◆
矢口やすゆき 委員 私からは、
東京2020
オリンピック・
パラリンピック競技大会開催に向けた区の
取り組みについての1番、
聖火リレーについてお伺いをさせていただきたいと思います。
聖火リレーは既に
オリンピックの
ホームページのほうでも、
東京ルートの9日目ということで、
杉並区は7月18日土曜日ということで発表はされておりますが、そもそもの大枠の話なんですけれ
ども、
聖火リレーの
杉並区内での
ルートはもう決定しているのかどうか。もし
決定しているのであれば、いつごろ発表されるのかをお伺いいたします。
◎
オリンピック・
パラリンピック連携推進担当課長 ルートにつきましては、私
どもも当初
東京都のほうから、夏の早いうちに
決定して公表するというふうに聞いてございました。なかなか公表がないので私
どもも問い合わせたところですが、今最終的な調整を図っているというところで、公表は12月ごろになるだろうというようなことでございます。
◆
矢口やすゆき 委員 夏から12月と少しおくれている感じではありますけれ
ども。
今公募もされているんですが、
ランナーに関してですけれ
ども、現状、
杉並区内を走る
ランナーは何人ぐらいを想定されているのか、もしもう発表できるか、可能であればわかる範囲でお伝えいただければと思います。
◎
オリンピック・
パラリンピック連携推進担当課長 先ほど、
杉並区に
東京都から
意見照会があったということで御
報告申し上げましたけれ
ども、
東京都からは、7名を順位づけというんですか、そういうことをしてほしいというようなお話が来てございます。ただ、これはあくまでも
東京都の
聖火リレー実行委員会が
決定する
聖火ランナーのことでして、そのほかにも
スポンサー企業が
募集している
聖火ランナーがございますので、そこを考えると、ちょっと今明らかに何人かということがわからない
状況です。ただ、大体4分の1ぐらいが
都道府県の
聖火ランナーで、4分の3ぐらいが
スポンサーランナーということで聞いてございます。それを逆算すると、二十五、六名というようなところではないかなというふうに考えてございますけれ
ども、これは明らかな数字ではございませんので、今の段階では、
東京都のところの7名というのが確かな数字だけということでございます。
◆
矢口やすゆき 委員 このあたりの人数もまた、わかったら、ぜひお知らせいただきたいと思います。
では、具体的に
聖火リレーの
応募状況と今後の流れについてお伺いしていきたいと思いますが、この応募に関してですけれ
ども、いつからいつまで、どのように
募集されたのか。また、
募集をするよというようなことをどういう媒体で告知をかけて
募集をしていたのか、概要をお伺いできればと思います。
◎
オリンピック・
パラリンピック連携推進担当課長 まず
聖火ランナーの
募集につきましては、
パートナー企業と
都道府県の
実行委員会はちょっと時期が違っておりまして、コカ・コーラがたしか6月17日から8月31日まで、その他の企業、日本生命、NTT、トヨタは6月24日から8月31日まで、
都道府県の
実行委員会については、7月1日から8月31日までということで
募集をしてございました。
募集につきましては、
募集の開始前から
テレビ等で十分な広告をしているとともに、我々としても、
東京都の
聖火リレーの関係では、広報、
ホームページ等でPRしてきたところでございます。
◆
矢口やすゆき 委員 もう大々的にいろいろと告知されて周知は行き渡っているんじゃないかと思います。それで今
選考の段階にあるのかなと思いますが、(3)番にあります「
東京都において書類による1次
選考を行い、内224名について『
意見照会』が来ている。」と。この
意見照会というのはどのようなものなのか、お伺いしたいと思います。
◎
オリンピック・
パラリンピック連携推進担当課長 意見照会というのは、区として224名について、こういう方が走っていただければいいのではないかというようなことを
東京都のほうに
意見を添えて提出するということでございまして、区で
決定権があるものではございませんので、そういったところで、
東京都としても地元の
意見を尊重したいということで
意見照会をするということでございます。
◆
矢口やすゆき 委員 その次、(4)番のところに、「区では、『
杉並区
東京2020
