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  1. 世田谷区議会 2020-09-01
    令和 2年  9月 区民生活常任委員会-09月01日-01号


    取得元: 世田谷区議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-03
    令和 2年  9月 区民生活常任委員会-09月01日-01号令和 2年  9月 区民生活常任委員会 世田谷区議会区民生活常任委員会会議録第九号 令和二年九月一日(火曜日)  場  所 大会議室  出席委員(十名)    委員長         中村公太朗    副委員長        岡本のぶ子                阿久津 皇                畠山晋一                福田たえ美                いそだ久美子                ひえしま進                小泉たま子                たかじょう訓子                田中みち子  事務局職員    議事担当係長      長谷川桂一    調査係主事       小山内沙希  出席説明員    副区長         岡田 篤
      北沢総合支所    総合支所長       髙木加津子    地域振興課長      土屋雅章   砧総合支所    総合支所長       原田茂実    地域振興課長      河野雄治   生活文化政策部    部長          松本公平    市民活動・生涯現役推進課長                加野美帆    文化・芸術振興課長   三浦与英    人権・男女共同参画担当課長                小野恭子    区民健康村・ふるさと交流課長                大谷 昇   地域行政部    部長          清水昭夫    地域行政課長      舟波 勇    住民記録・戸籍課長   泉 哲郎   環境政策部    部長          竹内明彦    環境計画課長      安藤良徳   経済産業部    部長          田中耕太    商業課長        中西成之    産業連携交流推進課長  納屋知佳    工業・ものづくり・雇用促進課長                香山桂子   清掃・リサイクル部    部長          辻  正    管理課長        笹本 修    事業課長        庄司秀人    世田谷清掃事務所長   畑中 健    砧清掃事務所長     金澤眞二   ◇ ~~~~~~~~~~~~~~~~ ◇ 本日の会議に付した事件  1.報告事項   (1) 令和二年第三回区議会定例会提出予定案件について   〔議案〕    ① 世田谷区立老人休養ホーム条例を廃止する条例    ② 世田谷住民基本台帳ネットワークシステムセキュリティ対策に関する条例の一部を改正する条例    ③ 世田谷区公共施設の共通使用手続に関する条例の一部を改正する条例    ④ 世田谷区清掃・リサイクル条例の一部を改正する条例   〔諮問〕    ① 人権擁護委員候補者推薦の諮問   〔報告〕    ① 議会の委任による専決処分の報告(車止め用ポール損傷事故に係る損害賠償額の決定)   (2) 世田谷区債権管理重点プラン(平成三十~令和三年度)推進状況について   (3) せたがや梅まつりについて   (4) 鎌田区民センターの中長期改修工事について   (5) 高齢者の地域参加促進施策について   (6) アーティスト等支援事業 「せたがや元気出せArtsプログラム」について   (7) (仮称)世田谷区第二次男女共同参画プラン調整計画の策定について   (8) 世田谷区民健康村第五期事業計画の素案について   (9) 令和二年度新成人のつどいの開催について   (10) 成年年齢引下げ後の成人式の開催方法について(検討状況)   (11) 世田谷区気候非常事態宣言(案)及び気候危機への取組みの推進について   (12) 個店支援プロジェクトについて   (13) 新型コロナウイルス感染症対策緊急融資の期間延長について   (14) 世田谷区産業振興基本条例の見直しについて   (15) 区有地を活用したキッチンカー等移動販売の機会拡充による事業者支援の実施について   (16) 資源分別回収品目における「紙パック」の追加について   (17) 自動車事故の発生について   (18) その他  2.資料配付   (1) 行事予定等について  3.協議事項   (1) 次回委員会の開催について   ◇ ~~~~~~~~~~~~~~~~ ◇     午後零時二十四分開議 ○中村公太朗 委員長 ただいまから区民生活常任委員会を開会いたします。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○中村公太朗 委員長 本日は、報告事項の聴取等を行います。  まず、委員会運営に関しまして、新型コロナウイルス対策として、理事者からの報告は簡潔明瞭に、委員からの質疑は要点を絞っていただくなど、会議時間の短縮に向けた御対応を引き続きお願いいたします。  発言に当たりましては、お手元のワイヤレスマイクを御使用ください。  それでは、1報告事項の聴取に入ります。  まず、(1)令和二年第三回区議会定例会提出予定案件について、議案①世田谷区立老人休養ホーム条例を廃止する条例ですが、報告事項(5)高齢者の地域参加促進施策についてと関連がありますので、一括して議題といたします。本二件に関し、理事者の説明を願います。 ◎加野 市民活動・生涯現役推進課長 それでは、世田谷区立老人休養ホーム条例を廃止する条例及び高齢者の地域参加促進施策について、併せて御説明いたします。  初めに、世田谷区立老人休養ホーム条例を廃止する条例について御説明いたします。  1主旨でございます。高齢者人口が増加する中、社会的孤立の防止や健康寿命の延伸などに関わる施策がますます重要となっていることから、区では高齢者の社会参加の促進や健康増進、交流の場を身近な地域、地区において展開することを目指し、高齢者の地域参加促進施策を充実することとしております。一方、昭和四十五年四月に開設した老人休養ホーム「ふじみ荘」につきましては、老朽化や利用者の減少に伴い、大規模改修や運営コスト等の大きな行政コストが必要となっているため、令和三年三月末をもって廃止する方針を示しています。この間、利用者説明会を開催し、廃止についての理解を求めてきたところでございます。存続を求める要望はございますが、高齢者の地域参加促進施策の充実とふじみ荘に係る行政コストを踏まえ、令和二年第三回区議会定例会世田谷区立老人休養ホーム条例を廃止する条例案を提出いたします。  2条例の廃止については、別紙1のとおりです。  ここで、ふじみ荘の利用者対応及び既存施設の利用促進について御説明をしたいと思います。資料につきましては、報告事項(5)の高齢者の地域参加促進施策についての資料の別紙1、A3の用紙を御覧ください。一番右の下の部分でございます。「ふじみ荘」の利用者対応及び既存施設の利用促進といたしまして、まず、一つ目、千歳温水プールや大蔵第二運動場などの見学会を開催いたします。また、二点目といたしまして、高齢者が囲碁、将棋や憩いの場として利用できる公共施設を案内するリーフレット等を作成し、ふじみ荘での配布と相談に応じてまいります。三点目でございます。千歳温水プール、大蔵第二運動場への利便性を確保するため、ふじみ荘への送迎バスの運用等について現在調整を進めております。  かがみ文にお戻りいただけますでしょうか。続きまして、3今後のスケジュールにつきましては御覧のとおりでございます。令和三年四月一日、廃止条例施行の予定としております。  続きまして、高齢者の地域参加促進施策について御説明いたします。  1主旨でございます。区では、高齢者人口の増加が見込まれる中で、高齢者の孤立、孤独の防止、健康寿命の延伸などの課題に対応するため、高齢者が地域の中で生き生きと暮らせるよう、就労・就業支援や地域活動への参加促進施策を充実させる旨、本年二月三日の区民生活常任委員会に報告したところでございます。この間の検討状況について報告いたします。  2高齢者の地域参加促進施策の検討状況でございます。本年二月三日の区民生活常任委員会に報告した取組みの柱に基づき、別紙1のとおり具体的な取組の検討を進めてまいりました。詳しくは別紙1で御説明させていただきます。  別紙1を御覧ください。左側、1です。世田谷区の高齢者の状況につきましては、御覧のとおりでございます。  2高齢者の地域参加促進施策と課題でございます。課題といたしまして、三つ目の四角から、高齢者クラブなどは会員が高齢化し、担い手不足や会員の減少による活動の停滞が課題となっております。また、次の四角ですが、高齢者間の年齢層や活動の場が広がり、世代のニーズも多様化していることに伴い、それに応じた施策を展開する必要があると考えております。また、昨年度実施の世田谷区高齢者ニーズ調査によれば、働くことを望む方の職種と人材募集の間でミスマッチが生じております。最後に、当区では、多様な経験や多彩な能力を持つ区民が多く在住し、区民の経験や能力を生かす視点が必要であると考えております。  次に、今後の地域参加促進施策の方向性として三つ挙げております。右側の一番上の欄を御覧ください。まず、高齢者の孤立や孤独の解消、健康寿命の延伸などの社会的課題を踏まえまして、高齢者が様々な場所や身近な地域において、仲間やグループでの多彩な活動を積極的に展開できる環境整備を進めてまいります。次に、高齢者クラブや生涯現役ネットワーク地域包括ケアの地区展開など、既存の活動体や事業、区民センター等個人利用エリア等を生かした地域、地区を単位とした取組を目指してまいります。さらに、第八期世田谷区高齢者保健福祉計画介護保険事業計画、これは令和三年度から五年度の計画でございますが、こちらにおける施策体系、高齢者の活動と参加の促進として、本施策を進めてまいります。  次に、地域参加促進の具体的取組みでございます。1就労・就業機会の提供拡大としては、新たに多様な就業マッチングが可能となるAIシステムを活用し、人材マッチング機能の充実を図ってまいります。これは令和二年秋より試行を始めまして、令和三年度本格実施を予定しております。  2地域活動・地域貢献機会の拡充でございます。有償ボランティアによる高齢者の社会参加と交流機会の充実を支援するため、世田谷ボランティア協会が担い手となりまして、また、おたがいさまBankでは、新たにAIシステムを活用し、マッチング機能の充実を図ってまいります。また、世田谷ボランティアセンターボランティアビューローの間での情報共有を進め、全区的な視点で有償ボランティア活動ニーズへの対応を図ってまいります。具体的には、一つ目としまして、高齢者の知識や経験を活用されたい方と活動団体を結びつける機能の充実、②では、さらに、個人だけではなく団体での有償ボランティアの支援などを行い、地域活動への参加機会の拡充と団体活動を活性化してまいります。  次に、3高齢者の地域活動団体の多様化支援でございます。一点目は、高齢者クラブの活動支援です。高齢者クラブの活動を引き続きサポートするほか、新たな地域貢献活動に取り組むクラブに対して経費の助成等を行ってまいります。また、高齢者クラブの運営負担の軽減等のため、助成金申請等の書類の簡素化やIT活用の支援を行うボランティア派遣等を行ってまいります。二点目です。生涯現役ネットワーク参加団体を対象に、経験や特技等を生かし、地域や社会に貢献する活動を新たに支援する仕組みづくりを行ってまいります。  次に、4健康づくりと憩いの場の拡充でございます。高齢者の健康寿命の延伸と憩いの場の創出を目的に、他自治体の取組も参考としながら、区立施設や民間スポーツクラブの活用検討を進めてまいります。具体的には、区内スポーツクラブと連携し、区が利用助成を行うことで、高齢者の方が比較的安価にスポーツクラブを御利用いただく施策等の調整を進めております。これにつきましては、令和三年度からの活用に向け検討を進めてまいります。  御説明は以上でございます。 ○中村公太朗 委員長 ただいまの説明に対して御質疑がありましたら、どうぞ。 ◆たかじょう訓子 委員 ふじみ荘についてなんですが、この間、説明会でも多くの利用者が存続を求めていました。七回の説明会の後も、議会にも、そして区にも住民からの存続を求める要請、それから署名も五千筆集まったというふうに聞いています。区は、区民の理解を得られた上での条例提案だと言い切れますか。 ◎加野 市民活動・生涯現役推進課長 御質問のとおり、七回の御説明会でも、この施設を非常に惜しまれる声ですとか、また、代替施設等につきましても課題や疑問等の御意見をいただいております。私どもとしましても、このふじみ荘に代わる施設はなかなか難しいということでございますが、皆様の声をいただいた上で課題として検討させていただいた結果といたしまして、このたび廃止の条例を提案させていただくものでございます。 ◆たかじょう訓子 委員 やっぱり本当に存続を求める声が大変多かったというふうに思いますし、理解は得られていない、その上での提出ということだと思います。では、なぜ区民理解が得られていないのかというところについては、どのように考えておられますか。 ◎加野 市民活動・生涯現役推進課長 ふじみ荘については、非常に多様な使い方をされている方がたくさんいらっしゃるということもございますし、一部の区民の方が非常に回数を重ねて御利用されているということもございます。そういったところから、やはり同じような施設というものが区内にございませんので、そういったところへの惜しまれる声が非常に多いというふうには感じております。区といたしましても、こういった個人の方が利用できる非常に緩やかなコミュニティーということで、そういったコミュニティーの代わりになる仕組み等につきまして、今後も引き続き検討を進めてまいりたいと思っております。 ◆たかじょう訓子 委員 特に御利用者の方々に話を伺いますと、大浴場や活動の場として皆さんが活用しておられた場所を奪われるということへの反対の声だというふうに思います。本来ならば、区の行政経営改革では、ただ単に切り捨ての行革ではないというふうにしているはずです。それを、コストを理由にということで説明をされておられます。身近な地域での新たな高齢者施設の廃止条例とともにようやく示された具体の案ですけれども、これについても十分とは言えないと思います。この内容については、その説明会でも示された内容とそう変わりません。新たに工夫も必要だというふうに思います。
