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  1. 世田谷区議会 2020-04-22
    令和 2年  4月 文教常任委員会-04月22日-01号


    取得元: 世田谷区議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-03
    令和 2年  4月 文教常任委員会-04月22日-01号令和 2年  4月 文教常任委員会 世田谷区議会文教常任委員会会議録第三号 令和二年四月二十二日(水曜日)  場  所 大会議室  出席委員(十名)    委員長         平塚敬二    副委員長        石川ナオミ                下山芳男                和田ひでとし                板井 斎                風間ゆたか                中山みずほ                田中優子                金井えり子                あべ力也  事務局職員    議事担当係長      末吉謙介    調査係主任       丸山卓也  出席説明員    教育長         渡部理枝
      教育総務部    部長          淺野 康    教育総務課長      會田孝一    学務課長        田中勝将    幼児教育・保育推進担当課長                本田博昭    教育環境課長      青木 徹    副参事         秋元勝一   教育政策部    部長          池田 豊    教育指導課長      毛利元一    教育相談・特別支援教育課長                工藤木綿子    新教育センター整備担当課長                北村正文   生涯学習部    部長          林 勝久    生涯学習・地域学校連携課長                田村朋章   ◇ ~~~~~~~~~~~~~~~~ ◇ 本日の会議に付した事件  1.報告事項   (1) 区立小・中学校校務用パソコン入替え等について   (2) 令和二年度川場移動教室について   (3) 令和二年度の学級編制について   (4) 世田谷区立池之上小学校改築基本構想について   (5) 区立小学校指導者用デジタル教科書(教材)の購入について   (6) 世田谷区立教育総合センター新築工事について   (7) 新型コロナウイルス感染症に係る教育委員会事務局の対応について   (8) その他  2.資料配付   (1) 令和二年度幼稚園、小中学校周年行事の日程   (2) 令和二年度 学校を地域で支えるしくみ   (3) 新・才能の芽を育てる体験学習  3.協議事項   (1) 次回委員会の開催について   ◇ ~~~~~~~~~~~~~~~~ ◇     午後一時五十九分開議 ○平塚敬二 委員長 ただいまから文教常任委員会を開会いたします。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━平塚敬二 委員長 本日は報告事項の聴取等を行いますが、まず、議事に先立ちまして、四月一日付で理事者に人事異動がございました。お手元に文教領域の管理職一覧をお配りしておりますので、御確認いただきますようお願いいたします。  なお、担当書記も変更しておりますので、御承知おきください。  また、委員会の運営に当たりましては、新型コロナウイルス感染症の蔓延を防止する観点から、適宜、理事者の入替えを行うとともに、理事者からの報告は簡潔明瞭に、委員からの質疑も要点を絞っていただくなど、会議時間の短縮に向けた御対応をお願いいたしたいと思います。  なお、会場が広くなっておりますので、発言する際の声は、大き目でお願いをいたします。  それでは、1報告事項の聴取に入ります。  まず、(1)区立小・中学校校務用パソコン入替え等について、理事者の説明をお願いします。 ◎會田 教育総務課長 区立小・中学校校務用パソコン入替え等について御説明いたします。  なお、本件は、第一回区議会臨時会の契約案件でございます。  1主旨でございます。校務用パソコンは、区立小中学校の常勤の教員及び栄養士に一人一台、及び非常勤教員、栄養士に対し、各校三台ずつの共用機を配置し、児童生徒の成績管理や進路指導その他の業務に使用しているものです。OSがウインドウズ7の校務用パソコンについての入替えを行うとともに、教員数の増加等に対応するための購入を行います。  2の設置場所です。区立小中学校教育センター及び区役所となっております。  3の購入機器についてです。ノート型パーソナルコンピューター、千三百台です。  4の契約金額でございますが、入札のほうを終了しておりまして、九千七百四十六万一千五百四十円でございます。契約の相手方、納期は、記載のとおりでございます。  5の今後のスケジュールでございます。第一回区議会臨時会に契約案件として上程し、令和二年八月から九月に各設置場所への配置をしていく予定でございます。  説明は以上でございます。 ○平塚敬二 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。 ◆板井斎 委員 入替えと書いてあるんですけれども、これはリースなんでしょうか、それとも買取りなんでしょうか。どちらでもいいんですけれども、その理由について併せて教えてください。 ◆田中優子 委員 購入と書いてある。 ◆板井斎 委員 すみません。では、なぜリースではないのかと。 ◎會田 教育総務課長 購入でございます。今、区の方針といたしましては、リース等については利率等かかりますので、総額として多くなるということで、購入ということを前提としているところでございます。 ◆板井斎 委員 ということは、リースのほうが高いという今の答弁でよろしかったですか。 ◎會田 教育総務課長 これは見積りを取っているわけではありませんが、想定として、例えば五年リースでありますと料率が二%程度というふうに考えられます。そうすれば、この金額を考えれば、五年間で支払う総額で考えますと約一千万円ぐらい高くなるのかなという想定ができると思います。 ◆板井斎 委員 では、今のを何年使えば、購入のメリットが出るという今の話なんですか。 ◎會田 教育総務課長 こちらは購入でございますので、はっきりした期限があるわけではありませんが、通常は最低四年は使うという形で現在行っておりますので、リースといいますか、リースを短くすればまた料率も上がりますので、基本的には、いっときに払うお金は購入のほうが高くなりますが、リースに比べ総支払い額は安くなるというのは変わらないかと思います。 ◆あべ力也 委員 今、コロナウイルスの関係があって、小中学生の子どもたちに向けたオンライン授業というのが一つ注目を浴びておりますが、そのオンライン授業をやるに当たってはやっぱりパソコン等を使うと思うんですけれども、これはそういった用途ではなくて事務用のパソコンということでしょうか、それが一点。  それと、オンライン授業に向けた区の対応とかというのがちょっと報道になっていましたけれども、それについては、新たなそういう機器とかの検討をされているのかどうかということもついでに伺いたいと思います。 ◎會田 教育総務課長 まず一点目でございますが、こちらにつきましては、こういった事務といいますか、校務用ということで、校務のシステムが動くこと、それから、ウインドウズの様々なワード、エクセル等が使えること等の規定がありますので、そういった規格で考えている、また、セキュリティーについても指紋認証等を行うというような様々な要件を備えたものということでございます。  御質問の二番目の今話題になっていますオンライン授業等につきましては、ある意味、またウエブブラウザ等が使えるものというものでは、かなり違うものと考えておりまして、そちらについては後半でまたお話が出てくると思っておりますが、こちらにつきましては、要件が大分違う、また金額も変わってくるものということで考えております。 ○平塚敬二 委員長 先ほど言ったオンラインのほうは(7)でやりますので、よろしいですか。 ◆あべ力也 委員 では、(7)のほうでやるみたいなので、そのときにまた伺います。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━平塚敬二 委員長 次に行きます。(2)令和二年度川場移動教室について、理事者の説明をお願いします。 ◎田中 学務課長 それでは、令和二年度川場移動教室について御報告いたします。  まず、1の川場移動教室についてですが、川場移動教室は、子どもたちが川場村の自然や文化に触れ、集団生活と様々な体験活動を通じて豊かな人間性を培うことを目的に、区立小学校五年生を対象に、授業の一環として、昭和六十一年度より例年二泊三日で実施をしております。  次に、2の川場村の空間放射線量の状況です。川場村内の空間放射線量は低減傾向にあり、群馬県立県民健康科学大学杉野准教授による二泊三日で受ける外部被曝線量の試算結果では、健康に影響を及ぼす量ではないとの評価を受けております。  次に、3移動教室の実施についてです。