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  1. 世田谷区議会 2021-03-03
    令和 3年  3月 オリンピック・パラリンピック等特別委員会−03月03日-01号


    取得元: 世田谷区議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-03
    令和 3年  3月 オリンピックパラリンピック等特別委員会−03月03日-01号令和 3年  3月 オリンピックパラリンピック等特別委員会 世田谷区議会オリンピックパラリンピック等特別委員会会議録第二号 令和三年三月三日(水曜日)  場  所 大会議室  出席委員(十二名)    委員長         田中優子    副委員長        阿久津 皇                おぎのけんじ                和田ひでとし                岡本のぶ子                津上仁志                桜井純子                中山みずほ                神尾りさ                田中みち子                あべ力也                そのべせいや  事務局職員    議事担当係長      菊島 進    調査係主任       丸山卓也
     出席説明   スポーツ推進部    部長          内田政夫    スポーツ推進課長    須藤剛志    オリンピックパラリンピック担当課長                中潟信彦    副参事         野元憲治   交流推進担当部    部長          小澤弘美    交流推進担当課長    山田一哉   ◇ 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ◇ 本日の会議に付した事件  1.報告事項   (1) 令和二年度一般会計補正予算(第六次)について〔当委員会所管分〕   (2) 令和元年台風第十九号に伴う二子玉川緑地運動場復旧工事について   (3) ホストタウンサミット二〇二一の実施報告について   (4) その他  2.閉会中の特定事件審査(調査)事項について  3.協議事項   (1) 参考人の出席要請について   (2) 次回委員会の開催について   ◇ 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ◇     午後零時五十九分開議 ○田中優子 委員長 ただいまからオリンピックパラリンピック等特別委員会を開会いたします。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━田中優子 委員長 本日は報告事項の聴取等を行いますが、引き続き新型コロナウイルス対策を講じてまいりますので、会議時間の短縮に御協力お願いいたします。また、発言の際は、お手元のマイクの使用をお願いいたします。  それでは、1報告事項の聴取に入ります。  まず、(1)令和二年度一般会計補正予算(第六次)〔当委員会所管分〕について、理事者の説明を願います。 ◎内田 スポーツ推進部長 それでは、令和二年度一般会計補正予算(第六次)につきまして、当委員会所管分スポーツ推進部補正予算につきまして御説明いたします。  補正予算書の六八ページ、六九ページをお開きください。まず、歳入でございます。  六八ページ、目でいきますと、総務費補助費、六九ページの節の区分を見ていただきたいんですけれども、34スポーツ振興等事業費補助事業につきまして、説明欄の11障害者スポーツ地域振興事業の補正につきまして、新型コロナウイルス感染拡大に伴いまして事業を中止いたしましたので、百九十四万円の減額補正でございます。  その次の41新型コロナウイルス感染症対策地方創出臨時交付金でございます。説明欄の10と22、地方創生臨時交付金スポーツ推進部)の補正でございます。これはコロナウイルス感染症の影響による指定管理料の増について、東京都の新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金に充てるため、総合運動場維持運営、七千二百六十四万三千円、千歳温水プール維持運営、三千七百二十九万八千円を増額補正するものでございます。  続きまして、七八ページ、七九ページをお開きください。予算科目の目につきましては、06の土木費補助金でございます。右側、01の都市計画交付金、説明欄を見ていただきたいと思います。53大蔵第二運動場公園改修の補正でございます。