教育委員会事務局
教育次長 淺野 康
教育総務課長 會田孝一
学務課長 田中勝将
幼児教育・
保育推進担当課長
須田健志
学校健康推進課長 桐山徳幸
教育環境課長 青木 徹
副参事
秋元勝一
教育政策部
部長 池田 豊
学校職員課長 内田潤一
教育指導課長 青木雄二
教育相談・
特別支援教育課長
工藤木綿子
新
教育センター整備担当課長
北村正文
副参事
板澤健一
副参事
加藤敏久
生涯
学習部
部長
皆川健一
生涯学習・
地域学校連携課長
田村朋章
中央図書館長 松田一清
◇ 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ◇
本日の
会議に付した事件
1.
報告事項
(1) 令和元
年度世田谷教育推進会議(第二回)の実施結果について
(2)
令和元年六月一日現在の
障害者雇用率について
(3) 物損事故の発生について
(4) ポートランド市との
教育交流事業について
(5) その他
2.
資料配付
(1)
世田谷のとしょかん
3.
協議事項
(1) 行政視察の成果について
(2) 次回
委員会の開催について
◇ 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ◇
午前九時五十九分開議
○
平塚敬二 委員長 ただいまから
文教常任委員会を開会いたします。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
○
平塚敬二 委員長 本日は、
報告事項の
聴取等を行います。
それでは、1
報告事項の聴取に入ります。
初めに、(1)令和元
年度世田谷教育推進会議(第二回)の実施結果について、
理事者の説明をお願いします。
◎會田
教育総務課長 それでは、令和元
年度世田谷教育推進会議(第二回)の実施結果につきまして御報告させていただきます。
1の概要でございます。
教育推進会議は、今日的な
教育の諸課題を
学校、家庭、地域及び
教育委員会が
課題共有し、協働して取り組むものでございます。その第二回が開催されましたので、御報告させていただくものです。「『社会に開かれた
教育課程について』〜これからの
子どもたちの新しい学び〜」を
テーマに掲げ、
区民参加のもと実施しました。また、第二部として、
区長部局主催の
総合教育会議を引き続き開催いたしました。
2の日時・会場でございますが、記載のとおりでございますが、七月二十五日一時半から、
世田谷区民会館ホールで開催させていただきました。
3の
参加者でございます。
一般区民、
PTA、教員など、三百八十九名の
参加がございました。
4の
教育推進会議の主な内容でございます。講演の
テーマは、「『社会に開かれた
教育課程について』〜これからの
子どもたちの新しい学び〜」で、
講演者として、
千葉大学教育学部の
特任教授、
天笠茂先生をお招きいたしました。
ソサエティ五・〇時代の到来と
学校教育に求められるもの、国における「新しい
初等中等教育の
在り方」についての議論の動向、社会に開かれた
教育課程の実現を目指して、
学校や教師に期待されることについてなどを題材とした講演であり、主な内容について以下に記載させていただいております。
裏面をごらんください。5の
来場者アンケートの結果(速報)でございます。
来場者より二百六十九件の
アンケートの提出をいただきました。
別紙をごらんいただきますと、こちらを図でまとめている
ところです。1として、
アンケート回答者の属性、
区民、
区内教職員、区外の二百六十九件の内訳、2として、本事業を何で知ったかの回答、3として、
基調講演の内容が参考になったかどうか、4として、この
取り組みがどんな
取り組みであるか、
速報値という形で出させていただいております。この寄せられた
アンケート結果なども参考にしながら、次回開催の
教育推進会議(第三回)の
テーマの設定を考えてまいりたいと考えております。
6の
世田谷区
総合教育会議(第一回)について、かがみ文の裏面でございます。
世田谷教育推進会議に引き続き、
区長部局が主催する
世田谷区
総合教育会議が開催されております。「
子どもの
自己肯定感をはぐくむ」という
テーマを中心に、区長及び
教育委員会の
意見交換が行われた
ところでございます。
7の次回の
開催予定でございます。十一月九日土曜日の午後、
世田谷区民会館集会室にて、
世田谷教育推進会議(第三回)と
世田谷区
総合教育会議(第二回)を
合同開催という形で実施する予定でございます。
御説明は以上でございます。
○
平塚敬二 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。
◆
中山みずほ 委員 私もこれに
参加させていただいたんですけれども、一つ幼稚な言い方をすれば、正直に言って余りおもしろくなくて、おもしろいおもしろくないではないんですが、
ソサエティ五・〇の話に結構比率が置かれていて、しかも、経団連さんか何かの軸みたいな
ところが発表されていたと思うんですが、何か今、
世田谷区の
教育が目指すものとちょっとずれというか、全く違う方向ではないけれども、AIとか、どちらかというと経済的な方向の話。後半の
教育総合会議で、
澁澤委員がおっしゃったコメントですごく全体でバランスがとれたなという印象がありました。
質問としては、
登壇者を選定するのは、どういう
プロセスで選ばれるんでしょうか。
◎會田
教育総務課長 今回は、
教育推進会議の
登壇者といたしまして
天笠茂先生を選定させていただきました。
登壇者につきましては、二十七年からこういった
教育総合会議と一緒の形で連携して、複数という形で行わせていただきましたので、
汐見先生でありますとか、
審議官でありますとか、何名か、その時々でこれからの
教育に携わっている方ということで、今回も
天笠先生は、
中教審とありますが、これからの
教育を考える
検討会の
メンバーで、また、新
学習指導要領の策定についても深くかかわった方ということで、これからの
教育を語る方としてはふさわしいというふうに考えて選定させていただいた
ところでございます。
内容につきまして、正直、少しかたかったという
ところもあったのと、総花的になったという
ところについては、私どもも
反省点として考えておりますが、そういったことで選定させていただいたということでございます。
◆
中山みずほ 委員 私は今までの全部出ているんですけれども、その時々の
テーマだったり時世のものであったりだとは思うんですけれども、今回に関しては、今おっしゃられたように、かたいというのもそうですけれども、やっぱり三百何人の
皆さん、先生やら
PTAやら
お忙しい方が来る中でいくと、内容の精査も必要だったのではないかと思いましたので、次回にまた期待したいと思います。
◆
田中優子 委員 今、答弁の中に、これからの
教育を考える
検討会の
