調査係主任 丸山卓也
出席説明員
スポーツ推進部
部長
内田政夫
スポーツ推進課長 須藤剛志
オリンピック・
パラリンピック担当課長
中潟信彦
副参事
野元憲治
交流推進担当部
部長
小澤弘美
交流推進担当課長 山田一哉
◇ ~~~~~~~~~~~~~~~~ ◇
本日の会議に付した事件
1.
報告事項
(1) 令和二年度
一般会計補正予算(第二次)について〔当
委員会所管分〕
(2)
令和元年台風第十九号に伴う
二子玉川緑地運動場復旧作業の
検討状況について
(3) 第十五回
世田谷246
ハーフマラソンについて
(4) 第十回
世田谷子ども駅伝大会について
(5) アメリカ
オリンピック・
パラリンピック委員会との
調整状況について
2.閉会中の
特定事件審査(調査)事項について
3.
協議事項
(1) 参考人の
出席要請について
(2) 次回
委員会の開催について
◇ ~~~~~~~~~~~~~~~~ ◇
午後零時五十九分時開議
○
田中優子 委員長 ただいまから
オリンピック・
パラリンピック等特別委員会を開会いたします。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
○
田中優子 委員長 本日の
委員会はお
ぎの委員が欠席となります。
本日は
報告事項の聴取等を行いますが、引き続き、
新型コロナウイルス対策を講じてまいりたいと思います。
理事者の報告は簡潔明瞭に、委員の質疑は要点を絞るなど、会議時間の短縮に御協力をお願いいたします。
また、発言の際はお手元の
ワイヤレスマイクの使用をお願いします。
それでは、1
報告事項の聴取に入ります。
まず、(1)令和二年度
一般会計補正予算(第二次)〔当
委員会所管分〕について
理事者の説明を願います。
◎内田
スポーツ推進部長 それでは、令和二年度
一般会計補正予算(第二次)につきまして、当
委員会所管分、
スポーツ推進部の
補正予算について御説明いたします。
補正予算書の三〇ページ、三一ページをお開きください。三〇ページ、
予算区分の目、一番下の下段、
総務費補助金でございます。その右側、三一ページの一番下のところを見ていただきますと、
民間資金等事業調査費補助金につきましては、
新型コロナウイルス感染拡大に伴う
上用賀公園拡張整備事務の
事業緊急見直しに伴いまして、今年度の実施を見送るとしたことから、一千万円の
減額補正をするものでございます。
次に、三二、三三ページをお開きください。三二ページ、上側、
総務費補助金でございます。そして、右側、三三ページ、一番上段、東京二〇二〇
大会開催関連事業補助金が二千六百七十七万円の
減額補正でございます。そして、三三ページの下を見ていただきますと、下から三行目、
都市計画交付金、これは
上用賀公園拡張整備事務の事業の
緊急見直しということで、七百四十二万一千円の
減額補正でございます。
次に、歳出でございます。四六ページを御覧いただきたいと思います。
四六ページ、一番下、
スポーツ振興費でございます。右横を見ていただきますと、二〇二〇
東京オリンピック・
パラリンピック気運醸成ということで一億一千八百六十一万七千円の減額、そしてその下、
スポーツ施設整備事務、これは先ほどの
上用賀公園のことでございます。二千五百六十九万七千円の
減額補正でございます。
スポーツ推進部は以上でございます。
◎小澤
交流推進担当部長 続きまして、
交流推進担当部の
補正予算について御説明いたします。
四四ページ、四五ページをお開きください。四四ページの下段になりますが、
企画調整費、こちら四五ページの下段になりますが、説明欄を御覧ください。
区政運営の
企画調整費の補正といたしまして、
ホストタウン・
交流連携事業がございます。こちらは東京二〇二〇大会の
開催延期に伴いまして、二十七万八千円
減額補正するものでございます。また、同じく
大会延期に伴いまして、
おもてなしプロジェクト事業運営につきまして、一千七百九十六万円
減額補正するものでございます。
当
委員会所管分につきましては、以上でございます。
○
田中優子 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
○
田中優子 委員長 次に、(2)
令和元年台風第十九号に伴う
二子玉川緑地運動場復旧作業の
検討状況について
理事者の説明を願います。
◎須藤
スポーツ推進課長 それでは、台風十九号に伴います
二子玉川緑地運動場の
復旧作業の
検討状況について御報告をいたします。
こちらの
二子玉川緑地運動場の復旧につきましては、昨年十一月以降、本
委員会に報告をしながら作業を進めてまいりました。今回、これまでの経過、それから現在の
進捗状況、それから今後の
復旧作業の検討、こういったことについて、まとめましたので、御報告をさせていただくものとなります。
2の経過を御覧ください。昨年の十月から十一月にかけまして、
フェーズ1といたしまして園路の
復旧作業を実施いたしますとともに、
球技場の
維持管理復旧を行いました。本年に入りまして、
フェーズ2として、
野球場、それから
少年サッカー場、
駐車場等の
復旧作業を行うとともに、
野球場のE、F面、それから
サッカー場などの
維持管理復旧を行ってきてございます。
裏面を御覧いただければと思います。4の台風十九号におけます主な被害の状況ということで、別紙3として、
被害状況、当時のもの、直後のものと、それから現状、直近のものの写真を撮りまして、比較をさせていただいた資料を御用意しております。
別紙3の一枚目のところから園路の部分の復旧、左側が被災直後で、その後、現状ではきれいに修理が終わっているというような状況を見ていただけると思います。こうした感じで、
駐車場、それから次のページめくっていただきますと、
野球場、A面は
フェーズ2のところで実施をしておりますけれども、
野球場のB面、C面、D面といったところは、まだ手つかずの状態で置いている状況となってございます。
それ以降、
野球場のE、F面、それから
少年野球場等ということで続いておりまして、一番最後の後ろのところを御覧いただければと思います。八ページ目になります。一番後ろのページを御覧いただければと思います。こちらの一番上に
球技場と書いてございますけれども、二つ目の写真で、実は
球技場の川側の護岸が大分削られてしまったんですけれども、前回御報告させていただきましたとおり、こちらに
野球場のD面とかE、F面の砂を入れさせていただいて、こちらのほう、ほぼ段差がないような状態で、平らな状態まで戻すことが現在できております。
初めの紙の裏面のほうにお戻りいただければと思います。5被災時の復旧にあたっての課題ということで、最初の頃、各委員の皆様からの御意見もいただいたものなんですけれども、まず、土砂・
がれき等の堆積についてということで、今回は過去にない土砂の大量な堆積がございました。こうしたため、復旧に時間と経費、こういったものを要しているというような状況になります。こうした中で、区の負担を減らすために、先ほど申し上げました
球技場の脇、それから
少年野球場C面、こちらのほうに
陥没箇所がございまして、そちらへの埋め戻しの実施のほか、
フェーズ2に当たりまして、
国庫補助金の活用を行ってございます。
二点目といたしまして、
スポーツ施設の被害ということで、今回の台風で
野球場、それから
少年サッカー場の
バックネットや
防球ネットといったものが大量に破損をいたしました。こうした中、基礎が使用できるものにつきましては、支柱を交換させていただいて使用するなど工夫を図っております。
今後に向けて、同様の被害を受けにくくする対策の検討ということで、
抜き差し方式ではなく支柱を横倒しにするものはどうなのかと、パターンとしてはその二つぐらいしか大きくないものですから、
横倒し式はどうなのかということで、そちらも検討したんですけれども、支柱が立っている状態であれば、円の部分しか面積はないんですけれども、横倒しにすることで、支柱の長さ分の面積が全部抵抗になって増えてしまいまして、そこに土砂ですとか瓦礫が引っかかるといったことで、結果、そういったものも残ってしまいますし、破損もしてしまうということにつながって、かえって今後の復旧ですとか経費とかがかかってくるのかなということで、仕様としては、現状の仕様での復旧させていただいているというような状況となってございます。
また三点目といたしまして、
河川敷以外のほうへ
スポーツ施設を整備するということも考えられるのではないかということで、同規模の災害が今後も想定されますので、そうした中で、繰り返し経費をかけるということについて、可能性も含めどうなのかということで、少し検討させていただきました。
