渋谷区議会 > 2022-03-08 >
03月08日-05号

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  1. 渋谷区議会 2022-03-08
    03月08日-05号


    取得元: 渋谷区議会公式サイト
    最終取得日: 2022-11-23
    令和 4年  2月 定例会(第1回)      令和4年 渋谷区議会会議録 第5号 3月8日(火)出席議員(33名)   1番  松本 翔     2番  岡 美千瑠   3番  中村豪志     4番  神薗麻智子   5番  橋本侑樹     7番  小田浩美   8番  金子快之     9番  鈴木建邦  10番  斉藤貴之    11番  一柳直宏  12番  近藤順子    13番  松山克幸  14番  森田由紀    15番  田中匠身  16番  治田 学    17番  堀切稔仁  18番  須田 賢    19番  斎藤竜一  20番  下嶋倫朗    21番  久永 薫  22番  沢島英隆    23番  薬丸義人  24番  佐藤真理    25番  吉田佳代子  26番  田中正也    27番  牛尾真己  28番  丸山高司    29番  木村正義  30番  栗谷順彦    31番  伊藤毅志  32番  岡田麻理    33番  五十嵐千代子  34番  苫 孝二欠席議員(なし)欠番   6番-----------------------------------出席説明員  区長        長谷部 健  副区長       杉浦小枝  副区長       澤田 伸   会計管理者     佐藤賢哉  経営企画部長    松本賢司   総務部長      船本 徹  人事担当部長新型コロナ     財務部長施設整備担当部長            木下毅彦             北原竜也  ウイルス感染症対策担当部長  危機管理対策部長  齊藤和夫   危機管理対策監   斎藤兼一  区民部長      古沢昌之   産業観光文化担当部長                             宮本安芸子  スポーツ部長新型コロナ            山中昌彦   福祉部長      藤野貴久  ウイルス感染症対策担当部長  高齢者政策担当部長兼            高橋由紀   子ども家庭部長   菅原幸信  生涯活躍推進担当部長  子育てネウボラ担当部長      健康推進部長    阿部敦子            松澤俊郎  都市整備部長    加藤健三   まちづくり推進担当部長                             奥野和宏  土木部長      井川武史   環境政策部長    佐藤哲人  教育委員会教育長  五十嵐俊子  教育委員会事務局次長                             富井一慶  教育委員会事務局次長       選挙管理委員会委員長            小泉武士             廣瀬 誠  選挙管理委員会事務局長      代表監査委員    國貞美和            植竹ゆかり  監査委員事務局長  黒柳貴史-----------------------------------事務局職員  事務局長      伴 秀樹   次長        前崎敏彦  議事係長      根岸正宏   議事主査      武田真司  議事主査      杉村洋子   議事主査      山田義明  議事主査      伊藤洋子   議事主査      原 久美子-----------------------------------   令和4年第1回渋谷区議会定例会議事日程                  令和4年3月8日(火)午後1時開議 日程第1 ロシアによるウクライナ侵略に抗議する決議 日程第2 議案第5号 職員の服務の宣誓に関する条例の一部を改正する条例 日程第3 議案第6号 職員の勤務時間、休日、休暇等に関する条例の一部を改正する条例 日程第4 議案第7号 職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例 日程第5 議案第10号 渋谷区道路占用料等徴収条例の一部を改正する条例 日程第6 議案第12号 渋谷区立都市公園条例の一部を改正する条例 日程第7 議案第13号 幼稚園教育職員の勤務時間、休日、休暇等に関する条例の一部を改正する条例 日程第8 議案第14号 令和3年度渋谷区一般会計補正予算(第8号) 日程第9 議案第19号 猿楽橋擁壁等更新工事請負契約 日程第10 議案第20号 財産の処分について 日程第11 議案第21号 財産の処分について 日程第12 議案第22号 財産の処分について 日程第13 議案第23号 東京都後期高齢者医療広域連合規約の変更について 日程第14 議案第24号 定期借地権の設定について 日程第15 報告第1号 専決処分の報告について-----------------------------------     開議 午後1時----------------------------------- ○議長(斎藤竜一) ただいまから本日の会議を開きます。 