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平成30年12月 4日文化芸術・スポーツに関する特別委員会−12月04日-01号

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  1. 杉並区議会 2018-12-04
    平成30年12月 4日文化芸術・スポーツに関する特別委員会−12月04日-01号


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    平成30年12月 4日文化芸術・スポーツに関する特別委員会−12月04日-01号平成30年12月 4日文化芸術・スポーツに関する特別委員会                  目   次 席次について ……………………………………………………………………………… 3 委員会記録署名委員の指名 ……………………………………………………………… 3 報告聴取  (1) 台湾中学生ホームビジットプログラムの実施報告について ……………… 3  (2) 杉並区オリンピックパラリンピックスポーツアドバイザーの設置について     ……………………………………………………………………………………… 4  (3) 平成30年度「交流自治体中学生親善野球大会」の実施報告について ……… 5 閉会中の陳情審査について ………………………………………………………………23          文化芸術・スポーツに関する特別委員会記録  日   時 平成30年12月4日(火) 午前9時59分 〜 午前11時06分  場   所 第2委員会室  出席委員
     (12名) 委 員 長  上 野  エリカ     副委員長  市 来  とも子        委  員  松 浦  芳 子     委  員  木 村  ようこ        委  員  山 本  あけみ     委  員  山 本  ひろこ        委  員  小 川  宗次郎     委  員  今 井  ひろし        委  員  くすやま 美 紀     委  員  横 山  え み        委  員  大 熊  昌 巳     委  員  井 口  かづ子  欠席委員  (なし)  委員外出席 (なし)  出席説明員 地域活性化担当部長         文化・交流課長事務取扱区民        オリンピックパラリンピック    生活部参事        連携推進担当部長                  幸 内 正 治                安 藤 利 貞        オリンピックパラリンピック    スポーツ振興課長阿出川   潔        連携推進担当課長                大 澤 章 彦        産業振興センター所長        産業振興センター次長                齋 木 雅 之           朝比奈 愛 郎        障害者施策課長 河 合 義 人   生涯学習担当部長鈴 木 雄 一        生涯学習推進課長事務取扱      済美教育センター所長        教育委員会事務局参事                平 崎 一 美                本 橋 宏 己        済美教育センター統括指導主事                古 林 香 苗  事務局職員 事務局次長   植 田 敏 郎   議事係長    蓑 輪 悦 男        担当書記    三 井 真太郎 会議に付した事件  席次について……………………………………………………………………………決定  所管事項調査  1 報告聴取   (1) 台湾中学生ホームビジットプログラムの実施報告について   (2) 杉並区オリンピックパラリンピックスポーツアドバイザーの設置について   (3) 平成30年度「交流自治体中学生親善野球大会」の実施報告について  閉会中の陳情審査について………………………………………………………継続審査                           (午前 9時59分 開会) ○上野エリカ 委員長  ただいまから文化芸術・スポーツに関する特別委員会を開会いたします。  《席次について》 ○上野エリカ 委員長  初めに、今般、会派の構成が変更になりましたので、席次の変更をお諮りいたします。  ただいまお座りになっている席でよろしいでしょうか。       〔「はい」と呼ぶ者あり〕 ○上野エリカ 委員長  それでは、この席次で決定させていただきます。  《委員会記録署名委員の指名》 ○上野エリカ 委員長  本日の委員会記録署名委員は、私のほか、山本ひろこ委員を御指名いたしますので、よろしくお願いします。  《報告聴取》 ○上野エリカ 委員長  それでは、これより報告事項を聴取いたします。  本日の報告事項は3件です。  質疑は、報告事項を一括して聴取した後に行いたいと存じます。  それでは、よろしくお願いします。   (1) 台湾中学生ホームビジットプログラムの実施報告について ◎文化・交流課長 私からは、東京2020オリンピックパラリンピックレガシー創出として来年度から実施を予定しておりますホームステイ・ホームビジット支援事業の試行として実施いたしました台湾中学生ホームビジットプログラムについて御報告をいたします。  初めに、今回の実施の目的ですが、交流自治体中学生親善野球大会に参加のために来日しました台湾の中学生の日本文化体験と、杉並、台湾の両中学生の国際理解の促進を目的に実施いたしました。  次に、2の実施概要ですが、親善野球大会に参加した台湾の中学生が、杉並チームの中学生の家庭などを訪れ、食事などをともにするなどのホームビジットを行いました。  実施日時につきましては、記載のとおりです。  参加者は、台湾側が中学校2校の計30名の生徒と、杉並区側が2チームの選手のうち16家庭となっております。  内容は、閉会式終了後に、台湾選手が日本の選手の家庭などを訪れ、一緒に食事やゲームなどの時間を過ごしました。滞在内容につきましては、各家庭にお任せいたしました。  当日の様子につきましては、裏面に掲載しておりますのでごらんいただければと思います。引き合わせの様子や、食事の様子、食事以外の様子などを掲載してございます。  それでは、表面に戻っていただきまして、(4)の、実施に当たり、杉並区交流協会と区の支援内容でございますが、参加家庭の募集や説明会、台湾文化の事前の紹介、台湾選手のプロフィール等資料の調製、実施中の緊急時の通訳者の待機などを行いました。  次に、3の実施結果でございますが、台湾選手、杉並区の受け入れ家庭へのアンケート調査を実施いたしまして、非常に高い評価をいただきました。指摘事項といたしましては、受け入れ家庭の一部より、滞在時間の短さや、コミュニケーションをとる難しさなどの指摘を受けたところでございます。今後の取り組みに生かしていきたいと考えております。  