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令和 元年 9月25日災害対策・防犯等特別委員会−09月25日-01号

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  1. 杉並区議会 2019-09-25
    令和 元年 9月25日災害対策・防犯等特別委員会−09月25日-01号


    取得元: 杉並区議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-29
    令和 元年 9月25日災害対策防犯等特別委員会−09月25日-01号令和 元年 9月25日災害対策防犯等特別委員会                  目   次 委員会記録署名委員の指名 ……………………………………………………………… 3 報告聴取  (1) 振り込め詐欺被害0(ゼロ)ダイヤル相談受付状況について …………… 3  (2) 令和年度杉並総合震災訓練等実施について …………………………… 3  (3) 台風第15号接近に伴う区の対応等について …………………………………… 3 委員の派遣について ……………………………………………………………………… 9               災害対策防犯等特別委員会記録  日   時 令和元年9月25日(水) 午前9時59分 〜 午前10時57分  場   所 第3・4委員会室  出席委員  (10名) 委 員 長  富 田  た く     委  員  松 本 みつひろ        委  員  木 梨 もりよし     委  員  関 口  健太郎
           委  員  國 崎  たかし     委  員  酒 井  まさえ        委  員  そ ね  文 子     委  員  北    明 範        委  員  井 原  太 一     委  員  島 田  敏 光  欠席委員  (2名)  副委員長  大 熊  昌 巳     委  員  ほらぐち ともこ  委員外出席 (なし)  出席説明員 危機管理室長  寺 嶋   実   危機管理対策課長事務取扱                          危機管理室参事                                  青 木 則 昭        地域安全担当課長山 田 幸 雄   防災課長    近 藤 高 成        まちづくり担当部長         土木担当部長  友 金 幸 浩                茶 谷 晋太郎        耐震・不燃化担当課長        土木計画課長  三 浦 純 悦                伊 藤 克 郎        狭あい道路整備課長         杉並土木事務所長事務取扱都市                緒 方 康 男   整備部参事                                  吉 野   稔        みどり公園課長 石 森   健  事務局職員 事務局次長   植 田 敏 郎   議事係長    蓑 輪 悦 男        担当書記    三 井 真太郎 会議に付した事件  所管事項調査  1 報告聴取   (1) 振り込め詐欺被害0(ゼロ)ダイヤル相談受付状況について   (2) 令和年度杉並総合震災訓練等実施について   (3) 台風第15号接近に伴う区の対応等について  委員の派遣について……………………………………………………………………決定                           (午前 9時59分 開会) ○富田たく 委員長  ただいまから災害対策防犯等特別委員会を開会いたします。  なお、ほらぐち委員、大熊副委員長より、本日は欠席との連絡を受けております。  《委員会記録署名委員の指名》 ○富田たく 委員長  本日の委員会記録署名委員は、私のほか、関口健太郎委員を御指名いたしますので、よろしくお願いいたします。  なお、本日は、報告事項との関連で、みどり公園課長臨時説明員として出席していますので、お知らせいたします。  《報告聴取》 ○富田たく 委員長  続きまして、報告事項の聴取を行います。  本日の報告事項は3件です。  質疑は、報告を一括して聴取した後に行いたいと思います。  それでは、順次お願いいたします。   (1) 振り込め詐欺被害0(ゼロ)ダイヤル相談受付状況について ◎地域安全担当課長 私からは、昨年6月25日に開設した振り込め詐欺被害ゼロダイヤル開設後の1年間の相談受け付け状況について報告いたします。  平成29年に、振り込め詐欺被害が174件と前年比2倍以上に増加したことから、区では、振り込め詐欺に関する24時間対応電話相談窓口杉並区振り込め詐欺被害ゼロダイヤルを昨年開設しました。平日の日中は、安全パトロール隊を含む危機管理対策課職員対応し、夜間及び休日については、休日・夜間警戒本部につく管理職対応することで、24時間365日の対応が可能となりました。区の職員相談者に対して不安の解消を図るとともに、その後の対応について適切なアドバイスを行うことで、振り込め詐欺被害の防止を図っております。  今後も引き続き同対策についての周知を推進するとともに、警察連携し、振り込め詐欺被害防止に努めてまいります。   (2) 令和年度杉並総合震災訓練等実施について   (3) 台風第15号接近に伴う区の対応等について ◎防災課長 私からは、2点、令和年度杉並総合震災訓練等実施について及び台風第15号接近に伴う区の対応等について御報告を申し上げます。  まず、令和年度杉並総合震災訓練等についてでございますが、こちらは、毎年度実施してございます杉並総合震災訓練及び各震災救援所訓練につきまして、本年度実施予定につきまして御報告を申し上げるものでございます。  