オリンピック聖火ランナー選考会議設置要綱』を制定し、」とありますが、ここでの
聖火ランナー選考会議というのはどのような
会議なのか、また、
選考会議のメンバーというのもお示しいただければと思います。
◎
オリンピック・
パラリンピック連携推進担当課長 会議につきましては、
意見照会に、どのような
意見をつけて回答するかということを話し合う機関というふうに考えてございます。
構成につきましては、区長を
委員長としまして、両副区長、
教育長、それから住民を代表するということで
区議会の議長、副議長、それから
オリンピック・
パラリンピック・
スポーツアドバイザーを識見を有する者ということで指名して、この7名で構成してございます。
◆
矢口やすゆき 委員 (6)番のところに、「正式な
ランナーの
決定は、
令和元年12月以降の
予定」というふうに書いてありますが、
募集に関しては丁寧にいろいろと告知、周知をされていると思うんですが、そのような
選考会議によっていろいろ
選考されて
決定して、発表という段階なんですけれ
ども、そのあたりはどのような形で最後に発表されるのか、発表時のプロセスについてお伺いします。というのも、
募集かけました、公募した
ランナーたちは、いつ自分が当選するのかというのをどきどきしながら待っていると思うんですけれ
ども、はい、決まりましたといきなり出てしまうと、がくっと、もうちょっと途中の段階とか何もないのみたいなところで、ちょっと驚かれる部分もあるんじゃないのかなと思うので、もし
選考の
会議だったりとか、順を追って発表できるようなものがあれば、区からも少しずつ
区民のほうに周知をしていったほうが、応募した
ランナーだったり
オリンピック全体の機運の醸成にもつながるんじゃないのかなと思いますが、最後に正式
ランナー発表までのプロセスについてお伺いして、終わりたいと思います。
◎
オリンピック・
パラリンピック連携推進担当課長 プロセスの順次があったほうが、もちろん心の準備とかいろいろあると思うので、いいと思うんですが、私
ども聞いている範囲では、まず、それぞれが応募した主体から仮
決定の通知が来る。その後、
組織委員会から正式決定の通知が来るというふうに聞いてございます。これが12月以降ということになるかと思いますので、その間がどのぐらいあるかとか、いつごろ仮
決定の通知が来るかということについては、まだ明らかになってないというところでございます。
◆渡辺富士雄
委員 幾つか聞いていきたいと思います。
まず、区独自の
ボランティアの
登録状況についてなんですが、大人はいいんですけれ
ども、中高生の
ボランティア。前にちょっと話もしたんですが、
東京都の正式な
ボランティアの
募集の中で年齢制限だとか、中高生の場合団体
登録かな、中学生は無理なのかな。そういった中で、実は
子供たちからも、ぜひ
ボランティアをやりたいという話も私のところに来ているんですね。そのときには、
東京都は無理だねという話をしたんですけれ
ども、
杉並区で何か考えられることがあったら考えていくよというような口約束になったんですけれ
ども、先ほど来、子供に対してどういう
レガシーを残していくかということなので、中高生に関しては
ボランティアの件はどういう考えを持っているのか、伺います。
◎
オリンピック・
パラリンピック連携推進担当課長 区独自の
ボランティアにつきましては、特に年齢制限を設けてはいません。ということで、先ほ
ども報告しましたけれ
ども、今現在14歳から
登録している方がいらっしゃるということです。中学生については、例えば今までも中学生レスキューとかそういうことで、
ボランティアとしても十分な
活動ができるということが明らかになっておりますので、例えば
事前キャンプの際のいろいろな練習のサポートなんかは結構体力を使ったりするものですから、そういった中で中高生が一緒にお手伝いしていただけると、十分に役目も果たせますし、また御本人たちの記憶にも残るんじゃないかなというふうに考えてございます。
◆渡辺富士雄
委員 中学生レスキュー、数百人規模の
登録があって、毎年練習とか集まっていろいろやるんですけれ
ども、なかなかやることも少なくなってきたということも聞いていますので、ぜひ中学生レスキューの、年に1回、毎年2月か3月にありますけれ
ども、そういったところでしっかりその辺を訴えて、本人たちは