その下にありますように、この
運動場に整備されております規模の
スポーツ施設を実際に
河川敷以外で区内に整備できるという場所は確保が難しいということが現状で挙げられることと、仮に可能な場所があったとしても、そこの土地を購入したり、もしくは借りる費用を払ったりということになりますと、大変大きな負担が後年度、区のほうにかかってくるということになります。
仮に
野球場、例えば一面、大体面積的には一万平米ぐらい、百メートル掛ける百メートルで、ファウル
グラウンドを含んでの面積なんですけれども、こちらを整備するに当たりまして、公示されている区の
工事単価が、平均しますと大体六十万九千円という金額なんですが、これを掛け合わせると一万平米ですので、約六十一億円が
野球場一面でかかってしまうというような状況がございます。仮に今、
野球場は六面ございますので、これを六倍すれば三百六十六億円という、考えるにはちょっとというような金額で、土地を購入するとすれば、そういう金額も含めて想定していかなければいけないということが考えられました。
こうしたことを踏まえまして、そのときの御意見にもありました小中学校ですとか高校、大学、
民間事業者の保有する施設、こういったところを個別に、相手方の
利用計画もございますけれども、こちらのほうで
施設管理者の方と活用についての依頼を引き続きさせていただいて、場所の確保ということを進めていきたいというふうに考えてございます。
その上で、6になります。今後の
フェーズ3というところでの工事の検討の状況です。基本的な考え方の部分をまず整理をさせていただいておりまして、整備の内容につきましては、こうしたものを変更していく場合に、その検討ですとか変更の
申請手続、こういったものにまた時間を要してしまうことになりますので、基本的に、これまでと同様、
現状復旧をしてまいりたいというふうに考えてございます。工事に当たりましては、被害の状況ですとか施設の実際の機能、こういったものなどを考慮しながら、経済的かつ効率的な方法で
必要最低限のところを確保しながら実施をしていきたいというふうに考えてございます。
復旧の実施の時期につきましては、
早期再開をやはり
スポーツとして目指したいということで、出水期を除きます十一月から五月の施工を目指して検討を進めたいということで、今後、これを含めて
庁内調整をしてまいりたいというふうに考えてございます。
7の今後のスケジュールにつきましては、記載のとおりです。
○
田中優子 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。
◆
津上仁志 委員 今後の
フェーズ3の工事についてなんですけれども、出水期を除いた時期ということで、6の(2)には十一月からということで書いているんですけれども、
工事実施が十二月以降というふうになって、一か月ずれているんですけれども、これはどういう理由ですか。
◎須藤
スポーツ推進課長 こちらのずれは、実はまだ予算を要求させていただいておりませんので、例えば仮に次の第三回定例会に
補正予算を要求させていただいた後に、前回もちょっと
専決処分ということにさせていただいたと思うんですけれども、金額が大きくなってしまう関係で、議会の議決をいただく期間を経た上で、十二月からの工事、三定で補正を取らせていただいて、その後、入札をかけて、四定で議決をいただいて、工事に速やかに着手するというような形で進められないかというふうに考えているところでございます。
◆
津上仁志 委員 分かりました。できたら早めにということでしたら、こういうことも想定して、もう少し早く出していただけると、十一月からできたのかなとも思うので、もうしようがないんですけれども、なるべく早く復旧できるように取組を引き続きよろしくお願いいたします。
◆
岡本のぶ子 委員 今の
検討課題の中で、5の(3)の
河川敷以外への
スポーツ施設の整備の課題について、対応策等、御報告いただいたんですけれども、今現状、
コロナ禍において税収の減少ということも想定される中で、
二子玉川緑地以外の施設を土地の購入から考えるのは難しい、困難だということなんだと思うんですけれども、その上で、今後、外部の
民間事業者を含めて、そういった施設を借用できないかということを検討するとあるんですけれども、おおよそというか、今、めどがついているそういう施設があるのかどうか、あるのであれば、発表できるのかどうか伺いたいんですけれども。
◎須藤
スポーツ推進課長 民間の
スポーツ施設につきましては、今、烏山のほうにあります
第一生命さんのところに、
野球場の
グラウンドがございます。以前の
委員会でも御報告をさせていただいたかと思うんですけれども、こちらについて、近隣の
日本女子体育大学さんに、まず
第一生命さんからお声がかかりまして、利用に当たっては区民の方も一緒に御利用いかがですかということで、
第一生命、それから
日本女子体育大学から区のほうにお声をいただきました。
これについて、今、借りていく方向で検討をさせていただいておりますが、やはりちょっと
コロナ禍ということで検討のほうがそれぞれ少し止まっているんですけれども、なるべく早めに、こちらも借りられるようなことで準備をしていきたいということで、事務的には打合せを少し進めていると、そういう状況になってございます。
◆
岡本のぶ子 委員 以前も報告があったのかどうか、
第一生命のほうの
グラウンドのことは覚えているんですけれども、何か借用するに当たっての費用ですとか、そういった提示は具体的にあるんでしょうか。
◎須藤
スポーツ推進課長 こちらにつきましては、全体で、
第一生命様からの提示としては、年額でおおよそ二千万円ぐらいということでお話を伺っております。ただ、こちらを
日本女子体育大学と
世田谷区のほうで、双方でどのような割合でお借りする費用を負担するかというようなことも含めまして、今検討中、そういった状況でございます。
◆
岡本のぶ子 委員 分かりました。それでは、これからいろいろ交渉しながら進められると思うんですけれども、めどとしては、いつ頃から区民への貸出しが可能になるというふうに予定されているんでしょうか。
◎須藤
スポーツ推進課長 こちらの施設につきましては、全体の
開発行為の工事のほうが、たしかあと二年ぐらいかかるというふうに伺っていたと思うんですけれども、そうした工事が終了しないと、やっぱり
工事車両が入りますので、それが終わった後の借用ということで、一年から二年の後というようなことで今は検討をしてございます。
◆
岡本のぶ子 委員
河川敷の
運動場ということで、本当に
自然災害というか自然との折り合いをつけながらの施設しか当面、区としても運営ができないという中での
外部施設にもなりますので、まず
第一生命さんのこの
グラウンドを円滑に借りられるようにということを進めていただきたいことと、ほかにも、
世田谷区内なのか、
世田谷区外なのか、近傍でも借りられる施設があるのであれば、そういったところも含めて探していただきたいなと思うんですけれども、いかがでしょうか。
◎内田
スポーツ推進部長 なかなか
運動場といいますと、かなりの面積があるというところで、そういたしますと、
世田谷区の地図を広げても、やはり一番可能性があるという部分は大学だと思うんです。先ほど
第一生命の話がありましたけれども、そういう形で施設を持っているところもありますけれども、かなり限られているというところがありますので、
コロナの関係で、私どもも、あるいは
オリンピックの関係で、その期間、体育館等々を貸してもらえませんかというところでアクションをかけておりますので、引き続き、先方も都合があると思いますけれども、区民のためということで、少しでもというところで努力をしたいと思います。
◆
岡本のぶ子 委員 では、引き続き御努力していただき、また区民の皆さんが
スポーツができる環境を一歩でも二歩でも進めていただくことを要望して、この質問は終わります。
◆
神尾りさ 委員
フェーズ1から
フェーズ3にかけて、全体で結局幾らかかるのかということと、今後、仮にこの間の十九号と同じぐらいの規模の台風が来た場合に、同程度の被害を受けたとして、今回の被害を受けたことの復旧が役に立って、少し額を抑えられるような工夫ができるのか、もしくは同程度の費用をかけて、また復旧しなきゃいけないのかというところを教えてください。
◎内田
スポーツ推進部長 経費全体につきましては、
