○
畠山晋一 委員長 それでは、
意見に入ります。
本件について御
意見がありましたら、どうぞ。
〔「なし」と呼ぶ
者あり〕
○
畠山晋一 委員長 これより採決に入ります。
お諮りいたします。
本件を可決することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ
者あり〕
○
畠山晋一 委員長 御異議なしと認めます。よって
議案第八十六号は可決と決定をいたしました。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
○
畠山晋一 委員長 次に、
議案第百二号「職員の
退職手当に関する
条例等の一部を改正する条例」を議題といたします。
本件について、理事
者の説明を求めます。
◎好永
人事課長 議案第百二号「職員の
退職手当に関する
条例等の一部を改正する条例」について御説明いたします。
本件は、
育児休業に伴う
臨時的任用職員に係る
退職手当の
支給要件を緩和するとともに、規定の整備を図る必要が生じましたことから御提案申し上げるものでございます。
改正内容につきましては、十一月二十八日の当
委員会にて御報告させていただいたとおりでございます。
施行日は、
改正条例の第一条及び第三条が公布の日、第二条が令和五年四月一日でございます。
御説明は以上でございます。よろしく御
審議のほどお願いいたします。
○
畠山晋一 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がございましたら、どうぞ。
〔「なし」と呼ぶ
者あり〕
○
畠山晋一 委員長 それでは、
意見に入ります。
本件について御
意見がありましたら、どうぞ。
〔「なし」と呼ぶ
者あり〕
○
畠山晋一 委員長 お諮りいたします。
本件を
原案どおり可決することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ
者あり〕
○
畠山晋一 委員長 異議なしと認めます。よって
議案第百二号は
原案どおり可決と決定をいたしました。
以上で1
議案審査を終わります。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
○
畠山晋一 委員長 次に、2
報告事項の聴取に入ります。
まず、(1)
基本計画審議会における
検討状況について、理事
者の説明を願います。
◎真鍋
政策経営部副参事
基本計画審議会における
検討状況について御報告いたします。
1の主旨ですが、令和四年十一月十七日に開催いたしました第三回
基本計画審議会における
検討状況について御報告するものでございます。
2の内容、3の今後の
スケジュールにつきましては、別紙の資料で御説明いたします。
右上のページで三ページを御覧ください。まず、
審議会の公開についてですが、会議の資料、
録画映像について、記載のとおり
公開済みでございまして、
議事録につきましては、明日、十二月二日の公開に向け準備を進めているところです。
続いて、四ページを御覧ください。下段が
議事概要でして、
意見交換につきましては、これまでの
審議会での議論から得た
キーワード、視点といったものを整理しまして、目指すべき将来像の案、将来像の実現に向け重点的に取り組むべき課題の案をお示しした上で議論、
意見交換を行いました。
五ページを御覧ください。第三回
審議会資料の抜粋になりますけれども、表の中ほどから、将来像の案として示しました多様な方々の人生が輝き、一番苦しい人に手を差し伸べられる
地域社会、以下五つの案として整理したものをお示ししておりまして、こちらの案の作成に当たりまして、右欄ございます
キーワードですとか視点といったものに加えまして、
基本構想の九つのビジョン、こういったものを勘案して作成いたしました。
続いて、六ページを御覧ください。こちらが、将来像の実現に向け分野横断的に重点的に取り組むべき課題について、案としてお示ししたものでございまして、
子ども・若者への支援と教育の充実、以下五つの案として整理してお示ししております。こちらも案の作成に当たりましては、同じく右欄にある
キーワード、視点といったものに加えまして、こちらの
委員会でも御報告させていただきました区の基本的な
考え方の六つの視点を勘案して作成したところでございます。
八ページを御覧ください。八ページ以降二五ページまで、ちょっと分量が多いですけれども、青色の背景になっているところでございます。こちらが、第三回
審議会での
意見、
委員からの
意見を整理したものでして、一回、二回の
意見も残す形で積み上げて作成しております。ですので、第三回
審議会での御
意見は下線を引いた部分を御覧いただければと思います。
ちょっと分量が多いですけれども、主立った御
意見を御紹介させていただきます。一一ページを御覧いただけますでしょうか。中ほど以降のところです。基本的な
考え方、
コンセプトに対する御
意見として、参加と協働につきましては、今こちらの区案では、
計画の推進に当たって重視すべき事項、様々な
計画、これからつくっていく
計画の推進に当たって参加と協働というものをうたっている、掲げているんですけれども、御
意見としては、もう少し前段で
上位概念として掲げるべきではないかといったような、近い御
意見が多くの
委員から出たところでございます。
出た御
意見の御紹介を少し続けさせていただきます。一四ページを御覧ください。下から二段目です。
子ども中心ということを
基本コンセプトにといった御
意見ですとか、一五ページに行っていただいて、一番上の段ですけれども、
子ども自身がど
真ん中にいることを自覚できるような取組が重要である、こういった御
意見をいただいたところです。
続きまして、一八ページを御覧ください。一八ページ中ほど以降でございます。
コミュニティーの醸成についての御
意見が第三回では多く御発言がございまして、お
祭りイベントなどの機会を通じて
コミュニティーを醸成していく
必要性、
コミュニティーの醸成というものが、日常というものが
災害対策にもつながっていくんだというような御
意見などをいただいております。
続いて、二一ページを御覧ください。下段に三つほどございますけれども、将来像の実現に向け横断的に取り組むべき課題に対する
