◆
高久則男 委員 今回の体育館は、今、私は手元に資料を持ち合わせていないんですが、二十八カ所の体育館と学校の耐震の再
調査対象には入っていないんですか。
◎秋元 副参事 今回の体育館は耐震の調査の対象にはなっておりません。
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安部ひろゆき 委員長 (3)
アメリカ合衆国ホストタウンとしての
小・中学生の
交流事業について、理事者の説明を願います。
◎板澤 副参事 それでは、
アメリカ合衆国ホストタウンとしての
小・中学生の
交流事業について報告をいたします。
資料をごらんください。本件につきましては、
アメリカ合衆国の
ホストタウンといたしまして、
USOC――いわゆる
アメリカオリンピック委員会と申しますが――と連携いたしまして、
オリンピックや
パラリンピックのすばらしさや、選手の努力等につきまして、小中学生が
アスリート等との交流を通して学ぶ事業を実施したことから、報告をするものでございます。この
ホストタウンの事業につきましては、昨年度から、ソフトボールのアメリカの
代表選手でありますとか、さまざまな大使館との交流、こういったものが始まっておりまして、また、八月十四
日には、水泳の選手が
子どもたちと交流するという話もありました。こういったことの中で、
子どもたちにとって大変いい、貴重な機会になったということもございまして、さらに、
スポーツ推進部から、
ホストタウンといたしまして、これからも
USOCや大使館とのさらなる事業が進められるというところでお話をいただきましたので、
教育委員会といたしましても積極的にかかわっていきたいと考えたところから、一緒に進めているものでございます。
まず、2の日時・会場・内容等をごらんください。こちらにつきましては既に実施をしたものでございます。九月十四
日の金曜日、
明正小学校が午前中、午後には
砧中学校で実施をいたしました。
講師は、元
パラリンピックの陸上選手でございまして、
シドニー大会で銀メダルを獲得された方でございます。
子どもたちは、4にございますように、踊りや歌等での歓迎とともに、講師の御講演を通しまして、
大変親しみを持って交流している様子が見られました。また、
砧中学校では、
特別支援学級の
子どもたちと一緒に給食を食べるということもございまして、
子どもたちは朝から
大変楽しみにして学校に来たということを先生方からも聞いております。また、中には英語を話せる子どももおりまして、大変生き生きとした姿が見られたところが印象的でございます。
子どもたちにとって大変いい機会だったなというふうに感じております。
今後の
交流事業全体の予定といたしましては、5をごらんいただければと思っております。十一月十七
日には、
オリンピック種目、四種目のコーチによる
クリニックを
桜丘中学校、
東深沢中学校、
用賀中学校を会場として実施をいたします。また、十二月の具体的な日程等は調整中でございますが、
パラリンピック種目のコーチによる
クリニックを小学校及び中学校を会場として実施する予定となってございます。
なお、6のその他にありますように、この
ホストタウン・
共生社会ホストタウンロゴにつきましては、
スポーツ推進部が設置しました
選定委員会による選定を経まして、
区立小中学校の児童生徒の投票によりまして六月に決定をしたものでございます。今後も、
子どもたちにとって思い出深い
取り組みとなりますように、
スポーツ推進部と連携してまいりたいと考えております。また、今後、急な交流等も入る予定でございますので、随時、御報告させていただきたいと考えております。
報告は以上でございます。
○
安部ひろゆき 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。
◆
風間ゆたか 委員 すごく、特に
パラリンピックのことでこういった
取り組みを進めていくのはこちらも求めてきていることなので、よいなと思うんですけれども、学校が全
小中学校の授業時間にやっているということで、
オリンピック・
パラリンピックが開催される前までに全学校で行うということを考えられているのかどうか。やった学校はよかったけれども、やれなかったところは残念だったよねということにならないかという観点からの質問なんですけれども、いかがですか。
◎板澤 副参事 世田谷区は
ホストタウンといたしまして、全
小中学校に
アメリカ合衆国を
世界ともだちプロジェクトとして割り当てまして、学習で調べたり、あるいは交流する、そういったものとして指定をしております。したがいまして、今回、明正小と砧中になりましたが、今後、例えば大使館との交流等の調査もありますので、ぜひ全中学校、全小学校でやらせていただきたいという話は要望を挙げているところでございます。ぜひそういった機会をつくっていきたいと考えております。
◆
風間ゆたか 委員 何度も同じ学校に偏ったりしないように、全部の
小中学校でできるように、それは進めていってください。あと、
教育委員会だから区立の
小中学校という話になるんだろうと思いますけれども、中学生については、実際に三割三分ほど
区立中学校に行っていないという実態を鑑みると、小学校で一割ぐらいですか、鑑みると、やっぱり区民の小中学生で、私立、国立に行っちゃっているような子たちも参加できるような
オープンエントリーのものというのもやっていく必要があるんじゃないかなと思うわけですけれども、この十二月に予定されているのは、
小中学校が会場で、その
小中学校の子が対象ということなのか、
教育委員会としてはあくまでも区立の
小中学校というところが管轄であって、私立のほうは
スポーツ推進部に任せるよという話なのかをちょっと確認させてください。
◎板澤 副参事 この十二月につきましても、基本的には
区立小学校、中学校を会場として考えてございます。私どもといたしましては、まずは
区立小学校、中学校の
子どもたちにこのいい経験をさせていきたいというところはございますが、例えば、八月十四
日に行われました
アメリカ合衆国の水泳の
代表選手の
クリニックにつきましては広く、私立問わずお声かけさせていただいた部分もありますので、今後、
スポーツ推進部との話の中で、そういったことは区別をつけながら集めていく必要があるかなというふうに考えてございます。
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○
安部ひろゆき 委員長 (4)
アメリカ合衆国の
ホストタウンを契機とした
ポートランドとの
教育交流について、理事者の説明を願います。
◎板澤 副参事 それでは、
アメリカ合衆国の
ホストタウンを契機といたしました
ポートランドとの
教育交流について報告をいたします。
資料をごらんいただければと思っております。世田谷区は、東京二〇二〇
オリンピック・
パラリンピック競技大会の開催に向けまして、
アメリカ合衆国の
ホストタウンとなったことから、
USOCや
アメリカ合衆国との交流に関する
取り組みをさまざま進めてございます。こうした
ホストタウンとしての関係を生かしまして、二〇二〇年以降も継続する
子どもたちへのレガシーとして残しまして、国際感覚豊かで創造性のある人材を育成するために、
アメリカ合衆国の
ポートランド市との中学生の
交流事業を検討していることから、報告をさせていただくものでございます。
2の
交流先候補といたしまして、
ポートランド市としておりますが、理由といたしましては、この下の四点にございますように、
アメリカ合衆国の中でも緑が豊かであり、住みやすい町として若者が集う、環境と開発の共生の都市であることや、日本語を継続的に学ぶ教室や日本庭園を有するなど、日本文化への関心の高さ、また、世界規模で事業を展開する企業等の存在、また、治安の安定を含めて考えてまいったところでございます。
派遣対象といたしましては、3にございますように、中学校第二学年の生徒二十名程度を想定してございます。
交流内容といたしましては、ホームステイをまず基本といたしながら、
ポートランドの
立地条件を生かした新たな
まちづくりや