空間放射線量の状況や専門家による線量評価結果などから、区長を本部長とする世田谷区放射線等対策本部において、移動教室を安全に実施できると判断したところでございます。なお、新型コロナウイルス感染拡大の状況を踏まえて、今後、実施の可否及び時期を決めてまいりたいと考えております。  御報告は以上でございます。 ○平塚敬二 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。 ◆田中優子 委員 今現在の空間放射線量はどのぐらいの値になっているんでしょうか。 ◎田中 学務課長 地点により違いますが、〇・〇四マイクロシーベルト時から〇・一七四マイクロシーベルト時となっております。 ◆田中優子 委員 それで、高いところも行ったときに児童が行くような場所に当たっているんでしょうか、そこはどうなんですか。 ◎田中 学務課長 今申しました数値につきましては、児童が実際にハイキング等で回る場所の線量になっております。  ただ、国のほうで長期的な目標として示している毎時〇・二三マイクロシーベルトをどこも下回っており、安全が確認されている状況です。 ◆下山芳男 委員 安全が確認されているということであれば、通常、順次、五年生が川場に行くわけですよね。既にそういう時期が目前に迫っていて、今の状況だとなかなか学校が再開されている状況とは到底言えないので、今後、川場は、今年の五年生が、全ての五年生がこういう体験をできるかどうかというのは、例えば半分は行けるのかとか、ゼロなのか百なのかとか、そういう見通しというのは今お持ちになっているんですか。 ◎田中 学務課長 委員のおっしゃるとおり、今のところ、先ほど御説明いたしましたとおり、今後、実施の可否等を決めていくところなんですが、後ほど説明があろうかと思いますが、一学期に実施予定としておりました学校については二学期以降の延期または中止について検討してまいりたいと考えております。 ◆下山芳男 委員 そうすると、できることであれば、全員が実施できるようなことは考えているんですね。 ◎田中 学務課長 実際に延期等ということになって検討していくと思うんですが、その延期した学校について、実際にその後の日程で行けるかどうかとか、あとはバスの確保ができるか等、そういったところの調整が必要になってくると思いますので、実際、延期するような場合については、そこについては学校等とも協議しながら可否について考えていきたいと思っております。 ◆田中優子 委員 例えば延期が難しいという学校が出てきた場合、一校でも二校でも出てきた場合は全体を中止するという判断になるんですか、それとも、できなかった学校はしようがない、あとほかはやりましょうということなのか。 ◎田中 学務課長 そこにつきましても、実際に延期の可否等を決める中で考えていくと思うんですが、場合によっては全校が行かないようなことというのも可能性としてはあろうかと思います。 ◆田中優子 委員 それとまた別の質問で、文教を長く離れていたので詳しいことがわからなくて、伺いたいんですけれども、最初のほうはかなり活動が制限されていたと思うんですよ。行ったもののなかなか行けない場所がたくさんあるとか、そういう状況を聞いていたんですけれども、内容について、今は三・一一の前と全く同じような状態で活動ができているんでしょうか。 ◎田中 学務課長 一部の活動につきましては、例えば体験するものとかそのものについては一部実施できていないようなものもあるんですけれども、基本的には、三・一一以前のものと同じような活動は、現在は学校の中でいろいろやるメニューを選べるようになっておりますので、その中で選んで実施しているという状況です。 ◆田中優子 委員 できていないというのは、具体的にどういう活動ですか。 ◎田中 学務課長 農業体験につきましては、現在は休止しております。 ◆風間ゆたか 委員 短縮でやるということなので、細かいところに関しては、全員で共有するべき必要がないものに関しては、委員長のほうで後ほど資料なりでやるようにしてもらえたらなと思うんですね。  川場のことに関しては、毎年報告されていることですので、委員長、ぜひお願いします。 ○平塚敬二 委員長 わかりました。 ◆あべ力也 委員 この放射線量等について、専門家の評価を受けている、評価結果があるということですけれども、それは後から資料で頂けますか。 ◎田中 学務課長 資料につきましては、保護者の方等にも毎年配布しているんですけれども、予定というものですが、そちらのほうについてはお渡しできると思いますので、後ほどお渡ししたいと思います。 ◆中山みずほ 委員 五月から川場は始まると思うんですが、実際もう不安に思っている保護者の方がいらっしゃって、そういう該当する学校には、やるかやらないかという判断はお知らせされているんですか。 ◎田中 学務課長 実際に保護者の方にやるやらないという情報は、今のところは行っていないと考えております。 ◆中山みずほ 委員 それは逆にいつ行くんですか。早いタイミングなのか。
    ◎田中 学務課長 後ほどの御説明の中でも、移動教室等を含めました行事についてどのような形でやっていくかということの方針を一旦お示しした中で、各学校等にお知らせしていくものと考えております。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━平塚敬二 委員長 続きまして、(3)令和二年度の学級編制について、理事者の説明をお願いします。 ◎田中 学務課長 それでは、令和二年度の学級編制について御報告いたします。  1の概要でございます。学級編制につきましては、国において平成二十三年度に公立義務教育諸学校の学級編制及び教職員定数の標準に関する法律を改正し、小学校第一学年の三十五人学級を、平成二十四年度に教員の加配により小学校第二学年の三十五人学級を実施したところでございます。なお、国の令和二年度予算におきまして、小学校第三学年から中学校第三学年の三十五人学級編制の推進に係る予算の計上はされておりません。  一方、東京都教育委員会におきましては、都の独自施策として、中一ギャップ対応教員加配を継続する形で、中学校第一学年については、三十五人以下学級に足りる教員加配の措置を実施するため、東京都公立小学校、中学校及び中等教育学校前期課程学級編制基準を一部改正し、平成二十五年四月一日から施行し、令和二年度も継続することとしております。  次に、2の世田谷区教育委員会の対応状況でございます。小学校第一学年につきましては、全校において三十五人による学級編制を行います。第二学年につきましては、六十一校中十六校が教員加配の対象となりました。このうち十五校において学級分割を行い、三十五人で学級編制を行っております。一校は学級分割ではなくチームティーチングを選択しております。対象の学校は記載のとおりでございます。  2)中学校第一学年につきましては、本年度は二十九校中十五校が教員加配の対象となりました。このうち二校が学級分割、三十五人での学級編制を行い、十三校はチームティーチングを選択しております。それぞれの学校は、記載のとおりとなっております。  報告は以上でございます。 ○平塚敬二 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━平塚敬二 委員長 続きまして、(4)世田谷区立池之上小学校改築基本構想について、理事者の説明をお願いします。 ◎秋元 副参事 それでは、世田谷区立池之上小学校改築基本構想について御報告申し上げます。  なお、本件は福祉保健常任委員会との併せ報告となります。  まず、1の主旨でございますが、池之上小学校につきましては、耐震診断の結果、昨年九月に全面改築を行うこととなり、その後、区と学校関係者、地域住民による基本構想検討委員会を設置しまして、保育施設との複合化を含めて検討してまいりました。このたび基本構想がまとまりましたので、御報告するものです。  2の基本構想の概要でございますが、(1)の四点を基本的な考え方として検討を進めました。①では全面改築とすること、②では保育施設との複合化を図ること、③として、改築中は旧北沢小学校を仮校舎として仮設校舎は建設しないこと、④として、施設整備の発注方法として、これまでの設計施工分離の発注方式とすることとなります。  (2)計画施設の概要は、以下のとおりでございます。御覧いただければと思います。  恐れ入ります。裏面を御覧ください。(3)基本構想の特色でございますが、最後に、A3判の平面イメージ図をおつけしておりますので、同時に御覧いただければというふうに思います。まず、①の学校の配置でございますが、左下の一階平面図を御覧いただければと思います。まず、学校の配置は、近隣の住環境への配慮や狭隘な道路に挟まれた敷地であることなどを考慮し、敷地の西側に校舎を配置しまして、校庭を学校敷地の東側とする計画といたしました。また、プールを屋上に整備することなどで可能な限り校庭を広く確保した計画としております。  次に、②の保育施設の配置でございますが、保育施設を一階南側に配置、園庭は日当たりのよい南側に配置といたしました。通園動線は、学校敷地西側の商店街に面した通路を活用することで、小学校児童の登下校の動線と分けております。定員は四十五名を想定して敷地面積を確保いたしました。  (4)の各諸室のゾーニング計画でございますが、普通教室は校舎二階、三階、平面図の上の二階平面イメージ、三階平面イメージにありますように、二階、三階の東側校庭に面した位置に配置をいたしました。また、特別支援学級等は、専用の玄関が配置可能で落ち着いた環境が期待できる一階北側に配置しております。管理諸室のうち、職員室、校長室、事務室は、校庭の視認性などを配慮し、一階に集約した配置としておりまして、また、保健室も外部からの出入りの確保に考慮しまして一階の校庭に面した配置としております。ただし、主事室はセキュリティーに配慮しまして、二階の児童用昇降口に接した配置としております。  ③の屋内運動場、体育館でございますが、一階西側に配置しまして、自然採光及び通風を確保するため、ハイサイドライト、四階からの天窓でございますが、これを設けてございます。  ④の理科室、家庭科室、図工室、音楽室の各特別教室は、教室と同じ二階、三階の校舎北側または南側に配置をしまして、図書室を校舎二階の中央に設けまして、吹き抜け、ハイサイドライトにより自然採光、自然換気を確保した計画となっております。  ⑤新BOP室でございますが、運営上、必要となる専用玄関を設けることが可能で、校庭に面した一階南側に配置をいたしました。  ⑥の地域開放でございますが、図書室をはじめ、多目的ルーム地域学校会議室、特別教室の音楽室、図工室、理科室につきましても、普通教室と区画を分けて、地域の需要等を踏まえて開放を想定した計画といたしました。  ⑦の保育施設につきましては、先ほど説明したとおり、保育室、園庭とも日当たりのよい南向きに配置をしております。  最後に、⑧区立自転車等駐車場でございますが、現在、学校の北側に設置しております駐輪場は現在とほぼ同じ位置、新校舎では校庭の右上、北東側に、学校敷地を分割いたしまして、児童の登下校動線に比較的影響が少ない位置に配置しまして、台数も現在の駐輪台数百二十台を確保しております。  三ページの中ほどの3、概算経費を御覧ください。設計費、改築費、解体工事費を含めまして約三十三億円と見込んでおります。なお、米印の一つ目にあるとおり、外構工事費と、今後、民間の保育事業者が整備する内装費などについては概算に含んでおりません。  4の今後のスケジュールでございますが、本日の委員会での報告後、通常であれば住民説明会を開催となっておりますが、現在、説明会を開催して多くの方にお集まりいただく環境ではございませんので、時期、手法等については庁内で今検討をしているところでございます。また本年度は、基本設計、令和三年度に実施設計と既存校舎を解体し、令和四年度から五年度にかけ改築工事を行ってまいります。  御報告は以上です。 ○平塚敬二 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○平塚敬二 委員長 それでは、ここで理事者の入替えを行いますので、委員の方はしばらくお待ちください。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━平塚敬二 委員長 それでは、(5)区立小学校指導者用デジタル教科書(教材)の購入について、理事者の説明をお願いします。 ◎毛利 教育指導課長 区立小学校指導者用デジタル教科書(教材)の購入について御報告いたします。  まず、主旨についてですが、小学校で使用する教科書については原則四年に一度採択をしております。令和二年度から使用する小学校の教科書について、令和元年度に採択したもの、そして採択替えに伴って新たな指導者用デジタル教科書(教材)を購入いたします。  購入物品につきまして、二枚目の資料で内訳のほうを見ていただきたいと思います。国語、社会、地図、算数、理科、音楽、英語となっております。音楽についての六校ですが、こちらについては、ICTの研究推進校の五校のみ音楽のほうを配布しております。  もう一度、一枚目のほうにお戻りください。納品場所については、全公立小学校の六十一校です。  契約金額は約一億百四十万円、契約の相手方は記載されているとおりです。納期が六月三十日です。  今後のスケジュールにつきまして、来月五月の第一回区議会臨時会に契約案件として上程する予定です。 ○平塚敬二 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━平塚敬二 委員長 続きまして、(6)世田谷区立教育総合センター新築工事について、理事者の説明をお願いします。 ◎北村 新教育センター整備担当課長 それでは、世田谷区立教育総合センター新築工事について御説明をさせていただきます。  本件は、世田谷区教育総合センター構想に基づきまして、新たな教育センターを建築するものでございます。  まず、1の主旨でございますが、四月二日に一般競争入札が行われまして工事請負業者が決定いたしましたので、御報告をするものでございます。  2の契約件名、3の所在地、4の工事概要につきましては記載のとおりでございます。  次ページ以降に、案内図、配置図、各階平面図、立面図を添付しておりますので、後ほど御覧いただければと思います。  5の契約金額及び契約の相手方でございますが、(1)建築工事では、契約金額は十四億二千五百三十八万円、契約の相手方は、白井・髙野建設共同企業体でございます。(2)電気設備工事でございます。契約金額は二億七千八百三十万円、契約の相手方は、大雄・大新建設共同企業体でございます。(3)空気調和設備工事でございます。契約金額は二億一千六十五万円、契約の相手方は、大立・福吉建設共同企業体でございます。  6の工期につきましては、契約の日から令和三年九月三十日でございます。  7の今後のスケジュールでございますが、第一回区議会臨時会に契約案件として上程いたしまして、議決後、契約を締結する予定でございます。また、本件とは別でございますけれども、現在、教育総合センターの運営計画を作成しているところでございますが、第一回の区議会定例会におきまして、その運営計画を夏前にお示しするとお伝えしておりましたけれども、現在、予定といたしまして、七月下旬の文教常任委員会において御説明できるよう進めております。  説明は以上でございます。 ○平塚敬二 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。 ◆板井斎 委員 ほっとスクール城山が移転すると思うんですけれども、その移転の後、定員数がどうなるのかということと、運営方法がどうなるのかということで、分かっている範囲で教えてください。 ◎工藤 教育相談・特別支援教育課長 現在、ほっとスクール城山の定員は二十五名程度となっておりますが、それを三十五名程度に増加する予定にしております。  なお、運営につきましては、現在通っているお子さんと職員との関係ですとか、そういう部分もありますので、今のところ直営で考えております。 ○平塚敬二 委員長 それでは、ここでもう一度、理事者の入替えを行います。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━平塚敬二 委員長 それでは、(7)新型コロナウイルス感染症に係る教育委員会事務局の対応について、理事者の説明をお願いします。 ◎會田 教育総務課長 新型コロナウイルス感染症への教育委員会事務局の対応状況について御説明いたします。  資料を御覧ください。1として、区立小中学校の休業期間でございますが、現在、三月二日から五月六日までという予定で休業しております。  2学校休業の長期化による学習課程や学校行事への影響でございます。(1)学習課程への影響でございます。学校休業期間の長期化により授業時数の不足が見込まれ、土曜授業の増や夏休みの短縮など検討しているところでおります。また、学校休業がさらに長期化した場合については、文部科学省の通知に基づき、家庭での学習を授業として取り扱うことなどを検討しております。学校休業が五月六日までの対応の例を以下に記載しているところです。  (2)学校行事等への影響でございます。①から⑩まで記載してございますが、まず入学式・一学期の始業式は延期、②運動会・体育祭については、一学期中に実施予定のものは二学期以降に延期し、時間短縮を検討、③移動教室・修学旅行は、同じく一学期中に実施予定のものは二学期以降に延期または中止、④校外学習(地域学習)につきましても、二学期以降に延期または中止ということです。また、⑤古典芸能鑑賞教室(小学六年生)、歌舞伎鑑賞教室(中学三年生)については中止ということでしております。⑥全国学力・学習状況調査(国)、児童・生徒の学力向上を図るための調査(都)でございますが、こちらについては中止と決定しております。⑦学習習得確認調査でございますが、裏面を御覧ください。一学期中に実施予定のものは二学期以降に延期でございます。⑧オリンピック・パラリンピック競技の観戦につきましては、延期ということになります。⑨小中学生の海外派遣事業につきましては検討中でございますが、恐れ入りますが、別紙1のほうに詳細を記載しておりますので、こちらを御覧いただけますでしょうか。1、派遣予定先の状況ということで、オーストリア・ウィーン市ドゥブリング区からポートランドまでの現在の状況について記載しているところでございます。  2派遣する小中学生の選考状況でございますが、ポートランドへの派遣者については二次選考を完了しているが、最終選考については保留しているという状況です。