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平成31年 2月28日文化芸術・スポーツに関する特別委員会−02月28日-01号

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  1. 杉並区議会 2019-02-28
    平成31年 2月28日文化芸術・スポーツに関する特別委員会−02月28日-01号


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    平成31年 2月28日文化芸術スポーツに関する特別委員会−02月28日-01号平成31年 2月28日文化芸術スポーツに関する特別委員会                  目   次 委員会記録署名委員の指名 ……………………………………………………………… 3 報告聴取  (1) 平成30年度協働事業「すぎなみ戦略的アートプロジェクト」の取組状況について     ……………………………………………………………………………………… 3  (2) 東京2020オリンピックパラリンピック競技大会開催に向けた区の取組について     ……………………………………………………………………………………… 4  (3) 「杉並区中学校対抗駅伝大会2018」の実施報告について …………………… 6 閉会中の陳情審査について ………………………………………………………………29          文化芸術スポーツに関する特別委員会記録  日   時 平成31年2月28日(木) 午前10時 〜 午前11時28分  場   所 第3・4委員会室  出席委員
     (12名) 委 員 長  上 野  エリカ     副委員長  市 来  とも子        委  員  松 浦  芳 子     委  員  木 村  ようこ        委  員  山 本  あけみ     委  員  山 本  ひろこ        委  員  小 川  宗次郎     委  員  今 井  ひろし        委  員  くすやま 美 紀     委  員  横 山  え み        委  員  大 熊  昌 巳     委  員  井 口  かづ子  欠席委員  (なし)  委員外出席 (なし)  出席説明員 地域活性化担当部長         文化・交流課長        オリンピックパラリンピック    事務取扱区民生活部参事        連携推進担当部長                  幸 内 正 治                安 藤 利 貞        オリンピックパラリンピック    スポーツ振興課長阿出川   潔        連携推進担当課長                大 澤 章 彦        産業振興センター所長        産業振興センター次長                齋 木 雅 之           朝比奈 愛 郎        障害者施策課長 河 合 義 人   生涯学習担当部長鈴 木 雄 一        生涯学習推進課長事務取扱      済美教育センター所長        教育委員会事務局参事                平 崎 一 美                本 橋 宏 己        済美教育センター統括指導主事                寺 本 英 雄  事務局職員 事務局次長   植 田 敏 郎   議事係主査   十 亀 倫 行        担当書記    三 井 真太郎 会議に付した事件  所管事項調査  1 報告聴取   (1) 平成30年度協働事業「すぎなみ戦略的アートプロジェクト」の取組状況について   (2) 東京2020オリンピックパラリンピック競技大会開催に向けた区の取組について   (3) 「杉並区中学校対抗駅伝大会2018」の実施報告について  閉会中の陳情審査について………………………………………………………継続審査                           (午前10時    開会) ○上野エリカ 委員長  ただいまから文化芸術スポーツに関する特別委員会を開会いたします。  なお、今井委員より、おくれる旨の連絡を受けておりますので、お知らせいたします。  《委員会記録署名委員の指名》 ○上野エリカ 委員長  本日の委員会記録署名委員は、私のほか、小川宗次郎委員を御指名いたしますので、よろしくお願いいたします。  《報告聴取》 ○上野エリカ 委員長  それでは、これより報告事項を聴取いたします。  本日の報告事項は3件です。  質疑は、報告事項を一括して聴取した後に行いたいと存じます。  それでは、よろしくお願いします。   (1) 平成30年度協働事業「すぎなみ戦略的アートプロジェクト」の取組状況について ◎文化・交流課長 私からは、平成30年度における協働事業「すぎなみ戦略的アートプロジェクト」の取り組み状況について御報告をいたします。  初めに、事業の目的・経過ですが、平成27年度から区とNPO法人との協働で、「文化・芸術の創造性を活かしたまちの魅力づくり」をテーマに、区民が創作した作品の展示や発表の場を確保し、気楽に文化芸術に親しめる機会の充実を図ることを目的に実施をしております。  次に、2の取り組み状況でございますが、(1)のまちなかギャラリー等の発掘と情報収集・発信では、店舗の空きスペースや飲食店のちょっとした壁など、活用可能なスペースを発掘し、まちなかギャラリーとして登録しております。  また、収集したギャラリーアーティストなどの情報は、情報紙やホームページなどを活用して、広く発信をしております。  登録数につきましては、記載のとおりとなっております。  (2)のアートサポーターの講座でございますが、アートサポーターを育成するため、すぎなみ地域大学で、アートに関する知識などを学ぶ講座を行っております。受講後は、区民モニターとして、区の助成対象事業の鑑賞、評価、アートイベントの企画運営に協力をしていただいております。  次に、(3)のオリジナルグッズの販売では、区内アーティストがデザインしたものを、区内の福祉作業所と連携いたしまして、バンダナ、風呂敷の販売を開始しております。商品概要につきましては、記載のとおりとなっております。  最後に、(4)、「スマホ限定!アートスポットを巡るスタンプラリー」の実施でございますが、区の文化施設まちなかギャラリー等アートスポットをめぐりまして、身近にある文化施設アート作品を知ってもらい、親しんでもらうためのスタンプラリーを現在開催しております。  今回、新たな取り組みといたしまして、アートスポットの1つであります区役所2階の区民ギャラリーで、臨床美術展を開催し、子供から高齢者まで幅広い世代の区民が、作品の鑑賞とともに、臨床美術を体験していただきました。今後も、年齢や障害の有無にかかわらず、多くの方が文化芸術に親しめる機会を広げる取り組みを進めてまいります。  私からは以上でございます。   (2) 東京2020オリンピックパラリンピック競技大会開催に向けた区の取組について ◎オリンピックパラリンピック連携推進担当課長 私からは、東京2020オリンピックパラリンピック競技大会の開催に向けたこの間の区の取り組みについて御報告申し上げます。  まず1点目ですが、代表質問等でも質問がありましたけれども、聖火リレーのルート及び出発式、到着式についてでございます。  (1)といたしまして、第3回東京都聖火リレー実行委員会では、東京都で実施される聖火リレーについては、1として、新国立競技場の位置を踏まえて、多摩、島嶼部分を前半に回る。それから2として、新国立競技場に向かって、時計回りあるいは──この「半」の字が間違っていまして、「反」が正しい字です。申しわけありません。反時計回りで近づいていくということ。それから、できるだけ隣接する区市町村にリレーすることとし、一筆書きとするということが示されております。  (2)としまして、東京都内においては、2020年7月10日から24日、15日間の聖火リレーとなります。先ほど申し上げましたように、多摩、島嶼部分を前半回るということですので、1日当たりおおむね3から5自治体ということで、杉並区の日程としては、7月中旬になるということが想定されます。  また、東京都へは、代表質問等でもお答えしましたように、青梅街道を第1希望の候補として、桃井原っぱ広場で出発式や到着式の式典を開催することを希望しております。昨年末、改めてそういったことを要請したところですが、2月18日に都の担当者が区にいらっしゃいまして、実地調査が行われたところでございます。  (3)としまして、聖火リレーのルート案についての最終決定ですが、各区市町村の調査結果を受けて、ことしの夏ごろ、大会組織委員会にて公表される予定でございます。  2点目としまして、大会ボランティア都市ボランティア区独自ボランティアの募集についてでございます。  (1)といたしまして、大会ボランティア都市ボランティアについてでございます。平成30年9月26日から12月5日まで、大会ボランティア都市ボランティアの応募が行われました。