出席説明員
道路・
交通計画部
部長
田中太樹
交通政策課長 堂下明宏
副
参事 石川哲男
土木部
部長
関根義和
交通安全
自転車課長
北川健介
◇ ~~~~~~~~~~~~~~~~ ◇
本日の会議に付した事件
1.
報告事項
(1)
東京外かく
環状道路(
関越~東名)
本線シールドトンネル工事現場付近において発生した
地表面陥没事象等の
経過報告について
(2) 公共交通不便地域
対策及び
民間事業者主体の取組み
状況について
(3) その他
2.
協議事項
(1) 次回
委員会の開催について
◇ ~~~~~~~~~~~~~~~~ ◇
午後三時十四分開議
○
風間ゆたか 委員長 ただいまから
公共交通機関対策等特別委員会を開会いたします。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
○
風間ゆたか 委員長 本日は、
報告事項の
聴取等を行います。
まず、
委員会運営に関しては、
新型コロナウイルス対策として、
理事者からの
説明、
報告は簡潔明瞭に、
委員からの質疑も要点を絞っていただくなど、会議時間の短縮に向けた御対応を引き続きお願いいたします。
また、発言に当たりましては、お手元の
ワイヤレスマイクを使用してください。
それでは、1
報告事項の聴取に入ります。
(1)
東京外かく
環状道路(
関越~東名)
本線シールドトンネル工事現場付近において発生した
地表面陥没事象等の
経過報告について、
理事者の
説明を求めます。
◎
石川 道路・
交通計画部副
参事 私からは、
東京外かく
環状道路本線シールドトンネル工事現場付近において発生しました
地表陥没事象等の
経過報告について御
説明をいたします。
お手元にお配りしておりますこちらの
資料を御覧ください。
1経緯でございますけれども、十一月二十七日の第四回
有識者委員会の開催につきましては、前回の
委員会のほうで御
報告をさせていただいておりますので、この間についての経緯の
説明は割愛させていただきます。次に、十二月十八日になりますけれども、第五回の
有識者委員会の開催がされたところでございます。二十日、二十一日、この二日間におきまして、
陥没箇所周辺住民を対象といたしました
説明会が
調布市内で開催されたところでございます。二十二日になりまして、
世田谷区長から、
国土交通省、
中日本高速道路、
東日本高速道路、三者に対しまして、二回目となります
要請書の手交をしたところでございます。年が替わりまして一月十四日に、地中内に
空洞が
確認されたという公表がなされました。ちなみに、こちらの
空洞部分につきましては、一月二十二日に
充填作業が完了しているところでございます。経緯につきましては以上でございます。
続きまして、2
事業者による
対応状況でございますけれども、こちらは十二月十八日に開催されました第五回
有識者委員会の概要と併せての御
説明とさせていただきます。お手元にお配りしてございますA4横の
資料を御覧いただけますでしょうか。こちらの
資料につきましては、先ほどの経緯で御
説明をいたしました
陥没箇所周辺住民を対象にした
説明会の中で使用されたものでございまして、第五回
有識者委員会の概要が
まとめられたものとなってございます。
資料の三ページ目から一〇ページ目までにつきましては、
説明会の開催された
時点での
調査状況の
記載がされておりますけれども、こちらについては後ほど二月七日
時点の最新の
状況の
資料を使って御
説明をさせていただきますので、よろしくお願いいたします。
続きまして、
資料の二六ページを御覧いただけますでしょうか。こちらには、
①調査の
状況(
中間報告)[
調査状況の
まとめ]といたしまして、
報告が九つ
記載されてございます。一番目の
陥没箇所、
空洞箇所、こちらに
Mg層とございますけれども、こちらは
武蔵野礫層というものを指してございます。及び
His層、
東久留米層といったような地層を指してございまして、これらの
箇所におきまして、
地盤の緩みですとか、
天端レベルの落ち込みが
確認されたと
記載されているところでございます。
一番目から三番目につきましては、
ボーリング調査によって
確認されました
地盤の
状況の
記載がされているところでございまして、これらの
調査によって、
陥没・
空洞確認箇所において、
トンネルの直上部まで
煙突状に
地盤の緩みが
確認されたというところが
記載されているものでございます。こちらの緩みにつきましては、
トンネルの
縦断方向、
トンネルの直上に限定されておりまして、
トンネル上部から
地盤の
緩み領域というのが上の方向に向かって拡大している、こういったことが
確認されたという
記載がされているものでございます。
続きまして、
資料の二九ページを御覧ください。こちらは地盤の特性といたしまして、
地盤の条件の
まとめがされてございます。こちらは、外環の
全線区間十六キロの中でも三つの特徴が挙げられてございます。
一つ目といたしましては、
表層部分がほかの区間と比較して薄い
地盤であったということが
記載されてございます。
二つ目です。
掘削断面の上部につきましては単一の砂層、いわゆる砂の層でございまして、大変流動化しやすい層、こういったものが
地表面近くまで連続している
地盤であるということが
記載されてございます。
三つ目ですけれども、
掘削断面につきましては、
細粒分が少なく
均等係数が小さかった、こうしたことから
自立性が乏しく、礫が卓越して介在していることもございまして、
塑性流動性の確保に留意をする必要があった
地盤であったというところが、特徴としてこちらに
記載されているところでございます。
続きまして、三〇ページ以降は
施工データについて取り