意見として、
下段三つのうちの上の二つなんですけれども、
子ども・
若者支援と教育というのを一つにしてお示しているんですが、分けるべきであろうという御
意見でございました。主立った
意見としては、教育というものは、
子どもだけのためではないだろうと。学び直しですとか、
リカレント教育、そういったものも含めたものが教育なんだから分けるべき。こういったような御
意見をいただいたところです。
こちらを受けまして、二六ページを御覧ください。第三回
審議会で出た
意見を踏まえまして、またちょっと整理し直したものになりまして、こちらを第四回の
審議会に示したいと考えております。
まず、策定に当たっての部分でございますけれども、これまで
委員の
キーワードで整理していましたけれども、その中でも
計画全体を貫くような
コンセプトに当たる部分をちょっと抜き出して、目立たせております。それが下段になります。
区民の生命を守る、
子どもを中心に据えた施策の組み立て、参加と協働により
住民主体で誰もが主人公、災害と環境を意識したライフスタイルの定着、
地域や地区の特性や課題を踏まえた
施策展開、この五つを
コンセプトとして
計画全体に貫く
考え方として置かせていただくという
整理案を示したいと思っています。
二七ページを御覧ください。
基本方針、目指すべき将来像の
整理案でございます。
子どもど
真ん中社会、誰一人取り残さない社会、心が豊かになる社会、以下全五つの将来像に整理したところです。
続いて、二八ページが、その将来像の実現に向け分野横断的に重点的に取り組むべき課題でございます。御
意見を踏まえまして、
子ども・
若者施策と教育を二つに分ける
整理案としていますが、
子ども・若者の健やかな成長のための環境の確保、新たな
学校教育と生涯を通じた学びの充実としまして、以下、
多様性の尊重と
地域で安心して住み続けられるための支援など六つに整理してございます。
まだまだ議論の途中段階ではございますけれども、第四回
審議会においてこちらの
整理案を示し、議論を深めていきたいと考えております。
続いて、三〇ページ御覧ください。
ステークホルダー意見聴取についてです。さきの
委員会で報告させていただきました
区附属機関の
関係団体で、
分野等を代表してくださっている
団体等で六十六団体への
アンケート調査について、現在、依頼に係る
事前調整を行っておりまして、調整ができた団体から順次依頼をしていこうと思っております。
その内容につきましては、先ほど御説明した
整理案をお示ししまして、
審議会で今こういう議論が続いていますが、
コンセプト、将来像、重点的に取り組む課題についてこのような整理をして議論を続けているところですということに対して、
自由記述方式で御
意見をいただこうというふうに考えております。
結果につきましては、恐らく一月の第五回
基本計画審議会に間に合わせるように整理したいと思っていますけれども、
審議会に報告し、その後の議論に生かしていただくとともに、
区議会にも御報告をさせていただきます。
続きまして、今後の
審議会スケジュールですが、三一ページを御覧ください。次回、第四回
審議会は十二月八日に開催いたします。先ほど御説明した
整理案を示した上で、将来像、
コンセプト、
重点的課題、それに加えて
計画推進に当たって重視すべき
考え方について議論することを予定してございます。以降、八回まで記載のとおり開催を予定しておりまして、三二ページ以降になりますが、全体像として
審議会の
検討状況につきましては、適宜本
委員会に御報告させていただきまして、十分な議論をいただき検討を進め、令和五年三月に
審議会からの答申を受ける予定となっています。
三二ページ、三三ページ、その後、答申を尊重して区の考えをまとめまして、
区民参加の取組、議会の議論を重ねまして、令和五年の
骨子案、素案、案と
具体化を図ってまいります。
御説明は以上です。
○
畠山晋一 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。
◆
中村公太朗 委員 ステークホルダーの六十団体と今言いましたか。これはどういう形で選ばれているんでしたか。
◎真鍋
政策経営部副参事 九月の
常任委員会でお示ししたものが、今皆様のお手元にはないので少し読み上げさせていただきますけれども、区の
附属機関、五十一
附属機関がございまして、こちらの中に様々な
関係団体が入っておりまして、その
附属機関の
委員となっている団体であって、組織が日常的、経常的に運営されている団体かつ
地域ですとか
関連分野、
関連事業者の代表、取りまとめなどを担っていって、
意見聴取に当たってそうした分野を
一定程度意見集約を行うことができると見込まれる団体を、各領域に調整をお願いしながら抽出した六十六団体ということになっております。
◆
中村公太朗 委員 九月ということはデータが残っていますよね。(「九月二日」と呼ぶ
者あり)二日の中に一覧があるということですね。後で見ておきますが、これは
NPOとかも入っているんでしたか。
◎真鍋
政策経営部副参事 そちらを今見ますけれども、例えば
障害福祉の中で
NPO法人世田谷区
視力障害者福祉協会ですとか、
NPO法人世田谷区
聴覚障害者協会といったところですとか、
子どもの分野ですと、
NPO法人せたがや
子育てネット、そういったところが入っているということでございます。
◆
中村公太朗 委員 今リストは分かりました。今回デシディムでしたっけ、継続的な
意見聴取もするということで、そこも使ってということだと思うんですけれども、前から、この
基本計画に限らないですけれども、従来の
業界団体みたいなものを否定をするつもりはありませんが、それ以外のところからどう声を聞くかということに工夫を重ねていかないと、結局
着地点は同じだと思うし、殻を破って新しいものをつくり出すということができないということはずっと指摘をしていますので、今回、大分幅広く
子育て系とかも入っているようですけれども、その視点を忘れずに、今後、様々なところに落とし込んでいただきたいなと思います。
◆
宍戸三郎 委員 今、
意見をいろいろ見させていただいたんですけれども、町会・
自治会の充実とかそういうことがあまりないように感じられるんですけれども、私は今まで
世田谷区がこうやって進んできたのは、
