぜひご検討いただきたいと思います。  では、すみません、ありがとうございました。 ───────────────────◇──────────────────── ○渡辺くみ子委員長  では、3つ目の案件に移りたいと思います。  平成21年度ダイオキシン類濃度の調査結果まとめについて。  理事者よりご説明がございます。 ○長戸環境課長  恐れ入ります、平成21年度ダイオキシン類濃度の調査結果まとめ、こちらの3枚ものの資料をお取り出しください。  まず、大気、土壌における測定結果でございますが、1ページ目にお示ししてございます。先程清掃工場の運営協議会のご報告で触れました昨年8月の調査も含めまして、4回実施いたしております。平成21年度の5カ所の測定値の平均値は、表の右下にございますように、0.041pg-TEQという結果になっております。各測定値点、各回とも環境基準値であります1立方メートル当たり0.6pg-TEQを下回っているものでございます。  続きまして、1ページの下の表でございますが、こちらが土壌中の測定値結果でございます。21年12月16日に実施いたしました。6カ所いずれも環境基準値の1グラム当たり1,000pg-TEQ並びに調査指標値としております1グラム当たり250pg-TEQを下回った結果となっております。  恐れ入ります、資料をおめくりいただきまして、2ページでございます。こちらは東京都環境局が実施いたしております東京都内20カ所の大気中ダイオキシン類濃度の測定結果でございます。東京23区ではご覧のとおり、11カ所で測定されております。その年間の平均値でございますが、この2ページの表の中段あたりに23区地域平均値の欄がございまして、その右端に0.046pg-TEQとなっております。こちらが11地点での1年間の平均値となっております。  3ページでございます。こちらは先程清掃工場の運営協議会でご報告しました内容と重複しているものでございます。下段の参考2の地図でございますが、黒丸印が大気調査、黒い四角印は土壌調査の実施地点をお示ししております。  恐れ入ります、4ページでございます。こちらは大気調査の過去5年間の平均値結果を21年度の平均値結果と比べてお示ししたものでございます。表の右隅にございますように、豊島区内の平成21年度の平均値0.041pg-TEQは、16年度から20年度までの5年間と比べましても一番低い数字という結果になっております。  あと、下の段は東京都環境局が実施しております23区地域の平均値について、その他、八王子、立川等の地域についての年平均値の各年度ごとを比べたものが一覧表になっております。  5ページでございます。5ページの中段でございますが、豊島区が区内で行いました土壌中の濃度の測定結果を、やはり平成16年度から20年度の5年間と平成21年度を比べたものでございます。表の下に平均値が出ておりまして、21年度の平均値は5.4pg-TEQということで、20年度に比べましてもマイナス1.3pg-TEQ/gという結果になっております。  なお、5ページの下の段の表は東京都が実施いたしました土壌調査の経年変化、また、次のページ、6ページの表は地下水中の濃度の経年変化をお示ししたもので、参考としてお出ししております。  以上、環境課からの報告でございます。 ○渡辺くみ子委員長  説明が終わりました。ご質疑お願いいたします。 ○河野たえ子委員  ちょっと疑問ですが、土壌中のダイオキシン類濃度の経年変化は横棒がちょちょちょちょっと。最初は、例えば学習院大学構内なんかは22と出るでしょう、平成16年度に。ところが、その後は出なくなってしまったという話なのか、調査しなかったのか、その説明をしてください。 ○長戸環境課長  5ページのダイオキシン類濃度の経年変化の表についてだと思いますが、ここをご覧いただきますと、平成16年度は、学習院大学の構内につきましては区が実施しておりました。ただ、17年度以降は一組で毎年調査するというふうに移行しております。その他、椎名町公園、中池袋公園、南長崎花咲公園、上り屋敷公園、今回、初めて東部地域ということで駒込西公園を計測いたしましたが、これにつきましては区内東西各地域を1年ごとに順番を変えまして測定しておりまして、その状況でございます。一組側が実施いたします工場内、学習院大学構内、池袋本町公園、巣鴨公園、千早公園につきましては毎年実施すると。ただ、それ以外の地域もどうなのだろうということで、区で独自に毎年1カ所を測定しているものでございます。 ○河野たえ子委員  毎年1カ所で大体その動向というか、方向というか、全体像というのがつかめるのですか。 ○長戸環境課長  もともと一組で毎年やっておりますものが千早公園、巣鴨公園、池袋本町公園と、区内である程度ばらついておりまして、それに加えてさらに念のためにといいますか、その他の地域で増えているところがないかと確認するための調査でございまして、合計6カ所を出すことによりまして、毎年このような数字になっておりまして、私どもとしては基準値と比べましても非常にけた数の少ない測定結果になっておりますので、十分資料として役立つものと思っております。 ○古坊知生委員  すみません、ちょっと基本的なことかもしれないのですが、先程のテーマとも関連しておりますので。この環境調査に関して、もちろん健康のために調査をして、しっかりとダイオキシン等々は発生していないのだと数値的に示さなければいけないわけですけれども、この環境調査に係る費用はトータル的にどれくらいかかっているのかというのを教えてください。 ○長戸環境課長  私ども、区で実施している分でございますが、例えば1ページにございます大気中のダイオキシン類濃度は、年4回区で実施しております部分は区民ひろば、長崎健康相談所でございますが、1回当たり18万9,000円の費用が21年度はかかっております。2カ所で4回でございますので、区実施分の大気につきましては151万2,000円程度の金額がかかっております。それから、土壌でございますが、これにつきましても、区で実施している分につきましては約14万円、1カ所。今回は駒込西公園でございましたが、14万円という経費がかかっております。一組のことにつきましては私どもで資料がございませんが、やはり同程度かかっているのではないかと思います。 ○古坊知生委員  まあ、どれぐらいかかっているのかとちょっと興味があった、それだけなので、一組で何かもしそういう資料、一組でやっているようなことでの経費ということに関して、もし資料がわかったら、ぜひいただきたいのですけれども、よろしくお願いします。 ○長戸環境課長  わかりました。調査してみます。 ○渡辺くみ子委員長  そのほか、ございませんでしょうか。   「なし」 ───────────────────◇──────────────────── ○渡辺くみ子委員長  では、最後の案件になります。  平成22年春の豊島交通安全運動実施について。  理事者より説明がございます。 ○原島交通対策課長  それでは、春の交通安全運動実施についてということで、資料をお出しいただきたいと思います。去る3月29日に豊島区の交通安全協議会を開催をさせていただきまして、本日ご説明いたしま実施要綱について協議をし、ご承認をいただいたところでございます。また、4月6日より10日間、15日まで交通安全運動ということで現在実施をしておりますので、その内容についてご説明をさせていただきます。  それでは、運動の目的でございますけれども、交通ルールの遵守と正しい交通マナーの実践を習慣づけるよう呼びかけ、区民一人一人に交通安全の意識の普及・浸透を図るとともに、区民自身による道路交通環境の改善に向けた取り組みを推進することにより、交通事故の防止の徹底を図るというものでございます。  期間については先程申し上げたとおりでございまして、運動の基本と重点でございます。2月22日付で中央交通安全対策会議交通対策本部で決定した全国交通安全運動の基本及び重点に加えまして、都の地域重点を定め、運動を推進するものでございます。運動の基本といたしましては、子どもと高齢者の交通事故の防止ということでございまして、特に4月、新入学時の子どもに重点を置いた基本となっております。また、運動の重点といたしましては、3点が全国でございますけれども、すべての座席のシートベルトとチャイルドシートの正しい着用の徹底、自転車の安全利用の推進、飲酒運転の根絶、これが全国レベルの共通項目でございます。また、東京都といたしましては二輪車の交通事故防止ということで、東京都は特に二輪車の交通事故が多いということで重点に入れてございます。  また、安全標語といたしまして、「やさしさが 走るこの街 この道路」ということで、平成19年の1月1日から東京都はこのスローガンを使っているものでございます。  それでは、次に要綱でございますけれども、今ご説明したのが表紙に書いてあるもので、おめくりいただきまして、今の基本及び重点につきましての推進要領になってございます。特に各項目ごとに下のほうに「家庭・地域では…」、「運転者は…」「職場・学校等では…」ということで、各部署におきまして、この基本項目、重点項目をどう取り組むかというものが1個1個明記をしておるものでございますので、後でお読みいただければと思います。  最後に、裏になりますけれども、各実施機関の役割ということで、豊島区から始まりまして鉄道事業者まで、町会連合会ですとか商店街連合会、高齢者クラブ等を含めまして、各機関の役割というものをこちらに明記をしてございます。  