世田谷区議会 2020-05-14
令和 2年 5月 企画総務常任委員会-05月14日-01号
政策経営部
部長
中村哲也
財政制度担当参事 松永 仁
政策企画課長 松本幸夫
特別定額給付金担当部
部長(
交流推進担当部長兼務)
小澤弘美
特別定額給付金担当課長(
交流推進担当課長兼務)
山田一哉
総務部
部長
田中文子
総務課長 後藤英一
財務部
部長
小湊芳晴
経理課長 阿部辰男
納税課長 平原将利
施設営繕担当部
施設営繕第一課長
高橋一久
施設営繕第二課長
鳥居廣基
◇ ~~~~~~~~~~~~~~~~ ◇
本日の会議に付した事件
1.
議案審査
・ 議案第五十四号 令和二年度世田谷区
一般会計補正予算(第一次)
・ 議案第四十二号
世田谷区立太子堂区民センター改修他工事(令和二年度)
請負契約
・ 議案第四十三号
仮称世田谷区立玉川地域拠点保育園新築工事請負契約
・ 議案第四十四号
世田谷区立教育総合センター新築工事請負契約
・ 議案第四十五号
世田谷区立教育総合センター新築電気設備工事請負契約
・ 議案第四十六号
世田谷区立教育総合センター新築空気調和設備工事請負契約
・ 議案第四十七号
仮称世田谷区立花見堂複合施設新築工事請負契約
・ 議案第四十八号
仮称世田谷区立花見堂複合施設新築電気設備工事請負契約
・ 議案第四十九号 大六
天橋耐震補強工事委託契約変更
・ 議案第 五十 号 財産(
区立小学校指導者用デジタル教科書(教材))の取得
・ 議案第五十一号 財産(
校務用パーソナルコンピューター(
区立小学校及び
区立中学校配置用))の取得
・ 議案第五十二号 財産(大
容量ポータブル蓄電池)の取得
2.
報告事項
(1)
特別定額給付金事業の実施について
(2) 特別区民税・
都民税等の
徴収猶予の
特例制度について
(3) その他
3.閉会中の
特定事件審査(調査)事項について
4.
協議事項
(1) 次回委員会の開催について
◇ ~~~~~~~~~~~~~~~~ ◇
午前十時開議
○加藤たいき 委員長 ただいまから
企画総務常任委員会を開会いたします。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
○加藤たいき 委員長 本日は、
議案審査等を行います。
まず、
委員会運営に関しては、引き続き
新型コロナウイルス対策を講じてまいります。理事者からの報告は簡潔明瞭に、委員からの質疑も要点を絞っていただくなど、会議時間の短縮に向けた御対応をお願いいたします。
また、今回から、発言に当たりまして、お手元の
ワイヤレスマイクを使用いただきますようお願いいたします。
それでは、1
議案審査に入ります。
まず、議案第五十四号「令和二年度世田谷区
一般会計補正予算(第一次)」を議題といたします。
本件について、理事者の説明を求めます。
◎松永
財政制度担当参事 それでは、議案第五十四号につきまして概要を御説明をさせていただきます。
お手元の
補正予算書の三ページをお開きください。議案第五十四号「令和二年度世田谷区
一般会計補正予算(第一次)」でございます。
まず、第一条でございますが、
歳入歳出予算の総額に、
歳入歳出それぞれ九百五十四億七千八百九十三万六千円を追加いたしまして、
歳入歳出それぞれ四千二百三十二億一千三百五十三万四千円とするものでございます。
歳入歳出予算の補正の款項の区分及び
当該区分ごとの金額並びに補正後の
歳入歳出予算の金額につきましては、四ページから五ページに記載の第一
表歳入歳出予算補正のとおりでございます。
一四ページをお開きください。こちらは
一般会計の
財政計画でございます。表につきましては、左から順に区分、
年間収入見込額、
既計上額、今次計上額、今後
計上予定額となっております。
既計上額欄は、当初予算における計画を表しておりまして、今次
計上額欄が今般の
補正関係をお示ししております。この今次
計上額欄ですが、
一般財源といたしましてはその他で七億八千百万円を計上しておりますが、こちらは
財政調整基金からの繰入金でございます。その下の
特定財源ですが、
国庫支出金といたしまして
特別定額給付金の給付などにより九百四十六億九千八百万円を計上しており、
特定財源合計も同じく九百四十六億九千八百万円となってございます。
続きまして、一八ページを御覧ください。こちらは
歳入歳出補正予算事項別明細書(第一次)をお示ししております。歳入では、各款別の補正額、右側一九ページの歳出では各款別の補正額並びに財源の内訳をお示ししております。
二〇ページをお開きください。こちらは
補正予算款別計上額(第一次)を見開きでお示ししております。左から款、補正前の予算額、
補正予算額、計、構成比、合計額の
性質別内訳、
財源内訳を一覧にしております。
二三ページからは歳入の状況を記載しておりますが、
歳出予算の説明に併せまして御説明をさせていただきます。
三二ページをお開きください。歳出の内訳になります。最初に総務費でございます。それぞれ
右ページの説明欄と併せて御説明をいたします。まず、
総務管理費の
特別定額給付金事業費ですが、
特別定額給付金給付と
特別定額給付金給付事務につきましては、一人十万円の給付金と給付に係る事務費を計上しておりまして、財源は
全額国庫支出金を計上しております。
三四ページをお開きください。民生費でございます。
社会福祉費の
社会福祉総務費ですが、
住宅手当緊急特別措置事業につきましては、
住居確保給付金の支給増により増額するものでございまして、財源は
所要経費の一部について
国庫支出金を計上しております。
三六ページをお開きください。
児童福祉費の
児童福祉総務費ですが、
子育て世帯への
臨時特別給付金支給及び
子育て世帯への
臨時特別給付金支給事務につきましては給付金と支給に係る事務費を計上しておりまして、財源につきましては
全額国庫支出金を計上しております。
三八ページをお開きください。予備費でございます。今後の
コロナウイルス感染症へのさらなる対策等に備えるため、予備費を五億円増額させていただきたいというものでございます。
なお、参考といたしまして、予算書の四三ページに
歳出事業の概要を掲載させていただいておりますので、後ほど御確認いただければと存じます。
説明は以上でございます。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。
○加藤たいき 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。
◆
羽田圭二 委員 予備費なんですけれども、五億円ということで計上されております。対策費に備えるためということで当然だとは思うんですが、これらについては今後どのように報告をしていくのか、使途を含めてその点についてだけお聞きしておきたいと思います。
◎松永
財政制度担当参事 今般、もう既に幾つか予備費のほうを使わせていただいておりますが、それもまとめて後日またこちらの委員会のほうで報告させていただければと思います。
また、予備費を使用する前には、あらかじめこういう形で予備費を使用させていただきたいということを御報告させていただきたいというふうに考えております。
◆
津上仁志 委員 先日のこの委員会の中でもほかの委員から質問というか意見として出されていましたけれども、
特別給付金の、生活が逼迫しているような、そういう御家庭への配慮というか、先行して支給していくとかいうようなことについて検討されるということを御答弁いただいていたと思ったんですが、そのあたりの
検討状況はいかがですか。
◎山田
特別定額給付金担当課長 今回の
報告事項で
特別定額給付金事業の実施につきまして御報告させていただく予定でございますが、前回の委員会でお話しさせていただいた配慮を要する方に対する対応につきましては、早めに対応させていただくということで、次の
報告事項で詳しく御説明させていただきたいと思います。
○加藤たいき 委員長 それでは、意見に入ります。
本件について御意見がありましたら、どうぞ。
◆
山口ひろひさ 委員 今回のこの
補正予算に関してですけれども、
特別定額給付金と
臨時特別給付金に関しては、区長挨拶の中でも迅速に行っていくというお言葉がありましたけれども、いろいろ本当にこの自粛の中で、経済的にも、そして精神的にも疲弊している部分が数多くありまして、やはり本当に一日でも早くこの十万円が手元に届くというのが大事なことだろうと思っております。
私の知り合いの中では、二十三区の中でも二区ほど非常に早い対応をしているところがあるという御指摘もいただいております。世田谷区におきましては、やはり九十二万のいわゆる県と同様の人口を有するところで、それと同様にというわけにはいかないとは思いますけれども、改めてこの給付に関しましては、一日も早くそうした対象の方に届けることができるような体制をとっていただくことを改めて要望させていただきます。
それともう一つ、先ほど予備費の部分がありましたけれども、
PCR検査の部分で、またこれを拡充していくという部分もあるわけですけれども、遅きに感じる部分は本当に否めないわけでありますけれども、改めてこの
PCR検査がいろんな手法を取り入れながら進んでいくのかなというふうに、一歩前進するのかなというふうに思っております。
と同時に、前回の委員会でもうちの会派のお
ぎの委員から、その
PCR検査に達する以前のいわゆる
保健所等の
電話相談が、強化はしてきていますけれども、まだまだつながっていないという意見がありました。非常に残念なことに、昨日二十八歳の力士の方がコロナで亡くなられました。これもいろいろ新聞報道では電話がつながらなく、ひどくなる前に
医療的処置をすることができなかったという現実があるわけですけれども、私もニュースと報道で知りましたけれども、世田谷区も実際に保健所に電話をかけたけれどもつながらずに、残念ながら命を落とされたという、この事実があるわけですけれども、やはりこれ一本、運だと言っちゃったらあれかもしれないですけれども、本当に逼迫した状態で皆さんが一生懸命やられたのは分かるんですけれども、一本電話がつながっていたら守れる命というのが本当にあったんじゃないかなというふうに私は感じています。