まとめられているものが
記載されてございます。
資料の三八ページ目をお開きいただけますでしょうか。こちらには、
③施工データの
まとめというものが挙げられているところでございます。こちらの中で今回
確認された
事象といたしまして、一番目の
本線シールドトンネルにつきましては、夜間の掘進を休止しておりました。こうしたことから、こちらの
シールドマシン内で掘削しておりました土砂につきまして、沈降してしまった砂礫が原因となって
カッターが回転しないというような
状況が
確認されてございます。こうした
状況を解除するために、
滑剤等を入れながら
カッターの
回転改善に向けて作業を行ったところ、その過程で緩みが生じてしまって、
煙突状に上方拡大した
可能性があるところが
確認されたというのが一番目に
記載されているところでございます。
また、一番下のところになりますけれども、セグメントの
損傷等の変状を検討したところ、
シールド機の
スクリューコンベヤーからの
土砂噴発ですとか、
テール部分からの
土砂噴出、こういったものが生じていないということが
確認されております。
続きまして、三九ページ以降になりますと、
陥没・
空洞の
要因分析について
説明がされているところでございます。
資料四〇ページを御覧いただけますでしょうか。こちらに想定される
メカニズムといたしまして、全部で九つ
記載されてございます。その中で、想定される
メカニズム④、上段の一番右のところを御覧いただけますでしょうか。先ほど、
夜間休止時間中に
カッター部分の回転ができなくなったということを御
報告したところでございますけれども、こういったものの改善をした際に、こちらの絵にあるような形で
煙突状に上部まで切羽の緩みが発生してしまったのではないかと。その際に土砂の
取り込みなどがございまして、今回のような
事象が発生した
可能性が高いということが考察として
まとめられているところでございます。
続きまして、左側の想定される
メカニズム②を御覧ください。こちらにつきましては、
地下水の関係ですとか、大雨による浸食の
可能性についての
記載でございます。
中間報告の段階では、あらかじめ
空洞が形成された
可能性について否定はできないものの、さらなる
調査が必要というような考察がつけられているところでございます。
下段に移りまして、想定される
メカニズム⑤、一番左のところを御覧いただけますでしょうか。こちらは、実際に
シールドマシンが掘進しているときに緩んでいる土砂の
取り込みが想定されるというようなところがございますけれども、こちらにつきましては、要因となった
可能性が本当に高いのかどうか、こういったものをさらなる検証が必要だという
記載がされているところでございます。
次に、四一ページを御覧いただきますと、これら
要因分析の総括が行われているところでございます。こちらにつきましては、
メカニズムの特定にはまだ至っていないという
中間報告となってございまして、こういった
メカニズムの特定をするためにも、
各種調査の
調査結果を踏まえて検証を早期に行いまして、
メカニズムを特定する必要があるという形に
まとめられております。現在、
事業者におきましてこういった
特定作業が行われており、今後、
有識者委員会等において、こういった
分析結果等の検討、
確認が行われるものというふうに考えてございます。
続きまして、
資料の四四ページを御覧ください。こちらにつきましては、今回、こういった
事象が
確認されたところに対する補償に関しての記述がございます。
陥没箇所等の周辺にお
住まいの方で、家屋、
建物等の
損傷状況の
調査を希望される方につきましては
家屋調査を行うという形での
記載がございます。既に対象となります方々には
資料の配付は行われまして、
事業者が個別に対応しているといったような
報告を受けてございます。
資料の四六ページを御覧ください。こうした御心配のある方々につきましては、専用のフリーダイヤルの設置が既に行われておりまして、こちらも個別に対応が進められているというところでございます。
御覧いただいております
資料に、
相談窓口については準備中という
記載がございますけれども、既にこちらの窓口についても設置がされまして、一月にもこういった
相談窓口での個別の相談を受けておりまして、二月になりましたけれども、二月も引き続き開催しているというふうに
事業者から連絡を受けたところでございます。
続きまして、
資料の四八ページを御覧ください。本日、お手元に
トンネル工事の安全・
安心確保の取組みという印刷した
資料をお配りしてございますけれども、こちらは今回の
事象等を踏まえまして、昨年十二月に
暫定版として一部改訂が行われたものをお配りしてございます。改訂前のときには、想定されなかった
土砂等が取り込まれてしまった場合などについて、
緊急事態としての定義がなされていたところでございますけれども、今回の
事象を受けまして、新たに、
陥没や
陥没につながるおそれがある
空洞が発見されたときも緊急時として定義がされたところでございます。緊急時の
事象が発生した際には、速やかなる公表と
状況に応じた範囲への周知、こういったものが
記載されたところでございます。
こちら以降、③につきましてはもともと実施はされていたところでございますけれども、
重点監視、変状の変化への速やかな体制を整えて対応していくんだということが
記載されたところでございます。
続きまして、
先ほど経過のところで触れましたけれども、
地表面の
陥没等に関する
調査の
進捗状況について御
報告させていただきます。お手元にお配りしておりますA4横、二月七日
時点の
資料に沿って御
説明をさせていただきます。