また、この運動とは別に、3月25日から31日までということで、飲酒運転させない東京キャンペーンが実施されました。また、4月10日につきましては交通事故死ゼロを目指す日になっておりますので、よろしくお願いいたします。  交通安全運動実施要綱については以上でございまして、続きまして、区内等の交通事故の発生状況ということで、21年中でございます、昨年の1月から12月までの状況についてご説明いたします。後ろに別紙ということで概要をご用意しておりますので、そちらとこの状況の冊子とを両方見ながらお聞きいただければと思います。  まず、開いていただきまして、2ページでございます。都内における交通事故の状況、経年変化でございます。都内の発生件数については5万6,358件ということで、20年度比でマイナス5,167件。それから、死者数については205人ということで、マイナス13人。負傷者数は6万3,596人ということでマイナス6,070人。9年連続の減少という、グラフを見ていただいてもわかるとおり、減少という形になっております。また、死者数につきましては、20年度に掲げておりました「~チャレンジ・アンダー218~」、218人を下回る結果となってございます。  また、都内における月別推移、3ページでございます。事故の発生件数、これは3ページの一番下の前年度比というところの発生件数というところになりますけれども、すべての月で前年を下回った、マイナスという数字になってございます。  次に4ページをお開きいただきたいと思います。都内における死亡事故の傾向でございます。時間別でございますけれども、6時から8時が25名で最も多く、次いで18時から20時が22名、14時から16時が20名、10時から12時が19名の順で多く発生をしております。年齢別でございますけれども、65歳以上の高齢者が79名と38.5%を占めております。次いで、高校生から24歳までが29人、40歳代が26人という順になっております。状態別では歩行者による事故が77人と最も多く、そのうち65歳以上の高齢者が42人となっております。次いで、自動二輪が47人、自転車が45人という順になってございます。年齢・状態別をクロスした死亡者数は歩行中の高齢者が42人で最も多く、次いで、自転車乗車中の高齢者が24人、自動二輪乗車中の若年層が18人となっております。これが都内の死亡事故の特徴になっております。  次に5ページ、一番下の全国の死者ワースト10でございますけれども、20年度と同じく、東京都については昨年も4位という結果になってございます。  次に6ページをお開きいただきたいと思いますけれども、高齢者の交通事故の状況でございます。65歳以上の高齢者の発生件数は1万3,928件で、昨年より413件減少をしておりますが、死者数については79名ということで、昨年より6人増加いたしました。状態別の死者数でございますけれども、歩行者が42人、自転車が24人で、全体の83.5%をこの2つで占めております。  次に8ページをご覧いただきたいと思います。都内における二輪車の発生状況の推移でございます。事故件数が1万4,120件。近年は減少傾向にありますが、死者数は58人で、昨年より3名減少している状況でございます。年齢別死者については、若年層が19名で最も多くなっております。事故類型別ですと、単独事故が23名、右折時の事故が13名という順になっております。  次に、都内における自転車の交通事故の状況、9ページでございます。自転車の事故につきましては2万2,266件で、全体件数では緩やかな減少傾向にあるものの、事故総件数が大幅に減少をしている中では、相対的に自転車の事故というのは比率が高まっているという状況になっております。自転車の方の過失が重い第一当事者の件数は3,849件あり、全体の2割程度を占めております。死者数は45人で、近年横ばいの傾向にあります。年齢別死者数でございますけれども、高齢者が24人で53.4%を占めております。  次に、10ページでございます。豊島区内における事故の状況でございまして、発生件数が958件で、マイナス17件。死者数が1人、負傷者が1,040人。前年よりも発生件数、重傷者数、軽傷者数は減少をしております。死者数については1名ということで、変わらずということになっております。事故の類型別でございますけれども、車両相互による事故が754件で78.7%を占めて、出会い頭による事故が298件と最も多くなっております。また、対人ということになりますと、横断歩道横断中が66件で一番多いということになっております。  11ページになりますけれども、交差点での事故が541件で全体の56.5%を占めております。