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  1. 世田谷区議会 2020-09-03
    令和 2年  9月 オリンピック・パラリンピック等特別委員会-09月03日-01号


    取得元: 世田谷区議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-03
    令和 2年  9月 オリンピックパラリンピック等特別委員会-09月03日-01号令和 2年  9月 オリンピックパラリンピック等特別委員会 世田谷区議会オリンピックパラリンピック等特別委員会会議録第七号 令和二年九月三日(木曜日)  場  所 大会議室  出席委員(十二名)    委員長         田中優子    副委員長        阿久津 皇                おぎのけんじ                和田ひでとし                岡本のぶ子                津上仁志                桜井純子                中山みずほ                神尾りさ                田中みち子                あべ力也                そのべせいや  事務局職員    議事担当係長      菊島 進    調査係主任       丸山卓也
     出席説明員   スポーツ推進部    部長          内田政夫    スポーツ推進課長    須藤剛志    オリンピックパラリンピック担当課長                中潟信彦    副参事         野元憲治  参考人   公益財団法人世田谷スポーツ振興財団    理事長         石﨑朔子    常務理事・事務局長(事務局次長事務取扱)                鈴木孝之    管理課長        小野道子    施設課長        久木田謙介   ◇ ~~~~~~~~~~~~~~~~ ◇ 本日の会議に付した事件  1.報告事項   (1) 令和二年第三回区議会定例会提出予定案件について   〔議案〕    ① 世田谷区立大蔵第二運動場条例の一部を改正する条例    ② 世田谷区立地域体育館・地区体育室の指定管理者の指定   〔報告〕    ① 令和元年度公益財団法人世田谷スポーツ振興財団の経営状況に関する書類の提出    ② 令和二年度公益財団法人世田谷スポーツ振興財団の経営状況に関する書類の提出   (2) 令和元年度指定管理施設に係る事業報告について(オリンピックパラリンピック等特別委員会所管分)   (3) 令和元年台風第十九号に伴う二子玉川緑地運動場復旧作業の検討状況について   (4) 世田谷246スポーツフェスティバルの実施について   (5) 二〇二〇ボッチャ世田谷カップの実施について   (6) その他  2.協議事項   (1) 次回委員会の開催について   ◇ ~~~~~~~~~~~~~~~~ ◇     午後一時開議 ○田中優子 委員長 ただいまからオリンピックパラリンピック等特別委員会を開会いたします。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○田中優子 委員長 本日は報告事項の聴取等を行います。  引き続き新型コロナウイルス対策を講じてまいりたいと思いますので、会議時間の短縮に御協力よろしくお願いいたします。  それでは、レジュメの順序が前後いたしますが、本日は、まず当委員会で所管する外郭団体、公益財団法人世田谷スポーツ振興財団経営状況等の聴取を行いたいと思います。その後、レジュメに沿って報告事項等の聴取を行います。  それではまず、1報告事項、(1)令和二年度第三回区議会定例会提出予定案件についての三番目、報告①と②令和元年度及び令和二年度公益財団法人世田谷スポーツ振興財団の経営状況に関する書類の提出の二件を一括して議題としたいと思います。  本件に関し、参考人として世田谷区スポーツ振興財団より石﨑理事長、鈴木常務理事・事務局長、小野管理課長久木田施設課長に御出席いただいております。本日は大変お忙しい中、御出席いただきまして誠にありがとうございます。委員会を代表して心から御礼申し上げます。ありがとうございます。よろしくお願いいたします。  議事の進行ですが、まず、区理事者より経営状況について御説明いただき、その後、世田谷区スポーツ振興財団より経営方針等について御説明をいただいた後、一括して質疑応答に入りたいと思います。よろしくお願いいたします。  なお、発言の際はお手元のワイヤレスマイクを使用いただき、説明については簡潔明瞭にお願いします。また、体調を崩すことがないよう、遠慮なく適宜水分補給等をしていただければと思います。  それではまず、区理事者より経営状況についての説明をお願いいたします。 ◎須藤 スポーツ推進課長 それでは、令和元年度及び令和二年度の世田谷区スポーツ振興財団の経営状況に関する書類の提出についての御報告をいたします。  まず、令和元年度の経営状況から概略を申し上げます。資料のほうを御覧いただければと思います。  1の実施事業になりますけれども、子ども、成人、高齢者、障害者を対象とした事業を幅広く実施しておりまして、記載のとおり、スポーツ・レクリエーション事業に多くの御参加をいただいているところでございます。初心者、初級者、中級者などを参加者のテーマ別の教室ですとか小中学生、それから高校生相当以上、障害のある方など対象に合わせまして体力・基礎運動能力向上事業各種スポーツ教室を実施いたしました。  令和二年度、今年度は中止となっておりますけれども、世田谷246ハーフマラソンの昨年度実施におきましては、マラソン、健康マラソンに加えまして、障害者スポーツの推進の取組といたしまして、視覚障害者伴走者ランニング体験、それからボッチャ、ブラインドサッカーなど、障害者スポーツ体験を併せて行っております。また、施設活性化事業の取組といたしまして、総合運動場、それから千歳温水プールにて、子育て中の方にも安心して参加いただける託児サービスつきの教室を継続して開催するなど、各施設の特徴を生かしたプログラムを提供し、多くの方に参加をいただきました。  次のページを御覧ください。収支の決算書の内訳表となってございます。  財団の会計区分につきましては、先ほどちょっと御説明をさせていただきました事業、(1)から(5)までの事業並びにそれに伴う人件費などの公益目的の事業会計、それから収益事業等会計、法人会計、こうした三つの区分に分かれております。  それでは、内訳表の一番右側の合計欄のところで御説明をさせていただきます。  まず、一般正味財産増減の部、経常増減の部でございます。経常収益計(A)を御覧いただければと思いますけれども、そちらにつきましては二十二億三千六百五十三万三千三百七十五円となっておりまして、その内訳は各種教室等の参加費ですとかハーフマラソンなどへの協賛金、それから自動販売機手数料収益である、こうした事業収益、区などからの補助金である受取補助金、それから区からの指定管理料施設使用料金の収益などによる受託事業収益、それから財団の賛助会員、協賛会員の方からの会費である受取会費などとなってございます。続きまして、経常費用の計(B)の欄を御覧ください。こちらにつきましては、二十二億五千八百四十六万円二千三百八十円でございます。したがいまして当期の経常増減額(C)につきましては、(A)から(B)を差し引きましたマイナス二千百九十二万九千五円ということになります。  次に、経常外増減の部でございます。経常外収益計(D)の欄を御覧いただければと思います。三百十五万三千七百四十円となりまして、同じ経常外費用計(E)の欄は特にかかっておりませんで、ゼロ円でございました。当期経常外の増減額(F)は、計上外収益計(D)と同様に三百十五万三千七百四十円ということになってございます。一般正味財産の期末の残高(L)欄につきましては、四億千六百三十五万六千三百八円でございます。  続きまして、指定正味財産の部でございますが、受取補助金等は、財団固有職員の退職金の相当分に対する区からの補助金ということになりますけれども、区の財政支援基準に基づきまして、こちらはゼロとなっております。なお、令和元年度の退職者が一名おりまして、この退職金につきましては、指定正味財産を取り崩し支出したため、受取補助金の振替額として三百十五万三千七百四十円を計上しておるものでございます。  続きまして、当期正味財産増減額(M)と指定正味財産の期首残高(N)を合わせた指定正味財産の期末残高(O)ですけれども、こちらが五億千百六十九万五千七百三円となっております。したがいまして、一般正味財産の期末残高と指定正味財産の期末残高を合わせまして、正味財産の期末残高(P)の欄になりますけれども、こちらは九億二千八百五万二千十一円ということになってございます。  続きまして、令和二年度の事業計画について概略を申し上げたいと思います。  令和二年度のほうの資料を御覧ください。なお、こちらは新型コロナウイルス感染症の影響によりまして、一部事業の中止、もしくは企画内容の変更を行っているものがありますが、お手元にお配りしている事業計画予算は計画当初のものとなっておりますので、御了承願いたいと思います。  まず、(1)スポーツ・レクリエーション振興事業でございますけれども、先ほども御説明しましたように子どもから高齢者まで個々のレベルに合った事業を展開いたしまして、区民のスポーツ・レクリエーション活動の振興を図ってまいるものでございます。特に④障害者対象事業におきましては、障害の有無にかかわらず、誰もが一緒にできるユニバーサルスポーツの種目の体験会ですとか、普及活動を担う人材育成に継続的に取り組むなど障害のある方がスポーツ・レクリエーションに親しむ機会を充実をさせてまいります。⑤の競技力向上事業におきましては、新型コロナウイルス感染症の影響によりまして、第十五回目となります世田谷246ハーフマラソンの中止、こちらの代替のイベントとして後ほど御説明をさせていただきますけれども、参加者が一つに集まらず開催できるオンラインマラソンなどを実施する予定となってございます。  (5)区から受託する社会体育施設の管理、運営でございます。施設ごとの感染防止対策に基づきまして、利用定員を設定するなどして施設運営を行ってございます。  裏面を御覧ください。スポーツ振興財団の会計につきましては、先ほど御説明しましたとおり、公益目的、収益、法人会計の三つに分かれております。  こちらも内訳表、一番右側の合計欄で説明をさせていただきます。  まず、一般正味財産増減の部の経常増減の部でございますけれども、経常収益計(A)の合計が二十二億七千八百四十五万九千円となっております。その内訳といたしましては、各種教室の参加費ですとか、先ほど御説明いたしました自動販売機等の手数料の事業収益、それから区からの受取補助金等指定管理料等の受託事業の収益、賛助会員会費等の受取会費ということになってございます。支出の部になりますけれども、経常費用計(B)を御覧いただければと思います。こちらが二十三億四百二十三万一千円となってございます。収益から経常費用を差し引きますと、法人税等を加えまして当期一般正味財産の増減額(I)の欄はマイナス二千七百九十三万千円ということになってございます。  続きまして、一般正味財産の期末残高(K)ですけれども、三億五千九百二万一千円となっております。指定正味財産の期末残高(N)欄は、五億千四百八十四万八千円となっております。  したがいまして、最後の欄に記載をされております一般正味財産の期末残高と指定正味財産の期末残高を合わせました正味財産の期末残高につきましては八億七千三百八十六万九千円となってございます。  長くなりまして、申し訳ありません。私の説明は以上です。 ○田中優子 委員長 次に、経営方針等について、スポーツ振興財団より説明をお願いいたします。 ◎石﨑 理事長 それでは、本年四月一日に理事長に就任いたしました石﨑朔子と申します。前任の野原明前理事長の御功績を引き継ぎまして、皆様からのお力添えを賜りつつ、この重責を果たしていく所存でございます。何とぞどうぞよろしくお願いいたします。  では、私より公益財団法人世田谷スポーツ振興財団について御説明したいと存じます。  当財団は、区内スポーツレクリエーション関連の四十八団体を賛助会員として迎え、体育協会、レクレーション協会の役割を果たすとともに、「いつでも」「どこでも」「誰でも」「いつまでも」をスローガンに、生涯スポーツ社会の実現を目指す世田谷区の政策目標の達成を補完し、スポーツ・レクリエーションの振興、発展に寄与しているところでございます。  さて当財団の経営につきましては、生涯スポーツ社会の実現に向け、行政の信頼性、確実性、公平性を継承しつつ、効率性、専門性を追求した公益法人ならではの弾力的な経営を目指し、経営基盤の強化、区民サービスの向上、経営の透明化といった三つの方針を掲げております。これらの経営方針の下、区のスポーツ振興計画の基本理念を踏まえ、当財団の策定した世田谷区スポーツビジョンを着実に推進し、施設管理と一体となった各種事業展開や自主財源のさらなる確保を図りつつ、効率かつ柔軟な運営に取り組んでおるところでございます。  なお、昨年度から今年度にかけての各種事業に当たっては、皆様御存じのように、新型コロナウイルス感染症の影響を受けております。いまだ収束の見通しがつかない状況ではございますが、状況の変化を注視しつつ、区と情報を共有しながら、区民の皆様に安心して施設を利用していただき、また事業にも参加していただけるよう努めております。  次に、当財団の事業については、主に自主事業と受託事業の二つがございます。  まず、自主事業でございますが、例年、世田谷246ハーフマラソン区民体育大会などの各種競技大会、そして世田谷ジュニアアカデミー区民スポーツまつりなどの各種スポーツ教室、イベントなど、世田谷区の特性を生かしたスポーツ・レクリエーションの振興や普及、啓蒙事業など幅広く実施しておりましたが、本年度は新型コロナウイルス感染症の影響により、多くの事業が年度当初の事業計画から変更を余儀なくされております。各種事業につきましては、感染症拡大の予防策を講じまして、参加者の皆様の健康や安全面に配慮した上で開催できるように取り組んでおるところでございます。  次に、受託事業でございますが、総合運動場及び大蔵第二運動場、千歳温水プール指定管理施設は、これらをはじめとし、中学校温水プール及び尾山台地域体育館希望丘地域体育館など九か所の受託施設、さらに区内九十の小中学校の学校施設開放業務など、区内全域を網羅するスポーツ施設の管理運営を行っております。  