ページ番号を振っていなくて大変申し訳ございませんけれども、三ページ目を御覧いただけますでしょうか。こちらには、二月七日
時点で
世田谷区内における
路面空洞調査の
実施状況について
記載がございます。対象の
調査箇所約十三キロにつきましては既に
調査が完了いたしまして、現在、
データの解析、
確認を行っているところというものでございます。
五ページ目、六ページ目を御覧いただきますと、
調布市内、またそれと似たような地質のところでの
ボーリング調査が実施されているわけでございますけれども、六ページの
資料を御覧いただきますと、⑬の
ボーリング調査箇所については現在も
調査を実施されているようでございますけれども、それ以外の
箇所については完了して、現在、
分析が進められているというようなところでございます。
続きまして、
世田谷区内でも実施をしておりました
物理探査についての御
報告でございます。
世田谷区内はその他区間(
エリアB)に該当いたしますけれども、こういった中で
微動アレイ探査、
表面波探査というものが実施されまして、こちらについても
調査が完了し、
データ解析、こういった
確認をしているところという
報告がされてございます。
それと、以前、
委員会でも御
報告はさせていただきました
地表面の常時監視、測量を使いました
GNSS測量でございますけれども、
増設部分の設置が完了いたしまして、区内でも先月、一月末から監視が始まったというところで
報告を受けてございます。
配付いたしました
資料に沿っての御
説明は以上でございますけれども、大変恐縮なんですが、
資料がなくて申し訳ないんですけれども、口頭により一件御
報告をさせていただきたいことがございます。本日午前中でございますけれども、
外環事業者のほうから、明後日二月十二日金曜日午前十時から第六回の
有識者委員会を開催するという公表がございました。当日は、
調査結果並びにその
分析が議題となりまして、
委員会の中で
確認、検討されるということでございました。こちらの
委員会の
資料、それから
議事概要ですとか、そういったものにつきましては、公表され次第、
委員の
皆様方に
ポスティング等により
情報提供をさせていただきたいというふうに考えてございます。
私からの
報告は以上でございます。
○
風間ゆたか 委員長 ただいまの
説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。
◆いそだ
久美子 委員 御
説明、ありがとうございます。
ただいまの
空洞の
分析などは
つつじヶ丘の話であって、
世田谷区については、特に今、微細なものでも
空洞が発見されたという話はないと考えてよろしいんでしょうか。
◎
石川 道路・
交通計画部副
参事 事業者からは、現在
分析中という話は聞いてございますけれども、直ちに対応しなければいけないような大規模の
信号等については
確認されなかったというところは聞いてございます。
◆いそだ
久美子 委員 では、話は戻りまして、私も
地権者ですので、前の厚いほうの冊子の七ページ目、これまでの
経緯等にあった十二月十三日
時点の
レーダー調査の
資料、こちらは地元の
地権者に個別に郵送で配付されて、このような
計画ですというのは知らされたと思うんですけれども、この
時点で、もう所管には申し上げていますけれども、よく見ると、ところどころ
道路が飛ばされているんです。
私道の部分は
調査しないという話で、それに気がついた住民の方が、こちらは公道だから
調査するけれども、この
道路は
共有私道だから飛ばしますというのはおかしいんじゃないかということで、私のほうから
NEXCOにもお電話しまして、十二月と一月と二回、一堂に会していないですけれども、所管とそれぞれ電話で
やり取りをして、その間の
道路も全て潰すと。この一行置きの
雑巾がけみたいな
調査では間を見落とすかもしれないから不安だというお話で、
調査しますという回答をいただいたはずなんですけれども、十二月十三日
時点と二月七日
時点の
調査済みのところも、今後の
計画のところもほとんど変わっていない、
調査区間が増えたようには見えないんですけれども、この話はどうなっているんでしょうか。
◎
石川 道路・
交通計画部副
参事 今お話しいただきました
データの公表に関しましては、まず、私どもの
調査についてですけれども、
事業者のほうでは、当初、公道を対象として
調査を行っていくという方針を立てて進められてきたところでございますけれども、やはり御心配されている方々もいらっしゃるという中で、こういった
私道の
所有者の方ですとか、そういった方々からの申入れがございましたときには、承諾をいただいた中で
調査を進めていくという形で現在も進められているというふうに聞いてございます。
A4横の
調査済み箇所ですとか、
対象箇所に着色、
記載がないというふうな話でございましたけれども、特に
私道の部分につきましては、
所有者の方、それから沿道にお
住まいの方々、いろいろなお考えの方がいらっしゃるという中で、こういった一般的に公表する
データの中への
記載は控えたという形で
事業者のほうから話を聞いてございます。
◆いそだ
久美子 委員 私は自分のところもその対象に入っているので、
共有私道の周りを囲っているお宅の方に三か所ほどサンプル的にお話をお伺いしたら、まず、
私道はやってくれないという話は聞いていない、当然やってくれるものだと思っていたし、それをやってもらわないと困るというところで、三か所とも全員そういうお話だったのでお伝えしたんです。
もし
調査して一軒一軒聞いてみたら、うちは嫌だというところがあるんだったら、こういう話は出てきてもおかしくないんですけれども、まず、今言ったように、皆さんやってもらえるものと思っていて、お話をしないので、もし住民の方から言わなければやらないと言うんだったら、その旨も通知しなきゃおかしいと思うんです。今の