最後に、今後の取り組みですが、来年の2月に、事業の実施要領、ホストファミリーの公募要領の策定をしてまいります。その後、3月3日日曜日にホストファミリーの相談、登録の受け付けを開始いたしまして、7月以降、ホームステイ・ホームビジット支援事業を実施してまいります。  私からの報告は以上でございます。   (2) 杉並区オリンピックパラリンピックスポーツアドバイザーの設置について ◎オリンピックパラリンピック連携推進担当課長 私からは、杉並区オリンピックパラリンピックスポーツアドバイザーの設置について御報告いたします。  このたび、杉並区オリンピックパラリンピックスポーツアドバイザーを設置することになりましたので、御報告いたします。  1番の設置目的でございます。オリンピックパラリンピック競技大会の開催に当たり、専門的な立場から助言を受けるということで、区立体育施設を活用した区民の機運醸成、オリンピックパラリンピックレガシーの創出、地域スポーツ活動の活性化等を効果的に展開することを目的としてございます。  設置根拠といたしまして、新たに設置要綱を設けてございます。  任期及び設置期間でございますが、任期は委嘱した年度内ということで、今期については平成31年3月31日、ただし、平成33年3月31日までを限度として毎年度再任することができるとしております。これは要綱上にも規定をしてございます。  4番のアドバイザーの役割ですが、大きく2つに分かれております。  まず1点目が、外国チーム事前キャンプに関することで、1と2に分かれてございます。まず事前キャンプの誘致活動に対する助言、協力、それから事前キャンプ実施時における区民交流事業等に関する助言、協力ということが大きな1つの項目でございます。  加えまして、大会に関連する事業実施やPR活動に関する助言、協力や、地域のスポーツ振興活動への助言、協力を行っていただくということでございます。  委嘱のことにつきましては、1で、委嘱の条件として、オリンピックパラリンピックやその他スポーツの分野において幅広い人脈や知識を持つということと、知名度が高く、区の取り組みに対するPR効果も見込まれる者ということで、区長が委嘱するということでございます。  人数といたしましては、若干名。  報酬につきましては、活動に対して謝礼金を給付するということにしてございます。  別紙をごらんください。今回、これに基づきまして、前バレーボール日本男子代表監督の南部正司氏にアドバイザーの就任を依頼しまして、平成30年11月12日に委嘱を行いました。  南部氏の経歴については記載のとおりでございますが、大阪商業大学を卒業後、バレーボールの選手として活躍し、1997年からは現パナソニックパンサーズというチームに移籍してございます。その後、5年間、コーチに就任し、2007年からは監督として優秀な成績をおさめられております。2014年からは、2年9カ月にわたってバレーボール日本男子代表監督を務められております。リオオリンピックを目指したのですが、最終予選で敗退ということで、リオの出場は成りませんでした。その後、2017年から、パナソニックパンサーズバレーボール部の部長を務められております。  南部正司氏にこれからアドバイザーとして活躍していただき、誘致活動等について円滑に進めていきたいと考えてございます。  私からは以上でございます。   (3) 平成30年度「交流自治体中学生親善野球大会」の実施報告について ◎スポーツ振興課長 私からは、平成30年度交流自治体中学生親善野球大会の実施報告について御説明いたします。  まず、事業の目的でございますが、杉並区と交流のある自治体とで、中学生の親善野球大会を行うことによりまして、健全なスポーツ精神を培うとともに、国際理解を深めるもので、今回で8回目となります。  参加自治体ですが、記載にありますとおり、杉並区、台北市を含む6自治体が参加してございまして、今回、小千谷市が初参加となっております。  日程と主な内容ですけれども、10月6日から8日まで、3日間で実施しております。  親善野球大会は、7日と8日の2日間で全16試合を行っております。また、試合以外の取り組みといたしまして、6日には、台湾の中学生が阿佐ヶ谷中学校を訪問して交流を行う学校交流を行いました。また、7日には、試合終了後に、元プロ野球選手による野球教室を実施してございます。8日には、今回新たな取り組みですが、先ほど報告にもありましたとおり、ホームビジット事業を実施してございます。  参加状況ですけれども、選手や監督のほか、審判やグラウンド整備など、ボランティアを含めて約330人が参加しております。  また、南伊豆町につきましては、選手が9人そろわなかったので、高井戸中学校の野球部に協力をいただきまして、連合チームとして参加しております。  今後の日程でございますけれども、今月18日に区役所で保護者や関係者に向けて報告会を実施する予定です。  裏面に行っていただきますと、今回、杉並区のチームが行った8試合の結果と、この3日間の事業の様子を写真で掲載してございます。  私からの説明は以上でございます。 ○上野エリカ 委員長  これより、ただいまの報告に対する質疑に入ります。  質疑のある方は挙手願います。──それでは、委員会の円滑な運営と公平を期するため、最初の質疑は、答弁を入れてお一人往復10分程度とさせていただき、一巡しました後、必要があれば再度質疑をしていただくということで進めていきたいと思います。議事進行に御協力のほど、よろしくお願いいたします。
    今井ひろし 委員  私からは、2番の、杉並区オリンピックパラリンピックスポーツアドバイザーの設置についてお伺いします。  まず最初に、設置目的を伺います。ここには、レガシーの創出、地域スポーツ活動の活性化を効果的に展開という記載がありますが、もう少しこれ、何をやるのかなというふうに思うので、具体的な説明をお願いしたいと思います。 ◎オリンピックパラリンピック連携推進担当課長 区が考えるレガシーとしては、先ほど報告にもありましたように、ホームステイ・ホームビジットとかボランティア活動などがありますが、やはり永福体育館に設置した国際基準のビーチバレーコート、それからそのコートに外国チームキャンプ誘致を実現して、区民の地域のスポーツ活動の活性化を図るということが一番に考えられます。キャンプ誘致を実現することで、大会への区民の機運醸成とか、大会への参画意識、それからスポーツの振興を図って、大会前から大会が終わった後にかけても、地域スポーツの活性化とか区民の健康維持が図られるというふうにつなげていきたいと考えております。そうしたことで、誘致のための専門的な助言や協力は不可欠であるという点で、今回アドバイザーを設置したということでございます。 ◆今井ひろし 委員  では、なぜ、大阪府枚方市の企業に所属する南部氏を選んだのか。その理由と、他の東京近辺でも候補者はいたのではないのかなとも思うんですが、その辺の検討はなされたのか、あわせて伺います。 ◎オリンピックパラリンピック連携推進担当課長 まず、直近の課題であるビーチバレー外国チームの誘致の実現に向けてですけれども、ほかの国もそうなんですが、日本でも、ビーチバレーの協会というのは、バレーボール連盟とかバレーボール協会の傘下にございます。そういったことで、バレーボール関係者の中からアドバイザーを探していくという検討をしておりました。  南部氏につきましては、経歴からもわかるように、現在の中垣内監督の前の全日本男子バレーの監督ということで、国際的にも活躍されて、外国での事前調整等についても熟知しておられるというような状況がございます。  これまで私どもが、ドイツとかイタリアとかそういったところでお話ししてきた中では、ビーチコートとか永福体育館の施設とか設備については非常に高い評価を得ているものと考えておりますけれども、ただ、設備以外にも、キャンプにはさまざまな条件がございまして、なかなか我々素人ではわからないところがございます。そういった中で、国際的にも体験をしている南部氏の、体験による助言が重要なことというふうに考えております。  南部氏は、選手としても指導者としても十分な実績もございますし、国内、国外において太いパイプもございますので、そういった中で、南部氏をアドバイザーとして適任というふうに考えて委嘱をいたしました。  また、東京近郊については、いろいろと検討の中にはありましたけれども、南部氏に匹敵するような候補者はいなかったということでございます。 ◆今井ひろし 委員  南部氏をアドバイザーにそういう経験から委嘱したということですけれども、区はどんな効果を想定しているのか。それから、東京の他の自治体、ほかの22区なんかで、こういうアドバイザーを設置しているところはあるのか、その辺、教えてください。 ◎オリンピックパラリンピック連携推進担当課長 南部氏には、実際外国と交渉する実務的な交渉の場にもできる限り立ち会っていただいて、必要な助言をいただきたいというふうに考えてございます。また、キャンプが決定、実施された場合についても、区民との交流事業とかイベントなんかにも助言をいただき、参加もいただけるというふうに考えてございますので、区民の機運醸成や大会への参画意識の高揚が図れるというふうに考えてございます。  なお、他の自治体の状況でございますけれども、他の22区については、アドバイザーを設置しているところはございません。ほかに、千葉県の船橋市、茨城県の龍ケ崎市、山梨県の北杜市と山中湖村、それから島根県の益田市などでは、アドバイザーの設置をしたり要綱を設置しているということでございます。 ◆今井ひろし 委員  ほかでも結構、アドバイザーを設置しているところはあるわけですね。22区でも多分これから出てくるかもしれないということで。  委嘱決定がもうされておりますが、その辺の経過に関して、検討会をどのくらいしたのかとか、その根拠として要綱もつくられたということですので、その辺の概要について、簡単で結構ですので教えてください。 ◎オリンピックパラリンピック連携推進担当課長 まず、キャンプ誘致に向けてアドバイスをいただく人選を行っている中で、南部氏が適任ではないかということで候補に上がった時点で、9月の中旬に一度お会いする機会を設けました。その中で、杉並区のオリンピックパラリンピック大会に対する考え方とか、スポーツ振興に対する考え方とか、それからアドバイザーを設置する趣旨を御説明しました。また、南部氏のお考えをお聞きし、ビーチコートも実際に視察していただいて、大枠で内諾を得たというところでございます。  その後、区側としましては、必要な手続として、細かな具体的な条件の提示とか、経営会議による意思決定、それから要綱の制定などを行いまして、南部氏側としては社内の規定に基づく手続を進めていただきまして、11月12日に委嘱を行ったところでございます。  なお、要綱につきましては、11月5日付で制定しまして、先ほど説明しましたように、設置の目的とか活動内容、任期、委嘱の条件、活動についての謝礼金等について定めております。 ◆今井ひろし 委員  11月5日に要綱ができたということで、それが根拠になるわけですけれども、アドバイザーの区の身分は非常勤とかになるのか。また、報酬というか謝礼金ですか、具体的には幾らになるのか。その根拠としての要綱にそれが書かれていると思うんですけれども、その辺もあわせて教えてください。 ◎オリンピックパラリンピック連携推進担当課長 アドバイザーの身分については、区の非常勤というふうには位置づけておりません。一番近いものでイメージできるのは、研修講師というような形でございます。  また、謝礼金については、これまである区の規定と均衡を図りながら、これを準用して決定してございまして、1回の活動につき原則6万円を支給するというふうにしてございます。 ◆今井ひろし 委員  交通費とかは。 ◎オリンピックパラリンピック連携推進担当課長 研修講師をお願いする場合、遠隔地の割り増しがあります。その割り増しが計算上でいくと4万円になるんですけれども、そういうものも含みまして6万円ということでございます。 ◆今井ひろし 委員  あと、活動なんですけれども、ほとんどこれを見ると助言とかいうのが多くて、さっき答弁で参加するということがありましたけれども、電話やメールなどの活動なんかは、これに関してちょっと相談するみたいな感じでした場合はどういうふうな捉え方をするのか、教えてください。 ◎オリンピックパラリンピック連携推進担当課長 先ほども申し上げましたように、実際に交渉の現場に立ち会っていただいたり、イベントに参加していただいたり、講演をしていただいたりというようなことも考えてございます。電話やメールでのやりとりについては、活動のための連絡とか調整が主なものと考えておりますので、これについては謝礼の対象とはしないというふうに考えてございます。 ◆今井ひろし 委員  そうすると、大阪から東京に来るときに、謝礼金や経費が算定されるのかなというところですが、たまたまその人が別な用事で東京にいたような場合はどのように扱うのか。活動の依頼は一体どのくらいの頻度で来てくださいとお願いするのか、その辺教えてください。 ◎オリンピックパラリンピック連携推進担当課長 委員御指摘のとおり、謝礼金には、先ほど御説明しましたように交通費相当の要素が含まれてございますけれども、活動費と交通費というふうに別個にお支払いするというわけではありませんので、1回の活動に対しての対価として全てお支払いするということです。したがって、たまたま東京近郊にいらした場合でも、大阪にいらした場合でも、同じように6万円をお支払いするということでございます。これは恐らく研修講師の場合も、同じような考え方で支払っているということでございます。  また、活動につきましては、月1回程度かと思いますけれども、中には月2回とか、その月には活動を行わないということもあると思いますので、先ほど申し上げましたように、月1回程度、年12回程度というふうに考えてございます。 ◆今井ひろし 委員  南部氏は、バレーボールビーチバレーの専門家ではありますが、オリンピックパラリンピックスポーツアドバイザーであることから、その他のスポーツやパラスポーツに向けて助言や協力などを受けることができるのかお示しいただいて、ここには、委嘱等の人数、若干名、二、三名とも書かれておりますが、南部氏以外にアドバイザーを委嘱する予定、その辺をあわせて聞いて、最後にいたします。 ◎オリンピックパラリンピック連携推進担当課長 まず、最初の質問でございますが、南部氏が全てのスポーツに識見を持っているということではございませんので、他のスポーツに対しての助言、協力は難しい点があると思いますけれども、南部氏が所属する企業には、ラグビーとか野球とか陸上競技とか、国内でもトップレベルスポーツ部がございます。そうしたつながりを活用した協力等は受けられるものと考えております。  また、パラスポーツについては、バレーボール部自体が、例えばパラスポーツであるシッティングバレーの教室を開催するなどしておりますし、企業自体もパラスポーツについて普及啓発に大変力を入れているということでございますので、そうした関係からの協力等もいただけると思います。  次に、委嘱の人数等につきましては、要綱上、規定はございませんけれども、内容からいって、そう多くはないだろうというふうに考えております。現在のところ、南部氏以外予定者はございませんけれども、今後、必要に応じて、条件に合う適任者がいれば委嘱する可能性はございます。 ◆小川宗次郎 委員  私のほうからは、来年度の本格実施に向けたホームビジットプログラムと、関連するので、30年度交流自治体中学生親善野球大会について質問します。  まず、このプログラムは、杉並区の、30年度の「未来への道を拓くステップアップ予算」の、諸予算といったら語弊があるかもしれませんけれども、愛新覚羅浩に係る特別展示と同じように、目玉事業として位置づけられていると認識をいたしております。そして、東京2020オリンピックパラリンピック大会レガシー創出として、この大会を契機として国内外12カ所の交流自治体の住民と杉並区民との交流を深めることを主眼として、大会後もレガシーとして発展させていく事業として捉えております。  ビジットではないですけれども、ホームステイについては、先進国であるアメリカについては数十年前から、特に西海岸、ロサンゼルス近郊サンフランシスコ近郊では、毎年多く世界中から、特に日本の生徒、学生が体験をしております。日本ではまだ取り組んでいる自治体も少なく、なかなか進んでいない印象を持っているところであります。  今回、先進的に取り組んでいる自治体を把握していらっしゃればお聞きしますのと、これまで杉並区が今回以外に、ホームビジット・ホームステイということで、プログラムとは別に何かかかわったことがあったのか、後援したことがあったのか、まずお聞きいたします。 ◎文化・交流課長 この事業を進めるに当たりまして、この事業は、交流協会と杉並区の私ども文化・交流のほうで提携して実施をしていくということで、これを区長の記者会見で発表した以降、私どもと交流協会のほうでずっと打ち合わせを何度も重ねてきました。その打ち合わせの中で、ほかの自治体でこういった取り組みをしているところはないかということで、例えば新宿とかそういったところにもいろいろと聞いてまいりました。  ただ、日本の場合、アメリカと違いまして、受け入れる家庭の規模といいますか、自宅がそれほど大きいところがありませんので、そこが非常にネックになっていまして、受け入れるホストファミリーをどう確保していくのかということが一番課題だということで、それで、今も時間をかけながら、各家庭だけで受け入れる従来のホームステイ・ホームビジットだけではない仕組みも、例えば区の施設を一時的に使いながらやっていくとか、何か新たな方法はないのかどうかといったことも含めて現在調整をしておりまして、来年の2月に大体の要領的なものをつくっていきたいというふうに考えているところでございます。 ◆小川宗次郎 委員  記者発表の資料で、30年度はホストファミリーを増加させるという記載がありました。それも関連して今の御答弁だと思うんですけれども、実際にホストファミリーが今現在試行で登録されているということはあるというふうに認識してよろしいんですか。 ◎文化・交流課長 先ほど言いましたように、2月までに要領をつくりまして、3月3日にホストファミリーの説明会と募集、登録開始を進めるということで、それからどんどん登録をふやしていきながら、具体的に実施をするのは来年の7月から始まるというようなことを考えております。 ◆小川宗次郎 委員  今回は、5家族が自宅以外で、7家族が自宅で受け入れていただいたということでありますけれども、これは選手の御家庭ということでやったと思うんですけれども、当然その選手の御家庭についてはこういった受け入れは初めてというふうに認識してよろしいですか。 ◎文化・交流課長 今回、日本側の選手の自宅に招いていただきたいということで、中学生の野球の説明会に合わせて、終わった後に残っていただいて、各家庭の親御さんのほうに私どもと交流協会で説明をして、その後募集をして手を挙げていただくというような形でやりました。ただ、先ほど言いましたように、夕食を提供するという部分も、自宅がそれほど広くないとか、なかなかハードルが高い部分はありましたけれども、例えば2つの御家庭でグループを組んで、住んでいるマンションの自由に使えるお部屋みたいなところを使ってやるとか、さまざまな工夫をしていただいて、家庭だけではない受け入れも含めてやっていただいたというところでございます。 ◆小川宗次郎 委員  いわゆるパーティールームとかそういうところでやったということだと思いますが、杉並区と杉並区交流協会、交流自治体の3者でこの事業、役割分担をうまくすみ分けているということで、この3者は時間があったら後で質問しますので、これはおいておいて、この3者が取り組んできた、今まで役割分担で実施してきた事業内容についてお聞きするのと、今後の取り組みについて、簡潔で結構ですので御答弁をお願いします。 ◎文化・交流課長 ホームステイ・ホームビジット以外のということでよろしいですか。 ◆小川宗次郎 委員  そうです。 ◎文化・交流課長 交流協会と私どもは、在住外国人の支援ということを特にやっておりまして、協会のほうといろいろと共催事業を進めまして、例えば台湾フェアとか、スピーチ大会とか、それから交流自治体のほうに阿波踊りの派遣をしておりますので、そういった派遣事業を、共催というような形の中でさまざま事業を実施しているというところでございます。 ◆小川宗次郎 委員  この実施結果についてですけれども、非常に高い評価であったと。これはすばらしい取り組みだなと私も思います。全てが高い評価を受けていますが、特に高い評価となった項目について、わかる範囲でお答えください。 ◎文化・交流課長 最初は、日本の家庭のほうはかなり不安があったと聞いております。ただ、実際にやってみて、携帯の翻訳アプリを使ってコミュニケーションをとったり、さまざま工夫をすることによって、非常におもしろかったと。