メンバーの方とおっしゃっていたように聞こえたんですけれども、済みません、ちょっと私、これからの
教育を考えるというものがよくわかっていないのですが、それについて説明していただけますか。
◎會田
教育総務課長 この
天笠茂先生につきましては、
中央教育審議会のほうで「新しい時代の
初等中等教育の
在り方について」という諮問が出ているんですけれども、こちらの
審議会の
メンバーという
ところで、そのような表現を今させていただきました。
◆
田中優子 委員 ですから、区の組織ではなくて、
中央教育審議会の
会議体ということでよろしいですか。
◎會田
教育総務課長 区の
審議会ではございません。国の
中央教育審議会の
メンバーでございます。
◆
田中優子 委員 これまで平成二十七年からやっている全部、そちらの
メンバーの方から選んでいらっしゃるということでしょうか。
◎會田
教育総務課長 そういうことでは決してありません。今回、タイミングよく、ちょうどそういった諮問が出ましたので、答申が出るまでの、まさに
メンバーでございましたので、そういう
ところで今回は選ばせていただいたということでございます。毎回それぞれの
テーマごとで選んでおりますので、
中教審と直接かかわりがあるわけではもちろんございません。
◆
田中優子 委員 選定はどういう過程でしたかという
中山委員の質問だったんですけれども、要するに、決めているのは
教育委員会事務局の
教育総務課で決めているということなんですか。
◎會田
教育総務課長 まず、案としては、
事務局で作成いたしますけれども、
教育推進会議につきましては、一回から四回まであります。今回は二回目でございますが、二回目につきましては、このような講演を中心にやっております。三回目は、昨年、一昨年はワークショップを中心にやらせていただきました。四回目につきましては、そういった
会議体、
教育推進会議の
委員の
皆さんに今年度の振り返りと来年度のお話を、ちょっと
事務局の案も出させていただきながら予定を出させていただき、そして、新年度の第一回で、また
事務局から出させていただいて、決定するというような
プロセスをとっております。
◆あべ力也
委員 参加者が三百八十九名で、
アンケートの
回答者が二百六十九名なんです。
アンケート回答者の属性というのを見てみると、
区民参加の方が七十名で、
教職員の方が百七十八名、区外の方が二十一名というのが、何か、
区民の方が随分少ないんだなという印象で、逆に、
教育現場の職員の方が大変多くて、ちょっと偏っているのかなと。あと、この区外の方というのはどういう方なのかなというふうに疑問に思ったことと、そもそも
世田谷区の
教育推進会議という中で、
学校、家庭、地域、
教育委員会が
課題共有をして、協働して取り組むということなんだけれども、この中で、今回は
区民参加をもと実施したと言っているんですけれども、そもそも
区民参加ということに関して、
教育委員会は
区民参加の定義というのはどういうふうに考えているんですか。
区長も、今回選挙のときに
区民参加とか、バージョンアップしますよということを公約に掲げて、また当選したわけですよね。どうも
区民参加というのがすごく軽く使われていて、普通のシンポジウムとか何かも、
区民に
アンケートをとれば
区民参加なんだと言われちゃえば、それは
区民参加なんだろうし、そもそも、
区民に
参加をしていただくということの定義を
教育委員会はどう捉えているのか。
区民参加と言うのであれば、
区民の
皆さんに何かを決定していただく、決めてもらう。
教育の方針なり、今後の課題なりなんなりということを出してもらうこともあるでしょうし、何か
教育の
方向性なりなんなりということで意見を述べてもらったり、ある意味の決定をしていただくということも、
区民参加ということの中にこれからは入れていくべきで、単なるオーディエンスで出てもらって、いわゆる、こういう
推進会議をやりましたよというアリバイに使われるだけで、何か役所の決定する内容に関して物を言えるということではなくて、何か言えば、
教育委員会なり、役所のほうがそれに対して、これはできません、あれはできませんという言いわけをされるだけで、何か意見を述べても何かむなしいということでは、私は
区民参加ではないと思うんです。この点については、今後の
区民参加の
あり方も含めて、こういう
会議の中での
区民参加の取り扱いについて、
教育委員会はどうお考えなんでしょうか。
それと、集積された
アンケートに答えた方の構成も、
学校、家庭、地域、
教育委員会共通の課題としての協働と言っている割には、ちょっと偏りがあるなということに関しても整理をしていかなくてはならないと思うんですが、その点について、
教育長、どうお考えでしょうか。
◎渡部
教育長 まず一点目の、
区民参加の意味についてです。
委員がおっしゃるとおり、やはりこれに対してどうだったかとか、そういうふうに課題として出してもらうとか、意見を述べてもらう、
教育委員会ではこういうふうに、
教育委員の中ではこういうふうに考えているけれどもどうですかという
双方向からの意見が必要だったかなと思っています。今回に関しては、そういう場面がどちらにもなかったので、そういう意味では、次回からまた考えていかなければいけないなという
ところです。
それから、内容についても、
先ほどからお話をいただいているとおり、少しかたい話で総花的になったという
ところもあるので、話をしていただく方や内容についてもこちらで少し検討して、もし決まったときには
講演者にもしっかりと伝えていく必要があるなというふうに考えております。
◆あべ力也
委員 この会は自由に
参加できたんだと思うんですけれども、こういった
推進会議なりなんなりというのは、例えば、今は
動画で
配信をしたりとか、その
動画を見ている方が、そのときそのときの
テーマに関して反応を示したりというようなことが
双方向にできるような、技術的にはもうできるわけですよね。
世田谷区は大変大きな
自治体に今なっていて、区長が何度も言うように、九十一万人、九十二万人というような大きな
自治体なのに、
教育という
テーマで、
教育を推進していくというような大きな
テーマをやるのに、実際に
参加している人は三百八十九名という中で
世田谷の
教育を決めていくのかということに、どうなのかなというふうに思う部分があるんです。
ですから、もちろん物理的にここに出られない人もいるでしょうし、こういうことが
会議として行われているなら
参加してみたいと思っても、物理的に不可能な方がいらっしゃったり、
会議の内容の中継を見てみたいと思っている人もいると思うんです。私は今後、技術的な問題で済むのであれば、例えば、
動画でそういう
会議なんかを
配信したり、その中で、それを見ている方が意見を述べられたりとかということが今後は必要だと思うんです。でないと、逆に言うと、ここに
