委員会では、今回の選定において複数の
事業者から提案を募らなかった理由が問われたのに対し、
理事者より、
指定管理者の変更に伴う利用者への混乱を避けるため、区のガイドラインに基づき、選定
委員会における審査を経て、公募によらず、現在の
指定管理者の適格性を評価する方法を採用したためであるとの答弁がありました。
その後、採決に入りましたところ、
議案第八十二号は
全員異議なく可決と決定いたしました。
以上で
福祉保健委員会の
報告を終わります。(拍手)
○
下山芳男 議長 以上で
福祉保健委員長の
報告は終わりました。
これより採決に入ります。本三件を一括して決したいと思います。
お諮りいたします。
本三件を委員長
報告どおり可決することに御
異議ございませんか。
〔「
異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
下山芳男 議長 御
異議なしと認めます。よって
議案第八十号から第八十二号に至る三件は委員長
報告どおり可決いたしました。
────────────────────
○
下山芳男 議長 次に、
△
日程第十七から
△第二十二に至る六件を一括上程いたします。
〔
井上次長朗読〕
日程第十七
議案第八十三号
世田谷区営住宅管理条例の一部を改正する
条例外議案五件
○
下山芳男 議長 本六件に関し、都市
整備委員長の
報告を求めます。
〔四十九番
石川ナオミ議員登壇〕(拍手)
◎都市
整備委員長(
石川ナオミ 議員) ただいま上程になりました
議案第八十三号から
議案第八十八号に至る六件につきまして、都市
整備委員会における審査の経過とその結果について御
報告いたします。
初めに、
議案第八十三号「
世田谷区営住宅管理条例の一部を改正する
条例」について申し上げます。
本件は、生活保護法による保護の基準等の改正に伴う区営住宅の使用者の要件に関する経過措置を廃止するとともに、区営シティコート
世田谷給田の管理戸数を変更するため提案されたものであります。
委員会では、
理事者の
説明の後、意見に入りましたところ、日本共産党より「国による生活保護基準引下げの影響を緩和するため、保護廃止となる者について、当分の間、生活保護受給者とみなし、支援事業の対象とするという経過措置を区が実施してきたことは大変評価している。今後、国において様々な制度改正がなされても、
区民生活を守るための施策をしっかりと実施していくことを求め、賛成する」との表明がありました。
引き続き採決に入りましたところ、
議案第八十三号は
全員異議なく
原案どおり可決と決定いたしました。
次に、
議案第八十四号「
世田谷区立公園条例の一部を改正する
条例」について申し上げます。
本件は、区立給田松の香公園を設置するため提案されたものであります。
委員会ではまず、本公園に球技広場が
整備されなかった理由が問われたのに対し、
理事者より、本公園は、開発行為に伴い
事業者から提供されたものであるが、当該地は松の木を中心とした大木が多く生育していることから、開発
事業者と協議し、既存樹木をできるだけ残した形で
整備していただくこととした。そのため、本公園は、烏山地域でも大きな部類に入るが、野球やサッカーなどが可能な球技広場を確保することは困難であった。しかしながら、芝生広場では、キャッチボールなどの簡単なボール遊びは可能であると認識しているとの答弁がありました。
また、公園でのキャッチボールに関するルールが問われたのに対し、
理事者より、公園でのキャッチボールについては、柔らかいボールを使用していただくなど、周囲の方への配慮を前提として、一律には禁止していない。しかし、公園を供用していく中で、トラブルがあれば、公園ごとに個別にルールを定めていくことはあるとの答弁がありました。
その後、採決に入りましたところ、
議案第八十四号は
全員異議なく
原案どおり可決と決定いたしました。
次に、
議案第八十五号「
世田谷区営住宅の
指定管理者の
指定」、
議案第八十六号「
世田谷区立高齢者借上げ集合住宅の
指定管理者の
指定」及び
議案第八十七号「
世田谷区立特定公共賃貸住宅及び
世田谷区立ファミリー住宅の
指定管理者の
指定」の三件について一括して申し上げます。
本三件は、いずれも
指定管理者を
指定するため、
地方自治法の規定に基づき、それぞれ提案されたものであります。
委員会ではまず、