環境対策等についてのディスカッションであったり、また、現地の企業での職業体験など、
キャリア教育の視点等から実施することを考えてございます。
派遣者の選定につきましては、5にございますように、フィンランドや台湾など、これまでのさまざまな交流とは異なりまして、中学生の科学に関する研究発表として実施しております
ガリレオコンテストの手法を参考といたしまして、熱意や好奇心、また、豊かな発想や
想像力等で評価いたしまして、優秀者を派遣者として決定することを考えてございます。なお、決定後は派遣者に対しての
事前研修等も想定してございます。
今後につきましては、6にございますように、
ポートランドの詳細な情報収集及び事業実施の
可能性等の検証を目的といたしまして、年内を目途に
実地調査を行う予定でございます。今後の
スケジュールといたしましては、これから関係者との内容、方法等の調整を行いまして、
実地調査を行う予定で考えております。また、
実地調査の状況につきましては、二月の
常任委員会で御報告をさせていただきたいと考えてございます。
報告は以上でございます。
○
安部ひろゆき 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。
◆た
かじょう訓子 委員 この選定方法ですけれども、聞くところによると、作文などで行きたい人を選んでいくということだと伺っていますけれども、どんな方法でやる可能性があるのか、もうちょっと詳しく教えていただけますか。
◎板澤 副参事 この選定につきましては、例えば
ガリレオコンテストを例に挙げますと、科学、あるいは今回の
ポートランドで言いますと、環境、あるいは
まちづくり、こういったものをテーマにした
研究テーマを与えまして、それに対して、中学生の
子どもたちが自分なりの意見、あるいは研究成果をまとめてくる、こういった報告書を一つの選定の材料といたしまして、評価をしていきたいというふうに考えてございます。
◆た
かじょう訓子 委員 こういった
教育交流などを進めていくことについては大賛成です。こうやっていろんな
子どもたちが、それでも二十人だけですから、すごく少ないと思います。世田谷の
小中学校にいる期間で多くの子どもがこういった経験ができるようなことがやっぱりいいと思うんです。気になるのが、こういった論文というのか、研究成果などの発表で選ぶということになりますと、やっぱり対象が限られてくると思うんです。
今、貧困、格差がありますけれども、経済的な差が学力の差になっているということも言われています。そういった中、こういったことで選定していくということになると、やっぱりちょっと不公平感があるのではないかと思います。やっぱり私たちが目指すのは――この方はどのこういった交流にも参加できるけれども、一方、全然そういうのに参加できないというような子どもが出てくる可能性もあるんです。そこに対して、どんな配慮をしていくのかというのはちょっと伺えますか。
◎板澤 副参事 今、委員がおっしゃいましたように、多くの
子どもたちにチャンスを与えていきたいというのは本当に大事なことだというふうに考えてございます。そういった意味から、今、中学校につきましては、オーストラリア、またはカナダ、これを隔年で実施をしている中で、
子どもたちの面接、意欲を通して選抜しております。また、あわせまして、行く交流だけではなくて、受け入れるという国際交流もありますので、行けなくても受け入れるのはできるという家庭も含めると、そういった意味で広く国際交流の機会はふえていけるかなと考えてございます。
また、今回の
ポートランドにつきましては、
キャリア教育という視点から、ぜひ
子どもたちが現地の中学生と深く議論しながら、夢に向かって積極的に取り組むような人材を育成するという、またこれまでと違った新たな
取り組みを考えてございますので、そういった中で、意欲のある子が申し込んできて、その子たちを吸い上げるという点では、また新たな視点での選抜になりますので、そういったことも含めて、選抜方法については工夫をしていきたいというふうに考えてございます。
◆た
かじょう訓子 委員 受け入れるのも交流の中の一つだということになると思います。それも含めてですけれども、
小中学校に在籍している間に、そういった交流に誰もがかかわれたというような機会をぜひ考えていただきたいし、一部の子どもだけがそういったことになっているということは、やっぱり不公平感をちょっと感じますので、どこかでそういった交流ができるということをぜひ考えていただきたいなと思っています。これは要望です。
◆
風間ゆたか 委員 今のたかじょう委員の話だと、世田谷の区立の中学校二年生が対象で、二年生だけで三千人ぐらいいるのかな、その中で二十名しか行けないわけだから、公平にということは、どっちにしろ何らかの基準を設けなければいけないのは当然であって、誰でもエントリーできるという意味では、公平な機会提供ということなわけです。ですから、それはこういったことに関心のある生徒の中から何らかの基準を設けて、より意欲の高い生徒、そして、行って帰ってきた後に周囲に対しての波及効果、影響を与えられるような子というのは大前提の基準になってくると思うんです。従来の選定の仕方だったりすると、小学校の場合は学校の先生が関与してくるということになるのかな。中学校だと
オープンエントリーだから、それでも成績優秀者だったりになってしまっていたのは耳にしているところです。
ここには書いていないですけれども、
キャリア教育の観点から選定していくみたいな方向が以前はあったと思うんですけれども、もし、
キャリア教育という方向でいくんだとすると、これは学力だとか意欲にかかわらず、どの生徒にとっても必要な教育であるということから、教育指導要領が変わって、グローバル化に対応できる子どもの育成ということが求められている状況下で、世界とかかわっていくことの大切さ、必要性みたいなものをきちんと伝えた上で、どんな人でもエントリーできるんだよと、エントリーしたほうが自分の将来のためになるよという伝え方をしていくことが必要だと思うんです。
その上で、ちょっと
キャリア教育の観点からは欠けているなと思うのが、たかじょう委員が言っていたように、従来のような論文提出となると、それは文章力のたけている子ということになりがちだと。観点としては、もう少し斬新なアイデアがなされているであるとか、単なる調べ教育になれている子ではなくて、発想力だとか、行動力だとか、そういうさまざまな要素を見て、成績はちょっとよくないかもしれないけれども、行動力のある子、もしくはコミュニケーション能力のある子、非認知能力が高くて可能性を秘めているような子もぜひ行けるような制度設計というものをしたらいいと思うんですけれども、そのあたりは考えていないんでしょうか。
◎板澤 副参事 ありがとうございます。この
ポートランドの件につきましては、ぜひ企業体験等も含めた
キャリア教育を考えているところでございますが、今、委員おっしゃいますように、この選抜に当たりましては、やはり発想の豊かさですとか、独創性、行動力、こういったものを一つの評価としながら、このたけた
子どもたちをぜひ派遣していきたいというふうに考えております。これまでは学校の代表であったりすることから、いわゆる成績のいい子とか、そういうことですが、これからはそういった視点ではなくて、事前に
子どもたちの豊かな発想力を生かした募集の中から、例えば、企業の方、有識者、こういった方を交えた審査委員会の中で評定していくようなことも考えております。
◆た
かじょう訓子 委員 今の追加で、エントリーするということですけれども、参加費、自己負担について教えていただけますでしょうか。
◎板澤 副参事 これにつきましては、今後、具体的に現地との調整ですとか、内容等を詰めていく状況でありますので、まだ具体的に個人がどれほど負担するかということは検討しておりませんけれども、基本的には、現在、小学校の
子どもたちが行っているような形で、実際に着るもの、あるいはかばんですとか、そういったものの負担程度で抑えられるのではないかとは考えておりますが、今後、調整の中で具体的にしていきたいと考えております。