また、その他の派遣者については一次選考を完了し、二次選考は未実施の状態というところでございます。  本文のほうにお戻りください。⑩部活動(中学校)については、部活動も現在、休止中でございます。  3休業期間中の子どもたちへのケアでございます。(1)居場所等の確保でございますが、①新BOPでございます。四月六日から五月六日まで運営を休止。ただし、学童クラブにつきましては、社会機能を維持するために就業を継続する家庭の児童については利用可ということにしております。②中学校の校庭開放でございます。こちらにつきまして、三月二十四日から四月四日までのものですが、区内全二十九中学校の校庭を開放いたしました。  (2)心のケア、福祉部門との連携でございます。①スクールカウンセラーによる相談(学校)・教育相談員による相談(教育相談室)ということで、保護者、児童生徒に対する継続的な周知を実施しているところでございます。  ②教員による健康状態等の把握ということで、学校休業中の電話連絡や家庭訪問、登校日におけるやり取りなどを通じて、子どもたちの健康状態の確認を行っているところでございます。  (3)学習支援でございます。①教科書等の配布につきましては、四月中旬に教科書や副教材などを配布するとともに、各学校でプリント等を配布するということを実施しているところでございます。②ICT環境を活用した学習支援、四月中旬からということでございますが、学校ホームページや区ホームページを活用し、教材や学習のポイント、文科省のホームページ、活用できる学習ツールなどを紹介ということを行っております。  二枚目に行きまして、子どもの学びに役立つ動画を作成し、「せたがやまなびチャンネル」ということで、ユーチューブを活用して配信しております。  ③家庭での学習の支援の強化でございますが、こちらは別紙2のほうに詳細を記載しておりますので、一番最後のページになりますが、こちらのほうを御覧いただけますでしょうか。1として中学生、(1)家庭学習支援のための環境整備ということで、こちらにつきましては、家庭にインターネット環境のない新一年生、これは次の小学校五、六年にも同じことが書いてありますが、新一年生と小学校五、六年生のインターネット環境のない家庭につきまして、区が購入するタブレット端末とモバイルWi―Fiルーターを貸出しするということで、昨日から申込み受付を始めたところです。  (2)想定する学習支援の内容でございます。①教科書に基づく学習の支援ということで、教科書を読んで課題に取り組ませるような内容のプリントを配布したり、それを回収し教員が確認、また生徒には学習のフォローを行ったり、また導入として、教員が教科の学習の仕方などを説明する動画を作成し、配信するというようなことを行っております。②学習支援ソフトによる学習支援につきましては、民間事業者から無償提供を受けることができるというところもありまして、ロイロ社のロイロノート・スクールを活用した学習支援を現在考えているところで、想定しているところでございます。③ドリルパークにつきましては、従来のeラーニングのアプリでございますが、こちらにつきましての学習支援を行ってまいります。④として、双方向授業について研究のほうを推進してまいります。  2小学校五・六年生につきましては、家庭学習支援のための環境整備は中学生と同様ですが、(2)想定する学習支援の内容ということで、教科書に基づく学習の支援ということで、同じようにプリントを配布、回収、教員が確認というようなこと、また導入として、教員が各教科の学習の仕方などを説明する動画を作成し配信するというようなことで、導入動画、プリントのやり取りということでつなげていくようなことを考えております。また、中学生と同様に、ロイロノート・スクールを活用できないかというところで検討しているところでございます。  小学校一、二、三、四年生につきましては、教科書に基づく学習支援をプリントの配布、回収を中心に実施しながら、ICT環境を用いた学習支援を補完的に実施していきたいというふうに考えているところでございます。  本文のほうにお戻りいただけますでしょうか。4、区立幼稚園・区立認定こども園における対応についてでございます。こちらにつきましては、この運営につきまして、令和二年三月二日から四月九日までは登園自粛の要請をお願いしました。そして、四月十日から五月六日までという予定で今、臨時休園というところでございます。また、区立幼稚園、区立認定こども園の始業式及び入園式も延期ということになりました。  (2)区立認定こども園多聞幼稚園(保育枠)の運営でございますが、こちらにつきましては、四月十三日から十九日まで登園自粛要請でございました。四月二十日から五月六日までの予定で臨時休園ということになっておりますが、こちらにつきましても、著しくふだんの生活に影響を来すと考えられるような保護者の方については応急保育を実施するという形で進めているところでございます。  5の学校施設開放の休止及び社会教育施設等の休業でございます。(1)小中学校の学校施設開放を五月三十一日まで休止、民家園、郷土資料館、図書館も五月三十一日まで休業、プラネタリウム、「Touch the World」についても五月三十一日まで休止、(4)ほっとスクールについては、学校休業期間と合わせておりますので、五月六日まで休止の予定でございます。  6公共施設の整備スケジュールの見直しでございます。今後の行政運営に必要な財源を確保するために公共施設整備を先送りするということで、弦巻中学校及び松丘幼稚園の改築についてはおおむね二年程度の延期、ただし、法適合化工事のみを令和二年度に実施する。そして、梅丘図書館の改築につきましては三年程度の延期ということでございます。  以上、現状について御説明させていただきました。緊急事態措置の適用期間等を考慮しながら、今後の状況に応じて適宜判断してまいりたいと考えております。  御説明は以上でございます。 ○平塚敬二 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。 ◆あべ力也 委員 先ほどオンライン授業について伺ったんですけれども、世田谷区はオンライン授業に関しては検討中というようなマスコミでの報道がありまして、世田谷区の回答の内容として、スピーディーにオンライン授業の実施に必要な環境を整備できるかが課題だと、オンライン授業ツールの利用方法を、休校により在宅中の児童生徒、保護者にいかに周知し、活用してもらうのかというのが二番目の課題だというふうに説明をされているようですけれども、今説明にあった動画を作成してユーチューブを活用して配信をするというようなのが世田谷区が想定をしているオンライン授業という認識でよろしいんでしょうか。オンラインで授業というと、オンタイムでやるのが授業なのかなと思っていたんですが、ユーチューブの配信ということの認識でいいんですね。確認です。 ◎會田 教育総務課長 御質問いただいた件につきましてですが、まずはとにかくできるところからどんどん始めていこうという考え方でやらせていただいておりますので、いわゆるオンライン授業といいますと、やはり双方向性を求められると思っています。動画の配信というのはある意味片方向ですが、まずはできるところからということでユーチューブのほうを始めさせていただきました。  今後につきましては、オンラインの授業といいますか、やっぱり双方向のやり取りが必要になってくるということでの今後のやりたいということでの想定する学習支援の内容ということで幾つか説明させていただきましたが、一つの鍵はやっぱり双方向ということかと思っております。 ◆田中優子 委員 幾つかプリントを配布とか、教員が回収とか出てきますが、これは学校に子どもたちが行ってもらってくる、それで教員はどうやって回収するのか、その辺を教えていただけますか。 ◎毛利 教育指導課長 ただいまの御質問ですが、教科書を配布したときと同じように、学校のほうで課題を配布する日、回収日というのを設けたいと思っております。取りに来る場合は、児童生徒が取りに来ていただければ、そのときに生活の様子なども聞き取りができるんですが、今の状況ですので、保護者であっても可能というふうに考えております。 ◆田中優子 委員 回収もまた子どももしくは保護者が届ける日を設けている、そういうことですか。 ◎毛利 教育指導課長 今のところそのように考えております。 ◆田中優子 委員 オンラインのICTを使ったやり方、授業とか、eラーニングなんですけれども、この間、私は予算委員会で言ったんですが、渋谷区のように保護者が自分の子どもがどのように使っているかのチェックができるようなシステムが今後はやっぱり求められてくると思うんですね。それについてはどのようにお考えかお聞かせいただきたいんです。 ◎會田 教育総務課長 オンラインのいろんな授業につきましては、まだちょっと検討中といいますか、今は実施されていないという状況ではあります。まずは双方向について、今、学校休業中であって、やはり家庭に子どもたちはいる、それで学校で先生はいる、教員はいるというような状況の中で、いきなり始めなくてはいけないというところで、いろいろ悩んでいるところです。ツールを入れるというところでは、まずは例えばテキストのやり取りでも、リアルタイムの動画のやり取りが最終的にはオンライン授業と言うのにふさわしい内容かもしれませんが、まずはテキストのやり取りでもできればというふうに思っています。  