地域の町会・
自治会の
リーダーとなる方が
地域をまとめて、いろんな
意見を
バランスよく取り上げた中で判断してきて
地域がまとまってきているというのはもう間違いないことだと思うんですね。
一番
世田谷区のいろんなことを進めていくために、新しいことを取り入れることも非常に大事ですけれども、今までそういうことをやってきた中で、
リーダーを育てるそういう環境が足りなくなっているということも事実だと思うんです。町会・
自治会の区民から見る、住民から見る
価値観みたいなのが薄れてきている。これが一番の原因だと思うんです。
そうすると、これは幾ら新しい
意見を取り入れていったとしても、
地域でそれを判断する、
バランスよく判断できる人がいなければばらばらになってしまうばかりになると思うんですね。これを進めると同時に、今までそれを培ってきた町会・
自治会、さらに
商店街など、
地域をまとめるような
リーダーをこれから育てていくという環境が必要だと思うんですが、そういう
意見をおっしゃる方があまりいないようなので、ぜひそういう
意見を取り上げていただくような
審議会にしていただきたいと思うんです。検討会にしていただきたいと思うんですが、よろしくお願いいたします。その辺はどうでしょうか。
◎真鍋
政策経営部副参事 御
意見をいただきましてありがとうございます。実際に
コミュニティーの話が出始めたということで御報告しましたが、あまり主体がどこである、誰であるという御
意見までは行き届いていないかなと。一方で、載せていないんですが、御発言の中では、町会・
自治会に行って防災訓練を見てきたけれども、非常に災害弱者と言われる方に気を使った企画をされていて、こういう工夫とかを広めていく必要があろうというような御
意見などはいただきました。
先ほど申し上げたとおり、町会・
自治会を軸にとかそういう御
意見にはなっておりませんけれども、今回の
委員会でいただいた御
意見を
審議会に返していくことで、議論の深掘りをしていければというふうに思います。
◆
宍戸三郎 委員 それと、今、
子どもど
真ん中と
リカレント教育という言葉が出てきたと思うんですけれども、今までの
地域でもやっぱり
子どもを一番大切に思ってきたし、
子どもをいかに
地域で豊かな心を育てていこうかという取組をしてきたと思うんですね。あと、
リカレント教育も、自分たちが育ってきたことを踏まえながら、大人になったときに後世にいろんなことを教えていかなきゃならないために自分が学ぶということをしてきていると思うんです。今までしていないわけではないので、
子どもど
真ん中とか、
リカレント教育というのは、既に
地域ではやってきていたということも忘れずに伝えていただきたいなと思います。
◆そのべせいや
委員 先ほどの中村
委員の質問からもデシディムの話について触れられていましたけれども、
世田谷で今回も試行利用ということですけれども、利用される中で
業界団体をはじめとした
ステークホルダーと、あと区民検討会議の
委員の方が利用されるということですけれども、バルセロナの事例ですとか加古川の事例みたいなことを見ていくと、一般的には、直接民主主義がデジタルだからこそ実現が可能な形にどんどん近づいていると。
それに伴って、様々な方が自分で直接
意見を言える、そして様々な方々の中で熟議をしていくということが多分システムのよさであったり、
コンセプトだったりということで理解をしているのですが、そんな状況の中で、特定の団体の代表であるとか、あと、たまたま選ばれた三十人とか、公募の方も中にいますけれども、そういう方々だけがこのデジタルプラットフォームに参加をしていくというのはとてももったいないことだと感じているのですが、様々な方にオープンにしていくというインターネットであるとかウェブのよさを生かしていかないのかということだけ伺います。
◎真鍋
政策経営部副参事 また過去の資料になってしまうんですが、十一月十日の
委員会報告の資料の中でもお示してそちらを御覧なっているのかなと少し思います。区民検討会議の
委員との
意見交換ですとか、
ステークホルダーの
意見聴取に使いますよと。そちらの次には、
基本計画骨子案に対する
意見集約というものにも活用していこうと思っています。先ほどの
スケジュールで申し上げますと、令和五年五月に
骨子案をお示しする、区民の皆様にもオープンにすると。そのときに区民
意見募集を行います。通常ですと、パブリックコメントのようにお一方が区に対して単体といいましょうか、御
意見をお聞かせいただくそのときに区民全体にデシディムを活用したいなというふうには考えております。
ただ、まだ試行段階でございまして、例えばオンラインツールを活用して
意見を闘わせる。イメージとしては掲示板のようなものでして、すぐにそれがオープンになるものですから、例えば誹謗中傷ですとか、差別につながるような表現、当事
者とか第三
者に不快感を与えるような表現とか、不適切な行為の対応というのをしっかりと準備しなきゃいけないと思っています。
そういった中で、まず区民検討会議の
委員から始める理由としましては、三回検討会議を行っていて、実際に顔を合わせている方々同士の中でやることで、少しそういったところは配慮があるのか、やはりそうであっても、離れたところで顔を合わせないとこういう
意見が出てしまうのかとか、そのためにはどういうルールをつくらなければいけないのか、禁止事項とか、一定程度利用規約をつくって始めているところですけれども、そこの見直しも含めて検証いたしまして、対象
者の拡大について積極的に検討していきたいというふうに考えております。
◆そのべせいや
委員 最近、ヤフーのニュースのコメントが、電話番号を導入して個人と確実にひもづけようとしたように、どうしても顔であるとか名前が出ていないと、誹謗中傷をはじめとして日常生活では言わないような罵詈雑言を含めて、インターネット上で吐き出していいんだという勘違いをされている方というのが、特にICT教育であるとか、メディアリテラシー教育を受けていない世代に多いそうなので、ぜひとも
コミュニティーマネジャーみたいな方をここのシステムの中に導入していただいて議論が円滑に進むようにとか、あるいは誹謗中傷が起きたときの削除であるとか、そういったことをぜひ進めていただきたいですが、そういったことは今後可能になりますでしょうか。