◆た
かじょう訓子 委員 つまり、旅費や宿泊費、向こうでの食費とか交通費なども区が持つといった内容になりますか。
◎板澤 副参事 基本的には、それを
子どもたちからの負担というふうには考えておりませんが、公費にするのか、また、先日の第三回定例会の中の答弁でもございましたが、さまざまな寄附というような形、こういったものもできないかという可能性も含めまして検討したいと思いますが、できるだけ家庭の御負担がないような形で考えていきたいというところはございます。
◆た
かじょう訓子 委員 そういうことでしたら、そういった家庭の負担がほぼないと。それじゃなくても多分、着ていく洋服であるとか、さまざまな準備をして行かなければなりませんから、それだけでも負担はあるわけですから、基本、向こうへの交通費や宿泊費の全て負担がないというような形でやっていただけることが公平なことにつながるんじゃないかなと思いますので、ぜひこれはお願いしたいと思っています。
◆青空こうじ 委員 今回、初めて
ポートランドという市へ行くんでしょうけれども、まだ
教育委員会の方も誰も行っていない、下準備もしていなくて、そこに連れていく
子どもたちの誰を選ぶかというのは、僕はまだまだ難しいと思うんです。また、その
子どもたちを誰が選ぶのか、これは難しいと思うんですけれども、そういう点はいかがなんでしょうか。
◎板澤 副参事 まずは、このお話をさせていただいた経緯といたしましては、東京二〇二〇
オリンピック・
パラリンピック競技大会の庁内推進本部の中で御提案をさせていただいた中で進めてきたお話でございますので、今後、具体的に調整するために、年内を目途に、まずは私どもで
実地調査をさせていただきたいと考えております。そして、来年度につきましては、子どもを派遣する前段階といたしまして、学校長を中心とした具体的なチームを派遣し、
子どもたちといたしましては二〇二〇年を目途に考えていきたいと思っております。
◆青空こうじ 委員 今まで姉妹都市交流で行っている学校だったら大体幾らぐらいかかるというのはわかるんだけれども、この
ポートランドに関しては、今回の議会でも全く前が見えていない。そんな中で、ここにも
教育委員会の関係者が行くようなことになっているけれども、
教育委員会が行ってどういうふうなところに行くのか。ただ治安がいい、この町はアメリカの中で一番いいと言ったって、それだけで決められないと思うんです。行くに関して、本当に
教育委員会の方がしっかり向こうのいろんな事情を見た後に、
子どもたちを選ばなきゃいけないと思うんですけれども、その点はいかがなんでしょうか。
◎板澤 副参事 今、委員がおっしゃいますように、まずは私どもでしっかり現地を視察して、いわゆるどんな交流ができるのか、私たちが考えている
キャリア教育等の視点からの交流が可能なのかということも含めて、そこはしっかり見てきたいと思っております。それを踏まえた上で、来年度以降、
子どもたちの募集については、具体的に校長会とも連携して進めていく必要があるかなと考えてございます。
◆青空こうじ 委員 この間、いい話を聞いて、フィンランドに先生方が行って、向こうで先生方も民泊をしたというので今交流ができて、ふだんから、今でもやっているといういい話を聞いた後に、この
ポートランドはどうなのかなというのは、僕は本当に心配なんです。いい結果が出ればいいけれども、
教育委員会が行っていい結果が出なかったら、では、やめるのかということもあると思うんです。そういう点はいかがでしょうか。
◎板澤 副参事 委員がおっしゃいますように、今現時点で交流先の候補として御報告をさせていただいております。交渉といたしましては、ぜひこういった形で、私どもは現地でのお話を進めながら、実現に向けて考えてまいりたいなと思っているところでございますが、あくまでも候補でございますので、相手が存在するというところでございますので、状況によっては、改めて再考する必要も出てくる可能性もあるかなと考えております。
◆上川あや 委員 本会議でも、このお話は幾つかの会派と一般質問でも出ていたのを聞きながら、レガシーということをお題目に庁内で公募をかけて、皆さんが手を挙げ始めている。中には、いい結果を残せるものももちろんあるんでしょうけれども、公募をかけて予算がつきそうだとなると、何かほいほい手が挙がるということについては、通常だったら挙げないような手を挙げるんじゃないかみたいなことを、二子玉川のホールの使用の話とかを思い出しても思うんです。
何か、やっぱり唐突感がとても拭えなくて、本会議でのやりとりを聞きながら、例えば、
ポートランドという相手方の交流都市が非常に多い。改めて世田谷区が手を挙げて――相互の交流もありますというお話が先ほどありました。今回の話でも、二十人とかという規模も想定してこちらからは出したい。向こうからも来るという手応えがあって現地に人を出すとおっしゃっているんですか。自分たちの気持ちはそうだけれども、相手方の気持ちは行ってみなければわからないと。行ってみたら、向こうとしてはたくさんの都市があるから世田谷までは出せませんよ、来るなら受け入れますけれどもねというような結果になることのために調査のお金が出るなんていう可能性はないんでしょうか。
◎板澤 副参事
ポートランド市との具体的な打ち合わせはこれからというところもありますので、まだ見えていない部分はありますが、基本的には、私どもといたしましては相互というところを大事にしたお話として持っていきたいというふうに考えてございますので、まず、それを基本にして打ち合わせをしてくるということを考えてございます。
◆上川あや 委員 こちらの気持ちとしてはわかったんです。行くにしても、向こうの心づもりみたいなことはつかんで人を出すんですかということなんです。こちらの気持ちとしてはそうだけれども、向こうから出す心づもりとか、手応え、感触があって出すのかということを聞きたいんです。それは確認していないんだけれども、人は出すんだ、うちは二十人生徒を派遣したいんだと言っている話なのか、たくさん交流都市がある中でも、向こうの手応えもあるから人を出すんだと言っているのか。先ほどの御説明だと、私たちとしては相互交流にしたいと、唐突なお話として、片思いの話ばかり聞かされている感じがとてもするんです。その辺はどうなんですか。手応えはあるんですか。
◎板澤 副参事 これにつきましては、やはり
子どもたちを派遣する上では、仲介役となる方の存在も大変重要なポイントになってございまして、このたび、元
ポートランドの総領事でいらっしゃる方に仲介としてなっていただける可能性もございます。そういった話をさせていただきながら、
ポートランド市であれば可能性があるだろうというところもいただいておる中で、具体的にまた、その元総領事の方とやりとりをしながら打ち合わせを進めていきたいと考えてございます。
◆上川あや 委員 有力な人脈はあるということなのかもしれないんですけれども、それは仲介者であって、あくまでも相手方の手応えの話のお答えじゃないように受け取れるんです。結局、手応えとしてはない、仲介役がいるから、向こうのやりとりの中で引き出せるかもしれないから人は出したい、結果についてはあけてみなきゃわからないねという話なんですか。
◎板澤 副参事 現時点では、まだ相手方の意向は直接伺っていない部分がありますので、今後、早急に元
ポートランドの総領事の方を通しまして、意向も含めて確認しながら進めていきたいと考えてございます。
◆上川あや 委員 最後にしますけれども、手応えがあって人を出すならわかるんです。確認をしつこくしてしまいましたけれども、やっぱり手応えもないのに、とりあえず調査で人は出すんですね。これは感想です。
◆青空こうじ 委員 アメリカ大使館は東京にあるんだし、僕なんかは、初めて風間委員たちとフィンランドに行ったときに、麻布のフィランド大使館に行って、ムーミンの話とか、いろんな話をした。とりあえず、東京に、身近なところにアメリカ大使館があるんだったら、そういうところに行って、何かもうちょっと下準備したほうがいいと思うんですけれども、そういう点はいかがでしょうか。
