杉並区議会 2018-11-27
平成30年11月27日都市環境委員会−11月27日-01号
指定管理期間は、平成31年4月1日から5年間でございます。
スケジュールでございますが、今回の区議会で御審議いただき、議決後、
指定管理者との協議を開始し、4月から運営開始を予定してございます。
私からの説明は以上でございます。よろしく御審議のほどお願いいたします。
○
脇坂たつや 委員長 これより質疑に入ります。
質疑のある方は挙手願います。
◆
はなし俊郎 委員 議案第67
号杉並区立大田黒公園の
指定管理者の指定について、何点かお聞きいたします。
まず、
大田黒公園とはどんな公園なのかということ、あと開園の経緯、面積、それから施設、これはどんな特徴がある公園なのか、その辺の概要を教えてください。
◎
みどり公園課長 音楽家の
大田黒元雄氏の屋敷跡を杉並区が
日本庭園として整備をして、昭和56年10月に開園したものでございます。面積は約8,900平方メートルで、施設としては、茶室、当時としては珍しい西洋風の建物の記念館がございます。また、池、流れ、あずまや等がございます。
特徴としましては、園内には樹齢100年を超えるようなイチョウがございまして、大きな高木で、ケヤキ、アカマツ、シイの木などがございます。
◆
はなし俊郎 委員 それでは、
大田黒公園の
指定管理はいつから開始されたのか、その期間は何年で、今回何期目になるのかお尋ねします。
◎
みどり公園課長 指定管理の開始時期でございますが、平成23年4月でございます。それが1期目で、1期目のときは3年間、その後2期目は5年間、今回3期目ということになります。
◆
はなし俊郎 委員 それでは、
指定管理はこれまでどんな事業者が行ってきたのか、その辺をちょっとお聞かせください。
◎
みどり公園課長 事業者でございますが、第1期目から
箱根植木株式会社でございます。
◆
はなし俊郎 委員
民間事業者の提案という経緯もあったように伺っておりますけれども、そもそも区が
指定管理者を導入した目的、これを改めてお聞かせください。
◎
みどり公園課長 杉並区の中の公園でも、
日本庭園という独特な場所でございます。ですので、質の高い
庭園管理ができる、そしてまた、より一層の
区民サービスが提供できるということで
指定管理を導入したという経過でございます。
◆
はなし俊郎 委員
指定管理者の制度で導入前とその後で、
大田黒公園、またほかにもあると思うんですけれども、この
公園自体はどういうふうによくなったのか、また悪くなったところはあるのか、その辺お聞かせください。
◎
みどり公園課長 樹木の手入れにつきましては、年間を通して計画的にできるという部分がございますので、そういう部分では、庭の手入れのレベルというか、それが上がりました。来園者の方々にも、よく手入れがされているというところで好評です。
マイナスの部分につきましては、特段ございません。
◆
はなし俊郎 委員
マイナスの部分がない、本当にいい公園なんでしょうね。私も何度か足を運んだことがありますけれども、とてもいい公園だというふうに思っております。
現在、紅葉、
ライトアップが行われていると思っておりますけれども、
指定管理者制度を始めてから、この公園に来た来場者の数の推移というものは何か変化しているのかということと、それをどういうふうに区は評価しているのか。それからまた何か問題があれば、その課題というのは何なのか、その辺をお聞かせください。
◎
みどり公園課長 指定管理者を導入してから最初の平成23年度のときの夜の
ライトアップの来園者でございますが、1万490人でございました。そして25年度には2万7,896人。昨年、29年度でございますが、こちらにつきましては4万1,497人というふうに、年々ふえているというところでございます。
評判としては、都内でこんなすばらしい紅葉が見られるなんてというところがありまして、昨年は「
報道ステーション」でも報道されまして、来園者が伸びているという状況でございます。
課題につきましては、公園の面積も限られてございますので、そういうところで、人数が多かったりすると混雑してしまうということと、周辺の方々に、
大田黒公園ってどこという、案内というところが課題になっています。
◆
はなし俊郎 委員 今聞いてまいりましたけれども、結構
大田黒公園自体が、我が会派にいらっしゃいました小泉やすお先生にいっぱい連れていっていただいたところがありまして、夜の
ライトアップ、それからピアノの演奏もたしかあったような、あと、茶室も見せていただきました。池もきれいなところでございます。近隣の皆様に迷惑のかからないような方向で、
入場者数をふやしていただければということと、また公園の利用者、昼間も安全・安心な公園であってほしいということをお願い申し上げまして、質問を終わります。
◆
小川宗次郎 委員 先日私も昼間と
ライトアップを見学して、すばらしいなと。今答弁ありましたように、すごくきれいな庭園で、特に池はコイが泳いだりして、また水面に紅葉が映ってすばらしい公園で、本当に多くの来場者の方が来ていらっしゃいました。
先ほどの質問で、今回3回目ということで、そうすると今7年目ということですよね。8年で新たに5年間の
指定管理ということで。
これは、先ほどはなし委員からあったように、
民間事業の
提案制度ということ、これが平成21年に実施されて、当時の
都市環境委員会で
指定管理者に移行するために
公園条例の一部を改正していると思います。翌23年に、
先ほど質問がありましたように、最初は3年間、それから平成26年に新たにまた5年間の条例の議案が可決されて、現在に至っているということが理解できました。
公園条例の一部を改正したことと、
指定管理者を指定するに当たり、その準備段階の条例だというふうに認識をしておりますけれども、その辺、確認のため質問をさせていただきたいと思います。
◎
みどり公園課長 条例改正で
指定管理者を導入したということは、確かに今回の大田黒の件があったからというところがございます。ですが、今後、
指定管理者制度を導入するということにつきましては、全国的な動きの中でそういう傾向があるというところもありますので、最初は確かに準備というところはありましたけれども、もう一般的な傾向というふうなところで捉えていただければよろしいのかなと思ってございます。
◆
小川宗次郎 委員 他区で、こういった
日本庭園という、似たような公園で
指定管理、そして
ライトアップをしている公園というのは多くあるんでしょうか。
◎
みどり公園課長 それぞれ公園の持つ特性によって
指定管理をしているところはございます。ただ、知っている限りでは、
日本庭園とプラス、
ライトアップを盛り込んで
指定管理に出しているというところは、余り聞いてはございません。
◆
小川宗次郎 委員
指定管理の前の平成20年の運営費では、年間約3,000万円の経費がかかっていると。
指定管理になってから、
指定管理料として今まで年間2,900万円。単純に引いて、当時約100万円の
行革効果があったと。この100万円というのは議論は別として、よくなった面をトータルすると、非常にいい
行革効果なのかなというふうに私は思っております。
ちょっと議案が飛んで、所管ではありませんけれども、関連するので質問させていただきますが、議案第65号の
一般会計補正予算(第3号)で、今回1億6,300万円の
債務負担行為が計上されております。そうすると、年間の単価が、単純に割ると3,260万円ということで、今までよりも少し上がるのかなという形ですけれども、これは多分、来年10月から消費税が2%上がるということで、その
債務負担行為というふうに理解してよろしいのかどうか、お聞きいたします。
◎
みどり公園課長 そのとおりでございます。
◆
小川宗次郎 委員 そうすると、
指定管理料はあくまでもそのアップだけということで、従前の
指定管理料は変わらないというふうに認識をいたしました。
そして
指定管理の公募につきましては、ここに選定結果等の記載がありますけれども、「
広報すぎなみ」では6月15日号で募集を行い、6月29日から7月20日という形で、「応募時点で
類似施設の
業務実績があり、施設を効率的に安定して運営できる法人・その他の団体」との記載がありましたが、前回の
公募期間との違いがありましたら、お聞かせをお願いいたします。
◎
みどり公園課長 前回の
公募期間とは、それほど差がないというふうに理解しています。ただ、広報とかの関係で、PRする期間が多少短くなっているというところはあります。でも、
お知らせをしてからおおむね1カ月ぐらいの期間はとっていると思っています。
◆
小川宗次郎 委員 そして公募要件の中に「
類似施設の
業務実績」と書いてあるので、具体的に
近隣自治体の例をお聞かせいただくのと、また「その他の団体」とは例えばどのような団体を指すのか、お聞かせください。
◎
みどり公園課長 実績につきましては、区内では、公園の剪定だったりとか、あと学校の
芝生管理などをしています。区外でございますと、たしか東京都の
樹木管理を受けているのかなというふうに思ってございます。
◆
小川宗次郎 委員 多分、
箱根植木さんは、
大田黒公園の工事をされたときに、昭和56年の前に工事をしているかと思うんですけれども、半分に分けて工事をされて、どれぐらいの面積割合か知りませんけれども、
大田黒公園を
指定管理に当たり新たに造成したというか、造園したという理解でよろしいんでしょうか。
◎
みどり公園課長 大田黒公園ができるときは、たしか2期に分かれて工事をしていまして、そのうちの1つは
箱根植木さんが造成工事にかかわったというところでございます。その後大きな工事というものはございません。ただ、
維持管理において、剪定だったりとか、そういうところではかかわってきていただいてございます。
◆
小川宗次郎 委員 何度か、入札かなんかでやったりやらなかったりということはあると思います。
当該議案の公募について、平成23年、平成25年と同じ事業者しか応募がなかったことについて、
大田黒公園は住宅街にあり、
都立公園のような大きな公園でもなく、有名な回遊性というんですか、そういった収益が見込まれる事業がなかなか見出せないということはわかるんですが、今回も1事業者しか応募がなかったことについて区はどのように考えているのか、お聞かせください。
◎
みどり公園課長 1つは、庭園の管理というところで、質の高い
庭園管理を望んでいるんですけれども、
造園事業者としては、そういう部分ができるのかなというふうに思ってございます。ただ、
自主事業をこれまで22ぐらいの数をやっているんですね。ですので、そういう