◎真鍋
政策経営部副参事 区民検討会議も、オンラインも用いて実際に実施して、実際に会場で集まるよりも、議論の集約がしづらいだろうというふうに推測をしておりまして、その際には各班にファシリテーターをつけました。ただ、バルセロナであったり、加古川の事例では、そこまでしっかりとしたファシリテーターはつけずに、区のほうでチェックをしながらこういう
意見はということとか、投票とかが、通告みたいのができまして、これは不適切じゃないかみたいなことを実際に参加している区民の方が区側に訴える。それについてこちらから、ちょっと不適切な発言なので非表示にしますよとか、そういったことが機能としてできるので、そういったものも含めてやっていこうかなと思っています。
今はファシリテートというものの委託とかそういったものは考えていないんですけれども、必要、やってみて、なかなか
意見の集約につながっていかないなということがございましたら、どういうことをすればいいのかというのを、様々な選択肢があると思いますので、検討してまいりたいというふうに考えております。
◆そのべせいや
委員 最後、要望にしますが、日本人は一般的に議論が上手でなく、人格と結びつけて、自分の人格を否定されたと思い込んでしまうということも伺いますので、ぜひともしっかりと議論、熟議が発生するような空間として活用いただきたいと要望しておきます。
◆つるみけんご
委員 今、中村
委員とそのべ
委員からもデシディムの話がありまして、そのことで、これを見ますと五月の
骨子案ができて、その後に
意見集約、区民の方が広く利用されるんだろうなという
スケジュールに見えるんですけれども、今、様々の課題とかいろいろなことを検討していかなきゃいけないというお話があったと思うんですけれども、
骨子案をまとめる前に区民の方のそういう
意見を広く聞くという
考え方も一方では
必要性としてあると思うんですけれども、その点はこの
スケジュールというのは確定的なものではなくて、もう少し前倒しして、例えば区民
意見を聞くとかそういうことも想定できるのか、お考えを教えていただけますか。
◎真鍋
政策経営部副参事 検証などが終わって、早く使える段階が来ればやりたいなということも考えてはおるんですが、原則的に区民
意見募集ですとか、パブリックコメントというのは、区の重要な施策を決める
計画とか条例のときに実際に行うということに合わせて今
スケジュール感は行っています。
それというのは、デジタルデバイド的な発想もございまして、例えば区民
意見募集は骨子から、その前にできるデシディムだけは先にやるとなると、それを使えない人たちに何で区民
意見募集はやらないんですかと恐らくなると思って、ちょっとそのあたりの
バランスは考えなければいけないなと思いますけれども、もしかすると少し便利に広く区民の
意見を聞けるかもしれないというのを試行導入することになっておりますので、そのあたりは可能性も含めて検討していきたいというふうに思います。
◆あべ力也
委員 まず、基本的なことを聞きたいんですけれども、今この
企画総務常任委員会に
審議会の経過、
検討状況についての御報告をいただいているということですけれども、その報告を我々が聞いて様々な
意見を出しているわけですが、当然、
委員会と
審議会の役割は違いますから、それぞれ役割に応じて機能するんだと思いますけれども、ただ、その所管というか、議会での役割としての
企画総務常任委員会に御報告をいただいて、
委員会のメンバーとして、
委員会の各
委員が
意見を述べるということに関して、
審議会にフィードバックされるんですか。これが一番僕は大事なことだと思って。これは
報告事項なんだから、
委員会で報告しましたよということで、ただ報告だけで、ここで様々
審議会の進行とか
意見とかに関して各
委員がそれぞれいろんな思いがあるでしょう。
世田谷区の将来を決める内容ですから。それに対して真剣に
意見等を述べても、これは
報告事項であって、
委員会で出た
意見を
審議会には報告にならないというんであれば、我々が
意見述べたって仕方がないんですよね。その辺の取扱いがどうなっているのか、まずちょっと伺いたいと思います。
◎真鍋
政策経営部副参事
審議会には御
意見として返していきますけれども、
委員の皆様の御発言の中で、区が受け止めるもの、例えばデシディムであったり、制度設計とか、そういったものの
意見は区として受け止め、先ほどの例えば町会・
自治会の議論が出ていないとか、そういった
審議会に返して今後の議論につなげていかなければいけないものについては、
審議会に返していく予定でございます。
例えば傍聴の方からも今
意見をいただいているんですけれども、例えば第一回の傍聴の御
意見は、第二回に
審議会の資料としてお示ししています。それと同じように、次の第四回の
審議会では第三回のこちらの報告を受けて御議論いただいて、御
意見をいただいた
意見について資料としてお示ししたいというふうに考えております。
◆あべ力也
委員 分かりましたけれども、どういうふうに
審議会にフィードバックになっているのか、それは我々に知らされていないですよね。例えば
意見を、こういうこと言ったんだけれども、
政策経営部のフィルターで自分が言ったことがそっちに伝わっていないとかということではちょっと困るかなと思うので、どういうふうに
審議会のほうに
委員会での
意見として伝えているのか、その部分は教えていただけないんですか。
◎真鍋
政策経営部副参事
審議会の議論の内容についての御
意見というものを受けたのは、私どもの受け止めでは今回が初めてかなというふうに思っておりまして、次回の
審議会で返すのが初めてになります。そこで出す資料につきまして、
委員会にお示しするのは、次回の第四回の報告のときに併せて御報告させていただきます。
◆あべ力也
委員 そうしたら、
委員会での
意見等を取りまとめたものは、
審議会に提出する
委員会の各
委員の
意見とかは、取りまとめたものをまた
委員会のほうにお示しをいただけるという認識でいいということですね。
それで、幾つかまたちょっと
意見を申し述べたいのは、
審議会の文面の中に、一番苦しい人という文言があるんですけれども、この一番苦しい人という定義ってそもそも何なのかなと。いろいろ生活が困窮している方もいれば、精神的に苦しんでる方もいれば、苦しいということに関する