フェーズ3のところの部分は、これから砂の量の算定も含めまして、再度なんですけれども、当初、一番最初に全体を見積もったときに、全体の復旧に約十億円という想定を示させていただいております。これまでにかけている金額が約三億円ぐらいになりますので、残りの部分で言うと、七億円ということにはなるのですが、実際に砂の量が、若干風で飛んでいるのか、量が大分減っていたりですとか、そういうこともございますし、埋める形で、今回の護岸を埋めたりとかということで、従前より砂の量を減らしているというような工夫もしておりますので、経費につきましては、改めて、今後、御報告をさせていただきたいというふうに思います。
また、こういった中で、実際に、今後、同程度の被害を受けたということなんですけれども、今回の被害の状況を踏まえまして、なるべく早めに、今までの想定だとこのぐらいまでしか水が上がらないんじゃないかという想定で、事前に退避させたりですとか、ネットを上げたりという作業をしていたんですけれども、それを今回の水位の想定も踏まえまして、見直して対応は図ってまいりたいというふうに思います。ただ、流れてくる土砂ですとか、川の流れの量によって全く状況が違いますので、今まで、実はこうした被害、これほど大きな被害はございませんでしたので、これについては、ちょっと流れてみないと、同程度の被害になるかもしれないということはあるかと思います。
◆
神尾りさ 委員 早めに水の量が今回ぐらい、今回は想定外だったとして、このぐらいの水の量になるんだということが分かれば、何かできる措置がもうちょっとあったかもしれないということですか。もしくは将来的にあるかもしれないということですか。
◎須藤
スポーツ推進課長 実際に、この規模のもので、今の現状の
人員体制で被害を防ごうとすると、台風が生まれて、コースは分からないんですけれども、生まれた瞬間に
スポーツ施設を全部止めて、この作業をしないと、実は間に合わないぐらいの
スピードで来てしまいますので、今、検討させていただいているのは、例えばもう少し人数をかけて復旧をできないかというようなことも含めて、少しでも速やかにこちらの作業を終了させるという工夫ができないかということを今検討はさせていただいております。ただ、こうしたものも台風のコースが決まった
タイミングでとなったときに、その台風の
スピードにもよりますので、なるべく被害を受けにくいような
体制づくりというのは引き続き検討してまいりたいというふうに思います。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
○
田中優子 委員長 次に、(3)第十五回
世田谷246
ハーフマラソンについて
理事者の説明を願います。
◎須藤
スポーツ推進課長 それでは、第十五回
世田谷246
ハーフマラソンにつきまして御報告をさせていただきます。
本件は、
新型コロナウイルス感染症の収束が見えない、こうした状況を踏まえまして、大変残念なんですけれども、十一月八日に開催を予定しておりました今年度の
世田谷246
ハーフマラソン、令和二年度の中止をすること、また、それに代わる新たな
イベントとしての
検討状況ということでの御報告をさせていただきます。
令和二年度に開催を予定しておりました
世田谷246
ハーフマラソンの概要は、2に記載のとおりとなってございます。
3の検討の経過を御覧いただければと思うんですけれども、実施に向けまして課題となりました項目は、(1)に記載のとおりとなってございます。①から、裏面をめくっていただきまして、⑨まで続いてまいります。
この中で、中止を判断いたしました理由としまして、(2)に理由を掲げさせていただいております。一つ目がスタート、それから走行時におけますランナーの密集、密接を回避することが難しいこと、それから、他の自治体の
マラソンが、ここ最近になりまして、やはり中止が相次いでおります。こうした中で、申込みの集中ですとか、申込み後に中止となった場合に影響が大きいということで、今回の判断といたしました。また、皆様からも区議会で御意見いただいておりますけれども、単に
イベントを中心とするのではなく、この246
ハーフマラソンなどを楽しみにされていた多くの区民の方々に向けまして、
コロナ禍においても実施可能な
イベントを検討していきたいということで、その期間を確保するため、この
タイミングで中止の判断をさせていただいたものになります。
(3)の令和三年度以降につきましては、この
新型コロナウイルス感染症の
感染状況ですとか、
陸上関係の
競技団体のガイドライン、こういったものを踏まえまして、
実行委員会や
関係機関とも協議しながら、開催に向けての検討をさせていただきたいというふうに考えてございます。
続きまして、4の新たな
イベントの検討を御覧いただければと思います。新たな
イベントということで、今後、
世田谷246
ハーフマラソン、こうした
マラソンにつなげていくことも踏まえまして、今年度、
ハーフマラソンの
実施予定日でありました十一月八日をベースといたしまして、
駒沢オリンピック公園の
陸上競技場ですとか、そうしたところで実施していくということの方向で検討を進めたいというふうに考えてございます。
イベントの内容といたしましては、
オンラインツールの活用、それから三密などの
感染防止対策、それから
オンラインとオフラインといいますか、会場を組み合わせてという要素の
イベントを検討させていただいております。
今の
検討状況は、まだ仮にということになりますけれども、例えばスマートフォンの地図情報の
アプリ等を活用いたしまして、インターネット上の
アプリで登録していただいて、ウエブ
マラソンというものを実施している他の事例もございます。こうしたものの実施ですとか、あと
駒沢オリンピック公園の
陸上競技場を使いまして、三密を避けてランニングクリニックなどの
スポーツイベント、それからまた、そうしたものに対しまして、リモートによる出演ですとか、それから動画配信など、会場と
オンラインを組み合わせたような
イベントにしていきたいというふうに考えておりまして、
コロナ禍においても実施が可能となる
イベントを経費を抑えながら検討を進めたいというふうに考えてございます。
5今後のスケジュールを御覧いただければと思うんですけれども、七月に予定しておりました
ハーフマラソンの募集は中止をさせていただきまして、八月上旬までに新たな
イベントの案を検討させていただきました上で、九月の本
委員会に御報告し、十一月の開催を目指していきたいというふうに考えております。
○
田中優子 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。
◆
神尾りさ 委員 通常であれば、中止ですという報告で終わりだと思うんですけれども、その先に新たな
イベントを検討されているというところを物すごく評価したいと思います。
それで、この
オンラインをもし仮に使うとしたら、
オンラインのよさというのは地理的な枠を越えられるということ、本当に頑張ればアメリカとできたりとか、海外とも、もしかしたらできるというような地理的なものを越えられるんだと思うので、例えば、前にちょっとお話ししたことがあると思うんですけれども、246は、三・一一の地震が起きた時刻が二時四十六分で、そういうつながりを東北と今持っている、交流しているということから、そういうつながりも持てるかもしれないですし、あと
ホストタウンも多分十七あったと思うんですけれども、そういった
ホストタウン、アメリカの
ホストタウン同士で何か一緒にやろうというような取組もできると思うので、もしできたら、そういう
世田谷区内だけで終わらせるのではなくて、
オンラインを利用して、ほかの自治体とかアメリカとか国とかともつながれるような取組を考えていただきたいと思います。何かあったらお願いします。
◎須藤
スポーツ推進課長 先ほどちょっとお話ししたウエブ
マラソンは、スマートフォンのアプリケーションを使うもので、以前、名古屋で名古屋ウィメンズ
マラソンという
マラソンが中止になった代わりに、五月ぐらいまでの期間をかけて、そちらの
マラソンでは五月までの期間をかけて、世界中の方が結構参加をされたというふうに伺っております。最大二万四千人まで登録をというようなことで当初やっていて、ちょっと実績までは把握できていないんですけれども、そういった形でやったところもあります。
ハーフマラソン自体には、国内交流も国際交流もさせていただいておりますので、こうした全体の流れを次にちゃんとつながるように、人数の面では今の千八百名という区切りよりももっと多くの方が御参加いただけるような取組にできるのではないかということで考えておりますので、そうしたところの工夫も含めて、他との交流、こういったことを今回の