ボランティアをやりたいと望んでそこに行っているわけですから、しかも一生に一度、記念に残るそういう場にもなるので、ぜひその辺を入れた中学生レスキューの
活動をやっていただければと思いますし、また、高校生についてはゆう杉があります。中高生、一生懸命頑張っています。あそこは
スポーツ、文化
活動も活発にやっていますので、
オリンピックは
スポーツだけでなくて文化プログラムもありますし、そういったところで自分たちで能動的にやっている
子供たちにしっかりそういう場を提供してあげるのも1つの手かなと思いますので、ぜひその辺をお願いいたします。
あと、
おもてなしの分野においてということなんですけれ
ども、新たに
おもてなしの分野というのは、いまいちわかりそうでわからないんですけれ
ども、この辺どういう内容でしょうか。
◎
オリンピック・
パラリンピック連携推進担当課長 イタリアが
事前キャンプに来るということが決まって時間もたつわけですけれ
ども、イタリアがキャンプをするに当たって、どんなことをすれば、
杉並でキャンプをした価値があったというふうに思っていただけるかというようなことの発想がまず第一でございます。
それと、当然、
オリンピック・
パラリンピックの期間には外国からいろいろな方がいらっしゃるということでございますので、そういった点で、どうやったらそういう方たちに
杉並に来てよかったというふうに思っていただけるかということをあらゆるレベルで考えていくというようなことで、
懇談会の中でいろいろな
意見を出していただくような形で考えております。
例えば、先日
懇談会を行ったんですが、それじゃ日本の文化を紹介するという意味で、イタリアの選手団の方にどこかの神社で勝利祈願のおはらいをしていただこうかとか、ちょっと我々では発想できないようないろいろな発想も出てきています。多分
オリンピック・
パラリンピックの期間中、また七夕とか高円寺の阿波踊りとか、そういうところも入ってくると思いますので、そういう観光の紹介等も、関係所管とも
連携をとりながらやっていければいいかなというふうに考えてございます。
それからあと、アドバイザーのほうから、どんなところがキャンプ地としてよかったのかというところで、練習施設もそうなんだけれ
ども、その町がどうだったか、試合の前にどんなことをしていただいて、どういうふうにリラックスして試合に臨めたか、そういうことが非常に重要だということも伺っておりますので、そういったことができる
杉並の体制を整えていきたいというふうに考えてございます。
◆渡辺富士雄
委員 地域レベルの外交なのかなというふうに思います。
なかなか見えてこないこともあって、300日、1年切ってまだ盛り上がってこない。今ちょうどラグビーのワールドカップをやっていますが、ワールドカップもなかなか盛り上がらなかったんですけれ
ども、さすがに、テレビでドラマとかもやって、ラグビーってどういうものかとわかってくると、それはそれでおもしろくなって、ああ、行っておけばよかったなという人も結構いるんだと思うんですね。実際これで日本が勝ち進むともっと盛り上がるのかなと思いますけれ
ども、
スポーツはそういった一面があって、気分的にも個人レベルでも楽しめるし、それを活用するやり方というんですか、その辺をぜひ考えていただきたいと思います。
インバウンド施策、
おもてなしは、イタリアの選手をそうやって
おもてなしをするということと、インバウンドの施策はなかなか見えてこないんですね。これまでもいろいろ話はあったんですけれ
ども、具体的なインバウンド施策が進んでいるのかなと首をかしげるところもあります。準備段階というけれ
ども、もう1年切った中で、この辺についてちょっとお話を聞かせていただければと思います。
◎
産業振興センター次長 私
どもでインバウンド施策といたしましては、さまざま情報発信を進めておりまして、ホテルに置いたり宿泊地に置く多言語の雑誌、また
ホームページ等で、
杉並の名物であるとかお店であるとかを紹介する
取り組みを進めてございます。そういったもので来年のオリパラに向けた
機運醸成を進めてまいりたいと考えてございます。
◆渡辺富士雄
委員 努力はわかっているんですけれ
ども、いま一つぱっとしないというのが現状かなと。どこも同じことをやっているというのはあるので、