時点で、
NEXCOの
工事長のほうとも、所管ともこれだけ二か月間話しているのに、まだその情報も伝わっていなければ
対策もできていないというのは、区としてどうお考えなんでしょうか。皆さん、希望されています。
◎
石川 道路・
交通計画部副
参事 先ほど御答弁いたしましたとおり、
事業者のほうからは、申出があれば当然
調査をさせていただくという考え方に変わりはないというところは
確認済みでございますけれども、今回、このような形で
記載がされていないということにつきましては、改めて
事業者のほうに
状況を
確認いたしまして、もう一度、公表の在り方ですとか、対応の方法ですとか、そういったものについても検討してもらうように伝えてまいります。
◆いそだ
久美子 委員 調査したところの
記載ということは了解しましたが、この状態であることを知らないという区民の方に、区からお知らせして希望するかどうかという
調査は、区としてする気はありますか。または
事業者にさせる気はありますか。
◎
石川 道路・
交通計画部副
参事 今回、まだ
調査がされていない
私道の部分につきまして、どういう対応ができるか、改めて
事業者と
確認をさせていただきたいと思います。
◆いそだ
久美子 委員 取り急ぎ結構です。
◆
江口じゅん子 委員 今の
やり取りを聞いていて、四定で多くの会派が調布での
陥没、そのときから
空洞が三か所も見つかって、それに伴って
ガス漏れというのも起きたわけです。本当に
人ごとじゃないというところで、
世田谷区間の徹底的な
調査というのを多くの会派が求め、また、区長も率先して
事業者に求めてくださった中で
調査が行われているわけですから、知っている人が
私道もやってくれと言えばやってもらえる、だけれども、知らなかったらそのままというのは、あまりにも
住民感情というところも考慮していないですし、
説明責任を果たしていないと思いますので、地元区としてきちんと必要な情報を提供するということは、私のほうからも
事業者に要望していただきたいなと思います。
それと、伺いたいのが、十二月末に二回目の
要請書を手交したわけです。この中でかつてないなと思ったのは、一月までに
説明会実施をというふうに、こちらが期限を設けて強く要望したというところでは、本当に住民の不安というのを捉まえ、また、
地上部に影響がないとした
外環道工事の大前提が崩れた
重大事態なわけですから、そういった意味では、本当に必要な要請だったと思っています。しかし、今に至るまでないわけです。
今日、
ネットで取れる情報ですけれども、今、副
参事のほうからもいろいろ
資料の御
説明もいただいて、私も勉強するところもあったんですが、ただ、これは一般の方が
ホームページで見て分かるかというと、本当に読み取れない、難しいものになっていると思うんです。先ほど二月十二日に六回目の
有識者委員会ということも御
報告されましたけれども、地元の方からは、これだけ回数を重ねて、いよいよこれを最終回に
工事の再開ということがあるんじゃないかという危惧の声も寄せられているんです。
ネットや
記者会見で
状況は分かるといえども、やはりこれだけの重大
事故で、しかも多くの会派が
説明会の開催を求めて、区も強く期限を設けてそれを要望したわけですから、やはり早期の
説明会を必ず実現していただきたいと思うんですけれども、区はこの間、
要請書を手交する以外に
事業者にどういった働きかけをしてきたのかというのを伺いたいと思います。
◎
石川 道路・
交通計画部副
参事 今、
委員お話しいただきましたとおり、区長から
事業者に対して早期の
説明会の開催を求めたところでございます。一方、
事業者のほうにつきましては、明後日、
有識者委員会が開催されるところではございましたけれども、現
時点ではこういった
メカニズムの
特定作業、それから
各種調査の
分析が行われてきたところでございます。私どもも事あるごとに、打合せの場ですとか、それ以外に
電話連絡等々しているときに、区長の要請した内容についてしっかりと守っていただきたい、なるべく早く
分析等々を
確認していただいて、
原因究明をしていただいた後に、
説明会をしっかり開催してほしいといったことはお伝えしているところでございます。
◆
江口じゅん子 委員 メカニズムとか、
分析中というのはあるとは思うんですけれども、ただ、この間一回もないんです。区民の方からは、マスコミの報道のみならず、
ホームページでこういう難しい
資料を自分で読み込むだけじゃなくて、
事業者のほうからきちんと、途中経過であれ、今こういった
調査をしているであれ、やっぱり
説明を聞きたい。
事業者としても
説明責任があるのは当然なわけです。ですから、全てを待って、こういったことで
メカニズムも解析されたし、こういう
対策を取っているから
工事を再開しますという
説明会ではなくて、今の
時点できちんと
事業者は
説明責任を果たす必要があると思うんです。そういった意味では、事あるごとに区も要請していたということですから、それは非常に心強いなと思うんですけれども、ただ、
事務方レベルでどこまで効果的な要請をされてきたのかなというところでは、ちょっと見えないんです。
やはり外環の
関連自治体というのは、
世田谷のみならず狛江だの、調布だの多いわけですから、そういった
自治体間が連携して
事業者に働きかけるとか、また、
課長レベルだけではなくて、これまでも
地下水流出とかの
重大事態が区内で起きたときも、
事業者を自ら呼んで副区長が要請もされていたわけです。そういう
特別職が対応したとか、やはり