時間別でございますけれども、昼間の事故が646件、67.4%を占め、特に午前8時から10時までが138件と最も多くなっております。また、年齢別では、30代が207名、次いで高校生から24歳までが191名となっております。20歳代の合計で比較すると、245人と最も多くなり、全体の4分の1程度を占めていることになります。  最後に、12ページになりますけれども、当事者別の死傷者数では、普通乗用車が680人、次いで自転車乗車中が454人、歩行中が180人の順になっております。なお、先程申し上げました死者の1人は自転車乗車中の78歳の男性になっております。  説明は以上でございます。 ○渡辺くみ子委員長  説明が終わりました。ご質疑お願いいたします。  特にございませんか。 ○河野たえ子委員  年寄りにだめ、だめといっぱい書いてあるから、高齢者を代表してお聞きいたしますが、要はうちのそばでも、例えば山手通りの交差点、いわゆる池袋駅の方へ向かって自転車で走っていく人はすごく多いのです、朝なんかはね。みんな、朝というのは忙しいではないですか。だから、すごいスピードで走っていくわけよ。ところが、横町から出てくる、それから、地下鉄のメトロの出入り口があるというので、向こうの山手通りの茶屋のほうについては結構歩道が広いのでカバーできるのだけれども、西池袋五丁目側と池袋のほうについては歩道が狭いから、メトロの出入り口が半分ぐらいをとって、きゅっと狭くなっているところがあるのですよね。そこへ持ってきて、谷端川緑道がずっと出てくると、ここのところは横に人が流れるわけ、自転車と人が。それで、こっち側が縦になる。常に衝突の危険性がはっきり言ってあるの。ああいう構造というのは、基本的な構造がこういう、今日の今の説明では、年齢だとか事故の原因だとか、全体としては減っているとはいっても、やはり全国的には高いではないですか、4位ということだから。そうすると、そういう原因について、当事者がもちろん悪いのもあるのかもしれないけれども、そういう町の構造というのか、そういうところなんかについては、危険だとか危険でないとかという調査とか、そういうものはしたことがあるのですか。 ○原島交通対策課長  危険箇所につきましては、今回もこの運動の期間中なのですけれども、毎年2回やっております春秋の運動期間中に、学校、商店街、町会等、主要な団体の方に、どこか危険箇所、それから、危ないところ、直してもらいたいところということで、書面にて出していただくようなことをやっております。また、その他、私ども土木部も含めまして、相当な車の台数が区内を走っておりますので、そういった中で危険箇所がありましたら、即対応できるものは対応するような形で体制をとっているというところでございます。 ○河野たえ子委員  それで、その提出されたというか、調査をやった、ここは危ないよとか、そういう資料はあるわけですか。あったら出してもらいたいのだけれども。 ○原島交通対策課長  各団体等からの要望事項というのは、交通安全協議会で件数だけ出させていただきまして、その内容についてはまた別途資料がございますので、それについては出させていただきたいと思います。 ○河野たえ子委員  それでは、資料を出していただいた上で、また意見は言いたいと思うのですけれども、結構、人の流れが交差するところというのはやはり何カ所かあるのです。そういうところというのは、特に朝、夕方にえらいスピードで走るのですよ。確かに年寄りはのそのそしているから、私もよたよたしているから危ないのだとは思うけれども、そういうところについては、本来ならば、そういう依頼をして調べるのももちろんだけど、区がやはりきちっと責任を持って調べる必要があるのではないかと思うのです。結構、出会い頭で見通しが悪いときなんか、危ないところがいっぱいあるのですよ。また資料をいただいた上で意見を言います。  以上。 ○渡辺くみ子委員長  そのほか、よろしいでしょうか。  では、今、幾つかの資料要求が出ましたので、これはどうしますか、委員皆さんに必要ということでよろしいでしょうか。   「はい」 ○渡辺くみ子委員長  では、各委員にご配付いただくというふうにお願いいたします。  本日の案件に関しては終わりました。 ───────────────────◇──────────────────── ○渡辺くみ子委員長  次回の日程でございますが、正副委員長案でいきますと、5月11日火曜日、午前10時から委員会を開会したいと存じますが、いかがでしょうか。   「異議なし」 ○渡辺くみ子委員長  次回は、1年間のまとめということになります。  では、次回の日程は、5月11日火曜日、午前10時からということに決定いたしました。  以上で、清掃環境対策調査特別委員会を閉会いたします。   午前11時36分閉会...