オンラインでどういうふうに表現できるかということも検討していきたいと思います。
◆あべ力也 委員 何度も提案をさせていただいている障害者の参加と障害者の皆さんとの協働した
ハーフマラソンの実現ということに関しても、
オンラインという話は、今回の議会の中でも、各種
イベントを中止するだけじゃなくて、それに代わる
オンラインの
イベントの開催というのは、それぞれのいろんな会派から提案もございました。一足飛びに中止ということだけではなくて、新たな試みとしての
オンラインでの各種
イベントを開催をするという中で、逆に参加ということに関して、障害者の皆さんなんかが参加するということに関してはハードルが下がるということもあると思いますので、
オンラインを活用した新たな試みをぜひしていただきたいと思いますけれども、障害者に関する
オンラインの参加等も含めて、部長のお考えをお聞きしておきたいと思います。
◎内田
スポーツ推進部長 この間、いろいろ議会からは生涯
スポーツの関係、あるいは
オンラインの関係、広報の在り方、様々な御指摘をいただいております。旧来のやり方だけでは、なかなかその課題について解決できないところがございます。今回の新型
コロナウイルスの関係で新しい生活様式が始まるというところがありますので、我々も
イベント等について改めて見直すいい機会だというふうに思っております。
御指摘の障害者
スポーツも含めて様々ありますので、そこの部分が全部ここで一つの
イベントで解決するとは思っておりませんけれども、そういうことを視野に入れて、一つ一つ解決するように、障害者
スポーツ、あるいは動画ですとか、そういう部分も含めて支援に入っておりますので、次回、九月のときには、こういう形で実施をしたいということでお示しをさせていただきたいと思います。
◆あべ力也 委員 よろしくお願いします。
それと、
イベントが中止になったりした場合のお知らせの方法も検討していただきたいなというふうに思っています。特に今、御提案をした
イベント等のネットとか、そういうことの配信をしたりというようなことも、紙ベースよりは、例えばホームページ上にURLがあったり、そういうほうが入りやすかったりする場合もありますから、そういった新しい試みの中でも、お知らせの仕方とか、そういうこともぜひ検討していただきたい。
世田谷区も、今、
コロナ対策で、LINEでお知らせをしたりとかというようなことも始めておりますけれども、様々な区民の皆さんが活用しているSNSであったり、
世田谷区のホームページであったり、LINEであったり、最近はズーム会議なんかも使っているようですけれども、そういったいろいろな入り口をいろいろ用意をしていただいて、区民の皆さんが参加しやすい環境整備もぜひしていただきたいと。これも要望ですけれども、そういう環境整備についても、御返答いただけるとありがたいんですけれども。
◎内田
スポーツ推進部長 246ハーフマンソンは非常に人気の高い
スポーツの
イベント、競技だというふうに思っております。参加者も、区民だけではなくて、区民以外の方も参加をしていただいている、あるいは外国の方にも参加していただいているという部分がございます。
まず、「区のおしらせ」ということで、六月二十五日号に中止ということで、紙面を使って、区民の皆様に御報告をしたいというふうに思いますし、今、御指摘をいただいたホームページ等々、ここの部分につきましても、いろんな方がどういう手段で情報を取るかという部分がありますので、できる限り、SNS等々も含めまして、そこの部分で情報の提供をしたいというふうに思っております。情報の提供、あるいは広報の在り方なんですけれども、今、これから新しい企画案を練って、議会にもお示しいたしますけれども、その事業、
イベントにつきましても、多くの方が知ってもらえるような工夫をさせていただきたいと思います。
◆あべ力也 委員 ぜひお願いします。どうしても、やっぱり
オンラインの
イベントをやるといった場合には、お知らせも、
オンラインに入っていくのには、電子情報から入ったほうが入りやすいという部分がありますよね。例えばメールとかそういうもので、電子情報で来たもので、そこでクリックしたほうが入りやすいという現状がありますから、その辺の情報発信の在り方も、ぜひ工夫、検討していただいて、よりよい
オンラインの
イベントを実現できるように取り組んでいただきたいと要望しておきたいと思います。よろしくお願いします。
◆
岡本のぶ子 委員 第十五回
世田谷246
ハーフマラソンが今回中止ということになるわけですけれども、この246
ハーフマラソンがスタートするに当たっての
スポーツの
世田谷ということを銘打って、たしかスタートされたんだと思います。やはり、ある意味で、この
コロナということで、新しい生活様式の中での
スポーツの在り方が問われる中でのこれからの
世田谷区としてどのような流れをつくっていくのかという大切な場だと思いますので、中止ということを受けた上でも、さらに魅力、
世田谷としての
スポーツの
世田谷がさらに進化できるような
イベントにしていただければなと思っているんです。
そういう中で、246
ハーフマラソンはかなりハードルが高いというか、走るタイムも競われていましたし、ただ、今回、
オンラインで行う、ウエブで行うということであったときに、走らなくても歩いても参加できるような、そういう方々があってもいいのかなとか、また、
駒沢オリンピック公園陸上競技場等となっているので、例えば本来でしたら七月に馬事公苑で
オリンピック・パラリンピックを開催する予定でしたが、ある区民の方から、馬事公苑、競技会場が完成したのであれば、ぜひ区民に、
オリンピック・パラリンピックは来年かもしれないけれども、競技場は無理かもしれないけれども、敷地を開放してもらえないかと、そういった御相談もいただいたところなので、例えば
オリンピック・パラリンピック会場、本来だったら踏み込めないところなんだけれども、馬事公苑もコースの中に入れて、この
イベントとして皆さんで機運を盛り上げていけるような、そういう
スポーツに、多くの方がこのことをきっかけに参加できるようになると、より希望が持てるのかなと思うんですけれども、そういった企画などはどのように今後考えられていくのか、伺いたいと思います。
◎内田
スポーツ推進部長 御指摘のとおり、246
ハーフマラソンは公認で実施をしております。いわゆるタイムを競うというところでございます。今、私どもが検討しているウエブの
マラソン、
オンラインマラソンになりますと、違う場所を走るということになりますので、そういう意味では公認ということではない、御自身のいわゆる
スピードで、御自身の考え方で、歩く場合もあるでしょうしというところになってくると思うんです。
それで、場所につきまして、馬事公苑等々いろいろございました。確かに、ウエブ
マラソンだと、考え方としてはいろんなところでできると思いますけれども、例えば区内でこういう場所で走れれば、例えば区外の方も、そこが非常にすばらしい、あるいは
観光ですとか、いわゆる経済にとってもプラスになるというふうに思っております。なかなか枠組みがどういう形でつくっていくかということはこれからになりますので、今の御指摘の部分も含めて、ただ、馬事公苑の部分につきましては、
オリンピックの関係で、JRAもしくは組織
委員会との関係があって、ハードルは高いと思いますけれども、幅広に検討させていただきたいと思います。
◆
岡本のぶ子 委員 この246
ハーフマラソンは、去年までふるさと納税の体験型ということでも取り上げていただいていたと思います。せっかく
オンラインで行うウエブ
マラソンということになるのであれば、ぜひ
世田谷の魅力を国内外の方に発信できる、その参加者全員で発信していただけるような、そういうことを織り込んでいただきながら、このふるさと納税の取組も抱き合わせて考えていただいたらいいのではないかと思うんですけれども、いかがでしょうか。
◎内田
スポーツ推進部長 いわゆる区民と区民以外の方も含めてということで、対象者はどういう形で絞り込んでいくのかという部分がありますし、目的をどういう形にするのかというところによって、仕立ても異なってくると思います。
私どもが今考えておりますのは、新しい生活様式に伴いまして、今までの
イベントと変わった部分が当然に出てくるだろうし、そういうふうにしなければいけないというふうに思っております。新しい今回実施をする
イベントというのは、これで単発で終わりだというふうには考えていなくて、それが次の
イベントにつながるですとか、やったことの一部でも次の246