レベル感を上げての要請というのを、私は四定でも求めましたし、多くの会派も求めていたと思うんですけれども、そこのところはどうだったのかなというのを伺います。
◎
石川 道路・
交通計画部副
参事 今お話がありましたように、我々
事務方の中でも頻繁にこういった対応を求めているところでございますけれども、副区長のところにも
外環事業者のほうから定期的にいろいろな情報が提供されることがございます。そういった際には、区長の要請行動、活動を踏まえた上で、区民の不安を払拭できるような
説明会の開催についても、直接お話をしていただいているところでもございますので、引き続き
事業者に対しては早期の開催ですとか、分かりやすい
説明、こういったものに対して、しっかりと求めていきたいと思っております。
◆
江口じゅん子 委員 NEXCOの社長が外環事業ということに起因してそういった重大
事故が起こって謝罪したという、すごく大きいことだなと受け止めています。補償もするわけですから、そういった重大
事故において、区としてもまずその
説明責任を果たして、区民の立場で
特別職からも要請したということで、しかし、それでも
事業者は動かないわけです。だったら、先ほども申し上げたとおり、関連する
自治体間で連携をするとか、やはり区民の方、地域の方は本当に不安な思いを抱えて今も生活していますし、健康被害に遭っている――健康被害というか、そういった状態にあるという方の声も聞いているので、ぜひこれは早急に
説明会を開催していただきたいと、また
レベル感を上げて様々な工夫で要望したいと思います。
それと、こちらの
地盤状況や
空洞の
調査はもうほとんど終わっているということですけれども、ただ、これに対しても
説明とか、うちでは
地盤沈下じゃないだろうかとか、様々もっと丁寧に
調査をしてほしいというような要望なども届いているんです。そういった場合、
NEXCOに個別に対応してもなかなか丁寧に対応してくれないという声も聞いているので、やはりさらに詳細な
調査というところでは、区民からもこういった要望があるので、これで終わらせることなく、要望に関しては
事業者として切実に対応していただきたいということは、区からも重ねて要請していただきたいなと思うんですが、それについてはいかがですか。
◎
石川 道路・
交通計画部副
参事 今ありましたお話につきましては、改めて
外環事業者のほうに情報を共有させていただきまして、これまで以上に、よりきめ細やかな対応をしてもらうようにお話を伝えてまいります。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
○
風間ゆたか 委員長 (2)公共交通不便地域
対策及び
民間事業者主体の取組み
状況について、
理事者の
説明を求めます。
◎堂下
交通政策課長 砧モデル地区における公共交通不便地域
対策、トヨタモビリティ東京の取組
状況につきまして
報告いたします。
まず、砧モデル地区におけるワゴン車を活用した新たなコミュニティー交通の検討について御
説明いたします。
需要予測アンケートを踏まえた収支
分析でございますけれども、昨年七月にアンケート
調査を実施し、需要予測による収支
分析を行い、実証運行移行基準として設定した収支率三〇%を上回る三四・五%の結果となりました。
しかしながら、一月八日には
緊急事態宣言が出され、先般宣言が延長されるなど、依然として都内の感染
状況は予断を許さない
状況にあります。そのような中、コミュニティー交通の運行に当たっては、車内の換気や消毒に加え、乗車人数の制限を行う事例もあり、今回区が
計画する本事業に当たっても、メインターゲットが新型コロナウイルスに感染した場合に重症化するリスクの高い高齢者であることを踏まえますと、実証運行の実施に当たっても十分な感染症
対策が必要であると考えております。
そのため砧モデル地区での運行に当たって、感染症
対策として乗車定員の制限をした場合の利用予測の比較を行いました。(3)に乗車定員ごとの収支率を
記載しております。これまで乗車定員八名での収支を算定したところでございますけれども、他の事例、また、今回使用予定であるワゴン車の座席配置等を考慮いたしますと、感染症
対策として、乗車定員は最大でも五人として運行を行うことが妥当であると考えました。結果といたしまして、
記載のとおり、八人では収支率が三割を超えましたけれども、五人では二三・八%となりました。算定根拠の概要は下に
記載のとおりでございます。
裏面を御覧ください。令和三年度の実証運行についてでございます。感染症
対策として乗車定員の制限を行った場合には、実証運行移行基準として設定した収支率三〇%を下回る予測結果となりました。そのため新型コロナウイルスに関する見通しが不透明な
状況において実証運行を行い、その結果をもって継続運行の可否等を判断するのではなく、他の旅客運送事業における感染症
対策の動向、また、区内におけるワクチン接種
状況等を踏まえた上で実証運行を行う必要があると考えました。ついては、区の厳しい財政
状況等を踏まえた中で、令和三年度の実証運行を見送り、令和四年度の実証運行に向けた検討を行うことといたしました。
次に、令和三年度の取組みでございます。実証運行は順延といたしましたが、令和四年度の実証運行に向け、運行に当たっての感染症
対策の検討を行うほか、地域と連携して新たなコミュニティー交通導入に向けた機運醸成等に取り組んでまいります。
次に、
民間事業者主体の取組です。トヨタモビリティ東京が喜多見・宇奈根地区で総合生活支援サービスの一環として、昨年十一月十九日より移動支援サービスの無償トライアルを実施しており、この間の取組
状況等に関する
情報提供があったため
報告するものでございます。