この際、会議規則に基づき、8番金子快之議員、28番丸山高司議員を本日の会議録署名議員に指名いたします。 日程に先立ち、事務局長に諸般の報告をさせます。     〔伴事務局長報告〕----------------------------------- 本日の会議に欠席、遅刻の届出の議員はありません。----------------------------------- 本日の会議に出席を求めた説明員は、前回報告のとおりであります。----------------------------------- ○議長(斎藤竜一) これから日程に入ります。 日程第1を議題に供します。     〔前崎次長朗読〕----------------------------------- △日程第1 ロシアによるウクライナ侵略に抗議する決議----------------------------------- ○議長(斎藤竜一) 提案理由の説明を求めます。 28番丸山高司議員。 ◆28番(丸山高司) ただいま議題となりましたロシアによるウクライナ侵略に抗議する決議の提案理由を説明させていただきます。 決議案の朗読をもって提案理由の説明に代えさせていただきます。 ロシアによるウクライナ侵略に抗議する決議(案)。 令和4年2月24日、ロシアはウクライナへの軍事侵攻を開始した。 このことは、明らかにウクライナの主権と領土一体性を侵害するもので、国連憲章に反し国際社会ひいては我が国の平和と秩序、安全を脅かす行為であり断じて容認できない。 よって渋谷区議会は、ロシア軍による攻撃やウクライナ主権侵害に断固抗議するとともに、世界の恒久平和の実現に向け、ロシア政府に対して、軍を即時に完全かつ無条件で撤退させるよう強く求める。また、我が国政府に対して、邦人の確実な保護と、ロシア政府に対し制裁を含め毅然たる態度で臨むよう強く求める。 以上、決議する。 なお、提案者は、岡田麻理議員、久永 薫議員、田中正也議員、治田 学議員、堀切稔仁議員鈴木建邦議員、須田 賢議員と私、丸山高司の8名の議員であります。 何とぞ御賛同いただきますようお願い申し上げ、提案理由の説明とさせていただきます。 ○議長(斎藤竜一) これから質疑に入ります。質疑はありませんか。質疑なしと認めます。 本件は委員会付託を省略することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」の声あり〕 ○議長(斎藤竜一) 御異議ないと認めます。 よって、本件は委員会付託を省略することに決定いたしました。 本件については、討論の通告がありませんでした。 これから日程第1を採決いたします。 本件は原案のとおり決定することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」の声あり〕 ○議長(斎藤竜一) 御異議ないと認めます。 よって、本件は原案のとおり決定されました。 議事進行上、日程第2から日程第4までを一括議題に供します。     〔前崎次長朗読〕----------------------------------- △日程第2 議案第5号 職員の服務の宣誓に関する条例の一部を改正する条例 △日程第3 議案第6号 職員の勤務時間、休日、休暇等に関する条例の一部を改正する条例 △日程第4 議案第7号 職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例----------------------------------- ○議長(斎藤竜一) 委員会の報告書を事務局次長に朗読させます。     〔前崎次長朗読〕-----------------------------------          総務委員会審査報告書 議案第5号 職員の服務の宣誓に関する条例の一部を改正する条例 議案第6号 職員の勤務時間、休日、休暇等に関する条例の一部を改正する条例 議案第7号 職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例 本委員会は、付託を受けた上記議案を審査の結果、それぞれ原案を可決すべきものと全員一致をもって決定した。 