     また、代替施設の問題なんですけれども、足の確保の努力をされているというふうに伺っておりまして、それは十分とは言えないまでも努力はしておられるということは感じましたけれども、それでもなじめない、せっかくふじみ荘でつくってきたコミュニティーが壊れてしまう、こういった声も私も伺っております。しかし、これからまた皆さんと一緒に高齢者施策をつくるべきだというふうに私たちも言ってきました。高齢者施策の問題については、ぜひこういったことに取り組んでいただきたいなというふうには思っています。  私どもとしては、新たな高齢者施策の展開に反対するものではないんです。しかし、それでも高齢の利用者の方々の多くが、ふじみ荘の代わりにはならない、なくさないでほしい、そういう受け止めなわけです。なぜこのような乖離が生じているのかというのは、本当に問題だというふうに思います。改めて、ふじみ荘が果たしてきた役割について、どのように受け止めておられるのかというのを聞きたいというふうに思っています。 ◎加野 市民活動・生涯現役推進課長 皆様の説明会での御意見など、細かくいろいろ分析等もさせていただいております。果たしてきた役割の中で、御高齢になられた方がお風呂に入ったことでお元気になられたり、ここでくつろぎの場、憩いの場を求めて通われているという御意見はしっかりと受け止めさせていただいたところでございます。全く同様の施設ということにつきましては、やはり代替と申しましても、区としましてはなかなか難しいのかなとは考えております。区だけでなくて、民間との連携ですとか、また、区の既存の施設での新たなコミュニティーの創出といったところにつきましても、私どももいろいろ勉強させていただきながら、皆様のお声も聞きながら、検討を進めてまいりたいと考えております。 ◆たかじょう訓子 委員 改めて、ふじみ荘の果たしてきた役割について確認をさせていただきました。そして、区としても利用者の存続を求める声があるということも認めておられると。こうした状況で、私どもとしても廃止は認められないというふうに思います。身近な地域での高齢者の活動のコミュニティーの場は本当に重要であって、区民理解を得ずして、これを進めることは本当にいけないことだというふうに思いますし、納得はできないというふうに考えています。高齢者施策については、一方的にこのたび示されたものであり、本来は参加と協働でつくるべきものだというふうに思っています。これからどう実現していくのか伺います。 ◎加野 市民活動・生涯現役推進課長 先ほども資料で御説明したところでございますけれども、この施策につきましては、第八期世田谷区高齢者保健福祉計画介護保険事業計画で施策体系の一環として進めてまいります。この計画につきましては、今、所管課でこの後、区民の方の御意見を聞く機会を設けるということで伺っております。そういった場面、それから、もちろん私どものほうでも区民の方の御意見をいろいろ伺いながら、進めてまいりたいと思います。 ◆たかじょう訓子 委員 今後、区民の声も聞いて決めていくということですけれども、ふじみ荘の代替案については、例えば、バスがあったとしても、つえをついてバスで行ったとしても、新しい提案された場所になじめないと。高齢者に新しい場所の提案をいきなりして、そこに移動してくださいと、これは本当にひどいというふうに私は思いますし、本当にこのままで普通に移行できるとは私は思いませんし、疑問がたくさんあります。これについて、引き続きよく皆さんの声を聞いて、代替についてもこれで終わりではなく、工夫と努力をしていただきたいと思いますが、いかがですか。 ◎加野 市民活動・生涯現役推進課長 代替の施設につきましては、先ほども御説明をしたところでもございますけれども、施設を実際に見学いただくですとか、または、それぞれの方の地域などに応じまして、通いやすい場所の御案内など、御相談にも応じてまいります。また、代替策につきましては、もちろん御要望や御意見などを伺いながら、新たに考えられることについては検討してまいりたいと思います。 ◆田中みち子 委員 今日も傍聴に何名かいらっしゃっていると思うんですけれども、皆さんはそれぞれの会派に、今回、この条例が廃止されるということで、存続を求めるということで、直接いろいろお話も聞かせていただきました。この間、二〇一八年に改築も含めた検討がなされて、その翌年にはプロポーザルを行って、手を挙げてくれるところがなかったということで、今年になって廃止しますということで、やはり急だったというか、それは否めないと思うんです。やっぱりその間、もうちょっと皆様に御意見を聞くだとか、区の地域参加の促進もこんなことを考えているんだというのも、もっと早めに情報提供して折り合いをつけるところがなかったのかというのを行ってくる必要があったんだと思うんですが、そのあたりはどうお考えですか。 ◎松本 生活文化政策部長 今、委員からお話がありましたとおり、改築できないだろうか、あるいは大規模改修できないだろうか、そういったことを含めて利用者の方の増加につなげられないだろうかというようなことを検討させていただいたわけです。その背景には、一つは、区として直接税を投入するという形ではなくて、やはり民間の力をお借りしてやれないだろうかということを模索したというのが、その背景にございます。しかしながら、その手法が活用できないということが明らかになったということが、政策を一つ変えなければいけない大きなファクターだったであろうというふうに考えております。と同時に、先ほども冒頭、課長からも申し上げましたとおり、高齢者の方の孤立、あるいは健康寿命といった社会的な大きな課題にも応えなきゃいけないといった両面のことについて、どのように両立させていくのかということを検討した結果として、区としては、元気高齢者施策に政策転換をするんだということに大きくかじを切らせていただいたというところが、その背景と認識をしております。結果としまして、先ほど申し上げたような手法でのふじみ荘の整備運営ということが難しいということも明らかになった観点から、本年二月に廃止の方針をお示しさせていただいたということが事情でございます。  この間、早めに情報提供、周知をというようなお話でございましたけれども、二月にそのような方針を示した以降に、区民の皆様にも御説明の機会を設けたかったのは事実でございますが、コロナを含めた事情がございましたので、今回のスケジュールで動かせていただいたといった事情でございます。 ◆田中みち子 委員 それは存じ上げているんですけれども、今お話があったように、元気高齢者施策へ転換するんだということで、高齢者イコール元気じゃなきゃいけないというか、どうしても年を取ってきてしまうと、気持ちは元気でいたいけれども体はそうじゃないんだということで、やはり皆さんは本当にそこがジレンマなんだと思うんです。それで、高齢者の状況の割合でも、要介護者認定が八割、二割は認定を受けていない方だということなんですか。要介護認定者が八割で、要介護認定を受けていない方は二割ということですけれども、要介護認定者が……。 ◎加野 市民活動・生涯現役推進課長 大変失礼いたしました。資料が逆になっております。二一%が要介護認定者、七九%が介護認定を受けていない方でございます。 ◆田中みち子 委員 そうですよね。びっくり。ということで、できるだけ認定を受けないで健康な状態で過ごしたいという中に、やっぱりその中で体を温めて、お風呂に入ってゆったりしてQOLを高めているという方が本当にいらっしゃると思うんです。やっぱりその人たちの行き場がなくなっちゃうんだよということだと思うんです。それで、これまでふじみ荘というのも高齢の方の集いの場所になっていると思うんですけれども、これから考え方もそれこそ全く転換してもらって、子育て世帯の方ももっと来られるようにするとか、本当にいろんな方が来られるような施設に変えてしまうといった考えというのはできるんでしょうか。そういったことも必要なんじゃないでしょうか。どうですか。 ◎松本 生活文化政策部長 この施設は、御案内のとおり、ほかにはないんですけれども、条例で高齢者施設老人休養ホームという形で整備を進めて運用してまいりました。かつ五十年という月日がたってまいりました。ですので、それを踏まえた上で大規模改修なり改築ということをしない限りは、今後の運営、運用が難しいという前提がございましたので、私ども所管部といたしましては、全庁的な財政状況、あるいは施策の転換という観点から、他の利用ということではなくて廃止という方向に整理をさせていただいたと、こんなことでございます。 ◆田中みち子 委員 廃止することがある意味決まっているところはあると思うんですけれども、世田谷区内の宿泊できる場所という全体的なことを考えたときに、いろんな考え方ができるんだと思うんです。例えば、DVとかいろんな形で逃げてこられた方だったり、あと家に居場所がない方とか、シェルター的なものの宿泊の場所がちょっと欲しいんだとか、そういったお声はいっぱい寄せられていて、さて、それがどこにできるのかといったら難しい中で、例えば、こういったところの一角を使うことができないかとか、もっと世田谷区全体の問題の課題を解決するための一つとして何か使えないかとか、もし何か可能であれば横との、縦割りを超えてそういったことも再度検討していただけるのかどうか、その辺はどうでしょうか。 ◎松本 生活文化政策部長 宿泊の場が少ないというお声は、従前から大変あるわけでございます。また、ドメスティックバイオレンスに伴いまして、避難する場所も私どもが所管をさせていただいておりますけれども、一つの課題だというふうには認識をしております。この施設を今後、あるいは現在も含めてということかもしれませんが、どう活用していくかということについては、公共施設の整備方針等々で全庁的な目線で整理をしてきたということが前提にありますので、その上での、先ほど申し上げたような施設の老朽化、あるいは利用者の方が年々減ってきているというようなこと、さらには、別途申し上げている政策的な社会的な課題への対応ということを総合的に勘案しまして、この施設については閉じさせていただくといった判断を区としてさせていただいたというところでございます。 ◆小泉たま子 委員 今までの話を聞いて、存続を求める要望はあるということは認識していながら、これに踏み切ったと。私はもういろいろ問題が本当にあると思うんですが、今一番先に私がここで申し上げたいのは、本当に高齢者のことを分かっていらっしゃらないということです。今、部長は元気高齢者施策に転換するとおっしゃったんです。でも、元気はどういうふうに定義するんですか。最後まで元気ではいられないんです。だんだん体が弱っていくんです。平成二十六年に生涯現役という言葉が出てきて、それで、区では福祉から区民生活に生涯現役の施策を転換しました。でも、それは大変なことだったと私は思うんです。覚えています。いろんなお元気な高齢者の方々にいろんなことをやっていただきましょうよ、いつまでも元気でいてもらいましょうよということです。それは正しいと思うんです。それはすばらしかった。  でも、いつまでも元気でいられないんです。そこのところの、元気な方と、それから本当に残念ながら完全に寝たきりになってだんだん弱っていっている、そこの間の方がいらっしゃるわけです。その方々なんです。ですから、私は、これを読んで本当に一番問題は、出てくるのは全部活動団体、団体、団体ばかりで、個人ということが出てこないんです。それで、一か所だけ区民センターなどの個人利用エリアとあるけれども、もうここなんか今何にも使われていないわけです。  私はお聞きしたいんですけれども、あれだけの立派な、老朽化とはいえふじみ荘というものがあるのに、利用者が少なくなった、少なくなったとおっしゃるけれども、それは区の努力不足じゃないでしょうか。どうですか。 ◎松本 生活文化政策部長 平成十八年に指定管理者制度を導入しまして、当初は社会福祉協議会が運営し、その後、プロポーザルで現在の運営法人に委託をしているわけです。高齢者施設もありますので、必ず健康管理をするとか、あるいは高齢者の方が利用に当たって楽しんでいただけるようなプログラムを導入したりとか、私どもの認識としては、種々努力を重ねてきたというふうには考えております。ただ一方で、高齢者の方が年々増加する中で利用者数は減少してきているという事実もございまして、そういう点では、努力してきたという認識はございますけれども、やはり時代の流れの中では、サービスとニーズが必ずしもマッチしない部分も出てきたのかなと、こんなふうな受け止めもさせていただいているところでございます。 ◆小泉たま子 委員 それを私は受け止められません。今の答弁は理解はできません。  それから、保坂区長は、本当にいたいけなというか、心の病気になったり、一人ぼっちだったり、なかなか社会へ出てこられない青少年に対して、とても心を寄せて手厚くいろんなことをやっています。だけれども、高齢者も同じなんです。それに対しては一切ない。そして、努力をしていますと。私は努力しているところを見たことがないんですけれども、やっぱり高齢者の気持ちが本当に分かってもらえないなと思って、それはとても残念です。  いきなりこういうことになったわけですけれども、それからもう一つ、このふじみ荘に行かれている高齢者の方々がITとか、こういうものを活用してもう一回仕事に復帰したいとか、そういうことではないと私は思うんです。やっぱり皆さんと会って、毎日を確かめて、元気だったね、そのゆったりした空間なんです。誰にも気遣わない。何もトレーニングに行きたいとか、大蔵の総合運動場に行ってトレーニングですか、そんな訓練をしてもらいたいなんて、誰も思っていないです。  だから、ここをずっと読んでいくと、あちこちに赤線を引かざるを得ないような、本当に分かっていない。老いていく寂しさ、老いていくということ、皆さん老いていくんです。だけれども、ぴんころなんていかない。でも、ぴんぴんころりと逝ったら、残った人が今度かわいそうだなんて話も出てきて、それは別なんですけれども、ですから、本当に惜しまれる声が、必要と言われる要望があるということなんだから、それを受け止めて、一つでも、二つでも、一つでもいいです。そういうものができたら、どうぞこれは私は出してほしいと思うんです。  がやがや館は、第二のふじみ荘ということでつくりました。今、どうなっていますか。もうほとんどゆったりも何もないです。市民大学と生涯現役大学、あとはスポーツジムはがらがら、ほとんど人がいない。何でそれをもっと努力して人が集まるようにしないんですか。あるものをもっと大事にして。そういう非常にちぐはぐなことがあって、それも今の時代だからそうなっていると言ったらそれは違いますから、努力不足だと思います。ということで、がやがや館の今の在り方についてはどう考えるか、私は一回正式なところで聞きたいと思いますので、答えてください。 ◎加野 市民活動・生涯現役推進課長 がやがや館につきましては、今、委員お話しのとおり、市民大学、生涯大学の活躍の場としても利用させていただいております。これらの活動につきましても、やはり一年間、二年間で終わりということではなく、その後、区民の方たちのコミュニティーとして活動が継続しているような、いわゆる生涯学習の場としても活発な活動がされているというふうに認識しております。  一方、がやがや館につきましては、高齢者の方の活用と併せまして、高齢者の方も今、高齢者という枠の中で年齢が非常に広くなってきておりますので、ゆったり感が足りないというお話が委員からございましたけれども、やはりああいった雰囲気を楽しみたいという高齢者の方も多く集まっているのかなというふうには感じております。また、世代を超えた、例えば、お子さんですとかお母さん世代ですとか、そういった方たちからも非常に多くの御利用をいただいておりまして、高齢者の方との交流の場ということも生まれてきているのかなというふうには感じております。また、より一層御利用については努力をしていきたいと思います。 ◆小泉たま子 委員 言ったことに対してまた返すあれでちょっと嫌なんですけれども、ああいう人が集まるのかなと集まる人を肯定して、集まれない人をどうやって連れてくるかという努力は一切ないです。だから、そういう仕事の仕方では私はだめだと思います。  最後になりますけれども、結局、結論的には、個人利用ということについて、個人が行って、それが仲間になるということ、団体とは一切違います。目的が団体利用は違うんだもの。個人の人が自分で行きたくて行って、広く知り合いになっていくという、そこの形態が今世田谷にはないので、ですから、そこのことをきちんと担保されなければ、それもきちんと個人の居場所、組織上きちんと位置づけられるまでにならなければ、私は、やっぱりこれの計画は、本当にできるのか、今の答弁を聞いてもちょっと信用できないというか、ですので、もうちょっとしっかり、高齢者の姿を本当に見て、もう一回つくり直していただきたいぐらいの気持ちが私はあります。ということで質問を終わります。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○中村公太朗 委員長 では次に、②世田谷区住民基本台帳ネットワークシステムセキュリティ対策に関する条例の一部を改正する条例について、理事者の説明を願います。 ◎泉 住民記録・戸籍課長 それでは、世田谷区住民基本台帳ネットワークシステムセキュリティ対策に関する条例の一部を改正する条例について御説明いたします。  初めに、主旨でございます。行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律等の改正に伴い、規定の整備を図る必要があるため、令和二年第三回区議会定例会に条例の一部を改正する条例案を提案するものでございます。  次に、2改正内容につきましては、記載のとおり、関係省令等の名称等の変更並びに通知カードを個人番号通知書に改めるものでございます。  3新旧対照表につきましては、別紙のとおりとなります。下線部が改正箇所となっております。  4施行予定日です。条例改正は公布の日から施行の予定となります。  説明は以上でございます。 ○中村公太朗 委員長 ただいまの説明に対して御質疑がありましたら、どうぞ。