考え方は多面的で、多角的だと思うんですけれども、何をもって一番苦しいというのか、行政の側の考えている苦しいというものと、庶民の一般の区民の皆さんが考えている苦しいということが違ったり、そもそもの定義の問題として、これは明確にしていただきたいと思うんですね。そうでないと、御都合主義で、苦しいってこういうことでしょうというふうに言われても、ちょっとどうなのかなと思いますので、区として考える、また
審議会として一番苦しい人ってどういう人なのかということの定義をちゃんとしてほしいなというふうに私は感じました。
それと、今まで議会の質問等で、様々、今後の
基本計画に向けた提言等をさせていただいておりますけれども、区長からも、それに対する回答として次期
基本計画の中でそういうことを実現していきたいというようなことを答弁でいただいておりますけれども、特に私は、国勢調査等での
世田谷区全体での世帯構成の問題、全五十万世帯のうちのひとり暮らしの世帯というのは、
世田谷区の場合には五三%、夫婦のみ世帯が一七%、全体で七〇%の方がそういう世帯構成ということでありまして、これは今後の
世田谷区の行政の運営にとっても大変重要なことであるということで、折に触れてこうしたことを念頭に行政の施策を展開することの
必要性を訴えてきておりますけれども、今拝見した
審議会の御議論の中には、そういった世帯構成であったりひとり暮らしの方が多いであったりとかというようなことに関しての文言がちょっと見当たらない。
一人一人の個性を大事にしてとかというようなことはございますけれども、そうした世帯構成なりなんなりの問題であったり、または、今まで行政の
考え方として、日本的な
考え方なんでしょうけれども、世帯主義で、憲法では基本的人権ということで個人を尊重するということになっておりますけれども、どうも個人よりも世帯を重視した政策というのが多いので、その点の政策の
考え方をやっぱり転換していく必要があるんじゃないかという話もさせていただいておりますけれども、こうした
考え方の取り入れ方であったり、先ほど申し上げたように、区長答弁でもそういうふうに検討したいというような話もありましたので、
基本計画の中にぜひ反映していただきたいと思うんですけれども、今見た限りではどこなのかが分からないので、その点を指し示していただきたいと思います。
◎真鍋
政策経営部副参事
委員からの御指摘は前もいただいておりまして、まず第一回の
審議会においても、
世田谷区の現況ということでお示しする中で、世帯というのはこういう状況で、五〇%を超える形で単身世帯が増えておりますという情報はお伝えしています。
その中で、資料の一二ページを御覧ください。
多様性の尊重の中下から二段目です。多様な方々の人生が輝きというところがございまして、これまで外国の方ですとか、人権の問題だとか、性の問題、こういったものについていろいろ御
意見があって、
多様性、多様な方々という言葉を整理したところですけれども、第三回の中でいただいたのは、多様な方々の人生が輝きとあるけれども、家族の
多様性、これは選んで単身でとかそういったものも含めて、家族というものが多様化している。今、核家族が当たり前の時代ではないというような意図だったかと思いますけれども、
多様性とかライフサイクルの
多様性、そういった観点が見えていないですよという御発言をいただいております。
このあたりについても、
審議会の中では出ておりますけれども、今の
委員会の御
意見につきましても、
審議会に御
意見として反映させていきたいというふうに考えております。
◆あべ力也
委員 今質問をしたものの御回答をいただいていないので改めて伺いますが、いろいろその文言の中で、一番苦しい人に手が差し伸べられるということが書いてありますが、一番苦しい人という定義は
審議会の中で決まっているんですか。
◎真鍋
政策経営部副参事 申し訳ございませんでした。定義はされていない、御発言の中にそういった言葉があって、今は区案と言いましたけれども、
整理案なので、
審議会で出た御発言などを引用しながら、
審議会での御
意見を整理するとこのようなことですかということで整理をしています。区として出していくからには、区案としてはどういう人というのを、限定列挙するかとかそういったことについて検討課題はあると思いますけれども、区としては考えていかなければいけないというふうに思っています。
審議会の中では特に一番苦しい人というのが、誰と誰と誰を指すというところまでの
意見には及んでおりません。
◆あべ力也
委員 分かりました。
それと、もう一点ですけれども、どうしても自治体は国の施策であったり、また東京都の施策であったりということに、縦割り的な要素がどうしてもあるので、これも議会で指摘しておりますけれども、国では、孤独であったり、孤立であったりということに対する対策として、そういう対策室を設けたり、担当大臣を設けたりということでありますから、それに呼応した
世田谷の自治体としての政策というのをやはり私は実現していただきたいと思うんですが、この問題に関して明確な議論がないのかなというふうに思います。
先ほどの話にも通じますけれども、今後、世帯構成の変化等に伴って、区民のライフスタイル、先ほど言われたようなことで、特に孤独であったり、孤立であったりということに対する行政としての対策というのが大変重要になってくると思いますので、この辺に関しての議論を
審議会の中でもしっかり深めていただきたいというふうに要望しておきたいと思います。
◆
桃野芳文 委員 予定どおり三月に答申が出るとすれば、折り返し地点辺りが現在地になると思うんですけれども、そういうタイミングだということを踏まえて今回のこの資料を見ると、
委員から出された
意見というところを見ると、多くの人がそうだよねと感じる
意見が並んでいて、逆に言うと、議論が分かれるような
意見だとか、何かかんかんがくがく、この中で健全な摩擦をしながら
意見が出てくるというような、そういう雰囲気が感じられない。多くの人が、そうだよねと、当たり前と言ったらちょっと語弊ありますけれども、みんなが同意できるような、多くの人が同意できるような、そういう
意見が列挙されているように思うんですけれども、議論が分かれるような場面だとか、かんかんがくがく議論を交わすような場面というのは、これまではなかったということでよろしいですか。