以上報告する。   令和4年3月4日                      総務委員会委員長 斉藤貴之 渋谷区議会議長 斎藤竜一殿----------------------------------- ○議長(斎藤竜一) 総務委員長の報告を求めます。 斉藤貴之委員長。 ◆10番(斉藤貴之) ただいま一括議題となりました3議案につきまして、総務委員会審査経過並びに結果を報告いたします。 初めに、議案第5号 職員の服務の宣誓に関する条例の一部を改正する条例は、宣誓書の様式及び宣誓書における署名の見直し等を行うため、条例の一部を改正しようとするものであります。 審査の中で、宣誓の方法は簡素化されるが、全体の奉仕者として、誠実かつ公正に職務を執行することを宣誓するものであり、その内容を遵守して職務に当たるよう求めて賛成する等の意見がありました。 次に、議案第6号 職員の勤務時間、休日、休暇等に関する条例の一部を改正する条例は、特別休暇の追加を行うため、条例の一部を改正するものであります。 審査の中で、令和3年特別区人事委員会勧告において、不妊治療との仕事の両立に向けて必要な対応を検討するよう意見の申出があり、職員の勤務環境整備を推進するため不妊治療のための休暇を新設するもので、時宜にかなった改正である。不妊治療に係る実態を把握し、職場での理解を得られる環境整備を行い、相談体制の充実を図るとともに、男性職員女性職員ともに利用しやすい制度となるよう要望して、賛成する等の意見がありました。 最後に、議案第7号 職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例は、職員の育児休業を取得しやすい勤務環境の整備に関する措置を行うため、条例の一部を改正しようとするものであります。 審査の中で、在職期間の要件を廃止して、非常勤職員育児休業及び部分休業を取得しやすくするものであり、評価する。男性職員女性職員ともに積極的に育児休業を取得できるよう職員研修相談体制の充実、勤務環境の整備を進め、渋谷区では育児休業取得は当たり前であることを目指すよう要望して賛成する。上司である職員が積極的に勧奨を行うなど育児休業取得体制整備に努められたい等の意見がありました。 本委員会は慎重審査の結果、それぞれ原案のとおり可決すべきものと全員一致をもって決定いたしました。 以上、総務委員会の報告といたします。 ○議長(斎藤竜一) これから質疑に入ります。質疑はありませんか。質疑なしと認めます。 本件については討論の通告がありませんでした。 これから日程第2から日程第4までを一括採決いたします。 以上3件は、それぞれ原案のとおり決定することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」の声あり〕 ○議長(斎藤竜一) 御異議ないと認めます。 よって、一括された議題はそれぞれ原案のとおり可決されました。 議事進行上、日程第5及び日程第6を一括議題に供します。     〔前崎次長朗読〕----------------------------------- △日程第5 議案第10号 渋谷区道路占用料等徴収条例の一部を改正する条例 △日程第6 議案第12号 渋谷区立都市公園条例の一部を改正する条例----------------------------------- ○議長(斎藤竜一) 委員会の報告書を事務局次長に朗読させます。     〔前崎次長朗読〕-----------------------------------          区民環境委員会審査報告書 議案第10号 渋谷区道路占用料等徴収条例の一部を改正する条例 議案第12号 渋谷区立都市公園条例の一部を改正する条例 本委員会は、付託を受けた上記議案を審査の結果、それぞれ原案を可決すべきものと全員一致をもって決定した。 以上報告する。   令和4年3月4日                    区民環境委員会委員長 田中匠身 渋谷区議会議長 斎藤竜一殿-----------------------------------