当財団では、多くの区立スポーツ施設を一元的に管理し、ハード、ソフト一体となった事業展開により、効率的かつ効果的な運営を行うことが最大の強みでありまして、財団の特色であると考えております。また、施設管理におきましても、感染症の拡大防止のため、多くの施設は今年二月から五月まで休館としておりましたが、利用人数の基準を設けるなど安全対策を講じながら、六月より順次営業を再開しております。  最後に、当財団といたしましては、設立目的に沿った専門性、独自性を発揮し、今後も施設管理と一体となった魅力的で公益性の高い事業を展開しつつ、自主自立に向けた努力を継続し、区民ニーズを反映した柔軟な運営を取り組んでまいりたいと考えております。  以上で私からの説明を終わらせていただきます。ありがとうございます。 ○田中優子 委員長 ありがとうございました。  それでは、これまでの報告、説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。 ◆そのべせいや 委員 御説明ありがとうございます。  私の理解不足かもしれませんので、大変恐縮ですが、幾ら分、区が発注をしていて、それ以外の自主事業、完全な自主事業で、あるいは会員費などで入ってきている収入がどれぐらいなのかということをまず分けてお話をいただければと思います。 ◎小野 管理課長 ただいまの御質問でございますが、お配りしております令和元年度の決算書の冊子のほうを御覧いただければと存じます。そちらの四一ページの正味財産増減計算書の中で、科目ごとに内訳がございます。  御質問いただきました区からの補助金ということでございますと、4の受取補助金等の中の上から二段目の受取区補助金の二億四千三百万円余が区から頂戴している補助金の金額となります。また、5の受託事業収益でございますが、こちらの1の受託事業収益につきましては、区から業務委託を受けまして、頂いた委託料ということになります。その下の2の指定管理事業収益でございますが、指定管理料の収益として区から頂戴しているもののほか、施設利用料金収益、こちらは利用者の方から頂戴した収益を財団のほうの口座に入れているといった形でございます。経常収益の計の区から頂戴している部分以外がほぼ財団のほうの自主事業の収益という形となっております。 ◆そのべせいや 委員 ありがとうございます。  そうすると、四一ページの3の事業収益の1の項目ですとか、こういったところも、これはあくまでもスポーツ振興財団が全て自主的に稼いでいるものという認識でよろしいですか。 ◎小野 管理課長 おっしゃっていただいたとおりでございます。財団の自主事業の収入でございます。 ◆そのべせいや 委員 今度は区に関連して伺いたいんですが、区として補助金を出していたりとか、あるいは様々委託をされていたりすると思うのですが、今般の事業見直しというものがかかったと思いますが、その関連で、一度発注したものを、これは法人ですから別のところに対して取り消すというものは非常に困難だと察しているところではあるんですが、今年度分の扱いについて、あとは来年度分について、このあたりの数字についてどうなっていく予定かということを伺いたいです。 ◎須藤 スポーツ推進課長 区から補助金として出している内容の中には、先ほどの自主事業で実施をされている世田谷246ハーフマラソンですとか、それからあと区民体育大会のような区民の方々が活動される体育の大会、区民スポーツまつり、それから障害者、高齢者の方向けの事業、それから子ども向けの事業といった様々な事業を行っていただいております。  こうしたものにつきましては、スポーツ振興財団が先ほどちょっとお話がありました自主事業の財源のほうと併せて全体の収支のバランスを見ながら、財団として実施をする中で、区からの補助金をどのぐらい出せば、この事業が運営できるのかということを調整しながらやっております。今年度は確かに新型コロナウイルスで当初に影響が出ているものもあるんですけれども、そこの部分がもともと財団が収益としてプラスを出している部分にも影響を及ぼしていますので、最終的にもう少し先にならないと、ちょっとこの事業全体の見通しとして、何ができて、どこまでやれてというところが見通せませんので、今の段階では、スポーツ振興財団とその辺をきちんと確認しながら調整を行っているというような状況になります。  令和三年度の予算に向けましては、こうした内容を踏まえまして、このコロナ禍での実施というのが、どういった形で、どういうものが可能なのかというのを精査した上で、特に障害者、高齢者の方の事業となりますと、なかなか参加がいただけない、難しいというようなのも最近も増えてきておりますけれども、それでは逆に健康増進とか、そういったほうにも影響を及ぼしかねませんので、そういうところにならないように、スポーツ振興財団とやり方の工夫、見直しもしながら、ただ、経費全体としては区の財政が厳しい状況ですので、少し抑制をかけるような形で調整をしてまいりたいというふうに考えております。 ◆津上仁志 委員 昨年要望した件がどうなったか、それをお聞きしたくて質問させていただきたいんですが、一点目が部活動のことをちょっとお伺いして、各種団体の方々が登録していただいているシステムがあったと思うんですけれども、そこを学校側も利用したいということで、問合せしても、なかなかその方が行かれるための派遣料というんですか、そこと学校側との折り合いがなかなかつかなくて、マッチングしていないというのを学校側から聞いたことがあったんですけれども、その辺、改善というか、普及みたいなことをできませんかということで要望させていただいたんですけれども、何かこの一年で工夫されたこととかがあれば教えていただきたいんですけれども。 ◎小野 管理課長 御質問いただきました財団のスポ・レクネットという指導者登録の件かと存じます。前回、御質問いただきまして、それ以降、学校のほうへの呼びかけですとかさしあげているところではあるんですが、コロナの状況などもありまして、恐らく部活動がそれほど今盛んに行えないという状況もあるのかと存じますが、今のところ、目立った実績が上がっていないといったところが現状でございます。 ◆津上仁志 委員 周知ということで、学校側での御案内をしていただいたと思うんですけれども、一方で、学校側もなかなか指導員の方というのは、区のほうでほぼボランティアみたいな形でやっているので、さほどの謝礼みたいなのはお支払いできていないんですけれども、団体の方々が言っていただくと、報酬という部分で、なかなか学校側と折り合いがつかないみたいなこともお聞きしたんですけれども、そのあたりで何か改善とか団体の方への御協力みたいなことを図っていただいたとかということは、特にはなかったですか。 ◎小野 管理課長 講師料の補助ですとか、そういった制度は今のところございません。 ◆津上仁志 委員 そういった事情も学校側にもあるようなので、ボランティアで行っていただくのはなかなか難しいと思うんですけれども、そのあたりでもしかしたら協力していただける団体等もあるかもしれないので、そういうこともぜひ協力していただいている団体の皆様に図っていただければなということをまたちょっと要望させていただきたいと思います。  もう一点が太子堂のプールのことで、去年も聞いたんですけれども、活性化と言われている割には、なかなか利用者の方もあまり増えていかないという状況もあったとは思うんです。その辺で、こういう状況なので難しいと思うんですけれども、こうする予定でしたみたいなことがあれば教えてほしいんですけれども。 ◎久木田 施設課長 昨年度、そういう御指摘をいただきまして、来年度になるんですけれども、今まで太子堂中学校のほうでは成人を対象としたアクアフィットネスと水泳教室、その二本だけをやっていたんですけれども、来年度はちょっと挑戦ということで、ジュニア水泳教室を事業計画として計画しているところでございます。 ◆津上仁志 委員 引き続きよろしくお願いいたします。 ◆神尾りさ 委員 ありがとうございました。  新型コロナ禍で、今、スポーツを止めないということがすごく大事で、そういった役割を皆さん担われているんだと思うんですけれども、これまで数か月、コロナ禍で私たちも過ごしてきて、あとこれが少なくとも数か月続く、もしくは一年、二年か分からないですけれども、そういった単位で続いていくということが見通せる段階に来ていて、これまでいろんな工夫なんかも多分されてきたんだと思いますし、これから乗り切らなきゃいけないという段階にあると思うんです。  そういった中で、これからどういう工夫をされていくのかということと、私は個人的にはやっぱりテクノロジーを使わなければ乗り越えるのは難しいんじゃないかというふうに思っているんですが、例えば最近はズームとかオンラインのツールを使うと、ほかの場所にいる人も一堂に会して何かができるとかいう工夫ができたり、あとはズームとかで、オンラインで返すことで顔だけが映るので、例えば車椅子の方が画面の向こう側にいらしても、それは参加している場合には分からないので、そういった意味での本当のインクルーシブといいますか、対等な立場で一人一人が参加できるというような、この機会をプラスに生かせるような工夫もできるんじゃないかなというふうに思うんです。そういったことに対して何か取組ですとか、今後、数か月、まずは乗り切るということだと思うんですけれども、それをプラスに生かすというようなことも踏まえて、もし何かお考えがあったらお聞かせください。
    ◎久木田 施設課長 新型コロナウイルスの中でどういうふうに区民の方にスポーツを普及できるかということで、まず、六月、七月の段階ではフィットネスの動画配信、高齢者の健康体操ですとか、そういったことを行いました。現時点では、例えば世田谷ジュニアアカデミーですと、子ども対象のサッカー教室とかですけれども、それをオンラインで、一人のコーチが実技を見せて、もう一人のコーチがズームでやったときに、ほかの子どもたちの動きを見ながら指摘するといった取組をしていくですとか、あとは各施設で施設活性化事業としてエアロビクスとかもやっているんですけれども、そちらのほうも、今、定員を半数にしてやるような状況で、申込みをした人全てを受け入れることができないような状況もございますので、また秋頃に、どうしてもやりたいけれども、逆に施設に行くのは怖いとかという方を対象にオンライン枠というのを試行実施して、そういった方に自宅でも体を動かすことをできるようにといった取組をしてまいりたいというふうに考えております。 ◆あべ力也 委員 ありがとうございました。  コロナ禍で、事業展開に関してはいろいろ御腐心をされながらやられていると思いますけれども、そのことに関しても、まず敬意を表したいと思います。  私も自分の住んでいるところが大蔵運動公園のすぐ隣なものですから、いわゆる緊急事態宣言とか、コロナ禍の現在までの間、大蔵運動公園とか砧公園とかの周辺を、朝であったり、夕方であったり、ランニングをしたりという方が、私も実際走ったりしているんですけれども、多くの方は走られたりしていると。一時期はすごい混雑していて、朝なのにすごい人がいっぱいいらっしゃるというので、それが今度、密になってどうなのかなという話もございました。  ただ、やっぱり自主的にいろんなスポーツで体を動かしたり、コロナ禍とはいえども健康を維持するということの大切さをこの何か月間で改めて認識をしたということなんですが、先ほど来、理事長からも様々な行事やプログラムも休止をしたり、施設そのものも休止をしていたというような状況の中で、各区民は、それでもスポーツをしたり、体を動かすということを継続をしてきているということで、コロナ禍の中でどういう支援をしていくことができるのかということは、財団としても検討していくべき課題だと思います。  特にランニングなんかは、なるべく連れ立たないで一人で走ったほうがいいというような御意見とか御指導とかも、報道機関とか、あと政府なんかも言っていたような気がしますけれども、何となく一人で走っているというと無味乾燥な部分があって、それをアシストするような財団としての何かアプリケーションだったり、今、大体の人はスマホを持っていたり、あとスポーツ関係だとスマートウオッチを持っていたりというようなことですから、それで同じような活動というか運動をしたりしている人たちが、一緒に走るんじゃないけれども、アプリケーションの中で一緒に運動しているようなことを体験できるようことも必要なのかなというふうに思っております。  先ほど課長が御説明いただいたように、フィットネスとかそういうのは動画配信をしたりというようなことをやられているということですけれども、それぞれ一人一人のスポーツをされる方に対するアシストとしての考え方というのは、現状、どういうことを考えられていて、まだコロナは続くと思いますので、その間、それぞれの区民の皆さんのスポーツの継続に向けてどういうことができるのかということを今検討されているのか伺っておきたいと思います。 ◎小野 管理課長 委員がおっしゃっていただきましたとおり、今、ランニングをされる方が非常に多ございまして、一人で走るよりも誰かと一緒に走ったほうがやりがいもありますしということで、多くのランナーは既にGPSを使って、ランニングアプリを使って、自分の走行距離を蓄積してアップしたりだとか、もしくは離れたお友達と一緒に走る感覚を味わったりですとか、そういった楽しみ方をしていらっしゃる方がいらっしゃるように聞いております。  まさに、今回、世田谷246ハーフマラソンが中止になりまして、その代替イベントとして、新たにオンラインマラソンというものを現在企画をしております。GPSで走っていただいて、それは同時に走るということと、あとは累積でハーフマラソンの距離を走り切るというような達成感も感じられるような取組であるということで、まずは、そのような新しいチャレンジをオンラインマラソンというところでやっていきたいというふうに考えております。 ◆あべ力也 委員 以前から世田谷246ハーフマラソンの代替案として、そういう企画をされているということは伺っておりましたので、それはそれで期待をしているんですけれども、ただ、ハーフマラソンということに限らず、ルーチンのランニングの中で、個人的に、いろんなアプリケーションがあって、GPS対応で、どこを走って、何キロ走ったとかというのを皆さんで共有しているというようなことも存じ上げているんです。  