• 公文書管理法(/)
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  1. 世田谷区議会 2020-04-22
    令和 2年  4月 企画総務常任委員会-04月22日-01号


    取得元: 世田谷区議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-03
    令和 2年  4月 企画総務常任委員会-04月22日-01号令和 2年  4月 企画総務常任委員会 世田谷区議会企画総務常任委員会会議録第四号 令和二年四月二十二日(水曜日)  場  所 大会議室  出席委員(十名)    委員長         加藤たいき    副委員長        羽田圭二                おぎのけんじ                山口ひろひさ                河村みどり                津上仁志                桃野芳文                つるみけんご                そのべせいや                青空こうじ  事務局職員    議事担当係長      岡本俊彦    調査係主任       阿閉孝一郎  出席説明員    副区長         宮崎健二
      政策経営部    部長          中村哲也    財政制度担当参事    松永 仁    政策企画課長      松本幸夫    経営改革・官民連携担当課長                高井浩幸    副参事         伊藤祐二   総務部    部長          田中文子    総務課長        後藤英一    人事課長        好永 耕   財務部    部長          小湊芳晴    経理課長        阿部辰男   施設営繕担当部    施設営繕第一課長    高橋一久    施設営繕第二課長    鳥居廣基   ◇ ~~~~~~~~~~~~~~~~ ◇ 本日の会議に付した事件  1.請願審査   ・ 令元・ 二五 号 丸山穂高衆議院議員に対する議員辞職勧告決議を国会にて採決するよう、世田谷区議会から国会に意見書の提出を求める陳情   ・ 令二・ 一 号 日本に「対外的情報省」を設立し、米軍横田基地の全面返還、縮小の意見書を国に提出する事に関する陳情   ・ 令二・ 四 号 習近平の国賓招待を撤回するよう国に意見書を提出するよう求める陳情   ・ 令二・ 五 号 犯罪者・習近平の入国を禁止するよう国に意見書を提出するよう求める陳情   ・ 令二・ 七 号 拉致被害者奪還のための朝鮮総連に対する制裁を行うよう国と東京都に意見書を提出するよう求める陳情  2.報告事項   (1) 第一回臨時会提出予定案件について   〔議案〕    ① 世田谷区立太子堂区民センター改修他工事(令和二年度)請負契約    ② 仮称世田谷区立玉川地域拠点保育園新築工事請負契約    ③ 世田谷区立教育総合センター新築工事請負契約    ④ 世田谷区立教育総合センター新築電気設備工事請負契約    ⑤ 世田谷区立教育総合センター新築空気調和設備工事請負契約    ⑥ 仮称世田谷区立花見堂複合施設新築工事請負契約    ⑦ 仮称世田谷区立花見堂複合施設新築電気設備工事請負契約    ⑧ 大六天橋耐震補強工事委託契約変更    ⑨ 財産(区立小学校指導者用デジタル教科書(教材))の取得    ⑩ 財産(校務用パーソナルコンピューター(区立小学校及び区立中学校配置用))の取得    ⑪ 財産(大容量ポータブル蓄電池)の取得   〔報告〕    ① 議会の委任による専決処分の報告(世田谷区玉川総合支所庁舎区民会館改築工事)    ② 議会の委任による専決処分の報告(世田谷区玉川総合支所庁舎区民会館改築電気設備工事)    ③ 議会の委任による専決処分の報告(世田谷区玉川総合支所庁舎区民会館改築空気調和設備工事)    ④ 議会の委任による専決処分の報告(世田谷区玉川総合支所庁舎区民会館改築給排水衛生設備工事)    ⑤ 令和二年一月分例月出納検査の結果について    ⑥ 令和二年二月分例月出納検査の結果について    ⑦ 令和元年度財政援助団体等監査の結果について    ⑧ 令和元年度工事監査の結果について   (2) 令和元年度工事請負契約締結状況(二月分・三月分)   (3) 懲戒処分の指針の一部改正について   (4) 被災自治体への職員派遣状況について   (5) 令和元年度都区財政調整再調整の結果について   (6) 新型コロナウイルス感染症に対する区の対応について   (7) 新型コロナウイルス感染症拡大に伴う区の緊急対応について   (8) その他  3.資料配付   (1) 株式会社世田谷サービス公社における令和二年度事業について  4.協議事項   (1) 次回委員会の開催について   ◇ ~~~~~~~~~~~~~~~~ ◇     午前九時開議 ○加藤たいき 委員長 ただいまから企画総務常任委員会を開会いたします。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○加藤たいき 委員長 本日は、請願審査等を行います。  議題に入る前に、四月一日付で理事者に人事異動がございました。お手元に企画総務領域の管理職一覧をお配りしておりますので、御確認願います。  また、委員会の運営に関しましては、新型コロナウイルス感染症の蔓延を防止する観点から、適宜、理事者の入替えを行います。理事者からの報告は簡潔明瞭に、また委員からの質疑も要点を絞っていただくなど、会議時間の短縮に向けた御対応をお願いいたします。  なお、会場が広くなっておりますので、声は大きめにお願いいたします。  それでは、1請願審査に入ります。  まず、(1)令元・二五号「丸山穂高衆議院議員に対する議員辞職勧告決議を国会にて採決するよう、世田谷区議会から国会に意見書の提出を求める陳情」を議題といたします。  本件に関して理事者からの説明は特にありません。  それでは、本件に対する意見と取扱いについて、それぞれの会派より併せてお願いいたします。 ◆おぎのけんじ 委員 自民党としては不採択でお願いいたします。 ◆河村みどり 委員 昨年の北方四島交流事業における丸山穂高衆議院議員による発言やまた行動は、旧島民の方々の心を傷つけ、国益を損ねかねない重大な事案でございました。その後、衆議院において丸山議員に対する糾弾決議が全会一致で可決されたにもかかわらず、いまだ衆議院議員として活動を続けております。  当時、丸山穂高議員は、日本維新の会の公認で当選しており、日本維新の会は、丸山議員を除名にはしましたが、辞職させることができなかったことについては、政党としての自浄作用が働いていないと言わざるを得ないことも付け加えておきたいと思います。  その後、丸山議員は、NHKから国民を守る党に入党しておりますが、議員は憲法の国民主権に基づき公人となっており、議員辞職勧告決議の採択においての拘束力はなく、最終的には次の選挙で有権者が判断することになることから、公明党の取扱いも不採択でお願いいたします。 ◆桃野芳文 委員 F行革も不採択です。 ◆つるみけんご 委員 Setagayaあらたも不採択でお願いいたします。 ◆そのべせいや 委員 当該議員の行動自体が、本人を話題にすることを目的にしていることを鑑みると、こうしてこの場で名前が出ていることすら彼の手のひらで躍らされていることにもなりますので、名前も出さずに、世田谷区議会としてもくみをしないということで、不採択でお願いします。 ◆青空こうじ 委員 不採択でお願いします。 ◆羽田圭二 委員 我が会派も不採択です。 ○加藤たいき 委員長 出そろいましたので、本件の取扱いについて、皆さん不採択ということですが、会議規則第百二十条において、「委員長が表決をとろうとするときは、問題を可とする者を挙手または起立させ、挙手または起立者の多少を認定して可否の結果を宣言する。」こととなっております。したがいまして、採択とすることでお諮りすることになりますので、御了承をお願いいたします。  それでは、採決は挙手によって行います。  本件を採択とすることに賛成の方の挙手を求めます。    〔挙手なし〕 ○加藤たいき 委員長 挙手なしと認めます。よって令元・二五号は不採択とすることに決定いたしました。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○加藤たいき 委員長 次に、(2)令二・一号「日本に『対外的情報省』を設立し、米軍横田基地の全面返還、縮小の意見書を国に提出する事に関する陳情」を議題といたします。  本件に関しても理事者からの説明は特にございません。  それでは、本件に対する御意見と取扱いについて、それぞれの会派より併せてお願いします。 ◆おぎのけんじ 委員 自民党としては不採択でお願いいたします。 ◆河村みどり 委員 今回のこの陳情に関しての理由の三段目に当たりますけれども、「我が国は、専守防衛からミサイル防衛強化に舵を切りつつあります」とあります。あくまでも我が国は専守防衛を堅持する姿勢を示しております。紛争を未然に防止していくことを目的に、専守防衛の範囲として二〇一六年に施行した平和安全法制の制定では、新三要件の厳格な要件で歯止めをかけ、隙間のない体制整備を構築しております。  また、日米同盟についても堅持していく姿勢と認識しています。現行の日米安全保障条約が調印されてから本年一月で六十年となり、日米の防衛協力体制の信頼性や実効性を強化していくことが最も現実的な選択である、この認識から、公明党といたしましても取扱いは不採択といたします。 ◆桃野芳文 委員 F行革は不採択です。 ◆つるみけんご 委員 Setagayaあらたも不採択でお願いします。 ◆そのべせいや 委員 情報が必要ということについては理解をしますが、新たに省庁まで設立をするということで、不採択とします。 ◆青空こうじ 委員 無所属も不採択でお願いします。 ◆羽田圭二 委員 立民社も不採択です。 ○加藤たいき 委員長 本件の取扱いについて、皆さん不採択ということですが、会議規則第百二十条の規定に基づき、採択とすることでお諮りすることになりますので、御承知をお願いします。  それでは、採決は挙手によって行います。  本件を採択とすることに賛成の方の挙手を求めます。
       〔挙手なし〕 ○加藤たいき 委員長 挙手なしと認めます。よって令二・一号は不採択とすることに決定いたしました。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○加藤たいき 委員長 次に、(3)令二・四号「習近平の国賓招待を撤回するよう国に意見書を提出するよう求める陳情」を議題といたします。  本件に関しても理事者からの説明は特にございません。  それでは、本件に対する意見と取扱いについて、それぞれ会派よりお願いいたします。 ◆おぎのけんじ 委員 自民党としては不採択でお願いいたします。 ◆津上仁志 委員 公明党としても不採択でお願いします。  ここに書かれていることが事実であれば、非常に人権を侵害するようなことでもありますので、こういったことは国際社会の中でしっかりと判断していくべき課題であるというふうに思います。日本が独自でこういった対応をしていくということは、世界とまた協調しながら進めていく必要があると考えますので、不採択とさせていただきます。 ◆桃野芳文 委員 F行革は不採択です。 ◆つるみけんご 委員 Setagayaあらたも不採択でお願いします。 ◆そのべせいや 委員 不採択でお願いします。 ◆青空こうじ 委員 無所属も不採択でお願いします。 ◆羽田圭二 委員 不採択でお願いします。 ○加藤たいき 委員長 本件の取扱いについて、皆さん不採択ということですが、先ほどと同様に、百二十条の規定に基づき、採択とすることでお諮りすることになります。  それでは、採決を挙手によって行います。  本件を採択とすることに賛成の方の挙手を求めます。    〔挙手なし〕 ○加藤たいき 委員長 挙手なしと認めます。よって令二・四号は不採択とすることに決定いたしました。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○加藤たいき 委員長 次に、(4)令二・五号「犯罪者・習近平の入国を禁止するよう国に意見書を提出するよう求める陳情」を議題といたします。  本件に関しても理事者からの説明はありません。  それでは、本件に対する意見と取扱いについて、それぞれの会派よりお願いします。 ◆おぎのけんじ 委員 自民党としては不採択でお願いいたします。 ◆津上仁志 委員 公明党も先ほどと同意見で不採択とさせていただきます。 ◆桃野芳文 委員 F行革は不採択です。 ◆つるみけんご 委員 Setagayaあらたは不採択でお願いします。 ◆そのべせいや 委員 不採択でお願いします。 ◆青空こうじ 委員 無所属も不採択です。 ◆羽田圭二 委員 不採択です。 ○加藤たいき 委員長 それでは、本件の取扱いについてお諮りしますが、先ほどと同様に、会議規則百二十条の規定に基づき、採択とすることでお諮りしますので、お願いします。  採決は挙手によって行います。  本件を採択とすることに賛成の方の挙手を求めます。    〔挙手なし〕 ○加藤たいき 委員長 挙手なしと認めます。よって令二・五号は不採択とすることに決定いたしました。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○加藤たいき 委員長 次に、(5)令二・七号「拉致被害者奪還のための朝鮮総連に対する制裁を行うよう国と東京都に意見書を提出するよう求める陳情」を議題といたします。  本件に関しても理事者からの説明はありません。  それでは、本件に対する御意見と取扱いについて、それぞれの会派より併せてお願いします。 ◆おぎのけんじ 委員 自民党としては不採択でお願いいたします。 ◆津上仁志 委員 公明党も不採択です。  要旨にある「日本国家は国民を護る意志が無いという誤ったメッセージを世界に発信しており」というふうにあるんですけれども、決してそんなことはなくて、事あるごとに、またサミットなんかでも問題提起をしながら国際社会に訴えかけているという点もありますので、事実に反していることがあるということで、不採択とさせていただきます。 ◆桃野芳文 委員 拉致被害者の一日も早い帰国というのは本当に国民の悲願だというふうに思いますけれども、そのために徹底的な制裁というのが唯一無二の選択肢かということについては疑念の余地もございますので、F行革は不採択でお願いいたします。 ◆つるみけんご 委員 Setagayaあらたは不採択でお願いします。 ◆そのべせいや 委員 拉致被害者奪還という目的について賛同しますが、手段のあり方について果たして正しいのかという点で、不採択とします。 ◆青空こうじ 委員 無所属も不採択でお願いします。 ◆羽田圭二 委員 不採択です。 ○加藤たいき 委員長 それでは、本件の取扱いについてお諮りしますが、先ほどと同様に百二十条の規定に基づき、採択としてお諮りしますので、お願いします。  採決は挙手によって行います。  本件を採択とすることに賛成の方の挙手を求めます。    〔挙手なし〕 ○加藤たいき 委員長 挙手なしと認めます。よって令二・七号は不採択とすることに決定いたしました。  以上で請願審査を終わります。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○加藤たいき 委員長 引き続きまして、2報告事項の聴取に入ります。  まず、(1)第一回臨時会提出予定案件について、議案①世田谷区立太子堂区民センター改修他工事(令和二年度)請負契約について、理事者の説明を願います。 ◎阿部 経理課長 それでは、世田谷区立太子堂区民センター改修他工事(令和二年度)請負契約について御説明いたします。  本工事は、太子堂区民センターの課題でありましたエレベーターの設置工事及び中長期保全計画に基づく改修工事を行うものです。  本件は、予定価格が一億八千万円以上の工事請負契約であることから、世田谷区議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第二条の規定に基づきまして、第一回区議会臨時会に議案として提出する予定のものでございます。  入札は本年四月三日に一般競争入札により行いました。  予定価格は二億九千五百三十八万三千円です。  落札者は株式会社儘田組で、契約金額は二億九千五百二十四万円、落札率は九九・九五%となっております。  工期につきましては令和三年二月二十六日となっております。  説明は以上でございます。 ○加藤たいき 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○加藤たいき 委員長 ここで理事者の入替えを行いますので、少々お待ちください。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○加藤たいき 委員長 次に、②仮称世田谷区立玉川地域拠点保育園新築工事請負契約について、理事者の説明を願います。 ◎阿部 経理課長 それでは、仮称世田谷区立玉川地域拠点保育園新築工事請負契約につきまして御説明いたします。  本工事は、保育施設再整備方針に基づきまして、玉川総合支所分庁舎の跡地において、区立奥沢西保育園と深沢保育園を移転統合し、玉川地域の拠点保育園として施設整備を行うものです。  本件は、予定価格は一億八千万円以上の工事請負契約であることから、世田谷区議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第二条の規定に基づき、第一回区議会臨時会に議案として提出する予定のものでございます。  入札は四月二日に一般競争入札により行い、予定価格は九億一千九百五十八万九千円となっています。  落札者は神興・中秀建設共同企業体で、契約金額は九億千九百四十九万円、落札率は九九・九八%となっております。  工期は令和四年一月二十八日で、複数年にわたりますので、債務負担を取っております。  説明は以上でございます。 ○加藤たいき 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。 ◆山口ひろひさ 委員 先ほどの件もそうなんですが、落札率が九九・九五、これは九九・九八で、入札のあれを見ると、落札業者以外が全部辞退しているんですけれども、この辞退の理由を教えてください。 ◎阿部 経理課長 この玉川地域拠点園のほうですと、やはり同時期にいろんな案件が出てくるということもあって、一つはいろんな工事の見積りを取る時間がかぶりますので、その関係でほかのものを優先したですとか、あるいは計算してみると、適正利益までなかなか到達しないんではないかという結果になったですとか、ほかの現場との関係で、予定していた技術者がなかなか回せないというような理由が主に出ております。 ◆山口ひろひさ 委員 いろいろ企業で見積りを取って、いろいろあると思いますけれども、どこに手を挙げるかというのもあると思いますけれども、たまたま偶然二つこういう形が重なったという理解でよろしいですか。 ◎阿部 経理課長 おっしゃるとおりでございます。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○加藤たいき 委員長 次に、③から⑤まで世田谷区立教育総合センター新築工事に係る請負契約三件について、一括して理事者の説明を願います。 ◎阿部 経理課長 世田谷区立教育総合センター新築工事世田谷区立教育総合センター新築電気設備工事世田谷区立教育総合センター新築空気調和設備工事請負契約につきまして、一括して御説明いたします。  世田谷区立教育総合センターは、教育総合センター構想に基づきまして、今後の新たな学校教育や教員の活動を支える総合的なバックアップセンターとして、旧若林小学校の跡地に現在の教育センター、ほっとスクール城山などを移転整備するものです。  本三件は、予定価格がいずれも一億八千万円以上の工事請負契約でありますので、世田谷区議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第二条の規定に基づき、第一回区議会臨時会に議案として提出する予定のものでございます。  入札は本年四月二日にそれぞれ一般競争入札により行いました。  工期につきましては三件とも令和三年九月三十日となっておりまして、複数年にわたりますので、債務負担を取っております。  初めに、世田谷区立教育総合センター新築工事について御説明いたします。  予定価格は十五億四百八十万円です。  落札者は白井・髙野建設共同企業体で、契約金額は十四億二千五百三十八万円、落札率は九四・七二%となっております。  次に、世田谷区立教育総合センター新築電気設備工事につきまして御説明いたします。  資料を御覧になっていただくと、予定価格は二億八千二百五万一千円でございまして、落札者は大雄・大新建設共同企業体、契約金額は二億七千八百三十万円、落札率は九八・六七%となっております。  続きまして、世田谷区立教育総合センター新築空気調和設備工事について御説明いたします。  予定価格は二億千七百九万六千円です。  落札者は大立・福吉建設共同企業体で、契約金額は二億千六十五万円、落札率は九七・〇三%となっております。  説明は以上です。 ○加藤たいき 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    ○加藤たいき 委員長 次に、⑥及び⑦の仮称世田谷区立花見堂複合施設新築工事に係る請負契約二件について、一括して理事者の説明を願います。 ◎阿部 経理課長 それでは、仮称世田谷区立花見堂複合施設新築工事及び世田谷区立花見堂複合施設新築電気設備工事請負契約につきまして、一括して御説明いたします。  仮称世田谷区立花見堂複合施設は、仮称花見堂複合施設基本構想に基づきまして、旧花見堂小学校の跡地に、代田南児童館、代田南地区会館を移転させるとともに、医療的ケアにも対応する障害児通所施設を併せて整備するものです。  本二件は、予定価格がいずれも一億八千万円以上の工事請負契約でありますので、世田谷区議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第二条の規定に基づきまして、第一回区議会臨時会に議案として提出する予定のものでございます。  入札は本年四月にそれぞれ一般競争入札により行いました。  工期につきましては二件とも令和三年十月二十九日となっておりまして、複数年にわたりますので、債務負担を取っております。  初めに、仮称世田谷区立花見堂複合施設新築工事について御説明いたします。  予定価格は十三億五千九百三十万三千円です。  落札者は中島建設・東京コーポレーション建設共同企業体で、契約金額は十三億二千万円、落札率は九七・一〇%となっております。  続きまして、仮称世田谷区立花見堂複合施設新築電気設備工事について御説明いたします。  こちらの予定価格は二億一千七百六十二万四千円で、落札者は由井・中央建設共同企業体で、契約金額は二億千七百二十五万円、落札率は九九・八二%となっております。  説明は以上でございます。 ○加藤たいき 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○加藤たいき 委員長 次に、⑧大六天橋耐震補強工事委託契約変更について、理事者の説明を願います。 ◎阿部 経理課長 それでは、大六天橋耐震補強工事委託契約の変更につきまして御説明いたします。  本件、大六天橋耐震補強工事委託契約は、令和元年第一回区議会臨時会におきまして、中日本高速道路株式会社東京支社を相手方として、契約金額二億七千五百九十四万五十二円、工期を令和三年三月三十一日とする内容で御議決をいただきまして、令和元年五月二十四日に契約締結をしたものでございます。  今回この契約変更の理由といたしましては、中日本高速道路株式会社東京支社の入札の不調によりまして、施工者が決まらず、工期を延伸する必要が生じましたので、今回、この工期を変更するものでございます。  変更内容といたしましては、工期を令和四年三月三十一日に延伸するものでございます。  なお、契約金額には変更はございません。  本件につきましては、令和二年第一回区議会臨時会に議案として提出するものでございます。  予算につきましては、令和二年第一回区議会定例会におきまして、債務負担の期間変更の御議決をいただいております。  説明は以上となります。 ○加藤たいき 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○加藤たいき 委員長 次に、⑨財産(区立小学校指導者用デジタル教科書(教材))の取得について、理事者の説明を願います。 ◎阿部 経理課長 それでは、財産(区立小学校指導者用デジタル教科書(教材))の取得につきまして御説明いたします。  本件は、令和元年度に行った令和二年度から令和五年度まで使用する小学校の教科書の採択に伴いまして、指導者用のデジタル教科書を購入するものでございます。  本件は、予定価格が六千万円以上の財産の取得であることから、世田谷区議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第三条に基づきまして、第一回区議会臨時会に議案として提出する予定のものでございます。  この入札は四月一日に指名競争入札により行いました。  相手方は株式会社大塚商会LA事業部公共グループ、契約金額は一億百四十万千三十六円、納期は令和二年六月三十日です。  購入数はデジタル教科書、この教材二十一品目、納入は区立小学校六十一校及び区役所教育委員会事務局でございます。  説明は以上です。 ○加藤たいき 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○加藤たいき 委員長 次に、⑩財産(校務用パーソナルコンピューター(区立小学校及び区立中学校配置用))の取得について、理事者の説明を願います。 ◎阿部 経理課長 それでは、財産(校務用パーソナルコンピューター(区立小学校及び区立中学校配置用))の取得につきまして御説明いたします。  本件は、区立小学校、中学校において、教員が児童生徒の成績や指導資料など、個人情報を扱う校務用として使用するノート型パソコンのうち、OSがウインドウズ7のものの買換え及び教員数の増に対応するため、今回購入するものでございます。  本件は、予定価格が六千万円以上の財産の取得であることから、世田谷区議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第三条に基づきまして、第一回区議会臨時会に議案として提出する予定のものでございます。  こちらの入札は四月一日に指名競争入札により行いました。  契約金額は九千七百四十六万千五百四十円で、落札者は株式会社内田洋行営業統括グループでございます。  納期につきましては令和二年七月十五日、購入台数は千三百台でございます。  設置場所につきましては区立小学校、区立中学校及び教育センター、教育委員会事務局となっております。  説明は以上でございます。 ○加藤たいき 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。 ◆山口ひろひさ 委員 これは財産の取得のほうになる。ちょっと先ほどの建設のとは違うと思うんですけれども、辞退が出ているんですけれども、この辞退の理由というのはどういうことなんでしょうか。 ◎阿部 経理課長 こちらは、仕様を満たす物品がなかなか入手できない、手配できないといった声が多くて、もう一つは、結果として他社を通じた入札にするという判断になったというところが一か所といったところでございます。 ◆山口ひろひさ 委員 結果として――もう一回、ちょっと聞こえなかったです。すみません。 ◎阿部 経理課長 申し訳ないです。一旦入札参加の意思を表明したんですけれども、その後の検討で、他社を通じて、ほかの方を通じて入札に参加するという判断に至ったという辞退届を頂いております。 ◆津上仁志 委員 ほかの委員の方も以前に指摘されたかもしれないんですけれども、こういうパソコンなんていうのは、年月というか、すぐいろんな機種が出てきたり、技術も発展していくんですけれども、リース契約にしなかった理由というのはどういった理由なんですか。 ◎阿部 経理課長 そちらにつきましては、やはり区の方針として、どうしてもリースは料率が乗るということがありますので、経費的に高くなるという傾向ですので、区の方針としては、こちらのほうはリースはなるべく控えるということで、それに基づいて購入にしております。 ◆津上仁志 委員 リースのほうが高いという判断をされているということですね。 ◎阿部 経理課長 そのとおりでございます。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○加藤たいき 委員長 ⑪財産(大容量ポータブル蓄電池)の取得について、理事者の説明を願います。 ◎阿部 経理課長 それでは、財産(大容量ポータブル蓄電池)の取得につきまして御説明いたします。  本件は、相次ぐ大規模災害の状況を鑑みまして、区民の情報収集手段等の確保のため、指定避難所等に配備する大容量ポータブル蓄電池を購入するものでございます。  本件は、予定価格が六千万円以上の財産の取得であることから、世田谷区議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第三条に基づきまして、第一回区議会臨時会に議案として提出する予定のものでございます。  入札は四月一日に指名競争入札により行いました。  相手方は福西電機株式会社、契約金額は一億三千百四十五万円、納期は令和二年八月三十一日で、予算につきましては第一回区議会定例会にて補正予算の御議決をいただいております。  購入数は百七台、設置施設は区立若林小学校ほか指定避難所と帰宅困難者支援施設、こちらを合わせて百七か所でございます。  説明は以上でございます。 ○加藤たいき 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○加藤たいき 委員長 次に、報告①から④までの議会の委任による専決処分の報告、世田谷区玉川総合支所庁舎区民会館改築工事関連四件について、一括して理事者の説明を願います。 ◎阿部 経理課長 それでは、議会の委任によります専決処分につきまして御報告いたします。  本件、世田谷区玉川総合支所庁舎区民会館改築工事ほか三件は、平成二十九年第三回区議会定例会におきまして、工期をいずれも平成三十二年――令和二年でございます――四月三十日とする内容で御議決をいただきまして、平成二十九年十月二日にそれぞれ契約締結をしたものでございます。  なお、対象工事は、資料に記載のとおり、建築工事のほか、関連する設備工事が三件の計四件でございまして、四件とも契約金額及び工期についての変更でございます。  初めに、世田谷区玉川総合支所庁舎区民会館改築工事についてです。  契約の相手方は東光・神興・大洋建設共同企業体、契約金額は四十七億六千二百八十万円です。  こちらの変更理由は、近接工事に伴う鉄道事業者との協議の結果、施工手順の見直し及び使用機材の変更がありまして、工期延伸の必要が生じましたため、契約金額と工期を変更するものでございます。  変更内容は契約金額が千百六十一万六千円増の四十七億七千四百四十一万六千円で、工期を令和二年六月二十九日に延伸するものでございます。  なお、工期につきましては、この後御説明する設備工事につきましても、いずれも同日の六月二十九日に延伸するものでございます。  続きまして、電気設備工事につきましてです。  契約の相手方は米沢・成電工・小野建設共同企業体、契約金額は十一億五千三百四十四万円です。  変更理由は建築工事に工期延伸の必要が生じたこと及びユニバーサルデザイン推進条例施行規則改正に伴いまして、光警報装置を設置する必要が生じたことから、契約金額と工期を変更するものでございます。  変更後の契約金額は千六十四万八千円増の十一億六千四百八万八千円でございます。  続きまして、空気調和設備工事につきましてです。  契約の相手方は大橋・大曽根建設共同企業体、契約金額は八億五千二百十二万円です。  変更理由は建築工事に工期延伸の必要が生じたことに伴いまして、契約金額と工期を変更するものでございます。  変更後の契約金額は二百三十六万五千円増の八億五千四百四十八万五千円でございます。  続きまして、給排水衛生設備工事についてです。  契約の相手方は大立・第一建設共同企業体、契約金は三億二千九百四十万円です。  変更理由は、建築工事に工期延伸の必要が生じたことに伴いまして、契約金額と工期を変更するものでございます。  変更後の契約金額は七十九万二千円増の三億三千十九万二千円でございます。  こちらの専決処分日でございますが、地方自治第百八十条第一項の規定に基づき、議会の委任による専決処分として、いずれも令和二年四月七日に行いました。  本四件につきましては、第一回区議会臨時会に御報告をさせていただくものでございます。  説明は以上となります。 ○加藤たいき 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。 ◆桃野芳文 委員 変更理由のところで、「近接工事に伴う鉄道事業者との協議の結果、施工手順の見直し及び使用機材の変更」というのがあって、その表現がちょっと微妙に違うところが、その工期延伸の必要の中身について書いていないところもあるんですけれども、これはそれぞれ同じということでいいんですか。単に省略しているだけということでいいんですか。 ◎阿部 経理課長 そもそもが、昨年、区民生活委員会でも御説明があったと思うんですけれども、近接しているまさに大井町線、あちらが道路を挟んで近接ということで、やはりその地下の工事をするに当たって非常に詳細な協議が必要になるということに伴って、工事施工後に詳しいその調整を行ったところ、想定よりも工程が増える工事が必要になるということになって、それが原因となって本体工事、建築工事の工期を延ばす。本体の建築工事が延びますと、それに付随している設備工事もやはり延ばさざるを得ないということがありますので、それが、表現の少し違いになっていると思います。 ◆桃野芳文 委員 大本の原因は一つだということでいいんですか。 ◎阿部 経理課長 おっしゃるとおりです。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○加藤たいき 委員長 次に、⑤令和二年一月分例月出納検査の結果についてから⑧令和元年度工事監査の結果についてまでの四件について、一括して理事者の説明を願います。 ◎後藤 総務課長 令和二年一月分、二月分の例月出納検査の結果、令和元年度財政援助団体等監査の結果及び令和元年度工事監査の結果、以上四件につきましては、告示日に議案とともに配付させていただきますので、よろしくお願いいたします。
    ○加藤たいき 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○加藤たいき 委員長 次に、(2)令和元年度工事請負契約締結状況(二月分・三月分)について、理事者の説明を願います。 ◎阿部 経理課長 それでは、令和元年度二月分、三月分の工事請負契約の締結状況につきまして御報告いたします。  契約の締結状況につきましては、資料、お手元の一覧表記載のとおりでございまして、二月分は土木工事三件、建築工事三件、造園工事一件で、契約金額の合計は四億五千九百二十八万八千五百円となっております。  また、三月分は、土木工事一件、建築工事八件、設備工事七件で、契約金額の合計は十三億七千九百九十五万二千五百三十円となっております。  説明は以上です。 ○加藤たいき 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○加藤たいき 委員長 なしということですが、ここで理事者の入替えを行います。少しお待ちください。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○加藤たいき 委員長 次に、(3)懲戒処分の指針の一部改正について、理事者の説明を願います。 ◎好永 人事課長 それでは、懲戒処分の指針の一部改正につきまして御報告いたします。  初めに、1の主旨でございます。区では、懲戒処分を実施する際の判断基準を明らかにするとともに、職員の非違行為を未然に防止することを目的に懲戒処分の指針を定めております。懲戒処分の指針では、職員の非違行為に関して代表的な事例を選び、それぞれにおける標準的な処分量定を定めておりますが、指針に事例のない非違行為が発生し、また公文書管理条例等に基づく公文書の適正管理を初め、ハラスメントの防止や個人情報の保護など、職員にはより適正な職務の遂行が求められております。こうした状況に的確に対応し、職員のさらなる自覚を促して、非違行為を未然に防ぐとともに、服務規律の徹底を図るために、懲戒処分の指針について一部改正を行いました。  2の主な改正内容についてですが、(1)基本事項に書いてありますこととしまして、具体的な量定の決定に当たっては、過去に行った非違行為の事例にも照らして総合的に判断することといたしました。  具体的には、別紙2、懲戒処分の指針のホチキス留めの本体を御覧いただきたいと思います。こちらの第1基本事項の二段落目になりますけれども、具体的な処分の量定の決定に当たりましては、これまではこちらにございます①から④までの諸要素を考慮した上で総合的に判断するものとしておりましたが、これらに加え、当該職員が過去に行った非違行為の事例にも照らして、総合的に判断することといたしました。  また、第二標準例につきましても、こちらの事例にない非違行為が発生していることから、国や東京都を初めとした他の自治体の指針も参考にしまして、別紙1を御覧いただきたいと思います。別紙1のとおり、標準的な事例の追加及び見直しを行いました。  施行日は令和二年四月一日とさせていただいておりまして、今後、職員に非違行為があった場合には、本指針を踏まえまして、対処させていただくこととなります。  御報告は以上でございます。 ○加藤たいき 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。 ◆桃野芳文 委員 現在のその懲戒処分の指針で、加重の要件がしっかりと書いてあると思うんです。今の御説明のあったまさに基本事項の二段落目のところが、恐らくその加重要件を表す一文だというふうには思うんですけれども、簡単に言うと、表現が分かりづらいと。今のその懲戒処分の指針には、きちっとこういう場合は加重するよ、加重できるよというふうに書いてあるわけですよね。誰が見ても分かる内容だし、そこを見て、例えばその同じ内容の非違行為を繰り返して懲戒処分を受ける場合は、これはもう加重するんだよというふうに、組織としての強い戒めを与えるよという意思がそこに私は表れていたと思うんですよ。その文章がいいか悪いかは、中身についてはこれまでも申し上げてきたけれども、それについては分かりやすくちゃんと組織としての意思を示していたと思うんです。  この新しい懲戒処分の指針については、そこの表現が弱まっているというふうに私は思うんですけれども、前回と同じような、中身を少し変えるべきだとは言ってきたけれども、前回のように、この組織の意思としてしっかり示していたのに、それを曖昧な表現に変えてしまったことについては、これはどういう理由なんでしょうか。 ◎好永 人事課長 今、委員の御指摘のありました点も考慮して改正したということでございます。以前の懲戒処分の指針については、同様の非違行為を行って処分した者については加重するということでございました。今般については、懲戒処分の有無にかかわらず、非違行為を行った者、過去の非違行為も総合的に加えて、それに照らして判断するということで、少しこちらの処分についての材料といいますか、非違行為の範囲を広げて、総合的に判断する裁量を広げております。  その中で、今までの表現では加重ということでございましたけれども、処分をしても、なお反省をしないというような行為については、やはり加重するということになりますけれども、同様の処分があるかないかにかかわらず、また違う処分をしたかしないかにかかわらず、過去の非違行為を広く加味して、総合的に判断するのが得策と考えまして、このような表現にいたしました。  説明は以上でございます。 ◆桃野芳文 委員 今の課長の説明を聞いて、今の懲戒処分の指針よりもよくなるという、私の考えてきたことに近くなるんだろうなというふうには評価はできるんですが、やはりこういう懲戒処分の指針というのは、これを読んだときに、職員の皆さんも、その組織の姿勢、態度がしっかりと分かるような形に私はしておいたほうがいいと思いますし、その非違行為の繰り返しによって、繰り返しがある場合は、これは加重要件に当たるんだよということをもう少しダイレクトに私は示しておくべきなんではないかなというふうに思います。これはもう意見として申し上げておきます。  それで、公文書の不適切な取扱いというようなことも、これは新たに加わったところで、これは公文書管理条例の制定に関する議論のところでも申し上げてきたことで、まさにこの公文書の扱いというのは、民主主義の根幹をなすものですし、昨今、国会でも大きな問題になっている部分ですから、これはしっかりとここに書き込んでいくということは非常によいことなんだというふうに思います。一方、民主主義の根幹という意味では、私は行政と議会の関係というのもすごく大事な部分を担っていると思うんです。  この(8)の虚偽報告というところなんですが、ここの解釈なんですけれども、これを読む限りは、恐らく行政と議会との関係については書いていないと思うんです。その懲戒処分の考え方として、例えば議会での虚偽の答弁、これは懲戒処分の対象になるんだよということで、私がこれは入っていないんだと思うんだけれどもというのは私の主観なので、これは入っているのか入っていないのか、そういうことが懲戒処分の指針の中に入っているのか入っていないのかというのをまず教えてください。 ◎好永 人事課長 (8)の虚偽報告でございますけれども、今のところ想定としましては、「事実をねつ造して虚偽の報告を行った職員」ということですので、その報告の内容に照らして判断していくものでございまして、当然ながら、事実を捏造したとか、虚偽の報告を行ったという相手先については、ここに書いてありませんけれども、この内容を行った行為については、この懲戒処分の指針の対象になるというふうに考えております。当然ながら、議会への報告に対しては、区内部の意思決定等を経ておりますので、その中でまずは判断されるものになるかと思っております。 ◆桃野芳文 委員 議会に対してその報告をする前に、組織の中で共有化されているから、それがそのまま事実と違うことを共有し、事実と違うことを報告した場合は懲戒処分の対象だというのは、今の説明だと思うんですが、一方、議会での報告では、例えば委員会での報告などではなくて、例えば議会での答弁なんかは、特に皆さんの中で一定の議論を経た上で出てくるものばかりではないと思うんですよ。質問されたことに対して答えたことが事実と違うと、それがなおかつ、故意に事実と違うことを答えたということは、これまでもあるわけですよ。つい最近でもありましたけれども、教育長が謝ったりしていましたけれども、そういうことについては対象になるんですか。 ◎好永 人事課長 そこの部分、詳細には想定をしておらないのが事実でございます。ただ、捏造とか虚偽の報告と、認識の違いによる解釈が不十分だったことによります答弁、それが結果的に事実と異なったものであったとするならば、そこは説明をした上で、認識が不十分だったということでの答弁のし直し等があれば、こちらの捏造とか虚偽の報告には当たらないというふうに考えております。 ◆桃野芳文 委員 その事実の認定については、いろいろ幅があると思うんですけれども、まさに文字どおり、事実を捏造し、虚偽の答弁を行った職員は、停職、減給または戒告とするというふうに読み替えてもいいんですかという質問です。 ◎好永 人事課長 まさに事実の捏造、虚偽の報告、程度にもよりますけれども、先ほどの事実認識の違いとか、単純な過ち等でうっかり発言してしまったものは除かれると思いますけれども、そのとおり事実を捏造、虚偽の報告と認定されたものについては、このとおりの懲戒処分の指針に照らして判断されるべきものと考えております。 ◆桃野芳文 委員 言葉の問題なので正確にやりたいんですけれども、その「事実をねつ造して虚偽の報告を行った職員は、停職、減給又は戒告とする。」の部分の虚偽の報告というのは、それは虚偽の答弁と読み替えてもいいんですか。 ◎好永 人事課長 読み替えるかどうかについては、そこまで想定しておりませんので、そこはしっかり確認した上で判断していきたいと思いますけれども、虚偽の報告については、当然ながら区の中の意思決定に基づいて議会への答弁をしていると思いますので、そこの報告をもって虚偽の報告ということで処分の対象となることもありますでしょうし、単純に議会の場において、上司の報告もなく虚偽の答弁をしたということについては、そこの虚偽の内容、捏造、そこら辺の内容を確認した上で、意図的に、恣意的に判断して答弁したかどうかの有無について確認した上で、こちらの虚偽報告の懲戒処分の対象にするかどうか判断されるべきものと考えております。 ◆桃野芳文 委員 その判断で、事実を捏造して、虚偽の答弁を行ったというふうな判断がなされれば、そういう事実が認定されれば、その職員は停職、減給または戒告とするというのがこの新しい懲戒処分の指針の中身だというふうに理解していいんですよね。それはちょっと私はこだわって聞きたいです。 ◎宮崎 副区長 今再三、課長のほうから申し上げております議会の答弁というものについてのものを想定してこの表現を取ったということではないということはまず、報告ということと議会で御答弁していることは、ある意味区の意思を示しているものですから、議会のほうへ聞かれたことに対して御報告しているという思いでお答えしているということではないんじゃないかと思います。  ただ、一般服務関係というところにこれを掲示しておりますので、そういうことがもし起きたときに、まさに議会の御答弁について本来ふさわしくないというようなものがあれば、この間もそうですけれども、しかるべき人間が謝罪をする、もしくは撤回をさせていただくということもしますし、それでは、結局行った人間に対しての意思が本当に働いているんだとすると、それはやっぱりよろしくないことですので、当然処分対象とするかどうかということをそこで一義的には考えさせていただいて、結果、その処分対象という形になれば、今度は、この今示させていただいている部分の中を照らしながら、ここに例えば参照できるのかどうかというようなことで判断をさせていただきたいと、こう思っていまして、今お尋ねの議会のその御答弁ということと、この虚偽報告ということが重ね合わせて判断、こういう掲載をしたということではないというふうに考えております。 ◆桃野芳文 委員 これまでも信用失墜行為という言葉で、対議会に対して事実と異なる答弁をしたときに、懲戒処分の対象になったという例があると思いますけれども、やっぱり私はつい最近起こった事例なんかも含めて、やっぱり議会に対して故意に事実と違う答弁をするというのは、これは本当に民主主義を揺るがす事態だと思いますから、そういうことについては、組織としてしっかりとこういう懲戒処分の指針も含めて、私はそれは戒めの対象になるんだということをしっかりと示しておくべきだというふうに思います。意見にします。 ◆そのべせいや 委員 ハラスメント案件ですとか、今、桃野委員がおっしゃっていた議員、あるいは一般区民の方に何か御報告をするような内容ですとか、相手方があるものについて、この下した処分について、本人は恐らく不服申立てなどができる制度になっているかと思うのですが、被害があった相手方から、余りにも、例えば戒告になったとか、処分がほとんど下されなかったということで不服を申立てするということは制度としてできますか。 ◎好永 人事課長 当然ながら、懲戒処分に対しての不服申立てはできますけれども、今の御質問は申し立てたものでしょうか。 ◆そのべせいや 委員 被害に遭った側が不服を申し立てることができるかという内容です。 ◎好永 人事課長 それは処分をされた者ではないので、できないと思います。 ◆そのべせいや 委員 その場合は裁判で争えばいいということでよろしいでしょうか。 ◎好永 人事課長 処分の対象になっていないので、当然ながら裁判を起こす目的が成り立つかどうかということであると疑問に思いますけれども、いずれの場合におきましても、裁判が起こせないというわけではないと思いますけれども、少なくとも処分の対象ではないので、それを不服として裁判を起こすことはできないと考えております。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○加藤たいき 委員長 次に、(4)被災自治体のへ職員派遣状況について、理事者の説明を願います。 ◎好永 人事課長 それでは、被災自治体への職員派遣状況につきまして御報告いたします。  区では、東日本大震災で被災した自治体の復興を支援するために、平成二十四年度より宮城県南三陸町及び気仙沼市へ中長期の職員派遣を継続的に行っております。また、平成二十九年度からは、熊本地震で被災した熊本市の支援のために、同様に職員の派遣を行ってまいりました。  令和二年度の派遣状況でございますが、(1)、(2)にありますとおり、今年度も南三陸町及び気仙沼市への派遣を継続しております。  南三陸町及び気仙沼市におきましては、昨年度はそれぞれ二名の派遣でありましたが、先方との協議の結果、今年度はそれぞれ一名の派遣としております。  なお、今年度、南三陸町及び気仙沼市に派遣している職員は、両名とも昨年度に引き続いての派遣となります。  一方、熊本市におきましては、昨年度が復興計画期間の最終年度であったこともありまして、今年度は中長期の職員派遣は要請しないとのことでしたので、職員の派遣は行っておりません。  御報告は以上でございます。 ○加藤たいき 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○加藤たいき 委員長 次に、(5)令和元年度都区財政調整再調整の結果について、理事者の説明を願います。 ◎松永 財政制度担当参事 令和元年度都区財政調整再調整の結果について御報告をいたします。  本件につきましては、四月十日付でポスト投函をさせていただいたものでございます。  令和元年度の都区財政調整の交付金につきましては、昨年八月の当初算定時での算定残が二百五十六億一千万円ほどございました。昨年につきましては、調整税である市町村民税法人分や固定資産税が増収となりまして、最終的な財源超過が約四百二十億円となったため、普通交付金の再調整が行われたものでございます。  この結果ですが、世田谷区の算定結果、お手元の資料の1にございますとおり、普通交付金(C)が当初算定に比べまして三十五億七千五百三万一千円増の五百三十一億九千六百四十三万一千円となっております。また、特別交付金(D)につきましては三十三億二千九百六十六万四千円となり、令和元年度の都区財政調整交付金の総額(E)になりますが、五百六十五億二千六百九万五千円となっております。  資料の裏面でございますが、こちらは当初算定時との比較を載せております。  1の普通交付金ですが、基準財政需要額(A)欄になりますが、再調整といたしまして、当初算定と比較しまして三十五億七千五百三万一千円増の千七百七十億七千十七万六千円となったものでございます。同じ表の基準財政収入額(B)欄、こちらにつきましては、当初算定時点と変更はございません。その結果、令和元年度の普通交付金五百三十一億九千六百四十三万一千円となったものでございます。  その下、表の下の2の特別交付金につきましては、表のA欄、災害等の特別の財政需要・財政収入の減少といたしまして七千七百七十二万四千円、次に、B欄の基準財政需要額で捕捉されなかった財政需要といたしまして九億二千三百三十九万八千円、次のC欄、その他特別の事情といたしまして二十三億二千五百五十九万五千円の算定となっております。以上の結果、特別交付金合計で三十三億二千九百六十六万四千円となっております。  説明につきましては以上でございます。 ○加藤たいき 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○加藤たいき 委員長 次に、(6)新型コロナウイルス感染症に対する区の対応について、理事者の説明を願います。 ◎後藤 総務課長 それでは、御報告いたします。  コロナウイルス感染症につきましては、1の主旨を御覧ください。都の緊急事態措置を踏まえた区の対応については、都度メール等で情報提供をさせていただいているところですが、これらの情報を改めて整理しまして、関連する区の業務体制等と併せてこのたび御報告をさせていただきます。  2区の対応を御覧ください。まず、(1)に記載の対策本部を三月二十六日に設置し、全庁を挙げた実施体制を整備しました。この本部で各種施設や事業の対応を議論し、決定してきたところですが、この間の対応状況を(2)に整理してございます。  上から行きますと、保育施設は五月六日まで休園、仕事を休むことが困難な場合には応急保育を実施、新BOPも六日まで休止、仕事を休むことが困難な場合には利用可能、社会福祉施設、裏面の高齢者施設を含めましてですけれども、事業継続を基本としまして、一部例外の事業がある。学校につきましては、一日まで休業、二日から連休になりますので、実質は六日までとなりますけれども、区民利用施設、区主催のイベントは五月三十一日まで休止、中止としてございます。  続きまして、(3)区の窓口等業務です。官公署は、社会生活を維持する上で必要な施設とされまして休止要請の対象ではないことから、窓口業務を含め、区の業務は感染リスク軽減を図る取組の下、基本的に継続としてございます。  この区の業務継続に当たり、具体的なリスク軽減の取組につきまして、(4)を御覧ください。①在宅勤務、②職員が別の場所に移動して勤務、③週休日に勤務を割り振る、④時差勤務、⑤休憩時間の変更の実施等でございます。  なお、業務の集中している所管に対しましては、他所管職員の業務補助等、庁内の協力体制整備にも取り組んでいるところでございます。  (5)感染予防に伴うマスクの配付ですが、記載のとおり、これまで四十万枚以上を区民と接する機会の多い職場の職員等へ配付をしてございます。  最後に、(6)世田谷、玉川両医師会の御協力の下、PCR検査の体制を拡充してまいります。  二枚目以降に、ただいま御報告させていただきました各項目につきまして、これまでメール等で情報提供した最新のものを改めて参考資料としておつけしております。  説明は以上です。 ○加藤たいき 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。 ◆桃野芳文 委員 二ページの今御説明のあった「業務が集中している所管に対しては、他所管の職員による業務補助等、庁内の協力体制整備に取り組んでいる」ということなんですけれども、もちろんその限られた人員で一生懸命やっていらっしゃるんだろうなというのは容易に想像はつくんですけれども、もっと大胆に人を増やせないのかというふうに思うんです。  保健所だとか、あと一時金の支給だとか、そういうことでその相談の電話が殺到しているというふうに聞いているんですよ。区民の皆さんからも、例えば保健所の帰国者・接触者相談センターには、一日ずっと電話しても全然つながらないというような御相談も頻繁に受けています。ただ、それを保健所に私が今言うと、逆に保健所のほうも、余計そんな議員に答える電話一本が負担だと思うし、保健所には直接それについては私は言っていません。  例えば電話回線をこの間増やしてきたとかいうことも聞いていますけれども、それでも一日電話してもつながらないんだから、それは電話回線をもっと増やすなり、いわゆる電話のオペレーションは、まず一次的なオペレーションは、専門的な知識がなくても、いわゆる事務的な仕事に従事している職員で取れるんだろうから、例えばそこの部分も臨時的に人を雇用するとか、アウトソーシングするとかしていかないと、一日電話してもつながらないというような状況をずっと続けているわけに、私はいかないと思うんです。そこは組織として、人事的な手当てについてどういうお考えなのかというのを聞かせていただきたいです。 ◎後藤 総務課長 ありがとうございます。お話しいただいた保健所の体制につきましては、四月に入りましてからもこの間強化を図っているところでございます。  お話がございました人員体制、それから場所の部分、感染リスクを防止するという意味でも、保健所としての場所を拡大すること、それから電話回線の増設についても行っているところです。また、お話がありました例えば一般的なお問い合わせについて、保健所の職員が対応をそこで時間を取られてしまうことのないような工夫だとかについても、現在、保健所と協議をしながら、何か体制が取れないかということで検討しているところでございます。  