自主事業を行えるのかというところで、なかなか手が挙がらなかったのかなと受けとめてございます。
◆
小川宗次郎 委員 あと2点ほど。
別紙選定結果について、第一次
書類審査の中の
企画提案、施設の運営・
維持管理は、配点80点に対して59点、第二次
プレゼンテーション・
ヒアリング審査では、同じ
評価項目80点に対して72点という結果ですが、この結果について区はどういう考えをお持ちか、お聞かせください。
◎
みどり公園課長 第一次審査の結果につきましては、80に対して59、73.75%をとっているわけですね。それほど低いとは受けとめていないんですけれども、ただ、第一次審査は
書類審査でございますので、施設の運営・
維持管理の工夫というところでは、伝え切れてない部分があったのかなと思っています。
プレゼンテーションにおいては、住民への配慮だったりとか、そういうところも含めてPRできていたというところが高得点につながっているのかというふうに受けとめてございます。
◆
小川宗次郎 委員 第二次審査の
企画提案、事業の提供が配点60点に対して54点という大変高い評価点となっておりますけれども、このような高い評価につながっていることをお聞かせください。
◎
みどり公園課長 先ほども言いましたけれども、
自主事業を22もこなしているということで、またそれにつきましては、季節折々の企画をつくっているんですね。七夕だったりとか竹灯籠だったりとか、また施設のピアノを生かしたコンサートなども実施しているということ。そして
ライトアップを行うに当たり、地元優先で先に日程を組んで
ライトアップを見せているというところもありまして、こういう部分が高く評価されたというふうに受けとめてございます。
◆
小川宗次郎 委員 わかりました。最後の質問をいたしますけれども、いろいろな
企画提案、いろいろな事業をされていて、例えば、
大田黒公園は
近隣住民等との関係があるかと思うんですが、こういった
区立公園内では、前回の
都市環境委員会では食べ物屋さん、
キッチンカーとかそういう試行をされております。
大田黒公園で、例えばよく公園の中にある、茶室でお茶とかは今営業はされておりますけれども、こういったところに例えば
日本庭園をバックにレストランで
フランス料理とか
日本料理とか、そういったことを行うことは、法律上、
公園条例、さまざまな規制があるかと思うんですけれども、現状は、そういうことがもしも提案されれば行うことができるのかどうかお聞きして、終わりたいと思います。
◎
みどり公園課長 便益施設というところでは可能というふうに受けとめてございます。ただ、それを行うに当たってはどういうふうな課題があるのか、そういうところも含めまして研究してまいりたいというふうに思ってございます。
◆
渡辺富士雄 委員 大分話が出切ったので何点か。
特に
ライトアップは今12月2日までで、私も、委員会があるのできのう行ってきました。近所なので、欠かさずにずっと第1回目から見ているんですけれども、どんどんどんどんよくなっているというか、特に最近
インスタ映えで、写真を撮る人が非常に多いので、その辺の留意も必要なんでしょうけれども、逆に、黙っていても区のブランドを勝手に発信してくれて、それがブランド力を相当上げていくんだなというふうに、一番顕著な例じゃないかと思うんですね。こういうことをほかでもやっていったらいいかなと。これから公園の、後から話がありますけれども、区がどうやったってなかなか難しいんですけれども、来た人が喜んで写真に上げると、それがかなり強烈な発信力になっていくのかなと。
そういう意味合いにおいて、今回
指定管理の議案なんですけれども、これまで
指定管理、単純になれというのではなくて、さまざま勉強しながらいろいろやってきたと思うんですね。その辺の体制づくり、区と事業者の体制についてはどういうふうになっているんでしょうか。
◎
みどり公園課長 事業者とは月1回定例会を設けてございます。その定例会の中では、例えば
自主事業の計画の内容だったりとか、前回の反省点も含めて、どういう課題をどうクリアしていこうかとかいう話があったりとか、庭園の
維持管理の計画について打ち合わせをしたり、情報交換をしているという状況でございます。
◆
渡辺富士雄 委員 そうやって、しっかりと区もノウハウをもらいながらいろいろ前に進めているんだなというふうにわかりました。
きのう行ってみたんですけれども、本当にまたよくなっているような気がするんですね。ずっと中に入って上がっていくようになっているんですけれども、その辺はよくなっているんだと思うんですね。多分石畳だけじゃなくて少しスロープがきれいになったと思うんですけれども、これは何か意図があってやっていることなのか。
◎
みどり公園課長 今まで砂利敷きだったと思うんですね。それが一部、外側の部分を土と砂の舗装にして、フラットにしました。ですので、車椅子の方でも池のあずまやまでは行けるようになりました。ですので、そこで池の
ライトアップの状況を見られるとか、そういうふうな状況になってきています。こちらについても事業者の提案を受けて、区のほうで協力をして整備を行ったというところでございます。
◆
渡辺富士雄 委員 前から気になっていたんですね。非常に雰囲気がいいということは、昔と比べてそれだけ、障害者の方とか高齢者の方が一緒に歩きにくい状況があったのは間違いなかったんですけれども、今は本当に随分スムーズに行けるなと。気がついたらそういうスロープがあったということです。この辺もこういう提案というか、案を出しながらどんどんどんどん進化させているというんですか、この辺は非常に評価したいと思います。
最後ですけれども、
大田黒公園は荻窪の南地域にあって、ほかにもさまざまな資源というんですか、観光資源とも言えるし、杉並区の財産とも言えるような公園が2カ所あります。そういうのを含めて、これまでもいろいろやってきましたけれども、将来にわたって
指定管理者に、荻窪地域の南一帯の、これからインバウンドも含めていろいろな施策が出てくるんでしょうけれども、この辺をどういうふうになってもらいたいのかというのを最後に伺って、終わります。
◎
みどり公園課長 現在、荻外荘におきましては、復原・整備に向けて取り組みを行っているところでございます。荻窪のかいわいにおきましては、角川庭園、荻外荘、そして
大田黒公園というところで、区が誇る資源があります。ですので、それを発信する1つのやり方として、
大田黒公園の庭をもっと質を高くして発信できるようにしていただきたいなということを、事業者には期待してございます。
◆金子けんたろう 委員 何点か伺います。
指定管理自体は、我が党は、区がしっかりやって責任を持っていくということは大事だと思っているんですが、先ほどるるお話が出たんですが、大変区民の方から評判がよくて、実は今回議会のポスターも
大田黒公園と
ライトアップになっている。インターネット上でも、「
大田黒公園」と検索すると、かなりきれいだという声が上がっていまして、区内外からもかなり好評を得ているということは私どもも感じております。
先ほどバリアフリーの対応について、砂利道が変わったということなんですが、27年の予特ですか、他の会派からそういった趣旨の声が出て、区のほうとしても、歴史的な建物なので調和がとれるようにという話から、バリアフリーをどうやって進めていくかみたいな困難さをちょっと語っていらっしゃったんですけれども、それ以外に、定例会をやられているということなので、何かそういった事業者からの御提案はあるんでしょうか。
それとあと、今後区としてもどういうふうな話をしていきたいのか、考えていることがあったらお示しください。
◎
みどり公園課長 提案を受けている中では、年数がたってきてございますので、低木とかも大きくなってきています。そうすると、当初庭として流れが見えていたのが見えなくなってしまうとか、そういうふうな工夫がございます。こちらについては、事業者のほうで庭園の専門家の方々に御意見を伺ったりとかして、2期目の中では、少し低木を手入れをして流れが見えるような工夫をしています。そういうふうな庭の質を高める工夫、そういうことは事業者さんは努力されているというふうに受けとめてございます。
◆金子けんたろう 委員 私も何回か見たんですけれども、本当にすてきな公園で、
ライトアップになると、かなり人が来られるというのも間近で見せていただきました。
先ほど
債務負担行為という話が出て、5年前とほとんど変わらない、上がった分は消費税相当分だという旨がありました。今の話、いろいろかなり事業者の方も御提案されていて、そういう御苦労というか、あるようなことも想像するんです。なので、区と定例会をやっているということなので、そこら辺、新たな事業の展開とかバリアフリー対応とか、そういうのをもし事業者の方が考えていらっしゃるんだったら、区としても財政的な支援ということも念頭に置いていいのかなと思いますが、最後にその点だけ伺います。
◎
みどり公園課長 確かに、先ほど答弁では税分ですというふうに言いましたけれども、ただ人件費も少しずつアップがありますので、そういうところを加味した上昇はございます。ただ大きくは上がってはございません。
そして、区としてできることの支援でございますけれども、この募集に当たっては、修繕との関係があります。事業者ができる金額、例えば10万未満、そういうところはやっていただく。それ以上かかるのであれば、区のほうが協力しながら補修するとか、そういうふうな体制がとれてございますので、全部事業者のほうにお任せしているというところではございません。
◆小林ゆみ 委員 いろいろ質疑が出たので、
指定管理者の候補者選定のことについてのみ伺います。まず第1期から第2期、今回と、ずっと1つの事業者さんが応募して選定されて運営しているということですが、第1期のときも含めて、ほかの事業者さんから、応募を検討しているとか、そういうほかの方からの声というのはあったんでしょうか。
◎
みどり公園課長 具体的に、今回私のほうが参入したいとか、そういうふうな話はございません。ただ、事業者向けの説明会とかもしてございますので、そういうときは2者、3者お越しいただいて、今回の
指定管理の事業内容等を聞いていただいてございます。
◆小林ゆみ 委員 その結果、
自主事業を行えるのかとかいう点で、
箱根植木さんだけになったと思うんですが、ちょっと別紙の結果を見ますと、大体全体的に配点が高いなと感じたんですけれども、例えば第一次審査の中で、
企画提案の中の施設の運営・
維持管理ですとか費用対効果のところが少し配点が、全体に比べれば低いかなと思ったんですが、ここら辺のお考えはいかがでしょうか。