    ○議長(斎藤竜一) 区民環境委員長の報告を求めます。 田中匠身委員長。 ◆15番(田中匠身) ただいま一括議題となりました2議案につきまして、区民環境委員会審査経過並びに結果を報告いたします。 初めに、議案第10号 渋谷区道路占用料等徴収条例の一部を改正する条例につきまして、本案は、道路占用料の額の改定を行うため、条例の一部を改正しようとするものであります。 審査の中で、3年に一度の固定資産税評価額評価替えに伴い、道路占用料の額の改定をするものであり、適正な改正である。改定価格の上限を現行価格の1.2倍とする激変緩和措置も講じられており、賛成する等の意見がありました。 次に、議案第12号 渋谷区立都市公園条例の一部を改正する条例につきまして、本案は、都市公園の使用料及び占用料の額の改定等を行うため、条例の一部を改正しようとするものであります。 審査の中で、固定資産税評価額評価替えに基づいた改定であり、道路占用料と同様に激変緩和措置が講じられており、賛成する。町会や商店会など、地域コミュニティのための利用については、減免規定が適用されており、妥当である等の意見がありました。 本委員会は慎重審査の結果、それぞれ原案のとおり可決すべきものと全員一致をもって決定いたしました。 以上、区民環境委員会の報告といたします。 ○議長(斎藤竜一) これから質疑に入ります。質疑はありませんか。質疑なしと認めます。 本件については討論の通告がありませんでした。 これから日程第5及び日程第6を一括採決いたします。 以上2件は、それぞれ原案のとおり決定することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」の声あり〕 ○議長(斎藤竜一) 御異議ないと認めます。 よって、一括された議題はそれぞれ原案のとおり可決されました。 日程第7を議題に供します。     〔前崎次長朗読〕----------------------------------- △日程第7 議案第13号 幼稚園教育職員の勤務時間、休日、休暇等に関する条例の一部を改正する条例----------------------------------- ○議長(斎藤竜一) 委員会の報告書を事務局次長に朗読させます。     〔前崎次長朗読〕-----------------------------------          文教委員会審査報告書 議案第13号 幼稚園教育職員の勤務時間、休日、休暇等に関する条例の一部を改正する条例 本委員会は、付託を受けた上記議案を審査の結果、原案を可決すべきものと全員一致をもって決定した。 以上報告する。   令和4年3月4日                      文教委員会委員長 一柳直宏 渋谷区議会議長 斎藤竜一殿----------------------------------- ○議長(斎藤竜一) 文教委員長の報告を求めます。 一柳委員長。 ◆11番(一柳直宏) ただいま議題となりました議案第13号 幼稚園教育職員の勤務時間、休日、休暇等に関する条例の一部を改正する条例につきまして、文教委員会審査経過並びに結果を報告いたします。 本案は、特別休暇の追加を行うため条例の一部を改正しようとするものです。 審査の中で、本改正は、特別休暇として不妊治療のための休暇を新設するものであり、少子化対策として有効であるほか、働き方改革やワークライフバランスに資するもので賛成する。地方自治体として率先して不妊治療のための休暇を新設することは、社会全体へのインパクトが大きく、民間への波及を期待する。不妊治療は大変にセンシティブなものであるため、本休暇の取得に当たっては管理職員の十分な配慮を求めるとともに、職場における不妊治療への理解を促進して、職員が休暇を取得しやすい環境づくりに当たられたい等の意見がありました。 本委員会は慎重審査の結果、原案を可決すべきものと全員一致をもって決定いたしました。 以上、文教委員会の報告といたします。 ○議長(斎藤竜一) これから質疑に入ります。質疑はありませんか。質疑なしと認めます。 本件については討論の通告がありませんでした。 これから日程第7を採決いたします。 本件は、原案のとおり決定することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」の声あり〕 ○議長(斎藤竜一) 御異議ないと認めます。 よって、本件は原案のとおり可決されました。 日程第8を議題に供します。     〔前崎次長朗読〕----------------------------------- △日程第8 議案第14号 令和3年度渋谷区一般会計補正予算(第8号)----------------------------------- ○議長(斎藤竜一) 委員会の報告書を事務局次長に朗読させます。     〔前崎次長朗読〕-----------------------------------          総務委員会審査報告書 議案第14号 令和3年度渋谷区一般会計補正予算(第8号) 本委員会は、付託を受けた上記議案を審査の結果、原案を可決すべきものと多数をもって決定した。 以上報告する。   