これは行政だけのことではなくて、この現実を議会もしっかりと受け止めて、これからのこのコロナの対策には臨んでいかなければいけないのかなというふうに思っております。
これから経済的なバランスも取りながら長期にわたる対策をとっていかなくちゃいけないんだろうと思いますけれども、景気が低迷すると自殺者も増えるということで、そういう部分もやはり配慮をしながら行っていかなければいけないわけで、やっぱり救える命は絶対に守るんだという、そういう体制をしっかり作っていくと、絶対にそういうことは起こさないんだという意思を、
お互い行政、そして議会も確認しながら、今回のこの議案に対しては自民党は賛成とさせていただきたいと思います。
◆
津上仁志 委員 公明党としましても、今回のこの
特別定額給付金についてはほかの会派の方も御意見を申し上げていましたけれども、早急な、一日でも早く区民の皆さんの手元に行けるような、引き続き努力をしていただくことと、あとは
緊急小口融資などで何とか引き継いでいるというような方もたくさん我々の元にも御相談が来ています。本当に生活が逼迫している方というのも区民の中にたくさんいらっしゃいますので、何とかそういう方には早く支給できるような、そういう仕組みをぜひ早急に組み上げて実施をしていただきたいということを要望して、賛成といたします。
◆
桃野芳文 委員
特別定額給付金、また
子育て世代の
臨時特別給付金、
住居確保給付金共に本当に急いで多くの方にお金を支給しなければいけないという状況だというふうに理解しております。この議案第五十四号には、F行革は賛成をいたします。
その上で、前回の委員会でも申し上げましたけれども、それぞれの区民の方が置かれているその状況、特に困窮の度合い、困っている度合い、これについてはやはり状況は様々だと思いますから、前回御要望いたしましたけれども、やはり困っている方にはいち早くこういったお金が手に届くように、ぜひそういう制度を工夫して作っていただきたいというふうに思います。
◆つるみけんご 委員 Setagayaあらたとしましても、
特別定額給付金については一日も早く皆様のお手元に届くように最善の努力をしていただきたいと思っております。
また、
オンライン申請に必要なマイナンバーカードの手続の件で、窓口が非常に混雑しているということですので、ここで新たなクラスターというのが発生することがないように、区民の皆様の健康を守るためにも、窓口の混雑の緩和にもあらゆる努力を講じていただきたいと思っております。
以上申し上げて、賛成いたします。
◆そのべせいや 委員 本議案には賛成をいたします。あわせて、先ほど
山口委員もおっしゃっておりましたけれども、経済の困窮が原因で失われる命というのがもう既に出ている、あるいはこれからさらに増えていくという可能性もございますので、
新型コロナウイルス直接の対策のみならず、関連をする
経済対策というものをぜひ、予備費も併せてしっかり進めていただきたいと要望します。
◆青空こうじ 委員 毎日新聞を見るんですが、コロナに関しては、特に世田谷区が二十三区で一番トップで、二番目が新宿区、三番目が港区で、なかなか東京都も減っていかないというのが実情ですが、でも、ここのところ随分低迷しております。でも、この給付金に関しては区の職員の方は担当の方、ほかにも一生懸命、連休を全部度外視して一生懸命やっている姿をよくお聞きします。一生懸命、またほかのほうからも応援しながらやっているというのを、なるべく困っている人に早めにお金が届くようにお願いして、賛成の意見とします。
◆
羽田圭二 委員 立民社も賛成をいたします。その上で、幾つか意見を言っておきたいと思います。
一つは、先ほど申し上げましたように、予備費については答弁ありましたけれども、使途についてはしっかり議会に報告をしていただくということを前提にしていただくということ。それから、これは
山口委員も言われていましたけれども、保健所の電話がつながらないという問題はいろいろなところで指摘されてきたかと思います。その改善点はこの間行われてきたということが言えるかと思いますが、まだまだそれでも対応し切れない部分があるかと思います。
この保健所問題の今後のことについても、改めて我が会派からは指摘しておきたいと思います。この保健所は、そもそも世田谷区で言えば四つの保健所があったはずです。それが、一九九四年の段階で法律の改正、その数年後に
保健センターの設立、
世田谷保健所に保健所が集約されるという、そのことを私たちは記憶にまだ持っています。結果的にその保健所が、かつては、例えば
玉川保健所だとか、あるいは世田谷、梅丘とか、それから烏山はたしか
保健相談所だったと思いますが、そのように配置をされていて、権限もそこで持っていたと思います。つまり、保健所は
感染症対策もそうですが、
立入調査あるいは隔離等、そういう権限を持っているわけですから、そのことを含めてその機能が現在失われてきた。大変集約をされて、結果的には一か所で行っているという、そういう事態になっているということも我々はしっかり押さえておかなくてはならないと思っています。
この保健所の機能の在り方、役割については、人口が九十万人もいる世田谷区と、それから二十万人以下、二十三区で言うとそうした
人口規模のところもありますが、いずれも一か所しかないというのが分かっているわけですね。二十三区各一か所。それから、島嶼を含めて多摩を入れて六か所ということで、
保健所そのものが、
窓口そのものがもうそういうような対応になっていますから、今回のようなこの感染症に対して対応し切れなかったということは明らかなわけですね。
したがって、今後もこの保健所の在り方、
人口規模で大体三十万とか四十万とか言われていますけれども、それに一か所からすれば、世田谷区の場合は最低でも二か所あってもおかしくないと。この箇所数は別として、その機能と役割についてはさらに拡充をしていくという、そういう視点が必要だということをまず申し上げておきたいと思います。
それからもう一つは、昨日の時点で
ホームページで一定の改善が図られたと思いますが、
情報提供、要するに陽性の方と、それから退院された方の人数については昨日の時点で、今日からですか、しっかり提示していくということになっておりますけれども、
あとPCRの
検査件数、これについても
ホームページ上で載せていくということになっているようですが、これらを含めて
情報提供の在り方というのは再三言われてきましたけれども、これは何よりも区民の安心感といいますか、区民がどのような感染症に対する対策をとっていくべきなのか、このことを考える
情報内容になっていく、そういう
情報提供でなければならないというふうに思いますから、これについては今回改善が図られるということですけれども、ぜひ引き続き、これはもちろん個人のプライバシーの問題がありますから、しっかりそこは堅持をしなくてはなりませんが、どういう中で発症したのかとか、そういう区民が分かりやすい情報を提供していくということも併せて今後行っていく必要があるのではないかということで、今後それらもぜひ検討していただきたいということを重ねて申し上げまして、この五十四号については賛成をいたします。
○加藤たいき 委員長 これより採決に入ります。
お諮りいたします。
本件を
原案どおり可決することに御異議ございませんでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○加藤たいき 委員長 異議なしと認めます。よって議案第五十四号は
原案どおり可決と決定いたしました。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
○加藤たいき 委員長 次に、議案第四十二号「
世田谷区立太子堂区民センター改修他工事(令和二年度)
請負契約を議題といたします。
本件について、理事者の説明を求めます。
◎阿部
経理課長 それでは、議案第四十二号「
世田谷区立太子堂区民センター改修他工事(令和二年度)
請負契約」につきまして御説明いたします。
本件は、
予定価格が一億八千万円以上の
工事請負契約であることから、世田谷区議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第二条の規定に基づきまして御提案するものでございます。
入札は、
一般競争入札により行いました。契約の相手方は
株式会社儘田組で、
契約金額は二億九千五百二十四万円、工期は令和三年二月二十六日でございます。
説明は以上でございます。よろしく御審議のほどお願いいたします。
○加藤たいき 委員長 ただいまの説明に対し御質疑ありましたら、どうぞ。
◆
桃野芳文 委員 これは議案、今回第四十二号から四十九号まで、これは
工事委託契約ですけれども、先日、来年二月の本庁舎の
建て替え工事の入札が延期されたということが報道されました。その際に、
弦巻中学校と
梅丘図書館の
改築工事も中止にしますというような報道がなされております。恐らく区としてその改築、改修、
施設整備関係について、ある程度絞り込んでいくというような作業を進めていらっしゃるんだというふうに思いますけれども、
新型コロナの影響で絞り込んでいらっしゃるんだと思うんですけれども、今回提出されている議案になっている
工事請負契約関連については、そういう作業を経て出てきているものなのか、そこはちょっと間に合っていないものなのかということについて教えてください。
◎中村
政策経営部長 お話しありました
公共施設の
中長期保全ですとか改修の関係ですけれども、この間、
事務事業の見直しの中で、まず、学校の耐震ですとか安全性に関わるものは、
あと緊急性があるものについてはこういう中でも実施すると。そのほかに、先送りができるような、まだもつんじゃないかというものは先送りをする検討を加えてきました。その中で、今回のものは、例えば四月当初から検討を始めたときに、既に公告を示していたものですとか、そういうのはそこの対象から落として実施をすることとしました。また、
あと協議の関係者との関係で、もうストップできないところまで来ているというような判断があるものも継続していっています。なので、総じて言えば、その網をかけた結果、必要と判断したものがここの議案に今日お示ししているものになっています。