大会ボランティアには、記載のとおり、募集数8万人のところ、20万4,680人という多くの登録がございました。このうち、4割弱が外国籍の方ということでございます。都市ボランティアにつきましては、東京都が募集したものでございますが、募集数3万人のところ、3万6,649人という登録がございました。応募数が募集数を上回っておりますけれども、まだ1年ちょっとありますので、東京都としてはもう少し都市ボランティアの数が欲しいというところでございました。  都市ボランティアについては、自治体推薦枠というのがございまして、杉並区からも、外国語登録ボランティアを初め、51名を推薦したところでございます。  また、ボランティアの名称については、ボランティア登録者の投票によって、大会ボランティアフィールドキャスト都市ボランティアシティキャストというふうに決定してございます。  裏面をごらんください。大会と都市のボランティアの募集が終わりましたので、区独自のボランティアの募集を開始したいというふうに考えております。ホームステイ・ホームビジットを初め、今後区内で行われるイベント等で活動していただくボランティアの方を多く登録していただいて、オリンピックパラリンピック以降についても、ボランティアのマインドを持ったレガシーとして残していきたいということでございます。  具体的には、今度の日曜日、3月3日2時から3時まで、ウェルファーム杉並で、「みんなでつくるすぎなみのまち すぎなみ版ボランティア」ということで、日本スポーツボランティアネットワークの特別講師でもあります西川先生をお招きして講演会を行い、それで、その後に登録会を行いたいというふうに考えてございます。ここに記載のとおり、「2月19日現在、95名の申込あり。」ということですが、現在もう100名に達しているということでございますので、盛況のうちにボランティアのところを説明して、多くの方に登録していただきたいというふうに考えてございます。  3番として、観戦方法についてでございます。  チケット販売について発表がございました。チケットの販売については、平成31年の春から、オリンピックの33競技339種目のチケットの販売が開始される予定でございます。パラリンピックにつきましては、22競技540種目が、ことしの夏ごろから販売が開始される予定というふうに発表されております。  購入方法につきましては、まずID登録をしていただくということが先行しております。ID登録は現在もできるということで、春ごろから申し込みができるということでございます。また、2020年には、チケット販売所を通じた販売も予定されているということでございます。  また、東京都教育委員会では、都内の学校の子供たちが、大会競技を学校単位で直接観戦する機会を提供するということにしておりまして、昨年、第1回意向調査において、杉並区では、子供園、全小学校の児童、全中学校の生徒、養護学校の全児童生徒観戦チケットを希望しているところでございます。今後は、東京都から希望する時期や会場についての第2回目の意向調査が行われる予定でございます。  価格例ですけれども、ここに一例を書かせていただきました。開会式の30万というのが、一番高い一般販売のチケットでございます。それから、価格帯として、競技として高いのは陸上ですね。13万とかそういったところがございます。またこのほかに、グループチケットとか障害者向けチケットとか、2,020円で販売するチケットなども予定されていますが、詳細はまだ確定してございませんので、その折にまた報告したいというふうに考えてございます。  私からは以上でございます。   (3) 「杉並区中学校対抗駅伝大会2018」の実施報告について ◎スポーツ振興課長 私からは、杉並区中学校対抗駅伝大会2018の実施報告について御報告させていただきます。  この大会ですけれども、西暦2000年から実施してございまして、今回で19回目を迎えてございます。  まず、目的でございますが、広く区民の間にスポーツを普及振興させるとともに、青少年の体力向上と健全育成を図ることを目的としています。  開催日時は、昨年の12月9日でございまして、コースは、都立和田堀公園陸上競技場、いわゆる済美山運動場を起点とした周回コースで実施しております。  参加校数ですが、区立中学校23校と南相馬市の選抜チームでございまして、選手については、補欠の方も含めて402名の方が参加してございます。  主な競技結果につきましては、記載のとおりです。  また、大会では、ブラスバンドや和太鼓演奏競技アナウンスなどにつきまして、部活動を行う中学生の協力をいただいて実施したほか、町会や商店会、警察機関など、460名の協力を得て実施しております。  今回の大会で工夫を凝らした点といたしましては、従来、スタートしてから、公園トラックを1周してから荒玉水道道路に向かっていたところなんですけれども、そうしますと、選手が密集して公道を走ってしまう可能性があったことから、今回から公園トラックを2周してから公道に出ていくようにコースを変更して、その中で速いチームと遅いチームに少し差が出るようにしまして、選手の密集を避けながら、より安全性を高めるような事業として実施したところでございます。  私からは以上でございます。 ○上野エリカ 委員長  これより、ただいまの報告に対する質疑に入ります。  質疑のある方は挙手願います。──それでは、委員会の円滑な運営と公平を期するため、最初の質疑は答弁を入れてお一人往復10分程度とさせていただき、一巡しました後、必要があれば再度質疑をしていただくということで進めていきたいと思います。議事進行に御協力のほど、よろしくお願いいたします。 ◆今井ひろし 委員  私からは、東京2020オリンピックパラリンピック競技大会開催に向けた区の取り組みについてを幾つか質問させていただきます。  まず最初に、聖火リレーのルート及び出発式、到着式についてですが、2月18日に都担当者実地調査が行われたとのことですが、そこには区の担当者も随行したのですか。また、調査の詳細についてはどのようなものだったのか、お示しください。 ◎オリンピックパラリンピック連携推進担当課長 2月18日の都担当者実地調査につきましては、係長含め区担当者3名も随行しました。  それで、調査の内容については、まず桃井原っぱ公園を調査いたしまして、実際に出発式や到着式の式典ができるかどうか、あるいは、青梅街道想定ルートとしておりますので、青梅街道への道路づけというんですか、そういったところ、あるいはルート上でセンターラインがどういうふうになっているかとか、ガードレールがどういうふうになっているかとか、あるいはルート上に救急病院がないかどうかとか、そういったところを細かく見たところでございます。 ◆今井ひろし 委員  一筆書きのルートが原則になっておりますが、桃井原っぱ公園で出発式や到着式と記載があります。どちらの式を行うのかも調査結果待ちということでよろしいんでしょうか。 ◎オリンピックパラリンピック連携推進担当課長 結論としては、まだどちらかということは決まっていませんので、結果待ちということでございます。ただ、桃井原っぱ公園につきましては、どちらの式典にも十分対応可能ということで聞いております。 ◆今井ひろし 委員  今議会の代表質問でも同様の答弁があったわけですけれども、それ以降、何か新しくわかった点というのはあるんでしょうか。
    オリンピックパラリンピック連携推進担当課長 特に大きな変更ということはございませんけれども、桃井原っぱ公園で式典を行うとすると、どちらにしろ1自治体2から3キロということで、当初、桃井原っぱから区役所までが3.4キロということであったので、その辺のルートかなというふうに考えておったんですけれども、都の担当者は、もう少し見てみたいということで、実際2月18日の調査の日には、蚕糸の森公園までルートを延ばして調査をしてございます。  聖火リレーの距離については、会場があるかないかとか、それから自治体の面積とか人口とか、そういうことも考慮されるというふうに聞いておりますので、場合によっては、3キロではなくてもう少し長い距離を走る可能性もあるのかなというふうに考えてございます。 ◆今井ひろし 委員  そうすると、その辺は割と融通、ある程度見てくれるという理解でよろしいんですか、キロ数に関しても。コースは希望を出しているとは思うんですが、その辺はどうなのかなと、ちょっと今思ったんですけれども。 ◎オリンピックパラリンピック連携推進担当課長 今回の調査の感じでは、比較的融通がきくのかなと。あと、杉並区内のルートが青梅街道1本で、非常にわかりやすい道ですので、そういう意味では、多少距離が延びても走りやすいという感触を得ているというような状況でございました。 ◆今井ひろし 委員  キロ数によってはランナーの数とかも変わってくるのかなと思うんですが、杉並区内聖火リレーに関して、区民への周知はどのように考えているのか。オリンピック連携担当だけではなくて、これは全庁的なような気もしてくるので、その辺どのように考えているか、教えてください。 ◎オリンピックパラリンピック連携推進担当課長 実際の聖火リレーは、どういうふうに、いつ、どういうルートでというのは、ことしの夏ごろということなんですけれども、実際には、聖火リレーを走るだけではなくて、地元の町会とか商店会とか、あるいは聖火リレーを警備といってはなんですけれども、見学者を整理する人員とかボランティアの方も必要ですので、そういった部分を含めて、東京都から来た情報については、できるだけ細かく、広く区民の方に伝えていきたいというふうに考えてございます。 ◆今井ひろし 委員  これまでですと広報を使ったりするんでしょうけれども、もっと地域課も含めて大きく周知して図っていただきたいなと思います。出発式、到着式は、区内のオリンピックパラリンピック唯一イベントとなるわけですから、大きく盛り上げたいなというふうに思います。イベントの中身や演出について、都からの条件や制限などは現状あるんでしょうか、教えてください。 ◎オリンピックパラリンピック連携推進担当課長 条件とか制限とかということではないんですが、一応ガイドラインのようなものがございまして、出発式については、大体二、三百名が収容できる会場が適しているかということで、300名以上でも可ということでございます。出発式自体については大体30分ぐらいで、最初の20分が組織委員会イベントをやって、残りの10分で着火式とか聖火ランナーのスタートに至るまでの経過をやるということでございます。  到着式につきましては、一応50分から90分ということを想定してございまして、観客数も1,000名から3,000名程度ということで、かなり大規模なイベントになるということです。イメージとしましては、聖火ランナーがちょうど夕刻ごろに到着式の会場に入ってくるのが一番理想的ということで、日暮れ前ぐらいからパートナー企業の方のステージイベントとかがあって、それで聖火ランナーが入場してくる。聖火ランナーが入場してきて、次の日のために聖火をおさめるという式典がございまして、そういったところと、それからパートナー企業の出展があったりというような状況でございます。  いずれにしましても、出発式は、当日第1区間の自治体でのみ行う、到着式については、当日の最終の自治体の最終ランナーが行うというような形になってございます。 ◆今井ひろし 委員  区内でやるオリンピックイベントとしては多分最大のものになるのかなと思うので、区としての演出というものも少し検討して、大いに盛り上げていただきたい。それは区全部の商店会とか町会とかも巻き込んでやっていただければいいかなと思っていますので、全庁的に取り組んでいただきたいというふうに要望しておきます。  最後に、聖火リレーランナーについて、どのように決定するのかを改めてお聞きして、質問を終わります。 ◎オリンピックパラリンピック連携推進担当課長 聖火リレーランナーにつきましては、これから東京都の実行委員会でどういうふうな決め方をしていくかということを話し合うということで、まだ正式には決まってございません。ただ、例えば1964年のオリンピックの際は、杉並を走るランナーについては、杉並区が聖火ランナー実行委員会を開いて決めていったという経過があるんですけれども、どうもそういうことではないみたいで、リオの例でいくと、スポンサー企業がある程度ランナーを決めていく。それから、実行委員会の枠があって、東京都の実行委員会がそのまま決めるのか、東京都の実行委員会が各自治体におろして、その自治体で走るランナーを決めていくのか、そこら辺はまだちょっと未定なところがあるということでございます。 ◆今井ひろし 委員  区民枠はないの。 ◎オリンピックパラリンピック連携推進担当課長 まだそこも未定ということでございます。 ◆小川宗次郎 委員  オリンピック、ちょっと一、二点質問したいんですけれども、先ほどの説明の中で、東京都教育委員会が、「こどもたち」と書いてあって、幼児、小学校児童中学校生徒済美養護学校児童生徒ということで、そうすると、合計2万4,000とか2万5,000名分の子供たちチケットを東京都が提供する。その中で競技については、これはことしの春から販売ですので、その辺の調整というのも今後するというんですけれども、競技についても東京都のほうで、杉並区はこの競技ですよということで、2万4,000名分から2万5,000名分のチケットをいただけるという理解でよろしいんですか。 ◎済美教育センター統括指導主事(寺本) 委員がおっしゃるとおり、観戦の競技であったり日時等に関しましては、これから各校への希望はとっていただけるということなんですけれども、あくまでも希望をとっていただけるということだけで、希望したとおりになるということにはならないようです。  また、今全児童生徒申し込んでいるんですけれども、それぞれの学校で教育課程を考えた上で、この後判断をするという形になりますので、必ず全児童、全生徒が行くかどうかというところ、まだそのあたりは未定でございます。ただ、全員分のチケットは確保しております。 ◆小川宗次郎 委員  わかりました。非常にいいことだと思います。  中学校駅伝大会について質問をいたします。  杉並区中学校対抗駅伝大会2018の報告書に沿って質問していきますが、これは、先ほどの説明のとおり平成12年にスタートしたもので、数えて19回目。このイベントについては、当初より相当認知度も高くなって、杉並区のスポーツイベントの主要なイベントになっているのかなという認識でございます。  説明のとおり、平成12年から大会が始まり、平成12年から平成23年までの開催場所は都立和田堀公園の第一競技場、いわゆる300メートルトラック。ただ、第5回記念大会では済美山運動場と書いてありますが、こういったところでどこの運動場を指すか、記録に残っておりませんが、さらに都立和田堀公園第二競技場、いわゆる済美山運動場ですね、400メートルトラックが開設した平成24年度からこの運動場を利用しているということでございます。ただし、平成27年度については、今の済美山運動場がトラックの改修ということで、和田堀公園野球場に会場を変更して行っているという時系列であります。  当初は、300メートルトラックと善福寺川の緑地公園、いわゆる善福寺川周辺ですよね、そのコースを設定して、平成16年の第5回、平成19年の第8回から平成23年の第12回は公道も使って、青梅街道と大通りを使って、距離も長くして設定をしている。このコースについては、警備等の問題も多く、基本的にはなかなか難しいということも理解はしております。  そして、歴代記録の中で、開催場所をちょっとわかりやすく記載していただいたほうがいいのかなというふうに私は思っています。先ほど述べたとおり、第5回記念大会開催場所が済美山運動場となっているんですが、今の済美山運動場がまだできていないわけですから、旧みずほ、いわゆる富士銀行グラウンドでされた済美山運動場というふうに理解をしておりますので、そういった意味でも理解が少しできるのかなというふうに思っています。整備前の済美山運動場ということで理解をするためには記載をして、また和田堀公園競技場、和田堀公園陸上競技場、どちらも陸上競技が可能な公園なので、括弧書きをして、少しつけ加えて記載したほうが非常にわかりやすいのかなと。50年先、100年先、誰が見ても、ああ、ここでやったのかというふうに私は思っています。  例えば、杉並区にもいろいろな歴史ある、よく私が例題で使わせていただくのが、私の近くにある堀ノ内のテイチクスタジオは、昔は石原裕次郎さんとか美空ひばりさんが録音に来ていたというように、すぐわかるわけですね。ただ、住宅街の一角にあって、ああいうところに碑が建っていればいいのかなと思っているんですけれども、その話は別として、そういった記載を詳しくできればわかりやすいのかなと思うんですけれども、いかがでしょうか。 ◎スポーツ振興課長 結果報告書でございますけれども、過去の大会を振り返られるように、歴代の記録を1回から全部載せているところでございます。そうしたところを、歩みがきちんとわかるように、委員からの提案があったような形で、次の報告書をつくるときから、もうちょっと詳しく工夫させていただきたいと思います。 ◆小川宗次郎 委員  ありがとうございます。よろしくどうぞお願いいたします。  コース設定についても、選挙があったり、今も行っておりますけれども、善福寺川の治水対策工事が行われて、変更せざるを得ないときもありましたけれども、基本的には治水工事等が終わってから、おおむね当初済美山運動場で行った基本コースというんですかね、ということで決めているのか、お伺いをさせていただきます。 ◎スポーツ振興課長 コースにつきましては、駅伝の実行委員会の中で一応決めているんですけれども、実行委員会の方々からは、済美山運動場は、陸上競技を行うにはやはり施設がすごく適しているということを聞いています。また、学校の関係者の方からも、なるべくコースを変えないで、同じようなところでやってほしいという御意見もいただいております。そうしたことを踏まえまして、近年は済美山運動場を起点としたコースを定めているところでございます。引き続きこうした形になるのではないかなと考えてございます。 ◆小川宗次郎 委員  あと、1区から5区、こういった距離の設定もいろいろと変更等が出てきているかと思うんですけれども、これも何か理由があって変えているのか、実行委員会でその都度決めているのか、お伺いします。 ◎スポーツ振興課長 中学生の体力の状況とかを踏まえまして、1人2キロ前後になるように設定をしています。ただ、学校で生徒を集めるときに、長いコースだとなかなか集まらないということもあるかもしれないので、一応1.4キロの短いコースから2.3キロの長いコースまで、幅広くめり張りをつけてやっているとともに、今回、先ほど御説明したように、ちょっと第1区のところを長目にして、なるべく公道に出るまでの間に差が出るように変更したりとか、安全性を踏まえながら、実行委員会の中で決めているところでございます。 ◆小川宗次郎 委員  来年度は20周年記念大会となりますが、以前本会議で、委員会とかでも質問が多々ありましたけれども、確認のため、記念大会における目玉というのはいつごろから検討を始めるのでしょうか。 ◎スポーツ振興課長 次回は確かに20回目の記念大会になります。まさにそれで東京オリンピックを目前に控えた時期の開催ということになりますので、東京オリンピックパラリンピックの機運の醸成、区民の盛り上げにつなげるとともに、中学生の方々、参加された方々に記念に残るような、オリンピック前の記憶に残るような大会にしたいと考えてございます。6月ぐらいから実行委員会を開いておりますので、区のオリ・パラ担当も含めて、内容については今後検討してまいりたいと考えているところでございます。 ◆小川宗次郎 委員  あと、大会の従事者の説明もございました。主催者委員、競技役員を除く大会従事者は、コースによって、年度によって、回数によって人数も変化いたしますが、ここ4年か5年か6年でも結構ですので、その大会従事者、競技役員、主催者委員を除いた人数ではどういう変化があったのか、また依頼先団体、主な団体を教えてください。 ◎スポーツ振興課長 大会従事者でございますけれども、例えば6年前ですと、25年になりますが、500人の方に依頼しました。その後、コースによって変更したりしていますので、400人になったり、今年度は460人の方にお願いしたところでございます。こちらにつきましては、今委員から御指摘がございましたように、コースの形状や演出の内容によって、協力員や警備の数などをその都度精査しながら、それぞれの団体に依頼して決定しているところでございます。  また、主に依頼しているところにつきましては、今年度で申しますと、町会連合会の方が60人、そして杉並区陸上競技協会の方40人、体育協会の方30人といったところで、そういった団体に多大な協力を得て実施しているところでございます。 ◆横山えみ 委員  私のほうからも何点かお伺いさせていただきます。  まず、まちなかギャラリーについて。  ホームページを見ました。大変すてきなお店がいっぱい並んでいて、ああ、いい活動なんだなということを実感しています。この発掘とか情報というのは、どういうふうに情報を集めてやっているのか、ちょっとお伺いします。 ◎文化・交流課長 まちなかギャラリーの登録に関しては、専用のホームページをつくっておりまして、あと、チラシ等々で募集をしております。それから、月に1回、ファンミーティングという形で、登録したアーティストと私どもと、NPOのほうで、会議といいますか意見交換をやっていますので、そういったところの口コミで一緒に連れてきていただくとか、そういった形で広めているというところでございます。 ◆横山えみ 委員  こういったギャラリーが区民に上手に周知されることが大事だと思うんですけれども、この周知方法はどのようになっているんでしょうか。 ◎文化・交流課長 先ほど言いましたように、ホームページのほかに、専用のチラシといいますか、そういうものをつくりまして広めているというところでございます。 ◆横山えみ 委員  区で、まちなかギャラリーの目標数とか、何かここまで行ったらいいなとかというものが設定されているんですか。 ◎文化・交流課長 まちなかギャラリーの登録でいいますと、こちらに記載されているように、4年目を迎えまして、毎年少しずつふえております。ただ、今委員言われたように、目標数というものは掲げてはおりません。 ◆横山えみ 委員  自然発生的に任せるというんじゃなくて、何かちょっと区のアクションがあったらもっとすてきになるかなというふうに実感しています。  この中にアートサポーターというのが出てくるんですが、ここでのアートサポーターは、どんな仕事になるんでしょうか。 ◎文化・交流課長 アートサポーターは、地域大学を卒業して、その後登録をしていただいて、実際にやっていただく活動といたしましては幾つかありまして、まず、区のほうで、文化芸術活動助成金制度というのがありまして、そこで選択をされた助成対象の事業が演劇とか音楽とかいろいろありますけれども、それを見ていただいて、それに対する意見、評価を区のほうに出していただくということを1つしているのと、それから、幾つか協働事業の中でいろいろなアートイベントをやっておりますので、そこのサポーター、お手伝いをしていただいているというところでございます。 ◆横山えみ 委員  いろいろギャラリーになったり、自分たちの仲間で絵を持ってきたりとか、さまざまあるんですけれども、そういったお手伝いも入っているというふうに考えてよろしいですか。 ◎文化・交流課長 そのとおりでございます。 ◆横山えみ 委員  この中に、外国にも発信するというのがあったんですけれども、海外への発信先と反響、また日本の、国内の反響もちょっと教えてください。 ◎文化・交流課長 まず海外のほうについては、英語版のアートカタログというのをつくりまして、それを区内のホテルとか、中央区にあります観光情報センターのほうに出して、杉並区に登録されているアーティスト、それからその作品なんかを英語版で紹介しているというところでございます。ただ、反響につきましては、なかなか私どものほうに外国人の方から、すばらしいとか、そういった御意見はまだいただいていないところです。 ◆横山えみ 委員  日本では。 ◎文化・交流課長 日本では、特にアーティストのほうからは、自分の作品を海外にそういった英語版でやっていただけて大変ありがたいということで、好評をいただいているというところでございます。 ◆横山えみ 委員  アーティストがこれに参加するには、例えば絵画を提出するとかといったときに経費がかかるんですけれども、そこの上限とか、また、これをやる場合には入場料はここまでですよとか、そういうような制限はあるんでしょうか。 ◎文化・交流課長 まず、アーティストの登録については、こちらで制限をかけていなくて、その人の希望で登録をしています。その方が、例えばまちなかギャラリーを使って自分の作品を展示していくという部分につきましては、うちのほうのホームページでも紹介はしますけれども、まずそこのギャラリーが有償のところもあれば無償のところもありますので、それはそれぞれのところで経費を負担するとかというのは、それぞれで決めていただいて、そこについては私どものほうはタッチをしていないというところでございます。 ◆横山えみ 委員  先ほど助成金の話が出たんですけれども、そういうのに助成金を活用するということは可能なんですか。 ◎文化・交流課長 助成金は申請をしていただくことになりますので、例えば自分の作品の展示会をやるとか、そういったようなことで申請をしていただくということは可能であります。ただ、それが最終的に選定をされるかどうかというのは、区が直接かかわっていなくて、審議会の委員の皆様に点数をつけていただいて選ぶというような形になっておりますけれども、申請することは可能です。 ◆横山えみ 委員  今まで、これを申請された団体ってどのくらいあるんでしょうか。 ◎文化・交流課長 今回このアーティストというのは、どちらかというと美術の方々が多いので、その展示会で申し込みというのは、私の記憶ではなかったと思います。 ◆横山えみ 委員  このアートサポーターは誰でもなれるって、前回、受講でお伺いしたんですけれども、本当にすてきなまちなかギャラリーでした。杉並の中でスポットを浴びられる日を楽しみにしています、いろんなところでのスポットを。  次に、先ほど2020オリパラで、走者の区民枠、私もこれを考えています。ぜひとも区から発信していただきたいと思います。 ◎オリンピックパラリンピック連携推進担当課長 当然、杉並区を走る走者については、杉並区民であったり杉並区にゆかりのある方が走っていただくと、見ている杉並区民の方も大いに盛り上がるというふうに考えておりますので、そういった点も実行委員会には配慮していただけるような形で要望していきたいというふうに考えてございます。 ◆横山えみ 委員  楽しみに、2020待っています。  それでは、今、ボランティアをここで募集されていると言っていましたけれども、この間の代表質問でもさせていただいたんですけれども、中学生たちのボランティアマインドの育成について、ちょっと関連でお聞かせいただきたいと思います。 ◎済美教育センター統括指導主事(寺本) 中学生が直接オリパラのボランティアにかかわるといったことは、現段階ではございませんが、ただ、オリパラ教育の中でボランティアマインドを育てていくというのは、非常に重要な視点の1つとなっております。