ただ、そういう仲間をつくったり何かというのをスポーツ財団のほうで呼びかけてやったりとか、ランニングの教室なんかもやられていたりするわけですから、そういう人たちが個別に運動したりなんかするということに対する呼びかけであったり、アシストであったり、ホームページもあるんでしょうから、その中でこういうサッカーの機会がありますよとかという呼びかけをしたりとか、様々な工夫ができると思いますので、その点については、いろいろ研究をしていただいて、世田谷区もスポーツ人口は大変多いと思いますので、それぞれの方が参加できるような機会をスポーツ財団のほうで先導しながらやっていただければ、楽しいランニングができるんじゃないかと僕も思いますので、ぜひよろしくお願いをしたいと思います。要望を兼ねて、よろしくお願いします。 ◆岡本のぶ子 委員 ありがとうございます。  先ほど様々質疑を伺いながら、また事業計画等もお話しいただきながら、コロナによって大幅に様々な計画の見直しが迫られていることも当然なんですけれども、特に本来でしたらオリンピック・パラリンピックが行われているこの時期に、来年に向かってという準備段階でもありますけれども、様々なことが粛々と進められているんだと思いますが、特に子どもの交流というところで、財団の皆様のほうの工夫として、子どもたちにアメリカ選手団との交流ですとか、このコロナ禍の中で何か工夫されていることがあれば、また今後の計画もあれば教えていただければと思います。 ◎中潟 オリンピックパラリンピック担当課長 アメリカ選手団との交流につきましては、ホストタウン事業等もあるんですけれども、その際に、これまでの実績といたしましても、財団のスイミングアカデミーに参加している子どもたちにお声がけをさせていただいたり、実施しているところでございます。また、今なかなか交流事業というところが組めない状況ではあるんですけれども、子どもたちをメインに据えておりますので、そういった際には財団でスポーツをやっている児童生徒につきましてもお声がけするような形で取組をつくってまいりたいと考えております。 ◆岡本のぶ子 委員 コロナということもあって、オンライン、先ほどからお話がありますけれども、アメリカ選手団との交流、具体的に直接お会いする交流はできないとは思うんですけれども、このオンラインを使っての交流ができるのかなと思うんですけれども、そこの何か具体的なアプローチというのをやっていらっしゃるのかどうか伺えればと思います。 ◎中潟 オリンピックパラリンピック担当課長 アメリカ選手とのオンラインというところでございますが、まさに十一月八日のイベントにつきましては、オンラインで、時差等もあるのでなかなか難しいんですけれども、今現在、オリンピアンの方にクリニックの動画を作っていただきまして、それを動画で流して、現地でそれを日本のオリンピアンに指導していただくというような企画をしてございまして、今まさにアメリカのほうとそういったことも含めた交流を少しずつできないかというところを交渉しているというところでございます。 ◆岡本のぶ子 委員 それは今後のことではありますけれども、ぜひ財団のノウハウを使っていただいて、せっかくの機会ですので、実際、今、アスリートの方たちは、先が見えない中で一生懸命練習されていると思うんですけれども、また子どもたちにもその心というか、楽しみが伝わるような工夫も併せて行っていただければと思います。要望です。 ◆中山みずほ 委員 ありがとうございました。  今、収支のほうの二枚のぺらのうちの予算のほう、これはコロナのことを想定していない当初の予算だという御説明があったかと思うんですけれども、当然ですけれども、コロナによって、実際の事業進捗、予算消化率も当然規模縮小しますし、あと収益においても、多分、例年になく減るものと想定できるんですけれども、これは何か中間報告みたいなものが出たりとかする予定はあるんでしょうか。 ◎小野 管理課長 令和二年度の予算の執行状況でございますが、四半期ごとに財団のほうで中間の数値を出しまして、区のほうに御報告はさしあげております。状況でございますが、おっしゃっていただいたとおり、事業が執行できなかったことで支出が減る部分、あるいは逆に黒字の事業ですと、参加料収入の減収のほうが多かったりというようなことがございまして、大きく見ると、やはりマイナスの方向に傾いているというような状況でございます。また、もう少し数値が固まり次第、区と予算のほうも協議をさせていただく予定でございます。 ◆そのべせいや 委員 令和元年度についてですけれども、冊子の中、あるいは書類の提出という一枚目の資料の中で、区から受託をしているものと自主事業、冊子の中で言うと四ページから事業の状況ということの記載があると思うんですが、区から受託をしているものと自主事業について、どこが区から受託をしてやっているもので、どこが自主事業としてやっているものなのかを教えていただきたいです。 ◎小野 管理課長 御説明が不足しておりまして、申し訳ございません。  令和元年度の決算書の冊子をめくっていただきまして、色紙の次のページに事業一覧表という体系図がございます。財団の自主事業として実施しておりますのが、記載の一から三号事業までが自主事業、また四号と五号が受託事業となっております。五号事業につきましては、(1)から(13)まで書いてございますが、(1)から(3)までが指定管理者で受託している業務ということになります。 ◆そのべせいや 委員 受託事業の四号事業のスポーツ施策振興事業というのは、かなり大きなくくりの記載なので、これで具体的にどんなことをされているのか伺いたいです。 ◎小野 管理課長 こちらは世田谷区のスポーツ推進委員さんの事務局業務を受託をしておりまして、そちらの内容になります。冊子のページとしましては、二四ページに記載をしておりますような推進委員の事務局の会議の補助ですとか、そういった業務となっております。 ◆そのべせいや 委員 そうすると、基本的にこちらに記載をされているような振興事業、ほとんど一号事業になっているのかなと思うんですが、スポーツに一番関わるところについては、スポーツ振興財団があくまでも自主的にやられているということは把握をしました。民間と競合することをやっても、あまり意味もないと思いますので、できる限り民間の手の届かないところをやっていただきたいということは要望します。  もう一点、先ほどの今度は経常費用についてですが、委託費というところにかなりの金額が、十二億円を超すぐらい、事業費の半分以上が恐らく費やされているという書き方になられていますが、委託費はどういったことに委託をされていらっしゃるのかということを教えてください。 ◎久木田 施設課長 五号事業につきましては、区内のスポーツ施設の維持管理運営業務になります。具体的に言いますと、温水プールの受付、温水プールの監視、温水プールの清掃、温水プールの警備、そういった業務、区内のスポーツ施設十三業務を受託している状況でございます。 ◆そのべせいや 委員 そうすると、指定管理事業の収益の恐らく十三億七千万円ぐらいをスポーツ振興財団として受託をして、多分、四六ページにある区から受託する社会体育施設の管理及び運営というところ、これは十億円ほど委託費というところに項目で計上されていますけれども、十三億七千万円で受託をしたものを十億円でどこか別の業者に再委託をしているという認識でよろしいですか。 ◎久木田 施設課長 おっしゃるとおり、運営主任ですとか、受付とかマネジメントについては財団の職員で業務を行っておりまして、警備ですとか植栽維持管理とか、そういったもの、おっしゃるとおり十億円程度を再委託で、民間のほうを活用して運営しております。 ◆そのべせいや 委員 十億円で委託している中身が警備、植林などで、メインの受付業務などについてはスポーツ振興財団が担っているという認識でよろしいですか。 ◎久木田 施設課長 おっしゃるとおりです。施設の清掃、設備、植栽、警備といった専門的な業務を民間企業に委託しております。 ◆そのべせいや 委員 十三億円以上のうちの十億円というと、大多数が委託をされているというふうに感じてしまうところですが、大多数の業務はあくまでも委託をしないとできない業務なんでしょうか。 ◎久木田 施設課長 民間企業の活用というところと、あと専門性を生かすというところで、財団設立当初から、基本的なマネジメントの部分、全体統制の部分はスポーツ振興財団のほうで行って、専門的な業務については民間のノウハウを活用するということで、施設の維持管理は進めております。 ◆桜井純子 委員 予算のほう、決算のほうにも載ってはいると思いますけれども、スポーツ振興財団の取り組んでいる事業で、障害者の方のスポーツ、障害者スポーツの活動の推進というのがありますけれども、例えば、予算のほうの六ページの③でユニバーサルスポーツ推進事業というのがあって、中身を詳しくは書いていないんですけれども、このユニバーサルスポーツ推進事業は、障害のある方とない方が一緒にやるスポーツということが書いてあります。これは具体的にはどういう内容のものをしていくというふうに考えていらっしゃるんでしょうか。これからやることがあれば、それも併せて教えてください。 ◎小野 管理課長 ユニバーサルスポーツでございますが、おっしゃっていただいたとおり、健常者も障害のある方も高齢者も皆さんで楽しめるようなスポーツということで、財団としましては、ボッチャですとかブラインドサッカー、車椅子バスケットボール、あるいはフライングディスクといったものをメインに、これまで実施してまいりました。  今後の計画でございますが、なかなかコロナ禍で計画が立たない部分もございますが、今回、ハーフマラソンの代替イベントの中で、また障害者スポーツ体験コーナーというものを企画しております。財団としましては、今回、マラソンの代わりということで陸上競技的な要素も含めたいということで、四種目ほど計画をしております。車椅子を使ったスラロームですとかブラインドウオーク、ビーンバッグ投げ、あとペガーボール、そういったいろいろな種目を体験していただくようなコーナーを今のところ計画してございます。そのほかにも、年度内にできるだけ多くの事業を実施したいというふうに考えております。 ◆桜井純子 委員 大分昔ですけれども、国体があったときに、駒沢の競技場のところでフライングディスクの競技を見たことがあって、これだったら、私は運動神経がないので人を抜いたことがないような人間なんですが、そういう運動神経のない人でも一緒にやれる楽しいスポーツだなと思って、競技でもあるけれども、競い合いではなくて、みんなで一緒にやって楽しむスポーツの体験をさせていただいて、かなりその体験がいろいろなものに対する気持ちとかも変えていったということがあるんですが、なかなかこのユニバーサルスポーツというのがまだ広がっていないなと。ボッチャというのは少し広がってきたというか、認知が上がってきたような気がしますが、それは私も関わっているというのがあるからそう思ってしまうかもしれないし、このユニバーサルスポーツ、かなり種類も多くあるようなので、もっと広がっていくといいなと思っているんですが、障害のある方でも知らないことはたくさんあると思うし、障害のない人も知らない、このユニバーサルスポーツについて広げていただきたいなと思うんですが、何かお考えとかありますか。 ◎鈴木 常務理事・事務局長 今のユニバーサルスポーツの推進ということでございますが、今、財団のほうでも職員の中でプロジェクトチームを立ち上げまして、また、そのプロジェクトチームの職員の中には、大学時代、障害者スポーツ全般について学んだ職員もいますので、そういった若い人の意見も聞き入れながら、いいものをつくり上げていきたいと、こういうふうに考えているところでございますので、よろしくお願いいたします。 ◆桜井純子 委員 今、世田谷区は、私が言うのもなんですけれども、ノーマライゼーションプランというのをつくっている最中で、その中に障害者スポーツというのが位置づけられています。障害者スポーツというのも、競うというアスリートの方々のバックアップをするのもいいと思っていて、それもやっていってほしいんだけれども、今ちょっとお話しをさせていただいたユニバーサルスポーツという視点というのも進めていただきたいなと、区に対しても思っているんですね。  そのときに区のスポーツ推進部も頑張るとは思いますが、それだけではなくて障害の部署、所管を超えて、やっぱりこのスポーツというのが人と人とをつなげて元気にしていくし、コロナ禍、その後の生活をどうするかと考えたときに、いろいろな工夫の中で人のつながる部分というのを工夫していく必要があって、このユニバーサルスポーツというのは、一つ、新しい提案になっていくんではないかと私は思っています。ですので、今つくっている最中のノーマライゼーションプランというところに、私はスポーツ振興財団も少し関わって一緒にやっていくことができるといいなというふうに思っていて、今検討したりとか、大学で学んだ方がいらっしゃるという、それは一つの財産だったり経験だったりしますので、ぜひスポーツ推進部もつなげていただいて、世田谷区全体が障害者スポーツを所管を超えて広げていくというふうにしてもらいたいなと思いますので、お願いしたいと思います。何か御感想とかあれば。 ◎須藤 スポーツ推進課長 障害者スポーツの部分について、今、ユニバーサルのほうのノーマライゼーションプランも含めて検討会に実は我々も参加させていただいていて、その中には障害者スポーツの部分、特に障害のほうも今回の共生社会ホストタウンを通じて、昨年、オリパラ課もちょっと出させていただいてのまち歩きで、向こうの車椅子ラグビーの方に来ていただいて、アメリカの方に来ていただいての交流といったようなものもやらせていただいております。  皆さん、障害に個性があるものですから、一概にこれをやるということがなかなか難しいものもあります。我々スポーツ推進部でも、長年、障害のある人とない人が一緒にできるレクリエーションをやるということに取り組ませていただいております。こうした中で、基本的な考え方として、参加者が競技のルールに合わせるのではなくて、参加者が楽しめるように競技のルールを工夫して、その場にいるみんなが楽しめるスポーツ・レクリエーションのやり方を考える、そういう考えを持ちましょうというのを基本にして、事業を展開して講習会とそれから実際に障害当事者の方にも参加いただく体験会を実施していますので、そういうものもあわせて、本当に当事者の方に障害者スポーツをやっていただく、障害者スポーツという呼び名もよくないなと思っていて、同じスポーツだったりレクリエーションなので、そこが取れるようなことになるように、大きな意味では目指していきたいというふうに考えております。  そうした中で、スポーツ振興財団ユニバーサルスポーツ事業の中でも、我々もこういうものどうですかというところで工夫を一緒にさせていただいて、共に進めていければというふうに考えております。 ◆桜井純子 委員 今の課長のお話を聞いて、本当にオリンピック・パラリンピックというのは一つの契機だったと思います。