◆
羽田圭二 委員 前回も聞いているかもしれませんが、改めて確認をさせていただきます。
今回、辞退が多かった理由についてお示しください。
◎阿部
経理課長 今回の
太子堂区民センターの工事につきましては、辞退届を三社とも頂いておりまして、それによりますと、技術者の配置が困難であったというところが一社、計算をしてみたところ
予定価格を超えるようだということで辞退という方が二社ということでございます。
◆
羽田圭二 委員 そうしたことが理由になっているというのは分かりましたが、それらはあらかじめ業者さんは分からないということなんでしょうか。
◎阿部
経理課長 入札の流れといたしましては、
入札公告をいたしまして、その条件を付しまして、参加者を公募いたします。手が挙がった参加者に対しまして必要な図書等をお渡しをして、それによって入札を入れる計算をしていただいて、それで臨んでいただくということになります。ですので、同時期に、やはりこの四月当初に入札をするような案件はやはり毎年多うございますので、それらに複数に一旦
参加申込みをされて、その後詳細な検討の結果、注力するべきものを絞るとか、そういった傾向があるようにお聞きをしております。
◆
羽田圭二 委員 このようなことというのは、何か区として改善できるというか、改善するつもりがあるかどうかも含めてなんですが、その辺はいかがですか。
◎阿部
経理課長 やはり
区内事業者の
経営基盤の確保という視点もございますので、これまでもそうでしたが、今後も一層、一年の間で発注が平準化するように、あるいはいろいろな
格付ランクに合わせて、なるべく多くの案件がいろんな事業者さんに対象となるように、その辺の平準化というところも図っていきたいと考えております。
○加藤たいき 委員長 それでは意見に入ります。
本件について御意見がありましたら、どうぞ。
◆
羽田圭二 委員 今質問いたしましたが、辞退が多いということでありますと、区民の皆さんから疑念を抱かれる可能性があるということはこれまでにもあったかと思います。したがいまして、今改善点といいますか、できるだけ
区内事業者が入札の際に積算等をやりやすい方向といいますか、そういうことも含めて改善が図られるということも考えられるかと思います。こういうことができるだけないようにしていくということを求めて賛成といたします。
○加藤たいき 委員長 これより採決に入ります。
お諮りいたします。
本件を可決することに御異議ございませんでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○加藤たいき 委員長 異議なしと認めます。よって、議案第四十二号は可決と決定いたしました。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
○加藤たいき 委員長 次に、議案第四十三号「
仮称世田谷区立玉川地域拠点保育園新築工事請負契約」を議題といたします。
本件について、理事者の説明を求めます。
◎阿部
経理課長 それでは、議案第四十三号「
仮称世田谷区立玉川地域拠点保育園新築工事請負契約」につきまして御説明いたします。
本件は、
予定価格が一億八千万円以上の
工事請負契約であることから、世田谷区議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第二条の規定に基づきまして御提案するものでございます。
入札は、
一般競争入札により行いました。契約の相手方は、神興・中秀建設共同企業体で、
契約金額は九億一千九百四十九万円、工期は令和四年一月二十八日で、複数年にわたりますので債務負担を取ってございます。
説明は以上でございます。よろしく御審議のほどよろしくお願いいたします。
○加藤たいき 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○加藤たいき 委員長 それでは、意見に入ります。
本件について御意見がありましたら、どうぞ。
◆
羽田圭二 委員 これも先ほどの議案第四十二号と同じですが、落札企業一社、それ以外は全て辞退されているということで、これらについてできるだけ避けるようにということで、その意見を添えまして、あと趣旨は先ほど述べたことと一緒でございます。賛成です。
○加藤たいき 委員長 採決に入ります。
お諮りいたします。
本件を可決することに御異議ございませんでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○加藤たいき 委員長 異議なしと認めます。よって、議案第四十三号は可決と決定いたしました。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
○加藤たいき 委員長 次に、議案第四十四号「
世田谷区立教育総合センター新築工事請負契約」、議案第四十五号「
世田谷区立教育総合センター新築電気設備工事請負契約」、議案第四十六号「
世田谷区立教育総合センター新築空気調和設備工事請負契約」の三件を一括して議題としたいと思いますが、これに御異議ございませんでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○加藤たいき 委員長 異議なしと認め、議案第四十四号から議案第四十六号の三件につきましては一括議題といたします。
それでは、説明については議案第四十四号から議案第四十六号の三件を一括して行い、その後、審査は一件ずつ行いたいと思います。
それでは、本三件について、理事者の説明を求めます。
◎阿部
経理課長 それでは、議案第四十四号「
世田谷区立教育総合センター新築工事請負契約」、議案第四十五号「
世田谷区立教育総合センター新築電気設備工事請負契約」、議案第四十六号「
世田谷区立教育総合センター新築空気調和設備工事請負契約」につきまして、一括して御説明いたします。
本三件は、
予定価格がいずれも一億八千万円以上の
工事請負契約であることから、世田谷区議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第二条の規定に基づき御提案するものでございます。
入札は、いずれも
一般競争入札により行いました。
初めに、議案第四十四号「
世田谷区立教育総合センター新築工事請負契約」について御説明いたします。
契約の相手方は、白井・髙野建設共同企業体で、
契約金額は十四億二千五百三十八万円でございます。
続きまして、議案第四十五号「
世田谷区立教育総合センター新築電気設備工事請負契約」について御説明いたします。
契約の相手方は、大雄・大新建設共同企業体で、
契約金額は二億七千八百三十万円でございます。
次に、議案第四十六号「
世田谷区立教育総合センター新築空気調和設備工事請負契約」について御説明いたします。
契約の相手方は、大立・福吉建設共同企業体で、
契約金額は二億一千六十五万円でございます。
工期につきましては、三件とも令和三年九月三十日となっておりまして、複数年にわたりますので債務負担を取ってございます。
説明は以上です。よろしく御審議のほどお願いいたします。
○加藤たいき 委員長 それでは、ただいまの説明に対し、まず、議案第四十四号の新築
工事請負契約について御質疑がありましたら、どうぞ。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○加藤たいき 委員長 それでは、意見に入ります。
本件について御意見がありましたら、どうぞ。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○加藤たいき 委員長 では、採決に入ります。
お諮りいたします。
本件を可決することに御異議ございませんでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○加藤たいき 委員長 異議なしと認めます。よって議案第四十四号は可決と決定いたしました。
次に、議案第四十五号電気設備
工事請負契約について御質疑がありましたら、どうぞ。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○加藤たいき 委員長 ないようですので、意見に入ります。
本件について御意見がありましたら、どうぞ。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○加藤たいき 委員長 では、採決に入ります。
お諮りいたします。
本件を可決することに御異議ございませんでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○加藤たいき 委員長 異議なしと認めます。よって議案第四十五号は可決と決定いたしました。
次に、議案第四十六号空気調和設備
工事請負契約について御質疑がありましたら、どうぞ。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○加藤たいき 委員長 それでは、意見に入ります。
本件について意見がありましたら、どうぞ。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○加藤たいき 委員長 では、ないようですので採決に入ります。
お諮りいたします。
本件を可決することに御異議ございませんでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○加藤たいき 委員長 異議なしと認めます。よって議案第四十六号は可決と決定いたしました。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
○加藤たいき 委員長 次に、議案第四十七号「
仮称世田谷区立花見堂複合施設新築工事請負契約」、議案第四十八号「