台湾の実情を聞けたとか、そういった、不安が逆に期待というかおもしろさに変わっていったというようなことの御意見を非常に受けています。  それから、台湾側のほうにもアンケート調査を行いまして、今回の野球の交流事業の中で一番楽しかったことは何ですかという中では、ホームビジットが一番よかったという御回答もいただいているところでございます。 ◆小川宗次郎 委員  そしてまた、ホストファミリーと過ごす滞在時間が4時半から8時と、本当に限られた時間であったということです。コミュニケーションの難しさの報告があったことも、今後改善していくということもわかりました。言葉の壁は高いなというふうに思っております。通訳の方は待機しているとは書かれておりますけれども、各ホストファミリーの家庭には同行していないというふうに認識しておりますが、コミュニケーションの難しさ、同行していないための難しさなのかなと察します。反面、通訳の方がいらっしゃらないほうが、ある意味、本来のホームステイ・ホームビジットにふさわしいのかなと思います。ステイしているとき、中学生は、いろいろなコミュニケーション、今言った、何コミュニケーションと言うかわからないんですが、機械を使った、スマホを使ったコミュニケーション、いわゆるホディーランゲージや、台湾は母国語は中国語を使っているんですかね、中国語や日本語などまじっていると思うんですけれども、主にはスマホを介してのコミュニケーションが一番多かったというふうに理解してよろしいですかね。 ◎文化・交流課長 全ての受け入れた家庭でスマホのアプリを使って翻訳をしているということではありませんけれども、今委員が御指摘いただいたように、アプリを使う以外は、ボディーランゲージであったり、片言の英語であったり、そういったことを使いながらやっております。このホームステイ・ホームビジット事業だけではなくて、実際の野球交流のほうでも、選手同士の交流というのは、阿佐ヶ谷中学でも今回やりましたけれども、そういった中でもボディーランゲージを使って、子供同士の会話ですので、何か通じるものがあるというふうに聞いています。 ◆小川宗次郎 委員  今回8回目ということで、新たに取り組んできたことをお聞きいたします。 ◎スポーツ振興課長 新たな取り組みですけれども、交流自治体中学生親善野球大会は、野球だけではなくて、文化理解ということも1つの目的となってございまして、28年のときには、学校での交流を、土曜日授業に参加いただくということで、台湾からの生徒が杉森中学校で体験交流をしました。今回、30年度は、阿佐ヶ谷中学校で英語の授業に一緒に参加するとともに、音楽の授業、阿佐谷ジャズの方々と一緒に音楽を聞くというようなことをやりました。あわせて、今度30年度から新たにやったものがホームビジットの取り組みでございまして、できたら、来年度、台湾に行く際にも、ぜひとも取り入れていきたいなと考えてございます。 ◆小川宗次郎 委員  今回、新たにホームビジットで取り組んできたことが、親善野球大会の特徴だなというふうに認識をしました。  ところで、一昨年は西武ドーム球場で試合を行ったということで、ドーム球場で行うのは、天候に関係なく試合ができること、また選手のモチベーションが当然上がるということ、非常にすばらしい取り組みであったのかなと思います。そのときは、西武ドーム球場側の大変理解があったというふうにもお聞きをいたしております。  ちなみに今回は、日本開催ということで、プロ野球球場を使用するような検討をされてきたのか。中学生親善野球大会は本当にすばらしい事業ですので、これからも小学生も含めて、今度は小学生の親善野球大会等もいいかと思いますので、次世代育成の観点から、交流促進の観点からも、杉並区のトップ事業として期待をしていますので、よろしくお願いをしたいと思います。  先ほどのを最後の質問として、終わりたいと思います。 ◎スポーツ振興課長 28年度は西武ドームをお借りして、雨の中でも試合ができて、開会式もできたということで、本当によかったところでございます。確かに、小川委員のおっしゃるように、西武ドームでやるということが1つ物すごく高いモチベーションになる。他の交流自治体のほうからもそういった声がありましたので、スポーツ振興課として、西武球場といろいろ交渉したんですね。で、クライマックスシリーズに出なければ、杉並区の大会に貸してくださるというお約束までいただいたんですけれども、今回西武が、うれしいというか悲しいというか、すごく強くて優勝したので、西武ドームを使えなかったんですけれども、今後もこういった交渉をしていきたいと思います。西武球場からは、今回、クリアファイルとか、子供たちの夢になるようにということで、さまざまなものを御協賛いただいて、今後も西武ドームとはいろいろ御協力関係を持ちながら、中学生の交流野球の会場も視野に入れながら、協力いただいて頑張ってまいりたいと考えております。 ◆横山えみ 委員  もうほとんど私の聞きたいことがなくなってしまったので。まず今の西武ドーム、区の職員としての戦いがあったかと思います。本当に御苦労さまでした。そして、すばらしい成果をいただいたかと思っています。西武ドーム側とうちの中学生とのつながりをこのようにつくっていただいたこと、本当に感謝申し上げます。  それから、アドバイザーについてですけれども、私は南部さんに大変期待いたしております。誘致のところが一番密な活動になるかなとは思うんですけれども、これだけの人材ですので、ぜひとも、ブラウン管の中の人ではなくて、せっかくうちのアドバイザーなんですから、区民との交流の場、先ほど講演というのがありましたけれども、そこら辺は力を入れてぜひやっていただきたいなと思っておりますが、それについての御計画等ございましたら教えてください。 ◎オリンピックパラリンピック連携推進担当課長 まだ具体的な計画はございませんけれども、南部さんとお話ししている中では、イベントなんかにも参加して、自分のチームの選手も連れてきて、そういったトップレベルの選手から指導を受けたりとか、そういうようなことも考えているということですし、講演なんかも、何回もやっておられるようですので、そういった形でも協力していただきたいというふうに御依頼して、快諾を得ていますので、今後、計画化していきたいというふうに考えております。 ◆横山えみ 委員  先ほど、謝礼については1回6万円で12回ぐらいと計画があったんですけれども、これは上限という形があるのかないのか。場合によってはこれよりも上回る場合もあるというふうに考えていいんでしょうか。 ◎オリンピックパラリンピック連携推進担当課長 活動については、大体1回2時間から3時間というふうに考えてございますが、仮に、例えば1日かかるようなイベントとかに参加していただいた場合には、活動費として1万円を上限に加算することは考えてございます。南部さんは非常勤ではございませんが、非常勤の日額の限度額が3万円ということでございますので、先ほどの考え方でいくと、原則として2万円、長時間にわたるような場合は1万円プラスして3万円。