◎
みどり公園課長 先ほどもちょっと御説明しましたけれども、第一次審査の施設の運営・
維持管理については73%とっているんですね。ですので、すごく低いというわけじゃないんですけれども、ほかのところと比べるとちょっと低いというところです。
書類審査でございますので、書面での内容が伝わり切れてなかったのかなというふうに思ってございます。
また、費用対効果につきましては、区が出している額よりか少し高目の提案をしてきているというところがございます。
◆小林ゆみ 委員 コストというのは、先ほど
行革効果の話もあったと思うんですが、もうちょっと頑張れるのかなと思ったので、その辺のところもしっかり区として提言していただけたらと思います。
以上です。
○
脇坂たつや 委員長 それでは、一巡しましたので、再度質疑のある方は挙手願います。
◆けしば誠一 副委員長 1者しか応募がないということがちょっと気にはなったのですが、今までのやりとりを通じて、22もある
自主事業や、ある意味では公園が小さいので、採算なんかを度外視したいろいろな取り組みということで、ちょっとほかの事業者は無理かなということはわかりました。
指定管理者制度の導入に関していえば、メリット、デメリットがありまして、仮に直営で行うことと比較した場合に、先ほど財政削減効果はわかったのですが、
大田黒公園の管理に関しては、ほかにどのようなメリットがあるのか確認しておきます。
◎
みどり公園課長 例えば、今までどおり直営で管理をするというときには、ほかの公園もありますので、どうしてそこだけ力を注ぐのかというふうなバランスの関係が出てきます。ですが、ここを
指定管理でやるということは、それを生かしたPRもしていただけるというところのメリットがございます。ですので、
指定管理をすることによって庭園のPRができるというところが1つのメリットですね。
デメリットにつきましては、例えばPRの仕方によっては、周辺への御迷惑の部分もあるかと思いますが、今回の事業者につきましては、そういう部分もうまく地元との調整を図っているというところでございます。
◆けしば誠一 副委員長 最後ですが、事業者は上高井戸に事務所のある地元企業であって、これまでも区民へのさまざまな気配りとか一定の評価を私はしてきたところです。
大田黒公園の管理運営の日ごろのあり方によって、荻窪を初め、また区民への対応、どのような工夫、また配慮がなされているか確認して、終わります。
◎
みどり公園課長 先ほど言いましたように、
ライトアップでは当然人が来るということで、そういうところも含めて、事前に地元向けのそういう期間を設けているというところがあります。
また、いろいろなイベントをしていて、例えばお茶を出してお茶菓子を出したりとかしてございます。そういうところは地元のお店から買われるということもしてございます。
また雇用の部分につきましては、シルバー人材センターの方々の力をかりて落ち葉掃きとか、そういう地域貢献というところでも十分調整ができて、事業者としては工夫されているのかなというふうに受けとめてございます。
○
脇坂たつや 委員長 ほかに質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
脇坂たつや 委員長 ないようですので、質疑を終結いたします。
これより意見の開陳を求めます。
意見のある方は挙手願います。
◆
はなし俊郎 委員 議案第67
号杉並区立大田黒公園の
指定管理者の指定について、杉並区議会自由民主党を代表いたしまして、賛成の立場から意見を述べます。
質問を通しましてるる聞いてまいりましたが、先ほどの答弁にもありました、
指定管理者制度を始めてから来場者数はどうなのかというところでは、年々増加しているとの答弁もあり、また
マイナス面もないということがありました。これは専門業者のノウハウを生かした庭園の管理、また施設の管理、
自主事業の新しい試みなどにより、魅力ある、見た目も美しい庭園の提供がされており、審査の結果、事業者の創意工夫が評価され、高得点につながったものと受けとめ、適正であると判断し、賛成といたします。
◆
渡辺富士雄 委員 議案第67
号杉並区立大田黒公園の
指定管理者の指定について、杉並区議会公明党を代表し、賛成の立場から意見を述べます。
質疑において明らかになったとおり、次期
指定管理者候補の事業者は1事業者の応募ではありますけれども、今回の
選定委員会においておおむね高い評価を得ていること、また、これまでの管理運営において、
大田黒公園を杉並ブランドとしての魅力を高めるなどすばらしい成果を残すのみならず、常に新たな取り組みに挑戦していることは、今後についても大変期待できるものと考えます。
以上の点から本議案に賛成といたします。
◆金子けんたろう 委員 議案第67
号杉並区立大田黒公園の
指定管理者の指定について申し上げます。
日本共産党杉並区議団としては、区立施設については、事業の円滑な管理に区が責任を持つことと考えておりますので、
指定管理制度自体には異を唱えるものですが、今回実際に管理者を指定する際には、よりよい事業者を選定すべきと考えております。その観点から、同社はこの間適切な運営管理を行っていると考えたことから、賛成といたします。
新たな事業の展開には、一定の新たな財政的な支援も区はやっていくべきだということを申し添えて、意見とします。
◆小林ゆみ 委員 議案第67
号杉並区立大田黒公園の
指定管理者の指定について、意見を申し述べます。
1事業者からのみの応募という点が気になりましたが、質疑において、来園者数増など大きな成果を残していることを確認いたしました。
指定管理者制度をとることで、庭園のPRができるなどのメリットが多いため、今後もそのような適切な管理でユニークで魅力ある
大田黒公園をつくっていただけるよう要望し、賛成といたします。
◆けしば誠一 副委員長 議案第67号に、いのち・平和クラブを代表し、意見を述べます。
指定管理者制度は発足後15年たちました。公立施設の目的から、管理運営を民間に全て委ねることには議論がありました。総務省は、
指定管理者制度については、公の施設の設置の目的を効果的に達成するため、必要があると認めるときに活用できる制度であるとしています。個々の施設に対し
指定管理者制度を導入するかしないかを含め、判断を要することです。その点を前提に、これまでの質疑を検討させていただきました。
そこから、第1に、過去3年間、その後5年間の実績です。
区立公園の中でも
大田黒公園は、その管理や運営には特に専門性を要する施設であり、その点からも同様の他の事業者の追随を許さない実績を評価できました。第2に、選定評価も80%を超える高い評価であったことです。第3に、
大田黒公園への
指定管理者制度の導入効果も確認しました。第4に、地元の商店や地域、区民への貢献度です。
以上の理由から、今後とも、施設ごとに施設の目的を再度見直し、明確にしつつ、施設によっては、
指定管理者制度の導入がその目的にふさわしいかどうかを絶えず検証することを求め、本議案には賛成といたします。
○
脇坂たつや 委員長 ほかに意見はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
脇坂たつや 委員長 ないようですので、意見の開陳を終結いたします。
それでは、採決いたします。
議案第67
号杉並区立大田黒公園の
指定管理者の指定について、原案を可決すべきものと決定して異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
脇坂たつや 委員長 異議ないものと認めます。よって、原案を可決すべきものと決定いたしました。
以上で
議案審査を終了いたします。
なお、区長は公務のためここで退席いたしますので、
お知らせします。
《
陳情審査》
30陳情第22号
ライドシェアの導入に反対し、安全安心な
タクシー事業を守る
施策推進を求める意見書の提出に関する陳情
○
脇坂たつや 委員長 それでは、これより
陳情審査を行います。
30陳情第22号
ライドシェアの導入に反対し、安全安心な
タクシー事業を守る
施策推進を求める意見書の提出に関する陳情を上程いたします。
初めに、陳情者より補足説明の申し出がありますので、委員会を暫時休憩し、これを受けることにしたいと思いますが、異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
脇坂たつや 委員長 異議ないものと認め、補足説明を受けることといたします。
委員会を暫時休憩いたします。
(午前10時39分 休憩)
(午前11時 開議)
○
脇坂たつや 委員長 それでは、委員会を再開します。
本陳情につきまして、理事者から何かございますか。
◎
都市整備部長 特にございません。
○
脇坂たつや 委員長 では、これより質疑に入ります。
質疑のある方は挙手願います。
◆上野エリカ 委員 私からは、この陳情について、区の認識について質問いたします。
先ほども御説明があったんですが、まず
ライドシェアはどのようなものかをお伺いします。
◎交通施策担当課長
ライドシェアの概要、区の認識についてお答えいたします。
ライドシェアにつきましては、法的な位置づけなどがないようでございますが、一般的に自動車の運転者とそれに相乗りする人、または仲介者が相乗りする人同士を引き合わせるサービスであり、外国の一部で実施されているようでございます。また、仲介の手段として、スマートフォンのアプリやソーシャルサービスを通じて、目的地を同じくする運転者と相乗り希望者の間でやりとりなされるものと認識してございます。
◆上野エリカ 委員 次に、
ライドシェアについて、区の認識をお伺いします。
◎交通施策担当課長
ライドシェアにつきましての区の認識でございますが、
ライドシェアにつきましては、スマートフォンなどICTの進展などにより、新たな移動手段として生まれてきたものと認識してございます。区といたしましては、そうした技術の進展は有意義でありますが、その技術が区民にとって安心・安全なものかが最も重要と考えてございます。また一定の社会合意も必要と考えてございます。
○
脇坂たつや 委員長 ほかに質疑はありませんか。──ないようですので、質疑を終結いたします。
これより意見の開陳を求めます。
意見のある方は挙手願います。
◆
小川宗次郎 委員 30陳情第22号
ライドシェアの導入に反対し、安全安心な
タクシー事業を守る
施策推進を求める意見書の提出に関する陳情について、杉並区議会自由民主党を代表して意見を申し述べます。