令和4年3月4日                      総務委員会委員長 斉藤貴之 渋谷区議会議長 斎藤竜一殿----------------------------------- ○議長(斎藤竜一) 総務委員長の報告を求めます。 斉藤貴之委員長。 ◆10番(斉藤貴之) ただいま議題となりました議案第14号 令和3年度渋谷区一般会計補正予算(第8号)につきまして、総務委員会審査経過並びに結果を報告いたします。 本案は、令和3年度渋谷区一般会計予算総額歳入歳出それぞれ90億8,826万9,000円を増額し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ1,250億6,415万3,000円とするものであります。 歳出の内容は、総務費では総務管理費における財源更正、徴税費で還付金交付事務戸籍住民基本台帳費住民記録事務区民施設費都市整備基金、二の平渋谷荘運営文化総合センター運営管理、民生費では社会福祉費における財源更正、衛生費では衛生管理費における財源更正公衆衛生費感染症予防事業及び新型コロナウイルス感染症対策事業産業経済費では商工費における財源更正、土木費では道路橋梁費及び都市計画費における財源更正、教育費では小学校費における財源更正、諸支出金では財政積立金財政調整基金となっております。 これらに要する歳入としての財源は、特別区税、特別区交付金、国庫支出金都支出金及び繰越金が計上されております。 また、マイナンバーカード所有者の転出・転入手続のワンストップ化に係るシステム改修については、事業の完了が翌年度になるため、繰越明許費の追加をするものであります。 審査の中で、反対の立場から、コロナ禍で区民や中小業者は感染の不安や生活と経営の困難が続いており、こういうときこそ、区民や赤字に陥った中小業者に対して直接の経済的支援を行うべきである。区民の命と暮らし、営業を守るための予算が極めて不十分である一方で、巨額を基金積立金に積み立てる本補正予算は認められないので反対する等の意見がありました。 また、賛成の立場から、新型コロナウイルス感染症との戦いも既に3年目に入り、本補正予算もそれに伴う施策を実施するものである。これまでと同様に、喫緊の課題に向き合いつつ、中長期的な区民生活の向上の視点を併せ持ち、区政運営に尽力することを要望して賛成する。 新型コロナワクチン追加接種集団接種会場として、2会場を増設したことは評価する。ワクチン接種希望者への3回目追加接種を加速化するよう要望する。 都市整備基金財政調整基金への積立てについては、インフラ整備や今後の財政運営に備えるものであり、評価する等の意見がありました。 本委員会は慎重審査の結果、原案のとおり可決すべきものと多数をもって決定いたしました。 以上、総務委員会の報告といたします。 ○議長(斎藤竜一) これから質疑に入ります。質疑はありませんか。質疑なしと認めます。 これから討論に入ります。 事前に討論の通告がありますから、指名いたします。 26番田中正也議員。 ◆26番(田中正也) 私は、日本共産党区議団を代表して、議案第14号 令和3年度渋谷区一般会計補正予算(第8号)に反対する討論を行います。 本補正予算は、令和3年度一般会計歳入歳出予算にそれぞれ90億8,826万9,000円を増額しますが、コロナ対策ワクチン接種等の3億7,600万円で総額の僅か4%にすぎないのに85億円も基金に積み増し、総額1,211億円にするものです。 反対の第1の理由は、コロナ禍が長期化する中で、区民の命と暮らしを守る区政の役割が求められているのに、区民の実態に即したきめ細かな感染防止対策の強化、区民や中小業者への経済的支援を行わず、自治体の責任を放棄しているからです。 感染防止策の抜本的な強化が求められていますが、本補正予算では、全額国の負担のワクチン接種体制確保事業費3億3,000万円だけで、区独自の対策はありません。 コロナワクチンの3回目の接種についてですが、接種率は区民全体の20%にとどまっており、重症化しやすい高齢者や障がい者のケアをする介護サービス従事者や学校、保育園の職員などエッセンシャルワーカー職域接種の進捗状況さえつかんでいません。世田谷区では、人口当たり渋谷区の2倍の集団接種会場を確保し、豊島区では巡回接種を行っています。本区も1、2回目の規模での集団接種会場の確保、介護・高齢者サービス従事者や保育士などの職域接種対策の強化など、きめ細かな対策を行うべきです。 PCR等検査についても、世田谷区では、無症状者対象の無料のPCR検査を地域で行っていました。本区では、エッセンシャルワーカーへの定期検査は事業所任せで、感染が広がっている小中学校の児童・生徒への定期検査も、無症状者への独自検査も実施していません。エッセンシャルワーカー定期検査の実態をつかみ、頻度を週2回に増やすなど、感染拡大を抑え込む予算を確保すべきです。 