千二百九十五万円の減額補正でございます。これは都市計画事業として、東京都に認可を受けていたゴルフ練習場改修工事につきまして、事業見直しに伴いまして、実施時期を延期するというものでございます。  次に、八四、八五ページをお開きください。予算区分でいきますと、02の利子及配当金でございます。このうちの02の基金利子につきまして、スポーツ推進基金の補正として、積立利子に係る二十一万五千円を増額補正するものでございます。  続きまして、一一〇ページ、一一一ページをお開きください。ここからは歳出でございます。  目でいきますと、14スポーツ振興費でございまして、一一一ページですと、中段のところをお開きいただきたいと思います。  4の総合運動場維持管理及び6の千歳温水プール維持運営ですが、これにつきましては、先ほど申し上げた感染症対策地方創出臨時交付金の対象となったことに伴いまして、それぞれ財源を一般財源から都の支出金へ財源更正するものでございます。  続いて、5の総合運動場施設整備工事でございますけれども、二子玉川緑地運動場の第二期復旧工事で生じた減額分から総合運動場第二武道場で新たに床研磨改修工事を行う必要が生じた経費を相殺した差額分として一億千八百五十四万円減額するものでございます。  そして、次の8大蔵第二運動公園運動施設整備工事ですが、事業見直しにより一部工事を見送ることに伴いまして、四千三百十四万六千円の減額でございます。  次に、9のスポーツ施設改修工事ですが、千歳温水プールで新たに非常用自家発電設備改修工事を行う必要が生じたため、その経費として百六十三万円を増額補正するものでございます。  次に、10の二〇二〇年東京オリンピックパラリンピック気運醸成でございます。これにつきましては、事業中止に伴いまして、千二百二十四万三千円の減額補正でございます。  次に、11スポーツ推進基金積立金でございます。歳入と同様に、基金への積立利子として二十一万五千円増額補正するものでございます。  続きまして、一七六、一七七ページを御覧ください。繰越明許費補正調書でございます。  一七六ページの一番下段、総合運動場施設整備工事につきましては、第二武道場の床研磨・塗装工事が年度内に終了しないため、繰越明許費として計上するものでございます。  次に、一七八ページをお開きください。一番上段でございます。スポーツ施設改修工事でございます。千歳温水プールの非常用自家発電設備蓄電池交換工事が年度内に終了しない見込みのため、繰越明許費とするものでございます。  スポーツ推進部補正予算の説明は以上でございます。 ◎小澤 交流推進担当部長 続きまして、当委員会所管分交流推進担当部補正予算について御説明いたします。  八六ページ、八七ページをお開きください。まず、歳入でございます。  八六ページ、予算科目区分の目02指定寄附金でございます。八七ページ上段、説明欄でございますが、こちらの18おもてなしプロジェクトの補正ですが、東京二〇二〇大会の開催の延期に伴いまして、ふるさと納税の寄附額が想定を下回ったことに伴いまして、一千二十万円減額補正するものでございます。  次に、歳出でございます。一〇四、一〇五ページをお開きください。  一〇四ページ上段、予算科目区分の目03企画調整費でございます。一〇五ページ上段、説明欄1区政運営の企画調整費の補正を御覧ください。  まず、8ホストタウン交流連携事業ですが、こちらは新型コロナウイルス感染拡大による事業中止に伴いまして、四百八十万二千円減額補正するものでございます。  次に、10おもてなしプロジェクト事業運営でございますが、こちらも新型コロナウイルス感染拡大による事業中止や規模の縮小に伴いまして、二千五百九十一万七千円減額補正するものでございます。  当委員会所管分につきましては、以上でございます。 ○田中優子 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━田中優子 委員長 次に、(2)令和元年台風第十九号に伴う二子玉川緑地運動場復旧工事について、理事者の説明を願います。 ◎須藤 スポーツ推進課長 それでは、台風第十九号に伴う二子玉川緑地運動場復旧工事についての御報告をさせていただきます。  1の主旨を御覧いただければと思います。一昨年の台風十九号により被害を受けまして、第二期復旧工事を行っております二子玉川の緑地運動場につきまして、昨年九月の本委員会に野球場のD面の再整備ということで、国土交通省が整備いたします緊急河川敷道路の位置と調整を図る必要があるということで御報告をさせていただきました。この件に関しまして調整が整いましたので、御報告をさせていただきます。  