◎板澤 副参事 大使館との交流もいろいろさせていただく中で進めておりますが、このたびは
教育委員会といたしまして、
ホストタウンとしてのレガシーとして、まず
教育委員会として考えたものとして御提案をさせていただいているというところもありますので、あわせて、今後、アメリカ大使館との連携、情報共有は進めていきたいと考えてございます。
◆
風間ゆたか 委員 私たちの会派としても、
子どもたちが派遣される機会、場所をふやしていくべきだということで活動してきましたし、議連としてもその相手先を探すということで一生懸命やってきた経緯があり、フィンランドなんかにしてみれば、私が言い出しっぺでやり始めてから、結局、
子どもたちが行くというところにまで六年、七年かかるわけです。それが正しいと思っていないです。何でこんな時間がかかったかといったときに、やっぱり行政側が二の足を踏んでいたという事実があるわけであって、むしろ、議会側からそういう動きがあったことでフィランドなんかは実現したという経緯があるわけです。
今回、二〇二〇大会を契機に、レガシーという言葉は好きじゃありませんけれども、その機会に行政が乗り気になってきたということに対して、議会側からこれだけ批判的な話が出てくるということは、私は非常に残念なことだと思っています。それを慎重にやればやるほど、その学年の
子どもたちが行く機会がなくなってしまうということを考えたときに、やっぱりそれを実現させるためにどういうふうにやっていくのかということを、もう少し前向きな議論をしていくべきだと思っています。
アメリカは広い中で、何で
ポートランドなのかという話も今回の定例会で結構ありましたけれども、今までの姉妹都市交流をやった自治体とのきっかけは何かといったら、やっぱり人のつながりなわけです。そう考えたときに、元総領事の方がいる、仲介役がいるというのは、フィンランドもそういう仲介役の方がいたから二都市に行くことができたということを考えれば、この機会、その方との縁というのを生かさない手はないと、私なんかは思います。
だけれども、今の
教育委員会の答弁を聞いていると、全てこれからですという話なのにもかかわらず、後づけみたいな話ばかりになってしまうから、どうしても皆さんからさまざまな追及があるんじゃないかなと思うわけです。聞きたいことは、そういったきっかけを全部使って、
子どもたちをより早く送り込みたいんだ、新たなこういう派遣先をつくっていくんだという意欲が今あるんだということだと、私は捉えているけれども、
教育委員会としてはそういうことじゃないのかということをもう一度確認させてください。
◎堀 教育長 今回、
ポートランド、アメリカの
ホストタウンのレガシーとしての
教育交流についていろいろ御意見をいただいております。実は毎回、三定の代表、一般でもお話しさせていただきましたが、二十八年度にアメリカを
ホストタウンとして選んだというときに、担当副区長も答弁しておりましたが、レガシーとして残るのは
教育交流なんだということを、二十八年度以降、私どもはずっと言われ続けてきました。
銃社会という一面もあるアメリカに本当に子どもをお送り出せるのかどうかということで、二十八、二十九、本当に考えてまいりました。そういう中で、今のホームステイも、実は前の総領事の方からの提案で、もし
教育交流をするんであれば相互交流ですよと言われて、私どもも驚きました。正直、今やっているオーストリア、ウィーン、ドゥブリングはそうではないですし、バンバリーのほうも非常に厳しいという御意見もいただいていますし、カナダ、ウィニペグのほうも実は厳しいということを言われております。
そういう中で、ホームステイを前提とした交流がこの
ポートランドで成り立つのかどうかということも、私どもは八月十
日の推進本部で決めていただくまで、ずっと中で議論してまいりましたが、逆に前の総領事の方から、
ポートランドは日本語について非常に関心が高い方々が多いと。自分もそういうことにかかわってきたと。もし世田谷にそういう気持ちがあるんであれば、受け入れてくれることがあるんであれば、相互の交流がマストですと言われました。それはとてもありがたいことで、私どもはそういう意味も踏まえて、今あるいろんな情報を考えながら、今回はレガシーとして残していけるようなものを取り組んでいきたいなと思っております。これを、来年度の予算要求として流していけば、また通常と同じ選び方になるなということもありましたし、皆さんからも御意見をいただきました。そういうことで、
ガリレオコンテストの手法を今回取り入れていこうということで話をしています。
ガリレオコンテストは、
子どもたちが夏休みの間に理科、あと、ロボット等の勉強をしてきて自分なりの提案をしてくれます。とてもおもしろいアイデアがありまして、実は昨年度だったかと思うんですが、特別支援の子の提言も一つ入賞しました。その子が特別支援の学級にいるということはわかりませんでしたが、内容がとてもよくて感動して、結果、そういう子だということは後からわかりましたが、そういうことを踏まえると、今回は
キャリア教育なんです。アメリカという中で、自分たちがどういう仕事につけるのか、どういう生き方ができるのか、そういう経験をさせてあげたいなという思いがあり、そうしますと、やっぱり一年での選択はできない、二年かけて選択していこう、同時に英語もしっかり勉強させていただこうと思っておりますので、そういう手法も考えております。
フィンランドもおっしゃるように、本当に来年度から小中学生が行くことができますが、やっぱりこれはアジア議連の方々が行っていただいて、そういうサポートがあったから、
子どもたちが行くチャンスができたと考えております。少しずつですが、ふえてきましたが、もっとふやしていきたいという思いがありますと同時に、これは税金を使うということが前提です。ですので、今、ちょっと中で検討しているのは、議会の本会議のほうでも御答弁を差し上げましたけれども、ふるさと納税等、そういう寄附も踏まえてできないか、今検討しております。ですので、今回の
教育交流は、私どもにとっても初めての経験ですので、これからの
子どもたちに提供できるやり方等々をちょっと検証しながら、でも、いろんな御意見を聞きながら進めていこうと思っております。
◆そのべせいや 委員 しつこくなってしまって恐縮ですけれども、確認をさせていただきます。そもそも、
教育交流をしようということについては、レガシーを
オリンピック・
パラリンピックのタイミングで世田谷にアメリカとのつながりという意味で残していきたいということで、
アメリカ合衆国という国との交流を持つということまでは理解できました。その上で、まず、アメリカは広い中でどこの都市にするのかということを考えたのか、あるいは、まずは人とのつながりを探して実現可能性のある都市を探そうとしたのか、どういった選定基準がまずあったのでしょうか。
◎堀 教育長 この件についても、何度かお話しさせていただいております。二十八年度にアメリカの
ホストタウンとなったときに、担当副区長から、ぜひ
教育交流、あるいは教職員の交流を考えてくれと、ずっと言われてきました。その話を聞くたびに、ニュース等で見るとアメリカは広いんですけれども、銃社会という面で、
子どもたちがいろんな被害に遭っていますし、つい最近は、高校生みずからが銃社会、銃をやめようという運動を起こしているということがあるくらい、日常的なんだろうなと思いました。
そういうところに子どもを送り出せるかというのは、私は正直、二十八年度中は、宮崎副区長が会議のときに必ず隣なんですが、教育はどうしたと言われるんですけれども、いやいや、そういうところに行くと言った途端に、それは保護者としてはちょっと不安であろうということを踏まえ、いろいろ考えてまいりましたが、やはり
ポートランドは治安がいいということと、宮崎副区長が
USOCとのつながりをずっとお話をしておりまして、ナイキの話とかもいただきました。
ポートランドを一つに考えているというときも、
USOCの方々は、それはうれしいことだ、自分たちも行ってみたいという話をしているということも聞きました。ということと、アメリカ大使館のほうから、世田谷は早く決めてくれ、
教育交流をやらないのかということもありました。