指定管理者候補者の個人情報の管理体制及び選定
委員会での評価が問われたのに対し、
理事者より、パソコンへのログインはICカードとパスワードで管理しており、情報の持ち出しを防ぐためにUSBメモリーが使用できない設定にするなど、様々な
対策を講じている。また、さらなる体制強化に向け、個人情報を取り扱うシステムからの文書のプリントアウトについては、管理者の承認を条件とするなどのセキュリティー
対策を検討中であると聞いている。なお、選定
委員会では、個人情報保護の取組に対する指摘事項はなく、これら
指定管理者候補者の対応を了としたものと認識しているとの答弁がありました。
また、今後の
指定管理者選定に向けて、競争性を担保するための方策が問われたのに対し、
理事者より、今回の公募実施に当たり、東京都や他区の公営住宅の管理状況を改めて調査し、把握したところである。次回の公募に当たっては、他自治体で実績がある
事業者にも声をかけるなど、多くの
事業者に応募いただけるよう取り組んでいくとの答弁がありました。
その後、意見に入りましたところ、
世田谷立憲民主党より「公募により
指定管理者を選定するメリットは、競争原理によってサービスの向上が図られることと考えられるが、今回、現
指定管理者からしか応募がなかったことは大変残念である。今回選定した
指定管理者のサービスを一層向上させるため、今後もしっかりと指導していくとともに、次期の公募に当たっては、より多くの
事業者から応募いただけるよう、周知、広報の強化に努めることを求め、
議案三件全てに賛成する」、日本共産党より「公営住宅の
指定管理業務は、大変センシティブな個人情報を取り扱うことから、引き続き、責任を持って
事業者を指導していくことを求める。また、次期の公募に向けては、競争性を担保する取組の強化を求め、
議案三件全てに賛成する」との表明がありました。
引き続き採決に入りましたところ、
議案第八十五号から
議案第八十七号までの三件はいずれも
全員異議なく、それぞれ可決と決定いたしました。
次に、
議案第八十八号「特別区
道路線の認定」について申し上げます。
本件は、特別区
道路線を認定するため、道路法の規定に基づき提案されたものであります。
委員会では、
理事者の
説明を了とし、直ちに採決に入りましたところ、
議案第八十八号は
全員異議なく可決と決定いたしました。
以上で都市
整備委員会の
報告を終わります。(拍手)
○
下山芳男 議長 以上で都市
整備委員長の
報告は終わりました。
これより採決に入ります。本六件を一括して決したいと思います。
お諮りいたします。
本六件を委員長
報告どおり可決することに御
異議ございませんか。
〔「
異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
下山芳男 議長 御
異議なしと認めます。よって
議案第八十三号から第八十八号に至る六件は委員長
報告どおり可決いたしました。
────────────────────
○
下山芳男 議長 次に、
△
日程第二十三を上程いたします。
〔
井上次長朗読〕
日程第二十三
議案第八十九号
世田谷区区民健康村の
指定管理者の
指定
○
下山芳男 議長 本件に関し、スポーツ・交流推進等特別委員長の
報告を求めます。
〔十七番阿久津皇
議員登壇〕(拍手)
◎スポーツ・交流推進等特別委員長(阿久津皇
議員)
ただいま上程になりました
議案第八十九号「
世田谷区区民健康村の
指定管理者の
指定」につきまして、スポーツ・交流推進等特別
委員会における審査の経過とその結果について御
報告いたします。
本件は、
指定管理者を
指定するため、
地方自治法の規定に基づき提案されたものであります。
委員会では、
理事者の
説明を了とし、直ちに採決に入りましたところ、
議案第八十九号は
全員異議なく可決と決定いたしました。
以上でスポーツ・交流推進等特別
委員会の
報告を終わります。(拍手)
○
下山芳男 議長 以上でスポーツ・交流推進等特別委員長の
報告は終わりました。
────────────────────
○
下山芳男 議長 これより意見に入ります。
発言通告に基づき発言を許します。
なお、意見についての発言時間は、議事の都合により三分以内といたします。
六番
上川あや議員。
〔六番
上川あや議員登壇〕(拍手)
◆六番(
上川あや 議員)
議案第八十九号「
世田谷区区民健康村の