今御質問いただいた保護者が確認できるという仕組みについては、今この場で、このようなやり方でやるというところまでの御案内はできないんですけれども、その辺も踏まえて、そういったことも可能になるような形ができないか検討してまいりたいと思います。 ◆田中優子 委員 もう既に行われているeラーニングで、渋谷区などはそういうシステムを導入していて、この間の予算委員会では五百万円ぐらいの金額でそういうシステムが導入できるという答弁があったので、その点も含めて、今後、必要性は高まってくると思うので、ぜひ検討をお願いします。要望にしておきます。 ◆風間ゆたか 委員 まず、書いてあることの確認からなんですけれども、タブレットの貸与というところに関して、今はインターネットの環境のない家庭に対してというのが非常に曖昧で、例えばこれは家庭の中でスマートフォンを持っている、家庭のスマートフォンがあるだとか、タブレットで通信機能がついているものに関しては家庭の中にインターネットがあるということになってしまうのかどうかであるとか、Wi―Fiルーターを無償で貸し出ししても、では、通信料は各家庭持ちなのかとか、基準がちょっとよくわからないんですね。申し込めるのか、よくある区民からの質問は、今在宅勤務だとか、学校によってはオンライン授業をやっている高校なんかも含めてありますので、みんな家にいて、それぞれの機材を持ってやっているけれども、新中一とか新小五、小六に関しての機材はないと、回線ももう空いていないというような子どもはどうすればいいんだという話になってくるわけですね。その辺りの基準が書かれていないために、今申込み状況はわかりませんけれども、そういう子たちまで含めるということであれば三学年で千台なんて到底足りるわけありませんし、まずその辺の基準は今返答をどういうふうにしているのかというのを聞かせてもらいたいということが一つ。  もう一つは、これは学年は上から優先的にという話を聞いていますけれども、中一、例えば小六の一部にしか回らないというような状況になったときに、小六はやることを中止するのか、それとも何らかの基準をもって貸与していく人たちは選んでいくのかということは、教育委員会としてどう決めているのかを聞きたいというのと、そもそも今の中学校二、三年生に対してこういった支援をしているのは、経済的にそういった環境を整えられない家庭への支援策として始まったとこれまで報告を受けてきたという認識ですが、この書きぶりだと必ずしもそうでもないかのような見え方がするんですけれども、その根本的な狙い、考え方というのがどうなのかを教えてください。 ◎會田 教育総務課長 では、まず一番最後の経済的な問題です。今までの制度設計、eラーニングと同時にそういったインターネット環境のない家庭については、就学援助の規定を一つの基準として、三万円の補助、通信費については月五百円というような形の補助という形で行ってきました。今回、そういったことも考えたんですが、そもそも今、世の中がステイホームということで、家を出ては行けないというような中で、買ってくださいということ自体が今は難しい、やっぱりこういった緊急事態のということを考えました。また、就学援助については、その認定云々を待っていると六月というようなことでスピード感、だから、今のこういった新型コロナウイルス感染症に対する学校休業という非常に特殊な状況であること、それから、そういったスピード感を持って対応しなきゃいけないということ等を考えて、今回の千台の貸与については、インターネット環境がないということに対象を絞り、そういった経済的な問題については、今回の臨時的な対応については外しております。  それから、まずその千台についてですが、千台で足りるのか足りないのかというところでは、これも非常に悩んだというか、今回、その千台を確保するのが非常に大変でした。世の中的にこういった在宅の勤務が進み、各自治体もリモート学習ということにいろいろ考え、世の中的にそういったタブレット端末が非常に不足しています。さらに、海外からの部品の供給が止まっているということで、メーカーによってはそもそもタブレットが輸入されないということで、千台というロットを確保するのがやっとでした。百台ぐらいでしたらというお話はいろいろいただいているんですが、いろいろな販社、メーカー、それから実際の作っている会社、それから通信事業者、いろんなところに当たりましたが、やっと千台を確保したというのが現状ですので、とにかくまず確保した千台を一番困っている、インターネット環境の全くない家庭に配りたいということで、これは正直走りながら考えています。とにかく始めさせていただくことにしました。それで昨日から受付を開始しているというところです。  今、委員からお話しのあったような問い合わせを区民の方から昨日からいただいています。まずは、インターネット環境というか、スマートフォンはうちにはあるけれども、ふだんは親のものであると、子ども用はないということについては、一旦は見合わせていただいております。本当にない方だけにまずは優先させてもらいたいという御説明をさせていただいております。  その中でも、正直言って、小学校五年、六年、中学一年という、五年、六年ですと六千人ずつぐらいですか、中学生でも、中学校の一年が三千五百人ぐらいです。そういった中での千台ですから、足りる足りないということになると、正直わかりません。もっともこれが平常時であれば、事前にアンケートなどを行ってきちんと数を確認した上で、そして、調達して渡すということをしたかったわけですが、そういったことが今は全くできない状況なので、そういう特別な状況の中で、とにかくできることをやらなきゃいけないということで、千台で足りるかどうかは正直わからないですが、まずは対象を厳しくさせていただいてやらせていただき、その中で余裕があれば、また次に、二次募集という言い方はよくないかもしれませんけれども、その次というふうに対応してまいりたいというふうに考えております。
    風間ゆたか 委員 今答えてもらっていないものについては、その通信料をどう考えるかというところですね。  それと、今の質問の意図は、やっぱり本当に持っていない人、子どもたちに対してきちんと回るのかどうかということの懸念からの質問だったので、まずは何もない家庭からということで優先順位が決まっているというので、少し安心しました。  とはいえ、今スマートフォンを親が持っていない家庭という意味で考えたときに、非常にまれですよね。なので、では、親がスマートフォンを持っていれば一旦見送ってくださいということなのか、では、その親はふだん外で働いている人だといった場合にはどう判断するのかとか、いろいろ基準があると思うので、今細かいことは聞きませんけれども、まずその基準をちゃんと明確にしてくださいということを要望しておきます。  通信料に関しては、もし双方向となるとしたら、契約形態によっては、スマートフォン等でやった場合に物すごいパケット料になってしまい、それは各家庭の負担となることでしょうから、その辺りはどう考えているのかということです。今のeラーニングのシステムだけであればそれほどかからないかもしれませんけれども、その通信料についてどう考えているのかということを教えてください。 ◎會田 教育総務課長 まず基準については、またさらに考えていきたいと思います。  それから、すみませんでした。通信料でございますが、現在、貸与すると考えている千台については、モバイルルーターも含め区のほうの経費で、要するに家庭には経費を負担させないという方向で、これは今、臨時的措置ということで考えております。  今後についてなんですが、確かに双方向で動画でやり取りということになると、委員お話しのとおり、Wi―Fiで無制限みたいな家庭はいいと思うんですけれども、制限的なものであったり、LTEのスマートフォンだけというようなことになると厳しいということになって、その辺から根本的に考えていかなくてはいけない、ネットワークというのは大きな課題だと思います。  まずはそういったところで、学習ツール、eラーニングについては、スマートフォンでもできる、LTEでも大丈夫というようなところで選定していく、それがまずは必要条件ということでやらせていただいて、それでテキストベースの双方向をまず実現し、動画については、その導入もあるんですが、確かにネットワークもどうするというところもあるので、そこについてはまだ走りながら考えているところで、大きな課題だと考えております。 ◆風間ゆたか 委員 あと一点お答えいただいていないのが、千台のところで、六年生の一部にしか渡らなかったみたいな、学年の中で渡せる学年、渡せる人、渡せない人というのが出てしまった場合にどう判断するのか。例えば六年生に関してはもうスタートさせてしまうのか、行き渡らなかった人も何とかやってくださいという形にするのか、待ってください、我慢してくださいということにするのか、行き渡らない場合にはその学年自体そもそもやらないのかというのは、どう判断しますか。 ◎會田 教育総務課長 基本的には学年を区切るような形にしたいんですが、それを中学一年、そして小学校六年まで、小学校五年までに何とかしたいと思っています。さらには、本当は小学校四年、三年としていきたいと思っています。ただ、その端数がどのくらいオーバーするかにもよると思っています。