参加をしていない方は、
参加をしていない
区民なり、
教育に携わっている方であったり、地域の方であったりというのは、
教育委員会はこういう
会議を催しているんだけれども、
参加しなかったんでしょう、意見を述べなかったのが悪いということになるのかといったら、私はそうではなくて、
皆さんが
参加できる機会を提供するということが大事なことだと思うので、今後の
会議の
あり方なり、その情報の発信の
仕方そのものを区は根底から変えていく必要があると思うんです。
小さな
自治体ならば、田舎の
自治体とかで、こういう会合があってとみんながわかるような
自治体ならいいですけれども、九十何万人もいる
自治体で、こういうことをやったんですよ、知らなかったんですかと。それで行政を推進していくということが正しいのかというと、私はちょっとどうなのかなというふうに思うんですが、そういう考え方はどうですか。
◎會田
教育総務課長 今、
動画配信等のお話がありました。まさに、今考えている
ところですが、ちょっとその前に、
先ほど委員から質問がありました、区外の
参加者という
ところなんですが、まずは、ほかの
自治体の
教育委員会関係者がおります。それが八名、それ以外は
自由参加ですので、実際、
アンケートで区外と答えられた方という内訳になります。
引き続いて、
動画配信なんですが、まさにそういったものが今後必要だというふうに考えています。今回は平日で、ここ数年、四百名前後という
参加になっております。土日はどうかという議論もあるかと思いますが、土日でも
参加されない方もいらっしゃる中では、そういった
配信をぜひ行っていきたいというふうに考えています。そのきっかけとして、今年度、
パブリッククラウドというものに、まずは検証ということにも着手させていただいております。
また、令和三年には、
教育総合センターが開設となりましたので、そこをひとつ目指して、今から検証して、
動画配信、そういった形での、広く
区民に知らせていく、場合によってはその
双方向性を担保するような形を今まさに考えている
ところでございますので、よろしくお願いいたします。
◆あべ力也
委員 まさに、今回の
テーマそのものも社会に開かれた
教育課程ということでありますから、その
会議自体も開かれたものにぜひしていただきたいと思うんです。
今、課長が言われたように、今後、そういう準備も進めていきたいということでありますから、その点に関しては、要望とともに
大変期待をしておきたいと思いますけれども、いずれにしても、私たちが
委員会で申し上げるのは、別に
推進会議に出席をして、
教育の現場の内容をこうこうというように申し上げることだけではなくて、逆に言えば
お子さんを持たられている父兄の方であったり、
お子さんも含めて、
教育現場に携わっている教員の方であったりとかが適切に意見を述べられて、それが
教育行政に反映されることが担保されているのかということに関して、我々は議論すべきだと思います。その点については、やはり多くの
参加者が
世田谷区の
教育決定に関して意見を述べられる、もしくは、その
教育の
方向性の
決定過程を情報としてしっかり見れるというようなことを担保できるような
会議にぜひしていただきたい、これを要望しておきたいと思います。
◆
中山みずほ 委員 あべ
委員の話から引き続きで、
動画の
配信のことは私も
大変賛成です。今までも本当に、例えば私のような
保護者、当事者なんかも、行きたいけれども行けないという声がありました。あと、できればアーカイブもあると、時間があるときに細切れに見るとかできると思います。
あと、
チラシが小
学校とかに全部配付されると思うんですけれども、やっぱりそこと、今自分が抱えている
教育に関する関心事が結びつかないという傾向があるように感じました。なのでこれも、要望としては、
チラシのつくり方も含めてもう少し、
区民参加という言葉をおっしゃられていたので、
区民が関心を持つようなつくりにされたほうがいいのかなというのが一点。
あと、一つ聞きたいのは、今おっしゃっていた
パブリッククラウド、これはいつから、どのような
スケジュールでやる予定なんでしょうか。
◎會田
教育総務課長 パブリッククラウドにつきましてなんですが、今後、
進捗状況については、また改めてこの場でも報告させていただきたいと思っておりますが、
パブリッククラウド、BYODを意識しながら、そういったハードを構築していくということを、
eラーニングであるソフトであったり、
ICT支援員、人であったり、そういうもので一体となって
教育総合センターを見据えながらやっていくという
ところで、今までも簡単に報告させていただいている
ところです。
具体的には、
パブリッククラウドにつきましては、今、
事業者を
プロポーザルで選定し、これから構築のほうに入っていくというぐらいの
スケジュール感でございます。
◆
風間ゆたか 委員 毎年、人数のことに関しては指摘をしてきている
ところですけれども、一つは、
教職員が毎度多いわけです。これは、
夏休み期間に入っている平日の午後ということで、
教職員は研修だったり出張だったりという位置づけで
参加しているんでしょうか。
◎青木
教育指導課長 教職員につきましては、
管理職ですとか、あるいは各
学校の基本的に
教務主任を担当する者が、本会の
テーマに沿って、学ぶ機会として研修に位置づけて
参加をしております。
◆
風間ゆたか 委員 ということは、
教職員が自主的に来るということはほぼないんだろうなと考えたときに、あとは、
先ほどお話がありましたけれども、
区民七十名の中の、
PTAというのも、毎度役員の方を中心に動員されているような傾向がありますから。
区民で七十とありますけれども、
PTAと単なる
一般区民の
参加の数というのは、ここには書かれていませんけれども、
アンケートでは把握しているんですか。
◎會田
教育総務課長 PTAという枠と、そこの枠ということでの分けは把握しておりません。なお、
参加数なんですけれども、
参加数については三百八十九名で、そのうちのいわゆる
区民につきましては百十八名で、そのうちの
アンケートに
参加いただけたのが七十名ということでございます
◆
風間ゆたか 委員 これもずっと一般の
区民の方の
参加が課題になってきているわけで、今回のこの数については、毎年
広報等で努力しているということは把握していますけれども、
教育委員会として、今回のこの人数というのは、伸びているという評価なのか。あと、
先ほど、今後の手法についてはまた考えていくということでしたけれども、そのあたり、今回はどうだったのかというのを教えてください。
◎會田
教育総務課長 この人数でございますが、ほぼ横ばいですので、そういう意味では伸びているとは言えないというのが実情です。それで、実際の広報として、
チラシであったりとか、区のホームページ、「区のおしらせ」、それからツイッター等々をやらせていただいておりますけれども、