仮称世田谷区立花見堂複合施設新築電気設備工事請負契約」の二件を一括して議題としたいと思いますが、これに御異議ございませんでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○加藤たいき 委員長 異議なしと認め、議案第四十七号及び議案第四十八号の二件につきましては一括議題といたします。
それでは、説明については議案第四十七号及び議案第四十八号の二件を一括して行い、その後、審査は一件ずつ行いたいと思います。
それでは、本二件について、理事者の説明を求めます。
◎阿部
経理課長 それでは、議案第四十七号「
仮称世田谷区立花見堂複合施設新築工事請負契約」、議案第四十八号「
仮称世田谷区立花見堂複合施設新築電気設備工事請負契約」につきまして、一括して御説明いたします。
本二件は、
予定価格がいずれも一億八千万円以上の
工事請負契約であることから、世田谷区議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第二条の規定に基づきまして御提案するものでございます。
入札は、いずれも
一般競争入札により行いました。
初めに、議案第四十七号「
仮称世田谷区立花見堂複合施設新築工事請負契約」につきまして御説明いたします。
契約の相手方は中島建設・東京コーポレーション建設共同企業体で、
契約金額は十三億二千万円でございます。
次に、議案第四十八号「
仮称世田谷区立花見堂複合施設新築電気設備工事請負契約」につきまして御説明いたします。
契約の相手方は由井・中央建設共同企業体で、
契約金額は二億一千七百二十五万円でございます。
工期につきましては、二件とも令和三年十月二十九日となっておりまして、複数年にわたりますので債務負担を取ってございます。
説明は以上でございます。よろしく御審議のほどお願いいたします。
○加藤たいき 委員長 それでは、ただいまの説明に対し、まず、議案第四十七号の新築
工事請負契約につきまして御質疑がありましたら、どうぞ。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○加藤たいき 委員長 それでは、意見に入ります。
本件について御意見がありましたら、どうぞ。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○加藤たいき 委員長 ないようですので、採決に入ります。
お諮りいたします。
本件を可決することに御異議ございませんでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○加藤たいき 委員長 異議なしと認めます。よって議案第四十七号は可決と決定いたしました。
次に、議案第四十八号の電気設備
工事請負契約について御質疑がありましたら、どうぞ。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○加藤たいき 委員長 では、意見に入ります。
本件について御意見がありましたら、どうぞ。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○加藤たいき 委員長 採決に入ります。
お諮りいたします。
本件を可決することに御異議ございませんでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○加藤たいき 委員長 異議なしと認めます。よって議案第四十八号は可決と決定いたしました。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
○加藤たいき 委員長 次に、議案第四十九号「大六
天橋耐震補強工事委託契約変更」を議題といたします。
本件について、理事者の説明を求めます。
◎阿部
経理課長 それでは、議案第四十九号「大六
天橋耐震補強工事委託契約変更」につきまして御説明いたします。
本件は、
予定価格が一億八千万円以上の
工事請負契約の変更であることから、世田谷区議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第二条の規定に基づきまして御提案するものでございます。
変更内容と理由でございますが、契約の相手方である中日本高速道路株式会社東京支社が行った入札の不調によりまして施工者が決まらず、工期を延伸する必要が生じましたので、工期を令和四年三月三十一日に変更するものでございます。
説明は以上でございます。よろしく御審議のほどお願いいたします。
○加藤たいき 委員長 ただいまの説明に対し御質疑ありましたら、どうぞ。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○加藤たいき 委員長 ないようですので、意見に入ります。
本件について御意見がありましたら、どうぞ。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○加藤たいき 委員長 では、採決に入ります。
お諮りいたします。
本件を可決することに御異議ございませんでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○加藤たいき 委員長 異議なしと認めます。よって議案第四十九号は可決と決定いたしました。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
○加藤たいき 委員長 次に、議案第五十号「財産(
区立小学校指導者用デジタル教科書(教材))の取得」を議題といたします。
本件について、理事者の説明を求めます。
◎阿部
経理課長 それでは、議案第五十号「財産(
区立小学校指導者用デジタル教科書(教材))の取得」につきまして御説明いたします。
本件は、
予定価格が六千万円以上の財産の取得であることから、世田谷区議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第三条の規定に基づきまして御提案するものでございます。
入札は、指名競争入札により行いました。契約の相手方は株式会社大塚商会LA事業部公共グループ、
契約金額は一億百四十万千三十六円、納期は令和二年六月三十日です。
説明は以上でございます。よろしく御審議のほどお願いいたします。
○加藤たいき 委員長 ただいまの説明に対し御質疑ありましたら、どうぞ。
◆
羽田圭二 委員 デジタル教科書なんですが、これはデジタル教材といいますか、この教材を決めるプロセスが分かったら教えてください。
◎阿部
経理課長 これは、令和元年度、昨年度に行いました令和二年度から五年度まで使用する小学校の教科書、こちらの採択に伴いまして指導者用の教材というものを購入するということで、以前も教科書の新採択に伴って購入をしているというものでございます。
◆
羽田圭二 委員 要するに、教材はどこかの会社が提供するわけですよね。そのプロセスを聞いているんですけれども。
◎阿部
経理課長 こちらは実際の教科書とは違いまして、一般に教材としては流布しているということで、今回も入札によりこちらでこの種類というものを示して購入したということでございまして、今回は、一応現在のタイミングで発表されている教材の全種類について、
数量はそれぞれ違うんですが、全種類について購入するというものでございます。
◆
羽田圭二 委員 要するに、あらかじめ決まっているということですか。
◎阿部
経理課長 詳しくはなかなか私のほうもそこまで存じ上げないんですけれども、いずれにしても、新しい教科書というのが四、五年おきに採択をされますので、それに伴った教材というものが発行され、それの必要性を認めて購入するということでございます。
◎小湊 財務部長 いわゆる教師用の指導書、赤本と言われるものは教科書に準拠した扱いなので、これは販売委託契約をしているということで随意契約になるわけですが、今回のデジタル教科書については単なる教材扱いということになるので、発行者は教科書あるいは一般書籍供給会社、あるいは販売委託、そういうところと販売委託契約をしていないため、一般に流通しているものを入札して購入をする、そういう扱いになっているから今回こういう議案になっております。
○加藤たいき 委員長 意見に入ります。
本件につきまして御意見がありましたら、どうぞ。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○加藤たいき 委員長 採決に入ります。
お諮りいたします。
本件を可決することに御異議ございませんでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○加藤たいき 委員長 異議なしと認めます。よって議案第五十号は可決と決定いたしました。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
○加藤たいき 委員長 次に、議案第五十一号「財産(
校務用パーソナルコンピューター(
区立小学校及び
区立中学校配置用))の取得」を議題といたします。
本件について、理事者の説明を求めます。
◎阿部
経理課長 それでは、議案第五十一号「財産(
校務用パーソナルコンピューター(
区立小学校及び
区立中学校配置用))の取得」につきまして御説明いたします。
本件は、
予定価格が六千万円以上の財産の取得であることから、世田谷区議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第三条の規定に基づきまして御提案するものでございます。
入札は、指名競争入札により行いました。契約の相手方は株式会社内田洋行営業統括グループ、
契約金額は九千七百四十六万千五百四十円、納期につきましては令和二年七月十五日でございます。
説明は以上でございます。よろしく御審議のほどお願いいたします。
○加藤たいき 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。
◆おぎのけんじ 委員 このPCの耐用年数ってどれぐらいか教えてください。
◎阿部
経理課長 耐用年数につきましては今ちょっと手元にその物品の具体的なものは持っていないんですけれども、ただ、実際の今回の購入に伴って、保守も併せて乗せておりまして、その保守期間につきましては四年間としております。