杉並区がとりたてて特別なことをやる必要があるかどうかというのはあるんですが、せっかくですから、しっかりとした、外に対するPRというよりも、住んでいる
区民に対してのPRも必要かなと思うんですね。やはり外国人が目につきます、飲み屋さんの中などでも。そういった隅々まで外国人が観光で来られたりいろいろしている中で、しっかりPRとともに、
杉並区ではこうやっていると、
区民がそれを認識できるような、そういった
取り組みをしていただきたいと思います。
もう1点、インバウンドにつながるんですけれ
ども、Wi−Fiの話です。駅前Wi−Fiをやっていこうということで、高円寺はたしか地元の
取り組みとしてやっておりますけれ
ども、その後どうなっているかお伺いします。
◎
産業振興センター所長 Wi−Fiにつきましては、産業振興センターのほうもいろいろな場所でできないかということで、場所を探したりはしております。ただ一方で、今民間のレベルでいろいろなWi−Fiの仕組みといいましょうか、いろいろな提供がされている実態もございますので、どこまで公費でやるかというようなところもございます。いろいろな場所を見ながらできるところはやっていこうということで、今高円寺のほうでやっております。
◆渡辺富士雄
委員 突っ込みどころ満載なんですけれ
ども、高円寺は実は区がやったわけではなくて地元の商店街が始めたわけで、別に行政がそれを進めたわけではありません。たまたまということなんで。
通信インフラをきちっとやるということは、インバウンドの対策につながってくるというか、確かに今いろいろなWi−Fiの民間のサービスもありますけれ
ども、セキュリティーの問題とかいろいろあります。公でやるということはセキュリティーを保障するという部分でもありますので、そこは研究して、コストがかからないようにするということもありますけれ
ども、民間活用して、任せるというんじゃなくて、任せてもいいんですけれ
ども、PRできるというんですか、民間だったら民間でもここがこうやってやっていますよという、人のふんどしで相撲をとるというわけじゃないですけれ
ども、これだけ
杉並区は通信の利便性が高いよと言えるようなところもしっかり研究して、PRしていただければと思います。
最後1点、これは忘れているかどうかわかりませんけれ
ども、砂場の活用で
スポーツと福祉の部分は行っている。実は、我々が議連で進めたときには、そこに教育というのが入っていたんですね。同志社女子大学の笠間先生が、子供の情操教育に砂場が非常に有効だということで、
すぎなみフェスタにわざわざ来てもらって、砂場をつくってもらって子供を集めて、
ビーチコート設置推進の一役を買ってくれた経緯もあるんですが、その後どうなっているのか伺います。
◎
スポーツ振興課長 教育等への活用でございますが、実は来年度、まだ調整をしているところでございますが、教育
委員会と指定管理者のほうで組みまして、
ビーチコートを活用した親子の健康教室での活用を、今具体化に向けて調整をしているところでございます。
◆渡辺富士雄
委員 それはいいんですけれ
ども、そこまでやっていた人にその後つながっているかどうかということを聞きたいのと、せっかくそうやって来てくれて、わざわざ
杉並のためにやってくれたのに、そのまま放りっ放しになっているのかなというところの、ちょっと申しわけなさと、できたら同志社女子大学の教授でそれを研究している第一人者ですから、しっかり声をかけていただいて、何か機会をつくってもらって、決してマイナスになることじゃないので、親子健康教室もいいんですけれ
ども、そういったプログラムの中にぜひ取り入れていただきたいことを最後に質問して、終わります。
◎
スポーツ振興課長 これまでのつながりも大切にしながら、また広く
意見をお聞きしながら、
ビーチコートを活用していきたいと思っております。
◆金子けんたろう
委員 聖火リレーの部分で何点か伺います。先ほど設置要綱の話が出たので、それについてちょっと伺います。
この設置要綱で定められている設置期間というのは、いつからいつまでになっているのか、それと、今回は
オリンピックの
聖火ランナーに限ったものなのかということを伺います。
◎
オリンピック・
パラリンピック連携推進担当課長 設置期間につきましては、施行日、
令和元年9月18日から実際に
聖火リレーが
予定されている
令和2年の7月18日までということでございます。
先ほどの御質問に関しては、