野球場D面の再整備位置につきまして、もう一つつけております別紙の裏面を見ていただくと、別紙2で、野球場D面の再整備位置についてというものがございますので、こちらを御覧ください。  既存の野球場D面の位置が実線で黒く太く示してある部分になりますけれども、こちらに既存の野球場D面を再整備した場合、破線になっております緊急河川敷道路、国が整備することとなっておりますが、こちらと競合するため、既存の位置から南西側に約十二メートルほど移動して再整備を行うことといたしました。  かがみ文のほうにお戻りいただければと思います。3の今後の対応ですけれども、第二期工事の期間中に本件の復旧工事を実施していくということになりますので、庁内の関係所管部と協議しながら準備を進めるとともに、工事に伴います安全確保ですとか、この緊急河川敷道路の整備後の管理などについて、引き続き、京浜河川事務所と協議を行ってまいります。  4の今後のスケジュールにつきましては、記載のとおりです。  説明は以上です。 ○田中優子 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。 ◆岡本のぶ子 委員 野球場のD面再整備の位置については承知したんですけれども、この二子玉川緑地運動場復旧工事に関連しまして、一点伺いたいんですが、台風十九号が発生する前に、サッカー場のBと野球場Aの間の通行者に対しての安全対策で、植栽ですとか、ネットですとか、そういった要望が出ていたかと思いますが、この点の改善は、この復旧工事に合わせてどのように図られるのか教えていただければと思います。 ◎須藤 スポーツ推進課長 こちらの部分につきまして、サッカー場のB面のほうに、通路側に面したところに、ちょっとオレンジのネットを入れようかとも思ったんですけれども、そうしますと、なかなかくいが下まで入らないということがございまして、今回、植栽帯をそこのところに、若干、間隔が開くところもありますけれども、必要な部分に設けさせていただくということで対応していきたいというふうに考えております。 ◆岡本のぶ子 委員 その植栽帯を置くことで、安全対策が区として図られるという御認識でよろしいんでしょうか。 ◎須藤 スポーツ推進課長 既存のちょっと高い工作物を新たに設けるというのは、現時点で行えるものではありませんので、現時点で行える安全対策として適切なものということで考えてございます。 ◆岡本のぶ子 委員 これは要望者のサッカー協会のほうとは合意が取れていますでしょうか。 ◎須藤 スポーツ推進課長 スポーツ振興財団のほうで管理する中でお話をさせていただいて、調整が取れているというふうに伺ってございます。 ◆岡本のぶ子 委員 分かりました。それでは引き続き、区民の皆様が安心してスポーツを楽しめる環境整備を求めて、質問を終わります。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━田中優子 委員長 次に、(3)ホストタウンサミット二〇二一の実施報告について、理事者の説明を願います。 ◎山田 交流推進担当課長 それでは、ホストタウンサミット二〇二一の実施報告につきまして御説明申し上げます。  1の主旨でございます。ホストタウン自治体の取組の紹介の場としまして、内閣官房主催ホストタウンサミット二〇二一が開催されました。区はサミットに参加いたしましたので、その結果を報告するものでございます。  2の概要でございます。(1)、(2)につきましては記載のとおりでございます。  (3)の開催日と(4)の実施方式ですが、開催日は、二月二十日から二十一日の二日間にわたってサミットが開催されました。区の参加につきましては、二十一日日曜日の御覧の時間で参加をいたしました。実施方法はオンラインです。  3の参加内容でございます。参加の内容としましては、前回、御報告した動画であったり、モザイクアートなどで、あとスピーチ、そういったもので参加をしました。実際には、別紙を御覧いただけますでしょうか。  別紙はカラーで印刷させていただいています。オープニングムービーといたしましては、御覧の世田谷という文字が入った区の施設の紹介であったり、子どもたちの参加の写真、このオープニングムービーの右下につきましては、参加したアメリカホストタウンの各自治体の内容が集合して写っているものでございます。  その下、2のモザイクアートにつきましては、このアートは、アメリカの国旗と日本の国旗を中心としてデザインがされていまして、そこに様々な写真が張り巡らされて出来上がっている絵となってございます。参加の自治体については、そのモザイクアートの周りに、上と下に自治体のマークございますので、そちらの自治体が参加したというものになってございます。  裏面を御覧ください。3の英語スピーチでございます。