◆おぎのけんじ 委員 前にどなたか聞いたかも分からないですけれども、要するに、リースよりこれを財産として取得するほうが割安だからということで今回取得をされたという理解でよろしいんでしょうか。
◎阿部
経理課長 おっしゃるとおりでございます。
◆おぎのけんじ 委員 あと、分かったら教えてほしいんですけれども、こういう校務用のPCを入れ替えるときに、もともと使っていたPCたちの処分というんですか、中身の消去だとか、物理的なハード自体の処分というのはどういう形で行われているのか、分かれば教えてほしいんですけれども。
◎阿部
経理課長 確認したところですと、ハードディスク内に保存されているデータを、アメリカの国防総省方式、こちらに準拠した方式によりまして消去しまして、もし消去できない場合は物理的破損になるんですけれども、基本的には消去しましてから売却をしているということで処分しております。
◆おぎのけんじ 委員 ちなみに、消去だとか物理破壊に係るコストってどれぐらいなんですか。
◎阿部
経理課長 今回の入替えにつきましては、具体的には二十六年度と二十九年度に購入した分ということで千百台余りになるんですけれども、それを、そこの処分の費用というところでは手元にございませんで、ただ、実際に売り払った金額としますと令和元年度には五百四十台ほど売り払っておりまして、そちらは一台当たり二千五百円ほどで売れております。
◆おぎのけんじ 委員 詳細はいいとして、この手のものってすごく大事な情報が中に入っているわけですから、これに限らず、こういう入替えが発生するものに関しては事後対応もしっかりやっていただきたいということを要望させていただきます。
◆
津上仁志 委員 加えて、ちょっと追加で質問したいんですけれども、リースよりも購入のほうがコストが安いという計算の中に、処分費みたいなものも加味された上での算出ということでよろしいんですかね。
◎阿部
経理課長 もちろん考え方としてはそういうことだと思います。
◆
津上仁志 委員 あと、今、児童生徒にタブレットの配付もしていますけれども、OSによって対応がいろいろ、使えるアプリがあったりなかったりとか、やれることが違ったりとかすることもあると思うんですけれども、そのあたり、校務用のPCで、その辺との兼ね合いというんですか、業者でいろいろ、このPCのOSでやれることと、生徒たちが使っている端末でやれることというのが同じようなもののほうが効率がいいような気もするんですけれども、校務用のパソコンというのは、OSは何か決められているものがあるんですか、それとも共通にする必要は特にないのですか。
◎阿部
経理課長 校務用のパソコンにつきましては、閉じられたネットワーク内で使われるということになっていまして、やはり先ほど申しましたように年数に応じて買い替えていきますので、そうするとどうしても機種が御指摘のとおり替わってくるということがありますので、実際には、実際購入した後に、まず校務用のネットワークになじむように一旦下処理をするそうなんです。それをやって使い勝手をよくして実際には使うという段取りを踏んでいるそうですので、そちらでいわゆる機種ごとの違いというものに対応しているということでございます。
◆
津上仁志 委員 機種はいろいろ、やれる機能がいろいろついているんだと思うんですけれども、OS自体、例えばウインドウズだったりとか、アップルのものだったりとか、そういうOSが違うと多分やれることとか、特に大学なんかでは理系の方はアップルのものを使っているほうがいろいろやりやすい、映像に強いとか、そういうものがあったりもするので、何か教育の方針に合わせてそういうOSを選んでやっていらっしゃっているのか、それに合わせて校務用もそれに対応できるような形をとっているのかどうかをちょっとお聞きしたいんですけれども。
◎松永
財政制度担当参事 教育委員会のほうで確認しますと、校務用のパソコンと教材は全く切り離して使っているというふうに聞いています。校務用はウインドウズという形で、教材用についてはタブレットを入れたり、今後BYODの考え方も取り入れていくと、いろんなケースを今検討しているというふうに聞いています。
◆
津上仁志 委員 分かりました。切り離しているということなので別物だということで理解したんですけれども、これは文教の所管になるのでそちらのほうで聞いてみたいと思いますので、以上です。
◆
羽田圭二 委員
予定価格なんですが、これは公表されているんですか。
◎阿部
経理課長 工事と違いまして、委託、物品等は公表しておりません。
◆
羽田圭二 委員 そうなんですよね、物品の場合は公表していないんですよね。それで、これも全部ではないですけれども辞退が多いですよね。それの理由を教えてください。
◎阿部
経理課長 こちらにつきましては、今回示した仕様を満たすものが手配できないという理由が多うございました。
○加藤たいき 委員長 意見に入ります。
本件について御意見がありましたら、どうぞ。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○加藤たいき 委員長 では、採決に入ります。
お諮りいたします。
本件を可決することに御異議ございませんでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○加藤たいき 委員長 異議なしと認めます。よって議案第五十一号は可決と決定いたしました。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
○加藤たいき 委員長 次に、議案第五十二号「財産(大
容量ポータブル蓄電池)の取得」を議題といたします。
本件について、理事者の説明を求めます。
◎阿部
経理課長 それでは、議案第五十二号「財産(大
容量ポータブル蓄電池)の取得」につきまして御説明いたします。
本件は、
予定価格が六千万円以上の財産の取得であることから、世田谷区議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第三条の規定に基づきまして御提案するものです。
入札は、指名競争入札により行いました。契約の相手方は福西電機株式会社、
契約金額は一億三千百四十五万円、納期は令和二年八月三十一日でございます。
説明は以上でございます。よろしく御審議のほどお願いいたします。
○加藤たいき 委員長 ただいまの説明に対し御質疑ありましたら、どうぞ。
◆
羽田圭二 委員 今回は大阪の事業者が落札をしておりますが、
区内事業者とか、あるいは都内、そうした事業者が結果的には落札しなかったということなんですが、もちろん
一般競争入札ですからやむを得ないとは思いますが、それらを含めてどうしてそうなったのかについてお聞きしておきます。
◎阿部
経理課長 今回の経過につきましてですが、これは参加申し込みの時点でこちらの東京に支店があったんですね。東日本営業本部ということで品川区に支店がございました。今回の指名競争入札、その指名の範囲としましては、区内ですとなかなか物が珍しいものですので、なかなか区内だけですと競争性が働かないという判断がありまして、範囲を都内の事業者に広げております。その都内に本店または支店があるということで、この落札者が一旦入ったわけなんです。ところが、この会社が四月一日の時点で機構改革がございまして、その営業本部という体制をやめまして、その部分の事業については本社で吸収するということになりまして、結果、契約の相手方とすると本社名義ということになった経過がございます。
○加藤たいき 委員長 では、意見に入ります。
本件について御意見がありましたら、どうぞ。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○加藤たいき 委員長 採決に入ります。
お諮りいたします。
本件を可決することに御異議ございませんでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○加藤たいき 委員長 異議なしと認めます。よって第五十二号は可決と決定いたしました。
以上で1
議案審査を終わります。
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○加藤たいき 委員長 次に、2
報告事項の聴取に入ります。
まず、(1)
特別定額給付金事業の実施について、理事者の説明を願います。
◎山田
特別定額給付金担当課長 それでは、
特別定額給付金事業の実施につきまして御説明申し上げます。
1の目的でございます。令和二年四月二十日に閣議決定いたしました緊急
経済対策において示されました
特別定額給付金につきまして、全ての区民に可能な限り迅速かつ的確に給付ができるよう取り組んでまいります。
2の概要でございます。(1)の①でありますが、給付対象者、こちらは基準日であります令和二年四月二十七日におきまして、区の住民基本台帳に記録された者となります。②及び(2)、(3)につきましては記載のとおりでございます。
3申請方法等でございます。(1)申請方法、①でございますが、新型
コロナウイルス感染症の拡大防止のため、郵送申請とマイナンバーカードを活用いたしました
オンライン申請を基本といたします。②申請書の書き方が分からない方は、申請書の記載の御案内であったり、申請書の預かり、受け付け等を区役所の臨時窓口また各まちづくりセンターで対応いたします。下にあります表のとおり、臨時窓口が区役所の区民会館、案内窓口がまちづくりセンターとなってございます。内容の違いといたしましては、臨時窓口は相談及び受け付けまで行います。
続きまして、(2)給付方法でございます。こちらは世帯主またはその代理人の口座振込を基本といたしまして、口座がない場合につきましては現金書留といたします。
(3)配慮を要する方への対応でございます。①配偶者等からの暴力を理由といたしました避難事例におきまして、一定の要件を満たした場合は、その旨の申し出を事前に受け付けることで、申出日時点でお住まいの区市町村から申請に基づいて