アンケート結果にもありますが、なかなか伸びていないというのも事実です。
先ほど、
中山委員からもいただきました
チラシにつきましては、今後、より工夫をしていきたいと思いますし、
動画の
配信もできるだけ早く、直接その場に
参加できない方に対して、何とかその内容をお知らせするような方法を、なるべく早く構築していきたいと考えております。
◆あべ力也
委員 先ほど聞いた中で、課長の回答で抜けているというか、回答いただけなかったのがあるので、それは、
動画配信に関しては検討していただけるということで、これはぜひやっていただきたいと思うんですが、
先ほど、私が提案した中の
双方向性の問題。今、
動画配信のサイトなんかで、ニコニコ
動画なんかもやっていますよね。意見を述べられたり、画面に出てきたりとか。あそこまでやる必要があるかどうかは
教育委員会の中で検討していただきたいと思いますけれども、いずれにしても、
動画を単に一方的に
配信するということだけではなくて、技術的に
双方向の
動画配信というのは可能になっているわけですし、今後、いわゆる
モバイル等では、5Gというようなことに来年はもうなるんです。というと、
動画配信による
双方向性というのは、もっと広がっていくということを見据えれば、現状からは
双方向性のこういう
会議の
動画を
配信しながら、
意見等の
聴取等も同時にやっていくようなことも視野に入れながら、今後の
会議の
あり方をぜひ検討していただきたいのですが、この点について、現状、どのような検討を行うのでしょうか。
◎會田
教育総務課長 失礼いたしました。
動画配信の
双方向性という
ところでございますけれども、確かに技術的には
双方向性もできる時代になってきていると思います。具体的な、では何を使うかという
ところもあります。世の中には
動画の
配信の仕組みもあまたあります。その中で何を実際に選択していくか、結果的には
プロポーザルなりをやって決めていくんだと思っているんですけれども、まだその前段階ですので、具体的にこうとは言い切れない
ところもあるんですけれども、SNSもそうですが、
双方向性ということが非常に求められていて、そこについて
教育委員会、区役所全体として、まだまだ検討しなくてはいけないという状況にあると思いますので、それも含めて検討させていただきます。
◆あべ力也
委員 ぜひ検討していただきたいと思います。今回実施をされた
アンケートなんていうのは、もっともっと多くのサンプルもとれるでしょうし、それが
世田谷区の
教育行政の発展につながればと思っておりますので、ぜひそういった新しい技術や新しいコンテンツ等を積極的に活用しながら、
教育福祉の増進をしていただきたいと重ねて要望しておきたいと思います。
◆板井斎
委員 基調講演の内容は書かれてあるんですけれども、まず一つ、この六番目の区長及び
教育委員の
意見交換の、区長は一人しかいないと思うんですけれども、
教育委員会というのは、さっきの
澁澤委員とか松平
委員とか、私も会場で見かけましたけれども、誰が登壇したんでしょうか。
◎會田
教育総務課長 教育委員会から
教育長、四人の
教育委員、
澁澤委員、松平
委員、宮田
委員、亀田
委員、以上でございます。
◆板井斎
委員 なぜその方々の意見というものが報告されていないのか。そもそも、この
総合教育会議、あるいは
推進会議ができたときの目的は、やっぱり
教育委員会が何を考えているんだと、しっかりと
区民に開かれたということが
先ほど来議論になっているんでしょうけれども、まさに、
教育委員全員と区長という、ある意味では
教育関係のトップの方が集まって、何を議論して、
テーマも一応あるわけですけれども、それに対してどういう意見を持っているのかということは、私たちも実際関心のあることですし、知りたいことの、まずこれがトップじゃないですか。
基調講演は私も、今は
ソサエティ五・〇というのはまさに時流、今の潮流というか、これからの
教育の一番大きな柱だということで、私もここは興味があるんですけれども、それ以前に、
教育委員、区長が
子どもの
自己肯定感をどうやって育むか、こう考えていますみたいなのが、やっぱり大事であって、この
会議については、こういう総花的ではなくて、
テーマをもうちょっと、いじめだとか虐待だとか、そういうふうにより絞って、問題解決型の
会議にすべきだというのが私の意見です。
そういうやり方のほうが、今、
教育現場の中で一番困っていることについて、教員が抱えていることに対してどうトップが考えているか、それに対してどう解決しようとしているのか、これだったら多くの教師だって
参加するのではないでしょうかと私は思ってはいるんです。ですので、この中で意見が出たことが書かれていないで報告をきょうされているというのはなぜなのか、教えてください。
◎會田
教育総務課長 こちらにつきましては、今回、
教育委員会が主催する
教育推進会議の速報という形で、七月二十五日実施ですが、この直近の
委員会で報告させていただきました。
総合教育会議につきましては、連携という形で行っておりますが、こちらの主催は
区長部局の政策経営部という
ところもございますので、今回の速報の記述では六番という形で、この簡単な記述にとどめさせていただきました。
◆板井斎
委員 だったら、あわせ報告にすればいいじゃないですか。何でできないんですか。
◎會田
教育総務課長 こちらにつきましては、
教育推進会議は文教
委員会で、
総合教育会議につきましては、政策経営部の主催ということもあって、今まであわせ報告という形はとっておりませんでした。今後についてはまたちょっと
相談させていただきたいと思います。
◆板井斎
委員 だって、まさに
教育に関連することが、企総なのか
教育なのかって、そんなことをやっていて、それが
区民に開かれた
教育になっているんですか。そんなことはないでしょう。そんな役所の都合で報告するしないというのは、まさに
教育という重要な
テーマを今議論しようとしているのに、そっちはこっち、こっちはあっちと、主催がどうのこうのではなくて、それは協働でやればできるわけでしょう。そんなのは役所の都合で決めていることであって、やりようによってはいろいろできるんじゃないの。なぜそういうふうに分けるのかと言っているんです。これで何が
区民に開かれているんですか。この
委員会の中で議論できないことが何で
区民に開かれていると言えるの、答えてください。
◎淺野
教育次長 今回、こういった形で御報告させていただきました。それで、昨年度もこういった形で御報告させていただいたので、それを踏襲した形になってしまい、大変申しわけございませんでした。
今、
委員おっしゃいましたように、
総合教育会議は
区長部局主催ということで、当然のことながら、区長と
教育委員会、
教育長、
教育委員の
会議ですので、内容的に大事な
教育に関する話ですので、ちょっと報告の