そういういろんなことを考えると、やっぱり一番いいのは、十何日間、
子どもたちをそこで生活させるわけですから、そういう危険がない、治安がいいところが一番だということもあり、区長が
ポートランドということはわかっておりますが、入り口は全然違います。出口が今同じところで、皆さんからいろいろ意見をいただいておりますが、今お話ししたように、
ポートランドを選んだのは治安かなと思っています。
それと、前の総領事の方が、非常に日本語について熱心に取り組んでいらっしゃいますので、日本文化についても理解しているということは、今回、タッチ・ザ・ワールドを開設させていただきましたが、日本の文化、世田谷の伝統、世田谷の文化を理解して、それを世界に発信するのが必要だと思っています。ですので、
ポートランドに行ったときに、日本について聞かれたときに、英語、あるいは日本語も使うかもしれませんが、そういうことを言える機会は子どもにとってはとてもいい経験になるだろうということも踏まえまして、今お話しした内容で
ポートランドを選ばせていただきました。
◆そのべせいや 委員 後段で聞こうと思っていたのですが、教育長がおっしゃっていただいたので助かりました。一般的に考えると、
USOCですとか、アメリカ大使館を通して都市の選定ということが進められることが、世田谷区が行政機関であるということを考えたりですとか、あるいは
USOCと締結を結んでいる立場であると考えると、そういった機関を間に挟んでいろんな話が進んでいくということが普通だと思われる中で、今のような御説明があると、そうした経緯があって進んできたんだなということで、非常に腑に落ちるといいますか、わかりやすい、そもそもの
ポートランドに選定をされた理由として伺うことができました。
また、治安ということですけれども、これはどなたかが御存じだったら教えていただきたいんですけれども、カナダですとか、オーストラリア、既に交流をしている国は銃というのは禁止なんでしょうか。御存じでしょうか。
この質問はやめておきます。自分で調べておきます。
もう一点だけ、派遣者の選出方法については、私自身が区立の小学生時代だったときに、一個上の学年の方が派遣されていたのを非常に強く覚えていて、自分のときもあるのかと思ったら、次に呼ばれたときは下の学年の機会だったという経験をしておりますので、こうして意欲のある方が派遣をされるということは非常に好ましいことだと考えています。その上で、本来であれば、インフルエンサーといいますか、税金を使ってやることですので、国際感覚、英語、海外に関しての考え方みたいなことを周りにいい影響を与える、あるいは将来的に、基本的には世田谷区、あるいは東京都、日本というところに対してポジティブな影響を与える可能性のありそうな方々が選出をされたほうが、使い道としては好ましいのではないかという立場に、私自身は立つところではあるんです。こういった選出方法はほかの
教育交流に関しては適用はせず、あくまでもこの件に関しての適用のみになるという認識でよろしいでしょうか。
◎板澤 副参事 まず、この
ポートランドにつきましては、あくまでも
教育交流という、これまでとは違った志向での研修を考えておりますので、そういった中では、この選抜方法、そして、その後の普及方法もあるかと思いますが、これまでやっておりますオーストラリア、オーストリア、カナダ、こういった交流につきましても、帰ってきた
子どもたちは
子どもたちなりに報告ですとか、学校全体への周知ですとか、学校ごとになりますけれども、さまざま報告を行っておりますので、ある意味では周知をやっているところでございますが、本件についてはまた新たなチャレンジという形で、私どもも考えてまいりたいと思っております。
◎堀 教育長 今回のやり方は、一つ一つの学校を通さないで公募方式でやろうと考えています。それは今、カナダ、オーストラリア等々でやっておりますが、長い
取り組みをしていますので、各学校から隔年で一名、一名みたいな順番で決まっているんです。本当は、今、委員からお話があったように、このやり方を全部の交流先にやってみたいなという話もつい朝方やってみたんですけれども、やっぱり、長い四十何年とかいうこともあって、そう簡単には崩せないということと、今回は
キャリア教育を前面に出そうということで、公立中学校の魅力を出していこうということも、実は背景にあります。今回の五月の学校基本調査の結果でもお話ししましたように、公立中学校に進む子たちが、教育の無償化とかそういうことがあって数%減りました。ですので、私どもとしては、公立中学校の魅力としてこれを打ち出していきたいということで、
キャリア教育を前面に出し、英語を勉強してもらうということで、各学校の選出に任せず、いわゆるガリレオコンテンストで、選出メンバーには産業界とか、学識とかに入っていただきながら、上位二十名を選べるような手法があり、なおかつ、その子たちは、もちろん英語を学校の授業では勉強しておりますが、さらに英会話等々を踏まえて上達するような仕組みも考えていきたいなと思っています。
今回のやり方は、私たちにとっては、今までにはないやり方ですので、ちょっと手探り状態ですが、もし、こういうのがうまくいけば、本当はフィンランドにも来年度から予算がつけば行かせていただきたいと思っておりますので、そういう手法を取り入れてはいってみたいなと思っています。とりあえず、アメリカの
ポートランドで公募という形でやらせていただければと思っております。
◆そのべせいや 委員 最後に意見になりますけれども、想像以上に前向きにお答えいただいたので、大変ありがたいなと思います。前例を崩すのが非常に困難であるということは理解をしながらも、その前例があったがゆえに行けなかった子ども、あるいは、今後もまた行くことができないことが既に予期されている子どもというのは存在をしております。ぜひ、この選出方法をまずは皮切りといいますか、初めにして、新規のものから実施をしていくことにはなると思いますが、ぜひ、ほかの交流の際にも選定方法が果たして何がベターな形になるのかということは、前例ということだけではなくて、考えて、そのときにいいと思ったものを採用いただければと思います。意見です。
◆和田ひでとし 委員 確認させてください。最後に、年内を目途に
実地調査とありますけれども、具体的にもし日程等が決まっていましたら、教えてください。
◎板澤 副参事 まだ、具体的に仲介に入っていらっしゃる方との調整を含めてでございますが、十二月の中旬あたりで、今、調整ができないかということを考えてございます。
◆和田ひでとし 委員 もう九月も末になってきましたから、かなり慌ただしい準備作業になるのかなと思うんですけれども、例えば先生はもちろん行くんでしょうけれども、どういった方々が行って、また、それに係る予算というのも、ある程度もう把握していらっしゃると思うんですけれども、その辺ももしわかったら教えてください。
◎板澤 副参事 基本的には、
教育委員会事務局の私ども、そして次長の二人が仲介役とともにお伺いするという予定で現在は考えてございます。予算につきましては、また後ほど確認させていただきたいと思っています。
◆和田ひでとし 委員 いろんなお話をきょう聞かせていただいて、
教育委員会のすごく前向きな熱い気持ちもわかったんですけれども、あくまでも
ポートランドを選定の中の一つに選んだということと、今後、これを調査した上で決定をしていくんでしょうけれども、最大の目的はやはり
子どもたちのためにということだと思うので、言うまでもないことですけれども、その辺を決して忘れないで、しっかりとした準備を進めていってほしいなと思います。念を押しておきます。以上です。
◆
高久則男 委員 今回の
ポートランドとの
教育交流については、代表質問であるとか、また一般質問なんかでも、いろいろ質疑応答がありましたし、私も
子どもたちの交流を通して、世田谷の区立中学生が新しいアメリカの地でいろいろ勉強して、また交流して、日本に戻ってきて、その子が日本の将来を背負っていくという意味では非常に大事なことでもあり、また、行く旅費についても、いろんな手法によって公費で行けるというようなことがあれば、本当にチャンスとしては非常にいいのかなと思うんです。