特別定額給付金を申出者に支給いたします。一方で、住民票が残っている市町村において、その配偶者から世帯全員分の請求があったときは、申出者分を除いて額を支給いたします。なお、申出者の居住地が住民票と同じ区市町村内にある場合においても同じ扱いとさせていただきます。申出期間を経過後につきましても、その申し出を随時することができます。裏面をおめくりください。②でございます。施設入所者等の児童及び虐待により施設等に入所措置が取られている高齢者また障害者並びに支援措置対象者につきましても、こういった趣旨を踏まえまして、当該者への給付が可能となるよう調整してまいります。③でございます。ただいま御説明しました①の事例においては、対象者の把握が完了していることから、五月十五日を目途に、また、②の施設入所者等児童の関係でございますが、こちらにつきましても五月十九日をめどに、それぞれ申請書の先行発送を実施いたしまして、早期給付の実現に努めてまいります。
(4)問い合わせ対応の①につきましては御覧のとおりでございます。②につきましては、五月二十五日から専用ダイヤルを設けます。
続きまして、(5)申請期限でございます。区市町村の郵送発送日を起点として三か月を申請期間とすると定められております。世田谷区では、郵便の一斉発送日を五月二十八日といたしますため、八月二十七日を申請期限といたします。
4の
概算経費でございますが、記載のとおり約九百三十二億円、補助率十分の十となってございます。内訳は御覧のとおりでございます。
5のその他でございます。(1)先ほど御説明いたしました申請書先行発行を行います配慮を要する方からの申請であったり、早い時期に入力いただきました
オンライン申請分につきましては、五月中に順次給付を開始したいと思っております。
(2)につきましては記載のとおりでございます。
(3)についての配慮を要する方への相談は、関係所管課との連携を密に行うとともに、個人情報の取り扱いには十分注意してまいります。
(4)でございます。振り込め詐欺防止を徹底してまいります。その区民への周知に努めていくとともに、区民への対応は郵送等で行ってまいります。
(5)の臨時窓口等々でございますが、こちらについては受け付けブースの分散または消毒薬の配置など、感染拡大防止を徹底してまいります。
6のスケジュールでございます。十五日に「区のおしらせ」で給付金の申請周知を行い、同時に、先ほど申し上げた申請書の先行発行、DV関係者への発行を行います。十九日に同じく施設入所児童また入所措置等を取られている方々への先行発送を行います。二十一日に広報板にポスターを掲示してまいります。二十二日には特集号で全戸配付をいたします。二十五日はコールセンターの設置、また二十八日は郵送の発送をいたしまして、窓口の開設をします。六月上旬に一斉発送分の給付の開始をいたしまして、八月二十七日の申請期限といたします。
説明は以上です。
○加藤たいき 委員長 ただいまの説明に対し御質疑ありましたら、どうぞ。
◆
桃野芳文 委員 前回の委員会で、DVの方も含めて優先的に対応していただきたいというようなお話をしましたけれども、まず、(3)の配慮を要する方への対応の①の部分なんですけれども、これは市区町村をまたぐ、世田谷区と他の自治体をまたいで事務が発生するような形になりますけれども、これは全国的な統一ルールということでよろしいんですか。
◎山田
特別定額給付金担当課長 おっしゃるとおりでございまして、全国統一で、市区町村間ではなく、まずその傘下である、我々であれば東京都にその情報を提供しまして、都道府県間でその情報をやり取りして相手方の都道府県に渡り、そこからその傘下の管轄の市区町村に渡るというルールが総務省から示されまして、そのルールにのっとってやってございます。
◆
桃野芳文 委員 一定の要件を満たした場合はとなっていますけれども、この一定の要件というのはどういう内容でしょうか。
◎山田
特別定額給付金担当課長 一定の要件と申しますのは、まず、保護命令が出ている場合、または婦人相談所等の発行する証明書を持っている、または市町村が発行する確認書の書類を持っている、三つ目としましては、支援措置を受けている、対象となっている方、その三つのいずれかに該当しているという要件でございます。
◆
桃野芳文 委員 支援措置を受けていなくても相談履歴があれば対象になるというようなことでよろしいんですよね、今の説明は。
◎山田
特別定額給付金担当課長 支援措置の対象でない方につきましては、区市町村発行の確認書を出すための申し出をまずしていただく。その申し出自体は四月中の申し出期間が設けられておりましたけれども、ただいまからでも随時申し出を受け付けることができますので、その申し出をする窓口である保健福祉センターに御相談いただいた上で、申し出の受理をして手続に入っていく、そんな流れになってございます。
◆
桃野芳文 委員 (3)の③のところで、対象者の把握が完了しているというふうに書いてあるのは、今おっしゃった婦人相談所等に、世田谷区であれば配偶者暴力相談センター機能のある男女共同参画課になるのかな、そこにしっかりと情報がある人ということになると思うんですけれども、そういうことをやっていらっしゃらない方っていると思うんですよね。当然、住基法上の支援措置は様々な理由で避ける方がいらっしゃいます。世田谷区でも弁護士に渡しちゃったということがありましたけれども、そういうことが起こり得るから支援措置は受けないという方もいらっしゃるし、中には婦人相談センターにも相談せずに逃げている方っていらっしゃると思うんですよね。そういう方が対象外になってしまいますから、今課長がおっしゃったように随時申請を受け付けているということについてもしっかりと情報発信をして、逆に相談をしていただかないと十万円は来ませんよということについて、しっかりと隅々まで情報が行き渡るようにということは、ちょっと所管をまたいで、福祉の所管も含めてでしょうけれども、しっかり対応していただきたいというふうに思います。要望です。
被害者の十万円が加害者側に先に渡ってしまうことってあると思うんですよ、今みたいな形で。相談をしていなかったと。だけれども、自分が情報に接してDVで逃げていますということで申請に行ったけれども、そのときにはもう遅くて、加害者側にお金が振り込まれていたということも想定されますけれども、そういう場合は具体的にどういう手続になるんですか。
◎山田
特別定額給付金担当課長 申し出の時期によっては加害者のほうにお金が行ってしまうというケースも想定してございます。その間に関しては、その後の申し出という行為によって、その申出者に対してしっかり追加でお金を、十万円を支給するという手続は、申し出をしていただいて申請をもらわなきゃいけないんですけれども、そういう被害者に対してお金が渡る手続はしてまいります。
一方で、渡ってしまった加害者に対しましては世田谷区から返してくださいということを発信していくと。それは、もともとの申請書の中で、不要の分を渡してしまった場合は返すことに同意することが前提になってございますので、そういう債権管理的なことはしてまいります。
◆
桃野芳文 委員 そこは多分通常の債権管理のルールにのっとってやるんだとは思うんですけれども、いずれにしても、非常に面倒くさいというか、しっかり返してもらえるかどうかも分からないし、そういった意味でも先ほど申し上げた支給すべき対象者にしっかりお金が支給されるように、いわゆる情報弱者という言葉がありますけれども、しっかりこういう情報が行き届いていない、例えば逃げている方、暴力から逃れるために身を隠している方に対してしっかりこういう情報が行くようには、重ねてですけれどもしっかり取り組んでいただきたいというふうに思います。
②の施設入所者等児童等及び虐待により施設等に入所措置等が取られている高齢者、障害者並びに支援措置対象者についてですけれども、こういった方々の置かれている状況も様々だと思うんですね。例えば、一例を挙げると虐待を受けて親元を離れている子どもがいると。その子どもがまだ学齢期にも達していないというふうになった場合に、十万円と言われても、渡されてもどうしていいのかもよくわからないとか、管理ができないとかというような状況もありますけれども、世田谷区としては誰か保護者に当たる方にお金を振り込んでしまえばもうそれでおしまいということになるんですか。
◎山田
特別定額給付金担当課長 学齢期に達していないとか、まだ未成年であるという場合で、そういう方の申請については、施設などに入所している場合、施設長からの代理申請であったり、そういうことにより代理の方の口座に入金という形をとったりすることが可能というふうになってございますので、そういった手続で御本人のほうに入金ができるように、つまり、加害者というか親のほうにお金が渡らないようにしていくということでございます。
◆
桃野芳文 委員 それは、例えば施設長にお金が渡ったその先、実際に給付対象者にお金がしっかり行っているのかどうかとか、その管理はどういうふうにするのかとかというのは、もう世田谷区はタッチしないんですか。
◎山田
特別定額給付金担当課長 そういう必ず入れましたという報告の様式とかそういうことはまだ具体には検討していないんですけれども、もともとの代理申請のときにそういう申し出をいただくようなことを考えていきたいと思っております。
◆
桃野芳文 委員 あまり本当はこういうことを想像するのも何かちょっと気がはばかられるようなところはあるんですけれども、例えば、障害者施設なんかでも、やっぱり虐待事案なんかもあるし、本人がしっかりと給付されたことを認識できないような方もいらっしゃると思うんですよね。そういった方にもしっかりとお金が給付されて、その人のためにお金が使われるようなことをしっかりとやっていかなければいけないと思いますので、スピードが求められている事案でもありますけれども、決してそういったお金がおかしな使われ方をしないようにということについては、世田谷区のほうでもしっかりと考えてやっていただきたいと思います。
もう一つ質問なんですけれども、(3)の①と②の部分は分かったんですけれども、経済的に収入が落ち込んでいる人に対して早くお金が行くというところが、これで実現できるのかなというところが疑問なんですね。この次の報告の中で、例えば特別区民税・