まず、利用
状況でございます。昨年十一月十九日から本年一月三十一日までの期間での
状況となります。こちらのサービスを利用するためには、まず、無料モニターに新規登録してもらう必要があるんですけれども、その登録者数、また、登録後実際にサービスを利用した方のサービス利用者数、また、その方々が利用した延べの利用回数を
記載しております。なお、
緊急事態宣言期間中は、①に書いてありますけれども、朝の通勤時間帯におけるバス停送迎サービスは休止しております。
次に、利用者の方の主な目的地を
記載しております。
記載のとおり、スーパー、百貨店、病院への利用が多い結果となりました。
次に、この間の取組を踏まえまして、検討課題とそれに対する今後のトヨタモビリティ東京としての対応についてでございます。
まずは、会員の確保についてです。登録者数、利用者数、利用回数とも十分に増えていない
状況にあります。新型コロナウイルス感染拡大、その後、
緊急事態宣言の発出等により移動需要が減少しているということはございますけれども、現在、登録から予約まで全てスマートフォンのみでの対応となっておりまして、高齢者の方々の利用へのハードルになっていると想定されます。そのため今後は、専用アプリに加えましてコールセンターを設けるなど、高齢者の利用促進に向けた取組を進めていくとのことでございます。また、現在、朝の通勤時間帯におけるバス停送迎サービスについては、
緊急事態宣言期間中は利用者も少ないことからサービスを中止しておりますけれども、今後、利便性向上のため、現在の定時定路線型のサービスから乗車場所等を選択できる方式への変更を検討していくということでございます。
次に、総合生活支援サービスの検討についてです。トヨタモビリティ東京は、無償トライアルを実施中のオンデマンド等の移動支援サービスと、移動販売やカルチャー教室などの生活支援サービスを併せた総合生活支援サービスを有償化、会員制のサービスとして行うことを目指しております。そのような中、移動支援サービスのトライアルが進む一方で、移動販売等の生活支援サービスの構築に時間を要しております。また、現在、無償トライアルを行っている移動支援サービスについて、今後、有償の会員制サービス移行後にも
道路運送法上の許可、登録を要しない輸送となるためのサービス設計に時間を要しておりまして、いずれも、今後、これらのサービス構築に向けた
確認、検討を進めていくとのことでございます。
次に、スケジュールについてでございます。当初、令和二年十一月から無償トライアル実施後、令和三年四月以降に有償によるトライアルを実施する予定でございましたけれども、先ほど述べました検討課題があることなどから、無償トライアル期間を令和三年九月まで延長し、それに伴い、有償トライアルは令和三年十月以降とするとのことでございます。
最後に、区の関わりについてでございます。トヨタモビリティ東京とは、昨年十一月十八日に区民の移動に関することを含め、様々な分野を対象として包括連携協定を締結しております。その中の一つである区民の移動に関することとして、総合生活支援サービスの一環としての移動支援サービスについて、実証運行等の取組の有効性等を
確認するとしております。
区といたしましても、先ほど述べました課題等につきまして、
国土交通省をはじめ、既存交通
事業者等関係機関との
確認、調整を進めるとともに、
道路運送法に基づく地域公共交通会議等において、これらの取組
状況の共有を図ってまいります。また、トヨタモビリティ東京の取組について、区内における今後の導入
可能性等の
確認を行うとともに、移動支援サービスに関して多様な交通手段の一つの事例として、今後の不便地域
対策の参考としてまいります。
報告は以上でございます。
○
風間ゆたか 委員長 ただいまの
説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。
◆
江口じゅん子 委員 二ページ目の(5)なんですが、令和四年度、感染症
対策の検討、地域と連携し機運醸成というふうにあるんですけれども、具体的にどういうことをするか教えてください。
◎堂下
交通政策課長 具体的な取組でございますけれども、感染症自体がどうなるかというのが不明な中で、運送自体を行うための条件、今回は利用者数、乗車定員を制限という形を取ったわけですけれども、そういった
対策をしなくても運行できるような
対策がないかということを、様々な事例等を検証していきたいというふうに思っております。
また、令和三年度の実証という形で進めておったわけですけれども、今回、順延になったといったこともございます。地域の方がかなり残念に思うような形になるかなというふうに思っておりますので、何とか令和四年度の実証運行に向けた機運というものをしっかりと育てていくといいますか、つくっていきたいというふうに思っております。例えば、ルート上のマップですとか、実際に走行のルートを見ていただくとか、そういったところで将来の実証運行に向けたイメージを持っていただけるような活動なんかも案としては持っておりますけれども、詳細につきましては、今後、地元の皆さんと協議をして進めてまいりたいというふうに思っております。
◆
江口じゅん子 委員 コロナで、年明けに予定されていた勉強会が中止になったわけです。地域に入りたくても、なかなか人を集めてというところでは難しい
状況ではあります。ただ、地域の方から、これはいつになるんですかという根強いお問合せは、区にも寄せられていると思うので、
緊急事態宣言中であるから具体的にいつ勉強会とか示せないと思うんですけれども、例えば、これまでもペーパーでニュースの配布だったりとか、それから、この間の質疑の中で、例えば、SNSとか様々なツールを活用して機運醸成、広報に努めていくというような御答弁もされているので、そういった工夫というのは、できることから直ちに踏み出していただきたいなと思うんですが、いかがですか。