聖火ランナーの
選考の設置要綱については、
オリンピックの
聖火リレーに限るということでございます。
◆金子けんたろう
委員 オリンピックの
聖火ランナーに限った要綱ということで、今回の
報告で1の(6)に、パラについては、
選考基準及び
選考方法が本年秋ごろに公表される
予定と。ということは、それを受けて、
パラリンピックの
聖火ランナーについても、区として今後検討していくという理解でいいのか、また
選考会議等をつくる考えはあるのか、そもそもそういう考えはないのか。
◎
オリンピック・
パラリンピック連携推進担当課長 選考基準、
選考方法について、まだ公表されてないということで、中身がはっきりわかりませんので、我々としても対応のしようがないというところがございます。もし仮に
杉並区が今回のような形でかかわらなければいけないようなことになれば、これを準用していくのか新たな仕組みをつくるのかというのを考えていかなければいけないというふうに思っております。
◆金子けんたろう
委員 組織委員会の
ホームページを見たら、
聖火ランナーをやるよと。ただ秋ごろ以降公表しますよというふうに書いてあって、区としてもそこまで待つという状態なのは理解しました。3人一組というふうになっていて、どういうふうな関係になっていくのかというのもなかなかつかめないというのも、確かにそうだなというふうに思います。ただ、
オリンピック聖火ランナーについては、以前から議会でもそういう話題が出ていましたし、パラについても考えていく必要があるんじゃないかなと思います。これは要望にしておきます。
そうなれば、区内障害者団体とも
連携していくということは区も当然考えると思いますので、そこら辺も申し添えておきたいと思います。
先ほど、設置要綱の中で、
オリンピック・
パラリンピック・
スポーツアドバイザーという方がいるということが出ていましたが、その方には何か
意見を聞く機会はあったのか、聞いたのか、何か言及はなされていたのか、ちょっと
状況を教えてください。
◎
オリンピック・
パラリンピック連携推進担当課長 これについては、
会議体を今後持ちますので、そのときに来ていただいて
意見をお伺いするということになります。
◆金子けんたろう
委員 ぜひ専門家の御
意見を伺っていただきたいと思うし、最後要望にしておきますけれ
ども、かなり猛暑だということも予想されていますので、当事者の声、どういうふうに参加できたらいいのかということもぜひ検討していただきたいと思います。パラを通じて
スポーツに親しんでいただく、
スポーツは楽しいんだなということと、住民の方に障害への理解をパラを通じて広めていただきたいということを
杉並区に求めておきます。
以上です。
◆田中ゆうたろう
委員 まず、
ビーチコートの
利用状況についての御
報告がありましたけれ
ども、熱中症の
報告とか、それに類するような
報告は入っておりませんか。
◎
スポーツ振興課長 病院等に行った事例はありません。ただし1件、プレーをしている大学生で、プレーしている中でちょっとぐあいが悪くなって途中で帰られたということはあります。その際施設の者は声をかけて、大丈夫ですかということでしたが、大丈夫だということで、後日その方からも、特に問題はなかったという御連絡はいただいております。
◆田中ゆうたろう
委員 大事に至らなかったということで一安心しました。やっぱり猛暑、熱中症に関する今後の対策を立てておく必要があるかと思うんですけれ
ども、今後についてはどういうお考えでいらっしゃいますか。
◎
スポーツ振興課長 今でもパラソル等を用意したりとかあるいはミスト噴霧器というんですか、レンタルしまして用意をしているところですが、来年はイタリアのキャンプもあるということですので、一層の対策が必要だということで、今指定管理者とその検討を進めているところでございます。
◆田中ゆうたろう
委員 それで、来年のことを言えば鬼が笑うようですけれ
ども、
大会終了後、
ビーチコートをどうしていくか。イタリアの招致が決まったということで、とりあえず
大会までの一定の面目は保たれた格好ですけれ
ども、
大会終了後
ビーチコートをどうしていくのか。
どうして私がそういうことをお尋ねするかというと、議会でも申し上げてきましたけれ
ども、やっぱり私は、温暖化も進む中で、海のない
杉並でビーチ