陳情者の説明、質疑、そして現状を聞き取り、またほかの方からも聞き取り、調べた範囲を通して、
ライドシェア導入によるメリットが現在全く見当たらないことがわかりました。改善すべく、安全・安心な
タクシー事業を守る
施策推進も理解できました。
独自にサービスを打ち出し、23区・武三区域でいえば、29年1月から、2キロ730円から1.052キロ410円初乗り運賃改定でタクシー需要を開拓され、利用者がふえ、気軽に利用することができること。利用者が割安になる。特に遠距離利用者にメリットになる。相乗り運賃の実証実験を本年1月から3月にかけて実施し、導入に向けて検証している。そして昨年、実証実験の事前確定運賃の導入の検討、迎車料金の変動システム導入検討など、さまざまな新たなサービス導入に向けて努力を、業界みずから規制緩和に取り組んでいるというふうに現在受けとめております。そして何よりも、法令を遵守して、公共交通機関の使命である安全・安心な輸送サービスの提供に多大なるコストをかけていること、そういうことが十分に理解ができました。
よって、現在のところ、
ライドシェアでは安全・安心な輸送サービスに取り組むことができないものと判断をいたしまして、以上の意見を申し述べ、採択に賛成といたします。
◆金子けんたろう 委員 30陳情第22号
ライドシェアの導入に反対し、安全安心な
タクシー事業を守る
施策推進を求める意見書の提出に関する陳情について、日本共産党杉並区議団から意見を申し述べます。
ライドシェアは、二種免許を持たない一般ドライバーが自家用車で利用者から運送対価を受け取って移送するもので、安全・安心、利用者保護を旨とする公共交通とは相いれないものと考えます。万が一事故が起こった場合、タクシーであれば会社が責任を持つのに対し、
ライドシェアを運営している会社は責任を負わないなど、乗客の安全を保障する仕組みは脆弱だということもわかりました。同事業解禁によるタクシー産業等労働者への影響は甚大で、安全・安心して利用できるタクシー輸送の土台を根本から崩す危険があると考えます。
本陳情は、
タクシー事業がより安全・安心で快適、便利な公共交通機関として利用客にサービスを提供できるよう、
ライドシェアの導入を行わず、事業の適正化、活性化の施策を求める点から、日本共産党杉並区議団として採択を主張いたします。
◆上野エリカ 委員 30陳情第22号
ライドシェアの導入に反対し、安全安心な
タクシー事業を守る
施策推進を求める意見書の提出に関する陳情について、区民フォーラムみらいを代表しまして、採択の立場から意見を申し述べます。
本陳情は、国が検討を進めている
ライドシェアについて、いわば白タクを合法化するものであり、さまざまな側面から利用客の安全・安心が担保されないため、
ライドシェアの導入に反対する意見書を関係行政庁の長に提出することを求めるものです。
質疑を通じて、陳情の主旨及び陳情の理由に記載されている内容のとおり、
ライドシェアの導入に伴い、区民の安全・安心にどのような不利益がもたらされるのか確認できたため、採択を主張いたします。
なお、意見書の作成に当たっては、区民の安全・安心面に力点を置いた内容に精査していただけますように申し添えて、意見開陳といたします。
◆けしば誠一 副委員長 30陳情第22号に対するいのち・平和クラブの意見を述べます。
タクシーは公共交通の1つであり、地域経済を支える柱の1つです。審議を通じて、第1に、安全・安心を脅かすおそれがあることがわかりました。タクシーのドライバーは厳格な二種免許を取らせており、人の命にかかわる産業は、国は厳格な免許制をもって対処すべきであります。導入された国で犯罪の温床になっている事例もあります。
第2に、約34万人のタクシードライバーの正規雇用への影響です。地方創生の担い手となる地域公共交通の存続を危うくするものであります。
以上の理由から陳情の採択を求めます。
○
脇坂たつや 委員長 ほかに意見はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
脇坂たつや 委員長 ないようですので、意見の開陳を終結いたします。
それでは、採決いたします。
30陳情第22号
ライドシェアの導入に反対し、安全安心な
タクシー事業を守る
施策推進を求める意見書の提出に関する陳情について、採択すべきものと決定して異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
脇坂たつや 委員長 異議ないものと認めます。よって、採択すべきものと決定をいたしました。
それでは、意見書案を提出することに決定をいたしましたので、お諮りいたします。
意見書の案文につきましては、正副委員長に一任をいただきたいと存じますが、異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
脇坂たつや 委員長 それでは、正副委員長で案文を作成し、委員の皆様に御提示いたします。
次に、意見書案の本会議への提出方法についてですが、委員長名での委員会提出議案としたいと存じますが、異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
脇坂たつや 委員長 それでは、意見書案の本会議への提出方法につきましては、委員会提出議案とすることに決定いたしました。
提案理由の説明者はいかがいたしますか。
〔「一任」と呼ぶ者あり〕
○
脇坂たつや 委員長 では、委員長の私が提案説明をすることといたします。
以上で
陳情審査を終了いたします。
《
報告聴取》
○
脇坂たつや 委員長 続きまして、
報告事項を聴取いたします。
質疑は、報告を聴取した後に行いたいと存じます。
なお、本日の
報告事項は6件ですが、先ほどの
議案審査で1件の報告を終えておりますので、残り5件について聴取いたします。
それでは、順次お願いいたします。
(1) (仮称)杉並区
被災市街地復興整備条例の制定について
◎
都市整備部管理課長 私からは、仮称杉並区
被災市街地復興整備条例の制定について御報告をいたします。
東日本大震災の復興の過程で、国は、平成24年に災害対策基本法の改正を行うとともに、平成25年には大規模災害からの復興に関する法律を制定するなど、復興に関する法整備を進めてきました。東京都におきましても、平成29年3月に区市町村震災復興標準マニュアルを改定しておりまして、区といたしましても、こうした法令等の整備を踏まえまして、被災後の市街地の復興整備を円滑に推進するため、条例の制定に取り組むものでございます。
制定する条例につきましては、市街地復興は、東京都及び他区市と歩調を合わせて進める必要がございますので、東京都の震災復興マニュアルに定めている標準条例に基づいて策定するものといたします。
骨子(案)をおめくりいただいてごらんください。
条例の目的でございますが、大規模な地震等で被災した場合の市街地の復興に当たりまして、計画的な市街地の整備について必要な事項をあらかじめ定めておくことによりまして、市街地の復興を円滑に推進し、災害に強い活力ある市街地の形成を図り、区民が安全・安心な生活の再建を一刻も早くできるようにするということでございます。
復興の理念につきましては、区及び区民、事業者が、被災した市街地の復興に当たって、協力して災害に強いまちづくりを行うということでございます。
区の責務といたしましては、東京都及び関係する地方公共団体と連携しつつ、速やかに杉並区都市復興基本方針を策定して、区民、事業者に公表して、この方針に基づいて復興事業を推進するというものでございます。
また、復興対象地区の指定でございますけれども、被災の状況に応じまして、記載のとおり、重点復興地区、おめくりいただきまして、復興促進地区、復興誘導地区ということで定めまして、指定の基準については記載のとおりでございます。
また、その次に、区長は、東京都の都市復興基本計画との整合を図りながら杉並区の復興基本計画を策定することとしております。
こうした計画に基づきまして、復興の事業を推進するということにしております。
また、復興対象地区になったところについては、建築行為の届け出を義務づけまして、この期間は2年ということで規定をしておりますけれども、計画的な市街地の復興に努めるというものでございます。
1枚目にお戻りください。今後のスケジュールでございますけれども、12月1日から来年の1月4日まで区民意見提出手続を実施いたします。また、杉並区防災会議にも御報告をいたしまして、御意見を賜りたいと考えてございます。その後に、第1回区議会定例会に条例案としてまとめまして御審議をいただく予定でございます。
私からは以上でございます。
(2) (仮称)荻窪駅
周辺都市総合交通戦略(案)の策定について
◎拠点整備担当課長 私からは、仮称荻窪駅
周辺都市総合交通戦略(案)の策定につきまして御報告いたします。
資料の別紙2の概要版、A3判のほうをごらんください。概要版の1ページ目をまずごらんください。
初めに、背景と目的でございます。荻窪駅周辺は、区内最大の交通結節点でございまして、区の中心的な拠点となっておりますけれども、一方で、地上駅のため、駅南北の商店街の分断、回遊性の不足などの課題を抱えてございます。そこで、交通戦略では、荻窪駅周辺まちづくり方針に掲げますまちの将来像の位置づけに向けまして、交通環境における課題に対応するため、地域、交通事業者、警察等と連携協力しまして、総合的、一体的なまちづくりを推進することを目的としてございます。
次に、位置づけ、対象区域は記載のとおりでございます。
計画期間は、おおむね20年としてございます。
一番下の都市総合交通戦略の基本方針でございますが、以下の4つとなります。1つ目は「南北を気軽に行き来できるまち」「乗り換えしやすい駅・駅前広場があるまち」、2つ目は「普段の買い物・まち歩きを快適に楽しめるまち」、3つ目は「誰もが安全に安心して移動できるまち」、4つ目は「新たな技術等を生かした安全で快適に移動できるまち」、こちらの4つの将来交通環境を目指していくものでございます。
次に、めくっていただきまして、2ページ目と3ページ目をごらんください。こちらでは、9つの戦略目標と、目標達成に必要な施策パッケージを記載してございます。
2ページ目の左上にありますけれども、らくらく南北往来プログラムでは、駅と一体となった南北連絡動線や荻窪地下道などにつきまして、その充実に取り組んでまいります。
次に、すいすい乗換えプログラムにおきましては、駅前広場等の基盤整備や、JR・メトロ間等の乗りかえ経路改善に向けました検討協議、また、駅、バス乗り場間のシームレスな案内、誘導等に取り組みます。