◎真鍋
政策経営部副参事 どちらかというと議論を踏まえて重ねるとしても、発言された御
意見に同調するような形の
意見の重ねが多くて、そうではないんではないかというのはあまりないです。ただ、例えば
子どもの
意見を聞きなさいと言ったときに、広く聞くべきだといった御
意見に対して、広く聞いても
意見が出せる人は、一定程度積極性とか主体性とかを持っている人。ただ、本当に
意見を聞かなきゃいけない人はそういうところで発言できないような人じゃないか、だから、そういう人にどうやって
意見を聞いたりするんだとか、どうやってそこに光を当てるんだというような、真反対ではないですけれども、積み重なるような議論はありましたけれども、比較的同調的な御
意見が交わされてというのが今の現状でございます。
◆
桃野芳文 委員 もちろん誰かの
意見を真っ向から否定するというのは健全な議論ではないから、私もそういうことを望んでいるわけではないんですけれども、やっぱり様々な立場の方、様々な背景を持っている方を選んで、それこそ
多様性のある
意見が出るようにということは恐らく配慮されている
審議会と思いますので、ぜひその議論については、健全な議論については盛り上がるといいますか、そうだよね、そうだよねという形ではなくて、それこそ多様な
意見がしっかり出るようなかじ取りをしていただきたい。それが我々にも反映されたような、今御説明があったような、若干角度の違うような
意見も出ているということであれば、そういうこともぜひ分かるように資料を作っていただきたいということで要望いたします。
◆
上島よしもり
委員 しっかり中身を拝見してから
意見を述べなきゃいけないと思うんですが、さらっと読んだ印象としての
意見を言わせてもらいますけれども、やっぱりこれは本当にどこでも通用するような、ほかの自治体に持っていっても通用するようなものであるというのは非常に、もう少し
世田谷らしさというか、
世田谷の強みであるとか、
世田谷の魅力みたいなものをどういうふうに考えて、それをどう伸ばしていくかという視点が、やっぱり僕は
基本計画にぜひあってほしいなと思う点なので、そこはぜひ議論をしていただきたいなと思います。
その中では、特にこれまで
世田谷区が培ってきたもの、
地域の中にあるもの、先ほど宍戸
委員からもありましたけれども、
地域では皆さん頑張って結構ちゃんとやっていたりするんですよ。それを、知っているか知らないか分かりませんが、そういうものを吹っ飛ばして、いわゆる言葉遊びみたいなことをやっていたら
計画として非常に軽くなってしまうので、せっかくこれだけ人が集まって決めてつくっていくものですから、そういう重みのあるというか、厚みのある
計画づくりにちょっと力を入れていただきたいと思うんですが、これから
ステークホルダーの方々からまた話を聞く機会とかがある上で、多分その辺が出てくると期待しますが、その辺はどのようにお考えでしょうか。
◎真鍋
政策経営部副参事
地域の特色とか
地域でこれまで培ってきたものというのは、比較的、学識よりも区民
委員のほうが生活
者の視点から出ることは多かったかなとは認識しているところです。おっしゃっていただいたような、
ステークホルダーから
意見を今自由
意見で聞こうとしていますけれども、その中ではこういうこともやってきたし、こうあってほしいというようなことが恐らく
意見として出てくるので、そういったものを
審議会で返すことで、そこも踏まえた
意見が出るのかなと思っています。
区民
委員にそういう御
意見が多いということを今申し上げましたけれども、デシディムを使って、さらに区民
委員になっていない検討会議の
委員さんからもそういう発言は出ていましたので、そういったところの
意見を踏まえて、より一層議論が活発化したものを
審議会に返すことで、踏まえたものにしていきたいというふうには考えております。
一方で、その答申というものが、比較基本的な方向性を示すものですので、そこまで具体の培ってきたものとか、細かく書いていなくても、答申を受けて尊重して、区のほうでまとめていく
基本計画の素案、案といったものには、そういったものをしっかりと組み込んでまいりたいとも考えているところでございます。
◆
上島よしもり
委員 ぜひ
ステークホルダーの方々からの
意見については、結構その現場で頑張っている方って謙虚な方が結構多いんですね。そういう方々から本当の思いを引き出せるように、その辺はコーディネーターというんですか、そういった方々の工夫もちょっとしていただきながら、ぜひ
計画に、これまでの
世田谷区の培ったものがちゃんとにじませられるように、ここは工夫してもらいたいと思います。
あともう一つなんですけれども、これまでの
基本計画も改めて拝見させていただきながら、こういうものは本当に区民の方に、我々
区議会もそうですし、行政の方もそうですけれども、これが本当に役立つものとなるためには、もう少し表現の仕方というか、見せ方というか、やっぱり工夫する新しい見せ方というか、そういうものも私は必要かなと思っていまして、その辺も、せっかくまたそれなりの有能な方が集まってこういう
審議をされているわけでございますから、その辺の工夫についても、ちょっと今回何か変わったなと思えるような
計画づくりを頑張ってもらいたいんですが、その辺の工夫についてはどのようにお考えでしょうか。
◎真鍋
政策経営部副参事 特に区民の参加、若者の声を聞きなさいとかという御
意見をいただいているので、
計画策定の経過の中でも区民の
意見というのは反映していきたいと思っておりますけれども、出来上がった後、しっかりと区民が見て、こういう方向へ進んでいるんだということが分かるように、手に取りたくなるようなものはつくっていきたいと思います。
そこが、結構、
計画の成果物なので、
審議会でどこまでその
意見を重ねられるか分からないんですけれども、課題提起として、今、御
意見をいただいたものを
審議会に返し、
審議会でも御
意見をいただきながら工夫をしてまいりたいというふうに思っております。
◆つるみけんご
委員 資料の見方で教えていただきたいんですけれども、八ページ以降、
委員から出された
意見と主な
意見ということであるんですけれども、この中で下線を引いてあるような、例えば上から四つ目、