ハーフマラソンに生きるですとかというようなことを考えていきたいというふうに思いますので、単年度で考えていることではなくて、それがつながる、あるいは、そこの部分で失敗した部分、あるいは成功した部分があると思うんですね。それは新しい取組をしたことによって、
スポーツだけではなくて、
世田谷区の中のいわゆる文化の関係、あるいは教育
委員会もいろんな
イベントをやるときに参考にしてもらいたいというふうに思うんです。ですので、チャレンジをして、今回、いろいろ御指摘をいただいておりますけれども、そういう部分も検討させていただいて、全部が全部、取り組むのはかなり厳しいと思うんですけれども、そういう中での取組を前向きに取り組んでいきたいと思います。
◆
岡本のぶ子 委員 あわせてなんですけれども、今回、この
オリンピック・
パラリンピック等特別委員会がつくられたそのベースの中では、やはりパラ、障害者
スポーツを振興させていこうということが大きな流れにあったと思いますので、例えば先ほど申し上げたふるさと納税も、今、
オリンピック・パラリンピックに向かう選手たち、特にパラリンピックの選手たちのスポンサーが今どんどん撤退、どんどん撤退と言ったらあれなんですが、先日の報道の中では、スポンサーが少なくなってきていて、来年に向けて選手の方たちが頑張っていくのにも大変な状況になっているという報道もちょうど見聞きしたものですから、例えば
世田谷区の246
ハーフマラソンのウエブ
マラソンの中で、パラ
スポーツを応援するような、ちょっとふるさと納税とは違うのかもしれないんですけれども、何かそういったこともお手伝いできたらいいのかなと思いましたので、先ほど検討される中に、そういった検討材料も可能なのかどうかを含めて入れておいていただけたらありがたいなと思いますが、いかがでしょうか。
◎内田
スポーツ推進部長 246
ハーフマラソンにつきましては、今、ゲストランナーということで、大学ですとかメダルを取った方ですとか、いろんな方に御協力をいただいております。プラス、今御指摘の、各委員さんのほうから、障害者
スポーツ、あるいはパラというところで話がございましたので、どのくらい協力して、相手がある話でございますし、その前に、私どもの
イベントの骨格を決めないと、ただ単に声をかけるというわけにはいけませんので、本日、いろいろ御指摘をいただいておりますので、その部分を参考にさせていただいて、どういう形で骨格をつくるか、そういう中で、御指摘の部分の障害者
スポーツ等々について検討をさせていただきたいと思います。
◆
中山みずほ 委員 246
ハーフマラソンの代替ということにはならないんですけれども、今、小学校でいろいろな
イベントが中止になっています。六年生の連合運動会というのも、ずっと楽しみにしている子たちが今回は中止ということもありますので、ここの代替にはならないまでも、教育
委員会のほうともちょっと相談いただいて、できることがあればやっていただけたらなと思います。要望です。
◆
桜井純子 委員 スマホの
アプリを活用して、ウエブ
マラソンというのが聞いたことがないので、どういうものなのか、ちょっと想像がつかないので、それをどんなふうに名古屋でやったのかということを教えていただきたいのと、あと、すごく新しい手法だと思うんですけれども、これをやれるのは、自治体そのものがやるというのは、新しいものなので、すごい難しいんじゃないかなと思うんですが、例えば得意とする企業とか、そういうところと協力してやるような状況なのかということを教えてください。
◎須藤
スポーツ推進課長 名古屋の際は、幾つかの参加の方式がございまして、まずは四十二・一九五キロをフルに一回で走るタイプ、それから累積で、四十二・一九五キロを四回に分けて完走するタイプ、それからあと、四十二・一九五キロを走ったよという記録とか写真を撮って送って応募するというタイプとか、いろんな参加パターンがありまして、記録を公認するとか誰かと競うということではなくて、完走しましたねということを、皆さんに完走賞を出していたということで、もともと名古屋ウィメンズ
マラソンに応募されていた方を中心に企画をした
イベントだというふうに伺っております。
今回、ウエブ
マラソンの我々のほうの企画に当たりまして、実は
スポーツ振興財団が246
ハーフマラソンのときに、写真などを撮っていただいていた方が日本陸連の方で、これに関わった方を実は御存じで、その方に、今ちょっと状況を、どんなふうにやるんですかとかというのを少しお伺いしながら、検討を少し進めております。ただ、実際にどんなふうにするか、レベル感も含めて金額のかかり方が多分変わってくるようなお話もありましたので、あまり過度にならないように、ただ、より多くの方が御参加いただけるようにということを検討してまいりたいというふうに考えております。
◆
桜井純子 委員 これはどこか事業所というか、企業とか、そういうことではないということですか。
◎須藤
スポーツ推進課長 実はこちらのウエブ
マラソンを実際にやれるアプリケーションというのが幾つかありまして、そのアプリケーションを我々のほうで選定して、そのアプリケーションの会社と、こういう
イベントをやりたいですという企画を練って、それに対して、そのアプリケーションの使用料みたいな形で金額をお支払いするという仕組みのようです。それに当たって、細かい個人情報ですとかそういうものは、アプリケーションを使用する際に同意されて使っていくというような仕組みだったりとかになりますので、それはもともとのこのアプリケーションの中で作業していくものになりますけれども、そういうのをちょっと活用しながら、今後、そこら辺も含めて、どんな体裁にするのか、まだ本当に話を聞いて検討に着手したというようなばかりのところですので、細かいところを詰めていきたいというふうに考えております。
◆
桜井純子 委員 先ほどの障害者
スポーツのことも含めて、いろいろな人が参加できる、いろいろな国で同時に参加できるとか、アイデアがたくさん出ていましたけれども、
スポーツの概念を変えていくようなものにはなるのかなというふうに思っていて、こういった工夫が出てくるというのは、すごくこれから期待をしたいと思っています。
ただ、やっぱりみんなで集まって、顔を合わせて、多分、競い合うというのもすごく大事な部分も
スポーツにはあると思うので、いろいろなものが織り交ざっていくほうがいいなと思いますので、ここからまた、その次のステップというのも一緒に思い描いていければなというふうに思っています。要望です。
◆あべ力也 委員 今、他委員の質問で、ちょっと分からなかったことがあるので、追加で聞きたいんですけれども、ウエブ
マラソンというのは、バーチャルじゃなくて実際に走るということなんですか。
◎須藤
スポーツ推進課長 こちらはスマートフォンの位置情報サービスを利用して、その位置情報が動いた距離と時間を測定して、それを記録していくというような仕組みだというふうに伺っています。
◆あべ力也 委員 そうすると、
ハーフマラソンの大会としては実施をしないけれども、バーチャルのウエブ
マラソンの場合は、いついつ、いつからウエブ
マラソンをやりますよといったときに、
世田谷区内で走るランナーが、いろんなところで走る方がいっぱいいるということでいいんですか。時間は関係ないということですか。参加日時は関係なく、ウエブ
マラソンは参加ができるということなんですか。それとも、用意ドンで、いついつ、何日の何時からですよという形にするのか、それによっては、区内で走る人が、
ハーフマラソンも相当数の参加者がいらっしゃるわけですよね。大会としてはやらないけれども、
世田谷区内ですごい数のランナーが一どきに走るというのも、ちょっとどうなのかなと思うので、実際、開催するといった場合のウエブの日時なり何なりというのは、どういうふうになるんでしょうか。
◎須藤
スポーツ推進課長 こちら、先ほどちょっと説明が漏れていまして、例えばその日を決めるということよりは、一週間とか二週間とか、ある程度の期間を定めて、その中に御自身の周りで、自分で必要な距離を走れるところを走っていただくというような形の
マラソンになりますので、場合によって、
世田谷区外から御登録されるようであれば、その当該自治体において、御自身が周りで走られるというようなイメージの参加の方法になります。やり方はいろいろありまして、この時間内に距離を走ってくださいというやり方もあるんですけれども、そうしますと、やっぱり参加者が一斉に多くどこかで動いてしまいますので、ある程度必要な期間を取って、その期間の中で御自身のペースで走っていただいて、登録していく、そういう形を想定はしております。