次の、今日もいつもの商店街プログラムでは、安全で快適に買い物を楽しめる空間の確保などに取り組んでまいります。
次の、ぐるっとおでかけまち歩きプログラムでは、荻外荘と
大田黒公園や角川庭園等の周辺施設との連携施策によりまして、回遊性の向上に取り組んでまいります。
右側、3ページ目でございますけれども、右上の賢い自転車利用プログラムでは、シェアサイクルの事業の実施に向けました調査検討等、また次の、ホッと道路プログラムでは、主要生活道路等の整備や無電柱化等、次に、みんなに優しい自転車利用プログラムでは、自転車ネットワーク路線の整備や運転マナーの向上等、また次の、頼れるターミナル駅プログラムでは、駅前広場等の駅周辺のさらなる安全性確保等に取り組んでまいります。
最後に、新技術活用プログラムにおきましては、自動運転技術等、さまざまな新しい技術の活用の可能性について調査検討を進めてまいります。
これらの施策の進め方でございますけれども、施策は、短期的なものはおおむね5年間で具体化を図ってまいりまして、中長期的な施策はおおむね5年から20年以内に実現を目指してまいりますというような内容になってございます。また、施策ごとに推進管理を実施してまいります。
最後に、概要版の4ページ目、裏面をごらんください。評価指標でございますけれども、今回3つの評価指標を設定してございまして、推進管理の参考としたいと思ってございます。1つ目は荻窪駅の1日平均乗降人員、2つ目は荻窪駅周辺の満足度、3つ目は駅周辺施設アクセスの満足度でございます。これらの指標につきましては、おおむね10年後の目標値を設定してございまして、把握可能な最新の数値等によって評価を行ってまいる予定でございます。
次の推進管理体制につきましては、記載のとおりでございます。
最後に、今後のスケジュールでございますけれども、この後、12月にオープンハウスやホームページ等での区民意見の募集などを行いまして、また、その修正した案を1定の
都市環境委員会のほうに御報告いたしまして、年度内の策定ということで考えてございます。
私からの説明は以上となります。
(3) (仮称)
阿佐ヶ谷駅
北東地区まちづくり計画(中間のまとめ)の策定等について
◎市街地整備課長 私からは、仮称
阿佐ヶ谷駅
北東地区まちづくり計画(中間のまとめ)の策定等につきまして御報告いたします。
まず、1のまちづくり計画(中間のまとめ)の策定についてでございます。
策定するまちづくり計画は、杉並区都市計画マスタープランや
阿佐ヶ谷駅等周辺まちづくり方針に基づきまして、意見交換会での御意見なども踏まえ、地区計画制度の活用を柱に策定するものでございます。その後、区が決定する地区計画の決定などによりまして、まちづくりの具体化を図る考えでございます。
この中間まとめの概要でございますが、恐れ入りますが、別紙の参考資料を御用意いただければと存じます。A3の資料でございます。
資料の下段になりますが、まちづくり計画の概要ということでございます。資料の左側に、都市計画マスタープランなど関連する方針とまちづくり計画の関係を図示してございます。
資料の右側は、まちづくり計画の構成イメージでございます。昨年策定いたしました
阿佐ヶ谷駅等周辺まちづくり方針における北東地区の課題やまちの将来像などを踏まえ、「土地利用」や「安全・安心」、「みどり・景観」、「にぎわい」といった4つのテーマごとにその方針や取り組みの方向性を示した上で、具体的な手法や実現に向けて考慮すべき事項で構成する考えでございます。
次のページに、4つのテーマごとのまちづくりの方針と取り組みの方向性を示してございます。方針につきましては、
阿佐ヶ谷駅等周辺まちづくり方針の記述を再掲することを基本といたしまして、意見交換会での意見なども踏まえ、新たな項目を加え、整理をしたところでございます。詳細につきましては、お目通しいただければと存じます。
恐れ入りますが、もう一度表紙のほうにお戻りいただければと存じます。続きまして、2のまちづくりの取り組み状況でございます。
まず、(1)といたしまして、意見交換会等の開催状況と今後の進め方につきましては、記載のとおりでございます。
なお、意見交換会やオープンハウスの開催の概要につきまして、資料2にまとめてございますので、お目通しを願います。
それから、次の土地区画整理事業の検討状況でございます。こちらにつきましては、11月9日付で、区、地権者、病院運営法人の3者によりまして、個人共同施行土地区画整理事業の実施に関する基本協定書を締結したところでございます。
最後に、3の今後のスケジュールでございます。
まちづくり計画の中間まとめを12月の都市計画審議会に御報告するとともに、意見交換会やオープンハウスなどを開催し、御意見を伺いながら、あわせて地区計画素案の検討を進めてまいります。
私からは以上です。
(5) (仮称)多世代が利用できる
公園づくり基本方針(案)の策定について
◎
みどり公園課長 私からは、仮称多世代が利用できる
公園づくり基本方針(案)の策定について説明いたします。
子供たちの遊び場としての利用をするばかりでなく、さまざまな使われ方が公園では行われており、時代の変化や区民ニーズとの乖離が生じています。そこで、多くの世代の方が利用できる公園づくりの方針案をつくり、今後、策定に向け、以下のとおり取り組むこととしますので、報告いたします。
まず、方針案の構成ですが、記載の4点で、方針の目的、位置づけ、対象、現状と課題、課題解決に向けた基本的な考え方、多世代が利用できる公園づくりの実現に向けての4章仕立てとしてございます。
次に、方針案の概要ですが、4点ございまして、公園等の整備を引き続き行い、大規模公園の確保にも努める。遊びや憩い、運動など、幾つもの機能を満たすことのできる、おおむね3,000平米以上の公園を核となる公園とし、半径約500メートルの範囲を公園区と設定し、そのエリア内の複数の公園等については、施設の再配置などを行い、公園機能を見直し、区民ニーズに対応する。公園施設の再配置をする中で施設の長寿命化を図り、
維持管理経費の縮減を図る。取り組み効果の高い公園区を設定し、ワークショップなどを行いながら区民意見の反映に努め、公園改修を進める等を盛り込んでございます。
方針案の具体的な中身につきましては、概要版で説明しますので、別紙1の概要版をごらんください。
表面には、方針策定の背景、目的、対象を記載してございます。
中面をお開きください。こちらは公園等の現状と課題です。
左側、緑色の部分が、公園の量における課題で、1人当たり公園面積の目標5平米には達していないため、公園はまだまだ不足してございます。また、公園の規模につきましても、小規模公園が多く、3,000平米以上の規模の大きい公園が不足してございます。
上側の水色の部分が、公園の質に関する課題でございます。30年以上経過した公園等が6割を占め、新しい基準、例えばバリアフリーや遊具の安全基準に合致していない施設が取り残されてございます。
上の右側、八角形の図形のところをごらんください。これは、公園に関して区民ニーズを把握するためアンケートを実施し、その結果を示したものです。区全体の傾向として、広場や休息等を望む意見が多く、現状の公園との差異ができてございます。
下のところをごらんください。緑の色が量を示しており、継続して公園等の整備を進めていきます。水色の部分につきましては、現状の公園の機能を見直し、質の底上げを図り、区民ニーズに対応していきます。
どんなやり方をして解消を図るかにつきましては、その右の薄い黄色の部分をごらんください。現状、似たり寄ったりの小規模公園が幾つかありますが、それらを、さまざまな機能を包含できる、規模がおおむね3,000平米以上を目安とし、ここでは、改修等によって広場等を創出できる可能性のある2,500平米以上の公園を核となる公園として、周辺の小規模公園等に機能分散をさせてグループ化を図ることで、区民ニーズに応えていきます。あわせて、こうすることで施設の見直しを図って、長寿命化にも対応してまいります。
裏面は公園区の配置状況でございます。
本方針の実現に向けては、ワークショップ等を行い、区民、事業者と協働で公園機能の見直しを進める。取り組み効果の高い公園区を選定し、順次改修を進めます。またあわせて、公園に寄せられるペットやボール遊びなどの課題がありますが、これらについても、区民との対話において、その解決に取り組んでまいります。
詳細につきましては、別紙2として本編をつけておりますので、ごらんいただければと存じます。
では、頭紙に戻っていただきまして、今後のスケジュールでございますが、30年12月に区民等意見募集を行いまして、年明け1月に方針策定、2月の
都市環境委員会へ報告します。これに基づきまして、31年度は選定公園区でのワークショップを開催、区民意見等を反映させた基本設計を行い、32年度に実施設計、施設の改修工事、同時並行で、次の公園区での取り組みを進めてまいります。
私からの説明は以上です。
(6)
食品ロスの削減について
◎
ごみ減量対策課長 冒頭に、本日席上に、オレンジ色のチラシ、これは飲食店等に募集のチラシとして送付するものを御参考に配付させていただきましたので、御確認いただければと思います。
それでは、私からは、
食品ロスの削減について御説明させていただきたいと思います。
本来食べられるのに捨てられてしまういわゆる
食品ロスにつきましては、日本では、平成27年度に推計で646万トン、区でも3,400トン発生しておりまして、これらの対策に現在取り組んでいる状況でございます。
まず1つ目としまして、フードドライブの実施状況について御説明をさせていただきます。
家庭で使い切れない食品などを持ち寄っていただきますフードドライブにつきましては、(1)としまして、事業の周知を、記載のとおり「
広報すぎなみ」、清掃情報誌、またチラシを作成しまして、記載の団体などを通して、広く区民への周知に努めております。また、
食品ロスの講演会にも参加させていただいて、そこで本事業の説明もしてございます。
(2)、平成30年度の実績でございますが、4月から10月の常設窓口4カ所とイベント3回におきまして、記載の1,592個、307人の方からお寄せいただいておりまして、既に昨年度の受け付け数を超えてございます。また、これらの食品等につきましては、区内のこども食堂などに約8割程度提供してございます。
(3)、今後の展開ですが、来年度から常設の受け付け窓口を区内7カ所の区民センターに拡大するとともに、地域のお祭りなどでフードドライブ活動をされる場合の支援を行っていきたいと思ってございます。
次に、裏面でございます。これは、事業系から出る