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○中村公太朗 委員長 では続きまして、③世田谷区公共施設の共通使用手続に関する条例の一部を改正する条例について、理事者の説明を願います。 ◎舟波 地域行政課長 私からは、世田谷区公共施設の共通使用手続に関する条例の一部を改正する条例について御説明をいたします。  主旨でございますけれども、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、この間、けやきネット対象施設の利用を休止してございました。けやきネット登録の有効期間につきましては現行二年間でございますが、そこから施設の休止期間に相当する期間を延長するため、世田谷区公共施設の共通使用手続に関する条例の一部を改正する条例を令和二年第三回区議会定例会に提案するものでございます。  改正内容でございますけれども、現行の条例では期間延長の規定がないため、利用者登録の有効期間の延長等に係る規定を追加いたします。  詳細については別紙の新旧対照表のとおりでございます。  ポイントだけ御説明いたしますと、おめくりいただきまして新旧対照表を御覧いただきたいと思うんですが、二分の一ページでございますが、第三条第五項に利用者登録の有効期間を延長することができる、その延長は二年を超えない範囲とする旨を規定するものを追加するものでございます。  恐れ入ります。かがみ文にお戻りいただきまして、施行予定日につきましては、公布の日といたします。  裏面をお開きください。施設の休止期間と利用者登録の延長期間について御説明いたします。主なけやきネット対象施設の利用休止期間でございますけれども、記載のとおり、施設によって異なりますが、大半の施設が三月上旬から六月中旬まで休止していたことから、利用者登録の延長期間といたしまして、三か月とする予定でございます。なお、施設の休止期間中の四月、または五月に新規登録した団体につきましては、その時期により延長期間を二か月、または一か月といたします。最後に、利用者への周知でございますけれども、公布の日に合わせて、区やけやきネットのホームページでの周知、また、施設内の掲示など、記載のとおり御案内を行ってまいります。  説明は以上でございます。 ○中村公太朗 委員長 ただいまの説明に対して御質疑はありますか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○中村公太朗 委員長 では次に、④世田谷区清掃・リサイクル条例の一部を改正する条例について、理事者の説明を願います。 ◎笹本 管理課長 それでは、世田谷区清掃・リサイクル条例の一部を改正する条例について御説明いたします。  一点目の主旨でございます。地方税法の改正に伴いまして、廃棄物処理手数料等に関わる延滞金の割合の特例に関する規定を改める必要があるため、提案するものでございます。  2の改正内容でございます。地方税法の改正に伴いまして、準用しております文言に変更があったため、規定を改めるもので、内容の変更はございません。改正部分といたしましては、延滞金を計算する際に用いる特例基準割合という文言を延滞金特例基準割合と改め、関連する規定の整備を行います。別紙のとおり、新旧対照表を添付しておりますので、御確認いただければと思います。  三点目の今後のスケジュールでございます。条例の施行日については令和三年一月一日でございます。  説明は以上です。 ○中村公太朗 委員長 ただいまの説明に対して御質疑はありませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○中村公太朗 委員長 では次に、諮問①人権擁護委員候補者推薦の諮問について、理事者の説明を願います。 ◎小野 人権・男女共同参画担当課長 人権擁護委員の候補者推薦の諮問につきまして御説明を申し上げます。  1主旨にございますように、人権擁護委員法において、市区町村に配置される人権擁護委員を新たに置く場合は、市区町村長が議会の意見を聞き、候補者を推薦し、法務大臣が委嘱することが定められており、2推薦候補者の記載にございますよう、このたび一名の委員の方が令和二年十二月三十一日をもち任期満了となりますが、再任いただくということで、改めて委員候補者として推薦するに当たり、令和二年区議会第三回定例会に諮問するものでございます。  3今後のスケジュールは記載のとおりでございます。新たな委嘱日は令和三年一月一日でございます。  裏面を御覧ください。人権擁護委員の職務、活動を記載しておりますが、このコロナ禍の中でなかなか活動ができない状況にございます。  2の(1)世田谷区内の活動の①の人権相談でございますが、これまで五支所でそれぞれ曜日を決めて毎月一回ずつ人権擁護委員が対面相談を実施しておりましたが、この四月から六月は一旦中止をさせていただいておりましたが、八月より月五回の電話相談という形で再開をしており、当面、この形で継続をしてまいります。  二枚目以降には、別紙1の委員名簿、また別紙2、委員委嘱の流れは後ほど御確認いただければと存じます。  説明は以上でございます。 ○中村公太朗 委員長 説明に対して御質疑はよろしいでしょうか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○中村公太朗 委員長 では続きまして、報告事項①議会の委任による専決処分の報告について、理事者の説明を願います。 ◎畑中 世田谷清掃事務所長 議会の委任による専決処分の報告(車止め用ポール損傷事故に係る損害賠償額の決定)について御説明いたします。  事故の状況と損害賠償額の決定につきましては、前回七月三十日の当委員会において御報告させていただいておりますとおりでございます。今回の資料につきましても前回と同様となっておりますが、詳細の説明は割愛させていただきますけれども、確認のため申し上げますと、損害賠償の相手方は羽根木一丁目在住の男性一名、女性一名の二名の方、損害賠償金額は五万六千百円、費用については全額自動車保険より補填となります。  専決処分日は令和二年七月三日でございまして、現場の状況につきましては、後ほど裏面を御確認していただきたいと思います。  大変御心配と御迷惑をおかけいたしましたが、本件につきましては、この内容で第三回区議会定例会に提出させていただきます。  説明は以上でございます。 ○中村公太朗 委員長 説明に対して御質疑はよろしいでしょうか。 ◆いそだ久美子 委員 世田谷区の車両というのは、障害物があったら何か言ってくれるとか、よく右斜め前ですとか、障害物を言ってくれるような自動車があるじゃないですか。うちはそうなんですけれども、そういう機能はないんですか。 ◎畑中 世田谷清掃事務所長 そういった機能のついている車両もあるかと思うんですが、本車両につきましては通常の軽自動車でございまして、通常ついていない装備としてはドライブレコーダーなどはつけておりますけれども、そういったアナウンスするようなものではございません。この車両についてはそういった形では出ておりませんし、仮についていたとしても、この車両の運転士が誤ってそのまま動いておりますので、仮にその機能があったとしても、この事故は、申し訳ないんですが防げなかったというふうに考えております。 ◆いそだ久美子 委員 子どもだったらちょっと大変だなと思ったので、くれぐれも目視で気をつけていただけるようにお願いします。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○中村公太朗 委員長 では続きまして、(2)世田谷区債権管理重点プラン(平成三十~令和三年度)推進状況について、理事者の説明を願います。 ◎加野 市民活動・生涯現役推進課長 御説明いたします。世田谷区債権管理重点プラン(平成三十~令和三年度)推進状況について御報告いたします。  なお、本件は、企画総務、区民生活、福祉保健、都市整備、文教の五常任委員会併せ報告とさせていただいております。  1主旨でございます。区では、債権管理重点プランを策定し、収納率の向上と収入未済の縮減に取り組んでおります。このたび、令和元年度における実績が確定し、世田谷区債権管理重点プラン(平成三十年~令和三年度)推進状況として取りまとめましたので御報告いたします。  2内容でございます。別紙、冊子の世田谷区債権管理重点プラン(平成三十~令和三年度)推進状況を御覧ください。  一ページ目を御覧ください。本プランの基本的な考え方を記載してございます。現年分徴収の徹底など五つの基本的な考え方を柱に、各種の取組を実施してまいりました。  二ページ目を御覧ください。令和元年度における債権の状況について記載しております。令和元年度決算の区の保有する全債権の概況といたしましては、収入未済額が約百十六億円で、前年度と比べて約二・五億円の減となっております。各会計別の内訳では、(2)の表に記載のとおりで、一般会計の収入未済額が約八千万円の減額となっております。また、(3)には、区の保有する全債権について、令和元年度の収入未済額を記載しております。  次に、四ページから五ページにかけて、本プランで掲げている九つの債権の収入未済額と収納率について、前年度との比較をそれぞれ記載しております。四ページ下段の表1にございますように、特別区民税の収入未済額は、前年度と比べ約一・六億円の減少となっております。  六ページをお開きください。他部署の事例を取り入れた収納率の向上の取組など、ここから八ページにかけて、令和元年度の実績として口座振替利用促進と納付機会の拡大など、五項目に分けて記載しております。  次に、九ページから一〇ページにかけて令和二年度以降の取組といたしまして、具体的な内容を七点記載しています。  一一ページです。債権ごとの取組について記載してございます。5の(1)対象の債権に掲げる①から⑨の債権につきましては、それぞれ個票を作成し、債権ごとに令和元年度の実績と取組を掲載しています。  次に一四ページです。特別区民税につきまして、令和元年度までの1収納の現況について推移と目標及び実績を記載し、右ページには、2令和元年度実績に対する評価と、本プラン期間中の3目標実現に向けた取組みを記載しております。  次ページ以降に、その他の八つの債権について同様の形式でまとめてございます。  かがみ文にお戻りください。3今後のスケジュールでございます。本プランの推進状況については、九月に区のホームページに掲載し、公表する予定でございます。  説明は以上です。 ○中村公太朗 委員長 ただいまの説明に対して御質疑がありましたら、どうぞ。 ◆小泉たま子 委員 この事業というか債権管理に携わっている職員の数はどのぐらいいるんでしょうか。
    ◎岡田 副区長 債権管理ですが、二ページから四ページにかけてございますように、債権そのものについては非常に各所管に大きく関わっておりまして、例えば、本委員会所管でありますと、三ページにありますけやきネットの施設使用料も債権管理の対象になってございます。そういう意味では、その人数というところでは今すぐにお答えができませんが、多くの所管に関わってございます。毎年、詳細に報告をさせていただいている九債権は所管がある程度固まっておりますので、これについても、今手元にございませんが、対象としてはもう少し限定された対象となります。 ◆小泉たま子 委員 もうちょっと何かシステム化できないものかなと。いつまでも待たせないですぐに取りに行けるシステムにするとか、早く督促を出すとか、やっぱり払わないで終わってしまうというのはいけないことですし、この額は大変な額です。真面目に払っている人が見たら、これは何なんだということを毎年言われます。ですので、そういう努力は当たり前のように思わないで、やっぱりこれも努力不足。今日は努力不足という言葉が出てきますけれども、そういうところでもできることをやっぱりやっていくということで、ぜひ私はお願いしたいと思います。お願いです。 ◆たかじょう訓子 委員 先ほど御説明があった中に、実績に対する評価というところで、新型コロナウイルス感染症の拡大でインバウンドが落ち込むということを背景に、個人消費が停滞したということが書いてあって、実績を下回る結果となりましたということが書いてありますけれども、コロナの影響というのは来年にはよくなるという見込みはないわけですから、今後、大変困難を抱えるような方々が増えると思うんです。もちろん債権をしっかりと減らしていくということは重要な仕事だというふうに思います。  それと同時に、今はあまり現れていませんけれども、生活保護を受給するような方が今後増える可能性もあると。そのぐらい個人の収入が減るという状況になったときに、しっかりと徴収の相談に乗るということ、それから生活再建に向けて、ぜひ支援を案内するなどのことをセットにこういったことに取り組んでいただきたいなというふうに思っておりますけれども、どうでしょうか。 ◎加野 市民活動・生涯現役推進課長 今お話がございましたように、コロナの影響で債権が大きくなっていくということは、想定されることかと思います。この債権回収だけでなく、様々な助成とか支援といったような形での対応も区全体でしていくということではあるのかなと思っております。今、生活保護のお話がございましたが、委員会が違いますので、それについてはちょっと御回答しかねますけれども、そのような御意見があったということにつきましては、今回併せ報告でございますので、共有をさせていただきたいと思います。 ◆たかじょう訓子 委員 生活保護だけじゃなくて様々な支援があります。融資であるとか国や都の支援などもありますし、今現在使われている方もいるというふうに思います。また、区のこの間のコロナ対応としての支援なども大変広くあります。その現場現場でぜひ丁寧な対応して、生活再建に向けて案内をしていただくことを求めます。 ○中村公太朗 委員長 では、ここで理事者の入替えをいたしますので、しばらくお待ちください。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○中村公太朗 委員長 では次に、(3)せたがや梅まつりについて、理事者の説明を願います。 ◎土屋 北沢総合支所地域振興課長 私からは、せたがや梅まつりについて御報告いたします。  1の主旨でございます。第四十四回せたがや梅まつりにつきましては、来年二月上旬より約一か月間の開催を予定しておりましたが、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止の観点から、せたがや梅まつり実行委員会において本年度の中止が決定されました。  2の本年度の対応についてでございますが、本年度は開催を断念いたしますが、梅の開花状況などをお伝えする動画を配信するなどの情報発信について検討してまいります。  3の今後のスケジュールについてですが、九月一日に、本日ですが、区のホームページにて周知し、九月二十五日の「区のおしらせ せたがや」にて区民周知をしてまいります。  御報告は以上です。 ○中村公太朗 委員長 ただいまの説明に対して御質疑ありますか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○中村公太朗 委員長 次に、(4)鎌田区民センターの中長期改修工事について、理事者の説明を願います。 ◎河野 砧総合支所地域振興課長 それでは、鎌田区民センターの中長期改修工事について御報告いたします。  なお、本件は、福祉保健常任委員会と文教常任委員会との併せ報告となってございます。  資料の1の主旨でございます。当区民センターは、鎌田ケアセンター、喫茶ぴあ鎌田店、鎌田児童館、鎌田図書館との複合施設でございます。竣工から二十年以上が経過いたしまして建物や設備が劣化していることから、中長期保全計画に基づき、安全面やエアコンなどの機器の安定運営のため、改修工事を実施いたします。  2の主な改修工事内容は記載のとおりでございます。  3の経費概算は十四億円を予定しております。  4の工事期間でございます。令和三年五月より令和四年二月末日を予定しております。  5の周知方法でございます。「区のおしらせ せたがや」十月二十五日号への掲載及び各施設で出しております案内、イベントチラシなどに掲載してまいります。  裏面の二ページを御覧ください。6の施設概要は記載のとおりでございます。  7の改修工事期間中の行政サービスでございます。(1)鎌田区民センターにつきましては、令和三年四月一日から令和四年三月三十一日まで休館とさせていただきます。