世田谷区は少しずつ障害者の方と障害のない方とスポーツのことは積み上げてきたと思うんですが、一つ注意しておかなくてはならないのは、よくお分かりだなというふうにお話を聞いて思ったのであれですけれども、障害者のアスリートのスポーツを見て感動を得るということは、それもそれで一ついいんですけれども、感動を与えてもらうというか、感動を与えないといけないような、そういう風潮があって、そうではないと、共にとおっしゃいましたけれども、その視点というのを忘れないでつくり上げていければなというふうに思っています。ありがとうございます。 ◆田中みち子 委員 いつも区民の健康づくり、健康推進について尽力いただいてありがとうございます。  私からはハラスメント対策についてちょっと聞きたいなと思っていて、これだけ多くの区民がスポーツを通して参加させていただいていると思うんですけれども、これからハラスメントも防止するのに強化していかなきゃいけないと思うんですが、今現在どのような取組をしていらっしゃるかというのを教えていただきたいと思います。 ◎小野 管理課長 ハラスメント対策ということでございますが、財団のほうではコンプライアンスについて徹底するという意味で、コンプライアンス規則を設けまして、きちんと取り組んでいるところでございます。  また、職員一人一人にしっかりとした教育をしていきたいということで、年に一度、職員を対象としたコンプライアンス研修、どんなことを守っていくべきだとか、また、どういったことがハラスメントに当たるかといった定義ですとか、そういったことを細かく指導するようにしております。また、何かあったときの公益通報制度というところも念頭に置いておりまして、コンプライアンス委員会というものを財団内部で設けておりまして、何かあったときの通報先というものも、職員にしっかり周知するようにしております。 ◆田中みち子 委員 そうしましたら、職員の皆様は研修などを受けられて、そういったことがないように取組を進めているということで、確認しました。  逆にいろいろなスポーツの教室があると思うんですけれども、そこにいらっしゃるような先生ですか、そういった方々というのは、どうなんでしょうか。 ◎小野 管理課長 私どもスポーツ振興財団は体育協会の位置づけということもございまして、おっしゃるとおり、いろいろなスポーツ・レクリエーション団体の方に加盟をしていただいて、そういった団体を指揮統括する立場でございます。ですので、各団体さんに対しましても、そういった法令遵守について、例えば日本スポーツ協会のガイドラインですとか、いろいろな通達を年一回の会議のときにお示ししたりですとか情報提供をするなどして、いろいろなスポーツ・レクリエーション団体の皆様にも、そういった意識を持っていただけるように取り組んでいるところでございます。 ◆田中みち子 委員 ありがとうございます。やっぱり指導的立場にある中で、先生はもちろん期待してという部分があるんでしょうけれども、なかなかそれが受け手にとっていっぱいいっぱいになってしまう場合があると思うんですね。やっぱりそういったときに、ぜひとも、何かそういったハラスメントなんかを受けた際の相談の窓口というのも周知していただきたいなと思っていて、今現在はそういったところを参加される皆様も含めてお伝えしているのか、逆にこれまでハラスメント的なもので御相談を受けているとか、そういったことはあるのかどうかも含めて、現状、どうでしょうか。 ◎小野 管理課長 幸いなことに、今のところ、何か仲裁を求めて御相談に見えられる方というのは、情報は入っておりません。ですが、財団として何かそういう御相談等ありましたら、適切に対応はしてまいりたいと考えております。 ◆田中みち子 委員 ぜひお願いします。これまで相談窓口もなければ、受けたとしても相談することがなければ顕在化しないというところもあるんだと思いますので、きちんと措置、救済できるような仕組みみたいなものもつくっていくことも重要だと思いますので、そのあたりもぜひこれから検討していただきたいと要望いたします。 ◆あべ力也 委員 資料を調べてちょっと分からなかったので伺いますけれども、財団のプロパーの職員は何人いるんでしたか。 ◎小野 管理課長 財団のプロパー職員でございますが、正規職員ということでございますと、二十九名でございます。そのほか契約職員ですとか非常勤職員、有期職員を加えまして、現在五十八名だったと思います。 ◆あべ力也 委員 分かりました。さっきそのべ委員から、いろいろ委託の問題で、その比重の問題の話が出ましたので、プロパー職員で直営でできる能力としては、なかなか厳しいのかなということですよね。  それと、ちょっと資料を見ていて、決算書の中で寄附というのがあって、コカ・コーラボトラーズジャパンというところから寄附をもらった形で、これは恐らくベンダーだと思うんですけれども、これはベンダーは入札でこの一社になっているということなんですか。ほかからの寄附はないんですか。 ◎小野 管理課長 コカ・コーラボトラーズさんを選んだ際、プロポーザル入札で選定をさせていただきまして、たまたま一社になっているというところでございます。総合運動場千歳温水プール、大蔵第二運動場、それぞれ選定をしておりますが、現状は一社になってしまっているということです。 ◆あべ力也 委員 ということは、プロポーザルの中で、売上げ相当額の何%かを財団のほうに寄附していただくというようなことになっているということの認識でいいんですよね。そうすると、年間の売上総額はどれぐらいになるんですか。あとベンダー数は何台あるんですか。 ◎小野 管理課長 ベンダーの台数でございますが、若干増えている可能性はあるのですが、総合運動場で二十五台程度、大蔵第二運動場で三十台強、千歳温水プールで十五台ほどの台数で飲物ですとか、アイスですとか軽食の自動販売機を設置しております。  売上げでございますが、詳細な数字は今手元にございませんで、申し訳ございません。ただ、物販手数料ということで頂いている金額としましては、一千七百万円ほど、昨年度の決算では物品販売収益というものがございました。そちらが基本になるかと存じます。 ◆あべ力也 委員 ベンダーもいろんな会社によって、例えば、今回、スポーツ振興財団とは寄附金の契約をされているようですけれども、それだけじゃなくて、災害時に、今、水だとか飲物だとかが無料で出るという契約も、たしか区もやっているものはありますよね。スポーツ振興財団がやっているものは、災害時対応というのはプロポーザルの中に入っているんでしょうか。 ◎小野 管理課長 現在置いていただいている自動販売機、災害対策用のものですとかを取り混ぜて置いていただいております。契約の中で、そういった内容も盛り込んでおるものと存じます。 ◆あべ力也 委員 詳しいことは、また後から教えてください。ありがとうございました。 ○田中優子 委員長 それでは、以上で令和元年度及び令和二年度公益財団法人世田谷スポーツ振興財団の経営状況に関する書類の提出についての報告を終わります。  参考人の皆様に委員会を代表し、改めて御礼申し上げます。皆様に御出席いただきまして、委員会として大変有意義な議論、質疑ができたと思っております。本日は誠にありがとうございました。  それでは、ここで参考人の皆様は退席されますので、しばらくお待ちいただきたいと思います。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○田中優子 委員長 それでは戻りまして、(1)令和二年第三回区議会定例会提出予定案件について、議案①世田谷区立大蔵第二運動場条例の一部を改正する条例について、理事者の説明を願います。 ◎須藤 スポーツ推進課長 それでは、大蔵第二運動場条例の一部を改正する条例につきまして御報告をさせていただきます。  本件は、昨年九月の第三回区議会定例会におきまして補正予算を御議決いただきました大蔵第二運動場の改修工事におきまして、和室となっていた宿泊室の一部を洋室に改修したことに伴いまして、条例の一部を令和二年第三回区議会定例会に御提案をするために御報告するものになります。  2の改正理由を御覧ください。和室十二・五畳の部屋が五部屋ございましたけれども、こちらのうち四部屋を洋室に変更をしております。  4の施行予定日を御覧ください。洋室の公用開始日は令和二年十月一日としてございます。  5今後のスケジュールですけれども、記載のとおりとなります。  説明は以上です。 ○田中優子 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○田中優子 委員長 それでは次に、議案②世田谷区立地域体育館・地区体育室の指定管理者の指定について、理事者の説明を願います。 ◎須藤 スポーツ推進課長 それでは続きまして、地域体育館・地区体育室の指定管理者の指定についての御報告をさせていただきます。  本件は、条例の規定に基づきまして北烏山地区体育室の指定管理者の候補者を選定いたしまして、当該候補者を指定管理者として指定するための議案を令和二年第三回区議会定例会に提出するために御報告するものとなります。  2の施設名称及び候補者名等の欄を御覧ください。施設は北烏山地区体育室、指定管理者の候補者は株式会社リバティヒルということになっております。  3の指定期間は記載のとおりとなります。  4の選定方法等になります。選定は条例の施行規則によりまして、指定管理者の選定委員会を設置いたしまして、公募により候補者を選定しております。選定委員会の決定に基づきまして公募を行いましたところ、二社より応募がありまして、書類審査であります財務、それから一次の審査を経まして提案書に基づいたプレゼンテーション、ヒアリング等の二次審査を行い、一次、二次の総合的な判断によりまして、指定管理者の候補者を選定をさせていただいております。  裏面を御覧ください。上段にあります選定委員会の構成につきましては、記載のとおりとなってございます。  (3)の選定委員会の開催状況ですけれども、選定委員会につきましては、新型コロナウイルス感染症の対策といたしまして、第一回から第三回目までは会議形式ではなくメール等により各委員から個別に意見を聴取するという形で開催をさせていただいたものとなってございます。  5選定結果につきましては、別紙として選定結果表をおつけしております。別紙のほうを御覧いただければと思います。  4に記載がありますように、合格基準を書類審査、ヒアリングの満点の七〇%といたしまして実施をいたしました。  5の評価結果を御覧いただければと思いますけれども、財務審査、それから一次審査、二次審査で、裏面に行っていただきまして、最終的に総合評価というところで株式会社リバティヒルが千四百七十六点となりまして、合格基準を上回り、第一位ということになっております。  表紙の裏面のほうにお戻りいただければと思います。6の選定理由になります。指定管理の今回の候補者ですけれども、本施設を長年にわたりまして適切に維持管理をされてきておりまして、選定委員会におきましても、特に両者の比較の部分では、組織、それから管理体制の部分が評価をされております。また、施設のホームページの開設ですとか自動販売機の設置、それからパラスポーツを取り入れた自主事業といったもの、利用者ニーズや区の計画を踏まえました事業計画を提案いたしますとともに、収支計画におきましても、人件費の上昇といったものがありますけれども、こうしたものを加味しながら、他の経費の削減に努めて指定管理料全体の上昇を抑制するといったことが見られました。こうした理由から、当該事業者を指定管理者の候補者として選定をさせていただいております。  7今後の予定については、記載のとおりとなります。  その他会議録、それから指定管理者の候補者となりました候補者の提案書の写しを参考資料として添付しておりますので、後ほど御確認いただければと存じます。  説明は以上です。 ○田中優子 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。 ◆岡本のぶ子 委員 今、御説明いただいた中で、資料を拝見しますと、選定された株式会社リバティヒルということなんですけれども、総合点では評価として高いので、こちらが選定されたとあったんですが、財務審査のほうで評価がCということで、その評価Cという意味が「改善が必要な法人と考えられる」ということなんですけれども、総合評価では、もちろん高得点だったのでということなんですが、この改善というところはどのような取組をすればいいのかとか、そういった先方からの考えとか、もしくはこちら側からのアドバイスみたいなものはあるんでしょうか。 ◎須藤 スポーツ推進課長 こちらのリバティヒルさんにつきましては、財務審査を行っていただきましたところ、債務のほうが実は多少多くなってございまして、銀行ですとか、そういったところからの借入れが少し増えてございます。ただ、毎年黒字で収益を上げていまして、それで少しずつ返してはいるものの、その部分が財務審査としてCというふうにつきました。こちらも含めて事業者自身にヒアリングもさせていただいたところ、実際にはこの法人、リバティヒルは幾つかのグループで構成をされているんですけれども、その事業者の中で、全体のグループの中での構成で取引銀行のほうとも相談をさせていただいて、こういう形を取っていますというような御回答でした。  その部分でいきますと、しっかりと毎年の収益を上げていただいて、債務が少し多くなっている部分についての改善をしていっていただきたいということをこちらからお話しをさせていただいている、そういう状況です。 ◆岡本のぶ子 委員 今、状況は分かったんですけれども、やはり指定期間は五年間ということでもありますし、区として指定した期間の間で撤退するとか、区民サービスが低下することがないように、区としても財務の課題の部分は聞き取りをしながら、改善が図られるように、ぜひ注視していただければと思います。