あり方につきましては、今お話もいただきましたように、あわせ報告という部分を含めまして、検討とさせていただきたいと思います。
内容につきましては、当日の
総合教育会議のことであるとか、ホームページで発信させていただいておりますが、ただ、お話しいただいたように、きちんと常任
委員会でそれぞれ報告すべきだと思いますので、そちらにつきましては、
区長部局と
相談させていただきたいと思います。
◆板井斎
委員 今までがどうだったかというのは、私も記憶がなかったんですけれども、当然、報告されてしかるべきだというふうに思って、事前の通告書を読んでいたんですけれども、検討してください。要望というか、やってください、お願いします。
◆
中山みずほ 委員 今、初めてここで、文教
委員会で
総合教育会議の報告がされていないというのを知ったんですけれども、私が見る限りで、もちろん
総合教育会議だけではないけれども、
総合教育会議のほうが、どちらかというと、
教育委員会らしさというか、今の
教育委員の方々のお考えだとか、どちらかというと結構希望が見える場だった気がするんです。そこを、やっぱりここの
委員の中でオープンにぜひしていただかないと、何となくもったいないという気もいたしますので、今回の件に関しても、何かしらいただけるとありがたいと思います。要望です。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
○
平塚敬二 委員長 (2)
令和元年六月一日現在の
障害者雇用率について、報告をお願いします。
◎會田
教育総務課長 それでは、
令和元年六月一日現在の
障害者雇用率について御報告いたします。
なお、本件は、企画総務常任
委員会とのあわせ報告となります。
1の主旨でございます。
令和元年六月一日現在の
障害者雇用率について、障害者の雇用の促進等に関する法律の規定に基づき取りまとめましたので、御報告するものです。
2の
令和元年六月現在の
障害者雇用率です。(1)は、
区長部局の
障害者雇用率でございますが、こちらは記載のとおりでございます。(2)が、区
教育委員会で採用している職員に加え、区長が採用し、区
教育委員会に配属している職員を含めて算定したものです。
なお、こちらの数字につきましては、法律の規定、東京、または国からの通知にのっとって算出しておりますが、例えば、重度の障害のある方は二名とカウントするとか、短時間勤務職員については〇・五人と換算する等の定めがございまして、それに沿った算定となっておりますので、端数が出る、あるいは実数というような形で違いが出ているということでございます。
基礎となる職員が一千十三・五人。ちなみに、前年度は一千三十八人です。障害者数が二十二人、実数は十九人です。前年度は十八人、実数十六人でございました。雇用率でございますが、
教育委員会につきましては二・一七%、十二月に報告させていただきましたが、前年度は一・七三%でした。
なお、参考は、行政
委員会等を含むその他、選挙管理
委員会でありますとか、区議会
事務局でありますとかを含む区全体としての数字でございます。四十名以下のこういった
委員会については報告義務がございませんので、こういった参考という形にさせていただいております。
3は、法定雇用率である二・五〇%の充足に必要な障害者数です。この中の(2)が区
教育委員会で三名、区全体としては三十二・五人が必要となるということでございます。
4として、障害のある職員の職務、職域の拡大です。今年度採用した障害のある職員は、個々の障害特性や職務適性等を踏まえ、庁内各課や区立施設に配属し、常勤職員は主に庶務的な業務に、非常勤職員は印刷業務や保育園の清掃等を行う用務業務などに従事している
ところです。今後、次年度に向けまして、今年度の実績や他
自治体の事例等を踏まえまして、
教育委員会といたしましても、庁内各課への文書集配業務であったり、文書の電子化業務など、職務、職域の拡大を図って、法定雇用率の早期の充足に全庁を挙げて取り組んでまいります。
説明は以上でございます。
○
平塚敬二 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。
◆あべ力也
委員 御説明の資料そのものが極めてざっくりとしていて、もう少し詳細なものをぜひいただきたいと思うんです。例えば、4の説明の
ところに常勤職とか非常勤職とかという説明がありますけれども、では、常勤職は何人で、非常勤職の障害者の方は何人なんですかというようなことであったり、質問でも何度となく取り上げておりますのは、
世田谷区民の障害者の方と、
世田谷区民ではない障害者の人数とか割合はどうなっているのかということと、障害者といった場合に、我々は
世田谷区の
自治体行政の話なので、
世田谷区の障害者の方で、例えば他区で働いている方はどれぐらいの人数がいらっしゃるのか、そういうことも含めて、もうちょっと詳細なデータをいただきたいんです。極めてざっくりとした内容で、全体の職員数と障害者数と法定雇用率というだけでは、実体が浮き彫りにならないというか、わからない部分があるので、そういう詳細のデータをいただきたいと思うんですが、課長、いかがですか、出せますか。
◎會田
教育総務課長 こちらにつきましては、主旨の
ところにありますが、東京労働局の規定に基づいた、取りまとめたものということで、今回は御報告させていただきました。ですので、今、
委員からの、より詳細な内容というものについては、今回このペーパーからはないんですが、プライバシーの問題がどこまでという
ところがありますが、それにつきましては、
区長部局のほうと
相談させていただいて、資料を考えたいと思います。
◆あべ力也
委員 今、プライバシーと言いましたけれども、個人の名前を聞いているわけでも何でもないんですよね。常勤職は何人で、非常勤職は何人なのと。あと、
区民の障害者と
区民じゃない区外から働きにいらっしゃっている職員さんが何人いらっしゃるんですかということと、
世田谷区の障害者の方で、他区で働いている障害者というのはどれぐらいいるのだろう。
障害者御本人とも家族の方ともいろいろお話をすると、やはり自分が暮らしている
世田谷区の中で何とか働けないか、行政とかに雇ってもらうのが一番いいんだけれども、民間も含めて、自分の地域で働ければそれにこしたことはないと。でも、
世田谷区内で働く
ところがない、行政でも採ってもらえないから他区で働いているんですというような方が大勢いらっしゃるんですよ。そういう声に応えていないのかどうか。それはやっぱりこういう統計とか数字を見ないと何とも言えない話なんだけれども、そういった肝心な数字を出してこない。それがプライバシーということなんですか。プライバシーにはちっとも当たらない話だと思うんですけれども。個人の個体名を聞いているわけでも何でもないですし、何人いらっしゃるんですかという話なので、そういうことでの出せないということでは私はないと思うんですけれども、細かい内容については個別に資料をいただければと思います。要望しておきますので、よろしくお願いします。