こちらについては、過去に行ってきましたホストタウン交流事業の写真を交えながら、御覧の左下、左側にある女性が今回スピーチしていただいた方なんですが、この方とリアルタイムに御説明しながら、その女性の右側に写っている男性がUSOPCの関係者でございます。リアルタイムにお話をいただきました。  右下につきましては、そのスピーチを行った自治体の実際にやり取りをしたアメリカの関係者、スポーツ選手などとのその場でのやり取りの写真を掲載してございます。  4の米国国家斉唱でございます。こちらについては、区民合唱団の方々が御覧のような形で、アメリカ国歌斉唱を行い、それを一番下にある写真については、七自治体が参加していますので、こちらを一つの映像として流したというものでございます。  表面、一枚目にお戻りください。参加内容の(1)、(2)参加小中につきましては、記載のとおりでございます。  3の(3)のスピーチ発表でございますが、スピーチの要旨を一枚目の最後から裏側につきまして記載させていただいています。要旨としましては、自分はこの開催国のところに住んで、期待はすごく大きくなったと。かつ世界に自分たちの魅力、世界に魅力を伝える機会をいただいてありがとうと。裏面ですが、こちらは、世田谷区はアメリカホストタウンになった。それに当たって、様々な機会を通じて交流する機会をもらった。自分はそのプログラムに参加した。すごくすばらしい機会をもらって、ありがとう。かつ、これから自分たちがいろんな国々の方々が来ることをお迎えしたい。それが大会終わっても、日本と世界の交流が続くことを願っているという内容をスピーチしていただきました。それに対してのUSOPCの方のコメント要旨としましては、世田谷区がアメリカホストタウンであるということを誇りに思っている。一九八四年のオリンピックのときにも、同じような選手との交流も自分たちもした。そういった動きが日本やアメリカを越えて、全世界の人々に大きな運動として広がっていくことを期待するというようなお話をいただきました。  4のその他でございます。一月三十日に共生社会ホストタウンサミットin多摩川というものが行われました。その様子につきましても、今回のオンライン会場で閲覧が可能でした。  5の今後のスケジュールでございます。今月中旬以降になるかと思いますが、御覧のホームページアドレスで、今回のアーカイブ映像が見られるということを確認してございます。また、それとは別に、世田谷区のおもてなし動画として三月中に公開していきたいと思ってございます。  報告は以上でございます。 ○田中優子 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。 ◆そのべせいや 委員 今の課長からの説明の中にもあったと思うんですが、オリンピック、あるいはパラリンピックというのは、都市が開催するものなのか、国が開催するものなのか、あるいは開催国という概念があるのか教えていただければと思います。 ◎中潟 オリンピックパラリンピック担当課長 オリンピックにつきましては、開催都市ということに立候補し、今回でいいますと、東京都が実施するということで、当然、国の歳出でいろいろな補助、援助といいますか、あるということでございます。 ◆そのべせいや 委員 公の場で世田谷区が開催国という表現を使うことはありますか。何でこんなことを言っているのかというと、一九三六年のベルリン大会の経験から、私の認識では、国というものから、ある意味では干渉を受けないとか、国威発揚に使われるのを防ぐために都市が立候補をして、平和の祭典として都市で開催をされるという認識に立つのですが、今の報告を聞いていると、国が開催をするであるとか、あるいは国と他国の間の関係の話が出てきていて、一方で、開催都市については言及をされて、開催都市東京みたいな表現については言及がなかったので、その開催国、そういう表現はオリンピックにないものと私自身は認識をしていますが、あるいは開催都市、そのようなところについてどう認識をされているのかということと、実際に、こうやって現場では、このような教育、オリンピック教育が現実として行われているというふうに、これは読み取るのですが、世田谷区のオリンピック教育というものは、今、課長がおっしゃっていたような開催都市の話であるとか、私が申し上げたようなオリンピックの過去の歴史があって、平和の祭典として再定義をされているようなことについては、学校教育の中でどのように取り入れられているのか、教えていただけたら幸いです。 ◎小澤 交流推進担当部長 開催都市の話につきましては、オリンピックパラリンピック担当課長のほうから説明があったとおりなんですけれども、今回、ちょっとこちらのホストタウンの取組ということで御報告させていただきまして、確かにきっかけは、東京二〇二〇大会の開催がきっかけということで、こちらのホストタウンの取組も行っております。  