休館期間中につきましては、資料にあります近隣施設の利用を御案内してまいります。  三ページでございます。(2)の鎌田ケアセンターは、上用賀四丁目にあります代替施設に移転し運営してまいります。  (3)の喫茶ぴあ鎌田店は休業いたしますが、障害者授産体験実習事業につきましては、喫茶ぴあ粕谷店――粕谷区民センターの中にございます――において実施いたします。  (4)の鎌田児童館は、事業を縮小し、周辺施設にて日常活動、子育て支援事業を実施いたします。事業の内容は資料を御覧ください。  (5)の鎌田図書館は、代替事務室を複合施設内に設け、一部業務を実施いたします。工事期間中の業務の内容は資料を御覧ください。  裏面の四ページを御覧ください。8の今後のスケジュールでございます。十月に区民への周知を行い、十一月の第四回区議会定例会へ改修工事契約議案の提出、令和三年五月より工事を着工、令和四年二月に竣工いたしまして、検査等を経て四月から通常の運営を再開する予定としております。  説明は以上でございます。 ○中村公太朗 委員長 ただいまの説明に対して御質疑はありますか。 ◆小泉たま子 委員 これの周知の方法なんですけれども、これだけ複雑でたくさんのものが入っている中で、利用者も多いと。周知すると書いてありますけれども、どういう方法でどのようなことを今イメージしているのか、それを教えてください。 ◎河野 砧総合支所地域振興課長 業務の内容がそれぞれに分かれておりますので、全体の住民説明会とかは考えておりませんが、それぞれの施設利用者に対して各所管で説明や施設内チラシ、掲示等を行っていく予定でございます。 ◆小泉たま子 委員 利用者に対してだけの説明ではだめだと思うんです。区民センターというのは地域の中心ですから、例えば、そのときに災害があったりした場合にどうなるのということもあります。ですから、鎌田区民センターを利用する全体、つまり喜多見まちづくりセンター管内には、きちんと各戸別ぐらいに知らせるようでなければ、私はちょっと皆さんに不十分だと思いますので、それによって新しい鎌田区民センターを楽しみにするというようなプラスに考えて、しっかり、字ばかり多くて何かよく分からない地図にただ矢印がついているようなことではだめで、分かりやすくきちんとしたものを作っていただきたいと思いますけれども、支所長、いかがでしょうか。 ◎原田 砧総合支所長 委員お話しのとおり、鎌田区民センターの利用者の方々には個別に説明したいと思いますし、各まちづくりセンターの町会長会議等でも周知したいと思います。ありがとうございます。 ◆小泉たま子 委員 いや、町会長会議だけではちょっとだめでして、どうやって一人一人に本当に届くかという、それはもう区の誠意だと思うんです。使っている人だけにやればいいと思ったら新しい人は来ませんし、これはチャンスですから、やっぱりしっかりとできる限りの周知を工夫してやっていただきたいと思います。絵も漫画にするとか、私はいろんなことができると思うんです。ですから、そういう工夫をしてお願いしたいと思います。 ◆福田たえ美 委員 今の小泉委員の御意見に私も賛成で、この鎌田区民センターが、野川、仙川が氾濫したときの避難所ということで、地域の中ではもうかなり浸透している部分もあります。今周知していく努力をされるとはおっしゃったんですけれども、この工事の期間を見ますと、ちょうど出水期の時期に重なっているということもありますので、間違えてそこに行ってしまって入れなかったということになったことで、もしかしたら区民の方に被害が出るということを考えますと、できればこの近隣の方々にポスティングをするなり、情報が確実に届くようにしていただかないと、ここの地域は水害は過去にも経験をしておりますので、皆様の行動が、自然とここの区民センター等に集まるというのは往々にして考えられますので、そこまで手を打っていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ◎河野 砧総合支所地域振興課長 委員おっしゃるように、この地域は特に野川の氾濫といったことを過去にも経験している地域でございますので、避難所の周知と併せまして、区民センターの使えない期間等も周知していきたいと考えております。 ◆福田たえ美 委員 しっかりとお願いいたします。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○中村公太朗 委員長 では続きまして、(6)アーティスト等支援事業「せたがや元気出せArtsプログラム」について、理事者の説明を願います。 ◎三浦 文化・芸術振興課長 それでは、アーティスト等支援事業「せたがや元気出せArtsプログラム」について御説明させていただきます。  1主旨でございます。新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止に伴い、様々な文化事業が休止を余儀なくされ、区民が文化、芸術に親しむ機会やアーティストの活動機会が大きく制約されてきました。また、アーティストの活動の場であり、世田谷区の魅力の一つとなっているライブハウスやミニシアターなどの民間の文化施設においても、コロナ禍にあって従来のような活動ができない状況にあります。こうした状況を踏まえ、世田谷区文化振興基金を活用し、プロのアーティスト及び文化・芸術施設の活動継続支援など三つの支援策を実施するものでございます。  2事業概要でございます。二枚目のA3の資料の左側を御覧ください。一つ目は、アーティスト支援事業でございます。二種類の企画内容で募集を行います。本事業では、区民の方が文化、芸術に親しむ機会がなかなか難しい中、文化振興基金を活用することもございますので、区民が気軽に楽しんでもらえるような作品として、アーティストの方たちにもその趣旨に賛同、協力いただく形で募集をしたいと考えております。  企画Aにつきましては、アーティストの方たちに、区民文化芸術施設である世田谷美術館、北沢タウンホールを区が用意し、発表の場の提供と動画作成、編集をせたがや文化財団と連携して支援し、動画配信を行うものです。十分程度の企画を、幅広い年齢層のアーティストの方を対象にして募集してまいります。  企画Bにつきましては、若手アーティストの支援として、自身が制作する文化・芸術作品動画の配信を行うものでございます。子どもの育ちと学びなどをテーマと設定しまして、五分程度の動画作品の企画を募集するものでございます。まずは企画書等を提出してもらい、審査の上、選定した企画に対して動画を作成するという流れでございます。募集する対象者ですが、プロとして文化・芸術活動に携わる区内在住の方を募集対象といたします。グループで応募する場合は、代表者は区内在住であることとします。支援内容としましては、出演するアーティストに対し一人十万円を支払うもので、グループで応募する場合は、上限額は三十万円とするものです。どちらの企画も最大五十名まで、百名分で一千万円を文化振興基金から繰り出すものです。  右側を御覧ください。二つ目は、民間文化・芸術施設支援事業です。新型コロナウイルス感染症拡大防止対策などにより、観客を入れた事業実施が困難となっている状況があることから、また、区内で集積し文化の発信の場となっているライブハウスや小劇場などの民間の文化・芸術施設に対し、同様の支援を行う国の補助事業が終了した後の十一月以降に実施する映像配信にかかる事業費などの一部を補助するものでございます。区内には、ライブハウス、小劇場、ミニシアターが合計で約五十施設あり、本事業にはおおむねその八割が応募することを想定しております。補助する対象経費としましては、新型コロナウイルス感染症に対応した公演等の映像配信にかかる経費のうち、編集・機材費、編集・配信コンサルティング料、出演料、広報費などでございます。機材費につきましては、本年四月以降に購入したものも可といたします。補助額としましては、一施設当たり上限五十万円、補助率五分の四とし、こちらも文化振興基金から二千万円を繰り出すものでございます。  三つ目は、世田谷文化生活情報センター劇場施設利用料金の減額でございます。新型コロナウイルス感染症拡大防止対策により、入場者数を抑制されているため、劇団等利用団体の収入が減収となることから、パブリックシアター、シアタートラムの客席使用料を半額に減額することで、劇団等の負担軽減を図り、文化・芸術活動の継続を支援するものでございます。なお、実施期間は、令和二年度内において原則として入場者数を制限している期間といたします。  一枚目のA4の資料の裏面、4を御覧ください。主なスケジュールですが、本日の常任委員会報告の後、事前に周知の上、十五日から募集を開始し、審査を経て、動画作成や動画配信を十一月以降、順次実施してまいります。事業募集を先行して行いますが、事業実施に当たりましては、区議会第三回定例会での補正予算の成立を前提条件といたします。  5文化振興基金への寄附の呼びかけです。本事業の実施に当たり、区のホームページやツイッター、ふるさと納税及び様々な自治体が寄附を募集する専用サイトであるガバメントクラウドファンディングのサイトなど様々な媒体を活用しまして、世田谷区文化振興基金への寄附を広く呼びかけてまいります。  説明は以上です。 ○中村公太朗 委員長 説明に対して御質疑がありましたら、どうぞ。 ◆畠山晋一 委員 アーティスト支援事業のことについてなんですけれども、支援対象となっているプロのアーティスト、いずれもプロのアーティストとなっているんですが、プロというものの定義を教えていただけますか。 ◎三浦 文化・芸術振興課長 今回につきましては、応募者が提出する経歴書及び自身が参加したイベントのパンフレット等の過去三年間の活動実績を示す資料を基に確認してまいります。 ◆畠山晋一 委員 パンフレットで判断するということですか。パンフレット以外には何か審査基準はないのかなと。 ◎三浦 文化・芸術振興課長 ここは任意になりますが、契約書ですとか、あるいはそういったものの領収書等も含めて確認させていただきたいと思っております。 ◆畠山晋一 委員 改めて、その詳細について分かるペーパーがあったら、それは頂けるとありがたいです。それはお願いしておきます。 ◆たかじょう訓子 委員 区内のこういった文化、芸術の活動を支援するということは、本当によかったなというふうに思っています。こういった支援をするわけですけれども、この当事者の方なんかにも御意見を伺っているのかなというふうに思いますけれども、その辺はどんな状況ですか。 ◎三浦 文化・芸術振興課長 幾つか御相談を受けたりしておりますが、民間の企業の調査などによりますと、アーティストのうち二分の一の方は、もうなかなか活動を継続していくことが難しいということですとか、八割以上の方がかなりの損失を受けていて、補償するような制度があればぜひ活用したいというような御意見をいただいております。 ◆たかじょう訓子 委員 分かりました。今回のことは、本当にそういった芸術の活動をしている方、文化の活動をしている方に大きな希望になるというふうに思います。今後、生活が変わっていくといった中で、また新たな問題が出てくるかというふうには思います。今後、こういった実際に区内に在住しておられる文化人、芸術家などの御意見をしっかりと聞いて、実際に今どういう現状なのかということなども把握した上で、今後についても御検討いただきたいなというふうに思っております。どうでしょうか。 ◎三浦 文化・芸術振興課長 今回、初めてこのような形で基金を活用して使わせていただいて、支援するわけですけれども、様々な御意見がこの後募集を開始すると出てくると思います。その辺については真摯に受け止めて、今後の文化振興施策にぜひ生かしていきたいと思っております。 ◆たかじょう訓子 委員 ぜひ丁寧にお願いいたします。 ◆いそだ久美子 委員 戻りまして、左側のアーティスト支援事業のほうなんですけれども、つくり込みのほうは非常に計画的によくできていると思うんですが、アウトプットがユーチューブのチャンネルなどで動画作品を配信ということなんですけれども、ユーチューブとかだと知っている人が探しに行かないと、なかなか知らないで終わってしまうというところがあるんですが、これはせっかく区が主催してやるんでしたら、例えば、区施設の待合スペースで流すとか、何かアウトプットのほうも工夫はできますか。 ◎三浦 文化・芸術振興課長 もちろん区のホームページで動画配信のほうに導くようなことはできる限りしたいと思いますし、せたがや文化財団とも連携して実施してまいりますので、今、委員がおっしゃったような様々な方法で、区民の方にこういったものを見ていただく機会をつくっていきたいと思います。 ◆いそだ久美子 委員 私も拝見したいと思いますので、ぜひ広く区民が見られる場所でやっていただきたいと思います。よろしくお願いします。 ◆ひえしま進 委員 アーティスト支援事業ですけれども、アートといってもいろんな分野があると思うんです。いろんな音楽だとか、絵画だとか、また一般にはちょっとマイナーな感じなアートもあると思うんですけれども、この募集には広くいろんな分野を目配りしていくということでよろしいですね。 ◎三浦 文化・芸術振興課長 委員おっしゃるとおりに、ジャンルも問いませんし、プロで活躍されているいろんな方たちに本事業に応募していただきたいと思っております。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○中村公太朗 委員長 では続きまして、(7)(仮称)世田谷区第二次男女共同参画プラン調整計画の策定について、理事者の説明を願います。 ◎小野 人権・男女共同参画担当課長 (仮称)世田谷区第二次男女共同参画プラン調整計画の策定について御説明を申し上げます。  1主旨でございます。この世田谷区第二次男女共同参画プランは、平成二十九年度から十年間の長期計画であることから、計画策定以降の社会情勢の変化、制度改正などに対応するため、後半五年間の後期計画を調整計画として策定するものでございます。  2計画の位置づけでございます。本プランは、男女共同参画社会基本法に定める市町村男女共同参画計画でございますが、あわせて、配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護等に関する法律、女性の職業生活における活躍の推進に関する法律に定める市町村の計画を内包しております。  3調整計画の策定の方針でございます。(1)にございますように、近年のDVの増加とともに、配偶者暴力相談支援センターと児童相談所の連携によるDV被害者の支援の強化などの取組は、調整計画に反映すべき大きな要素と考えております。また、コロナ禍による働き方の変革や男女共同参画の変容などを踏まえた施策の見直し、また、国が進める働き方改革と職場環境の改善、国が新たに定めます男女共同参画基本計画との整合性を取ることなどが、調整計画策定における方針と考えております。  4の実態調査でございます。これまでも、計画策定に合わせ、五年ごとに実態調査を行ってまいりました。昨年度は、男女共同参画に関し区民対象の意識実態調査を実施いたしました。今年度は、区内企業を対象に記載のとおり実施をしてまいります。この調査は、経年比較ではございますが、今回はコロナ禍での対応も質問に盛り込み、働き方の変化と事業者への影響なども把握してまいります。  5の検討体制といたしましては、世田谷区男女共同参画・多文化共生推進審議会に諮問をし、審議会の下に置く男女共同参画推進部会が中心となり、審議を進めてまいります。  裏面を御覧ください。この調整計画の検討体制を図で示させていただきました。  6最後に今後のスケジュールでございますが、十一月に諮問し、約一年間審議いただきます。並行して庁内でも検討を進め、本委員会で経過報告、御意見をいただき、令和四年三月に調整計画として策定を予定しております。  説明は以上でございます。 ○中村公太朗 委員長 説明に対して御質疑がありましたら、どうぞ。 ◆たかじょう訓子 委員 この計画策定の際、実態調査を行うということで、これは重要だというふうに思いますけれども、この間、コロナ以降、DVの問題についてちょっと今相談が増えているとか、そういった現状について伺いたいと思います。もし分かったら教えてください。 ◎小野 人権・男女共同参画担当課長 近年、DVにつきましては、国とかでもいろんな啓発、周知のお知らせ、ポスターもしておりますけれども、配暴センターを世田谷区としても機能を始めたところで、やはり相談というのが大変増えております。