ですので、それぞれの学校で、オリパラ教育の中で取り組んでおります。  例えば、小学校も含めて、地域のクリーン作戦に参加をすることでボランティアの精神を養うとともに、地域の一員であるといった気持ちを育てるといった活動であったり、また、ある中学校では、防災教育にかかわって、震災救援所を中学生全生徒がかかわって立ち上げるといった活動もしております。また、直接ボランティアをするといったこととはまた違った角度で、シニアボランティアの方にお話を聞くことで、ボランティアを通して生きてきた考え方、ボランティアの生き方について学ぶ機会といったものも取り組んでおります。 ◆横山えみ 委員  次に、子供たちの観戦についてなんですね。これは東京都が全部チケットを買ってくださって、うちの子供たちに提供ということなんですけれども、先ほど、全員が行くかは未定だという、ちょっと心配なお言葉があったんですが、懸念するところというのはどういうことなんでしょうか。 ◎済美教育センター統括指導主事(寺本) まずは、観戦日時と会場、競技等がまだ決まっていないということがあります。また、これは小中学校の観戦だけではなく、今オリパラの観戦の中では、ラストマイルといった問題がありまして、最寄りの会場まで行くために、場合によっては、資料によりますと、徒歩1時間程度を考える必要があるということも出ておりますので、その距離、あとは季節のことも含めまして、そういったところが1つ懸念材料となっております。 ◆横山えみ 委員  本当に暑い、夏ですから、暑さ対策はやはり教育委員会としてもしっかり配慮しながらやっていかなくちゃいけないところだと思っています。ただ、しっかり配慮をして、全員にこの体験をさせるんだという──私も小学校6年生のときに東京オリンピックを見ました。甲州街道をアベベがはだしで走るというので見に行きました。はだしじゃありませんでしたけれどもね。でも、本当に感動で残っています。あと、バレーボールとかチャスラフスカの競技とか。  この時代に子供たちが生のオリンピックを体験できるということは、本当にすごいレガシーだと思います。そういう中で、東京都も全員にという思いをしていますので、いろんな懸念材料があるかもしれない。子供園の子供たちなんかが1つ前の駅から歩くなんて、これは大変です。そのときはバスを用意するとか、いろんなところで工夫をして、ましてや、それがなかなかかなわないのであれば、都にもう一回要請するとか、いろいろ駆使して、どうか積極的に各校長先生の背中を押していただきたい。これは各校長が手を挙げなくちゃならないということだったので、私、教育委員会としては、ぜひとも後押しして、杉並区の子供たち全員が東京オリンピックを体験し、レガシーとして人生の糧になっていく、そういうところで頑張っていただきたいと思いますが、決意を。 ◎済美教育センター統括指導主事(寺本) 小中学校の校長会等でも、そういった全力で、観戦できるようにということで、教育委員会としてもしっかりと伝えていきたいと思います。 ◆横山えみ 委員  駅伝、すばらしかったです。それで、盛り上げるための多くの団体がいたということに私は感謝を伝えて、終わります。 ◆山本ひろこ 委員  横山委員の熱い思いを引き継いで、私も質問させていただきます。  平成30年度の協働事業、すぎなみ戦略的アートプロジェクトについてお伺いします。  まず1つ目が、後ろの(4)の「スマホ限定!アートスポットを巡るスタンプラリー」という、このスタンプラリーはことしの事業だと思うんですけれども、27年度からずっとこの取り組みを進めてきていると思うんです。アートさんぽだとかBATA ARTだとかハート・トゥ・アートだとか、さまざま名称があったかと思うんですけれども、その取り組みの経緯というか、その辺を伝えていただけますか。 ◎文化・交流課長 もともとこの事業を始めるきっかけというのが、平成27年なんですが、協働提案事業ということで、区の課題を外部の方々と一緒に解決していくということで提案を受けるというものでございます。杉並区には、御存じのように美術館等々ありませんので、そういうものがなくても文化芸術に触れる機会、また自分の作品を発表する場ができないかという提案をいただきまして、それで27年度から、まちの中を1つのギャラリーという形に置いて進めてきたということで、今山本委員が言われたように、それ以外にもさまざまな事業を展開しているということでございます。 ◆山本ひろこ 委員  このスタンプラリーは、区の事業ということなのか、協働事業で助成金対象のものなのかを確認させてください。 ◎文化・交流課長 この事業は協働事業ということで、NPOと杉並区のほうと協働で実施をしているというものでございます。  助成金は入っておりません。 ◆山本ひろこ 委員  アートサポーターは、区の助成金対象の事業に対して鑑賞、評価ということと、あと、サポーターがイベントの企画運営に携わっていただけるということが書いてあるんですけれども、今回のスマホ限定のスタンプラリーについては、かかわりとかはあったんでしょうか。 ◎文化・交流課長 アートスポットにつきましては、見ていただくように、全部で15カ所のアートスポットをめぐっていただくということですので、直接ここにアートサポーターが立ち会うとかそういったことはございませんで、この事業以外のところで、先ほど言った助成金のほうの事業の評価、また、夏にいろいろなイベントも、秋からもやっておりますので、そういったイベントのお手伝いをしていただくということだと思います。 ◆山本ひろこ 委員  今回、区民ギャラリーで展示をしていただいた団体の方が、展示するときとか、やはり人手がかかるということで、こういったところにも御協力いただけるといいんじゃないかなと思って、今後の展開とか考えていただければと思うんですけれども、いかがでしょうか。 ◎文化・交流課長 NPOのほうと、協働で一緒にやっているところとは定期的に意見交換をしておりますので、いただいた意見を通じて、またこういったアートスポットなり事業をやる、そこに参加していただく団体のほうで人手が足らないといったところのサポートもできるような形で今後考えていければと思います。 ◆山本ひろこ 委員  前回の委員会のときに横山委員のほうから、高齢者の作品がちょっと見つからないということで提案させていただいておりました臨床美術を、早速今回区民ギャラリーで展示していただいたということで、大変ありがとうございます。この展示の評価というか感想、そういったところはどのように届いているか伺いたいと思います。 ◎文化・交流課長 今委員言われたように、9月の委員会で横山委員のほうから、高齢者の作品展示の機会、また触れる機会、そういったものをもっとふやしていったらどうかという御提案をいただいておりまして、それを受けまして、先ほど言いました協働で一緒にやっているNPOとの定期的な会合の中でそのお話も伝えて、今回、アートスポットの中のギャラリーの1つに、臨床美術の方に声をかけまして、快く参加をしていただいたという経緯がございます。  これについては、今回、ただ見ていただくだけではなくて、実際に臨床美術を体験するということもやっておりまして、それについては、かなりの人数の方、50名がそういったものを体験していただいているということで、大変好評だったというふうに感じております。 ◆山本ひろこ 委員  私も何度か拝見して、実際にやっている姿とか見ていまして、子供から高齢者まで取り組めるものだというのを改めて実感したところです。  今回作品を提供してくださった方が実際に見に来られたそうなんですけれども、91歳と92歳の方ということで、思っている以上にすてきに展示していただいて、大変うれしかったという声があったそうです。これは先生から伺ったお話なんですけれども。幾つかの団体から提供された作品ということで、ある団体から、名前は公表してほしくないということがあったので、全体統一で名前を公表しなかったということなんですが、こんなふうにしていただけるんだったら、次回からは自分の名前を出して展示をしたいというほど、皆さん大変喜ばれていたということです。  スマホ限定でアートスポットをめぐるということなんですが、スマホを持っていない人と持っている人と何か──高齢者の方にとっては、ちょっとどうなのかなというところがありまして、その辺確認させてください。 ◎文化・交流課長 ギャラリーをめぐるスタンプラリーというのは、実は今回初めてではなくて、従来もスタンプを押していく形で、ギャラリーにスタンプ台を置いて、そこに押していただくというような形でやっていた経過がありまして、今回、スマホを活用して、若い方にも参加していただきたいというところで、こういう新しい試みでやったんですが、逆に、今委員言われるように、高齢者の方はちょっと使えない部分もありますので、今後、そういったことも含めて考えていきたいと思います。 ◆山本ひろこ 委員  高齢者でもスマホを利用している方は多いと思うんですけれども、その辺も、多くの方が参加できるような取り組みにしていただければと思います。  臨床美術なんですけれども、私も実は5級の資格を持っているんですが、心の解放と脳の血流の活性化ということで、認知症予防にも効果を示しているということで、これが広まっていくといいなというふうに思っているんです。