このホストタウンの取組なんですが、内閣府がまず実は主導していたというのが一つございます。それで全国の自治体に呼びかけまして、全国の自治体の中からホストタウン、それぞれいろんな国がありますけれども、ホストタウンとして手を挙げた都市、そちらのほうが申請を出して、それが認められるとホストタウンとして、その後の活動につながっていくというような仕組みになっています。ですので、開催国というような言い方はしましたが、実際には、ホストタウンということの取組について、内閣府のほうで、そういったホストタウンの仕組みをつくりましたので、そちらのほうに手を挙げた自治体というような理解でいていただければと思います。  先ほどの学校教育のほうなんですけれども、こちらにつきましては、ホストタウンの自治体という立場から申し上げますと、やはりホストタウンというのは、東京二〇二〇大会が開催した後も、この関係性といいますか、今回、アメリカ合衆国のスポーツ選手であるとか、そういった方たちをお招きして、交流をして、最終的には多文化の理解であるとか、あとは多様性の理解、そういったものにつなげて、最終的には共生社会の実現といいますか、そういったところにつなげていきたいというふうに考えているものです。その対象として、やはりお子さんというのは、これから成長なさって世田谷区を担っていく、そういった方々ですので、そういった方々が多様性理解であるとか、国際理解であるとか、そういったものを高められるように、教育委員会と連携して、こちらの事業も含めて、いろんな形でお互いに、お互いというのは教育委員会と区の私どもの所管も連携して取組を進めているといったような状況でございます。 ◆そのべせいや 委員 ホストタウン、あるいは共生社会ホストタウンが内閣官房が進めている取組であるということは認識をしていますが、あくまできっかけオリンピックパラリンピックであって、あくまできっかけにすぎないので、オリンピックパラリンピックとはある意味で、この事業、今回のホストタウンサミットなども切り離して考えたほうがいいものなのか、それともオリンピックパラリンピックというイベントと同じ文脈の中で存在をしているのかでいうと、どういった認識をされていらっしゃいますか。 ◎小澤 交流推進担当部長 確かに同じ取組かというと、ただ目指すところは同じ部分が多いと思うんです。やはりオリンピックオリンピック憲章に書かれているような内容を踏まえて実施するわけですから、先ほどホストタウンというのは、あくまでもこのオリンピックを機会として、アメリカ選手団が世田谷区のほうにキャンプをしますので、その機会を捉えて、共生社会を含めた、先ほど申し上げたような多様性であるとか、あと国際理解、そういったものにつなげて、あとは、この大会以降もそれを継続していく試みをすることで、やはり世田谷区がより皆さん、多様性とかそういった部分についても理解を深めて、当初は、そういった取組の中に、学校教育、子どもへの教育というところもあると思いますし、あと、これを機会に、例えば大会を機会に、レガシーというふうには言っていますけれども、何が残せるかということも含めて、この間、取り組んできたんだと思います。  例えば生涯スポーツの推進であるとか、そういったものも、二〇二〇大会があって、ホストタウンだからやるということよりも、両方並行して、この取組を進めていく中で、後世に残していくという考え方で取り組んでいるというふうに理解しております。
    ◆そのべせいや 委員 区がどんな立場なのかということは理解をしました。  一方で、スピーチの内容などを見ていると、こういった公の場で学生が発言をすることに対して、ある程度、世田谷区は確認をしている。もちろん検閲までは恐らくいかないと思うんですけれども、確認をされている上で、こういった表現になっている。主催国であるとか、あとは日本と外国みたいな表現であるとか、もちろん、この間、海外との渡航ができなくなったりですとか、様々この日本に我々がいること、あるいは海外、外の世界があることみたいなことについては理解をする一方で、オリンピックが目指す姿とはちょっと違う表現が見受けられるように思われるのですが、こういったことを発言すること自体が、世田谷区のオリンピックというものに対しての認識がオリンピック憲章の内容とは少なくともずれていると感じているのです。そういったところについて、オリンピック憲章にあるような内容に正していくことであったり、あるいは、こういったことが我々としては正しいと認識をしているということなのか、世田谷区は今後どうされるのかということを最後に伺いたいです。 ◎山田 交流推進担当課長 この内容につきまして、検閲といいましょうか、確認をしたのかという点につきましては、確認をいたしています。委員おっしゃられているオリンピック憲章との整合を取ったのかということについては、そこまでは取っていません。今回、中学生が御発言というかスピーチをしていただいている中で、ホストタウンに向けた抱負であったり、これまでの取組の内容、オリンピックパラリンピックに向けた内容について思いを伝えていくということが今回のスピーチの内容でしたので、いわゆるどことどこが合っている、合っていないという、事実関係として明らかに間違っているという、タウンと国家とかというところについては、中学生ですので、そこまで深いところまでは至っていないであろうというふうに思っています。そこについて、あまり、いわゆる指摘というんでしょうか、行政側からの指摘ということはしてございません。大きく捉えまして、内容が夢につないでいく、今後つないでいくという内容で、御本人がつくられている文章でございますので、できるだけ生かしていこうということで、こういった内容となってございます。 ◆そのべせいや 委員 最後に、要望にしますが、このスピーチをされた方の問題に私はしたいわけではなく、世田谷区が果たしてオリンピックというものを過去の反省なども踏まえて、どう捉えているのかというところについて正しい認識といいますか、より多様性の理解であるとか、国際社会への理解みたいなことが進むような取組として、今回のオリンピックパラリンピック、あるいはホストタウンということを活用していただきたいと、個人に責任を押しつけるようなことではなく、前向きな改善がされるように要望して、終わります。 ◆神尾りさ 委員 このホストタウンということについては、今回、この二〇二〇大会が初めて、これまで行われてきたオリンピックにおいて、このホストタウンということをやるというのは、日本が初めての取組であって、逆に言うと、日本が今回、どういうふうにこの事業をつくっていくかということ、そして大会後も継承していくかということが、今後の四年後であったり、八年後であったりのオリンピックにも続いていくことも踏まえた上での取組だというふうに認識しているんですけれども、それは合っていますでしょうか。 ◎山田 交流推進担当課長 おっしゃられたように、あくまでオリンピックパラリンピックは契機でございまして、今後、共生のまち世田谷ということを目指しながら、こういった考え方、国際理解であったり、障害理解であったり、様々な広がりを持たせていけるように、この取組を継続していく、この先を見据えたホストタウンという取組でいるというふうに考えてございます。 ◆神尾りさ 委員 というよりも、日本で今回やったものが、四年後のパリでも、もしかしたらホストタウンというものが使われるかもしれないしというようなことも見据えた上で、日本は今回これをやるというふうに私は認識しているんですけれども、それは正しいですか。 ◎山田 交流推進担当課長 このホストタウンという制度は内閣官房の制度でございますので、日本独自のものでございます。この内容を全世界といいましょうか、各国がいい取組だというふうに御判断されれば、そういった次のオリンピック、その次のオリンピックにもつないでいくのではないかなと思います。少なくとも世田谷区といいましょうか、日本では、オリパラを契機に、地域と世界を結んでいくという取組をやりましょうということで、世田谷区は手を挙げてございますので、それは継続していきたいと思っております。 ◆神尾りさ 委員 今回、これを私は拝見しまして、すごく大きなイベントであったので、驚いたというか、すごくびっくりしました。もっとできたら事前に、時期が迫るよりももっと前の時期に周知ができたらよかったなというふうに思う一方で、たくさんの世田谷の児童だったり、大人だったりが参加されていたので、それとアメリカホストタウンである世田谷と、他の自治体とが、コロナ禍でなかなか対面では集まれないけれども、つながれたということと、プラス、それが海外、世田谷の場合はアメリカ合衆国ですけれども、それ以外の自治体は、その他の例えばドイツとか、ほかの国々と交流をされていて、それを自由に参加者が、どの部屋にも自由に入ったり見たりできるという取組が、やっぱりこれは国を挙げて海外との関係性というものをこの平和の祭典を通して築いていきたいんだという意思表示になった、コロナ禍でやれる最大の取組だったんじゃないかなというふうに私は思いました。  それで、その上で伺いたいことが二点ありまして、一点目が、今回これに参加した、多分、世田谷区がお願いをして、こういった取組にビデオを作るなどで参加してくださいというふうにおっしゃったんだと思うんですが、どれぐらいの参加者がいたのかということが一点目です。  