非常勤の規定を上回ることのないような、均衡を図るような形での謝礼をお支払いするというふうに考えてございます。 ◆横山えみ 委員  限られた時間の中で進めるというのは、より密な連絡とか計画が大切かと思います。ぜひともそこら辺を御検討いただいて、大成功に持っていっていただきたいと思います。  次に、ホームビジットについてですが、これも大変興味深い報告をいただきました。ほとんど私がお聞きしたいところは確認できました。この受け入れ家族のお食事の経費というのは、家族持ちになっているんですか。 ◎文化・交流課長 迎え入れた家族の方が提供していただいた食事等については、全て家庭のほうで出していただきました。ただ、交流協会を通じまして、受け入れた家庭には2,000円のクオカードを謝礼としてお渡ししたというようなことがございます。 ◆横山えみ 委員  日本のまさにおもてなし、台湾の子供たちを本当に心厚く迎え入れていただいたんだなというのを確認いたしました。  それで、滞在内容を各家庭に一任したということで、大変各家庭では不安があったんじゃないかなと思うんですけれども、そこら辺はどのようにアドバイスされたんでしょうか。 ◎文化・交流課長 先ほどちょっと小川委員のところで御答弁いたしましたけれども、説明会をして、その後も具体的な間近なところで説明会をして、いろいろと不安が当然ございますので、そうした御意見をいただきながら、それに回答するというようなことで、不安の払拭にはつなげてきたということです。そういう中で、アンケートを見ますと、最初はどきどきしてと思っていたけれども、終わってみたら、また来年も受け入れたいというような気持に変わっていったということです。各家庭で受け入れていただいて夕食をともにするというのがホームビジットの基本ではあるんですが、そうした不安も、家庭じゃなくて、パーティールームでやりたいとか、グループでやりたいとか、例えばファミリーレストランでやりたいとか、その辺のことをそれぞれの思いの中で変えていっていただいて結構だということをお伝えしたという中で、そういった不安も払拭できたというふうに考えております。 ◆横山えみ 委員  今後は公募をしていくということで、私も民泊事業の関連の中で、ホームステイを中心とした民泊をやりたいというグループにもお会いしました。そこは1カ月ぐらいアメリカの学生を受け入れたりとかというので、それは一緒に食事をするとかというのが入っていたんですけれども、そんなところもぜひとも活用しながら、今後のホームビジットを展開していただきたいなと思っています。  日本の家庭に触れること、一緒に食事をするというのは本当にそうなんですけれども、そこの家庭に踏み込むということは、本当に日本の空気感を体感できるので、私も1回アメリカに行ったことがあるんですけれども、やはり家庭というのは非常に空気感が違います。そういった意味では、この感覚も子供にとっては新鮮ではないかなというふうに実感しています。未来を担う子供たち、ぜひとも、さまざまな体験の中で大きく羽ばたいてもらいたいなと思いますので、どうかそこら辺も含めてよろしくお願いします。 ◆木村ようこ 委員  杉並区オリンピックパラリンピックスポーツアドバイザーの設置について伺います。  アドバイザーに就任された南部正司氏について確認させてください。バレーボール関連の実績については理解しました。しかし、当区が誘致するのはビーチバレーですよね。この方はこれまでビーチバレーボール外国チームとコミュニケーションをとってこられた経験はあるのでしょうか。 ◎オリンピックパラリンピック連携推進担当課長 実際に南部さんがビーチバレーをやったことがあるかというところでは、やったことはないということでございます。ただ、先ほども申し上げましたように、各国でも同じなんですけれども、バレーボール協会や連盟の傘下に6人制バレー、9人制バレー、ビーチバレーというものが含まれていることが多うございまして、日本でもそうでございます。日本の現状ですと、バレーボールの選手からビーチバレーに転向することが非常に多い。また、外国ですと逆に、そういうこともありますけれども、ビーチバレーからバレーボールに転向することもあるということで、南部氏とお話しした中では、そういった選手の方もよく御存じだということでございます。ビーチバレーバレーボールと違って、国を代表して行くというよりも、ペアで参加して、オリンピック以外ですと、ペアで優勝を争ったりということでやっておりますので、そういった人的なつながりもありますし、お国柄等も十分よく御存じだということでございます。 ◆木村ようこ 委員  海外のほうでは、ビーチバレーからバレーボールに移行する人が多いということを今おっしゃったかと思うのですが、そういうことで、ビーチバレーの選手ともコミュニケーションをとられてきた経験があるということなんですね。  では、バレーボールについて伺いますが、国際大会などの事前キャンプ誘致の実績はあるのでしょうか。 ◎オリンピックパラリンピック連携推進担当課長 それは、杉並区がということでしょうか。 ◆木村ようこ 委員  今、南部さんについて聞いています。 ◎オリンピックパラリンピック連携推進担当課長 南部監督については、当然、ワールドカップとかそういうところで代表監督として海外で試合をされておりますので、実際にキャンプをされているという実績はございます。具体的にどこにどのぐらいの期間とかということは、今ちょっと資料ございませんけれども、そういった経験もお持ちでいらっしゃいます。 ◆木村ようこ 委員  今、事前キャンプをやってこられたということをお伺いしたんですが、誘致活動はどうでしょうか。 ◎オリンピックパラリンピック連携推進担当課長 南部部長自体が、今までは監督という立場でございましたので、実際に誘致活動に携わったことはないというふうに考えてございます。 ◆木村ようこ 委員  視点を変えます。アドバイザーの役割の中に、選手・監督経験と直接関係しない区民交流事業、PR活動なども含まれています。南部氏はこういった業務の経験はあるのでしょうか。 ◎オリンピックパラリンピック連携推進担当課長 今パナソニックのバレーボール部の部長をしてございますけれども、パナソニックのバレーボール部では、例えば大阪府の交流事業とか枚方市の交流事業、あとは復興支援として東北3県のバレーボール教室とか、各地さまざまに教室などを行っておりますので、そういった住民の方との交流事業の経験は豊富だというふうに考えてございます。 ◆木村ようこ 委員  今回の人選は、バレーボール協会からの推薦ということなのでしょうか。 ◎オリンピックパラリンピック連携推進担当課長 そういったことではございませんで、私どもがバレーボール協会を通じながら探して、候補者として適任として委嘱したということでございます。 ◆木村ようこ 委員  区のほうから探してこられたということですよね。そこで伺います。やはり杉並区はビーチバレーということで、ビーチバレーボールの経験のある人のほうがよかったのかなと思うんですが、やはり難しかったのでしょうか。