平成三十年度と令和元年度を比較いたしましても、平成三十年度は各子ども家庭支援センターで約千百件の御相談をいただいていたものが約一・六倍に、昨年度は増えました。また、この四月以降の特別定額給付金がございましたが、その際もDVについては事前の申出をしてくださいという御案内をいたしましたが、これに関する御相談を世田谷区に三百件ほどいただきまして、この約三分の二の方が事前申出につながったと。つまり、子ども家庭支援センターへの相談にも一部つながったということがございます。こうしたことは大変大きなことであり、こうしたことも今後の調整計画検討の上では、先ほども申し上げましたが、大きな要素としてしっかり検討してまいりたいと思います。 ◆田中みち子 委員 今も、四月以降、DVの申出が三百件あったということで、これまで水面下で潜在化していたものが顕在化してきているということで、ある意味、コロナ禍だからこそつながれた方々だと思うので、ぜひそのあたりは生活再建も含めた関係機関などにしっかりとつないでいただいて、きめ細やかな対応を要望したいと思います。  それで、今のこの実態調査のところなんですけれども、調査の内容というのは事前にお知らせいただくことはできますか。 ◎小野 人権・男女共同参画担当課長 今、この調査の内容につきましては、男女共同参画の部会のほうと皆さんの御意見をいただきながらまとめている段階でございます。この調査については十一月を予定しておりますが、その若干前の段階で委員の皆様には御報告をさせていただきたいと考えております。 ◆田中みち子 委員 ぜひ事前に見させていただきたいと思います。  それで、犯罪被害者の支援のところの相談の中に、性暴力が半分ありますよということを以前も質問のほうで取り上げさせていただいたと思うんですけれども、例えば、性犯罪と性暴力というのはやっぱり違ってくるというところで、ぜひこういった区民意識の実態調査にも、この性暴力みたいなところについても、何らかの把握ができるような調査項目というのもぜひひとつ検討していただきたいと要望させていただきます。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○中村公太朗 委員長 では続きまして、(8)世田谷区民健康村第五期事業計画の素案について、理事者の説明を願います。 ◎大谷 区民健康村・ふるさと交流課長 世田谷区民健康村第五期事業計画の素案を取りまとめたので、それについて御報告させていただきます。  まず、1主旨のところですけれども、昭和五十六年に、川場村と世田谷区で縁組協定を締結して以来、十年ごとに健康村事業計画を定めまして、それぞれ区、村、公社が取り組む方向性を示してまいりました。現計画は第四期の事業計画に当たりますが、令和二年度末をもって終了いたします。来年度が四十周年を迎えるということで、それに向けて、昨年から、区と村に加えて学識経験者、世田谷区民、川場村民等から成る検討委員会において、第四期の計画の検証と今後十年間の健康村事業の方向性、区民と村民の交流、新たな時代における区と村の連携の在り方などの検討を重ね、このたび事務局として世田谷区民健康村第五期事業計画の素案を取りまとめましたので、御報告いたします。  2計画の内容ですけれども、計画の目的としては、本計画は、区民の第二のふるさとづくりを進めるに当たり、今後の区民健康村事業の展開と区民と村民の相互の交流を進めるとともに、村の自然環境の保全育成に努め、互いの信頼と理解の下に区と村両自治体の発展に資する取組を示すものとしております。計画の期間は、令和三年度から令和十二年度の十年間といたしまして、策定の中間年である五年をめどに見直しを行う予定としております。  理念以降につきましては、A3の折り込んでございます概要版で御説明できればと思います。まず、ここの概要版の2に示してある計画の理念ですけれども、三点を掲げてございます。1区と村が互いに共存・共生できる仕組みを創る、2これまで培ってきた交流から新しい文化価値を創る、3次代を担う子どもの健全な成長と若者の参画につながる交流を推進する、この三つを理念として掲げまして、続きまして、3の取組み方針として、六つの方針を掲げてございます。1が交流事業の充実・新たな交流の展開、2協働による自然環境の保護と循環型社会の構築、3区とのつながりを基盤とした村の産業振興、4区民と村民による村の歴史・文化の継承、発展、5子どもの健全な成長と若者の参画につながる取組みの推進、6区民健康村と村に関する魅力ある情報の発信、これにつきましては、それぞれの取組み方針の内容について、概要版の裏面に詳しく載せてございます。  左に、取組み方針と施策の方向性を示してございまして、真ん中の重点事業として載せてございますのが、当面五年間に重点的に取り組むというものを示してございます。右側のその他の事業につきましては、これまで行ってきた事業を継続的に取り組むもの、あるいは十年間の長いスパンで取組を検討していくものを掲げてございます。  一番目の交流事業の充実・新たな交流の展開の中では、関係人口づくりを推進するため、村内にある空き家や既存施設を活用し、区民等が滞在可能な施設を整備することと、区民が村の生活や農業などの体験ができ、多様な村民との関わりが深まる交流事業の展開というのを掲げてございます。区民健康村の施設の実態からしますと、五月から十一月の初めまでは移動教室があるものですから、区民の方の一般利用は土日に限られておりまして、今までも交流事業が土日を中心とした交流事業に限られてございました。ただ、村の方との交流は、レンタアップルですとか、レンタル農園を通じて土日だけではなくて広がりを持っていくことにもなってきております。また、区内の人口が増えてくる中で、滞在型の田舎暮らしを体験したいというようなニーズもあることから、村のほうで空き家を活用した、ある程度の一定期間滞在できるような施設を空き家を活用して用意するということで、そういった区民と村民が深く交流できるような新たな交流事業を模索してまいりたいと考えております。  続きまして、協働による自然環境の保護と循環型社会の構築につきましては、友好の森事業をはじめとして、川場村内で区民、村民が森林資源の里山保全活動などを推進してまいりました。これをさらに一層推し進めていくこと、また、森林環境譲与税を活用しまして、環境教育ですとか環境保全に取り組むこと、また、SDGsの考え方を踏まえた事業の推進ということを進めてまいりたいと考えております。  続きまして、区とのつながりを基盤とした村の産業振興ということです。ここにつきましては、一つは区民が村を楽しむことができるような観光コースの提案ですとか、電動アシストつきのレンタルサイクル等の環境整備を村で行っていくということ、また、これまでリンゴですとかイチゴなどは、区内でいろんな物産展で出店することで知名度を高めてまいりましたので、そういったものを進めていくこと、また、区の新庁舎整備などの公共施設整備において川場産材の利用を考慮してまいりたいと思います。  続きまして、区民と村民による村の歴史・文化の継承・発展ということで、川場で子どもたちを中心に川場学というのを学んでいますので、それを区民との交流に生かしてまいりたいという取組です。
     また、子どもの健全な成長と若者の参画につながる取組みの推進ということで、移動教室などで小学生の交流については充実しているんですが、中学生、高校生、大学生といった若者に対する交流のメニューが少ないので、そういったものを充実させていきます。また、区民健康村と村に関する魅力ある情報の発信ということで、リピーターだけでなく、新たに川場村を訪れる区民を増やすための情報発信の取組を進めてまいります。  表面に戻っていただきまして、4に区と村の絆を支える仕組みの再構築としてございます。いろいろ社会状況が変化する中で交流を進めていくには、区、川場村、ふるさと公社がそれぞれ時代に合わせた役割をきちんと果たし変革しながら、連携、協力を図ることが必要だというふうに考えてございます。  最後、2コロナ禍における新しい交流としまして、このコロナの影響で交流事業なども非常に制限を受けている中で、今まで対面型の交流を中心に展開していましたが、インターネット等を利用した交流の在り方も今後検討してまいりたいと考えております。  最後、かがみ文の裏面に移らせていただきます。今後のスケジュールですけれども、令和三年の一月から二月にかけて健康村事業推進会議に計画案をお示ししまして、二月の区民生活常任委員会では、この計画案に新たな事業のメニューを加えたものを御報告させていただき、三月に策定をしていきたいと考えております。  説明は以上でございます。 ○中村公太朗 委員長 説明に対して御質疑はいかがでしょうか。 ◆小泉たま子 委員 リピーターがやっぱり多いと今もありましたが、行ける人はいいと思います。だから、川場に行けない人、それから川場から世田谷に来られない人、この方々をどうやって結びつけていくかということが、これからはとても大事だと思います。  それからもう一つは、先ほどもふじみ荘で感じたんですが、やはりそれをつくったときの精神を忘れてしまって、時代だからということで片づけてしまうということは、私は、それをつくった方々の努力に報いることでもないし、それは歴史を壊すことだと思うんです。ですから、健康村をつくったときの思いを絶対に崩すことなく、しかし、新しい今の社会に即したことを心棒は崩さないでやっていくという、そこのところだと思うんです。簡単にやれば本当に楽なほうに行っちゃいますので、そこのところを乗り越えながら、川場の人も喜ぶ、世田谷の人も喜ぶという、どっちがということではなくて、お互いにかなりの努力をしながらやっていかなきゃいけないと思います。健康村ですから、この名前にふさわしく。  駐在の方が今年はいないんですけれども、それを埋めていらっしゃると思います。私は大変だと思いますけれども、来年はどうなるか私はちょっと分かりませんけれども、必ずそのかけ橋になるような人が出てきて、なお一層、交流ができるようになればいいと思っていますが、そのあたりも含めてどうでしょうか。 ◎大谷 区民健康村・ふるさと交流課長 今御指摘いただいたように、区民、村民の中でもいろんな方がいらっしゃいますので、なるべくそこの交流の輪を広げていこうということで、この第五期の計画でも検討を進めてまいりました。具体的な案は、これから村と調整しながらということになりますけれども、その辺は受け止めさせていただきたいと考えております。  また、健康村の当初の理念、縁組協定については、村も区もやはり重要だと考えております。ただ、やはり担当が替わる中でいろいろ変化してくる中もありますので、今回の計画ではその辺を改めて見詰め直して、しっかりそれに基づいてこの計画を継承していけるという視点でまとめてございますので、その辺は御理解いただければと思います。  また、人的な交流については、いろんな課題もございますけれども、川場村と区との職員の交流自体もしっかり取ってまいりたいと思っておりますので、その辺は受け止めさせていただいて、今後の事業展開につなげてまいりたいと考えております。 ◆小泉たま子 委員 ありがとうございました。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○中村公太朗 委員長 では次に、(9)令和二年度新成人のつどいの開催について、(10)成年年齢引下げ後の成人式の開催方法について(検討状況)について、一括して理事者の説明を求めます。 ◎大谷 区民健康村・ふるさと交流課長 ではまず、令和二年度新成人の集いの開催について御報告させていただきます。  まず、1主旨にお示ししているとおり、令和元年九月二日の常任委員会におきまして、会場を日大文理学部百周年記念館に移し、式典の回数二回に減らして開催することを報告しました。しかしながら、今般の新型コロナウイルス感染の拡大を踏まえまして開催方法を見直し、式典の回数を三回に戻し、密集を防ぐなどの感染予防策を講じて、対象者が安心して参加できるよう開催に向けた準備を進めることとしましたので、御報告いたします。ただ、国、都の動向を踏まえ、区の主催イベントの対応方針にも鑑みまして、式典の開催が著しく困難であると判断した場合には、中止を判断することもあり得るということで、御承知いただければと思います。  2開催日及び会場については従前と変わらずです。  3対象者数は七千九百人ほどを考えておりますが、例年参加するのは三千五、六百人ぐらいから三千九百人ぐらいまでの間となってございます。  4区主催イベントの対応方針の主な内容ですが、現在、第四段階という位置づけになっておりまして、七月二十八日付の八月以降の区主催イベントへの対応についてという政策経営部発出のものによりますと、この段階であれば、屋内のイベントにつきましては五〇%以内の収容率、人数制限については五千人以下ということで進めるということになっております。  それに合わせまして、5式典回数の変更を行いました。当初は二回としておりましたが、変更後は三回といたしまして、当初の時間配分に加えまして十五時三十分から十六時三十分というのを加えてございます。これによりまして一回当たりの入場者数が千二百人程度となりまして、最大収容人数二千五百人の半分程度になると考えております。変更後の参加回については、別紙のとおり検討しているところでございます。  続きまして、裏面に移らせていただきます。6感染予防策としては、マスク着用のお願いですとか、消毒液の各所配置のほか、式典入り口での体温チェックを行います。また、会場内の座席間隔をしっかり確保した上で、会場建物内の換気に努めます。また、密接、密集に関しては屋外も含めて注意喚起を行ってまいります。また、コロナの影響で来られない、密集が怖くて来られないという方のために式典のライブ動画の配信も行います。また、入場者の案内状等を確認することで、入場者の把握に努めることも考えてまいります。  7中止の判断基準ですけれども、先ほど申し上げた区の対応方針にある第四段階から第三段階に変更されるなど、イベント開催が厳しい状況になった場合には中止いたします。  8中止する場合の代替策として想定しているものとしては、動画配信については6でも行うことにしていますが、何らかの記念品を配付するということも、中止になった場合、支出経費が削減されますので、その予算の範囲内で対応を検討してまいりたいと思います。  9今後の予定ですけれども、十一月の下旬には対象者に案内状及び記念冊子を送付しまして、一月十一日の当日を迎えますが、その間に状況の変化があった場合には、また別途御報告させていただきます。  こちらについては以上でございます。  引き続きまして、成年年齢引下げ後の成人式の開催方法の検討状況について御説明いたします。  令和四年四月に成年年齢が十八歳に引き下げられることを踏まえまして、令和四年度以降、令和五年の一月の新成人のつどい以降なんですけれども、区の成人式の対象年齢や開催時期、式典の在り方の検討を進めているところでございます。このたび六月に実施したアンケート調査の結果がまとまったために、今後の検討予定と併せて御報告させていただきます。  アンケート調査の結果ですけれども、令和二年度に十五歳から十七歳になる方、令和四年度に十七歳から十九歳ということで、二十歳前で新しい改正後の成年年齢に近い方にアンケートを行っています。各世代、年齢で五百名ずつを無作為抽出しました千五百名に伺ってございます。  回答数については六百八十五名の方が回答していただきました。回収率は四五・七%です。約半分が十五歳の方で、そのほか十六歳、十七歳の方がそれぞれここの表にあるような回答をいただいています。  (3)主な調査内容と回答結果ですが、適当と思う対象年齢については、二十歳とする方が五百十七件、七五・五%で大半を示してございます。これを選んだ理由につきましては、冊子の三ページの中ほどに問三の理由として当てはまるものということで、今までどおり二十歳が分かりやすい、あるいは、十八歳は高校生が多く進学準備に忙しいという御意見があったということです。  続きまして、適当と思う時期については、やはり一月の成人の日というのが五九・九%を占めてございます。  裏面に移りまして、成人式の必要性についてをお伺いしていますが、必要があると思う、必要性までは分からないが行うことはよいと思うという方が大半を占めておるということになっています。