ちょっと一点お聞きしたいのは、いろいろ代表とか、一般でも質疑されていましたし、この間、九月三
日、
文教常任委員会があって、そのとき、この
ポートランドの議題というのは、当然、私は出るのかなと思っていたのですが、九月三
日の
文教常任委員会には議案として出されていなかったんですが、あえて九月三
日に出さなくて、きょう、
文教常任委員会としては初めて落とされたと思うんですが、三
日に出さなくて、きょう出した真意というのはどこにありますか。
◎板澤 副参事 まず、八月末の説明の中で概要の案を御説明させていただいたところがございますが、その後、内容を詰めるということをさせていただいた中で、きょうに至ったというところでございますので、九月三
日ではまだちょっと内容が詰め切れていなかったところがございます。
◆
高久則男 委員 内容をなかなか詰められなかったけれども、いろいろ議会の意見を踏まえて、きょう提出したということなんでしょうか。
◎板澤 副参事 そのとおりでございます。
◆
高久則男 委員 当初、我々が八月の時点で聞いていたのは、
ポートランド市とのいわゆる
キャリア教育についてという見出しが、私の記憶ではあって、いわゆる
キャリア教育を中心に
ポートランド市とやっていく。それは当然、アメリカの
ホストタウンとしてのレガシーをどうやって残していくという言葉も入っていたと思うんですが、
キャリア教育をしっかりやっていくんですよということで、それは大事だねということで、
ポートランドにあるナイキさんとか、有名な企業もたくさんあって、そういった企業との連携によって
キャリア教育を進めていくには非常に大事な価値ある今回のテーマですよという話もあったんですけれども、きょうは、
ポートランドとの
教育交流という見出しで、あえて
キャリア教育というのを抜いた経緯というのを、ちょっと教えていただけますか。
◎淺野
教育次長 今回、抜いたといいますか、こちらの資料の4をごらんいただければと思うんですが、
キャリア教育の視点等で実施するということで、先ほど、教育長からも御答弁申し上げましたけれども、
キャリア教育を基本には据えております。ただ、今後、もっと広い視点で
キャリア教育という、何を
キャリア教育と言うかはなかなか難しいとは思うんですが、そういった発展の可能性もあるということで、表題としましては
ポートランドの
教育交流についてということですけれども、
キャリア教育の視点でということは、この4のところに書いてございますように、そこで何か大きく変わったということではございません。
◆
石川ナオミ 委員 これは私からも要望でございますが、個人的に申し上げると、私の娘がちょうど中学生でもありまして、こういう国際感覚を育てていくですとか、創造性を高めていくという
キャリア教育は本当に大切だと思っておりまして、この
取り組みとしては非常に期待をしているところでもあるんです。やはり、外国に行くことによって、改めて、日本の文化のよさとかが見えてくるものもあるかと思いますので、そういったところでも、本当に中学生のいろんな感性を高めていかなければいけない時期に、こういった
キャリア教育という視点で授業を展開していくということには、私も期待をしているところであります。
ただ、これまで、いろいろと、るる検討していくには課題点が出てきておりましたので、これは私も皆さんと同じ意見ではありますが、あと、これを中学生に募集するときに広くということであったんですが、例えば、今の中学生は忙しいですので、部活動も行き、塾も行きというようなこともあって、こういう募集をしているよとか、こういったことも知らないでそのまま日常が過ぎていく可能性もあると思いますので、その周知の仕方なども工夫していかなければならないのではないかなとも思いますし、やはり、こういった事業をしっかりと固めて、アピールをしていくというところなどにも工夫をしていただけたらなと思っております。本当にいろんな方々にチャンスを与えていただきたいなと思っておりますので、これは改めて要望させていただきます。
◎堀 教育長 今、私どもがなぜこういう
教育交流、
キャリア教育を選んだかということがそこにあるかと思っておりますが、今回、
ホストタウンレガシーとして、このまま、いつものパターンでいくと、従来の手法になるであろうと。もちろんそれが悪いことではないんですが、やはり目的が国際交流という形で、何となく目的があるようなないような多文化を体験するみたいになってしまいがちだと思いました。
皆さんから、公募がいいんじゃないかというような意見とか、いろいろお話をする中で、今、やっぱりこれから社会が大きく変わっていくというときに、人材育成というのは、欧米のほうが日本よりすごく進んでいるということも背景にあります。そういうことも踏まえると、ナイキは
USOCの有力なスポンサーということですが、ナイキだけではなく、あそこの地域にアメリカから、あるいは世界から集まってくるのかもしれませんが、そういう魅力がどこにあるのか、それを
子どもたちにどういう形で体験させるか、これは今の考えだけですので、実現できるかどうか厳しいんですが、そういう会社訪問だけでもいいかもしれないし、会社の人材の研修とかでもいいのかもしれないなというところで、
キャリア教育という形に絞ってまいりました。というので、今回の件は中学校の魅力づくりというふうにも私どもは考えておりますので、周知の方法も、いただいた案も参考にしながら対応して進めていきたいと思います。
◆上川あや 委員 少し大きな話をしたいんですけれども、全体を俯瞰して見たときに、区教委はどういう世界観を持っているのかなというのがよくわからないなとずっと思っていました。これまでの交流都市を見ていっても、カナダ、オーストラリア、オーストリア、そして新たにフィンランド、また新たにアメリカ。アジアの一国で、アジアの人たちが――実質的に一年以上過ごしていたら、国際的には移民だそうですけれども――急増して、私たちの身の回りにアジアの方々がふえていて、コンビニに行っても外国の方がたくさんいて、今、農業も、漁業も、ものづくりも、外国人人材なしでは全く成り立たない、そういった国になってきていて、また新たに介護の人材とか、私たちの将来の身の回りの世話をお願いする方々はアジアから来る。国際交流とか、国際理解とか、多文化共生ということは大賛成だし、そのことについてたたくつもりなんか、私は全然ないし、どんどんやってほしいとすごく思うんです。
だけれども、今、一方では、嫌
韓反中みたいな、韓国を嫌って、中国も嫌って、アジアは下に見てみたいな、すごく嫌な風潮もふえて、それへの対処も求められているこの世の中で、どういう共生の価値観を
子どもたちに持ってもらっていくのか。私たち自身の身を預けるこの地域社会のことなんだけれども、過去二十年、三十年、区が向けてきた欧米豪というところにしか着目が行かなくて、新たに台湾の話はちらっとありますけれども、機運を捉えることも大切でしょう。全体のバランスの中で、レガシーというのも一つのいいきっかけにできたら、とてもすばらしいと思います。これが
子どもたちに学んでほしい国際理解なのかなというと、全体を俯瞰して見ていらっしゃるんですか。バランスがあることをやっていらっしゃると認識していらっしゃいますか。
◎堀 教育長 今、上川委員がお話しなさったことは私どもも考えておりまして、今回、アメリカの
ホストタウンレガシーとしてやりたいと言ったときも、議会のほうからもお話しいただいているようですが、庁内でもどこまで国際交流するのだという話をいただいています。ですので、四万七千人のたかが数十名、数百名なんですけれども、私は、アジアに
子どもたちを行かせてあげたい、アジアからも来てもらいたいと思っています。ですので、今回、アジア議連の方々に御活躍いただきまして、台湾等々との文化交流が一つ芽生えたと思っていますし、ホームステイもできたのかなと考えております。この後、先ほどもお話ししましたように、税金はかかっていきますので、ふるさと納税等を活用するとか、御寄附を訴えるということも踏まえながら、アジアも視野に入れていきたいと思っています。