令和年度杉並総合震災訓練につきましては、日時、11月9日土曜日午前10時から午後1時まで、都立和田堀公園にて実施いたします。  訓練内容等記載のとおりでございます。本年度は、機関連携訓練に初めて自衛隊が参加するほか、参加協力機関の車両が昨年よりふえてございます。また、体験型訓練の充実として、初期消火訓練実施を予定してございます。  また、震災救援所訓練に関しましては、目的等に関しましては記載のとおりでございまして、日程は、裏面に各震災救援所の予定を記載してございます。  次に、台風15号接近に伴う区の対応等につきまして御報告を申し上げます。  9月8日日曜日、9日月曜日にかけまして、台風第15号、これはアジア名でファクサイでございますが、東京に接近をいたしました。  杉並区での降雨量等につきましては、資料記載のとおりでございますが、台風第15号はいわゆる風台風であったこともございまして、警戒水位到達局調整池への流入もなく、浸水被害等はございませんでした。  区では、8日日曜日の午前10時に大雨注意報発令がなされた後に情報連絡態勢をとりまして、その後、16時に大雨警報が発令された段階で、都市型災害対策緊急部隊による計84名体制で対応を行ったところでございます。  避難所に関しましては、現行体制となって初めて7カ所を開設したものでございます。  杉並区での被害につきましては、資料記載のとおりでございますが、いわゆる風台風であったこともございまして、資料記載のとおり、倒木や枝の落下、トタン屋根ブロック塀等の破損などの被害報告されております。  なお、資料一番下段の罹災調査関係でございますが、資料作成の都合上、9月12日現在のものを記載しておりますが、最新の調査依頼件数、これは昨日段階でございますが、依頼総数55件、住居半壊1件、住居一部損壊38件、無被害判定と調査・判定未了は合わせて16件となってございます。  私からは以上でございます。 ○富田たく 委員長  これより質疑に入ります。  質疑のある方は挙手願います。──それでは、委員会の円滑な運営と公平を期するため、最初質疑は答弁を入れてお一人往復10分程度とさせていただき、一巡しました後、必要があれば再度質疑をしていただくということで進めていきたいと思います。議事進行に御協力のほど、よろしくお願いいたします。 ◆國崎たかし 委員  私からは、まず、振り込め詐欺被害ゼロダイヤルについて質問させていただきます。  ゼロダイヤルについて、予算は年間でおよそどれぐらいかかっているのか、そしてまた具体的に何にかかっているのか、教えてください。 ◎地域安全担当課長 これは、開設する際に、電話を引き込むということで50万円の費用がかかっております。そのほかについては、まず職員電話対応したりしておりますので、それ以外の費用というのはかかっておりません。 ◆國崎たかし 委員  続いて、区が受けた相談に対して、具体的にどのような対処を行っているのか、お尋ねをいたします。 ◎地域安全担当課長 相談内容から、区の職員が振り込め詐欺であるかどうかという説明をして、その後、その内容相談者に、各警察署のほうにも同じように報告してくださいということで、警察との情報共有を図っております。 ◆國崎たかし 委員  続いて、「被害防止に関する問い合わせ」とありますけれども、どのような問い合わせなのか、お尋ねをします。 ◎地域安全担当課長 まず、被害防止に関するアドバイスを求めるような相談ということで、特に、ことしの初めにありましたアポ電強盗が発生した際に、多くございました。その際に、留守電に設定するということとか、自動通話録音機設置などについて説明を行いまして、不安の解消を図っております。 ◆國崎たかし 委員  このダイヤルについて、区は、警察とは何か連携をとっていることはありますでしょうか。 ◎地域安全担当課長 まず、この制度を始める際に、警察意見等をいろいろ聞きまして、管理職、受ける方ですね、この方に対する研修を行ったんですね。その際にも警察の方の指導というか説明を受けまして、あと、マニュアルを作成しまして、その際にも警察の方の指導を受けて設定しております。  あと、途中で、相談を受けている際に、これは被害が発生したという際には、すぐに110番通報するとか、そういう指導を受けていまして、相談が終わった後には、必ず管轄する警察署のほうに同じように報告をしていただくというふうにお願いをして、警察との連携を図っております。 ◆國崎たかし 委員  続きまして、先般発生しました台風第15号接近に伴う区の対応について質問をさせていただきます。  各地で多くの被害報告がありましたが、その中でも多く相談を受けたのが、倒木被害でありました。区でも、倒木被害に対し迅速に対応していただいていると聞いておりますけれども、現在の対策進捗状況お尋ねいたします。 ◎防災課長 今回の台風15号は、先ほどお話し申し上げたとおり風台風ということで、倒木、枝折れ、こういったものが目立った台風でございました。その後、被害はそれぞれ多く発生したところでございますが、迅速に対応してございまして、道路を塞ぐ倒木などにつきましては、土木部門によりまして、翌日にはとりあえずの対応を完了してございます。  また、昨年9月30日の台風24号に比べれば被害が少なかったこともございまして、倒木、枝折れなどの対応はほぼ全て終了してございます。 ◆國崎たかし 委員  続きまして、特に被害が多かった千葉県では、停電が今現在でも問題になっております。杉並区においても、自然災害を想定し、さまざまな対策を練っておられますけれども、千葉県のような大規模な停電が起こった際の対策について、何か決まっていれば教えてください。 ◎防災課長 大規模停電が発生した場合の対策でございますが、その発生の状況により異なるかとは思いますけれども、千葉のように、大もとの電気供給だけではなくて、末端の電柱の被害が原因ということであるならば、やはり復旧にはかなり時間がかかるのかなというふうに想定されます。そのような場合、現在、地域区民センター等自家発電設置を進めてございますが、このような自家発電設置施設や、学校防災倉庫にある5台の発電機、これらを駆使しまして救援活動を進めていくこととなると考えてございます。 ◆國崎たかし 委員  最後に、安否確認などで携帯電話を使うことが多いと思いますけれども、携帯電話充電対策など、何かありましたら教えてください。 ◎防災課長 各学校に、先ほど申し上げたとおり非常用の発電機を5台設置してございます。それを駆使して対応したいと考えてございます。  なお、ACアダプター用のタップにつきましては、手配済みでございます。 ◆酒井まさえ 委員  振り込め詐欺被害ゼロダイヤルについてです。  まず最初に、24時間365日の対応に対して、日ごろからの苦労に敬意を表します。ありがとうございます。  このダイヤルを開始したきっかけは先ほど聞きましたけれども、このダイヤルが開設される前、振り込め詐欺区役所への相談はありましたでしょうか。ありましたら、何件ぐらいなのでしょうか、確認いたします。 ◎地域安全担当課長 直接的な、危機管理室に対する相談ではなくて、国保年金課というところですかね、そちらのほうに還付金関係でこういう通知が来ているんですけど本当でしょうかと、そういう問い合わせはたくさんあったというふうに聞いております。 ◆酒井まさえ 委員  それから、365日ということで、毎日対応しているということで、特に休日・夜間については管理職の方がなさっているということなんですけれども、健康上のこととか大丈夫なのか、ちょっと心配なんですけれども、いかがなものでしょうか。 ◎地域安全担当課長 まず、休日・夜間につきましては、管理職の休日・夜間警戒本部についている方にお願いをしております。管理職の方80名ぐらい、その対応につく方がいらっしゃいますので、2カ月に1回ぐらいですか、担当していただくというような数になっておりますので、健康上の被害というか、通常の勤務の中で相談を受けていただいておりますので、そういうところは心配ないと思っております。 ◆酒井まさえ 委員  安心しました。  それから、夜間とか休日に対しては1人で対応なさるんですよね。その場合、相談をしないと対応ができないこととか、そういう場合も発生すると思いますが、そのようなときにはどのようになさっているのでしょうか、お願いします。 ◎地域安全担当課長 休日・夜間警戒本部には、元消防署員だった嘱託員が一緒に泊まっておりまして、防災関係全般、ふだんからやっておりますので、その際には、管理職が受けている際も、防災担当のもう1名が対応できるようになっております。どうしても判断とか、電話を受けられないという際については、電話自動応答で、しばらくたってからというようになるようになっておりますので、緊急の場合は、やむを得ず電話に出られないこともあるんですが、ほとんどの場合、電話に出ることができます。 ◆酒井まさえ 委員  そしたら、2人体制ということでよろしいのでしょうね。  そして、先ほどほかの委員から、警察との連携ということで、相談電話がかかってきて、その方に警察への連絡をということで、最後は依頼するということだったんですけれども、区の対応する職員からの警察への連絡ということをしなくてもよろしいのかなと思うんです。確認いたします。 ◎地域安全担当課長 相談者は、警察よりもまず区役所連絡をする、電話をして確認したいということで電話をしてきております。この後、警察にも同じ、こういうことがあったということでお願いをするんですけれども、中には、もしかしたら警察には連絡されない方もいるということを心配されていると思うんですが、目的としては、区民の方が実際にそこでだまされないというのが目的でございまして、そこで適切なアドバイスをしまして、警察にも、最近こういうのが多いということは当然、連携をしておりますので連絡はしますが、直接区のほうから、こういう電話があったということは1回1回連絡をしておりません。
     あと内容についても、伝わりにくいというところもありますので、御本人にお願いしているところでございます。 ◆酒井まさえ 委員  次に、相談受け付け件数についてなんですけれども、還付金詐欺架空請求詐欺は比較的若い人にも起こることだと思います。オレオレ詐欺に関する相談が13件というのが少し気になります。  オレオレ詐欺は、高齢者によく起こることだと思います。さまざまな問題が数多く起こっているのではないかと思いますが、この件数の13件ということと、もう一つ、全体の電話件数が807件というのが、被害件数からいって、もう少しあってもいいのではないかと思いますけれども、区の見解を伺います。 ◎地域安全担当課長 まず、オレオレ詐欺に関する相談開庁日で13件ということで、少ないということなんですが、これは区役所ということで、皆さん電話する場合、区役所職員をかたる還付金詐欺について非常に多く電話がかかってきます。あと架空請求詐欺ということで、詐欺はがき総合消費料金請求関係はがきが来て、そういうものについても、警察に聞くというのをちゅうちょされる方が多いということで、区役所に確認をしてくるというのが非常に多くなっているところで、逆にオレオレ詐欺に関するものについては、非常に緊迫性があったりとかそういうことで、警察に直接電話する方が多いと思われますので、やや区の相談については少ないというふうに考えております。  あと、807件というのが多いか少ないかというところなんですけれども、1年間、最初のうち、やや周知をしている中でも少ないということがありましたので、これでいくと、1年間で800件ですから月66件くらいですか、そのぐらいなんですけれども、現在、今年度4月から8月まで見ますと、5カ月間で500件以上ありますので、月100件ぐらいの数になってきておりますので、今後どんどんふえていくと予想されます。 ◆酒井まさえ 委員  次に、広報についてなんですけれども、どのようにしていますでしょうか。特に高齢者へのお知らせの方法を考えてほしいというふうに思っていますけれども、今までとってきた広報を確認します。 ◎地域安全担当課長 まず、区の公式ホームページに掲載するとともに、一番最初の、トップページのバナー広告というところですかね、あそこにずっと表示してあります。あと、「広報すぎなみ」で事例等を紹介して、同じように番号は常に紹介している状態です。あと安全パトロール隊広報資料安全パトロール通信というところにも毎回表示しております。毎日、犯罪発生情報メールというのを配信しているんですが、そこにも開設からずっと毎日、不審な電話についてはゼロダイヤルということで載せております。あと各種防犯の集いとかイベント等でも、電話に張れるステッカーというのをつくりまして、それを配布することで、皆さん電話に張っていただいて、電話を見たときに、こんな電話がかかってきたらゼロダイヤル電話するというような周知をしております。  高齢者関係ということなんですが、「高齢者のしおり」に掲載しました。あと後期高齢者医療制度ガイドブックにも掲示します。あと介護保険だよりで御案内するとか、国保年金課とか介護保険課などの通知封筒の裏面にゼロダイヤルの表示をして、周知するように努めています。 ◆酒井まさえ 委員  そういうことなんですけれども、このゼロダイヤルは、始めて1年なんですけれども、被害が落ちつくまでとか、今後の見通しはいかがなものでしょうか、お伺いします。 ◎地域安全担当課長 区役所職員をかたるというのが非常にふえていますので、今後、還付金詐欺相談等が非常に多くなってくる。現在も土日祝日かなりの数の電話相談がございます。そういうところもあわせて、今後どんどん数はふえていくと考えております。 ◆酒井まさえ 委員  詐欺被害対応について、もう一つ、ゼロダイヤルということで効果が上がっているということなんですけれども、そのほかに録音つき電話機を対応しているということで、その貸出台数と、それから今後、要望に対して応えられているか、区はどのように対応しているのか、お願いします。 ◎地域安全担当課長 自動通話録音機電話に附属するものなんですけれども、これにつきましては、昨年度平成30年度までに1,845台を配布しております。今年度も1,000台購入をして、これは今、予約を電話で先に受け付けまして、納品の時期をあわせて通知をしまして、皆さんにとりに来ていただく。とりに来ていただけないような、ちょっと動けないという方については、安全パトロール隊設置までやっております。現在、1,000台が予約でいっぱいになりそうになっておりますので、450台の追加購入をして、今後対応する予定でございます。 ◆関口健太郎 委員  振り込め詐欺のゼロダイヤルについて、まず伺いたいと思います。  杉並区はオレオレ詐欺発祥地ということでも言われておりましたけれども、また、杉並区にアジトがあったりですとか、そういったことも言われておりましたけれども、現在そういったことはどのような状況なのか、伺えればと思います。 ◎地域安全担当課長 区内にアジトがあったかないかというのは、済みません、把握をしておりません。恐らく、今のところ、検挙等はないのではないかと思います。  続きまして、件数等について、昨年でいいますと、160件という数字が23区の中で7番目に多いということで、ことしも7月末現在でもう既に87件発生しております。昨年よりは少ないんですが、かなりの数が発生しているということで、非常に危機感を持って対応しております。 ◆関口健太郎 委員  今、23区内で7番目の数字ということでお話もありました。今回の参考のところに、被害件数被害総額ということであるんですけれども、前年比ではマイナス14件で、被害総額に関しては前年比7,300万円ということで、件数は減っているけれども被害額はふえているということであります。被害に遭っている方の被害額というものが上昇しているのかどうなのか、あるいは被害に遭った方の最大の被害額というのは、区は認識しているのかどうか、伺えればと思います。 ◎地域安全担当課長 まず、最大の被害額ということなんですが、この辺は警察のほうからも伺えないということで、最大金額は幾らだったというのはわかっておりません。ただ、数千万という被害もあるということでお伺いをしております。  被害額の増減なんですけれども、例えば平成28年には82件の被害で、被害額が3億8,000万円だったんですが、翌年、2.1倍、174件、被害額は2億7,600万と、件数が倍になっても被害額が減る。これは、1件1件の被害というのが、例えばオレオレ詐欺で数千万被害に遭う方もいらっしゃいますし、逆に架空請求詐欺で、アマゾンカード5万円払い込んでしまった方もいるということで、そのときの被害状況に応じて被害額が増減するものですから、一概に、何がふえたから金額が上がったというような要因はつかめないというところでございます。 ◆関口健太郎 委員  詐欺にもいろんな流行みたいなものがあるのかなと思います。それによって、被害件数被害額というものが増減するということは、今伺ってわかったんですけれども、警察との連携のところで、そういった額まではなかなか聞けないということだったんですが、そこについてはどうなんでしょうか。それは、警察の中で捜査の段階だからそこまで情報が出せないというものなのか、あるいは情報を得られるけれども、そこまで聞いていないということなのか。 ◎地域安全担当課長 まず、額を警察が公表するというのは、被害者が了承しているもの、そういうのは新聞に出ていて、何千万の被害というのがあるんですけれども、被害者の方で、自分が被害に遭ったというのが公になったりとか、近所の、私が例えばここで話をして、委員の方の中でお知り合いで、この方じゃないかというふうに突きとめられてしまったりとか、そういうところも嫌いますので、被害額については公表していないというのが実情だと思っております。ただ、このぐらいの大きな被害があったとか、そういうものについては、確認はできております。 ◆関口健太郎 委員  いずれにせよ、非常に大きな金額の被害に遭っている方もいらっしゃるので、ぜひ今後ともよろしくお願いいたします。  続きまして、台風15号についてなんですけれども、避難所についてであります。  今回は7カ所が開設されたということで、徐々に徐々に避難所が開設されていったかと思うんですけれども、増設する際の区の体制、どのようなことで判断をされたのか。そして、7カ所開設をされましたけれども、それはどのような判断でそこの場所が選ばれたのかについて伺えればと思います。 ◎防災課長 今般、7カ所の避難所をあけたところでございますけれども、杉並会館、荻窪地域区民センターにつきましては、態勢をとって直ちに立ち上げる避難所でございます。さらにその下の3つですけれども、杉並第二小学校、和田小学校、大宮中、こちらについても、被害状況であるとか台風の向く方向であるとか、雨の降り方であるとか風の状況であるとか、このあたりで順次段階的にあけていくものでございます。  その上で、今般、高井戸東小学校、永福小学校を開設したところでございますが、高井戸東小学校につきましては、まず、不安の区民の声がございまして、避難所はあくのかというようなお問い合わせが幾つかございました。私ども、そういったようなお声がけをいただきまして、じゃ、今回こちらを開設しようということの判断で行ったところでございます。それから永福小学校につきましても、今、神田川で工事を何かやっているようでございまして、その関係で不安のお声が寄せられたところでございます。それに対応して、2カ所を新たにあけたということでございます。 ◆関口健太郎 委員  今ちょうど杉並会館と荻窪地域区民センターに関しては、基本的には初期の段階でそこをあけていくというお話だったんですけれども、なぜその2カ所が選ばれているんでしょうか。 ◎防災課長 こちらは、これまでの実績が主な理由でございます。平成17年の9月、ゲリラ豪雨が杉並を襲いまして、その際、西荻の北側であるとか荻窪地域区民センターの周りであるとか、このあたりが大きな被害を受けたところでございまして、まずここをあけるということでルール化したものでございます。 ◆関口健太郎 委員  そして、今回は避難者数が3人ということで、2施設ということであるんですけれども、この3人はどこを利用されたのか。そして、避難をした理由について伺えればと思います。 ◎防災課長 荻窪地域区民センターがお二方、杉並会館がお一方。聞くところによると、いつもいらっしゃるというか、不安に思っている方というふうに聞いてございます。 ◆関口健太郎 委員  今回区内では、そこまで何か深刻な被害という言い方はあれですけれども、本当に家が倒壊するですとか、そういったことの脅威というのは、なかなかそこまでなかったのかなとは思うんですけれども、避難された3名の方と同様に、不安だから避難所へ行こうという方も結構いらっしゃるのかなと思います。そういったときに、第1段階で開設するというのが杉並会館と荻窪地域区民センターで、荻窪駅の北口が杉並会館、上荻で、南口のほうが荻窪地域区民センターで、ちょっと場所の偏りがあるのかなというふうに思いました。  今後、恐らく、不安に思うから早目の段階で避難しておこうという方も結構いらっしゃるのかなと思っていまして、もう少し、地域的な偏りと言ってはあれですけれども、少し区の北部に1つとか、真ん中あたり、中央線のあたりに1つとか、あるいは京王線のほうに1件とか、そういった地域の偏りというものをもう少しバランスよくしていってもいいのかなと思うんですけれども、そこのところはいかがでしょうか。 ◎防災課長 今般の台風につきましては、風の台風といったところもあったんですけれども、まずはルールどおりに避難所の開設を行った。これは、水害に対応するために、川のそばの避難所をあけていったという経過がございます。  一方で、昨今の台風につきましては、風の猛威というか、風が不安だというようなことも今回の反省点でございますので、これからるる検討してまいりたいというふうに考えてございます。 ◆そね文子 委員  振り込め詐欺ダイヤルは、重複しないところで、被害件数について、延べ人数で、例えば1人の人が複数回被害に遭っているようなものもあるんでしょうか。 ◎地域安全担当課長 同じ方が2度だまされるというのはあるというふうにお伺いしています。ただ、区の被害の中でそうかどうかというのは、ちょっととれておりません。 ◆そね文子 委員  次に、台風15号に伴うという、こちらのほうについてお伺いいたします。  停電が1,875件発生したというふうになっているんですが、復旧は次の日の9時ごろということなんですけれども、何時ごろから停電になったのか、またどういう原因で発生したのか伺います。 ◎防災課長 こちらは、9日の午前4時35分に発生した停電でございます。  原因につきましては、高円寺南3丁目24番先の電柱に、トタン屋根が風で飛ばされてひっかかりまして、3本ある高圧電線のうちの2本を切断した、これが原因ということでございます。4時35分に発生した後にいろいろ対策をしていったんですが、高所作業車が、風が強くて使えなかったということで、風が弱まるまで東電のほうで作業ができず、作業ができるようになってからすぐ復旧したといったようなものでございます。 ◆そね文子 委員  じゃ、この1,875件は全部同じ要因で、高圧電線の、トタン屋根が原因だったということなんですね。わかりました。  