    ◆そのべせいや 委員 今、令和元年度の事業報告書も一緒につけていただいていると思いますが、これについては、またこの後、ちょっとお話しになるかもしれませんが、この資料を委員会には九月三日付で出されていますが、こういった実態の報告内容、あるいは状況について、今年度も含めて指定管理をされている業者と新たに申請をしてきた業者の二つあると思いますが、両者とも、こういった情報を得られた上での指定管理への申請だったのかということをお尋ねします。 ◎須藤 スポーツ推進課長 基礎的な情報といたしまして、これまでの利用者推移ですとか、それから実際の事業に当たって、こういうことをやってきましたというような事業形態自体は、報告書として上がっているものについては、それぞれの両事業者、やっているところはもちろんですけれども、新たに参加をいただいた事業者のほうにもきちんと提供はしているというところでございます。 ◆そのべせいや 委員 今日提出をされたものと同じものは提出をされていないと。これは令和元年なので、それ以前の年度については閲覧が可能な状況だったという認識でよろしいですか。 ◎須藤 スポーツ推進課長 そのとおりです。 ◆そのべせいや 委員 最新の情報ですとか、あるいは中で実際にやってみないと知り得ない情報について、選定の結果に影響しているかどうかということを、この二次審査のプレゼンテーション及びヒアリング審査というところで、大きく点数が乖離をすることになっていますが、この二次審査の点数の評価と、こういった実際に運営をしている内容を知っているということについての情報の格差、これがリンクしていないということがはっきりと言えるのかということについてお尋ねします。 ◎須藤 スポーツ推進課長 情報としては、それぞれ公開しているものをきちんと見ていただくというところと、実際に現場でどうかということについては、やっぱり長年の蓄積というのは多少あろうかと思いますけれども、今回の二次審査のヒアリングにおきましては、実は不合格となっております事業者のほうについては、ヒアリングの際に、ちょっと選定委員の方から質問された内容で、施設の維持管理をメインにやっているところで、実は指定管理とか施設のソフト面の運営といった実績はほぼない事業者だったんですけれども、そういった部分について問われて、適切な回答がなかなか難しかったというような部分もあり、全体として、そういう印象から点数の差が開いているのかなというふうに考えております。 ◆そのべせいや 委員 要望になりますが、新しく入ってくることが困難になってくると、相当悪い業者を五年間たって追い出す仕組みというふうにしか運用がされなくなりますので、新たな提案ですとか新しく申請をする方々が不利にならない形の継続をしていくことだけを優先する形ではない申請の形態としていただければと。財務審査などを見ても、少なくとも新しく審査を申し込んできたところのほうが高いわけですから、全てを継続をしていくという方向に現れないような制度設計にしていただきたいというところと、最後に、このリバティヒルグループというところの提案書は今回書類としてつけていただいていますが、不合格となった業者について、提案書を公開ということはしていただけないのでしょうか。 ◎須藤 スポーツ推進課長 全体の区のルールとして、今回、もともと公募の段階で提案書を公開させていただくのは、指定管理者の候補者となった場合ですということを基本にやらせていただいています。政策経営部のほうの全体的な方針、やり方の中で統一をさせていただいているものになりますので、実際に情報公開とかそういった部分で公開しないというものではないですけれども、そういう考え方の下にやっております。 ◆そのべせいや 委員 最後にしますが、今回、配点の七〇%に達せず不合格となって、あくまで第二位にならなかったので公開をしないということで、もしこれが千二百六十点ぴったりだった場合であれば、公開ができるという認識でよろしいでしょうか。 ◎須藤 スポーツ推進課長 すぐお答えができず、確認をさせていただきますけれども、原則として一位で選ばれた方のものを委員会で御報告をさせていただくというようなルールだというふうに認識をしております。 ◆津上仁志 委員 岡本委員にちょっと併せて追加で質問したいんですけれども、財務審査の結果が私も気になっていて、事業者のほうにはどういった改善するかということは伺っているということは報告を受けたんですけれども、区としてこれをチェックしていって、例えば指定管理の条件になっているかもしれないですけれども、毎年、財務のチェックもして、状況を確認をしながら、例えば、今、Cですけれども、これがDになるようなことがあれば、どうするかとか、その辺のルールはどうなっているんですか。 ◎須藤 スポーツ推進課長 指定管理は全体で包括的に五年間の契約をしますけれども、毎年の事業内容で、あまりにも内容がひどくて改善が見られない場合につきましては、財務だけではなく事業の内容もそうなんですけれども、その場合には、こちらから通告をして改善が得られなければ、契約についてはこちらのほうが更新されないということもありますので、そうしたことも含めて、きちんと確認しながら対応してまいります。 ◆津上仁志 委員 財務についても、毎年、こういったものを出させてチェックをするということでよろしいんですか。 ◎須藤 スポーツ推進課長 こちらの運営の中で、今回の部分も含めて、こういう指摘ですので、必要事項と考えておりますので、その辺を事業者ときちんと確認をしてまいります。 ◆中山みずほ 委員 私も同じく財務が気になっているんですが、決まったところ、リバティヒルさんの最後のページ、提案を見ると、民間の自主運営で会員制スポーツクラブは、ここしか自主運営としてはやっていないんですが、今、コロナ禍において、恐らくスポーツクラブはどこも大変ですし、この中の全体の売上げの比率というのがちょっとここでは分からないんですが、そういったことも踏まえると、これから安泰ではないような気もするんですね。そういったところも実際きちんと見ていただけるんでしょうか。 ◎須藤 スポーツ推進課長 実際に我々がどこまでこの業務の中でお話をできるかというところでは、会社全体の経営状況というのがこの北烏山体育室の運営に影響を及ぼすので、その部分については可能な範囲ということになりますけれども、そこの部分についても、こちらのほうからきちんとヒアリングをして、お聞きするような形で回答いただけるように努めてまいりたいというふうには考えております。実際には、こちらの会社さんが御自身で持たれている自社のビルの中での運営ですとか、そういったものも含めて、資産としてはきちんと保有をしているところがありますので、そこの部分をきちんと確認しながら、適切に施設が運営されるように事業者を指導してまいりたいというふうに考えております。 ◆中山みずほ 委員 自社ビルでの運営ということなんですね。分かりました。  あともう一点なんですが、一次審査の書類の中で、個人情報保護等法令遵守体制というのが、実際は受託できなかったところのほうが高くて、書類審査ではあるんですが、低く出て四十四と出ています。実際のヒアリングになると、今回のリバティヒルさんのほうが高くなっているんです。書面とヒアリングはどういうふうに違うものなんでしょうか。 ◎須藤 スポーツ推進課長 改めてこちらは実際に出してきた提案書の書類を見ながら、口頭での補足も含めてお聞きした中で、委員さんのほうの選定になりますけれども、先ほどもちょっとお話ししたように、こちらの質問に対しての回答の内容、そういったものも反映されて、結果としてこういう点数になっているというような状況です。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○田中優子 委員長 次に、(2)令和元年の指定管理施設に係る事業報告について、当委員会所管分について理事者の説明を願います。 ◎須藤 スポーツ推進課長 それでは、指定管理施設に係ります当委員会所管分の事業報告をさせていただきます。  本件は、七月一日に事前にお配りした内容のものとなります。ただ、申し訳ありません。説明に入ります前に、七月にポスティングした際の資料から五か所ほど訂正がございましたので、そこの説明をさせていただければと思います。  まず、資料の二三ページをお開きください。数値は全て本日お配りしたものは正しく訂正をしておりますので、こちらの部分で言いますと、2の(1)利用状況の運動広場という表の中の項目がありまして、そこの団体の人数の合計欄の足し上げが間違っておりましたので、ここを修正をさせていただいております。また、同じ表、隣の第二運動場の個人の件数も足し上げが以前の資料はちょっと誤っておりましたので、今回訂正をしております。また併せまして、すぐ表の下の参考と書いてあります平成三十年度の利用人数も同様に修正をさせていただいております。  次の二四ページを御覧ください。3の指定管理に関する業務の収支というところの表の中で、支出の合計の数値が誤っておりましたので、そこを変更し、最後になります。二五ページを御覧ください。こちらの下の5事業実績の評価と改善の取組み、段落としては二段落目で、「前年度と比べ」と書いてあります、その後の二千七百九十五人となっているここの人数が、以前の資料は異なっておりまして、今回訂正をさせていただきたいと思います。  今後も資料の作成に当たりまして、改めてきちんとチェックをしてまいりたいと考えておりますので、大変申し訳ございませんでした。  それでは改めまして、事業報告のほうの説明をさせていただきたいと思います。  それでは、初めの一ページにお戻りください。1の主旨にありますように、指定管理の運用指針に基づきまして、制度の透明性を一層高めるということで、毎年、こちらの事業報告の内容を整理して公表させていただいております。令和元年度の報告が提出されましたので、改めて今回御報告をさせていただきます。  2の対象施設ですけれども、当委員会所管分は記載の三施設となっております。総合運動場、大蔵第二運動場、千歳温水プールは世田谷区スポーツ振興財団、北烏山地区体育室は株式会社リバティヒルがそれぞれ指定管理者となってございます。  3の内容につきましては、いずれの事業も記載のような項目を共通項目として報告をさせていただいております。  4のところを御覧いただきまして、公表方法につきましては、区のホームページ、それから区政情報センター等で閲覧用の冊子を御用意をしております。  それでは具体な内容の説明、各施設ごとの事業報告をさせていただきます。  まず、七ページを御覧ください。七ページが区立総合運動場と大蔵第二運動場の事業報告となります。  1の施設概要は記載のとおりです。主な施設の概要といたしまして、利用料金ですとか利用時間、それから施設ごとの内容を一〇ページ目まで記載をしております。  一〇ページをお開きください。一〇ページから、大蔵運動場、それから二子玉川緑地運動場、そして大蔵第二運動場の施設の利用状況ということで、体育館、プール、テニスコート等、各室場ごとの年間の利用人数記載をさせていただいております。  一一ページの表の最終の段を御覧いただきますと、合計の人数ということで記載をさせていただいております。若干の減っておる部分につきまして、二子玉川緑地運動場の台風被害ですとか、新型コロナウイルスの休館の影響、こういったものが要因ではないかというふうに考えてございます。  その下、(2)の苦情、事故の受付件数につきましては記載のとおりとなってございます。  一二ページを御覧ください。一二ページの(3)は、新型コロナウイルス感染症の関係の事項となります。施設の休止期間は、表に記載をさせていただいております。三月末までに全ての施設が利用休止というような状況となりました。これに伴いまして、キャンセルですとか施設の利用休止時の対応といたしまして、ホームページでの周知、予約団体への連絡等をさせていただいて、利用再開に向けて運営体制、感染予防対策についての検討を行ったというような状況でございます。  3の指定管理に関する業務の収支でございます。本指定管理業務は、総合運動場、大蔵運動場と二子玉川緑地運動場を合わせて総合運動場となりますけれども、こちらと大蔵第二運動場を一体として管理運営する契約となっております。一二ページに記載の数字は、これらを合わせたものとなっております。  一三ページの上段を御覧いただければと思います。総合運動場と大蔵第二運動場のそれぞれ内訳を記載をさせていただいておりまして、総合運動場は区のほうから指定管理料を支払い、大蔵第二運動場は利用料金収入で賄われまして、世田谷区のほうに返還金が生じているということで、二億二千四百万円という返還金が生じている状況となってございます。  一四ページを御覧ください。6の事業実績の評価になりますけれども、こちらは施設所管課による事業評価ということで記載をさせていただいております。記載の項目について評価を行いまして、一五ページの中ほどの合計欄、総合評価のところの上を見ていただきますと、九十三点満点中七十一点ということで、全体の評価はAとさせていただきました。  年度の所見といたしましては、スポーツ教室の開催ですとか障害者スポーツへの取組、先ほどもちょっとスポーツ振興財団のほうからの話もありましたけれども、これまでの事業に加えまして、東京二〇二〇大会の気運醸成のイベントを実施したりですとか、陸上競技場リニューアルのオープニングイベントの実施、こういったようなスポーツの推進に寄与していただけたというふうに考えております。また台風の被害を受けました二子玉川緑地運動場の復旧に向けましても、きちんと取組をしていただくとともに、新型コロナウイルスの感染拡大を受けた安全対策にも、計画的、安定的な施設運営を行っていただいたというふうに考えてございます。  続きまして、一七ページを御覧ください。千歳温水プールの事業報告となります。先ほどと同様、概要を記載させていただいております。  一八ページを御覧ください。2の(1)に利用状況を記載をさせていただいております。こちらも全体では一割程度の減少ということになってございます。  (2)の苦情・事故、こういったものの件数対応につきましては記載のとおりになります。  それから、その下の(3)に新型コロナウイルスの記載のほうもさせていただいております。  一九ページを御覧ください。一九ページ上段は、指定管理業務に係ります今回の収支ということで記載をいたしております。  駆け足で申し訳ありません。二〇ページ以降が施設の今回の事業実績の評価になってございます。このような内容を評価をさせていただきまして、実際に二一ページの表の上段のほうを御覧いただきますと、こちらも合計九十三点満点中七十一点ということでA評価といたしました。  年度の所見といたしましては、各団体などと連携した事業を実施しておりまして、施設の安全管理におきましては、日常の点検はもとより繁忙期の柔軟な人員の増員、それから警備、救護面から利用者の安全対策を講じ、新型コロナウイルスの感染拡大による休館の際には、利用者の調整、それから運営の検討などを迅速かつ的確に行っていただきました。先ほどの中でもちょっと触れましたけれども、託児サービスつきの教室の運営ですとか様々な年齢層に合わせた教室の運営など、幅広い年齢層やライフスタイルに合った事業を展開していただいているというふうに考えてございます。  次のページ、二二ページ以降が北烏山地区体育室の事業報告ということになります。  