食品ロスを削減するということで、新たに始める取り組みでございます。食べのこし0(ゼロ)応援店事業と称しまして今後展開してまいりますので、御説明をさせていただきます。
1つは、この事業の目的でございますが、食べ残しや期限切れの食品等の削減に取り組む飲食店や小売店などを食べのこし0(ゼロ)応援店として登録をして、応援店、区民、区が一体となって
食品ロスの削減に取り組みまして、さらなるごみの減量を推進していくということでございます。
対象事業者は、記載の区内の飲食店など、約5,000店程度でございます。
(3)、登録要件としましては、小盛りやハーフサイズメニューなどの提供や、食べ残し、飲み残しを減らすための呼びかけなどに取り組んでいただければ登録ができます。
(4)、応援店の取り組み内容としましては、
食品ロスの削減に取り組んでいただき、区が配布するステッカーやポスターなどで来店者へ当該事業の周知を行ってもらいます。
(5)、登録の方法及び(6)、応援店への支援については、記載のとおりでございます。
(7)、今後の予定としましては、杉並区の商店会連合会や町会連合会で既に説明をしておりますが、また「
広報すぎなみ」12月1日号、また清掃情報誌への掲載を行いまして、12月の中旬ごろには事業者宛てに募集の案内を郵送しまして、必要に応じまして事業者を訪問してまいりたいと思ってございます。
私からは以上でございます。
○
脇坂たつや 委員長 以上、聴取いたしました。ありがとうございました。
これより、ただいまの報告についての質疑に入ります。
質疑のある方は挙手願います。
◆
小川宗次郎 委員 簡単に質問をさせていただきたいと思います。
まず、仮称杉並区
被災市街地復興整備条例でございますが、こういった似たような条例を既に制定している、もしくは準備している市町村がありましたらお聞かせください。
◎
都市整備部管理課長 23区では、15区が既にこういった条例を制定してございます。
◆
小川宗次郎 委員 目的である災害に強い活力ある市街地の形成を図るとは、今行っております不燃化対策や住宅密集地対策などありますが、今ある施策との関係性はどのようなものなのか、また、新たに似たような対策を盛り込むことがあるのか、お聞きしておきます。
◎
都市整備部管理課長 今現在、都市計画マスタープランのほうにも防災に関するまちづくりの規定がございます。そういったものをベースにして、もし災害に遭った場合ですけれども、より災害に強いまちづくりを目指していくということで、地域の実態に応じて策定していくものと考えてございます。
◆
小川宗次郎 委員 区民及び事業者の責務について、今現在どのような協力を想定しているのか、お聞きをしておきます。
◎
都市整備部管理課長 実際に災害に遭った場合のこれまでの例でございますけれども、住民の皆さんの自主的なボランティアの活動ですとか協力が非常に力を担ったというようなことがございます。そういったことを参考にしまして、災害が起こる前、平時から、実際に災害が起こったらどうなるかとか、そういったシミュレーションですとか、もし起こったときに何ができるかという役割分担、それから組織づくりといったものを準備していくことが、役割として挙げられるかと考えてございます。
◆
小川宗次郎 委員 その役割について、事前に、この条例を制定した後、例えばどういった地域団体にどういった働きかけをして、その地域団体に対してどういうことを求めて参画していくのか、お聞きします。
◎
都市整備部管理課長 今時点での想定ですけれども、いろいろな団体が地域にはございます。震災救援所で御協力いただいている団体、防災会の方ですとか町会・自治会の方々がございます。条例の制定は、もちろん区民の意見提出手続もとりますけれども、皆様にまず、こういった条例ができましたということと、実際に発災した場合にはこういう流れでこういう手続が進んでいきますということをお示しした上で、地域の特性に応じて、ここの地域では、例えばこの辺が危ないとか、もし災害に遭ったらこうなるんじゃないかというところで、実際にシミュレーションとかイメージトレーニングみたいなことを御案内して、協力して意見交換等をしていきたいというふうなことを考えてございます。
◆
小川宗次郎 委員 そうすると、新たに、そういった制定された後に、あくまでも想定ですけれども、少し危険な地域があるとしたらば、そこの町会・自治会、商店街、震災救援所を取り込んで、そういう人たちの協力のもと、新たな組織はつくらないけれども、そういった情報提供をして、何らかの訓練、もしくはそういったことを求めていく必要があるのかどうか、お聞きしておきます。
◎
都市整備部管理課長 いきなり新しい組織というのはなかなか難しいと思いますけれども、現在ある団体のつながりですとかそういったことを想定しながら、地域のまちづくりの自主性という意味で、そういった活動ができていけばいいのかなというふうに考えてございます。
◆
小川宗次郎 委員 どうせ条例を制定するのであれば、そういった地域の団体を、いろいろありますけれども、やはり地域を巻き込んだほうがいいのかなというふうに私は思っております。
復興対象地区の指定について、区長が指定するということでありますけれども、区長が指定することによって、当然これは災害時ですけれども、ほかに何か協議会やらそういった機関を設けて、最終的に区長が指名するという認識か、それとも違うのか、お聞きしておきます。
◎
都市整備部管理課長 実際に災害が起きた場合には、まず被害状況の調査等を行うことになりますので、そういったものを集約した上で、区長が優先順位を決めて、ここの地区ということで定めることになるかと思います。
また、その上位のこととしまして、国や東京都の基本的な情報把握と対応ということがございますので、そういったものと整合を図りながら進めていく。また、地域の指定に関しては、そこの地域にお住まいの住民の方々の御意見、事業者の方々の御意見等も配慮しながらやっていくものと考えてございます。
◆
小川宗次郎 委員 そうすると、特別、機関を設けて、さまざまな議論をしていく協議会というのは設けないというふうに想定をしてよろしいんでしょうかね。
◎
都市整備部管理課長 協議会という形で設けるかどうかというのは、現時点では想定しておりませんけれども、住民の方々、事業者の方々への配慮というのは国の法律でも定められておりますので、そういった手順を踏んだ上で進めていくものと考えてございます。
◆
小川宗次郎 委員 この項の最後で、杉並区都市復興基本計画を策定すると言いますけれども、これはスケジュール的に、たしかここの表紙には記載がなかったと思うんですけれども、わかる範囲で結構ですので、お聞かせください。
◎
都市整備部管理課長 考え方としましては、都市復興基本計画というのは、骨子案をまず2カ月以内に策定しまして、その後、地域のまちづくりの復興の計画というものを具体化した上で、総合的な基本計画にまとめるのは6カ月以内ということで想定をしております。
◆
小川宗次郎 委員 よくわかりました。
続きまして、仮称多世代が利用できる
公園づくり基本方針ですが、公園区は、地図でいいますと杉並区の34万キロ平米、そのうちどれぐらいを占めているのか、お聞きします。
◎
みどり公園課長 1つの公園区が半径500メートルぐらいで考えてございますので、1つの公園だと78.5ヘクタールというふうになります。それが現在32ありますので、重なっているところもありますけれども。
あと、どの辺を占めているかにつきましては、概要版の裏のところで、白くなっているところがまだ公園区が存在していないところということで認識していただければと思います。
◆
小川宗次郎 委員 大体認識しました。
公園区の空白地域では、さまざま書いてありましたけれども、「規模の大きなオープンスペースの確保に努める」と想定ですが、現実にそういった大規模なオープンスペースが確保できるのか。また、新たに3,000平米というか、購入することを想定しているのか、今現在で結構ですので、お聞きしておきます。
◎
みどり公園課長 公園区の中で核となる公園があるということが望ましいというふうに考えてございますので、これから生産緑地であったりとかそういうところの買い取りとか出てきます。そういうところも視野に入れたいと思います。
また、そうでないところもありますので、そういうところは、例えば広場につきましては、学校とかそういう公共施設がそれのかわりになるのかなというところも配慮しながら進めていきたいというふうに考えてございます。
◆
小川宗次郎 委員 この3,000平米という規模は、どのように考えて3,000平米規模と決めたのか、お聞きします。
◎
みどり公園課長 本編のほうでも書いてあるんですけれども、例えば子供の遊び、運動、そして休める場所、そういう、幾つもの機能が網羅できる公園の規模が大体3,000平米以上でございましたので、そういうところを中心にということで規模を決めました。
◆
小川宗次郎 委員 規模がもっと大きいところもありますけれども、要するに細長い形状をしている公園はあえて入れなかった。また、
都立公園についても、そう簡単には整備できないので入れなかった。
都立公園はわかりますけれども、細長い、ちょっと形状が変わった公園をどうして除外したのか、お聞きします。
◎
みどり公園課長 やはり機能を持たせるためには、その公園が、周辺との関係において良好な部分というところがございます。細長い公園ですと、通過交通が多かったりとかする中で、安心できる広場を設けるのはなかなか難しいというふうなことがございます。ですので、広場であったり遊びに供するというところでは、ある程度の形状にもよるだろうということで、今回除外したというところでございます。
◆
小川宗次郎 委員 改めて聞きますけれども、公園区ではないところの公園については、文章を読めば全てわかると思うんですけれども、多分区民が見たときに、公園区じゃないところの公園というのは、廃止もしくは縮小というふうに捉えてしまう可能性もあると思うんですが、その辺の区の考え方をお聞かせください。
◎
みどり公園課長 確かに、公園区がないところはどうするんだということになりますけれども、公園は存在するわけで、そこの公園においては、老朽化等進んでいきます。ですので、そういうものについては、安全・安心の観点から遊具改修等を進めるようになります。それについては、区民の意見等を聞きながら改修を進めていきたいというふうに考えてございます。
◆
小川宗次郎 委員 ちょっと気になった点が1点ありまして、公園施設の長寿命化について、耐用年数の長いものを使うということですけれども、今まで公園の遊具について、耐用年数の長いものというのは基本的には取り入れていなかったというふうに読み取れてしまうんですけれども、いかがでしょうか。