協会のほうでは、オリンピックパラリンピックスポーツだけの祭典ではなく文化の祭典ということで、公式の文化プログラムにも申請、登録されたということでありますので、杉並区でもさらに広めていきたいなというふうに思っているんですが、女子美術大学では、4級と5級の資格が取得できる講座を開いているそうで、現在1,000人近くの資格者がいるというふうに伺っております。  これまでも当区は、議会のポスターですとかさまざまなところで女子美術大学との交流というか連携をしておりますので、ぜひこういった杉並区の中の文化資源というか、そういったものを活用する取り組みとして、協会ですとか女子美とまた連携をして、こういった機会をふやしていただけたらなという思いがあるんですけれども、いかがでしょうか。 ◎文化・交流課長 今回、新たな試みということで、臨床美術協会のほうにお声をかけましたけれども、大変好評だということもありますので、今後もこういった機会についてはお声かけをさせていただきたいと思っております。  また、女子美につきましては、この事業以外でも、実は南相馬市のほうが子ども文化芸術交流というのをやっておりまして、そこに女子美術大学が中心的にかかわっておりまして、そこに交流自治体の子供たちが参加をするということもやっておりますので、そういう中で、例えば、子供じゃない、高齢者の取り組みみたいなものができないかということもあると思うので、そういったことも含めて、女子美の持っているいろいろなスキルといいますか、そういうものをうまく活用できるようなことも今後はいろいろと考えていきたいというふうに思っております。 ◆山本ひろこ 委員  今回、作品展示の中には、ダウン症の方の作品も展示されていて、障害を持っている方も、子供から高齢者まで取り組めるプログラムだと思いますので、ぜひこちらの取り組み、よろしくお願いいたします。  最後に、1点確認したいんですけれども、オリジナルグッズの販売ということで、風呂敷を作成して、コミュかるでも販売しているということなんですが、東京都のほうで、高齢者が作成した作品、ブローチだとかそういったものを販売したところ、工賃がアップしたというような効果があったそうです。縛ってあるので、すてきな風呂敷の絵が見えなくて残念だなと思ったんですけれども、そういったことにもつながる取り組みだと思いますので、この周知というか、その辺もぜひ進めていただきたいなと思うんですが。 ◎文化・交流課長 今回、オリジナルグッズの販売の目的としては、まず、アーティストの作品を幾つか商品化して、杉並区の1つの名物といいますか、そういったものにしたい。杉並区もなかなか杉並名物というものがありませんので、杉並区の何か新しい、代表するような商品となっていただくということも願ってやっておりますので、今委員言われたように、これをもっと周知を強めて発信していきたいというふうに考えております。 ◆山本ひろこ 委員  文化を通して、文化の杉並というふうに言われていますが、高齢者でも障害者でも自分の自己表現ができる社会というんですか、そういったものをこの文化プログラムを通して広げていっていただきたいと思いますので、これは要望として、終わります。  ありがとうございました。
    ◆くすやま美紀 委員  オリンピックパラリンピック開催に向けた報告がありましたので、その点について質問したいと思います。  聖火リレー、またボランティアの組織など、重要な課題だと思いますが、問題は、そうした取り組みを通じて、区民にどのようなレガシーを残していくのかというのが重要な視点だと思っております。そうした視点から若干質問させていただきたいと思います。  まず、改めて基本姿勢に関してですけれども、第1に、オリンピック憲章の理念に基づき、五輪開催を通じて、民族、国家の違いを超えた平和と友好、また相互理解、世界平和の機運をどう広げていくのか、区民の中でも区内の小中学生の中でもどう広げていくのかが重要な課題だというふうに私は思っています。東京都も、小中学校でのオリンピック教育を重視し、先ほどの御報告の中では、直接観戦の機会の提供ということも報告がありましたけれども、区としてのそうした基本認識、具体的対応についてはどうなのか、改めてお聞かせいただきたいと思います。 ◎オリンピックパラリンピック連携推進担当課長 今回のオリンピックの大会ビジョンということで、「スポーツには、世界と未来を変える力がある。」というビジョンを掲げてございます。ボランティアもそうですけれども、この大会を行うことによって、将来的に日本が、何かの点でいい方向に向かうということが大変重要なことだというふうに認識してございます。  ボランティアにつきましても、大会ボランティア都市ボランティアについては年齢制限があって、小中学生がなかなか参加できないというところがありますけれども、区のボランティアについては、基本的な考え方として、年齢は問わないような形にしたいと思っております。日ごろの、例えば環境美化活動とかそういうものを通じながら、オリンピックにも参画していくという意識を持っていただくような形で、ボランティアの募集とかそういったものを進めていきたいというふうに考えてございますので、それが大会後もずっと残るような形で続けていきたいと考えております。 ◎文化・交流課長 具体的な取り組みという今御質問がありましたので。  文化プログラムの中で今いろいろ考えておりまして、1つは、東京2020大会の1年前文化事業というのを考えております。まず、ことしの6月に、多文化共生型の音楽ワークショップというのを日本フィルとともに、区内在住の外国人の方たちと音楽ワークショップをやって、それを区内の小中学生と一緒に交流するような事業も考えております。また10月には、パラアスリート応援イベントというものを考えておりまして、これは区内在住のパラアスリートを招待して、音楽やダンスで盛り上げていこうというようなことも今考えているところでございます。 ◆くすやま美紀 委員  そうした取り組みが紹介されましたけれども、一過性のイベント、大会の成功だけでなく、オリンピックパラリンピックの開催を通じて、区民が世界の人々との相互理解、相互尊重の意識を高めていくことが大変重要だというふうに私は思っています。  次に、2点目として、五輪の開催が、開催都市と住民の生活、環境、スポーツ活動などの向上を図る結果となることが重要だと思います。それは、IOCが近年、レガシーを重視し、さらにオリンピック・ゲーム・インパクトの取り組みを重視したことでも示されています。区はこのオリンピック・ゲーム・インパクトについてどのように認識されているのか、お伺いしたいと思います。 ◎オリンピックパラリンピック連携推進担当課長 今、オリンピック・ゲーム・インパクトという、私も余り聞きなれない言葉でしたので申しわけないんですけれども、オリンピックを見ることによって、その後のスポーツ振興とか、そういうことにつながっていくというような理解でよろしいでしょうか。 ◆くすやま美紀 委員  オリンピック・ゲーム・インパクトって、確かに聞きなれない言葉なのかなと思うんですね。そういうことがまだ知られていないということでは、そうした都や組織委員会の姿勢が問われているのかなというふうにも感じておりますけれども、レガシーの重視、そのためのオリンピック・ゲーム・インパクト事業というのは、IOCが近年重視している課題です。  私の認識では、五輪を通じて、開催都市の社会、経済、環境、スポーツ活動などがどのように変化、向上したのか、開催前から開催後にかけて数的変化を把握する取り組みだということです。その指標というのは、開催都市とIOCで確定されるんですけれども、例えば障害者分野では、障害者の雇用率がどのように変化したのか、環境では、CO2の発生がどのように削減されたのか、そういうことを数的に把握する取り組みだというふうに私は認識をしております。  この取り組みは、IOCによるレガシー重視の取り組みと重なるものです。レガシー重視という点では、ロンドン五輪が注目されて、自治体国際化協会のレポートが詳細に報告しております。このレポートでは、IOCが2013年に発表したオリンピックレガシー2013で、スポーツ、社会、環境、都市、経済の5つのレガシーを開催都市が残すことを提起しております。区の責任と役割というのは限られてきますけれども、こうしたレガシーの提起をどう認識しているのか、お伺いしたいと思います。 ◎オリンピックパラリンピック連携推進担当課長 ありがとうございました。ちょっと私も認識が足りなくて、申しわけございませんでした。  大会ビジョンとか、それから基本コンセプトにもあらわれていますように、スポーツだけではなくて、経済活動とか環境の問題、そういったところもきちんと向上させていく、変化させていくというのがオリンピックレガシー総体の考え方だというふうには認識してございます。  委員おっしゃったように、区レベルでどこまでできるかというところは、なかなか難しいところはあると思いますけれども、全体として、オリンピックパラリンピックを通じて、多様性のある社会、そういったものの認識がどんどんと皆さんに広まっていくような形、そういうことを目指していくべきだというふうに考えておりますし、そういった意味で、区の中でもさまざまな数値的にもいい方向に流れるような形で取り組んでいきたいというふうに考えてございます。 ◆くすやま美紀 委員  今課長からの御答弁がありましたが、レガシーで区にかかわる課題という点では、これまでも私たち指摘しておりますけれども、五輪・パラリンピックを通じた区民、障害者のスポーツ参加の促進への支援というのが大変重要だと思っております。これまでも聞いてはおりますけれども、区は、区民、障害者のスポーツ参加の促進への支援という点でどのように取り組んでいくのか、改めてお伺いしておきたいと思います。 ◎スポーツ振興課長 オリンピックパラリンピックが東京で開催される、それを境に、スポーツ実施率を上げていこうというのが今東京都全体の中で行っているところで、それは障害があってもなくても、誰もがスポーツができる環境をつくっていきたいといったところでございます。  スポーツの分野で申しますと、これからスポーツの露出が多くなってくる、さらにはオリンピアンの方々が間近に見える機会があるということなので、今私たちのところでは、元オリンピアンの方々を呼びながら、子供たちの体験教室をやってございます。そうした中で、よりスポーツを広げていきたいと考えているところでございます。  障害者の方々につきましては、この間議会でも御説明しているんですけれども、体育施設をより障害者の方々にも使いやすく変えていきたいといったことでございまして、障害当事者の方々に、今年度は荻窪体育館とそして上井草スポーツセンターに実際に来ていただいて、それぞれの方々から、どうやったら使いやすくなるんだろうということを伺った上で、さらなるバリアフリーを今後図っていくといった取り組みをしてございます。そうしたように体育施設のさらなるバリアフリーを進めていく中で、より多くの障害者の方に使っていただけるような、参加できるような仕組みをつくってまいりたい、今そういうことを進めているところでございます。 ◆くすやま美紀 委員  これは質問ではなく、意見にとどめておきますけれども、これまでも委員会などでも指摘してきていますけれども、中野区では、スポーツ参加促進のために、五輪を挟んで5年間、体育施設の使用料を半減したということも紹介したと思います。また、こうした取り組みは、杉並区としても区の判断で直ちにできることだと思います。さらに、代表質問でも指摘したんですけれども、特別区協議会の調査でも、人口当たりの体育室面積が19位と低いのが実態です。ぜひ施設の拡充も検討すべきだというふうに指摘をさせていただきたいと思います。  また、障害者スポーツの点で、先ほどバリアフリーの改善などということもありましたけれども、一過性のイベントということだけでなく、移動可能な地域での恒常的な各種教室の開催、そのための指導員、介助者の育成なども本格的に取り組んでいただきたいと思います。世田谷区では、中学校区単位で障害者の水泳教室が実施されておりますので、さまざま他区の事例も参考にして、五輪とパラリンピックを機に、スポーツ参加促進になるように区の取り組み強化を求めて、質問を終わります。 ◆山本あけみ 委員  私のほうからも、他の委員からも今お話があったところなんですが、まず、区の具体的な施策に対して、オリンピック憲章とは何ぞやとか、そういった部分が見えてこないのかなというふうな、ちょっと危機感を持っています。国威発揚のイベントではないので、オリンピック憲章というものをしっかりと子供たちが意識をしていって、東京であったことが本当に気持ちとして残っていく、そんなことを目指した教育の活用方法が見えてくるといいなというふうに個人的に考えています。  次に、質問なんですけれども、オリンピックパラリンピック競技大会開催に向けての区の取り組みの2の(2)なんですが、区独自ボランティアの募集という部分で、「ホームステイ・ホームビジット」という文言が盛り込まれています。この事業に関しては、担い手の発掘や参加してくださる方への呼びかけ、周知、またお互いのマッチングなどがこれから先の大きな課題だと思っているんですが、「ホームステイ・ホームビジット」と書かれていまして、この担い手の発掘に区独自ボランティアの募集というものが含まれているんでしょうか。 ◎文化・交流課長 ホームステイ・ホームビジット、今年度といいますか、4月以降、本格的にやっていきたいというふうに思っておりまして、今回は、3月3日のボランティアの説明イベントでそういった説明もして、一人でも多くの方がホストファミリーの登録をしていただけるような方向にしていきたいというふうに考えております。 ◆山本あけみ 委員  事業の説明というとなかなか難しい部分があると思います。こういうところに足を運んでくださる方の口コミ力って大変あると思いますので、活用していっていただければと思います。  次の、ちょっと小さなというか、大きな質問なんですが、すぎなみ戦略的アートプロジェクトの2の取り組みの(3)、オリジナルグッズの販売なんですが、「区内アーティストがデザインし、」というところなんですね。これは一体幾らぐらいのデザイン料がお支払いをされているのかとか、あとは版権ですね、しっかりとしたデザイナーの方がデザインされているのであれば、版権をどこが持つのかといったこと、大変気になるところですが、この点に関していかがでしょうか。 ◎文化・交流課長 制作費用については、17万ほどかかっておりまして、売り上げの中からそれを返していくような形をとっております。  デザイナーに対するデザイン費については、10万円という費用をお支払いしまして、版権につきましては、区の協働のほうで持っているということでございます。 ◆山本あけみ 委員  デザインって、なかなかカテゴリーが難しくて、でも、その人から生み出されてくる大変貴重なものなんですよね。ですから、大事に扱っていただきたいなというふうに考えています。お支払いがきちっとされていて、よかったです。  次の質問なんですが、「スマホ限定!アートスポットを巡るスタンプラリー」に関して、まず、「文化施設まちなかギャラリー等アートスポット」という部分なんですけれども、それで15カ所の選定がされているようなんですが、どういったお考えでこの15カ所が決まっていったのか、確認させてください。 ◎文化・交流課長 アートスポットを今回15カ所設定したわけですけれども、これについては、区とNPOのほうで定例的な会合をやっておりまして、この事業を進める上でも、どういった事業にしていくのかという中で決めていったものでございます。 ◆山本あけみ 委員  スタンプラリーですので、余り離れていたりとか、なかなか設定が難しいだろうなというふうに思いました。しかしながら、杉並区内にはもっともっと見ていただきたいもの、行っていただきたいところはあると思うんですね。郷土資料館ですとか、あとは座・高円寺が、例えば建築物として、アート、文化施設というふうに選ばれたのであれば、区内には大宮前体育館、青木淳さんの作品もあると思います。本当に方々から建築を目指す学生の方、海外からも来られる施設であるんですよね。ですから、このあたりを、座・高円寺をどういう位置づけでこの中に選んでいったのかというところ、ちょっと見えない部分ではありますが、もっともっといい部分もあるなと。何より、この中に含まれていなくて残念だなと思ったのが、大田黒公園ですね。あれは公園という名前がついているんですが、確実に文化施設であろうと私は考えています。ですから、これから先、また継続してやっていただくときに、もう少し輪を広げて検討いただければと思っています。  次の質問ですが、2番目が、スタンプラリーを実施している期間、これに関して、どういう検討があってこの期間になったのか。 ◎文化・交流課長 今回、1月21日から3月3日までということで、この期間については、やはり私どもとNPOのほうで期間を定めて、今回スタンプラリーとして回っていくわけですので、それができる期間ということで、1月21日から約1カ月半ぐらいを定めたというところでございます。 ◆山本あけみ 委員  例えば、この期間の中に子供の休みの期間が、春休みですとか、含まれていれば、お子様対応の、もっといろんな方に参加をしてもらえるイベントにもなるのかなと思ったりもしたところです。  もう1点、なぜこの期間をお尋ねしたかといいますと、実は3月4日から9日まで、セシオン杉並のほうで、丸木美術館というところの原爆の図第10部の「署名」という、大変に杉並区とゆかりの深い絵を、市民の方々の発案とお力によって展示会がされるんですね。丸木美術館、私も何回か行っていますが、あれだけ大きな作品、現物を持ってくるということは本当に大変な事業であろうと思っています。杉並区のほうでも後援をされているということで、こういった情報をキャッチアップして、ぜひ協働で、こういったスタンプラリーの中に原爆の図が位置づけられていれば、見てくださる方も多いと思います。そのあたり、今からでは大変難しいと思うんですが、もっともっとアンテナを広げるというか……。  というのは、例えばNPOの方といろんな情報交換をされていると思うんですけれども、やっぱり自分の得意分野、不得意分野というのがあるんだと思います。