こちらは先ほども御報告したとおり、指定管理者は株式会社リバティヒルとなってございます。その他、先ほど同様、概要を記載をさせていただいております。  次のページ、二三ページを御覧いただきますと、施設の利用者ということで記載をさせていただいておりまして、一番右側の合計の利用人数は三万八千三百五十三人というところで、やはり三十年度と比較しますと、少し人数のほうが少なくなっているというような状況です。  苦情・事故は、記載にあるような一件の苦情ということで、こちらにございました。  二四ページを御覧ください。新型コロナウイルス関係の対応の休止期間等を記載をさせていただいております。  その下、3は業務に関する収支のほうを記載をさせていただいておりまして、続きまして、二六ページを御覧いただければと思います。こちら以降が業務の実際の事業評価ということになります。こちらも記載の項目について我々のほうで評価をさせていただきまして、二七ページの上段にありますように、九十点満点中七十一点という評価となってございます。  こちらの年度評価の所見といたしましては、結果として新型コロナウイルスに伴う休館ということがあり、トータルでは利用人数は前年より減少ということになりましたけれども、二月までの人数を見ていったところ、前年を上回るような実績もございました。特に自主事業で、近隣にお住まいの多くの小中学生に参加いただき、施設の認知度の向上にはつながったのではないかというふうに考えてございます。  長くなりましたが、説明は以上です。 ○田中優子 委員長 ただいまの説明に対し御意見、御質疑がありましたら、どうぞ。 ◆岡本のぶ子 委員 ちょっと二点ほど伺いたいんです。ちょっと所管が違うんですけれども、ここの所管でいいんですけれども、今回、ふじみ荘が廃止という話の中で、この大蔵第二運動場の浴室と九ページのトレーニングルームを御案内するという話があったりとか、あとは千歳温水プールの一七ページの健康運動室というところを御案内するというふうに違う所管は言っているわけなんですけれども、そこで、今拝見しますと、高齢者の定義というんでしょうか、大蔵第二運動場と千歳温水プールはそれぞれ六十五歳以上を高齢者ということで言われているのは同じでいいんですが、一七ページの千歳温水プールの健康運動室のほうは高齢者という仕切りがなくて、六十歳以上ということになっているので、ここの整合性が取れなくなっちゃうかなというのはちょっと一点、気になったのが一つ。  もう一点なんですけれども、九ページのトレーニングルームのほうの浴室・スポーツサウナのところですが、ここは六十五歳以上の方は三時間で四百五十円ですよと書いてあるんですけれども、その下に一ヵ月定期券というのが書いてあるんです。この一ヵ月定期券は高齢者とか障害者の方が三十日間毎日使ったら普通に丸々の金額になるだけで、割引にはなっていないようなんですけれども、この高齢者、障害者の方々用の定期券というものは考えていらっしゃらないのかというところをちょっと伺えればと思いまして、二点です。 ◎須藤 スポーツ推進課長 今、委員からお話しのありました内容につきましては、ふじみ荘の廃止に伴いまして、高齢者の方々が健康を損なわないように、スポーツのほうでも何かサポートができないかというようなことでお話をいただいて、今まさに検討させていただいているところです。  我々、特に大蔵第二運動場のほうはスポーツ施設がメインで、今も利用人数を制限していたりですとか、それから浴室につきましては、今は利用を休止しているというような現状もございます。このコロナ禍で最終的にどういうふうな運用ができるかというところは、これから所管のほうも含めまして検討させていただきたいと思っているんですけれども、既存の利用者の方がいらっしゃって、実際にトレーニング内容についても、運動の度合い、その方々に合わせた運動プログラムというのを組んでいますので、そういうものに御対応いただける方なのかどうか、それから、お風呂だけを単独で利用されるといったことについて、条例等の趣旨を含めまして、それに反しないのかというようなことも含めて、大きな意味で検討が必要な内容もありますので、そこのところを確認しながら進めていきたいというふうに、二点併せてになりますけれども、大きくは以上で考えております。 ◆岡本のぶ子 委員 ふじみ荘のことは切り離して、再度同じことを質問しますが、この大蔵第二運動場のトレーニングルームの通常、大人の人は三時間六百六十円という金額で計算した場合に、この定期券とか、トレーニングとサウナを両方使ったら千百五十円、この人たちが一ヵ月定期券を買った場合は一万三千八百円で割引になるのは、ちょっとお得かなというのは感じるんですけれども、障害者と高齢者の人が定期券を買った場合に、今計算すると、全くお得感になっていない数字なんです。なので、ここは障害者と高齢者用の定期券というのは考えられないんでしょうかということを伺いたいと思います。 ◎須藤 スポーツ推進課長 現時点の情報として記載をさせていただいておりますので、改めてスポーツ振興財団も含め協議をしたいというふうに考えております。 ◆岡本のぶ子 委員 私もあまり今までつぶさに拝見したことがなかったので、ここでちょっと疑問に思ったものですから、後ほど協議の上、結果を教えていただければと思います。 ◆津上仁志 委員 先ほど烏山の体育施設の件で聞いた件なんですけれども、今回の指定管理の報告書、事業報告書のほうを見ると、事業者自体の財務に関することというのは、ここには載らないんですけれども、これに載ってくるということでよろしいんですか。 ◎須藤 スポーツ推進課長 こちらの指定管理の全体の区としての共通のフォーマットのような形でやっておりますので、個別にはこれ以外の内容についても、それぞれ確認している内容はございます。そうしたものも含めて、報告の方法につきましては、改めてちょっと検討させていただいて、どういう形で御報告するのが適切なのか検討していきたいと思います。 ◆神尾りさ 委員 一一ページの下段のほうの(2)の苦情のところの大蔵運動場温水プールの件数が三百五十件で結構著しく多いなと思うんですけれども、これはどういう内容なのかと、一時期に同じ件に関してなのかとか、その詳細を教えてください。 ◎須藤 スポーツ推進課長 こちらは、まず苦情のほうになりますけれども、大蔵運動場のプールの苦情につきまして、設備が不具合ではないかというところと衛生面、ここを配慮してほしいといった内容が約百五十件ほど、それからあと、利用者同士のマナー、あの方のマナーというようなところで、利用者相互の中でのマナーについて苦情として挙げられたものが同様に約百五十件ほど、あとは自主事業の中でもう少しこうしてほしいとかいう要望が二十六件で、職員の接遇についてということが十二件、それからあと、プールのコースの設定の仕方、泳がれる方によって、いろいろと感じ方があると思うんですけれども、そのプールのコース設定についてということで二十件というような形での苦情があったということになります。  時期につきましては様々で、必ずしも同じ時期というわけではなく、年間を通してこの件数ということになっています。 ◆神尾りさ 委員 そうすると、これは三百五十人別々の方がというような認識でいらっしゃるということですか。 ◎須藤 スポーツ推進課長 必ずしもそうとは限らず、同じことについて半年後にもう一回とかということも含めてあったかと思いますが、ちょっと詳細までは今把握しておりません。 ◆田中みち子 委員 私も大変気になっています。今、お話でも、衛生環境というところなんですけれども、具体的にはどういうことですかね。エアフレッシュナーの設置をして、衛生環境の改善を行ったということですけれども、例えば臭いというところにエアフレッシュナーを置いて臭いを取り除こうとしたというようなことなんですか。具体的に教えていただきたいんですけれども。 ◎須藤 スポーツ推進課長 幾つか内容としてはあろうかと思いますけれども、どちらかというと、この内容の中で一つ多いのは、更衣室の中のところで、更衣室の洗面の部分ですとか、そういったところで、水が出ていてなかなか拭くことができなかった部分に多少臭いが発生したようなことがあってというような苦情ですとか、あと実際にドライヤーも、例えばこのドライヤーじゃなくて、もう少しこういうのがいいとかというような個人的な感想の要望なんかもちょっとあったりします。  あとは実際に、プールですので、プールの中の塩素の濃度によって、ちょっと臭いに関して苦情というのもこの衛生みたいなところに入っていますので、そういうようなところが主だというふうに伺っております。 ◎内田 スポーツ推進部長 私どもとしても、この総合運動場温水プールの三百五十件は、件数的には多いなというところで注視をしているところです。  施設の老朽化に伴ってという部分であれば、例えば区のほうで費用を出してという部分もあろうかと思いますし、今、課長が申し上げたとおり、特に更衣室の部分で女性の方からの指摘があったというところがありますので、そこは手を入れているというところがございます。様々ありますけれども、特に施設面で、区もしくは財団のほうで何か手を入れなければいけないという部分であれば、至急やりたいというふうに思っております。  一方で、利用者同士のマナーというところがございまして、ここは利用者同士の感覚な問題もあろうかと思うんですけれども、ただ、確かにそういう面で百四十件強という部分がありますので、ここの部分はいわゆるアナウンスをするなり、あるいはPRをするなりということで、利用者同士が、せっかくプールを利用するのに、何となく嫌な思いをして帰られることがないような形で、ここの部分は財団の対応じゃないのかもしれませんけれども、この部分を対応して件数を減らす努力をしたい、このように思っております。 ◆田中みち子 委員 区のできることとしてというか、やっぱり更衣室ですよね。ドライヤーなんかを使うということで、私も経験するんですけれども、いろんな臭いが充満しますよね。私たちは香りの害、香害というところについて、これまでもいろいろ議会質問なんかもさせていただいて、チラシなんかもつくっていただいたりとかという啓発が進んできたと思うんですけれども、やはり個人の好みという部分もあって、人がつける香りによって不快な思いをしたり、その匂いによって、敏感な方で、化学物質過敏症という方もいらっしゃったりするんですよね。だから、例えばエアフレッシュナー何かを設置しているということであれば、その臭いをもしかしたらそこで取って改善しているということなのかななんて、これを見て思ったりなんかしたものですから、例えば世田谷でその匂いについての啓発のチラシなんかもつくっていたりしますので、こういった更衣室なんかのところについても、香害について何か啓発みたいなものも一方でできるのかなと思いましたので、ぜひそのあたりも御検討いただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ◎須藤 スポーツ推進課長 関係の所管とちょっと確認をしながら、コロナ禍なので、ちょっとチラシを置いて持っていっていただくことが、どういう感じかというのも、感じ方も含めてありますので、特にプールだとぬれた手で触るとか、いろんなことがあるので、ただ、やり方の工夫はしたいと思うんですけれども、今、部長もお話しをさせていただいたとおり、我々のほうでできるところの部分の苦情に対する改善はスポーツ振興財団と一緒になって考えていきたいというふうに考えております。 ◆あべ力也 委員 同じところですけれども、温水プールは僕も前はよく行っていたんですけれども、あそこの更衣室とシャワー室ですかね。水はけが平らじゃなくて水がたまるというか、床面が平らじゃなくて、水はけもちょっと悪いというような状況で、大変衛生的によくないなというふうには私も感じていたんですが、あれは改修しないとなかなか直らないと思うんです。そういう床面の水はけとかに関しては、当初の施工のときに、欠陥というか何かがあったんじゃないかなという感じはするんですが、そういう部分で水がたまっていて、よどんで臭いが発生したりとかという部分が恐らく苦情になっているんだと思いますけれども、その部分はどういうふうに改善するのかというのがまず一点。  それと、これだけ苦情があって、例えば民間のスポーツ施設なんかは、苦情そのものもオープンに掲示板に貼っているんですよね。それに対して施設側、民間の運営事業者さんがどういう対応をして、どう改善したかということも掲示してあるんです。世田谷区の場合には、こういう苦情があった場合には、指定管理者さんはどういうふうな対応をされているんですか。 ◎内田 スポーツ推進部長 苦情の部分につきまして、匿名での部分もありますし、あるいはそうではなくて、住所氏名ですとかがあるという部分がありますので、極力、その方にこういう対応をします、あるいは今後しますというような形でお答えをするというところになっております。全体の部分の苦情というところで貼り出しはしていないというふうに考えておりますけれども、よく民間だと、こういうクレームに対してこういうふうにやりますよということがホームページに載っているという部分もありますので、いかに苦情を減らしていくかということも、そういう視点で財団と話をしながら、この件数を下げていくというところで努力をしたいと思っております。  それとあと、もう一点の水はけの関係ですけれども、現場を確認しないと、どうこうということは今の段階では言えないんですけれども、結果的に水はけが悪いということになると、やはり改善する必要があるだろうというふうに思っておりますので、施設の構造的な面もあろうかと思いますけれども、現場を確認させていただきます。 ◆あべ力也 委員 民間のそういうスポーツ施設のいい面もぜひ取り入れていただいて、今、部長が言われたように、たしか個人的な苦情であったり、要望であったりということも、対人的な問題とか、そういう問題はなかなか掲示したりとかというのは難しいと思います。ただ、施設利用に当たっての共有できる要望、改善要望であったり、利用上の問題点であったりとかというようなことに関しては、恐らく利用者さんが共有している問題だと思いますので、そういうことに関しては、こういう施設改善に関する要望があったということを貼り出していただいて、それに対してどういう対応したのかということも分かりやすく掲示するような形をぜひ取り入れていただきたいと思います。  部長が言うように、名前とか住所とか、そういう個人情報なんかは書かなくていいと思いますから、その要望の内容であったり、改善要望の内容であったり、それに対する対応ということに関しては、特に個人情報に関係ないことに関しては、利用者さんと施設管理者と共有をしていくということが大事だと思いますので、ぜひこれはやっていただきたいと要望しておきたいと思います。 ◎内田 スポーツ推進部長 御指摘のとおり、まず改善をしなければいけない、改善をするためにはどうするかというところですので、ホームページがいいのか、あるいは掲示板がいいのか、それ以外の方法がいいのか、そこのところは現場で実際に運営をしている財団と協議しながら進めていきたい。ただ、一歩でも前に前進する、改善するというという取組をしたいと考えております。 ○田中優子 委員長 ここで委員会が始まりまして二時間近くたちましたので、五分程度、休憩入れたいと思います。  再開は三時五分にしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  それでは休憩します。     午後二時五十九分休憩    ──────────────────     午後三時五分開議 ○田中優子 委員長 それでは、休憩前に引き続き会議を開きます。  (3)令和元年台風第十九号に伴う二子玉川緑地運動場復旧作業の検討状況について、理事者の説明を願います。 ◎須藤 スポーツ推進課長 それでは、二子玉川緑地運動場の復旧作業の検討状況についての御報告をさせていただきます。  この運動場の復旧につきましては、昨年十月の台風十九号の被害を受けて以降、本委員会に御報告をしながら作業を進めてまいりました。このたび六月十七日に御報告をさせていただきましたフェーズ3の第二期工事の実施内容をまとめましたので、御報告をさせていただきます。  2のフェーズ3、第二期工事の概要を御覧ください。(1)の基本的な考え方につきましては、せんだって六月に御報告をさせていただいた内容となります。  (2)の施工場所についてですけれども、別紙1をおつけしていますので、そちらの別紙を御参照いただきながらお願いできればと思います。今回の対象施工場所は、野球場のB・C・D面、それから少年野球場のC面、それから、先ほどの別紙の図の一番左側にありますゲートボール場が今回の対象の範囲となります。主な工事内容につきましては、土砂等の搬出と施設の整備というようなことになります。  表紙にお戻りいただきまして、3の復旧作業の実施状況ということで、これまで、それぞれ左側に運動場の各施設の室場がありますけれども、それをフェーズ1、フェーズ2、フェーズ3というふうに順次整理をしてまいりました。こちらにつきましては、別紙2のほうにもう少し詳しい時系列の表をつけさせていただいております。後ほど御確認いただければと思います。
     裏面を御覧ください。今回の野球場のB、C、D以降の部分についての工事に当たっての概算経費ですけれども、記載のとおり、三億六千九百九十万五千円ということで考えてございます。  5その他を御覧いただければと思います。今回、こちらの中で、先ほどの別紙1のところであります野球場のD面を再整備していくんですけれども、この再整備する位置につきまして、今現在、国土交通省が堤防を含めて整備を検討しているんですけれども、その整備を含めた関係で、緊急の河川敷の道路の調整を向こうが計画をしております。そちらの位置とこの野球場のD面の位置が微妙にかぶるものですから、何メートルはどうしてくださいというような細かいところの調整をこれから京浜河川事務所と協議し、工事を進めていきたいというふうに考えてございます。  6の今後のスケジュールですけれども、本件につきましては、今度の九月の第三回区議会定例会に、こちらの経費を含めまして補正予算を御提案させていただきまして、その後、十二月に契約議案の提出、年明けに工事着手というスケジュールを考えておるところでございます。  説明は以上です。 ○田中優子 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○田中優子 委員長 それでは次に、(4)世田谷246スポーツフェスティバルの実施について、理事者の説明を願います。 ◎須藤 スポーツ推進課長 そうしましたら、世田谷246スポーツフェスティバルの実施について御報告をさせていただきます。  本件は、六月の本委員会で世田谷246ハーフマラソンの中止の際に御報告をさせていただきました新たなイベントの実施報告ということでございます。  1主旨をちょっと御覧いただければと思うんですけれども、この間、新型コロナウイルス感染症の影響で多くのイベントが中止となっております。その中で、スポーツのイベントを楽しみにされている多くの区民の方の要望にお応えすること、それから、次回、世田谷246ハーフマラソンの開催につなげるというようなことを目的といたしまして、コロナ禍においても実施可能なイベントとして、世田谷246スポーツフェスティバルを開催してまいりたいというふうに考えてございます。  2の基本的な考え方ですけれども、このイベントにつきましては、事前申込制を基本とし、会場の使用については入退室の管理が可能な場所ということで基本を考えております。その他、会場においての感染防止対策はもちろんですけれども、オンラインツールの活用ですとか、コロナウイルス感染症の状況によっては内容の変更、中止をしていくというような、大きくこちらの考え方に基づいて実施をしていくものとなっております。  3の内容ですけれども、今回、全体を世田谷246スポーツフェスティバルと呼びますけれども、こちらはオンラインハーフマラソン、それからスポーツ体験会、こちらはオフラインというふうに考えております。大きく二つのイベントで構成をさせていただいております。  別紙1を御覧ください。まずオンラインハーフマラソンですけれども、こちらは距離とタイムが計測できるマラソンのアプリケーションを使用いたしまして、参加者がそれぞれの場所で、場所、時間を自由に設定していただいて、走って結果を事務局に集約するという形の内容のものになります。  期間は記載のとおりとなりまして、種目はハーフマラソンとなります。一回で走る完走タイプ、それから複数回に分けて走る累積タイプというものを御用意をいたします。  参加資格なんですけれども、ハーフマラソンの参加資格に加えまして、高校生ですとか車椅子の方など幅広い参加を可能としていきたいというふうに考えております。なお、高校生につきましては、体への過度な負担、こういったものを考慮しまして、累積タイプのみとさせていただきたいと考えてございます。  定員ですけれども、定員は三千名、先着順となってございます。  参加費につきましては、記載のとおり二種類御用意をいたしておりまして、参加される方に選択いただく方式となります。二千五百円のほうを選んでいただいた場合には、五百円は新型コロナウイルスをともに乗りこえる寄附金とさせていただきたいということで考えてございます。  申込みにつきましては、世田谷246ハーフマラソンと同様に、スポーツエントリーというところで行ってまいります。  参加賞として、Tシャツ、それからランニングの際につけるマスク、こういったものを今検討をしております。こうしたものを事前送付するほか、完走した方の中から抽せんで次回の世田谷246ハーフマラソンの出走権、こういったものを付与してまいりたいというふうに考えております。  その他ですけれども、参加につきましては原則として国内ということになるんですけれども、実際に世田谷246ハーフマラソンでもそうでしたが、国内交流、それから国際交流について実施をしておりましたので、関係の所管と調整をしてまいりたいと考えてございます。  続きまして、別紙1の右側、スポーツ体験会のほうを御覧ください。  こちらは十一月八日に駒沢オリンピック公園の陸上競技場第二球技場で、実際、現地で実施をしてまいりたいと考えてございます。なお、こちらは参加費につきましては無料となっております。  陸上競技場ですけれども、親子かけっこ教室や障害者スポーツ体験会、こういったことを午前中に行わせていただいて、午後は小中学生や親子によるタイムトライアル、こういったものの実施を予定をしております。  第二球技場では、午前中にアメリカ選手のトレーニング動画を活用したランニングのほか、車いすレーサー、ブラインドサッカーなどのブース体験を行えるような準備をしております。午後は、先日ちょっと口頭でになりましたけれども、御報告をさせていただきました連携協定を結んだリコーブラックラムズ様の御協力によりまして、ラグビー体験会の実施ということで予定をしております。いずれも定員を設けて、事前の申込み制となります。また、一度に大勢が集まらないように、集合時間なども含めて工夫をしております。  裏面を御覧ください。(4)のところですけれども、今回、会場に入ることができる人数を大幅に制限をすることとなるため、スポーツ振興財団のユーチューブチャンネルにおきまして、会場に来られない区民の方々などに向け、動画をライブ配信していきたいというふうに考えてございます。  主な内容は、③に記載のとおりです。オープニングの部分につきましては動画を事前に撮影し、行う予定としております。  なお、その他、新型コロナウイルス感染症防止の対策といたしまして、案を別紙2としておつけしております。後ほど御確認いただければと思います。  表紙のほうにお戻りいただければと思います。4概算経費ですけれども、概算経費は全体で約一千九百五十万円ということになってございます。このうち、オンラインマラソンは約一千円二十万円ということで、エントリー費用のほうが約五百五十万円、それから参加賞のほうですけれども、いろいろ検討いたしまして、参加賞が約四百三十万円というふうな主な内訳となってございます。  スポーツ体験会のほうは記載のとおり九百三十万円というような形で、主な内訳といたしまして、会場設営が三百二十万円、ライブ配信が二百四十万円、感染症対策の物品等の購入で約六十万円、その他、チラシの作成ですとか施設使用料、出演される方への謝礼、消耗品などというふうになっております。  5今後のスケジュールは記載のとおりです。  説明は以上です。 ○田中優子 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。 ◆神尾りさ 委員 マラソンのほうを伺いたいんですが、個々にアプリがあって、それぞれで個々に走って、例えば走った参加者が一覧で見られたりとか、個々に走った人たちが、これでつながった、この大会に参加してつながったみたいな実感を得られることはあるんですか。 ◎須藤 スポーツ推進課長 今回、実際にエントリーされた方の人数とかというのはある程度最初にお出しできるんですけれども、実際にいつこの期間で走られるかというのをタイムリーに出していくというところまでは、今まだ検討の段階なので、そこがちょっとできるかどうかというところが一点ございます。  つながりに関しましては、スポーツ振興財団が広報の段階から考えていきたいということで、ツイッターのハッシュタグを今検討していて、そのハッシュタグをつけて、皆さんにここを走ったよとか、自分はこうしたよ、参加したよということをつぶやいていただくことで、全体のつながりを持てるというような形のものを、区としても応援しながら少しずつつくっていきたいというふうに考えてございます。 ◆神尾りさ 委員 ウイズコロナの取組で、これはコロナがなかったら多分実現しなかったことだと思うんですけれども、アフターコロナ、コロナが収束した後にも何かここで得たものを生かせたらいいんじゃないかなと思っていて、そのためにはウイズコロナ禍でやってみるということがすごく大事なので、今回は実施できたらすごくいいと思いますけれども、そのもう一歩先に進んだときに、今度はつながるという意味で何となく思うのは、オリパラのほうでされていた、子どもたち、四年生だったかがみんなで絵を描いて、自分の絵は自分で描いたんですけれども、それが一つのタイル画になったという取組があって、ああいうことが多分つながるということにもなるので、この事業で、世田谷のいろんなところを皆さん走られるんだと思うので、その走ったところが地図上で塗られていくとか、分からないですけれども、そういうつながりをもし来年以降、生かしていくのであれば、考えながらの今年の実施というふうになるといいかなと思います。要望です。 ◆あべ力也 委員 オンラインハーフマラソンにかかる費用の部分で、エントリー業務委託費が五百五十万円という話ですが、三千人で二千円取るというと大体六百万ぐらいが参加費として入ってくるわけですけれども、その六百万円はどこに差し引くわけ。今、ハーフマラソンの総経費という中に、六百万円はここから引いた金額が七千七百十二万円ということか。 ◎須藤 スポーツ推進課長 ハーフマラソンの総経費につきましては、区から財団に補助金として約六千三百万円を、もともと世田谷246ハーフマラソンの経費として、補助金としての支出をしておりました。その他スポーツ振興財団のほうで参加費収入、そういったものも含めまして、支出のトータルとしては、総経費としてこの七千七百万円という数字を予定をしていたところでございます。  今回のハーフマラソンにつきまして、実際にエントリー業務と参加費でかかったこの一千万円に対しまして、収入は三千人掛ける二千円とすると六百万円が戻ってくる計算になりますけれども、そちらはスポーツ振興財団のほうで歳入として実際には取るような形になります。最後、スポーツ振興財団と実際に補助金の返還を含めて最終の調整をする中で、区のほうに戻るというようなイメージでおります。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○田中優子 委員長 次に、(5)二〇二〇ボッチャ世田谷カップの実施について、理事者の説明を願います。 ◎須藤 スポーツ推進課長 それでは、二〇二〇ボッチャ世田谷カップの実施についての御報告をさせていただきます。  本件は、東京二〇二〇大会のパラリンピックを契機とした障害者スポーツ推進の取組の一つとして、昨年度に引き続き実施をさせていただくものとなります。  開催日につきましては、2に記載のとおり、十一月二十八日土曜日、会場は総合運動場の体育館を予定をしております。  3の大会概要を御覧いただければと思いますけれども、まず出場チームは前回大会と同じく十六チームを予定をしております。このうち、変更点として一般公募が、昨年は実は三チームということで、数の部分も含めて各委員からも御意見をいただいたところですけれども、今回、こちらを六チームにして実施をしていこうというふうに考えてございます。  試合の進行等につきましては記載のとおりで、枠囲みの中に、昨年、前回出場したチームということで、こちらから直接お声かけをさせていただいたチーム等もございますけれども、実際に、コロナ禍なので無理に御出場いただくのも難しいところも出てくるかもしれません。