いまだに千葉県で停電が復旧しないところがあるというふうに伺っていまして、本当に一日も早い復旧を願うばかりですが、東京でも同じことが起こるのかなというふうに思いまして、今回の千葉県での停電を受けて、東京でも今後予防策が検討されるのかどうか、また、今そのようなことが話し合われているのであれば、お伺いしたいと思います。 ◎防災課長 現段階では、東京電力からそのような話は聞いてございません。一方で、経済産業省の大臣が、電柱の強靭化といったようなことを今後進めていくという旨の報道がなされたということは聞いてございます。 ◎危機管理室長 今回の大規模な停電と、それから長期間にわたる停電が発生しているわけですけれども、現在復旧作業中というか、そういったことでございますので、今後その原因等については検証がされ、報告がされるものというふうに理解しております。  区内でも、先ほど御報告した中で、29.8メートルの強風が吹いておりまして、台風の進路によっては、杉並でも、千葉で発生したような50メーターを超えるような強風が吹くことも想定はされるというふうに思います。  ただ、千葉県の立地の条件も影響があるというふうにも言われているところでございます。房総半島の中の山間部というような状況から、非常に倒木が多かったということ、それから接道条件も違うということがございますので、過小評価してはいけないというふうに思ってございますけれども、そういったことの検証を踏まえて対策を考えてまいりたいと思います。 ◆そね文子 委員  じゃ、倒木が106件となっていて、それで、重複をしているというふうにあるんですけれども、98本が全部含まれているのかということと、これは都立公園の倒木も含まれているということなんでしょうか。 ◎防災課長 おっしゃるとおりでございます。区立公園、区の施設、道路、都立公園、こういったようなものが含まれているというふうに御理解いただければと思います。 ◆そね文子 委員  ブロック塀等の外構が被害に遭ったというんですけれども、これはどういうものなんですか。 ◎防災課長 家と家の間の仕切りのブロック塀がどうも弱っていたらしく、強い風でぱたんと倒れたというようなお話は聞いてございます。 ◆松本みつひろ 委員  まず、振り込め詐欺被害ゼロダイヤル相談受け付け状況についてですけれども、先ほど来他の委員からも質問ありましたが、相談の受け付け件数ではなくて、事案の数、平成30年に160件の被害があったというふうに御報告いただきましたが、振り込め詐欺被害ゼロダイヤルで何件か未然防止できているんじゃないかということを期待するという中で、相談にかかわっている事案の件数というのは把握していらっしゃいますでしょうか。 ◎地域安全担当課長 相談にかかわっている事案というのは、事件数ではないんでしょうか。 ◆松本みつひろ 委員  じゃ、事件数というふうに捉えていただいて。相談の受電の件数じゃなくて、事件の数という意味合いなんですけれども。 ◎地域安全担当課長 警察で事件の認定をして、被害ということで160件、これが1年間のトータルということで、我々の振り込め詐欺ゼロダイヤルについては、数が807件ということ。この事案と──済みません、質問の意味が。 ○富田たく 委員長  じゃ、松本委員、もう一度質問をお願いします。 ◆松本みつひろ 委員  済みません、ちょっとどういうふうに申し上げたらいいか。恐らく、807回受電する中で、同じ方から1つの事案について何回も連絡をいただくだったりとか、複数の方から御連絡いただくみたいな形で807件が構成されていると思うんですけれども、そういった形で、被害に遭いつつある方から御相談を受けられて、相談して適切なアドバイスをした結果防ぐことができたというのがこのダイヤルの意義だと思っているんですけれども、807件の内訳として、幾つの事件をこのダイヤルが防げたのかなということに興味を持っていて、それが把握できておられるかどうかというような質問でございます。 ◎地域安全担当課長 相談を受けて、その後、これが事件にならなかったということでありましたら、事件関係相談ですね、これを受けた方については、被害に遭っていないというふうに認識しております。その中でも、例えば特殊詐欺に関する情報提供とか、こういうものはちょっと違うんですけれども、オレオレ詐欺に関する相談ですとか還付金詐欺に関する相談、こういう数字が入っているところ、この方については全て防げている。あと、同じ方から2回あったかどうかというのは、ちょっとこの把握はできておりませんので、数については重複もあるかもしれませんが、防げていると考えております。 ◆松本みつひろ 委員  あとは、平日の日中帯と休日・夜間等で分けて計数とられていますけれども、休日・夜間帯は、例えば周りの御家族の方からの相談が多いというような、時間帯による相談の傾向というのは何か見えておりますでしょうか。 ◎地域安全担当課長 まず、家族からの相談ということで調べましたところ、全体で89件、親族から相談がありました。これについての時間帯というのは、例えば日中職場から電話する方もいらっしゃいますし、休日の日中に電話される方ということで、特定ができないぐらいばらけているということでございます。  あと、最近特に多いというのが、先ほども申しましたが、土日祝日の日中に犯人から区役所職員をかたって電話をかけてきて、その日中に還付金詐欺ということで振り込ませるという手口がふえてきておりますので、これについて対応したいと思っております。 ◆松本みつひろ 委員  今回、電話を使っての相談窓口の設置ということだったと思うんですけれども、利用者の方から、電話以外の方法、例えば、対象の方の特性にもよると思うんですけれども、いじめの相談ダイヤルだとLINEを使うみたいな形で、相談の窓口が多様化しているという流れがあると思うんですが、今回の振り込め詐欺被害ゼロダイヤルに関しては、そういった電話以外の相談窓口の要望というのは何か聞かれましたでしょうか。 ◎地域安全担当課長 現在までそういう要望等はありません。あと、年齢等はとっておりませんが、相談する方が高齢の方が多いということで、LINEというのはなかなかなじめないのかなというところもあります。現在は、窓口に架空請求のはがきをお持ちになって、こんなはがきが来たんだけどというような相談ですとか、あと安全パトロール隊がパトロール中に声をかけられまして、こんなのが来たんだと、そういうような身近なところに対して親切丁寧な対応を心がけていきたいと思っております。 ◆松本みつひろ 委員  振り込め詐欺関連の最後に、先ほど被害額の推移とかは、割とその時々の詐欺の態様によっても変化があるというやりとりが他の委員とあったかと思うんですけれども、こういった杉並区のトレンドは、国や都のトレンドと一致しているのか、また特徴があるのかというのを教えていただければと思います。 ◎地域安全担当課長 まず、先ほどの金額については、1回1回とか、被害者の持っている額とか、そういうところによって額が増減するということで、件数と金額について調べたところ、杉並区では、被害件数が174件から160件に減って被害額はふえたということなんですけれども、東京都は、被害件数も増加、被害額も増加しております。国で調べましたところ、国全体としては被害件数も減少、被害額も減少ということで、都市に集中して被害が発生しているという状況が続いているというふうに考えております。 ◆松本みつひろ 委員  では続いて、令和年度杉並総合震災訓練等実施について質問をさせていただければと思うんですけれども、震災救援所訓練実施されるに当たって、広報という面で区として何か行われておりますでしょうか。 ◎防災課長 「広報すぎなみ」、それからホームページでの広報に加えまして、町会のポスター、掲示板、あとはチラシの回覧、こちらを行ってございます。また、児童生徒にチラシの配布を昨年度27校で行ったところでございます。 ◆松本みつひろ 委員  既に、区としてという部分と、町会、PTA、学校等で役割分担されながら広報されているという御答弁だったかと思うんですけれども、以下は意見として申し上げるんですが、平成30年度区政経営報告書の153ページを見ても、避難・救護の拠点である震災救援所、イコール区立小中学校ということになると思うんですが、震災救援所を認知している区民の割合が、平成30年度目標94%に対して84.4%という実績というところで、ここの乖離を埋めていくためにも、震災救援所の認知を広げるための積極的な広報を期待したいなというふうに思っておりますので、意見として受けとめていただければと思っております。  もう1点、意見として、今回、訓練想定というものを明記されていて、震度6強の直下型地震が起きますみたいな訓練というふうな話が出ておりましたが、一方で、この訓練の内容が、一般的な起震車のようなものだったりとか、新しい取り組みでVRの活用みたいな話が出ておりましたけれども、せっかくきちんとした想定が事実に基づいてなされているのであれば、想定どおりの震災が起きたときの避難訓練みたいなところも、今からでも盛り込んでいただけないかなということを意見として持っているんですけれども、そのあたりについて御見解を伺ってよろしいでしょうか。 ◎防災課長 先ほどの御指摘の総合震災訓練の実際の中身と想定でございますけれども、我々は、区民の防災行動力の向上を第1の目標に掲げてございまして、各関係機関も参加する訓練でございますので、まずは、ライフライン等がとまる甚大な被害を訓練想定として設定したものでございます。  一方で、訓練内容につきましては、多くの区民の方々に、震災に対する事前の準備から発災後までのさまざまな知識、体験もしていただきたいので、区民の興味・関心が湧く内容、こういったことで工夫をしておるところでございます。 ◆松本みつひろ 委員  私からの質問の最後で、台風15号接近に伴う区の対応等についての部分で、他の委員からもるる御指摘あったかと思うんですけれども、私から1点だけ質問させてください。  区の施設においても被害が出ているかと思うんですけれども、これらの復旧に要する費用は、どのような費目から支出する予定にされているのかというところ。あとは、被害の規模からしてどうなのかというのはあるんですけれども、補正予算等で対応するような想定があるのかどうかというところを教えていただければと思います。 ◎防災課長 こちらの御指摘でございますが、今回はさほど大きな被害は出てございませんので、各所管がそれぞれ財政当局と交渉することになろうかと思います。 ◆木梨もりよし 委員  1点だけ、総合震災訓練に関連して。  この中で、特にマンホールトイレの訓練も入っておりますけれども、私も、どういうわけか、災害対策特別委員会に所属するのが何かずっと、これしか入ってないんじゃないかな、この10年ぐらい。残り物には福があるというんだけれども、黙っていたらこれがいつも回ってくるので、大変ありがたく思っています。  それで、マンホールトイレの訓練、マンホールの上にカバーをつけて、トイレをつくってやるところまではいいんだけれども、実際に中を水が流れているのを私も見たことないんですね。  というのは、いろんなシステムによってそれぞれ避難所も違うと思うんです。おおぞら公園はおおぞら公園のマンホールの水の流れのシステムというか、それから柏の宮は柏の宮であるかもしれないし、今度の和田堀もあるかもしれない。それから原っぱもどうかなということで、先ほど来ありましたように、できるだけ訓練は臨場感を持って、実際の訓練のときに、いざ鎌倉というときに、実際に水がどっと流れたりするのも私は必要じゃないかなと。  今回、千葉の災害を見ていますと、特に停電がかなり大きな被害をもたらしている。特に風もすごかったというようなことで。