◆上川あや 委員 視野に入れていることは気がついています。バランスとしての問題とか、どういう国際感覚を身につけてもらいたいかということです。そういうフィロソフィーがあって、やっていらっしゃるのかなと。議会からも求められているし、社会的な要請でもあると思いますけれども、国際化ということは確かに大きな命題で避けられないことで、どう対応していくかはとても重要なんだけれども、やっぱり私は軸足が、とても偏ったところに今までも突っ込んでいったけれども、そこにまた、とっとっととどんどん突っ込んでいくのねという感じがしているんです。バランス感覚はあるんですか。
◎堀 教育長 今回のアメリカ
ホストタウンを決めるのにも、子どもの治安、安全性を最大に配慮して二年弱かけてしまったなと思っております。そういう意味からすると、今、アジアもちょっと厳しい状況にはあるなとは思っておりますが、ただ、この前、台湾の子たちの演奏会を聞きましたし、感想を聞いたときに、本当に私たちは同じアジアだなという思いもしました。ですので、フィンランドも時間がかかってしまいましたが、
ポートランドもかかってしまいそうなんですけれども、来年、再来年に実現したいと思っていますので、今の段階で来年いつからと言えませんが、アジアには、ぜひ
子どもたちが交流するきっかけはつくっていきたいと思っています。
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○
安部ひろゆき 委員長 (5)小学生の保護者のための
都立高校フォーラムの開催結果について、理事者の説明を願います。
◎板澤 副参事 それでは、小学生の保護者のための
都立高校フォーラムの開催結果につきまして報告をいたします。
本件は、六月の
文教常任委員会でも開催の御報告をさせていただいたところでございます。
資料をごらんください。目的といたしましては、小学校三年生以上の児童の保護者を対象といたしまして、都立高校の学校関係者による保護者説明会を実施し、小学校及び中学校卒業後の児童の進路選択についての支援を行うという目的で行ってございます。
日時及び会場は、2に記載のとおりでございます。
内容といたしましては、3にございますように、世田谷
区立中学校長による
区立中学校の紹介、説明とともに、都立高校十校の先生による学校紹介及び説明を行いました。
参加者数でございますが、4にございますように、当日は三百四十三組、五百四十二名の保護者等に御参加をいただきました。昨年度は五百一名の参加者でございましたので、増加となってございます。
5の参加者の感想につきましては、一部を抜粋して記載してございます。内容につきましては、多種の特色ある話が聞けて、子どもにとって多様な選択が考えられることがわかったでありますとか、
区立中学校のさまざまな工夫がわかったなど、参考になったという御意見を寄せていただきました。特に、子どもの将来のことを考えていきたいという、この本フォーラムの目的に合致する意見も多くいただきました。また、実施時期や内容等につきましても、おおむね今年度のやり方でよいとの調査の結果も出てございます。今回につきましては、三年生という学年枠を広げたこと、また、夏季休業
日の続きの土曜
日であったこと等も踏まえまして、応募人数も大きく増加をしてございます。欠席された方もおりましたが、日程や対象につきましては、おおむね評価できたものと捉えてございます。次年度につきましても、今年度と同じような時期となることが予想されますので、同様の対象及び会場で実施をしながら、参加者の声を聞きながら、また改めて改善を図っていきたいと思っております。
以上で報告を終わります。
○
安部ひろゆき 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
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○
安部ひろゆき 委員長 次に、(6)(仮称)
世田谷デジタルミュージアムの構築の進捗状況について、理事者の説明を願います。
◎田村 生涯学習・
地域学校連携課長 それでは、私からは、(仮称)
世田谷デジタルミュージアムの構築の進捗状況について御報告いたします。
本件につきましては、本年五月の
文教常任委員会において一度御報告いたしました。その後の進捗状況等につきまして、御報告するものです。
まず、1の主旨でございます。区は、平成二十八年度に、世田谷区の文化財保存・活用の総合的な方針として、世田谷区文化財保存活用基本方針を策定しました。その方針に掲げた重点
取り組みのうちの一つ、世田谷の歴史、文化に関する情報の効果的な発信に向けて、ICT技術を活用した情報発信の仕組み、(仮称)
世田谷デジタルミュージアムを構築し、広く区民への情報発信に努めるとともに、
子どもたちの学習を支援する仕組みとして活用することを目指しております。
2の(仮称)
世田谷デジタルミュージアムの概要ですが、指定文化財を初め、郷土資料館や民家園などで収蔵している歴史、民俗などのさまざまな資料をデジタルデータに変換して保管し、電子ネットワーク上で閲覧できるミュージアム、博物館で区の歴史や文化財の情報を一元的に管理集約し、情報のアクセシビリティーを高め、指定文化財だけでなく未指定の文化財についても積極的にデジタル化し、情報の発信を行います。案内、表示等については、ユニバーサルデザインの視点から、誰もが快適に利用できるよう、工夫を図っていきます。
恐れ入りますが、一ページをめくり、別紙をごらんください。デジタルミュージアムを図でイメージしたものです。左の箱に、区内の文化資源として、郷土資料館や民家園の収蔵品を初め、建造物や遺跡、社寺仏閣など、区が持っているデータをデジタル化することを基本にし、それらをグーグルマップと連動させたり、画像、映像を提供するのみならず、区民からも提供を受ける双方向のコミュニケーションを図っていく予定でございます。
表紙のほうにお戻りください。3のこれまでの検討状況でございます。要件定義につきましては、平成二十九年七月に事業者選定プロポーザルを公告し、事業者を決定しております。平成二十九年度は、どのような機能を取り込むかということの定義を行っております。また、世田谷区文化財保存活用基本方針検討委員会を二回開催し、このデジタルミュージアムについても話し合っております。これまで二回開催しています。
4の(仮称)デジタルミュージアムの機能についてですが、恐れ入ります、再度、別紙をごらんください。真ん中の箱に機能が書かれています。(1)から(10)までありますが、(1)デジタルミュージアムのところにつきましては、指定文化財を初めとした文化財等の検索ができるものであります。また、(3)せたがや文化散策マップは文化財の位置情報や観光情報がウエブサイト上でわかるようなことを目指しております。また、(5)郷土資料館の展示、イベント案内、また、(6)民家園の展示、イベント施設案内、こういった区の施設で行われる行事、イベント等の案内も行う予定でございます。また、(8)せたがやの記憶でございますが、こちらにつきましてはテーマを設定し、区民からの写真等の投稿により、区民との双方向のコミュニケーションを実現する予定でございます。そのほか、(9)文化財記録映画の紹介ですとか、刊行物の紹介を目指しております。
また、お戻りいただきまして、5のキックオフイベントのところをごらんください。平成三十一年四月の(仮称)
世田谷デジタルミュージアムの公開に先立ちまして、双方向性の機能を活用しながら、デモンストレーションを行い、区民等にも広く広報し、活用を呼びかける予定でございます。
6の今後の
スケジュールですが、平成三十一年の二月の
常任委員会におきまして、公開及びキックオフイベントの開催について御報告する予定でございます。三月にはキックオフイベントの開催、そして、来年の四月には(仮称)
世田谷デジタルミュージアムを公開する予定でございます。
私からの報告は以上です。
○
安部ひろゆき 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。