スポーツというのはちょっと疑問が残るんですね。海風があるから、あるいは暑くなったら海へ飛び込むこともできるからというのがビーチ
スポーツの1つの特徴だと思うんですけれ
ども、当然
杉並ではそういうわけにはいかないということで、
大会終了後の当該施設の使途について何かお考えがあれば、伺っておきたいと思います。
◎
スポーツ振興課長 御
報告の資料にもございますが、
利用目的を見ていただいても、
ビーチバレーに限らず
ビーチサッカー等でも御利用いただいておりますし、また
ビーチバレーをやっている層を見ましても、大学生であるとか高校生とかいらっしゃいますので、
大会終了後もビーチ競技自体でますます利用はされるだろうなということは考えております。
また教室等もありますが、健康事業等にも活用できますし、
イベント等を行いますと、ほかにはないほどお子さんが集まってきて砂遊び等を行っておりますので、そういったところを継続的に推進しながら
利用率を上げていきたいと考えております。
◆田中ゆうたろう
委員 私な
どもよく寄せられる声として、例えば学校の屋外プールが、実際にはあんまり暑い日が続くものだからほとんどプールに入れない日が多くなっちゃって、屋外プールとしての意味がなくなってきているんじゃないか、全部屋内にしてもらいたいなんていうお声も、ここのところよく届くんですよ。ですので、今おっしゃった答弁はそれとして、果たしてどうなのかなということは不断の検討が必要じゃないかというふうに私は思っております。
意見として申し上げておきます。
それと、
レガシーに関することなんですけれ
ども、いろいろ御
報告があっていろいろ質疑もありましたけれ
ども、
スポーツ、
こども、
地域活性、3つの分野において、
大会遺産の創出に向けて
取り組みを進めているということなんですけれ
ども、やっぱりちょっとしょぼいというか、しようがないのかもしれないんですけれ
ども、少しスケールが物足りないような感じがするんですよね。これは、
区民に、どういうものをやったらおもしろいだろうかとかいうような
意見を募ったりしないんですか。
◎
オリンピック・
パラリンピック連携推進担当課長 区民一般にというところでは、今実際にはやっていないところですけれ
ども、
懇談会の中では、ワークショップ形式でよくお話をされておりますので、そういった中では、かなり自由な御
意見とか出ています。行政ではちょっと発想できないような御
意見も出ていますので、そういったものをどんどん生かしていきたいなというふうに考えてございます。
◆田中ゆうたろう
委員 行政ではちょっと出てこない発想というのはあると思うんですね。特に
地域活性の部分で、実際には地域になかなか入っていかれずに少し出おくれたというような御答弁もあったかと思いますけれ
ども、私は、今の時代、それこそSNSなんかもあるわけですから、広く
区民等に
アイデアを募るというのも有意義かなと思いますので、これも1つ提案しておきたいと思います。
以上です。
◆佐々木千夏
委員 区民の方からこうした
イベント、たくさん考えていただいて大変喜ばしいということと、防犯に関して、ちょっと管轄が違うのかもしれませんけれ
ども、
イベント会場で私服、制服の警官の配備ですとか、学校とかには防犯カメラは当然あろうかと思いますが、フェスタ会場の防犯カメラ、以前ちょっとお聞きしたことがあったんですけれ
ども、場所については教えることはできないと担当の方はおっしゃっていたので、防犯カメラとかそうした警備とかの警官の方の配置はちゃんとなされているのかということと、この機会に近くの幼稚園とかの「いかのおすし」という、
子供たちに、知らない人についていかないとか注意喚起のものがあるんですが、私、見ましたけれ
ども、A4サイズで小さいんですね。字も小さい、サイズも小さい。この機会にもっと大きく、選挙ポスターぐらいに大きくしてはどうかということ、以上見解をお伺いします。
◎
オリンピック・
パラリンピック連携推進担当課長 今の御質問に、所管ではないので答えられない部分もございますけれ
ども、例えばイタリアの
事前キャンプなどを行う、あるいはそれに類する大きな
イベントを行うような場合は、必ず所管の警察と御相談をしております。実際に
警察官がそこに配置されるかどうかは別として、警備上の重要な場所に警備員を必ず置くようにとか、そういうアドバイスもいただいております。特に