また、区民や中小業者への支援についても、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金6億6,000万円を活用して、新型コロナの影響で赤字になった二の平渋谷荘に490万円、文化総合センター大和田に4,180万9,000円などで支援しますが、赤字に陥っている区内の中小業者への経済的支援はありません。昨年8月にコロナ感染した個人事業主は、後遺症で仕事ができず、手持ち2,000円で後遺症の治療にも行けず生活も成り立たなくなったと助けを求めてきました。こうした区民を救う予算になっていないことは許されません。 区民の命と暮らしを守ることが、最も大事な区の責任です。基金や地方創生臨時交付金も活用し、国の支援から漏れた低所得の区民や赤字に陥った中小業者に対する直接の経済的支援を実施すべきです。 第2の理由は、本来、区民の命や暮らしを守るために使うべき区税収入などの今年度の増収分のほとんどを基金に積み立て、区民のために使おうとしないからです。 本補正予算は、特別区民税の増収分56億円、特別区財政調整交付金36億円など、都市整備基金に65億円、財政調整基金に20億円の合計85億円を基金に積み増そうとしています。 この2年間、区民はコロナ禍で苦しみ続けています。我が党区議団のアンケートには、「発熱しても検査が受けられない」「陽性になった家族が入院できず同居しなければならない」など不安とともに、「50年続けてきた飲食店だが閉店か廃業を考えざるを得ない」「コロナで失業し新しい仕事が見つからない」など、56%の区民が「生活が苦しい」と回答しました。 ところが本年度、今回も含め8回にわたって総額250億円の補正予算を組みましたが、独自のコロナ対策は僅か7事業、4億3,000万円だけであり、区民や中小業者への経済的支援はありません。一方、都市整備基金財政調整基金は、今年度だけで合計110億円も積み増ししています。区民から、「渋谷区はなぜお金があるのに困っている区民に手を差し伸べないのか」と怒りの声が上がっているように、あまりにも区民の声や実態を無視した冷たい税金の使い方です。 年間所得200万円以下の課税世帯への10万円給付を実施した足立区長は、「かなり厳しい状況の世帯でも課税世帯とされてしまう現実がある、区としてはここを支えていきたい」といって、一度積み増した54億円の基金を取り崩して、区民の暮らしを守るために活用しました。渋谷区では17億円余、積み増す基金の約2割で同様の給付金を実施できます。 100年に一度の災害級の困難に苦しむ区民の命と暮らし、営業を守る責任を放棄して、巨額の税金を基金にため込む、本補正予算は認められません。 以上、反対討論といたします。 ○議長(斎藤竜一) 以上で通告による討論は終了いたしました。 これをもって討論を終結します。 これから日程第8を採決いたします。 本件は表決システムにより採決したいと思いますが、御異議ありませんか。     〔「異議なし」の声あり〕 ○議長(斎藤竜一) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。 それでは、表決ボタンを押し、原案のとおり決定することに賛成の方は青ボタンを、反対の方は赤ボタンを押してください。     〔ボタンにより表決〕 ○議長(斎藤竜一) 押し忘れはありませんか。     〔「なし」の声あり〕 ○議長(斎藤竜一) なしと認め、確定します。 本件は、賛成者多数。 よって、原案のとおり可決されました。 日程第9を議題に供します。     〔前崎次長朗読〕----------------------------------- △日程第9 議案第19号 猿楽橋擁壁等更新工事請負契約----------------------------------- ○議長(斎藤竜一) 委員会の報告書を事務局次長に朗読させます。     〔前崎次長朗読〕-----------------------------------          総務委員会審査報告書 議案第19号 猿楽橋擁壁等更新工事請負契約 本委員会は、付託を受けた上記議案を審査の結果、原案を可決すべきものと全員一致をもって決定した。 以上報告する。   令和4年3月4日                      総務委員会委員長 斉藤貴之 渋谷区議会議長 斎藤竜一殿----------------------------------- ○議長(斎藤竜一) 総務委員長の報告を求めます。 斉藤貴之委員長。 ◆10番(斉藤貴之) ただいま議題となりました議案第19号 猿楽橋擁壁等更新工事請負契約につきまして、総務委員会審査経過並びに結果を報告いたします。 