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○
平塚敬二 委員長 (3)物損事故の発生について、
理事者の説明をお願いします。
◎内田
学校職員課長 それでは、物損事故が発生いたしましたので御報告します。
まず、事故の概要ですが、発生日時は
令和元年六月二十六日水曜日、午前十一時十分ごろ、場所は成城一丁目にありますホームセンターDCMくろがねや成城店の駐車場においてでございます。事故の内容等としましては、千歳小
学校用務の職員二名が
学校で使用する資材を購入後、台車で運搬し、傾斜のある場所で車両へ積み込んでいた
ところ、台車が動き出し、付近に駐車中の乙車両の左前方ドア部に接触し、数カ所の傷をつけたものでございます。事故発生後、すぐに相手方に謝罪するとともに、傷の程度等を確認した
ところです。なお、幸いなことに、人身に係るものではございませんでした。
次に、事後の対応としましては、相手方とは誠実かつ公正に示談交渉を行っております。また、職員に対して周囲の状況に十分注意し、安全な作業の徹底を図るよう指導した
ところでございます。
なお、本件の事例も踏まえ、各
学校に対しても改めて安全な作業の徹底について注意喚起を行ってまいります。このたびは大変申しわけございませんでした。
御報告は以上でございます。
○
平塚敬二 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。
◆板井斎
委員 そうすると、小
学校の用務員でも車両を使うということはあるんですよね。これはどういう手続を踏んで車両を利用するようになっているんですか。
◎内田
学校職員課長 本件につきまして、この購入、運搬なんですけれども、副校長の指示によりまして、
学校で使用するリヤカーの修理業務の一環として補修用の資材を購入、運搬する過程で起きたものとなってございます。
車両なんですが、ホームセンター店舗で通常、購入者に対して貸し出している車両を借用しまして、それで使用させていただいたということになってございます。
◆板井斎
委員 公用車ではなくて、どこかのお店の車を使った事故だということなんですか。
◎内田
学校職員課長 ホームセンターで貸し出している車両を借用して使ったということになってございます。
○
平塚敬二 委員長 台車が坂道を転がっていっちゃったと。
◆板井斎
委員 わかりました。勘違いです。――いや、これは台車じゃないでしょう。
◆
風間ゆたか 委員 台車。ぶつかったのは台車で、借りたのは車。
◆板井斎
委員 車はどこの車なのかと聞いたの。
◆
風間ゆたか 委員 ホームセンターの車。
◆板井斎
委員 要するに、公用車でない車で起こした事故ですかということをまず確認。
◎内田
学校職員課長 車両は
先ほどの御説明のとおり、ホームセンターの車両を借りたということなんですけれども、この事故自体は、車両に積み込む際に台車で買ったものを運んできまして、それを積み込む最中に台車のほうが動き出してしまいまして、ちょっと傾斜がある場所だったということもあり、それが動き出してしまいまして、その台車が付近に駐車中の別の車両にぶつかってしまったと、そういう事故になっています。
◆板井斎
委員 要するに、公用車でない車両を運転するということはありなんですかということを聞いているんです。事故のこと、台車が車にぶつかった事故の報告を聞いているわけじゃない。公用車でない車を使って仕事をしていることがセーフなのかアウトなのかということです。そのことを聞いているんです、さっきから。
◎内田
学校職員課長 例えば、我々が出張に行った場合に出張先でレンタカーを使う場合もございます。今回の件につきましては、ホームセンターのほうに物品を買いに行きまして、そこで車両を借りたということになりますので、これも一つの業務の一環であったと捉えております。
◆板井斎
委員 その際の保険はどうなっていたんですか。事故保険というのは。
◎内田
学校職員課長 今回の事故につきましては、台車が別の車両にぶつかって、破損してしまったということになりまして、今回のケースでいきますと、今後、手続としましては専決処分という形で準備を進めておりまして、損害賠償額の決定については改めて議会には報告させていただくことになりますけれども、その際の、賠償の費用につきましては、特別区
自治体総合賠償責任保険のほうで対応する、補填するような形で手続を進めております。
◆板井斎
委員 また後で聞きます、よくわかんない。
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○
平塚敬二 委員長 (4)ポートランド市との
教育交流事業について、
理事者の説明をお願いします。
◎板澤 副参事 それでは、私から、ポートランド市との
教育交流事業について報告をさせていただきます。資料をごらんください。
1の趣旨にございますように、令和二年度に実施予定のアメリカ合衆国オレゴン州ポートランド市との
教育交流事業につきまして、先方との調整を経て、今準備が進んでまいりましたので、現在の
取り組み状況について報告させていただくものでございます。
まず、五月の
委員会でも報告させていただいておりますが、2にございますように、ポートランド市への教員等による実地調査についてでございます。実地調査につきましては、(1)にございますように、派遣に先立ちまして、訪問予定の
学校や企業等を直接確認するとともに、関係者との交流内容や訪問時の説明事項について具体的な打ち合わせを行いまして、円滑で安全な交流の実施に向けた確認を行うものでございます。日程、派遣者及び予定経費については記載のとおりでございます。
続いて、3にございますが、派遣生徒の選考についてでございます。(1)にございますが、派遣対象者は区立中
学校の二年生としておりますが、今年度から募集を開始する予定でございますので、募集時は中学一年生となります。選考方法につきましては、(2)にございますように、書類選考及び面接におけるプレゼンテーションを実施いたします。プレゼンテーションにつきましては、事前にポートランド市の生徒との学びで共有できる持続可能性を
テーマとした研究を進めた上で、その内容について紹介するものと考えております。今後の
スケジュールといたしましては、(3)にございますように、今年度九月から中
学校一年生を対象に公募を開始いたしまして、二回の選考を経た上で三月には決定をいたします。年度が明けましたら、派遣に向けた事前研修等を実施いたしまして、現地と情報を共有しながら、派遣の準備を進めてまいります。
なお、ポートランド市側からは、令和三年四月に、中学生を
世田谷区に派遣することで調整が進んでございます。