◎内田
スポーツ推進部長 課長が説明したとおり、前提をどうするか、期間をどのくらい設けるかなんですけれども、一点、留意しなければいけないのは、どういう場所を走るかというところで、制約を設けないということになると、いわゆる車が走るような、あるいは交差点が多いような安全面のところをどういう形で配慮すべきなのか、そこの部分は、実際にやった名古屋がありますので、そこの部分を確認しながら、安全で健康のためにやっているのに事故が起きたということになりますと、マイナスになりますので、そこの部分も含めて検討させていただきたいと思います。
◆あべ力也 委員 実際の
ハーフマラソンのときには警備員も配置をしたり、警察と協力をいただいたりという安全上の対策を様々講じながらやるわけですけれども、このウエブ
マラソンというのは、あくまでそれぞれの自己責任ということになるでしょうから、その上で、ウエブ
マラソンでも開催をするのは行政である
世田谷区ということになれば、それなりの安全対策をしっかり周知をしていただいて、開催をすると。期間を大分多く取って、そんなに区内で同じ時間に走っている人がいっぱいいたりとかというような状況とか、交通とのいろいろ問題とかも、走るということになるとありますから、その辺も含めて、実際の実施に向けたいろいろな条件整備をしていただきたいと要望しておきたいと思います。よろしくお願いします。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
○
田中優子 委員長 次に、(4)第十回
世田谷子ども駅伝大会について
理事者の説明を願います。
◎須藤
スポーツ推進課長 それでは、第十回を迎えます
世田谷子ども駅伝大会についての御報告をさせていただきます。
まず、目的ですけれども、この子ども駅伝は、
スポーツの基礎である走ることを通じまして、基礎体力の向上、
スポーツの振興を図りますとともに、中学生の東京駅伝大会というものがございますので、こうしたものに対する競技力の向上などを視野に入れて実施をしていくというものとなってございます。
二番目に書かせていただいております、今回は
新型コロナウイルス感染症の影響を踏まえまして、スタート時に選手たちが並ぶ際の密集の回避ですとか、それから参加者の体調確認、それからあと除菌、消毒といったことの徹底、その他、更衣室ですとか応援観戦者の利用制限、こういったことを講じて、
感染防止対策をきちんと講じた上で実施をしてまいりたいというふうに考えてございます。
開催の日時につきましては、3に記載のとおり、十二月二十日の日曜日を予定をしてございます。スタート時間は記載のとおりです。
会場は、昨年から実施をしております
世田谷区立総合
運動場の
陸上競技場を中心に実施をしてまいります。
裏面を御覧ください。実施の種目ですけれども、小・中学生の部、それから中学生の一・二年生の部となっておりまして、内容としては記載のとおりとなってございます。
7事業経費のほうですけれども、会場の委託費、それから参加者、それから入賞者の記念品等を合わせまして、全体で三百九十一万六千円というような形になってございます。簡単な内訳なんですけれども、会場設営のほうが約百八十万円、それから参加者記念メダル等で約百万円、その他、医師、看護師、それから講師協力者の謝礼ですとか、あと実際に計測をしますので、計測の委託等を含めまして、こちらも百万円ということで、おおよそこの金額というふうになってございます。
今後のスケジュールですけれども、記載のとおり、九月から各学校等を含めまして募集を開始をさせていただいて、十月二十日に締切り、参加チームを選定の上、十二月二十日に開催をしていきたいというふうに考えてございます。
○
田中優子 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。
◆そのべせいや 委員 直前に説明のあった
ハーフマラソンと、時期的に言うと一か月半ほど後の開催ということですが、すみません、
ハーフマラソンのときに確認すればよかったんですが、
ハーフマラソンの本来の形の参加予定者と、この子ども駅伝大会の今回の参加というか募集予定人数などありましたら、教えていただければと思います。
そして、なぜ子ども駅伝大会については開催できるという結論に至ったのかということについても説明をいただきたいです。
◎須藤
スポーツ推進課長 まず、246
ハーフマラソンのほうは千八百名の定員で実施をさせていただいてございます。今回、こちらの子ども駅伝につきましては、裏面の6に記載のとおりで、実際に、選手の数、それから応募チーム数というのがありますので、例えば一番上でいきますと、小・中学生の部、男子十名のチーム、それから女子も同様に十名のチームなんですけれども、こちらを合計で四十チーム募集をさせていただきますので、参加人数としては四百名で、下が七名掛ける四で二百八十七なので、六百五十名ぐらいなんです。
今回、246
ハーフマラソンと子ども駅伝の最大の違いは、246
ハーフマラソンはスタートの際に千八百名が一斉に同じ場所に、スタートラインから並びまして、ほぼ間隔がない状態で密集しなければいけない。また、恐らく走行中も、ビデオとかを回して見ながらいると、やっぱり塊の集団が大きくて、その方々が常に同じようなペースで、同じ状態で、ほぼ密接して走っていくというような密集状態ができますので、やはりこれは実施が厳しいのかなというふうに考えました。
それに代わりまして、こちらの子ども駅伝につきましては、スタート時に、実際に四十チーム全体が、昨年の参加も含めて四十チームがフルで参加しているわけではございませんけれども、その間を上手く開けて、スタート時も密集を回避して、スタートができるということと、選手同士が走り出すと、かなりばらけて走りますし、招集場所ですとか、そういうところでの消毒、それから離れて集合するといったことも含めて、
陸上競技場の中の芝生の部分でスペースがかなり取れます。そういったことが実際に今回実施ができるんじゃないかということで判断をした差ということになります。
◆そのべせいや 委員 逆説的に考えると、この子ども駅伝のような形式の
スポーツイベントについては、今後も、
コロナについては感染の状況がどうなるかということがありますが、それが落ち着いているようでしたら、今年度においても開催の可能性というのは全て捨てられているものではないという認識でよろしいでしょうか。
◎須藤
スポーツ推進課長 スポーツについては、先ほども
オンラインのお話しもさせていただきましたけれども、やっぱり直接会って、周りに人がいる、そういう環境の中で、自分がふだん持っている力以上のものを発揮していくというような大きなこともございます。こうした形で、なるべく我々、
スポーツの基本としては集まってみんなで交流というかコミュニケーションを取る一つのツールとしての能力も高い、同じ種目もみんなでやっていくという仲間意識も芽生えるということもあると思っておりますので、こういう
イベントの中で、先ほどちょっと申し上げましたような集団の密集をつくらずに、ある程度、距離を保ちながら、それぞれの競技ごとにガイドラインというのがこれから出てくるんですけれども、それに対して実施ができるようなものについては、
感染防止対策は当然していただきたいんですけれども、なるべく皆さんに実施をしていただきたいという方向で検討していきたいというふうに考えておりますので、
イベントについても同様に、必要な
感染防止対策を講じた上で、人と人とが関わり合えるような形というのを考えていきたいというふうに考えております。
◆
津上仁志 委員 私はまだ行って見たことがないので、どういう実態でやっているかがよく分かっていないんですけれども、この運動競技場をぐるぐる、二キロなら二キロ回るというふうなもので順位をつけていくという競技なんですか。
◎須藤
スポーツ推進課長 スタートとゴールは
陸上競技場の中なんですけれども、
陸上競技場から一旦大蔵運動公園内に出まして、公園内にランニングコースがあるんですけれども、そこを距離を回ってきて、小学生の方は約一キロぐらいのコースにして一周、中学生は二周というような形で距離を取って実施しておるものになります。
◆
津上仁志 委員 分かりました。やっぱり駅伝なので、アップダウンがあって、公園の中をぐるぐる回れるということだったら、それだったらいいと思うんですけれども、あと実施なんですけれども、うちの地元のほうでは、小学校の校区の中で駅伝大会を独自でやっていたので、こっちのほうには参加していなかったんですけれども、どのぐらいの小中学校が参加されているんですか。