◎
みどり公園課長 公園の遊具につきましては、その当時のはやりとか、そういうものがあります。例えば木製遊具だったりすると木のぬくもりとか、そういうところを優先に取り入れてきた経緯もございます。ですが、今はそういうぬくもりの部分と、あと、芯の部分で鋼材を使うことで長く使える期間ができるとか、そういうところがありますので、そういう視点で長寿命化の材料を使っていきたいというふうに考えています。
◆
小川宗次郎 委員 この項の最後で、効果が高い公園区を選定して順次改修していくということでありますけれども、効果が高いというのはどういったことなのかなというのが、意味というか、なかなか読み取れなかったんですけれども、簡単に説明していただくと、効果が高い順というのはどういうふうなことか、お聞かせください。
◎
みどり公園課長 例えば、今回概要版では、区の平均的な八角形のレーダーチャートをつけてございます。それを各公園区で設けてございますので、そういうところで、ニーズと現状との乖離が大きいところを解消していこうと思っています。
ただ、そこをやることによって、公園の数が少ないとか、あるいは数が多いところもありますので、数の少ないところだとなかなか進まないのかなと思ってございます。総合的に見ていく中では、そういう乖離の部分が大きいところ、あと、公園の数が多くて、改修効果が目で見てわかる、そういうところに焦点を当てて進めていきたいというふうに考えてございます。
◆
小川宗次郎 委員 大体理解できました。
最後のほうで、もう一つの項目で荻窪駅
周辺都市総合交通戦略でございますが、これは2点だけしか聞きません。
対象区域を選定した、この対象区域って、いろいろと線がありましたけれども、主にどういった理由で対象区域を選定して決めたのか、お聞かせください。
◎拠点整備担当課長 対象区域でございますけれども、荻窪駅周辺まちづくり方針の対象区域と同じでございまして、駅を中心とした半径500メートルの範囲を基本としまして、町丁目の境とか地形地物などで区切った範囲になってございます。
◆
小川宗次郎 委員 じゃ、時間もあれですので最後にしたいと思います。
荻窪駅の1日の乗降人員の目標値なんですが、毎年、26、27でしたっけ、人数が5,000人上がって、平成40年には29万7,000人。年度ごとベースで来ると、普通に見てみますと5,000人ベースで上がっているものが、数年かけての目標値にした29万7,000人という根拠をお示しいただいて、質問を終わりたいと思います。
◎拠点整備担当課長 荻窪駅の乗降人員につきましては、近年の傾向を見ますと、乗降人員の増加と区の人口の増加で相関関係がちょっと見られましたので、それを回帰分析といいまして、そういった相関関係のフローを方程式にしまして、区の平成40年度の実行計画で推定しています人口を代入したところ、29万7,000人という乗降人員が出たような状況でございます。
◆
渡辺富士雄 委員 随分たくさんの
報告事項なんですけれども、まず、市街地復興整備条例の制定について伺っていきますが、これはさっきから管理課長、シミュレーション、シミュレーションという話が出ています。昨年とことしと地震被害シミュレーション、想定が出ているんですけれども、こういうことも含めてシミュレーションという言葉を使っているのか。今つくって完成して公表しているシミュレーションとの関連性というか整合性について伺います。
◎
都市整備部管理課長 シミュレーションと申し上げていますのは、現状の都市基盤、道路や家屋の状態ですとか、そういったものをベースに地震被害のシミュレーション、現状で、もしこのぐらいの規模が来たらこうなりますというものと、それに対して、減災対策を講じた場合にはこうなりますというのが今出ていると思うんですけれども、実際のデータを踏まえて、地域の方々に、この地域だとどうなるということをイメージして考えていただくというのを復興整備条例の中では考えていこうということでございます。
◆
渡辺富士雄 委員 いまいちよくわからないんだけれども、要するに地震被害シミュレーションを周知徹底させて、危険なところは危険ですよという従来の話をきちっとしていくということなんだと思うんですね。これは、要するに復興整備ということですよね。今、地域防災計画の中にBCPもうたわれています。これは業務継続計画なので、行政側の話になるんですが、これを地域に一部おろしていって、復興をどうしていくのかということ。うがった見方をすると、これは言葉がどうかわかりませんが、トリアージみたいなものかなというふうに思うんですね。地域の優先順位をつけて、復興の順位をつけて、そこをやっていくというイメージになるんですけれども、そういうイメージなんでしょうか。
◎
都市整備部管理課長 トリアージというイメージが該当するかというのはちょっと申し上げにくいんですけれども、実際にお住まいの、それぞれのエリアで災害が起こった場合に、どういうことを準備して、どういう体制がとれるかというのを一緒に考えていただきたい、そういう意味で、行政のやることと区民、事業者の方々が考えることとか、そういったことをこれから進めていきたいという意味での復興整備条例になるかと思います。
◆
渡辺富士雄 委員 そうはいっても、優先順位をつけなきゃならないですね。
復興対象地区の指定ですけれども、重点復興地区、ざっと見ると、地震被害想定のシミュレーションの中で赤くなってきたところがその地域に当たるのかなというふうに思うんですが、そういう認識でいいのか。
◎
都市整備部管理課長 委員御指摘のとおりかと存じます。
◆
渡辺富士雄 委員 そういう意味では、これとセットに地震被害シミュレーションをもうちょっとしっかり、きちっと一緒の方向に向けて区民に周知徹底をさせていきながら、整備条例を進めていきますよということもセットでぜひ進めていただければと思います。
時間がありませんので、多世代が利用できる公園づくりの基本方針の策定についてですけれども、ようやくでき上がったのかと。私、どこかでしゃべったなと思ってひもといて、平成16年に実は議会で質問をしているんですね。なぜ質問をしたかというと、公園育て組というのがちょうどできたばっかりで、ただ、育てるのはいいんだけど汚い公園ばっかりだねと。狭くて、子供もいないような公園、また、なかなか手入れが行き届いていないところとか、要するに公園の魅力がないねという話をしたんですね。
そこで、魅力のある公園をつくっていきましょうという話をしたんですが、当時は大規模な公園に予算を割かなきゃならなくて、せいぜい花を植える、花の種類を変えますとか木の種類を変えますぐらいな答弁しかもらえてなかったんですけれども、ようやくこうやって大きな流れができてきたのを非常にうれしく思います。非常に期待をしております。
ただ、そうはいっても、それを
維持管理していく上で、費用がまたかかっていくのは間違いないんですね。やっぱり地域の力をもっともっと活用しなきゃならない。育て組も、しっかり機能しているところと全くしていない地域もありますけれども、これを実現するためには、区の力だけでは到底無理だというふうに思いますし、金があればいいですけれども、そんなに予算をかけられない中で、しっかりとこの辺の地域の力をもっと使っていきたいというふうに思うんですが、この辺についてのお考えを聞きます。
◎
みどり公園課長 公園施設の再配置につきましては、区民の皆さんからの意見を聞くことになります。そういう中で、どんな公園にしたいかという部分もありますので、ぜひ皆さんでつくり上げた公園については、愛着を持って公園の管理にかかわっていただけるよう区からもお願いして、区民の力をかりたいというふうに考えてございます。
◆
渡辺富士雄 委員 ぜひ地域に、自分たちの好きな公園がつくれますよと言えば非常に喜ぶと思うんですね。できれば、なるべくハードルを下げる。そうはいってもと言われるんですよ。自由につくっていいですよと言って、あれもだめ、これもだめ、こうしなさい、ああしなさいというのが、これまでのいろんな公園をつくるときの話で、最終的にはおもしろくも何ともない公園ができ上がってしまうということのないように、地域の人たちにしっかり意見を聞いて、あなたたちで好きな公園ができますよと。好き勝手ではなくて、好きな公園ができますよというような形で進めていって、ぜひ公園育て組のような、地域の潜在的な力をもっと掘り出せるようないいきっかけにしていただければと思いますので、よろしくお願いいたします。
もう1点、フードドライブのところを伺います。
食べのこし0(ゼロ)応援店についてですけれども、非常にいい取り組みだと思います。こういう取り組みがどこかあったなと考えたら、ヘルシーメニューのお店で、あれはどうなったのかなという話なんですけれども。
この間も話をしたんですが、何か話題があるときはぱあっと光が当たるんですけれども、二、三年たって日が当たらなくなってくると、事業は継続しているんですが、だんだん尻すぼみになってきて、成果はどうだったのか、検証する側の我々にも責任はあるんですけれども、そういうことにならないように、ぜひこれの取り組みをしていただきたいんですけれども、その辺について、もう一回話を伺います。
◎
ごみ減量対策課長 おっしゃるとおり、最初だけではなくて、いわゆるPDCAをしっかり回しながら、既にやっているお店もございますし、いろいろなところでこれからやりたいというお店もございますので、その辺の情報を出しながら、これだったらうちでもできるなというようなところで、身近にできるものから始めて、長く継続をしていただくような取り組みをしていきたいと思ってございます。
◆
渡辺富士雄 委員 ヘルシーメニューをやっているところなんて、すごく意識が高いお店が多いんですね。それなりに本当にいい素材を使ってやっているところが非常に多くて、私も結構好きなところが多いんですけれども。
そういう中でも、このチラシの裏のほうにあるんですけれども、「小盛・ハーフサイズメニュー等の提供」とあるんですね。これって、今の高齢者が買い物をするときに、要するに1人分の食料品を買いに行くことがある。地元の総菜屋さんが非常に人気がある。そういう意味からも、ぜひ、高齢者の方たちというんですかね、そういう方たちにもしっかり訴えられるような内容にして、食べ残しという、いいか悪いか、聞くと余りいいイメージじゃないのかもしれないんですけれども、高齢者の方にとってみれば、一口サイズの総菜とか食べ物が買えるというところも非常に魅力的なところになると思うので、そういうのをセットでPRしてはと思うんですけれども、どうでしょうか。