4のその他でございます。今年度十月下旬にポートランド市の市長が札幌市を訪問する帰路に
世田谷区に寄りまして、区長と会い、
教育交流事業への協力要請を改めて行う調整を現在進めております。
報告は以上でございます。
○
平塚敬二 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。
◆
田中優子 委員 派遣者は、中
学校長ほか四名とありますけれども、具体的にどういう肩書の方がいらっしゃるんですか。
◎板澤 副参事 中
学校長ほか、まず一名は中
学校の教員、それから
教育委員会事務局から
管理職、
事務局員合わせて二名、そして
教育国際交流専門員として昨年度からコーディネート的な役割をしていただきます古澤さんを合わせまして、全部で五名でございます。
◆
田中優子 委員 今回の派遣じゃなくて、中学生の派遣についてなんですけれども、これは何名選ばれるんですか。
◎板澤 副参事 現時点では二十名を予定してございます。
◆
風間ゆたか 委員 当初の計画だと、このポートランド市の選考については、こういう
テーマではなく、企業家的な観点からビジネスプラン的なものもというようなことを含めて報告があったと認識していますけれども、なぜこういう
ところに急遽変わったのかなと。教えてください。
◎板澤 副参事 このポートランド市につきましては、以前キャリア
教育という
テーマの中で、一つの
方向性として企業の考え方であるとか、そういったものを一つの
テーマにしていこうというお話もさせていただいた
ところでございます。
今年度、先方と調整をする中で、世界の共通の
テーマという中で、持続可能性というものがポートランド市との共通の
テーマで
子どもたちが積極的に議論できるだろうという調整の中で、まず持続可能性を大きな
テーマとして位置づけております。その中で、現地で企業等の持続可能性に関する
取り組み方、考え方、こういった理念、こういったものも学べるという
ところで、大きく持続可能性と捉えさせていただきまして、その中で、
子どもの
テーマによっては、企業の
あり方等を選びながら研究を進めていることも可能性として考えられるというふうに思っております。
◆あべ力也
委員 ポートランド市は
教育交流事業だけではなくて、他の部局もグリーンインフラかなんかで職員派遣をしていますよね。そもそも区長の鶴の一声で決まっているような内容だと僕は思うんだけれども、そもそも、ポートランドという、アメリカのオレゴン州の首都と、
世田谷区はどういう都市間交流をしていこうと考えているんですか。例えば、姉妹都市としての交流事業を将来的には考えるとか、例えば今回のような
教育交流ということでも、生徒を派遣したり、向こうからの生徒を受け入れるというようなことと、グリーンインフラということに特化してそういう交流事業をやっていくということなのか、それとも、今までの姉妹都市交流の中にポートランド市を将来的には組み入れていきたいんだという考えなのか、その辺の思想が見えずに、何か区長の先行した考えでどんどん引きずられて各部局が動いているように思うんだけれども、そもそも、思想的にはどういうふうに考えているんですか。ポートランド市と今後、
世田谷区、また
教育委員会も含めて、どういうおつき合いをしていこうということなんですか。
◎池田
教育政策部長 ポートランド市には都市整備領域が以前訪問したという情報は得ております。海外の
自治体との交流については、生活文化部のほうで全体調整をしているというふうな認識をしておりますが、現時点で、ポートランドとの今後の交流につながる区の事業としては、
教育交流以外については把握しておりません。今後、生活文化部のほうでこの
教育交流以外の交流が検討されるかどうかについては把握しておりませんが、
教育委員会としては、アメリカ・ポートランド市に
子どもたちを派遣して交流をしていきたいということで、
教育交流を行っていきたいと考えております。
◆あべ力也
委員 部長、聞きますけれども、姉妹都市交流をしている姉妹都市以外に、
子どもなり、
世田谷区の小中学生を派遣して
教育交流事業をやっているという実績はあるんですか。
◎池田
教育政策部長 フィンランドのほうに今年度、派遣をさせていただく予定がございます。
◆あべ力也
委員 フィンランドに関しては、議会で新たな姉妹都市交流の候補地も含めて検討をして、その一つの成果として行政側にも要望してきた結果としてフィンランドとの
教育交流ということになっているんでしょうから、将来的には姉妹都市交流というのも視野に入れた活動の中の一つだと私は認識しているんですけれども、それは、実績を聞いているわけであって、今後のことですよね。ことしの予算でやるんだから、決まっているんだと言えばそうですけれども、過去において、姉妹都市交流ということ以外の
ところに派遣している実績はないでしょう、基本的には。それが、姉妹都市交流を前提としたフィンランドとポートランド市というのは、全く――姉妹都市交流というのを前提にしていないということなんでしょう。なのに、
教育の交流だけはしましょうと。極めて異例というか、不思議なんだけれども、なぜそれをやるんですか。
◎池田
教育政策部長 フィンランドを含めまして、姉妹都市交流を今後どう進めていくか、進めていかないのかを含めまして、ちょっとこちらの
教育委員会所管ではわかりかねる
ところでございまして、大変申しわけございません。
教育委員会としては、
子どもたちの海外へのさまざまな交流の機会を広げていきたいということで
教育交流を行っていきたいと考えている
ところでございます。
◆あべ力也
委員 余り釈然としないんですけれども、当初から、なぜポートランド市なのという疑問は、これはずっとつきまとう話だと思うので、そこに関して、
区民にも、もちろん議会に対してもですけれども、しっかり説明ができるような理論武装をしてください。じゃないと、何か変だねで終わっちゃう話なので。ただ、変だねで終わるわけにいかないのは、これは
区民の税金で、予算でやるわけですから、ちゃんとわかりやすいように説明をしていただきたい。そういうふうに申し上げておきますので、今後、わかりやすいように説明してください。要望です。
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○
平塚敬二 委員長 (5)その他ですけれども、何かございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
平塚敬二 委員長 ないようですので、
報告事項の聴取は終わります。
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○
平塚敬二 委員長 続きまして、2
資料配付ですけれども、お手元にあります「
世田谷のとしょかん」を配付しております。後ほどごらんください。