都民税等の
徴収猶予の
特例制度についてという報告があると思いますけれども、この中では、一部関係があるのでちょっと先走っちゃいますけれども、これは収入や現預金の状況が分かる資料を提出していただきますというふうに書いてあるんですよね。だから、こういう資料があれば、こちらの
特別定額給付金事業のほうでも、別に同じような仕組みで証拠書類を提出してもらって、こういう方は優先的にやりますよということができるんじゃないですか。
◎山田
特別定額給付金担当課長 関係書類の提出による、そういった経済的に困窮した方の対応というのが、今回は郵送発送のタイミングで早めに御申請いただければ早急な対応はしてまいりたいとは思っておりますけれども、今回、郵送発送については御本人様の記入いただく項目をできるだけ減らそうということで、その内容というのは、我々で管理しております住民基本台帳の個人情報を全て印字して、それで申請書に記入する予定でございます。それによりまして、御本人の確認ということは行政側のほうでも済んでいるということを前提で、口座情報の記入のみということにしていこうと思っております。
そうではなく、今委員お話しの対応をしますと、その対応が先行してやることになって、どなたが対象者かという、先ほどのDV関係者とはちょっと状況が違って、いわゆる個人情報の把握というものがなかなか困難になってまいります。収入が下がったということの基準作りも困難を極めてまいりますので、その皆様につきましては郵送発送であります二十八日に、お手元に届き次第早急なお手続をいただければ、御郵送いただければ、こちらのほうで率先して給付の手続を進めてまいりたいと思っております。
◆
桃野芳文 委員 手続が煩雑になるというようなことは分かるんですけれども、今収入が絶たれてしまった人にとっては本当に死活問題だと思いますし、今回特別区民税・
都民税等の
徴収猶予の
特例制度というのも始まりますけれども、ここで書類をそろえなければいけない人というのは、別にその本人にとっては、ここで書類を整えなければいけないんだから、別に給付金のために整える手間というのもコピーするだけのもので、そんな手間でもないし、逆に特別区民税・
都民税等の
徴収猶予の
特例制度についての案内というか情報発信、こういうことをやりますよという情報発信の場を通じて、この対象者は給付金事業は早期給付の対象になるから、こういう書類を一緒に入れてくださいとかということで簡単に優先的にできるんじゃないですか。
◎山田
特別定額給付金担当課長 殺到してしまって、いわゆる手作業といいましょうか、今も
オンライン申請が非常に多うございまして、そのあたりの体制が、それによる区民の殺到がちょっと出てきてしまう想定もされます。我々としては、郵送発送一斉分に御郵送させていただきますので、早急な御申請をいただくということで対応させていただきたいと思っております。
◆
桃野芳文 委員 ちょっともう水かけ論になりますからもうこれでやめますけれども、繰り返しになりますけれども、これはもう税の
徴収猶予までお願いするというか、猶予してくださいと申し出なければいけない人にとっては、本当にこの十万円というのは非常に大切なものだと思いますから、ぜひ横の連携もしっかりとっていただいて、必要な人には早めに対応していただきたいというふうに重ねて要望しておきます。
◆
津上仁志 委員 桃野委員に追加してなんですけれども、なかなかやっぱり書類をそろえて申請していただくのには時間がかかるということなんですが、例えば、さっきちょっと補正のときも言いましたけれども、
緊急小口融資をもう既に申し込まれているとか、受けられているとか、あとは住宅確保給付金、これをもう受けているとか、独り親の家庭だとか、大体もう困窮しているだろうと想像がつくような方をこちらでソートして、その方に優先して発送して受け付けるというやり方はどうですか。
◎小澤
特別定額給付金担当部長 ただいまいろいろ御提案いただいているんですが、定額給付金につきましては、スケジュールを遅らせることなく全区民の方に郵送も含めて御案内するというのがまず必要だと思っております。その中で、今お話しありましたように困窮している方たちをどのように拾って給付していくかということだと思うんですが、いろんな情報があると思います。その中で、どの情報を得ていち早くそういった方々に給付していくかというところはちょっと研究させていただきたいんですが、とりあえず今すぐにでも、スピード感を持って行いたいというところでは、今報告申し上げたDV関係、また虐待関係、そういったものをまずいち早く取りかからせていただきまして、また一般の方たちへの御案内を含めまして、このスケジュールは遅れることなく進めるように、事務のほうはそこに集中してまいりたいと思います。
そして、今御提案いただきましたそういう経済的に弱者である方、そこの判断は一定程度ちょっと考えさせていただいて、検討させていただきたいと思います。
◆
津上仁志 委員 もう時間もないので大変だと思うんですが、ぜひ困窮している方にはなるべく早く、そういうお声も本当にたくさんいただいていますので、ぜひ早急に結論を出して、実施に向けて取り組んでいただきたいと要望しておきます。
◆そのべせいや 委員 二点伺います。
一点目が、住所不定者の取り扱いということについてです。二点目が、世田谷区が東京という都市の中にある自治体であることを踏まえると、地方から相当数、親との関係も悪化をしてきて上京されている、主に若い方がいらっしゃることが想定をされます。そういった方々への対応は、いわゆる①の配偶者等からの暴力を理由とした避難事例などに該当するのか、あるいは②の施設入所者ではないですが、「等児童等」などに対応するのかという点について伺います。
◎山田
特別定額給付金担当課長 今、二つの事例をお話しいただきましたが、その二つの事例は①、②ともに該当いたしません。しかしながら、その方々に対して給付金を支給するということが言われておりますので、まず住所不定ということになってしまうとどこに申請書を送ればいいかということになってしまいますので、まず住民票を定めていただく、登録いただくという行為を必要といたします。それは、いわゆるホームレスの方であったり、ネットカフェで寝泊まり等をされている方、そういったことが一応想定されますけれども、そういう方々に対して御案内をいたしまして、それでまずは住民登録を申請期間中までにしていただき、申請書をいただければ、お口座を持っていらっしゃれば振り込みますし、お持ちでなかったら現金書留でお送りするというような手段になっていくと思います。
◆そのべせいや 委員 実際に住所が定まっていない、転々とされているような方だと、現金書留の送り先がないというようなことも想定をされると思いますが、そういった場合、もうこれは国のほうの決めた内容で対応していくしかないので対応が難しくなるのでしょうか。
◎山田
特別定額給付金担当課長 現金の受渡しという点で御質問かと思いますけれども、こちらについてはいわゆる現金書留が原則でございますが、どうしても場所が変わってしまうようなケースの場合は、現金給付ということも場合によってはあり得ると思いますので、そこは検討してまいりたいと思います。
◆そのべせいや 委員 二番目に申し上げた方々について、私の知人の中にもアパレルの会社で、例えば非正規で働いていらっしゃると。周りの方は親子関係が悪化して上京してきているような人もいるので、そうなると生活を成り立たせるお金が今、大きな店舗というのは今もう全て閉まっていますから、生活を成り立たせるためのお金がないと、貯金もないと、親にも頼れないと、それで東京にいるしかないとなると、簡単に申し上げると犯罪に走るか、グレーゾーンな行為をするか、あるいは女性の場合だと性風俗に従事せざるを得ない等、いろいろ本人の気に沿わないことをしなければならないグレーゾーンな部分も含めてというところも想定をされますので、そういった方々にも情報が届いていくように、インターネットも活用した情報発信をぜひこれはしていただきたいと思いますが、その点について、最後にいかがでしょうか。
◎山田
特別定額給付金担当課長 ただいま
ホームページ等も発信してございます。またツイッター等でも発信してまいりますので、あらゆる媒体を活用しまして周知に努めてまいりたいと思っております。
◆つるみけんご 委員 一点だけ確認させていただきます。申請方法の(1)の②のところで臨時窓口と案内窓口というのが区民会館とまちづくりセンターということになっておりますが、まちづくりセンターのほうで相談、受け付け等というのが入っていないのは、これは何かできない理由があるんでしょうか、教えてください。
◎山田
特別定額給付金担当課長 関係書類、重要な書類でございますので、正式な受理というのは我々のほうの給付金担当課のほうで受理という扱いにいたしますので、まずはお預かりいただくということを各まちづくりセンターで担っていただくという内容でございます。
◆
羽田圭二 委員 基本的なことを聞きたいんですけれども、
特別定額給付金て、そもそもどういう性格なんですか。それだけお答えください。
◎山田
特別定額給付金担当課長 目的にございます区民に可能な限り迅速かつ的確に給付するということで、こちらについては家計の一助とするというのが目的でございます。
◆
羽田圭二 委員 国会で要するに政策というか最終的に決定をしたんだと思うんですけれども、もともとは低所得者対策でやったのではないというふうに私は思っているんですね。つまり、低所得者対策は、当初三十万円を給付するということで議論がありましたけれども、それでは駄目だという話になったわけですよね。最終的に全国民に一律十万円と、公明党が言ったりだとか、立憲、野党が言ったとかいろいろありますけれども、最終的にそこで確認がされたんだと思うんですよね。つまり、全国民に一律十万円を出すというのがこれの趣旨になっているんじゃないかなと思うんですね。したがって、要するに困窮者にできるだけ素早く出すだとか、あるいはそれはそれで必要だとは私も思っていますけれども、できるだけ全体に早く、国民全員に渡るように、世田谷区で言えば区民全員に渡るようにしていくというのがこの本来の趣旨なのではないかというふうに私は思っているんですけれども、それはいかがですか。