◎堂下
交通政策課長 一月の勉強会につきましては残念ながら中止といたしました。その代替といたしまして臨時号という形で通信を出して、個別に郵送等の対応をさせていただいたところでございます。今後、コロナの
状況というのがなかなか見えない中ではございますけれども、一堂に会して集めるような勉強会ができれば理想なんですが、それができない場合につきましても、今、
委員からお話のありましたような手法も含めて様々な検討をして、機運醸成につながるような活動を進めていきたいというふうに思っております。
◆
江口じゅん子 委員 地域への丁寧な
説明と関わりを重ねて要望したいと思います。
あと、トヨタの有償トライアルですけれども、これはお幾らの設定になったんですか。
◎堂下
交通政策課長 今は無料トライアルの期間ということになっておりまして、今後、登録者数がどれぐらいになるかといったところと、あとはサービス内容といったところで、会員制ということは言っておりますけれども、それが幾らぐらいになるかといったことについては、まだ未定というふうに
報告を受けております。
◆板井斎
委員 ちょっとそういうところが気になるんですけれども、この総合生活支援サービスというのは非常に魅力があるんだと思うんですけれども、実際、無料のモニター新規登録者数というのが、どのような年齢だとか、ニーズがあるのか、あるいは採算性というか、トータルで、きっと運賃だけじゃなくていろんな、カルチャーセンターを利用したりとか、そうしたことも踏まえての設計を考えているのか。このやり方が、砧と連動できたらおもしろいのかなというふうに思ってはいるんです。砧については、これまでも定期運行だとか、バス型とかいろいろとあったんですけれども、考察の一つとして、この砧でのやり方というのは検討に値するのかどうか、
確認したいんです。
◎堂下
交通政策課長 まず、この無料モニターの方がどういった属性かという
データにつきましては、特に年齢が気になるところでありますけれども、現在ではそういった年齢についての情報は得ていないといったところでございます。ただ、運転手さんなんかが実際の利用者さんにヒアリングをした中では、そういったヒアリングをした内容について、例えば、どこに行きたいですとか、そういった
データは取っているといったところがありますので、その点につきましては、今後の施策に生かしていくのかなというふうに思います。
また、どれぐらいの量でペイするかというところなんですけれども、今回は運送の対価として費用は受けないというシステムの中で、会費制という中でいろいろな総合支援サービスというものになります。ですので、白ナンバーでいく形になるわけですけれども、そもそももうかる事業ではないということだけ御理解いただいて、そこが継続的な形になるためにはどれぐらいのサービスと会員価格での釣り合いというものをトヨタとしては考えていくのかなというふうに思っております。
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○
風間ゆたか 委員長 それでは、(3)その他ですが、何かありますか。
◎
石川 道路・
交通計画部副
参事 私からは、東京都が公表いたしました入間川分水路の管路の損傷の
確認について御
報告をさせていただきます。本日は
資料がなくて口頭での御
報告になってしまい、大変申し訳ございませんが、御
説明をさせていただきます。
昨日でございますけれども、東京都建設局が入間川分水路の中の管渠内の定期点検を行ったところ、目地モルタルの剥離等の軽微な損傷が
確認されたという公表がございました。こちらの入間川につきましては野川の支流となってございまして、大雨が降った際に河川内の氾濫を防ぐために整備されたのがこちらの分水路となっておりまして、東京都の管理する施設となってございます。こちらの定期点検の中で剥離が
確認されたのは複数
箇所あるということでございまして、現在、東京都がこちらの
調査を実施中というところでございます。
なお、こちらの発見された場所につきましては、この間、
委員会等で
報告させていただきました
陥没ですとか
空洞、こういったものが
確認された場所に非常に近いというところがございまして、
東日本高速道路株式会社が地表
陥没等の
事象の発生を受けた
調査を行っているエリアに非常に近いといったところで、東日本高速とも東京都は一緒に
調査を進めていくというところが公表されております。この件につきましては、本日私どもの
確認では、新聞の中で三紙ほど記事の掲載がされておりまして、引き続きこういった情報の
確認ですとか、東京都等にも
確認を進めてまいりたいというふうに考えてございます。
○
風間ゆたか 委員長 ただいまの
説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。
◆
大庭正明 委員 ということは、東京都の責任ということも考え得るということですか。賠償責任とか、
陥没したということに関する責任は。これは一民間
事業者がやっていたわけですけれども、原因がこれから究明されるとなると、東京都の責任という場合は、また議論の筋立ちが違ってきます。ここでの議論もまた変わってくると思うんですけれども、その辺はどうなんですか。
可能性ですから分かりませんけれども。
◎
石川 道路・
交通計画部副
参事 こちらの分水路内の管渠の破損等につきましては、定期点検の中で発見されたと御
報告をさせていただきました。この破損自体がシールド
トンネルの
工事に影響を受けたものであるかといったところも含めて、東京都と