私も実は設計をしておりましたので、そのころは、建築作品、あらゆるところを見て回りました。そういうような、それぞれ得意分野、不得意分野があると思うんですが、それを超えて、大きく視点を持って、杉並区の全体をもっともっと資源があるんだという目で見ていただきたいなという一例で申し上げましたが、見解をお伺いして、質問を終わります。 ◎文化・交流課長 大変重要な指摘であると思っております。NPOと私どもだけでどこを回るかというのを決めていくと、どうしても視野が狭くなるというふうに感じておりますので、なるべく区内で同じような時期にどういったものがやられるのかというところをきちんと情報収集しながら、今後は検討していきたいというふうに思っております。 ◆木村ようこ 委員  今、他の委員からオリンピック憲章について話題が出ておりましたので、私からも。  杉並区は、ビーチバレーコートの整備をし、外国人のチームの事前キャンプを誘致する予定でございます。この機会にぜひとも、小中学生を初め区民の皆さんに、オリンピズムの根本原則第6項に性的指向による差別禁止がなぜ加えられているのか、学ぶ機会を設けていただきたい、このことを強く要望いたしまして、質問に入らせていただきます。  では私からは、区独自のボランティアの募集について伺います。  まず最初に、すぎなみ版ボランティア“おもてな市民”登録相談会、また、講座のチラシ、ありがとうございます、これがチラシでございます。実は、このチラシを見たとき、縦書き、横書きが書いてあって、埋め尽くされていて、最初は読みにくいなと感じたんです。ところが、読み進んでいくと、情報が勝手に入ってくるのではなくて、自分が大事な内容を探すチラシ、これはおもしろいなと思ったんです。  そこで伺います。このチラシは、デザイン会社に発注されたのでしょうか。 ◎オリンピックパラリンピック連携推進担当課長 地域大学で今回その講座を行うんですけれども、チラシのデザインにつきましては、デザイン会社に発注してございます。 ◆木村ようこ 委員  杉並区のチラシが全てこれになってしまうとちょっと疲れてしまうかなと思うんですけれども、とても斬新なチラシで、今回はよかったんじゃないかなと思います。募集の向上にもつながったのかなと思っております。  次に、先ほどボランティア登録、年齢制限はないということだったんですが、ほかに何か登録条件のようなものはございますでしょうか。 ◎オリンピックパラリンピック連携推進担当課長 今のところ、余りいろんな条件をつけずに、まずは登録していただこうと。登録していただければ、こういうボランティアの仕事があるけれどもどうですかということが発信できますので、それは、その方ができる範囲でやっていただけるというような形をとりたいと思っています。  ボランティアというと、まだまだ日本人というか、日本ではいま一つ広がりがないという部分もありますので、できるだけそういったハードルは下げて、できるところからやる。例えば、懇談会でボランティアのことを話し合っていただいたときも、子供連れでもやっていけるようなボランティアがあればぜひ参加したいとか、いろんな御意見がありましたので、できないボランティアもあるでしょうけれども、それでもできるボランティアもあると思いますので、そういった部分では余り制約をかけないような形にしたいというふうに考えてございます。 ◆木村ようこ 委員  大会・都市ボランティアだとそこまでなかなか配慮ができないと思うんですよね。今お伺いして、誰でも、あいている時間にボランティアしたいとかいう方に丁寧な対応ができると思うんですね。ぜひそういった感じで募集をかけていただければと思います。よろしくお願いいたします。  それと最後に、登録後の研修の時期と内容及び回数を伺います。 ◎オリンピックパラリンピック連携推進担当課長 内容については、まだいろいろと詰めていきたいというふうに考えてございますけれども、例えば大会ボランティアとか都市ボランティアですと、選考があって研修があってという、そういう流れを踏んでおります。区独自のボランティアについては、選考ということは余り考えてございませんで、ただ、基本的なボランティアの考え方というようなものについては、1度はやはり聞いていただきたいというふうに考えておりますので、登録された方に、できればどんどん登録していただきたいので、月1回ぐらいのペースで何らかの研修会ができればいいかなとは思っているんですが、今のところまだ回数、内容等については、詳しい部分までは未定ということでございます。 ◆木村ようこ 委員  私の地域荻窪でも、近所の方から、区の中でボランティアをやりたいという御要望をいただいておりますので、引き続き区独自のボランティアの募集、よろしくお願いいたします。  質問は以上です。 ○上野エリカ 委員長  それでは、一巡しましたので、再度質疑のある方は挙手願います。 ◆小川宗次郎 委員  ごめんなさい、私、本橋課長さんがいらっしゃるのを気がつかなくて。先ほどのテイチクスタジオの件は、本橋課長から教えていただいたことなので。ありがとうございました。失礼いたしました。  続きなんですが、今回、演出について報告がありましたが、松ノ木中学校、宮前中学校のブラスバンド、和泉学園和太鼓クラブと泉南中学校の演劇部生徒による競技アナウンスということで、非常にすばらしいなと思いました。今後もそうした生徒による演出を続けていただきたいと思っていますが、これまでの演出の区の感想をお聞かせください。 ◎スポーツ振興課長 生徒の方々の演出なんですけれども、日ごろの部活動の披露の場になっているだけではなくて、一生懸命走る中学生を同世代の中学生が応援するということは、非常に大会が盛り上がりますし、本当に美しい姿だと私は思っているところでございます。今後、部活動の状況にもよってくるかと思うんですけれども、こうした取り組みを引き続き続けてまいりたいと考えているところでございます。 ◆小川宗次郎 委員  けがと急病時の対応についても記載がございました。今まで大きなけが、事故等は特別なかったということです。対応としては、大会当日に、本部にはお医者さんと看護師さんが待機しているということでございます。当初は、区からの依頼で──ほかのところでも質問しましたけれども、会場近くのまちかど救急隊、今、事務局次長いらっしゃいますけれども、次長が当初やっていたと思います。まちかど救急隊にAEDを持ってもらって、コースに待機、巡回しておりました。いい取り組みだなと思ったんですけれども、そうした取り組みと、今後、区によるけがの救急対応をお聞かせください。 ◎スポーツ振興課長 けがの対応は一番気を使っているところでございまして、今委員からも指摘がありましたように、区民レスキューにつきまして、AEDを持って、5カ所で待機しながら、巡回して対応しているところでございます。またそれ以外に、交通安全協会や町会の方々などに、走路警備といった感じで、約300人を超える方々が公道のところで対応しているところでございます。また、競技場内でも青少年育成委員の方々が、ゴールをした選手の方々のケアなどを行ってございます。こうしたさまざまな団体の方々の協力を得ながら、より安全にやっていっているんですけれども、こうしたことについて引き続き充実を図りながら、競技の安全性を高めて頑張っていきたいと思います。 ◆小川宗次郎 委員  そういったことで、まちかど救急隊にも依頼したらどうかなと。やるやらない、可能かどうかは別にして。  最後に、さらに近隣の町会・自治会、商店街には飲食の提供も依頼をされていました。これも、今は1店舗ということですけれども、対応できるかできないかは別にして、地元の町会や自治会、前に出店していた、そういった団体の人たちに対しても協力依頼を継続していくべきであると思っておりますけれども、区の考え方。さらに20周年記念大会は企画運営等大変になると想定されますが、20回記念にふさわしい大会になることを要望いたしまして、最後の質問とさせていただきます。 ◎スポーツ振興課長 まず、出店のことについてなんですけれども、12月の寒い時期に行われますので、今まで町会連合会や商店会連合会のほうにお話をして、軽食や温かい飲み物などをテントで提供していただいたところでございます。こうしたところは、応援に来られる方々から大変喜ばれておりますので、参加できるかできないかというのは別にいたしまして、引き続きお声かけはさせていただきたいと思います。  また、先ほども答弁いたしましたけれども、20回の大会に向けては、実行委員会の方々と、オリパラも含めて、どうやったら盛り上げていけるかということも含めて充実させていきたいと思います。 ○上野エリカ 委員長  ほかに質疑はありませんか。       〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○上野エリカ 委員長  なければ、質疑を終結いたします。  《閉会中の陳情審査について》 ○上野エリカ 委員長  当委員会に付託されております陳情につきましては、閉会中の継続審査といたします。  以上で本日の文化芸術スポーツに関する特別委員会を閉会いたします。                           (午前11時28分 閉会)...