電話回線につきましても、従前から、四月の中旬に倍に回線を増やしまして対応しているところでございます。また、人事体制につきましても、他部で業務が縮小されているような職場等を中心にお声かけをさせていただいて、どんどん強化をしていけるような形で、今現在でこれでもう全てですということではなくて、さらにできるよう、体制を強化していきながら進めていきたいと考えております。 ◆桃野芳文 委員 電話回線を増やしたというのも聞いているんですけれども、三本を六本に増やしたというぐらいでは追いついていない話ですし、漏れ伝え聞くところでは、やっぱり保健所はもうパンク状態だというふうに聞いていますから、それはしっかりと仕事をしていただかなきゃいけないという意味でも、やっぱり人の面でも手当てしなければいけないところについては、早々に手当てするべきだというふうに思います。  あともう一つ、PCR検査の体制拡充についてというような報告もありましたけれども、これは区長がテレビでPCR検査を拡充したんだというふうにおっしゃっていたけれども、そのときに区長がテレビで掲げていたフリップを見ると、それは確かに医師会の皆さんに御協力いただいてPCR検査が増えるように見えるんだけれども、それも保健所が一回受けてから、その新たな体制のほうにつながなきゃいけないということになっていたんですよ、フリップを見たら。別に区長に直接聞いたわけじゃないけれども、なっていたわけですよ。だから、それも、この検査の体制拡充についてということについても、それは検査を拡充しても、結局保健所が詰まっちゃったら、保健所が逼塞になっちゃったら、そっちの検査に進めないわけですよ。だから、検査を拡充したんだって、区長はすごく立派なことを言っていたけれども、でも、やっぱりあの仕組みでやるんだったら、保健所を強くしないと検査の拡充にはつながらないはずなんですよ。  だから、この体制拡充についてとさらっと「世田谷区医師会、玉川医師会の協力のもと検査体制を拡充する」と書いてあるけれども、これは本当にその実質的な検査の拡充につながるのかどうか、それについてもう少し教えてもらえますか。 ◎宮崎 副区長 今日おつけしている参考資料で、既に各委員のほうにお配りしている資料が束になっていますが、その一番後ろのところをちょっと御覧いただきたいんですが、今、桃野委員からお話のあった件については、まさに保健所そのものの機能をもうちょっとフル稼働させるためには、先ほど御説明のあったそのフリップですけれども、あれでは非常に、言葉はよくないですけれども、中途半端な状態になりまして、保健所のほうにもかなり、さらに電話が集中しているというのが現状です。  この方式を取っていますのは、ちょっと記憶では、四月十六日に、一つは、検査の中身が増えても、その後の行き先のところが、東京都がいろいろ工夫して、ホテルの確保とかそういうことが動き出して、一定の数が見えてきた段階でさらに強化策を図ろうということで動いているわけですが、そもそもその両面、今、桃野委員からあったように、このまんま検査を受ける受けないということから受けていたんでは、やっぱり保健所はパンクしますし、さらには、検査をした結果の部分を保健所のほうにその後またバトンタッチとなると、そこでもまた膨らんでくるという両面の部分から、この方式だけでは不十分だったということは認識しております。  今、厚労省、東京都のほうととも、この辺の構造をさらに変えていくという協議をしておりますが、そこの部分については、もうしばらく結論が引っ張られている状況でして、この拡充という意味は、今御指摘のあった点は十分認識しておりますので、もうちょっとその結論を出す部分においては、数日ということで考えていますけれども、お待ちいただきたいと、こういうふうに考えております。 ◆桃野芳文 委員 報道を見ていると、新宿区の例は大きく報道されていますけれども、報道を見る限りはですよ。事実は分かりませんけれども、報道を見る限りは、保健所を通さないで、医師会が検査できる場所をつくるというようなことをやるんだということで報道されていますけれども、それができるのか。世田谷区において、新宿区とは違うんだという何か別の要素があるのかもしれないし、ないのかもしれませんけれども、とにかく区長がテレビで示したあれを、いかにもすごいことをやっているかのように、区民の皆さんが見ている前で示してしまうのは、私はやっぱり誤解を招くと思うし、区長のツイッターも私はずっと見ていますけれども、ツイッターでもまた似たような形で、PCR検査の検査渋滞はもう解消の一歩手前だみたいなことまで書いていますから、ちょっとそういう表現はやめていただきたい。区民の皆さんに混乱を招くし、一日中電話してもつながらない人が見たらびっくり仰天ということですから、そういうことについてはもう本当にやめていただきたいということを、副区長に言ってもしようがありませんけれども、申し上げておきます。 ◆山口ひろひさ 委員 ちょっと所管が違うので、分かる範囲でいいんですけれども、この児童館のところなんですけれども、原則はやるという形ですけれども、ずっと下を読んでいくと、やむを得ない場合は一部または全部を休止と書いてあるんだけれども、これはもうそこの児童館の判断でやるやらないって決めているということなんですか。ばらばらなんでよく分からないんですけれども。 ◎後藤 総務課長 原則、どうしても困る方についてのみ受けてくださいということで、その一定のラインはお示しして共有化はしているんですけれども、個別対応で各種それぞれの――新BOPのほうですよね――やっているところについては対応しているところですが、児童館は休館となっておりますので。 ◆津上仁志 委員 一点、先ほど桃野委員もおっしゃっていたんですけれども、電話が集中している理由として、いろんな発熱があったりしてお問い合わせがあるということも考えられるんですけれども、ほかの区では発熱外来みたいなことの設置みたいなことで動いていらっしゃるところもあるみたいなんです。その辺りのお話というのは医師会とはどのような形に今進んでいらっしゃるのか、お分かりになれば教えていただきたいんですけれども。 ◎宮崎 副区長 発熱外来というのは、もともと保険適用もできると。要するに並走型を厚労省が提唱した以降で、この発熱外来という部分の機能がかなり高まってくるんですけれども、今までの行政検体と言われている、いわゆる保健所テリトリーの中だけで検査を進めていくという範囲の部分からですと、仮に病院のほうに受診された人も全部保健所に流れてくる、問い合わせも含めて来る、これでは結局全てが保健所のところで集約されてくると。この方式から、直接外来に行って、そこから検査のほうまで流していく。そのためには、診察も含めてしていくということも必要になってくるんですけれども、このルートをつくることによって、両面からその検査の必要な人の分をカバーしていくというのがもともとこの発想ですので、この発熱外来のところについては非常に意味があると思っています。
     当然そのためには、病院側のほうとか、それから施設側のところの受け皿とか、そういうもののスタッフの体制も含めてが出来上がっていないと、なかなかその部分は一歩進めるということが難しいということも言えます。その部分については、十分、区内の診療を今やっていただいているところも既に始めていますし、さらには、東京都医師会が発表した都下の部分の中で、特に区部におきまして、地区医師会との協力の下に、そういう機能を上げていくということについて、先ほど桃野委員のところでもちょっとお答えしたわけですけれども、その関係を何とかつくり上げていかないと、全てがやっぱり保健所に全部戻ってきてしまうというところから、最終的には保健所の判断も入るんですけれども、その手前側のところまでは、先生方のほうの御協力をいただいて、そこで検査のところに流していけるという構図をとにかくつくっていかないと、やっぱり世田谷も人口が多いですから、非常にお問い合わせも多いということも事実ですので、その流れを何とか組み立てていきたいと、こういうことを今考えているところです。  いま一歩、まだその条件整備の部分と、例えば厚労省、東京都とどこまでその部分を予定していたんだということで、先ほど新宿区とか、ほかの区でも既に始めている部分の御紹介がありましたけれども、そこの部分を単発的に全部問い合わせもしていますし、何がネックになっているかということも確認しながらやっているというのが、今の世田谷区の状況です。 ◆津上仁志 委員 分かりました。  もう一点お聞きしたいのが、いろんな施設が休止になっているんで、事業者委託していたりとか、あと指定管理していたりするんですけれども、ほかの自治体だと、例えばもう委託料とか指定管理料は変更せずに、業務はなくなりますけれども、事業者保護というんですか、確保ということで、変更せずにやるというふうな方針を出しているようなところもあるみたいなんです。世田谷区としてはどういうふうな方針で考えていらっしゃるのかお聞かせいただきたいんですけれども。 ◎松本 政策企画課長 指定管理の施設などにつきましては、今回休止に伴いまして、例えば施設の利用料などについては一切入ってこないというような状況でございますけれども、そうした部分につきましては、区のほうが負担するというようなことを取っております。また、指定管理料自体につきましても、現段階では契約変更等はしていないというような状況でございます。  今後、こういった状況が長期化していくことが、そういった場合には今後どうしていくかというのは、また改めて整理をしていきたいと思っておりますけれども、今現状としてはそういった状況です。 ◆津上仁志 委員 委託のほうはどうですか。 ◎松本 政策企画課長 委託についても現状同様な扱いとなっております。 ◆おぎのけんじ 委員 ここに対策をいろいろ書かれていますけれども、区内の感染者も残念ながらどんどん増え続けて、今三百人ぐらいになっているかと思うんですが、区としてはやっぱり区民の生命を守る立場でありますし、リスクマネジメントを最大限していかないといけないと思うんですけれども、最近、大規模公園、区内でいえば砧公園だとか、駒沢公園で物すごい人出があって、ビッグデータによると、一四〇%とかなんとかというのが出ていたりします。そういう現状に関して、今、区のほうではどのように捉えていらっしゃるのか、ちょっとお考えをお聞かせいただきたいんですけれども。 ◎宮崎 副区長 今、そういう意味ではリスクがあるというふうに言っていいと思いますけれども、公園のところの運動施設は今閉じさせていただいていますが、いわゆるストレス発散なのか、少しウオーキング、そういうものをされている方でちょっと集中しているということは承知しておりまして、特に何か所かの部分においては、ある意味ちょっとリスクが高いという判断をしております。改めてこの週末に向かう段階で、その辺のいわゆる入場を規制するというには、例えば運動施設みたいに独立している形ならあれなんですけれども、通路にされている方もいらっしゃるものですから、そこまではちょっと厳しいと思っていますが、何とか区民の方に、それから区外から来られている方も多くいらっしゃっていますんで、そこについては協力をしてもらいたいと思っていますし、その表示、それから職員も今後は注意喚起のためにそこに入りたいということを思っています。  それから、同じような現象は、場所をちょっと申し上げるのは控えますけれども、特定のところの、例えば駅の近いところでは同じ現象が起きていまして、ここについても今協議をその地元のほうとやっていまして、何とか、一例でちょっとこれは報道のレベルですので、例えば歩行者天国的なものがあることによってどれほどのリスクがという声もかなり区民の方からいただいています。そこについては、人出という問題と、そのリスクというのは必ずしもイコールではないんですけれども、ただ、リスクが高いという中の部類には入ってきますんで、そこについては何とか来られる方にも御協力いただきたいと思っていますし、受け皿となるその地域の方々にも、その御協力をいただこうということを今組み立てようとしています。既にお声はかけ始めさせていただいている、そんな状況です。 ◆おぎのけんじ 委員 駒沢とか砧、都立公園ですけれども、東京都と何かしら具体的な協議というのはされていたりするんですか。 ◎宮崎 副区長 当然公園設置者のほうとも話をしていますし、それは区立のほうの公園でも同じことがちょっと起きていますんで、そこは区としてその注意喚起を図りたいと、こういうふうに思っているところです。 ◆おぎのけんじ 委員 私だけじゃないかもしれないです。かなり区民の方から御心配の声が寄せられているので、かなり重い判断になるかと思いますけれども、ぜひ現状を冷静に見詰めて、しかるべきジャッジをしていただきたいなということを要望しておきたいと思います。  あともう一点、最近、保護者が感染をして、そのお子さんの扱いをどうするかというのが出てきていますが、例えばひとり親の方のお子さんだとか、あるいは両親が感染しちゃって、特に同居人もお子さん以外いない場合に、例えば病院で受け入れてもらうとか、あるいは一時保護所を使うだとか、児相を使うみたいな国から通達が行っているやに聞いたんですけれども、区としてその辺の方針というのは何かしら持たれているのか、これから決めようとされているのか、ちょっとその辺りを教えていただきたいんですけれども。 ◎宮崎 副区長 そのケースが既に世田谷区のところでも起きておりまして、この間はちょっと方針というのは個別に対応させていただいています。具体的に言うと、そのお子さんが健康観察の対象となっているかどうかということにも係るんですけれども、その場合には御親戚の方に、例えば御両親の、ちょっと同時にというケースが今までなかったんで、例えば御主人様が先に陽性になられて入院されていて、今度お母様のほうがその次に陽性を発症したといったときのお子様の対応のことを申し上げていますけれども、その場合には、ちょっと間ができていますので、どういうふうになりますかということまで含めてをちょっと確認しながら、次の対策を取るようにしています。万一、それでも、例えば区部だけじゃなくて、この近辺もいらっしゃらないといった場合には、次の手として、施設を含めての部分の観点は当たっているということを既に先行してやっていまして、そういうものはあるんですけれども、極力、お子様が元気でいらっしゃるときの場合は、ちょっとそこを、施設というよりは、どちらかというと親戚の関係にお頼みしているというのが今の現状です。 ◆おぎのけんじ 委員 では、特に特定の医療機関だとか、一時保護所を使うだとか、そういったところまではまだ想定はされていないということなんですか。 ◎宮崎 副区長 想定はしております。ただ、そこまで至らなくて済んでいるというのが今の現状です。そこは本当にそういう環境にいらっしゃらない方も、行くところがなくなりますんで、そこまでの予定は一応してあるという状況です。 ◆おぎのけんじ 委員 これもさっきの公園の話と同じで、特にひとり親のお母様だとかから、私が感染した場合、子どもはどうなるんだみたいなことも結構声として来るんですよ。私も中途半端に答えるわけにいかないので、何かしら区として、こういった場合、こういうふうな対応が考えられますみたいなものが打ち出せるんだとしたら、ぜひそういったものも出していただいて、区民の方の不安を少しでも軽減するような形にしていただきたいなと思うんですけれども、難しいですかね。 ◎宮崎 副区長 正直言えば、難しいと思っています。というのは、絶対数が、いろんなお声が出てきています。それもちょっと報告を受けていまして、どれぐらいのキャパができるかということは一応開拓も含めてしているつもりです。ただ、実際その御心配はすごく分かるんですけれども、本当にその直面しそうだという段階では、もうちょっと手前側で分かりますので、そこで既にどうするか、どういう方法が取れるかということも御相談を始めて、一つ一つはその御心配に何とか対応したいということをやっていますが、その手前側の方々も確かに心配でお問い合わせをいっぱいいただくんですけれども、そこにつきましては、必要な段階で御相談しますというぐらいで今はやらせていただいています。そうはいっても、実際起きちゃったときに対応ができないでは困りますから、そのキャパ取りの部分のところについては進めさせていただいていると、そういう状況です。 ◆おぎのけんじ 委員 さっきの桃野委員の体制の拡充の話とも多分つながると思うんですけれども、ぜひきめ細やかな、できる範囲で対応していただければと思いますので、よろしくお願いします。 ◆青空こうじ 委員 毎日新聞を見ますと、二十三区で一番感染して多いのが世田谷区が一番で、二番目が港区、三番目が新宿区になっているんですが、コロナになった方というのは、世田谷区の場合には、小池都知事じゃないけれども、ああいうホテルのほうに入っているのか入っていないのか、ちょっとお伺いしたいんですが。 ◎宮崎 副区長 数名は既に区民の方についてもホテルのほうにお世話になっているというか、入っていただいているという状況はございます。 ◆青空こうじ 委員 先ほど砧公園とか、それから駒沢公園ですか、あれはテレビでやっていたけれども、結構芦花公園もいっぱい人がいて、なおかつ、テントを張りながら遊んでいるというのもいるんですよね。こういうのは、よその区ではよくテレビなんかのときに、なるべく控えてくださいと垂れ幕を持ってやっているんだけれども、世田谷区はそういうのはやっているんですか。 ◎宮崎 副区長 やっておりますが、ちょっとごめんなさい。芦花のテントのところまでは、私、今承知していなかったんですが、具体的にその密度が高くなっているとこについては、既に注意喚起を含めてはやっているところです。 ◆青空こうじ 委員 多摩川河川のほうも結構来ているという話を伺って、あっちに住んでいるマンションの人が、やっぱり今子どもたちが行く場所がないというのは本当にかわいそう過ぎるんですよね。BOPも駄目だ、児童館は駄目だって、やっぱりこういうときこそ、できれば児童館なんかは開放してくれればいいなと思うんですけれども、そういう考えは全くないんですか。 ◎宮崎 副区長 それぞれ毎日感染状況とか、その辺のところと、そこに関わるお子さんの、どこにどういう行動をしてきたかとか、そういうことをちょっとお聞きしますと、今学童のほうは一応、ある意味、御協力を区民の方にいただいていますが、必要な方についてはお越しいただいているということがありますので、体制も含めて考えますと、児童館の部分を今は閉じさせていただいて、その職員が学童の中に入っていって何とか、子どもたちはやっぱり元気ですので、学童の部分で、今は本当にかなり間隔を置いて、どちらかというと職員もかなりそこに入って、距離という部分についてを十分注意しながら学童保育をしているという状況で、ここを児童館も開けた段階で、またそこの部分に学童の体制を求めるのは、もう今の段階では厳しいと思っています。何とかそこは、児童館を閉じさせていただいた中でも、学童を維持していくのが、今の現状では精いっぱいだということで御理解いただけないかと思います。 ◆青空こうじ 委員 前回、今回コロナの関係で授業も遅れて、卒業式もできなかったり、入学式もできなかった。でも、こうなってくると、よく立ち話なんかで聞くと、今年、夏休みは学校に行くようになるようになっているんじゃないかなということも言っているんですが、そういう考えはあるんでしょうか。 ◎宮崎 副区長 まだ教育委員会と正式にそこまでを詰め切ったわけではありませんが、一つの方法論としては、今の授業数、要するに子どもの学習という部分の時間数を考えますと、そういうところに少し踏み込んでいかないと、なかなか回復していくということは難しいということは聞いておりますが、まだ最終的にそこをどれぐらいの日数でどういうふうに踏み込むということまでの決定はしていませんので、議論の中ではそういう議論があるということまでお答えできる状況です。 ◆つるみけんご 委員 災害対策のことで聞きたいんですけれども、今コロナが蔓延している、拡大している状況の中で、考えたくはないんですけれども、この間のような大雨の洪水警報も出ていたと思うんですけれども、避難所をどうしていくかということについては、区では具体的に御検討されているんでしょうか。 ◎宮崎 副区長 検討はしております。ただ、決め手となる部分が、災害の発生状況といいますか、それから今般のように雨であれば、その前から来るところを予期して、どれぐらいのという部分についてが、今の現状の中で、例えば人を分散させながらやるというほどのキャパが正直言えばないという状況です。その中でも、なるべく早く察知して、その部分については、コロナで今、いろいろ各所管が違う意味で応援を含めて動いていますが、危機管理のほうは、その状況になったら全部抜けさせて、その部分だけに特化させて、あと総合支所側の地域防災の関係とも、そこだけのコンタクトでやってもらって、コロナの応援の部分には、実はそこの人員は使わないような形で今のところキープしているという状況ですので、ある程度は、あっちゃいけませんけれども、そういうことが起きた段階でもそれなりの対応をしていかなきゃいけない。場合によっては、本当にその密度と言われているところをなるべく避けるためには、もうちょっと広げる部分を、たまたま今回公共施設が全部止まっていますので、その部分はフル稼働するということを一応は考えております。 ◆つるみけんご 委員 分かりました。では、公共施設の今空いているところを利用するということだと思うんですけれども、それも、ぜひ私がやっていただきたいのは、在宅避難とかそういったこと、あとは親戚の家に避難できるところを探しておくとか、そういったことも区民向けの周知というのもしていただければなと思っておりますので、その点は要望としておきます。  あともう二点です。先ほどおぎの委員がおっしゃっていたような公園のことを、私もすごく写真つきで送ってくださる方とかもいて、非常に大きな公園が近所にあるものですから、そこの公園が人出があふれ返っていて、公園内だけであれば公園の利用者の方が注意するということなんですけれども、やはりその公園の近辺に住んでいる方がすごく人出が、駅からとか、その周辺の交差点とかもあふれていて、なので、普通の日常生活を送る、御自身は、外出自粛して公園にも行かないようにされているのに、その方たちが周りにあふれていることによって、感染のリスクが高まっていて怖いということをおっしゃっているので、ぜひそこの注意喚起、公園もできる限り私は行かないほうがいいと思っているので、そういった注意喚起もしていただきたいということ。  あとは、両親、ひとり親がかかられた場合に、きちんと対策というのを取っていただきたいと思います。その点は要望としてとどめておきます。 ◆そのべせいや 委員 保育施設と新BOPについて、この間様々方針が変わってきていますが、自粛から休園、休止としたことで、結局どの程度効果があったのかということは、区として何かデータをお持ちですか。 ◎後藤 総務課長 今朝ほど所管に確認を保育のほうはしてまいりまして、登園率が大体一割程度まで落ちているということで確認をしております。 ◆そのべせいや 委員 自粛時は二割程度とかですか。 ◎後藤 総務課長 そのように確認しております。 ◆そのべせいや 委員 あとテレワークなどについて、主な取組状況と資料の裏面です。(4)の区の業務態勢等についてというところで、様々パーセントをつけていただいていますが、これは常にこれを実施しているということではなく、週一日程度でもこういったことを実施している方について全て記載をされているというふうに読み取っているのですが、どの程度の方が一日に在宅で勤務をされている割合になりますか。 ◎後藤 総務課長 こちらのパーセントなんですけれども、先々週の木曜日に臨時の庶務担当課長会を開かせていただいて、それで業務態勢について各所属で検討してくださいということでお示しをした後、翌週の月曜日以降に、各職場でどういった態勢を取るかということで一律にアンケートというか、調査をかけております。スタートに当たって在宅ができますといった御回答のあった職場が全体の八五%ということになります。  今後、例えば職場で三分の一が在宅できています、職場全体ではほぼ厳しいんだけれども、複数名の在宅がいますといった個別の状況がそれぞれございますので、そちらを追っかけでお調べするような形で、今後、把握はしていきたいと考えております。 ◆そのべせいや 委員 要望にとどめておきますが、ぜひ、実際に庁内にいるということだけではなくて、公共交通機関などを使って移動されている職員の方も多数いらっしゃると思いますので、そういった部分の観点も踏まえて、在宅で勤務ができるような体制、あるいは様々、未就学児、就学児が家庭にいるなどの職員の方には、配慮をしている形になるかと思いますが、そういった形で出勤をしない働き方というものを増やしていただきたいです。  また、窓口業務について様々、もう既にテレビ電話の技術ですとか、あるいは様々な資料をホームページ上にアップロードしていただいて郵送するということは、今、区でも実施をしていると思いますが、相談業務などについても、電話回線を基本とするということですとか、あるいはテレビ電話にしてみるみたいな検討はされていらっしゃいますか。 ◎松本 政策企画課長 相談業務につきましても、これまで対面で行っていたものを電話に切り替えて御案内をしているというものも幾つもございます。テレビ電話につきましては、例えば事業者の方と打ち合わせをするような、そういった場面には、そういったテレビ会議の仕組みを使うというようなことで今実践をしていると、そういった状況でございます。 ◆そのべせいや 委員 こちらも要望にしておきますが、保育園や新BOPなどについても、原則と例外を入れ替えて、原則を休園、休止ということにこちらもしていますので、こういった業務などについても原則は今電話でやると、あるいはインターネットを通じてやると、例外的に来庁を受け付ける、あるいは対面をするというような方針の切替えも含めて検討をいただきたいと。人との接触がない形、あるいは職員の方が登庁しないでいい形というのをつくっていただきたいと要望します。 ◆河村みどり 委員 先ほど津上委員から発熱外来の話があって、それに通じる部分があるんですけれども、やっぱり地域の方から発熱をしたということで、土曜日でしたので、区のほうがお休みということもありまして、東京都の相談センターのほうに一報したところ、対象にならないので、かかりつけ医のほうに相談してほしいということで、かかりつけ医のほうに御相談をしましたら、オンライン診療を自分のところはやっていないけれども、オンライン診療で受診してほしいという話があったということです。それはどうしたらいいんでしょうみたいなことで、病院にも話をしたら、それはどこでやっているか厚労省のほうのホームページとかで調べてくださいというふうなことがあったので、こちらにどうしたらいいでしょうかという相談があったんです。  かかりつけ医のほうも、ちょっと持病を持っていらっしゃる方だったので、かかりつけ医はあったのですが、もう一つの、そういう別なかかりつけ医のほうも、ちょっと地域的に、今私がいる地域なんかは、救急外来のところもやっぱりコロナが発生をしていたりとかということで、もう緊急で診てもらえないだとかということもあって、結構やっぱり地域の方も不安、大変不安になっているという状況もありまして、いろいろ私もオンライン診療のことも調べたんです。まだまだ世田谷区でも進んでいないというところもありましたけれども、この点についてどういうふうに、区は何か考えていらっしゃるのかどうかというのを伺いたいんですけれども。 ◎宮崎 副区長 確かにオンライン診療の部分の声も上がっていますし、区としてもそこの部分が一歩進めてくれれば、もうちょっと医者とのコンタクトの取り方がスムーズにいくということは承知していますが、正直、そういう施設環境も含めてですけれども、そこが区の中にほとんどないということを、逆に言うと認識していまして、一般的な全国のオンライン診療の部分のところは、例えば中国地方とか、四国地方に多いとか、島嶼、島です。ここは非常に進んでいます。都市部は逆に言うと、今こういう状況になったことを想定していませんので、近くにはお医者さんが非常に多くいらっしゃるんで、多分そういう意味では進んでいない。  ただ、今後は、やっぱりそこを少しでもこの間にでも、オンライン診療を進めてほしいということは要望も出しています。ただ、それが即座にそういう御不安を、受診できる環境に伴うのかというと、今、電話でやっても、オンライン診療をやっても、結局保健所ということになりますんで、そのルートだけはしっかり保たないと、本当はそこから、先ほど来いろいろ御指摘いただいている受診が別のところに行ってできるようになると、今度はオンライン診療が非常に、例えばこういうことです。