そのことを伺いまして、質問を終わります。 ◎オリンピックパラリンピック連携推進担当課長 誘致というところも主眼に置いてございます。ビーチバレーの経験者もいろいろといらっしゃると思いますけれども、国内外に非常に強いパイプを持っているというところが南部氏の一番の強みだというふうに考えてございますので、ビーチバレーの経験者になかなかそういう方がいらっしゃらなかったという部分もございますし、また、例えば以前フェスタでお呼びした川合選手などは、ビーチバレーの経験もあって、会長などもやられているんですが、バレーボール協会の理事もやられておりますので、そういった意味では、一自治体にアドバイザーとしてお迎えすることはいかがなものかというところもございましたので、そういった点で考えたところでございます。 ○上野エリカ 委員長  それでは、一巡しましたので、再度質疑のある方は挙手願います。 ◆今井ひろし 委員  先ほどの最後の答弁で、スポーツアドバイザー、これ、2ページ目の南部さんのページには、スポーツアドバイザーの委嘱、「2〜3名を予定」となっていますけれども、現状まだ検討していないということですが、来年あたり、さらにふやす方向で検討するのかということが1つ。  それから、任期ですけれども、平成33年3月までを限度としておりますけれども、西暦に直すと2021年で、オリンピックが終わっているんですが、オリンピック後も、パラリンピックもありますけれども、パラリンピックが終わった後も、スポーツの推進の事業には参加してもらうというような想定なのか。  その辺の2つ聞いて、終わりにします。 ◎オリンピックパラリンピック連携推進担当課長 まず、最初の質問でございますけれども、若干名、二、三名ということで考えてはございます。一番の課題が外国チームの誘致ということで考えておりますので、今のところはふやしていくということは考えてございませんけれども、例えば交渉の経過によっては、さらに詳しい適任の方がいらっしゃるということがあれば、その方にお願いするということも考えはあります。ただ、今のところ予定はないということでございます。  任期につきましては、委嘱が年度でやっているということもございますし、2020年はオリンピックイヤーということもございますので、大会終了後も何らかの関連イベントをやることも考えておりますし、また、この間のアドバイザーとしての実績の評価といった振り返りもしたいというふうに考えてございますので、それで2021年の3月31日までということで設定してございます。 ◆山本ひろこ 委員  質疑を聞いていて、私も1つだけお聞かせいただきたいと思いました。  ホームビジットプログラムの件なんですけれども、ホームビジット実施中の緊急時の通訳の待機というところで、もう少し詳しく、どんなふうに待機しているのかというあたりを伺いたいと思います。 ◎文化・交流課長 通訳者の待機ですけれども、各家庭に台湾の中学生が来て交流をしている中で、何か緊急な事態があったときに、当然交流協会の職員、それから文化・交流の職員も待機しておりますけれども、そこに台湾語ができる向こうの方の通訳者を一緒に待機させて、万が一、台湾語で中学生のほうから何かあれば、それも訳すというようなことで、交流協会のほうに待機をしていたということでございます。 ◆山本ひろこ 委員  今回、国内外の交流自治体の住民と区民との交流を促進する、その試行として始まったということなので、今後は要綱とかいろいろつくって、他の国、韓国とかオーストラリアですかね、そういったところとの交流も進めていくという理解でよろしいのかということを。 ◎文化・交流課長 今回のホームステイ・ホームビジット事業ですけれども、来年度から本格的に実施をしていこうということで進めてまいりますけれども、一般の外国人、一般の国内の方に応募していただくということではなくて、まず交流自治体の事業の中で進めていきたい。特に子供たちを中心に、交流事業の中で杉並に来る事業があれば、そういったものをまず受け入れていきながら、先ほども言いましたように、これは受け入れていただくホストファミリーがそろっていかないと進みませんので、まずはそういったものを充実させていきながら、何年かしていく中で、また交流自治体だけではない方も入れていけるかどうかは、その後検討していきたいというふうに考えております。 ◆山本ひろこ 委員  じゃ、オーストラリア、韓国はやっていくということですか。 ◎文化・交流課長 交流自治体にはオーストラリア、韓国、入っておりますので、向こうから来るような事業があれば、そういったものも実施していきたいと考えております。 ◆山本ひろこ 委員  私も、自分の家に子供が、中学生、高校生、専門学生がいて、世界を広げる意味でも、お話を聞いていて、ホームステイの事業に参加したいなというふうに思ったんですけれども、いざ緊急時の対応が、言葉が通じないと不安だなと思いまして、そういった場合、例えば医師会の先生方の御協力を得るとか、また韓国語、英語ができる方で、家ではちょっと受け入れることはできないけれども、言葉の協力だったらできるよというような方の募集もしていただいて、マッチングさせていくというような取り組みをしていくと、御家庭でそういう体験をしたいという方々もやりやすくなるんじゃないかなと思ったんですけれども、その辺の検討はいかがでしょうか。
    ◎文化・交流課長 ホームステイ・ホームビジットを進めていく中で、今検討しているのは、単にホストファミリーを募集するだけではなくて、その仕組みをどうやって支えていくかという中の1つに、今委員から御指摘いただいたような、語学の部分を、交流協会のほうには登録ボランティアがかなりの数いますので、そういった方の支援をどういうふうに活用するか。例えば、募集をして、ある交流事業で外国の子供たちが家庭に行ったときに、通訳者を希望によっては派遣をするとか、そういった支援もしていければというふうに考えております。 ◆山本ひろこ 委員  そういうことがあれば、安心していられるかなというふうにも思いました。これからグローバル社会と言われる中で、特に青年が、うちなんかは海外旅行に連れていけないので、ぜひ海外から来ていただいたときに、そういった人と人の交流が進んでいくまちづくりというか、そういう社会をぜひつくっていただきたいと思います。私も協力していきたいと思いますので、よろしくお願いします。 ◆山本あけみ 委員  2点ほどお伺いします。  今、山本ひろこ委員のほうでかなり質問があったので、そこにかぶらない部分でと思うんですが、ホームビジットプログラムの実施で、今回試行されたということで、目的は、国内外の交流自治体とのより深い交流の促進ということだと思うんですけれども、今お話を伺っていると、どうしても国外の自治体のお話が出てくるんですが、国内の自治体との連携のあり方ですとか、そういったものは、話し合いですとかは進んでいるんでしょうか。 ◎文化・交流課長 国内の交流自治体につきましては、今、個別にお話をしていまして、例えば2020年のオリンピックイヤーの年に、交流自治体の子供たちが東京に来て競技を観戦する、そういったときに、杉並区のホストファミリーが受け入れをしていくとか、そういったことができないだろうかというようなことも含めて考えているところでございます。 ◆山本あけみ 委員  観戦に来る方もいらっしゃると思うんですが、東京都でボランティアを多く募集されていて、宿泊先ですとかは御自分でということになると、そのハードルって大変高いものだと思うんですね。ですから、国内の交流自治体のお子さん、高校生だとか大学生の方で、ボランティアに行きたいけれども、杉並にそういうホームステイという受け入れがあるようだったら、踏ん張って行ってみようかというような、そういうことにも貢献できればいいなというふうに考えたりしています。取り組みを要望します。  今回の試行を通じて見えてきた部分を反映させて、今後の取り組みにつなげるというところを拝見しているんですけれども、私、予備知識がなくて大変恐縮なんですが、このスケジュール感が、もう少し早目のほうがいいんじゃないかなというふうに考えたりします。今申し上げたような、ボランティア行きたいけれどもどうしようと考えている方ですとか、チケットをとりたいけれども、宿泊先ですとか、もう一つホームステイ先が杉並区で用意されていればチケットもとれるかなとか、そういうスケジュールを組むときって、1年前で間に合うものなのか、そのあたりを検討されているのかということが1つ不安というか、質問なんですが。 ◎文化・交流課長 今、山本委員から御指摘いただいた点については、交流協会と文化・交流のほうでその話題もかなり出ております。ただ、一番難しいところは、いかにホストファミリーをふやしていくかということと、その受け入れていただくための事業をどういうものに充てていくかというところをうまくマッチングさせない前にホストファミリーを募集しても、具体的な説明ができないということもございます。ですから、確かに今回オリパラのボランティアの募集、今始まっているところですので、そことリンクをさせた形でホームステイ・ホームビジット事業ができれば一番理想的であるということは、私どももよく理解してございますが、なかなかそこの部分とのマッチングがまだうまくできないというところで、先ほど言いましたように、来年の2月には具体的な支援策も含めてプラットホームをつくって、3月から説明を始めて、少しでも多くの方にホストファミリーになっていただけるような事業のスキームをつくってまいります。また、ボランティアの方も、その後、どういうふうに受け入れられるかということも含めて検討していきたいというふうに思っております。 ◆山本あけみ 委員  この項の最後の質問なんですが、手がたく、きちっと要綱を定めながらというところを大変心強く感じているところなんですが、先ほどの質問にもあったように、ホストファミリー自体を限定して、例えばスポーツ関連のことをやっていらっしゃる御家庭だとか、そういうことに限ってしまうと、大変御協力いただける家庭は少ないんじゃないか、思いがあっても登録につながらないんじゃないかなと思ったりもしています。まずこの受け入れ数の目標みたいなものが想定されているのか。  もう一つなんですが、それにも関連して、文化・交流課だけではなくて、同じような学齢期の子供を持つ家庭に対してアピールするには、教育委員会との連携も必要だと思うんですが、そのあたり、御検討の内容を教えてください。 ◎文化・交流課長 まず受け入れの目標値ですけれども、今回、総合戦略の計画の中で、平成33年度までにホームステイ・ホームビジット合わせて、累計で220件の目標を立てております。この内訳につきましては、各交流事業の中で、交流協会のやっている、例えば小千谷との交流事業の中でツアーというのをやっていまして、そこに親子で来たりとか、そういったときに、杉並で受け入れたときにホームステイ・ホームビジットができないかとか、そういったものを積み重ねた数字として、平成33年までに220ということでございます。  それから、文化・交流だけではなくて、ほかとの連携ということですけれども、当然この事業を、文化・交流だけで、また交流協会だけでやっていくということは非常に難しいというふうに考えておりますし、その事業だけでは足りないということもありますので、現在、例えば児童青少年課のほうでは、東吾妻と名寄と子ども交流というのを毎年やっておりまして、その受け入れのときに、ゆう杉で約二、三十人の子供たちが共同して泊まるというようなこともやっておりますので、そういったものも参考にしながら、何か家庭だけではない場所も含めて受け入れができないかどうか。それもまた、文化・交流だけではなくて、教育委員会も含めて、そういった他の部署との連携も図りながら検討していきたいというふうに思っております。 ◆山本あけみ 委員  ぜひ子供たちに実りの多い事業に育てていっていただければなと思います。  もう1点、簡単な質問なんですが、文化芸術・スポーツに関する特別委員会において、文化芸術に関する報告事項が今回もないというのを、大変さびしいなというふうに感じています。先ほども、連携した部署をまたいで取り組みがされているということだったんですけれども、この特別委員会においても、例えば区がさまざまな助成金を出して団体の活動を支えているような、キックオフに対してすごく活動を支えているようなものも多く区内にあると思うんですね。そういったところにも視野を広げて、私どもも議員としてアンテナを広げて、いろんなところで情報収集をしているところなんですが、区の目線からすると、どういうところが文化芸術に資する団体として活動されているのかな、捉えているのかなというようなところも教えていただきたいなと思うところです。今後の取り組みに関してですが、御見解をお伺いして、終わります。 ◎文化・交流課長 文化芸術の取り組みについての報告につきましては、前回の特別委員会で、オリパラを踏まえた区の文化プログラムの中で、文化・交流課、要は杉並区でやっていく文化芸術活動についての御報告はしたところでございますが、今後もオリパラをにらんで、区の文化プログラムにつきましては、区の審議会のほうでも内容の充実を図っておりまして、年内にもその充実策について意見をいただいて、取りまとめているところですので、また1定の特別委員会のほうでも、そういった新たな取り組みを含めて、文化プログラムの取り組みについては御報告したいというふうに考えております。 ○上野エリカ 委員長  ほかに質疑はありませんか。       〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○上野エリカ 委員長  なければ、質疑を終結いたします。  《閉会中の陳情審査について》 ○上野エリカ 委員長  当委員会に付託されております陳情につきましては閉会中の継続審査といたします。  以上で本日の文化芸術・スポーツに関する特別委員会を閉会いたします。                           (午前11時06分 閉会)...