事業者が
調査を行うというところで
説明を受けております。
○
風間ゆたか 委員長 質問にちゃんと答えてください。東京都の責任は
可能性としてあり得るのかという質問ですから。
◎
石川 道路・
交通計画部副
参事 大変失礼いたしました。今の東京都の責任というお話についてでございますけれども、現
時点では、この剥離自体が東京都の管理責任によって発生したものなのか、それとも外環
工事が近接地で行われておりますので、外環の
工事の影響によるものなのか、そういったものの
調査をこれから実施するというところでございますので、詳細については、今後明らかにされて公表されるものと考えます。
◆
大庭正明 委員 それだと、ほかにも外環の
工事によっていずれかの、地下のねじですとか、下水道だの、水道だの、いろんな管があると思うんですけれども、そういうものに影響があるのかないのかということは、今度は東京都、または東京都の中の
世田谷区内に関するものがかなり
調査の対象になるということになりますよね。そこだけが外環の
工事の影響を受けているということかどうかを調べるだけじゃなくて、ほかの地域においても、管とかねじ、または建物も含めて外環の影響を受けているということを再
調査しないとまずいんじゃないですか。
◎
石川 道路・
交通計画部副
参事 今お話しいただきましたようなことですけれども、特に
調布市内のところにつきましては、埋設物の管理企業者から情報をいただいた中で
調査、
分析が進められているというふうに聞いてございます。こういった
メカニズム等々が今後の
調査の中で
確認されました後に、
世田谷区内のところでもこういった
事象が考えられるのか、そういったことについてはしっかりと
事業者とも
状況を
確認しながら進めてまいりたいというふうに考えます。
◆
江口じゅん子 委員 関連してなんですけれども、喜多見七丁目の野川沿いの両岸のお宅は振動被害がずっと続いているということは、この間、質問などを通じても副
参事にもお伝えしているところなんです。もう
シールドマシンは調布に行っているのに、何でいまだにと思うんですけれども、調布で
シールドマシンが取り込んだ土砂をベルトコンベアーなどで喜多見の両岸にある土砂ピットまで運んでいく、その振動被害が何年も続いている中で、窓ガラスが割れたとか、振動がいまだにあるとか、訴えが聞かれていて、今の
やり取りを聞いて、野川の両岸でそういう被害の声も聞かれているわけだから、野川だって、様々な分水路の管がどのくらいあるのかというのはちょっと私は分からないんですけれども、そういった目線でのチェックはやはり必要じゃないかなと思うんです。ぜひ
事業者に対して、まずは入間川というのを見ながら、その
状況に応じてこちらをどうするか判断するということですけれども、しかし、そこはもう積極的に、区としてもこの間、
事業者に
世田谷区間で
調査しろとか求めてきているわけだから、野川のところに関してもしっかり
調査というのは要望していただきたいなと思うんですけれども。
○
風間ゆたか 委員長 質問ですか。要望ですか。
◆
江口じゅん子 委員 質問です。
◎
石川 道路・
交通計画部副
参事 今のお話の件につきましては、
外環事業者と情報を共有する中で、今後、どういった対応ができるのかしっかり話し合っていきたいと考えます。
○
風間ゆたか 委員長 よろしければ
報告事項の聴取を終わります。
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○
風間ゆたか 委員長 次に、
協議事項に入ります。
(1)次回
委員会の開催についてですが、第一回定例会中の三月三日水曜日午後三時から開催したいと思いますが、よろしいでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
風間ゆたか 委員長 それでは、次回
委員会は三月三日水曜日午後三時から開催予定とすることに決定いたします。
以上で
協議事項を終わります。
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○
風間ゆたか 委員長 その他、何かございますか。
◆いそだ
久美子 委員 今まで、こちらから協議した中で要望が出たりとか、特に外環については区がやる主体でないので、
事業者に申し伝えますということが多かったんですけれども、申し伝えるだけで、その返事をもらってきてどうだったかという
報告を、次回の
報告事項の中でお願いしてもよろしいんでしょうか。
○
風間ゆたか 委員長 まず、その件に関して
報告できるかどうか、答弁をお願いします。
◎
石川 道路・
交通計画部副
参事 こういった申し伝えるといったことについては、当然お伝えしているわけなんですけれども、どういった形で
委員会に
報告できるかというところにつきましては、少し検討させていただければと思います。
○
風間ゆたか 委員長 この
報告事項に入れるかどうかということを正副でも協議をしますけれども、毎回、この外環道に関しては
報告をしているわけですから、伝えたということ自体は
報告事項の中にきちんと入れていただければなと思います。そこから先方からの話がないケースに関しては、なかったということも含めて言っていただくと、今の要望にかなえられるんではないかなということなので、いずれにしても、きめ細やかにきちんと
報告をしてくださいということで、次回以降、お願いします。
以上で本日の
公共交通機関対策等特別委員会を散会いたします。
午後四時十分散会
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署名
公共交通機関対策等特別委員会
委員長...