それで、要するに防災用のポンプを配備しているということは、地震等のひどい災害になれば、ライフラインの水道もやられちゃうのかなと。そうすると、実際にそれぞれ、柏の宮は柏の宮でやったときはシステムが違うだろうし、おおぞら公園はおおぞら公園で違う。おおぞら公園ができたとき、視察をさせてもらったときも、マンホールのところが、水を一旦ためて、それをどっと流す。そうすると、ためる間に大勢が来たらどうなるのかなと、いろいろなことがあるんですけれども、ここで質問したいのは、実際に想定した場合の訓練で、水を実際に流してみたらどうかなというふうに思いますけれども、いかがでしょうか。 ◎防災課長 マンホールトイレには幾つかパターンがございまして、例えば旧新泉小、こちらは私も直接見てまいったところですけれども、マンホールトイレを立てて、その脇にますがございまして、そこに井戸でくんで一気に流す、こういったようなことは、それぞれやれるところでは実際にやってございます。  一方で、マンホールトイレはマンホールの上に乗せるものでございまして、公道上でやる訓練だとか、このあたりですと水を持ってこなければいけない、こういうこともございまして、やれるところはやっておりますし、やれないところは、たまにやっていただくというような形で対応しているところでございます。 ◆木梨もりよし 委員  例えば今回の和田堀の訓練、どういうシステムになっているか私はよくわからないんだけれども、担当の方も実際にやってないから、想定してつくったときと、実際に何年も使ってないわけで、何十年もかもしれないし。そうすると、私は実際にどっと流してやってみたらどうかなと。  最近思うのは、例えば柏の宮でもどういうシステムになっているか知らないけれども、あそこの一番下のほうの、南に向かって斜面のところに稲作をやっていたんですね。稲が枯れちゃって、最近やらなくなっちゃったということは、何かがかれちゃったのかなと。そうすると、実際にいざマンホールで、例えば井戸を使ったりするシステムであれば、干上がっちゃってマンホールが使えないとか、そういうことも想定できるんじゃないかと思う。そうすると、電気がだめになったときは補助の発電機を使って水をくみ出すとか、そういうシステムであれば、要するに井戸水自体がかれた場合は、発電機を使ったって実際にマンホールトイレは使えないんじゃないか。  だから、この辺のところを考えると、個別に、今課長からも答弁ありましたように、さまざまなマンホールトイレの活用方法があると思うんですね。私が特にあれしたのは、特に和田堀だとか原っぱとか、それからおおぞらとか柏の宮とか、大きな避難場所、これについては、今言った想定できる、そこにやっているシステムを実際に稼働してみたらどうかなという提案なんですけれども、この辺のところも検討していただければいかがかなと思いますが、どうでしょうか。 ◎防災課長 実際に今年度はやってみたいと思います。昨年度もたしかやったかと思います。 ○富田たく 委員長  それでは、一巡しましたので、再度質疑のある方、挙手願います。 ◆酒井まさえ 委員  台風15号に対して、ほかの委員の質問で、避難所開設状況についてということでお聞きいたします。  7カ所とありましたけれども、先ほどの説明の中で、区民の要望によって永福はあけたということがありましたけれども、今後こういうふうな被害というか、あった場合は、区に電話をしたりすればよろしいんでしょうか、お願いします。 ◎防災課長 御相談をいただければということでございますが、全体の態勢もございますので、総合的な判断でしてまいりたいと思います。 ◆酒井まさえ 委員  次に、罹災調査関係の依頼が39件あったということで、9月12日現在で無被害判定が13件というのですけれども、なぜなのか。無被害なのか、軽微なのでしょうか。罹災の基準を設けることは大切なことだと思いますけれども、それでも無被害というのがちょっと気になりますけれども、見解を伺います。 ◎防災課長 罹災証明につきましては、地域課が所管して罹災の調査を行っておるものでございまして、ちょっと詳細は把握してございませんが、御相談を受けて調査に行った結果、無被害というようなお話だと聞いてございます。 ◆酒井まさえ 委員  例えば窓ガラスが割れたとか、本当に軽微なことで、そういう対象にならなかったということで解釈してもよろしいでしょうか。 ◎防災課長 そのように解釈していただいて結構だと思います。 ◆酒井まさえ 委員  最後に、被害状況連絡、罹災状況の届けはどのようにすればよいのでしょうか。区役所の何課に連絡すればよろしいのでしょうか。  それからもう一つ、罹災証明を発行してもらった区民はどのようなメリットがあるのでしょうか、確認をお願いします。 ◎防災課長 地域課が窓口になってございますので、地域課のほうに御相談をいただければと思います。  次に、メリットでございますが、税の優遇であるとか、そういったようなメリットがございます。 ◆酒井まさえ 委員  ありがとうございました。  以上です。 ○富田たく 委員長  それでは、ほかに質疑はありませんか。──ないようですので、質疑を終結いたします。
     《委員の派遣について》 ○富田たく 委員長  次に、委員の派遣についてお諮りいたします。  11月9日に令和年度杉並総合震災訓練を視察するため、都立和田堀公園委員全員を派遣することに異議ありませんか。       〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○富田たく 委員長  異議ないものと認めます。よって、委員を派遣することに決定いたしました。  会議規則第60条により、議長に派遣承認要求書を提出することといたします。  以上で本日の災害対策防犯等特別委員会を閉会いたします。                           (午前10時57分 閉会)...