本案は、大成建設株式会社東京支店と契約金額28億9,924万8,000円で、契約の日から令和7年6月30日までの工事請負契約を締結しようとするものであります。 審査の中で、交通量の大変多い道路であるので、ECI方式を採用したメリットを最大限に生かし、効率的な工事進行とスムーズな交通環境の確保に努めるよう要望して賛成する。 周辺地域や学校等への周知徹底をするとともに、工事期間中は、近隣住民、歩行者、自転車・車両等利用者、工事関係者の安全第一に安全対策を講じ、無事故で工事を進められたい等の意見がありました。 本委員会は慎重審査の結果、原案のとおり可決すべきものと全員一致をもって決定いたしました。 以上、総務委員会の報告といたします。 ○議長(斎藤竜一) これから質疑に入ります。質疑はありませんか。質疑なしと認めます。 本件については討論の通告がありませんでした。 これから日程第9を採決いたします。 本件は、原案のとおり決定することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」の声あり〕 ○議長(斎藤竜一) 御異議ないと認めます。 よって、本件は原案のとおり可決されました。 議事進行上、日程第10から日程第12までを一括議題に供します。     〔前崎次長朗読〕----------------------------------- △日程第10 議案第20号 財産の処分について △日程第11 議案第21号 財産の処分について △日程第12 議案第22号 財産の処分について----------------------------------- ○議長(斎藤竜一) 委員会の報告書を事務局次長に朗読させます。     〔前崎次長朗読〕-----------------------------------          総務委員会審査報告書 議案第20号 財産の処分について 議案第21号 財産の処分について 議案第22号 財産の処分について 本委員会は、付託を受けた上記議案を審査の結果、それぞれ原案を可決すべきものと全員一致をもって決定した。 以上報告する。   令和4年3月4日                      総務委員会委員長 斉藤貴之 渋谷区議会議長 斎藤竜一殿----------------------------------- ○議長(斎藤竜一) 総務委員長の報告を求めます。 斉藤貴之委員長。 ◆10番(斉藤貴之) ただいま一括議題となりました3議案につきまして、総務委員会審査経過並びに結果を報告いたします。 議案第20号 財産の処分について、議案第21号 財産の処分について、議案第22号 財産の処分について。 3議案は、それぞれ代官山アドレスの区分所有建物を売却するため、渋谷区議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第3条の規定により、提出されたものです。 審査の中で、適正なプロセスを経て入札が実施され、売却予定価格が全て最低売却価格を超えていることから妥当と判断し、賛成する。 渋谷区財産価格審議会が承認機関とならぬよう、十分な情報提供を行い協議がなされるよう要望する。入居者がいない期間が長期間となり、今回区営住宅を売却することに至ったので、これを機に区民住宅と区営住宅の在り方を改めて考えるべきである。高齢や障がい、低所得などで住宅を確保することが困難な区民が多いことから、今後、区営住宅や高齢者住宅の整備を進められたい等の意見がありました。 本委員会は慎重審査の結果、それぞれ原案のとおり可決すべきものと全員一致をもって決定いたしました。 以上、総務委員会の報告といたします。 ○議長(斎藤竜一) これから質疑に入ります。質疑はありませんか。質疑なしと認めます。 本件については討論の通告がありませんでした。 これから日程第10から日程第12までを一括採決いたします。 以上3件は、それぞれ原案のとおり決定することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」の声あり〕 ○議長(斎藤竜一) 御異議ないと認めます。 よって、一括された議題はそれぞれ原案のとおり可決されました。 日程第13を議題に供します。     〔前崎次長朗読〕----------------------------------- △日程第13 議案第23号 東京都後期高齢者医療広域連合規約の変更について----------------------------------- ○議長(斎藤竜一) 委員会の報告書を事務局次長に朗読させます。     