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○
平塚敬二 委員長 次に、3
協議事項に入ります。
(1)行政視察の成果について、先日実施いたしました行政視察は各
委員の御協力により、無事終了することができました。この成果につきましては、今後、議会活動を通じて行政に反映させていきたいと思いますが、ここでは、今回の視察を通じて御感想等があれば御発言をいただきたいと思います。いかがでしょうか。
◆
風間ゆたか 委員 今回で
文教常任委員会の視察が私は十三回目だったわけですけれども、その当初から
学校現場を見に行くということをずっと要望してきていて、その中で一回だけ、行程の中に
学校現場が入っていないことがあったんですけれども、やはり他地域、他
自治体での
教育の現場を見るということが非常に参考になるなということを改めて感じた
ところですけれども、今回は何と三カ所も。一回の行程で複数箇所あったことすらなかったのに、三カ所も見ることができたという
ところは、非常にそれぞれの特徴があって、有意義だったなと思っています。今回の行程を企画してくれた正副
委員長と
事務局に感謝申し上げつつ、見てきたことをぜひ取り入れられる部分は
世田谷の
教育に取り入れていけるよう、我々も提言していきたいなと思っています。ありがとうございました。
◆板井斎
委員 今、風間
委員が言ったように、三校、戸板、苗代、和田小でしたっけ、授業を生で視察できたということは、何事にもかえられない貴重な体験であったし、また、すごく脳裏に焼きつく視察だったと思っております。
また、上田市のいわゆる幼保小中連携については、算数がどのぐらい好きになったのかという、具体的な数字であらわしていたり、あるいは、和田小
学校は体力がどれだけ向上したのかという、そういう目に見えるやり方で、何とか
教育の水準を上げていこうという努力というのは非常に敬服する
ところを感じました。
あるいは、戸板小とか和田小もですけれども、複数名の
教職員を市が独自で採用して推進に当たっているという、その
教育にかける思いも感じてきました。やっぱり、
教育というのは本当に現場にあるんだなということを改めて痛感した
ところです。
私も文教
委員は十数年ぶりになったので、文教
委員で初めてのこともあるんですけれども、それをしっかりと、とにかくインクルーシブ
教育なんかも、具体的な配慮すべきことについて教本にまとめていたということ、そういうことで、
世田谷区でもすぐできる項目があったのではないかと思いますので、そういったやれる
ところからやっていかなきゃいけないと思いました。
◆あべ力也
委員 私も文教
委員会は大変久しぶりで、今回は大変勉強させていただきました。ありがとうございました。
それぞれの学校で特色ある施策を展開しているということに関して、もちろん大きな関心と興味を持ちましたけれども、それ以外に、いわゆる
学校のインフラが生徒さんたちの活動であったり、笑顔であったりということにすごい結びついているんだなと。大変整備されている
学校があって、広々とした
学校で、木をふんだんに使った
学校があって、あそこは制服もあって、県内でも有名な
学校のようでありますけれども、やはりその環境で
子どもたちの
学校生活というのも随分違う部分もあるんだろうなというふうに感じました。ですから、今後の
世田谷区の
学校整備に関しても、よりよい
学校環境を提供するということも
学校教育の一つの
テーマには間違いないわけですから、この点についてもしっかり検討していただきたいというふうに感じてまいりました。
◆
田中優子 委員 視察、お世話さまでした。十数年ぶりとか久しぶりの
委員の人が多いみたいなんですけれども、私も十数年ぶりだと思うんです。当時はそれほど
学校現場がなかったので、文教
委員会ってこんなに
学校現場に行っているんだと思ったらそうでもないみたいなことを風間
委員のほうから意見を聞いて、ああ、そうだったんだなと。今回、すごく有意義だったんだなということがわかりました。選んでいただいたこと、本当よかったと思っています。
一つ印象的だったのが、
子どもたちの挨拶の声が大きくて、何かみんな積極的に、いい獲物が来ました、やったみたいな感じの挨拶だったので、それはどこの
学校もそうだったので、
世田谷区の
児童というのはどんな感じなのかなというのを思ったんです。きっと挨拶はみんなしているんでしょうけれども、お客様が外から来たときにあれだけ大きな声で、喜びをあらわすような、それぐらいの挨拶をしているのかなとちょっと思ったんですけれども、それもまた何か機会があれば見てみたいなというふうに思いました。
それから、私が一番印象的だったのは、以前にも、会派で東広島市の中
学校への会派視察で、体力向上連続日本一をとりましたみたいな
学校に行ったときに、たったこれだけのことでこんなに体力が上がるんだなという実質的な成果を感じて、すばらしいと思ったんです。区議会でも提案させていただいたんですが、今回もその体力向上の
取り組みの
学校がありましたので、ぜひとも見てきただけじゃなくて、
世田谷区で、
委員会としても行政としても
取り組みが具体的に進められればいいなということを感じました。
それと、
事務局のいろいろな面での配慮、本当にありがたく思いまして、感謝申し上げます。ありがとうございました。
◆
下山芳男 委員 私も久しぶりに文教
委員会の視察に
参加させていただいて、現場三校、それぞれの
学校で本当に
子どもたちの元気な姿というのを実際に見させていただいて、本当に今回の視察はよかったなというふうに思っています。特に、最終日に福井県の
学校の体育館での授業を見せていただいて、私も区内の小
学校でボール投げとか、そういった指導を一緒にしているんですけれども、同じ学年の
子どもたちがあれだけボールを打ったり投げたりを、一つのローテーションを組んできちっとやれるというのは、明らかにボールを投げる力とかがかなり違うなと実感しまして、二日目の英語の
教育も、翻って
世田谷の中で英語の
教育の現場、
学校でどういうふうにやっているのかとか、また、体育の授業での体力の向上をどういうふうにやっているのかを、逆にもう一度、
世田谷の中を勉強させていただきたいなというふうに感じました。今回、本当に
事務局の下村さんも一生懸命やっていただいて、ありがとうございました。
○
平塚敬二 委員長 それでは、以上で行政視察の成果については終わりたいと思います。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
○
平塚敬二 委員長 (2)次回
委員会の開催ですが、次回は年間予定であります九月二日月曜日午前十時から開催したいと思いますが、よろしいでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