基本計画の付加価値はというところで、この方のものには下線が引いてあって太線になっているんですけれども、これはどのようなことでどういうふうにされているのか教えていただけますか。
◎真鍋
政策経営部副参事 御説明が不足していたら申し訳ございません。議論の積み重ねが分かるように見える化して積み上げておりまして、下線が引いて太字のところは、今回、第三回
審議会で出た
意見。なので、それ以外のものは第一回と第二回に出た御
意見。予定としては、第四回についてもここに積み上げていく形で、この下線のものがなくなり、第四回の
意見にはまた下線を引いてお示ししようというふうに考えております。
◆
宍戸三郎 委員 さっきの
意見とちょっと重なるんですけれども、町会・
自治会の加入率の減少と、今この文面見ると、参加と協働という言葉が非常に多いんですけれども、私は町会・
自治会に加入するほうが参加と協働につながると思うんですけれども、これとの関連性というのをこの
審議会の中で議論してもらうということはできないんでしょうか。
◎真鍋
政策経営部副参事 町会・
自治会の加入率については、現況のデータとして第一回にお示ししております。ただ、参加と協働が町会・
自治会の加入という議論には今なっておりませんが、今
意見をいただきましたので、そういった
意見を
区議会からもいただいているということで、第四回でお示しして、そこを受けて
審議会がどのような御議論になるかというふうに思っております。
審議会での御
意見、各人の
委員の
意見を優先して進めているところもありますので、区としてはこうじゃないか、区としてはこうじゃないかということで、あまり
委員の発言に対して区側の見識で否定するというか、方向を誘導するようなことは今の時点はちょっとしていないのが実情ですけれども、うまく今回の
委員会の御
意見を上げることで、
審議会の中でももんでいただくことが期待されるかなというふうに思っております。
◆
宍戸三郎 委員 本当に参加と協働という言葉は非常に多いんですけれども、町会・
自治会の加入と非常に大きな関連があると思うので、ぜひその辺よろしくお願いいたします。
◆そのべせいや
委員 先ほどの答弁の中で、
子どもの
意見を聞く聞かないみたいなお話もおっしゃっていましたが、
ステークホルダーへの
意見聴取の団体を見ても、
子どもの保護
者の団体、あるいは
子どもの支援をする団体については多数挙げられていらっしゃいますが、
子どもど
真ん中社会という
キーワードで今回挙げられている一方で、
子どもたちへの
意見聴取、
子どもたちの
意見を反映させるということを制度的にどう担保しているのか、制度でどう担保していくのかという話を伺いたいです。
◎真鍋
政策経営部副参事
子どもの
意見というのは聞くべしということで御
意見をいただいてまして、来年度も予算要求をして、アンケートとかそういったものもやっていきますし、タブレットなども配付しておりますそういうのも活用して、広く御
意見を聞いて、区として骨子、素案とか、そういったところのタイミングでやることで
計画に反映していきたいというふうに思っています。
制度と申しますと非常に難しいんですけれども、
子ども基本法が策定されて施行されて、
子どもに関わる施策については
子どもの
意見を聞くべしということでうたわれております。このあたりは、
子ども関係所管についても重く受け止めていて、どのような仕組みとするかということを検討しているところです。
一方で、
子どもの
意見を聞くために児童館ですとか、青少年交流
センターという場所を使って少し継続的な
意見聴取というものを試みろということの
意見も
審議会ではいただいております。そのあたりも関係所管と連携して、どのようなことが可能かということを模索してまいりたいというふうに考えております。
◆そのべせいや
委員 最後に附属している三二ページ、三三ページの次期
基本計画検討
スケジュール案の中に、今おっしゃった内容を詳細に記載をすることはできますでしょうか。具体的には、ほかの
意見聴取と違って、何となくさらっとなめておけば大丈夫だろうというような雰囲気が一定感じられるので、ぜひ資料に記載をいただいた上でしっかり実施していただきたいという趣旨で伺っています。
◎真鍋
政策経営部副参事 予算段階ということで、どこでできるかとか、どの規模でできるかとか、どういう手法を使うかというところがまだ決まってはいない部分、何月にやるかというのが決まってないので、
スケジュールにはちょっと落としづらいので、申し訳ないですが、今落としてないですけれども、少し幅広な形で書かせていただくということであれば、次回までに
スケジュール感も検討し、ここに載せていきたいというふうに考えております。
◆あべ力也
委員 そのべ
委員も今触れた
子どもど
真ん中社会というこの表現なんですが、
委員から出された
意見というのを読むと、自分たち自身が教育のど
真ん中にいるんだということを自覚できるような取組というふうに書いてあって、それと、
子どもど
真ん中社会という、社会というのは結びつかないような気がするんだけれども、
子どもど
真ん中というのは
委員から出された言葉なんですか。それとも区のほうで出してきた言葉なんですか。ちょっとつながりがよく分からないので教えてください。
◎真鍋
政策経営部副参事 一四ページの
子どもど
真ん中社会と書いてある一番上の欄ですけれども、
子どもが生まれ育ちやすい社会、
子ども真ん中社会というふうに言われていますけれども、
子ども中心にということを御発言いただいています。
子ども真ん中社会というのは結構政府でも今使っておりまして、先ほどの関係の
子ども基本法ですとか、こども家庭庁の創設に当たって、この文言は使われ始めていると。そこを拾って、
審議会の
委員さんから何人かお話をいただいていて、御発言があったので、
キーワードとして拾わせていただいたと。
一五ページの今
委員が読まれたものの下、
子どもど
真ん中社会の一番下の段でも、ど
真ん中であるべき若い人とか
子どもがという御発言とか、かなりその発言が続いていたので、区としてというよりは、事務局として御発言の内容を整理するとこういう
キーワードになりますよねという整理をした中で、
子どもど
真ん中社会という言葉をここに置かせていただいています。