それから、正直、またもう千台というものは、今すぐには世の中的に調達できないというふうに考えています。ただ、これが百台というようなことであったらそれは再調達してでもその学年はカバーするということで、なるべく学年を区切りながらも、やらないという方向にはしたくないというふうに考えていますので、何とかその千台を丸々有効に使う方向で考えていきたいと思っています。 ◆風間ゆたか 委員 この件に関しては最後にしますけれども、例えば今、スマートフォンでもできるようなものというふうに考えているんだとすれば、区内の事業者も最近新たなスマートフォンを発売し出したりしていますから、スマートフォンを扱っている事業者に協力を求めていくみたいなことも含めて考えていったらいいんじゃないかなと思いますので、その辺は、私たちの側としてもずっと言ってきていることは、やっぱり同じ学年ごとに導入するのであれば、きちんと学年の皆が受けられるような環境、それを大事に進めていってもらえればなということで、要望しておきます。 ◆あべ力也 委員 二十三区では、港区が今、先行実施をしているということですけれども、いずれにしても、課長が言われたように、走りながら考えているというような状況でしょうけれども、いずれにしても、緊急事態宣言と学校が休校になっている状況の中で、子どもたちがあり余るエネルギーを外に行って活動したりとかということにならないように、やっぱり自宅にいていただきたいということで、いわゆるオンラインの授業というのは決め手になると思いますので、五月の上旬からということですけれども、なるべく早く実施をしていただきたいということは要望しておきたいと思います。  あと、港区は民間のオンライン学習サービスをできるようなサービスもやっているということですけれども、この点については世田谷区はどういうふうに考えていらっしゃいますか。学習を進めてもらうという意味で、民間のオンライン学習サービスをIDを付与して使えるようにしているというようなことも港区はやっているということのようですけれども、その辺はどうでしょうか。 ◎會田 教育総務課長 ただいまの民間のそういった事業者のサービスというところですが、そういったところも検討してまいりたいと思いますが、そういったことは、今のところはまだ具体的には考えられていませんので、今後検討していきたいと思います。 ◆中山みずほ 委員 頂いた資料の中の3の(2)の福祉部門との連携というところなんですけれども、ここはこれからより重要になるかなと、今御相談いただく中でも考えております。  例えば、今まで学校で虐待を見つける率というのは大体七%とか八%で、多いと十%ぐらいあるというのが全国平均であるんですけれども、学校が休止することによってそれが今見られない状況になるということで、それによって、例えば子家センとか児相といったところとの連携というのは具体的に何か進められていることがあるのかどうかというのが一点。  全部で三つあるんですけれども、二つ目は給食の問題、給食が食べられないことによる、以前、配食事業がありましたけれども、これについての継続性、その後どう考えているのか。  あと三つ目は、保護者との連携というところで、他会派からも予算委員会で連絡帳の問題が出ていましたけれども、一方通行にばんばん送られてくるメールだけではなくて、やっぱり保護者も確認したいこと、または心配なことというのが、一々教育委員会に連絡するのもハードルも高いですし、その辺をオンラインでということは今ここに書かれていないんですが、何か考えられていますか。  以上、三つです。 ◎淺野 教育総務部長 私のほうからは、給食についての考え方についてお話しさせていただきます。給食につきましては、この間、子ども・若者部の御協力を得て配食サービスという形でさせていただいておりました。こちらにつきましては、引き続き子ども・若者部と連携の上、PR等をしていきたいと考えております。  なお、私どもは、この間、緊急事態宣言が出されるその前から感染者の人数がかなり増えてきたことによって始業式等を行えなかったんですが、私どもは給食室を活用しての食の提供ということも考えてきたところでございます。  こちらにつきましては、感染状況等を踏まえまして、今、学校に行く、お子様が来ていただくことが、感染の拡大防止の観点から、どういう形であればできるのか、また、できるとしたらどういった時期とか状況によったときにできるのかとかを踏まえまして、引き続き、複数の手法を組み合わせることによって対応していきたいと考えておりますが、まずは配食サービスにつきまして、配食サービスということですと、あちらの場合につきましても、先ほどのパソコンと同じような形があって、数に限りがある部分があったんですけれども、どういうふうに工夫したらさらに供給等を増やしていけるのか、こちらにつきましては、区長部局とも連携して早急に検討していきたいというふうに考えてございます。 ◎毛利 教育指導課長 子どもの生活状況の把握ですが、まず四月十七日金曜日ですが、各学校のほうに聞き取りを行いまして、まずは不登校であるとか虐待の子どもたちと連絡が取れているかということを確認いたしました。それについては全ての学校で連絡を取れております。  また、各学校につきましては、必ず週一回以上、子どもたちと連絡を取って生活、学習の状況を把握するようにというような通知を送っております。 ◎會田 教育総務課長 連絡帳等のオンラインでできないかというところの質問でございます。こちらについては、さきの議会等でもたくさんの会派からいろんな意見をいただきました。今こういう学校休業中という中で、緊急連絡メールであったり、区のホームページというようなところで非常に限られており、双方向、保護者からのやり取りが十分できないというところで、そういったものがやはり必要だということを今切実に感じているところでございます。  学校休業中の子どもの学びということとはまた別ですが、主に保護者と学校とのやり取りというところでの双方向性のものは、今様々なツールが出ておりますので、そちらにつきましてはなるべく早く整備してまいりたい。また、個人情報の問題がありますので、そういったところもきちんとクリアした上で実施してまいりたいと思います。 ◆中山みずほ 委員 ありがとうございます。一点要望なんですけれども、せたホッとのお知らせがいつも学校には配られていて、認知率も高いと思うんですが、実際、せたホッとはすごくニーズが高まる気がするんですね。いわゆる両親がリモートで家にいて、御家族がぎゅっと一緒にいる中で、やっぱり実際問題、困った御相談もあるわけです。せたホッとがとてもいいメッセージを出しているのに学校からの通知が今は全く来ない状態なので、できれば早目にせたホッとの通知を各御家庭に郵送でもいいのでしていただきたいなというのが要望です。 ◆風間ゆたか 委員 先ほどの各家庭に連絡を取るようにということをやっているというお話でしたけれども、うちにも小学生、中学生がいますけれども、一度も連絡が来たことはないですし、一方で、来ているという学校もあるというふうには耳にしていますが、多く寄せられる意見は、いつもメールなりで連絡の投げっ放し、ある意味では子どもは放っておかれているというか、親への通知だったりしますからね。なので、それは本当かなということですけれども、それに対しての対策はどうするのかというのが一つ。  あと、そもそも、よく寄せられる区民からの意見としては、やっぱり教育委員会が、今回の新型コロナウイルスに関して、子どもたちの感染リスクに関しての評価が、甘く捉え過ぎているんじゃないかということをよく言われるわけです。一つは、分散登校をしようといったときにそういう声が届いていると思いますけれども、それも撤回してやめたと。その後は、教科書の受け取りというときにもやっぱりそういう声がすごく出ましたし、そもそも感染リスクがあるので親も行きたくないし、子どもにも行かせたくないということでしたね。そういうふうに過度に反応しているという捉え方は、今の状況下ではあり得ないと思うんです。  なので、教育委員会としてその辺りをどう考えているのか、甘かったと認識しているのかということと、その甘かったと認識しているかどうかというのは教育長に聞きたいところなんですけれども、今後の五月六日以降も、では、緊急事態宣言が収まったら学校再開をすぐにできるとは多くの人たちは思っていないというか、行かせられないと思っている保護者が多いと感じる中で、教育委員会としては、国の出方待ちということであってはならないと思うんですね。それについて今、教育委員会がどう考えているのかと、子どもとの連絡の取り方については、今オンラインの状況が整っていない人もいるでしょうから電話ぐらいになるのかもしれませんけれども、その辺りのこと等を含めて、今後のやり方をどう改善していくのかということをお聞かせください。 ◎渡部 教育長 今回のことについては、様々に報道された部分でも、一応学校休業中の登校日ということで、授業というふうには考えていなかったんですが、授業という言葉を使ってしまったためにいろいろと誤解をされたり、世田谷が全くそのまま普通の授業として再開するというふうに報じられたところもあって誤解を受けたところもあると認識しています。それから、そういう分散登校をやろうと思っていた直後に、入学式、始業式を取りやめというところで、学校も、保護者も、それから区民の方も混乱したであろうことに対しては大変申し訳なく思っています。  