◆そのべせいや 委員 キックオフイベントの双方向性の機能というのは何ですか。どんなものですか。
◎田村 生涯学習・
地域学校連携課長 こちらのほうは、先ほど御説明差し上げたとおり、例えば何かのテーマを出した場合、神社仏閣にある狛犬とか、かわいいそういったものを提供してくださいというようなテーマを出しまして、それを区民の方から、こちらのデジタルミュージアムのほうに投稿していただく、それを提供して、双方向でやりとりをするということでございます。
◆そのべせいや 委員 それは文化財の一覧を、別紙で区内の文化資源というものを見てみると、基本的にはほとんどが有形のものだというふうに認識をしていますが、無形文化財に対して、どのような扱いになっていますでしょうか。といいますのも、デジタルミュージアムにするのであれば、あくまで展示をするような有形物だけでなくて、例えば音であるとか、動きみたいなものも音源や動画などで公開をすることが非常に容易なものだと思いますが、どのように扱われていますでしょうか。
◎田村 生涯学習・
地域学校連携課長 お話しのとおり、有形、無形の文化財は確かにあります。有形の文化財につきましては写真等で保管するような場合もございますし、無形の文化財、例えば、世田谷のボロ市は都の文化財ではございますが、こういったものにつきましても、その風景の写真をデジタル化して保存するですとか、また動画の一部分を活用して載せるとか、そういったこともこの中で検討しているところでございます。
◆そのべせいや 委員 写真にしてしまうと、冊子をつくるものと余り変わりがないと思いますので、あくまでも冊子がデジタル化されて平面データで残っているというものになると思いますので、ぜひ、例えば、3Dプリンターみたいなものもある時代ですから、立体的なデータですとか、あるいは音声、動画みたいなものも活用いただけないでしょうか。
◎田村 生涯学習・
地域学校連携課長 4の機能のところに、(9)文化財記録映画紹介と書いてございますけれども、こちらのような形で、いわゆる写真だけではなく映像という形で残っているものもありますし、また、新たにお願いしなければいけないようなものもございますので、そこら辺につきましては活用するような形で、今後も含めて検討してまいりたいと存じます。
◆そのべせいや 委員 要望になりますけれども、記録映画というのは、恐らく昔つくったものか、あるいは、これからつくるものかもしれませんけれども、大々的に予算をつけた動画のものでなくとも、最近で言えばスマートフォンなんかで簡単に撮影をして、それをインターネットにアップロードされている方なんかも、小学生でもそんなことをされている方がいらっしゃいますので、これが世田谷の文化財保存に資するというものであれば、簡単なものでもいいので、ぜひ保存はされたほうがいいと要望しておきます。
◆
石川ナオミ 委員 確認ですが、ユニバーサルデザインの視点から誰もが快適にということですけれども、例えば、視覚障害がある方に対して、音声ガイドですとか、そういったフォローはされているものでしょうか。
◎田村 生涯学習・
地域学校連携課長 今、こちらはいろいろな部分で多言語化ですとか、いわゆるインターネット上で委員おっしゃったとおりの要望があると思いますので、そちらも含めて今検討しているところでございます。当然、その部分は、いわゆるユニバーサルデザインの視点を含めた形で、今回、この全体の制度をつくっておりますので、そのような形で検討しております。
◆
風間ゆたか 委員 今、こういったデジタルの技術も過渡期だと思うわけですけれども、そのべ委員からもちょっとお話があったように、今の話を聞いていると、ちょっと一昔前のデジタルミュージアムのような印象を受けてしまうわけです。3Dという話がありましたけれども、ARとかそういったものを使って、もう少し立体的に感じられるような仕掛けというのは考えていないですか。
◎田村 生涯学習・
地域学校連携課長 今お話しのとおり、そういった3D的な部分も含めて、こちらのほうでは今、事業者のほうに委託しておりますので、その部分についても対応してまいりたいと存じます。
◆
風間ゆたか 委員 では、ARを使うということですか。
◎田村 生涯学習・
地域学校連携課長 その部分については、ちょっと今、明確にお答えできませんけれども、先ほど申し上げたとおり、いわゆる今までのデジタルミュージアムはいろいろな自治体でもやっている部分がございますので、そちらの部分を参考にしながら、今回委託している事業者につきましては、そういった実績もある事業者というふうに、こちらのほうでも把握しておりますので、その点も含めて検討してまいりたいと存じます。
◆
風間ゆたか 委員 今までのは一昔前のデジタルミュージアムだと思っています。せっかくこれからやるのであれば、今は過渡期だから、ARを使ったデジタルミュージアムみたいなものをやっていくべきではないかという観点で質問をしたわけですけれども、今の答弁だと、どっちなのかわからない。そういう方向でいけるのか、それとも、それはやっぱり無理なのか。予算も随分変わってくると思うので、区として、今までそういう話は全くなかったので、今ならまだそういった方向に転換することができるのかどうかということを確認したかったんですけれども、未定なら未定でもいいです。どっちですか。
◎田村 生涯学習・
地域学校連携課長 今の部分につきまして再度確認させていただいて、改めてお答えさせていただきたいと存じます。よろしくお願いいたします。
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○
安部ひろゆき 委員長 次に、(7)その他ですが、何かございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
安部ひろゆき 委員長 なければ、以上で
報告事項の聴取を終わります。
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○
安部ひろゆき 委員長 次に、3請願の継続審査についてお諮りいたします。
平三〇・四号「義務教育を本人の意思に反して不当に全喪失しつつある児童の救済・教育の補填に関する陳情」外二件を閉会中の継続審査とすることに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
安部ひろゆき 委員長 御異議なしと認め、そのように決定いたします。
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○
安部ひろゆき 委員長 次に、4閉会中の
特定事件審査(調査)事項についてお諮りいたします。
1. 児童生徒の教育環境について
2. 生涯学習について
とすることに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
安部ひろゆき 委員長 御異議なしと認め、そのように決定いたします。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
○
安部ひろゆき 委員長 次に、5
協議事項に入ります。
(1)次回委員会の開催について協議いたします。
次回委員会は、年間予定である十一月十二
日月曜日午前十時から開催したいと思いますが、よろしいでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
安部ひろゆき 委員長 それでは、十一月十二
日月曜日午前十時から開催することに決定いたします。
以上で
協議事項を終わります。
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○
安部ひろゆき 委員長 そのほか何かございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
安部ひろゆき 委員長 なければ、以上で本日の
文教常任委員会を散会いたします。
午前十一時三十六分散会
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
署名
文教常任委員会
委員長...