指定管理者の
指定」に反対する立場から意見を申し上げます。
本件は、群馬県川場村にある区民健康村の
指定管理者を
指定するため提案されたものです。しかし、その
指定先である
世田谷川場ふるさと公社は、区が七五%もの株式を持つ区の外郭団体でありながら、区が過去四年間、全ての外郭団体に対し、是正を促してきた同性パートナーのいる職員処遇の平等化に応じず、差別的に排除する状況を放置しております。
区の男女共同参画と多文化共生を推進する
条例第四条で区は、自らに区の施策実現に向け、区民、
事業者に協力を求める責務があると定めます。また、同第五条、第六条では、区民、
事業者に区の施策への協力に努める責務があるとしています。
ところが、区が圧倒的な株式を握るその外郭団体ですら、
条例理念の実現と差別の解消に動こうとはしていない。区から過去四年、是正を求められてきた課題であるにもかかわらずです。
群馬県内の
事業者だから大目に見るべきであるとも思いません。群馬県自体、今日ではLGBTへの差別をなくす啓発事業に取り組み、同性カップルを認める当区類似のパートナーシップ宣誓制度を運用し、県内各市町村や県内
事業者に対しても、同性カップルへの平等扱いに理解と協力を求めております。
区の外郭団体がこのていたらくでは、区が区民、
事業者に
条例理解と区の施策への協力を求めるにも全く示しがつかない状況であることを区にも自覚していただく必要があると考えますし、多様な区民、家族が宿泊利用する施設の管理運営者としても不適切です。
よって、本
議案に反対いたします。
私からの意見は以上です。(拍手)
○
下山芳男 議長 以上で
上川あや議員の意見は終わりました。
これで意見を終わります。
これより採決に入ります。採決は起立によって行います。
お諮りいたします。
本件を委員長
報告どおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
○
下山芳男 議長 起立多数と認めます。よって
議案第八十九号は委員長
報告どおり可決いたしました。
────────────────────
○
下山芳男 議長 次に、
△
日程第二十四及び
△第二十五の二件を一括上程いたします。
〔
井上次長朗読〕
日程第二十四
議案第九十号
世田谷区
自転車条例の一部を改正する
条例外議案一件
○
下山芳男 議長 本二件に関し、
公共交通機関対策等特別委員長の
報告を求めます。
〔四十六番
桃野芳文議員登壇〕(拍手)
◎
公共交通機関対策等特別委員長(
桃野芳文 議員) ただいま上程になりました
議案第九十号「
世田谷区
自転車条例の一部を改正する
条例」及び
議案第九十一号「
世田谷区立レンタサイクルポート条例の一部を改正する
条例」の二件につきまして、
公共交通機関対策等特別
委員会における審査の経過とその結果について一括して御
報告いたします。
本二件は、いずれも生活保護法による保護の基準等の改正に伴う利用料金の減免に関する経過措置を廃止するとともに、規定の
整備を図るため提案されたものであります。
委員会では、
理事者の
説明の後、意見に入りましたところ、日本共産党より「国による生活保護基準引下げの影響を緩和するため、区が経過措置を実施してきたことは評価している。今後も同様の事態に対して、
区民生活を守るための積極的な施策を実施していくことを求め、賛成する」との表明がありました。
引き続き採決に入りましたところ、
議案第九十号及び
議案第九十一号の二件はいずれも
全員異議なく、それぞれ
原案どおり可決と決定いたしました。
以上で
公共交通機関対策等特別
委員会の
報告を終わります。(拍手)
○
下山芳男 議長 以上で
公共交通機関対策等特別委員長の
報告は終わりました。
これより採決に入ります。本二件を一括して決したいと思います。
お諮りいたします。
本二件を委員長
報告どおり可決することに御
異議ございませんか。
〔「
異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
下山芳男 議長 御
異議なしと認めます。よって
議案第九十号及び第九十一号の二件は委員長
報告どおり可決いたしました。
────────────────────
○
下山芳男 議長 以上をもちまして本日の
日程は終了いたしました。
本日はこれにて散会いたします。
午後一時四十三分散会...