事前キャンプにおいては、密にそういった連絡をとっておりますので、そういったところにも十分配慮して安全性を保っていきたいというふうに考えてございます。
◆大和田伸
委員 もろもろ質疑をお聞かせいただきました。
おもてなしというキーワードもあったので、産業振興センターもいらっしゃるので、少しお聞かせいただきたいと思います。
インバウンドということですけれ
ども、先ほど、イタリア
チームが
杉並とかかわりを持っていただけるというふうなことで、インバウンドにも力を入れていきたい、全くそのとおりですね。そういった中で、御答弁の中で、七夕まつりあるいは阿波踊り、もちろん
杉並を代表する、まちのにぎわいを創出する両巨頭というか
イベントです。インバウンドに力を入れて、これら
杉並を代表する
イベントにお越しいただくのはすごくうれしいことではあるんですけれ
ども、ちょっと違う視点のうがった見方をすると、キャパシティー的なところで、阿波踊りも七夕まつりもどうでしょうか、インバウンド施策によって大勢の来場者がいらっしゃった際に、もうぱんぱんというかあふれるというか、そこら辺の整合性に関してどういった見解をお持ちなのか、お示しください。
◎
産業振興センター次長 阿波踊り当日、確かに歩くすき間がないほど来場者がいらっしゃっているという事実はございます。産業振興センターといたしましては、阿波踊りにつきましては、年間を通じて、阿波おどりPlus+という
イベントを通じまして、観光客の誘致に努めてございます。また七夕につきましては、8日間という期間がございますので、まだまだキャパはあるかなと考えてございます。
また、一部の商店街の関係者によりまして民泊の推進をしてございまして、そういった意味でホテル需要といいますか、宿泊事業につきましても進めている事業者がございます。そういった意味で、今後
オリンピック・
パラリンピックに向けたキャパの増大につきましても工夫してまいりたいと考えております。
◆大和田伸
委員 今御答弁いただいたんですけれ
ども、警備人件費の高騰、言うまでもなく、民間警備会社ですとかに従来警備をお願いしていた条件と違う、つまり非常に人件費がかかるということ、そういったことで各
イベント非常に四苦八苦しているところも正直なところです。ですから、分野が違ってしまうのでここでお話ししませんけれ
ども、今お話をした七夕まつりあるいは阿波踊り、そういったことを思っていただけるのであれば、もちろんその思いは否定するものではないんですけれ
ども、より受け皿となり得るような形でしっかりとバックアップをしていただきたいなというふうに思ったのが1点。
それと同時に、もう一つこちらでお話をさせていただくならば、
杉並の観光というものをどう捉えるかということ。これは私も前からお話をさせていただきましたけれ
ども、
杉並は、言うまでもなく、
東京タワーだとかスカイツリーだとか、そういったハード面の観光資源でも圧倒的に不利だ。ただ
杉並が勝負できるのは路地裏の文化。大行列をなして何時間も待って
東京タワーだとかそういった観光名所に行く外国人の方々も、もちろんいらっしゃるんでしょうけれ
ども、リピーターのインバウンドの方々というのは、観光名所から一本路地裏に入った
東京に住まう方々と触れ合うこと、商店街を歩くこと、そういった方々がどういった日ごろの日常生活を送っているのか、そういったことに触れること、こういったところが
杉並のインバウンドにおける勝負じゃないかというふうな話をこの間させていただき、そして区側からも、そのとおりだ、ぜひ進めていきたい、そういったたぐいの話だったと思います。いわゆるアーバンツーリズムですね。そのアーバンツーリズムの視点はどうなっているのか。
ちょっと余談になりますけれ
ども、先ほ
ども話がありましたが、ラグビーワールドカップが開催されて、私も青梅街道を通って区役所に来ますけれ
ども、やはり外国人の方がお乗りになられたバスをすごく見かけますよ。ですから、ラグビーワールドカップも一大
イベントですけれ
ども、それだけでもインバウンドを見た目にも我々肌で感じることができるわけですから、このチャンスを絶対捉えなくちゃいけない。そこら辺で、アーバンツーリズムの話とかも含めて、所管課はどういうふうにお考えでしょうか。
◎