オンライン診療で様子を聞いて、そこからCTを撮らなきゃいけないという判断ができると、今度はCTを撮れるところの病院に行ってほしいわけです。オンライン診療だけじゃ片づかない。それが例えば状況で、主治医さんがふだんから知っていらっしゃっていて、この状況であればこうだねということは今オンライン診療で非常に有用だと言われています。  コロナの関係で言うと、そこからやっぱりもう一歩手前の検査をして、次いでPCRに持ってくるというのが普通、受診者との関係でいうと、その関係ができていますんで、そこの部分をどこがやるかということがないと、やっぱり電話でもそうですし、オンライン診療でも結果は同じことになってしまうということになりますと、どちらかというと、先ほど来言っている医療機関の受入れ体制の部分をとにかく急ぎやらなければいけないというほうに今ちょっと力を注ごうかなというふうに思っているところです。 ◆河村みどり 委員 オンライン診療については、やっぱり全然東京としては進んでいないんだと思うんですが、東京都のほうでも今回予算をつけているというふうにもちょっと聞きましたので、ぜひ医師会さん等とまたぜひ進めていただけたら、本当にコロナだけじゃないと思うんです。様々なお具合が悪いという部分が、でも、行ける病院がないとかという部分もあるのかもしれないですし、また一つの選択肢にもなると思いますし、また今後その情報の、また今回、やっぱりアプリを取ったりだとか、かなり大変な、簡単にオンライン診療できるようになったというふうに聞いていましたけれども、なかなかやっぱりそこに、熱が出て、実際それをやろうとしても、簡単にはできることではないので、もしあれでしたら、事前にそういった情報なんかも流していただけたらありがたいかなというふうに思って、要望させていただきます。 ◆羽田圭二 委員 裏面の(4)のところなんですけれども、テレワークだとか、いろいろ勤務変更といいますか、勤務箇所の変更とかが出てきているんですけれども、これはあらかじめ職員団体との協議に入っているかどうかということが一つ。  それからあと、テレワークで以前から問題になっていますけれども、労働時間管理の問題ですよね。これはしっかり行えるようにしているのかどうか、これも含めてお答えいただきたいと思います。 ◎後藤 総務課長 まず、職員団体との協議につきましては、これを行う庶務担当課長会の前に情報を協議させていただいて、終了しております。  それから、テレワークの部分につきましては、開始をするに当たりまして、計画書を所属長に必ず出していただいて、その都度、日々管理をするような方策を取っておりますので、しっかり管理はできていると思っております。 ◆羽田圭二 委員 その職員団体との協議というのは、了承を得たということなんですか。  それからあと、もう一つはその労働時間管理というのはどのように行われているかということを具体的に示してください。 ◎後藤 総務課長 担当所管のほうで確認を、後ほどまたさせていただきたいと思いますけれども、了承は得ているということで報告を受けております。  それから、時間の管理につきましても、基本八時半から五時十五分までということでやる場合については、こういう内容の業務で、この内容で一日過ごしますということで書類を必ず出すような形を取っておりますので、時間の管理につきましても、その内容でしっかりやっているかの管理は日々行っているところでございます。 ◎田中 総務部長 ちょっと補足いたしますが、勤務開始と終了を所属長にメールまたは電話等で報告するという定めもしてございます。 ◆羽田圭二 委員 具体的に今示されているんですけれども、命を守るというのが大前提ですから、それはそれでこういう勤務形態になっていくというのは当然のことだと思うんですよね。ただ、それ以前の問題として、労働時間の問題、それからあと、非常時だからということで勝手に区側が、働いている人間をあっちへ行け、こっちへ行けということはできないということが大前提だということですよね。それはしっかり踏まえていただきたいと思います。それは意見です。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○加藤たいき 委員長 次に、(7)新型コロナウイルス感染症拡大に伴う区の緊急対応について、理事者の説明を願います。 ◎松本 政策企画課長 新型コロナウイルス感染症拡大に伴う区の緊急対応について御報告いたします。  まず、1の主旨ですが、新型コロナウイルス感染症の拡大により、既に国内外の経済へ大きな影響が生じており、さらなる経済の下押しリスクが懸念されております。こうした状況におきまして、感染症の拡大を防ぐとともに、区内の事業活動や区民生活を守り抜くために、国や東京都の補正予算等を最大限活用し、区としての緊急対策を実施するとともに、徹底した事務事業の見直しを図り、必要な財源の確保に努めていくというものでございます。  2の区の現状ですが、区内の感染者数は、昨日の段階で二百八十八人と、三週間で約五倍に急増しております。また、四月に受付を開始しました緊急融資などは、十七日時点で融資あっせん件数が約七百件、予約申込者数が約二千四百人と、リーマンショック時を上回るペースとなっておりまして、こうしたことからも区の現状は大変厳しい状況にあるというふうに認識しております。  3の区財政の見通しですが、企業収益の悪化、また個人所得の減少に加えまして、厳しい状況に置かれております納税者に対し、税制上の様々な措置が行われることで、区の歳入の根幹をなす特別区税、特別区交付金の大幅な減収は避けられず、その影響はリーマンショック時を大幅に上回る規模が想定され、さらに感染症拡大の影響が長期化すれば、かつて経験したことのない財源不足に陥る可能性があります。現時点では、今後の影響について不透明でありますため、令和三年度予算編成に向けた財政フレームを策定いたします八月を目途に、今後の財政見通しをお示ししてまいります。  4の区の緊急対策について、まず、(1)の区の緊急対策ですが、既に実施している対策に続き、次の三つの柱により緊急対策を実施してまいります。  二ページを御覧ください。一つ目の柱としまして、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐ対策、二つ目としまして、区民の生活と事業活動を支える対策、三つ目としまして、子どもの育ちと学びを支える対策です。対策に当たりましては、国や都における補正予算等を最大限活用しまして、時期を逸することなく実施してまいります。  次に、(2)の予算措置の考え方ですが、国や都の緊急対策等に加え、区独自の対策について、可及的速やかに対応するため、令和二年度補正予算での対応を基本に、必要に応じて予備費の充用、当初予算による一部一時的対応等、区民生活に支障がないよう迅速に対応してまいります。  (3)の組織体制強化ですが、世田谷保健所や経済産業部の体制について強化を図っております。今後も、全庁を挙げた応援に加え、外部の専門人材の支援を受けるなど、しっかり体制を築いてまいります。  なお、(1)の現段階での区の緊急対策については、別紙1に、(2)の組織体制の強化については別紙2に記載しております。  別紙1を御覧ください。こちらの1には、これまで実施している主な取組を三つの柱ごとに記載しております。  次のページの後段下の2には、今後早急に取り組むものについて記載しております。こちらの一つ目の学校休業中のICTを活用した学習支援については、既に情報提供させていただいておりますとおり、小学校五、六年生と中学校一年生で自宅にインターネットに接続するための機器を保有していない家庭を対象に、タブレット型情報端末等の臨時貸与を行います。  二つ目の国保・後期高齢者医療制度における傷病手当金支給につきましては、国の緊急経済対策で三月十日に示されたものでして、被用者のうち新型コロナウイルスに感染した方、または感染が疑われる方に傷病手当金を支給するものです。実施に当たりましては、今後、国保条例の改正が必要となってまいります。  三つ目の区におけるPCR検査体制の強化につきましては、先ほど総務課長から御説明させていただきましたとおり、また、いろいろと御指摘もいただいておりますけれども、世田谷区医師会及び玉川医師会の協力を得まして、PCR検査に必要な検体採取を実施するなど体制強化を図ってまいります。  このほか欄外の米印に記載のとおり、四月二十日に閣議決定の緊急経済対策で示されました(仮称)特別定額給付金や子育て世帯への臨時特別給付金等について、今後、国の補正予算等の動向を踏まえ、詳細が示され次第、組織体制等を含め早急に対応してまいります。  別紙2を御覧ください。こちらには組織体制の強化について記載しております。二つ目の世田谷保健所の相談・防疫体制の強化につきましては、先ほどもお話がありましたが、庁内や外部人材の応援の下、記載のとおり、一日当たり七十人規模の体制で対応しております。  三つ目の経済産業部の事業資金貸付体制の強化につきましては、記載のとおり、一日当たり五十人規模で対応をしているところでございます。  かがみ文のほうにお戻りいただきまして、二ページ目のところになります。5の事務事業等の緊急見直しについてですが、今後、大幅な減収が区財政に大きな影響を及ぼすことが見込まれる中、緊急対策を的確に実施しながら、今後の行政運営に必要な財源を確保するため、事務事業等の緊急見直しを行ってまいります。ここでは、現時点での取組状況について御報告いたします。具体的な緊急見直し案につきましては、五月中を目途にまた御報告させていただきます。  まず、(1)の各部における事務事業等の見直しですが、各部において事務事業の検証を行い、必要不可欠な場合を除き、事業の拡充は行わないことに加え、休止、先送り、事業規模の縮小等の見直しを行います。東京二〇二〇大会関連事業につきましては、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点も含め、一部事業の中止、または事業内容の見直しを行います。  (2)の公共施設の整備スケジュールの見直しですが、学校の耐震改修等、安全性、緊急性の観点から、必要不可欠な整備は計画どおり実施いたします。また、令和三年度以降の大幅な減収に備え、一部の大規模な改築、改修については先送りいたします。  別紙3を御覧ください。こちらに記載の四つの施設について、それぞれ記載のとおり延期をいたします。  またかがみ文の二ページにお戻りいただきまして、5の(2)の三段落目、その他の整備については、後年度の財政負担への影響も見据え、公共施設等総合管理計画の見直しと併せて総合的に判断してまいります。  (3)の道路・公園用地取得、整備についてですが、こちらについても、安全性、緊急性の観点から、必要不可欠な事業については計画どおり実施いたします。そのほかの用地取得等につきましては、地権者との調整が可能なものは先送りすることとし、整備については、今後の国の経済対策の動向や雇用の情勢なども踏まえ、総合的に判断いたします。  三ページを御覧ください。(4)の外郭団体についてですが、区と同様、必要不可欠な場合を除き、事業の拡充は行わないことに加え、休止、先送り、事業規模の縮小等の見直しを行います。また、令和三年度以降に向けて、今後の支援のあり方について見直しを進めてまいります。  6の当面のスケジュールについては、記載のとおり、今後、緊急対策関連で必要な場合、時期を逸することがないよう、随時補正予算案を提案してまいります。また、五月中には具体的な事務事業の緊急見直し案を、また八月には感染拡大の影響を踏まえ、区の中期財政見通しをお示ししてまいります。  御報告については以上です。 ○加藤たいき 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。 ◆おぎのけんじ 委員 別紙1の子どもの育ちと学びを支える対策のところで――ごめんなさい、その下だ。タブレットの貸与が書かれていますけれども、これは具体的に何をしてもらうことを狙って配られるのか、ちょっと確認させていただきたいんですけれども。 ◎松本 政策企画課長 今回、臨時的に貸与をいたしますタブレットですけれども、タブレット型情報端末と、あとインターネットに接続できるルーターの貸与ということで考えておりまして、こちらのほうを利用していただきまして、例えば中学校で既に始めておりますeラーニングのほうの活用等をしていただけるように用意していくというようなものでございます。 ◆おぎのけんじ 委員 私もまさに小六の保護者なんですけれども、例えばこの小学校五、六年生というのはどのような活用を想定されているんですか。 ◎松本 政策企画課長 現在中学でそういった取組を行っているところでございますけれども、今回学びの機会の確保という点では小学生についても同様でございますので、小学生についても五、六年生、対応できるような準備を今しているというような、そういった状況でございます。 ◆おぎのけんじ 委員 何が言いたいかというと、ここの上段に書いてある「まなびチャンネル」だとか、教育委員会が取り組まれているいわゆるソフト対策というのが、私は質、量ともに非常に乏しいと思っているんですよ。これを見てくださいということでこれを配るということも一つあるかと思うんですけれども、あとは民間でいろいろ、こういう授業休業期間の補填としていろんなメニューがあるかと思うんですが、それを使ったりとかということも想定しているならば、民間で有料でコンテンツ配信しているところもありますから、そういったところへの補助みたいなところも含めて検討されているのかどうかというのをちょっとお聞きしたいんですけれども。 ◎松本 政策企画課長 こちらは別紙1の二ページの(3)のほうに記載しておりますのは、現段階での取組ということで、「まなびチャンネル」等の配信というのを行っておりますけれども、今回タブレット等の臨時対応も行う上でやっていきたいと思っておりますのは、おっしゃるような民間のプログラム等を活用した新たな学びの機会というのを行っていきたい、そういったものを確保していきたいということで、現在、教育委員会のほうで検討していると、そういった状況でございます。 ◆おぎのけんじ 委員 そこの例えば民間の何かしらオンラインコンテンツを利用した場合に、利用料がかかると思うんですよ、無料のものもありますけれども。そういったところは、別に区から補助を出すとかじゃなくて、利用される方が適宜選んで使ってくださいねということになるんですか。 ◎松本 政策企画課長 ちょっとまだ具体的にはこれからになりますが、区のほうでそういった学びのプログラムを民間のものを活用しながら御提供するようになる場合には、基本的には通信費用というのは一般家庭ではかかりますけれども、それ以上にかかることがないように検討していきたいというふうに考えております。 ◆おぎのけんじ 委員 民間を活用されることもさることながら、やはり教育委員会としてオフィシャルなコンテンツというか、世田谷区の小学生たちの学力を維持するために、やっぱりちゃんとやらないといけないと思うんですよ。ただ、なかなかそこの取組というのが見えてこないというのが、一保護者としてもすごいもどかしくて、だから、その辺り、もうちょっとドライブしていってほしいなと思っているんです。  松本課長はICT課長も今兼任されていると思うんですけれども、そういったところに関与されているのか、これからしていく余地があるのか、そのあたりをお聞かせいただきたいんですが。 ◎松本 政策企画課長 現時点では、ICT推進課の課長としての立場もございますが、どちらかといいますと、政策企画課の立場でいろいろと関与させていただいているような状況でございます。