◎
ごみ減量対策課長 委員おっしゃるとおり、高齢者とか、また糖質制限をされている方とか、いろいろな方がいらっしゃいますので、適量に食べていただいて、エコにもヘルシーにもなるということでこの取り組みを進めてまいりますので、高齢者を含めていろいろな方がこの活動に参加していただけるように頑張ってまいりたいと思います。
◆
渡辺富士雄 委員 楽しみに期待をしています。
じゃ、ちょっと重いやつを2つ。
1つは荻窪駅
周辺都市総合交通戦略ですが、1点だけ。これまで、まちづくり推進協議会がずっとやってきました。その中で答申もずっと出されてきましたけれども、それを受けて、今回こういうふうになったんですけれども、まちづくり推進協議会の提案と今回出てくるこの辺の話について、若干説明をいただければと思います。
◎拠点整備担当課長 荻窪まちづくり会議からのまちづくりの構想を受けまして、昨年の4月に荻窪駅周辺まちづくり方針をつくってございます。その中の取り組みの1つとして、今回交通戦略ということで、地域からのいろいろな御意見を受けた中で、地域の課題を整理したもの、交通面の課題を地域とまちと一緒になって、総合的、一体的に交通面の課題とまちづくりをやっていこうというような内容で今回策定してございます。
◆
渡辺富士雄 委員 南北を一緒に百数十名の方が協議会をやるというのは、非常に重かったのかなというふうに正直思っています。だから、こう言ったらちょっと耳が痛いかもしれないんですけれども、中身を見て、うーんというようなところも正直言ってありました。それはそれとして、まちの声ということは間違いないので、それをどうブレークダウンして形になるのかなと思っていたところにこれが出てきました。非常におもしろいなというふうに思います。ただ、実現をするのには痛みも伴いますので、この辺をしっかり、どういうふうにしていくのかというのをぜひ研究、検討していって進めていただければと思います。これは要望でございます。
最後に1点、阿佐谷のまちづくりについて伺います。
ちょっと確認なんですが、先日の議会でも他の会派から、にぎわいを創出する、これでいくとA街区になりますかね、杉一小学校の跡地。要するに13階建ての60メートル、大規模商業施設になるという感じにどうしても話を持っていきたいような話が出たんですが、ここについては、私も阿佐谷の住民として、これまでずっとまちづくりにかかわってきました。確かに当初はそういう話も1つの方向性としては出されたというふうに思うんですけれども、再度確認をさせていただきたいと思うんですが、杉一小学校の跡地についての区の考え方をもう一回確認させていただきたいと思います。
◎市街地整備課長 2点お答えいたします。
1点目は、土地利用の見直しということをまちづくり方針などでうたってございますが、これにつきましては、本会議で御答弁したとおりでございますけれども、今後、都市マスの位置づけなどを踏まえまして、東京都などと協議をしながら決めていくものでございますので、現時点では確定してございません。
また、施設の整備につきましても、平成41年度以降ということを想定してございますので、現時点で具体的な整備計画は未定でございます。
◆
渡辺富士雄 委員 当時、委員長もそうですね、まちづくりの、これは任意でつくったんですけれども、さまざまなまちづくり、阿佐谷についての議論をしました。そういう中でたまたまA案がなくなってB案ということに変わったんですけれども、ただ、まちづくりの考え方は変わっていないと思います。これもまた本当に将来にわたって時間がかかるんですけれども、ぜひ地域で、地主さんも含めて、新たなまちづくりをしっかり進めていかなきゃならないかなというふうに地元の住民としては常に考えています。
当然杉一小学校の跡地についても、我々がしっかりと意見をする余地が十分残っている、そういうふうに捉えておりますので、私は個人的に、楽しい──別に商店街じゃないですよ、楽しい施設をつくりたいなというふうに思っています。それが実現するどうかわかりませんけれども、わくわく感とかそういうものがしっかりと伝わるような方向性を、これから地域から話を出していけばいいかなというふうに思っていますので、その辺は、これはだめ、あれはだめと行政側は言わないようにして、それはいいねと、そういう感じでぜひ協力をいただければというふうに思います。
以上です。
○
脇坂たつや 委員長 12時を過ぎようとしていますが、この際委員会を続行いたします。
◆金子けんたろう 委員 ちょっと横断的な話なんですけれども、条例制定、公園づくり、阿佐谷、荻窪と報告が出たんですが、今後のスケジュール予定を見ると、区民意見提出手続、区民意見提出手続、意見交換会、意見募集の実施と書いてあるんですが、パブコメと見てわかるのは条例制定と公園づくりなんですが、それ以外の2つというのは、区民意見募集、パブリックコメントをやるのかやらないのか、その理由。これは書き方の違いなのか、答弁ください。
◎拠点整備担当課長 荻窪駅
周辺都市総合交通戦略でございますけれども、こちらに関しましては、パブコメに準じた区民意見を広く伺いたいということで、区民意見募集はホームページ上等で行います。
◎市街地整備課長
阿佐ヶ谷駅北東地区でございますけれども、本日お示しいたしましたものは中間のまとめでございますので、これについては、意見募集ということは考えてございませんが、これまで行っております意見交換会の中で御説明する、あるいはオープンハウスの開催を予定してございますので、その中で御説明していきたい、このように考えてございます。
◆金子けんたろう 委員 じゃ、最後、
阿佐ヶ谷駅北東なんですが、2番のまちづくりの取り組み状況の中で、(2)の「地権者及び病院運営法人と協議を行い、本年11月9日付けで『個人共同施行土地区画整理事業の実施に関する基本協定書』を締結した。」と書いてあるんですが、これは資料が載ってないんですが、どんなものなのか、公表されるのか。
◎市街地整備課長 まず、この協定の内容でございますけれども、昨年6月に、区と地権者、病院運営法人で締結した協定に基づきまして、区画整理を施行する上での基本的な事項を定めたものでございます。内容といたしましては、事業を行う範囲でございますとか、あるいは相互の協力、あるいは費用負担などにつきまして、締結した協定に基づいて基本的事項を整理してございます。
また、公表につきましては、これは他の地権者の方などとの調整の上で対応していくものと、このように認識してございます。
◆金子けんたろう 委員 対応していくということなんですが、それはいつごろを想定しているのか。
◎市街地整備課長 現時点では、その時期はまだ明らかではございません。今後の検討でございます。
◆金子けんたろう 委員 じゃ、それは情報開示請求をかけたら見られるのか。
◎市街地整備課長 情報公開請求があれば、適切に対応してまいりたいと存じます。
◆小林ゆみ 委員 私からは、
食品ロスの削減についてのみ伺いたいんですけれども、食べのこし0(ゼロ)応援店事業については、すごくいい取り組みだと思っていて、お店のPRにもつながる取り組みだと思っています。
フードドライブ事業について少し伺いますけれども、資料に沿っていきますと、(1)の事業の周知のところで、チラシの配布先が区立小学校4学年というふうになっているんですが、こういうふうに限った理由はありますか。
◎
ごみ減量対策課長 環境学習を行っているのが小学校4年生ですので、いわゆる副読本もお配りをしているところでございますので、環境の意識の高い、勉強に役立てるような形で、フードドライブについてのものを配布したというところでございます。
◆小林ゆみ 委員 (2)の実績を見ますと、受け付け数が30年度は1,592個となっていて、29年度よりふえているのかなと思うんですが、これは世田谷区とかも結構頑張っていると思うんですが、他区と比べて多いのか少ないのか伺います。
◎
ごみ減量対策課長 常設の窓口を持っているのは、杉並区と、荒川、世田谷、文京区でございまして、ほかの3区と比べましても杉並区のほうが、窓口に持ってきていただく、またイベントで持ってきていただく量につきましては、今のところ1番というような状況でございます。
◆小林ゆみ 委員 それで、その内訳を見ますと、すぐ食べられるものについては何となくイメージが湧きやすいんですけれども、米とか粉物や調味料、こういったものは、どういう方が受け取ってどういうふうにするんでしょうか。こども食堂などに行くんでしょうか。
◎
ごみ減量対策課長 委員おっしゃるように、こども食堂で定期的に御飯を炊いて食べたりとか、スパゲッティだとか、そういうメニューによって、お米とか乾麺とかそういうものをフードドライブの中から持っていっていただいているところでございます。
◆小林ゆみ 委員 期限切れになったものについては処分するんでしょうか。
◎
ごみ減量対策課長 現在、全量をこども食堂、社会福祉協議会、また、期限が1カ月を切りそうになる前にセカンドハーベストというところにお送りしてございますので、今のところ、ごみになっている状況ではございません。
◆小林ゆみ 委員 そうすると、(2)の2の提供実績というのは、最初に杉並区内で提供を試みて、1カ月近くなったら、22%のセカンドハーベスト・ジャパンに行くということでよろしいですか。
◎
ごみ減量対策課長 おっしゃるとおりでございます。
◆小林ゆみ 委員 実績についてもう少し伺うと、受け付け人数が30年度307人となっていて、前年度よりかなりふえていますけれども、これはどういった方が提供しているのか。業者等は含まれているんでしょうか。
◎
ごみ減量対策課長 フードドライブ、区がやっている事業につきましては、家庭から出るいわゆる未利用食品を対象としてございますので、事業者からの持ち込みについてはお断りをしているところでございます。
また、イベント等をしたときには、親子連れで持ってこられる方もいらっしゃいますので、いわゆる家庭を持っておられる主婦の方が中心だというような状況でございます。
○
脇坂たつや 委員長 それでは、一巡いたしましたが、ほかに質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
脇坂たつや 委員長 ないようですので、質疑を終結いたします。
《閉会中の請願・
陳情審査及び
所管事項調査について》
○
脇坂たつや 委員長 当委員会に付託されております陳情につきましては全て閉会中の
継続審査とし、あわせて当委員会の所管事項につきましても閉会中の継続調査といたします。
以上で
都市環境委員会を閉会いたします。
(午後 0時06分 閉会)...