産業振興センター所長 ツーリズム、その前に警備のお話もございました。七夕や阿波踊りについては、警備のほうも地元の方とよく御相談して、来年はさらに多くの来街者が来られるというのを前提に、十分準備をしていきたいなと思います。
それから、外国の方の誘致でございますが、先ほどからいろいろラグビーの話も出ております。私
どもも、先々週から今週にかけて外国人の方が町を歩いているのをお見かけします。ちょっと
杉並から外ですけれ
ども、新宿あたりを歩きますと、物すごくいっぱい外国人の方をお見かけします。ふだんより多いと思います。
センターでは、
杉並の魅力を発信するということで、英語あるいは中国語、韓国語などでインターネットを通じて、あるいは雑誌などをつくって
杉並のPRをしております。目指すは、山手線から一歩外に出て
杉並においでいただく、新宿から一歩出てこちらにおいでいただけないかというようなことで、いろいろ仕掛けを考えております。
路地裏のツーリズムということでは、今私
どもちょっと仕掛けとして考えているのは、例えば高円寺においでいただいて町を楽しんで、少しお風呂屋さんとかに寄っていただくとか、そういう1つの
杉並ならではの観光を楽しんでいただけるように仕掛けをつくっていきたいというふうに思っています。今、関係する旅行会社などとも相談をして誘致をしていこうというふうに考えてございます。また、特に中央線沿線だけではなくて、
永福体育館もございますので、井の頭線な
ども視野に入れて、いろいろな誘致を働きかけていきたいというふうに考えてございます。
◆大和田伸
委員 後段の御答弁はまさにそのとおりでして、私が偉そうに言うわけではないんですが、阿波踊りあるいは七夕まつりというのは、もちろんお客さんを多くお招きができる1つのコンテンツには違いないんですけれ
ども、あくまで、それらを目的に
杉並にお越しいただいた皆様方がそこでそのまま帰ってしまったら意味がなくて、高円寺なり阿佐谷にお越しいただいて中央線にお越しいただいて、そこからいかに
杉並を回遊していただくかというのが本当に勝負ですから、そのためには、言うまでもなくその1つのポイントは商店街。商店街の方々との
連携、商店街がやはりフィールドになりますから、いろいろあろうかと思いますけれ
ども、商店街ともこういった面でしっかりと
連携をとっていただく。そうして絶対にこういったビッグチャンスを逃すことのないように、改めて私のほうから強く要望いたします。
あと1点だけ、お伺いをいたします。
区民懇談会の話です。
先ほど厳しい
意見もあったようですけれ
ども、私たち会派としても、
区民懇談会の立ち上げというものは提案もさせていただきましたし、強く支持もしているところです。来年オリパラがやってきますけれ
ども、大いにその中の
活動に期待するものであります。
そういった中で、
スポーツ、
こども、
地域活性の3つの分野は結構なんですけれ
ども、もう一つテーマが足りないかなと。というのは、
オリンピック憲章の中に、
スポーツと同時に、言うまでもなく文化の発信というコンテンツもあったかと記憶をしております。
スポーツというキーワードがあるのであれば、ここにぜひ文化も必要になってくると私は思いますが、その点についてはいかがでしょう。
◎
オリンピック・
パラリンピック連携推進担当課長 確かに
オリンピックは、
スポーツだけではなくて文化の祭典でもあるというふうに言われてございます。そういった意味で、この3つの
チームの中に文化が入ってないということについての違和感というのはあるかと思います。今ここですぐに、じゃ文化の
チームを立ち上げますとかいうことは言及はできないですけれ
ども、そういったことも含めて、あるいはそれぞれの
チームの
活動の中で、文化の発信も意識した
活動をするというようなことも含めて、今後
懇談会の中でも提案させていただきたいというふうに考えてございます。
◆大和田伸
委員 今の御答弁もお聞かせいただきました。こういった
意見もあったというふうなことで
区民懇談会の中でもんでいただければと思います。再三申し上げますけれ
ども、来年に迫っておりますビッグチャンスを絶対逃さないというふうな強い意思を持って臨んでいただくことを期待いたしまして、終えます。
○
小林ゆみ 委員長 ほかに質疑はありませんか。──ないようですので、質疑を終結いたします。
以上で本日の
文化芸術・
スポーツに関する
特別委員会を閉会いたします。
(午前11時06分 閉会)...