◎山田
特別定額給付金担当課長 今委員お話しの全国民、世田谷区だったら全区民に対していち早く給付金を行き渡らせるということが目的でございます。国のほうに書いてありますのも、いわゆる的確に家計への支援を行うということを書いてございますので、その趣旨にのっとって全ての区民に一日も早く給付金が届くよう努力してまいりたいと思っております。
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○加藤たいき 委員長 次に、(2)特別区民税・
都民税等の
徴収猶予の
特例制度について、理事者の説明を願います。
◎平原
納税課長 私からは、特別区民税・都民税などの
徴収猶予の
特例制度について御説明いたします。
配付資料の一枚目のかがみ文を御覧ください。
1にありますように、今回の制度は
新型コロナウイルスの影響により納税が困難な納税者に対しまして、地方税法の一部改正など関係法令が公布、施行されたことに伴い実施するものです。この
特例制度は従来の
徴収猶予とは異なりまして、所定の審査で猶予が認められると最長一年間担保なし、期間中の延滞金なしの
徴収猶予となります。
2に制度の概要が記載されております。対象者につきましては、記載の二つをいずれも満たす納税者、特別徴収義務者です。対象となる地方税及び申請手続も記載してございます。
3の想定される影響額の約十二億円についてですけれども、平成三十年度の普通徴収現年分の分割納付者が約四千人であり、それを基準に
徴収猶予特例の制度適用を受ける方の人数を類推しまして、普通徴収と特別徴収の合計人数約五十万人の全所得区分の一%である約五千人が当制度を利用すると見込んだ影響額となっております。
また、周知の方法、区の体制、スケジュールにつきましては、4から6に記載のとおりでございます。
なお、二枚目のチラシにつきましても御確認ください。
私からの御説明は以上です。
○加藤たいき 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。
◆そのべせいや 委員 一点だけ。二枚目に添付をしていただいている資料の手続等というところに、現預金の状況が分かる資料を提出していただきますとありますが、この資産の調査という部分については納税に関わるものなので、世田谷区でも調査権を有しているという認識でよろしいでしょうか。
◎平原
納税課長 それは有してございます。ただ、例えば売上帳ですとか現金出納帳ですとか現金出納簿ですとか、収入の出入りが分かるものがあればそれを提示していただくということで、もしそういったものが不可能であれば、聞き取りなり、あるいはうちのほうで持っている情報で確認できれば、それで対応したいと考えております。
◆
桃野芳文 委員 以前、区長がテレビに出ていたときに、自分はフリーライターをやっていた経験があるんだけれども、そのときの経験から言うと、収入がゼロになっても、その収入がゼロになったということを証明するのは難しいんだということを怒気を含んだ言葉でおっしゃっていたんですけれども、今回のこの件については、本人が収入がゼロになりましたというふうに申請をしてくれば、もうゼロになったわけだから書類はないわけですけれども、ゼロになりましたということで申請してくれば、それは対象になるということでよろしいんですか。
◎平原
納税課長 今おっしゃられたとおり、お手元に資料がないということも現実問題としては考えられるんですけれども、原則としては可能な限り何か資料をお示しいただければと考えております。
◆
桃野芳文 委員 その収入がゼロになったことを証明する資料って何かあるんですか。
◎平原
納税課長 それはケース・バイ・ケースだと思いますけれども、御本人との電話等での聞き取りの中でもそういったことを確認していきたいと考えております。
◆
桃野芳文 委員 経験のある区長がおっしゃっているんだから、多分そうなんでしょうね。ゼロだということを証明するのは難しいんでしょうから、そういうことをおっしゃっている世田谷区長が世田谷区役所のトップなんですから、そういう方に対して、ゼロになった方に対して、しっかり丁寧に対応できるようにやってください。
◆
河村みどり 委員 先ほどからずっと話が出ておりまして、私のところにも日々
新型コロナウイルス感染拡大に伴っての影響を受けている方々からの本当に切実な御相談が日々続いているわけなんですけれども、本当にそういった方々はわらをもつかむ思いで日々生活されていらっしゃると思うので、今回の先ほどあった定額給付金の一日も早い給付という部分ももちろんそうですけれども、こちらの
特例制度についても大きな支援につながっていくのではないかなというふうに感じております。
周知の方法なんですけれども、区の
ホームページとか「区のおしらせ」だとかということで
情報提供しますということだと思うんですけれども、実際、このスケジュールを見ると、五月十五日の特別徴収税の通知の発送だとか、六月十日の発送だとかというふうにあると思うんですけれども、もう既にその対象になる税金において発送済みのものがあったと思うんですけれども、それは何かもう一度確認したいんですが。
◎平原
納税課長 世田谷区で申し上げますと、五月十一日に軽自動車税の発付をしてございます。当面、直近で出しているのはそちらでございます。あとは、今回のチラシに書いてございますとおり、対象が今年の令和二年二月一日から来年、令和三年一月三十一日までですので、令和二年一月一日以降に納期限を迎えるもので、まだ未納であるもの、具体的には例えば特別徴収というのは会社で給与を支払うものなんですけれども、そちらが毎月納期限が翌月の十日になっております。
◆
河村みどり 委員 結局、こちらのスケジュールの発送の中には、全てこのチラシもお知らせも入れていただけるということでよろしいんですよね。
◎平原
納税課長 まず、今回軽自動車、あと五月十五日の特別徴収につきましては、書類の締切りのほうが、こちらの制度の情報が伝わってきたよりも先だったために、同封とかができていないんですね。それで、普通徴収が六月十日にあるんですけれども、そちらのほうにはこのチラシは今のところ入れることができない、費用面とかのところでですね。ただ、御案内は説明として入れさせていただくことを想定していますのと、六月一日号の「区のおしらせ」にこの
徴収猶予の特例についての一文を盛り込ませていただくのと、あと、機会を見つけていろいろな区の税のチラシ等に載せていくことは考えてございます。
◆
河村みどり 委員 口座振替になっている場合もあると思うのですが、そこも事前に御相談ができるということでよろしいんでしょうか。
◎平原
納税課長 口座振替の場合は、事前に、例えば六月三十日に引き落としがなされてしまう場合は、その前に申請をいただければその特例が適用になり、口座振替をストップするという形を取らせていただきます。そこについては、皆様からのお問い合わせを受けた段階で、こちらで口座でその方が引き落としになっている対象なのかどうかということを確認して、それで対応させていただく予定になっております。
◆
河村みどり 委員 ありがとうございます。本当に今苦しんでいらっしゃる方々が、こういった支援が一つできたわけなので、本当に必要としている人に、先ほどもお話しありましたけれども情報が届くような、周知はもちろん区の
ホームページ等でもしていただける、様々メール等でもしていただけると思うんですけれども、情報弱者の方、いろいろな様々な手続の中で、やっぱり御年配の方が何が何だか分からないという声がかなりありますので、例えばこのことに直接たどり着かなくても、何か相談が、違う課だとかというところでもちょっと生活に困っているんだなということが少しでも分かれば、こういった小さいことかもしれませんけれども、一言声をかけて差し上げるとか、チラシを渡して差し上げるとか、そういった体制を進めていただきたいことを要望させていただきます。
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○加藤たいき 委員長 次に、(3)その他ですが、ほかに
報告事項はありますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○加藤たいき 委員長 なければ、これで
報告事項を終わります。
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○加藤たいき 委員長 次に、3閉会中の
特定事件審査(調査)事項についてお諮りいたします。
1. 区政の総合的企画及び調整について
2. 行財政運営について
とすることに御異議ございませんでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○加藤たいき 委員長 異議なしと認め、そのように決定いたします。
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○加藤たいき 委員長 次に、4
協議事項に入ります。
(1)次回委員会の開催についてですが、年間予定である五月二十六日火曜日、時間は午前九時から開催したいと思いますが、よろしいでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○加藤たいき 委員長 それでは、次回委員会は五月二十六日火曜日午前九時から開催することと決定いたします。
以上で
協議事項を終わります。
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○加藤たいき 委員長 そのほか何かございますでしょうか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○加藤たいき 委員長 ないようですので、以上で本日の
企画総務常任委員会を散会いたします。
午前十一時三十九分散会
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署名
企画総務常任委員会
委員長...