まだ
整理案ですから、もちろん第四回の
審議会に示した後、そうは言ったけれどもということもあろうかと思っております。これは議論の途中でございますので、一旦、
委員さんからの発言の中から引き出してきたものということで認識いただければと思います。
◆あべ力也
委員 これは
基本計画ですから、区民は各世代がいて、各界各層いろんな方がいるわけで、これを
子どもど
真ん中社会と言ってしまうと、ほかのいろんな方ももちろん大事で、もちろん今、国も地方も問題の一番の原因というのは、少子・
高齢化に伴う様々な問題があって、それは国も地方も一緒になって問題解決のために政策を打って取り組んでいるということは分かるんですけれども、ただ、自治体の場合には直接の住民がたくさんいて、住民のそれぞれの
価値観で生活をしているわけですから、誤解を与えて
子どもだけがあれするというと、じゃ、
高齢者はどうなるの、障害を持っている人はどうなるのというような、言葉自体が独り歩きしちゃうところもあったりなんかで、慎重に取り扱う必要があると思うんですね。
今まで例えばチルドレンファーストだとかと言っていたのが、それはちょっと古いから今度はど
真ん中って使うのかというのはちょっと安直な感じがして、もうちょっと慎重に取り扱っていただきたいなと。
なぜそういうかというと、私はやっぱり、例えば選挙の投票率を見ても、自治体の投票率は四〇%前後で低いですよね。そうすると、何でなのかなということをよく考えるんですけれども、
世田谷区に住まいながらも
世田谷の行政の政策なりなんなりに、自分はあまりその恩恵がない、自治体の政策にあまり関係がないなという人が、やっぱり投票に行かないという方が多いんじゃないかなとすごく感じるんですね。だから、四〇%前後の投票率になるんだろうと。
自分の投票によって自分に、行政の政策なりなんなりが大きく変わってくるというふうに感じる方であれば投票行動になると思うんですけれども、何か言っていることが、
区議会議員も、街頭なんかで訴えているのが子育ての問題だったりそういうことばかりで、自分には関係のないことを言っているというふうなことであると、あまり関心がないですよね。それに合わせて、今度は行政も子育ての問題ばかりだと。
先ほど例えばひとり暮らしが五三%もいるということですから、子育てに関係がない人というのはすごくいっぱいいるんですね。ですから、もちろん社会的な問題の解決のためには少子
高齢化ということも、もちろん前提に政策展開していく必要があるんだけれども、実際の住民の中で、そういう政策に関わる人というのはどれぐらいいるのかなということを考えながら、政策全体の
バランスというものを考えながらやらないと、住民の行政や区政に対する関心そのものが下がってしまうというふうに思うんです。
だから、多くのいろんな方がいて、各界各層、年代もいろいろいます。状況もいろいろあるけれども、どれかを中心に、これをやるんですよと言ってしまう、子育ての
子どもですと言ってしまうとか、関係のない人は関係ないやと思っちゃうんだと僕は思うんですね。その辺も、
基本計画の中で、多くの区民の皆さんが、これは
世田谷区は自分のことをやってくれているんだなと思えるような
基本計画にしていただくことが私は大事なことなんじゃないかなと思います。
もちろん
子どもの政策をないがしろにしろと言っているわけじゃないですよ。ただ、言い方一つで随分取り方も違ってくるので……。
○
畠山晋一 委員長 あべ
委員、少しまとめてもらってもよろしいですか。伝わってきていますので。
◆あべ力也
委員 すいません。そういうことですので、その辺はしっかり検討していただきたいと。各
委員の方にも、そういうふうにお伝えをいただきたいなと思います。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
○
畠山晋一 委員長 次に、(2)その他ですが、ほかに
報告事項はございますでしょうか。
〔「なし」と呼ぶ
者あり〕
○
畠山晋一 委員長 以上で
報告事項を終わります。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
○
畠山晋一 委員長 次に、3請願の
継続審査についてお諮りをいたします。
令元・三号「拙速な改憲発議を行わず、憲法の諸原則に基づく運営を国会に求める
意見書採択を、
世田谷区議会に要請する陳情」外七件を閉会中の
継続審査とすることに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ
者あり〕
○
畠山晋一 委員長 御異議なしと認め、そのように決定をいたします。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
○
畠山晋一 委員長 次に、4閉会中の
特定事件審査(調査)事項についてお諮りをいたします。
1. 区政の総合的企画及び調整について
2. 行財政運営について
とすることに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ
者あり〕
○
畠山晋一 委員長 御異議なしと認めそのように決定をいたします。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
○
畠山晋一 委員長 次に、5
協議事項に入ります。
(1)次回
委員会の開催についてですが、年間予定である十二月十九日月曜日午前九時から開催したいと思いますが、よろしいでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ
者あり〕
○
畠山晋一 委員長 それでは、次回
委員会は十二月十九日月曜日午前九時から開催することと決定をいたします。
以上で
協議事項を終わります。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
○
畠山晋一 委員長 そのほか、何かございますか。
〔「なし」と呼ぶ
者あり〕
○
畠山晋一 委員長 以上で本日の
企画総務常任委員会を散会いたします。
午前十時六分散会
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
署名
企画総務常任委員会
委員長...