〔前崎次長朗読〕-----------------------------------          区民環境委員会審査報告書 議案第23号 東京都後期高齢者医療広域連合規約の変更について 本委員会は、付託を受けた上記議案を審査の結果、原案を可決すべきものと全員一致をもって決定した。 以上報告する。   令和4年3月4日                    区民環境委員会委員長 田中匠身 渋谷区議会議長 斎藤竜一殿----------------------------------- ○議長(斎藤竜一) 区民環境委員長の報告を求めます。 田中匠身委員長。 ◆15番(田中匠身) ただいま議題となりました議案第23号 東京都後期高齢者医療広域連合規約の変更についてにつきまして、区民環境委員会審査経過並びに結果を報告いたします。 本案は、東京都後期高齢者医療広域連合の経費の支弁の方法を変更するため、規約の一部を変更しようとするものであります。 審査の中で、後期高齢者医療制度の令和4年度、5年度の保険料について、これまでと同様に市区町村の一般財源から負担金として支弁し、区民の負担を軽減するものであり、賛成する等の意見がありました。 本委員会は慎重審査の結果、原案のとおり可決すべきものと全員一致をもって決定いたしました。 以上、区民環境委員会の報告といたします。 ○議長(斎藤竜一) これから質疑に入ります。質疑はありませんか。質疑なしと認めます。 本件については討論の通告がありませんでした。 これから日程第13を採決いたします。 本件は、原案のとおり決定することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」の声あり〕 ○議長(斎藤竜一) 御異議ないと認めます。 よって、本件は原案のとおり可決されました。 日程第14を議題に供します。     〔前崎次長朗読〕----------------------------------- △日程第14 議案第24号 定期借地権の設定について----------------------------------- ○議長(斎藤竜一) 委員会の報告書を事務局次長に朗読させます。     〔前崎次長朗読〕-----------------------------------          区民環境委員会審査報告書 議案第24号 定期借地権の設定について 本委員会は、付託を受けた上記議案を審査の結果、原案を可決すべきものと全員一致をもって決定した。 以上報告する。   令和4年3月4日                    区民環境委員会委員長 田中匠身 渋谷区議会議長 斎藤竜一殿----------------------------------- ○議長(斎藤竜一) 区民環境委員長の報告を求めます。 田中匠身委員長。 ◆15番(田中匠身) ただいま議題となりました議案第24号 定期借地権の設定についてにつきまして、区民環境委員会審査経過並びに結果を報告いたします。 本案は、地方自治法第96条及び議会の議決に関する条例の規定により、定期借地権を設定しようとするものであります。 審査の中で、既に建築物のある土地の利用について、長期間の定期借地権を設定するもので、区の新たな歳入に寄与することとなるため賛成する。 不動産鑑定士による鑑定評価や渋谷区財産価格審議会での答申を経て定められた価格であり、適正な設定である等の意見がありました。 本委員会は慎重審査の結果、原案のとおり可決すべきものと全員一致をもって決定いたしました。 以上、区民環境委員会の報告といたします。 ○議長(斎藤竜一) これから質疑に入ります。質疑はありませんか。質疑なしと認めます。 本件については討論の通告がありませんでした。 これから日程第14を採決いたします。 本件は、原案のとおり決定することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」の声あり〕 ○議長(斎藤竜一) 御異議ないと認めます。 よって、本件は原案のとおり可決されました。 お諮りいたします。 本日の会議は議事の都合により延会することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」の声あり〕 ○議長(斎藤竜一) 御異議ないと認めます。 よって、本日の会議はこれをもって延会することに決定いたしました。 次回の会議及び日程は、文書により御通知いたします。 本日の会議はこれをもって延会いたします。-----------------------------------     延会 午後1時41分-----------------------------------上会議の経過を記載し、その相違ないことを認め署名する。渋谷区議会議長  斎藤竜一渋谷区議会議員  金子快之渋谷区議会議員  丸山高司...