それから、子どもの感染リスクを甘く捉えているというわけではなかったのですが、最初は郵送でいろんな物を送るとか様々な方法を考えていましたが、先ほどお話もありましたが、子どもの状態の確認ということもその中の一つとして、そういうことも考えたために、来ていただいた上でというところにしました。それに対していろんな御批判の声をいただきましたが、私たちとしては甘く考えているというところではなくて、一応誰でも心配な方は、保護者の方とか、そういうふうな形で発信させていただきました。ただ、その発信の仕方がうまくいかなかったので、何を求めているのかというところに関しても様々な声をいただきましたので、私たちとしては、発信の仕方についてももう少し考えていくべきであるし、情報の発信の回数とかももう少し考えていくべきだというふうに考えています。  それから、先ほどお話をいただいた全く連絡が来ていない家庭と、それから一週間に一回ずつ保護者の方に学校から連絡をしている学校との差があるということも教育委員会としては把握をしています。様々な調査からわかってきています。せめて一週間に一回以上はということを今、発出したところでございます。  また、先ほど會田のほうからも、走りながら考えていくということもありましたが、これから様々な声をいただきながら、そのときの状況に応じて、それから五月の再開のことについてもいろいろなことを鑑みながら考えていきたいというふうに考えています。 ◆風間ゆたか 委員 では、今後、指導課からなのかわからないですけれども、例えばうちの区立の中学生は担任が誰なのかすら公表されていないという学校もあったりするわけですね。となると、学校から連絡するようにと言っても、誰が連絡するんですかねと。校長が一軒一軒するわけにはいかないでしょうしというようなところも含めて、もう四月も終わりそうですけれども、四月中にどういう改善策、改善案を持っているのかというのを教えてもらえますか。 ◎毛利 教育指導課長 先ほどの保護者との連絡についてですけれども、双方向の授業もそうなんですが、まず学校と家庭がつながっているということがこの時期は大変大事だと思っております。これまで三月の休業期間から週に一回程度は連絡をするようにということは伝えてあったんですけれども、今回、四月の段階で約六割ぐらいの学校が週に一回連絡を取れていたということで、まだ取れていない学校が確かにあったようです。それを受けまして、昨日ですが、週に一回以上必ず連絡を取るようにというような指示をしております。昨日付なんですが、文科省のほうからは二週間に一回程度というような通知文が出ておりますけれども、現在、世田谷区はかなり感染者も多い状況で、子どもたちは心配ですので、やはり我々としては週に一回以上ということを今後やっていきます。  中学校に関してなんですけれども、まだ学級編制、また担任の発表がされていない学校も幾つかあるというふうに聞いております。もともとは五月の始業式のときに中学校については文書を出すというようなことを言っておりましたけれども、このような状況ですので、今後、学校から配布する文書の中にそれらも入ってくると思っております。 ◆風間ゆたか 委員 教育長からお話がありましたけれども、リスクの評価の甘さというふうに捉えられてしまうだけのコミュニケーションしか取ってこなかったということだと思うんですね。今後の発信の仕方についても十分配慮していくことだと思いますけれども、やはり教科書を受け取りに来るということについても、学校によっては、親が来いと言っているところがあって、子どもでもいいというところがあったり、子どもが来いと言っているところがあったりとばらばらなわけですけれども、保護者は横でつながっていますから、その違いが何なのかと、なぜ統一されないのかというのは、では、子どものことを世田谷区としてちゃんと考えていないんじゃないかというようなことになりかねないと思っています。  だから、こういう非常事態についてはやっぱりリーダーシップが求められると思いますので、教育長及び教育委員会が統一的な発信をしていかなければならないと思いますし、懸念がある保護者も多い状況下ですから、やはり教科書の受け取りについては、子どもの学びを重視する家庭もあれば、感染させないために外出させないということを優先させているような家庭もあることに十分配慮することを考えると、やっぱりそれは選択できるような状況が必要だったのではないかと思うんですね。  ですので、まだまだ収束のめどが立たない状況ですので、今後もその発信ですとか、決定事項に関しては、その辺を配慮いただければと思います。要望しておきます。 ◆田中優子 委員 もう一点だけ、ICT学習支援のところに戻りますが、早速、五年生以上のタブレットのことの連絡を受けたら、やっぱり小学校一年生から四年生の保護者の方々が、うちの子どもたちは何もないんですかと、そういう懸念の問い合わせが来たりしているんですね。それに関して、国の補助とかそういうことも打ち出されているというふうにちょっと伺いましたけれども、その状況と今後の見通しについてここで確認しておきたいんですが、お願いします。 ◎會田 教育総務課長 今のは、資料でまいりますと、二ページ目の③家庭での学習の支援の強化の一番下のなお文のところでございますが、なおということで、今回のことを契機に、可能な限り早期に児童生徒一人一台のICT環境、タブレット端末の整備に取り組んでいくということだけしか言っていないんですが、GIGAスクール構想ということで、文部科学省から一人一台体制ということが言われております。これにつきましては、もともと令和五年度までに児童生徒、世田谷でいいますと、児童、小学校一年から中学三年なので約四万八千のタブレットを整備しなさいというお話でした。これに基づいて、端末の整備と、それから校内ネットワークの整備もしないといけませんので、そういったものを今年度から進めていこうというところで考えております。  ただ、最近の文部科学省からの話の中で、これについて、令和五年度までではなくて前倒すというような方針が出されてきておりますので、これについて前倒すということでしたらそれに対応できるように、庁内各部門と調整しながら、とにかくできるだけ早くそういった整備を進めて、小学校一年から四年も含めて体制のほうを整備してまいりたいと考えております。 ◆田中優子 委員 私も一生懸命いろんな情報は発信していますけれども、そういう構想があるよということを、例えば今回対象になっていないお子さんたちにも、国のこういう支援とか、現在の状況、前倒しで考えているとか、そういうことをどこかできちんと区教育委員会として発信していただければ、いろんな保護者の方も安心すると思うんですよ。そういう情報がすごく足りないような気がするんですね。ホームページとか公式ツイッターもあるわけですから、やっぱり区教育委員会として公式にそういうお知らせもできる限りやっていただきたいんですけれども、その辺はいかがですか。 ◎會田 教育総務課長 今、委員からお話がありましたとおり、情報発信というところが教育委員会も含めて区役所はなかなか上手ではないというところがありますので、きちんと保護者のほうに通知のほうを、ホームページ、教育委員会のツイッターもございますので、いろんな手法で周知のほうをきちんとしてまいりたいと思います。 ◆和田ひでとし 委員 居場所の確保というところで、②中学校の校庭開放が三月から四月にかけて実施されたという報告があります。現在はどうなっていますか。 ◎田村 生涯学習・地域学校連携課長 このたび新型コロナウイルス感染症の感染防止を目的とした区立小中学校の休業期間中に、子どもの居場所、運動の機会を確保するということを目的に、区立中学校二十九か所の校庭を三月二十四日から四月四日までの間、日曜日を除く開放をしておりました。今現在は、このたびの国の緊急事態宣言と都の緊急事態宣言を受けた対応に伴いまして、学校につきましては登校日を設定しない等の対応をしているところですので、今現在は、この開放につきましては実施しておりません。 ◆和田ひでとし 委員 今後について、それについて考えているということもないですか。 ◎田村 生涯学習・地域学校連携課長 このたびの緊急事態宣言を受けて、今このような形でいろいろなところで接触を防ぐような形の状況になっておりまして、その状況がまた見えてくるような状況になった場合、また、こういった形でのいろいろな御意見がある中で、この事業自体をどういう形でするかということにつきましては、今の事態の情勢を見た上で考えていくべきではないかというふうに考えております。 ◆和田ひでとし 委員 いろんな条件があって、そう簡単にはいかないということはもちろんわかります。ただ、子どもたちにとって居場所の確保という点は、近隣の公園などを見てもわかるとおり、やはり小さな赤ちゃん、幼児と、小学生、中学生などが一緒になって、かなり密の状態で公園も利用されているということを考えると、やっぱり何とか中学校を開放したというところ、たしかさいたま市だかどこかでは実施しているというふうなニュースも聞いておりますが、いろんな条件があるかと思います。もちろん在校中の生徒に限るだとか児童生徒に限って、あるいは保護者が一緒になってとかという条件があるかと思うんですが、そういった点は、今後もし可能であれば少し考えていただけるかなという要望にしておきます。 ◆下山芳男 委員 今の和田委員の関連なんですけれども、中学校の校庭を開放するしないというのは、また、感染に対するリスクとかいろんな考え方があると思うんですね。小学校の校庭については一切考えていないということなんでしょうか。その点、どうして中学校と小学校の違いがあるのか、その辺を明確におっしゃっていただきたい。 ◎田村 生涯学習・地域学校連携課長 今御質問の件でございますけれども、小学校におきましては、いわゆる新BOPにおいて利用をしておりましたので、その関係で小学校と中学校というのを別で考えておりました。しかしながら、今、新BOPにつきましても原則的には休止という対応を取ってございますので、もしまたこのたびの中学校の校庭開放のような制度を設計、実施する場合でしたら、小学校につきましても同じような考え方で開放することも可能かとは考えております。  いずれにしましても、今の状況、緊急事態宣言を受けた後の状況を見た中でしっかり考えていくべきものだというふうに考えております。 ◆風間ゆたか 委員 関連ですけれども、中学校の校庭を開けていた期間はどれぐらいの利用があったのかということは把握されていますか。 ◎田村 生涯学習・地域学校連携課長 今、私の手元にある資料は、精緻ではございませんけれども、十一日間開設しまして、二十九校ございます。中学校は二十九校ありまして十一日間開設しましたが、一日雨天で中止しておりますので実質十日実施をしましたけれども、延べ人数で三千七百七十九名の方に一応御利用いただいているということで報告を受けております。一か所、一校、一回当たりという平均にしますと、大体十三人程度ということでございます。 ◆風間ゆたか 委員 さっきの答弁で気になったのは、やっぱりそんなに認知が広まっていないから利用は余りされていないなという印象があったんですね。しかも中学校の校庭は広いですから、それぐらいの状況であればまだ感染リスク等もそんなに心配をすることはないかなと思いますけれども、今日も小学校の校庭は、どうしても利用せざるを得ない学童の子どもが、雨が降っていないので校庭で遊んでいました。小学生のほうがやっぱり地域の中で集まりやすい傾向にありますし、外で遊ぶ傾向にありますから、小学校をそのように開放していくとなってしまうと、また三月の前半のように非常に校庭が密になるようなことも懸念されますので、やっぱりそこは安易にそのような発言をされると、リスク評価が低いんじゃないかということで、また区民は混乱すると思うんですね。やっぱりその辺りは、感染リスクの拡大を防止するということで今世田谷区は方針を打ち出していると思いますので、十分な配慮をお願いします。要望です。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━平塚敬二 委員長 次に、(8)その他ですが、何かございますか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○平塚敬二 委員長 なければ、報告事項の聴取はこれで終わります。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━平塚敬二 委員長 次に、2資料配付ですが、レジュメに記載のとおりお手元に資料が配付されていますので、後ほど御覧ください。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━平塚敬二 委員長 次に、3協議事項に入ります。  (1)次回委員会の開催についてですが、次回委員会は、年間予定であります五月二十六日火曜日に開催予定としたいと思いますが、よろしいでしょうか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○平塚敬二 委員長 それでは、五月二十六日火曜日に開催予定とすることと決定いたします。  なお、開催時間等につきましては、追って御連絡をいたします。  以上で協議事項を終わります。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━平塚敬二 委員長 その他、何かございますか。 ◆下山芳男 委員 五月六日という一つの期限があるんですけれども、やはりそれ以降の学校の再開とかということで保護者の方も非常に気にしているというか、心配されていると思うんですけれども、そういったものの基準というんでしょうか、いわゆる感染の状況であるとか、また、それぞれの学校の状況に応じて、世田谷区全体のことを考えなきゃいけないと思うんですけれども、そういった一つの方向性というか、例えばこういう状況になれば授業を再開する一つの基準になる、そういうようなお考えというのは今検討されているんでしょうか。 ◎淺野 教育総務部長 なかなか難しいところでして、まず国が緊急事態宣言を延期するのかどうなのか、それからするとしたらいつの時点で延期するのか、それをいつの時点で判断するかによって、保護者の方も、五月六日というのはずっと休みが続いている中ですので、こちらにつきましては、まず御通知の時期をいつかということで、直前ということなり、連休中の通知というのは保護者の方等につきましてもいろいろ混乱要因がありますので、状況を見て、通知の時期を一定程度、一日、二日でももう少し余裕を見て通知ということも含めて今検討しているところでございます。  その判断の時期なんですけれども、ですから、五月六日の休業がそのまますぱっと、仮にですが、緊急事態宣言が六日までということで延びなかった場合でも、混乱しないように、まず通知の時期を早めたいというのが一つ。  それから、まず基準ということにつきましては、庁内の本部で決めていく、そこでの協議も踏まえて決めていくことになるので、今日現在で、どういった状況になったらすぐに開校できるとか、もしくは休業期間を延長しながら臨時の登校ができるとか、もしくは臨時の登校といいますか、臨時の授業的なものができるかとか、授業的なものではなくて、先ほど来のプリント等をお渡しするだけとか、そういったいろんなパターンがありますので、それについてはちょっと教育委員会の中でも議論しているところなんですが、基準というところにつきましては、今日現在で今申し上げられる確たるものがないので、ただ、通知につきましては、保護者の方、学校等も含めてですが、若干余裕を見て通知しなければいけないということは教育委員会の中で今議論しているところでございます。 ◆あべ力也 委員 政府も三密を防いで、なるべく人との接触を八割方ぐらい減らしてほしいというような要望をしているわけですけれども、教育委員会は公務の職場でありますから、こういう緊急事態においてそれに対応する仕事も様々多いと思うんですけれども、ただ、やっぱり接触を減らすという意味での職場のテレワークの推進であるとか、リモートワークの推進であるということは欠かせない今回の課題だと思いますけれども、現状として、教育委員会の職員が何人いて、そういうリモートワークをされているというのは、どれぐらいの方がされているんでしょうか。 ◎淺野 教育総務部長 まず、その人数につきましては申し訳ないんですが、今手元に資料等がないのであれなんですけれども、教育委員会の中でも職場職場で、やはり今の時期の業務の量とか様々でございます。ですから、例えばですが、職場によっては自宅勤務ということで、そういった勤務ができる部分、それから資料等の読み込みで自宅でもできる部分とか、例えば異動してきたばかりの職員というのはマニュアル等を含めて勉強するのが大事、そういった職員がいる反面、職場に出てこないと仕事ができないところもございます。  そういった場合には、当然職員の御理解の上なんですけれども、土曜、日曜に振り替えてそちらで勤務するとか、あとは例えば在宅勤務の場合も、これは職場によって様々ですので、例えば週に一回程度にするとか、三パターンに分けてやるとか、五グループに分けて自宅勤務をする場合とかいろんなパターンがございますので、そちらについては密を避けるという意味を踏まえて各職場で適切に行っております。 ◆あべ力也 委員 私の今の質問は、その適切に行っているという内容についての数字を聞きたかったわけですよ。だから、教育委員会の全体の職員のうちの何人ぐらいがテレワークが可能な状況なのかと。もちろん世田谷区の職場の現状から考えて、八割方休んでも仕事ができるというような現状ではないと思いますし、ただ、こういった危機的な緊急の状況の中でテレワークをできるような体制づくりも必要になってくる。今後そういうことも検討しながら、例えば今度、新しい庁舎の問題とかいろんなことも検討していかなくちゃならないと思いますので、まずは世田谷区の職員のテレワークの現状であったりということを伺いたいということですので、後ほどで構いませんので、今のテレワークの現状等をお教えいただければと思います。 ○平塚敬二 委員長 要望でよろしいですか。 ◆あべ力也 委員 要望しておきます。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━平塚敬二 委員長 以上で本日の文教常任委員会を閉会いたします。     午後三時三十一分散会    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━  署名   文教常任委員会    委員長...