◎須藤
スポーツ推進課長 昨年度のチーム数になってしまうんですけれども、小・中学生の部で男子が十チーム、女子が十一チーム、御参加をいただいております。中学一・二年生の部は、男子が二十五チーム、女子が十一チームというような参加で、中には、同じ学校で、それぞれ例えば部活ごとに、違う部活で出てくるといったケースもありますので、ちょっと直接の学校数とは一致しないんですけれども、そういう形で、私立の学校さんについても御参加をいただいております。
◆
津上仁志 委員 せっかくの
イベントなので、できたらいろんな学校が参加していけるようになればいいなと思うんですけれども、大体出てくる学校は決まっていて、もう恒例行事みたいになっているのか、それとも、毎年、いろんな学校が参加したり、参加しなかったりしているのか、その辺の状況は分かりますか。
◎須藤
スポーツ推進課長 募集のほうは教育
委員会が中心になって、声かけをしていただいているんですけれども、やっぱり中学生の駅伝大会があったりとか、そういうこともありまして、皆さんで駅伝というか陸上にやっぱり力を入れている学校が主に出てきているというところで、例年、同じ学校が出てくるというケースが比較的多いかというふうに思います。
◆
津上仁志 委員 うちの子どもたちがやっている、今、ちょっと地元のほうも小学校が建て替えになってしまって、中止になってというか、それ以来やっていない状況になっているんですけれども、非常に一生懸命、小学生の子たちも、お友達同士でチームをつくって、参加してということをやられていたので、学校には御案内をしてということで、学校ごとの判断にはなるんでしょうけれども、これは引率とか、その辺も先生に頼まないといけないんですか。
◎須藤
スポーツ推進課長 保護者の方々でクラブチームみたいなのをつくって、御参加いただくケースもございます。
◆
津上仁志 委員 であるならば、なるべくいろんな学校の方が参加して、盛り上がっていく駅伝大会になるほうがいいと思うので、参加されていない学校に、障害じゃないけれども、何か理由があってできないのか、もともとそういう興味がない学校なのかもしれないですけれども、その辺までちょっと踏み込んで、今後、せっかく、今、特に運動ができない状況にもなっていますし、走るということは本当に大事なことでもありますから、こういう部分で、大会を目指して一生懸命取り組むということも一つ、すごい励みにもなってくると思うので、ぜひ教育
委員会と連携というふうになるとは思うんですけれども、その辺も進めていただきながら、なるべくたくさんの方に、定員割れするようなことのない大会にして、できれば、もっともっと大きくなっていっていただければなと、そういう取組にしていただきたいということを要望しておきます。
◆
神尾りさ 委員 本当に数少ない実施できる
イベントの一つだと思うので、できたらいいなと思いますけれども、新型
コロナの第二波、第三波というのも、まだ誰もその先が見えない中で、キャンセル料とかを考慮した場合に、いつぐらいまでに例えば中止ということになれば、いつまでにそれを判断しなければいけないということはあるんでしょうか。
◎須藤
スポーツ推進課長 実際に申込みの締切りで、キャンセルについて登録の参加費をいただいているわけではないので、そこのところについては大丈夫だと思うんですけれども、やっぱり皆さんが楽しみにしていただいていますので、ぎりぎりまでということにさせていただきたいのと、場合によって、チーム数を絞ってならできるのかとか、そういういろんな可能性を今後検討はきちんとさせていただきたいと思います。少なくとも、参加チームの監督会議を十二月上旬に予定をしておりますので、もし仮に中止の判断があるとすれば、そこまでには判断をさせていただきたいというふうに考えております。
◆
神尾りさ 委員 そうしますと、多分、この会場の委託の費用が、さっきの内訳だと一番多いと思うんですけれども、これはキャンセル料とかは特に十二月まで待っても発生しないということですか。
◎須藤
スポーツ推進課長 こちらの部分については、キャンセル期間が、契約の設定にもちょっと確認をしないといけないんですけれども、十日とか二週間とか、そういったところがあったかと思いますので、その内容によって、期間をきちんと設定はしていきたいと思いますが、いずれにしても、
コロナ禍だということが当然分かっている状態ですので、もし仮に駅伝自体が実施できないとしても、実はこの駅伝、参加する前に、昨年度は駒澤大学の陸上部の
マラソンの大八木監督にお越しいただいて、学生さんもお願いして、選手の方の体の動かし方とか、走り方のトレーニングを少しやっていただいたんですけれども、そういう部分の動画を撮らせていただいて、配信をさせていただくとか、何かこれが完全に中止ということではないようなことも含めて工夫をさせていただきたいというふうに思います。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
○
田中優子 委員長 それでは次に、(5)アメリカ
オリンピック・
パラリンピック委員会との
調整状況について
理事者の説明を願います。
◎中潟
オリンピック・
パラリンピック担当課長 それでは、アメリカ
オリンピック・
パラリンピック委員会との
調整状況につきまして報告させていただきます。
1のキャンプ期間についてでございます。東京二〇二〇大会の延期に伴い、来年度の東京二〇二〇大会時のキャンプの実施につきまして、アメリカ
オリンピック・
パラリンピック委員会、USOPCから、今年度、実施を予定していた期間をベースに、来年、キャンプを実施したいとの申出があり、現在、新たな実施期間について協議を進めているところでございます。
次の(1)の期間でございます。表を御覧ください。上段に東京二〇二〇大会、下段にアメリカキャンプ、それぞれ変更前、変更後の表となっております。
まず、東京二〇二〇大会につきましては、約一年間延期し、曜日、期間を変えずに日付が一日前倒しとなっている状況でございます。アメリカキャンプにつきましては、変更前が七月四日から八月十五日、こちらを
オリンピックチーム期間としまして、
陸上競技場のみ八月二十七日までパラリンピックチームが使用するという予定でございました。新たに来年度の日程でございますが、スタートは同じ七月四日から八月十六日までの一日の延期、
陸上競技場につきましては、パラリンピックチームといたしまして八月二十八日まで、こちらも一日の延期というところで現在調整を進めているところでございます。対象施設については、変更ございません。
次に、(2)の
新型コロナウイルス感染症防止対策についてでございます。現在、大蔵
運動場及び大蔵第二
運動場で実施しております換気、定期的な消毒、受付の飛沫防止シート、消毒用アルコールの設置など、現在実施している対策を念頭に説明するとともに、キャンプ期間中の
感染防止対策につきまして、区とUSOPCの役割分担、こちらを含めて、今後協議を進めていくというものでございます。
次に、2の交流事業についてでございます。現在、アメリカ選手が来日できない状況下にございます。今年度につきましては、新たな生活様式を踏まえ、特に子どもたちを軸に昨年実施しましたレター交流ですとか動画配信等、また、
オンラインを活用した交流事業の実施につきまして、現在、USOPCと協議を進めているところでございます。
次に、3の今後のスケジュールでございますが、まず、キャンプ期間につきまして、七月中に決定をしたいと考えてございます。次に、九月の当
委員会におきまして交流事業の
進捗状況について御報告させていただきたいと考えております。
○
田中優子 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。
◆あべ力也 委員 先日、JOCが来年に延期になった
オリンピックの開催に関して、様々会見を森会長がされておりましたけれども、いわゆる華美な今までの大会のようなことではなくて、そういうことを見直しながら大会実施をしたいというようなお話しをされておりました。華美なということが、どの内容が華美なのかということも、もちろん考えなくちゃならないでしょうけれども、いずれにしても交流事業であったり、そういうものに影響をしないということではないのかなというふうに私は報道を聞いていたんですけれども、その点に関しては、JOCのほうから、JOCはそういう会見をしているわけですから、関係する自治体であったり、
ホストタウンになっている
世田谷区も含めた自治体に、実施に当たっての変更点とか、そういうことに関しては、報告があったのでしょうか。それに対する情報等に関しては、どういうものをお持ちでしょうか。