ただ、こうしたところを基本にお声かけをしていきたいと思います。ただ、この中で一件、既に川場村のほうからは、川場村は昨年、高齢の方が御参加いただいたんですけれども、ちょっと今回は難しいので御遠慮したいというようなことで伺っております。  続きまして、4の概算経費のほうになります。こちらは予算ベースになりますけれども百八十九万三千円ということで、主な内訳といたしまして、昨年も出場いただいたアスリートチームのアスリートの方の出場、三名御出場いただいたんですけれども、こちらが約三十万円、三名で三十万円、それから周知用のチラシの作成で約二十万円、それからあと参加賞ですとか、トロフィー自体は昨年度のものをそのまま使うんですけれども、持ち帰り用にレプリカ等を作成いたしますので、そうした持ち帰り用のものですとか、あと会場に貼る運営用の実際の大きな表示物系のもので、今年度新たに作成するもの、また消耗品などで約八十万円、その他、司会者、手話通訳、看護師、それから審判員の方への謝礼等ということでなってございます。  5の新型コロナウイルス感染症への対応の欄ですけれども、大会会場におけます感染防止対策といたしまして、健康チェック表の提出、検温、それからマスクにつきましては、競技中もマスクを着用していただく予定でおります。また、各種用具の消毒ですとか換気、こういったものを徹底して実施をしてまいります。先ほどの246スポーツフェスティバルと同様に、詳細なものを別紙としておつけしておりますので、後ほど御確認いただければと思います。  6その他になりますけれども、昨年度も実施をさせていただいて、お子さんに入賞者に渡すブーケを作っていただいて、それを昨年は直接渡せたりとかしたんですけれども、キッズブーケプロジェクトということで、スポーツだけではない関わりもつくっていこうということで、実施をいたしました。こちらについても感染防止対策を講じながらですけれども、何とか実施をしていきたいということで、現時点で考えてございます。  7今後のスケジュールにつきましては、記載のとおりとなります。  説明は以上です。 ○田中優子 委員長 ただいまの説明に対し御質問がありましたら、どうぞ。 ◆岡本のぶ子 委員 昨年もこのボッチャ世田谷カップの実施のときにちょっと要望させていただいているんですけれども、障害者スポーツの推進というふうに掲げながら、昨年、総合体育館に来られた中に障害者の方がほとんどいなかったというお話を、現地というか視察させていただいたときに感じたことを申し上げたと思うんです。今回、福祉作業所が一チームということなんですが、コロナ禍でもあるので、実際、障害のある方たちがどの程度参加できるかは分からないんですが、その障害者の方たち、何か障害者がやるスポーツを健常者が楽しむ大会のように感じてしまうので、障害のある人もない人も共に楽しめるという、先ほど課長のほうからお話があったことを考えますと、この障害者への声かけというのはどの程度行っていらっしゃるのかとか、今後行おうとされているのかとか、その点、障害のある方は参加枠というのはどう考えていらっしゃるのか伺いたいんですけれども。 ◎須藤 スポーツ推進課長 昨年度も、実は用賀福祉作業所さんに出ていただいて、また、中学校のところなんですけれども、実は東深沢中学校の特別支援学級が出てくださったりしています。それ以外に、実は今年度は、昨年度、なかなかできていなくてあれだったので、できれば各障害者施設のほうにチラシを、いいと言ってくれているところは職員が持っていって、直接施設の方にお話をして、御参加いかがですかというようなお話もちょっとさせていただいたりしたいなと思っております。  実は一般公募枠の中で、今、六チームとしておりますけれども、このうち一チームもしくは二チームについては、障害者枠を優先枠みたいな形で設けたいなと。障害がありますか、ありませんかというようなことを受付の際にお聞きするように、実は全部しているんですけれども、その際に、もし障害がありますよということを明示いただいた方については、その中で必ず一チームは出られるように、優先枠の設定を一般公募の中にもしていきたいというふうに今考えて、ちょっと検討しているところでございます。そういう形も含めて、本当に障害のある方、ない方、皆様が御参加いただけるような場にしていきたいというふうに思ってございます。  なお、今回、先ほどの説明の中でちょっと省略してしまいましたけれども、当日の会場での観戦は、参加されるチームの方とそのチームの方に、引率含めてついてこられる関係者の方、一、二名程度を除いては入場を御遠慮いただくようなことを想定を今はしております。 ◆岡本のぶ子 委員 そういう枠を広げられている、そういう工夫をされようとされていることに対しては評価したいと思いますし、障害者の方だけのグループじゃなくても、混合枠でも構わないと思うんですが、共にこのボッチャ大会を楽しめる、そういった内容にしていただければと思います。要望です。 ◆あべ力也 委員 ボッチャに関しては、障害者が対象ということですので、予算が決まっていて、参加費は取らないんだと思いますけれども、246ハーフマラソンと今回の246のイベントなんかは参加費を取るということになっております。世田谷区のスポーツ推進をするに当たって、自己負担をしていただく場合と世田谷区の経費で負担をいただかないという場合の基本的な基準というんですか、その考え方というのはどういうふうになっているのか。もちろん障害のある方であったり、所得の問題であったりとか、いろいろ社会的な弱者の方に対する補助であったりとかという考え方はあると思うんですけれども、基本的な考え方というのは、スポーツの分野ではどういうふうに考えておられるのか伺っておきたいと思います。 ◎内田 スポーツ推進部長 スポーツの中でも、特に障害者スポーツに力を入れるというところで議会にもお示ししたところです。そうしたことからも、障害のスポーツにつきましては、なるべく参加しやすいようにという考え方です。その考え方に基づいて、無料なのか、あるいは参加費を取るのかという部分がございます。  一方で、246ハーフマラソンのように、競技が主体で、かなり経費もかかるというところがございますし、対象につきましても、世田谷区民以外の方もということもございますので、そこの部分につきましては、相応の負担をしていただくというような考え方でございます。なかなかのこの線でというところは難しいんですけれども、やはり多くの区民の方にスポーツを楽しんでいただきたいという側面と、そうはいっても、その方が参加するためには経費がかかるという部分がありますので、そこのバランスを見ながら考えていきたいと思っております。 ◆あべ力也 委員 やはり税金で賄ってやっていくという部分に関しては、分かりやすい区民に対する説明があってしかるべきだと思いますので、部長が今言われたようにケース・バイ・ケースで、もちろんこういう場合は負担してもらったほうがいいという場合もあるでしょうし、これはやっぱり福祉的な要因が強いので、参加者から参加費を取らないというようなことだと思うんですけれども、それも分かりやすい基準をつくっていただいたほうが区民も納得しやすいですし、いろんな条件の中でもスポーツをやりたいという区民の意識というのは高くなっているのは確かだと思いますけれども、それに負担分に関して、こういう場合、この人は負担をして、この人は負担しないというのであれば、その明確な理由であったり、世田谷区の方針としてこういうふうな考え方なんだということを明確に打ち出していただいたほうが分かりやすくて僕はいいと思うんですよ。  今、部長が言われたような何となくという話だと、ちょっとどうなのかなと。この場合には負担していただいたほうがいいんじゃないかなとか、それぞれのお答えの考え方もあるでしょうけれども、行政がやるものですから、なるべくその考え方に関しては、明確な考え方を提示をしていただいたほうが私はいいと思いますので、今後検討していただきたいと思います。 ◆津上仁志 委員 一点、参加チームが充当にあるという状況ならもうしようがないのかもしれないんですけれども、この一般公募の部分なんです。先ほどちょっと岡本委員もおっしゃっていましたけれども、実は私も生涯スポーツの一つのティーボールというのをやっているんですけれども、その大会を開く際なんかは、個人で申し込んでいただいて、障害のある方もない方も一緒にチームをつくって試合をやったりするんですね。もしそういう形式が取れるのであれば、チームをつくって参加するのはなかなか難しいんだけれども、個人としては参加したいという方、区民の方ももしかしたらいらっしゃるかもしれないので、そういう募集の仕方をして、区のほうでチーム分けをして、当日参加していただくみたいな方法もあるのかなと思ったんですけれども、そのあたりは検討の余地はありますか。 ◎須藤 スポーツ推進課長 実は大会として、これは先ほどの説明とちょっと異なっちゃいますけれども、ある程度競技として、パラを念頭に置いて応援をしていこう、みんなでやっていこうという分かりやすいものと、それからあと、スポーツ振興財団がボッチャに取り組んでいる、取組なんかは結構あると思うんですけれども、ああいう場合には、今お話しいただいたように、お一人、個人参加も大丈夫です。当日来た方でチーム分けをして、マッチングして、やりますというようなのも実はやらせていただいていて、今回はある程度皆さん、ボッチャはこういうのですよ、競技性ですよと。どちらかというと競技性に主眼を置いてやっているもので、今回、ここでまだ調整がついていないんですけれども、昨年はボッチャ東京カップという上の大会がありまして、そこへ参加できる参加資格も下さいとボッチャ協会と調整したんですけれども、日程の都合上、合わなくて予選会への参加になってしまったんですが、区民の公募枠で一番上位だったチームの方が実は出ていただいたというケースがございました。  そういうところもあって、こちらでということではないんですけれども、今お話しいただいたような形も、今後、このボッチャの大会を含めてどういうふうに進んでいくかという中では、選択肢として十分考え得る選択肢ですし、そのほうが広がりが出るケースもあろうかと思いますので、きちんと全体の中で検討していきたいと思います。 ◆津上仁志 委員 分かりました。上位大会があって、そういう正式なものであればしようがないと思うので、よく説明は分かりました。 ◆神尾りさ 委員 ボッチャは一人一個ボールを投げて、汗が飛ぶわけでもないし、人が持ったボールを持つわけでもないので、個人的にはすごくコロナ向きという言い方はあれですけれども、コロナ対策ができるスポーツだなと思うんですけれども、そういった認識というのはおありですか。 ◎須藤 スポーツ推進課長 おっしゃるように、一人一人がばらばらのボックスに入り、実際に投げるボールも、どちらかというとマイボールみたいな形でやる競技ですので、比較的コロナの中でもやりやすいのかなというふうに考えております。  今回、実はその中でちょっとボッチャ協会のほうから注意してくださいと一つだけ言われてしまったのが、床面もウイルスの可能性があるので、床面も必ず消毒してくださいということを言われています。そういう点も含めて様々な角度から、このボッチャ、コロナ禍でもいろいろこういうやり方なんだなというのが分かってきたので、より研究して、いろいろ広められるようにしていきたいというふうに考えています。 ◆神尾りさ 委員 そうすると、コロナ禍でやるというふうになったときに、実施する主催側はそのコロナ対策をすごく気をつけてやるということが大事だと思うんですけれども、その一方で、今、世田谷がこのボッチャを推進していきたい、もっと広めていきたいというときに、一度、ボッチャを体験された方から、その先に伝わって、ボッチャはこんな楽しかったんだよというのが伝わっていくことでの推進というのがすごく重要だと思っていまして、ボッチャカップに参加される方に、例えば区で今そのセットを貸与していますとか、いつでも借りてやれるんですよ、コロナ禍でそれをやるのは難しいのかもしれないですけれども、そういったこともちゃんと周知できるような仕組みにして、来た方からの先ということをちょっと意識して大会を実施していただきたいなと思いますけれども、いかがでしょうか。 ◎須藤 スポーツ推進課長 来ていただいた方に、今おっしゃっていただいたように、どこでできるんですかとか、こういうことをできますよということについて、実は以前ちょっとお話ししたのは、障害者スポーツのパラスポーツの世田谷の冊子を作ったりをしているので、そういう中に貸出しのこととか、いろんな内容を載せたのもございます。そうした参加された方へのノベルティーを含めていろんなものを渡したりとか、実際に会場でいろんなことを周知する中で、きちんとその辺も合わせて、そこのボッチャ大会に来て、そこで終わりじゃなくて、その先に何か周りの方に広げていただくとか、施設を利用していただくとか、何かつながるような形のものにできるように、PR含めて、当日のところも工夫していきたいと思います。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○田中優子 委員長 次に、(6)その他ですが、ほかに報告事項はありますでしょうか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○田中優子 委員長 なければ、以上で1報告事項の聴取を終わります。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○田中優子 委員長 次に、2協議事項に入ります。  (1)次回委員会の開催についてですが、次回委員会は第三回定例会の会期中である九月二十四日木曜日午後一時から開催することで予定したいと思いますが、よろしいでしょうか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○田中優子 委員長 それでは、次回委員会は九月二十四日木曜日午後一時から開催予定とすることにいたします。  以上で、2協議事項を終わります。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○田中優子 委員長 その他、何かございますか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○田中優子 委員長 特にないようですので、以上で本日のオリンピックパラリンピック等特別委員会を散会いたします。     午後三時三十九分散会    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━  署名   オリンピックパラリンピック等特別委員会    委員長...