その辺の理由につきましては、本編の八ページ以降に、記述で様々な理由をお伺いしているところもございましたので、その辺について御覧いただければと思います。  続きまして、このアンケートのほかに実際に中高生の意見も聞いてみるということで、3にお示ししてあるように、中高生による意見交換会の開催を予定してございます。九月二十二日、四連休の最終日の火曜日になるんですけれども、午前十時から十二時三十分まで、会場は希望丘青少年交流センター(アップス)にて行います。基調講演を浦和大学社会学部准教授で、世田谷区子ども・青少年協議会の委員をしていらっしゃいます林大介先生にお願いしてございます。また、意見交換については、区長、新成人のつどいの実行委員会のメンバーなどにも参加していただきまして、そこに募集しました中学生、高校生の方も加わっていただきまして、コーディネーターを林先生にお願いして、意見交換を進めてまいりたいと思います。参加者につきましては、アンケート調査の回答者の中で参加を希望する方ですとか、青少年交流センターの利用者で希望する方など、あと、一般にもホームページ等で周知してございますので、合わせて三十名程度を予定してございます。新型コロナウイルスの感染状況を踏まえまして、会場参加はちょっと制限をかけさせていただくんですが、オンライン参加でも受け付けていく予定としてございます。  最後、今後の予定ですけれども、世田谷区子ども・青少年協議会での意見をいただくことも踏まえまして、成年年齢引下げ後の成人式の対応方針については今年度中にまとめまして、二月八日の常任委員会にて報告する予定とさせていただきます。 ○中村公太朗 委員長 ただいまの説明に対して御質疑がありましたら、どうぞ。 ◆福田たえ美 委員 成年年齢引下げ後の成人式の開催方法については、この世代の方に調査をされたということは大変すばらしいと思います。特にこの世代の方々に直接意見を伺いながらどのようにしていくかというのをしっかり決めていただきたいと思います。  一点だけ確認なんですけれども、令和三年の一月十一日の新成人のつどいに関してなんですが、中止に関する判断基準はここにお示しされているように、イベント対応の方針によるとは書いてあるんですが、成人式を迎える方の御準備等も考えますと、あまりぎりぎりの通達ではと思いますが、多分、ここに書いてあります十一月下旬に冊子を送付する段階で一回、開催するかどうかがここで分かると思いますが、その後も場合によっては中止ということも考えられるということでしょうか。 ◎大谷 区民健康村・ふるさと交流課長 我々としては、いろいろ楽しみにしていらっしゃる方も多いですし、親御さんや本人の方からも、区民の声を通じてぜひやってほしいというような声が数件来ていますので、実際に実施できる方向で取り組んでまいりたいと考えております。先ほどおっしゃっていたように、十一月のタイミングが一つの目安だとは考えておりますが、こればかりは感染症拡大の影響がどうなのかというところもございます。国も緊急事態宣言を発出して、様々な経済活動なんかに自粛を求めるような状況になった場合に、来場者の安全ということを考えた場合には、やむを得ず直前でも判断せざるを得ない場合があるかとは考えております。ただ、事務局としては、実際に万全の体制をしいて、開催できるように努力してまいりたいとは考えてございます。 ◆畠山晋一 委員 一つ教えてください。開催が二回から三回になったということで、会場から一番遠いところの中学区域が最後になるというような、今までの実例を見て感じているところなんですけれども、これを見ると、玉川地域が二番になって、烏山・砧地域が比較的三番になっているんですけれども、これは何か理由はあるんですか。 ◎大谷 区民健康村・ふるさと交流課長 これにつきましては、二回に改める際に、やはり人数の関係で学区域間の人数の調整をさせていただいたのがまず最初なんです。地区が遠いか近いかというよりは、やはり全体としてある程度のまとまりを持った周辺の学区域をなるべく重ねるようには考慮はしていますが、全体としての人数配分として、二回での予定を立てました。今回、三回に分けるに当たって、以前にも二回でお示ししている中で、それより早くすると、例えば着つけですとか美容院の予約や何かを改めなければいけないというのもありますので、できるだけ前に変更するというよりは、それまで定まってきたところから幾つかずつ後ろのほうに移したという経緯がございますので、結果としてこのような形になっているということでございます。 ◆阿久津皇 委員 成人式ですけれども、室内については一回当たり千二百人程度ということで、密を回避ということだと思うんですけれども、例年、成人式は、屋外でやはり成人の方同士、割と交流されるというかお話もされていると思うんですけれども、屋外での密接、密集の回避、注意喚起というふうにありますけれども、割と結構しっかりやらないとなかなか難しいかなというところですけれども、その辺はどういうふうにお考えなのかなというのを一つ教えてください。 ◎大谷 区民健康村・ふるさと交流課長 屋外の対策については、今度、会場が替わりまして、今までは中庭で皆さんがお集まりいただいたという状況なんですけれども、今回、百周年記念館の周りには余りスペースがなくて、道を隔てた日大の本部側に少しスペースがあるので、そこに人がたまれる場所を確保したいということで、今、日大側と交渉させていただきます。注意喚起にしましても、警備員等の配置の状況にもありますけれども、なるべく人が分散して時間待ちができるような形の工夫を凝らしていきたいと考えています。この辺の対策については、これから具体的に警備業者などとも詰めてまいりたいと思っています。 ◆阿久津皇 委員 屋外なので、そんなに神経質にならなくてもいいのかも分からないですけれども、そこをしっかり対応してほしいなというところと、令和四年度以降、成人式の在り方ということで今後検討されるのであれば、成人式はやっぱり小学校、中学校とかの地元の友達というか、同じ学校に通っていた友達と久しぶりに会うみたいなのが割と一つ大きな目的なのかなというところで考えると、一か所でやることにこだわらず、地域でそれぞれやることも一つやり方としてはあるのかなと思いましたので、意見として言わせていただきます。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○中村公太朗 委員長 では次に、(11)世田谷区気候非常事態宣言(案)及び気候危機への取組みの推進について、理事者の説明を願います。 ◎安藤 環境計画課長 それでは、世田谷区気候非常事態宣言(案)及び気候危機への取組みの推進について御報告いたします。  1主旨でございます。気候変動に起因する強力な台風や集中豪雨による被害は年々甚大化し、区民生活に大きな影響をもたらしています。区内でも、昨年、台風十九号により大規模な浸水被害が生じました。区民、事業者と区が気候危機の問題を共有し、気象災害から区民の生命と財産を守る取組と、二酸化炭素の排出を削減し、気候変動を食い止める取組を進めるため、世田谷区気候非常事態宣言を行うとともに、一人一人が災害に備え、環境に配慮した行動が具体的に実践されるよう情報発信するなど、着実に気候危機への取組を推進してまいりたいと存じます。  2背景でございます。国連の報告では、今世紀末には世界の平均気温が現在と比較して最大四・八度上昇すると予測されています。これに伴い、極端な高温や大雨がより頻繁になると予測されています。また、平均気温の上昇を産業革命前から一・五度以下に抑えるためには、二酸化炭素の排出を二〇三〇年までに二〇一〇年水準から半減、二〇五〇年までに実質ゼロにする必要があるとしています。こうした待ったなしの状況を踏まえ、現在の気候危機への対策及び未来を見据えた中長期的な取組が急務となっています。  3宣言文の案です。裏面、別紙1を御覧ください。一段落目に状況認識、二段落目に国連で定めた目標について、三段落目には区民、事業者の皆さんとこの状況を共有し、二酸化炭素の排出を削減し、気候変動を食い止める取組と、今起こっている気象災害から区民の生命と財産を守る取組を進めることについて記載しています。四段落目には、広く気候非常事態を宣言するとともに、二〇五〇年までに二酸化炭素排出実質ゼロを目指すことを記載しています。気候異変の状況を踏まえ、区、事業者、区民それぞれの立場で環境への影響を考慮した行動を実行し、持続可能な発展と脱炭素社会の実現に向け取り組んでまいります。  かがみ文にお戻りください。4気候危機への主な取組みです。気候変動に起因する猛暑や集中豪雨による災害の発生に備え、区民の命を守る取組を強化します。また、温室効果ガスの排出を抑制し、小さなエネルギーで豊かに暮らす町を実現するため、環境配慮の施策を総合的かつ計画的に推進します。区の分野横断的な連携と主体的な取組を進め、全庁を挙げて地球温暖化対策に取り組みます。  別紙2を御覧ください。1(1)現在の気候危機から区民のいのちを守る取組み【気候変動への適応策】です。①台風や集中豪雨に備えるとして、情報発信の強化、避難所開設・運営体制の強化、河川・下水道の整備、グリーンインフラとしての施設整備等です。  ②猛暑に備えた取組、一枚めくっていただき、(2)これからの気候変動を食い止めるための取組み【地球温暖化緩和策】です。①みどりを守り、増やす、②再生可能エネルギーを「創る」「使う」を進める、③環境にやさしく暮らす取組です。  三ページ目中段、(3)気候危機問題の共有と取組みとして、気候変動への危機意識を区民、事業者の皆さんと区が共有しながら、一人一人が環境に配慮した行動が具体的に実践されるよう情報発信していきます。  四ページ目の2二〇五〇年までのロードマップとして、温室効果ガスの排出削減、現在の地球温暖化対策地域推進計画では、二〇三〇年までに二六・三%削減目標としていますが、二〇五〇年には排出実質ゼロを目指します。再生可能エネルギーの導入拡大、みどり率については記載のとおりです。  かがみ文にお戻りください。5地球温暖化対策地域推進計画の見直しについてです。二〇一八年度から二〇三〇年度までの計画期間となっていますが、気候危機への取組と併せ、温室効果ガス排出削減などの計画目標や施策等について、環境審議会での議論等を踏まえ、見直ししてまいりたいと存じます。  6今後のスケジュールですが、九月一日、本日午後六時から気候危機を考える環境シンポジウムの開催、九月四日、自然エネルギー活用による自治体間ネットワーク会議の開催、十月中旬には、気候非常事態宣言をさせていただきたいと思います。十一月、「区のおしらせ せたがや」で気候非常事態宣言について紹介、来年度、令和三年度には、区民・事業者向けリーフレットの作成、配布を行いたいと考えております。  説明は以上です。 ○中村公太朗 委員長 説明に対して御質疑がありましたら、どうぞ。 ◆ひえしま進 委員 この世田谷区気候非常事態宣言とか、うたわれている理念は当然賛成というか、文句のつけようがないんですけれども、しかし、実際、二〇五〇年までのロードマップが出ていますけれども、五十年といったら相当先なわけです。ですから、もうちょっと、区長がこの宣言を出されるのであれば、御自分の任期中にはこれぐらいはやるとか、あるいは毎年ある程度項目立ててここまで達成しているというような発表なり、何か成果の報告というものがあったほうがいいと思うんですけれども、その辺はどのようにお考えですか。 ◎安藤 環境計画課長 二酸化炭素の排出量は二〇一三年度比、現在最も新しい数字が二〇一七年度で一一・三%削減できております。年平均にしますと二・八三%の削減率となっており、現状では、目標に対しての進捗としては毎年約一・六%の削減が必要ですが、現状ではその水準以上に達していると考えております。人口や世帯数の増加にかかわらず、減少傾向にございまして、省エネに関する各種取組が一定程度効果を収めていると考えております。現在、世田谷区では地球温暖化対策地域推進計画を策定しておりまして、改定に当たりましては、今後の見直しをどう進めていくか、改めて検討させていただきたいと思います。 ◆ひえしま進 委員 そういう定期的な数値の報告というものを、一番いいのは区長かもしれませんけれども、何しろ行政として報告をしていただきたいなと要望しておきます。 ◆小泉たま子 委員 これを宣言するということは、すごいことだと思うんです。ですけれども、本当に実行できるのかなというか、現実的なのかなと思ったりして、私たち区民は一人一人が実現に向かってやる人なわけですから、それを分かりやすく、これをこうする、あれをこうするという、本当に今ひえしま委員が言ったように、具体的なものがないと、これを読んで終わりです。  農業従事者は、農地の維持、保全に努める。それは努めるかもしれないけれども、売らなきゃいけないんです。確実に減っていくんです。だから、そういうことを書いても、私は本当に実効性はないんじゃないかなと思って、これは一つ一つ。この中で、五年ぐらいの間に区民が頑張って何か実現できる数値で表せるもの、見た目でも分かるものができないと、これはただの宣言では、今までの宣言と同じようになっちゃうと思うんです。ですから、頑張ってここまでやってこられましたけれども、もっと実効性のあるものというのは考えていないんでしょうか。 ◎安藤 環境計画課長 地球温暖化の問題は、昨年十月の台風十九号や今年の九州北部豪雨、記録的な今回の猛暑を見ても待ったなしの状況でございます。なるべくこれが区民、事業者の方々に具体的にどのように取り組んでいただくのがよろしいのか、分かりやすいように情報発信していく必要があると考えております。委員のお話にございました、それをどうやってお伝えしていくか、来年度、区民・事業者向けのリーフレットの作成を考えております。この中で、そういった取組について具体的に分かるように広く情報発信していきたいと考えております。 ◆小泉たま子 委員 そういうことでは、なかなか受け入れてもらえないと思います。例えば、リサイクルをするとき、数年前、リサイクルの集団回収とか、あれはもう町会ごとに本当に集まってもらって、きちんと言って実行するようにしたんです。それだって理解してもらうのに時間がかかったと思います。この宣言というのは、それぐらいの重みのあることです。宣言が出た後、来年に具体的にリーフレットを渡して考えてやってもらいますなんていうのは、私は宣言なんてもっと遅くてもいいと思います。本当にやることが具体的に決まって、これで頑張りましょうと言って宣言を出すというのは、私はいいと思うんです。という私の考えですけれども、何かこういうものだけが先走って実現が伴わない、実効性が伴わないというと、また始まったということになりかねませんので、私はぜひそこら辺も早めて、それから、お金ばかりかかって、リーフレットなんて見ませんから、それよりも口で伝えていくということも、本当に大事だと思います。本当に大切だと思っているならば、災害を起こさない世田谷にしようと思っているならば、それぐらい私はやるべき内容だと思いますが、どうでしょうか。 ◎安藤 環境計画課長 現在の気候危機の状況については、皆様御認識のとおりかと思います。国においても、今年六月に気候危機の宣言を小泉環境大臣が出されたところでございます。世田谷区としても、気候非常事態宣言することによって、気候変動への危機意識を区民、事業者の皆さんと共有しながら、一人一人が環境に配慮した行動が実践されるよう具体的に取り組んでまいりたいと存じます。 ◆小泉たま子 委員 しっかり取り組んでください。 ◆田中みち子 委員 私は、この宣言については議会でもぜひ宣言してくれと提案した側ですので、これは本当に評価しています。それで、具体策がもっと実効性のあるものに、数値目標も示せというのは本当にもっともだと思います。だけれども、やっぱり初めに言葉ありきというか宣言ありきで、まずは宣言をして、これだけ気候危機が大変なことになっているんだというのを、まず皆さんに意識改革をしていただかなかったら、なかなかこれは達成できないんだと思うんです。ぜひそのあたりを、本当に行動に落とし込めるような対策というのをぜひしっかりと進めていただきたいと思います。  そういった意味では、今日、気候危機を考える環境シンポジウムがあると思うんですけれども、これなんかは参加者というか反響のほうはいかがですか。 ◎安藤 環境計画課長 成城ホールで、本日午後六時から開催させていただきます。会場の定員が約三百でございます。その定員の半分までということで、約百五十名の来場を見込んでいるところでございます。 ◆田中みち子 委員 百五十人いっぱいですか。よかったです。