それから二点目が、すごくいい作品に出来上がっていて、ただ、時間が短かったので、限られた時間の中で世田谷が発表できる時間というのが限られていたと思うんですけれども、せっかく作られたこの動画を、例えば区のほうで今後PRに使われるとか、今回見られなかった方々に見ていただくようなことが可能なのかどうか、そういったことを考えられているのかどうかという二点を伺います。 ◎山田 交流推進担当課長 一点目の参加者数、オープニングムービーに参加しましたいわゆる小中学校八校に当たっての参加者数ですが、概数でございますが、三百四十人ほどになってございます。  二点目の区のPRでございますが、先ほどの資料の御報告に追加でお話しさせていただきましたが、おもてなし動画としまして、このホストタウンラインナップのほかに、区の動画として、今回参加したおもてなし動画子どもたちの映像等を公開していこうということで、今、準備を進めているところでございます。 ◆神尾りさ 委員 その動画というのは、区のほうのホームページにもアップされるんでしょうか。それとも、産業振興公社とかを通してPRをされてくんでしょうか。 ◎山田 交流推進担当課長 これについては、区のホームページに載せられる基準等もございますので、そこは政策経営部と確認しながら、載せられるようであれば載せていきたいと思っております。今考えているのは、おもてなし動画として載せようということで準備を進めております。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━田中優子 委員長 (4)その他ですが、ほかに報告事項ありますでしょうか。 ◎野元 スポーツ推進部副参事 昨日、組織委員会及び東京都よりオリンピック聖火リレーの詳細ルートが公表されましたので、お知らせいたします。なお、資料はできるだけ早く情報提供させていただこうと考えまして、昨日、夕方になってしまいましたが、ポスティングさせていただきました。詳細につきましては、そちらを御覧ください。  世田谷区の概要ですが、オリンピック聖火リレーの実施日につきましては今年の七月九日金曜日、時間につきましては午前九時十五分から十時三十三分までの予定でございます。聖火リレールートにつきましては、延期前のルートとほぼ変更ございませんが、感染症対策として、出発地が駒沢オリンピック公園中央広場から、その横にあります陸上競技場に変更されてございます。到着地は、馬事公苑のけやき広場で変更ございません。けやき広場では、到着のセレモニーが予定されてございます。  昨日の段階では、組織委員会のホームページにシステムのトラブルがあったようで、ルート図が掲載されておりませんでしたが、本日十時頃より掲載されておりますので、そちらも御覧ください。  今後、ホームページや「区のおしらせ」で情報提供してまいります。 ○田中優子 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。 ◆岡本のぶ子 委員 七月九日に、今御説明いただいた、ほぼ変わらないルートで聖火リレーがあるということで、感染症対策を施しながらということなんですけれども、例えばけやき広場ですとか、あとボロ市通りを走ってくる流れなんだと思うんですが、沿道の三密を避けるですとか、そういった対策について詳細が決められているのか、もしくは決めた場合はどのタイミングで公表されるのか教えてください。 ◎野元 スポーツ推進部副参事 今、沿道の感染症対策についてというお話でしたが、東京二〇二〇組織委員会のホームページに、注意事項というのが六点掲載されてございます。  一点目については、体調が悪い場合や感染が疑われる場合、この場合は観覧をお控えくださいというところでございます。二点目といたしましては、沿道で観覧される場合は、お住まいに近い場所で御覧くださいということでございます。三点目といたしましては、沿道ではマスクの着用をお願いしたい。四点目といたしましては、大声を出さずに拍手による応援ということでございます。五点目といたしましては、これは具体的な距離というのは書いていないんですが、適切な距離を取った上で御覧くださいというところで、過度な密集が生じた場合はリレーを中断する場合もございますというところです。最後、六番目ですが、聖火リレー実施後二週間以内に感染した場合は、医療機関に相談の上、組織委員会に速やかに御報告ください。このような点が、組織委員会のホームページで対策として掲載されてございます。 ◆岡本のぶ子 委員 組織委員会から示されたガイドライン的なものを読み上げていただいているんだと思うんですが、今後、世田谷区として、こういった沿道へのボランティアさんの配置ですとか、もしくは警察とのやり取りもあるんだと思うんですが、警備体制ですとか、そういう具体的なことは世田谷区にも情報がきちんと入って、共に協議するという流れがあるんでしょうか。 ◎野元 スポーツ推進部副参事 ただいまお話しいただいた沿道の警備とか、その辺については、今、東京都の聖火リレー実行委員会、東京都のほうと協議を進めているところで、情報については、東京都から、まだ完全に決まった形ではないですが、お話はいただいております。 ◎内田 スポーツ推進部長 今、担当の副参事が御説明したとおり、感染症の考え方という部分は出ているんですけれども、より具体的にどうするんだというところまで、まだ至っていないというところです。三月二十五日から福島でスタートしますけれども、まだ少し時間があるので、といっても多くの区民の方に広く知っていただきたいというところがありますので、なるべく早く、考え方なり、こういう対策で御協力をお願いしたいというところでお話しをしたいと思います。特に、ランナーが走行する場合に応援ができるのかですとか、中身としては、インターネットのライブ中継をやりますよというところは示されているんですけれども、実際問題としてどうなんだというところが出てきますので、なるべく早く東京都とも協議をしながら、お示しをしていきたいと思っております。 ◆岡本のぶ子 委員 七月九日ですから、普通にこの時間帯だと、学校も授業が行われている、夏休みではないとは思うので、そういう意味では、子どもたちに、より多くの子たちが見られるようにですとか、様々な要望も近隣の学校から出てくる可能性もありますし、また、住まいに近いところの方が見に来てくださいと言ったときの範囲ですとか、先ほどから、今もまだ緊急事態宣言が明けていませんけれども、七月、この時点での感染状況にもよりますが、より丁寧な広報の仕方、また子どもたちがこのオリンピックを体感できるような、そういうとても大事なセレモニーにもなるのかなと思いますので、そこはぜひ丁寧に、時間の余裕を持って地域に伝えていただければと思います。要望です。 ○田中優子 委員長 以上で、1報告事項の聴取を終わります。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━田中優子 委員長 次に、2閉会中の特定事件審査(調査)事項についてお諮りいたします。 1. 東京二〇二〇オリンピックパラリンピック競技大会の推進及びレガシーの創出・継承について 2. スポーツ施策について とすることに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○田中優子 委員長 御異議なしと認め、そのように決定いたします。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━田中優子 委員長 次に、3協議事項に入ります。  まず、(1)参考人の出席要請について協議いたします。  お手元に配付の資料、参考人の出席要請について(案)を御覧ください。  前回の委員会での決定を受け、正副委員長と理事者側で協議し、四月二十日火曜日午前十時から資料案のとおり行うことで、参考人招致を実施することで調整させていただきました。  今後の新型コロナウイルス感染症の状況にもよりますが、資料案のとおり、参考人の出席を求めることでよろしいでしょうか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○田中優子 委員長 それでは、そのように決定いたします。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━田中優子 委員長 次に、(2)次回委員会の開催についてですが、次回委員会は、ただいま御決定いただいた外郭団体の参考人招致の日程であります四月二十日火曜日午前十時からとしたいと思いますが、よろしいでしょうか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○田中優子 委員長 それでは、そのように決定いたします。  以上で、3協議事項を終わります。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━田中優子 委員長 その他ですが、何かございますでしょうか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○田中優子 委員長 ないようですので、以上で本日のオリンピックパラリンピック等特別委員会を散会いたします。     午後一時四十三分散会    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━  署名   オリンピックパラリンピック等特別委員会    委員長...