     また、教育委員会のほうでもICTの活用の検討をする際に、ある程度そういった知識を持っている職員が、ICT推進課の経験のある職員などが行って、そういった部署もございまして、そういったところとICT推進課がまた連携して検討しているというような、そういった状況でございます。なので、現段階では、いろいろと関わりとしては、私の立場としては政策企画課としての関わりが強い状況でございますが、職員としては関わっていた、そういった状況でございます。 ◆おぎのけんじ 委員 この分野ってやっぱり自治体ごとにとても差が出るところだと思うんですよね。ですから、庁内のあらゆる英知、スキルを結集して、ぜひ強化に取り組んでいただきたいということを要望しておきます。 ◆山口ひろひさ 委員 その関連で、台数が千台ってなっているじゃないですか。これはもう千台あれば足りるという理解でよろしいんですか。 ◎松本 政策企画課長 こちらの台数なんですけれども、まず率直に申し上げますと、今こういった端末の確保というのは非常に厳しい状況になっております。そうした中で、何とか千台は確保できていると、そういった状況でございます。  そうした中で、この間、中学校で行っております環境の中では、そういった御自宅にICTの環境がない御家庭には、補助なども行って購入していただいてというような取組を行っていますが、そういった実績からすると、二百件に満たないような件数であるというふうに伺っておりまして、そこから推察すると、いけるという見込みはあるんですが、ただ、また小学生も加わってくると、ちょっと数が読めないところがございます。ですので、こういった千台、何とか確保できた千台を基に、全員にということが現段階でははっきりと申し上げられませんけれども、この千台を有効に活用して実施していきたいと、そういった状況でございます。 ◆山口ひろひさ 委員 万が一これだけでは足りないということであれば、やっぱりこれは教育のところなんで、皆さんが平等に受けられなくちゃいけない部分ですから、それなりの対応は考えているという理解でよろしいですか。 ◎松本 政策企画課長 今回千台で、万一、申請者がこの数を超えていくような場合には、これはどうしてもどこかでこの千台を割り振ることを考えていかなければいけませんので、現段階の想定としましては、より上の学年から順次配付をしていくというようなことで考えております。どうしても現時点では、確保というのはここまでのところではございますが、今国のほうでもGIGAスクール構想というのを進めていこうということで、区のほうでも検討を進めております。  そうした中で、今回緊急経済対策の中では、そのGIGAスクールというのは、数年かかる計画というのをより前倒しするような、そういったことも国のほうは打ち出しておりまして、補助金等のメニューも国のほうは検討しております。そうしたことから、区としましても、より早期に一人一台というような環境ができるように取り組んでいきたいというふうに考えております。 ◆山口ひろひさ 委員 先ほどおぎの委員のお話もありましたけれども、こういう緊急事態になって、本当にICT化って、僕はICTなんて言える立場の人間じゃないんですけれども、本当に遅れているんだなというのを実感しました。やっぱりそういう意味では、これを機にぜひ、これから本当に財政状況って厳しくなりますけれども、こういう事態があった場合に、給付金もそうですけれども、マイナンバーをやっているけれども、結局、銀行口座とのひもつきというのが日本は遅れちゃっているんで、欧米諸国のような、そのスピーディーな対応ができないという欠点も出てきました。そういう意味では、そういうところにこれからやはり、長引く可能性もあるし、またいつ起こるか分からないし、ぜひ遅れている分を取り戻す対応をお願いしたいなというふうに要望しておきます。 ◆羽田圭二 委員 今の関連ですけれども、中学校の場合には、一定の支援みたいなことで全体に回るようにしたんですけれども、今回の場合は、ややもすると回らないんではないかという不安が寄せられていますよね。ですから、その点はしっかりというか、はっきりしておいたほうがいいと思うんですよね。教育委員会に何か問いただすともやもやもやという感じで、余りちゃんとした答えが返ってこないようなことも言われているんですけれども、特にその環境が整っていない、具体に言うとなかなかそれを購入ができないとか、そういう方については、優先をするとかいうことは考えていないのか、改めてお聞きしておきます。 ◎松本 政策企画課長 今回この臨時的な貸与につきましては、御家庭にそういった環境がない方、ない家庭を対象にしておりますので、例えば御家庭でスマートフォンも含めて環境があるという方については対象としていないというような、そういった状況でございます。  現状としましては、どうしても千台というようなところ、それをどういうふうに配付をしていくか、貸与していくかというようなところになってまいりまして、どうしても申請が上回った場合には、全員の希望を満たすことができないって、そういった状況でございます。  そうした中で、優先順位というとちょっと語弊があるかもしれませんけれども、どういうふうに配付していくかというところでは、現状、eラーニング等で取り組んでおります中学生から順次貸与というようなことで考えておりまして、ただ、委員の御指摘も今後踏まえていかなければならないと思っておりますので、そこについては教育委員会とも検討してまいりたいと思っております。 ◆羽田圭二 委員 中学校を優先するということなんですか。中学校を優先にするということで、小学校はこれに書いてあるけれども、実は余り考えられていないんですか。 ◎松本 政策企画課長 先ほど御答弁させていただきましたように、この間、中学校では、機器に対しての補助というような制度がございますけれども、そういったところの実績からすると、二百件に満たないというようなところもございますので、三学年で考えますと、数値上はいけるのではないかというふうには見ておりますが、ただ、全員にアンケートを取って実数を把握しているという現状ではございませんので、そういったところでは、万一、申請者が多数、千台を超えるような場合には、先ほど申し上げたような考え方でやることになると、そういった状況でございます。 ◆羽田圭二 委員 あと、学びと育ちをということなんですけれども、特に学び、育ちというふうに考えるとき、食の問題もありますよね。食の問題は、この具体の話の中で表になっているやつで、二ページ目の上のほうに配食の話が載っているんですけれども、この配食自体は、全体的にはもう今打ち切られているんだと思うんですよね。それは、だから、さらに徹底することを考えているのか、あるいは他の自治体では給食を一部出しているところもありますけれども、そういう検討がなされているのかどうかを含めて、改めてお聞きしておきたいと思います。 ◎松本 政策企画課長 子どもへの食の支援につきましては、御案内のとおり、三月の段階で臨時的な配食の取組としまして、お弁当の配達を行っておりまして、実績としては二百四十七世帯に三百九十食を配食してきております。その後、春休みに入る中で、そういった家庭について、引き続き支援が必要な場合は、子ども家庭支援センターのほうにお申込みいただいて、これまで取り組んでおります子どもの食の支援、そちらのほうにつないでいくと、そういった取組を行っております。  これまで積極的に子どもの食の支援というのは案内をしてこなかったところではございますが、支援につなげるというようなことでそういった周知をしてきていなかったところでございますけれども、今回を機にホームページでも御案内したり、また三月にはメール等でも御案内をしたと、そういった状況でございます。  現在の状況としましては、これは昨日時点なんですけれども、子ども家庭支援センターのほうにつながって配食をしております家庭が二十八家庭で、ただ、配食自体が決定をして、お弁当をこれから配達するまでちょっとつなぎを行っているところが四家庭ありまして、合計三十二家庭が配食の決定をしているというような状況でございます。こちらにつきましては、必要な家庭にきちんとつなげていきたいというふうに考えておりますので、周知については、引き続き、きちんとできるように所管部とも調整してまいりたいと思っております。 ◆羽田圭二 委員 あと関連というか、高齢者と障害者の関係なんですけれども、要するにいろんなところが使えなくなって交流ができなくなったりだとか、それからあと活動といいますか、動きといいますか、そういうのが止まって、要するに健康維持の問題、それから孤立の問題が出てきているんだと思うんですよね。それについての今後のあり方みたいなことも当然必要だと思うんですが、その点はいかがですか。 ◎松本 政策企画課長 今回、イベント等を自粛していくと、また施設を休止というような中では、各所管部のほうではそういった中で、孤立を防止するための取組についてそれぞれの部のほうで検討していくというようなことで、今回のイベント休止等の際には、そういったことで方針を出しております。現時点で、すみません。手元にどういった具体的な活動をしているかというのは資料がございませんけれども、各所管部ではそういったところを意識して検討しているというふうに認識しております。 ◆そのべせいや 委員 もう時間がないので、手短にですが、先ほどのICTの関連ですが、小学五、六年生、中学一、二、三年生対象ということで、小学校一から四年生について、もうやることがないので、ゲームをしたりして、それも飽きて公園などに出ていって、また公園もどうなのかみたいな話もこれまでこの場所でもしてきたと思うんですが、一から四年生について何か区としてはされないんですか。 ◎松本 政策企画課長 低学年の学年につきましては、例えばホームページに学習支援の情報を載せていくなどで家庭学習を支援できるように取り組んでいきたいというふうに考えております。  また、現在、動画配信等も行っておりますけれども、そういったところもより積極的に活用していきたいと、そのように考えております。 ◆そのべせいや 委員 教科書配付が今行われているか、もう行われたか、そういう時期だと思いますが、そうしたものを活用して学習ができるようにということを、ぜひ一から四年生についても、このICTを活用した学習支援ということで、タブレットの貸与とかしないということなので、そういった形でも進めていただければと要望しておきます。  これを機に、保護者の意識、あるいは家計による格差が過大に、今後、さらに格差が開いていくことになると思いますが、それを世田谷区として一から四年生について容認をしていくようなので、本当は多分解消したほうがいいと思いますが、解消について最大限努めていただきたいと要望しておきます。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○加藤たいき 委員長 次に、(8)その他ですが、何かございますでしょうか。 ◎後藤 総務課長 申し訳ございません。先ほど副委員長から御質問いただきました職員団体との区の業務体制に当たっての確認、了承のお話ですけれども、担当課長に改めて確認をしまして、了承を得ているということで御報告を改めてさせていただきます。 ○加藤たいき 委員長 質疑は大丈夫ですね。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○加藤たいき 委員長 なければ、これで報告事項を終わります。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○加藤たいき 委員長 次に、3資料配付ですが、レジュメに記載のとおり、お手元に資料が配付されておりますので、後ほど御確認ください。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○加藤たいき 委員長 次に、4協議事項に入ります。  (1)次回委員会の開催についてですが、五月に開催予定の臨時会に当委員会所管の議案が提出される予定のため、会期中に委員会を行うことになります。五月十四日木曜日午前十時からの開催予定としたいと思いますが、いかがでしょうか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○加藤たいき 委員長 それでは、五月十四日木曜日午前十時からの開催予定といたします。  なお、状況によっては今回のように開始時間を変更させていただく場合もございます。その際は御連絡させていただきますので、よろしくお願いします。  以上で協議事項を終わります。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○加藤たいき 委員長 そのほか何かありますでしょうか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○加藤たいき 委員長 なければ、以上で本日の企画総務常任委員会を散会いたします。     午前十一時二十分散会    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━  署名   企画総務常任委員会    委員長...