私のところにも、これに参加したかったんだけれどもいっぱいになっちゃいましたというお声もちょっとあったんです。ですから、これはオンライン参加というのは今回ないと思うので、もし可能であれば、この後、ユーチューブ、動画配信というものももし考えられるのであればアップしていただいて、リーフレットとかの作成は、来年度前にこういったことで既に区民の啓発的なものも行っているわけですから、ぜひ一緒に取り組んでいただきたい。あと、九月四日にも自然エネルギー活用による自治体間ネットワーク会議の開催があると思うんです。ぜひこんなところでも気候非常事態宣言を行う予定なんだというPRなどもできるんじゃないかと思うので、そういったところも併せて進めていただきたいと要望します。 ◆たかじょう訓子 委員 これは本当にすばらしいというふうに思っています。全庁を挙げてこの実現に向かうということが述べられています。この資料の中でも、別紙2の二ページにも都市農地の保全について、みどりを守り増やすということが重要とありました。本当にタイムリーに生産緑地の期限が来るということで、世田谷でも本当に緑地が減るタイミングになりかねないというようなときです。これを進めるためにやはり産業の分野ともぜひ、連携というか一緒にこれは進めていかないといけないんだろうなというふうに私は見て思いましたけれども、どうでしょうか。 ◎安藤 環境計画課長 農業を取り巻く状況は、都市化の影響や地価上昇、農業従事者の高齢化や後継者不足など、大変厳しい状況にございます。経済産業部とも連携しながら、農業を守り育てていくためにしっかり取り組んでいきたいと存じます。 ◆たかじょう訓子 委員 ぜひしっかり取り組んでいただきたいなというふうに思います。  また、本当に具体化をしていくということになると今後思いますけれども、特に子どもたちへの教育分野での連携というのは本当に重要だと思いますので、ぜひ川場村でもこういったバイオマスによる発電などをやっているといった機会も活用しながら、教育分野との連携もぜひ進めていただきたいなというふうに要望します。 ◆阿久津皇 委員 この環境の問題は、皆さんがおっしゃるように本当に理念というか考え方はもう全く非の打ちどころがないというか、すばらしいことなんですけれども、この環境の問題とかはやっぱり国が方針を定めるというのはそのとおりだと思うんですけれども、これを一地方自治体がやることに対してどのぐらいの意味があるのかなというのがちょっとよく分からないなというところと、あと、中間目標で二〇三〇年というふうにおっしゃっていますけれども、ここまでにどのぐらいのコストがかかるのかとかということは計算されていますか。 ◎安藤 環境計画課長 まず、一点目の各自治体による取組がどれだけの効果があるのかというお話でございます。国においては、二〇五〇年までに各自治体において二酸化炭素排出ゼロを目指し、その表明をしてほしいという要望を国から各自治体に頂戴しております。それを受け、多くの自治体が二酸化炭素排出ゼロ表明をしているところでございます。また、そういった表明を受けて、全国知事会、それから政令指定都市でつくる団体が、国に対しても、二酸化炭素排出ゼロを国としても取り組んでほしいという要望を出されたというふうに伺っております。各自治体の取組、それから国の取組が相まって、こういう二酸化炭素排出ゼロに向けた取組、再生可能エネルギーの導入の推進が図られていくものと存じます。各自治体の取組も、区民、事業者の方々に、また、自治体にとっての取組も推進は大変大事でございますので、世田谷区としても、気候非常事態宣言を出し、区民、事業者と共有しながら取り組んでいきたいというふうに考えております。  それから、経費的なことについてお話がございました。今後、二〇五〇年までにどれくらいの経費がかかるのかというところまでの積算は、大変難しい課題かと存じます。例えば、緑の保全に関しても、それはこの中でも掲載をしておりますが、例えば、単年度で見た場合、今年度、台風被害を踏まえ災害に備えたまちづくりの推進で約三十一億円、それから、環境共生都市世田谷の実現に向けた取組が約三億九千万円、みどり33関連で七十九億円となっております。大変厳しい財政状況にコロナ禍でございますが、経費節減に努めつつ、めり張りを持って取り組んでいくことが大切だと認識しております。 ◆阿久津皇 委員 自治体がやる意味がよく分かりました。ただ、やっぱりそこには当然コストが伴うので、しっかりそこも表現していかないと、区民の方が誤解されるかなと思いますし、逆に危機感をあおる意味でも、この目標を達成するためには何百億円かかります、そうしないためにも一人一人がごみを削減しましょうとか、電気を小まめに消しましょうみたいな意識づけのためにも、そういったコストの表現も必要なのかなというふうに思いました。 ○中村公太朗 委員長 では、ここで理事者の入替えをいたしますが、二時間が経過いたしましたので、併せて五分程度休憩を取らせていただければと思います。二時四十五分まで休憩いたします。     午後二時三十九分休憩    ──────────────────     午後二時四十五分開議 ○中村公太朗 委員長 では、再開をします。  次に、(12)個店支援プロジェクトについて、(13)新型コロナウイルス感染症対策緊急融資の期間延長について、一括して理事者の説明を願います。 ◎中西 商業課長 ではまず、個店支援プロジェクトについて御説明申し上げます。  1の本事業の趣旨ですが、区内の小売サービス業等のいわゆる個店を支援する緊急経済対策を実施するものでございます。  2の本事業の具体的な概要ですけれども、世田谷区商店街振興組合連合会による商品券の発行を支援するもので、この商品券は区内の個店で買物ができるもの。その個店の定義ですけれども、飲食店、小売店、対人サービス業等で、経営主体が中小企業基本法上の中小企業、または個人事業主に限るというものでございます。  商品券は二つ種類がございまして、(1)の世田谷個店応援券のほうは紙の商品券でございます。三〇%の割増しをつけて発行総額は七億八千万円、商品券の有効期間は令和三年二月から年度をまたぎまして令和三年の七月までの六か月間でございます。  もう一つが(2)で電子の商品券、(仮称)せたがやペイと称しておりますが、こちらも三〇%の割増しつきの電子商品券でございます。発行総額は二億六千万円、開始時期は紙の商品券と同じ令和三年の二月からです。割増しポイントの有効期間を令和三年二月から令和三年七月の六か月間としております。電子商品券の方式ですけれども、すみません、資料の訂正がございます。別紙1とありますが、別紙はございません。下四行に説明を記載させていただいておりますが、店舗ごとに設置された二次元バーコードをスマートフォンで読み取り決済をする、いわゆるQRコード方式の決済を想定してございます。この方式ですと、店舗側が決済端末等を導入する必要がなく負担が小さいため、この方式を取らせていただきたいと思います。その下二行ですけれども、個店応援券とせたがやペイの両方を併せて消費者が購入できますが、それぞれの購入限度額は、紙の券が十万円、電子のほうは三万円でございます。  裏面を御覧ください。予算額ですが、このたびの第三次補正予算案に盛り込ませていただこうと思っている額が三億一千四百六十三万円でございます。内訳は資料に記載のとおりでございますが、令和三年七月まで事業を継続しますので、繰越明許費を計上させていただきます。繰越明許額は二億九千七百十三万円でございます。  4のスケジュールですけれども、補正予算成立後、準備を開始し、二月に事業をスタート、令和三年八月に事業を完了させるというスケジュールでございます。  個店支援プロジェクトの説明は以上でございます。  次に、新型コロナウイルス感染症対策緊急融資の期間延長について御説明申し上げます。  1の主旨ですが、緊急融資の申請状況は四月から五月にかけて月一千件を超えておりましたが、八月は月百件程度へと落ち着いてきております。ただし、建設業等において、本年初頭に受注した業務が完了した後、仕事がない、受注が激減しているという状況もあり、遅れて業績が悪化する業種も出てきております。また、資金繰りがそろそろショートするというような訴えもございますので、引き続き緊急融資の需要が見込まれることから、受付期間を延長するものです。  変更内容ですけれども、もともと九月三十日までとしておりました受付期間を令和三年三月三十一日まで延長いたします。  3の事業全体経費、四月一日から来年の三月三十一日までの一年間の全体経費ですけれども、七億三千三百二十万六千円と想定してございます。内訳ですが、利子補給金額が三億一千四百二十万円、信用保証料の補助が四億一千九十万六千円でございますが、ちょっと複雑なんですけれども、利子補給金額につきましては、当初予算を先行で使わせていただいて、まだ補正予算を計上しておりませんでしたが、このたびの三次補正においてこの三億一千四百万円を計上させていただくと。信用保証料補助につきましては、融資申込み直後からすぐに補助金を出す必要があることから、第二次補正予算において六億二千万円ほど一旦計上させていただいておるんですが、今後の融資見込額を一年間に延長したとしても、約四億二千万円ほどで済むだろうという精査ができましたので、今回の三次補正において二億円ほど減額させていただくという扱いにさせていただきます。  4の周知方法ですけれども、区及び産業振興公社の窓口でのチラシ配布のほか、ホームページ、また、産業団体、金融機関等へチラシを送って周知をお願いするという方法を取ろうと思ってございます。  説明は以上です。
    中村公太朗 委員長 ただいまの説明に対して御質疑がありましたら、どうぞ。 ◆たかじょう訓子 委員 個店支援プロジェクトについてです。これについて、私もいろんな地域の事業者の方にもお話を伺う中で、今こそこういったことが必要という声も伺っていました。よかったなというふうに思っています。また、電子商品券、せたがやペイについてですけれども、実際に高齢の方が経営されている事業者のところで、大変これは分かりにくいのか、私が伺ったところ、ちょっと分からないというふうな方もおられたと。ですので、やっぱりそこに対する周知なんかも非常に重要になってくるなと思いますので、ぜひこの周知などについて、それからやり方についても丁寧にやっていただきたいなと思います。いかがでしょうか。 ◎中西 商業課長 この電子商品券については、電子決済をまだ全然取り扱っていない店舗も多いという現状がございますので、かなり丁寧な説明が必要になるかと思っております。人海戦術的にといいますか、集団での研修もそうなんですけれども、個別に店舗を回って操作について実演するという営業活動的なことも必要であろうかと想定しておりますので、産業振興公社や信連とも連携してやっていこうと考えてございます。 ◆たかじょう訓子 委員 丁寧に進めてください。  それから、この緊急融資の期間延長についてですけれども、おうち時間などが増えて、仕事があるんですよということを建築業の方から私も伺っていました。今後のほうが大変大きいということも伺っていましたので、これは大変喜ばれるというふうに思います。ぜひこれは評価したいというふうに思います。ぜひ進めてください。 ◆畠山晋一 委員 こちらの個店支援プロジェクトの電子商品券の件についてなんですが、電子と聞いただけで私は分からないと言って、不思議な壁を張る人が世の中にいるらしいんです。そのためにできたら、紙だと分かりにくいかもしれないので、漫画にするとか、動画をつくるとか、小学生が見ても分かるぐらいの、説明できるようなものをぜひつくっていただいて、これはこれから先進めるに当たって非常に大事な事業でありますので、一人でも多くの方にお分かりいただけるような説明の方法をよく慎重に対応していただきたいということの要望をしておきます。 ◆阿久津皇 委員 このせたがやペイですけれども、大変分かりやすくていい名称だと思うんですが、これは仮称が取れるのはいつごろになるんでしょうか。 ◎中西 商業課長 これから商店街振興組合連合会で事業者選定をして、予算成立後に事業が正式にスタートになるかと思いますので、その段階を想定してございます。 ◆阿久津皇 委員 誰もが見て分かりやすい、何のサービスだか、何のシステムだか分かる名称にしていただきたいと思います。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○中村公太朗 委員長 では続きまして、(14)世田谷区産業振興基本条例の見直しについて、理事者の説明を願います。 ◎納屋 産業連携交流推進課長 世田谷区産業振興基本条例の見直しについて御説明申し上げます。  まずは一枚目でございます。区では、平成十一年に制定した世田谷区産業振興基本条例の見直しを進めているところであり、本件につきましては、昨年十一月の区民生活常任委員会において検討スケジュールや見直しイメージを御報告し、本年三月には検討委員について資料配付にて御報告をさせていただいたものでございますが、今回、検討委員及びスケジュールについて変更が生じたことから、改めて御報告をさせていただくものでございます。  まず、1の条例検討会議検討委員の変更を御覧ください。世田谷区農業青壮年連絡協議会から参画いただいていました会長の大平佳史氏が六月五日付で海老澤健氏に変更となったことから、委員についても変更をしております。また、東京都産業労働局商工部の商工施策担当課長が岡野守治氏から平野孝徳氏に変更となったことから、委員についても変更となっているものでございます。変更後の委員の一覧につきましては、次の別紙1のとおりでございます。  次に、一枚目に戻っていただきまして、2の検討スケジュールの変更を御覧ください。条例の見直しを行うに当たっては、新型コロナウイルス感染症の状況やその地域経済への影響を踏まえて検討をすることが必要であることから、状況把握を含めて検討期間を確保するため、検討スケジュールの変更を行いました。  具体的には、別紙2を御覧いただけますでしょうか。左側が当初想定しておりましたスケジュールですが、検討会議や常任委員会への御報告を経ながら、令和三年六月の第二回定例会に条例改正案を提案し、翌月七月に施行という予定をしていたものでございます。それを、右側の変更後スケジュールを御覧ください。本年三月二十七日に予定しておりました第一回検討会議を中止にした後、その代替として各委員と個別に意見交換を実施してまいりました。その上で、昨日八月三十一日に第二回の検討会議を開催したところでございます。次回は、十一月に第三回の検討会議を開催し、それを踏まえて本年十二月に検討状況を本常任委員会に御報告をさせていただこうと考えております。その上で検討会議を経ながら、令和三年五月に素案を本常任委員会に御報告をさせていただいた上で、区民意見提出手続、いわゆるパブリックコメントやシンポジウムなどで区民の皆様の声も伺いながら、令和四年二月の区民生活常任委員会に改正案を御報告、令和四年二月の第一回区議会定例会に改正案を提案し、御審議いただいた後、四月より新条例の施行としたいと考えているところでございます。  御説明は以上でございます。 ○中村公太朗 委員長 説明に対して御質疑がありましたら、どうぞ。 ◆たかじょう訓子 委員 私は、昨日のこの検討会議を傍聴させていただきました。現状についてということで意見交換がされましたけれども、コロナだけではなく消費税の増税も含め、経営にはすごく影響があった、本当に厳しい状況だ、それから事業承継の問題も課題だというような、本当に切実な声があったというふうに思います。本当にこのタイミングで産業振興基本条例を見直すということについて、多くの期待があるというふうに私も感じました。  また、参加の方々の意気が高いといいますか、本当に皆さんでいいものをつくっていこうというような感じがあったと思います。ここからも参加されていたと思うんですけれども、今後、ぜひこういった実情を踏まえたものをということで、また新たな課題も出てくると思うので、私たちも努力はしていくつもりですけれども、どうでしたか、田中部長も、岡田副区長も参加をされていたと思いますけれども、感想とか何かありますか。 ◎田中 経済産業部長 委員から今お話がありましたとおり、それぞれ現状、もともとこの条例改正に向けて新型コロナウイルスが始まる前にスタートさせようと思ったという経緯があり、新型コロナウイルスのダメージが様々な人たちに幅広くあったというところです。