◎中潟
オリンピック・
パラリンピック担当課長 先日の六月十日にIOC理事会に出されたということで、ロードマップのほうが現在報告をされているところでございます。その中にありましたのが、まずは競技スケジュール、会場の調整を六月までに実施するというところ、またサービスレベルの大枠合意、今後どのようなものにしていくか、それとまた延期の課題に対するものを七月から八月にかけて実施するということ、また、
コロナ対策につきましては、九月から十二月にかけて検討を開始するという状況でございます。
また、それぞれ実施しようとしている機運醸成等の
イベントにつきましては、検討項目として挙げているという状況で、今後、何をどのようにというような指針というのはまだ出てきていない状況でございまして、私ども、東京都を通じてその情報をいただけるよう、今、情報提供の依頼をしているところでございます。
◆あべ力也 委員 そうすると、当初、例えば
世田谷区で予定をしていたパブリックビューイングであるとか、
世田谷区単独でいろいろ考えていたものもありますよね。そういうものも、場合によってはいろいろ見直しが行われる可能性もあるということなんでしょうか。それとも、大会の運営とか、そういうことに関しての変更であって、協力をいただく自治体とかの
イベントとかということには影響しないというふうに考えたらいいのか、その辺は、部長、どうなんですか。
◎内田
スポーツ推進部長 今の状況で申し上げますと、いわゆる簡素なということで、新聞報道等で出ているのが開会式等々ですとか、あと聖火リレー、オリとパラがありますけれども、どうするんですかというような話が出ている状況でございます。
世田谷区が実施をしようとしている、例えばコミュニティライブサイト、今回、減額ということにいたしましたけれども、こういう部分につきましても、前提として、いわゆる東京都なり組織
委員会が補助スキームをつくっていますので、そこのスキームというのが、現行どおり、来年度も同じような形になるのか、違うのかということも出てきます。したがって、財政的な支援も含めて、どういう形でするのか。あるいは枠組みも、今までどおりの枠組みでいいのかどうかというのはまだ示されてきておりませんので、そこの部分を含んだ形で、区の財政状況も見ながら、一つ一つ判断していくというところでございます。
そして、もう一つの交流事業なんですけれども、これはJOC云々というよりは、
コロナ対策ということで、私どもが当初考えていた子どもたちとの交流という部分がございますけれども、そういう部分が対策上うまくできるのか、あるいは考えているものと違う形をやらなきゃいけないのかという部分は、私どもも考えなければいけないし、USOPCと交流事業を実際にアメリカの選手がこちらに来たときに、どういう交流の仕方であれば、対策上、できるのかというものは詰めていかなければいけないと考えております。
◆
神尾りさ 委員 この内容と直接は関係ないんですけれども、今、アメリカの国内でブラック・ライブス・マターというデモ運動がすごく広がっていて、当初はこれまでもアメリカ国内であったデモの一つだろうというふうに捉えられていたと思うんですけれども、今、一か月弱ぐらいたって、物すごくこれが大きな、
コロナ以上の大きなインパクトを国内に与えていて、専門家とかによると、やっぱり第二次世界大戦ぐらいの大きな影響をアメリカ国内に、今、十一月、大統領選を控えているので、そこに向けて大きな影響があるだろうというふうに言われていて、日本では報道もあまりされていないですし、この間、NHKが報道した表現が、物すごく残念な間違った報道をしてしまって、日本がちょっと恥ずかしい立場、アメリカ大使館からも公の場で批判されたりもして、恥ずかしい立場ではあると思うんですけれども、
世田谷はやっぱり人権ですとか多様性とか多文化とかをすごく尊重している自治体でもあるので、この
委員会にいらっしゃる所管の皆さんがアメリカに対しての窓口でもあると思うんです。なので、この問題をどうにかしてよ、本来はすごくいい社会の勉強にもなると思うので、教育の所管とか人権の所管とかと、何かこの機会にできたらいいんじゃないか、知るための、勉強できるための機会を設けられたらいいんじゃないかと思いますけれども、それ以前に、まず、この問題を追っていただきたいということと、間違った認識じゃない捉え方を、本当の捉え方をしていないと、ウエルカムという一言の言い方も多分違ってくると思うんですね。今、アメリカに起きていることを把握した上でのウエルカムの仕方が多分あると思っていて、そういう意味での事実の捉え方をまずはこの所管内でしていただきたいですし、行く行くは
世田谷区のほかの所管部ともそういったことを共有していただいて、何かそれがうまく
世田谷区民の理解とか、子どもたちの理解とかというところにもつながっていくような取組を少し考えていただきたいなというふうに要望します。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
○
田中優子 委員長 それでは次に、(6)その他ですけれども、何か
報告事項ありますでしょうか。
◎須藤
スポーツ推進課長 申し訳ありません。その他で恐縮なんですが、口頭で御報告を一件させていただきたいと思います。
このたび、ラグビーのトップチームで活躍をされていますリコーブラックラムズを保有しております株式会社リコー様から、ラグビーを通じた地域貢献の活動の取組を進めたいということで、協定の締結の申入れがございました。
区とは、これまで多摩川ウォークという多摩川を歩く
イベントがあるんですけれども、こうしたものや
スポーツ振興財団が実施しております
スポーツ観戦デーで子どもたちを無料で招待していただいたり、あと、小中学校に対してゲストティーチャーとしてラグビーの選手が指導に行っていただくといった、そういう活動を行っていただいているほかに、砧の総合
グラウンドという
グラウンド内に、リコーさんが所有するところにテニスコートがございまして、こちらを区民の方に開放していただいているというような地域貢献の取組を一緒にさせていただいております。
こうしたことを踏まえまして、今後も地域貢献に対する取組を継続して実施していただけるように、株式会社リコー様と相互・支援に関する協定の締結に向けた準備を今進めさせていただいております。新型
コロナウイルスの影響によりまして、ラグビーのトップリーグの活動が休止しておりますけれども、相手方との調整を整えまして、内容が固まりましたら、今後、議員の皆様にポスティング等によりまして周知をさせていただきたいというふうに考えておりますので、御承知おきいただければと思います。
○
田中優子 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
田中優子 委員長 なければ、以上で1
報告事項の聴取を終わります。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
○
田中優子 委員長 次に、2閉会中の
特定事件審査(調査)事項についてお諮りいたします。
1. 東京二〇二〇
オリンピック・パラリンピック競技大会の推進及びレガシーの創出・継承について
2.
スポーツ施策について
とすることに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
田中優子 委員長 御異議なしと認め、そのように決定いたします。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
○
田中優子 委員長 次に、3
協議事項に入ります。
まず、(1)参考人の
出席要請について協議いたします。外郭団体の経営状況等の報告につきましては、議会運営
委員会において、それぞれの団体を所管する
委員会で報告を受けることとし、団体の職員を参考人として招致すること、開催については一回目を九月、二回目を四月から五月の間とし、それぞれ各
委員会の判断により実施することが確認されております。
当
委員会が所管する外郭団体は、公益財団法人
世田谷区
スポーツ振興財団ですが、
世田谷区
スポーツ振興財団の職員を参考人として当
委員会に招致するかどうか協議したいと思います。
御意見がございましたら、お願いいたします。
◆
津上仁志 委員 様々、
世田谷区の
スポーツ振興にも尽力していただいている外郭団体でもありますし、また、
コロナ禍で様々状況もございますので、ぜひ呼んで、いろいろお聞きしたいと思いますので、招致をお願いしたいと思います。