ただ、区民の方々も在宅ワークが増えて暮らしぶりが変わってくるということで、区民の方がそれぞれいろんな産業に関わっているんだという御意見もあり、区民の方、それから事業者の方、そういう方々が一体となって新しい産業の在り方をどういうふうにしていけばいいか、そういった議論が今後されていくんだろうと思っています。  ただ、感染症の状況がいつごろ収束するのか、地域経済が前と同じようには多分ならないとは思います。どういう形で変わるかはまだ誰も分からないという状況の中、どこまで、今回そういったことがあっても地域で力強い経済を築くという議論をしていくのかが、誰にも分からない中、なかなか難しいんですけれども、学識経験者の長山先生を中心に議論を進めていければというふうに、私は昨日参加して感想を持ちました。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○中村公太朗 委員長 では、(15)区有地を活用したキッチンカー等移動販売の機会拡充による事業者支援の実施について、理事者の説明を願います。 ◎納屋 産業連携交流推進課長 御説明させていただきます。  主旨でございます。新型コロナウイルス感染症の拡大により、特に飲食店においては感染防止対策の徹底やテークアウト、デリバリーの活用など、様々な工夫をしながら営業をしておりますが、経営に大きな影響が生じている状況でございます。こうした中、経営多角化や業態転換の一つの手法としてキッチンカー等による営業を検討する事業者が増えているという実態がありますが、新たな参入に当たっては、出店スペースの開拓や確保、また、事業開始に際してのノウハウ獲得などが大きな課題となってございます。  こうした状況から、区としては、経営多角化や業態転換に取り組む区内事業者を支援するため、区有地においてキッチンカー等の出店スペースを創出するとともに、キッチンカー事業の実施を検討している事業者に対し、民間のキッチンカーコーディネート事業者と連携をして支援を行ってまいりたいと考えております。今申し上げましたキッチンカーコーディネート事業者でございますが、オフィスビルなどの敷地にキッチンカーを出店させて管理運営する事業者でございます。様々なキッチンカーをローテーションにより効果的に配置して運営を行っており、中にはキッチンカー事業への開業支援や営業支援を行っている事業者もあるというものでございます。  具体的な実施方法につきましては、2の実施概要を御覧いただけますでしょうか。本事業は二段階に分けて実施をいたします。まず第一段階として、実際に複数の区有地にキッチンカーを出店し、需要を確認するための実証実験を行います。その上で、結果の検証などを経て、第二段階目の本格実施として、区有地におけるキッチンカー等の定期的な出店と事業者支援を行ってまいります。  (1)の第一段階目の実証実験についてですが、まずはコーディネート事業者を募集し、連携協定を締結して進めます。区は区有地を無償提供し、コーディネート事業者がキッチンカー等を配置して営業を行うとともに、アンケートと売上データの分析及び提供をしてもらうことにより、需要のある場所や曜日、時間帯、商品等について検証を行いたいと考えております。具体的な出店場所ですが、②でございます。予定しておりますのは、まず、近隣に商店や飲食店が少なくかつ居住者が多いエリアの公園などを二か所程度、休日を中心に人出のある区有地一か所程度、区営住宅の敷地二か所程度の合計五か所程度で実証実験を行うことを予定しております。実施期間につきましては、令和二年十月上旬から一か月程度を想定しております。  (2)の第二段階、本格実施のところを御覧ください。実証実験の結果を踏まえた上で、コーディネート事業者をプロポーザル方式により選定をいたします。その上で、区有地の使用及び出店料に関する契約を締結するとともに、区内事業者への支援や災害時の支援等に関する連携協定を締結して進めていきます。  裏面の二行目のところでございます。具体的なコーディネート事業者との連携内容については三点ございます。まず、区内事業者への支援ということで、世田谷保健所で営業許可を受けた事業者、つまり世田谷の事業者に対して一定の出店優先枠を設けるということ。これは、人気のある出店スペースは、多数のキッチンカーが出店要望を出すため、希望する場所でなかなか出店ができないという状況になる傾向がございますので、本連携の中で行う場合には、世田谷の事業者を優先的に希望の出店スペースへ配置するということでございます。二つ目が、新たにキッチンカー事業に参入しようとする事業者を対象としたセミナーを開催するというものでございます。  次に、区民生活の向上や地域活性化等への貢献という観点でございますが、キッチンカー等の出店により、買物支援を進めるというもの。これは、例えば数台のキッチンカーを配置する場合にはその中の一台を食品などの移動販売車とすることで、買物支援にも寄与していきたいというものでございます。他方、食品の移動販売車はキッチンカーに比べると台数も少ないという状況もございますので、この点については可能な範囲で求めていくということで考えているところでございます。二点目が、区有地の魅力向上や区民の交流の場の創出を図るということ。  最後に災害時における支援ということで、災害時における被災者の食の支援として、避難所等へのキッチンカー等の派遣について検討をするというものでございます。  ②の出店場所についてですが、実証実験の結果を踏まえながら選定をしてまいります。なお、本格実施後も、その他の出店場所について可能性を検討していくとともに、例えば、都営住宅などについても調整を図ってまいろうと考えているところでございます。  ③出店料の徴収ですが、各キッチンカーなどの売上金額の五%程度を徴収させていただくことを予定しております。  実施期間につきましては、令和三年二月から令和四年三月三十一日までの一年二か月を想定しているところでございます。  (3)その他でございます。まず、①として、町会や自治会など丁寧に情報共有と周知をするとともに、関係機関にも協力を依頼しながら進めてまいります。また、ごみや騒音など住環境が悪化しないよう適切な対応をしてまいりたいと思っております。加えて、②のところでございますが、キッチンカーの前に行列ができてそこが密にならないようにということや、マスクの着用、アルコール消毒の徹底などについても求めてまいりたいと考えております。  最後に、3今後のスケジュールでございます。九月に周知や情報共有を行い、十月から実証実験、その後、検証や並行しての本格実施に向けたプロポーザルの手続を行いまして、令和三年一月に事業者を決定し、契約を経た上で、二月より本格実施としていきたいと考えております。  御説明は以上でございます。 ○中村公太朗 委員長 説明に対して御質疑がありましたら、どうぞ。 ◆小泉たま子 委員 お店が一軒もないようなところに住んでいるんですけれども、公園はいっぱいあるわけです。イメージなんですけれども、時間ごとに、例えば、三十分そこにいたら、また近くのところの公園に行ってとか、十分車で行ったところにとか、それはキッチンカーの事業者が自分で考えてこれからやるということですか。 ◎納屋 産業連携交流推進課長 今回、間にキッチンカーコーディネート事業者という方をかませたいと思っておりますので、そういった方々が、あなたは何時から何時にあそこの公園で営業をして、次の日は例えば違うところでということをローテーションをしていただくことを考えておりますので、直接キッチンカーのお店をやっている方が、そこを自分で管理するということではございません。 ◆小泉たま子 委員 事業者が、コーディネートする人が考えてそれをやらせるということですか。 ◎納屋 産業連携交流推進課長 おっしゃるとおりでございます。 ◆小泉たま子 委員 時間についても書いていないと思うんですが、それもその事業者と考えてやるんですか。 ◎納屋 産業連携交流推進課長 時間につきましても、例えばお昼の時間、ランチの時間とか、夜、夕方の時間といったところは、コーディネート事業者に知見がございますので、かつ昼間の時間にお店を出しても全く売れないということも生じてくるかと思いますので、そこはコーディネート事業者の知見を活用しながら、時間も管理をしていきたいと考えております。 ◆小泉たま子 委員 都市整備で視察に行ったとき、公園でキッチンカーがあったり、売っているのを見て、ああ、いいなと。しかし、なかなか区ではそれが実現できなくて、世田谷公園でも売りたいと思ってもなかなか許可されないとかありましたが、いよいよそういうふうになってきたわけです。買物不便地域もありますので、それが有効に使われれば大変喜んでいただける事業だと思いますので、頑張っていただきたいと思います。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○中村公太朗 委員長 では次に、(16)資源分別回収品目における「紙パック」の追加について、理事者の説明を願います。 ◎庄司 事業課長 それでは、資源分別回収品目における「紙パック」の追加について御報告いたします。  1の主旨でございます。区では、紙パックがリサイクルできる資源であることを広く周知することを目的に、平成五年から紙パックを公共施設で拠点回収しているところでございますが、紙パックはいまだに可燃ごみとして一定量排出されているというデータもございますので、さらなる資源化を目的として資源ごみ集積所での古紙の回収品目に紙パックを追加するというものでございます。  2の紙パックの現状でございます。(1)の令和元年度のこれまでの拠点回収の実績でございますが、回収量が大体五千八百二十キログラム、五・八トンです。区の歳入となっている売却額は十三万三千円でございます。  それから、(2)家庭ごみ(可燃ごみ)に含まれる紙パックの推定量、これは現在ごみとなってしまっている紙パックでございますが、組成分析によりますと〇・九%という数字が出ておりますので、これを掛け合わせますと、おおよそ千四百六十三トンということでございます。  3の紙パックの回収開始時期でございますが、令和三年二月一日からということで予定をしております。  4回収方法でございます。まず、(1)排出方法でございますが、対象とするのは中身が白く五百ミリリットル以上で紙パックマークがついたもの、これを軽くすすいでいただくなどした上で、紙パックだけをまとめて排出していただくという方法を考えております。  また、(2)で回収日というところでございますが、週一回の資源の回収日に新聞・雑誌類等と同時に同じ車両で回収をするということで考えております。  裏面を御覧ください。5の区民周知でございます。こちらは令和三年版、今年の十一月に配布予定でございますが、こちらの資源・ごみ収集カレンダーですとか区のホームページ、資源・ごみ分別アプリ、それからまちづくりセンターなどを通じて町会等にも周知を図ってまいりたいというふうに考えております。  6のこちらの事業にかかる経費等でございますが、まず、経費の算出の基礎となる資源化予定量でございます。こちらは年間六万二千キログラム、約六十二トンというふうに推測しております。これは、既に紙パックの集積所回収を行っている他の区の実績に基づいて計算をした量でございます。  これにかかる(2)回収・運搬、中間処理委託料なんですが、先ほど御説明したとおり、既存の古紙のルートで一緒に回収していくことを予定しておりますので、令和二年度、それから令和三年度については既存の契約の中で行っていくということでゼロ円ということで考えております。ただし、今後、周知が進み紙パックの排出量が増えてくるということも考えられますので、令和四年度については、令和二年度から三年度の実績により適正な経費を決定していきたいというふうに考えております。  (3)売却額でございますが、約六十二トンということで年間百四十万円ほどを見込んでいるところでございます。  7今後のスケジュールについては、記載のとおり、令和三年二月一日の分別回収開始を目指していきたいというふうに考えております。  説明は以上でございます。 ○中村公太朗 委員長 ただいまの説明に対して御質疑がありましたら、どうぞ。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○中村公太朗 委員長 では、(17)自動車事故の発生について、理事者の説明を願います。 ◎畑中 世田谷清掃事務所長 自動車事故の発生につきまして御報告させていただきます。  事故の発生日時は、七月二十三日木曜日午前九時十四分ごろでございます。  場所でございますが、恐れ入りますが、裏面を御覧ください。位置図にありますとおり、区立旭小学校の北方向、日本大学認定こども園の南側に面する道路の東側方向で丸印で記載された部分でございます。  下の現場説明図を御覧ください。事故内容ですが、清掃事務所の車両が一方通行の当該道路を走行中、右側に停車していた相手側車両が左側に急にハンドルを切って発進し、接触したために双方の車両に損傷が生じたものでございます。  事後の交渉でございますけれども、相手側とは誠意を持って対応しておりますが、資料に記載のとおり、区側では相手方車両が方向指示器を出さずに急発進しているという点などにつきまして、相手側のほうが認識がやや相違しているということもございますので、現在、区車両についておりましたドライブレコーダーを確認するなどにより、過失割合の確定に向けて鋭意交渉を進めてまいります。  なお、本件事故を踏まえまして、改めて職員に対し安全運転かつ安全作業の徹底を行うよう所内に周知するとともに、今後とも事故防止に向け職員の指導を継続して行ってまいります。御迷惑と御心配をおかけし、大変申し訳ありませんでした。  報告は以上でございます。 ○中村公太朗 委員長 御質疑がありましたら、どうぞ。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○中村公太朗 委員長 では次に、(18)その他ですが、その他の報告事項はございますか。 ◎金澤 砧清掃事務所長 それでは、口頭で恐縮でありますが、自動車事故処理の終了について御報告を申し上げます。  この事故案件は、前回、七月三十日の当委員会で御報告申し上げたものですが、簡単に概略を御説明させていただきます。七月十四日に砧公園先路上で、当方の清掃車が横断歩道の手前で停車した際に、後続の小型トラックに追突をされたという事故です。幸いなことに職員にけがなどはなく、車両にもほぼ損傷はございませんでした。事故の後、相手方から示談交渉を受けまして、ぶつけた相手方の過失が十割、当方は無過失ということで事故処理が終了いたしました。口頭で恐縮ですが、以上、御報告を申し上げる次第です。  なお、今回は被害を被った事故ではありますが、私たちも事故を決して起こさないよう気をつけてまいります。  報告は以上でございます。 ○中村公太朗 委員長 御質疑よろしいですか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○中村公太朗 委員長 以上で1報告事項の聴取を終わります。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○中村公太朗 委員長 次に、2資料配付ですが、レジュメに記載の資料を席上に配付しておりますので、後ほど御覧ください。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○中村公太朗 委員長 3協議事項に入ります。  次回委員会の開催ですが、第三回定例会の会期中の九月十八日、金曜日正午から開催予定としたいと思いますが、よろしいでしょうか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○中村公太朗 委員長 では、そのように決定をいたします。  以上で3の協議事項を終わります。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○中村公太朗 委員長 その他、何かございますか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○中村公太朗 委員長 なければ以上で本日の区民生活常任委員会を散会いたします     午後三時十九分散会    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━  署名
      区民生活常任委員会    委員長...